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  • 信頼失ったクレビンジャー&プリーサック 同僚がチーム帯同認めず

    2020.8.18 14:15 Tuesday

     インディアンスのマイク・クレビンジャーとザック・プリーサックは、シカゴ遠征中にチームのプロトコルを破って外出し、現在はアクティブ・ロースターを外れた状態となっている。ESPNのジェフ・パッサンによると、両投手はチームメイトからの信頼を失っており、「2人をチームに帯同させるのであればオプトアウト(出場辞退)する」と球団に迫った選手もいたという。

     クレビンジャーとプリーサックは、メジャー屈指の充実度を誇るインディアンス先発陣においてローテーションの一角を担う存在だが、主力選手だからといってチームメイトは両投手の身勝手な行動を許さなかった。インディアンスの選手のなかには両投手の謝罪を受け入れた者もいたようだが、大半の選手は両投手がチームに帯同することを拒否。ベテラン救援左腕のオリバー・ペレスは「2人がロースターに復帰するならオプトアウトする」と発言したという。スター遊撃手のフランシスコ・リンドーアなど、大半の選手はペレスと同様の考えを持っていたと見られており、ベテランのペレスが選手を代表して球団に対して発言したのだろう。

     インディアンスは昨年白血病の治療を受けたカルロス・カラスコが出場辞退することなくチームのためにプレーを続けており、インディアンスの選手たちはチーム内に新型コロナウイルスを蔓延させる可能性のある両投手の軽率な行動を許すことができなかった。プリーサックは弁明動画をインスタグラムに投稿したが、この動画が運転中に撮影されたものであったため、さらなる批判を浴びることになった。

     インディアンスは両投手をアクティブ・ロースターから一定期間外しておくことにより、クレビンジャーのフリーエージェントやプリーサックの年俸調停を1年遅らせることができる。インディアンスは決して裕福な球団ではないため、この点も球団フロント陣の頭のなかにはあるのかもしれない。8月下旬から9月上旬にかけて、大半の試合を先発4人で回すことができるということも、クレビンジャーとプリーサックの復帰を先延ばしにすることを後押しする。

     クレビンジャーとプリーサックは自身の身勝手な行動によりチームメイトからの信頼はもちろんのこと、高額年俸を得るために必要なサービスタイムも失う可能性が出てきた。「自業自得」の側面が強いため、インディアンスの今回の対応を批判する声はほとんど聞こえてこない。

  • 打線好調のWソックスがメジャー史上初の快挙を達成!

    2020.8.18 12:50 Tuesday

     ホワイトソックスは日本時間8月18日に本拠地ギャランティードレイト・フィールドで行われたタイガース戦で、1回表先頭からティム・アンダーソンとヨアン・モンカダが二者連続本塁打。タイガース先発のマシュー・ボイドから早々に2点を奪った。ホワイトソックスは前回ボイドと対戦したときにも初回先頭から二者連続本塁打を記録しており、同一シーズンに同一の投手を相手に初回先頭からの二者連続本塁打を二度マークするのはメジャー史上初の快挙となった。

     ホワイトソックスは日本時間8月13日のタイガース戦の1回表に先発のボイドから1番アンダーソンと2番エロイ・ヒメネスが二者連続本塁打。中4日での対戦となった今日の試合でも初回先頭からアンダーソンとモンカダが二者連続本塁打を放ち、メジャー史上初の快挙が達成された。

     ちなみに、ホワイトソックスが初回先頭から二者連続本塁打を放つのは今日の試合が球団史上6度目。同一シーズンに二度達成したのは球団史上初めてである。

     前日のカージナルス戦でメジャー史上10度目の四者連続本塁打をマークしたホワイトソックスは、今日の試合でも打線が爆発。アンダーソンとルイス・ロバートが各2本塁打を放ったほか、モンカダとダニー・メディックにも本塁打が飛び出し、チーム合計6本塁打の一発攻勢でタイガースに7対2で快勝した。

  • 2018年ドラフト全体1位指名右腕・マイズがメジャー昇格

    2020.8.18 12:00 Tuesday

     タイガースが日本時間8月18日から始まる敵地ギャランティードレイト・フィールドでのホワイトソックス4連戦のなかで、ケーシー・マイズ、タリク・スクーバル、アイザック・パレイデスという3人の有望株をメジャーデビューさせる方針であることが明らかになった。パレイデスは18日の試合に「8番・サード」で先発出場。スクーバルは19日、マイズは20日の試合に先発する予定となっている。

     マイズは2018年のドラフトで全体1位指名を受けて入団したトップ・プロスペクトで、「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングでは球団2位・全体8位にランクイン(球団1位は2020年ドラフト全体1位のスペンサー・トーケルソン)。プロ2年目の昨季はA+級とAA級で合計21試合に先発して109回1/3を投げ、8勝3敗、防御率2.55、106奪三振の好成績をマークした。90マイル台中盤の速球と威力のあるスプリッターやスライダーを安定したコントロールで投げ込むピッチングでエース候補として期待されており、メジャーデビュー戦のピッチングには大きな注目が集まりそうだ。

     一方のスクーバルは2018年ドラフト9巡目(全体255位)指名で入団し、前述のプロスペクト・ランキングでは球団5位・全体50位にランクイン。昨季はA+級とAA級で合計24試合に先発して122回2/3を投げ、6勝8敗ながら防御率2.42、179奪三振という素晴らしい成績を残した。2019年シーズン開幕前のプロスペクト・ランキングでは球団20位に過ぎなかったが、昨季の急成長によって一気に評価を上げた形だ。こちらも将来の先発ローテーションの一角を担う存在として大きな期待を背負っている。

     パレイデスは18日のホワイトソックス戦、4回表二死満塁のチャンスで回ってきた第2打席でレフトへの2点タイムリーを放ち、メジャー初安打初打点を記録。昨季はAA級で127試合に出場して打率.282、13本塁打、66打点、OPS.784をマークしていた。

  • ナショナルズ・ガルシア 2000年代生まれ初の本塁打!

    2020.8.18 11:05 Tuesday

     ナショナルズの有望株ルイス・ガルシアが日本時間8月18日のブレーブス戦に「6番・セカンド」で先発出場し、2回表の第1打席でブレーブス先発のトゥキ・トゥサントからメジャー初本塁打となる1号2ランを放った。現在20歳のガルシアは2000年5月16日生まれ。メジャーリーグにおいて、2000年代生まれの選手が放った初めての本塁打となった。

     ガルシアが生まれた2000年5月16日、ナショナルズはまだモントリオール・エクスポズとしてプレーしていた。ダイヤモンドバックス先発のランディ・ジョンソンが12個の三振を奪って完投したものの、エクスポズはハビアー・バスケスの好投もあって2対0で勝利。それから20年が経過してナショナルズは故障者リスト入りしたスターリン・カストロの穴埋め役としてガルシアをメジャーへ昇格させ、ガルシアにとって今日の試合が3試合目の出場となった。

     デーブ・マルティネス監督は「ルイスが二塁に入ってくれるのを私は本当に気に入っているんだ」と語り、ここまでのガルシアのプレーぶりに満足げな様子を見せている。カストロは10年前(当時カブス所属)に1990年代生まれの選手として初めての本塁打を放っており、カストロの代役としてガルシアがプレーしていることは何か不思議な縁を感じさせる。

     メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンによると、20歳93日でのメジャー初本塁打はナショナルズの球団史上3番目の若さだという(エクスポズ時代も含む)。1位はフアン・ソト、2位はブライス・ハーパー(現フィリーズ)、4位はゲーリー・カーター、5位はクリフ・フロイドとなっており、ガルシアは球団の名選手の系譜に名を連ねたことになる。

     ベテラン選手が多いナショナルズでは、ソト(21歳)、カーター・キーブーム(22歳)、ビクトル・ロブレス(23歳)など若きスター候補たちが続々と台頭している。2000年代生まれ初本塁打を放ったガルシアのさらなる活躍にも期待したい。

  • シーガー兄弟の夢が叶う 4連戦で初めての直接対決が実現

    2020.8.18 10:05 Tuesday

     カイル・シーガー(マリナーズ)はメジャーで10年目のシーズンを過ごしており、コリー・シーガー(ドジャース)も今季がメジャー6年目。32歳のマリナーズの正三塁手と26歳のドジャースの正遊撃手はこれまで一度もフィールド上で顔を合わせたことがなかったが、日本時間8月18日から始まるマリナーズ対ドジャースの4連戦でついに直接対決が実現することになった。

     兄のカイルによると、父のジェフと母のジョディは自宅でテレビ観戦の予定だという。「彼らにとってはタフだと思う。この日が来るのをずっと夢見ていたからね。球場に来て直接観ることができないのは残念だよ」とカイルは両親の心情を思いやる。「でも、彼らは楽しみにしてくれていると思うよ。いつもとは違う状況だけど、素晴らしい瞬間であることに変わりはないからね」とカイル自身もコリーとの直接対決を楽しみにしているようだ。

     マリナーズの調査によると、兄弟が揃ってゴールドグラブ賞またはシルバースラッガー賞を受賞しているのはシーガー兄弟が4組目。ロベルトとサンディのアロマー兄弟、クリートとケンのボイヤー兄弟、ベンジーとヤディアーのモリーナ兄弟に次ぐ快挙だという。また、兄弟が揃ってオールスター・ゲームに出場しているのは15組目、兄弟が揃って通算75本塁打以上を記録しているのは12組目の快挙だ。

     シーガー兄弟の直接対決は2018年に実現する可能性があったものの、弟のコリーが故障により長期離脱。コリーは「それについて謝らないといけないかもしれないね。直接対決がもっと早く実現しなかったのは僕のせいだから」と語る。カイルとの直接対決については「彼が試合に出場して4本のヒットを打ち、僕たちが試合に勝つことを望んでいるよ。彼は僕の兄だから応援しているけど、対戦相手だからね」と複雑な心情を口にした。

     次男のジャスティンもかつてマリナーズ傘下のマイナー球団でプレーしていたが、メジャーリーガーになることはできなかった。3人揃ってメジャーの舞台に立つことはできなかったが、直接対決というシーガー兄弟の夢がついに叶う日がやってきた。

  • 開幕4週目の週間MVPに絶好調のロウとソトが選出

    2020.8.18 09:40 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間8月18日、開幕4週目の週間MVPの受賞者を発表し、アメリカン・リーグはブランドン・ロウ(レイズ)、ナショナル・リーグはフアン・ソト(ナショナルズ)が選出された。26歳のロウと21歳のソトはともに今季がメジャー3年目のシーズンで、いずれもキャリア初の週間MVP受賞となった。

     ロウは7試合に出場して打率.448、長打率1.000を記録するなど打撃好調で、レイズの選手としては2016年のエバン・ロンゴリア(現ジャイアンツ)以来となる4試合連続本塁打をマーク。長打になりやすい初速と角度で放たれた打球を「バレル」と呼ぶが、ロウは「バレル」を今季12本記録しており、これは両リーグ最多タイの数字である。この数字が示すように、今季のロウはボールを強く叩くことができており、ここまで22試合に出場して打率.338、7本塁打、20打点、OPS1.142という好成績を残している。

     一方のソトは打率.462、長打率1.077とロウを上回る好成績をマーク。日本時間8月11日に自己最長となる463フィート(約141メートル)の特大アーチを放ったが、その2日後には466フィート(約142メートル)の一発をかっ飛ばし、自己記録をさらに更新した。新型コロナウイルスの影響で出遅れたものの、1週間で5本塁打、今季出場した11試合で6本塁打を放つなど、その打棒は凄みを増しており、デーブ・マルティネス監督は「彼は受賞に相応しいよ。信じられないような1週間を過ごしたからね。彼は毎日より良い選手になりたいと思っているんだ。彼の存在は我々のチームや我々の打線にとって非常に大きい」とソトの活躍ぶりを絶賛している。

  • インディアンスがタイガース3連戦スイープ 同一カード20連勝!

    2020.8.17 09:00 Monday

     インディアンスはフランシスコ・リンドーアが4号2ランを含む3安打3打点の活躍を見せるなど、打線が13安打8得点と活発に機能し、タイガースに8対5で勝利。敵地コメリカ・パークでの3連戦をスイープし、昨季から続くタイガース戦での連勝を20の大台に乗せた。1969~70年にオリオールズがロイヤルズ戦で記録した23連勝のメジャー記録まであと3に迫っている。

     今季のインディアンスはシェーン・ビーバーを中心とした投手陣が好調で、前日時点でのチーム防御率2.56は両リーグ1位の数字である。今日の試合を含め、3点以上を奪った試合では今季10戦全勝。「3点取れば勝てる」という安心感はチームの大きな強みとなっている。

     試合はインディアンスがアダム・プルッコ、タイガースがマイケル・フルマーの先発で始まり、フランミル・レイエスの4号ソロとリンドーアの4号2ランでインディアンスが3点を先行。3回裏にニコ・グッドラムとミゲル・カブレラのタイムリーで同点に追い付かれたが、5回表にホゼ・ラミレスの5号ソロで勝ち越しに成功した。

     5回裏にカブレラのタイムリーで再び4対4の同点となったが、6回表にサンディ・レオンの1号ソロ、リンドーアのタイムリー二塁打などで3点を勝ち越し。7回表にはレイエスにこの試合2本目となる5号ソロが飛び出し、その後のタイガースの反撃を1点にとどめて8対5で逃げ切った。

     インディアンス4番手のオリバー・ペレスが今季初勝利(0敗)をマーク。タイガース3番手のジョン・シュライバーに今季初黒星(0勝)が記録された。

  • Wソックスがメジャータイの4者連続本塁打! 史上10度目の快挙

    2020.8.17 08:40 Monday

     ホワイトソックスは本拠地ギャランティードレイト・フィールドで行われたカージナルス戦に7対2で勝利。前日のダブルヘッダーに連敗していたが、3連戦の被スイープは回避した。1点リードで迎えた5回裏にメジャータイ記録となる4者連続本塁打が飛び出し、リードを7点に広げて勝利を決定づけた。

     1対0と1点リードで迎えた5回裏、ホワイトソックスはメジャー初登板のロエル・ラミレスから二死二・三塁のチャンスを作り、2番ヨアン・モンカダがライトへの4号3ラン。すると、3番ヤスマニ・グランダルが右中間へ1号ソロ、4番ホゼ・アブレイユがレフトへ4号ソロ、5番エロイ・ヒメネスがレフトへ7号ソロを放ち、メジャータイ記録となる4者連続本塁打が達成された。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、4者連続本塁打はメジャー史上10度目の快挙。ホワイトソックスは2008年8月14日のロイヤルズ戦でジム・トーメイ、ポール・コナーコ、アレクセイ・ラミレス、フアン・ウリーベが4者連続本塁打を記録しており、球団史上2度目の快挙となった。

     ホワイトソックスはその後、先発のダラス・カイケルが6回表に二死満塁のピンチを招き、マット・カーペンターのタイムリーで2点を失ったものの、リリーフ陣がリードを守って7対2で勝利。6回途中4安打2失点のカイケルは今季3勝目(2敗)をマークし、カージナルス先発のダコタ・ハドソンは4回2安打1失点で今季2敗目(0勝)を喫した。

  • ヤンキース・レメイヒュー 左手親指の突き指でIL入り

    2020.8.17 08:00 Monday

     アメリカン・リーグ東部地区の首位を走るヤンキースは、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンに続いてDJ・レメイヒューも戦列を離れることになった。ヤンキースは日本時間8月17日、レメイヒューを左手親指の突き指により10日間の故障者リストに登録したことを発表。レメイヒューは前日の試合でスイングした際に左手親指を痛め、途中交代していた。

     レメイヒューは今季ここまで19試合に出場して打率.411(73打数30安打)、2本塁打、8打点、1盗塁、OPS.990の好成績をマーク。打率はロッキーズのチャーリー・ブラックモン(.438)、ジャイアンツのドノバン・ソラーノ(.433)に次ぐメジャー3位の数字となっていた。

     4割を超える高打率で打線を牽引していたレメイヒューの離脱について、先発左腕のジェームス・パクストンは「彼は替えのきかない存在だ。素晴らしい打者だし、守備もとても上手い。早く復帰できることを願っているよ」とコメント。レメイヒューはロッキーズ時代の2018年5月にも同様の故障で戦列を離れているが、このときは約2週間で戦列復帰を果たしている。

     ヤンキースはレメイヒューの故障者リスト入りに伴い、2018年に大谷翔平(エンゼルス)と新人王を争ったミゲル・アンドゥハーをメジャーへ再昇格させた。空席となった二塁では、サイロ・エストラーダとタイラー・ウェイドの出場機会が増えることが予想されている。

     ヤンキースではクリント・フレイジャーやマイク・トークマンがジャッジとスタントンの穴を感じさせない活躍を見せている。選手層の厚さを生かし、レメイヒューの穴も埋めることができるか注目だ。

  • 各球団の「カラーバリア」を破った選手たち ドビー、ミニョソなど

    2020.8.16 13:10 Sunday

     ジャッキー・ロビンソン(ドジャース)が1947年4月15日にメジャーリーグ史上初のアフリカ系アメリカ人選手としてプレーし、球界の「カラーバリア」を破ったことは広く知られている。しかしその一方で、当時のメジャーリーグは16球団で構成されていたが、ドジャース以外の15球団の「カラーバリア」を破った選手はあまり知られていないのが実情だ。メジャーリーグ公式サイトでは、各球団の「カラーバリア」を破った選手を紹介している。

    1947年7月5日:ラリー・ドビー(インディアンス)

     アメリカン・リーグ史上初のアフリカ系アメリカ人選手として、ロビンソンのデビューから11週間後に初出場。オールスター・ゲームに通算7度出場し、1952年に本塁打王、1954年には本塁打と打点の二冠に輝いた。引退後の1962年には中日ドラゴンズでプレーして10本塁打を記録。1998年にベテランズ委員会の選考でアメリカ野球殿堂入りを果たした。

    1947年7月17日:ハンク・トンプソン(ブラウンズ・現オリオールズ)

     ブラウンズでは27試合のみの出場に終わったが、ジャイアンツ移籍後に3度のシーズン20本塁打を記録。ジャイアンツでは1949年7月8日にモンテ・アービン(後述)とともに球団史上初のアフリカ系アメリカ人選手として出場し、2球団の「カラーバリア」を破った唯一の選手となっている。また、両リーグでプレーした初のアフリカ系アメリカ人選手でもあった。

    1949年7月8日:モンテ・アービン(ジャイアンツ)

     トンプソンとともに球団史上初のアフリカ系アメリカ人選手としてデビュー。1951年に自己最多の121打点をマークして打点王のタイトルを獲得し、この年の24本塁打を筆頭にメジャー8年間で99本塁打を放った。1973年にニグロリーグ委員会の選考によりアメリカ野球殿堂入りを果たしている。

    1950年4月18日:サム・ジェスロー(ブレーブス)

     1950年にデビューし、打率.273、18本塁打、58打点、35盗塁、OPS.780をマークして新人王に選出。34歳での受賞は史上最高齢となっている。また、この年から2年連続で盗塁王のタイトルも手にした。

    1951年5月1日:ミニー・ミニョソ(ホワイトソックス)

     俊足好打の3番打者として17シーズンにわたってプレーした。1949年にインディアンスでデビューし、1951年途中にホワイトソックスへ移籍。球団史上初のアフリカ系アメリカ人選手となった。その後、1964年限りで一旦メジャーの舞台から姿を消したものの、50歳の1976年に3試合、54歳の1980年に2試合だけプレー。史上2人目の「5ディケード・プレーヤー」となった。

    1953年9月13日:ボブ・トライス(アスレチックス)

     メジャーでプレーしたのは3年だけだったが、1954年4月24日のヤンキース戦で1対0の完封勝利を記録。ミッキー・マントルから2つの三振を奪った。また、投手ながら打撃も良く、通算打率.288(52打数15安打)をマークしている。

    1953年9月17日:アーニー・バンクス(カブス)

     「ミスター・カブ」として知られるバンクスは、1953年9月17日に球団史上初のアフリカ系アメリカ人選手としてデビュー。本塁打王と打点王に各2度輝き、1958年から2年連続でMVPを受賞した。カブス一筋19年のキャリアで5度のシーズン40本塁打以上を含む通算512本塁打をマークしたが、残念ながらポストシーズンには縁がなかった。

    1954年4月13日:トム・オルストン(カージナルス)

     マイナー時代は「メジャーでシーズン50本塁打以上も可能」と言われたほどの長打力を誇る選手だったが、メジャーではデビューイヤーの1954年に4本塁打を放っただけ。メジャーでプレーしたのは4年間、通算91試合だけだった。

    1954年4月13日:カート・ロバーツ(パイレーツ)

     デビューイヤーの1954年は正二塁手として134試合に出場したものの、打率.232、1本塁打、OPS.612に終わり、レギュラー定着には至らなかった。メジャー在籍は3年だけ。31試合に出場した1956年を最後にメジャーの舞台から姿を消した。

    1954年4月17日:チャック・ハーモン&ニノ・エスカレーラ(レッズ)

     ハーモンは1954年に94試合、翌1955年は96試合に出場し、メジャー4年間で通算141安打を記録。エスカレーラは1954年に主に代打で73試合に出場したが、メジャーでプレーしたのはこの年だけだった。

    1954年9月6日:カルロス・ポーラ(セネタース・現ツインズ)

     メジャー2年目の1955年に打率.299(チーム2位)の好成績をマークしたが、翌1956年は打率.183と低迷し、出場したのは33試合だけ。この年以降、二度とメジャーでプレーすることはなかった。

    1955年4月14日:エルストン・ハワード(ヤンキース)

     14年間のキャリアのうち最初の12年半をヤンキースで過ごし、ヤンキースではワールドシリーズに9度出場(他にレッドソックスで1度)。4度のワールドシリーズ制覇を経験した。1963年にアフリカ系アメリカ人選手としてはアメリカン・リーグで初となるMVPを受賞。巧みなリードで常勝・ヤンキースを支えた名捕手だった。

    1957年4月22日:ジョン・ケネディ(フィリーズ)

     代走としてデビューを果たすも、出場したのは5試合だけ。メジャー初安打を記録することなくメジャーの舞台から姿を消した。

    1958年6月6日:オジー・バージル(タイガース)

     ジャイアンツで2年間プレーしたあと、1958年にタイガース史上初のアフリカ系アメリカ人選手となった。選手としては9年間で通算174安打を記録。引退後は名将ディック・ウィリアムスのもとで三塁ベースコーチとして手腕を発揮した。

    1959年7月21日:パンプシー・グリーン(レッドソックス)

     ロビンソンの登場から12年後、ようやくレッドソックスにも初のアフリカ系アメリカ人選手が誕生。1960年は自己最多の133試合に出場し、翌1961年には88試合のみの出場ながら自己ベストのOPS.801をマークした。

  • インディアンス・ビーバーがまたも快投 今季5先発で54奪三振

    2020.8.16 12:00 Sunday

     インディアンスのシェーン・ビーバーが敵地コメリカ・パークでのタイガース戦に先発し、2回裏から5回裏にかけて対戦した10人の打者から9個の三振を奪うなど、7回98球を投げて被安打3、奪三振11、与四球1、無失点という見事なピッチングを披露。チームを勝利に導き、自身は今季4勝目(0敗)をマークした。開幕からの5先発で奪った54三振は歴代3位タイの好成績である。

     今季のビーバーは、開幕からの5先発で14-13-8-8-11と合計54奪三振を記録。これは1973年のノーラン・ライアン、2001年のペドロ・マルティネスと並び、1978年のライアン(59奪三振)、1999年のランディ・ジョンソン(55奪三振)に次ぐ歴代3位タイの数字である。また、3対1でタイガースを破ったインディアンスは、昨年から続く同カードの連勝が19となった。

     前日にソニー・グレイ(レッズ)が今季45奪三振で両リーグ1位に躍り出ていたが、ビーバーは今季54奪三振としてその座に再浮上。3度の2ケタ奪三振は今季両リーグ最多となっている。メジャー2年目の昨年は自己最多の15勝を挙げ、初出場のオールスター・ゲームでMVPに選出されるなど飛躍を遂げたが、今季はさらにステップアップした姿を見せており、サイ・ヤング賞に手が届く可能性もありそうだ。

  • シーズン再開のカージナルス ダブルヘッダーに連勝

    2020.8.16 11:30 Sunday

     チーム内で18人の新型コロナウイルス陽性者を出したカージナルスが日本時間7月30日以来17日ぶりにシーズンを再開。敵地ギャランティードレイト・フィールドでホワイトソックスとのダブルヘッダーを戦い、第1試合に5対1、第2試合に6対3で勝利した。カージナルスは今後の試合スケジュールにおいて、10度のダブルヘッダーが予定されている。

     カージナルスのマイク・シルト監督は、今回のシーズン再開を「4度目のチャンス」と表現した。通常のオフシーズンを経てスプリング・トレーニングがスタートしたのが2月。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によりスプリング・トレーニングは中断され、夏季キャンプのスタートは7月まで待たねばならなかった。ところが、待望のシーズン開幕を迎えたあと、5試合を消化したところで陽性者の発生によってシーズン中断。一度はシーズン再開目前までこぎつけたが、さらなる陽性者の発生によってシーズン中断は継続し、ようやく無事にシーズンを再開することができた。

     第1試合は経験豊富なベテラン右腕、アダム・ウェインライトが先発して5回2安打1失点の好投を見せ、今季2勝目(0敗)をマーク。トップ・プロスペクトのディラン・カールソンが「6番・レフト」でメジャーデビューを果たした打線は、初回にデクスター・ファウラーとアンドリュー・キズナーのタイムリーなどで4点を奪い、ウェインライトを援護した。

     第2試合はメジャー初登板初先発のジェイク・ウッドフォードが3回1安打1失点と試合を作り、打線は5回表にポール・ゴールドシュミットのタイムリー、タイラー・オニールの3号2ランなどで4点を奪って逆転に成功。逆転後はアレックス・レイエス、タイラー・ウェブ、アンドリュー・ミラーが各1イニングを無失点に抑え、リードを守り抜いた。

     今後も過密日程での戦いを強いられるカージナルス。ウェインライトも「確かにキツい日程になっている」と率直な心情を漏らしたが、ワールドシリーズ制覇を目指すコンテンダーである以上、全力で戦い続けるしかない。まだ7試合を消化しただけ。カージナルスの2020年シーズンは始まったばかりだ。

  • ブレーブス・アクーニャJr.が左手首の炎症で故障者リスト入り

    2020.8.16 09:40 Sunday

     ブレーブスは日本時間8月16日、ロナルド・アクーニャJr.を左手首の炎症により10日間の故障者リストに登録した。ブレーブスはアクーニャJr.が数日休めば戦列に復帰できると考えていたが、その望みは楽観的すぎたようだ。アクーニャJr.は日本時間8月11日のフィリーズ戦を最後に欠場が続いており、今回の故障者リスト入りは日本時間8月13日に遡って適用されている。

     アクーニャJr.は今季ここまで18試合に出場して打率.258、4本塁打、9打点、1盗塁、OPS.887を記録。過去2年に比べて四球で歩かされる場面が増えており、打率は過去2年を下回っているものの、出塁率.372は自己最高の数字となっている。60試合制の今季は「20-20」(20本塁打&20盗塁)の達成を期待されていたが、ペース的にはかなり厳しい状況だ。

     日本時間8月10日のフィリーズとのダブルヘッダー2試合で合計3本塁打を放つなど、8月に入ってからは10試合で打率.364、4本塁打、OPS1.306と調子を上げていただけに、離脱は長期化しない見込みとはいえ、3年連続地区優勝を目指すブレーブスにとって、アクーニャJr.の離脱は痛手となる。ブライアン・スニッカー監督は「良いプレーをするためには手や手首が万全であることが必要だ。手首をかばって他の部分を故障してほしくない。まずは手首を万全にして、残りの試合に備えてほしい」と語った。

     今季のブレーブスは、正二塁手のオジー・アルビーズが右手首の打撲で故障者リスト入りし、エース格のマイク・ソローカが右アキレス腱を断裂して今季絶望となるなど、投打の若きスター選手たちに故障が相次いでいる。スニッカーは「みんなで協力して、これを乗り越えていかなくてはならない。これを乗り越えれば、最後には良いことがあると信じている」と自分に言い聞かせるように話していた。

  • レッズの選手1名がコロナ陽性 パイレーツ戦2試合が延期に

    2020.8.16 09:15 Sunday

     秋山翔吾が所属するレッズで選手1名の新型コロナウイルス陽性が判明したことを受け、メジャーリーグ機構は日本時間8月16日と17日に予定されていたレッズ対パイレーツの試合を延期することを発表した。レッズのどの選手が陽性になったかは明らかにされていない。両チームは日本時間8月18日に試合がなく、この日にダブルヘッダーが組まれる可能性があるようだ。

     2試合が延期されたのは、レッズにさらなる検査と感染経路の特定を行う時間を与えるためだ。レッズは日本時間16日にトレバー・バウアー、17日にルイス・カスティーヨが先発する予定となっていた。レッズで新型コロナウイルスの陽性が確認されたのは、マット・デービッドソン以来となる。デービッドソンはシーズン開幕前の検査の結果、陽性が判明し、日本時間7月26日に故障者リスト入り。ただし、直後に改めて検査を行った際には陰性と判定されており、陽性は誤判定であったと見られている。

     このほか、レッズではマイク・ムスターカス、ニック・センゼル、ジョーイ・ボットーといった選手たちが体調不良により故障者リスト入りしたが、いずれも新型コロナウイルスの陽性反応は出ていない。また、レッズはナショナル・リーグ中部地区において、新型コロナウイルス関連の理由で試合が延期となっていない唯一のチームだった。

     中止となった2試合の開催日については、後日改めてメジャーリーグ機構から発表される予定となっている。

  • インディアンスがタイガースに対して同一カード18連勝!

    2020.8.15 13:05 Saturday

     アメリカン・リーグ中部地区に所属するインディアンスは、同地区のタイガースに対して17連勝のまま昨季を終えた(昨季の対戦成績は19試合で18勝1敗)。日本時間8月15日に今季初対戦を迎え、3号先制2ランを放ったフランミル・レイエスらの活躍により10対5で勝利。これでタイガース戦は18連勝となり、同一カードでの球団記録を更新した。

     1969年以降、同一カードでの18連勝はメジャー2位タイの記録である。ヤンキースも現在、オリオールズに対して18連勝を継続中であり、1969~70年にかけてオリオールズはロイヤルズに対して23連勝を記録している。なお、インディアンスは18連勝の期間中に117得点・37失点とタイガースを投打両面で圧倒している。

     インディアンス投手陣は、18連勝のうち6試合を完封し、2失点以下も12試合を数える。タイガースを同一シーズンで6度も完封したチームは、1954年ホワイトソックス以来だった。タイガースは今季ここまで9勝8敗と予想外の健闘を見せているとはいえ、チーム再建中で戦力不足が顕著であり、インディアンスの連勝記録はさらに続いていくかもしれない。

     明日はシェーン・ビーバー(インディアンス)とスペンサー・ターンブル(タイガース)、明後日はアダム・プルッコ(インディアンス)とマイケル・フルマー(タイガース)が先発予定。ビーバーは今季ここまで3勝0敗、防御率1.63と素晴らしい成績を残しているが、ターンブルも2勝0敗、防御率2.00と好調を維持しており、明日の試合が記録継続へのポイントとなりそうだ。

  • 菊池が試合直前で登板回避 マリナーズは初回9失点

    2020.8.15 11:15 Saturday

     菊池雄星(マリナーズ)は日本時間8月15日のアストロズ戦に先発予定だったが、試合開始の45分前に首のけいれんにより登板回避が発表された。マリナーズは菊池の代わりにネスター・コルテスを先発させ、ブルペン・デーで試合に臨んでいるが、今季初出場のヨルダン・アルバレスに1号3ランを浴びるなど初回に大量9失点。一方的な試合展開となってしまっている。

     菊池は今季ここまで3試合に先発して15回1/3を投げ、0勝1敗、防御率5.28、16奪三振を記録。本塁打はまだ1本も打たれていない。今季2度目の登板となった日本時間8月2日のアスレチックス戦では6回3安打9奪三振無失点という見事なピッチングを披露。一方、前回登板のロッキーズ戦(日本時間8月8日)では6回途中6安打3奪三振4失点で今季初黒星を喫した。

     マリナーズはマルコ・ゴンザレス、タイワン・ウォーカー、菊池、ジャスタス・シェフィールド、ケンドール・グレイブマン、ジャスティン・ダンという顔ぶれで6人ローテーションを形成し、今季の戦いをスタートしたが、このうちグレイブマンは首の故障によりすでに戦線離脱。今季中に復帰できるかどうかは明らかになっていない。そのグレイブマンに代わってニック・マーガビシャスがローテーション入りを果たしている。

     今のところ、菊池の首の状態について詳細は明らかになっておらず、次回以降の登板予定も不透明な状況。今季の菊池はフォームを改良して平均球速がアップするなど、明るい材料も見受けられていただけに、欠場が長引かないことを祈るばかりである。

  • ヤンキース・ジャッジ 右ふくらはぎ痛で故障者リスト入り

    2020.8.15 10:45 Saturday

     ヤンキースは日本時間8月15日、アーロン・ジャッジを10日間の故障者リストに登録した。アーロン・ブーン監督によると、下半身の張りを訴えていたジャッジがMRI検査を受けた結果、非常に軽度の右ふくらはぎ痛が判明したという。ブーンはジャッジが「かなり短い期間」で復帰できる見込みであることを明らかにしている。

     ジャッジの故障者リスト入りは最後に試合に出場した日本時間8月12日の翌日に遡って適用されており、ジャッジは最短で日本時間8月22日に復帰可能となる。ヤンキースはこの日から敵地シティ・フィールドでメッツとのニューヨーク対決、「サブウェイ・シリーズ」の3連戦を戦う予定となっている。

     ブーンが「アーロンが我々にとってどんなに重要な選手であるかは言うまでもない」と語っているように、今季両リーグ1位の9本塁打、20打点、長打率.758を記録しているジャッジの離脱はヤンキースにとって大きな痛手となる。ヤンキースは少なくとも同地区ライバルのレッドソックスとの4連戦とレイズとの3連戦をジャッジを欠いた状態で戦わなければならなくなった。

     ジャッジがふくらはぎを痛めたのは、レイズ4連戦(ダブルヘッダーを含む)の3日間を人工芝のトロピカーナ・フィールドでプレーしたことが原因であると見られている。ジャッジが最後に試合に出場した日本時間8月12日のブレーブス戦、守備の際にとても慎重に動いているように指揮官の目には映ったようだ。

     ヤンキースはジャンカルロ・スタントンも故障で戦列を離れており、両者が復帰するまでのあいだはマイク・トークマンとクリント・フレイジャーの2人が出場機会を増やすことが予想される。ブーンは「我々はMVP級の選手を2人失った。今季は特に素晴らしい活躍をしてくれていたから(両者の戦線離脱は)痛いよ。でも、我々にはそれに耐えうるだけの戦力がある」と語り、代役となる選手たちに期待を寄せた。

  • カージナルスが16日にシーズン再開か 超有望株が昇格へ

    2020.8.14 13:30 Friday

     チーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生したことにより、今季まだ5試合しか消化できていないカージナルスは、早ければ日本時間8月16日にシーズンを再開できるようだ。検査結果の確認とシーズン再開に向けた準備のために日本時間8月15日に予定されていたホワイトソックス戦が翌日に延期されており、カージナルスはシーズン再開の場合、ダブルヘッダーからスタートすることになる。

     カージナルスでは日本時間8月14日にコーチ1名の新型コロナウイルス陽性が判明。チーム内での陽性者は18人目となった。ただし、このコーチは先週から隔離された状態が続いており、濃厚接触者はいないという。カージナルスはホゼ・オケンドを三塁ベースコーチに任命し、ホワイトソックス戦が行われるシカゴには各自がレンタカーで移動する予定となっている。

     現時点ではメジャーリーグ機構からの正式なアナウンスはないものの、カージナルスのジョン・モゼリアック野球部門社長はシーズン再開に向けた動きが進んでいることを明らかにしている。モゼリアックによると、先週中止となったカブス戦の振り替えとして日本時間8月18日と20日にもダブルヘッダーが組まれる予定となっており、カージナルスはシーズン再開後の最初の5日間で1日おきに3度のダブルヘッダーを戦うことになる。

     また、陽性者の離脱に伴うロースターの穴埋めのなかで、チーム内ナンバーワン有望株のディラン・カールソンのメジャー昇格が確実となっている。現在21歳のカールソンは両打ちの外野手で、昨年はAA級とAAA級で合計126試合に出場して打率.292、26本塁打、20盗塁、OPS.914の好成績をマーク。「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングでは球団1位・メジャー18位にランクインしている。

     メジャーリーグ公式サイトでカージナルスの番記者を務めるアンネ・ロジャースは、カールソンのほか、セス・エレッジ、ジョン・ノゴウスキー、リカルド・サンチェス、ロブ・カミンスキーもメジャーへ昇格する予定であることを伝えている(いずれもメジャー未経験)。

  • ドジャース・ベッツ 歴代最多タイとなる6度目の1試合3本塁打

    2020.8.14 12:50 Friday

     ムーキー・ベッツ(ドジャース)が日本時間8月14日のパドレス戦で自身6度目の1試合3本塁打を記録し、ジョニー・マイズとサミー・ソーサが持つメジャー記録に並んだ。ベッツはまだ27歳。今後メジャー新記録を樹立する可能性は十分にありそうだ。

     ベッツは過去に、2016年5月31日のオリオールズ戦、2016年8月14日のダイヤモンドバックス戦、2018年4月17日のエンゼルス戦、2018年5月2日のロイヤルズ戦、2019年7月26日のヤンキース戦(いずれも現地時間、レッドソックス時代)で1試合3本塁打を記録。アレックス・ロドリゲス、マーク・マグワイア、デーブ・キングマン、カルロス・デルガド、ジョー・カーターと5度で並んでいた。

     ベッツは2回裏にパドレス先発のクリス・パダックから5号2ランを放つと、4回裏に2番手のルイス・ペルドモから6号ソロ、5回裏には再びペルドモから7号2ラン。ドジャース移籍後初の1試合3本塁打を達成し、通算6度はメジャー歴代最多タイとなった。

     マイズが通算359本塁打、ソーサが通算609本塁打を記録していることを考えると、今日の3本を加えて通算146本塁打のベッツが6度も1試合3本塁打を達成しているのは驚異的。5度達成のロドリゲスは通算696本塁打、マグワイアは通算583本塁打、キングマンは通算442本塁打、デルガドは通算473本塁打、カーターは396本塁打を放っており、ベッツの通算本塁打の少なさは群を抜いている。逆に言えば、ベッツの1試合での爆発力は凄まじい。

     開幕直前に12年3億6500万ドルという巨額の契約延長を手にしたベッツだが、今季7号を打った時点で打率.310、OPS1.062と超大型契約に見合うだけの働きを見せている。まだ27歳で、今年10月にようやく28歳の誕生日を迎えるベッツ。今季も含め、ドジャースで過ごす13年のあいだにさらなる伝説を築いていくことだろう。

  • フィリーズがディック・アレンの「15」を永久欠番に

    2020.8.14 11:30 Friday

     フィリーズはディック・アレンの背番号「15」を永久欠番にすることを発表した。日本時間9月4日に本拠地シチズンズバンク・パークで永久欠番セレモニーが開催される。アレンは「殿堂入りに値する選手」と言われながらもまだアメリカ野球殿堂入りを果たしておらず、フィリーズが殿堂入りしていない選手の背番号を永久欠番にするのは今回が初めてである。

     アレンは15年間のメジャー生活のうち9年間をフィリーズでプレー。フィリーズ以外には、ホワイトソックスで3年、カージナルス、アスレチックス、ドジャースで各1年プレーした。通算1848安打、打率.292、351本塁打、1119打点、133盗塁、OPS.912をマークし、本塁打王2度、打点王1度。OPSではリーグ1位を4度記録し、フィリーズ時代の1964年に新人王、ホワイトソックス時代の1972年にはMVPに輝いた。

     全盛期の活躍ぶりはメジャートップクラスで、1964~7年の11年間に記録したWAR58.3(Baseball-Reference版)は、ハンク・アーロン(68.8)、カール・ヤストレムスキー(68.1)、ロベルト・クレメンテ(64.7)、ロン・サント(60.1)、ブルックス・ロビンソン(59.3)に次ぐメジャー6位の数字である(ウィリー・メイズとタイ)。

     「殿堂入りに値する選手」という声が多く聞かれるアレンだが、全米野球記者協会による投票では殿堂入りできず、2014年のベテランズ委員会による選考でもあと1票で殿堂入りを逃した。フィリーズは永久欠番にするのを殿堂入り選手のみに限定してきたが、ジョン・ミドルトン・オーナーはその方針を変更し、アレンに永久欠番の栄誉を与えることに決めた。

     ミドルトンは「彼は永久欠番と殿堂入りをいつも望んでいたと思う。でも、もう諦めてしまっていたかもしれない」と語る。永久欠番の栄誉をまず手にしたアレン。殿堂入りを果たす日もやってくるかもしれない。

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