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  • レッズがクローザー確保 左腕・ドゥーリトルと1年契約で合意

    2021.2.3 10:00 Wednesday

     日本時間2月3日、レッズがナショナルズからフリーエージェントとなっていた救援左腕ショーン・ドゥーリトルと1年150万ドル+出来高で合意したことが明らかになった。ドゥーリトルはアスレチックスとナショナルズでクローザーを務め、通算111セーブを記録。ライセル・イグレシアスとアーチー・ブラッドリーを放出したレッズは、現有戦力のなかから新たなクローザーを発掘するとみられていたが、外部からの補強でクローザーを確保した。

     現在34歳のドゥーリトルは制球力の高さに定評があり、アスレチックス時代の2014年に62.2イニングを投げて89奪三振/8与四球、ナショナルズ時代の2018年にも45イニングを投げて60奪三振/6与四球という素晴らしい成績を残している。しかし、近年は不調が続いており、2019年は自己ワーストの防御率4.05に終わり、昨季は2度の故障者リスト入りもあって11試合しか投げられず、防御率5.87とさらに成績が悪化した。

     故障が多いのは昨季に限った話ではなく、2014年以降の7シーズンで9度の故障者リスト入りを経験。70試合以上に登板したシーズンは2013年(70試合)の1度だけ、60試合以上に登板したシーズンも2度しかない。とはいえ、通算防御率3.07、WHIP0.97という数字が示すように、コンディションさえ万全ならハイレベルなパフォーマンスを期待できる。

     レッズは昨年12月にイグレシアスをエンゼルスへトレードし、ブラッドリーもノンテンダーFAで放出。アミール・ギャレットやルーカス・シムズが新たなクローザーの候補に挙がっていたが、予算の範囲内でクローザーを獲得できる状況になったため、方針を変更したようだ。

     なお、レッズで左腕がクローザーを務めるのは珍しいことではなく、過去にもアロルディス・チャップマン、ランディ・マイヤーズ、ジョン・フランコらがクローザーとして活躍している。

  • アレナードのカージナルス移籍が成立! 1対5の大型トレード

    2021.2.2 11:45 Tuesday

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)のカージナルスへの移籍が正式に成立したようだ。ナイチンゲールは「メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は複雑な取引を承認した。これが(トレード成立に向けての)最後のハードルだった」と伝えている。ナイチンゲールの第一報から約5分後、カージナルスも「待った甲斐があった!」とアレナードの画像付きでツイートし、トレード成立を発表した。

     スター三塁手・アレナードの対価としてロッキーズが獲得したのはオースティン・ゴンバー、エレウリス・モンテロ、マテオ・ギル、トニー・ローシー、ジェイク・ソマーズの5選手。メジャー経験があるのはゴンバーだけで、「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングではモンテロが8位、ローシーが19位、ギルが22位にランクインしている(ソマーズはトップ30圏外)。

     地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドによると、アレナードは2022年と2023年の選手オプションを持ち、現行の契約は1年延長されて2027年までとなるようだ(選手オプションは行使しなければフリーエージェントとなれるため、オプトアウト権と同義)。アレナードは今季終了後のオプトアウト権を持っていたが、トレードの際に2つ目のオプトアウト権を手に入れたことになる。

     カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は「我々は今日、より良いチームになった。今回のトレードは、ビル・デウィット・オーナーが現在と将来の両方で勝利を目指すチームをセントルイスの素晴らしいファンに提供し続けようとしていることの証になったと思う」とアレナード獲得を大喜び。ディラン・カールソン、ノーラン・ゴーマン、マシュー・リベラトーリ、イバン・ヘレーラといった上位プロスペクトの放出を回避しつつ、主砲の獲得というミッションを見事に成功させた。

     ポール・ゴールドシュミットとアレナードが守る内野の両コーナーは、アダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナの名バッテリーに続くセントルイスの新しい名物となるかもしれない。

  • エンゼルス・キャラウェイ投手コーチにセクハラ疑惑 解任確実か

    2021.2.2 11:00 Tuesday

     「ジ・アスレチック」は日本時間2月2日、スポーツメディアで働く5人の女性がエンゼルスで投手コーチを務めるミッキー・キャラウェイのセクハラ的な行為を告発したことを伝えた。セクハラ的な行為は少なくとも5年にわたって行われており、キャラウェイはその間、インディアンス(投手コーチ)、メッツ(監督)、エンゼルス(投手コーチ)の3球団に在籍。セクハラ問題で解任されたメッツのジャレッド・ポーターGMに続き、解任が確実視されている。

     現在45歳のキャラウェイは、3人の女性に対して不適切な写真を送り、そのうちの1人に対して見返りとして裸の写真を要求したと言われている。このほか、「女性がキャラウェイにインタビューしている最中に股間を女性の顔に当てた」「一緒に酒を飲んでくれたらメッツの情報を提供すると発言した」など、女性を不快にさせる言動が複数あったことが報じられている。

     キャラウェイの不適切な振る舞いは一部の関係者のあいだでは有名だったようで、告発者の1人は「ジ・アスレチック」に対して「スポーツ界で最悪の秘密だった」と話しているという。

     キャラウェイは「ジ・アスレチック」にメールで返信し、「今回、私が認識したこれらの疑惑について、急いで回答するのではなく、より具体的に回答しようと思っています。私が関わっているこれらの関係性は、すべて合意のうえで行われており、女性に対して失礼なことをしようという意図はありませんでした。私は既婚者であり、私の妻も今回の疑惑を認識しています」と回答。とはいえ、苦しい言い訳である印象が拭えない。

     エンゼルスは「報道されている(キャラウェイの)振る舞いは、エンゼルス球団の価値観と方針に反しています。我々はこれを非常に深刻に受け止めており、メジャーリーグ機構と協力して完全な調査を行う予定です」との声明を発表している。

     キャラウェイは今季がエンゼルスの投手コーチとして2年目のシーズンとなるが、メッツの新たなGMに就任したポーターが先月、セクハラ問題で即刻解任されており、キャラウェイも解任が確実視されている。インディアンスの投手コーチとして名を上げ、メッツでは監督も務めたキャラウェイだが、その一方でとんでもない秘密を隠していたようだ。

  • エンゼルス移籍有力のカッブ 年俸の半分以上はオ軍が負担へ

    2021.2.2 10:30 Tuesday

     アレックス・カッブ(オリオールズ)をめぐるトレードの詳細が少しずつ明らかになってきた。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、エンゼルスは交換要員として昨季メジャーデビューしたジャーメイ・ジョーンズを放出する見込みだという。また、「ジ・アスレチック」でオリオールズの番記者を務めるダン・コノリーは、カッブの年俸1500万ドルのうち、半分以上をオリオールズが負担する予定であることを伝えている。

     エンゼルスとオリオールズはトレード成立に向けて交渉を続けているが、まだクリアしなければならないハードルがいくつかある。1つ目はカッブの契約に10チームに対するトレード拒否権が含まれていることだ。エンゼルスがこの10チームのなかに含まれているかは不明だが、「エンゼルスが拒否対象チームに含まれていたとしても、カッブは(オリオールズよりも)勝てるチャンスのあるチームへの移籍を受け入れるだろう」と言われており、問題なくクリアできる見込みだ。

     また、今季の年俸1500万ドルのうち、450万ドルが後払いとなっている点も話をややこしくしているとみられる。こちらはオリオールズが年俸の半分以上を負担することでクリアしようとしているようだが、後払いの予定を変更するような状況になった場合、契約条件の変更となるため、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)のトレードのようにメジャーリーグ選手会の承認が必要となるかもしれない。

     レイズ時代に4度の2ケタ勝利をマークしたカッブだが、4年契約でオリオールズに加入したあとは不振が続いており、移籍3年目の昨季は10試合に先発して2勝5敗、防御率4.30に終わった。このままカッブのトレードが成立すれば、今季のエンゼルスはディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、ホゼ・キンターナ、グリフィン・キャニング、カッブ、そして大谷翔平の6人で開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

  • 大物三塁手・アレナードのトレード 早ければ今日中にも成立へ

    2021.2.2 10:00 Tuesday

     ノーラン・アレナード(ロッキーズ)のカージナルス移籍が報じられてから数日が経過し、両チームはトレード成立に向けて交渉を続けている。「Yahoo!スポーツ」のティム・ブラウンによると、トレード拒否権を持つアレナードは書面を通して正式にカージナルス移籍に同意。ブラウンは「トレード成立に一歩前進した」と伝えている。早ければ今日中にメジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会の承認が下り、トレードが成立する可能性があるようだ。

     現在29歳のアレナードはメジャー8年間でオールスター・ゲーム選出5度、ゴールドグラブ賞8度、シルバースラッガー賞4度、本塁打王3度、打点王2度など輝かしい実績を誇るスター三塁手であり、ロッキーズと結んだ8年契約のうち、6年1億9900万ドル分の契約を残している。このうち5000万ドルをロッキーズが負担する見込みだが、金額が大きいため、メジャーリーグ機構の承認が必要となっている。

     また、アレナードがトレード拒否権を破棄して移籍を受け入れることに対するボーナスとして「2022年シーズン終了後のオプトアウト権を追加」「トレード拒否権の再取得」「既存の契約に1年1500万ドル分を追加」といった契約の見直しが行われる予定であり、この点について選手会の承認も必要となっている。

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは「トレードが成立した場合、ロッキーズが得る見返りは4~5人」と伝えており、すでに両チームは交換要員について大筋合意に達しているとみられる(依然として具体的な選手名は不明)。よって、トレード成立のタイミングはメジャーリーグ機構と選手会の承認次第ということになりそうだ。ただし、「もう1日かかるかもしれない」と話す関係者もおり、明日にずれ込む可能性も残されている。

     両チームは「トレードを成立させると決心している」とも言われており、遅かれ早かれアレナードがカージナルスの一員となることは間違いなさそうだ。

  • エンゼルスの先発ローテ完成か オリオールズ右腕獲得へ交渉中

    2021.2.2 02:00 Tuesday

     「ジ・アスレチック」のダン・コノリーによると、エンゼルスは先発右腕アレックス・カッブの獲得に向けてオリオールズとトレード交渉を行っているようだ。エンゼルスは先発6枠のうち、ディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、ホゼ・キンターナ、グリフィン・キャニング、大谷翔平ですでに5枠が確定しており、カッブの獲得に成功すれば、2021年シーズンの先発ローテーションが完成することになりそうだ。

     現在33歳のカッブは、2018年3月に4年5700万ドルの好条件でオリオールズに加入。今季が契約最終年となっている(年俸1500万ドル)。レイズ時代に4度の2ケタ勝利を記録した実績を持つが、オリオールズ移籍後は低調なパフォーマンスが続いており、昨季は10試合に先発して52.1イニングを投げ、2勝5敗、防御率4.30、38奪三振に終わった。エンゼルスは昨オフ、オリオールズからバンディを獲得して成功を収めており、その再現を狙っているのかもしれない。

     トレード成立には越えなければならないハードルがあり、まずカッブの契約のなかには10チームに対するトレード拒否権が含まれている。エンゼルスがそのなかに含まれているかは不明であり、それに加え、エンゼルスが拒否対象チームの場合、カッブがトレード拒否権を破棄してエンゼルスへ移籍することを受け入れる意思があるかどうかも現時点ではわかっていない。

     また、オリオールズ移籍後3年連続で低調なシーズンが続いているカッブに年俸1500万ドルを支払うのは割に合わないため、トレード成立のためにはオリオールズが年俸の一部を負担することが必要だ。年俸負担についても現時点では情報がなく、両チームのあいだで交渉が行われているとみられる。

     カッブのトレードが成立すれば、エンゼルスは先発の頭数が揃うだけでなく、年俸総額がぜいたく税の対象ラインにさらに近付くため、「実質ゼロ」と言われているトレバー・バウアー獲得の可能性は完全に消滅することになるだろう。

  • Rソックスの名二塁手・ペドロイアが現役引退を表明

    2021.2.2 01:30 Tuesday

     日本時間2月2日、レッドソックスで14シーズン(2006~19年)プレーして通算1512試合に出場した名二塁手ダスティン・ペドロイアが現役引退を表明した。現在37歳のペドロイアは2004年のドラフトで2巡目指名を受けてから17年間をレッドソックス一筋で過ごし、2007年新人王、2008年MVP、ワールドシリーズ制覇3度など輝かしい実績を残してきたが、左膝の故障が完治せず、近年はまともにプレーできないシーズンが続いていた。

     ペドロイアはメジャー14年間で通算1512試合に出場し、1805安打、打率.299、140本塁打、725打点、138盗塁、OPS.805を記録。オールスター・ゲーム選出4度、ゴールドグラブ賞4度、シルバースラッガー賞1度など輝かしいキャリアを過ごし、2007年、2013年、2018年と3度のワールドシリーズ制覇も経験した(2018年はポストシーズン出場なし)。

     メジャー定着からの2年間でワールドシリーズ制覇、MVP、新人王、ゴールドグラブ賞の4つをコンプリートした史上初の選手であり、各球団から1人ずつ、野球に情熱を注いだ選手に贈られる「ハート・アンド・ハッスル賞」を2010年から7年連続で受賞するなど、気迫に満ちたエネルギッシュなプレーが持ち味だった。2013年には30球団から1人だけ選ばれるメジャー全体の「ハート・アンド・ハッスル賞」も受賞している。

     実働14年は球団史上7位タイ、通算1512試合出場は二塁手では球団史上2位の数字であり、開幕戦11年連続スタメン出場はカール・ヤストレムスキーに次いで球団史上2位。ペドロイアがメジャー定着を果たすまでの11年間でレッドソックスは10人の二塁手を開幕スタメンに起用しており、ペドロイアの登場がチームに安定をもたらした。

     安打(8位)、二塁打(6位)、得点(10位)、盗塁(6位)、長打(8位)、塁打(8位)、打数(9位)などの各部門で球団史上トップ10に名を連ねており、全盛期と言える10年間(2007~16年)で記録したWAR50.6は同期間でメジャー6位の好成績。メジャーを代表する二塁手の1人として確固たる地位を築いた。

     2017年4月のオリオールズ戦でマニー・マチャド(現パドレス)からスライディングを受け、左膝を負傷。この故障が完治せず、2018年は3試合、2019年は6試合のみの出場に終わり、昨季は1試合もプレーできなかった。故障がなければ通算2000安打を余裕でクリアし、さらに数字を伸ばしていくことも確実だっただけに、この「致命傷」を悔やむ声は非常に多い。

     残した記録はもちろん素晴らしいが、それ以上に、気迫に満ちたハッスルプレーでファンの記憶にいつまでも残ることだろう。間違いなくレッドソックス、そしてメジャーリーグの一時代を築いた名選手だった。

  • 今季最高の激戦区はナ・リーグ東部地区 MLB公式サイトが特集

    2021.2.1 13:00 Monday

     各球団がオフシーズンの戦力補強を進めるなか、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは両リーグの合計6地区を激戦が予想される順にランク付け。1位には昨季ブレーブスとマーリンズがポストシーズンに進出し、残りの3球団も大きな補強を行っているナショナル・リーグ東部地区が選出された。地区3連覇中のブレーブスが本命であることに変わりはないが、すべてのチームにポストシーズン進出の可能性がある激戦区となりそうだ。

     昨季地区4位タイだったメッツは、新オーナーに就任したスティーブ・コーエンの資金力を生かし、フランシスコ・リンドーア、カルロス・カラスコ、ジェームス・マッキャンらを次々に補強。データサイト「FanGraphs」では、ブレーブスの勝率.532を上回る.568で地区優勝という予想が出ている。

     ただし、ナショナルズはジョシュ・ベル、カイル・シュワーバー、ジョン・レスターらを獲得して戦力を整えており、フィリーズもJ・T・リアルミュート、ディディ・グレゴリアスとの再契約に成功。マーリンズは若手選手の成長次第で昨季よりも戦力を向上させる可能性があり、どのチームも決して侮れない存在だ。

     ブレーブスがマーセル・オズーナ、メッツがトレバー・バウアーを獲得してさらに戦力をアップさせる可能性も残されているが、現時点ではすべてのチームにポストシーズン進出の可能性がある今季最高の激戦区と予想されている。

     2位はアメリカン・リーグ東部地区。ジョージ・スプリンガーらを獲得して戦力アップに成功したブルージェイズがレイズとヤンキースの2強に割って入る構図となり、レッドソックスも投手陣の出来次第では地区最下位に終わった昨季から急浮上する可能性を秘めている。オリオールズ以外の4チームがポストシーズン出場枠を争うような展開になるかもしれない。

     3位はドジャースとパドレスの2強がしのぎを削るナ・リーグ西部地区。地区優勝争いだけなら6地区のなかで最高のレベルだが、残りの3チームが勝率5割を下回ると予想されているため、この順位に落ち着いた。

     4位にはア・リーグ中部地区がランクイン。ランス・リンやリアム・ヘンドリックスを獲得したホワイトソックスが地区2連覇中のツインズに挑むが、依然として投手陣が強力なインディアンスもその争いに加わるだけの力がある。ロイヤルズとタイガースも着実に力を蓄えており、予想外の混戦になる可能性もありそうだ。

     5位は本命不在のア・リーグ西部地区。昨季ポストシーズンに進出したアスレチックスとアストロズが主力の流出で戦力を落としており、エンゼルスやマリナーズにも上位進出のチャンスがある。地区のレベルは高くないものの、最下位確実なレンジャーズを除く4チームが地区優勝を争う展開となれば面白い。

     そして、最下位はナ・リーグ中部地区。もともと地区のレベルが高くないうえに、ノーラン・アレナード獲得が決定的となっているカージナルスが戦力的に頭一つ抜け出すような状況となり、地区優勝争いも盛り上がらない可能性が高い。ただし、再建モード全開のパイレーツはともかく、カブス、レッズ、ブリュワーズの3チームは買い手に回るのか売り手に回るのかハッキリしない部分もあり、各チームの今後の動き次第では激戦区の1つとなる可能性も秘めている。

  • スプリンガーら獲得のブルージェイズ さらなる補強を検討中

    2021.2.1 12:00 Monday

     ブルージェイズは直近の数週間で次々に補強を成功させ、ジョージ・スプリンガー、カービー・イエーツ、マーカス・セミエン、タイラー・チャットウッド、スティーブン・マッツを獲得した。しかし、今オフの戦力補強はまだ終わっていないようだ。「FanSided」のロバート・マレーによると、ブルージェイズは「重要な場面を任せられるリリーバー」と「柳賢振(リュ・ヒョンジン)に次ぐ先発2番手」の獲得を目指しているという。

     マレーはブルージェイズが興味を示しているリリーバーとしてトレバー・ローゼンタールの名前を挙げている。昨季のローゼンタールは近年の不振を脱し、ロイヤルズとパドレスで合計23試合に登板して1勝0敗11セーブ、防御率1.90、奪三振率14.45の好成績をマーク。「現在フリーエージェント市場に残っているリリーバーのなかでベストの選手」と評価する声もある。

     また、年俸調停権を持たない若手選手が多いブルージェイズは、スプリンガーやセミエンを獲得してもまだ年俸総額が1億5000万ドル程度であり、「トレバー・バウアーの獲得に動くのでは」と推測する声も絶えない。ただし、マーク・シャパイロ球団社長は「大物選手の獲得は終わった」と発言しており、バウアー獲得に動く可能性は低そうだ。

     先発投手の補強については、東北楽天ゴールデンイーグルスへの復帰が決まった田中将大にも興味を示していたようだ。しかし、田中は日本球界への復帰を決断。フリーエージェント市場での先発投手の補強の選択肢は少なくなりつつあり、ブルージェイズはスプリンガー獲得によって人員過多となっている外野手を駒にしてトレードでの補強に動く可能性が高いとみられている。

     マレーによると、ランドール・グリチック(残り3年3100万ドル)とルルデス・グリエルJr.(残り3年1469万ドル)に対して他球団からの関心が寄せられているという。この2人のいずれかをトレード要員として先発2番手の獲得を目指すことになるかもしれない。

  • ナでDH採用ならブレーブスとドジャースがクルーズ獲得に名乗りか

    2021.2.1 11:30 Monday

     今季もナショナル・リーグで指名打者制が採用されるかどうかは依然として不透明な状況が続いている。そんななか、現在の球界を代表する指名打者の1人であるネルソン・クルーズには再契約を狙うツインズだけでなく、指名打者制の採用に備えてナ・リーグのチームからも関心が寄せられているようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは「ナ・リーグで指名打者制が採用される場合、ブレーブスとドジャースがクルーズ獲得の有力候補になる」と伝えている。

     現在40歳のクルーズは、ツインズでプレーした2年間で173試合に出場し、打率.308、57本塁打、141打点、OPS1.020の好成績をマーク。2019年にエドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者)を受賞したほか、2年連続4度目のシルバースラッガー賞を獲得し、「オールMLB」の表彰では2019年にファースト・チーム、昨季はセカンド・チームに選ばれた。40代に突入し、その打棒は衰えるどころか勢いを増しており、驚異の一言に尽きる。

     クルーズはツインズとの再契約交渉を一時中断し、指名打者制の動向について様子を見る姿勢を示していた。今季もナ・リーグで指名打者制が採用されれば、自身の獲得に動くチームが増え、より好条件の契約を得られる可能性があるからだ。しかし、その一方でツインズとの再契約交渉が再開されたことも報じられている。

     ヘイマンがクルーズ獲得の有力候補に挙げたブレーブスは、昨季の二冠王マーセル・オズーナの穴が埋まっておらず、指名打者にクルーズを加える補強はチーム状況に極めてフィットする。ここ数年、ベテランを高額の1年契約で獲得するケースが多く、クルーズにも同様のオファーをすることになるだろう。

     一方のドジャースも、長期の大型契約には慎重だが、短期であれば高額の契約を厭わないチームである。ワールドシリーズ連覇に向けた打線強化の切り札としてクルーズ獲得に動く可能性は十分にある。

     とはいえ、ブレーブスやドジャースがクルーズの獲得に乗り出すためにはナ・リーグで指名打者制が採用される必要がある。結局のところ、ツインズとの再契約が最有力なのかもしれない。

  • ロイヤルズが巧打のアルベルトとマイナー契約 2019年に打率.305

    2021.2.1 11:00 Monday

     ロイヤルズは日本時間2月1日、オリオールズからノンテンダーFAとなっていたハンザー・アルベルトとマイナー契約を結んだことを発表した。スポーツライターのジュニオール・マトリージェによると、メジャーのロースター入りを果たした場合の年俸は165万ドルで、出来高を含めて最大200万ドルを手にする可能性があるという。2019年にリーグ8位の打率.305、昨季も打率.283をマークした巧打者だが、メジャー契約を得ることはできなかった。

     現在28歳のアルベルトは、レンジャーズでメジャーとマイナーを往復するシーズンが続いていたが、2018年オフに4度のウエーバーでヤンキース、オリオールズ、ジャイアンツ、オリオールズと移籍を繰り返し、オリオールズでメジャー定着。2019年は主に二塁と三塁を守りながら139試合に出場して自身初の規定打席到達を果たし、打率.305、12本塁打、51打点、OPS.751をマークした。特に左腕に対して打率.398(221打数88安打)とめっぽう強かったことが注目された。

     昨季は開幕から正二塁手を務め、54試合に出場して打率.283、3本塁打、22打点、OPS.698をマーク。打率は決して悪くなかったが、5つしか四球を選ばなかったため出塁率は.306に過ぎず、年俸が昨季の165万ドルから300万ドル前後まで上昇することが予想されていたため、年俸に見合う働きを期待できないと判断され、昨年12月にノンテンダーFAとなった。

     コンタクト能力に長け、二塁と三塁を中心に内外野を守るユーティリティ性も持ち合わせているが、四球の少ないフリースインガーという明確な欠点も抱えており、そこが各チームからメジャー契約を敬遠される理由になったとみられる。ロイヤルズの正二塁手ニッキー・ロペスは左打者のため、「左腕キラー」の特長を生かしてプラトーン要員としてメジャー昇格のチャンスがあるかもしれない。

  • 元ブレーブスの右腕・フォルティネビッチに複数球団が興味

    2021.2.1 10:30 Monday

     ブレーブスで2度の2ケタ勝利をマークした先発右腕マイク・フォルティネビッチは現在フリーエージェントとなっている。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、フォルティネビッチは日本時間1月30日にジョージア工科大学でメジャー球団向けに公開練習を開催。そこで復活をアピールした右腕に対し、メッツ、ツインズ、レイズ、ホワイトソックスなど複数のチームが興味を示しているようだ。

     フォルティネビッチの公開練習について、「670 The Score」のブルース・レバインは「非常に多くのチームが視察に訪れていた」と伝えた。また、「ジ・アスレチック」でカブスの番記者を務めるパトリック・ムーニーは、カブスがフォルティネビッチの獲得に興味を示していることを伝えている。

     現在29歳のフォルティネビッチは、メジャー4年目の2017年に自身初の2ケタ勝利(10勝)を記録し、翌年には31試合に先発して183イニングを投げ、13勝10敗、防御率2.85、202奪三振の好成績をマーク。しかし、その後は90マイル後半に達していた球速の低下がみられるようになり、2019年は21先発で8勝6敗、防御率4.54。さらに、昨季は初登板の試合で4回途中6失点でノックアウトされ、この試合の直後にDFAとなってロースターの40人枠から外された。

     現地からのリポートによると、公開練習では90~92マイル前後の速球を投げていたという。まだキャンプイン前の時期であることを考えると、決して悪くない数字であり、「ローリスク・ハイリターン」な補強を狙う複数のチームから関心が寄せられているようだ。

     ここ2年間、不振が続いているとはいえ、まだ29歳。老け込むような年齢ではなく、全盛期の球速を取り戻して完全復活を遂げる可能性は十分にあるため、先発投手の層を厚くすることを目指す複数のチームによる争奪戦が繰り広げられることになるだろう。

  • ヘイダーに莫大な対価を求めるブリュワーズ トレード成立は困難か

    2021.2.1 10:00 Monday

     ブリュワーズは依然としてクローザーの左腕ジョシュ・ヘイダーの放出を検討しているが、「FanSided」のロバート・マレーによると、莫大な対価を求め続けているという。具体的には「即戦力のメジャーリーガーとプロスペクトの左腕」の獲得を希望しているようだ。ブリュワーズの要求に応じるチームはないとみられており、あるチームの幹部は「(ヘイダーを放出したいのであれば)時間を無駄にしてはいけない」とまで発言している。

     現在26歳のヘイダーは、すでにブリュワーズとの年俸調停を回避して年俸667万5000ドルの1年契約を結んでいる。ブリュワーズはヘイダーがフリーエージェントになるまで今季を含めてあと3年保有できることができるため、ヘイダーの実力と保有可能期間に見合った対価を求めているのだが、他球団にとっては要求されている対価のレベルが高すぎる状況が続いており、このままではトレード成立は困難とみられる。

     ヘイダーはメジャー4年間で通算172試合に登板して12勝11敗62セーブ、39ホールド、防御率2.54、奪三振率15.29を記録。昨季は自身初となる最多セーブのタイトルを獲得し、オールスター・ゲーム選出2度(2018~19年)、トレバー・ホフマン賞2度(2018~19年)、「オールMLB」ファースト・チーム選出1度(2019年)など、メジャーを代表するリリーバーとして素晴らしい活躍を続けている。

     ブリュワーズは絶対的守護神を価値の高いうちに放出し、メジャー最低レベルのファーム組織を改善したいと考えている。そのため、ヘイダーが抜ける穴をカバーする即戦力のメジャーリーガーとチームの将来を担う若手有望株を求めているのだが、この要求に応じるチームは現れていない。ブリュワーズが高望みを続けているうちにヘイダーが勤続疲労で劣化してしまう可能性もあり、冒頭の幹部の発言はそうしたリスクも考慮に入れたものなのだろう。

     ブリュワーズが本当にヘイダーのトレードを成立させたいのであれば、市場の状況に合わせて要求する対価のレベルを調整していく必要がありそうだ。

  • アレナード自身はトレード受諾 MLB機構と選手会の承認待ちに

    2021.1.31 12:00 Sunday

     カージナルスの地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールド記者は、2つの情報源から聞いた話として、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)がトレード拒否権を破棄してカージナルス移籍を受け入れたことを伝えている。今回のトレードには多額の金銭とアレナードの既存の契約の再構築が含まれているため、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会からの承認待ちという状況になっているようだ。

     日本時間1月30日、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によってカージナルスとロッキーズのあいだでアレナードのトレードが合意に達したことが報じられた。トレードが完了するまでにクリアしなければならないハードルが非常に多く、まだ成立には至っていないものの、アレナードが今季からカージナルスの赤いユニフォームを着てプレーすることがほぼ確実となっている。

     現地メディアが報じている情報を整理すると、まずアレナードはロッキーズと6年1億9900万ドル分(2021~2026年)の契約を残しており、その契約には全球団に対するトレード拒否権と2021年シーズン終了後のオプトアウト権が含まれている。アレナードはトレードの際にこのトレード拒否権を破棄することになるが、カージナルス移籍後に再取得するようだ。また、トレード拒否権を破棄することに対するボーナスのような形で、2022年シーズン終了後のオプトアウト権が追加され、さらに2027年に1年1500万ドルの契約が追加される見込みとなっている。

     これに加え、ロッキーズはアレナードの残り契約の一部として5000万ドルを負担し、カージナルスがアレナードに支払う年俸の一部は後払いになる予定だという。多額の金銭と契約の見直しが含まれるトレードのため、メジャーリーグ機構と選手会からの承認が必要となっている。2017年12月にヤンキースがマーリンズからジャンカルロ・スタントンを獲得した際、「スタントンが2020年シーズン終了後にオプトアウト権を行使しなければマーリンズが3000万ドルを支払う」という条項が盛り込まれていたが、今回もアレナードのオプトアウト権行使の有無によって金額が変動するような形になるかもしれない。

     なお、2003年オフにはレッドソックスとレンジャーズのあいだでマニー・ラミレスとアレックス・ロドリゲスを含む超大型トレードが成立寸前までいったことがある。このときはレンジャーズがレッドソックスにラミレスの年俸の一部を負担することを求め、ロドリゲスはレッドソックスがその資金を捻出できるようにサラリーの減額に同意していたと言われている。しかし、既存の契約の価値を下げることになってしまうため、選手会が承認せず、トレードは成立しなかった。

     今回はアレナードが損をするような内容になっていないため、選手会が却下することはないとみられるが、メジャーリーグ機構と選手会がトレードの内容を精査し、承認するまでにはもう少し時間がかかりそうだ。

  • 遊撃手補強目指すレッズ レイズの正遊撃手・アダメスに興味

    2021.1.31 11:00 Sunday

     フリーエージェント市場から遊撃手が消えたため、遊撃手補強が今オフの最優先課題であるレッズは、トレードでの補強が必要となっている。メッツからインディアンスへ移籍したアメッド・ロサリオが候補の1人となっていることはすでに報じられているが、「ジ・アスレチック」のC・トレント・ローズクランスによると、レッズはレイズの正遊撃手であるウィリー・アダメスやフリーエージェントのディー・ストレンジ・ゴードンにも興味を示しているようだ。

     ローズクランスによると、レッズとレイズは今オフ序盤にアダメスのトレードについて話し合いを行っていたという。しかし、レッズはフリーエージェント市場での補強を最優先に考えていたため、レイズとの交渉を中断。その後、ディディ・グレゴリアス、マーカス・セミエン、アンドレルトン・シモンズが次々にフリーエージェント市場から姿を消したため、レッズが再びアダメス獲得に動く可能性があるとみられている。

     アダメスは現在25歳でフリーエージェントまであと4年も保有できるため、レッズとしては今季だけでなく、今後数年間にわたって正遊撃手を任せることができる。昨季は54試合に出場して打率.259、8本塁打、23打点、OPS.813をマーク。遊撃の守備でも2年連続でプラスの守備防御点を記録しており、正遊撃手として申し分のない存在だ。

     もちろん、あと4年も保有できる若手遊撃手をレイズが簡単に手放すとは思えないが、球界ナンバーワン有望株のワンダー・フランコのメジャー昇格が近付いており、レッズが十分な対価を用意できればレイズが放出に応じる可能性はある。フランコは早ければ今季中のメジャーデビューが予想されているが、レイズはそれまでの数ヶ月をジョーイ・ウェンドルを遊撃に回して凌ぐこともできる(空いた三塁にはヤンディ・ディアスやマイク・ブロソーがいる)。

     一方、現在32歳のゴードンは、遊撃手として20試合以上に出場したのは2013年が最後であり、近年の成績不振も考えると、正遊撃手としての起用は難しいだろう。ゴードンを獲得する場合は、日本時間1月31日にフィリーズから金銭トレードで獲得したカイル・ホルダーも含め、複数の選手を併用して有望株ホゼ・ガルシアの成長を待つことになりそうだ。

  • カブスが先発補強 前パイレーツの右腕・ウィリアムスを獲得へ

    2021.1.31 10:30 Sunday

     「カブス・インサイダー・リポート」のエバン・アルトマンによると、カブスはパイレーツからフリーエージェントとなっていた先発右腕トレバー・ウィリアムスと1年契約を結ぶことで合意に達したようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはウィリアムスの年俸が250万ドル前後であることを伝えており、アルトマンによると、年俸の一部が後払いになる見込みだという。カブスは先発の駒が足りず、先発投手の補強が急務となっていた。

     今オフのカブスはホゼ・キンターナ(現エンゼルス)、ジョン・レスター(現ナショナルズ)、タイラー・チャットウッド(現ブルージェイズ)の3人が退団しただけでなく、パドレスとのトレードでダルビッシュ有を放出。交換要員としてザック・デービースを獲得したとはいえ、一気に4人の先発投手を失ったことにより、先発の駒不足が顕著となっていた。

     現在28歳のウィリアムスは、メジャー2年目の2017年に先発ローテーション入りを果たし、2018年には31試合に先発して170.2イニングを投げ、14勝10敗、防御率3.11、126奪三振という自己最高の成績をマーク。特にこの年の後半戦は12先発で7勝3敗、防御率1.38と絶好調だった。ところが、2019年は26先発で防御率5.38、昨季は11先発で防御率6.18と成績が悪化し、昨年11月にパイレーツからDFA→フリーエージェントとなった。

     ウィリアムスはカイル・ヘンドリックス、デービース、アレック・ミルズに次ぐ先発4番手を務めるとみられる。5番手は昨季デビューして好投したアドベルト・アルゾレイが有力だが、今オフにコール・スチュワートやシェルビー・ミラーも加わっており、春季キャンプで競争が行われることになりそうだ。

     今オフ、戦力の流出ばかりが目立っていたカブスだが、今月に入って控え捕手としてオースティン・ロマイン、正左翼手としてジョク・ピーダーソンを獲得するなど、少しずつ戦力を整え始めている。

  • Wソックスが左腕・ロドンと再契約へ 先発5番手候補の1人

    2021.1.31 10:00 Sunday

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ホワイトソックスは自軍からノンテンダーFAとなっていた左腕カルロス・ロドンと1年300万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。2014年ドラフト全体3位指名でホワイトソックスに入団し、トップ・プロスペクトとして期待されたロドンだが、相次ぐ故障により近年は低迷。昨季はメジャー昇格後初めてシーズン0勝に終わっており、メジャー7年目の今季は復活を目指す。

     現在28歳のロドンは昨季4試合(うち2先発)に登板して0勝2敗、防御率8.22という自己最悪の成績に終わった。7月28日のインディアンス戦、8月3日のブリュワーズ戦と2度先発したものの、いずれも4イニングを投げ切ることができず、2度目の先発登板で左肩を痛めて戦線離脱。9月下旬に復帰したあとはリリーフで起用されたが、9月24日のインディアンス戦では3点リードの7回裏二死満塁の場面で登板し、セザー・ヘルナンデスに2点タイムリー、ホゼ・ラミレスに逆転2点タイムリー二塁打を浴びて逆転を許してしまった。

     ロドンのベストシーズンはメジャー2年目の2016年。この年は28試合に先発して自身唯一の規定投球回到達となる165イニングを投げ、9勝10敗、防御率4.04、168奪三振をマークした。また、2019年には初めて開幕投手を務めたが、同年5月にトミー・ジョン手術を受けるなど、プロ入り時の大きな期待に応える活躍を見せることができていない。

     今季のホワイトソックスは先発5枠のうち、ルーカス・ジオリト、ダラス・カイケル、ランス・リン、ディラン・シースで4番手までは確定。ロドンはレイナルド・ロペスや有望株マイケル・コペックと5番手の座を争うことが予想される。また、速球とスライダーを武器に三振を取れる左腕ということもあり、有望株ギャレット・クローシェをマイナーで育成する場合は、ブルペンの一員として起用される可能性もありそうだ。

  • アストロズが外野手を補充 スーザJr.とマイナー契約で合意

    2021.1.31 02:00 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、アストロズは昨年9月にカブスを解雇されてフリーエージェントとなっていたスティーブン・スーザJr.とマイナー契約を結ぶことで合意に達したようだ。アストロズはマイケル・ブラントリーとの再契約に成功したものの、ジョージ・スプリンガーはブルージェイズへの移籍が決定。さらにジョシュ・レディックもフリーエージェントとなっており、層の薄い外野手にスーザJr.を補充する形となった。

     現在31歳のスーザJr.は2014年にナショナルズでメジャーデビューし、同年オフの3球団トレードでレイズへ移籍。2015年から右翼のレギュラー格として起用されるようになり、2017年には自己最多の148試合に出場して打率.239、30本塁打、78打点、16盗塁、OPS.810というキャリアハイのシーズンを過ごした。

     前年の好成績もあり、2018年2月に大きな期待を背負ってダイヤモンドバックスへ移籍したものの、この年は胸筋を痛めて長期離脱し、わずか72試合しか出場できず。復活を期した2019年はオープン戦で左膝前十字靭帯断裂などの重傷を負い、シーズンを棒に振った。昨季は年俸100万ドルの1年契約でカブスに加入したが、11試合に出場して打率.148、1本塁打、5打点、1盗塁、OPS.591と戦力にならず、シーズン閉幕を待たずに解雇となった。

     過去3年まともにプレーできなかった影響でマイナー契約からのリスタートとなり、招待選手として春季キャンプに参加して開幕ロースター入りを目指すスーザJr.だが、アストロズは外野の両翼(ブラントリーとカイル・タッカー)の控えに人材を欠いているため、メジャー昇格を勝ち取るチャンスは十分にある。スプリンガーが抜けた中堅は確固たるレギュラーが不在の状況となっており、ジャッキー・ブラッドリーJr.など外部からの補強に動くとみられている。

  • フィリーズ 正遊撃手・グレゴリアスと2年2800万ドルで再契約へ

    2021.1.31 01:30 Sunday

     「ジ・アスレチック」のジェイソン・スタークによると、フィリーズは正遊撃手のディディ・グレゴリアスと2年2800万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。グレゴリアスは1年前のオフにヤンキースからフリーエージェントとなって1年1400万ドルの契約でフィリーズに加入し、昨季終了後に再びフリーエージェントとなっていた。グレゴリアスの契約合意によりフリーエージェント市場から遊撃手が姿を消した。

     現在30歳のグレゴリアスは、トミー・ジョン手術明けのシーズンとなった2019年こそヤンキースで82試合に出場して打率.238、16本塁打、61打点、OPS.718と不本意な成績に終わったものの、フィリーズに加入した昨季は60試合で打率.284、10本塁打、40打点、OPS.827と復調。自身の価値を立て直すことに成功し、今オフの移籍市場で遊撃手の補強を目指す複数のチームから関心を寄せられていた。

     メジャーリーグ公式サイトのポジション別フリーエージェント選手一覧に掲載されている5人の遊撃手のうち、金河成(キム・ハソン)は昨年のうちにパドレスとの4年契約が決定。つい先日、マーカス・セミエンはブルージェイズ、アンドレルトン・シモンズはツインズ、フレディ・ギャルビスはオリオールズにそれぞれ1年契約で移籍することが決定し、フリーエージェント市場に残る遊撃手はグレゴリアスのみとなっていた。

     1年後のオフはフランシスコ・リンドーア(メッツ)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)、ハビアー・バイエズ(カブス)、コリー・シーガー(ドジャース)、カルロス・コレア(アストロズ)と多くのスター遊撃手がフリーエージェントとなる予定だが、グレゴリアスと2年契約を結んだフィリーズはこのスター遊撃手争奪戦には加わらないことになる。

     なお、セミエンが退団したアスレチックスとギャルビスが退団したレッズは遊撃の穴埋めができておらず、今後はトレードでの補強を検討することになるだろう。

  • カージナルスがスター三塁手・アレナード獲得 大型トレード成立へ

    2021.1.30 11:45 Saturday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、カージナルスがロッキーズからノーラン・アレナードを獲得するトレードが成立したようだ。ローゼンタールはトレードの状況について「メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会からの承認待ち」と伝えている。アレナードは残り6年1億9900万ドルという大型契約を抱えているため、ロッキーズが5000万ドル前後を負担する模様。また、アレナードの年俸の一部は後払いとなるようだ。

     現在29歳のアレナードはメジャー1年目から8年連続でゴールドグラブ賞を受賞中の球界屈指の三塁手で、オールスター・ゲーム5度、シルバースラッガー賞4度、プラチナグラブ賞4度、本塁打王3度、打点王2度といった輝かしい実績を誇る。昨季は開幕直後に左肩を痛めた影響もあり、48試合に出場して打率.253、8本塁打、26打点、OPS.738に終わったが、守備面に大きな影響はなく、8年連続8度目のゴールドグラブ賞を受賞した。

     アレナードは現在のロッキーズとの契約のなかに「トレード拒否権」と「今季終了後のオプトアウト権」が含まれており、この2つがトレードの正式な成立に向けての障壁となっているようだ。アレナードがカージナルスへの移籍を拒否すれば、チーム間のトレード合意は全く意味を成さない。

     また、カージナルスはアレナードが今季終了後にフリーエージェントとなるのを避けるため、オプトアウト権の破棄ないし行使可能時期の先延ばしを求めているとみられる。それにアレナードが応じなければ、トレードは破談となる可能性も残っている。これらの理由により、トレードの正式な成立にはもう少し時間がかかる見込みだ。

     なお、ローゼンタールはカージナルスが交換要員として放出する可能性のある選手について、オースティン・ゴンバー、ルーケン・ベイカー、ジョン・トーレス、ジェイク・ウッドフォード、アンヘル・ロンドンの名前を挙げており、主力選手やトップ・プロスペクトは含まれていない。しかし、具体的な選手や人数については依然として不明となっている。

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