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  • モリーナがプエルトリコでチャリティ・イベントを開催

    2017.12.11 14:47 Monday

     短い時間だったかもしれないが、プエルトリコの人々は困難を忘れ、休日を楽しむことができたに違いない。プエルトリコ出身のスター選手、ヤディアー・モリーナ(カージナルス)がサンフアンでチャリティ・イベントを開催し、2万人以上のファンを楽しませた。

     日本時間12月10日、プエルトリコ・サンフアンのヒラム・ビソーン・スタジアムでホームラン競争とセレブリティ・ソフトボール・チャリティ・ゲームが開催された。このイベントはモリーナとモリーナの妻であるワンダ・トーレスによって2010年に設立された非営利組織「ファウンデーション4」の支援のもとで行われ、今回が2度目。「多くの選手が自分の時間を犠牲にして集まってくれたこと、プエルトリコの人々に幸せを届けることができたことをとても嬉しく思う」とモリーナが語ったように、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、ハビアー・バイエズ(カブス)、アレックス・コーラ(レッドソックス監督)、カルロス・デルガード、エドウィン・ディアス(マリナーズ)など現役・OBを問わずプエルトリコ出身のメジャーリーガーがズラリと顔を揃えた。

     今季限りで現役を退いたカルロス・ベルトランも参加予定だったが、ニューヨークで初雪が降り、飛行機が欠航となってしまったため、イベント会場に顔を出すことはできなかった。しかし、ビデオメッセージで欠席の理由を伝えるなど、プエルトリコの人々のために最大限の誠意を示していた。もちろん、プエルトリコが世界に誇る「モリーナ三兄弟」の長男・ベンジーと次男・ホゼも出席。これらの選手たちの協力もあり、プエルトリコのハリケーン被害者への支援金は20万ドルを超えたという。

     チャリティのソフトボールにはプエルトリコ出身の著名人も多数参加。イベントは大いに盛り上がり、大成功で幕を閉じた。今年3月のワールド・ベースボール・クラシックではプエルトリコ代表のメンバー全員が髪を金色に染め、一致団結して準優勝を果たしたが、今回もプエルトリコの人々の絆が大いに感じられるイベントとなった。


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  • ロッキーズの捕手補強が完了 アイアネッタが古巣復帰

    2017.12.11 12:32 Monday

     今季途中に加入し、正捕手として活躍したジョナサン・ルクロイとの再契約を目指していることが報じられていたロッキーズだが、最終的には馴染みのあるベテラン捕手と契約合意に至った。日本時間12月9日、ロッキーズはクリス・アイアネッタと2年契約を結んだことを発表した。

     ロッキーズのジェフ・ブリディッチGMは捕手の補強が今オフの最優先課題の一つであることを明らかにしていた。ルクロイとの再契約交渉を進めていると見られていたが、2006年から2011年までロッキーズでプレイしていた34歳のベテラン捕手を呼び戻すことでロッキーズの「捕手問題」は決着した。

     今季のアイアネッタはジェフ・マシスやクリス・ハーマンとの併用になるなか、89試合に出場して打率.254、17本塁打、OPS.865をマーク。限られた出場機会のなかで自己最多に迫る17本塁打を放ち、OPSは2008年(.895)に次ぐ自己2番目の数字だった。前回在籍時には6シーズンで打率.235、63本塁打、OPS.788をマーク。当時に比べると特に守備面で安定感が増しており、控え捕手と上手く併用しながら起用すれば今季同様の好パフォーマンスが期待できるはずだ。

     ロッキーズは今季、トニー・ウォルターズとトム・マーフィーの併用でシーズンを乗り切る方針だったが、マーフィーが右前腕の骨折で出遅れる誤算。ライアン・ハニガンやダスティン・ガーノウにも出場機会が与えられたものの、チームがポストシーズン進出を目指す戦いを続けるなかで捕手の補強が必要となり、ルクロイの獲得に動いたという経緯があった。チームに安定感をもたらしたルクロイのパフォーマンスを高く評価し、ロッキーズは再契約に動いていたが、どうやら合意には至らなかったようだ。

     「プランA」のルクロイを諦め、早々に「プランB」のアイアネッタを獲得する形となったが、決して悪い選択ではない。7年ぶりに古巣に戻ってきたベテラン捕手が、若手投手が顔を揃える先発ローテーションをしっかりサポートしてくれることを期待したい。


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  • タイガースが先発右腕・ファイアーズを1年契約で獲得

    2017.12.11 12:04 Monday

     アストロズからノンテンダーFAとなったマイク・ファイアーズは複数年契約のオファーを蹴り、単年契約で勝負することを選択した。日本時間12月9日、タイガースはファイアーズと年俸600万ドルの1年契約を結んだことを発表した。

     ファイアーズはブリュワーズ時代に先発投手として台頭し、2015年途中にアストロズへ移籍。移籍後4度目の登板でノーヒッターを達成し、翌2016年には自身初の2ケタ勝利(11勝)をマークするなど、先発ローテーションの一角として活躍してきたが、今季は29試合(うち28先発)に登板して8勝10敗、防御率5.22に終わった。与四球率3.64は自己ワーストの数字であり、与死球13もリーグ最多と安定感を欠き、被本塁打32本も自己ワースト。6月から7月にかけて好投を続け、一時は防御率を3点台半ばまで向上させたが、8月に防御率7.44、9月に防御率16.00と崩れ、最終的な防御率は5点台となってしまった。

     ファイアーズのもとには数球団から2年契約のオファーが届いていたそうだが、ファイアーズはこれを拒否し、単年契約を選択。もちろん、自己ワースト級の成績に終わった今季から挽回し、来オフ、より好条件の複数年契約を得たいという思惑があることは間違いない。しかし、ファイアーズはタイガースと契約することを選択した大きな理由の一つとしてクリス・ボジオ投手コーチの存在を挙げている。ファイアーズはブリュワーズのマイナー時代にボジオの指導を受け、好成績を残した過去がある。「彼の存在がタイガースと契約した理由の一つだよ」とファイアーズは語っている。

     ファイアーズの加入により、タイガースの先発ローテーションはマイケル・フルマー、マシュー・ボイド、ジョーダン・ジマーマン、ファイアーズ、ダニエル・ノリスと一応の形はできあがった。ただし、タイガースはファイアーズ同様に不本意なシーズンを過ごしたクリス・ティルマンにも興味を示していることが報じられており、ボイド、ノリスといった若手投手のサポート役として実績のある投手を加える可能性はありそうだ。


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  • カージナルスがベテラン右腕・グレガーソンと2年契約

    2017.12.11 11:30 Monday

     メジャー通算623登板(年平均69登板)を誇る鉄腕リリーバーが9年ぶりにプロ入り時の古巣に復帰することになった。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、カージナルスは33歳のベテラン右腕、ルーク・グレガーソンと2年契約で合意に至ったようだ。

     グレガーソンはアストロズとの契約最終年となった今季、ここ3シーズンで最多となる65試合に登板し、2勝3敗1セーブ18ホールド、防御率4.57をマークした。61イニングで自己ワーストの13本塁打を浴びた影響で、防御率は自身初の4点台。昨季までのキャリアワーストが3.28(2016年)だったことを考えると、きわめて不本意なシーズンとなった。被打率(.257)もキャリアで2番目に悪く、あまり良いところのないシーズンだったが、奪三振率は10.33と高水準を維持した。

     ローゼンタールによるとカージナルスとの契約は2年1100万ドルで、3年目(2020年)は成績に応じて自動的に行使されるベスティング・オプションになっているという。パドレス時代はセットアッパーとして活躍し、2010年にはリーグ最多の40ホールドを記録。アストロズへ移籍した2015年にはクローザーとして31セーブを挙げ、通算防御率3.02、被打率.216と優秀な数字を残している。2006年のドラフトでカージナルスから28巡目(全体856位)指名を受けてプロ入りし、2009年シーズンの開幕前に後日指名選手としてパドレスへ放出されており、9年ぶりの古巣復帰となった。

     今オフのカージナルスは呉昇桓(オ・スンファン)、ザック・デューク、フアン・ニカシオ、トレバー・ローゼンタールとリリーバー4人が退団しており、打線の核となる強打者とともにブルペンの補強が最優先課題となっていた。まずはウィンター・ミーティングを前にグレガーソンの獲得に成功したが、ここ数年のパフォーマンスを見る限り、グレガーソンをクローザーに据えることは考えにくい。カージナルスのブルペン補強は今後もまだまだ続いていきそうだ。


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  • カブスがブルペン補強 剛腕・モローと合意目前に

    2017.12.11 10:58 Monday

     ひょっとすると、ドジャースで復活を遂げた剛腕リリーバーがカブスの新たなクローザーとなるかもしれない。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、カブスはドジャースからフリーエージェントとなったブランドン・モローとの契約合意が目前に迫っているようだ。

     33歳のモローはドジャースに加入した今季、45試合に登板して6勝0敗2セーブ、防御率2.06、被打率.194、WHIP0.92という見事な成績を残し、自己ベストのシーズンを過ごした。平均球速97.7マイルの速球を武器に、レギュラーシーズンでの被本塁打はゼロ。ポストシーズンではチームの15試合中14試合に登板する奮闘ぶりで、チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献した。今季の大活躍もあり、フリーエージェントとなったモローにはセットアッパーやクローザーの獲得を目指す球団からの関心が集まっていたが、どうやらカブスがこの剛腕のハートを射止めたようだ。

     カブスはクローザーのウェイド・デービスのほか、上原浩治やブライアン・ダンシングがフリーエージェントとなっており、ジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜けた先発陣同様にブルペン陣の補強が急務となっていた。モローはメジャー2年目、マリナーズ時代の2008年に10セーブを挙げた実績があり、今季のパフォーマンスを考えても、このままカブスがモローをクローザーに据えても決して不思議ではない。ただし、カブスはウィンター・ミーティングにおいてデービスの代理人と面会する予定を立てており、現時点ではモローをセットアッパーとして起用する方針のようだ。また、セットアッパーやクローザーとして十分な実績のあるアディソン・リードの獲得にも興味を示しているという。

     カブスはすでにラッキーの穴埋め役としてタイラー・チャットウッドを獲得しており、チャットウッド、モローという今オフの注目株2人をチームに加えることに成功した。大谷翔平(エンゼルス)こそ取り逃したものの、今オフのカブスの補強は今のところ順調に進んでいると見ていいだろう。


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      10月26日 2017年カブス名場面集

  • スタントンのヤンキース移籍が球団間で合意 ジャッジと共演へ

    2017.12.10 13:33 Sunday

     ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)がカージナルスとジャイアンツへの移籍を拒否し、振り出しに戻ったかに思われたスタントン争奪戦。しかし、争奪戦は急展開を見せた。マーリンズとヤンキースはスタントンのトレードについて球団間で合意に達したようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンはマーリンズとヤンキースの間でのトレード交渉が「完了した」ことを報じた。スタントンは全球団へのトレード拒否権を有しているため、最終的にはスタントン自身の受諾が必要となるが、スタントンの希望移籍先にヤンキースが含まれているのは既報のとおりであり、ヤンキース移籍が実現することはほぼ間違いない。マーリンズはスタントンのトレードで二塁手のスターリン・カストロと有望株2名(右腕のホルヘ・グスマン、遊撃手のホゼ・ディバース)を獲得する模様だ。

     また、このトレードによりヤンキースはスタントンの年俸の一部としてマーリンズから3000万ドルを譲り受けるとの情報が出ているが、MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、この3000万ドルはスタントンが2020年シーズン終了後にオプトアウトの権利を行使せず、ヤンキースに残留した場合にのみ支払われるようだ。残り10年2億9500万ドルの契約をヤンキースが全うする場合にのみ支払われるということになる。

     そして、スタントンのヤンキース移籍により、今季ナ・リーグ本塁打王(59本塁打)のスタントンとア・リーグ本塁打王(52本塁打)のアーロン・ジャッジという「111本塁打コンビ」が完成する。ここにゲーリー・サンチェスとディディ・グレゴリウスを加えると今季合計169本塁打となり、ジャイアンツ(128本塁打)、パイレーツ(151本塁打)、ブレーブス(165本塁打)、そして同地区ライバルのレッドソックス(168本塁打)を上回る。チームメイトが同一シーズンに50本塁打以上を放った例は1961年のヤンキース(ロジャー・マリスとミッキー・マントル)しかなく、スタントンとジャッジの競演はまさに歴史的な出来事となる。

     スタントンがトレードを拒否した直後の、まさに「電光石火」とも言うべきヤンキースのスタントン獲得劇。今オフの動向、そして来季以降の戦いに大きなインパクトを与えることは間違いない。


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  • 争奪戦に決着 大谷が選んだのはエンゼルス!

    2017.12.9 09:29 Saturday

     大谷翔平(北海道日本ハム)がポスティングの申請をしてから1週間。ついに大谷争奪戦が決着した。日本時間12月9日、大谷の代理人を務めるネズ・バレロは大谷が契約先としてエンゼルスを選択したことを声明の中で明らかにした。

     大谷の移籍先を明らかにするバレロの声明は現地時間12月8日の朝に公開された。「詳細なプロセスを経て、今朝、大谷翔平はロサンゼルス・エンゼルスと契約することを決断した。翔平は非常に多くのチームが獲得に力を注いでくれたことをいつも光栄に、嬉しく感じていたし、各球団のプロフェッショナリズムに感謝している。そして最後には、エンゼルスとの強いつながりを感じ、エンゼルスこそがメジャーリーグの舞台において目標を成し遂げることのできるベストの場所だと信じている」

     23歳の大谷はポスティング制度を利用してメジャーリーグへ挑戦することを発表したあと、今オフのフリーエージェント市場において最大の注目株となった。書類による一次選考を経て獲得候補は7球団に絞られ、エンゼルスは日本時間12月5日に大谷と面会。マリナーズ、レンジャーズ、カブス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツとの争奪戦を制した。

     バレロは大谷の決断について「翔平は決断に至るまでに様々な要素を検討したが、彼が最も重視していたのは球団の規模やタイムゾーン、所属リーグなどではなかった。エンゼルスと真のつながりを感じたんだ。彼はエンゼルスが成長し、次のレベルに到達し、キャリアの目標を成し遂げるためのベストの環境だと認識している。彼は素晴らしい才能の持ち主であるだけでなく、非常に優れた人間性の持ち主だ。他の人々のように、私も彼をメジャーリーグの舞台で見ることを楽しみにしている」と声明の中で語っている。

     エンゼルスはインターナショナル・ボーナスプールの残り231万5000ドルをすべて大谷との契約につぎ込み、北海道日本ハムには譲渡金として2000万ドルを支払うことになる。エンゼルスは公式の声明のなかで「大谷翔平がエンゼルスに加わることを決断してくれたことを光栄に思う。交渉のプロセスのなかで、我々は彼との特別なつながりを感じていた。彼がエンゼルスの一員になることを楽しみにしている」と大谷の加入を歓迎した。

     大谷はギャレット・リチャーズとともに先発ローテーションの軸を担うことになるだろう。また、登板と登板の間には指名打者として出場することが見込まれている。マイク・トラウト、ジャスティン・アップトン、アルバート・プーホルスと中軸には右打者が並んでおり、左打者である大谷の加入は左右のバランスという意味でも非常に大きい。また、大谷の加入によりプーホルスは一塁を守る機会が増えそうだ。

     エンゼルスの赤いユニフォームを身にまとった大谷はどんな活躍を見せてくれるのか。大谷のメジャー挑戦がいよいよ本格的に幕を開けた。


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      12月7日 大谷獲得に向けて マリナーズ&エンゼルスが資金を増額

      12月7日 大谷が7球団との面会を完了 本命はパドレス&マリナーズか

      12月6日 パドレス以外の6球団が大谷と面会を済ませる

      12月5日 大谷争奪戦から脱落のヤンキース サバシアと再契約の可能性

      12月5日 ヤンキースがブーンの監督就任を正式に発表

      11月30日 やる気十分のベルトランがヤンキース新監督本命に浮上か

      11月29日 ヤンキースの新監督候補にベルトランが浮上

      11月22日 ジャッジが左肩手術 春季キャンプには間に合う見込み

      11月21日 ヤンキースがマーリンズとトレード 「大谷資金」の増額に成功

      11月17日 ヤンキースがプロファー獲得に興味?

      11月17日 スタインブレナー共同オーナーはさらなる有望株の台頭に期待

      11月15日 有望株・トーレス 正三塁手として開幕ロースター入りの可能性も

      11月14日 日本でプレイ経験のあるミューレンがヤンキースの新監督候補に

      11月10日 アーロン・ブーンがヤンキースの新監督候補に浮上


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  • スタントン ジャイアンツ、カージナルスへのトレードは拒否か

    2017.12.8 18:36 Friday

     佳境を迎えたかに思われたジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の争奪戦。しかし、現時点ではスタントンはジャイアンツないしカージナルスへのトレードを受け入れるつもりはないようだ。日本時間12月8日、スタントンがトレードを受け入れる意思のある4球団が明らかになった。

     当初からスタントン獲得に積極的な姿勢を見せていたのはジャイアンツとカージナルス。この2球団以外にマーリンズと本格的なトレード交渉を行っていた球団はなく、近日中にもこの2球団のいずれかに決着するのではないかと見られていた。ところが、MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、現時点ではスタントンはこの2球団への移籍を受け入れるつもりはないという。ローゼンタールはスタントンがドジャースないしヤンキースへの移籍を希望していることを報じている。

     さらに、シリウスXMのクレイグ・ミッシュはスタントンの希望球団リストにカブスとアストロズが含まれていることを報じた。いずれにしてもジャイアンツとカージナルスはこのリストに含まれていない。スタントン自身にジャイアンツないしカージナルスへの移籍を受け入れる意思がない以上、スタントンのトレード交渉は振り出しに戻ったと言っても過言ではないだろう。これにより、日本時間12月12日にスタートするウィンター・ミーティングにおいてスタントンが話題の中心となることはほぼ確実となった。

     ディー・ゴードンをマリナーズへ放出したマーリンズだが、まだ年俸削減の目標額には届いていない。仮にスタントンがジャイアンツないしカージナルスへの移籍を拒否し、その他の球団とのトレード交渉もまとまらなかった場合、マーリンズはスタントンを残留させる代わりにマーセル・オズーナの放出に動くことになるとの報道もある。スタントンの動向はチームメイトの去就のみならず、フリーエージェント市場やトレード市場の動きにも大きな影響を与えることになるため、誰もが一刻も早い決着を望んでいることだろう。まずはウィンター・ミーティングがターニングポイントの一つとなりそうだ。


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  • 再建中のホワイトソックス 指揮官が選手に与える好影響

    2017.12.8 17:35 Friday

     再建期真っ只中のホワイトソックスの指揮を執ることを任されたリック・レンテリアの1年目が終了した。チームは67勝95敗で地区4位。しかし、チームの行く末を悲観する声は聞こえてこない。むしろホワイトソックスがレンテリアを指揮官に据えたことを「正しい判断だった」と評する声が大多数を占めている。

     10月のある朝、ホワイトソックスのメディア担当が地元メディアと会話をしているところへレンテリアが顔を出した。しかし、その後間もなくしてレンテリアは教育リーグの試合を視察するためにその場を立ち去った。教育リーグだとしても、オープン戦だとしても、レギュラーシーズンだとしても、レンテリアにとってはワールドシリーズ制覇を目指すチーム作りを進めるホワイトソックスの一部であり、手を抜くことは一切ないのである。レンテリアは野球に終わりなき情熱を注いでおり、再建を進めるホワイトソックスに最適な人材と言えるだろう。

     レンテリアは夜7時に試合が始まる日に、午前中に球場入りし、ベンチコーチのジョー・マクユーイングとともにビデオに目を通して選手たちに指示を出す。そんな男である。レンテリアのこの姿勢はコーチング・スタッフを通して、あるいは直接、選手たちに好影響を与えている。

     今月初めにノンテンダーFAとなったザック・パットナムは今年4月に右肘の故障によりシーズン終了となり、レンテリアとともにフルシーズンを戦えなかったことを悔やんでいる。「彼の熱意はキャンプ初日から伝わってきたよ」とパットナムは語る。

     若手二塁手のヨアン・モンカダもレンテリアから影響を受けた選手の一人である。「彼はみんなと一緒に仕事をするのが好きなんだ。若手選手も、ベテラン選手も。特に若手選手とは良い関係を築いている。彼は指導することが好きだし、わかりやすくコミュニケーションを取ってくれる。常に一生懸命プレイするように言ってくれるんだ。僕のような若手選手にとって、非常にインパクトのある人物だよ」

     正遊撃手に定着したティム・アンダーソンは指揮官について「僕たちがグラウンド上でプレイしているときでさえ、彼は常に燃え上がっているし、僕たちは彼からエネルギーをもらっているんだ。彼の周りにいたい、と思わせてくれる人物だね」と語る。

     若手選手を中心にチームに対して好影響を与え、選手たちから絶大な信頼を得ているレンテリア。おそらくホワイトソックスは彼のもとで強力なチームを作り上げていくことだろう。


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  • カブスはシュワーバー放出に動くのか? 番記者が回答

    2017.12.8 16:30 Friday

     若手の台頭により野手がやや人員余剰気味となりつつあるカブスは、今オフ中のトレードにより人員整理を図る可能性もある。ファンから寄せられた「カイル・シュワーバーをア・リーグのチームへトレードする可能性はあるか」との質問に、MLB公式サイトでカブスの番記者を務めているキャリー・マスカットが回答している。

     ファンから寄せられた質問の全文は以下の通り。「投手との交換でシュワーバーをア・リーグのチームへ放出するのが今オフのベストの動きのように思われる。この動きは起こりうるだろうか。あるいは、シュワーバーではなくイアン・ハップやアルバート・アルモーラJr.のような若手選手を放出する可能性はあるだろうか。シュワーバーは典型的なア・リーグ型の選手のように見える」

     投手補強が課題となっているカブスにとって、外野守備に難を抱えるシュワーバーを指名打者制のあるア・リーグのチームへ放出し、投手を獲得するというのは実に理にかなった動きである。実際、ヤンキースがシュワーバー獲得を検討しているとの報道もある。しかし、マスカットは「セオ・エプスタイン野球部門社長は同意しないだろう」とシュワーバー放出の可能性を否定する。

     エプスタインはシュワーバーについて「彼は我々が勝利を手にするために必要なタイプの選手である。不調のシーズンに30本塁打を放ったというのは素晴らしいことだよ。彼の魅力はパワーだけではない。将来的にはアンソニー・リゾーのようなオールラウンドな打者に成長するポテンシャルを持っているんだ」と語っており、その才能を高く評価している様子がうかがえる。また、タフネスやリーダーシップといった部分でも、エプスタインはシュワーバーを高く評価している。

     マスカットはシュワーバー放出の可能性は低いとし、シュワーバー同様に放出の可能性が低い選手としてクリス・ブライアント、リゾー、ウィルソン・コントレラスの名前を挙げている。一方、ハップのメジャー昇格により二遊間はハップ、ハビアー・バイエズ、アディソン・ラッセルがポジションを奪い合う状況となっており、「彼らのうち一人を投手獲得のために放出する可能性はある」とした。シュワーバーは来季も引き続き、強打を発揮しながらリグリー・フィールドのレフトを守ることになりそうだ。


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      10月26日 2017年カブス名場面集

  • レッドソックスが獲得する強打者は誰? 番記者が回答

    2017.12.8 15:38 Friday

     強打者の獲得が今オフの最優先事項となっているレッドソックス。Twitter上でファンから寄せられた「レッドソックスが獲得するパワーヒッターは誰か」との質問に、MLB公式サイトでレッドソックスの番記者を務めているイアン・ブラウンが回答している。

     ブラウンは当初から「レッドソックスが獲得する強打者はJ.D.マルティネスである」との主張を続けてきた。そして、それは少しずつ現実味を帯びつつある。レッドソックスは大谷翔平(北海道日本ハム)の争奪戦に加わっていたものの、「一次審査」で不合格となり早々に脱落。ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の争奪戦に加わる可能性も取り沙汰されていたが、ここまでは本格的な動きを見せておらず、スタントンはレッドソックス以外のチーム(おそらくジャイアンツかカージナルス)へ移籍する可能性が高い。こうした状況のなか、ブラウンは「マルティネスを獲得することがレッドソックスの最優先事項である」と主張している。

     マルティネスは今季途中にタイガースからダイヤモンドバックスへ移籍したため、クオリファイング・オファーの対象にならなかった。獲得した際にドラフト指名権を失わずに済むのは獲得側のチームにとっては大きなメリットとなる。また、マルティネスが2014年3月にアストロズから解雇された際、救いの手を差し伸べたのは当時タイガースでGMを務めていたデーブ・ドンブロウスキーだった。ドンブロウスキーは現在、レッドソックスで野球部門社長として編成の最高責任者となっている。ドンブロウスキーとマルティネスの間のコネクションはレッドソックスにとって大きなアドバンテージとなるだろう。さらに、レッドソックスはラファエル・ディバース、アンドリュー・ベニンテンディという左打者が台頭してきた。彼らをサポートする意味でも右打ちのスラッガーであるマルティネスの存在は大きい。

     そして、ブラウンはマルティネス獲得レースの対抗馬として「スタントン争奪戦で2番手となり、スタントンを獲得できなかったチーム」を挙げている。スタントンのトレード決定が、マルティネス争奪戦開始の合図となりそうだ。


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      12月1日 レッドソックス ユーキリスら5人の球団殿堂入りが決定

      11月30日 レッドソックスがアブレイユ獲得に向けて交渉開始か

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  • ゴーズマン ハラデイに敬意を表して「34」を着用へ

    2017.12.8 14:35 Friday

     オリオールズの先発右腕、ケビン・ゴーズマンは来季から背番号を「34」へ変更することを発表した。この背番号変更には、自身と同じコロラド州出身であり、先日飛行機事故で亡くなった名投手、ロイ・ハラデイへの敬意が込められているという。

     日本時間12月8日、ゴーズマンは自身のTwitterアカウントで背番号変更を報告した。「ただ彼(=ハラデイ)に敬意を表したかったんだ。彼は僕が本当に尊敬していた選手だからね」とゴーズマン。「僕が最も後悔していることの一つは、彼と接する機会がなかったことだよ。彼の電話番号を知っている人に電話番号を聞いて、彼に連絡すれば良かったな」とゴーズマンが語るように、ゴーズマンとハラデイの間には直接的なつながりはない。しかし、この2人にはコロラド州出身という共通点がある。

     ゴーズマンによると、ゴーズマンが育った町とハラデイが育った町は30分ほどしか離れていないという。これまで背負ってきた「39」に特別なこだわりがなかったゴーズマンは担当スタッフに連絡を取り、背番号変更を打診した。「背番号を変更したいということとその理由を伝えたんだ。彼らは快く対応してくれたよ。コロラド州に生まれて野球選手になるのは大変なことなんだ。特にメジャーリーガーになるのはね。彼はコロラド州や所属チームだけでなく、世代を代表する投手の一人だった」とゴーズマンは語る(コロラド州出身のメジャーリーガーは今季終了時点で通算92名)。

     ゴーズマンの携帯電話は背番号変更のツイートをした直後に充電切れになった。再び電源を入れたとき、ゴーズマンは驚いたという。該当ツイートは800回以上もリツイートされ、2700以上の「いいね」が付いていたのだ。「年を取るにしたがって、コロラド州に生まれて野球選手になることの難しさをより理解するようになった。これまでに100人以下しかいないんだからね」と語るゴーズマン。「ロイ(・ハラデイ)が亡くなってしまったことは悲劇だったし、とても悲しい。でも、彼が成し遂げたあらゆることを目撃できて僕は嬉しいよ」と同郷の大投手に敬意を表しつつも、来季以降のさらなる活躍を誓った。


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  • 再建突入のタイガース 平野ら3投手がターゲット?

    2017.12.8 12:30 Friday

     フリーエージェント市場にまだ数多くの投手が残るなか、タイガースはローコストで獲得できるであろう3人の投手に目を向けている。その3人とはマイク・ファイアーズ、クリス・ティルマン、そしてオリックスからフリーエージェント宣言した平野佳寿だ。

     再建に突入した球団は若手の出場機会を増やしつつも、再建の妨げとならないベテラン選手を1~2年の短期契約で獲得して戦力を整えるのが一般的だ。今オフのタイガースもまさにこの動きを見せており、すでに外野手のレオニス・マーティンを1年契約で獲得している。投手陣は先発、リリーフとも層が薄く、底上げのための獲得候補としてファイアーズ、ティルマン、平野の名前が挙がっているようだ。

     ファイアーズは今季アストロズで29試合(うち28先発)に登板して8勝10敗、防御率5.22をマーク。アストロズ移籍後ワーストの成績に終わり、先日ノンテンダーFAとなった。2年前の2015年には180回1/3を投げて防御率3.69、180奪三振を記録しており、まだ32歳という年齢を考えても復活の可能性は十分にある。

     ティルマンは今季オリオールズで24試合(うち19先発)に登板して1勝7敗、防御率7.84という自己ワーストのシーズンを過ごした。昨季まで4年連続で2ケタ勝利をマークしていたが、今季は右肩の故障で出遅れ、シーズン初登板で初勝利をマークしたあとは7連敗のままシーズン終了。月間防御率は5月の5.87がベストという状況であり、球速の低下により本来のピッチングを取り戻すことはできなかった。まだ29歳であり、昨季までの実績を考えても「バーゲン契約」となる可能性を秘めた存在だ。

     現在33歳の平野はプロ11年目となった今季、58試合に登板して3勝7敗29セーブ、防御率2.67をマーク。セーブ数はパ・リーグ3位の数字だった。フリーエージェント宣言をしているため、ポスティング料を支払う必要はなく、メジャー球団にとっては手を出しやすい物件。また、年齢的に長期契約を必要としない点も有利に働く可能性がある。

     タイガースはこれらの3人を獲得し、再建期の「つなぎ役」とすることができるのか。今後の動向を見守りたい。


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  • オリオールズのもとにマチャド獲得を希望する問い合わせ

    2017.12.8 12:02 Friday

     マニー・マチャド(オリオールズ)はブライス・ハーパー(ナショナルズ)と同様、来オフのフリーエージェント市場における目玉の一人である。しかし、来オフを待たずしてオリオールズのもとにはマチャドがトレードされる可能性を探る問い合わせが届いているようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、オリオールズは今オフ、マチャドに関する問い合わせをすでに数球団から受けているという。MLB.comでオリオールズの番記者を務めるブリタニー・ギロリーはオリオールズがマチャドをトレードする可能性は極めて低いとしているが、マチャドがひとたびフリーエージェントとなってしまえばオリオールズが再契約を結ぶのは困難であるとの見方が強く、今オフ中に契約延長交渉がまとまらなければトレードでの放出に動く可能性もゼロではない。

     今季のマチャドは156試合に出場して打率.259、33本塁打、95打点、OPS.782をマーク。打率と出塁率(.310)はレギュラー定着後最低の数字だったが、Statcastの分析によるとマチャドは強い打球を打ちながらもアウトになったケースが非常に多く、不振の原因としてツキのなさを挙げる声も多い。そのため、今季の不振はマチャドの市場価値にそれほど大きな影響を与えていない。

     来オフ、マチャドとハーパーはともに総額4億ドルを超える契約を手にすると予想する声がある。そして、彼らを獲得する資金的余裕のある球団としてヤンキースとフィリーズが挙げられている。オリオールズとしてはこれらの球団とのマネーゲームになってしまうとおそらく勝ち目はない。契約延長が困難であればフリーエージェントとなる前にトレードしてしまうのも一つの方法だろう。ただし、その際にはトレードで得られる対価と、マチャドがフリーエージェントで流出した際に得られる補償を天秤にかけて判断を下すことになるはずだ。

     マチャドの引き留めに全力を注ぐ方針のオリオールズだが、最終的にどのような結末を迎えるのだろうか。


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  • カブスが先発補強 右腕・チャットウッドと3年契約

    2017.12.8 11:22 Friday

     日本時間12月8日、ジェイク・アリエタとジョン・ラッキーがフリーエージェントとなり先発投手の補強を必要としていたカブスは、タイラー・チャットウッドと3年3800万ドルで契約したことを発表した。アウェイで好投してきたチャットウッドはフリーエージェント市場において注目株の一人となっていた。

     セオ・エプスタイン野球部門社長はチャットウッドについて「彼には優れた才能がある。これから全盛期に突入しようとしているし、メイクアップも優れている。彼が我々のチームで素晴らしい日々を送ってくれると信じているよ」と語り、メジャー通算40勝を誇る27歳右腕の活躍に期待を寄せた。チャットウッドはラッキーの穴を埋めることを期待されている。

     チャットウッドがフリーエージェント市場で注目を集めていたのには理由がある。チャットウッドの通算防御率は4.31と極めて平凡な数字だ。しかし、チャットウッドはメジャー6シーズンのうち5シーズンをロッキーズの一員として過ごしてきた。ロッキーズの本拠地は「打者天国」として知られるクアーズ・フィールド。チャットウッドはこの打者天国で通算防御率5.17に終わっている一方、アウェイでは2016年に防御率1.69、今季も防御率3.49と安定したパフォーマンスを見せているのである。「クアーズ・フィールドを離れればさらなる活躍が期待できる」というのがフリーエージェント市場での共通認識だった。

     「カブスで3年間プレイするチャンスを得られたのは幸運だよ。とても楽しみだね」とチャットウッド。打球が飛びやすいクアーズ・フィールドではボールを動かし、いかにバットの芯を外すかということに腐心していたが、「これからは自分のピッチングに集中できる。ボールが動くとか動かないとか細かいことを気にする必要はなくなるはずさ。いろんなことを考えるのではなく、よりコンスタントに自分のピッチングをすることに集中できるよ」と打者天国を離れることの効果を力説する。

     3年3800ドルという金額はチャットウッドの実績を考えると決して安い金額ではない。しかし、3年契約が終わったとき、この契約は「大バーゲン」になっている可能性もありそうだ。


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  • 電撃トレード!マリナーズがNL盗塁王・ゴードンを獲得

    2017.12.8 10:59 Friday

     日本時間12月8日、マリナーズのジェリー・ディポートGMは衝撃のトレードを成立させた。若手有望株3名をマーリンズへ放出し、ナ・リーグ盗塁王のディー・ゴードンとインターナショナル・ボーナスプール100万ドルを獲得。マリナーズは二塁手のゴードンを中堅手として起用する方針だ。

     ディポートはスピード自慢の選手を求めていた。「我々はもっとアスレチックなチームになりたかった。より速く、塁上でよりダイナミックになりたかったんだ」と語るディポートが選択したのは、今季両リーグ最多の60盗塁をマークして自身3度目の盗塁王に輝いたゴードンを獲得し、二塁からセンターへコンバートするという「ウルトラC」だった。

     ゴードンは遊撃手としてドジャースでメジャーデビューを果たし、メジャー最初の3シーズンは遊撃手としてプレイ。2014年から二塁にコンバートされ、今季は二塁を153試合、遊撃を3試合守った。2013年オフのウィンターリーグでは外野手として13試合に出場し、うち9試合でセンターを守ったが、外野手としてのまとまった出場機会はこれが最後である。

     しかし、トップクラスのスピードを持った内野手がセンターへコンバートされるというのは決して珍しいことではない。ビリー・ハミルトン(レッズ)やトレイ・ターナー(ナショナルズ)もマイナー時代は主に遊撃を守っていたが、メジャー昇格後にセンターへコンバートされている(ターナーはその後再び遊撃へ)。ゴードンはトレードの報を受け、センターを守ることになると聞かされた際にはショックを受けたという。しかし、すでに「嘘はつきたくない。僕は球界で最高の二塁手になるために本当に努力してきた。でも、もし誰かのためにポジションを変えるとしたら、それはロビー(ロビンソン・カノーの愛称)だ。ロビーたちの前を打つことができるなんて夢みたいだよ。彼らが毎年コンスタントに成績を残していることは知っている。それをダメにしないように頑張らないとね」とトレードを前向きに捉えている。

     なお、このトレードによりマーリンズはニック・ナイダート、クリス・トーレス、ロバート・ダガーの3名を獲得した。右腕のナイダートはMLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングでマリナーズ2位にランクイン。内野手のトーレスは同7位、右腕のダガーはTOP30圏外だが、プロ2年目の今季は急成長を遂げた。一方、マリナーズはゴードンとともにインターナショナル・ボーナスプール100万ドルを獲得。これでインターナショナル・ボーナスプールの残高は355万7000ドルとなり、レンジャーズの353万5000ドルを上回って最高額となった。


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  • 将来の殿堂入りを確実視される名遊撃手・ビスケル

    2017.12.7 18:38 Thursday

     遊撃手としては史上2位となる通算11度のゴールドグラブ賞を受賞しているオマー・ビスケルが今回からアメリカ野球殿堂入りの投票対象者となった。初年度での殿堂入りは難しいと見られているが、この名遊撃手は数年後必ず殿堂入りを果たすことになるだろう。

     1984年4月、16歳のときにマリナーズと契約したビスケルは、1989年にメジャーデビューを果たした。メジャー5年目の1993年にゴールドグラブ賞を初受賞し、同年オフにフェリックス・ファーミン、レジー・ジェファーソン(元西武)とのトレードでインディアンスへ移籍。インディアンスでは不動の正遊撃手として活躍し、2001年まで9年連続でゴールドグラブ賞の遊撃手部門を独占した。インディアンス移籍後は打撃面でも成長が見られ、1999年には打率.333、42盗塁、OPS.833の好成績をマーク。キャリアで唯一、MVP投票で得票したシーズンとなった。2005年にジャイアンツへ移籍すると、ここでも2年連続でゴールドグラブ賞を受賞。レンジャーズ、ホワイトソックス、ブルージェイズで過ごした現役最後の4年間は内野のユーティリティを務めたが、現役ラストイヤーとなった2012年も45歳ながら遊撃手として10試合に出場している。

     ビスケルのチームメイトはすでに3人(エディ・マレー、デーブ・ウィンフィールド、ロベルト・アロマー)が殿堂入りを果たしており、今回の投票でジム・トーメイがほぼ間違いなく4人目となる。トーメイと同時に初年度で殿堂入りする可能性は低いものの、ゴールドグラブ賞11度だけでなく、通算2877安打、404盗塁という数字を積み上げたビスケルが数年後に殿堂入りを果たすのはほぼ確実だ。

     ビスケルの実績で何よりも輝いているのが「遊撃手として2709試合出場」というメジャー記録である。ルイス・アパリシオの2581試合を抜き、あのデレク・ジーターでさえも2674試合でビスケルには及ばなかった。現役最多はホゼ・レイエスの1602試合。ビスケルまではまだ1000試合以上の道のりがあり、ビスケルの数字がいかにずば抜けているかがわかる。フランシスコ・リンドーア(インディアンス)らがビスケルの記録を更新する可能性はあるが、現時点ではビスケルが「メジャー史上最も多くの試合に遊撃手として出場した選手」なのである。

     今回の投票ではチッパー・ジョーンズ、トーメイ、トレバー・ホフマン、ブラディミール・ゲレーロらの殿堂入りの行方はもちろんのこと、ビスケルがどれだけの票を集めるかにも注目だ。

  • パドレスがホズマー獲得を検討 マイヤーズは外野転向に前向き

    2017.12.7 17:47 Thursday

     パドレスが今オフのフリーエージェント市場における最高の一塁手であるエリック・ホズマーを獲得する可能性はあるのだろうか。少なくともパドレス自身は可能性があると考えているようだ。正一塁手のウィル・マイヤーズも外野への再転向に前向きな姿勢を示している。

     今季のホズマーは打率.318、25本塁打、94打点、OPS.882というキャリアハイのシーズンを過ごし、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞。シルバースラッガー賞は自身初、ゴールドグラブ賞は2年ぶり4度目の受賞だった。攻守に確かな実力を誇るホズマーは総額2億ドル規模の契約を希望しているとの報道があるものの、現時点では契約交渉についての具体的な情報は出てきていない。しかし、少なくともパドレスはホズマー獲得に意欲を見せているようだ。

     パドレスの正一塁手は今季30本塁打、20盗塁を記録したマイヤーズ。28歳のホズマーに対してマイヤーズは26歳と若く、球団史上最高額となる総額8300万ドルで契約を延長するなど、フランチャイズ・プレイヤーになることを期待されている。しかし、パドレスはこの「球団の顔」にポジション変更を強いてまでホズマー獲得に動く可能性がある。マイヤーズはプロ入り後に捕手から外野、外野から一塁へとコンバートされた経験があり、ホズマー獲得によるポジション変更にも前向きに応じるつもりのようだ。

     マイヤーズには直近2シーズンで48盗塁を決めている平均以上のスピードがあり、外野(おそらくライト)への再コンバートも問題はないだろう。しかし、マイヤーズに与えた8300万ドルが球団史上最高額であるパドレスが、ホズマーの希望する規模の契約を用意できるかは甚だ疑問である。また、確かにホズマーは優秀な選手ではあるものの、30本塁打以上のシーズンは一度もなく、打率3割は2度、100打点以上は1度だけ。OPS.900以上を一度も記録したことのない一塁手に2億ドル規模の契約を与えることにも不安が残る。果たして、A.J.プレラーGMはどのような判断を下すのだろうか。


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  • Dバックスが救援左腕・マクファーランドと再契約

    2017.12.7 16:27 Thursday

     日本時間12月7日、ダイヤモンドバックスは先日ノンテンダーFAとしたばかりの救援左腕、T.J.マクファーランドと1年85万ドルで再契約を結んだことを発表した。AZcentral.comによると基本給85万ドルに加え、最大35万ドルの出来高が設定されているようだ。

     マクファーランドは今年2月にオリオールズを解雇され、翌月にダイヤモンドバックスと契約。4月下旬にメジャー昇格を果たし、3年ぶりの先発登板1試合を含む43試合に登板して4勝5敗、防御率5.33をマークした。オリオールズ時代の2014年には37試合(うち1先発)に登板して防御率2.76をマークしたマクファーランドだが、その後は満足のいくシーズンを過ごすことができていない。

     年俸調停権を取得し、MLBTradeRumors.comによる予想では来季年俸は100万ドルとなっていたが、ダイヤモンドバックスはマクファーランドに対して来季の契約をテンダー(=提示)しなかった。そのため、マクファーランドはノンテンダーFAとなったが、ノンテンダーFAとなってから5日後に当初の予想年俸を下回る金額で再契約に至った。

     今オフのダイヤモンドバックスはクローザーのフェルナンド・ロドニーのほか、ホルヘ・デラローサ、デービッド・ヘルナンデスらがフリーエージェントとなり、ブルペンの再編が急務となっている。すでにレイズとのトレードを成立させ、一昨年のセーブ王であるブラッド・ボックスバーガーを獲得したが、今季セットアッパーとして飛躍を遂げたアーチー・ブラッドリーが先発再転向を希望しているとの報道もあり、ブルペンの頭数はまだ十分ではない。ダイヤモンドバックスはロドニーとの再契約を視野に入れているとも言われているが、ロングリリーフもこなせる左腕であるマクファーランドはキープしておきたい人材だったのだろう。計算できるリリーフ左腕がアンドリュー・チェイフィンしかいないというチーム事情もあり、来季もマクファーランドにはある程度の登板機会が与えられることになりそうだ。


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  • マリナーズ・ディポートGM「岩隈にはずっとウチにいてほしい」

    2017.12.7 15:39 Thursday

     マイナー契約でマリナーズに残留することになった岩隈久志。右肩の手術を受けた影響により、来季の戦列復帰は早くても5月後半と見られているが、ジェリー・ディポートGMからの厚い信頼は変わっていない。ディポートは「常に我々のファミリーの一員でいてほしい」と最大級の賛辞を送っている。

     ディポートによると、岩隈はスプリング・トレーニング終盤までマウンドからの投球ができない見込みだが、スプリング・トレーニングには通常通りに参加する予定である。「すべてが順調にいけば、5月の中旬から下旬ごろには戦列に復帰できるんじゃないかな。今のところリハビリは順調に進んでいるし、メディカル・チームからも非常にポジティブな報告をもらっているよ。朗報だね」とディポートは語る。

     さらにディポートは岩隈が現役を退いたあともマリナーズで何らかの役割を担う可能性を示唆している。「クマ(=岩隈の愛称)はとても熱心に仕事に取り組む男だ。素晴らしい男だよ。我々の目標は彼にいつまでもチームにいてもらうことだね。選手でなくなったとしても彼の価値は変わらない。彼にはまだやるべきことがあるし、きっとそれらをやってくれるだろう。そして、彼には常に我々のファミリーの一員でいてほしいんだ」

     ディポートは「彼はほとんどの投手が持たないような投球の感覚を持っている。言語の壁はあるかもしれないけど、それを伝えていってほしいんだ。我々の組織にとって大きなメリットになるだろうからね」と語り、岩隈の将来的なコーチ就任の可能性を示唆。来季の戦力としてはもちろんのこと、球団の今後を支える人材として高く評価している様子をうかがわせた。

     今季はわずか6試合のみの登板に終わった岩隈だが、2012年から2016年までの5シーズンでは63勝37敗2セーブ、防御率3.39の好成績をマークし、マリナーズの先発ローテーションを支えてきた。2001年以来となるポストシーズン進出を目指すマリナーズには、まだまだ岩隈の力が必要だ。


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