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  • 2018年5月の各部門最優秀選手発表

    2018.6.3 17:30 Sunday

     日本時間6月3日、メジャーリーグでは5月の月間最優秀選手や最優秀投手とリリーフ投手、最優秀新人と各部門の受賞者が発表された。シーズン開幕から2ヶ月が経過し、大型新人の出現をはじめ、これまでと変わらず安定感抜群な活躍をする選手など個性あふれる選手達が選ばれた。5月の月間成績とともに受賞者を紹介する。

    【ア・リーグ】

    □月間最優秀選手・・・フランシスコ・リンドーア(インディアンス/初受賞)

     4月は打率.257と低調な滑り出しだったリンドーアは5月に入ると13試合連続安打など打撃好調となり、終わってみればリーグトップとなる44安打を記録。5月最後の試合となったツインズ戦では9対8という乱打戦となりチームは辛勝。この試合でのリンドーアは1試合2発、5打数4安打4打点の大活躍でみせてよい形で5月を終えた。月間成績は打率.373 10本塁打 23打点

    □月間最優秀投手・・・ジャスティン・バーランダー(アストロズ/5度目)

     アストロズ投手陣の大黒柱と言ってもいいだろう。4月は3勝負けなし、防御率1.60とまさに「エース」の働きをしていたバーランダーは5月になっても不変だった。5月は打線の援護に恵まれない場面もあり2敗を喫したが、41.2回を投げて失点はわずかに5と驚異的な記録を残した。日本時間5月17日に行われたエンゼルス戦では大谷翔平から通算2500奪三振を達成するなど忘れることができない月となった。通算成績は6試合に登板して3勝2敗 防御率0.86。

    □月間最優秀リリーフ投手・・・ブレイク・トライネン(アスレチックス/初受賞)

     チームは地区4位と下位の中で投手陣を支えた投手の1人だ。通算242試合に登板してきた経験豊富な右腕は守護神としての役割を確立している。4月は安打を浴びる場面が多く見られたが、5月は登板機会が増加。回またぎもできるスタミナ自慢は5月のセーブ数はクレイグ・キンブレル(レッドソックス)が11セーブでトップだったが、防御率3.38と安定感を欠いたことでセーブ数では次点のトライネンが選出された。月間成績は14試合で1勝0敗10セーブ 防御率0.59。

    □月間最優秀新人・・・グレイバー・トーレス(ヤンキース/初受賞)

     球団のみならず球界全体が飛躍を期待している選手が選ばれた。日本時間4月23日にメジャー初昇格すると主に二塁手として出場機会を得ていく。5月になるとサヨナラ本塁打やア・リーグ史上最年少となる21歳で4試合連続本塁打を記録するなど周囲からの驚きの声が絶えない。既にア・リーグの新人王は大谷との争いという声もあり、今後もトーレスに大きな期待がかかる。月間成績は打率.317 9本塁打 24打点。

    【ナ・リーグ】

    □月間最優秀選手・・・スクーター・ジェネット(レッズ/初受賞)

     自慢の長打力を存分に発揮できた月となった。長打率.720、OPS1.139と他球団の投手が震え上がるような驚異的な数字を残した。日本時間5月8日から4試合では4本塁打10打点と打線をけん引。5月だけで2度週間MVPに選出されるなど彼のパンチ力はリーグ内でも際立っていたと言えるだろう。チームもまだ地区最下位ながら4位とのゲーム差を縮めてきている。これはジェネットの打撃好調も要因の1つだ。月間成績は打率.398 8本塁打 24打点。

    □月間最優秀投手・・・マックス・シャーザー(ナショナルズ/5度目)

     2ヶ月連続の選出となった。5月は無敗という記録もさることながら打撃でも安打を放ち、盗塁も決めるなど打者として能力の高さを披露した貴重な月となった。本職の投球では1度4失点した試合があるものの、味方の援護と自身の粘りの投球でその日も見事に勝ち星を記録。今回も抜群の安定感をみせて選出された。月間成績は6試合に登板して4勝0敗 防御率2.21。

    □月間最優秀リリーフ投手・・・ブラッド・ハンド(パドレス/2度目)

     2017年7月以来の選出となった。3、4月はわずか6セーブとセーブ失敗もあり守護神としては物足りない成績に終わっていたハンド。5月は登板した13試合すべてで力を発揮し、失点はわずか1のみだった。また、5月はすべてのセーブ機会で成功し11セーブを挙げ、本来の調子を取り戻した。月間成績は13試合で0勝0敗11セーブ 防御率0.61。

    □月間最優秀新人・・・オースティン・メドウズ(パイレーツ/初受賞)

     ついにチーム期待の強打の左打者が1つの賞を受賞した。2013年のドラフト1巡目で入団したメドウズは日本時間5月19日に昇格するとデビュー戦となったパドレス戦で2安打を放った。その後は2試合連続本塁打を放つなど武器である長打力を発揮し、5月は13試合の出場もすぐに結果を残しチームの欠かせない戦力の1人となった。月間成績は打率.409 4本塁打 7打点。

  • ヤンキース・田中が4失点も粘投で7勝目 通算700奪三振も達成

    2018.6.3 16:00 Sunday

    【ヤンキース8-5オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

     ここまで3連勝と再び波に乗るヤンキースの今試合の先発を任されたのは田中将大。初回にアダム・ジョーンズに先制弾を浴びるとその後もピリッとせず6回途中4失点と降板した。1試合3被弾と課題を残したものの、7奪三振を記録するなど修正能力を発揮。粘りの投球をみせた。

     悪天候により試合開始が1時間44分遅れる中で始まった試合は田中が初回から失点する立ち上がりとなったが、彼を救ったのは自慢の強力打線だった。2回、相手先発のケビン・ゴーズマンがミゲル・アンドゥハーが逆転2ランを放つ。また、続く3回にはジャンカルロ・スタントンにも2ランが飛び出すなど序盤で4対2とリードをした。リードをもらった田中だったが、6対2で迎えた6回にはマニー・マチャドに一発、ダニー・バレンシアにツーベースを浴びたところで降板。その後も打線はさらに2点を追加し8対5で逃げ切って今カード勝ち越しを決めた。

     田中自身は今季7勝目を挙げ、同時にメジャー通算700奪三振も達成した。しかし本人は納得がいかない表情。これぞチームを支えるエースの自覚と言えるだろう。一方の敗れたオリオールズは先発、ゴーズマンが9奪三振も6失点と精彩を欠き、打線も11安打を放つもも反撃しきれなかった。

  • ドジャース・カーショウが腰の張りでDLに逆戻り

    2018.6.2 13:00 Saturday

     ドジャースのエースの離脱が決まった。チームの大黒柱であるクレイトン・カーショウが再びDL入りすることが発表された。これまでは左上腕二頭筋腱炎で戦線離脱していたが、今回は腰の張りでチームを離れることになる。

     カーショウは前日のフィリーズ戦で約1ヶ月ぶりのメジャー復帰登板を果たし勝敗はつかなかったものの、5回4安打1失点と好投していた。その後、再度MRI検査を受けた結果を踏まえてDLに逆戻りすることになった。デーブ・ロバーツ監督は「彼の離脱は残念だが、我々はそれほど深刻には考えていない」と話している。現在のドジャースはリッチ・ヒルや前田健太、リュ・ヒョンジンといった先発陣を欠く厳しい戦いを強いられているが、ロバーツ監督はチームが総崩れするとは思っていないという。

     これで今季2度目のDL入りとなったカーショウ。近年は勤続疲労なのか途中離脱する場面も多くみられる。昨年も腰の痛みで離脱していた期間もあった。カーショウはここまで8試合に登板して1勝4敗 防御率2.76と勝ちに恵まれていない状態だ。カーショウの穴はブロック・スチュワートやロス・ストリップリングらが投げることで埋めてきた。ここまで地区3位と中間にはいるが、まだ本調子ではない状態。エースを再び欠いたドジャースのチーム力が今、試される。

  • 元西武・ルブランがまたも好投 6度目の先発で今季初勝利

    2018.6.1 18:00 Friday

    【レンジャーズ1-6マリナーズ】@セーフコ・フィールド

     マリナーズのウェイド・ルブランが、日本時間6月1日のレンジャーズ戦で今季6度目の先発登板にしてようやく今季初勝利をマークした。過去4先発はいずれも5イニング以上を投げて2失点以下に抑えながら白星に恵まれなかったルブランだが、それに気落ちすることなく、この試合でも5回84球1失点と安定したピッチング。打線がネルソン・クルーズの10号2ランなどで5回までに5点の援護点をプレゼントしてくれたため、ルブランには2016年8月以来となる先発投手としての白星が記録された。ルブランの巧みなピッチングを見て、マリナーズのスコット・サービス監督は「ジェイミー・モイヤーのピッチングを思い出した」という。「ルブランは(ジェームス・)パクストンのような球威を持っているわけではないけど、(モイヤーのように)投球術というものを知っているんだ」と、指揮官は通算269勝をマークしたチームOBの名前を挙げてルブランの好投を称えた。

     マリナーズはコンスタントに得点して好投するルブランを援護し、終始優位に試合を進めた。初回は先頭のディー・ゴードンが三塁打を放ち、ジーン・セグーラの犠牲フライであっさり先制。3回裏は二塁打で出塁したセグーラを三塁に置いて、クルーズが今カード2本塁打目となる10号2ランを左中間へ運び、リードを3点に広げた。4回表にルブランがノマー・マザーラに13号ソロを浴びたもの、マリナーズは5回裏に相手のエラーとクルーズの犠牲フライで2得点。7回裏には二死一、三塁のチャンスでライオン・ヒーリーがタイムリーを放ち、リードを5点に広げて試合の行方を決定付けた。10号2ランを含む2安打3打点の活躍を見せた主砲・クルーズは、3試合連続でマルチヒットを記録するなど上り調子。クルーズは「今は健康な状態でプレイできている。これまでとは大違いだよ」と復調に手応えを感じており、サービスは「(本来の)ネルソン・クルーズが戻ってきてくれたのは大きいね」と主砲の完全復活を歓迎した。

  • 新人・ビヤヌエバが先制2ラン パドレス3連勝でカード勝ち越し

    2018.6.1 15:00 Friday

    【マーリンズ3-8パドレス】@ペトコ・パーク

     マーリンズとの4連戦に臨んでいるパドレスは今カードの対戦成績を2勝1敗として最終戦を迎えた。序盤から先制したパドレスは順調に加点していきマーリンズに1度もリードを許すことなく快勝。チームは3連勝でカード勝ち越しを決め、5月最後の試合を良い形で締めくくった。

     この日のパドレスの先発は5月から先発を任されているジョーダン・ライルズで日本時間5月16日以来の勝ち星を狙う。初回は四球で走者を許すも後続を抑えて無失点スタートを切った。一方のマーリンズ先発、チェン・ウェインは5月は未勝利。立ち上がりは1死一塁から新人のクリスチャン・ビヤヌエバに2ランを浴びて両先発の立ち上がりは対照的なものとなった。失点したチェンだったが、2回に自ら同点タイムリーを放って試合を振り出しに戻す。対するパドレスは2死満塁からエリック・ホズマーがタイムリーを放ち4対2と勝ち越し、チェンを2回途中4失点で降板させた。

     ライルズは序盤に失点するもその後は立ち直り、7回まで6安打2失点で勝利投手の権利を得たまま降板した。さらに追加点がほしいパドレスは5回に無死一・二塁からハンター・レンフローがタイムリーを放ち1点を追加するとその後は相手守備の乱れなどでこの回で3得点とさらにリードを広げた。一方のマーリンズは序盤以降、パドレス投手陣を打ちあぐねていたものの、8回にデレク・ディートリックに一発が飛び出して1点を返す。しかし、その裏でパドレスにさらに追加点を許した。

     試合は8対3とパドレスリードのまま最終回へ。マーリンズは満塁のチャンスをつくるもパドレス守護神、ブレッド・ハンドを攻略できず試合終了。パドレスは3連勝でカード勝ち越し、敗れたマーリンズは2桁10安打を放つも追いつくことができず、痛い敗戦となった。

  • 首位攻防第1ラウンドを制したブレーブスが地区首位再浮上

    2018.6.1 13:10 Friday

    【ナショナルズ2-4ブレーブス】@サントラスト・パーク

     日本時間6月1日、ようやく「定位置」の地区首位に立ったナショナルズと、それを0.5ゲーム差で追う2位・ブレーブスの首位攻防4連戦がスタートした。初回にナショナルズがアンソニー・レンドンの犠牲フライで先制したが、ブレーブスは2回裏にプレストン・タッカーのタイムリー二塁打などで2点を奪って逆転に成功。ナショナルズは直後の3回表にレンドンのタイムリーで同点とするも、その裏、ブレーブスはフレディ・フリーマンのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功した。序盤に2失点を喫したブレーブス先発のショーン・ニューカムはその後立ち直り、7回2失点の好投。一方、ナショナルズ先発のタナー・ロアークは7回裏にオジー・アルビーズにタイムリー二塁打を浴び、7回途中4失点と踏ん張り切れなかった。ブレーブスはニューカムからダン・ウィンクラー、アローディス・ビスカイーノと繋いで2点のリードを守り抜き、4対2で勝利。ナショナルズから地区首位の座を奪い返した。

     2カード連続スイープで6連勝、直近9試合で8勝1敗という快進撃で地区首位に浮上したナショナルズの勢いにのまれなかったブレーブスの強さはホンモノなのかもしれない。24歳のニューカムが7回2失点の好投で今季6勝目をマークし、27歳のタッカーと21歳のアルビーズもそれぞれ貴重なタイムリー。打線の中軸を担うフリーマンとニック・マーケイキスも二人合わせて5出塁と存在感を示し、若手から中堅・ベテランまで、チーム一丸となった戦いで地区優勝の大本命から勝利をもぎ取った。7回終了時点でリードしていれば、防御率0.77のウィンクラーと防御率2.28のビスカイーノの必勝リレーで万全。得点パターンと勝ちパターンが確立されているブレーブスの快進撃は決してフロックではなく、地区優勝争いに加わるチームに相応しいものと言えるだろう。

  • メッツ・バルガスが好投で今季2勝目 ブレーブスは首位陥落

    2018.5.31 14:30 Thursday

    【メッツ4-1ブレーブス】@サントラスト・パーク

     ノア・シンダーガードの故障離脱により急遽中3日で先発することになったジェイソン・バルガスが、持ち味を発揮したピッチングでチームを勝利に導いた。この日のバルガスは安定した制球力を武器に打たせて取るピッチングを展開し、5回65球を投げて奪った三振は2つだけながら、打たれたヒットも2本だけ。日本時間5月4日のブレーブス戦では3本塁打を浴びて5回途中6失点でノックアウトされたものの、今日の試合では5回無失点の好投で今季2勝目をマークした。メッツ打線は4回表にエイドリアン・ゴンザレスのタイムリー二塁打で先制し、7回表にはブランドン・ニモのタイムリーで2対0。1点差に迫られた直後の8回表にはゴンザレスのタイムリーで再び2点差とし、9回表にはニモのタイムリー二塁打でダメ押しした。

     中3日の登板ながら安定したピッチングを見せたバルガスについて、ミッキー・キャラウェイ監督は「今日のバルガスは自分のピッチングができていたね。狙ったところに投げることができていた。重要な場面でしっかりボールをコントロールすることができていたよ」と絶賛。5回65球で降板させたことについては「(中3日という)タフなスケジュールで投げていたから」と説明した。一方、敗れたブレーブスは先発のフリオ・テーランが7回2失点と好投したものの、打線がバルガスをはじめとしたメッツ投手陣を攻略できず。本拠地でのメッツ4連戦を2勝2敗で終え、6連勝のナショナルズに地区首位の座を明け渡す結果となってしまった。

  • 中軸・マルティネスが決勝2ラン Rソックスが3連勝スイープ

    2018.5.31 13:30 Thursday

    【ブルージェイズ4-6レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

     現在2連勝中のレッドソックスはブルージェイズとの3連戦の3戦目を迎えた。小刻みに加点したレッドソックスが主導権を握る。チームの勝利を決定づけたのは中軸を打つJ.D.マルティネスの一発だった。投打が噛み合ったチームは今カード3連勝、スイープという最高の形で試合を終えた。

     この日のレッドソックスの先発はエドゥアルド・ロドリゲス。自身2連勝中と調子を上げており、5月の登板をよい形で締めくくりたいところ。初回はわずか8球で相手打線を3者凡退の立ち上がりをみせる。一方のブルージェイズ先発、サム・ガビーリオは今季3度目の先発登板、前回登板のフィリーズ戦では6回3失点で勝利投手となっている。こちらは打たせてとる投球で初回を3人で片づけた。

     試合が動いたのは3回のレッドソックスの攻撃。1死二塁からジャッキー・ブラッドリーJr.がレフトへツーベースを放って先制すると、5回にはエドゥアルド・ヌニェスのソロで加点し2対0とリードを広げた。援護をもらったロドリゲスは5回までブルージェイズ打線をわずか1安打に抑え、テンポの良い投球をみせた。一方で反撃のきっかけを掴めずにいたブルージェイズは2死一塁からテオスカー・ヘルナンデスが一時、同点に追いつく2ランを放つ。試合が振り出しに戻った直後のレッドソックスの攻撃では1死一塁からマルティネスがリーグトップに並ぶ18号2ランを放って4対2と勝ち越しに成功した。今試合で先発したロドリゲスは7回途中2失点、一方のガビーリオは6回4失点で降板している。

     8回にレッドソックスはヌニェス、ブロック・ホルトにタイムリーが飛びだし2点を追加し、6対3のまま最終回を迎えた。このままでは終われないブルージェイズはレッドソックス3番手、ブライアン・ジョンソンの前に無死一・三塁のチャンスをつくる。ピンチを迎えたレッドソックスは守護神、クレイグ・キンブレルをマウンドに送るも満塁の場面からケンドリズ・モラレスにツーベースを打たれ2点差に詰め寄られた。無死二塁とピンチが続いたが、キンブレルが粘りの投球で後続を抑え辛くも勝利。一方の敗れたブルージェイズは最終回の追撃もあと一歩及ばず、3連敗となった。

  • オドーアが走者一掃の決勝二塁打 レンジャーズ熱戦制す

    2018.5.30 18:50 Wednesday

    【レンジャーズ9-5マリナーズ】@セーフコ・フィールド

     レンジャーズが先制してマリナーズが逆転し、レンジャーズが再逆転したあとにマリナーズが追い付いた一戦は、9回表にマリナーズの守護神エドウィン・ディアスを攻略したレンジャーズが9対5で勝利を収めた。5対5の同点で迎えた9回表、レンジャーズはディアスから2安打と1四球で一死満塁のチャンスを作り、ルーグネッド・オドーアがレフトへの3点タイムリー二塁打を放って勝ち越しに成功。さらに代わったチェイセン・ブラッドフォードからロナルド・グスマンがタイムリー二塁打を放ち、リードを4点に広げた。マリナーズは8回裏に1点差を追い付く粘りを見せたものの、ディアスがまさかの大誤算。直近11試合で2敗目を喫したが、首位のアストロズが敗れたため、1ゲーム差をキープしている。

     2016年8月にディアスからサヨナラ弾を放った経験のあるオドーアは「自分のベストを尽くそうとしただけだよ」と決勝打のシーンを振り返った。ディアスについて「彼は僕に似ているんだ。彼は一生懸命練習するし、エネルギーたっぷりでプレイする。彼と対戦するのは楽しいよ」と語るオドーア。リスペクトする相手から放った一打は、チームを勝利に導く貴重なタイムリーとなった。また、オドーアに続いてタイムリーを放ったグスマンは、この試合、4打数4安打3打点の大活躍。8打数連続ノーヒットのスランプに終止符を打ち、「グスマンにとって素晴らしい夜になったね」とジェフ・バニスター監督は活躍を称えていた。

  • トーレス&ガードナーの活躍光る ヤンキース延長戦勝利

    2018.5.30 16:50 Wednesday

    【アストロズ5-6xヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

     前日の試合でヤンキースはジャスティン・バーランダーの前に1得点に抑えられ敗戦となったが、今カード勝ち越しに向けて3連戦の2戦目を迎えた。序盤は先制するもシーソーゲームとなり試合は最終回の時点で劣勢状態。チームはこれを跳ね返して同点とし、延長戦では歓喜の時を迎えた。

     この日のヤンキースの先発はベテランのCCサバシア。5月は4試合で未だ勝ちがないが、今月初勝利を目指してマウンドに立った。初回はヒットと味方の失策もあり1死一・三塁のピンチを迎えるも続くユリ・グリエルを併殺に仕留めて無失点で切り抜けた。一方のアストロズ先発、チャーリー・モートンはここまで7勝負けなしと絶好調であり、先発陣に欠かせない存在となっている。立ち上がりはブレット・ガードナーに先頭打者弾を浴び、その後も走者二塁となるもこの回を最小失点で抑えた。

     先制を許したアストロズは2回、エバン・ギャティスの一発で同点に追いつくとすかさずヤンキースもその裏にグレイバー・トーレスのタイムリーで勝ち越しに成功する。一進一退の攻防は4回、5回に2点ずつを追加したアストロズに流れが傾きかけた。リードを許したヤンキースもアーロン・ジャッジの本塁打で3対5の2点差に迫る。今試合の両先発の成績はサバシアは5回8安打5失点、モートンは6回8安打3失点だった。

     試合は5対3とアストロズ優勢のまま最終回を迎えた。このまま負ける訳にはいかないヤンキースは1死一塁からガードナーのこの日2本目となる一発で同点に追いつき、そのまま延長戦に突入した。その後、10回のヤンキースの攻撃では2死からミゲル・アンドゥハーがツーベースで出塁すると、続くトーレスがアストロズ6番手、ブラッド・ピーコックのツーシームをライトへと運んでこれが試合を決めるサヨナラ打となった。

     勝利したヤンキースはチームで5失策を記録するもベテランとルーキーの力が融合し理想的な勝ち方となった。敗れたアストロズは最後まで2点リードを守ることができず、今カードの対戦成績は1勝1敗の五分となった。

  • ワカが7回途中1失点の力投で6勝目 カージナルス快勝

    2018.5.30 13:00 Wednesday

    【カージナルス6-1ブリュワーズ】@ミラー・パーク

     前日の敗戦によりナ・リーグ中部地区3位へ転落したカージナルスは、首位ブリュワーズとの3連戦の第2戦に今季ここまでチーム2位の5勝をマークしているマイケル・ワカが先発。ワカは三者凡退のイニングが1度しかなく、3奪三振を上回る4四球を与えるなど、決して安定したピッチングではなかったものの、7回途中まで102球を投げてブリュワーズ打線を2安打に封じ、1失点の力投でチームトップに並ぶ今季6勝目をマークした。カージナルス打線は2回表にハリソン・ベイダーの4号ソロ、ジェッド・ジョーコの2点タイムリーなどで4点を先制してワカを援護。投打が噛み合った快勝で、今カードのの対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込んだ。

     一昨年は防御率5.09、昨季は防御率4.13に終わったワカだが、今季はここまで防御率2.71と安定したパフォーマンスを続けている。今季初登板となった日本時間4月1日のメッツ戦こそ5回途中4失点でノックアウトされたものの、その後は10先発連続で5イニング以上を投げ、うち9試合は2失点以下。今日の試合を含めて8先発連続で2失点以下を継続中であり、4試合連続でクオリティ・スタートを達成している。各指標を見る限り、ツキに恵まれている部分があることは否定できないが、エースのカルロス・マルティネスや精神的支柱のアダム・ウェインライトが故障でローテを離脱するなか、堅実な働きを見せているワカの存在は極めて貴重。このままいけば昨季の12勝を上回るのは確実であり、自己ベストの17勝(2015年)に迫るような活躍を見せれば、チームのポストシーズン進出の確率もグッと高まるに違いない。

  • バーランダーが7回途中1失点で今季7勝目 アストロズ連敗ストップ

    2018.5.29 11:00 Tuesday

    【アストロズ5-1ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

     ア・リーグ西地区をけん引しているアストロズは強力打線を擁するヤンキースとの3連戦を迎えた。序盤に3点を取ったチームはヤンキースに1度もリードを許さず最後まで有利に試合を進めて勝利。昨年のリーグ優勝決定シリーズと同じ対戦となった地区首位対決はアストロズに軍配が上がった。

     この日のアストロズの先発は自身2連勝中のジャスティン・バーランダー。ここまで11試合に登板して防御率1点台を維持している。初回はアーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェスを連続三振に仕留めて3者凡退スタートを切る。一方のヤンキース先発、ドミンゴ・ヘルマンは未だ勝ち星はないものの、先発ローテーションを守っている25歳右腕だ。ヘルマンの立ち上がりもヒットを許さない安定した投球をみせた。

     試合が動いたのは2回のアストロズの攻撃。1死一・二塁からJ.D.デービスの今季1号3ランで先制すると4回にはエバン・ギャティスにタイムリーが飛び出し4対0とリードを広げた。バーランダーは6回までに2度のピンチを迎えるもすべて無失点で切り抜けた。一方のヘルマンは6回途中5安打4失点で降板している。ここまで3安打に抑えられていたヤンキースは7回、グレッグ・バードがバーランダーのスライダーをライトスタンドへと運び1点を返した。その後のバーランダーは2死一塁としたところで降板し、5安打1失点の活躍でリリーフ陣にマウンドを託した。

     8回に1点を追加したアストロズは5対1のまま最終回を迎えた。最後は4番手、ケン・ジャイルズがバードにヒットを許すも後続を抑えて試合終了。先発のバーランダーは今季7勝目を挙げ、防御率1.11となった。また、アストロズ移籍後のヤンキース戦は3勝0敗 40奪三振 防御率0.59の驚異的な数字を記録。敗れたヤンキースは7安打を放つもあと1本が出ず強力打線が機能できなかった。

  • 田中-大谷の日本人対決は田中に軍配 ヤンキース今カード勝ち越し

    2018.5.28 10:00 Monday

    【エンゼルス1-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

     ついに球界をはじめ、日本のファンが待ち望んでいたイベントが今試合で実現した。田中将大と大谷翔平による日本人対決だ。当初は両者が投げ合う予定だったが、疲労を考慮した上で大谷は打者として出場。「4番・DH」として先輩、田中を迎え撃つ。ここは田中が貫禄をみせて大谷に対しヒットを許さず、完勝となった。

     注目の田中と大谷の初対決は初回、2死一塁の場面で訪れた。武器のスプリットで攻める田中に対し、大谷はじっくりと球筋を見極めていく。フルカウントからの6球目、田中が投じたスプリットに大谷のバットが空を切った。初対決を制し、田中は上々の立ち上がり。一方のエンゼルス先発、ゲリット・リチャーズは初回、無死一・二塁とピンチを迎えるも強力・ヤンキース打線を抑えてこちらも無失点。開幕投手の意地をみせた。

     田中を援護したいヤンキースは3回、1死二塁からリチャーズの制球が乱れ、3者連続四球の押し出しで先制する。その後もエンゼルス投手陣の制球難で連続四死球や内野ゴロの間にこの回で3得点を挙げた。先発のリチャーズは3回もたず3失点、5与四球の乱調で不本意な登板となった。一方の田中は走者こそ背負うも崩れることなくエンゼルス打線を抑えていく。迎えた4回の大谷との2度目の対戦では四球に終わった。無死一・二塁のピンチとなったが、1死からイアン・キンズラーを併殺し仕留めて無失点で切り抜けた。

     5回までわずか2安打に抑えられていたエンゼルス打線は6回にアンドレルトン・シモンズが4号ソロを放って1点を返す。その直後に今試合、田中との3度目の対戦となった大谷はスプリットの前に空振り三振に終わり、田中はこの回を投げ切って降板。成績は6回3安打1失点、8奪三振だった。マウンドを引き継いだヤンキースリリーフ陣はエンゼルスに対し得点を許さず、最終回は守護神、アロルディス・チャップマンが締めて試合終了。勝利投手となった田中は自身4連勝で今季6勝目、一方の大谷は2出塁も無安打に終わった。

  • カブス・ダルビッシュが右上腕三頭筋腱炎で今季2度目のDL入り

    2018.5.27 14:00 Sunday

     カブスから心配なニュースが届いた。先発陣の一角として活躍が期待されているダルビッシュ有の今季2度目のDL入りが発表された。前回はインフルエンザ感染で戦列を離れていたが、今回は右上腕三頭筋腱炎が原因だという。

     今季6年総額1億2600万ドルでドジャースから移籍したダルビッシュはここまで8試合に登板して1勝3敗 防御率4.95の成績を残している。前回登板となった日本時間5月21日のレッズ戦では6回2安打1失点と好投し念願の移籍後初勝利を挙げたばかりだった。当初は明日のジャイアンツ戦で先発が予定されていたが、代役としてタイラー・チャッドウッドが登板する。また、ダルビッシュのDL入りに伴い、24歳左腕のランディ・ロサリオのメジャー昇格が発表されている。

     今回のDL登録は5月23日にさかのぼり、復帰は早くとも日本時間6月3日以降になるという。本日のジャイアンツ戦後にインタビューに応じたジョー・マドン監督は「(ダルビッシュの状態については)深刻には心配していないよ」と話しており、今後、ダルビッシュはケガの程度を確かめるためにMRI検査を受けることになる。

     彼の離脱によって先発ローテーションの再編が必要になったカブス。明日はチャットウッドの予告先発が発表されているものの、明後日の試合はまだ未定の状態だ。現在はマイク・モンゴメリーの先発が予想されているが果たして誰になるだろうか。チームは現在10連戦の真っ最中。順位も4位と低迷している中でのダルビッシュの離脱はとても痛い。ファンは彼の万全な状態での復帰を待っている。

  • マリナーズが戦力補強 レイズからコロメイ&スパンを獲得

    2018.5.26 18:00 Saturday

     現在、ア・リーグ西地区2位のマリナーズは17年ぶりのポストシーズン出場に向けて先手を打った。レイズとのトレードでアレックス・コロメイとデナード・スパンを獲得。実績ある2人の加入が地区優勝へのカギとなるか注目が集まる。

     29歳のコロメイは昨年、ア・リーグ最多となる47セーブを記録しタイトルを獲得。今季はここまで23試合に登板して2勝5敗11セーブ 防御率4.15の成績。通算100セーブまで残り「5」に迫っている。前日のレッドソックス戦ではスコア6対3、2死二塁の場面でマウンドに立ったコロメイはサンディ・レオンと対戦し、内野ゴロに抑えてセーブを挙げていた。一方のスパンは今季、ジャイアンツからレイズに移籍した34歳で今季は43試合に出場し打率.238 4本塁打 28打点。2日前の試合に出場しており、3打数2安打と活躍をみせていた。

     マリナーズではロビンソン・カノーが薬物問題で出場停止、ディー・ゴードンがDL入りと戦力不足。また、リリーフ防御率3.64(ア・リーグ4位)と上位をキープしているものの、さらなる強化を目指してコロメイとスパンの2人に白羽の矢を立てた。スコット・サービス監督は「最近は負傷者の続出やカノーの出場停止もあり、シーズンを心配する声もあったが、我々の目標は常に変わらない」と話している。既に守護神はエドウィン・ディアスが務めていることもあり、コロメイはセットアッパーに、スパンはレフトとセンターを兼任すると見られている。

     ちなみに今回は2対2のトレードでありマリナーズは見返りとして23歳のアンドリュー・ムーアと20歳のトミー・ロメロの両右腕と金銭を送った。ムーアは先発として今季は2Aで9試合に出場し3勝1敗 防御率3.04、ロメロは1Aで9試合に先発し3勝3敗 防御率2.45の成績を残している。

  • 球界内に衝撃 Rソックスが球宴3度出場のラミレスをDFAに

    2018.5.26 16:00 Saturday

     レッドソックスから驚きのニュースが飛び込んできた。これまでDL入りしていたダスティン・ペドロイアの復帰に伴って40人枠を空ける必要があったチームは中心打者の1人だったハンリー・ラミレスをDFAにしたと発表した。過去には新人王や首位打者に輝いた選手だけに球界内で衝撃が広がっている。

     レッドソックスと4年8800万ドルの大型契約を結んでいるラミレスは今季が契約最終年。この契約には今季残り497打席に立つと来年の契約が自動更新なるオプションが含まれていた。これまで同様に主軸として期待されたラミレスだったが、これまで44試合に出場して打率.254 6本塁打 29打点と不調で一塁と指名打者の選手としては物足りない成績だった。また、5月は打率.163で直近では21打数無安打と苦しんでいた。

     チーム内には同じポジションにミッチ・モアランドがおり、アレックス・コーラ監督は彼の出場機会を増やすことを優先に考えているという。デーブ・ドンブロウスキー編成部長によれば「最終的な判断はコーラ監督が決めた」と話している。4月は打率.341と好調であり、これまで球宴3回、首位打者やシルバースラッガー賞など実績を残してきた選手に対して突然の通告となった。

     ラミレスは自身のTwitterで「ありがとう、レッドソックス。いつまでも愛しています」と綴り、チームやファンに対して感謝の気持ちを伝えている。DFAになったことで今後はトレード、もしくは自由契約となる。他球団でのプレーの可能性についてはMLB.comのマーク・フェインサンド記者が候補としてツインズをはじめ、アストロズやメッツ、ロッキーズなど6球団の名前を挙げている。果たしてラミレスの今後の去就はどうなるのだろうか。

  • パクストンが7回11奪三振の好投 マリナーズは今季30勝到達

    2018.5.26 15:00 Saturday

    【ツインズ1-2マリナーズ】@セーフコ・フィールド

     現在2カード連続勝ち越し中のマリナーズは本拠地、セーフコ・フィールドでツインズ3連戦を迎えた。ロビンソン・カノーやディー・ゴードンらの離脱があっても地区2位と首位、アストロズを追い続けている。迎えた今試合では1点差の接戦を制してチームは今季30勝目を挙げた。

     この日のマリナーズの先発は今季、ノーヒッターを達成したジェームズ・パクストン。前回登板のタイガース戦では9回2失点の完投勝利を挙げており5月は負けなしと調子がよい。初回は先頭打者のブライアン・ドージャーにヒットを許すも後続を抑えて無失点。一方のツインズ先発、フェルナンド・ロメロの立ち上がりは1死二塁からネルソン・クルーズにタイムリーを許しいきなり失点となった。

     その後は両先発ともに無失点投球を続けていく。先制を許したツインズは5回の攻撃でマックス・ケプラーに今季7号となる同点ソロが飛び出して試合を振り出しに戻す。同点に追いついかれたマリナーズは直後の6回に2死二塁からミッチ・ハニガーの勝ち越しタイムリーで2対1と再びリードした。パクストン、ロメロの両者は失点はするものの、お互いの持ち味の投球をみせてパクストンは7回3安打1失点、11奪三振、ロメロは7回5安打2失点、7奪三振と好投した。

     反撃したいツインズは8回に1死からエイレ・アドリアンザにヒットが飛び出すも後続が続かず、無得点に終わった。一方のマリナーズはこのリードを最後まで守り切り最終回は守護神、エドウィン・ディアスが締めて試合終了。大事な今3連戦の初戦に勝利した。敗れたツインズはこの日からミゲル・サノーが「3番・一塁」としてスタメン復帰を果たしたが、4打数無安打に終わり、ケプラーが2安打1打点の活躍も試合を優位に進めることができなかった。

  • 9回表ボガーツが勝ち越しタイムリー Rソックス4連勝

    2018.5.24 15:00 Thursday

    【レッドソックス4-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

     ア・リーグ東部地区首位のレッドソックスは、先発のデービッド・プライスが6回3安打1失点と好投したものの、打線がレイズ先発のクリス・アーチャーの前に1得点に封じられ、なかなかリードを奪えない苦しい展開となった。しかし、1対1の同点で迎えた9回表、レッドソックスは先頭のJ.D.マルティネスが遊撃手のウィリー・アダメスのエラーで出塁し、続くザンダー・ボガーツがレフト線への勝ち越しタイムリー二塁打。さらに四球と暴投で無死二、三塁とチャンスを広げ、エドゥアルド・ヌニェスの犠牲フライとヘスス・スクレのパスボールでレイズのクローザー、アレックス・コロメイから3点を勝ち越すことに成功した。最後は前日の試合で32球を投げたクレイグ・キンブレルがレイズの攻撃を三者凡退に抑えて試合終了。レッドソックスは連勝を4に伸ばし、2位ヤンキースとのゲーム差を1.5に広げた。

     ボガーツは同点の9回表無死二塁という場面で打席に入った。本来であれば右方向への進塁打を意識する場面だが、アレックス・コーラ監督は「チームのためにプレイするというのは進塁打を打つことばかりではない。打つべき球をしっかり打つことも大切なんだ。彼は5番を打っているんだからね」とボガーツにタイムリーを期待していた。「左方向のゴロにならないようにだけ気を付けた」と語ったボガーツは指揮官の期待に応え、真ん中低めへのカッターをレフト線へ弾き返す勝ち越しタイムリー二塁打。13打数連続無安打のスランプに陥っていた男が、勝負どころで最高の結果を残し、チームを勝利に導いた。

  • 大谷&シモンズが9回に価値ある適時打 エンゼルス逆転勝利

    2018.5.24 13:00 Thursday

    【エンゼルス5-4ブルージェイズ】@ロジャース・センター

     現在地区3位のエンゼルスはブルージェイズ3連戦の2戦目を迎えた。今試合では序盤から劣勢も迎えた最終回に打線が爆発し逆転に成功。チームの窮地を救ったのは大谷翔平とアンドレルトン・シモンズによる2人のバッティングだった。

     この日のエンゼルスの先発はここまで3勝を挙げているタイラー・スカッグス。直近4試合は勝てていないが、5月初勝利を目指してマウンドに立った。初回のブルージェイズ打線を3者凡退に抑えて上々の立ち上がりをみせると一方のブルージェイズ先発、アーロン・サンチェスも同じく3者凡退で初回を抑え、両先発ともに好スタートを切った。

     試合が動いたのは3回のブルージェイズの攻撃。2死からデボン・トラビスに先制ソロが飛び出すと4回ヤンハービス・ソラーテも一発を打つ。その後も1点を加えてチームは5回まで3対0とリードを広げた。対するエンゼルスは6回、無死一・二塁から2番手、ジョン・アックスフォードからマーティン・マルドナードがタイムリーを放ち1点を返すもその後は相手投手陣を打ちあぐねていた。今試合の両先発の成績はスカッグスは5回6安打3失点、サンチェスは5回2安打無失点だった。

     9回のエンゼルスの攻撃、1死から7番手、タイラー・クリッパードが制球を乱し満塁のチャンスをつくる。ここで打席に立ったのはこの日「5番・DH」でスタメン出場していた大谷。この打席まで無安打だったが、カウント1-0からのチェンジアップを捉えセンターへ2点タイムリーを放ち土壇場で3対3の同点に追いついた。その後、メジャー初盗塁を決めた大谷を二塁に置いて走者二・三塁とするとシモンズもタイムリーを記録。エンゼルスはこの回だけで4得点と逆転に成功した。

     5対3と勝ち越したチームは4番手、ブレイク・パーカーが最終回に1点を失うもブルージェイズの反撃をかわし試合終了。同点打を放った大谷は1安打2打点、決勝打のシモンズは2安打2打点と両打者の活躍でチームは価値ある1勝を挙げた。一方の敗れたブルージェイズは1点差に追い上げるもあと1本が出ず勝ちきることができなかった。

  • フルマーが6回途中1失点で2勝目 タイガース連敗ストップ

    2018.5.24 11:20 Thursday

    【タイガース4-1ツインズ】@ターゲット・フィールド

     前カードのマリナーズ戦から5連敗中のタイガースは、3連戦の被スイープ回避をかけて敵地ターゲット・フィールドでツインズと対戦。今季ここまでわずか1勝、防御率4.35となかなか本来のピッチングができないマイケル・フルマーが制球に苦しみながらも6回途中1失点と力投し、打線ではキャリア3度目の4番打者としての先発出場を果たしたニコ・グッドラムが4回表に5号勝ち越しツーランを放つなど2安打2打点の活躍を見せ、4対1で勝利を収めた。タイガースは連敗を5で止め、ツインズ3連戦の被スイープも回避。一方のツインズは連勝が3でストップした。

     フルマーは「今朝起きたとき、あまり身体の状態が良くなかったんだ。腕が重く感じていた」と登板前の状態を明らかにした。しかし、「試合前のブルペンでの投球が良くなくても試合で良い投球ができることも多い」と自身の状態を必要以上に不安視せず、実際に試合では球数こそ多かった(112球)ものの、6回途中まで1失点。今季2登板目の日本時間4月8日以来となる2勝目をマークした。ツインズのリードオフマン、ブライアン・ドージャーは「僕たちは初回に彼から点を取ったけれど、そのあとはどんどんストライクを投げて良い仕事をされてしまったね」とコメント。敗戦に悔しさを見せつつも、フルマーの力投を称えていた。

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