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  • ブリュワーズがGG賞二塁手・ウォンと合意 ヒウラは一塁転向か

    2021.2.4 10:30 Thursday

     日本時間2月4日、ブリュワーズがカージナルスからフリーエージェントとなっていたコルテン・ウォンと2年1800万ドル+オプション1年で合意したことが明らかになった。球団オプションが行使された場合、3年間の総額は2600万ドルになるという。ウォンは2年連続でゴールドグラブ賞を受賞するなどメジャー屈指の守備力を誇る二塁手であり、二塁守備に不安を抱えるケストン・ヒウラは一塁へのコンバートが有力視されている。

     昨季終了後にカージナルスから球団オプションの行使を拒否されてフリーエージェントとなったウォンが今季もナショナル・リーグ中部地区でプレーすることになった。現在30歳のウォンは昨季53試合に出場して打率.265、1本塁打、16打点、5盗塁、OPS.675と前年から打撃成績を落としたものの、2年連続でゴールドグラブ賞を受賞。二塁守備はメジャー屈指のレベルにある。

     カージナルスはウォンとの再契約について「ドアを閉ざしていない」ことを明らかにしていたが、再契約交渉に積極的でなく、日本時間2月2日にはロッキーズとのトレードでノーラン・アレナードを獲得。この時点で事実上、ウォンと再契約を結ぶ可能性は消滅していた。

     今季のブリュワーズは二塁にウォンが加わり、昨季5試合に出場しただけでオプトアウト(出場辞退)した正中堅手のロレンゾ・ケインも戻ってくるため、センターラインの守備力は格段にアップする。しかし、ウォンの加入は若手スラッガーのヒウラが別のポジションへ移らなければならないことも意味する。

     現在24歳のヒウラはメジャー2年目の昨季、チーム最多の13本塁打を記録。打線に不可欠な存在となっているが、二塁守備ではメジャー通算1085イニングで22失策(守備率.953)、守備防御点-13とチームの足を引っ張っている。以前からコンバートの可能性が取り沙汰されており、ウォンの加入に伴って一塁へ移ることになるとみられている。

  • フィリーズが右腕・アンダーソンと合意 ムーア獲得も正式発表

    2021.2.4 10:00 Thursday

     スプリング・トレーニングの開始まで2週間ほどとなり、フィリーズは先発投手の層を厚くするための補強を続けている。日本時間2月4日、フィリーズは1年300万ドルで合意したことが報じられていた先発左腕マット・ムーアの獲得を正式に発表。また、ブルージェイズからフリーエージェントとなっていた先発右腕チェイス・アンダーソンと1年400万ドルで合意したことも報じられている。両者はローテ争いのライバルとなりそうだ。

     現在33歳のアンダーソンは昨季ブルージェイズで10試合(うち7先発)に登板して1勝2敗、防御率7.22と自己最悪の成績に終わったが、2017年の12勝を筆頭に通算54勝の実績を誇っている。

     一方、現在31歳のムーアは昨季福岡ソフトバンクホークスで13試合に先発して6勝3敗、防御率2.65を記録。今季は2年ぶりのメジャー復帰となるが、こちらも3度の2ケタ勝利を含む通算54勝を挙げている。

     フィリーズの先発ローテーションはアーロン・ノラ、ザック・ウィーラー、ザック・エフリンの3人が当確。残りの2枠はビンス・ベラスケスと有望株スペンサー・ハワードが予定されていたが、ここにムーアとアンダーソンが加わることになり、スプリング・トレーニングで熾烈なローテ争いが繰り広げられることが予想される。

     昨季が短縮シーズンでの開催となったため、先発投手は多くても70~80イニング程度しか投げておらず、今季いきなり180~200イニングを投げるのは難しいとみられている。フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長が先発要員を多めに確保しているのは、そうした状況に対応するためだ。場合によっては6人制ローテを採用する可能性もあるだろう。

     ムーアは今季のフィリーズについて「僕がこれまでプレーしたチームのなかで、より高いレベルで戦える可能性が最も高いチームだと思う」と語っている。「フィリーズと契約するという決断は僕にとって非常に簡単だった。このチームは優勝争いをする準備ができているからね。健康にプレーして実力を証明するよ」と今季への意気込みを口にした。

  • ツインズが主砲・クルーズと再契約合意 1年1300万ドルとの報道

    2021.2.3 14:20 Wednesday

     「ESPN」のジェフ・パッサンによると、ツインズは自軍からフリーエージェントとなっていたネルソン・クルーズと1年1300万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。メジャーリーグ選手会がメジャーリーグ機構からの154試合制の提案を拒否し、今季はナショナル・リーグで指名打者制が採用されない可能性が高くなったことがクルーズの決断に影響を与えたとみられる。今年7月で41歳という年齢もあり、希望していた2年契約を得ることはできなかった。

     現在40歳のクルーズは2018年オフにツインズへ加入。移籍1年目の2019年は自己ベストのOPS1.031を記録するなど、120試合に出場して打率.311、41本塁打、108打点という素晴らしい活躍を見せ、2年ぶり3度目のシルバースラッガー賞に輝いたほか、この年から表彰がスタートした「オールMLBチーム」では指名打者部門でファースト・チームに選出された。

     40歳になって迎えた昨季は8月下旬の時点で打率.340、OPS1.128と前年以上の猛打を発揮していたが、故障の影響もあってその後は失速。最終的には53試合に出場して打率.303、16本塁打、33打点、OPS.992を記録し、2年連続4度目のシルバースラッガー賞を受賞した。また、「オールMLBチーム」ではセカンド・チームに選出されている。

     アメリカン・リーグ中部地区で2連覇中のツインズは、クルーズの引き留めに成功したことで打線の大幅なパワーダウンを回避。エディ・ロサリオが退団したものの、ルイス・アライズやアレックス・キリロフといった若手が台頭しており、2019年のようなリーグ屈指の強力打線となる可能性を秘めている。移籍2年目を迎える前田健太にとって心強い味方となりそうだ。

  • エンゼルスがオリオールズからカッブを獲得 先発補強は終了か

    2021.2.3 14:00 Wednesday

     日本時間2月3日、エンゼルスはジャーメイ・ジョーンズとのトレードでオリオールズからアレックス・カッブと金銭を獲得したことを発表した。現在33歳のカッブは通算55勝の先発右腕で、エンゼルスでも先発ローテーションの一角を担うとみられる。カッブの加入によりディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、ホゼ・キンターナ、グリフィン・キャニング、大谷翔平と合わせて6人の先発投手が揃ったため、今オフの先発補強は終了となりそうだ。

     カッブは昨季オリオールズで10試合に先発して52.1イニングを投げ、2勝5敗、防御率4.30、38奪三振を記録。レイズ時代には4度の2ケタ勝利をマークした実績を持つが、4年契約でオリオールズに加入したあとは低調なシーズンが続いている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、カッブの今季の年俸1500万ドルのうち、エンゼルスは500万ドルを負担することになるという。

     オリオールズへ移籍するジョーンズは23歳の内野手で、昨年8月にメジャーデビュー。3試合に出場して打率.429(7打数3安打)をマークした。「MLB Pipeline」が公開している球団別プロスペクト・ランキングではエンゼルスの7位にランクインしていた。

     なお、メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボリンガーは「カッブの獲得はエンゼルスがトレバー・バウアーから撤退することを意味する。オフシーズンを通してエンゼルスとバウアーは関連付けられていたが、エンゼルスは限られた資金を1人のスター選手ではなく、複数のポジションの補強に使うことを選択した」と伝えている。

  • カージナルス移籍のアレナード「ここで長くプレーするつもりだ」

    2021.2.3 12:30 Wednesday

     ノーラン・アレナードはルーキー時代にセントルイスを訪れた際、ロッキーズの先輩トロイ・トゥロウィツキーに「カージナルスのプレーをよく見ておけ。彼らのプレーからいろんなことを学ぶことができる」と言われたことがあったという。アレナードは「それは事実だった」と振り返る。そして2021年シーズン、アレナードは「ずっと前からいつもこの球団に憧れていた」と語るカージナルスの一員としてプレーすることになった。

     カージナルス移籍が決定したアレナードは日本時間2月3日にオンラインでの入団記者会見を行い、「ここ(セントルイス)で長くプレーするつもりだ」と発言してカージナルスファンを喜ばせた。トレードの可能性が報じられるなか、「フライングしたり、興奮しすぎないようにしようとしていたけれど、トレードが成立したと聞いたときはワクワクした」とアレナード。「セントルイスは素晴らしい選手がいて、素晴らしい歴史のあるチームだから、そのようなチームに加入できるのは本当に嬉しい。ずっと前から憧れていた球団だからね」と移籍を喜んだ。

     ビル・デウィットJr.会長は「他球団からプレミアムな選手を獲得できるチャンスがあるとき、我々にはそうした選手をセントルイスへ連れてくる義務がある」と力強くコメント。過去にもマット・ホリデイ、スコット・ローレン、マーク・マグワイアなどを獲得してきたことを例に挙げ、「彼らの多くは我々の優勝に貢献してくれた。ノーランもそのグループにきっと加わることだろう。彼はプレミアムな選手だからね」とアレナードへの期待を口にした。

     競争力があり、勝利の伝統を持つチームへの移籍を望んでいたというアレナード。リーグ最多となる11度のワールドシリーズ制覇を誇り、21世紀に入ってからの20年間でポストシーズン進出13度、ワールドシリーズ制覇2度、シーズン負け越しわずか1度というカージナルスは、その希望にピッタリのチームと言える。希望通りのチームへ移籍したアレナードが大活躍すれば、「子供のころからの夢」だというワールドシリーズ制覇が実現する日もそう遠くはないはずだ。

  • アレナード放出のロッキーズ 完全なチーム解体は行わない方針

    2021.2.3 12:00 Wednesday

     スター三塁手のノーラン・アレナードを1対5のトレードでカージナルスへ放出したロッキーズだが、完全なチーム再建へと舵を切るつもりはないようだ。日本時間2月3日、ジェフ・ブライディッチGMはオンライン会見のなかで「これは完全なチーム解体や再建ではない。もしそうだとしたら、すでにトレードされている選手がいるはずだ」と再建を否定。また、噂されているトレバー・ストーリーの放出についても「ロッキーズで開幕を迎えるだろう」と否定した。

     ディック・モンフォート会長によると、今回のトレードはアレナード自身が移籍を希望した結果、行われたものだったという。「これはノーランの選択だった。彼が移籍を望んだんだ。我々はノーランの希望を尊重し、現時点でベストだと思われる手段を取った」とモンフォート。トップ・プロスペクトを1人も獲得できず、5100万ドルもの金銭を負担する今回のトレードには批判の声も集まっているが、ロッキーズにとって苦渋の決断だった。

     しかし、今回のトレードがチーム再建開始の合図となるわけではないようだ。ブライディッチは完全なチーム再建へと舵を切ることを明確に否定し、「我々は非常に才能豊かなチームだ。彼らは優勝争いをするために集まっている」と語っている。スター遊撃手のストーリーについても「トレバーが正遊撃手としてチームにいてくれるのは本当にありがたい」と放出を否定。ただし、「今後数ヶ月のうちに何が起こるかを予測するのは難しい」と付け加えることも忘れなかった。

     ストーリー自身もホゼ・レイエスのDV疑惑による出場停止でチャンスを掴み、スター遊撃手へと成長した選手である。ロッキーズは今回もアレナードの移籍をきっかけに、ライアン・マクマーンやブレンダン・ロジャースといった若手内野手たちが確固たるレギュラーへ成長することを期待しているようだ。フロントオフィスの期待通りに新たなスターが誕生すれば、将来の展望は一気に明るくなる。

  • エンゼルス セクハラ疑惑のキャラウェイを職務停止処分に

    2021.2.3 11:30 Wednesday

     日本時間2月3日、エンゼルスはミッキー・キャラウェイ投手コーチを職務停止処分としたことを発表した。「ジ・アスレチック」の報道によると、キャラウェイはインディアンス、メッツ、エンゼルスの3チームに所属していた少なくとも5年間にわたり、スポーツメディア界の女性に対してセクハラ的な行為をしていたという。キャラウェイが事実関係を否定しているため、エンゼルスは即刻解任とはせず、詳細な調査結果が出るまで職務停止という措置を取った。

     キャラウェイのセクハラ疑惑は5人の女性によって告発された。キャラウェイは上半身裸の写真を女性に送り、それと引き換えに裸の写真を要求するなど、不適切な行為を行っていたという。また、チームの情報を与える条件として一緒に酒を飲みに行くことを要求したり、インタビュー中の女性リポーターの顔の近くに股間を近付けたりしたこともあったようだ。

     現在45歳のキャラウェイは、2013年から2017年までインディアンスの投手コーチ、2018年から2019年までメッツの監督、2020年からエンゼルスの投手コーチを務めているが、このセクハラ的な行為は3チームに所属していた少なくとも5年間にわたるとされている。

     エンゼルスは「昨日の遅くに『ジ・アスレチック』の報道によってこの疑惑を知りました。今朝、我々はミッキー・キャラウェイを職務停止とし、メジャーリーグ機構と緊密に連携して全面的な調査を行う予定です」との声明文を発表。キャラウェイのセクハラ疑惑が報じられた直後には「報じられている行為はエンゼルスの球団組織の価値観やポリシーに反しています。我々はこの件を深刻に受け止め、メジャーリーグ機構とともに全面的な調査を行います」と述べていたが、即刻解任とはせず、詳細な調査結果を待つ方針のようだ。

     なお、メジャーリーグでは2週間前にメッツのジャレッド・ポーターGMがセクハラ疑惑によって就任からわずか1ヶ月で解任された。ポーターはカブス時代に女性リポーターに対して不適切なメッセージや写真を送っていたことが報じられていた。

  • レイズが元エース右腕・アーチャー獲得へ 1年650万ドルで合意

    2021.2.3 11:00 Wednesday

     日本時間2月3日、レイズがパイレーツからフリーエージェントとなっていた先発右腕のクリス・アーチャーと1年650万ドルで合意したことが明らかになった。2018年途中までレイズのエースとして活躍していたアーチャーは、2018年7月にタイラー・グラスナウ、オースティン・メドウズ、シェーン・バズとのトレードでパイレーツへ移籍。パイレーツでは思うような活躍ができず、昨季は胸郭出口症候群の手術を受けて全休した。

     エース左腕のブレイク・スネルをパドレスへ放出し、ベテラン右腕のチャーリー・モートンがチームを去ったレイズにかつてのエースが戻ってくることになった。現在32歳のアーチャーは2012年にレイズでメジャーデビューし、開幕投手を4度務め、オールスター・ゲームに2度選出されるなど、エースとして活躍。3度の2ケタ勝利を記録し、2015年から2017年まで3年連続で230奪三振以上をマークした。

     しかし、2016年から3年連続で防御率4点台に終わるなど、物足りないパフォーマンスが続いたため、レイズはアーチャーに見切りをつけ、1対3のトレードでパイレーツへ放出。アーチャーはその後、パイレーツでさらに成績を悪化させ、レイズは獲得した3人の有望株のうちグラスナウとメドウズがすでに投打の主力へと成長しており、レイズにとって大成功のトレードとなった。

     アーチャーは胸郭出口症候群の手術により昨季を全休したが、インスタグラムなどで順調に回復していることをアピールしており、スプリング・トレーニングには万全の状態で参加できる見込み。かつてのトレード相手だったグラスナウや新加入のマイケル・ワカらとともに先発ローテーションを形成することになる。

     なお、スネルとモートンを失ったレイズは、コリー・クルーバーとジェイムソン・タイオンの獲得に動いていたことが報じられている。両者とも同地区ライバルのヤンキースに奪われてしまったが、元エースの獲得という形で先発補強を実現させた。

  • 前DeNAの救援右腕・パットンがレンジャーズとマイナー契約

    2021.2.3 10:30 Wednesday

     日本時間2月3日、レンジャーズは救援右腕のスペンサー・パットンとマイナー契約を結んだことを発表した。今回の契約にはスプリング・トレーニングへの招待が含まれており、パットンは5年ぶりのメジャー復帰を目指して招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する。パットンは2017年から昨季まで横浜DeNAベイスターズで4年間プレー。2014~15年にレンジャーズで合計36試合に登板しており、6年ぶりの古巣復帰となる。

     現在32歳のパットンは2014年にレンジャーズでメジャーデビュー。この年は9試合に登板して防御率0.96と好投したが、2015年は27試合で防御率9.00と打ち込まれた。2015年11月にフランディ・デラロサとのトレードでカブスへ移籍し、2016年は16試合に登板して防御率5.48を記録。メジャー3年間の通算成績は52試合で3勝2敗、6ホールド、防御率6.26となっている。

     2016年11月にDeNAと契約し、2017年は自己最多の62試合に登板して4勝3敗7セーブ、27ホールド、防御率2.70の好成績をマーク。2018年は58試合に登板して33ホールド、防御率2.57とさらに成績を向上させた。この活躍が認められ、新たに2年契約を結んだが、2019年は42試合で防御率5.15と来日後最悪の成績。昨季はリーグ最多の57試合に登板したものの、防御率4.92に終わった。ただし、外国人選手では史上3人目となる通算100ホールドを達成している。

     近年のメジャーリーグではマイルズ・マイコラス(カージナルス)、メリル・ケリー(ダイヤモンドバックス)など「アジア帰り」の投手が活躍するケースも多く、レンジャーズも1年前のオフに中日ドラゴンズを退団したジョエリー・ロドリゲスを獲得して成功(昨季12試合に登板して防御率2.13)。5年ぶりのメジャー復帰を目指すパットンがこれらの成功例に続けるか注目したい。

  • レッズがクローザー確保 左腕・ドゥーリトルと1年契約で合意

    2021.2.3 10:00 Wednesday

     日本時間2月3日、レッズがナショナルズからフリーエージェントとなっていた救援左腕ショーン・ドゥーリトルと1年150万ドル+出来高で合意したことが明らかになった。ドゥーリトルはアスレチックスとナショナルズでクローザーを務め、通算111セーブを記録。ライセル・イグレシアスとアーチー・ブラッドリーを放出したレッズは、現有戦力のなかから新たなクローザーを発掘するとみられていたが、外部からの補強でクローザーを確保した。

     現在34歳のドゥーリトルは制球力の高さに定評があり、アスレチックス時代の2014年に62.2イニングを投げて89奪三振/8与四球、ナショナルズ時代の2018年にも45イニングを投げて60奪三振/6与四球という素晴らしい成績を残している。しかし、近年は不調が続いており、2019年は自己ワーストの防御率4.05に終わり、昨季は2度の故障者リスト入りもあって11試合しか投げられず、防御率5.87とさらに成績が悪化した。

     故障が多いのは昨季に限った話ではなく、2014年以降の7シーズンで9度の故障者リスト入りを経験。70試合以上に登板したシーズンは2013年(70試合)の1度だけ、60試合以上に登板したシーズンも2度しかない。とはいえ、通算防御率3.07、WHIP0.97という数字が示すように、コンディションさえ万全ならハイレベルなパフォーマンスを期待できる。

     レッズは昨年12月にイグレシアスをエンゼルスへトレードし、ブラッドリーもノンテンダーFAで放出。アミール・ギャレットやルーカス・シムズが新たなクローザーの候補に挙がっていたが、予算の範囲内でクローザーを獲得できる状況になったため、方針を変更したようだ。

     なお、レッズで左腕がクローザーを務めるのは珍しいことではなく、過去にもアロルディス・チャップマン、ランディ・マイヤーズ、ジョン・フランコらがクローザーとして活躍している。

  • アレナードのカージナルス移籍が成立! 1対5の大型トレード

    2021.2.2 11:45 Tuesday

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)のカージナルスへの移籍が正式に成立したようだ。ナイチンゲールは「メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は複雑な取引を承認した。これが(トレード成立に向けての)最後のハードルだった」と伝えている。ナイチンゲールの第一報から約5分後、カージナルスも「待った甲斐があった!」とアレナードの画像付きでツイートし、トレード成立を発表した。

     スター三塁手・アレナードの対価としてロッキーズが獲得したのはオースティン・ゴンバー、エレウリス・モンテロ、マテオ・ギル、トニー・ローシー、ジェイク・ソマーズの5選手。メジャー経験があるのはゴンバーだけで、「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングではモンテロが8位、ローシーが19位、ギルが22位にランクインしている(ソマーズはトップ30圏外)。

     地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドによると、アレナードは2022年と2023年の選手オプションを持ち、現行の契約は1年延長されて2027年までとなるようだ(選手オプションは行使しなければフリーエージェントとなれるため、オプトアウト権と同義)。アレナードは今季終了後のオプトアウト権を持っていたが、トレードの際に2つ目のオプトアウト権を手に入れたことになる。

     カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は「我々は今日、より良いチームになった。今回のトレードは、ビル・デウィット・オーナーが現在と将来の両方で勝利を目指すチームをセントルイスの素晴らしいファンに提供し続けようとしていることの証になったと思う」とアレナード獲得を大喜び。ディラン・カールソン、ノーラン・ゴーマン、マシュー・リベラトーリ、イバン・ヘレーラといった上位プロスペクトの放出を回避しつつ、主砲の獲得というミッションを見事に成功させた。

     ポール・ゴールドシュミットとアレナードが守る内野の両コーナーは、アダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナの名バッテリーに続くセントルイスの新しい名物となるかもしれない。

  • エンゼルス・キャラウェイ投手コーチにセクハラ疑惑 解任確実か

    2021.2.2 11:00 Tuesday

     「ジ・アスレチック」は日本時間2月2日、スポーツメディアで働く5人の女性がエンゼルスで投手コーチを務めるミッキー・キャラウェイのセクハラ的な行為を告発したことを伝えた。セクハラ的な行為は少なくとも5年にわたって行われており、キャラウェイはその間、インディアンス(投手コーチ)、メッツ(監督)、エンゼルス(投手コーチ)の3球団に在籍。セクハラ問題で解任されたメッツのジャレッド・ポーターGMに続き、解任が確実視されている。

     現在45歳のキャラウェイは、3人の女性に対して不適切な写真を送り、そのうちの1人に対して見返りとして裸の写真を要求したと言われている。このほか、「女性がキャラウェイにインタビューしている最中に股間を女性の顔に当てた」「一緒に酒を飲んでくれたらメッツの情報を提供すると発言した」など、女性を不快にさせる言動が複数あったことが報じられている。

     キャラウェイの不適切な振る舞いは一部の関係者のあいだでは有名だったようで、告発者の1人は「ジ・アスレチック」に対して「スポーツ界で最悪の秘密だった」と話しているという。

     キャラウェイは「ジ・アスレチック」にメールで返信し、「今回、私が認識したこれらの疑惑について、急いで回答するのではなく、より具体的に回答しようと思っています。私が関わっているこれらの関係性は、すべて合意のうえで行われており、女性に対して失礼なことをしようという意図はありませんでした。私は既婚者であり、私の妻も今回の疑惑を認識しています」と回答。とはいえ、苦しい言い訳である印象が拭えない。

     エンゼルスは「報道されている(キャラウェイの)振る舞いは、エンゼルス球団の価値観と方針に反しています。我々はこれを非常に深刻に受け止めており、メジャーリーグ機構と協力して完全な調査を行う予定です」との声明を発表している。

     キャラウェイは今季がエンゼルスの投手コーチとして2年目のシーズンとなるが、メッツの新たなGMに就任したポーターが先月、セクハラ問題で即刻解任されており、キャラウェイも解任が確実視されている。インディアンスの投手コーチとして名を上げ、メッツでは監督も務めたキャラウェイだが、その一方でとんでもない秘密を隠していたようだ。

  • エンゼルス移籍有力のカッブ 年俸の半分以上はオ軍が負担へ

    2021.2.2 10:30 Tuesday

     アレックス・カッブ(オリオールズ)をめぐるトレードの詳細が少しずつ明らかになってきた。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、エンゼルスは交換要員として昨季メジャーデビューしたジャーメイ・ジョーンズを放出する見込みだという。また、「ジ・アスレチック」でオリオールズの番記者を務めるダン・コノリーは、カッブの年俸1500万ドルのうち、半分以上をオリオールズが負担する予定であることを伝えている。

     エンゼルスとオリオールズはトレード成立に向けて交渉を続けているが、まだクリアしなければならないハードルがいくつかある。1つ目はカッブの契約に10チームに対するトレード拒否権が含まれていることだ。エンゼルスがこの10チームのなかに含まれているかは不明だが、「エンゼルスが拒否対象チームに含まれていたとしても、カッブは(オリオールズよりも)勝てるチャンスのあるチームへの移籍を受け入れるだろう」と言われており、問題なくクリアできる見込みだ。

     また、今季の年俸1500万ドルのうち、450万ドルが後払いとなっている点も話をややこしくしているとみられる。こちらはオリオールズが年俸の半分以上を負担することでクリアしようとしているようだが、後払いの予定を変更するような状況になった場合、契約条件の変更となるため、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)のトレードのようにメジャーリーグ選手会の承認が必要となるかもしれない。

     レイズ時代に4度の2ケタ勝利をマークしたカッブだが、4年契約でオリオールズに加入したあとは不振が続いており、移籍3年目の昨季は10試合に先発して2勝5敗、防御率4.30に終わった。このままカッブのトレードが成立すれば、今季のエンゼルスはディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、ホゼ・キンターナ、グリフィン・キャニング、カッブ、そして大谷翔平の6人で開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

  • 大物三塁手・アレナードのトレード 早ければ今日中にも成立へ

    2021.2.2 10:00 Tuesday

     ノーラン・アレナード(ロッキーズ)のカージナルス移籍が報じられてから数日が経過し、両チームはトレード成立に向けて交渉を続けている。「Yahoo!スポーツ」のティム・ブラウンによると、トレード拒否権を持つアレナードは書面を通して正式にカージナルス移籍に同意。ブラウンは「トレード成立に一歩前進した」と伝えている。早ければ今日中にメジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会の承認が下り、トレードが成立する可能性があるようだ。

     現在29歳のアレナードはメジャー8年間でオールスター・ゲーム選出5度、ゴールドグラブ賞8度、シルバースラッガー賞4度、本塁打王3度、打点王2度など輝かしい実績を誇るスター三塁手であり、ロッキーズと結んだ8年契約のうち、6年1億9900万ドル分の契約を残している。このうち5000万ドルをロッキーズが負担する見込みだが、金額が大きいため、メジャーリーグ機構の承認が必要となっている。

     また、アレナードがトレード拒否権を破棄して移籍を受け入れることに対するボーナスとして「2022年シーズン終了後のオプトアウト権を追加」「トレード拒否権の再取得」「既存の契約に1年1500万ドル分を追加」といった契約の見直しが行われる予定であり、この点について選手会の承認も必要となっている。

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは「トレードが成立した場合、ロッキーズが得る見返りは4~5人」と伝えており、すでに両チームは交換要員について大筋合意に達しているとみられる(依然として具体的な選手名は不明)。よって、トレード成立のタイミングはメジャーリーグ機構と選手会の承認次第ということになりそうだ。ただし、「もう1日かかるかもしれない」と話す関係者もおり、明日にずれ込む可能性も残されている。

     両チームは「トレードを成立させると決心している」とも言われており、遅かれ早かれアレナードがカージナルスの一員となることは間違いなさそうだ。

  • エンゼルスの先発ローテ完成か オリオールズ右腕獲得へ交渉中

    2021.2.2 02:00 Tuesday

     「ジ・アスレチック」のダン・コノリーによると、エンゼルスは先発右腕アレックス・カッブの獲得に向けてオリオールズとトレード交渉を行っているようだ。エンゼルスは先発6枠のうち、ディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、ホゼ・キンターナ、グリフィン・キャニング、大谷翔平ですでに5枠が確定しており、カッブの獲得に成功すれば、2021年シーズンの先発ローテーションが完成することになりそうだ。

     現在33歳のカッブは、2018年3月に4年5700万ドルの好条件でオリオールズに加入。今季が契約最終年となっている(年俸1500万ドル)。レイズ時代に4度の2ケタ勝利を記録した実績を持つが、オリオールズ移籍後は低調なパフォーマンスが続いており、昨季は10試合に先発して52.1イニングを投げ、2勝5敗、防御率4.30、38奪三振に終わった。エンゼルスは昨オフ、オリオールズからバンディを獲得して成功を収めており、その再現を狙っているのかもしれない。

     トレード成立には越えなければならないハードルがあり、まずカッブの契約のなかには10チームに対するトレード拒否権が含まれている。エンゼルスがそのなかに含まれているかは不明であり、それに加え、エンゼルスが拒否対象チームの場合、カッブがトレード拒否権を破棄してエンゼルスへ移籍することを受け入れる意思があるかどうかも現時点ではわかっていない。

     また、オリオールズ移籍後3年連続で低調なシーズンが続いているカッブに年俸1500万ドルを支払うのは割に合わないため、トレード成立のためにはオリオールズが年俸の一部を負担することが必要だ。年俸負担についても現時点では情報がなく、両チームのあいだで交渉が行われているとみられる。

     カッブのトレードが成立すれば、エンゼルスは先発の頭数が揃うだけでなく、年俸総額がぜいたく税の対象ラインにさらに近付くため、「実質ゼロ」と言われているトレバー・バウアー獲得の可能性は完全に消滅することになるだろう。

  • Rソックスの名二塁手・ペドロイアが現役引退を表明

    2021.2.2 01:30 Tuesday

     日本時間2月2日、レッドソックスで14シーズン(2006~19年)プレーして通算1512試合に出場した名二塁手ダスティン・ペドロイアが現役引退を表明した。現在37歳のペドロイアは2004年のドラフトで2巡目指名を受けてから17年間をレッドソックス一筋で過ごし、2007年新人王、2008年MVP、ワールドシリーズ制覇3度など輝かしい実績を残してきたが、左膝の故障が完治せず、近年はまともにプレーできないシーズンが続いていた。

     ペドロイアはメジャー14年間で通算1512試合に出場し、1805安打、打率.299、140本塁打、725打点、138盗塁、OPS.805を記録。オールスター・ゲーム選出4度、ゴールドグラブ賞4度、シルバースラッガー賞1度など輝かしいキャリアを過ごし、2007年、2013年、2018年と3度のワールドシリーズ制覇も経験した(2018年はポストシーズン出場なし)。

     メジャー定着からの2年間でワールドシリーズ制覇、MVP、新人王、ゴールドグラブ賞の4つをコンプリートした史上初の選手であり、各球団から1人ずつ、野球に情熱を注いだ選手に贈られる「ハート・アンド・ハッスル賞」を2010年から7年連続で受賞するなど、気迫に満ちたエネルギッシュなプレーが持ち味だった。2013年には30球団から1人だけ選ばれるメジャー全体の「ハート・アンド・ハッスル賞」も受賞している。

     実働14年は球団史上7位タイ、通算1512試合出場は二塁手では球団史上2位の数字であり、開幕戦11年連続スタメン出場はカール・ヤストレムスキーに次いで球団史上2位。ペドロイアがメジャー定着を果たすまでの11年間でレッドソックスは10人の二塁手を開幕スタメンに起用しており、ペドロイアの登場がチームに安定をもたらした。

     安打(8位)、二塁打(6位)、得点(10位)、盗塁(6位)、長打(8位)、塁打(8位)、打数(9位)などの各部門で球団史上トップ10に名を連ねており、全盛期と言える10年間(2007~16年)で記録したWAR50.6は同期間でメジャー6位の好成績。メジャーを代表する二塁手の1人として確固たる地位を築いた。

     2017年4月のオリオールズ戦でマニー・マチャド(現パドレス)からスライディングを受け、左膝を負傷。この故障が完治せず、2018年は3試合、2019年は6試合のみの出場に終わり、昨季は1試合もプレーできなかった。故障がなければ通算2000安打を余裕でクリアし、さらに数字を伸ばしていくことも確実だっただけに、この「致命傷」を悔やむ声は非常に多い。

     残した記録はもちろん素晴らしいが、それ以上に、気迫に満ちたハッスルプレーでファンの記憶にいつまでも残ることだろう。間違いなくレッドソックス、そしてメジャーリーグの一時代を築いた名選手だった。

  • 今季最高の激戦区はナ・リーグ東部地区 MLB公式サイトが特集

    2021.2.1 13:00 Monday

     各球団がオフシーズンの戦力補強を進めるなか、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは両リーグの合計6地区を激戦が予想される順にランク付け。1位には昨季ブレーブスとマーリンズがポストシーズンに進出し、残りの3球団も大きな補強を行っているナショナル・リーグ東部地区が選出された。地区3連覇中のブレーブスが本命であることに変わりはないが、すべてのチームにポストシーズン進出の可能性がある激戦区となりそうだ。

     昨季地区4位タイだったメッツは、新オーナーに就任したスティーブ・コーエンの資金力を生かし、フランシスコ・リンドーア、カルロス・カラスコ、ジェームス・マッキャンらを次々に補強。データサイト「FanGraphs」では、ブレーブスの勝率.532を上回る.568で地区優勝という予想が出ている。

     ただし、ナショナルズはジョシュ・ベル、カイル・シュワーバー、ジョン・レスターらを獲得して戦力を整えており、フィリーズもJ・T・リアルミュート、ディディ・グレゴリアスとの再契約に成功。マーリンズは若手選手の成長次第で昨季よりも戦力を向上させる可能性があり、どのチームも決して侮れない存在だ。

     ブレーブスがマーセル・オズーナ、メッツがトレバー・バウアーを獲得してさらに戦力をアップさせる可能性も残されているが、現時点ではすべてのチームにポストシーズン進出の可能性がある今季最高の激戦区と予想されている。

     2位はアメリカン・リーグ東部地区。ジョージ・スプリンガーらを獲得して戦力アップに成功したブルージェイズがレイズとヤンキースの2強に割って入る構図となり、レッドソックスも投手陣の出来次第では地区最下位に終わった昨季から急浮上する可能性を秘めている。オリオールズ以外の4チームがポストシーズン出場枠を争うような展開になるかもしれない。

     3位はドジャースとパドレスの2強がしのぎを削るナ・リーグ西部地区。地区優勝争いだけなら6地区のなかで最高のレベルだが、残りの3チームが勝率5割を下回ると予想されているため、この順位に落ち着いた。

     4位にはア・リーグ中部地区がランクイン。ランス・リンやリアム・ヘンドリックスを獲得したホワイトソックスが地区2連覇中のツインズに挑むが、依然として投手陣が強力なインディアンスもその争いに加わるだけの力がある。ロイヤルズとタイガースも着実に力を蓄えており、予想外の混戦になる可能性もありそうだ。

     5位は本命不在のア・リーグ西部地区。昨季ポストシーズンに進出したアスレチックスとアストロズが主力の流出で戦力を落としており、エンゼルスやマリナーズにも上位進出のチャンスがある。地区のレベルは高くないものの、最下位確実なレンジャーズを除く4チームが地区優勝を争う展開となれば面白い。

     そして、最下位はナ・リーグ中部地区。もともと地区のレベルが高くないうえに、ノーラン・アレナード獲得が決定的となっているカージナルスが戦力的に頭一つ抜け出すような状況となり、地区優勝争いも盛り上がらない可能性が高い。ただし、再建モード全開のパイレーツはともかく、カブス、レッズ、ブリュワーズの3チームは買い手に回るのか売り手に回るのかハッキリしない部分もあり、各チームの今後の動き次第では激戦区の1つとなる可能性も秘めている。

  • スプリンガーら獲得のブルージェイズ さらなる補強を検討中

    2021.2.1 12:00 Monday

     ブルージェイズは直近の数週間で次々に補強を成功させ、ジョージ・スプリンガー、カービー・イエーツ、マーカス・セミエン、タイラー・チャットウッド、スティーブン・マッツを獲得した。しかし、今オフの戦力補強はまだ終わっていないようだ。「FanSided」のロバート・マレーによると、ブルージェイズは「重要な場面を任せられるリリーバー」と「柳賢振(リュ・ヒョンジン)に次ぐ先発2番手」の獲得を目指しているという。

     マレーはブルージェイズが興味を示しているリリーバーとしてトレバー・ローゼンタールの名前を挙げている。昨季のローゼンタールは近年の不振を脱し、ロイヤルズとパドレスで合計23試合に登板して1勝0敗11セーブ、防御率1.90、奪三振率14.45の好成績をマーク。「現在フリーエージェント市場に残っているリリーバーのなかでベストの選手」と評価する声もある。

     また、年俸調停権を持たない若手選手が多いブルージェイズは、スプリンガーやセミエンを獲得してもまだ年俸総額が1億5000万ドル程度であり、「トレバー・バウアーの獲得に動くのでは」と推測する声も絶えない。ただし、マーク・シャパイロ球団社長は「大物選手の獲得は終わった」と発言しており、バウアー獲得に動く可能性は低そうだ。

     先発投手の補強については、東北楽天ゴールデンイーグルスへの復帰が決まった田中将大にも興味を示していたようだ。しかし、田中は日本球界への復帰を決断。フリーエージェント市場での先発投手の補強の選択肢は少なくなりつつあり、ブルージェイズはスプリンガー獲得によって人員過多となっている外野手を駒にしてトレードでの補強に動く可能性が高いとみられている。

     マレーによると、ランドール・グリチック(残り3年3100万ドル)とルルデス・グリエルJr.(残り3年1469万ドル)に対して他球団からの関心が寄せられているという。この2人のいずれかをトレード要員として先発2番手の獲得を目指すことになるかもしれない。

  • ナでDH採用ならブレーブスとドジャースがクルーズ獲得に名乗りか

    2021.2.1 11:30 Monday

     今季もナショナル・リーグで指名打者制が採用されるかどうかは依然として不透明な状況が続いている。そんななか、現在の球界を代表する指名打者の1人であるネルソン・クルーズには再契約を狙うツインズだけでなく、指名打者制の採用に備えてナ・リーグのチームからも関心が寄せられているようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは「ナ・リーグで指名打者制が採用される場合、ブレーブスとドジャースがクルーズ獲得の有力候補になる」と伝えている。

     現在40歳のクルーズは、ツインズでプレーした2年間で173試合に出場し、打率.308、57本塁打、141打点、OPS1.020の好成績をマーク。2019年にエドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者)を受賞したほか、2年連続4度目のシルバースラッガー賞を獲得し、「オールMLB」の表彰では2019年にファースト・チーム、昨季はセカンド・チームに選ばれた。40代に突入し、その打棒は衰えるどころか勢いを増しており、驚異の一言に尽きる。

     クルーズはツインズとの再契約交渉を一時中断し、指名打者制の動向について様子を見る姿勢を示していた。今季もナ・リーグで指名打者制が採用されれば、自身の獲得に動くチームが増え、より好条件の契約を得られる可能性があるからだ。しかし、その一方でツインズとの再契約交渉が再開されたことも報じられている。

     ヘイマンがクルーズ獲得の有力候補に挙げたブレーブスは、昨季の二冠王マーセル・オズーナの穴が埋まっておらず、指名打者にクルーズを加える補強はチーム状況に極めてフィットする。ここ数年、ベテランを高額の1年契約で獲得するケースが多く、クルーズにも同様のオファーをすることになるだろう。

     一方のドジャースも、長期の大型契約には慎重だが、短期であれば高額の契約を厭わないチームである。ワールドシリーズ連覇に向けた打線強化の切り札としてクルーズ獲得に動く可能性は十分にある。

     とはいえ、ブレーブスやドジャースがクルーズの獲得に乗り出すためにはナ・リーグで指名打者制が採用される必要がある。結局のところ、ツインズとの再契約が最有力なのかもしれない。

  • ロイヤルズが巧打のアルベルトとマイナー契約 2019年に打率.305

    2021.2.1 11:00 Monday

     ロイヤルズは日本時間2月1日、オリオールズからノンテンダーFAとなっていたハンザー・アルベルトとマイナー契約を結んだことを発表した。スポーツライターのジュニオール・マトリージェによると、メジャーのロースター入りを果たした場合の年俸は165万ドルで、出来高を含めて最大200万ドルを手にする可能性があるという。2019年にリーグ8位の打率.305、昨季も打率.283をマークした巧打者だが、メジャー契約を得ることはできなかった。

     現在28歳のアルベルトは、レンジャーズでメジャーとマイナーを往復するシーズンが続いていたが、2018年オフに4度のウエーバーでヤンキース、オリオールズ、ジャイアンツ、オリオールズと移籍を繰り返し、オリオールズでメジャー定着。2019年は主に二塁と三塁を守りながら139試合に出場して自身初の規定打席到達を果たし、打率.305、12本塁打、51打点、OPS.751をマークした。特に左腕に対して打率.398(221打数88安打)とめっぽう強かったことが注目された。

     昨季は開幕から正二塁手を務め、54試合に出場して打率.283、3本塁打、22打点、OPS.698をマーク。打率は決して悪くなかったが、5つしか四球を選ばなかったため出塁率は.306に過ぎず、年俸が昨季の165万ドルから300万ドル前後まで上昇することが予想されていたため、年俸に見合う働きを期待できないと判断され、昨年12月にノンテンダーFAとなった。

     コンタクト能力に長け、二塁と三塁を中心に内外野を守るユーティリティ性も持ち合わせているが、四球の少ないフリースインガーという明確な欠点も抱えており、そこが各チームからメジャー契約を敬遠される理由になったとみられる。ロイヤルズの正二塁手ニッキー・ロペスは左打者のため、「左腕キラー」の特長を生かしてプラトーン要員としてメジャー昇格のチャンスがあるかもしれない。

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