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  • 第13週のMVPはベッツとボットー

    2017.7.4 11:48 Tuesday

     第13週(6月26日~7月2日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはムーキー・ベッツ(レッドソックス)、ナ・リーグはジョーイ・ボットー(レッズ)が選出された。

     ベッツは打率.483、3本塁打、11打点、3盗塁の好成績をマークし、自身3度目となる週間MVPに輝いた。第6週(5月8日~5月14日)にも週間MVPに選出されており、今季2度目の受賞。14安打と11打点はリーグ1位、25塁打は同1位タイ、打率.483と10得点は同2位、出塁率.556は同2位タイ、5長打と3盗塁は同3位タイ、3本塁打は同4位タイ、長打率.862は同5位と各部門で上位に名を連ね、文句なしの受賞となった。なお、今季2度受賞したのはア・リーグではベッツが初めてである(ナ・リーグではドジャースのコディ・ベリンジャーがすでに2度受賞している)。なかでも印象的だったのが日本時間7月3日のブルージェイズ戦で見せた2本塁打を含む4安打8打点の大活躍。1番打者による1試合8打点は14年ぶり史上5度目という歴史的な快挙だった。

     ボットーは打率.524、3本塁打、6打点、出塁率.630、長打率1.095という猛打を見せ、4年ぶり自身4度目となる週間MVPに輝いた。長打率1.095はもちろんリーグ1位、11安打、3本塁打、23塁打、6四球は同1位タイ、出塁率.630は同2位、打率.524は同2位タイとハイレベルな打撃成績が評価された格好だ。日本時間6月29日のブリュワーズ戦では3四球を選び、通算916四球としてラリー・ウォーカー(通算913四球)によるカナダ出身選手の通算四球記録を更新。また、前半戦での23本塁打はすでに自己記録を更新している(過去最多はMVPを受賞した2010年の22本塁打)。昨季は後半戦に打率.408という驚異的な打棒を見せたが、今季も後半戦に爆発するようなら歴史的なシーズンとなりそうだ。


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  • 6月の各賞受賞者が発表

    2017.7.4 11:14 Tuesday

     メジャーリーグの月間最多記録を更新する1101本塁打が飛び出した今年6月。日本時間7月4日に、6月の各賞受賞者(月間最優秀選手、月間最優秀投手、月間最優秀新人、月間最優秀リリーバー)が発表された。受賞者の活躍を簡単に振り返ってみたい。

    ア・リーグ月間最優秀選手:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)

     打率.324、10本塁打、25打点、OPS1.167という新人離れした好成績をマークし、自身初となる月間最優秀選手に輝いた。30得点、30四球、出塁率.481はいずれもリーグトップの数字であり、ジャッジの強打を恐れて相手投手が勝負を避けるようになりつつある様子がうかがえる。10本塁打はリーグ2位タイ、長打率.686はリーグ3位、25打点はリーグ5位タイと、勝負をしてもらえない場面が増えたなかでもしっかり結果を残しているのは見事である。リーグ最多得票でオールスターに選出され、ホームラン・ダービーへの出場も表明したジャッジ。ヤンキース新時代を象徴するスラッガーの勢いがどこまで続くか注目だ。

    ナ・リーグ月間最優秀選手:アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)

     打率.411、6本塁打、23打点、OPS1.193という見事な成績を残し、2015年8月以来自身5度目となる月間最優秀選手に輝いた。月間最優秀選手を5度受賞したのは球団史上初、リーグでも2003年8月に5度目の月間最優秀選手に輝いたブラディミール・ゲレーロ(当時エクスポズ)以来の快挙である。打率.411と出塁率.505はリーグトップ、長打率.689はリーグ3位、37安打はリーグ3位タイ、22得点はリーグ5位タイ、23打点はリーグ6位の好成績だった。一時は限界説が囁かれたものの、それを跳ね返すかのように好調を維持しているマカッチェン。昨季の不振を脱し、4年連続でOPS.889以上をマークした本来の姿が戻ってきた。

    ア・リーグ月間最優秀投手:コリー・クルーバー(インディアンス)

     6先発で43イニングを投げ、4勝0敗、防御率1.26、64奪三振という圧倒的なパフォーマンスを披露して昨年8月以来自身3度目の月間最優秀投手に選出された。43イニングと64奪三振は両リーグの全投手中トップ、防御率1.26はリーグトップの数字だった。最大の武器であるカーブを積極的に使うようになったことが功を奏し、6度の先発で5度の2桁奪三振をマーク。なかでも日本時間6月20日のオリオールズ戦では3安打11奪三振で無四球完封という圧巻のピッチングを見せた。腰痛での故障者リスト入りを経て、2014年のサイ・ヤング賞受賞者が完全復活。リーグ連覇、そしてワールドシリーズ制覇を目指すインディアンスに頼もしい男が帰ってきた。

    ナ・リーグ月間最優秀投手:マックス・シャーザー(ナショナルズ)

     5先発で3勝2敗ながら、36.1イニングを投げて防御率0.99、51奪三振という見事な数字をマークし、2015年6月以来自身3度目の月間最優秀投手に輝いた。36.1イニングで自責点はわずか4、14安打しか許さず、防御率0.99は両リーグの先発投手の中でトップの数字だった。日本時間6月12日のレンジャーズ戦では歴代3番目に少ないイニング数で通算2000奪三振に到達。登板試合数で見ても歴代3位タイとなるスピード達成だった。日本時間5月27日の登板から6試合連続で2桁奪三振を記録するなど、今季ここまで防御率1.94と驚異的なパフォーマンスを披露しており、クレイトン・カーショウ(ドジャース)とのサイ・ヤング賞争いにも注目だ。

    ア・リーグ月間最優秀新人:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)

     初の月間最優秀選手に輝いた一方、月間最優秀新人は4月から3ヶ月連続の受賞となった。1シーズンで3度の月間最優秀新人に輝くのは2014年のホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)以来3年ぶり、3ヶ月連続受賞となると2012年5~8月に4ヶ月連続で受賞したマイク・トラウト(エンゼルス)以来5年ぶりの快挙である。ヤンキースの新人選手がオールスターで先発出場するのは2003年の松井秀喜以来であり、ジョー・ディマジオ(1936年)ら名選手に肩を並べたことになる。また、25歳でリーグ最多得票となったのは1994年に24歳のケン・グリフィーJr.(マリナーズ)がリーグ最多得票に輝いて以来23年ぶりの年少記録となった。

    ナ・リーグ月間最優秀新人:コディ・ベリンジャー(ドジャース)

     打率.286、13本塁打、27打点、OPS1.104というメジャー1年目の新人らしからぬ驚異的な打棒を発揮し、満票で2ヶ月連続となる月間最優秀新人に選出された。2ヶ月連続受賞はリーグでは昨年8~9月のトレイ・ターナー(ナショナルズ)以来となる。また、2001年の表彰開始以来、ドジャースの選手が1シーズンに2度、月間最優秀新人に選ばれたのはベリンジャーが初めてである。30安打、9二塁打、13本塁打、27打点、長打率.743など各部門で新人リーグトップの数字をマーク。月間13本塁打は新人ではメジャー歴代3位タイとなる好成績だった。史上初となる「両リーグでの新人本塁打王誕生」に期待したいところだ。

    ア・リーグ月間最優秀リリーバー:ロベルト・オスーナ(ブルージェイズ)

     12試合に登板して8セーブ(セーブ成功率100%)、防御率0.79、被打率.105とほぼ完璧なピッチングを披露し、自身初となる月間最優秀リリーバーに選出された。日本時間4月30日から18セーブ機会連続成功を継続中であり、これは球団史上3位タイの記録となっている(1位はトム・ヘンキーの25連続、2位はビリー・コッチの21連続)。さらに、メジャー史上最年少で通算75セーブに到達。開幕当初こそやや苦しんだものの、22歳の若きクローザーはすっかり本来のピッチングを取り戻している。20歳からクローザーを務めているため、故障さえなければ通算セーブ記録の更新も狙える存在。今後のオスーナの活躍に注目したい。

    ナ・リーグ月間最優秀リリーバー:ケンリー・ジャンセン(ドジャース)

     12試合に登板して10セーブ(セーブ成功率100%)、防御率0.00、被打率.085という完璧なパフォーマンスで自身初となる月間最優秀リリーバーに輝いた。日本時間6月12日のレッズ戦では史上49人目の通算200セーブに到達。通算セーブ数(207)と通算奪三振数(685)はすでに救援投手による球団記録となっている。また、日本時間6月26日のロッキーズ戦で今季初の四球を与えたが、それまでに51三振を奪い、「開幕からの無四球での奪三振数」でメジャー記録を更新。従来の記録は2013年にアダム・ウェインライト(カージナルス)が記録した35であり、大幅な記録更新となった。イニング跨ぎも厭わないジャンセンは「現役最強クローザー」に相応しい存在だ。


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      7月3日 ハーパー 苦手右腕から2打席連続アーチ!

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      6月30日 コレアが2本塁打4打点の活躍でチームを牽引

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      6月26日 ロサレス Statcast史上「最速」のホームラン

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  • 第13週の最優秀ブルペンはジャイアンツ

    2017.7.3 16:18 Monday

     MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第13週の最優秀ブルペンにはジャイアンツが選出された。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     第13週のジャイアンツは25.2回(=77アウト)で25奪三振、3セーブを記録し、被安打15、自責点3、与四球10で合計116ポイントを獲得。6戦6勝を記録したチームの快進撃にブルペン陣が大きく貢献した。クローザーのマーク・マランソンが故障者リスト入りし、クローザーを固定できない中での戦いとなったが、ハンター・ストリックランド、コリー・ギアリン、ジョージ・コントスらが安定したピッチングを披露。開幕からの大不振でレンジャーズを解雇され、シーズン途中に加入したサム・ダイソンも本来のピッチングを取り戻し、4試合で4.2イニングを投げ、6奪三振、無失点とマランソンの穴を埋める見事な活躍を見せた。なお、2位のレッドソックスは109.5ポイント、3位のロイヤルズは81ポイントだった。

    各週の最優秀ブルペン
    第1週 ロッキーズ(98ポイント)
    第2週 レッズ(119.5ポイント)
    第3週 アストロズ(132.5ポイント)
    第4週 エンゼルス(100.5ポイント)
    第5週 インディアンス(125ポイント)
    第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
    第7週 アストロズ②(106ポイント)
    第8週 ドジャース①(126ポイント)
    第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
    第10週 マリナーズ(87ポイント)
    第11週 レッドソックス(106.5ポイント)
    第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
    第13週 ジャイアンツ(116ポイント)
    (丸印は受賞回数)


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  • 【戦評】ロドニー2ヶ月ぶりの失点もマーテイがサヨナラ打

    2017.7.3 15:50 Monday

     ニック・アーメッドの故障離脱によってチャンスを得た23歳の若手内野手が、昇格5試合目にして大仕事をやってのけた。

     クローザーのフェルナンド・ロドニーがロッキーズの1番チャーリー・ブラックモンにタイムリーを浴び、3-3の同点となって迎えた9回裏。ダイヤモンドバックスは二死走者なしから6番ブランドン・ドルーリーと7番クリス・アイアネッタの連打で二、三塁のチャンスを作り、ケテル・マーテイに打席が回ってきた。

     昨年11月にジーン・セグーラ、ミッチ・ハニガー、ザック・カーティスとの2対3のトレードでタイワン・ウォーカーとともにダイヤモンドバックスに加入した若手内野手。正遊撃手候補の一人として期待されたが、クリス・オーウィングスやアーメッドとの競争に敗れ、開幕からマイナー生活が続いていた。ところが、アーメッドが右手の骨折により故障者リスト入り。AAA級で打率.338、OPS.905と好成績を残していたマーテイにようやくチャンスが巡ってきたというわけだ。

     マウンドには左腕クリス・ラシン。カウント1-2からの4球目を思い切りよく振り抜いた打球は、レフトの頭上をはるかに超え、フェンスの手前でワンバウンドするサヨナラタイムリーとなった。

     「ケテルにとって素晴らしい瞬間だったね」とトーリ・ロブロ監督は振り返った。「彼にとっても、チームにとっても、特別な瞬間だった。でも、彼はルーキーではなく、いくらか経験がある選手だということを覚えておく必要がある。『ボールをよく見ろ』と心の中で言っていたんじゃないかな。学んできた教訓を生かしたんだ。素晴らしいことだよね」

     ナ・リーグ西部地区で激しい上位争いを繰り広げる2位ダイヤモンドバックスと3位ロッキーズの直接対決。クローザーのロドニーが実に日本時間4月30日以来となる失点を喫して同点に追い付かれるなど、ダイヤモンドバックスにとっては嫌な展開となっていたが、今季新加入の若手内野手の一打で3連戦の勝ち越しを決めた。これで3位ロッキーズとは4.5ゲーム差。逆に、この日敗れた首位ドジャースとの差は2.5ゲームに縮まり、地区首位再浮上も見えてきた。嫌な流れを振り払うマーテイのサヨナラタイムリーは、ロブロ監督の言う通り、チームにとって非常に大きな一打となった。


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  • 【戦評】アストロズ快勝 シーズン109勝ペース

    2017.7.3 15:22 Monday

     両リーグ最高勝率を誇るアストロズがヤンキース3連戦に勝ち越し。これで4カード連続の勝ち越しとなり、期間中の13試合を10勝3敗で乗り切るなど、シーズン100勝を軽く超えるペースには陰りが見えない。83試合を消化した時点で56勝27敗。シーズン109勝という驚異的なペースで勝ち星を積み重ねている。

     1番から9番までいわゆる「穴」が見当たらないアストロズ打線。中軸の活躍で勝つ試合もあれば、下位打線などの脇役の活躍でモノにした試合も多々ある。今日の試合では両者が見事に機能した。

     ヤンキースの先発はオールスター初選出を果たしたルイス・セベリーノ。今季ブレイクを果たし、開幕から安定したパフォーマンスを見せている23歳だが、その若手右腕にアストロズ打線が容赦なく襲い掛かった。2回裏、先頭の6番カルロス・ベルトランが二塁打で出塁すると、続く7番マーウィン・ゴンザレスが14号ツーランを放って幸先よく先制。さらに、二塁打を放った8番ユリエスキー・グリエルを2番ジョシュ・レディックがライトへの二塁打で返し、この回3点をあげた。

     4回裏には二死満塁のチャンスで4番カルロス・コレアが2点タイムリー。コレアは6回裏にもリードを6点に広げるタイムリーを放ち、2本のタイムリーを含む4安打3打点の大活躍を見せた。ヤンキース先発のセベリーノは6回途中6失点で無念のノックアウトとなった。

     さらに、7回裏にはヒットで出塁した6番ベルトランを一塁に置いて、8番グリエルがトドメの10号ツーラン。2桁本塁打到達はチームで早くも8人目となり、この数字が「穴」のないアストロズ打線を象徴していると言えそうだ。

     打線の援護をもらったアストロズ先発のマイク・ファイアーズだが、4四球を与えるなど球数がかさみ、無失点ながら4イニングを投げただけで降板。しかし、2イニングをパーフェクトに抑えて勝利投手となったクリス・デベンスキーをはじめとしたリリーフ陣がヤンキースの反撃を1点に抑え、ヤンキース3連戦を8-1の快勝で締めくくった。

     今日の勝利により貯金は今季最多の29。球団としては91勝62敗となった2001年9月27日以来、16年ぶりとなる大型貯金である。「我々は試合を戦う。我々は一生懸命にプレイする。我々は多くの試合に勝ち、多くのシリーズに勝ち越す。どんな順番だろうと関係ない。ただ勝ちたいだけなんだ」とA.J.ヒンチ監督は語ったが、どんな打順でも各打者がしっかり仕事をし、どこからでも点が取れる打線は、まさにヒンチ監督の言葉を体現していると言えるだろう。「穴」のない強力打線を武器に快進撃を続けるアストロズが、今後どこまで勝ち星を増やしていくのか。7月以降もアストロズの戦いから目が離せない。


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  • 【戦評】ベッツ大暴れ 1番打者史上5人目の1試合8打点

    2017.7.3 14:45 Monday

     アストロズに連敗を喫したヤンキースを尻目に、ブルージェイズ3連戦をスイープして4連勝。開幕前、クリス・セール獲得などによってア・リーグ東部地区優勝の「本命」と見なされていたレッドソックスが、2位ヤンキースに今季最大の3ゲーム差をつけ、独走態勢を整えつつある。

     21安打15得点と打線が爆発したこの試合のヒーローは、リードオフマンのムーキー・ベッツだった。1回表の第1打席は見逃し三振に終わったが、2回表の第2打席でリードを2点に広げるタイムリー、4回表の第3打席で14号スリーラン、6回表の第4打席で15号ツーラン、7回表の第5打席でリードを10点に広げる2点タイムリーを放ち、2本塁打を含む4安打8打点の大暴れ(8回表の第6打席はセンターフライ)。1番打者として出場した試合で8打点を叩き出したのは、2003年のロニー・ベリヤード(当時ロッキーズ)以来14年ぶり、史上5人目の快挙だった。

     「自分の名前がそうやって記録に残るのは嬉しいことだね」と語ったベッツだが、余韻に浸ることはなく、「でも、明日に向けて準備しなくちゃ」と次なる戦いを見据えていた。ベッツは「今日はとても調子が良かったんだ」と試合を振り返ったが、1試合で4安打、2本塁打、8打点、1盗塁をすべてクリアしたのは、長いメジャーリーグの歴史の中でも1930年のカール・レイノルズ(当時ホワイトソックス)に次いで史上2人目。まさに歴史的な快挙となった。

     ベッツの活躍に触発されたかのように、レッドソックス打線が大爆発。先発全員の21安打を放ち、3安打以上はベッツを含めて5人。5番ハンリー・ラミレスは12号ツーランを含む3安打3打点の活躍を見せた。打線の援護を得たドリュー・ポメランツは6回を5安打に抑え、1失点の好投で8勝目(4敗)。7回からの3イニングを無失点に抑えたフェルナンド・アバッドが今季初セーブをマークした。

     同地区のライバル球団に少しずつ疲れが見え始める中、直近10試合を7勝3敗で乗り切り、2位ヤンキースに3ゲーム差をつけたレッドソックス。今月末のトレード・デッドラインでは三塁手の補強が噂されているが、現時点でも徐々に地力の差を見せつけつつある。まずは前半戦の残り7試合(レンジャーズ3連戦、レイズ4連戦)を良い形で終えたいところだ。


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  • マイク・トラウト まもなくリハビリ出場を開始

    2017.7.3 14:18 Monday

     左手親指の靱帯を断裂し、日本時間5月30日から故障者リスト入りしているマイク・トラウト(エンゼルス)だが、予想されていたよりも早く戦列復帰を果たすかもしれない。

     ビリー・エプラーGMによると、トラウトはチームのミネソタ遠征には帯同せず、日本時間7月4日にアナハイムで個人練習を行った後、翌日からマイナーのAアドバンス級に合流し、リハビリ出場を開始するという。

     マイク・ソーシア監督は、トラウトがメジャーに合流する前に5~7試合のリハビリ出場が必要だと考えており、順調にいけばオールスター明けの後半戦から戦列に復帰することになりそうだ。もちろん、これはリハビリ出場を順調にこなした場合の予定であり、何かトラブルが発生すればその分だけ復帰時期はずれ込むことになる。

     「彼の状態や感触によって様々なことが決定されることになるだろう。我々はいかなるステップも飛ばすつもりはない。一つひとつ、トラウトと共にステップをこなしていく予定だ。復帰に向けて前進していることは間違いないけど、焦りは禁物だよ」とソーシア監督はトラウトの戦列復帰を急がせるつもりがないことを明言した。

     トラウトは6年連続となるオールスター・ゲーム選出を果たしたが、日本時間7月12日に行われるこの一大イベントに出場するかどうかは現段階では決めていないという。後半戦開始とともに戦列復帰することを目指して調整を進めているのであれば、オールスターを欠場する可能性は高いだろう。

     トラウトの離脱後、エンゼルスは32試合を16勝16敗で乗り切り、ワイルドカード争いに踏みとどまっている。リリーフ陣が安定し、粘り強い戦いを続けることができているだけに、打率.337、16本塁打、OPS1.203という圧倒的な成績をマークしているスーパースターの復帰は、3年ぶりのポストシーズン進出に向けてこの上なく大きな後押しとなりそうだ。


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  • 出場停止中のマーテイがリハビリ出場を開始

    2017.7.3 12:55 Monday

     パフォーマンス向上物質の使用により80試合の出場停止処分を受けているスターリング・マーテイ(パイレーツ)がオールスター明けの戦列復帰に向けて、マイナーでのリハビリ出場を開始した。

     マーテイはMLB機構が禁止している物質が含まれていることを確認せずに、出場停止処分を受けるきっかけとなった物質を購入してしまったとコメント。決して意図的な使用ではなく、レギュラーシーズン開幕の2週間前にMLBの規則に違反していると知らされた際には、非常に驚いたという。マーテイは「あれば僕のミスだった。自分がミスを犯してしまったことは理解している。前へ進んで、チームに貢献し続けたい」と語り、自身が犯したミスを受け入れ、復帰後のチームへの貢献を誓った。

     日本時間7月3日にマイナー(Aアドバンス級)で実戦復帰を果たしたマーテイは、三振、センターフライ、エラーによる出塁と3打数ノーヒットに終わった。出場停止前のセンターではなくレフトの守備に就いたが、パイレーツは好調のアンドリュー・マカッチェンに再コンバートを要請するつもりはなく、マーテイ復帰後は昨季同様にレフトがマーテイ、センターがマカッチェン、ライトがグレゴリー・ポランコという布陣が敷かれると見られている。

     「もう二度とこのミスを繰り返さないよ」と語るマーテイ。「何かを持ってきてくれる人、何かを話してくれる人、自分だけでは誰も信用しない。もし誰かが僕に何かをオファーしてきたら、トレーナーや球団に相談するようにするよ。今回の件で大切なことを学んだからね」

     ニール・ハンティントンGMによると、球団は出場停止処分が下される前日まで、マーテイの陽性反応について知らされていなかったという。「マーテイは人々の信頼や尊敬を取り戻さなければならない。けれど、彼の復帰は間違いなくチームの勝利を助けてくれると思うよ」

     クリント・ハードル監督は「マーテイは左翼手としてチームに戻ってくる」と語った。Aアドバンス級での調整後はAAA級に合流する予定となっているマーテイ。出場停止処分は日本時間7月19日に終了するため、チームへの合流はそれ以降になるが、ようやくパイレーツに頼もしい戦力が戻ってくる。


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  • 最後の1枠をめぐる争い 「ファイナル・ボート」候補選手

    2017.7.3 12:11 Monday

     日本時間7月3日に最終枠を除くオールスター・ゲームのロースターが発表された。両リーグの32人目の選手は「ファイナル・ボート」によって選出される。投票はすでに始まっているが、改めて両リーグの最終候補5選手をチェックしておこう。

    アメリカン・リーグ
    ①エルビス・アンドルース(レンジャーズ)
    打率.302(324-98) 11本塁打 50打点 20盗塁 OPS.825
    過去2度(2010年、2012年)オールスター選出を経験しているアンドルース。今季は打撃好調で、11本塁打はすでに自己最多を更新している。3番打者として活躍する俊足巧打の遊撃手が、レンジャーズでは2012年のダルビッシュ有以来となる「ファイナル・ボート」でのオールスター選出を目指す。

    ②ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    打率.314(303-95) 5本塁打 39打点 9盗塁 OPS.821
    昨年のオールスター・ゲームでは先発メンバーに名を連ねたボガーツ。2年連続でシルバースラッガー賞を受賞している好打の遊撃手で、今季も3割を超える高打率をマークしている。2015年の「ファイナル・ボート」では僅差で敗れたが、レッドソックスでは2007年の岡島秀樹以来となる「ファイナル・ボート」でのオールスター選出を果たし、チームの「ファイナル・ボート」4連敗をストップさせたいところ。

    ③ディディ・グレゴリウス(ヤンキース)
    打率.310(229-71) 10本塁打 36打点 2盗塁 OPS.822
    デレク・ジーター引退後の正遊撃手として活躍するグレゴリウス。昨季は20本塁打、OPS.751と自己最高の成績をマークしたが、今季はさらなる成長を見せ、昨季を上回る好成績をマークしている。ヤンキースから「ファイナル・ボート」で選出されたのは2010年のニック・スウィッシャーが最後。チーム7年ぶりの「ファイナル・ボート」選出を目指す。

    ④ローガン・モリソン(レイズ)
    打率.256(273-70) 24本塁打 57打点 1盗塁 OPS.945
    ワイルドカード争いに参戦するレイズに大きく貢献しているモリソン。ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ)、ヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)らとともに今季飛躍を遂げた一塁手の一人であり、24本塁打はすでに自己最多を更新している。レイズからの「ファイナル・ボート」選出となると2008年のエバン・ロンゴリア以来9年ぶり。自身初のオールスター出場なるか。

    ⑤マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)
    打率.270(289-78) 22本塁打 49打点 0盗塁 OPS.853
    キャリアハイのペースで本塁打量産中のムスターカス。22本塁打はすでに自己最多タイの数字であり、スティーブ・バルボニが1985年に記録した球団記録(36本塁打)の更新も見えてきた。ムスターカスは2015年に「ファイナル・ボート」でオールスター初出場を果たしており、2度目の「ファイナル・ボート」選出となればシェーン・ビクトリーノ(2009年、2011年)に次いで史上2人目となる。

    ナショナル・リーグ
    ①ジャスティン・ボーア(マーリンズ)
    打率.285(242-69) 18本塁打 53打点 1盗塁 OPS.908
    苦手の左腕を攻略し、本格開花の兆しを見せているボーア。このままのペースでいけば、自己最多の23本塁打、73打点(ともに2015年)、OPS.824(2016年)を更新するのはほぼ間違いない。マーリンズから「ファイナル・ボート」で選出された選手はいまだゼロであり、候補に名を連ねるのも2003年のルイス・カスティーヨ、2004年のフアン・ピエール以来である。

    ②クリス・ブライアント(カブス)
    打率.263(278-73) 16本塁打 32打点 6盗塁 OPS.901
    ファン投票でノーラン・アレナード(ロッキーズ)に競り負け、「ファイナル・ボート」に回ることになったブライアント。昨季のMVPだが、ここまではやや物足りない成績に終わっている。前年MVPがオールスターに選出されなければ2008年のジミー・ロリンズ以来となる。また、カブスから「ファイナル・ボート」で選出されたのは2014年のアンソニー・リゾーが唯一である。

    ③アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    打率.298(265-79) 16本塁打 50打点 4盗塁 OPS.954
    アレナードとブライアントの陰に隠れながら好成績をマークしているレンドン。データサイトFanGraphsが算出しているWARではメジャー全体で8位にランクインしており、規定打席以上の三塁手では両リーグトップの数字となっている。ナショナルズは「ファイナル・ボート」で過去5戦全敗。レンドンが球団史上初となる「ファイナル・ボート」でのオールスター選出を目指す。

    ④マーク・レイノルズ(ロッキーズ)
    打率.286(283-81) 19本塁打 61打点 1盗塁 OPS.900
    メジャー11年目にして初となるオールスター出場を目指すレイノルズ。ここまでの19本塁打はすでに2015年以降での自己最多、61打点は2014年以降での自己最多であり、6年ぶりのシーズン30本塁打を十分に狙えるペースとなっている。ダイヤモンドバックス時代の2009年にも「ファイナル・ボート」の候補になったが、そのときはビクトリーノに惨敗。好調の今季はそのリベンジとなるか。

    ⑤ジャスティン・ターナー(ドジャース)
    打率.382(212-81) 7本塁打 31打点 2盗塁 OPS1.029
    規定打席不足ながら.382という驚異的な高打率をマークしているターナー。30歳近くになってから開花し、名門球団の中心選手へと登り詰めた苦労人でもある。昨季の48四球、107三振に対して今季は26四球、25三振と高打率以外にも打者としての成熟がうかがえる。DFAやノンテンダーFAを経験した男がオールスター初出場を果たせば、多くの選手に勇気を与えることになるだろう。

     投票は日本時間7月7日午前5時(金)まで。また、投票結果は同午前7時に発表される予定となっている。お気に入りの選手をオールスター・ゲームに送り込む最後のチャンス。投票はお早めに。


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  • 第88回オールスター・ゲーム 出場メンバー決定

    2017.7.3 11:05 Monday

     日本時間7月12日(水)にマイアミのマーリンズ・パークで開催される第88回オールスター・ゲーム。夢の球宴を彩る豪華なロースターの全貌が明らかになった(最終枠は除く)。

    ●ファン投票による選出
    アメリカン・リーグ
    捕手 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    一塁 ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ)
    二塁 ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    三塁 ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    遊撃 カルロス・コレア(アストロズ)
    外野 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    外野 マイク・トラウト(エンゼルス)
    外野 ジョージ・スプリンガー(アストロズ)
    DH コリー・ディッカーソン(レイズ)
    ナショナル・リーグ
    捕手 バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    一塁 ライアン・ジマーマン(ナショナルズ)
    二塁 ダニエル・マーフィー(ナショナルズ)
    三塁 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    遊撃 ザック・コザート(レッズ)
    外野 ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
    外野 チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    外野 マーセル・オズーナ(マーリンズ)

     ア・リーグの最多得票はジャッジ(448万8702票)、ナ・リーグの最多得票はハーパー(463万306票)となった。ナショナルズの選手が全体トップとなるのは初の快挙である(エクスポズ時代を含めると1982年のゲーリー・カーターに次いで2人目)。また、ジャッジはヤンキースの新人選手としては2003年の松井秀喜以来となるファン投票でのオールスター選出となった。

     トップに変動があったのはア・リーグの一塁手部門と三塁手部門。一塁手部門ではスモークがエリック・ホズマー(ロイヤルズ)を抜いて30歳にして初めてのオールスター選出となった。また、三塁手部門ではトップを走っていたミゲル・サノー(ツインズ)がなんと3位に後退。2位のジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)を僅差でかわし、ラミレスがオールスター出場の切符を手にした。

    ●選手間投票による選出
    アメリカン・リーグ
    先発 クリス・セール(レッドソックス)
    先発 ダラス・カイケル(アストロズ)
    先発 アービン・サンタナ(ツインズ)
    先発 ジェイソン・バルガス(ロイヤルズ)
    先発 ルイス・セベリーノ(ヤンキース)
    救援 クレイグ・キンブレル(レッドソックス)
    救援 アンドリュー・ミラー(インディアンス)
    救援 デリン・ベタンセス(ヤンキース)
    捕手 ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    一塁 ヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)
    二塁 スターリン・カストロ(ヤンキース)
    三塁 ミゲル・サノー(ツインズ)
    遊撃 フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
    外野 ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
    外野 アビサイル・ガルシア(ホワイトソックス)
    外野 マイケル・ブラントリー(インディアンス)
    DH ネルソン・クルーズ(マリナーズ)
    ナショナル・リーグ
    先発 クレイトン・カーショウ(ドジャース)
    先発 マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    先発 ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)
    先発 ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)
    先発 カルロス・マルティネス(カージナルス)
    救援 ケンリー・ジャンセン(ドジャース)
    救援 グレッグ・ホランド(ロッキーズ)
    救援 ウェイド・デービス(カブス)
    捕手 ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    一塁 ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
    二塁 DJレメイヒュー(ロッキーズ)
    三塁 ジェイク・ラム(ダイヤモンドバックス)
    遊撃 コリー・シーガー(ドジャース)
    外野 コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    外野 ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
    外野 マイケル・コンフォート(メッツ)

     ファン投票1位と選手間投票1位の選手が重複した場合は選手間投票2位の選手が繰り上げとなるため、上記の選手たちが必ずしも選手間投票1位の選手ではないことにご注意いただきたい。選手間投票によって選出された選手たちも、ファン投票によって選手たちに勝るとも劣らない豪華な顔ぶれとなっている。ベリンジャーは球団史上初となるメジャー1年目でのオールスター選出となった。また、投手にはファン投票がないため、ここで選ばれた計16投手が現在のメジャーリーグにおけるトップの投手たちであると考えて差し支えないだろう。

    ●コミッショナー事務局による選出
    アメリカン・リーグ
    投手 ダルビッシュ有(レンジャーズ)
    投手 マイケル・フルマー(タイガース)
    投手 コリー・クルーバー(インディアンス)
    投手 ランス・マカラーズJr.(アストロズ)
    野手 ジョナサン・スコープ(オリオールズ)
    ナショナル・リーグ
    投手 ブラッド・ハンド(パドレス)
    投手 コリー・クネーベル(ブリュワーズ)
    投手 パット・ニーシェック(フィリーズ)
    投手 スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    野手 ジョシュ・ハリソン(パイレーツ)
    野手 エンダー・インシアーテ(ブレーブス)
    野手 ジョーイ・ボットー(レッズ)

     ファン投票と選手間投票で1人も選出されなかったのはオリオールズ、タイガース、レンジャーズ、ブレーブス、フィリーズ、ブリュワーズ、パイレーツ、パドレスの8球団。これらの球団から各1人が選出され、さらにクルーバー、ストラスバーグ、ボットーといった実力者も球宴メンバーに名を連ねた。ダルビッシュは2012年、2013年、2014年に続く3年ぶり4度目のオールスター選出となった。

     球団別に見ると、最多はヤンキース、インディアンス、アストロズ、ナショナルズの5人。ダイヤモンドバックス、ロッキーズ、ドジャースの3球団から各4人が選出され、激しい首位争いを繰り広げるナ・リーグ西部地区3球団の勢いが反映される結果となった。

     各リーグの32人目の選手を選出する「ファイナル・ボート」がすでに開始されており、専用サイトのほか、テキストメッセージやTwitterでの投票も可能となっている。投票は日本時間7月7日(金)午前5時に締め切られる。

     オールスター・ゲーム当日まであと9日。今年はどんなドラマが生まれるのか、夢の球宴を楽しみに待とう。


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  • インターナショナルFAが解禁

    2017.7.3 10:13 Monday

     日本時間7月3日はメジャーリーグである一大イベントがある。それは先日行われたドラフト会議で対象外だったドミニカ共和国やキューバ、メキシコ出身選手達と契約ができる日だ。既に以前から「MLBPipeline.com」では有望選手ベスト30を発表しており、そのほとんどが16歳の選手達で占められている。彼らは巨額の契約金ととも夢のメジャーの舞台を目指して階段を登っていくことになるのだ。

     「インターナショナルFA」とは何のことなのか。これはメジャーリーグのドラフト会議で指名対象となるアメリカ・カナダ・プエルトリコ出身以外の選手達がメジャー球団と契約できるようになることだ。ただし、今回は「アマチュア選手限定」となるためプロリーグでプレーしている日本や韓国、台湾の選手は対象外となる。この理由から今回のFAではドミニカ共和国やキューバ出身選手らが大半を占めているのだ。

     近年はこうした有望選手達との契約金が高騰したこともあり、各球団に予算がつけられ一定の金額を超えた場合には罰則が与えられる。去る2015年にレッドソックスがヨアン・モンカダ(現ホワイトソックス)を獲得した際には3150万ドルで契約をしたが、予算を超えたために最終的には罰金も含めて6300万ドルを支払うことになってしまった。このインターナショナルFAは戦力均衡を目的とし、勝率による順位が下位のチームが有利になるように決められているが、こうして資金がある球団も惜しみなく大金をつぎ込む。

     ちなみに昨年、予算を超えてしまった球団は30万ドル以上の金額を出して選手を獲ることができない。その球団はアスレチックス・アストロズ・ブレーブス・カージナルス・カブス・ドジャース・ジャイアンツ・ナショナルズ・パドレス・レッズ・ロイヤルズだ。

     そして解禁になった今回、すでに多くの選手がチームと契約を果たしている。今回有望株ランキングトップ3の選手を紹介する。カッコ内は契約した球団。

    ○ワンダー・サムエル・フランコ(レイズ)

     両打ちの遊撃手でスピードと広い守備範囲を武器とするドミニカ共和国の16歳。1番打者タイプであり、有望株ランキングでは堂々の1位にランクインしている。将来的には打力を活かすことも考え、二塁手として育てるプランもあるようだ。ちなみに彼はエリック・アイバー(パドレス)の甥でもある。

    ○ダニエル・フローレス(レッドソックス)

     パワーと強肩を兼ね備えた両打ちの16歳捕手。スカウトによれば守備でのフットワークの軽さや送球の良さを買っているという。チームをけん引する正捕手となる可能性を十分に秘めている。

    ○ジェフリー・マルテ(ツインズ)

     ドミニカ共和国出身で守備範囲の広さが武器の遊撃手。スカウトは彼の打球反応の速さとフットワークの軽さを絶賛しているという。その一方で課題は打撃。彼はライナー性の打球を打つことに特化しているが、徐々にパワーをつけ本塁打を打てるまでに成長すれば打って守れる球界を代表する選手になる可能性が高い。

  • 明日発表 球宴メンバーはどのように選ばれる?

    2017.7.2 17:00 Sunday

     第88回オールスター・ゲームのロースターがいよいよ明日発表される(両軍31選手。32人目の選手は最終投票により選出される)。今年はワールドシリーズのホーム・アドバンテージがオールスター・ゲームの勝利リーグに与えられる制度がなくなっただけでなく、ロースター決定のシステムにも監督推薦の廃止という大きな変更があった。夢の球宴に出場する選手がどのように選出されるのか、ここで整理しておきたい。

     まず、以前は34人(投手を13人以上含む)だったロースター枠が今年は32人(投手12人・野手20人)となっている。指名打者制を導入しているア・リーグは9人、ナ・リーグは8人がファン投票によって選出され、故障などの理由がない限りはファン投票で選出された選手がそのままスターティング・メンバーを務める。よって、ア・リーグは残り23人、ナ・リーグは残り24人となる。

     次に選手間投票によって投手8人(先発投手5人・救援投手3人)と各ポジションの控え選手(ア・リーグ9人、ナ・リーグ8人)が選出される。選手間投票1位の選手がすでにファン投票によって選出されている場合は、選手間投票2位の選手が繰り上げとなる。この段階でア・リーグは残り6人、ナ・リーグは残り8人となる。

     監督推薦の廃止により、ア・リーグ5人(投手4人・野手1人)とナ・リーグ7人(投手4人・野手3人)はコミッショナー事務局によって選出される。オールスター・ゲームには全30球団から少なくとも1人が選出されることになっており、ファン投票と選手間投票での選出がなかった球団の選手はここで選出されることになる。ただし、故障などによって出場辞退者が出た場合、代替選手を同一球団から選出する必要はなく、結果的にオールスター・ゲームに出場する選手がゼロになる球団が現れる可能性はある。

     そして、ファンによる最終投票によって両軍の32人目の選手が選出され、オールスター・ゲームのロースターが決定する。最終投票は両リーグとも野手5人が候補者としてMLBによって選出され、ファンはその各5人の中からオールスター・ゲーム出場にふさわしい各1人を選出することになる。過去には松井秀喜、岡島秀樹、ダルビッシュ有といった日本人選手たちもこの最終投票によって球宴への切符を手にしている。

     このほか、故障などによる出場辞退者が発生した場合の代替選手の選出方法についても細かいルールが定められているが、明日のロースター発表には直接関係ないため、ここでは割愛させていただく。マーリンズの本拠地で初開催となる今年のオールスター・ゲーム。両軍のロースターがどのような顔ぶれになるのか、明日の発表を楽しみに待とう。


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  • 有望選手がデビューするヤンキース 次の昇格者は!?

    2017.7.1 11:26 Saturday

     ア・リーグ東地区2位につけているヤンキースは最近になって故障者が続出している。投手ではCCサバシア、野手ではスターリン・カストロやマット・ホリディ、アーロン・ヒックスなど普段はレギュラーとして試合に出場している選手達だ。故障については致し方ない部分もあるが、チームとしては彼らがいない状態でも試合に臨まなければならない。そのため、ヤンキースではマイナーリーグから多くの有望選手がメジャーデビューを果たすことになった。

     そこで最近、メジャーデビューを果たした選手を紹介していく。

    ○タイラー・ウェブ

     26歳左腕の彼は今季、中継ぎとしてトリプルAで3勝を挙げた実績を買われて日本時間6月23日にメジャー昇格を果たした。これまで4試合に登板し、4.1回を投げて防御率2.08の成績を残している。

    ○タイラー・ウェード

     22歳の遊撃手である彼は今季トリプルAでOPS(出塁率+長打率)は.833を記録。また、内外野どこでも守れる器用さが魅力だ。日本時間6月28日に昇格をすると自身2試合目となった翌日のホワイトソックス戦では待望のメジャー初安打を放っている。

     ○ミゲル・アンドゥ―ハー

     22歳の三塁手で日本時間6月29日に昇格を果たすとその日のホワイトソックス戦で7番指名打者として即スタメンで起用され、4打数3安打4打点と鮮烈なデビューを飾った。その翌日に再びマイナー落ちとなったものの、わずか1日で再度メジャーに出戻りという形となった。

     ○ダスティン・ファウラー

     22歳の左打ち外野手で今季はトリプルAで70試合に出場し13本塁打 13盗塁と長打とスピードを兼ね揃える選手として日本時間6月30日にメジャーに上がった。その日の試合では即6番ライトでスタメン出場するも1回裏の守備でファウルボールを追いかけスタンドとグラウンドを隔てる手すりに激突し大けがを負ってしまった。検査の結果、右膝の大けがに見舞われ今季の復帰は難しくなった。

     現在、チーム内では投手・野手を合わせ8人が故障している。そこでまた新たに有望選手を昇格させることを示唆しているという。それはヤンキースでの有望株ランキング2位に入っているクリント・フレイザーだ。

     2013年のドラフト1巡目でインディアンスに入団したフレイザーは現在、22歳で本職はレフトだ。入団初年度はルーキーリーグで44試合に出場し5本塁打、OPSは.868を記録するという将来性豊かな選手といえるだろう。昨夏にアンドリュー・ミラーを放出する見返りとしてフレイザーを獲得したヤンキースでは主に彼をトリプルAに置き、修行を積ませてきた。今季は73試合に出場して12本塁打と自慢の長打力を発揮している。

     まだ正式な昇格は決まってはいないが、主力選手の相次ぐ故障で十分に彼にもメジャーに昇格する機会はある。


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  • 現役選手が選ぶ「HRダービーで見たい選手」とは

    2017.6.30 19:01 Friday

     ホームラン・ダービーでは球界を代表するスラッガーたちの圧倒的なパフォーマンスを見るのはもちろんのこと、ファウルゾーンなどのフィールド上でお祭り騒ぎを見せるメジャーリーガーたちの様子を楽しむこともできる。では、ホームラン・ダービーを楽しむ側の選手たちは、どの選手をホームラン・ダービーで見たいのだろうか。ホームラン・ダービーで最も見たい現役選手、ホームラン・ダービーで見てみたかった過去の選手を現役選手たちに聞いてみた。

     まずは現役選手部門。得票数は以下の通りとなった。

    アーロン・ジャッジ(ヤンキース) 11票
    ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ) 10票
    ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ) 3票
    コディ・ベリンジャー(ドジャース) 2票
    ブライス・ハーパー(ナショナルズ) 2票
    イチロー(マーリンズ) 2票
    クリス・デービス(アスレチックス) 1票
    トッド・フレイジャー(ホワイトソックス) 1票
    マーセル・オズーナ(マーリンズ) 1票
    ミゲル・サノー(ツインズ) 1票
    スコット・シェブラー(レッズ) 1票
    マイク・トラウト(エンゼルス) 1票
    マイク・ズニーノ(マリナーズ) 1票

     球界を代表するスラッガーたちの名前がズラリと並ぶ中、イチローが2票を獲得し、堂々の4位タイにランクインした。昨年マーリンズの打撃コーチを務めていたバリー・ボンズは「イチローはホームラン・ダービーで優勝できる」と発言していたが、イチローの打撃練習は現役メジャーリーガーたちに大きなインパクトを与えているようだ。「対戦したときに打撃練習を見たことがあるんだ。彼が参加すれば面白いと思うよ」とダニー・エスピノーザ(エンゼルス)は語る。トレバー・ウィリアムス(パイレーツ)も「イチローが参加して凄いパフォーマンスを見せれば、とんでもなく面白いよね」とイチローのパフォーマンスに期待していた。

     カイル・シーガー(マリナーズ)はチームメイトであるマイク・ズニーノの名前を挙げた。「ズニーノはみんなが思っている以上にパワーがあるんだよ」

     一方、過去の選手の得票数は以下の通り。

    バリー・ボンズ 5票
    マーク・マグワイア 4票
    ベーブ・ルース 4票
    ケン・グリフィーJr. 3票
    ミッキー・マントル 2票
    ハンク・アーロン 2票
    アダム・ダン 1票
    アンドレス・ガララーガ 1票
    フアン・ゴンザレス 1票
    ジョシュ・ハミルトン 1票
    ジョン・ジャーハ 1票
    デービッド・オルティス 1票
    サミー・ソーサ 1票
    テッド・ウィリアムス 1票

     すでにジャッジとサノーが出場を表明している今年のホームラン・ダービー。ベリンジャーの出場も濃厚と見られている。昨年はスタントンの圧倒的なパフォーマンスに沸いたが、今年はどのようなドラマが待っているのだろうか。


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  • 【戦評】逆転負けのナショナルズに痛手 ターナー右手首骨折

    2017.6.30 16:44 Friday

     ブレイク・トライネンが9回表二死から3点を奪われ、痛恨の逆転負けを喫したナショナルズ。さらに、メジャー最多の35盗塁をマークしている韋駄天トレイ・ターナーが右手首を骨折したという衝撃のニュースが飛び込んできた。

     7回裏の打席でペドロ・ストロップから死球を受けたターナー。痛みで顔を歪めつつも、そのまま試合に残り、9回表開始時にダブルスイッチで交代するまでプレイを続けたが、その後のX線検査によって骨折が判明した。

     今季はブレーブスの強打者フレディ・フリーマンがターナーと同様に死球による骨折で長期間にわたって戦列を離れている。フリーマンはまもなくマイナーでのリハビリ出場を開始し、オールスター・ブレイクまでには戦列復帰できる見込みとなっているが、故障者リスト入りから戦列復帰までに2ヶ月近くを要したことになる。ナショナルズはターナーに関して現時点での復帰時期は未定だと発表しているが、フリーマンの例を参考にすると、復帰は早くても8月後半以降になるだろう。

     幸い、チームは地区2位のブレーブスに9.5ゲーム差をつけて首位を快走しているため、ターナーの故障離脱が「ポストシーズン逸」に繋がる可能性は限りなく低い。しかし、6月に入って1試合4盗塁を2度も記録するなど、月間22盗塁と持ち前のスピードを生かして走り回っていたターナーの離脱による戦力ダウンは計り知れない。ターナーらのスピードを生かした機動力野球で相手を翻弄する試合も目立っていただけに、チームの戦略にも少なくない影響を与えることになりそうだ。

     ターナーの離脱中はウィルマー・ディフォーないしスティーブン・ドリューが代役を務めることになると見られている。ディフォーはここまで46試合に出場して打率.194、1本塁打、1盗塁、OPS.519。マイナー通算178盗塁の実績があるとはいえ、ターナーの穴を埋めるのはやや荷が重いかもしれない。34歳のベテラン・ドリューはここまで29試合に出場して打率.333、1本塁打、15打点、OPS.842の好成績をマーク。代打の切り札としても存在感を発揮しているが、開幕直後に右ハムストリング痛で故障者リスト入りするなどコンディション面に不安を抱えており、常時出場は難しいかもしれない。ただ、ターナー離脱の数週間のために、外部からレギュラー級の遊撃手を連れてくるのも現実的ではないだろう。

     試合に負けただけでなく、メジャーを代表するスピードスターまでも失ってしまったナショナルズ。不安定なブルペン陣に解決の糸口が見つからない中、さらなる試練と直面することになり、本当の意味での「チーム力」が試されることになりそうだ。


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  • 【戦評】今月絶好調のクルーバー 12奪三振の快投

    2017.6.30 16:09 Friday

     日本時間6月2日に戦列復帰して以降、見事なパフォーマンスを続けているコリー・クルーバー(インディアンス)が、日本時間6月30日のレンジャーズ戦でも圧巻のピッチングを見せた。これで6月は6先発で4勝0敗、防御率1.26。43イニングで64三振を奪い、被打率.150、WHIP0.67という圧倒的な内容で、月間MVPをほぼ手中に収めたと言っても過言ではないだろう。

     「彼は凄まじかったね」とテリー・フランコーナ監督もエースの好投を絶賛した。「彼の努力の成果だと思うよ。決して運によるものではない。素晴らしいよ。我々はこれを必要としていたんだ」

     初回にノマー・マザーラに11号先制ソロを浴びはしたものの、レンジャーズ打線に連打を許さず、8イニングを投げて打たれたヒットは僅か3本。カルロス・ゴメスからの3三振を筆頭に7人の打者から計12三振を奪い、これで4試合連続の2桁奪三振となった。なお、通算1041奪三振はルイス・ティアントと並んで球団史上10位タイの数字となっている。

     クルーバーを援護したい打線は、3回裏にフランシスコ・リンドーアの内野ゴロと相手先発アンドリュー・キャッシュナーの暴投で逆転。さらに、6回裏にはエドウィン・エンカーナシオンのタイムリーとロニー・チゼンホールの2点タイムリーツーベースで3点を追加し、エースに十分な援護点をプレゼントした。

     昨季リーグ優勝のチームに大砲エンカーナシオンが加わり、決してレベルが高くないア・リーグ中部地区で独走もあり得るのではないかと言われていたインディアンスだが、ここまでは開幕前の予想とは違う展開になっている。しかし、クルーバーという確実に勝利を計算できる大黒柱が確立した今、快進撃を開始する準備は整ったと言ってもいいだろう。6月が終わりを迎え、レギュラーシーズン後半の3ヶ月を迎えるメジャーリーグ。いよいよ「本命」の快進撃が幕を開けるかもしれない。


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  • 【戦評】マイナー落ち経験のグリチックが5打点の大暴れ

    2017.6.30 15:24 Friday

     カージナルスが好調ダイヤモンドバックスとの3連戦に勝ち越した。延長戦の末、初戦を落としたものの、そこから2連勝。マイク・マシーニー監督は「これは大きい。ただの2勝じゃない。我々がしっかり覚えておかなければならないシリーズになった。これが俺たちがしなければならないことだったんだ、こうあるべきだったんだ、ってね」と浮上のきっかけになりそうな手応えを感じたようだ。

     今日の試合のヒーローは間違いなくランドール・グリチックだろう。1点を勝ち越された直後の7回表に7号逆転スリーランをレフトスタンドへ叩き込むと、8回表にはリードを6点に広げる2点タイムリーツーベースを放ち、3安打5打点の大暴れ。5月末にはAアドバンス級への「3階級降格」という屈辱を味わったが、スイングやアプローチに調整を加え、日本時間6月26日にメジャーへ戻ってきた。そこからの5試合で打率.318、3本塁打、9打点、OPS1.148と大活躍。この活躍が一時的なものでないことを願うばかりだが、マイナーで過ごした期間は決して無駄ではなかったようだ。

     投げては2試合連続で7失点を喫していたランス・リンが強打のダイヤモンドバックス打線を相手に6回3失点と試合を作り、実に日本時間5月24日以来となるクオリティ・スタートを記録した。開幕直後には「生涯カージナルス」を希望していたリンだが、カージナルスが低調な戦いを続けていることもあって、トレード・デッドラインでの放出候補として盛んに名前が取り沙汰されるようになっている。しかし、自身の好投でチームを勝利に導けば、その分だけ放出の可能性は低くなり、カージナルスで過ごせる期間は長くなるはずだ。

     借金4とチーム状態は決して良いとは言えないが、地区首位のブリュワーズとはまだ3.5ゲームしか離れていない。カージナルスの本来の野球ができるのであれば、まだ半分以上残っているシーズンで追い付くことは十分に可能なはずだ。マシーニー監督が感じた手応えはホンモノなのか。まずはオールスター・ブレイクまでの10試合の戦いぶりに注目したい。


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  • 現役最年長選手・コローンが事実上の戦力外に

    2017.6.30 11:34 Friday

     ブレーブスは今季新加入のベテラン右腕、バートロ・コローンにDFA(事実上の戦力外)を通告した。日本時間6月29日のパドレス戦に先発し、4回6失点で今季8敗目を喫したコローンは試合後にジョン・コッポレラGM、ブライアン・スニッカー監督と面会して今回の措置を伝えられたようだ。今後は10日以内にウエーバーまたはトレードでの獲得を望むチームが現れるのを待つことになるが、今季大不振の現役最年長選手を欲する球団は現れないとの見方が強く、このままリリース(解雇)され、FAになると見られている。

     昨季まで3シーズンを過ごしたメッツからFAとなり、1年契約でブレーブスに加入したコローンだったが、ここ数年の安定したパフォーマンスが影を潜め、6月上旬までの12先発で2勝7敗、防御率7.78と大乱調。その後、左腹斜筋痛を理由に故障者リスト入りし、日本時間6月29日のパドレス戦で戦列復帰を果たしたばかりだったが、復帰戦でも期待外れのピッチングに終わり、チームはこれ以上コローンに先発機会を与える必要はないと判断したようだ。

     チームにはフリオ・テーラン、R.A.ディッキー、ハイメ・ガルシア、マイク・フォルティネビッチと4人の先発投手がおり、コローンの故障離脱中に代役を務めていた新人ショーン・ニューカムも好投中。そのため、先発ローテーションには空きがなく、また、44歳のコローンをブルペンに配置転換するのも得策ではないと判断されたため、今回の措置に至ったという。コローンの退団により、今季4先発で防御率1.48と好投を続けているニューカムがしばらくの間は先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

     通算235勝の実績を誇るコローンだが、今季のパフォーマンス(2勝8敗、防御率8.14)や44歳という年齢を考えると、獲得に興味を示す球団が多数現れることは考えにくい。「彼がまたチャンスを得られるといいな」とフレディ・フリーマンは語ったが、コローンは現役生活最後の登板をすでに終えてしまったのかもしれない。


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  • もう一つの球宴 フューチャーズ・ゲーム出場選手が決定

    2017.6.30 10:58 Friday

     各球団のプロスペクト(若手有望株)が集合するフューチャーズ・ゲーム。昨年はダンズビー・スワンソン(ブレーブス)、アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)、ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)など現在メジャーで活躍する若手選手たちが出場していた。「スターダムへの登竜門」とも言われるフューチャーズ・ゲームの今年の出場選手が発表された。

     両軍の出場選手は以下の通り。選手名・所属のうしろに丸数字で球団内のプロスペクト・ランキングと、全体トップ100にランクインしている選手はその順位を付記した。昨年MVPを獲得したヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)をはじめ、球団1位や全体トップ100圏内のプロスペクトも数多く名を連ねており、MLBファン必見の一戦となりそうだ。

    アメリカ選抜(監督:チャールズ・ジョンソン)
    投手
    ビュー・バロウズ(タイガース傘下)③
    ジョン・ドゥプランティアー(ダイヤモンドバックス傘下)⑧
    ジャック・フラハティ(カージナルス傘下)⑤・全体97位
    フォスター・グリフィン(ロイヤルズ傘下)⑳
    ジミー・ハーゲット(レッズ傘下)⑰
    ブレット・ハニーウェル(レイズ傘下)②・全体23位
    マイケル・コペック(ホワイトソックス傘下)③・全体11位
    トリストン・マッケンジー(インディアンス傘下)③・全体48位
    A.J. プク(アスレチックス傘下)②・全体58位
    タナー・スコット(オリオールズ傘下)⑩
    捕手
    ザック・コリンズ(ホワイトソックス傘下)⑦・全体69位
    チャンス・シスコ(オリオールズ傘下)①・全体86位
    内野手
    ブライアン・アンダーソン(マーリンズ傘下)③
    ボー・ビシェット(ブルージェイズ傘下)⑤・全体99位
    ニック・ゴードン(ツインズ傘下)①・全体41位
    リズ・ホスキンス(フィリーズ傘下)⑬
    スコット・キンガリー(フィリーズ傘下)⑪
    ライアン・マクマホン(ロッキーズ傘下)⑤
    ブレンダン・ロジャース(ロッキーズ傘下)①・全体10位
    ニック・センゼル(レッズ傘下)①・全体20位
    外野手
    ルイス・ブリンソン(ブリュワーズ傘下)①・全体13位
    デレク・フィッシャー(アストロズ傘下)④・全体71位
    コリー・レイ(ブリュワーズ傘下)②・全体22位
    ブライアン・レイノルズ(ジャイアンツ傘下)③
    カイル・タッカー(アストロズ傘下)②・全体28位

    世界選抜(監督:エドガー・レンテリア)
    投手
    ドミンゴ・アセベド(ヤンキース傘下)⑫
    ヤディアー・アルバレス(ドジャース傘下)①・全体40位
    ハイメ・バリア(エンゼルス傘下)⑧
    ルイス・エスコバー(パイレーツ傘下)⑬
    タイロン・ゲレーロ(マーリンズ傘下)⑰
    ジョナサン・ヘルナンデス(レンジャーズ傘下)⑱
    ハイロ・ラボート(タイガース傘下)⑲
    カル・クアントリル(パドレス傘下)②
    マイク・ソローカ(ブレーブス傘下)④・全体65位
    チアゴ・ビエイラ(マリナーズ傘下)⑩
    捕手
    フランシスコ・メヒア(インディアンス傘下)②・全体34位
    トマス・ニドー(メッツ傘下)⑩
    内野手
    ヨルダン・アルバレス(アストロズ傘下)⑭
    ラファエル・ディバース(レッドソックス傘下)①・全体12位
    マウリシオ・デュボン(ブリュワーズ傘下)⑨
    ルシウス・フォックス(レイズ傘下)⑭
    ブラディミール・ゲレーロ Jr.(ブルージェイズ傘下)①・全体27位
    ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス傘下)①・全体1位
    ジョシュ・ネイラー(パドレス傘下)⑬
    アメッド・ロサリオ(メッツ傘下)①・全体3位
    外野手
    ロナルド・アクーナ(ブレーブス傘下)⑦・全体88位
    エステバン・フロリアル(ヤンキース傘下)⑮
    イロイ・ヒメネス(カブス傘下)①・全体8位
    ビクター・ロブレス(ナショナルズ傘下)①・全体5位
    アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース傘下)②・全体51位


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  • 投票締切まであと3時間! ファン投票最終中間発表

    2017.6.30 10:00 Friday

     日本時間6月30日午後12時59分が締め切りとなる、第88回オールスター・ゲームのファン投票。投票締め切りまで3時間を切っている。投票締め切りに先立って、ファン投票の最終中間発表が行われた。ここにきてトップが入れ替わった部門もあり、最後の最後まで熾烈な争いが繰り広げられている。

     最も激しい争いとなっているのがア・リーグ三塁手部門。1位のミゲル・サノー(ツインズ)を約3万票の差で2位のホゼ・ラミレス(インディアンス)が追い、さらにラミレスから約6万票のところに3位のジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)が迫っている。

     同じく三つ巴の争いとなっているのがア・リーグ指名打者部門。ここにきてコリー・ディッカーソン(レイズ)がトップに立ったが、それを約6万票差で2位のネルソン・クルーズ(マリナーズ)が追い、さらにそこから約5万票のところに3位のエドウィン・エンカーナシオン(インディアンス)が迫っているという状況だ。

     一方、ナ・リーグでは三塁手部門のトップが入れ替わり、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)がクリス・ブライアント(カブス)を抜いてトップに浮上した。2人の差は約10万票。アレナードがかなり優位なポジションに立ったと言えそうだ。

     さらに一塁手部門では1位のライアン・ジマーマン(ナショナルズ)と2位のアンソニー・リゾー(カブス)が約7万票差の接戦を繰り広げ、遊撃手部門でも1位のザック・コザート(レッズ)を2位のコリー・シーガー(ドジャース)が約10万票の差で追っている。

     ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)に続いてサノーがホームラン・ダービーへの出場を表明するなど、徐々に盛り上がりを見せつつある今年のオールスター・ゲーム。夢の球宴への切符を手にするのはどの選手なのか。最終枠を除く各リーグ31人の出場選手は日本時間7月3日に発表される予定となっている。


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