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  • カージナルスがジャイアンツの救援左腕・スミスの獲得を狙う

    2019.7.12 11:30 Friday

     前半戦を44勝44敗という不本意な成績で終えたカージナルスだが、ナ・リーグ中部地区首位のカブスとは2ゲーム差。2015年以来4年ぶりのポストシーズン進出を十分に狙える位置につけている。よって、7月下旬に活発化すると見られるトレード市場では「買い手」に回る可能性が高い。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、カージナルスが獲得を狙う可能性のある選手として救援左腕のウィル・スミス(ジャイアンツ)の名前を挙げている。

     モロシは、関係者から聞いた話として、カージナルスとジャイアンツがスミスに関するトレード交渉をオフシーズンの間に行っていたことを伝えている。投手陣が安定感を欠き、特にブルペンに左腕が不足している状況を考えると、カージナルスがトレード市場においてスミスの獲得を再び狙う可能性は高いと言えるだろう。

     現在30歳のスミスは、今季終了後にフリーエージェントとなるため、トレード市場で放出されることが確実と見られている。今季はジャイアンツのクローザーとして見事なパフォーマンスを見せており、37試合に登板して1勝0敗23セーブ、防御率1.98、奪三振率13.13をマーク。セーブ成功率は100%を維持しており、自身初のオールスター・ゲーム選出も果たした。こうした活躍もあり、ドジャース、ブレーブス、ブリュワーズ、レンジャーズなど多くの球団がスミスの獲得に興味を示していると言われている。

     カージナルスは、シーズン途中からカルロス・マルティネスがクローザーの座に就き、マルティネスは6月以降、3セーブ、防御率1.38と期待に応えるパフォーマンスを見せている。しかし、ある程度の信頼を置ける救援左腕がアンドリュー・ミラーしかいないという状況であり、スミスは補強ポイントに合致する存在だ。

     同地区にはアンソニー・リゾー(カブス)、ジョーイ・ボットー(レッズ)、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)など左の強打者も多く、カージナルスがスミスの獲得に成功すれば、4年ぶりのポストシーズン進出を目指す戦いにおいて、大きな武器となるに違いない。

  • シーズン6668本塁打ペース 2年ぶり記録更新は確実か

    2019.7.11 18:30 Thursday

     今季のメジャーリーグでは、開幕からハイペースで本塁打が量産されている。クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、ピート・アロンゾ(メッツ)、コディ・ベリンジャー(ドジャース)の3人がすでに30本塁打の大台に到達し、前半戦で飛び出した本塁打は実に3691本。これをフルシーズンに換算すると6668本ペースとなり、2017年に樹立された6105本のメジャー記録を大幅に更新する。2年ぶりの記録更新は確実と言えそうだ。

     今季は開幕から本塁打に関する記録が次々に生まれている。イェリッチの31本塁打、アロンゾの30本塁打、ベリンジャーの30本塁打、マイク・トラウト(エンゼルス)の28本塁打はいずれも前半戦の球団新記録であり、すでに10選手が2ケタ本塁打を記録しているツインズは前半戦166本塁打のメジャー新記録を樹立。ヤンキースは31試合連続本塁打をマークし、メジャー記録を更新した。

     本塁打と同じく、三振の数も過去最高のペースで積み上げられており、「本塁打か三振か」という近年のトレンドがさらに加速している状況である。いわゆる「フライボール・レボリューション」が球界に広く浸透し始めていることも、この傾向に拍車をかけていると言えるだろう。前半戦で20本塁打以上を放ったのは34人。暑さが増し、各球団の投手陣に疲れが見え始める夏場には本塁打数がさらに増えることが予想されるため、後半戦も各球団のアーチ合戦が続きそうだ。

    ◆前半戦20本塁打以上の打者(合計34人)
    31 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
    30 ピート・アロンゾ(メッツ)
    30 コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    28 マイク・トラウト(エンゼルス)
    27 ジョシュ・ベル(パイレーツ)
    27 ハンター・レンフロー(パドレス)
    25 エドウィン・エンカーナシオン(マリナーズ→ヤンキース)
    25 マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)
    25 フランミル・レイエス(パドレス)
    24 ジェイ・ブルース(マリナーズ→フィリーズ)
    24 ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    23 アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    23 フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    23 ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ)
    22 ハビアー・バイエズ(カブス)
    22 マックス・マンシー(ドジャース)
    21 ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)
    21 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    21 マット・チャップマン(アスレチックス)
    21 マックス・ケプラー(ツインズ)
    21 ダニエル・ボーグルバック(マリナーズ)
    20 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    20 チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    20 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    20 リーズ・ホスキンス(フィリーズ)
    20 マニー・マチャド(パドレス)
    20 ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)
    20 レナト・ヌニェス(オリオールズ)
    20 マーセル・オズーナ(カージナルス)
    20 ジョク・ピーダーソン(ドジャース)
    20 ヤシエル・プイーグ(レッズ)
    20 アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    20 エディ・ロサリオ(ツインズ)
    20 エウヘニオ・スアレス(レッズ)

  • 「ウィル・スミス」同士のトレードの可能性は?

    2019.7.11 16:05 Thursday

     ドジャースはジャイアンツのリリーフ左腕、ウィル・スミスを獲得するために、自軍の若手捕手、ウィル・スミスを放出するのだろうか。関係者によると、この問いに対する答えは「ノー」である。しかし、ドジャースはジャイアンツの有力リリーバー数名に興味を示しており、12年ぶりに両チームの間でトレードが成立する可能性がある。

     関係者によると、ドジャースはスミスのほか、トニー・ワトソン、サム・ダイソン、レイエス・モロンタといったジャイアンツのリリーバー陣に興味を示している。ジャイアンツの編成責任者を務めるのは、昨季までドジャースでGMを務めていたファーハン・ザイディであり、ドジャースのアンドリュー・フリードマン野球部門社長は元同僚とのトレード交渉に臨むことになるだろう。

     ザイディがドジャースのファーム組織について豊富な知識を持っていることを考えると、ザイディがドジャースのマイナーにいる有望株に狙いを定め、ドジャースとのトレード交渉に応じる可能性は十分にある。もし両チームの間でトレードが成立すれば、2007年にドジャースがジャイアンツからマーク・スウィーニーを獲得するトレードが成立して以来、実に12年ぶりのこととなる。

     ドジャースにはスミスのほか、ケイベルト・ルイーズ、ギャビン・ラックス、ダスティン・メイという有望株がおり、ドジャースはこの「有望株トップ4」をスミスのような半年しか保有できないリリーバーの対価として差し出すつもりはないようだ。よって、「ウィル・スミス」同士の1対1のトレードが実現する可能性は極めて低く、「ウィル・スミス」同士のトレードが実現するとすれば、お互いに複数の選手を差し出すような大型トレードに発展する場合のみだろう。

     また、ドジャースはパイレーツのクローザー、フェリペ・バスケスにも興味を持っているが、パイレーツはバスケスの対価として「有望株トップ4」のうち少なくとも2人を獲得することを望んでいるようだ。よって、現時点ではこちらもトレード成立の可能性は低いと言わざるを得ない。フリードマンはどのように補強を進めていくのか。その手腕に注目だ。

  • 後半戦に復調が期待されるスター選手たち

    2019.7.11 15:15 Thursday

     メジャーリーグはオールスター・ゲームを終え、日本時間7月12日から後半戦に突入する。マイク・トラウト(エンゼルス)やクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)のように、期待通りの活躍で前半戦を終えた選手もいれば、不本意な前半戦を過ごした選手もいる。MLB公式サイトではスロースタートとなったものの、後半戦に復調が期待される選手として6人のスター選手の名前を挙げている。

    ◆ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)

     昨季はMLB投票で7位にランクインする活躍を見せたが、33歳のシーズンとなる今季は開幕から低調。故障の影響もあり、出塁率は昨季から90ポイント近くダウンしている(.395→.309)。盗塁のペースも落ちているのが気掛かりだが、ブリュワーズはそんななかでも地区優勝を狙える位置につけており、ケインが復調すれば、その勢いはさらに加速するはずだ。

    2018年 141試合 打率.308 10本塁打 38打点 30盗塁 OPS.813
    2019年 83試合 打率.246 5本塁打 30打点 10盗塁 OPS.660

    ◆ロビンソン・カノー(メッツ)

     覇権奪回の切り札としてメッツに加入したものの、予想外の大不振でチームの足を引っ張っている。昨季は禁止薬物使用による80試合の出場停止処分がありながらも3割を超える打率をマークしたが、今季は復調の兆しすら見えず低空飛行。現在36歳だが、メッツとの契約は2023年まで残っており、後半戦は実力健在をアピールしておきたいところだ。

    2018年 80試合 打率.303 10本塁打 50打点 0盗塁 OPS.845
    2019年 65試合 打率.240 4本塁打 18打点 0盗塁 OPS.646

    ◆ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)

     大きな期待を背負ってカージナルスに加わったものの、なかなか調子が上がらないまま前半戦を終えた。昨季は序盤戦の大不振から盛り返して例年並みの数字でシーズンを終えており、今季も同様の展開に期待がかかる。7月に入ってから打率.364、OPS1.167と調子を上げており、この勢いを維持できれば、例年並みの数字まで挽回することは十分に可能なはずだ。

    2018年 158試合 打率.290 33本塁打 83打点 7盗塁 OPS.922
    2019年 88試合 打率.254 16本塁打 37打点 0盗塁 OPS.769

    ◆ルーグネッド・オドーア(レンジャーズ)

     昨季は本塁打数を激減させた一方で、自己ベストの出塁率.326をマークし、打撃面での成熟を感じさせたが、今季は打率1割台の大不振。全打席の1/3近くで三振を喫し、粗い打者に逆戻りしている。しかし、7月に入ってすでに3本塁打を放つなど、徐々に本来の姿を取り戻しており、まだ25歳という若さを考えても、十分に復調が期待できる。

    2018年 129試合 打率.253 18本塁打 63打点 12盗塁 OPS.751
    2019年 74試合 打率.193 13本塁打 47打点 7盗塁 OPS.654

    ◆ホゼ・ラミレス(インディアンス)

     2年連続でMVP投票3位にランクインしている実力者だが、今季は予想外の大不振。復調のきっかけをつかめないまま、打率.218という不本意な成績で前半戦を終えた。長打率.344は昨季から200ポイント近くダウンしており、心配な状況だが、このまま終わる選手ではないはず。ラミレスが復調すれば、チームがポストシーズンに進出する可能性もグッと高まるだろう。

    2018年 157試合 打率.270 39本塁打 105打点 34盗塁 OPS.939
    2019年 85試合 打率.218 7本塁打 35打点 18盗塁 OPS.652

    ◆ジョーイ・ボットー(レッズ)

     出塁率.360はデビューイヤーの2007年に並ぶ自己ワーストタイ記録。OPS.772は自己ワーストの数字であり、通算出塁率.424を誇る35歳の「出塁マシン」に衰えの影が忍び寄っている。しかし、前半戦の通算OPS.919に対し、後半戦は.992とシーズン後半に調子を上げるタイプの打者であり、今後の復調に大きな期待がかけられている。

    2018年 打率.284 12本塁打 67打点 2盗塁 OPS.837
    2019年 打率.268 8本塁打 22打点 2盗塁 OPS.772

  • トラウトとベリンジャーがMVPレースの先頭を走る

    2019.7.11 11:40 Thursday

     MLB公式サイトでは、前半戦を終えた時点でのMVP投票を実施。36人の記者による投票のうち、ア・リーグは1位票を34票獲得したマイク・トラウト(エンゼルス)、ナ・リーグは同33票のコディ・ベリンジャー(ドジャース)がトップに立った。今回を含め、今季これまでに同様の投票が4度行われているが、両リーグともトップは不動。この両選手がMVPレースの先頭を走っていることは間違いなさそうだ。

     トラウトは、今季ここまで87試合に出場して打率.301、28本塁打、OPS1.098の好成績をマーク。ファン投票で7年連続オールスター・ゲームに選出されるのはデレク・ジーター(元ヤンキース)以来の快挙であり、史上11人目となる3度目のMVP受賞に向けて順調に歩みを進めている。2位にはアレックス・ブレグマン(アストロズ)がランクイン。過去3度の投票ではトップ5にすら入らなかったが、2位票を27票、3位票を5票獲得し、トラウトに次ぐ位置につけた。3位には1位票を1票獲得したDJレメイヒュー(ヤンキース)が名を連ね、そのほか、マット・チャップマン(アスレチックス)、ホルヘ・ポランコ(ツインズ)、カルロス・サンタナ(インディアンス)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)がポイントを獲得した。

     一方のベリンジャーは、今季ここまで88試合に出場して打率.336、30本塁打、OPS1.124という素晴らしい活躍。前半戦で30本塁打以上をマークするのは史上38人目、ナ・リーグでは19人目の快挙であり、23歳以下の選手が前半戦で放った本塁打数としては歴代4位にランクインした。2位には過去3度の投票と同様に、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)がランクイン。1位票を3票獲得し、ベリンジャーの満票1位を阻止する形となった。3位にも過去3度の投票と同様にジョシュ・ベル(パイレーツ)がランクインし、そのほか、マックス・シャーザー(ナショナルズ)、ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)もポイントを獲得した。

  • 少なくとも4球団がジャイアンツ・バムガーナーの獲得に興味

    2019.7.11 11:20 Thursday

     今季終了後にフリーエージェントとなるため、今月中のトレード移籍が確実視されているマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)の市場が少しずつ動き始めているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、少なくともアストロズ、ツインズ、ブレーブス、ブリュワーズの4球団がバムガーナー獲得に興味を示しているという。この4球団のうち、バムガーナーの移籍拒否リストに含まれていないチームはツインズだけである。

     ジャイアンツはトレード市場において売り手に回ることを確実視されており、バムガーナーのほか、ウィル・スミス、サム・ダイソン、トニー・ワトソンといった有力投手が市場に出回ると見られている。ファーハン・ザイディ野球部門社長は「7月31日までに我々が何かを成し遂げなければならないわけではない」と語り、これらの主力投手の放出はマストではないと主張しているものの、ジャイアンツのチーム状況を考えると、主力投手を放出し、若手有望株を獲得するのが得策であることは間違いない。

     しかし、ジャイアンツがワイルドカード圏内まで5.5ゲーム差という位置で前半戦を終えたことが事情を複雑にしている。後半戦の戦い方次第では、ポストシーズン進出の可能性が十分にあるからだ。ザイディは「若手選手を放出して今季の戦いを手助けしてくれる選手を獲得することも考えている」と語っており、チームの将来のことを考えつつも、今季のポストシーズン進出を諦めない姿勢を崩していない。とはいえ、リーグワースト3位の成績で前半戦を終えたジャイアンツがトレード市場で買い手として積極的に動き回ることは考えにくく、最終的には大方の予想通り、売り手に回ることになるだろう。

     となれば、今季終了後にフリーエージェントとなるバムガーナーとスミスは放出が確実。バムガーナーは一時ほどの絶対的な力はないとはいえ、高確率で試合を作れる先発投手であり、ポストシーズンの経験も豊富なため、トレード市場において注目の存在となるだろう。

  • Rソックスがソーンバーグを解雇 トレードは大失敗に終わる

    2019.7.11 10:50 Thursday

     日本時間7月11日、レッドソックスは救援右腕のタイラー・ソーンバーグを解雇したことを発表した。レッドソックスは同5月24日に故障者リスト入りしたソーンバーグをリハビリの名目でAAA級に置いていたが、リハビリの名目でマイナーに置いておける期間が期限を迎え、ソーンバーグの処遇について決断を迫られていた。レッドソックスはソーンバーグに引き続きマイナーでプレイさせる方針であることを通告したものの、ソーンバーグがこれを拒否。その結果、解雇という決断に至った。

     今季のソーンバーグは、メジャーで16試合に登板して防御率7.71。AAA級ポータケットでは11試合(うち1先発)に登板して防御率12.66に終わり、直近5登板のうち4試合を無失点で切り抜けたものの、再びメジャーの戦力として期待できるという評価は得られなかった。レッドソックスは日本時間7月11日がソーンバーグをロースターに加えるか解雇するかの決断のデッドラインとなっていた。

     2016年にブリュワーズで67試合に登板して8勝5敗、13セーブ、20ホールド、防御率2.15という好成績をマークしたソーンバーグは、その年のオフに4選手とのトレードでレッドソックスに加入。しかし、2017年は右肩の故障により1試合も登板できず、2018年は25試合で防御率5.63、そして今季は16試合で防御率7.71と、ブリュワーズ時代の輝きを取り戻すことはできなかった。

     ソーンバーグ獲得のためにレッドソックスが放出した4選手のなかには、2017年から2年連続で30本塁打以上を放ったトラビス・ショウや先日メジャーデビューを果たしたばかりの有望株、マウリシオ・デュボンが含まれている。ソーンバーグが全く戦力にならなかったことを考えると、レッドソックスにとって大失敗のトレードとなってしまった。

     アレックス・コーラ監督はソーンバーグが故障者リスト入りした際、ソーンバーグのピッチングについて「彼は有利なカウントのときでさえも、94~95マイルの速球を狙ったところへ投げることができていない。さらに変化球も不安だ」と苦言を呈していた。

  • ヤンキースとツインズがストローマン&ジャイルズ両獲りを目指す?

    2019.7.10 18:40 Wednesday

     ブルージェイズは今回のトレード市場でエース右腕のマーカス・ストローマンとクローザーのケン・ジャイルズを売りに出すと見られている。TSNのスコット・ミッチェルによると、少なくともヤンキースとツインズの2球団が両投手の獲得に興味を示しているようだ。

     ミッチェルは、ヤンキースとツインズが両右腕の獲得に必要な対価について、ブルージェイズに問い合わせを行ったことを伝えている。両投手とも来季までブルージェイズが保有可能であり、ブルージェイズは各投手を安売りする必要はない。ブルージェイズのロス・アトキンスGMは、両投手を「セット売り」するのではなく、別々のトレードで放出し、獲得する対価の最大化を目指すと見られている。

     ヤンキースは、セットアッパーのデリン・ベタンセスが長期欠場しているにもかかわらず、アロルディス・チャップマンを筆頭に球界屈指のブルペンを誇っている。しかし、支配的なピッチングのできるジャイルズの加入は、特にポストシーズンの戦いにおいて大きな武器となるだろう。また、ストローマンについては、ヤンキースが若手外野手のクリント・フレイジャーの放出に前向きでなく、ヤンキースがストローマン獲得にあまり積極的でないことをMLBネットワークのケン・ローゼンタールやジョン・ヘイマンが伝えている。ただし、ストローマンとジャイルズを同時に獲得できるとなれば、ヤンキースはフレイジャーの放出を決断するかもしれない。

     一方、ア・リーグ中部地区で独走態勢を築いていたツインズは、インディアンスの猛追によって、補強による戦力アップを強いられている。メジャー有数の攻撃力を誇るツインズだが、マーティン・ペレスやブレイク・パーカーの失速により投手陣には不安を抱えており、先発・ブルペンとも補強を施しておきたいところ。その点では、先発にストローマン、ブルペンにジャイルズを加えることのできるブルージェイズは、理想的なトレード相手と言えるだろう。

     なお、ストローマンはヤンキースとツインズが自身の獲得に興味を持っていることを報じたツイートに「いいね」を押している。ブルージェイズのエース右腕は、ポストシーズン争いを繰り広げるチームに加わることを心待ちにしているのかもしれない。

  • Rソックス・マルティネス オプトアウト行使は未定

    2019.7.10 18:10 Wednesday

     レッドソックスの主砲、J.D.マルティネスは今季が5年1億1000万ドルの大型契約の2年目であり、来季以降まだ3年6250万ドルの契約を残している。しかし、今季終了後に250万ドルのバイアウトを受け取ってオプトアウト(契約破棄)する権利を有しており、その動向に注目が集まっている。ただし、今のところ、マルティネスはオプトアウト権の行使について決断には近付いていないようだ。

     5年1億1000万ドルという大型契約を手にしているマルティネスにとって、オプトアウトを行使して別の契約を結ぶ動機づけとなる可能性があるのは、「故障により一定の試合数を欠場した場合に契約の最終2年間が相互オプションに変わる」という条項が含まれている点だ。マルティネスは2017年に右足の故障により1ヶ月以上出遅れたことがあるため、レッドソックスは同年オフにマルティネスと大型契約を結ぶ際、この条項を盛り込んだ。

     マルティネスは昨年7月、現行の契約に代わる新契約をレッドソックスと結ぶことに前向きであることを明らかにしていたが、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長は新契約を結ぶ可能性を否定。「我々がオプトアウトの条項を盛り込んだのは、メディカル面を考慮したからだ。メディカル面の状況は変わっていない。だから、現時点で新契約のことを考える必要はないと思う」と語った。

     マルティネス自身は、今オフにオプトアウト権を行使する可能性について、現時点では「未定」に近い状況であるという。また、球団側が新契約の交渉に応じないことにも理解を示している。「これはビジネスだからね。僕がオプトアウトする権利を行使したとしても、それは僕個人の問題ではなく、あくまでもビジネスの問題だ。球団側にとっても同じことだよ。それは理解しているよ」とマルティネス。近年のフリーエージェント市場の動きを見ると、30歳を超えた選手、特に守備面に不安を抱える打撃特化型の選手には厳しい状況が続いており、マルティネスはそのあたりの事情も考慮しながら、オプトアウト権の行使について決断を下すことになりそうだ。

  • メッツが右腕・シンダーガードの放出に動く可能性

    2019.7.10 17:30 Wednesday

     7月末に迫るトレード期限までに、メッツが先発右腕のノア・シンダーガードの放出に動く可能性が浮上した。関係者によると、メッツはシンダーガードに対するオファーを積極的に受け付けているわけではないものの、複数のチームからメッツのもとにシンダーガードのトレードに関する問い合わせが届いているという。もしメッツがシンダーガードを放出する場合、その対価はとてつもなくハイレベルなものになると思われるが、メッツの要求を満たすチームが現れれば、トレードが実現する可能性はゼロではないと見られている。

     関係者の話によると、ブリュワーズはメッツの先発投手(シンダーガードとザック・ウィーラー)の獲得に興味を示しているチームの1つであるという。メッツは前半戦をリーグワースト2位の成績で終えており、トレード市場では売り手に回る可能性が高い。しかし、ウィーラーが今季終了後にフリーエージェントとなるのに対し、シンダーガードは2021年までメッツが保有可能なため、メッツのブロディ・バンワグネンGMはウィーラーの放出を最優先に考えることになるだろう。

     ただし、今夏のトレード戦線で売り手に回るからといって、メッツが完全な再建に乗り出すわけではない。昨オフ中にロビンソン・カノーを獲得したように、メッツは基本的には「勝負モード」の状態にあり、シンダーガードを獲得する場合には、メジャーレベルの先発投手を少なくとも1人、対価に含める必要があるだろう。また、ウィーラーの動向はシンダーガードの去就に影響を与えないと考えられている。今季限りで契約が切れるウィーラーは、もともとメッツの長期計画には含まれていないからだ。

     シンダーガード獲得に必要な対価としては、パイレーツからアストロズへ移籍したゲリット・コールやレイズからパイレーツに移籍したクリス・アーチャーのトレードが参考になるだろう。コールのトレードでパイレーツはジョー・マスグローブ、コリン・モランを含む4選手を獲得。一方、レイズはアーチャーのトレードでオースティン・メドウズ、タイラー・グラスナウを含む3選手を獲得している。いずれも先発ローテーションを担うレベルの投手とレギュラーの一角を占めるレベルの野手を含んでおり、シンダーガード獲得には大きな出血が伴うことは間違いなさそうだ。

  • ヤンキースが先発投手補強を狙う 候補はバウアー?レイ?

    2019.7.9 17:35 Tuesday

     勝率.648(57勝31敗)というア・リーグ最高の成績で前半戦を終えたヤンキースは、7月のトレード戦線で先発投手の補強に動く可能性が取り沙汰されている。MLB公式サイトでは、ヤンキースに関するトレードの噂を特集しており、トレバー・バウアー(インディアンス)、ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)、マーカス・ストローマン(ブルージェイス)といった投手たちが獲得候補に挙げられている。2009年以来10年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すヤンキースは、悲願成就に向けてのラストピースとして、誰を獲得するのだろうか。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ヤンキースは日本時間7月8日にシンシナティで行われたインディアンス対レッズの試合にスカウトを派遣していたという。ヤンキースのスカウトは、この試合で先発したバウアーの視察に訪れたと見られている。インディアンスは最大11.5ゲームあった首位ツインズとの差を5.5ゲームまで縮めて前半戦を終えており、ポストシーズン進出の可能性を十分に残しているが、ローゼンタールは「メジャーレベルの戦力を対価として得られるのであれば、バウアー放出に動く可能性はある」と指摘。しかし、ヤンキースはインディアンスが欲するであろうクリント・フレイジャーの放出には前向きでなく、相互の利害が一致するかどうかは微妙なところだ。

     ダイヤモンドバックスが誇る奪三振マシン、レイもヤンキースの獲得候補の1人となっている。通算奪三振率28.3%はクレイトン・カーショウ(ドジャース)、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)、パトリック・コービン(ナショナルズ)といった実力派左腕を上回り、メジャーでも屈指のレベル。ただし、ダイヤモンドバックスはワイルドカード2位のフィリーズからわずか1.5ゲーム差の位置で前半戦を終えており、ポストシーズン進出を諦めるような状況ではない。よって、ダイヤモンドバックスがトレード市場で売り手に回るかどうかは不透明であり、レイがトレード市場に出てこない可能性も十分にある。

     また、ブルージェイズのエース、ストローマンも今季のトレード市場における目玉の1人として名前が挙がっているが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ストローマンはヤンキースの補強リストの上位には位置していないようだ。ヤンキース首脳陣の目には、ストローマンがポストシーズンの先発ローテーションに割って入れるほど魅力的な投手には映っていないという。また、ブルージェイズがインディアンス同様にフレイジャーを欲する可能性が高いことも、ヤンキースのストローマン獲得の可能性を下げる要因となっている。

     このほか、ザック・ウィーラー(メッツ)、バムガーナーらもトレード市場で注目される先発投手である。その手腕を高く評価されるヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、誰を先発ローテーションに加えるのか。今後の動きに注目だ。

  • 低迷中のメッツ 先発右腕・ウィーラーの放出に動く

    2019.7.9 16:10 Tuesday

     MLBネットワークのジョエル・シャーマンが伝えたところによると、メッツは先発右腕のザック・ウィーラーの放出に向け、レッドソックスなど他球団とのトレード交渉を行っているようだ。ロビンソン・カノーらを獲得するなど、大型補強を実施して今季を迎えたメッツだが、前半戦は40勝50敗の借金10でナ・リーグ東部地区4位に低迷。リーグワースト2位の勝率.444に低迷していることもあり、来季以降を見据えた動きを開始しようとしている。

     シャーマンは、ニューヨーク・ポストの記事の中で、メッツとレッドソックスが初期段階のトレード交渉を行っており、また、レッドソックス以外の他球団もメッツと交渉していることを伝えた。メッツのアラード・ベアードGM補佐とジャレッド・バナー選手人事副社長が昨季までレッドソックスのフロントオフィスで重要な役割を担っていたため、レッドソックスのファーム組織についてメッツは豊富な情報を有している、とシャーマンは分析している。

     また、シャーマンは、メッツの関係者から聞いた話として、前半戦最後の5試合と後半戦最初のマーリンズ3連戦がトレード市場で買い手に回るか売り手に回るかの「最終決定地点」になることを伝えている。メッツは、ヤンキース、フィリーズと対戦した前半戦最後の5試合で2勝3敗に終わり、借金10で前半戦を終了。地区首位のブレーブスとは13.5ゲームの大差がついており、ワイルドカード圏内まで7ゲームの差があるため、後半戦最初のマーリンズ3連戦で思うような結果が得られない場合には、一気に「売り手モード」が加速することになるだろう。

     ウィーラーは今季終了後にフリーエージェントとなるため、メッツが売り手に回る場合には放出確実と見られている。また、トッド・フレイジャーとジェイソン・バルガスもウィーラーと同様に今季が契約最終年であり、今後はこれらの選手の動向に注目が集まることになりそうだ。

  • オールスター・ゲームのスタメンが決定 田中は2番手で登板か

    2019.7.9 15:35 Tuesday

     2019年のオールスター・ゲームは日本時間7月10日にインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われる。それに先立ち、同9日に両リーグのスターティング・メンバーが発表された。先発投手はア・リーグがジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ナ・リーグが柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)。バーランダーはタイガース時代の2012年以来、自身2度目のオールスター先発となり、一方の柳は韓国人選手としては史上初めて、オールスター・ゲームで先発のマウンドに立つことになった。

     オールスター・ゲームの先発出場選手はすでにファン投票によって選出されている。ただし、ア・リーグ指名打者部門で選出されたハンター・ペンス(レンジャーズ)が故障により出場を辞退しているため、選手間投票により指名打者部門で選出されたJ.D.マルティネス(レッドソックス)がスタメンに繰り上がっている。また、ナ・リーグは指名打者部門の選出がないため、ジョシュ・ベル(パイレーツ)が指名打者としてスタメンに起用されることになった。

     両リーグのスターティング・メンバーは以下の通り。なお、ア・リーグのアレックス・コーラ監督(レッドソックス)は田中将大(ヤンキース)をバーランダーに続く2番手投手として起用する意向を明らかにしており、田中のピッチングにも注目だ。

    ◆ア・リーグ
    1番(右)ジョージ・スプリンガー(アストロズ)
    2番(二)DJレメイヒュー(ヤンキース)
    3番(中)マイク・トラウト(エンゼルス)
    4番(一)カルロス・サンタナ(インディアンス)
    5番(指)J.D.マルティネス(レッドソックス)
    6番(三)アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    7番(捕)ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    8番(左)マイケル・ブラントリー(アストロズ)
    9番(遊)ホルヘ・ポランコ(ツインズ)
    先発投手 ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

    ◆ナ・リーグ
    1番(左)クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
    2番(遊)ハビアー・バイエズ(カブス)
    3番(一)フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    4番(右)コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    5番(三)ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    6番(指)ジョシュ・ベル(パイレーツ)
    7番(捕)ウィルソン・コントレラス(カブス)
    8番(二)ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)
    9番(中)ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    先発投手 柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)

  • グリエルとフレイジャーが週間最優秀選手に選出

    2019.7.9 12:15 Tuesday

     日本時間7月9日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第15週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはユリ・グリエル(アストロズ)、ナ・リーグはアダム・フレイジャー(パイレーツ)が選出された。グリエルは週間6本塁打、フレイジャーは週間打率.600という見事な活躍を見せ、前半戦を最高の形で締めくくった。

     グリエルは5試合に出場して全ての試合で本塁打を放ち、打率.429、6本塁打、13打点、出塁率.478、長打率1.333の好成績をマーク。自身2度目の週間最優秀選手選出となった。今季はすでに14本塁打を放っており、自己記録の18本塁打(2017年)を軽く更新するペース。アストロズの選手が週間最優秀選手に選出されるのは、ジョージ・スプリンガーに次いで今季2人目となった。

     一方のフレイジャーは7試合に出場して打率.600、7二塁打、1本塁打、7打点、出塁率.625、長打率.933の好成績をマーク。カブス4連戦の最初の2試合で6本の長打を含む10打数9安打と大暴れし、ブリュワーズ3連戦では3試合連続マルチ安打で計8安打を放った。フレイジャーが週間最優秀選手を受賞するのはキャリア初で、パイレーツの選手が週間最優秀選手に選出されるのは、ジョシュ・ベルに次いで今季2人目である。

  • パイレーツの正捕手・セルベリ 脳震盪の影響で「捕手引退」へ

    2019.7.8 11:35 Monday

     パイレーツで2015年から正捕手として活躍してきたフランシスコ・セルベリが、慢性的な脳震盪の影響により、捕手としてのキャリアを終えようとしていることが明らかになった。セルベリ自身が「DKPittsburghSports.com」のデジャン・コバセビッチに対して「今後捕手を務めることはない」と話したようだ。

     今季のセルベリは、ここまで34試合に出場して打率.193、1本塁打、5打点、OPS.526という成績。捕手として32試合、代打として2試合に出場し、一塁手としての出場も1試合だけある。脳震盪の影響により日本時間5月26日から故障者リスト入りが続いており、コバセビッチによると、セルベリが脳震盪で戦列を離れるのは、2008年のヤンキースでのメジャーデビュー以来、少なくともこれが6度目だという。

     「捕手引退」の意向を明らかにしたセルベリだが、戦列復帰を果たした際にどのポジションを守るつもりであるかは、今のところ明言していない(メジャーで経験があるのは一塁、二塁、三塁)。セルベリによると、今後数週間以内にマイナーでのリハビリ出場を開始することを望んでいるようだ。

     セルベリは、パイレーツ移籍1年目の2015年に自己最多の130試合に出場して打率.295、7本塁打、43打点、OPS.771の好成績をマークし、FanGraphs版のWARでは5.9を記録。その活躍を評価され、2016年5月に3年3300万ドルで契約を延長した。その後もパイレーツの主戦捕手を務め、昨季は104試合に出場して打率.259、12本塁打、57打点、OPS.809をマーク。しかし、そんなセルベリも慢性的な脳震盪には勝てなかった。

     セルベリは今季がパイレーツとの契約最終年となるため、今季限りでパイレーツを去る可能性が高い。無事に戦列復帰を果たせた場合、正一塁手のジョシュ・ベルと正三塁手のコリン・モランの控えを務めることが予想される。そして、パイレーツは「扇の要」をエリアス・ディアスとジェイコブ・ストーリングスの2人に任せることになるだろう。

  • HRダービー イェリッチに代わってチャップマンが出場へ

    2019.7.8 11:15 Monday

     アスレチックスの正三塁手として活躍するマット・チャップマンは、子供のころから父親とホームラン・ダービーを見ながら育ち、ホームラン・ダービー出場を夢見てきた。そして、その夢が実現することになった。日本時間7月8日、メジャーリーグ機構は背中に問題を抱えているクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)に代わってチャップマンがホームラン・ダービーに出場することを発表。父ジムが打撃投手を務めることも明らかになった。

     イェリッチの代役としてホームラン・ダービー出場が決まったチャップマンは、イェリッチの第1シードの枠をそのまま引き継ぎ、ファーストラウンドでブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)と対戦する。

     ホームラン・ダービー出場を夢見てきたチャップマンだが「自分がホームラン・ダービーに出場するなんて想像したこともなかった」という。しかし、「父親は『お前がホームラン・ダービーに出場することがあれば、打撃投手をやりたいな』と言っていたんだ」と語り、ホームラン・ダービーに出場するというチャップマンの夢、そしてホームラン・ダービーで息子を相手に打撃投手を務めるという父の夢が、一気に実現することになった。

     チャップマンは今季ここまで21本塁打をマーク。正三塁手としてブレイクした昨季の記録まであと3本に迫り、自己記録の更新が確実視されている。引っ張り専門ではなく、フィールドの全方向に本塁打を打てるのがチャップマンの特徴だが、ホームラン・ダービーの舞台では引っ張りに専念する作戦のようだ。

     錚々たる面々が並ぶホームラン・ダービー出場者8名のなかで、チャップマンの平均打球初速度(93マイル)は、ジョシュ・ベル(パイレーツ)の93.4マイルに次いで2位の数字。イェリッチの代役としての参戦とはいえ、チャップマンが秘める能力は、決して他の出場者に見劣りしない。夢のホームラン・ダービーの舞台での、チャップマンのパフォーマンスに期待したい。

  • 田中、ウッドラフ、バスケス、グレイがオールスター・ゲーム選出

    2019.7.7 12:30 Sunday

     日本時間7月7日、メジャーリーグ機構は田中将大(ヤンキース)、ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)、フェリペ・バスケス(パイレーツ)、ソニー・グレイ(レッズ)の4投手が代替選手としてオールスター・ゲームのロースターに追加されたことを発表した。それぞれマーカス・ストローマン(ブルージェイズ)、ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)、ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)の代役となる。

     田中は、左肩に違和感を訴えて日本時間7月5日の先発登板を回避したストローマンに代わって自身2度目のオールスター・ゲーム選出を果たした。今季はここまで5勝5敗、防御率3.86をマーク。ヤンキースからの選出は、アロルディス・チャップマン、DJレメイヒュー、グレイバー・トーレス、ゲーリー・サンチェスに続いて5人目となった。

     ウッドラフは、チームメイトのヘイダーに代わって初のオールスター・ゲーム選出。今季はブレイクイヤーを過ごしており、リーグ最多タイの10勝をマークしているほか、防御率3.67、FIP2.91、奪三振率10.50の好成績をマークしている。ここまで3度の2ケタ奪三振をマークし、日本時間6月24日のレッズ戦では自己最多の12三振を奪った。

     バスケスは、日本時間7月6日に先発したばかりのグレインキーに代わり、2年連続のオールスター・ゲーム選出となった。メジャー5年目の今季は自己最高の奪三振率14.35をマークし、防御率2.19、FIP2.12と安定したパフォーマンス。パイレーツからはジョシュ・ベルとバスケスの2人がオールスター・ゲームに出場することになった。

     グレイは、日本時間7月7日に先発したシャーザーに代わる選出となった。レッズ移籍1年目の今季は、ここまで90回1/3を投げて5勝5敗ながら防御率3.59、103奪三振と上々の成績を残している。グレイはアスレチックス時代の2015年にもオールスター・ゲームに選出されており、自身2度目の選出となった。

     なお、今年のオールスター・ゲームは日本時間7月10日にインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われる。

  • ビーバー、ヘンドリックス、マンシーがオールスター出場へ

    2019.7.6 12:55 Saturday

     日本時間7月6日、今季活躍中の3選手のオールスター・ゲーム初選出が決定した。日本時間7月8日に先発予定となっており、オールスター・ゲームで登板不可のチャーリー・モートン(レイズ)とマイク・マイナー(レンジャーズ)に代わり、シェーン・ビーバー(インディアンス)とリアム・ヘンドリックス(アスレチックス)がア・リーグのロースターに追加され、ナ・リーグでは故障離脱中のアンソニー・レンドン(ナショナルズ)に代わってマックス・マンシー(ドジャース)が選出。代替選手としてオールスター選出が決まった3選手は、いずれも嬉しい初選出となった。

     ビーバーは、今季ここまで17先発を含む18試合に登板し、7勝3敗、防御率3.54をマーク。104回1/3で133奪三振を記録し、奪三振率11.47はリーグ4位の好成績となっている。インディアンスからはすでにカルロス・サンタナ、フランシスコ・リンドーア、ブラッド・ハンドが選出されており、インディアンスは地元開催にオールスター・ゲームに4選手を送り込むことになった。

     ヘンドリックスは、今季ここまで40試合に登板して防御率1.29という素晴らしい活躍。メジャー9年目、アスレチックス4年目のシーズンにして、自己最高のシーズンを過ごしている。アスレチックスからのオールスター・ゲーム選出は、マット・チャップマンに続いてヘンドリックスが2人目である。

     昨年のホームラン・ダービーに出場したマンシーは、メジャー定着2年目でオールスター・ゲーム初選出。今季はチーム事情に合わせて一塁、二塁、三塁の3ポジションでそれぞれ20試合以上に出場し、打率.273、21本塁打、58打点、OPS.915の好成績をマークしている。自慢の長打力をオールスターの舞台でも発揮できるか注目だ。

     なお、今年のオールスター・ゲームは日本時間7月10日にインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われる。

  • ヤンキース・トーレスが代替選手としてオールスター選出

    2019.7.5 11:30 Friday

     日本時間7月5日、ヤンキースのグレイバー・トーレスが代替選手としてオールスター・ゲームに選出されたことが明らかになった。今季ここまで19本塁打、OPS.896の好成績をマークしながらもオールスターの選考から漏れたトーレスは落胆を口にしていたが、トミー・ラステラ(エンゼルス)の代替選手であるブランドン・ロウ(レイズ)が故障者リスト入りしたことにより、2年連続のオールスター選出が実現した。

     トーレスは「めちゃくちゃ興奮しているよ」と語り、2年連続のオールスター選出を喜んだ。「オールスター・ゲームでプレイすることは僕の夢だからね。それが叶ったんだから、とても興奮しているんだ。クリーブランドへ行って、オールスターで初めてプレイするのが待ち切れないよ」とトーレス。昨年はオールスターに選出されながらも故障によりプレイできなかったため、ついにトーレスの夢が実現する。

     ヤンキースからは、すでにゲーリー・サンチェス、DJレメイヒュー、アロルディス・チャップマンの3人がオールスターに選出されており、トーレスは4人目。レメイヒューがファン投票の二塁手部門で選出され、選手間投票の二塁手部門で選出されたラステラに代わってトーレスが出場するため、同一チームからオールスター二塁手が2人誕生するという変則的な形となった。

     トーレスは現在22歳だが、23歳の誕生日を迎える前にオールスターに複数回選出されるのは、ヤンキースではミッキー・マントルとジョー・ディマジオに続いて3人目の快挙である。新人王投票でア・リーグ3位にランクインした昨年を上回る活躍を見せている22歳の若きスター内野手が、夢舞台でどのような輝きを見せてくれるか楽しみだ。

  • 全国5都市で 「MLB ホームランダービー VR 日本大会」を開催!!

    2019.7.4 16:38 Thursday

    メジャーリーグベースボール ジャパン(代表:川上 紗実、所在地:東京都港区)は、日本国内における野球文化の発展に貢献するため、誰でも気軽に参加して楽しむことができる「MLB ホームランダービー VR 日本大会 supported by AEON MALL」を2019年7月13日から9月1日の期間、全国5都市のイオンモールにおいて開催します。


    「MLBホームランダービー VR」は、子どもから大人まで楽しめる臨場感あふれる体感型VRゲームです。ゲーム内では、今年7月9日にMLBオールスターが開催されるクリーブランドのプログレッシブ・フィールドの打席に立つことができます。参加者はVRデバイスを装着しセンサーバットでスイングすることで、ホームランの数・ホームランの距離・ボーナスポイント等の獲得で得点が計算されます。1プレイ90秒間の合計得点によって順位が決定し、各地区で最高得点を獲得した参加者2名が地区代表となります(幕張新都心開催のみ上位6名)。5つの地区の予選大会を勝ち上がった代表による決勝大会は、2019年9月1日(日)にイオンモール幕張新都心において開催され、初代日本一が決定します。

    また各イベント当日には元MLB選手等(マック鈴木氏、川上憲伸氏、斎藤隆氏、ウォーレン・クロマティ氏)のゲストを招いてのトークショーもあります。ゲストは予定であり、予告なく変更になる可能性があります。

    イベント詳細はこちら

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