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  • 【戦評】ベテラン左腕・リリアーノの好投でタイガースが今季初勝利

    2018.4.3 11:00 Tuesday

    【ロイヤルズ1-6タイガース】@コメリカ・パーク

     パイレーツとの開幕シリーズ3試合に全敗したタイガース。今季からタイガースの監督に就任したロン・ガーデンハイアーはツインズを率いた13シーズンで1068勝を挙げ、6度の地区優勝を成し遂げた名将だが、タイガースではまだ白星を手にすることができていなかった。しかし、日本時間4月3日に行われたロイヤルズ戦ではツインズ時代の教え子でもあるフランシスコ・リリアーノが7回途中まで1失点という好投を見せ、恩師に新天地タイガースでの初勝利をプレゼントした。

     2月下旬にタイガースと契約したリリアーノは、オープン戦での4先発で防御率2.25と結果を残し、開幕ローテーション入り。この試合では三者凡退のイニングは1度しかなく、毎回のように走者を出す我慢のピッチングを強いられたが、失点は3回表のドリュー・ビュテラの犠牲フライによる1点のみに抑え、94球で7回二死までを投げ抜いた。

     高い奪三振率を誇る一方で与四球も多い「荒れ球」タイプの投手という印象が強いリリアーノだが、この試合では三振を3つしか奪えなかったものの、与四球も2つだけ。決め球のスライダーがカウントを整えるボールとして機能し、チェンジアップも有効だった。リリアーノは「僕にチャンスをくれたタイガースとガーディ(ガーデンハイアーの愛称)にとても感謝しているんだ。僕はまだまだやれると思っている。チームの勝利を手助けして、たくさんのイニングを投げたいね」と話していたが、まさにその通りのピッチング。ガーデンハイアーは「リリアーノは以前私のチーム(ツインズ)にいたときよりもコマンドが安定していたね。いろいろな経験をしてきたおかげかな」と34歳になった教え子のピッチングを評価した。

     リリアーノが力投を続けるなか、タイガース打線は先制を許した直後の3回裏にミゲル・カブレラのタイムリーで同点に追い付き、5回裏にはニコラス・カステヤーノスのタイムリーなどで一挙4点を勝ち越し。7回裏にはビクトル・マルティネスの犠牲フライでさらに1点を追加し、試合の行方を決定づけた。

     投打が噛み合った快勝で今季初勝利をマークしたタイガース。名将・ガーデンハイアーがここからどれだけの白星を積み上げていくか注目したい。

  • 【戦評】モランの満塁弾と投手陣の力投でパイレーツが開幕4連勝

    2018.4.3 10:30 Tuesday

    【ツインズ4-5パイレーツ】@PNCパーク

     タイガースとの開幕シリーズが悪天候により2試合も順延となり、前日にダブルヘッダーを戦って試合開始の12時間前にピッツバーグに戻ってきたパイレーツ。開幕シリーズの全3試合に登板したクローザーのフェリペ・リベロを使えないというハンデを背負ってPNCパークでの本拠地開幕戦を迎えたが、先発のジェイムソン・タイロンを筆頭に投手陣が力投を見せ、打線では新加入のコリン・モランが本拠地デビュー戦の初打席で満塁本塁打。ツインズの反撃を継投で凌ぎ、パイレーツはこれで開幕4連勝となった。

     1回裏、パイレーツはツインズ先発のランス・リンから1番のジョシュ・ハリソンが四球を選び、グレゴリー・ポランコのタイムリー二塁打であっさり先制。さらに2つの四球で二死満塁とチャンスを広げ、7番のモランがカウント3-2からの6球目、高めの速球を思い切りよく振り抜き、右中間へ満塁本塁打を叩き込んだ。カーテンコールで地元ファンの大歓声に応えたモランは「本当に楽しかった。他の言葉は見つからないよ。素晴らしいスタートを切れて良かったよ」と喜びを口にした。

     先発のタイロンは5回まで無失点ピッチングを展開。6回表一死からブライアン・ドージャーに3号ソロを浴び、続くジョー・マウアーにヒットを打たれたところで降板したが、2番手のエドガー・サンタナと3番手のジョシュ・スモーカーが2人で一死しか取れなかったあと、4番手のドビダス・ネベラウスカスがバイロン・バクストンをレフトライナーに抑え、ツインズに逆転を許さなかった。

     リベロを使えない状況のなか、1点リードの9回表にはメジャー通算1セーブのジョージ・コントスを投入。コントスは期待に応えてツインズ打線を三者凡退に抑え、メジャー8年目にして通算2セーブ目をマークした。

     苦戦が予想されながらも開幕4連勝と最高のスタートを切ったパイレーツ。今季初勝利をマークしたタイロンは「寒くて、移動の予定も大変で、ダブルヘッダーも戦って、奇妙なシーズン開幕になったけれど、しっかり戦うことができた」とここまでの戦いぶりを振り返った。

  • 【戦評】中盤以降の集中打でドジャースが大勝 プイーグ3安打

    2018.4.2 18:30 Monday

    【ジャイアンツ0-9ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     開幕から2試合連続で0対1の惜敗を喫したドジャースは、日本時間4月1日の開幕第3戦に5対0で快勝。開幕シリーズの負け越し回避をかけた第4戦は、クリス・ストラットン(ジャイアンツ)とリッチ・ヒル(ドジャース)の両先発による投手戦となり、ロースコアの展開が続いたものの、中盤以降にドジャース打線がつながり、最終的には9対0でドジャースが大勝した。2連敗のあとの2連勝で開幕シリーズの負け越しを回避し、明日からのダイヤモンドバックス3連戦に向けて弾みをつけた。

     ジャイアンツ先発のストラットンの前に5回まで1得点に抑えられていたドジャース打線が6回裏に目覚めた。クリス・テイラーとヤシエル・プイーグに二塁打が飛び出して待望の追加点を挙げ、ヤスマニ・グランダルのタイムリーとコディ・ベリンジャーの1号ツーランでこの回一挙4得点。8回裏には先頭のプイーグからの4連打とジョク・ピーダーソンのショートゴロ、オースティン・バーンズのタイムリーでさらに4点を追加し、一気に試合を決めた。

     不動の3番打者であるジャスティン・ターナーを故障で欠く打線を牽引したのは、ターナーに代わって3番に入っているプイーグ。初回の第1打席こそ空振り三振に倒れたものの、その後はレフトへのヒット、センターへのタイムリー二塁打、センターへのヒットと快音を連発し、4打数3安打1打点の活躍を見せた。

     一方の投手陣は、ジャイアンツとの開幕4連戦でわずか2失点という圧巻のパフォーマンス。この試合で6回無失点の好投を見せたヒルは「クレイトン・カーショウが投手陣をまとめてくれているおかげだよ。彼はミーティングを開いて、投手陣を一つにまとめてくれるんだ。そのおかげてお互いのことをよく知ることができて、それがフィールド上のパフォーマンスにも好影響を与えているんだ」と大黒柱のリーダーシップに感謝する。

     開幕から2試合連続で零封負けを喫して周囲を心配させたドジャースだが、メジャー有数の投手力は今季も健在。プイーグ、ベリンジャー、コリー・シーガーといった中心打者が本来の実力を発揮すれば、ターナー不在を感じさせない戦いをすることもできるはずだ。

  • 【戦評】好調イートンが打線を牽引 ナショナルズ3連勝

    2018.4.2 17:00 Monday

    【ナショナルズ6-5レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

     ナショナルズのリードオフマン、アダム・イートンの勢いが止まらない。ナショナルズ移籍1年目の昨季は4月下旬に左膝の前十字靭帯を断裂し、シーズンのほとんどを棒に振ってしまったが、今季は完全復活。開幕戦は1安打1四球で2度出塁し、開幕第2戦は5打数5安打の大暴れ。そして、日本時間4月2日に行われた開幕第3戦では、2号本塁打を含む2安打を放ち、これでレッズとの開幕シリーズにおける打撃成績は13打数8安打(打率.615)、OPS1.874となった。3試合で7度も生還しているリードオフマンがチームを牽引し、ナショナルズは開幕シリーズの3試合をスイープ。悲願のワールドシリーズ制覇に向けて最高のスタートを切った。

     「いつも言っていることだけど、我々は(先手を取ることで)相手チームにプレッシャーを与えたいんだ。今はそれができているし、良い感じだよ。まだシーズン最初の3試合ということはわかっているけれど、ここまでの戦いは順調だね」とデーブ・マルティネス監督は開幕シリーズを振り返った。大きな期待を背負いながら昨季は故障により23試合の出場に留まったイートンが強力打線のリードオフマンとして素晴らしい働きを見せ、チームは3試合連続で初回に先制。一度も相手にリードを与えない盤石の試合運びでスイープを完成させた。

     今日の試合ではアンソニー・レンドンが初回に1号先制ツーランを放ち、6回表と9回表には主砲のブライス・ハーパーが1号ソロ&2号ソロを連発。先発のジオ・ゴンザレスは6回1失点の好投で今季初勝利をマークした。3試合の救援防御率8.31とリリーフ投手陣はまだ不安定なパフォーマンスに終始しているが、好選手揃いの打線と先発投手陣は順調そのもの。故障からの完全復活を遂げたイートンが今後もリードオフマンとして打線を牽引し、先発投手陣が引き続き試合をしっかり作ったうえで、リリーフ投手陣が安定感を取り戻せば、シーズンの早い段階で独走態勢を築くことも不可能ではないはずだ。

  • 【戦評】打線が機能したカージナルスが今季初勝利でスイープ回避

    2018.4.2 14:30 Monday

    【カージナルス5-1メッツ】@シティ・フィールド

     今季の補強の目玉として獲得したマーセル・オズーナが開幕からの2試合で8打数ノーヒットに封じられ、連敗を喫していたカージナルス。しかし、日本時間4月2日に行われたメッツとの開幕シリーズ最終戦では、オズーナが決勝タイムリーを含む3安打2打点の活躍でチームを牽引。2年目のポール・デヨングが2本塁打を放ったほか、トミー・ファムが2安打2四球で4度も出塁するなど、開幕3戦目にしてようやく打線が機能した。投げては先発のルーク・ウィーバーが今季チーム初となる5イニングを投げ切り、6回以降は3人のリリーバーが無失点リレー。5対1で快勝し、今季初勝利を挙げてスイープを回避した。

     マイク・マシーニー監督は「デヨングが素晴らしい活躍を見せ、ヤディアー・モリーナも本塁打を打った。オズーナとファムは少しずつボールがよく見えるようになってきているし、良い流れだね。彼らは全員、このチームの重要な戦力だから」と試合を振り返った。2回表にデヨングの1号ソロで先制したカージナルスは、その裏にアメッド・ロサリオのタイムリーで同点とされたものの、続く3回表にオズーナのタイムリーで勝ち越し。その後はモリーナの2号ソロ、オズーナのタイムリー、デヨングのこの試合2本目となる2号ソロで小刻みに加点し、徐々にメッツを突き放した。

     先発のウィーバーは1回裏と4回裏に二死一、二塁のピンチを背負ったが、いずれも無失点で切り抜け、メッツ打線に許した得点は2回裏の1点だけ。「完璧なピッチングではなかったけれど、試合を作ることはできたと思う」と本人が話したように、5回1失点という結果以上に苦しいピッチングとなったが、チームの先発投手で今季初めて5イニングを投げ切り、今季初勝利をマークした。

     ポストシーズン返り咲きを目指しながら、開幕からの連敗でやや出遅れた感のあるカージナルスだが、良い形での快勝でスイープを阻止。先発投手が試合を作り、オズーナが打点を稼ぐ形が機能する回数が増えていけば、出遅れはすぐに取り返せるはずだ。

  • 【戦評】レッドソックスが無名投手の継投で1点差を守り抜く

    2018.4.2 12:00 Monday

    【レッドソックス2-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

     ドリュー・ポメランツらの故障により開幕ローテーション入りを果たしたヘクター・ベラスケスは、2016年シーズンまでメキシカンリーグでプレイしていた。マーカス・ウォルデンは29歳にして初のメジャー昇格を果たした苦労人であり、ボビー・ポイナーはAAA級でのプレイ経験がない25歳の左腕だ。日本時間4月2日、レッドソックスはこれらの「無名投手」を巧みに起用し、2対1でレイズに勝利。今季の3勝はいずれも1点差での勝利であり、対戦成績を3勝1敗としてレイズとの開幕シリーズ4連戦に勝ち越した。

     ポメランツ、エドゥアルド・ロドリゲス、スティーブン・ライトが故障者リストに登録され、先発7番手以降から繰り上がる形で開幕ローテーション入りを果たしたベラスケスは、2回裏にブラッド・ミラーに1号ソロを浴びて先制を許したものの、失点はこの1点だけ。6回途中まで79球を投げ、レイズ打線を5安打1得点に抑える力投を見せた。ベラスケスは開幕ローテーション入りについて「正直に言って、ずっと夢だったんだ。ここにいられることに毎日感謝しているよ。ロッカールームを見渡すと、自分のアイドルと思っていた選手ばかりだ。ここにいられることは本当に幸運だと感じているよ」と喜びを語っていた。

     レッドソックスは5回表にJ.D.マルティネスのタイムリーで同点に追い付き、6回表にはラファエル・ディバースのタイムリーで勝ち越し。6回裏二死からはウォルデンが1回1/3を無失点に抑え、8回裏にはポイナーがワンポイントリリーフでケビン・キアマイアーをレフトフライに打ち取った。セットアッパーのマット・バーンズを挟んで、1点リードの最終回には連投中のクレイグ・キンブレルを温存し、開幕戦で炎上したジョー・ケリーがマウンドへ。二死から連打を浴びて一、三塁のピンチを背負ったものの、最後はディナード・スパンから空振り三振を奪い、1点のリードを守り抜いた。

     アレックス・コーラ監督は「投手陣の頑張りは素晴らしかった。一人は29歳、一人はAA級より上でのプレイ経験がなく、もう一人はメキシコでプレイしていた選手だ。彼らがメジャーのレベルでチームに貢献できるのは素晴らしいことだよ」と「無名投手」たちの好投を絶賛。主力選手に加えてこうした無名の選手たちが活躍を続けるようなら、3年連続地区優勝の可能性はグッと高まるに違いない。

  • 【戦評】23歳・ベリオスが快投 キャリア初完投&初完封 

    2018.4.2 10:30 Monday

    【ツインズ7-0オリオールズ】@オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ

     昨季開花したホゼ・ベリオス(ツインズ)が今季初先発で見事なピッチングを見せた。最初の6イニングを無失点に抑えるのに57球しか要さず、8回までに許した走者は1人だけ。9回裏一死から2安打と1四球で満塁のピンチを背負ったものの、後続を抑えてメジャー初完投&初完封をマークした。打線は前日の3本塁打に続き、この日はブライアン・ドージャーの2発を含む4本塁打でベリオスを援護。投打がガッチリと噛み合い、ツインズは2勝1敗でオリオールズとの開幕シリーズを終えた。

     ベリオスは「試合を通して3つの球種を有効に使うことができた。攻めのピッチングを展開できたし、それが上手く機能したね」と自身のピッチングを振り返った。長距離砲が並ぶオリオールズ打線を107球で完封し、打たれたヒットはわずか3本。与四球を1つに抑えた一方で、6つの三振を奪った。この試合で奪った11度の空振りの内訳は、速球が6度、カーブが3度、チェンジアップが2度。9回裏二死満塁の場面では、アダム・ジョーンズに対してカウント1-2から外角低めへ逃げるカーブを投じ、見事に空振り三振に抑えてみせた。

     「9番・捕手」で先発出場し、ベリオスの女房役を務めたミッチ・ガーバーは「ベリオスはいつもこれくらいのピッチングできる優秀な投手だよ。彼が投げたい場所へ投げたい球種をしっかり投げられるときは、今日みたいな素晴らしいピッチングになるんだ」とベリオスの快投を絶賛。この上ない結果を残したことにより、今後もバッテリーを組む機会が多くなりそうだ。

     攻撃陣はドージャーが初回先頭打者本塁打を含む2本塁打を放ち、3回表にはミゲル・サノーとエドゥアルド・エスコバーにも一発が飛び出した。4本塁打を含む10安打7得点で好投のベリオスを援護し、投打でオリオールズを圧倒。ツインズはオリオールズとの開幕シリーズ(3試合)を2勝1敗で終え、2年連続のポストシーズン進出に向けて好スタートを切った。

  • ドジャース 今季初の勝利投手は5回無失点の前田

    2018.4.1 14:00 Sunday

     ダルビッシュ有がカブスでの公式戦初登板を果たした同日、ドジャースでは前田健太が今季初の先発マウンドに立った。昨年はシーズン途中からリリーフも任され、ポストシーズンでも結果を残すも今季は先発としてチームに貢献していく。注目の投球は圧巻の10奪三振無失点と安定感を見せつけた。

     前田を迎え撃つのは同地区のライバルであるジャイアンツでオフにはアンドリュー・マカッチェンやエバン・ロンゴリアらを獲得して昨年最下位からの巻き返しを狙っているチームだ。マディソン・バムガーナーやジェフ・サマージャら先発の柱を開幕から欠くもここまで連勝しており勢いがある。そのような相手に連敗ストッパーとして重大な役割を担うことになったのが前田だった。

     注目の前田の立ち上がり。今季初対戦の打者は開幕2試合で2本塁打と絶好調のジョー・パニックだった。カウント1-2からパニックを仕留めたのは前田自身が武器の1つに挙げているチェンジアップでこれにパニックは対応できず、空振り三振となった。幸先のよいスタートとなった前田は四球こそ出すもこの回のアウトはすべて三振と好投を期待できる上々な立ち上がりだ。ドジャースはその裏の攻撃で無死一・三塁のチャンスを作るとヤシエル・プイーグのセンターの犠牲フライとマット・ケンプのタイムリーで2点を先制。4回終了時までに5得点し、前田を強力援護した。

     初回から3奪三振と好調さをみせた前田はその後、4回までは毎回のように走者を背負うものの落ち着いた投球でジャイアンツ打線を封じ込めていく。そして5回表の投球ではマカッチェンから三振を奪ってこの試合初の三者凡退に抑えた。5回を投げ切ったところで降板した前田、この日の投球は5回を投げて90球、5安打10奪三振無失点と先発としての役割を果たしてリリーフ陣にマウンドを譲った。前田の好投を見届けたチームは試合終了まで相手打線を寄せ付けず5対0と今季初勝利を飾った。

     前田の好投は投打ともにチームに勢いを与え、まさにMVPと言える活躍だった。開幕2戦はすべて1点差で惜しくも敗れていたものの、今回の勝利で昨年のようなドジャース打線が目覚めるだろうか。今後の戦いにも注目だ。

  • カブス・ダルビッシュの公式戦初先発は勝敗つかず5失点

    2018.4.1 13:00 Sunday

     メジャーリーグのシーズンが開幕して早くも3日目となり、大谷翔平や平野佳寿、牧田和久と次々と日本人選手がデビューを果たしている。日本時間4月1日に行われたカブス対マーリンズの第3戦ではドジャースから移籍したダルビッシュ有がカブス移籍後公式戦初先発となったものの、勝敗はつかなかった。

     ダルビッシュは6年1億2600万ドルでカブスと契約し、2016年以来の世界一を目指すための貴重な戦力として大きな期待が寄せられている。移籍後のオープン戦では5試合に登板して3勝0敗 防御率2.79と安定感抜群の投球を披露していた。そして迎えたカブスでの初登板の相手はオフに主力選手達を放出しチームの再建を目指すマーリンズ。前日の試合では延長17回に及ぶ死闘を制して勢いに乗っている。

     注目のダルビッシュの立ち上がり。初回からいきなり試練が訪れる。先頭打者のルイス・ブリンソンに死球を与えて出塁を許すと続くデレク・ディートリックがダルビッシュの武器であるスライダーを右翼スタンドへと運び、いきなり2失点を喫することになった。その後は崩れることなく後続を三者凡退に抑えてこの回を最小失点で切り抜けた。一方のカブス打線は2回表の攻撃で無死一塁からカイル・シュワーバーが相手先発、オドリサマー・デスパイネのカッターを右翼スタンドへと叩き込み、あっという間に同点に追いついた。ダルビッシュがカブスの入団会見時に一緒にプレーする楽しみな選手の1人として名前を挙げていた大砲が今季は味方として彼を援護。この勢いに乗った打線は5回表にも3点を追加しダルビッシュに勝利投手の権利をもたらした。

     初回の被弾で立ち直ったダルビッシュは4回までマーリンズ打線を無失点に抑えていくものの、リードした直後の5回裏にまたしてもピンチとなる。この回の先頭打者であるミゲル・ロハスに投手強襲の内野安打を浴びるとそこから少しずつ制球が乱れていく。四球と連打で無死満塁の場面を迎えるとブリンソンとスターリン・カストロにタイムリーを打たれ、5対5の同点となった。ダルビッシュはこの回の途中で降板。この日の投球結果は4回1/3を投げて5安打4奪三振5失点だった。

     ダルビッシュ降板後は6対5とカブスリードの8回表、マーリンズ・田澤純一が登板。田澤は1死一・三塁のピンチを迎えるも後続を連続三振に抑えて無失点の好投をみせた。彼の投球に魅せられた打線はその裏にすぐさま同点に追いつき試合はそのまま延長戦に突入した。そして決着がついたのは延長10回表、カブスのハビアー・バイエズが放った二塁打をきっかけに無死一・二塁のチャンスをつくるとベン・ゾブリストの二塁打で7対6と勝ち越しに成功。この回で4得点を挙げてそのまま逃げ切り、10対6で勝利した。

     今試合ではダルビッシュと田澤の2人の日本人選手がマウンドに立ったことになる。先発とリリーフの違いこそあるものの、明暗が分かれた。両者とも次回登板での好投を期待したい。

  • 大谷の出番なしもトラウトらの活躍でエンゼルスが初勝利

    2018.3.31 18:00 Saturday

     大谷翔平が所属するエンゼルスは昨日のアスレチックスとの開幕戦で惜しくも5対6とサヨナラ負けを喫した。たとえビジターの試合であっても開幕から連敗する訳にはいかない。日本時間3月31日に行われた第2戦では1点を巡って手に汗握る好試合が展開された。

     この日の大谷はスタメンから外れ、代打や代走での出場に備えてベンチで待機することになった。試合前、会場となったオークランド・コロシアムではアスレチックスのチーム50周年の記念セレモニーが開催され、リッキー・ヘンダーソンを始めとするレジェンド選手達が集結した。お祭りムードの中で始まった試合は初回、エンゼルスは「2番・中堅」としてスタメン出場したマイク・トラウトが相手先発、ショーン・マネイアのチェンジアップを弾丸ライナーで左翼スタンドへと運び先制に成功した。

     マネイアはレジェンド選手達が見守る前で崩れる訳にはいかない。トラウトに一発を浴びた後は立ち直り、走者こそ背負うもその後は失点をせず、8回途中7奪三振1失点と好投した。その一方でエンゼルスの先発、タイラー・スカッグスも武器のカーブでアスレチックス打線を翻弄し前日にサヨナラ勝ちを飾って勢いに乗る打線を沈黙させ、7回途中5奪三振無失点と対抗した。彼らの投球もあり両軍ともに試合を決定づける次の1点を取れずにそのまま最終回へと向かっていく。

     1対0で迎えたエンゼルスの最終回の攻撃では先頭打者のイアン・キンズラーがレフトへのヒットで出塁すると1死を挟んで3番打者のジャスティン・アップトンもレフトへと打球を飛ばしてヒットとなった。同時にレフトを守っていたマット・ジョイスのエラーによりキンズラーが一気にホームインし、エンゼルスが試合を決定づける2点目をもぎ取った。対するアスレチックスはその裏にジョナサン・ルクロイのタイムリーで1点を返すのがやっとで惜しくも1対2で敗れた。

     チームは初勝利を挙げるも試合出場がなかった大谷は「やっぱり勝ったほうが楽しいですし、良かったかなと思います」と振り返った。試合後、マイク・ソーシア監督は大谷の起用機会があったことを語っていたという。大谷は日本時間4月2日の投手としてのメジャーデビューに向けて順調に調整中だ。

  • ヤンキース・田中の2018年初登板は6回1失点

    2018.3.31 17:00 Saturday

     シーズンが開幕して早くも2日目。開幕戦で新加入のジャンカルロ・スタントンら活躍で勝利したヤンキースはその勢いに乗り、ブルージェイズとの第2戦に臨んだ。この日の先発マウンドを任されたのは田中将大。先発として6回1失点と役割を果たしてチームに貢献した。

     オープン戦では4試合に出場して0勝3敗 防御率7.24と結果を残せずにいたが、田中本人は開幕に向けて手ごたえを感じていた。開幕投手こそルイス・セベリーノに譲ったものの、アーロン・ブーン監督からの信頼は厚い。そして第2戦の先発マウンドにあがり、初回は2死からジャスティン・スモークに二塁打を浴びてピンチを迎えるも後続を抑えて無失点スタートとなった。続く2回表には今季、カージナルスからブルージェイズに移籍したランドール・グリチックに1死走者なしの場面からフォーシームを左中間スタンドに運ばれるも失点はこの1点のみで乗り切ることができた。

     序盤は攻められた田中も3回表の投球からギアを上げていく。この回のブルージェイズ打線を三者三振に抑えると6回を投げ切り降板するときまで1本を安打を許さず、相手を圧倒した。3回から4回にかけて4者連続三振、5回から6回にかけて三者連続三振と奪三振の数も増え、降板時にその数は「8」を数えていた。最終的にこの日の投球成績は6回3安打8奪三振1失点。昨季の初登板では3回もたずに7失点と苦い思いをしていただけに幸先の良い投球を披露した。

     田中の好投に応えたい打線は1対1の同点から4回裏、2死一・三塁で新加入のブランドン・ドルーリーがレフトへタイムリーを放って勝ち越しに成功すると6回裏には2死満塁からタイラー・ウェイドが走者一掃となる二塁打を放って4対1とリードを広げた。その後、最終回に守護神のアロルディス・チャップマンが失点するもそのまま逃げ切り4対2でヤンキースが開幕2連勝を飾った。

     田中は試合を振り返り「自分としっかり戦いながら粘って抑えられてよかった」と手ごたえを感じていた。また、アーロン・ブーン監督も「好投手による質の高い投球だ」と絶賛。シーズン前には「大事な場面は田中に任せたい」と発言していただけにその期待に応える最高の形となった。田中の好投もあり連勝したヤンキースは明日の試合、大ベテランのCCサバシアで3連勝を狙う。

  • 【戦評】平野デビューのDバックスが12安打8得点の猛攻で勝利

    2018.3.30 18:30 Friday

    【ロッキーズ2-8ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

     昨季のワイルドカード・ゲームと同じ球場で同じ顔合わせとなったロッキーズ対ダイヤモンドバックスの開幕戦は、12安打8得点と打線が機能したダイヤモンドバックスが快勝。「4番・三塁」で先発出場したジェイク・ラムは4打点を叩き出す活躍を見せた。なお、今季からメジャーリーグに挑戦している平野佳寿が3番手として登板。記念すべきメジャーデビュー戦で1/3イニングを無失点に抑えた。

     ダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキーの調整が遅れているため、昨季14勝のパトリック・コービンを開幕投手に抜擢。ロッキーズのエース、ジョン・グレイと投げ合うことになった。コービンは1回表にDJレメイヒュー、6回表にはノーラン・アレナードにソロ本塁打を浴び、2点を失ったものの、得意のスライダーに威力があり、6回途中までに8つの三振を奪う力投。ロッキーズのバド・ブラック監督は「彼は今夜の試合で良いスライダーを投げていた。スライダーは彼のピッチングのカギだからね」と相手先発の好投を素直に称えていた。

     ダイヤモンドバックス打線は1点を先制された直後の1回裏に無死満塁のチャンスを作り、ラムの2点タイムリー二塁打で逆転に成功。3対2と1点差で迎えた6回裏には、デービッド・ペラルタのタイムリーとラムの2点タイムリーで3点を追加し、ロッキーズを突き放した。

     4点リードの7回表には平野がメジャー初登板。クリス・アイアネッタには低めの速球を上手く拾われ、レフトへのヒットを許したものの、代打のマイク・トックマンからは得意のスプリッターで空振り三振を奪い、4番手のアンドリュー・チェイフィンへバトンを渡した。

     ダイヤモンドバックスは7回裏に相手のまずい外野守備に乗じて2点を追加し、最終的には8対2で快勝。コービンの後を継いだリリーフ陣は、合計3回1/3を無失点に抑える好投でチームを勝利に導いた。満塁で3度も打席に立ち、2本の2点タイムリーを放ったラムは「プレッシャーは全く感じていなかったよ」と頼もしいコメント。今季初勝利をマークしたコービンは「今夜は打線が素晴らしい仕事をしてくれたね」と味方打線への感謝を口にしていた。

  • 【戦評】サヨナラのピンチを凌いだブリュワーズが延長戦を制す

    2018.3.30 16:00 Friday

    【ブリュワーズ2-1パドレス(延長12回)】@ペトコ・パーク

     9回裏二死の土壇場でフレディ・ギャルビスに同点タイムリーが飛び出し、ブリュワーズ対パドレスの開幕戦は延長戦に突入。ブリュワーズは延長11回裏に一死満塁の大ピンチを迎えたものの、このピンチを併殺打で見事に切り抜け、延長12回表二死走者なしからの連打で勝ち越しに成功して開幕戦を白星で飾った。

     9回以降の流れを考えれば、試合は完全にパドレスが優勢だった。9回裏にブリュワーズの守護神、コリー・クネーベルからギャルビスが同点タイムリーを放ち、11回裏には一死走者なしから四球、ヒット、敬遠で満塁の大チャンス。しかし、ここでチェイス・ヘッドリーの打球が三塁のトラビス・ショウの正面を突き、ボールが5-2-3とわたって併殺が成立。結果的にこのプレイが試合のターニングポイントとなった。

     大ピンチを凌いだ直後の延長12回表、ブリュワーズは先頭のドミンゴ・サンタナがヒットで出塁するも、続くマニー・ピーニャが併殺打に倒れて二死走者なし。ところが、代打で登場した崔志萬(チェ・ジマン)がライトへの二塁打を放って再びチャンスを作り、ここでオーランド・アルシアにタイムリーが飛び出して勝ち越しに成功した。

     延長12回裏は2イニングを無失点に抑える力投を見せたジェレミー・ジェフレスに代わってジェイコブ・バーンズがマウンドに上がり、ギャルビス、オースティン・ヘッジス、コリー・スパンジェンバーグから圧巻の三者連続三振。力強い見事なピッチングで延長12回までもつれた熱戦を締めくくった。

     接戦を制したブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は「今日は投手陣が本当によく頑張ってくれた」と語り、6回無失点の好投を見せたチェイス・アンダーソンを筆頭とする投手陣の活躍を称賛。「コリー(・クネーベル)は良い球を投げていたと思うよ」とセーブに失敗した守護神を気遣うことも忘れなかった。

  • 【戦評】8回裏に大量6得点 レイズが見事な逆転勝利!

    2018.3.30 15:30 Friday

    【レッドソックス4-6レイズ】@トロピカーナ・フィールド

     「クリス・セールを相手に4点をリードされた状態だったんだから、試合を諦めるのは簡単なことだった。でも選手たちは諦めていなかったね」とケビン・キャッシュ監督が話したように、レイズ打線が試合終盤に勝負強さを発揮し、見事な逆転勝利を収めた。

     試合中盤までは完全にレッドソックスのペースだった。2回表にエドゥアルド・ヌニェスのランニング本塁打などで3点を先制し、開幕投手のセールは6イニングを投げて被安打1、奪三振9、無失点の快投。7回表にはラファエル・ディバースのタイムリー二塁打でリードを4点に広げ、試合は決まったかに思われた。

     ところが8回裏、3番手として登板したジョー・ケリーの制球が定まらない。レイズは先頭のダニエル・ロバートソンが四球を選んで出塁し、一死後にマット・ダフィーのタイムリー二塁打でまず1点。ケビン・キアマイアーとカルロス・ゴメスが四球を選んで一死満塁となり、レッドソックスはケリーを諦めてカーソン・スミスへスイッチした。しかし、スミスもピリッとせず、ブラッド・ミラーが押し出し四球を選んで2点差。そして二死後、新加入のディナード・スパンにライトオーバーの3点タイムリー三塁打が飛び出し、一気に試合をひっくり返した。

     逆転した直後にアデイニー・エチャバリアのタイムリー内野安打でリードを2点に広げたレイズは、9回表のマウンドに昨季のセーブ王、アレックス・コロメイを投入。二死からヌニェスに二塁打を許したものの、ジャッキー・ブラッドリーJr.を二塁ゴロに抑えて大逆転劇を締めくくった。

     途中出場で押し出し四球を選んだミラーは「(スパンは)難しい球をよく見極めていた。フルカウントになったから、走者がスタートを切ることができたんだ」とスパンの粘りを勝因に挙げた。スパンは「満塁だったから(スミスは)ストライクを投げる必要があった。準備はできていたし、打球をフェアゾーンに飛ばすことができて良かったよ」と殊勲の一打を振り返った。

  • 【戦評】キャラウェイ新監督率いるメッツが快勝スタート

    2018.3.30 12:30 Friday

    【カージナルス4-9メッツ】@シティ・フィールド

     今季からメッツの監督に就任したミッキー・キャラウェイが初戦を白星で飾った。8番に投手を入れ、9番に有望株のアメッド・ロサリオを置いた打線が見事に機能。3対3の同点で迎えた5回裏に、打者10人を送り込む猛攻で一挙に5点を奪って勝ち越しに成功し、試合の行方を決定づけた。

     カルロス・マルティネスとノア・シンダーガードという、両軍が誇る剛腕同士の先発で始まったこの試合。メッツは初回に2つの四死球と一塁手のホゼ・マルティネスのエラーで1点を先制したが、2回表にシンダーガードがヤディアー・モリーナに左翼ポール直撃のツーランを浴び、1点を追う展開となった。

     しかし、直後の2回裏、二死一塁からロサリオがヒットを放ってチャンスを広げ、二死満塁となったところでヨエニス・セスペデスがレフト前へ2点タイムリーを放って逆転に成功。3対3の同点で迎えた5回裏には、カージナルスの3投手に4本のタイムリーを浴びせ、大量5点を勝ち越した。

     先発のシンダーガードは2本塁打を含む6安打を浴びて4失点とやや精彩を欠いたものの、6イニングで10奪三振をマーク。6四球と1死球で自滅したC.マルティネスとは対照的に、四球を1つも与えず、しっかり試合を作った。

     7回以降はロバート・グセルマン、アンソニー・スウォーザック、ジューリス・ファミリアの3投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑え、キャラウェイの監督デビュー戦は9対4で快勝。2安打を放ったロサリオがいずれもセスペデスのタイムリーで生還するなど、キャラウェイの狙いが見事にハマった試合だった。

     キャラウェイは「スプリング・トレーニングで(8番・投手を)試してみて、上手くいくとわかっていたよ」と采配的中にご満悦。「7番・捕手」でスタメン起用したケビン・プラウェッキーが2安打1打点の活躍を見せるなど、選手起用がことごとくハマった。一方、カージナルスはモリーナが球団タイ記録となる通算4本目の開幕戦アーチを放ったものの、勝利にはつながらなかった。

  • 【戦評】3本塁打などで効果的に得点したカブスが白星発進

    2018.3.30 12:00 Friday

    【カブス8-4マーリンズ】@マーリンズ・パーク

     2年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すカブスが、マーリンズ投手陣にイアン・ハップの先頭打者本塁打を含む3本塁打を浴びせ、8対4で快勝。開幕投手のジョン・レスターが4回途中で降板する誤算もあったが、リリーフ投手陣が好投し、マーリンズに一度もリードを許さなかった。

     2018年レギュラーシーズン最初の試合となった一戦に、カブスはレスター、マーリンズはホゼ・ウーレイナが先発。1回表にカブスの先頭打者・ハップが初球をライトスタンドへ叩き込むというド派手な幕開けとなった。ハップの一発でリズムを崩したのか、ウーレイナは初回から3死球を含む5つの四死球を与える不安定なピッチングでいきなり3失点。2回表にはアンソニー・リゾーにも一発を浴びた。

     一方のレスターもピリッとせず、初回にブライアン・アンダーソンのタイムリーで1点を返されると、3回裏には無死一、三塁のピンチを背負い、内野ゴロと2本のタイムリーで3失点。マーリンズが4対4の同点に追い付いた。

     しかし、カブスは直後の4回表に、ウィルソン・コントレラスが三塁線を破るタイムリー二塁打を放って勝ち越しに成功。7回表にはカイル・シュワーバーのソロとトミー・ラステラの2点タイムリー二塁打で3点を追加し、試合を決めた。

     レスターが4回途中で降板したカブスは、1回2/3を無失点に抑えて勝利投手となったスティーブ・シーシェックを筆頭に、5人のリリーバーが合計5回2/3を投げて無失点リレーを展開。マーリンズに試合の主導権を渡さなかった。なお、マーリンズの田澤純一は5番手としてマウンドに上がり、2イニングを無失点に抑える好投を見せた。

     カブスのジョー・マドン監督は「試合を通じて打線がよく振れていたね」と効果的に得点した打線の頑張りを称賛。なかでも「シーズンの初球に対して、素晴らしい仕事をしてくれた」とシーズン初球本塁打のハップの働きを絶賛していた。

  • 左手手術のアストロズ・グリエル 故障者リスト入りを回避

    2018.3.30 11:30 Friday

     2月末に左手の手術を受け、今季の出遅れが確実視されていたユリ・グリエル(アストロズ)が故障者リスト入りを回避できることになった。ただし、グリエルは昨年のワールドシリーズでの不適切な行為により5試合の出場停止処分を受けており、戦列に復帰できるのは最短でも日本時間4月4日のオリオールズ戦からとなる。

     グリエルは現在、フロリダ州ウエストパームビーチにある球団のスプリング・トレーニング施設でリハビリを続けており、日本時間3月30日に行われた開幕戦のセレモニーには参加しなかった。また、日本時間4月3日の本拠地開幕戦で行われるワールドシリーズ優勝のバナーを公開するセレモニーも欠席する予定となっているが、同4日に行われるチャンピオンリング贈呈のセレモニーには出席する予定だ。

     A.J.ヒンチ監督は「出場停止処分が明けたら、彼がチームに加わることのできる状態かどうかを判断するつもりだよ」と話しており、出場停止処分期間が終了後、実戦に復帰する準備が整っていないと判断された場合には、故障者リストに登録される可能性もある。ただし、マイナーの練習試合では順調に回復していることをアピールしており、ヒンチは「今後数日でどんなことでも起こり得る」と慎重な姿勢を崩してはいないものの、グリエルの状態を楽観的に捉えているようだ。

     昨季が初のフルシーズンとなったグリエルは、正一塁手として139試合に出場し、打率.299、18本塁打、75打点、OPS.817をマーク。リーグ7位の43二塁打を放つなど持ち味を発揮し、新人王投票で4位にランクインしただけでなく、球団の新人王に選出された。フルシーズン2年目となる今季は、メジャーの投手に慣れ、さらなる成績向上も期待できるだろう。

     なお、グリエル不在のアストロズは、開幕戦の一塁手にユーティリティ・プレイヤーのマーウィン・ゴンザレスを起用。グリエルの復帰後は、ゴンザレスがレフトに回ることになりそうだ。

  • メッツ・コンフォート 早ければ来週にも戦列復帰へ

    2018.3.30 11:00 Friday

     昨年9月に左肩の手術を受け、今年5月1日の戦列復帰を目指していたマイケル・コンフォート(メッツ)の復帰時期が早まりそうな気配だ。日本時間3月30日、サンディ・アルダーソンGMは早ければ日本時間4月6日にもコンフォートが戦列に復帰できる見込みであることを明らかにした。

     コンフォートは日本時間3月27日に遡って10日間の故障者リストに登録されており、戦列復帰できるのは最短で日本時間4月6日。アルダーソンは今後数日のうちにコンフォートのコンディションを判断し、戦列復帰の可否を判断する方針であることを明言している。もし、戦列復帰の準備が整っていないと判断された場合には、マイナーリーグの試合に出場し、調整を行うことになる可能性が高い。

     ただし、コンフォートはスプリング・トレーニングの期間中にオープン戦やマイナーの練習試合に出場しており、打撃に関しては万全に近い状態まで回復していることを球団は把握している。戦列復帰の可否は、センターの守備をどの程度こなせるか次第ということになりそうだ。

     昨季のコンフォートは打率.279、27本塁打、68打点、OPS.939と自己最高のシーズンを過ごし、チームから唯一オールスター・ゲームに選出。リードオフマンに定着し、1番打者として20本塁打を放った。先週の時点で「復帰はかなり近いと思うよ」と話すなど、コンフォート自身も戦列復帰の日が近付いていることを実感しており、まもなくメッツ打線に強打のリードオフマンが戻ってくる。

     なお、コンフォートが戦列に復帰した際には、開幕戦に「1番・センター」で先発出場したブランドン・ニモが控えに回り、コンフォートは昨季同様にリードオフマンを務める予定。好打のニモと好守のフアン・ラガレスがベンチに控える贅沢な布陣となるが、人員余剰の感は否めず、不安を残すブルペンの補強のために、ニモないしラガレスをコマとしたトレードを仕掛ける可能性もありそうだ。

  • 急展開!昨季セーブ王のホランドがカージナルスと1年契約へ

    2018.3.30 10:30 Friday

     オープン戦が終了しても今季のクローザーを明言していなかったカージナルスが、球界最高のクローザーの一人であるグレッグ・ホランドと年俸1400万ドルの1年契約で合意に至ったことが明らかになった。2018年のレギュラーシーズンが開幕する数時間前の出来事だった。

     フリーエージェント市場に残った最後の大物選手の契約先がようやく決定した。日本時間3月30日、カージナルスはホランドと1年1400万ドルで契約合意。ジョン・モゼリアック野球部門社長によると、ホランドは現地時間木曜日(29日)の夜に身体検査を受け、その後正式に契約成立が発表される見込みだという。また、MLB.comのマーク・フェインサンドによると、今回の契約には獲得タイトルに応じた出来高が設定されているようだ。

     カージナルスは今季のクローザーとして予定していた新加入のルーク・グレガーソンがハムストリングを痛めて故障者リストに入っており、タイラー・ライオンズ、ドミニク・リオン、マイク・マイヤーズ、ジョーダン・ヒックスの4人がクローザーの候補に挙がっていた。しかし、4人の通算セーブ数の合計はわずか4。とてもシーズンを乗り切れる体制とは思えず、ホランドの獲得に動く可能性が取り沙汰されていた。

     ホランドはトミー・ジョン手術により2016年シーズンを全休したものの、昨季は見事に復活を遂げ、ナ・リーグ最多タイの41セーブをマーク。自身初のセーブ王に輝くとともに、カムバック賞も受賞した。通算186セーブの実績を誇る右腕の加入について、モゼリアックは「彼の加入は我々をより強いチームにしてくれるだろう」とコメント。絶対的守護神としての活躍に期待を寄せた。

     なお、ホランドはロッキーズからのクオリファイング・オファーを拒否しているため、ホランドを獲得したカージナルスは今年のドラフトで2番目に高い指名権(全体59位)とインターナショナル・ボーナスプール50万ドルを失うことになる。

  • 【戦評】エンゼルス・大谷が開幕スタメンで初安打もチームは惜敗

    2018.3.30 10:00 Friday

     日本時間3月30日、ついに2018年のメジャーリーグのシーズンが開幕。キャンプ中から注目の的だったエンゼルスの大谷翔平はオークランド・コロシアムで行われたアスレチックス戦で「8番・指名打者」としてスタメン出場し、5打数1安打と順当なメジャーデビューとなった。

     キャンプ中は投打ともに結果が伴っておらず、現地記者からは「マイナーで開幕を迎えるべき」との声も挙がっていたが、開幕ロースター入りを果たしてチームの初戦に野手として出場した。公式戦の初打席は2回表、エンゼルスがアンドレルトン・シモンズのセンターへのタイムリーで1点を先制した後の2死一塁の場面で訪れた。大谷と対するのはメジャー通算22勝右腕のケンドール・グレイプマンで初球のカッターを一二塁間へと運ぶとその打球はライトと抜けていき、早くも記念すべき公式戦初安打を記録した。安打を記録した直後、記念ボールはエンゼルスのベンチへと返された。

     その後、大谷の安打で好機を広げたおかげもあり次打者のマーティン・マルドナードにエンタイトルツーベースが飛び出してこの回だけで2点を先制し、試合の主導権を握った。エンゼルスは6回終了時までにコール・カルフールやアルバート・プーホルス、新加入のザック・コザートの本塁打などで5点を挙げたが、先発のギャレッド・リチャーズが5回に2者連続弾を浴びるなど急激に崩れたこともあり、試合は5対5で延長戦に突入した。

     両軍とも好機をつくりながらもなかなか得点できずにいた延長11回裏、アスレチックスの攻撃で決着の時が訪れる。エンゼルスは7番手のノエ・ラミレスが1死一・三塁のピンチを迎えると打席に立ったマーカス・セミエンが6球目のチェンジアップを捉えてその打球はセンターを守っていたマイク・トラウトの頭上を越える安打となりアスレチックスが6対5と今季初戦を最高の形で締めくくった。

     初打席で安打を記録した大谷はその後の打席では凡退したものの、メジャーの歴史に新たな1ページを加えた。チームは惜しくも敗れたが、第4戦となる日本時間4月2日のアスレチックス戦での登板に向けて野手と同時に投手としての調整も続けていく。日本の二刀流のシーズンは今、始まったばかりだ。

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