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  • マイナーで守備シフト制限、ロボット審判など新ルールの実験へ

    2021.3.12 14:00 Friday

     日本時間3月12日、メジャーリーグ機構は今季のマイナーリーグで守備シフトや投手の牽制球の制限、一塁・二塁・三塁ベースのサイズの拡大、ロボット審判の導入など、様々な新ルールのテストを行うことを発表した。メジャーリーグ機構は試合ペースの改善や試合時間の短縮、選手の故障の減少などとともに試合中のアクションを増やすことを目指しており、これらの新ルールにはそうした狙いを実現するための効果が期待されている。

     マイナー最上位のAAA級では、従来のものよりサイズが大きく、表面が滑りにくくなったベースが使用される。従来のベースは1辺が15インチ(約38.1センチメートル)だったが、これを1辺18インチ(約45.7センチメートル)に拡大。これにより内野安打や盗塁の増加、滑りにくい表面にすることで選手の故障の減少といった効果が期待されている。なお、拡大されるのは一塁・二塁・三塁ベースのみで、ホームベースは従来のサイズが維持される。

     AA級では守備シフトに制限が設けられる。内野手4人は両足が内野の土の部分に入っている必要があり、「外野4人シフト」は不可能となる。また、内野手は二塁ベースの両側に2人ずつ立っていることが義務付けられる。まずは前半戦でテストされ、後半戦も継続するかどうかは今後判断していくようだ。

     上位A級では投手が牽制球を投げる際にプレートから足を外すことが義務付けられる。下位A級では「牽制球は1打席に2球まで」という制限が設けられる。また、下位A級の西地区では15秒のピッチ・クロックを導入。さらに、下位A級の南東地区ではロボット審判(ストライク/ボールを自動で判定するシステム)が導入されるという。

     ベースの拡大で内野安打や盗塁が増えたり、守備シフトの制限で野手のあいだを抜けるヒットが増えたりすれば、アクションの多い試合になる効果が期待できる。メジャーリーグ機構のコンサルタントを務めるセオ・エプスタインは「アクションとアスレチック性を備えた最高の野球を目指したい」とルール変更の狙いについて語っている。

  • パイレーツが右腕・ケーヒルを獲得 年俸150万ドルのメジャー契約

    2021.3.12 13:00 Friday

     日本時間3月12日、パイレーツがジャイアンツからフリーエージェントとなっていた33歳のベテラン右腕、トレバー・ケーヒルとメジャー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。基本給150万ドルに加え、最大100万ドルの出来高が設けられているようだ。パイレーツは日本時間2月18日に左腕タイラー・アンダーソンの獲得を発表しており、先発ローテーションの補強はアンダーソンに続いてケーヒルが2人目となった。

     ケーヒルはメジャー歴12年を誇るベテランで、昨季はジャイアンツで11試合(うち6先発)に登板して25イニングを投げ、1勝2敗、1ホールド、防御率3.24、31奪三振を記録。60試合制の短縮シーズンでサンプルサイズは小さいものの、奪三振率11.16は自己ベストを大幅に更新した。ピッチングはシンカー、チェンジアップ、カーブの3球種が中心で、特にカーブは105球投げて被打率.000(21打数0安打)、空振り率43.8%と強力な武器になっていた。

     キャリア序盤はアスレチックスやダイヤモンドバックスで先発投手として活躍し、2010年の18勝を筆頭にメジャー1年目(2009年)から4年連続2ケタ勝利をマークしたケーヒルだが、その後は成績が低迷。チームを転々としながら先発とリリーフを兼任するシーズンが続いている。現時点ではスティーブン・ブロールト、チャド・クール、アンダーソン、ミッチ・ケラーに次ぐ先発5番手と予想されているものの、チーム状況に応じてリリーフに回る可能性もありそうだ。

     なお、今季は60試合制から162試合制に戻るため、各球団は投手の負担軽減に気を配っている。パイレーツのデレク・シェルトン監督とオスカー・マリン投手コーチは「10人以上の投手を先発で起用することになるだろう。例年のように30試合以上に先発する投手が出てくる可能性は低いと思う」と今季の投手起用の方針について語っている。

  • Rソックスの25歳・ダルベックは「ネクスト・ジャッジ」になれるか

    2021.3.12 12:00 Friday

     昨季メジャーデビューして23試合で8本塁打を量産したボビー・ダルベック(レッドソックス)が残した数字がアーロン・ジャッジ(ヤンキース)のメジャー1年目(2016年)に酷似していることが話題となっている。三振率、四球率、空振り率、ゾーン内スイング率、ゾーン外スイング率など、多くの部門で似通った数字が並んでいるのだ。ジャッジはメジャー2年目の2017年に52本塁打を放つ大活躍を見せたが、ダルベックは「ネクスト・ジャッジ」になれるだろうか。

     メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーは現在25歳のダルベックについて「大活躍の可能性を秘めているが、大不振に陥る可能性もある。上手くいけば30~40本塁打を打つかもしれないし、200三振を喫する恐れもある」と評している。ジャッジは2016年から2017年にかけて三振率を15%近く、ゾーン外スイング率や空振り率を10%近く改善したが、ダルベックにとっても粗い打撃の改善がさらなる活躍のカギとなることは間違いない。

     その点については、ダルベックにも実績がある。ダルベックは初めてAA級でプレーした2018年に三振率37.1%、四球率4.8%に終わったが、翌2019年には三振率を25.1%まで改善した一方で四球率は15.5%と大幅アップ。地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアーは「彼は本当に賢い。改善すべき点を理解している。今季は余計なスイングや空振りを減らし、パワーを生かす機会がさらに多くなるだろう」とダルベックの学習能力の高さに太鼓判を押している。

     アレックス・コーラ監督も「彼には(三振率や四球率を改善した)実績があるのだから、それをもう1度できるはずだ。シーズンを通して40%近く三振することはないと思うよ。彼のキャリアを見てみると、どのレベルでも最初はたくさん三振しているけど、必ず適応している」とダルベックの活躍に期待を寄せる。

     ちなみに、オープン戦ではここまで7試合に出場して打率.313、4本塁打、8打点、OPS1.451の大活躍。四球率11.1%に対して三振率は50%に達しているが、学習能力の高さを生かし、今後どこまで三振を減らすことができるか注目したい。

  • フィリーズ・リアルミュートが練習再開 開幕戦出場に望み

    2021.3.12 11:00 Friday

     2月に右手親指を骨折していたJ・T・リアルミュート(フィリーズ)が日本時間4月2日の開幕戦出場に向けて大きな一歩を踏み出した。リアルミュートは日本時間3月12日、医者からの許可が下り、本格的な練習を再開。ジョー・ジラルディ監督によると、スローイングを約40回、素振りを10回、ティー打撃を20球行ったが、右手親指には全く問題がなかったようだ。指揮官は正捕手の練習再開について「良いニュースだ」と喜んだ。

     リアルミュートはスプリング・トレーニングが開始される前のトレーニングでワンバウンドしたボールをブロックした際に右手親指を骨折。患部をギプスで固定され、スローイングやスイングができない状態が続いていた。先週ようやくギプスが外れ、日本時間3月12日には保護器具も外して本格的な練習を再開できるようになった。ただし、ジラルディによると、フィールド外では保護器具の着用を続ける予定だという。

     ジラルディはリアルミュートが日本時間4月2日の開幕戦(対ブレーブス)に出場できるかどうかを明言していないが、開幕まで3週間の時間が残されている。リアルミュートは「昨季も夏季キャンプの3週間くらいで準備をしたから大丈夫だと思う」と話しており、このタイミングで本格的な練習を再開できるようになったことにより、開幕戦出場の可能性は高まったと言えそうだ。

     「(リアルミュートの練習再開で)気分が良くなった。本格的な練習が全くできない状態だったから心配していた。彼が正しい方向へ向かっているのは良いことだよ」とジラルディ。2019年にシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞した球界有数の好捕手の欠場は大きな痛手となるだけに、指揮官の言葉からは安堵している様子がうかがえた。

     現在29歳のリアルミュートは昨季47試合に出場して打率.266、11本塁打、32打点、OPS.840を記録。今オフ、フィリーズと5年1億1550万ドルで再契約を結んだ(年平均2310万ドルは捕手史上最高額)。

  • メッツ・デグロムが圧巻の投球 3回パーフェクトで7奪三振

    2021.3.12 10:00 Friday

     3年連続3度目の開幕投手を務めることが決定しているジェイコブ・デグロム(メッツ)が日本時間3月12日に行われたアストロズとのオープン戦に先発し、圧巻のピッチングを披露した。デグロムは3イニングを投げて9人の打者と対戦し、5者連続を含む7つの三振を奪うなど、控え選手が中心のアストロズ打線を相手にパーフェクトピッチング。試合はピート・アロンゾの2号ソロで奪った1点を守り抜き、メッツが1対0で勝利した。

     デグロムは1回裏先頭のホゼ・シリをセンターフライに打ち取ると、チャス・マコーミックとスティーブン・スーザJr.を2者連続で空振り三振に抑える上々の立ち上がり。2回裏はテイラー・ジョーンズを空振り三振、マーティン・マルドナードとグレイ・ケッシンジャーを見逃し三振に仕留め、前の回から5者連続三振となった。

     3回裏は先頭のロベル・ガルシアをファーストゴロに打ち取り、ジェレミー・ペーニャとコルトン・シェイバーは2者連続で見逃し三振。あるスカウトはデグロムのピッチングについて「完全に支配していた」と語り、デグロムの速球は最速102マイル(約164キロ)を計測していたという。

     ルイス・ロハス監督は「彼は自分のルーティーンを知っている。開幕までのスプリング・トレーニングの過ごし方をわかっているし、オープン戦で何をすべきかということも理解している」とエースに全幅の信頼を置いている。2018~19年に2年連続でサイ・ヤング賞を受賞した右腕は、今季も素晴らしい活躍を見せてくれそうだ。

     一方、アストロズ先発のザック・グレインキーも主力が並ぶメッツ打線を相手に3イニングを投げて被安打2、奪三振4、無四球、無失点と安定したピッチング。エースのジャスティン・バーランダーをトミー・ジョン手術で欠き、昨季ブレイクしたフランベル・バルデスも左手薬指骨折で離脱中という状況のなか、頼れるベテラン右腕が順調な仕上がりをアピールした。

  • カージナルスの速球王・ヒックス 2019年6月以来の実戦登板

    2021.3.11 15:00 Thursday

     最速105マイル(約169キロ)の速球を誇るジョーダン・ヒックス(カージナルス)が2019年6月以来となる実戦のマウンドに戻ってきた。日本時間3月11日、ナショナルズとのBゲーム(練習試合)に登板したヒックスはわずか11球で1イニングを三者凡退。3人の打者を三振1つ、内野ゴロ2つに抑え、順調な調整ぶりをアピールした。カージナルスのコーチによると、実戦形式での打撃練習中には102マイル(約164キロ)を計測したという。

     現在24歳のヒックスは2018年3月にメジャーデビュー。前年はマイナーのA級とA+級で先発投手としてプレーしており、「飛び級」の大抜擢として話題になった。この年は73試合に登板して3勝4敗6セーブ、24ホールド、防御率3.59を記録。翌2019年には早くもクローザーに昇格し、29試合に登板して2勝2敗14セーブ、3ホールド、防御率3.14をマークしたが、6月に右肘内側側副靭帯を断裂し、トミー・ジョン手術を受けてシーズン終了となった。

     昨季は夏場以降に復帰できる予定だったが、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、糖尿病のリスクを考慮して出場辞退を決断。戦列復帰は今季に持ち越されることになった。今回はBゲームで登板したが、次回はオープン戦での登板が有力視されており、ヒックスの名前が公式記録に刻まれるのは2019年6月22日(現地時間)のエンゼルス戦以来となる。

     なお、マイク・シルト監督はヒックスをクローザーとして起用する可能性を排除していないものの、シーズン序盤からいきなりフル稼働させることはしない方針。よって、セットアッパーやクローザーではなく、重要度の低い場面で登板する中継ぎ投手の1人として開幕を迎える可能性が高い。

     「彼は身体的にも精神的にも状態が良さそう」とヒックスの復活に太鼓判を押すシルト。最速105マイルの速球がよみがえる日もそう遠くはなさそうだ。

  • 「マエダはエースだ」 MLB公式サイトがツインズ・前田を分析

    2021.3.11 14:00 Thursday

     昨年2月にドジャースからツインズへトレードされた前田健太は移籍1年目の昨季、11先発で6勝1敗、防御率2.70という好成績を残してアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位にランクインした。過小評価されがちだった自身の実力を結果という形で証明し、今季は球団発行のメディアガイドで単独表紙を飾るなど、名実ともに「ツインズの顔」となりつつある。メジャーリーグ公式サイトでは前田について分析している。

     まず興味深いのが、今季の成績予想で算出されている数字だ。代表的な成績予想システムのうち、「Steamer」は今季の前田の防御率を4.27、「ZiPS」は4.12、「PECOTA」は2.65と予想。「Steamer」と「PECOTA」の差(1.62)、「ZiPS」と「PECOTA」の差(1.47)はともに100イニング以上投げると予想されている投手のなかで最大となっており、前田に関して評価が割れている様子がうかがえる。

     メジャーリーグ公式サイトでは、前田がドジャースでの4年間で右打者を打率.199に抑えていたことを紹介。これは球界トップクラスの数字である。また、2019年にはスライダーの「得点価値」がメジャー全体で7番目という高評価を受けていた。昨季は左打者に対してこのスライダーを多投することで成績向上につなげた、と分析されている。

     前田は昨季500球以上を投げた投手のなかで、速球の使用割合が最も低かった(28.5%、2位は田中将大の31.6%)。被打率の高い速球の使用割合を減らし、得意のスライダーやチェンジアップを多投することでハードヒット(強い打球)を回避し、飛躍的に成績向上につながったというわけだ。

     「約2ヶ月の好成績を6ヶ月のシーズンでも再現できるか」という点が懸念されるが、名手アンドレルトン・シモンズの加入でバックの守備力がアップしているといったプラス材料もあり、メジャーリーグ公式サイトは「昨季の再現は可能」との答えを出している。

     具体的な成績予想については、「PECOTA」の予想通りに防御率2.65を記録するのは難しいとしつつも、防御率3.10前後という「PECOTA」寄りの成績を予想。「彼がこの成績を6ヶ月継続すれば、ツインズはかなり満足するだろう。その活躍がホワイトソックスの地区優勝を阻止し、チームを3連覇に導くかもしれない」とツインズのエースとなった前田の活躍に期待を寄せた。

  • 若き本塁打王誕生なるか ゲレーロJr.、タティスJr.、ソトに注目

    2021.3.11 13:00 Thursday

     2021年は若き本塁打王が誕生するシーズンとなるかもしれない。メジャーリーグではレギュラーシーズン最終日に22歳以下だった選手が本塁打王のタイトルを獲得したケースが過去に8例あるが、今季はブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)、フアン・ソト(ナショナルズ)らにそのチャンスがある。成績予想システム「Steamer」では、タティスJr.とソトが39本塁打、ゲレーロJr.が27本塁打と予想されている。

     2019年にピート・アロンゾ(メッツ)がルーキー新記録となる53本塁打を放ち、「両リーグ単独トップの本塁打を放った史上初のルーキー」となった。本塁打王のタイトルを獲得するのもルーキーでは史上6人目の快挙だったが、当時アロンゾは24歳。十分に若いものの、メジャーリーグの歴史を遡ると、22歳以下で本塁打王になった選手が8人もいる。

    1 トニー・コニグリアロ(1965年レッドソックス:20歳269日)
    2 サム・クロフォード(1901年レッズ:21歳171日)
    3 エディ・マシューズ(1953年ブレーブス:21歳349日)
    4 タイ・カッブ(1909年タイガース:22歳293日)
    5 ジョニー・ベンチ(1970年レッズ:22歳298日)
    6 ジョー・ディマジオ(1937年ヤンキース:22歳312日)
    7 ブライス・ハーパー(2015年ナショナルズ:22歳353日)
    8 フアン・ゴンザレス(1992年レンジャーズ:22歳354日)

     以上が22歳以下で本塁打王のタイトルを獲得した8人だ。今季終了時点でゲレーロJr.は22歳201日、タティスJr.は22歳274日のため、3位のマシューズと4位のカッブのあいだにランクインする可能性がある。また、ソトは22歳343日のため、ナショナルズの先輩であるハーパーの1つ上にランクインする可能性がある。

     ちなみに、22歳以下で本塁打王になった8人はいずれもルーキーではない。ゲレーロJr.とタティスJr.は今季がメジャー3年目、ソトは4年目のシーズンとなるが、年少本塁打王のランキングに名を連ねることができるか注目したい。

  • Rソックスのクローザー争い オッタビーノとバーンズの一騎打ち

    2021.3.11 12:00 Thursday

     レッドソックスのアレックス・コーラ監督はまだ正式にクローザーを任命していないが、アダム・オッタビーノとマット・バーンズの両右腕による一騎打ちとみられている。昨季はバーンズがクローザーを務め、9セーブを記録。一方のオッタビーノはロッキーズ時代の2016年に記録した7セーブが自己最多である。そんなオッタビーノだが、「もしアレックスが9回を僕に任せるなら、気合を入れて頑張るよ」とクローザーに意欲を見せている。

     現在35歳のオッタビーノは2010年にカージナルスでメジャーデビューしたあと、ロッキーズやヤンキースで主にセットアッパーとして活躍してきた。ロッキーズ時代の2018年には自己最多の34ホールドを記録し、ヤンキース移籍1年目の2019年にも73試合に登板して6勝5敗2セーブ、28ホールド、防御率1.90の好成績をマーク。しかし、昨季は24試合で防御率5.89と成績を落とし、半ば追い出されるような形でレッドソックスへ移籍してきた。

     精彩を欠いた昨季だが、奪三振率12.27と与四球率4.42はともに前年から向上しており、被本塁打・与四球・与死球・奪三振から算出する疑似防御率FIPの値も前年とほとんど変わらない。また、一死も取れず6失点と大炎上した9月7日(現地時間)のブルージェイズ戦を除けば防御率は2点台となるため、シーズン通算成績の見た目ほど悪いピッチングではなかったのも事実である。

     「彼はキャリアを通して支配的なピッチングを続けてきた投手だ。昨年は不振だったけど、あまり気にしていない。サンプルサイズの小さいシーズンだからね」とコーラ。「彼には1イニングを任せる。右打者にも左打者にも投げてもらう。信頼しているよ」と新加入の右腕への信頼を口にした。

     オッタビーノは日本時間3月11日のブレーブスとのオープン戦で移籍後初登板。4回表の1イニングを投げ、1安打を許したが、2つの三振を奪って無失点に抑えた。オッタビーノとバーンズがハイレベルなクローザー争いを繰り広げていけば、コーラは今季、安心して勝ちゲームの終盤を迎えることができるはずだ。

  • アストロズNo.1有望株・ウィットリー トミー・ジョン手術決定

    2021.3.11 11:00 Thursday

     日本時間3月11日、アストロズのダスティ・ベイカー監督は有望株右腕フォレスト・ウィットリーがトミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団1位・全体41位にランクインしているウィットリーは先週、実戦形式の打撃練習に登板した際に右肘の違和感を訴え、オープン戦では登板していなかった。今季の全休は確実で、実戦から丸2年離れることになった。

     現在23歳のウィットリーは2016年のドラフトでアストロズから1巡目(全体17位)指名を受けてプロ入り。2017年にはマイナー3階級合計で23試合(うち18先発)に登板して92.1イニングを投げ、5勝4敗、防御率2.83、143奪三振の好成績をマークしたが、その後は相次ぐ故障や薬物規定違反による50試合出場停止処分(2018年)で伸び悩みが続いている。

     2019年はAAA級で開幕を迎えたものの、8試合(うち5先発)に登板して0勝3敗、防御率12.21と大乱調。肩の疲労で故障者リストに登録され、戦列復帰後は下位の階級でプレーしたが、シーズン通算ではマイナー4階級合計で18試合(うち15先発)に登板して59.2イニングを投げ、3勝7敗、防御率7.99、与四球率6.64という悲惨な成績に終わった。

     それでも最速100マイル近い速球、マイナー屈指のチェンジアップ、威力のあるカーブなどを武器に高い奪三振率を維持しており、将来のエース候補として期待は大きい。伸び悩みが続いているとはいえ、高卒でプロ入りしているためまだ23歳であり、ここ数年の停滞を挽回する時間は十分に残されている。

     昨季は新型コロナウイルスの影響でマイナーのシーズンが開催されず、今季はトミー・ジョン手術で全休が確実となったため、ウィットリーは実戦から丸2年離れることになる。来季はマイナーで試運転の年となり、メジャーの舞台で本格的に活躍できるのは2023年以降ということになりそうだ。

  • 2016年ドラフト全体1位・モニアックが定位置獲得へ猛アピール

    2021.3.11 10:00 Thursday

     2016年のドラフト全体1位で指名されたミッキー・モニアック(フィリーズ)が自身初の開幕ロースター入り、そしてセンターの定位置獲得に向けて猛アピールを続けている。「成功と失敗を重ねて現在の位置にたどり着いた。自分がコントロールできることだけに集中している。次のステップに進む準備はできているよ」と語るモニアック。ジョー・ジラルディ監督はモニアックの成長ぶりを認め、開幕ロースター候補の1人であることを明言している。

     ジラルディは春季キャンプで最も鋭い打球を飛ばしていたのがモニアックであると語っていたが、オープン戦の結果を見ると、指揮官の目は正しかった。現在22歳のモニアックは、ここまで9試合に出場して打率.500(10打数5安打)、1二塁打、1三塁打、2本塁打、OPS1.900の好成績をマーク。オドゥベル・ヘレーラ、スコット・キンガリー、ロマン・クインらによる正中堅手争いの「ダークホース」となっている。

     ジラルディによると、フィリーズはモニアックに多くの実戦機会を与えたいと考えており、控え外野手としてメジャーのロースターに入れるつもりはないという。よって、正中堅手としてメジャーの開幕ロースター入りを果たすか、マイナーでレギュラーとしてプレーするかの二択ということになる。モニアックも自身の置かれている立場は理解しているようだ。

     現在、正中堅手争いの先頭を走っていると言われているのが2年ぶりのメジャー復帰を目指すヘレーラ。ここまで4試合に出場して打率.333(12打数4安打)、1本塁打、OPS.917をマークしている。アダム・ヘイズリーが左内転筋を痛めて開幕に間に合わないとみられており、2019年に19本塁打を放ったキンガリーと昨季リーグ2位タイの12盗塁を記録したクインがヘレーラを追う展開だ。

     とはいえ、ようやくドラフト全体1位指名の才能を開花させようとしているモニアックのメジャー定着が近付いていることは間違いない。今季が終わるころには、センターの定位置はモニアックのものになっているかもしれない。

  • 「MLB CUP」開催決定!斎藤隆さんと石橋貴明さんが子供たちにエール

    2021.3.10 17:00 Wednesday

     3月10日、「AIG」×「MLB CUP 2021」特別プロジェクト発足発表会~野球キッズへ寄り添い、グラスルーツから彼らの未来をサポートする!~がオンラインで開催され、2年ぶり5度目となる「MLB CUP」を開催することが発表された(昨年は新型コロナウイルスの影響で中止)。イベント後半には元メジャーリーガーの斎藤隆さんと「元メジャーリーガー」の石橋貴明さんが登場し、野球をプレーする子供たちにエールを送った。

     「MLB CUP」は次世代を担う野球少年・少女に夢を与え、野球人口拡大につながる普及プログラムをつくる目的で2016年に創設された新しい野球大会。小学4~5年生を対象としたトーナメントとして、これまでに4度開催されている。決勝大会は復興支援の目的で、東北地方の石巻市で開催され、毎年、全国から選抜されたチームが石巻市に集合して熱戦を繰り広げてきた。

     今年は2年ぶりに「MLB CUP」が開催される(通算5度目)。また、トーナメントの進行に合わせて、5月から月に1回のイベントが開催されることも発表された。「成長とケガ予防」「成長のための食育」という2つのテーマで野球キッズや保護者を対象にしたウェビナーが開催されるほか、元メジャーリーガーをコーチに迎えた野球教室(全国で3回の予定)の開催や、年間を通じたプログラムの模様をまとめたプレイバック動画の制作・配信も決定している。

     斎藤隆さんは「人生は何があるかわからない。今の努力は必ずどこかで生かされる」、石橋貴明さんは「よく食べて、よく寝て、とにかくベストのコンディションで野球を楽しんでほしい」と子供たちにエールを送った。また、斎藤隆さんは「高校野球には甲子園がある。リトルリーグにも目標になる球場があればいいのでは」とリトルリーグ専用の「聖地」を作ることを提案。石橋貴明さんも「子供たちはいろんな舞台を経験して成長する。年代別のワールドシリーズがあれば面白いかも」と独自のアイデアを披露した。

  • MLB公式サイトが今季の首位打者候補10人をピックアップ

    2021.3.10 16:00 Wednesday

     日本時間3月10日、メジャーリーグ公式サイトでは今季の首位打者を予想する特集記事を公開した。本塁打王や奪三振王と同様に、5人のライターが各リーグから1人ずつ、合計10人の選手をピックアップ。昨季の首位打者であるDJ・レメイヒュー(ヤンキース)とフアン・ソト(ナショナルズ)のほか、2019年首位打者のティム・アンダーソン(ホワイトソックス)、昨季MVPのフレディ・フリーマン(ブレーブス)など、好打者がズラリと名を連ねた。

     レメイヒューは過去5年間で合計2500打席以上の打者のなかで最高となる打率.320を記録(2位はホゼ・アルトゥーベの.318)。ロッキーズからヤンキースへ移籍したことで「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドから離れたものの、ヤンキース移籍後の2年間で打率.336のハイアベレージをマーク。過去2年間で1000打席以上の打者のなかでトップである。今季も首位打者の有力候補と言えるだろう。

     ア・リーグからはレメイヒュー以外に、アンソニー・レンドン(エンゼルス)、ルイス・アライズ(ツインズ)、アレックス・ブレグマン(アストロズ)、アンダーソンの4人が登場。メジャーデビューした2019年に92試合で打率.334、昨季も32試合で打率.321をマークしたアライズは、ネームバリューこそ低いものの、注目の存在だ(過去2年間、いずれも100打席以上で打率.320以上の打者は4人だけ)。

     ソトは昨季リーグ史上最年少で首位打者に輝き、成績予想システム「ZiPS」は比較対象の選手に「最後の4割打者」として知られるテッド・ウィリアムスの名前を挙げている。ウィリアムスは2度の三冠王を含む6度の首位打者に輝いたが、現在22歳のソトが伝説の名打者のようなキャリアを歩んでも決して不思議ではない。162試合制に戻る今季、どんな成績を残すか注目したい。

     ナ・リーグからはソト以外に、コリー・シーガー(ドジャース)、フリーマン、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、ジェフ・マクニール(メッツ)の4人が登場。マクニールはデビューから3年連続で打率3割をマークし、3年間の打率.319は900打数以上の打者のなかでリーグトップ。ア・リーグのアライズと同様、それほどネームバリューは高くないものの、注目に値する好打者である。

  • 「売れ残り」のフランコはオリオールズにフィットするのか

    2021.3.10 15:00 Wednesday

     昨季ロイヤルズの正三塁手を務めたマイケル・フランコがまだフリーエージェント市場に残ったままとなっている。昨年12月にロイヤルズからノンテンダーFAとなったあと、買い手がつかず、売れ残っている状態なのだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、オリオールズやメッツなど複数のチームがフランコの獲得に興味を示しているという。メジャーリーグ公式サイトではオリオールズの三塁手事情を分析している。

     かつてフィリーズの有望株として期待されたフランコは現在28歳。2014年にメジャーデビューし、翌2015年には80試合に出場して打率.280、14本塁打、50打点、OPS.840をマークしたが、これ以降は伸び悩みが続き、30本塁打どころかOPS.800以上のシーズンすら1度もない。2016年以降の5年間では、打率.278(2020年)、25本塁打、88打点(ともに2016年)、OPS.780(2018年)がベストの成績だ。また、通算守備防御点-37という数字が示す通り、守備も決して上手くはない。

     そんなフランコだが、オリオールズにとっては三塁のグレードアップとなる可能性が高い。今季の正三塁手に予定されているのはメジャー6年目、現在26歳のリオ・ルイーズだが、メジャー定着を果たした2019年は127試合に出場して打率.232、12本塁打、46打点、OPS.682、昨季は54試合に出場して打率.222、9本塁打、32打点、OPS.713という冴えない成績に終わっている。守備のレベルもフランコと比較して「多少はマシ」といった程度だ。

     右打ちのフランコと左打ちのルイーズのプラトーン起用も選択肢の1つだが、フランコは投手の左右による成績差が小さく、ルイーズは左打ちながら対左腕のほうが通算成績が良い。よって、プラトーンに適した組み合わせとは言えない。ルイーズのほうが2歳若いため、再建中のオリオールズが無理にフランコを獲得する必要はないだろう。

     もしオリオールズがフランコを獲得するのであれば、前半戦で好成績を残してもらい、夏場にトレードの駒として活用することが目的になるのではないだろうか。

  • カージナルスの元有望株・レイエス 今季は上限100イニング

    2021.3.10 14:00 Wednesday

     日本時間3月10日、カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は元有望株のアレックス・レイエスについて今季の投球回数を100イニング以内に制限する方針を明らかにした。レイエスは度重なる故障を乗り越え、昨季メジャー定着。しかし、年間の投球回数が100イニングを超えたのは2016年が最後のため、カージナルスはレイエスを開幕ローテーションに組み込むのを諦め、投球回数を管理しながら起用していくことを決めた。

     カルロス・マルティネス、ジョン・ガント、ダニエル・ポンセデレオンらと先発5番手の座を争っていたレイエスは、ここまでオープン戦で3試合に登板して4イニングを投げ、被安打2、奪三振6、無四球、無失点と見事な結果を残している。マイク・シルト監督は「すべての条件が平等なら彼はローテーションに入る」とレイエスの実力を認めているが、投球回数を抑えるために先発候補から外す方針を固めた。

     60試合制から162試合制に戻る今季は、各選手が例年通りにプレーしていても思わぬ故障が発生する可能性があり、各球団の首脳陣は特に投手の起用について慎重な姿勢を見せている。モゼリアックは各投手の負担を軽減しながら長いシーズンを乗り切っていくために、1試合で先発タイプの投手を複数起用するやり方も選択肢に入れているという。よって、レイエスが短いイニングの先発を担ったり、あるいは「第2先発」を務めたりするケースも出てきそうだ。

     もう1つ、レイエスが担う可能性がある役割はクローザーだ。カージナルスはジオバニー・ガイエゴス、ジョーダン・ヒックス、アンドリュー・ミラーなど多くのクローザー候補がいるものの、まだシルトは誰にクローザーを任せるかを決めていない。1年半ぶりに戦列復帰するヒックスは様子を見ながら慎重に起用していく方針のため、昨季終盤からポストシーズンにかけてクローザーを務めたレイエスが再びその座に就く可能性は十分にある。

     レイエスは相手打者を圧倒する支配的なピッチングができる貴重な投手であり、故障さえなければ、役割を問わず、カージナルスにとって大きな戦力となることは間違いないだろう。

  • アストロズ移籍の右腕・オドリッジ「僕の全盛期はこれから」

    2021.3.10 13:00 Wednesday

     昨季終了後にフリーエージェントとなり、春季キャンプ開始後もフロリダ州タンパの自宅で希望通りのオファーを待ち続けていたジェイク・オドリッジは日本時間3月9日にアストロズと正式に2年契約を結んだ。ジェームス・クリックGMによると、オドリッジ獲得は先発左腕フランベル・バルデスの故障とは無関係で、数週間にわたって交渉を行っていたという。オドリッジは「僕の全盛期はこれからやってくると思う」と新天地での活躍に意欲を見せている。

     現在30歳のオドリッジは2012年にロイヤルズでメジャーデビューし、2013~17年はレイズ、2018~20年はツインズでプレー。昨季は3度の故障者リスト入りがあり、4試合に先発して0勝1敗、防御率6.59に終わったが、2019年の15勝を筆頭に2ケタ勝利4度の実績を誇っている。また、2019年はオールスター・ゲームにも初選出されている。

     契約条件の詳細も明らかになっており、オドリッジに保証されるのは2350万ドル。サインボーナス600万ドル、今季の年俸600万ドル、来季の年俸500万ドル、2023年の選手オプション650万ドル(またはバイアウト325万ドル)という内訳になっている。また、投球イニング数や登板数の条件をクリアすれば、2023年の選手オプションは最大1250万ドル(またはバイアウト最大625万ドル)まで増額されるようだ。

     オドリッジは「契約上では2年プラス1年だけど、上手くいけばもっと長くプレーできる可能性がある。このチームに加わることができて嬉しい」と新天地での活躍に意欲。「開幕に間に合う可能性もあると思っている。去年の故障は全く問題ないよ」とコンディションが万全であることを強調した。また、レイズ時代からオドリッジを知るクリックは「60試合制から162試合制に戻る今季は、選手層の厚さが非常に大切になる」と元オールスター右腕の加入を歓迎している。

  • 感染防止規定違反のインディアンス2選手が謝罪 チームに再合流

    2021.3.10 12:00 Wednesday

     日本時間3月6日に新型コロナウイルス感染防止のためのプロトコルを破って無断外出していたことが明らかになったインディアンスのホゼ・ラミレスとフランミル・レイエスは、同10日に定められた手順をクリアし、チームに再合流した。両選手はチームメイトの前に立ち、プロトコルを破ったことについて謝罪したという。テリー・フランコーナ監督によると、両選手は同11日のエンゼルスとのオープン戦からスタメンに復帰する予定となっているようだ。

     両選手は日本時間3月10日の練習からチームに再合流。この日行われたレンジャーズとのオープン戦には出場しなかった。フランコーナは両選手がチームメイトへの謝罪を行ったことについて「それに至るまでにいろんなことがあった。(謝罪した側と謝罪を受け入れた側の)両方を誇りに思うよ。失われた時間は戻ってこないけど、これからどうしていくかのほうが私にとっては重要だ」と語っている。

     インディアンスはラミレスとレイエスの両選手に対して処分を行うかについて明らかにしていない。「選手たちには良いときも悪いときも我々はチームなんだ、という話をした」とフランコーナ。「ホゼとフランミルは思慮深く、誠実にチームメイトへの謝罪を行っていた。誰かを困らせるようなことをしてはいけないし、それは2人にも説明した。今のチームの状況には満足している。何事も完璧ではないし、ここからが大事なんだ。きっと我々は大丈夫だよ」と選手たちへの信頼を口にした。

     レイエスは昨年7月にもマスクを着用せずに独立記念日のパーティーに参加したという「前科」があり、「もう二度としない」と誓っていた。また、昨年8月にはザック・プリーサックとマイク・クレビンジャー(現パドレス)の2人がシカゴ遠征時に無断で外出し、マイナーキャンプへの降格を命じられるという「事件」もあった。新型コロナウイルス感染防止のプロトコルは状況に応じて改定されることもあり、インディアンスは選手とのコミュニケーションを徹底し、最新ルールの周知に努めていくという。

  • カージナルス・マイコラス 右肩痛で調整進まず開幕絶望に

    2021.3.10 11:00 Wednesday

     右前腕の手術で全休した昨季からの復活を目指していたマイルズ・マイコラス(カージナルス)が開幕に間に合わないことが確実となった。右肩痛に悩まされているマイコラスは開幕に向けた調整が遅れており、日本時間3月11日に予定されていたブルペン投球も回避が決定。マイク・シルト監督は「これは間違いなくシーズンの開幕に影響が出る。我々が想定していたよりも少し復帰時期が遅れるだけならいいんだけどね」と語っている。

     現在32歳のマイコラスは昨年7月に右前腕の屈筋腱を修復する手術を受け、60試合制で行われた昨季を全休。スプリング・トレーニングには万全の状態で合流し、日本時間2月26日には実戦形式の打撃練習に登板していたが、右肩に痛みが出るようになり、それ以降は打者と対戦していない。

     当初は先週末に投球を再開できる予定だったが、大事を取って日本時間3月11日に延期。しかし、延期されたブルペン投球も回避が決定し、マウンドからの投球を再開する見込みは立っていない。ただし、シルトによると、マイコラスは先週の段階でキャッチボールを行うことはできていたようだ。

     マイコラスは2015年から3年間、日本プロ野球の読売ジャイアンツでプレーし、2017年12月に2年1550万ドルでカージナルスと契約。メジャー復帰1年目の2018年は18勝4敗、防御率2.83という素晴らしい活躍を見せ、最多勝のタイトルを獲得した。翌2019年は開幕直前に4年6800万ドルで契約を延長。しかし、この年は9勝14敗、防御率4.16と成績を落とし、4年契約がスタートした昨季は1試合も投げられなかった。

     カージナルスは「数値的な目標を挙げるなら200イニング投げたい」と語っていたマイコラスの出遅れが確実となったことにより、先発ローテーションの再編を迫られることになる。先発5番手の座を争っているカルロス・マルティネス、ダニエル・ポンセデレオン、ジョン・ガントらにとって開幕ローテーション入りの大きなチャンスとなりそうだ。

  • ヤンキースの救援左腕・ブリットン 左肘手術で開幕絶望に

    2021.3.10 10:00 Wednesday

     日本時間3月10日、ヤンキースの救援左腕ザック・ブリットンが左肘から骨片を除去する手術を受ける予定であることが明らかになった。ヤンキースの発表によると、ブリットンは日本時間3月11日にニューヨークへ移動し、手術を受けるようだ。アーロン・ブーン監督は「2日以内に詳細がわかると思う」と復帰時期について具体的な言及を避けたが、少なくとも1ヶ月の離脱が見込まれており、ヤンキースはブリットン不在で開幕を迎えることが確実になった。

     現在33歳のブリットンは昨季20試合に登板して1勝2敗8セーブ、3ホールド、防御率1.89を記録。守護神アロルディス・チャップマンが新型コロナウイルス感染で出遅れているあいだは代役としてクローザーを務め、防御率1.91をマークした前年に続いて好成績を残した。2020年シーズン終了時に2022年のオプション行使を判断する契約となっていたため、ヤンキースはオプションを行使し、ブリットンとの契約を2022年まで延長している。

     ブーンによると、ブリットンは過去2ヶ月間、新型コロナウイルスに感染して体調を崩し、スプリング・トレーニングに向けた準備に影響が出ていたという。ブリットンは地元紙「ニューヨーク・ポスト」に対して「(新型コロナウイルス感染は)大きな影響があった。体重がかなり減ってしまった」と話している。

     「すべての人々のサポートに感謝している。目標に到達するためにこうした困難があり、僕たちはそれを乗り越えていく必要がある。前を向いて、できるだけ早く復帰できるように頑張りたい」と早期復帰への意欲を見せたブリットンだが、開幕ロースター26人に名を連ねるのは絶望的。ヤンキースは安定感抜群のセットアッパーが不在のあいだ、チャド・グリーンや新加入のダレン・オデイとジャスティン・ウィルソンらが代役のセットアッパーとして守護神チャップマンへつなぐ役割を担うことになりそうだ。

  • 日本人選手オープン戦成績まとめ(日本時間3月9日時点)

    2021.3.9 15:00 Tuesday

     メジャーリーグでは日本時間3月1日にオープン戦がスタートし、早くも1週間以上が経過した。二刀流の完全復活が期待される大谷翔平(エンゼルス)は投打両面で順調な調整ぶりをアピール。ダルビッシュ有(パドレス)や前田健太(ツインズ)も着実な仕上がりを見せている。また、マイナー契約の山口俊(ジャイアンツ)や加藤豪将(パドレス)は開幕ロースター入りに向けてアピールを続けている。ここでは加藤も含めた日本人10選手のオープン戦の成績を整理する。

    大谷翔平(エンゼルス)
    【投手】
    1試合(1先発)0勝0敗0セーブ 防御率5.40
    1.2イニング 奪三振5 与四球2 WHIP3.00
    【野手】
    4試合 打率.500(10打数5安打)1本塁打3打点
    三振1 四球1 出塁率.500 OPS1.300

    ダルビッシュ有(パドレス)
    1試合(1先発)0勝0敗0セーブ 防御率0.00
    2イニング 奪三振4 与四球0 WHIP0.50

    前田健太(ツインズ)
    1試合(1先発)0勝0敗0セーブ 防御率0.00
    2イニング 奪三振3 与四球0 WHIP0.00

    秋山翔吾(レッズ)
    1試合 打率.000(2打数0安打)0本塁打0打点
    三振1 四球0 出塁率.000 OPS.000

    筒香嘉智(レイズ)
    4試合 打率.000(7打数0安打)0本塁打1打点
    三振3 四球2 出塁率.200 OPS.200

    菊池雄星(マリナーズ)
    2試合(2先発)0勝2敗0セーブ 防御率3.60
    5イニング 奪三振3 与四球3 WHIP1.20

    有原航平(レンジャーズ)
    2試合(2先発)0勝1敗0セーブ 防御率7.20
    5イニング 奪三振2 与四球1 WHIP1.60

    澤村拓一(レッドソックス)
    日本時間3月9日時点でオープン戦登板なし

    山口俊(ジャイアンツ)
    2試合(0先発)1勝0敗0セーブ 防御率0.00
    2イニング 奪三振3 与四球0 WHIP1.50

    加藤豪将(パドレス)
    7試合 打率.400(10打数4安打)1本塁打5打点
    三振2 四球0 出塁率.400 OPS1.100

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