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  • ブレーブス・アクーニャJr. 右膝前十字靭帯の完全断裂で今季絶望

    2021.7.11 12:20 Sunday

     ブレーブスは日本時間7月10日に行われたマーリンズ戦の守備時に右足を痛めて負傷交代したロナルド・アクーニャJr.について、MRI検査を受けた結果、右膝前十字靭帯の完全断裂が確認されたことを明らかにした。ブレーブスによると、アクーニャJr.は手術を受ける予定で、今季絶望となった。「ESPN」のジェフ・パッサンは9~10ヶ月の戦線離脱を予想しており、来季の開幕に間に合わない可能性が高い。スピードを武器にする選手だけに、復帰後のプレーにも大きな影響がありそうだ。

     マーリンズ戦の5回裏、アクーニャJr.はジャズ・チザムJr.が放ったライト後方への大飛球にジャンピングキャッチを試みたものの、捕球できず、着地した際に右足を負傷。そのままフィールド上に倒れ込んだ(チザムJr.の打球はランニング本塁打に)。一度は自力で立ち上がり、足を引きずりながらもフェアゾーン外まで歩いたが、痛みに耐えられずに再びファウルライン付近で座り込み、最終的にはカートに乗せられてフィールドから去った。

     現在23歳のアクーニャJr.はメジャー4年目の今季、82試合に出場して打率.283、24本塁打、52打点、17盗塁、出塁率.394、長打率.596、OPS.990の好成績をマーク。ファン投票でナ・リーグ外野手部門1位となり、2019年に続いて自身2度目のオールスター・ゲームに選出されていた。

     なお、アクーニャJr.の代役としてマニー・マチャド(パドレス)がオールスター・ゲームのメンバー入りしたことが発表されている。マチャドは今季83試合に出場して打率.275、15本塁打、60打点、9盗塁、OPS.854をマーク。2018年以来3年ぶり、自身5度目のオールスター・ゲーム選出となった。

  • アクーニャJr.が負傷交代 モリーナ辞退でナルバイエズ追加選出

    2021.7.11 08:30 Sunday

     日本時間7月10日、オールスター・ゲームの追加選出選手が発表され、両リーグのロースターが確定したばかりだったが、さらなるロースター変更が行われた。バスター・ポージー(ジャイアンツ)の代わりに追加選出されたヤディアー・モリーナ(カージナルス)が出場辞退を表明し、代役の代役としてオマー・ナルバイエズ(ブリュワーズ)の出場が決定。また、この日のマーリンズ戦でロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が負傷し、オールスター・ゲーム出場は難しいとみられている。

     アクーニャJr.は5回裏にジャズ・チザムJr.が放ったライト後方への大飛球に対してジャンピングキャッチを試みた際、右足を負傷。アクーニャJr.が倒れ、ボールが転々とするあいだにチザムJr.はベースを1周し、ランニング本塁打となった。

     フィールド上に倒れ込んだアクーニャJr.は目に涙を浮かべ、長時間にわたってトレーニング・スタッフの手当てを受けたあと、足を引きずりながらも自力でフェアゾーン外まで移動することができた。しかし、痛みがひどく、ファウルライン付近で再び座り込み、最終的にはカートに乗せられてフィールドから去った。

     アクーニャJr.の状態について、まだブレーブスからの詳細な発表は行われていないものの、負傷時の様子を見る限り、オールスター・ゲームに出場するのは難しいとみられる。アクーニャJr.はファン投票でナ・リーグ外野手部門1位となり、自身2度目のオールスター・ゲームに選出されていた。

     モリーナは故障者リスト入りしたポージーに代わって自身10度目となるオールスター・ゲームに選出されたが、不安を抱える右足を休ませることを優先。今年のオールスター・ゲームは39歳の誕生日当日に行われるため、出場したい気持ちもあったようだが、「自分の健康状態を考えて決断した。(オールスター・ブレイクの)4日間が僕には必要だ。スマートな選択だと思う」と出場辞退を決めた。

     モリーナの代わりに選出されたのはブリュワーズのナルバイエズ。昨季は極度の打撃不振に陥ったが、今季はここまで69試合に出場して打率.301、8本塁打、26打点、OPS.868の好成績をマークし、オールスター・ゲーム初選出となった。

  • HRダービー出場選手をランク付け 1位はもちろん大谷翔平

    2021.7.11 03:00 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは、ホームラン・ダービーに出場する8選手を1位から8位までランク付けする特集記事を公開した。レイッチは「見たい選手が全員出場するわけではない。ブラディミール・ゲレーロJr.は出場を辞退したし、正直に言えば、ジャンカルロ・スタントンは毎年選出されるべきだと思う」と述べつつも、「それでも素晴らしいメンバーが揃い、必見の戦いとなった」と熱戦への期待を寄せている。レイッチが作成したランキングの1位には当然のように大谷翔平(エンゼルス)が選出された。

     レイッチは大谷について「今、大谷を1位に選ぶことについて反対する人はいるだろうか。彼は20年ぶりにシーズン60本塁打を達成する可能性があり、球界で最もエキサイティングな選手である。彼はホームラン・ダービーに出場した翌日にオールスター・ゲームで登板する可能性もある」と記し、文句なしの1位に選出。「二刀流がいつまで続くのか、大谷がいつまで健康でいられるのか、この前人未到の偉業をいつまで続けられるのか、それは誰にもわからない。しかし、この大活躍に乗らない理由はない。大谷を最初に選ばないことはできない。私は今回のホームラン・ダービーで彼が勝つと思う」と大谷の優勝を予想した。

     1回戦で大谷と対戦するフアン・ソト(ナショナルズ)は5位にランクイン。レイッチは「ソトがダービーに出場するのはサプライズだった。ソトの本塁打数はチーム4位であり、成績的には自己最悪のシーズンを過ごしている」としつつも、「ダービーは彼の素晴らしい能力を示す場にはならないかもしれないが、彼は優れた打撃アプローチを持ち、身体能力も優れている。多くの人々はソトが次のテッド・ウィリアムスになることを予想している」とソトの実力を高く評価した。

     なお、メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロによると、スタットキャストが導入された2015年以降、ホームラン・ダービー出場者のなかで「前半戦の本塁打の平均打球速度が最も速い選手」は必ず決勝に進出しているという(優勝3回・準優勝2回)。今回の出場者8名のなかで本塁打の平均打球速度トップは大谷。よって、大谷が決勝に進出する可能性は極めて高いと言える。ちなみに2位はソトであり、大谷とソトが対戦する1回戦が「事実上の決勝戦」ということになるかもしれない。

     レイッチが作成したランキングは以下の通り。

    1位 大谷翔平(エンゼルス)
    2位 ピート・アロンゾ(メッツ)
    3位 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    4位 マット・オルソン(アスレチックス)
    5位 フアン・ソト(ナショナルズ)
    6位 トレバー・ストーリー(ロッキーズ)
    7位 トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
    8位 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)

  • 球宴メンバー変更が正式発表 名捕手・モリーナは自身10度目の選出

    2021.7.11 02:00 Sunday

     メジャーリーグ機構はオールスター・ゲームの出場メンバー変更を発表した。ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)とブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)が前半戦の最終戦に先発するため出場不可となったほか、ムーキー・ベッツ(ドジャース)ら7選手が故障により出場を辞退。また、ライアン・プレスリー(アストロズ)は産休リスト入りによる出場辞退となった。これにより、10選手が追加でオールスター・ゲームに選出され、ヤディアー・モリーナ(カージナルス)は自身10度目の選出。アストロズは出場選手がいなくなった。

     故障により出場を辞退したのはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、ベッツ、マイケル・ブラントリー(アストロズ)、カルロス・コレア(アストロズ)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)、ダルビッシュ有(パドレス)、バスター・ポージー(ジャイアンツ)の7選手。これにゴーズマン、ウッドラフ、プレスリーを加えた10選手がオールスター・ゲームの出場メンバーから外れた。

     追加で選出されたのは以下の10選手。

    ◆ア・リーグ
    ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
    クリス・バシット(アスレチックス)
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)
    ジョーイ・ウェンドル(レイズ)

    ◆ナ・リーグ
    ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)
    マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)
    タイワン・ウォーカー(メッツ)

     この10選手のうち、アンダーソン、メリフィールド、モリーナの3選手は選手間投票の結果に基づいて選出された。それぞれコレア、アルトゥーベ、ポージーの代役となる。また、ファン投票で選出されたポージーが出場を辞退したため、選手間投票でポージーに次ぐナ・リーグ捕手部門2位となってオールスター・ゲームに選出されたJ・T・リアルミュート(フィリーズ)が先発メンバー入りを果たしている。

     追加選出された10選手のうち、過去にオールスター・ゲーム選出の経験があるのは5選手。モリーナは今年のオールスター・ゲームに選出された選手のなかで最多となる10度目、シャーザーは8度目、ビューラー、メリフィールド、ターナーは2度目の選出となった。アンダーソン、バシット、ペラルタ、ウォーカー、ウェンドルの5選手は今回が初選出であり、この5選手を含めた初選出39名(ア・リーグ20名、ナ・リーグ19名)は2013年と並んで史上最多タイとなる。

     今回のメンバー変更を踏まえた最終的な両リーグのロースターは以下の通り。

    ◆ア・リーグ
    【先発投手】
    クリス・バシット(アスレチックス)
    ゲリット・コール(ヤンキース)
    ネイサン・イバルディ(レッドソックス)
    カイル・ギブソン(レンジャーズ)
    菊池雄星(マリナーズ)
    ランス・リン(ホワイトソックス)
    カルロス・ロドン(ホワイトソックス)

    【先発投手/指名打者】
    大谷翔平(エンゼルス)

    【救援投手】
    マット・バーンズ(レッドソックス)
    アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
    リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)
    グレゴリー・ソト(タイガース)

    【捕手】
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    マイク・ズニーノ(レイズ)

    【一塁手】
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    マット・オルソン(アスレチックス)
    ジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス)

    【二塁手】
    マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)

    【三塁手】
    ラファエル・デバース(レッドソックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)

    【遊撃手】
    ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
    ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
    ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    ジョーイ・ウェンドル(レイズ)

    【外野手】
    ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
    テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    セドリック・マリンズ(オリオールズ)

    【指名打者】
    ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    J・D・マルティネス(レッドソックス)

    ◆ナ・リーグ
    【先発投手】
    ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)
    トレバー・ロジャース(マーリンズ)
    マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    タイワン・ウォーカー(メッツ)
    ザック・ウィーラー(フィリーズ)

    【救援投手】
    ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    クレイグ・キンブレル(カブス)
    マーク・マランソン(パドレス)
    アレックス・レイエス(カージナルス)

    【捕手】
    ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    J・T・リアルミュート(フィリーズ)

    【一塁手】
    フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    マックス・マンシー(ドジャース)

    【二塁手】
    オジー・オルビーズ(ブレーブス)
    ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    アダム・フレイジャー(パイレーツ)

    【三塁手】
    ノーラン・アレナード(カージナルス)
    クリス・ブライアント(カブス)
    エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)

    【遊撃手】
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    トレイ・ターナー(ナショナルズ)

    【外野手】
    ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    ニック・カステヤーノス(レッズ)
    ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    フアン・ソト(ナショナルズ)
    クリス・テイラー(ドジャース)
    ジェシー・ウィンカー(レッズ)

  • ウォーカーとペラルタが代替選手としてオールスターに追加選出

    2021.7.10 14:00 Saturday

     日本時間7月10日、タイワン・ウォーカー(メッツ)とフレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)の両右腕が代替選手としてオールスター・ゲームに追加選出されたことが明らかになった。ペラルタは同僚のブランドン・ウッドラフが前半戦の最終戦に先発予定のため、ウッドラフの代わりにオールスター・ゲームのメンバー入りしたことが報じられている。一方のウォーカーは、同僚のジェイコブ・デグロムが出場辞退の意思を明言しており、デグロムの代わりとして選出されたとみられる。

     現在28歳のウォーカーは、今季メッツで16試合に先発して90イニングを投げ、7勝3敗、防御率2.50、89奪三振の好成績をマーク。メッツは両リーグトップの先発防御率2.97を記録しているが、ウォーカーはデグロム、マーカス・ストローマンとともに強力な先発3本柱を形成している。デグロムは出場辞退の意思を明言した際、「彼はオールスター・ゲームのメンバーに相応しい」とウォーカーの追加選出をプッシュしていた。

     現在25歳のペラルタは、メジャー4年目にして飛躍のシーズンを迎え、今季ブリュワーズで17試合(うち16先発)に登板して93イニングを投げ、7勝3敗、防御率2.23、129奪三振の好成績をマーク。ウッドラフ、コービン・バーンズとともに形成する先発3本柱は「メジャー最高」との呼び声も高い。ウッドラフの代替選手としてペラルタが選出され、メジャー最高の先発3本柱が揃ってオールスター・ゲーム選出を果たすことになった。

     なお、ナ・リーグの先発投手では、ダルビッシュ有(パドレス)も腰と臀部の張りで登板不可とみられており、ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)はウッドラフ同様、前半戦の最終戦に先発予定。これにより、選手間投票で選出された5人(デグロム、ゴーズマン、ウッドラフ、バーンズ、ダルビッシュ)のうち4人がオールスター・ゲームを欠場する可能性が高い。よって、「開幕から58奪三振連続無四球」というメジャー新記録を樹立したバーンズがオールスター先発の大役を担うことになるかもしれない。

  • カブスがトレード市場で売り手に ブライアントら主力選手放出へ

    2021.7.10 11:00 Saturday

     ほんの2週間前、球団史上初の継投ノーヒッターを達成したカブスはナ・リーグ中部地区首位タイに立っていた。ところが、その翌日から11連敗を喫し、一気に借金生活に突入。これがトレード市場におけるカブスの立場を一変させた。ジェッド・ホイヤー編成本部長は7月のトレード市場においてカブスが買い手ではなく売り手に回ることを明言。オールスター・ゲームに選出されたクリス・ブライアントとクレイグ・キンブレルを筆頭に、多くの主力選手がトレードにより放出されることが予想されている。

     カブスはブライアントのほか、正一塁手のアンソニー・リゾー、正遊撃手のハビアー・バイエズ、先発ローテーションの一角を担うザック・デービース、リリーフで安定した活躍を見せているライアン・テペラらが今季終了後にFAとなる。また、キンブレル、ジョク・ピーダーソン、アンドリュー・チェイフィンらは来季の契約がオプションになっており、今季限りで退団となる可能性がある。つまり、ホイヤーにとって、これらの選手全員がトレードの駒となるわけだ。

     ホイヤーは「我々は2015年から彼らを信じてきた。そして、彼らは多くの成功を収めてきた」と長年にわたってチームを支えてきた主力選手たちへの愛着を口にした。しかし、「この時期(=7月)になってプレーオフ進出確率が1ケタ台になってしまったら、将来に目を向けて、次のチーム作りを考えないといけない。他球団からトレードの問い合わせを受けて、それを考えないのは無責任だと思う」と語り、今後のチーム作りのために現在の主力選手をトレードに出す方針であることを改めて強調した。

     最も魅力的なトレード要員とみられるのは今季完全復活を遂げたキンブレル。7月のトレード市場におけるリリーフ投手の需要は非常に大きいため、キンブレル、テペラ、チェイフィンの全員がカブスを去るという事態も十分に起こり得る。もちろん、リゾー、ブライアント、バイエズといった「カブスの顔」とも言える野手たちにも多くのチームから関心が寄せられるに違いない。また、2022年シーズン終了後にFAとなる正捕手ウィルソン・コントレラスもこのタイミングでトレードに出されることになるかもしれない。

     ポストシーズン進出の可能性が限りなく低くなっている今、わずかな可能性にかけて買い手に回るのは賢明な判断とは言えない。今季を捨て、来季はチームにいない可能性が高い選手をトレードに出して対価を得るというホイヤーの選択は正しい。3週間後、カブスは現在の主力選手の多くを放出し、全く別のチームに生まれ変わっていることだろう。

  • パドレス監督「ダルビッシュ球宴登板の可能性はかなり低い」

    2021.7.10 10:00 Saturday

     パドレスのジェイス・ティングラー監督は、球団史上最大タイとなる8点差を逆転してサヨナラ勝ちを収めた日本時間7月9日のナショナルズ戦の試合後、3回8安打6失点で降板したダルビッシュ有が腰の張りを訴えていたことを明らかにした。ティングラーによると、ダルビッシュは直近の4~5試合を腰に張りを感じたまま登板していたという。ナショナルズ戦での登板中、左臀部にも張りを感じるようになったため、ティングラーは故障を未然に防ぐために3イニングで交代させることを決断した。

     ダルビッシュは選手間投票により自身5度目となるオールスター・ゲームに選出されているが、ティングラーはダルビッシュのオールスター・ゲーム出場について「その可能性はかなり低いと言わざるを得ない」とコメント。「詳細は割愛するが、数日後にはいい状態になっていると思う。しかし、彼の腰や臀部の状態を考えると、オールスター・ゲームに登板するのは難しいのではないかと感じている」とダルビッシュの出場辞退を示唆した。

     ダルビッシュはオールスター・ゲームでの大谷翔平(エンゼルス)との対戦について「実現すればいいなと思う」と語っていたが、残念ながらオールスター・ゲームの舞台で北海道日本ハムファイターズの先輩後輩同士の直接対決が実現する可能性は限りなくゼロに近くなった。なお、ティングラーは「状況は変わるかもしれないが」と前置きしつつも、「ダルビッシュが後半戦の最初の登板予定を回避することはないだろう」と予想している。よって、ダルビッシュはオールスター・ブレイクの期間を休養に充て、万全の状態で後半戦を迎えることになりそうだ。

     ダルビッシュは今季18試合に先発して105イニングを投げ、7勝3敗、防御率3.09、125奪三振を記録。メジャー史上最速での通算1500奪三振も達成した。防御率は6月末の時点で2点台前半(2.44)をマークしていたが、7月の2登板で合計9回10失点と打ち込まれ、3点台まで悪化。万全の状態で迎えるであろう後半戦での巻き返しに期待したい。

  • ファン投票で球宴選出のポージー 左手親指の打撲でIL入り

    2021.7.10 09:00 Saturday

     日本時間7月10日、ジャイアンツは正捕手バスター・ポージーを左手親指の打撲により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ポージーは同5日のダイヤモンドバックス戦でファウルチップを捕球し損ねた際に左手を負傷して途中交代。それ以降は試合に出場していなかった。オールスター・ゲームのファン投票でナ・リーグ捕手部門1位となり、3年ぶりのオールスター・ゲーム選出が決まっていたが、残念ながら出場できなくなってしまった。

     現在34歳のポージーは2010年ナ・リーグ新人王、2012年ナ・リーグMVP、首位打者1回、シルバースラッガー賞4回、ゴールドグラブ賞1回、ワールドシリーズ制覇3回、2017年ワールド・ベースボール・クラシック優勝(アメリカ代表)など、輝かしい実績を誇るジャイアンツの正捕手。昨季は養子にした双子の女の子が早産で生まれたため、新型コロナウイルス感染のリスクを考慮してオプトアウト(=出場辞退)したが、今季はここまで58試合に出場して打率.328、12本塁打、28打点、OPS.968の好成績を残し、自身7度目のオールスター・ゲーム選出が決定していた。

     ファン投票でオールスター・ゲームに選出されたため、ナ・リーグの先発メンバーに名を連ねる予定だったポージー。エリアス・スポーツ・ビューロー社によると、前年のシーズンでプレーしなかった選手がオールスター・ゲームの先発メンバーに名を連ねるのは、1999年シーズンをがんの治療で全休し、2000年のオールスター・ゲームで先発メンバー入りしたアンドレス・ガララーガ以来だったという。しかし、そのガララーガ以来の快挙は実現しないことになった。

     ポージーの欠場により、選手間投票でオールスター・ゲームに選出されたJ・T・リアルミュート(フィリーズ)が先発メンバーに繰り上がる見込み。また、ナ・リーグ捕手最多の13本塁打を放っているウィルソン・コントレラス(カブス)、同最多の40打点を記録しているヤディアー・モリーナ(カージナルス)、8割を超えるOPSをマークしているオマー・ナルバイエズ(ブリュワーズ)とウィル・スミス(ドジャース)あたりがポージーの代役としてオールスター・ゲームのメンバー入りを果たすことになりそうだ。

  • 球宴出場選手をランク付け 大谷と3人のジュニアがトップ4独占

    2021.7.9 17:30 Friday

     日本時間7月9日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチはオールスター・ゲームに選出された選手を1位から順にランク付けする特集記事を公開した。前半戦やキャリア全体の活躍ぶりだけでなく、「どの選手のプレーを見たいか」という視点も加え、主観的にランキングを作成。1位には大谷翔平(エンゼルス)が選ばれた。また、2~4位にはフェルナンド・タティスJr.(パドレス)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の「ジュニア・トリオ」がランクインしている。

     レイッチは「オールスター・ゲームに出場する選手は全員がスターであり、出場選手は全員が平等だ」としつつも、「だからこそランキングを作成してみるべきだ」と出場選手を1位から順にランク付け。なお、マイク・トラウト(エンゼルス)やカイル・シュワーバー(ナショナルズ)など、故障によってすでに出場不可となっている選手や、ジェイコブ・デグロム(メッツ)やホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)のように出場辞退の意思を明らかにしている選手は対象外となっている。

     錚々たる面々のなかで1位に選ばれたのは大谷。レイッチは「投手・大谷が打者・大谷に対して投げるためには、時間と空間を捻じ曲げる必要があるかもしれないが、何らかの方法があるに違いない」と独特の表現で二刀流・大谷の活躍を称えている。また、今回のオールスター・ゲームで大谷とともに主役として注目される「ジュニア・トリオ」の3人は2~4位にランクインした。

     ダルビッシュ有(パドレス)は20位にランクイン。レイッチは「パドレスが今オフに獲得した投手のうち、エースはブレイク・スネルではなくダルビッシュであることが明らかになった」と記している。また、「誰かをランキングの最下位にするのは気が引ける」という理由により、レイッチのランキングは53位で終了。菊池雄星(マリナーズ)は53位までにランクインしなかった。

     レイッチが作成した53位までのランキングは以下の通り。

    1 大谷翔平(エンゼルス)
    2 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    3 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    4 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    5 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    6 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    7 ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    8 バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    9 ニック・カステヤーノス(レッズ)
    10 フアン・ソト(ナショナルズ)
    11 マックス・マンシー(ドジャース)
    12 カルロス・ロドン(ホワイトソックス)
    13 ザック・ウィーラー(フィリーズ)
    14 クレイグ・キンブレル(カブス)
    15 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)
    16 ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    17 フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    18 マット・オルソン(アスレチックス)
    19 トレイ・ターナー(ナショナルズ)
    20 ダルビッシュ有(パドレス)
    21 ゲリット・コール(ヤンキース)
    22 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    23 マイケル・ブラントリー(アストロズ)
    24 ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)
    25 ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    26 ジェシー・ウィンカー(レッズ)
    27 ノーラン・アレナード(カージナルス)
    28 マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    29 ラファエル・デバース(レッドソックス)
    30 J・D・マルティネス(レッドソックス)
    31 ジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス)
    32 セドリック・マリンズ(オリオールズ)
    33 トレバー・ロジャース(マーリンズ)
    34 ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
    35 ランス・リン(ホワイトソックス)
    36 ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    37 マイク・ズニーノ(レイズ)
    38 コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    39 ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    40 クリス・ブライアント(カブス)
    41 アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
    42 リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)
    43 ライアン・プレスリー(アストロズ)
    44 ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    45 アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
    46 ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
    47 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    48 ネイサン・イバルディ(レッドソックス)
    49 クリス・テイラー(ドジャース)
    50 オジー・オルビーズ(ブレーブス)
    51 J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    52 マーク・マランソン(パドレス)
    53 アダム・フレイジャー(パイレーツ)

    その他の選手
    マット・バーンズ(レッドソックス)
    エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    カイル・ギブソン(レンジャーズ)
    テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    菊池雄星(マリナーズ)
    ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    アレックス・レイエス(カージナルス)
    グレゴリー・ソト(タイガース)

    故障により出場不可
    マイク・トラウト(エンゼルス)
    シェーン・ビーバー(インディアンス)
    カイル・シュワーバー(ナショナルズ)

    出場辞退の意思を表明
    ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    カルロス・コレア(アストロズ)
    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)

  • アルトゥーベとコレア アストロズの二遊間コンビが球宴辞退へ

    2021.7.9 17:00 Friday

     日本時間7月9日、アストロズの二遊間コンビ、ホゼ・アルトゥーベ二塁手とカルロス・コレア遊撃手はオールスター・ゲームに出場せず、ヒューストンにとどまる予定であることを明らかにした。アルトゥーベは左足の故障に悩まされており、コレアは妊娠中の妻とともにオールスター・ブレイクを過ごしたいと考えているという。よって、アストロズからの出場選手はマイケル・ブラントリー外野手とライアン・プレスリー投手の2名のみとなるが、二遊間コンビは自分たちの代役としてユリ・グリエル一塁手の球宴出場をプッシュしている。

     アルトゥーベとコレアはともに選手間投票でオールスター・ゲームに選出。アルトゥーベは球団タイ記録となる7度目、コレアは2度目の選出となった。しかし、両者とも出場辞退を決断。コレアは妻が11月に第1子の出産を控えていることもあり、「オールスターの週はすでに予定があり、家にいたいと思っている。野球は僕にとって本当に大切だけれど、常に家族が最優先なんだ。妻と一緒に過ごすことを決めた。野球のシーズン中は一緒に過ごせる時間があまりないからね」と出場辞退を決めた理由について説明した。

     一方のアルトゥーベは、詳細こそ明らかにしなかったものの、左足の故障に悩まされているという。「健康な状態で後半戦を迎えるためには(オールスター・ブレイクの)4日間が必要なんだ」とアルトゥーベ。「ファン投票でたくさんの票を入れてもらったからファンにはとても感謝している。また、選手間投票で僕を選んでくれた人々にも感謝したい。でも、所属チームのことが最優先だから、チームにとってベストの選択をしたいと思っている」と語った。

     ナ・リーグでは、すでにジェイコブ・デグロム投手(メッツ)がオールスター・ゲーム出場辞退の意思を表明。なお、出場辞退者の代替選手はコミッショナー事務局の選出によって決められることになっており、近日中に発表されるとみられる。誰が選ばれるか注目が集まりそうだ。

  • HRダービーのルールが一部変更 打者の負担を考慮した内容に

    2021.7.8 14:00 Thursday

     日本時間7月8日、ホームラン・ダービーの出場8選手と今大会のルールが正式に発表された。各選手のシード順は日本時間7月7日の試合が終了した時点の本塁打数により決定。同数の場合は昨季の本塁打数により決定するが、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)が昨季プレーしていないため、マンシーニとピート・アロンゾ(メッツ)のシード順は2019年の本塁打数により決定された。また、打者の負担を考慮し、各ラウンドの制限時間など、一部のルールが変更されている。

     日本時間7月7日までに31本塁打を放っていた大谷翔平(エンゼルス)は第1シードに入り、1回戦で第8シードのフアン・ソト(ナショナルズ)と対戦することになった。第2シードのジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)は第7シードのトレバー・ストーリー(ロッキーズ)、第3シードのマット・オルソン(アスレチックス)は第6シードのマンシーニ、第4シードのサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は第5シードのアロンゾと対戦する。

     8選手によるトーナメント形式かつ1回戦・準決勝・決勝の3ラウンド制で行われることに変わりはないが、1回戦と準決勝の制限時間は3分、決勝の制限時間は2分に短縮された。また、タイムアウト(45秒)の回数はすべてのラウンドで1回のみに統一されている。

     また、各ラウンドの規定時間終了後、1分間の休憩を挟んですべての打者に30秒のボーナスタイムが与えられる。規定時間以内に475フィート(約144.8メートル)以上の本塁打を1本以上放った場合、さらに30秒が追加され、ボーナスタイムは合計60秒になる。ボーナスタイム中はタイムアウトを取ることができない。

     本数が並んだ場合は60秒間のサドンデスにより決着をつける。これでも勝者が決まらない場合、勝者が決まるまで3スイング制のサドンデスを行う。後攻の選手(シード順が上位の選手)が先攻の選手の本数を越えた場合、その時点で競技終了となる。

     さらに、ホームラン・ダービーで使用されるボールは、クアーズ・フィールドの公式戦で使用されるものとは異なり、保湿装置に保管されたものではないことが発表されている。500フィート(約152.4メートル)を越えるような特大アーチも期待できそうだ。

  • HRダービーのシード順が決定 大谷翔平は1回戦でソトと対戦

    2021.7.8 12:45 Thursday

     日本時間7月8日、ホームラン・ダービーに出場する8選手の顔ぶれが確定し、今季の本塁打数に従ってシード順も決定された。これまでは前年の王者が第1シードに入っていたが、昨年ホームラン・ダービーが開催されなかった影響か、第1シードには前回王者(2019年)のピート・アロンゾ(メッツ)ではなく、メジャー最多の32本塁打を放っている大谷翔平(エンゼルス)が入ることに。大谷は1回戦で第8シードの若き天才打者フアン・ソト(ナショナルズ)と対戦することになった。

     日本時間7月13日にコロラド州デンバーにあるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドで行われるホームラン・ダービーに出場する8選手は以下の通り(数字はシード順)。

    【1】大谷翔平(エンゼルス)
    【2】ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    【3】マット・オルソン(アスレチックス)
    【4】サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    【5】ピート・アロンゾ(メッツ)
    【6】トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
    【7】トレバー・ストーリー(ロッキーズ)
    【8】フアン・ソト(ナショナルズ)

     メジャーリーグ公式サイトは大谷について「定期的に登板しながらも前半戦で32本塁打を放った史上14人目の選手となった。チームの開幕86試合で32本以上の本塁打を放ったのは、直近20シーズンでは2013年のクリス・デービスに続いて2人目である」と紹介。また、「ただ本塁打を打っているだけでなく、ボールを破壊している。初速110マイル以上の本塁打が15本、同115マイル以上の本塁打が5本、飛距離420フィート以上の本塁打が16本というのはメジャー最多である」と詳細なデータにも言及している。さらに「引っ張り方向の本塁打が大谷より多いのはブラディミール・ゲレーロJr.だけ」とフィールドの全方向に本塁打を打つことができる大谷の特徴にも言及した。

     1回戦は昨季ナ・リーグ史上最年少で首位打者のタイトルを獲得し、出塁率・長打率・OPSの3部門で両リーグ最高の数字をマークした22歳のソトとの対戦。今季の本塁打数では3倍近くの大差がついているが、ソトの打撃技術を考えると、決して簡単に倒せる相手ではないだろう。ソトに勝ったあとは、準決勝で前回王者のアロンゾ、決勝ではメジャー屈指の大砲ギャロとの対戦を期待したい。

  • 筒香嘉智のリハビリ期間が終了 40人枠外でドジャース残留へ

    2021.7.8 07:30 Thursday

     日本時間7月8日、ドジャースの筒香嘉智がロースターの40人枠から外れてAAA級オクラホマシティに残留することが明らかになった。筒香は日本時間6月10日に右ふくらはぎ痛で故障者リスト入り。同18日からマイナーでのリハビリ出場を開始していたが、リハビリ出場が可能な20日間が経過したため、ドジャースは何らかの対応を取る必要があった。筒香はウエーバーを通過し、40人枠外のマイナー選手となることを受け入れたため、ドジャースに残留することが決まったようだ。

     筒香は2019年オフにレイズと2年1200万ドルで契約。メジャー1年目は新型コロナウイルスのパンデミックのなかで60試合制の短縮シーズンという異例の環境でのプレーを強いられることになり、51試合に出場して打率.197、8本塁打、24打点、OPS.708に終わったが、ハードヒット率や四球率、ボール球に手を出す割合などの数値が優秀だったため、メジャー2年目の今季はブレイクが期待されていた。

     ところが、開幕から26試合に出場して打率.167、0本塁打、5打点、OPS.462と全く打てず、日本時間5月12日にDFAとなり、4日後にはトレードでドジャースへ移籍。ドジャースでも12試合で打率.120、0本塁打、2打点、OPS.410と成績は上向かず、日本時間6月10日には故障者リストに登録された。マイナーAAA級でのリハビリ出場でも15試合で打率.138、3本塁打、7打点、OPS.538と思うような結果を残すことはできておらず、打撃改造はまだ道半ばといったところ。マイナーでプレーを続け、打撃向上とメジャー再昇格を目指すことになる。

     トレードの際に今季の筒香の年俸の大部分はレイズが負担することになっており、ドジャースが負担するのはメジャー最低保証年俸程度の金額と言われている。よって、ドジャースはほぼノーリスクで筒香の打撃改造が成功するかどうかを見守ることができる。メジャーで故障者が発生し、筒香がマイナーで打撃向上の兆しを見せていた場合、メジャー再昇格のチャンスが巡ってくるかもしれない。

  • 大谷に強敵現る 天才打者・ソトと大砲・ギャロがHRダービー参戦

    2021.7.8 06:00 Thursday

     日本時間7月8日、今年のホームラン・ダービーに参加する8選手が出揃った。大谷翔平(エンゼルス)、ピート・アロンゾ(メッツ)、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、マット・オルソン(アスレチックス)に続く7人目となったのは若き天才打者フアン・ソト(ナショナルズ)。自身のSNSを通してダービー出場を表明した。また、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは、大砲ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)がダービー参戦予定であることを伝えている。

     大谷が優勝候補に挙げられている今年のホームラン・ダービーだが、強敵2人がダービーに加わることになった。22歳のソトは昨季ナ・リーグ史上最年少で首位打者(打率.351)に輝き、出塁率(.490)、長打率(.695)、OPS(1.185)の3部門で両リーグ最高の数字をマークした若き天才打者。今季はここまで74試合に出場して打率.277、10本塁打、39打点、OPS.832とやや物足りない成績にとどまっているが、47三振を上回る51四球を記録するなど、相変わらず打撃の質は高い。ナショナルズの選手が優勝すると、2018年のブライス・ハーパー(現フィリーズ)に次いで史上2人目となる。

     一方、現在27歳のギャロは言わずと知れたメジャーを代表する大砲だ。2017年に41本塁打、2018年に40本塁打を記録し、メジャー史上初となる「通算100単打より先に100本塁打」という珍記録も達成。日本時間6月27日からの5試合で7本塁打を放つなど、今季は6月以降に大きく調子を上げており、ここまで81試合に出場して打率.234、21本塁打、48打点、OPS.881をマークしている。リーグ最多の107三振を喫しているが、66四球は両リーグ最多。決してむやみやたらに振り回すだけの打者ではない。レンジャーズでは、1989年にルーベン・シエラが同時優勝、1993年にフアン・ゴンザレスが優勝しており、ギャロは球団史上3人目のダービー制覇を目指すことになる。

     今年のオールスター・ゲームは大谷と「3人のジュニア」(パドレスのフェルナンド・タティスJr.、ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.)が注目されているが、この4人のうちホームラン・ダービーに出場するのは大谷だけ。タティスJr.とゲレーロJr.を筆頭に、ダービー不参加の意向を示す選手が多く、ダービーの盛り上がりが心配されたものの、最後に大物2人が加わり、出場8選手が出揃った。

  • レイズ期待の有望株・ブルハーンがメジャー昇格へ 明日Wヘッダー

    2021.7.7 15:00 Wednesday

     レイズが「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで球団2位・全体36位にランクインしているビダル・ブルハーンをメジャーに昇格させる予定であることが明らかになった。日本時間7月8日に本拠地トロピカーナ・フィールドで行われるインディアンスとのダブルヘッダーで、ロースターの27人目の選手として昇格する見込み。レイズでは今季すでにテイラー・ウォールズとワンダー・フランコがメジャーデビューを果たしており、この2人に続くプロスペクト野手のメジャー昇格となる。

     現在23歳のブルハーンは内外野の一塁以外の6ポジションを守ることができるスイッチヒッター。今季はAAA級ダーラムで49試合に出場して打率.259、9本塁打、29打点、15盗塁、出塁率.344、長打率.471、OPS.815をマークしている。

     レイズは日本時間7月6日のインディアンス戦でマニュエル・マーゴが左ハムストリングを痛めて途中交代しており、故障者リスト入りが濃厚。それに伴うロースターの入れ替えが予定されているのに加え、ダブルヘッダーでは27人目の選手を追加でアクティブ・ロースターに登録できるため、ブルハーンを昇格させることを決めたようだ。

     ブルハーンはキャリアの大部分を二塁手ないし遊撃手として過ごしてきたが、内野にはウォールズとフランコがいるため、今季は自慢のスピードを生かすために外野の守備に就く機会も増えている。AAA級ダーラムでは二塁で14試合、三塁で2試合、遊撃で7試合、左翼で11試合、中堅で6試合、右翼で10試合に出場。また、非力とみられていたバッティングでも開幕16試合で7本塁打を放ち、周囲を驚かせた。

     5月は打率.315、7本塁打、21打点、9盗塁、OPS.992の好成績をマークしてレイズの月間マイナー最優秀打者に選出。6月に入って最初の20試合で打率.158と急失速したが、その後の7試合で打率.375(24打数9安打)と復調しており、それが今回のメジャー昇格につながったとみられる。メジャーでも内外野を兼任しながら自慢のスピードを武器に出場機会を確保していくことになりそうだ。

  • ブリュワーズがトレードでテレズを獲得 ボーグルバックの穴埋め

    2021.7.7 10:00 Wednesday

     左ハムストリングの故障で戦列を離れたダニエル・ボーグルバックの穴埋めを必要としていたブリュワーズが補強に動いた。日本時間7月7日、ブリュワーズはブルージェイズとのトレードでラウディ・テレズを獲得したことを発表。右打ちのケストン・ヒウラと左打ちのテレズを一塁のプラトーンで起用するとみられる。なお、テレズを放出したブルージェイズは交換要員として2人の右腕(トレバー・リチャーズとボウデン・フランシス)を獲得している。

     現在26歳のテレズはメジャー4年目の今季、ここまで50試合に出場して打率.209、4本塁打、8打点、OPS.610を記録。メジャーデビューした2018年に23試合で打率.314、4本塁打、14打点、OPS.943の好成績を残し、翌2019年には自己最多の21本塁打を放った実績がある。ブリュワーズのデービッド・スターンズ編成本部長は「ニーズは明確だった。打線の中軸でいい働きをしていた左打者を失ってしまったので、代役を探していたんだ」と補強の狙いを説明した。

     ブルージェイズが獲得したリチャーズは今年5月にウィリー・アダメスが絡んだトレードでレイズからブリュワーズへ移籍したばかり。今季は2球団合計で21試合に登板して31回2/3を投げ、3勝0敗1セーブ、1ホールド、防御率3.69、41奪三振をマークしており、不安を抱えるブルペンの戦力アップに貢献することが期待される。テレズはブラディミール・ゲレーロJr.の大ブレイクもあって完全に出場機会を失っていたため、余剰戦力を放出して弱点を補強できる理想的なトレードとなった。

     また、リチャーズとともにブルージェイズへ移籍することになったフランシスは2017年のドラフト7巡目指名を受けてブリュワーズに入団した25歳の右腕。今季はAA級とAAA級の2階級合計で11試合に先発して59回2/3を投げ、7勝3敗、防御率3.62、65奪三振をマークしている。今季中にメジャーデビューする可能性もありそうだ。

  • アスレチックスの主砲・オルソン HRダービー出場が決定!

    2021.7.7 09:30 Wednesday

     日本時間7月7日、アスレチックスの主砲として活躍するマット・オルソンは同13日にコロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われるホームラン・ダービーに出場することを発表した。オルソンが初めてホームラン・ダービーを見たのは20年ほど前、マーク・マグワイアやサミー・ソーサが第一線のスラッガーとして大活躍していた頃。「いつかホームラン・ダービーに出場してみたい」と思っていたオルソンは、メジャーリーグ機構からの招待を受け、今年のホームラン・ダービーに参戦することを決断した。

     ホームラン・ダービーへの出場が決まったのは、大谷翔平(エンゼルス)、ピート・アロンゾ(メッツ)、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)に続いてオルソンが6人目。オルソンはホームラン・ダービー出場について「楽しくなるに違いない。子供のときに見て、いつか出場したいと思っていた。自分にホームラン・ダービーの才能があるかどうかはわからないけど、楽しいものになると思う」と語った。

     アスレチックスの選手がホームラン・ダービーで優勝したのは過去に2人。1992年にマグワイア、2013年と2014年にヨエニス・セスペデスが優勝しており、オルソンは球団史上3人目(4度目)の優勝を目指す。ちなみに、4度目の優勝となれば、ヤンキースと並んで史上最多タイ。なお、2年前のホームラン・ダービーにはチームメイトのマット・チャップマンが出場したが、1回戦で強敵ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)と対戦することになり、13対29で大敗を喫した。

     現在27歳のオルソンはメジャー6年目の今季、ここまで80試合に出場して打率.283、20本塁打、53打点、出塁率.372、長打率.552、OPS.923の好成績をマーク。2019年には自己最多の36本塁打を放っており、今年は選手間投票により自身初のオールスター・ゲーム出場も決定している。

  • 第14週の週間MVPは6本塁打の大谷翔平と打率4割のオルビーズ

    2021.7.7 09:00 Wednesday

     日本時間7月7日、2021年シーズン第14週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグは大谷翔平(エンゼルス)、ナ・リーグはオジー・オルビーズ(ブレーブス)が選出された。大谷は2週間ぶり今季2度目、キャリア通算では4度目の受賞。一方、24歳のオルビーズはメジャー5年目で初の週間MVPとなった。ブレーブスの選手が週間MVPに選ばれるのは、ロナルド・アクーニャJr.とオースティン・ライリーに続いて今季3人目となっている。

     大谷は6試合に出場して打率.286(21打数6安打)、6本塁打、8打点、出塁率.400、長打率1.143、OPS1.543を記録。1週間で放った6安打がすべてホームランという驚異の活躍を見せ、6試合で5勝1敗というチームの快進撃に貢献した。今季31本塁打ですでに球団の前半戦記録を更新しており、2004年の松井秀喜に並ぶ日本人選手シーズン最多タイ記録。同一シーズンに週間MVPを複数回受賞するのは、エンゼルスでは2019年のマイク・トラウト以来である。また、打者と投手の両方でオールスター・ゲームに選出されるのはメジャー史上初の快挙となった。

     オルビーズは6試合に出場して打率.400(25打数10安打)、3本塁打、13打点、3盗塁、出塁率.407、長打率.760、OPS1.167を記録。ブレーブスが20対2で大勝した日本時間7月1日のメッツ戦では2本塁打を含む6打数5安打7打点4得点1盗塁の大活躍を見せたが、1試合で4得点、5安打、2本塁打、7打点、1盗塁を記録するのはメジャー史上5人目の快挙だった。コミッショナー事務局の選出により2018年以来3年ぶり2度目となるオールスター・ゲーム出場も決定している。

  • 有望株右腕シクスト・サンチェス 右肩の手術で今季絶望に

    2021.7.6 12:00 Tuesday

     日本時間7月6日、マーリンズはエース候補の有望株右腕シクスト・サンチェスが右肩の関節鏡手術を受ける予定であることを発表した。今季のナ・リーグ新人王の有力候補だったサンチェスは、今季まだマイナーも含めて1試合も登板しておらず、この手術により今季絶望となる見込み。手術のスケジュールはまだ確定していないが、マーリンズはサンチェスが来春のスプリング・トレーニングまでには回復し、通常通りにスプリング・トレーニングに参加できると考えているようだ。

     現在22歳のサンチェスは「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングでマーリンズの1位、メジャー全体でも11位にランクインしている有望株。メジャーデビューした昨季は7試合に先発して3勝2敗、防御率3.46の好成績を残し、今季は先発ローテーションの中心的存在になることを期待されていた。ところが、戦列復帰に向けたプロセスのなかで肩の痛みが再発。手術が必要であることが判明した。

     マーリンズのドン・マティングリー監督は「彼をはじめとして、我々の球団組織にとって最悪のニュースだ」とコメント。「我々は彼の故障について慎重に物事を進めようとしていたし、このような事態(=手術を受けて今季絶望)にならないことを望んでいたが、手術が必要になってしまった。今はこの状況に対処するだけだ。彼にとって本当に気の毒なことだと思う。手術を受けた選手は誰もが自身のキャリアを心配するが、ただ前を向くしかない」とサンチェスのことを思いやった。

     サンチェスは2019年2月にマーリンズがJ・T・リアルミュートをフィリーズへ放出した際に、交換要員として獲得したエース候補の有望株。今春のスプリング・トレーニングでは、ビザの問題でチームへの合流が遅れただけでなく、新型コロナウイルスの偽陽性でキャンプ中断を余儀なくされた。3月末に右肩の炎症が発生し、戦列復帰に向けて少しずつ準備を進めていたものの、6月上旬に違和感が再発。その後、投球を再開していたが、強度を上げていくなかで右肩に痛みを覚えるようになった。

     エース候補のサンチェスがマーリンズの先発ローテーションの中心的存在として活躍するのは、少なくとも2022年シーズンまでお預けということになりそうだ。

  • ダルビッシュ 大谷との直接対決は「実現すればいいなと思う」

    2021.7.6 11:00 Tuesday

     大谷翔平(エンゼルス)とダルビッシュ有(パドレス)はともに北海道日本ハムファイターズ出身のメジャーリーガーだが、一緒にプレーしたことはなかった。海を渡ったあと、それぞれが活躍してメジャーリーガーとしての地位を築いたものの、これまで1度も直接対決は実現していない。しかし、それが「夢の舞台」で変わる可能性がある。大谷は史上初となる投打の両方でオールスター・ゲームに選出。一方、ダルビッシュも選手間投票で自身5度目のオールスター・ゲームに選ばれた。オールスター・ゲームで初めての直接対決が実現するかもしれない。

     オールスター・ゲーム選出が決まったあと、大谷との対戦について尋ねられたダルビッシュは「実現すればいいなと思う」とコメント。しかし、その一方で「もし実現すれば、それは素晴らしいことだと思う。でも、オールスター・ゲームは自分たちだけのためにやっているものではなく、もっと大きなもの。その視点を忘れてはいけないと思う」とも語っている。

     よって、ダルビッシュは、大谷がDHとして出場するであろう最初の数イニングに登板することを明確に働きかけることはない、と明言している。大谷の打席が回ってくるイニングとダルビッシュが登板するイニングが上手く重なるかどうかは、当日の巡り合わせ次第ということになる。

     ダルビッシュは「オールスター・ゲームに僕たちが一緒に出場することを他の人たちがどのように見ているかはよくわからない。でも、僕は彼と一緒に出場できることを嬉しく思う」とコメント。日本ハムの後輩である大谷とともにオールスター・ゲームの舞台に立てることを喜んでいるようだ。

     なお、今年のオールスター・ゲームには菊池雄星(マリナーズ)も選出。日本人選手3名がオールスター・ゲームに選出されるのは、2003年(イチロー、松井秀喜、長谷川滋利)、2007年(イチロー、斎藤隆、岡島秀樹)、2014年(ダルビッシュ有、田中将大、上原浩治)に続いて7年ぶり4度目となっている。

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