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  • 第23週の週間MVPはブルージェイズ・レイとカブス・シュウィンデル

    2021.9.8 08:00 Wednesday

     日本時間9月8日、2021年シーズン第23週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはロビー・レイ(ブルージェイズ)、ナ・リーグはフランク・シュウィンデル(カブス)が選出された。8月の月間最優秀投手に選ばれたレイは、ダイヤモンドバックス時代の2016年以来2度目の週間MVPであり、ブルージェイズからの選出は今季4人目(5度目)。一方、8月の月間最優秀新人を受賞したシュウィンデルは、自身初の週間MVPであり、カブスからの選出は今季3人目となった。

     レイは2試合に先発して13回2/3を投げ、2勝0敗、防御率1.32、20奪三振の好成績をマーク。与四球は4つ、打たれたヒットは5本だけだった。日本時間8月31日のオリオールズ戦で通算1000投球回に到達したが、この時点で1241奪三振を記録し、これはダルビッシュ有の1222奪三振を上回るメジャー新記録。また、日本時間8月21日のタイガース戦から4先発連続で2ケタ奪三振を記録しており、これは球団史上初の快挙となった。今季9度の2ケタ奪三振はゲリット・コール(ヤンキース)と並んでメジャー最多タイとなっている。

     シュウィンデルは6試合に出場して打率.462(26打数12安打)、5本塁打、12打点、出塁率.500、長打率1.038、OPS1.538の好成績をマーク。日本時間9月4日のパイレーツ戦から3試合連続で3安打を記録し、日本時間9月6日のパイレーツ戦では7回裏にチームを勝利に導く逆転グランドスラムを放った。3試合連続3安打はカブスでは2019年のハビアー・バイエズ以来2年ぶり。また、今季は2度の3試合連続本塁打をマークしており、同一シーズンに複数回の3試合連続本塁打を記録するのは、2000年以降のカブスではサミー・ソーサ、モイゼス・アルー、アラミス・ラミレス、アルフォンゾ・ソリアーノ、アンソニー・リゾーに次ぐ6人目の快挙となった。

  • 37歳右腕・モートン ブレーブスと1年2000万ドルで契約延長

    2021.9.7 07:30 Tuesday

     日本時間9月7日、ブレーブスは37歳のベテラン右腕、チャーリー・モートンと1年2000万ドル+オプション1年(年俸2000万ドル、バイアウトなし)で契約を延長したことを発表した。モートンは30歳を過ぎてから本格開花した遅咲きの投手であり、メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマンは「37歳のモートンは今回の契約延長によりキャリア通算で1億1000万ドルを得ることになったが、そのうち6500万ドルは35歳以降の契約である」と伝えている。

     7年間在籍したパイレーツ時代は平凡な先発投手に過ぎなかったモートンだが、フィリーズを経て2017年にアストロズに加入すると、2年間で29勝10敗、防御率3.36をマークするなど本格開花。その活躍が評価されて2年3000万ドルの契約でレイズに加入し、今季は1年1500万ドルでブレーブスと契約した。今季ここまで28試合に先発して13勝5敗、防御率3.47の好成績をマークしており、ブレーブスはシーズン終了後にモートンがFAになるのを待たずに1年2000万ドル+オプション1年の契約延長を与えることを決めた。

     昨季終了後、レイズからFAとなったモートンは家族の居住地に近いところでプレーできるレイズに残留することを希望していたが、ブレーブスが1年1500万ドルのオファーを提示して獲得に成功。モートンにとってはメジャーデビューを果たした2008年以来13年ぶりの古巣復帰となった。レイズはモートンの年俸1500万ドルのオプションを破棄したうえで再契約を目指したが、「地の利」だけでは年俸1500万ドルの1年契約を用意したブレーブスに勝てなかった。

     来季のブレーブスはマックス・フリード、モートン、イアン・アンダーソン、ワスカル・イノアが先発1~4番手に入り、最後の1枠をトゥキ・トゥサント、カイル・ミュラー、カイル・ライトらが争うことになると予想される。アキレス腱の再断裂により戦列を離れているマイク・ソローカは順調にいけば、来季の後半戦から先発ローテーションに加わることになるだろう。

  • コロナ感染者続出のRソックス イグレシアスとメジャー契約

    2021.9.7 07:00 Tuesday

     日本時間9月7日、レッドソックスは先日エンゼルスを解雇されたばかりのホゼ・イグレシアスとメジャー契約を結んだことを発表した。レッドソックスでは新型コロナウイルスのクラスターが発生しており、澤村拓一や正遊撃手ザンダー・ボガーツを含め、多くの選手が故障者リスト入り。イグレシアスはその緊急事態のなかで8年ぶりの古巣復帰を果たすことになった。なお、イグレシアスは早速ロースター入りし、レイズ戦に途中出場。10回裏の移籍後初打席でタイムリーを放ち、1打数1安打1打点だった。

     現在31歳のイグレシアスは2009年にレッドソックスと契約。2011年にメジャーデビューし、2013年7月にホワイトソックスを含む3球団トレードでタイガースに移籍するまでレッドソックスでプレーした。その後はレッズ、オリオールズを経て、今季からエンゼルスに加入。114試合に出場して打率.259、8本塁打、41打点、5盗塁、OPS.670をマークしたが、守備面での衰えが目立ち、日本時間9月4日に解雇されていた。

     レッドソックスは新型コロナウイルスのクラスターが発生したことにより、前述の澤村とボガーツに加え、先発右腕ニック・ピベッタ、クローザーのマット・バーンズ、救援左腕マーティン・ペレス、内野手のクリスチャン・アローヨ、外野手のジャレン・デュラン、ユーティリティのエンリケ・ヘルナンデス、ジャイロ・ムニョス、ダニー・サンタナと合計10人もの選手が戦線離脱を余儀なくされている。特に内野を守れる選手が5人も離脱しており、23歳のジョナサン・アラウズをスタメン起用し、32歳のテイラー・モッターを緊急昇格させるなど、苦しい状況となっていた。

     イグレシアスに与えられる役割は「正遊撃手ボガーツの穴埋め」ということになるだろう。離脱者の復帰後はチームに残れる保証はなく、再び解雇される可能性もある。また、ポストシーズンに出場するためには8月末までにチームに在籍している必要があり、レッドソックスがポストシーズンに進出したとしてもイグレシアスは出場できない。

  • エンゼルスが正遊撃手・イグレシアスを解雇 守備力の衰えが顕著

    2021.9.4 09:00 Saturday

     日本時間9月4日、エンゼルスは正遊撃手のホゼ・イグレシアスを解雇したことを発表した。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「イグレシアスはシーズンの大部分でショートのレギュラーを務めていたので、これはやや意外な動きだ」と伝えている。今季は打撃成績がキャリア平均を下回っているだけでなく、自慢の守備力が大幅に悪化。守備防御点-21はメジャー全体の全ポジションのなかでワーストの数値であり、これが解雇の決め手になったとみられる。

     現在31歳のイグレシアスは、昨季オリオールズで39試合のみの出場ながら打率.373、3本塁打、24打点、OPS.956と自己最高の打撃成績をマークし、昨年12月にマイナー2選手とのトレードでエンゼルスに加入。しかし、今季は114試合に出場して打率.259、8本塁打、41打点、OPS.670と平凡な成績にとどまり、自慢の守備力も衰えが顕著だった。派手なプレーを見せるシーンもあったが、データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出するWARは-1.2となっており、チームへの貢献度は極めて低かった。

     イグレシアスを解雇したエンゼルスは、アンソニー・レンドンの代役として奮闘し、主に三塁を守ってきたジャック・メイフィールドを遊撃手として起用するとみられる。メイフィールドが遊撃に移ることによって空く三塁にはフィル・ゴスリンが入るケースが多くなるだろう。とはいえ、メイフィールドは本来、内野のユーティリティ的な存在にすぎず、エンゼルスは今オフ、FAまたはトレードで正遊撃手の補強に動くことが予想される。

     また、イグレシアスの解雇に伴い、7月末にアンドリュー・ヒーニーとのトレードで獲得したジャンソン・ジャンクのメジャー昇格が決定した。現在25歳のジャンクは2017年ドラフト22巡目(全体662位)指名でヤンキースに入団した右腕。今季はマイナーAA級で19試合(うち17先発)に登板して93イニングを投げ、6勝3敗1セーブ、防御率2.81、97奪三振をマークしている。

  • カージナルスの名バッテリー 史上4組目となる「300」の大台到達へ

    2021.9.3 17:00 Friday

     逆転でのワイルドカード獲得を目指すカージナルスは日本時間9月4日から首位ブリュワーズとの3連戦がスタートし、その初戦に8月の月間MVPを受賞した40歳のアダム・ウェインライトが先発する。女房役は39歳のヤディアー・モリーナが務めるとみられるが、カージナルスが誇る名バッテリーはこの試合で「先発バッテリー通算300試合目」という史上4組目の大台に到達する。モリーナはすでに来季も現役を続行することが決まっており、ウェインライトが現役続行を決断すれば、来季中にメジャー新記録樹立の可能性がある。

     ウェインライトとモリーナは今季の25試合を含め、これまで通算299試合で先発バッテリーを組んできた(ポストシーズンの14試合は含まない)。これはミッキー・ロリッチとビル・フリーハンの324試合、ウォーレン・スパーンとデル・クランドールの316試合、レッド・フェイバーとレイ・シャークの306試合に次ぐ史上4番目の大記録である。ウェインライトの今季の登板は先発ローテーション通りにいけば残り6試合のため、フェイバーとシャークの306試合に並び、さらにそのうえを目指すのは来季に持ち越しとなるだろう。

     300試合で先発バッテリーを組むためには、お互いが最低でも10年近く同じチームでプレーし、投手はその期間中しっかり先発ローテーションを守り、捕手も正捕手(ないしはその投手の専属捕手)という地位をキープする必要がある。モリーナは2004年、ウェインライトは2005年にメジャーデビューしてからカージナルス一筋で15年以上にわたってプレーを続け、モリーナは現在に至るまで正捕手に君臨してきた。ウェインライトは2007年から先発ローテーションに入り、2011年にトミー・ジョン手術、2015年にアキレス腱断裂、2018年に右肘の故障による長期離脱があったものの、息の長い活躍を続けてきた。昨季が新型コロナウイルスの影響による短縮シーズンとなっていなければ、もっと早く「300」の大台に到達できた可能性もあるが、いずれにしても、この名バッテリーはいよいよ「300」の大台到達を迎える。

     マイク・シルト監督は「私にとって本当に驚くべき数字だよ。2人が息の長い選手であることを物語っているよね。長く活躍してきた証であり、1つのチームのためにプレーし続けてきた証でもある。本当に驚くべき快挙だと思う」と語り、自軍が誇る名バッテリーを称賛。投手と捕手のどちらか一方だけが優秀でも、この記録は成立しない。一流の投手と一流の捕手が同じチームでプレーし続けることで初めて成立するというところにこの記録の偉大さがあると言えよう。

     2017年に「自分のキャリアを振り返ったときに最も興奮し、最も誇りに思うことの1つはヤディアー・モリーナを相手に投げ続けてきたことだ」と語ったことがあるウェインライトは、この大記録について尋ねられると顔を赤らめ、はぐらかそうとする。一方のモリーナは先日、「僕は1人の人間として、この男を愛している。彼は素晴らしいチームメイトであり、素晴らしい人間だ」とストレートに自身の思いを口にした。好対照な2人だが、だからこそピッタリと息が合い、長年にわたって良好な関係を築くことができたのかもしれない。

     現役のバッテリーでウェインライトとモリーナの299試合に次ぐのは、カルロス・マルティネスとモリーナの121試合。しかし、マルティネスは今季限りでカージナルスを去る可能性が高く、これ以上数字を伸ばすのは難しそうだ。その次はレッドソックスのエドゥアルド・ロドリゲスとクリスチャン・バスケスによる104試合だが、ウェインライトとモリーナの半分にも満たない。ウェインライトは先日、「300という数字はかっこいいよね。もう2度と達成されないんじゃないかな」と語っていたが、その言葉通りにウェインライトとモリーナの2人が最後の達成コンビとなる可能性は十二分にあるだろう。

     来季も現役を続行することが決まったモリーナは、ウェインライトに対するリクルート活動を続けているという。「家族に相談してから」と慎重な姿勢を見せるウェインライトだが、もしウェインライトがもう1年プレーしてモリーナとともに引退することを選択するのであれば、この2人はロリッチとフリーハンのメジャー記録を破り、不滅の大記録を打ち立てることになるはずだ。

  • 今季終了後FAのコレア アストロズと再契約の可能性を排除せず

    2021.9.3 14:00 Friday

     アストロズの正遊撃手として活躍してきたカルロス・コレアは今季終了後にFAとなる。今季開幕前にはアストロズから提示された6年1億2000万ドルと5年1億2500万ドルの契約延長オファーを拒否し、先日は「アストロズでのラストイヤーにワールドシリーズ制覇を勝ち取りたい」と発言したことが話題になった。しかし、コレアは契約延長オファーを拒否して以降、アストロズとの契約交渉が行われていないことを明らかにしつつも、FAとなったあとにアストロズと再契約を結ぶ可能性は排除していない。

     現在26歳のコレアは2012年のドラフトでアストロズから全体1位指名を受けてプロ入りし、2015年にメジャーデビューして新人王を受賞。それ以来、チームの正遊撃手として活躍してきた。今季はここまで122試合に出場して打率.277、20本塁打、69打点、OPS.847を記録。守備面では自己ベストとなる守備防御点+14をマークしており、攻撃、守備、そして年齢のバランスを考えると、スター遊撃手の多い今オフのFA市場におけるベストの選択肢と言えるかもしれない。

     アストロズは今オフ、コレアとの再契約に乗り出すことが確実視されているが、コレアの遊撃手としての実力を考えれば、複数のチームによる争奪戦が繰り広げられることは間違いない。「シーズンが始まったら契約の話はしたくないとハッキリ伝えたんだ。アストロズはそれを尊重してくれた」とアストロズへの感謝を口にするコレアだが、アストロズがコレアと再契約できるかどうかはアストロズが提示するオファー、そして他球団から提示されるオファー次第ということになるだろう。

     コレアは「(来季もアストロズでプレーするかどうかは)誰にもわからないよ。もしアストロズが望むなら、僕は喜んで残留する。もしアストロズが僕のことを長期的な戦力と考えないなら、僕は他のチームでプレーすることになるだろう。(どんなオファーが提示されるかは)僕にはどうしようもない。僕にできるのはチームの勝利を手助けすることだけさ」と語る。コレアは来季、どのチームのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。

  • ドジャース・シャーザーは出塁率.000 残り試合で初出塁なるか

    2021.9.3 12:30 Friday

     マックス・シャーザーはドジャース移籍後の6試合で4勝0敗、防御率1.29という素晴らしい活躍を見せ、ドジャースが地区首位の座を取り戻す立役者の1人となっている。しかし、シャーザーの今季の成績を眺めていると、あることに気がつく。打率、出塁率、長打率、OPSのいわゆる「スラッシュライン」の数字がすべて.000なのだ。もしシャーザーがこのまま出塁率.000でシーズンを終えれば、出塁率.000の選手によるシーズン最多打席数のワースト記録を更新することになる。

     今季のシャーザーはナショナルズとドジャースで合計50回打席に立ち、47打数0安打、0四球、0死球、2犠打、1犠飛、20三振という打撃成績を残している。安打、四球、死球がすべて0のため、もちろん出塁率は.000である。メジャーリーグの過去の記録をさかのぼってみると、出塁率.000の選手によるシーズン最多打席数のワースト記録は、2016年に陳偉殷(チェン・ウェイン)が記録した49打席であり、現時点で50打席のシャーザーはすでにチェンの記録を上回っている。

     シャーザーは昨季終了時点で通算打率.193、出塁率.221を記録しており、極端に打撃が苦手な投手というわけではなかった。昨季は新型コロナウイルスのパンデミックの影響により両リーグでDH制が採用され、投手は打席に立つ機会がなかったが、シャーザーのようなベテラン投手にはこの1年のブランクが大きく影響しているのかもしれない。メジャーリーグ公式サイトのトム・タンゴは、シャーザーの通算打撃成績がシャーザーの実力を表していると仮定した場合、シャーザーが出塁率.000のまま1シーズンを終える可能性を「500万分の1」と算出しているが、レギュラーシーズン残り1ヶ月となった時点で、その「500万分の1」が実現する可能性が残されているのだ。

     メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンによると、「シャーザーはストライクゾーンを熟知し、ボール球をあまり追いかけない」、「三振率が投手の平均よりも低く、多くの打席で打球をインプレーにしている」、「ヒットになるはずの打球が数本アウトになっている」など、シャーザーの初出塁を期待するうえでポジティブなデータもあるという。レギュラーシーズン残り1ヶ月でシャーザーが出塁率に0以外の数字を刻むことができるか注目したい。

  • 8月の各賞受賞者が決定 投手・大谷は得票するも受賞ならず

    2021.9.3 10:00 Friday

     日本時間9月3日、8月の各賞受賞者が発表された。月間最優秀選手はア・リーグがホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、ナ・リーグがC・J・クロン(ロッキーズ)、月間最優秀投手はロビー・レイ(ブルージェイズ)とアダム・ウェインライト(カージナルス)、月間最優秀新人はボビー・ダルベック(レッドソックス)とフランク・シュウィンデル(カブス)、月間最優秀救援投手はエマニュエル・クラセイ(インディアンス)とデビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)が選出されている。

     アブレイユは28試合に出場して打率.330、10本塁打、25打点、OPS1.043をマーク。月間MVPを受賞するのはキャリア通算3度目であり、ホワイトソックスの野手では2019年4月のティム・アンダーソン以来となった。今季メジャー最多の102打点を記録しており、このまま打点王のタイトルを獲得すれば、ア・リーグでは1990~92年のセシル・フィルダーに次いで2人目の3年連続打点王となる。

     クロンは26試合に出場して打率.387、11本塁打、34打点、OPS1.291をマーク。月間MVPは初受賞で、ロッキーズの野手では2019年6月のチャーリー・ブラックモン以来となった。日本時間8月7~9日のマーリンズ3連戦では13打点を荒稼ぎしたが、3連戦の打点数としては1999年4月のラリー・ウォーカーに並ぶ球団タイ記録だった。

     レイは6試合に先発して41回を投げ、1勝0敗、防御率1.76、52奪三振をマーク。白星には恵まれなかったが、自身初の月間MVPに選ばれ、ブルージェイズの投手では2011年8月のリッキー・ロメロ以来となった。通算1000投球回に到達した時点で1241奪三振を記録し、これはダルビッシュ有の1222奪三振を上回るメジャー新記録となっている。

     ウェインライトは6試合に先発して44回を投げ、5勝1敗、防御率1.43、36奪三振をマーク。月間MVPを受賞するのは7年ぶり3度目であり、カージナルスの投手では2019年9月のジャック・フラハティ以来となった。日本時間8月12日のパイレーツ戦ではわずか88球で2安打完封勝利を達成する快投を披露した。

     ダルベックは24試合に出場して打率.339、7本塁打、21打点、OPS1.205をマーク。レッドソックスの選手が月間最優秀新人に選ばれるのは2019年5月のマイケル・チェイビス以来となった。日本時間8月27日のツインズ戦では2本塁打7打点の大活躍を見せたが、9番打者が2本塁打7打点を記録するのは球団史上6人目の快挙だった。

     シュウィンデルは26試合に出場して打率.344、6本塁打、18打点、OPS1.030をマーク。カブスは6月にパトリック・ウィズダムが月間最優秀新人に選ばれており、同一シーズンに複数の選手が月間最優秀新人を受賞するのは2018年のヤンキース以来となった。日本時間8月13~19日には、カブスの右打者では2009年のアラミス・ラミレス以来12年ぶりとなる7試合連続長打を記録した。

     クラセイは13試合に登板して12回2/3を投げ、0勝0敗6セーブ、防御率0.00、15奪三振を記録。月間最優秀救援投手は初受賞で、インディアンスでは2017年4月のコディ・アレン以来となった。日本時間7月18日以降20試合連続で無失点に抑えており、これは球団史上3位の記録となっている。

     ウィリアムスは14試合に登板して14回を投げ、1勝0敗3セーブ、防御率0.00、22奪三振を記録。月間最優秀救援投手を受賞するのはキャリア2度目であり、ブリュワーズからの選出は6月のジョシュ・ヘイダーに続いて今季2人目となった。月間22奪三振以上かつ3与四球以下で無失点に抑えるのは球団史上3度目の快挙で、そのうち2度はウィリアムスが記録している。

     なお、6月と7月に打者として2ヶ月連続で月間MVPを受賞していた大谷翔平(エンゼルス)は、8月は投手として活躍し、4試合に先発して25回を投げ、3勝0敗、防御率2.88、27奪三振をマーク。月間MVPの投票でも得票したが、受賞には至らなかった。

  • MLB公式オンラインショップ「mlbshop.jp」がオープン

    2021.9.3 09:00 Friday

     MLB公式グッズを国内どこからでも購入できる、日本向けのMLB公式オンラインショップ「mlbshop.jp」が今月公開された。これにより日本のファンは日本語のサイトで全30チームの幅広い商品から選べるようになった。

     選手ユニフォームやチームグッズに加え、大谷翔平のサイン入りグッズ、記念グッズユニフォーム、アパレルもラインアップに含まれる。世界中で展開されている定番グッズと合わせて、国内限定商品も投入される予定だ。

     「mlbshop.jp」が開設されたことで、これまで入手困難だった記録達成や優勝記念、イベント記念のグッズをすぐに手に入れる可能性にも期待できる。

     MLB公式オンラインショップ https://www.mlbshop.jp/ja/

  • ツインズ・前田がトミー・ジョン手術 来季中に復帰の可能性も

    2021.9.2 10:00 Thursday

     日本時間9月2日、ツインズのロッコ・バルデリ監督は前田健太のトミー・ジョン手術が無事に終了したことを明らかにした。バルデリによると、今回の手術にはインターナル・ブレース(体内に装着する補強装置)が使用されており、従来のトミー・ジョン手術よりも早期の戦列復帰が可能になるという。通常、トミー・ジョン手術からの復帰には14ヶ月前後が必要とされるが、バルデリは前田が9~12ヶ月で復帰できる可能性を示唆。しばらく様子を見たあと、より具体的なタイムテーブルが明らかになる見込みだ。

     ツインズは先週の段階で前田が右肘の手術を受ける予定であり、今季絶望となることを発表。前田はトミー・ジョン手術を受けることが有力視されていたが、インターナル・ブレースという最新の技術を用いた手術を受けた。もし9ヶ月で復帰できるのであれば、来年6月上旬にはメジャーのマウンドに立っていることになるが、リハビリや実戦感覚の回復などに必要な時間を考えると、あまり現実的な話ではない。6月上旬からマイナーでのリハビリ登板を開始し、後半戦からメジャーに復帰できるのがベストのシナリオだろうか。もちろん、当初予想されていたように2022年シーズンを全休する可能性も残されている。

     移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は前田の長期離脱を受け、「ツインズが来季優勝争いに加わるのは難しくなった」と伝えている。すでにホゼ・ベリオスをブルージェイズへ放出しており、マイケル・ピネイダは今季終了後にFAとなる。先発ローテーションにはメジャーでの実績に乏しい若手投手ばかりが並んでおり、もし来季ポストシーズン進出を目指すのであれば、今オフに大型補強が必要だ。ネルソン・クルーズとのトレードで獲得したジョー・ライアンなど、有望株を複数抱えているとはいえ、いきなりエース格の活躍を期待するのは酷だろう。

     現在33歳の前田はメジャー6年目の今季、21試合に先発して6勝5敗、防御率4.66、113奪三振を記録。投球イニング数(106回1/3)や奪三振数は短縮シーズンの昨季を除けば自己最少であり、勝利数も昨季と並んで自己最少タイ。防御率は自己ワーストだった。

  • メッツにまた不祥事 スコットGMの飲酒運転疑惑が報じられる

    2021.9.2 09:00 Thursday

     お騒がせ球団のメッツにまた不祥事が発生したようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、メッツのザック・スコットGM代理はニューヨーク州ウエストチェスター郡で飲酒運転の容疑をかけられているという。メッツは現地時間9月1日の朝にこのニュースを知り、「この問題を深刻に受け止めている」と公式声明を発表。この事件に関して調査を行い、次のステップについて決定するまでのあいだ、スコットはチームの遠征に帯同しないことが決定された。

     メッツは「我々は今朝、ザック・スコットの飲酒運転の疑いについて知って驚き、深く失望しました。この問題を非常に深刻に受け止めています。情報収集をして次のステップについて決定するまでのあいだ、ザックはチームの遠征に帯同しません」との公式声明を発表。スコットは昨年12月にサンディ・アルダーソン球団社長、ジャレッド・ポーターGMのもとでGM補佐に任命されたが、ポーターが過去に女性リポーターにわいせつな画像を送り付けていたことが判明して解任されたことを受け、GM代理としてアルダーソンのもとでチーム編成のあらゆる部門を担当していた。

     メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコーモ記者によると、メッツは先月の時点でスコットの肩書から「代理」を外すかどうかについて、まだ決めていなかったという。シーズン終了後にスコットを正式なGMとするかどうかを判断する予定だったとみられるが、今回の飲酒運転疑惑により、正式なGMになるどころか、解任される可能性も出てきた。

    「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、スコットは現地時間9月1日午前4時すぎに車内で居眠りしているところを発見されたようだ。その数時間前、スコットは球団オーナーのスティーブ・コーエンの自宅で開催されたイベントに参加。ルイス・ロハス監督によると、ロハスと6人前後の選手もイベントに参加し、バスで帰宅したものの、スコットはそのバスに同乗していなかったという。

     フロントの不祥事、ハビアー・バイエズら複数の選手による「ブーイング騒動」など、フィールドの内外で世間を騒がせているメッツ。逆転でのポストシーズン進出に向けて「勝負の9月」がスタートしたタイミングで、スコットの飲酒運転疑惑という最新のスキャンダルが発生してしまった。

  • マリナーズがサービス監督、ディポートGMとの契約延長を発表

    2021.9.2 08:00 Thursday

     日本時間9月2日、マリナーズはスコット・サービス監督、ジェリー・ディポートGMと複数年の契約延長に合意したことを発表した(契約条件の詳細は非公開)。両者とも今季限りで契約満了となる予定だったが、再建期の終わりを迎え、勝負モードへと移行しつつあるチームの舵取りを来季以降も任された形だ。また、ディポートがGMから編成本部長に昇格することも併せて発表されており、マリナーズでは球団史上初となる編成本部長が誕生した。

     ディポートは2015年7月にエンゼルスのGMを辞任したあと、同年9月にマリナーズのGMに就任。その翌月、ディポートはエンゼルス時代に自身の補佐を務めていたサービスをロイド・マクレンドンに代わる新監督に任命した。両者とも2018年7月に3年間の契約延長を手にしており、今回がマリナーズとの3度目の契約となる。

     サービスが率いるマリナーズは今季ここまで71勝62敗を記録し、ワイルドカード圏内まで3.5ゲーム差の位置につけている。また、先日「MLBパイプライン」が発表したファームシステム・ランキングでは30球団中2位にランクイン。ディポートはマリナーズのGMに就任してからの6シーズンでマイナー組織を立て直し、ポストシーズン進出を狙えるところまでチーム再建を進めてきたのだ。来季からは本格的に勝負モードに突入することが予想されるが、マリナーズはその舵取りをサービスとディポートの2人に託すことを決めた。

     ディポートは今年1月に「今季はポストシーズン争いをすることが成功のバロメーターとなる。8月や9月に意味のある試合をしたい」と話していたが、その通りのチーム状況となっている。守護神ケンドール・グレイブマンを同地区ライバルのアストロズへ放出したトレードでチーム内から不満が噴出するというハプニングこそあったものの、2015年オフから始まった長期的なチーム作りはディポートのプラン通りに進んでいるというわけだ。

     今回の複数年契約は、サービスとディポートの両者にとって、マリナーズのチーム再建の集大成となるに違いない。球団史上初のワールドシリーズ進出、そしてワールドシリーズ制覇という目標が達成されれば、この2人はさらなる長期政権を築くことになるかもしれない。

  • ブルージェイズが7月末に獲得したリリーフ左腕・ハンドをDFAに

    2021.9.1 11:00 Wednesday

     日本時間9月1日、ブルージェイズは右ハムストリング痛で戦列を離れていたダニー・ジャンセンの復帰に伴い、ブラッド・ハンドをDFAとしたことを発表した。ハンドは7月末のトレード・デッドラインでライリー・アダムスとの1対1のトレードでナショナルズからブルージェイズに加入。メジャー通算126セーブの実績を武器に、ジョーダン・ロマノとともに強固な勝ちパターンを形成することを期待されていたが、移籍後は11試合に登板して0勝2敗0セーブ、防御率7.27と全く期待に応えられなかった。

     ブルージェイズは現在、ア・リーグのワイルドカード争いで4位につけ、3位のアスレチックスを2.5ゲーム差、2位のレッドソックスを4.5ゲーム差で追いかけている。そのなかでブルペンのグレードアップのために獲得したハンドの大不振はチームの足を大きく引っ張り、ここ最近は重要度の低い場面での登板も目立っていた。

     移籍後2度目の登板となった日本時間8月3日のインディアンス戦は2対2の同点で迎えた10回表に登板したが、無死2塁から暴投、タイムリー、2ラン本塁打であっという間に3点を失い、敗戦投手に。同19日の古巣・ナショナルズとの試合では1点リードの7回裏無死1塁の場面で登板したが、四球でピンチを広げたあと、2本のアーチで逆転を許し、再び敗戦投手となった。ナショナルズでも41試合で5勝5敗21セーブ、防御率3.59と決して安定したピッチングではなかったが、ブルージェイズ首脳陣もここまで使い物にならないとは想像していなかったに違いない。

     また、ハンドとのトレードでナショナルズへ移籍したアダムスが移籍後19試合に出場して打率.341、2本塁打7打点、OPS1.010と大活躍していることもハンドの印象をさらに悪くしている。獲得からわずか1ヶ月でDFAとなり、交換相手は新天地で大活躍。上位チームを追撃する態勢を整えたかったブルージェイズにとって、大失敗のトレードとなってしまった。

  • レッドソックスでクラスター発生 澤村拓一も陽性で戦線離脱

    2021.9.1 10:00 Wednesday

     ア・リーグのワイルドカード争いで2位につけているレッドソックスで新型コロナウイルスのクラスターが発生している。すでにエンリケ・ヘルナンデス、クリスチャン・アローヨ、マット・バーンズ、マーティン・ペレスの4人が新型コロナウイルス陽性で故障者リストに登録されていたが、日本時間9月1日には澤村拓一が陽性、ジョシュ・テイラーが濃厚接触者であることも判明。さらに、レイズ戦に出場していたザンダー・ボガーツも陽性となり、途中交代を余儀なくされた。

     レッドソックスは今回のクラスター発生で4人のリリーバーと3人の内野手を同時に欠いたことになる。まず、日本時間8月28日にヘルナンデスの陽性が判明し、アローヨが濃厚接触者に認定された(アローヨは2日後に陽性が判明)。これによりレッドソックスは正二塁手と控え二塁手を同時に欠くことになった。さらに、同31日にはバーンズとペレスの陽性も判明。テイラーが濃厚接触者に認定され、同9月1日にはアレックス・コーラ監督が「サワムラも陽性だ」と明らかにした。これによりレッドソックスは4人のリリーバーを同時に失うことになってしまった。

     レッドソックスでは選手以外にもクオリティ・コントロール・コーチのラモン・バスケスが陽性となり、一塁ベースコーチのトム・グッドウィンが濃厚接触者に認定されている。また、ストレングス・アンド・コンディショニング・コーチの百瀬喜与志も陽性が判明し、ヘルナンデスやアローヨと同様にホテルで隔離中だ。そして、日本時間9月1日の試合中にはボガーツの陽性も明らかになり、レッドソックスは強打の正遊撃手までも失うことになった。

     新型コロナウイルス陽性となった選手は通常、10日間の隔離期間が必要とされる。熾烈なワイルドカード争いが続くなかで主力選手の大量離脱はレッドソックスにとって大きな痛手となることは間違いない。マイナーや他球団から選手をかき集めて離脱者の穴を埋めているレッドソックスだが、3年ぶりのポストシーズン進出に向けてこの難局を乗り切ることができるだろうか。

  • MLB公式サイトが選ぶ「8月のベストナイン」 日本人選手は選出なし

    2021.8.31 15:00 Tuesday

     日本時間8月31日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは、毎月恒例となった両リーグの「月間ベストナイン」を選出する特集記事を公開した。大谷翔平(エンゼルス)は5月から指名打者部門で3ヶ月連続の選出、7月には先発投手部門でも初選出されていたが、今月は大谷を含め、日本人選手は1人も選ばれなかった。レイッチが選出した両リーグの「8月のベストナイン」の顔ぶれと、各選手の8月の成績(現地時間8月30日終了時点)は以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ◆捕手:サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    26試合 打率.277 12本塁打 28打点 0盗塁 OPS1.022

    ◆一塁手:ボビー・ダルベック(レッドソックス)
    23試合 打率.345 7本塁打 21打点 0盗塁 OPS1.252

    ◆二塁手:ブランドン・ラウ(レイズ)
    26試合 打率.275 9本塁打 26打点 2盗塁 OPS.970

    ◆三塁手:ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    26試合 打率.286 9本塁打 22打点 8盗塁 OPS1.022

    ◆遊撃手:ワンダー・フランコ(レイズ)
    24試合 打率.313 3本塁打 18打点 0盗塁 OPS.867

    ◆外野手:ランディ・アロザレーナ(レイズ)
    18試合 打率.364 3本塁打 10打点 1盗塁 OPS1.046

    ◆外野手:スターリング・マーテイ(アスレチックス)
    25試合 打率.361 2本塁打 14打点 19盗塁 OPS.877

    ◆外野手:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    28試合 打率.336 8本塁打 25打点 4盗塁 OPS1.028

    ◆指名打者:ヨーダン・アルバレス(アストロズ)
    25試合 打率.303 9本塁打 22打点 0盗塁 OPS.999

    ◆先発投手:マルコ・ゴンザレス(マリナーズ)
    6試合 3勝0敗0セーブ 防御率1.58 27奪三振 WHIP0.80

    ◆先発投手:カル・クアントリル(インディアンス)
    6試合 2勝0敗0セーブ 防御率1.42 40奪三振 WHIP1.00

    ◆先発投手:ロビー・レイ(ブルージェイズ)
    6試合 1勝0敗0セーブ 防御率1.76 52奪三振 WHIP0.85

    ◆先発投手:ディラン・シース(ホワイトソックス)
    6試合 4勝0敗0セーブ 防御率2.83 50奪三振 WHIP0.97

    ◆救援投手:エマニュエル・クラセイ(インディアンス)
    13試合 0勝0敗6セーブ 防御率0.00 15奪三振 WHIP0.39

    ◆救援投手:ジョナサン・ロアイシガ(ヤンキース)
    11試合 2勝0敗2セーブ 防御率0.63 14奪三振 WHIP1.12

    ナショナル・リーグ

    ◆捕手:ウィル・スミス(ドジャース)
    21試合 打率.299 8本塁打 17打点 1盗塁 OPS1.100

    ◆一塁手:C・J・クロン(ロッキーズ)
    25試合 打率.382 10本塁打 33打点 0盗塁 OPS1.271

    ◆二塁手:トミー・エドマン(カージナルス)
    26試合 打率.302 3本塁打 14打点 3盗塁 OPS.855

    ◆三塁手:オースティン・ライリー(ブレーブス)
    25試合 打率.359 6本塁打 18打点 0盗塁 OPS.973

    ◆遊撃手:ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)
    25試合 打率.330 5本塁打 20打点 2盗塁 OPS.919

    ◆外野手:ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    27試合 打率.323 10本塁打 23打点 0盗塁 OPS1.219

    ◆外野手:タイラー・ネークイン(レッズ)
    25試合 打率.386 6本塁打 13打点 1盗塁 OPS1.192

    ◆外野手:フアン・ソト(ナショナルズ)
    25試合 打率.286 4本塁打 13打点 1盗塁 OPS1.024

    ◆先発投手:アダム・ウェインライト(カージナルス)
    6試合 5勝1敗0セーブ 防御率1.43 36奪三振 WHIP0.80

    ◆先発投手:ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    5試合 2勝1敗0セーブ 防御率1.35 39奪三振 WHIP0.99

    ◆先発投手:ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)
    6試合 4勝0敗0セーブ 防御率1.41 41奪三振 WHIP0.97

    ◆先発投手:マックス・シャーザー(ドジャース)
    5試合 4勝0敗0セーブ 防御率1.55 41奪三振 WHIP0.83

    ◆救援投手:ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    10試合 1勝0敗7セーブ 防御率0.00 16奪三振 WHIP0.64

    ◆救援投手:ホゼ・アルバレス(ジャイアンツ)
    14試合 0勝1敗0セーブ 防御率1.20 8奪三振 WHIP0.80

  • エンゼルスの左腕・キンターナがウエーバーでジャイアンツ移籍

    2021.8.31 11:00 Tuesday

     日本時間8月31日、ジャイアンツはウエーバーを経由してエンゼルスから左腕ホゼ・キンターナを獲得したことを発表した。現在32歳のキンターナは1年800万ドルの契約でエンゼルスに加入したものの、ここまで24試合(うち10先発)に登板して0勝3敗、3ホールド、防御率6.75と大不振。しかし、リリーフで登板した14試合では防御率3.93をマークしており、ジャイアンツは戦力になると判断したようだ。ウエーバー経由の獲得のため、エンゼルスとキンターナの契約はそのままジャイアンツに引き継がれる。

     キンターナはホワイトソックス時代とカブス時代には確実な働きを期待できる先発左腕として活躍し、2013年から4年連続で200イニング以上を投げ、2016年から4年連続で11勝以上をマーク。昨季は故障の影響もあって4試合(うち1先発)しか登板できなかったものの、メジャー通算83勝の実績を評価され、カブス時代の指揮官であるジョー・マドンが率いるエンゼルスに加わることになった。

     ところが、開幕から9試合に先発して0勝3敗、防御率7.22と大不振。5月末には左肩の炎症で故障者リスト入りし、6月下旬に戦列復帰したあとはリリーフに配置転換された。その後はチーム事情により緊急先発した1試合を除き、すべてリリーフで登板。先発した10試合では0勝3敗、防御率8.23とめった打ちを喰らっているのに対し、リリーフでは14試合で防御率3.93、奪三振22、与四球3と比較的安定したピッチングを見せており、WHIPの数値も先発時が2.06、リリーフ時は1.25と大差がついている。

     メジャー最高勝率を誇るジャイアンツはケビン・ゴーズマン、アンソニー・ディスクラファーニ、ローガン・ウェブ、アレックス・ウッド、ジョニー・クエイトの5人で先発ローテーションを形成してきたが、ウッドとクエイトが新型コロナウイルス感染拡大防止のプロトコルに従って故障者リスト入り。一時的に投手不足に陥っており、キンターナの獲得はそれをカバーする狙いがあるとみられる。

  • 大谷翔平が明日の登板を回避 トラウトは今季絶望の可能性も

    2021.8.31 10:30 Tuesday

     エンゼルスが誇る2人のスーパースターについて、故障の続報が届いた。大谷翔平は日本時間9月1日のヤンキース戦に先発する予定だったが、同8月29日のパドレス戦で右手首付近に投球を受けた影響で登板を回避することに。大谷の代わりにハイメ・バリアが先発することが発表された。一方のマイク・トラウトは左ふくらはぎの故障により5月中旬から長期離脱しているが、まだ痛みが残っているという。トラウトの故障が癒えて、戦列復帰に向けたリハビリを行うためには、十分な時間が残されていないかもしれない。

     大谷は日本時間8月29日のパドレス戦で初回にライアン・ウェザースが投じた93マイルの速球を右手首付近に受けた。試合には出場を続け、今季20個目の盗塁を決めて球団史上初となる「40-20」を達成。また、試合後にはX線検査を受け、骨に異常がないことが確認されたものの、まだ痛みが残っているため、登板を回避することが決定された。次回登板は未定となっている。

     ジョー・マドン監督は「彼は元気だよ。少し痛みが残っているだけさ」とコメント。「投げることに関して多少問題がある。だから、彼の準備が整うまで投げさせないことにした。(7月の)親指の問題と同じような感じだね」と述べた。大谷は7月下旬にダグアウトに座っていたときに右手にファウルボールを当て、登板が3日後に変更されたことがある。マドンはこのときと同様に、大谷が短期間で投球を再開できると考えているようだ。

     すぐに投球を再開できる見込みの大谷とは対照的に、トラウトは戦列復帰を果たせないまま今季を終える可能性が出てきた。ベースランニングを含め、徐々に本格的な練習を再開しているトラウトだが、そのなかで左ふくらはぎの痛みが再発しているという。マドンは「(今季絶望の)可能性はある。それに近いことを言わないといけないタイミングが近付いているかもしれない。でも、彼は復帰を望んでいるから、我々は彼の意思を尊重するよ」とコメント。依然として戦列復帰の見込みが立たない状況が続いている。

  • 第22週の週間MVPは6本塁打のペレスと打率.462のエドマン

    2021.8.31 10:00 Tuesday

     日本時間8月31日、2021年シーズン第22週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、ナ・リーグはトミー・エドマン(カージナルス)が選出された。ペレスが週間MVPを受賞するのはメジャー10年目で初めてであり、ロイヤルズからの選出は昨年9月のアダルベルト・モンデシー以来。一方のエドマンもメジャー3年目で初の週間MVP受賞となり、カージナルスの選手が週間MVPに選ばれるのは2019年9月のヤディアー・モリーナ以来となった。

     ペレスは日本時間8月25日のアストロズ戦から5試合連続本塁打を記録するなど、7試合に出場して打率.357(28打数10安打)、6本塁打、14打点、出塁率.455、長打率1.000、OPS1.455の好成績をマーク。6本塁打のうち2本は満塁本塁打であり、2試合連続の満塁本塁打は球団史上初、捕手ではメジャー史上3人目の快挙となった。また、5試合連続本塁打は2002年のマイク・スウィーニーに並ぶ球団タイ記録であり、月間12本塁打も1975年7月のジョン・メイブリーと1997年8月のチリ・デービスに並ぶ球団タイ記録。さらに、シーズン38本塁打はア・リーグの捕手記録を塗り替えた。

     エドマンは6試合に出場して全試合でヒットを放ち、打率.462(26打数12安打)、3二塁打、2本塁打、10打点、2盗塁、出塁率.483、長打率.808、OPS1.290の好成績をマーク。今季35二塁打はリーグトップの数字であり、メジャー全体でもジャイマー・キャンデラリオ(タイガース)の36本に次ぐ2位となっている。今季は35二塁打、3三塁打、9本塁打、21盗塁を記録しているが、「40長打以上かつ20盗塁以上」はメジャー全体で7人だけ。エドマン以外の6人は全員がオールスター・ゲームに選出された(ウィット・メリフィールド、トレイ・ターナー、フェルナンド・タティスJr.、セドリック・マリンズ、ボー・ビシェット、大谷翔平)。

  • メッツの選手による「ブーイング」 球団社長が公式声明で批判

    2021.8.30 12:00 Monday

     地区首位から一転、3位に転落して借金生活に突入しているメッツに「ブーイング問題」が発生した。日本時間8月30日、ナショナルズに9対4で勝利したメッツは4回裏に26号2ランを放ったハビアー・バイエズなど複数の選手が両手の親指を下に向ける「ブーイング」のパフォーマンスを披露。バイエズは「僕たちがファンにブーイングするためのパフォーマンス」と説明した。これに対し、サンディ・アルダーソン球団社長は公式声明を発表し、「受け入れられるものではない。ブーイングはすべてのファンの権利だ」と選手たちの行動を批判した。

     メッツはチームが急失速し、ファンの期待を裏切る試合が続いたこともあり、ファンから容赦ないブーイングを浴びせられる時期が続いていた。ルイス・ロハス監督の解任を要求するチャントが球場に鳴り響いたこともあった。それに対し、バイエズは「僕たちは成功しないとブーイングされるんだ。だから、僕たちが成功したときにはファンがブーイングを受けるんだよ」と主張。「僕たちは機械じゃない。10打席のうち7回は失敗するんだ。ファンがブーイングをすると、チームにさらなるプレッシャーを与えることになる。それは僕たちが望んでいることではない」と思いを口にした。

     しかし、こうした選手たちの行動に対し、アルダーソンは公式声明を発表。ファンに対して「ブーイング」のパフォーマンスをすることについて「全く受け入れられるものではなく、許されるものではない」と強く批判し、さらに「ファンには自分の失望を表現する権利がある。ブーイングはすべてのファンの権利だ。メッツはプロらしくない選手の行動を容認しない。メッツのファンは忠実で、情熱的で、知識が豊富で、自分自身を表現することを惜しまない。我々はこうした資質の一つひとつを愛している」と述べた。

     ニューヨークでプレーするというのは、こうした環境のなかでプレーすることでもある。ファンにメッセージを伝えるためには、選手たちはバイエズらが見せた「ブーイング」のようなパフォーマンスではなく、試合で「勝利」という結果を残し続けるしかない。今季残り32試合、メッツの選手たちの意地に期待したい。

  • パイレーツがポランコをリリース 筒香嘉智の出場機会にも影響か

    2021.8.29 11:00 Sunday

     日本時間8月29日、パイレーツは2014年のメジャーデビュー以来8年間、チーム一筋でプレーしてきた生え抜きの外野手、グレゴリー・ポランコをリリースしたことを発表した。パイレーツからリリースされたことにより、他球団はメジャー最低保証年俸の日割り分を支払うだけでポランコと契約することが可能になる。ポストシーズン進出を狙える状況ではないパイレーツは、契約最終年となったポランコをリリースしてロースターの枠を空け、来季に向けた若手選手のテストを進めたいと考えているようだ。

     現在29歳のポランコは2009年3月にパイレーツと契約し、2014年6月にメジャーデビュー。メジャー3年目の2016年に打率.258、22本塁打、86打点、17盗塁、OPS.786をマークするなど、着実に成長を遂げ、2016年4月には5年3500万ドル+オプション2年でパイレーツとの契約を延長した。

     ところが、2018年に打率.254、23本塁打、81打点、12盗塁、OPS.839をマークしたのをピークに成績が急降下。故障の影響で2019年は42試合しか出場できず、短縮シーズンとなった昨季は60試合中50試合に出場したものの、自己ワーストの打率.153に終わった。

     5年契約のラストイヤーとなる今季は107試合に出場して打率.208、11本塁打、36打点、14盗塁、OPS.637と不振から抜け出せず、来季のオプション(年俸1250万ドル)行使は絶望的な状況に。パイレーツは5年契約の満了を待たずにポランコをリリースすることを決めた。

     日本時間8月28日のカージナルス戦で筒香嘉智がメジャー移籍後初めてライトの守備に就いたように、正右翼手ポランコの退団は若手選手の起用法のみならず、筒香の出場機会にも影響を与える可能性がある。レギュラーの1枠が空いたため、パイレーツはこの1枠をフルに活用し、来季以降に向けて戦力の見極めを進めていくことになりそうだ。

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