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  • シーズン100勝以上で2位 MLB公式サイトが特集

    2020.5.27 17:00 Wednesday

     日本時間5月27日、メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーはシーズン100勝以上を記録しながら2位に終わったチームを特集する記事を公開した。シーズン100勝以上でも1位になれるとは限らず、100勝以上で2位となったケースは10チームも存在する。その内訳は、1969年の地区制導入以降が4チーム、1903年のワールドシリーズ開始から1968年までが6チームとなっている。

     2001年のアスレチックスは、マーク・マルダー、ティム・ハドソン、バリー・ジートという強力三本柱に加え、ジェイソン・ジアンビ、ミゲル・テハーダ、エリック・シャベスなど野手陣も充実し、102勝をマーク。しかし、同じア・リーグ西部地区に所属するマリナーズが歴代最多タイの116勝を記録したため、アスレチックスは地区2位でワイルドカードを獲得するにとどまった。ポストシーズンでは、ヤンキースとの熱戦の末、2勝3敗で地区シリーズ敗退となった。

     両リーグ2地区制のラストイヤーとなった1993年には、バリー・ボンズを獲得したばかりのジャイアンツが103勝をマーク。前年の90敗からの大幅なジャンプアップとなり、打率.336、46本塁打、123打点の活躍を見せたボンズはMVPに選出された。しかし、ジャイアンツはレギュラーシーズン最終戦でドジャースに敗れ、ロッキーズを破ったブレーブスが104勝で地区優勝。当時はワイルドカードがなかったため、ジャイアンツはポストシーズンにすら進めなかった。

     直近では、2018年に100勝をマークしたヤンキースが108勝のレッドソックスの後塵を拝して2位となっている。ヤンキースはアスレチックスとのワイルドカード・ゲームを制して地区シリーズでレッドソックスと対戦したが、1勝3敗で敗退。ヤンキースを破ったレッドソックスは、リーグ優勝決定シリーズでアストロズ、ワールドシリーズでドジャースをそれぞれ4勝1敗で破り、2013年以来5年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

     なお、残りの7チームは以下の通り(カッコ内は1位のチーム)。

    1980年オリオールズ:100勝62敗(ヤンキース:103勝59敗)
    1962年ドジャース:102勝63敗(ジャイアンツ:103勝62敗)
    1961年タイガース:101勝61敗(ヤンキース:109勝53敗)
    1954年ヤンキース:103勝51敗(インディアンス:111勝43敗)
    1942年ドジャース:104勝50敗(カージナルス:106勝48敗)
    1915年タイガース:100勝54敗(レッドソックス:101勝50敗)
    1909年カブス:104勝49敗(パイレーツ:110勝42敗)

  • ドラフト1巡目指名選手を最も多く輩出している学校は?

    2020.5.27 15:30 Wednesday

     日本時間5月27日、メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスはドラフト1巡目指名選手の輩出人数が多い学校を特集する記事を公開した。1965年の第1回ドラフト以降、1巡目指名選手を最も多く輩出した高校はフロリダ州タンパにあるヒルズボロー高だが、6人というのは全体の33位タイに過ぎない。ランキング上位には、優れた選手育成プログラムを持つ大学がズラリと並ぶ結果となった。

     ヒルズボロー高から1巡目指名された選手は、1971年全体14位のリッチ・プイーグ、1981年全体16位のバンス・ラブレイス、1982年全体5位のドワイト・グッデン、1986年全体6位のゲーリー・シェフィールド、1989年全体15位のカイカイ・ジョーンズ、1990年全体10位のカール・エバレットの6人だ。

     1巡目指名選手を最も多く輩出しているのは、スタンフォード大で23人(全体10位以内は11人)。唯一の全体1位指名選手であるマーク・アッペル(2013年)はメジャー昇格を果たせなかったが、マイク・ムシーナ(1990年全体20位)など優秀な人材を数多くプロの世界へ送り込んでいる。

     2位はバリー・ボンズ(1985年全体6位)らを輩出したアリゾナ州立大で21人(全体10位以内は13人)。今年のドラフトで全体1位指名の最有力候補に挙げられているスペンサー・トーケルソンもアリゾナ州立大の選手だ。

     3位は19人でテキサス大(全体10位以内は8人)とフロリダ州立大(全体10位以内は6人)が並んでいる。前者はロジャー・クレメンス(1983年全体19位)、後者はバスター・ポージー(2008年全体5位)の出身校である。

     5位には17人のバンダービルト大が(全体10位以内は9人)でランクイン。デービッド・プライスが2007年、ダンズビー・スワンソンが2015年に全体1位指名を受けており、2004年以降に限れば1巡目指名選手13人は最多となっている。今年のドラフトでもオースティン・マーティンが遅くとも全体3位までには指名されることになるだろう。

  • 同じ日に生まれた2人の殿堂入りスラッガー 52歳の誕生日

    2020.5.27 13:35 Wednesday

     現地時間5月27日、ジェフ・バグウェル、フランク・トーマスという2人の殿堂入りスラッガーが揃って52歳の誕生日を迎える。通算449本塁打を放ったバグウェルと同521本塁打のトーマスは、ともに1968年5月27日生まれ。トーマスは有資格初年度の2014年に得票率83.7%、バグウェルは7度目のチャレンジとなった2017年に得票率86.2%でそれぞれアメリカ野球殿堂入りを果たしている。

     バグウェルは、1989年に地元レッドソックスから4巡目指名を受けてプロ入りし、翌1990年8月にベテラン救援右腕ラリー・アンダーセンとのトレードでアストロズへ移籍。1991年にメジャーデビューして156試合で打率.294、15本塁打、82打点、OPS.824をマークし、準満票で新人王に選出された。

     1994年には打率.368、39本塁打、116打点、OPS1.201の大活躍で打点王のタイトルを獲得し、MVPを受賞。一塁手ながら足も速く、1997年に43本塁打&31盗塁、1999年に42本塁打&30盗塁で2度の「40-30」を達成している。

     肩の故障により2005年は自己最少となる39試合のみの出場に終わり、翌2006年も戦列復帰を果たせず、同年オフに現役引退を表明。メジャー生活15年はアストロズ一筋で、通算2314安打、打率.297、449本塁打、1529打点、202盗塁、OPS.948をマークした。

     一方、「ビッグ・ハート」ことトーマスは、1989年のドラフト1巡目(全体7位)指名でホワイトソックスに入団し、翌1990年にメジャーデビュー。1991年には早くもシルバースラッガー賞を受賞し、この年から1997年まで7年連続「打率3割・20本塁打・100打点・100四球・100得点」というメジャー新記録を打ち立てた。

     1993年は打率.317、41本塁打、128打点、OPS1.033、翌1994年は打率.353、38本塁打、101打点、OPS1.217の好成績を残し、2年連続でMVPを受賞。1997年には打率.347で首位打者のタイトルを獲得した。21世紀に入ってからは故障が増え、打率も悪化。それでも2003年に42本塁打、105打点、アスレチックスへ移籍した2006年にも38歳で39本塁打、114打点をマークし、意地を見せた。

     メジャー生活19年で通算2468安打、打率.301、521本塁打、1704打点、出塁率.419をマークし、通算OPS.974は歴代14位の数字。トーマスより上で殿堂入りしていないのは、4位のバリー・ボンズ、9位のマニー・ラミレス、10位のマーク・マグワイア、そして8位のマイク・トラウト(エンゼルス)の4人だけである。

  • 「仮想の本塁打競争」を開催 勝者はファン投票で決定

    2020.5.27 12:25 Wednesday

     日本時間5月27日、メジャーリーグ公式サイトは「The What-If Derby」と題して仮想の本塁打競争を開催することを発表した。この企画には、過去の強打者と現役のスラッガーが8人ずつ、合計16人が参戦。大会はトーナメント方式で行われ、各ラウンドの勝者はInstagram、Twitter、Facebookでのファン投票によって決定される。

     1回戦はOB選手と現役選手のマッチアップとなっており、ケン・グリフィーJr.とクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、ブラディミール・ゲレーロとブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、アレックス・ロドリゲスとアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、フランク・トーマスとジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、デービッド・オルティスとマイク・トラウト(エンゼルス)、マーク・マグワイアとピート・アロンゾ(メッツ)、ハンク・アーロンとブライス・ハーパー(フィリーズ)、バリー・ボンズとコディ・ベリンジャー(ドジャース)が対戦する。

     メジャーリーグ公式サイトによると、出場選手の合計本塁打数は6100本を超え、オールスター・ゲーム選出は合計127回。ボンズの7回を筆頭に、MVPも合計22回受賞しており、マグワイア(1992年)、グリフィーJr.(1994年・1998年・1999年)、トーマス(1995年)、ボンズ(1996年)、ゲレーロ(2007年)、オルティス(2010年)、スタントン(2016年)、ジャッジ(2017年)、ハーパー(2018年)、アロンゾ(2019年)には実際のホームラン・ダービーで優勝した経験もある。

     ファン投票は3つのSNS(Instagram、Twitter、Facebook)で行われ、3つのうち2つ以上のSNSでより多くの票を集めた選手が次のラウンドへ進出するルールとなっている(1回戦のファン投票は日本時間5月28日にスタート)。16人の猛者たちによって争われるこの大会を制するのは、いったいどの選手だろうか。

  • 最強チーム決定戦 1975年レッズなどがベスト16進出

    2020.5.27 11:45 Wednesday

     シミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット2」の2回戦のうち、8組の対戦が日本時間5月27日に行われ、1975年レッズ、1957年ブレーブスなど8チームがベスト16進出を決めた。1975年レッズは2012年ナショナルズ、1957年ブレーブスは1967年カージナルスをそれぞれスイープで撃破。2回戦の残り8組の対戦は日本時間5月28日に行われ、ベスト16の顔ぶれが決定する。

     「ビッグ・レッド・マシン」として知られる1975年のレッズは、第1戦に先発したジャック・ビリンガムが8回途中1安打無失点の快投を見せると、打線は8回裏に一挙4点を先制。4対0で完封勝利を収めた。第2戦も8回裏がターニングポイントとなり、レッズは1点ビハインドから2点を奪って逆転に成功。その勢いのまま、第3戦と第4戦にも勝利してスイープで2012年ナショナルズを破り、ベスト16進出を決めた。

     1957年ブレーブスは、ウォーレン・スパーンとルー・バーデットの好投で第1戦と第2戦に連勝すると、第3戦も中盤に主導権を握って5対3で勝利した。第4戦は1967年カージナルスが得点したあとにブレーブスがすぐ追い付く展開となり、6対6の同点で迎えた9回裏にビル・ブルトンの犠牲フライでブレーブスがサヨナラ勝ち。すべて2点差以内の接戦となったが、ブレーブスがスイープでベスト16進出となった。

     ニグロリーグから参戦している1931年ホームステッド・グレイズは、ミッキー・マントルとロジャー・マリスの「MM砲」を擁する1961年ヤンキースと対戦。ジョシュ・ギブソンが打率.435、2本塁打、7打点の活躍を見せたが、ベスト16に進出したのはお互い2勝ずつで迎えた第5戦から2連勝したヤンキースだった。エースのホワイティ・フォードは14イニングを3安打1失点に抑えて2勝をマーク。第6戦で先発全員安打を記録するなど、ヤンキース打線は終始好調だった。

     日本時間5月27日に行われた2回戦の結果は以下の通り(最大7試合の4勝先取制。スコアは勝敗を表す)。

    ア・リーグ ブロック1
    1961年ヤンキース 4-2 1931年グレイズ
    2004年レッドソックス 4-3 1996年レンジャーズ
    1970年オリオールズ 4-3 1983年ホワイトソックス
    1954年インディアンス 4-1 1985年ロイヤルズ

    ナ・リーグ ブロック1
    1975年レッズ 4-0 2012年ナショナルズ
    1957年ブレーブス 4-0 1967年カージナルス
    1960年パイレーツ 4-3 1969年カブス
    1997年マーリンズ 4-3 1984年パドレス

  • 世界一になれなかったベストチーム MLB公式サイトが特集

    2020.5.26 18:30 Tuesday

     レギュラーシーズンで圧倒的な強さを見せたチームが勝ち上がるとは限らないのが、メジャーリーグのポストシーズンの面白さである。史上最多のシーズン116勝を記録した1906年のカブスと2001年のマリナーズがともにワールドシリーズ王者となっていないのが、その代表例と言えるだろう。メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは、「世界一になれなかったベストチーム」として11チームを紹介している。

     昨年のアストロズは、シーズン107勝、地区制導入後では歴代3位となる得失点差+280を記録したにもかからず、ワールドシリーズでナショナルズの前に敗退。ジャスティン・バーランダー、ゲリット・コール、ザック・グレインキーという球史に残る強力三本柱を擁しながら世界一にはなれなかった。

     近年では、2017年のドジャースも104勝、得失点差+190という強さを見せながら、世界一にはあと一歩届かなかった。3勝3敗で迎えたアストロズとのワールドシリーズ第7戦、先発のダルビッシュ有が5点を失って2回途中で降板したのは記憶に新しい。

     2004年のカージナルスは、アルバート・プーホルス、ジム・エドモンズ、スコット・ローレンという強力打線にシーズン途中でラリー・ウォーカーを加え、105勝、得失点差+196を記録。しかし、ワールドシリーズではレッドソックスの勢いにのまれ、1勝もできないまま敗退となった。

     2001年のマリナーズは、オフに退団したアレックス・ロドリゲスに代わってイチローが加入し、そのイチローやブレット・ブーンの活躍もあって史上最多タイのシーズン116勝を記録。得失点差は+300に達した。ところが、ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズでヤンキースの前に敗退。マリナーズがポストシーズンに進出したのは、現時点ではこの年が最後である。

     レイッチが選出した残りの7チームは以下の通り。

    1988年アスレチックス(104勝・得失点差+180)
    1969年オリオールズ(109勝・得失点差+262)
    1963年ヤンキース(104勝・得失点差+167)
    1954年インディアンス(111勝・得失点差+242)
    1946年レッドソックス(104勝・得失点差+198)
    1931年アスレチックス(107勝・得失点差+232)
    1906年カブス(116勝・得失点差+323)

  • メジャーを代表するユーティリティ・プレーヤーたち

    2020.5.26 17:45 Tuesday

     日本時間5月26日、メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは、ユーティリティ・プレーヤーを特集記事を公開した。事実上の引退状態となっているベン・ゾブリストのほか、現役選手ではマーウィン・ゴンザレス(ツインズ)、ハビアー・バイエズ(カブス)、マット・カーペンター(カージナルス)が球界を代表するユーティリティ・プレーヤーとして取り上げられている。

     ゾブリストはレイズ時代の2009年に打率.297、27本塁打、91打点、17盗塁、出塁率.405、OPS.948という好成績をマーク。WAR8.6(Baseball-Reference版)は野手としてリーグ1位の数字だった。しかし、この年のゾブリストに100試合以上出場したポジションはなく、二塁の91試合が最多。このほか、右翼59試合、遊撃13試合、左翼9試合、中堅7試合、一塁3試合、三塁1試合と内外野すべてのポジションで出場した。

     ハリガンによると、3つ以上の異なるポジションで10試合以上に出場した選手がWAR8.6以上(Baseball-Reference版)を記録した例は、これまでに6度しかないという(1900年以降)。最初の達成者は1920年のベーブ・ルース(左翼・中堅・右翼)、次の3度はスタン・ミュージアル(1943年と1948年は左翼・中堅・右翼、1951年は一塁・左翼・中堅)、そして2009年のゾブリスト(二塁・遊撃・右翼)と昨年のコディ・ベリンジャー(一塁・中堅・右翼)が記録しているだけである。

     ゾブリストはキャリアを通して内野と外野を兼任し、2015年と2016年にはそれぞれロイヤルズとカブスでワールドシリーズ制覇を経験。2016年はワールドシリーズMVPにも輝いた。ユーティリティ・プレーヤーの代名詞的存在でもあり、球界を代表するユーティリティ・プレーヤーであることに疑いの余地はないだろう。

     バイエズやカーペンターは、チーム事情に合わせて複数のポジションを守りながらも強打でチームに貢献している選手だ。バイエズはMVP投票で2位となった2018年に二塁で104試合、遊撃で65試合、三塁で22試合に出場。カーペンターは一塁、二塁、三塁の3ポジションでそれぞれ通算200試合以上に出場している。

     ゴンザレスもデビュー以来、内外野の多くのポジションを守り、2017年には打率.303、23本塁打、90打点、OPS.907の好成績をマーク。しかし、この年を例外として、基本的には平均以下の打者に過ぎず、ゾブリストやバイエズ、カーペンターと比べると物足りなさが残るのも事実である。

     ハリガンはこの4人以外に、マーティン・プラド、ショーン・フィギンス、クレイグ・カウンセル、マーク・ロレッタ、ビップ・ロバーツ、トニー・フィリップス、ペドロ・ゲレーロ、セザー・トバーを球界を代表するユーティリティ・プレーヤーとして紹介している。

     なお、ピート・ローズ(二塁→外野→三塁→一塁)、ロビン・ヨーント(遊撃→外野)、クレイグ・ビジオ(捕手→二塁→外野→二塁)など、シーズンごとにポジションを移動した選手については、今回の特集の対象外となっている。

  • 見事な活躍を見せた各球団の「非殿堂入り選手」たち

    2020.5.26 16:50 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは、殿堂入りしていない選手を対象として、球団ごとに過去40年で見事な活躍を見せた選手を1人ずつ選出する特集記事を公開した。マイク・トラウトやアルバート・プーホルスとは違い、これらの選手がアメリカ野球殿堂に迎えられる可能性は低いものの、ファンにとっては忘れ難い選手ばかりが並んでいる。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ:ブレイディ・アンダーソン(1996年)
    149試合 打率.297 50本塁打 110打点 21盗塁 OPS1.034
    前年16本塁打のリードオフマンが突如として本塁打を量産。76四球&22四球で出塁率.396をマーク。翌年は18本塁打と本来の姿に戻った。

    レッドソックス:ジョン・バレンティン(1995年)
    135試合 打率.298 27本塁打 102打点 20盗塁 OPS.931
    史上唯一の50本塁打&50二塁打を達成したアルバート・ベルやMVPを受賞したモー・ボーンを上回るWAR8.3(Baseball-Reference版)を記録した。

    ヤンキース:王建民(2006年)
    34試合 19勝6敗1セーブ 防御率3.63 218.0回 76奪三振
    シンカー主体の打たせて取るピッチングを展開し、218.0回を投げて奪三振は76個だけだったが、被本塁打もわずか12本に抑えた。

    レイズ:フェルナンド・ロドニー(2012年)
    76試合 2勝2敗48セーブ 防御率0.60 74.2回 76奪三振
    通算防御率4点台(当時)の平凡なリリーバーが新天地レイズで大ブレイク。制球が安定し、74.2回を投げて自責点はわずか5だった。

    ブルージェイズ:パット・ヘントゲン(1996年)
    35試合 20勝10敗0セーブ 防御率3.22 265.2回 177奪三振
    両リーグ最多の10完投&3完封で265.2回を投げ、自己ベストの20勝をマーク。21勝のアンディ・ペティットを抑えてサイ・ヤング賞を受賞した。

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス:カルロス・クエンティン(2008年)
    130試合 打率.288 36本塁打 100打点 7盗塁 OPS.965
    メジャー3年目、移籍1年目でブレイクを遂げ、シルバースラッガー賞を受賞。故障で最後の26試合を欠場し、惜しくも本塁打王は逃した。

    インディアンス:トラビス・ハフナー(2006年)
    129試合 打率.308 42本塁打 117打点 0盗塁 OPS1.097
    本塁打と打点で自己ベストを更新し、長打率.659とOPS1.097はともにリーグ1位。全盛期は短かったが、リーグを代表する強打者だった。

    タイガース:アニバル・サンチェス(2013年)
    29試合 14勝8敗0セーブ 防御率2.57 182.0回 202奪三振
    自己最多の14勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルも獲得。ジャスティン・バーランダーやマックス・シャーザーと強力ローテを形成した。

    ロイヤルズ:ホルヘ・ソレアー(2019年)
    162試合 打率.265 48本塁打 117打点 3盗塁 OPS.922
    2017年マイク・ムスターカス(38本塁打)の記録を更新し、シーズン本塁打の球団記録を樹立。球団史上初の本塁打王となった。

    ツインズ:ジョー・メイズ(2001年)
    34試合 17勝13敗0セーブ 防御率3.16 233.2回 123奪三振
    メジャー3年目にしてブレイクを遂げ、17勝をマークしてオールスター・ゲーム選出。2ケタ勝利は1度きりで、通算48勝に終わった。

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ:モーガン・エンズバーグ(2005年)
    150試合 打率.283 36本塁打 101打点 6盗塁 OPS.945
    本塁打、打点、OPSの各部門でチームトップの成績を残し、チームのリーグ優勝に大きく貢献。MVP投票では4位にランクインした。

    エンゼルス:アンドレルトン・シモンズ(2017年)
    158試合 打率.278 14本塁打 69打点 19盗塁 OPS.752
    メジャー屈指の遊撃守備のほか、打撃面や走塁面でも活躍し、自己ベストとなるWAR7.8(Baseball-Reference版)をマークした。

    アスレチックス:マーカス・セミエン(2019年)
    162試合 打率.285 33本塁打 92打点 10盗塁 OPS.892
    WAR8.9(Baseball-Reference版)を記録してMVP投票では3位にランクイン。全162試合スタメン出場はメジャー全体で1人だけだった。

    マリナーズ:ブレット・ブーン(2001年)
    158試合 打率.331 37本塁打 141打点 5盗塁 OPS.950
    打撃三部門で自己ベストを大幅に更新する大活躍を見せ、打点王のタイトルを獲得。WAR8.8(Baseball-Reference版)はイチローを上回った。

    レンジャーズ:マイク・マイナー(2019年)
    32試合 14勝10敗0セーブ 防御率3.59 208.1回 200奪三振
    自己最多の14勝を挙げ、自身初のシーズン200奪三振を記録。WAR7.8(Baseball-Reference版)は投手で球団史上最高の数字となった。

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス:ロニー・スミス(1989年)
    134試合 打率.315 21本塁打 79打点 25盗塁 OPS.948
    自身唯一の2ケタ本塁打。リーグ1位の出塁率.415を記録し、WAR8.8(Baseball-Reference版)は野手では過去40年間でチーム1位の数字である。

    マーリンズ:ジョシュ・ジョンソン(2010年)
    28試合 11勝6敗0セーブ 防御率2.30 183.2回 186奪三振
    自身3度目の2ケタ勝利を記録し、最優秀防御率のタイトルも獲得。9年間で規定投球回到達は3度だけと故障の多いキャリアを過ごした。

    メッツ:ランス・ジョンソン(1996年)
    160試合 打率.333 9本塁打 69打点 50盗塁 OPS.841
    両リーグ最多の227安打を放ち、これは現在もメッツの球団記録。両リーグ最多の21三塁打、自己最多の50盗塁とスピードも発揮した。

    フィリーズ:ジョン・デニー(1983年)
    36試合 19勝6敗0セーブ 防御率2.37 242.2回 139奪三振
    被本塁打をわずか9本に抑え、自己最多の19勝で最多勝のタイトルを獲得。マリオ・ソトとの争いを制し、サイ・ヤング賞に輝いた。

    ナショナルズ:アルフォンゾ・ソリアーノ(2006年)
    159試合 打率.277 46本塁打 95打点 41盗塁 OPS.911
    16年間のキャリアのうちナショナルズ在籍は1年だけだったが、この年に史上4人目かつ現時点では最後となる「40-40」を達成した。

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス:デレク・リー(2005年)
    158試合 打率.335 46本塁打 107打点 15盗塁 OPS1.080
    メジャー9年目のシーズンに自己最高の成績を残し、首位打者のタイトルを獲得。レオン・リーの息子、レロン・リーの甥としても知られる。

    レッズ:ダニー・ジャクソン(1988年)
    35試合 23勝8敗0セーブ 防御率2.73 260.2回 161奪三振
    両リーグ最多の15完投(うち6完封)を記録し、23勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。通算112勝の20%以上をこの年だけで記録した。

    ブリュワーズ:ジェロミー・バーニッツ(1998年)
    161試合 打率.263 38本塁打 125打点 7盗塁 OPS.838
    チームがア・リーグからナ・リーグに移った1年目のシーズンに見事な活躍。160安打、38本塁打、125打点はいずれも自己ベストだった。

    パイレーツ:ジョン・スマイリー(1991年)
    33試合 20勝8敗0セーブ 防御率3.08 207.2回 129奪三振
    キャリア唯一のシーズン20勝をマークし、最多勝のタイトルを獲得。オールスター・ゲームに選出され、サイ・ヤング賞の投票では3位だった。

    カージナルス:ジョン・テューダー(1985年)
    36試合 21勝8敗0セーブ 防御率1.93 275.0回 169奪三振
    両リーグ最多の10完封を含む21勝を挙げ、サイ・ヤング賞の投票で2位にランクイン。先日、カージナルスの球団殿堂入りが決まった。

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス:ルイス・ゴンザレス(2001年)
    162試合 打率.325 57本塁打 142打点 1盗塁 OPS1.117
    選球眼の優れた中距離打者というイメージから一転、57本塁打を量産。MVP投票ではバリー・ボンズ、サミー・ソーサに次ぐ3位となった。

    ロッキーズ:カイル・フリーランド(2018年)
    33試合 17勝7敗0セーブ 防御率2.85 202.1回 173奪三振
    メジャー2年目にして急成長を遂げ、サイ・ヤング賞の投票で4位にランクイン。「投手として球団史上最高のシーズン」と言われている。

    ドジャース:ショーン・グリーン(2001年)
    161試合 打率.297 49本塁打 125打点 20盗塁 OPS.970
    移籍2年目でともに自己ベストとなる49本塁打、125打点を記録する大活躍。シーズン49本塁打は現在もドジャースの球団記録となっている。

    パドレス:チェイス・ヘッドリー(2012年)
    161試合 打率.286 31本塁打 115打点 17盗塁 OPS.875
    誰もが予想しなかった打撃開眼で打点王のタイトルを獲得。本塁打は前年の4本から急増したが、15本を超えたのはこの年だけだった。

    ジャイアンツ:アトリー・ハマカー(1983年)
    23試合 10勝9敗0セーブ 防御率2.25 172.1回 127奪三振
    両リーグ1位の防御率2.25をマークし、オールスター・ゲームにも選出。ちなみに、娘はヤン・ゴームス(ナショナルズ)の妻である。

  • 開幕からの連続本塁打 メジャー記録は4試合

    2020.5.26 12:40 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは、シーズン開幕からの連続試合本塁打記録を特集する記事を公開した。メジャー記録は開幕から4試合連続であり、1971年のウィリー・メイズ(ジャイアンツ)から昨年のクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)まで、過去に6人が達成している。なお、連続本塁打のメジャー記録は1956年のデール・ロング、1987年のドン・マティングリー、1993年のケン・グリフィーJr.による8試合であり、4試合連続本塁打はそのちょうど半分ということになる。

     メイズはメジャー20年目の1971年に史上初の開幕4試合連続本塁打を達成。これらは通算629~632本目の本塁打だった。この年は5月に40歳となり、最終的に18本塁打どまりだったが、リーグ最多の112四球を選び、出塁率.425もリーグ1位。23個の盗塁を成功させ、失敗は3回だけだった。

     1998年に当時のメジャー新記録となるマーク・マグワイア(カージナルス)は、史上2人目となる開幕4試合連続本塁打でシーズンをスタートした。開幕戦でラモン・マルティネスから満塁本塁打を放ち、開幕2戦目は延長12回に3ラン。最高のスタートを切ったマグワイアは、最終的に70本ものアーチを架けた。

     2010年代に入ってからは、2~3年に1度のペースで達成者が誕生し、2011年にネルソン・クルーズ(レンジャーズ)、2013年にクリス・デービス(オリオールズ)、2016年にトレバー・ストーリー(ロッキーズ)、2019年にイェリッチが開幕4試合連続本塁打を記録。このうち、ストーリーはデビューから4試合連続本塁打となり、これは史上初の快挙だった。また、「開幕6試合で7本塁打」と「デビュー6試合で7本塁打」はともにメジャー記録となっている。

     新型コロナウイルスの影響により、開幕が延期されている2020年のレギュラーシーズン。開幕直後から猛打を見せる選手は今年も現れるだろうか。

  • 27個の優れた打撃記録 イチローの262安打も選出

    2020.5.26 11:50 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーは、これまでのメジャーリーグの歴史のなかから27個の優れた打撃記録を紹介する特集記事を公開した。月間記録や連続記録、新人記録など様々な視点から記録が紹介され、そのなかには2004年に当時マリナーズのイチローが記録したシーズン262安打も含まれている。

     アドラーは、ジョージ・シスラーのシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新した2004年のイチローについて「長く残っているシーズン記録は何度もチャレンジを受けてきたが、候補者たちはシーズンが進むにつれてペースを落としていった。しかし、2004年のイチローは違った」と述べ、8月末までに212安打を放ったイチローが9月に50安打を記録してシスラーの記録を破ったことを紹介。「56安打を放った8月も驚異的だった」と新記録を樹立する前の月の活躍にも触れている。

     2019年シーズンからは、ボー・ビシェット(ブルージェイズ)がマークした9試合連続二塁打の新記録、アリスティデス・アキーノ(レッズ)によるデビュー16試合で10本塁打の新記録、ピート・アロンゾ(メッツ)によるシーズン53本塁打の新人メジャー記録の3つが選出。新人が両リーグ最多の本塁打を記録したのもアロンゾが初めてだった。

     過去の名選手では、1968年にウィリー・メイズが記録した8試合10本塁打、2001年にバリー・ボンズが記録したシーズン73本塁打、1941年にジョー・ディマジオが記録した56試合連続安打などが選出。アドラーがピックアップした27個の記録は以下の通りとなっている。

    【1】ボー・ビシェットが9試合連続二塁打(2019年)
    【2】マイク・トラウトが37打席で28回出塁(2018年)
    【3】ジャンカルロ・スタントンがメジャー16年ぶりの59本塁打(2017年)
    【4】J・D・マルティネスが1試合4本塁打を含む21試合16本塁打(2017年)
    【5】アルバート・プーホルスが24試合で15本塁打&4三振(2015年)
    【6】ブライス・ハーパーが12試合で10本塁打&出塁率.630(2015年)
    【7】アルフォンゾ・ソリアーノが4試合で13安打&18打点(2013年)
    【8】ライアン・ハワードが1試合3本塁打を含む16試合13本塁打(2006年)
    【9】ウィリー・メイズが8試合で10本塁打&20打点(1968年)
    【10】アリスティデス・アキーノがデビュー16試合で10本塁打(2019年)
    【11】イチローがシーズン262安打(2004年)
    【12】バリー・ボンズがシーズン73本塁打(2001年)
    【13】トッド・ヘルトンが5月に打率.512&OPS1.588(2000年)
    【14】サミー・ソーサが6月に月間20本塁打(1998年)
    【15】リッキー・ヘンダーソンが9月に月間34盗塁(1980年)
    【16】ハック・ウィルソンが8月に月間53打点(1930年)
    【17】タイ・カッブが7月に打率.528&67安打(1912年)
    【18】ジョー・ディマジオが56試合連続安打(1941年)
    【19】ケン・グリフィーJr.(1993年)など3人が8試合連続本塁打
    【20】チッパー・ジョーンズ(2006年)など2人が14試合連続長打
    【21】ピート・アロンゾが両リーグ最多の53本塁打(2019年)
    【22】トレバー・ストーリーがデビュー6試合で7本塁打(2016年)
    【23】ジョージ・スプリンガーがワールドシリーズで5本塁打(2017年)
    【24】ダニエル・マーフィーがポストシーズン6試合連続本塁打(2015年)
    【25】ポストシーズンでデービッド・オルティスらが大活躍(2004年)
    【26】レジー・ジャクソンがワールドシリーズ第6戦で3本塁打(1977年)
    【27】ベーブ・ルースとルー・ゲーリッグがワールドシリーズで大活躍(1928年)

  • 1ケタ本塁打で100打点以上 21世紀の達成者はゼロ

    2020.5.25 13:50 Monday

     先日、1985年に8本塁打110打点を記録したトム・ハーがカージナルスの球団殿堂入りを果たしたが、1ケタ本塁打で100打点以上をマークした打者はナ・リーグではハーが最後である。一方、ア・リーグでは1996年にポール・モリターが9本塁打113打点を記録。しかし、それ以降メジャー全体で達成者は現れていない。ここでは少ない本塁打で多くの打点を叩き出した選手を振り返る。

     戦前のメジャーリーグ、特にベーブ・ルースの登場によって本塁打が急増する以前のメジャーリーグでは、1ケタ本塁打で100打点以上を記録する選手は珍しくなかった。たとえば、1899年のエド・デラハンティは9本塁打137打点で打点王になっているし、1909年にはタイ・カッブが9本塁打107打点を記録し、打率.377、76盗塁と合わせて史上唯一の「四冠王」となった。

     ルースの登場以降も毎年のように達成者は現れ、1927年にはポール・ウェイナーが9本塁打131打点で打点王のタイトルを獲得。ジャッキー・ロビンソンと一緒にプレーすることを拒んだことでも有名なディクシー・ウォーカーは、ロビンソン登場前の1945年に8本塁打124打点で打点王となった。

     しかし、翌1946年以降は達成者が激減し、1946年にウォーカー(9本塁打116打点)、1950年にジョージ・ケル(8本塁打101打点)が達成したあとは1985年のハーと1996年のモリターの2人だけ。打点は本塁打で稼ぐものとなり、タイムリー安打をコツコツ積み重ねて多くの打点を稼ぐ打者は絶滅危惧種のような存在となっている。

     モリターが最後に達成した1996年以降、100打点以上の打者で最も本塁打が少なかったのは2000年のジェフ・シリーロ(11本塁打115打点)と2011年のマイケル・ヤング(11本塁打106打点)の2人だ。一方、同期間に1ケタ本塁打で90打点以上を叩き出した選手は2007年のヤング(9本塁打94打点)と1997年のギャレット・アンダーソン(8本塁打92打点)の2人しかいない。ヤングは2007年に得点圏打率.376、2011年も.377を記録。やはり少ない本塁打で多くの打点を稼ぐためにはチャンスでの勝負強さが必要不可欠だ。

     余談だが、殿堂入りの名遊撃手であるオジー・スミスは1987年に0本塁打で75打点を叩き出している。戦前には0本塁打で100打点以上を記録した例もあるが、0本塁打で70打点以上は戦後ではスミスが唯一。スミス以降では60打点以上の打者すらおらず、50打点以上も1991年のウィリー・ランドルフ(54打点)、1996年のビップ・ロバーツ(52打点)、2005年のジェイソン・ケンドール(53打点)の3人だけとなっている。

     ちなみに、昨年1ケタ本塁打で最も多くの打点を記録したのはニック・マーケイキスとアダルベルト・モンデシー(ともに9本塁打62打点)だった。ナ・リーグではハー以来、ア・リーグではモリター以来となる1ケタ本塁打での100打点以上を達成する選手は今後現れるのだろうか。

  • 史上最高の「豊作ドラフト」は? MLB公式サイトが特集

    2020.5.25 12:40 Monday

     日本時間5月25日、メジャーリーグ公式サイトのジム・キャリスは、過去の「豊作ドラフト」を特集する記事を公開した。1982年のドラフトでは、バリー・ボンズ、ランディ・ジョンソン、バリー・ラーキンといった高校生がプロ入りを拒否して大学へ進学。彼らが揃って指名された1985年のドラフトが史上最高の「豊作ドラフト」に選出された。

     オリンピック米国代表としてプレーしたB・J・サーホフ、ウィル・クラーク、ボビー・ウィット、ラーキンは、それぞれ1985年6月のドラフトでブリュワーズ、ジャイアンツ、レンジャーズ、レッズから全体1~4位で指名を受け、オールスター・ゲーム選出は合計19度。ラーキンはアメリカ野球殿堂入りも果たした。また、全体6位でパイレーツに指名されたボンズは、ドラフトでプロ入りした選手として史上最高のWAR162.8を記録。このほか、ピート・インカビリア、ウォルト・ワイス、ラファエル・パルメイロといった大学生や、ブライアン・マクレー、グレッグ・ジェフリーズといった高校生も1巡目で指名を受けている。

     これにより、1985年は「史上最高のドラフト1巡目」と呼ばれているが、2巡目以降のタレントも豊富だ。2巡目の全体36位ではジョンソンがエクスポズに指名され、タイガースは22巡目でジョン・スモルツを指名。この2人はラーキン同様、殿堂入りの名選手へと成長した。

     このほか、マーク・グレイス、ブレイディ・アンダーソン、チャック・フィンリー、ジョン・ウェッテランドらも1985年のドラフトでプロ入りした選手である。この年のドラフトが史上最高の「豊作ドラフト」であることに異論の余地はないだろう。

     キャリスが2位に挙げたのは1981年。この年はトニー・グウィンを筆頭に、デービッド・コーン、フレッド・マグリフ、マーク・ラングストン、フランク・バイオーラ、ポール・オニール、ジョー・カーターなど数多くの名選手を輩出している。

     3位はフランク・トーマス、ジェフ・バグウェル、ジム・トーメイ、トレバー・ホフマンと史上最多タイとなる4人の殿堂入り選手を輩出した1989年。4位にはカート・シリング、ケビン・ブラウン、ゲーリー・シェフィールドらを輩出した1986年がランクインし、「マネーボール・ドラフト」として知られる2002年はザック・グレインキー、ジョーイ・ボットー、コール・ハメルズ、ジョン・レスターらを輩出して5位となった。

     また、今後「史上最高」になる可能性があるドラフトとして2009年と2011年が挙げられている。2009年のドラフト入団組は、マイク・トラウト、ポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナード、スティーブン・ストラスバーグ、J・D・マルティネスなどスター選手がズラリ。2011年もムーキー・ベッツ、アンソニー・レンドン、フランシスコ・リンドーア、ジョージ・スプリンガー、ゲリット・コール、トレバー・ストーリーなど豪華な顔ぶれとなっている。

  • 昨年王者のナショナルズがチャンピオンリングをお披露目

    2020.5.25 11:50 Monday

     日本時間5月25日、昨年球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたナショナルズは、バーチャルで「チャンピオンリングお披露目会」を開催した。当初、チャンピオンリングの贈呈セレモニーをバーチャルで開催する予定だったが、選手たちが直接手渡しされることを希望。球団もそれに従い、今回は贈呈セレモニーではなく、お披露目会が行われた。

     新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、ナショナルズは史上初となるバーチャルでの贈呈セレモニーを予定していた。ナショナルズの公式声明によると、本来は2020年レギュラーシーズンの本拠地第2戦の開始前に贈呈セレモニーを開催予定だったが、シーズン開幕の見通しが立たないなか、選手やメディア、ファンから「チャンピオンリングはいつ贈呈されるのか」との問い合わせが相次ぎ、バーチャルでの贈呈セレモニーの開催を決めたという。しかし、最終的には選手たちが直接手渡しされることを希望し、チャンピオンリングがお披露目されるにとどまった。

     メジャーリーグ公式サイトでナショナルズの番記者を務めるジェシカ・カメラートのツイートによると、ナショナルズのチャンピオンリングには平均してダイヤモンドが170個、カスタムカットのサファイアが32個、カスタムカットのルビーが31個、プリンセスカットのルビーが24個使用されており、宝石の合計は23.2カラットになっているという。球団のロゴマーク、本拠地ワシントンD.C.や優勝トロフィーのほか、チームの勢いの象徴となった「ベイビー・シャーク」が描かれている。

     また、ナショナルズは日本時間5月24日から25日にかけて、カーリー・W・プロダクションが制作したドキュメンタリー映像「Improbable」も公開。このドキュメンタリーは2部構成となっており、24日に第1部、25日に第2部が放送された。

     昨年のナショナルズは、日本時間5月25日に12対10でマーリンズに勝利し、19勝31敗からの巻き返しをスタート。逆転でワイルドカードを獲得し、その勢いのままポストシーズンも勝ち上がり、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

  • 球団別の「最高のドラフト」 MLB公式サイトが特集

    2020.5.24 18:00 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトでは、ジム・キャリス、ジョナサン・マヨ、マイク・ローゼンバームの3人が全30球団の「最高のドラフト」を特集する記事を公開した。ドラフトで指名され、実際に契約した選手のみを対象とし、データサイト「Baseball-Reference」が算出しているWARをもとに球団別の「最高のドラフト」を選出。アスレチックスとレッズでは1965年の第1回ドラフトが選出された一方、マーリンズは2010年のドラフトが選ばれた。

     球団別の「最高のドラフト」は以下の通り。主な選手のみを掲載。カッコ内は通算WARを表している。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ:1978年
    カル・リプケンJr.(95.9)
    マイク・ボディッカー(31.3)
    ラリー・シーツ(1.9)

    レッドソックス:1983年
    ロジャー・クレメンス(139.2)
    エリス・バークス(49.8)

    ヤンキース:1990年
    アンディ・ペティット(60.2)
    ホルヘ・ポサダ(42.7)
    カール・エバレット(20.5)
    シェーン・スペンサー(4.9)
    リッキー・レデイ(2.8)

    レイズ:2006年
    エバン・ロンゴリア(56.0)
    デズモンド・ジェニングス(13.5)
    アレックス・カッブ(11.5)

    ブルージェイズ:1989年
    ジョン・オルルド(58.1)
    ジェフ・ケント(55.4)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス:1990年
    レイ・ダーラム(33.8)
    アレックス・フェルナンデス(28.5)
    ボブ・ウィックマン(16.9)
    ジェームス・ボールドウィン(9.3)
    ジェイソン・バレイ(3.3)

    インディアンス:1989年
    ジム・トーメイ(72.9)
    ブライアン・ジャイルズ(51.1)
    カート・レスカニック(12.1)
    ジェリー・ディポート(6.1)
    ロバート・パーソン(4.6)
    アラン・エンブリー(2.4)

    タイガース:1976年
    アラン・トラメル(70.7)
    ジャック・モリス(43.5)
    スティーブ・ケンプ(19.5)
    ダン・ペトリー(17.1)

    ロイヤルズ:1971年
    ジョージ・ブレット(88.6)
    スティーブ・バスビー(16.1)
    マーク・リテル(6.5)
    ジョン・ワーサン(5.0)

    ツインズ:1989年
    チャック・ノブロック(44.6)
    スコット・エリクソン(24.8)
    デニー・ネイグル(22.4)
    マイク・トロンブリー(9.1)
    マーティ・コルドバ(7.7)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ:1988年
    ケニー・ロフトン(68.4)
    ルイス・ゴンザレス(51.7)
    スコット・サービス(3.1)

    エンゼルス:2009年
    マイク・トラウト(72.8)
    パトリック・コービン(17.1)
    ランドール・グリチック(9.4)
    ギャレット・リチャーズ(7.3)
    タイラー・スキャッグス(3.2)

    アスレチックス:1965年
    サル・バンドー(61.5)
    ジーン・テナス(46.8)
    リック・マンデー(33.1)

    マリナーズ:1993年
    アレックス・ロドリゲス(117.5)

    レンジャーズ:1986年
    ケビン・ブラウン(67.8)
    レイ・サンチェス(20.6)
    ディーン・パーマー(13.3)
    ロジャー・パブリック(10.5)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス:2007年
    ジェイソン・ヘイワード(36.9)
    フレディ・フリーマン(35.7)
    コリー・ギアリン(3.8)

    マーリンズ:2010年
    クリスチャン・イェリッチ(31.8)
    J・T・リアルミュート(18.4)
    マーク・キャナ(6.1)

    メッツ:1982年
    ドワイト・グッデン(53.0)
    ランディ・マイヤーズ(15.3)
    ロジャー・マクダウェル(10.1)
    グレッグ・オルソン(2.2)

    フィリーズ:1971年
    マイク・シュミット(106.9)
    ロイ・トーマス(3.6)

    ナショナルズ:2000年
    クリフ・リー(43.2)
    グレイディ・サイズモア(27.7)
    ジェイソン・ベイ(24.7)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス:1984年
    グレッグ・マダックス(106.6)
    ジェイミー・モイヤー(49.8)
    ドワイト・スミス(2.6)

    レッズ:1965年
    ジョニー・ベンチ(75.2)
    ハル・マクレー(27.9)
    バーニー・カーボ(18.4)

    ブリュワーズ:1986年
    ゲーリー・シェフィールド(60.5)
    グレッグ・ボーン(30.8)
    ダリル・ハミルトン(16.7)

    パイレーツ:1985年
    バリー・ボンズ(162.8)

    カージナルス:1999年
    アルバート・プーホルス(100.8)
    ココ・クリスプ(28.9)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス:2009年
    ポール・ゴールドシュミット(43.1)
    A・J・ポロック(19.2)
    チェイス・アンダーソン(8.4)
    キーオン・ブロクストン(3.6)
    クリス・オーウィングス(2.3)

    ロッキーズ:1998年
    マット・ホリデイ(44.4)
    フアン・ピエール(17.3)
    ジョディ・ギャレット(7.2)

    ドジャース:1968年
    ロン・セイ(53.8)
    デイビー・ロープス(42.4)
    スティーブ・ガービー(38.1)
    ドイル・アレクサンダー(35.1)
    ジョー・ファーガソン(21.0)
    ジェフ・ザーン(20.3)
    ビリー・バックナー(15.1)
    トム・パチョレック(7.5)
    ボビー・バレンタイン(2.0)

    パドレス:1981年
    トニー・グウィン(69.2)
    ケビン・マクレイノルズ(30.1)
    ジョン・クルック(25.1)

    ジャイアンツ:1968年
    ジョージ・フォスター(44.2)
    ギャリー・マドックス(36.8)
    ゲーリー・マシューズ(30.4)

  • 各ポジションの通算最高WAR記録保持者たち

    2020.5.24 13:50 Sunday

     日本時間5月24日、メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは、各ポジションの通算最高WAR記録保持者を特集する記事を公開した。WARとは、同ポジションの代替可能選手(Replacement-level Plyayer)と比較してその選手がどれだけ多くの勝利数を上積みしたかを評価する指標であり、打撃や投球のみならず、走塁や守備も含めて総合的に評価される。ここではデータサイト「Baseball-Reference」が算出しているWARを使用し、各ポジションのリーダーの顔ぶれをチェックしてみよう。

     ハリガンの特集記事では、該当ポジションで通算出場試合数の3分の2以上に出場した選手が対象となっている。また、外野手はポジションにかからわず、通算出場試合数の3分の2以上に外野手として出場していれば対象となり、外野のなかで最も出場試合数が多いポジションに振り分けられている。

     各ポジションの通算最高WAR記録保持者は以下の通り。

    捕手
    ジョニー・ベンチ 75.2
    (現役最高:バスター・ポージー 41.8)

    一塁手
    ルー・ゲーリッグ 114.1
    (現役最高:アルバート・プーホルス 100.8)

    二塁手
    ロジャース・ホーンスビー 127.1
    (現役最高:ロビンソン・カノー 68.0)

    三塁手
    マイク・シュミット 106.9
    (現役最高:エバン・ロンゴリア 56.0)

    遊撃手
    ホーナス・ワグナー 130.8
    (現役最高:アンドレルトン・シモンズ 36.3)

    左翼手
    バリー・ボンズ 162.8
    (現役最高:ライアン・ブラウン 46.8)

    中堅手
    ウィリー・メイズ 156.2
    (現役最高:マイク・トラウト 72.8)

    右翼手
    ベーブ・ルース 182.5
    (現役最高:ムーキー・ベッツ 41.8)

    指名打者
    エドガー・マルティネス 68.4
    (現役最高:大谷翔平 6.5)
    ※該当する現役選手は大谷とヨルダン・アルバレスのみ

    投手
    ウォルター・ジョンソン 164.5
    (現役最高:ジャスティ・バーランダー 71.6)

  • メジャーリーグ史上、最も僅差だったMVP投票は?

    2020.5.24 13:30 Sunday

     日本時間5月24日、メジャーリーグ公式サイトのダニエル・クレイマーは、過去のMVP投票のうち1位と2位が10ポイント以内の僅差となったものを特集する記事を公開した。各記者が投票した1位の選手に14ポイント、2位に9ポイント、3位に8ポイント・・・という現在の形式になったのは1938年のため、今回の特集記事でも1938年以降のMVP投票が対象となっている。

     最も僅差だったのは、ウィリー・スタージェル(パイレーツ)とキース・ヘルナンデス(カージナルス)の2人が216ポイントで並んだ1979年ナ・リーグのMVP投票だ。スタージェルは39歳にもかかわらず打率.281、32本塁打、82打点、OPS.904の好成績を残し、ヘルナンデスは打率.344、11本塁打、105打点、OPS.930をマークして首位打者のタイトルを獲得。スタージェルのほうがより多くの1位票を獲得したが、すべての記者から票を得たヘルナンデスに対し、スタージェルには4人の記者が投票せず、最終結果は史上唯一の同点MVPとなった。

     1ポイント差で決着した例は2つあり、1947年ア・リーグはジョー・ディマジオ(ヤンキース)が202ポイント、テッド・ウィリアムス(レッドソックス)が201ポイント。ウィリアムスは三冠王に輝いたものの、MVPにはチームの優勝に貢献したディマジオが選ばれた。

     もう1つの例は1944年ナ・リーグで、マーティ・マリオン(カージナルス)が190ポイント、ビル・ニコルソン(カブス)が189ポイントだった。ニコルソンは33本塁打、122打点で二冠王に輝いたが、チームは4位どまり。一方のマリオンは打率.267、6本塁打、63打点という平凡な成績だったが、遊撃手としてのハイレベルな守備力とチームの優勝に貢献した点を高く評価されてMVPに選ばれた。

     近年では、2017年ナ・リーグが2ポイントという僅差だった。打率.320、36本塁打、100打点、OPS1.032のジョーイ・ボットー(レッズ)が300ポイントを獲得したが、59本塁打、132打点で二冠王となったジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が302ポイントを獲得してMVPを受賞。1位票は同数だったが、2位票と3位票が1票ずつスタントンのほうが多かったのが両者の明暗を分けた。

    ◆その他の僅差のMVP投票

    1996年ア・リーグ:3ポイント差
    フアン・ゴンザレス(レンジャーズ)290ポイント
    アレックス・ロドリゲス(マリナーズ)287ポイント

    1960年ア・リーグ:3ポイント差
    ロジャー・マリス(ヤンキース)225ポイント
    ミッキー・マントル(ヤンキース)222ポイント

    1961年ア・リーグ:4ポイント差
    ロジャー・マリス(ヤンキース)202ポイント
    ミッキー・マントル(ヤンキース)198ポイント

    1944年ア・リーグ:4ポイント差
    ハル・ニューハウザー(タイガース)236ポイント
    ディジー・トラウト(タイガース)232ポイント

    1955年ナ・リーグ:5ポイント差
    ロイ・キャンパネラ(ドジャース)226ポイント
    デューク・スナイダー(ドジャース)221ポイント

    1962年ナ・リーグ:7ポイント差
    モーリー・ウィルス(ドジャース)209ポイント
    ウィリー・メイズ(ジャイアンツ)202ポイント

    2001年ア・リーグ:8ポイント差
    イチロー(マリナーズ)289ポイント
    ジェイソン・ジアンビ(アスレチックス)281ポイント

    1995年ア・リーグ:8ポイント差
    モー・ボーン(レッドソックス)308ポイント
    アルバート・ベル(インディアンス)300ポイント

    1957年ナ・リーグ:9ポイント差
    ハンク・アーロン(ブレーブス)239ポイント
    スタン・ミュージアル(カージナルス)230ポイント

    1966年ナ・リーグ:10ポイント差
    ロベルト・クレメンテ(パイレーツ)218ポイント
    サンディ・コーファックス(ドジャース)208ポイント

  • 最も多くトレードされている現役選手 右腕・チャベスが8回

    2020.5.23 14:30 Saturday

     メジャーリーグの移籍情報などを扱う「MLB Trade Rumors」では、これまでに最も多くのトレードを経験している現役選手を特集する記事を公開した。同サイトのジェフ・トッドによると、現役最多は8回のジェシー・チャベス(レンジャーズ)だという。なお、トレードによる移籍のみを対象としているため、2018年の5月から11月にかけて5度もウエーバーで移籍したオリバー・ドレイク(レイズ)のような選手はランキング圏外となっている。

     現役の「トレード王」となったチャベスは、2008年にパイレーツでメジャーデビューした右腕で、メジャー12年間で463試合(うち79先発)に登板して41勝58敗8セーブ、防御率4.48を記録。レンジャーズとカブスでプレーした2018年には62試合に登板して5勝2敗5セーブ、防御率2.55の好成績をマークした。

     2002年のドラフトでレンジャーズから42巡目指名を受けてプロ入りしたチャベスは、メジャーデビュー前の2006年7月にキップ・ウェルズとのトレードでパイレーツへ移籍し、2009年11月には岩村明憲とのトレードでレイズへ移籍。その1ヶ月後にはラファエル・ソリアーノとのトレードでブレーブスへ移り、2010年7月にはリック・アンキール、カイル・ファーンズワースとのトレードでグレガー・ブランコ、ティム・コリンズとともにロイヤルズへ移籍した。

     2011年10月にウエーバーでブルージェイズへ移り、2012年8月には金銭トレードでアスレチックスへ移籍。2015年11月にリアム・ヘンドリックスとのトレードでブルージェイズへ復帰し、2016年8月にはマイク・ボルシンガーとのトレードでドジャースへ移籍した。2016年オフにFAとなってエンゼルスと契約し、2017年オフに再びFAとなってレンジャーズと契約。2018年7月にタイラー・トーマスとのトレードでカブスへ移籍し、2018年オフにFAとなってレンジャーズと契約し、現在に至る。

     なお、トッドはランキングを5位まで発表しており、2位タイは7回のエドウィン・ジャクソン(ダイヤモンドバックス)とキャメロン・メイビン(タイガース)、4位は6回のタイラー・クリッパード(ツインズ)、5位タイは5回のJ・A・ハップ(ヤンキース)、ドリュー・ビュテラ(ロッキーズ)、マーク・マランソン(ブレーブス)となっている。

  • ハー、テューダー、ホワイトの3氏がカージナルスの殿堂入り

    2020.5.23 13:30 Saturday

     日本時間5月23日、カージナルスは今年の球団殿堂入りの投票結果を発表し、ファン投票上位2名のトム・ハーとジョン・テューダー、レッド・リボン委員会の選考により選出されたビル・ホワイトの合計3氏の球団殿堂入りが決定した。カージナルスでは、これまでに43人が球団殿堂入りを果たしており、今回の3氏は44~46人目となる。なお、セレモニーの開催日は後日発表される予定だ。

     ファン投票の候補者は、メディア関係者とカージナルスの元監督らで構成されるレッド・リボン委員会によって選出され、今年は過去最多となる11万3000人ものファンが投票に参加した。球団殿堂入りが決定したハーとテューダーの両氏のほか、スティーブ・カールトン、キース・ヘルナンデス、マット・モリス、エドガー・レンテリア、リー・スミスが候補となっていた。

     ハーはメジャーデビューした1979年から1988年途中までカージナルスに在籍し、正二塁手として1982年のワールドシリーズ制覇、1985年と1987年のリーグ優勝に貢献。自身唯一のオールスター・ゲーム選出となった1985年は打率.302、8本塁打、110打点、31盗塁の好成績をマークし、10本塁打未満で100打点以上を記録したナ・リーグ最後の選手となっている。

     テューダーは1985年から1988年途中まで先発ローテーションの一角を担い、ドジャースを経て現役ラストイヤーの1990年にカージナルスへ復帰。750イニング以上を投げた投手のなかで防御率2.52と勝率.705は球団記録となっている。1985年は10完封を含む21勝8敗、防御率1.93の好成績をマークし、サイ・ヤング賞の投票で2位にランクイン。1985年と1987年のリーグ優勝メンバーでもある。

     ホワイトは1959年から1965年までの7年間と、現役ラストイヤーの1969年にカージナルスでプレー。1960年から6年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、1962年から3年連続で「打率3割・20本塁打・100打点」をクリアするなどリーグを代表する一塁手として活躍した。1964年にはワールドシリーズ制覇も経験し、引退後はスポーツキャスターへ転身。1989年にはナ・リーグ会長に選出され、メジャーなスポーツ・リーグでアフリカ系アメリカ人が会長となるのは史上初の快挙だった。

  • 最強チーム決定戦 2001年マリナーズなど16チームが2回戦進出

    2020.5.23 12:30 Saturday

     シミュレーション・ソフト「Out of the Park Baseball 21」を使用して最強チームを決定する企画の第2弾「MLBドリーム・ブラケット2」は、日本時間5月23日に1回戦の32組の対戦のうち、残り16組の対戦が行われた。最大7試合の4勝先取制で勝者が決定され、2019年アストロズと1998年パドレスはそれぞれ対戦相手をスイープ。この2チームのほか、2001年マリナーズなどが2回戦進出を決め、ベスト32が出揃った。

     2001年マリナーズは、ワールドシリーズを制した2015年ロイヤルズと対戦した。2勝2敗で迎えた第5戦、ロイヤルズが5回までに3点を先行するも、マリナーズは6回表に2点、7回表に1点を奪って同点とし、8回表には一挙8得点のビッグイニングで勝ち越しに成功。この試合を11対3で制し、第6戦は2対0の完封勝利をクローザーの佐々木主浩が締めくくって2回戦進出を決めた。なお、イチローは第6戦で3安打を放ったが、6試合で打率.222と低調だった。

     ニグロリーグから参戦している1942年カンザスシティ・モナークスは、ワールドシリーズ王者の2005年ホワイトソックスと対戦し、2勝3敗と追い込まれてから2連勝。エースのサチェル・ペイジが第5戦で4本塁打を浴びるなど防御率9.28と振るわなかったが、テッド・ストロングとウィラード・ブラウンの3・4番コンビが合計5本塁打、16打点の猛打でチームを牽引した。

     もう1つの特別参加チーム、1994年モントリオール・エクスポズは、ワールドシリーズ王者の1990年レッズと対戦して4勝3敗で2回戦へ進出。3勝3敗で迎えた第7戦は、4回終了時点で5対3とリードを奪い、なんとか1点差で逃げ切った。

     日本時間5月23日に行われた1回戦の結果は以下の通り(スコアは勝敗を表す)。

    ア・リーグ ブロック2
    1998年ヤンキース 4-2 2019年レイズ
    1942年モナークス 4-3 2005年ホワイトソックス
    2019年アストロズ 4-0 1991年ツインズ
    1993年ブルージェイズ 4-3 1995年インディアンス
    1988年アスレチックス 4-3 1984年タイガース
    2001年マリナーズ 4-2 2015年ロイヤルズ
    2002年エンゼルス 4-3 1983年オリオールズ
    2011年レンジャーズ 4-1 2018年レッドソックス

    ナ・リーグ ブロック2
    1986年メッツ 4-1 2018年ロッキーズ
    1998年パドレス 4-0 2012年ジャイアンツ
    1994年エクスポズ 4-3 1990年レッズ
    1979年パイレーツ 4-1 2003年マーリンズ
    2004年カージナルス 4-2 2008年フィリーズ
    1995年ブレーブス 4-3 2011年ブリュワーズ
    2019年ナショナルズ 4-2 1977年ドジャース
    2011年ダイヤモンドバックス 4-2 2016年カブス

  • 球団別「打者による1試合での最高のパフォーマンス」

    2020.5.22 18:35 Friday

     日本時間5月22日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団の番記者が自身の担当チームにおける「打者による1試合での最高のパフォーマンス」を選出した。アメリカ野球殿堂入りを果たしている名選手から目立たないキャリアを過ごした選手まで、様々な選手がピックアップされている。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ:マニー・マチャド
    2017年8月18日 対エンゼルス
    5打数3安打3本塁打7打点
    ※3本目の本塁打は9回裏に放った逆転サヨナラ満塁弾。

    レッドソックス:フレッド・リン
    1975年6月18日 対タイガース
    6打数5安打1三塁打3本塁打10打点
    ※1試合10打点は球団タイ記録、1試合16塁打は球団記録。

    ヤンキース:レジー・ジャクソン
    1977年10月18日 対ドジャース(ワールドシリーズ第6戦)
    3打数3安打3本塁打5打点1四球
    ※3本塁打とも初球を叩き、チームを世界一へ導いた。

    レイズ:トラビス・ダーノウ
    2019年7月15日 対ヤンキース
    3打数3安打3本塁打5打点2四球
    ※「1番・捕手」による1試合3本塁打は史上初の快挙。

    ブルージェイズ:カルロス・デルガド
    2003年9月25日 対デビルレイズ
    4打数4安打4本塁打6打点
    ※球団史上初かつ当時メジャー史上15人目の1試合4本塁打。

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス:パット・シーレイ
    1948年7月18日 対アスレチックス
    6打数4安打4本塁打7打点1四球
    ※4本目の本塁打は延長11回表に放った決勝アーチ。

    インディアンス:ロニー・チゼンホール
    2014年6月9日 対レンジャーズ
    5打数5安打1二塁打3本塁打9打点
    ※アウトにならず5安打3本塁打9打点は100年間で初。

    タイガース:タイ・カッブ
    1925年5月5日 対ブラウンズ
    6打数6安打1二塁打3本塁打5打点
    ※1試合16塁打は当時のリーグ記録、現在も球団記録。

    ロイヤルズ:ケビン・サイツァー
    1987年8月2日 対レッドソックス
    6打数6安打1二塁打2本塁打7打点
    ※2本塁打を含む6安打7打点の大活躍で勝利に貢献。

    ツインズ:カービー・パケット
    1987年8月30日 対ブリュワーズ
    6打数6安打2二塁打2本塁打4打点
    ※1試合6安打は球団史上唯一。1試合14塁打も球団記録。

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ:ジェフ・バグウェル
    1994年6月24日 対ドジャース
    5打数4安打3本塁打6打点
    ※1試合3本塁打と1試合13塁打はともに球団タイ記録。

    エンゼルス:ギャレット・アンダーソン
    2007年8月21日 対ヤンキース
    6打数4安打2二塁打2本塁打10打点
    ※3ランと満塁弾を放ち、史上13人目の1試合10打点。

    アスレチックス:クリス・デービス
    2016年5月17日 対レンジャーズ
    5打数3安打3本塁打6打点
    ※9回裏に3点ビハインドからの逆転サヨナラ満塁弾。

    マリナーズ:マイク・キャメロン
    2002年5月2日 対ホワイトソックス
    5打数4安打4本塁打4打点1死球
    ※1回表にブレット・ブーンと2度の二者連発(史上唯一)。

    レンジャーズ:ジョシュ・ハミルトン
    2012年5月8日 対オリオールズ
    5打数5安打1二塁打4本塁打8打点
    ※1試合18塁打はリーグ記録(メジャー歴代2位タイ)。

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス:ジョー・アドコック
    1954年7月31日 対ドジャース
    5打数5安打1二塁打4本塁打7打点
    ※1試合18塁打は当時のメジャー記録(現在は2位タイ)。

    マーリンズ:コディ・ロス
    2006年9月11日 対メッツ
    5打数4安打3本塁打7打点
    ※1試合3本塁打と1試合7打点はともに球団タイ記録。

    メッツ:エドガルド・アルフォンゾ
    1999年8月30日 対アストロズ
    6打数6安打1二塁打3本塁打5打点
    ※1試合6安打かつ3本塁打は球団史上唯一の快挙。

    フィリーズ:マイク・シュミット
    1976年4月17日 対カブス
    6打数5安打4本塁打8打点
    ※5回表の第3打席から延長10回表まで4打席連発。

    ナショナルズ:アンソニー・レンドン
    2017年4月30日 対メッツ
    6打数6安打1二塁打3本塁打10打点
    ※シーズン初本塁打を含む3本塁打10打点の大暴れ。

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス:クリス・ブライアント
    2016年6月27日 対レッズ
    5打数5安打2二塁打3本塁打6打点
    ※1試合2二塁打かつ3本塁打はメジャー史上2度だけ。

    レッズ:スクーター・ジェネット
    2017年6月6日 対カージナルス
    5打数5安打4本塁打10打点
    1試合5安打かつ4本塁打かつ10打点は史上初の快挙。

    ブリュワーズ:ロビン・ヨーント
    1982年10月3日 対オリオールズ
    4打数3安打1三塁打2本塁打2打点1死球
    ※勝てば地区優勝のシーズン最終戦で見事な活躍。

    パイレーツ:レニー・ステネット
    1975年9月16日 対カブス
    7打数7安打2二塁打1三塁打2打点
    ※9イニングの試合で7打数7安打は現代野球で唯一。

    カージナルス:マット・カーペンター
    2018年7月20日 対カブス
    5打数5安打2二塁打3本塁打7打点
    ※6回までの5打席で二塁打2本と本塁打3本を放った。

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス:J・D・マルティネス
    2017年9月4日 対ドジャース
    5打数4安打4本塁打6打点
    ※1人の選手が相手の安打より多い本塁打を放つのは史上初。

    ロッキーズ:ノーラン・アレナード
    2017年6月18日 対ジャイアンツ
    5打数4安打1二塁打1三塁打1本塁打4打点
    ※9回裏の逆転サヨナラ3ランでサイクル安打を達成。

    ドジャース:ショーン・グリーン
    2002年5月23日 対ブリュワーズ
    6打数6安打1二塁打4本塁打7打点
    ※4本塁打含む6安打でメジャー記録の1試合19塁打。

    パドレス:ネイト・コルバート
    1972年8月1日 対ブレーブス
    5打数4安打2本塁打5打点(第1試合)
    4打数3安打3本塁打8打点1四球(第2試合)
    ※ダブルヘッダー合計5本塁打はメジャー史上2人だけ。

    ジャイアンツ:ウィリー・メイズ
    1961年4月30日 対ブレーブス
    5打数4安打4本塁打8打点
    ※体調不良のため同僚の軽いバットを借り、まさかの4本塁打。

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