English Español 韓国語
  • ブルージェイズもベテラン先発左腕・ハップの争奪戦に参戦か

    2020.11.23 11:30 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはフリーエージェントのベテラン先発左腕J・A・ハップの獲得に興味を示しているようだ。現在38歳のハップは、2012年途中から2014年までと2016年から2018年途中までの2度にわたってブルージェイズに在籍した経験があり、もしブルージェイズが獲得に成功すれば3度目のブルージェイズ在籍となる。

     ハップは14年間のメジャー生活で8度の2ケタ勝利を含む通算123勝を記録。2016年に自己最多の20勝、2018年に17勝をマークするなど、2014年から2019年まで6年連続で2ケタ勝利を挙げた。今季はヤンキースで9試合に先発して49回1/3を投げ、2勝2敗、防御率3.47、42奪三振と例年通りの堅実なパフォーマンスを見せた。

     ブルージェイズは今オフ、すでに左腕ロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結び、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、タナー・ロアーク、ネイト・ピアソン、トレント・ソーントン、ロス・ストリップリングなど先発投手の頭数も揃っているが、先発ローテーションのさらなるグレードアップを目指している。そのための獲得候補の1人としてハップの名前が浮上しているようだ。なお、ハップにはエンゼルスとレンジャーズも興味を示していることが報じられている。

     エンゼルスは今季の先発防御率がタイガース(6.37)に次いでメジャーワースト2位となる5.52と先発投手陣が崩壊。レンジャーズもタイガース、エンゼルス、レッドソックスに次いでリーグワースト4位となる5.32だった。ブルージェイズはリーグ9位の4.55で同地区ライバルのレイズ(3.77)やヤンキース(4.24)に水を開けられており、今オフの補強ポイントの1つに先発投手のグレードアップを掲げているのも頷ける。

  • メッツ 「カノー資金」でコンフォートとの契約延長を検討か

    2020.11.23 11:00 Monday

     メッツはロビンソン・カノーがキャリア2度目の薬物規定違反により162試合の出場停止処分を受けたため、来季カノーに支払う予定だった約2000万ドルを節約できることになった。この「カノー資金」を使ってDJ・レメイヒューの獲得に動く可能性が取り沙汰されているが、別の使い道も検討されているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョージ・A・キング三世は、メッツがマイケル・コンフォートとの契約延長に動く可能性があると指摘している。

     現在27歳のコンフォートは、2014年のドラフトでメッツから1巡目(全体10位)指名を受けてプロ入りし、翌2015年にメジャーデビュー。メジャー1年目から9本塁打26打点(2015年)、12本塁打42打点(2016年)、27本塁打68打点(2017年)、28本塁打82打点(2018年)、33本塁打92打点(2019年)と毎年着実に数字を伸ばし、今季は54試合に出場して打率.322、9本塁打、31打点、OPS.927という好成績をマークした。

     ロイヤルズと対戦した2015年のワールドシリーズでは、新人ながら第4戦で2本のアーチを放つなど、打率.333(15打数5安打)、OPS1.046の好成績をマーク。自己最高のOPS.939(規定打席不足)を記録した2017年にはオールスター・ゲームに選出されている。

     コンフォートはすでにサービスタイム(メジャー登録日数)が5年を超えており、このまま順調にいけば来季終了後にフリーエージェントとなる。スコット・ボラスが代理人のため、交渉は一筋縄ではいかないと思われるが、メッツは「カノー資金」を使って生え抜きの好打者との契約延長にチャレンジするのだろうか。

  • 好打者・レメイヒュー 前回の契約を上回る条件を希望との報道

    2020.11.23 10:30 Monday

     ヤンキースで過ごした2年間で球界を代表する好打者へと変貌を遂げたDJ・レメイヒューは、ヤンキースからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を拒否し、現在フリーエージェントとなっている。「ニューヨーク・ポスト」のジョージ・A・キング三世によると、レメイヒューは前回ヤンキースと契約したときの2年2400万ドルを上回る条件を希望しているようだ。

     現在32歳のレメイヒューは、ヤンキース移籍1年目の2019年に打率.327、26本塁打、102打点、OPS.893をマーク。今季は50試合に出場して打率.364、10本塁打、27打点、OPS1.011の好成績を残し、1900年以降の近代野球では史上初となる両リーグ首位打者を達成した。ここ2年間の活躍を考えれば、前回の契約を上回る好条件を得られるのは間違いないだろう。

     レメイヒューはヤンキース残留が第1希望であると見られているが、キングはブルージェイズとメッツもレメイヒュー獲得に興味を示していることを指摘。ナショナルズがレメイヒュー獲得を検討しているとの報道もある。契約年数については、レメイヒューが5年契約を希望していることを報じているメディアもある。

     キングによると、もしレメイヒューがヤンキースに残留した場合、ヤンキースは今季メジャー最多の22本塁打を放ったルーク・ボイトをトレードで放出し、レメイヒューに一塁、グレイバー・トーレスに二塁を守らせ、新たな遊撃手の獲得に動く可能性があるという。もちろん、引き続きトーレスに正遊撃手を任せ、一塁にボイト、二塁にレメイヒューを置く今季同様の布陣となる可能性もある。

     田中将大、ジェームス・パクストン、J・A・ハップがフリーエージェントとなったヤンキースは、先発投手の補強も必要であり、レメイヒューの契約規模は先発投手の補強の動向に影響を与える可能性もある。「相思相愛」と見られるレメイヒューを無事に引き留めることができるだろうか。

  • フィリーズ・ハーパー 第2子・ブルックリンちゃんが誕生

    2020.11.23 10:00 Monday

     球界を代表するスター選手の1人であるブライス・ハーパー(フィリーズ)が守るべき家族がまた1人増えた。ハーパーのインスタグラムの投稿によると、日本時間11月23日、ハーパーと妻・ケイラさんのあいだに第2子となる女の子が誕生。昨年8月に生まれた長男クルー・アロン・ハーパーくんに続く第2子として生まれた女の子はブルックリン・エリザベス・ハーパーちゃんと名付けられた。

     ハーパー夫妻の第1子となるクルー・アロンくんは昨年8月22日(現地時間)に誕生した。ハーパーは父親となってから初めての試合(8月26日のパイレーツ戦)で2点ビハインドの8回裏に右腕リチャード・ロドリゲスから1点差に詰め寄る28号ソロを放ち、長男の誕生を祝福。この試合は5対5の同点で延長戦に突入し、11回裏にショーン・ロドリゲスが4号ソロを放ってフィリーズがサヨナラ勝ちを収めた。

     今季はマイク・トラウト(エンゼルス)が父親となってから初めての打席で本塁打を放つなど、産休リストからの復帰直後に猛打を発揮。ハーパーと同じように「父親パワー」を見せつける選手は少なくない。

     ハーパーにとって第2子誕生後の初めての試合は来季の開幕戦となる。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、ハーパーの開幕戦通算5本塁打はアルバート・プーホルス(エンゼルス)と並んで現役選手中最多の数字。2児のパパとなったハーパーが来季の開幕戦でどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。

  • 選手にとって「40人ロースターへの登録」はなぜ重要なのか

    2020.11.22 11:00 Sunday

     メジャーリーグは日本時間11月21日にルール5ドラフトのプロテクト期限を迎え、多くの若手有望株が各球団の40人ロースターに登録された。各球団の目的は「自軍の有望株がルール5ドラフトで他球団へ流出するのを防ぐこと」だが、選手にとって40人ロースターへの登録はそれ以上の大きな意味を持つという。なぜ40人ロースターへの登録がそれほど重要なのか。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが解説している。

     まず、40人ロースター内の選手は基本的に全員が春季キャンプに招待される。つまり、監督やコーチ、フロント陣の前でプレーする機会を確実に得られるというわけだ。また、ナショナル・リーグのある球団幹部が「40人ロースターへの登録はその選手がチームの構想に入っていることを表す」と話しているように、メジャーでプレーするためには少なくとも40人ロースターに登録されている必要がある。ルール5ドラフトからのプロテクトという目的が第一だとしても、40人ロースターに登録されることは多くの選手にとって最大の夢であるメジャー昇格への第一歩なのだ。

     また、アメリカン・リーグのある球団幹部は「40人ロースターに登録されることで多くの給料を得られる」と話す。40人ロースター外のマイナー選手は、マイナーリーグのシーズンが開催される4月から8月までしか給料を得られない。しかし、40人ロースター内の選手はメジャーへ昇格している/していないにかかわらず、9月にも給料を得られるのだ。

     ヤンキースの救援左腕ザック・ブリットンは40人ロースターに登録されることについて「経済的に言えば、より多くのサラリーを得ることができるし、メジャーのキャンプに参加して実力を証明するチャンスも得られる。これらが最大のメリットだと思うし、だから選手にとって40人ロースターに登録されることは非常に重要なんだ」と話す。ブリットンは40人ロースターに登録されることが決まったとき、ドラフト指名時よりも興奮し、自分の名前が40人ロースターに掲載されるまで何度も球団の公式ホームページを更新したという。

     さらに、40人ロースターに登録された選手は、他球団でプレーする機会を得られる可能性も上昇する。選手を40人ロースターから外す場合、ウエーバーのプロセスを経る必要があり、他の29球団にはその選手を獲得するチャンスがある。ある代理人によると、不動の主力選手によって出場機会をブロックされている選手は特に、ウエーバーで他球団が獲得してくれるのを望んでいるケースが多いようだ。

     ただの「仕組み」や「ルール」に過ぎないと思われがちな40人ロースターだが、ブリットンが語るように、その背景には様々なドラマがある。今年も「ルール5ドラフトからのプロテクト」のための動きによって、多くの若手有望株がメジャー昇格への第一歩を踏み出すことになった。

  • メッツの正遊撃手・ロサリオ ユーティリティ転向の可能性も

    2020.11.22 10:30 Sunday

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、メッツは正遊撃手のアメッド・ロサリオを複数ポジションを守るユーティリティ・プレーヤーとして起用することを検討しているようだ。球団関係者の話としてシャーマンが伝えた。メジャー昇格後の4シーズン、ロサリオが遊撃以外のポジションを守ったのは1試合だけ(2019年に左翼で3イニング)。マイナーでは三塁手として2014年に1試合、2017年に6試合だけスタメン出場の経験がある。

     ロサリオはメジャー3年目の2019年にシーズン最後の372打席で打率.322、7本塁打、OPS.806の好成績をマーク。ようやくメジャーに適応し、長期にわたる正遊撃手の座を手中に収めたかに思われたが、今季は46試合に出場して打率.252、4本塁打、OPS.643と以前の姿に逆戻りした。守備面でもメジャーデビュー以来4年連続で守備防御点がマイナスの数値を記録するなど精彩を欠いており、有望株のアンドレス・ギメネスが今季メジャーデビューを果たしたため、メッツはロサリオから正遊撃手の座を剥奪することも視野に入れているようだ。

     ロサリオのポジション変更が議論されるのは今回が初めてではなく、2019年6月には中堅手へのコンバート案が浮上していた。ロサリオの代理人を務めるウリセス・カブレラは「ロサリオはメッツの正遊撃手であると考えているし、彼はそのつもりで来季への準備を進めている」とコメント。しかし、ロサリオが他のポジションを守れるようになれば、メッツはギメネスを正遊撃手として起用することができ、また、ロサリオ自身の価値も上昇する可能性がある。

     噂されるフランシスコ・リンドーア(インディアンス)の獲得については、シャーマンは「メッツには遊撃手が十分にいる」と指摘。ロサリオ、ギメネスに続いて19歳の有望株ロニー・マウリシオも控えていることを説明した。よって、メッツがリンドーアの獲得に動くとすれば、ロサリオ、ギメネス、マウリシオの実力や可能性に満足していない場合に限られるだろう。リンドーアは1年後にフリーエージェントとなるため、リンドーアの獲得に動くのは2021年シーズンで現有戦力の実力と可能性を見極めてからでも遅くないのかもしれない。

  • 王者・ドジャースのGM補佐がフィリーズの新GM候補に浮上

    2020.11.22 10:00 Sunday

     5シーズンにわたってゼネラルマネージャー(GM)を務めたマット・クレンタックが事実上の解任となったフィリーズは、クレンタックに代わる新たなGM探しを進めている。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ドジャースのGM補佐を務めるジェフ・キングストンが候補の1人に浮上しているようだ。キングストンは今オフ、エンゼルスのGM候補にも名前が挙がっていた(エンゼルスGMにはペリー・ミナシアンが就任)。

     モロシはキングストンがフィラデルフィアから130マイルほどの距離にあるペンシルベニア州カーライルのディッキンソン大の卒業生であることに言及。「キングストンはペンシルベニア州につながりがある」と伝えている(フィラデルフィアはペンシルベニア州の最大都市)。

     キングストンは2018年12月からドジャースでGM補佐を務めている。2016年から2018年までの3年間、マリナーズでもGM補佐を務め、ジェリー・ディポートがGMに就任するまでのあいだ、暫定GMを務めた経験もある。地区8連覇、今季は1988年以来32年ぶりのワールドシリーズ制覇と黄金期を謳歌しているドジャースのフロントオフィスのメンバーをチームに加えたいという狙いがフィリーズにはあるのだろう。

     クレンタックが辞任(事実上の解任)したフィリーズは現在、クレンタックの右腕的な存在だったネッド・ライスが暫定GMを務めている。アンディ・マクフェイル球団社長はフロントオフィスの新たなリーダーの決定が長期化する見通しを明らかにしており、年内に決着しない可能性もある。また、マクフェイル自身は2021年シーズン終了後に退任する意向を示している。

     フィリーズはここ数年、クレンタックの下でブライス・ハーパー、J・T・リアルミュート、ザック・ウィーラーなど積極的な補強を展開してきたものの、クレンタック政権では2019年の勝率.500が最高成績。ポストシーズンには1度も進めなかった。今オフ中に決定するであろう新GMには、チームを2011年以来のポストシーズン進出へ導くことが求められる。

  • エンゼルスがシェブラーとマイナー契約 2017年に30本塁打の外野手

    2020.11.22 09:30 Sunday

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは日本時間11月22日、エンゼルスがフリーエージェントの外野手、スコット・シェブラーとマイナー契約を結んだことを伝えた。ナイチンゲールによると、シェブラーがメジャー昇格を果たした場合の年俸は90万ドルとなるようだ。シェブラーは今年7月24日に金銭トレードでレッズからブレーブスへ移籍したが、シェブラーを獲得したブレーブスにGM補佐として在籍していたのがエンゼルスの新GMに就任したペリー・ミナシアンだった。

     ドジャース時代の2015年にメジャーデビューを果たしたシェブラーは、レッズへ移籍した2016年に82試合に出場してメジャー定着。翌2017年は正右翼手として141試合に出場し、打率.233、30本塁打、67打点、OPS.791をマークした。2018年は107試合で打率.255、17本塁打、49打点、OPS.777とやや成績を落とし、2019年は不振と故障が重なって出場機会が激減(30試合)。今季はブレーブスで1試合、わずか1打席のみの出場に終わった。

     現在30歳とまだ老け込む年齢ではなく、右翼を中心に外野3ポジションを守った経験もあるため、エンゼルスでは控え外野手の座を争うことが予想される。エンゼルスの外野は左翼ジャスティン・アップトン、中堅マイク・トラウト、右翼ジョー・アデルの3人でレギュラーが固まっているものの、アップトンは近年不振が続いており、有望株のアデルもメジャーで活躍できるかどうかは未知数。シェブラーの獲得はアップトンまたはアデルが期待はずれだった場合の「保険」の意味も込められていると見られる。

     シェブラーに期待されるのは、今季途中にトレードでレッズへ放出されたブライアン・グッドウィンの穴を埋める役割だろう。なお、エンゼルスは外野手をマイナー契約でさらに獲得する可能性があり、アデルに次ぐ有望株のブランドン・マーシュも控えている。シェブラーがメジャーのロースター入りを果たすためには、少なくとも2018年レベルのパフォーマンスを取り戻すことが必要となりそうだ。

  • インディアンス・チャーノフGMが残留へ メッツは引き抜き失敗

    2020.11.22 09:00 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトが得た情報によると、インディアンスのマイク・チャーノフGMはチームに残留することが確実となったようだ。同サイトのジョン・ポール・モロシは、フロントオフィスの新たなリーダーを探しているメッツがチャーノフの面接を行う許可をインディアンスに求めたことを伝えていたが、チャーノフが面接を受ける予定はないという。これがチャーノフの意思によるものなのか、インディアンスが拒否したのかについては明らかになっていない。

     モロシは一時、チャーノフがメッツの編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)の筆頭候補であることを伝えていたが、そこから一転、チャーノフはインディアンス残留が決定的となった。オーナー交代に伴ってブロディ・バンワグネンGMを解任し、フロントオフィスの新たなリーダーを探しているメッツだが、ブリュワーズのデービッド・スターンズ編成本部長に続いてチャーノフの引き抜きにも失敗。さらなる候補者探しを強いられることになった。

     チャーノフは2003年から17年間にわたってインディアンスのフロントオフィスに在籍しており、これまでにも他球団からのオファーを断ってきた。2015年オフ、当時のクリス・アントネッティGMが編成本部長へ昇格したのに伴い、チャーノフはGMに就任。アントネッティの右腕的な存在として活躍を続けている。

     チャーノフがメッツの編成本部長に就任することでフランシスコ・リンドーア(インディアンス)のメッツへのトレード移籍が加速する可能性も取り沙汰されていたが、チャーノフのインディアンス残留が決定的となったことにより、その可能性も消滅。インディアンスからトレードで放出されることが確実視されているリンドーアだが、メッツのフロントオフィスのリーダーが決まるまでのあいだは大きな動きはなさそうだ。

     なお、マーリンズの編成本部長を退任したマイケル・ヒルがメッツの面接を受けたことがすでに報じられている。また、レイズのフロントオフィスのリーダーがメンバーであるボビー・ヘックも候補の1人となっていると見られる。

  • エンゼルスなどが通算123勝のベテラン左腕・ハップに興味を示す

    2020.11.22 08:30 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から聞いた話によると、投手の補強を今オフの最優先課題に掲げるエンゼルスはヤンキースからフリーエージェントとなった38歳のベテラン左腕J・A・ハップの獲得に興味を示しているという。ハップはブルージェイズへ2度(2012年途中と2015年オフ)移籍したことがあるが、どちらの移籍時にもブルージェイズのフロントにはペリー・ミナシアン(エンゼルス新GM)がいた。ミナシアンは再びハップの獲得を狙っているようだ。

     エンゼルスはここ数年、計算できる先発投手を確立できずに苦しんでおり、通算123勝、2ケタ勝利8度の実績を誇るハップのように、ある程度の働きを確実に計算できる先発投手の獲得を狙うのは自然な流れと言える。ハップは2014年から2019年まで6年連続2ケタ勝利をマーク。今季は9試合に先発して49回1/3を投げ、2勝2敗、防御率3.47、42奪三振を記録した。

     今季のエンゼルスは両リーグワースト2位となる先発防御率5.52に終わるなど、開幕前から不安視されていた先発投手陣が全く機能しなかった。新加入のディラン・バンディが期待以上の好投を見せ、アンドリュー・ヒーニーとグリフィン・キャニングも成長の跡を示したが、来季の先発ローテーション入りが確実と言えるのはこの3人だけ。大きく期待を裏切ったフリオ・テーランはフリーエージェントとなり、チーム内には経験不足の若手投手しかいないため、計算できる先発投手の獲得が急務となっている。

     なお、モロシによると、レンジャーズもハップの獲得に興味を示しているようだ。今季のレンジャーズの先発防御率5.32はタイガース、エンゼルス、レッドソックスに次いでリーグワースト4位の数字。エースのランス・リン以外は全く計算の立たない状態だった。

     ヤンキースから年俸1700万ドルの来季オプションを破棄されたハップだが、安定感のあるピッチングに興味を示す球団は多く、38歳のシーズンとなる来季も契約先に困ることはなさそうだ。

  • 2017年球宴出場のアロンゾが現役引退を表明 通算100本塁打

    2020.11.21 11:30 Saturday

     パドレスなどで10シーズンにわたって活躍したヨンダー・アロンゾが日本時間11月21日、自身のインスタグラムで現役引退を表明した。2008年のドラフトでレッズから1巡目(全体7位)指名を受けたアロンゾは、トップ・プロスペクトとして大きな期待を受け、自己最多の28本塁打を放った2017年にはオールスター・ゲーム初選出。しかし、その後は年々成績を悪化させ、今季はメジャー昇格を果たすことができず、33歳という若さで現役引退を決断した。

     アロンゾはメジャー2年目の2011年に47試合で打率.330、OPS.943の好成績をマーク。しかし、レッズにはジョーイ・ボットーという不動の正一塁手がいたため、同年オフの大型トレードでパドレスへ放出された。このとき、レッズはマット・レイトス、パドレスはアロンゾ、ブラッド・ボックスバーガー、ヤスマニ・グランダル、エディンソン・ボルケスを獲得している。

     パドレスでは一塁のレギュラー格として起用されたものの、2ケタ本塁打すら記録できないシーズンが続き、2015年オフのトレードでアスレチックスへ放出。翌2016年は7本塁打に終わったが、2017年は前半戦だけでキャリアハイの2倍以上となる20本塁打を放つなど突如ブレイクし、この年は結局アスレチックスとマリナーズの2球団で合計142試合に出場して打率.266、28本塁打、67打点、OPS.866という自己最高の成績を残し、オールスター・ゲームにも初選出された。

     2018年はインディアンスに移籍して23本塁打を記録。ホワイトソックスとロッキーズでプレーした2019年は打率.199に終わったものの、10本塁打を放ち、メジャー通算100本塁打を達成した。今季は2月にブレーブスとマイナー契約を結び、8月には古巣・パドレスに復帰したが、メジャーには昇格できず。メジャー10年間で通算872安打、100本塁打、打率.259、OPS.736という成績を残して選手生活にピリオドを打った。

     アロンゾは現役引退を表明したインスタグラムの投稿で、選手生活を支えてくれた家族やプレーする機会を与えてくれた各球団への感謝を述べた。

  • オリオールズ 今季のチーム本塁打王・ヌニェスのDFAを発表

    2020.11.21 11:00 Saturday

     メジャーリーグは日本時間11月21日午前8時にロースター外選手のルール5ドラフト(日本時間12月11日開催)からのプロテクト期限を迎え、オリオールズは6人の有望株を40人枠に追加する一方で、今季チーム最多の12本塁打を放ったレナト・ヌニェスをDFAとした。ヌニェスは2019年にもトレイ・マンシーニに次いでチーム2位となる31本塁打を放っていた。マンシーニの復帰や若手の台頭によって来季の出場機会が不透明であることが大きな理由となったようだ。

     現在26歳のヌニェスは2016年にアスレチックスでメジャーデビューし、レンジャーズを経て2018年5月にウエーバーでオリオールズに加入。この年は移籍後の60試合で打率.275、7本塁打、20打点、OPS.781をマークし、翌2019年は打率.244、31本塁打、90打点、OPS.771を記録してレギュラー定着(主に指名打者)を果たした。

     今季は52試合に出場して打率.256、12本塁打、31打点、OPS.816をマーク。OPSは自己最高の数字であり、12本塁打はアンソニー・サンタンデール(11本塁打)を上回ってチーム最多だった。守備面ではクリス・デービスの長期離脱もあり、一塁手として28試合にスタメン出場。指名打者として21試合にスタメン出場したほか、三塁手としても4試合に出場(スタメンは2試合)した。

     マイク・エリアスGMは「非常に難しい決断だった」とコメントしたが、右翼には今季急成長を遂げたサンタンデール、左翼には今季メジャーデビューして強打を発揮したライアン・マウントキャッスルがおり、元本塁打王・デービスの契約もあと2年残っている。結腸がんの治療を終えたマンシーニも来季は戦列復帰できる見込みであり、一塁や指名打者でも出場機会が保証されない状況だった。余剰戦力となっていたことに加え、今オフから年俸調停の対象となり、年俸アップが確実であることもDFAの理由になったと見られる。

     守備面に不安を抱えるものの、直近2シーズンで43本塁打を放っている長打力は非常に魅力的であり、予想されていた来季年俸も200万ドル前後と安価なため、獲得に興味を示す球団は少なくないと思われる。

  • パイレーツが先発右腕・ウィリアムスをDFA 2018年に14勝

    2020.11.21 10:30 Saturday

     メジャーリーグは日本時間11月21日午前8時にロースター外選手のルール5ドラフト(日本時間12月11日開催)からのプロテクト期限を迎え、パイレーツはロドルフォ・カストロ、マックス・クラニックの2人を40人枠に登録するためにトレバー・ウィリアムスとホゼ・オスーナの2人をDFAとした。ウィリアムスはメジャー3年目の2018年に14勝10敗、防御率3.11の好成績をマークしたが、2019年は防御率5点台、今季も防御率6点台と不振が続いていた。

     現在28歳のウィリアムスは2015年オフにマイナーリーガー同士の1対1のトレードでマーリンズからパイレーツに加入し、2016年にメジャーデビュー。2017年に150回1/3を投げて7勝9敗、防御率4.07とメジャー定着を果たし、2018年は31試合に先発して170回2/3を投げ、14勝10敗、防御率3.11という自己最高の成績を残した。特に後半戦は12度の先発で7勝3敗、防御率1.38という見事なピッチングを見せ、翌年以降のさらなる活躍を期待されていた。

     ところが、自己最高のシーズンとなった2018年から一転、2019年は26試合に先発して7勝9敗、防御率5.38という不本意なシーズンに。今季も先発ローテーションの一角を担ったが、11度の先発で2勝8敗、防御率6.18に終わった。被本塁打15本は両リーグ最多タイ、8敗はルーク・ウィーバー(ダイヤモンドバックス)に次ぐ両リーグ2位だった。

     今季が年俸調停期間1年目のシーズンで、今季の年俸は282万5000ドル。来季は350万ドル前後まで上昇することが予想され、パイレーツから来季契約をオファーされずにノンテンダーFAとなることが有力視されていたが、それを待つことなくロースターから外されることになった。まだ28歳という若さは魅力だが、不振が2シーズン続いていること、各球団がコロナ禍の減収に苦しんでいることなどを考慮すると、マイナー契約からの再出発となる可能性もありそうだ。

  • レイズがレンフローをDFA 昨オフ獲得も期待に応えられず

    2020.11.21 10:00 Saturday

     メジャーリーグは日本時間11月21日午前8時にロースター外選手のルール5ドラフト(日本時間12月11日開催)からのプロテクト期限を迎え、レイズはジョシュ・ロウ、ドリュー・ストロットマン、テイラー・ウォールズの3人を40人枠に追加するためにハンター・レンフローとブライアン・オグレイディをDFAとした。レンフローは昨オフのトレードでレイズに加入したばかりだったが、期待に応える活躍を見せることができなかった。

     現在28歳のレンフローは、昨年12月にトミー・ファム、ジェイク・クロネンワースとのトレードでゼイビアー・エドワーズ、エステバン・キロスとともにレイズへ加入。今季は42試合に出場して筒香嘉智、ウィリー・アダメスと並ぶチーム2位タイの8本塁打を放ったものの、打率.156、OPS.645という自己最悪の成績に終わった。

     レンフローは今オフ、レイズから来季契約をオファーされずノンテンダーFAとなる可能性が取り沙汰されていたが、それよりも早くDFAという形でロースターから外れることになった。昨オフのトレードの際、ファムは残り2年しか保有できないのに対してレンフローは4年も保有できることがトレード成立のポイントとして挙げられていたが、結果的にはファムがフリーエージェントとなる1年前にレンフローはレイズを去ることに。また、パドレスへ移籍したクロネンワースは今季、ナショナル・リーグ新人王を争う活躍を見せた。

     レイズはランディ・アロサレーナの台頭により、外野3人がアロサレーナ、ケビン・キアマイアー、マニュエル・マーゴットで固まり、来季の年俸が350万ドルを超えることが予想されるレンフローは余剰戦力となっていた。確実性には欠けるものの、長打力とハイレベルな守備力は魅力であり、多くの球団が獲得に興味を示すと予想される。

     なお、レンフローの退団後も筒香が苦しい立場にいることに変わりはない。出場機会を確保するためには、左打ちの外野手兼指名打者という全く同じ立場であるオースティン・メドウズ(2019年に33本塁打を放った25歳)との競争に勝つことが必要不可欠だろう。

  • ナショナルズ ブライアント、レメイヒューの獲得を検討か

    2020.11.21 09:30 Saturday

     フィリーズからフリーエージェントとなったスター捕手、J・T・リアルミュートに興味を示していることが報じられているナショナルズは、アンソニー・レンドン(エンゼルス)の退団後に固定できなかった三塁の穴を埋めるべく移籍市場で様々な選択肢を検討しているようだ。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ナショナルズはヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒュー、またはカブスがトレードでの放出を検討しているクリス・ブライアントを獲得候補に挙げているという。

     今季のナショナルズで三塁手としてのスタメン出場が最も多かったのは有望株のカーター・キーブーム(30試合)。ところが、打率.202、0本塁打、9打点、OPS.556と打撃面でメジャーの壁にぶち当たり、レギュラーの座を手中に収めることはできなかった。キーブームに次ぐ17試合でスタメン出場したアズドゥルバル・カブレラはフリーエージェントとなっている。

     来季はキーブームに再びチャンスを与える、またはスターリン・カストロを二塁から三塁に回すなどの選択肢があるものの、モロシによると、ナショナルズは外部からの三塁手補強も視野に入れているようだ。そして、その候補として浮上しているのがレメイヒューとブライアントの2人である。

     1900年の近代野球以降では史上初となる両リーグ首位打者を達成したレメイヒューはニューヨークに留まることを希望していると報じられており、ヤンキース残留またはメッツへの移籍が有力視されている。ナショナルズは少なくともこの2球団を契約条件の面で上回らなければレメイヒュー獲得は難しいだろう。

     一方、ブライアントはカブスが主力野手の放出に踏み切る可能性が高いことが報じられており、獲得できる可能性は十分にある。とはいえ、今季34試合で打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644に終わった高額年俸の三塁手の獲得には慎重な判断が必要だ。

     今季のナショナルズ打線は、トレイ・ターナーとフアン・ソトの2人への依存度が極端に高く、彼ら2人をサポートする強打者の獲得が急務となっている。リアルミュート、レメイヒュー、ブライアントのほかにマーセル・オズーナらの名前も浮上しているが、ナショナルズは最終的に誰を獲得することになるのだろうか。

  • ドジャース 8年連続Gグラブ賞・アレナードの獲得に興味

    2020.11.21 09:00 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシがある関係者の話として伝えたところによると、ここ数年ノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得に興味を示していたドジャースは、現在も8年連続ゴールドグラブ賞の名三塁手の獲得に興味を持ち続けているようだ。モロシはロッキーズがアレナードの放出に前向きであること、ドジャースの正三塁手ジャスティン・ターナーがフリーエージェントとなったことなどを理由に、ドジャースがアレナードの獲得に動く可能性がゼロではないと指摘する。

     アレナードは2021年シーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェントとなることができる。アレナードは2022年から2026年まで5年1億6400万ドルの契約を残しているが、球団フロントとの関係性が悪化しているため、オプトアウトを選択する可能性があると見られている。ロッキーズとしては、1年後にフリーエージェントとして退団されるよりもトレードで対価を得られるほうが良いというわけだ。

     また、現在29歳のアレナードはカリフォルニア州レイクフォレストでドジャースファンとして育っており、ドジャースへの移籍の際にはトレード拒否権を行使しないと見られている。さらに、正三塁手のターナーが現在フリーエージェントとなっていることもドジャースのアレナード獲得を後押しする。ドジャースはターナー、アレナード、クリス・ブライアント(カブス)らのなかから来季の正三塁手を探すことになるが、ターナーとの再契約でなくアレナードの獲得を選択しても決して不思議ではない。

     アレナードの来季の年俸は3500万ドル。非常に高額だが、ターナーの今季の年俸は2000万ドルだったため、ターナーが抜けてアレナードが加わることを考えれば、ドジャースが払えない額ではない。アレナードを獲得する対価となる有望株も豊富に揃っている。ただし、ロッキーズが同地区球団のドジャースにアレナードを放出することを躊躇する可能性はある。具体的な交渉が行われているわけではなく、モロシが指摘するアレナードのドジャース移籍は、現時点ではあくまでも可能性の1つに過ぎないだろう。

  • レメイヒュー争奪戦はニューヨーク2球団の一騎打ちの可能性も

    2020.11.20 10:30 Friday

     今オフのメッツは、大富豪のスティーブ・コーエンを新オーナーに迎えたことにより積極的な補強を展開することが予想され、多くの有力フリーエージェント選手やトレード候補選手への関心がすでに報じられている。ロビンソン・カノーがキャリア2度目の薬物規定違反により162試合の出場停止処分を受けたため、ペイロールに約2000万ドルの余裕が生まれただけでなく、正二塁手のポジションにも空きができた。これを受けてメッツがDJ・レメイヒュー争奪戦に本格参戦するとの見方が強まっている。

     「ニューヨーク・ポスト」のケン・ダビドフによると、ヤンキースからフリーエージェントとなったレメイヒューはニューヨークに留まることを希望しているという。これを文字通りに受け取るのであれば、レメイヒューにとってメッツはヤンキースに次ぐ「第2希望」のチームということになる。また、ダビドフはヤンキースとレメイヒューのあいだで契約交渉がまだ開始されていないことも伝えている。

     メッツはカノーの出場停止処分によって浮いたペイロールの枠をそっくりそのままレメイヒューの年俸に回すこともできるが、カノーの契約は2023年まで残っており、2022年と2023年の年俸については支払いの義務がある。よって、レメイヒューを複数年契約で獲得すると、2022年以降はレメイヒューとカノーという高額年俸の二塁手を2人抱えてしまうことになるため、このあたりの事情がレメイヒュー獲得に向けてのハードルになるだろう。

     また、「ニューヨーク・ポスト」によると、ヤンキースと同じアメリカン・リーグ東部地区に所属するブルージェイズもレメイヒュー獲得に興味を示しているという。ただし、ニューヨークに留まることを希望しているレメイヒューを獲得するうえで、カナダに本拠地を置くブルージェイズが地理的条件で不利な状況にあるのは間違いなさそうだ。

     レメイヒューは現在32歳。今季は50試合に出場して打率.364、10本塁打、27打点、OPS1.011の好成績をマークし、MVP投票で3位にランクイン。1900年以降の近代野球では史上初となる両リーグ首位打者の快挙を成し遂げた。

  • 放出濃厚のリンドーアはベッツと同じルートをたどるのか

    2020.11.20 10:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのマイク・ルピカは、インディアンスからトレードで放出されることが濃厚となっているフランシスコ・リンドーアが「今オフのムーキー・ベッツ(ドジャース)」になる可能性があると指摘する。要するにフリーエージェントまで残り1年となったタイミングでトレードされ、新天地で契約延長し、チームをワールドシリーズ制覇に導くというルートだ。メジャーを代表するスター遊撃手はいったい来季どのチームでプレーすることになるのだろうか。

     1992年生まれのベッツに対し、リンドーアは1993年生まれ。つまり、27歳のオフシーズンにトレードで放出されるというところまで共通している。ベッツはレッドソックス時代にワールドシリーズに1度だけ出場し、MVP投票のトップ10に4度ランクイン。一方のリンドーアもワールドシリーズに1度出場し、MVP投票のトップ10には3度ランクインしている。ただし、ベッツが2018年にチャンピオンリングを手にしたのに対し、リンドーアは2016年のワールドシリーズでカブスに敗れたという違いはある。

     ベッツとリンドーアを比較したとき、大半の人が「ベッツのほうが優れた選手だ」と答えるに違いないが、リンドーアには「遊撃手」という強みがある。「30-30(30本塁打&30盗塁)」を期待できるパワーとスピード、ゴールドグラブ賞レベルの好守、このすべてを兼ね備えた遊撃手はなかなかいない。「ミスター・スマイル」という愛称で知られるリンドーアは、ベッツと同様に、自身のプレーでチームの雰囲気を変えられる選手でもある。

     オマー・ミナヤ(メッツ元GM)はリンドーアについて「彼は能力に加えて人間性も持ち合わせている。彼はベッツと同様に、自分の周りをより良くすることのできる選手だ」と語る。ベッツが自身のパフォーマンス以外のあらゆる面でドジャースのチーム力アップに貢献し、「ラストピース」としてチームを世界一に導いたように、リンドーアもどこかのチームの「ラストピース」となれる可能性があるというわけだ。

     メジャーリーグ公式サイトでインディアンスの番記者を務めるメンディ・ベルは、リンドーアの新天地候補としてヤンキース、メッツ、ブルージェイズ、フィリーズの4球団を挙げている。メッツ移籍を予想する声が多く聞かれるが、リンドーア獲得に成功するのはどのチームだろうか。

  • コリンズ元監督が引退を表明 オリックスでも監督を務める

    2020.11.20 09:30 Friday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、アストロズ、エンゼルス、メッツの3球団で監督を務め、メジャー通算995勝をマークしたテリー・コリンズ(71歳)が引退を発表した。コリンズは2017年シーズンの最終戦をもってメッツの監督を退任し、現在はメッツの「GM付特別補佐」として春季キャンプなどで選手にアドバイスを送っている。2007年から翌年途中まで日本プロ野球のオリックス・バファローズでも監督を務め、2009年にはワールド・ベースボール・クラシックの中国代表監督として同国史上初勝利をマークした。

     コリンズは選手としてはメジャー昇格を果たせなかったものの、マイナーで指導者としてのキャリアをスタートし、ドジャース傘下AAA級アルバカーキやパイレーツ傘下AAA級バッファローで監督を経験。両球団の殿堂入りを果たしている。1992年からの2年間はパイレーツでブルペンコーチを務め、1993年シーズン終了後、アート・ハウを解任したアストロズの監督に就任した。

     アストロズでは3シーズン連続で勝ち越したものの、ポストシーズン進出を果たすことはできず、1996年シーズン終了後に解任。1997年からはエンゼルスで監督を務めたが、最初の2シーズンはいずれも地区2位でポストシーズンに進めず、1999年は51勝82敗となった時点で29試合を残して途中解任された。

     その後、2007年にオリックスの監督に就任。1年目はグレッグ・ラロッカやタフィー・ローズを獲得しながらも最下位に終わり、2008年にはアレックス・カブレラも獲得して「ビッグボーイズ打線」を形成したが、開幕から49試合を消化して21勝28敗となった時点で「情熱がなくなった」と突然辞任を表明した。翌2009年はワールド・ベースボール・クラシックの中国代表監督を務めている。

     2011年からはメッツの監督に就任し、7シーズンという比較的長い期間にわたって監督を務めた。最初の4シーズンはいずれも勝率5割未満に終わったが、2015年に地区優勝&リーグ優勝を達成。2016年は一発勝負のワイルドカード・ゲームで敗退し、70勝92敗に終わった2017年限りで退任した。メジャー通算995勝(1017敗・勝率.495)。1000勝の大台にはわずかに届かなかった。

  • ブリュワーズ アーノルドGM補佐がGMに昇格 引き抜き阻止か

    2020.11.20 09:00 Friday

     ブリュワーズは日本時間11月20日、マット・アーノルドGM補佐がGM(ゼネラルマネージャー)に昇格したことを発表した。これまではデービッド・スターンズ編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)がGMを兼任していたが、スターンズからはGMの肩書が外れることになる。ブリュワーズはフロントオフィスのリーダーが空席となっているメッツからスターンズの面接を行う許可を求められて拒否したことが数日前に報じられたばかりだった。

     ブリュワーズはフロントオフィスのメンバーとの契約条件を公表しないという方針を貫いている。2019年1月にスターンズが編成本部長に就任した際も、5年契約と報じられてはいたものの、球団からの正式な発表はなかった。そのため、アーノルドの任期なども明らかになっていない。

     スターンズはアーノルドの昇格について「我々はこれまでもパートナーとして球団を運営してきたので、日々の業務にはあまり変化がないと思っている」とコメント。「これまでと同じように、何事にも一緒に取り組むというやり方で前進していきたい」と今後の抱負を述べた。

     日々の業務にほとんど変化がないにもかかわらず、なぜ肩書を変更する必要があるのか。このようなケースでは、フロントオフィスの人材を他球団に引き抜かれるのを防ぐ目的であることが多い。ブリュワーズはメッツからのスターンズへの面接要請を拒否したが、アーノルドも今オフ、エンゼルスのGM候補として名前が挙がっていた(エンゼルスGMにはペリー・ミナシアンが就任)。スターンズの引き抜きに失敗したメッツが狙いをアーノルドに変更し、ブリュワーズがそれに拒否する姿勢を明確にするためにアーノルドを昇格させたのではないかという見方もある。

     現在41歳のアーノルドは、2015年10月に副社長兼GM補佐としてブリュワーズに加入し、2019年6月には上級副社長兼GM補佐に昇格。ブリュワーズに加わる前はレイズで9シーズン(2007~15年)を過ごし、ドジャース(2000年)、レンジャーズ(2002年)、レッズ(2003~06年)の野球運営部門でも働いた経験がある。アーノルドは「私の仕事はデービッドに可能な限り最高の情報を提供することだ。それによって彼が良い決断を下すことができれば、それは球団全体にとって素晴らしいことなんだ」と話している。

« Previous PageNext Page »