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  • 【戦評】ドジャース11連勝 前田は5回1失点で8勝目

    2017.7.20 17:47 Thursday

     前田健太が5回1失点と先発の役割を果たし、クリス・テイラー、エンリケ・ヘルナンデスら右打者が左腕カルロス・ロドンを攻略。投打がガッチリと噛み合ったドジャースが連勝を今季最長の11に伸ばし、118年ぶりとなる「35戦31勝」を記録した。

     「我々は試合に勝てる、という我々が持っている自信はホンモノだよ」とドジャースのデーブ・ロバーツ監督は語る。6連勝→●→10連勝→●→○→●→3連勝→●→11連勝ときて直近35試合で31勝4敗。開幕95試合で66勝以上を記録したのは2001年のマリナーズ以来16年ぶり、ナ・リーグでは1970年のレッズ以来47年ぶりであり、これだけ勝っていれば「自信」が「確信」に変わっていくのも当然のことだろう。

     先発の前田は初回にメルキー・カブレラに12号ソロを浴びて1点を失ったものの、その後は走者を出しながらも要所をしっかり抑えて5回1失点。先発の役割をしっかり果たし、8勝目(4敗)をマークした。ロバーツ監督は「我々は話し合わなければならないね」と今後の前田の起用法については明言を避けたが、「彼をどこに配置するかは現時点ではわからない。でも、彼はチャンスを得るために、できることを全てやってくれているよ」と前田の好投に賛辞を贈った。

     この試合のドジャースは左腕ロドン対策として右打者をスタメンに多く並べたが、これが大当たり。1番に起用されたテイラーは先頭打者アーチを含む3安打2打点の活躍を見せ、7番に入ったヘルナンデスはロドンから2打席連続本塁打を放った。前日に規定打席に到達して首位打者に躍り出たジャスティン・ターナーも2安打1打点。右打者ながら昨季は左投手に打率.209、OPS.640と苦戦したが、今季は打率.442、OPS1.361とカモにしており、左投手に対する成績向上が今季の好成績を支えていると言っても過言ではない。

     やることなすことがすべて上手くいっている感のある現在のドジャース。このペースを維持するのは容易なことではないが、今季のドジャースには期待をしてしまうのも事実である。目指すは1988年以来のワールドシリーズ制覇。ドジャースの快進撃がどこまで続くのか注目だ。


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  • 【戦評】アレナードが5安打3本塁打7打点!ロッキーズ大勝

    2017.7.20 16:58 Thursday

     ようやくロッキーズ打線に勢いが戻ってきた。3本塁打を含む5安打7打点を記録したノーラン・アレナードの活躍に引っ張られるかのように打線が爆発し、5年ぶりとなる18得点でパドレスに大勝。打線は直近4試合で49得点と絶好調だ。

     初回からロッキーズ打線の勢いは止まらなかった。アレナードのタイムリーを攻撃開始の狼煙としていきなり3点を先制すると、2回にも再びアレナードがタイムリーを放って4-0。3回にはトレバー・ストーリーのタイムリー三塁打などで2点、4回にはアレナード、ストーリー、チャーリー・ブラックモンの本塁打などで6点を追加し、パドレス先発のクレイトン・リチャードをあっという間にノックアウトした。

     5回に再びアレナードの一発が飛び出し、6回にはアレナードが3イニング連発となる21号スリーラン。7回にライアン・ハニガンが犠牲フライを放ち、7イニング連続得点、計18得点の猛攻を締めくくった。ロッキーズの1試合18得点は2012年4月27日以来5年ぶり。また、1試合21安打も2014年9月17日以来3年ぶりであり、5選手が3安打以上を記録するという派手な猛打ショーでおよそ1ヶ月ぶりのスイープを飾った。

     3.2回10失点で屈辱のノックアウトを喫したリチャードは「責任を取らなくちゃいけないね。これも野球の一部だよ。でも、不幸なことに、今日は打ち損じの打球がヒットゾーンへ飛んでしまった。それがクアーズ・フィールドなんだけどね」と自身の不甲斐ない投球を受け入れつつも、悔しさを滲ませた。パドレスの主砲ウィル・マイヤーズは「彼は僕のお気に入りの選手の一人だよ。彼が打席に立つのを見るのは大好きさ」と敵味方の枠を超え、アレナードの活躍を称賛していた。

     4連勝となったロッキーズは直近10試合で2勝8敗と元気がないダイヤモンドバックスを抜いてナ・リーグ西部地区2位、ワイルドカード1位に浮上。ワイルドカード争いでは中部地区の3チーム(カブス、パイレーツ、カージナルス)が後ろから迫りつつあるが、噂される投手陣の補強に成功し、投手陣の失速を食い止めることさえできれば、自慢の強打を武器に8年ぶりのポストシーズンを戦うことができるはずだ。


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  • 【戦評】アストロズキラーの好投でマリナーズが3連戦勝ち越し

    2017.7.20 16:27 Thursday

     「アストロズ・キラー」のジェームズ・パクストンがまたしても好投し、マリナーズがアストロズとの3連戦に勝ち越し。勝率を再び5割に戻し、ワイルドカード2位のヤンキースまで1.5ゲーム差に迫った。

     パクストンがアストロズ戦で登板するのは今季3試合目。今季の初登板と2登板目がともにアストロズ戦だったが、そのときは6回無失点、7回無失点と好投し、アストロズ打線を相手に支配的なピッチングを披露していた。そして迎えた3ヶ月ぶりのアストロズ戦での登板。絶賛爆発中の強力打線相手に苦戦が予想されたが、全く危なげのないピッチングで喫した失点は犠牲フライによる1点だけ。メジャー最強打線を相手に連打を許さず、7回を投げて被安打6、奪三振7、与四球1、失点1という見事なピッチングで今季9勝目(3敗)をマークした。

     これで今季のアストロズ戦は3試合で20イニングを投げてわずか1失点(防御率0.45)。「彼は本当に素晴らしいよ。彼の腕の強さはリーグの左投手の中でトップクラスだ。変化球でストライクを取られると我々にとって厳しい展開になるということはわかっていたが、今日は彼の変化球が素晴らしかった」とアストロズのA.J.ヒンチ監督はパクストンの好投に脱帽といった様子だった。

     女房役を務めるマイク・ズニーノはアストロズ戦におけるパクストンの好投について、こう分析している。「彼は空振りを奪う能力を持っている。そしてアストロズはどんどん振ってくるチームだ。彼の空振りを奪う能力とアストロズ打線の特徴は相性が良いんだよ」

     パクストンが先制を許した直後の4回表、マリナーズはベン・ギャメルの5号ツーランで逆転に成功。6回と7回にも1点ずつを追加してアストロズを突き放し、8回以降はニック・ビンセント、マーク・ゼプチンスキー、エドウィン・ディアスの3投手による無失点リレーで試合を締めくくった。

     明日からはワイルドカード争いのライバルであるヤンキースとの4連戦。後半戦の開幕6試合で5勝1敗と勢いに乗るマリナーズがヤンキースをワイルドカード圏内から引きずり下ろし、一気に浮上していく可能性も十分にある。


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  • 新加入のJ.D.マルティネスが投球を手に受け途中交代

    2017.7.20 11:39 Thursday

     若手有望株3名とのトレードでタイガースからダイヤモンドバックスに加わった強打者J.D.マルティネス。日本時間7月20日のレッズ戦で新天地デビューを果たしたが、デビュー戦でのプレイは長くは続かなかった。

     「5番・ライト」で先発出場したマルティネスは4回表の第2打席でカウント1-2からの7球目、内角高めへの速球を左手に受けて途中交代。そのうえハーフスイングを取られて空振り三振となり、第1打席での三球三振と合わせて新天地デビュー戦は2打席2三振という結果に終わった。

     X線検査の結果、骨に異常はなく、左手甲の打撲とのこと。獲得したばかりのスラッガーが大事に至らず、ダイヤモンドバックスの関係者はホッと胸をなでおろしたことだろう。

     この日が新天地デビューとなったマルティネスは試合前、「まだいろいろと慣れないよ。これは現実なのか?って感じだね。(新天地に)慣れるには数日は掛かりそうだよ」とコメント。ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督はマルティネスの名前を正しく書けず、ラインナップ・カードを数回書き直したことを告白した一方、マルティネスを5番に置くのは簡単な決断だったと話していた。

     この日のダイヤモンドバックスはA.J.ポロックとデービッド・ペラルタ、ポール・ゴールドシュミットとジェイク・ラムの打順をそれぞれ入れ替えるなど、大幅な打順変更を敢行。ロブロ監督はここ最近、打順変更を検討していたことを明らかにしており、マルティネスの加入とともにそれを実行に移した形となった。4番にゴールドシュミット、5番にマルティネスを置いたことについては「初回が三者凡退で終わった場合、高い確率で無死一塁の場面でマルティネスに回すことができる。そうすれば点を取るチャンスが生まれるし、ビッグイニングにも繋がるだろうからね」とその狙いを説明している。

     新天地デビュー戦は残念ながら途中で退くことになってしまったが、マルティネスの強打はダイヤモンドバックスにとって大きな戦力となるに違いない。


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  • バートロ・コローンが現役引退を検討中?

    2017.7.20 11:01 Thursday

     日本時間7月19日のヤンキース戦でツインズ加入後初先発を果たしたバートロ・コローン。現役最年長のベテラン右腕は現役引退について考えつつも、現在はチームに貢献することに集中しているようだ。

     ヤンキース戦では4回まで1失点に抑えながら5回に崩れ、4回4失点で今季9敗目(2勝)を喫したコローン。「ツーシームをたくさん投げたけど、感触はとても良かった。この感触はアトランタで投げていたときにはなかったんだ」と新天地での初登板を振り返った。

     次回登板は日本時間7月25日のドジャース戦になる見込み。コローンはその試合が現役引退についての「決断を下すための決定的な要素」になると語っている。しかし、通算235勝のコローンはドミニカ共和国出身投手による最多勝利記録(フアン・マリシャルの243勝)を更新することを大きな目標の一つとしており、その目標を達成するために来季も現役を続行する考えも持っているようだ。

     「現役引退の話がどんな文脈から出てきたのかは知らないけど、野球界において44歳になったときに現役引退のことを考えるのは極めて普通のことだと思うよ」と42歳で現役を引退したポール・モリター監督は語る。「コローンと少し話をしたよ。彼は身体的には全く問題がない。来週月曜日(日本時間では火曜日)に投げる予定だし、彼はそれに向けて準備してくれるはずさ」

     今季はブレーブスで13試合、ツインズで1試合に登板して2勝9敗、防御率8.19に終わっているコローンだが、昨季はメッツでチーム最多の15勝を挙げ、5年連続で2桁勝利をマークしている。今季の不振が一時的なものなのか、年齢的な限界を迎えているのかは定かではないが、少なくとも現時点においてはコローンがツインズの貴重な戦力の一人であることだけは間違いない。メジャー最高勝率を誇るドジャースに対してどのようなピッチングを見せるのか注目だ。


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  • パブロ・サンドバルが古巣ジャイアンツ復帰へ

    2017.7.20 10:29 Thursday

     日本時間7月20日、レッドソックスからリリース(解雇)されFAとなったパブロ・サンドバルが、古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶことが明らかになった。サンドバルは2014年シーズン終了後にFA権を取得し、レッドソックスと5年9500万ドル+オプション1年の大型契約を結んだものの、不振や故障で活躍できず、契約を2年以上残してリリースされていた。

     MLB.comのジェシー・サンチェスによると、サンドバルは古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶことで合意した模様。現段階では球団からの正式な発表はないが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによるとサンドバルはAAA級サクラメントに合流する予定となっているようだ。

     メジャーに定着した2009年に打率.330、25本塁打、OPS.943の好成績を残し、正三塁手の座を不動のものとしたサンドバルは、2011年から2年連続でオールスター・ゲームに選出。2012年のワールドシリーズで打率.500、3本塁打、OPS1.654という素晴らしい活躍でMVPに選出されるなど、ポストシーズンでは通算39試合に出場して打率.344、6本塁打、OPS.935をマークしている。しかし、レッドソックス1年目となった2015年は126試合に出場して打率.245、10本塁打、OPS.658と期待外れの成績に終わり、昨季は左肩の手術を受けて出場は3試合だけ。今季は再び正三塁手として輝きを取り戻すことを期待されていたものの、2度の故障者リスト入りを経験し、打率.212、4本塁打、OPS.622と期待に応えることができなかった。

     一方、今季のジャイアンツは正三塁手を固定できず、エドゥアルド・ヌニェスの42試合を筆頭に7選手が先発出場。新人クリスチャン・アローヨや韓国出身の黄載鈞(ファン・ジェギュン)が起用された時期もあったが、活躍は長続きしなかった。三塁手のOPS.606はメジャーワーストの数字であり、サンドバルには三塁の攻撃力アップに貢献することが求められている。

     全盛期を過ごした古巣で復活を果たすことができるのか。「カンフー・パンダ」の復活を多くのファンが待っている。


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  • 【戦評】打線の援護をもらった新人センザテラが10勝目

    2017.7.19 17:39 Wednesday

     初回から3点ずつを取り合い、クアーズ・フィールドに相応しい荒れた試合となった日本時間7月19日のロッキーズ対パドレスの一戦。開幕から不振が続くカルロス・ゴンザレスが放った2本のタイムリーが貴重な得点を生み、打線の援護に恵まれたロッキーズ先発のアントニオ・センザテラは今季10勝目(3敗)をマークして両リーグ新人2桁勝利一番乗りとなった。

     ロッキーズは初回にセンザテラが3点を失ったものの、1回裏にマーク・レイノルズが20号スリーランを放ち、すぐさま同点に。レイノルズのシーズン20本塁打は2014年以来3年ぶり8度目。2011年以来6年ぶりとなるシーズン30本塁打も視野に入ってきた。

     センザテラは5回表にウィル・マイヤーズに17号ソロを浴びて勝ち越しを許したが、直後の5回裏、ロッキーズはDJレメイヒューの犠牲フライで同点に追い付くと、一死一、二塁の場面でゴンザレスがセンターへのツーベースを放って2点を勝ち越し。さらに二死後、アレクシー・アマリスタがライトへのタイムリーを放ち、7-4と3点をリードした。

     センザテラは5回4失点で降板し、6回表は2番手クリス・ラシンがマウンドへ。ところが、ラシンは連打と暴投で無死二、三塁のピンチを背負うと、エリック・アイバーに犠牲フライを打たれて2点差。二死後、マット・シーザーにレフト前ヒットを打たれて1点差に迫られてしまう。しかしロッキーズはその裏、二死一塁からヘラルド・パーラがツーベースを放ってリードを2点に広げると、ゴンザレスにもタイムリーが飛び出し再び3点差。その後は7回表に3番手ジョーダン・ライルズがカルロス・アスアヘにメジャー初本塁打となる1号ソロを浴びて1点を失ったが、8回表はジェイク・マギーが無失点、9回表は守護神グレッグ・ホランドが三者三振で締めくくり、9-7で乱打戦を制した。

     2本のタイムリーを放って3打点を叩き出したゴンザレスは「良い打線だよね。攻撃面ではこのチームには優秀な選手がたくさんいる。俺たちが点を取ればいつだって投手陣を楽にしてやれるんだ。素晴らしいことだよ」と語り、打線の力で勝ち取った勝利に満足げ。パドレスは四球、失策、暴投といったミスがことごとく失点に繋がり、アンディ・グリーン監督は「守備面でのミスが痛かった。我々にもチャンスはあったけど、それを生かすことができなかった」と悔しさを滲ませた。


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  • 【戦評】田澤無失点&イチロー安打も勝利には繋がらず

    2017.7.19 16:49 Wednesday

     ビンス・ベラスケス(フィリーズ)とアダム・コンリー(マーリンズ)の両先発がともに6回2失点と好投し、コンリーの後を継いだ田澤純一も1回無失点。8回裏に代打で登場したイチローは歴代単独23位の通算3056安打目となるレフト前ヒットを放ったが、試合を制したのは8回表に勝ち越し点、9回表にダメ押し点を奪ったフィリーズだった。

     2-2の同点で迎えた8回表、マーリンズのドン・マティングリー監督は3番手ダスティン・マゴーワンを投入した。今季ここまで36試合に登板して防御率2.79と安定したピッチングを続けていたマゴーワンに信頼を置いていたのはもちろんのこと、5勝0敗というマゴーワンの勝ち運に賭けた部分もあったのかもしれない。ところが、マゴーワンは先頭のトミー・ジョセフこそセンターライナーに打ち取ったものの、続くマイケル・フランコに低めへのスライダーを左中間スタンドへ運ばれ、勝ち越しを許してしまう。8回裏のマーリンズの攻撃は二死からイチローが出塁したものの無得点に終わった。

     1点ビハインドの9回表、マティングリー監督は今季41試合に登板して被打率.186、WHIP0.96と好投していたジャーリン・ガルシアをマウンドへ送る。1点差をキープして9回裏の攻撃へ繋げたいという思惑があったはずだが、マゴーワンに続いてガルシアも指揮官の期待に応えられず、二死二塁から新人ニック・ウィリアムスにダメ押しの3号ツーランを被弾。3点ビハインドの9回裏の攻撃はジャンカルロ・スタントン、クリスチャン・イェリッチ、マーセル・オズーナの外野手トリオが敵軍クローザーのヘクター・ネリスに三者凡退に抑えられ、5-2でフィリーズの勝利となった。

     決勝弾を放ったフランコは3安打を放ち、サイクル達成まで残り三塁打だけという活躍。フィリーズのピート・マッカニン監督は「素晴らしい活躍だったよね。彼の打撃練習だけでなく、試合での活躍にも本当に勇気づけられたよ」と7月に入って復調傾向にある若きスラッガーの活躍を称賛した。一方、マーリンズのマティングリー監督は「攻撃面で封じられてしまったね。早い回にスタントンがホームランを打って先制したけど、その他にはほとんど何もできなかった」と語り、敗因は攻撃陣にあると分析。手痛い本塁打を浴びたリリーフ投手陣を責めることはなかった。


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  • 7選手が絡む大型トレード フレイジャーらがヤンキースへ

    2017.7.19 14:41 Wednesday

     ヤンキースが昨年のドラフト1巡目指名選手であるブレイク・ラザフォードら4選手を放出してホワイトソックスからトッド・フレイジャー、デービッド・ロバートソン、トミー・ケインリーの3選手を獲得する大型トレードを成立させた。

     レッドソックスへのトレードが噂されていたフレイジャーは一転、レッドソックスのライバルであるヤンキースへ移籍。今季は打率.207とキャリアワースト(昨年の.225)を下回る低打率に苦しんでいるが、過去2年で75本塁打を放ち、今季も16本塁打を記録している長打力は大きな魅力である。今季は四球が大幅に増加し、低打率にも関わらず出塁率.328は自己最高に匹敵する数字。本職は三塁だが、メジャーでは一塁手としても94試合に出場しており、一塁が大きな穴となっているヤンキースでは一塁手としての出場も増えそうだ。

     ホワイトソックスでの2年半で84セーブをマークしたロバートソンは2014年シーズン以来の古巣復帰となった。今季終了後にFAとなるフレイジャーとは違ってロバートソンは来季まで契約が残っており、デリン・ベタンセス、アロルディス・チャップマンとともに強力ブルペンを形成することになる。

     また、今季ブレイクを果たしたケインリーは時速100マイルを超えるフォーシームが魅力の速球派リリーバーである。今季は36イニングで60奪三振(奪三振率15.00)とハイペースで三振を奪っており、少なくとも2020年まで保有できる点も大きな魅力。ケインリーは2010年のドラフトでヤンキースから5巡目指名を受けてプロ入りしており、2013年12月にルール5ドラフトでロッキーズに移籍したとき以来の古巣復帰となった。

     ヤンキースのジョー・ジラルディ監督はリリーフ右腕2人の加入について「2人のリリーバーが加入してくれるのは本当に助かるよ。2人とも三振を奪う能力が高いパワーピッチャーだからね」と語り、ベタンセスとチャップマンが安定感を欠く中、ブルペンの戦力アップを喜んだ。

     ホワイトソックスが獲得したのはラザフォード、ティト・ポロの両外野手とイアン・クラーキン、タイラー・クリッパードの両投手の計4名。メジャー通算598登板、57セーブの実績を誇るクリッパードはケインリーないしロバートソンの穴埋めとしてセットアッパーまたはクローザーを任されることになるだろう。ラザフォードは昨年のドラフト1巡目指名選手(全体18位)。今季はA級で71試合に出場して打率.281、OPS.733をマークしている。クラーキンは2013年のドラフト1巡目指名選手(全体33位)。今季はAアドバンス級で14試合に登板して4勝4敗、防御率2.61をマークしている。また、ポロは今年3月のワールド・ベースボール・クラシックでコロンビア代表の一員としてプレイし、印象的な活躍を見せた俊足好守の外野手。今季はマイナー2階級で計72試合に出場し、打率.298、25盗塁と俊足巧打ぶりを存分に発揮している。

     なお、ホワイトソックスはこのトレードが成立した直後に球界No.1プロスペクトであるヨアン・モンカダと右腕ブラッド・ゴールドバーグのメジャー昇格を発表。WBCイスラエル代表の一員としてプレイしたゴールドバーグはケインリーの代役としてブルペンの一角を担うことになる。そしてモンカダはフレイジャーの放出により空席となった三塁、あるいは本職である二塁での起用が濃厚。昨季はメジャーでの20打席で12三振を喫したが、今季こそ本領発揮に期待がかかっている。

     ホワイトソックスはクリス・セール(レッドソックス)、ホゼ・キンターナ(カブス)、フレイジャー、ロバートソンと主力選手を次々に放出し、対価として各球団からトップ・プロスペクトを獲得。現在はMLB Pipelineのプロスペクト・ランキングで全体トップ100選手のうち10人を抱える状況となっている。彼らが順調に成長すれば、数年後のホワイトソックスは他球団にとって大きな脅威となりそうだ。


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  • ハート&ハッスル賞 各球団の候補選手が決定

    2017.7.19 11:42 Wednesday

     メジャーリーグ同窓組合(略称:MLBPAA)は日本時間7月19日、「2017年ハート&ハッスル賞」の各球団の候補選手を発表した。この賞は2005年から表彰が開始され、試合中のプレイに対する評価だけでなく、「価値・精神・伝統」を尊重し、それらを示した選手に対して与えられている。まず各球団から1名ずつ候補選手が選出され、その30名の中から最終的に受賞者1名が選出されるが、その候補選手30名が発表された。

    「2017年ハート&ハッスル賞」候補選手
    アダム・ジョーンズ(オリオールズ)
    リック・ポーセロ(レッドソックス)
    ブレット・ガードナー(ヤンキース)
    ローガン・モリソン(レイズ)
    ケビン・ピラー(ブルージェイズ)
    アビサイル・ガルシア(ホワイトソックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    イアン・キンズラー(タイガース)
    エリック・ホズマー(ロイヤルズ)
    バイロン・バクストン(ツインズ)
    ジョシュ・レディック(アストロズ)
    アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)
    ヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)
    ネルソン・クルーズ(マリナーズ)
    エルビス・アンドルース(レンジャーズ)
    ニック・マーケイキス(ブレーブス)
    J.T.リアルミュート(マーリンズ)
    ジェイ・ブルース(メッツ)
    フレディ・ギャルビス(フィリーズ)
    アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    クリス・ブライアント(カブス)
    アダム・デュバル(レッズ)
    エルナン・ペレス(ブリュワーズ)
    アダム・フレイジャー(パイレーツ)
    ジェッド・ジョーコ(カージナルス)
    ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
    チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)
    クレイトン・リチャード(パドレス)
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)

    「ハート&ハッスル賞」歴代受賞者(所属は当時)
    2005年 デービッド・エクスタイン(カージナルス)
    2006年 クレイグ・ビジオ(アストロズ)
    2007年 クレイグ・ビジオ(アストロズ)
    2008年 グレイディ・サイズモア(インディアンス)
    2009年 アルバート・プーホルス(カージナルス)
    2010年 ロイ・ハラデイ(フィリーズ)
    2011年 トリー・ハンター(エンゼルス)
    2012年 マイク・トラウト(エンゼルス)
    2013年 ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)
    2014年 ジョシュ・ハリソン(パイレーツ)
    2015年 アンソニー・リゾー(カブス)
    2016年 トッド・フレイジャー(ホワイトソックス)

  • アストロズに痛手 コレアが6~8週間の戦線離脱

    2017.7.19 11:10 Wednesday

     ア・リーグ最高勝率を誇り、西部地区の首位を独走するアストロズが6~8週間にわたって正遊撃手カルロス・コレアを欠いた戦いを強いられることになった。コレアは左手親指の靱帯を断裂し、故障者リスト入り。手術を受けることが決定した。

     コレアは日本時間7月18日のマリナーズ戦、4回裏の打席でスイングした際に左手親指を痛めて負傷退場。日本時間7月5日のブレーブス戦で本塁へヘッドスライディングした際に痛めたのと同じ箇所であり、コレアによるとこのブレーブス戦以降、オールスター・ゲームも含めて左手親指の痛みに悩まされていたようだ。「スイングした際に指を通して大きな衝撃を受けた」とコレアは語った。「とても痛かった。そしてMRI検査を受けた結果、靱帯が断裂していることがわかったんだ」

     22歳のコレアは今季84試合に出場して打率.320、20本塁打、OPS.966の好成績をマークし、メジャー3年目にして自己最高のシーズンを送っていた。67打点はリーグ2位、打率.320とOPS.966はリーグ5位の数字。遊撃を守りながら4番打者として強打のアストロズ打線を牽引していただけに、長期離脱のダメージは計り知れない。

     日本時間7月19日のマリナーズ戦ではユーティリティ・プレイヤーのマーウィン・ゴンザレスが「6番・遊撃」で先発出場。今後はゴンザレスと本来遊撃手である正三塁手のアレックス・ブレグマンがコレア不在の穴をカバーし、コレアの故障者リスト入りに伴ってメジャー昇格を果たしたコリン・モランも三塁手として出場機会を得ることになりそうだ。

     「とても痛いよ。コレアはチームにとっても、打線にとっても大きな存在だったからね」とA.J.ヒンチ監督。コレアの復帰は早くても9月に入ってからになる見込みだが、幸いにもチームは2位マリナーズに15.5ゲーム差をつけており、コレア離脱がポストシーズン逸に繋がる可能性は限りなく低い。復帰したコレアがポストシーズンで躍動する姿を楽しみに待とう。


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  • 強打のJ.D.マルティネスがダイヤモンドバックスへ

    2017.7.19 10:45 Wednesday

     トレード市場の注目株の一人であり、多くの球団が獲得に興味を示していたタイガースの強打者J.D.マルティネスが若手有望株3人とのトレードでダイヤモンドバックスへ移籍することが両球団から発表された。

     今季のマルティネスは右足の故障により1ヶ月ほど出遅れたものの、57試合に出場して打率.305、16本塁打、OPS1.018の好成績をマーク。特に左腕に対しては打率.474(38打数18安打)、6本塁打、OPS1.661という素晴らしい成績を残している。

     ダイヤモンドバックスは今季、左腕に対して打率.223、OPS.660と大苦戦。マイク・ヘイゼンGMは「それ(=対左腕の好成績)だけがマルティネス獲得の理由ではない」としながらも、「彼がもたらしてくれるものには大いに期待しているよ」とマルティネスの活躍に期待を込めた。ヘイゼンGMは打線の中軸を任せる打者としてマルティネスを獲得したことを明言しており、どうやらポール・ゴールドシュミット、ジェイク・ラムとともに強力な中軸を形成することになりそうだ。

     ダイヤモンドバックスからタイガースへ移るのはダウェル・ルーゴ、セルジオ・アルカンタラ、ホゼ・キングの3人。MLB Pipelineのプロスペクト・ランキングではルーゴが球団4位、アルカンタラが球団15位にランクインしていた。ルーゴはドミニカ共和国出身の22歳の内野手で、今季はAA級で88試合に出場して打率.282、7本塁打、OPS.753をマーク。タイガースが獲得した3人の中では最も高い評価を得ている選手である。

     2014年のスプリング・トレーニング中にアストロズから解雇されたマルティネスとマイナー契約を結び、オールスター選手へと育て上げたタイガースのアル・アビラGMは「とても難しい決断だった。(開幕前に)計画していたことではなかったからね。我々はみんな勝ちたいんだ。優秀な選手はキープしておきたいんだ。でも、現時点ではこれがチームにとって最善の動きだと思っている」とコメント。マルティネスはタイガースへの愛着を滲ませながらも「アリゾナの良いチームに加わるんだ。彼らの勝利を手助けできるように頑張らないとね」と決意を新たにしていた。


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  • 【戦評】マリナーズが粘り勝ちで5割復帰 青木は好機で凡退

    2017.7.18 17:24 Tuesday

     スコアが5度もタイになる白熱した接戦を制したのは2001年以来16年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズだった。試合を決めたのは延長10回に飛び出したカイル・シーガーとダニー・バレンシアの二者連続本塁打。マリナーズの選手が延長イニングで二者連続本塁打を放ったのは2002年9月8日のロイヤルズ戦のベン・デービスとマイク・キャメロン以来15年ぶりのことだった。

     「このような試合に勝てたことは素晴らしいことだ」と決勝弾を放ったシーガーは充実感を滲ませた。「敵地でアストロズのような強いチームに勝てたのは本当に素晴らしい。彼らはとても良いチームだし、今日はたくさんのバトルがあった。僕たちにとって本当に大きな勝利だよ」

     マリナーズはアストロズ先発のランス・マカラーズJr.を攻略し、5回終了時点で5-2と3点をリードしていた。ところが、先発のアリエル・ミランダが踏ん張れず、6回裏にカルロス・ベルトランに12号同点ツーランを被弾。ここで登板した2番手ジェームズ・パゾスが一死も奪えず満塁のピンチを招くと、3番手トニー・ジックがジョージ・スプリンガーに四球を与え、押し出しで勝ち越し点を献上してしまう。

     しかし、マリナーズは7回表にネルソン・クルーズの20号ソロで同点に追い付くと、8回表にはマイク・ズニーノに13号ソロが飛び出して1点を勝ち越し。勝負は決したかに思われた。

     ところが、8回裏に登板した5番手ニック・ビンセントが3連打を浴びて無死満塁のピンチを作ってしまう。ジェイク・マリズニックから空振り三振を奪って一死としたものの、ここで登板した6番手スティーブ・シーシェックがスプリンガーに犠牲フライを打たれ、この試合5度目の同点に。9回裏には7番手ヨバニ・ガヤードが先頭のジョシュ・レディックに二塁打を浴び、一打サヨナラのピンチを背負ったが、遊撃手のジーン・セグーラが好守を連発してアストロズのサヨナラ勝ちを阻止。一死二、三塁の好機で打席に立った青木宣親はセグーラへのゴロに倒れ、チャンスをモノにすることができなかった。

     何度もピンチを背負いながらもアストロズに決定的な1点を与えなかったマリナーズ。延長戦に突入するや否や、シーガーに13号ソロ、バレンシアに11号ソロが飛び出し、二者連続本塁打で2点を勝ち越して試合を決めた。

     「すべての投手、すべての野手、チーム全員で勝ち取った勝利だ」とスコット・サービス監督も満足げ。前半戦最終戦から続く5連勝により、マリナーズはおよそ3週間ぶりの勝率5割復帰を果たした。首位アストロズとの15.5ゲーム差を逆転するのは容易ではないが、ワイルドカード圏内まではわずか1.5ゲーム差。ライバルは多いが、ここ最近の勢いを考えると一気にワイルドカード圏内へ浮上していく可能性は十分にある。16年ぶりに「野球がある秋」を過ごせるのか。今後のマリナーズの戦いから目が離せない。


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  • 【戦評】上原13ホールド目!カブス後半戦全勝キープ

    2017.7.18 16:32 Tuesday

     後半戦最初のオリオールズ3連戦で計10本塁打を放ち、オリオールズをスイープしたカブス。まだ昨季のような盤石の戦いぶりとは呼べないものの、「勝利」という結果を手にすることにより、徐々に良いリズムが生まれているような印象を受ける。日本時間7月18日のブレーブス戦では後半戦3連勝スタートを切ったチーム同士の対戦を制し、後半戦全勝をキープした。

     前回登板で屈辱の10失点ノックアウトを喫したジョン・レスターは本来のピッチングを取り戻し、フレディ・フリーマンを筆頭に好打者が揃うブレーブス打線を相手に7回3安打1失点の好投を披露。3回裏にブランドン・フィリップスにタイムリーヒットを浴びて先制を許したが、4回以降は4イニングを打者12人で抑え、試合の流れを渡さなかった。

     毎回のように走者を出しながらブレーブス先発のフリオ・テーランを攻めあぐねていた打線は5回表、四球とヒットに暴投が絡んで一死二、三塁のチャンスを作る。ここでベン・ゾブリストが低めのツーシームをセンター前へ弾き返して逆転。7回表にはアンソニー・リゾーの23号ソロ、8回表にはアディソン・ラッセルのタイムリーツーベースが飛び出し、4-1と試合を優位に進めていく。

     8回裏には上原浩治がマウンドへ。ブレーブスの下位打線との対戦となったが、ショーン・ロドリゲスをサードゴロ、ヨハン・カマルゴをセンターライナー、ダニー・サンタナを空振り三振に打ち取り、13球で1イニングを無失点に抑えて今季13ホールド目をマークした。

     9回裏にクローザーのウェイド・デービスがマット・ケンプのタイムリーなどで2点を失い1点差に迫られたものの、最後は二死満塁のピンチからカマルゴをレフトフライに打ち取って試合終了。デービスはこれで開幕から18連続セーブ成功となった。

     「投手陣は支配的なピッチングをしているし、打者陣は本当に良い打席を送っている。いい感じだよ」と主砲リゾーが語るように、明らかにチーム状態は上向いている。借金2からの4連勝で貯金2。首位ブリュワーズとの差は3.5ゲームに縮まった。ワイルドカード争いでもロッキーズに5.5ゲーム差と決して追い付けない差ではない。ホゼ・キンターナを獲得し、さらなる戦力補強へ動いていると噂されるカブス。ひょっとすると、今年の秋には再びカブスがポストシーズンの主役となっているかもしれない。


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  • 【戦評】新人デヨング メッツ戦4試合連続ホームラン!

    2017.7.18 15:53 Tuesday

     ポストシーズン争いに踏みとどまるために負けられない戦いが続くカージナルス。日本時間7月18日のメッツ戦では開幕時のロースターにいなかった2選手がそれぞれ本塁打を放ち、計5打点を叩き出す活躍でチームを勝利に導いた。

     カージナルスは5回表に3連続四球で二死満塁のチャンスをもらったが、ジェッド・ジョーコがセカンドライナーに倒れ、先制機を逸してしまう。すると直後に先発アダム・ウェインライトがマイケル・コンフォートに16号ソロを被弾。カージナルスにとって嫌な流れのまま、試合は6回に突入した。

     ところが6回表、先頭のヤディアー・モリーナがショートへの内野安打で出塁すると、続く新人ポール・デヨングがセンター右へ10号ツーランを叩き込んで逆転に成功する。デヨングはメジャー40試合目にして早くも10本塁打。45三振を喫する一方で選んだ四球は4つだけとアプローチには未熟さも残るが、メッツ戦ではなんとこれで4試合連続本塁打。カージナルスの選手による対メッツ4戦連発は史上初の快挙となった。

     逆転に成功したカージナルスはさらに一死一塁からウェインライトが右中間を深々と破るタイムリーツーベースを放って3点目。続くマット・カーペンターが四球を選んで一死一、二塁とチャンスを広げ、ここでトミー・ファムが12号スリーランをレフトスタンドへ叩き込んだ。ホゼ・マルティネスとの開幕ロースター争いに敗れ、AAA級で開幕を迎えたファムだが、5月上旬の昇格後は打率.306、11本塁打、12盗塁、OPS.903と期待以上の大活躍。外野守備でも好守を連発し、期待を裏切る選手が多い中、チームに不可欠な戦力となっている。

     「あの回の攻撃は大きかった」と今季11勝目をマークしたウェインライトは6回表の攻撃を振り返った。「あのイニングはモリーナの内野安打から始まって、デヨングが素晴らしいスイングをした。彼は僕たちを感心させ続けているよ。そして、投手はいつだって攻撃面でもチームに貢献できるんだ。自分が勝つ確率を上げることができるんだよ」

     首位ブリュワーズの勢いが衰えず、2位カブスも後半戦に入って復調の気配。厳しい戦いであることは間違いないが、デヨングやファムといった「伏兵」たちが牽引する2017年のカージナルスの戦いはまだ終わらない。


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  • ショーン・ロドリゲスが戦列復帰&新天地デビュー

    2017.7.18 11:43 Tuesday

     今年1月に交通事故に巻き込まれ、一時は今季絶望と報道されていたショーン・ロドリゲス(ブレーブス)が予想外のスピードで戦列復帰。日本時間7月18日のカブス戦で新天地デビューを果たした。

     昨季パイレーツで自己最多の140試合に出場し、打率.270、18本塁打、56打点、OPS.859(いずれも自己最高)の好成績をマークしたロドリゲス。その活躍が高く評価され、昨年11月に2年1150万ドルでブレーブスと契約した。ところが、今年1月に家族4人(ロドリゲス、妻、息子2人)で乗っていた自動車が盗難された警察車両に追突される不運な事故に巻き込まれ、左肩を手術。今季中の戦列復帰は難しいと見られていた。

     今日のカブス戦に「7番・三塁」で先発出場したロドリゲスは「わくわくするね。誕生日を迎えた小さな子供のようだよ」とようやく迎えた「開幕」に興奮を隠せない様子。「メジャーリーグでプレイするというのは、成長しながら誰もが夢見ることだ。僕はしばらくの間、メジャーリーグでプレイしてきた。今回の経験はメジャーリーグでプレイできることがどんなに幸せなことかを思い出させてくれた。わくわくしているよ」

     ロドリゲスは4月に家族をアトランタへ移し、家族と過ごしつつ、球団のメディカルスタッフとリハビリを続けてきた。また、サントラスト・パークでホームゲームが開催される日には必ず球場に姿を見せていた。「チームメイトがプレイする姿を見ることが僕を後押ししてくれた。家族がここにいてくれることもとてもありがたかった。僕は家族のためにプレイしてるからね」

     リハビリの際にはルーキー級からAAA級まで、マイナー4階級でプレイ。合計11試合に出場し、打率.077(39打数3安打)と成績は冴えなかったが、身体のコンディションは良好で、戦列復帰に向けて不安はない。復帰後最初の2打席はいずれも三振に終わったロドリゲスだが、そのパンチ力とユーティリティ性はブレーブスにとって大きな武器となるはずだ。


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  • 首位アストロズに朗報 マクヒューが復帰間近に

    2017.7.18 11:17 Tuesday

     首位を快走するアストロズに頼もしい戦力が戻ってくる。2015年に19勝をマークし、2014年から3年連続2桁勝利を継続中の先発右腕コリン・マクヒューが右肘の故障から戦列復帰間近となっている。

     右肘の故障により開幕から欠場が続いていたマクヒュー。日本時間7月1日からAA級でのリハビリ登板を開始して徐々にイニング数を増やし、最後のリハビリ登板となった日本時間7月17日の試合では6イニングで69球を投げて4安打1失点(自責点0)の好投を見せた。日本時間7月19日にはブルペン・セッションが予定されており、これにより戦列復帰に向けてのリハビリが完了する見込みとなっている。

     A.J.ヒンチ監督は日本時間7月22日から始まるオリオールズとの3連戦でマクヒューが先発ローテーションに復帰することを期待しているようだ。「最終試験のようなものだったよ。6イニングを投げて感触も良かった。メジャー復帰に向けてもう大きなステップは残っていない。まもなくメジャーで先発できるだろうと思っているよ」とマクヒューも自身の状態に手応えを感じている。

     エース左腕のダラス・カイケルが故障離脱中ながら、ランス・マカラーズJr.、ブラッド・ピーコック、マイク・ファイアーズらが健闘中のアストロズ先発陣。トレード市場での戦力補強も噂されているが、マクヒューの戦列復帰が間近となり、カイケルも今日からAA級でのリハビリ登板を開始した(3回無失点)。地区優勝はほぼ確実な情勢だが、その先にある栄光に向けて、着々と戦力が整いつつある。


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  • 第15週のMVPはマルティネスとレンドン

    2017.7.18 10:52 Tuesday

     第15週(7月10日~7月16日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはJ.D.マルティネス(タイガース)、ナ・リーグはアンソニー・レンドン(ナショナルズ)が選出された。

     オールスター・ウィークとなり試合数が少なかった第15週。マルティネスは打率.455(11打数5安打)、2本塁打、7打点、OPS1.591の好成績を残し、第7週に続いて今季2度目、キャリア4度目の受賞となった。ア・リーグで今季複数回の受賞はムーキー・ベッツ(レッドソックス)に次いで2人目。7打点はリーグ最多、2本塁打は同最多タイ、長打率1.091は同2位、打率.455は同3位、出塁率.500は同3位タイの数字だった。なかでも、日本時間7月16日のブルージェイズ戦では15号本塁打を含む3安打5打点の大活躍。今季は足の故障で約1ヶ月出遅れたものの、ここまで56試合に出場して打率.308、16本塁打、OPS1.025の好成績をマークしており、トレード市場の注目株となっている。

     レンドンは打率.636(11打数7安打)、3本塁打、9打点、OPS2.260という驚異的な成績を残し、自身初の週間MVP受賞となった。打率.636、出塁率.714、3本塁打、9打点はいずれもメジャートップ、長打率1.545はリーグトップの数字。ナショナルズからはブライス・ハーパー、ライアン・ジマーマンに次いで今季3人目の受賞となり、3人が受賞したのはメジャー全体でドジャースに次いで2チーム目となった。レンドンは期間中の3試合すべてでマルチヒットを記録(2安打、3安打、2安打)。日本時間7月16日のレッズ戦では2本塁打を含む3安打6打点の大爆発を見せた。今季は日本時間5月1日の3本塁打10打点の大活躍をきっかけに復調し、この試合以降は62試合で打率.352、19本塁打、OPS1.180と大活躍。自己最高ペースの成績を残し、強力ナショナルズ打線の6番打者として存在感を発揮している。

     なお、第14週(7月3日~7月9日)の週間最優秀選手は現時点では発表されていない。


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  • ナショナルズがドゥーリトルとマドソンを獲得

    2017.7.17 10:57 Monday

     オールスターが終了し、7月末までのトレード期間までに各球団とも補強を目指している。先日はカブスがホワイトソックスからホゼ・キンターナを獲得し、先発陣の強化に成功した。そのキンターナは日本時間7月17日のオリオールズ戦で登板し、7回12奪三振無失点で移籍後初勝利を挙げた。その一方でナ・リーグ東地区1位のナショナルズはアスレチックスからショーン・ドゥーリトルとライアン・マドソンをトレードで獲得した。

     ドゥーリトルは30歳の左腕投手でアスレチックスではリリーフを務め、今季は23試合に登板して1勝3セーブ 防御率3.38の成績を残している。セーブ数こそ少ないものの、2014年には22セーブを挙げた実績を持つ。また、マドソンは36歳の右腕投手で今年は40試合で2勝4敗1セーブ 防御率2.06を記録。通算では86セーブとこちらも抑え経験十分な投手だ。

     今年のナショナルズはチーム打率.279をはじめ、515得点など打撃成績ではナ・リーグトップの成績を記録しているものの、一方のリリーフ防御率は5.31とリーグ最下位に落ち込んでいる。特にシーズン前から守護神が固定できず、セーブ失敗数はナ・リーグワースト3位の「14」を数える。この状況を改善しようと7月初旬には通算437セーブを誇る「K・ロッド」ことフランシスコ・ロドリゲスとマイナー契約を結ぶも、メジャー昇格とはならず日本時間7月17日に1Aチームで解雇通告している。

     今回のトレードではナショナルズは見返りとしてリリーフ陣の一角を担っていたブレイク・トライネンと2人の有望選手を放出した。チームのマイク・リゾGMによると「我々はトレード期限までにするべきことを終えた」と言及しつつも選手調査は継続して行っていくという。

     念願の守護神経験がある選手らの獲得に成功したナショナルズ。現在も地区首位を維持しているが、今後の戦いのことを考慮してもドゥーリトルとマドソンの活躍こそが後半戦を勝ち抜くカギとなってくる。連覇に向けてチームに心強い味方を得た。


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  • レッドソックスがT.フレージャーの獲得に興味か

    2017.7.16 09:55 Sunday

     オールスターが終了し、各球団ともトレード戦線に突入している。先日、カブスがホワイトソックスからホゼ・キンターナを獲得して球界を驚かせた。期限まではまだ15日ほどあるため今後も大型トレード成立の可能性もありそうだ。ア・リーグ東地区首位のレッドソックスも既に補強に向けて着々と準備を進めている。

     チームが獲得の候補として挙げているのは長打力が自慢の三塁手、トッド・フレージャー(ホワイトソックス)だ。彼は31歳の右打者で前半戦では78試合に出場し打率.213 本塁打16 打点44の成績を残した。打率こそ低いものの、出塁率は.335と高めで主に中軸を任されている。

     レッドソックスがフレージャーに注目している理由としては彼のOPS(出塁率+長打率)の高さが挙げられる。ちなみに前半戦はOPS.779でこの数字はレッドソックスの三塁手よりも高い。チーム三塁手のOPSは.625であり前半戦ではメジャー全体で29位と弱点となっている。また、主力打者として期待されていたパブロ・サンドバルを40人枠から外したことでレギュラークラスの三塁手がいないことも要因だろう。現在の三塁はデベン・マレーロと林子偉(リン・ズーウェイ)らが日替わりで守っている状態。そこで白羽の矢が立ったのがフレージャーだ。

     フレージャーの打者のタイプとしてはプルヒッターで引っ張ることを得意としている。もし、彼がレッドソックス移籍となれば右打者のフレージャーに立ちはだかるのは本拠地であるフェンウェイ・パークの「グリーンモンスター」だ。過去、この球場では2本のアーチを架けておりすべてグリーンモンスターの越える特大な一発を放っている。直近では日本時間5月31日の試合でクリス・セールから本塁打を記録した。

     果たしてレッドソックスのフレージャー獲得は実現するのか。そのためには有望選手を放出しなければならないが、2013年以来のワールドシリーズ制覇のために早い決断が必要だろう。


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