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  • 【戦評】ダルビッシュ好投で9勝目 ドジャース2連勝

    2017.9.14 16:03 Thursday

     前日の試合に勝利し、連敗を11で止めたドジャース。日本時間9月14日のジャイアンツ戦では直近3先発で0勝3敗、防御率9.49と打ち込まれる試合が続いているダルビッシュ有が先発のマウンドに上がったが、周囲の不安を一掃する好投を披露した。

     1回裏、先頭のハンター・ペンスにヒットを許したものの、ジャレット・パーカーを二塁ゴロ、ディナード・スパンを変則的な形でのダブルプレイに打ち取り、上々の立ち上がりを見せる。2回裏は二死からニック・ハンドリーにヒットを打たれたが、2つの空振り三振を奪って無失点。ハンドリーにヒットを打たれた後、7回裏に先頭のパーカーにヒットを許すまで、打者13人をパーフェクトに抑える見事なピッチングを見せた。

     打線は1回表、コリー・シーガーが四球で出塁し、二死二塁から4番コディ・ベリンジャーがタイムリー三塁打。さらに5番ローガン・フォーサイスがタイムリー二塁打で続き、幸先よく2点を先制した。5回表には先頭のジャスティン・ターナーが二塁打でチャンスを作り、ベリンジャーがライト場外への37号ツーランを放って2点を追加。ダルビッシュに4点の援護点をプレゼントした。

     ダルビッシュは87球で7イニングを投げ切り、8回表に打順が回ってきたところで代打を送られた。奪三振は5個どまりであり、本来の実力を十分に発揮したとは言えない内容だったが、打たれたヒットはわずか3本。四球を1つも与えない安定したピッチングでドジャース移籍後3勝目、今季通算9勝目をマークした。ドジャースは最終回に登板した新人、ウォーカー・ビューラーが1点を失ったものの、4-1でジャイアンツに快勝。日本時間8月25日~26日以来およそ3週間ぶりの2連勝となった。

     デーブ・ロバーツ監督は「初回を無失点で乗り切れたのが大きかったね」と、1回裏一死二塁の場面で奪った「1-6-5-4」のダブルプレイを試合のターニング・ポイントに挙げた。クレイトン・カーショウ、ダルビッシュという二枚看板で連勝を飾り、最悪の状況を抜け出しつつあるドジャース。チーム状態を立て直しつつ、メジャー最高勝率でレギュラーシーズンを終えることが今後の目標となりそうだ。


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  • 【戦評】インディアンス ア・リーグ新記録の21連勝

    2017.9.14 12:55 Thursday

     快進撃を続けるインディアンスがついにア・リーグ新記録を樹立した。インディアンスは日本時間9月14日のタイガース戦に5-3で勝利。これで21連勝となり、2002年にアスレチックスが作った20連勝のア・リーグ記録を15年ぶりに更新したのだ。

     20連勝中にリードを許したのは4イニングだけという強さを誇るインディアンスは、この日もその強さを見せつけた。1回表にジャイマー・キャンデラリオのタイムリー二塁打で先制を許したものの、その裏にジェイ・ブルースの34号スリーランであっという間に逆転。3回裏にエドウィン・エンカーナシオンのタイムリーでリードを3点に広げ、6回表には1点差に詰め寄られたものの、7回裏にロベルト・ペレスの6号ソロで突き放し、結局イニング単位で見れば最後までリードを許さなかった。

     先発のマイク・クレビンジャーは4試合ぶりの失点を喫したものの、5.2イニングを投げて3失点(自責点1)と試合を作り、その後はニック・グッディ、タイラー・オルソン、ブライアン・ショウ、コディ・アレンの4投手が無失点リレー。連勝期間中のチーム防御率が1点台という強力投手陣が、この日も安定したパフォーマンスを発揮した。

     「彼らは野球を楽しんでいるんだと思うよ」とテリー・フランコーナ監督。インディアンスの選手たちは連勝中、特に連勝のことを気にせず自然体でプレイしていることを強調していたが、この日も21連勝を締めくくったクローザーのアレンは「(21連勝は)とても素晴らしいし、間違いなく栄誉なことだ。でも、これはプロセスの一部に過ぎないんだ。僕たちはできるだけ多くの試合に勝とうとしている。全部勝てるなら素晴らしいけどね」と連勝を気にせず、目の前の一戦に集中していることを強調した。

     21連勝は1935年のカブスと並んでメジャーリーグ史上2位の数字。メジャーリーグ記録は1916年にジャイアンツが記録した26連勝(雨天コールドにより同点で終了した1試合を挟む)だとされており、インディアンスはあと5に迫っている。安定感抜群の戦いを続けるインディアンス。今のインディアンスに関する疑問はただ一つ、「どこまで連勝が続くのか」ということだけだろう。


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  • 止まらないホスキンス キャリア33試合で17本塁打

    2017.9.14 12:25 Thursday

     コディ・ベリンジャー(ドジャース)の受賞が濃厚となっているナ・リーグの新人王レースだが、リズ・ホスキンス(フィリーズ)のメジャーデビューがもう少し早ければ新人王の行方はどうなっていただろうか。ホスキンスはキャリア33試合目の出場となった日本時間9月14日のマーリンズ戦で17号本塁打を放ち、従来のキャリア33試合での記録を5本も更新したのである。

     従来のキャリア最初の33試合での最多本塁打記録は12本だった。ケビン・マース、ウォーリー・ジョイナー、マイク・ジェイコブス、ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)といった鮮烈デビューを飾ったスラッガーたちが名を連ねている記録である。しかし、ホスキンスはこの記録を大幅に更新した。12本どころか、なんと17本も本塁打を放ったのだ。

     また、ホスキンスはキャリア33試合で37打点というメジャー記録にも並んでいる。過去にこの記録を作ったのはジーク・ボヌーラ、ジョー・ディマジオ、テッド・ウィリアムスの3選手。ボヌーラは戦前に7シーズンしかプレイしなかったが、ディマジオとウィリアムスは誰もが知る殿堂入りの名選手である。

     「今日、ボールにサインを書いてもらうつもりだよ」と語ったのはフィリーズのピート・マッカニン監督。「本当に素晴らしい。見ていて楽しい選手だよ」と日本時間8月11日にメジャーデビューを果たしたばかりの新人スラッガーを手放しで称賛した。

     ホスキンスはメジャーデビューから3試合連続でノーヒットに終わり、初安打と初打点はデビュー4試合目、初本塁打はデビュー5試合目だった。要するに初本塁打を放った試合からの29試合で17本塁打を量産しているのである。ここまでの116打数で17本塁打を放っており、6.8打数に1本という驚異の量産ペース。33試合で17本塁打は162試合に換算すればなんと83本塁打に達する。

     26三振に対して24四球を選ぶなど、アプローチ面の数字も申し分なく、ただ振り回しているだけでないのがホスキンスの凄いところ。本塁打の量産ペースを維持するのは難しいかもしれないが、このアプローチを今後も維持できるのであれば、成績が急激に落ち込むことはないだろう。ホスキンスのメジャーデビューがあと2ヶ月、いや、あと1ヶ月早ければ、ナ・リーグの新人王レースは面白くなっていたかもしれない。


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  • 日本ハム・大谷 今オフにメジャー挑戦か

    2017.9.14 12:01 Thursday

     日本球界のスター選手である大谷翔平(日本ハム)が今オフ、ポスティング・システムを利用してメジャーリーグ移籍を目指すとの報道が出ている。現在23歳の大谷は「二刀流」で活躍しており、日本での5シーズンで通算40勝15敗、防御率2.57、打率.286、47本塁打、163打点をマークしている。

     大谷が今オフのメジャー移籍を目指す場合、多額の金銭を犠牲にすることになる。昨オフ締結されたメジャーリーグの労使協定では25歳未満の海外選手との契約には総契約金の制限が適用され、メジャー各球団には475万ドルから575万ドルの予算しか割り当てられていないからである。契約金の制限枠をトレードすることにより、最大で当初割り当てられた予算の75%にあたる金額を追加することが可能だが、それでも最大1000万ドル程度だ。レッドソックスと契約したヨアン・モンカダ(現ホワイトソックス)が3150万ドル、ドジャースのヤディアー・アルバレスが1600万ドルの契約金を得たことを考えると、非常に少ない金額だと言わざるを得ない。さらに25歳未満の海外選手との契約はマイナー契約に限定されてしまうのである。

     また、総契約金の制限を超過してしまった球団にはペナルティが与えられ、1人の選手に対して最高で30万ドルしか使うことができない。今オフはドジャース、ブレーブス、カブス、ホワイトソックス、レッズ、アストロズ、ロイヤルズ、アスレチックス、カージナルス、パドレス、ジャイアンツの11球団がこれに該当し、通常であれば475万ドルから575万ドル、最大で1000万ドル程度を使うことのできる他球団に後れを取ることになりそうだ。

     しかし、25歳になるまで待てば大金が得られるであろう大谷がこのタイミングでメジャー移籍を決断するのであれば、金銭面はあまり問題にならないはずである。むしろどのように二刀流を実現するのか、どのような環境が与えられているのかなど、金銭面以外の条件が差を生む可能性が高い。金銭的な負担はそれほど大きくないため、数多くの球団が参戦すると予想されている大谷争奪戦。大谷のハートを掴むのは、いったいどの球団になるのだろうか。

  • カブス・上原 まもなく戦列復帰へ

    2017.9.14 11:23 Thursday

     右膝を中心としたコンディション不良により日本時間9月3日を最後に登板がない上原浩治(カブス)だが、まもなく戦列に復帰できるようだ。日本時間9月14日に実戦形式での登板を行っており、日本時間9月16日までには戦列に復帰できると見られている。

     上原は実戦形式での登板に至るまでに2度のブルペン・セッションを行った。8月上旬に右首痛で故障者リスト入りし、8月中旬の戦列復帰後は6試合に登板して防御率7.20と精彩を欠いていたが、不調の原因となっていたコンディション不良は解決されつつある。今季はここまで49試合に登板して3勝4敗2セーブ14ホールド、防御率3.98を記録。8月中旬以降の不調により防御率は4点近くまで悪化してしまったが、三振奪取能力の高さと安定した制球力は健在であり、ポストシーズンでの経験も含めてカブスにとって大きな戦力となるに違いない。

     一方、右ハムストリング痛により日本時間9月5日を最後に登板がないジェイク・アリエタは未だ戦列復帰の見通しが立っていない。アリエタはこれまでに2度のキャッチボールを行ったが、ブルペン・セッションの予定は決まっておらず、復帰にはもう少し時間が掛かりそうな状況だ。ジョー・マドン監督はアリエタがブルペン・セッションを開始するまで復帰時期についての言及を避けている。

     カブスは今週末に地区優勝を争っているカージナルスとの直接対決を控えている。ここまでにアリエタが戦列復帰を果たす可能性は限りなく低く、ジョン・ラッキー、カイル・ヘンドリックス、ホゼ・キンターナのローテーションでカージナルス3連戦に臨むことになりそうだ。

     日本時間9月13日の全試合が終了した時点で2位カージナルスに2ゲーム差をつけて地区首位を走っているカブスだが、2年連続となる地区優勝は決して安泰な状況ではない。目標であるワールドシリーズ連覇のスタートラインに立つためには、上原、アリエタ、アディソン・ラッセルといった故障者が戦列復帰を果たし、本来の実力を発揮することが必要だ。レギュラーシーズンは残り18試合。王者・カブスの戦いに注目したい。


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  • オルティスが「永久に」レッドソックスの一員に

    2017.9.14 10:53 Thursday

     史上最強の指名打者であり、ボストンのヒーローでもあるデービッド・オルティス。現役引退からおよそ1年が経過し、レッドソックスはオルティスが様々な役割をこなしながら「永久に」レッドソックスの一員であり続けることを発表した。

     レッドソックスは日本時間9月14日、オルティスとの間でユニークかつ前例のない合意に達したことを明らかにした。オルティスは現役選手に対するメンター、フリーエージェント選手に対するリクルーターを務めるほか、「球団の顔」的な存在として活動するなど、様々な役割を担うことになるという。そして、この合意は「永久に」レッドソックスとオルティスを結びつけるものになるようだ。

     オルティスは昨年限りで現役を引退。通算541本塁打、1768打点、OPS.931という素晴らしい成績を残し、オールスター選出10度、ワールドシリーズ制覇3度など、輝かしい実績を誇っている。20シーズンにわたるメジャー生活のうち14シーズンをレッドソックスの一員として過ごし、レッドソックスで背負った「34」は球団史上11人目の永久欠番となった。また、指名打者として記録した485本塁打、1569打点、2191安打はいずれも史上最多の数字である。

     「大好きなレッドソックスを手助けすることができて嬉しいよ。若手選手にアドバイスをするにしても、ボストンより良い街はないとフリーエージェント選手を説得するにしても、コミュニティの中で球団を代表するにしても、レッドソックスの一員でいられることは素晴らしいことだ。決してこの球団を離れることはないだろう、と感じているよ」とオルティスは喜びを口にした。

     レッドソックスの筆頭オーナーであるジョン・ヘンリーは「レッドソックスでプレイした14年の間に、我々はフィールドの内外でオルティスがどんな人間であるかを知った。フィールドでの彼の技術や成功は、彼の魂や情熱、強い心によるものだ。我々の組織を代表する存在として彼以上の人間は思い付かない。オルティスはファミリーの一員だと公式に発表することができて非常に嬉しい」とオルティスの人間性を絶賛した。オルティスの存在はフィールドの内外において、レッドソックスにとって大きな武器となるに違いない。


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  • プライス リリーバーとして戦列復帰の可能性も

    2017.9.14 10:26 Thursday

     左肘の炎症により7月下旬から戦列を離れているデービッド・プライス(レッドソックス)の戦列復帰が近付いている。レッドソックスは日本時間9月15日にプライスと話し合いの場を設け、戦列復帰後の役割について議論するようだ。

     プライスは日本時間9月14日のアスレチックス戦の試合前、チームメイトを相手に実戦形式で3イニングを投げた。「実戦形式であと何回投げなければならないかはわからないけど、明日になって(肘の)状態が良ければ、もう何もやることはないよ」とプライスは自身のコンディションに手応えを感じている。プライスが公式戦で登板したのは日本時間7月23日のエンゼルス戦が最後である。

     プライスはとにかく投げたがっている。「今日は40球くらい投げたけど、感触は良かった。最後の方は力強いボールが投げられていたと思うよ。けれど、決断するのは僕じゃない。僕はどんな役割であれ、ただ投げたいだけだよ」と先発・リリーフを問わず、チームのために投げる意思があることを明らかにした。

     9月に入ってロースター枠が拡大していることもあり、プライスの役割については様々なオプションがある。もちろん、本来の先発として起用することも可能だが、先発の頭数は足りているため、プライスをブルペンに回すこともできる。「今のところは先発投手として戻ってきてもらうことを考えているよ」とジョン・ファレル監督は自身の構想を明らかにしたが、「少なくともあと1回、実戦形式の登板を見てからだね。あとはプライスのコンディション次第だよ」とプライスの復帰については慎重な姿勢を見せた。

     プライスはポストシーズンを含めると通算11試合のリリーフ経験があり、2勝0敗1セーブ、防御率2.95という成績を残している。ポストシーズンで先発投手として結果を残せていないことを考えると、決して盤石とは言えないブルペンの切り札的存在として起用するのもアリなのかもしれない。現時点で確実に言えるのは、プライスの戦列復帰が近付いているということだけだ。


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  • 【戦評】ツインズ大勝 初回から7イニング連発は史上初

    2017.9.13 13:04 Wednesday

     ワイルドカード2位につけるツインズが本拠地ターゲット・フィールドにパドレスを迎えての2連戦。その初戦はツインズ打線が7本塁打を含む18安打16得点と爆発し、パドレスに16-0で圧勝した。

     メジャーリーグの歴史に残る本塁打ショーは1回裏、ブライアン・ドージャーの先頭打者アーチで幕を開けた。ドージャーはこの一発が今季30号。2年連続で30本塁打以上を放ったのはハーモン・キルブリュー、ボブ・アリソン、ゲーリー・ガエッティ、ジャスティン・モーノーに次いで球団史上5人目の快挙となった。

     2回裏はジェイソン・カストロ、エイレ・アドリアンザ、ジョー・マウアーのタイムリーで4点を追加した後、ホルヘ・ポランコが11号ツーラン。大量6点のビッグイニングとなり、リードを7点に広げた。

     3回裏はカストロが8号ツーラン、4回裏はエディ・ロサリオが22号ツーラン、5回裏は再びカストロが9号ソロ、6回裏はエドゥアルド・エスコバーが18号ソロ、そして7回裏にはケニーズ・バルガスが11号スリーランを放ち、メジャーリーグ史上初となる「初回から7イニング連続本塁打」の快挙を達成。「7イニング連続本塁打」という括りで見ても1999年9月4日のレッズ(2回から8回まで7イニング連続で計9本塁打)以来18年ぶりの記録であり、また1試合7本塁打は2010年に開場したターゲット・フィールドでの球団新記録となった。

     投げては8月下旬以降絶好調のカイル・ギブソンが、この試合でも6回無失点の好投。打線の大量援護にも恵まれ、2年ぶり3度目となる2ケタ勝利に到達した。1ヶ月前には6点台だった防御率がこの試合を経て、ついに4点台(4.97)に突入。安定感を取り戻した右腕はレギュラーシーズンの残り試合、そしてポストシーズンの戦いにおいて頼もしい戦力となりそうだ。

     レギュラーシーズンは残り18試合。ヤンキースやインディアンスといった強豪チームとの対戦を残しており、7年ぶりのポストシーズン進出はまだまだ予断を許さない状況だが、再建中と目されていたツインズがワイルドカードを手中に収めるようなら今季屈指のサプライズとなることは間違いない。


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  • 【戦評】ベッツ6打点 レッドソックスが地区優勝に前進

    2017.9.13 12:29 Wednesday

     打っては3番ムーキー・ベッツが2本塁打を含む3安打6打点の大暴れ。投げては先発エドゥアルド・ロドリゲスが6回1失点の好投。投打が噛み合ったレッドソックスが11-1でアスレチックスに大勝し、この日敗れたヤンキースとのゲーム差を4に広げて地区優勝に一歩前進した。

     初回にジェッド・ラウリーのタイムリー二塁打であっさり先制を許したレッドソックスだったが、2回以降は完全にレッドソックスのペースだった。2回裏は先頭のサム・トラビスからの4連打で2点を奪って逆転に成功し、一死後にダスティン・ペドロイアのタイムリー、二死後にベッツの2点タイムリー三塁打が飛び出してこの回大量5得点。4回裏はベッツの20号ツーラン、5回裏はクリスチャン・バスケスとジャッキー・ブラッドリーJr.のタイムリー二塁打、6回裏はベッツの21号ツーランでそれぞれ2点を追加し、終わってみればレッドソックス打線は16安打11得点の大爆発だった。

     ベッツは今季すでに24盗塁を決めており、今日の2本塁打によって2年連続で「20本塁打&20盗塁」を達成。2年連続の「20-20」はレッドソックスの選手としては史上初の快挙となった。また、1試合2本塁打以上は今季362人目(延べ人数)。これは1999年と並びメジャーリーグ史上最多タイの数字となっている。さらに、ベッツは今季100人目の20本塁打到達者となったが、メジャー記録は昨年の111人。20本塁打まであと2本塁打以内に迫っている選手が18人おり、こちらも記録更新の可能性が高まっている。

     ヤンキースとの地区優勝争いもいよいよ大詰め。両軍の直接対決は残っておらず、現時点で4ゲーム差をつけて首位を走っているレッドソックスが有利な状況であることは間違いない。レギュラーシーズン最終カードであるアストロズ4連戦を除いて勝率5割未満のチームとの対戦が続くのも、レッドソックスにとっては好材料だ。地区優勝へのマジックナンバーは15。歓喜の瞬間がまもなくやってくる。


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  • 【戦評】クルーバー無四球完封!インディアンス20連勝

    2017.9.13 12:03 Wednesday

     驚異の快進撃を続けるインディアンス。日本時間9月13日のタイガース戦ではエース右腕のコリー・クルーバーが今季2度目の無四球完封を達成する快投を見せ、ついに2002年アスレチックスが記録した20連勝のア・リーグ記録に肩を並べた。

     タイガースは初回、先頭打者のイアン・キンズラーが二塁打で出塁すると、2番アレックス・プレスリーが送りバント。インディアンスの連勝ストップのために執念を見せたが、クルーバーは3番ミゲル・カブレラと4番ニコラス・カステヤーノスを連続三振に抑え、先制点を与えなかった。するとその裏、インディアンスはフランシスコ・リンドーアの30号先頭打者アーチであっさり先制。勢いの違いを見せつけるかのような初回の攻防だった。

     クルーバーは初回に一死三塁のピンチを背負ったものの、それ以降は連打を許さず、三塁を踏ませない安定感抜群のピッチング。四球を1つも与えず、1イニングに複数安打を許すこともなく、まさに危なげのないピッチングを展開した。打線は2度の満塁のチャンスを潰すなど、なかなか追加点を奪えずにいたが、6回裏に相手投手の暴投で追加点。今日のクルーバーには2点あれば十分だった。

     全く隙を見せない盤石の戦いぶりで20連勝に到達。2002年アスレチックスのア・リーグ記録(20連勝)に並び、1935年カブスのメジャー記録(21連勝)まであと1に迫った。1916年ジャイアンツが引き分けを挟んで27試合で26連勝をマークしているが、まずは1935年カブスのメジャー記録が次なる目標となる。20連勝の期間中、先発投手陣は18勝0敗、防御率1.71と安定感抜群のパフォーマンスを披露。明日先発予定のマイク・クレビンジャーも直近3先発で計18イニング無失点と素晴らしいピッチングを続けており、21連勝達成に大きな期待がかかる。

     「連勝については全く気にしていないよ」とクルーバーが語ったように、自然体の野球を続けるインディアンス。このまま負けずにワールドシリーズ制覇まで上り詰めてしまうのではないか。そう思わせてしまうくらいの強さが今のインディアンスにはある。


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  • 地区優勝を決めたナショナルズ 今後のプランは?

    2017.9.13 11:35 Wednesday

     開幕から安定感のある戦いを続け、両リーグ一番乗りで地区優勝を決めたナショナルズ。レギュラーシーズンはまだ18試合残っており、球団史上初のワールドシリーズ出場に向けて、この期間を利用して準備を進めていくことになりそうだ。

     ダスティ・ベイカー監督に求められることは次の2つだ。1つ目は選手のコンディション管理をしっかり行い、万全のチーム状態でポストシーズンを迎えること。2つ目は勝率でドジャースを抜き、ポストシーズンにおけるホームフィールド・アドバンテージを確保すること。ベイカー監督は「当初の予定どおりに戦い続けるよ。試合に勝ち続けて、良い流れをキープしないとね」と気を引き締めていた。

     最優先事項はポストシーズンに向けて、選手のコンディションを整えることだろう。日本時間8月29日に戦列復帰を果たしたばかりのジェイソン・ワースは左肩の状態に不安を抱えており、6試合で計20打数ノーヒットに終わった後、欠場が続いている。左膝の故障により戦列を離れているブライス・ハーパーの復帰時期も、ポストシーズンにおけるナショナルズの戦いを大きく左右するに違いない。ベイカー監督によるとハーパーは着実に復帰に向けて前進しており、近日中にも野球活動を再開する見込みだという。

     そして、各選手に適度な休養を与えつつも、ポストシーズンにおける戦いを少しでも有利にするために戦い続けなければならない。ポストシーズンではレギュラーシーズンの勝率が高い球団にホームフィールド・アドバンテージが与えられるからだ。日本時間9月12日の全試合が終了した時点でナショナルズの勝率.615はメジャー2位。メジャー1位のドジャースとは3.5ゲーム差である。ドジャースを上回ってメジャー1位の勝率でレギュラーシーズンを終えれば、ポストシーズンの各ラウンドでホームフィールド・アドバンテージを得ることができる。しかし、大型連勝中のインディアンスや8月末に戦力補強に成功したアストロズも僅差で後を追っており、全く気の抜けない状況だ。球団史上初のワールドシリーズ出場、そしてワールドシリーズ制覇に向けて、できる限り多くの白星を積み重ねていくことが必要になる。

     地区優勝はワールドシリーズ制覇に向けてのスタートラインに立ったことを意味するに過ぎない。22年の監督生活の中で一度もワールドシリーズ制覇の経験がないベイカー監督には、的確な舵取りが求められることになるだろう。


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  • レンジャーズ 有望株・カルフーンがメジャー昇格

    2017.9.13 11:00 Wednesday

     ロースター枠が25人から40人に拡大する9月、いわゆる「セプテンバー・コールアップ」によって各球団の有望株が続々とメジャー昇格を果たしている。レンジャーズは今年7月にダルビッシュ有とのトレードで獲得した3選手のうちの1人であるウィリー・カルフーンをメジャーへ昇格させることを決定した。

     カルフーンの代理人がカルフーンへ電話したとき、カルフーンはガールフレンドとのディナー中で、しかも携帯電話を自宅に置いてきていた。代理人はカルフーンのガールフレンドへ電話し、レンジャーズのアシスタントGMであるジェイス・ティングラーに連絡するように伝えた。カルフーンがティングラーに電話すると、カルフーンはアリゾナからカリフォルニアへドライブする予定を破棄せざるを得なくなった。その代わりに、およそ3時間の睡眠の後、ダラス行きの飛行機に飛び乗ったのだった。

     そして日本時間9月13日のマリナーズ戦にカルフーンは「7番・レフト」で先発出場している。「夢が叶ったよ。子供の頃からずっと夢見てきたことなんだ。メジャー昇格の知らせを聞いたときはとても興奮したよ。こんなに嬉しいことはないし、ここに来ることができてとても幸せだよ」とカルフーンはメジャー昇格の喜びを口にした。

     カルフーンは2015年のドラフトでドジャースから4巡目(全体132位)指名を受けてプロ入り。身長173cmと小柄ながらパンチ力を秘め、昨季はAA級とAAA級の2階級合計で27本塁打、88打点をマークした。今季はAAA級で開幕を迎え、7月末にダルビッシュとのトレードでA.J.アレクシー、ブレンドン・デービスとともにレンジャーズに加入。AAA級では移籍前後を合わせて128試合に出場し、打率.300、31本塁打、93打点、OPS.927の好成績をマークしている。プロ入り当初は二塁手だったが、レンジャーズ移籍後はレフトでの出場が大半を占めており、メジャーでも主に外野を守ることになりそうだ。

     公式サイトのプロスペクト・ランキングでは球団2位にランクインしているカルフーン。22歳の若武者がメジャーの舞台でどんなプレイを見せてくれるのか。メジャーリーグにまた一人、楽しみな選手が加わった。

  • 2018年レギュラーシーズンは日本時間3月30日開幕

    2017.9.13 10:27 Wednesday

     日本時間9月13日、メジャーリーグ機構は2018年レギュラーシーズンの日程を発表した。日本時間3月30日に30球団一斉に開幕戦を迎える予定となっている。

     2018年レギュラーシーズンはメジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会の間で合意に至った新たな労使協定の下で行われる初めてのレギュラーシーズンであり、例年より開幕を早める代わりに各球団に3~4日の休養日が与えられている。その結果、海外での開幕戦開催を除けば、メジャーリーグ史上最も早い開幕日となった。従来は2003年、2008年、2014年に日本時間3月31日に開幕したのが最も早かった。

     また、30球団が一斉に開幕を迎えるのは1968年以来初めてのことである。1968年は当時の20球団が日本時間4月11日に一斉に開幕を迎えた。さらに、現地時間木曜日にレギュラーシーズン開幕を迎えるのは2011年以来7年ぶりとなり、メジャーリーグ史上12度目となる。

     開幕日には同地区対決が8試合組まれているほか、タイガースとパイレーツのインターリーグ(交流戦)が予定されている。翌日(日本時間3月31日)は9試合、日本時間4月1日は15試合、日本時間4月2日は12試合が行われ、開幕週の週末は幕を閉じることになる。

     インターリーグは両リーグの東部地区同士、中部地区同士、西部地区同士で行われる。これにより過去10年のワールドシリーズ対戦カードが4組対戦することになる(フィリーズ対レイズ、カブス対インディアンス、フィリーズ対ヤンキース、ジャイアンツ対レンジャーズ)。

     レギュラーシーズン閉幕は日本時間10月1日となり、同地区対決が12試合予定されている。ジャッキー・ロビンソン・デーは日本時間4月16日、ツインズとインディアンスによるプエルトリコ開催は日本時間4月18日と19日、MLBドラフト初日は日本時間6月5日、ナショナルズ・パークで開催されるオールスター・ゲームは日本時間7月18日に行われる予定である。

  • 【戦評】ドジャース11連敗 前田は3回4失点で降板

    2017.9.12 18:51 Tuesday

     インディアンスが19連勝と驚異的な快進撃を続けている一方で、ドジャースの連敗が止まらない。日本時間9月12日に行われたドジャース対ジャイアンツの一戦は、天候不良によって試合開始が42分遅れ、試合開始後、打者1人を終えたところで今度は2時間52分にわたって中断。試合が終わったのは現地時間午前2時11分であり、敗れたドジャースにとっては疲労と失望だけが残る1日となってしまった。

     連敗ストップを目指して先発のマウンドに上がった前田健太だったが、トータル3時間34分の遅延が影響したのか、初回にいきなりディナード・スパンに12号先制ツーランを浴び、2回裏にはジャレット・パーカーに4号ソロを被弾。3回裏にもハンター・ペンスに三塁打を浴びた後、内野ゴロの間に1点を失い、3回4失点でマウンドを降りた。

     それでも4回表にドジャース打線が奮起し、一死満塁のチャンスでローガン・フォーサイスがタイムリー。前田の代打に起用されたクリス・テイラーもタイムリーを放ち、2-4と2点差に詰め寄った。さらに二死満塁からコリー・シーガーがライトへ2点タイムリーを放ち、ドジャースは一挙4得点で同点に追い付いた。

     5回以降は点の取り合い。5回表にヤシエル・プイーグの25号ソロでドジャースが勝ち越すと、5回裏にジャイアンツがスパンとバスター・ポージーの連続タイムリーで逆転に成功。6回表にジャスティン・ターナーのタイムリー二塁打で再びドジャースが同点に追い付いたが、6回裏にペンスのタイムリーでジャイアンツが勝ち越した。

     ジャイアンツは7回裏にもポージーのタイムリー二塁打で1点を追加し、8回をハンター・ストリックランド、9回をサム・ダイソンが抑えて試合終了。接戦を落としたドジャースは11連敗となり、球団ワーストの16連敗を喫した1944年以降のワースト記録を更新した。

     11連敗を喫しながらも両リーグ最高勝率をキープしているドジャースだが、両リーグ2位の勝率を誇るナショナルズとはわずか3.5ゲーム差。地区2位のダイヤモンドバックスとの差も9ゲームまで縮まっており、歴史的な大逆転劇が実現する可能性も出てきた。ポストシーズンでのホームフィールド・アドバンテージを得るために、まずは明日先発のクレイトン・カーショウに連敗ストップを託す。


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  • 【戦評】止まらないインディアンス 11得点の大勝で19連勝

    2017.9.12 14:21 Tuesday

     インディアンスの快進撃が止まらない。しかも、インディアンスはただ勝っているだけではないのだ。19連勝中の総得点132に対して総失点は32。期間中の得失点差+100という数字が示すように、投打で相手チームを圧倒しているのである。

     日本時間9月12日のタイガース戦でも投打がガッチリと噛み合った。2回裏にヤン・ゴームズのタイムリー、フランシスコ・リンドーアの3点タイムリー三塁打、ホゼ・ラミレスの犠飛で一挙5点を先制すると、試合中盤にもラミレスの26号ツーランなどで加点し、8回裏には相手の暴投とブランドン・ガイヤーの犠飛で2点をあげてダメ押し。投げては先発のカルロス・カラスコが6回9奪三振無失点の好投を演じ、2番手のダニー・サラザーが2イニング、3番手のザック・マカリスターが1イニングを零封して完封リレーを完成させた。

     日本時間8月25日のレッドソックス戦から始まった連勝は19に伸び、「マネーボール」で注目された2002年のアスレチックスが記録した20連勝まであと1。1935年のカブスが記録したメジャー記録(21連勝)の更新も現実味を帯びつつある。ちなみに、1916年のジャイアンツは引き分けを挟んで27試合で26連勝を成し遂げている。

     特筆すべきは19試合のうち17試合で先発投手が勝利投手になっていることだろう。期間中、先発投手は計117.1イニングを投げ、防御率1.84という驚異的な安定感を発揮している。この試合で先発したカラスコは期間中の4先発で29イニングを投げ、防御率0.62という安定ぶりだ。

     テリー・フランコーナ監督は連勝記録についてなるべく触れないようにしているという。「(連勝記録に触れると)間違ったメッセージを送ることになると思うからね。いつも通りが一番だよ。『よし、グラウンドに出て、今日も相手を負かしてやるぞ!』ってね。選手たちは本当に素晴らしい仕事をしてくれているよ」

     「ミスター・スマイル」ことリンドーアの笑顔に象徴されるように、常に自然体でプレイを続けるインディアンスの選手たち。彼らが自然体で実力を発揮し続ける限り、連勝はどこまでも伸びていきそうだ。


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  • ボーグルソンが現役引退 日米通算72勝

    2017.9.12 11:50 Tuesday

     日本時間9月12日、ジャイアンツは40歳のベテラン右腕、ライアン・ボーグルソンがジャイアンツの一員として現役を引退することを発表した。ボーグルソンは12シーズンにわたるメジャー生活のうち、6シーズン半をジャイアンツの一員として過ごした。日本時間9月18日に行われる本拠地AT&Tパークでのダイヤモンドバックス戦の試合開始前に、引退セレモニーが開催される予定となっている。

     ボーグルソンは1998年のドラフトでジャイアンツから5巡目(全体158位)指名を受けてクツタウン大学からプロ入り。2000年9月2日のカブス戦でメジャーデビューを果たしたが、2001年7月末にジェイソン・シュミット、ジョン・バンダーウォルとの2対2のトレードでアーマンド・リオスとともにパイレーツへ放出された。

     パイレーツ移籍後にトミー・ジョン手術を受け、2002年シーズン全体と2003年シーズンの大半を欠場。2004年は31試合(うち26先発)に登板して133イニングを投げ、6勝13敗、防御率6.50、翌2005年は全てリリーフで44試合に登板して2勝2敗、防御率4.43をマークしたが、メジャー定着を果たすことはできず、日本行きを決断した。

     日本では阪神で2シーズン、オリックスで1シーズンと計3シーズンにわたってプレイし、通算11勝をマーク。1年目の2007年に7勝をマークしたのが最多であり、大活躍というわけにはいかなかったものの、日本での経験が米球界復帰後の活躍に繋がったとボーグルソン自身は分析している。

     2010年1月にフィリーズとマイナー契約を結んで米球界復帰を果たしたが、メジャー昇格はできず、同年7月に解雇。およそ2週間後にエンゼルスとマイナー契約を結んだものの、ここでもメジャー昇格を果たすことはできなかった。しかし、2011年1月に古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶと、ここからボーグルソンのキャリアは一気に花開いていくことになる。

     自己ベストのシーズンとなった2011年は13勝7敗、防御率2.71という好成績を残し、キャリア唯一となるオールスター・ゲーム選出。サイ・ヤング賞の投票でも5位票を1票だけとはいえ、キャリアで唯一得票した。翌2012年も14勝9敗、防御率3.37と安定したピッチングを続け、ポストシーズンでも4先発で防御率1.09と好投。チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

     しかし、2013年以降は成績を悪化させ、全盛期の輝きを取り戻せず。2014年に2度目のワールドシリーズ制覇を経験した後、2016年は古巣パイレーツでプレイしたが、わずか3勝に終わった。今年1月にツインズとマイナー契約を結んだものの、オープン戦で結果を残せず、同年3月に解雇。そして正式に現役引退を表明するに至った。メジャー通算成績は61勝75敗、防御率4.48。日米通算で72勝をマークした。


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  • 昨季新人王・フルマー 右肘手術で今季終了

    2017.9.12 11:16 Tuesday

     昨季のア・リーグ新人王であるマイケル・フルマー(タイガース)のメジャー2年目は、レギュラーシーズン閉幕を待たずして終了した。今季の彼を悩ませていた右肘の痺れや痛みを取り除くために、ジェームズ・アンドリュース医師による手術を受けることを決断したのだ。手術は日本時間9月12日に予定されており、回復には3~4ヶ月を要すると見られている。

     フルマーとタイガース球団は、今季最終登板となった日本時間8月30日のロッキーズ戦の試合後にアンドリュース医師に意見を求めた。フルマー自身は手術を回避することを希望していたが、最終的には来季を万全の状態で迎えるために手術を受けることを選択した。「8月末が決断のデッドラインだと考えていたんだ。このまま投げ続けるか、来季のために手術を受けるか。チームのことを考えると、来年のスプリング・トレーニングに向けて準備を進めるのが最善であり、最優先だと思ったんだ」とフルマーは決断の理由を語った。また、アンドリュース医師からも手術を受けることを勧められていたようだ。

     回復には3~4ヶ月を要する見込みだが、来春のスプリング・トレーニングには間に合う見込みである。昨年9月にジェイコブ・デグロム(メッツ)が同様の手術を受け、今春のオープン戦で登板することができた(もちろん開幕にも間に合った)。ちなみに、デグロムの同僚であるスティーブン・マッツ(メッツ)も先月、同様の手術を受けている。

     フルマーは今季、25試合に登板して10勝12敗、防御率3.83を記録。登板試合数は昨季より1試合減少してしまったが、昨季の159イニングを上回る164.2イニングを投げ、初めて規定投球回をクリアした。クオリティ・スタートも昨季の15度を上回る18度記録し、2年連続となる2ケタ勝利をマーク。いわゆる「2年目のジンクス」に苦しむことなく、先発ローテーションの一角としての役割を十二分に果たしたシーズンだった。来季は右肘の状態が万全となったフルマーが、さらなる活躍を見せてくれることだろう。


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  • 第23週のMVPはホズマーとJ.D.マルティネス

    2017.9.12 10:41 Tuesday

     第23週(9月4日~9月10日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはエリック・ホズマー(ロイヤルズ)、ナ・リーグはJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)が選出された。

     ホズマーは打率.538(26打数14安打)、2本塁打、8打点、OPS1.471の好成績を残し、意外なことに自身初となる週間MVPに輝いた。打率.538と14安打はリーグトップ、出塁率.586は同2位、長打率.885は同3位、8打点は同4位タイの数字であり、この好成績を評価されてロイヤルズの選手としては今季初(昨年9月のケンドリズ・モラレス以来1年ぶり)となる週間MVP受賞となった。期間中の全7試合に出場して6試合で安打を放ち、うち5試合がマルチ安打。日本時間9月8日から4試合連続でマルチ安打を記録しており、日本時間9月9日の最終打席から8打数連続安打を継続している。これはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)らと並ぶ今季メジャー2位タイの数字であり、ダニー・バレンシア(マリナーズ)が記録した今季メジャー最長記録まであと1、1999年にジョー・ランダが記録した球団最長記録まであと2に迫っている。今季はキャリアハイの打撃成績を残しており、今オフのFA市場では大型契約を手にすることになりそうだ。

     マルティネスは打率.429(28打数12安打)、7本塁打、11打点、OPS1.663という大爆発で自身5度目、ナ・リーグでは自身初となる週間MVPに輝いた。タイガースに所属していた第7週と第15週にも週間MVPを受賞しており、今季3度受賞した選手はマルティネスが初めてである。7本塁打、11打点、長打率1.214はいずれもリーグトップの数字であり、ダイヤモンドバックスの選手としては第7週のジェイク・ラム以来今季2人目の週間MVP受賞者となった。該当期間の初戦となった日本時間9月5日のドジャース戦で、マルティネスは第2打席から4打席連続本塁打を記録。1試合4本塁打は史上18人目となる大記録であり、同じ試合の7回、8回、9回に本塁打を放った史上初の選手となった。日本時間9月9日からのパドレス3連戦では計3本塁打を放ち、出場した直近7試合で8本塁打の固め打ち。足の故障で開幕から1ヶ月を欠場したにもかかわらず、ここまで出場102試合で37本塁打、OPS1.030と驚異的な打棒を発揮している。ホズマーと同じく今オフにフリーエージェントとなるため、争奪戦が繰り広げられることは間違いなさそうだ。


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  • 第23週の最優秀ブルペンはインディアンス

    2017.9.12 10:13 Tuesday

     MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第23週の最優秀ブルペンにはインディアンスが選出された。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     

     第23週のインディアンスは22.2回(=68アウト)で25奪三振、3セーブを記録した一方、被安打14、自責点1、与四球6で合計116.5ポイントを獲得。期間中防御率0.40という驚異的な安定感でチームの18連勝に大きく貢献し、第5週以来今季2度目の「週間最優秀ブルペン」受賞となった。失点したのはジョー・スミス(3イニングで1失点)のみであり、4イニングを無失点に抑えたブライアン・ショウを筆頭にコディ・アレン、タイラー・オルソン、ニック・グッディら8投手が無失点。アレンは3度のセーブ機会をいずれも成功させ、ショウ、スミス、オルソンはいずれも3ホールドをマークした。日本時間9月6日のホワイトソックス戦では先発のダニー・サラザーがわずか0.2イニングで降板する事態となったが、ブルペン陣が8.1イニングを無失点リレーで繋ぎ、チームを勝利に導いた。なお、獲得ポイント数の2位はレッドソックス(113.5ポイント)で、インディアンスとはわずか3ポイント差だった。

     

    各週の最優秀ブルペン
    第1週 ロッキーズ(98ポイント)
    第2週 レッズ(119.5ポイント)
    第3週 アストロズ①(132.5ポイント)
    第4週 エンゼルス①(100.5ポイント)
    第5週 インディアンス①(125ポイント)
    第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
    第7週 アストロズ②(106ポイント)
    第8週 ドジャース①(126ポイント)
    第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
    第10週 マリナーズ(87ポイント)
    第11週 レッドソックス(106.5ポイント)
    第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
    第13週 ジャイアンツ(116ポイント)
    第14週 ブリュワーズ(101.5ポイント)
    第15週 オールスター週のため発表なし
    第16週 ヤンキース①(112ポイント)
    第17週 カブス(118.5ポイント)
    第18週 ヤンキース②(99ポイント)
    第19週 ツインズ(114ポイント)
    第20週 ナショナルズ(91ポイント)
    第21週 ドジャース③(132ポイント)
    第22週 エンゼルス③(109.5ポイント)
    第23週 インディアンス②(116.5ポイント)
    (丸印は受賞回数)


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  • ナショナルズが2年連続の地区優勝

    2017.9.11 08:14 Monday

     ナショナルズが第一関門を突破した。優勝マジックを「2」として迎えた日本時間9月11日にフィリーズを3対2で下して勝利。また、同時に他球場で行われていた2位のマーリンズが敗れたことでナショナルズの2年連続となる地区優勝を決めた。

     0対0で迎えた6回裏、先頭打者のトレイ・ターナーが右翼への三塁打で出塁すると、続くエイドリアン・サンチェスに適時二塁打が飛び出してナショナルズが2点を先制した。その後の8回裏の攻撃ではターナーが今季9号ソロを放って3対0とリードを広げ、最後はライアン・マドソンが2失点したものの後続を断って勝利。先発のスティーブン・ストラスバーグが8回2安打無失点、10奪三振の圧巻の投球を披露してフィリーズ打線を完璧に抑えた。

     これまでを振り返るとシーズン序盤からブライス・ハーパーやライアン・ジマーマンら強力打線を擁して他チームを圧倒したナショナルズは途中、故障者が続出した時期もあったが、チーム打率.269のナ・リーグ2位の好成績を収めていた。野手では8月中にハーパーが戦線離脱するアクシデントに見舞われたものの、その逆境を跳ね返して9月には5連勝を記録、選手の穴を全員でカバーしての地区制覇となった。

     一方の投手陣はエースのマックス・シャーザーやストラスバーグ、ジオ・ゴンザレスの先発三本柱が機能して3人で41勝を挙げた。彼らの後の先発ローテーションはタナー・ロアークを筆頭にエドウィン・ジャクソンやジョー・ロスが定着したことで盤石な先発陣を形成することに成功した。しかし、不安要素はリリーフ陣にあり防御率2.66のナ・リーグワースト2位に沈んだ。それでもアスレチックスからショーン・ドゥーリトルとマドソン、ツインズからブランドン・キンツラーを加入させ、改善に努めていた。

     次に狙うはディビジョン・シリーズ制覇。昨年はドジャースに2勝3敗と敗れているためにここでワールドシリーズへの道が断たれている。昨年の悔しさを晴らすためチームは一丸となって次の関門に挑む。


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