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  • 球宴はアが8連勝 大谷無安打も勝利投手、MVPはゲレーロJr.

    2021.7.14 14:00 Wednesday

    【ア・リーグ5-2ナ・リーグ】@クアーズ・フィールド

     大谷翔平(エンゼルス)が史上初の二刀流出場することで注目されたオールスター・ゲームは、ア・リーグが5対2でナ・リーグを破り、2013年から続く連勝を8に伸ばした。MVPに選ばれたのは3回表に左中間への特大アーチを放ったブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)。「1番・投手」でスタメン出場した大谷は、打者としては2打数ノーヒットに終わったものの、1イニングを三者凡退に抑え、勝利投手となった。

     降板したあとも指名打者として試合に残ることができる特別ルールが適用された大谷は、1回表の先頭打者としてナ・リーグ先発のマックス・シャーザー(ナショナルズ)と対戦し、2球目を打ってセカンドゴロ。1回裏はマウンドに上がり、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)をレフトフライ、マックス・マンシー(ドジャース)をセカンドゴロ、ノーラン・アレナード(カージナルス)をショートゴロに抑え、三者凡退に抑えた。

     ア・リーグは2回表無死2・3塁からマーカス・セミエン(ブルージェイズ)のタイムリー内野安打で1点を先制。大谷は3回表の第2打席でナ・リーグ2番手のコービン・バーンズ(ブリュワーズ)と対戦し、初球を打ってファーストゴロに倒れたが、直後にゲレーロJr.がソロ本塁打を放ち、ア・リーグがリードを2点に広げた。

     大谷は5回表に第3打席が回ってきたところで代打を送られて交代。ア・リーグはこの回、一死1・3塁からゲレーロJr.のセカンドゴロの間に1点、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)のタイムリーでさらに1点を追加し、リードを4点に広げた。5回裏にナ・リーグがJ・T・リアルミュート(フィリーズ)のソロ本塁打で1点を返したが、6回表にア・リーグはマイク・ズニーノ(レイズ)のソロ本塁打で1点を追加。ナ・リーグは6回裏二死満塁から暴投の間に1点を返したが、ア・リーグが5対2で逃げ切った。

     初のオールスター・ゲーム出場となった大谷は、2回表にア・リーグが先制してそのまま追い付かれることなく勝利したため、オールスター・ゲーム初登板で勝利投手に。MVPにはオールスター・ゲーム通算200号となるソロ本塁打を放ったゲレーロJr.が選出されたが、22歳119日での受賞は史上最年少。また、父ブラディミール・ゲレーロも2006年のオールスター・ゲームで本塁打を放っており、父子揃ってオールスター・ゲームで本塁打を放つのは、ボンズ父子とグリフィー父子に次ぐ史上3組目の快挙となった。

  • 第15週の週間MVPは絶好調・フレッチャーと4本塁打のポロック

    2021.7.13 14:00 Tuesday

     日本時間7月13日、2021年シーズン第15週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはデービッド・フレッチャー(エンゼルス)、ナ・リーグはAJ・ポロック(ドジャース)が選出された。エンゼルスは第11週にマックス・スタッシ、第12週と第14週に大谷翔平が週間MVPを受賞しており、直近5週で4度目の受賞。一方、ドジャースから週間MVPが選出されるのは2019年9月のコリー・シーガー以来となった。

     フレッチャーは6試合に出場して全試合で安打を放ち、打率.593(27打数16安打)、2本塁打、7打点、出塁率.593、長打率.889、OPS1.481の好成績をマーク。日本時間6月14日のダイヤモンドバックス戦から続いている連続試合安打を24に伸ばした。24試合連続安打はキャリア最長であり、メジャー全体では2019年にウィルソン・ラモスが26試合連続安打をマークして以来。エンゼルスでは1998年のギャレット・アンダーソンが記録した28試合連続安打、1982年のロッド・カルーが記録した25試合連続安打に次ぐ3番目の記録である。週間MVPはキャリア初受賞となった。

     ポロックは6試合に出場して打率.391(23打数9安打)、4本塁打、4打点、出塁率.462、長打率1.043、OPS1.505を記録。最初の2試合は合計8打数ノーヒットに終わったが、次の3試合で11打数8安打4本塁打の大暴れを見せ、自身5度目、ドジャース移籍後では初めての週間MVPに選出された。ドジャースが22対1で大勝した日本時間7月11日のダイヤモンドバックス戦では2本塁打を含む4打数4安打の大活躍。2つの四球と合わせて6打席すべてで出塁した。

  • 大谷が特別ルールで「1番・投手」球宴スタメン 菊池はメンバー外に

    2021.7.13 13:00 Tuesday

     日本時間7月14日にコロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われるオールスター・ゲームの先発メンバーが発表され、大谷翔平(エンゼルス)はア・リーグの「1番・投手」としてスタメン出場することになった。ファン投票で指名打者、選手間投票で先発投手として選出された大谷の二刀流を実現するために、降板後も指名打者として試合に残ることができる特別ルールが採用される。また、体調不良で新型コロナウイルス用の故障者リストに登録されていた菊池雄星(マリナーズ)がオールスター・ゲームの出場メンバーから外れたことも明らかになった。

     史上初めて投手と打者の両方でオールスター・ゲームに選出された大谷は、ア・リーグの先発投手としてナ・リーグ先発のマックス・シャーザー(ナショナルズ)と投げ合うことになった。ア・リーグのケビン・キャッシュ監督は「これはファンが見たいと思っていることだ。個人的に私も見たいと思っている。先発して打席に立つことは今季アナハイムのチームで何度もやっているからこれが最もいい方法だと思った」と話している。日本人選手がオールスター・ゲームの先発投手を務めるのは1995年にナ・リーグの先発を務めた野茂英雄に続いて史上2人目となる。

     また、前半戦の最終登板で129球を投げて完封勝利をマークしたゲリット・コール(ヤンキース)と、体調不良により故障者リスト入りした菊池がオールスター・ゲームの出場メンバーから外れたことも発表された(菊池はオールスター関連イベントには参加している)。この2人に代わってアンドリュー・キットレッジ(レイズ)とテイラー・ロジャース(ツインズ)の2人がメンバー入り。オールスター・ゲームはともに初選出であり、キットレッジは今季32試合に登板して6勝1敗2セーブ、防御率1.47、ロジャースは今季36試合に登板して2勝3敗8セーブ、防御率3.35をマークしている。

     両リーグの先発メンバーは以下の通り。

    ◆ア・リーグ
    1(投/指)大谷翔平(エンゼルス)
    2(一)ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    3(遊)ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    4(右)アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    5(三)ラファエル・デバース(レッドソックス)
    6(二)マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    7(捕)サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    8(左)テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    9(中)セドリック・マリンズ(オリオールズ)

    ◆ナ・リーグ
    1(遊)フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    2(指)マックス・マンシー(ドジャース)
    3(三)ノーラン・アレナード(カージナルス)
    4(一)フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    5(右)ニック・カステヤーノス(レッズ)
    6(左)ジェシー・ウィンカー(レッズ)
    7(捕)J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    8(中)ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    9(二)アダム・フレイジャー(パイレーツ)
    (投)マックス・シャーザー(ナショナルズ)

  • HRダービー アロンゾが圧巻の連覇、大谷は惜しくも1回戦で敗退

    2021.7.13 12:30 Tuesday

     日本時間7月13日、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドでホームラン・ダービーが行われ、前回(2019年)王者のピート・アロンゾ(メッツ)が圧巻のパフォーマンスで史上3人目の連覇を達成した。サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)との対戦で1回戦の新記録となる35本塁打を放つと、準決勝では大谷翔平(エンゼルス)との対戦で体力を消耗したフアン・ソト(ナショナルズ)に余裕の勝利。そして、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)との決勝戦では最終6スイングをすべてスタンドに叩き込み、頂点に立った。

     注目のホームラン・ダービーの1回戦は、全4試合で下位シードの選手が勝利する波乱の展開となった。マンシーニが24本塁打を放ったのに対して後攻のマット・オルソン(アスレチックス)は23本どまり。優勝候補として期待されたジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)もトレバー・ストーリー(ロッキーズ)の20本に1本届かず、1回戦で姿を消した。

     ペレスは28本塁打を放つ大健闘を見せたが、先攻のアロンゾが35本塁打を放っていたため、1回戦突破ならず。そして、ソトと大谷の対戦は先攻のソトが22本塁打を放ち、大谷はスロースタートとなったものの、なんとか追いついて1分間のタイブレークに突入。ここでもお互いに6本ずつを放って並んだため、3スイング制のサドンデスに突入したが、ソトが3スイングすべてをスタンドインさせたのに対し、大谷は最初のスイングで本塁打を打つことができず、敗退が決定した。

     準決勝はマンシーニがストーリーに13対12、アロンゾがソトに16対15で勝利し、決勝はステージ3の結腸がんからカムバックしたマンシーニと前回王者のアロンゾによる対戦に。先攻のマンシーニは22本という好記録を残したが、アロンゾは最初の2分で16本塁打を放ち、ボーナスタイムの1分間に突入したあとの最初の6スイングをすべてスタンドに叩き込んで一気に優勝を決めた。

     ホームラン・ダービー連覇は1998~99年のケン・グリフィーJr.と2013~14年のヨエニス・セスペデスに続いて史上3人目の快挙。複数回の優勝も3度優勝のグリフィーJr.(1994年・1998~99年)、プリンス・フィルダー(2009年・2012年)、セスペデス(2013~14年)に次ぐ史上4人目の快挙となった。

  • ドラフト1日目終了 全体1位指名は大学生捕手のデービス

    2021.7.12 12:00 Monday

     今年からオールスター・ウィークの期間に行われることになったメジャーリーグのドラフト。日本時間7月12日にドラフト1日目が行われ、1巡目29名を含む36名の選手が指名を受けた(アストロズはサイン盗み問題のペナルティで指名権なし)。全体1位指名権を持っていたパイレーツが指名したのはルイビル大の捕手、ヘンリー・デービス。パイレーツが全体1位で指名するのは2011年のゲリット・コール(現ヤンキース)以来10年ぶり、球団史上5人目となった。

     デービスは「MLBパイプライン」のドラフト有望株ランキングで5位に入っていた捕手。全体1位で捕手が指名されるのは直近3年間で2度目(2019年の全体1位でオリオールズがアドリー・ラッチマンを指名)であり、大学生が全体1位で指名されるのは4年連続となった。パイレーツに指名されたデービスは「僕は勝ちたいんだ。このチームがあるべき場所にいられるように手助けしたい」と意気込みを口にした。

     全体2位指名権を持っていたレンジャーズはバンダービルト大のWエースの一角、ジャック・ライターを指名。もう1人のエース、クマー・ロッカーは全体10位でメッツに指名された。また、事前の指名予想で全体1位指名が有力視されていたマルセロ・マイヤー(イーストレイク高)は全体4位でレッドソックスに指名されている。

     ドラフト1日目に指名された36名は以下の通り。

    ◆1巡目

    1位 パイレーツ
    ヘンリー・デービス(捕手/ルイビル大)

    2位 レンジャーズ
    ジャック・ライター(右投手/バンダービルト大)

    3位 タイガース
    ジャクソン・ジョーブ(右投手/ヘリテージ・ホール高)

    4位 レッドソックス
    マルセロ・マイヤー(遊撃手/イーストレイク高)

    5位 オリオールズ
    コルトン・カウザー(外野手/サム・ヒューストン大)

    6位 ダイヤモンドバックス
    ジョーダン・ロウラー(遊撃手/ジェズイット高)

    7位 ロイヤルズ
    フランク・モジカート(左投手/イースト・カソリック高)

    8位 ロッキーズ
    ベニー・モンゴメリー(外野手/レッド・ランド高)

    9位 エンゼルス
    サム・バックマン(右投手/マイアミ大)

    10位 メッツ
    クマー・ロッカー(右投手/バンダービルト大)

    11位 ナショナルズ
    ブレイディ・ハウス(遊撃手/ウィンダー・バロウ高)

    12位 マリナーズ
    ハリー・フォード(捕手/ノース・カッブ高)

    13位 フィリーズ
    アンドリュー・ペインター(右投手/カルバリー高)

    14位 ジャイアンツ
    ウィル・ベッドナー(右投手/ミシシッピ州立大)

    15位 ブリュワーズ
    サル・フレリック(外野手/ボストン大)

    16位 マーリンズ
    カリル・ワトソン(遊撃手/ウェイク・フォレスト高)

    17位 レッズ
    マット・マクレーン(遊撃手/カリフォルニア大ロサンゼルス校)

    18位 カージナルス
    マイケル・マグリービー(右投手/カリフォルニア大サンタ・バーバラ校)

    19位 ブルージェイズ
    グナー・ホグランド(右投手/ミシシッピ大)

    20位 ヤンキース
    トレイ・スウィーニー(遊撃手/イースタン・イリノイ大)

    21位 カブス
    ジョーダン・ウィックス(左投手/カンザス州立大)

    22位 ホワイトソックス
    コルソン・モンゴメリー(遊撃手/サウスリッジ高)

    23位 インディアンス
    ギャビン・ウィリアムス(右投手/イースト・カロライナ大)

    24位 ブレーブス
    ライアン・キューシック(右投手/ウェイク・フォレスト大)

    25位 アスレチックス
    マックス・マンシー(遊撃手/サウザンド・オークス高)

    26位 ツインズ
    チェイス・ペティ(右投手/メインランド高)

    27位 パドレス
    ジャクソン・メリル(遊撃手/セバーナ・パーク高)

    28位 レイズ
    カーソン・ウィリアムス(遊撃手/トレイ・パインズ高)

    29位 ドジャース
    マダックス・ブランズ(左投手/UMSライト高)

    ◆FA補償指名権

    30位 レッズ
    ジェイ・アレン(外野手/ジョン・キャロル・カソリック高)

    ◆戦力均衡ラウンドA

    31位 マーリンズ
    ジョー・マック(捕手/ウィリアムスビル・イースト高)

    32位 タイガース
    タイ・マッデン(右投手/テキサス大)

    33位 ブリュワーズ
    タイラー・ブラック(二塁手/ライト州立大)

    34位 レイズ
    クーパー・キニー(二塁手/ベイラー高)

    35位 レッズ
    マシュー・ネルソン(捕手/フロリダ州立大)

    36位 ツインズ
    ノア・ミラー(遊撃手/オゾーキー高)

  • フューチャーズ・ゲームはナが快勝 MVPは2本塁打のデービス

    2021.7.12 07:45 Monday

     日本時間7月12日、各球団のマイナーの有望株が一堂に会するフューチャーズ・ゲームが行われ、ナ・リーグ選抜がア・リーグ選抜に8対3で快勝した(試合は7イニング制)。ナ・リーグ選抜はMVPに選ばれたブレネン・デービス(カブス)が2本塁打を放つなど、チーム合計5本塁打の一発攻勢。ア・リーグ選抜は選手の名前だけを見ればナ・リーグ選抜よりも豪華なラインナップを形成したものの、ナ・リーグ選抜の投手陣を攻略できず、8点ビハインドの7回表に3点を返すのが精一杯だった。

     ア・リーグ選抜がコール・ウィン(レンジャーズ)、ナ・リーグ選抜がマシュー・リバトーア(カージナルス)の先発で始まった一戦は、両軍の監督が小刻みな継投を見せ、両軍ともロースター入りした全9投手が登板。ナ・リーグ選抜は初回にホゼ・バレーロ(レッズ)のソロ本塁打で1点を先制し、3回裏にはマイケル・トグリア(ロッキーズ)の2ラン本塁打、ノーラン・ゴーマン(カージナルス)のタイムリー二塁打、ルイス・キャンプサーノ(パドレス)の犠飛で4点を追加した。

     その後もナ・リーグ選抜の打線の勢いは止まらず、4回裏にデービスがソロ本塁打、6回裏にはデービスのこの試合2本目のアーチとなるソロ本塁打とフランシスコ・アルバレス(メッツ)のソロ本塁打が飛び出し、大量8点をリード。ア・リーグ選抜は7回表にジーター・ダウンズ(レッドソックス)の2点タイムリー二塁打とオースティン・マーティン(ブルージェイズ)のタイムリーで3点を返して意地を見せたが、5本塁打の一発攻勢を見せたナ・リーグ選抜が8対3で快勝を収めた。

     勝利投手はリバトーア、敗戦投手はウィン。MVPには2本塁打を放ったデービスが選出されたが、フューチャーズ・ゲームで1試合2本塁打を記録するのは1999年のアルフォンゾ・ソリアーノ(元広島)と2018年のユスニエル・ディアスに次ぐ史上3人目の快挙だった。

  • マリナーズ・菊池とパドレス・ダルビッシュがともにIL入り

    2021.7.12 05:30 Monday

     日本時間7月12日、マリナーズは菊池雄星を新型コロナウイルス用の故障者リストに登録したことを発表した。「シアトル・タイムズ」のライアン・ディビッシュ記者によると、菊池は先日、体調不良を訴えていたという。しかし、ワクチン接種を済ませており、すでに1度陰性と判定されているため、もう1度陰性が確認されればオールスター・ゲームに出場できる。また、パドレスはダルビッシュ有を10日間の故障者リストに登録。左臀部の炎症と発表されている。

     菊池はメジャー3年目の今季、16試合に先発して98回1/3を投げ、6勝4敗、防御率3.48、98奪三振を記録。マリナーズの代表として、チームから唯一オールスター・ゲームに選出された。スコット・サービス監督は「菊池はワクチンを受けており、今のところはオールスター・ゲームに出場する予定だ」と話しており、体調不良が悪化している様子はないようだ。メジャーリーグの規定により、戦列復帰には2度の陰性判定が必要なため、すでに1度陰性と判定されている菊池は、もう1度陰性と判定されることでオールスター・ゲームへの出場が可能になる。

     ダルビッシュはパドレス移籍1年目の今季、18試合に先発して105回を投げ、7勝3敗、防御率3.09、125奪三振を記録。選手間投票で自身5度目のオールスター・ゲームに選出されていたが、前半戦の最終登板となった日本時間7月9日のナショナルズ戦で3回8安打6失点と打ち込まれ、腰と左臀部の張りを訴えて降板した。日本時間7月11日は故障によりオールスター・ゲームの出場メンバーから外れたことが発表されていたが、正式に故障者リストに登録された。故障者リスト入りは前回登板の翌日にさかのぼって適用されており、最短で復帰すれば後半戦の最初のカードから登板が可能である。

     両選手とも前半戦はチームのエースとして見事な活躍を見せただけに、今回の体調不良や故障が大事に至らず、無事に後半戦を迎えられることを願うばかりだ。

  • マーリンズ・ロペスが初回先頭から9者連続Kのメジャー新記録

    2021.7.12 03:30 Monday

     日本時間7月12日、前半戦のラストゲームとなるブレーブス戦に先発したパブロ・ロペス(マーリンズ)は初回先頭から9者連続三振を奪い、メジャー新記録を樹立した。従来の記録は1986年にジム・デシェイズ(アストロズ)、2014年にジェイコブ・デグロム(メッツ)、2018年にヘルマン・マルケス(ロッキーズ)がマークした8者連続だった。

     ロペスは1回表にエイレ・アドリアンザ、フレディ・フリーマン、オジー・オルビーズを三者連続の空振り三振に仕留めると、2回表もオースティン・ライリー、オーランド・アルシア、ダンズビー・スワンソンを三者連続の空振り三振。3回表はギイェルモ・ヘレディアを見逃し三振、ケバン・スミスを空振り三振、イアン・アンダーソンを見逃し三振に仕留め、「初回先頭から9者連続三振」というメジャー新記録を樹立した。

     4回表先頭のアドリアンザはファーストゴロとなり、10者連続三振のメジャータイ記録はならず。ちなみに、10者連続三振のメジャー記録は1970年のトム・シーバー(メッツ)が長年のあいだ、唯一の記録保持者だったが、今年6月にアーロン・ノラ(フィリーズ)が史上2人目の達成者となった。

     9者連続三振は2009年のリッキー・ノラスコに並ぶ球団タイ記録。メジャー4年目のロペスは今季、この試合が始まる前までに18試合に先発して4勝5敗、防御率2.94、102奪三振をマークし、すでにシーズン奪三振数のキャリアハイを更新している。

  • Rソックスが守護神・バーンズと契約延長 2年+オプション1年

    2021.7.12 00:00 Monday

     現地時間7月11日、メジャーリーグではマイナーのプロスペクト(若手有望株)が集まるフューチャーズ・ゲームとドラフト1日目が行われるが、それに先駆けてレッドソックスは守護神マット・バーンズとの契約延長を発表した。契約期間は2022~23年の2年間で、2024年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっている。メジャー8年目のバーンズは今季でサービスタイムが6年を超え、今季終了後にフリーエージェントとなる予定だったが、愛着のあるレッドソックスにとどまることになった。

     現在31歳のバーンズは2011年のドラフトで1巡目(全体19位)指名を受けてプロ入りしてからレッドソックス一筋のキャリアを過ごしており、通算362試合(うち2先発)に登板して30勝23敗34セーブ、防御率3.94を記録。リリーフでの360登板はボブ・スタンリー(552試合)、マイク・ティムリン(394試合)、ジョナサン・パペルボン(393試合)に次ぐ球団史上4位の数字であり、先発とリリーフを合わせた362登板も球団史上8位にランクインしている。

     2016年シーズンの開幕以降、325登板、453奪三振、27勝はア・リーグの救援投手のなかで1位。投球イニング数322回1/3も2位の数字である。また、2016年から4年連続で60登板以上かつ投球イニング数60回以上を記録したが、これはア・リーグ唯一であり、球団タイ記録。さらに、2018年シーズンの開幕以降、対戦した打者の37.8%から三振を奪い、奪三振率14.47を記録しているが、これは150イニング以上を投げた投手のなかで3位の好成績となっている。

     今季はここまで37試合に登板して37イニングを投げ、4勝2敗19セーブ、防御率2.68、62奪三振の好成績をマーク。多くの部門でキャリアハイの数字を残し、自身初となるオールスター・ゲームに選手間投票で選出された。2018年にセットアッパーとしてワールドシリーズ制覇に貢献した右腕は、今後も数年間にわたってレッドソックスのブルペンを支え続ける。

  • ブレーブス・アクーニャJr. 右膝前十字靭帯の完全断裂で今季絶望

    2021.7.11 12:20 Sunday

     ブレーブスは日本時間7月10日に行われたマーリンズ戦の守備時に右足を痛めて負傷交代したロナルド・アクーニャJr.について、MRI検査を受けた結果、右膝前十字靭帯の完全断裂が確認されたことを明らかにした。ブレーブスによると、アクーニャJr.は手術を受ける予定で、今季絶望となった。「ESPN」のジェフ・パッサンは9~10ヶ月の戦線離脱を予想しており、来季の開幕に間に合わない可能性が高い。スピードを武器にする選手だけに、復帰後のプレーにも大きな影響がありそうだ。

     マーリンズ戦の5回裏、アクーニャJr.はジャズ・チザムJr.が放ったライト後方への大飛球にジャンピングキャッチを試みたものの、捕球できず、着地した際に右足を負傷。そのままフィールド上に倒れ込んだ(チザムJr.の打球はランニング本塁打に)。一度は自力で立ち上がり、足を引きずりながらもフェアゾーン外まで歩いたが、痛みに耐えられずに再びファウルライン付近で座り込み、最終的にはカートに乗せられてフィールドから去った。

     現在23歳のアクーニャJr.はメジャー4年目の今季、82試合に出場して打率.283、24本塁打、52打点、17盗塁、出塁率.394、長打率.596、OPS.990の好成績をマーク。ファン投票でナ・リーグ外野手部門1位となり、2019年に続いて自身2度目のオールスター・ゲームに選出されていた。

     なお、アクーニャJr.の代役としてマニー・マチャド(パドレス)がオールスター・ゲームのメンバー入りしたことが発表されている。マチャドは今季83試合に出場して打率.275、15本塁打、60打点、9盗塁、OPS.854をマーク。2018年以来3年ぶり、自身5度目のオールスター・ゲーム選出となった。

  • アクーニャJr.が負傷交代 モリーナ辞退でナルバイエズ追加選出

    2021.7.11 08:30 Sunday

     日本時間7月10日、オールスター・ゲームの追加選出選手が発表され、両リーグのロースターが確定したばかりだったが、さらなるロースター変更が行われた。バスター・ポージー(ジャイアンツ)の代わりに追加選出されたヤディアー・モリーナ(カージナルス)が出場辞退を表明し、代役の代役としてオマー・ナルバイエズ(ブリュワーズ)の出場が決定。また、この日のマーリンズ戦でロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が負傷し、オールスター・ゲーム出場は難しいとみられている。

     アクーニャJr.は5回裏にジャズ・チザムJr.が放ったライト後方への大飛球に対してジャンピングキャッチを試みた際、右足を負傷。アクーニャJr.が倒れ、ボールが転々とするあいだにチザムJr.はベースを1周し、ランニング本塁打となった。

     フィールド上に倒れ込んだアクーニャJr.は目に涙を浮かべ、長時間にわたってトレーニング・スタッフの手当てを受けたあと、足を引きずりながらも自力でフェアゾーン外まで移動することができた。しかし、痛みがひどく、ファウルライン付近で再び座り込み、最終的にはカートに乗せられてフィールドから去った。

     アクーニャJr.の状態について、まだブレーブスからの詳細な発表は行われていないものの、負傷時の様子を見る限り、オールスター・ゲームに出場するのは難しいとみられる。アクーニャJr.はファン投票でナ・リーグ外野手部門1位となり、自身2度目のオールスター・ゲームに選出されていた。

     モリーナは故障者リスト入りしたポージーに代わって自身10度目となるオールスター・ゲームに選出されたが、不安を抱える右足を休ませることを優先。今年のオールスター・ゲームは39歳の誕生日当日に行われるため、出場したい気持ちもあったようだが、「自分の健康状態を考えて決断した。(オールスター・ブレイクの)4日間が僕には必要だ。スマートな選択だと思う」と出場辞退を決めた。

     モリーナの代わりに選出されたのはブリュワーズのナルバイエズ。昨季は極度の打撃不振に陥ったが、今季はここまで69試合に出場して打率.301、8本塁打、26打点、OPS.868の好成績をマークし、オールスター・ゲーム初選出となった。

  • HRダービー出場選手をランク付け 1位はもちろん大谷翔平

    2021.7.11 03:00 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは、ホームラン・ダービーに出場する8選手を1位から8位までランク付けする特集記事を公開した。レイッチは「見たい選手が全員出場するわけではない。ブラディミール・ゲレーロJr.は出場を辞退したし、正直に言えば、ジャンカルロ・スタントンは毎年選出されるべきだと思う」と述べつつも、「それでも素晴らしいメンバーが揃い、必見の戦いとなった」と熱戦への期待を寄せている。レイッチが作成したランキングの1位には当然のように大谷翔平(エンゼルス)が選出された。

     レイッチは大谷について「今、大谷を1位に選ぶことについて反対する人はいるだろうか。彼は20年ぶりにシーズン60本塁打を達成する可能性があり、球界で最もエキサイティングな選手である。彼はホームラン・ダービーに出場した翌日にオールスター・ゲームで登板する可能性もある」と記し、文句なしの1位に選出。「二刀流がいつまで続くのか、大谷がいつまで健康でいられるのか、この前人未到の偉業をいつまで続けられるのか、それは誰にもわからない。しかし、この大活躍に乗らない理由はない。大谷を最初に選ばないことはできない。私は今回のホームラン・ダービーで彼が勝つと思う」と大谷の優勝を予想した。

     1回戦で大谷と対戦するフアン・ソト(ナショナルズ)は5位にランクイン。レイッチは「ソトがダービーに出場するのはサプライズだった。ソトの本塁打数はチーム4位であり、成績的には自己最悪のシーズンを過ごしている」としつつも、「ダービーは彼の素晴らしい能力を示す場にはならないかもしれないが、彼は優れた打撃アプローチを持ち、身体能力も優れている。多くの人々はソトが次のテッド・ウィリアムスになることを予想している」とソトの実力を高く評価した。

     なお、メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロによると、スタットキャストが導入された2015年以降、ホームラン・ダービー出場者のなかで「前半戦の本塁打の平均打球速度が最も速い選手」は必ず決勝に進出しているという(優勝3回・準優勝2回)。今回の出場者8名のなかで本塁打の平均打球速度トップは大谷。よって、大谷が決勝に進出する可能性は極めて高いと言える。ちなみに2位はソトであり、大谷とソトが対戦する1回戦が「事実上の決勝戦」ということになるかもしれない。

     レイッチが作成したランキングは以下の通り。

    1位 大谷翔平(エンゼルス)
    2位 ピート・アロンゾ(メッツ)
    3位 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    4位 マット・オルソン(アスレチックス)
    5位 フアン・ソト(ナショナルズ)
    6位 トレバー・ストーリー(ロッキーズ)
    7位 トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
    8位 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)

  • 球宴メンバー変更が正式発表 名捕手・モリーナは自身10度目の選出

    2021.7.11 02:00 Sunday

     メジャーリーグ機構はオールスター・ゲームの出場メンバー変更を発表した。ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)とブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)が前半戦の最終戦に先発するため出場不可となったほか、ムーキー・ベッツ(ドジャース)ら7選手が故障により出場を辞退。また、ライアン・プレスリー(アストロズ)は産休リスト入りによる出場辞退となった。これにより、10選手が追加でオールスター・ゲームに選出され、ヤディアー・モリーナ(カージナルス)は自身10度目の選出。アストロズは出場選手がいなくなった。

     故障により出場を辞退したのはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、ベッツ、マイケル・ブラントリー(アストロズ)、カルロス・コレア(アストロズ)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)、ダルビッシュ有(パドレス)、バスター・ポージー(ジャイアンツ)の7選手。これにゴーズマン、ウッドラフ、プレスリーを加えた10選手がオールスター・ゲームの出場メンバーから外れた。

     追加で選出されたのは以下の10選手。

    ◆ア・リーグ
    ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
    クリス・バシット(アスレチックス)
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)
    ジョーイ・ウェンドル(レイズ)

    ◆ナ・リーグ
    ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)
    マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)
    タイワン・ウォーカー(メッツ)

     この10選手のうち、アンダーソン、メリフィールド、モリーナの3選手は選手間投票の結果に基づいて選出された。それぞれコレア、アルトゥーベ、ポージーの代役となる。また、ファン投票で選出されたポージーが出場を辞退したため、選手間投票でポージーに次ぐナ・リーグ捕手部門2位となってオールスター・ゲームに選出されたJ・T・リアルミュート(フィリーズ)が先発メンバー入りを果たしている。

     追加選出された10選手のうち、過去にオールスター・ゲーム選出の経験があるのは5選手。モリーナは今年のオールスター・ゲームに選出された選手のなかで最多となる10度目、シャーザーは8度目、ビューラー、メリフィールド、ターナーは2度目の選出となった。アンダーソン、バシット、ペラルタ、ウォーカー、ウェンドルの5選手は今回が初選出であり、この5選手を含めた初選出39名(ア・リーグ20名、ナ・リーグ19名)は2013年と並んで史上最多タイとなる。

     今回のメンバー変更を踏まえた最終的な両リーグのロースターは以下の通り。

    ◆ア・リーグ
    【先発投手】
    クリス・バシット(アスレチックス)
    ゲリット・コール(ヤンキース)
    ネイサン・イバルディ(レッドソックス)
    カイル・ギブソン(レンジャーズ)
    菊池雄星(マリナーズ)
    ランス・リン(ホワイトソックス)
    カルロス・ロドン(ホワイトソックス)

    【先発投手/指名打者】
    大谷翔平(エンゼルス)

    【救援投手】
    マット・バーンズ(レッドソックス)
    アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
    リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)
    グレゴリー・ソト(タイガース)

    【捕手】
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    マイク・ズニーノ(レイズ)

    【一塁手】
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    マット・オルソン(アスレチックス)
    ジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス)

    【二塁手】
    マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)

    【三塁手】
    ラファエル・デバース(レッドソックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)

    【遊撃手】
    ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
    ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
    ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    ジョーイ・ウェンドル(レイズ)

    【外野手】
    ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
    テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    セドリック・マリンズ(オリオールズ)

    【指名打者】
    ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    J・D・マルティネス(レッドソックス)

    ◆ナ・リーグ
    【先発投手】
    ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)
    トレバー・ロジャース(マーリンズ)
    マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    タイワン・ウォーカー(メッツ)
    ザック・ウィーラー(フィリーズ)

    【救援投手】
    ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    クレイグ・キンブレル(カブス)
    マーク・マランソン(パドレス)
    アレックス・レイエス(カージナルス)

    【捕手】
    ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    J・T・リアルミュート(フィリーズ)

    【一塁手】
    フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    マックス・マンシー(ドジャース)

    【二塁手】
    オジー・オルビーズ(ブレーブス)
    ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    アダム・フレイジャー(パイレーツ)

    【三塁手】
    ノーラン・アレナード(カージナルス)
    クリス・ブライアント(カブス)
    エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)

    【遊撃手】
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    トレイ・ターナー(ナショナルズ)

    【外野手】
    ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    ニック・カステヤーノス(レッズ)
    ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    フアン・ソト(ナショナルズ)
    クリス・テイラー(ドジャース)
    ジェシー・ウィンカー(レッズ)

  • ウォーカーとペラルタが代替選手としてオールスターに追加選出

    2021.7.10 14:00 Saturday

     日本時間7月10日、タイワン・ウォーカー(メッツ)とフレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)の両右腕が代替選手としてオールスター・ゲームに追加選出されたことが明らかになった。ペラルタは同僚のブランドン・ウッドラフが前半戦の最終戦に先発予定のため、ウッドラフの代わりにオールスター・ゲームのメンバー入りしたことが報じられている。一方のウォーカーは、同僚のジェイコブ・デグロムが出場辞退の意思を明言しており、デグロムの代わりとして選出されたとみられる。

     現在28歳のウォーカーは、今季メッツで16試合に先発して90イニングを投げ、7勝3敗、防御率2.50、89奪三振の好成績をマーク。メッツは両リーグトップの先発防御率2.97を記録しているが、ウォーカーはデグロム、マーカス・ストローマンとともに強力な先発3本柱を形成している。デグロムは出場辞退の意思を明言した際、「彼はオールスター・ゲームのメンバーに相応しい」とウォーカーの追加選出をプッシュしていた。

     現在25歳のペラルタは、メジャー4年目にして飛躍のシーズンを迎え、今季ブリュワーズで17試合(うち16先発)に登板して93イニングを投げ、7勝3敗、防御率2.23、129奪三振の好成績をマーク。ウッドラフ、コービン・バーンズとともに形成する先発3本柱は「メジャー最高」との呼び声も高い。ウッドラフの代替選手としてペラルタが選出され、メジャー最高の先発3本柱が揃ってオールスター・ゲーム選出を果たすことになった。

     なお、ナ・リーグの先発投手では、ダルビッシュ有(パドレス)も腰と臀部の張りで登板不可とみられており、ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)はウッドラフ同様、前半戦の最終戦に先発予定。これにより、選手間投票で選出された5人(デグロム、ゴーズマン、ウッドラフ、バーンズ、ダルビッシュ)のうち4人がオールスター・ゲームを欠場する可能性が高い。よって、「開幕から58奪三振連続無四球」というメジャー新記録を樹立したバーンズがオールスター先発の大役を担うことになるかもしれない。

  • カブスがトレード市場で売り手に ブライアントら主力選手放出へ

    2021.7.10 11:00 Saturday

     ほんの2週間前、球団史上初の継投ノーヒッターを達成したカブスはナ・リーグ中部地区首位タイに立っていた。ところが、その翌日から11連敗を喫し、一気に借金生活に突入。これがトレード市場におけるカブスの立場を一変させた。ジェッド・ホイヤー編成本部長は7月のトレード市場においてカブスが買い手ではなく売り手に回ることを明言。オールスター・ゲームに選出されたクリス・ブライアントとクレイグ・キンブレルを筆頭に、多くの主力選手がトレードにより放出されることが予想されている。

     カブスはブライアントのほか、正一塁手のアンソニー・リゾー、正遊撃手のハビアー・バイエズ、先発ローテーションの一角を担うザック・デービース、リリーフで安定した活躍を見せているライアン・テペラらが今季終了後にFAとなる。また、キンブレル、ジョク・ピーダーソン、アンドリュー・チェイフィンらは来季の契約がオプションになっており、今季限りで退団となる可能性がある。つまり、ホイヤーにとって、これらの選手全員がトレードの駒となるわけだ。

     ホイヤーは「我々は2015年から彼らを信じてきた。そして、彼らは多くの成功を収めてきた」と長年にわたってチームを支えてきた主力選手たちへの愛着を口にした。しかし、「この時期(=7月)になってプレーオフ進出確率が1ケタ台になってしまったら、将来に目を向けて、次のチーム作りを考えないといけない。他球団からトレードの問い合わせを受けて、それを考えないのは無責任だと思う」と語り、今後のチーム作りのために現在の主力選手をトレードに出す方針であることを改めて強調した。

     最も魅力的なトレード要員とみられるのは今季完全復活を遂げたキンブレル。7月のトレード市場におけるリリーフ投手の需要は非常に大きいため、キンブレル、テペラ、チェイフィンの全員がカブスを去るという事態も十分に起こり得る。もちろん、リゾー、ブライアント、バイエズといった「カブスの顔」とも言える野手たちにも多くのチームから関心が寄せられるに違いない。また、2022年シーズン終了後にFAとなる正捕手ウィルソン・コントレラスもこのタイミングでトレードに出されることになるかもしれない。

     ポストシーズン進出の可能性が限りなく低くなっている今、わずかな可能性にかけて買い手に回るのは賢明な判断とは言えない。今季を捨て、来季はチームにいない可能性が高い選手をトレードに出して対価を得るというホイヤーの選択は正しい。3週間後、カブスは現在の主力選手の多くを放出し、全く別のチームに生まれ変わっていることだろう。

  • パドレス監督「ダルビッシュ球宴登板の可能性はかなり低い」

    2021.7.10 10:00 Saturday

     パドレスのジェイス・ティングラー監督は、球団史上最大タイとなる8点差を逆転してサヨナラ勝ちを収めた日本時間7月9日のナショナルズ戦の試合後、3回8安打6失点で降板したダルビッシュ有が腰の張りを訴えていたことを明らかにした。ティングラーによると、ダルビッシュは直近の4~5試合を腰に張りを感じたまま登板していたという。ナショナルズ戦での登板中、左臀部にも張りを感じるようになったため、ティングラーは故障を未然に防ぐために3イニングで交代させることを決断した。

     ダルビッシュは選手間投票により自身5度目となるオールスター・ゲームに選出されているが、ティングラーはダルビッシュのオールスター・ゲーム出場について「その可能性はかなり低いと言わざるを得ない」とコメント。「詳細は割愛するが、数日後にはいい状態になっていると思う。しかし、彼の腰や臀部の状態を考えると、オールスター・ゲームに登板するのは難しいのではないかと感じている」とダルビッシュの出場辞退を示唆した。

     ダルビッシュはオールスター・ゲームでの大谷翔平(エンゼルス)との対戦について「実現すればいいなと思う」と語っていたが、残念ながらオールスター・ゲームの舞台で北海道日本ハムファイターズの先輩後輩同士の直接対決が実現する可能性は限りなくゼロに近くなった。なお、ティングラーは「状況は変わるかもしれないが」と前置きしつつも、「ダルビッシュが後半戦の最初の登板予定を回避することはないだろう」と予想している。よって、ダルビッシュはオールスター・ブレイクの期間を休養に充て、万全の状態で後半戦を迎えることになりそうだ。

     ダルビッシュは今季18試合に先発して105イニングを投げ、7勝3敗、防御率3.09、125奪三振を記録。メジャー史上最速での通算1500奪三振も達成した。防御率は6月末の時点で2点台前半(2.44)をマークしていたが、7月の2登板で合計9回10失点と打ち込まれ、3点台まで悪化。万全の状態で迎えるであろう後半戦での巻き返しに期待したい。

  • ファン投票で球宴選出のポージー 左手親指の打撲でIL入り

    2021.7.10 09:00 Saturday

     日本時間7月10日、ジャイアンツは正捕手バスター・ポージーを左手親指の打撲により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ポージーは同5日のダイヤモンドバックス戦でファウルチップを捕球し損ねた際に左手を負傷して途中交代。それ以降は試合に出場していなかった。オールスター・ゲームのファン投票でナ・リーグ捕手部門1位となり、3年ぶりのオールスター・ゲーム選出が決まっていたが、残念ながら出場できなくなってしまった。

     現在34歳のポージーは2010年ナ・リーグ新人王、2012年ナ・リーグMVP、首位打者1回、シルバースラッガー賞4回、ゴールドグラブ賞1回、ワールドシリーズ制覇3回、2017年ワールド・ベースボール・クラシック優勝(アメリカ代表)など、輝かしい実績を誇るジャイアンツの正捕手。昨季は養子にした双子の女の子が早産で生まれたため、新型コロナウイルス感染のリスクを考慮してオプトアウト(=出場辞退)したが、今季はここまで58試合に出場して打率.328、12本塁打、28打点、OPS.968の好成績を残し、自身7度目のオールスター・ゲーム選出が決定していた。

     ファン投票でオールスター・ゲームに選出されたため、ナ・リーグの先発メンバーに名を連ねる予定だったポージー。エリアス・スポーツ・ビューロー社によると、前年のシーズンでプレーしなかった選手がオールスター・ゲームの先発メンバーに名を連ねるのは、1999年シーズンをがんの治療で全休し、2000年のオールスター・ゲームで先発メンバー入りしたアンドレス・ガララーガ以来だったという。しかし、そのガララーガ以来の快挙は実現しないことになった。

     ポージーの欠場により、選手間投票でオールスター・ゲームに選出されたJ・T・リアルミュート(フィリーズ)が先発メンバーに繰り上がる見込み。また、ナ・リーグ捕手最多の13本塁打を放っているウィルソン・コントレラス(カブス)、同最多の40打点を記録しているヤディアー・モリーナ(カージナルス)、8割を超えるOPSをマークしているオマー・ナルバイエズ(ブリュワーズ)とウィル・スミス(ドジャース)あたりがポージーの代役としてオールスター・ゲームのメンバー入りを果たすことになりそうだ。

  • 球宴出場選手をランク付け 大谷と3人のジュニアがトップ4独占

    2021.7.9 17:30 Friday

     日本時間7月9日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチはオールスター・ゲームに選出された選手を1位から順にランク付けする特集記事を公開した。前半戦やキャリア全体の活躍ぶりだけでなく、「どの選手のプレーを見たいか」という視点も加え、主観的にランキングを作成。1位には大谷翔平(エンゼルス)が選ばれた。また、2~4位にはフェルナンド・タティスJr.(パドレス)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の「ジュニア・トリオ」がランクインしている。

     レイッチは「オールスター・ゲームに出場する選手は全員がスターであり、出場選手は全員が平等だ」としつつも、「だからこそランキングを作成してみるべきだ」と出場選手を1位から順にランク付け。なお、マイク・トラウト(エンゼルス)やカイル・シュワーバー(ナショナルズ)など、故障によってすでに出場不可となっている選手や、ジェイコブ・デグロム(メッツ)やホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)のように出場辞退の意思を明らかにしている選手は対象外となっている。

     錚々たる面々のなかで1位に選ばれたのは大谷。レイッチは「投手・大谷が打者・大谷に対して投げるためには、時間と空間を捻じ曲げる必要があるかもしれないが、何らかの方法があるに違いない」と独特の表現で二刀流・大谷の活躍を称えている。また、今回のオールスター・ゲームで大谷とともに主役として注目される「ジュニア・トリオ」の3人は2~4位にランクインした。

     ダルビッシュ有(パドレス)は20位にランクイン。レイッチは「パドレスが今オフに獲得した投手のうち、エースはブレイク・スネルではなくダルビッシュであることが明らかになった」と記している。また、「誰かをランキングの最下位にするのは気が引ける」という理由により、レイッチのランキングは53位で終了。菊池雄星(マリナーズ)は53位までにランクインしなかった。

     レイッチが作成した53位までのランキングは以下の通り。

    1 大谷翔平(エンゼルス)
    2 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    3 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    4 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    5 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    6 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    7 ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    8 バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    9 ニック・カステヤーノス(レッズ)
    10 フアン・ソト(ナショナルズ)
    11 マックス・マンシー(ドジャース)
    12 カルロス・ロドン(ホワイトソックス)
    13 ザック・ウィーラー(フィリーズ)
    14 クレイグ・キンブレル(カブス)
    15 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)
    16 ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    17 フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    18 マット・オルソン(アスレチックス)
    19 トレイ・ターナー(ナショナルズ)
    20 ダルビッシュ有(パドレス)
    21 ゲリット・コール(ヤンキース)
    22 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    23 マイケル・ブラントリー(アストロズ)
    24 ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)
    25 ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    26 ジェシー・ウィンカー(レッズ)
    27 ノーラン・アレナード(カージナルス)
    28 マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    29 ラファエル・デバース(レッドソックス)
    30 J・D・マルティネス(レッドソックス)
    31 ジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス)
    32 セドリック・マリンズ(オリオールズ)
    33 トレバー・ロジャース(マーリンズ)
    34 ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
    35 ランス・リン(ホワイトソックス)
    36 ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    37 マイク・ズニーノ(レイズ)
    38 コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    39 ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    40 クリス・ブライアント(カブス)
    41 アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
    42 リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)
    43 ライアン・プレスリー(アストロズ)
    44 ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    45 アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
    46 ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
    47 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    48 ネイサン・イバルディ(レッドソックス)
    49 クリス・テイラー(ドジャース)
    50 オジー・オルビーズ(ブレーブス)
    51 J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    52 マーク・マランソン(パドレス)
    53 アダム・フレイジャー(パイレーツ)

    その他の選手
    マット・バーンズ(レッドソックス)
    エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    カイル・ギブソン(レンジャーズ)
    テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    菊池雄星(マリナーズ)
    ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    アレックス・レイエス(カージナルス)
    グレゴリー・ソト(タイガース)

    故障により出場不可
    マイク・トラウト(エンゼルス)
    シェーン・ビーバー(インディアンス)
    カイル・シュワーバー(ナショナルズ)

    出場辞退の意思を表明
    ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    カルロス・コレア(アストロズ)
    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)

  • アルトゥーベとコレア アストロズの二遊間コンビが球宴辞退へ

    2021.7.9 17:00 Friday

     日本時間7月9日、アストロズの二遊間コンビ、ホゼ・アルトゥーベ二塁手とカルロス・コレア遊撃手はオールスター・ゲームに出場せず、ヒューストンにとどまる予定であることを明らかにした。アルトゥーベは左足の故障に悩まされており、コレアは妊娠中の妻とともにオールスター・ブレイクを過ごしたいと考えているという。よって、アストロズからの出場選手はマイケル・ブラントリー外野手とライアン・プレスリー投手の2名のみとなるが、二遊間コンビは自分たちの代役としてユリ・グリエル一塁手の球宴出場をプッシュしている。

     アルトゥーベとコレアはともに選手間投票でオールスター・ゲームに選出。アルトゥーベは球団タイ記録となる7度目、コレアは2度目の選出となった。しかし、両者とも出場辞退を決断。コレアは妻が11月に第1子の出産を控えていることもあり、「オールスターの週はすでに予定があり、家にいたいと思っている。野球は僕にとって本当に大切だけれど、常に家族が最優先なんだ。妻と一緒に過ごすことを決めた。野球のシーズン中は一緒に過ごせる時間があまりないからね」と出場辞退を決めた理由について説明した。

     一方のアルトゥーベは、詳細こそ明らかにしなかったものの、左足の故障に悩まされているという。「健康な状態で後半戦を迎えるためには(オールスター・ブレイクの)4日間が必要なんだ」とアルトゥーベ。「ファン投票でたくさんの票を入れてもらったからファンにはとても感謝している。また、選手間投票で僕を選んでくれた人々にも感謝したい。でも、所属チームのことが最優先だから、チームにとってベストの選択をしたいと思っている」と語った。

     ナ・リーグでは、すでにジェイコブ・デグロム投手(メッツ)がオールスター・ゲーム出場辞退の意思を表明。なお、出場辞退者の代替選手はコミッショナー事務局の選出によって決められることになっており、近日中に発表されるとみられる。誰が選ばれるか注目が集まりそうだ。

  • HRダービーのルールが一部変更 打者の負担を考慮した内容に

    2021.7.8 14:00 Thursday

     日本時間7月8日、ホームラン・ダービーの出場8選手と今大会のルールが正式に発表された。各選手のシード順は日本時間7月7日の試合が終了した時点の本塁打数により決定。同数の場合は昨季の本塁打数により決定するが、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)が昨季プレーしていないため、マンシーニとピート・アロンゾ(メッツ)のシード順は2019年の本塁打数により決定された。また、打者の負担を考慮し、各ラウンドの制限時間など、一部のルールが変更されている。

     日本時間7月7日までに31本塁打を放っていた大谷翔平(エンゼルス)は第1シードに入り、1回戦で第8シードのフアン・ソト(ナショナルズ)と対戦することになった。第2シードのジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)は第7シードのトレバー・ストーリー(ロッキーズ)、第3シードのマット・オルソン(アスレチックス)は第6シードのマンシーニ、第4シードのサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は第5シードのアロンゾと対戦する。

     8選手によるトーナメント形式かつ1回戦・準決勝・決勝の3ラウンド制で行われることに変わりはないが、1回戦と準決勝の制限時間は3分、決勝の制限時間は2分に短縮された。また、タイムアウト(45秒)の回数はすべてのラウンドで1回のみに統一されている。

     また、各ラウンドの規定時間終了後、1分間の休憩を挟んですべての打者に30秒のボーナスタイムが与えられる。規定時間以内に475フィート(約144.8メートル)以上の本塁打を1本以上放った場合、さらに30秒が追加され、ボーナスタイムは合計60秒になる。ボーナスタイム中はタイムアウトを取ることができない。

     本数が並んだ場合は60秒間のサドンデスにより決着をつける。これでも勝者が決まらない場合、勝者が決まるまで3スイング制のサドンデスを行う。後攻の選手(シード順が上位の選手)が先攻の選手の本数を越えた場合、その時点で競技終了となる。

     さらに、ホームラン・ダービーで使用されるボールは、クアーズ・フィールドの公式戦で使用されるものとは異なり、保湿装置に保管されたものではないことが発表されている。500フィート(約152.4メートル)を越えるような特大アーチも期待できそうだ。

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