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  • ツインズが昨季首位打者アライズ放出を検討か 先発投手補強目指す

    2023.1.19 12:28 Thursday

    「ジ・アスレチック」でツインズを担当するダン・ヘイズ記者によると、カルロス・コレアと6年2億ドルで再契約を結んだツインズは、複数年保有可能な先発投手を獲得するために、昨季の首位打者ルイス・アライズをトレードで放出することを検討しているようだ。ツインズは今季終了後にソニー・グレイ、前田健太、タイラー・マーリーの3人がFAとなるため、来季以降に向けた先発投手の補強が急務。そのためには首位打者のタイトルを手にした好打者の放出も辞さない構えだ。

     現在25歳のアライズはメジャー最初の3シーズンで966打席に立ち、打率.313、わずか88三振と巧みなバットコントロールで知られる選手だったが、メジャー4年目の昨季ついに本格ブレイク。初めて規定打席に到達し、打率.316、8本塁打、49打点、OPS.795の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たしただけでなく、首位打者のタイトルを獲得し、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の三冠王を阻止した。今オフ初めて年俸調停権を取得しており、ツインズは2025年シーズンまであと3年アライズを保有できる。

     各メディアの報道によると、ツインズはマーリンズとのトレード交渉を行っているようだ。マーリンズはパブロ・ロペス(2024年シーズンまで保有可能)、ヘスス・ルザード(2026年)、トレバー・ロジャース(2026年)、エドワード・カブレラ(2028年)、ブラクストン・ギャレット(2028年)と複数年保有可能な先発投手を多く抱えており、複数の球団とトレードに向けた話し合いを進めていることが報じられている。複数年保有可能な先発投手がほしいツインズにとって、理想的なトレード相手と言えるだろう。

     ヘイズ記者によると、ツインズはロペスを欲しがっているものの、マーリンズに対して「アライズとロペスの1対1のトレードには応じない」ことを通達しているという。つまり、あと3年保有可能なアライズの価値に見合った対価を得られないのであれば、無理にアライズの放出には動かないということだ。

     なお、ツインズはアライズのほかにマックス・ケプラーもトレード要員とし、他球団との話し合いを行っているとみられる。シーズン開幕までに先発投手の補強を実現させることはできるだろうか。

  • ツインズが右腕パダックと3年契約 昨年5月にトミー・ジョン手術

    2023.1.19 12:03 Thursday

     日本時間1月19日、ツインズは先発右腕クリス・パダックとの契約を延長したことを発表した。契約期間は3年で、年俸は2023年が250万ドル、2024年が252万5000ドル、2025年が750万ドルであることが報じられている。また、2025年シーズンには投球イニング数に応じた出来高が設けられており、140イニングと150イニングに到達すると各50万ドル、160イニングと170イニングに到達すると各75万ドルを得られるという。なお、昨年5月にトミー・ジョン手術を受けており、今年8月ごろの戦列復帰を目指している。

     現在27歳のパダックは、かつてトップ・プロスペクトとして期待され、パドレスでメジャーデビューした2019年には26先発で140回2/3を投げ、9勝7敗、防御率3.33、153奪三振をマーク。しかし、短縮シーズンの2020年は防御率4.73、2021年は防御率5.07と年々成績が悪化し、開幕直前のトレードでツインズに移籍した昨季は右肘を痛め、わずか5先発で1勝2敗、防御率4.03に終わった。5月にトミー・ジョン手術(自身2度目)を受けたため、今季の大部分を欠場する見込み。現時点では8月ごろの戦列復帰を目指していることが報じられている。

     ツインズがパダックとの契約を延長したのは、今季終了後に前田健太、タイラー・マーリー、ソニー・グレイの3人がFAになるというチーム事情も関係している。パダックは順調にいけば2024年シーズン終了後FA予定だったが、今回の契約延長によって1年先延ばしに。他にはジョー・ライアン、ベイリー・オーバー、ジョシュ・ワインダーといったメジャー経験の少ない投手しかおらず、来季以降に備えて4シーズンのメジャー経験を持つパダックを確保しておきたい思惑があったのだろう。

     現時点ではグレイ、ライアン、マーリー、前田、オーバーの5人が開幕ローテーションを形成すると予想されているツインズだが、ワインダーら若手が控えているほか、複数年保有可能な先発投手の補強を目指していることが報じられており、シーズン開幕までのあいだにローテーションの顔ぶれが変わる可能性もありそうだ。

  • メッツが4人目の外野手を確保 ファムと1年600万ドルで契約合意

    2023.1.19 03:13 Thursday

     左翼マーク・キャナ、中堅ブランドン・ニモ、右翼スターリング・マルテのレギュラー外野陣をサポートする4人目の外野手を探していたメッツは、レッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていた34歳のベテラン、トミー・ファムと1年600万ドルで契約合意に至ったようだ。日本時間1月19日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報として伝えた。アンドリュー・マカッチェンやアダム・デュバルにも興味を示していたメッツだが、最終的には通算114本塁打&97盗塁を記録しているファムの獲得で落ち着いた。

     ファムはカージナルス時代の2017年とレイズ時代の2019年に「20-20」(シーズン20本塁打&20盗塁)を達成するなど、パワーとスピードを兼ね備えた選手として活躍し、メジャー通算114本塁打&97盗塁を記録。通算100本塁打以上かつ95盗塁以上の現役選手はファムを含めて25人だけである。昨季はレッズとレッドソックスで合計144試合に出場し、打率.236、17本塁打、63打点、8盗塁、OPS.686と不本意な成績に終わったが、短縮シーズンの2020年を除いて5年連続となるシーズン15本塁打以上。4人目の外野手としては十分すぎるくらいの実力を持った選手である。

     ファムの特徴は左腕に強いことで、メジャー通算で右腕に対して打率.254、出塁率.340、OPS.767を記録している一方、左腕には打率.276、出塁率.392、OPS.843の好成績をマーク。不振だった昨季も左腕には打率.273、OPS.784をマークしていた(右腕には打率.224、OPS.653)。よって、メッツでも対左腕時に起用されることが多くなりそうだ。

     メッツは4人目の外野手を確保したことで、今オフの野手の補強をほぼ完了したとみられる。メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者は「もしスプリング・トレーニング開始までにさらなる動きがあるとすれば、ブルペンの補強になるだろう」と伝えている。

  • Rソックスがデュバルと1年700万ドルで合意 中堅手として起用か

    2023.1.19 00:47 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスはブレーブスからフリーエージェント(FA)となっていたアダム・デュバルと1年700万ドル+出来高最大300万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。外野3ポジションを守ることのできるデュバルだが、左翼に吉田正尚、右翼にアレックス・バーデューゴがいるレッドソックスは主に中堅手としてデュバルを起用する方針であるとみられる。これによりキケ・ヘルナンデスは内野へ回ることになりそうだ。

     現在34歳のデュバルはレッズ時代の2016年に33本塁打、103打点、OPS.795をマークし、キャリア唯一のオールスター・ゲーム選出。マーリンズとブレーブスでプレーした2021年には2球団合計で打率.228、38本塁打、113打点、OPS.772を記録し、打点王のタイトルを獲得した。また、この年は右翼手部門でゴールドグラブ賞を受賞。ワールドシリーズ制覇も経験している。しかし、昨季は左手首の故障に悩まされ、86試合で打率.213、12本塁打、36打点、OPS.677と低迷。過去にシーズン30本塁打を3度記録し、通算163本塁打を放っている強打がよみがえれば、レッドソックスにとって大きな戦力となるはずだ。

     レッドソックスの外野には若手有望株のジャレン・デュランがおり、もしデュランを正中堅手として起用するのであれば、吉田、デュラン、バーデューゴとレギュラー3人全員が左打者となる。よって、右打者のデュバルはチームにフィットする補強と言えるだろう。デュランが期待通りの成長を見せられないようであれば、デュバルがレギュラーに近い形で起用されることになると思われる。

     なお、レッドソックスは過去2年間、ヘルナンデスを正中堅手として起用していたが、正遊撃手ザンダー・ボガーツがFAで退団し、正二塁手トレバー・ストーリーは右肘の手術を受けて開幕絶望という状況。デュランとデュバルに中堅を任せ、ヘルナンデスは遊撃もしくは二塁に回ることになるはずだ。

  • ブリュワーズがブライアン・アンダーソンを1年350万ドルで獲得へ

    2023.1.19 00:20 Thursday

     マイアミ・ヘラルドのクレイグ・ミッシュ記者が関係者から得た情報によると、マーリンズからノンテンダーFAとなっていたブライアン・アンダーソンはブリュワーズと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ミッシュ記者は契約条件について1年350万ドル+出来高最大200万ドルと伝えている。アンダーソンは2014年ドラフト3巡目でマーリンズに入団し、2017年にメジャーデビュー。2018年にチーム新人王、翌2019年にはチームMVPに選ばれる活躍を見せたが、近年は故障に悩まされるシーズンが続いていた。

     現在29歳のアンダーソンは2018年に自己最多の156試合に出場し、打率.273、11本塁打、65打点、OPS.757を記録。新人王投票ではロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、フアン・ソト(当時ナショナルズ)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)に次ぐ4位だったが、チーム新人王に選ばれた。2019年は126試合に出場して打率.261、20本塁打、66打点、OPS.810をマークし、チームMVPに選出。短縮シーズンだった2020年は59試合で打率.255、11本塁打、38打点、OPS.810と前年並みの成績を残したが、直近2シーズンは故障で満足にプレーできず、2021年は67試合、昨季も98試合の出場にとどまった。

     マーリンズでは主に三塁と右翼を守ってきたアンダーソンだが、ブリュワーズの三塁には2021年に23本塁打、昨季も16本塁打を放ったルイス・ウリアスがいるため、ブリュワーズでは外野手としての起用が多くなるとみられる。ブリュワーズの主力外野手4人(クリスチャン・イェリッチ、ギャレット・ミッチェル、タイロン・テイラー、ジェシー・ウィンカー)のうち、テイラーを除く3人は左打者であり、アンダーソンは相手先発投手が左腕のときに出場機会を得ることになりそうだ。対左腕用のプラトーン要員として一塁やDHで起用されるケースも出てくるだろう。

  • カージナルス・アレナド オプトアウトせず残留を選んだ理由を語る

    2023.1.16 12:37 Monday

     日本時間1月16日、カージナルスのノーラン・アレナドは同僚のポール・ゴールドシュミット、アダム・ウェインライトらとともに「ウィンター・ウォームアップ」という球団イベントに出席。メディア陣からの質疑応答のなかで、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使せず、カージナルスとの残り5年1億4400万ドルの契約を全うすることを選択した理由を明かした。球界屈指の名三塁手がセントルイス残留を選んだのは、セントルイスへの愛着はもちろん、昨季MVPを受賞した同僚の存在も大きかったようだ。

     昨年10月、アレナドはオプトアウト権を行使しないことを選択。今オフのFA市場の高騰を考えると、もしアレナドがFA市場に出ていれば、総額3億ドル前後の契約を得られていた可能性は高いだろう。しかし、アレナドは「この場所(=セントルイス)について他の気持ちを持ったことはない。ここは僕がずっとプレーしたかった場所なんだ。これまでに何度も言ってきたけれど、僕は勝つためにここに来たし、ここに居たいから来たんだ」ときっぱり。「ここに居るうちに、この場所が大好きになった。ここに来てからずっと大好きだし、チームメイトと一緒にプレーするのも大好きだ。だから、簡単な決断だったよ」とセントルイスへの愛着を語った。

     残留の決断に関して、同僚のウェインライトとゴールドシュミットから「脅迫に近いサポート」を受けたと冗談を言ったアレナドだが、2017年のワールド・ベースボール・クラシックをともに戦った親友ゴールドシュミットの存在も少なからず決断に影響を与えたようだ。「飛行機では隣に座るし、いつもディナーも一緒に行く。彼は親友の1人なんだ。彼を見ていると、彼が成功を収めている理由がわかるし、彼のようになりたいと思っている」とアレナド。「彼は35歳でMVPになったけれど、彼のプレーを見ていると、そんなに歳を取っているようには見えない。彼みたいになれるかわからないけれど、彼は努力を続けるように背中を押してくれる存在なんだ」と親友への思いを口にした。

     また、カージナルス一筋のメジャー生活を過ごし、今季限りでの現役引退を表明しているウェインライトにとって、アレナドの残留は「カージナルスの一員として最高の出来事だった」という。「ジェイソン・ヘイワードが退団したとき、彼はカージナルスよりもカブスの未来を気に入っていたんだ。でも、今は選手たちが残ってくれる。これはチームにとって素晴らしいことだ。ノーランはカージナルスのことを信じているんだと思う。勝てると思っていなければ、他のチームへ移籍していたはずだからね」とウェインライト。現役ラストイヤーを迎えた大ベテランにとって、強打好守の名三塁手の存在は心強いに違いない。

  • 筒香がレンジャーズとマイナー契約 招待選手からメジャー昇格狙う

    2023.1.16 11:35 Monday

     日本時間1月16日、レンジャーズはブルージェイズのマイナーからフリーエージェント(FA)となっていた筒香嘉智とマイナー契約を結んだことを発表した。このマイナー契約にはスプリング・トレーニング(春季キャンプ)への招待が含まれており、筒香はロースター外の招待選手という立場からメジャー昇格を目指すことになる。以前からメジャーの舞台でプレーすることへのこだわりを口にしていた筒香。メジャー3年目を終えて日本へ戻るのではなく、アメリカでの挑戦を継続することを選択した。

     現在31歳の筒香は2021年8月にパイレーツへ移籍したあと、43試合で打率.268、8本塁打、25打点、OPS.882の活躍を見せたため、オフに一旦FAとなったものの、メジャー契約でパイレーツと再契約した。しかし、主軸打者として期待された昨季は50試合に出場して打率.171、2本塁打、19打点、OPS.478とパイレーツ加入前の姿に逆戻り。8月に解雇され、ブルージェイズとマイナー契約を結んだが、AAA級の29試合で打率.265、5本塁打、18打点、OPS.840とインパクトを残せず、メジャー昇格の機会は得られなかった。

     筒香はメジャー3年間でレイズ、ドジャース、パイレーツと3球団でプレーしており、もしレンジャーズでメジャー昇格を果たせば、自身4球団目となる(ブルージェイズも含めれば5球団)。レンジャーズは今オフ、ジェイコブ・デグロム、ネイサン・イオバルディ、アンドリュー・ヒーニー、ジェイク・オドリッジと先発投手陣の大補強を敢行したが、今のところ野手の目立った補強は皆無。スプリング・トレーニングでのアピール次第では、筒香にも十分にチャンスがあると思われる。

     一塁には昨季リーグ7位の打率.302をマークしたナサニエル・ロウがいるため、筒香はDHもしくは左翼での出場機会をうかがうことになる。上位にはマーカス・セミエン、コリー・シーガー、ロウとタレントが揃うレンジャーズ打線だが、下位の迫力不足は否めず、筒香がメジャー昇格を果たせるかどうかは、打撃面でのアピールが大きなポイントとなりそうだ。

  • 海外アマチュア選手との契約可能期間がスタート 現地12月15日まで

    2023.1.15 15:37 Sunday

     現地の日付が1月15日に変わり、海外アマチュア選手との契約可能期間がスタートした。期間は現地12月15日までの11ヶ月間で、契約時点で16歳以上、現地9月1日の時点で17歳以上になっている選手(2005年9月1日から2006年8月31日までに生まれた選手)が主な対象者となる(キューバからの亡命者など一部例外あり)。メジャー各球団には海外アマチュア選手との契約に使える予算枠が与えられており、各球団はその予算枠のなかで未来のスーパースターとなる「金の卵」の確保を目指す。

     メジャーリーグ公式サイトは海外アマチュア選手を対象としたプロスペクト・ランキング・トップ50を公開しており、1位にはベネズエラ出身のイーサン・サラス捕手(16歳)がランクイン。このほか、トップ5はドミニカ共和国出身のフェルニン・セレステン遊撃手(17歳)、同じくドミニカ共和国出身のジョエンドリー・バルガス遊撃手(17歳)、ベネズエラ出身のアルフレッド・デューノ捕手(17歳)、キューバ出身のルイス・モラレス投手(20歳)という顔ぶれになっている。

     同ランキング・トップ50の内訳は、ドミニカ共和国出身が31人で最も多く、ベネズエラ出身が12人、キューバ出身が3人、バハマ出身が2人、メキシコ出身と韓国出身が各1人。ポジション別に見ると、投手6人、捕手5人、内野手20人、外野手18人、二刀流選手が1人となっている。

     メジャーリーグ公式サイトのジェシー・サンチェス記者によると、各球団が海外アマチュア選手との契約に使える予算枠は以下の通り。なお、この予算枠は契約可能期間中にトレードできるため、今後変動する可能性がある。

    636万6900万ドル
    アスレチックス、ブリュワーズ、マリナーズ、マーリンズ、レイズ、レッズ、タイガース、ツインズの8球団

    582万5500ドル
    ダイヤモンドバックス、ガーディアンズ、オリオールズ、パドレス、パイレーツ、ロッキーズ、ロイヤルズの7球団

    528万4000ドル
    アストロズ、ブルージェイズ、ブレーブス、カージナルス、カブス、ジャイアンツ、メッツ、ナショナルズ、ホワイトソックス、ヤンキースの10球団

    464万4000ドル
    エンゼルス、フィリーズ、レッドソックスの3球団(それぞれクオリファイング・オファー物件のノア・シンダーガード、ニック・カステヤノス、トレバー・ストーリーと契約したため減額されている)

    414万4000ドル
    ドジャース、レンジャーズの2球団(ドジャースは2021年にぜいたく税ラインを超過したうえでクオリファイング・オファー物件のフレディ・フリーマンと契約したため、レンジャーズはクオリファイング・オファー物件のコリー・シーガー、マーカス・セミエンと契約したため減額されている)

  • カブスがマンシーニと2年契約で合意 弱点だったDH/一塁を補強

    2023.1.15 13:16 Sunday

     日本時間1月15日、ESPNのジェシー・ロジャース記者が伝えたところによると、カブスはアストロズからフリーエージェント(FA)となっていた強打者トレイ・マンシーニと2年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。現時点で契約条件の詳細は不明だが、今季終了後に再びFAとなることができるオプトアウト(契約破棄)条項が盛り込まれているという。カブスはメジャー未経験のマット・マービスがレギュラー候補になるほどDH/一塁の層が薄く、マンシーニ獲得は補強ポイントに合致する動きとなった。

     現在30歳のマンシーニは2019年に打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899という自己最高のシーズンを過ごしたが、ステージ3の結腸がんにおかされ、治療に専念するために2020年シーズンを全休。戦列復帰を果たした2021年はホームラン・ダービーで準優勝を果たし、打率.255、21本塁打、71打点、OPS.758をマークしてカムバック賞も受賞した。

     昨季はオリオールズで92試合に出場したあと、夏場のトレードでアストロズへ移籍。シーズントータルでは143試合に出場して打率.239、18本塁打、63打点、OPS.710と前年から成績を落としたが、自身初となるワールドシリーズ制覇を経験した。

     カブスは今オフ、レッドソックスを解雇されたエリック・ホズマーを獲得しているが、ホズマーを一塁に置いたとしてもDHのレギュラー候補に新人マービスが挙げられるほどDH/一塁の層が薄かった。外野の両翼を守ることもできるマンシーニだが、カブスの外野はイアン・ハップ、コディ・ベリンジャー、鈴木誠也でレギュラーが固まっており、カブスではDHと一塁に専念することになりそうだ。

     昨季マイナー3階級合計で打率.309、36本塁打、119打点、OPS.984をマークしたマービスのメジャー昇格の準備が整うまでのあいだは一塁ホズマー、DHマンシーニの布陣がメインになることが有力。左打者のホズマーは右打者のパトリック・ウィズダムとプラトーン的に起用される可能性もある。

  • 年俸調停前の希望額提示期限 メジャー全体で33選手が合意に至らず

    2023.1.14 17:05 Saturday

     日本時間1月14日、メジャーリーグは各球団と年俸調停権を持つ選手がそれぞれ今季の年俸の希望額を提示し合う期限を迎えた。ピート・アロンソ(メッツ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、フアン・ソト(パドレス)ら多くの選手が年俸調停を回避して1年契約で合意したが、メジャー全体で33人の選手が球団との合意に至らなかった。最も人数が多いのはレイズ。ヤンディ・ディアス、ピート・フェアバンクス、ジェイソン・アダムといった主力選手を含む7人と合意できなかった。

     年俸調停権を持っている大谷翔平(エンゼルス)は昨年10月の時点ですでに年俸3000万ドルで合意し、年俸調停を回避している。期限を迎えた今日、ゲレーロJr.は年俸1450万ドル、フリオ・ウリアス(ドジャース)は年俸1425万ドル、アロンソは年俸1450万ドル、ソトは年俸2300万ドル、ジョシュ・ヘイダー(パドレス)は年俸1410万ドルで合意。多くの選手が年俸調停を回避するなか、メジャー全体で33人の選手が球団との合意に至らず、今後行われる年俸調停で今季の年俸を決めることになった。年俸調停の実施までに歩み寄る可能性は残されているが、年俸調停に突入した場合、妥協点を探るのではなく、球団側の提示額と選手側の希望額のどちらかが採用されることになる。

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、合意に至らなかった33選手は以下の通り。なお、カッコ内の金額は(球団側の提示額/選手側の希望額)を表す。

    オリオールズ(1人)
    オースティン・ボース(170万ドル/200万ドル)

    ヤンキース(1人)
    グレイバー・トーレス(970万ドル/1020万ドル)

    レイズ(7人)
    ヤンディ・ディアス(555万ドル/630万ドル)
    ジェフリー・スプリングス(270万ドル/355万ドル)
    ハロルド・ラミレス(190万ドル/220万ドル)
    コリン・ポーシェ(117.5万ドル/130万ドル)
    ピート・フェアバンクス(150万ドル/190万ドル)
    ライアン・トンプソン(100万ドル/120万ドル)
    ジェイソン・アダム(155万ドル/177.5万ドル)

    ブルージェイズ(1人)
    ボー・ビシェット(500万ドル/750万ドル)

    ロイヤルズ(1人)
    ブレイディ・シンガー(295万ドル/332.5万ドル)

    ツインズ(1人)
    ルイス・アライズ(500万ドル/610万ドル)

    アストロズ(2人)
    クリスチャン・ハビアー(300万ドル/350万ドル)
    カイル・タッカー(500万ドル/750万ドル)

    エンゼルス(3人)
    ハンター・レンフロー(1125万ドル/1190万ドル)
    ジオ・ウルシェラ(840万ドル/1000万ドル)
    ルイス・レンヒーフォ(200万ドル/230万ドル)

    マリナーズ(3人)
    ディエゴ・カスティーヨ(295万ドル/322.5万ドル)
    テオスカー・ヘルナンデス(1400万ドル/1600万ドル)
    ディラン・ムーア(190万ドル/225万ドル)

    ブレーブス(1人)
    マックス・フリード(1350万ドル/1500万ドル)

    マーリンズ(2人)
    ジョン・バーティ(190万ドル/230万ドル)
    ヘスス・ルザード(210万ドル/245万ドル)

    メッツ(1人)
    ジェフ・マクニール(625万ドル/775万ドル)

    フィリーズ(2人)
    ホセ・アルバラード(320万ドル/370万ドル)
    セランソニー・ドミンゲス(210万ドル/290万ドル)

    ナショナルズ(1人)
    ビクター・ロブレス(230万ドル/260万ドル)

    ブリュワーズ(1人)
    コービン・バーンズ(1001万ドル/1075万ドル)

    パイレーツ(1人)
    チェ・ジマン(465万ドル/540万ドル)

    カージナルス(2人)
    ライアン・ヘルズリー(215万ドル/300万ドル)
    ヘネシス・カブレラ(95万ドル/115万ドル)

    ダイヤモンドバックス(1人)
    ジョシュ・ロハス(257.5万ドル/290万ドル)

    ドジャース(1人)
    トニー・ゴンソリン(300万ドル/340万ドル)

  • パイレーツがマカッチェンと1年契約で合意 2017年以来の古巣復帰

    2023.1.14 00:53 Saturday

     パイレーツファンにとって嬉しいニュースが飛び込んできた。日本時間1月14日、メジャーリーグ公式サイトでパイレーツを担当するジャスティス・デロスサントス記者が関係者から得た情報によると、パイレーツはブリュワーズからフリーエージェント(FA)となっていたアンドリュー・マカッチェンと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。マカッチェンは2013年にMVPを受賞するなど、パイレーツで活躍したかつての看板選手。2017年以来6年ぶりにマカッチェンがピッツバーグに戻ってくることになった。

     現在36歳のマカッチェンはメジャー最初の9年間をパイレーツで過ごしたあと、ジャイアンツ、ヤンキース、フィリーズを経て、昨季はブリュワーズと1年850万ドルで契約。主にDHで起用され、134試合に出場して17本塁打、69打点、8盗塁を記録したが、打率.237、出塁率.316、長打率.384、OPS.700と実力を発揮できたとは言い難いシーズンだった。

     パイレーツ時代は2011年から5年連続でオールスター・ゲームに選出されるなどスター選手として活躍し、2012年から4年連続シルバースラッガー賞、2012年にはゴールドグラブ賞も受賞。メジャー14年間で通算1895試合に出場して1948安打、392二塁打、287本塁打、1002打点、205盗塁、983四球を記録しており、2000試合、2000安打、400二塁打、300本塁打、1000四球の各マイルストーンはパイレーツのユニフォームを着て達成することになりそうだ。

     マカッチェンは2018年1月にカイル・クリック、ブライアン・レイノルズとのトレードでジャイアンツへ移籍。交換要員のレイノルズはマカッチェンの後継者としてチームの主力選手へ成長しており、レイノルズのトレードが成立しなければ、今季はピッツバーグで新旧のスター共演が実現することになる。起用法としては、ブリュワーズでプレーした昨季と同様にDH、左翼、右翼を兼任する形が有力だ。

  • マリナーズ フェリックス・ヘルナンデスが11人目の球団殿堂入りへ

    2023.1.13 12:14 Friday

     日本時間1月12日、マリナーズはフェリックス・ヘルナンデスが球団殿堂入りすることを発表した。マリナーズの球団殿堂入りを果たしているのはアルビン・デービス、デーブ・ニーハウス、ジェイ・ビューナー、エドガー・マルティネス、ランディ・ジョンソン、ダン・ウィルソン、ケン・グリフィーJr.、ルー・ピネラ、ジェイミー・モイヤー、イチローの10人。ヘルナンデスはマリナーズの球団殿堂の11人目のメンバーとなるが、現在36歳(セレモニー開催時点では37歳)のため、最年少での球団殿堂入りということになる。

     ヘルナンデスは2005年にメジャーデビューし、マリナーズのエースとして活躍。2019年シーズン終了後にFAとなり、2020年はブレーブスと契約したものの、新型コロナウイルスのパンデミックのなかで出場を辞退し、2021年はオリオールズと契約したが、シーズン開幕前に解雇されたため、結果的に15年間のメジャー生活をマリナーズ一筋で過ごすことになった。

     15年間で通算419試合(うち418先発)に登板して2729回2/3を投げ、10度の2ケタ勝利を含む169勝136敗、防御率3.42、2524奪三振を記録。最多勝1度、最優秀防御率2度、オールスター・ゲーム選出6度といった輝かしい実績を残し、2010年にはサイ・ヤング賞も受賞した。また、2012年8月15日(現地時間)のレイズ戦では現時点でメジャー最後の完全試合を達成。ヘルナンデスの球団殿堂入りセレモニーは8月12日(現地時間)のオリオールズ戦の試合前に行われるが、完全試合達成の記念日に近い日付が選ばれたようだ。

     マリナーズの球団殿堂入りを果たすためには、少なくとも5年間マリナーズでプレーし、引退から2年以上が経過していることが必要。また、フィールド上の活躍以外にも、フィールド外でもアメリカ北西部のコミュニティに好影響を与えていること、マリナーズやメジャーリーグのイメージアップに貢献していることなどが選考の際には考慮される。

     ジョン・スタントン会長は「キング」の愛称で親しまれたヘルナンデスの球団殿堂入りについて「ファンは2005年の初先発から2019年の最終登板まで、すべての試合でマリナーズのユニフォームを着たフェリックスに魅了されました。彼は2012年8月15日にマリナーズ史上唯一の完全試合を達成し、球団の歴史に名を刻みました。ファンはその日のことを決して忘れないでしょう」との声明を発表。「フェリックスは2010年のサイ・ヤング賞、2008年のメッツ戦での満塁本塁打など、通算418度の先発登板のなかで忘れられない思い出をたくさん残してくれました。完全試合達成から10年後の8月に球団殿堂入りすることは、マリナーズにおける彼の永久的な地位を象徴しています」と祝福した。

  • カージナルス ベンチコーチのマット・ホリデイが家庭の事情で辞任

    2023.1.13 11:24 Friday

     日本時間1月13日、カージナルスは昨年11月にベンチコーチに就任したばかりのマット・ホリデイが辞任し、ジョー・マクユーイングが新たにベンチコーチに就任したことを発表した。関係者の話によると、ホリデイが辞任したのは家庭の事情が理由。ホリデイはメジャー球団のコーチとなり、シーズン中に家族と離れて生活するのではなく、より多くの時間を家族と過ごすことを希望したようだ。マクユーイングは2017~20年にホワイトソックスのベンチコーチを経験。その経験を活かしてオリバー・マーモル監督をサポートしていく。

     カージナルスは今オフ、昨季ベンチコーチを務めたスキップ・シューマッカーがマーリンズの監督に就任するため退団。その後任として、2009~16年に中軸打者として活躍し、2011年にはワールドシリーズ制覇も経験したホリデイがベンチコーチに就任していた。昨年8月に球団殿堂入りを果たすなど、ファンからも愛される存在であるホリデイだが、「メジャーで指導者をやりたい」という希望とともに「できる限り家族のそばにいたい」という気持ちも持っていた。カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は「マットは家庭の事情で辞任した。我々は理解しているよ」とホリデイの気持ちに理解を示した。

     マクユーイングは現役時代、内外野兼任のユーティリティ・プレーヤーとしてメジャーで9年間プレーし、最初の2年間はカージナルスに在籍。1999年は自己最多の152試合に出場し、打率.275、9本塁打、44打点、7盗塁、OPS.730とまずまずの数字を残した。現役引退後はホワイトソックス傘下のマイナー球団で指導者としてのキャリアをスタートし、2012年には三塁ベースコーチとしてメジャー昇格。2017年からベンチコーチとなり、2021年から昨季まで再び三塁ベースコーチを務めていた。

     現役時代の1999年以来24年ぶりにカージナルスに復帰することになったマクユーイングについて、モゼリアック編成本部長は「マットの辞任は損失だけれど、この時期にジョーを雇うことができて興奮している。ベンチコーチの経験があり、カージナルスにも在籍していたことがある。理想的な人材だ」と語り、期待を寄せた。

  • ドジャースが正遊撃手確保 マーリンズとのトレードでロハスを獲得

    2023.1.12 11:08 Thursday

     トレイ・ターナーがフリーエージェント(FA)でフィリーズへ移籍し、二遊間が人材不足となっていたドジャースがようやくターナーに代わる正遊撃手を確保した。日本時間1月12日、ドジャースは球団15位のプロスペクト(若手有望株)だったジェイコブ・アマヤをマーリンズへ放出し、ミゲル・ロハスを獲得する1対1のトレードが成立したことを発表。これにより、二塁から遊撃に回る見込みだったギャビン・ラックスは引き続き二塁を守ることになり、二塁ラックス、遊撃ロハスで今季の二遊間が固まった。

     現在33歳のロハスは昨季マーリンズで140試合に出場して打率.236、6本塁打、36打点、9盗塁、OPS.606を記録。直近5年間のうち短縮シーズンの2020年を除く4度、規定打席に到達し、巧打堅守の正遊撃手としてマーリンズを支えてきた。昨季の打撃成績はレギュラーとしてはやや物足りないものの、守備面ではキャリアハイとなる守備防御点+15をマーク。「Statcast」が算出する守備指標OAAでも+8の好成績を残しており、少なくとも守備面では前任のターナー以上の実力の持ち主だ。

     ベネズエラ出身のロハスはマーリンズと2年1000万ドルの契約を結んでおり、今季が契約最終年。今季の年俸は500万ドルと安価である。また、2014年にドジャースでメジャーデビューを果たしており、9年ぶりの古巣復帰ということに。2014年12月、ドジャースがオースティン・バーンズ、クリス・ハッチャー、アンドリュー・ヒーニー、キケ・ヘルナンデスを獲得したトレードで、ディー・ゴードン、ダン・ヘイレンとともにマーリンズへ放出されて以来のドジャース復帰となった。

     マーリンズが獲得したアマヤは現在24歳の内野手。「MLBパイプライン」による球団別プロスペクト・ランキングではドジャースの15位にランクインしていた。まだメジャー経験はなく、昨季はマイナーAA級とAAA級で合計133試合に出場し、打率.261、17本塁打、71打点、6盗塁、OPS.795を記録。新天地マーリンズでメジャーデビューを目指す。

  • パドレスがネルソン・クルーズと1年100万ドルで合意 対左用DH

    2023.1.12 10:49 Thursday

     パドレスのボブ・メルビン監督は昨季DHに13人もの選手を起用したが、今季は2人のベテランスラッガーがDHを担うことになりそうだ。日本時間1月12日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、パドレスはナショナルズからフリーエージェント(FA)となっていた42歳のベテラン、ネルソン・クルーズと1年100万ドルの格安契約を結ぶことで合意に至ったという。パドレスは今オフ、すでにマット・カーペンターと1年契約を結んでおり、右打者のクルーズと左打者のカーペンターがDHで併用される見込みだ。

     現在42歳のクルーズはメジャー18年間で通算2006試合に出場し、2018安打、459本塁打、1302打点、OPS.859を記録している強打者。シーズン40本塁打以上を4度、シーズン30本塁打以上を8度マークし、オールスター・ゲームに7度選出されているほか、シルバースラッガー賞も4度受賞している。しかし、42歳という年齢もあって衰えが目立つようになっており、昨季はナショナルズで124試合に出場したものの、打率.234、10本塁打、64打点、OPS.650と大きく成績を落とした。

     1年100万ドルという契約条件を見ても、パドレスがクルーズをDHのレギュラーとして考えていないことは明白であり、対左腕用のDHが主な役割になるとみられる。メインのDHとして起用される見込みのカーペンターは現在37歳で、昨季はヤンキースで47試合に出場して打率.305、15本塁打、37打点、OPS1.138の好成績をマーク。今季のパドレスは42歳のクルーズ、37歳のカーペンターという2人のベテランがDHでプラトーンを形成することになる。

     なお、パドレスの球団史上最高齢野手は通算1406盗塁のメジャー記録を持つリッキー・ヘンダーソンで、2001年のレギュラーシーズン最終戦(=トニー・グウィンの現役ラストゲーム)に出場した時点で42歳286日だった。クルーズは日本時間4月15日以降に出場すれば、このヘンダーソンの記録を塗り替える。ちなみに、球団史上最高齢投手はジェシー・オロスコ(2003年)の46歳90日である。

  • アスレチックスが藤浪と1年契約で合意 先発ローテに加わる見込み

    2023.1.12 10:30 Thursday

     日本時間1月12日、「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えたところによると、日本プロ野球の阪神タイガースからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた藤浪晋太郎は、アスレチックスと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。メジャーリーグ公式サイトでアスレチックスを担当するマーティン・ガイエゴス記者は「速い球を投げるこの右腕には複数のチームが興味を示していた。アスレチックスは彼を先発ローテーションに加える見込みだが、それが決め手となったのかもしれない」と伝えている。

     現在28歳の藤浪は阪神で10年間プレーし、通算189試合に登板して994回1/3を投げ、57勝54敗、11ホールド、防御率3.41、1011奪三振を記録。大阪桐蔭高校から2012年のドラフトで1位指名を受け、プロ1年目から3年連続で2ケタ勝利をマークしたが、その後は制球難に陥り、最初の3年で35勝を挙げたのに対し、直近7年では22勝にとどまっていた。しかし、身長197センチ、体重98キロという立派な体格から投げ込む100マイルの速球や威力のあるスプリッターとスライダーはメジャーのスカウトの目にも魅力的に映ったようだ。

     現在のアスレチックスは大規模なチーム再建を進めている最中であり、昨季は60勝102敗でアメリカン・リーグ西部地区の最下位、メジャー全体でもワースト2位の勝率に沈んだ。2ケタ勝利を記録した投手は1人もおらず、規定投球回をクリアしたのも左腕コール・アービン(9勝13敗、防御率3.98)だけという状況。ポール・ブラックバーン、ケン・ウォルディチャック、JP・シアーズ、ジェームス・カプリーリアン、エイドリアン・マルティネス、アダム・オラー、トレードで補強したカイル・ミュラー、FAで補強したドリュー・ルチンスキーらが先発ローテーションの枠を争う予定だが、そこに藤浪も加わることになる。

     なお、「Roster Resource」による現時点の予想ではアービン、ブラックバーン、カプリーリアン、ルチンスキー、藤浪の5人が開幕ローテーション入り。オラーがロングリリーフを担い、ウォルディチャック、ミュラー、シアーズ、マルティネスはマイナーAAA級でスタートするとの予想になっている。

  • Rソックス・ストーリーが右肘手術 復帰時期未定でWBC出場も絶望

    2023.1.11 10:13 Wednesday

     日本時間1月11日、レッドソックスはトレバー・ストーリーが右肘の手術を受けたことを発表した。チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)のハイム・ブルームによると、ストーリーはクリスマス前にスローイングの強度を上げたときから右肘に痛みを感じ始めていたという。「まだ復帰時期はわからない。2023年シーズン中のどこかで復帰できる可能性は排除していない」とブルーム。ストーリーは3月のワールド・ベースボール・クラシックにアメリカ代表として参加する意思を表明していたが、出場は絶望的となった。

     今回ストーリーが受けた手術は、「インターナル・ブレイス」と呼ばれる人工靭帯を使用するものであり、通常のトミー・ジョン手術とは異なる。そのため、ブルームは「トミー・ジョン手術ではないから今季中に復帰できる可能性は残されている」と説明している。レッドソックス移籍1年目の昨季、ストーリーは2度の故障者リスト入りによって94試合しか出場できなかったが、2度の離脱は右肘の故障によるものではなかった。ただし、ロッキーズ時代の2021年には右肘の炎症で故障者リスト入りしており、右肘に爆弾を抱えた状態だったのは間違いないだろう。

     レッドソックスは今オフ、FAとなった正遊撃手ザンダー・ボガーツの引き留めに失敗。さらに正二塁手のストーリーを故障で欠くことになり、二遊間のレギュラーがいなくなってしまった。正中堅手キケ・ヘルナンデスを遊撃に回し、ユーティリティ・プレーヤーのクリスチャン・アローヨを二塁に入れることにより、現有戦力で穴埋めをすることもできるが、ブルームはトレードまたはFAでの補強に動く可能性を示唆している。

     トレードで内野手の補強に動く場合はジョーイ・ウェンドル(マーリンズ)、アメッド・ロサリオ(ガーディアンズ)、ポール・デヨング(カージナルス)らがターゲットとなりそうだ。FA補強に動く場合は、二塁手ならジョシュ・ハリソン、セザー・ヘルナンデス、ルーグネッド・オドーア、遊撃手ならエルビス・アンドルス、ホセ・イグレシアスらがまだ市場に残っている。

  • ツインズがコレアと6年2億ドルで合意! 最大10年2億7000万ドル

    2023.1.11 09:50 Wednesday

     日本時間1月11日、ツインズは自軍からフリーエージェント(FA)となっていたカルロス・コレアと6年2億ドルで再契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、4年分のオプションが付属しており、すべてが行使された場合、10年2億7000万ドルの契約になるという。コレアはジャイアンツとメッツの身体検査をクリアできず、昨季所属したツインズとの再契約で決着。ツインズにとって年数面でも金額面でも球団史上最大のFA契約となった。

     ジャイアンツと13年3億5000万ドル、メッツと12年3億1500万ドルと合意していたコレアだが、いずれも身体検査をクリアできず、ツインズとの契約で保証されるのは6年2億ドル。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、コレアが2028年に575打席以上出場すると、2029年の年俸2500万ドルが保証され、2029年に550打席以上なら2030年は年俸2000万ドル、2030年に525打席以上なら2031年は年俸1500万ドル、2031年に502打席以上なら2032年は年俸1000万ドルで契約が自動更新されるという。コレアが打席数をクリアできなかった場合、ツインズにオプション行使の選択権が与えられるようだ。また、全球団に対するトレード拒否権も盛り込まれている。

     ヘイマン記者によると、コレアが身体検査をクリアできなかったあと、メッツがオファーした条件は6年1億5750万ドルだったという。これは当初の12年3億1500万ドルのちょうど半分であり、メッツは6年分のオプションも含めて12年3億1500万ドルという契約を与えようとしていたとみられるが、6年2億ドルをオファーしたツインズがメッツとの争奪戦を制した形となった。

     今オフのメッツはブランドン・ニモ、エドウィン・ディアスと再契約し、ジャスティン・バーランダー、千賀滉大、ホセ・キンタナらを獲得したが、これらの補強は退団選手の穴埋めという意味合いが強く、コレアは初めて純粋な戦力アップと言える補強になるはずだった。「スティーブ・コーエン・オーナーがコレアを逃すとは思えない」との声も上がっていたが、コレアはツインズとの再契約を選択。コレアを逃したメッツの今後の動きにも注目が集まりそうだ。

  • ナショナルズがディッカーソンと契約合意 1年225万ドル+出来高

    2023.1.11 01:14 Wednesday

     日本時間1月11日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ナショナルズはカージナルスからフリーエージェント(FA)となっていたコリー・ディッカーソンと1年225万ドルで契約合意に至ったようだ。成績に応じた出来高が盛り込まれており、ディッカーソンは出来高を含めて最大300万ドルを手にすることができるという。左打ちのディッカーソンは左腕を苦手としており(昨季は26打数2安打で打率.077)、主に対右腕用の左翼手として起用されることになりそうだ。

     現在33歳のディッカーソンは昨季カージナルスで97試合に出場して打率.267、6本塁打、36打点、OPS.699を記録。3年連続で10本塁打未満に終わっているが、ロッキーズ時代の2014年に24本塁打、レイズ時代の2016年に24本塁打、2017年に27本塁打を放つなど、2014~19年に6年連続2ケタ本塁打をマークした実績があり、メジャー通算134本塁打、OPS.805を記録し、2017年にはオールスター・ゲームにも選出されている。また、パイレーツ時代の2018年に左翼手部門でゴールドグラブ賞も受賞したことがある。

     昨季は右腕に対して打率.286、OPS.743をマークしたが、左腕には打率.077、OPS.258と大苦戦。キャリア通算でも右腕には打率.287、118本塁打、OPS.836を記録しているのに対し、左腕には打率.259、16本塁打、OPS.693と苦しんでおり、ここ数年は対右腕用のプラトーン要員として起用されることが多くなっている。ナショナルズに加わる今季もその起用法に大きな変更はなさそうだ。

     ナショナルズの外野陣はビクター・ロブレスが中堅、レーン・トーマスが右翼のレギュラーに予定されている。ディッカーソンは右打ちのアレックス・コールやストーン・ギャレットとのプラトーンで左翼手として起用されることになるだろう。

  • マーリンズがクエトを獲得へ ロペスら先発投手陣のトレード加速か

    2023.1.11 00:31 Wednesday

     先発投手のトレード放出を検討中であることが報じられているマーリンズが実績十分のベテラン右腕の獲得に成功したようだ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者などが報じたところによると、マーリンズはホワイトソックスからフリーエージェント(FA)となっていたジョニー・クエトと1年850万ドル+球団オプション1年で合意。ベテラン右腕を確保したことにより、パブロ・ロペス、ヘスス・ルザード、トレバー・ロジャースら先発投手陣の放出に向けたトレード交渉が加速しそうだ。

     現在36歳のクエトは昨季ホワイトソックスで25試合(うち24先発)に登板して158回1/3を投げ、8勝10敗、防御率3.35、102奪三振を記録。投球イニング数は18勝5敗、防御率2.79の好成績を残した2016年以降では最も多く、8勝を挙げたのも2017年以来5年ぶりだった。メジャー生活15年で2ケタ勝利6度を含む通算143勝の実績を誇るベテランであり、経験不足の若手が多いマーリンズ先発陣に豊富な経験を還元することも期待される。

     今季の年俸は600万ドル、来季の契約は年俸1050万ドルの球団オプション(またはバイアウト250万ドル)であることが報じられており、クエトには今季の年俸600万ドルとバイアウトの250万ドルを合計した850万ドルが保証される。球団オプションが行使された場合、2年間の総額は1650万ドルになる。

     マーリンズは昨季のサイ・ヤング賞投手であるサンディ・アルカンタラを中心に、ロペス、ルザード、ロジャース、エドワード・カブレラ、ブラクストン・ギャレットなど先発ローテーションの駒が揃っているが、アルカンタラを除く先発投手のトレード放出を検討していることが報じられている。クエトの獲得によって先発投手陣は人員余剰となっており、トレードの噂が絶えないロペスを筆頭に、今後はトレード市場での動きが注目されることになりそうだ。

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