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  • 【戦評】レッドソックス大敗 地区優勝は明日以降に持ち越し

    2017.9.29 12:19 Friday

     日本時間9月29日のアストロズ戦に勝利し、ヤンキースがレイズに敗れれば地区優勝が決まるという状況だったレッドソックスだが、投手陣がアストロズ打線に猛攻を浴びて大敗。ヤンキースがレイズに敗れたためマジックは1つ減って1となったが、地区優勝決定は明日以降に持ち越しとなった。

     9月に入って先発ローテーションの中で最も安定した投球を見せていたエドゥアルド・ロドリゲスだったが、この日は大乱調。初回、先頭のジョージ・スプリンガーに四球を与え、一死後、ホゼ・アルトゥーベとカルロス・コレアに連打を浴びて一死満塁。エバン・ギャティスは見逃し三振に抑えたものの、マーウィン・ゴンザレスに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、いきなり3点を先制された。2回表には二死からスプリンガーにヒットを打たれ、アレックス・ブレグマンの18号ツーランで2失点。アルトゥーベに二塁打を浴び、コレアに四球を与えたところで降板となった。

     2回裏に2点を返して3点差に詰め寄ったレッドソックスだったが、アストロズ打線の猛攻はその後も止まらず、4回表には2番手のブレイン・ボイヤーが3本のタイムリーを浴びて4失点。6回表には4番手のオースティン・マドックスがブライアン・マッキャンに17号ソロ、7回表には5番手のマット・バーンズがコレアに24号ツーランを浴び、大量12失点となった。

     意地を見せたい打線だったが、3回以降はわずか2安打に封じられて完敗。地区シリーズでの対戦が濃厚となっているアストロズ相手に投打とも圧倒された。レッドソックスはこれでドリュー・ポメランツ、クリス・セール、リック・ポーセロ、ロドリゲスと先発投手が4試合連続で5失点。先発投手の乱調により苦しい展開になる試合が続いており、ポストシーズンに向けて暗雲が立ち込めている。勝てば地区優勝という明日の試合で先発するのはポストシーズンの先発ローテーション当落線上にいるダグ・フィスター。不安を払拭する好投に期待したい。


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  • ハーパー レギュラーシーズン残り試合欠場か

    2017.9.29 12:01 Friday

     地区優勝を果たしたナショナルズは日本時間10月7日から始まるカブスとのディビジョンシリーズに向けてレギュラーシーズンを良い形で締めくくりたいところだ。先日、左膝を故障していたブライス・ハーパーが戦線復帰を果たしチームに心強い味方が帰ってきた。それでもチームはレギュラーシーズンの残り試合でハーパーを出場させない可能性がある。

     日本時間9月27日のフィリーズ戦から復帰したハーパーは復帰戦こそ2打数無安打だったものの、翌日の同対戦では4打数1安打と復帰後初安打を記録した。だが、本日から始まったパイレーツ戦でのスタメンに彼の名前はなかった。ダスティ・ベイカー監督によると「心配しないでほしい」とハーパー自身に大きな事態がないことをを強調した。今回はポストシーズンでの戦いを見据えての戦力バランスを整えるためではなく、ハーパー自身に無理をさせないためだという。

     チームが故障から復帰したばかりのハーパーを慎重に起用している。復帰戦となったフィリーズ戦では5回裏に四球で出塁したところで途中交代、その翌日は6回裏の第4打席を終えたところで7回表の守備からアレハンドロ・デアザに交代している。ベイカー監督はハーパーが出場した直近試合を振り返って「2試合とも良いスイングをしていた」と高評価をしていた。

     チームとしては出場試合6打数1安打だったハーパーの打撃結果は特に気にしていないという。離脱前は106試合に出場して打率.326 29本塁打 87打点と打線をけん引してきただけにポストシーズンでは万全な状態のハーパーが必要だ。


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  • 今季限りで現役引退の井口がシカゴで会見&始球式

    2017.9.29 11:30 Friday

     先日、千葉ロッテでの華々しい引退試合を終え、メジャーリーグでの4シーズンを含む21年間の現役生活にピリオドを打った井口資仁。2005年の世界一メンバーとしてホワイトソックスファンから愛される男が、本拠地ギャランティードレイト・フィールドでの始球式に登場した。

     日本時間9月29日、井口はギャランティードレイト・フィールドのカンファレンス&ラーニング・センターで記者会見を行い、現役生活は終えたものの、野球との関わりは終わっていないことを明言。「将来、メジャーリーグのユニフォームを着たいと思っています。監督またはコーチとしてユニフォームを着たいです」と通訳を介して宣言した。

     井口は2015年にワールドシリーズ制覇時のメンバーが10年ぶりに再集結した際にシカゴを訪れた。井口によると、そのときに球団オーナーのジェリー・ラインズドーフと何らかの役職でホワイトソックスに戻ってくることについて話をしたそうだ。

     日本時間9月29日のエンゼルス戦の試合開始前には井口の活躍を称えるトリビュート・ビデオが球場内で放映された。その中では球団副社長のケン・ウィリアムス、世界一当時の監督であるオジー・ギーエン、そして当時のチームメイトであるポール・コナーコとジェフ・ブラムが井口のキャリアについて語っていた。そして、井口は試合開始前に始球式を行い、地元ファンからの歓迎を受けた。

     「(ワールドシリーズ制覇は)僕の夢でした。そして、それは叶ったんです」と2005年のワールドシリーズ制覇を振り返った井口。「2005年の世界一とホワイトソックスでの日々はとても良い思い出です。素晴らしいものでした。プロ野球選手として21年間プレイしましたが、このチームのことはよく覚えています」

     来季の千葉ロッテ監督就任が濃厚とされている井口だが、メジャーリーグの監督またはコーチとしてユニフォームを着る日がやってくることを楽しみに待ちたい。


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  • レンジャーズが先発左腕・ペレスの来季オプションを行使

    2017.9.29 11:02 Friday

     ポストシーズン進出を逃し、来季に向けて動き始めているレンジャーズ。投手陣の立て直しが課題の一つとなっている中、球団は先発左腕のマーティン・ペレスに年俸600万ドルの来季オプションを行使する意思を伝えたようだ。

     レンジャーズは2013年11月にペレスと総額1250万ドルの4年契約(2014-2017)を結んだ。今季がその契約最終年となっていたが、来季以降3年間の契約は球団オプションとなっており、契約の選択権は球団にある。2018年は年俸600万ドルで契約するか、245万ドルを支払って契約を破棄するかの二択となっていたが、投手陣の人材が極めて不足しているというチーム事情もあり、球団はオプションを行使する方針を固めた。なお、2019年は年俸750万ドル(またはバイアウト75万ドル)、2020年は年俸900万ドル(またはバイアウト25万ドル)となっている。

     「僕は来年もここでプレイしたい。できることなら向こう3年間はここでプレイしたいんだ」とレンジャーズへの愛着を語ったペレス。今季は31試合に先発して自己最多の12勝(12敗)をマークし、防御率4.83、113奪三振という成績を残している。直近の10先発では7勝2敗、防御率3.63と安定。「僕のキャリアはここで始まったんだ。そして、ここでキャリアを終えたいとも思っているよ」と語るペレスが来季も先発ローテーションの一角を担うことは間違いない。

     2015年にトミー・ジョン手術からの復帰を果たしたペレスは昨季33試合、今季31試合に先発。ここ2シーズンで計64試合以上に先発しているのはメジャー全体で10人だけである。ペレスは明日のアスレチックス戦で先発予定。規定投球回をクリアしたシーズンでは自身初となる勝ち越しを目指すことになる。「良い形でオフシーズンに入れるといいね。そして来季に向けての準備を始めようと思う」と語ったペレス。今季最終登板での好投に期待したい。


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  • タイガース・ロマイン 最終戦で9ポジション出場か

    2017.9.29 10:30 Friday

     今季も例年通りのユーティリティぶりを発揮し、昨季に続いて捕手を除く8ポジションでプレイしているアンドリュー・ロマイン(タイガース)。どうやら日本時間10月2日のシーズン最終戦でこのユーティリティ・プレイヤーに全9ポジションを守らせる計画があるようだ。

     日本時間9月28日にツインズのワイルドカード獲得が決定し、タイガースとツインズによるシーズン最後の3連戦はポストシーズン進出の動向と無関係になることが確定。ツインズの本拠地、ターゲット・フィールドでロマインが記録に名を残す可能性が高まっている。

     「わくわくしているよ。歴史の一部になれるんだからね。今までに4人しかやっていない記録だ。5人目になれるとしたら素晴らしいよね」とロマインはやる気十分。内外野の全ポジションを守れるロマインは今季の1試合を含め、通算3試合に登板。捕手のみが未経験のポジションとなっている。ヤンキースに所属する弟・オースティンから譲り受けたキャッチャーミットを使う日がようやく訪れることになりそうだ。

     メジャーリーグで1試合9ポジション出場が達成されたのは2000年のレギュラーシーズン最終戦で9ポジションを守ったシェーン・ホルター(当時タイガース)が最後。対戦相手はツインズ、球場は当時のツインズの本拠地メトロドームであり、今回と同じ対戦カード、同じ都市で記録が達成されたのだった。また、タイガースのブラッド・オースマス監督は当時タイガースに所属しており、この試合では「6番・捕手」で先発出場した後、7回にサード、8回にセカンド、8回途中からはファーストの守備に就いた。

     過去に1試合9ポジション出場を達成したのはバート・キャンパネリス(1965年9月8日)、セザー・トバー(1968年9月22日)、スコット・シェルドン(2000年9月6日)、そしてホルター(2000年10月1日)の4人。なお、大学球界では現ジャイアンツのバスター・ポージーがフロリダ州立大学時代の2008年に同記録を達成している。

     「捕手として出場すれば、僕は全ポジションを守ったことになるからね。捕手さえ終わればあとは普通の試合だよ。できれば初回に捕手を終わらせたいね。でも、そうすると多くの選手を移動させないといけないから、そうはならないだろうな」と捕手としての初出場に不安を覗かせたロマインだが、「監督の頭の中にはちゃんと計画があると思うよ」と4年間ともにプレイした指揮官への信頼を口にした。


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  • タイガースの最優秀マイナー選手が発表

    2017.9.28 15:20 Thursday

     メジャーリーグでは両リーグのMVPやタイトル獲得者を表彰しているが、マイナーリーグでも毎年チームごとに投手・野手部門に分けて最優秀選手を選出している。今回、タイガースが最優秀マイナー選手を発表し投手ではグレゴリー・ソト、野手ではクリスティン・スチュワートが選ばれた。

     投手部門で選ばれたソトはシングルAに所属する22歳の左腕投手。今季はフルシーズンAとアドバンスドAの2チームに所属し先発として23試合に登板して12勝2敗 防御率2.25の好成績を収めた。フルシーズンA在籍時は6月から9月まで6勝負けなし、96回を投げて116奪三振と高い能力をみせた。また、得点圏の被安打率も.186と低くチームのエースとして活躍した。ちなみにタイガース内での有望株ランキングでは13位に位置している。スカウティングレポートよると今季の与四球率は5.7と制球に課題があるようだ。

     一方で野手部門で選出されたスチュワートは2015年のドラフト1巡目(全体34番目)で入団した左打ちの外野手。チーム内の有望株ランキングでは7位であり彼の将来性に球団関係者から大きな期待をかけられている。彼の武器は打撃であり、今季は2Aに所属し136試合で打率.256 28本塁打 86打点と主砲として活躍した。スイングスピード速いことも武器ではあるものの、136試合で138三振の打撃の粗さやスカウトから守備面で課題があると評価されている。本人はシーズンを振り返り「6月から7月にかけては調子がよかった。さらに上のレベルに行くために基本に戻って練習を積み重ねていく」と話した。

     メジャーリーグのタイガースでは今季ジャスティン・バーランダーをはじめ、J.D.マルティネスなど主力選手を放出して再建モードに入った。また、来季からは監督も替わることが決定していることから体制が大きく変わることになる。よってソトとスチュワートの2人にもスプリングトレーニングやマイナーでの活躍次第では夢のメジャーに昇格できる可能性は十分にある。果たして2人は新生タイガースの新星になれるかどうか、彼らの今後の活躍に注目だ。


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  • 【戦評】いよいよマジック2 レッドソックス明日にも地区優勝

    2017.9.28 13:08 Thursday

     先発のリック・ポーセロが6回途中5失点と不安定なピッチングながら、3回までに9点を奪って逆転に成功したレッドソックスが10-7で逃げ切り。レギュラーシーズン4試合を残して地区優勝へのマジックナンバーを2とし、地区優勝目前となった。

     ポーセロが1回表にジャスティン・スモークにタイムリー二塁打、ホゼ・バティースタに23号ツーランを浴び、いきなり3失点。その裏、レッドソックスはハンリー・ラミレスのタイムリー二塁打で1点を返し、2回裏にはザンダー・ボガーツとダスティン・ペドロイアのタイムリーなどで3点を奪って逆転に成功した。

     しかし、ポーセロが踏ん張れず、3回表にケンドリズ・モラレスにタイムリーを浴びて同点。ところが、レッドソックス打線が奮起し、3回裏にラミレスの23号勝ち越しソロ、ラジェイ・デービスのタイムリー、ボガーツの10号スリーランで一挙5点をあげ、ブルージェイズを突き放した。

     10-5で迎えた9回表にブランドン・ワークマンがテオスカー・ヘルナンデスに8号ツーランを浴びて3点差に迫られたものの、ジョシュ・ドナルドソンを一塁ライナーに打ち取って試合終了。地区優勝へのマジックは1つ減って2となった。

     先発のポーセロは打線の大量援護をもらいながら2本塁打を浴びるなど6回途中5失点。ポストシーズンの先発4番手をダグ・フィスターと争う立場だが、この日のピッチングはジョン・ファレル監督の目にどのように映っただろうか。逆に2番手として登板したデービッド・プライスは1.1イニングをパーフェクトに抑える好投。7回表には三者連続三振と圧巻のピッチングを見せ、ポーセロとは対照的にポストシーズンに向けての明るい材料となった。

     レッドソックスは明日からアストロズとの4連戦。ヤンキースは明日、レイズ3連戦の最終戦を迎える。レッドソックスがアストロズに勝利し、ヤンキースがレイズに敗れれば、いよいよレッドソックスの2年連続地区優勝が決定する。


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  • 【戦評】7回一挙5得点で逆転勝ち カブス2年連続地区優勝

    2017.9.28 12:43 Thursday

     ナ・リーグ中部地区の「本命」と見られていたカブスが苦しみながらもレギュラーシーズン158試合目にしてゴールテープを切った。カブスが3年連続でポストシーズンに進出するのは1906~1908年以来109年ぶり。いよいよワールドシリーズ連覇に向けてのチャレンジが始まった。

     日本時間9月26日に地区優勝へのマジックを1としたものの、昨日はカブスが負け、ブリュワーズが勝ったため足踏み。今日の試合はカージナルスが2回裏にポール・デヨングのタイムリーで先制し、先発のマイケル・ワカがカブス打線を6回まで2安打、8三振に抑える好投。カブスは試合中盤まで劣勢を強いられた。

     しかし、7回表に打線が爆発。アンソニー・リゾーとベン・ゾブリストの連打で無死一、三塁のチャンスを作ると、アディソン・ラッセルに12号スリーランが飛び出して逆転に成功。さらにハビアー・バイエズとジェイソン・ヘイワードの連続二塁打で1点を追加してワカをノックアウトし、代わったマット・ボーマンから代打のトミー・ラステラがタイムリー二塁打を放ち、一挙5得点のビッグイニングとなった。

     7回裏からはペドロ・ストロップ、ヘクター・ロンドン、ブライアン・ダンシング、カール・エドワーズJr.と細かく繋ぎ、最後は4点リードながらクローザーのウェイド・デービスを投入して試合終了。レギュラーシーズン158試合目で地区優勝を決めた。

     充実の戦力を擁し、ワールドシリーズ制覇の有力候補と見なされながらも前半戦を借金2で終えるなど、予想外の苦戦となった今季。しかし、7月末のトレード期限を待たずしてホゼ・キンターナの獲得に動き、打線も復調するなど、後半戦に入って本来の姿を取り戻した。苦しみながらもブリュワーズ、カージナルスとの熾烈な争いを制して辿り着いた地区優勝。ジェッド・ホイヤーGMは「初めて本当の意味でペナントレースを制したんじゃないかな」と今季を振り返った。しかし、これはあくまでも通過点。ワールドシリーズ連覇へのチャレンジがいよいよ始まる。


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  • 【戦評】Dバックスが2点ビハインドを跳ね返し逆転サヨナラ

    2017.9.28 12:02 Thursday

     ワイルドカード・ゲームの本拠地開催をすでに決めているダイヤモンドバックスが日本時間9月28日のジャイアンツ戦で劇的な逆転サヨナラ勝ち。2点ビハインドで迎えた9回裏にJ.D.マルティネスの45号ソロなどで同点に追い付き、最後は一死満塁からデービッド・ペラルタが押し出し四球を選んで試合を決めた。

     ダイヤモンドバックスがブレイデン・シップリー、ジャイアンツがジェフ・サマージャの先発で始まったこの試合。ジャイアンツがパブロ・サンドバルの2本のタイムリー二塁打などで3回までに3点を先制し、5回裏にダイヤモンドバックスがジェイク・ラムの29号ソロで1点を返してジャイアンツが2点をリードしたまま最終回を迎えた。

     ジャイアンツはサム・ダイソンをマウンドへ送り込んだが、ダイヤモンドバックスは先頭打者のマルティネスが一発を放ち1点差。さらに2安打と敬遠四球で一死満塁のチャンスを作り、ジョン・ライアン・マーフィーのショートゴロが野選となって同点に追い付いた。そしてペラルタが四球を選んで試合終了。2点差をひっくり返して逆転サヨナラ勝ちを飾り、グラウンドには歓喜の輪が広がった。

     トーリ・ロブロ監督はジャイアンツ相手にサヨナラ勝ちを飾った開幕戦を思い出したという。「とても似ていたよね。最終回はあの試合と同じような感覚だったよ」。思えば、リーグ3位の勝率を誇るダイヤモンドバックスの快進撃はあの試合から始まったのだった。

     レギュラーシーズン3試合を残しているダイヤモンドバックスだが、本拠地開催のワイルドカード・ゲームを見据えてザック・グレインキーの登板予定を変更するなど、すでにポストシーズンに向けての準備を始めている。ホームで今季13勝1敗という抜群の相性の良さを誇るグレインキーで一戦必勝を期し、「左のエース」にして「ドジャース・キラー」でもあるロビー・レイでドジャースを迎え撃つ戦法だ。強力な左右の二枚看板を抱えるダイヤモンドバックスはポストシーズンで面白い存在になりそうだ。


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  • 【戦評】ロッキーズ打線爆発 ワイルドカード獲得へ前進

    2017.9.28 11:29 Thursday

     試合終盤にマーリンズの反撃に遭ったものの、ロッキーズが打線爆発で奪ったリードを守り抜いて逃げ切り。この試合が終了した時点でロッキーズのワイルドカード獲得に向けてのマジックナンバーは3となった(マジック対象チームのブリュワーズは現在試合中)。

     ワイルドカード獲得を目指すロッキーズは2回裏、イアン・デズモンドの7号スリーラン、チャーリー・ブラックモンのタイムリー、トレバー・ストーリーの2点タイムリーで一挙6点を先制し、マーリンズ先発のアダム・コンリーをノックアウト。3点差に詰め寄られた直後の4回裏にはストーリーの2点タイムリー二塁打とデズモンドのタイムリーで3点を奪って突き放し、6回裏にはカルロス・ゴンザレスの2点タイムリー二塁打、ライメル・タピアの2点タイムリー二塁打、ブラックモンのタイムリーで5点を追加した。

     投げては先発のジョン・グレイが6回3失点にまとめ、打線に大量援護にも恵まれて2年連続の2ケタ勝利となる10勝目(4敗)をマーク。「登板するときはこういうピッチングをしたいんだ。同僚やチームのために、いいピッチングができて良かったよ」とチームを勝利に導いた自身のピッチングに納得の様子だった。グレイはこれで13先発連続で3失点以下。これはウバルド・ヒメネス(現オリオールズ)の14先発連続に次ぐ球団史上2位の数字である。8月以降は7勝2敗、防御率2.44とエースと呼ぶにふさわしいピッチングを続けており、一戦必勝のワイルドカード・ゲームで先発することが確実視されている。

     ロッキーズはレギュラーシーズン残り3試合。ナ・リーグ最高勝率を確定させたドジャースとの3連戦を残すのみとなっている。ただし、ドジャースはアストロズやインディアンスとメジャー最高勝率を争っており、完全な消化試合というわけではない。ロッキーズとしては決して楽な戦いではないが、意地でも勝利をもぎ取り、8年ぶりのポストシーズン進出を確定させたいところだろう。


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  • ジーター氏らへのマーリンズ売却が正式承認

    2017.9.28 10:50 Thursday

     日本時間9月28日、実業家のブルース・シャーマン氏とヤンキースOBのデレク・ジーター氏を中心とするグループへのマーリンズの売却がMLB各球団のオーナーによる全会一致で承認された。投票は電話会議によって行われ、最終的な手続きは来週中には完了する見込みとなっている。

     現オーナーのジェフリー・ローリア氏がマーリンズを買収したのは2002年のこと。2003年にワイルドカードでポストシーズンへ進出してワールドシリーズ制覇を成し遂げ、2012年には新球場のマーリンズ・パークが開場。今季はフロリダ州で初めてとなるオールスター・ゲームを開催するなど、様々な実績を築き上げた。一方、高年俸選手を次々に放出するファイヤー・セールを何度も行って年俸総額を抑制し、2010年には年俸総額の引き上げを約束させられるなど、その経営手法には批判の声も多かった。

     MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドは今回のマーリンズ売却について「ジェフリー・ローリア氏とデービッド・サムソン氏の幸運をお祈りします。彼らが球団を所有していた期間、マーリンズは2003年のワールドシリーズを制し、今季のオールスター・ウィークをマーリンズ・パークで開催し、また、野球の国際化にも協力していただきました。シャーマン氏が球団買収の承認を得たことを祝福し、そして、選手としての素晴らしいキャリアを終えた後のジーター氏の球団経営を楽しみにしています」とコメントした。

     ローリア氏は「マーリンズを所有したことは私の人生において特別な栄誉でした。選手、コーチ陣、そして従業員のみなさんに感謝したいです。そして情熱を注いでくださったファンの皆様にも心から感謝しています」とマーリンズのオーナーとしてのキャリアを振り返った。そして、「スポーツチームを所有するということは、人生における大半のものと同じように一時的なものです。ワールドシリーズ制覇、新球場、ワールド・ベースボール・クラシック、オールスター・ゲームなどを我々のコミュニティにもたらすことができたこの15年間を誇りに思っています」と語った一方、「次の世代へバトンを渡し、私はオーナーではなくなってしまいますが、野球への愛情は変わりません」と野球への不変の愛情を誓った。


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  • 完全試合達成者 M.ケインが現役引退

    2017.9.28 09:12 Thursday

     レギュラーシーズン終了間近のメジャーリーグ。地区優勝やワイルドカード争いがし烈な裏で今季限りでユニフォームを脱ぐ決意をする選手もいる。その1人がジャイアンツのマット・ケインだ。

     ケインはジャイアンツ一筋13年でチームが1958年に現在のサンフランシスコに本拠地を移転して以降、同チーム一筋という中では最も在籍年数が長い選手の1人だ。2005年にメジャー初昇格を果たすとその年の日本時間9月5日のダイヤモンドバックス戦で7回1失点と好投し登板3試合目で初勝利を挙げた。また、その次の登板となったカブス戦では9回1失点の完投勝利を収めて将来のエース候補として大きな期待をされた。その後は2009年から4年連続2桁勝利、2012年6月14日(日本時間)のアストロズ戦では完全試合を達成するなど輝かしいシーズンを送っていた。

     しかし、近年はケガに泣かされ成績は徐々に下降。今季は先発ローテーションの一角として26試合に登板し3勝11敗 防御率5.66の成績を残していた。通算では341試合で104勝118敗 防御率3.69だ。

     引退を決意したケインは「自分がジャイアンツ以外のユニフォームを着てプレーする姿は想像できない」と話しており、チームに愛着を持っている。また「野球はやめるかもしれないが、心はずっとジャイアンツにあるよ」と13年間の思いを口にした。

     ブルース・ボウチー監督によれば日本時間10月1日のパドレス戦がケインの現役最終登板となるという。慣れ親しんだ本拠地のAT&Tパークで最後にどのような投球をみせてくれるのだろうか。


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  • アルトゥーベが4年連続シーズン200安打達成

    2017.9.28 06:12 Thursday

     ア・リーグ西地区優勝を果たしたアストロズはポストシーズンに向けて残り試合をどのように戦うのか、また個人成績にも注目が集まっている。その中でホゼ・アルトゥーベが日本時間9月28日のレンジャーズ戦で4年連続シーズン200安打を達成した。

     試合前の時点で200安打まで残り「1」としていたアルトゥーベは「3番 二塁」としてスタメン出場すると初回、1死一塁の場面で第1打席を迎えた。対するレンジャーズの先発、ニック・マルティネスが投じた5球目のチェンジアップを右翼へと運び、最初の打席でいきなり偉業を達成した。彼の記念すべきシーズン200安打でチャンスを広げたアストロズはその後、続くカルロス・コレアに適時打が出て先制点をもぎ取った。

     現在、ア・リーグ首位打者争いを独走しているアルトゥーベは試合前までで打率.348を記録している。月別成績でみると9月以外はすべて3割を超えており特に7月は脅威の99打数48安打 打率.485の成績を残して7月の月間MVPに選出された。だが、去る日本時間9月26日に行われたレンジャーズ戦、7回表の打席で左前腕に死球を受けて途中交代したことで周りは騒然となった。それでも大事には至らずにA.J.ヒンチ監督も「水曜日(日本時間木曜日)にはスタメン復帰できるだろう」と話していた。

     そして予定通りにスタメン復帰したその日に200安打に到達。1947年以降、4年連続200安打を続けた選手はアルトゥーベが5人目となった。ちなみに過去の4人はイチロー(2001年-2010年)をはじめマイケル・ヤング(2003年-2007年)やウェイド・ボッグス(1983年-1989年)、カービー・パケット(1986年-1989年)が記録している。


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  • ウッドにとって重要な本日のパドレス戦登板

    2017.9.27 11:54 Wednesday

     昨日はダルビッシュ有の好投でシーズン100勝を決めたドジャース。注目されるのはポストシーズンでの先発投手陣の起用法だ。既にダルビッシュとクレイトン・カーショウは確定とされているものの、第3の先発が誰になるのかがポイントとなる。その有力候補の1人であるアレックス・ウッドは日本時間9月27日のパドレス戦に先発している。

     シーズン当初はリリーフとして投げていたウッドは4月下旬から先発に定着すると前半戦までに11連勝を記録するなど一気に先発ローテーションの一角を担う存在となった。地区優勝を決めてからのドジャースはポストシーズンを見据えて前田健太をリリーフに配置転換させるなど試行錯誤をしている状態だ。ウッドに関してはこれまで通りに先発させており、最低5回以上は投げている。

     ウッドは8月こそ4勝0敗 防御率2.52と好投したが、9月になってからは4試合で1勝3敗 防御率4.30と調子を落としている。それでも前回登板となった日本時間9月21日のフィリーズ戦では6回2失点と好投した。そして迎えた本日のパドレス戦の初回は安打こそ許すものの、後続を抑えて無失点に抑え、上々の立ち上がりをみせた。

     本人にとってはこれが今季のレギュラーシーズン最終登板となる見込みであり、この試合の結果によっては彼自身のポストシーズンでの役割が決まる重要な一戦となる。ちなみ今季は先発として24試合で14勝3敗 防御率2.81、一方でリリーフとしては2試合で1勝0敗 防御率0.00の成績を残している。

     デーブ・ロバーツ監督は「ウッドはまだポストシーズンで先発するかどうかは不透明だ」と話していることからウッドの今季16勝目をかけたこの試合に注目だ。


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  • 【戦評】マカッチェンが2本塁打含む4安打8打点の大暴れ

    2017.9.27 11:25 Wednesday

     絶好調の2ヶ月(6月~7月)を経て調子を落としていたアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)が自身初のグランドスラムを放つなど、2本塁打を含む4安打8打点の大暴れ。球団では2004年7月2日のジェイソン・ベイ以来13年ぶりとなる1試合8打点の大活躍でチームの大勝に大きく貢献した。

     マカッチェンは1回裏の第1打席でオリオールズ先発のケビン・ゴーズマンから先制タイムリー二塁打を放つと、二死満塁で回ってきた2回裏の第2打席で高めのフォーシームを捉え、センターへ27号グランドスラムを叩き込んだ。マカッチェンにとってキャリア1342試合目、満塁での通算98打席目で飛び出した自身初の満塁弾。本人もそれを知っていたのか、スタンドインを確信すると両手を広げて喜びをあらわにし、ファンの大歓声にはカーテンコールで応えた。

     これに気を良くしたマカッチェンは5回裏の第3打席でセンター前ヒットを放ち、サイクルヒット達成に王手。そして一死一、二塁のチャンスで回ってきた6回裏の第4打席。三塁打が出ればサイクルヒット達成という打席だったが、マカッチェンは右中間へ「サイクル超え」となる28号スリーランを叩き込み、球団13年ぶりの1試合8打点をやってのけた。

     中堅手が1試合で「4安打・3長打・2本塁打・8打点」を全てクリアしたのは2012年5月8日のジョシュ・ハミルトン以来5年ぶり、史上6人目の快挙。ハミルトン以外にもケン・グリフィーJr.、マーク・ウィッテン、フレッド・リン、ウィリー・メイズと豪華な名前が並んでいる。

     パイレーツ先発のトレバー・ウィリアムスは6イニングを投げてオリオールズ打線をクリス・デービスの26号ソロによる1点のみに抑える好投を見せ、今季7勝目(9敗)をマーク。7回以降の3イニングを無失点に抑えた2番手スティーブン・ブロールトにはキャリア初セーブが記録された。


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  • インシアーテが球団21年ぶりのシーズン200安打

    2017.9.27 10:06 Wednesday

     今季自身初のオールスター出場を果たしたエンダー・インシアーテ(ブレーブス)が日本時間9月27日のメッツ戦、1回表の第1打席でライト線への二塁打を放ち、シーズン200安打に到達。ブレーブスでは1996年に207安打を放ったマーキス・グリッソム以来21年ぶりの快挙となった。

     ブレーブス移籍2年目となった今季は、昨日までに先発出場した151試合で全て「1番・センター」。不動の1番打者として、5月に40安打(打率.336)、6月に39安打(打率.336)、8月に42安打(打率.362)を放つなど、開幕からコンスタントにヒットを積み重ねてきた。ブライアン・スニッカー監督はインシアーテが負担の大きいセンターを守りながら故障なくシーズンを過ごし、ほぼ全試合に出場してきたことが200安打に到達できた最大の要因であると分析している。そして、「(試合に出続けるのは)簡単なことではないよ。たくさんの優秀な選手がいたにもかかわらず、ブレーブスの選手が長い間(200安打を)達成できなかったことからも、その難しさがわかるだろう。大偉業だよ」とリードオフマンの快挙達成を称えた。

     インシアーテは今季すでに出場試合、安打、本塁打、打点、盗塁などの各部門で自己ベストを更新。打率、出塁率、長打率といった率系のスタッツでも自己ベスト更新の可能性があり、キャリアハイと呼ぶにふさわしいシーズンを過ごしている。昨季ゴールドグラブ賞を初受賞したようにセンターの守備もハイレベルで、今季は初のオールスター出場を果たすなど、名実ともにリーグを代表する外野手の仲間入りを果たしたと言っても過言ではないだろう。

     なお、ブレーブスの選手によるシーズン200安打はアトランタ移転以降では4人目の快挙。フェリペ・アルーが2度(1966年、1968年)、ラルフ・ガーが3度(1971年、1973年、1974年)、そしてグリッソムが1度(1996年)達成しているだけであり、インシアーテが球団史に新たな1ページを刻んだ。


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  • ハーパーが戦列復帰 「2番・ライト」でスタメン出場中

    2017.9.27 09:23 Wednesday

     球界を代表するスター選手、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)が日本時間9月27日のフィリーズ戦でついに戦列復帰。日本時間8月13日以来の出場となる公式戦に「2番・ライト」で先発出場している。

     ハーパーは日本時間8月13日の試合で一塁を駆け抜けた際に左膝を負傷。翌日に故障者リスト入りし、42試合を欠場した。その間、チームはハーパー不在の穴を埋めるために奮闘し、26勝16敗をマーク。期間中の勝率.615はハーパー離脱前の.605を上回っていた。1試合平均得点4.1はリーグ11位に過ぎず、ハーパー離脱によって得点力は低下したものの、リーグ1位の防御率3.23を記録した投手陣の頑張りによって主砲不在の期間を乗り切った格好だ。

     ナショナルズにとってはハーパーがポストシーズンで「ぶっつけ本番」とならなかったことは好材料だ。レギュラーシーズンは今日を含めて6試合残っており、ポストシーズンの戦いが始まる前にハーパーに25打席程度を与えることができる。この6試合の間にハーパーが試合感覚を取り戻し、ポストシーズンで本来の打棒を発揮してくれることがナショナルズにとってベストのシナリオとなる。

     ハーパーは故障離脱までに打率.326、29本塁打、87打点、OPS1.034の好成績をマーク。MVPを受賞した2015年に匹敵する数字を残し、強力ナショナルズ打線を牽引していた。今季もMVPレースの先頭付近を走っていたが、1ヶ月半にわたる故障離脱により個人タイトル獲得は絶望的。しかし、数字にとらわれることなくポストシーズンに向けての準備に専念できることはむしろ明るい材料かもしれない。

     試合は現在3回裏のフィリーズの攻撃中。ハーパーはフィリーズ先発のジェイク・トンプソンの前に第1打席はストレートの四球、第2打席はチェンジアップにタイミングが合わず空振り三振となっている。


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  • ポストシーズンに向けて 各球団の注目ポイント~ナ・リーグ編~

    2017.9.27 08:58 Wednesday

     ア・リーグに続いて今度はナ・リーグ。カブスの地区優勝がほぼ確実となり、ワイルドカードの残り1枠を巡ってロッキーズ、ブリュワーズ、カージナルスの3球団が熾烈な争いを繰り広げている。ここではワイルドカード2枠目を除く4球団のロースター編成における注目ポイントをピックアップしていく。

     ワイルドカード・ゲームの本拠地開催を決めたダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキーを一発勝負の決戦に送り出す。ロビー・レイとパトリック・コービンの両左腕がグレインキーに続くと見られるが、先発4番手は流動的だ。候補はタイワン・ウォーカーとザック・ゴッドリーの両右腕。ともに直近の2先発では打ち込まれているが、地区シリーズに進出した場合に対戦するドジャースとの相性を考えるとウォーカーが先発4番手に入り、ゴッドリーはロングリリーフに回ることになるだろう。

     ドジャースはブルペン陣の息切れが目立ち、チーム失速の原因の一つとなっている。セットアッパーとしてチームを支えたペドロ・バイエズ、ロングリリーフを中心に奮闘したロス・ストリップリングらの不調が目立ち、デーブ・ロバーツ監督としては少しでもフレッシュなリリーバーをブルペンに加えたいところだろう。候補はプロスペクト右腕のウォーカー・ビューラー。メジャーデビュー後の防御率は8.53と思うような結果を残せていないものの、この有望株右腕が救世主となる可能性もありそうだ。

     ナショナルズも同じくプロスペクトが注目ポイント。攻守両面でイキのいい活躍を見せているビクター・ロブレスをロースターに入れるか否かの判断を迫られることになる。ロブレスのスピードは短期決戦において大きな武器となり得るため、ベンチに置いておいても損はないはずだが、ナショナルズの外野は人材豊富。ダスティ・ベイカー監督がどのような判断をするのか注目だ。

     カブスは先発投手4人の人選が注目される。後半戦の成績を考慮するとジェイク・アリエタ、カイル・ヘンドリックス、ホゼ・キンターナの3人は先発ローテーション入りがほぼ当確であり、残り1枠をジョン・レスターとジョン・ラッキーで争うことになる。レスターはシーズンを通して不安定なパフォーマンスを続けているが、ラッキーもリーグワーストの36本塁打を浴びるなど低調。本来の実力を考えればレスターに軍配が上がることは間違いないが、ジョー・マドン監督はどのような決断を下すだろうか。

  • ポストシーズンに向けて 各球団の注目ポイント~ア・リーグ編~

    2017.9.27 08:30 Wednesday

     レギュラーシーズンも残すところ6日となり、ポストシーズンはちょうど1週間後に開幕する。ポストシーズン進出チームの顔ぶれも固まりつつあり、各球団はポストシーズンのロースター編成に頭を悩ませている。ここではロースター編成におけるア・リーグ各球団の注目ポイントをピックアップしてみよう。

     ヤンキースはルイス・セベリーノ、ソニー・グレイ、田中将大、CCサバシアの4人で先発ローテーションを形成すると見られており、ハイメ・ガルシアとジョーダン・モンゴメリーのいずれかがロングリリーフの枠に入ることになる。経験値ではガルシアに軍配が上がるものの、直近の投球内容で上回っているのはモンゴメリー。しかし、ガルシアはツインズに相性が良いというデータもあり、ジョー・ジラルディ監督は最後まで頭を悩ませることになりそうだ。

     ヤンキースとワイルドカード・ゲームで激突する可能性が高いツインズはミゲル・サノーの回復が間に合うかどうかが最大の懸念材料だ。今季自身初のオールスター出場を果たしたサノーだが、左すねのストレス反応によって8月下旬に故障者リスト入りし、未だ戦列復帰を果たせないでいる。チーム最高のOPS.870をマークしているサノーがラインナップにいるのといないのとでは打線の迫力に格段の差があり、ポール・モリター監督は主砲の戦列復帰を心待ちにしていることだろう。

     インディアンスは故障離脱しているマイケル・ブラントリーとロニー・チゼンホールの回復具合がキーポイントとなる。現在レフトにはオースティン・ジャクソンが入り、期待以上のパフォーマンスを見せているため大きな穴とはなっていないものの、両選手がポストシーズンに間に合うようであれば、好調・インディアンス打線はさらに得点力を増すことになりそうだ。

     アストロズの注目ポイントは地区シリーズ第1戦の先発を誰に任せるか、ということだろう。候補は右腕ジャスティン・バーランダーと左腕ダラス・カイケル。バーランダーはアストロズ加入後の4先発で4勝0敗、防御率0.64という素晴らしい成績を残しており、彼を先発ローテーションの柱とすることに異論はないはず。しかし、仮にヤンキースが勝ち上がってきた場合、カイケルのヤンキースに対する相性の良さも捨て難く、A.J.ヒンチ監督の決断に注目が集まっている。

     レッドソックスはクリス・セール、ドリュー・ポメランツ、エドゥアルド・ロドリゲスに次ぐ先発4番手が不確定要素。候補はリック・ポーセロとダグ・フィスターの2人である。昨季のサイ・ヤング賞受賞者であるポーセロは今季不本意なシーズンを過ごしており、ロースター外の可能性もゼロではない。ジョン・ファレル監督は両投手のレギュラーシーズン最終登板を見て、最終的な判断を下すことになりそうだ。

  • J.バイエズが膝の故障でスタメン落ち

    2017.9.27 08:12 Wednesday

     2年連続の地区優勝までマジック1としているカブスはカージナルスとの今季17回戦に臨む。勝利すれば文句なしの優勝になることはもちろん、2位のブリュワーズがレッズに敗れた場合でも頂点に立つことができる。しかし、この運命の一戦を迎えたカブスのスタメンにはハビアー・バイエズの名前がなかった。

     前日の日本時間9月26日に行われたカージナルス戦でバイエズは「8番 二塁」でスタメン出場。3回表の第1打席では2死一・二塁の場面で今季23号3ランを放ち、4打数2安打3打点とチームの勝利に大きく貢献した。だが、8回表の打席ではカージナルスの5番手、サンディ・アルカンタラのシンカーが自打球で右膝に当たってしまった。それでも痛みをこらえながら3球目のスライダーを捉えて左安を記録した。その後は大事をとって途中交代となった。

     右膝を痛めたバイエズは本日の試合ではスタメン入りはせずに患部の様子をみることになる。ちなみに二塁には彼の代わりにベン・ゾブリストが1番打者としてスタメンに名を連ねた。前日活躍した選手が抜けたカブスは果たして勝利で地区優勝を決めることができるのか。運命の一戦は日本時間9時15分からプレーボール予定だ。


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