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  • グレイのトレードが成立 マリナーズを含む3球団トレードに

    2019.1.22 10:50 Tuesday

     ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが「ソニー・グレイのトレードを前向きに検討している」と発言してから13週間、ようやくグレイの移籍が実現した。ヤンキースはグレイとマイナー左腕のレイベル・サンマーティンをレッズへ放出し、その対価として有望株のシェッド・ロングと今年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドAの指名権を獲得。そして、すぐさまロングをマリナーズへ放出し、その対価として有望株のジョシュ・ストワーズを獲得した。

     グレイは今回のトレードの最終交渉のなかで、レッズと契約延長交渉を行い、3年3050万ドルで合意(2023年は年俸1200万ドルの球団オプション)。レッズはグレイを今季から2022年まで、少なくとも4年間保有できることになった。今オフはすでにドジャースからアレックス・ウッド、ナショナルズからタナー・ロアークを獲得しており、メジャーで十分な実績を誇る先発投手をレッズが獲得するのはグレイが3人目。チームの課題の1つであった先発ローテーションは大幅に強化された。

     ヤンキースはCCサバシアが無事に心臓の手術を終え、先発5番手としてローテーションの一角を担う目処が立ったため、グレイは余剰戦力に。最終的にはマリナーズを巻き込む3球団トレードに発展させ、ストワーズとドラフト指名権を手に入れるに至った。ストワーズは昨年のドラフトでマリナーズから2巡目指名を受けてプロ入りした21歳の外野手であり、昨季はA級ショートシーズンで58試合に出場して打率.260、5本塁打、28打点、20盗塁、OPS.790という成績を残している。

     また、マリナーズはレッズからヤンキース経由でロングを獲得。ロングは2013年のドラフトでレッズから12巡目指名を受けてプロ入りした23歳の二塁手であり、昨季はAA級で126試合に出場して打率.261、12本塁打、56打点、19盗塁、OPS.765をマーク。なお、マリナーズはロングの加入に伴い、昨年12月に獲得したばかりのケイレブ・カワートをDFAとしている。

  • ドジャースがピーダーソン放出に向けてトレード交渉中

    2019.1.21 13:30 Monday

     日本時間1月21日、関係者がMLBネットワークのケン・ローゼンタールに伝えたところによると、ドジャースはジョク・ピーダーソンの放出に向けてトレードの交渉を行っているようだ。交渉相手の1つがホワイトソックスであることが報じられているものの、ローゼンタールによると、交渉がどの段階まで進んでいるかは不明だという。今オフ、ヤシエル・プイーグとマット・ケンプをレッズへ放出したドジャースだが、外野手のさらなる放出が実現する可能性もありそうだ。

     現在26歳のピーダーソンはメジャー5年目となった昨季、ドジャースで148試合に出場して打率.248、25本塁打、56打点、OPS.843をマーク。低打率ながら主に1番打者として起用され、25本塁打中18本を1番打者として放った。ドジャースは今季を含めてあと2年、ピーダーソンを保有することが可能であり、ピーダーソンがフリーエージェントとなるのは2020年シーズンの終了後である。

     トレードの交渉相手と噂されているホワイトソックスは、マニー・マチャドの獲得に乗り出すなどチーム再建の最終段階に突入しつつあり、ピーダーソンの獲得に成功すればチームの補強ポイントの1つである「長打力のある外野手」をクリアすることができる。一方、ドジャース側の思惑としては、ピーダーソンを放出することで噂されているA.J.ポロック獲得への動きを本格化させることができ、場合によってはブライス・ハーパーの獲得を狙う可能性もあるだろう。

     また、ジ・アスレチックのデービッド・オブライエンは、ピーダーソンのトレード交渉に加わっている可能性のあるチームとしてブレーブスの名前を挙げている。ブレーブスはニック・マーケイキスの退団により外野が1枠空いており、その穴を埋められる外野手を求めている。マーケイキスと打者としてのタイプは異なるものの、ピーダーソンはブレーブスのチーム事情にフィットする存在であると言える。

     ピーダーソンのトレードはドジャースの大型補強開始の狼煙となる可能性があり、今後の動向には大きな注目が集まりそうだ。

  • 昨季最多勝のマイコラス カージナルスとの契約延長に前向き

    2019.1.21 11:15 Monday

     日本時間1月21日、昨季ナ・リーグ最多タイの18勝をマークしたマイルズ・マイコラス(カージナルス)は、今季終了後にフリーエージェントになる前にカージナルスとの契約延長交渉に応じるつもりがあることを明らかにした。マイコラスによると「レギュラーシーズン開幕までに」といったタイムリミットを設けるつもりはなく、必要であればいつでも交渉に応じる準備があるという。

     今季のカージナルスはカルロス・マルティネス、マイコラス、ジャック・フラハーティー、アダム・ウェインライト、マイケル・ワカの5人で開幕ローテーションを形成することが予想されており、このうちマイコラス、ウェインライト、ワカの3人が今季終了後にフリーエージェントとなる。大ベテランのウェインライトは1年ごとに状況を判断して現役を続行するか否かを決めるような段階に突入しており、ワカは今季限りでカージナルスを退団することが濃厚。そんななか、マイコラスはカージナルスとの契約延長に前向きな姿勢を示している。

     「みんな知っていると思うけど、僕は(フロリダ州の)ジュピター出身なんだ」とマイコラス。ジュピターにはカージナルスのキャンプ施設があり、「理想的なシチュエーションなんだよ。これは隠しようのない事実さ」とカージナルスとの契約延長を前向きに考える要素の1つとなっているようだ。また、契約延長の可能性については「これはカージナルスと僕の代理人が取り組むべきことだ。もし条件面で折り合いがつけば、そのときは契約を延長することになるだろう。それが起こる可能性はあると思うよ」と語っている。

     カージナルスは例年、スプリング・トレーニングの期間中に主力選手との契約延長交渉を行い、レギュラーシーズン開幕前後に契約延長の成立を発表するケースが多い。マイコラスとの契約延長交渉もそのような流れになる可能性があるが、マイコラスは「僕は『この日までに話をまとめてくれ』と言うつもりはない。チーム側が交渉したいなら、いつでも応じるよ」と発言。レギュラーシーズン開幕前・開幕後にかかわらず、必要であればいつでも交渉に応じる姿勢を明確にしている。

     ウェインライトとワカが退団すれば、来季のカージナルスの先発ローテーションは一気に若返ることになる。しかし、マイコラスの発言を聞く限りでは、今年8月に31歳の誕生日を迎えるマイコラスが、来季も引き続き先発ローテーションの中心的存在となる可能性は十分にありそうだ。

  • ヤンキース・グレイがレッズ移籍へ トレード成立目前との報道

    2019.1.21 10:50 Monday

     オフシーズンに突入してから常に噂されていたソニー・グレイ(ヤンキース)のトレードが成立目前に迫っているようだ。オフシーズン当初、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはグレイの放出に前向きであることを明言していたが、日本時間1月21日、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはヤンキースとレッズがトレードの基本的な部分について合意に至ったことを報道。現在はレッズがグレイとの契約延長に向けて交渉を行っているという。まもなく両球団から正式にトレード成立が発表されることになりそうだ。

     ヘイマンによると、今回のトレードでヤンキースはグレイの対価として有望株内野手のシェッド・ロングと今年のドラフトの指名権を1つ、レッズから得る見込みだという。ロングは2013年のドラフトで12巡目指名を受けた23歳の内野手。昨季はAA級で126試合に出場し、打率.261、12本塁打、56打点、19盗塁、OPS.765をマークした。

     グレイに対しては10球団ほどが興味を示していたことが報じられており、ブレーブス、ブリュワーズ、ジャイアンツなどがレッズとともにグレイ獲得の有力候補に挙げられていた。なお、グレイはすでにヤンキースと年俸750万ドルで契約を更新しており、今季がフリーエージェント前のラストイヤーとなる。レッズが契約延長を目指しているのはそのためだ。

     無事にグレイ獲得が実現すれば、レッズにとってはタナー・ロアーク、アレックス・ウッドに続く3人目の先発投手補強となる。レッズはグレイにとってバンダービルト大学時代の恩師であるデレク・ジョンソンを昨年11月に投手コーチとして迎えており、恩師との再会がグレイの復調に寄与する可能性は十分にある。

     昨季は30試合(うち23先発)で11勝9敗、防御率4.90に終わったグレイだが、「キャリアのなかで成績の浮き沈みを経験するのはよくあることだ。昨季は確かに難しいシーズンになったけど、一応11勝したんだよ」とプライドを覗かせる発言も。昨季のグレイはヤンキー・スタジアムで防御率6.98に終わった一方、ロードでは防御率3.17をマークしており、新天地・シンシナティでかつての輝きを取り戻すことができるかもしれない。

  • 少なくとも2つの「ミステリー・チーム」がマチャド争奪戦に参戦中

    2019.1.20 10:10 Sunday

     獲得候補はフィリーズとホワイトソックスの2球団のみと見られていたマニー・マチャドの争奪戦だが、マチャド獲得レースはここにきて新たなステージに突入しつつある。関係者がSNY.tvのアンディ・マルティーノに伝えたところによると、少なくとも2つの「ミステリー・チーム」が存在しているというのだ。マチャドはここ数日のうちに「ミステリー・チーム」のうちの1つと面会したことが報じられており、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、その球団からはかなりの好条件を提示されたという。「ミステリー・チーム」の動き次第では、マチャドが思わぬチームと契約を結ぶ可能性もありそうだ。

     マルティーノは、ヤンキースがマチャドを獲得する可能性は低いとしつつも、ヤンキースがマチャド側と連絡を取り続けていることを伝えている。また、ブレーブスもヤンキースと同様に連絡を取り続けているようだが、マルティーノは「ブレーブスはマチャド獲得を真剣に考えているチームではないと見られている」と報じている。よって、この2球団が「ミステリー・チーム」である可能性は低い。

     ドミニカ共和国のラジオ局・Z101のエクトル・ゴメスはマチャドの父・マニュエルの話として、多くの人々が見落としている意外なチームがマチャドの獲得に成功する可能性があることを伝えている。また、マチャドの父はドジャースがマチャドに対してオファーを提示したチームの1つであると発言したが、これはヘイマンによってただちに否定されている。

     マチャドの父の発言を踏まえると、フィリーズ、ホワイトソックス、ヤンキース、ブレーブス、ドジャースといったこれまでに名前が浮上したチームではない意外なチームが獲得レースの先頭を走っている可能性がある。そして、その球団は「本命」と見られていたフィリーズやホワイトソックスを上回る好条件を提示している模様。混沌とするマチャド争奪戦は、いったいどのような結末を迎えるのだろうか。

  • ツインズが2ケタ勝利3度の左腕・ペレスと1年契約へ

    2019.1.20 09:50 Sunday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ツインズはフリーエージェントの先発左腕、マーティン・ペレスと契約合意に至ったようだ。球団からの正式発表はないものの、今回の契約は2020年の球団オプションが付属した1年契約だという。ツインズは今オフ、投手陣の層を厚くするための補強を進めているが、先発ローテーションの5番手がまだ確定しておらず、2ケタ勝利3度の実績を誇るペレスはその有力候補となりそうだ。

     現在27歳のペレスは、2012年にメジャーデビューを果たし、昨季までレンジャーズ一筋で7シーズンにわたってプレイ。メジャー2年目となる2013年に10勝6敗、防御率3.62の好成績を残し、2016年に10勝11敗、防御率4.39、2017年に13勝12敗、防御率4.82と2年連続で2ケタ勝利をマークしたが、昨季は15先発を含む22試合で2勝7敗、防御率6.22とキャリアワーストの成績に終わり、8月末以降はブルペンに回されてしまった。

     ツインズの先発ローテーションはホゼ・ベリオス、カイル・ギブソン、ジェイク・オドリッジで3番手までは確定しており、4番手にはトミー・ジョン手術からの復活を目指すマイケル・ピネイダが入る可能性が高い。そして、5番手はフェルナンド・ロメロ、アダルベルト・メヒア、コール・スチュワート、スティーブン・ゴンザルベス、チェイス・デヨングといった若手投手による争いになると見られていたが、実績を考えればペレスが最有力候補となるだろう。

     防御率3点台をマークしたのはメジャー2年目の2013年だけだが、打者有利のグローブライフ・パーク・イン・アーリントンを本拠地としていたことを考えると、通算防御率4.63という数字は決して悪くない。通算奪三振率が5.46と極端に低く、相手打者を圧倒するような投球は期待できないものの、持ち前の打たせて取るピッチングで復活を目指す。

  • エンゼルスがクローザー確保 右腕・アレンと1年契約へ

    2019.1.19 01:30 Saturday

     大谷翔平が所属するエンゼルスが、2019年シーズンに向けて新たなクローザーを確保した。現地時間1月17日の夜、エンゼルスがフリーエージェントのリリーフ右腕、コディ・アレンと契約合意に達したことを複数のメディアが報道。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、アレンの契約が年俸850万ドル+出来高250万ドルの純粋な1年契約であり、2020年以降のオプションなどは付属していないことを伝えている。

     現在30歳のアレンは、クローザーとしての実績が豊富であり、2014年から2018年まで5シーズンにわたってインディアンスのクローザーを務め、合計147セーブ(年平均29.4セーブ)を記録。通算440回2/3を投げて防御率2.98と優秀な数字を残しているが、昨季は70試合で防御率4.70と精彩を欠いた(セーブ失敗5度はキャリアワースト)。

     アレンは昨季、67イニングで80個の三振を奪った一方で33個の四球を与え、被本塁打は11本。毎年のように速球の平均球速が低下している点を不安視されており、防御率2.94をマークした2017年は平均球速が94.3マイルだったものの、昨季は93.5マイルまで低下していた。

     ただし、昨季を除くとアレンの防御率が最も悪かったのはルーキーイヤーの2012年(防御率3.72)であり、そこから5年連続で防御率2点台。そうした実績もあり、エンゼルスはバウンスバック(不調の選手が復調すること)を期待しているようだ。昨季の奪三振率(10.75)が示すように投げているボール自体は決して悪くなく、不用意な被弾を減らすことができれば防御率2点台を再びマークすることは十分に可能なはずだ。

     アレンはクローザーとしての起用が濃厚であり、それに伴いタイ・バットリー、ハンセル・ロブレス、ルイス・ガルシア、ジャスティン・アンダーソン、キャム・ベドロージアンらがセットアッパーの座を争うことにある。そのほかのブルペンの顔ぶれは、ジョン・カーティス、ウィリアムス・ジェレス、テイラー・コール、ノエ・ラミレス、そしてトミー・ジョン手術からの復活を目指すキーナン・ミドルトンといった面々だ。

  • ヤンキース積極補強にもクローザー不在のRソックスは動じず

    2019.1.18 11:50 Friday

     スプリング・トレーニング開始まで1ヶ月を切ったものの、レッドソックスのロースターには「絶対的クローザー」が欠けている。その候補の1人であったアダム・オッタビーノは日本時間1月18日に宿敵・ヤンキースと契約合意に至ったことが報じられ、レッドソックスはまたしても弱点の補強に失敗した。しかし、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長とアレックス・コーラ監督は、開幕までに有力なリリーバーを獲得できなかったとしても、自軍のブルペンには十分な戦力があると自信を持っているようだ。

     レッドソックスが有力なリリーバーの獲得に向けて積極的に動くことができない理由が予算面の問題にあることは明らかであり、今オフはすでにアンドリュー・ミラー(カージナルス)、デービッド・ロバートソン(フィリーズ)、ザック・ブリットン(ヤンキース)、ケルビン・ヘレーラ(ホワイトソックス)、そしてオッタビーノといった有力なリリーバーが契約を決めている。ドンブロウスキーは「お金をどこに使うかを正しく評価しなければならないときもあるんだ」と語っており、リリーバーの補強よりも主力選手との契約延長を優先する模様。そして、MLB公式サイトでレッドソックスの番記者を務めるイアン・ブラウンは今季のクローザーとして4つの選択肢を紹介している。

     1つ目はフリーエージェント市場に残っているコディ・アレンを獲得することだ。昨季は防御率4.70と精彩を欠いたものの、インディアンスのクローザーとして直近5年間で147セーブをマーク。市場に残る最も魅力的な選択肢の1つである。2つ目は球団内部から新たなクローザーを見つけることだ。筆頭候補はマット・バーンズとライアン・ブレイシアだが、2016年にブリュワーズで13セーブをマークしたタイラー・ソーンバーグやナックルボーラーのスティーブン・ライトも面白い存在となるだろう。

     3つ目は3年前にクレイグ・キンブレルを獲得したように、トレードでクローザーを補強することだ。ただし、ブラウンは具体的な獲得候補の名前は挙げていない。そして4つ目は市場に残ったままのキンブレルと再契約を結ぶことだ。しかし、ドンブロウスキーがブルペン補強に大金を投じない方針であることを考えると、キンブレルが要求する契約条件の相場が下がらない限り、実現は難しいだろう。

     コーラは「チームにはクローザーを務めることのできる投手が何人もいる。彼らを最大限に活用していきたい」と語っており、自軍のブルペンに対する自信を見せている。ドンブロウスキーやコーラの言葉から判断する限り、レッドソックスのブルペンは現時点の顔ぶれのまま開幕を迎える可能性が高そうだ。

  • ヤンキースが先発右腕・グレイの放出に向けて交渉中

    2019.1.18 11:20 Friday

     オフシーズンが始まった当初、ヤンキースが先発右腕のソニー・グレイを放出するのは濃厚とみられていたが、年が明けてもグレイはまだヤンキースの一員のままである。しかし、アダム・オッタビーノと3年2700万ドルで契約合意に至り、今オフの補強がほぼ終了したタイミングで、ブライアン・キャッシュマンGMはグレイのトレード交渉を再開しているようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ヤンキースはグレイ放出に向けて熱心に交渉を進めており、グレイが放出されるのは確実な情勢となっている。

     ヘイマンによると、グレイの獲得を目指している可能性がある球団は、レッズ、ジャイアンツ、ブリュワーズ、アスレチックス、パドレス、ブレーブス、マリナーズだという。ヘイマンはトレードの成立が目前に迫っていることを伝えており、さらにリリーフ右腕のトミー・ケインリーとジョナサン・ホルダーの獲得可能性について問い合わせてきている球団も存在するようだ。

     ジャイアンツはグレイ獲得レースに新たに浮上してきた球団だが、野球部門社長に就任したファーハン・ザイディはアスレチックス時代にグレイと関わりのある人物である。ジョニー・クエイト、ジェフ・サマージャといった主力先発投手がコンディションに問題を抱えて計算が立たないなか、グレイの獲得に乗り出しても決して不思議ではない。

     ヤンキースがここまでグレイの放出を躊躇していた理由の1つとして、先発ローテーションの一角を担う予定のCCサバシアが心臓の手術を受け、コンディションが不透明な状況になっていたことが挙げられる。しかし、このベテラン左腕はすでに野球の活動を再開できるようになっており、グレイ放出に向けてのハードルは解消された。オッタビーノとの契約合意によりブルペンの頭数も揃っており、グレイをわざわざブルペンに回す必要もない。グレイ放出に向けてあらゆる条件が整い、あとはトレード成立を待つのみとなっている。

  • ヤンキースがブルペン補強 オッタビーノと3年契約へ

    2019.1.18 10:40 Friday

     日本時間1月18日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシとマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ヤンキースはフリーエージェントのリリーフ右腕、アダム・オッタビーノと3年2700万ドルで契約合意に至ったようだ。ニューヨーク出身のオッタビーノにとっては、生まれ故郷の球団との契約となり、アロルディス・チャップマン、デリン・ベタンセス、ザック・ブリットンらとともにメジャー有数の強力ブルペンを形成することになった。

     現在33歳のオッタビーノは、ロッキーズのブルペンの一角として2013年に51試合で防御率2.64、2014年に75試合で防御率3.60、2016年に34試合で防御率2.67をマークするなどまずまずの成績を残していたが、2017年は63試合で防御率5.06と大乱調。しかし、それを受けて投球フォームの微調整に取り組み、昨季は自己最多タイの75試合に登板して34ホールド、防御率2.43をマークする大活躍を見せた。切れ味抜群のスライダーを武器に77回2/3で112三振を奪い、奪三振率12.98、被打率.158と素晴らしい成績をマーク。112奪三振はブリュワーズのジョシュ・ヘイダー(143奪三振)に次いでナ・リーグのリリーバーで2位の数字だった。

     ヤンキースは強力ブルペンの一角を担っていたデービッド・ロバートソンがフリーエージェントとなってフィリーズと2年契約を結び、その穴が空席となっていた。オッタビーノにはロバートソンの穴を埋める活躍が期待される。また、ヤンキースは今オフ、トロイ・トゥロウィツキー、DJレメイヒューとロッキーズ出身の選手を獲得しており、オッタビーノはヤンキースで再び彼らとともにプレイすることになる。

     トゥロウィツキー、レメイヒュー、オッタビーノのほか、CCサバシア、J.A.ハップ、ジェームス・パクストンらを獲得した今オフのヤンキース。マニー・マチャド争奪戦からは撤退することが濃厚となっており、今オフの大きな動きはこれで一段落となるかもしれない。

  • スプリング・トレーニングの日程発表 菊池雄星は2月13日始動

    2019.1.17 14:45 Thursday

     日本時間1月17日、メジャーリーグ機構は今年のスプリング・トレーニングの日程を発表した。メジャーリーグでは日本で言うところの「春季キャンプ」と「オープン戦」をひっくるめてスプリング・トレーニングと呼ぶことが多いが、「春季キャンプ」は日本時間2月12日にアスレチックスのバッテリー陣が先陣を切ってスタート。翌13日にはインディアンスと菊池雄星が所属するマリナーズのバッテリー陣もキャンプインする。また、日本時間2月22日にはアスレチックスとマリナーズの対戦で「オープン戦」がスタート。両球団は日本時間3月20~21日に東京ドームでレギュラーシーズンの開幕シリーズを戦う予定となっている。

    ●各球団の「春季キャンプ」開始日

    ※日付は全て日本時間。左側がバッテリー陣、右側がチーム全体のキャンプイン予定日を示している。

    【アメリカン・リーグ】
    オリオールズ:2月14日/2月19日
    レッドソックス:2月14日/2月19日
    ヤンキース:2月15日/2月20日(田中将大)
    レイズ:2月14日/2月19日
    ブルージェイズ:2月15日/2月19日
    ホワイトソックス:2月14日/2月19日
    インディアンス:2月13日/2月19日
    タイガース:2月14日/2月19日
    ロイヤルズ:2月14日/2月19日
    ツインズ:2月15日/2月19日
    アストロズ:2月15日/2月19日
    エンゼルス:2月14日/2月19日(大谷翔平)
    アスレチックス:2月12日/2月17日
    マリナーズ:2月13日/2月17日(菊池雄星)
    レンジャーズ:2月14日/2月19日

    【ナショナル・リーグ】
    ブレーブス:2月17日/2月22日
    マーリンズ:2月14日/2月19日
    メッツ:2月15日/2月19日
    フィリーズ:2月14日/2月19日
    ナショナルズ:2月15日/2月20日
    カブス:2月14日/2月19日(ダルビッシュ有)
    レッズ:2月14日/2月19日
    ブリュワーズ:2月15日/2月20日
    パイレーツ:2月14日/2月19日
    カージナルス:2月14日/2月19日
    ダイヤモンドバックス:2月14日/2月19日(平野佳寿)
    ロッキーズ:2月14日/2月19日
    ドジャース:2月14日/2月20日(前田健太)
    パドレス:2月14日/2月19日
    ジャイアンツ:2月15日/2月20日

  • Wソックス7年1億7500万ドルのオファー報道をマチャド代理人が否定

    2019.1.17 12:55 Thursday

     ホワイトソックスがマニー・マチャドに対してオファーを提示したことが報じられ、そのオファーは総額1億7500万ドルの7年契約であると言われているが、過熱する報道に対してマチャドの代理人を務めるダン・ロザーノがコメントを発表した。ロザーノはボブ・ナイチンゲールやバスター・オルニーといった敏腕記者に対する敬意を表しつつも、マチャドに対するホワイトソックスのオファーに関する報道は「完全に間違っている」と断言。7年1億7500万ドルという報道を否定した。

     ロザーノが反応したのは、複数のメディアが伝えている「ホワイトソックスがマチャドに対して7年1億7500万ドルのオファーを提示した」という報道だ。マチャドはアレックス・ロドリゲスの10年2億7500万ドルやジャンカルロ・スタントンの13年3億2500万ドルといった過去最大級の契約に匹敵する巨額契約を目指していることが報じられていたが、獲得レースに参戦するチームが予想以上に少なく、現時点で参戦中のチームはフィリーズとホワイトソックスの2球団だけであると見られている。この状況のなかで、当然ながらマチャドが目指しているような巨額契約が実現するはずもなく、マチャド側としては厳しい状況。ロザーノが発表したコメントには、マチャドのプライドを守る意図もあるのだろう。

     マチャドの獲得レースに関しては「ミステリー・チーム」の存在を指摘する声もあり、思わぬ球団が思わぬ好条件をマチャドに対してオファーする可能性も残っている。しかし、フィリーズはマチャドよりもブライス・ハーパーとの契約成立を重視する方針にシフトしつつあり、相思相愛と見られたヤンキースも撤退が濃厚となるなど、マチャドにとって理想的な展開となっていないことは否定できない。

     打率.297、37本塁打、107打点、OPS.905という自己最高のシーズンを過ごしたばかりの26歳の遊撃手兼三塁手は、最終的にどのような契約を手にするのか。1月も後半に突入し、スプリング・トレーニングの足音が聞こえ始めるなか、代理人であるロザーノの手腕が問われることになりそうだ。

  • ダイヤモンドバックスがヤンキースから外野手・ロカストロを獲得

    2019.1.17 12:05 Thursday

     日本時間1月17日、ヤンキースのティム・ロカストロがマイナー左腕のロナルド・ロマン+金銭との交換でダイヤモンドバックスへ移籍するトレードが成立したことが両球団から発表された。マイナー通算162盗塁を記録するなど俊足の外野手として知られるロカストロは、昨年11月にドジャースをDFAとなり、トレードでヤンキースに加入したばかりだったが、日本時間1月15日に再びDFAに。それをダイヤモンドバックスが拾う形でトレードが成立した。

     ロカストロは2015年にマイナーで41盗塁をマークするなどスピードが自慢の外野手であり、マイナーで打率.308、10本塁打、34盗塁、OPS.837の好成績をマークした2017年にメジャー初昇格。この年は3試合、昨季は18試合に出場し、メジャー通算で打率.167(12打数2安打)、5盗塁、OPS.583という成績をマークしている。

     昨年11月にドジャースからヤンキースへ移籍したばかりだったが、ヤンキースはDJレメイヒューとの正式契約に伴ってロカストロをDFAに。正中堅手のA.J.ポロックがフリーエージェントとなって退団したことにより外野手の層が薄くなっているダイヤモンドバックスが、マイナーリーガーとの交換でロカストロを獲得した。

     ヤンキースが獲得したロマンは、昨年7月にダイヤモンドバックスと契約したドミニカ共和国出身の左腕で、現在17歳。まだマイナーでの登板経験はなく、今季がプロデビューのシーズンとなる予定である。

     なお、ダイヤモンドバックスはロカストロの加入により40人枠がフルに埋まった状態となったが、フリーエージェントの内野手、ウィルマー・フローレスとの契約合意が目前となっていることが報じられている。よって、フローレスと正式に契約を結んだ際には、40人枠から選手を1人外す必要がある。その対象となる選手は、フローレスとの正式契約と同時に発表されることになりそうだ。

  • ダイヤモンドバックスが万能内野手・フローレスを獲得へ

    2019.1.17 11:20 Thursday

     日本時間1月17日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ダイヤモンドバックスはフリーエージェントの内野手、ウィルマー・フローレスとの契約合意が目前に迫っているようだ。このニュースはESPNのジェフ・パッサンが最初に報じ、身体検査の結果を待って正式に発表される見込みだという。フローレスは2020年のオプションが付属した1年契約を得る見込みとなっている。

     現在27歳のフローレスは、一塁で通算139試合(先発111試合)、二塁で101試合(同77試合)、三塁で143試合(同128試合)、遊撃で162試合(同148試合)の出場経験がある万能内野手であり、メッツではチーム事情に合わせたポジションを守ってチームに貢献してきた。打者としては2015年から3年連続で16本塁打以上を放ったようにパンチ力があり、昨季は打率.267、11本塁打、51打点、OPS.736をマーク。昨季だけで4度のサヨナラ打を放つなど、印象的な活躍が多いのも特徴である。

     ダイヤモンドバックスは正中堅手のA.J.ポロックがフリーエージェントとなって退団した穴をまだ埋めることができておらず、代役となる外野手を獲得できない場合、フローレスを二塁に置いて正二塁手のケテル・マーテイを中堅にコンバートする可能性がある。マーテイの外野守備の経験は、メジャーでは2015年に中堅を2試合、マイナーでは同じく中堅を2015年に4試合、2017年に5試合守っているだけだが、首脳陣はマーテイの身体能力の高さを評価し、中堅守備を十分にこなすことができると考えているようだ。

     もちろん、昨季に引き続いてマーテイが二塁を守り、フローレスはメッツ時代と同様に内野のバックアップに回る可能性もあるが、その場合にも万能ぶりを存分に発揮してチームに貢献してくれるに違いない。ダイヤモンドバックスは目に見える数字以上の貢献が期待できる、貴重な戦力を手に入れたと言えそうだ。

  • レンジャーズの元守護神・トールソンが現役引退を表明

    2019.1.17 10:50 Thursday

     メジャー4年目の2015年にクローザーとして35セーブを挙げ、レンジャーズの年間最優秀投手に選出されたリリーフ右腕、ショーン・トールソンが、トミー・ジョン手術のリハビリ中に故障が再発したことにより現役引退を決断した。トールソンはドジャースで2年、レンジャーズで3年プレイしたあと、2017年1月にレイズと契約したが、同年5月にトミー・ジョン手術。復活を目指して2017年12月に古巣・レンジャーズとマイナー契約を結んだものの、メジャーのマウンドに戻ってくることはできなかった。

     右肘のトミー・ジョン手術を受けた2017年に続いて、昨季はスプリング・トレーニングの終盤に右腕の屈筋の腱を痛め、2年連続でマイナーでの登板機会すらなかったトールソンだが、復活を目指して右肘のリハビリを続け、レンジャーズもマイナー契約で復活のチャンスを与えるつもりだったという。しかし、全てが順調に進んでいたと思われていた矢先、先週末に練習前のウォーミングアップの際に屈筋の腱の痛みが再発。「週末の間も状況は全く改善しなかった」と語ったように、故障の再発が現役引退を決断するきっかけとなった。

     「ブルペンでは良いピッチングができていたし、腕の調子も良かった。スプリング・トレーニングでポジションを勝ち取る自信があったし、周りと競争することを楽しみにしていたんだ」とトールソン。最終的には妻・リンリー、レンジャーズのジョン・ダニエルズGMと話し合い、現役引退を決断したようだ。

     メジャーデビューを果たした2012年にドジャースで40試合に登板したトールソンは、背中の故障により2013年の大部分を欠場したものの、2014年にレンジャーズへ移籍すると一気にメジャー定着。移籍初年度は64試合で防御率2.76の好成績を残し、翌2015年はクローザーに昇格して73試合で35セーブ、防御率2.99をマークした。2016年は37試合で11セーブ、防御率7.68と大乱調に終わったものの、2015年の地区優勝の立役者の1人であったことは間違いない。31歳の誕生日目前の、早すぎる現役引退となった。

  • フィリーズがハーパーを含む超大型補強を計画中か

    2019.1.16 11:55 Wednesday

     オフシーズン当初から戦力補強に惜しみなく資金を投入する姿勢を鮮明にしていたフィリーズだが、「超大型補強」とも言える大補強を計画中であることが報じられている。USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが報じたところによると、フィリーズの関係者が「ブライス・ハーパー、ダラス・カイケル、クレイグ・キンブレルと契約することを検討している」と話したという。ハーパーとマニー・マチャドを両獲りする可能性は低くなっているものの、2人のスーパースターのうちの1人と、フリーエージェント市場に残る大物選手の数名を獲得する「超大型補強」を実現させる可能性は十分にありそうだ。

     ハーパーとマチャドを両獲りするだけの資金的余裕があると見られていたフィリーズだが、ここにきてハーパー獲得に注力する一方、マチャドに対してはトーンダウンの気配を見せており、両獲りの可能性を残しつつもマチャド争奪戦から手を引く可能性が高まっている。そして、その代わりにフリーエージェント市場に残る大物選手に目を向け始めているようだ。

     ナイチンゲールによると、フィリーズが獲得を狙うのはハーパーのほか、元サイ・ヤング賞左腕のカイケルと、今オフの移籍市場における最高のクローザーであるキンブレル。MLBネットワークのジョン・ヘイマンも同じような話を関係者から聞いており、フィリーズはハーパーないしマチャドのほか、カイケル、キンブレル、A.J.ポロックといった大物選手の獲得に動く可能性があるという。

     さらに、ヘイマンによると、フィリーズは球界最高のスター選手であるマイク・トラウト(エンゼルス)の獲得を目論んでいるというのだ。トラウトは2年後、つまり2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だが、もちろんエンゼルスはトラウトとの契約延長を目指している。しかし、トラウトがフリーエージェント市場に出る前に契約延長に応じる可能性は低いと見られており、トラウトをめぐる「大争奪戦」が展開される可能性が高い。フィリーズは今オフのみならず、2年後のオフにも移籍市場を盛り上げてくれるかもしれない。

  • ホワイトソックスのマチャドへのオファーは7年契約

    2019.1.16 11:15 Wednesday

     ホワイトソックスがマニー・マチャドへのオファーを8年契約に引き上げたとの報道が出たばかりだが、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ホワイトソックスのマチャドへのオファーは7年契約のまま変わっていないようだ。争奪戦のライバルと見られるフィリーズは、ラスベガスでブライス・ハーパー夫妻との契約交渉を行ったあと、ハーパー争奪戦の最有力候補に浮上しており、ハーパーとマチャドを両獲りする可能性は低いと見られている。マチャド争奪戦については「ミステリー・チーム」の存在も噂されているが、現時点ではホワイトソックスが先頭を走っていると判断して良さそうだ。

     ホワイトソックスのマチャドへのオファーについての報道を時系列順に整理すると、まず日本時間1月14日にUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが「フィリーズがハーパー獲得の最有力候補に浮上」したことを報じ、ESPNのジェフ・パッサンは「ホワイトソックスがマチャドへのオファーを8年契約に引き上げた」ことを伝えた。さらに、Z101デジタル(ドミニカ共和国のメディア)のエクトル・ゴメスは「8年契約のオファーが総額2億5000万ドルである」と報じたが、その日のうちにナイチンゲールが「ホワイトソックスは7年契約のオファーを変えていない」ことを伝え、日本時間1月15日には関係者への確認も取れた状況。よって、現時点では「8年2億5000万ドル」という報道は誤報ということになる。

     マチャド争奪戦に加わっているチームはそれほど多くなく、撤退濃厚のヤンキースに続いてフィリーズまで手を引くことになると、「ミステリー・チーム」が実在しないのであれば、マチャドの選択肢はホワイトソックスに限られる。マチャドの義兄弟であるヨンダー・アロンゾや、マチャド&アロンゾと親しい関係にあるジョン・ジェイを獲得してマチャド獲得に本気の姿勢を示してきたホワイトソックスが、マチャド獲得に成功する可能性は高まりつつあると言える。

     主力選手を次々に放出した再建期間のなかでマイナー組織を充実させ、多数の若手有望株を抱えるホワイトソックスは、早ければ2020年にもポストシーズン争いに加わることが予想されている。マチャドはその「ホワイトソックス新時代」の象徴的存在となるかもしれない。

  • 好投手・クルーバーを含む三角トレードは成立するのか

    2019.1.16 10:50 Wednesday

     今オフに入ってからトレード放出の可能性が取り沙汰されているコリー・クルーバー(インディアンス)。ジ・アスレチックのレポートによると、パドレスはインディアンスがクルーバーをレッズへ放出してパドレスがレッズから有望株内野手のニック・センゼルを獲得する三角トレードを模索していたようだ。レッズは先発投手、パドレスは三塁手、インディアンスは外野手を欲しており、この三角トレードはそれぞれのチーム事情にフィットすると言える。この三角トレードが実現する可能性はあるのか。各チームの番記者が分析している。

     MLB公式サイトでインディアンスの番記者を務めるマンディ・ベル、レッズの番記者を務めるマーク・シェルドン、パドレスの番記者を務めるAJカッサベルが共同で三角トレードについての分析記事を公開。レッズは今オフ、トレードでタナー・ロアークとアレックス・ウッドを獲得したものの、ジョニー・クエイト(現ジャイアンツ)以来となるエース級の投手の獲得を目指しており、クルーバーはそのニーズを満たす存在だ。また、パドレスは三塁手を欲しており、メジャー有数の有望株であるセンゼルは非常に魅力的な存在。レッズは内野のレギュラーの顔ぶれが固まっており、外野に回すという選択肢があるとはいえセンゼルの出場機会がブロックされていることも放出を後押しするかもしれない。

     また、インディアンスはマイケル・ブラントリーやロニー・チゼンホールの退団で外野手が不足しており、パドレスのマニュエル・マーゴやハンター・レンフローといった若き主力外野手を獲得できれば理想的な補強となる。レッズもドジャースからヤシエル・プイーグとマット・ケンプを獲得したことで外野の両翼に選手が溢れており、インディアンスに外野手を提供することは可能である。要するに、レッズがクルーバー、パドレスがセンゼル、インディアンスが外野手を獲得する三角トレードが実現する可能性は十分にあるのだ。

     ただし、レッズがセンゼルの放出を躊躇する可能性があり、また、インディアンスは主力野手の放出により年俸総額削減の目標をすでに達成しているため、無理にクルーバーを放出する必要がない。そのあたりの事情が三角トレード成立に向けてのハードルとなりそうだ。また、番記者たちはソニー・グレイ(先発投手)、ミゲル・アンドゥハー(三塁手)、クリント・フレイジャー(外野手)と既出の3球団の補強ポイントに合致するトレード要員を抱えているヤンキースの存在を指摘しており、今後の交渉のなかでトレードの形は大きく変化することになるかもしれない。

  • マチャド&ハーパーの争奪戦 「ミステリー・チーム」候補の5球団

    2019.1.15 12:00 Tuesday

     フリーエージェント選手の獲得レースにおいて、「本命」と見られていたチームではなく突如現れた「ミステリー・チーム」が獲得レースを制すことは決して珍しくない。ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)やエリック・ホズマー(パドレス)などは「ミステリー・チーム」が獲得レースを制した代表的な例だ。今オフはマニー・マチャドとブライス・ハーパーがまだ市場に残っており、「ミステリー・チーム」の存在も噂されている。MLB公式サイトのリチャード・ジャスティスは、「ミステリー・チーム」になり得る5球団を紹介している。

     1球団目はジャイアンツ。今オフは目立った動きがないものの、エース左腕のマディソン・バムガーナーの放出を回避したように、完全なる再建に舵を切る様子は見られない。ポストシーズン返り咲きのためには攻撃力アップ、特に外野手の補強が必要不可欠であり、そうしたチーム事情にハーパーは見事にフィットする。バムガーナーやバスター・ポージーが徐々に輝きを失っていくなか、次代の「球団の顔」としてもハーパーは魅力的な存在だ。

     2球団目はレンジャーズ。2020年に開場予定の新球場のシンボルとして、マチャドないしハーパーは非常に魅力的な存在である。また、レンジャーズは昨季限りでエイドリアン・ベルトレイが現役を引退しており、新たな「球団の顔」を必要としている。再建を進めるレンジャーズだが、新時代の幕開けを象徴する出来事としてスーパースターの獲得が実現しても決して不思議ではない。

     3球団目はパドレス。メジャーでも屈指の若手有望株の層を誇るパドレスは、数年後にポストシーズン争いに加わってくることが予想されている。特に有望株投手の充実度は凄まじく、打線を強化できれば数年後には強豪チームに変貌を遂げている可能性もある。内野にはフェルナンド・タティスJr.という「超有望株」が控えているため、パドレスが狙うとすればマチャドではなくハーパーだろう。

     4球団目はアストロズ。現時点でのチーム構成を見ると、どちらかというと投手の補強を必要としているアストロズだが、ジム・クレイン・オーナーは大型補強への備えができていることを明言しており、マチャドやハーパーの獲得に乗り出す可能性は否定できない。内野に右打ちの好打者が多いことを考えると、左打ちの外野手、つまりハーパーはチーム事情にフィットする存在と言える。球界を揺るがす「大サプライズ」が実現する可能性は決してゼロではないだろう。

     そして5球団目はカージナルス。すでにダイヤモンドバックスからトレードでポール・ゴールドシュミットを獲得しているカージナルスだが、ポストシーズン返り咲きのためにさらなる打線強化を目指す可能性はある。すでに今季のレギュラー陣の顔ぶれは固まりつつあるが、若きスーパースターをフリーエージェントで獲得できるチャンスは頻繁にあるわけではなく、ひそかにマチャドないしハーパーの獲得を狙っていても不思議ではない。獲得を実現させるだけの資金的余裕があることも、「ミステリー・チーム」の1つに挙げられる理由となっている。

     フィリーズやホワイトソックスが「本命」に挙げられているマチャド&ハーパーの争奪戦。順当に「本命」がスーパースターの獲得に成功するのか。それとも、ジャスティスが紹介した上記の5球団が「サプライズ」を起こすのか。2人のスーパースターはもうしばらくの間、オフシーズンの野球ファンを楽しませてくれそうだ。

  • 昨季復活の左腕・ホランドがジャイアンツと再契約

    2019.1.15 11:00 Tuesday

     ジャイアンツに加入した昨季、5年ぶりの規定投球回到達を達成するなど復活を遂げ、シーズン終了後にはジャイアンツに残留したい意向を明らかにしていたデレク・ホランドが、日本時間1月15日にジャイアンツと1年+球団オプション1年で再契約を結んだことが明らかになった。ジャイアンツはすでにホランドとの再契約を公式発表。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ホランドには700万ドルが保証されており、球団オプションが行使された場合、2年間の総額は1500万ドルになるという。

     現在32歳のホランドは、レンジャーズで8年間プレイしたあと、2017年はホワイトソックスへ移籍。しかし、ホワイトソックスでは先発ローテーションの一角を担いながらも7勝14敗、防御率6.20という惨憺たる成績に終わり、シーズン終了を待たずに解雇された。その後、昨年2月にジャイアンツとマイナー契約を結び、見事にロースター入りを果たして7勝9敗ながら171回1/3を投げて防御率3.57と復活。169個の三振を奪っており、奪三振率8.88はメジャー10年目にして自己ベストの数字だった。

     記者会見で「(ジャイアンツに)戻ってくるのは簡単な選択だった」と再契約が実現したことを喜んだホランド。ジャイアンツは先発ローテーションの中心的存在となるはずのジョニー・クエイトがトミー・ジョン手術を受け、ジェフ・サマージャも肩のコンディションに不安を抱えているため、ホランドはマディソン・バムガーナーやデレック・ロドリゲスらとともに先発ローテーションの中核を担うことになる。カート・ヤング投手コーチやマット・ハージェス・ブルペンコーチの指導の下で復活を遂げた昨季のパフォーマンスを維持できれば、チームの期待に応えることができるはずだ。

     ファーハン・ザイディ野球部門社長は、ホランドが昨季30先発のほかにリリーフで6試合登板したように、ホランドの「チーム第一」の姿勢を高く評価している。チームのことを最優先に考える32歳の左腕は、今季もジャイアンツにとって不可欠な戦力となりそうだ。

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