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  • カブスが便利屋内野手・デズカルソと2年+オプション1年で契約

    2018.12.19 11:30 Wednesday

     日本時間12月19日、カブスはフリーエージェントのユーティリティ内野手、ダニエル・デズカルソと2年+球団オプション1年で契約を結んだことを発表した。カブスは二塁の控えと、アディソン・ラッセルの出場停止期間中に穴を埋めることのできる内野手の獲得を目指していたが、内野の全ポジションを守ることのできるデズカルソの獲得により、これらの課題を一気に解決。デズカルソの年俸は2019年が150万ドル、2020年が250万ドルと報じられており、2021年の契約は年俸350万ドルの球団オプションまたはバイアウト100万ドルとなっているようだ。

     カブスは正遊撃手のラッセルがDVに関する規約違反により40試合の出場停止処分を受けており、来季は現地時間5月3日まで試合に出場することができない。その間、正二塁手のハビアー・バイエズが遊撃に入ることが予想されており、デズカルソは二塁に入ってバイエズと二遊間コンビを形成する可能性がある。今季はダイヤモンドバックスで二塁(52試合)、三塁(37試合)、一塁(11試合)、左翼(5試合)と4つのポジションを守ったデズカルソ。ベン・ゾブリスト、デービッド・ボーティ、イアン・ハップといった現有戦力とともに、「代役二塁手」の有力候補の1人となった。

     ダイヤモンドバックスでプレイした今季は自己最多の13本塁打を放つなど、打率.238、57打点、OPS.789とまずまずの成績をマーク。通算では対右腕OPS.694、対左腕OPS.696とそれほど大差ないものの、今季は左打者ながら対左腕OPS.889と左腕に対して強さを発揮した(対右腕OPSは.767)。相手投手の左右にかかわらず起用できる点、内外野の複数ポジションを守ることができる点などを考慮すると、強豪チームの控え選手としては理想的な存在と言える。今オフのカブスは代打の切り札として活躍したトミー・ラステラをエンゼルスへ放出しているため、デズカルソは代打としての出場も多くなるかもしれない。

  • ツインズがチームのレジェンド・マウアーの「7」を永久欠番に

    2018.12.19 10:55 Wednesday

     日本時間12月19日に行われたジョー・マウアーの引退セレモニーに、トム・ケリー、トニー・オリーバ、ケント・ハーベック、バート・ブライレブンといったツインズのレジェンドたちが登場。そして、ハーベックが来夏にマウアーが背負った背番号「7」が永久欠番となることを発表し、マウアーを驚かせた。

     ハーベックの発表のあと、マウアーは「自分のお気に入りの選手と一緒に永久欠番として壁に飾られるなんて、めったにあることではないからね」と語り、自身のお気に入りの選手だったハーベックからの発表を喜んだ。「(永久欠番になることは)僕にとって大きな意味を持つよ。(ハーベックだけでなく)バート(・ブライレブン)もトニー(・オリーバ)もT.K.(=トム・ケリー)も来てくれた。今、(良い意味の)ショックを受けているよ」とマウアー。永久欠番のセレモニーの開催日時は後日発表予定だが、ツインズの監督・選手による永久欠番はハーモン・キルブリュー、ロッド・カルー、オリーバ、ハーベック、カービー・パケット、ブライレブン、ケリーに次いで球団史上8人目となった。

     マウアーは2001年のドラフトでツインズから全体1位指名を受け、プロの世界で18シーズンにわたってプレイ。ミネソタ州セントポールで生まれ育った、文字通りの「フランチャイズ・プレイヤー」だった。「ツインズと契約したのはそれほど前のことのようには思えないけど、もう18年も経ったんだね」と自身のキャリアを感慨深げに振り返ったマウアー。通算428二塁打と3087出塁は球団歴代最多の数字であり、1858試合出場と2123安打は同2位、923打点は同5位と球団史に残る活躍を続けてきた。3度の首位打者を獲得し、イチロー(マリナーズ)の好敵手としても知られた好打の捕手は、ツインズが誇るレジェンドの1人として、今後もミネソタの野球ファンに愛され続けていくに違いない。

  • ブレーブスとメッツが撤退 リアルミュート争奪戦はどうなる?

    2018.12.18 14:40 Tuesday

     今オフの中心トピックの1つであるJ.T.リアルミュート(マーリンズ)のトレード騒動だが、ここにきてリアルミュート獲得を熱心に目指していたブレーブスとメッツが獲得レースから撤退するという状況になっている。しかし、MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロは「現在も6~8球団がリアルミュートの獲得を目指している」と報じ、遅かれ早かれリアルミュートのトレードが実現すると考えているようだ。リアルミュート争奪戦はどのような結末を迎えるのだろうか。

     先週ラスベガスで行われたウィンター・ミーティングの場でリアルミュートのトレードは実現しなかったが、マーリンズは各球団との交渉を進めるなかでトレード相手の絞り込みを行ったようだ。しかし、リアルミュート獲得に最も熱心な球団の1つであったメッツがウィルソン・ラモスを獲得してリアルミュート争奪戦から撤退。すでにブライアン・マッキャンと契約しているブレーブスも争奪戦から撤退する意向を示した。

     そんななか、フリサロは「ドジャースとレイズを含む6~8球団がリアルミュートの獲得を目指している」と報じ、その他の球団としてレッズ、パドレス、ブリュワーズ、ヤンキース、エンゼルスの名前を挙げている。フリーエージェント市場に残る主戦級の捕手はヤスマニ・グランダル、ジョナサン・ルクロイ、マーティン・マルドナード、マット・ウィータースとそれほど多くなく、リアルミュートの需要が消滅することはないはずだ。

     マーリンズは2020年まで(要するにあと2年)リアルミュートを保有可能であり、マーリンズにはリアルミュートをとりあえずキープしておくという選択肢もあるが、フリサロは「その可能性は低い」と断言する。保有可能期間が減少すればトレードで得られる対価のクオリティも低下するため、マーリンズはリアルミュートのバリュー(価値)を最大限に利用するために、今オフ中の放出を最優先に考えるだろう。

  • アストロズが好打者・ブラントリーと2年契約で合意へ

    2018.12.18 11:20 Tuesday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、アストロズはフリーエージェントの外野手、マイケル・ブラントリーとの契約合意が目前に迫っているようだ。ローゼンタールはさらに、契約条件が2年3200万ドル前後と見られることを伝えている。ホゼ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン、ジョージ・スプリンガー、カルロス・コレアなど右の強打者が並ぶアストロズ打線に、左の好打者が加わることがほぼ確実となった。

     ブラントリーは今オフのフリーエージェント市場において、ブライス・ハーパーやマニー・マチャドといった超大物選手には劣るものの、それに次ぐポジションに位置付けられる好選手のうちの1人だった。過去2シーズンは故障の影響で満足にプレイできなかったものの、今季は2015年以降では自己最多となる143試合に出場し、打率.309、17本塁打、76打点、12盗塁、OPS.832の好成績をマーク。2年連続3度目となるオールスター・ゲームにも選出された。右打者偏重の打線となっていたアストロズにとって、左の好打者の加入は理想的な補強と言える。

     MLB公式サイトのダレン・ウィルマンは、ブラントリーが今季の全1008投球のうち、空振りが111度しかなかったことを紹介。空振り率11.0%はメジャー全体で3番目に低い(総投球数250以上)数字であり、アストロズで最も空振り率が低かったブレグマン(12.9%)をも凌ぐ数字である。このコンタクト能力の高さが、ブラントリーの最大の長所であると言えるだろう。

     また、MLB公式サイトでアストロズの番記者を務めるブライアン・マクタガートは、現時点でのアストロズの予想オーダーを紹介。スプリンガー、ブレグマン、アルトゥーベ、コレアというお馴染みの上位打線に続いてブラントリーが5番に入り、6番以降にはユリ・グリエル、ジョシュ・レディック、タイラー・ホワイト、ロビンソン・チリーノスが並ぶ強力打線となっている。なお、アストロズはブラントリーとの契約が成立したあとも引き続き、ネルソン・クルーズなど指名打者候補の強打者の獲得を目指していくようだ。

  • 俊足のベテラン外野手・デービスがメッツとマイナー契約

    2018.12.18 10:50 Tuesday

     日本時間12月18日、メッツは俊足のベテラン外野手、ラジェイ・デービスとマイナー契約を結んだことを発表した。この契約には来春のスプリング・トレーニングへの招待が含まれており、デービスはスプリング・トレーニングに招待選手として参加し、メジャー契約を目指すことになる。

     現在38歳のデービスは、通算415盗塁の実績を誇るスピードを最大の魅力とするベテラン外野手である。メジャー13年目となった今季はインディアンスで101試合に出場し、打率.224(196打数44安打)、1本塁打、6打点、21盗塁、OPS.559をマーク。打率とOPSはデビューイヤー(2006年)を除けば自己ワーストの数字だったが、3年連続11度目となるシーズン20盗塁を記録するなど持ち前のスピードは健在だった。

     メジャー通算ではセンターで747試合(うち先発589試合)、レフトで491試合(うち337試合)、ライトで122試合(うち先発85試合)の出場経験があり、外野の控えにはうってつけの存在。しかし、メッツは主軸打者の1人であるヨエニス・セスペデスが両かかとの手術を受け、来季の前半戦を欠場することが濃厚となっているものの、レフトにマイケル・コンフォート、センターにフアン・ラガレス、ライトにブランドン・ニモとレギュラーがおり、A.J.ポロックやアダム・ジョーンズといったフリーエージェントの外野手を狙っているとの報道もあるため、デービスに与えられるチャンスは限られたものとなるだろう。

     ナ・リーグでのプレイは2008年(ジャイアンツ)以来となるデービスだが、メジャー13年の経験と自慢のスピードを生かし、メジャー契約を勝ち取ることができるのか。38歳のベテラン外野手の挑戦が幕を開ける。

  • 「アンブレイカブル」と呼ばれる17個のメジャー記録

    2018.12.17 14:45 Monday

     「記録は破られるために作られる」とよく言われるが、その一方で「不滅の大記録」と呼ばれる記録も存在する。ジョニー・バンダーミーアが1938年に成し遂げた「2試合連続ノーヒッター」などはその一例と言えるだろう。ジョー・ディマジオが1941年に成し遂げた「56試合連続安打」も「アンブレイカブル」な記録の1つとしてしばしば言及される。MLB公式サイトのマット・ケリーは、そのような「不滅の大記録」のうち17個を厳選して紹介。そのなかには日本が世界に誇る安打製造機が成し遂げた偉業も含まれている。

     ケリーが真っ先に挙げたのは2004年にイチローが成し遂げた「シーズン262安打」だ。この年のイチローは704打数で打率.372をマーク。ケリーは「イチローの記録を破るためには700打数以上で打率.373以上をマークしなければならない」とコメントしている。そのほかには、ノーラン・ライアンの「通算5714奪三振」と「通算2795与四球」、リッキー・ヘンダーソンの「通算1406盗塁」と「シーズン130盗塁(1982年)」、ハック・ウィルソンの「シーズン191打点(1930年)」、チーフ・ウィルソンの「シーズン36三塁打(1912年)」、バリー・ボンズの「シーズン232四球(2004年)」、ベーブ・ルースの「シーズン177得点(1921年)」、ピート・ローズの「通算15890打席」と「通算4256安打」、カル・リプケンJr.の「2632試合連続出場」、ハンク・アーロンの「通算6856塁打」が「不滅の大記録」として紹介されている。

     以上で13個だが、残り4個は地味ながら凄まじい記録ばかりが並んでいる。ロン・ハントの「シーズン50死球(1971年)」、レジー・クリーブランドの「規定投球回以上でシーズン被本塁打3本(1976年)」、ジョディ・デービスの「シーズン89盗塁刺(1986年)」、そしてジョー・スーウェルの「規定打席以上でシーズン3三振(1932年)」だ。盗塁が試みられる機会が減少し、本塁打と三振の増加傾向が続く現代のメジャーリーグでは、特にクリーブランドの被本塁打3本、デービスの89盗塁刺、スーウェルの3三振は「アンブレイカブル」な記録と言えるだろう。

  • マチャドが現地時間水曜日にヤンキースを訪問へ

    2018.12.17 12:45 Monday

     ニューヨーク・ポストのジョージ・A・キング三世によると、フリーエージェント市場の目玉選手の1人であるマニー・マチャドは、現地時間水曜日(日本時間12月20日)に正式にヤンキースを訪問し、契約交渉を行うようだ。ヤンキースの球団首脳は、ポストシーズンでマチャドが見せた品を欠く振る舞いにより、マチャド獲得に消極的な姿勢を示しているものの、マチャドがヤンキースのチーム事情にフィットする存在であることは事実。いよいよマチャド獲得レースが本格的に動き始めそうだ。

     今オフのマチャドは、ブライス・ハーパーとともにフリーエージェント市場における最大の目玉選手と目され、総額3億ドル規模の超大型契約が誕生することが予想されている。よって、両選手の獲得レースに参戦できるのは限られたごく一部のチームだけであり、その1つがヤンキースである。ヤンキースは正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、来季の大部分を欠場する可能性があるため、マチャドはその穴を埋めるのにベストの存在。グレゴリアスが来季終了後にフリーエージェントとなることも、マチャド獲得を後押しする。

     CBSスポーツ・ネットワークのジム・ボウデンは「マニー・マチャドのファースト・チョイス(第1希望)はニューヨーク・ヤンキースだ」と断言。「だから、ヤンキースが交渉の席に着き、マチャドの希望を満たすことができれば、マチャドを獲得するのはヤンキースだろう」とまで言い放った。戦力的に考えて、マチャドがヤンキースにとって魅力的な存在であることは間違いなく、あとはブライアン・キャッシュマンGMが球団首脳を説得して十分な資金を確保できれば、「ヤンキース・マチャド」の誕生はほぼ確実と言えるのかもしれない。

  • メッツが捕手補強を完了 ラモスを2年契約で獲得へ

    2018.12.17 12:05 Monday

     J.T.リアルミュート(マーリンズ)のトレード交渉が思うように進まなかったメッツは、リアルミュート争奪戦から撤退する決断をし、フリーエージェントのウィルソン・ラモスと2年1900万ドルで契約合意に至った。これにより、すでにトラビス・ダーノウとケビン・プラウェッキーを擁するメッツの捕手補強は完了。マーリンズは好条件でのリアルミュート放出に向けて、雲行きが怪しくなってきた。

     ラモスは球界有数の「打てる捕手」として知られており、今季はレイズとフィリーズで計111試合に出場して打率.306、15本塁打、70打点、OPS.845の好成績をマーク。故障のため出場できなかったものの、オールスター・ゲームにも選出された。2016年にはナショナルズで打率.307、22本塁打、80打点、OPS.850をマークした実績もあり、メジャー通算9シーズンで打率.273、109本塁打、OPS.756という成績を残している。

     今季のメッツは正捕手のダーノウがトミー・ジョン手術によりシーズンの大部分を欠場し、プラウェッキーと途中加入のデビン・メゾラコ(現在はフリーエージェント)の2人を中心にシーズンを乗り切った。しかし、ポストシーズン進出を目指すチーム作りを進めるうえで、捕手陣に対する不安は大きく、リアルミュート争奪戦に参戦。ところが、アメッド・ロサリオ、マイケル・コンフォート、ブランドン・ニモ、ノア・シンダーガードといった若き主力選手を対価として要求されたこともあって交渉は不調に終わり、ラモス獲得を決断した。

     メッツのブロディ・バンワグネンGMは、今後の補強ポイントとして「右打ちの外野手」と「左投げのリリーバー」を挙げており、前者についてはA.J.ポロックやアダム・ジョーンズがターゲットになっていると見られる。一方、後者についてはアンドリュー・ミラーやザック・ブリットンといった有力選手ではなく、より安価なオプションを模索していくようだ。

  • ブレーブス リアルミュート獲得レースから撤退へ

    2018.12.16 16:00 Sunday

     今オフ最大の注目トピックの1つとなっているJ.T.リアルミュート(マーリンズ)の去就だが、獲得に興味を示していた球団の1つであるブレーブスは獲得レースから撤退する意向を固めたようだ。現地の報道によると、ブレーブスとマーリンズは日本時間12月13日のウィンター・ミーティング2日目以降、リアルミュートのトレードに関する交渉を行っていないという。今オフ、ブレーブスはすでにブライアン・マッキャンを獲得してタイラー・フラワーズとの捕手2人体制を確立しており、無理にリアルミュート獲得を目指す必要はないとの判断に至った模様だ。

     ブレーブスは昨オフ、今季途中、そして今オフとリアルミュート獲得の可能性を模索し続けてきた。しかし、マーリンズはリアルミュート放出の対価としてブレーブスの若き正二塁手であるオジー・アルビーズに加え、メジャー経験のある有望な若手選手を獲得することを希望。再建期を脱してポストシーズン進出を狙えるチームが完成しつつあるブレーブスが複数の若き主力選手を放出するはずもなく、ブレーブスは方針を転換してかつての正捕手であるマッキャンを1年200万ドルで呼び戻した。

     リアルミュートに関するトレード交渉において、最も充実した対価を提示していたのがブレーブスであるとの報道もあり、ブレーブスが獲得レースから撤退することはマーリンズにとって大きな痛手であると言えるだろう。マーリンズが対価として要求しているパッケージのレベルは依然として非常に高く、このままトレードが成立しない可能性も十分にある。マーリンズとしても、あと2年保有可能であるリアルミュートを今オフ無理に放出する必要はなく、トレードを希望していることが報じられているリアルミュートだが、来季もマーリンズの正捕手として開幕を迎える可能性が高まっているようだ。

  • インディアンス クルーバー&バウアーはトレード回避濃厚

    2018.12.16 14:40 Sunday

     強力先発投手陣のうち、コリー・クルーバーまたはトレバー・バウアーを放出する可能性が取り沙汰されていたインディアンスだが、どうやらトレードを回避することが濃厚となっているようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、インディアンスはすでにトレードでヤン・ゴームス、エドウィン・エンカーナシオン、ヨンダー・アロンゾを放出しており、年俸総額削減に関する問題はクリアできているという。インディアンスはクルーバーとバウアーをキープしたまま、来季の開幕を迎えることになりそうだ。

     今オフ当初、インディアンスは年俸総額削減のために、クルーバー、カルロス・カラスコ、バウアーのいずれかを放出することが有力視されていた。しかし、カラスコとは契約を延長し、クルーバーとバウアーではなく、複数の主力野手をトレードで放出することにより、年俸総額の削減に成功。もはや無理にクルーバーとバウアーを放出する必要はなくなっている。

     クルーバーは来季の年俸が1750万ドル、2020年は年俸1800万ドルの球団オプション。バウアーは2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなる見込みであり、両者ともインディアンスの保有可能期間は残り2年となっている。今オフは主力野手の放出により年俸削減を達成したものの、今後はフランシスコ・リンドーアら若手選手の年俸高騰が予想され、1年後には再びクルーバーとバウアーのトレード話が再燃する可能性もある。

     とはいえ、現時点ではインディアンスが来季もクルーバー、カラスコ、バウアーの先発三本柱を擁してポストシーズン進出を目指す戦いに臨むのはほぼ確実であると言えるだろう。

  • アダムスがナショナルズ復帰へ 1年400万ドルで契約合意

    2018.12.16 14:15 Sunday

     ナショナルズは補強が必要な箇所の1つだった正一塁手のライアン・ジマーマンの控えとなる「左打ちの一塁手」について、慣れ親しんだ顔を呼び戻すことで補強を完了させた。日本時間12月16日に関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはマット・アダムスと1年400万ドルで契約合意。今季21本塁打を放ったスラッガーが、半年ぶりにナショナルズへ復帰することになった。

     今季のアダムスはナショナルズで94試合、カージナルスで27試合に出場し、打率.239、21本塁打、57打点、OPS.786をマーク。右腕に対して20本塁打、OPS.811と強さを発揮しており、右打者でコンディション面に不安を抱えるジマーマンのサポート役としてはうってつけの存在だ。なお、ワシントン・ポストの報道によると、2020年の契約は相互オプションとなっているようだ。

     今オフのナショナルズはフリーエージェント市場でパトリック・コービン、カート・スズキ、トレバー・ローゼンタール、トレード市場でヤン・ゴームス、カイル・ベアクローを獲得するなど積極的に補強を進めており、今後は二塁手や投手陣の補強に動く可能性が高い。フアン・ソト、アダム・イートン、ビクトル・ロブレス、マイケル・A・テイラーと外野のレギュラー候補が4人おり、アダムス、ウィルマー・ディフォー、ハウィー・ケンドリックも外野を守ることができるため、アダムスを呼び戻したことにより、ブライス・ハーパーと再契約を結ぶ可能性は限りなく低くなったと言えるだろう。

  • ホワイトソックスがインディアンスから強打者・アロンゾを獲得

    2018.12.15 13:15 Saturday

     数日後にマニー・マチャドと面会することが報じられているホワイトソックスだが、その前にマチャドの義兄弟をトレードで獲得することに成功した。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ホワイトソックスはマイナーリーグの外野手、アレックス・コールとのトレードでインディアンスから今季23本塁打の一塁手、ヨンダー・アロンゾを獲得。この動きはマチャド獲得レースにも影響を与えるかもしれない。

     現在31歳のアロンゾは、今季インディアンスで145試合に出場して打率.250、23本塁打、83打点、OPS.738をマーク。一塁手として138試合に出場したように、指名打者としての出場経験はほとんどないが、ホワイトソックスの一塁にはシルバースラッガー賞受賞者であるホゼ・アブレイユがいる。アブレイユが指名打者としての出場をあまり好んでいないことを考えると、アロンゾは新天地では指名打者としての出場が多くなるかもしれない。

     アロンゾは昨オフにインディアンスと2年1600万ドル+球団オプション1年の契約を結んでおり、来季の年俸は800万ドル。2020年は年俸900万ドルの球団オプションまたはバイアウト100万ドルとなっているが、来季終了後に身体検査をクリアし、2019年に550打席以上または2018~2019年の合計で1100打席以上をクリアすればオプション行使が保証される。今季は574打席であり、オプション行使のノルマまであと526打席である。

     インディアンスに移籍するコールは2016年のドラフト3巡目で指名された24歳の外野手。今季はA+級とAA級で合計123試合に出場し、打率.248、12本塁打、58打点、6盗塁、OPS.760をマークした。

  • ゴールドグラブ賞二塁手・キンズラーがパドレスと2年契約へ

    2018.12.15 12:00 Saturday

     関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、パドレスはフリーエージェントの二塁手、イアン・キンズラーと2年契約で合意に至ったようだ。今オフのパドレスは内野手の補強を必要としていたが、そのターゲットは三塁手ないし遊撃手であると見られていた。今季を含め、ゴールドグラブ賞を2度受賞しているキンズラーの獲得は、ある意味「サプライズ」と言えるが、パドレスはキンズラー獲得によりチームのニーズを満たすことができると考えているようだ。

     今季のキンズラーはエンゼルスとレッドソックスで計128試合に出場し、打率.240、14本塁打、16盗塁、OPS.681をマーク。OPSが.700を下回ったのはキャリアを通じて初めてであり、36歳という年齢を感じさせるシーズンとなったが、二塁守備の安定感は健在で、2016年以来自身2度目となるゴールドグラブ賞を受賞した。

     パドレスの二塁にはルイス・ウリアスという有望株がおり、遊撃には球界屈指の有望株であるフェルナンド・タティスJr.の昇格が控えている。パドレスはキンズラーにこれらの若手選手の教育係としての役割を期待しているようだが、開幕当初は二塁・キンズラー、遊撃・ウリアスという布陣で戦うことになるだろう。タティスJr.の昇格後は、二塁・ウリアス、遊撃・タティスJr.が基本の布陣となり、キンズラーは三塁もしくはユーティリティを担う可能性が高い。

     パドレスの関係者は、キンズラーとポジションが重なることが懸念されるウリアスをトレードで放出する意思がないことを明らかにしており、キンズラーはウリアスとタティスJr.の教育係として、豊富な経験を有望株へ伝えていく役割を担うことになりそうだ。

  • ホワイトソックスが強肩捕手・マッキャンと1年契約で合意

    2018.12.15 11:30 Saturday

     マリナーズとのトレードでオマー・ナルバエスを放出したホワイトソックスは、その穴埋めとなる補強を完了した。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ホワイトソックスはフリーエージェントの強肩捕手、ジェームス・マッキャンと1年250万ドルで契約合意。身体検査の結果を待って正式に契約成立が発表される見込みだが、ホワイトソックスは今季まで同地区のタイガースで主戦捕手を務めていた強肩捕手を獲得することに成功した。

     現在28歳のマッキャンはメジャー2年目の2015年にメジャー定着を果たし、そこから4年連続で105試合以上に出場。2016年に12本塁打、2017年に自己最多の13本塁打を放つなど、下位打線でパンチ力を発揮して打撃面でも存在感を見せていたが、今季は自己最多の118試合に出場したものの、打率.220、8本塁打、OPS.581という自己ワーストの成績に終わり、オフに入ってタイガースからノンテンダーFAとなっていた。

     守備面では強肩が最大の魅力であり、盗塁阻止率は2015年が40.6%、2016年が45.0%、2017年が29.6%、今季が36.5%と、2017年を除いて高水準を維持。その強肩は名前と「キャノン」を合わせて「マッキャノン」と呼ばれ、ファンの間で親しまれている。ただし、フレーミング技術には難を抱えており、それが正捕手としての地位を確立できない一因となっていた。

     また、マッキャンは左投手を苦手としており、新天地でもプラトーン要員として起用される可能性が高い。来季のホワイトソックスはウェリントン・カスティーヨとマッキャンの捕手2人体制でシーズンを戦っていくことになりそうだ。

  • ルール5ドラフト オリオールズが全体1位でマーティンを獲得

    2018.12.14 15:00 Friday

     今オフのウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月14日にルール5ドラフトが行われた。例年、ルール5ドラフトでは投手中心の指名が展開されるが、それは今オフも同様。メジャーリーグ・フェイズで指名された14人のうち、実に10人が投手だった。しかし、タイガースがビクトル・レイエス外野手を指名した前年に続き、今オフも全体1位指名は野手。オリオールズは全体1位でアスレチックスの有望株、リッチー・マーティン遊撃手を指名した。ここでは合計14人が指名されたメジャーリーグ・フェイズを整理する。

     オリオールズが指名したマーティンは、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでアスレチックスの12位にランクインしていた有望株であり、今季はAA級で118試合に出場して打率.300、6本塁打、42打点、25盗塁、OPS.807をマーク。強肩を生かした遊撃守備に対する評価は高く、今季急成長を遂げた打撃面がメジャーでも通用する水準に達せば、守備型遊撃手として貴重な戦力となりそうだ。

     2位から5位までは投手の指名が続き、2位でロイヤルズがサム・マクウィリアムス(右腕・元レイズ)、3位でホワイトソックスがジョーダン・ロマノ(右腕・元ブルージェイズ)、4位でマーリンズがライリー・フェレル(右腕・元アストロズ)、5位でタイガースがリード・ギャレット(右腕・元レンジャーズ)を指名。ロマノはルール5ドラフトで指名されたあと、レンジャーズへトレードされている。

     6位のレッズは元ドジャースのコナー・ジョー一塁手兼三塁手を指名。今季はAA級とAAA級で計106試合に出場して打率.299、17本塁打、出塁率.408、OPS.935の好成績を残しており、ジョーイ・ボットー一塁手、エウヘニオ・スアレス三塁手の控えとしてメジャーでの活躍が期待される。

     7位からは再び投手の指名が続き、7位でレンジャーズがクリス・エリス(右腕・元カージナルス)、8位でジャイアンツがトラビス・バーゲン(左腕・元ブルージェイズ)、9位でブルージェイズがエルビス・ルシアーノ(右腕・元ロイヤルズ)、10位でメッツがカイル・ダウディ(右腕・元メッツ)を指名。3位のロマノと同様に、7位のエリスはロイヤルズへトレードされた。

     11位のフィリーズは元ドジャースのドリュー・ジャクソン二塁手兼遊撃手を指名。今季はAA級で103試合に出場して打率.251、15本塁打、22盗塁、OPS.804をマークしており、マイナーでは二塁と遊撃のほか、三塁と中堅の守備経験もある。なお、ジャクソンはルール5ドラフト終了後にオリオールズへトレードされている。

     12位でダイヤモンドバックスがニック・グリーン(右腕・元ヤンキース)、13位でマリナーズがブランドン・ブレナン(右腕・元ロッキーズ)を指名し、2巡目に突入した14位ではジャイアンツがドリュー・ファーガソン(外野手・元アストロズ)を指名。なお、ルール5ドラフトに参加できるのは40人枠に空きがあるチームだけであり、ルール5ドラフトで獲得した選手はシーズンを通して40人枠に登録しておく必要がある。メジャーリーグ・フェイズで指名された14人のうち、来季終了まで新天地となるチームに所属し続けている選手は何人いるか。14人の奮闘に注目だ。

  • 三角トレード成立! 大砲・エンカーナシオンがマリナーズへ

    2018.12.14 13:05 Friday

     日本時間12月14日、マリナーズ、インディアンス、レイズの間で三角トレードが成立した。指名打者のエドウィン・エンカーナシオンと2019年ドラフト全体77位の指名権がインディアンスからマリナーズへ送られ、インディアンスはマリナーズからカルロス・サンタナ一塁手を獲得。ヤンディ・ディアス内野手とマイナーのコール・サルサー投手がインディアンスからレイズへ送られ、インディアンスはレイズからジェイク・バウアーズ一塁手を獲得した。さらにレイズからマリナーズへ金銭500万ドル、マリナーズからインディアンスへ金銭600万ドルが送られたことが報じられている。

     マリナーズが獲得したエンカーナシオンは7年連続で32本塁打以上を放ち、同期間に6度のシーズン100打点をマークしている球界屈指のスラッガーである。来季の年俸は2160万ドル、2020年の契約は年俸2000万ドルの球団オプションまたはバイアウト500万ドルとなっており、年俸総額の削減を目指すインディアンスがトレードの可能性を模索していた。エンカーナシオンがチーム再建を開始したマリナーズに留まる可能性は低く、すでにレイズが獲得に興味を示しているようだ。

     インディアンスはマリナーズからサンタナ、レイズからバウアーズを獲得。サンタナは昨オフにフリーエージェントとなり、フィリーズと3年契約を結んだが、今オフの2度のトレードによってマリナーズを経てインディアンス復帰を果たした。23歳のバウアーズはメジャー1年目の今季、96試合に出場して打率.201、11本塁打、OPS.700をマーク。一塁にサンタナが入ることを考えると、新天地では指名打者や外野手としての出場が増えるかもしれない。

     レイズはインディアンスからディアスとサルサーを獲得。ディアスはインディアンスでは厚い選手層に阻まれ、十分な出場機会を得ることができなかったものの、今季は39試合に出場して打率.312、出塁率.375、OPS.797の好成績をマーク。新天地でのブレイクが期待されている。サルサーは今季AA級で6試合、AAA級で41試合に登板した28歳のリリーフ右腕であり、2階級合計で8勝4敗2セーブ、防御率3.86、奪三振率14.09をマーク。来季中のメジャーデビューが予想される。

  • 移籍市場が活性化 ウィンター・ミーティングの主な動き

    2018.12.14 11:20 Friday

     日本時間12月11日にスタートした今オフのウィンター・ミーティングは、同14日のルール5ドラフトをもって全てのスケジュールを終了した。元ナ・リーグMVPのアンドリュー・マカッチェンがフィリーズと3年契約を結び、J.A.ハップ(ヤンキース)、チャーリー・モートン(レイズ)、ジューリス・ファミリア(メッツ)といった有力FA投手が契約先を決める一方、イバン・ノバ(パイレーツ→ホワイトソックス)、タナー・ロアーク(ナショナルズ→レッツ)らのトレードも成立。ここでは他のニュース記事でカバーし切れなかった移籍情報を整理してみよう。

     ウィンター・ミーティング初日となる日本時間12月11日は、タイソン・ロスがタイガース、ビリー・ハミルトンがロイヤルズとそれぞれ1年契約で合意。このほか、ウエーバーでの動きが多く、リオ・ルイーズがブレーブスからオリオールズ、ロビー・スコットがレッドソックスからレッズ、ケイレブ・カワートがエンゼルスからマリナーズ、マイク・ガーバーがタイガースからジャイアンツ、ライアン・マイシンガーがオリオールズからカージナルス、カルロス・アスアヘがパドレスからレンジャーズへ移籍した。

     2日目(日本時間12月12日)は、マカッチェンがフィリーズと3年契約、ジョーダン・ライルズがパイレーツと1年契約で合意したほか、今季マリナーズで36試合に出場してOPS.743をマークしたクリス・ハーマンがアスレチックスと1年契約で合意。控え捕手兼ユーティリティ・プレイヤーとしての起用が見込まれる。また、ノバがパイレーツからホワイトソックスへ放出され、ドリュー・ロビンソン(レンジャーズ→カージナルス)とパトリック・ウィズダム(カージナルス→レンジャーズ)のトレードも成立。元オールスター遊撃手のトロイ・トゥロウィツキーはブルージェイズを解雇された。

     3日目(日本時間12月13日)は、ロアークとタナー・レイニー(レッズ→ナショナルズ)のトレードが成立したほか、ハップがヤンキース、モートンがレイズとそれぞれ2年契約で合意。さらに、全休の2016年を除いて6年連続2ケタ勝利のランス・リンがレンジャーズと3年契約、堅守の遊撃手であるジョーディ・マーサーがタイガースと1年契約、強打の一塁手であるジャスティン・ボーアがエンゼルスと1年契約でそれぞれ合意に達した。

     そして、最終日(日本時間12月14日)にはルール5ドラフトが行われただけでなく、リリーフ投手の市場が動き、速球派右腕のジョー・ケリーがドジャース、実績十分の実力派リリーバーであるファミリアが古巣メッツとそれぞれ3年契約で合意。また、2件のトレードが成立し、アレックス・クラウディオ(レンジャーズ→ブリュワーズ)、エドウィン・エンカーナシオン(インディアンス→マリナーズ)、カルロス・サンタナ(マリナーズ→インディアンス)らの移籍が決定した。

     ブライス・ハーパー、マニー・マチャド、菊池雄星といった有力FA選手に大きな動きはなく、今後も各球団の様々な思惑が入り混じった移籍市場は動き続けていきそうだ。

  • レッズがナショナルズから通算64勝右腕・ロアークを獲得

    2018.12.13 10:10 Thursday

     日本時間12月13日、レッズはナショナルズと1対1の交換トレードを成立させ、25歳の右腕、タナー・レイニーとの交換で今季9勝、通算64勝をマークしている32歳の右腕、タナー・ロアークを獲得したことを発表した。今オフ、先発投手の補強に向けて精力的に動いているレッズは、ロアークを獲得したあとも、ダラス・カイケル、マーカス・ストローマン、マット・ハービーといった先発投手の獲得に向けて動いているようだ。

     レッズが獲得したロアークは、2014年に15勝、2016年に16勝をマークするなど、ナショナルズの強力先発ローテーションの一角を担ってきた右腕である。今季は31試合(うち30先発)に登板して9勝15敗、防御率4.34と不本意な成績に終わったものの、180回1/3を投げるなど、先発ローテーションの一角として最低限の役割は果たした。前述のとおり、2014年と2016年に「15勝以上&防御率2点台」をマークした実績があり、復調すればレッズにとって大きな戦力となるだろう。

     一方、ナショナルズへ移籍するレイニーは、今季メジャーデビューを果たしたばかりのリリーフ右腕である。メジャーでは8試合に登板して防御率24.43、WHIP3.57と悲惨な成績に終わったものの、AAA級では44試合で7勝2敗、3セーブ、9ホールド、防御率2.65、奪三振率11.47の好成績をマーク。A+級とAA級でプレイした2017年には奪三振率15.10をマークするなど、三振奪取能力は非常に高く、制球難(今季AAA級で与四球率6.18)さえ克服できれば大化けが期待できそうだ。

  • ヤンキースがハップと2年+オプション1年で合意へ 先発補強終了か

    2018.12.13 09:55 Thursday

     MLB公式サイトに入った情報によると、ヤンキースは今季17勝をマークした36歳の左腕、J.A.ハップと2年+オプション1年の契約を結ぶことで合意目前となっているようだ。ハップにはアストロズ、ブルージェイズ、フィリーズ、レンジャーズ、レッズなども興味を示していたが、大半のオファーが2年契約。ハップは3年契約を求めており、3年目のオプションを提示したヤンキースが争奪戦を制したようだ。

     今季のハップはブルージェイズでの20先発で10勝6敗、防御率4.18をマークしたあと、ヤンキースへ移籍し、移籍後は11先発で7勝0敗、防御率2.69と見事な活躍。シーズン通算では2016年の20勝に次ぐ自己2位の17勝をマークし、ヤンキースのワイルドカード獲得に大きく貢献した。シーズン終了後、ハップはヤンキースとの再契約を望んでいることを明らかにしていたが、その願いが叶った格好だ。

     今オフ、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは先発投手の補強を最優先課題に挙げていたが、CCサバシアと再契約を結び、マリナーズとのトレードでジェームス・パクストンを獲得。そして、ラストピースとしてハップとの再契約にこぎつけ、先発投手の補強を完了させた。ルイス・セベリーノ、田中将大、パクストン、ハップ、サバシアと好投手が並ぶ先発ローテーションは、右腕が2人、左腕が3人と左右のバランスも取れており、打倒・レッドソックスを目指すヤンキースにとって大きなストロング・ポイントとなりそうだ。

  • レイズに大きな戦力が加入 モートンと2年契約で合意

    2018.12.13 09:50 Thursday

     交渉状況に詳しい複数の関係者が伝えたところによると、レイズはチャーリー・モートンと2年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。現在35歳のモートンは直近2シーズンで計55試合に先発し、防御率3.36(リーグ10位)、被打率.220(同7位)、364奪三振(同8位タイ)をマーク。今オフのフリーエージェント先発投手市場において目玉の1人となっていたが、意外にも、「オープナー戦法」の本格採用で球界を驚かせたレイズがモートン獲得に成功した。

     今季のモートンは、アストロズが誇る強力先発ローテーションの一角として30試合に先発し、15勝3敗、防御率3.13、201奪三振の好成績をマーク。今季終了後の現役引退を示唆していた時期もあったが、これだけの好成績を残す投手を他球団が放っておくわけもなく、複数球団による争奪戦が展開されていた。アストロズとの再契約が有力視されていたものの、獲得に成功したのはレイズだった。

     モートンの加入により、レイズは今季サイ・ヤング賞に輝いたブレイク・スネル、成長株のタイラー・グラスナウ、そしてモートンで先発ローテーションの3枠は確定。残りの2枠については、今季同様に「オープナー戦法」を採用する可能性もあるが、有望株のブレント・ハニーウェルとホゼ・デレオンがトミー・ジョン手術から復帰する見込みであり、現時点では流動的な状況だ。

     なお、レイズはポストシーズン進出のための補強として、次はネルソン・クルーズなど打線の中軸を任せることのできる強打者の獲得を目指しているようだ。

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