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  • MLB公式サイトが今季開幕時点の各球団のクローザーを予想

    2020.2.4 13:15 Tuesday

     各球団のスプリング・トレーニングが最速で日本時間2月13日にスタートするのを受けて、MLB公式サイトでは各球団の開幕ロースターに関する予想を順次公開している。先日の開幕ローテーション予想に続いて、日本時間2月4日にはクローザーの予想が公開された。ここではクローザーに予想された投手の顔ぶれと昨季のレギュラーシーズンの成績を紹介する。なお、日本人選手は1人も選出されていない。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    マイケル・ギブンズ
    58試合 2勝6敗11セーブ(成功率57.9%)
    防御率4.57 奪三振率12.29 与四球率3.71
    または
    ハンター・ハービー
    7試合 1勝0敗0セーブ(成功率0%)
    防御率1.42 奪三振率15.63 与四球率5.68

    レッドソックス
    ブランドン・ワークマン
    73試合 10勝1敗16セーブ(成功率72.7%)
    防御率1.88 奪三振率13.06 与四球率5.65

    ヤンキース
    アロルディス・チャップマン
    60試合 3勝2敗37セーブ(成功率88.1%)
    防御率2.21 奪三振率13.42 与四球率3.95

    レイズ
    エミリオ・パガーン
    66試合 4勝2敗20セーブ(成功率69.0%)
    防御率2.31 奪三振率12.34 与四球率1.67

    ブルージェイズ
    ケン・ジャイルズ
    53試合 2勝3敗23セーブ(成功率95.8%)
    防御率1.87 奪三振率14.09 与四球率2.89

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    アレックス・コロメイ
    62試合 4勝5敗30セーブ(成功率90.9%)
    防御率2.80 奪三振率8.11 与四球率3.39

    インディアンス
    ブラッド・ハンド
    60試合 6勝4敗34セーブ(成功率87.2%)
    防御率3.30 奪三振率13.19 与四球率2.83

    タイガース
    ジョー・ヒメネス
    66試合 4勝7敗9セーブ(成功率64.3%)
    防御率4.37 奪三振率12.37 与四球率3.47

    ロイヤルズ
    イアン・ケネディ
    63試合 3勝2敗30セーブ(成功率88.2%)
    防御率3.41 奪三振率10.37 与四球率2.42

    ツインズ
    テイラー・ロジャース
    60試合 2勝4敗30セーブ(成功率83.3%)
    防御率2.61 奪三振率11.74 与四球率1.43

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    ロベルト・オスーナ
    66試合 4勝3敗38セーブ(成功率86.4%)
    防御率2.63 奪三振率10.11 与四球率1.66

    エンゼルス
    ハンセル・ロブレス
    71試合 5勝1敗23セーブ(成功率85.2%)
    防御率2.48 奪三振率9.29 与四球率1.98

    アスレチックス
    リアム・ヘンドリックス
    75試合 4勝4敗25セーブ(成功率78.1%)
    防御率1.80 奪三振率13.13 与四球率2.22

    マリナーズ
    マット・マギル
    50試合 5勝2敗5セーブ(成功率71.4%)
    防御率4.09 奪三振率11.37 与四球率3.55

    レンジャーズ
    ホゼ・レクラーク
    70試合 2勝4敗14セーブ(成功率77.8%)
    防御率4.33 奪三振率13.11 与四球率5.11

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    マーク・マランソン
    66試合 5勝2敗12セーブ(成功率100%)
    防御率3.61 奪三振率9.09 与四球率2.41

    マーリンズ
    ブランドン・キンツラー
    62試合 3勝3敗1セーブ(成功率33.3%)
    防御率2.68 奪三振率7.58 与四球率2.05

    メッツ
    エドウィン・ディアス
    66試合 2勝7敗26セーブ(成功率78.8%)
    防御率5.59 奪三振率15.36 与四球率3.41

    フィリーズ
    ヘクター・ネリス
    68試合 3勝6敗28セーブ(成功率82.4%)
    防御率2.93 奪三振率11.84 与四球率3.19

    ナショナルズ
    ショーン・ドゥーリトル
    63試合 6勝5敗29セーブ(成功率82.9%)
    防御率4.05 奪三振率9.90 与四球率2.25

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    クレイグ・キンブレル
    23試合 0勝4敗13セーブ(成功率81.3%)
    防御率6.53 奪三振率13.06 与四球率5.23

    レッズ
    ライセル・イグレシアス
    68試合 3勝12敗34セーブ(成功率85.0%)
    防御率4.16 奪三振率11.96 与四球率2.82

    ブリュワーズ
    ジョシュ・ヘイダー
    61試合 3勝5敗37セーブ(成功率84.1%)
    防御率2.62 奪三振率16.41 与四球率2.38

    パイレーツ
    キーオニー・ケラ
    32試合 2勝0敗1セーブ(成功率20.0%)
    防御率2.12 奪三振率10.01 与四球率3.34

    カージナルス
    アンドリュー・ミラー
    73試合 5勝6敗6セーブ(成功率54.5%)
    防御率4.45 奪三振率11.52 与四球率4.45

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    アーチー・ブラッドリー
    66試合 4勝5敗18セーブ(成功率85.7%)
    防御率3.52 奪三振率10.93 与四球率4.52

    ロッキーズ
    ウェイド・デービス
    50試合 1勝6敗15セーブ(成功率83.3%)
    防御率8.65 奪三振率8.86 与四球率6.12

    ドジャース
    ケンリー・ジャンセン
    62試合 5勝3敗33セーブ(成功率80.5%)
    防御率3.71 奪三振率11.43 与四球率2.29

    パドレス
    カービー・イエーツ
    60試合 0勝5敗41セーブ(成功率93.2%)
    防御率1.19 奪三振率14.98 与四球率1.93

    ジャイアンツ
    トニー・ワトソン
    60試合 2勝2敗0セーブ(成功率0%)
    防御率4.17 奪三振率6.83 与四球率2.00

  • 1球団でプレイする「生え抜き選手」 現役最長期間はモリーナ

    2020.2.4 12:20 Tuesday

     移籍が日常茶飯事のメジャーリーグでは、キャリアを通して1つの球団のみでプレイすることは極めて困難である。過去のアメリカ野球殿堂入り選手を見ても、ヤンキース一筋で殿堂入りしたデレク・ジーターが史上55人目であり、殿堂入り選手全体の4分の1にも満たない。そこでMLB公式サイトでは、マット・ケリーが現役選手のうち、1球団のみでプレイしている期間が最も長い10人の選手をピックアップ。1位はカージナルスが誇る名捕手、ヤディアー・モリーナである。

     過去7年間に記者投票で殿堂入りを決めた22人のうち、メジャーリーガーとしてのキャリアを1つの球団のみで終えたのは6人だけ。ヤンキース一筋のジーターのほか、ジェフ・バグウェル(アストロズ)、クレイグ・ビジオ(アストロズ)、チッパー・ジョーンズ(ブレーブス)、エドガー・マルティネス(マリナーズ)、マリアーノ・リベラ(ヤンキース)という豪華な顔ぶれであり、1球団でキャリアを全うすることの価値の高さがうかがえる。

     「生え抜き期間」の現役最長はカージナルスのモリーナで、2004年6月3日(現地時間。以下も同様)のメジャーデビュー以来、16シーズンにわたってカージナルスの一員としてマスクを被り続けている。今季でカージナルスとの契約が終了するモリーナだが、カージナルスから契約延長のオファーがあった場合のみ現役を続行する意向を示しており、このままカージナルス一筋でキャリアを終える可能性が極めて高い。

     2位以下は、2005年9月1日デビューのライアン・ジマーマン(ナショナルズ)、2005年9月11日デビューのアダム・ウェインライト(カージナルス)、2006年8月22日デビューのダスティン・ペドロイア(レッドソックス)、2007年4月2日デビューのアレックス・ゴードン(ロイヤルズ)、2007年5月25日デビューのライアン・ブラウン(ブリュワーズ)、2007年9月4日デビューのジョーイ・ボットー(レッズ)、2008年5月25日デビューのクレイトン・カーショウ(ドジャース)、2008年6月30日デビューのブレット・ガードナー(ヤンキース)、2009年4月6日デビューのエルビス・アンドルース(レンジャーズ)という顔ぶれ。なお、昨季までマリナーズ一筋のフェリックス・ヘルナンデスは2005年8月4日デビューのため、本来ならこのリストの2位にランクインするが、ブレーブスとマイナー契約を結んでいるため、今回のリストからは除外されている。

  • 敏腕記者・ローゼンタール ベッツのトレードは「起こるだろう」

    2020.2.4 11:55 Tuesday

     ムーキー・ベッツ(レッドソックス)のトレード移籍が現実味を帯びている。日本時間2月4日、MLBネットワークの番組に出演したケン・ローゼンタールは、ベッツのトレードについて「起こるだろう。ムーキー・ベッツはトレードされようとしている。唯一の問題はいつ、どこにトレードされるかということだ」と発言。2018年ア・リーグMVPに輝いたスター外野手・ベッツのトレード移籍は秒読み段階に突入しているようだ。

     ローゼンタールは「次の1~2日以内にベッツのトレードが成立したとしても決して驚かないだろう」と語っており、レッドソックスと他球団とのトレード交渉が進展していることを示唆。今季の年俸が2700万ドルと高額で、それに加えて多くの交換要員が必要になると見られるベッツの獲得に興味を示すチームはそれほど多くなく、現時点で獲得に乗り出しているのはドジャースとパドレスの2球団のみであることが報じられている。

     地元紙ボストン・グローブのアレックス・スパイアーも「数日以内」にレッドソックスがベッツのトレードについて決断を下す可能性があることを伝えており、ベッツに関するトレード交渉が以前よりも進展した段階へ突入していることは間違いない。ただし、スパイアーによると、レッドソックスはドジャースとパドレスに対して「最終オファー(提示できるベストのオファー)」を要求しておらず、まだ交渉の余地を残しているようだ。

     ローゼンタールによると、ベッツ争奪戦で優位に立っているのはドジャースであるという。資金的な余裕のあるドジャースは、年俸2700万ドルというベッツの契約をそのまま引き受けることが可能なため、「ベッツと若手選手の交換」という純粋なトレードを行うことができる。一方、パドレスがベッツを獲得するためには、資金面の問題からウィル・マイヤーズを交換要員に含め、3年6100万ドルという残り契約の一部をレッドソックスに負担してもらう必要がある。年俸総額の削減を最優先に考えるレッドソックスにとって、これは決して好ましい話ではなく、これが「ドジャース優位」の根拠となっている。

  • クリックがアストロズの新GMに就任 名門・エール大学出身

    2020.2.4 11:15 Tuesday

     サイン盗み問題に関連してメジャーリーグ機構から1年間の職務停止処分を受けたジェフ・ルーノウを解任し、新たなゼネラルマネージャー(GM)を探していたアストロズは、日本時間2月4日、レイズで野球部門副社長を務めていた42歳のジェームス・クリックがGMに就任することを発表した。ジム・クレイン・オーナーは、レイズのフロントで14年間働いた実績を持つ名門・エール大学出身の秀才に、サイン盗み問題に揺れるチームの立て直しを託すことを決めた。

     クリックは直近3年間、レイズの野球部門副社長を務めており、選手の調査や育成を含め、レイズの球団組織のあらゆる部門に関わってきた。選手の評価・査定やロースター編成、契約交渉やスタッフのマネジメントなどにも携わった経験があり、GMを務めるのは初めてではあるものの、GM就任に支障はないと見られる。レイズのフロントには2006年に加入し、野球部門副社長に昇進する前は、野球部門のコーディネーターや選手の調査・育成部門のディレクターなどを務めてきた。

     クレインは声明文のなかで「ジェームスは素晴らしいキャリアの持ち主だ。野球に関する様々な部門に携わった経験があり、周囲からリスペクトされるリーダーでもある。周囲の人間とも良好な関係を築いているし、アストロズにとって非常に大きな補強だ。彼を我々の新しいGMとして紹介できることを本当に嬉しく思う」とクリックを絶賛。球界有数との評価を得ているレイズのフロントで活躍してきたクリックの手腕に期待を寄せた。

     球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた2017年から3年連続でア・リーグ西部地区を制し、黄金期を迎えているアストロズだが、年俸総額はぜいたく税の対象ラインを上回って2億1000万ドルに達しており、「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキング全体トップ100には1人(フォレスト・ウィットリー)しか送り込むことができていない。年俸総額を削減しつつチームの競争力を維持し、なおかつ若手有望株を育成するという困難なタスクに、新GMのクリックがどのように立ち向かっていくか注目だ。

  • マリナーズ 左腕・ゴンザレスと4年3000万ドルで契約延長

    2020.2.4 10:45 Tuesday

     日本時間2月4日、マリナーズは先発ローテーションの中心的存在である左腕、マルコ・ゴンザレスと2025年の球団オプションが付属した4年契約を結び、契約を延長したことを発表した。ゴンザレスの今季の年俸はすでに100万ドルで確定しており、今回の契約延長は2021~2024年の4年間をカバーするものとなる。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ゴンザレスには4年間で3000万ドルが保証され、2025年の球団オプションが行使された場合、5年間の総額は4500万ドルとなるようだ。

     現在27歳のゴンザレスは、現在マリナーズの先発1番手という地位を確立しており、昨季は34試合に先発して自己最多の203イニングを投げ、16勝13敗、防御率3.99、147奪三振をマークした。来季が年俸調停期間の1年目であり、今回の4年契約は年俸調停期間の3年(2021~2023年)とフリーエージェント期間の1年目(2024年)をカバーする。球団オプションが行使された場合、ゴンザレスがフリーエージェント市場に出るのは当初の予定より2年遅い2025年シーズン終了後となる。

     マリナーズのジェリー・ディポートGMは「マリナーズに加入して以来、彼は高い耐久性で堅実な働きをしてくれているし、目立たないけどア・リーグの先発投手の個人成績ランキングのなかにしっかりランクインしている」と語り、ゴンザレスの地味ながらも堅実な働きぶりを高く評価。「彼の存在感や競争心、しっかりとした準備やリーダーシップは、我々の将来のカギとなる部分だと思っている」と契約延長の決め手を明らかにした。

     ゴンザレスは2017年7月にタイラー・オニールとのトレードでカージナルスからマリナーズへ加入。この年はトミー・ジョン手術からの復帰1年目だったこともあり、加入後の10試合(うち7先発)で1勝1敗、防御率5.40に終わったものの、翌2018年は29先発で13勝9敗、防御率4.00をマーク。昨季はさらに成績を向上させ、先発1番手の座を不動のものとした。

  • ロッキーズ・オーナーが大胆発言「今年の我々は94勝68敗」

    2020.2.3 17:00 Monday

     ノーラン・アレナードがチームに対する不満をぶちまけ、資金面の問題から全く補強ができないなど、明るい話題がほとんどない今オフのロッキーズだが、そんなチームの現状をディック・モンフォート・オーナーは悲観的に捉えていないようだ。モンフォートは2007年にリーグ優勝したあと、翌2008年に74勝に終わったものの、2009年にポストシーズンへ進出した過去を例に挙げ、「2020年、我々は94勝68敗になるだろう」と71勝に終わった昨季からのV字回復を予言した。

     モンフォートは自軍の分析スタッフにデータを調べさせ、過去の例から今季の勝敗数を推定したという。その結果、出てきた数字が94勝68敗。しかし、ロッキーズの球団記録は2009年にマークした92勝であり、同地区に絶対王者のドジャースが君臨し、ダイヤモンドバックスやパドレスも積極的に補強を行っていることを考えると、94勝という予想は楽観的で非現実的と言わざるを得ない。モンフォートは「94勝できるようにお祈りを始めないといけないね。野球というのはクレイジーなゲームだから」とも語っており、必ずしも真面目に算出した数字ではないのかもしれない。

     また、悪化していることが取り沙汰されているアレナードとジェフ・ブライディッチGMの関係については、それほど心配していないようだ。「ジェフはファーム・ディレクターとしてAA級やAAA級の頃からアレナードのことを知っている」と両者の付き合いが長いことに触れ、「ノーランは若くて競争心のある男だ。我々は2017年と2018年に素晴らしいシーズンを過ごすことができたから、2019年は次のステップに進もうとしていたけど、それができなかった。彼はそこにフラストレーションを感じたのだろう。それは我々も同じだよ」とアレナードの不満に理解を示した。

     さらに、「勝つために必要な補強を行っていない」という批判については、「そのように言われるのは当然だと思う」としつつも、ここ数年の大型補強によって年俸総額が上限近くまで達しているチーム状況への理解を求めた。また、高額年俸選手をトレードで放出して補強資金を捻出するやり方については、「トレードは年々難しくなっているんだよ」と語り、思うようなチーム編成をできていないことに対する歯痒さも見せた。

  • ドナルドソンがツインズにもたらすものは強打だけではない

    2020.2.3 15:05 Monday

     ツインズが4年9200万ドルの大型契約でジョシュ・ドナルドソンを獲得したとき、昨季メジャー歴代最多の307本塁打を記録した重量打線に昨季37本塁打のスラッガーが加入したとして、ドナルドソンの強打ばかりに注目が集まっていた。しかし、MLB公式サイトのマイク・ペトリエロはドナルドソンのハイレベルな三塁守備に注目し、「ドナルドソンがツインズにもたらすものは強打だけではない」と指摘する。

     Statcastが計測したデータをもとに算出されるOAA(Outs Above Average)において、昨季のドナルドソンは+8を記録し、三塁手ではノーラン・アレナード(ロッキーズ)の+17、マット・チャップマン(アスレチックス)の+14に次ぐメジャー3位にランクインしていた。2017年は-1、2018年は+2と平均レベルの数字に終わっていたが、故障なくシーズンを過ごせたことで守備力も以前のレベルに回復。少なくとも昨季に限っては、メジャー有数の三塁守備を披露した。

     一方、昨季のツインズ内野陣の守備は、お世辞にも安定していたとは言えず、内野トータルのOAA-14はメジャーワースト5位の数字。なかでも遊撃のホルヘ・ポランコが-16、二塁のルイス・アラエスが-6、三塁のミゲル・サノーが-5を記録してチームの足を大きく引っ張っていた。ドナルドソンの加入によって三塁の守備力が大幅に向上するだけでなく、三塁で不安定な守備を見せていたサノーは一塁へコンバート。また、三塁に好守のドナルドソンが入ることにより、遊撃のポランコにも好影響を与えることが期待される。

     そして、守備力の向上は投手の成績アップにもつながる。昨季、味方の守備力に最も助けられていた投手はダコタ・ハドソン(カージナルス)で、登板時に味方の内野陣はOAA+16を記録。それとは対照的に、マイケル・ピネイダ(ツインズ)は登板時の内野陣のOAAがメジャーワーストの-8で、大きく足を引っ張られていた。ドナルドソンの加入は、得点力アップのみならず、守備力アップという面でも投手陣を大きく手助けすることになるだろう。

  • 各球団の開幕投手候補30人をMLB公式サイトがランキング

    2020.2.3 14:35 Monday

     日本時間2月3日、NFLのスーパーボウルが終了し、アメリカ国内は野球モードに切り替わり始めている。MLB公式サイトでは、ウィル・レイッチが各球団から1人ずつ開幕投手候補を選出し、その30人をランキング形式で紹介。ここではレイッチが選出した30人とそのランキング、そして昨季のレギュラーシーズンの成績を紹介する。なお、日本人選手ではエンゼルスの大谷翔平がただ一人、選出されている(投手として開幕に間に合うかどうかは現時点では未定)。

    1位 ゲリット・コール(ヤンキース)
    33試合(33先発) 20勝5敗 防御率2.50
    212.1イニング 326奪三振 48与四球

    2位 ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    32試合(32先発) 11勝8敗 防御率2.43
    204.0イニング 255奪三振 44与四球

    3位 ジャスティン・バーランダー(アストロズ)
    34試合(34先発) 21勝6敗 防御率2.58
    223.0イニング 300奪三振 42与四球

    4位 マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    27試合(27先発) 11勝7敗 防御率2.92
    172.1イニング 243奪三振 33与四球

    5位 クリス・セール(レッドソックス)
    25試合(25先発) 6勝11敗 防御率4.40
    147.1イニング 218奪三振 37与四球

    6位 ジャック・フラハティ(カージナルス)
    33試合(33先発) 11勝8敗 防御率2.75
    196.1イニング 231奪三振 55与四球

    7位 チャーリー・モートン(レイズ)
    33試合(33先発) 16勝6敗 防御率3.05
    194.2イニング 240奪三振 57与四球

    8位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    30試合(30先発) 14勝4敗 防御率3.26
    182.1イニング 215奪三振 37与四球

    9位 マイク・マイナー(レンジャーズ)
    32試合(32先発) 14勝10敗 防御率3.59
    208.1イニング 200奪三振 68与四球

    10位 ホゼ・ベリオス(ツインズ)
    32試合(32先発) 14勝8敗 防御率3.68
    200.1イニング 195奪三振 51与四球

    11位 マイク・クレビンジャー(インディアンス)
    21試合(21先発) 13勝4敗 防御率2.71
    126.0イニング 169奪三振 37与四球

    12位 ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)
    29試合(29先発) 14勝9敗 防御率3.41
    176.2イニング 228奪三振 57与四球

    13位 柳賢振(ブルージェイズ)
    29試合(29先発) 14勝5敗 防御率2.32
    182.2イニング 163奪三振 24与四球

    14位 アーロン・ノラ(フィリーズ)
    34試合(34先発) 12勝7敗 防御率3.87
    202.1イニング 229奪三振 80与四球

    15位 マイク・ソローカ(ブレーブス)
    29試合(29先発) 13勝4敗 防御率2.68
    174.2イニング 142奪三振 41与四球

    16位 マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)
    34試合(34先発) 9勝9敗 防御率3.90
    207.2イニング 203奪三振 43与四球

    17位 クリス・パダック(パドレス)
    26試合(26先発) 9勝7敗 防御率3.33
    140.2イニング 153奪三振 31与四球

    18位 ルイス・カスティーヨ(レッズ)
    32試合(32先発) 15勝8敗 防御率3.40
    190.2イニング 226奪三振 79与四球

    19位 マイク・ファイアーズ(アスレチックス)
    33試合(33先発) 15勝4敗 防御率3.90
    184.2イニング 126奪三振 53与四球

    20位 大谷翔平(エンゼルス)
    ※2018年の成績
    10試合(10先発) 4勝2敗 防御率3.31
    51.2イニング 63奪三振 22与四球

    21位 サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
    32試合(32先発) 6勝14敗 防御率3.88
    197.1イニング 151奪三振 81与四球

    22位 ジョン・レスター(カブス)
    31試合(31先発) 13勝10敗 防御率4.46
    171.2イニング 165奪三振 52与四球

    23位 マシュー・ボイド(タイガース)
    32試合(32先発) 9勝12敗 防御率4.56
    185.1イニング 238奪三振 50与四球

    24位 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)
    22試合(22先発) 11勝3敗 防御率3.62
    121.2イニング 143奪三振 30与四球

    25位 ジョン・ミーンズ(オリオールズ)
    31試合(27先発) 12勝11敗 防御率3.60
    155.0イニング 121奪三振 38与四球

    26位 マルコ・ゴンザレス(マリナーズ)
    34試合(34先発) 16勝13敗 防御率3.99
    203.0イニング 147奪三振 56与四球

    27位 ジョン・グレイ(ロッキーズ)
    26試合(25先発) 11勝8敗 防御率3.84
    150.0イニング 150奪三振 56与四球

    28位 ジョニー・クエイト(ジャイアンツ)
    4試合(4先発) 1勝2敗 防御率5.06
    16.0イニング 13奪三振 9与四球

    29位 ジョー・マスグローブ(パイレーツ)
    32試合(31先発) 11勝12敗 防御率4.44
    170.1イニング 157奪三振 39与四球

    30位 ブラッド・ケラー(ロイヤルズ)
    28試合(28先発) 7勝14敗 防御率4.19
    165.1イニング 122奪三振 70与四球

  • ベテラン内野手・フォーサイス フィリーズとマイナー契約

    2020.2.3 12:45 Monday

     日本時間2月3日、「MassLive.com」のリポートによると、フィリーズはフリーエージェントのベテラン内野手、ローガン・フォーサイスとマイナー契約を結ぶことで合意に達したようだ。フォーサイスは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する見込みであり、同じく招待選手のジョシュ・ハリソン、ニール・ウォーカー、フィル・ゴスリン、ロナルド・トレイエスらと控え内野手の座を争うことが予想される。

     現在33歳のフォーサイスは、昨季レンジャーズで101試合に出場して打率.227、7本塁打、39打点、2盗塁、OPS.678を記録。一塁で46試合に出場したのを筆頭に、三塁33試合、遊撃15試合、二塁8試合と内野の全4ポジションで出場した。全盛期と比べると打撃成績は大きく下落してしまったが、内野ならどこでも守れるユーティリティ性は魅力であり、バットで結果を残すことができれば、開幕ロースター入りのチャンスは十分にある。

     今季のフィリーズの内野陣は、一塁がリーズ・ホスキンス、二塁と三塁がジーン・セグーラとスコット・キンガリー、遊撃がディディ・グレゴリアスでレギュラーは確定。しかし、彼らをサポートする控え内野手の顔ぶれは流動的で、一塁の控えには外野を兼任するジェイ・ブルースがいるものの、二塁・三塁・遊撃のバックアップを務めるユーティリティ・プレイヤーが必要不可欠となっている。実績を考えると、フォーサイスの最大のライバルはハリソンということになりそうだ。

     外野陣に目を移すと、左翼にアンドリュー・マカッチェン、中堅にアダム・ヘイズリー、右翼にブライス・ハーパーが入り、控えにはブルースがいる。また、ヘイズリー以外に中堅手がいないことを考えると、俊足好守を誇るロマン・クインもロースター入りが濃厚だ。不動の正捕手であるJ.T.リアルミュートをサポートする控え捕手にはアンドリュー・ナップがいるものの、MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーは、ジョナサン・ルクロイやラッセル・マーティンといった経験豊富なベテラン捕手の獲得に動く可能性に言及している。

  • 「大幅な成績向上が期待される4チーム」にエンゼルスなど選出

    2020.2.3 12:10 Monday

     MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンスは、データサイト「FanGraphs」が予想している各チームのWAR(Win Above Replacement)をもとに、各球団の今季の勝利数を予想。昨季の勝利数と比較し、大幅な成績向上が期待されるチームとしてエンゼルス、パドレス、ブルージェイズ、ホワイトソックスの4球団を挙げた。なお、代替可能レベルの選手(要するにWARの値が0に近い選手)を集めたチームは、レギュラーシーズン162試合で48勝できると推定されている。

     カストロビンスが挙げた4球団のなかで昨季から最も勝利数を増やすとされているのは、大谷翔平が所属するエンゼルスだ。昨季は72勝に終わったが、今季は「19勝増」の91勝という予想。メジャー最高のWARを誇るマイク・トラウトにスター三塁手のアンソニー・レンドンが加わったことが、WARによる勝利数の予想にポジティブな影響を与えていると見られる。もちろん、この予想にジョー・マドン新監督の手腕は考慮されていない。ただし、先発投手陣とリリーフ投手陣の予想WARは下位に低迷しており、投手陣の予想以上の活躍がない限り、予想通りの91勝をマークするのは難しいだろう。

     昨季70勝のパドレスは、「16勝増」の86勝という予想。ジョーイ・ルケーシー、クリス・パダック、ディネルソン・ラメット、ギャレット・リチャーズといった先発投手陣が軒並み好成績を予想されており、それがチーム全体の勝利数に反映された形となっている。マッケンジー・ゴアやルイス・パティーノといったトップ・プロスペクトの存在は今回の予想では考慮されていないため、彼らのメジャー昇格後の活躍次第では86勝という数字は決して非現実的な目標ではないかもしれない。

     今オフ、積極的な補強を展開したホワイトソックスは「14勝増」、ブルージェイズは「12勝増」と予想されており、この2球団の躍進も楽しみだ。また、昨季わずか47勝に終わったタイガースは70勝を予想されており、「23勝増」は全30球団のなかで最多の数字となっている。

  • Rソックス・ベッツ ドジャースへの移籍は「不可避」か

    2020.2.3 11:30 Monday

     今オフのトレード市場を賑わせているムーキー・ベッツ(レッドソックス)の去就は、近いうちに決着しそうな気配を見せ始めている。日本時間2月3日、ジ・アスレチックのピーター・ギャモンズは、ナショナル・リーグの3人の関係者から聞いた話として、ベッツのトレードに関してツイート。そのなかで、ベッツ放出の可能性が高まっているだけでなく、ベッツのドジャース移籍が「不可避」となりつつあることを伝えている。

     ベッツのトレードに関しては、ドジャースとパドレスの2球団が獲得を検討していることが報じられている。しかし、パドレスをベッツを放出する際には、交換要員として3年6100万ドルの契約を残すウィル・マイヤーズを引き取らなければならないことが確実視されており、年俸総額削減を第一に考えるレッドソックスにとって、理想のトレード相手はパドレスでなくドジャースであると見られている。今回のギャモンズのツイートは、その見方を裏付けるものとなった。

     ギャモンズは今回のツイートのなかで具体的な交換要員の名前にも言及しており、若手外野手のアレックス・ベルドゥーゴ、プロスペクト遊撃手のジーター・ダウンズ、投手1人、プロスペクト1人の合計4人とのトレードを予想している。さらに、交換要員に含まれる「投手1人」として若手左腕のケイレブ・ファーガソンの名前を挙げている。

     23歳のベルドゥーゴは、昨季106試合に出場して打率.294、12本塁打、OPS.817をマーク。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団5位・全体87位にランクインしている21歳のダウンズは、昨季A+級とAA級で合計119試合に出場して打率.276、24本塁打、24盗塁、OPS.888の好成績を残した。また、23歳のファーガソンは、昨季46試合(うち2先発)に登板して44回2/3を投げ、1勝2敗、5ホールド、防御率4.84、54奪三振を記録している。

  • 昨季20本塁打のアダムス メッツとマイナー契約

    2020.2.2 12:25 Sunday

     日本時間2月1日、メッツはフリーエージェントの一塁手、マット・アダムスとマイナー契約を結んだことを発表した。現在31歳のアダムスは、昨季ナショナルズで20本塁打を記録。招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが決定しており、自慢の長打力をアピールして開幕ロースター入りを目指す。

     アダムスは代打で通算11本塁打、49打点をマークしており、これは現役選手で最多の数字である。また、2012年にカージナルスでメジャーデビューして以来、メジャー8シーズンで通算長打率.469を記録しており、これは左打者では同期間でメジャー12位にランクインする好成績となっている。

     昨季はナショナルズで111試合に出場し、打率.226、20本塁打、56打点、OPS.741をマーク。カージナルスとブレーブスでプレイした2017年に20本塁打、ナショナルズとカージナルスでプレイした2018年に21本塁打を放っており、3年連続で20本塁打以上を放っているナショナル・リーグの選手18人のうちの1人である。

     メジャー定着を果たした2013年以降の7シーズンでシーズン15本塁打以上を6度記録するなど、左打席からの長打力が最大の魅力。カージナルス、ブレーブス、ナショナルズの3球団でプレイしてきた8シーズンのキャリアで通算818試合に出場し、609安打、打率.261、116本塁打、388打点、OPS.778という成績を残している。

     メッツの一塁には昨季メジャー新人記録となる53本塁打を放ったピート・アロンゾがおり、アダムスがレギュラーポジションを手にする可能性は限りなくゼロに近い。一塁の控えにも外野を兼任するドミニク・スミスがおり、アダムスはスプリング・トレーニングでよほどの好成績を残さない限り、開幕ロースターに名を連ねることはできないだろう。ただし、アロンゾとポジションが被る24歳のスミスにはトレード放出の噂もあり、アダムスの加入によってスミス放出の動きが加速するかもしれない。

  • Rソックス・ベッツの争奪戦 やはりドジャース優勢か

    2020.2.2 11:50 Sunday

     地元紙ボストン・グローブのアレックス・スパイアーによると、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)のトレードは「実現しない可能性より実現する可能性のほうが高い」という。「とても近い将来」にトレードが成立する可能性もあるようだ。一方、ESPNのバスター・オルニーは、チーム編成の都合上、レッドソックスはスプリング・トレーニングまでにベッツのトレードに決着をつけるだろうと推測。オルニーは、レッドソックスがベッツとの契約延長に何度もトライしているが、すべて失敗に終わっていることも伝えている。

     複数の関係者によると、現時点でベッツの獲得を真剣に検討しているのはドジャースとパドレスの2球団だけ。オルニーによると、レッドソックスとドジャースは、デービッド・プライスを含める場合と含めない場合の双方について交渉を行っているという。プライスをトレードに含める場合、レッドソックスがプライスの年俸をどれくらい負担するかに関わらず、レッドソックスが得られる対価のレベルは落ちると見られている。また、プライスが今季の活躍で価値を回復する可能性もあり、レッドソックスは今すぐプライスを放出するのが適切かどうか、球団内で議論を行っているようだ。

     資金的な余裕があるドジャースに対し、パドレスが年俸2700万ドルのベッツを獲得する場合、高額年俸のウィル・マイヤーズをレッドソックスに引き取ってもらうことが必要不可欠となる。年俸総額の削減を第一に考えるレッドソックスにとって、マイヤーズのような高額年俸選手を引き受けるのは決して望ましいことではなく、この点においてベッツ争奪戦ではドジャースが優勢であると言える。パドレスは複数の若手メジャーリーガーを対価として差し出すことをオファーしているものの、ドジャースもアレックス・ベルドゥーゴの放出を準備していると見られており、交換要員のレベルに大差はない。

     なお、ベッツの対価としてトップ・プロスペクトを求めているレッドソックスだが、ドジャースはギャビン・ラックス、パドレスはマッケンジー・ゴアやCJ・エイブラムス、ルイス・パティーノといったトップクラスの有望株の放出を拒否している。レッドソックスが交換要員の面で妥協を強いられるのは確実であり、あとは年俸負担など金銭面の条件を見ながら最終的な判断を下すことになりそうだ。

  • リンドーアは残留希望 お金より勝利を優先

    2020.2.2 11:25 Sunday

     今オフ、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)やノーラン・アレナード(ロッキーズ)らとともにトレード市場を賑わせているフランシスコ・リンドーア(インディアンス)は、日本時間2月2日に行われた球団イベントのなかで、自身の将来について言及。リンドーアはインディアンスで長くプレイすることを希望していることを明言する一方、自身の市場価値も認識しているが、お金だけが将来についての決断に影響を与えるわけではないようだ。

     リンドーアは「もちろん5億ドルもらえるなら欲しいよ。それは誰でも同じだろう」とコメント。その一方で、「インディアンスの昨年のペイロールは1億2000万ドルくらいだった。お金の問題があるのはわかっている。話し合うべきときが来たら、代理人やフロントオフィスと話をするつもりだよ」と決して裕福とは言えないインディアンスの財政事情にも理解を示している。

     今オフ、インディアンスは補強予算を捻出するために、サイ・ヤング賞2度の実績を誇るコリー・クルーバーをトレードでレンジャーズへ放出。これはシェーン・ビーバー、アーロン・シバーレ、ザック・プリーサックといった若手投手がしっかり着実に成長を遂げてきた結果でもある。インディアンスの予算規模では、リンドーアが2年後にフリーエージェントとなった際に大型契約で引き留めるのは困難と見られており、リンドーアが残留を希望していたとしても、クルーバーのようにトレードでチームを去る可能性もある。

     リンドーアはお金より勝利を優先する姿勢を明確にしている。しかし、リンドーアがフリーエージェントとなれば、資金力のある強豪チームからオファーが届くのは確実であり、「お金」と「勝利」の2つから1つを選ぶ必要はない。インディアンスはこうした強豪チームに「お金」の面では対抗できないため、遅くとも2年後にはリンドーアはインディアンスを去ることになるだろう。

     なお、リンドーアを今オフ中にトレードで放出することを検討していたインディアンスだが、トレード交渉は進展することなくトーンダウン。リンドーアは今季もインディアンスの正遊撃手として開幕を迎えることになりそうだ。

  • パイレーツがリドルとメジャー契約 1年85万ドルとの報道

    2020.2.1 12:50 Saturday

     日本時間2月1日、パイレーツはフリーエージェントの遊撃手、JT・リドルとメジャー契約を結んだことを発表した。28歳のリドルは左打ちの遊撃手だが、外野を守ることもできるため、内外野兼用のユーティリティ・プレイヤーとして開幕ロースター争いに加わることが予想される。契約条件は1年85万ドルであることが報じられているが、リドルのサービスタイム(メジャー登録日数)は2年以上3年未満のため、パイレーツは2023年シーズンまでリドルを保有することができる。

     2017年にマーリンズでメジャーデビューを果たしたリドルは、翌2018年に自己最多の102試合に出場したものの、昨季は51試合のみの出場にとどまり、打率.189、6本塁打、12打点、OPS.601という不本意な成績に。サービスタイムは3年未満だが、「スーパー2」として年俸調停の対象となり、年俸アップが見込まれていたため、マーリンズは契約更新を拒否して昨年12月にリドルをノンテンダーFAとしていた。

     昨季のリドルは、本職の遊撃を12試合守ったほか、中堅手としても31試合に出場。ただし、パイレーツはリドルをダイヤモンドバックスへ放出した正中堅手のスターリング・マーテイの穴埋め役としては考えておらず、フリーエージェント市場ないしトレード市場で中堅手の獲得に動く方針であることを明らかにしている。リドルは内外野兼用のユーティリティ・プレイヤーとして、ホゼ・オスーナ、ジェイソン・マーティン、ケビン・クレイマーといった選手たちと開幕ロースターの枠を争うことになりそうだ。

     リドルの最大の魅力は安定感のある遊撃守備であり、2017年は遊撃で守備防御点+7、翌2018年も守備防御点+6を記録。Statcastによって計測されたデータに基づいて算出されるOAA(Outs Above Average)でも2018年に規定試合数以上の全内野手中11位となる+11をマークしている。開幕ロースター争いを制するには打撃力のアップが課題となる。

  • Rソックス・ベッツのトレード交渉に大きな進展はなし

    2020.2.1 12:10 Saturday

     パドレスとドジャースが獲得に興味を示しているムーキー・ベッツ(レッドソックス)だが、そのトレード交渉にはここ数日の間で大きな進展はない。スプリング・トレーニングの開始が迫るなか、レッドソックスとしては年俸総額削減の目標を達成するためにも早急に決着をつけたいところだが、27歳のスター外野手に対する需要はそれほど大きくなく、レッドソックスが要求のレベルを引き下げない限り、トレード成立は難しいかもしれない。

     パドレスとのトレード交渉では、パドレスが放出する交換要員の具体的な名前も浮上し始めており、ある程度の骨格は固まりつつあるように見える。しかし、パドレスと3年6100万ドルの契約を残すウィル・マイヤーズについて、年俸負担の割合で両球団の間には隔たりがあり、パドレスが75%ほどをレッドソックスに負担してもらうことを希望しているのに対し、レッドソックスは50%ほどしか負担するつもりはないという。この問題が解決しない限り、これ以上トレード交渉が進展することはないだろう。

     一方、資金的余裕のあるドジャースについては、ベッツとデービッド・プライスをセットで引き取ることによって交換要員のレベルを下げるのではないか、との声も上がっているが、ドジャースはプライスを引き取るつもりはないようだ。また、すでに戦力が整っているドジャースにとってベッツは必ずしも必要な存在ではなく、ベッツを獲得するためにわざわざトップ・プロスペクトを放出することはないと見られている。ドジャースは若手外野手のアレックス・ベルドゥーゴを交換要員に含めることを検討しているようだが、レッドソックスがトップ・プロスペクトの獲得を望むのであれば、トレード成立は困難だろう。

     以上のように、依然として「レッドソックスが高望みしすぎ」という構図は変わっていない。レッドソックスが何かを妥協しない限り、ベッツはレッドソックスのリードオフマンとして今季の開幕を迎えることになりそうだ。

  • 通算344本塁打、球宴3度出場のグランダーソンが現役引退

    2020.2.1 11:45 Saturday

     日本時間2月1日、7球団で合計16シーズンにわたって活躍し、オールスター・ゲーム選出3度、2012年シルバースラッガー賞など輝かしい実績を残した38歳のカーティス・グランダーソンが現役引退を表明した。グランダーソンはフィールド上での活躍はもちろん、フィールド外でも積極的に社会貢献活動を行っていることで知られており、2016年にロベルト・クレメンテ賞を受賞したほか、メジャーリーグ選手会が選出するマービン・ミラー賞を4度も受賞。球界を代表する人格者として多くの人々に愛された名選手だった。

     グランダーソンは現役引退を表明した自身のツイートのなかで「僕が『ホーム』と呼ぶ機会をくれたすべてのチームとすべての街に心から感謝している。デトロイト、ニューヨーク(ブロンクスとクイーンズの両方)、ロサンゼルス、トロント、ミルウォーキー、マイアミ、そしてもちろん僕のホームタウンであるシカゴだ」と記し、自身がプレイしてきた7つの球団とそのホームタウンへの感謝を述べた。

     通算2057試合に出場したグランダーソンは、1800安打、344本塁打、153盗塁、937打点、1217得点を積み上げ、通算95三塁打は現役引退を表明した時点で現役最多の数字。ポストシーズンには8度出場し、タイガース時代の2006年とメッツ時代の2015年にはワールドシリーズの舞台も経験したが、チャンピオンリングを手に入れることはできなかった。

     グランダーソンのベストシーズンはタイガース時代の2007年とヤンキース時代の2011年だろう。2007年は打率.302、23本塁打、26盗塁の好成績をマークしただけでなく、両リーグ最多となる23本の三塁打を放った。2011年は41本塁打、119打点、25盗塁の活躍を見せて打点王のタイトルを獲得し、136得点は両リーグ最多。アメリカン・リーグのMVP投票では4位にランクインした。

     マーリンズでプレイした昨季は、前年を上回る138試合に出場したものの、打率.183、12本塁打、34打点、0盗塁、OPS.637と力の衰えは明白。球界を代表する人格者は自身の限界までプレイを続け、ユニフォームを脱ぐことを決断した。

  • アレナードとブライアント 1対1の交換トレードが浮上?

    2020.1.31 13:40 Friday

     「フリーエージェントまで残り2年」であることが確定したクリス・ブライアントをカブスがどのように扱うかということに注目が集まるなか、ESPNのジェシー・ロジャースは出演したラジオ番組のなかで「ロッキーズとカブスはノーラン・アレナードとクリス・ブライアントの1対1の交換トレードについて議論している」と爆弾発言。球界を揺るがす超大型トレードが実現する可能性が浮上した。

     ロジャースは「私がとても最近聞いた話によると、アレナードはカブスでプレイしたがっているらしい。ロッキーズとカブスはアレナードとブライアントの1対1の交換トレードについて議論しているみたいだよ。ロッキーズはアレナードの長期契約の一部を負担する。1年あたり700万~800万ドルくらいじゃないかな」と発言。さらに「アレナードを放出するにはこれくらいの負担が必要だろう。アレナードはチームを出たがっている」と語り、アレナードがロッキーズ残留を望んでいないことを明言した。

     チームからの扱いに不満を爆発させたアレナードがロッキーズでプレイし続けることを望んでいない一方、カブスもブライアントが2021年オフにフリーエージェントとなって退団するまでにトレードで放出して対価を得たいと考えており、金銭面の問題を抜きにすれば両者の思惑は一致していると言える。ロジャースの発言通り、両球団の間でトレード交渉が行われていたとしても決して不思議なことではない。

     しかし、アレナードには7年2億3400万ドルという莫大な契約が残っており、ロジャースの見込み通りにロッキーズが1年あたり700万~800万ドルを負担したとしても、カブスは年平均2500万ドルほどをアレナードに支払わなければならない。よって、年俸総額をぜいたく税の対象ライン以下に抑えることを目指し、今オフほとんど補強を行っていないカブスが本気でアレナード獲得を目指すかどうかは微妙なところだ。また、金銭面の問題だけでなく、アレナードが2021年終了後にオプトアウト可能であることもトレード成立への障壁となるだろう。

  • 「二刀流」の新ルールによって大谷の価値が増す可能性

    2020.1.31 13:10 Friday

     メジャーリーグの舞台で本格的な「二刀流」にチャレンジしている大谷翔平はエンゼルスに大きな価値をもたらしているが、今季から導入される新ルールによって大谷の価値がさらに増す可能性がある。MLB公式サイトでは、エンゼルスの番記者を務めるレット・ボーリンガーが新ルールの導入を踏まえ、大谷の「二刀流」がエンゼルスにもたらすメリットについて分析している。

     メジャーリーグでは今季から投手・野手という区分のほかに「二刀流」というステータスが登場する。投手として20イニング以上、野手としてスタメン20試合以上(1試合3打席以上)に出場すれば「二刀流」として認定され、投手としても野手としても自由に試合に出場できるようになる(今季から野手の登板には点差など一定の制限が加えられている)。

     大谷は昨季、投手として1試合も登板していないため、このルールに当てはめれば今季20イニングを投げるまで「二刀流」と認定されないことになる。ただし、エンゼルスは大谷が昨季登板できなかったのは故障の影響であるとして、メジャーリーグ機構に例外措置として開幕から大谷を「二刀流」として認定することを求めており、2018年の実績を考慮してエンゼルスの主張が認められる可能性があるようだ。

     今季からアクティブ・ロースターの枠が25から26に拡大されるものの、投手は最大13人までと決められている。しかし、「二刀流」に認定された選手は投手としてカウントされないため、エンゼルスは大谷のほかに投手を13人、要するに合計14人の投手をロースターに入れることが可能となる。投手力に不安を抱えるエンゼルスにとって、これは大きなメリットと言えるだろう。

     また、「二刀流」に認定された選手は、投手として故障者リスト入り、野手として試合に出場といったことも可能になる。よって、投手としてはレギュラーシーズン開幕に間に合わない見込みの大谷は、マイナーで調整登板を続けながら、指名打者としてメジャーの試合に出場し続けることができるというわけだ。今季から導入される「二刀流」の新ルールは、エンゼルスに大きな追い風となり、大谷の価値を増大させることになりそうだ。

  • MLB公式サイトが2021年WBCアメリカ代表の顔ぶれを予想

    2020.1.31 12:30 Friday

     前回ワールド・ベースボール・クラシックが行われた2017年3月の時点では、ピート・アロンゾ(メッツ)はマイナーで30試合にしか出場しておらず、コディ・ベリンジャー(ドジャース)はメジャーデビューの数ヶ月前という状況。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)はメジャーで27試合だけ出場して打率.179に終わっていた。それから3年が経過し、1年後に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシックでは、これらの3選手がアメリカ代表の一員としてプレイする可能性がある。日本時間1月31日、敏腕記者のジョン・ポール・モロシはMLB公式サイトでアメリカ代表のロースター予想を公開した。

     モロシが予想したアメリカ代表のロースターは以下の通り。

    捕手(3人)
    J.T.リアルミュート(フィリーズ)
    ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス)
    ウィル・スミス(ドジャース)

    内野手(6人)
    ピート・アロンゾ(メッツ)
    ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    DJ・レメイヒュー(ヤンキース)
    トレイ・ターナー(ナショナルズ)

    外野手(5人)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    ジェフ・マクニール(メッツ)
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)
    マイク・トラウト(エンゼルス)
    クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)

    先発投手(5人)
    ゲリット・コール(ヤンキース)
    ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    マーカス・ストローマン(メッツ)
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

    救援投手(9人)
    ニック・アンダーソン(レイズ)
    ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    ブラッド・ハンド(インディアンス)
    ウィル・ハリス(ナショナルズ)
    イアン・ケネディ(ロイヤルズ)
    マイケル・ローレンゼン(レッズ)
    テイラー・ロジャース(ツインズ)
    ウィル・スミス(ブレーブス)
    カービー・イエーツ(パドレス)

     モロシの予想では、アレナード、ブレグマン、イェリッチ、ストローマンといった前回大会の優勝に貢献したメンバーのほか、レメイヒュー、マクニール、メリフィールドなど複数のポジションを守れる野手、コール、デグロム、ヘイダーなど球界を代表する投手がバランスよく選出された。三塁にはアンソニー・レンドン(エンゼルス)、マット・チャップマン(アスレチックス)、クリス・ブライアント(カブス)、ジョシュ・ドナルドソン(ツインズ)などの有力選手もいるが、前回大会の中心選手であるアレナード、遊撃のバックアップを兼任することができるブレグマンが選出。外野ではムーキー・ベッツ(レッドソックス)やジョージ・スプリンガー(アストロズ)が2020年オフにフリーエージェントとなることを考慮してメンバーから外れている。

     出場を辞退する選手が続出する毎回の傾向を考えると、モロシが予想した豪華メンバーがロースターに揃う可能性は極めて低い。とはいえ、次回大会がおよそ1年後に迫るなか、各国の豪華なロースターを予想するのも、ワールド・ベースボール・クラシックの楽しみ方の1つと言えるのではないだろうか。

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