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  • スターリング・マルテが80試合の出場停止

    2017.4.19 18:44 Wednesday

    日本時間19日、開幕から2週間が経ったメジャーリーグではスターリング・マルテ(パイレーツ)が禁止薬物の使用で80試合の出場停止処分を受けた。薬物検査で陽性反応があり、調査をすると彼の検体からはナンドロロンというステロイドが検出されたという。メジャーリーグ機構によれば今回の処分はすぐに適応され、復帰したとしてもポストシーズンへの出場はできない。


    マルテは28歳の外野手で2年連続ゴールドグラブ賞に輝いた実績をもつ守備の名手。昨年は自慢の守備面だけではなく、打撃や盗塁にも好成績を残し、打率.311はナ・リーグ6位、盗塁は47個のナ・リーグ3位とTOP5入りを果たした。今季は13試合に出場して打率.241 本塁打2 打点7の成績を残していた。

    出場停止処分を受けた本人は球団を通じて「自分の不注意と知識のなさが原因でこのような過ちを犯してしまった。家族やパイレーツ球団、チームメイトや多くのファン、そして野球そのものに謝りたい」と声明を発表している。

    このマルテの件について球団は日本時間18日に把握し、その翌日に選手達に伝えられた。現在、ナ・リーグ中地区4位と上位進出を目指していたチームに大きな衝撃が走った。マルテはチームメイトのグレゴリー・ポランコと話す機会があり、謝っていたという。ポランコによると「彼(マルテ)は泣いていた。だが、これはとても大きな問題であることは自分も分かっているし、本人も重く受け止めている」と語った。

    これを受けてチームはマルテ抜きで地区優勝を目指さなければならなくなった。マルテ以外にもカン・ジョンホが韓国で引き起こした飲酒運転の影響でビザの発給に時間を要し、合流できずにいる。主力選手が抜けた穴は大きなものでここまでのチーム打率は.234とナ・リーグ11位、本塁打数は10本のナ・リーグ最下位に沈んでいる。予定ではマルテの復帰はオールスター明けになるため、この前半戦はとても厳しい戦いを強いられそうだ。

  • ザック・ブリトンが故障者リスト入り

    2017.4.17 18:40 Monday

    日本時間4月3日に開幕したメジャーリーグはチームがここまで約12試合から15試合ほどを消化してきた。順位表をみると各地区の上位同士はあまり差がないものの、下位チームは連敗を喫し、なかなか上位に上がれないなど苦労している。しかし、まだシーズンは始まったばかりだ。チーム単体でみると現在、ア・リーグ東地区首位を走るオリオールズに残念な事態が起こった。守護神のザック・ブリトンが故障者リスト入りしたという。


    ブリトンは29歳の左腕で2014年からオリオールズの抑え投手として活躍している選手。昨年は47回のセーブ機会ですべて救援に成功し、最多セーブのタイトルを獲得した実績をもつ。今季もここまで6試合に登板して5セーブ 防御率1.29と好成績を残してきたが、開幕して間もないこの時期にチームを離脱することになった。

    痛めたのは左前筋であり、肩やひじには問題がないという。今回は10日間の故障者リスト入りすることになるが長期的な離脱ではない。彼の代わりには3Aからリリーフ投手であるステファン・クライトンが昇格し、日本時間17日に行われたブルージェイズ戦で登板した。その結果、1回1/3を投げて5安打2失点と苦い初登板となった。

    一時的にチームを離れるブリトン本人は「(現地時間)土曜日のブルージェイズ戦での登板で違和感を覚えた」と話している。この日は変化球の制球に苦しみ21球を投じていた。それでもブリトンは前向きで「安静にすれば早い時期に試合にも出ることができるよ」と大きな問題ではないことを強調した。

    今後はボルティモアに戻り、MRI検査を受けるという。チームは彼がいなくともブルージェイズに11対4と勝利することができたものの、守護神が抜けた穴は少なからず全体に影響を与えそうだ。

  • 田中将大が登板3試合目で今季1勝目

    2017.4.15 14:06 Saturday

    メジャーリーグが開幕してから約2週間を迎えようとしている今、日本人投手の調子が上昇しつつある。日本時間14日にはダルビッシュ有(レンジャーズ)がエンゼルスを相手に7回10奪三振無失点の好投をみせて今季初勝利を挙げた。また、前田健太(ドジャース)も10日のロッキーズ戦で1勝を記録したものの、彼と同い年の田中将大(ヤンキース)になかなか勝ち星がつかず心配されていた。そチームを率いるジョー・ジラルディ監督の計らいで登板日を変更して臨んだ15日のカージナルス戦でやっと勝利投手となった。

    投球内容は6回1/3を投げて5安打3失点だった。初回、1死一塁の場面からマット・カーペンターにライト方向への2ランを浴びるも4回からは3イニング連続3者凡退に打ち取り、テンポの良い投球をみせた。続く7回にもマウンドに立つも1死一・二塁でランダル・グリチェクにレフト方向への二塁打を打たれて途中降板となった。その後はタイラー・クリッパード、デリン・ベタンセス、アロルディス・チャプマンとつなぎ、4対3と接戦を制した。

    今回の田中は打線にも助けられた。初回に2失点したその裏のチームの攻撃ではこの日、2番打者として出場したスターリン・カストロの2ランで瞬く間に同点に追いついた。その後はオースティン・ロマインのソロホームランとチェース・へドリーの二塁打で2点を追加、わずか1点差という緊迫した試合だったものの、逃げ切りに成功した形となった。

    今年は3年連続の開幕投手を任されるもレイズ戦では3回もたず7失点で敗戦投手となり、9日のオリオールズ戦では5回3失点と試合をつくるも後続が打たれて勝ち負けは付かなかった。それでも自己最速となる158キロを計測するなど調子は上向きになりつつあった。そして迎えたカージナルス戦での勝利で念願の今季1勝目となった。

    ヤンキースもこれで5連勝となり、最近は勢いに乗っている。田中にはこの勝ちをきっかけにして昨年のような活躍が期待される。

  • ダルビッシュ有がついに今季初勝利

    2017.4.14 18:32 Friday

    2017年のメジャーリーグでは開幕から日本人投手が苦戦している。ヤンキースの開幕投手を務めた田中将大がレイズ戦で5回もたず7失点で降板、一方でマリナーズの岩隈久志は今季初登板となったアストロズ戦で6回2失点と好投するも味方の援護に恵まれず敗戦投手となった。ちなみに今年の日本人投手初勝利1番乗りとなったのはドジャースの前田健太。日本時間10日に行われたロッキーズ戦で5回4失点も打線に助けられて今季1勝目を挙げた。実に開幕からちょうど1週間が経っていた。そして彼の勝利に続いたのはダルビッシュ有だった。


    ダルビッシュは日本時間14日に行われたエンゼルス戦に先発し、7回5安打10奪三振無失点と好投をみせて3試合目の登板で初勝利となった。レンジャーズは初回、1番打者のカルロス・ゴメスに先頭打者本塁打が飛び出して先制に成功するも、その裏にダルビッシュが2死一・二塁のピンチを迎える。ここで迎えるは去る3月のWBCでオランダ代表の一員として出場していたアンドレルトン・シモンズ。カウント1ボールから迎えた2球目のカットボールを引っかけて遊ゴロに抑えて無失点でこの回を終えた。

    その後は怒涛の奪三振ショーで2回1死から4者連続三振。6回までで10人の打者から三振を奪っていた。この日記録した四球もわずかに2と球数も降板までに104球と効率のよい投球を披露し、マイク・ハウスチャイルドにマウンドを譲った。

    今回、ダルビッシュが記録した2桁奪三振は自身29度目となり、球団OBのノーラン・ライアンが持つ34回の記録まであと5回となった。またメジャー通算勝利数では47勝になり、50勝までは残り3勝となっている。今年のダルビッシュにはこうした節目の記録を控えているのだ。

  • セスペデスが自身初の1試合3本塁打

    2017.4.12 18:26 Wednesday

    メジャーリーグが開幕してから1週間が経ち、各試合で熱戦が繰り広げられている。日本時間11日にはウィル・マイヤーズ(パドレス)が自身初のサイクル安打を放ち、ジェイ・ブルース(メッツ)が1試合2ホーマーを記録するなど劇的な場面が多い。そのブルースとチームメイトであるヨエニス・セスペデスが本日12日のフィリーズ戦で1試合3本塁打を記録した。


    セスペデスは31歳の外野手で2015年途中からメッツに所属している主力選手の1人。昨年は2年連続となるシーズン30本塁打越えを達成し、チームの打線をけん引した。昨年オフにFAになったものの、メッツと新たに3年契約を結んで残留した。ちなみに今年開催されたWorld Baseball Classic(WBC)ではキューバ代表に彼の弟のヨエルキス・セスペデスがいた。

    迎えた12日のフィリーズ戦で3番・左翼手として出場すると初回に3ラン、4回と5回にはそれぞれソロを放ち、6打数4安打5打点の大活躍。チームは20安打14得点とフィリーズを圧倒した。ちなみにセスペデスにとって1試合3本塁打は初めてのことだという。

    今回の試合前までは7試合に出場して26打数4安打で打率.154 本塁打1 打点1と低調な滑り出しだった。第1打席の3ランは無死二・三塁の場面から今季からフィリーズに移籍したクレイ・バックホルツの91マイルのツーシームをセンター方向へ打ち込んだ。4回には前の打者のアズドルバル・カブレラと二者連続本塁打、5回は左中間への一発を放っている。

    この1試合3本塁打4月11日時点での本数はリーグ2位タイの数字となった。これまでなかなか打てずにいた主砲のバットがついに火をふき、復調の兆しとなるかどうか注目される。

  • ピネダが2安打1失点の快投で今季初勝利

    2017.4.11 18:22 Tuesday

    メジャーリーグが開幕して1週間。8年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すヤンキースは7戦を戦って3勝4敗とア・リーグ東地区の4位でスタートダッシュに苦しんでいる。また、開幕投手だった田中将大が7失点で敗戦投手になっただけではなく、レギュラー捕手のゲーリー・サンチェスが故障者リスト入りするなど心配な要素が多い。しかし、チームにとって1つの希望がみえた。先発のマイケル・ピネダが今季2試合目にして念願の初勝利を飾った。


    ピネダは28歳の右腕でチームの先発ローテーションの一角を担っている投手。昨年は2年連続でヤンキースの先発陣を支え、自己最多の32試合に登板した。シーズンを通じての成績は6勝12敗 防御率3.97と数字だけをみると味方の援護に恵まれなかったが、1年を通じて先発としての役割を担ったことはプラス要素だろう。

    だが、今季の初登板は本人にとって痛いものとなった。日本時間6日に行われたレイズ戦では初回からコリー・ディッカーソンに一発を浴び、続く2回にはデレク・ノリスとディッカーソンに適時打を打たれるなど不安定な投球が続き、終わってみれば4回もたず8安打4失点と降板して敗戦投手になった。

    そして迎えた本日11日ヤンキー・スタジアムでのホーム開幕戦。その先発マウンドを任されたのがピネダだった。課題の立ち上がりを三者凡退に抑えるスタートを切ると、7回2アウトの場面でエバン・ロンゴリアに二塁打を打たれるまでノーヒットに抑える快投をみせた。結局は8回にローガン・モリソンに一発を浴びるも失点はこの1点のみで7回2/3を投げて11奪三振を記録。チームは8対1と勝利し、ピネダにも嬉しい今季初勝利を記録した。

    試合後、本人は「今日はとてもよい試合だったよ」とご機嫌で多くのファンが待ち焦がれていたホーム開幕戦で勝利できたことに喜んでいた。ちなみに彼にとっては久々の勝ち星で昨年の8月5日に行われたインディアンス戦以来となった。

    その一方で打線も4本塁打を含む10安打でレイズを圧倒。9回の最終回には日系人捕手のカイル・ヒガシオカがメジャーデビューを果たした。先発投手に勝ちがつき、新戦力の登場などこれまでチームに暗雲が立ちこめていたが、この試合を機によい方向へ向きそうだ。

  • スプリンガーが7試合で3本の先頭打者本塁打

    2017.4.10 18:16 Monday

    メジャーリーグ開幕から1週間が経過して各チームとも約5試合から7試合を消化したが、ここまでの戦績をみるとナ・リーグ西地区のダイヤモンドバックスが5連勝と波に乗って首位となっている。まだ序盤だが、勝率は全チームトップとなる.857を記録しており、これもチーム打率と打点が両チーム1位となる.322と42打点という数字が物語るように屈指の強力打線が自慢だ。


    その一方でア・リーグ西地区に所属するアストロズは日本時間7日のマリナーズ戦から3連敗を喫していたものの、本日10日のロイヤルズ戦では延長12回にも及ぶ接戦を制して5対4とサヨナラ勝ちを収めた。その立役者の1人となっているのはジョージ・スプリンガーだ。

    スプリンガーは27歳の外野手でメジャー4年目を迎えた選手。今季は主に1番打者として打線をけん引しており、7試合に出場して打率.250 本塁打4 打点8の成績を残している。日本時間4日のマリナーズとの開幕戦で今季1号を放つと去る6日の3戦目では延長13回に逆転サヨナラ3ランを放つなど大活躍中だ。本日10日の試合でも6打数2安打1打点2得点と結果を残した。この試合では押し出し四球で試合が終わり、ホームを踏んだのはスプリンガーだった。

    10日の試合終了時点でスプリンガーは両リーグトップとなる4本塁打を記録している。そのうちの3本は先頭打者本塁打、そしてもう1本はサヨナラ弾とどれも多くのファンの印象に残る一発を放った。開幕7試合3本の先頭打者弾はアストロズの歴史上初めてのことであり、メジャーリーグ全体でみると昨年、チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)が現地時間4月5日から11日までの間に記録したとき以来となる。

    ちなみにスプリンガーは2015年に8本の先頭打者弾を放っている。現時点で3本ということから昨年の記録を抜く可能性もあり、対戦する相手投手にとっては初回から脅威の存在となることだろう。スプリンガーが一発を放った試合で3勝1敗とチームは勝ち越している。

  • ゲーリー・サンチェスが故障者リスト入りへ

    2017.4.9 18:07 Sunday

    メジャーリーグ開幕後、各チームとも5試合を消化(4月8日現在)してここまで唯一の負けなしはオリオールズのみだ。シーズン初戦ではマーク・トランボのサヨナラ本塁打で延長戦を制してからその勢いは止まらない。昨年のチーム本塁打数はメジャー全体1位となる253本のアーチをかけた強力打線は脅威だ。その一方で同じア・リーグ東地区に所属しているヤンキースに緊急事態が発生した。


    メジャー2年目を迎えるゲーリー・サンチェスが日本時間9日に行われたオリオールズ戦の5回表に負傷で途中交代を余儀なくされた。フルカウントの場面、相手投手のケビン・ガウスマンが投げた97マイル(約156キロ)の直球をファウルしたときに二頭筋に痛みが走ったという。この後、ベンチに下がり彼の代わりにオースティン・ロマインが出場した。ロマインは試合終了までマスクを被ったものの、最終的には4対5で敗戦となった。

    サンチェス本人によるとスイングすらベストな状態ではできないという。これを受けてジョー・ジラルディ監督は彼を10日間の故障者リスト入りさせる意向だ。明日の試合からはロマインと日系人捕手のカイル・ヒガシオカの2人で投手陣をリードしていく。

    ちなみにこの試合では田中将大がシーズン初勝利をかけて登板するも5回6安打3失点と勝敗はつかなかった。球速は自己最速の158キロを計測したが救援陣が打たれてしまい、初勝利はお預けの状態となった。たとえ10日間とはいえ、サンチェスの故障は田中にとっても大きな影響を与えるだろう。

    ヤンキースは開幕戦目にして早くもレギュラー捕手が離脱となってしまった。今後はロマインをはじめ他の選手でカバーをしていく。当のサンチェスは決して落ち込むそぶりを見せずに「ポジティブだよ。早く1日でも早くケガを治してチームの力になりたいね」と話している。

  • 期待が大きい大谷翔平のメジャー移籍

    2017.4.8 14:00 Saturday

    2017年のメジャーリーグ開幕後、日本では初めての週末を迎えた。移動日こそあるものの、ほぼ毎日のように試合が行われ熱戦が続いている。開幕したばかりではあるが、既に各チームのスカウト達は来年の補強に向けて世界中を飛び回っている。その中で注目されているのは大谷翔平(北海道日本ハム)だ。

    日本では投手と野手の「二刀流」として知られ、昨年は投手として10勝を挙げただけではなく、打者としても22本塁打を放つなど世界中から大きな注目を浴びた。その後はWorld Baseball Classic(WBC)にも出場予定だったものの、右足首の故障で出場を辞退。それでも侍ジャパンは彼を欠きながらも大会ベスト4という成績を残した。

    日本球界も開幕したが大谷はまだ投手としての登板はなく、主に指名打者としての出場を続けている。4月7日現在で7試合に出場して打率.423 本塁打2 打点3を記録している。ファンはもちろん、球界関係者が注目しているのは今季終了後にメジャー移籍をするのか、ということだ。

    日本プロ野球入りする以前からメジャーリーグを志していた大谷。以前に「CBS’ “60 Minutes”」がインタビューをした際、北海道日本ハムとしては来季のメジャー挑戦を容認する姿勢をみせた。

    しかし、メジャー移籍に大きな障害となるのは昨年11月にメジャーリーグ機構と選手会が同意した「新労使協定」だ。その中でも「インターナショナル・ボーナス・プール」という海外出身選手と契約する際の契約金の上限を定めたものがある。また、年齢もこれまでは23歳以下の選手に適用されてきたが、今回から25歳以下に引き上げられたことで来年23歳になる大谷もその対象になった。移籍の際の契約金は約1000万ドルに制限され、1年目はマイナー契約になるという。

    それでも大谷本人のメジャー挑戦の意志は固く「CSB」のインタビューでも「(制度変更については)気にしていない」と話していた。もし、彼が25歳となりFAで移籍することになればより多くの契約金を得ることができるが、あまり関係はないようだ。

    メジャーでも投手として最速165キロを投げ、野手としても本塁打を打てる逸材はいない。よくベーブ・ルースと比較される大物選手の早期挑戦を多くの球団は待っている。

  • ティーボウがマイナーリーグで初本塁打

    2017.4.7 14:03 Friday

    メジャーリーグが開幕し、各チームともポストシーズン進出を目指してしのぎを削っている。リーグ開始後4日経過したが、敬遠申告制の適用や延長戦でのサヨナラ本塁打などドラマチックな場面が数多く生まれている。


    その中でメジャーの舞台を目指す若手選手もマイナーリーグの試合に出場しながら昇格の機会をうかがっている。毎年発表される有望株ランキングに入っている選手達の動向にも注目の1つではあるが、今年はメッツに所属する異色の経歴を持った選手にも熱い視線が注がれている。それがティム・ティーボウだ。

    ティーボウは29歳の外野手で昨秋にトライアウトを経て入団した。元々はアメリカン・フットボール(NFL)の選手でクォーターバックとして活躍しており2010年のドラフト会議で1巡目指名された逸材だ。2015年まで4チームに所属したが、昨年8月に野球転向を表明していた。

    メッツ入団後はアリゾナ教育リーグを経てスプリングキャンプの試合にも出場した。3月8日から試合に出場し始め、9試合で打率.148 安打4の成績に終わり、シングルAのコロンビア・ファイヤーフライズで開幕を迎えることになっていた。

    背番号15のユニフォームに身をまとったティーボウは現地時間6日に行われたオーガスタ・グリーンジャケット戦で7番・左翼手として出場。迎えた2回の打席で1死 二・三塁の場面から4球目を左中間スタンドに叩き込む大きな一発を放った。この試合では5打数1安打3打点の活躍でチームの開幕戦勝利に貢献した。

    野球転向後初のマイナーリーグ公式戦で衝撃のデビューを飾ったティーボウ。今回のような活躍を続けることができればいつの日かメジャー昇格の可能性もある。まずはシングルAからだが、着実に成長を重ね夢の舞台に向けて突き進む。

  • ハーパーが5度目となる開幕戦本塁打

    2017.4.4 14:00 Tuesday

    ついに2017年のメジャーリーグが開幕し、各チームがワールドシリーズに向けて熱戦を繰り広げる。ヤンキースでは田中将大が日本時間4月3日のレイズ戦に登板し、3年連続の開幕投手を務めたものの、3回もたずに7失点で降板とほろ苦いスタートとなった。

    その一方でマーリンズとの開幕戦に臨んだナショナルズは4対2と白星スタートを切った。先発のスティーブン・ストラスバーグが7回6安打2失点と試合をつくると、ブライス・ハーパーとアダム・リンドの本塁打で勝利した。

    特にハーパーは今年巻き返しを狙うシーズンであり、スプリングキャンプではリーグトップの8本の本塁打と好調を維持し、この開幕戦でもその力を発揮した。2017年シーズン初戦は3打数1安打1打点の活躍を見せた。

    6回裏 1死 2ボール2ストライクの場面からこの回に登板したデービッド・フェルプスのツーシームをライトスタンドに運んだ。これがハーパー自身にとって5度目となる開幕戦での一発。24歳時点での開幕戦5本塁打は史上最年少記録だ。

    ハーパーは2015年にナ・リーグMVPを獲得する活躍を見せたが、翌2015年は後半戦の不調もあって打率が前年の.330から.243に落ち込んでいた。2年前の輝きを取り戻すために今年はチームの主軸としてチームの2年連続地区優勝に向けて猛打をふるう。彼にとって幸先のよい2017年の開幕戦となった。

  • トレイエスが遊撃手として開幕スタメンへ

    2017.3.30 11:07 Thursday

    メジャー開幕まで5日を切り、いよいよ約半年間に及ぶ全30球団の戦いが目前だ。シーズン初戦を間近に控え、チームごとに誰がスタメンに名を連ねるかが注目ポイントだろう。その中でヤンキースの遊撃手の座は決まった模様だ。


    そのポジションにはロナウド・トレイエスが就く。彼は24歳の内野手でユーティリティープレーヤーとして活躍している選手。本職は三塁だが、二塁や遊撃、外野も守ることができる。昨年はわずか72試合のみの出場に終わったものの、バックアップとしてチームを支えた。ちなみに打撃成績は打率.258 本塁打1 打点12だった。

    現在行われているスプリングキャンプでは23試合に出場して打率.269 本塁打1 打点7の成績を残している。チーム内では先日までWorld Baseball Classic(WBC)に参加していたディディ・グレゴリアスが右肩のケガで離脱したことで遊撃のポジションが空いている状態だった。そこで主にトレイエスとマイナーからメジャー入りを目指すタイラー・ウェードの2人の競争となり、結果的にトレイエスが勝利したようだ。

    争いに敗れたウェードは22歳の遊撃手で昨年はダブルAに所属。133試合に出場して打率.259 本塁打5 打点27の成績を残していた。彼の持ち味は盗塁で2015年は33個、昨年は27個と成長を遂げている。これまでのスプリングキャンプで25試合に出場し打率.357と好成績を残していたが、マイナー行きを通告された。

    ひとまずトレイエスはグレゴリアスが復帰するまで遊撃をメインに守ることになりそうだ。その後は本職の三塁を守るのかは不明だが、トレイエスにとってレギュラー定着の機会を得たことになる。

  • スマイリーがスプリングキャンプ最終登板を回避へ

    2017.3.30 10:06 Thursday

    メジャー開幕まであと数日となり、各チームでは開幕ローテーションを決定しつつある。ところではまだ完全に誰が投げるかを確定しておらず、残りのスプリングキャンプの試合で判断するようだ。マリナーズでは先発4番手として期待されていたドリュー・スマイリーの登板を回避させた。


    スマイリーは27歳の先発左腕でオフにレイズからトレードで移籍してきた選手。昨年は1年間、先発ローテーションを守りきり、30試合に登板して7勝を挙げた。2桁勝利はならなかったが、自己ベストとなる167奪三振を記録。その後はWorld Baseball Classic(WBC)のアメリカ代表に選出され、二次ラウンドのベネズエラ戦に登板し4.2回 被安打3 失点1とチームの勝利に貢献した。

    しかし、WBCから帰ってきた後はマイナーリーグで投げたが、その時は3本塁打を浴びるなど調子は良くない。また、現地時間26日のレッズ戦でも4回を投げて6安打5失点となかなか結果を出せずにいる。

    これを受けてチームを率いるスコット・サーバイズ監督は「不調のスマイリーのことを心配している。先発ローテーションの一角として期待しているが、すぐには結果を求めたりはしない」と話している。当初は現地時間4月6日のアストロズ戦で先発予定だったが、彼の代わりにアリエル・ミランダが登板することになりそうだ。

    スマイリー本人も「調子が悪い」と話しているため、彼の移籍後初登板の日は延びることになるだろう。果たしてその日はいつになるのだろうか。

  • ナ・リーグ東地区所属チームの今

    2017.3.29 11:13 Wednesday

    メジャーリーグ開幕まであと数日。昨年はカブスが108年ぶりとなるワールドシリーズを制し、大いに湧いた年となったが、果たして今年はどこのチームが頂点に立つのだろうか。


    既にチームによっては先発陣や開幕ロースターの選手を固めつつある。しかしシーズン直前となった今、故障者リスト入りする選手が多くなり、予定通りの編成ができない場合もある。そこでナ・リーグ東地区に所属している5球団のチーム状況をみてみる。

    □ブレーブス
    今年は試合経験豊富な投手であるバートロ・コローンとR.A.ディッキーを獲得。彼らが先発ローテーションに入ることで若手選手の成長が期待されている。また、この先発陣にフリオ・テヘランが入ることができれば大きな力になるだろう。しかし、フレディ・フリーマンやマット・ケンプなど主軸を担う選手達が途中離脱をした場合は補強も考えなければならない。特にブランドン・フィリップスは今季終了後にFAとなるため、将来を見据えて新しい二塁手を獲ることができるどうかがカギとなるだろう。

    □マーリンズ
    チームはエディソン・ボスケスや田澤純一など投手陣に重点を置き補強を進めてきた。以前は身売り問題も浮上したが、今年は本拠地のマーリンズ・パークでオールスターが開催される。まずはファンの関心をチームに向けることが優先で投手陣の補強に成功した今、ジャッカルロ・スタントンやクリスチャン・イエリッチなど強打者達が打線をけん引する。他の注目としてはアデイニー・エチェバリアの動向。今オフにFAになるため、トレード候補に挙がっている。

    □メッツ
    昨年は先発投手陣のケガに泣かされたチーム。マット・ハービーやスティーブン・マッツが途中離脱したものの、セス・ルーゴとロバート・グセルマンがシーズン終盤の戦いを救った。今年は彼らがローテーションに復帰予定で朗報となりそうだ。一方で野手は特に外野争いがし烈。オフには同じ左打ちの外野手が多いことからトレードを模索していたこともあるが、ルーカス・デューダやカーティス・グランダーソン、ジェイ・ブルースらが残り開幕直前となった今も定位置を争っている。また、有望株のアメド・ロサリオやドミニック・スミスの活躍にも注目が集まる。

    □フィリーズ
    ポストシーズン進出のためにはまず勝率5割を目指す。今年のチームのカギを握るのはハウィー・ケンドリックスとマイケル・ゾーンダースの2人だ。彼らは主軸の一角を担う選手であるが、オドュベル・ヘレラやマイケル・フランコといった若手選手が台頭していることもあり、レギュラーの座も怪しくなってくる可能性もある。ケンドリックスとゾーンダースには若手に自らの経験を伝える役割もある。投手はレッドソックスからクレイ・バックホルツを獲得。先発・中継ぎの両方でできるだけあって起用法の幅が広がる。もちろん、彼らに故障などがあればチームは補強に動く。有望株も積極的にプレーさせる予定だ。

    □ナショナルズ
    昨年、地区優勝を果たしたチーム。このスプリングキャンプではブライス・ハーパーが8本塁打と絶好調だ。また、投手においてはマックス・シャーザーやスティーブン・ストラスバーグといった故障者が復帰間近とあって投打共に脅威の選手達が揃う。しかし、心配事は抑え投手が固定できていないことでホワイトソックスのデビッド・ロバートソンを狙っているという。チームとしては現在のブルペン陣から守護神が登場を望んでいるが、それができなければトレードを模索することも方法の1つだ。

  • レイズにとってボージャスの獲得は吉報

    2017.3.29 10:10 Wednesday

    開幕戦を直前に控えたメジャーリーグでは開幕ロースターを絞る時期にきている。チームによっては先発ローテーション入りを決めたところがある一方で故障者リスト入りする選手もおり、どのように選手を起用するか監督も悩みどころだ。


    数多くの選手の中で選手の中で他球団から移籍して好成績を残す場合もある。ピーター・ボージャス(レイズ)もその可能性を秘めている。彼は29歳の外野手で俊足を武器としている。特に三塁打の多さが特徴で2011年にはア・リーグ1位となる11本、昨年所属したフィリーズでは7本放っている。これはナ・リーグ8位の数字だ。昨季を通じての成績は打率.251 本塁打5 打点23だった。

    このスプリングキャンプでは当初、ホワイトソックスに所属していたが現地時間3月28日にトレードでレイズ移籍が決まった。これまでは19試合に出場し、打率.317 安打15 打点3を記録していた。

    レイズが彼を獲得した理由は中堅を任せるはずだったコルビー・ラスマスが故障者リスト入りする予定のため、バックアップ要員が必要になったためだ。チームを率いるケビン・キャッシュ監督はボージャスについて「移籍後すぐに結果を求めない。まずは右投手と対戦するときに試合に出てほしい」と話している。

    ラスマスの開幕戦欠場によりレイズの外野陣はスティーブン・ソーザやマックスウェル・スミス、ケビン・キーヤマイヤー、そしてボージャスという布陣になりそうだ。移籍が決まったばかりのボージャスのチーム合流はまだだが、以前から彼自身のトレード話は持ち上がっていたようで
    今回の急展開な状況についてはまったく気にしていないという。

    レイズにとっては念願のバックアップの選手を獲得でき、ボージャスにとっては新天地で活躍できる可能性が高まった。双方にとってよい契約となりそうだ。

  • ハーパーがスプリングキャンプで絶好調

    2017.3.28 11:13 Tuesday

    スプリングキャンプも終了間近になり、開幕戦も迫ってきた。この春の試合の結果で開幕ロースター枠が決まるだけあってただの調整期間ではない。昨年はケガや不調で結果を残せなかった選手が巻き返しを狙うための大事な時期となる。ブライス・ハーパー(ナショナルズ)も復活を目指す選手の1人だ。


    ハーパーは24歳の外野手でチームの中心選手の1人。2015年は42本のアーチを架けてナ・リーグの本塁打王に輝いた実績を持つ。この年には打率.330とリーグ2位を記録して打撃のベストナインを決めるシルバースラッガー賞を受賞した。しかし、序盤は通算100号本塁打を記録するなど好調を維持していたが、後半戦は調子を落としていまい、打率が.243まで落ち込んだ。

    2年前の輝きを取り戻すため、ハーパーはこのスプリングキャンプで猛打を発揮している。ここまで21試合に出場して打率.308 本塁打8 打点14を記録しており、この本塁打数は全選手の中でトップの数字だ。日本時間28日に行われたメッツ戦では球場に2本のアーチを架けた。

    昨年はナ・リーグ東地区を制したナショナルズだが、ワールドシリーズに進出することはできなかった。チームはハーパーを今季のキーマンに挙げるほど、彼の復調を待ち望んでいる。ダスティ・ベイカー監督は「既にハーパーは開幕に向けて準備ができている」と話しているという。

    ハーパー本人は「打席に立つごとに調子がよくなっているよ」と自らも好調を維持できていると実感しているようだ。この状態が続くならばマーリンズとの開幕戦でクリーンナップを任される可能性もある。2年前のような活躍ができればナショナルズにとって大きな力となることだろう。

  • 心配されるシーガーとカズミアーの状態

    2017.3.28 10:14 Tuesday

    メジャーリーグ開幕まで1週間をきり、スプリングキャンプでは既にシーズンを想定して打順を組むチームがほとんどだ。その中で昨年ナ・リーグ西地区を制したドジャースでは心配事を抱えている。それはコーリー・シーガーとスコット・カズミアーの体の状態だ。


    シーガーは22歳の遊撃手で昨年はナ・リーグ新人王に輝いた打者。オールスターにも選出されただけではなく、打撃のベストナインを決めるシルバースラッガー賞にも選ばれ良いシーズンを送った。シーズン通じての成績は打率.308 本塁打26 打点72だった。これからメジャー3年目を迎える。

    一方でカズミアーは33歳の先発左腕で昨年からドジャースでプレーしている。移籍1年目はローテーションの一角を担い2桁10勝を挙げてチームの地区優勝に貢献した。シーズン通じては26試合に登板して10勝6敗 防御率4.56の成績を残した。

    これまでのスプリングキャンプではシーガーは傾斜筋の痛みの影響があり、わずか3試合の出場に終わっている。安打はないが、四球で出塁して1得点を挙げている。現在ではパドレスとの開幕戦に間に合うかどうか微妙な状態であったものの、まずはマイナーでの試合に出場して調子を見極めた上で判断をするという。また、日本時間31日に行われるエンゼルス戦に出る可能性がある。

    カズミアーは原因不明の腰の痛みにより故障者リスト入りが決まった。スプリングキャンプでは3試合に登板して1敗 防御率6.35だった。去る日本時間27日に行われたレンジャーズ戦では先発したが、3回を投げて 被安打3 失点3の結果に終わっている。この試合では最速140キロを計測していた。

    この2人の状態についてチームを率いるデーブ・ロバーツは「シーガーについては彼には気持ちよく打席に立ってほしい。そのため、休養日を与えながら調整していく。一方でカズミアーには故障者リスト入りさせる意向を伝えた。現時点ではどれほどの痛みがあるのかが不明だ」と話している。

    シーガーは今後の調子次第だが、カズミアーの離脱は地区優勝連覇を目指すチームにとって大きな痛手となるだろう。

  • ハービーが巻き返しのシーズンへ手ごたえ

    2017.3.27 11:15 Monday

    メジャーリーグの開幕まであと数日。スプリングキャンプも終盤となり各チームはシーズンを想定し、ほぼベストメンバーで試合に臨む場合が多くなった。先発投手は当初、1イニングや2イニングと短い回を投げていたものの、最近ではレギュラーシーズンを想定して6イニングを投げる選手が増えてきている。その中、マット・ハービー(メッツ)は登板に手ごたえを感じているという。


    ハービーは28歳の先発右腕で今季もローテーションの一角を期待される選手。昨年は開幕から調子が上がらず、7月に肩の負傷で故障者リスト入りをしてからシーズン中の復帰は叶わず、不本意な年となった。昨年の成績は17試合に登板して4勝10敗 防御率4.86だった。

    今年は故障明けのシーズンであり、巻き返しを狙う年。ここまでのスプリングキャンプでは5試合に登板して4敗 防御率5.89と数字だけをみると決してよいと言えるような成績ではない。しかし、日本時間26日に行われたブレーブス戦で先発すると6回を投げて被安打5 失点2と試合をつくる好投をみせた。勝敗こそはつかなかったが、この日の最高球速は97マイル(約156キロ)を計測している。

    直球だけではなく、ハービーの武器であるスライダーやチェンジアップも光った。スライダーは120キロ台を計測し、チェンジアップは打者の低めに制球されていたこともあって今回のブレーブス戦では4奪三振を記録した。

    スプリングキャンプの成績だけをみると悪い数字ではあるが2週間前の防御率は9.64だったため、投球成績は徐々によくなっている。次回登板予定は日本時間4月1日、シティ・フィールドで行われる陸軍士官学校戦だ。本人は「シーズンに向けてよい準備ができている」と満足した表情をみせている。

  • 開幕直前の注目ポイント

    2017.3.27 10:16 Monday

    メジャーリーグ開幕まで10日を切り、各チームの開幕投手やロースター枠が絞られてきた。スプリングキャンプでアピールに成功した者や途中でケガをしてしまった者など境遇はさまざまだ。現地時間4月2日の開幕に向けて既にチームは最終調整に入っている。


    昨年、ワールドシリーズを制したカブスはカージナルスと、ヤンキースはレイズとジャイアンツはダイヤモンドバックスと開幕戦で対戦。本番まで残すところ数日となった訳だが、まだまだシーズン前に注目したい点は数多くある。ここでいくつかその例を挙げていく。

    □ヤンキースの右翼手争い
    主にアーロン・ジャッジとアーロン・ヒックスの2人で競争している。ジャッジは昨年、メジャーデビューを果たすと初打席初本塁打を記録。その一方でヒックスは強肩が武器で昨年4月のアスレチックス戦では最速170キロのレーザービームを披露した。このスプリングキャンプではジャッジは21試合に出場して打率.321 本塁打2 打点4、ヒックスは21試合で打率.286 本塁打3 打点7と激しい争いが続いている。

    □ドジャースの先発5番手争い
    昨年、ナ・リーグ西地区を制したドジャースはまだ先発5番手が決まっていない。現在、その候補となるのがリュ・ヒョンジンとアレックス・ウッドだ。彼らは共に左腕投手であり、リュは昨年、トミー・ジョン手術から復帰登板を果たしたが、わずか1試合みの出場に終わっている。一方でウッドは14試合で1勝4敗 防御率3.73の成績を残した。スプリングキャンプではリュは3試合で1敗 防御率1.00、ウッドは4試合で勝敗なし、防御率3.18とどちらが先発5番手の座を射止めるのか。

    □ロイヤルズの二塁手争い
    現時点では明確な二塁手のレギュラーは決まっていない。候補となるのはクリスチャン・コロン、ウィット・メリフィールド、ラウル・モンデシー、チェスロール・カスベルトの4人だ。スプリングキャンプは19試合の出場ながらも打率.378のモンデシーが一歩リードか。日本時間27日に行われたエンゼルス戦では途中出場ながら二塁で好守備を披露している。

    □ロッキーズの左翼手の存在
    チーム内では新たに補強したイアン・デズモンドが左手の骨折、デビッド・ダールも恥骨のケガを負っており、開幕戦出場は厳しい。左翼のポジションは明確にはまだ決まってはいない。ロッキーズとしては新たにレギュラーを獲得する選手の出現を待っている。

  • キンタナは残留かそれとも移籍か!?

    2017.3.24 15:50 Friday

    日本時間3月6日から始まったWorld Baseball Classic(WBC)はアメリカがプエルトリコに8対0で勝利し、悲願の初優勝を飾った。大会を振り返ると初出場となったイスラエルの快進撃やロビンソン・カノ(マリナーズ)やエドウィン・エンカーナシオン(インディアンズ)などメジャーのスター同士の共演、侍ジャパンの6連勝などこれまでの約2週間は世界中のファンが試合に熱狂したことだろう。


    WBCが終わればメジャーリーグの開幕がすぐそこまで迫っている。しかし、今後が不透明となっている選手も何人かいる。ホセ・キンタナ(ホワイトソックス)もその1人だ。

    キンタナはチームのエースとして昨年は自身初の2桁13勝を挙げた。彼はタフネスさが武器でこれまで4年連続で200イニング以上を投げて先発投手陣をけん引。昨季の成績は13勝12敗 防御率3.20だった。先日のWBCではコロンビア代表として大会に参加し、アメリカ戦に登板して5.2回 防御率1.59に終わった。チームは一次ラウンドで敗れたため、彼の登板は1度きりだった。

    大会終了後、キンタナはホワイトソックスに戻ってきた。その後、日本時間24日に行われたレッズ戦に登板すると7回を投げて被安打2 無失点の好投をみせた。このような投球をしているのにも関わらず、行き先が不透明な理由はトレード候補に挙がっているからだ。

    ホワイトソックスではこのオフに他チームの有望株を獲得するため主力選手を放出してきた。昨年17勝を挙げたクリス・セールはレッドソックスへ、176安打を放ったアダム・イートンはナショナルズへ移籍となった。その代わり、リーグ全体の有望株ランキング2位のヨアン・モンカダの獲得に成功している。たとえ彼らのトレードが終わってもまだキンタナの件については話が流れた訳ではない。

    リック・ハーンGMによればもし、アストロズやパイレーツ、ヤンキースなどの複数球団が先発投手の獲得に興味を示すのならその見返りに有望株を望むとしている。キンタナ本人とは何度か会談をしているようだがチームとしての決定はまだ出ていない。

    チームとの契約は4年残っており、年俸総額は3700万ドル。もしこのままトレードしなければタイガースとの開幕戦に先発予定だ。果たしてエースの行方はどうなるのか。

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