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  • マイナーでリハビリ中のマイコラスが6回無失点 2ランも放つ

    2021.5.17 12:00 Monday

     右肩の故障により開幕から故障者リスト入りしているマイルズ・マイコラス(カージナルス)だが、どうやら戦列復帰の準備が整ったようだ。マイコラスは5月上旬からAAA級メンフィスでのリハビリ登板を開始しており、日本時間5月17日に今季3度目の先発。6回80球(ストライク57球)を投げて被安打4、奪三振3、与四球1、失点0の好投を見せただけでなく、1号2ランも放つ大活躍だった。早ければ日本時間5月22日から始まるカブスとの3連戦で戦列復帰する可能性がある。

     現在32歳のマイコラスは2017年12月に2年1550万ドルでカージナルスと契約。メジャー復帰1年目の2018年は200.2イニングを投げて18勝4敗、防御率2.83と素晴らしい活躍を見せ、カージナルスは翌2019年2月に2020年から始まる4年6800万ドルの大型契約をマイコラスに与えた。ところが、2019年は9勝14敗、防御率4.16と成績が悪化し、4年契約がスタートした昨季は右前腕の故障により全休。今季も右肩の状態が思わしくなく、開幕から故障者リスト入りしている。

     AAA級メンフィスでのリハビリ登板は、1試合目が3回途中57球5安打2失点、2試合目が4回69球5安打3失点と徐々に球数を増やしていき、3試合目の今日は6回80球4安打無失点の快投。マイナーでの登板とはいえ、対戦相手(ブリュワーズ傘下AAA級ナッシュビル)のラインナップにはクリスチャン・イェリッチ、ケストン・ヒウラ、ディー・ストレンジ・ゴードンといった実力者たちが名を連ねており、戦列復帰に向けての最終テストとして十分な結果を残したと言えるだろう。

     カージナルスのマイク・シルト監督は「彼は今日、複数のことについて興奮しているんじゃないかな。そのリストの最上位に来るのはたぶん2ラン本塁打だと思う」とコメント。カージナルスはマイコラスに3~4試合のリハビリ登板の機会を与えることを予定していたが、今回の結果を見る限り、次回登板はマイナーではなく、メジャーのマウンドに上がることになりそうだ。

  • 大谷翔平が今季初の3番 次回登板は日本時間20日に決定

    2021.5.17 01:30 Monday

     エンゼルスは大谷翔平の次回登板が日本時間5月20日のインディアンス戦(エンゼル・スタジアム)に決定したことを発表した。この試合は3連戦の最終戦で、日本時間午前9時7分プレーボール予定となっている。また、日本時間5月17日のレッドソックス戦(フェンウェイ・パーク)には今季初の「3番・DH」でスタメン出場する。今季は2番に大谷、3番にマイク・トラウトが入る形が基本となっていたが、ジョー・マドン監督は今季39試合目にしてこの2人の打順を入れ替えた。

     大谷は先発ローテーションの順番通りであれば日本時間5月19日のインディアンス戦で先発するはずだったが、マドンは大谷の疲労を考慮し、次回登板を先送りにすることを決定。アレックス・カッブが故障離脱しているため、日本時間5月18日のインディアンス3連戦の初戦にはパトリック・サンドバルが今季初先発し、翌19日の2戦目には大谷と順番を入れ替えてアンドリュー・ヒーニーが中5日で先発する。大谷は日本時間5月12日のアストロズ戦から中7日での先発ということになる。

     インディアンスはチーム打率.209がリーグ14位、151得点がリーグ13位と得点力不足に苦しんでいるものの、不動の3番打者であるホゼ・ラミレスは大谷と並んでリーグ2位タイとなる11本塁打を記録。大谷とラミレスの直接対決には大きな注目が集まることになりそうだ。また、主に4番ないし5番に入って9本塁打を放っているフランミル・レイエスも要注意の存在だ。

     大谷は投打同時出場の3試合も含め、今季スタメンに名を連ねた35試合のうち、1番に入った1試合を除く34試合は2番打者としてスタメン出場。3番打者としてスタメンに名を連ねるのは昨年8月7日(現地時間)のレンジャーズ戦以来である。昨季は3番に入った3試合で13打数1安打7三振(打率.077)に終わっているが、2018年は12試合で打率.347、6本塁打、13打点、OPS1.163、2019年も88試合で打率.280、17本塁打、56打点、OPS.826をマーク。今季初の3番スタメンでどんなバッティングを見せるか注目される。

     日本時間5月17日のエンゼルスのスタメンは以下の通り。

    (二)ホゼ・ロハス
    (中)マイク・トラウト
    (指)大谷翔平
    (三)アンソニー・レンドン
    (一)ジャレッド・ウォルシュ
    (右)テイラー・ウォード
    (遊)ホゼ・イグレシアス
    (左)フィル・ゴスリン
    (捕)ドリュー・ビュテラ
    先発:ホゼ・キンターナ

  • プーホルス&筒香獲得のドジャース 故障者続出のチーム事情

    2021.5.16 12:30 Sunday

     日本時間5月16日はドジャースにとって忙しい1日となった。エンゼルスを退団したアルバート・プーホルスとの契約合意が報じられただけでなく、レイズとのトレードで筒香嘉智を獲得したことも発表。この動きの裏には故障者続出により野手の層が薄くなっているというドジャースのチーム事情がある。故障者の代わりにメジャーへ昇格した若手選手たちはチームの期待に応えるパフォーマンスを見せることができておらず、控え野手の補強が急務となっていたのだ。

     ドジャースは2019年MVPのコディ・ベリンジャーが4月上旬に故障者リスト入り。内外野の複数ポジションを守りながら好打を発揮していたザック・マキンストリーも4月下旬に戦列を離れ、今月上旬に故障者リスト入りしたエドウィン・リオスは肩の手術を受けて今季絶望となった。さらに、日本時間5月16日にはAJ・ポロックも戦線離脱。今日の試合では死球を受けたコリー・シーガーが途中交代しており、さらなる離脱者が発生する可能性もある。

     これらの故障者の代わりにロースターに名を連ねているのがマット・ベイティ、ギャビン・ラックス、シェルドン・ノイジー、DJ・ピータース、ルーク・レイリーといった選手たち。ベイティは1試合7打点、ラックスは逆転3ランを放つなど、徐々に存在感を示しつつあるが、ノイジー、ピータース、レイリーの3人は打率1割台とメジャーレベルの投手に苦戦が続いている。ドジャースは野手の層に厚みを加えるためにプーホルスと筒香の獲得に動いたとみられる。

     プーホルスと筒香はどちらもメジャー最低保証年俸に近い金額で獲得できたため、ドジャースにとってほとんどリスクのない動きと言える。プーホルスは一塁しか守れないものの、正一塁手のマックス・マンシーが二塁や三塁も守れるため問題なし。プーホルスは対左腕要員としても期待されている。一方、筒香は一塁、三塁、左翼を守ることができ、チーム状況に合わせて複数のポジションを守ることが予想される。ポロックの離脱でベイティがレギュラーに繰り上がり、ベンチには左打者が筒香とレイリーしかいないため、左の代打1番手という位置付けになるかもしれない。

  • 筒香がトレードでドジャースへ ユーティリティとして起用か

    2021.5.16 11:30 Sunday

     日本時間5月16日、ドジャースは後日指名選手1名または金銭とのトレードでレイズから筒香嘉智を獲得したことを発表した。これに伴い、ロースターの40人枠を空けるためにエドウィン・リオスが60日間の故障者リストに移されている。開幕から低空飛行が続いていた筒香は、正一塁手の崔志萬(チェ・ジマン)の戦列復帰が近付いていたこともあり、日本時間5月12日にレイズからDFAとなっていた。ドジャースでは内外野を守るユーティリティとしての起用が予想される。

     2年1200万ドルでレイズに加入した筒香。しかし、移籍前から不安視されていた速球への対応に苦戦し、移籍1年目の昨季は51試合で打率.197、8本塁打、24打点、OPS.708と低調な成績に。それでも、ハードヒット率や四球率などで優秀な数値を記録していたため、メジャー2年目の今季は飛躍が期待されたが、26試合で打率.167、0本塁打、5打点、OPS.462と昨季をはるかに下回る成績に終わった。チェの故障により「1番・一塁」で開幕を迎えたものの、与えられたチャンスを生かすことができなかった。

     筒香の今季の年俸は700万ドル。「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者によると、筒香の残り年俸の大部分はレイズが負担することになるという。ドジャースが負担するのはメジャー最低保証年俸を日割り計算した金額を少しだけ上回る金額になる見込みだという。

     ドジャースはマット・ベイティ(一塁・左翼・右翼)、ザック・マキンストリー(二塁・三塁・左翼・右翼)、シェルドン・ノイジー(二塁・三塁・左翼)、リオス(一塁・三塁・右翼)、クリス・テイラー(二塁・遊撃・左翼・中堅・右翼)のように内外野を兼任する選手が非常に多く、筒香も同様のユーティリティ起用が予想される。今季は一塁しか守っていないが、昨季は三塁と左翼の守備に就いており、チーム状況に合わせてこの3ポジション、場合によっては右翼も含めた4ポジションを守ることになるのではないだろうか。

  • プーホルスがドジャースと合意 対左腕用のプラトーン要員が濃厚

    2021.5.16 11:00 Sunday

     日本時間5月16日、エンゼルスを退団してフリーエージェントとなったアルバート・プーホルスがドジャースとメジャー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。ドジャースの一塁にはマックス・マンシーがいるため、正一塁手としての起用は現実的ではなく、プーホルスは控え選手の立場を受け入れたようだ。なお、古巣のカージナルスなど複数の球団が興味を示していることが報じられていたが、カージナルスとは本格的な交渉に至らなかったとみられている。

     ドジャースがプーホルスの獲得に動いた最大の理由は、故障者の続出によって野手の層が薄くなっていることにある。コディ・ベリンジャーとザック・マキンストリーが戦列を離れているだけでなく、エドウィン・リオスは肩の手術によって今季絶望に。さらに、AJ・ポロックもハムストリングを痛めて日本時間5月16日に故障者リスト入りした。ルーク・レイリー、シェルドン・ノイジー、DJ・ピータースらはメジャーレベルの投手に苦戦しており、メジャーの戦力として計算できる控え選手の獲得が急務となっていた。

     また、プーホルスが今季左腕に対して3本塁打、OPS.878の好成績を残していることもドジャースにとって魅力的だったと思われる。今季のドジャースは右腕に対して打率.259、33本塁打、OPS.799を記録している一方、左腕には打率.217、11本塁打、OPS.663と大苦戦。プーホルスには主に対左腕用の一塁手としての出場機会が与えられることが予想される。

     なお、プーホルスの加入によってドジャースはムーキー・ベッツ、ベリンジャー、クレイトン・カーショウと合わせて「元MVP」が4人在籍することになるが、「元MVP」4人がプレーしたチームは過去に3例だけだという。ドジャースは1978年レッズ(ピート・ローズ、ジョー・モーガン、ジョージ・フォスター、ジョニー・ベンチ)、1982年エンゼルス(ロッド・カルー、フレッド・リン、ドン・ベイラー、レジー・ジャクソン)、1996年レッドソックス(ロジャー・クレメンス、ホゼ・カンセコ、ケビン・ミッチェル、モー・ボーン)に次ぐ4例目ということになる。

  • エンゼルスがブルペン補強 レイズからストリックランドを獲得

    2021.5.16 10:30 Sunday

     日本時間5月16日、エンゼルスは後日指名選手1名または金銭とのトレードでレイズからリリーフ右腕のハンター・ストリックランドを獲得したことを発表した。現在32歳のストリックランドは今季13試合に登板して16イニングを投げ、2ホールド、防御率1.69、16奪三振をマーク。メジャー8年間の通算防御率は3.14となっている。日本時間5月17日のレッドソックス戦からチームに合流することが予想されている。

     エンゼルスのジョー・マドン監督はストリックランドについて「私は彼がサンフランシスコにいてプレーオフに出場したときから彼を見てきた」とコメント。「彼はパワーのある投手でたくさんの成功を収めてきた。今季は本当にいいピッチングをしている。我々のブルペンにさらなるパワーが加わることになる」とメジャー通算21セーブ、72ホールドの実績を誇る右腕の加入を歓迎した。

     ストリックランドはジャイアンツ時代の2014年とナショナルズ時代の2019年に2度のワールドシリーズ制覇を経験している。ストリックランドの元同僚であるトニー・ワトソンは「僕はハンターのことを昔から知っている。彼は激しく競争する男で、試合終盤に投げた経験もある。サンフランシスコではクローザーを務めて成功を収めたこともある。本当にいい球を投げるし、僕たちにとってナイスな補強になるだろう」と語った。

     ストリックランドは気性の激しさで有名であり、2018年にはセーブに失敗したあと、ドアを殴って骨折。また、2014年の地区シリーズでブライス・ハーパーに本塁打を打たれたことを逆恨みし、2017年にハーパーと対戦した際に故意死球を与えて大乱闘を引き起こしたこともある。ワトソンはこの点について「過去にサンフランシスコで起きたことは誰もが知っている。でも、彼はキャリアを重ねるなかで成長したと思う」と語り、ストリックランドが感情をコントロールできる投手に成長したと考えているようだ。

  • エンゼルス・大谷翔平 疲労を考慮して次回登板は先送りに

    2021.5.15 15:30 Saturday

     エンゼルスの大谷翔平は先発ローテーションの順番通りであれば、日本時間5月19日のインディアンス戦で先発予定だったが、ジョー・マドン監督は疲労を考慮して次回登板を先送りすることを明らかにした。「彼の登板を先送りする予定だ。(次回登板が)いつになるかはわからない」とマドン。「マメの問題ではない。今後を考えたうえでの措置だ。前回の登板翌日、彼は打席で少し疲れているように見えた。それが私にとって警告になった」と大谷の疲労を考慮したうえで決断した。

     大谷は今季5度目の先発登板となった日本時間5月12日のアストロズ戦で7回4安打10奪三振1失点の好投を見せ、8回以降は右翼の守備に就いた。その翌日は「2番・DH」でスタメン出場したが、4打数0安打2三振。今季は3度の投打同時出場も含めてチームの37試合中34試合でスタメン出場しており、投手に専念した2試合、代打で出場した1試合を含めると全試合出場を継続中。首脳陣は本人と相談したうえで出場可否の判断を下しているが、「働きすぎ」が懸念される状況となりつつある。

     マドンは大谷が今季ここまで素晴らしい働きを見せていることを認めつつも、「シーズンが進むなかで自身の体調について正直になることが大切だ」と「働きすぎ」への懸念を示している。エンゼルスは大谷が疲労によりコンディションを崩したり、投球フォームに悪影響が出たりすることを懸念しており、今後はチームの判断で強制的に休養日を設けるケースも出てくるかもしれない。

     マドンは「彼に回復の時間を与えるだけだよ」と話しており、先発ローテーションの順番を1周飛ばすようなことにはならない見込み。先発登板が1~3日だけ先送りされるとみられている。今季ここまで打者としてリーグ最多タイの11本塁打を放ち、投手としては5先発で防御率2.10、奪三振率14.03をマークしている大谷。このままいけばオールスター・ゲーム初選出の可能性も極めて高く、チームはより一層、大谷のコンディション管理に気を遣うことになりそうだ。

  • エンゼルス退団のプーホルス 3~4球団が興味を示す

    2021.5.15 12:00 Saturday

     エンゼルスを退団して正式にフリーエージェントとなったアルバート・プーホルスに対して3~4球団が興味を示しているようだ。日本時間5月15日、「FanSided」のロバート・マレーが自身のTwitterで伝えた。10年2億4000万ドルの超大型契約の満了を待たずにエンゼルスを退団することになったプーホルスは現役続行を希望していることが報じられている。なお、年俸の負担義務はエンゼルスにあり、他球団はメジャー最低保証年俸でプーホルスを獲得することができる。

     41歳のプーホルスは今季エンゼルスで24試合に出場して打率.198、5本塁打、12打点、OPS.622を記録。一塁手として20試合、指名打者として2試合にスタメン出場していたが、エンゼルスはジャレッド・ウォルシュを一塁、大谷翔平をDHのレギュラーとして起用する方針を固めており、プーホルスの出場機会が激減することが確実となっていた。通算700本塁打などの目標を持つプーホルスは一定の出場機会を得ることを望んでおり、エンゼルスとプーホルスの双方が納得したうえで退団という決断に至ったと言われている。

     エンゼルスのジョー・マドン監督はプーホルスについて「彼はプレーすることを望んでいる。フィールドにいることを望んでいるんだ。彼はベンチ要員にはなりたくないと思っている。彼には大きなプライドがあり、だからこそ彼は初年度に満票で殿堂入りするような名選手になることができた。それについて疑う余地はないよ」と語っている。

     3~4球団が興味を示しているものの、興味のレベルは明らかになっていない。2016年を最後に平均以上のOPSを記録できていないことを考えると、プーホルスにレギュラーとしての出場機会を与えるチームは現れないだろう。プーホルスがレギュラーとしての出場を望むのであれば、まずはプラトーン要員ないし代打要員としての起用を受け入れ、結果を残してレギュラーの座を勝ち取るしかない。なお、今季は左腕に対してOPS.878をマークしており、3~4球団は対左腕用のプラトーン要員としての獲得を検討していることが予想される。

  • 五輪出場目指すアメリカ代表 元メジャーリーガーが続々参戦

    2021.5.15 11:30 Saturday

     東京五輪出場を目指すアメリカ代表はすでに元エンゼルス監督のマイク・ソーシアが監督を務めることが決定しているが、ソーシアが率いるチームの陣容も少しずつ明らかになり始めている。まだ正式なロースター発表は行われていないものの、現地の報道によると、ホーマー・ベイリー、エドウィン・ジャクソン、デービッド・ロバートソン、トッド・フレイジャー、マット・ウィータースといった元メジャーリーガーたちの参戦が濃厚となっているようだ。

     東京五輪のアメリカ大陸予選は日本時間6月1日にスタートする。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ベイリーとジャクソンの両ベテラン右腕がアメリカ代表に加わる見込みだという。35歳のベイリーはレッズなどで活躍し、3度の2ケタ勝利を含む通算81勝を記録。ノーヒッターも2度達成している。37歳のジャクソンは14球団で公式戦出場というメジャー記録を持ち、5度の2ケタ勝利を含む通算107勝を記録。ダイヤモンドバックス時代の2010年にノーヒッターを達成した。

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは、かつてヤンキースなどで活躍したロバートソンがアメリカ代表に加わる見込みであることを伝えている。36歳のロバートソンはヤンキースとホワイトソックスでセットアッパーやクローザーとして活躍。通算137セーブ、147ホールド、防御率2.90をマークしているが、フィリーズ移籍後は故障に苦しみ、昨年10月にFAとなったあと、無所属の状態が続いている。

     また、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは、先日パイレーツを解雇されたフレイジャーがアメリカ代表に加わる見込みであることを伝えている。35歳のフレイジャーは通算218本塁打の実績を誇るが、今季は13試合に出場して打率.086、0本塁打、4打点、OPS.314に終わった。シャーマンによると、35歳のベテラン右腕、ブラッド・ブラックも暫定ロースターに名を連ねているようだが、レッズのマイナーで好投しているブラックはメジャー昇格のチャンスがあれば、そちらを優先するとみられている。

     さらに、日本時間5月15日にはオリオールズの正捕手として活躍したウィータースが参戦予定であることも明らかになった。34歳のウィータースは2007年ドラフト全体5位指名と大きな期待を背負い、通算146本塁打、オールスター・ゲーム選出4度、ゴールドグラブ賞2度の実績を残した。過去2年間はカージナルスでヤディアー・モリーナの控えを務め、昨年10月にFAとなったあとは無所属となっている。

     なお、「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シェイキンによると、アメリカ代表は2007年新人王、2011年MVPのライアン・ブラウンにも出場を打診しているが、37歳のブラウンは家族と過ごす時間を優先する意向を示しており、参戦の可能性は低そうだ。

  • プーホルスがウエーバー通過でFAに 獲得球団は現れるのか

    2021.5.14 15:00 Friday

     日本時間5月14日、エンゼルスからDFAとなっていたアルバート・プーホルスが正式にフリーエージェントとなった。プーホルスがDFAとなってエンゼルスのロースターの40人枠から外れたのは同7日。そこから7日間、他球団はトレードまたはウエーバーでプーホルスを獲得することが可能だったが、ウエーバーで獲得した場合、プーホルスの今季の残り年俸を負担する義務が生じるため、当然ながら獲得に動くチームは現れなかった。

     プーホルスはエンゼルスと10年2億4000万ドルの超大型契約を結んでいたが、エンゼルスからリリースされてフリーエージェントとなったことにより、エンゼルス在籍期間は正式に終了。現役続行を望むプーホルスは今後フリーエージェント選手の1人として新たな所属チームを探すことになる。なお、今季の残り年俸の支払い義務はエンゼルスにあり、他球団はメジャー最低保証年俸でプーホルスを獲得することができる。

     プーホルスはエンゼルスで過ごした10年間で1181試合に出場し、打率.256、222本塁打、OPS.758を記録。シーズン100打点は4度記録したが、シーズン40本塁打は1度だけ、OPSが.900を超えたシーズンは1度もなく、超大型契約に見合う活躍はできなかった。なお、メジャー1年目から10年連続で「打率3割・30本塁打・100打点」をマークするなど、カージナルスでプレーした11年間では1705試合に出場して打率.328、445本塁打、OPS1.037、MVP3度、世界一2度など輝かしい実績を残している。

     通算667本塁打は歴代5位、通算3253安打は歴代13位の大記録であり、現役引退後には有資格1年目でのアメリカ野球殿堂入りが確実視されている。また、通算3000安打と500本塁打の両方を達成しているのは、ハンク・アーロン、アレックス・ロドリゲス、ウィリー・メイズ、ラファエル・パルメイロ、エディ・マレー、プーホルスの6人だけである。

     プーホルスはレギュラーとしての出場機会を求めているとみられるが、2016年を最後に平均以上のOPSを記録していない41歳の一塁手をレギュラーとして獲得するチームが現れる可能性は低い。今季は打率.198、5本塁打、OPS.622という不振のなかでも左腕にはOPS.878と上々の数字を残しており、「対左腕用の一塁手または指名打者」もしくは「代打要員」という役割を受け入れるのが現役続行への近道となるだろう。

     カージナルスが今季の開幕ロースターにプーホルスと同じ「右打ちの一塁手」であるジョン・ノゴウスキーを入れていたことを考えると、カージナルスの「背番号5」が10年ぶりの復活する可能性もゼロではないのかもしれない。今後の動向に注目したい。

  • トップ100プロスペクトの同一チーム同時デビューは史上3例目

    2021.5.13 16:00 Thursday

     マリナーズはジャレッド・ケルニックとローガン・ギルバートの両プロスペクト(若手有望株)が日本時間5月14日にメジャーへ昇格することを正式に発表した。プロスペクト右腕のギルバートは同日のインディアンス戦での先発が予定されており、プロスペクト外野手のケルニックは左翼手としてスタメンに名を連ねることが有力視されている。チーム再建を進めるなかで多数のプロスペクトを育ててきたマリナーズの「明るい未来」がいよいよ本格的にスタートする。

     プロスペクトの情報を中心に扱う「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングによると、ケルニックは全体4位、ギルバートは全体28位(注・シーズン開幕時は33位)という高い評価を受けている。21歳のケルニックは広角に鋭い打球を打ち分ける完成度の高い打者として知られており、走塁や守備もハイレベル。走攻守すべてを兼ね備えた5ツール・プレーヤーとしてオールスター常連のスター選手になる可能性を秘める。

     一方、24歳のギルバートは先発2番手クラスのポテンシャルを秘める右腕であり、90マイル台後半に達する速球、スライダー、カーブ、チェンジアップとすべての球種でストライクを取ることができる。プロスペクト・ランキングで全体トップ100に名を連ねるレベルの有望株が同じチームで同じ日にメジャーデビューするのはメジャーでも非常に珍しいことである。

     前出の「MLB Pipeline」がプロスペクト・ランキングを作成するようになった2004年以降、全体トップ100にランクインしているプロスペクトが同じチームで同じ日にメジャーデビューしたのは過去に2例しかない。1度目は2013年開幕時に全体13位だったクリスチャン・イェリッチと同70位だったジェイク・マリズニックが同年7月23日(現地時間)にマーリンズでメジャーデビュー。イェリッチは「2番・レフト」、マリズニックは「6番・センター」でスタメンに名を連ねた。

     2度目は2016年開幕時に45位だったマニュエル・マーゴと同92位だったハンター・レンフローが同年9月21日(現地時間)にパドレスでメジャーデビュー。マーゴは代走から、レンフローは代打から途中出場し、それぞれレフトとライトの守備に就いた。ただし、このパドレスのケースは9月に入ってロースター枠が25人から40人に拡大されたあとの事例である。

     今回のマリナーズのケースは投手と野手が1人ずつという点において史上初の事例となる。また、2人の順位の合計が37(4+33)というのは3例のなかで最少。2人ともトップ35以内というのも初めてのことである。ケルニックとギルバートはデビュー戦でどんな活躍を見せてくれるだろうか。マリナーズの「明るい未来」がついに幕を開ける。

  • マリナーズ 投打のトップ・プロスペクトが同時昇格へ

    2021.5.13 10:00 Thursday

     プロスペクト外野手のジャレッド・ケルニックが日本時間5月14日のインディアンス戦(T-モバイル・パーク)でメジャーデビュー予定となっているマリナーズだが、プロスペクト右腕のローガン・ギルバートも同時に昇格し、同試合に先発する予定であることが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトのプロスペクト・ランキングではケルニックが全体4位(球団1位)、ギルバートが全体28位(球団4位)にランクインしている。

     マリナーズは先発投手陣に故障者が続出。左前腕を痛めて手術を受け、今季終了となったジェームス・パクストンのほか、エース左腕のマルコ・ゴンザレス、ニック・マーガビシャス、エルジェイ・ニューサムと合計4人の先発投手が故障者リストに登録されている。ギルバートは今季まだAAA級タコマで1試合しか投げていないが、先発投手が不足しているチーム状況もあり、予定より早い時期にメジャーデビューすることになった。

     先発ローテーションの一角に加わることが確実視されるギルバートだが、マリナーズは厳格な球数制限を設けるとみられる。AAA級タコマでの今季初登板では5イニングを投げて被安打4、奪三振5、与四球0、失点1の好投を披露。球数は67球だった。4月下旬のマイナーキャンプでの最終登板では4回74球でマウンドを降りており、投球イニング数に関係なく、70球前後が交代の目安になることが予想される。

     マリナーズはチーム再建を着実に進めており、有望株を豊富に抱えていることもあってファーム組織ランキングでは30球団中3位にランクイン。開幕ロースター入りしたテイラー・トラメル、今回昇格するケルニックとギルバート以外にも、フリオ・ロドリゲス、エマーソン・ハンコック、ジョージ・カービー、ノエルビ・マーテイといった有望株たちがメジャー昇格に向けて日々成長を続けている。まずはケルニックとギルバートの2人がメジャーの舞台でどんなプレーを見せてくれるか非常に楽しみだ。

  • レイズが筒香のDFAを発表 「チームにとってベストの決断」とGM

    2021.5.12 10:00 Wednesday

     日本時間5月12日、レイズは筒香嘉智をDFAとしたことを発表した。DFAとはロースターの40人枠に登録されている選手を40人枠から外す措置のことであり、筒香は今後7日以内にトレードされるかウエーバーに置かれることになる。獲得を希望する球団が現れずウエーバーを通過した場合、筒香は40人枠外の選手としてレイズのマイナーに残留するかFAとなって次の所属先を探すことになる。なお、レイズは筒香に代わって24歳のケビン・パドロのメジャー再昇格を発表している。

     2019年12月にレイズと2年1200万ドルの契約を結んだ筒香。移籍1年目の昨季はコロナ禍での異例のシーズンのなかで難しい調整を強いられ、51試合で打率.197、8本塁打、24打点、OPS.708に終わったが、ハードヒット率や四球率がメジャー上位15%以内にランクインするなど、打撃の内容自体は決して悪くなく、2年目の今季は飛躍が期待されていた。

     今季は崔志萬(チェ・ジマン)の故障により一塁のポジションを与えられ、高い四球率を評価されてリードオフマンとして開幕を迎えたが、26試合に出場して打率.167、0本塁打、5打点、OPS.462と大不振。三振率は30%を超え、早々にリードオフマン失格となった。チェの戦列復帰が迫っており、筒香の処遇に注目が集まっていたが、チェの復帰を待たずにDFAが発表され、レイズの40人枠から外れることが決定した。

     エリック・ニアンダーGMは「我々が望んでいた結果ではなかったし、ヨシも望んでいなかったと思う。でも、これが現時点でチームにとってベストの決断だと感じている。彼はプロフェッショナルであり、優しい男だった。今日までの彼の努力には感謝している」とコメント。レイズは筒香がマイナーでコンスタントに試合に出場して本来のパフォーマンスを取り戻すことを期待しており、筒香がマイナーに残留することを選択した場合、歓迎する意向を示している。

     ケビン・キャッシュ監督は「彼がどんなに一生懸命努力してきたか、毎日しっかり準備してきたか、前向きな姿勢を保ってきたか、ということを考えると、彼を責めることはできない」と筒香のことを思いやりつつ、「ここ数週間、打席数や出場機会の確保が少し難しくなっていた。他の選手に出場機会を与えたほうがチームのためになると思ったんだ」とシビアな現状を語った。

     レイズは日本時間5月13日のヤンキース戦でゲリット・コールと対戦するため、「コール・キラー」として知られるチェをこの試合から復帰させるとみられている。チェの復帰を待たずにDFAが発表された筒香だが、チェの復帰が迫っていることがDFAの決定打となったことは間違いない。成績と年俸が見合っていないことを考えると、獲得を希望する球団が現れるとは考えにくく、実質的にはレイズのマイナーに残留するかFAになるかの二択ということになりそうだ。

  • メッツ・デグロム MRI検査異常なしも故障者リスト入り

    2021.5.11 13:30 Tuesday

     メッツの絶対的エース、ジェイコブ・デグロムは「身体の右側の違和感」を訴えて日本時間5月10日のダイヤモンドバックス戦を5イニングで降板。前回の登板予定を右広背筋の張りで回避していただけに、深刻な故障であることが心配されたが、MRI検査の結果、構造上のダメージは見つからなかった。しかし、メッツはデグロムを10日間の故障者リストに登録することを決定。これによりローテーションを1周飛ばすことが確定し、戦列復帰は最短で同22日のマーリンズ戦となる。

     右広背筋の張りで先発登板を回避したときは故障者リストに入らなかったデグロムだが、今回は故障者リスト入りが決定した。ただし、「先発登板を1回飛ばす」という結果だけを見れば前回と変わらず、メッツは絶対的エースの長期離脱という最悪の状況を回避することができた。なお、今回は前回の登板回避の原因となった広背筋ではなく、腰に近いエリアに違和感を訴えていたと言われている。

     今季のデグロムは開幕から圧巻のパフォーマンスを続けており、ここまで6試合に先発して40イニングを投げ、3勝2敗、防御率0.68、65奪三振をマーク。日本時間4月24日のナショナルズ戦では自己最多の15奪三振を記録し、2安打完封勝利を達成した。また、今季はバッティングでも打率.467(15打数7安打)、1二塁打、2打点、OPS1.000と素晴らしい働きを見せている。

     現在、メッツの先発ローテーションはデグロム、マーカス・ストローマン、タイワン・ウォーカー、デービッド・ピーターソン、ジョーイ・ルケーシーの5人で構成されている。また、デグロムの代わりに先発する投手はジョーダン・ヤマモトが最有力視されている。6月上旬から中旬にかけてカルロス・カラスコ(右ハムストリングの故障)とノア・シンダーガード(トミー・ジョン手術のリハビリ中)の2人が復帰する予定のため、6月が終わるころには、メッツの先発ローテーションは極めて強力な布陣となっているはずだ。

  • レイズ・崔志萬がまもなく復帰 注目される筒香嘉智の処遇

    2021.5.11 13:00 Tuesday

     レイズは右膝の故障で開幕から故障者リスト入りしていた崔志萬(チェ・ジマン)が早ければ日本時間5月12日のヤンキース戦、遅くともゲリット・コールと対戦する翌13日の同カードから戦列に復帰するとみられている。そこで注目されるのが開幕からチェに代わる「左打ちの一塁手」として起用されてきた筒香嘉智の処遇だ。チェに代わってアクティブ・ロースターから外れることが有力視される筒香だが、ケビン・キアマイアーが故障離脱したことが筒香を助けるかもしれない。

     チェは今月に入ってからマイナーの試合でのリハビリ出場を開始し、ここまで5試合に出場して打率.316(19打数6安打)を記録。最初の3試合は10打数1安打に終わったが、直近2試合で9打数5安打を記録し、メジャー復帰の準備が整ったとみられている。早ければ日本時間5月12日のヤンキース戦からメジャーに呼ばれる可能性があるものの、この日のヤンキースの先発は左腕ジョーダン・モンゴメリー。よって、レイズはチェのメジャー復帰をもう1日だけ先延ばしにして、コールと対戦する翌13日の試合から復帰させる可能性もある。

     筒香は今季のスタメン出場19試合のうち、一塁手として11試合、指名打者として8試合に出場。しかし、チェの復帰以降は一塁手としての出場機会が完全に失われる可能性がある。今季はここまで26試合に出場して打率.167(78打数13安打)、4二塁打、0本塁打、5打点、OPS.462と極度の打撃不振に苦しんでおり、三振率は31%に達する(87打席で27三振)。筒香が担ってきた「左打ちの一塁手」という役割はチェと完全に被るため、レイズとしては無理に筒香をアクティブ・ロースターに置いておく必要がなくなるというのが実情だ。

     よって、レイズは筒香の復調を促すため、マイナーでコンスタントに試合に出場させるという選択をする可能性がある。ただし、筒香の契約にはマイナー降格を拒否できる条項が盛り込まれており、筒香の同意なしにマイナーへ降格させることはできない。とはいえ、現在の筒香の成績ではFAとなったあとにメジャー他球団から声がかかる可能性も低いため、筒香はマイナー降格を受け入れるかもしれない。もちろん、FAとなって日本へ復帰することも選択肢の1つとなるだろう。

     ただし、チェの復帰に伴って筒香がアクティブ・ロースターから外れるとは必ずしも断言できない。レイズはキアマイアーの離脱によって現時点では投手14人・野手12人のロースター構成になっているからだ。チェの代わりに投手1人をマイナーに降格させ、投手13人・野手13人の構成に戻すことも考えられる。キアマイアーの離脱で左翼オースティン・メドウズ、中堅マニュエル・マーゴ、右翼ランディ・アロザレーナの形がメインとなれば、指名打者が空く。少なくともキアマイアーの離脱中は、メドウズの14試合に次ぐ8試合で指名打者としてスタメン出場している筒香が指名打者での出場機会を確保するチャンスは残されているのだ。

     筒香がロースター残留ギリギリの立場にいることは間違いない。ワンダー・フランコなどプロスペクトの昇格も控えているだけに、レイズでの居場所を確保するためには一刻も早くバットで結果を残すことが求められる。

  • マリナーズの有望株・ケレニック 次のホームゲームから昇格

    2021.5.11 12:00 Tuesday

     日本時間5月11日、マリナーズの有望株外野手、ジャレッド・ケレニックが同14日から始まる本拠地T-モバイル・パークでのインディアンス4連戦でメジャー初昇格を果たす予定であることが明らかになった。まだ球団からの正式発表は行われていないものの、「ESPN」のジェフ・パッサンが第一報を伝えた。ケレニックは2018年ドラフト全体6位指名でメッツに入団し、同年12月の大型トレードでマリナーズに加入。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは全体4位にランクインしている。

     現在21歳のケレニックは今季、AAA級タコマで開幕を迎え、ここまで4試合に出場して打率.444(18打数8安打)、2本塁打、5打点、2盗塁、OPS1.278と素晴らしい活躍を見せている。今季はオープン戦でも10試合で打率.300、2本塁打、5打点、OPS1.140の好成績を残したが、テイラー・トラメルが19試合で打率.311、3本塁打、9打点、OPS1.037をマークして正左翼手の座を獲得。ケレニックは代替トレーニング地へ送られ、マイナーのキャンプに参加したあと、AAA級タコマで2021年シーズンをスタートすることになった。

     そのトラメルはここまで27試合に出場して4本塁打を放っているものの、打率.157、OPS.593、95打席で41三振(三振率43%)とメジャーレベルの投手に苦戦しており、ケレニックはトラメルに代わってメジャーへ昇格し、正左翼手として起用されるものとみられている。中堅には昨季の新人王、カイル・ルイスが日本時間4月21日に戦列復帰して5月は打率.355と調子を上げており、右翼は2019年6月以来の戦列復帰を果たしたミッチ・ハニガーがここまで8本塁打を放つ活躍。ケレニック、ルイス、ハニガーが形成する外野トリオはマリナーズの大きな武器となりそうだ。

     なお、シーズンはまだ120試合以上残っており、昇格後の活躍次第ではケレニックが新人王レースに加わってくる可能性も十分にある。トップ・プロスペクトとして期待されるケレニックの活躍に注目したい。

  • 第6週の週間MVPはノーヒッター達成のミーンズとマイリー

    2021.5.11 10:00 Tuesday

     日本時間5月11日、2021年シーズン第6週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはジョン・ミーンズ(オリオールズ)、ナ・リーグはウェイド・マイリー(レッズ)とともにノーヒッターを達成した左腕が選出された。ミーンズは同6日のマリナーズ戦、マイリーはその2日後となる同8日のインディアンス戦で快挙を達成。週間MVPを受賞するのは両者とも今回がキャリアで初めでである。

     ミーンズはオリオールズの投手が単独で達成したノーヒッターとしては1969年のジム・パーマー以来52年ぶりとなる快挙を達成。許した走者は振り逃げによる1人のみであり、失策0かつ四死球0のノーヒッターは史上初だった。オリオールズの選手が週間MVPに選出されるのは2019年9月のトレイ・マンシーニ以来。投手に限ると1994年8月のアーサー・ローズ以来27年ぶりとなっている。

     一方のマイリーは6回に失策と四球で走者を出したものの、8回までノーヒット投球を継続。両軍無得点で迎えた9回表に味方が3点を先制し、その裏を8球で三者凡退に抑えて快挙を成し遂げた。レッズの選手が週間MVPを受賞するのは2020年8月のニック・カステヤーノス以来。レッズの投手では2014年8月のジョニー・クエイト以来7年ぶりである。

     今季は低反発球が採用された影響なのか、開幕から「投高打低」の傾向が顕著になっており、日本時間4月10日のレンジャーズ戦でジョー・マスグローブ(パドレス)、同15日のインディアンス戦でカルロス・ロドン(ホワイトソックス)がノーヒッターを達成。ミーンズ、マイリーと合わせてすでに4人の投手が快挙を成し遂げている。シーズンはまだ4分の1程度を消化したところ。今後もこの4人に続く投手が現れるかもしれない。

  • ブレーブスが救援右腕・グリーンと再契約 1年150万ドル

    2021.5.10 05:00 Monday

     日本時間5月10日、昨季終了後にブレーブスからFAとなり、現在に至るまで所属チームが決まっていなかったリリーフ右腕、シェーン・グリーンがブレーブスとの再契約に合意したことが明らかになった。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、契約条件は1年150万ドル。これがシーズンの残り試合数に応じて日割りで支払われるため、グリーンが得る金額は110万ドルから120万ドルくらいになるとみられる。

     現在32歳のグリーンは昨季ブレーブスで28試合に登板して1勝0敗、9ホールド、防御率2.60をマーク。セットアッパーとしてチームの地区優勝に貢献し、ポストシーズンでも6試合に登板して防御率1.50の好投を見せた。ブレーブスに加入する前はヤンキースとのタイガースでプレーし、タイガース時代にはクローザーを務めた経験もある。2018年に自己最多の32セーブを記録。翌2019年にはオールスター・ゲーム初選出を果たした。

     2年連続で防御率2点台をマークしているグリーンの契約が現在に至るまで決まらなかったのは、奪三振率が2019年の9.19から昨季は6.83へ大きく下落したことが原因であるとみられている。ブレーブスはクローザーのウィル・スミスにつなぐ役割をA・J・ミンター、タイラー・マツェック、ルーク・ジャクソン、ネイト・ジョーンズといった面々が務めているが、AAA級グウィネットでの調整を終えたあと、グリーンがそこに加わることになるだろう。

     2018年から昨季まで地区3連覇中のブレーブスは、今季ここまで16勝17敗とスタートダッシュに失敗。打線は低打率(リーグ10位の.229)ながらもリーグ最多の47本塁打を放ち、リーグ6位の153得点を叩き出しているが、チーム防御率4.65はリーグ12位に沈んでいる。リリーフ陣はリーグ11位の救援防御率4.56と安定感を欠いており、グリーンとの再契約でテコ入れを図ることになった。

  • レンジャーズ・有原航平 右手中指の打撲によりIL入り

    2021.5.10 04:00 Monday

     日本時間5月10日、レンジャーズは有原航平を右手中指の打撲により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。有原は同6日のツインズ戦に先発予定だったものの、右手中指の状態が思わしくないため登板を回避し、同9日のマリナーズ戦にスライド。しかし、期待に応えるピッチングを見せることはできず、4回途中6安打5失点で降板していた。なお、有原の故障者リスト入りに伴って、イーライ・ホワイトがメジャー昇格を果たしている。

     クリス・ウッドワード監督によると、有原は右手中指の状態が万全でないなかでもプレーを継続しようとしていたようだが、直近3先発の結果を見る限りでは、右手中指の状態がピッチングに悪影響を及ぼしていることは明白だった。最初の4先発では防御率2.21と好投していたが、直近3先発では8回1/3を投げて16失点(防御率17.28)。シーズン通算の防御率は6.59まで悪化してしまった。

     ウッドワードは「コマンドに関して言えば、メジャーレベルのピッチングではなく、彼の指に何かが起きているのは明らかだ」とコメント。「なぜ失投が増えていたのか、その理由がよくわかった。だから、我々は彼が完全に健康であるようにしたいんだ。どのくらいの時間がかかるかはわからない。そんなに長くはならないと思うけれどね」と復帰予定時期については明言を避けた。

     先発ローテーションから有原が抜けた穴は若手左腕のコルビー・アラード、もしくは韓国人左腕のヤン・ヒョンジョンが埋めることになるとみられる。有原の次回登板予定試合は日本時間5月15日のアストロズ戦だったが、レンジャーズは同13日がオフのため、有原の代役が先発するのはもう少し先になるかもしれない。

     ホワイトはクリス・デービスの戦列復帰に伴ってAAA級ラウンドロックへ降格したばかりだったが、わずか1日で再昇格が決定。これによりレンジャーズのアクティブ・ロースターは投手13人、野手13人となった。

  • 投手陣に故障者続出のブルージェイズ ドリスもIL入り

    2021.5.10 03:00 Monday

     日本時間5月10日、ブルージェイズはリリーフ右腕のラファエル・ドリスが右ふくらはぎ痛により10日間の故障者リストに登録されたことを発表した。ドリスは同8日のアストロズ戦に登板した際に右ふくらはぎを痛め、チャーリー・モントーヨ監督はその翌日に「グレード1の右ふくらはぎ痛」であることを明らかにしていた。故障者リスト入りは同9日にさかのぼって適用されるため、ドリスは最短で同19日に戦列復帰が可能となる。

     現在33歳のドリスは今季がメジャー復帰2年目のシーズン。昨季は60試合制の短縮シーズンで24試合に登板し、2勝2敗5セーブ、7ホールド、防御率1.50の好成績を残した。今季はここまで15試合に登板して1勝0敗3セーブ、1ホールド、防御率4.26にとどまっているが、これは最初の3登板で3失点を喫したためであり、その後の12登板では防御率2.70、被打率.094と安定したピッチングを見せている。

     ブルージェイズでは現在ロースターの40人枠に登録されている投手のうち、アンソニー・カストロ、トミー・ミローン、デービッド・フェルプスの3人が10日間の故障者リスト、トーマス・ハッチ、ジュリアン・メリーウェザー、パトリック・マーフィー、カービー・イエーツの4人が60日間の故障者リストに入って戦線離脱中。柳賢振(リュ・ヒョンジン)やロビー・レイといった主力投手も戦列を離れた時期があり、故障者が続出している。ドリスも続出する故障者の仲間入りを果たすことになってしまった。

     なお、ドリスの故障者リスト入りに伴って、有望株右腕のネイト・ピアソンが今季初のメジャー昇格。日本時間5月10日のアストロズ戦で今季初登板初先発のマウンドに立っている。メジャー1年目の昨季は5試合(うち4先発)に登板して1勝0敗、防御率6.00と期待はずれの成績に終わったが、2年目の今季はエース級のポテンシャルの本格開花が期待される。

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