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  • パドレスがシャーザー獲得か 「トレード成立目前」との報道

    2021.7.30 05:30 Friday

     トレード市場における最大の注目株となっているマックス・シャーザー(ナショナルズ)の争奪戦が決着目前となっている。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ここ2時間のうちにパドレスのシャーザー獲得に向けた動きが加速。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは速報としてパドレスのシャーザー獲得が目前となっていることを伝えている。サイ・ヤング賞3度の実績を誇る大エースがダルビッシュ有との先発1・2番手コンビを形成することになりそうだ。

     現在37歳のシャーザーは今季がナショナルズと結んだ7年2億1000万ドルの超大型契約のラストイヤー。ナショナルズがポストシーズン争いから脱落しつつあるため、トレードによる移籍が有力視されている。今季はここまで19試合に登板して111イニングを投げ、8勝4敗、防御率2.76、147奪三振を記録。通算8度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、自身4度目となるオールスター先発も務めた。

     サイ・ヤング賞3度をはじめ、最多勝4度、最多奪三振3度、2019年ワールドシリーズ制覇といった輝かしい実績を誇り、将来のアメリカ野球殿堂入りはほぼ確実。37歳を迎えてもエース級の実力を維持し、7年契約を無事に「完走」しようとしている点は驚異の一言に尽きる。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは関係者から得た情報として「まだトレードが成立したわけではない」ことを伝えているが、ジャイアンツとドジャースを追う立場にあるパドレスにとって大きな戦力アップとなることは間違いない。

     ローゼンタールの速報ツイートに対して、ダルビッシュは目の絵文字を使った引用リツイートで反応。自身が牽引する先発ローテーションにメジャーを代表するエース投手が加わる可能性があり、トレードの行方に注目しているようだ。

     なお、シャーザーは日本時間7月30日のダブルヘッダー第1試合に先発し、6回3安打1失点の好投で今季8勝目をマーク。これがナショナルズでの最終登板かつ最後の白星となる可能性が高まっている。

  • シカゴ2球団のトレード Wソックスがカブスからテペラを獲得

    2021.7.30 04:30 Friday

     シカゴに本拠地を置く2球団によるトレードが成立した。日本時間7月30日、ホワイトソックスはカブスと1対1の交換トレードを成立させ、マイナー左腕のベイリー・ホーンを放出してリリーフ右腕のライアン・テペラを獲得したことを発表。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、シカゴ2球団のトレードは2017年7月にカブスがディラン・シース、エロイ・ヒメネスら4選手とのトレードでホゼ・キンターナを獲得して以来4年ぶりとなった。

     現在33歳のテペラは今季43試合に登板して43回1/3を投げ、0勝2敗1セーブ、16ホールド、防御率2.91、50奪三振の好成績をマーク。カブスではクレイグ・キンブレルにつなぐセットアッパーを務めていた。昨季終了後にFAとなったが、カブスと再契約。今季の年俸は80万ドルと格安である。また、昨季は21試合で防御率3.92と平凡な成績ながらMVP投票で1ポイントを獲得したことで話題になった(別の選手に投票しようとした記者が誤ってテペラに投票した)。

     カブスは今回のトレード・デッドラインで売り手に回ることを宣言しており、すでにアンドリュー・チェイフィンをアスレチックスへ放出。キンブレルにつなぐ左右のセットアッパーとして活躍していた2人がいずれもチームを去ることになった。キンブレルやクリス・ブライアント、アンソニー・リゾーといった主力選手にもトレードの噂があり、さらなるトレードが行われることが確実視されている。

     カブスが獲得したホーンは23歳の左腕で、昨年のドラフト5巡目(全体142位)指名でホワイトソックスに入団。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではホワイトソックスの23位にランクインしていた。今季はA級で開幕を迎え、8試合(うち6先発)に登板して1勝2敗、防御率2.63をマークしてA+級に昇格したが、昇格後は6試合(うち4先発)に登板して1勝1敗、防御率13.09と苦しんでいる。

  • 7月のベストナイン 大谷翔平は投打2部門、前田健太も選出

    2021.7.30 04:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは、今月も両リーグの「月間ベストナイン」を選出する特集記事を公開した。大谷翔平(エンゼルス)は指名打者部門で3ヶ月連続の選出となっただけでなく、先発投手部門でも初選出。また、ア・リーグ先発投手部門では大谷だけでなく前田健太(ツインズ)も選ばれ、先発投手部門4枠のうち2枠を日本人投手が占めた。レイッチが選出した「7月のベストナイン」の顔ぶれと、各選手の7月の成績(現地時間7月28日終了時点)は以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ◆捕手:ルイス・トレンズ(マリナーズ)
    19試合 打率.258 5本塁打 10打点 OPS.902

    ◆一塁手:マット・オルソン(アスレチックス)
    21試合 打率.274 7本塁打 14打点 OPS1.026

    ◆二塁手:ブランドン・ラウ(レイズ)
    19試合 打率.302 6本塁打 14打点 OPS1.080

    ◆三塁手:ラファエル・デバース(レッドソックス)
    22試合 打率.313 8本塁打 20打点 OPS1.039

    ◆遊撃手:ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
    21試合 打率.319 3本塁打 8打点 OPS.875

    ◆外野手:ロビー・グロスマン(タイガース)
    22試合 打率.275 6本塁打 13打点 OPS.987

    ◆外野手:エリック・ハース(タイガース)
    20試合 打率.260 8本塁打 26打点 OPS.947

    ◆外野手:カイル・タッカー(アストロズ)
    19試合 打率.310 7本塁打 16打点 OPS1.028

    ◆指名打者:大谷翔平(エンゼルス)
    20試合 打率.289 9本塁打 18打点 OPS1.104

    ◆先発投手:ランス・リン(ホワイトソックス)
    4試合 3勝0敗0セーブ 防御率1.44 WHIP1.12

    ◆先発投手:前田健太(ツインズ)
    5試合 1勝1敗0セーブ 防御率2.15 WHIP0.82

    ◆先発投手:アレックス・カッブ(エンゼルス)
    4試合 2勝0敗0セーブ 防御率1.09 WHIP1.18

    ◆先発投手:大谷翔平(エンゼルス)
    3試合 2勝0敗0セーブ 防御率1.35 WHIP0.70

    ◆救援投手:セルジオ・ロモ(アスレチックス)
    10試合 1勝0敗0セーブ 防御率0.00 WHIP0.28

    ◆救援投手:ケンドール・グレイブマン(アストロズ)
    9試合 2勝0敗3セーブ 防御率0.00 WHIP0.81

    ナショナル・リーグ

    ◆捕手:ドールトン・バーショ(ダイヤモンドバックス)
    19試合 打率.275 5本塁打 13打点 OPS1.011

    ◆一塁手:フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    23試合 打率.393 6本塁打 14打点 OPS1.128

    ◆二塁手:ジョナサン・インディア(レッズ)
    22試合 打率.316 2本塁打 9打点 OPS.939

    ◆三塁手:マニー・マチャド(パドレス)
    22試合 打率.346 6本塁打 21打点 OPS1.103

    ◆遊撃手:カイル・ファーマー(レッズ)
    19試合 打率.379 4本塁打 7打点 OPS1.120

    ◆外野手:フアン・ソト(ナショナルズ)
    22試合 打率.342 9本塁打 22打点 OPS1.203

    ◆外野手:ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    21試合 打率.333 3本塁打 14打点 OPS1.001

    ◆外野手:ハリソン・ベイダー(カージナルス)
    21試合 打率.364 5本塁打 16打点 OPS1.066

    ◆先発投手:ルイス・カスティーヨ(レッズ)
    5試合 1勝0敗0セーブ 防御率1.71 WHIP1.17

    ◆先発投手:コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    4試合 3勝0敗0セーブ 防御率0.99 WHIP0.84

    ◆先発投手:金廣鉉(キム・グァンヒョン/カージナルス)
    5試合 4勝1敗0セーブ 防御率2.28 WHIP0.90

    ◆先発投手:アレックス・ウッド(ジャイアンツ)
    4試合 3勝0敗0セーブ 防御率2.82 WHIP1.16

    ◆救援投手:ブレイク・トライネン(ドジャース)
    11試合 0勝2敗0セーブ 防御率0.00 WHIP0.46

    ◆救援投手:クレイグ・キンブレル(カブス)
    8試合 1勝1敗3セーブ 防御率0.00 WHIP0.95

  • ブルージェイズがナショナルズの抑え左腕・ハンドをトレードで獲得

    2021.7.30 03:00 Friday

     日本時間7月30日、ブルージェイズはナショナルズとの1対1の交換トレードを成立させ、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで17位にランクインしていたライリー・アダムスを放出してクローザーのブラッド・ハンドを獲得したことを発表した。ハンドは昨季インディアンスで16セーブを記録して自身初となる最多セーブのタイトルを獲得。シーズン終了後にFAとなり、1年1050万ドルでナショナルズと契約したが、そのときの争奪戦にはブルージェイズも加わっていた。

     現在31歳のハンドは今季41試合に登板して42回2/3を投げ、5勝5敗21セーブ、防御率3.59、42奪三振を記録。今季は調子の波が激しく、月間防御率は4月0.00、5月6.75、6月1.65、7月7.88と推移している。昨季は16度のセーブ機会をすべて成功させ、セーブ成功率100%をマークしたが、7月だけで3度もセーブに失敗。今季のセーブ成功率は80.8%(26度中21度成功)となっている。

     ハンドは2011年にマーリンズでメジャーデビューし、当初は先発を務めていたが、徐々にリリーフでの登板が増え、2016年のパドレス移籍を機に完全にリリーフに転向。2017年から3年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、球界を代表するリリーバーの1人へと成長し、最多セーブのタイトルを獲得した昨季は「オールMLB」のセカンド・チームにも選出された。

     ブルージェイズは今季、クローザーとして獲得したカービー・イエーツがトミー・ジョン手術により1試合も投げないまま今季絶望となり、代役のクローザーとして台頭したジュリアン・メリーウェザーも故障で長期離脱。ジョーダン・ロマノの8セーブがチーム最多という状況であり、頼れるクローザーの補強を必要としていた。

     ナショナルズに移籍するアダムスは25歳の捕手で、2017年ドラフト3巡目(全体99位)指名でブルージェイズに入団。今季メジャーデビューを果たし、12試合に出場して打率.107、0本塁打、0打点、OPS.345を記録している。マイナーAAA級では35試合で7本塁打を放ち、OPS.858をマークしており、メジャーでもそのパワーを発揮することが期待される。

  • Wソックスがインディアンスの正二塁手・ヘルナンデスを獲得

    2021.7.30 02:30 Friday

     日本時間7月30日、ホワイトソックスは同地区球団のインディアンスとの1対1の交換トレードを成立させ、コナー・ピルキントンを放出してセザー・ヘルナンデスを獲得したことを発表した。ホワイトソックスのリック・ハーンGMは「ヘルナンデスはミドル・インフィールドに実力のある打撃とゴールドグラブ賞クラスの守備をもたらしてくれる。彼の加入により、トニー・ラルーサ監督は10月への戦いに向けて素晴らしい二塁手を得ることができた」と語り、ヘルナンデスの獲得を喜んだ。

     現在31歳のヘルナンデスは今季ここまで96試合に出場して打率.231、18本塁打、47打点、OPS.738を記録。フィリーズ時代は平均以上の出塁率とスピードを兼ね備えたリードオフマンという印象の選手だったが、今季はすでにキャリアハイを更新する18本塁打を放つ一方、出塁率は.307に低迷し、盗塁も2年連続ゼロ。昨季はゴールドグラブ賞を初受賞した。昨季終了後にFAとなって1年500万ドルでインディアンスと再契約を結び、来季の契約は年俸600万ドルの球団オプション(バイアウトなし)となっている。

     今季のホワイトソックスはメジャー2年目のニック・マドリガルを正二塁手として起用していたが、マドリガルは6月に右ハムストリングの腱を断裂する重傷を負い、今季絶望に。それ以降はダニー・メンディックやレウリー・ガルシアが二塁を守っていたが、ヘルナンデスの獲得により代役の二塁手を確保することに成功した。

     インディアンスが獲得したピルキントンは2018年ドラフト3巡目(全体81位)指名でホワイトソックスに入団した23歳の左腕で、今季はAA級で14試合に先発して62イニングを投げ、4勝4敗、防御率3.48、71奪三振とまずまずの成績をマーク。インディアンスは現エースのシェーン・ビーバー(昨季のサイ・ヤング賞受賞者)に代表されるように投手育成に定評のあるチームであり、ピルキントンが新天地でどんな成長を見せるか楽しみだ。

  • ヤンキースが大砲・ギャロ獲得を正式発表 2対4の大型トレード

    2021.7.30 02:00 Friday

     日本時間7月30日、ヤンキースはレンジャーズとの2対4の大型トレードで大砲ジョーイ・ギャロを獲得したことを正式発表した。ヤンキースはレンジャーズにジョシュ・スミス、イゼキエル・デュラン、トレバー・ハーバー、グレン・オットーという4人のプロスペクト(若手有望株)を放出し、ギャロとジョエリー・ロドリゲス(元中日)を獲得。なお、「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、ギャロとロドリゲスの今季の残り年俸はレンジャーズが負担するようだ。

     現在27歳のギャロは今季95試合に出場して打率.223、25本塁打、55打点、6盗塁、OPS.869を記録。2017~18年には2年連続でシーズン40本塁打以上をマークした球界を代表するスラッガーの1人である。2018年に207三振、今季もここまで125三振を喫しているように、穴の多い選手ではあるものの、自己最多に迫る74四球を選んで出塁率.379をマーク。また、球界屈指の強肩を誇り、昨季は右翼手部門でゴールドグラブ賞を初受賞している。FAになるのは来季終了後であり、1年半保有できる点も魅力だ。

     現在29歳のロドリゲスは日本プロ野球の中日ドラゴンズでも活躍したリリーフ左腕で、今季は31試合に登板して1勝3敗1セーブ、9ホールド、防御率5.93という成績。メジャー復帰時にレンジャーズと2年550万ドルの契約を結んであり、来季の契約は年俸300万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)となっている。

     レンジャーズはギャロとロドリゲスの2人を放出し、なおかつ今季分の年俸を負担する対価として4人のプロスペクトを獲得することに成功。4人とも「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでヤンキースのトップ30にランクインしていた選手だ。

     同ランキングで14位だったスミスは2019年ドラフト2巡目(全体67位)指名でヤンキースに入団した23歳の遊撃手で、今季はA級とA+級で合計39試合に出場して打率.324、9本塁打、24打点、17盗塁、OPS1.089の好成績をマーク。

     同15位だったデュランはドミニカ共和国出身の22歳の二塁手で、2017年7月にヤンキースと契約。今季はA+級で67試合に出場して打率.290、12本塁打、48打点、12盗塁、OPS.907と上々の成績を残している。

     同23位だったハーバーは昨年のドラフト3巡目(全体99位)指名でヤンキースに入団した22歳の二塁手兼外野手で、今季はA級で66試合に出場して打率.288、9本塁打、49打点、2盗塁、OPS.943という成績。

     同28位だったオットーは2017年ドラフト5巡目(全体152位)でヤンキースに入団した25歳の右腕で、今季はAA級とAAA級で13試合(うち12先発)に登板して7勝3敗、防御率3.33をマークしている。レンジャーズが獲得した4選手はいずれも今季マイナーで好成績を残しており、マイナーの選手層に厚みが加わった。

  • ヤンキース レンジャーズの大砲・ギャロの獲得が決定的に

    2021.7.29 11:00 Thursday

     逆転でのポストシーズン進出を目指すヤンキースが大型補強を実現させようとしている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドとジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ヤンキースはレンジャーズから大砲ジョーイ・ギャロを獲得するトレードの交渉が最終段階に突入しているようだ。「ESPN」のジェフ・パッサンはヤンキースが少なくとも4名のプロスペクト(若手有望株)を放出する見込みであることを伝えており、一部メディアでは2対6の大型トレードであることが報じられている。

     現在27歳のギャロは今季ここまで95試合に出場して打率.223、25本塁打、55打点、6盗塁、OPS.869を記録。自身2度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、ホームラン・ダービーにも初出場した。2017~18年に40本塁打以上を放った長打力が注目されるが、昨季ゴールドグラブ賞を初受賞したように、強肩を生かしたハイレベルな守備力も武器の1つ。来季終了まで1年半保有できる点も魅力的だ。

     ギャロとともにレンジャーズからヤンキースへ移籍することが報じられているのが27歳のリリーフ左腕、ジョン・キングだ。昨年9月にメジャーデビューを果たし、今季はここまで27試合に登板して46イニングを投げ、7勝5敗4ホールド、防御率3.52、40奪三振をマーク。レッズへ放出したルイス・セッサの穴埋めを担うことになるだろう。

     ヤンキースがレンジャーズへ放出するのは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで14位のジョシュ・スミス(23歳の遊撃手/現在A+級)、15位のイゼキエル・デュラン(22歳の二塁手/現在A+級)、23位のトレバー・ハーバー(22歳の二塁手兼外野手/現在A級)、28位のグレン・オットー(25歳の右腕/現在AAA級)といった面々。この4人に加え、17位のエベルソン・ペレイラ(20歳の外野手/現在A級)とトップ30圏外のランディ・バスケス(22歳の右腕/現在A+級)も交換要員に含まれる見込みとなっている。

    【最新情報】「YESネットワーク」のジャック・カリーによると、ヤンキースはマイナー4選手とのトレードでギャロとジョエリー・ロドリゲス(元中日)を獲得する見込みだという。レンジャーズが獲得するのはオットー、デュラン、スミス、ハーバーの4選手になる見込みだ。

  • 首位を快走中のブリュワーズ 今季22本塁打のエスコバーを獲得

    2021.7.29 08:45 Thursday

     日本時間7月29日、ナ・リーグ中部地区の首位を快走しているブリュワーズはマイナー2選手とのトレードでダイヤモンドバックスからオールスター三塁手のエドゥアルド・エスコバーを獲得したことを発表した。デービッド・スターンズ編成本部長は「エドゥアルドをチームに加えることができて興奮している。彼はベテランの存在感、攻撃面の能力、守備面の利便性を兼ね備えており、我々の今後の戦いを後押ししてくれるだろう」と語り、エスコバーの加入を喜んだ。

     現在32歳のエスコバーは今季がメジャー11年目のシーズン。今季はここまで98試合に出場して打率.246、22本塁打、65打点、OPS.778をマークし、ダイヤモンドバックスの代表として自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。守備面では三塁を65試合、二塁を42試合守っているほか、遊撃手としても1試合に出場。2年前の2019年には自己最多の35本塁打、118打点を記録した実績があり、外野守備の経験もある。新天地ブリュワーズでも複数のポジションをこなしながら出場機会を得ることになりそうだ。

     エスコバーを放出したダイヤモンドバックスが獲得したのは、クーパー・ハメルとアルベルト・シプリアンの2選手。ハメルは2016年ドラフト18巡目(全体531位)指名でブリュワーズに入団した26歳の外野手で、今季はマイナーAAA級で46試合に出場して打率.254、6本塁打、15打点を記録。一見、打撃成績は平凡だが、26三振に対して41四球を選び、出塁率は.435、OPSは.942に達している。

     シプリアンはドミニカ共和国出身の18歳の内野手で、2019年7月にブリュワーズと契約。今季からマイナーでのプレーを開始し、ドミニカ共和国のサマーリーグで12試合に出場して打率.378、0本塁打、8打点、2盗塁、出塁率.465、OPS.979の好成績を残している。

     なお、エスコバーは今季限りで3年2100万ドルの契約が終了し、今季終了後にFAとなる予定。メジャー最低勝率に沈むダイヤモンドバックスは、エスコバーの残り2ヶ月と引き換えに若手有望株2名を獲得することに成功した。

  • エンゼルスに痛手 正一塁手・ウォルシュが故障者リスト入り

    2021.7.29 08:30 Thursday

     日本時間7月29日、エンゼルスは右肋間筋を痛めているジャレッド・ウォルシュを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ウォルシュは同27日のロッキーズ戦の最終打席でスイングした際に右肋間筋を痛め、同28日の試合を欠場。故障者リスト入りは最終出場の翌日(日本時間28日)にさかのぼって適用される。エンゼルス打線はウォルシュ、マイク・トラウト、アンソニー・レンドンの中軸3人を同時に欠く非常事態となり、得点力の低下が懸念される。

     メジャー3年目のシーズンを迎えたウォルシュは、今季ここまで97試合に出場して打率.266、22本塁打、67打点、OPS.836をマーク。月間最優秀新人に選出された昨年9月の活躍がフロックでないことを証明し、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。しかし、後半戦は10試合に出場して打率.175(40打数7安打)、0本塁打、2打点、OPS.375と失速。そこに故障が重なり、戦列を離れることになってしまった。

     日本時間7月29日のロッキーズ戦のスタメンはすでに発表されているが、メジャー最多の36本塁打を放っている大谷翔平以外に2ケタ本塁打を記録しているのは14本塁打のジャスティン・アップトンだけ。打率.309のデービッド・フレッチャーが1番、打率.288のフィル・ゴスリンが3番、打率.283のホゼ・イグレシアスが5番、打率.305のマックス・スタッシが6番に入っているが、迫力不足の感は否めない。

     左ハムストリング痛で戦列を離れている正三塁手のレンドンは、回復がスローペースとなっており、まだマイナーでのリハビリ出場に至っていない。戦列復帰は早くても8月上旬になるとみられている。一方、7月中の戦列復帰が期待されていた正中堅手のトラウトは、右ふくらはぎに違和感が残っており、マイナーでのリハビリ出場の開始は未定。7月中の戦列復帰は絶望で、こちらも復帰は早くても8月上旬となりそうだ。

  • アストロズがさらなるブルペン補強 マーリンズからガルシア獲得

    2021.7.29 05:00 Thursday

     マリナーズとの2対2のトレードでケンドール・グレイブマンとラファエル・モンテロを獲得したばかりのアストロズがブルペンのさらなる補強に動いた。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、アストロズはマイナー外野手のブライアン・デラクルスとのトレードでマーリンズから救援右腕のイミー・ガルシアを獲得。マリナーズのクローザーに続いて、マーリンズのクローザーもアストロズのブルペンに加わることになった。

     現在30歳のガルシアは今季ここまで39試合に登板して36回1/3を投げ、3勝7敗15セーブ、2ホールド、防御率3.47、35奪三振を記録。5月末の時点で防御率1.66をマークしていたが、6月に防御率5.40、7月に防御率7.11と打ち込まれたため、シーズン通算の防御率は3点台中盤まで悪化してしまった。昨季は新型コロナウイルス感染による離脱があり、14試合のみの登板に終わったものの、防御率0.60という素晴らしい成績をマーク。2019年まではドジャースでプレーし、2015年に59試合、2019年には自己最多の64試合に登板している。

     ガルシアとのトレードでマーリンズへ移籍するデラクルスはドミニカ共和国出身の24歳の外野手。今季は自身初のAAA級で66試合に出場し、打率.324、12本塁打、50打点、2盗塁、OPS.880の好成績を残している。昨季までのシーズン最多本塁打は2019年の8本であり、今季の12本塁打はすでに自己記録を更新した。

     アストロズはクローザーのライアン・プレスリーが41試合に登板して4勝1敗18セーブ、1ホールド、防御率1.88の好成績をマークしているものの、6ホールド以上の3投手はいずれも防御率4点台以上とセットアッパーに人材を欠いていた。弱点であるセットアッパーにグレイブマンとガルシアが加わり、勝ちパターンの継投は大幅にグレードアップすることになりそうだ。

    【追記】1対2のトレードであることが正式発表された。マーリンズはガルシアを放出し、デラクルスとオースティン・プルーイットを獲得。プルーイットは31歳の右腕で、今季は2試合に登板して0勝1敗、防御率6.75を記録。レイズでメジャーデビューした2017年に自己最多の7勝を挙げるなど、メジャー通算12勝の実績を誇る。

  • アスレチックスがルザルドとの1対1のトレードでマーテイ獲得

    2021.7.29 03:00 Thursday

     ア・リーグ西部地区の優勝争いで首位アストロズに6ゲーム差をつけられ、3位マリナーズに1ゲーム差に迫られているアスレチックスが大型補強を敢行した。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、アスレチックスは若手左腕ヘスス・ルザルドとの1対1のトレードでマーリンズからスターリング・マーテイを獲得する見込みだという。マーテイは昨夏もトレードでダイヤモンドバックスからマーリンズへ移籍しており、2年連続で夏場にトレードされることになった。

     現在32歳のマーテイはオールスター・ゲーム選出1度、ゴールドグラブ賞2度といった実績を誇るスター外野手。今季はここまで63試合に出場して打率.306、7本塁打、25打点、22盗塁、出塁率.407、OPS.859をマークしており、アスレチックスでは今季なかなか固定できずにいる2番を打つことが予想される。センターのポジションはラモン・ローレアーノと被ってしまうが、強肩のローレアーノがライトに回ることになるかもしれない。

     一方、現在23歳のルザルドはアスレチックスの球団ナンバーワン有望株として大きな期待を背負っていた逸材。昨季は先発ローテーションの一角を担い、ポストシーズンでも2試合に先発したが、今季はここまで13試合(うち6先発)に登板して2勝4敗1ホールド、防御率6.87と不本意な成績に終わっている。5月上旬には利き手である左手を骨折して故障者リスト入りしたが、テレビゲームをプレー中にテーブルを叩いたことが骨折の原因だったため、大きな話題となった。

     アスレチックスは今季終了後にFAとなるマーテイを獲得するために将来有望なルザルドを放出することになったが、これはマーリンズがマーテイの残り年俸の大部分を負担するからである。マーリンズはマーテイとの契約延長に失敗したことが報じられており、残り2ヶ月しか保有できないマーテイを放出してエース候補の若手左腕を獲得することに成功した。

  • レッズがさらなるブルペン補強 ロッキーズからギブンズを獲得

    2021.7.29 02:30 Thursday

     日本時間7月29日、レッズがマイナー2投手とのトレードでロッキーズから救援右腕マイケル・ギブンズを獲得することが明らかになった。レッズは前日にヤンキースとのトレードで救援右腕ルイス・セッサと救援左腕ジャスティン・ウィルソンを獲得したばかり。ロッキーズとのトレードが成立すれば、2日間でメジャーでの実績があるリリーバーを3人獲得したことになる。弱点のブルペンを強化しようという明確な意思が見える動きとなっている。

     現在31歳のギブンズは今季ここまで31試合に登板して29回2/3を投げ、3勝2敗8ホールド、防御率2.73、34奪三振を記録。ロッキーズではクローザーのダニエル・バードにつなぐセットアッパーを務めていた。オリオールズ時代にはセットアッパーだけでなくクローザーの経験もあり、2017年に自己最多の21ホールド、2019年に同じく自己最多の11セーブを記録。レッズは現在、ヒース・ヘンブリーがクローザーを務めているが、ギブンズにもセーブ・シチュエーションでの登板機会が与えられるかもしれない。

     ロッキーズがギブンズの対価として獲得する2投手は、いずれも「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでレッズのトップ30にランクインしている。同ランキングで20位のケース・ウィリアムスは19歳の先発右腕で、昨年のドラフトでロッキーズが4巡目(全体110位)指名。昨年11月にロバート・スティーブンソンらとの2対2のトレードでジェフ・ホフマンとともにレッズへ放出されていたが、ロッキーズが再獲得することになった。今季はマイナーA級で12試合(うち11先発)に登板して2勝5敗、防御率5.55を記録している。

     ロッキーズが獲得するもう1人の選手は、前述のランキングで26位のノア・デービス。2018年ドラフト11巡目(全体319位)指名でレッズに入団した24歳の先発右腕で、今季はマイナーA+級で13試合に先発して3勝6敗、防御率3.60という成績を残している。

  • 澤村拓一がマイナーでリハビリ登板 最短期間で戦列復帰へ

    2021.7.29 02:00 Thursday

     日本時間7月29日、澤村拓一(レッドソックス)がマイナーAAA級の試合でリハビリ登板した。AAA級ウースターの一員としてバッファロー(ブルージェイズ傘下AAA級)戦に先発した澤村は、三振1つを含む三者凡退に抑える好投。3人の打者に対して13球を投げ、うち9球がストライクだった。メジャーリーグ公式サイトでレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は「澤村は金曜日(=日本時間7月31日)のレイズ戦で復帰するだろう」と伝えている。

     澤村は右上腕三頭筋の炎症により日本時間7月24日に10日間の故障者リスト入りが発表された。今回の故障者リスト入りは最終登板の翌日、日本時間7月21日にさかのぼって適用されており、澤村は最短で日本時間7月31日に戦列復帰が可能だったが、その最短期間で戦列に戻る可能性が高くなった。

     現在33歳の澤村は昨季終了後に海外FA権を行使してメジャー移籍を目指し、2年300万ドル+オプション1年でレッドソックスと契約。今季はここまで38試合に登板して37回2/3を投げ、4勝1敗7ホールド、防御率2.87、44奪三振をマークしている。

     シーズン序盤は重要度の低い場面での登板が多かったが、防御率2点台の好投を続けるなかで徐々に首脳陣からの信頼を獲得し、ホールドが記録される場面での登板も増加。日本時間7月18日のヤンキース戦で勝ち越し弾を含む2本塁打を浴び、メジャー初黒星を喫したものの、今やレッドソックスのブルペンに不可欠な戦力となっている。

     防御率2点台をマークしている澤村だが、与四球や被本塁打が多いため、奪三振・与四死球・被本塁打から算出される疑似防御率(FIP)は5.43と意外なほどに悪い。今後、首脳陣からさらなる信頼を獲得してレッドソックスのブルペンにおける序列を上げていくためには、「結果」はもちろんのこと、ピッチングの「内容」を向上させることが必要になりそうだ。

  • ヤンキースがセッサとウィルソンの救援投手2名をレッズへ放出

    2021.7.28 14:15 Wednesday

     日本時間7月28日、ヤンキースは後日指名選手とのトレードで救援右腕ルイス・セッサと救援左腕ジャスティン・ウィルソンをレッズへ放出したことを発表した。救援投手2名を放出したのはロースターの40人枠を空けることが最大の目的であり、ヤンキースが「売り手」に回ったことを意味するわけではない。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは「このトレードは他の動きの前兆になるだろう。ヤンキースはブルペンのグレードアップなどを目指している」と伝えている。

     セッサはメキシコ出身の29歳の右腕で、2016年から6シーズンにわたってヤンキース投手陣の一角を担ってきた。デビュー当初は先発とリリーフを兼任していたが、メジャー4年目の2019年からはリリーフに専念。今季はここまで29試合に登板して38回1/3を投げ、3勝1敗0セーブ、1ホールド、防御率2.82、31奪三振を記録。2点台の防御率が示すように、比較的安定したピッチングを見せていたが、ヤンキースは逆転でのポストシーズン進出を目指すうえで、セッサがそれほど重要な戦力ではないと判断したようだ。

     一方、ウィルソンはメジャー10年目の33歳のベテラン左腕で、昨季終了後にメッツからFAとなり、年俸285万ドルの1年契約で6年ぶりにヤンキースに復帰。しかし、今季は故障もあり、21試合で1勝1敗0セーブ、2ホールド、防御率7.50と自己ワーストのシーズンを過ごしている。来季の契約は年俸230万ドルの選手オプション、または年俸715万ドルの球団オプション(バイアウト115万ドル)となっており、ヤンキースがウィルソンを放出したのは、選手オプションを行使して残留されるのを回避する狙いもあったとみられる。

     レッズは不安を抱えるブルペンに実績のある救援投手2名を加えることに成功。現在はナ・リーグ中部地区の2位につけ、首位ブリュワーズを7ゲーム差で追う状況であり、ヤンキースから獲得した両投手は貴重な戦力となりそうだ。

  • 先発左腕・アンダーソンがフィリーズ移籍から一転マリナーズ移籍

    2021.7.28 14:00 Wednesday

     パイレーツの先発左腕タイラー・アンダーソンは、一時はフィリーズへのトレードが合意したことが報じられたが、最終的にはマリナーズへ移籍することになった。マリナーズはマイナー選手2名(カーター・ビンズとホアキン・テハーダ)との交換でパイレーツからアンダーソンを獲得したことを発表。当初はフィリーズが1対2のトレードでアンダーソンを獲得したことが報じられていたが、交換要員に予定していた2名のうち1名に身体検査で問題が見つかり、トレード交渉が中断されていた。

     マリナーズにとってはクローザーのケンドール・グレイブマンら2選手をアストロズに放出してエイブラハム・トロとジョー・スミスを獲得したトレードに続いて、今日2つ目のトレードとなった。20年ぶりのポストシーズン進出を狙える位置につけているマリナーズは、ジェリー・ディポートGMがさらなるトレードを行うことを示唆しており、トレード期限となる日本時間7月31日午前5時までにどんな動きを見せるか注目される。

     マリナーズはジャスティン・ダン、ジャスタス・シェフィールド、ジェームス・パクストンの3投手が故障者リスト入りしており、先発ローテーションの頭数が不足している状況。アンダーソンにはマルコ・ゴンザレス、菊池雄星、クリス・フレクセン、ローガン・ギルバートに続く先発5番手としての働きが期待される。

     現在31歳のアンダーソンは、今季パイレーツで18試合に先発して103回1/3を投げ、5勝8敗、防御率4.35、86奪三振を記録。今季は年俸250万ドルの1年契約をパイレーツと結んでおり、今季でサービスタイム(メジャー登録日数)が6年を超えるため、今季終了後にFAとなる。

     パイレーツが獲得した2名はいずれもマイナーリーガー。ビンズは22歳の捕手で、2019年ドラフト11巡目(全体336位)指名でマリナーズに入団し、今季はA+級とAA級の2階級合計で51試合に出場して打率.244、8本塁打、出塁率.399、OPS.832という成績を残している。一方、テハーダはパナマ出身の18歳の右腕で、2019年7月に契約。今季はドミニカ共和国のサマーリーグで2試合に登板して防御率7.20となっている。

  • マリナーズが2対2のトレードでグレイブマンをアストロズへ放出

    2021.7.28 08:30 Wednesday

     日本時間7月28日、マリナーズはケンドール・グレイブマンとラファエル・モンテロの両リリーフ右腕をアストロズへ放出して内野手のエイブラハム・トロとリリーフ右腕のジョー・スミスを獲得する2対2のトレードが成立したことを発表した。クローザーのグレイブマンを放出したマリナーズだが、3日後に迫るトレード・デッドラインまでに複数のトレードを敢行することが予想されており、決して「売り手」に回ったわけではない。ジェリー・ディポートGMの今後の動きが注目される。

     昨日から直接対決3連戦がスタートした同地区2チームのあいだでトレードが成立した。ポストシーズン進出を目指すチームが同地区のライバルにクローザーを放出するのは珍しいケースと言える。しかし、マリナーズは先日DFAとしたモンテロもセットで放出し、4年半保有できるトロと、ブルペンの穴埋めとしてスミスを獲得。グレイブマンの価値を最大限に活用して「戦力外の選手(=モンテロ)の処理」と「長期間保有できる選手(=トロ)の獲得」を同時に実現したトレードということになる。

     現在30歳のグレイブマンは、今季ここまで30試合に登板して33イニングを投げ、4勝0敗10セーブ、4ホールド、防御率0.82、34奪三振の好成績をマーク。マリナーズとは1年契約を結んでいたため、今季終了後にFAとなる。アストロズはクローザーのライアン・プレスリーにつなぐ中継ぎ投手が弱点となっており、新天地ではセットアッパーを務めることになりそうだ。

     現在30歳のモンテロは、今季ここまで40試合に登板して43回1/3を投げ、5勝3敗7セーブ、4ホールド、防御率7.27、37奪三振を記録。クローザーとして期待されて加入したものの、期待を裏切る成績に終わり、日本時間7月24日にDFAとなった。FAになるのは2022年シーズン終了後であり、アストロズは1年半保有することができる。

     現在24歳のトロは、今季35試合に出場して打率.211、6本塁打、20打点、3盗塁、OPS.672を記録。マイナーAAA級では17試合に出場して打率.352、2本塁打、11打点、2盗塁、OPS1.078という素晴らしい成績を残している。4年半保有できる点は大きな魅力であり、ベンチの層に厚みを加えることになるだろう。

     現在37歳のスミスは、今季27試合に登板して21回2/3を投げ、1勝1敗0セーブ、1ホールド、防御率7.48、17奪三振を記録。今季は不振だが、メジャー通算809試合に登板して211ホールド、防御率3.11の実績を誇る。今季終了後にFAとなるが、今季の残り期間はグレイブマンとモンテロの両右腕を放出したブルペンの穴埋め役を担う。

  • フレイジャー獲得のパドレス 正一塁手・ホズマー放出を検討か

    2021.7.27 13:00 Tuesday

     パイレーツからオールスター二塁手のアダム・フレイジャーを獲得したパドレスだが、「まだ補強は終わっていない」と報じられている。しかし、年俸総額はすでにぜいたく税の対象となる上限近くまで膨れ上がっており、さらなる補強のためには高額年俸の現有戦力を放出する必要がある。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールと同サイトでパドレスを担当するデニス・リンによると、パドレスは8年1億4400万ドルの大型契約を結んでいる正一塁手のエリック・ホズマーを放出することを検討しているようだ。

     ホズマーは2017年シーズン終了後にロイヤルズからFAとなり、当時のパドレスの球団史上最高額となる8年1億4400万ドルの大型契約で入団。最初の3年間(2018~20年)は全球団に対するトレード拒否権が付属していたが、現在はトレード拒否の対象は一部のみとなっている。しかし、メジャーリーグではメジャー在籍期間が10年以上かつ同一球団で5年以上プレーした選手にトレード拒否権が与えられるため、ホズマーはパドレスでの5年目となる来季のシーズン終了後にこの権利を獲得する。よって、パドレスがある程度の自由度を持ってホズマーを放出できる期間は1年半ほどしか残されていない。

     ホズマーはまだパドレスとの契約を4年半残しているが、年俸に見合った活躍をしているとは言えない。今季もここまで92試合に出場して打率.266、8本塁打、48打点、5盗塁、OPS.710という平凡な成績にとどまっており、「ジ・アスレチック」はパドレスがホズマーの放出を実現するためには「トップ・プロスペクトをセットで放出することとホズマーの年俸の一部を負担することが必要」と指摘している。

     パドレスは1対3のトレードでパイレーツからフレイジャーを獲得しており、現時点ではスーパー・ユーティリティとして起用することが有力視されている。ただし、ホズマー放出が実現した場合は、正二塁手のジェイク・クロネンワースをフルタイムの一塁手として起用し、二塁にフレイジャーを入れることになるだろう。

  • アスレチックスがカブスのリリーフ左腕・チェイフィンを獲得へ

    2021.7.27 12:00 Tuesday

     ア・リーグ西部地区の2位につけ、首位アストロズを5.5ゲーム差で追っているアスレチックスがブルペンの補強に動いた。日本時間7月27日、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールが伝えたところによると、アスレチックスは1対2のトレードでカブスからリリーフ左腕のアンドリュー・チェイフィンを獲得したようだ。身体検査待ちの状態であり、まだ両球団から正式発表は行われていない。カブスでセットアッパーを務めていたチェイフィンは、アスレチックスでも同様の役割を担うとみられる。

     現在31歳のチェイフィンは今季カブスで43試合に登板して39回1/3を投げ、0勝2敗17ホールド、防御率2.06、37奪三振を記録。右打者を被打率.147(1本塁打)、左打者を同.164(0本塁打)に抑えている。クローザーのクレイグ・キンブレルにつなぐセットアッパーの1人として5月は14試合で防御率0.66、6月は防御率0.00とほぼ完璧なピッチングを披露。日本時間7月22日の時点で防御率1.37をマークしていたが、同25日のダイヤモンドバックス戦で一死も取れず3点を失い、防御率は2.06まで悪化してしまった。

     チェイフィンの今季の年俸は275万ドル。この金額であれば、スモールマーケット球団のアスレチックスでも十分に獲得が可能である。来季の契約は年俸525万ドルの相互オプション(バイアウト50万ドル)となっているが、アスレチックスの予算規模を考えると、このオプションが行使される可能性は低いだろう。

     カブスはチェイフィンの対価として2選手を獲得する見込みとなっており、そのうちの1人は「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでアスレチックスの9位にランクインしているグレッグ・ダイクマンであることが明らかになっている。ダイクマンは2017年のドラフト2巡目(全体43位)指名でアスレチックスに入団した26歳の外野手で、今季はAAA級で59試合に出場して打率.300、4本塁打、34打点、7盗塁、出塁率.432、長打率.449、OPS.881を記録。マイナーでは主にライトを守っている。

    【追記】カブスが獲得するもう1人の選手はダニエル・パレンシアと発表された。パレンシアは21歳の右腕で、今季はマイナーA級で6試合に先発して14回1/3を投げ、0勝2敗、防御率6.91、14奪三振という成績を残している。

  • ツインズのエース右腕・ベリオス 複数球団による争奪戦が勃発か

    2021.7.27 11:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、複数のチームがホゼ・ベリオス(ツインズ)の獲得を目指してトレード交渉を行っており、そのなかにはナ・リーグ西部地区で熾烈な優勝争いを続けるドジャースとパドレスが含まれているという。また、モロシは「ジャイアンツがベリオス争奪戦に参戦する可能性もある」と考えているようだ。オールスター・ゲーム選出2度の実績を誇るツインズのエース右腕をめぐり、ナ・リーグ西部地区の上位3チームによる争奪戦が勃発することになるかもしれない。

     ツインズは昨季まで2年連続でア・リーグ中部地区を制し、今季もホワイトソックスと地区優勝を争うことが予想されていた。ところが、開幕から低迷が続き、100試合を消化した時点で42勝58敗の借金16(地区最下位)。トレード市場では売り手に回っており、すでに主砲ネルソン・クルーズをレイズへ放出している。今季だけを諦めて来季再びポストシーズン進出を目指すという選択肢もあったが、正中堅手バイロン・バクストンとの契約延長交渉が決裂。ベリオス、バクストン、抑えのテイラー・ロジャースなど複数の主力選手が2022年シーズン終了後にFAとなるため、本格的なチーム再建に乗り出すことが噂されるようになった。

     現在故障者リスト入りしているバクストンのトレードはオフシーズンまで待つ可能性が高いが、ベリオスを放出するのであれば、多くのチームが投手補強を目指している現在のほうがベター。あと1年半保有できるため、ツインズが求める対価のレベルは非常に高く、メッツはすでに撤退したとみられているものの、ドジャース、パドレス、そしてジャイアンツは「同地区のライバルにベリオスを獲得されたくない」という点も含め、争奪戦を繰り広げることになりそうだ。

     現在27歳のベリオスは今季20試合に先発して121回2/3を投げ、7勝5敗、防御率3.48、126奪三振をマーク。メジャー2年目の2017年から3年連続2ケタ勝利(14勝→12勝→14勝)を記録し、2018年と2019年にはオールスター・ゲーム選出を果たした。2018年には自身初のシーズン200奪三振(202)も達成している。

  • ヤンキースが1対2のトレードでリリーフ右腕・ホームズを獲得

    2021.7.27 10:30 Tuesday

     日本時間7月27日、ヤンキースがブルペンの補強に動いた。パイレーツとのトレードを成立させ、ディエゴ・カスティーヨと朴孝俊(パク・ヒョジュン)の両内野手を放出してリリーフ右腕のクレイ・ホームズを獲得。ホームズは今季パイレーツで自己最多の44試合に登板して42イニングを投げ、3勝2敗、7ホールド、防御率4.93、44奪三振をマークしている。5点近い防御率が示すように、大幅な戦力アップは期待できないものの、ブルペンの層に厚みを加える補強となった。

     現在28歳のホームズは2011年のドラフト9巡目(全体272位)指名でパイレーツに入団し、今季がメジャー4年目のシーズン。最大の武器は最速98マイルに達するシンカーであり、その落差はメジャー平均を大きく上回っている。今季はこのシンカーが被打率.232、被長打率.317を記録しており、シンカーを打たれたときのゴロ率は87.7%という驚異的な高率になっている。全球種トータルのゴロ率は72.4%であり、これは今季メジャー最高の数字。本塁打の出やすいヤンキー・スタジアムにフィットする投手と言えるだろう。

     パイレーツが獲得した2人の内野手は、いずれも「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでヤンキースの上位30人に入っていなかった選手。ただし、両選手とも今季マイナーで好成績を残しており、現在25歳のパクはAA級とAAA級の2階級で合計58試合に出場して打率.307、11本塁打、32打点、11盗塁、出塁率.452、長打率.530、OPS.981をマークしている。この活躍が認められ、日本時間7月17日に1打席だけではあるものの、メジャーの舞台も経験した。

     一方、現在23歳のカスティーヨはAA級で58試合に出場して打率.277、11本塁打、32打点、8盗塁、出塁率.345、長打率.504、OPS.850をマーク。2019年までの自己最多本塁打は4本だったが、今季は長打力を開花させている。守備面では二塁、三塁、遊撃の3ポジションを守れるユーティリティ・プレーヤーでもある。

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