English Español 韓国語
  • アリエタ、ホランド、リン、カッブ… 大物FA投手の行方は?

    2018.2.26 12:00 Monday

     ダルビッシュ有(カブス)の契約が決まり、大きく動き始めるかに思われたフリーエージェント市場だが、2週間が経過しても大物投手に動きは見られない。しかし、MLB.comのジョン・ポール・モロシは各投手に興味を示しているチームがないわけではないと指摘する。

     あるソースによると、ブリュワーズ、ヤンキース、フィリーズ、レンジャーズ、オリオールズ、ナショナルズといったチームが大物投手の獲得を検討しているという。「好投手は欲しいけれど大金を払うのは避けたい」というのが彼らの本音であり、長期戦を強いることで彼らの希望条件が下がるのを待っているというのが実情だろう。シーズン開幕が約1ヶ月後に迫るという状況のなか、選手側が契約を焦り始めるような事態になれば、続々と契約が決まっていくはずだ。

     ヤンキースはレイズ、ダイヤモンドバックスとの三角トレードでブランドン・ドルーリーを獲得したことにより、残りの予算を投手補強(主に先発)に費やすことが可能になった。ブライアン・キャッシュマンGMに与えられた選択肢は2つ。1つ目は開幕までにジェイク・アリエタ、ランス・リン、アレックス・カッブといった大物投手の獲得に動くこと。2つ目はとりあえず現時点での先発ローテーションで開幕を迎え、CCサバシアやジョーダン・モンゴメリーのパフォーマンスを見極めながら、シーズン途中で先発投手の補強に動くというものだ。アーロン・ブーン監督は現時点で先発投手の補強を真剣には考えていないことを明らかにしており、ブーンの言葉を信じるのであれば、キャッシュマンは2つ目の選択肢を取ることになりそうだ。

     ナショナルズはスコット・ボラスとの良好な関係、そして今季限りで主力選手数名の契約が終了することを考慮すると、ボラスの顧客であるアリエタの獲得に動く可能性がある。ブライス・ハーパーやダニエル・マーフィー、ジオ・ゴンザレスの契約が今季限りで切れるため、今季に全力を注ぐのは理にかなっている。また、アリエタを複数年契約で獲得することにより、ゴンザレスの後釜を確保することも可能になるのだ。

     一方、エンゼルスは先発投手でなく救援投手の獲得に動く可能性がある。現時点では昨季8セーブ、通算10セーブのブレイク・パーカーがクローザーの最有力候補に挙げられているが、市場にはまだグレッグ・ホランドが残っている。ロッキーズからの3年5200万ドルのオファーを蹴ったことが報じられているホランドだが、それ以上の条件を提示するチームがあるとは思えず、最終的には妥協を強いられることになるだろう。


     関連ニュース

  • カイル&コリーのシーガー兄弟が初めて同じ試合に出場

    2018.2.26 11:30 Monday

     日本時間2月26日に行われたドジャース対マリナーズのオープン戦で、カイル(マリナーズ)とコリー(ドジャース)のシーガー兄弟が初めて同じ試合に出場した。今年8月にはシアトルで両軍による3連戦が予定されており、両者はそこで再び顔を合わせる予定だ。

     長男のカイルは三男のコリーより7歳年上ということもあり、幼少時代に一緒にプレイしたり、敵として対戦したりすることは一度もなかった。プロ入り後も公式戦で顔を合わせる機会はなく、オープン戦でも一方が休養日を割り当てられるなど、直接対決の機会は巡ってこなかった。そもそも、カイルはコリーのプレイを目にする機会がほとんどなく、昨季のワールドシリーズを観戦してコリーのプレイを観たのが、コリーが11歳のとき以来だったという。

     しかし、オフシーズンの間は一緒にトレーニングをし、シーズン中もテキストメッセージをやり取りしてアイディアを共有したり、電話で近況報告をしたりと、両者の関係が疎遠なわけではない。カイルは弟の才能を高く評価しているし、コリーは自身のロールモデルとして兄を尊敬している。両者の関係が良好であることは、昨季開催された「プレイヤーズ・ウィークエンド」でカイルが「Corey’s Brother」というニックネームを選択したことからもわかるだろう。

     今日の試合にカイルは「5番・三塁」、コリーは「2番・指名打者」で先発出場。カイルが2打席連続でヒットを放ち、オープン戦打率10割をキープしたのに対し、コリーは遊撃ゴロと二塁ゴロで2打数ノーヒットに終わった。カイルがランダウンプレイで相手遊撃手にタッチされてアウトとなる場面があったが、コリーは指名打者として試合に出場していたため、グラウンド上で両者が交わる場面はなかった。

     試合前のミーティングで、マリナーズは冗談のつもりでカイルにコリーの攻略法を尋ねたという。しかし、先発のマルコ・ゴンザレスが「兄弟愛があるし、彼を責めることはできないよ」と語ったように、コリーは攻略法を明らかにしなかったようだ。互いを尊敬するシーガー兄弟の直接対決は、日本時間8月18~20日の3連戦で再び実現する。セーフコ・フィールドで行われるこの3連戦には、両親も観戦に訪れるようだ。シーガー一家にとって、忘れられない試合となることは間違いなさそうだ。


     関連ニュース

  • レッドソックスが明日J.D.マルティネスの入団を正式発表予定

    2018.2.26 11:00 Monday

     契約合意が報じられてから1週間。レッドソックスとJ.D.マルティネスの間で正式契約に向けての交渉が続けられ、日本時間2月27日に昨季45本塁打を放ったスラッガーの入団記者会見が行われる予定となっている。いよいよ「レッドソックスのJ.D.マルティネス」が誕生する。

     レッドソックスとマルティネスが5年1億1000万ドルで契約合意に達したと報じられて以降、なかなか正式契約のニュースが聞こえてこなかった。身体検査の結果、2018年シーズンについては問題ないものの、5年という契約期間のうちに問題となりそうな箇所が見つかったという。マルティネスは昨季、右足の故障により開幕からの1ヶ月強を欠場しており、2016年には右肘の故障に悩まされた。正式契約へのプロセスを長引かせた原因は明らかになっていないが、双方は正式契約に向けて、協力的にこの問題の解決に取り組んだようだ。

     デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長が「オフシーズン当初からマルティネスが我々のトップターゲットであり、交渉がスローペースとなってもそれは揺るがなかった」と語ったように、昨季リーグ最少の168本塁打に終わったレッドソックスにとって、マルティネスは待望の大物スラッガーである。ドンブロウスキーはマルティネスが2014年3月にアストロズから解雇された際、マイナー契約でタイガースに迎え入れた人物であり、先発ローテーションの一角を担うデービッド・プライスとリック・ポーセロもタイガースでマルティネスとともにプレイした経験がある。オープン戦開始後の合流となってしまうが、旧知の選手もおり、スムーズにチームに溶け込めるはずだ。

     広角に長打を打てるマルティネスだが、今季からレフト側が狭いフェンウェイ・パークが本拠地となるため、レフト側へ引っ張る打球が増える可能性もある。なお、フェンウェイ・パークでは通算7試合に出場して27打数12安打(打率.444)の好成績を残しており、ムーキー・ベッツやアンドリュー・ベニンテンディの後ろを打つことになる今季は、自己最多打点記録(昨季の104打点)更新の期待もかかる。レッドソックス待望の大物スラッガーがどんな活躍を見せてくれるのか注目だ。


     関連ニュース

  • ツインズが昨季38本塁打のスラッガー・モリソンを獲得!

    2018.2.26 10:30 Monday

     日本時間2月26日、ツインズは昨季38本塁打を放った左打ちのスラッガー、ローガン・モリソンを獲得した。まだ正式契約には至っていないものの、MLB.comのジョン・ポール・モロシはツインズとモリソンが1年650万ドルで契約合意に至ったことを報じている。

     ジェイク・オドリッジ獲得後も引き続き先発投手の補強を目指す一方で、打線の補強を終えたと思われていたツインズが、驚きの補強を実現させた。昨季ブレイクを遂げ、自己記録を大幅に更新する38本塁打を放ったモリソンと1年契約で合意。主にケニーズ・バルガスやロビー・グロスマン、エドゥアルド・エスコバーらが日替わりで務めると見られていた指名打者のアップグレードに成功した。契約条件についての詳細は明らかになっていないものの、ベースとなるのは年俸650万ドルの1年契約。ここに出来高と来季のベスティング・オプションが付き、最大で2年1650万ドルまで上昇する可能性があるようだ。

     モリソン獲得についてコメントを求められたポール・モリター監督は、正式契約に至っていないこともあり、具体的な言及を避けたが、先発ローテーションの一角を担うカイル・ギブソンは「彼についてはたくさんの良いことを耳にしているよ。彼が打てる選手だということは誰もが知っている。彼のようなパワーヒッターをチームに迎え入れることができるのは、もちろんワクワクするよ」と早くも歓迎ムードだ。

     ツインズの一塁にはチームの顔であるジョー・マウアーがいるため、モリソンは主に指名打者としてプレイする見込み。ツインズ打線はマウアー、エディ・ロサリオ、マックス・ケプラー、ジェイソン・カストロと左打者が多く、さらにホルヘ・ポランコ、エスコバー、グロスマン、エイレ・アドリアンザ、バルガスとスイッチヒッターも多数いるため、ここに左打者のモリソンが加わることで相手投手が右腕のときは打線がかなりの左偏重となってしまうが、昨季38本塁打のスラッガーを獲得するチャンスを見逃すわけにはいかなかったのだろう。

     2年連続のポストシーズン進出に向けて積極的な補強を続けるツインズ。選手たちも今オフのフロントの動きには手応えを感じており、ギブソンは「次のステップに進む準備はできたと感じている」と語る。大本命・インディアンスが所属するア・リーグ中部地区で戦うツインズだが、番狂わせを期待できる雰囲気も漂いつつある。


     関連ニュース

  • ツインズが両打ちの便利屋・アイバーとマイナー契約

    2018.2.25 17:00 Sunday

     メジャーリーグでは日本時間2月24日からオープン戦が始まっており若手、ベテラン関係なく開幕ロースター入りに向けてしのぎを削っている。その一方で去就が決まらない選手も数多い。そんな中、ツインズはエリック・アイバーとマイナー契約を結んだ。

     34歳のアイバーは両打ちの遊撃手で2011年にはゴールドグラブ賞を受賞した実績をもつ選手。彼は遊撃のほかに二塁や三塁、左翼も守ることができるユーティリティさも兼ね備えている。昨年はパドレスに所属し108試合に出場して打率.234 7本塁打 22打点を記録した。シーズン後はFAとなり新たな移籍先を探していた。

     現地で報道されている内容によるとアイバーは招待選手としてメジャーキャンプに参加する。また、年俸は125万ドルで出場条件によって出来高がつくという。ツインズでは主に内野のバックアップを期待されており、エドゥアルド・エスコバーやエイレ・アドリアンザらと共に競争する見込みだ。

     昨年もパドレスでは今回同様に招待選手としてキャンプに参加していたアイバーは無事に開幕ロースターに残ることができ、ドジャースとの開幕戦では「7番・遊撃」でスタメン出場も果たしている。ツインズでもスタート地点は同じだが、期待されているポジションで競争に勝ち抜く必要がある。チームにとっては両打ちで複数ポジションを守ることができるアイバーの存在は必ず力になるはずだ。去就が無事に決まりこれからアイバーにとってのシーズンが始まる。


     関連ニュース

  • パイレーツがタフネス左腕・シーグリストとマイナー契約

    2018.2.25 16:00 Sunday

     メジャーリーグではオープン戦がスタート。実践形式のサバイバルが始まったその裏で去就が決まっていない選手も数多くいる。開幕まで約1ヶ月となり調整期間のことを考えても1日でも早くチームに合流したいところだ。そんな中、パイレーツはケビン・シーグリストとマイナー契約を結んだ。

     28歳のシーグリストはタフネスさを武器とするリリーフ左腕で昨年はカージナルスで開幕を迎えるも2度に渡る故障のために不本意なシーズンを送ってしまった。カージナルスでは39試合に登板したものの、8月には退団となりフィリーズに移籍して投げていた。新天地では7試合でしか投げることができず、オフにはFAとなっていた。1年通じての成績は46試合に登板して1勝1敗 防御率4.81だった。

     シーグリストは先日、フロリダ州で約20人のスカウトの前でショーケース(公開練習)を実施。このとき、メジャー契約を結ぼうとした球団はいなかったようだが、守護神のフェリペ・リベロに投げるリリーフ陣の形成を目指しているパイレーツのスカウトに彼の投球が目に止まった。カージナルス時代の2015年にはナ・リーグ最多となる81試合に登板した実績を持ち、これまでもキャリア通算で276試合で投げてきた経験豊富な左腕だ。

     パイレーツとの契約が決まったシーグリストは「とても気分がいいよ。オフには良い時間を過ごすことができたし、キャンプでは自分の力をアピールしていきたいね」と喜びの声を語った。先日からパイレーツは次々と補強を敢行しており、ブライス・ブレンツやコリー・デッカーソンなど投手だけではなく、野手の補強もしている。現状ではまだキャンプ中のため選手個々の力を試す期間ではあるが、チームは今後の活躍によって戦力になってくれると期待を寄せている。

     果たしてシーグリストは2015年のようなタフネスさをパイレーツで見せることができるか。招待選手としてメジャーキャンプに参加することになるがまた大舞台に戻る機会を与えられた。本人の体の状態も良いことからリリーフ陣争いもさらにし烈となりそうだ。


     関連ニュース

  • 注目された大谷のオープン戦初登板は2回途中2失点

    2018.2.25 15:00 Sunday

     メジャーリーグのオープン戦は2日目を迎え、エンゼルスでは大谷翔平が初登板を果たした。ブリュワーズと対戦した大谷は大きな注目を浴びる中で制球に苦しみ2回途中2失点で降板した。

     約100年ぶりに二刀流に挑む選手の初登板ということもあって会場となったアリゾナ州テンピスタジアムには6019人のファンが集結。投手としては昨年10月4日以来の出場となる大谷はマウンドやボールの違いなどが彼の投球にどのような影響を与えるのかが今回の投球のカギを握っていた。背番号17のユニフォームを着た大谷の登場に現地メディアやファンは彼が投げるボール1球1球に熱視線を送った。

     今回の相手はブリュワーズ。オフにはロレンゾ・ケインやクリスチャン・イエリッチを獲得して優勝に向けて本腰をいれているチームだ。現状ではまだお試しの段階のため若手主体でスタメンは組まれたが、ジョナサン・ビヤーやキーオン・ブロクストンといったメジャー経験者の姿もあった。

     注目の初回の大谷の投球はいきなりピンチを迎える。先頭打者のビラーにカウント3-1から左翼方向に二塁打を浴びてしまう。次打者のネイト・オルフには2-2で追い込み、フォークで空振り三振を奪い、これが記念すべき初奪三振となった。この日、3番に入ったチェ・ジマンには最速となる96マイル(約156キロ)を計測し観衆を驚かせるも制球が定まらずに四球という結果になった。制球に苦しむ大谷は暴投と捕手の悪送球で1点を失ったが後続を抑えてピンチを脱した。

     2回の投球はこの回の先頭打者だったブロクストンに高めに浮いたフォーシームを左翼スタンドへと運ばれた。その後は1死をとったところでお役御免となり降板となった。投球結果は1回1/3 2被安打 2失点で球数は「31」だった。当初は2回までで35球から40球という予定だったが、惜しくも投げ切ることはできなかった。試合後の大谷は「緊張はしなかった。今年初めての試合で体の状態が100%ではなかったものの、内容はともかくとして楽しかった」と振り返った。試合は6対5でエンゼルスが勝利した。

     大谷の投球を見守ったマイク・ソーシア監督は「すべての球を見ることができたし最初にしてはすごく良かった。次に向けてよいステップになる」と好印象だったようだ。登板を終えた大谷にとって次に注目されるのは打者としての出場はいつになるのか。ソーシア監督によると指名打者として2月下旬の試合で起用するという。エンゼルスの選手として初めてメジャーの試合を経験した大谷はまた新たな一歩を踏み出した。


     関連ニュース

  • J.D.マルティネスの入団発表遅れもコーラ監督に焦りなし

    2018.2.24 17:45 Saturday

     オフのFA外野手の中で大きな注目を浴びていたJ.D.マルティネスが先日、レッドソックスと5年1億1000万ドルで契約したという報道があった。まだメディカルチェックの結果が不明のために球団からの公式発表がないが、アレックス・コーラ監督はマルティネスの正式入団を心待ちにしている。

     昨年、タイガースで開幕を迎えたマルティネスは打線の中軸を担い57試合で打率.302 16本塁打 39打点の成績を残した。その後は夏のトレードでダイヤモンドバックスに移籍すると覚醒。62試合の出場ながら29本塁打を放つ猛打でチームのポストシーズン進出に大きく貢献した。1年通じての成績は119試合で打率.303 45本塁打 104打点だった。シーズン後はFAとなり複数球団が興味を示していたものの、交渉が長期化。先日、以前から相思相愛と言われていたレッドソックスとの交渉がまとまった。

     新天地ではこれまで同様に背番号28のユニフォームを着る見込みとなっているマルティネス。入団会見は最短でも日本時間2月25日に行われる予定だという。今回のメディカルチェックにおいて不安視されていることとすれば2016年に負傷した右ひじのと昨年、開幕から出遅れた原因となった足の状態だ。また、結果判明が遅れている理由としては専門スタッフのほとんどがボストンにいることだという。

     こうした原因があり正式発表に時間を要している状態だが「私は心配していない。ただ自分のやるべきことをして待つだけだ。準備はできている」とコーラ監督は全く焦りをみせない。現在、チームではこれまでマルティネスが付けていた背番号28が空いており、その番号を彼に与える予定だ。

     無事にマルティネスのレッドソックス正式入団が決まれば昨年ア・リーグ最下位のチーム168本塁打にみてとれるように長打力不足解消が期待される。右のパワーヒッターの存在はとても大きく昨年、地区シリーズで敗れた悔しさを晴らすために大きな力となるはずだ。まずは球団からの発表を待ちたい。


     関連ニュース

  • ケンプのドジャース復帰戦は本塁打を含む2安打3打点と活躍

    2018.2.24 16:45 Saturday

     オープン戦がスタートして新戦力が次々と新たなユニフォームを着て開幕に向けて実践経験を積んでいく。そんな中で2014年以来のドジャース復帰となったマット・ケンプはホワイトソックスとのオープン戦初戦で本塁打を放ち、華やかに復帰戦を飾った。

     昨年はブレーブスでプレーしたケンプは2度に渡る右太ももの故障もあって試合出場はわずか115試合に止まり不本意なシーズンを送った。1年通じて成績は打率.276 19本塁打 64打点だった。一昨年は30本100打点越えを記録した打棒も影を潜めた。オフには年俸が高いと理由からトレードで放出され、ドジャース復帰となった。

     ホワイトソックスとのオープン戦では「5番・左翼」でスタメン出場を果たしたケンプは2打数2安打3打点と活躍した。第1打席は相手先発、ライアン・コビーの初球を左翼に運び、復帰戦初安打を記録した。3回裏に訪れた2回目の打席は3対3の同点、二死ニ・三塁の場面だった。カウント2-2からの5球目、2番手のタイラー・デニッシュのボールを捉えてその打球を左翼スタンドへと運び値千金となる勝ち越し3ランを記録した。その後は4回裏に代打を送られてお役御免となった。

     試合はケンプの一発で勝ち越しに成功したドジャースが攻撃の手を緩めずに試合終了時には2桁14安打13得点を記録してホワイトソックスを圧倒した。試合後、ケンプは「今季は早い段階からトレーニングを始めたこともあって心身ともにとても調子がいいよ」と満足した表情を浮かべていた。これにデーブ・ロバーツ監督も「彼はよく動けているよ。」と太鼓判を押す。

     昨年は故障の影響もあって自慢の本塁打数が「19」で止まってしまったケンプ。彼の健康状態がよければ20発から30発を見込むことができる長距打者だ。ドジャース在籍時の2011年には39本塁打でナ・リーグ本塁打王にも輝いた実績もある。その一方で守備面は体重増加で動きが悪くなったと言われてきたが、ケンプ本人も否定し自信をもっている。

     今回、久々にドジャースのユニフォームを着ての初試合は華やかな結果となったケンプ。昨年は世界一まであと一歩というところまでいったチームにとってケンプが以前のような働きをみせてくれれば再び頂点に立つ可能性が大きくなる。帰ってきた大砲が昨年の悔しさを晴らすことができるか。ケンプのプレーが楽しみだ。


     関連ニュース

  • ヤンキースの正二塁手争いに参加中のトーレス「毎日を楽しみたい」

    2018.2.24 15:45 Saturday

     メジャーリーグではオープン戦が始まり今後は実践を通じてし烈なサバイバルが始まる。今季、ジャンカルロ・スタントン加入で注目度が高いヤンキースはタイガースと対戦し3対1で勝利を収めた。その中で試合に出場できた喜びを語ったのはグレイバー・トレースだ。

     21歳のトレースはベネズエラ出身の遊撃手でMLB.comが発表している有望株ランキングトップ100では5位に選出されており、今季は初のメジャー昇格を目指している選手だ。昨年は2Aで開幕を迎えるも3Aに昇格し、打率3割と結果を残した。1年通じてのマイナー成績は55試合で打率.287 7本塁打 34打点だった。

     日本時間2月24日から始まったオープン戦、ヤンキースの初戦の相手はタイガース。トーレスは「6番・二塁」でスタメン出場するも2打数無安打で首脳陣にアピールすることができなかった。それでもトーレス本人はトミー・ジョン手術からの復活に手ごたえを感じており「昨年は手術の影響で途中でシーズンが終わったけど今年はプレーに集中して毎日を楽しんでいきたいね」と意気込みを語った。彼の本職は遊撃だが、二塁にも挑戦しているトーレス。アーロン・ブーン監督は「二塁のレギュラー争いはし烈だよ」と選手達の競争心を煽る。

     現在のヤンキースはこれまでの正二塁手だったスターリン・カストロがマーリンズに移籍したため、二塁のポジションが空いている。トーレスが開幕ロースターに入るためには今が狙い時だ。今回のタイガースとの試合で不本意な結果に終わったが競争は始まったばかり。果たして約1ヶ月後のロースターにトーレスの名前があるだろうか。今後のプレーに注目だ。


     関連ニュース

  • 先発補強を進めるタイガースがリリアーノと1年契約

    2018.2.24 14:45 Saturday

     メジャーリーグでは日本時間2月24日からオープン戦がスタートし、新戦力が徐々に新天地デビューを果たす。その一方で未だに去就が決まっていないFA選手は約70人以上いるという中で各球団は契約に向けて交渉を続けている。そんな中、タイガースはフランシスコ・リリアーノと契約を結んだ。

     34歳のリリアーノは昨年、ブルージェイズで開幕を迎え先発ローテーションの一角を担った左腕。その中で1度は左肩の故障で戦列を離れるも18試合に登板した。その後は夏のトレードで青木宣親の交換相手としてアストロズへ移籍し、新天地ではリリーフとして登板していた。1年通じての成績は38試合に登板して6勝7敗 防御率5.66だった。

     今回の契約は1年400万ドルで先発登板に応じて100万ドルの出来高が付くという。アル・アビラGMによると「リリアーノは先発を希望していると我々に言ったが、必要ならばブルペンにも入ってもらう。きっと彼もそうするだろう」と起用法を明かした。通算102勝を挙げている経験豊富な左腕の獲得は先発・リリーフの両方をこなすことができるスイングマンとしてシーズン開始後にはチームに良い影響を与えるだろう。ちなみにロン・ガーデンハイアー新監督はツインズ時代にリリアーノを指導しており「彼は精度が高いスライダーを持っており、直球も威力十分だ」と能力を買っている。

     今オフのタイガースは先発陣の補強を進めており、これまではクリス・ティルマンを候補に挙げていたがオリオールズと再契約したために方向転換となった。現時点の先発候補はマイケル・フルマーをはじめジョーダン・ジマーマン、マイク・ファイアーズ、マット・ボイドとダニエル・ノリスと5人いるが、ジマーマンやノリスはそれぞれ体に不安があることから万全な状態ではない。こうした不安要素から補強を目指していたチームにとってリリアーノの加入は心強い。


     関連ニュース

  • レンジャーズが通算33勝の便利屋右腕・チャベスを獲得

    2018.2.23 18:30 Friday

     日本時間2月22日、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはレンジャーズが便利屋右腕のジェシー・チャベスと契約合意に至ったことを報じた。ヘイマンによると基本給は100万ドル、メジャーのロースター入りを果たした場合には150万ドルに昇給する契約となっているようだ。

     現在34歳のチャベスはメジャーで10シーズンのプレイ経験があり、先発で通算70試合、リリーフで通算283試合に登板している経験豊富な右腕である。昨季はエンゼルスで開幕から先発ローテーションの一角を担っていたものの、防御率5点台の不調が続き、8月にブルペンへ配置転換。8月は7試合で防御率0.60と好投したが、9月は防御率12.46と打ち込まれ、最終的には38試合(うち21先発)で7勝11敗、防御率5.35という成績を残してシーズンを終えた。

     レンジャーズはすでにコール・ハメルズ、マーティン・ペレス、ダグ・フィスター、マット・ムーア、マイク・マイナーの5人で先発ローテーションが固まっているが、昨季までリリーバーとして活躍したマット・ブッシュが先発転向に挑戦中。バートロ・コローン、ジョナサン・ニース、オースティン・ビベンス・ダークスといった招待選手も先発ローテーション入りを目指しており、チャベスもこの争いに加わることになる。もし、ブッシュや招待選手のいずれかがオープン戦で際立ったパフォーマンスを見せるようであれば、マイナーをブルペンに回すことも可能なため、オープン戦では熾烈な先発ローテーション争いが繰り広げられることになりそうだ。

     なお、チャベスは2002年のドラフトでレンジャーズから42巡目(全体1252位)指名を受けてプロ入りしており、2006年7月にキップ・ウェルズとのトレードでパイレーツへ移籍して以来、12年ぶりの古巣復帰となる。チャベスはその後、6度のトレードを経験し、これまでに7球団でプレイ。今季は古巣・レンジャーズで開幕ロースター入りを目指す。


     関連ニュース

  • パイレーツ・ナッティング会長 選手からの批判に理解を示す

    2018.2.23 17:30 Friday

     主力選手を放出した今オフの動きについて一部の選手から不満の声が出ているパイレーツ。日本時間2月23日、ボブ・ナッティング会長は選手からの批判が「正しく理にかなったものである」としたうえで、あくまでも勝てるチームを作るために動いていることを強調した。

     今オフのパイレーツは長年にわたってチームの看板選手として活躍したアンドリュー・マカッチェンをジャイアンツ、先発ローテーションの柱だったゲリット・コールをアストロズへ放出。投打の軸と引き換えに、多くの若手選手を獲得した。この動きに対してベテラン内野手のデービッド・フリースは「勝つための姿勢を見せるべきだ」と球団を批判。正二塁手のジョシュ・ハリソンも「2年以内に優勝争いができないならトレードを希望する」と不満を示している。

     ナッティングは選手たちからの批判は当然であると受け止めている。しかし、投打の軸の放出が、近年のカブスやアストロズのような本格的な再建開始の合図であることは否定。「我々は日々、試合に勝つことを考えて動いているし、今オフの動きはより良いチームを作るためのものだ」と、あくまでもチームの戦力アップのためのトレードであることを強調した。

     確かに、マカッチェン&コールとのトレードでパイレーツが獲得した選手は、基本的にメジャーでプレイする準備が整った選手ばかりである。コリン・モランは正三塁手としての起用が予定されており、ジョー・マスグローブは先発ローテーションの一角、マイケル・フェリースとカイル・クリックはブルペンの一角を担う予定。長期にわたる再建を見据えてのトレードでないことは明白だ。

     決して裕福な球団ではないものの、限られた予算のなかで最善のチームを作り、毎年優勝争いに絡むことを目指しているパイレーツ。「我々は勝てるチームを作るために、正しいステップを踏んでいると信じている」とナッティングはチーム作りに自信を見せる。カブス、ブリュワーズ、カージナルスがそれぞれポストシーズン進出に向けて積極的な補強を進めるなか、今季のパイレーツがどのような戦いを見せるか注目したい。


     関連ニュース

  • 大学生との練習試合はメジャー球団が全勝 明日からオープン戦

    2018.2.23 15:30 Friday

     日本時間2月23日はメジャー球団と大学生によるエキシビション・マッチが5試合行われた。結果はメジャー球団の全勝。日本時間2月24日からはいよいよメジャー球団同士のオープン戦が始まり、初日はロイヤルズとレンジャーズを除く28球団による計15試合が予定されている。

     レッドソックスは2つのチームに分かれて、ノースイースタン大学とボストン大学と対戦。ノースイースタン大学との試合では、初回から打線が爆発し、ジャッキー・ブラッドリーJr.のタイムリーなどで一挙7得点。2回裏にブレイク・スワイハートのタイムリー三塁打などで3点、3回裏にはキリ・ワシントンの満塁本塁打などで5点を追加し、15対2で大勝した(7イニング制)。一方、ボストン大学との試合では、初回にサム・トラビスのタイムリー二塁打などで2点を先制し、4回裏に2点を追加。最終回に2点を返されたものの、4対2で勝利した(7イニング制)。

     タイガースはフロリダ・サザン大学と対戦。先発のアレックス・ウィルソンが2回5奪三振無失点の快投を披露するなど、8投手が相手打線をわずか1安打に封じ、19三振を奪う見事なピッチングを見せた。打線は6回まで無得点に封じられたものの、7回裏にビクトル・レイエスのタイムリー二塁打などで3点を奪って逆転に成功し、8回裏にもアレクシー・アマリスタのタイムリー二塁打などで3得点。最終的には6対1で無事に勝利を収めた。

     フィリーズはタンパ大学と対戦した。先発のジェラッド・アイコフから始まる8投手によるリレーで相手打線を7安打無得点に封じると、打線は初回にトミー・ジョセフのタイムリー二塁打で先制。4回裏にダニー・オルティスのタイムリーで2点、7回裏にはアンドリュー・プリンのタイムリーなどで3点を追加し、6対0で快勝した。

     ツインズはミネソタ大学と対戦した。投手陣は先発のスティーブン・ゴンサルベスから始まる8投手によるリレーで相手打線を1点に抑えたものの、打線は初回にブロック・スタッシのタイムリーで先制したあと、なかなか追加点を奪えない。主力選手が出場しなかったとはいえ、大学生相手にヒットを5本しか打てなかった。それでも9回裏にヒットと2つの四死球で無死満塁のチャンスを作り、最後は相手投手の暴投でサヨナラ勝ちを収めた(スコアは2対1)。

     昨日はダイヤモンドバックスがアリゾナ州立大学に勝利しており、これで大学生相手のエキシビション・マッチはメジャー球団が6戦全勝。明日からはメジャー球団同士のオープン戦がスタートする。


     関連ニュース

  • エンゼルスの6人制ローテーションは実現可能なのか

    2018.2.23 14:30 Friday

     大谷翔平の加入により、今季は6人制の先発ローテーションを採用する予定のエンゼルス。これはエンゼルスが大谷の二刀流実現をサポートするための方策の一つだが、6人制ローテーションの実現に向けては課題も多い。本当にシーズンを通して6人制ローテーションを維持することは可能なのだろうか。

     エンゼルスが6人制ローテーションを採用する理由しては以下の3つが挙げられる。1つ目は今オフの補強の目玉である大谷が、北海道日本ハム時代に十分な登板間隔を設けて先発のマウンドに上がっていたということだ。なるべく北海道日本ハム時代と変わらない環境を用意し、メジャーへの適応をスムーズに進めようという狙いがあることは想像に難くない。2つ目はチーム内に絶対的エースと呼べる存在がいないことだ。6人制ローテーションを採用するとなると、当然ながら各投手が先発する機会は5人制ローテーションに比べて少なくなってしまう。絶対的エースがいないことが6人制ローテーションの採用を容易くしているとも言える。3つ目はほぼ同等のクオリティの先発投手を多数抱えていることだ。これにより、6人制ローテーションを採用した場合でも、先発ローテーションの質を落とさずに戦うことができるのである。

     現時点でエンゼルスの先発ローテーションの顔ぶれを予想すると、大谷とギャレット・リチャーズが1・2番手に入り、アンドリュー・ヒーニー、タイラー・スキャッグス、マット・シューメイカーの3人がそれに続く。6番手はニック・トロピアーノ、JCラミレス、パーカー・ブリッドウェルらの争いになるだろう。

     各投手とも2ケタ勝利を挙げることができるだけの実力を有しているが、大谷はメジャーでの実績がなく、リチャーズは2年連続で6試合の登板のみ。ヒーニーは直近2年で27回2/3しか投げていないし、スキャッグスとシューメイカーも昨季の投球回数は100イニングに満たない。トロピアーノは右肘の故障で昨季を全休し、ラミレスは右肘のコンディションに不安を抱え、ブリッドウェルもメジャーでの実績は昨季の1シーズンのみという状況。要するに、フルシーズンの活躍を計算できる先発投手は皆無であり、シーズンを通して質の高い先発投手を6人用意できるかという点は大いに疑問である。また、先発ローテーションを1枠増やすということは、ブルペンないし控え野手の枠が1つ減ることを意味し、選手起用のフレキシビリティも失われる可能性が高い。

     さらに、エンゼルスは6人制ローテーションの採用により、コンディションに不安を抱える選手が多い先発投手陣の負担を軽減することを狙っているようだが、登板間隔が1日長くなることがパフォーマンスの向上につながる保証はないと指摘する識者もいる。現時点では「大谷の二刀流を容易にする」という点以外に目立ったメリットが見当たらない6人制ローテーションだが、6人制ローテーションの導入は吉と出るのか凶と出るのか。その成否はシーズンの戦いが進むにつれて明らかになっていくことだろう。


     関連ニュース

  • レイズのNo.1有望株・ハニーウェルが右前腕の痛みを訴える

    2018.2.23 12:30 Friday

     MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングで1位にランクインしているブレント・ハニーウェル(レイズ)が、日本時間2月23日の練習中に右前腕の痛みを訴え、グラウンドから退いた。ケビン・キャッシュ監督はハニーウェルが精密検査を受ける予定であることを明らかにした。

     ハニーウェルは打撃練習で打撃投手を務めていた際、およそ10球目をリリースした際に叫び声をあげ、痛みで顔をしかめたという。ウィルソン・ラモスを相手にハニーウェルが投げているところを見ていたヘスス・スクレは「彼はとても良いピッチングをしていたし、完璧だった。最初はウィルソン(・ラモス)に対してチェンジアップを投げていた。次に速球を投げたんだけど、そのときに彼は叫んだんだ」と当時の様子を振り返る。その後、ハニーウェルはマウンドを降り、トレーナーに付き添われながらクラブハウスへ姿を消した。現時点ではハニーウェル本人のコメントは発表されていない。

     キャッシュはこの状況を「不幸」と表現した。今季中のメジャーデビューが確実視されていた球団ナンバーワンのプロスペクトを故障で失うことが濃厚となったのだから、キャッシュがそのように感じるのも当然のことかもしれない。「まずは医者とトレーナーに診てもらう。私はその場にはいなかったのだけど、彼はとても失望していたと聞いている。今オフ、彼は一生懸命トレーニングをしていたし、(ガッカリするのも)当然だろう。今のところはこれ以上のことはわからない。情報が入ってくるのを待つだけだね」とキャッシュは状況を説明した。

     昨季のハニーウェルはAA級で2試合、AAA級で24試合に先発し、2階級合計で136回2/3を投げて13勝9敗、防御率3.49、172奪三振をマーク。右腕としては珍しいスクリューボールの使い手でもあり、昨季のフューチャーズ・ゲームでは2回4奪三振の好投でMVPに選出された。「彼の才能は過去2年間の成績を見れば明らかだよ」とキャッシュも大きな期待を寄せていたハニーウェルだが、場合によってはトミー・ジョン手術が必要になる可能性も出てきた。なお、ハニーウェルの詳しい状況については、近日中に球団から公式発表される見込みである。


     関連ニュース

  • ジャイアンツ バムガーナーが5年連続の開幕投手に決定

    2018.2.23 12:00 Friday

     日本時間2月23日、ジャイアンツのブルース・ボウチー監督は今季の開幕投手にマディソン・バムガーナーを起用することを明らかにした。バムガーナーは5年連続の開幕投手となり、日本時間3月30日に敵地でのドジャース戦に先発する。

     ボウチーは「君たちにとってはショックかもしれないけど」と冗談を交えつつ、今季もエース左腕に開幕投手を任せる方針であることを報道陣に告げた。ボウチーは開幕投手を発表する前に、日本時間2月26日のカブスとのオープン戦でバムガーナーが先発することを発表しており、ここから順調にスケジュールをこなしていけば、ローテーション通りに開幕戦を迎えることができる。昨季は故障の影響により17先発で4勝に終わったバムガーナーだが、2011年から6年連続13勝以上&200イニング以上という実績を考えれば、ボウチーの決断は当然のことと言えるだろう。

     バムガーナーは2014年から5年連続の開幕投手となり、サンフランシスコ移転後ではフアン・マリシャルの6年連続(1964~1969年)に次ぐ記録となる。また、開幕投手を務めた回数でも、今回でティム・リンスカムの4度を超え、マリシャルの10度に次ぐサンフランシスコ移転後の球団単独2位に浮上する。なお、バムガーナーは過去4度の開幕戦で計23イニングを投げ、2勝0敗、防御率2.74、23奪三振の好成績をマークしており、クレイトン・カーショウとの投げ合いとなる今季の開幕戦でも好投が期待される。

     今オフのジャイアンツはアンドリュー・マカッチェンをパイレーツ、エバン・ロンゴリアをレイズから獲得して打線を強化。その他にもオースティン・ジャクソンやトニー・ワトソンといった新戦力を加え、まさかのナ・リーグ最低勝率に終わった昨季からの巻き返しを狙っている。昨季のナ・リーグ王者であるドジャースを撃破して、4年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けて好スタートを切れるのか。バムガーナーのピッチングに注目だ。


     関連ニュース

  • フィリーズがアリエタ獲得狙うも希望契約年数に大きなギャップ

    2018.2.23 11:30 Friday

     スプリング・トレーニングが始まったにもかかわらず、2015年にナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したジェイク・アリエタの契約先がまだ決まらない。フィリーズはアリエタ獲得を狙っている球団の一つだが、希望契約年数に大きなギャップがあるようだ。

     フィリーズのジョン・ミドルトン・オーナーは、チームが先発投手の獲得を検討し、アリエタと交渉を行っていることを認めたうえで「現時点ではシーズン開幕までに先発投手を獲得できるかどうかはわからない」とコメント。MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めているトッド・ゾレッキーによると、アリエタ側が6年または7年の長期契約を求めているのに対し、フィリーズは3年契約を希望しており、希望契約年数のギャップが埋まらないまま交渉は平行線を辿っているという。

     メジャーリーグでは選手の代理人がオーナーに直接連絡を取り、オーナーの「鶴の一声」で契約が成立するケースもあるが、ミドルトンはそのような交渉には否定的な姿勢を見せる。ミドルトンはアリエタの代理人であるスコット・ボラスから直接連絡をもらっていないことを明らかにし、選手側との契約交渉を行うのはマット・クレンタックGMの役割であることを強調。自身がアリエタの獲得交渉に乗り出すことを否定した。そして、先発投手の補強については、フリーエージェント市場のみならず、トレード市場も含めて、補強の可能性を広く探っていく意向を示した。

     ミドルトンは「チームを強くしたいし、そのための方法を常に探っている。でも、現在と未来の両方に意味のあるものでなければならないんだ。目先のことにとらわれて将来を犠牲にはしたくないんだよ」と語っており、アリエタの実力を認めつつも、32歳の右腕に総額1億ドルを超えるような長期契約を与えるつもりはない。アリエタが6年以上の長期契約にこだわるようであれば、アリエタ獲得レースからの撤退もやむを得ないだろう。アリエタ側も長期契約に固執している場合ではない時期にきているが、無事に契約先を見つけることはできるのだろうか。


     関連ニュース

  • パイレーツが正左翼手としてレイズからディッカーソンを獲得

    2018.2.23 11:00 Friday

     日本時間2月23日、パイレーツとレイズの間でトレードが成立し、パイレーツは救援右腕のダニエル・ハドソン、2017年ドラフト13巡目指名のトリスタン・グレイ、金銭100万ドルを放出して、レイズから昨季オールスター・ゲーム選出のコリー・ディッカーソンを獲得した。

     アンドリュー・マカッチェン(ジャイアンツ)に代わるレギュラー外野手を探していたパイレーツにとって、今回のトレードは理想的な補強と言えるだろう。昨季のディッカーソンは前半戦に打率.312、17本塁打、OPS.903の好成績を残してオールスター・ゲームに初選出。後半戦に失速したものの、最終的には自己最多の27本塁打を放ち、打率.282、OPS.815と上々の成績をマークした。ニール・ハンティントンGMはディッカーソンを正左翼手として起用することを明言しており、ディッカーソンはセンターのスターリング・マーテイ、ライトのグレゴリー・ポランコとともに好打の外野トリオを形成することになる。

     ハンティントンは「コリー・ディッカーソンは打線に長打の脅威を加えてくれる。2年連続で20本以上のホームラン、60本以上の長打を打っている選手だからね」とディッカーソンの打撃力を高く評価。レイズがディッカーソンをDFAとし、ディッカーソンが獲得可能となった際には「我々にとてもフィットする存在だと思ったよ」とすぐに獲得を検討し始めたという。

     左中間が広いパイレーツの本拠地・PNCパークでは、左翼手にも中堅手と同等の守備力が要求されるが、この点についてハンティントンはあまり心配していないようだ。「レフトが広いということは我々も認識している。外野に中堅手を2人据えることを何度も検討したくらいだよ。でも、ディッカーソンは攻撃面で大きな戦力になってくれると考えているし、守備でも堅実なプレイを見せてくれるだろう」とハンティントンは語る。

     また、ハドソンの放出により、若手投手が揃うブルペンの枠を1つ確保することもできた。今オフの補強でブルペンにはカイル・クリックやマイケル・フェリースが加わっており、昨季71試合に登板して21ホールドをマークしたハドソンの放出も、それほど大きなダメージにはならないだろう。


     関連ニュース

  • エンゼルス・大谷 25日のブリュワーズ戦でオープン戦デビュー

    2018.2.23 10:30 Friday

     ベーブ・ルース以来の本格的な二刀流選手として大きな注目を集めている大谷翔平(エンゼルス)のオープン戦デビューが決定した。大谷は日本時間2月25日午前5時10分プレイボール予定のブリュワーズとのオープン戦に先発し、2イニングを投げる予定となっている。

     オープン戦デビューが決まったことについて、大谷は「僕自身、そしてメジャーリーグでの僕のキャリアにとって、これが大きな一歩になると感じています」と通訳を介してコメント。「現時点では本当に満足しています。これがアメリカでの最初の先発になりますし、自分の思い通りにならないこともたくさん出てくると思いますが、問題ないです。アジャストしていかなくてはいけない部分を見つける必要があると考えています」と冷静に現状を分析していた。

     大谷はエンゼルスとマイナー契約を結んでいるため、春季キャンプには招待選手として参加している。このまま順調に春季キャンプ、オープン戦を過ごせば開幕ロースター入りはほぼ間違いないが、大谷は自身が先発ローテーションに相応しい存在であることを証明しなければならないと考えている。「僕にとっては結果がとても大事です。過去にも、僕は先発ローテーションの座を得るために(ローテ入りに相応しい存在であることを)証明しなければならないと話してきました。まずは自分の現在地を確認し、一つずつステップをこなしていく必要があると思っています」と語る大谷には、一切の慢心は見られない。

     日本時間2月23日の練習では、大谷はブルペンで投球練習をし、さらに打撃練習を行った。特大のホームランを放ち、チームメイトやファンを沸かせたが、右翼のスコアボードを超えた特大の一発については「風のおかげです」と謙虚に語っていた。日本時間2月24日にオープン戦の初戦を迎えるエンゼルスだが、大谷登板予定試合を含む最初の2試合で大谷が打席に立つ予定はない。打者・大谷のオープン戦デビューは日本時間2月26日以降ということになりそうだ。


     関連ニュース

« Previous PageNext Page »