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  • カブスの開幕2戦目は雨天中止 現地5月30日にダブルヘッダー開催

    2022.4.9 10:03 Saturday

     日本時間4月9日、鈴木誠也が所属するカブスはブリュワーズとの開幕カード2戦目が予定されていたが、雨天中止となった。この試合は日本時間5月31日(現地時間5月30日)に振り替えられ、ダブルヘッダーとして消化されることが決まった。なお、今日先発予定だったジャスティン・スティール(カブス)とブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)はそのまま明日にスライドして先発予定。3戦目に先発予定だったマーカス・ストローマン(カブス)とフレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)が4戦目にスライドするとみられる。

     開幕戦に「6番・ライト」でスタメン出場した鈴木は、2回裏の第1打席で四球を選んで出塁し、5回裏の第2打席では逆転のきっかけとなるメジャー初安打。6回裏の第3打席でも四球を選び、8回裏の第4打席は見逃し三振に倒れたものの、3打席連続出塁をマークする好スタートを切った。カブスは3対3の同点で迎えた7回裏にイアン・ハップの2点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功。5対4で昨季の地区王者・ブリュワーズを破って白星スタートとなった。

     開幕戦で2打数1安打3出塁の活躍を見せたこともあり、鈴木は今日の試合では「5番・ライト」でのスタメン出場が予定されていた。カブスはこのほか、新戦力のクリント・フレイジャーが「1番・DH」、同じく新戦力のジョナサン・ビヤーが「6番・遊撃」でスタメン出場する予定だった。相手先発のウッドラフが明日にスライドするため、今日予定されていたスタメンがそのまま使われる可能性が高そうだ。

     なお、今季のカブスは二遊間にニック・マドリガル、ニコ・ホーナー、ビヤー、アンドレルトン・シモンズ(故障中)と人材が集中しており、デービッド・ロス監督がこれらの選手をどのように起用するか注目されている。ホーナーは開幕戦で本塁打を放ったものの、今日はベンチスタートの予定だった。マドリガルとホーナーはともに昨季故障に悩まされた選手であり、ロス監督は各選手に適度な休養を与えるため、ローテーションのような形での起用を考えているのかもしれない。

  • マリナーズが正遊撃手・クロフォードと契約延長 5年5100万ドル

    2022.4.9 09:22 Saturday

     日本時間4月9日、マリナーズは正遊撃手J・P・クロフォードと5年5100万ドルで契約を延長したことを発表した。ジェリー・ディポートGMは移籍市場で大物遊撃手の補強が噂されるなか、クロフォードが今後も正遊撃手を務める予定であることを明言してきたが、今回の契約延長はその発言を裏付けるものとなった。クロフォードとの5年契約は今季からスタート。クロフォードは今季が年俸調停期間1年目のシーズンであり、今回の5年契約は年俸調停期間の3年とFA権取得後の2年をカバーするものとなる。

     現在27歳のクロフォードは、2018年12月にジーン・セグーラとのトレードでフィリーズからマリナーズに加入。2020年にゴールドグラブ賞を受賞して正遊撃手としての地位を確立し、昨季は自己最多の160試合に出場して打率.273、9本塁打、54打点、OPS.715をマークした。安定した守備力に加え、優れた選球眼を持ち、さらにリーダーシップを含めた人間性の面でも高い評価を受けている。

     クロフォードは「僕はシアトルが大好きなんだ」とコメント。「初めてこのユニフォームを着たときからシアトルが好きだ。ずっとこのチームでプレーしたいと思っている。だから、契約延長という機会を得ることができて本当に嬉しいよ」と契約延長を喜んだ。昨季限りでカイル・シーガーが引退したということもあり、今季からはチームリーダー的な役割を担うことも期待されている。また、マリナーズが今オフ、大物内野手の獲得に動かなかったことについては「僕を信用してくれたことに感謝したい」と語った。

     ディポートGMはクロフォードとの契約延長について「ようやく契約延長を実現させることができたが、当初からそれほど時間はかからないと思っていた」とコメント。「(契約延長の交渉は)選手が残りのキャリアのすべて、あるいは大部分をこのチームで過ごすことに興味を持っているかどうかを見極めるだけでいいんだ。J・Pにとっては、それは簡単な決断だったみたいだね」とクロフォードが契約延長に前向きだったことを明らかにした。

  • ジャッジの契約延長は合意せず 7年2億ドル超のオファーを拒否

    2022.4.9 08:53 Saturday

     日本時間4月9日、ヤンキースはレッドソックスとの開幕戦を迎え、ジョシュ・ドナルドソンのタイムリーでサヨナラ勝ちを収めたが、シーズン開幕が交渉期限となっていたアーロン・ジャッジとの契約延長は合意に至らなかった。ブライアン・キャッシュマンGMが明らかにした。キャッシュマンGMによると、ヤンキースは7年2億1350万ドルの契約をオファーしたものの、ジャッジ側は首を縦に振らなかったという。なお、ジャッジは今季の年俸も球団とのあいだで合意できていない。

     以前から「生涯ヤンキース」を希望していることを明言してきたジャッジだが、シーズン開幕がタイムリミットとなっていた契約延長は実現しなかった。キャッシュマンGMは「複数年契約をまとめることができなかった。我々はアーロン・ジャッジにこれからもニューヨーク・ヤンキースの選手でいてもらいたいと思っている。シーズン終了後、FA市場で改めて交渉を行うつもりだ」とコメント。ヤンキースのオファーは年平均3050万ドルの7年契約であり、年平均の金額では野手として球団史上最高額となるものだった。

     一方のジャッジは「今季は年俸調停権を持っている年であり、それに集中するつもりだ。僕は(FAになる前に)もう1年プレーしなければならない。契約延長はいいことだけれど、僕には集中しなければならないもっと大切なことがある」と語り、2022年シーズンが最優先であることを強調。今季の年俸について、球団側が1700万ドルを提示しているのに対し、ジャッジ側は2100万ドルを希望しており、年俸調停突入が確実な情勢となっている。

     ジャッジ側はヤンキースとの契約延長について、外野手として史上最大クラスの超大型契約を目指していたとみられている。外野手の超大型契約としては、マイク・トラウトの12年4億2650万ドル、ムーキー・ベッツの12年3億6500万ドル、ブライス・ハーパーの13年3億3000万ドル、ジャンカルロ・スタントンの13年3億2500万ドルなどが挙げられるが、ジャッジも総額3億ドル超の契約を狙っているのではないだろうか。

  • パイレーツがヘイズと契約延長へ 8年7000万ドルで合意との報道

    2022.4.8 02:30 Friday

     2022年シーズンの開幕戦を目前に控え、パイレーツは若き正三塁手キブライアン・ヘイズと8年7000万ドルの契約延長で合意したようだ。「ファンサイディッド」のロバート・マレーなど複数の記者が伝えている。今回の契約延長により、パイレーツは2029年までヘイズを保有可能になり、さらに2030年シーズンの球団オプションも付属しているという。2020年にメジャーデビューした好守のヘイズは2020年代のパイレーツのホットコーナーを守り続けることが濃厚となった。

     現在25歳のヘイズは、ロッキーズやヤンキースで活躍したチャーリー・ヘイズを父に持つ二世選手であり、父も三塁手だった。2015年ドラフト全体32位指名でパイレーツに入団し、2020年9月にメジャーデビュー。24試合に出場して打率.376、5本塁打、11打点、OPS1.124という素晴らしい成績を残し、いきなり月間最優秀新人に選出された。昨季は新人王候補として期待されたものの、開幕直後に故障離脱。結局、96試合で打率.257、6本塁打、38打点、OPS.689と期待外れの成績に終わった。

     しかし、マイナー時代に3年連続でゴールドグラブ賞に輝いた三塁守備はメジャーでも十分に通用しており、昨季は三塁を守った95試合で守備防御点+16をマーク。ゴールドグラブ賞の選考ではノーラン・アレナド(カージナルス)の牙城を崩せなかったものの、フィールディング・バイブル賞の選考ではアレナド、マット・チャップマン(昨季までアスレチックス、今季からブルージェイズ)といった強敵を抑え、見事に三塁手部門の受賞者に選ばれた。

     今回の契約は、サービスタイムが1年以上2年未満の選手に与えられたものとしては史上最高額になるという。また、パイレーツだけを見ても、2000年11月に当時の正捕手ジェイソン・ケンドールが得た6年6000万ドルを上回る球団史上最高額の契約となる。8年契約の満了時にヘイズは32歳。球団オプションが行使された場合は33歳でFA市場に出ることになるため、ヘイズにとっては自身の全盛期をパイレーツに捧げる長期契約となった。

  • ツインズが抑えのロジャースを放出してパドレスからパダック獲得へ

    2022.4.8 00:00 Friday

     2022年シーズンの開幕を目前に控え、ツインズとパドレスのあいだでトレードが合意に達したようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、ツインズはクローザーのテイラー・ロジャース、外野手のブレント・ルーカー、金銭をパドレスへ放出し、先発右腕クリス・パダック、救援右腕エミリオ・パガン、後日指名選手1名を獲得するという。前田健太をトミー・ジョン手術で欠くツインズは今オフ、先発投手の補強を進めており、パダックはツインズが獲得した4人目の先発右腕となる。

     現在26歳のパダックは、昨季パドレスで23試合(うち22先発)に登板して7勝7敗、防御率5.07を記録。メジャーデビューした2019年に9勝7敗、防御率3.33をマークし、エース候補として期待されたが、2020年は防御率4.73、昨季は5点台に悪化するなど、伸び悩みが続いている。昨季終了時点でのサービスタイムはちょうど3年であり、ツインズはFAまであと3年保有できる。ツインズにとって、ソニー・グレイ、ディラン・バンディ、クリス・アーチャーに続く4人目の新加入先発右腕となった。

     現在30歳のパガンは、昨季パドレスで67試合に登板して4勝3敗、17ホールド、防御率4.83を記録。レイズ時代の2019年には20セーブ、防御率2.31をマークした実績があり、クローザーのロジャースが抜けるブルペンにおいて貴重な戦力となりそうだ。

     パドレスはマーク・マランソンがFAとなって退団したため、クローザーが不在となり、ピアース・ジョンソンやロベルト・スアレスが候補に挙がっていたが、ロジャース獲得でクローザーの確保に成功。現在31歳のロジャースは、昨季ツインズで40試合に登板し、2勝4敗9セーブ、8ホールド、防御率3.35に終わったが、2019年には30セーブ、防御率2.61の好成績を残した実績がある。

     ロジャースとともにパドレスへ移籍するルーカーは27歳の外野手。昨季はツインズで58試合に出場し、打率.201、9本塁打、16打点、OPS.688を記録した。パドレスは外野手の層が薄いため、少なからず出番はありそうだ。

    【追記】トレード成立が両球団から正式発表された。

  • 2022年シーズンが明日開幕! 「知っておくべき50のポイント」

    2022.4.7 14:33 Thursday

     99日間に及ぶロックアウトを経て、急ピッチでチーム編成が進められ、短縮して行われたスプリング・トレーニングも全日程を終了。いよいよ日本時間4月8日に2022年のレギュラーシーズンが開幕する。本来のスケジュールから開幕が1週間遅れたとはいえ、162試合制シーズンが維持されたのは不幸中の幸いと言えるだろう。メジャーリーグ公式サイトでは、アンソニー・カストロビンス記者がそんな2022年シーズンについて「知っておくべき50のポイント」をピックアップ。ここではそれを1つずつ紹介していこう。

    フォーマット変更

    【1】ポストシーズン出場枠が10球団から12球団に拡大され、各リーグから地区優勝3球団とワイルドカード3球団が出場できるようになった。

    【2】ポストシーズン出場枠拡大のおかげで消化試合が減少し、より多くの球団がトレード・デッドラインで戦力アップを目指すと思われる。

    【3】一発勝負のワイルドカード・ゲームは廃止され、ポストシーズンの最初のラウンドは2勝先取の最大3試合制に変更された。地区優勝3位とワイルドカード3位、ワイルドカード1位とワイルドカード2位の対戦となる(地区優勝1位と地区優勝2位は地区シリーズからの出場)。

    【4】レギュラーシーズンの「163試合目」は廃止される。複数の球団が勝率で並んだ場合、直接対決の勝敗など各種成績にもとづいてポストシーズン出場枠を確定させる。

    【5】開幕が1週間遅れた影響でレギュラーシーズンのスケジュールには予めダブルヘッダーが組まれている。また、レギュラーシーズン終了日は日本時間10月6日に変更された。

    【6】トレード・デッドラインは本来7月31日(現地時間)だが、今年は日曜日のため、8月2日午後6時(=日本時間8月3日午前7時)に変更されている。

    移籍市場

    【7】今オフのFA市場には過去最大となる総額30億ドル以上もの資金が投入された。また、複数の大型トレードも成立した。

    【8】昨季王者のブレーブスはフレディ・フリーマンとの再契約を断念し、マット・オルソンを獲得。マーセル・オズナが故障から復帰し、ロナルド・アクーニャJr.もシーズン序盤に復帰できる予定となっている。

    【9】フリーマンはFAでドジャースへ移籍。入れ替わるようにしてケンリー・ジャンセンがドジャースを退団してブレーブスに加わった。

    【10】ブレーブスの通算最多セーブ記録保持者であるクレイグ・キンブレルはAJ・ポロックとのトレードでホワイトソックスからドジャースに加わった。

    【11】ドジャースはコリー・シーガーとマックス・シャーザーを失ったものの、クレイトン・カーショウ、クリス・テイラーと再契約。さらにアンドリュー・ヒーニー、タイラー・アンダーソン、ダニエル・ハドソンらを獲得した。

    【12】FA市場の主役となったのはレンジャーズとメッツ。合計8億ドル以上もの資金をFA市場に注ぎ込んだ。

    【13】レンジャーズはコリー・シーガー、マーカス・セミエン、ジョン・グレイを獲得。セミエンとシーガーの新二遊間コンビだけで総額5億ドルの資金を費やした。

    【14】メッツはマックス・シャーザーに加え、スターリング・マルテ、マーク・キャナ、エドゥアルド・エスコバーを獲得。さらにトレードでクリス・バシットも手に入れた。

    【15】ほかにも大型補強を敢行した球団があり、13カ月前にノーラン・アレナドを放出したばかりのロッキーズはクリス・ブライアントと大型契約を結んだ。

    【16】タイガースはハビアー・バイエズ、エドゥアルド・ロドリゲス、マイケル・ピネダを獲得。さらにトレードでオースティン・メドウズも手に入れた。

    【17】フィリーズはブライス・ハーパーを擁する打線にニック・カステヤノスとカイル・シュワーバーの両外野手を加えた。

    【18】最も衝撃的だったのは、カルロス・コレアがツインズと3年契約を結んだこと。オプトアウト権が付属しており、コレアは今季終了後に再びFAとなることもできる。

    【19】ツインズはレンジャーズから獲得したばかりのアイザイア・カイナーファレファをジョシュ・ドナルドソンとのセットでヤンキースへ放出。ゲーリー・サンチェスとジオ・ウルシェラを手に入れた。

    【20】カイナーファレファはヤンキースで正遊撃手を務める。ヤンキースは大物遊撃手の獲得には動かず、アンソニー・リゾと再契約を結び、ルーク・ボイトをパドレスへ放出した。

    【21】大物遊撃手の1人であるトレバー・ストーリーはレッドソックスと契約。二塁にコンバートされ、ザンダー・ボガーツと二遊間コンビを形成する。

    【22】2つの球団が大規模なチーム解体を敢行。アスレチックスはオルソンをブレーブス、バシットをメッツへ放出したほか、マット・チャップマンをブルージェイズ、ショーン・マネイアをパドレスへトレードした。

    【23】レッズはジェシー・ウィンカーとエウヘニオ・スアレスをマリナーズ、ソニー・グレイをツインズ、タッカー・バーンハートをタイガースへ放出した。

    【24】ウィンカーとスアレスを手に入れたマリナーズは、FA補強でロビー・レイも獲得。昨季90勝を挙げたチームをさらに戦力アップさせ、2001年以来21年ぶりのポストシーズン進出を目指す。

    【25】ブルージェイズはレイとセミエンを失った穴をケビン・ゴーズマンとチャップマンで埋めた。ア・リーグ東部地区は今季も大激戦が予想される。

    【26】アルバート・プホルスは古巣カージナルスへ復帰。ヤディアー・モリーナ、アダム・ウェインライトの両ベテランと現役最後の1年を過ごす。

    【27】クリーブランド球団に大きな補強はなかったが、球団名がガーディアンズに変更されるという大きな動きがあった。

    【28】これ以外にも書き切れないほど様々な動きがあった。

    ルール変更など

    【29】ユニバーサルDHが採用され、原則として投手が打席に立つことはなくなった。

    【30】指名打者のルールが改正され、先発投手兼DHとしてスタメン出場した選手は、どちらか一方を交代しても試合に残れるようになった。よって、大谷翔平(エンゼルス)は降板後もDHとして出場できる。

    【31】無死二塁から延長戦をスタートするタイブレーク制は今季も継続される。

    【32】7イニング制のダブルヘッダーは廃止された。今季はすべてのダブルヘッダーが9イニング制で行われる。

    【33】スプリング・トレーニングが短縮された影響を考慮し、日本時間5月2日までアクティブ・ロースターが26人から28人に拡大される。9月は再び28人となる。26人の期間中は投手を最大13人までしか登録できない。

    【34】サイン盗み防止と試合時間短縮のために「ピッチコム」というウェアラブル端末によるサイン交換が可能になった。

    【35】早ければ2023年シーズンからロボット審判、ピッチクロック、守備シフト制限、ベースサイズ拡大といった新ルールが導入される。

    故障者

    【36】メッツの最強二本柱完成はしばらくお預けとなった。シャーザーのハムストリングは重傷ではなかったが、ジェイコブ・デグロムは肩のストレス反応で数週間のシャットダウンが決まっており、戦列復帰は6月と予想されている。

    【37】フェルナンド・タティスJr.(パドレス)は左手首を骨折して手術を受け、3カ月の戦線離脱が決まった。

    【38】クリス・セール(レッドソックス)は肋骨を疲労骨折し、少なくとも2カ月以上の戦線離脱が決まっている。

    【39】ホワイトソックスは膝の手術を受けたランス・リンの出遅れが決定。また、トミー・ジョン手術を受けたギャレット・クローシェは今季全休となる。

    【40】カージナルスはジャック・フラハティ、アレックス・レイエスの両右腕の出遅れが決まっている。

    【41】レッズは肩の故障でルイス・カスティーヨが出遅れ。4月末に復帰できる見込みだが、トレードの噂が再燃することになりそうだ。

    【42】昨季107勝したジャイアンツは、正捕手バスター・ポージーが引退し、ブライアントも移籍。さらにエバン・ロンゴリアが指の手術で6週間ほど離脱することになった。

    【43】昨季長期離脱したマイク・トラウトが復帰。今季は開幕から大谷と強力デュオを形成する。

    トップ・プロスペクト

    【44】有望株トップ5のうち、1位のボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)、3位のフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、4位のスペンサー・トーケルソン(タイガース)の開幕ロースター入りが決定。2位のアドリー・ラッチマン(オリオールズ)と5位のライリー・グリーン(タイガース)が故障しなければトップ5全員という可能性もあった。

    【45】ア・リーグは前出の3人に加え、リード・デトマーズ(エンゼルス)、ジョシュ・ロウ(レイズ)、ジョー・ライアン(ツインズ)らも開幕ロースター入り。ライアンは新人ながら開幕投手を務める。

    【46】ナ・リーグはタティスJr.の故障によりC・J・エイブラムス(パドレス)がチャンスを掴む可能性がある。同僚のマッケンジー・ゴアも開幕ロースター入りの可能性が残っている。このほか、ハンター・グリーン(レッズ)、ジョーイ・バート(ジャイアンツ)、ブライソン・ストット(フィリーズ)らの開幕ロースター入りが決定した。

    【47】ほかにもグレイソン・ロドリゲス(オリオールズ)、アレック・トーマス(ダイヤモンドバックス)、オニール・クルーズ(パイレーツ)、ノーラン・ゴーマン(カージナルス)、エドワード・カブレラ(マーリンズ)らにシーズン途中でメジャー昇格の可能性があり、注目したい存在だ。

    その他

    【48】メジャー最低保証年俸は昨季の57万200ドルから70万ドルへ大幅アップした。

    【49】プロスペクトを開幕から1年を通してメジャーのロースターに登録した球団は、その選手が年俸調停権を得る前に新人王投票3位以内、サイ・ヤング賞投票5位以内、MVP投票5位以内に入った場合、最大3つのドラフト指名権を得ることができる。

    【50】2023年のドラフトから全体6位までの指名権が抽選制となり、最低勝率の球団が必ずしも全体1位の指名権を得られるわけではなくなる。上位指名権の抽選にはポストシーズン進出を逃した18球団が参加する。

  • 名バッテリーの快挙に注目! 今季達成されそうなマイルストーン

    2022.4.7 11:19 Thursday

     メジャーリーグの2022年シーズンの開幕が目前に迫っている。昨季はマックス・シャーザーの通算3000奪三振(当時ドジャース、現メッツ)、ミゲル・カブレラ(タイガース)の通算500本塁打といったマイルストーンが達成されたが、今季も節目の大記録を狙う選手がたくさんいる。メジャーリーグ公式サイトでは、サラ・ラングス記者が今季達成されそうなマイルストーンとして5つの記録をピックアップ。いずれも歴史的な瞬間となることは間違いなく、見逃せないものばかりだ。

    【1】ミゲル・カブレラの通算3000安打

     通算500本塁打を達成したカブレラだが、昨季121安打で通算安打数を2987に伸ばし、通算3000安打のマイルストーンが達成目前となっている。500本塁打は28人、3000安打は32人が達成しているが、この両方を達成したのはアレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルス、ラファエル・パルメイロ、エディ・マレー、ウィリー・メイズ、ハンク・アーロンの6人だけ。4月中にカブレラが史上7人目の快挙を達成することになりそうだ。

    【2】アルバート・プホルス通算700本塁打への挑戦

     プホルスは通算安打で歴代トップ10入り、通算塁打と通算長打で歴代トップ3入りを狙える位置につけている。現時点で歴代11位の3301安打を放っており、歴代9位のポール・モリター(3319安打)を超えるのはほぼ確実。歴代8位のカール・ヤストレムスキー(3419安打)を追い抜くのはやや厳しいか。

     通算塁打でプホルス(6042)の上にいるのはメイズ(6066)、スタン・ミュージアル(6134)、アーロン(6856)の3人だけ。通算長打でもプホルス(1367)の上にはミュージアル(1377)、バリー・ボンズ(1440)、アーロン(1477)の3人しかいない。

     そして最大の注目は通算700本塁打への挑戦だ。プホルスは歴代5位の679本塁打を記録。17本で歴代4位のロドリゲス(696)に並び、21本で過去3人しか達成していない700本の大台に到達する。

    【3】クレイトン・カーショウの球団史上最多奪三振

     通算2670奪三振のカーショウは、ドン・サットンが持つ球団史上最多奪三振記録(2696)の更新が目前に迫っている。故障がなければ昨季中に記録を塗り替えていたことだろう。1年契約でドジャースに残留したため、再び記録更新のチャンスが到来。シーズンの早い段階で球団新記録を樹立することになりそうだ。

     なお、球団史上最多奪三振記録を持っている現役投手はナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ(1718)だけである。

    【4】カージナルスの名バッテリーが挑む大記録

     カージナルスが誇る名バッテリー、アダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナは昨季、史上4組目となる「通算先発バッテリー300試合」を達成した。その後、記録を304試合まで伸ばしており、あと21試合でメジャー新記録を樹立する。昨季は30試合で先発バッテリーを組んでおり、両者が健康にプレーすればメジャー新記録樹立は確実だ。

     また、モリーナは捕手として通算2107試合に出場しており、これは歴代4位の数字。今季120試合でマスクを被ると、カールトン・フィスクとボブ・ブーンを抜いて歴代2位に浮上する。ちなみに、1位はイバン・ロドリゲスである。

    【5】フアン・ソトと大谷翔平の通算100本塁打

     ソトは通算98本塁打を記録しており、23歳になる前に放った本塁打数としては歴代4位となっている。2020年シーズンが短縮されていなければ、さらに数字を伸ばしていたことだろう。24歳になる前の本塁打数は、メル・オットとエディ・マシューズの153本が最多。これに並ぶのは難しいだろうが、ケン・グリフィーJr.が24歳になる前に放った133本塁打を超えられる可能性は十分にある。あと2本に迫っている通算100本塁打は通過点に過ぎない。

     一方、大谷は通算93本塁打を記録しており、日本人選手としては松井秀喜(175)とイチロー(117)に次ぐ歴代3位の本数である。大谷にとっても通算100本塁打は通過点に過ぎず、今季中にイチローを追い抜き、早ければ来季にも松井を抜いて日本人選手の歴代トップに躍り出ることになりそうだ。

  • メッツの開幕投手は右腕・メギル 全30球団の開幕投手が決定!

    2022.4.7 10:23 Thursday

     エースのジェイコブ・デグロムを故障で欠くメッツのバック・ショウォルター監督は、日本時間4月8日に行われるナショナルズとの開幕戦に26歳の右腕タイラー・メギルが先発することを発表した。当初、デグロムの代役は新加入のマックス・シャーザーが有力視されていたが、右ハムストリングの不調で開幕戦には間に合わず、シャーザーは開幕2戦目に登板する予定。なお、メッツの開幕投手が発表されたことにより、全30球団の今季の開幕投手が決定した。日本人投手では大谷翔平(エンゼルス)とダルビッシュ有(パドレス)が開幕投手を務める。

     各球団の開幕投手は以下の通り。

    オリオールズ:ジョン・ミーンズ(2年連続2度目)
    【2021年成績】26試合 6勝9敗 防御率3.62 146回2/3 134奪三振

    レッドソックス:ネイサン・イバルディ(3年連続3度目)
    【2021年成績】32試合 11勝9敗 防御率3.75 182回1/3 195奪三振

    ヤンキース:ゲリット・コール(3年連続4度目)
    【2021年成績】30試合 16勝8敗 防御率3.23 181回1/3 243奪三振

    レイズ:シェーン・マクラナハン(初)
    【2021年成績】25試合 10勝6敗 防御率3.43 123回1/3 141奪三振

    ブルージェイズ:ホセ・ベリオス(2年ぶり3度目)
    【2021年成績】32試合 12勝9敗 防御率3.52 192回 204奪三振

    ホワイトソックス:ルーカス・ジオリト(3年連続3度目)
    【2021年成績】31試合 11勝9敗 防御率3.53 178回2/3 201奪三振

    ガーディアンズ:シェーン・ビーバー(3年連続3度目)
    【2021年成績】16試合 7勝4敗 防御率3.17 96回2/3 134奪三振

    タイガース:エドゥアルド・ロドリゲス(初)
    【2021年成績】32試合 13勝8敗 防御率4.74 157回2/3 185奪三振

    ロイヤルズ:ザック・グレインキー(2年連続6度目)
    【2021年成績】30試合 11勝6敗 防御率4.16 171回 120奪三振

    ツインズ:ジョー・ライアン(初)
    【2021年成績】5試合 2勝1敗 防御率4.05 26回2/3 30奪三振

    アストロズ:フランバー・バルデス(初)
    【2021年成績】22試合 11勝6敗 防御率3.14 134回2/3 125奪三振

    エンゼルス:大谷翔平(初)
    【2021年成績】23試合 9勝2敗 防御率3.18 130回1/3 156奪三振

    アスレチックス:フランキー・モンタス(2年ぶり2度目)
    【2021年成績】32試合 13勝9敗 防御率3.37 187回 207奪三振

    マリナーズ:ロビー・レイ(初)
    【2021年成績】32試合 13勝7敗 防御率2.84 193回1/3 248奪三振

    レンジャーズ:ジョン・グレイ(4年ぶり3度目)
    【2021年成績】29試合 8勝12敗 防御率4.59 149回 157奪三振

    ブレーブス:マックス・フリード(2年連続2度目)
    【2021年成績】28試合 14勝7敗 防御率3.04 165回2/3 158奪三振

    マーリンズ:サンディ・アルカンタラ(3年連続3度目)
    【2021年成績】33試合 9勝15敗 防御率3.19 205回2/3 201奪三振

    メッツ:タイラー・メギル(初)
    【2021年成績】18試合 4勝6敗 防御率4.52 89回2/3 99奪三振

    フィリーズ:アーロン・ノラ(5年連続5度目)
    【2021年成績】32試合 9勝9敗 防御率4.63 180回2/3 223奪三振

    ナショナルズ:パトリック・コービン(4年ぶり2度目)
    【2021年成績】31試合 9勝16敗 防御率5.82 171回2/3 143奪三振

    カブス:カイル・ヘンドリックス(3年連続3度目)
    【2021年成績】32試合 14勝7敗 防御率4.77 181回 131奪三振

    レッズ:タイラー・マーリー(初)
    【2021年成績】33試合 13勝6敗 防御率3.75 180回 210奪三振

    ブリュワーズ:コービン・バーンズ(初)
    【2021年成績】28試合 11勝5敗 防御率2.43 167回 234奪三振

    パイレーツ:JT・ブルベイカー(初)
    【2021年成績】24試合 5勝13敗 防御率5.36 124回1/3 129奪三振

    カージナルス:アダム・ウェインライト(6年ぶり6度目)
    【2021年成績】32試合 17勝7敗 防御率3.05 206回1/3 174奪三振

    ダイヤモンドバックス:マディソン・バムガーナー(4年連続8度目)
    【2021年成績】26試合 7勝10敗 防御率4.67 146回1/3 124奪三振

    ロッキーズ:カイル・フリーランド(3年ぶり2度目)
    【2021年成績】23試合 7勝8敗 防御率4.33 120回2/3 105奪三振

    ドジャース:ウォーカー・ビューラー(初)
    【2021年成績】33試合 16勝4敗 防御率2.47 207回2/3 212奪三振

    パドレス:ダルビッシュ有(2年連続3度目)
    【2021年成績】30試合 8勝11敗 防御率4.22 166回1/3 199奪三振

    ジャイアンツ:ローガン・ウェブ(初)
    【2021年成績】27試合 11勝3敗 防御率3.03 148回1/3 158奪三振

  • ブリュワーズ ダルビッシュの女房役を含む2人の捕手を緊急補強

    2022.4.7 09:58 Thursday

     控え捕手として今オフ獲得したペドロ・セベリーノが薬物規定違反による出場停止を受けたブリュワーズは、日本時間4月7日に捕手の緊急補強に動いた。パドレスへ2人のマイナー選手を放出し、ダルビッシュ有の女房役として日本でもよく知られるビクトル・カラティニを獲得。このトレードでマイナーの捕手が1人減ったため、マイナー2選手とのトレードでマーリンズからアレックス・ジャクソンも獲得している。カラティニはメジャー、ジャクソンはAAA級でシーズンをスタートする見込みだ。

     今オフのブリュワーズは、正捕手オマー・ナルバエスを支える控え捕手のマニー・ピーニャがFAとなってブレーブスへ移籍。その穴埋めとして、昨季オリオールズで113試合に出場して打率.248、11本塁打、46打点、OPS.691を記録したセベリーノと契約した。ところが、セベリーノは薬物規定違反が発覚し、80試合の出場停止処分を受けることに。ブリュワーズは開幕を目前にして控え捕手が不在となってしまった。

     そこで、パドレスへブレット・サリバン、コリー・ハウエルの2選手を放出してカラティニを獲得。昨季パドレスで116試合に出場して打率.227、7本塁打、39打点、OPS.632を記録したカラティニは、ダルビッシュのパーソナル・キャッチャーとして知られており、カブス時代からバッテリーを組み続けてきた。ダルビッシュがカブスからパドレスへトレードされた際、同時にカブスからパドレスへ移籍。ダルビッシュは過去2シーズン、全試合でカラティニとバッテリーを組んでおり、今季の開幕戦は3年ぶりにカラティニ以外の捕手とバッテリーを組むことになる。

     また、AAA級の捕手だったサリバンを放出してしまったため、マーリンズからジャクソンを獲得して捕手を補充。ジャクソンは昨季ブレーブスとマーリンズで合計52試合に出場して打率.137、3本塁打、12打点、OPS.488を記録した。ブリュワーズはジャクソンの対価としてヘイデン・キャントレルとアレクシス・ラミレスの2選手を放出している。

  • Rソックス対ヤンキースなど開幕戦2試合が延期 悪天候予報のため

    2022.4.7 03:06 Thursday

     メジャーリーグの2022年レギュラーシーズンは日本時間4月8日に開幕する。その開幕日には9試合が予定されていたが、そのうちニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われる予定だったレッドソックス対ヤンキースの試合と、ミネアポリスのターゲット・フィールドで行われる予定だったマリナーズ対ツインズの試合は、悪天候予報のために事前に延期が決定した。2試合とも翌日(日本時間4月9日)に振り替えて開催される。これにより、今季最初の試合は鈴木誠也の出場が予想されるブリュワーズ対カブスとなった。

     今季最初の試合となるはずだったレッドソックス対ヤンキースの「伝統の一戦」。残念ながら悪天候予報のために延期が決定され、もともと試合がなかった翌日に振り替えられた。開幕投手はレッドソックスがネイサン・イバルディ、ヤンキースがゲリット・コール。延期された開幕戦は日本時間4月9日午前2時5分プレーボール予定となっている。

     今季の躍進が期待されるチーム同士の対戦、マリナーズ対ツインズの試合も同じく悪天候予報のために延期された。こちらも、もともと試合がなかった翌日への振替が決まっている。開幕投手はマリナーズが新加入のロビー・レイ、ツインズは新人のジョー・ライアン。延期された開幕戦は日本時間4月9日午前5時10分から行われる。

     レッドソックス対ヤンキースが延期となったため、日本時間4月8日午前3時20分からシカゴのリグリー・フィールドで行われるブリュワーズ対カブスが今季最初の試合に。コービン・バーンズ(ブリュワーズ)とカイル・ヘンドリックス(カブス)の投げ合いが予定されており、メジャーデビュー戦となる鈴木が昨季のサイ・ヤング賞投手を相手にどんなバッティングを見せるか注目される。

     なお、大谷翔平が開幕投手を務めるアストロズ対エンゼルス(エンゼル・スタジアム)の試合は日本時間4月8日午前10時38分プレーボール、ダルビッシュ有が開幕投手を務めるパドレス対ダイヤモンドバックス(チェイス・フィールド)の試合は日本時間4月8日午前10時40分プレーボールの予定となっている。

  • ガーディアンズ 球団史上最高額でホセ・ラミレスと契約延長に合意

    2022.4.7 02:47 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ガーディアンズはホセ・ラミレスと5年1億2400万ドルで契約延長に合意したようだ。ラミレスは今季の年俸が1200万ドル、来季は1400万ドルの球団オプションとなっており、その球団オプションが行使されることも確定。今季から2028年までの7年間で総額1億5000万ドルの契約となる。全球団に対するトレード拒否権も含まれているという。なお、ガーディアンズはエドウィン・エンカーナシオンに与えた3年6000万ドルが球団史上最高額であり、それを大幅に上回るものとなった。

     現在29歳のラミレスは2017~20年の4シーズンでア・リーグMVPのファイナリスト(投票3位以内)に3度選出されたスター三塁手。昨季はMVP投票6位に終わったものの、152試合に出場して打率.266、36本塁打、103打点、27盗塁、OPS.893をマークし、自身3度目の「20-20」を達成するとともに、同じく自身3度目のオールスター・ゲーム選出を果たした。ガーディアンズにとって球団史上最高額の契約とはいえ、ラミレスが積み上げてきた実績を考えると、5年1億2400万ドル(もしくは7年1億5000万ドル)という契約は大バーゲンと言えるだろう。

     移籍情報などを扱う「MLBトレード・ルーマーズ」も今回の契約延長について「球団史上最高額だが、チーム・フレンドリー(球団側に有利)な契約だ」と記している。ラミレスがFA市場に出れば、年平均3000万ドル前後の契約を得られるのは間違いないが、ガーディアンズはそのラミレスを今後7年間にわたって年平均2000万ドル強で保有することができるのだ。全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれたということは、ラミレス自身がガーディアンズで長くプレーすることを望んだのかもしれない。

     今回の契約延長はラミレスが36歳になるシーズンまでをカバーすることになる。契約延長を機に、ラミレスはより一層、クリーブランドの野球ファンに愛される存在となりそうだ。

  • 日本人メジャーリーガー所属球団のオープン戦が終了 秋山はFAに

    2022.4.6 14:22 Wednesday

     日本時間4月6日、日本人メジャーリーガー所属する各球団はシーズン開幕前のオープン戦の全日程を消化した。同7日は2試合が予定されていたが、オリオールズ対タイガースがすでに開催キャンセルとなり、フィリーズ対レイズの1試合のみが行われる予定となっている。なお、レッズの秋山翔吾は開幕ロースターの28人から漏れることが決まっていたが、マイナー行きではなくFAになることを選択。球団から正式にリリース(解雇)が発表された。今季の年俸800万ドルはレッズに負担義務がある。

     日本人メジャーリーガーのオープン戦の個人成績は以下の通り。大谷翔平(エンゼルス)とダルビッシュ有(パドレス)は開幕投手を務めることが決まっている。また、加藤豪将(ブルージェイズ)は開幕ロースター入りが決まり、プロ10年目で初のメジャー昇格となった。

    大谷翔平(エンゼルス)
    【打者】
    13試合 25打数7安打 3本塁打 7打点 0盗塁
    打率.280 出塁率.471 長打率.720 OPS1.191
    【投手】
    2先発 1勝0敗0セーブ 防御率4.76
    5.2イニング 奪三振9 与四球3 WHIP1.41

    鈴木誠也(カブス)
    7試合 17打数4安打 2本塁打 5打点 0盗塁
    打率.235 出塁率.350 長打率.588 OPS.938

    筒香嘉智(パイレーツ)
    10試合 24打数8安打 1本塁打 3打点 0盗塁
    打率.333 出塁率.467 長打率.583 OPS1.050

    秋山翔吾(元レッズ)
    7試合 22打数4安打 0本塁打 0打点 0盗塁
    打率.182 出塁率.182 長打率.182 OPS.364

    加藤豪将(ブルージェイズ)
    14試合 24打数8安打 1本塁打 3打点 2盗塁
    打率.333 出塁率.370 長打率.542 OPS.912

    ダルビッシュ有(パドレス)
    3先発 2勝0敗0セーブ 防御率2.38
    11.1イニング 奪三振14 与四球2 WHIP1.06

    菊池雄星(ブルージェイズ)
    3先発 1勝1敗0セーブ 防御率6.48
    8.1イニング 奪三振11 与四球4 WHIP1.68

    澤村拓一(レッドソックス)
    5試合 0勝1敗0セーブ 防御率11.25
    4イニング 奪三振5 与四球3 WHIP2.00

    有原航平(レンジャーズ・マイナー)
    2試合 0勝0敗0セーブ 防御率19.64
    3.2イニング 奪三振1 与四球2 WHIP3.00

    前田健太(ツインズ)
    トミー・ジョン手術のリハビリ中のため登板なし

  • アストロズが守護神プレスリーと契約延長 2年3000万ドルとの報道

    2022.4.6 12:27 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、アストロズはクローザーを務める救援右腕ライアン・プレスリーと2年3000万ドル+オプション1年で契約延長することで合意したようだ。2023年と2024年の年俸は各1400万ドル、この2シーズンでいずれも50試合以上に登板した場合、2025年の1400万ドルのオプション(バイアウト200万ドル)が自動更新されるという。よって、今回の契約延長は最大3年4200万ドルとなる。

     現在33歳のプレスリーは2013年にツインズでメジャーデビューを果たし、ブルペンの一角としてまずまずの働きを見せていたが、2018年7月にホルヘ・アルカラ、ギルベルト・セレスティーノの2選手とのトレードでアストロズへ移籍した。アストロズのフロントオフィスはプレスリーのカーブとスライダーの回転数が非常に多いことに着目し、より頻繁に投げることを進言。このアドバイスもあってプレスリーは進化を遂げ、2019年、2021年と2度のオールスター・ゲームに選出されるほどのリリーバーとなった。

     昨季のプレスリーは64試合に登板して64イニングを投げ、5勝3敗26セーブ、防御率2.25、81奪三振の好成績をマーク。ポストシーズンでも9試合で防御率0.93と好投した。年平均1500万ドルの契約はリリーバーとしては球界トップクラスであり、今後もアストロズの勝ち試合の最後を締めくくる守護神としてブルペンを支えていくことになる。

     アストロズは昨季の年俸総額が球団史上最高となる1億8700万ドルを記録。今季はザック・グレインキーやカルロス・コレアの退団によって1億7400万ドルへ減少しており、プレスリーと契約延長するだけの資金的余裕があった。現時点で来季の年俸が確定している選手はプレスリー、ホゼ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン、ヘクター・ネリス、ランス・マカラーズJr.の5人だけ。無駄な大型契約を抱えておらず、健全なチーム編成と言えそうだ。

  • レイズがレギュラー外野手・マーゴと契約延長 2年1900万ドル

    2022.4.6 11:37 Wednesday

     日本時間4月6日、レイズは27歳のレギュラー外野手マニュエル・マーゴと2年1900万ドルで契約を延長したことを発表した。マーゴは今季終了後にFAとなる予定だったが、2024年まで契約が延長された。年俸は2023年が700万ドル、2024年が1000万ドルで、2025年は200万ドルのバイアウトが付いた相互オプションになっているという。走攻守を兼ね備えているだけでなく、ラテン系の若手選手のリーダー的存在となっており、ピーター・ベンディックスGMは「マニーは多くの点でチームを助けてくれる」と契約延長を喜んだ。

     マーゴは2016年にパドレスでメジャーデビューを果たし、2017年から3シーズン正中堅手として活躍。2020年2月に救援右腕エミリオ・パガンとのトレードでレイズに移籍してきた。昨季は125試合に出場して打率.254、10本塁打、57打点、13盗塁、OPS.696を記録。外野3ポジションを高いレベルで守れるため、リーダーシップも含め、見た目の成績以上にチームへの貢献度が高い選手である。

     ベンディックスGMは「彼と複数年契約を結ぶことができて嬉しい。打撃と守備の質が高く、積極的な走塁も光り、オールラウンドな活躍ができる選手だ。クラブハウスでも存在感があり、チームリーダー的な役割も担ってくれている」とコメント。主力選手を絶妙なタイミングで放出し、若手選手を中心に戦力を維持しながら激戦区のア・リーグ東部地区で結果を残し続けているレイズにとって、マーゴの果たしている役割は非常に大きいというわけだ。

     レイズは昨季途中に正遊撃手ウィリー・アダメスをブリュワーズへ放出し、トップ・プロスペクトのワンダー・フランコがメジャー昇格。今季はタイガースへトレードされたばかりのオースティン・メドウズに代わり、24歳の有望株ジョシュ・ロウが外野の一角を担う見込みとなっている。契約最終年を迎えたケビン・キアマイアーにトレードの噂が絶えないなか、次々に若手が登用されるレイズにおいて、マーゴは今後もチームリーダーとして貴重な戦力となりそうだ。

  • 2015年HRダービー王者のトッド・フレイジャーらが現役引退を表明

    2022.4.6 11:13 Wednesday

     日本時間4月6日、レッズやホワイトソックスで活躍した36歳のベテラン三塁手トッド・フレイジャーが現役引退を表明した。フレイジャーはレッズ時代の2015年にレッズの本拠地グレートアメリカン・ボールパークで行われたホームラン・ダービーで優勝。前年と翌年にも準優勝し、3年連続で決勝に進出した実力者だった。さらに、パイレーツの正遊撃手として活躍した35歳のジョーディ・マーサー、ロイヤルズ時代の2015年に控え捕手としてワールドシリーズ制覇を経験した38歳のドリュー・ビュテラの2人も現役引退を表明している。

     フレイジャーは2011年にレッズでメジャーデビューし、2014年に29本塁打、80打点、2015年に35本塁打、89打点をマークして2年連続でオールスター・ゲームに選出。ホワイトソックスへ移籍した2016年には自己最多の40本塁打、98打点をマークした。その後もメッツ時代の2019年まで2ケタ本塁打を継続したが、30代半ばを迎えてパワーに陰りが見え始め、出場機会も減少。昨季はパイレーツで13試合に出場しただけだった。東京五輪アメリカ代表として銀メダルを獲得。メジャー11年間で通算1244試合に出場し、1059安打、打率.241、218本塁打、640打点、73盗塁、OPS.763を記録した。

     マーサーは2012年にパイレーツでメジャーデビューし、2018年まで正遊撃手として活躍。2014年、2016年、2017年と3度の2ケタ本塁打を記録した。パイレーツ退団後は故障が増え、100試合以上に出場したシーズンはパイレーツ最終年の2018年が最後。昨季はナショナルズで46試合の出場にとどまり、メジャー10年間の通算成績は950試合で763安打、打率.256、66本塁打、308打点、13盗塁、OPS.701となっている。

     ビュテラはメジャー12年間で5球団に在籍し、2番手または3番手の捕手として渋い働きを見せた。選手としてのピークは2015~18年のロイヤルズ時代で、2015年にワールドシリーズ制覇を経験。2016年は打率.285、OPS.808の自己ベストをマークし、2017年はキャリアで2番目に多い75試合に出場した。553試合で262安打、打率.196、19本塁打、123打点、OPS.542という通算成績以上に存在感のある選手だった。

  • ウェアラブル端末によるサイン伝達が可能に サイン盗み対策の一環

    2022.4.6 10:46 Wednesday

     日本時間4月6日、メジャーリーグ機構は各球団に対し、「ピッチコム」というウェアラブル端末によるバッテリー間のサイン伝達を2022年のレギュラーシーズンで許可することを通達した。「ピッチコム」は試合のスピードアップやサイン盗み対策の一環として、昨季のマイナーA級や今季のメジャーのオープン戦などで実験的に使用され、概ね好評を博していた。捕手は前腕に「ピッチコム」を装着し、レシーバーを装着している投手や最大3人の野手に球種、守備位置などの指示を送ることができる。

     マイナーの試合やオープン戦で実験的に使用されていた「ピッチコム」。2022年レギュラーシーズンの開幕を目前にして、公式戦での使用にメジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会からゴーサインが出され、各球団にはサイン伝達の手段として「ピッチコム」という選択肢が与えられることになった。従来のように捕手が指を使ってサインを出す必要はなくなり、試合のスピードアップやサイン盗み防止の効果が期待されている。レシーバーは投手のほか、最大3人の野手が装着でき、通常は二遊間とセンターの選手が装着することになるようだ。

     昨季の9イニングの試合の平均時間は3時間10分7秒。これは過去最長だった。特に二塁に走者がいるときは、サインが読まれることを防ぐためにバッテリーが慎重になり、サインを切り替えて対応するケースが多い。「ピッチコム」の導入によってバッテリー間のコミュニケーションがスムーズになり、捕手がわざわざマウンドまで行ってサイン確認をする回数も減らせる可能性がある。

     レイズのマイク・ズニーノ捕手は「これは本当に野球を変える可能性があるよ」とコメント。ロイヤルズのザック・グレインキー投手も「これまではずっと下を向いて(捕手の)サインを見ていたけれど、違いに慣れればいいだけだからね」と新たな技術の導入に前向きな姿勢を見せていた。ただし、「ピッチコム」の使用は強制ではなく、各球団や各選手に使用するか否かの選択権が与えられる。

     前出のズニーノは「投手はサインを確認する代わりに、追加で2~3秒、回復の時間を持つことができるかもしれない」と他の点でもメリットがある可能性を指摘。「いろんなメリットがあるけれど、試合がスピードアップするのは間違いないだろうね」と語った。今季は各球団の捕手が「ピッチコム」を使用するシーンが多く見られそうだ。

  • 今季見るのが待ちきれない選手 1位に大谷、14位に鈴木誠也が選出

    2022.4.6 10:22 Wednesday

     日本時間4月6日、メジャーリーグ公式サイトは「2022年に見るのが待ちきれない選手」と題して21人の注目選手を紹介する特集記事を公開した。この企画には7人のスタッフが参加し、ドラフト形式で注目選手をピックアップ。各スタッフが東部・中部・西部の各地区から1人ずつ、合計3人を選び、合計21人の注目選手が選出された。全体1位の指名権を持つデービッド・アドラー記者は大谷翔平(エンゼルス)を選択。アドラー記者は次の指名権、全体14位では鈴木誠也(カブス)を選んだ。

     アドラー記者は大谷と鈴木を選んだ理由を以下のように記している。

    大谷:もし現在の球界から1人だけ注目選手を選ぶのであれば、それは大谷でなければならない。彼がフィールドに立つたびに、あなたがこれまでに見たこともないようなことをやってのける可能性がある。球界全体が見たこともないようなことをする可能性すらある。彼はベーブ・ルース以降、メジャーリーグの世界で起こらなかったこと(=二刀流)をする。しかもベーブ・ルースより上手に二刀流をこなす。昨季、大谷が投手として100マイルの速球を投げ、同じ試合で450フィートの本塁打を打つのを目撃することほど素晴らしいことはなかった。大谷のような選手は他にいないのである。

    鈴木:鈴木がメジャーリーグの世界でどんな活躍をするか誰にもわからない。だからこそ、彼は必見の選手なのだ。彼は海外からやってきた次のスタースラッガーになる可能性がある。我々が知っているのは、この男が日本で大活躍していたということだ。彼は2021年に38本のホームランを打った。日本でプレーした6度のフルシーズンで打率.317、平均30本塁打をマークしている。しかし、彼はまだメジャーリーグの試合に出場していない。だから、鈴木はまだ謎に包まれている。そして、誰が謎に抵抗できるだろうか。

     今回の企画で選出された21人の注目選手は以下の通り。

    ◆1巡目指名
    1位 大谷翔平(エンゼルス)
    2位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    3位 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    4位 フアン・ソト(ナショナルズ)
    5位 ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    6位 バイロン・バクストン(ツインズ)
    7位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)

    ◆2巡目指名
    8位 ワンダー・フランコ(レイズ)
    9位 マイク・トラウト(エンゼルス)
    10位 アルバート・プホルス(カージナルス)
    11位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス)
    12位 カルロス・コレア(ツインズ)
    13位 ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
    14位 鈴木誠也(カブス)

    ◆3巡目指名
    15位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    16位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    17位 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    18位 フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
    19位 クリス・ブライアント(ロッキーズ)
    20位 マックス・シャーザー(メッツ)
    21位 ハビアー・バイエズ(タイガース)

  • リン離脱のホワイトソックス ベテラン右腕・クエトとマイナー契約

    2022.4.5 13:50 Tuesday

     先発ローテーションの中心的存在であるランス・リンが右膝の手術で少なくとも4週間を欠場する見込みとなったホワイトソックスが早速補強に動いた。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、ホワイトソックスはジャイアンツからFAとなっていた36歳のベテラン右腕ジョニー・クエトとマイナー契約を結ぶことで合意。現時点ではビンス・ベラスケスやレイナルド・ロペスがリンの代役候補に挙がっているが、クエトには速やかに調整を行い、早くメジャーに合流することが期待される。

     クエトは昨季ジャイアンツで22試合(うち21先発)に登板して114回2/3を投げ、7勝7敗、防御率4.08、98奪三振を記録。2015年12月にジャイアンツと6年1億3000万ドル+球団オプション1年の大型契約を結び、移籍1年目こそ18勝5敗、防御率2.79、198奪三振の好成績をマークしたが、それ以降は相次ぐ故障に悩まされ、1度も規定投球回すらクリアできなかった。そのためジャイアンツは球団オプションの行使を見送り、クエトはFAに。ホワイトソックスがリンの故障で先発投手の補強を必要とするなかで、クエトはFA市場に残った先発投手のなかではベストの選択肢だった。

    「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、クエトがメジャー昇格を果たした場合の年俸は420万ドル。これがメジャーで過ごした日数に応じて日割りで支払われるという。また、ローゼンタール記者は今回の契約にオプトアウトの権利が含まれていることを伝えており、クエトは定められた期日までにメジャーへ昇格できない場合、再びFAになるためにオプトアウト権を行使することができる。

     今季のホワイトソックスは強力投手陣を擁していたが、クレイグ・キンブレルをAJ・ポロックとのトレードでドジャースへ放出し、直後にギャレット・クローシェのトミー・ジョン手術が決定。さらにリンまでも故障で欠くことになり、先発、ブルペンとも一気に層が薄くなっていた。依然としてア・リーグ中部地区の本命であることに変わりはないが、投手陣の出来次第では思わぬ苦戦を強いられることになるかもしれない。

  • 有望株の開幕ロースター入りが続々決定 労使協定の新ルール効果か

    2022.4.5 12:30 Tuesday

    「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体3位のフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)と同4位のスペンサー・トーケルソン(タイガース)を筆頭に、各球団のトップ・プロスペクトたちが続々と開幕ロースター入りを決めている。これまでは調停権やFA権の取得を遅らせるためにプロスペクトのメジャー昇格を意図的に遅らせる球団が多かったが、今季は過去に例を見ないほど各球団が積極的にプロスペクトを抜擢している。この背景には今回の労使協定で決められた新ルールが影響しているとみられる。

     メジャーリーグ公式サイトによると、プロスペクト・ランキング全体100位以内の選手のうち、現地時間4月4日の夜の時点で開幕ロースター入りが正式に発表されたのは8人。前述のロドリゲスとトーケルソンのほか、全体21位のリード・デトマーズ(エンゼルス)、同22位のハンター・グリーン(レッズ)、同31位のジョーイ・バート(ジャイアンツ)、同42位のニック・ロドロ(レッズ)、同97位のジョー・ライアン(ツインズ)、同98位のマット・ブラッシュ(マリナーズ)が開幕メジャーを勝ち取った。

     さらに、全体1位のボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)や同9位のCJ・エイブラムス(パドレス)、同45位のブライソン・ストット(フィリーズ)らも開幕メジャーに向けてアピールを続けている。過去2シーズンは開幕ロースター入りを果たした全体100位以内のプロスペクトが各2人しかおらず、すでに8人の開幕ロースター入りが決まっているのは驚くべきことだ。

     これには労使協定の新ルールが影響している可能性が高い。まず、新人王投票で2位以内の選手には、今季から実際のサービスタイムに関係なく1年分のサービスタイムが保証されることになった。要するに、新人王レースに絡みそうな有力新人の昇格を意図的に遅らせることは無意味になったというわけだ。また、プロスペクトが新人王投票3位以内またはMVP投票とサイ・ヤング賞投票で5位以内に入った場合、その選手が所属する球団には追加のドラフト指名権が与えられる。プロスペクトを積極的に起用するインセンティブが生まれたのだ。

     これらの新ルールにより、ポストシーズン進出を狙う球団が即戦力のプロスペクトを積極的に起用する流れが生まれている。少なくとも現時点では、サービスタイム操作を抑制するための新ルールは成功していると言えそうだ。

  • プホルスが22年連続開幕スタメン決定 メジャー史上4人目の快挙に

    2022.4.5 11:50 Tuesday

     カージナルスのオリバー・マーモル新監督は、相手投手との相性や様々なデータに基づいて今季の各試合のスタメンを決定する方針を明らかにしていた。しかし、どうやら開幕戦はその例外となるようだ。マーモル監督は日本時間4月8日に本拠地ブッシュ・スタジアムで行われるパイレーツとの開幕戦にアルバート・プホルスを指名打者としてスタメン起用することを明言。パイレーツの開幕投手は右腕JT・ブルベイカーであり、本来なら左打者のコリー・ディッカーソンが指名打者に入るところだが、若き指揮官はプホルスを起用することを決めた。

     現在42歳のプホルスは今季、2011年以来11年ぶりに古巣カージナルスへ復帰。メジャー1年目の2001年に「6番・レフト」で開幕戦にスタメン出場して以降、カージナルスでの11シーズン、エンゼルスでの10シーズンはいずれも開幕戦にスタメン出場しており、開幕スタメンは今季で22年連続となる。これはハンク・アーロン、カール・ヤストレムスキーの両レジェンドと並ぶメジャー史上2位タイの大記録。これを上回るのは23年連続のピート・ローズただ1人である。

     35歳のマーモル監督は「私の知っている限りでは、ピートが23年連続、2人が22年連続だ。だから(プホルスが22年連続で開幕戦にスタメン出場することは)意味のあることなんだ」とコメント。「相手投手との相性を考えるのもいいが、アルバートが右腕と対戦してもいいわけだし、その記録には意味がある。当日のブッシュ・スタジアムは騒がしくなるだろうね」と古巣復帰のプホルスに本拠地での開幕戦という最高の舞台を用意した。

     カージナルスはすでにアダム・ウェインライトが自身6度目の開幕投手を務めることが決まっており、プホルス、ヤディアー・モリーナ、ウェインライトという3人のレジェンドが開幕スタメンに名を連ねることになる。「僕たちには球界で最高のファンがいる。あの球場でプレーした11年間で僕はそれを実感した。あの球場で過ごす時間は特別だし、今後の人生でもその思い出を大切にしていくよ」とプホルス。いよいよ伝説の最終章が幕を開ける。

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