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  • 2024年度殿堂入り投票の注目ポイント ベルトレイは一発当選なるか

    2023.1.25 10:34 Wednesday

     日本時間1月25日、2023年度アメリカ野球殿堂入り投票の結果発表が行われ、ゴールドグラブ賞8度の名三塁手スコット・ローレンが見事殿堂入りを果たした。メジャーリーグ公式サイトでは、デービッド・アドラー記者が早くも2024年度の殿堂入り投票の注目ポイントを紹介。今回の殿堂入り投票で得票率72.2%を記録したトッド・ヘルトンの殿堂入りが有力視されるほか、有資格初年度組ではエイドリアン・ベルトレイの「一発当選」が確実視されている。ほかにはジョー・マウアー、チェイス・アトリーらも初登場する。

     ロッキーズ一筋で活躍した強打者ヘルトンは、今回の殿堂入りで得票率72.2%に終わり、当選ラインの75%に惜しくも届かなかった。しかし、前回の52.0%から大幅アップを果たしており、6度目のチャレンジとなる次回での殿堂入りが有力だ。ビリー・ワグナーとアンドリュー・ジョーンズの2人も着実に得票率を伸ばしており、ワグナーは68.1%、ジョーンズは58.1%で殿堂入りに一歩前進。ワグナーは次回が9度目のチャレンジ、ジョーンズは次回が7度目のチャレンジとなるが、ともに有資格期間の10年を完走する前に殿堂入りする可能性が高そうだ。

     2024年度から有資格者となる選手では、通算3166安打、477本塁打、三塁手史上3位となるWAR93.5を記録したベルトレイの「一発当選」が確実視されている。ドミニカ共和国出身で5人目の殿堂入り選手が誕生するのは間違いないだろう。マウアーとアトリーの2人も全盛期には殿堂入りクラスの成績を残したが、両者とも比較的ピークが短く、積算系の打撃スタッツに物足りなさが残る点がネック。ベルトレイとともに「一発当選」するのは難しいかもしれない。

     ほかにはデービッド・ライト、マット・ホリデイ、ホセ・バティースタ、ビクター・マルティネス、エイドリアン・ゴンザレス、ホセ・レイエスといった大物たちが初めて資格を得る。また、通算247勝を挙げた一方、薬物規定違反による出場停止処分を受けたことがあるバートロ・コローンはどのような評価を受けるだろうか。さらには、2度目のチャレンジとなるカルロス・ベルトラン、有資格10年目でラストチャンスとなるゲーリー・シェフィールドらの得票率がどこまで伸びるかにも注目だ。

  • 名三塁手ローレンが殿堂入り! 得票率76.3%で当選ラインをクリア

    2023.1.25 10:10 Wednesday

     日本時間1月25日、アメリカ野球殿堂入りの記者投票の結果発表が行われ、ゴールドグラブ賞8度の名三塁手スコット・ローレンが得票率76.3%で当選ライン(75%)をクリアし、殿堂入りを決めた。ローレンは時代委員会によって選出されたフレッド・マグリフとともに、日本時間7月24日にニューヨーク州クーパーズタウンで行われる殿堂入りセレモニーで表彰される。一方、ロッキーズで活躍した強打者トッド・ヘルトンは72.2%で惜しくも当選ラインに届かず。殿堂入りは次回以降に持ち越しとなった。

     ローレンは史上18人目の殿堂入り三塁手となったが、守備位置別で見ると野手では最少人数である(指名打者を除く)。三塁手の殿堂入りは2018年のチッパー・ジョーンズ以来5年ぶり。直近40年間でデビューした三塁手ではジョーンズとローレンの2人だけである。

     フィリーズ、カージナルス、ブルージェイズ、レッズの4球団で合計17年間プレーしたローレンは、通算2038試合に出場して2077安打、打率.281、316本塁打、1287打点、118盗塁、OPS.855を記録。積算系の打撃スタッツには物足りなさが残るものの、史上屈指の三塁守備を誇り、ゴールドグラブ賞を8度受賞。データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARでは70.1という好成績を残している。初年度の得票率は10.2%に過ぎなかったが、そこから17.2%→35.3%→52.9%→63.2%と毎年順調に得票率を伸ばし、6度目のチャレンジで殿堂入りを果たした。

     2023年度殿堂入り投票の結果は以下の通り。なお、有資格期間の10年を完走したジェフ・ケントと得票率5%未満の12人は次回以降の殿堂入り投票から除外される。

    スコット・ローレン 得票率76.3%
    トッド・ヘルトン 72.2%
    ビリー・ワグナー 68.1%
    アンドリュー・ジョーンズ 58.1%
    ゲーリー・シェフィールド 55.0%
    カルロス・ベルトラン 46.5%
    ×ジェフ・ケント 46.5%
    アレックス・ロドリゲス 35.7%
    マニー・ラミレス 33.2%
    オマー・ビスケル 19.5%
    アンディ・ペティット 17.0%
    ボビー・アブレイユ 15.4%
    ジミー・ロリンズ 12.9%
    マーク・バーリー 10.8%
    フランシスコ・ロドリゲス 10.8%
    トリー・ハンター 6.9%
    ×ブロンソン・アローヨ 0.3%
    ×R・A・ディッキー 0.3%
    ×ジョン・ラッキー 0.3%
    ×マイク・ナポリ 0.3%
    ×ヒューストン・ストリート 0.3%
    ×マット・ケイン 0%
    ×ジャコビー・エルズバリー 0%
    ×アンドレ・イーシアー 0%
    ×J・J・ハーディ 0%
    ×ジョニー・ペラルタ 0%
    ×ジェレッド・ウィーバー 0%
    ×ジェイソン・ワース 0%

  • 明日殿堂入り投票結果発表 ローレン、ヘルトン、ワグナーらに注目

    2023.1.24 11:45 Tuesday

     日本時間1月25日午前8時から「MLBネットワーク」にて2023年度アメリカ野球殿堂入り投票の結果発表が行われる。当選には得票率75%以上が必要だが、各記者が公表した投票内容を集計している米サイトによると、185人分の投票内容が明らかになった時点でトッド・ヘルトン(80.0%)とスコット・ローレン(79.5%)の2人が75%をクリア。ビリー・ワグナー(73.5%)も当選ラインに迫っている。時代委員会で選出されたフレッド・マグリフとともに殿堂入りセレモニーの舞台に立つ者は現れるだろうか。

     今回の殿堂入り投票には、前年に5%以上の得票率を記録した14人と今回から新たに有資格者となった14人の合計28人がノミネート。前年から引き続き投票対象となっている14人のうち、前年の得票率が最も高かったのがゴールドグラブ賞8度の名三塁手ローレン(63.2%)だ。ローレンは今回が6度目のチャレンジ。もし殿堂入りを果たせば、三塁手としては2018年のチッパー・ジョーンズ以来5年ぶり18人目となるが、実際の得票率は事前判明分よりも低くなる傾向があるため、現時点で79.5%のローレンが当選ラインの75%をクリアできるかは微妙なところだ。

     現時点での得票率はヘルトン(80.0%)、ローレン(79.5%)、ワグナー(73.5%)、アンドリュー・ジョーンズ(68.1%)、ゲーリー・シェフィールド(63.2%)と続き、6番目にカルロス・ベルトランが登場する。ベルトランは今回から新たに有資格者となった14人のなかで最も殿堂入りの可能性が高い候補者と目されており、実際に得票率は14人のなかでトップ。通算2725安打、435本塁打、1587打点、312盗塁と実績も十分だが、アストロズ時代の2017年に不正なサイン盗みに関与していたことが影響しているのか、現時点の得票率は55.7%にとどまっている。とはいえ、初年度に50%を超えていることを考えると、有資格期間10年のあいだに殿堂入りする可能性は高そうだ。

     候補者28人のなかで唯一、有資格最終年の10年目を迎えているのが通算351本塁打の強打の二塁手ジェフ・ケントだ。現時点での得票率はベルトランを下回る51.9%にとどまっており、殿堂入りできないまま有資格期間の10年を完走することになりそうだ。通算509本塁打のシェフィールドは今回が9度目のチャレンジ。ステロイド疑惑がつきまとう選手だが、現時点で得票率を63.2%まで伸ばしており、今回は難しくとも、ラストチャンスとなる次回で75%を超える可能性はあるかもしれない。

     もし記者投票で誰も選出されなければ、2021年以来2年ぶりとなる。過去78回の投票では、1945年、1950年、1958年、1960年、1965年、1971年、1996年、2013年、そして2021年と誰も選出されなかったケースが9度あった。日本時間7月24日にクーパーズタウンのクラーク・スポーツ・センターで行われる殿堂入りセレモニーでマグリフとともにスピーチを行う者は現れるのか。いよいよ明日、結果が発表される。

  • ツインズが外野手補強 ロイヤルズから2021年GG賞のテイラー獲得

    2023.1.24 10:42 Tuesday

     日本時間1月24日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ツインズはロイヤルズとのトレードでマイケル・A・テイラーを獲得することで合意に至ったようだ。テイラーは2021年にゴールドグラブ賞を受賞した俊足好守の外野手。左打ちの外野手が多いツインズにとって、貴重な右打ちの外野手となる。なお、トレードの対価として、右腕スティーブン・クルーズ、左腕エバン・シスクという2人のマイナーリーガーがロイヤルズへ移籍する予定であることが報じられている。

     現在31歳のテイラーはロイヤルズと2年900万ドルの契約を結んでおり、今季が契約最終年となる。メジャーデビューした2014年から2020年までナショナルズでプレーし、2019年にワールドシリーズ制覇を経験。ロイヤルズ移籍1年目の2021年はセンターで守備防御点+19の好守を見せ、自身初のゴールドグラブ賞を受賞した。昨季は124試合に出場して打率.254、9本塁打、43打点、4盗塁、OPS.670を記録。2年連続のゴールドグラブ賞は逃したが、前年に続いて守備防御点+19と好守は健在だった。

     ツインズは左翼ジョーイ・ギャロ、中堅バイロン・バクストン、右翼マックス・ケプラーで外野のレギュラーが固まっており、テイラーは現時点では「4人目の外野手」という位置づけ(ケプラーにはトレードの噂あり)。ただし、ギャロとケプラーは左打者であり、バクストンは故障リスクの高い選手のため、テイラーには対左腕時を中心にある程度の出場機会が与えられる見込みだ。また、ツインズの40人ロースターに登録されている外野手8人のうち、右打者はバクストンとギルベルト・セレスティーノの2人しかおらず、テイラーはチーム内で貴重な右打ちの外野手ということになる。

     ロイヤルズへ移籍する予定のクルーズは23歳の右腕で、昨季はマイナーAA級で46試合に登板して56イニングを投げ、1勝4敗4セーブ、2ホールド、防御率5.14、72奪三振を記録。「MLBパイプライン」による球団別プロスペクト・ランキングではツインズの28位にランクインしている。一方、シスクは25歳の左腕で、昨季はマイナーAA級とAAA級の2階級合計で50試合に登板して63イニングを投げ、5勝1敗1セーブ、10ホールド、防御率1.57、76奪三振の好成績を残した。

  • エンゼルスのモレノ・オーナーが球団売却を中止へ 球団が公式発表

    2023.1.24 10:23 Tuesday

     エンゼルスは数ヶ月間にわたって球団売却の可能性を模索していたが、日本時間1月24日、球団売却を模索するプロセスを終え、アルテ・モレノ・オーナーとその家族が引き続き球団を保有し続けることを発表した。現在76歳のモレノ・オーナーは球団売却の可能性も含め、昨年8月に後任探しをスタート。「ガラティオート・スポーツ・パートナーズ」に財務アドバイザーとしての支援を依頼し、買収に興味を持つ買い手との面談を行っていたが、面談を続けるなかで「まだやり残したことがある」と感じ、球団を保有し続けることを決めたようだ。

     エンゼルスが発表した公式声明のなかで、モレノ・オーナーは「このプロセスのあいだ、我々にはやり残したことがあり、チームの将来とファンの体験にポジティブな影響を与えられると感じていることが明らかになった」と球団売却を取りやめた理由を説明。「このオフシーズン、我々のペイロールは球団史上最高額となっており、ファンのもとにワールドシリーズ制覇をもたらすという目標を達成したいと考えている。エンゼルス球団の次のチャプターを楽しみにしている」と意欲を示した。

     2003年に「ウォルト・ディズニー・カンパニー」から1億8400万ドルで球団を買収したモレノ。「ガラティオート・スポーツ・パートナーズの素晴らしい努力のおかげで、球団に興味を示してくれた多くの有能な個人やグループと会うことができた」と球団売却のプロセスに協力してくれた人々への感謝を示した一方、「しかし、話し合いが進み、具現化し始めると、我々の心はエンゼルスにあり続け、ファンや選手、従業員とお別れをする準備ができていないことに気づいた」と球団への愛着を語った。

     メジャーリーグ公式サイトのロブ・マンフレッド・コミッショナーは「エンゼルスの買収に強い興味を示していた買い手がいたものの、アルテ・モレノの野球への愛が最も重要だ。モレノ一家が球団を引き続き保有することを決めたことを大変嬉しく思う」とモレノの決断を歓迎。球団売却の中止が今季終了後にFAとなる大谷翔平の去就にどんな影響を与えるか、今後の動向には大きな注目が集まりそうだ。

  • 首位打者アライズがマーリンズ移籍 右腕ロペスら3選手とトレード

    2023.1.21 09:22 Saturday

     日本時間1月21日、マーリンズはツインズから昨季のアメリカン・リーグ首位打者ルイス・アライズをトレードで獲得したことを発表した。交換要員としてマーリンズからツインズへ移籍するのは先発右腕パブロ・ロペスとマイナー2選手(ホセ・サラスとバイロン・チョーリオ)。マーリンズのキム・アングGMはアライズを二塁のレギュラーとして起用する方針を明らかにしており、正二塁手ジャズ・チザムJr.は中堅へコンバートされる。一方のツインズは目標としていた複数年保有可能な先発投手の獲得に成功した。

     現在25歳のアライズはメジャー4年目の昨季、ツインズで144試合に出場して打率.316、8本塁打、49打点、4盗塁、OPS.795を記録。元マリナーズのイチローが絶賛した巧みなバットコントロールを遺憾なく発揮し、首位打者のタイトルを獲得してアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の三冠王を阻止した。自己最多の50四球を選んだ一方、三振は43個だけ。昨季500打席以上で50三振未満の打者はメジャー全体で唯一だった。なお、首位打者になった選手がその年のオフにトレードされるのは1978年オフにツインズからエンゼルスへ移籍したロッド・カルー以来だという。マーリンズはアライズを少なくともあと3年保有できる。

     ツインズが獲得したのはロペス、サラス、チョーリオの3選手。アライズとロペスの1対1のトレードには応じない姿勢を明確にしていたが、マーリンズがロペスに加えて若手2選手の放出に応じたため、トレードが成立した。現在26歳のロペスはメジャー5年目の昨季、マーリンズで32試合に先発して180イニングを投げ、10勝10敗、防御率3.75、174奪三振を記録。少なくともあと2年保有可能であり、今季終了後に前田健太、ソニー・グレイ、タイラー・マーリーがFAとなるツインズにとって、待望の複数年保有可能な先発投手の補強となった。

     サラスは19歳の遊撃手で、昨季はマイナーA級とA+級の2階級合計で109試合に出場し、打率.250、9本塁打、41打点、33盗塁、OPS.722を記録。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではマーリンズの5位にランクインしていた。チョーリオは17歳の外野手で、昨季はドミニカ共和国のサマーリーグで51試合に出場し、打率.344、1本塁打、23打点、19盗塁、OPS.839という成績を残している。

  • マリナーズがラステラの獲得を発表 負担するのは最低保証年俸のみ

    2023.1.20 09:55 Friday

     日本時間1月20日、マリナーズはエンゼルス時代の2019年にオールスター・ゲーム選出経験があるトミー・ラステラと1年契約を結んだことを発表した。ラステラはジャイアンツと3年1875万ドルの契約を結んでいたが、12月末にDFAとなり、今月上旬に解雇。よって、今季年俸1150万ドルの大部分はジャイアンツに負担義務があり、マリナーズが負担するのはメジャー最低保証年俸の72万ドルのみである。なお、ラステラの加入に伴い、左腕ジャスタス・シェフィールドがDFAとなっている。

     今月末に34歳の誕生日を迎えるラステラは、2019年の前半戦に打率.300、16本塁打、44打点、OPS.848の好成績を残し、オールスター・ゲーム初選出。故障で後半戦は2試合しか出場できなかったが、短縮シーズンの2020年もエンゼルスとアスレチックスの2球団合計で55試合に出場して打率.281、5本塁打、25打点、OPS.819と活躍し、ジャイアンツとの3年契約を得た。しかし、ジャイアンツ移籍後は2年連続で故障に悩まされ、2021年は76試合でOPS.713、昨季は60試合でOPS.632と低迷。戦力構想から外れ、契約を1年残して放出された。

     ラステラは本職の二塁のほか、三塁や一塁を守ることもできるが、昨季はDHとしての出場が大半で、守備に就いたのは三塁6試合、二塁3試合、一塁3試合だけだった。マリナーズは一塁タイ・フランス、二塁コルテン・ウォン、三塁エウヘニオ・スアレス、遊撃J・P・クロフォードで内野のレギュラーが固まっているため、ラステラはそのバックアップを務めることになるとみられる。左腕に強い右打者のAJ・ポロックとDHでプラトーン的に起用される可能性もありそうだ。

     今オフのマリナーズはトレードでウォン、テオスカー・ヘルナンデス、クーパー・ハメル、ジャスティン・トーパ、FAでラステラ、ポロック、トレバー・ゴットを獲得。派手さはないものの、着実に必要な戦力を揃えている。

  • ロイヤルズが左腕チャップマンと契約合意 1年375万ドル+出来高

    2023.1.20 09:34 Friday

     日本時間1月20日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ロイヤルズはヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていた救援左腕アロルディス・チャップマンと1年375万ドルで契約合意に至ったようだ。最大400万ドルの出来高が設けられており、チャップマンは今季の成績次第で最大775万ドルを得ることができるが、昨季の年俸1600万ドルから大幅ダウンとなった。なお、ロイヤルズには昨季24セーブ、防御率2.18のスコット・バーローがおり、チャップマンにクローザーの座は保証されていない。

     現在34歳のチャップマンはかつて「メジャー最速投手」として鳴らした剛腕であり、レッズ時代に4度、ヤンキース時代に3度のオールスター・ゲーム選出を経験。メジャー13年間でシーズン30セーブ以上を8度マークするなど、クレイグ・キンブレルとケンリー・ジャンセンに次いで現役3位となる通算315セーブの実績を誇る。しかし、近年は衰えが目立つようになり、昨季は43試合に登板して4勝4敗9セーブ、1ホールド、防御率4.46と自己最悪のシーズンに。防御率は2019年の2.21から3.09→3.36→4.46と3年連続で悪化しており、昨季の奪三振率10.65は自己ワースト、与四球率6.94も自己ワースト2位の数字だった。

     故障も増えており、昨季は左アキレス腱の炎症で5月下旬から1ヶ月以上離脱。8月下旬にはタトゥーからの感染症で3週間ほど戦列を離れるという珍しいアクシデントもあった。さらに、ポストシーズン前のチーム全体練習を無断欠席して地区シリーズのロースターから外されるなど、チームの一員として相応しくない行動も見られた。フォーシームの平均球速も97.5マイルまで落ちており、メンタル面も含めて、新天地ロイヤルズでどこまで以前の輝きを取り戻せるか不安が残る。

     とはいえ、昨季も被打率は1割台(.188)。心身ともにコンディションが万全であれば、ロイヤルズにとって大きな戦力となることは間違いないだろう。

  • ツインズが昨季首位打者アライズ放出を検討か 先発投手補強目指す

    2023.1.19 12:28 Thursday

    「ジ・アスレチック」でツインズを担当するダン・ヘイズ記者によると、カルロス・コレアと6年2億ドルで再契約を結んだツインズは、複数年保有可能な先発投手を獲得するために、昨季の首位打者ルイス・アライズをトレードで放出することを検討しているようだ。ツインズは今季終了後にソニー・グレイ、前田健太、タイラー・マーリーの3人がFAとなるため、来季以降に向けた先発投手の補強が急務。そのためには首位打者のタイトルを手にした好打者の放出も辞さない構えだ。

     現在25歳のアライズはメジャー最初の3シーズンで966打席に立ち、打率.313、わずか88三振と巧みなバットコントロールで知られる選手だったが、メジャー4年目の昨季ついに本格ブレイク。初めて規定打席に到達し、打率.316、8本塁打、49打点、OPS.795の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たしただけでなく、首位打者のタイトルを獲得し、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の三冠王を阻止した。今オフ初めて年俸調停権を取得しており、ツインズは2025年シーズンまであと3年アライズを保有できる。

     各メディアの報道によると、ツインズはマーリンズとのトレード交渉を行っているようだ。マーリンズはパブロ・ロペス(2024年シーズンまで保有可能)、ヘスス・ルザード(2026年)、トレバー・ロジャース(2026年)、エドワード・カブレラ(2028年)、ブラクストン・ギャレット(2028年)と複数年保有可能な先発投手を多く抱えており、複数の球団とトレードに向けた話し合いを進めていることが報じられている。複数年保有可能な先発投手がほしいツインズにとって、理想的なトレード相手と言えるだろう。

     ヘイズ記者によると、ツインズはロペスを欲しがっているものの、マーリンズに対して「アライズとロペスの1対1のトレードには応じない」ことを通達しているという。つまり、あと3年保有可能なアライズの価値に見合った対価を得られないのであれば、無理にアライズの放出には動かないということだ。

     なお、ツインズはアライズのほかにマックス・ケプラーもトレード要員とし、他球団との話し合いを行っているとみられる。シーズン開幕までに先発投手の補強を実現させることはできるだろうか。

  • ツインズが右腕パダックと3年契約 昨年5月にトミー・ジョン手術

    2023.1.19 12:03 Thursday

     日本時間1月19日、ツインズは先発右腕クリス・パダックとの契約を延長したことを発表した。契約期間は3年で、年俸は2023年が250万ドル、2024年が252万5000ドル、2025年が750万ドルであることが報じられている。また、2025年シーズンには投球イニング数に応じた出来高が設けられており、140イニングと150イニングに到達すると各50万ドル、160イニングと170イニングに到達すると各75万ドルを得られるという。なお、昨年5月にトミー・ジョン手術を受けており、今年8月ごろの戦列復帰を目指している。

     現在27歳のパダックは、かつてトップ・プロスペクトとして期待され、パドレスでメジャーデビューした2019年には26先発で140回2/3を投げ、9勝7敗、防御率3.33、153奪三振をマーク。しかし、短縮シーズンの2020年は防御率4.73、2021年は防御率5.07と年々成績が悪化し、開幕直前のトレードでツインズに移籍した昨季は右肘を痛め、わずか5先発で1勝2敗、防御率4.03に終わった。5月にトミー・ジョン手術(自身2度目)を受けたため、今季の大部分を欠場する見込み。現時点では8月ごろの戦列復帰を目指していることが報じられている。

     ツインズがパダックとの契約を延長したのは、今季終了後に前田健太、タイラー・マーリー、ソニー・グレイの3人がFAになるというチーム事情も関係している。パダックは順調にいけば2024年シーズン終了後FA予定だったが、今回の契約延長によって1年先延ばしに。他にはジョー・ライアン、ベイリー・オーバー、ジョシュ・ワインダーといったメジャー経験の少ない投手しかおらず、来季以降に備えて4シーズンのメジャー経験を持つパダックを確保しておきたい思惑があったのだろう。

     現時点ではグレイ、ライアン、マーリー、前田、オーバーの5人が開幕ローテーションを形成すると予想されているツインズだが、ワインダーら若手が控えているほか、複数年保有可能な先発投手の補強を目指していることが報じられており、シーズン開幕までのあいだにローテーションの顔ぶれが変わる可能性もありそうだ。

  • メッツが4人目の外野手を確保 ファムと1年600万ドルで契約合意

    2023.1.19 03:13 Thursday

     左翼マーク・キャナ、中堅ブランドン・ニモ、右翼スターリング・マルテのレギュラー外野陣をサポートする4人目の外野手を探していたメッツは、レッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていた34歳のベテラン、トミー・ファムと1年600万ドルで契約合意に至ったようだ。日本時間1月19日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報として伝えた。アンドリュー・マカッチェンやアダム・デュバルにも興味を示していたメッツだが、最終的には通算114本塁打&97盗塁を記録しているファムの獲得で落ち着いた。

     ファムはカージナルス時代の2017年とレイズ時代の2019年に「20-20」(シーズン20本塁打&20盗塁)を達成するなど、パワーとスピードを兼ね備えた選手として活躍し、メジャー通算114本塁打&97盗塁を記録。通算100本塁打以上かつ95盗塁以上の現役選手はファムを含めて25人だけである。昨季はレッズとレッドソックスで合計144試合に出場し、打率.236、17本塁打、63打点、8盗塁、OPS.686と不本意な成績に終わったが、短縮シーズンの2020年を除いて5年連続となるシーズン15本塁打以上。4人目の外野手としては十分すぎるくらいの実力を持った選手である。

     ファムの特徴は左腕に強いことで、メジャー通算で右腕に対して打率.254、出塁率.340、OPS.767を記録している一方、左腕には打率.276、出塁率.392、OPS.843の好成績をマーク。不振だった昨季も左腕には打率.273、OPS.784をマークしていた(右腕には打率.224、OPS.653)。よって、メッツでも対左腕時に起用されることが多くなりそうだ。

     メッツは4人目の外野手を確保したことで、今オフの野手の補強をほぼ完了したとみられる。メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者は「もしスプリング・トレーニング開始までにさらなる動きがあるとすれば、ブルペンの補強になるだろう」と伝えている。

  • Rソックスがデュバルと1年700万ドルで合意 中堅手として起用か

    2023.1.19 00:47 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスはブレーブスからフリーエージェント(FA)となっていたアダム・デュバルと1年700万ドル+出来高最大300万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。外野3ポジションを守ることのできるデュバルだが、左翼に吉田正尚、右翼にアレックス・バーデューゴがいるレッドソックスは主に中堅手としてデュバルを起用する方針であるとみられる。これによりキケ・ヘルナンデスは内野へ回ることになりそうだ。

     現在34歳のデュバルはレッズ時代の2016年に33本塁打、103打点、OPS.795をマークし、キャリア唯一のオールスター・ゲーム選出。マーリンズとブレーブスでプレーした2021年には2球団合計で打率.228、38本塁打、113打点、OPS.772を記録し、打点王のタイトルを獲得した。また、この年は右翼手部門でゴールドグラブ賞を受賞。ワールドシリーズ制覇も経験している。しかし、昨季は左手首の故障に悩まされ、86試合で打率.213、12本塁打、36打点、OPS.677と低迷。過去にシーズン30本塁打を3度記録し、通算163本塁打を放っている強打がよみがえれば、レッドソックスにとって大きな戦力となるはずだ。

     レッドソックスの外野には若手有望株のジャレン・デュランがおり、もしデュランを正中堅手として起用するのであれば、吉田、デュラン、バーデューゴとレギュラー3人全員が左打者となる。よって、右打者のデュバルはチームにフィットする補強と言えるだろう。デュランが期待通りの成長を見せられないようであれば、デュバルがレギュラーに近い形で起用されることになると思われる。

     なお、レッドソックスは過去2年間、ヘルナンデスを正中堅手として起用していたが、正遊撃手ザンダー・ボガーツがFAで退団し、正二塁手トレバー・ストーリーは右肘の手術を受けて開幕絶望という状況。デュランとデュバルに中堅を任せ、ヘルナンデスは遊撃もしくは二塁に回ることになるはずだ。

  • ブリュワーズがブライアン・アンダーソンを1年350万ドルで獲得へ

    2023.1.19 00:20 Thursday

     マイアミ・ヘラルドのクレイグ・ミッシュ記者が関係者から得た情報によると、マーリンズからノンテンダーFAとなっていたブライアン・アンダーソンはブリュワーズと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ミッシュ記者は契約条件について1年350万ドル+出来高最大200万ドルと伝えている。アンダーソンは2014年ドラフト3巡目でマーリンズに入団し、2017年にメジャーデビュー。2018年にチーム新人王、翌2019年にはチームMVPに選ばれる活躍を見せたが、近年は故障に悩まされるシーズンが続いていた。

     現在29歳のアンダーソンは2018年に自己最多の156試合に出場し、打率.273、11本塁打、65打点、OPS.757を記録。新人王投票ではロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、フアン・ソト(当時ナショナルズ)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)に次ぐ4位だったが、チーム新人王に選ばれた。2019年は126試合に出場して打率.261、20本塁打、66打点、OPS.810をマークし、チームMVPに選出。短縮シーズンだった2020年は59試合で打率.255、11本塁打、38打点、OPS.810と前年並みの成績を残したが、直近2シーズンは故障で満足にプレーできず、2021年は67試合、昨季も98試合の出場にとどまった。

     マーリンズでは主に三塁と右翼を守ってきたアンダーソンだが、ブリュワーズの三塁には2021年に23本塁打、昨季も16本塁打を放ったルイス・ウリアスがいるため、ブリュワーズでは外野手としての起用が多くなるとみられる。ブリュワーズの主力外野手4人(クリスチャン・イェリッチ、ギャレット・ミッチェル、タイロン・テイラー、ジェシー・ウィンカー)のうち、テイラーを除く3人は左打者であり、アンダーソンは相手先発投手が左腕のときに出場機会を得ることになりそうだ。対左腕用のプラトーン要員として一塁やDHで起用されるケースも出てくるだろう。

  • カージナルス・アレナド オプトアウトせず残留を選んだ理由を語る

    2023.1.16 12:37 Monday

     日本時間1月16日、カージナルスのノーラン・アレナドは同僚のポール・ゴールドシュミット、アダム・ウェインライトらとともに「ウィンター・ウォームアップ」という球団イベントに出席。メディア陣からの質疑応答のなかで、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使せず、カージナルスとの残り5年1億4400万ドルの契約を全うすることを選択した理由を明かした。球界屈指の名三塁手がセントルイス残留を選んだのは、セントルイスへの愛着はもちろん、昨季MVPを受賞した同僚の存在も大きかったようだ。

     昨年10月、アレナドはオプトアウト権を行使しないことを選択。今オフのFA市場の高騰を考えると、もしアレナドがFA市場に出ていれば、総額3億ドル前後の契約を得られていた可能性は高いだろう。しかし、アレナドは「この場所(=セントルイス)について他の気持ちを持ったことはない。ここは僕がずっとプレーしたかった場所なんだ。これまでに何度も言ってきたけれど、僕は勝つためにここに来たし、ここに居たいから来たんだ」ときっぱり。「ここに居るうちに、この場所が大好きになった。ここに来てからずっと大好きだし、チームメイトと一緒にプレーするのも大好きだ。だから、簡単な決断だったよ」とセントルイスへの愛着を語った。

     残留の決断に関して、同僚のウェインライトとゴールドシュミットから「脅迫に近いサポート」を受けたと冗談を言ったアレナドだが、2017年のワールド・ベースボール・クラシックをともに戦った親友ゴールドシュミットの存在も少なからず決断に影響を与えたようだ。「飛行機では隣に座るし、いつもディナーも一緒に行く。彼は親友の1人なんだ。彼を見ていると、彼が成功を収めている理由がわかるし、彼のようになりたいと思っている」とアレナド。「彼は35歳でMVPになったけれど、彼のプレーを見ていると、そんなに歳を取っているようには見えない。彼みたいになれるかわからないけれど、彼は努力を続けるように背中を押してくれる存在なんだ」と親友への思いを口にした。

     また、カージナルス一筋のメジャー生活を過ごし、今季限りでの現役引退を表明しているウェインライトにとって、アレナドの残留は「カージナルスの一員として最高の出来事だった」という。「ジェイソン・ヘイワードが退団したとき、彼はカージナルスよりもカブスの未来を気に入っていたんだ。でも、今は選手たちが残ってくれる。これはチームにとって素晴らしいことだ。ノーランはカージナルスのことを信じているんだと思う。勝てると思っていなければ、他のチームへ移籍していたはずだからね」とウェインライト。現役ラストイヤーを迎えた大ベテランにとって、強打好守の名三塁手の存在は心強いに違いない。

  • 筒香がレンジャーズとマイナー契約 招待選手からメジャー昇格狙う

    2023.1.16 11:35 Monday

     日本時間1月16日、レンジャーズはブルージェイズのマイナーからフリーエージェント(FA)となっていた筒香嘉智とマイナー契約を結んだことを発表した。このマイナー契約にはスプリング・トレーニング(春季キャンプ)への招待が含まれており、筒香はロースター外の招待選手という立場からメジャー昇格を目指すことになる。以前からメジャーの舞台でプレーすることへのこだわりを口にしていた筒香。メジャー3年目を終えて日本へ戻るのではなく、アメリカでの挑戦を継続することを選択した。

     現在31歳の筒香は2021年8月にパイレーツへ移籍したあと、43試合で打率.268、8本塁打、25打点、OPS.882の活躍を見せたため、オフに一旦FAとなったものの、メジャー契約でパイレーツと再契約した。しかし、主軸打者として期待された昨季は50試合に出場して打率.171、2本塁打、19打点、OPS.478とパイレーツ加入前の姿に逆戻り。8月に解雇され、ブルージェイズとマイナー契約を結んだが、AAA級の29試合で打率.265、5本塁打、18打点、OPS.840とインパクトを残せず、メジャー昇格の機会は得られなかった。

     筒香はメジャー3年間でレイズ、ドジャース、パイレーツと3球団でプレーしており、もしレンジャーズでメジャー昇格を果たせば、自身4球団目となる(ブルージェイズも含めれば5球団)。レンジャーズは今オフ、ジェイコブ・デグロム、ネイサン・イオバルディ、アンドリュー・ヒーニー、ジェイク・オドリッジと先発投手陣の大補強を敢行したが、今のところ野手の目立った補強は皆無。スプリング・トレーニングでのアピール次第では、筒香にも十分にチャンスがあると思われる。

     一塁には昨季リーグ7位の打率.302をマークしたナサニエル・ロウがいるため、筒香はDHもしくは左翼での出場機会をうかがうことになる。上位にはマーカス・セミエン、コリー・シーガー、ロウとタレントが揃うレンジャーズ打線だが、下位の迫力不足は否めず、筒香がメジャー昇格を果たせるかどうかは、打撃面でのアピールが大きなポイントとなりそうだ。

  • 海外アマチュア選手との契約可能期間がスタート 現地12月15日まで

    2023.1.15 15:37 Sunday

     現地の日付が1月15日に変わり、海外アマチュア選手との契約可能期間がスタートした。期間は現地12月15日までの11ヶ月間で、契約時点で16歳以上、現地9月1日の時点で17歳以上になっている選手(2005年9月1日から2006年8月31日までに生まれた選手)が主な対象者となる(キューバからの亡命者など一部例外あり)。メジャー各球団には海外アマチュア選手との契約に使える予算枠が与えられており、各球団はその予算枠のなかで未来のスーパースターとなる「金の卵」の確保を目指す。

     メジャーリーグ公式サイトは海外アマチュア選手を対象としたプロスペクト・ランキング・トップ50を公開しており、1位にはベネズエラ出身のイーサン・サラス捕手(16歳)がランクイン。このほか、トップ5はドミニカ共和国出身のフェルニン・セレステン遊撃手(17歳)、同じくドミニカ共和国出身のジョエンドリー・バルガス遊撃手(17歳)、ベネズエラ出身のアルフレッド・デューノ捕手(17歳)、キューバ出身のルイス・モラレス投手(20歳)という顔ぶれになっている。

     同ランキング・トップ50の内訳は、ドミニカ共和国出身が31人で最も多く、ベネズエラ出身が12人、キューバ出身が3人、バハマ出身が2人、メキシコ出身と韓国出身が各1人。ポジション別に見ると、投手6人、捕手5人、内野手20人、外野手18人、二刀流選手が1人となっている。

     メジャーリーグ公式サイトのジェシー・サンチェス記者によると、各球団が海外アマチュア選手との契約に使える予算枠は以下の通り。なお、この予算枠は契約可能期間中にトレードできるため、今後変動する可能性がある。

    636万6900万ドル
    アスレチックス、ブリュワーズ、マリナーズ、マーリンズ、レイズ、レッズ、タイガース、ツインズの8球団

    582万5500ドル
    ダイヤモンドバックス、ガーディアンズ、オリオールズ、パドレス、パイレーツ、ロッキーズ、ロイヤルズの7球団

    528万4000ドル
    アストロズ、ブルージェイズ、ブレーブス、カージナルス、カブス、ジャイアンツ、メッツ、ナショナルズ、ホワイトソックス、ヤンキースの10球団

    464万4000ドル
    エンゼルス、フィリーズ、レッドソックスの3球団(それぞれクオリファイング・オファー物件のノア・シンダーガード、ニック・カステヤノス、トレバー・ストーリーと契約したため減額されている)

    414万4000ドル
    ドジャース、レンジャーズの2球団(ドジャースは2021年にぜいたく税ラインを超過したうえでクオリファイング・オファー物件のフレディ・フリーマンと契約したため、レンジャーズはクオリファイング・オファー物件のコリー・シーガー、マーカス・セミエンと契約したため減額されている)

  • カブスがマンシーニと2年契約で合意 弱点だったDH/一塁を補強

    2023.1.15 13:16 Sunday

     日本時間1月15日、ESPNのジェシー・ロジャース記者が伝えたところによると、カブスはアストロズからフリーエージェント(FA)となっていた強打者トレイ・マンシーニと2年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。現時点で契約条件の詳細は不明だが、今季終了後に再びFAとなることができるオプトアウト(契約破棄)条項が盛り込まれているという。カブスはメジャー未経験のマット・マービスがレギュラー候補になるほどDH/一塁の層が薄く、マンシーニ獲得は補強ポイントに合致する動きとなった。

     現在30歳のマンシーニは2019年に打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899という自己最高のシーズンを過ごしたが、ステージ3の結腸がんにおかされ、治療に専念するために2020年シーズンを全休。戦列復帰を果たした2021年はホームラン・ダービーで準優勝を果たし、打率.255、21本塁打、71打点、OPS.758をマークしてカムバック賞も受賞した。

     昨季はオリオールズで92試合に出場したあと、夏場のトレードでアストロズへ移籍。シーズントータルでは143試合に出場して打率.239、18本塁打、63打点、OPS.710と前年から成績を落としたが、自身初となるワールドシリーズ制覇を経験した。

     カブスは今オフ、レッドソックスを解雇されたエリック・ホズマーを獲得しているが、ホズマーを一塁に置いたとしてもDHのレギュラー候補に新人マービスが挙げられるほどDH/一塁の層が薄かった。外野の両翼を守ることもできるマンシーニだが、カブスの外野はイアン・ハップ、コディ・ベリンジャー、鈴木誠也でレギュラーが固まっており、カブスではDHと一塁に専念することになりそうだ。

     昨季マイナー3階級合計で打率.309、36本塁打、119打点、OPS.984をマークしたマービスのメジャー昇格の準備が整うまでのあいだは一塁ホズマー、DHマンシーニの布陣がメインになることが有力。左打者のホズマーは右打者のパトリック・ウィズダムとプラトーン的に起用される可能性もある。

  • 年俸調停前の希望額提示期限 メジャー全体で33選手が合意に至らず

    2023.1.14 17:05 Saturday

     日本時間1月14日、メジャーリーグは各球団と年俸調停権を持つ選手がそれぞれ今季の年俸の希望額を提示し合う期限を迎えた。ピート・アロンソ(メッツ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、フアン・ソト(パドレス)ら多くの選手が年俸調停を回避して1年契約で合意したが、メジャー全体で33人の選手が球団との合意に至らなかった。最も人数が多いのはレイズ。ヤンディ・ディアス、ピート・フェアバンクス、ジェイソン・アダムといった主力選手を含む7人と合意できなかった。

     年俸調停権を持っている大谷翔平(エンゼルス)は昨年10月の時点ですでに年俸3000万ドルで合意し、年俸調停を回避している。期限を迎えた今日、ゲレーロJr.は年俸1450万ドル、フリオ・ウリアス(ドジャース)は年俸1425万ドル、アロンソは年俸1450万ドル、ソトは年俸2300万ドル、ジョシュ・ヘイダー(パドレス)は年俸1410万ドルで合意。多くの選手が年俸調停を回避するなか、メジャー全体で33人の選手が球団との合意に至らず、今後行われる年俸調停で今季の年俸を決めることになった。年俸調停の実施までに歩み寄る可能性は残されているが、年俸調停に突入した場合、妥協点を探るのではなく、球団側の提示額と選手側の希望額のどちらかが採用されることになる。

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、合意に至らなかった33選手は以下の通り。なお、カッコ内の金額は(球団側の提示額/選手側の希望額)を表す。

    オリオールズ(1人)
    オースティン・ボース(170万ドル/200万ドル)

    ヤンキース(1人)
    グレイバー・トーレス(970万ドル/1020万ドル)

    レイズ(7人)
    ヤンディ・ディアス(555万ドル/630万ドル)
    ジェフリー・スプリングス(270万ドル/355万ドル)
    ハロルド・ラミレス(190万ドル/220万ドル)
    コリン・ポーシェ(117.5万ドル/130万ドル)
    ピート・フェアバンクス(150万ドル/190万ドル)
    ライアン・トンプソン(100万ドル/120万ドル)
    ジェイソン・アダム(155万ドル/177.5万ドル)

    ブルージェイズ(1人)
    ボー・ビシェット(500万ドル/750万ドル)

    ロイヤルズ(1人)
    ブレイディ・シンガー(295万ドル/332.5万ドル)

    ツインズ(1人)
    ルイス・アライズ(500万ドル/610万ドル)

    アストロズ(2人)
    クリスチャン・ハビアー(300万ドル/350万ドル)
    カイル・タッカー(500万ドル/750万ドル)

    エンゼルス(3人)
    ハンター・レンフロー(1125万ドル/1190万ドル)
    ジオ・ウルシェラ(840万ドル/1000万ドル)
    ルイス・レンヒーフォ(200万ドル/230万ドル)

    マリナーズ(3人)
    ディエゴ・カスティーヨ(295万ドル/322.5万ドル)
    テオスカー・ヘルナンデス(1400万ドル/1600万ドル)
    ディラン・ムーア(190万ドル/225万ドル)

    ブレーブス(1人)
    マックス・フリード(1350万ドル/1500万ドル)

    マーリンズ(2人)
    ジョン・バーティ(190万ドル/230万ドル)
    ヘスス・ルザード(210万ドル/245万ドル)

    メッツ(1人)
    ジェフ・マクニール(625万ドル/775万ドル)

    フィリーズ(2人)
    ホセ・アルバラード(320万ドル/370万ドル)
    セランソニー・ドミンゲス(210万ドル/290万ドル)

    ナショナルズ(1人)
    ビクター・ロブレス(230万ドル/260万ドル)

    ブリュワーズ(1人)
    コービン・バーンズ(1001万ドル/1075万ドル)

    パイレーツ(1人)
    チェ・ジマン(465万ドル/540万ドル)

    カージナルス(2人)
    ライアン・ヘルズリー(215万ドル/300万ドル)
    ヘネシス・カブレラ(95万ドル/115万ドル)

    ダイヤモンドバックス(1人)
    ジョシュ・ロハス(257.5万ドル/290万ドル)

    ドジャース(1人)
    トニー・ゴンソリン(300万ドル/340万ドル)

  • パイレーツがマカッチェンと1年契約で合意 2017年以来の古巣復帰

    2023.1.14 00:53 Saturday

     パイレーツファンにとって嬉しいニュースが飛び込んできた。日本時間1月14日、メジャーリーグ公式サイトでパイレーツを担当するジャスティス・デロスサントス記者が関係者から得た情報によると、パイレーツはブリュワーズからフリーエージェント(FA)となっていたアンドリュー・マカッチェンと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。マカッチェンは2013年にMVPを受賞するなど、パイレーツで活躍したかつての看板選手。2017年以来6年ぶりにマカッチェンがピッツバーグに戻ってくることになった。

     現在36歳のマカッチェンはメジャー最初の9年間をパイレーツで過ごしたあと、ジャイアンツ、ヤンキース、フィリーズを経て、昨季はブリュワーズと1年850万ドルで契約。主にDHで起用され、134試合に出場して17本塁打、69打点、8盗塁を記録したが、打率.237、出塁率.316、長打率.384、OPS.700と実力を発揮できたとは言い難いシーズンだった。

     パイレーツ時代は2011年から5年連続でオールスター・ゲームに選出されるなどスター選手として活躍し、2012年から4年連続シルバースラッガー賞、2012年にはゴールドグラブ賞も受賞。メジャー14年間で通算1895試合に出場して1948安打、392二塁打、287本塁打、1002打点、205盗塁、983四球を記録しており、2000試合、2000安打、400二塁打、300本塁打、1000四球の各マイルストーンはパイレーツのユニフォームを着て達成することになりそうだ。

     マカッチェンは2018年1月にカイル・クリック、ブライアン・レイノルズとのトレードでジャイアンツへ移籍。交換要員のレイノルズはマカッチェンの後継者としてチームの主力選手へ成長しており、レイノルズのトレードが成立しなければ、今季はピッツバーグで新旧のスター共演が実現することになる。起用法としては、ブリュワーズでプレーした昨季と同様にDH、左翼、右翼を兼任する形が有力だ。

  • マリナーズ フェリックス・ヘルナンデスが11人目の球団殿堂入りへ

    2023.1.13 12:14 Friday

     日本時間1月12日、マリナーズはフェリックス・ヘルナンデスが球団殿堂入りすることを発表した。マリナーズの球団殿堂入りを果たしているのはアルビン・デービス、デーブ・ニーハウス、ジェイ・ビューナー、エドガー・マルティネス、ランディ・ジョンソン、ダン・ウィルソン、ケン・グリフィーJr.、ルー・ピネラ、ジェイミー・モイヤー、イチローの10人。ヘルナンデスはマリナーズの球団殿堂の11人目のメンバーとなるが、現在36歳(セレモニー開催時点では37歳)のため、最年少での球団殿堂入りということになる。

     ヘルナンデスは2005年にメジャーデビューし、マリナーズのエースとして活躍。2019年シーズン終了後にFAとなり、2020年はブレーブスと契約したものの、新型コロナウイルスのパンデミックのなかで出場を辞退し、2021年はオリオールズと契約したが、シーズン開幕前に解雇されたため、結果的に15年間のメジャー生活をマリナーズ一筋で過ごすことになった。

     15年間で通算419試合(うち418先発)に登板して2729回2/3を投げ、10度の2ケタ勝利を含む169勝136敗、防御率3.42、2524奪三振を記録。最多勝1度、最優秀防御率2度、オールスター・ゲーム選出6度といった輝かしい実績を残し、2010年にはサイ・ヤング賞も受賞した。また、2012年8月15日(現地時間)のレイズ戦では現時点でメジャー最後の完全試合を達成。ヘルナンデスの球団殿堂入りセレモニーは8月12日(現地時間)のオリオールズ戦の試合前に行われるが、完全試合達成の記念日に近い日付が選ばれたようだ。

     マリナーズの球団殿堂入りを果たすためには、少なくとも5年間マリナーズでプレーし、引退から2年以上が経過していることが必要。また、フィールド上の活躍以外にも、フィールド外でもアメリカ北西部のコミュニティに好影響を与えていること、マリナーズやメジャーリーグのイメージアップに貢献していることなどが選考の際には考慮される。

     ジョン・スタントン会長は「キング」の愛称で親しまれたヘルナンデスの球団殿堂入りについて「ファンは2005年の初先発から2019年の最終登板まで、すべての試合でマリナーズのユニフォームを着たフェリックスに魅了されました。彼は2012年8月15日にマリナーズ史上唯一の完全試合を達成し、球団の歴史に名を刻みました。ファンはその日のことを決して忘れないでしょう」との声明を発表。「フェリックスは2010年のサイ・ヤング賞、2008年のメッツ戦での満塁本塁打など、通算418度の先発登板のなかで忘れられない思い出をたくさん残してくれました。完全試合達成から10年後の8月に球団殿堂入りすることは、マリナーズにおける彼の永久的な地位を象徴しています」と祝福した。

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