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  • マーリンズがビヤーを獲得 オリオールズとトレード成立

    2019.12.3 12:10 Tuesday

     日本時間12月3日、マーリンズはオリオールズのトレードが成立したことを発表し、マイナーの左腕、イーストン・ルーカスとの交換でジョナサン・ビヤーを獲得した。ビヤーは先日、オリオールズによってウエーバーに置かれていたが、ノンテンダー・デッドラインを迎えたこの日、フリーエージェントとなる直前でマーリンズへの移籍が決定した。

     現在28歳のビヤーは、今季オリオールズで全162試合に出場し、打率.274、24本塁打、73打点、40盗塁、OPS.792の好成績をマーク。20本塁打&40盗塁をクリアしたのは、メジャー全体でビヤーだけだった。ブリュワーズ時代の2016年に62盗塁で盗塁王のタイトルを獲得するなど、同年から4年連続で10本塁打以上&20盗塁以上を記録しているビヤーだが、年俸調停期間のラストイヤーとなる来季は今季の482.5万ドルから大幅な昇給(移籍情報サイト『MLB Trade Rumors』の予想では1040万ドル)が予想されており、オリオールズが再建期間中ということもあって、チーム事情に合わない戦力と見なされていた。

     打線の長打力アップが今オフの最優先課題となっていたマーリンズは、ヘスス・アギラーとビヤーの獲得により、内野の攻撃力アップに成功。ニール・ウォーカー、マーティン・プラド、スターリン・カストロらがチームから抜けているが、アギラーとビヤーはオールスター級の実力者であり、退団した選手たちの穴を埋めて余りある存在だ。なお、二塁には有望株のイサン・ディアスの抜擢を予想する声もあり、ビヤーは三塁や外野で起用される可能性もあるという。

     一方、オリオールズへ移籍するルーカスは今年のドラフトでマーリンズから14巡目指名を受けてプロ入りした23歳の左腕。今季はルーキー級とA級ショートシーズンで13試合(うち9先発)に登板して34回2/3を投げ、1勝2敗、防御率3.63、41奪三振をマークした。

  • マーリンズがアギラー獲得 2018年に35本塁打のスラッガー

    2019.12.3 11:20 Tuesday

     日本時間12月3日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、マーリンズはウエーバーでレイズからヘスス・アギラーの獲得に成功したようだ。球団からも正式に発表された。今季本塁打数メジャー最少、得点数メジャーワースト2位に終わったマーリンズは、2018年に35本塁打を放ったスラッガーを打線に加えることになった。

     アギラーは、日本時間12月3日のノンテンダー・デッドラインに備えたロースター整理に伴い、日本時間11月30日にレイズからDFAとなっていた。マーリンズは今季、ギャレット・クーパー、ニール・ウォーカー、マーティン・プラドらを一塁で併用していたが、来季はアギラー、クーパー(今季107試合で15本塁打、OPS.791)、オースティン・ディーン(今季64試合で6本塁打、OPS.665)らで正一塁手の座を争うことになると見られる。

     ベネズエラ出身のアギラーは現在29歳。インディアンスからブリュワーズへ移籍した2017年にメジャーデビューを果たして133試合で16本塁打を放ち、翌2018年には35本塁打、108打点、OPS.890の好成績をマークしてホームラン・ダービー出場&オールスター・ゲーム選出を果たした。今季は開幕から94試合に出場して打率.225、8本塁打、34打点、OPS.694と調子が上がらず、7月末にトレードでレイズへ移籍。シーズン合計で131試合に出場して打率.236、12本塁打、50打点、OPS.714というメジャー定着後最悪の成績に終わった。

     今季、メジャー全体で史上最多の6776本塁打が乱れ飛ぶなか、マーリンズはわずか146本塁打しか打つことができず、打線の強化が今オフの最優先課題となっていたが、まずは課題解決に向けての第一歩を踏み出した形となった。今後は打線のさらなる強化とともに、もう一つの課題であるブルペンの強化も進めていくことになりそうだ。

  • パドレスがプロファーを獲得 アスレチックスとのトレード

    2019.12.3 11:00 Tuesday

     日本時間12月3日、パドレスはアスレチックスとのトレードが成立したことを発表し、オースティン・アレンと後日指名選手または金銭を放出してジュリクソン・プロファーを獲得した。先週、ブリュワーズとのトレードでルイス・ウリアスを放出したパドレスは、新たな二塁手を必要としていたが、A.J.プレラーGMがその解決策を見つけるまでに長い時間は掛からなかった。

     現在26歳のプロファーは、昨オフの三角トレードでレンジャーズからアスレチックスへ移籍した今季、139試合に出場して打率.218、20本塁打、67打点、9盗塁、OPS.711をマーク。レンジャーズでブレイクを果たした2018年と比較すると、本塁打は同数だったものの、その他の部門では軒並み成績を落とした。しかし、51三振・20四球だった前半戦に対し、後半戦は24三振・28四球とアプローチ面で進歩を見せ、OPSは前半戦の.646から後半戦は.821へ上昇している。

     来季が年俸調停期間のラストイヤーとなることもあり、アスレチックスはプロファーの放出を画策。トレードが成立しなかった場合にはノンテンダーFAとなることが有力視されていたが、無事にパドレスへのトレードが成立した。来季のパドレス内野陣は、一塁にエリック・ホズマー、二塁にプロファー、三塁にマニー・マチャド、遊撃にフェルナンド・タティスJr.が入る布陣となりそうだ。

     一方、アスレチックスへ移籍するアレンは25歳の捕手で、今年5月にメジャーデビュー。メジャーでは34試合に出場して打率.215、0本塁打、3打点、OPS.559に終わったが、AAA級での67試合では打率.330、21本塁打、67打点、OPS1.042という素晴らしい成績を残している。マイナーで3年連続20本塁打以上を放っている強打の捕手だが、パドレスにはフランシスコ・メヒア、オースティン・ヘッジスと若い有望捕手が2人もおり、パドレスは二塁手補強のためにアレンを差し出す形となった。

  • 強打のムスターカスがレッズへ 4年6400万ドルで契約合意

    2019.12.3 10:35 Tuesday

     打線の強化を目指すレッズが通算182本塁打の実績を誇るスラッガーの獲得に成功した。日本時間12月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レッズはフリーエージェントの内野手、マイク・ムスターカスと4年6400万ドルで契約合意。レッズの三塁には今季49本塁打のエウヘニオ・スアレスがおり、ムスターカスは本職の三塁ではなく、二塁手として起用される見込みだ。

     現在31歳のムスターカスは、今季ブリュワーズで143試合に出場して打率.254、35本塁打、87打点、OPS.845をマーク。ロイヤルズ時代の2015年と2017年に続き、自身3度目のオールスター・ゲーム選出を果たした。直近3シーズンで平均34本塁打、OPS.817を記録しているムスターカスだが、過去2年はいずれもフリーエージェント市場で単年契約しか得られず、「三度目の正直」で念願の複数年契約を手に入れた。

     2011年にロイヤルズでメジャーデビューを果たしたムスターカスは、2014年から2年連続でワールドシリーズの舞台を経験し、2015年には正三塁手としてワールドシリーズ制覇に貢献。2017年オフにフリーエージェントとなったあと、単年契約でロイヤルズに残留し、2018年途中にブリュワーズへトレードされ、オフにフリーエージェントとなって単年契約を結んで今季もブリュワーズでプレイした。

     レギュラー内野手のホゼ・ペラザがノンテンダーFAとなったことにより、レッズは一塁にジョーイ・ボットー、二塁にムスターカス、三塁にスアレス、遊撃にフレディ・ギャルビスを置く布陣で来季の開幕を迎える可能性が高い。今季球団新記録の227本塁打を放ちながらも、前年から微増の701得点に留まったレッズは今オフ、打線の強化を目指しており、ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックスと契約)の獲得には失敗したものの、左打ちのスラッガーを打線に加えることに成功した。

  • ブリュワーズ 最優秀救援投手・ヘイダーの放出を検討

    2019.12.2 15:05 Monday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールがジ・アスレチックで公開した記事によると、ブリュワーズは、まだ4年間保有可能であるにもかかわらず、2年連続でナショナル・リーグの最優秀救援投手(トレバー・ホフマン賞)に選出されたジョシュ・ヘイダーへのトレードのオファーを受け入れる姿勢を示しているという。メジャー屈指の奪三振マシンとして知られる25歳の左腕は来季、別のチームでプレイすることになるかもしれない。

     ローゼンタールによると、ブリュワーズがヘイダーの放出を検討しているのには2つの大きな理由があるという。1つ目は、ヘイダーが今オフ、「スーパー2」として年俸調停の資格を得ることだ。通常、メジャーリーガーはサービスタイム(簡単に言うとメジャー登録日数)が3年に達しないと年俸調停の資格を得ることができない。しかし、サービスタイムが2年以上3年未満の選手のなかで、サービスタイムが上位22%の選手は「スーパー2」として年俸調停の資格を得ることができるのだ。

     ヘイダーは今オフ、「スーパー2」として大幅な昇給が予想される。今季も含めた直近2シーズン、ヘイダーは複数イニングに跨る登板などによりかなりの負担を強いられており、勤続疲労や登板過多によるパフォーマンス低下の危険性も指摘されている。ローゼンタールは「サラリーが上昇してパフォーマンスが低下するのが、ブリュワーズにとって最悪のシナリオだ」とし、「ヘイダーがいつまでヘイダーでいられるかを、ブリュワーズは考える必要がある」と提言している。

     2つ目の理由は、今オフのフリーエージェント市場には優秀なリリーバーが少なく、ヘイダーを極めて高値で売ることができるということだ。昨オフ、マリナーズはまだ4年間保有できるエドウィン・ディアスを大型契約の残るロビンソン・カノーとセットでメッツへ放出したが、それでも複数のトップ・プロスペクト(ジャレッド・ケレニックとジャスティン・ダン)を含むパッケージを獲得することができた。メジャートップクラスのリリーバーであり、なおかつ過去2シーズンにわたって素晴らしい活躍を見せているヘイダーを放出すれば、マリナーズ以上の対価を得ることも可能だろう。

     一流リリーバーの獲得を希望するチームは、トレードでのヘイダー獲得を検討し始めるかもしれない。獲得には莫大な対価が必要となるため、交渉は簡単には成立しないと見られるが、今後の動きに注目したい。

  • 左肘炎症で離脱のRソックス・セール 投球練習を再開へ

    2019.12.2 14:05 Monday

     年俸総額削減を目指し、スター外野手のムーキー・ベッツのトレード放出の可能性など、ネガティブな話題の多い今オフのレッドソックスに明るいニュースが飛び込んできた。チーフ・ベースボール・オフィサーのチェイム・ブルームによると、左肘の炎症により8月でシーズンを終えたクリス・セールは、ジェームス・アンドリュース医師から投球練習を再開する許可を得たようだ。

     8月にアンドリュース医師の診察を受け、PRP注射での治療に踏み切ったセールは、先週フロリダ州ペンサコーラのアンドリュース医師のもとを訪れて再検査を受けた。その結果、左肘は順調に回復しており、アンドリュース医師からは投球練習再開のゴーサインが出たという。今後は来春のスプリング・トレーニングを万全の状態で迎えるために、調整を進めていくことになる。

     先月行われたGM会議の際、レッドソックスのブライアン・オハローランGMは「リハビリは今のところ、順調に進んでいるよ。クリスは我々が望んでいた状態にいる」とセールが順調に回復していることを明らかにしていた。その後も左肘の炎症が再発することはなく、スムーズに投球練習再開までたどり着くことができたようだ。

     現在30歳のセールは、今年3月に2020年から始まる総額1億4500万ドルの大型契約にサイン。ところが、今季は開幕からの6先発で0勝5敗、防御率6.30に終わるなど、なかなか本来のピッチングを披露することができず、5月と6月は防御率2点台を記録したものの、7月と8月は防御率5点台となり、日本時間8月14日のインディアンス戦での登板を最後にシーズンを終えた。

     今季は218個の三振を奪って7年連続のシーズン200奪三振を達成したとはいえ、25先発で6勝11敗、防御率4.40という自己ワーストのシーズンに。来季からは大型の5年契約がスタートするだけに、チームの再浮上のためにも、2018年までのようなエース級のピッチングを取り戻すことが望まれる。

  • 中堅手補強目指すブルージェイズ マーテイと秋山は対象外

    2019.12.2 12:45 Monday

     中堅手が今オフの補強ポイントの1つとなっているブルージェイズだが、海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す秋山翔吾やトレード放出の可能性が取り沙汰されているスターリング・マーテイ(パイレーツ)の獲得には興味を示していないことが明らかになった。トロント・スターのグレガー・チズホルムは「数週間にわたって球団内外の人々と会話をして情報収集した結果、彼らはマーテイと秋山を(中堅手補強の)解決策とは考えていないことがわかった」と伝えている。

     ブルージェイズが撤退したマーテイ争奪戦だが、来季の年俸が1150万ドル、2021年の契約が年俸1250万ドルの球団オプションとなっているスター外野手に興味を示すチームは少なくなく、メッツ、カブス、フィリーズ、ドジャースなどが獲得候補に挙げられている。

     ピッツバーグ・トリビューン・レビューのジョン・ペロットは、マーテイ放出の際にメッツから得る交換要員としてフランシスコ・アルバレス捕手(メッツ5位の有望株)、デービッド・ピーターソン投手(同7位)、ドミニク・スミス一塁手の名前を挙げた。カブスからはミゲル・アマヤ捕手(カブス2位の有望株)、アドベルト・アルゾレイ投手(同5位)、アルバート・アルモーラJr.外野手の3人を得ることを提案。フィリーズからはエニエル・デロスサントス投手(フィリーズ7位の有望株)、ミッキー・モニアック外野手(同8位)、ラファエル・マーチャン捕手(同13位)の3人が交換要員として名前を挙げられている。

     また、ジ・アスレチックのジム・ボウデン(レッズとナショナルズの元GM)は、マーテイの移籍先にドジャースを推薦。右打者の補強を目指しているドジャースは、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)やフランシスコ・リンドーア(インディアンス)の獲得を検討しているものの、ボウデンは「マーテイは両者よりも対価が小さくて済む」としている。そして、「マーテイをセンターにおいて、A.J.ポロックをレフトに回す。マーテイには打線のトップを任せたいね」と具体的な起用法についても言及した。

  • 年俸削減目指すRソックス 複数の大物含む超大型トレードも

    2019.12.2 12:20 Monday

     レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーに就任したチェイム・ブルームは、来季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以内に抑えることを求められている。しかし、スター外野手のムーキー・ベッツの放出が難航し、年俸総額削減の目標を達成できる見込みは今のところ立っていない。そんななか、MLBネットワークのジョエル・シャーマンは、ニューヨーク・ポストで公開した記事で複数の大物選手を含む超大型トレードを提案している。

     シャーマンは、2012年の夏にレッドソックスがエイドリアン・ゴンザレス、ジョシュ・ベケット、カール・クロフォードらをドジャースへ放出して総額2億5800万ドルの削減に成功し、翌2013年のワールドシリーズ制覇へ繋げたことを例に挙げ、同様の超大型トレードをエンゼルスと実施することを提案。エンゼルスは、フリーエージェント市場の最大の目玉選手であるゲリット・コール争奪戦の大本命に挙げられているが、シャーマンは「エンゼルスが優勝争いをするには、コール1人ではなく、(複数の大物選手を獲得することで)スーパースターのマイク・トラウトの周りをしっかり固めなければならない」と指摘する。

     シャーマンが提案するのは、ベッツのほか、ネイサン・イバルディ(残り3年5100万ドル)とデービッド・プライス(残り3年9600万ドル)をエンゼルスへ放出するというものだ。エンゼルスがこれらの選手の年俸を引き受けるのであれば、ベッツ獲得に必要な交換要員のグレードを大幅に下げることができる、とシャーマンは考える。これによって、エンゼルスはトラウトのサポート役となるスター選手(ベッツ)と複数の先発投手(イバルディとプライス)を獲得することができ、レッドソックスは一気に年俸総額削減の目標を達成することができるというわけだ。

     これは、あくまでもシャーマン個人の提案に過ぎないが、ベッツのトレードを実現するには、交換要員のグレードを下げるためのこうした工夫も必要となるのかもしれない。

  • チーム解体を進めるオリオールズ マンシーニは残留希望

    2019.12.2 11:50 Monday

     再建期に突入しているオリオールズは、今オフもチームの解体を進めている。今季メジャー唯一の「20本塁打&40盗塁」をマークしたジョナサン・ビヤーはウエーバーに置かれ、退団が確実に。先発ローテーションの中心である右腕、ディラン・バンディも放出に向けてトレード交渉が行われていることが報じられている。そんななか、27歳の主砲、トレイ・マンシーニは「チームに残りたい」という自身の希望を口にした。

     今季のマンシーニは、154試合に出場して打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899の好成績をマーク。メジャー4年目にして自己最高のシーズンを過ごし、安打(175)、二塁打(38)、得点(106)、本塁打、打点、四球(63)、出塁率(.364)、長打率(.535)、OPSなどの各部門でキャリアハイの数字を残した(5試合のみの出場だったメジャー1年目を除く)。

     マンシーニは、来季が年俸調停1年目のシーズンとなるため、オリオールズはマンシーニをあと3年(2022年まで)保有することができる。そのため、オリオールズとしては無理に放出する必要はないものの、今季の活躍と保有可能期間の長さから、マンシーニの獲得に関心を示すチームが存在するのも事実。再建期に突入したオリオールズが納得する交換要員を提示するチームが現れれば、トレードが成立する可能性もある。

     夏場にも放出の可能性が取り沙汰されていたマンシーニは「今年のオールスター・ブレイクのときと同じ気持ちだよ。僕はここでプレイし続けたい。僕がコントロールできることではないけど、チャンスがあるならそうしたいね」とコメント。オリオールズに残留希望であることを改めて明言した。

     マンシーニはさらに、退団が確実となっているビヤーについて「彼は球界で最も過小評価されている選手だよ」と発言。「ビヤーもそうだけど、僕はディラン(=バンディ)と来季も一緒にプレイしたいと思っている」とも語った。マイク・エリアスGMは、マンシーニについて「彼にはこのチームにいてほしい」と語っていたが、中長期的な構想のもと、どんな決断を下すのだろうか。

  • イチローが草野球デビュー 4打数3安打&16奪三振の活躍

    2019.12.2 11:25 Monday

     日本時間12月1日、イチローが草野球デビューを果たし、「KOBE CHIBEN」の一員として智辯和歌山の教職員チーム「和歌山智辯」と対戦した。打者として4打数3安打1四球、投手として131球を投げて被安打6、奪三振16で無四球完封をマークする活躍を見せたことを、MLB公式サイトでも伝えている。

     46歳となったイチローだが、まだ野球に対する情熱は失われていないようだ。オリックス時代の本拠地であるほっともっとフィールド神戸(当時はグリーンスタジアム神戸)で背番号「1」のユニフォームを身につけてプレイしたイチローは、投打にわたる大活躍でチームを牽引。慣れない軟式球でもイチローの輝きは健在だった。

     イチローは、マーリンズ時代の2015年、レギュラーシーズンの最終戦で「1度はメジャーのマウンドに立ってみたい」という夢を叶えた。今年3月の東京ドームでの開幕シリーズ2連戦を最後に表舞台から退いたが、130km/hを超えていたと見られる速球を武器に、草野球デビュー戦で見事なピッチングを披露。打たれた6本のヒットについては「普通に打たれた。わざとじゃない」と振り返った。

     試合後、ジャパンタイムズに対して「まだまだいける。肩、肘は全く問題ない。めちゃくちゃ楽しかった。またやりたい」とコメント。新しい草野球チームを作って監督兼任で全国制覇し、将来的には「イチロー杯」争奪リーグ戦を作りたいという夢を持っているそうで、その夢の実現に向けて、草野球本格参戦への第一歩となった。

     「和歌山智辯」の監督を務め、自身も「四番・DH」で出場した藤田清司理事長は「あの球は草野球の人間には打てない」と脱帽。「うちのチーム全員が、世界のイチローさんと出会ったことが思い出。本当に楽しかった」と夢のような時間を振り返った。イチローは「来年もまたやりたい」と話しており、「KOBE CHIBEN」と「和歌山智辯」の再戦が実現する可能性もありそうだ。

  • キプニスFAのインディアンス ムスターカス獲得に動く可能性

    2019.12.1 14:35 Sunday

     今季ブリュワーズで35本塁打を放ったマイク・ムスターカスは、アンソニー・レンドン、ジョシュ・ドナルドソンとともに三塁手補強を目指すチームのターゲットとなっている。しかし、二塁も守れるユーティリティ性を示したことにより、三塁手以外の補強を目指すチームが獲得に動く可能性もあるようだ。「Cleveland.com」のポール・ホインズは、ムスターカスがインディアンスの補強ターゲットとなる可能性があることを伝えている。

     正二塁手のジェイソン・キプニスがフリーエージェントとなったインディアンスは内野手の補強が必要となっており、ホインズはムスターカスがインディアンスのチーム事情にフィットすると指摘する。ムスターカスの加入によって、キプニスの穴埋めと打線の破壊力アップを同時に達成できるというわけだ。ムスターカスをキプニスの代わりにそのまま二塁に置くこともできるが、インディアンスがムスターカスを獲得する場合、正三塁手のホゼ・ラミレスを二塁に回し、ムスターカスを本職の三塁に置くことになるだろう。

     ムスターカスはブリュワーズとの年俸1100万ドルの相互オプションを破棄しており、ホインズによると、これ以上の金額をムスターカスが望むのであれば、インディアンスの予算では獲得不可能だという。しかし、ムスターカスは2年連続でフリーエージェントとなりながらも満足のいくオファーを得られず、いずれの年もオプション付きの1年契約に落ち着いている。今オフは三塁手補強を必要としているチームが多いため、ムスターカスにも複数年契約のオファーが与えられると見られるが、ホインズは「単年契約であればインディアンスにも獲得のチャンスがある」と指摘する。

     ホインズは「1月や2月までムスターカスの契約が決まらなければ、インディアンスにも獲得のチャンスは十分にある」と記しているが、ウィンター・ミーティングが行われる12月に、ムスターカス争奪戦はどのような動きを見せるのだろうか。

  • ハメルズ退団のカブス 先発左腕・カイケルの獲得を検討か

    2019.12.1 13:35 Sunday

     カブスは今季の先発ローテーションを担った5人の投手のうち、契約の残っているジョン・レスターとカイル・ヘンドリックスのほか、ダルビッシュ有はオプトアウトの権利を行使せずに残留が決定し、ホゼ・キンターナも球団側が契約オプションを行使。契約満了を迎えたコール・ハメルズのみが退団となり、その穴を埋める補強が必要となっている。ジ・アスレチックのパトリック・ムーニーによると、カブスはトップクラスのフリーエージェント選手には関心を示しておらず、元サイ・ヤング賞投手のダラス・カイケルが獲得候補となる可能性があるようだ。

     ムーニーによると、カブスはフリーエージェント市場の目玉であるゲリット・コールとスティーブン・ストラスバーグの争奪戦には加わっていないという。さらに、ザック・ウィーラー、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、マディソン・バムガーナーといった「2番手グループ」の投手の獲得にも関心を示していないと見られることを伝えている。

     ただし、ムーニーは「カブスは先発投手の補強が必要であることを認識している」として、「カイケルは彼らが獲得を目指している投手のタイプに合致する」と記し、カブスがハメルズの穴埋め役としてカイケルの獲得に動く可能性があると指摘。アストロズ時代の2015年にサイ・ヤング賞を受賞したカイケルは、その後も計算できるイニングイーターとして活躍を続けており、カブスが先発4~5番手を任せるにはうってつけの存在と言える。31歳となった今季は、6月にブレーブスと契約し、19先発で8勝8敗、防御率3.75をマークした。

     カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長は「先発投手は、今オフのフリーエージェント市場でとても層の厚い部門だ。たくさんの選択肢がある。もしかしたら、リリーフ投手以上に選択肢があるかもしれない。(補強には)競争相手もいるわけだから、広い視野を持つ必要があるね」と語り、選択肢が豊富な先発投手市場を広い視野で見ていく方針を明言。デービッド・ロス新監督を迎えたカブスは、先発ローテーションの残り1枠に誰を獲得するのだろうか。

  • ベッツ放出難航のRソックス ブラッドリーJr.もトレード要員に

    2019.12.1 11:45 Sunday

     年俸総額削減のために、スター外野手のムーキー・ベッツの放出を画策しているレッドソックスだが、高額年俸や交換要員の要求の高さがネックとなり、トレード成立の見込みは立っていない。そんななか、「MLB Trade Rumors」は別の外野手の名前をトレード要員として挙げている。2016年にオールスター・ゲーム選出、2018年にゴールドグラブ受賞の実績を誇るジャッキー・ブラッドリーJr.だ。

     現在29歳のブラッドリーJr.は、ベッツと同様に来季終了後にフリーエージェントとなる。年俸は今季の855万ドルから来季は1100万ドル前後まで上昇することが予想されており、ベッツを放出できないようであれば、レッドソックスはブラッドリーJr.を放出して年俸総額削減を図る可能性が高いと見られている。

     メジャー4年目の2016年にレギュラー定着を果たしたブラッドリーJr.は、打率.267、26本塁打、87打点、9盗塁、OPS.835をマークしてオールスター・ゲームに選出。しかし、その後は打率が毎年低下し、今季は自己ワーストの155三振を喫するなど、打撃面では期待に応える働きを見せることができていない。

     一方、2014年(+15)、2016年(+11)、2017年(+10)と3度も「プラス2ケタ」の守備防御点を記録した守備面に対する評価は依然として高く、2018年にゴールドグラブ賞を初受賞。今季もファインプレイを連発して中堅手部門のファイナリスト3名に名を連ねた。2018年のリーグ優勝決定シリーズでMVPに輝くなど、意外性も秘めており、獲得に興味を示すチームは少なくないはずだ。

     ベッツに比べると年俸が安く、交換要員もトップ級のプロスペクトは必要でないと見られるため、他球団が手を出しやすい人材であることは間違いない。フリーエージェント市場の中堅手は有力な人材が少なく、ブラッドリーJr.はスターリング・マーテイ(パイレーツ)とともに、中堅手の補強を目指すチームのメインターゲットとなるかもしれない。

  • ヤンキースがアスレチックス・トライネンの獲得に興味を示す

    2019.11.30 15:00 Saturday

     アダム・オッタビーノ、ザック・ブリットン、アロルディス・チャップマンとメジャー有数の強力ブルペンを誇るヤンキースだが、そこにさらなる剛腕を加えることを検討しているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ヤンキースはブレイク・トライネン(アスレチックス)の獲得に興味を示しているという。2018年に38セーブ、防御率0.78という驚異的なシーズンを過ごしたトライネンだが、今季は右肩痛の影響もあって不本意な成績に終わった。

     ローゼンタールがジ・アスレチックで公開した記事によると、アスレチックスは年俸総額の削減を考えており、そのなかでトライネンの放出を検討しているという(トライネンの今季の年俸は640万ドル。来季が調停3年目)。2018年のトライネンは、不動のクローザーとして素晴らしい活躍を見せ、68試合に登板して80回1/3を投げ、9勝2敗、38セーブ、防御率0.78、100奪三振、被打率.158、WHIP0.83をマーク。オールスター・ゲームに初選出されたほか、月間最優秀救援投手を2度受賞した。しかし、右肩痛に悩まされた今季は、フライ率やハードヒット率が急上昇し、防御率は0.78から4.91、被打率は.158から.257、奪三振率は11.20から9.05へと大幅に悪化。57試合で6勝5敗、16セーブ、3ホールド、防御率4.91という成績に終わった。

     これまでの実績を考えると、アスレチックスがトライネンの放出に動くのであれば、獲得を希望するチームは必ず現れると見られる。不本意な1年を過ごし、フリーエージェントまであと1年であることから、獲得に必要な交換要員もトップクラスの有望株は必要でないことが予想され、ヤンキースを含む複数球団の争奪戦に発展する可能性もある。もしヤンキースが獲得に成功し、トライネンが2018年のような輝きを取り戻せば、すでに強力なヤンキースのブルペンはさらに強化され、他球団にとって大きな脅威となるだろう。

  • マリナーズ・ナルバエスがトレード要員に 今季22本塁打の捕手

    2019.11.30 14:15 Saturday

     今オフは、各球団が捕手市場で迅速な動きを見せている。徐々に獲得可能な捕手が減少していくなか、トレード市場で獲得可能な捕手が新たに登場した。MLB公式サイトでマリナーズの番記者を務めるグレッグ・ジョンズは、マリナーズが有望株一塁手のエバン・ホワイトと長期契約を結んだことにより、今季22本塁打を放った好打の捕手、オマー・ナルバエスがトレード要員となっていることを伝えている。

     ホワイトとの長期契約は、マリナーズがホワイトを早ければ来季の開幕から正一塁手として起用することを考えていることの証である。これにより、一塁でプラトーン起用される可能性のあったダニエル・ボーグルバックとオースティン・ノラはそれぞれ指名打者、控え捕手の役割に専念できる。マリナーズには、正捕手候補として今季18本塁打のトム・マーフィーがおり、ノラが控え捕手に専念できることによって、ナルバエスは余剰戦力となったというわけだ。

     では、なぜマーフィーではなくナルバエスがトレード要員となっているのか。ナルバエスはマーフィーより1歳年下で、メジャーでの実績でも勝っているが、マリナーズは今季のマーフィーの活躍を高く評価している。75試合で18本塁打を放った打撃面だけでなく、守備面やリーダーシップの面でも評価が高い。ナルバエスは依然として守備面に不安を抱えており、マリナーズは正捕手を任せるにはマーフィーのほうが適任であると判断したようだ。また、マーフィーがまだ調停前であるのに対し、ナルバエスが調停1年目を迎えることも影響していると見られる。

     ジョンズは、レイズがマイク・ズニーノとのプラトーン要員としてナルバエスの獲得に動く可能性があることを指摘。また、ブリュワーズ、ロッキーズ、パイレーツなどが捕手の補強を必要としていることを伝えている。アストロズとエンゼルスも正捕手不在だが、ジョンズはマリナーズがナルバエスを同地区の球団には放出しないとの予想だ。

     トレード市場ではナルバエスのほか、ウィルソン・コントレラス(カブス)やジェームス・マッキャン(ホワイトソックス)にも放出の噂があり、フリーエージェント市場にはまだロビンソン・チリーノス、ジェイソン・カストロ、オースティン・ロマインらが残っている。今後も捕手市場の動きから目が離せない。

  • 通算92本塁打のボーアがNPB・阪神と契約 強打の左打者

    2019.11.30 13:40 Saturday

     シーズン20本塁打を3度記録するなど通算92本塁打の実績を誇る左打ちのスラッガーが、海を渡って日本プロ野球に参戦することが決まった。日本時間11月29日、阪神タイガースの谷本修球団本部長は、ジャパンタイムズに対してジャスティン・ボーアと契約合意に至ったことを発表。チームに欠けていた長距離砲として「四番・一塁」を任せると見られている。

     今季のボーアは年俸250万ドルの1年契約でエンゼルスに加入し、大谷翔平の同僚としてプレイした。しかし、マーリンズ時代に見せたような輝きを放つことはできず、52試合で打率.172、8本塁打、26打点、OPS.623という寂しい成績に。マイナーで過ごした期間も長く、AAA級では49試合に出場して打率.316、17本塁打、43打点、OPS1.104と格の違いを見せつけた。

     ボーアの自己ベストのシーズンはマーリンズ時代の2017年であり、この年は108試合に出場して打率.289、25本塁打、83打点、OPS.902の好成績をマーク。前半戦だけで20本塁打を放ち、ホームラン・ダービーにも出場した。このほか、2015年に23本塁打、2018年にも20本塁打を放っており、メジャー6シーズンでの通算成績は559試合に出場して433安打、打率.253、92本塁打、303打点、OPS.794となっている。

     ボーアの最大の弱点は左投手を打てないことであり、メジャー通算では右投手に対して打率.260、84本塁打、OPS.833をマークしているものの、左投手に対しては打率.217、8本塁打、OPS.630に終わっている。今季の8本塁打もすべて右投手から放ったものであり、キャリアを通して右打者と併用されるケースがほとんどだった。また、一塁の守備も決して上手ではなく、守備防御点でプラスの数値を記録したシーズンは一度もない。カブスのマイナーにいた2012年に3試合だけ左翼を守った経験があるものの、基本的には一塁専門の選手である。

     欠点は少なくないが、シーズン20本塁打を3度記録している長打力は非常に魅力的。まだ31歳であり、日本プロ野球に適応できれば不動の四番打者としての活躍を見せてくれることだろう。

  • 投票受付中の「オールMLBチーム」 一芸特化の4チームを選出

    2019.11.29 18:30 Friday

     史上初の試みとなる「オールMLBチーム」のファン投票が、日本時間12月4日午前7時まで行われている(24時間につき1回投票可能)。投票対象はノミネートされている90名(野手60名・投手30名)だが、MLB公式サイトではノミネートされている野手60名のなかから「パワー」「スピード」「打率」「守備」の4つに着目した「一芸特化」の4チームを選出している。各チームの顔ぶれは以下の通り。

    ◆パワー特化チーム

    ※本塁打の平均飛距離トップの選手を選出

    捕手:ゲーリー・サンチェス(ヤンキース:417フィート)
    一塁:ピート・アロンゾ(メッツ:414フィート)
    二塁:ジョナサン・ビヤー(オリオールズ:412フィート)
    三塁:マット・チャップマン(アスレチックス:408フィート)
    遊撃:トレバー・ストーリー(ロッキーズ:414フィート)
    外野:マイク・トラウト(エンゼルス:419フィート)
    外野:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:418フィート)
    外野:チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ:412フィート)
    DH:ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ:414フィート)

    ◆スピード特化チーム

    ※スプリント・スピードがトップの選手を選出

    捕手:J.T.リアルミュート(フィリーズ:28.7フィート/秒)
    一塁:ユリ・グリエル(アストロズ:27.6フィート/秒)
    二塁:オジー・アルビーズ(ブレーブス:28.6フィート/秒)
    二塁:ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ:28.6フィート/秒)
    二塁:ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ:28.6フィート/秒)
    三塁:クリス・ブライアント(カブス:28.2フィート/秒)
    遊撃:トレバー・ストーリー(ロッキーズ:29.2フィート/秒)
    外野:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:29.4フィート/秒)
    外野:マイク・トラウト(エンゼルス:29.2フィート/秒)
    外野:コディ・ベリンジャー(ドジャース:28.8フィート/秒)
    DH:ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ:27.0フィート/秒)

    ◆打率特化チーム

    ※打率がトップの選手を選出

    捕手:クリスチャン・バスケス(レッドソックス:打率.276)
    一塁:ユリ・グリエル(アストロズ:打率.298)
    二塁:DJ・レメイヒュー(ヤンキース:打率.327)
    三塁:アンソニー・レンドン(ナショナルズ:打率.319)
    遊撃:ティム・アンダーソン(ホワイトソックス:打率.335)
    外野:クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ:打率.329)
    外野:ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス:打率.329)
    外野:ジェフ・マクニール(メッツ:打率.318)
    DH:ヨルダン・アルバレス(アストロズ:打率.313)

    ◆守備特化チーム

    ※外野以外は守備防御点(DRS)、外野は「Outs Above Average(OAA)」がトップの選手を選出

    捕手:ロベルト・ペレス(インディアンス:DRS+29)
    一塁:マット・オルソン(アスレチックス:DRS+13)
    二塁:オジー・アルビーズ(ブレーブス:DRS+8)
    三塁:マット・チャップマン(アスレチックス:DRS+18)
    遊撃:トレバー・ストーリー(ロッキーズ:DRS+17)
    外野:ジョージ・スプリンガー(アストロズ:OAA+8)
    外野:ムーキー・ベッツ(レッドソックス:OAA+7)
    外野:コディ・ベリンジャー(ドジャース:OAA+7)
    外野:マックス・ケプラー(ツインズ:OAA+7)
    DH:選出なし

  • 「2010年代最高の選手」トップ10 MLB公式サイトが選出

    2019.11.29 17:35 Friday

     2019年のシーズンが終了し、2010年にスタートした「2010年代」が残り1ヶ月で幕を閉じようとしている。MLB公式サイトでは、ウィル・レイッチが「2010年代最高の選手」と題してトップ10を選出。データサイトの「Baseball Reference」や「FanGraphs」が算出しているWARを重視しつつも、各選手が残した実績や球界に与えたインパクトなどを考慮したうえでのランキングとなっている。

     文句なしの1位に選出されたのは、大谷翔平の同僚として日本でもお馴染みのマイク・トラウト(エンゼルス)。3度のアメリカン・リーグMVP、7度のシルバースラッガー賞、8度のオールスター・ゲーム選出と残してきた実績も圧倒的だが、メジャー定着が2012年であるにも関わらず、2010年代の通算WARでは2位に13以上の大差をつけている。トラウトがナンバーワンであることに異論を挟む余地はないだろう。

     2位から4位には、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)と通算56以上のWARを記録した好投手3人がWARの順番にランクイン。カーショウは2011年、2013年、2014年の3度、バーランダーは2011年と2019年の2度、シャーザーは2013年、2016年、2017年の3度、3人で合計8度のサイ・ヤング賞を受賞している。

     5位から8位には、2010年代のメジャーリーグを代表する野手が並ぶ。5位のジョーイ・ボットー(レッズ)の2010年代の通算出塁率.428は、あのケン・グリフィーJr.(元マリナーズなど)のキャリアハイを上回っている。6位のエイドリアン・ベルトレイ(元レンジャーズなど)は2018年限りで引退するまで、攻守両面でハイレベルな活躍を続けた。7位のミゲル・カブレラ(タイガース)は2012年に三冠王の偉業を成し遂げた。8位のバスター・ポージー(ジャイアンツ)は若き正捕手として2010年、2012年、2014年とチームを3度のワールドシリーズ制覇に導いた。

     9位には、メジャー屈指の奪三振マシンとして活躍を続けているクリス・セール(レッドソックス)、10位には小さな身体から快打を連発しているホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)がランクイン。2010年代の通算WARでは、ロビンソン・カノー(メッツ)がアルトゥーベを大きく上回っているが、レイッチは「(身体が小さい)彼の成功は、野球がみんなのものであることを思い出させてくれた」として、アルトゥーベをトップ10の最後の枠に選出した。

  • ヤンキースからDFAのバード ウエーバーを通過してFAに

    2019.11.29 16:25 Friday

     ヤンキースの将来の主砲として期待された男がウエーバーを通過し、フリーエージェントとなった。日本時間11月28日にヤンキースが発表した。グレッグ・バードは、ルール5ドラフトから有望株をプロテクトする際のロースター整理でDFAとなり、ウエーバーに置かれていたが、AAA級への降格を受け入れる代わりにフリーエージェントとなることを選択した。

     現在27歳のバードは、メジャーデビューを果たした2015年に46試合で11本塁打、31打点、OPS.871をマークし、将来の主砲として期待されるようになった。ところが、翌2016年を故障により全休し、2017年も48試合で打率.190、9本塁打、OPS.710と期待外れのシーズンに。しかし、この年のポストシーズンでは3本塁打を放つ活躍を見せ、いよいよ本格ブレイクかと注目を集めた。

     本格ブレイクを期待された2018年は、またしても故障に悩まされ、82試合で打率.199、11本塁打、38打点、OPS.672という冴えない成績に。ただし、結果的にこの年の82試合出場がバードにとっての自己最多となり、今季は故障による長期離脱で10試合しか出場できず、打率.171、1本塁打、OPS.550という自己最悪の成績に終わった。

     ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、バードについて「彼は健康に過ごすことさえできれば、素晴らしいスイングをすることができる選手なんだ」と話していたが、相次ぐ故障に苦しんだバードはその期待に応えることができなかった。「彼にどんな能力があるかを我々は知っている。しかし、残念ながら故障が相次いだせいで、彼は現在に至るまで、その能力を発揮することができなかった」とキャッシュマン。その能力の高さは誰もが認めるところであるだけに、故障の多さが悔やまれる。

     ヤンキースでは大成できなかったものの、素晴らしい才能を持っているバード。27歳の「ガラスのスラッガー」に次のチャンスを与える球団は現れるだろうか。

  • 今季24本塁打&40盗塁のオリオールズ・ビヤーがウエーバーに

    2019.11.29 15:55 Friday

     今季、オリオールズで見事な活躍を見せたジョナサン・ビヤーだが、来季は他球団でプレイすることが濃厚となった。日本時間11月28日、ビヤーのトレード交渉が不調に終わったオリオールズは、ビヤーをウエーバーに置いたことが報じられた。ウエーバーで獲得を希望する球団が現れなかった場合、ビヤーはフリーエージェントとなることが確実視されている。

     今季のビヤーは、全162試合に出場して打率.274、24本塁打、40盗塁、OPS.792をマーク。111得点、176安打、5三塁打、24本塁打、73打点、291塁打、WAR4.0などの各部門でキャリアハイを更新し、20本塁打&40盗塁を達成した今季唯一の選手となった。そうした活躍もあり、「MLB Trade Rumors」は年俸調停3年目となるビヤーの来季の年俸を1040万ドルと予想しているが、これがトレードでの獲得を希望する球団が現れなかった最大の理由になっていると見られる。

     獲得を希望する球団が現れず、ビヤーがウエーバーを通過した場合、オリオールズはビヤーと再交渉を行う意思もあるようだが、ビヤーはオリオールズとの再交渉よりもフリーエージェントになることを選択する可能性が高い。オリオールズとしても、チーム再建の初期段階である現時点で、ビヤーは必要不可欠な戦力というわけではなく、無理に引き留めるようなことはしないだろう。なお、オリオールズは、先発右腕のディラン・バンディに関するトレード交渉を行っていることも報じられている。

     複数年契約を結んでいるのはクリス・デービスとアレックス・カッブの2人だけで、年俸調停3年目となるビヤーのほか、年俸調停2年目を迎えるバンディとクローザーのマイケル・ギブンズにも放出の可能性があるオリオールズ。今年のドラフト全体1位で指名した大型捕手、アドリー・ラッチマンがメジャーに昇格すると予想される2021~2022年ごろまでに、どのようなチーム作りをしていくのだろうか。

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