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  • レイズがレギュラー外野手・マーゴと契約延長 2年1900万ドル

    2022.4.6 11:37 Wednesday

     日本時間4月6日、レイズは27歳のレギュラー外野手マニュエル・マーゴと2年1900万ドルで契約を延長したことを発表した。マーゴは今季終了後にFAとなる予定だったが、2024年まで契約が延長された。年俸は2023年が700万ドル、2024年が1000万ドルで、2025年は200万ドルのバイアウトが付いた相互オプションになっているという。走攻守を兼ね備えているだけでなく、ラテン系の若手選手のリーダー的存在となっており、ピーター・ベンディックスGMは「マニーは多くの点でチームを助けてくれる」と契約延長を喜んだ。

     マーゴは2016年にパドレスでメジャーデビューを果たし、2017年から3シーズン正中堅手として活躍。2020年2月に救援右腕エミリオ・パガンとのトレードでレイズに移籍してきた。昨季は125試合に出場して打率.254、10本塁打、57打点、13盗塁、OPS.696を記録。外野3ポジションを高いレベルで守れるため、リーダーシップも含め、見た目の成績以上にチームへの貢献度が高い選手である。

     ベンディックスGMは「彼と複数年契約を結ぶことができて嬉しい。打撃と守備の質が高く、積極的な走塁も光り、オールラウンドな活躍ができる選手だ。クラブハウスでも存在感があり、チームリーダー的な役割も担ってくれている」とコメント。主力選手を絶妙なタイミングで放出し、若手選手を中心に戦力を維持しながら激戦区のア・リーグ東部地区で結果を残し続けているレイズにとって、マーゴの果たしている役割は非常に大きいというわけだ。

     レイズは昨季途中に正遊撃手ウィリー・アダメスをブリュワーズへ放出し、トップ・プロスペクトのワンダー・フランコがメジャー昇格。今季はタイガースへトレードされたばかりのオースティン・メドウズに代わり、24歳の有望株ジョシュ・ロウが外野の一角を担う見込みとなっている。契約最終年を迎えたケビン・キアマイアーにトレードの噂が絶えないなか、次々に若手が登用されるレイズにおいて、マーゴは今後もチームリーダーとして貴重な戦力となりそうだ。

  • 2015年HRダービー王者のトッド・フレイジャーらが現役引退を表明

    2022.4.6 11:13 Wednesday

     日本時間4月6日、レッズやホワイトソックスで活躍した36歳のベテラン三塁手トッド・フレイジャーが現役引退を表明した。フレイジャーはレッズ時代の2015年にレッズの本拠地グレートアメリカン・ボールパークで行われたホームラン・ダービーで優勝。前年と翌年にも準優勝し、3年連続で決勝に進出した実力者だった。さらに、パイレーツの正遊撃手として活躍した35歳のジョーディ・マーサー、ロイヤルズ時代の2015年に控え捕手としてワールドシリーズ制覇を経験した38歳のドリュー・ビュテラの2人も現役引退を表明している。

     フレイジャーは2011年にレッズでメジャーデビューし、2014年に29本塁打、80打点、2015年に35本塁打、89打点をマークして2年連続でオールスター・ゲームに選出。ホワイトソックスへ移籍した2016年には自己最多の40本塁打、98打点をマークした。その後もメッツ時代の2019年まで2ケタ本塁打を継続したが、30代半ばを迎えてパワーに陰りが見え始め、出場機会も減少。昨季はパイレーツで13試合に出場しただけだった。東京五輪アメリカ代表として銀メダルを獲得。メジャー11年間で通算1244試合に出場し、1059安打、打率.241、218本塁打、640打点、73盗塁、OPS.763を記録した。

     マーサーは2012年にパイレーツでメジャーデビューし、2018年まで正遊撃手として活躍。2014年、2016年、2017年と3度の2ケタ本塁打を記録した。パイレーツ退団後は故障が増え、100試合以上に出場したシーズンはパイレーツ最終年の2018年が最後。昨季はナショナルズで46試合の出場にとどまり、メジャー10年間の通算成績は950試合で763安打、打率.256、66本塁打、308打点、13盗塁、OPS.701となっている。

     ビュテラはメジャー12年間で5球団に在籍し、2番手または3番手の捕手として渋い働きを見せた。選手としてのピークは2015~18年のロイヤルズ時代で、2015年にワールドシリーズ制覇を経験。2016年は打率.285、OPS.808の自己ベストをマークし、2017年はキャリアで2番目に多い75試合に出場した。553試合で262安打、打率.196、19本塁打、123打点、OPS.542という通算成績以上に存在感のある選手だった。

  • ウェアラブル端末によるサイン伝達が可能に サイン盗み対策の一環

    2022.4.6 10:46 Wednesday

     日本時間4月6日、メジャーリーグ機構は各球団に対し、「ピッチコム」というウェアラブル端末によるバッテリー間のサイン伝達を2022年のレギュラーシーズンで許可することを通達した。「ピッチコム」は試合のスピードアップやサイン盗み対策の一環として、昨季のマイナーA級や今季のメジャーのオープン戦などで実験的に使用され、概ね好評を博していた。捕手は前腕に「ピッチコム」を装着し、レシーバーを装着している投手や最大3人の野手に球種、守備位置などの指示を送ることができる。

     マイナーの試合やオープン戦で実験的に使用されていた「ピッチコム」。2022年レギュラーシーズンの開幕を目前にして、公式戦での使用にメジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会からゴーサインが出され、各球団にはサイン伝達の手段として「ピッチコム」という選択肢が与えられることになった。従来のように捕手が指を使ってサインを出す必要はなくなり、試合のスピードアップやサイン盗み防止の効果が期待されている。レシーバーは投手のほか、最大3人の野手が装着でき、通常は二遊間とセンターの選手が装着することになるようだ。

     昨季の9イニングの試合の平均時間は3時間10分7秒。これは過去最長だった。特に二塁に走者がいるときは、サインが読まれることを防ぐためにバッテリーが慎重になり、サインを切り替えて対応するケースが多い。「ピッチコム」の導入によってバッテリー間のコミュニケーションがスムーズになり、捕手がわざわざマウンドまで行ってサイン確認をする回数も減らせる可能性がある。

     レイズのマイク・ズニーノ捕手は「これは本当に野球を変える可能性があるよ」とコメント。ロイヤルズのザック・グレインキー投手も「これまではずっと下を向いて(捕手の)サインを見ていたけれど、違いに慣れればいいだけだからね」と新たな技術の導入に前向きな姿勢を見せていた。ただし、「ピッチコム」の使用は強制ではなく、各球団や各選手に使用するか否かの選択権が与えられる。

     前出のズニーノは「投手はサインを確認する代わりに、追加で2~3秒、回復の時間を持つことができるかもしれない」と他の点でもメリットがある可能性を指摘。「いろんなメリットがあるけれど、試合がスピードアップするのは間違いないだろうね」と語った。今季は各球団の捕手が「ピッチコム」を使用するシーンが多く見られそうだ。

  • 今季見るのが待ちきれない選手 1位に大谷、14位に鈴木誠也が選出

    2022.4.6 10:22 Wednesday

     日本時間4月6日、メジャーリーグ公式サイトは「2022年に見るのが待ちきれない選手」と題して21人の注目選手を紹介する特集記事を公開した。この企画には7人のスタッフが参加し、ドラフト形式で注目選手をピックアップ。各スタッフが東部・中部・西部の各地区から1人ずつ、合計3人を選び、合計21人の注目選手が選出された。全体1位の指名権を持つデービッド・アドラー記者は大谷翔平(エンゼルス)を選択。アドラー記者は次の指名権、全体14位では鈴木誠也(カブス)を選んだ。

     アドラー記者は大谷と鈴木を選んだ理由を以下のように記している。

    大谷:もし現在の球界から1人だけ注目選手を選ぶのであれば、それは大谷でなければならない。彼がフィールドに立つたびに、あなたがこれまでに見たこともないようなことをやってのける可能性がある。球界全体が見たこともないようなことをする可能性すらある。彼はベーブ・ルース以降、メジャーリーグの世界で起こらなかったこと(=二刀流)をする。しかもベーブ・ルースより上手に二刀流をこなす。昨季、大谷が投手として100マイルの速球を投げ、同じ試合で450フィートの本塁打を打つのを目撃することほど素晴らしいことはなかった。大谷のような選手は他にいないのである。

    鈴木:鈴木がメジャーリーグの世界でどんな活躍をするか誰にもわからない。だからこそ、彼は必見の選手なのだ。彼は海外からやってきた次のスタースラッガーになる可能性がある。我々が知っているのは、この男が日本で大活躍していたということだ。彼は2021年に38本のホームランを打った。日本でプレーした6度のフルシーズンで打率.317、平均30本塁打をマークしている。しかし、彼はまだメジャーリーグの試合に出場していない。だから、鈴木はまだ謎に包まれている。そして、誰が謎に抵抗できるだろうか。

     今回の企画で選出された21人の注目選手は以下の通り。

    ◆1巡目指名
    1位 大谷翔平(エンゼルス)
    2位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    3位 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    4位 フアン・ソト(ナショナルズ)
    5位 ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    6位 バイロン・バクストン(ツインズ)
    7位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)

    ◆2巡目指名
    8位 ワンダー・フランコ(レイズ)
    9位 マイク・トラウト(エンゼルス)
    10位 アルバート・プホルス(カージナルス)
    11位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス)
    12位 カルロス・コレア(ツインズ)
    13位 ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
    14位 鈴木誠也(カブス)

    ◆3巡目指名
    15位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    16位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    17位 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    18位 フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
    19位 クリス・ブライアント(ロッキーズ)
    20位 マックス・シャーザー(メッツ)
    21位 ハビアー・バイエズ(タイガース)

  • リン離脱のホワイトソックス ベテラン右腕・クエトとマイナー契約

    2022.4.5 13:50 Tuesday

     先発ローテーションの中心的存在であるランス・リンが右膝の手術で少なくとも4週間を欠場する見込みとなったホワイトソックスが早速補強に動いた。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、ホワイトソックスはジャイアンツからFAとなっていた36歳のベテラン右腕ジョニー・クエトとマイナー契約を結ぶことで合意。現時点ではビンス・ベラスケスやレイナルド・ロペスがリンの代役候補に挙がっているが、クエトには速やかに調整を行い、早くメジャーに合流することが期待される。

     クエトは昨季ジャイアンツで22試合(うち21先発)に登板して114回2/3を投げ、7勝7敗、防御率4.08、98奪三振を記録。2015年12月にジャイアンツと6年1億3000万ドル+球団オプション1年の大型契約を結び、移籍1年目こそ18勝5敗、防御率2.79、198奪三振の好成績をマークしたが、それ以降は相次ぐ故障に悩まされ、1度も規定投球回すらクリアできなかった。そのためジャイアンツは球団オプションの行使を見送り、クエトはFAに。ホワイトソックスがリンの故障で先発投手の補強を必要とするなかで、クエトはFA市場に残った先発投手のなかではベストの選択肢だった。

    「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、クエトがメジャー昇格を果たした場合の年俸は420万ドル。これがメジャーで過ごした日数に応じて日割りで支払われるという。また、ローゼンタール記者は今回の契約にオプトアウトの権利が含まれていることを伝えており、クエトは定められた期日までにメジャーへ昇格できない場合、再びFAになるためにオプトアウト権を行使することができる。

     今季のホワイトソックスは強力投手陣を擁していたが、クレイグ・キンブレルをAJ・ポロックとのトレードでドジャースへ放出し、直後にギャレット・クローシェのトミー・ジョン手術が決定。さらにリンまでも故障で欠くことになり、先発、ブルペンとも一気に層が薄くなっていた。依然としてア・リーグ中部地区の本命であることに変わりはないが、投手陣の出来次第では思わぬ苦戦を強いられることになるかもしれない。

  • 有望株の開幕ロースター入りが続々決定 労使協定の新ルール効果か

    2022.4.5 12:30 Tuesday

    「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体3位のフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)と同4位のスペンサー・トーケルソン(タイガース)を筆頭に、各球団のトップ・プロスペクトたちが続々と開幕ロースター入りを決めている。これまでは調停権やFA権の取得を遅らせるためにプロスペクトのメジャー昇格を意図的に遅らせる球団が多かったが、今季は過去に例を見ないほど各球団が積極的にプロスペクトを抜擢している。この背景には今回の労使協定で決められた新ルールが影響しているとみられる。

     メジャーリーグ公式サイトによると、プロスペクト・ランキング全体100位以内の選手のうち、現地時間4月4日の夜の時点で開幕ロースター入りが正式に発表されたのは8人。前述のロドリゲスとトーケルソンのほか、全体21位のリード・デトマーズ(エンゼルス)、同22位のハンター・グリーン(レッズ)、同31位のジョーイ・バート(ジャイアンツ)、同42位のニック・ロドロ(レッズ)、同97位のジョー・ライアン(ツインズ)、同98位のマット・ブラッシュ(マリナーズ)が開幕メジャーを勝ち取った。

     さらに、全体1位のボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)や同9位のCJ・エイブラムス(パドレス)、同45位のブライソン・ストット(フィリーズ)らも開幕メジャーに向けてアピールを続けている。過去2シーズンは開幕ロースター入りを果たした全体100位以内のプロスペクトが各2人しかおらず、すでに8人の開幕ロースター入りが決まっているのは驚くべきことだ。

     これには労使協定の新ルールが影響している可能性が高い。まず、新人王投票で2位以内の選手には、今季から実際のサービスタイムに関係なく1年分のサービスタイムが保証されることになった。要するに、新人王レースに絡みそうな有力新人の昇格を意図的に遅らせることは無意味になったというわけだ。また、プロスペクトが新人王投票3位以内またはMVP投票とサイ・ヤング賞投票で5位以内に入った場合、その選手が所属する球団には追加のドラフト指名権が与えられる。プロスペクトを積極的に起用するインセンティブが生まれたのだ。

     これらの新ルールにより、ポストシーズン進出を狙う球団が即戦力のプロスペクトを積極的に起用する流れが生まれている。少なくとも現時点では、サービスタイム操作を抑制するための新ルールは成功していると言えそうだ。

  • プホルスが22年連続開幕スタメン決定 メジャー史上4人目の快挙に

    2022.4.5 11:50 Tuesday

     カージナルスのオリバー・マーモル新監督は、相手投手との相性や様々なデータに基づいて今季の各試合のスタメンを決定する方針を明らかにしていた。しかし、どうやら開幕戦はその例外となるようだ。マーモル監督は日本時間4月8日に本拠地ブッシュ・スタジアムで行われるパイレーツとの開幕戦にアルバート・プホルスを指名打者としてスタメン起用することを明言。パイレーツの開幕投手は右腕JT・ブルベイカーであり、本来なら左打者のコリー・ディッカーソンが指名打者に入るところだが、若き指揮官はプホルスを起用することを決めた。

     現在42歳のプホルスは今季、2011年以来11年ぶりに古巣カージナルスへ復帰。メジャー1年目の2001年に「6番・レフト」で開幕戦にスタメン出場して以降、カージナルスでの11シーズン、エンゼルスでの10シーズンはいずれも開幕戦にスタメン出場しており、開幕スタメンは今季で22年連続となる。これはハンク・アーロン、カール・ヤストレムスキーの両レジェンドと並ぶメジャー史上2位タイの大記録。これを上回るのは23年連続のピート・ローズただ1人である。

     35歳のマーモル監督は「私の知っている限りでは、ピートが23年連続、2人が22年連続だ。だから(プホルスが22年連続で開幕戦にスタメン出場することは)意味のあることなんだ」とコメント。「相手投手との相性を考えるのもいいが、アルバートが右腕と対戦してもいいわけだし、その記録には意味がある。当日のブッシュ・スタジアムは騒がしくなるだろうね」と古巣復帰のプホルスに本拠地での開幕戦という最高の舞台を用意した。

     カージナルスはすでにアダム・ウェインライトが自身6度目の開幕投手を務めることが決まっており、プホルス、ヤディアー・モリーナ、ウェインライトという3人のレジェンドが開幕スタメンに名を連ねることになる。「僕たちには球界で最高のファンがいる。あの球場でプレーした11年間で僕はそれを実感した。あの球場で過ごす時間は特別だし、今後の人生でもその思い出を大切にしていくよ」とプホルス。いよいよ伝説の最終章が幕を開ける。

  • グリーン離脱のタイガースが外野手補強 レイズからメドウズを獲得

    2022.4.5 11:22 Tuesday

     日本時間4月5日、タイガースはレイズからトレードで強打者オースティン・メドウズを獲得したことを発表した。開幕ロースター入りが確実視されていた有望株ライリー・グリーンが自打球で骨折したため、外野手の補強が必要となっていた。一方、レイズはメドウズ放出の対価として若手三塁手アイザック・パレイデスと戦力均衡ラウンドBのドラフト指名権を獲得。ロックアウト終了後、数週間にわたってメドウズの放出を検討していることが報じられていたが、開幕直前にトレードを成立させた。

     現在26歳のメドウズは、昨季レイズで142試合に出場して打率.234、27本塁打、106打点(自己最多)、OPS.772を記録。2019年には打率.291、33本塁打、89打点、OPS.922の好成績を残し、オールスター・ゲームに選出された経験もある。サービスタイムは3年74日であり、タイガースはメドウズがFAになるまであと3年保有可能。今季の年俸は400万ドルである。

     現在23歳のパレイデスは、昨季タイガースで23試合に出場して打率.208、1本塁打、5打点、OPS.625を記録。AAA級トレドでは72試合で打率.265、11本塁打、42打点、出塁率.397、OPS.847をマークした。

     タイガースは正中堅手として開幕ロースター入りする予定だったグリーンがオープン戦で右足に自打球を当てて骨折。左翼アキル・バドゥー、中堅ビクトル・レイエス、右翼ロビー・グロスマンという布陣で開幕を迎えると思われたが、ここにきてメドウズの獲得に成功した。メドウズが左翼に入り、バドゥーが中堅に回る布陣が有力だ。

     なお、メドウズの4歳年下の弟であるパーカー・メドウズは、2018年ドラフト2巡目(全体44位)指名でタイガースに入団しており、メドウズ兄弟がタイガースで揃うことになった。現在22歳のパーカーは今春のオープン戦で3試合に出場して3打数3安打4打点1盗塁、OPS2.083の大活躍。今季はA+級で開幕を迎える見込みとなっている。

  • ブルージェイズ・加藤豪将が開幕ロースター入りへ 米記者が伝える

    2022.4.5 10:46 Tuesday

     ブルージェイズはマイナー契約の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加していた加藤豪将を開幕ロースターに登録することを決めたようだ。「スポーツネット」のベン・ニコルソン・スミスなど複数の記者が伝えた。現在27歳の加藤は、2013年ドラフト2巡目でヤンキースから指名されてプロ入りし、今季がプロ10年目。これまで1度もメジャー昇格の経験はなく、悲願の初昇格となる。なお、ブルージェイズがロースターの40人枠に空きがあるため、加藤の昇格に伴うロースター変更は必要ない。

     加藤は2013年にカリフォルニア州サンディエゴのランチョ・バーナード高校からヤンキースに入団。ドラフトの同期にはアーロン・ジャッジやタイラー・ウェイドがいる。プロ1年目こそルーキー級で打率.310をマークしたものの、その後は主に打撃面で伸び悩みが続き、プロ5年目の2017年でもまだA+級に停滞。その後、2018年にAA級、2019年にはAAA級へ昇格したが、2019年シーズン終了後にFAとなり、2020年はマーリンズ、昨季はパドレスの傘下に所属していた。

     昨季はパドレス傘下AAA級エルパソで114試合に出場して打率.306、8本塁打、42打点、8盗塁、出塁率.388、OPS.862をマーク。ブルージェイズとマイナー契約を結んだ今季はオープン戦13試合で打率.348とアピールに成功し、開幕ロースター入りを勝ち取った。メジャー通算32本塁打の実績を持つグレッグ・バードがロースター入り有力とみられていたが、ブルージェイズはバードをリリースして加藤をロースターに入れることを選択。バードが一塁しか守れないのに対し、加藤は一塁を含む複数のポジションを守れるため、ロースター争いにおいて有利に働いたと思われる。

     ブルージェイズは一塁ブラディミール・ゲレーロJr.、二塁キャバン・ビジオ、三塁マット・チャップマン、遊撃ボー・ビシェットで内野のレギュラーが固まっており、左打ちの加藤は右打ちのサンティアゴ・エスピナルとともに内野のユーティリティ的な役割を担う見込み。ただし、二塁のビジオは確固たるレギュラーではなく、限られた出場機会のなかで結果を残していけば、メジャーで活躍するチャンスは広がっていきそうだ。

  • 元ドジャースのトミー・デービスが死去 1962~63年に連続首位打者

    2022.4.5 10:24 Tuesday

     1962年から2年連続で首位打者に輝いたトミー・デービスが現地時間4月3日の夜に83歳で亡くなっていたことが明らかになった。アリゾナ州フェニックスで家族に見守られながら息を引き取ったという。ニューヨーク州ブルックリン出身のデービスは、ドジャースがロサンゼルス移転後に初めて首位打者のタイトルを獲得した選手であり、1962年に記録した230安打はロサンゼルス移転後の球団記録、153打点はブルックリン時代も含めた球団記録として現在も残っている。なお、葬儀は未定となっている。

     1939年3月21日にブルックリンで生まれたデービスは、ニューヨークのボーイズ高校で野球とバスケットボールの両方で活躍。1956年にヤンキースと契約することが決まっていた。ところが、1956年にドジャースで現役最後のシーズンを過ごしていたジャッキー・ロビンソンはデービスに電話をし、ヤンキースではなくドジャースと契約するように勧めた。スカウト部長のアル・キャンパニスもデービスの母がドジャースファンであることを把握しており、ロビンソンの言葉が決め手となってデービスを手に入れることに成功した。

     デービスは1959年9月に20歳でメジャーデビューを果たし、翌年は新人王投票5位にランクイン。1962年に打率.346、27本塁打、153打点、18盗塁、OPS.910という自己最高のシーズンを過ごし、1963年も打率.326をマークして2年連続の首位打者に輝いた。1966年までドジャースでプレーしたあと、メッツ、ホワイトソックス、パイロッツ、アストロズ、アスレチックス、カブス、オリオールズ、エンゼルス、ロイヤルズと多くのチームを転々とし、1976年限りで引退。メジャー通算1999試合に出場して2121安打、打率.294、153本塁打、1052打点、136盗塁、OPS.733をマークした。

     首位打者に輝いた1962~63年はオールスター・ゲームにも選出され、1963年にはワールドシリーズ制覇も経験。その後、1966年、1971年、1973年、1974年にもポストシーズンの舞台でプレーした。ポジションは左翼がメインだったが、三塁と中堅でも通算100試合以上にスタメン出場し、現役最後の4年間はDH制が導入されたため、ほとんどDHに専念。一塁、二塁、右翼も守った器用な選手だった。

  • 古巣復帰のプホルスが目指すもの 通算成績ではなく3つ目のリング

    2022.4.4 14:44 Monday

     11年ぶりのカージナルス復帰を果たし、今季が現役ラストイヤーとなることを明言したアルバート・プホルス。以前は通算700本塁打などのマイルストーン到達に意欲を見せていたが、ヤディアー・モリーナ、アダム・ウェインライトと再びチームメイトとして戦えることになり、「あの2人がここに残っていて、僕がキャリアを終えるときに一緒にいられるのは特別なことだ。もう1度タイトルに挑戦したい」と自身3度目のワールドシリーズ制覇を最大の目標に掲げている。今季の目標は個人成績ではなく、3つ目の優勝リングを手にすることだ。

     歴代5位の679本塁打、同3位の2150打点、同4位の1367長打と6042塁打など、メジャーリーグの歴史に残る圧倒的な実績を残しているプホルス。史上4人目の通算700本塁打まであと21本、ハンク・アーロンの通算最多打点記録更新まであと148打点に迫っているが、彼が目指す数字は「700」ではなく「3」、つまり2006年と2011年に次ぐ自身3度目のワールドシリーズ制覇である。「僕にとっては今季を楽しむこと、そしてチームの勝利に貢献することだけが目標だ」とプホルスは言う。「もし700本塁打を達成できれば特別なことだけれど、それを追い求めようとは思わない。チームの勝利に貢献することだけに全力を尽くす」と断言した。

     ここ数年のパフォーマンスや今季予想される出場機会を考えると、21本塁打や148打点といった数字は現実的ではなく、プホルスの頭はすでに切り替わっているのかもしれない。「あの2人と一緒に3度目の優勝ができれば完璧だ」と話しているように、カージナルス復帰を選択した時点で、数々の個人的なマイルストーンは目標から除外され、目標は3度目のワールドシリーズ制覇に定められた。そのためならプラトーン要員であれ、代打要員であれ、与えられた役割をなんでも全力でこなしていくつもりだ。

     セントルイスで過ごしたキャリア最初の11年間で数々の伝説を作ったプホルス。11年ぶりの古巣復帰を果たし、モリーナ、ウェインライトとともに過ごす現役最後のシーズンを迎えた。自らのキャリアを最高の形で締めくくることはできるだろうか。

  • オリオールズのブルペンがさらに弱体化 主力2人をトレードで放出

    2022.4.4 13:23 Monday

     日本時間4月4日、オリオールズはマーリンズとのトレードが成立したことを発表し、救援右腕コール・サルサーと救援左腕タナー・スコットをマーリンズへ放出した。この2人は勝ち試合の終盤を担うことが予想されていた主力リリーバーであり、もともと強固とは言えなかったオリオールズのブルペンはさらに弱体化。主力リリーバー2人を放出した対価として、マーリンズからは若手有望株2人と後日指名選手1人、さらに戦力均衡ラウンドBのドラフト指名権を獲得した。

     強豪4チームが揃うア・リーグ東部地区において、今季も最下位が確実視されているオリオールズ。数少ない勝ち試合の終盤を担った2人のリリーバーをトレードで放出し、ブルペンはマイナーリーグかと錯覚するほどの頼りないメンバーとなった。

     現在32歳のサルサーは、昨季オリオールズで60試合に登板して5勝4敗8セーブ、6ホールド、防御率2.70の好成績をマーク。2019年9月に29歳でメジャーデビューを果たした遅咲きの投手だが、今季はオリオールズでクローザーを務めることが予想されていた。

     一方、現在27歳のスコットは、昨季オリオールズで62試合に登板して5勝4敗、16ホールド、防御率5.17を記録。2020年には25試合で防御率1.31の好成績を残しており、弱体ブルペンのオリオールズにおいてサルサーにつなぐセットアッパーを担う投手だった。

     この2人を放出したことにより、オリオールズの今季のクローザーは現在27歳のディロン・テイトが最有力に。2015年ドラフト全体4位でレンジャーズに指名された元有望株だが、プロ入り後は伸び悩みが続き、2019年からリリーフ転向。昨季は自己最多の62試合に登板して防御率4.39を記録したが、通算セーブはわずか3つだけである。

     マーリンズはオリオールズの主力リリーバー2人を獲得することでブルペンに厚みを加えることに成功。クローザー候補のディラン・フローロが腕の痛みで出遅れ濃厚という状況のなか、頼れる戦力となりそうだ。

  • 開幕戦3本塁打はメジャー史上4人だけ 元近鉄・ローズも達成

    2022.4.4 04:39 Monday

     ワールドシリーズでの1試合3本塁打は過去に5度(ベーブ・ルースが2度、レジー・ジャクソン、アルバート・プホルス、パブロ・サンドバルが各1度)達成されているが、それより達成回数が少ないのがシーズン開幕戦での1試合3本塁打だ。1988年にジョージ・ベル(ブルージェイズ)が初の達成者となり、1994年にカール・ローズ(カブス)、2005年にドミトリ・ヤング(タイガース)、2018年にマット・デービッドソン(ホワイトソックス)が達成。なお、1994年のローズは日本球界で活躍したタフィ・ローズのことである。

     ベルは1987年に自己最多の47本塁打、134打点を記録して打点王のタイトルを獲得。ア・リーグMVPにも選ばれた。その勢いのままに、1988年の開幕戦ではロイヤルズのエース右腕ブレット・セイバーヘイゲンから1試合3本塁打をマーク。ブルージェイズは5対3で勝利したが、ベルは1人で4打点を叩き出し、チームの勝利の立役者となった。

     球界を驚かせたのが1994年のローズだ。前年までメジャー4年間でわずか5本塁打だった男がメッツのドワイト・グッデンからまさかの3本塁打。前年にマイナーで30本塁打を記録したパワーを見事に発揮したが、この「自己最高の1日」以降は勢いが続かず、この年は95試合で8本塁打に終わった。1995年限りでメジャーでのキャリアに区切りをつけ、日本球界へ。通算464本塁打を放つ強打者として活躍した。

     ローズから11年後、2005年にはタイガースのヤングが開幕戦での1試合3本塁打を達成。レッズ時代には4年連続打率3割の中距離砲として活躍したが、タイガース移籍2年目の2003年に自己最多の29本塁打を放ち、2005年の開幕戦でキャリア唯一の1試合3本塁打を達成した。タイガースのレジェンド、アル・ケーラインは「私が今まで見たなかで、開幕戦で最高の活躍を見せた選手だ」とヤングの活躍を称えた。

     そして、最も直近の達成者となっているのが2018年のデービッドソンだ。ホワイトソックスが14対7でロイヤルズを破った一戦でキャリア唯一の1試合3本塁打を達成。前年に自己最多の26本塁打、この年も20本塁打を放ったが、翌年はメジャーでの出場機会がなく、それ以降は2020年に放った3本塁打のみにとどまっている。

     2022年のレギュラーシーズンは日本時間4月8日に開幕する。ベル、ローズ、ヤング、デービッドソンに続く史上5人目の達成者は現れるだろうか。

  • レッズ・秋山翔吾が開幕ロースター外に マイナー降格とFAの二択

    2022.4.4 04:06 Monday

     日本時間4月4日、レッズのニック・クロールGMは秋山翔吾を開幕ロースターの28人から外すことを発表した。総額2100万ドルの3年契約の最終年を迎えている秋山は、契約のなかにマイナー降格を拒否する権利が含まれており、マイナー降格を拒否してFAになることができる。「結果がすべて」と球団の決断に理解を示した秋山は今後について「自分のなかでは決まっているが、いろんな人に相談しないといけない」とコメント。「そんなに時間はかからないと思います」と話しており、決断が注目される。

     現在33歳の秋山は、メジャー最初の2年間で合計142試合に出場して打率.224、14二塁打、1三塁打、0本塁打、21打点、9盗塁、出塁率.320、OPS.594を記録。勝負の3年目を迎え、打撃改造に取り組んでオープン戦に臨んでいたが、ここまで7試合に出場して22打数4安打(すべて単打)、打率.182、OPS.364と思うような結果を残すことができていなかった。

    「ジ・アスレチック」でレッズを担当するC・トレント・ローズクランス記者は「秋山はAAA級への降格を拒否できる。その場合はDFAされることになる」とツイート。「秋山は昨季もAAA級への降格を拒否していた。今回降格を拒否した場合、木曜日(=シーズン開幕の日本時間4月8日)にDFAが発表されるだろう」と情報を付け加えた。

     昨季の外野レギュラー3人のうち、ニック・カステヤノスがFA、ジェシー・ウィンカーがトレードでチームを去ったレッズだが、FAでトミー・ファム、ウィンカーとのトレードでジェイク・フレイリーを獲得。昨季レギュラーのタイラー・ネークインはチームに残っており、元有望株のニック・センゼルはオープン戦で打率.357をマークするなど、レギュラーポジション獲得に向けてアピールを続けている。さらには右のパワーヒッターであるアリスティデス・アキーノも控えており、「左の控え外野手」という点でフレイリーと役割が被る秋山に居場所は残されていなかった。

     秋山はマイナー降格を受け入れた場合、AAA級で開幕を迎え、メジャー再昇格に向けてプレーを続けることになる。マイナー降格を拒否した場合は、DFA後にFAとなり、日本球界復帰も含め、自由に移籍先を探すことができる。

  • ロドリゲスがメッツへ ニューヨーク2球団のトレードは4年ぶり

    2022.4.4 03:39 Monday

     ニューヨークを本拠地とする2球団が約4年ぶりとなるトレードを成立させた。メッツは救援右腕ミゲル・カストロをヤンキースへ放出し、日本プロ野球の中日ドラゴンズでも活躍した救援左腕ジョエリー・ロドリゲスを獲得。ニューヨーク2球団によるトレードは2018年4月にマイナーリーガー同士を交換して以来4年ぶり16度目であり、メジャーリーガー同士の目立ったトレードに限れば、2004年にヤンキースがマイク・スタントン、メッツがフェリックス・ヘレディアを獲得するリリーバー同士のトレードを成立させて以来となった。

     現在30歳のロドリゲスは、昨季レンジャーズとヤンキースで合計52試合に登板して46回1/3を投げ、2勝3敗1セーブ、14ホールド、防御率4.66、47奪三振を記録。レンジャーズでは防御率5点台と打ち込まれたが、ヤンキース移籍後は防御率2点台を記録し、シーズン終了後にオプション破棄でFAとなったものの、1年200万ドルで再契約を結んでいた。メッツはブルペンに左腕が不足しており、招待選手のチェイセン・シュリーブやアレックス・クラウディオの開幕ロースター入りが有力視されていたが、ロドリゲスの加入が両左腕の去就に与える影響は現時点では不明だ。

     一方、現在27歳のカストロは、昨季メッツで69試合に登板して70回1/3を投げ、3勝4敗、9ホールド、防御率3.45、77奪三振を記録。短縮シーズンの2020年を除き、2018年以降はいずれのシーズンも63試合以上に登板しており、メジャーでの実績ではロドリゲスを上回る。メッツが救援左腕を欲しがった結果のトレード成立と言えるだろう。なお、カストロは今季終了後にFAとなる予定である。

     メッツのナ・リーグ加盟(1962年)以降、ニューヨーク2球団によるトレードは今回が16度目。過去のトレードをさかのぼってみると、比較的小規模なトレードが多く、ヤンキースがロビン・ベンチュラ、メッツがデービッド・ジャスティスを獲得した2001年12月のトレードが最大規模と言われている。

  • パドレスが先発補強 2対2のトレードで左腕・マネイアを獲得

    2022.4.4 03:16 Monday

     日本時間4月4日、パドレスはエイドリアン・マルティネス、エウリビエル・アンヘレスという2人の若手有望株をアスレチックスへ放出し、ショーン・マネイアとアーロン・ホリデイの2選手を獲得するトレードが成立したことを発表した。ダルビッシュ有、ジョー・マスグローブを筆頭に多くの先発投手を抱えるパドレスだが、コンディション面に不安を残す選手も多く、実際にトミー・ジョン手術明けのマイク・クレビンジャーは膝を痛めて故障者リスト入りが濃厚となっている。そうした状況のなか、実績十分のマネイアの加入は朗報だ。

     現在30歳のマネイアは、昨季アスレチックスで32試合に先発して179回1/3を投げ、11勝10敗、防御率3.91、194奪三振を記録。2018年4月21日のレッドソックス戦でノーヒッターを達成するなど、2017年から2年連続12勝を挙げた実績があり、肩の故障による長期離脱から復帰した2019年9月以降も先発ローテーションの一角として安定した活躍を披露。アスレチックス先発陣の中心的存在の1人だったが、今季終了後にFAとなるため、チームが年俸総額削減を進めるなかで放出が確実視されていた。

     パドレスはダルビッシュ、マスグローブ、クレビンジャー、ニック・マルティネス、ブレイク・スネル、クリス・パダック、マッケンジー・ゴア、ライアン・ウェザースなど多くの先発投手を抱えているが、トミー・ジョン手術明けのクレビンジャーは故障者リストで開幕を迎える可能性が高く、スネルもスローペースの調整が続いている。パダックは昨季肘の故障でシーズンを早めに終えており、マルティネスは5年ぶりのメジャー復帰、ゴアはメジャー未経験と不確定要素も多い。マネイアの加入は計算できる先発投手が増えるという点において、チームにとって大きなプラスとなることは間違いない。

     なお、パドレスが放出した2選手は、いずれも「MLBパイプライン」が公開している球団別プロスペクト・ランキングでトップ30以内にランクインしていた有望株(アンヘレスが12位、マルティネスが26位)。マネイアとともに獲得したホリデイは昨年のドラフトでアスレチックスから13巡目指名を受けた選手である。

  • ホズマー、パダックらを含むパドレスとメッツのトレードは破談へ

    2022.4.3 11:20 Sunday

     パドレスとメッツはエリック・ホズマー、クリス・パダック、エミリオ・パガン(以上パドレス)、ドミニク・スミス(メッツ)を含むトレード交渉を行っていたことが報じられているが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、このトレード交渉は破談となる可能性が高まっているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者も「今回提案されたトレードは実現しないだろう」と伝えている。パドレスが年俸の一部を負担する予定だったとはいえ、ホズマーを引き取ることにメッツ側が難色を示したとみられる。

     今回のトレード交渉はジェイコブ・デグロム(メッツ)が肩甲骨付近のストレス反応で1カ月以上の戦線離脱が確実となり、メッツの投手補強が必要になったことで本格化。メッツは先発右腕パダック、救援右腕パガンとの抱き合わせでホズマーを引き取り、ホズマーの穴を埋める一塁手としてスミスをパドレスへ放出する見込みだった。ホズマーは8年1億4400万ドルの長期契約のうち4年5900万ドル分の契約を残しているが、3000万ドル以上をパドレスが負担する予定だったという。

     デグロムの離脱に加えてマックス・シャーザーも右ハムストリングに不安を抱えるという状況のなか、パダックとパガンを獲得できるトレードはメッツにとって魅力的だったと思われるが、一塁にピート・アロンソ、指名打者候補にロビンソン・カノーやJ・D・デービスがいる以上、ホズマーの居場所はない。メッツが負担するのは年平均600~700万ドルほどだったとはいえ、ホズマーを引き取ってまでトレードを成立させる必要はないとの判断に至ったようだ。

     ホズマーは今季終了後にサービスタイム10年以上かつ同一球団で5年連続プレーした選手に与えられる完全なトレード拒否権を得るため、パドレスがホズマーのトレードをホズマーの許可なしに実現するチャンスは今季が最後(現在ホズマーは10球団に対するトレード拒否権を持っている)。しかし、年俸に見合わないパフォーマンスが続いているホズマーのトレードを実現するのは容易ではなさそうだ。

  • ガーディアンズがクラセと5年契約 ラミレスとも契約延長交渉中か

    2022.4.3 10:28 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ガーディアンズは24歳の若き守護神エマニュエル・クラセと5年2000万ドルの契約を結ぶことで合意に達したようだ。この5年契約には2年分の球団オプションが付属しており、ガーディアンズは最大2028年までクラセを保有することが可能になる。また、チーム最大のスター選手、ホセ・ラミレスとも契約延長交渉を行っているようだが、こちらはあまり進展していないという。ガーディアンズからのオファーに対し、ラミレス側が対案を提示したが、交渉は難航しているとみられる。

     クラセは2019年にレンジャーズでメジャーデビューし、同年12月にコリー・クルーバーとのトレードでガーディアンズ(当時インディアンス)に加入。薬物規定違反による出場停止処分で2020年シーズンを全休したが、昨季は71試合に登板して4勝5敗24セーブ、6ホールド、防御率1.29という見事な活躍を見せた。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、今回の5年2000万ドルの契約にはサインボーナス200万ドルが含まれており、2027年と2028年の球団オプションはいずれも1000万ドル(またはバイアウト200万ドル)。ただし、出来高の条件をクリアすることで2027年と2028年はそれぞれ最大1300万ドルを得られるという。クラセは2026年シーズン終了後にFAとなる予定のため、ガーディアンズは2年分のオプションを行使することでFAを2年先延ばしにできる。

     一方、現在29歳のラミレスは昨季152試合に出場して打率.266、36本塁打、103打点、27盗塁、OPS.893をマークし、MVP投票6位にランクイン。2017年と2018年に同3位、2020年には同2位にランクインしたことがあり、球界を代表する三塁手として活躍を続けている。今季限りで6年3600万ドルの契約が終了するが、来季は1400万ドルの球団オプションとなっており、ガーディアンズは少なくとも来季まで保有可能。ラミレスがFAになる前に契約延長を実現したいところだが、球団史上最大の契約がエドウィン・エンカーナシオンに与えた3年6000万ドルと資金力に乏しいガーディアンズでは、ラミレス側を満足させるような長期契約のオファーを提示するのは難しいかもしれない。

  • ブレーブスの救援右腕・ジャクソン トミー・ジョン手術が濃厚に

    2022.4.3 04:40 Sunday

     昨季ブレーブスのセットアッパーとして活躍し、リーグ2位の31ホールドをマークしたルーク・ジャクソンがトミー・ジョン手術を受ける可能性が高まっている。ブレーブスはジャクソンがMRI検査を受けた結果、右肘の内側側副靭帯にダメージが見つかったことを発表。トミー・ジョン手術からの復帰には通常12~18カ月を要するため、手術を受けた場合、今季中の復帰は絶望となる。今オフのブレーブスはケンリー・ジャンセンらを獲得してブルペンの層に厚みを加えており、今オフの補強が持つ意味はさらに大きくなりそうだ。

     現在30歳のジャクソンは2015年にレンジャーズでメジャーデビューし、2017年からブレーブスに加わった。メジャーに定着したのは2019年シーズンで、この年は70試合に登板して9勝2敗18セーブ、9ホールドを記録。翌年は防御率6.84と不振に苦しんだが、昨季は自己最多の71試合に登板して2勝2敗、31ホールド、防御率1.98というキャリアハイの成績を残した。ポストシーズンでは11試合に登板して4ホールドを記録。リーグ優勝決定シリーズでは打ち込まれたが、地区シリーズとワールドシリーズは合計7試合を無失点に抑え、26年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した。

     ブレーブスは昨季のワールドシリーズ制覇の立役者となったウィル・スミス、タイラー・マツェック、A・J・ミンターらの強力ブルペンを誇り、さらに今オフはジャンセン、コリン・マクヒュー、ダレン・オデイ、タイラー・ソーンバーグらを補強。強力ブルペンはより一層充実し、層が厚くなった。ジャクソンの離脱を想定した動きではなかったはずだが、ブルペンの層に厚みを加えていたことでジャクソン離脱のダメージを最小限に食い止めることができそうだ。

     ジャンセンの加入により、昨季クローザーを務めたスミスがセットアッパーに回り、ジャクソンに代わる右のセットアッパーはマクヒューが有力。マツェックとミンターの両左腕、オデイとソーンバーグの両ベテラン右腕らが脇を固めるブルペンはメジャー屈指の充実度を誇っている。

  • メッツに暗雲 デグロムに続いてシャーザーも開幕アウトの可能性

    2022.4.3 03:44 Sunday

     ジェイコブ・デグロムの開幕投手回避と4週間のシャットダウンが決定したメッツだが、代役筆頭候補のマックス・シャーザーも開幕戦の登板を回避する可能性が出てきた。日本時間4月3日の紅白戦で7イニングを投げる予定だったシャーザーは、右ハムストリングの張りを訴えて登板を回避。軽症であることを強調したものの、開幕戦の登板については明言しなかった。メッツは日本時間4月8日から敵地ワシントンでナショナルズとの4連戦を戦うが、開幕戦のマウンドにはいったい誰が立つことになるのだろうか。

     シャーザーが最初に右ハムストリングの異変に気付いたのは、日本時間4月1日に日課のランニングを行っていたときだったという。「その後の2日間は順調に回復していた」そうだが、紅白戦の登板に向けてウォーミングアップをしようとしたところ、右ハムストリングの張りが再発。無理に登板して状態を悪化させるリスクを避けるため、登板を回避し、軽めのキャッチボールを行うにとどめた。

     メッツは開幕戦からデグロム、シャーザー、クリス・バシット、カルロス・カラスコ、タイワン・ウォーカーの順に先発することを想定して登板スケジュールを組んでいたため、シャーザーが開幕戦に投げられない場合、残りの3人のいずれかを開幕戦に登板させようとするとスケジュールに無理が生じる。バック・ショウォルター監督はバシット、カラスコ、ウォーカーの3人について「調整ルーティーンを乱したくない」との意向を示しており、シャーザーが投げられない場合は、ローテを前倒しするのではなく、単純に代役を立てることになりそうだ。

     デグロムの代役としてローテ入りする可能性があるのは、タイラー・メギル、デービッド・ピーターソン、トレバー・ウィリアムスの3人。よって、シャーザーが開幕戦に投げられない場合、このうちの誰かが開幕投手を務めるとみられる。あるいはブルペンデーで開幕戦に臨む可能性もある。なお、メッツはクリス・パダック(パドレス)を獲得するトレード交渉を行っているとの報道もあり、シャーザーの登板可否も含め、今後の動向に注目したい。

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