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  • 有望株の開幕ロースター入りが続々決定 労使協定の新ルール効果か

    2022.4.5 12:30 Tuesday

    「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体3位のフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)と同4位のスペンサー・トーケルソン(タイガース)を筆頭に、各球団のトップ・プロスペクトたちが続々と開幕ロースター入りを決めている。これまでは調停権やFA権の取得を遅らせるためにプロスペクトのメジャー昇格を意図的に遅らせる球団が多かったが、今季は過去に例を見ないほど各球団が積極的にプロスペクトを抜擢している。この背景には今回の労使協定で決められた新ルールが影響しているとみられる。

     メジャーリーグ公式サイトによると、プロスペクト・ランキング全体100位以内の選手のうち、現地時間4月4日の夜の時点で開幕ロースター入りが正式に発表されたのは8人。前述のロドリゲスとトーケルソンのほか、全体21位のリード・デトマーズ(エンゼルス)、同22位のハンター・グリーン(レッズ)、同31位のジョーイ・バート(ジャイアンツ)、同42位のニック・ロドロ(レッズ)、同97位のジョー・ライアン(ツインズ)、同98位のマット・ブラッシュ(マリナーズ)が開幕メジャーを勝ち取った。

     さらに、全体1位のボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)や同9位のCJ・エイブラムス(パドレス)、同45位のブライソン・ストット(フィリーズ)らも開幕メジャーに向けてアピールを続けている。過去2シーズンは開幕ロースター入りを果たした全体100位以内のプロスペクトが各2人しかおらず、すでに8人の開幕ロースター入りが決まっているのは驚くべきことだ。

     これには労使協定の新ルールが影響している可能性が高い。まず、新人王投票で2位以内の選手には、今季から実際のサービスタイムに関係なく1年分のサービスタイムが保証されることになった。要するに、新人王レースに絡みそうな有力新人の昇格を意図的に遅らせることは無意味になったというわけだ。また、プロスペクトが新人王投票3位以内またはMVP投票とサイ・ヤング賞投票で5位以内に入った場合、その選手が所属する球団には追加のドラフト指名権が与えられる。プロスペクトを積極的に起用するインセンティブが生まれたのだ。

     これらの新ルールにより、ポストシーズン進出を狙う球団が即戦力のプロスペクトを積極的に起用する流れが生まれている。少なくとも現時点では、サービスタイム操作を抑制するための新ルールは成功していると言えそうだ。

  • プホルスが22年連続開幕スタメン決定 メジャー史上4人目の快挙に

    2022.4.5 11:50 Tuesday

     カージナルスのオリバー・マーモル新監督は、相手投手との相性や様々なデータに基づいて今季の各試合のスタメンを決定する方針を明らかにしていた。しかし、どうやら開幕戦はその例外となるようだ。マーモル監督は日本時間4月8日に本拠地ブッシュ・スタジアムで行われるパイレーツとの開幕戦にアルバート・プホルスを指名打者としてスタメン起用することを明言。パイレーツの開幕投手は右腕JT・ブルベイカーであり、本来なら左打者のコリー・ディッカーソンが指名打者に入るところだが、若き指揮官はプホルスを起用することを決めた。

     現在42歳のプホルスは今季、2011年以来11年ぶりに古巣カージナルスへ復帰。メジャー1年目の2001年に「6番・レフト」で開幕戦にスタメン出場して以降、カージナルスでの11シーズン、エンゼルスでの10シーズンはいずれも開幕戦にスタメン出場しており、開幕スタメンは今季で22年連続となる。これはハンク・アーロン、カール・ヤストレムスキーの両レジェンドと並ぶメジャー史上2位タイの大記録。これを上回るのは23年連続のピート・ローズただ1人である。

     35歳のマーモル監督は「私の知っている限りでは、ピートが23年連続、2人が22年連続だ。だから(プホルスが22年連続で開幕戦にスタメン出場することは)意味のあることなんだ」とコメント。「相手投手との相性を考えるのもいいが、アルバートが右腕と対戦してもいいわけだし、その記録には意味がある。当日のブッシュ・スタジアムは騒がしくなるだろうね」と古巣復帰のプホルスに本拠地での開幕戦という最高の舞台を用意した。

     カージナルスはすでにアダム・ウェインライトが自身6度目の開幕投手を務めることが決まっており、プホルス、ヤディアー・モリーナ、ウェインライトという3人のレジェンドが開幕スタメンに名を連ねることになる。「僕たちには球界で最高のファンがいる。あの球場でプレーした11年間で僕はそれを実感した。あの球場で過ごす時間は特別だし、今後の人生でもその思い出を大切にしていくよ」とプホルス。いよいよ伝説の最終章が幕を開ける。

  • グリーン離脱のタイガースが外野手補強 レイズからメドウズを獲得

    2022.4.5 11:22 Tuesday

     日本時間4月5日、タイガースはレイズからトレードで強打者オースティン・メドウズを獲得したことを発表した。開幕ロースター入りが確実視されていた有望株ライリー・グリーンが自打球で骨折したため、外野手の補強が必要となっていた。一方、レイズはメドウズ放出の対価として若手三塁手アイザック・パレイデスと戦力均衡ラウンドBのドラフト指名権を獲得。ロックアウト終了後、数週間にわたってメドウズの放出を検討していることが報じられていたが、開幕直前にトレードを成立させた。

     現在26歳のメドウズは、昨季レイズで142試合に出場して打率.234、27本塁打、106打点(自己最多)、OPS.772を記録。2019年には打率.291、33本塁打、89打点、OPS.922の好成績を残し、オールスター・ゲームに選出された経験もある。サービスタイムは3年74日であり、タイガースはメドウズがFAになるまであと3年保有可能。今季の年俸は400万ドルである。

     現在23歳のパレイデスは、昨季タイガースで23試合に出場して打率.208、1本塁打、5打点、OPS.625を記録。AAA級トレドでは72試合で打率.265、11本塁打、42打点、出塁率.397、OPS.847をマークした。

     タイガースは正中堅手として開幕ロースター入りする予定だったグリーンがオープン戦で右足に自打球を当てて骨折。左翼アキル・バドゥー、中堅ビクトル・レイエス、右翼ロビー・グロスマンという布陣で開幕を迎えると思われたが、ここにきてメドウズの獲得に成功した。メドウズが左翼に入り、バドゥーが中堅に回る布陣が有力だ。

     なお、メドウズの4歳年下の弟であるパーカー・メドウズは、2018年ドラフト2巡目(全体44位)指名でタイガースに入団しており、メドウズ兄弟がタイガースで揃うことになった。現在22歳のパーカーは今春のオープン戦で3試合に出場して3打数3安打4打点1盗塁、OPS2.083の大活躍。今季はA+級で開幕を迎える見込みとなっている。

  • ブルージェイズ・加藤豪将が開幕ロースター入りへ 米記者が伝える

    2022.4.5 10:46 Tuesday

     ブルージェイズはマイナー契約の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加していた加藤豪将を開幕ロースターに登録することを決めたようだ。「スポーツネット」のベン・ニコルソン・スミスなど複数の記者が伝えた。現在27歳の加藤は、2013年ドラフト2巡目でヤンキースから指名されてプロ入りし、今季がプロ10年目。これまで1度もメジャー昇格の経験はなく、悲願の初昇格となる。なお、ブルージェイズがロースターの40人枠に空きがあるため、加藤の昇格に伴うロースター変更は必要ない。

     加藤は2013年にカリフォルニア州サンディエゴのランチョ・バーナード高校からヤンキースに入団。ドラフトの同期にはアーロン・ジャッジやタイラー・ウェイドがいる。プロ1年目こそルーキー級で打率.310をマークしたものの、その後は主に打撃面で伸び悩みが続き、プロ5年目の2017年でもまだA+級に停滞。その後、2018年にAA級、2019年にはAAA級へ昇格したが、2019年シーズン終了後にFAとなり、2020年はマーリンズ、昨季はパドレスの傘下に所属していた。

     昨季はパドレス傘下AAA級エルパソで114試合に出場して打率.306、8本塁打、42打点、8盗塁、出塁率.388、OPS.862をマーク。ブルージェイズとマイナー契約を結んだ今季はオープン戦13試合で打率.348とアピールに成功し、開幕ロースター入りを勝ち取った。メジャー通算32本塁打の実績を持つグレッグ・バードがロースター入り有力とみられていたが、ブルージェイズはバードをリリースして加藤をロースターに入れることを選択。バードが一塁しか守れないのに対し、加藤は一塁を含む複数のポジションを守れるため、ロースター争いにおいて有利に働いたと思われる。

     ブルージェイズは一塁ブラディミール・ゲレーロJr.、二塁キャバン・ビジオ、三塁マット・チャップマン、遊撃ボー・ビシェットで内野のレギュラーが固まっており、左打ちの加藤は右打ちのサンティアゴ・エスピナルとともに内野のユーティリティ的な役割を担う見込み。ただし、二塁のビジオは確固たるレギュラーではなく、限られた出場機会のなかで結果を残していけば、メジャーで活躍するチャンスは広がっていきそうだ。

  • 元ドジャースのトミー・デービスが死去 1962~63年に連続首位打者

    2022.4.5 10:24 Tuesday

     1962年から2年連続で首位打者に輝いたトミー・デービスが現地時間4月3日の夜に83歳で亡くなっていたことが明らかになった。アリゾナ州フェニックスで家族に見守られながら息を引き取ったという。ニューヨーク州ブルックリン出身のデービスは、ドジャースがロサンゼルス移転後に初めて首位打者のタイトルを獲得した選手であり、1962年に記録した230安打はロサンゼルス移転後の球団記録、153打点はブルックリン時代も含めた球団記録として現在も残っている。なお、葬儀は未定となっている。

     1939年3月21日にブルックリンで生まれたデービスは、ニューヨークのボーイズ高校で野球とバスケットボールの両方で活躍。1956年にヤンキースと契約することが決まっていた。ところが、1956年にドジャースで現役最後のシーズンを過ごしていたジャッキー・ロビンソンはデービスに電話をし、ヤンキースではなくドジャースと契約するように勧めた。スカウト部長のアル・キャンパニスもデービスの母がドジャースファンであることを把握しており、ロビンソンの言葉が決め手となってデービスを手に入れることに成功した。

     デービスは1959年9月に20歳でメジャーデビューを果たし、翌年は新人王投票5位にランクイン。1962年に打率.346、27本塁打、153打点、18盗塁、OPS.910という自己最高のシーズンを過ごし、1963年も打率.326をマークして2年連続の首位打者に輝いた。1966年までドジャースでプレーしたあと、メッツ、ホワイトソックス、パイロッツ、アストロズ、アスレチックス、カブス、オリオールズ、エンゼルス、ロイヤルズと多くのチームを転々とし、1976年限りで引退。メジャー通算1999試合に出場して2121安打、打率.294、153本塁打、1052打点、136盗塁、OPS.733をマークした。

     首位打者に輝いた1962~63年はオールスター・ゲームにも選出され、1963年にはワールドシリーズ制覇も経験。その後、1966年、1971年、1973年、1974年にもポストシーズンの舞台でプレーした。ポジションは左翼がメインだったが、三塁と中堅でも通算100試合以上にスタメン出場し、現役最後の4年間はDH制が導入されたため、ほとんどDHに専念。一塁、二塁、右翼も守った器用な選手だった。

  • 古巣復帰のプホルスが目指すもの 通算成績ではなく3つ目のリング

    2022.4.4 14:44 Monday

     11年ぶりのカージナルス復帰を果たし、今季が現役ラストイヤーとなることを明言したアルバート・プホルス。以前は通算700本塁打などのマイルストーン到達に意欲を見せていたが、ヤディアー・モリーナ、アダム・ウェインライトと再びチームメイトとして戦えることになり、「あの2人がここに残っていて、僕がキャリアを終えるときに一緒にいられるのは特別なことだ。もう1度タイトルに挑戦したい」と自身3度目のワールドシリーズ制覇を最大の目標に掲げている。今季の目標は個人成績ではなく、3つ目の優勝リングを手にすることだ。

     歴代5位の679本塁打、同3位の2150打点、同4位の1367長打と6042塁打など、メジャーリーグの歴史に残る圧倒的な実績を残しているプホルス。史上4人目の通算700本塁打まであと21本、ハンク・アーロンの通算最多打点記録更新まであと148打点に迫っているが、彼が目指す数字は「700」ではなく「3」、つまり2006年と2011年に次ぐ自身3度目のワールドシリーズ制覇である。「僕にとっては今季を楽しむこと、そしてチームの勝利に貢献することだけが目標だ」とプホルスは言う。「もし700本塁打を達成できれば特別なことだけれど、それを追い求めようとは思わない。チームの勝利に貢献することだけに全力を尽くす」と断言した。

     ここ数年のパフォーマンスや今季予想される出場機会を考えると、21本塁打や148打点といった数字は現実的ではなく、プホルスの頭はすでに切り替わっているのかもしれない。「あの2人と一緒に3度目の優勝ができれば完璧だ」と話しているように、カージナルス復帰を選択した時点で、数々の個人的なマイルストーンは目標から除外され、目標は3度目のワールドシリーズ制覇に定められた。そのためならプラトーン要員であれ、代打要員であれ、与えられた役割をなんでも全力でこなしていくつもりだ。

     セントルイスで過ごしたキャリア最初の11年間で数々の伝説を作ったプホルス。11年ぶりの古巣復帰を果たし、モリーナ、ウェインライトとともに過ごす現役最後のシーズンを迎えた。自らのキャリアを最高の形で締めくくることはできるだろうか。

  • オリオールズのブルペンがさらに弱体化 主力2人をトレードで放出

    2022.4.4 13:23 Monday

     日本時間4月4日、オリオールズはマーリンズとのトレードが成立したことを発表し、救援右腕コール・サルサーと救援左腕タナー・スコットをマーリンズへ放出した。この2人は勝ち試合の終盤を担うことが予想されていた主力リリーバーであり、もともと強固とは言えなかったオリオールズのブルペンはさらに弱体化。主力リリーバー2人を放出した対価として、マーリンズからは若手有望株2人と後日指名選手1人、さらに戦力均衡ラウンドBのドラフト指名権を獲得した。

     強豪4チームが揃うア・リーグ東部地区において、今季も最下位が確実視されているオリオールズ。数少ない勝ち試合の終盤を担った2人のリリーバーをトレードで放出し、ブルペンはマイナーリーグかと錯覚するほどの頼りないメンバーとなった。

     現在32歳のサルサーは、昨季オリオールズで60試合に登板して5勝4敗8セーブ、6ホールド、防御率2.70の好成績をマーク。2019年9月に29歳でメジャーデビューを果たした遅咲きの投手だが、今季はオリオールズでクローザーを務めることが予想されていた。

     一方、現在27歳のスコットは、昨季オリオールズで62試合に登板して5勝4敗、16ホールド、防御率5.17を記録。2020年には25試合で防御率1.31の好成績を残しており、弱体ブルペンのオリオールズにおいてサルサーにつなぐセットアッパーを担う投手だった。

     この2人を放出したことにより、オリオールズの今季のクローザーは現在27歳のディロン・テイトが最有力に。2015年ドラフト全体4位でレンジャーズに指名された元有望株だが、プロ入り後は伸び悩みが続き、2019年からリリーフ転向。昨季は自己最多の62試合に登板して防御率4.39を記録したが、通算セーブはわずか3つだけである。

     マーリンズはオリオールズの主力リリーバー2人を獲得することでブルペンに厚みを加えることに成功。クローザー候補のディラン・フローロが腕の痛みで出遅れ濃厚という状況のなか、頼れる戦力となりそうだ。

  • 開幕戦3本塁打はメジャー史上4人だけ 元近鉄・ローズも達成

    2022.4.4 04:39 Monday

     ワールドシリーズでの1試合3本塁打は過去に5度(ベーブ・ルースが2度、レジー・ジャクソン、アルバート・プホルス、パブロ・サンドバルが各1度)達成されているが、それより達成回数が少ないのがシーズン開幕戦での1試合3本塁打だ。1988年にジョージ・ベル(ブルージェイズ)が初の達成者となり、1994年にカール・ローズ(カブス)、2005年にドミトリ・ヤング(タイガース)、2018年にマット・デービッドソン(ホワイトソックス)が達成。なお、1994年のローズは日本球界で活躍したタフィ・ローズのことである。

     ベルは1987年に自己最多の47本塁打、134打点を記録して打点王のタイトルを獲得。ア・リーグMVPにも選ばれた。その勢いのままに、1988年の開幕戦ではロイヤルズのエース右腕ブレット・セイバーヘイゲンから1試合3本塁打をマーク。ブルージェイズは5対3で勝利したが、ベルは1人で4打点を叩き出し、チームの勝利の立役者となった。

     球界を驚かせたのが1994年のローズだ。前年までメジャー4年間でわずか5本塁打だった男がメッツのドワイト・グッデンからまさかの3本塁打。前年にマイナーで30本塁打を記録したパワーを見事に発揮したが、この「自己最高の1日」以降は勢いが続かず、この年は95試合で8本塁打に終わった。1995年限りでメジャーでのキャリアに区切りをつけ、日本球界へ。通算464本塁打を放つ強打者として活躍した。

     ローズから11年後、2005年にはタイガースのヤングが開幕戦での1試合3本塁打を達成。レッズ時代には4年連続打率3割の中距離砲として活躍したが、タイガース移籍2年目の2003年に自己最多の29本塁打を放ち、2005年の開幕戦でキャリア唯一の1試合3本塁打を達成した。タイガースのレジェンド、アル・ケーラインは「私が今まで見たなかで、開幕戦で最高の活躍を見せた選手だ」とヤングの活躍を称えた。

     そして、最も直近の達成者となっているのが2018年のデービッドソンだ。ホワイトソックスが14対7でロイヤルズを破った一戦でキャリア唯一の1試合3本塁打を達成。前年に自己最多の26本塁打、この年も20本塁打を放ったが、翌年はメジャーでの出場機会がなく、それ以降は2020年に放った3本塁打のみにとどまっている。

     2022年のレギュラーシーズンは日本時間4月8日に開幕する。ベル、ローズ、ヤング、デービッドソンに続く史上5人目の達成者は現れるだろうか。

  • レッズ・秋山翔吾が開幕ロースター外に マイナー降格とFAの二択

    2022.4.4 04:06 Monday

     日本時間4月4日、レッズのニック・クロールGMは秋山翔吾を開幕ロースターの28人から外すことを発表した。総額2100万ドルの3年契約の最終年を迎えている秋山は、契約のなかにマイナー降格を拒否する権利が含まれており、マイナー降格を拒否してFAになることができる。「結果がすべて」と球団の決断に理解を示した秋山は今後について「自分のなかでは決まっているが、いろんな人に相談しないといけない」とコメント。「そんなに時間はかからないと思います」と話しており、決断が注目される。

     現在33歳の秋山は、メジャー最初の2年間で合計142試合に出場して打率.224、14二塁打、1三塁打、0本塁打、21打点、9盗塁、出塁率.320、OPS.594を記録。勝負の3年目を迎え、打撃改造に取り組んでオープン戦に臨んでいたが、ここまで7試合に出場して22打数4安打(すべて単打)、打率.182、OPS.364と思うような結果を残すことができていなかった。

    「ジ・アスレチック」でレッズを担当するC・トレント・ローズクランス記者は「秋山はAAA級への降格を拒否できる。その場合はDFAされることになる」とツイート。「秋山は昨季もAAA級への降格を拒否していた。今回降格を拒否した場合、木曜日(=シーズン開幕の日本時間4月8日)にDFAが発表されるだろう」と情報を付け加えた。

     昨季の外野レギュラー3人のうち、ニック・カステヤノスがFA、ジェシー・ウィンカーがトレードでチームを去ったレッズだが、FAでトミー・ファム、ウィンカーとのトレードでジェイク・フレイリーを獲得。昨季レギュラーのタイラー・ネークインはチームに残っており、元有望株のニック・センゼルはオープン戦で打率.357をマークするなど、レギュラーポジション獲得に向けてアピールを続けている。さらには右のパワーヒッターであるアリスティデス・アキーノも控えており、「左の控え外野手」という点でフレイリーと役割が被る秋山に居場所は残されていなかった。

     秋山はマイナー降格を受け入れた場合、AAA級で開幕を迎え、メジャー再昇格に向けてプレーを続けることになる。マイナー降格を拒否した場合は、DFA後にFAとなり、日本球界復帰も含め、自由に移籍先を探すことができる。

  • ロドリゲスがメッツへ ニューヨーク2球団のトレードは4年ぶり

    2022.4.4 03:39 Monday

     ニューヨークを本拠地とする2球団が約4年ぶりとなるトレードを成立させた。メッツは救援右腕ミゲル・カストロをヤンキースへ放出し、日本プロ野球の中日ドラゴンズでも活躍した救援左腕ジョエリー・ロドリゲスを獲得。ニューヨーク2球団によるトレードは2018年4月にマイナーリーガー同士を交換して以来4年ぶり16度目であり、メジャーリーガー同士の目立ったトレードに限れば、2004年にヤンキースがマイク・スタントン、メッツがフェリックス・ヘレディアを獲得するリリーバー同士のトレードを成立させて以来となった。

     現在30歳のロドリゲスは、昨季レンジャーズとヤンキースで合計52試合に登板して46回1/3を投げ、2勝3敗1セーブ、14ホールド、防御率4.66、47奪三振を記録。レンジャーズでは防御率5点台と打ち込まれたが、ヤンキース移籍後は防御率2点台を記録し、シーズン終了後にオプション破棄でFAとなったものの、1年200万ドルで再契約を結んでいた。メッツはブルペンに左腕が不足しており、招待選手のチェイセン・シュリーブやアレックス・クラウディオの開幕ロースター入りが有力視されていたが、ロドリゲスの加入が両左腕の去就に与える影響は現時点では不明だ。

     一方、現在27歳のカストロは、昨季メッツで69試合に登板して70回1/3を投げ、3勝4敗、9ホールド、防御率3.45、77奪三振を記録。短縮シーズンの2020年を除き、2018年以降はいずれのシーズンも63試合以上に登板しており、メジャーでの実績ではロドリゲスを上回る。メッツが救援左腕を欲しがった結果のトレード成立と言えるだろう。なお、カストロは今季終了後にFAとなる予定である。

     メッツのナ・リーグ加盟(1962年)以降、ニューヨーク2球団によるトレードは今回が16度目。過去のトレードをさかのぼってみると、比較的小規模なトレードが多く、ヤンキースがロビン・ベンチュラ、メッツがデービッド・ジャスティスを獲得した2001年12月のトレードが最大規模と言われている。

  • パドレスが先発補強 2対2のトレードで左腕・マネイアを獲得

    2022.4.4 03:16 Monday

     日本時間4月4日、パドレスはエイドリアン・マルティネス、エウリビエル・アンヘレスという2人の若手有望株をアスレチックスへ放出し、ショーン・マネイアとアーロン・ホリデイの2選手を獲得するトレードが成立したことを発表した。ダルビッシュ有、ジョー・マスグローブを筆頭に多くの先発投手を抱えるパドレスだが、コンディション面に不安を残す選手も多く、実際にトミー・ジョン手術明けのマイク・クレビンジャーは膝を痛めて故障者リスト入りが濃厚となっている。そうした状況のなか、実績十分のマネイアの加入は朗報だ。

     現在30歳のマネイアは、昨季アスレチックスで32試合に先発して179回1/3を投げ、11勝10敗、防御率3.91、194奪三振を記録。2018年4月21日のレッドソックス戦でノーヒッターを達成するなど、2017年から2年連続12勝を挙げた実績があり、肩の故障による長期離脱から復帰した2019年9月以降も先発ローテーションの一角として安定した活躍を披露。アスレチックス先発陣の中心的存在の1人だったが、今季終了後にFAとなるため、チームが年俸総額削減を進めるなかで放出が確実視されていた。

     パドレスはダルビッシュ、マスグローブ、クレビンジャー、ニック・マルティネス、ブレイク・スネル、クリス・パダック、マッケンジー・ゴア、ライアン・ウェザースなど多くの先発投手を抱えているが、トミー・ジョン手術明けのクレビンジャーは故障者リストで開幕を迎える可能性が高く、スネルもスローペースの調整が続いている。パダックは昨季肘の故障でシーズンを早めに終えており、マルティネスは5年ぶりのメジャー復帰、ゴアはメジャー未経験と不確定要素も多い。マネイアの加入は計算できる先発投手が増えるという点において、チームにとって大きなプラスとなることは間違いない。

     なお、パドレスが放出した2選手は、いずれも「MLBパイプライン」が公開している球団別プロスペクト・ランキングでトップ30以内にランクインしていた有望株(アンヘレスが12位、マルティネスが26位)。マネイアとともに獲得したホリデイは昨年のドラフトでアスレチックスから13巡目指名を受けた選手である。

  • ホズマー、パダックらを含むパドレスとメッツのトレードは破談へ

    2022.4.3 11:20 Sunday

     パドレスとメッツはエリック・ホズマー、クリス・パダック、エミリオ・パガン(以上パドレス)、ドミニク・スミス(メッツ)を含むトレード交渉を行っていたことが報じられているが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、このトレード交渉は破談となる可能性が高まっているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者も「今回提案されたトレードは実現しないだろう」と伝えている。パドレスが年俸の一部を負担する予定だったとはいえ、ホズマーを引き取ることにメッツ側が難色を示したとみられる。

     今回のトレード交渉はジェイコブ・デグロム(メッツ)が肩甲骨付近のストレス反応で1カ月以上の戦線離脱が確実となり、メッツの投手補強が必要になったことで本格化。メッツは先発右腕パダック、救援右腕パガンとの抱き合わせでホズマーを引き取り、ホズマーの穴を埋める一塁手としてスミスをパドレスへ放出する見込みだった。ホズマーは8年1億4400万ドルの長期契約のうち4年5900万ドル分の契約を残しているが、3000万ドル以上をパドレスが負担する予定だったという。

     デグロムの離脱に加えてマックス・シャーザーも右ハムストリングに不安を抱えるという状況のなか、パダックとパガンを獲得できるトレードはメッツにとって魅力的だったと思われるが、一塁にピート・アロンソ、指名打者候補にロビンソン・カノーやJ・D・デービスがいる以上、ホズマーの居場所はない。メッツが負担するのは年平均600~700万ドルほどだったとはいえ、ホズマーを引き取ってまでトレードを成立させる必要はないとの判断に至ったようだ。

     ホズマーは今季終了後にサービスタイム10年以上かつ同一球団で5年連続プレーした選手に与えられる完全なトレード拒否権を得るため、パドレスがホズマーのトレードをホズマーの許可なしに実現するチャンスは今季が最後(現在ホズマーは10球団に対するトレード拒否権を持っている)。しかし、年俸に見合わないパフォーマンスが続いているホズマーのトレードを実現するのは容易ではなさそうだ。

  • ガーディアンズがクラセと5年契約 ラミレスとも契約延長交渉中か

    2022.4.3 10:28 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ガーディアンズは24歳の若き守護神エマニュエル・クラセと5年2000万ドルの契約を結ぶことで合意に達したようだ。この5年契約には2年分の球団オプションが付属しており、ガーディアンズは最大2028年までクラセを保有することが可能になる。また、チーム最大のスター選手、ホセ・ラミレスとも契約延長交渉を行っているようだが、こちらはあまり進展していないという。ガーディアンズからのオファーに対し、ラミレス側が対案を提示したが、交渉は難航しているとみられる。

     クラセは2019年にレンジャーズでメジャーデビューし、同年12月にコリー・クルーバーとのトレードでガーディアンズ(当時インディアンス)に加入。薬物規定違反による出場停止処分で2020年シーズンを全休したが、昨季は71試合に登板して4勝5敗24セーブ、6ホールド、防御率1.29という見事な活躍を見せた。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、今回の5年2000万ドルの契約にはサインボーナス200万ドルが含まれており、2027年と2028年の球団オプションはいずれも1000万ドル(またはバイアウト200万ドル)。ただし、出来高の条件をクリアすることで2027年と2028年はそれぞれ最大1300万ドルを得られるという。クラセは2026年シーズン終了後にFAとなる予定のため、ガーディアンズは2年分のオプションを行使することでFAを2年先延ばしにできる。

     一方、現在29歳のラミレスは昨季152試合に出場して打率.266、36本塁打、103打点、27盗塁、OPS.893をマークし、MVP投票6位にランクイン。2017年と2018年に同3位、2020年には同2位にランクインしたことがあり、球界を代表する三塁手として活躍を続けている。今季限りで6年3600万ドルの契約が終了するが、来季は1400万ドルの球団オプションとなっており、ガーディアンズは少なくとも来季まで保有可能。ラミレスがFAになる前に契約延長を実現したいところだが、球団史上最大の契約がエドウィン・エンカーナシオンに与えた3年6000万ドルと資金力に乏しいガーディアンズでは、ラミレス側を満足させるような長期契約のオファーを提示するのは難しいかもしれない。

  • ブレーブスの救援右腕・ジャクソン トミー・ジョン手術が濃厚に

    2022.4.3 04:40 Sunday

     昨季ブレーブスのセットアッパーとして活躍し、リーグ2位の31ホールドをマークしたルーク・ジャクソンがトミー・ジョン手術を受ける可能性が高まっている。ブレーブスはジャクソンがMRI検査を受けた結果、右肘の内側側副靭帯にダメージが見つかったことを発表。トミー・ジョン手術からの復帰には通常12~18カ月を要するため、手術を受けた場合、今季中の復帰は絶望となる。今オフのブレーブスはケンリー・ジャンセンらを獲得してブルペンの層に厚みを加えており、今オフの補強が持つ意味はさらに大きくなりそうだ。

     現在30歳のジャクソンは2015年にレンジャーズでメジャーデビューし、2017年からブレーブスに加わった。メジャーに定着したのは2019年シーズンで、この年は70試合に登板して9勝2敗18セーブ、9ホールドを記録。翌年は防御率6.84と不振に苦しんだが、昨季は自己最多の71試合に登板して2勝2敗、31ホールド、防御率1.98というキャリアハイの成績を残した。ポストシーズンでは11試合に登板して4ホールドを記録。リーグ優勝決定シリーズでは打ち込まれたが、地区シリーズとワールドシリーズは合計7試合を無失点に抑え、26年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した。

     ブレーブスは昨季のワールドシリーズ制覇の立役者となったウィル・スミス、タイラー・マツェック、A・J・ミンターらの強力ブルペンを誇り、さらに今オフはジャンセン、コリン・マクヒュー、ダレン・オデイ、タイラー・ソーンバーグらを補強。強力ブルペンはより一層充実し、層が厚くなった。ジャクソンの離脱を想定した動きではなかったはずだが、ブルペンの層に厚みを加えていたことでジャクソン離脱のダメージを最小限に食い止めることができそうだ。

     ジャンセンの加入により、昨季クローザーを務めたスミスがセットアッパーに回り、ジャクソンに代わる右のセットアッパーはマクヒューが有力。マツェックとミンターの両左腕、オデイとソーンバーグの両ベテラン右腕らが脇を固めるブルペンはメジャー屈指の充実度を誇っている。

  • メッツに暗雲 デグロムに続いてシャーザーも開幕アウトの可能性

    2022.4.3 03:44 Sunday

     ジェイコブ・デグロムの開幕投手回避と4週間のシャットダウンが決定したメッツだが、代役筆頭候補のマックス・シャーザーも開幕戦の登板を回避する可能性が出てきた。日本時間4月3日の紅白戦で7イニングを投げる予定だったシャーザーは、右ハムストリングの張りを訴えて登板を回避。軽症であることを強調したものの、開幕戦の登板については明言しなかった。メッツは日本時間4月8日から敵地ワシントンでナショナルズとの4連戦を戦うが、開幕戦のマウンドにはいったい誰が立つことになるのだろうか。

     シャーザーが最初に右ハムストリングの異変に気付いたのは、日本時間4月1日に日課のランニングを行っていたときだったという。「その後の2日間は順調に回復していた」そうだが、紅白戦の登板に向けてウォーミングアップをしようとしたところ、右ハムストリングの張りが再発。無理に登板して状態を悪化させるリスクを避けるため、登板を回避し、軽めのキャッチボールを行うにとどめた。

     メッツは開幕戦からデグロム、シャーザー、クリス・バシット、カルロス・カラスコ、タイワン・ウォーカーの順に先発することを想定して登板スケジュールを組んでいたため、シャーザーが開幕戦に投げられない場合、残りの3人のいずれかを開幕戦に登板させようとするとスケジュールに無理が生じる。バック・ショウォルター監督はバシット、カラスコ、ウォーカーの3人について「調整ルーティーンを乱したくない」との意向を示しており、シャーザーが投げられない場合は、ローテを前倒しするのではなく、単純に代役を立てることになりそうだ。

     デグロムの代役としてローテ入りする可能性があるのは、タイラー・メギル、デービッド・ピーターソン、トレバー・ウィリアムスの3人。よって、シャーザーが開幕戦に投げられない場合、このうちの誰かが開幕投手を務めるとみられる。あるいはブルペンデーで開幕戦に臨む可能性もある。なお、メッツはクリス・パダック(パドレス)を獲得するトレード交渉を行っているとの報道もあり、シャーザーの登板可否も含め、今後の動向に注目したい。

  • タイガースの有望株に明暗 トーケルソン開幕ロースター入り決定

    2022.4.3 03:04 Sunday

     タイガースのアル・アビラGMは、2020年のドラフト全体1位で指名した期待のスラッガー、スペンサー・トーケルソンが開幕ロースター入りすることを発表した。「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体4位にランクインしているトーケルソンは、正一塁手としての起用が予定されている。一方、同ランキングで全体5位のライリー・グリーンも開幕ロースター入りが有力視されていたが、オープン戦で右足に自打球を当て、検査の結果、骨折が判明。有望株2人の明暗がはっきりと分かれる結果になった。

     現在22歳のトーケルソンはプロデビューを飾った昨季、A+級からスタートしてAA級を経てAAA級まで到達し、合計121試合に出場して打率.267、30本塁打、91打点、出塁率.383、OPS.935を記録。プロ入り当初に予定されていた三塁へのコンバートは頓挫し、本職の一塁に戻ることになったが、今春のオープン戦でも出塁率.406と完成度の高い打撃を披露し、見事に開幕ロースター入りを勝ち取った。守備面の評価は高くないものの、早い段階から自慢の打撃力を発揮することができれば、間違いなく新人王レースにも絡んでくるだろう。

     一方、正一塁手として起用されるトーケルソンと同様に、正中堅手としての起用が見込まれていたグリーンは、日本時間4月2日のヤンキースとのオープン戦でゲリット・コールと対戦した際に自打球で骨折。オープン戦では11試合に出場して打率.429、2本塁打、出塁率.500、OPS1.548という猛アピールを見せ、開幕ロースター入りをほぼ手中に収めていただけに、悔やまれる故障離脱となった。

     A・J・ヒンチ監督によると、手術は必要ではないようだ。タイガースにとって幸いなのは、グリーンはまだロースターの40人枠に登録されていないため、メジャーの故障者リストに登録する必要がないこと。よって、故障離脱しているあいだも無駄にサービスタイムを消費することはなく、全治6~8週間と目されるグリーンの回復を待って、改めてメジャー昇格の時期を判断していくことになる。

  • エンゼルスがアップトンのDFAを決断 今季の年俸は2800万ドル

    2022.4.3 02:44 Sunday

    「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、エンゼルスは5年契約の最終年を迎えていた34歳のベテラン外野手、ジャスティン・アップトンのDFAを決断したようだ。今春のアップトンは一塁守備にも意欲を見せ、オープン戦では7試合に出場して打率.333、3本塁打、11打点、OPS1.407の好成績をマーク。しかし、エンゼルスはチーム内にアップトンの居場所はないと判断した。なお、アップトンの今季の年俸は2800万ドルだが、これはエンゼルスに負担義務がある。

     エンゼルスではブランドン・マーシュ、ジョー・アデルという2人の若手外野手が台頭。この2人に出場機会を与えるためにアップトンはレギュラーポジションを剥奪され、左打ちの正一塁手ジャレッド・ウォルシュと併用する右打ちの一塁手として起用することも検討されていた。ところが、エンゼルスはシーズン開幕まで1週間を切ったタイミングでアップトンのDFAを決断。ロースターの貴重な1枠をアップトンではなく他の選手に与えるほうがチームにとって好ましいと判断したのだろう。

     エンゼルスが高額年俸選手を契約最終年に放出するのは昨季のアルバート・プホルス(現カージナルス)に続いて2年連続となる。エンゼルスは昨年5月、10年契約の最終年を迎えていた年俸3000万ドルのプホルスのDFAを決断。プホルスはその後FAとなり、ドジャースがメジャー最低年俸だけを負担する形でプホルスを拾った。エンゼルスから正式にリリースされ、アップトンがFAになったあとであれば、他球団はメジャー最低年俸だけを負担してアップトンを獲得できる。オープン戦で好成績を残しているため、興味を示す球団は出てくるかもしれない。

     なお、エンゼルスは開幕ローテーションを担う6人が決定。有望株リード・デトマーズが先発6番手争いを制し、開幕戦から大谷翔平、パトリック・サンドバル、ノア・シンダーガード、ホセ・スアレス、マイケル・ロレンゼン、デトマーズの順に先発する。

  • 公式サイトが新人王予想 ナは鈴木誠也、アはウィットJr.が最有力

    2022.4.2 12:44 Saturday

     2022年のレギュラーシーズン開幕が迫るなか、メジャーリーグ公式サイトでは今季の新人王予想を公開。若手有望株の情報を扱う「MLBパイプライン」のスタッフによる投票で各リーグのトップ5が選出され、ナ・リーグは鈴木誠也(カブス)、ア・リーグはボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)が1位に選ばれた。5年8500万ドルの大型契約でカブスに加入した鈴木だが、ここまでオープン戦5試合に出場して放った安打は本塁打1本のみ。メジャーに早期適応し、期待通りに新人王を手にすることはできるだろうか。

     メジャーリーグ公式サイトは鈴木がナ・リーグの1位に選ばれたことについて「これは間違いなく才能と機会が出会った結果である。日本プロ野球で9シーズンプレーした鈴木は、カブスでレギュラーとしてプレーする予定であり、その実力も比較的知られている」とコメント。「この男は打てる。昨季は広島で38本塁打を放ち、4シーズン連続で打率3割、出塁率4割、長打率5割以上を記録している。また、日本プロ野球で通算100個以上の盗塁もマークしている」と日本球界での実績を紹介し、「彼はプロスペクト・ランキングにはランクインしていないが、それは日本での経験によるものであり、能力がないからではない」と付け加えた。鈴木に次ぐ2位タイにはブライソン・ストット(フィリーズ)とオニール・クルーズ(パイレーツ)が選ばれ、4位にハンター・グリーン(レッズ)、5位にジョーイ・バート(ジャイアンツ)が名を連ねた。

     ア・リーグの1位にはロイヤルズの正三塁手として開幕を迎えることが決定的なウィットJr.が選出。「MLBパイプライン」が公開しているプロスペクト・ランキングでも全体1位に選ばれた球界屈指の有望株である。ウィットJr.に次ぐ2位はフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、3位はスペンサー・トーケルソン(タイガース)、4位はライリー・グリーン(タイガース)、5位はアドリー・ラッチマン(オリオールズ)と2位以下にも各球団の超有望株がランクイン。この5人はそのまま「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングの全体トップ5であり、豪華な新人王争いが繰り広げられることになりそうだ。

  • 「MLBネットワーク」の選手ランキング 昨季圏外の大谷が1位に

    2022.4.2 12:10 Saturday

    「MLBネットワーク」は各ポジションの現役選手トップ10に続いて、メジャー全体の現役選手トップ100を発表し、1位には昨季トップ100圏外だった大谷翔平(エンゼルス)が選ばれた。「23度の先発登板で防御率3.18を記録すると同時に46本塁打、26盗塁、OPS.965をマークした男と争うことなどできない。だからこそ、彼はア・リーグMVPに選ばれ、このリストでも1位に選ばれた」と昨季の大活躍を高く評価。マイク・トラウトが2位に入り、エンゼルス勢がトップ2を占めた。

    「MLBネットワーク」が選出した現役選手トップ100は以下の通り(チーム名の後ろは昨季の順位を表す)。

    1位 大谷翔平(エンゼルス:圏外)
    2位 マイク・トラウト(エンゼルス:1位)
    3位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス:6位)
    4位 フアン・ソト(ナショナルズ:5位)
    5位 ブライス・ハーパー(フィリーズ:22位)
    6位 ムーキー・ベッツ(ドジャース:2位)
    7位:ジェイコブ・デグロム(メッツ:3位)
    8位 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ:圏外)
    9位 フレディ・フリーマン(ドジャース:4位)
    10位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:7位)

    11位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース:21位)
    12位 マックス・シャーザー(メッツ:28位)
    13位 トレイ・ターナー(ドジャース:26位)
    14位 カルロス・コレア(ツインズ:56位)
    15位 ホセ・ラミレス(ガーディアンズ:19位)
    16位 ゲリット・コール(ヤンキース:11位)
    17位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース:40位)
    18位 マニー・マチャド(パドレス:18位)
    19位 ノーラン・アレナド(カージナルス:13位)
    20位 マーカス・セミエン(レンジャーズ:73位)

    21位 コリー・シーガー(レンジャーズ:24位)
    22位 ラファエル・デバース(レッドソックス:65位)
    23位 ザンダー・ボガーツ(レッドソックス:25位)
    24位 コービン・バーンズ(ブリュワーズ:圏外)
    25位 ザック・ウィーラー(フィリーズ:圏外)
    26位 マット・オルソン(ブレーブス:44位)
    27位 ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:32位)
    28位 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ:55位)
    29位 アレックス・ブレグマン(アストロズ:17位)
    30位 カイル・タッカー(アストロズ:圏外)

    31位 ティム・アンダーソン(ホワイトソックス:27位)
    32位 ボー・ビシェット(ブルージェイズ:57位)
    33位 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ:20位)
    34位 オースティン・ライリー(ブレーブス:圏外)
    35位 マックス・マンシー(ドジャース:45位)
    36位 ニック・カステヤノス(フィリーズ:圏外)
    37位 シェーン・ビーバー(ガーディアンズ:12位)
    38位 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ:圏外)
    39位 バイロン・バクストン(ツインズ:91位)
    40位 ワンダー・フランコ(レイズ:圏外)

    41位 スターリング・マルテ(メッツ:圏外)
    42位 タイラー・オニール(カージナルス:圏外)
    43位 ブライアン・レイノルズ(パイレーツ:圏外)
    44位 セドリック・マリンズ(オリオールズ:圏外)
    45位 ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス:31位)
    46位 ヨーダン・アルバレス(アストロズ:圏外)
    47位 ロビー・レイ(マリナーズ:圏外)
    48位 マックス・フリード(ブレーブス:70位)
    49位 フリオ・ウリアス(ドジャース:圏外)
    50位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス:94位)

    51位 ランス・リン(ホワイトソックス:75位)
    52位 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ:82位)
    53位 ウィル・スミス(ドジャース:50位)
    54位 J・T・リアルミュート(フィリーズ:33位)
    55位 ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス:49位)
    56位 ブランドン・ラウ(レイズ:53位)
    57位 オジー・オルビーズ(ブレーブス:72位)
    58位 ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ:圏外)
    59位 リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス:58位)
    60位 ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ:95位)

    61位 ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース:97位)
    62位 ピート・アロンソ(メッツ:66位)
    63位 ジェシー・ウィンカー(マリナーズ:圏外)
    64位 ジャスティン・ターナー(ドジャース:46位)
    65位 テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ:圏外)
    66位 クリス・ブライアント(ロッキーズ:62位)
    67位 ハビアー・バイエズ(タイガース:61位)
    68位 フランシスコ・リンドーア(メッツ:15位)
    69位 トレバー・ストーリー(レッドソックス:16位)
    70位 アンソニー・レンドン(エンゼルス:8位)

    71位 ランディ・アロザレーナ(レイズ:100位)
    72位 ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス:48位)
    73位 ジェイク・クロネンワース(パドレス:圏外)
    74位 ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ:圏外)
    75位 フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ:圏外)
    76位 ジョーイ・ボットー(レッズ:圏外)
    77位 マイケル・ブラントリー(アストロズ:36位)
    78位 ユリ・グリエル(アストロズ:圏外)
    79位 J・D・マルティネス(レッドソックス:98位)
    80位 カイル・シュワーバー(フィリーズ:圏外)

    81位 ウィリー・アダメス(ブリュワーズ:圏外)
    82位 ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス:90位)
    83位 マット・チャップマン(ブルージェイズ:23位)
    84位 サンディ・アルカンタラ(マーリンズ:圏外)
    85位 ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス:69位)
    86位 ジャック・フラハティ(カージナルス:68位)
    87位 ランス・マカラーズJr.(アストロズ:圏外)
    88位 ジョナサン・インディア(レッズ:圏外)
    89位 ブランドン・ベルト(ジャイアンツ:圏外)
    90位 ネルソン・クルーズ(ナショナルズ:42位)

    91位 アダム・ウェインライト(カージナルス:圏外)
    92位 ジャスティン・バーランダー(アストロズ:圏外)
    93位 クレイトン・カーショウ(ドジャース:38位)
    94位 DJ・ラメイヒュー(ヤンキース:14位)
    95位 クリス・テイラー(ドジャース:圏外)
    96位 ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ:77位)
    97位 ホセ・ベリオス(ブルージェイズ:圏外)
    98位 マーカス・ストローマン(カブス:圏外)
    99位 コディ・ベリンジャー(ドジャース:10位)
    100位 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ:9位)

  • メッツ・デグロム 最大4週間のシャットダウンで開幕投手回避へ

    2022.4.2 05:29 Saturday

     日本時間4月2日、メッツはエース右腕のジェイコブ・デグロムがMRI検査を受けた結果、肩甲骨にストレス反応があり、その部分に炎症が起きていることが判明したことを明らかにした。ただちに最大4週間のシャットダウン(投球停止)が決定され、シャットダウン期間の終了後に再び検査を行う予定だという。新加入のマックス・シャーザーとの「最強先発1~2番手コンビ」が大きな注目を集めていたデグロムだが、開幕投手を回避することが確定。昨季に続いて長期離脱となる可能性も出てきた。

     キャッチボール中に右肩の張りを訴え、日本時間4月2日のオープン戦の登板を回避したデグロムだが、MRI検査によって肩甲骨付近の炎症が明らかになり、開幕投手を回避することが正式に決定した。メッツは「最大4週間のシャットダウン」と発表しているが、4週間のシャットダウン後に再検査を行い、その後の治療計画を決めるのであれば、少なくとも1カ月以上の戦線離脱は確実。2014年6月にマイケル・ワカ(当時カージナルス)が右肩のストレス反応で離脱したときは戦列復帰まで3カ月弱を要した。最悪の場合、デグロムは前半戦を棒に振ることになるかもしれない。

     昨季のデグロムは15試合に先発して92イニングを投げ、7勝2敗、防御率1.08、146奪三振を記録。オールスター・ブレイク明けに右前腕の張りで故障者リスト入りし、そのままシーズンを終えた。今年のオープン戦は2度の先発登板で合計5イニングを投げ、1勝0敗、防御率1.80、10奪三振と好投していたが、シーズン開幕を目前にして無念の離脱。シャーザーとの最強コンビ形成は当分のあいだ、お預けとなる。

     メッツのバック・ショウォルター監督は開幕投手の代役を検討し始めていたことを明らかにしており、シャーザーがデグロムに代わって開幕投手を務めることが有力。シャーザー、クリス・バシット、カルロス・カラスコ、タイワン・ウォーカーに次ぐ先発5番手にはタイラー・メギルやデービッド・ピーターソンが起用されることになるだろう。

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