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  • スプリング・トレーニング開始前に先発補強を目指すツインズ

    2018.2.1 12:30 Thursday

     スプリング・トレーニング開始が2週間後に迫るなか、ツインズは引き続き先発投手補強の可能性を模索しているようだ。ツインズの編成最高責任者であるデレク・フォルビーはMLBネットワークの「High Heat」に出演し、先発投手の獲得を目指していることを明言した。

     「我々にはまだ(先発投手獲得の)チャンスがある。多くの選手が市場に残っているからね。スプリング・トレーニングが始まるまでに補強するチャンスがあると思っているよ」とフォルビー。ツインズがダルビッシュ有の獲得レースに参戦していることはすでに報じられているが、ツインズはダルビッシュに5年を超える長期契約を与えることについては消極的であり、ダルビッシュを逃した場合の「プランB」としてアレックス・カッブの獲得を検討していることが噂されている。フォルビーは具体的な選手名を口にすることは避けたものの、ダルビッシュ、カッブのほか、ランス・リンやクリス・ティルマンなどが獲得候補に挙がっていると見られている。

     2年連続のポストシーズン進出を目指すツインズは、昨季16勝のアービン・サンタナと同14勝のホゼ・ベリオスが二本柱となり、防御率5点台ながら12勝をマークしたカイル・ギブソンのローテ入りもほぼ当確。4番手以降は昨季4勝をマークした若手左腕のアダルベルト・メヒア、通算88勝の実績を誇り、故障からの復活を目指すフィル・ヒューズ、球団3位のプロスペクトであり、昨季マイナーで9勝を挙げたスティーブン・ゴンサルベス、球団4位のプロスペクトであり、同じくマイナーで11勝を挙げたフェルナンド・ロメロ、昨季メジャーで3試合に先発したアーロン・スレジャースらが候補となるが、ポストシーズン進出を目指すチームのローテ投手としては物足りなさは否めない。メヒアをローテに抜擢するにしても、少なくともあと1人、先発投手を補強することが必要だろう。

     オフシーズン当初から狙っていたダルビッシュの獲得は実現するのか。あるいはカッブやリンといった計算できる投手へシフトするのか。スプリング・トレーニング開始までの2週間、ツインズは注目のチームの一つとなりそうだ。


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  • ベッツが年俸調停に勝利 今季年俸は1050万ドルに

    2018.2.1 12:00 Thursday

     日本時間2月1日、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)の年俸調停が行われ、ベッツの要求(年俸1050万ドル)が認められたことが明らかになった。レッドソックスは今季のベッツの年俸として750万ドルを提示していた。

     今オフ、クリス・ブライアント(カブス)が年俸調停1年目の選手としては歴代最高額となる年俸1085万ドルで契約を更改していたが、これは年俸調停を回避してのもの。年俸調停1年目かつ年俸調停に突入した選手としては、2008年のライアン・ハワード(フィリーズ)の1000万ドルを上回り、ベッツが歴代最高額の選手となった。

     ベッツは球界有数のオールラウンド・プレイヤーとして知られており、2016年には打率.318、31本塁打、113打点、26盗塁、OPS.897の好成績をマークしてMVP投票ではマイク・トラウト(エンゼルス)に次ぐ2位につけた。昨季はやや成績を落としたものの、それでも打率.264、24本塁打、102打点、26盗塁、OPS.803をマークして2年連続で「20本塁打&20盗塁」を達成。2年連続となるゴールドグラブ賞も受賞した。総合的な貢献度の指標として知られるWAR(Baseball-Reference版)では3年連続でリーグTOP10にランクイン(2015年:8位、2016年:2位、2017年:7位)。メジャー歴は3年半、まだ25歳のベッツだが、すでにリーグを代表する外野手へ成長したと言っても過言ではないだろう。

     昨季のベッツは前年から三振を減少させる一方で、四球を大幅に増やしており、打撃の質という面では大きな成長が見られた。打率の大幅な低下はBABIPが急落(.322→.268)したことからもわかるようにツキに恵まれなかった部分も大きく、今季は「復調する可能性が高い選手」の一人に挙げる声もある。「打率3割・30本塁打・30盗塁」をクリアしてMVPレースに名乗りを上げる可能性も十分にありそうだ。

     なお、レッドソックスで年俸調停に突入したのはベッツのみであり、レッドソックスは年俸調停権を持つ全選手の今季の年俸が確定した。


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  • 今季こそ本格開花へ ローテ争いに自信を見せるサラザー

    2018.2.1 11:30 Thursday

     エース級のポテンシャルを秘めながらも、故障により開花を阻まれている投手は数多く存在する。ドミニカ共和国出身の右腕、ダニー・サラザー(インディアンス)もその一人だ。先発ローテ争いを強いられるサラザーだが、「故障さえなければ自分はやれる」と自信を見せる。

     今季のインディアンスの先発ローテーションは昨季のサイ・ヤング賞投票で1位と4位にランクインしたコリー・クルーバーとカルロス・カラスコ、昨季17勝と飛躍を遂げたトレバー・バウアーで3枠は確定。残りの2枠を昨季12勝のマイク・クレビンジャー、同10勝のジョシュ・トムリン、貴重な先発左腕であるライアン・メリット、そしてサラザーの4人が争う見込みとなっている。

     過去数年間の度重なる故障がなければ、エース級のポテンシャルを秘めるサラザーは先発ローテーションの座を不動のものとしていたことだろう。速球とスプリットチェンジを軸とした力強いピッチングはまさしくエースのそれであり、実際に2016年の前半戦には17先発で10勝3敗、防御率2.75と素晴らしい成績を残している。しかし、2016年8月以降は肩や肘に故障が続出。昨季は23試合(うち19先発)に登板して5勝6敗、防御率4.28という不本意なシーズンを過ごすこととなった。

     トレードの可能性も取り沙汰されている今オフだが、サラザーは先発ローテーションの座を取り戻すことを目指している。「状態が良いときは自分の仕事をしっかりできるということはわかっている」と語るサラザーにとって、活躍を妨げるものは故障のみと言っても過言ではないだろう。「競争があることはわかっている。僕は自分ができることをしっかりやるだけだよ」と冷静に状況を分析したサラザーだが、その冷静さは「故障さえなければローテの座を勝ち取れる」という自信の表れなのだろう。

     「全てをリセットすべき時なんだ。全てを忘れるべき時なんだ。苦しい年はもう終わった。失敗から学んで、前進していくだけだよ」と語るサラザーがそのポテンシャルを本格開花させるようなら、70年ぶりのワールドシリーズ制覇の可能性はグッと高まるはずだ。


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  • 昨季以上の好成績を目指すツインズ・ベリオス

    2018.2.1 11:00 Thursday

     メジャー2年目の昨季は急成長を遂げ、チーム2位の14勝をマークしたホゼ・ベリオス(ツインズ)。しかし、プエルトリコ出身の23歳右腕は昨季のパフォーマンスに満足することなく、オフの間も熱心にトレーニングを積み、昨季以上の好成績を目指している。

     ツインズのファンが今オフのベリオスの取り組みをチェックするのはそれほど難しいことではない。ベリオスはプエルトリコで行っているトレーニングの様子をソーシャル・メディアを通して発信しているのだ。特にファンの注目を集めたのがトラックを押している様子を収めた30秒のムービー。ベリオスは身体を強くするためのトレーニングだと説明したが、現時点で再生回数は6万回近くに達している。

     昨季のベリオスは5月中旬にメジャーへ昇格し、26試合(うち25先発)に登板して14勝8敗、防御率3.89をマーク。デビューイヤーの2016年が3勝7敗、防御率8.02だったことを考えると、まさに「急成長」を遂げたシーズンだった。しかし、ベリオスは「今季は200イニングを投げて、昨季よりも多くの試合に勝って、オールスター・ゲームにも出場したいね」とさらなる高みを目指している。「もし僕がこれらの目標を達成できれば、チームを昨季以上に手助けできると思う。良いシーズンを過ごすために、スプリング・トレーニングに一生懸命取り組むつもりだよ」と2週間後に始まるスプリング・トレーニングに向けて意気込んだ。

     また、昨季のワイルドカード・ゲームで思うようなピッチングができなかったことも、ベリオスのモチベーションとなっているようだ。「(ポストシーズンを戦うために)僕たちはプレイしているし、僕たちは努力しているんだ。僕は優勝争いができるチームでプレイしたい。今季は昨季以上に期待できるチームだと思うし、良いシーズンにするためにモチベーションも高まっているよ」とベリオスは語る。

     ツインズは4月にプエルトリコでインディアンスとの2連戦を予定しており、ベリオスにとっては地元に凱旋するシリーズとなる。「この試合が(ハリケーンの被害からの復興を目指す)プエルトリコを元気づけられればいいね」と語るベリオスだが、自身が掲げる目標をクリアできるようであれば、故郷に多くのエネルギーを届けられるはずだ。


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  • ホズマーが7年を超える長期契約を希望か

    2018.2.1 10:30 Thursday

     ロイヤルズとパドレスから7年契約のオファーを受けたことが報じられているエリック・ホズマーだが、どうやらホズマーはそのオファーに満足していないようだ。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、ホズマーは7年を超える長期契約の可能性を模索しているという。

     今オフのフリーエージェント市場において最高の一塁手との評価を得ているホズマーは、今季まで所属したロイヤルズから7年1億4700万ドル(年平均2100万ドル)、チーム再建の柱として期待を寄せるパドレスから7年1億4000万ドル(年平均2000万ドル)のオファーを提示されたことがすでに報じられている。しかし、モロシによると、ホズマーの代理人を務めるスコット・ボラスは現時点でのオファーを上回る契約を模索しており、少なくとも8年契約を希望していると見られている。

     ホズマーは現在28歳。フリーエージェントの選手としては比較的若く、仮に8年契約を結んだとしても、契約終了時にはまだ36歳である。しかし、過去に8年以上の長期契約を結んだ選手の顔ぶれを見てみると、アルバート・プーホルス(エンゼルス)やアレックス・ロドリゲス(元ヤンキースなど)を筆頭に、超一流の成績を残した選手ばかり。昨季は打率.318、25本塁打、OPS.882と自己最高の成績を残したとはいえ、大半の球団は30本塁打やOPS.900を一度もクリアしたことのない一塁手に8年以上の長期契約を与えるのを躊躇するに違いない。

     現時点でホズマー獲得レースの先頭を走っていると見られるのはロイヤルズ。ブランドン・モスをアスレチックスへ放出したことにより、チーム内には一塁手がいなくなり、モスやホアキム・ソリアの放出によりペイロールにも多少の余裕が生まれている。着実にホズマーと再契約を結ぶための態勢を整えつつあるのだ。ロイヤルズは精神的支柱としてもチームに不可欠な存在であるホズマーとの再契約を前向きに検討しており、他球団(特にパドレス)が大幅に条件を上積みするようなことがなければ、最終的にはロイヤルズとの再契約で話がまとまるのではないだろうか。


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  • パドレスとDバックスでGMを務めたタワーズが56歳で逝去

    2018.1.31 18:30 Wednesday

     パドレスとダイヤモンドバックスでGMを務めたケビン・タワーズが2016年12月に患った未分化甲状腺がんによる闘病生活の末、日本時間1月31日にサンディエゴで逝去したことがわかった。56歳の若さだった。

     タワーズは1982年のドラフトでパドレスから1巡目指名を受けてプロ入り。プロ2年目の1983年にはA級とAA級の2階級合計で12勝をマークし、1988年にはAAA級まで到達したが、メジャー昇格を果たすことはできず、マイナー通算29勝の成績を残して1989年限りでユニフォームを脱いだ。その後はマイナーの投手コーチやスカウトを経て、1995年11月にパドレスのGMに就任。2009年10月に解任されるまで14シーズンにわたる長期政権を築き、ワールドシリーズへ進出した1998年を含め、4度の地区優勝を成し遂げた。2010年9月からはダイヤモンドバックスのGMを務め、2011年にいきなり地区優勝。しかし、その後は低迷が続き、チームのチーフ・ベースボール・オフィサーに就任していたトニー・ラルーサによって2014年9月に解任された。2015年からはレッズのウォルト・ジョケッティGM(当時。現在は野球部門社長)のもとで特別アシスタントを務めていたが、それが最後の仕事となった。

     パドレス時代の2003年オフにポスティング・システムを利用してメジャーリーグへ挑戦した大塚晶則を獲得し、2007年オフにはフリーエージェントとなっていた井口資仁と1年契約。ダイヤモンドバックス時代の2011年オフには1年契約で斎藤隆を獲得するなど、日本人選手との関わりも深く、才能を発掘する能力に長けたGMとして長きにわたって球界に貢献した人物だった。

     タワーズのもとでパドレスの監督を務めたバド・ブラック(現ロッキーズ監督)は「私は彼のことを球界における真の友人の一人だと思っている。彼はサンディエゴで私を採用してくれた。彼があの機会を与えてくれなかったら、その後どうなっていたかわからない。本当に感謝しているよ」とタワーズへの感謝を口にした。ブラック以外にもロブ・マンフレッド・コミッショナーをはじめ、パドレスとダイヤモンドバックスの関係者などから、早すぎる死を惜しむコメントが多数寄せられた。


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  • メジャー昇格&定着を目指すカージナルスの若手外野手たち

    2018.1.31 17:30 Wednesday

     カージナルスは今オフ、外野の人員整理に取り組み、40人枠からマグネウリス・シエラ(マーリンズへトレード)、スティーブン・ピスコッティ(アスレチックスへトレード)、ランドール・グリチック(ブルージェイズへトレード)を放出した。それでも球団内には才能豊かな外野手が揃っており、若手外野手たちは数少ないチャンスを生かすべく努力を続けている。

     カージナルスは前述の3人を放出する一方で、打線の軸となり得るスラッガーとしてマーリンズからマーセル・オズーナを獲得。オズーナがレフト、昨季「打率3割・20本塁打・20盗塁」を達成したトミー・ファムがセンター、5年契約の2年目を迎えるデクスター・ファウラーがライトに入り、昨季打率.309のホゼ・マルティネスが外野4番手となるところまではほぼ当確と見られている。となると、控え外野手の枠はあと最大で1枠。ハリソン・ベイダーとタイラー・オニールがこの1枠をかけてスプリング・トレーニングで競争することになる。

     ベイダーは昨年7月にメジャーデビューを果たし、32試合に出場して打率.235、3本塁打、10打点、OPS.659を記録。打撃のアプローチにやや粗さは残るものの、パンチ力とスピードを兼ね備え、センターを中心に外野3ポジションを守ることができる点も大きな魅力である。一方のオニールは昨年7月にマルコ・ゴンザレスとのトレードでマリナーズから加入。カージナルスの首脳陣の前でプレイするのは今回のスプリング・トレーニングが初めてとなる。昨季はAAA級で31本塁打、95打点、OPS.820をマークしたものの、打率.246、151三振と課題も残した。ベイダー同様に外野3ポジションを守ることができるが、どちらかと言うと両翼向きの選手であり、長打力をいかにアピールできるかがポイントとなるだろう。

     ベイダーとオニールの下にはオスカー・メルカドとホゼ・アドリス・ガルシア(元巨人)も控えており、外野のタレント供給は途絶える気配がない。レギュラーが固定されており、チャンスはそれほど多くないかもしれないが、レギュラー陣から学ぶことも多いはず。若手外野手たちがスプリング・トレーニングを有効活用し、レギュラー陣から学んだことを今後に生かすことができれば、カージナルスの外野は当分の間、戦力の心配をする必要はなさそうだ。


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  • J.D.マルティネス、アリエタ、ホズマーらの動向を探る

    2018.1.31 15:30 Wednesday

     J.D.マルティネス、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエタ、エリック・ホズマー、マイク・ムスターカスと大物選手がまだ市場に残っている今オフ。スプリング・トレーニングの開始がおよそ2週間後に迫るなか、各選手の市場はどのように動いていくのだろうか。MLB.comのジョン・ポール・モロシが大物5選手の状況を伝えている。

     マルティネスには獲得候補の本命と目されるレッドソックスが5年1億2500万ドルのオファーを提示したとの報道があった。その後、レッドソックスがこのオファーを取り下げたのか、あるいは条件を引き上げたのかは定かではないが、レッドソックスの辛抱強いアプローチはレッドソックス以外に有力なオファーを提示しているチームがないことの証だろう。要するに、マルティネスとレッドソックスは希望条件に開きがあるとはいえ相思相愛の関係であり、遅かれ早かれ契約合意に達するはずである。

     ダルビッシュについてはブリュワーズ、ツインズ、カブスなどが獲得に動いている。ただし、ツインズは5年、カブスは4年を超える長期契約に消極的であり、ダルビッシュ獲得に最も積極的な姿勢を見せているブリュワーズを本命に挙げる声もある。ドジャースもダルビッシュとの再契約を狙っていると見られるが、ぜいたく税を回避するためにはマット・ケンプ、ローガン・フォーサイス、ヤスマニ・グランダルといった高額年俸選手を放出することが必要不可欠。彼らの放出に目処が立たなければ、ダルビッシュ獲得は実現しないだろう。

     ダルビッシュ同様に今オフのフリーエージェント市場においてトップクラスの先発投手と目されているアリエタの市場は比較的静かである。ダルビッシュ獲得に失敗したチームが次善の策としてアリエタ獲得に動く可能性はあるが、現時点では具体的な話はほとんど聞こえてこない。

     ホズマーはロイヤルズとパドレスの一騎打ちという状態が続いている。ロイヤルズはホアキム・ソリア、ブランドン・モスらを放出して予算に余裕を作っており、これらの動きはホズマーと再契約を結ぶための準備だと捉えられている。両球団とも7年契約をオファーしていることが報じられており、ホズマーがどちらを選ぶのか注目が集まっている。

     ムスターカスは三塁手の補強を目指しているチームが少ないこともあり、苦しいオフシーズンとなっている。正三塁手不在のチームとしてはブレーブス、ホワイトソックスなどが挙げられるが、注目はヤンキース。1500万ドルほどの予算を残していると見られており、ムスターカスが長期の大型契約を望まないのであれば、2~3年程度の契約で話がまとまる可能性もありそうだ。


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  • ブレーブスの先発争い 残り2枠を射止めるのは誰だ!?

    2018.1.31 14:30 Wednesday

     ブレーブスのブライアン・スニッカー監督はフリオ・テーラン、マイク・フォルティネビッチ、ブランドン・マッカーシーの3投手を先発ローテーションの最初の3枠に入れる意向を明らかにしているが、残り2枠については競争を促す方針だ。若手からベテランまで様々な投手が参戦するローテ争いを制するのは誰になるのだろうか。

     スニッカーは「テーランはローテに入る。フォルティ(=フォルティネビッチの愛称)もローテに入る」と両投手の先発ローテーション入りを確約。ドジャースとのトレードで獲得したマッカーシーも故障などのトラブルがなければローテ入りは当確だと見られている。これでローテ5枠のうち3枠が埋まり、残りは2枠。「そのほかの大半の投手は野球カードの裏面にほとんど記録が書かれていない(=実績がない)。ルイス・ゴハラやマックス・フリードのピッチングは気に入っている。マイク・ソローカのピッチングはあまり見たことがない。彼を見るのが楽しみだね」とスニッカーはゴハラ、フリード、ソローカといった若手投手たちが先発ローテーションに割って入ることを期待している。

     残り2枠をかけて争うのはゴハラ、フリード、ソローカのほか、ショーン・ニューカム、ルーカス・シムズ、コルビー・アラード、そしてベテランのスコット・カズミアーといった面々だ。昨季を故障で棒に振ったとはいえ、通算108勝の実績を誇るカズミアーは健康ならば頭一つ抜けた存在。ここに昨季4勝のニューカム、同3勝のシムズ、シーズン終盤にインパクトを残したゴハラが絡んでいく形が基本となりそうだ。また、メジャー経験のないソローカとアラードについては開幕をAAA級で迎える可能性が高く、彼らがメジャーへ昇格してきたときに先発ローテ争いは熾烈さを増すことになるだろう。

     先日発表されたポジション別プロスペクト・ランキングではゴハラ、アラード、フリードの左腕トリオがそれぞれ左腕部門で4位、7位、10位にランクイン。彼らが順調に成長し、テーランら主力投手がしっかり実力を発揮すれば、「投手王国・ブレーブス」の復活も夢ではなさそうだ。


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  • 正捕手不在のダイヤモンドバックスがアビラと契約合意

    2018.1.31 12:30 Wednesday

     日本時間1月31日、クリス・アイアネッタが退団し、正捕手不在となっていたダイヤモンドバックスが元オールスター捕手のアレックス・アビラと契約合意に至ったことが明らかになった。なお、現時点では球団からの正式な発表はなく、契約の詳細についても明らかになっていない。

     昨季のダイヤモンドバックスは捕手3人体制でシーズンに臨み、アイアネッタが70試合、ジェフ・マシスが56試合、クリス・ハーマンが35試合で先発マスクを被った(残りの1試合はジョン・ライアン・マーフィー)。このうち、アイアネッタは17本塁打、OPS.865と打撃面でも好成績を残し、実質的な正捕手として活躍。しかし、シーズン終了後にフリーエージェントとなってロッキーズと2年850万ドルで契約し、ダイヤモンドバックスは正捕手不在の状況に陥っていた。

     マシス、ハーマン、マーフィーの3人はいずれも正捕手を任せるには物足りず、売りに出されているJ.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得に動く可能性も取り沙汰されていたが、ダイヤモンドバックスは出血を伴うトレードではなく、フリーエージェント市場でアビラと契約することを選択した。タイガース時代の2011年に打率.295、19本塁打、82打点、OPS.895の好成績をマークしてオールスター・ゲームに選出され、シルバースラッガー賞を受賞したアビラは、その後低迷が続いていたが、昨季はタイガースとカブスで計112試合に出場して打率.264、14本塁打、49打点、OPS.834と2011年以来の好成績をマーク。守備面でも3年ぶりのプラスの守備防御点(+3)を記録するなど、存在感を示した。

     アビラの加入により、今季のダイヤモンドバックスは左打者のアビラと右打者のマシスでプラトーンを形成し、ユーティリティ・プレイヤーとしても起用できるハーマンが3番手捕手として控えるという、昨季同様の捕手3人体制となる可能性が高い。アビラには昨季のアイアネッタのような活躍が期待されることになりそうだ。


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  • ファムが大胆予想「C.マルティネスは今季20勝する」

    2018.1.31 12:00 Wednesday

     MLB.comの「12:25 Live with Alexa」でホストを務めるアレクサ・ダットが今季のナ・リーグMVP受賞者にトミー・ファム(カージナルス)の名前を挙げてから1週間後、ファムは「Facebook Live」に出演し、様々な質問に回答した。

     まずはマーセル・オズーナの加入について。ファムは「昨季、僕たちは彼にやられたから、彼の加入はとても嬉しいよ」と、昨季カージナルス戦(7試合)で打率.357、3本塁打、11打点、OPS1.188と猛打を振るったスラッガーの加入を喜んだ。「彼はマイアミでもセントルイスでもよく打っていた。彼は好投手を攻略できる打者なんだ。先発4番手や5番手の投手を打つだけでなく、エースを打つことができる。素晴らしい打者だし、守備も上手い。彼はチームを大いに助けてくれるだろう。彼がチームメイトになってくれて、本当にワクワクしているよ」とファムの興奮は止まらなかった。

     先発ローテーションの柱であるカルロス・マルティネスについては「今季20勝すると思う」と大胆予想。2015年に14勝、2016年に16勝をマークしたマルティネスだが、昨季は12勝止まり。しかし、キャリアで初めて200イニングを突破(205イニング)し、200奪三振をクリア(217奪三振)するなど、成長の跡を感じさせた。「マルティネスはまだポテンシャルをフルに発揮していない」との声も多く、ファムはマルティネスが今季こそポテンシャルを本格的に開花させることを期待しているのだろう。

     コーナーの締めくくりとして、ダットはファムに最後の質問を投げかけた。「サヨナラ本塁打で試合を決めるのと、ホームスチールで試合を終わらせるのでは、どちらがワクワクするか」というものだ。昨年8月に自身初のサヨナラ本塁打を放ったファムは「まだ経験がないから、ホームスチールのほうが興奮するだろうね」と回答。「ホームスチールで試合を終わらせるのは野球で最もワクワクするものだと思うよ」と自身の見解を語った。


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  • 積極補強のブリュワーズ ダルビッシュ獲得にも本気

    2018.1.31 11:30 Wednesday

     1月も終わりを迎えようとしているなか、ダルビッシュ有の契約先がまだ決まらない。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは今週中にもダルビッシュの契約が決まるとの見通しを立てているが、今オフのフリーエージェント市場で先発投手としては最高クラスの評価を受けている右腕はどのチームを選択するのだろうか。

     当初、ダルビッシュ獲得レースの「最終候補」に残ったと見られていたのはヤンキース、ツインズ、アストロズ、レンジャーズ、カブス、ドジャースの6球団。この6球団のうち、アストロズはパイレーツからゲリット・コールを獲得してダルビッシュ争奪戦から撤退し、レンジャーズも予算の関係上、事実上の撤退状態となっている。その後新たに争奪戦に加わったと見られているのがフィリーズとブリュワーズ。ヘイマンの見通しが正しければ、最大8球団が加わったダルビッシュ獲得レースはクライマックスを迎えていることになる。

     ダルビッシュ獲得に向けて最も積極的に動いているのはブリュワーズだ。2011年以来7年ぶりのポストシーズン進出を目指してクリスチャン・イェリッチ、ロレンゾ・ケイン、ヨーリス・チャシーンを獲得するなど積極的な補強を進めており、ダルビッシュはいわば「ラストピース」的存在。ブリュワーズはすでにダルビッシュに対して正式に獲得オファーを提示しており、また、マーク・アタナシオ・オーナーはトップクラスの先発投手を獲得するだけの予算があることを明言している。アタナシオは具体的な選手名の言及を避けたが、ターゲットがダルビッシュであることは間違いない。

     ツインズも先発投手の補強を目指しているが、5年を超える長期契約には消極的で、契約条件での争いとなった場合にはブリュワーズやカブスに敵わない可能性が高い。ドジャースとヤンキースは年俸総額をぜいたく税の上限以内に収めることを目指しており、高額年俸選手を放出するか、ダルビッシュの価格が下落しない限りは獲得は難しいと見られている。そして、フィリーズは大穴的存在。再建中のチーム状況にダルビッシュがフィットするかはともかく、予算には余裕があるだけに、大逆転でのダルビッシュ獲得が実現しても決して不思議ではない。

     スプリング・トレーニングの開始まではおよそ2週間。停滞気味だったフリーエージェント市場にも少しずつ動きが出始めており、ダルビッシュの契約先が決まる日も、そう遠くはなさそうだ。


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  • エンゼルスはゲレーロの「27」を永久欠番にするのか?

    2018.1.31 11:00 Wednesday

     通算2590安打、打率.318、449本塁打という輝かしい実績を誇るブラディミール・ゲレーロは史上初めてエンゼルスの選手としてアメリカ野球殿堂入りすることになった。昨年はエンゼルスの球団殿堂入りも果たしているゲレーロだが、エンゼルスで背負った「27」を今すぐ永久欠番とするわけにはいかないようだ。

     エンゼルスは57年の歴史のなかで6つの背番号を永久欠番としてきた。その6つとは、オールスター遊撃手のジム・フレゴシが背負った「6」、殿堂入りの名選手であるノーラン・ライアンの「30」とロッド・カルーの「29」、長年コーチを務めたジミー・リースの「50」、初代オーナーであるジーン・オートリーの「26」、そしてジャッキー・ロビンソンの「42」(全球団共通)である。しかし、フレゴシの「6」が永久欠番となった1998年を最後に、新たな永久欠番は誕生していない。その流れにストップをかける可能性があるのが、先日殿堂入りを果たしたゲレーロなのである。

     ゲレーロは2004年に5年7000万ドルの大型契約でエンゼルスに加入し、2009年の球団オプションを含めて6年間エンゼルスに在籍した。その間、チームは5度の地区優勝を果たし、ゲレーロは打率.337、39本塁打、126打点、OPS.989をマークした移籍初年度(2004年)にMVPを獲得。6年間で打率.319、173本塁打、616打点、OPS.927をマークし、打率は球団史上1位、本塁打でも同6位にランクインしている。

     当然ながらゲレーロの「27」を永久欠番とすることは球団内でも議論されているが、現在「27」を背負っているのは球界最高のスター選手であるマイク・トラウト。「僕は本当に縁起を担ぐ男なんだ。みんな知っていると思うよ」と語るように、トラウトは背番号を変更することに慎重な姿勢を見せている。もちろん、トラウトが「27」を背負ったままゲレーロの「27」を欠番とすることも可能だが、両選手への敬意を欠く行為となりかねない。このような事情もあり、エンゼルスは「27」の扱いに頭を悩ませているのである。

     メジャーリーグには複数の選手が共有している永久欠番が全部で4つ存在する。トラウトが現役引退までエンゼルスでプレイし続けるにせよ、他球団へ移籍するにせよ、トラウトのこれまでの活躍が永久欠番に値することは間違いない。最終的にはゲレーロとトラウトが共有する形で「27」はエンゼルスの永久欠番となるのではないだろうか。


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  • レッズがブルペン補強 右腕・ヘルナンデスと2年契約

    2018.1.31 10:30 Wednesday

     スプリング・トレーニングの開始まで2週間ほどとなったが、各球団は2018年シーズンに向けて戦力補強を継続している。日本時間1月31日、レッズは32歳のリリーフ右腕、デービッド・ヘルナンデスと2年500万ドルで契約したことを発表した。

     昨季のヘルナンデスは2月にジャイアンツとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加。しかし、開幕ロースター入りを果たすことはできず、3月下旬に解雇されてマイナー契約でブレーブスへ移籍した。ところが、ブレーブスでも出場機会はなく、4月下旬にエンゼルスへトレード。すると、エンゼルスでは38試合に登板して防御率2.23の好成績を残し、7月末にはポストシーズン争いを続けていた古巣・ダイヤモンドバックスに加入した。移籍後は26試合で防御率4.82とやや安定感を欠いたものの、シーズン通算では64試合に登板して18ホールド、防御率3.11。2014年のトミー・ジョン手術後では自己ベストのシーズンを過ごした。

     ヘルナンデスは今回の契約について「試合終盤で投げる機会が得られるんじゃないかと思っている。重要なアウトを取ることができたらいいね」とコメント。今季と来季の年俸はそれぞれ250万ドル、さらに登板試合数と完了試合数に応じた出来高(各年最大100万ドル)が設定されており、試合終盤に登板するシーンが多く見られそうだ。

     ディック・ウィリアムスGMは「彼は昨季、ポストシーズンで登板している。そういった経験をチームにもたらしてくれるだろう」とヘルナンデスの経験値を高く評価。さらに「彼はストライクを投げられる投手だ。昨季、リリーバーのなかで優れた与四球率をマークしていた投手の一人だからね。相手打者の左右を問わず起用できる点も気に入っているよ」と語り、ヘルナンデスの与四球率が劇的に改善されたことが獲得につながったことを明らかにした(昨季の与四球率は1.47。キャリア通算は3.59)。

     ヘルナンデスの加入により、レッズのブルペンはライセル・イグレシアス(クローザー)、ワンディ・ペラルタ、ジャレッド・ヒューズ、ヘルナンデス、マイケル・ローレンゼンで5枠が確定。残り2枠をオースティン・ブライス、ケビン・シャッケルフォード、アリエル・ヘルナンデスらが争うことになりそうだ。


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  • 通算47勝の左腕・ウッドがタイガースとマイナー契約

    2018.1.30 18:30 Tuesday

     日本時間1月30日、タイガースは通算47勝の実績を誇る左腕、トラビス・ウッドとマイナー契約を結んだことを発表した。ウッドは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、マシュー・ボイドやダニエル・ノリスといった若手投手と先発ローテーションの枠を争うことになりそうだ。

     昨季途中から主力選手の放出を開始し、本格的な再建へと舵を切ったタイガース。今季の先発ローテーションの顔ぶれはマイケル・フルマー、ジョーダン・ジマーマン、マイク・ファイアーズ、ボイド、ノリスの5人で固まりつつあるが、昨季AAA級で10勝を挙げたライアン・カーペンター(メジャー経験なし)をメジャー契約で獲得したように、アル・アビラGMはチーム内に競争を生み出す方針だ。アビラは先週、チーム内の競争を促すため、そして選手層を厚くするためにマイナー契約で投手を1~2人獲得する方針であることを明らかにしていたが、ウッドとの契約はまさにその方針に沿ったものになった。

     来月31歳の誕生日を迎えるウッドは先発で147試合、リリーフで151試合の登板経験を持つ左腕。昨季は2年1200万ドルでロイヤルズに加入したものの、1勝3敗、防御率6.91の大乱調で7月下旬にトレードでパドレスへ放出され、パドレスでも3勝4敗、防御率6.71と復調の兆しは見られず、先月解雇されていた。シーズン通算の成績は39試合(うち14先発)に登板して94回を投げ、4勝7敗、防御率6.80。防御率は自己ワースト(2014年の5.03)を大幅に更新し、散々なシーズンとなった。

     なお、ウッドはロイヤルズとの2年契約がまだ残っており、今季は650万ドルを得る予定となっている(ロイヤルズが全額負担)。ウッドがタイガースでメジャー昇格を果たした場合、タイガースは最低保証年俸でウッドを雇うことができるため、タイガースにとってはローリスクハイリターンな契約と言えるだろう。

     また、ウッドは打撃が良いことでも知られており、昨季は18打席で打率.222、2本塁打、OPS.778を記録。メジャー通算327打席で11本塁打を放っており、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)の17本、ヨバニ・ガヤード(ブリュワーズ)の12本に次いで3位の数字となっている。ア・リーグ所属のタイガースでは自慢の打撃を披露する機会は少ないかもしれないが、まずは本業のピッチングで本来の姿を取り戻すことを期待したい。


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  • ブリュワーズがまた補強 救援右腕・アルバースと2年契約

    2018.1.30 17:30 Tuesday

     積極的な補強を進めるブリュワーズにさらなる動きがあった。現地の報道によると、日本時間1月30日、ブリュワーズはナショナルズからフリーエージェントとなっていた救援右腕、マット・アルバースと2年500万ドルで契約合意に至ったようだ。

     アルバースの契約合意のニュースを最初に伝えたのはMLBネットワークのケン・ローゼンタールとSportsnetのベン・ニコルソン・スミス。現時点では球団からの正式な発表はないものの、アルバースの身体検査が完了次第、正式に契約が発表される見込みとなっている。

     アルバースは2006年にアストロズでメジャーデビューを果たし、オリオールズ、レッドソックス、ダイヤモンドバックス、インディアンス、ホワイトソックス、そしてナショナルズと計7球団でプレイしてきた35歳のベテラン右腕。マイナー契約でナショナルズに加入した昨季は開幕直後にメジャーへ昇格し、自己最多タイとなる63試合に登板して7勝2敗2セーブ14ホールド、防御率1.62、被打率.166という素晴らしい成績をマークした。BABIPが.203と極端に低く(キャリア平均は.293)、ツキに恵まれた面があったことは否めないが、自己ベストのK/BB3.71をマークするなど、投球内容が優れていたことも事実。2012年以降は防御率2.89と安定したピッチングを続けており、今季も引き続き安定した活躍が期待できるはずだ。

     ニコルソン・スミスによると、今回の契約は各年の年俸が250万ドル。35試合以上に登板すると各年100万ドルの出来高が追加されるという。ブリュワーズのブルペン補強はブーン・ローガンに続いてアルバースが2人目。クローザーのコリー・クネーベル、ジョシュ・ヘイダー、ジェイコブ・バーンズ、ジェレミー・ジェフレスと合わせて強力なブルペンが完成した。

     なお、アルバースが身体検査をクリアして正式にブリュワーズと契約を結んだ場合、ブリュワーズは40人枠を1枠空ける必要がある。また、1983年1月20日生まれのアルバースは1983年11月17日生まれのライアン・ブラウンを抜いてブリュワーズの最年長選手となる。


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  • カージナルス2年目を迎えるシーセルが復調を誓う

    2018.1.30 15:30 Tuesday

     4年3050万ドルの好待遇でカージナルスに迎え入れられながら、移籍1年目は不本意なシーズンとなったブレット・シーセル。新たな環境に慣れた今季は自身の価値を証明すべく、復調に燃えている。

     2016年はやや低調だったものの、ブルージェイズで2013年から3年連続で60試合以上に登板して防御率2点台をマークしたシーセルには左のセットアッパーとしての活躍が期待されていた。しかし、プロ入り以来ブルージェイズ一筋で過ごしてきたシーセルは新しいチーム、新しいリーグ、そして初めての複数年契約という様々なプレッシャーに上手く対応できず、得意のカーブボールが上手く機能しないという状況に。2年間にわたって左打者に長打を許していなかったカーブボールは左打者に被打率.382、被長打率.618とめった打ちを喰らい、空振り率も低下。結果的にカーブボールの投球割合も大幅に減少してしまった。

     5月中旬から7月中旬にかけて23試合に登板して失点したのは1度だけと、一度は復調の兆しを見せたシーセルだったが、8月は月間防御率6.92と大乱調。最終的には73試合に登板し、14ホールドをマークしたものの、防御率3.88、被打率.262、WHIP1.23、そして何より対左打者被打率.343は4年3050万ドルの契約に見合うものとは言えなかった。

     しかし、シーセルには自身の価値を証明するための時間がまだ3年も残っている。今オフ、シーセルは春先に調子が上がらない傾向がある点を改善するために、例年よりも予定を早めてトレーニングに取り組んでいる。「シーズンが始まる前にメカニクスを万全の状態に持っていけるように準備しているよ。あとはどうなるかを見守るだけだね」とシーセル。「昨季は自分が思っていたようなシーズンではなかったし、ファンが期待していたようなシーズンでもなかったと思う。ファンは僕に対してマイナスの印象を持っていると思うんだ。でも、幸運なことに僕はこれからの3年でそれを変えられる」と今季への意気込みを口にしたシーセルはどのような活躍を見せてくれるのか。シーセルがブルペンの柱として機能するようなら、カージナルスが3年ぶりにポストシーズンへ進出する可能性はグッと高まるはずだ。


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  • 正捕手の対価としてトップ・プロスペクトを欲するマーリンズ

    2018.1.30 14:30 Tuesday

     すでにジャンカルロ・スタントンら昨季のレギュラー野手4人をトレードで放出したマーリンズだが、まだ「ファイヤー・セール」は終了していない。トレードを希望している正捕手、J.T.リアルミュートの去就問題が解決していないのだ。

     主力選手が次々に放出されるなか、リアルミュートは年俸総額削減を最優先に考える球団に不信感を抱き、トレードを希望するようになった。マーリンズは昨年12月からリアルミュートへの獲得オファーを受け付けており、数多くの球団がリアルミュート獲得に興味を示している。なかでもナショナルズが積極的に動いていることが報じられているが、MLB.comでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロは正捕手不在のダイヤモンドバックスも有力候補の一つであると伝えている。

     現地の報道によると、マーリンズはメジャーを代表する捕手へと成長しつつある正捕手との交換でトップ・プロスペクトを獲得することを望んでいるようだ。ナショナルズに対してはビクトル・ロブレス(プロスペクト・ランキング全体6位・球団1位)とフアン・ソト(全体29位・球団2位)のいずれかを交換要員のパッケージに含めることを要求している。しかし、ナショナルズはこの2人を放出不可な選手と位置付けており、カーター・キーブーム(全体90位・球団3位)とエリック・フェッディ(球団4位)を軸としたパッケージを検討中。どちらかが相手に譲歩しなければ、トレードの成立は難しい状況となっている。

     一方のダイヤモンドバックスは全体TOP100にランクインした選手が昨年のドラフト1巡目指名で入団したペイビン・スミス(全体91位・球団1位)しかおらず、交換要員のクオリティという点ではナショナルズに大きく劣る。昨季マイナー2階級合計で12勝3敗、防御率1.39の好成績を残したジョン・ドゥプランティアー(球団2位)、昨季メジャーで2勝を挙げたアンソニー・バンダ(球団4位)らを含めたパッケージで勝負せざるを得ないだろう。

     リアルミュートは今オフが年俸調停1年目。マーリンズとしてはあと3年保有可能なリアルミュートの放出を急ぐ必要はなく、マーリンズが要求するパッケージの水準はなかなか下がらないことが予想される。リアルミュート獲得を目指す球団はマーリンズの要求を呑むのか。今後の動向に注目だ。


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  • 12年&14年の世界一戦士・ブランコがジャイアンツに復帰

    2018.1.30 12:30 Tuesday

     2012年と2014年にジャイアンツのワールドシリーズ制覇に貢献したグレガー・ブランコがマイナー契約で2年ぶりに古巣へ復帰することになった。日本時間1月30日、ブランコは自身のInstagramでジャイアンツへ復帰することを明らかにした。

     2012年からの5シーズンをジャイアンツの一員として過ごしたブランコは、規定打席到達こそ5シーズンで1度だけ(2013年)ながら外野の準レギュラーとしての役割をしっかり果たし、チームに貢献。2012年と2014年にはポストシーズンの各ラウンドでロースターに名を連ね、ワールドシリーズ制覇を経験した。マイナー契約でダイヤモンドバックスに加入した昨季は、5月上旬にメジャー昇格を果たし、90試合に出場して打率.246、3本塁打、15盗塁、OPS.694とほぼ例年通りの働き。34歳となった現在も大きな衰えは見られない。

     ワールドシリーズ制覇を2度経験したブランコだが、ジャイアンツ・ファンの印象に残っているのは2012年6月13日(現地時間)のアストロズ戦で見せたスーパーキャッチだろう。ライトを守っていたブランコは、7回表の先頭打者であるジョーダン・シェーファーが放った右中間への大飛球を背走し、最後は後ろ向きにダイビングキャッチ。この試合で先発したマット・ケインは続く8人の打者をパーフェクトに抑え、球団史上唯一の完全試合を達成したのだった。

     ジャイアンツは今オフ、外野のアップグレードを最優先課題として補強を進め、アンドリュー・マカッチェンとオースティン・ジャクソンを獲得。ゴーキーズ・ヘルナンデス、ジャレット・パーカー、オースティン・スレイター、マック・ウィリアムソン、スティーブン・ダガーらが控え外野手の2枠をかけて争うことになると見られるが、ブランコもその争いに割って入ることになるだろう。控え外野手候補のなかでは実績面で分があるだけに、スプリング・トレーニングで実力健在をアピールできれば開幕ロースター入りの可能性は高そうだ。


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  • エスピノーザがヤンキースとマイナー契約 二塁争い参戦へ

    2018.1.30 12:00 Tuesday

     MLB.comのマーク・フェインサンドによると、ダニー・エスピノーザがヤンキースとのマイナー契約で合意に至ったようだ。エスピノーザは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、若手内野手と二塁のレギュラーの座を争うことになりそうだ。

     ナショナルズ時代に正二塁手ないし正遊撃手として活躍し、シーズン2ケタ本塁打を4度(2016年の24本塁打が自己最多)、シーズン2ケタ盗塁を2度(2012年の20盗塁が自己最多)記録したことのあるエスピノーザだが、トレードでエンゼルスへ移籍した昨季は開幕から大不振。77試合に出場して打率.162、6本塁打、29打点、OPS.513という悲惨な打撃成績に終わり、7月中旬にエンゼルスをDFA→解雇となった。7月下旬にマリナーズと契約したものの、8試合で打率.188、OPS.548と結果を残せず、1ヶ月も経たないうちに解雇。その後、レイズと契約したが、ここでも8試合のみの出場に終わり、シーズン閉幕を待たずして解雇された。シーズン通算の成績は93試合に出場して打率.173、6本塁打、31打点、OPS.523。故障により44試合のみの出場に終わった2013年を除けば、文句なしで自己ワーストのシーズンとなった。

     ヤンキースは二塁のレギュラー候補としてトップ・プロスペクトのグレイバー・トーレスが控えているが、開幕をAAA級で迎える可能性が高く、ロナルド・トレイエス、タイラー・ウェイドらが開幕スタメンを争う見込み。トーレス昇格までの「つなぎ役」を探しているヤンキースはエスピノーザのほかにブレーブスで正二塁手を務めた経験のあるジェイス・ピーターソンともマイナー契約を結んでおり、エスピノーザとピーターソンもスプリング・トレーニングで二塁のレギュラー争いに加わることになるだろう。

     2012年に189三振、2016年に174三振を喫するなど、打撃の粗さが課題のエスピノーザだが、ナショナルズ時代のパフォーマンスを取り戻せるようであれば正二塁手の有力候補。昨季の大不振を脱し、再び輝きを放つことを期待したい。


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