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  • アストロズが新監督探しを開始 ボウチー、ベイカーらが候補に

    2020.1.16 11:30 Thursday

     不正なサイン盗みに関してメジャーリーグ機構から1年間の職務停止処分を受けたジェフ・ルーノウGMとAJ・ヒンチ監督を解任したアストロズは、ヒンチに代わる新監督探しを開始した。ジム・クレイン・オーナーは、暫定的に監督の役割を担っているジョー・エスパーダ・ベンチコーチのほか、メジャーリーグでの監督経験が豊富なブルース・ボウチー、ダスティ・ベイカー、バック・ショウォルターらを候補として考えているようだ。

     日本時間1月16日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、クレインの新監督候補のリストのなかにはエスパーダ、ボウチー、ベイカー、ショウォルターの名前が含まれているという。この4人以外にも新監督候補の名前は浮上しており、ヒューストンの「KRIV-TV」はジェフ・バニスター、ウィル・ベナブル、ラウル・イバニェスを新監督候補に挙げている。

     ルーノウとヒンチを解任したアストロズは、彼らに代わるGMと監督の選定が急務となっている。フロリダでスプリング・トレーニングがスタートするまで4週間ほどしか時間が残されておらず、クレインは急ピッチで両ポジションの候補者との面接を進めていくことになりそうだ。関係者によると、アストロズは2月上旬までに新たなGMと監督を決定したいと考えているという。

     また、アストロズは新GMよりも新監督の決定を優先する方針であり、新GMが決定するまでの間は、クレイン自身が野球部門の中心となって運営を行っていくようだ。関係者によると、クレインはルーノウとヒンチを解任したあと、本拠地ミニッツメイド・パークでコーチ陣と面会し、話し合いを行う場を設けたという。

     エスパーダは他球団の監督候補に挙がったことがあり、チーム内の事情を熟知していることからもヒンチの後任に最適な存在と言えるが、スキャンダルを起こしたチームからの内部昇格となれば批判は避けられないだろう。そうした声をシャットアウトするために、ベイカーやショウォルターといった「ベテラン監督」にチームを任せる可能性もあるのではないだろうか。

  • ドナルドソンの契約合意が三塁手市場に与える影響は?

    2020.1.15 15:05 Wednesday

     ノーラン・アレナード(ロッキーズ)のトレード移籍の可能性が取り沙汰されるなか、フリーエージェント市場に残る最後のスター三塁手だったジョシュ・ドナルドソンがツインズと4年契約で合意した。これによりスタークラスの大物三塁手を狙う球団のターゲットはアレナードないしクリス・ブライアント(カブス)に絞られることになった。ドナルドソンが市場から消えたことは、今後の三塁手市場の動向にどのような影響を与えるのだろうか。

     ドナルドソン争奪戦に加わっていた3球団(ツインズ、ブレーブス、ナショナルズ)のうち、ナショナルズはすでにドナルドソン獲得に失敗した場合に備えた補強を行っており、スターリン・カストロやアズドゥルバル・カブレラが加入。ハウィー・ケンドリックや有望株のカーター・キーブームも含め、複数の選手で二塁と三塁の2ポジションを賄う態勢が整っている。今後スタークラスの大物三塁手の獲得を狙う可能性は低そうだ。

     一方、ブレーブスはドナルドソンが残留を希望していたにもかかわらず、ドナルドソンの希望条件に近いオファーを提示せず、引き留めに失敗した。現時点ではオースティン・ライリーとヨハン・カマルゴの併用でドナルドソンの穴を埋めることになると見られるが、攻守両面で見事な活躍を見せたドナルドソンの穴を埋めるのは容易ではない。特に攻撃面では四番打者が不在となっており、複数の有望株を犠牲にしてでもアレナードないしブライアントの獲得を狙うかもしれない。

     また、カージナルスとレンジャーズの2球団もアレナードの獲得に乗り出していることが報じられている。ただし、両球団ともアレナードが2021年シーズン終了後にオプトアウト可能であることを懸念しており、7年2億3400万ドルという巨額の契約を残していること、全球団に対するトレード拒否権をアレナードが有していることなど、トレード成立に向けての障壁は多い。この2球団は強打の外野手(マーセル・オズーナ、ニコラス・カステヤーノス)の獲得も目指しており、それぞれ外野手1名を獲得して補強が打ち止めになる可能性もある。

     なお、ブライアントは意図的にメジャーデビューを遅らされた2015年の扱いをめぐって球団と揉めており、カブスの保有可能期間が残り1年なのか2年なのかハッキリしない状況が続いている。保有可能期間によってトレード市場における価値も変動するため、裁定結果が出るまでトレード交渉が進展することはなさそうだ。

  • エンゼルスがDバックスから便利屋右腕・アンドリースを獲得

    2020.1.15 13:30 Wednesday

     日本時間1月15日、エンゼルスはダイヤモンドバックスとのトレードを成立させ、マイナーリーガーのジェレミー・ビーズリーとの交換でマット・アンドリースを獲得したことを発表した。先発で49試合、リリーフで118試合の登板経験を持つアンドリースだが、ビリー・エプラーGMは先発候補の1人としてキャンプインさせる方針を明言。キャンプとオープン戦でのパフォーマンスを見て、適性を判断することになりそうだ。

     現在30歳のアンドリースは、2015年にレイズでメジャーデビューを果たし、2018年途中にダイヤモンドバックスへ移籍。メジャー5年のキャリアのうち、最初の4年間は少なくとも5試合以上に先発してきたが、昨季は初めてリリーフに専念し、54試合すべてにリリーフで登板して70回2/3を投げ、5勝5敗、1セーブ、4ホールド、防御率4.71、79奪三振をマークした。エンゼルスはアンドリースをあと2年保有可能であり、今季の年俸はすでに139万5000ドルに決定している。

     エンゼルスは今オフ、先発投手陣の補強としてフリーエージェント市場でフリオ・テーラン、トレード市場ではオリオールズからディラン・バンディを獲得した。テーランとバンディのほか、アンドリュー・ヒーニーとグリフィン・キャニングの先発ローテーション入りも当確と見られており、投手として戦列に復帰する大谷翔平も週に1度のペースで先発する予定。今後、有力な先発投手の補強がなければ、アンドリースは先発ローテーションの残り1枠を多くの先発候補と争うことになりそうだ。

     アンドリースとの交換でダイヤモンドバックスへ移籍するビーズリーは24歳の右腕で、2017年ドラフト30巡目(全体895位)指名でエンゼルスに入団。昨季はAA級とAAA級で合計26試合(うち25先発)に登板して122回1/3を投げ、7勝7敗、防御率4.49、115奪三振をマークした。なお、アンドリースの加入に伴い、エンゼルスはロースターの枠を空けるために右腕のルイス・マデーロをDFAとしている。

  • フィリーズが元オールスター外野手のヘレーラをDFAに

    2020.1.15 13:10 Wednesday

     日本時間1月15日、フィリーズはウエーバーでレッズからニック・マルティーニを獲得したことを発表した。それに伴い、ロースターの枠を空けるためにオドゥベル・ヘレーラがDFAとなった。フィリーズの正中堅手として活躍し、2016年にはオールスター・ゲームにも選出されたヘレーラだが、交際相手への傷害容疑による逮捕と出場停止処分を経て、グラウンドに戻ることなく40人枠から外されることになった。

     現在28歳のヘレーラは、2014年オフのルール5ドラフトでフィリーズに加入し、翌2015年に147試合で打率.297、8本塁打、41打点、16盗塁、OPS.762の活躍を見せてレギュラー定着。自己ベストの167安打、25盗塁、OPS.781をマークした2016年にはオールスター・ゲームに選出され、2018年には自己最多の22本塁打、71打点を記録した。しかし、昨季は開幕からの39試合で打率.222、1本塁打、16打点、2盗塁、OPS.629と調子が上がらず、5月には交際相手への傷害容疑で逮捕。これにより順風満帆だったメジャー生活が一気に暗転した。

     メジャーリーグ機構から85試合の出場停止処分を受けている間に、プロスペクト外野手のアダム・ヘイズリーがメジャー昇格を果たし、マリナーズからトレードでジェイ・ブルースも加入。フィリーズにヘレーラの居場所はなくなっていた。さらに今回、控え外野手候補としてマルティーニも加わり、2016年オフに結んだ5年3050万ドルの契約があと2年残っているにもかかわらず、DFAとなって40人枠から姿を消した。

     マット・クレンタックGMは「我々が思い描いていた結果にはならなかった」とヘレーラとの5年契約を振り返った。ただし、「これは野球の戦力的な判断である」としてヘレーラの素行面からくる判断ではないことを強調。2年1950万ドルの契約を残すヘレーラをトレードやウエーバーで獲得する球団は現れないと見られており、ヘレーラは解雇されてフリーエージェントになるか、40人枠から外れたままマイナー降格になる可能性が高い。

     一方、フィリーズに加入するマルティーニは29歳の外野手で、昨季はアスレチックスとパドレスの2球団で合計32試合に出場して打率.226、1本塁打、OPS.653を記録。メジャーデビューを果たした2018年には55試合のみの出場ながら打率.296、出塁率.397、OPS.811の好成績をマークした。

  • カージナルスが外野手を補充 マーリンズからディーン獲得

    2020.1.15 12:35 Wednesday

     日本時間1月15日、カージナルスはマーリンズとのトレードを成立させ、マイナーリーガーのディオウィル・バーゴスとの交換でオースティン・ディーンを獲得したことを発表した。先日のレイズとのトレードで右打ちの外野手を2人(ホゼ・マルティネスとランディ・アロザレーナ)を放出したカージナルスは、同じ右打ちの外野手であるディーンを獲得することで戦力の「補充」に成功した。

     現在26歳のディーンは、2018年にAA級とAAA級の2階級合計で109試合に出場して打率.345、12本塁打、68打点、OPS.922の好成績を残し、マーリンズのマイナー最優秀選手に選出。同年8月にメジャーデビューを果たし、メジャーでは34試合に出場して打率.221、4本塁打、14打点、OPS.642をマークした。昨季はメジャーでの64試合で打率.225、6本塁打、21打点、OPS.665に終わったものの、AAA級では73試合で打率.337、18本塁打、57打点、OPS1.036と前年を上回る大活躍を披露。メジャー定着にあと一歩のところまで来ている選手である。

     今季のカージナルスは、現時点ではハリソン・ベイダーがセンター、デクスター・ファウラーがライトのレギュラーを務める予定であり、ディーンはレーン・トーマス、タイラー・オニール、ジャスティン・ウィリアムス、有望株のディラン・カールソンらとともにレフトのレギュラー争いに加わることになる。内外野を守れるトミー・エドマンもおり、対右腕時にマット・カーペンターが三塁、エドマンがレフト、対左腕時にエドマンが三塁、オニールがレフトに入る布陣を予想するメディアもある。

     一方、マーリンズへ移籍するバーゴスはドミニカ共和国出身の18歳の外野手で、2017年9月にカージナルスと契約。昨季はルーキー級で58試合に出場して打率.316、11本塁打、50打点、OPS.999という成績を残している。

  • ツインズがドナルドソンを獲得 4年9200万ドルとの報道

    2020.1.15 11:50 Wednesday

     日本時間1月15日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ツインズはフリーエージェントのスター三塁手、ジョシュ・ドナルドソンと4年9200万ドルで契約合意に達したようだ。ドナルドソンはブレーブスとの再契約を望んでいることが報じられていたが、ブレーブスは好条件のオファーを提示することに消極的で、最終的には条件面で勝るツインズとの契約を選択したと見られる。

     USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが今回の契約についての詳細を報じており、ドナルドソンは4年間で8400万ドル(年平均2100万ドル)を得る。5年目となる2024年の契約は年俸1600万ドルの球団オプションまたはバイアウト800万ドルとなっており、ドナルドソンに保証されている金額は8400万ドルとバイアウト800万ドルを合わせた9200万ドルとなる。球団オプションが行使された場合、5年間の総額は1億ドルとなり、ドナルドソンの活躍次第で最大1億400万ドルまで増額される可能性があるという。

     ドナルドソンは昨年12月に34歳の誕生日を迎えており、2024年シーズンには38歳。最初の4年間と比べて球団オプションの金額が低めに抑えられているのは年齢が考慮された結果だろう。総額9200万ドルは33歳以上のフリーエージェント選手が得た契約としては、1998年に当時34歳のケビン・ブラウンがドジャースと7年1億500万ドルで契約したのに次ぐ史上2番目の金額となっている。

     昨季のドナルドソンは故障に泣いた前年からの復活を遂げ、ブレーブスで155試合に出場して打率.259、37本塁打、94打点、OPS.900をマーク。ナショナル・リーグのカムバック賞を受賞した。ツインズの本拠地ターゲット・フィールドでは通算22試合で打率.373、10本塁打、21打点、OPS1.283の好成績を残している。なお、ドナルドソンの加入により、正三塁手のミゲル・サノーは一塁へのコンバートが決定的となっている。

  • Rソックスがコーラ監督の解任を発表 サイン盗みに関与

    2020.1.15 11:30 Wednesday

     日本時間1月15日、レッドソックスは就任1年目の2018年にチームをワールドシリーズ制覇へ導いたアレックス・コーラ監督を解任したことを発表した。コーラはロブ・マンフレッド・コミッショナーによるアストロズのサイン盗み疑惑に関する報告書のなかで11度にわたって名前を挙げられ、不正なサイン盗みへの関与を指摘されていた。今後厳罰を科される可能性が高く、レッドソックスは新監督探しを開始することを早々に決断した。

     コーラはアストロズが不正なサイン盗みを行っていたとされる2017年にベンチコーチを務めており、報告書のなかでは不正を働いた中心人物の1人として名前を挙げられていた。レッドソックスはジョン・ヘンリー・オーナー、トム・ワーナー会長、サム・ケネディ球団社長の連名で声明文を発表し、「アレックスが効果的にチームを前進させていくのは不可能であると判断し、お互いに納得したうえで解任を決断した」と明らかにした。

     アストロズではジェフ・ルーノウGMとAJ・ヒンチ監督が1年間の職務停止処分を受けたあとに解任されており、2017年のワールドシリーズ王者であるアストロズ、2018年のワールドシリーズ王者であるレッドソックスの監督が相次いで解任されることになった。なお、レッドソックスには2018年シーズンにサイン盗みのためにビデオルームを不正使用した疑惑が浮上しており、この件についても調査が進められている。

     今季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以内に抑えることを目標としながら、年俸総額削減のための効果的な動きをできずにいるレッドソックス。年俸総額削減が最優先のため、必要な戦力補強もままならない状況だが、そんななかで新監督探しを開始しなくてはならなくなった。2018年シーズンの不正なサイン盗みに対する処分次第では、2018年のワールドシリーズ王者はさらなる混乱状態に陥ることになるかもしれない。

  • タイガースが1年150万ドルで先発右腕・ノバを獲得

    2020.1.14 14:15 Tuesday

     日本時間1月14日、タイガースはフリーエージェントの先発右腕、イバン・ノバと1年契約を結んだことを発表した。契約条件は基本給150万ドル+出来高50万ドルであることが報じられている。タイガースは40人枠がフルに埋まっていたため、ノバの枠を空けるために左腕のマット・ホールをDFAとした。

     現在32歳のノバは、昨季ホワイトソックスで34試合に先発して187イニングを投げ、11勝12敗、防御率4.72、114奪三振をマーク。昨季を含めて2ケタ勝利を5度記録しており、メジャー10年のキャリアで通算89勝を挙げている。タイガースは有望な若手投手がメジャー昇格を控えており、ノバには彼らが昇格するまでの「つなぎ役」としての役割が期待される。

     イニングイーターとして確実な働きを期待できるノバは、タイガースにとって貴重な存在と言える。昨季のタイガースは総額925万ドルを投じてタイソン・ロスとマット・ムーアを獲得したものの、故障によって両者ともほとんど戦力にならなかった。そのほかの先発ローテーション候補にもコンディション面に不安のある投手や先発としてフルシーズン投げた経験のある投手が少なく、ノバは左腕のマシュー・ボイドとともに先発ローテーションの中心的存在となるだろう。

     アル・アビラGMは、スプリング・トレーニングまでに7人の先発ローテーション候補を揃えたい意向を明らかにしていた。ボイドとノバのほか、ダニエル・ノリス、スペンサー・ターンブル、ジョーダン・ジマーマン、タイラー・アレクサンダー、ルール5ドラフトで加入したロニー・ガルシアがおり、アビラの目標となる7人の先発ローテーション候補が揃った形となる。

     この7人以外にも、元エースのマイケル・フルマーがシーズン途中にトミー・ジョン手術から復帰予定であり、ケーシー・マイズとマット・マニングの両プロスペクトのほか、かつてのドラフト1巡目指名選手であるボー・バローズとカイル・ファンクハウザーもメジャー昇格を控えている。前半戦の活躍次第では、ノバは7月末のトレード期限までに他球団へ放出されることになるかもしれない。

  • アスレチックスがケンプを獲得 二塁のレギュラー争いへ

    2020.1.14 13:30 Tuesday

     日本時間1月14日、アスレチックスはカブスとのトレードを成立させ、マイナーリーガーのアルフォンソ・リバスとの交換でトニー・ケンプを獲得したことを発表した。ケンプは二塁と外野を守ることのできるユーティリティ・プレイヤーで、レギュラー不在の正二塁手争いに加わることが予想される。また、アスレチックスには右打者が多いため、左打ちのケンプは打線のバランス向上にも貢献しそうだ。

     現在28歳のケンプは、2016年にアストロズでメジャーデビューを果たし、昨季途中にマーティン・マルドナードとのトレードでカブスへ移籍。昨季は2球団合計で自己最多の110試合に出場し、打率.212、8本塁打、29打点、4盗塁、OPS.671をマークした。二塁と外野3ポジションを守ることができ、昨季は二塁で43試合、レフトで20試合、センターで12試合、ライトで3試合に出場。ユーティリティ性が魅力の1つとなっている。

     アスレチックスは今オフ、ジュリクソン・プロファーをトレードでパドレスへ放出したため、正二塁手が不在の状況。今後、レギュラークラスの二塁手の補強がなければ、ケンプはフランクリン・バレート、ホルヘ・マテオ、シェルドン・ニューズらと二塁のレギュラーを争うことになりそうだ。また、ルール5ドラフトで加入したビマエル・マチンはケンプと同じ左打ちのユーティリティ・プレイヤーであり、開幕ロースター争いにおいてケンプの直接的なライバルとなることが予想される。

     ケンプとのトレードでカブスへ移籍するリバスは23歳の一塁手で、2018年のドラフト4巡目(全体113位)指名を受けてアスレチックスに入団。昨季はA+級で114試合、AAA級で8試合、合計122試合に出場して打率.292、9本塁打、60打点、2盗塁、OPS.810をマークした。一塁手としてはやや長打力に欠けるものの、選球眼に優れており、マイナー通算出塁率.390を記録している。

  • MLB機構がサイン盗みの処分を発表 アストロズに厳罰

    2020.1.14 12:20 Tuesday

     日本時間1月14日、メジャーリーグ機構はサイン盗み疑惑に関するアストロズへの処分を発表。ジェフ・ルーノウGMとAJ・ヒンチ監督にはそれぞれ1年間の職務停止処分(無報酬)が科され、現在のメジャーリーグの規則における最高額となる罰金500万ドルのほか、2020年と2021年のドラフトにおける1巡目と2巡目の指名権の剥奪が決定した。これを受け、ジム・クレイン・オーナーはルーノウとヒンチの解任を発表した。

     今回、処分の対象となったのはルーノウとヒンチのみで、オーナーであるクレインや所属選手に処分は科されなかった。メッツの新監督に就任したばかりのカルロス・ベルトランは2017年に選手としてアストロズに在籍しており、サイン盗みに関わっていたことが報じられていたが、処分の対象とはならず。一方、当時のベンチコーチで現在はレッドソックスの監督を務めているアレックス・コーラは、レッドソックスのサイン盗み疑惑の調査が完了したあとに処分を受ける可能性があるようだ。

     解任されたルーノウは声明文のなかで「私は詐欺師ではない。ルールが破られていたことは知らなかった」とコメントし、不正なサイン盗みへの関与を否定。今回のサイン盗みは選手主導によるものであり、ランクの高くない球団職員がベンチコーチ(コーラ)とともに関わっていたと主張した。「知っていれば止めていた」と今回の処分に困惑した様子を見せた。

     一方、同じく解任となったヒンチは「サイン盗みを止められなかったことを大変申し訳なく思っている」とのコメントを発表。ただし、ルーノウと同様に不正なサイン盗みへの関与は否定している。2011年12月にGMに就任したルーノウのもとで再建を進め、2015年から指揮を執ったヒンチのもとで頂点を極めたアストロズだが、その黄金期は思わぬ形で終焉を迎えることになった。

     なお、メジャーリーグ機構は現在、2018年のレッドソックスのサイン盗み疑惑に関する調査を進めている。不正なサイン盗みという一大スキャンダルが解決するまでにはもう少し時間が掛かりそうだ。

  • カージナルスがアレナード獲得に向けた動きをスタート

    2020.1.13 16:00 Monday

     複数の関係者によると、カージナルスがノーラン・アレナード(ロッキーズ)を獲得する有力候補に浮上しているようだ。ある関係者は、ロッキーズとカージナルスがアレナードのトレードについて初期段階の交渉を行っていることを明らかにした。オールスター・ゲーム選出5度、ゴールドグラブ賞7度など輝かしい実績を誇るスター三塁手は、来月スタートするスプリング・トレーニングまでにトレードされることになるかもしれない。

     カージナルスはスプリング・トレーニングの開始までに、スター級の野手を1人、チームに加える方針だ。現時点では自軍からフリーエージェントとなったマーセル・オズーナとの再契約が有力視されているが、それと並行してアレナード獲得に向けての動きも進めている。レンジャーズも同様に、アレナードの獲得を検討しつつ、フリーエージェント市場でオズーナまたはニコラス・カステヤーノスの獲得を目指している。ブレーブスもアレナードの調査を行っているようだが、現時点ではカージナルスとレンジャーズに後れを取っている状況だ。

     カージナルスは2022年以降の契約が確定している選手がポール・ゴールドシュミット、マイルズ・マイコラス、ポール・デヨングの3人しかおらず、アレナードの残り7年2億3400万ドルという巨額の契約を引き受けることができると見られている。アレナードは全球団に対するトレード拒否権を持っているものの、カージナルスの「勝利の伝統」をリスペクトしていると言われており、友人のゴールドシュミットが在籍していることもカージナルスにとって追い風となる可能性がある。

     カージナルスがアレナードを獲得する際、ベテラン三塁手のマット・カーペンターを交換要員に含める可能性があるようだ。ただし、カーペンターは2年3900万ドル分の契約を残しており、ロッキーズにこの契約を引き取ってもらうのであれば、主力級の若手メジャーリーガー、またはトップクラスの有望株の放出が不可避となる。昨季ルーキーながら16勝を挙げたダコタ・ハドソン、球団2位の有望株であるノーラン・ゴーマン、レイズから獲得したばかりのマシュー・リベラトーレらの名前がトレード要員として浮上している。

     アレナードの獲得に失敗した場合、カージナルスはターゲットをフランシスコ・リンドーア(インディアンス)に変更する可能性もあるという。その場合、リンドーアを遊撃に入れ、正遊撃手のデヨングが三塁へコンバートされることになりそうだ。

  • ドジャースに新たな先発候補 左腕・ウッドが2年ぶりに復帰

    2020.1.13 15:10 Monday

     日本時間1月13日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ドジャースはフリーエージェントの先発左腕、アレックス・ウッドと1年400万ドルで契約合意に達したようだ。ウッドはレッズへ移籍した昨季、背中の故障によってシーズンの大部分を欠場。わずか7試合にしか登板できなかった。2015年途中から2018年まで、3年半を過ごした古巣・ドジャースで復活を目指す。

     関係者によると、ウッドの1年契約の基本給は400万ドルで、最大600万ドルの出来高が設定されているという。昨季の年俸は965万ドルだったが、出来高の項目をすべてクリアすれば合計1000万ドルとなり、昨季の年俸を上回ることができる。

     ウッドは2015年途中にブレーブスからドジャースへ加入し、2017年に16勝3敗、防御率2.72の好成績をマーク。翌2018年にも9勝を挙げたが、同年オフにヤシエル・プイーグ、マット・ケンプらとともにレッズへトレードされていた。7年のキャリアのうち、規定投球回に到達したのはブレーブス時代の2度だけ(2014年と2015年)。常に健康面に不安を抱える選手ではあるものの、2017年に16勝を挙げたように、健康であれば素晴らしいパフォーマンスを期待できる。

     ドジャースは、先発ローテーションから昨季ナショナル・リーグの最優秀防御率のタイトルを獲得した柳賢振(リュ・ヒョンジン)がフリーエージェントとなってブルージェイズへ流出したものの、クレイトン・カーショウ、ウォーカー・ビューラー、前田健太で先発3番手までは確定と見られている。残りの2枠をフリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、ロス・ストリップリングらが争う見込みだが、ここに故障からの復活を目指すウッドとジミー・ネルソンが加入。スプリング・トレーニングで熾烈な先発ローテーション争いが繰り広げられることになる。

     なお、ドジャースは比較的静かなオフを過ごしており、ウッドとネルソン以外には、リリーフ右腕のブレイク・トライネンの獲得が唯一の目立った動きとなっている。

  • レンジャーズがフレイジャーと1年500万ドルで契約合意

    2020.1.13 14:40 Monday

     日本時間1月13日、レンジャーズがフリーエージェントのベテラン三塁手、トッド・フレイジャーと1年500万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。レンジャーズはチーム内にメジャーで一定の実績がある三塁手がおらず、三塁手の補強が今オフの重要課題の1つとなっていた。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     今回の契約には来季の球団オプションが含まれており、フレイジャーの今季の年俸は350万ドル。来季の契約は年俸575万ドルの球団オプションまたはバイアウト150万ドルとなっており、フレイジャーに保証されている金額は今季の年俸350万ドルと来季のバイアウト150万ドルを合わせた500万ドルとなる。よって「1年500万ドル」という形で報道されている。

     現在33歳のフレイジャーは、昨季メッツで133試合に出場して打率.251、21本塁打、67打点、OPS.772を記録。特に左腕に対して打率.294、8本塁打、OPS.913の好成績をマークした(対右腕は打率.234、13本塁打、OPS.716)。レッズ時代の2015年に35本塁打、ホワイトソックス時代の2016年に40本塁打を放っており、9年のキャリアで通算1019安打、214本塁打、OPS.770という成績を残している。

     フレイジャーが加入したことにより、レンジャーズはイサイアー・カイナーファレファやニック・ソラックを内野のユーティリティとして起用することが可能になる。また、レンジャーズはノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得を諦めておらず、アレナードの獲得に成功した場合、フレイジャーは一塁手として起用される見込みだ。

     さらに、レンジャーズはフリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスの獲得も目指している。一塁手としての出場経験がないカステヤーノスだが、レンジャーズはカステヤーノスを一塁手として起用することも視野に入れているという。今オフのレンジャーズは着実に戦力補強を進めており、今後の動向にも注目だ。

  • ナショナルズ・リゾーGM「三塁は穴ではない。我々の強みだ」

    2020.1.12 14:00 Sunday

     ナショナルズは、明言こそしていないものの、ジョシュ・ドナルドソンの争奪戦からの撤退が濃厚となっている。昨季のナショナル・リーグ打点王のアンソニー・レンドンがフリーエージェントでエンゼルスへ流出し、戦力ダウンが懸念されているが、マイク・リゾーGMは自軍の戦力に自信を見せる。今オフ獲得した選手を含む現有戦力でレンドンの穴を埋められると考えているようだ。

     現時点では、今季のナショナルズはアズドゥルバル・カブレラ(フリーエージェント後に再契約)、スターリン・カストロ(フリーエージェントで新加入)、カーター・キーブーム(球団内最高の有望株)の3人が三塁での出場機会を争うことになると見られている。リゾーはレンドン退団の三塁について「穴であるとは考えていない」と発言。「三塁は我々の強みだと思うよ」とレンドンの穴を埋めることに自信を見せた。

     現在34歳のカブレラは、昨季レンジャーズとナショナルズで合計131試合に出場して打率.260、18本塁打、91打点、OPS.783を記録。特にナショナルズ移籍後は38試合で打率.323、6本塁打、OPS.969の活躍を見せた。

     新加入のカストロは現在29歳で、昨季はマーリンズで全162試合に出場して打率.270、22本塁打、86打点、OPS.736を記録。2010年のメジャーデビュー時は遊撃手、2015年途中から二塁手として活躍してきたが、昨季初めて三塁を守り、三塁手として45試合に出場した。

     現在22歳のキーブームは、昨年4月にメジャーデビューを果たし、11試合で打率.128、2本塁打、OPS.491を記録。AAA級では109試合で打率.303、16本塁打、79打点、OPS.902の好成績をマークした。本職は遊撃だが、不動の正遊撃手としてトレイ・ターナーがいるため、三塁または二塁での起用が想定されている。

     この3人に加えて昨年のポストシーズンでヒーローとなったハウィー・ケンドリックとも再契約を結んでおり、二塁と三塁を守れるレギュラー候補の頭数は十分に揃っている。少なくとも、リゾーが言うように三塁が「穴」となる可能性は低そうだ。

  • カージナルスがオズーナよりカステヤーノスを狙う可能性

    2020.1.12 13:00 Sunday

     フリーエージェント市場において、強打の外野手の獲得を目指すチームのメインターゲットはニコラス・カステヤーノスとマーセル・オズーナの2人となっている。レイズとのトレードで外野手2名を放出したカージナルスも、外野手の補強に動くチームの1つと見られている。オズーナがカージナルスとの再契約を希望していることが報じられているものの、カージナルスはオズーナではなくカステヤーノスの獲得を優先する可能性があるようだ。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、カージナルスのライバル球団の関係者から聞いた話として、カージナルスはオズーナではなくカステヤーノスを獲得すべきであると指摘している。カステヤーノスは昨季途中にタイガースからカブスへトレードされたため、クオリファイング・オファーの対象となっておらず、カージナルスがカステヤーノスを獲得してもドラフト指名権を喪失することはない。一方、オズーナはカージナルスからのクオリファイング・オファーを拒否しているため、オズーナがカージナルス以外の球団と契約すれば、カージナルスに補償指名権が与えられる。よって、カージナルスはオズーナと似たタイプの外野手を獲得したうえで、補償指名権を得ることも可能というわけだ。

     現在27歳のカステヤーノスは、昨季タイガースとカブスで合計151試合に出場して打率.289、58二塁打、27本塁打、73打点、OPS.863を記録。特にカブス移籍後の2ヶ月間は51試合で打率.321、21二塁打、16本塁打、36打点、OPS1.002という見事な活躍を見せた。

     一方、現在29歳のオズーナは、昨季カージナルスで130試合に出場し、打率.241、29本塁打、89打点、12盗塁、OPS.800を記録。走塁面や守備面ではオズーナに分があり、マーリンズ時代の2017年に打率.312、37本塁打、124打点、OPS.924の大活躍を見せた実績もあるが、カージナルス移籍後の2年間は平凡なパフォーマンスに終始した。

     残留を望んでいるオズーナとの再契約を優先するのか、それとも戦略的にカステヤーノスと契約するのか。カージナルスの選択は、外野手補強を目指す他球団の補強戦略にも影響を与えることになりそうだ。

  • 合意から1ヶ月 ヤンキースがガードナーとの再契約を正式発表

    2020.1.12 12:30 Sunday

     日本時間1月12日、ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなった36歳のベテラン外野手、ブレット・ガードナーと再契約を結んだことを発表した。ガードナーはヤンキース一筋のままキャリアを終えたい意向を示していたが、今回の再契約により少なくともあと1年はヤンキースの一員としてプレイできることになった。2008年にメジャーデビューしたガードナーは、今季がヤンキースで過ごす13年目のシーズンとなる(ヤンキース在籍選手のなかで最長)。

     ヤンキースとガードナーの契約は1年1250万ドル+球団オプション1年であることが報じられている。1250万ドルの内訳は、契約ボーナス200万ドル、今季の年俸800万ドル、来季のバイアウト250万ドル。来季の球団オプションは年俸1000万ドルとなっており、オプションが行使された場合、ガードナーは2年間で2000万ドルを得ることになる。

     昨季のガードナーは、本塁打(28)、打点(74)、長打率(.503)の各部門でキャリアハイの数字を記録するなど、年齢からくる衰えを全く感じさせなかった。昨季まで7年連続で80得点以上をマークしているが、これはメジャー全体でガードナーとマイク・トラウト(エンゼルス)の2人だけ。昨季終了時点で通算1499試合に出場しており、次の出場が1500試合の節目となる(ヤンキースだけで1500試合出場は過去17人)。

     ドラフト指名を受けてヤンキースに入団し、通算1000本以上の安打を放った選手は、サーマン・マンソン、ドン・マティングリー、デレク・ジーター、ホルヘ・ポサダ、ガードナーの5人だけ。同様に、通算100本塁打以上も7人しかいない。また、通算267盗塁は、ジーター(358盗塁)とリッキー・ヘンダーソン(326盗塁)に次ぐ球団史上3位の数字である。

     正中堅手のアーロン・ヒックスがトミー・ジョン手術を受けて少なくとも6月まで欠場する見込みのため、ガードナーは正中堅手として開幕を迎える予定。なお、ヤンキースとガードナーは日本時間12月12日に契約合意が報じられており、それから1ヶ月後の正式発表となった。今回の再契約に伴い、リリーフ左腕のスティーブン・タープリーがDFAとなっている。

  • ブリュワーズが内野手補強 1年200万ドルでジョーコ獲得

    2020.1.11 14:00 Saturday

     日本時間1月11日、ブリュワーズはフリーエージェントの内野手、ジェッド・ジョーコを獲得したことを発表した。契約条件は1年200万ドル+球団オプション1年であることが報じられているが、球団オプションの金額やバイアウトの有無などについては、現時点では明らかになっていない。ジョーコは三塁のレギュラー争いに加わることが予想されている。

     今オフのブリュワーズは、内野手の顔ぶれを大幅に入れ替えており、マイク・ムスターカス、エリック・テームズ、エルナン・ペレス、トラビス・ショウらが退団。エリック・ソガード、ルイス・ウリアス、ジャスティン・スモーク、ライオン・ヒーリーらがチームに加わり、アビサイル・ガルシアの加入によってライアン・ブラウンも外野から一塁への本格コンバートが濃厚となっている。

     カージナルス時代の2016年に自己最多の30本塁打を放ち、翌2017年にも20本塁打、OPS.813をマークしたジョーコだが、2018年は11本塁打、OPS.762と成績が悪化。昨季は故障の影響もあってカージナルスとドジャースで合計62試合にしか出場できず、打率.174、2本塁打、9打点、OPS.498という自己最悪の成績に終わった。代打では通算98打数21安打(打率.214)と結果を残せておらず、スタメン出場で実力を発揮できるタイプの選手と言える。また、通算OPSは対右腕が.705、対左腕が.796となっており、対左腕用のプラトーン要員が適任だろう。

     ブリュワーズの内野陣でレギュラーの座が確定しているのは二塁のケストン・ヒウラだけ。ヒウラは守備面に不安を抱えており、三塁へのコンバートも噂されたが、球団関係者は正二塁手として起用し続けることを明言している。一塁はブラウンとスモークのプラトーン起用、遊撃はウリアスとオーランド・アルシアのレギュラー争いが予定されており、内野全ポジションを守れるジョーコはソガードやヒーリーと三塁での出場機会を争うことになる。ソガードが左打者のため、ジョーコのライバルは同じ右打者のヒーリーということになりそうだ。

  • ツインズがサノーと3年3000万ドルで契約延長に合意

    2020.1.11 13:30 Saturday

     日本時間1月11日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ツインズはミゲル・サノーと3年3000万ドルで契約を延長することで合意に達したようだ。サノーには3年間で2700万ドルが支払われ、2023年の契約は年俸1400万ドルの球団オプションまたはバイアウト300万ドル。よって、サノーに保証されている金額は2700万ドルとバイアウト300万ドルを合わせた3000万ドルとなる。

     現在26歳のサノーは、本来であれば2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だった。今回の3年契約は年俸調停期間の残り2年とフリーエージェント期間の最初の1年をカバーすることになり、2023年の球団オプションが行使されれば、サノーがフリーエージェントとなるのは2年先延ばしの2023年シーズン終了後となる。

     サノーは昨季、右かかとの故障により出遅れたものの、5月中旬に戦列復帰を果たし、105試合に出場して打率.247、34本塁打、79打点、OPS.923をマーク。本塁打、打点、OPSなどの各部門でキャリアハイを更新し、長距離砲として本格開花のときを迎えようとしている感がある。昨季同様のペースで打てるのであれば、今季はシーズン40本塁打以上を十分に期待できるだろう。

     メジャーデビューを果たした2015年に80試合で18本塁打を放って新人王投票で3位にランクインし、28本塁打を放った2017年にはオールスター・ゲームに初選出。この年はホームラン・ダービーにも出場した。しかし、故障が多く、規定打席に到達したシーズンは1度もなし。本格的なブレイクイヤーを迎えるためには、故障なくシーズンを過ごすことが絶対条件となる。

     なお、サノーは2016年にライトへのコンバートに失敗。今オフ、ツインズはジョシュ・ドナルドソンなど三塁手の獲得を検討しており、チームの補強次第では三塁から一塁へコンバートされる可能性がある。

  • Dバックスがペラルタと3年2200万ドルで契約延長に合意

    2020.1.11 12:50 Saturday

     日本時間1月11日、関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、ダイヤモンドバックスはデービッド・ペラルタと3年2200万ドルで契約を延長することで合意に達したようだ。ペラルタは今季終了後にフリーエージェントとなる予定だった。アリゾナ・リパブリックのニック・ピエコロは、ペラルタの今季の年俸が700万ドル、2021年と2022年の年俸が各750万ドルであることを伝えている。

     昨季の年俸が700万ドルだったペラルタは、年俸調停期間のラストイヤーとなる今季の年俸を880万ドル前後と予想されていた。しかし、今回の契約延長により今季の年俸は据え置きの700万ドルとなり、フリーエージェントとなる予定だった最初の2年間も合計1500万ドルで買い取られる形に。今オフ、同じ外野手のコリー・ディッカーソンがマーリンズと2年1750万ドルで契約したことを考えると、ダイヤモンドバックスにとって美味しい契約になったと言えそうだ。

     2018年に打率.293、30本塁打、87打点、OPS.868の好成績でシルバースラッガー賞を初受賞したペラルタだが、昨季は右肩の故障により3度にわたって戦列を離れ、99試合で打率.275、12本塁打、57打点、OPS.804に終わった。しかし、レフトの守備では守備防御点+10の好守を見せ、ゴールドグラブ賞を初受賞している。

     ペラルタがメジャー定着を果たしたのはメジャー2年目の2015年で、この年は打率.312、17本塁打、78打点、OPS.893の好成績をマーク。2017年にも打率.293を記録し、メジャーでの6シーズンの通算成績は打率.290、85本塁打、OPS.824となっている。故障さえなければ攻守両面で安定した働きを期待できる好選手である。

     なお、ペラルタは2004年9月にカージナルスと投手として契約したものの、ルーキー級より上の階級でプレイすることなく2009年5月に解雇。その後、母国ベネズエラのウィンターリーグや独立リーグで外野手として活躍し、メジャー入りを果たした苦労人としても知られている。

  • 有望株獲得のカージナルスにアレナード獲りの可能性が浮上

    2020.1.10 16:30 Friday

     外野手2人を放出するトレードでプロスペクト左腕のマシュー・リベラトーレを獲得したカージナルスに、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)獲得の可能性が浮上した。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、カージナルスが28歳のスター三塁手・アレナードの獲得に興味を示していることを伝えている。また、ESPNのジェフ・パッサンによると、ロッキーズ側もトレード相手としてカージナルスに興味を示しているようだ。

     カージナルスは現在、2022年以降の契約が確定している選手がポール・ゴールドシュミット、マイルズ・マイコラス、ポール・デヨングの3人しかおらず、アレナードの残り7年2億3400万ドルという超大型契約の大部分をそのまま引き受けることが可能であると考えられている。また、今回のトレードでレイズからリベラトーレを獲得したことにより、ロッキーズを満足させられるだけの交換要員を用意することも可能になったと見られている。

     リベラトーレは2018年ドラフトでレイズから全体16位指名を受けた有望株であり、「MLB Pipeline」によるプロスペクト・ランキングで全体41位にランクイン。球団別のランキングではカージナルスの3位に入った。球団別のランキングでリベラトーレの1つ上、2位にランクインしているのがプロスペクト三塁手のノーラン・ゴーマンで、リベラトーレと同じ2018年ドラフトの全体19位指名で入団。カージナルスはアレナードを獲得すれば同じ三塁手のゴーマンをキープしておく必要はなく、リベラトーレとゴーマンの「親友コンビ」をまとめてロッキーズへ放出する可能性が取り沙汰されている。

     なお、アレナードは2年後の2021年オフにオプトアウト(契約破棄)できる権利を有しており、これがトレード成立に向けての障壁となる可能性がある。また、アレナードには全球団に対するトレード拒否権もあり、もし球団間でトレードが合意に達したとしても、最終的なトレードの成否はアレナードの決断に委ねられることになる。

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