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  • マチャドからドージャーまで トレード・デッドラインまとめ

    2018.8.2 18:25 Thursday

     日本時間8月1日午前5時、メジャーリーグではウエーバーを介さないトレードの期限、いわゆる「ノン・ウエーバー・トレード・デッドライン」を迎えた。MLB公式サイトのトランザクションによると、トレード期限最終日の現地時間7月31日だけで18件のトレードが成立。この記事では現地時間7月18日に成立したマニー・マチャド(オリオールズ→ドジャース)のトレード以降に成立した45件のトレードで移籍した選手を整理する(以下の日付は全て現地時間)。

    ◆7月18日
    ドジャースがマチャドを獲得
    【ドジャース獲得】
    SS マニー・マチャド
    【オリオールズ獲得】
    2B ブレイビック・バレーラ
    RF ユスニエル・ディアス
    RHP ザック・ポップ
    RHP ディーン・クレーマー
    3B ライラン・バノン

    ◆7月19日
    インディアンスがハンドを獲得
    【インディアンス獲得】
    LHP ブラッド・ハンド
    RHP アダム・シンバー
    【パドレス獲得】
    C フランシスコ・メヒア

    ツインズがヘーゼルベイカーを獲得
    【ツインズ獲得】
    LF ジェレミー・ヘーゼルベイカー
    【レイズ獲得】
    金銭

    カブスがチャベスを獲得
    【カブス獲得】
    RHP ジェシー・チャベス
    【レンジャーズ獲得】
    LHP タイラー・トーマス

    ◆7月21日
    アスレチックスがファミリアを獲得
    【アスレチックス獲得】
    RHP ジューリス・ファミリア
    【メッツ獲得】
    RHP ボビー・ワール
    3B ウィル・トフィー
    インターナショナル・ボーナスプール

    ◆7月22日
    ロイヤルズがグッドウィンを獲得
    【ロイヤルズ獲得】
    LF ブライアン・グッドウィン
    【ナショナルズ獲得】
    RHP ジェイコブ・コンドラボーガン

    ◆7月24日
    ヤンキースがブリットンを獲得
    【ヤンキース獲得】
    LHP ザック・ブリットン
    【オリオールズ獲得】
    RHP コディ・キャロル
    RHP ディロン・テイト
    LHP ジョシュ・ロジャース

    ◆7月25日
    レッドソックスがイバルディを獲得
    【レッドソックス獲得】
    RHP ネイサン・イバルディ
    【レイズ獲得】
    LHP ジャレン・ビークス

    ダイヤモンドバックスがアンドリースを獲得
    【ダイヤモンドバックス獲得】
    RHP マット・アンドリース
    【レイズ獲得】
    C マイケル・ペレス
    RHP ブライアン・シェーファー

    ◆7月26日
    ロッキーズが呉昇桓を獲得
    【ロッキーズ獲得】
    RHP 呉昇桓(オ・スンファン)
    【ブルージェイズ獲得】
    1B チャド・スパンバーガー
    2B フォレスト・ウォール

    ブリュワーズがソリアを獲得
    【ブリュワーズ獲得】
    RHP ホアキム・ソリア
    金銭
    【ホワイトソックス獲得】
    LHP コディ・メデイロス
    RHP ウィルベル・ペレス

    ヤンキースがハップを獲得
    【ヤンキース獲得】
    LHP J.A.ハップ
    【ブルージェイズ獲得】
    LF ビリー・マッキニー
    3B ブランドン・ドルーリー

    ブレーブスがベンタースを獲得
    【ブレーブス獲得】
    LHP ジョニー・ベンタース
    【レイズ獲得】
    インターナショナル・ボーナスプール

    アストロズがマルドナードを獲得
    【アストロズ獲得】
    C マーティン・マルドナード
    【エンゼルス獲得】
    LHP パトリック・サンドバル
    インターナショナル・ボーナスプール

    ◆7月27日
    マリナーズがトゥイバイララを獲得
    【マリナーズ獲得】
    RHP サム・トゥイバイララ
    【カージナルス獲得】
    RHP セス・エレッジ

    ダイヤモンドバックスがエスコバーを獲得
    【ダイヤモンドバックス獲得】
    SS エドゥアルド・エスコバー
    【ツインズ獲得】
    RF アーニー・デラトリニダッド
    RF ガブリエル・マシエル
    RHP ヨアン・デュラン

    カブスがハメルズを獲得
    【カブス獲得】
    LHP コール・ハメルズ
    金銭
    【レンジャーズ獲得】
    RHP エディ・バトラー
    RHP ロリー・レイシー
    後日指名選手

    フィリーズがカブレラを獲得
    【フィリーズ獲得】
    2B アズドゥルバル・カブレラ
    【メッツ獲得】
    RHP フランクリン・キロメイ

    アストロズがプレスリーを獲得
    【アストロズ獲得】
    RHP ライアン・プレスリー
    【ツインズ獲得】
    CF ギルベルト・セレスティーノ
    RHP ホルヘ・アルカラ

    ブリュワーズがムスターカスを獲得
    【ブリュワーズ獲得】
    3B マイク・ムスターカス
    【ロイヤルズ獲得】
    CF ブレット・フィリップス
    RHP ホルヘ・ロペス

    ◆7月29日
    カージナルスがシュリーブを獲得
    【カージナルス獲得】
    LHP チェイセン・シュリーブ
    RHP ジオバニー・ガジェゴス
    【ヤンキース獲得】
    1B ルーク・ボイト
    インターナショナル・ボーナスプール

    ホワイトソックスがフレアを獲得
    【ホワイトソックス獲得】
    LHP ケイレブ・フレア
    【ヤンキース獲得】
    インターナショナル・ボーナスプール

    ◆7月30日
    ブレーブスがブラックを獲得
    【ブレーブス獲得】
    RHP ブラッド・ブラック
    【オリオールズ獲得】
    インターナショナル・ボーナスプール

    マリナーズがデュークを獲得
    【マリナーズ獲得】
    LHP ザック・デューク
    金銭
    【ツインズ獲得】
    RHP チェイス・デヨング
    1B ライアン・コステロ

    アストロズがオスーナを獲得
    【アストロズ獲得】
    RHP ロベルト・オスーナ
    【ブルージェイズ獲得】
    RHP デービッド・ポーリーノ
    RHP ヘクター・ペレス
    RHP ケン・ジャイルズ

    マリナーズがウォーレンを獲得
    【マリナーズ獲得】
    RHP アダム・ウォーレン
    【ヤンキース獲得】
    インターナショナル・ボーナスプール

    ヤンキースがリンを獲得
    【ヤンキース獲得】
    RHP ランス・リン
    金銭
    【ツインズ獲得】
    1B タイラー・オースティン
    RHP ルイス・リーホ

    ◆7月31日
    ブレーブスがデュバルを獲得
    【ブレーブス獲得】
    LF アダム・デュバル
    【レッズ獲得】
    RHP ルーカス・シムズ
    RHP マット・ウィスラー
    LF プレストン・タッカー

    レッドソックスがキンズラーを獲得
    【レッドソックス獲得】
    2B イアン・キンズラー
    金銭
    【エンゼルス獲得】
    RHP タイ・バットリー
    LHP ウィリアムス・ジェレス

    パイレーツがケラを獲得
    【パイレーツ獲得】
    RHP キーオニー・ケラ
    【レンジャーズ獲得】
    LHP テイラー・ハーン
    後日指名選手

    レイズがファムを獲得
    【レイズ獲得】
    CF トミー・ファム
    インターナショナル・ボーナスプール
    【カージナルス獲得】
    RF ジャスティン・ウィリアムス
    LHP ジェネシス・カブレラ
    RHP ロエル・ラミレス

    インディアンスがマーティンを獲得
    【インディアンス獲得】
    CF レオニス・マーティン
    RHP カイル・ダウディ
    【タイガース獲得】
    SS ウィリ・カストロ

    ダイヤモンドバックスがジーグラーを獲得
    【ダイヤモンドバックス獲得】
    RHP ブラッド・ジーグラー
    【マーリンズ獲得】
    RHP トミー・イベルド

    フィリーズがラモスを獲得
    【フィリーズ獲得】
    C ウィルソン・ラモス
    【レイズ獲得】
    後日指名選手

    カブスがキンツラーを獲得
    【カブス獲得】
    RHP ブランドン・キンツラー
    【ナショナルズ獲得】
    RHP ヨン・ロメロ

    フィリーズがループを獲得
    【フィリーズ獲得】
    LHP アーロン・ループ
    【ブルージェイズ獲得】
    RHP ジェイコブ・ワゲスパック

    ホワイトソックスがシュライバーを獲得
    【ホワイトソックス獲得】
    LHP ハンター・シュライバー
    【レイズ獲得】
    インターナショナル・ボーナスプール

    ブレーブスがゴーズマンを獲得
    【ブレーブス獲得】
    RHP ケビン・ゴーズマン
    RHP ダレン・オデイ
    【オリオールズ獲得】
    RHP エバン・フィリップス
    3B ジーン・カルロス・エンカーナシオン
    C ブレット・カンバーランド
    LHP ブルース・ジマーマン
    インターナショナル・ボーナスプール

    マリナーズがメイビンを獲得
    【マリナーズ獲得】
    LF キャメロン・メイビン
    【マーリンズ獲得】
    SS ブライソン・ブリグマン
    インターナショナル・ボーナスプール

    ドジャースがアックスフォードを獲得
    【ドジャース獲得】
    RHP ジョン・アックスフォード
    【ブルージェイズ獲得】
    RHP コリー・コッピング

    パイレーツがアーチャーを獲得
    【パイレーツ獲得】
    RHP クリス・アーチャー
    【レイズ獲得】
    RHP タイラー・グラスナウ
    CF オースティン・メドウズ
    後日指名選手

    ブリュワーズがスコープを獲得
    【ブリュワーズ獲得】
    2B ジョナサン・スコープ
    【オリオールズ獲得】
    2B ジョナサン・ビヤー
    RHP ルイス・オルティス
    SS ジーン・カルモナ

    インディアンスがメルカドを獲得
    【インディアンス獲得】
    CF オスカー・メルカド
    【カージナルス獲得】
    CF コナー・キャペル
    RF ヨン・トーレス

    ダイヤモンドバックスがディークマンを獲得
    【ダイヤモンドバックス獲得】
    LHP ジェイク・ディークマン
    【レンジャーズ獲得】
    RHP 黃暐傑(フアン・ウェイチー)
    後日指名選手

    ドジャースがドージャーを獲得
    【ドジャース獲得】
    2B ブライアン・ドージャー
    【ツインズ獲得】
    2B ローガン・フォーサイス
    OF ルーク・レイリー
    LHP デビン・スメルツァー

  • レイズが外野手補強 カージナルスからファムを獲得

    2018.8.1 09:00 Wednesday

     トレード期限最終日、ア・リーグ東地区3位のレイズが外野手の補強を決めた。カージナルスからトレードでトミー・ファムの獲得を発表。8月の戦いに向けて心強い味方が加入することになった。

     30歳のファムは昨年、打率3割越え、自身初の20本塁打以上を放ったことで他球団からの評価を上げた。今季は調子を落としている印象だが、ここまで98試合に出場し打率.248 14本塁打 41打点の成績を残している。5、6月の月間打率がそれぞれ1割台と低迷していたが、7月は打率.263と復調傾向にあり、新天地でのレイズでひと皮剥ける可能性もある。また、ファムとの契約は2021年まで残っているために長期的に彼を起用できることも魅力の1つだ。

     カージナルスがファム放出の見返りとして獲得したのはジャスティン・ウィリアムズ、ジェネシス・カブレラ、ロエル・ラミレスの3人。ウィリアムズは22歳の外野手で今季1試合のみだが、念願のメジャーデビューを果たした。今季は主に3Aでプレーし打率.258 8本塁打 46打点の成績。カブレラは21歳左腕で主に先発として2Aでプレーし7勝6敗 防御率4.12を記録している。ラミレスは23歳右腕で主に2Aでリリーフとして投げており3勝1敗 防御率3.32だった。

     今回、レイズはファム獲得と同時にインターナショナルボーナスプールも得ることになる。移籍が決まったファムは「今朝早い時間に電話があって今回のニュースを聞いた。急なことだったしとても驚いているよ」とコメントしている。選手にとっては予想外の場合もあるが、トレードはチームから必要とされている証だ。プロ入りからカージナルス一筋でプレーしてきたファムは初めてア・リーグに移る。新天地での活躍に期待だ。

  • レンジャーズのクローザー・ケラがトレードでパイレーツへ

    2018.7.31 15:15 Tuesday

     日本時間7月31日、パイレーツは後日指名選手2名との交換でレンジャーズからキーオニー・ケラを獲得した。ケラは今季からレンジャーズのクローザーを務めるようになり、今季ここまで25度のセーブ機会で24セーブをマーク(成功率96%)。パイレーツはオールスター左腕のフェリペ・バスケスがクローザーを務めているため、ケラはセットアップ役に回ることになりそうだ。

     2015年にメジャーデビューを果たしたケラは現在25歳。今季はここまで38試合に登板して3勝3敗24セーブ、防御率3.44をマークしている。日本時間7月25日のアスレチックス戦で同点弾を浴びてセーブに失敗し、開幕からの連続セーブ成功が23でストップしてしまったものの、まだ今季のセーブ失敗はこの1度だけであり、セーブ機会では安定したパフォーマンスを続けている。

     ケラは右打者を打率.125とほぼ完璧に封じる一方で、左打者には打率.321と打ち込まれており、左の好打者にぶつけるには不安が残る。そのため、試合終盤に右打者が多く登場するイニングで登板するケースが多くなりそうだ。もちろん、クローザーのバスケスが連投などで使えない場合には代役を務めるケースも出てくるだろう。

     また、ケラは今季が年俸調停1年目のシーズンとなっており、フリーエージェントとなるのは早くても2020年のシーズン終了後。パイレーツは少なくとも2年半、ケラを保有できることになる。交換要員の詳細は判明していないが、パイレーツにとっては今季のみならず、来季以降の戦いも見据えた戦力補強になったと言えるだろう。

     パイレーツは日本時間7月31日の試合開始前の時点で地区首位のカブスから7ゲーム差の地区3位につけており、ワイルドカード圏内とは4ゲーム差。まだまだポストシーズン進出の可能性は残されているだけに、今回のトレードがチームを勢いづけることになるか注目だ。

  • レッドソックスが内野手補強 エンゼルスからキンズラー獲得

    2018.7.31 13:20 Tuesday

     日本時間7月31日、レッドソックスはタイ・バットリーとウィリアムス・ジェレスとの交換でエンゼルスからイアン・キンズラーを獲得するトレードが成立したことを発表した。レッドソックスは正二塁手のダスティン・ペドロイアが故障で長期欠場しているため二塁手を固定できず、また、正三塁手のラファエル・ディバースが昨日故障者リスト入り。キンズラーの獲得により、内野陣にテコ入れを施した格好だ。

     レッドソックスは今回のトレードでエンゼルスからキンズラーと、キンズラーの残り年俸の半分に相当する180万ドルを獲得。今季ここまで91試合に出場して打率.239、13本塁打、OPS.710をマークしているキンズラーは、レッドソックス加入後も引き続き二塁のレギュラー格として起用される可能性が高い。ペドロイア離脱により空いた二塁の穴を埋めていたエドゥアルド・ヌニェスやブロック・ホルトは、本来の役割であるユーティリティに戻り、当分の間はディバースが離脱中の三塁の穴を埋めることになるだろう。ディバース復帰までの間は二塁・キンズラー、三塁・ヌニェスが基本の形となりそうだ。

     エンゼルスへ移籍するバットリーはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでレッドソックスの19位、ジェレスは同23位にランクインしている有望株。25歳のバットリーはまだメジャー経験こそないものの、今季はAAA級で32試合に登板して防御率2.25、被打率.216、奪三振率13.09という好成績を残している。リリーフ本格転向2年目の今季、急激に成績を向上させており、メジャーデビューの日もそう遠くはなさそうだ。一方、26歳のジェレスもメジャー未経験であり、今季はAAA級で34試合に登板して防御率3.63、被打率.241、奪三振率11.94をマーク。先発からリリーフに転向したバットリーとは違い、ジェレスは2014年のプロデビュー以来リリーフ一筋でマイナー通算167試合に登板している。

  • ブレーブスが3選手との交換でレッズから大砲・デュバルを獲得

    2018.7.31 13:05 Tuesday

     日本時間7月31日、ブレーブスはルーカス・シムズ、マット・ウィスラー、プレストン・タッカーの3選手をレッズへ放出し、アダム・デュバルを獲得するトレードが成立したことを発表した。デュバルは2016年から2年連続で30本塁打以上を放ち、2016年にはオールスター・ゲームにも選出された右の大砲。フレディ・フリーマンを中心とするブレーブス打線に厚みをもたらしてくれそうだ。

     今季のデュバルはここまで105試合に出場して打率.205、15本塁打、61打点、OPS.685という成績。本塁打や打線の生産ペースは決して悪くないものの、率系のスタッツが軒並み悪化し、出塁率に至っては.286という低水準となっている。今季のレッズはデュバルのほか、ビリー・ハミルトン、スコット・シェブラー、ジェシー・ウィンカーとレギュラー級の外野手を4人抱えていたため、2年連続30本塁打のデュバルですら不動のレギュラーというわけにはいかず、併用が続いている状況だった。

     デュバルの左右別の成績を見ると、右投手からは10本塁打を放っている一方で打率.199、出塁率.269、OPS.656と悲惨な数字が並んでいる。一方、左投手に対しては打率.224、5本塁打、出塁率.333、OPS.769と対右投手を大きく上回る成績を残しており、ブレーブスでは対左投手中心の起用となる可能性が高い。相手先発投手が左腕の場合は、左投手に苦戦している正中堅手のエンダー・インシアーテをスタメンから外し、センターにロナルド・アクーニャJr.、レフトにデュバルが入る形になるのではないだろうか。

     レッズへ移籍するのはいずれもメジャー経験がある3選手。24歳のシムズは今季メジャーで6試合に登板して防御率7.84に終わっているものの、AAA級では15試合(うち14先発)で防御率2.84をマークしている。25歳のウィスラーは今季メジャーで7試合(うち3先発)に登板して1勝1敗、防御率5.40をマーク。メジャー1年目の2015年に8勝、翌2016年に7勝を挙げた実績がある。タッカーは控え外野手として62試合に出場し、打率.256、4本塁打、OPS.752をマーク。アストロズ時代の2015年に13本塁打を放ったように、パンチ力が魅力の外野手だ。

  • マリナーズがブルペン補強 ツインズ&ヤンキースとトレード成立

    2018.7.31 12:35 Tuesday

     積極的にトレードを仕掛けることで知られるマリナーズのジェリー・ディポートGMがついに動いた。日本時間7月31日、マリナーズは2件のトレードを成立させ、ツインズからザック・デューク、ヤンキースからアダム・ウォーレンを獲得。不安を抱えるブルペンに実績十分な左右の両輪を加えることに成功した。

     マリナーズはツインズへチェイス・デヨングとライアン・コステロを放出し、ベテラン左腕のデュークを獲得した。今季のデュークはここまで45試合に登板して3勝4敗12ホールド、防御率3.62をマーク。右打者に打率.309と打ち込まれている一方、左打者を打率.237に封じ込めており、マリナーズでも「左打者キラー」としての働きに期待が掛かる。また、今季は相手打者の左右に関係なく、まだ本塁打を1本も許していない。

     ツインズへ移籍するデヨングはメジャー経験のある24歳の右腕。昨季メジャーデビューを果たして7試合(うち4先発)で0勝3敗、防御率6.35に終わり、今季はAA級で21試合に先発して5勝5敗、防御率3.80という成績を残している。また、コステロは昨年のドラフトで31巡目(全体933位)指名を受けて入団した22歳の一塁手であり、今季はA級で101試合に出場して打率.266、16本塁打、70打点、OPS.845をマークしている。

     ツインズとのトレードに続いて、マリナーズはインターナショナル・ボーナスプール125万ドルとのトレードでヤンキースからウォーレンを獲得。今季がメジャー7シーズン目となるウォーレンは通算275登板(うち21先発)の実績を誇り、今季は24試合に登板して防御率2.70、奪三振率11.10という上々の成績をマークしている。先発、ロングリリーフ、ショートリリーフなど様々な役割をこなせる右腕であり、マリナーズのブルペンに厚みをもたらす存在となりそうだ。

     17年ぶりのポストシーズン進出に向けてブルペンに新たなコマを加えたマリナーズ。まずはレギュラーシーズン残り2ヶ月の戦いに注目したい。

  • 意外な動き? ヤンキースがツインズから右腕・リンを獲得

    2018.7.31 12:05 Tuesday

     日本時間7月31日、ヤンキースはタイラー・オースティンとルイス・リーホをツインズへ放出し、ランス・リンと金銭を獲得するトレードを成立させた。ヤンキースは先日、ブルージェイズからJ.A.ハップを獲得して先発5枚を揃えており、通算5度の2ケタ勝利の実績を誇るリンをリリーバーとして起用することを検討しているようだ。

     ヤンキースはハップを獲得したことによりルイス・セベリーノ、田中将大、ソニー・グレイ、CCサバシアと合わせて先発5枚の顔ぶれが固まっており、リンの獲得は驚きと困惑を伴って報じられた。リンはトミー・ジョン手術で全休した2016年を除き、2012年から2017年まで5シーズン連続で2ケタ勝利をマークしている実力派右腕であり、ツインズに加入した今季は20先発で7勝8敗、防御率5.10をマーク。4月は5先発で0勝3敗、防御率8.37と打ち込まれたものの、その後は15先発で7勝5敗、防御率4.12と徐々に本来の姿を取り戻していた。

     リンはメジャー1~2年目に合計22試合のリリーフ経験があるほか、ポストシーズン常連のカージナルスでプレイしていたこともあって、ポストシーズンでも先発7試合、リリーフ17試合と経験豊富。ヤンキースはポストシーズンでの戦いを見据え、リンのこうした実績を評価して獲得に動いたと見られている。もちろん、先発投手陣に故障者が出た際には、リンがその穴埋めを担うことになるだろう。

     ツインズへ移籍するオースティンはメジャー通算85試合の出場経験がある26歳の一塁手。今季メジャーでは34試合に出場して打率.223、8本塁打、23打点、OPS.751をマークしている。また、リーホは2015年7月にヤンキースと契約したベネズエラ出身の19歳の右腕であり、今季はルーキー級、A級ショートシーズン、A+級の3階級で合計7試合(うち5先発)に登板して4勝1敗、防御率2.77という成績を残している。

  • クローザー同士の電撃トレード オスーナがアストロズへ

    2018.7.31 11:50 Tuesday

     日本時間7月31日、アストロズはケン・ジャイルズ、デービッド・ポーリーノ、ヘクター・ペレスの3選手をブルージェイズへ放出し、ロベルト・オスーナを獲得するトレードが成立したことを発表した。ジャイルズは昨季34セーブ、オスーナも昨季39セーブをマークしており、実績十分のクローザー同士の大型トレードとなった。

     2015年に20歳でメジャーデビューを果たし、2016年から2年連続で36セーブ以上をマークしていたオスーナは、女性への暴行容疑によって逮捕され、MLB機構から75試合の出場停止処分を受けていた。日本時間8月5日に出場停止処分期間が終了し、翌6日にチームに合流する予定となっているが、ブルージェイズはオスーナが問題を起こして逮捕された時点で自軍で二度とプレイさせないことを決めていたという。戦列復帰が近付いてきたタイミングでトレードを模索し、最も魅力的なパッケージを提示したアストロズとのトレードが成立した格好だ。

     ジャイルズは2015年に15セーブ、防御率1.80、昨年は34セーブ、防御率2.30という好成績をマークしたものの、今季は34試合に登板して12セーブ、防御率4.99と不振。日本時間7月12日にはメジャーデビュー後初となるマイナー降格の屈辱を味わっていた。とはいえ、通算奪三振率12.03というパワーピッチングは大きな魅力であり、今季も投球イニング数を上回る奪三振数を記録している。オスーナ、ジャイルズとも本来のパフォーマンスを発揮できるようであればチームにとって大きな戦力となるだけに、両投手の今後が注目される。

     ジャイルズとともにブルージェイズへ移籍するペレスはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでアストロズの10位、ポーリーノは同23位にランクインしている有望株。22歳のペレスは今季A+級とAA級で21試合(うち13先発)に登板して3勝4敗2セーブ、防御率3.73をマークしている。また、24歳のポーリーノは昨年禁止薬物使用により80試合の出場停止処分を受け、今季は故障の影響もあってルーキー級とAAA級で合計7先発(防御率4.67)にとどまっている。

  • ブレーブスがオリオールズから救援右腕・ブラックを獲得

    2018.7.30 11:25 Monday

     日本時間7月30日、ブレーブスはインターナショナル・ボーナスプール25万ドルとの交換で、オリオールズからブラッド・ブラックを獲得したことを発表した。ブラックは昨季まで3年連続で62試合以上に登板しており、今季もここまで42登板。実績十分の右腕を獲得し、ブルペンの強化を図った。

     ア・リーグ東部地区の最下位に低迷し、今季終了後にフリーエージェントとなる主力選手の放出に着手しているオリオールズは、すでにマニー・マチャドをドジャース、ザック・ブリットンをヤンキースへ放出。アダム・ジョーンズやジョナサン・スコープらの放出も噂されるなか、トレード第3弾はセットアッパーないしクローザーとして活躍してきたブラックの放出となった。

     2016年に71試合で10勝4敗2セーブ24ホールド、防御率2.05という好成績をマークし、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たしたブラックだが、勤続疲労の影響か、今季はここまで42試合に登板して1勝2敗11セーブ3ホールド、防御率4.85と精彩を欠いている。日本時間6月23日の時点では防御率3.41をマークしていたものの、その後の12登板では被打率.356、防御率9.00とめった打ち。7月に入ってからの防御率は10.80となっており、今回のトレードがブレーブスの戦力アップに繋がるかどうかはブラックの復調次第と言える。

     ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは「我々はブルペンの補強を必要としていた」とブラック獲得の意図を説明。「以前のようなシーズンを過ごすことはできていないけど、復調の余地があると考えている。彼が過去に成し遂げてきたことを考えれば、必ず戦力になってくれると思うよ」と元オールスター右腕の復調に期待を寄せた。

     なお、ブレーブスは先日、レイズからジョニー・ベンタースを獲得しており、インターナショナル・ボーナスプールとの交換によるブルペン補強はこれが2件目。5年ぶりのポストシーズン進出に向けて着実に弱点の補強を進めている。

  • 2018年殿堂入り式典が行われる 新たに6選手が殿堂へ

    2018.7.30 11:00 Monday

     日本時間7月30日、2018年のアメリカ野球殿堂入り式典がニューヨーク州クーパーズタウンで行われ、チッパー・ジョーンズ(元ブレーブス)、ブラディミール・ゲレーロ(元エンゼルスなど)、ジム・トーメイ(元インディアンスなど)、トレバー・ホフマン(元パドレスなど)、ジャック・モリス(元タイガースなど)、アラン・トラメル(元タイガース)の6名がスピーチで喜びを語った。

     ジョーンズ、ゲレーロ、トーメイ、ホフマンの4名は全米野球記者協会の投票により選出され、モリスとトラメルの2名はベテランズ委員会の選考による殿堂入り。ジョーンズとトーメイは有資格初年度、ゲレーロは同2年目、ホフマンは同3年目での殿堂入りとなった。

     ブレーブス一筋で19シーズンにわたって活躍し、MVP1度、首位打者1度、通算打率.303、468本塁打などの輝かしい成績を残したジョーンズは、「ボビー、あなたは私の両親に次いで私のキャリアに大きな影響を与えてくれた人物です。ドラフトで指名してくださって、私を試合で使い続けてくださって、そして私を信じ続けてくださって、ありがとうございました」とブレーブスでの恩師、ボビー・コックスへの感謝を述べた。

     通算449本塁打を放ち、エンゼルス移籍1年目の2004年にMVPを受賞したゲレーロは、8年間プレイしたエクスポズではなく6年間プレイしたエンゼルスの帽子を選択し、エンゼルスの選手として史上初の殿堂入り。歴代8位の612本塁打を放ったトーメイ、史上初の通算600セーブを達成したホフマンもそれぞれ喜びを語り、ホフマンにとってパドレス時代の恩師であるブルース・ボウチー(現ジャイアンツ監督)も教え子の晴れ舞台を目撃すべく、クーパーズタウンに駆け付けた。

     モリスは2014年に得票率61.5%、トラメルは2016年に得票率40.9%に終わり、殿堂入り投票の資格を失っていたものの、ベテランズ委員会の選考と投票を経て見事殿堂入り。両者とも1984年のタイガース世界一戦士であり、モリスは「1984年は素晴らしい年だった。デトロイトの街には本当に感謝しているよ」と地元ファンへの感謝を口にした。

  • カージナルスがブルペン強化 ヤンキースからシュリーブ&ガジェゴス獲得

    2018.7.29 23:30 Sunday

     今季はワイルドカードでのポストシーズン進出を狙うカージナルスがインターナショナルボーナスプール100万ドルを含む2対1のトレードでリリーフ投手のチェイセン・シュリーブとジオバニー・ガジェゴスの獲得を発表した。これでカージナルスは弱点だったブルペンの穴を埋めることに成功した。

     ヤンキース在籍4年目を迎えたシュリーブは今季、貴重なリリーフ左腕として40試合に登板し2勝2敗 防御率4.26の成績を残している。トレードが発表された日に行われていたロイヤルズとのダブルヘッダー第1戦で登板しており1回1失点の投球だった。また、ガジェゴスはメキシコ出身のリリーフ右腕で今季は4試合で防御率4.50ではあるが、3Aでは17試合で2勝1敗 防御率3.90の好成績を収めている。特にシュリーブは7月に入って9試合で防御率2.00と調子がよく他球団からも大きな注目を浴びていた。

     今回のトレードでカージナルスが放出したのは27歳のルーク・ボイド。一塁を守るボイドは今季、8試合で打率.182 1本塁打 3打点と出場機会に恵まれていなかったが、3Aでは67試合で打率.299 9本塁打 36打点。また、3AでのOPS.891と出塁、長打共に期待できる選手だ、ヤンキースではアーロン・ジャッジが故障で離脱したことを受けて長打を打てる打者を緊急補強した形となるだろう。

     一方でカージナルスは昨年のナ・リーグセーブ王、グレッグ・ホランドをDFAとしている。当初はセットアッパーとして活躍が期待されたが、蓋を開けてみると32試合で0勝2敗 防御率7.92とロッキーズで見せていたような投球ができなかった。既にヤンキースは先日、ザック・ブリットンを獲得しておりブルペン強化に成功していることもあり、シュリーブの放出に至ったとみられる。つまり、ブルペン強化を目指すカージナルスと長打力自慢の打者を求めていたヤンキースの思惑が一致した実りあるトレードとなった。果たして移籍した3選手は新天地で力を発揮できるか、これからが楽しみだ。

  • ロッキーズが通算314発の大砲・ホリディとマイナー契約へ

    2018.7.29 18:00 Sunday

     現地7月31日のトレード期限に向けて各球団が今季の優勝、または来季以降を考えた補強をするため交渉を行っている。その裏でオフから所属先が決まっておらず黙々と練習を続けている選手もいる。ロッキーズはこれまでFAとなっていたマット・ホリディとマイナー契約を結ぶ予定だ。

     現在38歳のホリディは昨年はヤンキースに所属し105試合に出場して打率.231 19本塁打 64打点の成績を残した。通算314本塁打を記録しているものの、オフにFAとなってから所属先が見つからず時間だけが経過していった。そして後半戦が始まり各球団が補強に乗り出しているこのタイミングでホリディにプレー機会が巡ってきた。ホリディにとってロッキーズは思い出深いチームで18年前、ドラフト指名を受けてプロの門を叩いたところだ。

     2004年に同チームでメジャーデビューを果たし2008年まで所属したホリディはその後、アスレチックス、カージナルス、ヤンキースと渡り歩いてきた。カージナルス時代には世界一も経験したベテランはしばらく実践から遠ざかっているが、今でも一塁と外野をこなすことができるという。正式契約を交わした後は3Aに合流してメジャー昇格を目指すという。

     ロッキーズはベテラン選手に復活の機会を与えている印象がある。昨年の同時期、フィリーズの主砲を担ったライアン・ハワードとマイナー契約を結んだ。彼は3Aからの復帰を目指したが、打率.192 3本塁打 8打点で残念ながらメジャー昇格とはならなかった。ホリディもハワード同様、同じ場所から上の舞台への復帰を狙っていく。通算314発を放った大砲であってもわずか数か月で結果を残さなければならない。果たしてホリディは再びロッキーズのユニフォームを着ることができるか、ベテランの奮闘に注目だ。

  • ブリュワーズが左の大砲を補強 ロイヤルズからムスターカスを獲得

    2018.7.28 19:00 Saturday

     日本時間7月28日、この日のトレード情報の中で最大のニュースといえるのではないか。ナ・リーグ中地区2位のブリュワーズがロイヤルズからマイク・ムスターカスの獲得を発表。首位のカブスとは1.5ゲーム差とあり逆転できる位置にいる。より打線の強化を目指して左打ちのスラッガーをチームに迎え入れることになった。

     昨年オフにFAとなったムスターカスだったが、なかなか移籍先が見つからず3月にロイヤルズと再契約。今季も三塁手として活躍しここまで98試合に出場して打率.249 20本塁打 62打点の成績を残している。7月は打率.191と低調ではあるが、今季オフでFAになる上に20発打った長打力は優勝を目指すチームにとっては魅力的だ。ブリュワーズは開幕前にロレンゾ・ケインやクリスチャン・イエリッチを獲得して打線強化に成功し、さらに今夏のトレードでさらに厚みを増すことになる。

     既に再建モードに入ったロイヤルズが見返りとして獲得したのはブレット・フィリップスとホルヘ・ロペスの2人。24歳のフィリップスは既にメジャー昇格を経験しており、これまでに52試合に出場したことがある外野手だ。今季は主に3Aでプレーしており71試合で打率.240 6本塁打 25打点の成績を残している。また、同じく24歳のロペスはメジャーで13試合に登板した実績を持つ。昨年はプエルトリコ代表としてWBCの舞台も経験した。今季は3Aで24試合に登板し3勝3敗5セーブ 防御率5.65を記録している。

     ブリュワーズのデービッド・スターンズGMは「マイクは今、ベストな状態ではないがのちに復活してくれると思う」と新天地での復活に期待を寄せている。確かに昨年、38本塁打を記録した打棒と比べると見劣りしてしまうが、新しい本拠地となるミラー・パークは以前から左打者有利と言われていることからムスターカスにとって復調のきっかけとなる可能性が高い。既にチーム内では日本時間7月29日のジャイアンツ戦からデビューさせることを考えているという。果たして彼の加入がチームにどのような影響を与えるか注目したい。

  • 強化進めるアストロズ ツインズからプレスリーを獲得

    2018.7.28 17:00 Saturday

     現地7月31日までは連日のようにトレード情報が飛び込んでくる。日本時間7月28日、アストロズはツインズからリリーフ右腕のライアン・プレスリーの獲得を発表。先日、エンゼルスの正捕手だったマーティン・マルドナードの獲得にも成功し、2年連続の世界一に向けての補強が着々と進行している。

     2013年のメジャーデビューから約6年間、ツインズ一筋で投げてきたプレスリーが昨年のワールドチャンピオンのユニフォームに袖を通すことになった。今季も貴重なリリーフとして51試合に登板し1勝1敗 防御率3.40の好成績を残してきた。特に7月は10試合で防御率0.90、失点はわずかに1と他球団の選手達が苦戦している。6月の防御率が9.64だったことを考えると劇的な変化だろう。そんな中でブルペンの強化を目指していたアストロズがプレスリー獲得に名乗りを上げた。

     対するツインズが見返りとして獲得したのはホルヘ・アルカラとギルバード・セレスティーノの2人。23歳右腕のアルカラは球団内有望株ランキングでは10位に位置し、100マイルを超える直球を武器に今季は主に2Aでプレー。先発とリリーフの両方をこなし19試合で3勝7敗 防御率3.29の成績を残している。また、19歳のセレスティーノは同15位の外野手で今季は主に1A-でプレーしており、36試合で打率.299 4本塁打 21打点を記録した。

     今回、新たにプレスリーを迎えることになったアストロズ。先発左腕のダラス・カイケルは「プレスリーは我がチームのブルペンに合っていると思うよ。彼は今、本当に充実した1年を過ごしていると思うし、アストロズに来ても良い日々を送れるといいね」と太鼓判を押している。プレスリーはアストロズが本拠地を置くテキサス州出身ということもあり「新しいチームメイトとともに勝利に貢献したいね」と喜びのコメントを残している。より強化されたアストロズがこのまま世界一までいけるか注目だ。

  • Dバックスが強打の内野手補強 ツインズからエスコバーを獲得

    2018.7.28 15:00 Saturday

     昨年はワイルドカードでポストシーズンに進出したダイヤモンドバックスは今季こそ地区優勝を果たしたいところだ。そこでチームはツインズからエドゥアルド・エスコバーを獲得して内野陣のさらなる強化に成功した。ツインズで主力を担ってきたエスコバーの加入はチームにとって大きな力をもたらすはずだ。

     今季のエスコバーは遊撃だけではなく、二塁や三塁も守りユーティリティプレーヤーとして攻守にわたりチームに貢献してきた。打撃では両打ちでありながらも打率.274 15本塁打 63打点の成績を残してきた。ツインズは地区2位と上位に位置しているが、首位のインディアンスとは8ゲーム差であり、ワイルドカード争いをみても12.5ゲーム差と現状でのポストシーズン進出は厳しい状況にある。また、エスコバー自身が今季オフでFAになることも考慮して内野手強化を目指しているダイヤモンドバックスに放出することを決めた。

     ツインズがエスコバー放出の見返りとして獲得することになったのはガブリエル・マシエル、ジョアン・デュラン、アーニー・デラトリニダードの3人。マシエルは球団内有望株ランキング11位だった外野手で今季は1Aでプレーし、打率.287 1本塁打 16打点の成績。デュランは同19位の右腕でマシエルとチームメイトだった。ここまで15試合に先発し5勝4敗 防御率4.73を記録している。そして、デラトリニダードは長打力自慢の外野手で1Aでプレー、91試合に出場し打率.311 8本塁打 56打点と結果を残している。

     ダイヤモンドバックスは先日、ジェイク・ラムがカブス戦で負傷しDL入りしたことで内野手強化が急務だった。また、チームとしては打線も元気がなくOPS.706とナ・リーグ12位に沈んでいる。ちなみに今季、エスコバーのOPS.852はチームにとって心強い数字だ。これでA.J.ポロックやポール・ゴールドシュミットらと共に強力打線を形成することができる。現在、チームは首位のドジャースとはわずかに1.5ゲーム差と逆転での地区優勝が可能な位置にいる。果たしてエスコバーの加入で勢いづくか、今後の戦いに注目だ。

  • フィリーズが強力内野手を補強 メッツからカブレラを獲得

    2018.7.28 10:00 Saturday

     オールスター終了後は各球団でトレードが積極的に行われており、ポストシーズンを目指すチームは有望選手を放出する代わりに主力級の選手を獲得して穴を埋めている。2008年以来の世界一を目指すフィリーズはメッツから1対1のトレードでアズドゥルバル・カブレラの獲得を発表。さらに打線の厚みが増すことになった。

     メッツの二遊間を守り、攻守にわたって活躍してきたカブレラ。今季は二塁手として90試合に出場して打率.227 18本塁打 59打点の成績を残した。彼は低打率ではあるものの、両打ちであり、OPS.817の成績を残している。今回、フィリーズがカブレラに注目した点としては右投手に強さを発揮しているところであり、右投手に対してOPS.879と好成績を記録している。チームにとっては遊撃手が穴だったこともあり、理想的な補強といえるだろう。

     一方でチーム再建を目指すメッツがカブレラ放出の見返りに獲得したのは23歳右腕のフランクリン・キローム。ドミニカ共和国出身のキロームは2013年にフィリーズと契約すると順調に昇格を果たし、今季は2Aでプレーしている。彼は90マイルを超える直球とカーブ、チェンジアップを武器としており、ここまで先発として19試合に登板し4勝6敗 防御率4.24の成績。球団内有望株ランキングでは10位に位置していた。移籍したメッツでは新たに5位に入り、今後の活躍が期待される。

     今回のトレードでは遊撃の穴を埋めたいフィリーズと再建を目指すメッツの思惑が一致した形となった。カブレラはリズ・ホスキンスとともに中軸を担い、打線を牽引していく。メッツは先日のジューリス・ファミリアに続いて主力のカブレラを放出と着々と来季に向けた準備を行っている。果たしてこのトレードが両球団にとってよいものとなるかどうか、それは移籍した2人の活躍次第となる。

  • ブレーブスが左腕・ベンタース獲得 4年ぶりの古巣復帰

    2018.7.27 14:55 Friday

     日本時間7月27日、ブレーブスはインターナショナル・ボーナスプールとの交換でレイズからジョニー・ベンタースを獲得したことを発表した。ベンタースは2010年から2012年にかけて、クレイグ・キンブレルやエリック・オフラハティらとともに鉄壁の勝ちパターンを形成し、2011年にはオールスター・ゲームにも選出。その後は故障続きで2014年オフにブレーブスを解雇されたが、それ以来4年ぶりの古巣復帰となった。

     部分的な手術も含めて「3.5回のトミー・ジョン手術から復活した男」として有名になったベンタースが、4年ぶりにブレーブスに戻ってきた。レイズで6年ぶりのメジャー復帰を果たした今季は、ここまで22試合(うち1先発)に登板して1勝1敗1セーブ5ホールド、防御率3.86をマーク。全盛期ほどの三振奪取能力は残っておらず、14イニングを投げて11奪三振にとどまっているものの、左打者を打率.167に封じ、「左打者キラー」として存在感を発揮。オドゥベル・ヘレーラ(フィリーズ)、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)など同地区のライバル球団には強打の左打者がおり、試合中盤以降に彼らに打順が回ってきた際に登板するケースが多くなりそうだ。

     ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは「アトランタは彼のことをよく知っている。球速は今でも優秀だし、シンカーも素晴らしい。それはゴロ率の高さにも表れているよね」とベンタースを評価。「左打者との対戦成績を見てみると、非常に素晴らしい数字が並んでいる。きっとチームに貢献してくれるはずさ」と古巣での活躍に期待を寄せた。

  • カブスが大型補強 通算152勝の左腕・ハメルズを獲得へ

    2018.7.27 12:20 Friday

     日本時間7月27日、レンジャーズのエース左腕、コール・ハメルズをカブスが獲得するトレードが合意に達した。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、両球団はトレードに関してすでに合意に達しており、トレードに関係する選手の身体検査の結果を待っている状況だという。2年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すカブスに、通算152勝の実績を誇るベテラン左腕が加入する。

     今季のハメルズは20試合に先発して5勝9敗、防御率4.72という成績。日本時間6月20日の時点では防御率3.41をマークしていたが、その後は5試合連続で4失点以上と打ち込まれ、防御率が5点近い水準まで悪化してしまった。ホームでの10先発では1勝7敗、防御率6.41と苦戦している一方、ビジターでは10先発で4勝2敗、防御率2.93と好成績を残しており、カブスの本拠地リグリー・フィールドでは2015年にノーヒッターを達成した実績もある。こうした実績もあり、カブスはハメルズの復調を計算に入れているようだ。

     カブスは故障離脱中のダルビッシュ有に戦列復帰のめどが立っていないため、ジョン・レスター、ホゼ・キンターナ、カイル・ヘンドリックス、ハメルズ、タイラー・チャットウッドの5人で先発ローテーションを形成することになる。安定したピッチングを続けているのはレスターだけという状況であり、ブリュワーズとの熾烈な地区優勝争い、そしてその先の戦いを制していくためには、新加入のハメルズはもちろん、その他の先発投手にもより一層の奮起が求められるだろう。

     ハメルズの対価としてレンジャーズが獲得する選手は現時点では明らかになっていないが、A級でプレイする23歳右腕のロリー・レイシーが交換要員に含まれることが有力視されている。昨年のドラフトでカブスから11巡目(全体345位)指名を受けてプロ入りしたレイシーは、今季ここまでA級とA+級で計18試合(うち12先発)に登板して5勝2敗、防御率2.45という成績を残している。

  • ヤンキースが2選手との交換で10勝左腕・ハップを獲得

    2018.7.27 11:40 Friday

     日本時間7月27日、ヤンキースはブランドン・ドルーリーとビリー・マッキニーの2選手をブルージェイズへ放出し、今季すでに2ケタ勝利をマークしているオールスター左腕、J.A.ハップを獲得するトレードが成立したことを発表した。ハップはヤンキースのライバルであるレッドソックスに対して今季防御率0.84、通算でも防御率2.98と好成績を残しており、「打倒・レッドソックス」の切り札となりそうだ。

     ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「我々は獲得可能な先発投手について多くのチームと連絡を取り合っていた」と語ったが、そのなかでキャッシュマンが選択したのは今季を含めて2ケタ勝利通算7度の実績を誇るハップだった。今季のハップは20試合に先発して10勝6敗、防御率4.18をマーク。奪三振率10.26は4イニングしか投げていないデビューイヤー(2007年)を除けば自己最高の数字である。前半戦の活躍が認められてメジャー12年目にしてオールスター初出場を果たし、ア・リーグの9番手として10回裏に登板してセーブを記録。ヤンキースではルイス・セベリーノ、田中将大、CCサバシア、ソニー・グレイとともに強固な先発ローテーションを形成することになる。

     ブルージェイズへ移籍するドルーリーは今年2月のトレードでヤンキースに加入したばかりだが、自身の故障やグレイバー・トーレス、ミゲル・アンドゥハーといった若手の台頭もあり、ヤンキースでは居場所を失っていた。2016年から2年連続で2ケタ本塁打を記録するなど、本来はレギュラー級の実力を持つ選手であり、新天地で再起を目指す。

     また、マッキニーはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでヤンキースの20位にランクインしている若手外野手(23歳)であり、今年3月にメジャーデビュー(出場は2試合のみ)。ただし、AAA級では13本塁打を放つ一方で打率.227と苦しんでいる。2014年7月にジェフ・サマージャやアディソン・ラッセルらが絡むトレードでアスレチックスからカブスへ、2016年7月にアロルディス・チャップマンやトーレスが絡むトレードでカブスからヤンキースへトレードされており、夏のトレード市場で移籍するのは今回が3度目となった。

     なお、ブルージェイズはロッキーズへ呉昇桓(オ・スンファン)を放出するトレードが正式に成立したことも発表。ロッキーズからチャド・スパンバーガー、フォレスト・ウォール、後日指名選手の計3選手を獲得している。

  • 大谷とバッテリーを組んだマルドナードがアストロズへ

    2018.7.27 11:15 Friday

     エンゼルスの大谷翔平が今季先発した9試合のうち8試合でバッテリーを組んだマーティン・マルドナードが、マイナーリーガー1名+インターナショナル・ボーナスプール25万ドルとの交換でアストロズへ移籍することが発表された。アストロズは正捕手のブライアン・マッキャンが右膝の手術を受けて戦列を離れており、9月まで復帰できない見込み。マッキャンに代わる「扇の要」として、昨季ゴールドグラブ賞に輝いた強肩好守のマルドナードに白羽の矢を立てた格好だ。

     アストロズのジェフ・ルーノウGMは「我々はブリュワーズ時代から彼のことを気に入っていたんだ。彼の動向をずっと追いかけていたよ」と語り、マルドナード獲得を喜んだ。今季のマルドナードは78試合に出場して打率.223、5本塁打、OPS.616と打撃面では昨季より成績を落としているものの、盗塁阻止率.444をマークするなどハイレベルな守備力は健在。マルドナードは今季終了後にフリーエージェントとなるため、半年間の「レンタル移籍」となる可能性が高いものの、アストロズにとっては主に守備面で大きな戦力アップとなりそうだ。

     マルドナードとの交換でエンゼルスへ移籍するのは21歳の左腕であるパトリック・サンドバル。プロ1年目の2015年はルーキー級で防御率6.08、2016年も同じくルーキー級で防御率5.30とプロ入り後は苦戦が続いていたが、昨季はA級ショートシーズン、A級、A+級の3階級合計で14試合(うち11先発)に登板して防御率4.09、奪三振率11.38と成長の跡を見せ、今季はA級とA+級で合計19試合(うち13先発)に登板して9勝1敗2セーブ、防御率2.56、奪三振率9.92、与四球率1.53の好成績をマークしている。メジャー昇格までにはまだ時間が掛かりそうだが、将来が楽しみな左腕だ。

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