English Español 韓国語
  • 正捕手不在のダイヤモンドバックスがアビラと契約合意

    2018.1.31 12:30 Wednesday

     日本時間1月31日、クリス・アイアネッタが退団し、正捕手不在となっていたダイヤモンドバックスが元オールスター捕手のアレックス・アビラと契約合意に至ったことが明らかになった。なお、現時点では球団からの正式な発表はなく、契約の詳細についても明らかになっていない。

     昨季のダイヤモンドバックスは捕手3人体制でシーズンに臨み、アイアネッタが70試合、ジェフ・マシスが56試合、クリス・ハーマンが35試合で先発マスクを被った(残りの1試合はジョン・ライアン・マーフィー)。このうち、アイアネッタは17本塁打、OPS.865と打撃面でも好成績を残し、実質的な正捕手として活躍。しかし、シーズン終了後にフリーエージェントとなってロッキーズと2年850万ドルで契約し、ダイヤモンドバックスは正捕手不在の状況に陥っていた。

     マシス、ハーマン、マーフィーの3人はいずれも正捕手を任せるには物足りず、売りに出されているJ.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得に動く可能性も取り沙汰されていたが、ダイヤモンドバックスは出血を伴うトレードではなく、フリーエージェント市場でアビラと契約することを選択した。タイガース時代の2011年に打率.295、19本塁打、82打点、OPS.895の好成績をマークしてオールスター・ゲームに選出され、シルバースラッガー賞を受賞したアビラは、その後低迷が続いていたが、昨季はタイガースとカブスで計112試合に出場して打率.264、14本塁打、49打点、OPS.834と2011年以来の好成績をマーク。守備面でも3年ぶりのプラスの守備防御点(+3)を記録するなど、存在感を示した。

     アビラの加入により、今季のダイヤモンドバックスは左打者のアビラと右打者のマシスでプラトーンを形成し、ユーティリティ・プレイヤーとしても起用できるハーマンが3番手捕手として控えるという、昨季同様の捕手3人体制となる可能性が高い。アビラには昨季のアイアネッタのような活躍が期待されることになりそうだ。


     関連ニュース

  • ファムが大胆予想「C.マルティネスは今季20勝する」

    2018.1.31 12:00 Wednesday

     MLB.comの「12:25 Live with Alexa」でホストを務めるアレクサ・ダットが今季のナ・リーグMVP受賞者にトミー・ファム(カージナルス)の名前を挙げてから1週間後、ファムは「Facebook Live」に出演し、様々な質問に回答した。

     まずはマーセル・オズーナの加入について。ファムは「昨季、僕たちは彼にやられたから、彼の加入はとても嬉しいよ」と、昨季カージナルス戦(7試合)で打率.357、3本塁打、11打点、OPS1.188と猛打を振るったスラッガーの加入を喜んだ。「彼はマイアミでもセントルイスでもよく打っていた。彼は好投手を攻略できる打者なんだ。先発4番手や5番手の投手を打つだけでなく、エースを打つことができる。素晴らしい打者だし、守備も上手い。彼はチームを大いに助けてくれるだろう。彼がチームメイトになってくれて、本当にワクワクしているよ」とファムの興奮は止まらなかった。

     先発ローテーションの柱であるカルロス・マルティネスについては「今季20勝すると思う」と大胆予想。2015年に14勝、2016年に16勝をマークしたマルティネスだが、昨季は12勝止まり。しかし、キャリアで初めて200イニングを突破(205イニング)し、200奪三振をクリア(217奪三振)するなど、成長の跡を感じさせた。「マルティネスはまだポテンシャルをフルに発揮していない」との声も多く、ファムはマルティネスが今季こそポテンシャルを本格的に開花させることを期待しているのだろう。

     コーナーの締めくくりとして、ダットはファムに最後の質問を投げかけた。「サヨナラ本塁打で試合を決めるのと、ホームスチールで試合を終わらせるのでは、どちらがワクワクするか」というものだ。昨年8月に自身初のサヨナラ本塁打を放ったファムは「まだ経験がないから、ホームスチールのほうが興奮するだろうね」と回答。「ホームスチールで試合を終わらせるのは野球で最もワクワクするものだと思うよ」と自身の見解を語った。


     関連ニュース

  • 積極補強のブリュワーズ ダルビッシュ獲得にも本気

    2018.1.31 11:30 Wednesday

     1月も終わりを迎えようとしているなか、ダルビッシュ有の契約先がまだ決まらない。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは今週中にもダルビッシュの契約が決まるとの見通しを立てているが、今オフのフリーエージェント市場で先発投手としては最高クラスの評価を受けている右腕はどのチームを選択するのだろうか。

     当初、ダルビッシュ獲得レースの「最終候補」に残ったと見られていたのはヤンキース、ツインズ、アストロズ、レンジャーズ、カブス、ドジャースの6球団。この6球団のうち、アストロズはパイレーツからゲリット・コールを獲得してダルビッシュ争奪戦から撤退し、レンジャーズも予算の関係上、事実上の撤退状態となっている。その後新たに争奪戦に加わったと見られているのがフィリーズとブリュワーズ。ヘイマンの見通しが正しければ、最大8球団が加わったダルビッシュ獲得レースはクライマックスを迎えていることになる。

     ダルビッシュ獲得に向けて最も積極的に動いているのはブリュワーズだ。2011年以来7年ぶりのポストシーズン進出を目指してクリスチャン・イェリッチ、ロレンゾ・ケイン、ヨーリス・チャシーンを獲得するなど積極的な補強を進めており、ダルビッシュはいわば「ラストピース」的存在。ブリュワーズはすでにダルビッシュに対して正式に獲得オファーを提示しており、また、マーク・アタナシオ・オーナーはトップクラスの先発投手を獲得するだけの予算があることを明言している。アタナシオは具体的な選手名の言及を避けたが、ターゲットがダルビッシュであることは間違いない。

     ツインズも先発投手の補強を目指しているが、5年を超える長期契約には消極的で、契約条件での争いとなった場合にはブリュワーズやカブスに敵わない可能性が高い。ドジャースとヤンキースは年俸総額をぜいたく税の上限以内に収めることを目指しており、高額年俸選手を放出するか、ダルビッシュの価格が下落しない限りは獲得は難しいと見られている。そして、フィリーズは大穴的存在。再建中のチーム状況にダルビッシュがフィットするかはともかく、予算には余裕があるだけに、大逆転でのダルビッシュ獲得が実現しても決して不思議ではない。

     スプリング・トレーニングの開始まではおよそ2週間。停滞気味だったフリーエージェント市場にも少しずつ動きが出始めており、ダルビッシュの契約先が決まる日も、そう遠くはなさそうだ。


     関連ニュース

  • エンゼルスはゲレーロの「27」を永久欠番にするのか?

    2018.1.31 11:00 Wednesday

     通算2590安打、打率.318、449本塁打という輝かしい実績を誇るブラディミール・ゲレーロは史上初めてエンゼルスの選手としてアメリカ野球殿堂入りすることになった。昨年はエンゼルスの球団殿堂入りも果たしているゲレーロだが、エンゼルスで背負った「27」を今すぐ永久欠番とするわけにはいかないようだ。

     エンゼルスは57年の歴史のなかで6つの背番号を永久欠番としてきた。その6つとは、オールスター遊撃手のジム・フレゴシが背負った「6」、殿堂入りの名選手であるノーラン・ライアンの「30」とロッド・カルーの「29」、長年コーチを務めたジミー・リースの「50」、初代オーナーであるジーン・オートリーの「26」、そしてジャッキー・ロビンソンの「42」(全球団共通)である。しかし、フレゴシの「6」が永久欠番となった1998年を最後に、新たな永久欠番は誕生していない。その流れにストップをかける可能性があるのが、先日殿堂入りを果たしたゲレーロなのである。

     ゲレーロは2004年に5年7000万ドルの大型契約でエンゼルスに加入し、2009年の球団オプションを含めて6年間エンゼルスに在籍した。その間、チームは5度の地区優勝を果たし、ゲレーロは打率.337、39本塁打、126打点、OPS.989をマークした移籍初年度(2004年)にMVPを獲得。6年間で打率.319、173本塁打、616打点、OPS.927をマークし、打率は球団史上1位、本塁打でも同6位にランクインしている。

     当然ながらゲレーロの「27」を永久欠番とすることは球団内でも議論されているが、現在「27」を背負っているのは球界最高のスター選手であるマイク・トラウト。「僕は本当に縁起を担ぐ男なんだ。みんな知っていると思うよ」と語るように、トラウトは背番号を変更することに慎重な姿勢を見せている。もちろん、トラウトが「27」を背負ったままゲレーロの「27」を欠番とすることも可能だが、両選手への敬意を欠く行為となりかねない。このような事情もあり、エンゼルスは「27」の扱いに頭を悩ませているのである。

     メジャーリーグには複数の選手が共有している永久欠番が全部で4つ存在する。トラウトが現役引退までエンゼルスでプレイし続けるにせよ、他球団へ移籍するにせよ、トラウトのこれまでの活躍が永久欠番に値することは間違いない。最終的にはゲレーロとトラウトが共有する形で「27」はエンゼルスの永久欠番となるのではないだろうか。


     関連ニュース

  • レッズがブルペン補強 右腕・ヘルナンデスと2年契約

    2018.1.31 10:30 Wednesday

     スプリング・トレーニングの開始まで2週間ほどとなったが、各球団は2018年シーズンに向けて戦力補強を継続している。日本時間1月31日、レッズは32歳のリリーフ右腕、デービッド・ヘルナンデスと2年500万ドルで契約したことを発表した。

     昨季のヘルナンデスは2月にジャイアンツとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加。しかし、開幕ロースター入りを果たすことはできず、3月下旬に解雇されてマイナー契約でブレーブスへ移籍した。ところが、ブレーブスでも出場機会はなく、4月下旬にエンゼルスへトレード。すると、エンゼルスでは38試合に登板して防御率2.23の好成績を残し、7月末にはポストシーズン争いを続けていた古巣・ダイヤモンドバックスに加入した。移籍後は26試合で防御率4.82とやや安定感を欠いたものの、シーズン通算では64試合に登板して18ホールド、防御率3.11。2014年のトミー・ジョン手術後では自己ベストのシーズンを過ごした。

     ヘルナンデスは今回の契約について「試合終盤で投げる機会が得られるんじゃないかと思っている。重要なアウトを取ることができたらいいね」とコメント。今季と来季の年俸はそれぞれ250万ドル、さらに登板試合数と完了試合数に応じた出来高(各年最大100万ドル)が設定されており、試合終盤に登板するシーンが多く見られそうだ。

     ディック・ウィリアムスGMは「彼は昨季、ポストシーズンで登板している。そういった経験をチームにもたらしてくれるだろう」とヘルナンデスの経験値を高く評価。さらに「彼はストライクを投げられる投手だ。昨季、リリーバーのなかで優れた与四球率をマークしていた投手の一人だからね。相手打者の左右を問わず起用できる点も気に入っているよ」と語り、ヘルナンデスの与四球率が劇的に改善されたことが獲得につながったことを明らかにした(昨季の与四球率は1.47。キャリア通算は3.59)。

     ヘルナンデスの加入により、レッズのブルペンはライセル・イグレシアス(クローザー)、ワンディ・ペラルタ、ジャレッド・ヒューズ、ヘルナンデス、マイケル・ローレンゼンで5枠が確定。残り2枠をオースティン・ブライス、ケビン・シャッケルフォード、アリエル・ヘルナンデスらが争うことになりそうだ。


     関連ニュース

  • 通算47勝の左腕・ウッドがタイガースとマイナー契約

    2018.1.30 18:30 Tuesday

     日本時間1月30日、タイガースは通算47勝の実績を誇る左腕、トラビス・ウッドとマイナー契約を結んだことを発表した。ウッドは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、マシュー・ボイドやダニエル・ノリスといった若手投手と先発ローテーションの枠を争うことになりそうだ。

     昨季途中から主力選手の放出を開始し、本格的な再建へと舵を切ったタイガース。今季の先発ローテーションの顔ぶれはマイケル・フルマー、ジョーダン・ジマーマン、マイク・ファイアーズ、ボイド、ノリスの5人で固まりつつあるが、昨季AAA級で10勝を挙げたライアン・カーペンター(メジャー経験なし)をメジャー契約で獲得したように、アル・アビラGMはチーム内に競争を生み出す方針だ。アビラは先週、チーム内の競争を促すため、そして選手層を厚くするためにマイナー契約で投手を1~2人獲得する方針であることを明らかにしていたが、ウッドとの契約はまさにその方針に沿ったものになった。

     来月31歳の誕生日を迎えるウッドは先発で147試合、リリーフで151試合の登板経験を持つ左腕。昨季は2年1200万ドルでロイヤルズに加入したものの、1勝3敗、防御率6.91の大乱調で7月下旬にトレードでパドレスへ放出され、パドレスでも3勝4敗、防御率6.71と復調の兆しは見られず、先月解雇されていた。シーズン通算の成績は39試合(うち14先発)に登板して94回を投げ、4勝7敗、防御率6.80。防御率は自己ワースト(2014年の5.03)を大幅に更新し、散々なシーズンとなった。

     なお、ウッドはロイヤルズとの2年契約がまだ残っており、今季は650万ドルを得る予定となっている(ロイヤルズが全額負担)。ウッドがタイガースでメジャー昇格を果たした場合、タイガースは最低保証年俸でウッドを雇うことができるため、タイガースにとってはローリスクハイリターンな契約と言えるだろう。

     また、ウッドは打撃が良いことでも知られており、昨季は18打席で打率.222、2本塁打、OPS.778を記録。メジャー通算327打席で11本塁打を放っており、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)の17本、ヨバニ・ガヤード(ブリュワーズ)の12本に次いで3位の数字となっている。ア・リーグ所属のタイガースでは自慢の打撃を披露する機会は少ないかもしれないが、まずは本業のピッチングで本来の姿を取り戻すことを期待したい。


     関連ニュース

  • ブリュワーズがまた補強 救援右腕・アルバースと2年契約

    2018.1.30 17:30 Tuesday

     積極的な補強を進めるブリュワーズにさらなる動きがあった。現地の報道によると、日本時間1月30日、ブリュワーズはナショナルズからフリーエージェントとなっていた救援右腕、マット・アルバースと2年500万ドルで契約合意に至ったようだ。

     アルバースの契約合意のニュースを最初に伝えたのはMLBネットワークのケン・ローゼンタールとSportsnetのベン・ニコルソン・スミス。現時点では球団からの正式な発表はないものの、アルバースの身体検査が完了次第、正式に契約が発表される見込みとなっている。

     アルバースは2006年にアストロズでメジャーデビューを果たし、オリオールズ、レッドソックス、ダイヤモンドバックス、インディアンス、ホワイトソックス、そしてナショナルズと計7球団でプレイしてきた35歳のベテラン右腕。マイナー契約でナショナルズに加入した昨季は開幕直後にメジャーへ昇格し、自己最多タイとなる63試合に登板して7勝2敗2セーブ14ホールド、防御率1.62、被打率.166という素晴らしい成績をマークした。BABIPが.203と極端に低く(キャリア平均は.293)、ツキに恵まれた面があったことは否めないが、自己ベストのK/BB3.71をマークするなど、投球内容が優れていたことも事実。2012年以降は防御率2.89と安定したピッチングを続けており、今季も引き続き安定した活躍が期待できるはずだ。

     ニコルソン・スミスによると、今回の契約は各年の年俸が250万ドル。35試合以上に登板すると各年100万ドルの出来高が追加されるという。ブリュワーズのブルペン補強はブーン・ローガンに続いてアルバースが2人目。クローザーのコリー・クネーベル、ジョシュ・ヘイダー、ジェイコブ・バーンズ、ジェレミー・ジェフレスと合わせて強力なブルペンが完成した。

     なお、アルバースが身体検査をクリアして正式にブリュワーズと契約を結んだ場合、ブリュワーズは40人枠を1枠空ける必要がある。また、1983年1月20日生まれのアルバースは1983年11月17日生まれのライアン・ブラウンを抜いてブリュワーズの最年長選手となる。


     関連ニュース

  • カージナルス2年目を迎えるシーセルが復調を誓う

    2018.1.30 15:30 Tuesday

     4年3050万ドルの好待遇でカージナルスに迎え入れられながら、移籍1年目は不本意なシーズンとなったブレット・シーセル。新たな環境に慣れた今季は自身の価値を証明すべく、復調に燃えている。

     2016年はやや低調だったものの、ブルージェイズで2013年から3年連続で60試合以上に登板して防御率2点台をマークしたシーセルには左のセットアッパーとしての活躍が期待されていた。しかし、プロ入り以来ブルージェイズ一筋で過ごしてきたシーセルは新しいチーム、新しいリーグ、そして初めての複数年契約という様々なプレッシャーに上手く対応できず、得意のカーブボールが上手く機能しないという状況に。2年間にわたって左打者に長打を許していなかったカーブボールは左打者に被打率.382、被長打率.618とめった打ちを喰らい、空振り率も低下。結果的にカーブボールの投球割合も大幅に減少してしまった。

     5月中旬から7月中旬にかけて23試合に登板して失点したのは1度だけと、一度は復調の兆しを見せたシーセルだったが、8月は月間防御率6.92と大乱調。最終的には73試合に登板し、14ホールドをマークしたものの、防御率3.88、被打率.262、WHIP1.23、そして何より対左打者被打率.343は4年3050万ドルの契約に見合うものとは言えなかった。

     しかし、シーセルには自身の価値を証明するための時間がまだ3年も残っている。今オフ、シーセルは春先に調子が上がらない傾向がある点を改善するために、例年よりも予定を早めてトレーニングに取り組んでいる。「シーズンが始まる前にメカニクスを万全の状態に持っていけるように準備しているよ。あとはどうなるかを見守るだけだね」とシーセル。「昨季は自分が思っていたようなシーズンではなかったし、ファンが期待していたようなシーズンでもなかったと思う。ファンは僕に対してマイナスの印象を持っていると思うんだ。でも、幸運なことに僕はこれからの3年でそれを変えられる」と今季への意気込みを口にしたシーセルはどのような活躍を見せてくれるのか。シーセルがブルペンの柱として機能するようなら、カージナルスが3年ぶりにポストシーズンへ進出する可能性はグッと高まるはずだ。


     関連ニュース

  • 正捕手の対価としてトップ・プロスペクトを欲するマーリンズ

    2018.1.30 14:30 Tuesday

     すでにジャンカルロ・スタントンら昨季のレギュラー野手4人をトレードで放出したマーリンズだが、まだ「ファイヤー・セール」は終了していない。トレードを希望している正捕手、J.T.リアルミュートの去就問題が解決していないのだ。

     主力選手が次々に放出されるなか、リアルミュートは年俸総額削減を最優先に考える球団に不信感を抱き、トレードを希望するようになった。マーリンズは昨年12月からリアルミュートへの獲得オファーを受け付けており、数多くの球団がリアルミュート獲得に興味を示している。なかでもナショナルズが積極的に動いていることが報じられているが、MLB.comでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロは正捕手不在のダイヤモンドバックスも有力候補の一つであると伝えている。

     現地の報道によると、マーリンズはメジャーを代表する捕手へと成長しつつある正捕手との交換でトップ・プロスペクトを獲得することを望んでいるようだ。ナショナルズに対してはビクトル・ロブレス(プロスペクト・ランキング全体6位・球団1位)とフアン・ソト(全体29位・球団2位)のいずれかを交換要員のパッケージに含めることを要求している。しかし、ナショナルズはこの2人を放出不可な選手と位置付けており、カーター・キーブーム(全体90位・球団3位)とエリック・フェッディ(球団4位)を軸としたパッケージを検討中。どちらかが相手に譲歩しなければ、トレードの成立は難しい状況となっている。

     一方のダイヤモンドバックスは全体TOP100にランクインした選手が昨年のドラフト1巡目指名で入団したペイビン・スミス(全体91位・球団1位)しかおらず、交換要員のクオリティという点ではナショナルズに大きく劣る。昨季マイナー2階級合計で12勝3敗、防御率1.39の好成績を残したジョン・ドゥプランティアー(球団2位)、昨季メジャーで2勝を挙げたアンソニー・バンダ(球団4位)らを含めたパッケージで勝負せざるを得ないだろう。

     リアルミュートは今オフが年俸調停1年目。マーリンズとしてはあと3年保有可能なリアルミュートの放出を急ぐ必要はなく、マーリンズが要求するパッケージの水準はなかなか下がらないことが予想される。リアルミュート獲得を目指す球団はマーリンズの要求を呑むのか。今後の動向に注目だ。


     関連ニュース

  • 12年&14年の世界一戦士・ブランコがジャイアンツに復帰

    2018.1.30 12:30 Tuesday

     2012年と2014年にジャイアンツのワールドシリーズ制覇に貢献したグレガー・ブランコがマイナー契約で2年ぶりに古巣へ復帰することになった。日本時間1月30日、ブランコは自身のInstagramでジャイアンツへ復帰することを明らかにした。

     2012年からの5シーズンをジャイアンツの一員として過ごしたブランコは、規定打席到達こそ5シーズンで1度だけ(2013年)ながら外野の準レギュラーとしての役割をしっかり果たし、チームに貢献。2012年と2014年にはポストシーズンの各ラウンドでロースターに名を連ね、ワールドシリーズ制覇を経験した。マイナー契約でダイヤモンドバックスに加入した昨季は、5月上旬にメジャー昇格を果たし、90試合に出場して打率.246、3本塁打、15盗塁、OPS.694とほぼ例年通りの働き。34歳となった現在も大きな衰えは見られない。

     ワールドシリーズ制覇を2度経験したブランコだが、ジャイアンツ・ファンの印象に残っているのは2012年6月13日(現地時間)のアストロズ戦で見せたスーパーキャッチだろう。ライトを守っていたブランコは、7回表の先頭打者であるジョーダン・シェーファーが放った右中間への大飛球を背走し、最後は後ろ向きにダイビングキャッチ。この試合で先発したマット・ケインは続く8人の打者をパーフェクトに抑え、球団史上唯一の完全試合を達成したのだった。

     ジャイアンツは今オフ、外野のアップグレードを最優先課題として補強を進め、アンドリュー・マカッチェンとオースティン・ジャクソンを獲得。ゴーキーズ・ヘルナンデス、ジャレット・パーカー、オースティン・スレイター、マック・ウィリアムソン、スティーブン・ダガーらが控え外野手の2枠をかけて争うことになると見られるが、ブランコもその争いに割って入ることになるだろう。控え外野手候補のなかでは実績面で分があるだけに、スプリング・トレーニングで実力健在をアピールできれば開幕ロースター入りの可能性は高そうだ。


     関連ニュース

  • エスピノーザがヤンキースとマイナー契約 二塁争い参戦へ

    2018.1.30 12:00 Tuesday

     MLB.comのマーク・フェインサンドによると、ダニー・エスピノーザがヤンキースとのマイナー契約で合意に至ったようだ。エスピノーザは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、若手内野手と二塁のレギュラーの座を争うことになりそうだ。

     ナショナルズ時代に正二塁手ないし正遊撃手として活躍し、シーズン2ケタ本塁打を4度(2016年の24本塁打が自己最多)、シーズン2ケタ盗塁を2度(2012年の20盗塁が自己最多)記録したことのあるエスピノーザだが、トレードでエンゼルスへ移籍した昨季は開幕から大不振。77試合に出場して打率.162、6本塁打、29打点、OPS.513という悲惨な打撃成績に終わり、7月中旬にエンゼルスをDFA→解雇となった。7月下旬にマリナーズと契約したものの、8試合で打率.188、OPS.548と結果を残せず、1ヶ月も経たないうちに解雇。その後、レイズと契約したが、ここでも8試合のみの出場に終わり、シーズン閉幕を待たずして解雇された。シーズン通算の成績は93試合に出場して打率.173、6本塁打、31打点、OPS.523。故障により44試合のみの出場に終わった2013年を除けば、文句なしで自己ワーストのシーズンとなった。

     ヤンキースは二塁のレギュラー候補としてトップ・プロスペクトのグレイバー・トーレスが控えているが、開幕をAAA級で迎える可能性が高く、ロナルド・トレイエス、タイラー・ウェイドらが開幕スタメンを争う見込み。トーレス昇格までの「つなぎ役」を探しているヤンキースはエスピノーザのほかにブレーブスで正二塁手を務めた経験のあるジェイス・ピーターソンともマイナー契約を結んでおり、エスピノーザとピーターソンもスプリング・トレーニングで二塁のレギュラー争いに加わることになるだろう。

     2012年に189三振、2016年に174三振を喫するなど、打撃の粗さが課題のエスピノーザだが、ナショナルズ時代のパフォーマンスを取り戻せるようであれば正二塁手の有力候補。昨季の大不振を脱し、再び輝きを放つことを期待したい。


     関連ニュース

  • メッツの内野手補強 獲得候補はハリソンら4選手

    2018.1.30 11:30 Tuesday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、メッツは二塁と三塁のアップグレードを目指しているようだ。メッツはフリーエージェント市場とトレード市場の両方で補強の可能性を模索しており、獲得候補としてジョシュ・ハリソン(パイレーツ)ら4選手が浮上しているという。

     メッツの獲得候補に挙がっているのはフリーエージェントのエドゥアルド・ヌニェス、トッド・フレイジャー、ニール・ウォーカーと、パイレーツのハリソンの4選手。ヌニェスは二塁と三塁のほかに遊撃と外野の両翼を守れるユーティリティ・プレイヤーであり、ハリソンも二塁と三塁で200試合以上、遊撃と外野の両翼で20試合以上の先発出場経験を誇っている。フレイジャーは三塁、ウォーカーは二塁がメインの選手だが、近年は他のポジションを守る機会も増えており、昨季は本職以外にフレイジャーが一塁、ウォーカーは一塁と三塁を守っていた。二塁と三塁を守れる選手という意味ではフレイジャーはやや趣旨から外れてしまうが、フレイジャーを獲得すれば正三塁手に予定されているアズドゥルバル・カブレラを二塁に回すこともできるため、それほど大きな影響はないだろう。

     ウォーカーは2016年から昨季途中までメッツに在籍しており、大都市・ニューヨークでのプレイ経験を有している。ニューヨークでのプレイ経験があるという点ではヌニェスとフレイジャーも同じであり、ヌニェスはメジャー最初の4シーズン(2010~2013年)、フレイジャーは昨年7月途中から閉幕までの数ヶ月間をヤンキースでプレイしていた。メジャーデビュー以来パイレーツ一筋のハリソンについては未知数だが、少なくともハリソンを除く3選手は大都市でのプレイにもスムーズに適応できるはずだ。

     また、ローゼンタールはメッツがパイレーツからハリソンを獲得するのであれば、若手外野手のブランドン・ニモを放出することが必要になると伝えている。メッツの外野にはヨエニス・セスペデス、ジェイ・ブルース、フアン・ラガレス、マイケル・コンフォートとレギュラー候補が4人おり、ニモは外野5番手という扱い。メッツがニモの放出に前向きでないとの報道もあるが、ハリソンとニモを軸としたトレードが成立する可能性もありそうだ。


     関連ニュース

  • インディアンスが来季からワフー酋長のロゴを使用せず

    2018.1.30 11:00 Tuesday

     日本時間1月30日、ロブ・マンフレッド・コミッショナーはインディアンスが来季から「ワフー酋長」のロゴマークを使用しないことが決定したと発表した。ファンにはお馴染みのロゴマークだが、ネイティブ・アメリカンから使用停止を求める声が高まり、MLB機構とインディアンスの話し合いの結果、今回の決定に至ったようだ。

     「ワフー酋長」はインディアンをモデルとしたキャラクターであり、インディアンスが球団のシンボルとして採用。1947年にユニフォームの袖章として初登場し、1949年から現在のデザインになったと言われている。インディアンスを舞台としたコメディ映画「メジャーリーグ」の影響もあり、日本でも広く知られたロゴマークである。

     マンフレッドは「MLBは多様性を受け入れる文化を作り上げることを目指している」との声明を発表し、人種差別にかかわる問題の解決に積極的に取り組んでいく意向を示した。さらに「ワフー酋長」のロゴマークを使用することについて、「ワフー酋長」はチームの歴史であると主張するインディアンスと議論を続けてきたことを明らかにし、議論の結果、最終的にインディアンスのポール・ドーラン・オーナーが時代の流れに合わせて「ロゴを使用することは適切でなくなった」と、ロゴの使用を停止することに同意したという。

     インディアンスは来季から「ワフー酋長」に代わり、ブロック体の「C」をチームのロゴマークとして使用する予定。ただし、商標権を維持するために「ワフー酋長」のロゴマークが入ったグッズの販売を一部の地域で継続する予定となっている。

     アメリカにはインディアンスのほかにも先住民をチーム名やマスコットにしたスポーツチームが存在し、その使用に関して幅広く議論が行われている。NFLのワシントン・レッドスキンズなどにも「チーム名が差別的だ」との指摘があり、今回のインディアンスの決定がほかのスポーツやほかのチームに影響を与える可能性もありそうだ。


     関連ニュース

  • アスレチックスとロイヤルズの間で2対2のトレードが成立

    2018.1.30 10:30 Tuesday

     ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは年俸総額の削減とマイナー組織の再構築を目的とした動きを継続している。日本時間1月30日、ロイヤルズはライアン・バクターとブランドン・モスをアスレチックスへ放出し、ジェシー・ハーンとヒース・フィルマイアーを獲得するトレードを成立させた。

     エリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、アルシデス・エスコバー(ロイヤルズと再契約)、ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズと契約)、ジェイソン・バルガス、マイク・マイナー(レンジャーズと契約)といった主力選手が同時にフリーエージェントとなり、2014年リーグ優勝&2015年ワールドシリーズ制覇のチームに区切りがついた感のあるロイヤルズは今オフ、再びワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作るための態勢を整えるべく動いている。すでにスコット・アレキサンダーをドジャース、ホアキム・ソリアをホワイトソックスへ放出したが、今回のトレードでも主力クラスの選手を放出して若手選手を獲得。モスの年俸825万ドルのうち325万ドルをロイヤルズが負担することになっているが、500万ドルの年俸削減に成功した。

     モスを放出したことによりロイヤルズには本職が一塁の選手が不在となり、ホズマーとの再契約を目指す可能性が高くなったと見られている。現時点での年俸総額は1億700万ドルほどとなっており、ホズマーを呼び戻すためにさらなるトレードを仕掛け、ペイロールに余裕を作る動きがあるかもしれない。その場合には再び主力クラスの選手が放出候補となるだろう。

     ロイヤルズに加わるハーンはメジャーデビュー1年目の2014年にパドレスで7勝4敗、防御率3.07、翌2015年にアスレチックスで6勝6敗、防御率3.35をマークしたことのある右腕だが、近年は故障の影響もあって伸び悩み気味。本来の実力を発揮できるようであれば、ダニー・ダフィー、イアン・ケネディ、ジェイソン・ハメル、ネイト・カーンズ、ジェイコブ・ジュニスの5人で構成される先発ローテーションに割って入ることも十分に可能なはずだ。

     ムーアの次なる一手はホズマーとの再契約なのか、それとも主力選手のさらなるトレードなのか。新たな常勝チームの構築に取り組むムーアの動きに注目だ。


     関連ニュース

  • MLBネットワークが左翼手・捕手のトップ10を発表

    2018.1.29 16:30 Monday

     各ポジションの現時点でのトップ10を発表するMLBネットワークの人気企画「Top 10 Right Now!」は今年で8回目を迎えた。5週間にわたって各ポジションのトップ10が発表されていくが、第三弾として日本時間1月28日に左翼手と捕手のトップ10が発表された。

     このランキングは過去2シーズンのパフォーマンスのほか、Statcastのデータや旧来の指標による攻撃面・守備面での成績、そしてMLBネットワークのリサーチ・チームによる分析を総合的に評価して決定される。まずは左翼手のトップ10を見てみよう。

     

    左翼手トップ10
    1. マーセル・オズーナ(カージナルス)
    2. ヨエニス・セスペデス(メッツ)
    3. ジャスティン・アップトン(エンゼルス)
    4. ライアン・ブラウン(ブリュワーズ)
    5. トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
    6. クリス・デービス(アスレチックス)
    7. アダム・イートン(ナショナルズ)
    8. アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)
    9. マーウィン・ゴンザレス(アストロズ)
    10. ブレット・ガードナー(ヤンキース)

     

     左翼手部門の1位に選出されたのはオズーナ。昨季は打率.312、37本塁打、124打点と打撃3部門でキャリアハイの成績を残し、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブルで初受賞。今季はカージナルスへ移籍し、打線の軸として昨季同様の大活躍が期待されている。球界トップクラスの強肩の持ち主であるセスペデスは2位にランクイン。マンシーニやベニンテンディといったフレッシュな面々もランクインし、新旧の実力者が入り混じるランキングとなった。次に捕手のトップ10を見てみよう。

     

    捕手トップ10
    1. バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    2. ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    3. ウィルソン・コントレラス(カブス)
    4. ヤスマニ・グランダル(ドジャース)
    5. J.T.リアルミュート(マーリンズ)
    6. オースティン・バーンズ(ドジャース)
    7. マイク・ズニーノ(マリナーズ)
    8. ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    9. タイラー・フラワーズ(ブレーブス)
    10. ロビンソン・チリーノス(レンジャーズ)

     

     捕手部門の1位はポージー。近年は一塁手としての出場も増えているが、歴代でも最高クラスの捕手の一人と言っても過言ではないだろう。メジャーを代表する好捕手であるモリーナが8位まで順位を落としている一方、2位と3位にはサンチェス&コントレラスの25歳コンビがランクイン。強打の捕手が上位に名を連ねており、中軸クラスの打力を誇る捕手が高く評価されている様子がこのランキングからはうかがえる。なお、残り4部門の発表予定は以下のようになっている。

     

    2月4日(日)一塁手&先発投手
    2月11日(日)救援投手&中堅手


     関連ニュース

  • 再建中のWソックス アブレイユとA.ガルシアの放出を急がず

    2018.1.29 14:30 Monday

     再建を進めるホワイトソックスだが、ホゼ・アブレイユとアビサイル・ガルシアという2人の好打者がチームに残っている。リック・ハーンGMはトレードでの放出も含めた彼らの将来について、決断を急ぐつもりはないようだ。

     2014年ア・リーグ新人王のアブレイユはメジャー4年目となった昨季、打率.304、33本塁打、102打点、OPS.906の好成績をマークし、メジャーデビューから4年連続で25本塁打&100打点という史上3人目の快挙を成し遂げた。一方のA.ガルシアはメジャー6年目にして大ブレイク。リーグ2位の打率.330をマークしたほか、18本塁打、80打点、OPS.885と各部門で自己最高の成績を残し、オールスター・ゲームに初選出された。オフシーズン当初、両者の名前がトレード要員として浮上したが、今のところ具体的なトレード話はなし。少なくとも2019年まで保有可能な両選手について、ハーンは「今オフの主な動きは完了した。アブレイユとアビ(=A.ガルシアの愛称)については市場価値がどのくらいなのかを知ることができた。両選手が開幕時にチームにいてくれれば、我々は組織としてより良い戦いができるだろうね」と語っており、両選手を打線の軸に据えたまま開幕を迎える可能性が高いようだ。

     また、ハーンは「フリーエージェントとなった選手が市場での自分の価値を確かめたあと、元の球団と再契約を結んではいけないというルールはないんだよ。選手がどこかのチームと契約するまで、我々には選手がチームにフィットするかを検討し、契約する権利があるんだ」と語り、アブレイユとA.ガルシアがフリーエージェントとなったあとに再契約を検討する可能性があることを示唆。現在、再建を進めているホワイトソックスだが、再建完了後もアブレイユとA.ガルシアの2人が打線の中軸を担っている可能性もありそうだ。

     アブレイユの耳にもトレードの噂は入っているようだが、アブレイユは「僕にはコントロールできないことだからね。僕は自分がコントロールできることに集中するだけだよ」と周囲の雑音をシャットアウト。「若手選手の手本になりたいね」と再建を進めるチームの柱となることに意欲を見せていた。


     関連動画

  • カウンセル監督がヘイダーのブルペン起用を明言

    2018.1.29 14:00 Monday

     マイナー時代同様の先発起用の可能性が取り沙汰されていたジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)だが、クレイグ・カウンセル監督は23歳の剛球左腕を引き続きリリーバーとして起用していく方針を明らかにした。

     カウンセルは「変わる可能性があるものはいろいろあるけれど、現時点ではヘイダーをリリーフで起用することを考えているよ」とヘイダーのブルペン起用を明言。「(ブルペン起用は)彼がより良い投手になるのを手助けすると思うんだ。1年間リリーフの経験を積み、リリーフのためのトレーニングを1年間こなしていけば、もっと成長できるだろうね」とヘイダーのさらなる成長に期待を寄せた。

     昨季のヘイダーは球団最高のプロスペクトとして開幕を迎え、6月10日(現地時間)にメジャーデビュー。AAA級では先発で起用されていたが、メジャー昇格後はブルペンに回り、35試合に登板して47回2/3を投げ、2勝3敗12ホールド、防御率2.08の好成績をマークした。登板試合数と投球イニング数が示すように複数イニングに跨るリリーフを何度もこなし、被打率.156はナ・リーグのリリーバーで2番目の好成績。全投球の8割以上を占める速球を武器に、メジャーの打者を圧倒した。

     ヘイダーは「試合の終盤に出ていって、プレッシャーを感じる場面で投げるのは好きだよ。楽しいからね」とブルペン起用に前向きなコメント。与四球率4.15と制球にはやや不安を抱えるが、奪三振率12.84を誇る力強いピッチングは非常に魅力的であり、制球を乱すことさえなければリーグ有数のセットアッパーへと成長しても決して不思議ではない。あのクリス・セール(レッドソックス)もメジャー2年目まではリリーバーとして起用され、そのなかでピッチングの精度を上げていったという経緯があるだけに、首脳陣はヘイダーがセールの同じような道のりを歩むことを期待しているのかもしれない。

     ブリュワーズのクローザーには昨季大ブレイクを遂げたコリー・クネーベルが控えており、ヘイダーとクネーベルの「奪三振マシン・コンビ」で試合終盤は安泰。7年ぶりのポストシーズン進出を目指す今季、ヘイダーからクネーベルへと繋ぐ必勝リレーが数多く見られるに違いない。


     関連ニュース

  • ペンスがみせる自身が支援するコーヒーショップでの大興奮

    2018.1.29 13:30 Monday

     オフシーズンの過ごし方は選手にとって様々だ。ひたすらトレーニングをする者、他のスポーツに挑戦する者、家族とまったりと過ごすなど多種多彩だ。そんな中、ジャイアンツのハンター・ペンスはコーヒーショップで公開されたアート作品を見て大興奮している。

     テキサス州ヒューストンにある「Coral Sword」というコーヒーショップはマンガを読んだりやゲームを楽しむことができる場所でもあり、日本でいえばネットカフェのようなところだ。ペンスは昨年、その店と友好関係となっており自身が好きなコーヒーとゲームを通じて新たな事業を考えている。「僕の好きなものでサンフランシスコとヒューストンを繋げる新たな形を作りたい。とても興奮しているよ」と話していた。

     先日、この店では新たにウォールアートが公開され、ペンスはその様子を見に来た。そして公開されたアートを見た瞬間、ペンスが大興奮していた。この様子はMLB.comの動画紹介コーナーの「Cut4」で紹介されている。シーズン中にはなかなか見ることのできないペンスの素顔なのではないだろうか。

     こうして野球選手はプレー以外にも地域のファンや店のために尽力している。ペンスが引退後、どのような道に進むのかは不明だが、既にセカンドキャリアを考えているようだ。果たしてペンスが望むサンフランシスコとヒューストンとの架け橋となれるかどうか。彼のオフシーズンの活動にも注目だ。


     関連ニュース

  • 2008年のプロスペクト・ランキングを作り直してみよう

    2018.1.29 13:00 Monday

     MLB公式サイトでは日本時間1月28日にプロスペクト・ランキングTOP100が発表され、1位には大谷翔平(エンゼルス)が選出された。ここでは今から10年前、2008年のプロスペクト・ランキングを振り返り、10年間のデータをもとにプロスペクト・ランキングを作り直してみる。

     2008年にはMLB公式サイトでプロスペクト・ランキングTOP50が発表されていた。それから10年が経過し、プロスペクト・ランキングに名を連ねていた選手のなかからオールスター選手、MVPやサイ・ヤング賞の受賞者が続々と誕生。プロスペクト・ランキングが間違いでなかったことを裏付ける結果となっている。しかし、当然ながらプロスペクト・ランキングは完璧なものではない。期待はずれのキャリアを過ごした選手もいれば、期待以上の活躍を見せている選手もいるのだ。まずは2008年のプロスペクト・ランキングTOP10を見てみよう(所属は当時)。

     

    1. ジェイ・ブルース(レッズ)
    2. エバン・ロンゴリア(レイズ)
    3. キャメロン・メイビン(タイガース)
    4. クレイトン・カーショウ(ドジャース)
    5. ジャバ・チェンバレン(ヤンキース)
    6. クレイ・バックホルツ(レッドソックス)
    7. コルビー・ラスマス(カージナルス)
    8. アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)
    9. ホーマー・ベイリー(レッズ)
    10. アダム・ミラー(インディアンス)

     

     この10選手のうち、メジャー昇格を果たせなかったのは10位のミラーのみ。Baseball-Reference版の通算WARではロンゴリア、カーショウ、マカッチェンの3人が現役TOP30にランクインしており、ブルース、メイビン、バックホルツ、ラスマスの4人も10.0以上の通算WARを記録している。10人中7人がメジャーの主力選手として活躍しているのだから、なかなかの精度と言えるだろう。では、TOP50にランクインしていた選手を通算WARの順に並び替えるとどうなるのか。TOP10は以下のようになる(括弧内は当時の順位と通算WAR)。

     

    1. クレイトン・カーショウ(4位:59.4)
    2. ジョーイ・ボットー(34位:54.8)
    3. エバン・ロンゴリア(2位:50.0)
    4. マックス・シャーザー(35位:45.6)
    5. アンドリュー・マカッチェン(8位:40.0)
    6. デービッド・プライス(11位:33.7)
    7. ジョニー・クエイト(47位:31.4)
    8. ジャコビー・エルズベリー(13位:30.9)
    9. エルビス・アンドルース(38位:28.8)
    10. チェイス・ヘッドリー(29位:26.8)

     

     カーショウ、ロンゴリア、マカッチェンらが期待通りの活躍を見せている一方、ボットーやシャーザーは当時の予想を上回るパフォーマンスを見せていることが読み取れる。ちなみに、「当時の順位」から「通算WARの順位」を引いた差はクエイト(47-7=40)が最大、オースティン・ジャクソン(49-12=37)やデクスター・ファウラー(50-14=36)らがそれに続き、彼らは当時の期待を大きく上回る活躍を見せている選手であると言える。一方、ブランドン・ウッド(19-50=-31)、フェルナンド・マルティネス(17-47=-30)、ミラー(10-39=-29)らは大きく期待を裏切った選手たちである。もちろん、当時のTOP50にランクインせず、現在メジャーで素晴らしい活躍を見せている選手もいる。主な選手は以下の通りである(通算WAR順)。

     

    1. ジョシュ・ドナルドソン(37.3)
    2. ジャンカルロ・スタントン(35.1)
    3. ジェイソン・ヘイワード(34.9)
    4. マディソン・バムガーナー(32.6)
    5. ホゼ・アルトゥーベ(29.6)
    6. ロレンゾ・ケイン(27.8)
    7. コリー・クルーバー(27.0)
    8. フレディ・フリーマン(26.6)
    9. アンソニー・リゾー(26.1)
    10. カルロス・サンタナ(24.5)

     

     そして、これらの選手を含めた2008年のプロスペクト・ランキングは以下のようになる。「2008~2017年の通算WAR」を基準にするのであれば、これがプロスペクト・ランキングの「正解」だったということになるだろう(括弧内は当時の順位)。

     

    1. クレイトン・カーショウ(4位)
    2. ジョーイ・ボットー(34位)
    3. エバン・ロンゴリア(2位)
    4. マックス・シャーザー(35位)
    5. アンドリュー・マカッチェン(8位)
    6. ジョシュ・ドナルドソン(圏外)
    7. ジャンカルロ・スタントン(圏外)
    8. ジェイソン・ヘイワード(圏外)
    9. デービッド・プライス(11位)
    10. マディソン・バムガーナー(圏外)

     

     以上のことからわかることは、プロスペクト・ランキングに名を連ねている選手はスターに成長する可能性が高いものの、メジャーで活躍できないまま消えていくプロスペクトも多数おり、圏外からスターが誕生する可能性もあるということである。ランキング圏内の選手に注目するのはもちろんのこと、ランキング圏外の選手のなかから自分だけの「スター候補」を発掘するのも面白いのではないだろうか。


     関連ニュース


     関連動画

      1月28日 大谷に続く有望株ランキング2位はR.アクーナ

      1月25日 有望株ランキング【遊撃手部門】1位はトーレス

      1月23日 有望株ランキング【三塁手部門】1位はゲレーロJr.

      1月22日 有望株ランキング【二塁手部門】1位はキンガリー

      1月19日 有望株ランキング【一塁手部門】1位は二刀流・マッケイ

  • ブリュワーズの背番号6はケインに セダーコーチは背番号80か

    2018.1.29 12:30 Monday

     先日、ブリュワーズ復帰が決まったロレンゾ・ケインは古巣でも継続して背番号6を付けることになった。これに伴い、これまで6番を付けていたエド・セダー三塁ベースコーチは背番号が変更になる。MLB.comの動画紹介コーナー「Cut4」では背番号は「80」になるだろうと伝えている。

     ブリュワーズのファンフェストにおいてセダーコーチが着用していたユニフォームは背番号6だった。先週、5年8000万ドルで契約したケインが加入したことでその背番号を変えることになり、彼はそれに同意した。「Cut4」ではケインがセダーコーチとともにチームの新旧背番号「6」を着て写っている写真が紹介されている。ケインにとってはロイヤルズ時代に付けてきた愛着のある番号ということもあり、これもプレーしやすい環境を整える1つの取り組みといえる。

     既にこの2人は2005年から指導者と選手として関係があった。セダーコーチは当時、マイナーリーグの監督で一方のケインは成長過程の選手だった。その後、2010年にケインが移籍したため、チームメイトになるのは久々となる。セダーコーチは背番号変更について「選手が新しい番号を望むなら自分は何番でもいい」と特に指定はないようだ。

     背番号はいわゆる選手や首脳陣にとって名刺のようなものだ。どんな番号でもいいとはいえ、多くの番号があるため悩みどころだ。過去に指導したケインに自らの番号を与え、セダーコーチは報道通り「80」を付けるのか。彼はの決断はいかに。


     関連ニュース

« Previous PageNext Page »