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  • ダルビッシュのトレードがバウアーの市場価値にも影響か

    2021.1.4 10:30 Monday

     今オフのフリーエージェント市場において唯一のエース級の先発投手と目されているのが昨季サイ・ヤング賞を受賞したトレバー・バウアーだ。年平均3000万ドルを超えるような大型契約を手にする可能性が取り沙汰されている一方、「ESPN」のバスター・オルニーは「ダルビッシュ有のトレードがバウアーの市場価値にネガティブな影響を与える可能性がある」と指摘する。ダルビッシュの対価としてカブスが得た交換要員がポイントとなっているようだ。

     カブスは昨季サイ・ヤング賞投票で2位にランクインしたダルビッシュと専属捕手のビクトル・カラティーニの2人をパドレスへ放出し、昨季リーグ2位タイの7勝を記録したザック・デービースと有望株4名の合計5選手を獲得した。ただし、カブスが獲得した有望株4名のうち3名は10代の選手で、残りの1名もまだ20歳。メジャー昇格まであと数年はかかると見られる選手ばかりだった。カブスは昨季メジャー有数の活躍を見せ、契約をあと3年も残している先発投手を放出したにもかかわらず、パドレスの球団内でトップクラスの評価を受けている有望株を1人も獲得することができなかったのだ。

     オルニーはこのダルビッシュのトレード、つまりダルビッシュの市場価値(交換要員)が予想されていたよりも低かったことがバウアーの市場価値にもネガティブな影響を与える可能性があると考えているようだ。バウアーはダルビッシュより5歳も若く、ダルビッシュが2015年に受けたトミー・ジョン手術のような故障歴もないが、オルニーは「ダルビッシュの(交換要員としてカブスが得た)平凡な見返りは、バウアーが希望している金額を下回る条件で契約することの前兆かもしれない」と述べている。

     一部では年平均3600万~4000万ドルの5~6年契約を希望していることが報じられているバウアーだが、ダルビッシュの市場価値がそれほど高くなかったことを考えると、希望通りの契約を手にするのは難しそうだ。

  • 通算88勝の右腕・ヒューズが現役引退を表明 2ケタ勝利4度

    2021.1.4 10:00 Monday

     ヤンキースなどで通算88勝を記録した右腕フィル・ヒューズは日本時間1月4日に自身のTwitterを更新し、現役引退を表明した。現在34歳のヒューズはヤンキース、ツインズ、パドレスの3球団で合計12シーズンにわたって活躍。2018年8月にパドレスを解雇されたあとは無所属の状態が続いており、メジャーでの登板は2018年8月8日(現地時間)のブリュワーズ戦が最後となった(リリーフで3イニングを投げて3安打2失点)。

     ヒューズは「ここ数年は事実上の引退状態でしたが、正式に野球からの引退を発表したいと思います。たくさんの浮き沈みがある12年間でしたが、自分が成し遂げてきたことを振り返ると、信じられないくらいに誇りに思います」と述べ、現役引退を正式に発表。2004年のドラフトでヤンキースから1巡目(全体23位)指名を受けて幕を開けたキャリアに終止符を打った。

     2007年にメジャーデビューしたヒューズは、2009年に自己最多の51試合(うち7先発)に登板して8勝3敗3セーブ、18ホールド、防御率3.03の好成績を残してメジャー定着。翌年は自己最多の18勝をマークし、オールスター・ゲームにも選出された。2012年に2度目の2ケタ勝利となる16勝を挙げ、2013年オフにフリーエージェントとなってツインズへ移籍。ツインズでは2014年に16勝、2015年に11勝と2年連続の2ケタ勝利をマークした。

     ところが、ツインズ移籍3年目の2016年に1勝7敗、防御率5.95の大不振に陥ると、翌年も4勝3敗ながら防御率は5.87。その後も以前のようなピッチングを取り戻すことはできず、2018年途中にパドレスへ放出され、2019年まで契約を残していたにもかかわらず、2018年8月に解雇された。

     メジャー12年間の通算成績は先発で211試合、リリーフで79試合に登板して1291イニングを投げ、88勝79敗3セーブ、18ホールド、防御率4.52、1040奪三振となっている。

  • パドレス・プレラーGM タティスJr.との長期契約を希望

    2021.1.4 09:30 Monday

     パドレスのA・J・プレラーGMはブレイク・スネル、ダルビッシュ有、金河成(キム・ハソン)の獲得に成功し、今オフの主役に躍り出た。しかし、プレラーにはまだ大きな仕事が残っている。自軍の若きスター遊撃手、フェルナンド・タティスJr.との契約延長交渉だ。プレラーは「シーズン開幕前のどこかのタイミングで交渉をまとめることができたらいいなと思っている」と語り、今季開幕までにタティスJr.との契約延長を目指す方針を明らかにした。

     プレラーによると、パドレスはオフシーズンの前半でチームの戦力アップを行い、年明けからはタティスJr.との契約延長交渉に取り組む予定を立てていたという。年末にスネル、ダルビッシュ、キムを相次いで獲得し、「オフシーズンの前半にチームの戦力アップを行う」という目標は見事に達成。今後は戦力の足りない部分を補いつつ、タティスJr.との交渉を進めていくことになる。

     「我々はすでに初期段階の話し合いを行い、双方が契約延長に興味を持っていることを確認している」とプレラー。タティスJr.は来オフに年俸調停権を取得し、2024年シーズン終了後に25歳でフリーエージェントとなる予定だ。他球団ではロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が2026年までの8年1億ドル(+オプション2年)の契約を結んでいるが、アクーニャJr.と同様に、タティスJr.もパドレスと契約を延長するのであれば、30歳前後までをカバーするような長期契約となる可能性が高い。

     ここまでの補強に高い評価が与えられ、2021年シーズンに最も注目を集めそうなチームとなりつつあるパドレス。タティスJr.との契約延長に成功すれば、100点満点どころか120点満点のオフシーズンとなるだろう。

  • 巨人が菅野に4年契約をオファーか 米記者が伝える

    2021.1.4 09:00 Monday

     読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している菅野智之のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールが関係者から得た情報によると、菅野はメジャーリーグ球団からオファーを受けているだけでなく、巨人からも4年契約を提示されているという。ただし、メジャーリーグ球団のほうがより高額なオファーを提示しているようだ。

     ローゼンタールは巨人がオファーしている4年契約には3つのオプトアウトが含まれていることを伝えている。オプトアウトとは契約を破棄する権利のことであり、4年契約に3つのオプトアウトが含まれているということは、菅野には毎年シーズン終了後にフリーエージェントとなる権利が与えられるということになる。要するに、巨人は4年契約の途中でも菅野が海外FA権を行使してメジャーリーグに挑戦することを認めたということだ。

     今オフの移籍市場は新型コロナウイルスの影響もあり、現時点で3年以降の契約を結んだのはパドレスの金河成(キム・ハソン)とメッツのジェームス・マッキャンだけ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは巨人が3つのオプトアウトを含む4年契約をオファーしたことにより、菅野が希望通りの契約を得られない場合、巨人残留を選択する可能性もあると指摘する。ローゼンタールは菅野の去就が今後1~2日のうちに決まるとの見通しを伝えている。

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは菅野獲得の有力候補としてブルージェイズ、ジャイアンツ、メッツの3球団を挙げている。メジャーリーグ移籍の夢を叶えるのか、それとも今オフは巨人に残留して来オフ以降に再び挑戦するのか。菅野はまもなく決断のときを迎える。

  • 2021年最初のパワーランキング 1位は昨季王者・ドジャース

    2021.1.3 11:30 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトは2021年最初のパワーランキング(各チームの戦力順位)を発表し、1位には昨季32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースが選出された。このランキングは同サイトのライター9人の投票に基づいて決定されている。ブレイク・スネル、ダルビッシュ有、金河成(キム・ハソン)を獲得したパドレスはドジャースに次ぐ2位にランクイン。アメリカン・リーグの球団の最高順位はヤンキースの3位となった。

     今オフ、コリー・クネーベルとトミー・ケインリーの両救援右腕を獲得した程度の動きしかないドジャースだが、メジャー最強チームとの評価は不変だった。同サイトは「ジャスティン・ターナーやエンリケ・ヘルナンデスなど数人の選手を失う可能性があるものの、2021年シーズンに向けて十分な戦力が揃っている」とドジャースの戦力に高い評価を与えている。

     2位のパドレスについては「スネルとダルビッシュを獲得してメジャー最高の先発ローテーションになった」と評価。3位のヤンキースについては「(特に補強を必要としていない)ドジャースとは異なり、ゲリット・コールに次ぐ先発投手の補強が必要だが、DJ・レメイヒューの去就が決まらないせいでオフシーズンの動きがスローペースになっている」と指摘した。

     4位には昨季リーグ優勝決定シリーズでドジャースを苦しめたブレーブス、5位には前田健太が所属するツインズがランクイン。ただし、5位ツインズと6位ホワイトソックスは僅差だったという。1位から30位までのランキングは以下の通り。

    1位 ドジャース
    2位 パドレス(ダルビッシュ有)
    3位 ヤンキース
    4位 ブレーブス
    5位 ツインズ(前田健太)
    6位 ホワイトソックス
    7位 アスレチックス
    8位 メッツ
    9位 ブルージェイズ(山口俊)
    10位 レイズ(筒香嘉智)
    11位 インディアンス
    12位 カージナルス
    13位 アストロズ
    14位 フィリーズ
    15位 カブス
    16位 レッズ(秋山翔吾)
    17位 マーリンズ
    18位 ブリュワーズ
    19位 エンゼルス(大谷翔平)
    20位 ジャイアンツ
    21位 マリナーズ(菊池雄星)
    22位 ナショナルズ
    23位 レッドソックス
    24位 タイガース
    25位 ロイヤルズ
    26位 ダイヤモンドバックス
    27位 ロッキーズ
    28位 レンジャーズ(有原航平)
    29位 オリオールズ
    30位 パイレーツ

  • 両翼を守る外野手の補強を目指すマーリンズ 選択肢は豊富

    2021.1.3 11:00 Sunday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、マーリンズは両翼を守る外野手の補強を検討しているようだ。マーリンズの外野には左翼にコリー・ディッカーソン、中堅にスターリング・マーテイがおり、また、主力野手が極端に右打ちに偏っているため、ヘイマンは「左打ちの右翼手が理想的」と指摘。フリーエージェント市場には左打ちの外野手が非常に多いため、マーリンズは豊富な選択肢のなかから自軍にフィットする選手を選ぶことができそうだ。

     外野の両翼を守るフリーエージェント選手として最高ランクに位置するのは昨季本塁打と打点の二冠に輝いたマーセル・オズーナだが、メジャーを代表するスモールマーケット球団のマーリンズがこのクラスの選手に手を出すことはないだろう。3年連続打率3割のマイケル・ブラントリーも市場に出ているが、間違いなく複数年契約が必要であり、マーリンズが獲得に動く可能性は低い。

     よって、マーリンズのターゲットはジョク・ピーダーソン、カイル・シュワーバー、エディ・ロサリオといった選手たちになるだろう。いずれも右翼でのプレー経験は少ないが、大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「打撃面で十分に貢献できると判断すれば、マーリンズは彼らを右翼に置く可能性もある」と指摘している。右翼でのプレー経験が豊富な選手のなかから選ぶのであれば、ジョシュ・レディックやノマー・マザーラが候補となりそうだ。

     元ヤンキースの大スター、デレク・ジーターがマーリンズを率いていることを考えると、ブレット・ガードナーの獲得に動く可能性もゼロとは言い切れない。また、昨季右翼手としてチーム最多の22試合にスタメン出場したマット・ジョイスを呼び戻すことも考えられる。

     チーム内にはギャレット・クーパー、ルイス・ブリンソン、ハロルド・ラミレス、マグネウリス・シエラ、モンテ・ハリソン、ヘスス・サンチェスなど多くのレギュラー候補がおり、補強せず現有戦力にチャンスを与える可能性もありそうだ。

  • ドジャースがレメイヒューに興味 大型補強のパドレスに対抗か

    2021.1.3 10:30 Sunday

     ヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューについてヤンキースとメッツのニューヨーク2球団による一騎打ちを予想する声も出ているが、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ドジャースもレメイヒューに興味を持ち続けているようだ。昨季32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースだが、今オフは同地区のパドレスが大型補強を展開。それに対抗すべく、レメイヒューを獲得して戦力アップを狙っているのかもしれない。

     ヤンキースはアーロン・ブーン監督とブライアン・キャッシュマンGMが声を揃えて「レメイヒューとの再契約が最優先」であることを明言しているが、ヤンキースの提示額とレメイヒューの希望額のあいだには大きな開きがあることが報じられている。相思相愛と見られるヤンキースとレメイヒューのあいだにメッツやブルージェイズが入り込む余地があると考えられているのはそのためだが、ドジャースもその動向を注視しているようだ。

     メジャーリーグ公式サイトはドジャースのレメイヒュー獲得について「フリーエージェントとなっているジャスティン・ターナーとエンリケ・ヘルナンデスの動向次第だろう。ただし、後者は他球団に移籍する可能性が高いと見られている」と指摘。ドジャースがターナーと再契約せずにレメイヒューを獲得した場合、レメイヒューはターナーに代わる正三塁手として起用されることになるだろう。

     また、ドジャースはコディ・ベリンジャー、マックス・マンシー、クリス・テイラーといった主力選手のポジションを固定せず、チーム状況に合わせてフレキシブルに起用することでも知られており、本職の二塁のほかに三塁と一塁を守れるレメイヒューも同様の形で起用される可能性がある。

     同地区のパドレスが大型補強を展開するなかで、ドジャースが戦力アップのために何も手を打たないとは考えにくく、レメイヒューを獲得できなかったとしても、何らかの補強が行われることだけは間違いないだろう。

  • ツインズなど5球団が救援右腕・コロメイに興味を示す

    2021.1.3 10:00 Sunday

     昨季ホワイトソックスのクローザーとして12セーブ&防御率0.81をマークしたアレックス・コロメイについて、今オフは目立った動きが報じられていなかったが、「5アイウィットネス・ニュース」のダレン・ウルフソンによると、ツインズが獲得に向けて動き始めているという。また、「FanSided」のロバート・マレーは、コロメイに興味を示しているチームとして、ツインズに加えてナショナルズ、レッドソックス、アストロズ、ホワイトソックスを挙げている。

     現在32歳のコロメイはレイズ時代の2016年に37セーブ&防御率1.91の好成績を残してオールスター・ゲームに初選出。2017年にはメジャー断トツの47セーブを記録し、最多セーブのタイトルを手にした。その後、2度のトレードによりマリナーズを経てホワイトソックスに加入し、2019年は自身3度目となるシーズン30セーブを達成。昨季は21試合に登板して22.1イニングを投げ、2勝0敗12セーブ、防御率0.81、16奪三振の好成績をマークした。

     全投球の大半をカッターと4シームが占める「2ピッチ・ピッチャー」であり、昨季はこの2球種しか投げなかった。通算奪三振率8.17という数字が示すように、クローザーのわりに奪三振が少ないのも特徴である。昨季は自己ベストの防御率0.81を記録し、本塁打を1本も打たれなかったが、ツキに恵まれていたことを指摘する専門家もおり、評価は見た目の数字ほど高くない。32歳という年齢も懸念材料となっているようだ。

     ツインズは過去2シーズンにわたってテイラー・ロジャースがクローザーを務めているが、昨季は自己ワーストの防御率4.05に終わるなど安定感を欠く場面も目立った。トレバー・メイ、タイラー・クリッパード、セルジオ・ロモ、マット・ウィスラーといった救援投手がフリーエージェントとなったため、コロメイを獲得してロジャースをセットアッパーに戻すことも検討しているのかもしれない。

  • 田中「全ての球団の中から考える」 MLB公式サイトも伝える

    2021.1.3 09:30 Sunday

     「NJ.com」のランディ・ミラーは「田中将大はヤンキースと再契約しない場合、日本復帰を検討する可能性がある」「コンテンダー(=優勝争いをするチーム)ではないチームとの契約には興味を持っていない」といったことを伝えていたが、田中は日本時間1月2日に自身のTwitterを更新してこの報道を否定。契約先の候補を限定せず、興味を示してくれている全てのチームのなかから考えていることを明言した。メジャーリーグ公式サイトもこの田中のツイートについて伝えている。

     田中は「自分自身の今後について、ヤンキース、または日本でプレーする以外の選択肢はないといった内容の記事が一部メディアで報道されていますが、そのような事実はありません。この段階では、来季プレーをしたいチームを限定しておらず、自分に興味を持ってくださる全ての球団の中から考えています。(原文ママ)」とツイート。ミラーが伝えた内容を明確に否定した。

     今オフの移籍市場では、すでにマイク・マイナー(2年1800万ドル)、チャーリー・モートン(1年1500万ドル)、ドリュー・スマイリー(1年1100万ドル)、ロビー・レイ(1年800万ドル)、アンソニー・ディスクラファーニ(1年600万ドル)といった先発投手がすでに契約を手にしており、田中は年平均1200万ドル前後の契約が予想されている。2年2400万ドルあるいは3年3600万ドルあたりが決着ラインとなりそうだ。

     なお、ヤンキースは2020年シーズンの首位打者に輝いたDJ・レメイヒューとの再契約を最優先課題としており、レメイヒューの去就が確定するまで他の補強に動けない状況が続いている。レメイヒュー自身もヤンキース残留を希望していると見られるが、ヤンキースの提示額とレメイヒューの希望額のあいだには大きな開きがあるという。メッツやドジャースが争奪戦に加わる可能性があることも報じられており、ヤンキースにとって予断を許さない状況となっている。

  • 菅野が最終決定に向けて渡米 MLB公式サイトも伝える

    2021.1.3 09:00 Sunday

     読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指して菅野智之のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っている。そんななか、菅野が元日に渡米していたことがスポーツ報知などの報道で明らかになった。代理人のジョエル・ウルフと合流してメジャーリーグ球団との最終交渉も含め、決断に向けたミーティングなどを行うと見られており、メジャーリーグ移籍へのプロセスはいよいよ最終段階を迎えている。

     メジャーリーグ公式サイトは日本時間1月3日、「メジャーリーグ球団との交渉期限まで1週間を切り、菅野は渡米している。最終決定を下すためだと思われる。日本のスポーツ報知によると、菅野は金曜日に渡米して代理人のジョエル・ウルフと合流し、興味を示しているチームとのミーティングを行う可能性があるようだ」と伝えた。

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは、菅野に対してブルージェイズ、パドレス、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックスなどが興味を示していることを伝えていたが、このうちパドレスはブレイク・スネルとダルビッシュ有を獲得したことにより菅野争奪戦から撤退する可能性が高いと見られている。それでも依然として複数のチームが菅野獲得を狙っており、ポスティング不成立が発表された西川遥輝(北海道日本ハムファイターズ)のような事態にはならないだろう。

     「ESPN」のカイリー・マクダニエルは12月上旬に公開したフリーエージェント選手ランキングのなかで菅野が2年2400万ドルの契約を手にすることを予想していたが、大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「メジャーリーグ球団が先発2~3番手を任せられる投手であると判断した場合、3年契約になる可能性や年平均の金額が上昇する可能性もある」と伝えている。複数のチームによる争奪戦となっていることを考慮すると、3年4000万ドル前後が決着ラインとなるかもしれない。

  • 西川遥輝の交渉期限は3日午前7時 現地からの報道は皆無

    2021.1.2 12:30 Saturday

     北海道日本ハムファイターズからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している西川遥輝のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間1月3日午前7時に迫っている。ところが、レンジャーズと2年契約を結んだ有原航平や複数球団が興味を示していることが報じられている菅野智之とは異なり、メジャーリーグ球団が西川に興味を示しているという報道は現地からは聞こえてこない。西川は交渉期限までに契約を手に入れることはできるのだろうか。

     西川の状況については、日刊スポーツが日本時間12月31日にアストロズ、ダイヤモンドバックス、カージナルス、ブルージェイズなど複数の球団が興味を示し、本格的に調査を行っていることを報じているが、現地からの報道は皆無。様々なメディアからの情報をカバーする大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」でも、西川に関する情報はポスティング公示された時点で止まっている。交渉の進捗に関する情報が全くないというのが実情だ。

     西川は通算出塁率.382という出塁能力の高さ(選球眼の良さ)と盗塁王3度&シーズン40盗塁以上4度というスピードが最大の売りだが、長打力不足が明白であることに加え、肩の弱さがメジャーリーグ球団にとって懸念材料になっていると見られる。2017年から4年連続でゴールデングラブ賞を受賞しているものの、肩の弱さを考えるとメジャーリーグでプレーする場合のポジションは左翼に限られてしまうだろう(ゴールデングラブ賞6度の秋山翔吾ですら中堅より左翼を守る機会のほうが多かった)。

     フリーエージェントの外野手市場はここまでほとんど動いておらず、ジョージ・スプリンガーら有力選手だけでなく、デライノ・デシールズやビリー・ハミルトンなど西川と似たタイプの選手も市場に多く残っている。コロナ禍における移籍市場の動きの遅さもあり、西川にとっては逆風とも言える状況だが、西川のポスティングはどんな結末を迎えることになるのだろうか。

  • マーリンズがベテラン救援左腕・デトワイラーとメジャー契約へ

    2021.1.2 12:00 Saturday

     「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュが日本時間1月2日に自身のTwitterで伝えたところによると、マーリンズは昨年9月下旬にホワイトソックスから放出されてフリーエージェントとなっていた34歳のベテラン救援左腕ロス・デトワイラーと1年契約(メジャー契約)を結んだようだ。ナショナルズ時代に先発投手として2ケタ勝利をマークしたこともあるデトワイラーだが、16試合すべてにリリーフで登板した昨季と同様、マーリンズでもブルペンの一角を担うことになりそうだ。

     デトワイラーは2007年のドラフトでナショナルズから全体6位指名を受けてプロ入り。「ベースボール・アメリカ」のプロスペクト・ランキングでは2008年シーズン開幕前に全体51位という高評価を受けていた。自己ベストのシーズンは2012年で、33試合(うち27先発)に登板して164.1イニングを投げ、10勝8敗、防御率3.40、105奪三振をマーク。しかし、2ケタ勝利と規定投球回到達は後にも先にもこの1度きりである。

     2014年オフにナショナルズから放出されたあとは、レンジャーズ、ブレーブス、インディアンス、アスレチックス、カブス、マリナーズと多くのチームを転々とし、2018年と2019年には独立リーグでのプレーも経験。2019年5月にホワイトソックスと契約し、この年は18試合(うち12先発)に登板して3勝5敗、防御率6.59に終わったが、昨季はリリーフに専念して16試合で1勝1敗、防御率3.20とまずまずのピッチングを見せた。

     球威には欠けるものの、スライダーとシンカーを中心としたピッチングで昨季はゴロ率58.3%を記録。9月に防御率7.50と崩れ、戦力外となってしまったが、開幕から9試合連続無失点を継続し、シーズン終盤まで防御率1点台を維持していた。マーリンズのブルペンにはリチャード・ブライアーとスティーブン・タープリーくらいしか左腕がおらず、経験豊富なデトワイラーは貴重な戦力となるだろう。

  • 不動の三遊間を誇るパドレス キム・ハソンの起用法は?

    2021.1.2 11:30 Saturday

     パドレスは韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していた金河成(キム・ハソン)を4年契約で獲得したが、その起用法に注目が集まっている。なぜならキムがキウムで主に守ってきた遊撃と三塁には、フェルナンド・タティスJr.とマニー・マチャドという不動のレギュラーがいるからだ。二塁でのプラトーン起用や内外野でのユーティリティ起用などが取り沙汰されているが、パドレスはキムをどう起用するつもりなのだろうか。

     パドレスのレギュラー野手の顔ぶれを確認してみると、内野は一塁エリック・ホズマー、二塁ジェイク・クロネンワース、三塁マチャド、遊撃タティスJr.という不動の布陣。外野には左からトミー・ファム、トレント・グリシャム、ウィル・マイヤーズの3人が入る。捕手はオースティン・ノラがメインで、投手に合わせてビクトル・カラティーニが起用されることになるだろう。

     キムはプロ1年目の2014年こそ内野の全4ポジションを守ったが、2015年からの3シーズンは遊撃一本。2018年から三塁を守るケースも出てくるようになり、昨季はシーズン途中でアディソン・ラッセルが加入したため、自己最多の55試合で三塁の守備に就いた。しかし、パドレスの三遊間には不動のレギュラーがおり、キムが出場機会を確保するためには他のポジションに移らざるを得ない。

     キムが守るポジションとして有力視されているのが二塁だ。メジャー2年目を迎えるクロネンワースは昨季新人王投票で2位タイにランクインする活躍を見せたが、このクロネンワースを左翼へコンバートしてキムのポジションを空ける案が浮上している。左打ちのクロネンワースと右打ちのファムをプラトーンで起用することもできる。

     キムがレギュラーに定着するほどの活躍を見せられない場合、二塁でキムとクロネンワースがプラトーン起用される可能性もある。また、クロネンワースが二塁、ファムが左翼のレギュラーとなり、キム自身が内野と外野を兼任するユーティリティとして使われる可能性もあるだろう。

     二塁と左翼の2枠をキム、クロネンワース、ファムの3人が争う構図となっており、キムがレギュラーの座を確保するためには、昨季キウムで「3割30本100打点」をクリアした打撃力がメジャーでも通用することを証明する必要がありそうだ。

  • 米解説者「レメイヒューはヤンキースがまさに必要としているもの」

    2021.1.2 11:00 Saturday

     ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューとの再契約を今オフの最優先課題としているが、ドジャースなどで活躍した元メジャーリーガーのスティーブ・サックスも「ヤンキースはレメイヒューを呼び戻す必要がある」と主張する。サックスは、本塁打を量産する一方で三振が多い打者ばかりが並ぶヤンキースにおいてレメイヒューは貴重な存在であり、打線のバランスを取る存在としてレメイヒューは必要不可欠であると考えているようだ。

     サックスは日本時間1月2日に出演した「MLBネットワーク」の番組内で「チームに貢献してくれた選手や確実に活躍を期待できる選手は大切にしなければならない。そうした選手を無下にしたり、契約についてスマートになりすぎたりしてはいけない」と語り、ヤンキースはレメイヒューの希望に沿って再契約を結ぶべきだと主張。「なんてことだ。彼は(これ以上)何をして、何を証明しなければならないのだろう」とレメイヒューの再契約交渉が進展しない現状を嘆いた。

     サックスは、レメイヒューのことを「ヤンキースがまさに必要としているものだ」と高く評価。ヤンキース打線にはアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、ルーク・ボイト、ゲーリー・サンチェスといった長距離砲が並んでいるものの、いずれも三振の多い安定感に欠ける打者であり、故障離脱が目立つ選手も多い。レメイヒューのように素晴らしいコンタクト能力を誇り、故障離脱も少ない選手は、打線のバランスを取る存在としてヤンキースに必要不可欠というわけだ。

     サックスはさらに、レメイヒューの打撃技術について「バットからのボールの出方が(他の選手とは)何か違っている。野球への取り組み方も素晴らしい。他の選手とは違うんだ」とコメント。ドン・マティングリー、ウェイド・ボッグス、トニー・グウィンといったレジェンドたちの名前を比較対象として持ち出すなど、レメイヒューへの賛辞は止まらなかった。

  • フィリーズ 「プランB」はカブスの正捕手・コントレラスか

    2021.1.2 10:30 Saturday

     フィリーズは自軍からフリーエージェントとなったJ・T・リアルミュートとの再契約を今オフの最優先課題としているが、コロナ禍での財政難により十分な資金を用意できない可能性がある。そうした状況を踏まえ、「NBCスポーツ・フィラデルフィア」のコリー・サイドマンは、フィリーズがリアルミュートと再契約しない(できない)場合の「プランB」について、ベストの選択肢としてウィルソン・コントレラス(カブス)の名前を挙げている。

     メジャーリーグ公式サイトは「リアルミュートのほうが優れた選手だが」と前置きしつつも、リアルミュートとコントレラスには「強打、強肩、捕手のわりには俊足」といった多くの共通点があることを指摘。「フィリーズにとって魅力的なターゲットとなり得る」と述べている。ただし、カブスのジェッド・ホイヤー編成本部長はコントレラスの放出に否定的な見解を示しており、獲得には複数の有望株を含むかなりの対価が必要となるだろう。

     サイドマンは「リアルミュート獲得にかかる費用とコントレラス獲得に必要な対価を比較したとき、フィリーズにとってどちらがベターな選択であるかを判断するのは難しい」と述べる一方、「リアルミュートの代役としてコントレラスが現時点でベストの『プランB』であることに疑いの余地はない」と断言。デーブ・ドンブロウスキー編成本部長は大物選手獲得のために有望株放出を厭わない人物であることが知られており、フィリーズがコントレラス獲得に動く可能性がないとは言い切れない。

     現在28歳のコントレラスは昨季57試合に出場して打率.243、7本塁打、26打点、OPS.763を記録。2018~19年には2年連続でオールスター・ゲームに選出されている。2022年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定であり、ホイヤーは否定しているものの、ダルビッシュ有に続いてトレードで放出される可能性が取り沙汰されている。

  • ブルージェイズ 2020年サイ・ヤング賞のバウアーと交渉へ

    2021.1.2 10:00 Saturday

     ブルージェイズは今オフ大型補強を行うことが予想され、多くのフリーエージェント選手に興味を示していることが報じられていたが、いよいよ大物選手の獲得に向けて動き始めたようだ。トレバー・バウアーによると、ブルージェイズから連絡があり、交渉を行うことになったという。バウアーは「投手コーチ(ピート・ウォーカー)やハイパフォーマンス部門のスタッフと話して、ブルージェイズからのオファーを確認するつもりだ。前進しているね」と今後の予定を明らかにした。

     データサイト「FanGraphs」によると、現時点で予想されているブルージェイズの今季年俸総額は8400万ドル。これは球団史上最高を記録した2017年(1億6300万ドル)の半分程度に過ぎず、コロナ禍による経営規模縮小の傾向を考慮しても、ブルージェイズには大物選手を獲得するだけの余裕がある。ブルージェイズが今オフ大型補強を行うことが予想されているのは、これが大きな理由だ。

     また、ブルージェイズのマーク・シャパイロ球団社長とロス・アトキンスGMにはバウアーとの縁がある。バウアーは2012年オフにダイヤモンドバックスからインディアンスへトレードで移籍したが、このときインディアンスで球団社長を務めていたのがシャパイロ、選手育成部門のディレクターを務めていたのがアトキンスだった。

     ブルージェイズは現時点で柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ロビー・レイ、タナー・ロアーク、ロス・ストリップリング、ネイト・ピアソンの5人で先発ローテーションを形成することが予想されているが、バウアーの獲得に成功すればストリップリングをロングリリーフに回したり、有望株のピアソンにマイナーで実戦経験を積ませたりすることが可能になる。バウアーと柳のダブルエース体制は、レイズやヤンキースといった同地区のライバル球団にとって大きな脅威となるだろう。

     なお、ブルージェイズはジョージ・スプリンガーをめぐってメッツとの一騎打ちを繰り広げているが、両球団の提示額とスプリンガーの希望額のあいだには依然として大きな開きがあることが報じられている。

  • パドレスの大補強がロッキーズの解体を加速させる可能性も

    2021.1.1 16:00 Friday

     年末の移籍市場はパドレスの話題で持ちきりとなった。ブレイク・スネル、ダルビッシュ有、金河成(キム・ハソン)を次々に獲得し、「打倒・ドジャース」に向けて戦力を大幅アップさせたのだ。これによりナショナル・リーグ西部地区はドジャースとパドレスの優勝争いがさらに激化すると見られるが、この2強状態は他球団の編成に影響を与える可能性がある。「MLBネットワーク」の解説者であるダン・プリーサックはロッキーズのチーム解体が加速する可能性について言及した。

     プリーサックは日本時間12月30日に出演した「MLBネットワーク」の番組内で「(パドレスの大補強によって)ロッキーズはチーム解体への動きを加速させ、ノーラン・アレナードの放出に動くことになると思う」とコメント。「この地区はドジャースが首位の座を独占し、8年連続で地区優勝してきた。今、パドレスはファーストクラスの飛行機に乗り、トップの座を目指している。アレナードは2021年のオールスター・ブレイクまでにトレードされると思う」とナ・リーグ西部地区の状況を分析した。

     ロッキーズにとっての問題は、アレナードの放出によってトップクラスの有望株を獲得できる可能性が極めて低いことだ。カブスがダルビッシュの対価として得たパッケージを見てみると、3年5900万ドルの契約を残しているサイ・ヤング賞投票2位の右腕(と控え捕手のビクトル・カラティーニ)の交換で得られたのは、今季7勝のザック・デービースと有望株4名。うち3名は10代の未知数な選手であり、パドレスの有望株ランキング上位10人からは1人も獲得できなかった。

     アレナードは6年1億9900万ドルという巨額の契約を残しており、1年後のオフにオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェントとなる可能性がある。また、昨季は8年連続のゴールドグラブ賞に輝いたとはいえ、左肩の故障に悩まされ、打率.253、8本塁打、26打点、OPS.738と低調な成績に終わった。ダルビッシュと比較すると、残っている契約の面でも昨季の成績の面でも条件が悪く、ある程度の年俸負担をしなければ放出すらままならないだろう。

     とはいえ、優勝争いに加われず、チーム再建すら進まないという無駄な時間を過ごすわけにはいかない。ロッキーズにとって難しい選択を迫られるオフシーズンとなりそうだ。

  • Rソックス 名手・ブラッドリーJr.との再契約交渉を継続中

    2021.1.1 15:30 Friday

     レッドソックスはレイズから放出されたハンター・レンフローと1年契約を結んだが、チーフ・ベースボール・オフィサーのチェイム・ブルームはジャッキー・ブラッドリーJr.との再契約の可能性を閉ざしていないことを公言してきた。ブルームは日本時間12月31日に出演したラジオ番組で「オフシーズンを通してブラッドリーJr.と定期的に連絡を取り合っている」ことを改めて明言。2018年にゴールドグラブ賞を受賞した名手がレッドソックスに残留する可能性は残されているようだ。

     レッドソックスは正中堅手のブラッドリーJr.がフリーエージェントとなってレンフローが加入。現時点では正右翼手のアレックス・ベルドゥーゴを中堅に移し、左翼アンドリュー・ベニンテンディ、中堅ベルドゥーゴ、右翼レンフローが基本布陣になると見られている。

     しかし、レンフローは2017年からの3シーズンで85本塁打を放っているものの、昨季レイズで打率.156に終わったように、レギュラーをフルシーズン安心して任せられる選手ではない。メジャー通算で左腕をOPS.912(右腕は.717)を得意としていることからも、左打者のベニンテンディやベルドゥーゴとのプラトーン起用が適任であると言われている。レッドソックスが依然としてブラッドリーJr.との再契約を検討しているのはそのためだ。

     ブラッドリーJr.のような高い守備力を持つ選手はメジャーでもそれほど多くなく、2017年以降のOAA(Outs Above Average:平均と比較してどれだけ多くのアウトを取ったかという守備指標)はメジャー8位となる+49を記録。これを上回るのはムーキー・ベッツ(ドジャース)やケビン・キアマイアー(レイズ)といった超一流の名手たちだけだ。

     2020年シーズンに打率.283、7本塁打、OPS.814と打撃面で上々の活躍を見せたこともブラッドリーJr.の評価を高めている。プロ入りからレッドソックス一筋でプレーしてきた名手は、愛着のあるチームに留まることになるのだろうか。

  • パドレス さらなる戦力充実に向けてプロファーとの再契約に興味

    2021.1.1 15:00 Friday

     昨季14年ぶりのポストシーズン進出を成し遂げたパドレスはブレイク・スネル、ダルビッシュ有、金河成(キム・ハソン)を次々に獲得し、「打倒・ドジャース」の態勢を着々と整えている。地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシーによると、先発投手の補強を終えたパドレスはさらなる戦力充実に向けてブルペンと控え外野手の補強にシフトしつつあり、カービー・イエーツに加えてジュリクソン・プロファーとの再契約にも興味を示しているようだ。

     パドレスがキムを獲得した時点でプロファーと再契約を結ぶ可能性は消滅したかに思われた。キム自体もレギュラーの座は保証されておらず、プラトーン起用やユーティリティ起用の可能性が取り沙汰されているからだ。そこにプロファーが加われば、さらに人員がダブついてしまうことになる。しかし、パドレスが依然としてプロファーに興味を示しているということは、「打倒・ドジャース」のためにはそれくらい充実した戦力が必要だと考えているのだろう。

     現在27歳のプロファーは昨オフにアスレチックスからトレードでパドレスに加入し、2020年シーズンは56試合に出場して打率.278、7本塁打、25打点、7盗塁、OPS.771を記録。ジェイク・クロネンワースの台頭やトミー・ファムの故障といったチーム事情もあり、当初予定されていた二塁よりも左翼を守る機会のほうが多かったが、左翼を守れることを証明したことがプロファーの価値を高めたとも言える。

     パドレスは二塁にクロネンワース、左翼にファムがおり、ここにキムも加わるため、必ずしもプロファーを呼び戻す必要はない。エイシーによると、パドレスは年俸500万ドル前後での再契約を希望しているようだが、レギュラー待遇でないことも含め、プロファーがパドレスからのオファーに満足するかどうかは不透明だ。

     とはいえ、キムの獲得後もプロファーとの再契約を目指していることからもわかるように、パドレスが本気で「打倒・ドジャース」を目指していることは間違いなさそうだ。

  • FAの田中が楽天復帰を検討か 現地メディアが伝える

    2021.1.1 13:00 Friday

     「NJ.com」のランディ・ミラーによると、ヤンキースからフリーエージェントとなった田中将大はヤンキースと再契約できない場合、日本球界への復帰を検討する可能性があるようだ。田中に近い関係者の話としてミラーが伝えている。その関係者によると、田中は長年にわたって自身のキャリアを東北楽天ゴールデンイーグルスで終えることを計画しており、もし今オフ日本球界へ復帰するのであれば、その契約先は2007年から2013年まで7年間プレーした楽天ということになりそうだ。

     匿名を希望しているその関係者は、田中がヤンキースとの再契約を希望しており、オファーの規模にかかわらず、2021年シーズンに優勝争いに加わる可能性がないチームとの契約は望んでいないという。さらに、田中がエンゼルスと契約する可能性が低いことにも言及した。

     現在32歳の田中は2013年オフにポスティング制度を利用してメジャーリーグに挑戦し、7年1億5500万ドルでヤンキースと契約。メジャー1年目から6年連続で2ケタ勝利をマークし、今季は打球が頭部に直撃するアクシデントがあって出遅れたものの、10先発で3勝3敗、防御率3.56と例年通りの安定したピッチングを披露した。メジャー7年間の通算成績は78勝46敗、防御率3.74。5度出場したポストシーズンでは通算10先発で5勝4敗、防御率3.33を記録している。

     ヤンキースとの最初の7年契約では年平均のサラリーが2200万ドルを超えていた田中だが、ミラーは田中がヤンキースと再契約する場合、「年平均1200万ドル前後の1年契約または2年契約になるだろう」と予想。今オフ、チャーリー・モートンが1年1500万ドル、ドリュー・スマイリーが1年1100万ドル、マイク・マイナーが2年1800万ドルの契約を手にしていることを考えると、妥当な金額と言えそうだ。

     DJ・レメイヒューの去就が決まらず、なかなか身動きの取れない状況が続いているヤンキースだが、再契約を希望している田中について、どんな決断を下すのだろうか。

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