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  • 引退したオルティスがテレビ番組を通じて就職活動開始

    2018.1.27 14:00 Saturday

     オフは移籍や年俸、慈善活動など様々な話題がある。ファンにとっては現役選手だけではなく、引退した選手も何をやっているのかが気になるところだ。一昨年限りで引退したデービッド・オルティスはなんと自身のニックネームをタイトルにした番組をスタートさせることになった。

     その番組の名前は「BIG PAPI NEEDS A JOB」。その名の通り、オルティスが新しいことに挑戦していく番組でMLB.comの動画紹介コーナー「Cut4」ではその様子が紹介されており、オルティスが試行錯誤を繰り返しながら楽器を演奏する姿がある。

     現役引退後はのんびりと生活していたオルティスだったが何もしない姿にしびれを切らした家族の様子をみて、就職活動を始めることになった。それが今回の番組であり、今後は音楽のほかにも料理人や警察官といった他業種にも挑戦する予定だ。

     野球選手としてはワールドシリーズMVPや本塁打王など数多くのタイトルを獲得して球界を代表する打者として栄光の日々を過ごしていたオルティス。果たして第2の就職先でも成績を残すことができるか、野球ファンのみならず多くの人々が注目している。

  • 今季のナショナルズのキープレーヤーはイートンか

    2018.1.27 13:00 Saturday

     ナ・リーグ東地区3連覇に向けて今オフのナショナルズは着々と戦力を整えている。既にマット・アダムズやハウィー・ケンドリック、ブランドン・キンツラーと契約を済ませ、次はアダム・イートンの復帰に期待を寄せている。

     イートンは昨年、ホワイトソックスから移籍するもシーズン開幕当初に左膝を痛めて故障者リスト(DL)入り。そのままシーズンが終了してしまい、試合出場は4月のみで成績は23試合で打率.297 2本塁打 13打点と不本意な成績に終わった。11月にはDLから外れ、新たなシーズンに向けてトレーニングを続けている。

     ナショナルズは昨年の開幕当初から打線が絶好調で4月はメジャー全体1位となる170得点を記録した。また、1試合の平均得点は脅威の6.80を誇り、ヤンキースの5.57を上回っている。このように打線に活気を与えたのはイートンとされておりプレーは故障の影響で4月のみに終わったものの、シーズン最後まで打線の一角を担っていた場合はさらに強力打線を形成していただろう。

     ナショナルズがイートンを獲得した理由の1つとしてはチームへの勝利貢献度を表す「WAR」の高さが挙げられる。ホワイトソックス時代の2016年には球界全体の外野手の中で4位となる6.2の数値を誇った。当時は157試合に出場して打率.284 14本塁打 9打点の成績を残し、打撃面での成長を印象づけた。ナショナルズに移籍しリーグが変わったとはいえ、4月の打率が.297と好スタートを切っていたことからフル出場すればキャリアハイの成績を残す可能性があった。

     チームのマイク・リゾーGMは「今オフはアダムズやケンドリック、キンツラーと契約を交わした。イートンが復帰こそがナショナルズにとって大きな補強になる」とコメント。巻き返しに燃えるイートンに注目している。

     果たしてイートンはリゾーGMの期待に応えることができるのか、チームのカギはこの男が握っている。


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  • ロイヤルズがレギュラー遊撃手のエスコバーと再契約へ

    2018.1.27 12:00 Saturday

     2015年以来のワールドシリーズを目指すロイヤルズにとって守備の要の1つである遊撃のポジションを固めなければならない。そんな中、FAとなっていた遊撃手のアルシデス・エスコバーと再契約する見込みとなった。

     31歳のエスコバーは昨年、遊撃のレギュラーとして2年連続となる全162試合に出場した。しかし、近年と比べると打撃成績が下降し打率.250 6本塁打 54打点と不本意な結果に終わった。また、盗塁数も以前は20から30は記録していたが、昨年はわずかに「4」のみだった。今オフは7年契約が満了したことでFAとなっていた。

     契約については「ESPN」のバスター・オルニー記者は「ロイヤルズはエスコバーと1年250万ドルで再契約をした」とレポートしている。

     エスコバーの魅力はロイヤルズ7年間で3度、全試合に出場したタフネスさにある。チームのデイトン・ムーアGMは「彼はバックアップとしてチームに戻ってくることはない。全試合に出場した実績があるようにこれからも遊撃のレギュラーとして活躍してくれるだろう」と期待を寄せている。エスコバーがFAになっている時期にはラウル・モンデシーをレギュラーにする案があったが、エスコバーの残留によってロレンゾ・ケインが抜けた中堅を守る見込みだ。それでもチームの計画ではモンデシーの成長のために3Aスタートで試合経験を積ませるというが、現時点では明確な戦略が決まっていない。

     2015年にゴールドグラブ賞に輝いたエスコバーの帰還によってウィット・メリーフィールドとの二遊間コンビが復活することになる。チーム屈指の名手は今季、打撃復活にも期待がかかる。果たして再びワールドチャンピオンになれるかどうか彼のプレーに注目だ。


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  • 主力選手を次々に放出 マーリンズの再建は成功するのか

    2018.1.26 18:30 Friday

     日本時間1月26日にクリスチャン・イェリッチのトレードが成立し、マーリンズは今オフのうちに昨季のレギュラー野手8人のうち4人をトレードで放出したことになった。彼らの対価として若手有望株を手に入れたマーリンズだが、この大胆なチーム再建は成功するのだろうか。

     まず、MLB公式サイトに掲載されている球団別プロスペクト・ランキングTOP30を見てみよう。チーム内で上位の有望株と言えるTOP10のうち、マーリンズ生え抜きの選手は3人だけ。1位のルイス・ブリンソン、2位のモンテ・ハリソン、9位のイサン・ディアスは今回のイェリッチとのトレードで獲得した選手であり、3位のサンディ・アルカンタラと7位のマグネウリス・シエラはマーセル・オズーナとのトレードでカージナルスから移籍。4位のジョエル・グスマンはジャンカルロ・スタントンのトレード、10位のニック・ニーダートはディー・ゴードンのトレードでマーリンズに加わった。

     要するに、現在のマーリンズのマイナー組織は主力選手を放出して得た対価で成り立っている状態なのである。TOP10にランクインしている生え抜き選手のうち、5位のトレバー・ロジャースは昨年のドラフト全体13位、6位のブラクストン・ギャレットは一昨年のドラフト全体7位で指名した選手であり、ドラフト指名時の評価が持ち越されてこの位置に名を連ねているに過ぎない。マーリンズが発掘して育て上げた有望株はTOP10圏内にほぼ見当たらないのだ。

     これはマーリンズの将来に不安を抱かせる事実であると言っても過言ではない。いくら主力選手を放出して有望株をかき集めたところで、その素材をモノにする環境が球団内に整っていないからだ。ただし、スタントンやオズーナ、イェリッチはマーリンズと契約してプロ野球選手になり、マーリンズに育てられてスター選手へと成長していった。素材が良ければ環境は関係ないという見方もできるかもしれないが、マーリンズがスター選手を育て上げたという事実があることは揺るがない。一連のトレードで獲得した有望株たちを彼らのように育て上げることができるかが、再建の成否を分けることになるだろう。

     年俸総額の大幅な削減に成功したデレク・ジーターは今後、魅力的なチームを作り上げていくために有望株の育成に力を入れるはず。有望株をかき集めたところで満足せず、彼らをしっかり育て上げることができれば、マーリンズには明るい未来が待っているはずだ。


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  • メジャー昇格に向けて準備を整える剛腕・コペック

    2018.1.26 17:30 Friday

     ホワイトソックスのファンがメジャー昇格を待ち続けている投手がいる。時速100マイル超の速球を武器とする21歳の剛腕、マイケル・コペックだ。コペックは「メジャー昇格の時期は自分でコントロールできない」としつつも、いつそのときが訪れてもいいように準備を進めている。

     現在、多くのホワイトソックス・ファンが気になっているのが「コペックはいつメジャーに昇格してくるのか」ということである。クリス・セールとのトレードでヨアン・モンカダらとともにホワイトソックスに加入した昨季、コペックはAA級で22試合に先発して8勝7敗、防御率2.87、奪三振率11.69をマークし、AAA級でも3先発で防御率3.00と結果を残した。常時90マイル台後半の速球を投げ込むこの右腕に対する期待は非常に大きく、ファンはメジャー昇格のときを待ち続けているのだ。

     この質問をコペックは「リック・ハーンGMに聞いてくれ」と上手くかわした。「僕が決めることではないからね」というのがその理由だ。「僕は自分がコントロールできることをやるだけだよ。神に与えてもらった能力を最大限に生かして、良いピッチングをするだけさ」と語るコペックにはメジャー昇格を焦る様子は全く見られない。

     速球に対して高い評価を得ているコペックは現在、チェンジアップの向上に取り組んでいる。「ブルペンで投球練習をするたびに、より多くのストライクを投げられるようになっている。チェンジアップをどんなカウントでも投げられるようにすることが、この春の目標だよ」とコペック。最高級の速球にチェンジアップが加われば、もはや打者はお手上げだろう。

     昨季のマイナーでの与四球率は4.35と制球面にも課題を抱えるコペック。その点は本人もしっかり自覚しており、「俺はここでプレイすべきだとか、俺はこのレベルに相応しいだとか、そういうことを言うつもりはない。僕はまだ何も成し遂げていないのだから」と謙虚な姿勢を崩さない。そんなコペックは、メジャー昇格に備えて心身ともに万全の状態を整えようと準備を進めている。「震えたり、緊張したり、圧倒されたりしたくないんだ。しっかり準備をして、実力を発揮できるようにしておきたい」と語るコペックの活躍をメジャーの舞台で目撃する日は、今季中に必ずやってくるはずだ。


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  • 44歳右腕・コローンが故郷のドミニカ共和国で投球を披露

    2018.1.26 16:15 Friday

     オフシーズンでは毎年のようにFA選手の去就が注目される。それでもいつ契約がまとまるかどうかは不明で実績を残した選手でも長期間待つことになる。もちろんそれには年齢関係なく、ベテラン投手にとっても耐え時だ。ツインズからFAとなっているバートロ・コローンも「その時」を待っている。

     44歳のコローンは昨年、ブレーブスで開幕を迎えるも成績が振るわず、夏場に退団が決まった。その後はツインズとマイナー契約を結び、すぐにメジャー復帰を果たすと5勝6敗 防御率5.18の成績を残した。シーズン通算では28試合に登板して7勝14敗 防御率6.48だった。ちなみに日本時間8月5日のレンジャーズ戦では9回4失点で完投勝利を飾っている。

     シーズン終了後にFAになったが、現時点で一昨年まで所属していたメッツがコローンとのマイナー契約を検討しているという話がある。本人も「戻ることができるなら戻りたい」とコメントを残し、現役続行に向けて意気込んでいる。しかし、まだ正式発表はされていないため待つしかない状態になっている。

     現在のコローンは故郷のドミニカ共和国に帰り、投球練習を行っている。「MLB.com」の動画コーナー「Cut4」でその様子が公開されており、そこにはドミニカの球場でストライク投球を披露するコローンの姿がある。その動画の中で驚くべきことに捕手のミットがまったく動かないのだ。その動画を通じて44歳になっても制球力は健在でまだまだプレーできることをアピールしているかのようにもみえる。

     果たしてコローンの今季の所属先は無事に決まるだろうか。あと6勝に迫ったラテンアメリカ出身選手の通算勝利数「245」の更新が現役を続けるモチベーションの1つになっていることだろう。

  • 最強の1番打者・ブラックモンが中軸を打つ可能性

    2018.1.26 15:00 Friday

     チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)は昨季、1番打者として様々な記録を樹立した。名実ともに「最強の1番打者」となった感のあるブラックモンだが、チームの戦力アップに繋がるのであれば1番を他の選手に譲り、打線の中軸を打つ準備もできているようだ。

     昨季のブラックモンは自己最多の159試合に出場し、打率.331、37本塁打、104打点、14盗塁、OPS1.000の大活躍。37本塁打はノーラン・アレナードと並んでチーム最多の数字であり、自身初の打撃タイトルとなる首位打者を獲得した。シーズン104打点のうち103打点を1番打者として叩き出し、これは2000年にダリン・アースタッド(当時エンゼルス)が樹立した100打点を上回るメジャー新記録。383塁打も1番打者としてはメジャー新記録であり、長打86本も1番打者のナ・リーグ新記録となった。ブラックモンが「リードオフを打つのは快適だよ」と語る通りの結果となったわけだが、その一方でブラックモンは「打線の組み方としてはベストの形ではないかもしれないね」と、自身がリードオフマンを外れたほうが打線として良い形になるのではないかとの考えも示している。

     カルロス・ゴンザレスがフリーエージェントとなってチームを去り、ロッキーズは現在3番打者が不在の状況となっている。2番打者のDJレメイヒューと4番打者のアレナードはいずれも右打者であり、3番に入るのは左打者が理想。ここに昨季首位打者のブラックモンを入れようというアイディアが出てくるのは、ごく自然な流れである。ブラックモン自身は打線がより良い形になるのであれば打順の変更を受け入れる姿勢を示しており、「まだ話し合いをしたわけではないけど、可能性はあると思っているよ。良いアイディアなんじゃないかな」と打順の変更に前向きなコメントを残している。

     ゴンザレスの代わる正右翼手の候補としてはヘラルド・パーラ、ライメル・タピア、デービッド・ダールらの名前が挙がっているが、この3人はいずれも左打者。昨季を全休したダールは、デビューイヤーの2016年に63試合で打率.315、7本塁打、OPS.859の好成績を残しており、コンディションさえ万全ならば3番を任せることのできる好打者である。ブラックモンの打順については、彼らの状態を見ながら最終的な判断が下されることになりそうだ。


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  • 大型補強のブリュワーズがナ・リーグ中部地区を面白くする

    2018.1.26 14:30 Friday

     クリスチャン・イェリッチとロレンゾ・ケインを獲得し、ポストシーズン進出を目指す姿勢を明確にしたブリュワーズ。今季のナ・リーグ中部地区では、カブス、ブリュワーズ、カージナルスによる「三つ巴」の熾烈な優勝争いが繰り広げられることになりそうだ。

     まずは昨季の順位表を見てみよう。カブスが92勝70敗で地区2連覇を成し遂げ、そこから6ゲーム差の2位にブリュワーズ。3位のカージナルスはカブスと9ゲーム差だった。しかし、現時点でこの差はほとんどなくなったと見ていいだろう。カブスが戦力を維持する程度の補強にとどまっている一方、ブリュワーズとカージナルスは外野を中心に積極的な補強を展開。「打倒・カブス」の態勢を着実に整えているのである。

     カブスは先発ローテーションからジェイク・アリエタとジョン・ラッキー、ブルペンからウェイド・デービス、上原浩治、ヘクター・ロンドンらが抜け、投手の補強を目指すオフシーズンとなった。現時点での大きな動きはラッキーの穴埋めとしてタイラー・チャットウッド、デービス&上原の穴埋めとしてブランドン・モローとスティーブ・シーシェックを獲得したことくらい。戦力的な上積みはほぼない。

     2011年以来7年ぶりのポストシーズン進出を目指すブリュワーズは先発ローテーションにヨーリス・チャシンとヨバニ・ガヤード、ブルペンにブーン・ローガンを加えただけでなく、レギュラー3人が固まっていた外野にイェリッチとケインを獲得。これによりドミンゴ・サンタナやキーオン・ブロクストンが余剰戦力となり、彼らをトレードのコマとしてさらなる補強が可能になった。ジミー・ネルソンの離脱期間を埋める先発投手を獲得できれば投打ともにほとんど穴はなくなり、カブスの地区3連覇を阻止する可能性はグッと高まるだろう。

     2年連続ポストシーズン逸の屈辱を味わったカージナルスは、打線の核としてマーセル・オズーナを獲得。ランス・リンが抜けた先発ローテーションには日本からマイルズ・マイコラス、昨季不安定だったブルペンにはルーク・グレガーソンとドミニク・リオンを加えた。派手さという点ではブリュワーズに見劣りするものの、実力では決して負けていない。昨季ブレイクした選手たちが引き続き好成績を残せるようであれば、激戦のナ・リーグ中部地区を制してもおかしくないチームだ。

     少なくとも、ブリュワーズの大型補強はカブスとカージナルスに強烈なインパクトを与えたはず。これに呼応して両球団はどのように動くのか。そして、ブリュワーズは余剰気味の外野手を使って誰を狙うのか。開幕後はもちろんのこと、開幕までの期間にも様々なドラマが待っていそうな気配である。


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  • プイーグが慈善活動で病院を訪問 「子供たちのために何かがしたい」

    2018.1.26 14:25 Friday

     オフシーズンはトレーニングだけではなく、ファンとの交流や慈善活動に力を入れている選手が数多い。その中でヤシエル・プイーグ(ドジャース)も積極的に慈善活動に貢献している。彼はカルフォルニア州にあるシダーズ・サイナイ医療センターを訪れ、子供たちと交流した。

     ここではガンと闘っている子供たちを訪問。交流として子供たちは協力してプイーグの髪をシェイバーで刈っていた。髪を刈っている間、プイーグはその様子を撮影しながら時たま舌を出すパフォーマンスも行い、彼らを楽しませた。今回の取り組みにプイーグ本人は「今回の取り組みにはとても興奮しているよ。元々、子どもは好きだけど、ここにいるみんなは病院で多くの時間を過ごしたり、手術を経験する。僕はみんなのために何かしてあげたいと思う。だから病院を訪れることができて嬉しいよ」と話している。

     サイナイ医療センターの医師も「ドジャース球団にはとても感謝をしている。家族や地域に貢献できるこのような取り組みは素晴らしいことだと思う」と話している。以前からドジャースはこうした病院訪問を定期的に行っており、オフシーズンには多くの子供たちを励ましている。こうした活動は子供たちだけではなく、選手自身にも元気や勇気を与えるものとして推奨されている。

     多くの子供たちから元気をもらったプイーグはその応援を力に変えて今季も活躍してくれることだろう。オフに自身を鍛錬することも良いことだが、こうした地域貢献も大切な取り組みの1つだ。

  • 復活が期待されるマリナーズのキング・F.ヘルナンデス

    2018.1.26 13:15 Friday

     2001年を最後にポストシーズン進出を果たせていないマリナーズ。昨年はジェームズ・パクストンら若手の台頭があり、収穫があったシーズンとなった。それでもチームが浮上するためにはエースの活躍がカギを握る。マリナーズのエースといえば「キング」ことフェリックス・ヘルナンデスだ。

     昨年のヘルナンデスは2度の故障に苦しみ、約3ヶ月間、ローテーションから外れた。この影響もあり出場はわずかに16試合で6勝5敗 防御率4.36に終わった。勝数こそなんとか勝ち越したものの、これまで続けていた連続2桁勝利は8年で途切れることになった。昨年は先発陣の故障が相次いだこともあってチームの先発防御率は4.70(ア・リーグ9位)と苦しんだ。

     長年、先発ローテーションを守ってきたヘルナンデスは毎年最低30試合には登板し、200イニング以上を投げてきた。球威はもちろんのこと長いイニングを投げることができるスタミナは魅力的だ。今季の先発陣の候補としてはフェルナンデスとパクストン、エラスモ・ラミレスやマイク・リーク、マルコ・ゴンザレス、アンドリュー・ムーア、そしてアリエル・ミランダと数多くの数は揃っている。昨年は若手の台頭もあったが、エースとしてフェルナンデスは最低でも25試合以上は投げる必要があるだろう。

     投手陣のキャンプが目前に迫っている今、心配されるのはヘルナンデスの健康状態だ。マリナーズでは過去、ベテラン投手の調整を遅めにしてきたことがあり、これがシーズンに向けて準備する期間が短くなってしまったことがあるという。ヘルナンデスも昨年、シーズン開幕当初はなかなか調子が上がらず2勝2敗 防御率4.73の成績に終わっている。今春はこれまでとは違った調整を行う予定だ。

     ヘルナンデスとのマリナーズとの契約はオプションも含めれば2020年まで残っている。まずは彼がエースとして復活することが久々のポストシーズン進出に向けて必要不可欠だ。


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  • センター転向への準備を進めるゴードン 監督は成功を確信

    2018.1.26 13:00 Friday

     マーリンズからマリナーズへトレードされ、新天地ではセンターの守備に挑戦するディー・ゴードン。外野守備の経験がほとんどないゴードンにとって、キャリアの行方を左右する大きなチャレンジとなるが、スコット・サービス監督はコンバートの成功を確信しているようだ。

     マリナーズへのトレードが発表され、中堅手として起用されることが決定して以降、ゴードンは日々センターの守備練習に取り組んでいる。ゴードンは優れた中堅手になるためのアプローチとして「ボールを捕りにいくこと。これだけだよ」とシンプルに語る。ゴードンが目指すのは並のセンターではなく、ゴールドグラブ級のセンター。スプリング・トレーニングの時点で他の外野手から後れを取らないために、必死に守備練習に取り組んでいるのである。

     サービスは先日、フロリダで練習しているゴードンの様子を視察に訪れ、感銘を受けたという。「彼の目標はゴールドグラブ級のセンターになることなんだ。彼はそれに相応しい身体能力と情熱を持っているし、彼の日常生活は野球を中心に回っている。我々の中堅手として活躍してくれると思うよ」とサービスは、ゴードンのセンター転向が成功することをすでに確信している。

     Statcastのデータによると、ゴードンは昨季スプリント・スピードで秒速29.7フィートを記録し、メジャー4位にランクインした。ゴードンを上回ったのはバイロン・バクストン(ツインズ)、ビリー・ハミルトン(レッズ)、ブラッドリー・ジマー(インディアンス)の3人だけ。いずれも所属チームで正中堅手として活躍している選手である。一塁ベースまで4秒以内で到達した回数(119回)はメジャー最多。ゴロの安打数(101本)もメジャー最多だった。これらのデータを見ても、メジャー屈指のスピードを誇るゴードンが中堅手として成功する可能性は極めて高いと言えるだろう。

     「僕はチームが勝つために、少し手助けをするだけだよ。パズルのラストピースになれるといいね」とゴードン。2001年以来17年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズにとって「1番・センター」を務めるゴードンが重要なピースであることは間違いない。

  • リアルミュートの移籍先はナショナルズが有力か

    2018.1.26 12:15 Friday

     デレク・ジーターCEOの元、大改革を行っているマーリンズは日本時間1月26日、クリスチャン・イエリッチをトレードでブリュワーズに放出することを決めた。次々と主力がチームを去り、選手達からの不満もある中でトレード候補に挙げられているJ.T.リアルミュートについてはナショナルズ移籍が有力だという。

     26歳のリアルミュートは昨年、自己最多となる141試合に出場して打率.278 17本塁打 65打点の成績を残した。打撃面での成長が著しく、打てる捕手としての期待も大きい。また、一塁手としても昨年はスタメンで8試合に出場。打撃を活かすために起用法の選択肢も増やそうとしているところだ。しかし、オフになると主力が放出されていくことから自らトレード志願をし、新たなチームでのプレーを望んでいる。

     そんな中、彼に興味を示しているのはナショナルズだ。「シリウスXM」のクレイグ・ミッシュ記者は自身のTwitterで「リアルミュートに対して最も強い興味を示しているのはナショナルズ」と伝えている。また。、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者も「マーリンズはナショナルズにビクター・ロブレスをトレードに出せないかと話している」とコメントを残している。ロブレスは昨年のチーム内有望株ランキングで1位に輝いた逸材であり、今季の飛躍が期待されている。

     ナショナルズとしてはマット・ウィータースをはじめ、若手のパブロ・セベリーノとレギュラー捕手の座を競わせようとしている。契約が3年残っておりFAになるのは2021年ということもあり、すぐにチームを離れるような心配はない。昨年から興味を持っていた選手のため、今後の交渉がどのように動いていくのかその行方が注目される。また、同時にアレックス・アビラ(カブス)との交渉も考えていることから打てる捕手の補強は必須といえるだろう。


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  • メッツ・デグロム 契約延長に前向きもまずは今季に集中

    2018.1.26 12:00 Friday

     今オフ、メッツはジェイコブ・デグロムとの契約延長に向けて、簡単な話し合いの場を設けた。本格的な交渉には発展せず、メッツはデグロムとの年俸調停を回避して1年契約を結んだが、デグロムはチーム側が望むのであれば契約延長交渉に前向きな姿勢を示している。

     「僕はここ(=メッツ)でのプレイを楽しんでいる。もしチームが話し合いを望むなら、フェアな内容であれば合意することも可能だし、僕はそれ(=契約延長)についてオープンだよ。でも、今のところは1年契約ということになりそうだね」とデグロム。今オフが年俸調停2年目となったデグロムは、年俸調停を回避して年俸740万ドルの1年契約で合意。順調にいけば2020年のシーズン終了後にフリーエージェントとなるが、そのときにはすでに32歳になっている。投手としては下り坂に突入してもおかしくない年齢であり、メッツと契約を延長して少しでも長く契約を確定させておきたいというのがデグロムの本音なのかもしれない。

     昨季のデグロムは先発投手に故障者が続出するなか、1年を通してローテを守り、31試合に先発して自己最多の201回1/3を投げ抜いた。6月から7月にかけて8先発連続勝利を記録するなど、15勝10敗、防御率3.53、239奪三振の好成績をマーク。エースとして孤軍奮闘したシーズンだった。

     メッツにはデグロムのほか、ノア・シンダーガード、マット・ハービー、スティーブン・マッツ、ザック・ウィーラーと才能豊かな先発投手が多数在籍しているが、いずれも故障が多く、この5人が先発ローテーションに揃ったことは一度もない。「昨季、当初予定されていた先発投手が実際に先発した試合がいくつあった?あまりなかったと思うよ」とデグロムは昨季を振り返る。そして、「今季は彼らが健康に過ごし、ジェイ・ブルースがチームに戻ってきて、マイケル・コンフォートも故障から帰ってくる。僕たちは良いポジションにいると思うんだ」と今季の戦いに期待を寄せる。

     デグロムは「去年は優勝争いをするはずだったけど、故障者の続出によってできなかった。彼らが戻ってきて、今季はもう一度優勝争いをするつもりだ」と今季に向けての意気込みを口にした。まずは今季。デグロムが契約延長のことを考えるのは、今季が終わってからになりそうだ。


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  • ゲレーロ 殿堂入りのキャップはエンゼルスを選択

    2018.1.26 11:30 Friday

     ドミニカ共和国出身の野手としては史上初の殿堂入り選手となったブラディミール・ゲレーロ。そのゲレーロにはエクスポズとエンゼルスのどちらのキャップを被って殿堂入りするのか注目が集まっていたが、ゲレーロは史上初となるエンゼルスの選手としての殿堂入りを選択した。

     ゲレーロは1993年3月にエクスポズと契約し、1996年にメジャーデビュー。エクスポズで8年間、エンゼルスで6年間、レンジャーズとオリオールズで各1年間プレイし、通算2590安打、打率.318、449本塁打、OPS.931という輝かしい実績を積み上げた。ゲレーロは自身が在籍した4球団すべてに感謝の意を示したが、殿堂入りの際に被るキャップは実質的にエクスポズとエンゼルスの二択。エクスポズの一員として過ごした期間のほうが長く、個人成績を見てもエクスポズ時代のほうが優れた数字を残しているだけに、ゲーリー・カーター、アンドレ・ドーソン、ティム・レインズに続いてエクスポズのキャップを選択するのではないかと見られていたが、ゲレーロが選択したのはエンゼルスだった。

     ゲレーロがエンゼルスに在籍した2004~2009年の6シーズンで、エンゼルスはなんと5度の地区優勝。残念ながらワールドシリーズには届かなかったが、2005年と2009年にはリーグ優勝決定シリーズまで進出した。ゲレーロは移籍1年目の2004年に打率.337、39本塁打、126打点、OPS.989の好成績でア・リーグMVPに選出。一方、エクスポズでの8シーズンでは一度もポストシーズンに進めなかった。「モントリオールで過ごした時間は僕にとってとても特別なものだし、絶対に忘れないよ」と語ったゲレーロだが、「僕が勝利を経験したのはエンゼルスにいたときだ。エンゼルスは勝利の味を僕に教えてくれたんだ」と常に優勝争いを繰り広げたエンゼルス時代を回顧。やはり選手にとって「勝利」は大きな意味を持つようだ。

     ドミニカ共和国出身の選手が殿堂入りを果たすのはフアン・マリシャル、ペドロ・マルティネスに続いてゲレーロが3人目。野手ではドミニカ共和国史上初めてとなる。また、エンゼルスのキャップを被って殿堂入りする選手はゲレーロが初めて。ゲレーロの殿堂入りによりメジャーの歴史、そしてエンゼルスの歴史に新たな1ページが刻まれることになった。


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  • メッツがレイエスと1年200万ドルで再契約

    2018.1.26 11:15 Friday

     長年、メッツのリードオフマンとして活躍してきたホゼ・レイエス。昨年オフにFAとなったが、今季も再びメッツのユニフォームを着ることが決まった。日本時間1月26日、レイエスと1年200万ドル、50万ドルのインセンティブ付きでの再契約が発表された。

     現在34歳のレイエスは通算512盗塁を記録しているスペシャリスト。しかし、打撃面では首位打者に輝いた2011年以降、数字を落としており衰えが心配されている。それでも昨年は145試合に出場して打率.246 15本塁打 58打点 24盗塁の成績を残した。シーズン途中にはアメッド・ロサリオが台頭してきたこともあり、同じドミニカ共和国出身の先輩として彼を指導する姿もみられた。

     再びメッツの一員となったレイエスの今季は主に本職の遊撃だけではなく、二塁や時に外野として起用されることになりそうだ。また、経験豊富な選手のため若手選手達への指導も担うことになっておりチームにとっては大きな存在となる。昨年、レイエスがFAになった際には「大好きなニューヨークを去ることは決して望んではいないが、その事態が起きてしまった」とコメントを残している。彼はメッツでメジャーデビューを果たしたこともあり、思い入れがチームなのだろう。メッツの一員としてキャリアを終えることを望んでいる。

     レイエスとの再契約を果たしたメッツは今オフ、三塁手の獲得も目指している。現時点ではエドゥアルド・ヌネェス、トッド・フレージャーらが候補に挙げられる。現時点ではまだ内野陣は決まっていないため、今後の動向によってはまたレイエスの起用法も変わってくるだろう。


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  • 今オフ最大のFA契約!ケインが5年8000万ドルでブリュワーズへ

    2018.1.26 11:00 Friday

     クリスチャン・イェリッチのトレードが成立してまもなく、ブリュワーズは今オフのフリーエージェント市場における最高の中堅手であるロレンゾ・ケインと5年8000万ドルで契約合意に達した。MLBネットワークのケン・ローゼンタールとジョン・ヘイマンが伝えている。

     ESPNのジェリー・クラスニックによると、ブリュワーズとケインの契約は総額8000万ドルの5年契約になると見られており、現時点では今オフ最大のフリーエージェント契約となっている。クラスニックは今回の契約にトレード拒否権や出来高が含まれることを伝えており、身体検査の結果を待って正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     ケインは2004年のドラフトでブリュワーズから17巡目(全体496位)指名を受けてプロ入りし、2010年にブリュワーズでメジャーデビュー。同年オフにザック・グレインキー、ユニエスキー・ベタンコートとのトレードでアルシデス・エスコバー、ジェレミー・ジェフレス、ジェイク・オドリッジとともにロイヤルズへ移籍しており、実に8年ぶりの古巣復帰となった。昨季は自己最多の155試合に出場して打率.300、15本塁打、26盗塁、OPS.803の好成績をマーク。4月に32歳の誕生日を迎えるケインだが、走攻守すべての面において年齢的な衰えは見られず、少なくともあと数年は第一線での活躍が期待できるだろう。

     また、MLB.comのジョン・ポール・モロシはケインとイェリッチの加入により余剰戦力となったドミンゴ・サンタナがトレードされる可能性が高いことを報じている。ブリュワーズはエース格のジミー・ネルソンの復帰時期が不透明という状況もあって先発投手の補強を検討しており、サンタナを交換要員として先発投手の獲得に動くはず。サンタナのトレードが無事に成立すれば、今季の外野はレフトにライアン・ブラウン、センターにケイン、ライトにイェリッチという布陣となり、ブレット・フィリップスやキーオン・ブロクストンが控えに入ることになりそうだ。


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  • ブリュワーズが1対4のトレードでイェリッチを獲得

    2018.1.26 10:30 Friday

     ポストシーズン進出を目指すブリュワーズがルイス・ブリンソンら若手4選手とのトレードでマーリンズからクリスチャン・イェリッチを獲得することに成功した。再建を進めるマーリンズは今回のトレードにより、昨季のレギュラー外野手を全員放出したことになった。

     ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、ディー・ゴードン(マリナーズ)、マーセル・オズーナ(カージナルス)らが次々に放出されるなか、自身の放出を希望していたイェリッチ。その希望はブリュワーズへのトレードという形で叶えられた。球団オプションを含めると2022年まで契約を残す26歳の好打者を獲得するために、ブリュワーズはブリンソンのほか、イサン・ディアス、モンテ・ハリソン、ジョーダン・ヤマモトの計4選手を放出。MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングによると、ブリンソンは球団1位、ディアスは同6位、ハリソンは同14位のプロスペクトであり、ここからはイェリッチの価値の高さがうかがえる(ヤマモトはTOP30圏外)。マーリンズはイェリッチ獲得を希望するブレーブスに超有望株のロナルド・アクーナを要求していたとの報道も出ているが、ブリュワーズも当然のように球団最高の有望株を手放すこととなった。

     イェリッチはレギュラー定着1年目の2014年にゴールドグラブ賞を獲得し、2016年には打率.298、21本塁打、98打点、OPS.859の好成績でシルバースラッガー賞を初受賞。昨季も打率.282、18本塁打、81打点、OPS.807と安定したパフォーマンスを見せ、リーグを代表する好打の外野手として高い評価を受けている。マーリンズでは主にレフトを守り、昨季からセンターにコンバートされていたが、ブリュワーズのレフトには主砲のライアン・ブラウン、センターには新加入のロレンゾ・ケインがいるため、イェリッチはライトに入ることになると見られる。場合によってはイェリッチがセンターに留まり、ケインがライトに入る可能性もあるだろう。

     今後数年間は低迷間違いなしのマーリンズから、本気でポストシーズン進出を目指すブリュワーズへ移籍したイェリッチ。おのずとモチベーションは高まるはずであり、今季はキャリアハイとなる大活躍が期待できるかもしれない。


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  • 「史上最高のDH」は来年いよいよ殿堂入りへ

    2018.1.25 18:30 Thursday

     「史上最高の指名打者」と呼ばれるエドガー・マルティネスは、日本時間1月25日に結果発表が行われた2018年のアメリカ野球殿堂入り投票で、当選ラインに20票届かなかった。しかし、歴史が正しければ、ラストチャンスとなる来年、エドガーは必ず殿堂入りを果たすはずだ。

     エドガーは今回の殿堂入り投票を振り返り、「今回、殿堂入りを果たすことはできなかったけど、70%以上の票を得られたのは大きな前進だね。来年は良いことが起こるんじゃないかなと思っているよ」とコメント。来年の殿堂入りに向けて、確かな手応えを感じたようだ。

     過去22年間の殿堂入り投票で68.3%以上の得票率を記録しながら殿堂入りできなかった選手は、必ずその翌年に殿堂入りを果たしている。また、1936年に殿堂入り投票が開始されて以来、70%以上75%未満の得票率を記録した選手は29人いるが、全員が何らかの形で最終的に殿堂入りしているのだ。なかには記者投票での殿堂入りを果たせず、ベテランズ委員会の選考により殿堂入りを決めた選手もいるが、殿堂入りしていることに変わりはない。エドガーにとっては何とも心強いデータである。

     来年の新規有資格者に絶対的な殿堂入り候補が少ないことも、エドガーの殿堂入りを後押しする。来年から有資格者となる選手のうち、殿堂入り間違いなしと目されているのはマリアーノ・リベラくらい。トッド・ヘルトン、アンディ・ペティット、ロイ・ハラデイも少なくない票を集めると見られるが、チッパー・ジョーンズ、ブラディミール・ゲレーロ、ジム・トーメイ、トレバー・ホフマンの名前が投票用紙から消え、エドガーに票が集まりやすい環境は整っている。

     エドガーの得票率は有資格初年度の36.2%から32.9%、36.5%、35.9%、25.2%、27.0%、43.4%、58.6%と推移。ここ数年で大きく得票率を伸ばし、今回ついに70%の大台を突破した。「20%台中盤だったころには、ここまで到達できるとは思っていなかった。70%以上の得票率を得てラストイヤーに臨めるのは心強いよ。まだチャンスがあると感じている」とエドガー。指名打者専門の期間が長く、守備面での貢献がほとんどないため、過小評価されがちなエドガーだが、通算打率.312、出塁率.418、長打率.515というハイレベルな打撃成績がようやく正当な評価を受け始めているのだろう。

     「指名打者」というポジションを確立し、「史上最高の指名打者」となったエドガー。1年後、その名前がアメリカ野球殿堂に刻まれることになるはずだ。

  • 長期的な視野でチームの立て直しを図るタイガース・アビラGM

    2018.1.25 17:00 Thursday

     ジャスティン・バーランダー、J.D.マルティネス、ジャスティン・アップトンといった主力選手に別れを告げ、本格的な再建に向けて舵を切ったタイガース。今のところは静かなオフシーズンを過ごしているが、アル・アビラGMはチームの再建プランに従って動いていくことを明言した。

     アビラは今オフの方針ついて「我々はまだ戦力補強を行う可能性がある。先発投手を獲得するかもしれないし、救援投手や野手を獲得するかもしれない。でも、今季優勝争いをするために補強をするわけではない。それは我々が今すべきことではないんだ。くだけた表現をすれば、今季を乗り切るための選手を獲得することになる。そして、彼らが復調して好成績を残してくれれば、シーズン途中で若手選手との交換でトレードすることもできる。とにかくチームをより良くすることを考えているよ」とコメント。目先の1勝よりも数年後の戦いを見据えて動いていく方針だ。「長期的な視野を失ってはいけない。今季の戦いのために2019年や2020年、2021年の戦いを犠牲にするようなことがあってはいけないんだ」というアビラの言葉からは、再建への強い意気込みが感じられた。

     また、タイガースは父からオーナー業務を引き継いだクリス・イリッチのもと、ロースター編成以外の部分でもチームの立て直しを進めている。データ分析などを行う部門のシステムを強化したり、選手育成やコーチの招聘、栄養面の強化、施設のアップグレードなどに資金を注いだり、スカウティングの強化や新技術の導入を進めたり、国際部門に以前よりも多くの資金を投入したり、というのがその一例である。

     ソフト面とハード面の両方でチームの再建を進めているタイガース。2003年に119敗を喫したところから立ち直り、4年連続地区優勝(2011~2014年)を成し遂げた実績もあるだけに、今回の再建にも期待が持てる。「未契約の選手が多く残っている。彼らの契約が決まり始めると、解雇されたり、ウエーバーにかけられたりする選手も出てくるだろう。シーズン開幕までにいろんな可能性があるよ」とアビラは語ったが、どの選手を獲得するにせよ、アビラが再建を最優先に考えた動きを取ることだけは間違いなさそうだ。


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  • ヤンキースの残り予算は1500万ドルか

    2018.1.25 16:00 Thursday

     ヤンキースがぜいたく税の税率をリセットするために今季の年俸総額を1億9700万ドル以内に収めようとしていることは周知の事実である。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、今オフのヤンキースの残り予算は1500万ドル程度となっているようだ。

     ヤンキースは現時点で今季の年俸総額がおよそ1億6200万ドルとなっており、単純計算ではまだ3500万ドルの余裕があることになる。しかし、ぜいたく税の対象となる年俸総額には選手に支払われる出来高なども含まれるルールとなっており、ヤンキースはこれに備えて少なくとも1000万ドルほどをキープしておく必要がある。さらに、シーズン途中でのトレード補強やマイナーからの昇格を考えると、これらの選手のサラリーとして1000万ドル程度を確保しておきたい。よって、ヤンキースが今オフ使える残り予算は1500万ドル程度になる、というのがモロシの主張である。

     もちろん、デービッド・ロバートソンやジャコビー・エルズベリーといった高額年俸選手を放出して予算枠を空けることも可能だが、ロバートソンはともかく、不良債権化が進んでいるエルズベリーのトレードを成立させるのは至難の業。現在のエルズベリーには年俸300万~400万ドルほどの価値しかないと見られており、トレードを成立させるためにはヤンキースはかなりの金額を負担することを強いられることになる。予算が1500万ドルしか残っていないヤンキースがダルビッシュ有などの大物選手を獲得するのは難しく、今後は限られた予算のなかで戦力アップに繋がる補強を模索していくことになるだろう。

     そこでモロシが提案するのが内野手の補強である。今季のヤンキースは二塁と三塁を若手選手に競わせる方針だが、市場にはまだトッド・フレイジャーやニール・ウォーカーといった計算できるベテラン選手が残っている。彼らを獲得することは戦力の底上げに繋がるはずだ。売れ残っているマイク・ムスターカスも場合によっては年俸1500万ドル前後の契約で獲得可能になるかもしれない。

     昨季あと1勝届かずにワールドシリーズ進出を逃したヤンキースは、2009年以来9年ぶりとなるワールドシリーズ進出&制覇のために残りの1500万ドルをどのように使うのか。ブライアン・キャッシュマンGMにとって腕の見せ所となりそうだ。


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