English Español 韓国語
  • バウアーは史上最高年俸を得られるのか 米記者が分析

    2021.1.12 10:00 Tuesday

     トレバー・バウアーはサイ・ヤング賞を受賞した直後という絶好のタイミングでフリーエージェントとなり、一部では史上最高年俸となる契約を求めていることが報じられている。つまり、ゲリット・コール(ヤンキース)の年平均3600万ドルと並ぶ、もしくはそれを上回る契約ということだ。一見、非現実的な要求であるようにも思えるが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは「正当な評価と言えるかもしれない」と分析している。

     コールは2019年12月にヤンキースと投手史上最高額の9年3億2400万ドルで契約。1年あたりの金額は3600万ドルとなり、これは野手を含めても史上最高額である。また、コールとほぼ同じタイミングでスティーブン・ストラスバーグはナショナルズと7年2億4500万ドルで再契約。こちらも1年あたり3500万ドルという大型契約となっている。

     バウアーについては「サイ・ヤング賞を受賞したシーズンが60試合制だったこと」や「シーズン毎に成績の波が激しいこと」などを理由に大型契約に相応しくないとする声も聞こえるが、故障や不振によって成績の波があったのはコールやストラスバーグも同じ。フェインサンドはフリーエージェントとなった時点の故障者リスト登録日数がストラスバーグ426日、コール143日だったのに対してバウアーはわずか40日であることに言及し、耐久性をバウアーの大きな強みとして挙げている。

     バウアーは2018年にリーグ2位の防御率2.21をマークしたものの、翌年は防御率4.48と不調。しかし、フェインサンドは「2019年4月に打球が足首を直撃して負傷したあと、十分に回復するまで休んでいたら防御率はこんなに悪くなかったはずだ。この年、最初の6先発は防御率1.99だったのに、負傷後は防御率5.07に悪化した」と述べ、シーズン防御率4点台という不調には無理をしてマウンドに上がっていたことが影響していたと考えている(結局8月に疲労骨折でキャリア唯一の故障者リスト入り)。

     また、フェインサンドは「フリーエージェント前のシーズンのベスト11試合の成績」と「フリーエージェント前の最終90試合の成績」を持ち出してバウアー、コール、ストラスバーグを比較。バウアーが他の2投手に決して劣っていないことを紹介している。そして「年平均3600万ドルの5~6年契約は正当な評価と言えるかもしれない」と結論づけた。

    ◆フリーエージェント前のシーズンのベスト11試合の成績

    バウアー(2020年=シーズン通算成績)
    防御率1.73 73.0イニング 100奪三振 被打率.159

    コール(2019年7月22日~9月24日)
    防御率1.51 77.2イニング 122奪三振 被打率.141

    ストラスバーグ(2019年7月3日~8月31日)
    防御率2.83 70.0イニング 91奪三振 被打率.204

    ◆フリーエージェント前の最終90試合の成績

    バウアー
    防御率3.15 556.1イニング 677奪三振

    コール
    防御率3.21 565.2イニング 751奪三振

    ストラスバーグ
    防御率3.40 547.1イニング 656奪三振

  • 不惑の大砲・クルーズ ツインズとの再契約交渉は進展ゼロ

    2021.1.11 12:30 Monday

     ツインズは過去2年間チームの主砲として活躍した40歳のネルソン・クルーズとの再契約を目指しているが、クルーズ側は2年契約を希望しており、再契約に向けた交渉は全く進展していないようだ。地元紙「スター・トリビューン」のラベル・E・ニール三世は2年連続シルバースラッガー賞のクルーズについて「フィールドの内外におけるリーダーシップによって最もリスペクトされている選手」と伝えていたが、ツインズはクルーズを引き留めることができるのだろうか。

     ニール三世は各メディアの報道に基づいて、ツインズとクルーズの交渉過程について次のように伝えている。「ツインズはフリーエージェントの交渉期間がスタートした最初の週に1年契約をオファーしたが、数週間後にそのオファーを取り下げた。2度目のオファーを提示したときには、クルーズ側はナショナル・リーグで指名打者制が採用されるかどうかを待つ態勢に入っていたため、交渉は行き詰まった。それ以降、目立った交渉は行われていない」。つまり、再契約に向けた交渉は全く進展していないというのが実情だ。

     もしナ・リーグで指名打者制が採用されないのであれば、クルーズを獲得できるチームはアメリカン・リーグの15球団に絞られることになる。クルーズはツインズでプレーした2年間で1度も守備に就いておらず、フルタイムの外野のレギュラーとして起用するのは不可能だからだ。一方、ナ・リーグで指名打者制が採用される場合にクルーズの獲得に乗り出す可能性があるチームとして、ニール三世はパドレスの名前を挙げている。

     金河成(キム・ハソン)、ブレイク・スネル、ダルビッシュ有と大型補強を展開しているパドレスだが、控え選手の層は決して厚くないため、指名打者制が採用された場合、レギュラーの指名打者として起用できそうな選手は見当たらない。クルーズはそうしたチーム状況に極めてフィットする存在と言える。フェルナンド・タティスJr.、マニー・マチャド、クルーズが2~4番に並ぶ打線は間違いなく他球団の大きな脅威となるだろう。

  • ヤンキースの消極姿勢に落胆のレメイヒュー 他球団移籍も視野に

    2021.1.11 12:00 Monday

     「ヤフースポーツ」のティム・ブラウンによると、ヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューは依然としてヤンキース残留を希望しているものの、ヤンキースの動きがスローペースであることに落胆し、代理人に対して他球団との交渉を行うように指示を出したようだ。過去2年間ヤンキースで最も活躍した選手であるレメイヒューは、ヤンキース残留を希望しつつも、今季から他球団のユニフォームを着てプレーすることになるかもしれない。

     ブラウンは「レメイヒューはジョシュ・ドナルドソンがツインズと結んだ4年9200万ドル以上、少なくともJ・D・マルティネスがレッドソックスと結んだ5年1億1000万ドルに匹敵する契約を求めているようだ。レメイヒューが残留を希望しているヤンキースはその希望を満たす条件をオファーしていない」と伝えている。

     ヤンキースはレメイヒューとの再契約に失敗した場合にフランシスコ・リンドーアをトレードで獲得することを検討していたようだが、リンドーアはメッツへのトレードが決定。しかし、ヤンキースがレメイヒューとの再契約を急ぐ様子はみられない。レメイヒューはヤンキースのそうした消極的な姿勢に落胆しており、早ければ今週中にもリモートで他球団との交渉を行う予定となっているようだ。

     レメイヒューは「フリーエージェントの交渉期間が始まった当初に興味を示していたチームとも連絡を取ってほしい」と代理人に伝えているとみられ、ブルージェイズ、ドジャース、メッツのほか、ブレーブス、カージナルス、レッドソックス、さらにはアストロズやナショナルズも再びレメイヒュー争奪戦に加わる可能性があるという。ただし、レメイヒューの希望を満たす条件をオファーできるチームはそれほど多くないだろう。

     もちろん、これはレメイヒュー側がヤンキースを急がせるために仕掛けた動きという可能性もある。とはいえ、レメイヒューが再契約に向けて積極的に動こうとしないヤンキースに対して飽き飽きし始めていることだけは間違いなさそうだ。

  • スプリンガーの希望額は1億7500万ドル? 米記者が伝える

    2021.1.11 11:30 Monday

     アストロズからフリーエージェントとなったジョージ・スプリンガーの争奪戦はメッツとブルージェイズの一騎打ちとなっていることが報じられているが、両チームともスプリンガーの希望を満たすオファーを提示することはできていないようだ。「SNY」のアンディ・マルティノによると、スプリンガーは総額1億7500万ドル前後の大型契約を希望しているという。5年契約なら年平均3500万ドルとなるが、スプリンガーがこの規模の契約を得るのは難しいとみられる。

     マルティノが得た情報によると、ブルージェイズがスプリンガーに提示している条件は1億5000万ドルを下回っているという。よって、ブルージェイズとスプリンガーのあいだには条件面で大きな開きがあるということになる。これはメッツにとって追い風になるとみられるが、そう簡単な話ではないようだ。

     メッツの新オーナーに就任したスティーブ・コーエンはオフシーズン当初、「酒飲みの船乗りのようにお金を使うことはできない」と発言していた。メッツはマーカス・ストローマンと1年1890万ドル、トレバー・メイと2年1550万ドル、ジェームス・マッキャンと4年4060万ドルで契約したのに加え、インディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得。今オフの補強に使える資金には限りがある。

     そうした状況を踏まえ、マルティノは「もしメッツがスプリンガーに1億7500万ドルの契約を与えたら、私は唖然とするだろう」と述べている。また、現在31歳のスプリンガーは今後数年のうちにメインのポジションをセンターからライトへ移す可能性が高く、メッツが契約延長を検討しているマイケル・コンフォートとポジションが被ってしまう。この点もメッツがスプリンガー獲得に動くうえでのハードルとなりそうだ。

     これらのことを考えると、スプリンガーが希望通りの契約を得られる可能性は低いと言わざるを得ない。ブルージェイズの提示額あたりまで希望条件を下げない限り、契約は成立しないのではないだろうか。

  • アストロズ 大物クローザー・ヘンドリックス獲得へ本腰

    2021.1.11 11:00 Monday

     アストロズは今オフ、大物クローザーの獲得を狙っていることが報じられている。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、リアム・ヘンドリックス、ブラッド・ハンド、アレックス・コロメイらが獲得候補に挙がっているようだ。そのなかでアストロズの本命とみられるのがヘンドリックス。「FanSided」のロバート・マレーはアストロズがヘンドリックス獲得に向けて「最も積極的に動いているチーム」であることを伝えている。

     昨季のアストロズはクローザーのロベルト・オスーナが開幕直後に右肘の故障で戦列を離れ、クリス・デベンスキーやブラッド・ピーコックらも故障。ベテラン右腕のジョー・スミスは開幕前に出場辞退を表明していたため、実績のあるリリーバーがライアン・プレスリーしかいないという危機的な状況に陥った。

     そのプレスリーが12セーブを記録し、百戦錬磨のダスティ・ベイカー監督が新人投手をなんとかやりくりするなかでアンドレ・スクラブ、ブレイク・テイラー、エノーリ・パレイデスらが台頭してきたため、リーグ8位の救援防御率4.39とブルペン崩壊は回避できた。しかし、オスーナ、デベンスキー、ピーコックはいずれもフリーエージェントとなっており、彼らに代わるリリーバーを探しているというわけだ。

     現在31歳のヘンドリックスは2019年に75試合で25セーブ、防御率1.80、奪三振率13.13、与四球率2.22とブレイクし、昨季も24試合に登板して14セーブ、防御率1.78、奪三振率13.14、与四球率1.07をマーク。同地区ライバルのアスレチックスから絶対的守護神を引き抜けるという意味でもヘンドリックス獲得の意味は大きい。

     ただし、ヘンドリックスは「4年契約を希望している」との報道もあり、30歳を過ぎているリリーバーに4年契約を与えることには大きなリスクも伴う。そのあたりをアストロズの球団フロントがどのように判断するかがポイントとなりそうだ。

  • メッツの大型補強によってリアルミュート残留の可能性が低下?

    2021.1.11 10:30 Monday

     フィリーズは今オフ、J・T・リアルミュートとの再契約を最優先事項に掲げているが、同地区ライバルのメッツの大型補強によって雲行きが怪しくなり始めている。地区3連覇中のブレーブスが強力な戦力を誇り、メッツが大幅に戦力をアップさせるなか、フィリーズのポストシーズン進出の可能性は低下。「NBCスポーツ・フィラデルフィア」のコリー・サイドマンはポストシーズン進出の見込みが薄い状況でリアルミュートに大金を投じることを疑問視している。

     現在のメジャーリーグにおける「ナンバーワン捕手」と評価されているリアルミュートは1991年生まれの29歳。開幕前の3月には30歳の誕生日を迎える。5年前後の長期契約が予想されているものの、サイドマンは「長期契約の後半には30代中盤を迎えるため、一流の働きができるのはせいぜい3年くらい」と指摘。つまり、フィリーズは今後3年以内にポストシーズン進出を果たせる見込みがないのであれば、リアルミュートに大金を投じるのは無駄ということになってしまう。

     そこでポイントとなるのが今季以降のポストシーズン出場枠だ。昨季は60試合制という異例の短縮レギュラーシーズンとなったため、ポストシーズン出場枠は従来の10チームから16チームへ大幅に拡大。しかし、フィリーズは28勝32敗でナショナル・リーグ東部地区3位に終わり、ポストシーズン進出にあと1勝届かなかった。ポストシーズン進出を逃したのはこれで9年連続だ。

     ブレーブスが黄金期に突入しつつあり、昨季はマーリンズが予想外の躍進。さらに今オフはメッツも大型補強によってポストシーズン進出を狙える態勢を整えている。ポストシーズン出場枠が以前の10チームに戻されるのであれば、たとえフィリーズがリアルミュートと再契約したとしても、ポストシーズンに出場できるかは微妙なところ。こうした状況をフィリーズの球団フロントはどのように考え、そしてどんな決断を下すのだろうか。

  • レメイヒューとの再契約交渉に進展なし ヤンキースは楽観視

    2021.1.11 10:00 Monday

     地元紙「ニューヨーク・ポスト」のダン・マーティンによると、ヤンキースとDJ・レメイヒューの再契約交渉には依然として目立った進展はないという。ヤンキースは3年契約、レメイヒューは5年契約を希望しているとみられており、両者の希望条件のあいだには大きな開きがある。年が明けても両者が契約合意に達する見込みは立っていないが、ヤンキースは今オフの最優先課題に掲げているレメイヒューとの再契約を実現できると楽観的に考えているようだ。

     今オフ、フリーエージェント市場で最も大きい契約はメッツがジェームス・マッキャンに与えた4年4060万ドル。レメイヒューのほか、J・T・リアルミュート、ジョージ・スプリンガー、トレバー・バウアー、マーセル・オズーナといった大物選手は全員が市場に残ったままとなっている。マッキャンと契約したメッツは先日、インディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得。レメイヒュー争奪戦からは撤退が濃厚だ。

     レメイヒュー争奪戦においてヤンキースのライバルになるとみられるのはブルージェイズとドジャースの2球団。ブルージェイズは今オフ、大型補強が予想されていたものの、まだ大物選手との契約を実現させていない。一方のドジャースはジャスティン・ターナーとの再契約を最優先に考えているようだが、大型補強を敢行したパドレスに対抗すべく、レメイヒュー獲得に乗り出す可能性が取り沙汰されている。

     ヤンキースはレメイヒューとの再契約が実現するまで他の補強に動けない状況であり、リンドーアやカイル・シュワーバーなど、関心を寄せていた選手は少しずつ市場から消え始めている。田中将大やブレット・ガードナーとの再契約交渉も「レメイヒュー待ち」の状況である。

     今オフ、40人枠内の補強はパドレスとのトレードで獲得したグレッグ・アレンだけにとどまっているヤンキース。レメイヒューとの再契約成立が補強開始の合図となることだけは間違いなさそうだが、その号砲はいつ鳴るのだろうか。

  • カブス ブライアントとコントレラスへの獲得オファーを受付中

    2021.1.10 12:30 Sunday

     年俸総額の削減と将来に向けたロースターの再編を目指しているカブスはすでにダルビッシュ有をパドレスとのトレードで放出しているが、さらなる主力選手の放出を検討しているようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、カブスは正三塁手のクリス・ブライアントと正捕手のウィルソン・コントレラスへのトレードのオファーを受け付けているという。ブライアントは1年後、コントレラスは2年後にフリーエージェントとなるが、それを待たずにカブスを去ることになるかもしれない。

     フリーエージェントまであと1年のブライアントに対しては、大型補強を進めるメッツが興味を示していたことが報じられている。「SNY」のアンディ・マルティノはブライアントのトレードが早ければ今週末のうちに成立する可能性があることを伝える一方、「メッツとカブスは数週間にわたってトレード交渉を行っていない」と指摘。

     「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマは、メッツがインディアンスからフランシスコ・リンドーアを獲得する前にブライアントのトレードについてカブスと交渉を行っていたことを伝えているが、どうやらメッツとカブスのトレード交渉はすでに終了しているようだ。

     一方、フリーエージェントまであと2年のコントレラスに対しては、カブス前監督のジョー・マドンが指揮を執るエンゼルスが興味を示していることが報じられている。エンゼルスは正捕手候補のマックス・スタッシが開幕に間に合わない可能性があり、メジャーでの実績も十分とは言えないため、捕手の補強を目指しているとみられる。

     エンゼルスがコントレラス獲得を目指すうえでの問題は、カブスを満足させられるだけの交換要員を用意できるかということに尽きる。ダルビッシュを獲得したパドレスとは対照的に、エンゼルスのマイナーは充実しているとは言えない状況であり、球団内トップクラスの有望株の放出も覚悟しなければならないだろう。

  • ナ・ソンボムのポスティングは不成立 NCダイノス残留へ

    2021.1.10 12:00 Sunday

     韓国プロ野球のNCダイノスからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していたナ・ソンボムは日本時間1月10日午前7時にメジャーリーグ球団との交渉期限を迎えたが、契約合意には至らず、NCダイノス残留が決定したことが明らかになった。今オフ、ポスティング制度を利用した選手でメジャーリーグ移籍が成立しなかったのは、西川遥輝(日本ハム)、菅野智之(巨人)に続いてナ・ソンボムが3人目となる。

     ナ・ソンボムは韓国球界を代表する強打者として活躍し、毎年安定して打率.320・25本塁打・100打点前後の数字をマーク。2015年に自己最多の135打点と23盗塁、2017年に自己ベストの打率.347とOPS1.000を記録し、昨季は自己最多の34本塁打を放って打率.324、112打点、OPS.987の好成績を残したが、前年の右膝の故障によりスピードが失われたこと(昨季3盗塁)、指名打者としての出場機会が増加していたこと、そして31歳という年齢がメジャーリーグ移籍に向けてのハードルになったとみられる。

     外野手の移籍市場はジョージ・スプリンガーとマーセル・オズーナを筆頭にまだほとんど動いておらず、外野手の補強を目指すチームには多くの選択肢が残されている。ポジションが外野の両翼に限定され、なおかつメジャーリーグでの実績が全くない31歳の選手に興味を示すチームはほとんどなかったようだ。

     ナ・ソンボムは今季終了後にフリーエージェントの権利を行使することができるため、1年後のオフに改めてメジャーリーグ移籍を目指す可能性がある。メジャーリーグ移籍を実現させるためには、まず今季NCダイノスで昨季以上の圧倒的な成績を残すことが必要になるだろう。

     なお、韓国球界からは先発左腕のヤン・ヒョンジョンもフリーエージェント権を行使してメジャーリーグ移籍を目指している。希望通りのオファーは届いていないようだが、開幕に向けた準備を進めるために今月中旬までに去就を決断する方針だ。

  • パドレス タティスJr.に11年3億2000万ドルを提示か

    2021.1.10 11:30 Sunday

     複数のメディアは日本時間1月10日、パドレスがフェルナンド・タティスJr.との契約延長成立に向けて前進していることを報じた。ドミニカ共和国のメディアは、パドレスがタティスJr.に対して11年3億2000万ドルの超大型契約をオファーしていることを伝えている。もしこの契約が成立すれば、チームメイトのマニー・マチャド(10年3億ドル)を上回る、メジャーリーグ史上6番目の超大型契約が誕生することになる。

     パドレスとタティスJr.の双方が契約延長に興味を示していることは以前から報じられていたが、その契約はメジャーリーグの歴史に残る超大型契約となりそうだ。総額3億ドルを超える契約はマチャドを含めて過去に6例。タティスJr.の総額3億2000万ドルの契約が実現すれば、マチャドの契約を7位に押しやってメジャーリーグ史上6位にランクインする。

    マイク・トラウト 4億2650万ドル(2019~30年)
    ムーキー・ベッツ 3億6500万ドル(2021~32年)
    ブライス・ハーパー 3億3000万ドル(2019~31年)
    ジャンカルロ・スタントン 3億2500万ドル(2015~27年)
    ゲリット・コール 3億2400万ドル(2020~28年)
    ※フェルナンド・タティスJr. 3億2000万ドル(2021~31年)
    マニー・マチャド 3億ドル(2019~28年)

     パドレスのA・J・プレラーGMは、トップクラスの年俸総額を誇るチームとなる準備ができていることを明言していたが、その言葉通り、近年はマチャド、ウィル・マイヤーズ、エリック・ホズマーらと次々に大型契約を結び、今オフは韓国球界から金河成(キム・ハソン)、トレードでブレイク・スネルとダルビッシュ有を獲得。ここにタティスJr.の超大型契約が加わろうとしている。

     早ければ来週中にも契約延長が成立すると予想する声もあり、タティスJr.が名実ともに「パドレスの顔」となる日が刻一刻と近付いている。

  • Rソックスがベニンテンディ放出か 本格的なトレード交渉中

    2021.1.10 11:00 Sunday

     「ジ・アスレチック」のジム・ボウデンによると、レッドソックスはアンドリュー・ベニンテンディの放出に向けて複数のチームと本格的なトレード交渉を行っているという。まだトレード成立目前という状況には達していないものの、レッドソックスはベニンテンディとの交換で投手と外野手のプロスペクト(=若手有望株)を欲しがっているとみられる。「WEEI」のロブ・ブラッドフォードのもとにも同様の情報が届いているようだ。

     現在26歳のベニンテンディは2015年のドラフト1巡目(全体7位)指名でレッドソックスに入団。2017年シーズン開幕前には「ベースボール・アメリカ」のプロスペクト・ランキングで全体1位に選出されるなど、球界を代表する好打者に成長することを期待された有望株だった。

     2016年8月にメジャーデビューを果たし、2017年は151試合に出場して打率.271、20本塁打、90打点、20盗塁、OPS.776を記録。メジャー2年目で早くも「20-20(20本塁打&20盗塁)」を達成し、新人王投票ではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次ぐ2位となった。

     2018年は自己ベストの103得点、41二塁打、出塁率.366をマークするなど、148試合に出場して打率.290、16本塁打、87打点、21盗塁、OPS.830と上々の成績を残したが、メジャー4年目の2019年は138試合に出場して打率.266、13本塁打、68打点、10盗塁、OPS.774と成績が悪化。昨季は胸郭を痛めて長期離脱し、14試合で打率.103、0本塁打、1打点、1盗塁、OPS.442と自己最悪の成績に終わった。

     ブラッドフォードによると、ベニンテンディの獲得に興味を示しているチームは、短縮シーズンだった昨季よりも2019年までの成績を重視しているという。今季の年俸は660万ドルと決して高額ではなく、フリーエージェントまであと2年保有できるため、「元ナンバーワン有望株」のポテンシャルを信じて獲得に動くチームは少なくなさそうだ。

  • フィリーズがジャイアンツから救援右腕・クーンロッドを獲得

    2021.1.10 10:30 Sunday

     フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は日本時間1月10日、ジャイアンツへ2020年ドラフト4巡目指名のカーソン・ラグスデールを放出して救援右腕のサム・クーンロッドを獲得するトレードが成立したことを発表した。昨季ブルペンが完全に崩壊したフィリーズは今オフ、J・T・リアルミュートとの再契約を最優先課題としつつも救援投手の補強を進めており、すでに3球団トレードでレイズから左腕ホゼ・アルバラードを獲得している。

     現在28歳のクーンロッドは2014年ドラフト5巡目指名でジャイアンツに入団。メジャーデビューした2019年は33試合に登板して5勝1敗、防御率3.58とまずまずの成績を残したが、昨季はメジャー初セーブと初ホールドを記録したものの、18試合に登板して0勝2敗3セーブ、3ホールド、防御率9.82と成績が大幅に悪化した。

     「Statcast」のデータによると、昨季4シームを50球以上投げた投手のうち、クーンロッドの平均球速98.4マイルは5位にランクイン。また、シンカーを50球以上の投げた投手のうち、平均球速97.6マイルは9番目の数字となっている。しかし、両球種とも被打率3割台中盤と打ち込まれており、抜群の球速を生かせるピッチングの取得が急務となっている。与四球率が2年連続で4を超えているため、制球力の向上も必要不可欠だ。

     一方、フィリーズからジャイアンツへ移籍することになったラグスデールは現在22歳。昨年のドラフト4巡目指名で南フロリダ大学からプロ入りしたため、まだマイナーでのプレー経験はない。

     大学でトミー・ジョン手術を経験しており、2019年は1試合も投げられなかったが、昨年は4試合に先発して防御率2.84、37奪三振(奪三振率17.53)を記録。制球力の向上が課題とされている。「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングではフィリーズの30位にランクインしていた。

  • ナショナルズがシュワーバー獲得 1年1000万ドルとの報道

    2021.1.10 10:00 Sunday

     ナショナルズは日本時間1月10日、カブスからノンテンダーFAとなっていたカイル・シュワーバーと1年契約を結んだことを発表した。今オフ、パイレーツとのトレードでジョシュ・ベルを獲得したナショナルズだが、さらなる打線強化のために左翼または右翼を守れる外野手の補強を目指していることが報じられていた。シュワーバーが加入したことにより、昨季首位打者に輝いたフアン・ソトは右翼に固定されることになりそうだ。

     昨季まで6年間カブスでプレーし、2019年には自己最多の38本塁打を放ったシュワーバーだが、昨季は59試合に出場して打率.188、11本塁打、24打点、OPS.701と大不振。昨年12月にノンテンダーFAとなっていた。

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、今回の契約には2022年の相互オプション(年俸1100万ドル)が付属しているという。今季の年俸が700万ドル、相互オプションのバイアウトが300万ドルとなっており、シュワーバーに保証される金額はこれらを合計した1000万ドルということになる。

     年俸調停期間の3年目を迎えたシュワーバーは今季の年俸が701万~930万ドルになると予想されていたが、カブスからノンテンダーFAとなったことにより、予想以上の金額を保証される契約を得ることができた。

     ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は以前、カブスでコーチを務めており、シュワーバーは「デービー(=マルティネスの愛称)は野球について僕に大きな影響を与えてくれた。ナショナルズに加わることができて嬉しいし、デービーのためにプレーするのが楽しみだよ」とナショナルズ移籍を第1希望に考えていたことを明らかにした。

     ナショナルズでは若き主砲のソトが2018年から正左翼手を務めてきたが、マイナー時代は主に右翼を守っており、昨季の最終6試合も右翼手として起用されていた。守備に不安を抱えるシュワーバーに左翼以外のポジションを守らせるのは難しいため、ソトは右翼に固定される見込みとなっている。

  • リンドーア逃したブルージェイズ ストーリーを狙う可能性は?

    2021.1.9 12:30 Saturday

     あらゆるフリーエージェント選手への関心が報じられているブルージェイズは今のところ、最大の補強がロビー・レイとの再契約(1年800万ドル)という状況である。しかし、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスによると、フランシスコ・リンドーア獲得に向けてインディアンスにトレードのオファーを提示していたようだ。リンドーア獲得に失敗したブルージェイズは、同じくスター遊撃手であるトレバー・ストーリー(ロッキーズ)獲得に動くのだろうか。

     カストロビンスが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはリンドーアの交換要員として「まだ未熟ながら大きな可能性を秘めた有望株」を中心としたパッケージを提示していたようだ。しかし、インディアンスは即戦力と有望株のバランスが取れたメッツからのオファーを選択。ブルージェイズはリンドーアを獲得することができなかった。

     ブルージェイズはヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューの獲得に動いていることも報じられており、内野手の補強を目指していることは間違いない。もちろん、レメイヒューと大型契約を結ぶ可能性も残されているが、カストロビンスが「ダークホースの選択肢」として挙げるのがトレードでのストーリー獲得だ。

     ナショナル・リーグ西部地区では地区8連覇中のドジャースが黄金期を謳歌しているだけでなく、パドレスが大型補強を敢行している。こうした状況のなかでロッキーズはチーム再建へと舵を切る可能性があり、ノーラン・アレナードやストーリーの放出が取り沙汰されている。ロッキーズが放出したがっているのはアレナードだが、高額年俸などのハードルがあり、放出しやすい&よりよい対価を得られるのはストーリーであるとみられている。

     ストーリーはリンドーア同様、1年後のオフにフリーエージェントとなる。リンドーア獲得に動いていたブルージェイズは、補強ターゲットをストーリーに変更する可能性もありそうだ。

  • ブルージェイズが右腕・コールとマイナー契約で再契約

    2021.1.9 12:00 Saturday

     ブルージェイズは日本時間1月9日、自軍からノンテンダーFAとなっていたA・J・コールとマイナー契約で再契約したことを発表した。招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを争うことになる。メジャー昇格の場合の年俸は100万ドルで、投球イニング数に応じて最大20万ドルの出来高が設けられているという。また、5月15日までにメジャーへ昇格できない場合、他球団でのプレー機会を模索するために契約を破棄できる権利も含まれているようだ。

     現在29歳のコールは昨年12月にノンテンダーFAとなったものの、昨季のブルージェイズにおいて最も信頼できるリリーバーの1人だった。昨季は24試合に登板して23.1イニングを投げ、3勝0敗1セーブ、2ホールド、防御率3.09、20奪三振を記録。昨季ブルージェイズで20イニング以上を投げたリリーバーのうち、コールより防御率が良かったのはラファエル・ドリスとトーマス・ハッチの2人だけである。

     コールは2010年のドラフト4巡目指名でナショナルズに入団し、2015年にメジャーデビュー。2018年途中にヤンキースへ移籍し、2019年はインディアンス、2020年はブルージェイズでプレーした。ナショナルズ時代は先発も務めていたが、ヤンキース移籍以降はリリーフに専念。メジャー通算では103試合(うち19先発)に登板して14勝10敗3セーブ、2ホールド、防御率4.65という成績を残している。

     リアム・ヘンドリックスやブラッド・ハンドといったトップクラスのクローザーに興味を示しているブルージェイズだが、現時点ではドリスもしくはジョーダン・ロメロがクローザーの有力候補。今後の補強次第ではあるものの、コールはハッチ、ライアン・ボルッキ、アンソニー・ケイ、トレント・ソーントンといった若手投手やメジャー2年目を迎える山口俊などと開幕ロースター入りを争うことになりそうだ。

  • メッツがドルーリーとマイナー契約 タープリーも獲得

    2021.1.9 11:30 Saturday

     インディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得したばかりのメッツは日本時間1月9日、ブルージェイズからフリーエージェントとなっていたブランドン・ドルーリーとマイナー契約を結んだことを発表。また、マーリンズからウエーバーでスティーブン・タープリーを獲得した。タープリーは先日、マーリンズがロス・デトワイラーと1年契約を結んだ際にDFAとなり、40人枠から外されていた。

     現在28歳のドルーリーはダイヤモンドバックス時代に正二塁手の座を獲得し、2018年2月の三角トレードでヤンキースへ移籍。同年7月にはJ・A・ハップとのトレードでビリー・マッキニーとともにブルージェイズへ移籍した。

     ダイヤモンドバックスで順調な成長を見せていたため、ヤンキースやブルージェイズでも活躍が期待されていたものの、3年間で打率.205、OPS.600と期待を大きく裏切るパフォーマンスに終始。2019年は内外野のあらゆるポジションを守りながら120試合に出場したが、打率.218、15本塁打、41打点、OPS.642に終わり、昨季は21試合で打率.152、0本塁打、1打点、OPS.358と自己最悪の1年を過ごした。

     メッツはインディアンスとのトレードでアメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネスを放出して内野手の層が薄くなっているため、ドルーリーを獲得することでその穴をカバー。ダイヤモンドバックス時代のような打撃を取り戻すことができれば、ユーティリティ・プレーヤーとして開幕ロースター入りのチャンスがあるかもしれない。

     一方のタープリーは現在27歳。メジャーデビューした2018年からの2年間はヤンキースでプレーし、昨季はマーリンズで12試合に登板して2勝2敗1セーブ、2ホールド、防御率9.00に終わった。メッツの40人枠にはリリーフ左腕がタープリーのほかにダニエル・ザモーラしかいないため、タープリーにとっては大きなチャンスとなりそうだ。

  • ヤンキースが通算78勝の右腕・チャシーンとマイナー契約

    2021.1.9 11:00 Saturday

     ヤンキースがメジャー通算78勝の実績を誇る33歳のベテラン右腕、ヨーリス・チャシーンとマイナー契約を結んでいたことが明らかになった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メジャーに昇格した場合の年俸は80万ドルで、最大20万ドルの出来高が設けられているという。ヤンキースはゲリット・コール以外の先発ローテーションの顔ぶれが不透明となっており、チャシーンはスプリング・トレーニングで開幕ローテーション争いに加わることになりそうだ。

     チャシーンはメジャーで12年間プレーし、ロッキーズで最初の6年間をプレーしたあとは毎年のように所属チームを変えている。ロッキーズ時代に2度の2ケタ勝利をマークし、2017年はパドレスで13勝、2018年はブリュワーズで自己最多の15勝を挙げたものの、2019年は開幕からの19先発で3勝10敗、防御率5.79と大不振。シーズン途中でブリュワーズを解雇され、レッドソックス移籍後も6試合(うち5先発)で0勝2敗、防御率7.36に終わった。

     昨季はツインズとマイナー契約を結んだものの、7月中旬に解雇。その後、2016年に在籍した古巣・ブレーブスとメジャー契約を結び、7月26日のシーズン初登板では3.2回1安打無失点の好投でシーズン初勝利をマークしたが、7月31日の登板で1.1回5安打4失点と打ち込まれ、ただちに40人枠から外された。昨季の登板はこの2試合だけだった。

     チャシーンはヤンキースで先発ローテーションの1枠もしくはロングリリーフの座を争うことになるとみられている。トミー・ジョン手術明けのルイス・セベリーノが開幕に間に合うか不透明なため、長期出場停止明けのドミンゴ・ヘルマンやメジャー2年目のデイビー・ガルシア、メジャー3年目のマイケル・キングが予想ローテーションに名を連ねている状況。このまま目立った補強がなければ、チャシーンにもチャンスがあるかもしれない。

  • メッツがブライアント獲得を検討か 上位有望株の放出は拒否

    2021.1.9 10:30 Saturday

     メッツは日本時間1月8日にフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得したが、トレード交渉を行っていた相手はインディアンスだけではなかったようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマによると、メッツはクリス・ブライアント獲得に向けてカブスとトレード交渉を行っていたという。ただし、サンディ・アルダーソン球団社長は自軍のトップ・プロスペクトを放出するつもりがないことを明言している。

     メッツはインディアンスとのトレードで若手内野手2名(アメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネス)に加えて「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングで9位にランクインしていたジョシュ・ウルフと同10位だったイサイアー・グリーンを放出。しかし、同ランキング上位8選手の放出は回避した。

     プーマによると、カブスは19歳の捕手、フランシスコ・アルバレスを「非常に気に入っている」という。この選手は前述のランキングで2位にランクインしている有望株だ。ジャレッド・ポーターGMは「トレードするつもりがない有望株が5~6人いる」ことを明らかにしており、アルバレスもこのなかに含まれているとみられる。

     ブライアントは昨季こそ34試合で打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644と不本意な成績に終わったものの、メジャー最初の5シーズンでOPS.901をマーク。メッツの正三塁手にはJ・D・デービスが予定されているものの、ブライアントが本来の実力を発揮すれば大幅なアップグレードとなるだろう。

     問題は2000万ドル前後と予想されるブライアントの年俸だ。メッツはぜいたく税ラインまであと3200万ドルほどしか余裕がなく、ジョージ・スプリンガーを獲得すれば、ブライアントを獲得したうえで年俸総額をぜいたく税ライン以内に収めるのはほぼ不可能となる。アルダーソンは「超えてはいけないラインとは考えていない」と発言しているが、今後もカブスとの交渉を継続していくのだろうか。

  • ドジャーブルーの血が流れる男・ラソーダが93歳で死去

    2021.1.9 10:00 Saturday

     ドジャースで21シーズンにわたって監督を務め、日本では野茂英雄がメジャーリーグに挑戦したときの監督としても知られるトミー・ラソーダが日本時間1月8日に93歳で亡くなったことが明らかになった。1948年にドジャースへ移籍し、途中1年だけドジャースを離れたものの、昨季がドジャースの一員として過ごす71年目のシーズン。「私の身体にはドジャーブルーの血が流れている」との名言で知られる男は、ドジャースの32年ぶりのワールドシリーズ制覇を見届けてこの世を去った。

     現役時代は左投げの投手で、1945年にフィリーズと契約してプロ野球選手としてのキャリアをスタート。1948年11月にマイナーリーグ・ドラフトでドジャースへ移籍し、この世を去るまで続くドジャースとの長い関係がスタートした。1954年にメジャーデビューしたが、メジャーでは1勝もできず、メジャーでの最後のシーズンとなった1956年はアスレチックスでプレー。1957年5月にドジャースへ復帰し、1960年限りで引退してスカウトに転身した。

     その後、マイナーの監督やメジャーの三塁ベースコーチを経て、1976年9月にウォルター・オルストンの後任としてドジャースの監督に就任。1996年7月に健康上の理由で退任するまで21シーズンにわたって監督を務め、通算1599勝1439敗(勝率.526)、1981年と1988年にはワールドシリーズ制覇を経験した。1997年にベテランズ委員会の選考でアメリカ野球殿堂入り。2000年のシドニー五輪ではアメリカ代表の監督を務め、金メダルを獲得した。

     ラソーダは昨年11月に病院の集中治療室に入り、年明けに退院したことが報じられたばかりだった。自宅で心肺停止に陥り、搬送先の病院で死亡が確認されたという。なお、ラソーダはアメリカ野球殿堂入りしている存命中の人物のなかで最高齢だったが、ラソーダが亡くなったことにより、現在89歳のウィリー・メイズが最高齢となった。

  • ドジャースがイエーツに興味 ヘンドリックスからは撤退か

    2021.1.8 12:30 Friday

     ドジャースは今オフ、コリー・クネーベルとトミー・ケインリーをチームに加え、ブレイク・トライネンと再契約を結ぶなど、ブルペンを中心に戦力補強を進めている。さらなるブルペンの補強としてリアム・ヘンドリックスやブラッド・ハンドといったトップクラスのクローザーに興味を示していることが報じられているが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨによると、ドジャースはカービー・イエーツにも目を向けているようだ。

     今オフのフリーエージェント市場においてベストのリリーバーと評価されているのはヘンドリックスだが、ヘンドリックスは4年契約を希望しているという。ドジャースはヘンドリックスに興味を示す一方、31歳のヘンドリックスと長期契約を結びたいとは考えておらず、カスティーヨによると、ドジャースはヘンドリックスの争奪戦から撤退する可能性が高まっているという。

     その一方でドジャースの補強ターゲットとして浮上しているのがイエーツだ。現在33歳のイエーツは2019年に両リーグ最多の41セーブ、防御率1.19、WHIP0.89、奪三振率14.98と素晴らしい成績を残したものの、昨季は右肘の炎症に悩まされ、わずか6試合しか登板できず、2セーブ、防御率12.46に終わった。よって、ヘンドリックスやハンドほどの好条件でなくとも獲得可能であるとみられている。

     ドジャースは過去にも前年不振だったリリーバーを短期の契約で獲得した例があり、たとえば昨オフはアスレチックスからノンテンダーFAとなったトライネンと1年1000万ドルで契約。トライネンは昨季チーム最多タイの27試合に登板してチームに貢献した。また、昨季開幕直前にはロッキーズを解雇されたジェイク・マギーを獲得。マギーは24試合に登板して防御率2.66をマークし、貴重な戦力となった。

     トライネンやマギーと同じように、ドジャースがイエーツの復活に期待して獲得に動く可能性は十分にありそうだ。

« Previous PageNext Page »