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  • 有原争奪戦は3球団の争い? 交渉期限は27日午前7時

    2020.12.26 11:00 Saturday

     北海道日本ハムファイターズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している有原航平のメジャー球団との交渉期限が日本時間12月27日午前7時に迫っている。パドレス、レッドソックス、レンジャーズの3球団が「ファイナリスト」に挙げられているが、2019年に自己最多の15勝をマークして最多勝のタイトルを手にした28歳の先発右腕は、夢のメジャー挑戦の舞台として、いったいどのチームを選択するのだろうか。

     プロ1年目の2015年に8勝を記録して新人王に選出された有原は、翌年から2年連続で2ケタ勝利を記録。2018年は8勝どまりだったが、2019年はキャリアハイのシーズンを過ごし、24試合に先発して164回1/3を投げ、15勝8敗、防御率2.46、161奪三振の好成績をマークした。今季は20試合に先発して132回2/3を投げ、8勝9敗、防御率3.46、106奪三振。プロ6年間の通算成績は60勝50敗2セーブ、防御率3.74となっている。

     現地メディアは有原について「4シームと2シームの両方を投げ、スピードは90マイル台前半。三振を奪うベストの球種はスプリッター。ほかにスライダー、カッター、チェンジアップ、カーブを投げ、最後の3つは主に左打者に対して使用する」と伝えている。メジャー球団との契約が成立すれば、契約の規模に応じて日本ハムに対して譲渡金が支払われる。契約不成立の場合、有原は日本ハム残留となり、メジャー移籍は早くても1年後のオフまで持ち越しとなる。

     有原争奪戦の「ファイナリスト」と報じられているのはパドレス、レッドソックス、レンジャーズの3球団。いずれも先発投手の補強が必要と目されているチームだ。特にパドレスはエース格のマイク・クレビンジャーがトミー・ジョン手術を受けて来季全休が確実となっており、その穴埋めが必要。トレードでダルビッシュ有(カブス)の獲得に動く可能性も取り沙汰されているが、その代わりに有原を獲得することになるのだろうか。

  • 韓国人遊撃手キム・ハソン 5年以上の長期契約ゲットか

    2020.12.25 15:30 Friday

     「ESPN」のダニエル・キムが関係者から得た情報として日本時間12月25日に伝えたところによると、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している金河成(キム・ハソン)に対して複数のチームから5年以上の長期契約のオファーが届いているようだ。メジャーリーグ球団との交渉期限は日本時間1月2日午前7時。韓国球界を代表するスター遊撃手を手に入れるのはいったいどのチームだろうか。

     キム・ハソンは現在25歳。2014年オフにパイレーツへ移籍した姜正浩(カン・ジョンホ)に代わって2015年から正遊撃手に定着し、この年は19歳ながら打率.290、19本塁打、73打点、22盗塁、OPS.851の好成績をマーク。翌2016年には「20-20(20本塁打&20盗塁)」を達成し、2017年の第4回ワールド・ベースボール・クラシックでは韓国代表の一員に選出された。

     その後も韓国球界を代表するスター遊撃手として活躍を続け、2017年は自己最多の114打点、2019年は自己ベストの打率.307と33盗塁、そして今季はキャリアハイの30本塁打とOPS.921を記録。日本プロ野球のベストナインにあたるゴールデングラブ賞には遊撃手部門で2018年から3年連続で選出されており、2019年のプレミア12では大会ベストナイン(遊撃手部門)にも選出されている。

     そんなキム・ハソンに対してブルージェイズやレンジャーズが関心を示していることがすでに報じられているが、どのチームが5年以上の長期契約をオファーしているかは明らかになっていない。大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は11月上旬の時点でキム・ハソンをフリーエージェント選手ランキングの7位とし、5年4000万ドル(+譲渡金762万5000ドル)でレンジャーズと契約するとの予想を出していた。

     フリーエージェント市場にはディディ・グレゴリアス、マーカス・セミエン、アンドレルトン・シモンズといった実績十分の遊撃手もいるが、最長期間の契約を得るのはキム・ハソンということになりそうだ。

  • レメイヒュー再契約の可能性は80%以上? ヤ軍と相思相愛

    2020.12.25 15:00 Friday

     正二塁手ロビンソン・カノーが薬物規定違反で162試合の出場停止処分を受けているメッツは、ヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューの獲得を検討していることが報じられている。ヤンキースはアーロン・ブーン監督とブライアン・キャッシュマンGMが声を揃えてレメイヒューとの再契約が今オフの最優先事項であることを明言しているが、潤沢な資金力を持つメッツが参入することはレメイヒュー争奪戦にどのような影響を与えるのだろうか。

     「YESネットワーク」のメレディス・マラコビッツは「メッツの参入による影響はあまりない」と分析している。マラコビッツは日本時間12月24日、「MLBネットワーク」の「ハイヒート」という番組に出演し、レメイヒュー争奪戦の動向をリポート。そのなかで「ヤンキースはレメイヒューとの再契約に強い関心を持っており、レメイヒューがヤンキースに戻ってくる可能性は非常に高い」との見解を示した。

     「レメイヒューが(来季も)ニューヨーク・ヤンキースの選手となる可能性は80%以上と言っていいだろう。ブライアン・キャッシュマンは(レメイヒューとの再契約が)最優先事項だと公言している。ヤンキースが最優先事項を公言してその契約を成立させられなかったケースを思い浮かべてみようとした(のだが、思い付かない)」とマラコビッツ。ヤンキースが「本命」を取り逃す可能性は低いと考えているようだ。

     マラコビッツはレメイヒューがメッツ移籍を選ぶとしたら、それは「メッツが金額や年数でヤンキースをはるかに上回る条件をオファーした場合に限られる」と指摘。さらに「レメイヒューがヤンキースに残りたいと思っているか?と聞かれたら、私はその答えはイエスだと思っている。ヤンキースがレメイヒューの残留を願っているか?と聞かれたら、その答えは間違いなくイエスだ」と語り、レメイヒューとヤンキースが相思相愛であることを強調。レメイヒューは来季以降もピンストライプのユニフォームを着てプレーする可能性が高そうだ。

  • スプリンガー争奪戦 メッツなど2球団有力も希望額に開き

    2020.12.25 12:30 Friday

     今オフのフリーエージェント市場における大物選手のなかで最も早く移籍先が決定しそうな気配を漂わせているのがジョージ・スプリンガーだ。すでに争奪戦がメッツとブルージェイズの2球団に絞られたとの報道もある。しかし、それは必ずしも契約合意間近ということを意味するわけではないようだ。「MLBネットワーク・ラジオ」のジム・デュケットは、スプリンガーの希望額と各球団からのオファーのあいだには金額面での開きが存在していることを伝えている。

     デュケットは現在のスプリンガーの状況について「メッツとブルージェイズの2球団による争いと見られているが、この2球団が希望している契約条件とスプリンガーが要求している契約条件のあいだにはかなり大きな開きがあると聞いている。契約合意までにはもう少し時間がかかるだろう。間違いなく1月に持ち越しとなる」とリポート。スプリンガーに対してどのようなオファーが提示されているのかはわからないが、少なくともスプリンガーは手元にあるオファーに満足していないようだ。

     よって、メッツとブルージェイズの一騎打ちと見られているスプリンガー争奪戦に第3・第4のチームが割って入る余地は残されている。まだ春季キャンプのスタートまでには十分に時間があるため、スプリンガー(とその代理人)は簡単には妥協せず、より好条件のオファーを引き出そうとギリギリのタイミングまで粘るだろう。移籍市場に付き物の「ミステリー・チーム」が現れ、スプリンガーをかっさらっていくという展開も十分に起こり得る。

     現在31歳のスプリンガーは、2019年に打率.292、39本塁打、96打点、OPS.974という自己最高の成績をマークし、自身2度目のシルバースラッガー賞を受賞。今季はアストロズの同僚の大半が大きく成績を落とすなか、51試合で打率.265、14本塁打、32打点、OPS.899と例年並みの数字を残し、ポストシーズンでも13試合で4本塁打と存在感を発揮した。

  • Rソックスが二塁手としてセミエンの獲得に動く可能性も

    2020.12.25 12:00 Friday

     2019年のアメリカン・リーグMVP投票で3位にランクインしたマーカス・セミエンは今オフのフリーエージェント市場においてベストの遊撃手と言われている。しかし、1年後のオフシーズンの遊撃手市場が豊作なこともあり、今オフ遊撃手補強に積極的なチームはそれほど多くない。そんななか、「ジ・アスレチック」のピーター・ギャモンズによると、レッドソックスはここ数年固定できていない二塁のレギュラー候補としてセミエンの獲得を検討しているようだ。

     レッドソックスは正遊撃手ザンダー・ボガーツをトレードで放出する可能性が取り沙汰されているものの、現時点ではレッドソックスにボガーツ放出の意思はないと見られる。また、三塁にはラファエル・デバースがいるため、レッドソックスがセミエンを獲得する場合、正二塁手として起用することになるだろう。セミエンはホワイトソックス時代の2013~14年に二塁手として29試合(うちスタメン26試合)に出場しているものの、アスレチックスでの6年間では遊撃以外のポジションを1度も守っていない。

     レッドソックスでは2000年代後半からダスティン・ペドロイアが不動の正二塁手として活躍してきたが、2010年代後半から故障に悩まされるシーズンが続いており、2015年以降の6シーズンでペドロイアが規定打席に到達したのは1度だけ。2018年は3試合、2019年は6試合しか出場できず、今季も左膝の故障が完治せず全休となった。6年8500万ドルの契約は来季まで残っているが、現役引退の可能性も報じられている。

     レッドソックスはペドロイア不在のあいだ、エドゥアルド・ヌニェス、ブロック・ホルト、ホゼ・ペラザ、マイケル・チェイビスらを二塁で起用してきたが、誰1人として完全なレギュラー定着には至らず。二塁はチームの穴の1つとなっている。その課題を解消すべく、2015年から5年連続2ケタ本塁打&2ケタ盗塁をマークした遊撃手の獲得に動くのだろうか。

  • サイ・ヤング賞右腕のバウアー 1年契約のオファーは検討せず

    2020.12.25 11:30 Friday

     今オフの移籍市場で最も注目されている投手であるトレバー・バウアーは以前「毎年1年契約を結びたい」と言っていたことがあった。しかし、現在は1年契約のオファーを検討するつもりはないようだ。「MLBネットワーク・ラジオ」のジム・デュケットは、バウアーの代理人を務めるレイチェル・ルーバとのやりとりを踏まえて「彼のもとには複数年契約のオファーが複数届いている。彼は1年契約のオファーを受け入れるつもりはないだろう」と述べている。

     現在29歳のバウアーは今季レッズで11試合に先発して73回を投げ、5勝4敗、防御率1.73、100奪三振の好成績をマーク。最優秀防御率のタイトルを獲得しただけでなく、ダルビッシュ有(カブス)やジェイコブ・デグロム(メッツ)との争いを制してサイ・ヤング賞を受賞した。60試合制の短縮シーズンだったとはいえ、自己最高の成績を残した右腕のもとには好条件のオファーが届いているものと見られ、バウアーがそれを拒否してまで1年契約に固執するつもりがないのは当然だろう。

     バウアーの獲得に乗り出すであろうチームとしてエンゼルスやメッツの名前が報じられているが、バウアーとルーバは獲得を希望するすべてのチームからのオファーが出揃ってから条件を比較し、最終的な移籍先を決断する方針だ。バウアーとルーバはまだ各球団からのオファーが出揃っていないと考えており、デュケットは「バウアーの移籍先の決定は1月に持ち越される可能性が高い」と予想している。

     日本プロ野球からのオファーも検討するつもりがあることを公言しているバウアーだが、年平均3000万ドルを超えるような大型契約が予想されているバウアーに対して複数年契約のオファーを提示できる日本の球団があるとは考えにくい。メジャーリーグの2021年シーズンの開催が危ぶまれるような状況になれば可能性はゼロとは言えないが、少なくとも現時点ではバウアーが新天地に日本の球団を選ぶ可能性はゼロに等しいと言えそうだ。

  • ヤンキースに必要なのはレメイヒュー再契約よりもブルペン補強?

    2020.12.25 11:00 Friday

     今オフのヤンキースはフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューとの再契約を最優先事項としており、まだメジャー契約を1つも結んでいない。現在もレメイヒューとの再契約に注力していると見られるが、地元紙「デイリー・ニュース」のクリスティ・アカートはブルペン補強の必要性を強調する。「ヤンキースはレメイヒューの決断を待っており、ゲリット・コールに次ぐ先発投手の補強も必要だが、2021年シーズンに向けてブルペンの強化も課題だ」と伝えている。

     ヤンキースは2017年から2年連続でリーグ3位の救援防御率を記録するなど、強力なブルペンがチームの強みの1つとなっていた。ところが、2019年は救援防御率がリーグ5位(4.08)に後退し、今季はリーグ9位(4.51)とさらに悪化。ザック・ブリットンは20試合で防御率1.89と安定していたが、コロナ感染で出遅れたアロルディス・チャップマンはわずか3セーブしか挙げられず、セットアッパーのアダム・オッタビーノも防御率5.89と安定感を欠いた。2019年にチーム2位の72試合に登板したトミー・ケインリーが1試合に投げただけで離脱したのも痛かった。

     ブリットンとチャップマンの強力コンビは来季も健在であり、アカートはブルペン立て直しのためには「オッタビーノの復調」と「2019年にケインリーが担った役割の穴埋め」が必要であると指摘する。今年8月にトミー・ジョン手術を受けたケインリーはフリーエージェントとなり、ドジャースと2年契約で合意したことが報じられている。チーム内にはチャド・グリーンやルイス・セッサ、ジョナサン・ロアイシガのほか、ニック・ネルソンやミゲル・ジャフレといった若手もいるが、「信頼できるリリーバーを獲得する必要がある」というのがアカートの主張だ。

     そして、その補強ターゲットとしてレッズからノンテンダーFAとなったアーチー・ブラッドリーの名前をリストアップ。ブラッドリーは今季ダイヤモンドバックスとレッズで合計16試合に登板して防御率2.95をマークした。また、ヤンキースがマーリンズからノンテンダーFAとなったライン・スタネックに興味を示していることも併せて伝えている。

  • カージナルス 名捕手・モリーナとの再契約交渉は超スローペース

    2020.12.25 10:30 Friday

     将来のアメリカ野球殿堂入りが有力視されるヤディアー・モリーナがカージナルス以外のユニフォームを着る姿を想像するのは難しいが、キャリア初のフリーエージェントとなった名捕手とカージナルスの再契約交渉はほとんど進展していないようだ。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドによると、カージナルスはモリーナとアダム・ウェインライトの両ベテランの残留を望んでいるものの、彼らとの再契約交渉は超スローペースになっているという。

     カージナルスはメジャー屈指の観客動員数を誇ってきたチームであり、今季が無観客開催となったことによるダメージが最も大きいチームの1つと言われている。そのため、今オフは年俸総額の削減に動いており、2年連続ゴールドグラブ賞に輝いた正二塁手コルテン・ウォンの来季オプションを破棄。来季がどのような形式で開催されるのか、いつからどれくらいの観客を入れられるのか、といった見通しが立たないなかで、長年チームを支えてきた両ベテランとの再契約を含む戦力補強に動けない状態が続いている。

     モリーナの代理人を務めるメルビン・ロマンは、モリーナが2年契約を希望していることを明言している。両ベテランの第1希望はカージナルスに残留することであり、ひとたび交渉が本格化すれば、一気に再契約が成立する可能性もある。しかし、エンゼルス、ヤンキース、パドレスなどの他球団も捕手の補強を検討しており、モリーナとカージナルスのあいだの再契約交渉がいつまで経っても進展しないようであれば、他球団が入り込む余地もあるかもしれない。

     なお、カージナルスはモリーナとの再契約に失敗した場合、若手のアンドリュー・キズナーを正捕手に抜擢する方針だ。40人枠のなかにはキズナーのほかに、メジャー未経験の有望株イバン・ヘレーラしか捕手がいないため、この場合はキズナーをサポートするベテラン捕手の確保に動くことになるだろう。

  • ナショナルズがパイレーツから昨季37本塁打のベルを獲得!

    2020.12.25 10:00 Friday

     正一塁手が不在となっていたナショナルズは日本時間12月25日、パイレーツからジョシュ・ベルを獲得するトレードを成立させ、その穴を見事に埋めた。パイレーツへ移籍するのは「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団3位にランクインしていたウィル・クロウと同6位のエディ・イーンの2投手。フアン・ソトの援護砲となるスラッガーの獲得を目指していたマイク・リゾーGMは「ジョシュ・ベルのような素晴らしい選手をチームに加えることができて嬉しい」とトレード成立を喜んだ。

     現在28歳のベルはメジャー5年目の今季こそ57試合に出場して打率.226、8本塁打、22打点、OPS.669と不振を極めたものの、昨季は143試合に出場して打率.277、37本塁打、116打点、OPS.936という自己最高の成績をマーク。打点はリーグ6位、二塁打(37)は同8位、本塁打と長打率(.569)は同9位、OPSは同10位にランクインし、オールスター・ゲームにも初選出された。リゾーは「彼は両打席からのパワーを打線に加えてくれる。クラブハウスやコミュニティにとっても彼の加入は素晴らしいものとなるだろう」と期待を寄せる。

     ナショナルズは今オフ、ハウィー・ケンドリックが現役引退を発表し、アズドゥルバル・カブレラ、エリック・テームズ、ライアン・ジマーマンの3人はフリーエージェントに。正一塁手が不在となり、今季全休したジマーマンと再契約する可能性が取り沙汰されていた。メジャー15年間をナショナルズ一筋で過ごしてきたジマーマンだが、ベルを獲得したことにより、ナショナルズが再契約に動く可能性は低くなったと言えそうだ。

     パイレーツへ移籍するクロウは26歳の右腕で、2017年ドラフト2巡目指名でナショナルズに入団。今季メジャーデビューし、3試合に先発して0勝2敗、防御率11.88に終わった。一方、イーンはドミニカ共和国出身の19歳の右腕で、昨季はマイナーのルーキー級とA-級でプレーしていた。ベルの保有可能期間は残り2年だが、今季不振だったこともあり、パイレーツはそれほど大きな対価を得ることはできなかった。

  • アストロズ 左打ちの捕手・カストロ獲得に向けて真剣交渉中

    2020.12.24 13:00 Thursday

     アストロズは右打ちのマーティン・マルドナードとプラトーンを形成する左打ちの捕手を獲得すべく、パドレスからフリーエージェントとなったジェイソン・カストロと「真剣交渉」を行っているようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは両者の交渉が大詰めを迎え、まもなく契約合意に達する可能性があることを伝えている。もしアストロズがカストロの獲得に成功すれば、2016年までアストロズでプレーしていたカストロにとって5年ぶりの古巣復帰となる。

     現在33歳のカストロは2008年ドラフト1巡目(全体10位)指名でアストロズに入団し、2010年にメジャーデビュー。2013年に打率.276、18本塁打、56打点、OPS.835の好成績をマークしてオールスター・ゲームに選出され、この年からアストロズを去るまで4年連続で2ケタ本塁打を記録した。

     2016年オフにフリーエージェントとなり、3年2450万ドルでツインズと契約。2018年は故障により長期欠場したが、2017年は10本塁打、OPS.720、2019年も13本塁打、OPS.767と実力を発揮した。今季はエンゼルスとパドレスで合計27試合に出場したが、打率.188、2本塁打、9打点、OPS.668と不本意な成績に終わり、自身3度目となるポストシーズンでもほとんど出場機会がなかった。

     アストロズは現在、40人枠のなかに捕手がマルドナードとギャレット・スタッブスの2人だけという状況。27歳のスタッブスは左打ちだが、メジャーでの出場経験がわずか33試合・49打席しかないため、アストロズは右打ちのマルドナードとプラトーンを形成できる左打ちの捕手の獲得を目指している。そして、そのターゲットはどうやらカストロに絞られたようだ。

     契約合意に向けて「真剣交渉中」という報道が事実であれば、近日中にカストロの古巣復帰が実現するはず。来季のアストロズの捕手はマルドナードとカストロによるプラトーン体制となりそうだ。

  • リンドーアのトレードに右腕・カラスコが含まれる可能性も

    2020.12.24 12:30 Thursday

     インディアンスのスター遊撃手フランシスコ・リンドーアはチームの財政事情により、今オフ中にトレードで放出されることが確実視されている。インディアンスは対価としてトップ・プロスペクトやメジャーでプレーする準備の整った若手選手を獲得することを望んでおり、トレード実現のためにあらゆる方法が模索されている。昨オフ、レッドソックスがムーキー・ベッツとデービッド・プライスをセットで放出したように、先発右腕のカルロス・カラスコがトレードに含まれる可能性もあるようだ。

     メジャーリーグ公式サイトでインディアンスの番記者を務めるマンディ・ベルは、インディアンスがリンドーアとカラスコをセットで放出する可能性について「インディアンスの財政事情を考慮すれば、それが実現しても決して驚かない」と述べている。現時点ではあくまでも可能性の話に過ぎないが、レッドソックスがベッツとプライスをドジャースへ放出したときのような大型トレードへ発展する可能性もゼロではない。

     リンドーアが来季終了後にフリーエージェントとなる一方、カラスコは少なくとも2022年、最大で2023年まで契約が残っている。2021年と2022年の年俸は1200万ドル、2023年のオプションは1400万ドルと高額ではないため、今季リーグ7位の防御率2.91をマークした先発右腕の獲得に興味を示すチームは少なくないはずだ。もちろん、リンドーアとカラスコをセットで引き受けるチームは限られるため、インディアンスのフロント陣の手腕が問われることになる。

     もしリンドーアとカラスコの放出に成功すれば、インディアンスではホゼ・ラミレスがチーム最高年俸(940万ドル)となる。サイ・ヤング賞のシェーン・ビーバーを中心に投手陣が充実している一方、打線の得点力不足は深刻。リンドーア(とカラスコ)の放出によって浮いた資金を使い、予算の範囲内で打線の強化を進めていくことになりそうだ。

  • レッズがレイズから放出の救援右腕・ガルシアとメジャー契約

    2020.12.24 12:00 Thursday

     レッズは日本時間12月24日、レイズからノンテンダーFAとなっていた救援右腕エドガー・ガルシアとメジャー契約を結んだことを発表した。地元紙「シンシナティ・インクワイアー」のボビー・ナイチンゲールによると、ガルシアがメジャーのロースター入りを果たした場合の年俸は60万ドル。また、レッズはウエーバーでレッドソックスから捕手のデイビー・グルーロンを獲得したことも発表しており、40人枠内の選手はこの2人を加えて34人となった。

     現在24歳のガルシアは2019年にフィリーズでメジャーデビューを果たし、37試合に登板して2勝0敗、2ホールド、防御率5.77、奪三振率10.38を記録。今季は8月中旬に有望株アレック・ボームのメジャー昇格に伴ってDFAとなり、その5日後にトレードでレイズへ移籍した。

     レイズでは4試合に登板して1セーブ、2ホールドを記録したが、防御率10.80、奪三振率2.70、与四球率10.80と内容は芳しくなく、12月上旬にノンテンダーFAとなった。レッズはセットアッパーのアーチー・ブラッドリーをノンテンダーFAとし、ライセル・イグレシアスをエンゼルスへトレードしてブルペンの層が薄くなっているため、ガルシアにも十分に開幕ロースター入りのチャンスがある。

     一方、現在24歳のグルーロンも同じく2019年にフィリーズでメジャーデビューし、この年はメジャーで4試合に出場。今季は8月末にDFAとなり、ウエーバーでレッドソックスへ移籍して1試合だけ出場した。2019年はマイナー最上位のAAA級で108試合に出場し、打率.283、21本塁打、77打点、OPS.851をマークしている。

     レッズには正捕手のタッカー・バーンハートのほか、若手のタイラー・スティーブンソン、ユーティリティのカイル・ファーマーとすでに3人の捕手がおり、グルーロンは現時点ではマイナーのデプス要員に過ぎない。開幕ロースター入りのためには春季キャンプでの猛アピールが必要だ。

  • タイガースがマーリンズから放出の右腕・ウレーニャを獲得

    2020.12.24 11:30 Thursday

     タイガースは日本時間12月24日、マーリンズからノンテンダーFAとなっていた先発右腕ホゼ・ウレーニャと1年契約を結んだことを発表した。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ウレーニャの年俸は325万ドルで、先発登板数に応じて最大25万ドルの出来高が設けられているという。タイガースのアル・アビラGMは先発投手を1~2人獲得したい意向を明らかにしていたが、その第一弾として2017年に14勝を挙げた右腕の獲得に成功した。

     今季までマーリンズ一筋で6年間プレーしてきたウレーニャは、メジャー3年目の2017年にブレイク。34試合(うち28先発)に登板して169回2/3を投げ、14勝7敗、防御率3.82、113奪三振をマークした。2018年は自己最多の174回を投げて防御率3.98と前年に続いて安定したパフォーマンスを見せたが、2019年は防御率が5点台に悪化。今季は開幕直後に発生した新型コロナウイルスのクラスターに巻き込まれた影響で5試合しか投げられず、0勝3敗、防御率5.40に終わった。

     今季が60試合制の短縮シーズンだった影響で来季は多くの投手がフルシーズン投げられないことが予想されるため、アビラは先発投手の層を厚くすることを目指している。多くのイニングをカバーできる投手との1年契約を狙っていたが、補強ターゲットだった投手を次々に他球団に奪われ、ようやく今オフ最初のメジャー契約としてウレーニャを確保することができた。

     ウレーニャはマシュー・ボイド、スペンサー・ターンブル、マイケル・フルマーの3人とともに先発ローテーション入りが確実視されている。残りの1枠をダニエル・ノリス、タイラー・アレクサンダー、タリク・スクーバル、ケーシー・マイズらが競争することになるが、162試合制シーズンにおける各投手の負担を軽減するために、6人制ローテーションの採用が検討される可能性もありそうだ。

  • Rソックスがエンゼルスから放出の右腕・アンドリースを獲得

    2020.12.24 11:00 Thursday

     チームの再浮上に向けて投手補強が急務となっているレッドソックスが先発・リリーフどちらでも使える便利屋右腕の獲得に成功した。レッドソックスは日本時間12月24日、エンゼルスからノンテンダーFAとなっていた右腕マット・アンドリースと2022年の球団オプションが付属した1年契約を結んだことを発表。今年3月にトミー・ジョン手術を受けたクリス・セールが来季出遅れ濃厚のため、アンドリースには開幕ローテーション入りのチャンスもありそうだ。

     地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアーによると、アンドリースの来季の年俸は185万ドル。2022年の契約は年俸350万ドルの球団オプションまたはバイアウト25万ドルとなっており、アンドリースに保証されている金額の合計は185万ドルと25万ドルを合計した210万ドルとなる。また、投球イニング数に応じた出来高も設けられているようだ。

     アンドリースはメジャーデビューした2015年から2018年途中までレイズでプレーしており、「レッドソックスに加入できて嬉しい。キャリア序盤にアメリカン・リーグ東部地区でプレーしていたとき、フェンウェイ・パークは一番好きな球場だったからね」と話している。「レッドソックスが僕に興味を示していると聞いて本当に嬉しかったよ」と迷わずレッドソックスへの加入を決断した。

     アンドリースはメジャー6年間のうち、防御率5.26だった2018年を除く5シーズンすべてで防御率4点台。決して投手陣を大幅にグレードアップさせられるような存在ではない。しかし、0先発のシーズンが2019年だけ、0セーブのシーズンが2018年だけであるように、先発から抑えまで様々な役割をこなせる投手であり、先発・リリーフの両方に不安を抱えるレッドソックスにフィットする存在と言える。

     今季はエンゼルスで16試合(うち1先発)に登板して2勝4敗2セーブ、3ホールド、防御率4.50、奪三振率9.28を記録。エンゼルスから来季の契約を提示されず、12月上旬にノンテンダーFAとなっていた。

  • ドジャースがケインリーと2年契約 今年8月にTJ手術

    2020.12.24 10:30 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、ドジャースはヤンキースからフリーエージェントとなった救援右腕トミー・ケインリーと2年契約を結ぶことで合意に達したようだ。ケインリーは今年8月にトミー・ジョン手術を受けており、来季の大部分を欠場することが確実。年俸は来季が75万ドル、2022年が345万ドルと報じられており、ドジャースにとって2022年シーズンのブルペンの強化を見据えた動きと言える。

     2年契約の内訳はサインボーナスが55万ドル、来季の年俸が75万ドル、2022年の年俸が345万ドルで、ケインリーに保証されている金額の合計は475万ドル。さらに2022年シーズンの成績に応じて最大75万ドルの出来高が設けられており、ケインリーは2年間で最大550万ドルを得ることができるようだ。

     来季の年俸が格安になっていることからもわかるように、ドジャースはケインリーを来季の戦力として計算していない。2019年にヤンキースで自己最多の72試合に登板して27ホールド、防御率3.67、奪三振率12.91をマークしたケインリーがトミー・ジョン手術を経て、2022年シーズンに復活することを見越した契約となっている。

     トミー・ジョン手術のリハビリ中の投手と複数年契約を結ぶケースは決して少なくなく、近年ではネイサン・イバルディがレイズ、マイケル・ピネイダがツインズ、ドリュー・スマイリーがカブスとそれぞれ2年契約を結んだ例がある。

     ドジャースは来季限りで守護神ケンリー・ジャンセンの5年契約が終了し、今オフ獲得したコリー・クネーベルも1年後にフリーエージェントとなる。2022年の契約が球団オプションとなっているジョー・ケリーも来季限りで退団の可能性があるため、ケインリーの獲得には2022年シーズンのブルペンの頭数を確保しておきたいという狙いがあるものと見られる。ドジャースらしい、したたかな補強と言えそうだ。

  • フィリーズのフロント人事を予言したTwitterユーザーがいた!

    2020.12.23 18:00 Wednesday

     2012年から9年連続勝率5割以下&ポストシーズン逸となったフィリーズは今オフ、マット・クレンタックGMが辞任(事実上の解任)し、球団史上初の編成本部長としてデーブ・ドンブロウスキーを迎え、クレンタックの後任となるGMにはサム・フルドが就任。フロントオフィスに大きな変化が加えられた。しかし、フルドのGM就任から3ヶ月以上前の今年9月にこのフロント人事を「予言」していたTwitterユーザーがおり、大きな話題となっている。

     日本時間2020年9月18日午前11時11分、Yoshke Zoidberg(@YoshkeZoidberg)はフィリーズのフロント人事について「クレンタックが去り、(アンディ・)マクフェイル(球団社長)がシニアアドバイザーのような役割に移り、サム・フルドが新たなGMに任命され、デーブ・ドンブロウスキーが社長の役割を得る」とツイートした。

     クレンタックが辞任してチームを去った点、フルドが新たなGMに就任した点、ドンブロウスキーが編成本部長に就任した点、ツインズ時代にGMとして2度のワールドシリーズ制覇を経験したマクフェイルがチーム編成の決定権をドンブロウスキーに託した点、これらすべてがツイートの「予言」と合致しているのだ。

     このTwitterユーザーはどのように数ヶ月後のフィリーズのフロント人事を知ったのだろう。何らかの形で内部情報を得たのだろうか。それとも水晶玉が教えてくれたのだろうか。メジャーリーグ公式サイトの取材によると、このユーザーは30年にわたってフィリーズを応援している大ファンであり、内部情報を得ていたわけではなく、2018年にクリス・ヤングを投手コーチ補佐に採用したチームの傾向などから予想したのだという(ヤングは2019年に投手コーチへ昇進したが、シーズン終了後に解任。今季からカブスのブルペンコーチを務めている)。

     このTwitterユーザーは「ドンブロウスキーはボストンやデトロイトで成功していたし、フィラデルフィアも同じようなものだ。フルドは監督よりもフロントオフィスが向いているような気がしていた。だからこの2人を一緒に予想に入れたんだ。すると、幸運なことに予想が的中したというわけさ」と話している。なお、フィリーズの来季の成績については「地区4位、ポストシーズン進出なし、80勝」との予想。再び「予言」は的中するのだろうか。

  • メッツがレメイヒューと接触 ニューヨーク2球団の争奪戦か

    2020.12.23 16:00 Wednesday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツはヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューと接触したようだ。先月、ロビンソン・カノーが薬物規定違反で162試合の出場停止処分を受けたときからメッツがレメイヒューの獲得に動く可能性は取り沙汰されていたが、実際にレメイヒューと接触したという報道は今回が初めて。球界を代表する好打の二塁手をめぐってニューヨーク2球団による争奪戦が勃発するかもしれない。

     ヤンキースはレメイヒューとの再契約を今オフの最優先事項に掲げているが、両者の希望額には大きな開きがあることが報じられている。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のケン・ダビドフはレメイヒューがニューヨーク残留を希望していることを伝えており、おそらくヤンキースが第1希望でメッツは第2希望。ヤンキースとの交渉が進展しないようであれば、メッツが入り込む余地は十分にあるだろう。

     レメイヒューにはヤンキースとメッツのほか、ブルージェイズ、ナショナルズ、ドジャースなど多くの球団が興味を示していると見られる。メッツはすでにトレバー・メイとジェームス・マッキャンを獲得しているが、新オーナーのスティーブ・コーエンの資金力を生かしてさらなる大型補強に動くことが確実視されており、レメイヒューのほか、ジョージ・スプリンガーやトレバー・バウアーといった大物選手が補強ターゲットに挙げられている。

     メジャーリーグ公式サイトは「ヤンキースからレメイヒューを奪うことは、メッツにとってフィールド内のみならずフィールド外でも大きな勝利になるだろう。ニューヨークの2番手チームに甘んじてきたメッツだが、新オーナーのコーエンの下でニューヨークにおけるヤンキースの覇権に挑戦しようとしている」と述べている。ニューヨークの1番手チームの座をヤンキースから奪うための第一歩として、レメイヒュー獲得を実現させることになるのだろうか。

  • 外野手不足のカブス ウエーバーでマリナーズからアービンを獲得

    2020.12.23 14:00 Wednesday

     カブスは日本時間12月23日、ウエーバーでマリナーズからフィリップ・アービンを獲得したことを発表した。カブスはシーズン終了後にキャメロン・メイビンとビリー・ハミルトンがフリーエージェントとなり、12月上旬にカイル・シュワーバーとアルバート・アルモラJr.をノンテンダーFAとしたため、40人枠のなかに外野手がイアン・ハップとジェイソン・ヘイワードの2人だけという状況。レギュラー、控えを問わず、外野手の補強が急務となっていた。

     2017年にレッズでメジャーデビューして以来、外野の準レギュラーとしてまずまずの活躍を見せてきたアービンだが、今季は開幕から19試合に出場して打率.086(35打数3安打)、OPS.324と大不振。左打者の秋山翔吾とプラトーンに近い形で起用されていたが、得意にしているはずの左腕すらほとんど打てず、8月下旬にDFAとなり、ウエーバーでマリナーズへ放出された。

     マリナーズではやや持ち直したものの、それでも18試合で打率.205、OPS.622と過去3年に比べれば低調な数字。シーズントータルでは2球団合計で37試合に出場し、打率.149、0本塁打、4打点、OPS.481という自己ワーストの成績に終わった。一方、守備面では過去3年と同様に外野の3ポジションを守り、守備防御点+6をマークした昨季に続いて守備防御点+2と安定した働きを見せた。

     ハップはスイッチヒッターだが、ヘイワードは左打者のため、アービンがこのままカブスの一員として来季の開幕を迎えるようであれば、ヘイワードとのプラトーンで起用される可能性が高い。また、アービンを獲得したとはいえ、まだ外野手の頭数は十分とは言えず、カブスはシュワーバーとの再契約も検討しつつ、さらなる補強に動くだろう。ただし、デービッド・ロス監督はクリス・ブライアントやニコ・ホーナーを外野で起用することを選択肢から排除しておらず、年俸総額の削減を目指していることを考えると、現有戦力のなかでやりくりしていく可能性もありそうだ。

  • ナショナルズ プロスペクト内野手・キーブームの放出に前向き

    2020.12.23 13:30 Wednesday

     ここ数年、ナショナルズで最も高い評価を受けてきたプロスペクト(若手有望株)のカーター・キーブームだが、ナショナルズは戦力アップのためのトレードを敢行すべく、このプロスペクト内野手をトレードで放出することに前向きな姿勢を示しているようだ。「ジ・アスレチック」のブレット・ガイロリが伝えている。ガイロリによると、ナショナルズは直近2年のドラフト1巡目指名選手であるケイド・キャバリとジャクソン・ラトレッジの両投手を放出するつもりはないという。

     現在23歳のキーブームは2019年4月にメジャーデビューし、この年はメジャーで11試合に出場して打率.128、2本塁打、2打点、OPS.491を記録。マイナーのAAA級では109試合に出場して打率.303、16本塁打、79打点、出塁率.409、OPS.902の好成績をマークした。今季はアンソニー・レンドンの後釜として正三塁手定着を期待され、守備面では守備防御点+5と結果を残したものの、打撃面では33試合で打率.202、0本塁打、9打点、OPS.556と低迷。9月下旬に死球を受けて左手首を痛め、そのままシーズンを終えた。

     メジャーでは2年連続で苦戦が続いているものの、通算165打席とサンプルサイズが小さいため、ナショナルズはまだキーブームの可能性を諦めていない。実際、デーブ・マルティネス監督は先日、来季もキーブームを正三塁手候補の1人として考えていることを明らかにしていた。とはいえ、レンドンに代わる「強打の三塁手」の獲得が急務となっており、キーブームの価値が高いうちにトレードしてしまいたいという狙いがあるのは否定できない。

     ナショナルズの補強ターゲットとして噂されているのは、レッズで正三塁手を務めるエウヘニオ・スアレスだ。今季は打率.202と低調だったが、2018年に34本塁打104打点、2019年に49本塁打103打点をマークした実績があり、契約は少なくとも2024年まで残っている。キーブームを放出して獲得する価値のある選手と言えるだろう。

  • 交渉期限が迫る日本ハム・有原 レンジャーズが獲得に興味か

    2020.12.23 11:30 Wednesday

     北海道日本ハムファイターズからポスティング公示された有原航平のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間12月27日午前7時に迫っている。今オフ、日本球界からメジャー移籍を目指す選手では菅野智之(巨人)の動向に大きな注目が集まっているが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、有原にも複数のチームが興味を示しているという。そのなかには先発投手の補強を必要としているレンジャーズも含まれているようだ。

     今季アメリカン・リーグでワーストとなる22勝38敗に終わったレンジャーズは今オフ、コリー・クルーバーの来季オプションを破棄し、エース右腕のランス・リンをトレードでホワイトソックスへ放出。マイク・マイナーは今季途中にトレードで放出されており、今季開幕前に期待されていた先発3本柱は完全に解体された。来季の予想ローテーションは今季大きく期待を裏切ったカイル・ギブソンとジョーダン・ライルズの2人にリンとのトレードで獲得した26歳のデーン・ダニングを加えた3人と、23歳のコルビー・アラード、26歳のカイル・コディという心許ない顔ぶれになっており、有原はチーム状況にフィットする存在と言える。

     また、フェインサンドは有原の比較対象となる投手として前田健太(ツインズ)とカイル・ヘンドリックス(カブス)の名前を挙げ、「先発ローテーションの中盤を担える投手」との評価を与えている。アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位にランクインした今季の前田の活躍は改めて言うまでもないが、ヘンドリックスもダルビッシュ有とともにカブスの先発ローテーションを支え、リーグ7位の防御率2.88、リーグ1位の与四球率0.89をマークした好投手だ。比較対象となっている両投手のような活躍を見せることができれば、「先発ローテーションの中盤」を担うどころかエース格になれるだろう。

     現在28歳の有原は、今季20試合に先発して8勝9敗、防御率3.46を記録。通算6シーズンで60勝50敗、防御率3.74という成績を残している。

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