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  • ブリュワーズ・カウンセル監督が契約延長 球団史上最長政権へ

    2020.1.9 10:40 Thursday

     日本時間1月9日、ブリュワーズは今季終了後に契約満了を迎えるクレイグ・カウンセル監督と2023年まで契約を延長したことを発表した。現行の3年契約は今季限りで終了するが、それに3年契約が追加される形となる。なお、カウンセルは2015年途中からブリュワーズの指揮を執っており、2023年まで監督を務めると在任期間が9シーズンとなって球団最長記録を更新する。

     昨季のブリュワーズは89勝73敗でナショナル・リーグ中部地区の2位となり、第2ワイルドカードを獲得。地区優勝した2018年に続いてポストシーズンへ進出し、カウンセルはチームを複数回のポストシーズンへ導いた球団史上初の監督となった。その手腕を高く評価され、新たに3年間の契約延長を獲得。ブリュワーズでは1992年から1999年途中まで指揮を執ったフィル・ガーナーの8シーズンが最長政権であり、カウンセルにはこれを更新するチャンスが与えられたことになる。

     カウンセルは現役時代、2004年と2007~2011年にブリュワーズでプレイ。2008年は内野の準レギュラーとして26年ぶりのポストシーズン進出に貢献し、地区優勝した2011年にも経験豊富なベテランとしてチームを支えた。要するに、ブリュワーズの直近4回のポストシーズン進出には選手または監督として、すべてカウンセルが関わっているというわけだ。

     カウンセルは「みなさんがご存じのとおり、監督という仕事は保証がない。これまで我々は順調なステップを歩んできたと思う。ポストシーズンに進出してワールドシリーズを制するために、これを継続していきたいね」とコメント。「我々のミッションは前進することだ。そこに(契約延長という)安定性が加われば、チームを助けてくれる」と今回の契約延長を喜んだ。

     今オフ、ブリュワーズは大きく選手を入れ替えたものの、クリスチャン・イェリッチ、ライアン・ブラウン、ロレンゾ・ケイン、ジョシュ・ヘイダー、ブランドン・ウッドラフといった主力選手は健在。まずは球団史上初となる3年連続のポストシーズン進出を目指す。

  • Rソックス・ベッツのトレード放出は起こり得るのか

    2020.1.8 14:25 Wednesday

     今オフの注目トピックの1つであり続けているのが「レッドソックスはムーキー・ベッツをトレードで放出するのか」ということだ。今季の年俸総額をぜいたく税の対象ライン以内に抑える方針のレッドソックスだが、その解決策となるような動きを見せることはできていない。ベッツはこのままレッドソックスの一員として今季の開幕を迎えることになるのだろうか。

     ESPNのジェフ・パッサンは、「レッドソックスはムーキー・ベッツをトレードで放出するのか」という問いに対して「その答えはオフシーズンの間、ずっと変わっていない。『おそらくトレードされないだろう』というものだ」とコメント。今季終了後にフリーエージェント市場に出る意志の固いベッツが契約延長に応じる可能性はないに等しく、ベッツをトレードで獲得するチームは、ベッツを1年保有するだけのために複数の有望株を放出し、高額の年俸を負担しなければならない。そのようなチームは現れないというのが大方の予想だ。

     レッドソックスは、今季の優勝争いを諦めているわけではなく、年俸総額の問題さえ気にしないのであれば、無理にベッツを放出する必要はない。むしろベッツはポストシーズン進出を目指すうえで必要不可欠な戦力である。ベッツを保有し続ける間に契約延長にチャレンジすることもできるし、契約延長が成立しなくても、シーズン終了後にクオリファイング・オファーを提示し、ベッツ流出の補償として2021年のドラフト指名権を得ることができる。

     また、2020年の戦いぶりが思わしくない場合、2018年途中にオリオールズがマニー・マチャドをドジャースへ放出したように、シーズン途中でベッツを放出することもできる。この場合、レッドソックスはベッツ流出の際に得られるドラフト補償指名権で獲得できる選手と、ベッツのトレード放出で対価として得られる選手を比較し、トレード放出に関する決断を下すことになる。

     レッドソックスとベッツに関して確実に言えることは、ベッツが年俸調停期間の選手による最高年俸記録を更新する可能性が高いということだ。従来の記録はノーラン・アレナード(ロッキーズ)の2600万ドルであり、2800万ドルを超える可能性も取り沙汰されているベッツがこの記録を更新するのはほぼ確実。なお、アレナードはこの記録を打ち立てたあと、ロッキーズと8年2億6000万ドルの超大型契約を結んでいる。

  • レンジャーズに大型補強の可能性 地元紙記者が言及

    2020.1.8 13:45 Wednesday

     今オフのレンジャーズは、トレードでインディアンスからコリー・クルーバー、フリーエージェント市場ではカイル・ギブソンとジョーダン・ライルズの獲得に成功し、先発ローテーションの補強を完了。スター三塁手のアンソニー・レンドンの獲得こそ逃したものの、現在は右打ちの強打者の獲得を目指している。複数のスラッガーを獲得する大型補強に乗り出す可能性もあるようだ。

     MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、フリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスと各球団の契約交渉は最終段階に突入しており、レンジャーズは「ファイナリスト」の球団の1つになっているという。しかし、ダラス・モーニング・ニュースのエバン・グラントは、レンジャーズがカステヤーノスを獲得したからといって、ただちにノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得から撤退するわけではないと指摘。アレナードのトレードが成立する可能性は低いと見られているが、レンジャーズは獲得を諦めるつもりはないようだ。

     また、レンジャーズはフリーエージェントの三塁手、トッド・フレイジャーの獲得に興味を示していることも報じられている。グラントは、レンジャーズがカステヤーノスとフレイジャーを獲得し、そのうえでアレナードも手に入れる可能性があると記している。その場合、フレイジャーが一塁、アレナードが三塁、カステヤーノスは外野の両翼のどちらかに入ることになる。

     グラントによると、レンジャーズはカステヤーノスの獲得に成功した場合、若手外野手のウィリー・カルフーンをトレード要員とする可能性があるという。現在25歳のカルフーンは、メジャー3年目となった昨季、83試合に出場して21本塁打、OPS.848を記録。アレナードの対価として少なくとも1人はメジャーレベルの若手選手を欲しているロッキーズの要求を満たす存在となり得る、とグラントは指摘する。

     クルーバーらの獲得により、強力な先発ローテーションを擁しているレンジャーズ。ブルペンに不安を抱えているものの、打線の補強にも成功して得点力が向上すれば、アメリカン・リーグ西部地区の優勝争いを盛り上げてくれそうだ。

  • 2018年王者・Rソックスにサイン盗み疑惑 MLB機構が調査へ

    2020.1.8 13:05 Wednesday

     球界のサイン盗み疑惑に関する調査がアストロズ以外にも拡大しようとしている。日本時間1月8日、「ジ・アスレチック」はレッドソックスの選手たちが2018年に対戦相手のサインを見破るためにビデオルームを使用していたことを報じた。これは2017年終盤にロブ・マンフレッド・コミッショナーがサイン盗みに関して各球団へ通達した内容に違反するものであり、メジャーリーグ機構はこの問題に関する調査を開始する予定だ。

     レッドソックスは2017年にヤンキース戦でサイン盗みのためにアップルウォッチを使用したことについて、メジャーリーグ機構から罰金の処分を受けた。その後、マンフレッドはサイン盗みに関する電子機器やビデオルームの使用について、厳罰を科す方針を各球団へ通達。「ジ・アスレチック」によると、マンフレッドはレッドソックスから二度と不正なサイン盗みを行わないとの「絶対的な保証」を受けたという。そのなかで2018年にも不正なサイン盗みを行っていたことが明らかになれば、厳罰は免れないだろう。

     「ジ・アスレチック」の報道によると、メジャーリーグ機構は2018年シーズンの開幕前に、全30球団の球団社長、GM、GM補佐に対して3ページにわたる文書を送付。その文書には対戦相手のサインを盗むことを目的としてリプレイルームやビデオルームの映像を含む電子機器を使用してはならないことが記されていたという。しかし、2018年にレッドソックスに所属していた3人の人物は、選手たちが対戦相手のサインを見るためにビデオルームを訪れていたことを証言。ただし、ポストシーズンの期間中はサイン盗み防止のためにビデオルームが監視されていたため、同様の行為は不可能だったようだ。

     メジャーリーグ機構は、昨年11月からアストロズのサイン盗み疑惑に関する調査を続けている。この件に関するアストロズへの処分は数週間以内に発表される見込みとなっているが、球界を取り巻くサイン盗み疑惑はアストロズに処分を科して一件落着というわけにはいかなそうだ。

  • レンジャーズがチリーノスと契約合意 2年ぶりの古巣復帰へ

    2020.1.8 12:10 Wednesday

     日本時間1月8日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レンジャーズはフリーエージェントの捕手、ロビンソン・チリーノスと1年675万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。チリーノスは2013年から2018年まで6シーズンにわたってレンジャーズでプレイしており、2年ぶりの古巣復帰となる。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     レンジャーズのロースターには現在、36歳のジェフ・マシス、27歳のホゼ・トレビーノと2人の捕手がいるが、総合力で勝るチリーノスが正捕手として起用される予定だ。経験豊富でディフェンス面に安定感のあるマシスが2番手捕手を務め、トレビーノはAAA級で実戦経験を積むことになると見られている。レンジャーズはオフシーズン当初から捕手のグレードアップを目指していたが、チリーノスを呼び戻すことで補強に成功した。

     MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、チリーノスの今季の年俸は575万ドルで、来季の契約は年俸650万ドルの球団オプションまたはバイアウト100万ドル。よって、チリーノスに保証されている金額は今季の年俸575万ドルと来季のバイアウト100万ドルを合わせた675万ドルとなる。

     チリーノスは現在35歳。昨季はアストロズで正捕手を務め、114試合に出場して打率.238、17本塁打、58打点、OPS.790を記録。3年連続で17本塁打以上をマークしており、下位打線を担うことが多いものの、侮れない存在である。レンジャーズは昨オフ、より守備力の高い捕手を求めてチリーノスの契約オプションを破棄し、マシスを獲得したが、マシスは打率.158、OPS.433と予想以上に打てず、正捕手失格に。正捕手不在で戦った1年を経て、チリーノスを呼び戻すことになった。

     なお、レンジャーズはフリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスとも契約交渉を行っており、「ファイナリスト」の数チームのなかに含まれていることが報じられている。こちらの動向にも注目だ。

  • Wソックスがまた補強 救援右腕・シーシェックと契約合意

    2020.1.8 11:35 Wednesday

     日本時間1月8日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ホワイトソックスはフリーエージェントのリリーフ右腕、スティーブ・シーシェックと1年600万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。リック・ハーンGMは打線と先発投手陣の補強を終え、今後はブルペンの強化を目指す方針を明言していたが、その言葉通りの補強を実現させた。

     関係者の話によると、シーシェックの今季の年俸は525万ドルで、来季の契約は年俸675万ドルの球団オプションまたはバイアウト75万ドル。よって、シーシェックに保証されている金額は今季の年俸525万ドルと来季のバイアウト75万ドルを合わせた600万ドルとなる。

     シーシェックは過去2年間カブスでプレイし、合計150試合に登板(2018年に80試合、2019年に70試合)。昨季は4勝6敗、7セーブ、11ホールド、防御率2.95と例年通りの安定した働きを見せ、防御率2点台は4年連続となった。10年間のキャリアでは通算572試合(すべてリリーフ)に登板し、132セーブ、82ホールド、防御率2.69をマークしている。

     昨オフ、マニー・マチャドの獲得に失敗したホワイトソックスは、その資金を今オフの大型補強に惜しみなく投入しており、フリーエージェント市場でヤスマニ・グランダル(4年7300万ドル)、ダラス・カイケル(3年5500万ドル)、エドウィン・エンカーナシオン(1年1200万ドル)、ジオ・ゴンザレス(1年500万ドル)を獲得した。ホゼ・アブレイユと3年5000万ドル、ジェームス・マッキャンと1年540万ドルで契約を更新し、有望株のルイス・ロベルトとも6年5000万ドルで契約延長。トレードではレンジャーズからノマー・マザーラを獲得した。

     地元球団のレッドソックスとの契約を望んでいることが報じられていたシーシェックだが、年俸総額削減が急務となっているレッドソックスにシーシェックを獲得する余裕はなく、シーシェックは地元球団への移籍を断念。再建モードから勝負モードへ移行中のホワイトソックスでブルペンの一角を担うことになった。

  • ドジャースがネルソンを獲得 2ケタ勝利2度の先発右腕

    2020.1.8 11:05 Wednesday

     日本時間1月8日、ドジャースは昨年12月にブリュワーズからノンテンダーFAとなっていた先発右腕、ジミー・ネルソンを獲得したことを発表した。契約の詳細は明らかにされていないものの、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、1年125万ドル+球団オプション1年の契約になっているという。ネルソンはフリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、ロス・ストリップリングらと先発4~5番手の座を争うことが予想される。

     関係者の話によると、ネルソンの今季の基本給は75万ドルで、投球イニング数に応じて最大150万ドルの出来高を得ることができるようだ。また、開幕ロースター入りで100万ドル、45日間のロースター入りで50万ドル、90日間のロースター入りで50万ドルが支払われるという。来季の契約は年俸200万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドルとなっているが、今季ネルソンが60イニング以上または40試合以上に登板すると、年俸500万ドルの相互オプションに変更される。また、今季の投球イニング数に応じて相互オプションの金額は最大900万ドルまで増額される。

     よって、ネルソンに保証されている金額は今季の基本給75万ドルと来季のバイアウト50万ドルの合計125万ドルとなり、「1年125万ドル」という形で報道されている。また、ネルソンが健康にプレイし、出来高の項目をすべてクリアして来季のオプションも行使された場合、2年間で1300万ドル以上を受け取ることができる。2017年9月に帰塁の際に右肩を負傷して翌2018年を全休し、昨季も10試合で防御率6.95に終わったネルソンのコンディション面を考慮した契約になったと言えるだろう。

     2013年から昨季までブリュワーズでプレイしたネルソンは現在30歳。メジャー3年目の2015年に自身初の2ケタ勝利となる11勝を挙げ、2017年には29先発で175回1/3を投げて12勝6敗、防御率3.49、199奪三振の好成績をマークした。完全復活を遂げれば先発4~5番手にとどまらず、前田健太と先発3番手の座を争うことになるかもしれない。

  • カブスがブライアント放出で求める対価は「ジョークのようだ」

    2020.1.7 15:30 Tuesday

     2015年に新人王、翌2016年にMVPを受賞したスター三塁手、クリス・ブライアントの放出を検討しているカブスだが、カブスが求めるレベルの交換要員を用意できるチームはないと見られている。ある球団でGMを務めていたことのある人物は、NBCスポーツのデービッド・カプランに対して「カブスがブライアントの対価として求めているものはジョークのようだ」と発言。「そんな対価を用意するチームが現れる可能性はない。ノーチャンスだ」とトレード成立の可能性を否定した。

     カプランは、GM経験がある人物から聞いた話として、カブスがブライアント放出の対価としてグレイバー・トーレス(ヤンキース)のような才能豊かな若手メジャーリーガー、もしくはトーレス級の才能を秘めたメジャー昇格が近い若手有望株を求めていることを伝えている。その人物は、カブス側のこの要求を「ジョークのようだ」と表現したという。

     2015年に打率.275、26本塁打、99打点、OPS.858の好成績で新人王に輝いたブライアントは、翌2016年に打率.292、39本塁打、102打点、OPS.939をマークしてMVPに選出。2017年も打率.295、29本塁打、73打点を記録し、OPS.946は自己ベストの数字だった。

     しかし、2018年は左肩の炎症による2度の故障者リスト入りがあり、打率.272、13本塁打、52打点、OPS.834と低迷。昨季は147試合に出場して打率.282、31本塁打、77打点、OPS.903と盛り返したが、メジャー2年目までの順調すぎるほどの成長と活躍を考えると、物足りないシーズンが続いていると言わざるを得ない。

     ある球団首脳は「ブライアントのことは好きだけど、年俸3000万ドル以上を払いたくなるような選手ではない」と語る。スーパースターになり切れないでいるブライアントに対して、カブスの法外な要求に見合う対価を差し出すチームが現れるとは考えにくい。カブスが要求のレベルを引き下げない限り、ブライアントはこのままカブスの一員として今季の開幕を迎えることになるだろう。

  • ナショナルズがテームズ獲得 ドナルドソンへの影響は?

    2020.1.7 14:00 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの一塁手、エリック・テームズと1年400万ドル+相互オプション1年で契約合意に達したようだ。フェインサンドは、テームズの今季の年俸が300万ドル、来季の契約は年俸400万ドルの相互オプションまたはバイアウト100万ドルであることを伝えており、テームズに保証される金額は今季の年俸の300万ドルにバイアウトの100万ドルを加えた400万ドルとなる。

     昨季のテームズは、ブリュワーズで自己最多の149試合に出場し、打率.247、25本塁打、61打点、OPS.851を記録。メジャー復帰1年目の2017年(138試合で打率.247、31本塁打、63打点、OPS.877)には及ばなかったものの、不振だった2018年(96試合で打率.219、16本塁打、37打点、OPS.783)からの巻き返しには成功した。

     ナショナルズは現在、生え抜きのベテラン選手であるライアン・ジマーマンとの再契約に向けて動いており、ジマーマンとの再契約が無事に完了すれば、一塁でジマーマンとテームズのプラトーン起用が予想される。もしジマーマンとの再契約交渉が不調に終わったとしても、ハウィー・ケンドリックとプラトーンを形成することになりそうだ。

     ジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているナショナルズだが、ここにきてスターリン・カストロ、アズドゥルバル・カブレラ、テームズと立て続けに内野手の補強を行っており、これをドナルドソン争奪戦からの撤退に備えた動きと見る向きもある。しかし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ナショナルズがドナルドソンへのオファーを取り下げていないことを伝えている。ただし、ドナルドソン自身はブレーブスとの再契約を望んでおり、依然としてブレーブスがドナルドソン獲得の最有力候補と見られている。

  • ナショナルズがハドソンと再契約 強力ブルペン形成へ

    2020.1.7 13:10 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなった救援右腕、ダニエル・ハドソンと2年1100万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ナショナルズは先日、アストロズのセットアッパーとして活躍したウィル・ハリスを3年契約で獲得しており、昨季のチームの弱点となっていたブルペンが今季はチームの強みとなる可能性が出てきた。

     昨季のナショナルズは救援防御率がメジャー最悪の5.68、救援投手の投球回がメジャー最少だったにもかかわらず、セーブ失敗の数もワースト2位の29度を記録。不安定なブルペンがチームの足を大きく引っ張っていた。しかし、今オフはハリスとの獲得とハドソンとの再契約に成功。ショーン・ドゥーリトルを加えた3人による勝ちパターンの継投は球界有数のものとなった。

     ハドソンは昨季、ブルージェイズで45試合に登板して防御率3.00をマークし、7月末のトレードでナショナルズに加入。移籍後は24試合で防御率1.44とさらに安定感を増し、シーズン終盤からポストシーズンにかけて、右膝の不調により精彩を欠いたドゥーリトルに代わってクローザーを務めた。レギュラーシーズンは合計69試合に登板して9勝3敗、8セーブ、11ホールド、防御率2.47、ポストシーズンでは9試合に登板して1勝0敗、4セーブ、1ホールド、防御率3.72を記録。ワールドシリーズ第7戦では4点リードの最終回を締めくくり、「胴上げ投手」となった。

     今季のナショナルズのブルペンは、勝ちパターンを担うであろう3人のほか、タナー・レイニーとワンダー・スエロが順調に成長し、昨季途中に加入したハンター・ストリックランドとロエニス・エリアスがしっかり実力を発揮すれば、メジャー最高クラスになる可能性を秘めている。少なくとも昨季のようにブルペンの崩壊によって多くの試合を失うことはなさそうだ。

  • オリオールズが正遊撃手を確保 イグレシアスと契約合意

    2020.1.7 12:10 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、オリオールズはフリーエージェントの遊撃手、ホゼ・イグレシアスと1年300万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、2021年の球団オプションが行使された場合、イグレシアスが2年間で得る総額は600万ドルになるという。正遊撃手が不在だったオリオールズにメジャー屈指の好守を誇る30歳の遊撃手が加わることになった。

     昨季のイグレシアスは、レッズの正遊撃手として146試合に出場し、打率.288、11本塁打、59打点、OPS.724をマーク。146試合と530打席はともに自己最多で、そのほかにも安打(145)、得点(62)、本塁打、打点、長打率(.407)などの各部門でキャリアハイを更新した。また、自慢の遊撃守備でも守備防御点+8の好成績をマーク。攻守ともに充実の1年を過ごした。

     昨季のオリオールズは、ルール5ドラフトで加入したリッチー・マーティンを正遊撃手に据えたものの、120試合に出場して打率.208、6本塁打、OPS.581と通用せず、正二塁手のジョナサン・ビヤーが73試合で遊撃手としてスタメン出場した。そのビヤーは今オフのトレードでマーリンズへ去っており、マーティンが遊撃の一番手、ユーティリティ・プレイヤーのパット・バライカが遊撃の二番手という状況になっていたが、無事に正遊撃手を確保。マーティンをマイナーで育成することも可能になった。

     今オフのオリオールズは、レッドソックスと契約したホゼ・ペラザやアスレチックスからパドレスへトレードされたジュリクソン・プロファーの獲得に乗り出すなど、二遊間のグレードアップを目指していた。フリーエージェントのアデイニー・エチャバリアに興味を示していることも報じられていたが、イグレシアスとの契約合意により目標を達成。今オフのフリーエージェント補強は、右腕のコール・スチュワートに続いて2人目となる。

  • 秋山加入のレッズ 2019年の外野手事情を振り返る

    2020.1.7 11:25 Tuesday

     日本時間1月7日、レッズは秋山翔吾と3年2100万ドルの契約を結んだことを正式に発表した。日本プロ野球の埼玉西武ライオンズでは不動の正中堅手として活躍し、6度のゴールデングラブ賞に輝いた秋山だが、レッズでは外野の両翼を守る機会が多くなることが予想されている。レッズにはどんな外野手がいるのか。秋山のライバルは誰なのか。昨季のレッズの外野手事情を簡単に振り返ってみよう(以下の日付はすべて現地時間)。

     昨季のレッズはセンターを本職とする外野手がいない状態で開幕を迎え、レフトはジェシー・ウィンカーとマット・ケンプの併用、センターはスコット・シェブラー、ライトはヤシエル・プイーグという布陣でスタートした。しかし、2017年に30本塁打を放ったシェブラーは5月3日終了時点で打率.123、2本塁打、OPS.475と全く打てず、翌4日にマイナー降格。その後は故障もあり、再昇格できないままシーズンを終えた。また、ケンプも打率.200、1本塁打、OPS.493と低迷し、4月23日に故障者リスト入りして5月4日には解雇。レッズは早々に外野陣の再編を強いられることになった。

     シェブラーに代わって正中堅手となったのが球団内最高の有望株と目されていたニック・センゼルで、5月3日にメジャーデビューを果たし、104試合で打率.256、12本塁打、14盗塁、OPS.742とまずまずの活躍を披露。慣れないセンターの守備でも健闘していたが、右肩の故障により9月7日が最後の出場となった。センゼルが不動のレギュラーとなっていたセンターにはその後、フィリップ・アービンやマイケル・ローレンゼンなどが起用された。

     ケンプが抜けたレフトはウィンカーがメインで起用され、113試合で打率.269、16本塁打、OPS.830をマーク。しかし、左腕には打率.163と相性が悪く、アービンやデレク・ディートリック、ジョシュ・バンミーターらとの併用が続いた。また、ウィンカーは首痛により8月18日の出場が最後となり、それ以降はアービンとバンミーターが出場機会を分け合う形となった。

     ライトのプイーグは100試合で打率.252、22本塁打、14盗塁、OPS.777を記録していたが、7月末の三角トレードでインディアンスへ放出。代わってレギュラーとなったアリスティデス・アキーノは8月に打率.320、14本塁打、OPS1.160の大活躍で月間最優秀選手と月間最優秀新人をダブル受賞したが、9月は打率.196、5本塁打、OPS.619に終わった。

     レッズの40人枠には、アキーノ、アービン、シェブラー、センゼル、バンミーター、ウィンカーのほか、2016年に30盗塁、2018年に24盗塁を記録したトラビス・ジャンコウスキー(パドレスからトレードで加入)、2018年に55試合で出塁率.397をマークしたニック・マルティーニ(パドレスからウエーバーで加入)、昨季AAA級で30本塁打を放ったマーク・ペイトン(ルール5ドラフトで獲得)、24歳のホゼ・シリと合計10人の外野手がおり、秋山と「二刀流」のローレンゼンを含めると外野手は12人。秋山が出場機会を確保するうえで、ライバルは非常に多い。

     右肩の状態に問題がなければセンゼルは引き続きセンターのレギュラーとして起用される見込みであり、秋山は同じ左打者のウィンカーやバンミーター、右打者のアキーノやアービンとともに外野の両翼のレギュラーを争うことが予想される。アキーノが昨年9月のようなバッティングを続けるのであれば、秋山はライトで多くの出場機会を得ることになりそうだ。また、スプリング・トレーニングでセンターでの守備力をアピールできれば、センターに秋山、ライトにセンゼルが入る布陣が採用される可能性もあるだろう。レッズにリードオフマン型の打者がいないことも秋山にとっては追い風となるかもしれない。

  • 秋山がレッズと正式契約 総額2100万ドルの3年契約

    2020.1.7 10:35 Tuesday

     日本時間1月7日、レッズは日本プロ野球の埼玉西武ライオンズから海外フリーエージェント権を行使していた秋山翔吾と3年2100万ドルの契約を結んだことを発表した。3年契約の内訳は、今季の年俸が600万ドル、来季が700万ドル、2022年が800万ドルとなっている。背番号は「4」に決定し、日本時間1月9日に入団会見が行われる予定だ。

     秋山はレッズの150年の歴史において、初めての日本人メジャーリーガーとなる。レッズは昨オフ、環太平洋スカウトとしてジェイミー・ストービック、同部門のマネージャーとしてロブ・フィドラーをチームに加えたが、秋山に興味を持ち始めたのはここ1年の話ではない。ディック・ウィリアムス野球部門社長は「フリーエージェントになるのを期待して、我々は数年間にわたってショウゴの調査をしてきた。彼の打席でのアプローチや外野手としての守備力を気に入っている。我々のチームに足りない部分を補ってくれる存在になるだろう」と期待を口にした。

     レッズは昨季レギュラー定着を果たしたばかりの有望株、ニック・センゼルを引き続き正中堅手として起用する見込みであり、秋山はセンターよりも外野の両翼を守る機会が多くなると予想されている。しかし、センゼルは右肩の手術からの回復途上にあり、センターの控えとして秋山が加入したことはチームにとって非常に心強い。秋山は同じ左打者のジェシー・ウィンカー、右打者のアリスティデス・アキーノやフィリップ・アービンらと外野の両翼のレギュラーを争うことになりそうだ。

     レッズは秋山の出塁能力の高さを高く評価しており、試合に出場する際にはリードオフマンないし二番打者としての起用が有力視される。ライバルは多く、レギュラーの座は保証されていないものの、外野に不動のレギュラーと呼べる存在がいないことも事実。実力を発揮できればレギュラー級の出場機会を確保できるはずだ。球団史上初の日本人メジャーリーガーとして、どんな活躍を見せてくれるか注目したい。

  • フィリーズの豪華な開幕スタメン 番記者が予想

    2020.1.6 13:30 Monday

     フィリーズの新監督に就任したジョー・ジラルディは、開幕に向けた打線の編成について頭を悩ませているという。MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーは、現在ロースターにいる選手が健康に開幕を迎え、今後さらなる戦力補強がないという前提で開幕スタメンの予想を公開(開幕戦は日本時間3月27日、敵地でのマーリンズ戦)。スター選手や若手有望株がズラリと顔を揃える、バランスの取れた強力打線となっている。

     ジラルディは先月、新加入のディディ・グレゴリアスが三番から五番までのどこかに入る予定であることを明らかにした。また、マット・クレンタックGMは23歳のアダム・ヘイズリーに中堅手として多くの出場機会を与える方針であることを明言している。これらを踏まえ、ゾレッキーが予想した開幕スタメンは以下の通りである(成績は2019年のもの)。

    一番・左翼 アンドリュー・マカッチェン(33歳)
    59試合 打率.256 10本塁打 29打点 2盗塁 OPS.834

    二番・捕手 J.T.リアルミュート(28歳)
    145試合 打率.275 25本塁打 83打点 9盗塁 OPS.820

    三番・右翼 ブライス・ハーパー(27歳)
    157試合 打率.260 35本塁打 114打点 15盗塁 OPS.882

    四番・一塁 リーズ・ホスキンス(26歳)
    160試合 打率.226 29本塁打 85打点 2盗塁 OPS.819

    五番・遊撃 ディディ・グレゴリアス(29歳)
    82試合 打率.238 16本塁打 61打点 2盗塁 OPS.718

    六番・二塁 ジーン・セグーラ(29歳)
    144試合 打率.280 12本塁打 60打点 10盗塁 OPS.743

    七番・三塁 スコット・キンガリー(25歳)
    126試合 打率.258 19本塁打 55打点 15盗塁 OPS.788

    八番・中堅 アダム・ヘイズリー(23歳)
    67試合 打率.266 5本塁打 26打点 4盗塁 OPS.720

  • 秋山加入予定のレッズ ローレンゼンの「二刀流」を継続へ

    2020.1.6 12:10 Monday

     レッズのデービッド・ベル監督は昨年9月、自軍のセットアッパーであるマイケル・ローレンゼンの野手起用の機会を大幅に増やした。その経験を踏まえ、今季もローレンゼンの「二刀流」を継続する方針だという。レッズには契約合意が報じられている秋山翔吾以外にセンターを本職とする外野手がおらず、ローレンゼンは秋山の休養日などにセンターを守る機会が多くなりそうだ。

     昨季のローレンゼンは、投手として自己最多の73試合に登板して83回1/3を投げ、1勝4敗、7セーブ、21ホールド、防御率2.92、85奪三振の好成績をマーク。打者としては自己最多の53打席に立ち、48打数10安打、打率.208、1本塁打、6打点、5盗塁、OPS.596という成績を残した。2018年には34打席で31打数9安打、打率.290、4本塁打、10打点、OPS1.043を記録している。

     大学時代に中堅手兼クローザーだったローレンゼンは、プロ入り後に先発投手として育成されたが大成できず、リリーバーに転向。打撃力を活かして代打で起用されるケースは以前から多かったが、昨年9月に起用法が大きく変化し、9月だけで野手として20試合に出場した。シーズン全体では外野手として29試合・89イニングに出場し、代打で6度、代走でも13度起用された。ベルはローレンゼンの「二刀流」の才能を今季も最大限に活用していく方針だ。

     昨年9月4日(現地時間)には、本塁打を放ち、外野の守備に就き、勝利投手になるという、1921年のベーブ・ルース以来98年ぶり史上2人目の快挙を達成。中堅手としてスタメン出場し、7回と8回はセットアッパーとしてマウンドに上がり、9回はクローザーにマウンドを譲ってセンターに戻った試合もあった。以前は野手としての起用は登板不可の日に限られていたが、このように投手と野手を両立する試合が今季はさらに増えることが予想される。

     球団史上初の日本人メジャーリーガーとして秋山が加入し、日本での注目度が増すことが予想されるレッズ。「セットアッパー兼控え外野手」を務めるローレンゼンにも注目が集まることになりそうだ。

  • エンゼルスがクレビンジャー獲得に興味 トレード交渉は難航

    2020.1.6 11:25 Monday

     関係者によると、エンゼルスはエース格の先発投手としてマイク・クレビンジャー(インディアンス)の獲得に興味を示しているようだ。エンゼルスは2011年のドラフト4巡目でクレビンジャーを指名したあと、2014年8月のトレードでインディアンスへ放出しており、トレードが成立すれば6年ぶりの古巣復帰となる。しかし、トレード市場におけるクレビンジャーの価値は極めて高く、トレード交渉は難航が予想される。

     クレビンジャーのトレードに関して初期段階の交渉が行われたものの、本格化するには至らなかったという。インディアンスはクレビンジャー放出の対価として、ジョー・アデル(「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体5位の有望株)にもう1人、別の有望株をつけることを要求。一方のエンゼルスはアデルの放出には消極的だ。

     インディアンスはトレード市場におけるクレビンジャーの価値をフランシスコ・リンドーアより高く設定していると見られる。リンドーアに関するドジャースとのトレード交渉の際にギャビン・ラックス(「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体2位の有望株)を要求したが、クレビンジャーの交換要員としてエンゼルスに「アデル+もう1人」を要求しているからだ。

     リンドーアが2年後にフリーエージェントとなるのに対し、クレビンジャーは3年後。保有可能期間の違いがトレード市場における両者の価値の差となっている。ちなみに、エンゼルスがクレビンジャーを放出して獲得したビニー・ペスターノは、2014年こそ12試合で防御率0.93と結果を残したものの、翌2015年は19試合で防御率5.40に終わり、同年オフにフリーエージェントとなって退団した。

     アンソニー・レンドンを獲得して打線を強化したエンゼルスはエース格の先発投手の獲得が急務となっている。フリーエージェント市場では思うように補強ができず、現在はトレードでの補強を模索中。クレビンジャーのほか、デービッド・プライス(レッドソックス)、ジョン・グレイ(ロッキーズ)、マシュー・ボイド(タイガース)らが獲得候補に挙がっている。

  • スター三塁手・ドナルドソン ブレーブスとの再契約が濃厚に

    2020.1.5 15:20 Sunday

     ブレーブス、ナショナルズ、ツインズの3球団による争いとなっていたジョシュ・ドナルドソンの獲得レースだが、ブレーブスとの再契約が濃厚となった。現在34歳のドナルドソンは、総額1億1000万ドル前後の4年契約を求めていると報じられており、自身の要求に近いオファーを待ち続けていると見られる。ここにきてナショナルズとツインズが撤退に向けた動きを見せ始めており、2球団に遅れて4年契約をオファーしたブレーブスが再契約に成功しそうな気配が漂い始めている。

     スター・トリビューンのフィル・ミラーによると、ドナルドソンはツインズへの移籍には興味を示していないという。ツインズは年平均2000万ドル以上の4年契約をオファーしたと見られるが、獲得の見込みがないことを察知し、すでにドナルドソンに代わる正三塁手候補の獲得に向けて動き始めているようだ。ツインズは今オフ、正一塁手のC.J.クロンが退団しており、三塁手を獲得して正三塁手のミゲル・サノーを一塁へコンバートする方針だ。

     一方、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ドナルドソン側がナショナルズを移籍先の選択肢から排除していないことを伝えている。しかし、ナショナルズはスターリン・カストロ、アズドゥルバル・カブレラと2日連続でフリーエージェントの内野手との契約合意が報じられており、争奪戦から撤退する準備を着々と進めている。プロスペクト内野手のカーター・キーブームも控えており、無理をしてまでドナルドソン獲得を目指すことはなさそうだ。

     以上のことから、現時点ではドナルドソンはブレーブスとの再契約が最有力であると考えられている。以前からドナルドソンはブレーブスとの再契約を望んでおり、頑なに4年契約のオファーを拒絶していたブレーブスも、ここにきて4年契約をオファーしたことが報じられている。相思相愛の関係にある両者が契約合意に達する日は、そう遠くないのかもしれない。

  • パドレスが救援右腕・スタメンとの再契約に合意 2年900万ドル

    2020.1.5 14:10 Sunday

     今オフのパドレスは、左腕のドリュー・ポメランツと右腕のピアース・ジョンソンをチームに加えるなど、有望な若手が多い先発投手陣をサポートすべく、ブルペンの補強に力を入れている。日本時間1月5日には、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から聞いた話として、パドレスが自軍からフリーエージェントとなった救援右腕、クレイグ・スタメンと契約合意に達したことを報じた。モロシによると、契約条件は2年900万ドルで、3年目の球団オプションが付属しているほか、成績に応じた出来高も設定されているようだ。

     現在35歳のスタメンは、昨季パドレスで76試合に登板して82イニングを投げ、8勝7敗、4セーブ、31ホールド、防御率3.29、73奪三振をマーク。2年連続で70試合以上に登板しているリリーバーは、スタメンを含めてメジャー全体で7人だけであり、過去3年間は平均70試合に登板して防御率3.06と安定したパフォーマンスを続けている。

     昨季はナショナル・リーグのセーブ王に輝いたカービー・イエーツにつなぐセットアッパーを務め、自己最多の31ホールドを記録。今季は左腕のポメランツとともに左右のセットアッパー・コンビを形成し、相手打者との相性を考慮しながら勝ち試合の7回または8回を担当することが予想される。

     スタメンは「過去3年間のような活躍を続けたいと思っている。パドレスが勝てるチームに変わっていくのを手助けしたい。このチームはポストシーズン進出に向けて正しい道を進んでいると思っているよ」とコメント。ポメランツの加入によって主戦場が8回から7回に変わる可能性もあるが、「おそらく自分の役割は変わるだろう。でも、マウンドに上がってアウトを取るというのは変わらないよ。素晴らしいブルペンの一員でいられることが楽しみだね」と前向きに捉えているようだ。

     パドレスとの再契約は「簡単な決断だった」と語るスタメン。勝負モードに突入しているパドレスにとって、35歳の鉄腕リリーバーは今季も不可欠な戦力となりそうだ。

  • ナショナルズがカブレラと再契約へ 1年250万ドルとの報道

    2020.1.5 13:40 Sunday

     日本時間1月5日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなった内野手、アズドゥルバル・カブレラと1年250万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ナショナルズは前日にもフリーエージェントの内野手であるスターリン・カストロと契約合意に達しており、内野手の選手層に厚みを加えることに成功した。

     現在34歳のカブレラは、昨季レンジャーズとナショナルズで合計131試合に出場して打率.260、18本塁打、91打点、OPS.783をマーク。三塁手として98試合に出場したほか、二塁手として31試合、一塁手としても3試合に出場した。契約条件は1年250万ドルであることが報じられており、モロシによると、カブレラは打席数に応じて最大50万ドルの出来高を手にすることができるようだ。

     ナショナルズは現在、正三塁手としてジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているものの、カストロとカブレラの獲得は、ドナルドソン争奪戦からの撤退を見据えたものである可能性が高い。もしナショナルズがドナルドソンの獲得に成功すれば、カブレラはカストロ、ハウィー・ケンドリック、有望株のカーター・キーブームらとの併用で、二塁を中心とした内野のユーティリティとして起用されることになる。ドナルドソン争奪戦から撤退するのであれば、一塁・ケンドリック、二塁・カストロ、三塁・カブレラが基本の形となりそうだ。ただし、ナショナルズはライアン・ジマーマンとの再契約に向けて動いていることも報じられている。

     また、MLB公式サイトは、ナショナルズがドナルドソンを獲得できなかった場合にトレードでの三塁手補強に動く可能性に言及しており、クリス・ブライアント(カブス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、カイル・シーガー(マリナーズ)の名前が候補として挙げられている。内野手の頭数は足りているため、現状の戦力で開幕を迎え、状況に応じてシーズン途中での補強が検討される可能性もありそうだ。

  • 「投手・大谷」が打席に立つ可能性 マドン新監督が言及

    2020.1.4 12:05 Saturday

     メジャーリーグでプレイした過去2年間で投打にわたる才能を証明した大谷翔平(エンゼルス)について、新監督に就任したジョー・マドンはその才能を最大限に活用する方針だ。投手としてはトミー・ジョン手術からの復帰イヤー、打者としても左膝の手術から復帰するシーズンとなるため、慎重に議論が進められているものの、大谷の登板時に指名打者制を放棄し、大谷を打席に立たせる計画も浮上しているという。

     ウィンター・ミーティングの期間中、マドンは大谷の登板時に打席にも立たせたいとの意向を示していた。2018年の大谷は、登板する日は打席に立たず、その前後の日も試合に出場しなかったが、登板時に打席に立つようになれば年間で50回前後は打席に立つ機会を増やすことができる。大谷はすでにエンゼルスの中心打者の1人となっており、大谷の打席数を可能な範囲で増やしたいという考えは当然の流れと言えるだろう。

     もちろん、今季の起用法については、手術箇所の回復具合を見ながら判断が下されることになる。ビリー・エプラーGMは、医療チームからの詳細な情報を得てから大谷の起用法を再検討する方針を示しているが、マドンはできる限り大谷の打席数を増やしたいとの意向を明確にしている。大谷のコンディション次第では、登板する日の前後に出場しないというルールにも変更が加えられる可能性もある。

     なお、エンゼルスは大谷が打者としては今季開幕から出場可能であるとの見通しを明らかにしているものの、投手として開幕に間に合うかどうかについての判断には慎重な姿勢を取っている。医療チームからの報告を踏まえ、スプリング・トレーニングのスタートが近付いてきた段階で、チーム内でさらなる議論が行われる見込みだ。大谷のコンディションが良好な場合も、週に1度登板するというルールは変わらないと見られる。

     現在25歳の大谷は、2018年に投手として10試合に先発し、51回2/3を投げて防御率3.31、63奪三振を記録。打者としては2年間で210試合に出場し、792打席で打率.286、40本塁打、123打点、22盗塁、OPS.883をマークしている。

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