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  • マーリンズが強打の外野手を獲得 ガルシアと4年5300万ドルで合意

    2021.11.29 09:00 Monday

     打線の強化を目指すマーリンズは、ブリュワーズからFAとなっていたアビサイル・ガルシアと4年5300万ドルで合意したようだ。キャリアハイの29本塁打、86打点をマークしたガルシアは、ブリュワーズとの年俸1200万ドルの相互オプションを拒否してFAに。打撃面のみならず、走塁面や強肩を生かした守備面でも好成績を残し、4年契約を手に入れた。新天地では本職の右翼手としての起用が濃厚だが、中堅手としての出場経験もあるため、チーム状況次第では中堅手としての出場が増える可能性もありそうだ。

     現在30歳のガルシアは、今季ブリュワーズで135試合に出場して打率.262、29本塁打、86打点、8盗塁、OPS.820を記録。打率やOPSはホワイトソックス時代の2017年(打率.330、OPS.886)に及ばなかったものの、本塁打数はキャリアハイを大幅に更新し、打点も自己最多の数字だった。何より、全体的に低調だったブリュワーズ打線のなかで、ポイントゲッターとして1年間チームを牽引した功績は非常に大きい。

     マーリンズは今季途中にコリー・ディッカーソンをブルージェイズ、スターリング・マーテイをアスレチックス、アダム・デュバルをブレーブスへ放出。レギュラー3人が1人もいなくなり、9月には左翼ルイス・ブリンソン(27歳)、中堅ブライアン・デラクルーズ(24歳)、右翼ヘスス・サンチェス(23歳)という布陣がメインとなった。各選手ともまずまずの活躍を見せたものの、キム・アングGMとデレク・ジーターCEOは打線の強化を今オフの課題に挙げており、まずはガルシアとの契約合意に至った。

     なお、マーリンズはレッズからオプトアウト(契約破棄)でFAとなったニック・カステヤーノスにも興味を示していることが報じられている。FA市場の人気物件であるカステヤーノスの争奪戦を制すことができる保証はないが、ガルシアに加えてカステヤーノスも獲得することができれば、外野の攻撃力は一気にグレードアップすることになりそうだ。

  • レイズがクルーバーと1年契約 800万ドル+出来高で最大1300万ドル

    2021.11.29 08:40 Monday

     シェーン・マクラナハン、ドリュー・ラスムッセン、ルイス・パティーニョ、シェーン・バズといった若手先発投手が台頭しているレイズは今オフ、経験豊富なベテラン投手の獲得を目指していたが、ヤンキースからFAとなったコリー・クルーバーと1年契約で合意したようだ。年俸は800万ドルと報じられており、出来高の条件をクリアした場合、最大1300万ドルになるという。なお、レイズはジョーダン・ループロウを放出して40人枠が1枠空いているため、他の選手をロースターから外すことなくクルーバーを獲得できる。

     現在35歳のクルーバーは、今季ヤンキースで16試合に先発して80イニングを投げ、ノーヒッターを含む5勝3敗、防御率3.83、82奪三振を記録。インディアンスからFAとなり、ヤンキースと1年1100万ドルで契約して復活を目指したシーズンだったが、3年連続の故障離脱となり、完全復活を遂げることはできなかった。インディアンス時代にはシーズン18勝以上を4度マークし、最多勝2度、最優秀防御率1度、オールスター・ゲーム選出3度、サイ・ヤング賞2度といった輝かしい実績を残している。

     レイズがクルーバー獲得を狙ったのは今回が初めてではない。レイズは昨オフ、チャーリー・モートンのオプション行使を見送り、ブレイク・スネルをトレードで放出したため、先発投手の補強が必要となり、クルーバー獲得を目指していた。しかし、クルーバーは1年1100万ドルでヤンキースと契約することを選択。レイズは2年連続のラブコールでクルーバー獲得を実現させた。

     レイズはエース右腕のタイラー・グラスノウがトミー・ジョン手術により来季はほとんど投げられない可能性が高いため、24歳のマクラナハン、26歳のラスムッセン、22歳のパティーニョとバズらが先発ローテーションを形成することになる。こうした若手投手のメンター役としてもクルーバーの存在は貴重だ。戦力面では今季23試合に先発したマイケル・ワカ(レッドソックスと1年700万ドルで契約)の穴を埋めることが期待される。

  • バクストンが7年1億ドルで契約延長 MVP投票10位以内でボーナス

    2021.11.29 08:20 Monday

     ツインズがバイロン・バクストンと7年1億ドルの契約延長に合意したことが明らかになった。1億ドルの内訳は、サインボーナス100万ドル、来季の年俸900万ドル、2023~28年の6年間の年俸が各1500万ドルで、全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれているという。また、MVP投票で10位以内にランクインすると、順位に応じてボーナスが発生する。契約延長が実現しなかった場合、トレード要員になるとみられていたバクストンだが、ツインズはバクストンのポテンシャルに賭け、7年1億ドルまで条件を引き上げた。

     現在27歳のバクストンは、シーズン中から契約延長について交渉中との噂があり、7年8000万ドル程度のオファーを拒否していたことなどが報じられた。ツインズはオファーを7年1億ドルまで引き上げることによりバクストンとの契約延長を実現。故障が多く、球界有数のポテンシャルをなかなかフルに開花させることができていないバクストンだが、近年は出場さえすれば好成績を残すようになっており、ツインズはバクストンのポテンシャルに賭けることを選択したようだ。

     今季のバクストンは61試合に出場して打率.306、19本塁打、32打点、9盗塁、OPS1.005を記録。4月に18試合で打率.426、8本塁打、14打点、3盗塁、OPS1.363という大活躍を見せ、自身初の月間MVPに輝いたものの、右股関節を痛めて1ヶ月半ほど離脱し、戦列復帰直後に左手を骨折して今度は2ヶ月の離脱を強いられた。9月5日以降の26試合では打率.314、9本塁打、13打点、4盗塁、OPS1.061の好成績を残してシーズンを終えている。

     メジャー7年間で唯一100試合以上(140試合)に出場した2017年にはゴールドグラブ賞とプラチナグラブ賞を受賞しているバクストン。故障さえなければオールスター級の活躍は間違いなしとみられており、MVP投票10位以内のボーナスを契約に盛り込んだのも、その自信の表れと言っていいだろう。MVP投票10位以内のボーナスは、1位800万ドル、2位700万ドル、3位600万ドル、4位500万ドル、5位400万ドル、6~10位300万ドルとなっている。

  • レンジャーズがセミエン獲得 7年1億7500万ドルの大型契約で合意

    2021.11.29 08:00 Monday

     現行の労使協定が失効する現地時間12月1日23時59分(日本時間12月2日13時59分)の「デッドライン」が迫るなか、移籍市場が大きく動き始めた。1億ドル超の補強資金を用意しているレンジャーズは、ブルージェイズからFAとなったマーカス・セミエンと7年1億7500万ドルという大型契約で合意。二塁手のメジャー新記録となるシーズン45本塁打を記録し、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞した強打の内野手が再建中のレンジャーズに加わることになった。

     現在31歳のセミエンは、今季ブルージェイズで全162試合に出場して打率.265、45本塁打、102打点、15盗塁、OPS.873の好成績をマーク。オールスター・ゲームに初選出されたほか、二塁手としてシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を受賞し、MVP投票では大谷翔平(エンゼルス)、同僚のブラディミール・ゲレーロJr.に次ぐ3位にランクインした。アスレチックス時代の2019年にもMVP投票で3位となっており、直近3年間で2度の「MVPファイナリスト」となっている。

     2020年シーズン終了後にFAとなり、1年1800万ドルでブルージェイズと契約。アスレチックスでプレーした6年間は遊撃以外のポジションの守備に就かなかったが、ブルージェイズの遊撃にはボー・ビシェットがいるため、今季は7年ぶりに二塁を守った。しかし、コンバートの影響を全く感じさせず、守備でも好プレーを連発し、ゴールドグラブ賞を受賞。遊撃から二塁へ移り、守備面の負担が軽くなったことが打撃にも好影響を与え、45本塁打の大活躍でシルバースラッガー賞も受賞した。

     レンジャーズの遊撃には好守のアイザイア・カイナーファレファがいるものの、二塁は守備に不安を抱えるニック・ソラックがレギュラー格であり、セミエンは新天地でも引き続き二塁を守ることが予想される。再建中で若手の多いチームだけに、チームリーダーとしての働きも期待されることになりそうだ。

  • スーパー2は2年116日以上 アストロズ・アルバレスは惜しくも対象外に

    2021.11.28 11:00 Sunday

    「MLBトレード・ルーマーズ」のティム・ディアークス記者によると、今オフの「スーパー2」の対象者がサービスタイム(メジャー登録日数)2年116日以上3年未満の選手に決定したようだ。通常、年俸調停権を得るのはサービスタイム3年以上の選手だが、サービスタイム2年以上3年未満の選手のうち、サービスタイムが上位22%の選手にも年俸調停権が与えられ、これを「スーパー2」と呼ぶ。よって、「スーパー2」の対象者は通常3年間の年俸調停期間を4年与えられることになる。

     今オフの「スーパー2」の対象者がサービスタイム2年116日以上3年未満に決定したことにより、たとえば2019年ア・リーグ新人王のヨーダン・アルバレス(アストロズ)はサービスタイムが2年113日のため、年俸調停権取得を来オフまで待たねばならなくなった。一方、今季23本塁打とブレイクしたルイス・ウリアス(ブリュワーズ)はサービスタイムが2年120日のため、「スーパー2」の対象者となり、今オフから年俸調停権を得る。

     メジャーリーグの現行の制度では、サービスタイム172日を1年と換算し、サービスタイムが3年以上の選手に年俸調停権が与えられ、サービスタイムが6年以上になるとFAとなる。プロスペクトのメジャーデビューを意図的に遅らせる球団が多いのは、「スーパー2」の対象やFAになるのを遅らせることが狙いである。また、年俸調停権取得前はメジャー最低保証年俸に近い水準のサラリーしか得られず、年俸が100万ドルを超えることすらめったにない。

    「スーパー2」の対象者はサービスタイム2年以上3年未満の選手のうち、サービスタイムが上位22%の選手と決まっているため、区切りの日数は毎年変動する。2009年以降では、2011年オフの「2年146日」が最も多く、2019年オフの「2年115日」が最も少ない。今オフの「2年116日」は2019年に次ぐ少なさとなった。なお、現在行われている労使交渉によって年俸調停の制度が変更される可能性があり、「スーパー2」が来オフ以降どのように扱われるかは不透明だ。

  • ストローマンがメッツに失望? 「メッツは僕を欲しがっていない」

    2021.11.28 09:30 Sunday

     メッツは日本時間11月27日にエドゥアルド・エスコバー、マーク・キャナ、スターリング・マーテイの3選手との契約合意が報じられ、野手の補強をほぼ完了したとみられている。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、メッツのフロントオフィスは現在、先発投手の獲得に注力しているようだ。そんななか、メッツからFAとなった先発右腕マーカス・ストローマンは「僕はメッツに戻りたいと思っている。でも、彼らは他の投手を好んでいるんだ」とツイートし、波紋を呼んでいる。

     現在30歳のストローマンは新型コロナウイルスのパンデミックのなかで行われた2020年シーズンの出場を辞退したものの、今季は33試合に先発して179イニングを投げ、10勝13敗、防御率3.02、158奪三振を記録。勝ち星には恵まれなかったが、防御率はリーグ8位の好成績だった。ブルージェイズ時代の2017年にもリーグ4位の防御率3.09をマークした実績があり、200イニング前後と防御率3点台前半を計算できる好投手である。

     メッツは昨オフ、シーズン全休のストローマンに対してクオリファイング・オファーを提示し、ストローマンはそれを受諾して1年1890万ドルで残留。今オフ再びFAとなり、複数年の大型契約を目指している。「MLBトレード・ルーマーズ」のティム・ディアークス記者によると、ストローマンに興味を示しているチームのなかにメッツも含まれているが、メッツはマックス・シャーザーやケビン・ゴーズマンとの契約交渉を優先しているとの報道もあり、ストローマンのもとにメッツの熱意は届いていないようだ。

     ストローマンは「来年もメッツに戻りたいと思っている。僕はニューヨークで投げられることを証明した。他の投手はニューヨークのプレッシャーに負けてしまうことが多い。しかし、ある情報筋によると、(メッツの)フロントオフィスは市場に出ている他の投手を好んでいるようだ。最終的にどのチームへ行ったとしても、僕は活躍してみせるよ」とツイート。さらに、このツイートを引用し、「ある情報筋というのは僕のことだよ」と付け加えた。

  • レイズがフランコとの11年契約を正式発表 最高年俸は2500万ドル

    2021.11.28 09:00 Sunday

     ドミニカ共和国出身のワンダー・フランコが契約金382万5000ドルでレイズに入団してから4年。20歳のスター候補生は球団史上最高額かつサービスタイム1年未満の選手としてはメジャー史上最高額の大型契約を手にすることになった。日本時間11月28日、レイズはフランコと11年1億8200万ドルの長期契約を結んだことを正式発表。12年目(2033年)の球団オプションが行使され、出来高の条件をフランコがクリアした場合、契約規模は最大12年2億2300万ドルになるという。

     レイズのスチュアート・スターンバーグ・オーナーは「今日はワンダーとレイズの双方にとって素晴らしい日になった。今回の契約はワンダーとレイズが相互に信頼し合っていることを証明している。我々は毎年競争力のあるチームを作ることを目指しており、ワンダーの存在と貢献は大きな役割を果たしていくことになるだろう」とフランコへの大きな期待を語った。なお、今回の長期契約にトレード拒否権は含まれておらず、トレードされた場合、フランコは300万ドルのボーナスを得る。

     11年1億8200万ドルの内訳も明らかになっており、11年間の年俸は以下の通り。

    2022年:100万ドル
    2023年:200万ドル
    2024年:200万ドル
    2025年:800万ドル
    2026年:1500万ドル
    2027年:2200万ドル
    2028年:2500万ドル
    2029年:2500万ドル
    2030年:2500万ドル
    2031年:2500万ドル
    2032年:2500万ドル

     上記以外にサインボーナスとして500万ドルが支払われ、2033年の球団オプション(年俸2500万ドル)にバイアウト200万ドルが設定されているため、フランコに保証される合計金額は1億8200万ドルとなる。これ以外にMVP投票の結果に基づいた昇給が設けられており、フランコがすべての条件をクリアすれば、総額は12年2億2300万ドルまで上昇する。

     フランコは今年6月にメジャーデビューし、70試合に出場して打率.288、7本塁打、39打点、OPS.810を記録。20歳以下の選手としては歴代最長タイとなる43試合連続出塁をマークするなど、後半戦は55試合に出場して打率.314、OPS.872の好成績を残した。出場試合数は少なかったものの、短期間でのハイクオリティな活躍を評価され、ア・リーグ新人王投票では3位にランクインした。

  • アストロズがブルペン補強 右腕・ネリスと2年1700万ドルで合意

    2021.11.28 08:30 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトでフィリーズを担当するトッド・ゾレッキー記者が関係者から得た情報によると、アストロズはフィリーズからFAとなった救援右腕ヘクター・ネリスと2年1700万ドルで契約合意に達したようだ。現在32歳のノリスは通算84セーブと55ホールドを記録しているように、フィリーズのクローザーないしセットアッパーとして活躍し、メジャー8年間で405試合に登板して防御率3.42、奪三振率11.48、被打率.220、WHIP1.19を記録。アナリティクスに長けたアストロズでどんな進化を遂げるか注目される。

     ネリスは今季フィリーズで74試合に登板して74回1/3を投げ、4勝7敗12セーブ、11ホールド、防御率3.63を記録。前半戦は防御率4.72と安定感を欠き、クローザー失格となったが、中継ぎに回った後半戦は防御率2.70をマークした。月別に見ると、6月は防御率8.22、7月も防御率6.94と乱調。この2ヶ月を除いた防御率は2.29と非常に優秀だった。

     アストロズは今季途中に獲得したケンドール・グレイブマンがFAとなり、ホワイトソックスと3年2400万ドルで合意したことが報じられており、ネリスはその穴埋め役を担うことになる。クローザーのライアン・プレスリーを中心に、ライン・スタネック、フィル・メイトン、ブレイク・テイラー、ペドロ・バイエズなど、ブルペンの頭数は揃っており、今後は残りの補強予算でカルロス・コレアのFAにより空席となっている遊撃手の補強を目指すことになりそうだ。

     アストロズが今季と同レベルのペイロールを維持すると仮定すれば、残りの補強資金は2000万ドル弱。この金額ではコレアとの再契約は絶望的であり、コリー・シーガーら他のスター遊撃手の獲得も難しいと思われる。球団内では巧打好守のジェレミー・ペーニャが着実に育っており、ペーニャまでの「つなぎ役」となる遊撃手が補強ターゲットになる可能性もありそうだ。

  • マリナーズ 2選手とのトレードでパドレスからフレイジャー獲得

    2021.11.28 08:00 Sunday

     日本時間11月28日、マリナーズは2選手とのトレードでパドレスからアダム・フレイジャーを獲得したことを発表した。現在29歳のフレイジャーは通算打率.281を誇る巧打の二塁手。今季はオールスター・ゲーム初選出を果たした。来季が年俸調停期間の3年目で、来季終了後にFAとなる。フレイジャーを放出したパドレスはレイ・カーとコリー・ロージャーの2選手を獲得。ともにまだメジャー経験はないものの、今季マイナーで好成績を残した期待の有望株である。

     フレイジャーは今季パイレーツで98試合、パドレスで57試合、合計155試合に出場して打率.305、5本塁打、43打点、10盗塁、OPS.779をマーク。規定打席到達は3年連続3度目だが、打率3割をクリアしたのは今回が初めてだった。特に前半戦は89試合で打率.330、OPS.860の活躍を見せ、オールスター・ゲーム初選出。しかし、パドレス移籍後は57試合で打率.267、OPS.662と調子を落とし、失速するチームの救世主となることはできなかった。

     ジェリー・ディポートGMは「アダムは実績があり、多才で、様々な役割をこなせる選手だ。彼の存在は、我々のラインナップをより強力に、そして我々のチームをより完全なものにしてくれる」とフレイジャーの加入を歓迎。起用法は今後のマリナーズの戦力補強次第であり、フレイジャー自身も「外野にも挑戦したいと思っている」と話しているが、少なくとも現時点では正二塁手を務めることが予想されている。

     カーは27歳のリリーフ左腕で、2017年8月にドラフト外でマリナーズに入団。今季はAA級とAAA級で36試合(うち1先発)に登板して39回2/3を投げ、2勝1敗5セーブ、防御率3.18、60奪三振をマークした。一方、ロージャーは22歳の外野手で、今年のドラフト12巡目指名でマリナーズに入団。今季はA級で31試合に出場し、打率.390、3本塁打、23打点、13盗塁、OPS1.046の好成績を残した(他にルーキー級で1試合に出場)。

  • メッツがマーテイと4年7800万ドルで合意 次はゴーズマン獲得か

    2021.11.28 01:00 Sunday

     メッツはエドゥアルド・エスコバー(2年2000万ドル+オプション1年)、マーク・キャナ(2年2650万ドル+オプション1年)に続いてアスレチックスからFAとなっていたスターリング・マーテイとも4年7800万ドルで契約合意に達したことが報じられている。ビリー・エプラーGMは打線の強化に成功したが、絶対的エースのジェイコブ・デグロムに次ぐ先発投手の確保という最大の補強ポイントが手付かずのままだ。「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、メッツはケビン・ゴーズマン獲得を目指しているという。

     現在33歳のマーテイは、今季マーリンズとアスレチックスで合計120試合に出場して打率.310、12本塁打、55打点、47盗塁、出塁率.383、OPS.841の好成績をマーク。リーグを跨いで移籍したため、各リーグの盗塁王のタイトルを獲得することはできなかったものの、47盗塁は今季メジャー最多の数字だった。メッツはフアン・ラガレス退団後、本来は両翼タイプのブランドン・ニモを正中堅手に起用せざるを得ない状況が続いており、待望の正中堅手誕生ということになる。「ESPN」のバスター・オルニー記者が予想するメッツのラインナップは以下の通り。

    (中)スターリング・マーテイ
    (右)ブランドン・ニモ
    (遊)フランシスコ・リンドーア
    (一)ピート・アロンゾ
    (三)エドゥアルド・エスコバー
    (二)ジェフ・マクニール
    (左)マーク・キャナ
    (指)ドミニク・スミス
    (捕)ジェームス・マッキャン
    ※ユニバーサルDH(両リーグ指名打者制)導入が前提
    ※ロビンソン・カノーは「ワイルドカード」的存在

     マーテイの獲得がハビアー・バイエズとの再契約交渉にどのような影響を与えるかは不透明だが、エプラーGMの目は先発投手補強へとシフトしている。マルティノ記者によると、メッツの第1ターゲットと言われるマックス・シャーザーとの交渉は思うように進展していないようだが、ゴーズマン獲得に向けて攻勢をかけているという。ゴーズマンは「今日(現地時間11月27日)中に契約の決断を下す可能性がある」と言われており、その動向に注目が集まっている。

  • メッツがさらなる補強 キャナと2年2650万ドル+オプション1年で合意

    2021.11.27 11:00 Saturday

     エドゥアルド・エスコバーとの契約合意が報じられたばかりのメッツがさらなる補強に動いた。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、メッツはアスレチックスからFAとなったマーク・キャナと2年2650万ドル+オプション1年で契約合意に至ったという。キャナはパンチ力と高出塁率を兼ね備えた32歳の外野手で、外野3ポジションと一塁を守ることができる。キャナの獲得により、メッツが自軍からFAとなったマイケル・コンフォートとの再契約する可能性は低くなったと言えそうだ。

     キャナは2010年ドラフト7巡目指名でマーリンズに入団し、2014年12月のルール5ドラフトでロッキーズに指名された直後にアスレチックスへトレードされた。2015年にいきなり124試合に出場して16本塁打を放つと、翌年は背中の故障で長期離脱し、2017年もメジャーとマイナーの往復となったが、2018年から完全にメジャー定着。2019年には126試合に出場して打率.273、26本塁打、出塁率.396、OPS.913という自己最高のシーズンを過ごした。

     短縮シーズンの昨季は59試合に出場して出塁率.387をマークし、今季は自己最多の141試合に出場して自身初の規定打席到達。打率.231、17本塁打、61打点、12盗塁、OPS.746とやや低調な成績だったが、77四球に加えてメジャー最多の27死球を記録し、出塁率は.358とキャリア平均を上回った。今季は左翼手としての出場が多かったものの、右翼や一塁のみならず中堅を守ることができるのも魅力の1つである。

     正右翼手のコンフォートがFAとなり、外野手の補強が必要となっていたメッツは、クリス・ブライアント、鈴木誠也、ニック・カステヤーノスらの獲得に動く可能性が取り沙汰されていたが、キャナの獲得によりコンフォートとの再契約も含め、大物外野手の獲得に動く可能性は低くなった。地味ではあるものの、エスコバーとキャナという実力派2選手の獲得は、選手の起用法にフレキシビリティをもたらす好補強と言えるだろう。

  • ライセル・イグレシアスをめぐってエンゼルスとフィリーズが争奪戦か

    2021.11.27 10:00 Saturday

     今オフのFA市場における「最高のリリーバー」と言われているのがエンゼルスからFAとなったライセル・イグレシアスだ。エンゼルスはクオリファイング・オファーを拒否されたあとも守護神イグレシアスとの再契約を目指しているが、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者は「フィリーズとの激しい争奪戦になる可能性がある」と指摘。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者も「フィリーズはクローザーの補強が最優先」と述べている。エンゼルスは争奪戦を制して守護神をキープすることができるのだろうか。

     フィリーズは短縮シーズンの2020年に救援防御率7.06という悲惨な数字を叩き出し、今季はホゼ・アルバラード、サム・クーンロッド、アーチー・ブラッドリー、ブランドン・キンツラーらをブルペンに加えて開幕を迎えた。ところが、戦力アップしたはずのブルペンは思うように機能せず、7月末にはレンジャーズでクローザーを務めていたイアン・ケネディを獲得したものの、効果は今一つ。昨季と比較すれば大幅に改善されたとはいえ、救援防御率4.60はメジャー25位に過ぎなかった。

     しかも、クローザーのヘクター・ネリス、セットアッパーのブラッドリー、今季途中に加入したケネディの3人がいずれもFAとなっており、現時点では今季防御率4点台のアルバラードがクローザーの筆頭候補という状況。そうしたチーム事情もあり、ヘイマン記者によると、フィリーズは「他の補強ポイントよりもクローザーの補強を優先している」という。

    「MLBトレード・ルーマーズ」はFA選手ランキングトップ50でイグレシアスをリリーバーとしては最上位の17位に位置付けており、契約規模を4年5600万ドルと予想している。クローザーがいないのはエンゼルスも同じであり、争奪戦はエンゼルスとフィリーズの2球団が中心となるのは間違いない。今季の「オールMLB」のセカンドチームに選ばれたイグレシアスは、来季どのチームのユニフォームを着るのだろうか。

  • Dバックスがレイズからループロウ獲得 1対1の交換トレード

    2021.11.27 09:30 Saturday

     日本時間11月27日、ダイヤモンドバックスはレイズとの1対1のトレードでジョーダン・ループロウを獲得したことを発表した。レイズはダイヤモンドバックスからマイナーリーガーのロニー・サイモンを獲得する。ロースターの40人枠がフルに埋まっていたダイヤモンドバックスは、ループロウの枠を空けるために右腕ブレット・デガスをDFAとしたことを発表。一方、レイズはロースターの40人枠が1枠空いた。今回のトレードは次の戦力補強に備えるための動きだとみられる。

     現在28歳のループロウは2017年にパイレーツでメジャーデビューし、インディアンスを経て、今季途中にレイズへ加入。今季はインディアンスで36試合、レイズで25試合、合計61試合に出場して打率.202、11本塁打、28打点、OPS.780に終わったが、レッドソックスとの地区シリーズ第2戦で逆転グランドスラムを放つ活躍を見せた(チームはその後逆転負け)。通算の対左腕OPS.899という数字が示すように、本来は「左キラー」として活躍する選手だが、今季は対左腕OPS.690と低調。その代わり、これまで苦手にしていたはずの右腕をよく打った(対右腕OPS.893)。

     ループロウは年俸調停権を取得したばかりのため、ダイヤモンドバックスはFAまであと3年保有できる。スモールマーケット球団のレイズとしては、プラトーン要員に過ぎないループロウをメジャー最低保証レベル以上の年俸で抱えたくないという思惑もあったのかもしれない(来季の予想年俸は150万ドル)。ダイヤモンドバックスはループロウを左打者のデービッド・ペラルタやペイビン・スミスとのプラトーンで起用していくことになりそうだ。

     レイズが獲得したサイモンは、ドミニカ共和国出身の21歳の内野手。もともとはカブスに在籍していたが、2020年8月のアンドリュー・チェイフィンのトレードの後日指名選手として、同年11月にダイヤモンドバックスへ移籍した。今季はA級とA+級で合計97試合に出場して打率.245、17本塁打、63打点、19盗塁、OPS.783を記録。成績が示すように粗削りではあるものの、パワーとスピードを兼ね備えた有望株である。

  • 遊撃手補強を目指すタイガース バイエズと数日間にわたって交渉中

    2021.11.27 09:00 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者が関係者から得た情報によると、遊撃手補強を目指すタイガースは数日間にわたってハビアー・バイエズとの契約交渉を行っているようだ。バイエズはタイガース、メッツなど複数のチームと契約交渉を行っていることが報じられており、現行の労使協定が失効する現地時間12月1日23時59分のデッドラインまでに争奪戦が決着する可能性もある。今オフの「FAスター遊撃手軍団」の1人は、来季どのチームのユニフォームを着ることになるのだろうか。

     再建モードから勝負モードへの移行を進めているタイガースは今オフ、すでにエドゥアルド・ロドリゲスやタッカー・バーンハートを獲得。さらなる先発投手の補強を目指しつつ、スター遊撃手の獲得を狙っている。AJ・ヒンチ監督との関係性からカルロス・コレアを獲得する大本命に挙げられることも多いが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、タイガースは1人の選手に対して総額3億ドル規模の超大型契約を与えたいとは考えていないようだ。

    「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、タイガースはバイエズとの契約交渉を本格化させる前にマーカス・セミエンやコレアと交渉していたという。バイエズはセミエンやコレアよりも安価で獲得可能と予想されており、タイガースが複数のスター遊撃手と交渉するなかで最終的にターゲットをバイエズに絞ったという事実からも、タイガースが遊撃手補強に必要以上の大金を投じる意思がないことがうかがえる。

     なお、バイエズとの再契約を目指すメッツは、エドゥアルド・エスコバーとの契約合意が報じられているが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、バイエズ争奪戦から撤退したわけではないという。コレア、コリー・シーガー、セミエン、トレバー・ストーリー、バイエズと5人のスター遊撃手がFA市場に出ている今オフだが、先陣を切ってバイエズの契約が決まることになりそうだ。

  • メッツが強打のエスコバーと2年2000万ドル+オプション1年で合意

    2021.11.27 08:30 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、メッツはブリュワーズからFAとなったエドゥアルド・エスコバーと2年2000万ドルで契約合意に達したようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は、2024年の球団オプションが含まれていることを伝えている。エスコバーは内野の複数ポジションを守ることができる32歳の強打者。ビリー・エプラー新GMが就任したメッツにとって、今オフ初めての大型補強となった。

     今季のエスコバーはダイヤモンドバックスで開幕を迎え、98試合で打率.246、22本塁打、65打点、OPS.778を記録。低迷するチームの代表として自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。7月下旬にブリュワーズへトレードされ、移籍後は48試合で打率.268、6本塁打、25打点、OPS.800をマークして地区優勝に貢献。シーズントータルでは146試合で打率.253、28本塁打、90打点、OPS.786をマークし、キャリアハイの成績を残した2019年ほどの数字ではなかったものの、昨季の不振を脱した。

     エスコバーはスイッチヒッターであり、三塁を中心に二塁や一塁も守れるため、メッツとしては選手起用の幅を広げることができる。たとえば、対右腕時は二塁にロビンソン・カノー、三塁にエスコバーを入れ、対左腕時には二塁にエスコバー、三塁にJ・D・デービスを置くといった選手起用も可能になる。ただし、エスコバー獲得後も引き続きハビアー・バイエズとの再契約を目指す方針であり、内外野を守れるジェフ・マクニールも含め、トレードによる戦力整理が行われる可能性もある。

     スティーブ・コーエン・オーナーの財力を武器に、潤沢な補強資金を用意しているとみられるメッツ。先発投手や外野手など、まだ補強ポイントは残っているが、エプラーGMが今後どんな動きを見せるか注目したい。

  • Rソックスが先発右腕・ワカと1年契約へ 今季レイズで防御率5.05

    2021.11.27 08:00 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスはレイズからFAとなった先発右腕マイケル・ワカと1年契約を結ぶことで合意目前となっているようだ。「ESPN」のジェフ・パッサン記者が第一報を伝えたが、年俸などの詳細はまだ明らかになっていない。レッドソックスは今オフ、ギャレット・リチャーズとマーティン・ペレスの来季オプションの行使を見送り、エドゥアルド・ロドリゲスがFAで流出。先発投手の確保が急務となっていた。

     現在30歳のワカは、カージナルスで7年間、メッツで1年間プレーしたあと、今季は年俸300万ドルの1年契約でレイズに加入。29試合(うち23先発)に登板して124回2/3を投げ、3勝5敗、2ホールド、防御率5.05、121奪三振をマークした。23度の先発でクオリティ・スタートはわずか3度、124回2/3で23本塁打を浴びるなど、不安定なピッチングが目立ったが、K/BB3.90は短縮シーズンの昨季を除けば自己ベストの数字。レッドソックスはそのあたりに成績向上の可能性を見出したのかもしれない。

     レッドソックスは先発5枠のうち、クリス・セール、ネイサン・イバルディ、ニック・ピベッタの3枠しか埋まっていない状況。クオリファイング・オファーを提示したうえで再契約を目指していたロドリゲスはタイガースと5年契約を結び、タナー・ハウク、ギャレット・ウィットロック、コナー・シーボルド、カッター・クロフォードらが先発候補に挙がっているが、ワカはこれらの若手投手たちと先発4~5番手の座を争い、場合によってはロングリリーフに回る可能性もある。

     なお、スティーブン・マッツ(カージナルスと契約合意)の争奪戦に加わっていたことが報じられているレッドソックスは、マーカス・ストローマンやロビー・レイにも興味を示しており、先発補強はワカだけで終わらない可能性が高い。今季チーム最多の13勝を挙げたロドリゲスに代わる戦力を確保できるかどうかが、来季に向けたポイントとなりそうだ。

  • パイレーツ・筒香は一塁中心の起用か モランはノンテンダーの可能性

    2021.11.26 11:00 Friday

     パイレーツと1年400万ドルで再契約することに合意したことが報じられている筒香嘉智。身体検査が完了後、再契約が正式発表される見込みとなっている。メジャーリーグ公式サイトでパイレーツを担当するジェイク・クラウス記者によると、パイレーツと筒香の契約交渉のなかで、一塁中心の起用について話し合いが行われていたようだ。今季は筒香と同じ左打者であるコリン・モランが一塁手として81試合にスタメン出場したが、クラウス記者はモランがノンテンダーFAとなる可能性があることを指摘している。

     筒香はパイレーツ移籍後の43試合のうち、右翼手として20試合、一塁手として9試合、左翼手として2試合、指名打者として1試合にスタメン出場(残りの11試合は代打)。左翼より右翼での出場が多かったのは、パイレーツの本拠地PNCパークの右翼が浅く、左翼が深く広いことが影響しているとみられる。デレク・シェルトン監督はシーズン最終日、「あまりプレー経験のない右翼というポジションで彼を苦しめてしまった。成長を見ることもできたけどね」とコメント。ベン・チェリントンGMも含め、パイレーツの首脳陣は筒香を外野よりも一塁で起用したいと考えているようだ。

     筒香を一塁手として起用する場合に問題となるのが、「左打ちの一塁手」という点において筒香とモランの役割が完全に被ってしまうことだ。モランは来季が年俸調停期間2年目のシーズンとなり、年俸は400万ドル前後まで上昇することが予想されている。ただし、今季は99試合で打率.258、10本塁打、50打点、OPS.724と平凡な成績。新たな労使協定でユニバーサルDH(両リーグ指名打者制)が採用されれば、筒香とモランを共存させることも可能だが、チーム再建中のパイレーツがモランに400万ドルを支払いたくないと考え、ノンテンダーFAを選択する可能性は十分にある。

     パイレーツの現有戦力で、来季の年俸が筒香を上回るのはブライアン・レイノルズ(予想額450万ドル)だけ。筒香はチーム2番目の高給取りとして来季を迎える可能性が高い。パイレーツ移籍後に見せた打棒を維持し、年俸400万ドルの期待に応えることができるか注目だ。

  • カブスの有望株・アマヤがTJ手術へ コントレラスの去就にも影響か

    2021.11.26 10:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトでカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者によると、カブスのプロスペクト捕手、ミゲル・アマヤはトミー・ジョン手術が必要となっているようだ。バスティアンは「球団は手術の必要性が差し迫っていると考えている」と伝えており、近日中に手術が行われるとみられる。「ジ・アスレチック」でカブスを担当するパトリック・ムーニー記者は「アマヤは来月トミー・ジョン手術を受け、リハビリプログラムを開始する予定だ」と情報を補足している。

     現在22歳のアマヤは、今季マイナーAA級で23試合に出場して打率.215、1本塁打、13打点、OPS.710を記録。106打席で22三振に対して21四球を選んだため、出塁率は.406という高水準だった。しかし、前腕を痛めて6月上旬から長期欠場。結局、シーズンの残りを棒に振ることになってしまった。

     アマヤは2019年オフにルール5ドラフトからのプロテクトのためにロースターの40人枠に登録されており、通常3つ与えられるマイナーオプションはあと1つしか残っていない。「MLBトレード・ルーマーズ」は「マイナーオプションを使い切ってしまうのを避けるためには、メジャーの故障者リストに入れる方法がある。ただし、この場合、メジャーリーガーとしての給与を支払う必要があり、サービスタイムも加算されてしまう」と指摘。カブスは難しい選択を強いられることになる。

     アマヤは順調ならば今季中にメジャーへ昇格することが予想されていたため、このタイミングでの長期離脱は正捕手ウィルソン・コントレラスの去就にも大きな影響を与える。今季中にアマヤがメジャーデビューしていれば、今オフにコントレラスを放出し、来季からアマヤに正捕手を任せることも可能だったはず。ところが、今季中にメジャーデビューできなかったどころか、来季の全休が濃厚となった。今オフのFAの捕手市場は非常に層が薄く、レギュラークラスの捕手を見つけることは容易ではない。よって、カブスは安易にコントレラスを放出することはできないと思われる。

  • オリオールズ ノーヒッター左腕・ミーンズのトレードを交渉中か

    2021.11.26 09:30 Friday

    「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、オリオールズは今年5月にノーヒッターを達成したエース左腕、ジョン・ミーンズのトレードを交渉しているようだ。現在28歳のミーンズは、今オフ初めて年俸調停権を取得し、来季の年俸は310万ドル前後まで上昇することが予想されている。今季110敗を喫したオリオールズは、本格的な勝負モードに移行するまであと数年かかるとみられており、オリオールズはあと3年保有できるミーンズがチーム再建のサイクルにフィットしないと判断したとみられる。

     ミーンズはメジャー2年目の2019年に31試合(うち27先発)に登板して155イニングを投げ、12勝11敗、防御率3.60、121奪三振をマーク。オールスター・ゲームに選出され、新人王投票では満票受賞のヨーダン・アルバレス(アストロズ)に次ぐ2位に入った。昨季は最初の6先発を終えた時点で防御率8点台の大乱調だったが、最後の4先発で防御率1.52の快投を披露。その好調を今季も維持し、5月5日のマリナーズ戦で振り逃げ1人だけのノーヒッター(準完全試合)を達成するなど、5月下旬まで防御率1点台をキープした。

     ところが、6月上旬に左肩痛で戦列を離れると、復帰後は失速。シーズントータルでは、26試合に先発して146回2/3を投げ、6勝9敗、防御率3.62、134奪三振と平凡な成績に終わった。とはいえ、オリオールズで唯一とも言えるメジャーレベルの先発投手であり、FAまであと3年保有できるため、トレードに出せばある程度の対価を得ることはできるだろう。

     過去3年間、オリオールズで7試合以上に先発した18人の投手のうち、5点未満の防御率を記録したのはミーンズを含めて3人だけ。ミーンズ以外の2人(ディラン・バンディとアンドリュー・キャッシュナー)はすでにチームを離れている。つまり、ミーンズを放出した場合、オリオールズにはせいぜい防御率5点台レベルの先発投手しか残らない。グレイソン・ロドリゲスやDL・ホールといった若手有望株の昇格が近付いているとはいえ、オリオールズのファンはもうしばらくのあいだ、我慢を強いられることになりそうだ。

  • ドジャース シーガー流出ならトレイ・ターナーを正遊撃手として起用

    2021.11.26 09:00 Friday

     今オフのFA市場はカルロス・コレア、コリー・シーガー、マーカス・セミエン、トレバー・ストーリー、ハビアー・バイエズと大物遊撃手が多く、どの選手がどの球団と契約するか大いに注目されている。そんななか、ドジャースはシーガーとの再契約に興味を示しているが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、シーガーとの再契約に失敗した場合、ドジャースは別の遊撃手を獲得するつもりはないという。シーガー流出なら今季途中に加入したトレイ・ターナーが来季の正遊撃手を務めることになる。

     ドジャースは今年7月末のトレード・デッドラインでキーバート・ルイーズとジョザイア・グレイという2人のトップ・プロスペクトを含む4選手を放出し、ナショナルズからマックス・シャーザーとターナーを獲得。ターナーはドジャース移籍後、本職の遊撃ではなく二塁を守ったが、トレード成立の時点から「ターナー獲得はシーガー流出に備えた保険」と言われていた。要するに、シーガー流出時にターナーを二塁から遊撃に戻すのは、ドジャースにとって想定内の動きである。

     メジャーリーグ公式サイトは「ターナーは1年後にFAとなるため、ドジャースがシーガーと再契約しなかった場合、ターナーとの契約延長に動いたとしても驚きではない」と指摘。さらに、「今季4つのポジション(中堅、二塁、左翼、遊撃)で23試合以上に出場したユーティリティ・プレーヤーのクリス・テイラーとの再契約を目指す可能性もある」と記している。

     シーガーは総額3億ドル規模の超大型契約を得ることが予想されているが、メジャー7年間で150試合以上に出場したシーズンが1度しかないなど健康面に不安を抱えており、身長193cmという体格から「遊撃手としてプレーできる期間はそれほど長くない」との声もある。こうしたリスクを考慮してドジャースがシーガーとの超大型契約を敬遠する可能性は十分にあり、今年7月末のナショナルズとのトレードは、ドジャースにとってさらに大きな意味を持つことになるだろう。

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