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  • マーリンズ イェリッチの見返りにアクーナ獲得を希望

    2018.1.18 14:00 Thursday

     主力選手が次々にチームから放出されるなか、自身のトレードを希望していることが報じられているクリスチャン・イェリッチ(マーリンズ)。しかし、マーリンズは長期にわたって保有可能な好打者を簡単に手放すつもりはなく、放出の際には「巨大な見返り」を求めているようだ。

     今オフのマーリンズはデレク・ジーターを中心とした新オーナー・グループのもとで年俸総額の削減に着手し、ジャンカルロ・スタントンをヤンキース、ディー・ゴードンをマリナーズ、マーセル・オズーナをカージナルスへ放出。数年以内に優勝争いに加わることがほぼ絶望的な状況となり、イェリッチやJ.T.リアルミュートといった残された主力選手のほか、スタントンとのトレードで加入したスターリン・カストロまでもがトレードを希望している。

     26歳の好打者、イェリッチには数多くの球団が興味を示していると見られるが、マーリンズは「スター級のタレント」を得られないのであればイェリッチ放出に応じるつもりはないことを明言。イェリッチはスプリング・トレーニング開始までにトレードされることを希望しているが、マーリンズの要求の高さを考えると、トレードが成立するかどうかは不透明だ。

     その一例として、MLBネットワークのピーター・ギャモンズは、マーリンズがブレーブスに対して「トップ・プロスペクトのロナルド・アクーナを交換要員に含めなければ交渉に応じるつもりはない」と通達したことを報じている。アクーナは球界屈指の有望株であり、今季中のメジャー昇格が期待されているスーパースター候補生。ブレーブスにアクーナ放出の意思はないが、マーリンズは「1対3、1対4、1対5のトレードでもいい。しかし、アクーナが交換要員に含まれないのであれば、2人目以降の交渉にさえ応じられない」との姿勢を取っている。

     チームに残りたくないイェリッチと、チームに残された数少ないスター選手を安売りしたくないマーリンズ。イェリッチとマーリンズの信頼関係が完全に崩壊していることを考えると、マーリンズが要求レベルを下げるほかに道はないように思われるが、このトレード騒動はどのような結末を迎えるのだろうか。


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  • カージナルス カーペンターの中軸起用に再チャレンジへ

    2018.1.18 12:00 Thursday

     打線の核となるスラッガーとしてマーリンズからマーセル・オズーナを獲得したカージナルス。マイク・マシーニー監督はベストの打線を組むために、あらゆる選択肢を考慮に入れている。どうやら再びマット・カーペンターの中軸起用にチャレンジするようだ。

     昨季のカージナルスは、同地区ライバルのカブスからフリーエージェントとなったデクスター・ファウラーを獲得。不動のリードオフマンとして活躍していたカーペンターを3番に回し、ファウラーを1番に据えるラインナップで開幕を迎えた。ところが、両者とも予想外のスロースタートとなり、マシーニーは6月上旬にカーペンターを本来の打順に戻した。ファウラーは3番や4番を打つことが多くなり、最終的に両者とも及第点の成績をマークした。

     これに関して、カーペンターが打順を1番に戻すことをマシーニーに求めたとの噂がある。しかし、カーペンターは「人々は僕を信じないかもしれないけれど、1番を打たせてくれるように監督室のドアを叩いたなんて事実はない」とこの噂を完全に否定。「シーズンのなかでは好不調の波がある。3番を打っていたときに調子が悪くて、調子が上向いたタイミングと打順が1番に戻ったタイミングがたまたま一致していただけだよ」と自身の見解を口にした。

     マシーニーは新加入のオズーナに4番を任せ、1~3番にはファウラー、トミー・ファム、カーペンターを並べる構想を持っている。いずれも高出塁率を誇る上位3人がしっかり実力を発揮すれば、オズーナが塁上に走者を置いて打席に立つ機会が増え、チームの得点力は格段に向上するはずだ。マシーニーは「カーペンターはチームにフレキシビリティをもたらしてくれる」と語り、あらゆる打順、あらゆるポジションをこなせるカーペンターを高く評価している。ファウラーの1番打者としての実績に疑いの余地はないだけに、カーペンターが3番打者としてしっかり機能すれば、今季のカージナルス打線は他球団の大きな脅威となるはずだ。


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  • メッツ・コンフォート 戦列復帰は5月上旬か

    2018.1.18 11:30 Thursday

     先日3年契約を結んだジェイ・ブルースを一塁手として起用する可能性が取り沙汰されているメッツだが、どうやらブルースは今季も主に外野手としてプレイすることになりそうだ。サンディ・アルダーソンGMはマイケル・コンフォートが開幕に間に合わない見込みであることを明らかにした。

     アルダーソンは「コンフォートはおそらく開幕に間に合わないだろう。全てのことが計画通りに進んでいる。故障の再発もない。でも、計画通り進んだとしても、彼が復帰するのは5月1日になるんじゃないかな」と語り、コンフォートの戦列復帰予定時期について初めて明確なスケジュールを口にした。

     昨季のコンフォートは109試合に出場して打率.279、27本塁打を記録。メッツから唯一オールスター・ゲームに選出された。しかし、8月に左肩を負傷してシーズン終了。すぐに手術を受け、現在は戦列復帰に向けてリハビリに取り組んでいる。

     コンフォートが開幕に間に合わないことが確実となったため、メッツはヨエニス・セスペデスをレフト、フアン・ラガレスをセンター、ブルースをライトに置く布陣で開幕を迎えることになるだろう。ブランドン・ニモもレギュラー候補の一人であり、ラガレスとプラトーンで起用される可能性もあるが、トレード要員となっていることも報じられている。コンフォートが戦列に戻れば、おそらくコンフォートはセンターに入ることになるが、一塁のドミニク・スミスやエイドリアン・ゴンザレスの状態次第では、コンフォートがライトに入り、ブルースが一塁に回る可能性もあるだろう。

     いずれにしても、メッツは昨季チーム唯一のオールスター選手を欠く状態で開幕を迎えることになる。「ナショナルズ独走」と目されるナ・リーグ東部地区で地区優勝を争うためには、とにかく故障者の発生を防ぎ、セスペデス、ブルース、ノア・シンダーガード、ジェイコブ・デグロムといった主力選手がしっかり実力を発揮することが必要になる。


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  • 大谷の打数を確保すべく準備を進めるプーホルス

    2018.1.18 11:00 Thursday

     スプリング・トレーニングの開始まで1ヶ月を切り、エンゼルスに入団した大谷翔平がそのベールを脱ぐ日が徐々に近付いている。エンゼルスでは、大谷の二刀流を実現させるべく、球界屈指の実績を誇るベテランスラッガーが一塁守備のトレーニングに取り組んでいる。

     エンゼルスのアート・モレノ・オーナーは大谷について「彼はまだ23歳だ。我々は彼を6年保有できる」と語り、大谷がメジャーリーグに適応するのを長い目で見守る意向であることを示唆した。二刀流を実現させるための起用法についてはまだ定まっておらず、ビリー・エプラーGMとマイク・ソーシア監督を中心に、チーム内で議論しながら決めていく考えだ。

     エプラーは大谷を外野手として起用しないことを明言しており、打者として出場する際には指名打者に入ることになると見られている。エンゼルスでは昨季、通算614本塁打の実績を誇るアルバート・プーホルスが指名打者として143試合に先発出場したが、大谷の打者としての出場機会を確保するためにはプーホルスが守備に就かなくてはならない。プーホルスが一塁手としてコンスタントに出場機会を得たのは2015年(先発出場95試合)が最後であり、ここ2シーズンは右足の故障に苦しんでいたが、プーホルスは大谷の加入に備え、すでに一塁守備のトレーニングを開始しているという。モレノは「実際に彼がプレイしているところを見るまで、彼の状態はわからないけれど、彼が40~50試合程度守備に就けるようであれば、大谷に多くの打席を与えることができる」と自らの構想を口にする。

     通算3000安打まであと32本に迫り、あと16本塁打でケン・グリフィーJr.の通算630本塁打(歴代6位)に並ぶ名打者を一塁に追いやってまで、チームが大谷のために指名打者の枠を空けようとしている事実からは大谷への期待の大きさが読み取れる。1919年のベーブ・ルース以来となる本格的な二刀流の実現に向けて、エンゼルスはチーム全体でサポートしていく構えだ。


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  • レッドソックス J.D.マルティネスに5年1億ドルを提示か

    2018.1.18 10:00 Thursday

     J.D.マルティネス獲得レースの本命に挙げられているレッドソックスだが、どうやらレッドソックスが提示しているオファー内容とマルティネス側が希望している契約条件の間には大きな開きがあるようだ。

     ESPNのバスター・オルニーによると、レッドソックスがマルティネスに提示したオファーは総額1億ドル規模の5年契約。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、マルティネスの代理人を務めるスコット・ボラスが年平均3000万ドルの少なくとも6年契約を求めていることを報じており、レッドソックス側のオファーである5年1億ドルとマルティネス側の希望である6年1億8000万ドルの間には埋めがたい大きな開きがあることになる。

     昨季のマルティネスは119試合のみの出場で45本塁打を放つというメジャー新記録を樹立。特に7月中旬にタイガースからダイヤモンドバックスへ移籍してからは62試合で29本塁打、65打点と打ちまくり、ダイヤモンドバックスのワイルドカード獲得に大きく貢献した。同期間でマルティネス以上の本塁打と打点を記録したのはナ・リーグMVPに輝いたジャンカルロ・スタントン(当時マーリンズ)だけだった。

     マルティネス獲得に興味を示しているのはもちろんレッドソックスだけではなく、ダイヤモンドバックスもチームに不可欠な戦力となったスラッガーの呼び戻しを目指していることが報じられている。レッドソックスはすでにアンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツとレギュラー外野手3名が確立しており、マルティネスが加入する場合には主に指名打者として起用される可能性が高い。しかし、マルティネスは指名打者として起用されることを望んでおらず、この点でダイヤモンドバックスが優位ではないかと見る向きもあるようだ。

     マルティネス側はスプリング・トレーニング開始後も希望条件に合うオファーを待ち続けることを厭わない姿勢を示しており、レッドソックスがマルティネスを獲得するためにはオファー内容の引き上げが不可欠だろう。念願のスラッガー獲得は実現するのか。今後の動向に注目したい。


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  • 守護神・ブリットンを欠くも充実のオリオールズ救援陣

    2018.1.17 18:30 Wednesday

     先発投手の補強が進まず、クローザーのザック・ブリットンを右アキレス腱の故障で欠くなど、あまり良いニュースが聞こえてこないオリオールズ投手陣。しかし、昨季リーグ6位の救援防御率3.93をマークした救援陣は戦力を維持しており、今季もチームの強みとなりそうな気配である。

     ブリットンが前半戦の大部分を欠場することが確実となっているオリオールズ救援陣だが、ブリットンは昨季も左前腕痛で2度にわたって戦列を離れており、38試合にしか登板できなかった。その点を考慮すると、ブラッド・ブラック、ダレン・オデイ、マイケル・ギブンズ、リチャード・ブライアーといった主力リリーバーがしっかり実力を発揮できれば、昨季と同等のクオリティを維持することは十分に可能なはずだ。

     ブリットンの欠場期間中にクローザーを務めると予想されるのはブラック。2016年は24ホールドを挙げるなどセットアッパーとして活躍したが、昨季はブリットンの故障により一時的にクローザーを務め、67試合に登板して4勝5敗18セーブ9ホールド、防御率3.18をマークした。セットアッパーを務めるギブンズはメジャー3年目の昨季、69試合に登板して8勝1敗21ホールド、防御率2.75の好成績をマーク。オリオールズ加入後の6シーズンで5度も64試合以上に登板しているオデイとともに、代役クローザーのブラックをサポートすることになるだろう。

     昨季のサプライズとなったのが左腕・ブライアーの活躍。メジャーデビューを果たした2016年にヤンキースで23試合に登板して防御率1.96をマークしていたとはいえ、メジャー2年目の左腕が57試合に登板して防御率1.99の活躍を見せると予想した人はいなかったはずだ。ブラック、ギブンズ、オデイはいずれも右腕であり、昨季51試合に登板したドニー・ハートとともにブライアーには貴重な左腕として期待が掛かる。

     その他の投手では、ルール5ドラフトで加入したネストル・コルテス、ホゼ・メサ、ペドロ・アラウホの3投手に注目したい(アラウホはルール5ドラフト後にトレードで加入)。このなかで最もメジャーに近い位置にいるコルテスは昨季、A+級、AA級、AAA級の3階級合計で30試合(うち13先発)に登板して7勝4敗、防御率2.06の好成績をマーク。メサはA+級とAA級の29試合で防御率1.93、アラウホはA+級とAA級の45試合で防御率1.76をマークしており、思わぬ掘り出し物となる可能性もありそうだ。


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  • ソラーテ放出後もレギュラー争いが続くパドレス内野陣

    2018.1.17 17:30 Wednesday

     パドレスは日本時間1月7日にマイナー2選手とのトレードでヤンハービス・ソラーテをブルージェイズへ放出。人員過剰気味だった内野陣を整理した形だが、二塁と三塁についてはまだレギュラーが確定していない。ここではパドレスの二塁・三塁事情を探ってみる。

     エリック・ホズマーの獲得を狙っていることが報じられているパドレスだが、現時点で一塁のウィル・マイヤーズと遊撃のフレディ・ギャルビスはレギュラー確定。ホズマー獲得に成功した場合はマイヤーズが外野に回ることになると見られている。二塁はカルロス・アスアヘ、三塁はチェイス・ヘッドリーがレギュラーの有力候補だが、両ポジションを守れるコリー・スパンジェンバーグや昨季終盤に好打を披露したクリスチャン・ビヤヌエバも控えており、レギュラー争いは混沌としている。

     アスアヘはメジャー2年目となった昨季、89試合に出場して打率.270、4本塁打、出塁率.334、OPS.696をマーク。二塁の守備ではわずか3失策にとどめ、守備率.992と堅実なところをアピールした。ヤンキースで3シーズン半を過ごしたヘッドリーは2014年以来となる古巣復帰。実績を考えると正三塁手の座は揺るがないが、開幕までに再びトレードされる可能性もある。昨季主に三塁を守ったスパンジェンバーグは13本塁打&11盗塁を記録。控えに置いておくには勿体ない存在であり、二塁、三塁、レフトを守れるユーティリティ性を生かしてレギュラー級の出場機会を得るのではないだろうか。

     ヘッドリーが放出されなければ、二塁・アスアヘ、三塁・ヘッドリーの布陣で開幕を迎える可能性が高く、ヘッドリーが放出されれば二塁・アスアヘ、三塁・スパンジェンバーグという昨季同様の布陣で戦うことになるだろう。しかし、昨季終盤に打率.344、4本塁打、OPS1.094の猛打を見せたビヤヌエバや、球団3位のプロスペクトであるルイス・ウリアスらも虎視眈々とレギュラーの座を狙っており、アンディ・グリーン監督は最終的にはスプリング・トレーニングでのパフォーマンスを見て判断することになりそうだ。「競争の文化が生まれ、互いに刺激を与え合うのは素晴らしいことだ」というグリーンの期待に選手たちが応えられるか注目したい。


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  • タイガースがカステヤーノスの放出を検討か

    2018.1.17 16:30 Wednesday

     デトロイト・フリー・プレスのアンソニー・フェネックによると、タイガースは昨季26本塁打、101打点とブレイクを遂げたニコラス・カステヤーノスの放出を検討しているようだ。すでに今オフに入って数球団とトレード交渉を行っているという。

     2010年のドラフトで全体44位指名を受けてタイガースに入団したカステヤーノスは、マイナー時代から将来の主軸打者として大きな期待を背負ってきた。2016年に打率.285、18本塁打、OPS.827と自己最高の成績をマークすると、昨季は打率.272、26本塁打、101打点、OPS.811と主軸打者に相応しい成績を残すなどブレイク。101打点はリーグ9位にランクインし、10三塁打はリーグ最多の数字だった。

     カステヤーノスは今オフ初めて年俸調停権を取得し、日本時間1月13日に年俸605万ドルの1年契約でタイガースと合意したが、タイガースはカステヤーノスの打撃力を高く評価する一方で、守備力に疑問を感じている。レギュラー定着1年目の2014年に三塁で守備防御点-30というとんでもない数字を叩き出したカステヤーノスは、その後も平均を大きく下回る数字しか残すことができず、ジャイマー・キャンデラリオの台頭もあって昨季終盤にライトへコンバート。しかし、ライトでもわずか173イニングで守備防御点-7を記録し、守備のセンスに欠けることを改めて印象付ける結果となってしまった。

     打撃面での貢献を守備で打ち消してしまうだけでなく、打撃面でもフリースインガーの傾向があり、セイバーメトリクス全盛の時代では評価されにくいタイプの選手と言えるカステヤーノス。しかし、25本塁打&100打点を期待できる打撃力と25歳という若さは大きな魅力であり、少なくともあと3シーズン保有できることを考えても、トレード市場では人気を集めるはずだ。アル・アビラGMは昨年12月のウィンター・ミーティングの際にカステヤーノスとの契約延長交渉に取り組んでいることを示唆していたが、今のところ交渉に進展はなし。これもカステヤーノスのトレードが検討される一因となっているのではないだろうか。


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  • 外野のさらなるアップグレードを目指すジャイアンツ

    2018.1.17 15:30 Wednesday

     アンドリュー・マカッチェンをパイレーツから獲得し、ようやく外野に新戦力を加えることに成功したジャイアンツだが、まだセンターにぽっかりと穴が空いている。ジャイアンツはここに比較的安価で守備力の高い選手を加えることを目指しているようだ。

     マカッチェンをライトに入れ、ハンター・ペンスをライトからレフトに移すことによって外野の両翼が固まったジャイアンツ。マカッチェンとエバン・ロンゴリアの加入により課題の一つであった打線のアップグレードには成功したが、ロンゴリアの交換要員としてディナード・スパンをレイズへ放出したため、正中堅手が不在となっている。

     フリーエージェント市場を眺めると、ロイヤルズからフリーエージェントとなったロレンゾ・ケインが魅力的なオプションとして市場に残っているものの、ジャイアンツがケインを獲得するとぜいたく税の課税対象となる上限額を超えてしまう可能性が極めて高い。そうした事情もあり、ESPNのジェリー・クラスニックによると、ジャイアンツはジャロッド・ダイソン、ジョン・ジェイ、キャメロン・メイビンといったケインよりも安価な契約で獲得できる選手の獲得を目指しているという。

     このなかでジャイアンツが獲得筆頭候補に挙げていると見られるのがダイソンだ。昨季のスパンはセンターで守備防御点-27という拙守を披露し、チームの大きな弱点となっていた。打線のアップグレードとともに外野の守備力向上が今オフの課題となっていたジャイアンツにとって、俊足好守のダイソンはまさにうってつけの存在と言える。準レギュラーという立ち位置ながら、ここ4シーズンのセンターでの守備防御点は+13→+6→+9→+10の高水準。外野3ポジション合計では+13→+11→+19→+15と4年連続でプラス2ケタの守備防御点をマークしており、外野の守備力アップに貢献してくれることは間違いないだろう。また、6年連続26盗塁以上のスピードもダイソンの魅力の一つである。

     ダイソンとは違い、ジェイやメイビンの守備力は平均レベルだが、昨季のスパンと比較すれば誰が加入しても大幅な守備力アップとなる。ジャイアンツは外野の守備力向上というもう一つの課題をクリアすることができるのか。今後の動向に注目だ。


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  • 異例の移籍市場にも動揺を見せないドンブロウスキー 

    2018.1.17 14:30 Wednesday

     30年近くにわたってフロントオフィスで働いてきたデーブ・ドンブロウスキー(レッドソックス野球部門社長)の目にも、極端に動きが遅い今オフの移籍市場は異常なものとして映っている。しかし、ドンブロウスキーは動揺することなく、チームに必要な補強を成し遂げることを目指している。

     ドンブロウスキーは今オフの移籍市場について「移籍市場の動きがこんなに遅いのは今まで見たことがない」と語る。スプリング・トレーニングのスタートがおよそ1ヶ月後に迫っているにもかかわらず、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエタ、エリック・ホズマー、J.D.マルティネスといった大物フリーエージェント選手はいまだ市場に残ったまま。ゲリット・コール(パイレーツ→アストロズ)やアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ→ジャイアンツ)のトレードが決まり、ジェイ・ブルースがメッツと3年契約を結ぶなど、ここにきて多少の動きは出始めているものの、移籍市場は異例のスローペースである。

     しかし、ドンブロウスキーの補強方針に変わりはない。昨季リーグ最少の168本塁打に終わったレッドソックスは、打線の核となるスラッガーの獲得を目指しており、ドンブロウスキーは昨季45本塁打を記録したマルティネスの動向を追い続けている。ドンブロウスキーは具体的な選手名を挙げてはいないものの、ターゲットがマルティネスであることは誰の目にも明らか。すでに5年契約をオファーしたとの報道もある。マルティネスにはダイヤモンドバックスも関心を示しているが、その他の球団が獲得に動いているという具体的な話は出ておらず、実質的に一騎打ちの状況。ドンブロウスキーは市場が動き始めるのを辛抱強く待ち続ける構えだ。

     マルティネスの代理人を務めるスコット・ボラスは好条件を引き出す敏腕代理人として知られるが、ドンブロウスキーにはボラスと取引してきた経験もある。「ボラスは(好条件を引き出すために)選手の契約を遅らせることをいとわない。過去にもそうした例はいくつもあった」とドンブロウスキー。ボラス側との我慢比べのような状態が続いているが、百戦錬磨のドンブロウスキーがボラスの策に屈するようなことはないはず。長打力不足に泣いたレッドソックスにとって悲願とも言えるスラッガーの獲得に向けて、ドンブロウスキーの手腕が試されることになりそうだ。


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  • ブリュワーズがアリエタ&ムスターカスの獲得に興味

    2018.1.17 12:00 Wednesday

     シリウスXMのジム・ボウデンによると、ブリュワーズはフリーエージェントのジェイク・アリエタとマイク・ムスターカスの獲得に、引き続き興味を持っているようだ。ボウデンはブリュワーズが正三塁手のトラビス・ショウをトレードで放出する可能性があることも併せて伝えている。

     ブリュワーズが今オフ、先発投手の補強を目指していることは周知の事実だが、すでにヨーリス・チャシーンとヨバニ・ガヤードを獲得。チェイス・アンダーソンとザック・デイビーズを合わせてすでに先発ローテーションの4枠が埋まり、昨年9月に右肩の手術を受けたジミー・ネルソンが戦列に復帰するまでは、ジュニア・ゲラやブレント・スーターらが先発5番手の座を争うという図式が固まりつつあった。しかし、ネルソンの戦列復帰時期はいまだ不透明であり、ブリュワーズはカブスやカージナルスと地区優勝を争うためにも、アリエタ獲得の可能性を捨ててはいないようだ。

     2015年にサイ・ヤング賞を受賞し、昨季は14勝10敗、防御率3.53をマークしたアリエタ。直近3シーズンで54勝をマークしているこの右腕がブリュワーズに加われば、大きな戦力アップとなることは間違いないが、アリエタにはカブスとカージナルスも興味を示していることが先日報じられていた。カージナルスはすでに主力級の補強を終えたと見られており、アリエタ獲得に動く可能性は低いものの、優勝争いをする前に、ナ・リーグ中部地区の3球団によるアリエタ争奪戦が繰り広げられる可能性もある。

     また、ブリュワーズはムスターカス獲得の可能性も探っているという。ブリュワーズには昨季31本塁打を放った正三塁手のショウがいるものの、彼をヤンキース、ブレーブス、メッツなどへ放出し、三塁を空ける可能性があるとボウデンは伝えている。しかし、ムスターカスよりショウのほうが若く、年俸も安いため、2022年まで保有可能なショウを放出するというのはあまり現実的な話ではない。アリエタの件はともかく、こちらに関しては噂程度に捉えておくのが得策かもしれない。


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  • パイレーツ・ハリソン 勝利を目指さないならトレードを希望

    2018.1.17 11:30 Wednesday

     ゲリット・コールをアストロズ、アンドリュー・マカッチェンをジャイアンツへ放出し、投打の軸を失う形となったパイレーツ。今季は来季以降に向けてチームの立て直しを図るシーズンになると見られるが、「チームがポストシーズン進出を目指さないのであれば」という条件付きで正二塁手のジョシュ・ハリソンがトレードを希望しているようだ。

     2015年4月に4年2730万ドル+球団オプション2年で契約を延長したハリソンは、最大で2020年までパイレーツとの契約を残している。パイレーツは投打の主力選手を放出し、来季以降に向けてチームの立て直しを図る方針を明確にしているが、ハリソンはポストシーズン進出を目指さないチームで戦うことを望んでいない。「野球はビジネスだ」と投打の主力を放出したトレードに理解を示しつつも、「俺は勝ちたい。俺は優勝を目指したい。今季も来季もその先も、俺はワールドシリーズ制覇を目指したいんだ」と再建の一部にはなりたくないとの意思をはっきりと示した。

     ニール・ハンティントンGMはチームが「rebuild(再建)」に向かうことを否定。今オフの一連の動きを「retool(準備)」と呼んでいる。「再建というものは少なくとも5年、あるいはそれ以上の期間を見込んだ動きを意味すると私は考えている。現在のパイレーツは戦う態勢が整っているし、2013年のように戦前の予想を覆す可能性もあると思う」と語るハンティントンは、すでにハリソンと話し合いの場を設け、チームの方針について説明したようだ。

     コールとのトレードでパイレーツがアストロズから獲得した選手の顔ぶれを見ると、パイレーツが数年以内に再び優勝争いができるチームを作り上げようとしていることは明白。「rebuild」ではなく「retool」を目指しているというハンティントンの言葉に嘘はないはずだ。そのためには当然、チーム最古参であるハリソンの力が必要だが、「retool」を進めるチームの動きはハリソンの目にどう映っているのか。ハリソン以外の選手の動向も含め、今後のパイレーツの動きに注目が集まる。


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  • 44歳・イチロー オファーがなければ日本球界復帰を検討か

    2018.1.17 11:00 Wednesday

     マーリンズから球団オプションの行使を拒否され、フリーエージェントとなったイチロー。スプリング・トレーニング開始までおよそ1ヶ月となった現在も、去就に関する具体的な話は聞こえてこない。MLB.comのバリー・M・ブルームはイチローが日本球界復帰を検討する可能性があることを伝えている。

     44歳のイチローは今オフ、メジャー30球団の大半に対して売り込みをかけたと見られている。しかし今のところ、いずれの売り込みも成功には至っていない。通算3080安打の実績を誇るとはいえ、すでに44歳。レギュラーとしての起用は難しく、控え外野手兼代打要員となるベテラン選手の就職活動が長引くのは当然のことだが、あまりに手応えのない状況に不安を感じる部分もあるのだろう。イチローの代理人を務めるジョン・ボッグスは「それを考えたくはないけれど」と前置きしつつも、メジャー球団からのオファーが得られなかった場合に、イチローが日本でキャリアを終える可能性があることを明らかにした。

     マーリンズから契約更新を拒否されたあと、ボッグスはマリナーズ、パドレスと話し合いの場を設けたという。しかし、収穫はなかった。両球団ともイチロー獲得とは別の道を選択したのだ。「最初は、マリナーズがイチローを呼び戻そうとするのではないかという期待があった」とボッグスは語る。ところが、マリナーズは新たな正中堅手としてマーリンズからディー・ゴードンを獲得し、これに弾き出される形でギレルモ・ヘレディアが控え外野手に。マリナーズにイチローの居場所はなくなった。

     ボッグスは「イチローがチームにもたらす影響力を考えれば、彼に出場機会を与えようとするチームは現れるはずだ」と信じている。「メッツと契約できるという期待があったけど、メッツはジェイ・ブルースと契約した。レッズがビリー・ハミルトンを放出すればチャンスがあると思っていたけど、いまだ放出には至っていない。我々は次のチャンスを待ち続けるだけさ」

     プロ野球の春季キャンプはメジャーより早く、2月1日にスタートする。もしイチローが日本球界復帰を本格的に検討しているのであれば、残された時間はそれほど多くはない。


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  • ジャイアンツ 新加入のマカッチェンをライトで起用へ

    2018.1.17 10:30 Wednesday

     パイレーツからアンドリュー・マカッチェンを獲得したジャイアンツは、2013年のナ・リーグMVPを右翼手として起用する方針であることを明らかにした。これに伴い、昨季まで正右翼手を務めていたハンター・ペンスはレフトに回ることになる。

     マカッチェンは日本時間1月17日に行われた入団記者会見で「ライトでプレイするのを楽しみにしている」と語り、長年慣れ親しんだセンターからライトへポジションを変えることに前向きな姿勢を示した。「僕がライトを守れば、セイバーメトリクスの指標が悪いと批判されることもなくなるだろうね」とマカッチェンは冗談を交えて話したが、そこからは自身の守備力に対して批判的な人々を見返してやろうという強い意志も感じられた。

     マカッチェンの中堅手としての守備力が低下していることもあり、パイレーツは1年前に外野の守備位置シャッフルを検討。マカッチェンがセンターからライト、グレゴリー・ポランコがライトからレフト、スターリング・マーテイがレフトからセンターに回ってシーズン開幕を迎えた。ところが、開幕直後にマーテイが禁止薬物の使用により80試合の出場停止処分を科され、マカッチェンは再びセンターへ。結局、マーテイの復帰後もマカッチェンがセンターを守り続けることとなった。右翼手としての出場は13試合のみだったが、限られた出場機会のなかで守備防御点+2を記録。中堅手として出場したときよりもはるかに良い数字が出ており、新天地での右翼手転向にも不安はない。

     また、マカッチェンの右翼手転向により、キャリアの大半を右翼手として過ごしてきたペンスはレフトに回ることになった。アストロズでメジャーデビューを果たした2007年こそ中堅手としての出場が大半を占めたペンスだが、その後の10シーズンはほぼライト一筋。レフトを守ったのはマイナー時代の2006年が最後である。ブルース・ボウチー監督はすでにペンスにコンタクトを取り、左翼手転向について了承を得ているという。「ペンスはどこでも守ってやるというくらいに、マカッチェンの加入に興奮していたよ」とボウチーは話しており、ポジション変更はスムーズに進みそうだ。

     現在ジャイアンツは中堅手の獲得を目指しており、ロレンゾ・ケインらが獲得候補に挙げられている。昨季は攻守両面でチームの弱みとなっていた外野だが、中堅手の補強が実現すれば、今季はチームの強みへと変貌を遂げることになりそうだ。


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  • 右肩の手術から順調な回復を見せるブリュワーズ・ネルソン

    2018.1.16 18:30 Tuesday

     ヨーリス・チャシーンとヨバニ・ガヤードという2人のベテラン右腕を先発ローテーションに加えたブリュワーズに明るいニュースが飛び込んできた。昨年9月に右肩の手術を受けたエース格のジミー・ネルソンが当初の予定よりも早く回復し、今週中に投球練習を再開する予定となっているのだ。

     昨季がフルシーズン3年目となったネルソンは、4月こそ防御率5.34と出遅れたものの、その後は安定したピッチング。9月中旬に故障者リスト入りしてシーズンを終えるまでに29試合に先発して175回1/3を投げ、12勝6敗、防御率3.49、199奪三振という素晴らしい成績をマークした。故障によりシーズン最後の3~4先発をフイにしてしまったものの、防御率はリーグ8位、奪三振はリーグ9位にランクインし、サイ・ヤング賞の投票でも5位票を1票獲得。エースへの成長を予感させるシーズンとなった。

     9月中旬に右肩の手術を受け、当初はスプリング・トレーニングが始まるころに投球練習を再開できる予定となっていたが、右肩は予想以上のスピードで順調に回復。日本時間1月20日に手術後初めて投球練習を行う予定となっている。「この数週間、投球練習を再開するのを本当に楽しみにしていたんだ。思っていたよりも早く戦列に戻れるんじゃないかな」とネルソン自身も手応えを感じており、復帰時期が早まる可能性は十分にある。復帰時期については選手・球団とも明言を避けているが、「復帰に向けてしっかり取り組んでいくつもりだよ。遅かれ早かれ、復帰の日はやってくるはずさ」とネルソンは戦列復帰に向けての意欲を力強く口にした。

     ブリュワーズの先発ローテーションはエース格のネルソンを欠くなか、チャシーンとガヤードの両ベテラン右腕が加入し、昨季12勝のチェイス・アンダーソン、昨季17勝のザック・デイビーズと合わせて4番手まではほぼ確定。ネルソンが復帰するまでの間、5番手の座をジュニア・ゲラ、ブレント・スーター、ブランドン・ウッドラフらが争うことが予想されている。ネルソンが復帰すれば同地区ライバルのカブスやカージナルスにも劣らない先発ローテーションが完成するだけに、ネルソンが順調に回復しているというニュースは7年ぶりのポストシーズン進出を目指すブリュワーズにとって朗報であるに違いない。


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  • ポジションを失うもレギュラー復帰を目指すグリチック

    2018.1.16 17:30 Tuesday

     スティーブン・ピスコッティとマグネウリス・シエラがトレードで放出されるなか、今季もカージナルスの一員としてプレイすることが確実なランドール・グリチック。しかし、今季は4番手外野手という扱いでのスタートとなる。グリチックは「失望している」としつつも、レギュラー復帰を目指している。

     今オフ、打線の核となる強打者の獲得が急務となっていたカージナルスは、マーリンズからマーセル・オズーナを獲得した。グリチック、ピスコッティ、シエラのほかにもトミー・ファム、デクスター・ファウラー、ホゼ・マルティネス、ハリソン・ベイダーらを抱え、外野手が人員余剰気味となっていたところへオズーナが加入。シエラとピスコッティが放出されたことによりチーム内での居場所を確保した形のグリチックだが、レフトにオズーナ、センターにファム、ライトにファウラーが入るため、レギュラーの座を失った。

     グリチックは「もちろん、レギュラーの座を失うのは残念なことだ。昨季は好不調の波が大きすぎて、コンスタントに実力を発揮できなかった。チームは強打者を必要としていて、獲得したのは外野手だった。チームにとっては良いことだけど、僕にとってはそうではない。でも、僕は努力し続けるだけだよ」と語り、失ったレギュラーの座を取り戻すことに意欲を見せた。

     2年連続で20本塁打以上を放っているように、グリチックの長打力はチーム内ではトップクラス。グリチックがしっかり結果を残していれば、そもそも強打者の補強は必要なかったのである。カージナルスがグリチックを放出しなかったのは、外野3ポジションを守れる点を評価しているのはもちろんのこと、グリチックの才能が本格開花する可能性に賭けた部分もあるのだろう。今季開幕時点でまだ26歳。グリチックにはまだ時間が残されている。

     「しっかり準備をして、いつもと同じようにシーズンの開幕を迎えるつもりだよ。与えられたチャンスを最大限に活用して、レギュラーに返り咲きたいね」と語るグリチック。チーム屈指の長打力を秘めた右のスラッガーが才能を開花させれば、ポストシーズン返り咲きを目指すカージナルスの戦いはグッと楽になるはずだ。


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  • 新天地での先発ローテ入りを目指すマスグローブ

    2018.1.16 15:30 Tuesday

     ゲリット・コールの交換要員の一人としてアストロズからパイレーツへ移籍することが決まったジョー・マスグローブ。25歳の若手右腕はトレードの報を受けた際にショックを受けたと言うが、すぐに頭を切り替え、新天地での先発ローテーション入りに意欲を見せている。

     マスグローブは「最初はショックだった。トレードなんて全く予想していなかったから」とジェフ・ルーノウGMからトレードの連絡を受けた瞬間を振り返った。「頭をクリアにして状況を整理するには少し時間が掛かったよ。でも、次の日の朝には状況を受け入れることができていたし、トレードを前向きに考えられるようになった」とマスグローブの目はすでに新天地での活躍を見据えている。

     マスグローブはパイレーツで先発ローテーションの一角を担うことが予想されている。メジャーデビューを果たした2016年に10先発を含む11試合に登板して4勝4敗、防御率4.06をマークしたマスグローブだが、昨季は開幕ローテーション入りを果たしながらも15先発で4勝8敗、防御率6.12と結果を残せず、リリーフへ配置転換。リリーフでは速球とスライダーのコンビネーションが威力を発揮し、23試合で防御率1.44、被打率.196と好投した。この数字を見る限り、適性はリリーフにありそうだが、マスグローブは「リリーフで学んだことを先発で活かせると思う」と語る。パイレーツのニール・ハンティントンGMも「メジャーの舞台で成功している先発投手に似ている。先発の適性はあると思うよ」と先発投手としての活躍に期待を寄せている。

     トレードが決まったあと、パイレーツのクリント・ハードル監督やレイ・シアリッジ投手コーチ、先発右腕のイバン・ノバなどから連絡をもらったというマスグローブ。ただし、真っ先に連絡してきたのはアストロズのチームメイトであるチャーリー・モートンだったそうだ。元パイレーツのモートンはマスグローブに、シアリッジのほか、ブルペン捕手のヒーベルト・アンドレイド、ブルペンコーチのエウクレイデス・ロハスらが揃うパイレーツのスタッフは素晴らしいということを伝えたという。「とても楽しみだよ。心機一転頑張りたいね」と新天地での意気込みを口にしたマスグローブの活躍に期待したい。


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  • デウィット・オーナー「カージナルスの大きな補強は完了した」

    2018.1.16 14:30 Tuesday

     日本時間1月16日、カージナルスの筆頭オーナーであるビル・デウィットJr.は会見のなかで今オフの大きな補強が完了したとの考えを示した。デウィットは現在のチームのロースターを「strong(強い」かつ「improved(改善された)」と表現。今オフの補強に満足している様子だった。

     デウィットは「今からスプリング・トレーニングまでの間に、大きな動きがあるとは思っていない。ジョン・モゼリアック野球部門社長とマイケル・ガーシュGMは獲得すべき選手を見つけ、彼らを獲得するという素晴らしい仕事をしてくれた」と語り、マーセル・オズーナ、マイルズ・マイコラス、ルーク・グレガーソンらを獲得した今オフの動きに満足感を示した。

     デウィットの発言が事実であるならば、カージナルスはエリック・ホズマーやグレッグ・ホランド、ジェイク・アリエタといったフリーエージェント選手の獲得には動かないことになる。昨季はクローザーの不振により苦戦を強いられたため、今オフは一線級のクローザーの獲得に動くことが噂されていたが、「クローザーというのはハードな仕事なんだ。クローザーの歴史を見てみると、長年にわたって活躍が保証されることはない」とデウィットはクローザー獲得に大枚をはたくことに否定的。現時点では、新加入のグレガーソンがクローザーを務めることになると見られている。

     デウィットはさらに、ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)やマニー・マチャド(オリオールズ)といった契約最終年を迎えるスター選手を獲得するために多数の有望株を放出することに対しても否定的な考えを示した。「1年の戦いのために、将来の重要な戦力を放出することはできない。それはわが組織の目標ではないんだ。我々は毎年ポストシーズン進出を狙えるチームであり続けたいんだよ」

     今後、動きがあるとすれば、やや層の薄いリリーバーを数名加えることくらいだろう。ヤディアー・モリーナ、アダム・ウェインライトといったチームの軸は変わらないが、トミー・ファム、ルーク・ウィーバーらが台頭し、今季はトップ・プロスペクトのアレックス・レイエスも戦列に戻ってくる。新旧の才能豊かな選手たちが上手く噛み合えば、宿敵・カブスを上回って3年ぶりにポストシーズンへ返り咲くことも不可能ではない。21世紀を代表する常勝軍団の逆襲に期待したい。


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  • ブルージェイズがベテラン・グランダーソンと1年契約

    2018.1.16 12:30 Tuesday

     今オフここまであまり目立った動きのなかったブルージェイズが36歳のベテラン外野手、カーティス・グランダーソンと1年契約で合意に至ったことが明らかになった。現時点では球団からの正式発表はないものの、契約条件は年俸500万ドル+出来高になると見られている。

     球団の看板選手として長年活躍してきたホゼ・バティースタに別れを告げたブルージェイズは、外野手の補強が必要となっていた。一時はジェイ・ブルースの獲得に乗り出していることが報じられていたが、ブルースはメッツと契約。市場に様々なオプションが残るなか、ブルージェイズは通算319本塁打の実績を誇るベテラン外野手をチームに迎え入れることを選択した。

     昨季がメッツとの契約最終年となったグランダーソンは111試合に出場して打率.228、19本塁打、OPS.815をマークしたあと、8月中旬にトレードでドジャースへ移籍。ドジャースでは36試合で打率.161、7本塁打、OPS.654に終わったが、シーズントータルでは26本塁打を放ち、直近11シーズンで10度目の20本塁打以上となった。ここ数年、打率の低下傾向に歯止めがかからなくなっているものの、71四球を選び、打率.212に対して出塁率.323をマーク。.228と極端に低かったBABIPが上向けば、率系のスタッツは改善が期待できる(通算BABIPは.292)。

     今オフのブルージェイズの主な動きはトレードでカージナルスからアレドミス・ディアス、パドレスからヤンハービス・ソラーテを獲得し、二遊間のテコ入れをしたことくらい。故障がちな二遊間(デボン・トラビスとトロイ・トゥロウィツキー)をサポートする体制は整ったが、それ以外の部分でなかなか補強が進んでいなかった。チーム内に1番打者タイプの選手が少ないため、優れた選球眼を誇り、1番打者としての経験が豊富なグランダーソンは1番打者として起用されることが予想されるが、打率の低下傾向を考えるとベストの選択肢とは言えない。他にも補強すべきポイントは残っており、ブルージェイズは今後も補強の可能性を模索していくことになるだろう。


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  • マカッチェン放出のパイレーツが左腕・リベロと4年契約

    2018.1.16 12:00 Tuesday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、パイレーツはリリーフ左腕のフェリペ・リベロと契約を延長することで合意に至ったようだ。現時点では球団からの正式発表はないが、契約内容は4年2200万ドル+球団オプション2年(各1000万ドル)になるとローゼンタールが伝えている。

     ここ数日でエースのゲリット・コール、看板選手のアンドリュー・マカッチェンを放出し、再建に向かうことが濃厚となっているパイレーツだが、今回のリベロとの契約延長は4年以内にもう一度勝てるチームを作り上げる意思の表れと言えるだろう。この4年契約はスーパー2の対象であるリベロの調停期間4年分をカバーし、球団オプションを全て行使すればリベロのフリーエージェントを2年遅らせることができる。早ければ2021年まで、遅くとも2023年までに再建を完了させ、ワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作り上げる。球団フロントのそんな意思が感じられる動きとなった。

     昨季のリベロは73試合に登板して5勝3敗21セーブ14ホールド、防御率1.67の好成績をマーク。平均98マイルを超える速球を武器に、被打率.171、奪三振率10.51と相手打者を圧倒し、与四球率も前年の3.86から2.39へと大幅に改善された。今や球界でもトップクラスのリリーバーとなっており、再建に突入するパイレーツにおいて、チームの核の一人として見なされたことも十分に理解できる。

     今オフのパイレーツは同地区のカブスやカージナルス、ブリュワーズが戦力を充実させるなかで、これらのチームに対抗するのか、数年後を見据えて再建に取り組むのかを決めかねていた。しかし、コールとマカッチェンの放出により再建へ向かうことが明確となり、リベロとの契約延長はその第一歩になったと言える。コールとのトレードでアストロズから獲得したコリン・モランやジョー・マスグローブ、マイケル・フェリスは即戦力に近い若手選手であり、ここからもパイレーツが「短期的な再建」を見据えていることがうかがえる。ジョシュ・ハリソンやイバン・ノバにも放出の可能性が取り沙汰されており、パイレーツの今後の動きにも注目だ。


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