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  • ジャイアンツがバウアー争奪戦に名乗り 補強資金に余裕あり

    2020.12.15 12:30 Tuesday

     「サンフランシスコ・クロニクル」のジョン・シェイによると、ジャイアンツが今オフに交渉を行っているFA選手のなかにトレバー・バウアーが含まれているようだ。シェイはジャイアンツが毎年、トップクラスのFA選手と交渉の場を設けていることを指摘。よって、ジャイアンツがどれくらい真剣にバウアーの獲得を検討しているかは不透明だ。シェイはさらに、ジャイアンツが現在抱えている高額契約のうち5つが来季限りで終了するため、バウアーを獲得する余裕があることも伝えている。

     ジャイアンツは今オフ、ケビン・ゴーズマンがクオリファイング・オファーを受諾して1年1890万ドルで残留したため、来季の先発ローテーションのうちゴーズマンとジョニー・クエイトの2枠は確定。残り3枠は今季13試合(うち11先発)で4勝のタイラー・アンダーソン、同じく13試合(うち11先発)で3勝のローガン・ウェブ、メジャーデビューした2018年に7勝を挙げたアンドリュー・スアレスらが候補となるものの、補強が必要な状況であることは間違いない。そこで獲得候補として浮上するのがバウアーだ。

     ジャイアンツはジェフ・サマージャとの5年9000万ドルの大型契約が今季で終了し、1年契約のゴーズマンのほか、ブランドン・ベルトの5年7280万ドル、ブランドン・クロフォードの6年7500万ドルの契約が来季で終了する。また、クエイトとバスター・ポージーは2022年の契約が球団オプションとなっているため、バイアウトを支払って契約を破棄することが可能。これによりジャイアンツは2021年シーズン終了後に1億ドル近いペイロールを削減できる。

     よって、資金的にはバウアーを獲得する余裕は十分にある。問題はファーハン・ザイディ編成本部長が現在のチーム状況をどのように判断するかということだ。ジャイアンツは3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げた2010年代前半の黄金期を経て、現在は次なる黄金期に向けての過渡期にある。まだ次代の核となるような若手選手は台頭しておらず、完全なる勝負モードに切り替わるまでにもう少し時間がかかるだろう。このタイミングでバウアーに大金を投じるのは適切なのか。そのあたりをザイディがどう判断するかがポイントとなりそうだ。

  • アスレチックスがラステラの代理人と接触 再契約を希望

    2020.12.15 11:30 Tuesday

     「サンフランシスコ・クロニクル」のスーザン・スラッサーによると、アスレチックスは自軍からFAとなったトミー・ラステラとの再契約に向けて代理人と接触しているようだ。アスレチックスは以前からラステラとの再契約を望んでいることを明言してきた。ラステラは今年8月末にフランクリン・バレートとのトレードでエンゼルスからアスレチックスに加入。三振が少ないだけでなく、三振数を上回る四球数を記録するなど、バットコントロールとアプローチの良さが光る好打者である。

     現在31歳のラステラは、今季エンゼルスとアスレチックスで合計55試合に出場して打率.281、5本塁打、25打点、OPS.819を記録。228打席でわずか12三振しか喫しなかった一方、27個の四球を選び、出塁率は.370という高水準だった。また、前年(80試合で16本塁打)と比較すると本塁打のペースは落ちたものの、実質自己ベストのペースで二塁打を量産。前年(8二塁打)を上回る14本の二塁打を放った。

     カブス時代は代打要員兼内野のユーティリティという役割を担っていたラステラだが、エンゼルスへ移籍した2019年に打撃の才能が一気に開花。前半戦に打率.300、16本塁打、44打点、OPS.848の好成績を残してオールスター・ゲームに初選出された。しかし、故障により出場を辞退。後半戦はわずか2試合のみの出場に終わった。とはいえ、2019年の活躍はフロックではなく、今季も安定した活躍を披露。遊撃以外の内野3ポジションを守れるユーティリティ性も武器の1つとなっている。

     今オフのアスレチックスはラステラのほか、リアム・ヘンドリックス、マーカス・セミエン、マイク・ファイアーズ、ユスメイロ・ペティート、ホアキム・ソリアなど多くの主力選手がFAとなっており、二遊間とブルペンの補強が急務。まずはラステラと再契約を結び、二塁のレギュラーを確定させたいところだ。

  • インディアンスが球団名変更を正式に発表 早ければ2022年から

    2020.12.15 11:00 Tuesday

     インディアンスは日本時間12月15日、公式声明のなかで球団名変更のプロセスの開始を決定したことを正式に発表した。ポール・ドーラン・オーナーによると、インディアンスは今年7月以降、ファン、選手、地域や国のネイティブアメリカン団体、クリーブランドの市民団体のリーダー、スポンサー企業、ネイティブアメリカン研究家らとの話し合いを行い、球団名変更を決めたという。早ければ2022年から新しい球団名が使用される予定だが、まだ具体的なスケジュールは確定していないと見られる。

     ドーランはメジャーリーグ公式サイトに対して「我々の役割はコミュニティを団結させることです。非常に多くの人々が我々の球団名に動揺し、傷ついています。我々の球団が争いのもとになるような名前を背負う理由はありません」と語った。NFLではワシントン・レッドスキンズが球団名変更を余儀なくされ、現在は暫定的にワシントン・フットボール・チームという球団名でプレーしているが、インディアンスは暫定的な球団名を使用する予定はないという。新たな球団名が決定され、商標の問題などが解決するまでのあいだはインディアンスという球団名を使用し続ける方針だ。

     新たな球団名について、ドーランはまだ球団内で議論が開始されていないことを明言したが、「ネイティブアメリカンをテーマとした名前にはしないだろう」と発言。また、球団の非公式なニックネームである「トライブ(Tribe)」を新たな球団名として採用するつもりがないことも明らかにしている。2018年限りでワフー酋長のロゴの使用を停止した際、ドーランは「球団名変更の必要はない」というスタンスを取っていたが、国内情勢の変化によって考えを改め、球団名変更を決定するに至った。

     ドーランは「我々の決定に同意しない人々は、私たちがそうであったように、問題をよりよく理解し、スポーツチームが地域社会で果たす役割について考え、インディアンスのような球団名でその役割を果たすことができるかどうかをじっくり考えてみてほしいです」とコメント。1915年から1世紀以上にわたって使用されてきた球団名を変更することへの理解を求めた。

  • ロイヤルズが救援右腕・ホランドと再契約 1年275万ドル

    2020.12.15 10:30 Tuesday

     ロイヤルズは日本時間12月15日、自軍からFAとなった救援右腕グレッグ・ホランドと1年契約を結んだことを発表した。メジャーリーグ公式サイトでロイヤルズの番記者を務めるジェフリー・フラナガンは年俸275万ドルに加え、最大150万ドルの出来高が設けられていることを伝えている。2017年にロッキーズで最多セーブのタイトルを獲得したあと、2年連続防御率4点台と不本意なシーズンが続いていたが、今季は6年ぶりの防御率1点台と復活。来季もクローザーを務めることになりそうだ。

     現在35歳のホランドは、今季マイナー契約から開幕ロースター入りを勝ち取り、28試合に登板して3勝0敗6セーブ、2ホールド、防御率1.91の好成績をマーク。8月末にトレバー・ローゼンタールがトレードでパドレスへ移籍したあとはクローザーを務め、13試合連続無失点のままシーズンを終えた。トミー・ジョン手術で2016年を全休したあと、2017年は最多セーブのタイトルを獲得したとはいえ防御率3点台、2018年と2019年は防御率4点台と不本意なシーズンが続いていたが、全盛期を過ごした古巣で見事に復活を遂げた。

     デイトン・ムーアGMは「彼がブルペンのアンカーを務めてくれることで他の投手の役割を固定することができる。マイク・マシーニー監督はどんな状況でも安心してホランドをマウンドへ送り出している。ホランドには来季もこのチームにいてほしいと思っていたんだ」と無事に再契約できたことに安堵の表情。ロイヤルズのブルペンではジョシュ・スターモント、カイル・ジマーなど生きのいい若手が台頭してきたが、彼らの教育係やサポート役としても経験豊富なホランドの存在は非常に大きい。

     ホランドは2013年に自己最多の47セーブ、2014年に46セーブを記録するなど、ロイヤルズでプレーした7年間で151セーブをマークしており、これはジェフ・モンゴメリー(304セーブ)、ダン・クイゼンベリー(238セーブ)、ホアキム・ソリア(162セーブ)に次ぐ球団史上4位の数字。順調にいけば来季中にソリアを抜いてトップ3入りすることになるだろう。

  • レイズから放出のレンフローがRソックスへ 1年310万ドル

    2020.12.15 10:00 Tuesday

     レッドソックスは日本時間12月15日、レイズから放出されていたハンター・レンフローと1年契約を結んだことを発表した。地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアーによると、年俸は310万ドルで、最大60万ドルの出来高が設けられているという。レッドソックスは今季のレギュラー外野手3人がいずれも左打者だったため、右打ちの外野手の補強を必要としていた。レンフローはサービスタイム(メジャー登録日数)が4年未満のため、レッドソックスはFAまで最大3年保有できる。

     現在28歳のレンフローは、高校卒業時の2010年のドラフトでレッドソックスから31巡目指名を受けている。このときは契約せず、ミシシッピ州立大へ進学したが、「レッドソックスに加わることができてとても嬉しい。レッドソックスは高校のときに僕を指名してくれた球団だからね。レッドソックスと契約するのに10年かかったけど、(担当スカウトの)ダニー・ワトキンスにテキストメッセージを送ろうと思う」と語り、レッドソックスとの契約が決まったことを喜んだ。

     パドレス時代は2017年から3年連続26本塁打以上、2019年には自己最多の33本塁打を放ったものの、レイズへ移籍した今季は42試合に出場して打率.156、8本塁打、22打点、OPS.645と大不振。新鋭ランディ・アロサレーナの台頭もあり、ポストシーズンでは出場機会が激減した。一発長打が最大の魅力だが、守備力の高さにも定評があり、2019年は外野3ポジション合計で守備防御点+23を記録。今季は右翼で-1に終わったが、ポストシーズンで好守を見せ、チームを救う場面もあった。

     レンフローの加入により、レッドソックスは正右翼手のアレックス・ベルドゥーゴを中堅に移し、左翼アンドリュー・ベニンテンディ、中堅ベルドゥーゴ、右翼レンフローという布陣になると見られる。ただし、FAのジャッキー・ブラッドリーJr.と再契約する可能性も残っており、その場合、レンフローはレギュラーの左打者3人をサポートする「4人目の外野手」を担うことになりそうだ。

  • マッキャン逃したエンゼルス 日系3世のスズキに興味

    2020.12.14 12:30 Monday

     エンゼルスは現在40人枠のなかに捕手がマックス・スタッシとアンソニー・ベンブームの2人しかいない。そうした事情もあり、ホワイトソックスからフリーエージェント(FA)となったジェームス・マッキャンの獲得に乗り出していることが報じられていたが、マッキャンは4年契約でメッツと合意。エンゼルスは正捕手獲得に失敗した。そんななか、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは、エンゼルスがナショナルズからFAとなったカート・スズキに興味を示していることを伝えている。

     現在37歳のスズキは祖父母が愛知県出身の日系3世で、キヨシというミドルネームを持っている。2007年にアスレチックスでメジャーデビューし、メジャー14年間で通算1512試合に出場。捕手として通算1427試合に出場しており、これは歴代41位、現役ではヤディアー・モリーナ(1989試合)に次いで2位となっている。ツインズ時代の2014年にオールスター・ゲーム選出を果たし、2019年にはナショナルズでワールドシリーズ制覇を経験した。

     今季はナショナルズで33試合に出場し、打率.270、2本塁打、17打点、OPS.745を記録。ブレーブスに加入した2017年に自己ベストの19本塁打、OPS.887をマークするなど打撃開眼し、直近4シーズンで打率.272、OPS.812と上々の成績を残している。もともと守備面への評価はそれほど高くないものの、安定感のある打撃を武器に出場機会を確保している形だ。

     エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは2017年9月から今季までブレーブスのGM補佐を務めていたが、スズキは2017年から2シーズン、ブレーブスでプレーしている。守備面の各指標を見る限り、スズキはディフェンス能力で投手をサポートできる存在とは言い難いが、ミナシアンは豊富な経験を生かしたインサイドワークなど、指標には表れない部分を高く評価しているのかもしれない。

     エンゼルスは今季、スタッシが31試合に出場して打率.278、7本塁打、20打点、OPS.886と打撃面で大きな成長を遂げたが、フルシーズン正捕手を務めた経験は1度もない。経験不足のスタッシをサポートするうえで、スズキはうってつけの存在と言えそうだ。

  • エンゼルス 「2番手グループ」の先発投手との高額契約は回避か

    2020.12.14 12:00 Monday

     投手力不足が顕著なエンゼルスにとって、投手補強が今オフの最優先事項であることは誰の目にも明らかだ。しかし、すでにレッズからライセル・イグレシアスを獲得しているものの、ペリー・ミナシアンGMがその課題をどのように解消しようとしているか、まだ具体的には見えてこない。先発ローテーションの柱となるエース格の投手の獲得は不可欠と見られているエンゼルスの投手補強について、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールが分析している。

     ローゼンタールは「エンゼルスは少なくともトップクラスの先発投手の獲得を狙うだろう」と指摘。その候補としてブレイク・スネルとトレバー・バウアーという2人のサイ・ヤング賞経験者の名前を挙げた。バウアーは現在フリーエージェントのため、資金さえ用意できれば自由に獲得することができる。「ジ・アスレチック」のジム・ボウデンはバウアー争奪戦を制する「本命」にエンゼルスを挙げている。

     一方、レイズに所属しているスネルを獲得するためにはトレードの対価が必要となる。エンゼルスはマイナーの有望株が充実しているとは言えない状況のため、レイズを満足させられるだけの対価を用意できるかは微妙なところだ。

     メジャーリーグ公式サイトのジェイソン・カターニアはスネルとジョー・アデルの1対1のトレードを提案しているが、「レイズが拒否するだろう」とも述べている。アデルのほかにブランドン・マーシュという有望な外野手もいるが、ランディ・アロサレーナの台頭によりレイズが外野手の補強を必要としていない点もエンゼルスにとって痛い。

     ローゼンタールはアデルやマーシュのような有望株と高額年俸のジャスティン・アップトン(残り2年5100万ドル)をセットで放出することが検討される可能性を指摘しているが、このパッケージではエンゼルスが望むようなトップクラスの先発投手を獲得することは間違いなくできないだろう。

     また、ローゼンタールは関係者の話として、エンゼルスが「2番手グループ」の先発投手に対して高額契約を与えることを回避する可能性が高いことを伝えている。ジェイク・オドリッジ、ジェームス・パクストン、田中将大といった投手を獲得するために必要以上の好条件をオファーするつもりはないようだ。

  • バウアー争奪戦はメッツとエンゼルスの一騎打ちか

    2020.12.14 11:30 Monday

     「ジ・アスレチック」のジム・ボウデンは日本時間12月14日、「MLBネットワーク」のラジオ番組に出演し、サイ・ヤング賞右腕トレバー・バウアーの移籍先について自身の見解を述べた。ボウデンは球界の関係者から情報を得るなかで「バウアーはメッツかエンゼルスに行く」と考えているという。また、メッツよりも先発投手補強のニーズが大きいエンゼルスのほうが積極的にバウアー獲得を狙う可能性が高く、ボウデンはエンゼルスを「本命」に挙げている。

     エンゼルスは昨オフ、バウアーの大学時代のチームメイトであるゲリット・コール(ヤンキース)の獲得に動いていた。現地の報道によると、エンゼルスは総額3億ドルにわずかに届かない規模の8年契約をオファーしていたようだが、コールは9年3億2400万ドルという投手史上最高額でヤンキースと契約。エンゼルスはエース獲得に失敗し、強打者アンソニー・レンドンと契約した。

     今季は新加入のディラン・バンディが活躍したものの、先発投手不足の状況は続いており、念願の絶対的エースとしてバウアーはエンゼルスのチーム事情にフィットする存在だ。2021年シーズン限りでアルバート・プーホルス、2022年シーズン限りでジャスティン・アップトンとの大型契約が終了するため、バウアーと長期契約を結ぶうえで資金面の心配もない。バウアーを満足させるだけのオファーを提示することは十分に可能だろう。

     一方のメッツには、昨季まで2年連続でサイ・ヤング賞を受賞したジェイコブ・デグロムという絶対的エースがいる。今季全休のマーカス・ストローマンがクオリファイング・オファーを受諾して残留し、新人ながら6勝2敗、防御率3.44の好成績を残したデービッド・ピーターソン、今季は大不振だったものの2019年に11勝を挙げたスティーブン・マッツのほか、今年3月にトミー・ジョン手術を受けたノア・シンダーガードも来季途中で復帰できる見込みであり、エンゼルスに比べると絶対的エース獲得の優先度は低い。

     メッツはここ数年、正中堅手不在が大きな課題となっており、ジョージ・スプリンガーの獲得を優先するのではないかと見られている。

  • ヤンキースの提示額とレメイヒューの希望額に大きな隔たり

    2020.12.14 11:00 Monday

     ヤンキースとの再契約が有力視されているDJ・レメイヒューだが、「NJ.com」のブレンダン・カティによると、ヤンキースの提示額とレメイヒューの希望額のあいだには依然として大きな隔たりがあるようだ。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは、ヤンキースが4年7500万ドル前後、レメイヒューが5年1億ドル前後を希望していることを伝えており、希望額には約2500万ドルの隔たりが存在することになるが、カティによると、両者のあいだにはそれ以上の隔たりが存在しているという。

     現在32歳のレメイヒューは、2019年1月に2年2400万ドルでヤンキースに加入。打者有利のクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズを離れたことで成績悪化が懸念されていたものの、予想に反して大活躍を見せ、移籍1年目の2019年は145試合に出場して打率.327、26本塁打、102打点、OPS.893という好成績を残し、自身初のシルバースラッガー賞を受賞したほか、MVP投票では4位にランクインした。

     今季は前年からさらに成績を向上させ、50試合に出場して打率.364、10本塁打、27打点、OPS1.011をマーク。ロッキーズ時代の2016年以来2度目となる首位打者のタイトルを獲得し、1900年以降の近代野球では史上初となる両リーグ首位打者を達成した。出塁率.421とOPS1.011もリーグ1位の数字であり、2年連続のシルバースラッガー賞を受賞。また、MVP投票では自己最高となる3位にランクインした。

     ヤンキースはレメイヒューとの再契約を今オフの最優先事項としており、関係者のあいだでも再契約が有力視されている。しかし、「2500万ドル以上の隔たりが存在する」という報道が事実であれば、ヤンキースは5年契約を希望するレメイヒューに対して4年契約すらオファーしていない可能性もある。35歳を超える契約を避けるため、3年契約にとどめたいと考えているのかもしれない。

  • インディアンスが球団名変更を決定 2022年から新球団名か

    2020.12.14 10:30 Monday

     「ニューヨーク・ポスト」のデービッド・ウォルドスタインとマイケル・S・シュミットは日本時間12月14日、インディアンスが球団名の変更を決定したことを伝えた。インディアンスの球団名については差別的だと批判する声が多く上がっていた。今週中にも球団名変更についてのプランが正式に発表される見込み。なお、NFLでは今年7月にレッドスキンズがチーム名の使用を停止し、「ワシントン・フットボール・チーム」というチーム名で今季を戦っている。

     ウォルドスタインとシュミットは、匿名の関係者3人からの情報としてインディアンスの球団名変更を伝えた。球団名の変更にはユニフォームのメーカー、チームの備品を製造する企業、球場の看板を製造する企業などとの連携が必要となるため、2021年シーズンは現在の球団名のままプレーし、早ければ2022年から球団名が変更される可能性があるという。「ワフー酋長」のロゴの使用が停止されたときも、2018年1月に使用停止が決定され、2018年シーズンをもって使用停止となった。

     1915年から1世紀以上にわたって使用されてきた球団名に代わる新たな球団名を早急に決めることは容易ではなく、NFLのレッドスキンズが「フットボール・チーム」という暫定的なチーム名を使用しているのと同じように、インディアンスも暫定的な球団名を使用する可能性がある。「FanSided」のロバート・マレーはこのニュースを受けて「クリーブランド・ベースボール・チーム?」とツイートしている。

     インディアンスは現時点ではこのニュースについてコメントを発表していない。なお、インディアンス以外にもブレーブス、NFLのカンザスシティ・チーフス、NHLのシカゴ・ブラックホークスなどが批判を受けているものの、これらのチームは過去数ヶ月のあいだにチーム名を変更する予定がないことを明言している。ただし、インディアンスの球団名変更が決定したことを受けて、その動きが他のチームに広がっていく可能性もありそうだ。

  • メッツ ポーターGMとの4年契約を正式発表

    2020.12.14 10:00 Monday

     メッツは日本時間12月14日、ダイヤモンドバックスでGM補佐を務めていたジャレッド・ポーターが4年契約でGMに就任することを正式に発表した。ポーターはレッドソックスとカブスの2球団でセオ・エプスタインの下で働き、合計4度のワールドシリーズ制覇を経験。メッツのスティーブ・コーエン・オーナーは「今後数年のうちにワールドシリーズ制覇を目指す」と宣言しており、ポーターはメッツの球団史上14人目のGMとして自身5度目の世界一を目指すことになった。

     ポーターにGMを任せることを決めたサンディ・アルダーソン球団社長は「ジャレッドはこれまでに経験してきた全てのレベル、全てのポジションで自身の実力を証明し、球界の仲間からの尊敬を集めてきた」とコメント。「野球の全ての側面について深い知識を持っているし、実績豊富なエグゼクティブの下で働いてきた経験もある。ジャレッドは次のチャレンジへの準備ができているよ」とポーターの手腕に期待を寄せた。

     ポーターは2004年にインターンとしてレッドソックスに加わり、エプスタインの下で働き始めた。その後、フロントオフィスのなかで順調にステップアップし、プロスカウト部門のディレクターまで昇格。カブスでも2015年からの2年間にわたって同じ役割を担い、2017年からの4年間はダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMの下でGM補佐を務めてきた。

     レッドソックス時代の2004年、2007年、2013年、カブス時代の2016年と合計4度のワールドシリーズ制覇を経験しているポーターは「この素晴らしい機会を与えてくれたスティーブ・コーエンとサンディ・アルダーソンに感謝したい。彼らが私を信頼してくれたことに本当に感謝している」とコメント。今オフのメッツはコーエンの資金力を生かして大型補強に乗り出すことが確実視されており、ポーターは早速その手腕を試されることになる。どんな補強を展開するか注目だ。

  • クローザー放出のレッズは「売り手」なのか「買い手」なのか

    2020.12.13 11:30 Sunday

     秋山翔吾が所属するレッズは今オフの方針が見えにくいチームの1つだ。今季は31勝29敗で7年ぶりのポストシーズン進出を達成。このままさらにチームを強化していくのかと思いきや、先日のトレードでクローザーのライセル・イグレシアスをエンゼルスへ放出した。さらに先発ローテーションの軸の1人であるソニー・グレイにもトレード放出の可能性が浮上している。レッズはこのまま解体に向かうのだろうか。それとも来季もポストシーズン進出を狙うつもりなのだろうか。

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは「レッズは売り手なのか買い手なのか」というファンから寄せられた質問に対して「レッズは今オフ、最も興味深いチームの1つだ」と回答。ノエ・ラミレス、レオナルド・リバスとの交換でクローザーのイグレシアスをエンゼルスへ放出し、先発右腕のグレイの放出にも前向きであることが報じられている。「これはレッズが売り手であることを示唆している」とフェインサンドは指摘する。

     しかし、レッズについては「遊撃手補強を最優先に考えている」との報道もあり、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)やトレバー・ストーリー(ロッキーズ)といったスター遊撃手の獲得に乗り出す可能性も取り沙汰されている。フリーエージェント市場での補強を検討しているとも噂もあり、フェインサンドは「レイズなどと同じように、戦力面と資金面のバランスを取ろうとしているのかもしれない」と分析する。

     そして、フェインサンドが出した結論は「現時点ではわからない」というものだ。イグレシアスとグレイを放出することで浮いた資金を弱点の補強に充てる可能性もあるため、今後の動きを見てみないことにはレッズの2021年のプランは見えてこない。浮いた資金を遊撃手などの補強に回すのか。あるいは資金を節約し、将来に向けて球団内の若手選手を登用するのか。新型コロナウイルスの影響による不確定要素が多いなか、フロントオフィスの手腕が試されるオフシーズンとなりそうだ。

  • Rソックスがクルーバー、ヒル、オドリッジの3投手に興味

    2020.12.13 11:00 Sunday

     レッドソックスは今季、両リーグワースト6位の先発防御率5.34に終わり、今オフは先発投手が補強ポイントの1つとなっている。今季を全休したクリス・セールとエドゥアルド・ロドリゲスが復帰する予定とはいえ、彼らが以前の実力を100%発揮できる保証はない。そんななか、地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアーによると、レッドソックスはコリー・クルーバー、リッチ・ヒル、ジェイク・オドリッジの3投手に興味を示しているようだ。

     現在34歳のクルーバーはインディアンス時代の2014年と2017年にサイ・ヤング賞を受賞した実績を誇るが、2019年は故障によりわずか7試合しか投げられなかった。レンジャーズへトレードされた今季はシーズン初登板で1イニングを投げただけで戦列を離れ、そのままシーズン終了。2018年にはリーグ最多の215イニングを投げ、20勝7敗、防御率2.89、222奪三振の好成績を残しているが、年齢を考えると以前のパフォーマンスを取り戻せるかどうかは微妙なところ。出来高を多めに盛り込んだ安価な契約となるかもしれない。

     ヒルとオドリッジは今季ともにツインズでプレー。現在40歳のヒルは8試合に先発して2勝2敗、防御率3.03を記録した。16年のメジャー生活で規定投球回到達が1度(2007年)しかないように、シーズンを通して先発ローテーションを担うことは期待できない投手だが、直近6シーズンで95試合(うち94先発)に登板して防御率2.92と安定感は抜群。登板すればしっかり結果を残す投手だ。

     一方のオドリッジは現在30歳。2019年に自己最多の15勝をマークしてフリーエージェントとなり、複数年契約を得られる可能性もあったが、ツインズからのクオリファイング・オファーを受諾して残留。しかし、今季は故障に悩まされ、わずか4試合(0勝1敗、防御率6.59)しか投げられなかった。2ケタ勝利4度の実績を誇り、まだ比較的若いため、複数の球団からの関心が報じられており、クルーバーやヒルとは対照的に、複数年契約を得られる可能性が高いと見られている。

     レッドソックスは菅野智之にも興味を示していることが報じられているが、先発ローテーションの補強としていったい誰を獲得するのだろうか。

  • レイズが元エース右腕・アーチャーとの契約を検討か

    2020.12.13 10:30 Sunday

     レイズがエース右腕のクリス・アーチャーをパイレーツへ放出してタイラー・グラスナウ、オースティン・メドウズ、シェーン・バズを獲得したトレードは、近年有数の「一方的なトレード」として知られている。このトレードで大成功を収めたレイズだが、フリーエージェントとなった元エース右腕を呼び戻すことを検討しているようだ。地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキンはレイズがアーチャーとの交渉を行っていることを伝えている。

     今季のメジャーリーグは新型コロナウイルスの影響により異例の60試合制でレギュラーシーズンが開催された。選手たちは3月中旬から約4ヶ月間に及ぶ中断期間を経て、約1ヶ月間の夏季キャンプのあと、2ヶ月強のレギュラーシーズンに臨んだが、この異例のスケジュールが選手たちの身体にどのような影響を与えているかはわからない。今オフは、ほぼ全ての球団が万が一の場合に備えて選手層を厚くすることを考えていると言われている。

     レイズはチャーリー・モートンとの再契約に失敗し、モートンはブレーブスへ流出。エース左腕のブレイク・スネルもトレード放出が取り沙汰されており、先発3本柱のうち2人を失った状態で来季の開幕を迎える可能性がある。チーム内には複数の有望な若手投手がいるものの、ほとんど実績のない彼らを戦力として計算に入れるのはリスクが大きすぎる。よって、先発投手の層を厚くするための補強に動く可能性が高い。

     そこで候補として浮上したのが元エース右腕のアーチャーだ。今季は胸郭出口症候群の手術を受けて全休し、パイレーツでは33先発で6勝12敗、防御率4.92という期待外れの成績に終わった。自身の価値を再構築するために1年契約を望んでいると見られており、その契約は基本給を低めに抑え、出来高を多く盛り込んだものとなるだろう。レイズでも十分に獲得が可能な価格帯となるはずだ。

     トプキンはレイズのロースター内に故障を抱えた投手が多いことを指摘。彼らを故障者リストに移すことができるまでロースターの枠を空けられないため、「メジャー契約ではなくマイナー契約で投手を獲得するかもしれない」と述べている。

  • メッツの次なる補強ターゲット スプリンガー?バウアー?

    2020.12.13 10:00 Sunday

     日本時間12月13日、メッツがジェームス・マッキャンと4年契約で合意したことが報じられた。これにより今オフの補強ポイントの1つだった正捕手の獲得は完了。スター捕手のJ・T・リアルミュートではなくマッキャンを獲得することにより他のポジションの補強するための資金を多く残すこともできた。ここまでトレバー・メイ、マッキャンと比較的「地味」な補強が続いているメッツだが、次なる補強ターゲットにはジョージ・スプリンガーやトレバー・バウアーの名前が挙げられている。

     大富豪のスティーブ・コーエンが新オーナーに就任し、今オフの大型補強が予想されていたメッツだが、ここまでの目立った動きは救援右腕のメイと2年1550万ドルで契約したくらい。それに次ぐ補強としてマッキャンと4年4000万ドル超で契約合意に達したが、ブロディ・バンワグネン前GMの後任にダイヤモンドバックスのジャレッド・ポーターGM補佐が就任することが確実となり、大型補強が本格スタートしそうだ。

     「スター・レッジャー」のボブ・クラピッシュによると、コーエンがスプリンガーの獲得を望んでいる一方、サンディ・アルダーソン球団社長はスプリンガーよりもバウアーに興味を示しているという。

     メッツは先発右腕のノア・シンダーガードが今年3月にトミー・ジョン手術を受けており、来季は開幕から少なくとも1~2ヶ月を欠場する可能性が高い。場合によっては戦列復帰が後半戦までずれ込む可能性もある。

     エースのジェイコブ・デグロムに次ぐ先発投手がクオリファイング・オファーを受諾して残留したマーカス・ストローマン(今季全休)と今季デビューして6勝を挙げたデービッド・ピーターソンという状況であり、アルダーソンとしてはエース級の投手をもう1人獲得したいという思いがあるのだろう。

     とはいえ、正中堅手不在もここ数年のチームの課題となっている。2014年にゴールドグラブ賞を受賞したフアン・ラガレスがその後は伸び悩み、2018年以降はブランドン・ニモが中堅を守る機会が増えているものの、本来は両翼向きの選手である。正中堅手不在という課題を解消するうえでスプリンガーはうってつけの存在と言える。スプリンガーを獲得すれば、余剰戦力となった外野手をトレードの駒に回すこともできる。

     いずれにしても、捕手の補強をリアルミュートではなくマッキャンで済ませたことによりメッツに多くの選択肢が生まれたことは間違いない。アルダーソンとポーターが中心となるメッツのフロントがどんな補強を見せるか注目だ。

  • DバックスのポーターGM補佐がメッツの新GMに就任へ

    2020.12.13 09:30 Sunday

     メッツは新たなゼネラルマネージャー(GM)の候補を1人に絞り込んだようだ。複数の現地メディアが日本時間12月13日に報じたところによると、メッツはダイヤモンドバックスのジャレッド・ポーターGM補佐にGM就任を要請する方針を固めたという。契約期間は4年。現在40歳のポーターは、これまでにレッドソックス、カブス、ダイヤモンドバックスのフロントオフィスで働いた経験があり、レッドソックスで3度、カブスで1度のワールドシリーズ制覇を経験している。

     ポーターは2002年に大学生のサマー・リーグであるケープコッド・ベースボールリーグでインターンとして働き始め、2004年にインターンとしてレッドソックスに加入。春季キャンプ地の職員、選手育成部門のアシスタント、プロスカウト部門のコーディネーター、プロスカウト部門のディレクター補佐を経て、2012年からはプロスカウト部門のディレクターを務めた。

     その後、レッドソックス時代の上司であるセオ・エプスタインが編成本部長を務めるカブスで2シーズンを過ごし、2016年にはレッドソックス時代の2004年、2007年、2013年に続いて自身4度目となるワールドシリーズ制覇を経験。2016年オフにダイヤモンドバックスへ加入し、マイク・ヘイゼンGMの下で4年間にわたってGM補佐を務めてきた。他球団のGM候補にも浮上するなど、有望なGM候補の1人と考えられてきた人物だ。

     今オフ、カブスはエプスタインが退任してジェッド・ホイヤーGMが編成本部長に昇格したため、ポーターはカブスの新たなGMの最有力候補として名前が挙がっていたが、メッツがブロディ・バンワグネン前GMの後任として獲得に成功。メジャー通算153勝を挙げたダン・ヘイレンは自身のTwitterで「メッツは正しい選択をした。彼は優秀な男だ」と絶賛している。新たなGMが決定したことにより、メッツの大型補強が本格的に動き始めそうだ。

  • メッツがFA捕手・マッキャンと契約合意 4年4000万ドル以上

    2020.12.13 09:00 Sunday

     メッツは今オフ、正捕手の補強が急務となっていたが、獲得を本命視されていたJ・T・リアルミュートではなく、ジェームス・マッキャンを狙っていることが報じられていた。日本時間12月13日、現地メディアは続々とメッツがマッキャンと契約合意に達したことを報道。関係者によると、契約期間は4年で、サインボーナスを含めた総額は4000万ドルを超えるという。2年前のオフにノンテンダーFAとなってタイガースから放出された男が好条件でメッツに加わることが確実となった。

     マッキャンの獲得はメッツに2つのメリットをもたらす。もちろん1つは正捕手を確保できることだ。マッキャンはホワイトソックスに加入した2019年に打率.273、18本塁打、60打点、OPS.789の好成績を残してオールスター・ゲームに選出され、今季も31試合で打率.289、7本塁打、15打点、OPS.896をマーク。新加入のヤスマニ・グランダルとの併用となったが、限られた出場機会のなかでしっかり結果を残し、課題のフレーミングでも大幅な成長を示した。

     2つ目のメリットは、総額1億ドルを超える大型契約が確実なリアルミュートよりもはるかに安価で契約できるマッキャンを獲得することにより、ジョージ・スプリンガーやトレバー・バウアーといった大物フリーエージェント選手と契約する資金を確保できることだ。今後メッツがスプリンガーとバウアーの「ダブル獲得」に動くと予想する声もある。

     メッツは今オフ、すでに救援右腕のトレバー・メイを2年1550万ドルで獲得しており、マッキャンはそれに続く補強となる。サンディ・アルダーソン球団社長は中堅手と先発投手を補強ポイントに挙げており、次なる補強ターゲットがスプリンガーとバウアーの2人になることは間違いなさそうだ。

  • 今オフ注目のメッツ 早ければ来週前半にも新GMが決定か

    2020.12.12 11:30 Saturday

     スティーブ・コーエンが新たなオーナーに就任し、今オフの大型補強の行方が注目されているメッツは、ブロディ・バンワグネンに代わる新たなゼネラルマネージャー(GM)探しが決着を迎えようとしている。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは日本時間12月12日、メッツのGMの最終候補者として4人の名前を報じた。その後、「ニュースデー」のティム・ヒーリーが4人以外にも候補者がいることを伝えたが、いずれにしてもGM探しが最終段階に突入していることは間違いなさそうだ。

     最終候補者として名前が浮上したのは、ザック・スコット(レッドソックスGM補佐)、ジャレッド・ポーター(ダイヤモンドバックスGM補佐)、ビリー・オーウェンス(アスレチックスGM補佐)、マイケル・ヒル(前マーリンズ編成本部長)の4人。メッツは当初、編成本部長とGMの両方のポストを用意する予定だったが、方針を変更してGMのみを採用することに決定。よって、サンディ・アルダーソン球団社長が編成本部長のような立ち位置で意思決定に一定の影響力を持つものと見られる。

     スコットは2004年にインターンとしてレッドソックスに加わり、今季が17年目のシーズン。直近2シーズンはGM補佐を務めている。ポーターはGM補佐を4シーズンにわたって務めており、他球団のGM候補として何度も名前が浮上したことがある。オーウェンスは20年以上アスレチックスに在籍しており、2015年にGM補佐に就任。2018~19年に特別アシスタントとしてアスレチックスに在籍していたアルダーソンとも縁がある人物だ。

     最終候補者として名前が浮上している4人のなかで最も経験豊富なのが長年にわたってマーリンズのフロントオフィスのリーダーを務めてきたヒルだ。昨季105敗のチームを今季は新型コロナウイルスのクラスター発生などを乗り越えて17年ぶりのポストシーズン進出へ導いたものの、シーズン終了後に解任。メッツのGM候補の1人として早い段階から名前が挙がっていた。

     アルダーソンはこれらの候補者のなかからいったい誰を選択するのか。早ければ来週前半にも新たなGMが発表される見込みとなっている。

  • カブス・ホイヤー編成本部長「外野手の補強が最優先」

    2020.12.12 11:00 Saturday

     カブスの40人枠には現在、外野手がジェイソン・ヘイワードとイアン・ハップの2人しかいない。シーズン終了後にキャメロン・メイビンとビリー・ハミルトンがフリーエージェントとなり、カイル・シュワーバーとアルバート・アルモラJr.の2人が先日ノンテンダーFAとなったからだ。これを受けてジェッド・ホイヤー編成本部長は「外野手の人数のことは把握している。我々が最優先に考えていることだよ」と外野手の補強を今オフの最優先事項の1つに挙げた。

     今季のカブスは、左翼シュワーバー、中堅ハップ、右翼ヘイワードが基本の布陣となっていたが、来季のハップのポジションは流動的だ。ホイヤーは「イアンが中堅を守ることについては満足している」とする一方、「もし生粋の中堅手を獲得した場合、イアンは平均以上の守備力を持つ左翼手になれるだろう。それを実行する可能性は十分にあるよ」とも語り、新たに中堅手を獲得してハップを左翼へ移す可能性を示唆した。

     今オフのフリーエージェント市場では、ジョージ・スプリンガーとジャッキー・ブラッドリーJr.が中堅手の「トップ2」だが、カブスが年俸総額の削減に動いていることを考えると、この2選手の獲得が検討される可能性は極めて低い。より安価で獲得でき、なおかつレギュラーとしてある程度の活躍を期待できる選手が獲得候補となるだろう。

     なお、ホイヤーは来季がメジャー3年目となる有望株のニコ・ホーナーを正中堅手として起用することは否定している。今季は二塁と遊撃を中心に、三塁、左翼、中堅と合計5ポジションを守ったが、ホイヤーは来季もホーナーをユーティリティとして起用することを示唆しつつも「メインは内野だと考えている」と発言。外野のレギュラーの休養日などに中堅を守る機会はあるかもしれないが、ホーナーが外野のレギュラーとして起用されることはなさそうだ。

  • ナショナルズ カブスから放出のシュワーバーに興味

    2020.12.12 10:30 Saturday

     ナショナルズは正右翼手のアダム・イートンの来季オプションを破棄したため、外野手の補強が急務となっている(イートンは古巣のホワイトソックスと契約)。フリーエージェント市場にはジョージ・スプリンガー、マイケル・ブラントリー、エディ・ロサリオといった有力な外野手がいるものの、地元紙「ワシントン・ポスト」のジェシー・ドーアティによると、ナショナルズはカブスからノンテンダーFAとなったカイル・シュワーバーの獲得に興味を示しているようだ。

     ナショナルズは今オフ、正右翼手のイートンと控え外野手のマイケル・A・テイラーがフリーエージェントとなり、イートンはホワイトソックス、テイラーはロイヤルズと契約。外野手の層が薄くなっている。今季終盤は左翼アンドリュー・スティーブンソン、中堅ビクトル・ロブレス、右翼フアン・ソトという布陣が採用され、補強がなければ来季もこのままの布陣で戦うことになるが、左翼手または右翼手を補強し、スティーブンソンを控えに回すのが理想の形だろう。

     シュワーバーは2019年に打率.250、38本塁打、92打点、OPS.871という自己最高の成績をマーク。ところが、今季は不振を極め、59試合に出場して打率.188、11本塁打、24打点、OPS.701と実質自己ワーストの成績に終わった。カブスから来季の契約をオファーされず、日本時間12月3日にノンテンダーFAとなって放出されたが、「コロナの影響がない例年通りのオフシーズンならカブスに残っていただろう」とも言われている。

     ナショナルズがシュワーバーの獲得を検討するうえで懸念されるのは守備面だろう。シュワーバーは「指名打者向き」と言われることが多く、今季首位打者に輝いたソトも守備の上手い選手ではないため、外野の両翼にシュワーバーとソトを置くことには相当なリスクが伴う。中堅のロブレスも2019年の守備防御点+23から今季は-4と大幅に数字を悪化させており、外野の守備が崩壊しかねない。

     とはいえ、アンソニー・レンドンの穴を埋め切れずにリーグ10位の66本塁打に終わったナショナルズにとって、シュワーバーの長打力は非常に魅力的だ。カブスでベンチコーチを務めたデーブ・マルティネスが監督を務めていることも、シュワーバーの獲得を目指すうえで追い風となるかもしれない。

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