English Español 韓国語
  • ロッキーズがブラックモンと契約延長 最長6年の長期契約

    2018.4.5 08:00 Thursday

     日本時間4月5日、ロッキーズはリーグ屈指のリードオフマンに成長したチャーリー・ブラックモンと契約を延長したことを発表した。4年契約に2年分の選手オプションが付属する形となっており、ブラックモンがオプション行使を選択した場合、ロッキーズは最長で2023年までブラックモンを保有できる。今年7月に32歳の誕生日を迎えるブラックモンにとって、好条件での契約延長と言えるだろう。

     レギュラーに定着した2014年以降、毎年着実に成績を向上させ、昨季は打率.331、37本塁打、104打点、14盗塁、OPS1.000という好成績で自身初の首位打者に輝いたブラックモン。2014年以来3年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、2年連続でシルバースラッガー賞を受賞するなど、自己最高のシーズンを過ごした。

     今季も開幕5試合で打率.316、4本塁打、OPS1.462と好スタートを切ったが、ブラックモンが今季終了後にフリーエージェント市場に出ず、このタイミングでロッキーズと契約を延長することを選択したのは、オフシーズンのフリーエージェント市場の冷え込み具合が影響していると見られる。万が一、今季大きく成績を落としてしまえば、32歳という年齢もあり、好条件の契約を得られる可能性は低い。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズでプレイしていることも、他球団と交渉する際にはマイナス材料になるだろう。となれば、キャリアハイの成績を残したこのタイミングで契約を延長してしまうのが得策であるとブラックモンが考えたとしても決して不思議ではない。

     ブラックモンは今年1月に年俸調停を回避して1年1400万ドルの契約を結んでいたが、今回の契約延長により、それが契約ボーナス200万ドルと年俸1200万ドルに改められ、来季から3年間の年俸は2100万ドルとなる。選手オプションは2022年が年俸2100万ドル、2023年が年俸1000万ドルとなっているが、MVP投票の順位や2022年の打席数で定められた条件をクリアすれば、2023年の年俸は最大1800万ドルまで増額される。4年7700万ドルが基本となり、最大6年1億1600万ドルとなる今回の契約延長。その成否は、ブラックモンが現在のパフォーマンスをいつまで維持できるかにかかっていると言えそうだ。

  • Dバックスが2本塁打でカーショウ撃破 平野は1回無失点

    2018.4.4 18:30 Wednesday

    【ドジャース1-6ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

     前日に延長15回の死闘を演じたドジャースとダイヤモンドバックス。死闘から一夜明け、今日の試合で先発するクレイトン・カーショウとザック・ゴッドリーにはできるだけ長いイニングを投げることが要求されたが、両投手ともクオリティ・スタートを達成し、先発投手としての役割をしっかり果たした。ロースコアの投手戦が繰り広げられるなか、投げ勝ったのは7回1失点の好投を見せたダイヤモンドバックス先発のゴッドリー。カーショウは左打者2人に浴びた2本塁打に泣き、6回2失点ながら開幕2連敗となった。

     昨季自己ワーストの23本塁打を浴びたカーショウは、今季も引き続き「一発病」に悩まされている。ジャイアンツとの開幕戦では、両チームを通じてこの試合唯一の得点となるソロ本塁打をジョー・パニックに浴び、6回1失点で敗戦投手に。そして、今日の試合では2回裏にダニエル・デズカルソに先制の1号ソロを浴び、クリス・テイラーの犠牲フライで同点に追い付いてもらった直後の3回裏にはデービッド・ペラルタに勝ち越しの1号ソロを被弾した。デズカルソとペラルタはいずれも左打者だが、カーショウが1試合で左打者に2本塁打を浴びるのは通算4度目。ただし、過去の3度は同じ打者に2本塁打を浴びており、1試合で2人の左打者に被弾したのはキャリア初だった。

     一方のゴッドリーはシンカー、カッター、カーブを巧みに使い分け、ドジャース打線に的を絞らせないピッチングを展開。3回表に犠牲フライで同点に追い付かれたものの、味方が勝ち越してくれたあとはドジャース打線に1安打しか許さず、7イニングを投げ抜いた。「毎回の登板での目標はチームが勝つのを手助けすることだ。今日はできるだけ長いイニングを投げないといけない日だったけど、それができて嬉しいよ」と自身のピッチングを振り返ったゴッドリー。トーリ・ロブロ監督は「素晴らしい仕事をしてくれた」とゴッドリーの好投を絶賛した。

     カーショウからは2点しか奪えなかったダイヤモンドバックス打線だが、7回裏にドジャース救援陣の制球難に乗じて3つの押し出し四球で3点を追加。8回表に登板した平野佳寿は1イニングを三者凡退に抑え、その裏にはジョン・ライアン・マーフィーがトドメの1号ソロをレフトスタンドへ叩き込んだ。

     ロッキーズとの開幕シリーズ3連戦を2勝1敗で終えたダイヤモンドバックスは、ドジャースに連勝して今シリーズの勝ち越しも決定。同地区ライバル2球団に勝ち越した勢いのままに、明日の試合では今季初のスイープを狙う。

  • 大谷がメジャー初本塁打 13得点でエンゼルス本拠地初勝利

    2018.4.4 15:30 Wednesday

     エンゼルスの大谷翔平がまたしても伝説をつくった。日本時間4月4日に行われたインディアンスとエンゼルスの試合で「8番・DH」としてスタメン出場した大谷は本拠地での初打席でメジャー第1号本塁打を放つなど4打数3安打3打点の大活躍でチームの勝利に貢献した。

     野手としてはアスレチックスとの開幕戦以来の出場。今回と同様に「8番・DH」で出場し初打席の初球をライトへと運び記念すべき初安打を記録していた。先日は投手としても160キロを計測するなど初勝利を挙げて調子を上げている大谷は投打ともに含めると自身3試合目に臨むことになった。野手・大谷にとってこの日は本拠地であるエンゼル・スタジアムで初登場であり地元ファンも大いに盛り上がった。

     大谷のスタメン出場に湧くエンゼルのこの日の先発はギャレット・リチャーズで開幕戦では5回を投げてチームの初勝利に貢献している。そして迎えた2試合目の登板では初回、1死一塁の場面からホゼ・ラミレスにフォーシームを右中間スタンドへと運ばれ早々に先制を許してしまう。その後も味方の失策などで走者を背負うも最小失点でこの回を切り抜けた。不安な立ち上がりをみせたリチャーズを援護したいエンゼルス打線。2番打者のマイク・トラウトの本塁打など4連打で瞬く間に2対2の同点に追いつくと2死満塁の場面で大谷にこの日、初打席が巡ってくる。相手先発、ジョシュ・トムリンの暴投により3対2と勝ち越した後の6球目。走者二・三塁から内角低めに入ったカーブを捉え、そのままボールはスタンド入り。大谷は本拠地初打席で本塁打という偉業を成し遂げた。ホームに帰ってきた大谷はチームメイトから無視をされる「サイレント・トリートメント」というメジャー流の祝福を受けた。

     この大谷の一発もあり初回に一挙6得点、序盤3回終了時までに毎回得点と8対2でリードを広げた。大谷は3回裏に迎えた第2打席でトムリンが投じた2球目のカッターをライト前に運び安打を記録。5回裏には1死一・二塁のチャンスの場面で打席に立ち三振に倒れるも8回の最終打席では3番手・マット・ベライルのフォーシームを打ってセンターへの安打とした。これで4打数3安打3打点の大活躍でまた1つ、球界に伝説を創り上げた。

     先発のリチャーズも初回以降は武器のナックルカーブが冴えて6回途中2失点と立ち直った。降板後はジム・ジョンソン、ブレイク・パーカー、ブレイク・ウッドと盤石のリレーを展開。一方で打線も2桁13安打13得点、5本塁打が飛び出す猛攻で13対2とインディアンスを圧倒した。勝利の立役者となった大谷は試合後に「まさか(ボールがスタンドを)を越えるとは思わなかったので嬉しかった」と振り返っている。投打ともに歯車がかみ合ったチームは本拠地のエンゼル・スタジアムで今季初勝利を挙げた。この日はチームにとっても大谷自身にとっても思い出深い試合となるだろう。

  • ハービーが5回無失点の好投 5番・フレイジャーが決勝打

    2018.4.4 12:30 Wednesday

    【フィリーズ0-2メッツ】@シティ・フィールド

     過去2シーズン、故障や不振に苦しみ続けていたマット・ハービー(メッツ)が、今季初先発のマウンドで完全復活を予感させるピッチングを見せた。5イニングを投げ切るのに86球を要したものの、許したヒットは2回表のリーズ・ホスキンスの単打だけ。その他に許した走者はエラーと四球による2人だけであり、ピンチらしいピンチもなく、安定したピッチングで5イニングを零封した。打線はハービーを援護することはできなかったものの、6回裏にトッド・フレイジャーのタイムリー二塁打とトラビス・ダーノウのタイムリーで2得点。このリードを4人のリリーバーが無失点リレーで守り抜き、メッツが2対0で勝利した。

     2013年に9勝5敗、防御率2.27、2015年に13勝8敗、防御率2.71の好成績をマークしたハービーが、いよいよ完全復活のときを迎えようとしている。昨季は19試合(うち18先発)で5勝7敗、防御率6.70という惨憺たる成績に終わり、過去2シーズンは無失点の先発登板が1試合ずつしかなかったが、今季は初先発で5回無失点の好投。ノア・シンダーガード、ジェイコブ・デグロムに次ぐ存在となり得るハービーの復活は、チームにとってこの上ない朗報だ。

     2点のリードを守り抜いたブルペンの奮闘も見逃せない。マーリンズのクローザーとして活躍してきたA.J.ラモスは6回表に登板して2つのアウトを取り、昨季18試合に先発したセス・ルーゴは7回表からの2イニングを投げて4奪三振、無失点の快投を見せた。「ブルペンの流動性がチームの戦いを非常に楽にしてくれている」とミッキー・キャラウェイ監督。「リリーフ陣がフレキシブルに活躍してくれるのは本当に助かるよ」とリリーフ陣への感謝を口にした。

     チームはこれで3勝1敗の好スタート。昨季チームから唯一オールスター・ゲームに選出されたマイケル・コンフォートはまもなく戦列に戻ってくる。2年ぶりのポストシーズン進出に向けて視界は良好だ。

  • 2年目・ジュニスの好投でロイヤルズが今季初勝利

    2018.4.4 10:30 Wednesday

    【ロイヤルズ1-0タイガース】@コメリカ・パーク

     開幕から3連敗中のロイヤルズは、日本時間4月4日のタイガース戦の先発に昨季9勝を挙げた2年目の右腕、ジェイコブ・ジュニスを送り込んだ。気温が低く、強風が吹き荒れるという悪天候だったものの、イリノイ州出身のジュニスは学生時代からこのようなコンディションに慣れていた。7回0/3を投げてタイガース打線を散発3安打に封じる好投で、わずか1点のリードを守り抜き、チームに今季初勝利をもたらした。

     「試合開始のときから風が顔に吹き付けていたけれど、その風が僕のピッチングを助けてくれた。僕のボールに少し変化を加えてくれたんじゃないかな」と本気とも冗談とも取れるコメントで今季初登板を振り返ったジュニス。「僕はイリノイ州出身だから、こうしたコンディションでの登板を経験しているんだ。こんなに寒い状況での登板は初めてじゃないし、寒いからといってピッチングが狂うこともない。むしろ暑いほうが嫌だよ」と寒いなかでのピッチングに自信を見せた。

     3回裏に二死一、三塁の場面でミゲル・カブレラを迎えるというピンチがあったものの、スライダーを3球続けて見逃し三振。走者を得点圏に背負ったのはこの場面だけであり、連打を許さない安定したピッチングで、8回裏先頭のマイキー・マートゥックにヒットを許して降板するまで、トータル87球の快投を見せた。

     打線は2回表にラッキーな二塁打で出塁したチェスラー・カスバートがパウロ・オーランドのセンターライナーの間に三進し、ホルヘ・ソレアーの犠牲フライで生還。タイガース先発のマシュー・ボイドがジュニスに負けじと好投するなかでもぎ取った貴重な1点を、ジェイソン・グリムとケルビン・ヘレーラのリレーで守り抜いた。

     ロイヤルズのネッド・ヨスト監督は「厳しいコンディションだった。みんなマスクを着用していたくらいだからね」と悪天候のなかでプレイした選手たちを気遣った一方で、今季初勝利に安堵の表情も浮かべていた。

  • 【戦評】デズモンドが攻守に活躍 ロッキーズがパドレス撃破

    2018.4.3 18:00 Tuesday

    【ロッキーズ7-4パドレス】@ペトコ・パーク

     昨季パドレスに対して打率.310、4本塁打、OPS.871、特にパドレスの本拠地ペトコ・パークでは打率.357、4本塁打、OPS1.029と打ちまくったイアン・デズモンド(ロッキーズ)が、今季初めてのペトコ・パークの試合でも相性の良さを発揮して大活躍。打ってはタイムリー二塁打と2号ツーランで3打点を叩き出し、守っては一塁ファウルエリアの難しいフライを見事にキャッチした。デズモンドがロッキーズ打線を牽引し、ロッキーズは3本塁打を含む12安打を放って7得点。投手陣もパドレスの反撃を4点にとどめ、4連戦の初戦を制した。

     ロッキーズは1回表にノーラン・アレナードの犠牲フライで先制すると、1対1の同点で迎えた3回表にはカルロス・ゴンザレスとデズモンドのタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。1点差に迫られた5回表にはデズモンドが2号ツーランを放ち、9回表にはチャーリー・ブラックモンの4号ソロとDJレメイヒューの2号ソロで2点を追加してパドレスを突き放した。ロッキーズ打線はまだ「打者天国」と呼ばれる本拠地クアーズ・フィールドでの試合がないなかで、すでに10本塁打を放っており、レメイヒューは「僕たちはとてもよくバットが振れていると感じている。たくさんホームランも出ているしね」と好調を実感している様子。「これを今後も続けられるといいね」と付け加えた。

     投げては先発のチャド・ベティスが5回2失点と試合を作り、アダム・オッタビーノ、ブライアン・ショウ、ジェイク・マギーがそれぞれ1イニングを無失点に抑えてホールドを記録。5点リードの9回裏に登板したクリス・ラシンが2失点で降板する誤算こそあったものの、最後は守護神のウェイド・デービスを投入して逃げ切った。

     先発投手が試合を作り、それを強力打線が援護して、補強したブルペン陣で逃げ切るという理想的な戦いができるようになりつつあるロッキーズ。今季のナ・リーグ西部地区の優勝争いを面白くしてくれるはずだ。

  • 【戦評】コローンの力投実らず アスレチックスが接戦制す

    2018.4.3 17:00 Tuesday

    【レンジャーズ1-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム

     マイナー契約を結び直してレンジャーズに残留していた44歳のバートロ・コローンが日本時間4月3日にメジャー昇格を果たし、敵地オークランドでのアスレチックス戦に先発。3回裏にマット・チャップマンに2号ソロを浴びて先制を許したものの、要所を締めるピッチングで6回1失点と先発の役割をしっかり果たした。しかし、レンジャーズは力投するコローンを援護できず、1対1の同点で迎えた7回裏に3番手のジェイク・ディークマンがジェッド・ラウリーに2点タイムリー二塁打を浴びてジ・エンド。アスレチックスは先発のアンドリュー・トリッグスを含む4投手が好投し、ロースコアの接戦を制した。

     1973年5月24日生まれのコローンは現在44歳。今季もメジャー最年長選手となることがほぼ確実であり、2012年5月に49歳で先発したジェイミー・モイヤー(当時ロッキーズ)以来となる高齢での先発マウンドとなった。コローンは先発の役割を果たしたものの、レンジャーズ打線は5回表にジョーイ・ギャロのタイムリーで同点に追い付くのが精一杯。力投するベテラン右腕を援護することはできなかった。

     アスレチックスは7回裏にレンジャーズの2番手、ケビン・ジェプセンを攻めて二死一、三塁のチャンスを作り、ジェプセンに代わって登板したディークマンからラウリーが決勝打。「ディークマンの球が走っていたから、ストライクゾーンに来るボールだけに集中していたんだ。彼がミスを犯してストライクゾーンに甘い球が来た。それを逃さず仕留めることができたよ」とラウリーは2点タイムリー二塁打を放った打席を振り返った。

     リリーフ陣が決勝点を献上したレンジャーズに対して、アスレチックスの投手陣は先発のトリッグスが5回1失点で降板したあと、3投手が無失点リレーを展開。ライアン・バクター、クリス・ハッチャーの両セットアッパーと、クローザーのブレイク・トライネンがレンジャーズの反撃を封じ、チームに今季2勝目をもたらした。なお、ハッチャーは今季チームが勝利した2試合でいずれも勝利投手となっている(オークランド移転後では球団史上初)。

  • 【戦評】先発・ジョンソンが好投 レッドソックス4連勝

    2018.4.3 14:30 Tuesday

    【レッドソックス7-3マーリンズ】@マーリンズ・パーク

     開幕から好投を続けるレッドソックス先発陣。昨季17勝のドリュー・ポメランツや2015年に10勝を挙げたエドゥアルド・ロドリゲスを故障で欠くなか、日本時間4月2日の開幕第4戦ではメキシカンリーグ出身のヘクター・ベラスケスが好投を見せた。レイズとの開幕4連戦を終え、舞台をマイアミに移してのマーリンズ2連戦を迎えたレッドソックスは、開幕第5戦の先発にブライアン・ジョンソンを起用。オープン戦の5先発で防御率1.72と好投した左腕は、この試合でも6回1失点の好投を見せ、チームを4連勝に導いた。

     メジャー通算7度目の先発マウンドに上がったジョンソンは、2回裏にマーリンズの有望株、ブライアン・アンダーソンにメジャー初本塁打を献上し先制を許したものの、それ以降はピンチを背負いながらもマーリンズに追加点を許さなかった。レッドソックスの先発投手陣は、この日のジョンソン(6回1失点)を加え、開幕からの5試合で30イニングを投げて防御率0.90という驚異的な数字を記録。1919年の0.70、2014年の0.85に次ぐ球団史上3番目の好成績となった。

     打線は4回表にエドゥアルド・ヌニェスのタイムリー二塁打で同点に追い付き、クリスチャン・バスケスにもタイムリー二塁打が出て2点を勝ち越し。その後もハンリー・ラミレスの1号ツーランやムーキー・ベッツの1号ソロなどで着実に加点し、力投を続けるジョンソンに十分すぎる援護をプレゼントした。

     6回1失点で勝利投手となったジョンソンは「全員がお互いを刺激し合っているんだ。大きなことだよ」と自分以外の先発投手の好投に刺激を受けたことを明らかにした。「誰かが好投しているのを見ると、自分もやってやろうと思うんだ。これが好投の秘訣だと思うよ」とジョンソンが語ったように、各投手が好投を続けていることが、先発ローテーション全体に好影響を与えているようだ。

     先発投手陣が好投を続けるなかで、打線にも勢いが出てきた感のあるレッドソックス。開幕戦を逆転負けで落としたあと、4連勝となったが、チームの勢いはまだまだ加速していきそうだ。

  • 【戦評】マーリーが快投 1点を守り抜きレッズが今季初勝利

    2018.4.3 12:30 Tuesday

    【カブス0-1レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

     今季のレッズの戦いの行方は、先発ローテーションに数多く名を連ねる若手投手の活躍にかかっていると言っても過言ではない。日本時間4月3日のカブス戦に先発したタイラー・マーリーもその一人だ。昨年8月下旬にメジャーデビューを果たして4先発で防御率2.70と好投し、スプリング・トレーニングでもまずまずの結果を残したマーリーは、主力投手に故障者が出たこともあって開幕ローテーション入り。今季初先発となったこの試合では、6イニングを投げてカブス打線をわずか1安打に封じる見事なピッチングで今季初勝利を挙げるとともに、チームにも今季初勝利をもたらした。

     ナショナルズを相手に一度もリードを奪えず3連敗を喫するという最悪のスタートとなったレッズ。3試合連続で初回に先制を許し、常に追う展開を強いられたため、マーリーの立ち上がりに注目が集まった。先頭のイアン・ハップをカウント1-2と追い込んでから歩かせ、アンソニー・リゾーには同じくカウント1-2と追い込んでから死球。一死一、二塁のピンチを背負い、ベンチには嫌な空気が流れたが、マーリーは続くウィルソン・コントレラスとカイル・シュワーバーをいずれも空振り三振に斬って取り、カブスに先制を許さなかった。

     その後、マーリーがカブス打線に許したヒットは、ライトのジェシー・ウィンカーのまずい守備が原因となったハビアー・バイエズの三塁打だけ。カブス打線を1安打に封じる一方で7三振を奪う快投で、6回裏二死一、三塁のチャンスで代打を送られて降板するまでカブス打線に得点を許さなかった。

     カブスのジョー・マドン監督は「今日はマーリーの日だったね。今日の彼は本当に良かった」と脱帽。女房役のタッカー・バーンハートは「速球が良い日は変化球も生きてくる。ストライクを先行させることができれば、相手打者はストライクゾーンを広げて対応せざるを得ないんだ。今日のマーリーはそういうピッチングができていた」とマーリーの好投を絶賛した。

     レッズは4回裏にエウヘニオ・スアレスが三塁打を放ち、アダム・デュバルの三塁ゴロの間に先制。この1点をマーリー、ジャレッド・ヒューズ、ワンディ・ペラルタ、ライセル・イグレシアスのリレーで守り抜き、開幕4戦目にしてようやく今季初勝利をマークした。

  • 【戦評】ベテラン左腕・リリアーノの好投でタイガースが今季初勝利

    2018.4.3 11:00 Tuesday

    【ロイヤルズ1-6タイガース】@コメリカ・パーク

     パイレーツとの開幕シリーズ3試合に全敗したタイガース。今季からタイガースの監督に就任したロン・ガーデンハイアーはツインズを率いた13シーズンで1068勝を挙げ、6度の地区優勝を成し遂げた名将だが、タイガースではまだ白星を手にすることができていなかった。しかし、日本時間4月3日に行われたロイヤルズ戦ではツインズ時代の教え子でもあるフランシスコ・リリアーノが7回途中まで1失点という好投を見せ、恩師に新天地タイガースでの初勝利をプレゼントした。

     2月下旬にタイガースと契約したリリアーノは、オープン戦での4先発で防御率2.25と結果を残し、開幕ローテーション入り。この試合では三者凡退のイニングは1度しかなく、毎回のように走者を出す我慢のピッチングを強いられたが、失点は3回表のドリュー・ビュテラの犠牲フライによる1点のみに抑え、94球で7回二死までを投げ抜いた。

     高い奪三振率を誇る一方で与四球も多い「荒れ球」タイプの投手という印象が強いリリアーノだが、この試合では三振を3つしか奪えなかったものの、与四球も2つだけ。決め球のスライダーがカウントを整えるボールとして機能し、チェンジアップも有効だった。リリアーノは「僕にチャンスをくれたタイガースとガーディ(ガーデンハイアーの愛称)にとても感謝しているんだ。僕はまだまだやれると思っている。チームの勝利を手助けして、たくさんのイニングを投げたいね」と話していたが、まさにその通りのピッチング。ガーデンハイアーは「リリアーノは以前私のチーム(ツインズ)にいたときよりもコマンドが安定していたね。いろいろな経験をしてきたおかげかな」と34歳になった教え子のピッチングを評価した。

     リリアーノが力投を続けるなか、タイガース打線は先制を許した直後の3回裏にミゲル・カブレラのタイムリーで同点に追い付き、5回裏にはニコラス・カステヤーノスのタイムリーなどで一挙4点を勝ち越し。7回裏にはビクトル・マルティネスの犠牲フライでさらに1点を追加し、試合の行方を決定づけた。

     投打が噛み合った快勝で今季初勝利をマークしたタイガース。名将・ガーデンハイアーがここからどれだけの白星を積み上げていくか注目したい。

  • 【戦評】モランの満塁弾と投手陣の力投でパイレーツが開幕4連勝

    2018.4.3 10:30 Tuesday

    【ツインズ4-5パイレーツ】@PNCパーク

     タイガースとの開幕シリーズが悪天候により2試合も順延となり、前日にダブルヘッダーを戦って試合開始の12時間前にピッツバーグに戻ってきたパイレーツ。開幕シリーズの全3試合に登板したクローザーのフェリペ・リベロを使えないというハンデを背負ってPNCパークでの本拠地開幕戦を迎えたが、先発のジェイムソン・タイロンを筆頭に投手陣が力投を見せ、打線では新加入のコリン・モランが本拠地デビュー戦の初打席で満塁本塁打。ツインズの反撃を継投で凌ぎ、パイレーツはこれで開幕4連勝となった。

     1回裏、パイレーツはツインズ先発のランス・リンから1番のジョシュ・ハリソンが四球を選び、グレゴリー・ポランコのタイムリー二塁打であっさり先制。さらに2つの四球で二死満塁とチャンスを広げ、7番のモランがカウント3-2からの6球目、高めの速球を思い切りよく振り抜き、右中間へ満塁本塁打を叩き込んだ。カーテンコールで地元ファンの大歓声に応えたモランは「本当に楽しかった。他の言葉は見つからないよ。素晴らしいスタートを切れて良かったよ」と喜びを口にした。

     先発のタイロンは5回まで無失点ピッチングを展開。6回表一死からブライアン・ドージャーに3号ソロを浴び、続くジョー・マウアーにヒットを打たれたところで降板したが、2番手のエドガー・サンタナと3番手のジョシュ・スモーカーが2人で一死しか取れなかったあと、4番手のドビダス・ネベラウスカスがバイロン・バクストンをレフトライナーに抑え、ツインズに逆転を許さなかった。

     リベロを使えない状況のなか、1点リードの9回表にはメジャー通算1セーブのジョージ・コントスを投入。コントスは期待に応えてツインズ打線を三者凡退に抑え、メジャー8年目にして通算2セーブ目をマークした。

     苦戦が予想されながらも開幕4連勝と最高のスタートを切ったパイレーツ。今季初勝利をマークしたタイロンは「寒くて、移動の予定も大変で、ダブルヘッダーも戦って、奇妙なシーズン開幕になったけれど、しっかり戦うことができた」とここまでの戦いぶりを振り返った。

  • 【戦評】中盤以降の集中打でドジャースが大勝 プイーグ3安打

    2018.4.2 18:30 Monday

    【ジャイアンツ0-9ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     開幕から2試合連続で0対1の惜敗を喫したドジャースは、日本時間4月1日の開幕第3戦に5対0で快勝。開幕シリーズの負け越し回避をかけた第4戦は、クリス・ストラットン(ジャイアンツ)とリッチ・ヒル(ドジャース)の両先発による投手戦となり、ロースコアの展開が続いたものの、中盤以降にドジャース打線がつながり、最終的には9対0でドジャースが大勝した。2連敗のあとの2連勝で開幕シリーズの負け越しを回避し、明日からのダイヤモンドバックス3連戦に向けて弾みをつけた。

     ジャイアンツ先発のストラットンの前に5回まで1得点に抑えられていたドジャース打線が6回裏に目覚めた。クリス・テイラーとヤシエル・プイーグに二塁打が飛び出して待望の追加点を挙げ、ヤスマニ・グランダルのタイムリーとコディ・ベリンジャーの1号ツーランでこの回一挙4得点。8回裏には先頭のプイーグからの4連打とジョク・ピーダーソンのショートゴロ、オースティン・バーンズのタイムリーでさらに4点を追加し、一気に試合を決めた。

     不動の3番打者であるジャスティン・ターナーを故障で欠く打線を牽引したのは、ターナーに代わって3番に入っているプイーグ。初回の第1打席こそ空振り三振に倒れたものの、その後はレフトへのヒット、センターへのタイムリー二塁打、センターへのヒットと快音を連発し、4打数3安打1打点の活躍を見せた。

     一方の投手陣は、ジャイアンツとの開幕4連戦でわずか2失点という圧巻のパフォーマンス。この試合で6回無失点の好投を見せたヒルは「クレイトン・カーショウが投手陣をまとめてくれているおかげだよ。彼はミーティングを開いて、投手陣を一つにまとめてくれるんだ。そのおかげてお互いのことをよく知ることができて、それがフィールド上のパフォーマンスにも好影響を与えているんだ」と大黒柱のリーダーシップに感謝する。

     開幕から2試合連続で零封負けを喫して周囲を心配させたドジャースだが、メジャー有数の投手力は今季も健在。プイーグ、ベリンジャー、コリー・シーガーといった中心打者が本来の実力を発揮すれば、ターナー不在を感じさせない戦いをすることもできるはずだ。

  • 【戦評】好調イートンが打線を牽引 ナショナルズ3連勝

    2018.4.2 17:00 Monday

    【ナショナルズ6-5レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

     ナショナルズのリードオフマン、アダム・イートンの勢いが止まらない。ナショナルズ移籍1年目の昨季は4月下旬に左膝の前十字靭帯を断裂し、シーズンのほとんどを棒に振ってしまったが、今季は完全復活。開幕戦は1安打1四球で2度出塁し、開幕第2戦は5打数5安打の大暴れ。そして、日本時間4月2日に行われた開幕第3戦では、2号本塁打を含む2安打を放ち、これでレッズとの開幕シリーズにおける打撃成績は13打数8安打(打率.615)、OPS1.874となった。3試合で7度も生還しているリードオフマンがチームを牽引し、ナショナルズは開幕シリーズの3試合をスイープ。悲願のワールドシリーズ制覇に向けて最高のスタートを切った。

     「いつも言っていることだけど、我々は(先手を取ることで)相手チームにプレッシャーを与えたいんだ。今はそれができているし、良い感じだよ。まだシーズン最初の3試合ということはわかっているけれど、ここまでの戦いは順調だね」とデーブ・マルティネス監督は開幕シリーズを振り返った。大きな期待を背負いながら昨季は故障により23試合の出場に留まったイートンが強力打線のリードオフマンとして素晴らしい働きを見せ、チームは3試合連続で初回に先制。一度も相手にリードを与えない盤石の試合運びでスイープを完成させた。

     今日の試合ではアンソニー・レンドンが初回に1号先制ツーランを放ち、6回表と9回表には主砲のブライス・ハーパーが1号ソロ&2号ソロを連発。先発のジオ・ゴンザレスは6回1失点の好投で今季初勝利をマークした。3試合の救援防御率8.31とリリーフ投手陣はまだ不安定なパフォーマンスに終始しているが、好選手揃いの打線と先発投手陣は順調そのもの。故障からの完全復活を遂げたイートンが今後もリードオフマンとして打線を牽引し、先発投手陣が引き続き試合をしっかり作ったうえで、リリーフ投手陣が安定感を取り戻せば、シーズンの早い段階で独走態勢を築くことも不可能ではないはずだ。

  • 【戦評】打線が機能したカージナルスが今季初勝利でスイープ回避

    2018.4.2 14:30 Monday

    【カージナルス5-1メッツ】@シティ・フィールド

     今季の補強の目玉として獲得したマーセル・オズーナが開幕からの2試合で8打数ノーヒットに封じられ、連敗を喫していたカージナルス。しかし、日本時間4月2日に行われたメッツとの開幕シリーズ最終戦では、オズーナが決勝タイムリーを含む3安打2打点の活躍でチームを牽引。2年目のポール・デヨングが2本塁打を放ったほか、トミー・ファムが2安打2四球で4度も出塁するなど、開幕3戦目にしてようやく打線が機能した。投げては先発のルーク・ウィーバーが今季チーム初となる5イニングを投げ切り、6回以降は3人のリリーバーが無失点リレー。5対1で快勝し、今季初勝利を挙げてスイープを回避した。

     マイク・マシーニー監督は「デヨングが素晴らしい活躍を見せ、ヤディアー・モリーナも本塁打を打った。オズーナとファムは少しずつボールがよく見えるようになってきているし、良い流れだね。彼らは全員、このチームの重要な戦力だから」と試合を振り返った。2回表にデヨングの1号ソロで先制したカージナルスは、その裏にアメッド・ロサリオのタイムリーで同点とされたものの、続く3回表にオズーナのタイムリーで勝ち越し。その後はモリーナの2号ソロ、オズーナのタイムリー、デヨングのこの試合2本目となる2号ソロで小刻みに加点し、徐々にメッツを突き放した。

     先発のウィーバーは1回裏と4回裏に二死一、二塁のピンチを背負ったが、いずれも無失点で切り抜け、メッツ打線に許した得点は2回裏の1点だけ。「完璧なピッチングではなかったけれど、試合を作ることはできたと思う」と本人が話したように、5回1失点という結果以上に苦しいピッチングとなったが、チームの先発投手で今季初めて5イニングを投げ切り、今季初勝利をマークした。

     ポストシーズン返り咲きを目指しながら、開幕からの連敗でやや出遅れた感のあるカージナルスだが、良い形での快勝でスイープを阻止。先発投手が試合を作り、オズーナが打点を稼ぐ形が機能する回数が増えていけば、出遅れはすぐに取り返せるはずだ。

  • 【戦評】レッドソックスが無名投手の継投で1点差を守り抜く

    2018.4.2 12:00 Monday

    【レッドソックス2-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

     ドリュー・ポメランツらの故障により開幕ローテーション入りを果たしたヘクター・ベラスケスは、2016年シーズンまでメキシカンリーグでプレイしていた。マーカス・ウォルデンは29歳にして初のメジャー昇格を果たした苦労人であり、ボビー・ポイナーはAAA級でのプレイ経験がない25歳の左腕だ。日本時間4月2日、レッドソックスはこれらの「無名投手」を巧みに起用し、2対1でレイズに勝利。今季の3勝はいずれも1点差での勝利であり、対戦成績を3勝1敗としてレイズとの開幕シリーズ4連戦に勝ち越した。

     ポメランツ、エドゥアルド・ロドリゲス、スティーブン・ライトが故障者リストに登録され、先発7番手以降から繰り上がる形で開幕ローテーション入りを果たしたベラスケスは、2回裏にブラッド・ミラーに1号ソロを浴びて先制を許したものの、失点はこの1点だけ。6回途中まで79球を投げ、レイズ打線を5安打1得点に抑える力投を見せた。ベラスケスは開幕ローテーション入りについて「正直に言って、ずっと夢だったんだ。ここにいられることに毎日感謝しているよ。ロッカールームを見渡すと、自分のアイドルと思っていた選手ばかりだ。ここにいられることは本当に幸運だと感じているよ」と喜びを語っていた。

     レッドソックスは5回表にJ.D.マルティネスのタイムリーで同点に追い付き、6回表にはラファエル・ディバースのタイムリーで勝ち越し。6回裏二死からはウォルデンが1回1/3を無失点に抑え、8回裏にはポイナーがワンポイントリリーフでケビン・キアマイアーをレフトフライに打ち取った。セットアッパーのマット・バーンズを挟んで、1点リードの最終回には連投中のクレイグ・キンブレルを温存し、開幕戦で炎上したジョー・ケリーがマウンドへ。二死から連打を浴びて一、三塁のピンチを背負ったものの、最後はディナード・スパンから空振り三振を奪い、1点のリードを守り抜いた。

     アレックス・コーラ監督は「投手陣の頑張りは素晴らしかった。一人は29歳、一人はAA級より上でのプレイ経験がなく、もう一人はメキシコでプレイしていた選手だ。彼らがメジャーのレベルでチームに貢献できるのは素晴らしいことだよ」と「無名投手」たちの好投を絶賛。主力選手に加えてこうした無名の選手たちが活躍を続けるようなら、3年連続地区優勝の可能性はグッと高まるに違いない。

  • 【戦評】23歳・ベリオスが快投 キャリア初完投&初完封 

    2018.4.2 10:30 Monday

    【ツインズ7-0オリオールズ】@オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ

     昨季開花したホゼ・ベリオス(ツインズ)が今季初先発で見事なピッチングを見せた。最初の6イニングを無失点に抑えるのに57球しか要さず、8回までに許した走者は1人だけ。9回裏一死から2安打と1四球で満塁のピンチを背負ったものの、後続を抑えてメジャー初完投&初完封をマークした。打線は前日の3本塁打に続き、この日はブライアン・ドージャーの2発を含む4本塁打でベリオスを援護。投打がガッチリと噛み合い、ツインズは2勝1敗でオリオールズとの開幕シリーズを終えた。

     ベリオスは「試合を通して3つの球種を有効に使うことができた。攻めのピッチングを展開できたし、それが上手く機能したね」と自身のピッチングを振り返った。長距離砲が並ぶオリオールズ打線を107球で完封し、打たれたヒットはわずか3本。与四球を1つに抑えた一方で、6つの三振を奪った。この試合で奪った11度の空振りの内訳は、速球が6度、カーブが3度、チェンジアップが2度。9回裏二死満塁の場面では、アダム・ジョーンズに対してカウント1-2から外角低めへ逃げるカーブを投じ、見事に空振り三振に抑えてみせた。

     「9番・捕手」で先発出場し、ベリオスの女房役を務めたミッチ・ガーバーは「ベリオスはいつもこれくらいのピッチングできる優秀な投手だよ。彼が投げたい場所へ投げたい球種をしっかり投げられるときは、今日みたいな素晴らしいピッチングになるんだ」とベリオスの快投を絶賛。この上ない結果を残したことにより、今後もバッテリーを組む機会が多くなりそうだ。

     攻撃陣はドージャーが初回先頭打者本塁打を含む2本塁打を放ち、3回表にはミゲル・サノーとエドゥアルド・エスコバーにも一発が飛び出した。4本塁打を含む10安打7得点で好投のベリオスを援護し、投打でオリオールズを圧倒。ツインズはオリオールズとの開幕シリーズ(3試合)を2勝1敗で終え、2年連続のポストシーズン進出に向けて好スタートを切った。

  • ドジャース 今季初の勝利投手は5回無失点の前田

    2018.4.1 14:00 Sunday

     ダルビッシュ有がカブスでの公式戦初登板を果たした同日、ドジャースでは前田健太が今季初の先発マウンドに立った。昨年はシーズン途中からリリーフも任され、ポストシーズンでも結果を残すも今季は先発としてチームに貢献していく。注目の投球は圧巻の10奪三振無失点と安定感を見せつけた。

     前田を迎え撃つのは同地区のライバルであるジャイアンツでオフにはアンドリュー・マカッチェンやエバン・ロンゴリアらを獲得して昨年最下位からの巻き返しを狙っているチームだ。マディソン・バムガーナーやジェフ・サマージャら先発の柱を開幕から欠くもここまで連勝しており勢いがある。そのような相手に連敗ストッパーとして重大な役割を担うことになったのが前田だった。

     注目の前田の立ち上がり。今季初対戦の打者は開幕2試合で2本塁打と絶好調のジョー・パニックだった。カウント1-2からパニックを仕留めたのは前田自身が武器の1つに挙げているチェンジアップでこれにパニックは対応できず、空振り三振となった。幸先のよいスタートとなった前田は四球こそ出すもこの回のアウトはすべて三振と好投を期待できる上々な立ち上がりだ。ドジャースはその裏の攻撃で無死一・三塁のチャンスを作るとヤシエル・プイーグのセンターの犠牲フライとマット・ケンプのタイムリーで2点を先制。4回終了時までに5得点し、前田を強力援護した。

     初回から3奪三振と好調さをみせた前田はその後、4回までは毎回のように走者を背負うものの落ち着いた投球でジャイアンツ打線を封じ込めていく。そして5回表の投球ではマカッチェンから三振を奪ってこの試合初の三者凡退に抑えた。5回を投げ切ったところで降板した前田、この日の投球は5回を投げて90球、5安打10奪三振無失点と先発としての役割を果たしてリリーフ陣にマウンドを譲った。前田の好投を見届けたチームは試合終了まで相手打線を寄せ付けず5対0と今季初勝利を飾った。

     前田の好投は投打ともにチームに勢いを与え、まさにMVPと言える活躍だった。開幕2戦はすべて1点差で惜しくも敗れていたものの、今回の勝利で昨年のようなドジャース打線が目覚めるだろうか。今後の戦いにも注目だ。

  • カブス・ダルビッシュの公式戦初先発は勝敗つかず5失点

    2018.4.1 13:00 Sunday

     メジャーリーグのシーズンが開幕して早くも3日目となり、大谷翔平や平野佳寿、牧田和久と次々と日本人選手がデビューを果たしている。日本時間4月1日に行われたカブス対マーリンズの第3戦ではドジャースから移籍したダルビッシュ有がカブス移籍後公式戦初先発となったものの、勝敗はつかなかった。

     ダルビッシュは6年1億2600万ドルでカブスと契約し、2016年以来の世界一を目指すための貴重な戦力として大きな期待が寄せられている。移籍後のオープン戦では5試合に登板して3勝0敗 防御率2.79と安定感抜群の投球を披露していた。そして迎えたカブスでの初登板の相手はオフに主力選手達を放出しチームの再建を目指すマーリンズ。前日の試合では延長17回に及ぶ死闘を制して勢いに乗っている。

     注目のダルビッシュの立ち上がり。初回からいきなり試練が訪れる。先頭打者のルイス・ブリンソンに死球を与えて出塁を許すと続くデレク・ディートリックがダルビッシュの武器であるスライダーを右翼スタンドへと運び、いきなり2失点を喫することになった。その後は崩れることなく後続を三者凡退に抑えてこの回を最小失点で切り抜けた。一方のカブス打線は2回表の攻撃で無死一塁からカイル・シュワーバーが相手先発、オドリサマー・デスパイネのカッターを右翼スタンドへと叩き込み、あっという間に同点に追いついた。ダルビッシュがカブスの入団会見時に一緒にプレーする楽しみな選手の1人として名前を挙げていた大砲が今季は味方として彼を援護。この勢いに乗った打線は5回表にも3点を追加しダルビッシュに勝利投手の権利をもたらした。

     初回の被弾で立ち直ったダルビッシュは4回までマーリンズ打線を無失点に抑えていくものの、リードした直後の5回裏にまたしてもピンチとなる。この回の先頭打者であるミゲル・ロハスに投手強襲の内野安打を浴びるとそこから少しずつ制球が乱れていく。四球と連打で無死満塁の場面を迎えるとブリンソンとスターリン・カストロにタイムリーを打たれ、5対5の同点となった。ダルビッシュはこの回の途中で降板。この日の投球結果は4回1/3を投げて5安打4奪三振5失点だった。

     ダルビッシュ降板後は6対5とカブスリードの8回表、マーリンズ・田澤純一が登板。田澤は1死一・三塁のピンチを迎えるも後続を連続三振に抑えて無失点の好投をみせた。彼の投球に魅せられた打線はその裏にすぐさま同点に追いつき試合はそのまま延長戦に突入した。そして決着がついたのは延長10回表、カブスのハビアー・バイエズが放った二塁打をきっかけに無死一・二塁のチャンスをつくるとベン・ゾブリストの二塁打で7対6と勝ち越しに成功。この回で4得点を挙げてそのまま逃げ切り、10対6で勝利した。

     今試合ではダルビッシュと田澤の2人の日本人選手がマウンドに立ったことになる。先発とリリーフの違いこそあるものの、明暗が分かれた。両者とも次回登板での好投を期待したい。

  • 大谷の出番なしもトラウトらの活躍でエンゼルスが初勝利

    2018.3.31 18:00 Saturday

     大谷翔平が所属するエンゼルスは昨日のアスレチックスとの開幕戦で惜しくも5対6とサヨナラ負けを喫した。たとえビジターの試合であっても開幕から連敗する訳にはいかない。日本時間3月31日に行われた第2戦では1点を巡って手に汗握る好試合が展開された。

     この日の大谷はスタメンから外れ、代打や代走での出場に備えてベンチで待機することになった。試合前、会場となったオークランド・コロシアムではアスレチックスのチーム50周年の記念セレモニーが開催され、リッキー・ヘンダーソンを始めとするレジェンド選手達が集結した。お祭りムードの中で始まった試合は初回、エンゼルスは「2番・中堅」としてスタメン出場したマイク・トラウトが相手先発、ショーン・マネイアのチェンジアップを弾丸ライナーで左翼スタンドへと運び先制に成功した。

     マネイアはレジェンド選手達が見守る前で崩れる訳にはいかない。トラウトに一発を浴びた後は立ち直り、走者こそ背負うもその後は失点をせず、8回途中7奪三振1失点と好投した。その一方でエンゼルスの先発、タイラー・スカッグスも武器のカーブでアスレチックス打線を翻弄し前日にサヨナラ勝ちを飾って勢いに乗る打線を沈黙させ、7回途中5奪三振無失点と対抗した。彼らの投球もあり両軍ともに試合を決定づける次の1点を取れずにそのまま最終回へと向かっていく。

     1対0で迎えたエンゼルスの最終回の攻撃では先頭打者のイアン・キンズラーがレフトへのヒットで出塁すると1死を挟んで3番打者のジャスティン・アップトンもレフトへと打球を飛ばしてヒットとなった。同時にレフトを守っていたマット・ジョイスのエラーによりキンズラーが一気にホームインし、エンゼルスが試合を決定づける2点目をもぎ取った。対するアスレチックスはその裏にジョナサン・ルクロイのタイムリーで1点を返すのがやっとで惜しくも1対2で敗れた。

     チームは初勝利を挙げるも試合出場がなかった大谷は「やっぱり勝ったほうが楽しいですし、良かったかなと思います」と振り返った。試合後、マイク・ソーシア監督は大谷の起用機会があったことを語っていたという。大谷は日本時間4月2日の投手としてのメジャーデビューに向けて順調に調整中だ。

  • ヤンキース・田中の2018年初登板は6回1失点

    2018.3.31 17:00 Saturday

     シーズンが開幕して早くも2日目。開幕戦で新加入のジャンカルロ・スタントンら活躍で勝利したヤンキースはその勢いに乗り、ブルージェイズとの第2戦に臨んだ。この日の先発マウンドを任されたのは田中将大。先発として6回1失点と役割を果たしてチームに貢献した。

     オープン戦では4試合に出場して0勝3敗 防御率7.24と結果を残せずにいたが、田中本人は開幕に向けて手ごたえを感じていた。開幕投手こそルイス・セベリーノに譲ったものの、アーロン・ブーン監督からの信頼は厚い。そして第2戦の先発マウンドにあがり、初回は2死からジャスティン・スモークに二塁打を浴びてピンチを迎えるも後続を抑えて無失点スタートとなった。続く2回表には今季、カージナルスからブルージェイズに移籍したランドール・グリチックに1死走者なしの場面からフォーシームを左中間スタンドに運ばれるも失点はこの1点のみで乗り切ることができた。

     序盤は攻められた田中も3回表の投球からギアを上げていく。この回のブルージェイズ打線を三者三振に抑えると6回を投げ切り降板するときまで1本を安打を許さず、相手を圧倒した。3回から4回にかけて4者連続三振、5回から6回にかけて三者連続三振と奪三振の数も増え、降板時にその数は「8」を数えていた。最終的にこの日の投球成績は6回3安打8奪三振1失点。昨季の初登板では3回もたずに7失点と苦い思いをしていただけに幸先の良い投球を披露した。

     田中の好投に応えたい打線は1対1の同点から4回裏、2死一・三塁で新加入のブランドン・ドルーリーがレフトへタイムリーを放って勝ち越しに成功すると6回裏には2死満塁からタイラー・ウェイドが走者一掃となる二塁打を放って4対1とリードを広げた。その後、最終回に守護神のアロルディス・チャップマンが失点するもそのまま逃げ切り4対2でヤンキースが開幕2連勝を飾った。

     田中は試合を振り返り「自分としっかり戦いながら粘って抑えられてよかった」と手ごたえを感じていた。また、アーロン・ブーン監督も「好投手による質の高い投球だ」と絶賛。シーズン前には「大事な場面は田中に任せたい」と発言していただけにその期待に応える最高の形となった。田中の好投もあり連勝したヤンキースは明日の試合、大ベテランのCCサバシアで3連勝を狙う。

« Previous PageNext Page »