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  • ヤンキースが1点を守り切りALDS初勝利

    2017.10.10 02:54 Tuesday

     日本時間10月9日、インディアンスとヤンキースによる地区シリーズ(ALDS)の第3戦が行われ、ヤンキースが終盤にグレッグ・バードが放った一発による1点を守りきり1対0と接戦をモノにした。また、先発した田中将大の好投も光り、チームに希望を与えた。

     田中と投げ合うのは今季18勝を挙げたカルロス・カラスコ。9月は5勝負けなし、防御率は驚異の1.48を記録してレギュラーシーズンを終えた。一方で田中も9月の最終登板となったブルージェイズ戦ではメジャー自己ベストの1試合15奪三振を記録する最高の投球をみせた。両者とも好調を維持している投手同士の対戦となり、今回の第3戦では緊迫した投手戦が展開された。

     田中は初回、2つの三振を奪う3者凡退で上々の立ち上がりをみせると、カラスコも負けじとヤンキースの若き大砲、アーロン・ジャッジとゲーリー・サンチェスを連続三振に抑えた。その後も両者ともに走者を背負うものの、得点を許さず5回終了時点まで0対0と試合は動かなかった。

     負ければALDS敗退という状態のヤンキースは6回裏の攻撃で得点チャンスをつくる。2死からジャッジが四球で出塁するとサンチェスが中安を放って走者一・二塁の場面とする。続くディディ・グレゴリウスが四球で歩き2死満塁となった。ここでインディアンスは先発のカラスコからリリーフ左腕のアンドリュー・ミラーにスイッチ。迎えたスターリン・カストロを内野フライに抑えて絶対絶命のピンチを逃れた。

     これで流れはインディアンスに傾いたかに思われたが7回表は田中に3者凡退に抑えられ無得点に終わる。そして7回裏の先頭打者として登場したバードがミラーが投じた3球目のフォーシームを捉えてボールを右翼スタンドへと運び、ついに均衡が破れた。昨年のポストシーズンで大活躍をみせた男から放った一発はとても価値が大きなものとなった。

     田中が7回で降板後はデービッド・ロバートソン、アロルディス・チャップマンと繋ぎ、ヤンキースがバードのバットでもぎ取った1点を守って1対0と勝利した。最終回はチャップマンが2人の走者を背負うも100マイル超えの直球でインディアンス打線を退けた。一方で先発した田中は7回まで投げて92球、3被安打 7奪三振 無失点の好投でポストシーズン初勝利を飾った。

     これで対戦成績を1勝2敗としたヤンキース。第4戦の先発はルイス・セベリーノ。先日行われたツインズとのワイルドカードでは1回もたずに降板する悔しい思いをしただけに今度こそ自らの投球でチームを勝利に導きたいところだ。一方のインディアンスは第1戦で先発したトレバー・バウアーがマウンドに立つ。初戦では7回途中まで投げて無失点と完璧な投球を披露しただけにこちらも好投が期待される。


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  • レッドソックスが逆転勝利でスイープ逃れる

    2017.10.9 10:30 Monday

     アストロズとレッドソックスによる地区シリーズ(ALDS)の第3戦が行われ、ここまで2敗と崖っぷちのレッドソックスがこれまでの敗戦の悔しさを吹き払うかのような猛攻でアストロズを10対3と退けて対戦成績を1勝2敗とした。

     この日の先発はブラッド・ピーコックとダグ・フィスター。ピーコックは今季13勝を挙げ勝率.867を記録した投手だ。一方のフィスターは以前所属していた古巣と対戦することになった。注目の両者の立ち上がりはフィスターが先にアストロズ打線につかまってしまう。初回、先頭打者のジョージ・スプリンガーに右安を許すと暴投の間に二塁へ進塁され、無死二塁のピンチを迎えた。そして打席に立っていた2番のジョシュ・レディックに適時打を打たれ、いきなり点を失った。1死をとるものの、第2戦で本塁打を放ったカルロス・コレアに2試合連続となる一発を浴びて初回から3得点とこのままアストロズのペースで試合が進むと思われた。

     負けたら今季終了、という状況のレッドソックスは2回裏にサンディ・レオンの適時打で1点を返すと1対3で迎えた3回裏の攻撃ではベテランと新人がチームに勢いを与える。まず、2死二塁からハンリー・ラミレスの適時打で1点差に詰め寄る。そして続くラファエル・ディバースが球団史上最年少となる20歳と349日でのポストシーズン初本塁打(これまではアンドリュー・ベニンテンディの22歳と92日)が飛び出し一気に4対3と逆転に成功した。

     初回3失点したフィスターを2回途中で降板させた後はジョー・ケリー、デービッド・プライスと繋いでアストロズ打線を初回以降は無得点に抑えた。その中でもプライスが4回無失点と好リリーフをみせてさらに打線に勢いを与える。4対3のままで迎えた7回裏、この回の先頭打者であるベニンテンディが四球で出塁すると続くムーキー・ベッツから4者連続安打で一気に3点を加える。そして試合を決定づけたのはジャッキー・ブラッドリーJr.の一振りだった。1死一・三塁から打席に立つとアストロズの5番手、ジョー・マスグローブから値千金の3ランホーマーを打ちこの回で一挙6得点、10対3と7点をリードした。

     最終回のマウンドにはレッドソックス5番手のカーソン・スミスが登板。スプリンガーに内野安打を打たれるも後続を併殺に抑えて2死となった。再度走者を背負うも最後の打者、コレアを見逃し三振に抑えて試合終了となった。両軍あわせ28安打が飛び出した試合はレッドソックスが3回裏と7回裏の2度に渡ってアストロズ投手陣に集中打を浴びせたことが勝因の1つとなった。これで対戦成績を1勝2敗として第4戦を迎えることになった。一方で敗れたアストロズは次戦で先発予定のチャーリー・モートンの好投でリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出を決めたいところだ。


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  • ドジャースが2桁12安打でNLDS2連勝

    2017.10.8 16:32 Sunday

     日本時間10月8日、ダイヤモンドバックスとドジャースの地区シリーズは第2戦を迎え、ドジャースが6-8番打者3人の活躍によって8対5で勝利を収め、今シリーズ2連勝となった。

     この日の先発はロビー・レイとリッチ・ヒル。レイはロッキーズとのワイルドカードでリリーフ登板をしてからあまり日が経たない状態での先発となった。それでも今季のドジャース戦は3勝0敗 防御率2.27の成績を残しており、相性がよい。一方のヒルはダイヤモンドバックス戦で0勝3敗 防御率5.03と全く勝つことができていない相手だ。このように投球成績をみると試合はダイヤモンドバックス有利に見えたが、勝率.642を誇るドジャース打線がこれを覆すことになる。

     ダイヤモンドバックスは初回、3番のポール・ゴールドシュミットが1死一塁から先制2ランを放って先制するものの、2回裏にドジャースがヤシエル・プイーグの内野ゴロの間に1点を返した。そして1対2で迎えた4回裏、1死からローガン・フォーサイズが左安で出塁すると連続安打で満塁のチャンスをつくった。そしてカイル・ファーマーの打席時にレイの暴投で2対2の同点に追いつき、2死で打席に迎えるのは1番のクリス・テイラー。3球目のフォーシームを打つとこれが遊撃への内野安打になって3対2と逆転に成功した。

     先発のレイは5回途中で降板するまでに6奪三振を記録するも88球と球数を要し、レギュラーシーズンのような投球ができなかった。結局、5回裏にも失点して4被安打4失点でマウンドを降りた。レイをKOしたドジャース打線は5回裏に4得点を挙げて7対2とダイヤモンドバックスを突き放した。

     一方のドジャース先発のヒルが4回を投げ切ったところで降板すると5回1死から3番手として前田健太がマウンドに上がった。最初に対戦したA.J.ポロックを空振り三振、この日、本塁打を放っているゴールドシュミットも抑えた。その後、前田は6回途中まで投げると安打を1本も許さない完璧の投球でリリーフとしての役割を果たした。

     6回までで5点差をつけられたダイヤモンドバックスは7回表に先頭打者のジェイク・ラムが出塁すると無死一・二塁の場面でブランドン・ドルーリーが代わったばかりのブランドン・モローから3ランを打って7対5と2点差に詰め寄る。しかし、その裏に1点を取られ、8対5と3点差とされたまま試合は最終回を迎えた。

     最後のイニングのマウンドには8回表から登板しているドジャースの守護神、ケンリー・ジャンセンがそのままマウンドへ。3人できっちりと締めて試合終了となりドジャースが8対5で逃げ切った。この試合では6番のフォーサイスや7番のオースティン・バーンズ、そして8番のプイーグの3人で8安打5打点と下位打線が活躍してチームの勝利に大きく貢献した。また、3番手と登板した前田が勝利投手となった。

     これでリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)進出に王手をかけたドジャースは次戦でこのまま3連勝となるだろうか。この運命の一戦の先発を任されたのはダルビッシュ有。一方で未勝利のまま終われないダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキーにすべてを託す。


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  • ナショナルズが終盤の猛攻で逆転勝利

    2017.10.8 10:25 Sunday

     日本時間10月8日に行われたカブス対ナショナルズの地区シリーズ第2戦はカブスが終盤まで2点のリードもナショナルズが8回裏に2本の本塁打で5得点を挙げて6対3で劇的な逆転勝ちを収めた。

     この日の先発は今季13勝のジョン・レスターと15勝のジオ・ゴンザレス。両者とも2桁勝利を挙げた左腕の対決となった。ポストシーズンでは通算9勝を挙げているレスターが初回からピリッとしない。簡単に2死を取ったものの、3番のアンソニー・レンドンに右翼スタンドへ飛び込む一発を打たれて失点した。打ったレンドンは前日の試合で悔しい失策を記録しているだけに汚名返上を成功させた。

     一方のゴンザレスは2回表の先頭打者、ウィルソン・コントレラスに一発を浴びてすかさず同点とされた。試合前までの通算対戦成績は2打数1安打、この1安打は本塁打なだけに通算2本目となる大きな一発を打たれてしまった。この一発で勢いに乗ったカブス打線は4回表に先頭打者のクリス・ブライアントが二塁打で出塁すると続くアンソニー・リゾも一発を打って3対1と勝ち越した。前日は2打点と活躍した男がこの日も輝きをはなった。

     反撃したいナショナルズはレンドンの本塁打以降、飛び出した安打はわずかに1本だけで相手先発のレスターを攻略できない。しかし、8回裏から登板した3番手のカール・エドワーズJr.からこの回の先頭打者、代打のアダム・リンドが左安で出塁すると1死になった後、ブライス・ハーパーが起死回生の同点2ランを放って3対3の同点に追いついた。その後、1死一・二塁から代わったばかりのマイク・モンゴメリーから5番のライアン・ジマーマンが勝ち越し3ランを放ってこの回、一挙5得点で逆転に成功した。今季、本拠地のナショナルズ・パークで打率.287を記録しているナショナルズの超強力打線がついに目覚めたイニングとなった。

     最終回は守護神のショーン・ドゥーリトルが3人で締めて試合終了。ナショナルズは今シリーズ初勝利を挙げて勝敗を1勝1敗のタイとした。劇的な勝利を挙げたチームの次戦の先発はマックス・シャーザー。レギュラーシーズン最終登板では右太ももを痛めただけにその経過が心配ではあるものの、エースの登板はチームにとって大きな力となるはずだ。


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  • カーショウが4被弾もドジャースが辛くも勝利

    2017.10.7 19:24 Saturday

     今季、メジャー全体最高勝率.642を記録したドジャースが日本時間10月7日、地区シリーズ(NLDS)初戦を迎えた。相手はロッキーズとのワイルドカードを勝ち上がってきたダイヤモンドバックス。今年のレギュラーシーズンでは8勝11敗と負け越している相手であり、注意が必要な相手だ。試合は先発のクレイトン・カーショウが4被弾も辛うじて9対5と勝利を収めた。

     今年のカーショウは最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いたが、腰痛から復帰した9月の6試合では3勝2敗 防御率3.48と調子を落とし気味だ。投球が心配される中でダイヤモンドバックスの先発、タイワン・ウォーカーと投げ合った。カーショウの立ち上がりは初回、先頭打者のデービット・ペラルタに四球を与えて出塁を許すも後続を2者連続三振を含む3人で抑えて無失点に抑えた。

     エースを援護したいドジャース打線は初回からウォーカーの立ち上がりを攻め立てた。先頭のクリス・テイラーが中安で出塁すると無死一・二塁の場面から3番のジャスティン・ターナーが左中間スタンドへ一発を放ち、いきなり3点を先制した。その後もヤシエル・プイーグが無死一塁から二塁打を放ってさらに1点を追加してウォーカーを2回裏のドジャースが始まるところで早々と降板させた。

     4対0とリードをもらったカーショウはここから彼らしからぬ投球をみせることになる。3回表には2死からA.J.ポロックに一発を浴びてまずは1点を失う。その後、7対1で迎えた6回表には左キラーのJ.D.マルティネスにも本塁打を浴びて2点を失った。まだこれだけでは終わらない。7回表の投球ではケテル・マーティとジェフ・マシスになんと2者連続弾を打たれて一気に2失点となった。ここでカーショウはマウンドを降りてリリーフ陣にマウンドを託した。この日は6回1/3を投げて5被安打 4失点でマウンドを降りた。失点はすべてソロ本塁打という珍しい内容でもあった。

     ワイルドカードで乱打戦を制したダイヤモンドバックスは勢いそのままにカーショウを打ち込んで逆転勝ちを狙いにいった。最終回にも守護神のケンリー・ジャンセンを攻めて1点を奪って4点差に詰め寄るも序盤の失点が尾を引いてしまう形となった。結果、ドジャースが9対5で勝利した。

     初戦を落としたダイヤモンドバックスの第2戦の先発は先日のワイルドカードでリリーフとして登板していたロビー・レイが発表された。前回登板から日が経っていない状態だが、今季のドジャース戦では5試合に登板して3勝0敗 防御率2.27と抜群の成績を残している。疲労が心配ではあるが、どのような投球をするのか注目される。一方でドジャースはリッチ・ヒルが先発予定だ。


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  • カブスがNLDS初戦を完封リレーで勝利

    2017.10.7 18:28 Saturday

     日本時間10月7日、ナ・リーグでも地区シリーズ(NLDS)が開幕した。最初に対戦したのはカブスとナショナルズで第1戦は3対0でカブスが完封リレーで勝利を収めた。試合はカイル・ヘンドリックスとスティーブン・ストラスバーグによる投手戦が展開された。

     2年連続の世界一を目指すカブスは後半戦の防御率2.19と抜群の安定感を誇ったヘンドリックス。一方のナショナルズは今季15勝を挙げたストラスバーグによる好投手同士の投げ合い。注目の立ち上がり、まず最初にマウンドに立ったストラスバーグは2者連続三振を含む3人の打者を簡単に抑えた。対するヘンドリックスは2番のブライス・ハーパーの右安により出塁を許すも後続を抑えてこちらも無失点で切り抜けた。この後、エンジンがかかった両投手は走者を出すも得点を許さず、5回までは試合の行方がどちらに転ぶのかわからない状態だった。

     試合が動いたのは6回表のカブスの攻撃。5回終了まで8奪三振とほぼ完ぺきな投球な披露していたストラスバーグを攻める。先頭打者のハビアー・バイエズが三塁を守るアンソニー・レンドンの失策で出塁するとヘンドリックスの送りバントで1死二塁のチャンスをつくる。その後、2死となるが2番打者のクリス・ブライアントが右安を放ち、ついに均衡が破れた。続くアンソニー・リゾも適時打を放ってこの回、カブスは2得点を挙げた。リゾは8回表の攻撃でも2死三塁から二塁打を打ち、3点目をもぎとった。

     3点差を追うナショナルズはヘンドリックスが7回で降板した後も2番手のカール・エドワーズJr.を打ち崩せず、試合は最終回へ。9回裏のマウンドにはカブスの守護神、ウェイド・デービスが立った。打順は4番のダニエル・マーフィーから始まったが二ゴロ、続くライアン・ジマーマンが三振に倒れて簡単に2死となった。そして最後の打者はジェイソン・ワース。反撃ののろしをあげたいところだったが、2球目のフォーシームを打つも打球は捕手、ウィルソン・コントレラスのミットに収まって試合終了となった。

     先発のヘンドリックスは7回 2被安打 無失点。一方のストラスバーグも7回 3被安打 10奪三振 2失点と両投手とも好投したが、6回の得点が明暗を分けた試合となった。明日の第2戦はジョン・レスターとジオ・ゴンザレスが先発予定。果たして両左腕がどのような投球を披露するのか、次戦も好試合になりそうだ。


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  • 延長13回の死闘を制したインディアンスが2連勝

    2017.10.7 14:30 Saturday

     連日白熱した試合が展開される地区シリーズ。ア・リーグのヤンキースとインディアンスによる第1戦では今季メジャーNo.1のチーム防御率3.30を誇るインディアンス投手陣がヤンキース打線を4対0と完封した。そして迎えた日本時間10月7日の第2戦は延長13回に及ぶ死闘となり、インディアンスが9対8とサヨナラ勝ちを収めた。

     この日の先発はCCサバシアとコリー・クルーバー。サバシアはこれまでのポストシーズンで通算19試合に登板して9勝5敗の成績を残している。一方のクルーバーは6試合で4勝1敗と両者ともに勝ち越している投手同士の対戦となった。このように相性がよいことから投手戦が予想されたが、初回から両チームとも点の取り合いとなる。

     立ち上がりのクルーバーは初回、1死を取ったものの、2番のアーロン・ジャッジに四球を与えてしまい、走者を背負ってしまう。そして続くゲーリー・サンチェスに2ランを打たれていきなり2点を失った。対するサバシアも味方の失策がきっかけとなり1死満塁のピンチを招く。ここで打席に立つのは5番のカルロス・サンタナ。3球目のフォーシームを打たれてこちらも2点を失うという乱打戦を予感させる攻防となった。

     その後、インディアンス打線は1点を勝ち越すも今年のサイ・ヤング賞候補にも挙げられているクルーバーがピリッとせず、3回表にはスターリン・カストロの適時打で3対3の同点にされると2死一・二塁からアーロン・ヒックスに3ランが飛び出してこの回のみで4失点。3回途中、7被安打 6失点で無念の降板となった。エースをKOしたヤンキース打線は5回表にも2点を加えて一時は8対3とリードを広げた。

     地区優勝を果たしたインディアンスはこのまま黙っている訳にはいかない。6回裏から怒涛の攻撃が始まる。先頭打者のサンタナが四球で出塁すると1死を取られたところでサバシアは降板する。ここで代わったばかりのチャド・グリーンを攻め立てて2死満塁のチャンスをつくる。ここで打席にはフランシスコ・リンドーア。2球目のスライダーを捉えるとボールは右翼スタンドへ飛び込む満塁弾となり、一気に1点差に詰め寄った。これで勢いに乗ったチームは8回裏に1点を加えて8対8の同点のまま延長戦に突入した。

     両チームとも決定打に欠き、試合は延長13回裏に突入。この回のマウンドにはヤンキースの6番手、デリン・ベタンセスがいた。対するインディアンスは先頭打者のオースティン・ジャクソンが四球で出塁し、すかさず盗塁を決めて無死二塁とする。ここでヤン・ゴームズが10球目のスライダーを打ってその打球は左安となりジャクソンは一気にホームインとなり9対8でサヨナラ勝ちとなった。

     試合時間は5時間8分。延長13回に及んだ死闘は両軍合わせて14人の投手が登板した。ポストシーズンでは投手起用が試合の流れを左右するだけに第3戦以降の起用法が注目の1つとなるだろう。2敗と追い込まれたヤンキースは次回は本拠地で田中将大が先発予定。一方のインディアンスは今季18勝のカルロス・カラスコの名前が発表されている。果たして勝利を手にするのはどちらになるだろうか。


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  • アストロズが連日の2桁安打でレッドソックスを圧倒

    2017.10.7 13:15 Saturday

     日本時間10月7日、レッドソックス対アストロズの地区シリーズ第2戦が行われ、アストロズが前日に続き2桁12安打8得点を挙げて8対2で勝利を収めた。これでチームは2連勝となりリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出に王手をかけた。

     前日の試合ではアストロズ打線がア・リーグ奪三振王のクリス・セールから7得点と勢いをつけた。そして迎えた今回の試合では今季17勝を挙げたドリュー・ポメランツを迎え撃つ。第1戦では初回から得点した強力アストロズ打線はこの第2戦も同様に相手先発の立ち上がりを攻め立てた。3番のホゼ・アルトゥーベが2死から左安で出塁すると続く4番のカルロス・コレアがカウント2-2から8球目のフォーシームを打ち、これが先制2ランとなって幸先のよいスタートを切った。打線はその後も3回裏の攻撃ではジョージ・スプリンガーの本塁打やアルトゥーベの適時打などで1対4とリードを広げ、ポメランツを3回途中、5被安打4失点で降板させた。

     一方のアストロズの先発、ダラス・カイケルは初回に2死二・三塁のピンチを招くも後続を抑えて無失点。その後は2回表にジャッキー・ブラッドリーJr.に適時打を浴びて1点を失うも崩れることなく5回2/3を96球、3被安打 7奪三振 1失点と先発としての役割を果たしてリリーフ陣にマウンドを譲った。

     このまま負ける訳にはいかないレッドソックスは6回裏にレギュラーシーズンでは先発の一角を担っていたエドゥアルド・ロドリゲスを登板させて失点を防ぎにいった。先頭打者のマーウィン・ゴンザレスが遊撃への内野安打で出塁すると、続くブライアン・マッキャンが死球で一塁へ歩いたところでアディソン・リードにスイッチした。この回から登板したロドリゲスもリードもアストロズ打線を抑えられず、4失点を喫して1対8と流れを変えることはできなかった。打線も最終回に1点を返すのがやっとで前日と同スコアで試合終了となった。

     この地区シリーズでアストロズのチーム打率は脅威の.343 長打率.686 16得点を記録している。このままの勢いで次のステージへと駒を進めるのか、それともレッドソックスが巻き返しをするのか次の戦いに大きな注目が集まる。


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  • マイナー落ちを経験したシュワーバーがNLDSに挑む

    2017.10.6 13:02 Friday

     日本時間10月7日から始まるナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)のカブス対ナショナルズはカイル・ヘンドリックスとスティーブン・ストラスバーグが先発することになった。カブス打線は今季、防御率2.52と安定感を誇るストラスバーグを打ち崩さなければならない。その中でカイル・シュワーバーは好調さを維持してNLDSに挑む。

     シュワーバーといえば昨年のワールドシリーズで5試合に出場し17打数 7安打 打率.412とチームの世界一に貢献した大型打者だ。レギュラーシーズンでは故障の影響もあり、無安打だった男の大活躍には多くのファンが驚いた。そして迎えた今季はジョー・マドン監督の戦略もあり1番打者に大抜擢され飛躍が期待された。しかしなかなか低打率からは抜け出せず、一時期はマイナー落ちも味わった。それでもマイナーから復帰した65試合では打率.255 18本塁打 31打点と好調を維持してポストシーズンに突入することになった。

     マドン監督はシュワーバーにマイナー落ちを通告したときのことについて「シュワーバーを直接、監督室に呼んで直接マイナー行きを伝えた。そうすると彼は打撃不振に喘ぐ状況を理解していることもあってすぐに納得したよ」と振り返った。その後はマイナーで11試合に出場し打率.343 4本塁打 9打点と打ちまくり、日本時間7月7日にメジャー復帰を果たしている。

     今季は30本塁打を放ったが打率.211と打撃に課題を残したシュワーバー。昨年のワールドシリーズのような活躍ができればチームの2年連続の世界一に向けて大きな戦力となるだろう。まずはキャリア初対戦となるストラスバーグを打ち込むことで勢いに乗りたいところだ。


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  • ワールドシリーズ連覇を目指すカブスが登場!NLDSプレビュー

    2017.10.6 12:59 Friday

     日本時間10月6日にア・リーグの地区シリーズが開幕し、ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)が1試合3本塁打を記録するなど、初日から華やかな試合が展開された。ア・リーグに遅れること一日、ナ・リーグでも地区シリーズが開幕する。ナショナルズとカブス、ドジャースとダイヤモンドバックスが激突する地区シリーズの見どころをお届けする。

     ナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークで開幕するナショナルズ対カブスの地区シリーズ。レギュラーシーズンでは7試合対戦し、ナショナルズが4勝3敗と勝ち越した。ナショナルズは得点数・防御率ともにリーグ3位、カブスは得点数がリーグ2位、防御率がリーグ4位と両者とも投打に充実の戦力を誇っている。ナショナルズはレギュラーシーズン最終週に戦列復帰を果たしたばかりのブライス・ハーパーがどの程度本調子を取り戻しているかがポイント。ハーパー不在の期間は白星を重ねつつも得点力の低下が見られたため、ハーパーが本来の打棒を発揮するようであればカブスにとっては大きな脅威となる。また、2015年のポストシーズンでカブス相手に驚異の打棒を発揮したダニエル・マーフィーのバッティングにも注目だ。一方のカブスは先発投手陣のクオリティに不安を抱える。第1戦からカイル・ヘンドリックス、ジョン・レスター、ホゼ・キンターナ、ジェイク・アリエタの順で先発予定だが、彼らがナショナルズ打線に打ち込まれるようであれば苦しくなる。クリス・ブライアントを中心に若手打者が並ぶ打線は少しでも多くの得点を叩き出し、投手陣を援護したいところだ。

     ロッキーズとのワイルドカード・ゲームを制して地区シリーズに進出したダイヤモンドバックスは、再び同地区対決に臨む。レギュラーシーズンの直接対決19試合では両リーグ最高勝率を記録したドジャース相手にダイヤモンドバックスが11勝8敗と勝ち越し。ダイヤモンドバックスにはドジャースに対する苦手意識は全くない。ダイヤモンドバックスにとっての誤算はワイルドカード・ゲームにロビー・レイを投入せざるを得なくなってしまったこと。今季ドジャースに対して3勝0敗、防御率2.27、奪三振率15.06の好成績を残しているレイを第1戦に起用したいところだったが、それは事実上不可能となった。トーリ・ロブロ監督はレイを中2日で第2戦に先発させる構想があることを明らかにしているが、いずれにしてもレイのコンディションが万全でないことはダイヤモンドバックスにとっては痛手であり、ドジャースにとっては朗報である。ドジャースはシーズン終盤の大失速からどの程度復調できているかがポイント。第3戦に先発予定のダルビッシュ有や、ブルペンの一員としてロースター入り濃厚の前田健太の活躍にも注目したい。

  • 【戦評】盤石の試合運び インディアンスが完封リレーで快勝

    2017.10.6 12:29 Friday

     アストロズ対レッドソックスに続いて、インディアンス対ヤンキースの地区シリーズがインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで開幕し、トレバー・バウアーの好投もあってインディアンスが4-0で快勝。これでもか、と言わんばかりにリーグ最多102勝をマークした強さを見せつけた試合だった。

     コリー・クルーバーを中4日で回すという戦略から第1戦のマウンドをバウアーに任せたインディアンス。この起用がズバリとはまった。バウアーは速球とカーブのコンビネーションでヤンキース打線を翻弄し、6回表一死までノーヒッターを継続する見事なピッチングを披露。ヤンキースの得点源であるアーロン・ジャッジを3打席連続三振に封じるなど、6.2イニングを投げて打たれたヒットはわずか2本。8三振を奪う好投で先発の役割を十二分に果たしてみせた。

     打線ではジェイ・ブルースが大活躍。2回裏の第1打席で二塁打を放ち、無死満塁となった後にロベルト・ペレスの併殺打の間に先制のホームを踏むと、4回裏に1号ツーラン、5回裏に犠飛を放ってチームの全得点に絡む活躍を見せた。バウアーの好投をセンターのジェイソン・キプニスらが好守で盛り立て、バウアー降板後はアンドリュー・ミラーとコディ・アレンが盤石のリレー。点差以上の実力差を感じさせる試合運びで、インディアンスが初戦を制した。

     ヤンキースはジャッジが4打席4三振と完璧に封じられ、3番のゲーリー・サンチェスと4番のディディ・グレゴリウスも4打数ノーヒット。インディアンス3投手の前にわずか3安打に抑え込まれ、反撃の糸口すら掴むことができず、文字通りの完敗だった。

     バウアーで初戦を取ったインディアンスは、第2戦のマウンドに満を持してエースのクルーバーを送り込む。負ければ王手をかけられるヤンキースとしてはなんとかタイに持ち込んでヤンキー・スタジアムへ戻りたいところだが、クルーバーを攻略するのは容易ではない。投手陣の頑張りに期待するしかなさそうだ。


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  • ナショナルズ NLDS初戦の先発はストラスバーグに決定

    2017.10.6 11:57 Friday

     マックス・シャーザーのコンディションが不透明な中、日本時間10月7日にカブスとの地区シリーズの初戦を迎えるナショナルズ。ダスティ・ベイカー監督は第1戦の先発にスティーブン・ストラスバーグを起用することを発表した。

     ナショナルズはレギュラーシーズンの最終登板で右ハムストリングを痛めたシャーザーの回復が思うように進んでおらず、第1戦に先発できないことがほぼ確実となっていた。ベイカー監督はシャーザーのコンディション回復を最優先に考えており、シャーザーは準備が整えば第2戦、第2戦に間に合わない場合は第3戦に先発すると見られている。第2戦と第3戦のうち、シャーザーが先発しないほうの試合ではジオ・ゴンザレスが先発予定だ。

     第1戦の先発を任されるストラスバーグは今季28試合に先発して15勝4敗、防御率2.52、204奪三振の好成績をマーク。8月は3先発で防御率0.86、9月は5先発で防御率0.83とシーズン終盤に調子を上げ、35イニング連続無失点の球団新記録も樹立した(9月は月間MVPを受賞)。2012年には投球イニング制限のため、ポストシーズンで登板することなくシーズンを終えており、過去のポストシーズンでの登板は2014年の地区シリーズでの1試合だけ。満を持して自身2度目となるポストシーズンのマウンドに臨む。

     「またポストシーズンで投げる機会を得られてワクワクしているよ」と心境を語ったストラスバーグ。「なかなか得られる機会ではないからね。このチャンスを最大限に生かして良いピッチングをしたいと思っているよ」と意気込んだ。

     ナショナルズの地区シリーズでの先発ローテーションはシャーザーのコンディション次第になる。「シャーザーが第2戦で先発できるなら、中4日で第5戦に投げてもらうこともできる」とベイカー監督は話しているが、シャーザーに無理をさせない方針を明らかにしており、少なくとも地区シリーズではストラスバーグを中心に先発ローテーションは回っていくことになる。リーグ3位の防御率2.52をマークした右腕にとって、先発ローテーションの軸を務めるのはそれほど難しいタスクではないはずだ。


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  • ツインズを躍進に導いたモリター監督が続投へ

    2017.10.6 11:26 Friday

     昨季103敗を喫したツインズをワイルドカードでのポストシーズン進出に導き、「前年100敗からのポストシーズン進出」という史上初の快挙を成し遂げたポール・モリター監督。3年契約が今季限りで終了するものの、来季も続投することが確実となった。

     2014年11月に3年契約でツインズの監督に就任したモリターは、今季が契約最終年。ワイルドカード・ゲームでヤンキースに敗れ、契約最終年のシーズンを終えたが、チーフ・ベースボール・オフィサーのデレク・フォルビー、サッド・レバインGMと会談の場を設け、契約延長に合意したと見られている。球団からの公式発表は現時点ではないものの、日本時間10月7日に記者会見が開かれると予想されている。

     昨季から26個の白星を上積みしたツインズ。躍進を遂げた球団を率いたモリターは今季のア・リーグ最優秀監督の有力候補に挙げられている。「前年100敗からのポストシーズン進出」は史上初の快挙だったが、「ドラフトで全体1位指名をした年にポストシーズン進出」というのも2008年のレイズ以来9年ぶりのことだった。ツインズは7月末にハイメ・ガルシアやブランドン・キンツラーを放出し、ポストシーズン進出を諦めたかのように思われたが、モリターは選手のモチベーション維持に尽力。8月に20勝10敗という快進撃を見せ、それがワイルドカード獲得に繋がった。主力選手の一人であるブライアン・ドージャーは「僕は100%、彼に戻ってきてほしいと思っているよ」と指揮官への信頼を口にする。

     アービン・サンタナ、ドージャー、ジョー・マウアーといった主力選手が実力を発揮しただけでなく、ホゼ・ベリオス、バイロン・バクストン、ホルヘ・ポランコといった若手選手の成長もあってポストシーズンに進出できるチームとなったツインズ。選手の能力を引き出すのにモリターの手腕が一役買ったことは間違いない。選手たちが信頼を寄せる指揮官の続投により、来季のツインズはさらに面白いチームになりそうだ。


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  • 【戦評】アストロズ打線がセールを攻略し初戦を制す

    2017.10.6 10:55 Friday

     チームOPS.823を誇り、両リーグ最多の896得点を叩き出したアストロズ打線がア・リーグ奪三振王のクリス・セールを攻略。西部地区王者のアストロズと東部地区王者のレッドソックスが激突する地区シリーズは、アストロズの快勝で幕を開けた。

     試合は初回から動いた。1回裏、アストロズはアレックス・ブレグマンとホゼ・アルトゥーベの二者連続本塁打で2点を先制。レッドソックスは2回表にサンディ・レオンのタイムリー、4回表にラファエル・ディバースの犠飛が出て一度は同点に追い付いたものの、直後の4回裏にアストロズがマーウィン・ゴンザレスのタイムリー二塁打で2点を勝ち越した。さらにアストロズは5回裏にアルトゥーベが2本目のホームランを放ち、6回裏にはセールが無死二、三塁のピンチを作って降板した後、一死満塁からブライアン・マッキャンのタイムリーで2点を追加。7回裏にはアルトゥーベのこの日3本目となるトドメの一発が飛び出した。

     「今日は打線全員がしっかり仕事をしてくれたね。良い打席のない打者は一人もいなかった。我々の攻撃力を証明できたんじゃないかな」とA.J.ヒンチ監督はセールを攻略した打線の働きを絶賛。「このような大舞台では試合の流れを引き寄せる一打が必要だ。上位から下位までしっかり役割を果たしてくれた。良い打席を過ごそう、というのが我々のテーマの一つなんだ」

     6回2失点と先発の役割を果たしたアストロズのジャスティン・バーランダーとは対照的に、セールは6回途中7失点でノックアウト。ブレグマンに1本、アルトゥーベに2本の計3本塁打を浴びた。「俺たちは戦い続けるだけだよ。今日の試合は俺の責任だ。敗戦の全ての責任は俺にある。でも、俺以外に24人の選手がいる。彼らがきっと明日、勝ってくれるはずさ」とセールは自身のピッチングを悔やみつつも、チームメイトへの信頼を口にした。

     第1戦に続いてアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われる第2戦にはダラス・カイケル(アストロズ)とドリュー・ポメランツ(レッドソックス)の両左腕が先発予定。アストロズが王手をかけるのか、それともレッドソックスが意地を見せてタイに戻すのか。白熱した好ゲームを期待したい。


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  • アルトゥーベ ポストシーズン史上9人目の1試合3本塁打

    2017.10.6 10:25 Friday

     日本時間10月6日、ア・リーグの地区シリーズが開幕した。西部地区を制したアストロズが東部地区王者のレッドソックスを本拠地ミニッツメイド・パークに迎えた第1戦は、強力アストロズ打線がクリス・セールを攻略。なかでもホゼ・アルトゥーベが凄まじい輝きを放った。

     「3番・二塁」で先発出場したアルトゥーベは1回裏の第1打席で高めの速球を左中間スタンドへ叩き込み、先制本塁打を放ったアレックス・ブレグマンに続く二者連続の一発。3回裏の第2打席ではショートへの併殺打に倒れたが、5回裏の第3打席で再びセールの速球を捉え、またしても左中間スタンドへホームランを突き刺した。

     さらにアルトゥーベは7回裏の第4打席でも代わったばかりのオースティン・マドックスからレフトスタンドへの一発を放ち、なんと1試合3本塁打の大暴れ。ポストシーズンでの1試合3本塁打は史上9人目(ベーブ・ルースが2度記録しているため史上10度目)、二塁手としては2002年のリーグ優勝決定シリーズ第5戦で3本塁打を放ったアダム・ケネディ(当時エンゼルス)に次ぐ史上2人目の快挙を成し遂げた。

     「3本もホームランを打てたのは本当に良かったよ」と試合を振り返ったアルトゥーベ。「大切なのは今日の試合に勝てたということだ。ホームでの最初の試合に勝つことができた。今日の試合ではとても良いプレイができたと思うよ。チーム全員が大きなエネルギーを持ってプレイしていた。オフェンス面もディフェンス面も良かったね。これが僕たちなんだ。明日も良いゲームをしたいね」

     難敵・セールを攻略し、最高のスタートを切ったアストロズ。その快勝劇の中心にいたのは、間違いなくアルトゥーベだった。

     

    ポストシーズン1試合3本塁打
    ①ベーブ・ルース(ヤンキース:1926年ワールドシリーズ第4戦)
    ②ベーブ・ルース(ヤンキース:1928年ワールドシリーズ第4戦)
    ③ボブ・ロバートソン(パイレーツ:1971年リーグ王者決定シリーズ第2戦)
    ④レジー・ジャクソン(ヤンキース:1977年ワールドシリーズ第6戦)
    ⑤ジョージ・ブレット(ロイヤルズ:1978年リーグ王者決定シリーズ第3戦)
    ⑥アダム・ケネディ(エンゼルス:2002年リーグ王者決定シリーズ第5戦)
    ⑦エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ:2011年地区シリーズ第4戦)
    ⑧アルバート・プーホルス(カージナルス:2011年ワールドシリーズ第3戦)
    ⑨パブロ・サンドバル(ジャイアンツ:2012年ワールドシリーズ第1戦)
    ⑩ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ:2017年地区シリーズ第1戦)


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  • 3勝先取の短期決戦がいよいよ開幕!ALDSプレビュー

    2017.10.5 15:03 Thursday

     ア・リーグはヤンキース、ナ・リーグはダイヤモンドバックスがそれぞれワイルドカード・ゲームを制し、地区シリーズへ駒を進めた。そしていよいよ日本時間10月6日にア・リーグの地区シリーズが開幕する。アストロズとレッドソックス、インディアンスとヤンキースが激突する地区シリーズの見どころをお届けする。

     アストロズ対レッドソックスの対戦は、ジャスティン・バーランダーとクリス・セールの投げ合いで幕を開ける。レギュラーシーズンでは7度対戦し、アストロズが4勝、レッドソックスが3勝。今シリーズでも熱い戦いが予想される。アストロズの魅力は何と言ってもリーグ最強の攻撃陣。896得点、打率.282、OPS.823などあらゆる部門でリーグトップの数字を残し、2ケタ本塁打11人を抱える打線は驚異の破壊力を誇る。投手陣にはバーランダーとダラス・カイケルという左右のダブルエースがおり、クリス・デベンスキーからケン・ジャイルズへ繋ぐ勝ちパターンも確立。次のラウンドへ進めるかどうかはその他の投手の頑張りにかかっていると言えそうだ。一方のレッドソックスは長打力不足に苦しみながらも投手力を中心とした安定感のある戦いぶりで東部地区を制した。セールとドリュー・ポメランツの両左腕はともに17勝をマークしたが、彼らに続く先発投手に不安が残る。ブルペンに回るデービッド・プライスの出番が多くなるかもしれない。絶対的守護神のクレイグ・キンブレルまで繋ぐことができれば勝利はほぼ確実なだけに、ジョン・ファレル監督の継投が勝負を左右することになりそうだ。

     インディアンス対ヤンキースの対戦は、インディアンス優勢と見る向きが多い(レギュラーシーズンではインディアンス5勝、ヤンキース2勝)。8月から9月にかけてリーグ新記録の22連勝を記録するなど、シーズン終盤に調子を急激に上げたインディアンス。リーグ3位の818得点を誇る打線も強力だが、リーグトップの防御率3.30をマークした投手陣は先発陣もブルペン陣も質量ともに充実しており、大量失点を喫するような展開は考えにくい。絶対的エースのコリー・クルーバーを第1戦ではなく第2戦に先発させる戦略が裏目に出ることさえなければ、次のラウンドへ進む可能性は非常に高い。ワイルドカード・ゲームを制したヤンキースはその勢いのままに昨季のリーグ王者を撃破したいところ。先発陣の質では劣るものの、ブルペン陣はインディアンスに勝るとも劣らない戦力を揃えており、ブルペン勝負に持ち込むのも一つの戦い方だろう。打線は兎にも角にもアーロン・ジャッジ次第。この若き主砲が抑え込まれてしまうと得点力が半減するだけに、ワイルドカード・ゲームのような活躍を期待したいところである。

  • 【戦評】1903年以来の三塁打4本!Dバックスが乱打戦を制す

    2017.10.5 14:34 Thursday

     今季ホームで52勝(メジャー2位)と本拠地チェイス・フィールドで圧倒的な強さを見せたダイヤモンドバックスにロッキーズが食い下がり、壮絶な乱打戦となったナ・リーグのワイルドカード・ゲーム。ポストシーズンでは1903年以来114年ぶりとなる1試合4三塁打を放ったダイヤモンドバックスがなんとかリードを守り抜き、ドジャースと対戦する地区シリーズへ駒を進めた。

     「誰もブラッドリーが三塁打を打つなんて思っていなかっただろう。このようなことが起こるんだ。だから野球は面白いんだよ」とロッキーズのバド・ブラック監督は試合を振り返った。「誰にも予想なんてできないんだ。だから野球の試合はこんなにも面白いのさ」

     初回にポール・ゴールドシュミットのスリーランで幸先よく先制したダイヤモンドバックスは、2回裏にケテル・マーテイのタイムリー三塁打、3回裏にダニエル・デズカルソのツーランで計3点を追加し、3回までに6点をリード。先発のザック・グレインキーが好投していたこともあり、試合は決まったかに思われた。

     しかし、4回表にロッキーズ打線がジョナサン・ルクロイのタイムリー二塁打などで4得点。先発のジョン・グレイを1.1イニングで降板させて継投に切り替えたロッキーズと同様、ダイヤモンドバックスも5回表から先発左腕のロビー・レイを投入するなど、一戦必勝の投手リレーを繰り広げ、ポストシーズンらしい雰囲気の中で試合は進んでいった。

     7回表にロッキーズがチャーリー・ブラックモンのスクイズで1点差に迫ったが、その裏、ダイヤモンドバックスは投手のアーチー・ブラッドリーがまさかの2点タイムリー三塁打。8回表にはノーラン・アレナードとトレバー・ストーリーの連続本塁打で再び1点差となったものの、8回裏にダイヤモンドバックスがA.J.ポロックのタイムリー三塁打などで3点を追加し、ロッキーズを突き放した。

     ダイヤモンドバックスが11-7と4点をリードして迎えた9回表。ロッキーズはダイヤモンドバックスのクローザー、フェルナンド・ロドニーからカルロス・ゴンザレスがタイムリーを放って意地を見せたものの、最後はアレナードが二塁ゴロに倒れて試合終了。打撃戦を制したダイヤモンドバックスがドジャースへの挑戦権を手に入れた。

     ナ・リーグ西部地区の1位と2位が激突する地区シリーズは日本時間10月7日、ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで幕を開ける。


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  • カブスが臨むNLDS初戦の先発はヘンドリックス

    2017.10.5 11:54 Thursday

     日本時間10月7日から始まるナ・リーグの地区シリーズ(以下、NLDS)でナショナルズと対戦するカブス。大事な初戦の先発投手はカイル・ヘンドリックスと発表された。昨年のワールドシリーズ第7戦で先発した男は今回、チームのポストシーズン初戦の先発マウンドを任されることになった。

     ヘンドリックスは前半戦こそ11試合で4勝3敗 防御率4.09と思うような成績を残すことができなかったが、後半戦からは安定し13試合で3勝2敗と勝ち星は伸びなかったものの、防御率2.19とエース格というべき活躍をした。今季の通算成績は7勝5敗 防御率3.03を記録した。ちなみにヘンドリックスはこれから臨むポストシーズンでも安定しており、通算7試合に登板して1勝1敗 防御率2.38と良い数字を誇っている。

     ジョー・マドン監督は「ヘンドリックスは私をはじめ、コーチ陣みんなのお気に入りさ。試合のつくり方を知っているし、彼のマウンドさばきや直球やチェンジアップなど投げるボールをみているととても楽しいんだ」と大きな信頼を寄せている。大事な初戦を任された本人には緊張しているような様子はなく「色々なことで注目を浴びることになるけどそれは僕にとって関係ないんだ。ただ任されたことを遂行するだけさ」と話している。

     既にカブスはNLDSの予告先発を発表しており、ヘンドリックスの後はジョン・レスターとホゼ・キンターナ、そしてジェイク・アリエタと続いていく。再び、世界一に輝くための第一歩となるNLDS初戦に勝利して良い流れを引き寄せたいところだ。


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  • レンジャーズ・ダニエルズGM「再建はしない」と明言

    2017.10.5 11:44 Thursday

     地区優勝を果たしたアストロズに23ゲームの大差をつけられ、78勝84敗で地区3位タイに終わったレンジャーズ。ジョン・ダニエルズGMは今オフのチームの方針について「再建ではない」と明言し、来季のワールドシリーズ制覇を目指すチーム作りを進めていくことを強調した。

     「我々は勝つことを望んでいる。いつもそのように考えているよ。才能のある選手を揃えながら勝つチームを作る計画がある。それについて私は非常に自信を持っているんだ」とダニエルズGM。今季は過去9シーズンで2度目となる負け越しに終わったものの、レギュラーシーズン最後の2週間までワイルドカード争いに踏みとどまっていた。適切に戦力補強を行えば、すぐにワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作ることができると判断しているのだろう。

     今オフのレンジャーズの最優先課題は投手陣の整備だ。来季の戦力として確実に計算できるのは先発陣がコール・ハメルズとマーティン・ペレスの2人、ブルペン陣はキーオニー・ケラ、マット・ブッシュ、ジェイク・ディークマン、アレックス・クラウディオの4人。「投手陣の半分は入れ替えることになる」とダニエルズGMが語るように、先発ローテーションの過半数、ブルペンの半分近くが空席となっている。特に先発ローテーションの整備は急務。今オフのフリーエージェント市場には7月末に放出したダルビッシュ有のほか、ジェイク・アリエタ、アンドリュー・キャッシュナー、アレックス・カッブ、ランス・リン、ジェイソン・バルガスらが名を連ねるが、メジャーリーグ挑戦が確実視される大谷翔平も当然ながら獲得候補の一人である。シーズンを通して先発ローテーションを守り、30試合以上に先発したのはペレスだけであり、計算できる先発投手を少なくとも2人は加えておきたいところだろう。しかし、ダニエルズGMが「需要は多いのに供給が乏しい」と語るように、計算できる先発投手の獲得は容易ではない。予算とのバランスを見ながら、最善の選択をすることになりそうだ。

     先発投手以外にも数多くの補強ポイントを抱えるレンジャーズは今オフ、どのような動きを見せるのか。ダニエルズGMの手腕に注目したい。


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  • アルトゥーベ&コレア アストロズ二遊間コンビの友情

    2017.10.5 11:14 Thursday

     地区シリーズ開幕を翌日に控えた日本時間10月5日、アストロズのスター選手コンビ、ホゼ・アルトゥーベとカルロス・コレアが記者会見に登場した。そこで語られたのはレッドソックスのエース、クリス・セール対策ではなく、二遊間コンビの間の友情についてだった。

     レッドソックスとの地区シリーズ開幕を明日に控え、メディアの前に登場したアルトゥーベとコレア。リーグ奪三振王のセールに対するアプローチについて語るのではなく、ボストンのクラムチャウダーよりヒューストンのバーベキューが優れていると主張するわけでもなく、この2人のスター選手が語ったのは友情についてだった。彼らは今までも、そしてこれからも永遠に親友であり続けると宣言。コレアは次のように話している。

     「僕たちはたくさん喧嘩をする。2日前にも飛行機で喧嘩をしたよ。でも5分もすれば『君のことが大好きなんだ』ってなっちゃうんだ。喧嘩をしても、5分後には何事もなかったかのように再び会話をしている。あなたがたにはほんの一部しか見えていないかもしれないけれど、僕たちの関係はどんどん深まっているんだ。(オーナーの)ジム(・クレイン)が彼と10年以上の契約を結んで、彼と一緒に長い間このチームでプレイできればいいな、と思っているよ」

     グラウンド上やベンチ内での様子を見ているだけでも、両者の仲の良さや信頼関係の強さはうかがえる。今回の記者会見での発言も、決して驚くような内容ではない。リーグを代表するスター選手同士がお互いのことを理解し、信頼していることがアストロズの強さを支えていると言っても過言ではないだろう。

     史上初となる4年連続200安打を達成し、打率.346、24本塁打、32盗塁、OPS.957の好成績で2年連続3度目の首位打者に輝いたアルトゥーベ。故障離脱がありながらも打率.315、24本塁打、84打点、OPS.941の好成績をマークしたコレア。明日から始まるレッドソックスとの地区シリーズでも、この仲良しコンビがチームを牽引してくれるはずだ。


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