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  • ダルビッシュのドジャース移籍初登板は白星

    2017.8.5 12:05 Saturday

     後半戦に突入してもドジャースの勢いが止まらない。7月には11連勝を達成し日本時間8月4日時点でチーム勝率は全球団で唯一の7割を超える.704と驚異的な強さをみせている。先日のブレーブス戦で連勝こそストップしたものの、その翌日の試合では勝利を収めたことで連敗は逃れた。

     そして日本ではなく、メジャー全体も大きな注目をしていたダルビッシュ有のドジャース移籍初登板の相手はメッツ。チームのエースの座に君臨しているジェイコブ・デグロムとの投げ合いを演じ、7回10奪三振無失点で移籍後初勝利を挙げた。

     1試合平均得点5.07を誇るドジャース打線は初回、7月月間打率.394を記録した1番のクリス・テイラーが先頭打者弾を放って1点を先制。援護点をもらったダルビッシュの立ち上がりは1番のマイケル・コンフォートに初球のフォーシームをいきなりライトへの安打にされてしまう。続くアズドルバル・カブレラから移籍後初の三振を奪うもその後も走者を溜めてしまい、2死一・三塁のピンチを迎えた。ここで打席立つのは5番のカーティス・グランダーソン。5球目のフォーシームと捉えられるもその打球はダルビッシュのグラブに収まり、このピンチを無失点で切り抜けた。

     2回表には8番打者であるヤシエル・プイーグの20号ソロ本塁打で2点目の援護点をもらったダルビッシュは3回裏にデグロムに安打と盗塁を許し2死二塁のピンチも3番のジェイ・ブルースを抑えた。結果、序盤3回は無失点で奪三振数は「5」を数えた。

     一方のメッツの先発のデグロムは2被弾も球数を要してしまい5回終了時には既に99球を数えていたが8奪三振と奮投した。しかし、チーム先発防御率5.05とナ・リーグワースト2位と苦しむ中で希望の星といえる彼はダルビッシュよりも早い無念の降板となった。

     その後は7番のチェイス・アトリーが7号2ラン、3番のジャスティン・ターナーの犠飛でリードを6点に広げたドジャース。この日のダルビッシュにとって援護点はこの6点で十分過ぎるほどだった。。4回から三者凡退のイニングが3回、7回裏には三者連続三振という圧巻の投球をみせてマウンドを降りた。

     8回からはジョシュ・フィールズ、ルイス・アビランの無失点リレーでドジャースが6対0で快勝を収めた。ダルビッシュは通算メジャー33度目の2桁奪三振を記録し今季7勝目。注目の登板を無事白星で終えた。


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  • 【戦評】リリーフ陣が粘投 エンゼルスしぶとく逆転勝ち

    2017.8.4 16:56 Friday

     エンゼルスがポストシーズンへ進出するためには、3年ごとではなく、毎年できるだけ多くの試合をフィリーズと戦うべきかもしれない。日本時間8月4日のフィリーズ戦で逆転勝ちを収めたエンゼルスは、これで対フィリーズ12連勝。2003年6月9日の初対戦では完封負けを喫したが、翌日から2連勝し、2008年は3連戦をスイープ、2014年は4連戦をスイープ、そして今年も3連戦をスイープしてインターリーグにおける同一球団相手の最多連勝記録となっている。

     1回裏にマイク・トラウトの21号ツーランで先制したエンゼルスだったが、先発の新人パーカー・ブライドウェルが2回表につかまり、ニック・ウィリアムスに5号ツーラン、フレディ・ギャルビスに2点タイムリーを浴びて一挙4失点。4回裏にラモン・フローレスの犠牲フライで1点差に詰め寄ったものの、フィリーズが1点をリードしたまま試合は終盤を迎えた。

     エンゼルスはブライドウェルがなんとか5イニングを投げ切り、6回表はキャム・ベドロージアン、7回表からの2イニングはユスメイロ・ペティートが無失点。追加点を与えず、打線の援護を待っていた。そして8回裏。フィリーズは今季ここまで40試合に登板して防御率2.15と好成績を残しているルイス・ガルシアを投入したが、先頭のルイス・バルブエナに四球を与えると、アンドレルトン・シモンズがライトへの二塁打を放ち、エンゼルスが無死二、三塁と逆転のチャンス。続くC.J.クロンの打球はガルシアのグラブを弾いて一二塁間へ転がり、内野ゴロの間にエンゼルスが同点に追い付いた。ケイレブ・カワートが敬遠され、一死一、二塁。マーティン・マルドナードはセンターフライに倒れたものの、この間に二塁走者のシモンズが三塁へ進み、二死一、三塁。そして、代打コール・カルフーンの打席でガルシアの暴投により決勝点が生まれた。

     「追う展開だったにも関わらず逆転し、スイープできて嬉しいよ」と決勝のホームを踏んだシモンズ。日本時間7月31日のブルージェイズ戦では大逆転負けを喫し、意気消沈してフィリーズ3連戦を迎えたエンゼルスナインだったが、この日は17セーブ目をマークしたバド・ノリスを含む3人のリリーバーが後半4イニングを無失点に抑え、リリーフ陣の頑張りに応える形で打線が逆転に成功してスイープを完成させた。直近6試合で5勝1敗とチームの状態は良く、ワイルドカード圏内との差は3ゲーム。粘り強く戦い続ければ、ポストシーズンへの扉がきっと見えてくるはずだ。


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  • 【戦評】コントレラスとの打ち合いをゴールドシュミットが制す

    2017.8.4 15:58 Friday

     ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)とウィルソン・コントレラス(カブス)によるホームラン・ダービーがカブスの本拠地、リグリー・フィールドで開催された。両者とも6打点を叩き出す大活躍。コントレラスが2本塁打を放ったのに対し、ゴールドシュミットは9回表の決勝弾を含む3本塁打。三度の雨天中断を経て、乱打戦を制したのはダイヤモンドバックスだった。

     「クレイジーだね。自分が1試合3本塁打を経験したことがないのは知っていた。チームの勝利に繋がって良かったよ」とゴールドシュミット。「僕たちは序盤に先制して試合を優位に進めたけど、カブスは逆転した。僕たちが再び逆転したけど、カブスは追い付いた。そんな強いチームに勝てたのはとても大きいね」

     三度目の中断を経て迎えた9回表のダイヤモンドバックスの攻撃。カブスは8-8の同点の場面でクローザーのウェイド・デービスを投入した。先頭のA.J.ポロックが二塁フライに倒れ、ここまで2本塁打を放っているゴールドシュミットが打席へ。3-1からの速球を空振りした後の6球目、インローの速球を捉えた打球はセンター左へ飛び込む25号決勝ソロとなった。次打者J.D.マルティネスもカッターをレフトスタンドへ叩き込み、10-8。最後はクローザーのフェルナンド・ロドニーが2四球を与えながらも3奪三振で試合を締めくくった。

     2本塁打に加えて7回裏に逆転タイムリーを放ち、6打点の大活躍を見せたコントレラスは「試合に勝てるなら5打数ノーヒットでもいいんだよ」と試合に敗れた悔しさを口にした。三度にわたって計2時間35分の中断をはさみ、試合時間自体も3時間59分。トータル6時間半を超える長い戦いに、コントレラスは「22イニング守ったみたいだよ、ってベンチコーチのデーブ・マルティネスに言ったんだ」。カブスのジョー・マドン監督も「ダブルヘッダーを戦ったみたいだよ」と疲労感を滲ませた。

     「彼らはワールドシリーズ王者なんだ。彼らに勝った選手たちを誇りに思うよ」とダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は自軍の選手たちを称えた。この勝利によりワイルドカード争いでは首位の座をキープ。シーズンMVPの有力候補と目される主砲が自身初の1試合3本塁打の活躍で、チームに大きな1勝をもたらした。


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  • ルクロイ放出のレンジャーズ チリーノスを正捕手固定へ

    2017.8.4 12:03 Friday

     7月末のトレードでジョナサン・ルクロイをロッキーズへ放出したレンジャーズ。現在チームには右打ちのロビンソン・チリーノスと左打ちのブレット・ニコラスという2人の捕手がいるが、ジェフ・バニスター監督は両者のプラトーン起用を否定し、チリーノスを正捕手、ニコラスを控え捕手として起用する考えであることを明らかにした。

     「投手との相性にもよるけど、基本的にはチリーノスがマスクを被ることになると思うよ。ニコラスはチリーノスのバックアップを担うことになる」とバニスター監督。チリーノスは昨夏ルクロイが加入するまで1年半にわたってレンジャーズの正捕手を務めていたが、どうやらその座を取り戻したようだ。「彼はルクロイがいる間も正捕手の座を諦めなかった。毎日努力をして、正捕手になるために準備していたんだ。ルクロイのことをサポートしつつも、ルクロイにチャレンジしていたんだよ」とバニスター監督はチリーノスの姿勢を高く評価している。

     ルクロイ以外にもダルビッシュ有をドジャースへ放出するなど、ポストシーズン進出を諦めたかに思われているレンジャーズだが、バニスター監督は試合に勝つことを最優先に考えてラインナップを決定すると断言。若手選手の「お試し起用」や、来季以降に向けて若手選手を積極的に起用することは現時点では考えていないという。

     「今のところは、試合に勝つことだけに集中している。我々はまだポストシーズン争いの中にいると信じているし、点を取るための打線を組んでいる。勝つことが最優先だよ」とバニスター監督。今季終了後にフリーエージェントとなるルクロイやダルビッシュを放出したのは間違いなく来季以降を見据えての動きだが、それは必ずしも今季を諦めてしまったことを意味するわけではない。ワイルドカード圏内とはまだ4.5ゲーム差。ポストシーズン進出の可能性が残されている限り、レンジャーズは勝利を追求していく。


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  • ダルビッシュが明日ドジャース移籍後初先発へ

    2017.8.4 11:33 Friday

     ウィリー・カルフーンら若手有望株3人とのトレードでドジャースに加入したダルビッシュ有が、日本時間8月5日のメッツ戦でいよいよ新天地デビューを迎える。投げ合う相手は直近9先発で8勝をあげているジェイコブ・デグロム。相手にとって不足はないだろう。

     ブレーブスの本拠地サントラスト・パークでの会見で「良いシーズンを送っているこのような素晴らしいチームでプレイする機会を得られて光栄です」と通訳を介して語ったダルビッシュ。クレイトン・カーショウ(離脱中)、アレックス・ウッド、リッチ・ヒル、前田健太らと強力な先発ローテーションを形成することになるが、徐々に新天地にも慣れ、初登板を楽しみにしている。

     「シーズン中にトレードされるのは初めての経験ですし、クラブハウスやいろいろなことに馴染めるかどうか少し不安でした。けれど、みなさん本当に素晴らしい人たちばかりで、快適です。ドジャースで初めて登板するのを楽しみにしています」

     ドジャースではローガン・フォーサイスが背番号11を背負っているため、ダルビッシュの背番号は21になることが決定。北海道日本ハム時代もワールド・ベースボール・クラシックでも変わらず背番号11を背負ってきたが、デーブ・ロバーツ監督は「テレビで背番号11の彼を見てきたけど、実際に会ってみると彼はとてもがっしりしている。きっと背番号21も似合うと思うよ」と期待を込めた。ロバーツ監督は「ブルペンでの投球練習を見たけど、彼はとても集中していて、本当にしっかり取り組んでいた。身体はとてもがっしりしているし、ブルペンで見ていただけでも本当にわくわくしたよ」とも語っている。

     ワールドシリーズ制覇に向けての切り札として迎え入れられたダルビッシュ。9月と10月は通算16試合に先発して防御率3.23をマークしており、また、ナ・リーグ相手に通算8勝3敗、防御率3.07という数字も残っている。「彼はこれまでと違うことをやる必要はない。彼は彼のままでいてほしいんだ」とロバーツ監督が期待を寄せる右腕には、レギュラーシーズンでの活躍はもちろんのこと、チームを29年ぶりのワールドシリーズ制覇へ導く働きが求められている。


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  • 球宴遊撃手・コザートがまもなく戦列復帰へ

    2017.8.4 11:03 Friday

     前半戦に打率.316、9本塁打、OPS.941の好成績を残し、ファン投票で自身初のオールスターに選出されたザック・コザート(レッズ)。7月末に左大腿四頭筋を痛めて今季2度目の故障者リスト入りとなったが、キャリアハイのシーズンを送っているオールスター遊撃手はまもなく戦列に復帰できるようだ。

     コザートは戦列復帰に向けての重要なハードルをクリアした。日本時間8月4日に守備練習や打撃練習を行っただけでなく、痛みなくベースランニングを行うことができたのだ。故障者リスト入りによる休養期間が、彼の脚にプラスに作用した。「サンフランシスコで痛めたときに比べると、ずっと良くなっているよ。痛めたのがはるか昔のことみたいだね」とコザート。「今日走ってみたけど、痛みは全く感じなかった。100%の力で走ったわけじゃないけど、いずれにせよ、今季の残りはたぶん100%の力で走ることはないからね。間違いなく良くなっているよ」

     コザートは日本時間8月6日のカージナルス戦から復帰可能だが、ブライアン・プライス監督は「良い感じだったね。コザートはたくさんのトレーニングをこなしていた。カージナルスとのシリーズのどこかで戦列に戻ってくると考えるのは非現実的ではないと思うよ」と語り、コザートがカージナルスとのシリーズ中に戦列復帰を果たすことを示唆した。

     今季の残り試合で100%の力で走ることはないと語ったコザートだが、戦列復帰に向けて問題はなさそうだ。「試合に戻ってみるまではわからないけど、打つことも守ることも走ることもしっかりやれると思う。試合で打って走って、ダイビングキャッチをしてみるまで、実際にはわからないけどね。状態が良くなっていることだけは間違いないよ」

     後半戦に入って打率.323、3本塁打、OPS1.203と好調を維持していたオールスター遊撃手の元気な姿を、再び試合で目にする日は近そうだ。


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  • コレア&スプリンガー 戦列復帰に向けて前進

    2017.8.4 10:34 Friday

     7月18日以降、アストロズは7選手が故障者リスト入りしている。その中にはオールスター選手であるカルロス・コレアとジョージ・スプリンガーも含まれているが、A.J.ヒンチ監督によると故障者の大半は戦列復帰に向けて順調に回復しているとのことだ。

     ヒンチ監督が「少なくともあと1ヶ月は掛かるだろう」と話したのは、左手親指の靱帯を断裂して戦列を離れているコレア。まだバットを振ることはできないものの、走る・投げるといった野球の練習はすでに再開しており、今のところは戦列復帰に向けて順調にプロセスを消化している。厳密な戦列復帰の予定は立っていないが、チーム最多の67打点をマークしているオールスター遊撃手がレギュラーシーズン中に戻ってくるのは間違いなさそうだ。コレア自身も「今すぐ(復帰予定日時を)言うことはできないけど、早く復帰できるといいね。状態はとても良いよ。あとは靱帯が治るのを待つだけさ」と前向きなコメントを残している。

     左大腿四頭筋の違和感を訴えて戦列を離れているスプリンガーは、日本時間8月3日に戦列離脱後初めてグラウンドで全力疾走をした。日本時間8月4日も引き続きトレーニングを行っており、今季ここまで27本塁打を放っているリードオフマンが戦列に復帰する日は近そうだ。しかしながら、故障者リストからの復帰が可能になる日本時間8月5日に戦列復帰する可能性は低いと見られている。

     ヒンチ監督はさらに、右肩の炎症で戦列を離れているウィル・ハリスがまだ投球練習を再開していないことを明らかにした。7月に2度の故障者リスト入りを経験したリリーフ右腕は、投球練習を再開した後、マイナーで数試合のリハビリ登板を経て、戦列復帰を果たすことになりそうだ。


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  • 【戦評】モリーナが2本塁打 カージナルス逃げ切り

    2017.8.3 15:17 Thursday

     ポストシーズン進出に向けて負けられない戦いの続くカージナルス。2位ブリュワーズに対して連敗は避けたいところだが、優勝争いの厳しさを知る経験豊富な男が存在感を発揮し、チームを勝利に導いた。

     「彼は僕たちのキャプテンであり、僕たちのリーダーなんだ」とコルテン・ウォンは語る。「セントルイス・カージナルスはヤディアー・モリーナなんだ。僕たちは彼が向かうところならどこへでも彼についていくよ。彼が行けば僕たちも行くんだ」

     チームメイトから全幅の信頼を置かれているのはヤディアー・モリーナ。8度のゴールドグラブ賞、8度のオールスター選出という実績を誇り、ワールド・ベースボール・クラシックでの活躍により世界的にその名を知られる存在となったメジャーを代表する名捕手だ。35歳という年齢の影響もあり、ここ数年は攻守に精彩を欠く場面も多く見受けられるようになったが、チームメイトからの厚い信頼は変わらない。数日前にはマイク・マシーニー監督が「モリーナは疲れている」といった趣旨の発言をし、それに対してモリーナが反論するというちょっとしたトラブルもあったが、モリーナはグラウンドでの活躍で周囲の雑音を封じ込めた。

     日本時間8月3日のブリュワーズ戦。初回にエリック・テームズに25号ソロを浴びて先制を許したカージナルスだったが、2回表にルーク・ボイトの一塁ゴロの間に同点に追い付くと、4回表、モリーナが右中間へ11号ソロを放ち、勝ち越しに成功した。モリーナは6回表の先頭打者として迎えた次の打席でもレフトスタンドへ12号ソロを叩き込み、この回さらにウォンにも2点タイムリー二塁打が飛び出してカージナルスはリードを4点に広げた。

     その後ブリュワーズも反撃し、カージナルスは1点差に詰め寄られたものの、最後は好調トレバー・ローゼンタールが4アウトセーブで試合を締めくくり、チームに大きな1勝をもたらした。今季2度目の先発となったルーク・ウィーバーはモリーナの好リードにも助けられながら7回途中8奪三振2失点の好投で今季初勝利。名捕手モリーナが攻守に絶大な存在感を見せつけた一戦となった。

     ブリュワーズに勝利し、カブスがダイヤモンドバックスに敗れたため、2位ブリュワーズとの差は2ゲーム、首位カブスとの差は4.5ゲームに縮まった。ポストシーズン進出に向けて厳しい状況であることに変わりはないが、球団フロントは8月中のトレード敢行を示唆しており、可能性が残っている限り、ポストシーズン進出を目指したカージナルスの戦いは続いていく。


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  • アンドリュー・ミラーが右膝蓋腱炎で故障者リスト入り

    2017.8.3 12:58 Thursday

     メジャートップクラスのリリーバーの一人であるアンドリュー・ミラー(インディアンス)が右膝蓋腱炎により10日間の故障者リストに登録された。ミラーは8月2日のレッドソックス戦で同点タイムリーを浴び、0.2回で被安打1、与四死球2と不安定なピッチング。右膝の状態がピッチングに悪影響を及ぼしていたようだ。

     テリー・フランコーナ監督は「現在、状態を確認しているところだよ。チームにとって辛い状況になるか、喜ばしい状況になるかはまだわからない。後者であるといいけどね」と語り、当然のことながらミラーが長期離脱するような事態に陥らないことを望んでいた。

     ミラーは今季ここまで46試合に登板して防御率1.67と、引き続き支配的なピッチングを展開しているものの、6月14日以降だけで与四球10。与四球9の昨季を超える四球をおよそ1ヶ月半の間に与えてしまっていた。ミラーは日本時間8月4日にクリーブランドでMRI検査を受けることになっているが、ここ数週間にわたって右膝の状態が悪く、ピッチングに悪影響を及ぼしていたことを明らかにしている。

     「我々は火曜日の試合後にミラーと話をした。彼が10日後に戻ってきて、リフレッシュできているといいね。そうすればシーズンの残り6~7週間を万全の状態の彼とともに戦うことができる」とフランコーナ監督。イニングを跨ぐ登板も多く、やや酷使気味になっていた部分もあっただけに、故障者リスト入りの10日間がミラーにとって良い休養期間となるかもしれない。

     インディアンスのブルペンにはミラーのほかにも、コディ・アレン、ブライアン・ショウ、ダン・オテロ、ザック・マカリスター、ニック・グッディら優秀なリリーバーが揃い、7月末にはトレードでジョー・スミスも加入した。ミラー不在の期間も問題なく乗り切れるはずだ。なお、ミラーの故障者リスト入りに伴い、25歳の右腕アダム・プルットコがAAA級からメジャーへ昇格している。


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  • マーリンズ・陳偉殷 今季中に戦列復帰の可能性

    2017.8.3 12:25 Thursday

     左前腕の疲労によって5月上旬に故障者リスト入りし、いまだマイナーでのリハビリ登板すら果たせていないマーリンズの陳偉殷(チェン・ウェイン)。しかし、今季中に戦列復帰できる可能性が出てきたようだ。

     陳は日本時間8月3日に、ブルペンで故障者リスト入りしてから初めて変化球を交えた投球練習を行った。いつ復帰できるかという正確な予測はなされていないものの、今季中の戦列復帰に向けて大きく前進している。

     「彼には戻ってきてもらいたいよ」とドン・マティングリー監督。エディンソン・ボルケスがトミー・ジョン手術を受けることになり、先発投手陣の台所事情は苦しくなるばかり。「彼は今日、2度目のブルペン投球を行ったばかりだ。打者を相手に投げる前に、もう一度ブルペンで投げることになるだろう。今季中に戻ってきてくれるといいね」という言葉はマティングリー監督の本音だろう。

     2016年シーズンからマーリンズに加わった陳だが、左肘の故障に苦しみ、昨季は22試合にしか先発できなかった(5勝5敗、防御率4.96)。今季は開幕ローテーションの一角として5試合に先発し、2勝1敗、防御率4.33。左肘に抱える部分断裂が故障者リスト入りの原因となっており、陳本人と球団は左肘のコンディションに細心の注意を払っている。

     現在は痛みなく投げることができているようで、陳も「状態は良いよ」と戦列復帰に向けて手応えを感じている様子。陳は日本時間8月6日にもう一度投球練習を行う予定となっており、それをクリアできれば、来週にも打者相手の投球を開始できる見込みとなっている。

     「今はできること、やらなければならないことをしっかりやって、故障の再発がないように取り組むだけだ」と陳。マーリンズの先発陣は15試合以上に先発した投手がダン・ストレイリー、ホゼ・ウーレイナ、ボルケスの3人しかおらず、先発ローテーションを全く固定できていない状況だ。ここからボルケスが欠け、開幕当初の構想は完全に崩壊してしまった。マティングリー監督のみならず、球団内の誰もが陳の復帰を心待ちにしているに違いない。


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  • ロッキーズの守護神ホランドが台所で指を切るアクシデント

    2017.8.3 12:01 Thursday

     ロッキーズは日本時間8月2日のメッツ戦で守護神のグレッグ・ホランドを登板させなかった。バド・ブラック監督によると「台所でのアクシデント」によって登板できない状態になっていたという。

     今季ここまで両リーグトップの33セーブをマークしているホランドは、試合前日に台所で右手人差し指を切ってしまった。ブラック監督はこれを「a kitchen accident」と呼んでいたが、少なくとも昨日の試合は登板できる状態ではなかったようだ。

     「利き手の指を切ってしまったみたいだね。その日限りの怪我だと思うけど。とりあえず5~6時間くらいは様子を見て、小さな切り傷が登板できる状態まで回復するのを待つ予定だよ」とブラック監督は語っていたが、日本時間8月3日、ホランドは負傷箇所に包帯を巻いて登場。必要であれば登板できる状態にはなっているとのことだ(記事公開時点では登板なし)。

     ちなみに、このようなアクシデントはロッキーズにとって真新しいものではない。2009年にはカルロス・ゴンザレスが皿を片付けていた際にステーキナイフで手を傷つけてしまい、数日間欠場している。

     トミー・ジョン手術の影響で昨季を全休し、1年ぶりにメジャーのマウンドに戻ってきたホランドは、今季ここまで40試合に登板して1勝1敗33セーブ、防御率1.64の好成績をマーク。開幕から2ヶ月連続で月間最優秀救援投手に選出され、3年ぶりのオールスター選手を果たすなど、絶対的守護神としてワイルドカード圏内に位置するチームとって不可欠な戦力となっている。


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  • 7月の月間最優秀救援投手はディアスとハンド

    2017.8.3 11:36 Thursday

     日本時間8月3日、7月の月間最優秀救援投手が発表され、ア・リーグはエドウィン・ディアス(マリナーズ)、ナ・リーグはブラッド・ハンド(パドレス)が選出された。

     ディアスは13試合に登板して防御率1.98、9度のセーブ機会で8セーブをマーク。13.2イニングで21三振を奪い、完全復調をアピールするピッチングで自身初の月間最優秀救援投手に輝いた。守備に依存しない指標から算出される疑似防御率であるFIPはリーグトップの1.18をマークしており、この数字からも支配的なピッチングをしていたことが窺える。7月14日から17日にかけての4連戦では球団史上初となる4日連続セーブを記録。ここ1年に限ればメジャー全体でも初の快挙となった。開幕から3ヶ月連続で防御率3点台後半と安定感を欠いていたディアスだが、7月に入って完全復調。鮮烈なメジャーデビューを飾った昨季のような力強いピッチングが戻ってきており、16年ぶりのポストシーズン進出に向けて厳しい戦いが続くマリナーズにとってこの上なく頼もしい存在だ。

     トレード市場の目玉の一人と目されながらも結局7月末までに放出されなかったハンドは、11試合に登板して防御率0.00。7月下旬からクローザーに回って4セーブを挙げたが、フルタイムのクローザーではない投手としては初の月間最優秀救援投手受賞となった(4月と5月はロッキーズのグレッグ・ホランド、6月はドジャースのケンリー・ジャンセン)。前半戦に42試合で47イニングを投げ、防御率2.30、60奪三振、被打率.202という好成績をマークしてオールスターに初選出され、6月14日のレッズ戦から現在に至るまで20試合連続無失点を継続中。8月1日のツインズ戦で今季7セーブ目をマークし、今季通算の防御率はついに1点台に突入した(1.96)。なお、スライダーは被打率.116と素晴らしい数字を残しており、現在のメジャーリーグにおいて最も優れた球種の一つとなっている。


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  • 7月の月間最優秀新人はグリエルとデヨング

    2017.8.3 11:14 Thursday

     日本時間8月3日、7月の月間最優秀新人が発表され、ア・リーグはユリエスキー・グリエル(アストロズ)、ナ・リーグはポール・デヨング(カージナルス)が選出された。

     グリエルは打率.304(92打数28安打)、5本塁打、20打点、OPS.899をマークし、自身初の月間タイトル受賞となった。28安打、9二塁打、20打点、長打率.565、OPS.899はいずれもルーキーではリーグトップの数字。打率.304は同2位、5本塁打も同3位タイにランクインした。また、月間9二塁打は2000年にランス・バークマンが記録した7月の球団新人記録に並ぶ数字となっている。アストロズの選手による月間最優秀新人受賞は2001年8月のロイ・オズウォルト、2002年7月のカーク・サールース、2007年5月のハンター・ペンス、2014年5月のジョージ・スプリンガー、2014年9月のコリン・マクヒュー、2015年6月のカルロス・コレアに次いで史上7人目。グリエルは今季通算で打率.281、13本塁打、53打点、OPS.781をマークして強力アストロズ打線の一角を担っており、28二塁打は2007年にペンスが記録した球団新人記録にあと2と迫っている。

     日本時間の今日、24歳の誕生日を迎えたデヨングは6月15日のメジャー再昇格後、コンスタントに長打を放ち、今や「3番・遊撃」としてチームに不可欠な戦力となっている。7月は打率.298(94打数28安打)、8本塁打、16打点、OPS.985の好成績をマークし、月間最優秀新人に初選出。6月は30三振に対して1四球しか選べなかったが、7月は同じく30三振を喫しながらも7四球を選び、徐々にメジャーレベルの投手に適応しつつある。今季ここまで54試合に出場して長打率.558を記録。50試合以上に出場しているルーキーで、デヨング以上の長打率をマークしているのはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とコディ・ベリンジャー(ドジャース)の2人だけである。なお、カージナルスの選手が月間最優秀新人に選出されたのは2014年5月のコルテン・ウォン以来3年ぶりとなっている。


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  • 7月の月間最優秀投手はパクストンとヒル

    2017.8.3 10:53 Thursday

     日本時間8月3日、7月の月間最優秀投手が発表され、ア・リーグはジェームズ・パクストン(マリナーズ)、ナ・リーグはリッチ・ヒル(ドジャース)が選出された。

     パクストンの7月はとにかく素晴らしかった。6試合に先発して6勝0敗、防御率1.37の好成績をマークし、自身初の月間MVP受賞。39.1イニングを投げて46三振を奪った一方、与四球は6個にとどめ、被打率.182、WHIP0.79と抜群の数字を残した。また、マリナーズの球団史上初めて月間6勝をマークした投手となっている。7月のパクストンのパフォーマンスは、5月上旬から4週間にわたって戦列を離れる原因となった左前腕の故障から完全に復活したことを証明。4月に5先発で防御率1.39と最高のスタートを切ったパクストンだが、5月と6月は計7先発で防御率5.30。故障の影響がなくなり、7月は再び本来のピッチングをできるようになったと見て差し支えないだろう。今季通算の成績は11勝3敗、防御率2.68。規定投球回にはわずかに届いていないものの、現時点で防御率1位のクリス・セール(レッドソックス:防御率2.70)を僅かに上回っており、最優秀防御率のタイトルも十分に射程圏内である。

     ヒルは5試合に先発して4勝0敗、防御率1.45、K/BB8.00という素晴らしい成績を残し、2016年5月以来自身2度目の月間MVP受賞となった。31イニングを投げて40三振を奪った一方、打たれたヒットは19本、本塁打は2本だけ。7月1日のパドレス戦で7回11奪三振無失点という今季最高のピッチングを披露し、7月の全5先発で相手打線を2点以下に封じ込めた。なお、ドジャースの投手では5月のアレックス・ウッドに続く今季2人目の月間MVP受賞となっている。今季最初の9先発では5イニングが最長だったヒルだが、6月26日のエンゼルス戦で7イニングを投げたのを皮切りに、3試合連続で7イニングを投げ切り、6月まで1度しかなかったクオリティ・スタートを7月は3度記録。奪三振率10.38と三振奪取能力の高さも健在で、今季通算8勝4敗、防御率3.35とナ・リーグ西部地区の首位を走るドジャースに不可欠な戦力となっている。


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  • 7月の月間最優秀選手はアルトゥーベとアレナード

    2017.8.3 10:30 Thursday

     日本時間8月3日、7月の月間最優秀選手が発表され、ア・リーグはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、ナ・リーグはノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。

     アルトゥーベはまさに歴史的な1ヶ月を過ごし、打率.485(99打数48安打)、10二塁打、4本塁打、21打点、OPS1.251という驚異的な成績をマークした。打率.485、48安打、出塁率.523、OPS1.251はいずれも両リーグトップ、長打率.727はリーグトップの数字。月間打率.485はリチャード・ヒダルゴが2000年9月に記録した.476を上回る球団新記録であり、2000年5月のトッド・ヘルトン(.512)、2004年6月のイバン・ロドリゲス(.500)、1980年7月のジョージ・ブレット(.494)、1987年6月のウェイド・ボッグス(.485)に次いで1961年以降では5番目の高打率だった。また、7月の月間打率としてはア・リーグ史上5番目の数字となっている。7月2日から28日にかけて19試合連続安打を記録し、その間の打率は.524(84打数44安打)。また、7月3日から9日にかけて5試合連続3安打という固め打ちを見せ、2016年6月以来自身2度目の月間MVP受賞となった。

     アレナードは打率.389(90打数35安打)、6二塁打、8本塁打、30打点、OPS1.167という好成績を残し、2015年9月以来自身2度目の月間MVPに選出された。ロッキーズの選手では5月に受賞したチャーリー・ブラックモンに続き、今季2人目の受賞。30打点は両リーグトップの数字であり、今季通算の95打点も両リーグトップ。3年連続打点王に向けて視界は良好だ。7月19日のパドレス戦では3イニング連続本塁打を含む5安打7打点の大暴れ。その日からの4試合で大量13打点を荒稼ぎした。今季の得点圏打率は.452と驚異的な数字になっており、本拠地クアーズ・フィールドでは直近20試合でなんと41打点。これは連続したホーム20試合でのナ・リーグ最多記録となっている。2年連続で130打点以上を叩き出しているアレナードだが、今季は140打点以上のペースで打点をマークしており、チームのポストシーズン進出に向けてやはりこの男の打棒は欠かせない。


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  • 【戦評】カブスが5本塁打含む先発全員安打の猛攻で大勝

    2017.8.2 16:52 Wednesday

     カブスがジョン・レスターのメジャー初本塁打を含む5本塁打を放ち、16得点でダイヤモンドバックスに大勝。後半戦は14勝3敗と好調をキープしており、貯金は今季最多の9となった。

     「やっと戻ってきたっていう感じだね」と、この日2本塁打を放ったアンソニー・リゾーはチームの完全復調を実感している。「とても流れがいいし、ここ数年の勢いがようやく戻ってきた。選手の目や気持ちも変わってきている。その理由を一つに絞ることはできないけど、とにかく今はみんながいい状態だよ」

     カブスは初回にアルバート・アルモーラJr.の2点タイムリーで先制すると、2回にはイアン・ハップの14号ソロ、リゾーの25号ツーランなどで4点を追加。3回にはレスターに念願のメジャー初本塁打が飛び出した。レスターは観客からの大歓声にカーテンコールで応え、「今の気持ちは言葉では言い表せないね。とてもいい気分だよ」と喜びを爆発させた。

     3回までに8-1と大量7点をリードし、4回にはレスターがジャック・ラインハイマーから三振を奪って通算2000奪三振に到達。左腕ではメジャー史上25人目であり、通算2000奪三振に到達した試合で本塁打を放ったのはジョン・スモルツ(当時ブレーブス)に次いで史上2人目の快挙となった。

     しかし、この日のレスターは球数が多く、5回は1アウトも取れずにアダム・ロサレスにタイムリー二塁打を浴びたところで降板(104球)。快挙を達成しながらも、味方の大量援護の中で5回すら投げ抜くことができず、レスターにとっては不満の残るピッチングとなった。

     6回に再びカブス打線が爆発。ハビアー・バイエズの14号スリーランなどこの回5安打を集中し、3四球や相手のエラーも絡んで一挙7得点をあげて試合を決めた。7回にはリゾーがこの日2本目となる26号ソロ。結局カブスは先発全員安打となる17安打を放ち、マルチ安打が6人、マルチ打点も6人という猛攻を見せた。

     「僕たちオールスター・ブレイクを経て、別のチームになったような感じだよ。アビラとウィルソンも加わったしね。チームの状態はとてもいいよ。打線は質の高い打撃を続けているし、先発陣もしっかり長いイニングを投げている。今夜を除いてね」とレスターは冗談を交えつつも、リゾーと同様にチームの状態に手応えを感じている。2位ブリュワーズとは2.5ゲーム差。後半戦の勢いを見る限り、この差は今後どんどん広がっていくことになるだろう。今のチーム状態が続くようならワールドシリーズ連覇も決して夢ではない。


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  • 【戦評】セールKOの打撃戦はバスケスの劇的な一発で決着

    2017.8.2 15:57 Wednesday

     両先発がノックアウトされ、オースティン・ジャクソンがハンリー・ラミレスのホームランを奇跡的なキャッチでもぎ取り、クレイグ・キンブレルがセーブに失敗し…と荒れに荒れた日本時間8月2日のレッドソックス対インディアンスの一戦は、乱戦に相応しい劇的な一発で幕を閉じた。

     「初めてなんだ。僕の初めてのサヨナラ打なんだよ」と自身の一打を振り返ったバスケス。インディアンスに2点を奪われ、9-10と逆転を許した直後の9回裏、ミッチ・モアランドが止めたバットはスイングと判定されたものの、これが振り逃げとなってレッドソックスは命拾い。二死一、二塁とチャンスが広がったところで、バスケスがコディ・アレンの速球を捉え、センター左へ2号逆転サヨナラスリーランを叩き込んだ。「今日は父や家族が観戦に来てたんだ。彼らにいいものを見せられて良かったよ」

     今年のレギュラーシーズンはまだ2ヶ月ほど残っているが、レッドソックスにとって、いやメジャーリーグにとって、今季の最も印象的な試合の一つとなったことは間違いないだろう。「プレイステーションのゲームみたいだったよね」とザンダー・ボガーツ。「首位に復帰できたのはいいことだ。僕らが欲していたことだよ。ヤンキースは今日負けた。だから僕たちにとっては完璧な勝利だったね」と首位再浮上を喜んだ。

     痛恨の一発を浴びたアレンは「信じられない試合だったね。もう少し良い球が投げられれば良かったけど。攻撃陣が素晴らしい仕事をしてくれたのに、僕はそれを守ることができなかった」と自身の投球を悔いた。殊勲打のバスケスは「とにかくセンター中心に弾き返すことだけを心掛けていた。カウント2-1からのボールが大きく外れたけど、そのあとも大きなあたりは狙わず、とにかくボールを打ち返すことだけを考えていたんだ」と自身の打席を振り返り、「キツい試合だった。でも諦めずに戦い続けた結果、勝利を手にすることができたんだ」と劇的な勝利の余韻に浸っていた。

     クリス・セールが5回7失点でノックアウトされ、新加入のアディソン・リードが一発を浴び、守護神キンブレルがセーブに失敗するなど、レッドソックスにとって決して満足のいく試合ではなかった。しかし、チームに勢いをもたらす勝ち方であったことは間違いない。ボガーツが話したように、この勝利によって再び首位に浮上したレッドソックス。このまま一気に突っ走っていきたいところだろう。


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  • ロンゴリアが今季6人目のサイクルヒット達成!

    2017.8.2 13:59 Wednesday

     日本時間8月2日に行われたレイズ対アストロズの一戦で、レイズの主砲エバン・ロンゴリアがサイクルヒットを達成した。ロンゴリアは初回に17号先制ツーラン、3回にタイムリー三塁打、7回にシングルヒット、9回に二塁打を放ち、球団史上2人目のサイクルヒット達成となった。

     9回表の第5打席、レフトの左を襲う打球でロンゴリアは二塁を狙った。際どいタイミングだったが、サイクルヒット達成を目指して全力疾走。一度はアウトと判定されたものの、チャレンジの末に判定が覆り、2009年10月2日のヤンキース戦でB.J.アップトンが達成して以来8年ぶり、球団史上2度目のサイクルヒットが達成された。アストロズ戦での達成は2015年8月3日のエイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)以来2年ぶり。また、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークでの達成は史上6人目となった。

     今季のサイクルヒット達成は4月10日のウィル・マイヤーズ(パドレス)、4月25日のトレイ・ターナー(ナショナルズ)、4月29日のカルロス・ゴメス(レンジャーズ)、6月18日のノーラン・アレナード(ロッキーズ)、7月15日のコディ・ベリンジャー(ドジャース)に次いで6人目。1シーズンにサイクルヒットが6度以上達成されたのは20世紀以降では6度目であり、1940年、1976年、2004年と並んで史上3位タイの回数となった(史上最多は1933年と2009年の8度)。


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  • カブスの未来は現在進行中 有望株放出に懸念なし

    2017.8.2 12:22 Wednesday

     カブスは7月のトレード市場でホワイトソックスからホゼ・キンターナ、タイガースからジャスティン・ウィルソンとアレックス・アビラを獲得した一方、彼らの対価として若手有望株を次々に放出。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは全体100位圏内にカブスの選手は1人もいなくなってしまった。しかし、カブスはチームの今後について全く心配していない。カブスの未来は現在進行中なのだ。

     「他のチームと対戦するとき、自分のチームの若さに驚かされるんだ」とジェッド・ホイヤーGM。「我々のチームはかつてプロスペクト・ランキングの全体10位以内や全体15位以内にランクインしていたような選手が各ポジションにいる。彼らはすでに昨年、ワールドシリーズを制覇してチャンピオン・リングを手に入れているんだよ」と若さと実力を兼ね備えた自軍の選手たちについて誇らしげに語った。

     ホイヤーGMは「プロスペクト・ランキングを見て我々の組織を評価するのは難しいと思うよ。多数のプロスペクトをトレードで放出したのは確かだけど、チームの核となる選手はしっかりキープしている。彼らは若くて豊かな才能があり、しかも長期にわたって保有可能なんだ」と語り、たとえマイナーにプロスペクトが不足していようとも、すでにメジャーへ昇格している才能豊かな若手選手たちによって、長期にわたってチーム力を維持することが可能であると考えているようだ。

     昨夏、カブスはアロルディス・チャップマンを獲得するためにグレイバー・トーレスらをヤンキースへ放出した。その時点でトーレスはカブスの球団1位のプロスペクトだった。今夏、カブスはキンターナを獲得するために球団1位のイロイ・ヒメネス、球団4位のディラン・シーズのほか、2人のマイナーリーガーをホワイトソックスへ放出した。さらに、ウィルソンとアビラを獲得するために、ヒメネス放出後に球団1位となっていたジャイマー・キャンデラリオを含む3選手をタイガースへ放出した。しかし、ホイヤーGMはプロスペクト・ランキングでどのように評価されようとも、カブスはワールドシリーズ制覇を狙えるチームであり続けると確信している。主力選手の多くが若さと実力を兼ね備えているからだ。

     さらに、キンターナは球団オプションを含めると2020年まで、ウィルソンは2018年まで保有可能であり、プロスペクトを放出して獲得した選手が今季終了後にすぐフリーエージェントとなるわけではない。現時点での戦力アップと来季以降のチーム作りをしっかり両立させているのだ。「我々は今季のポストシーズン進出に向けて戦力アップしただけでなく、来季以降のこともきちんと考えているんだよ」と自身のチーム作りに絶対の自信を持つホイヤーGM。確固たる信念に基づくチーム作りが継続される限り、カブスの強さは維持されていくことだろう。


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  • 有望株昇格ラッシュ ロサリオとアルビーズがメジャーデビュー

    2017.8.2 11:51 Wednesday

     トレード市場がひと段落し、2017年のレギュラーシーズンは本格的に「後半戦」に突入した。9月にはロースター枠が拡大され、続々とマイナーから若手有望株がメジャーへ昇格してくることになるが、一足先に2人のトップ・プロスペクトがメジャーデビューを果たした。

     メッツではファンからメジャー昇格を望む声が上がっていたアメッド・ロサリオがついにメジャー昇格。日本時間8月2日のロッキーズ戦に「7番・遊撃」で先発出場し、メジャーデビューを果たした。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは全体2位にランクインしている球界屈指の有望株であり、走攻守すべてを兼ね備えたスター遊撃手に成長する可能性を秘めている。

     21歳のロサリオは今季AAA級で94試合に出場し、打率.328、7本塁打、58打点、19盗塁、OPS.833の好成績をマーク。特に打撃面ではここ数年で急成長を遂げている。メッツはアズドゥルバル・カブレラをトレードで放出するのではないかと言われていたものの、結局トレードは成立せず、カブレラ、ニール・ウォーカー、ホゼ・レイエス、ウィルマー・フローレスと内野はやや人材過多。フローレスを一塁、ウォーカーを二塁、カブレラを三塁、ロサリオを遊撃に置き、レイエスが二塁、三塁、遊撃のバックアップに回る形が基本になりそうだ。

     一方、ブレーブスはキュラソー出身の20歳、オジー・アルビーズをメジャーへ昇格させた。日本時間8月2日のドジャース戦に「7番・二塁」で先発出場してメジャーデビューを果たしたアルビーズは、史上初の1997年生まれのメジャーリーガーとなった。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体19位にランクインしているアルビーズは身長175cmと小柄だが、マイナー通算打率.304を誇り、抜群のスピードが最大の武器。将来的にはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)やダスティン・ペドロイア(レッドソックス)のような走攻守三拍子揃った二塁手へ成長する可能性を秘めている。

     今季のブレーブスはブランドン・フィリップスが正二塁手を務めていたが、フィリップスをトレードで放出することができず、アルビーズの出場機会を確保するためにフィリップスを三塁手として起用することも検討しているようだ。アルビーズは遊撃手としてのプレイ経験も豊富だが、遊撃にはダンズビー・スワンソンがいるため、アルビーズは基本的に二塁手としてプレイすることになると見られている。なお、アルビーズは今季AAA級で97試合に出場し、打率.285、9本塁打、41打点、21盗塁、OPS.771をマークしている。

     ポストシーズン争いの行方はもちろんのこと、これから昇格してくるプロスペクトたちの活躍も楽しみな「後半戦」。個人タイトル争い、プロスペクトの活躍など、ポストシーズン争いから脱落してしまったチームにも見どころはたくさんありそうだ。


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