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  • ヤンキース・キャッシュマンGM 複数の先発投手の獲得を目指す

    2018.11.6 12:30 Tuesday

     今オフのGM会議は日本時間11月6日にカリフォルニア州のカールスバッドでスタートした。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはブライス・ハーパーとマニー・マチャドへの興味に関する質問を避けつつも、先発投手の獲得を目指す方針であることを明らかにした。

     キャッシュマンによると、ヤンキースはフリーエージェントとなったJ.A.ハップとCCサバシアとの再契約に興味を持っており、すでに両選手の代理人と接触しているという。キャッシュマンはフリーエージェント市場またはトレード市場を通して先発ローテーションの補強を行うのが今オフの最優先課題であると考えているようだ。さらに「私は2人以上の投手を獲得することに興味を持っている。チームに必要だと思うからね」と語り、複数の投手の獲得を目指す意向を示した。

     ハップとサバシアとともにヤンキースの補強リストの上位に名前があると見られているのが、ダイヤモンドバックスからフリーエージェントとなったパトリック・コービンである。今オフのフリーエージェント市場において最高級の投手と目されるコービンは、今季33試合に先発して11勝7敗、防御率3.15、200投球回、246奪三振の好成績をマーク。ヤンキースの名左腕、アンディ・ペティットに憧れて育ったコービンにとって、ヤンキースは意中の球団であると見られている。また、インディアンスはエース右腕のコリー・クルーバーやカルロス・カラスコに対するトレードのオファーを受け付ける方針を明らかにしており、ヤンキースがこれらの投手の獲得に動く可能性もある。

     ヤンキースはソニー・グレイをトレードで放出することが確実視されており、先発ローテーション5枠のうち、現時点で埋まっているのはルイス・セベリーノと田中将大の2枠だけである。ハップとサバシアとの再契約に成功し、コービンを加えることができれば、左右のバランスが取れた強力な先発ローテーションが完成するが、打倒・レッドソックスを目指すヤンキースの補強は思惑通りに進むのだろうか。

  • 埼玉西武のエース・菊池がポスティング制度でメジャー挑戦へ

    2018.11.6 11:55 Tuesday

     日本球界から海を渡ってメジャーリーグに挑戦する次の選手は、埼玉西武ライオンズのエース左腕、菊池雄星になりそうだ。球団はポスティング制度を利用してのメジャー挑戦を容認する姿勢であり、近日中にも手続きが行われると見られている。

     菊池はまだ正式にポスティング制度の利用を申請しているわけではないものの、球団がメジャー挑戦に同意していることがすでに報じられている。正式に手続きが行われれば、菊池は全球団との契約交渉が可能となり、自身の移籍先を決定することになる。

     今季の菊池は左肩の不調により戦列を離れた時期があったものの、23試合に先発して14勝4敗、防御率3.08をマーク。勝利数と防御率はパ・リーグ2位、153奪三振は同4位にランクインし、自己最高の成績を残した昨季から成績を落としたとはいえ、リーグを代表する投手として活躍した。通算では73勝46敗、防御率2.77をマークしている。

     菊池は大谷翔平(エンゼルス)のようなスーパースターになることを期待されているわけではないが、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシのレポートによると、複数のスカウトがメジャーで先発2番手を担う可能性があると評価しているという。菊池は常時92~94マイルの速球を投げ、最速では96マイルを記録。これほどの速球を投げる日本人左腕はほとんどいない。菊池が国外FA権を取得するのは2020年の見込みであり、今オフのメジャー挑戦には球団の許可が必要となるが、埼玉西武は菊池をメジャーへ送り出すことに前向きだ。

     ポスティング制度の利用申請は現地時間11月1日から12月5日までの間に行われなければならず、そこから30日間の交渉期間が設けられる。今オフから新たなポスティング制度が採用されるため、埼玉西武が得る移籍金は菊池の契約総額次第となる。最初の2500万ドルまでは20%、次の2500万ドルは17.5%、5000万ドルを超える分については15%にあたる金額が移籍金として埼玉西武に支払われる。菊池がどのような契約を得ることになるか、大きな注目が集まることになりそうだ。

  • 主要アウォードの最終候補者発表 ア・リーグ新人王候補に大谷

    2018.11.6 11:20 Tuesday

     日本時間11月6日、全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票によって決定される主要アウォード(MVP、サイ・ヤング賞、最優秀監督賞、新人王)の最終候補者が発表された。投票はレギュラーシーズン終了時に行われており、ポストシーズンでの活躍は投票の際に考慮されていない。また、最終候補者のなかから改めて受賞者が選ばれるのではなく、すでに終了している投票の集計結果の1~3位を順不同で発表しているという点にも注意が必要だ。エンゼルスの大谷翔平はア・リーグ新人王の最終候補者の1人となっている。

     最終的な受賞者は日本時間11月13日の新人王を皮切りに、同14日に最優秀監督賞、同15日にサイ・ヤング賞、同16日にMVPと4日連続で発表される。各日とも日本時間午前8時から放送されるMLBネットワークにて受賞者を発表する予定だ。大谷がア・リーグの新人王に選出されれば、チームでは2012年のマイク・トラウト以来6年ぶり、日本人選手としては1995年の野茂英雄(ドジャース)、2000年の佐々木主浩(マリナーズ)、2001年のイチロー(マリナーズ)に次いで史上4人目となるだけに、受賞者の発表にはアメリカ国内外から大きな注目を集めそうだ。

     各賞の最終候補者(各3名)は以下のような顔ぶれとなっている(順不同)。

    ●ア・リーグMVP
    ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    マイク・トラウト(エンゼルス)

    ●ナ・リーグMVP
    ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    ハビアー・バイエズ(カブス)
    クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)

    ●ア・リーグ サイ・ヤング賞
    コリー・クルーバー(インディアンス)
    ブレイク・スネル(レイズ)
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

    ●ナ・リーグ サイ・ヤング賞
    ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    アーロン・ノラ(フィリーズ)
    マックス・シャーザー(ナショナルズ)

    ●ア・リーグ新人王
    ミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)
    大谷翔平(エンゼルス)
    グレイバー・トーレス(ヤンキース)

    ●ナ・リーグ新人王
    ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    フアン・ソト(ナショナルズ)

    ●ア・リーグ最優秀監督賞
    ケビン・キャッシュ(レイズ)
    アレックス・コーラ(レッドソックス)
    ボブ・メルビン(アスレチックス)

    ●ナ・リーグ最優秀監督賞
    バド・ブラック(ロッキーズ)
    クレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)
    ブライアン・スニッカー(ブレーブス)

  • ヤンキースはハーパーから撤退・マチャド争奪戦に参戦か?

    2018.11.5 15:30 Monday

     今季の年俸増額をぜいたく税の対象となる上限以内に収めることに成功したヤンキースは、今オフのフリーエージェント市場で積極的に動くことが予想されている。しかし、MLBネットワーク・ラジオのスティーブ・フィリップスによると、ヤンキースがブライス・ハーパーの獲得に動く可能性は低く、ヤンキースは投手陣の補強とマニー・マチャドの獲得に注力する方針であるようだ。

     ヤンキースがハーパーの獲得に消極的であるのは決してサプライズではなく、ヤンキースはすでに十分な外野陣を有している。アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ヒックスという主力外野手に加えてブレット・ガードナーと1年契約で再契約を結び、ジャコビー・エルズベリーとクリント・フレイジャーも故障から戻ってくる。ハーパーの入る余地はないのだ。

     一方、正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、J.A.ハップ、CCサバシア、ランス・リン、デービッド・ロバートソン、ザック・ブリットンがいずれもフリーエージェントとなる状況を考えると、ヤンキースは投手陣と内野陣に不安を抱えている。こちらが補強ポイントとなるのは当然のことだろう。

     ただし、ヤンキースはポストシーズンで相手一塁手の足を蹴るなど、好ましくない振る舞いを見せたマチャドの獲得に前向きではないことがすでに報じられており、どこまで本気でマチャドの獲得に動くかは微妙なところ。近年のメジャーリーグは選手の試合に臨む姿勢やチームへの献身ぶりを重視する傾向にあり、自己中心的な振る舞いが目立つマチャドの獲得を敬遠するチームが現れても決して不思議ではない。

     また、ヤンキースはマチャドを獲得した場合、グレゴリアスの復帰までは遊撃を守らせればいいものの、グレゴリアス復帰後は内野手がダブついてしまうため、戦力の整理が必要となる。その場合は来季終了後にフリーエージェントとなるグレゴリアスと、三塁守備に不安を抱えるミゲル・アンドゥハーのどちらをキープするかの選択を迫られることになりそうだ。

  • レッズのマイナーリーガー3名がドミニカでの自動車事故で死傷

    2018.11.5 14:35 Monday

     レッズは日本時間11月4日にドミニカ共和国で球団傘下のマイナーリーガー3名が交通事故に巻き込まれ、うち1名が死亡したことを明らかにした。近年のメジャーリーグではドミニカ共和国での死亡事故が相次いでおり、2014年にはカージナルスの有望株だったオスカー・タベラス、2017年にはロイヤルズのエース格だったヨーダノ・ベンチュラが交通事故により命を落としている。

     交通事故に巻き込まれたのは、右腕のヤイロ・カペラン、同じく右腕のラウール・ヘルナンデス、外野手のエミリオ・ガルシアの3名で、いずれも19歳。このうちカペランが死亡し、ヘルナンデスとガルシアは現地の病院に入院中だという。球団が発表した情報によると、ヘルナンデスは重体だが、容体は安定している。一方のガルシアは入院して治療を受けているものの、命に別状はない。両選手とも現在は現地のドクターと球団のメディカル・スタッフの管理下に置かれているようだ。

     カペランは2017年6月にレッズと契約し、今季はドミニカ共和国のサマーリーグでプレイ。18試合にリリーフ登板して2勝3敗、防御率6.25という成績を残していた。ヘルナンデスも2017年6月にレッズと契約し、ドミニカ共和国のサマーリーグでプレイ。昨季は15試合にリリーフ登板して2勝0敗1セーブ、防御率8.55に終わったものの、今季は14試合(うち13先発)に登板して2勝4敗、防御率2.29と成長の跡を見せた。ガルシアは2017年7月にレッズと契約し、今季は他の2選手と同様にドミニカ共和国のサマーリーグでプレイ。47試合に出場して打率.205、0本塁打、11打点、OPS.567という成績をマークした。

     事故の詳細は今のところ明らかになっておらず、ディック・ウィリアムス野球部門社長は「我々はドミニカ共和国のメディカル・スタッフと連絡を取り続けており、新たな情報が入り次第お伝えするつもりだ」と情報収集に努めていることを明らかにしている。事故の全貌が明らかになるまでにはもう少し時間が掛かりそうだ。

  • 守備の名手に贈られるゴールドグラブ賞の受賞者が発表

    2018.11.5 12:50 Monday

     日本時間11月5日、各ポジションで最も優れた守備を見せた選手に贈られるゴールドグラブ賞の受賞者が発表された。ヤディアー・モリーナ(カージナルス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)といったお馴染みの顔ぶれが選出された一方、マット・チャップマン(アスレチックス)らフレッシュな面々も初受賞。ナ・リーグの一塁手部門は史上4度目となる2選手の同時受賞となった。

     2018年のゴールドグラブ賞の受賞者は以下の通り。6人が初受賞となった一方、モリーナは通算9度目の受賞。アレナードはメジャーデビューから6年連続6度目の受賞となった。また、ゴールドグラブ賞の同時受賞は、1985年にア・リーグの外野手部門で4選手、2007年にナ・リーグの外野手部門で4選手、2012年にア・リーグの投手部門で2選手が選出されたのに続いて史上4度目となっている。

    ●アメリカン・リーグ
    投手:ダラス・カイケル(アストロズ)2年ぶり4度目
    捕手:サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)2年ぶり5度目
    一塁:マット・オルソン(アスレチックス)初
    二塁:イアン・キンズラー(エンゼルス→レッドソックス)2年ぶり2度目
    三塁:マット・チャップマン(アスレチックス)初
    遊撃:アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)2年連続4度目
    左翼:アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)2年連続6度目
    中堅:ジャッキー・ブラッドリーJr.(レッドソックス)初
    右翼:ムーキー・ベッツ(レッドソックス)3年連続3度目

    ●ナショナル・リーグ
    投手:ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)5年連続5度目
    捕手:ヤディアー・モリーナ(カージナルス)3年ぶり9度目
    一塁:フレディ・フリーマン(ブレーブス)初
    一塁:アンソニー・リゾー(カブス)2年ぶり2度目
    二塁:DJレメイヒュー(ロッキーズ)2年連続3度目
    三塁:ノーラン・アレナード(ロッキーズ)6年連続6度目
    遊撃:ニック・アーメッド(ダイヤモンドバックス)初
    左翼:コリー・ディッカーソン(パイレーツ)初
    中堅:エンダー・インシアーテ(ブレーブス)3年連続3度目
    右翼:ニック・マーケイキス(ブレーブス)4年ぶり3度目
    ※一塁手部門のフリーマンとリゾーは同時受賞

  • 「フリーエージェント選抜チーム」には豪華な名前がズラリ

    2018.11.4 01:15 Sunday

     移籍マーケットの本格オープンを前に、MLB公式サイトではマーク・フェインサンドが今オフのフリーエージェント選手による選抜チームを紹介している。マニー・マチャド、ブライス・ハーパー、クレイグ・キンブレルといった目玉選手たちがズラリを名を連ねた豪華なチームとなった。

     捕手部門ではウィルソン・ラモス、J.T.リアルミュート(マーリンズ)に次いで捕手3位となるOPS.815(400打席以上)をマークしたヤスマニ・グランダルが選出。ポストシーズンでは守備の乱れが目立ったものの、攻守両面で堅実な働きを期待できる点や貴重なスイッチヒッターである点が評価されている。その他の有力選手としてはラモスのほか、ジョナサン・ルクロイ、カート・スズキが紹介されている。

     一塁手部門で選出されたのは、レッドソックスの世界一に大きく貢献してワールドシリーズMVPに輝いたスティーブ・ピアース。右腕に対してOPS.828、左腕に対してOPS.959をマークした打撃力だけでなく、外野など他のポジションも守れるユーティリティ性も高く評価されている。ピアースに次ぐのがローガン・モリソン、マット・アダムス、ルーカス・デューダといった面々であり、今オフの一塁手市場はやや不作と言えるかもしれない。

     二塁手部門はダニエル・マーフィー。今オフの二塁手市場は有力選手が多いものの、その中でもマーフィーは最高級の打撃力を誇る。今季は故障で大きく出遅れたが、最終69試合では打率.328、11本塁打、32打点の好成績をマークして強打健在をアピールした。マーフィー以外にもジェッド・ラウリー、DJレメイヒュー、ブライアン・ドージャーといった有力選手がフリーエージェントとなっている。

     三塁手部門では2015年ア・リーグMVPのジョシュ・ドナルドソンが選出。ここ数年は故障に悩まされるシーズンを過ごしているものの、健康であればどのチームでも打線の中軸を担うことができる強打者だ。他にはデービッド・フリース、マイク・ムスターカスといった実力者の名前が挙げられている。

     遊撃手部門は文句なしでマチャド。今季はキャリアハイの打撃成績をマークし、メジャーリーグ史上最高級の契約を手にすることが予想されている。キャリアの大半を三塁手として過ごしてきたマチャドだが、遊撃手としてのプレイを希望しており、契約交渉の際には遊撃手として獲得するチームを優先することになりそうだ。マチャド以外にはアズドゥルバル・カブレラ、アデイニー・エチャバリア、ホゼ・イグレシアスらもフリーエージェントとなっている。

     左翼手部門は好打のマイケル・ブラントリーだ。過去2シーズンで101試合しか出場できなかったブラントリーだが、今季は143試合に出場してOPS.832をマーク。対抗馬としてはユーティリティ・プレイヤーのマーウィン・ゴンザレスの名前が挙げられている。その他、カルロス・ゴンザレスとキャメロン・メイビンの名前も紹介されている。

     中堅手部門ではオールラウンド・プレイヤーのA.J.ポロックが選出。健康であればメジャーでもトップクラスの実力を誇る好選手であり、数多くの球団が獲得に興味を示すはずだ。アダム・ジョーンズ、アンドリュー・マカッチェン、ディナード・スパンといった実力者もフリーエージェントとなっており、中堅手の補強を目指す球団の選択肢は多い。

     右翼手部門は今オフ最大の注目株であるハーパー。今季は前半戦こそ打撃不振に苦しんだものの、地元開催のホームラン・ダービーで優勝すると、後半戦はOPS.972と復調。フリーエージェント選手としては史上初となる総額3億ドル超えの契約を期待されている。ハーパーの他にはニック・マーケイキス、カルロス・ゴメス、ロニー・チゼンホールらの名前も紹介されている。

     指名打者部門ではコンスタントに本塁打を放ち続けているネルソン・クルーズが選出。2014年のシーズン開幕以降、200本以上の本塁打を放っているのはメジャーでクルーズただ1人である。その他の候補としてはエバン・ギャティス、ブライアン・マッキャン、マーク・レイノルズの名前が挙げられているが、クルーズには見劣りする。

     先発左腕部門ではパトリック・コービンが選出。コービンは今オフのフリーエージェント市場において最高の先発投手と目されており、すでにヤンキースが関心を示していることが報じられている。J.A.ハップ、ダラス・カイケル、ウェイド・マイリー、ジオ・ゴンザレス、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、CCサバシアと好投手は多いが、マチャドとハーパーに次ぐ大型契約を得ることを予想されているコービンには敵わない。

     先発右腕部門はワールドシリーズで力投したネイサン・イバルディが選出。故障歴が不安視されるものの、29歳という年齢を考えても、獲得に動く球団は多いはず。イバルディ以外にはチャーリー・モートン、ランス・リン、マット・ハービー、アニバル・サンチェス、タイソン・ロス、エドウィン・ジャクソン、トレバー・ケーヒルらもフリーエージェントとなっている。

     リリーフ右腕部門はキンブレル。今季は制球難に苦しむ場面が多々見られたものの、実力的にはメジャー屈指のリリーバーである。クローザーとしては歴代最高額となる契約を得るのは間違いないだろう。他にもデービッド・ロバートソン、ジューリス・ファミリア、アダム・オッタビーノ、ケルビン・ヘレーラ、コディ・アレン、ブラッド・ブラック、ホアキム・ソリアといった有力投手がズラリと名を連ねている。

     最後に、リリーフ左腕部門はアンドリュー・ミラー。前回のフリーエージェント時には4年3600万ドルの契約を手にし、最初の3年間は防御率1.63をマーク。しかし、契約最終年の今季は肩や膝の故障に苦しみ、34イニングしか投げられなかった。それでも故障されなければ、実力的にはメジャー有数の存在だ。ミラー以外にはザック・ブリットン、ジャスティン・ウィルソン、トニー・シップ、オリバー・ペレス、ザック・デュークらの名前も紹介されている。

    ●MLB.JP編集部の独断によるオーダー
    (中)ポロック
    (左)ブラントリー
    (右)ハーパー
    (指)クルーズ
    (遊)マチャド
    (三)ドナルドソン
    (二)マーフィー
    (一)ピアース
    (捕)グランダル
    先発投手:イバルディ(右)、コービン(左)
    救援投手:キンブレル(右)、ミラー(左)

  • パドレス・牧田がDFAに 日本球界復帰の可能性も

    2018.11.4 00:35 Sunday

     移籍市場の本格スタートを前に、各球団は60日間の故障者リスト(60日DL)に入っていた選手を40人ロースターに戻さなければならず、ロースターの整理を進めている。パドレスは60日DLに4人が登録されていた一方、40人ロースターには2枠しか空きがなく、必要な2枠を空けるためのロースター整理の一環として牧田和久をDFA(40人ロースターから除外する措置)とした。

     ある選手がDFAとなった場合、その選手はただちに40人ロースターから除外され、25人ロースターに登録されていた場合はそちらからも外される。そして球団は7日以内にその選手を他球団へトレードするか、解雇してフリーエージェントとするか、ウエーバーにかけるかを選択することになる。

     ポスティング制度を利用してメジャーリーグに挑戦し、パドレスに入団した牧田は、今季27試合に登板して35イニングを投げ、0勝1敗0セーブ2ホールド、防御率5.40、37奪三振を記録。メジャーリーグでは珍しいアンダーハンドであり、ワールド・ベースボール・クラシックなどの国際舞台で好投していたこともあって活躍が期待されていたものの、4度のマイナー降格を経験するなど、期待に応える活躍を見せることはできなかった。パドレスとは2年契約を結んでおり、来季も年俸190万ドルの契約が残っているため、他球団がトレードやウエーバー経由で牧田を獲得し、この契約を引き継ぐ可能性は低いと見られている(パドレスが年俸の一部を負担する形でのトレードはあり得る)。

     となると、牧田はフリーエージェントとなって新たな所属先を探すことになるが、アメリカでのプレイ継続を希望するのであれば、マイナー契約からのスタートとなるだろう(パドレスとの契約による年俸190万ドルは保証される)。また、投手力に不安を抱える古巣の埼玉西武は、シーズン中から牧田の動向を追っており、牧田が日本球界復帰を目指すのであれば獲得に動く可能性が高い。いずれにしても、パドレスを解雇されたあとの牧田の意思次第ということになりそうだ。

  • レンジャーズの新監督探しが終了 ウッドワードが新監督に

    2018.11.3 13:10 Saturday

     レンジャーズの新監督探しがようやく終了した。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、レンジャーズはドジャースで三塁ベースコーチを務めるクリス・ウッドワードを新監督に起用する方針を固めたようだ。ウッドワードはツインズ・ベンチコーチのデレク・シェルトンとともに今週に入ってからレンジャーズの面接を受けたばかりだが、シェルトンとの争いを制し、メジャー球団の監督の座を勝ち取った。

     ウッドワードは過去3シーズン、ドジャースの三塁ベースコーチを務め、チームの地区6連覇と2年連続リーグ優勝に貢献。それ以前は、ブルージェイズ、メッツ、ブレーブス、レッドソックス、マリナーズで計12シーズンにわたって内野手としてプレイし、2011年限りで現役を引退した後、マリナーズでマイナーの内野コーディネーターとメジャーの内野コーチを歴任していた。マリナーズ時代の2009年には、レンジャーズの正三塁手であるエイドリアン・ベルトレイとチームメイトだった。

     レンジャーズの新監督探しは、シーズン終盤にジェフ・バニスターを解任したところからスタートし、監督代行を務めたドン・ワカマツ(レンジャーズ・ベンチコーチ)、ジェイス・ティングラー(レンジャーズ・ファームディレクター)、ダスティ・ワーサン(フィリーズ・三塁ベースコーチ)、ジョー・エスパーダ(アストロズ・ベンチコーチ)らが候補となっていたが、いずれも決め手に欠けた。

     ジョー・ジラルディ(前ヤンキース監督)とブランドン・ハイド(カブス・ベンチコーチ)は面接を受けたものの、レンジャーズの監督に就任することを望まず、デービッド・ベルはレッズの監督、ロッコ・バルデッリはツインズの監督に就任。エンゼルスでGM特別補佐を務めるエリック・シャベスも候補の1人となっていたが、最終的にはウッドワードが選ばれた。

     なお、今オフはレンジャーズを含む6球団が新監督探しを行っていたが、レンジャーズの監督が決まったことにより、監督の座が空席となっているのはオリオールズだけとなった。オリオールズは同じく空席となっている編成部門の最高責任者を決めたあと、新監督を決定する方針を明らかにしている。

  • 大エース・カーショウ 3年9300万ドルで契約延長決定

    2018.11.3 11:50 Saturday

     日本時間11月3日、ドジャースはクレイトン・カーショウと3年9300万ドルで契約を延長することが決定したことを明らかにした。キャリアの下り坂に差し掛かっていることが指摘されているカーショウだが、球界を代表する左腕はこうした指摘をする人々が間違っていることを証明し、チームに勝利をもたらすことを楽しみにしているようだ。

     現在30歳のカーショウは、2013年にドジャースと7年総額2億1500万ドルの超大型契約を結び、5年目が終了した今オフ、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使することが可能となっていた。残り2年間の年俸総額は6500万ドル(年平均3250万ドル)となっていたが、カーショウは3年9300万ドル(年平均3100万ドル)で契約を延長。契約期間を1年延ばす代わりに、少し平均年俸を落とした格好だ。今回の契約にはオプションやオプトアウトは含まれておらず、契約期間中にさらなる契約延長がなければ、カーショウは3年後にフリーエージェントとなる。

     「勝利が僕にとって最も大切だし、それは今後も変わらないだろう」と勝利へのこだわりを語ったカーショウ。2年連続でワールドシリーズへ進出しながら世界一には届かず、ドジャースの一員としてワールドシリーズを制覇したいという気持ちをより一層強くしたのだろう。「今回の契約の3年間、僕は以前(全盛期)と同じくらいのピッチングができると信じている。下り坂に差し掛かっていると指摘する人々が間違っていることを証明したいんだ」と意気込みを口にした。

     カーショウの残留により、ドジャースはカーショウのほか、ウォーカー・ビューラー、リッチ・ヒル、アレックス・ウッド、ロス・ストリップリング、前田健太、フリオ・ウリアス、ケイレブ・ファーガソン、デニス・サンタナ、ブロック・スチュワートと先発候補と豊富に抱えてオフシーズンの移籍市場に突入することになる。ポストシーズンでカーショウに次ぐ先発2番手を務めた柳賢振(リュ・ヒョンジン)はフリーエージェントとなり、ドジャースからクオリファイング・オファーを提示されているが、仮に柳が流出したとしても、カーショウとビューラーの両輪を中心に、引き続き強固な先発ローテーションを形成できそうだ。

  • 【確定】来季契約オプション&クオリファイング・オファー まとめ

    2018.11.3 11:30 Saturday

     日本時間11月3日午前6時をもって、来季契約オプションの行使と破棄、フリーエージェントとなる選手に対するクオリファイング・オファーの提示の期限が終了した。今オフの移籍市場が本格的に開幕する前に、これらの動向を整理しておこう。

    ●球団側に選択権のあるオプションを保有している選手
    マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ):行使(年俸1200万ドル)
    カルロス・カラスコ(インディアンス):行使(年俸975万ドル)
    ロビンソン・チリーノス(レンジャーズ):破棄(バイアウト10万ドル)
    ショーン・ドゥーリトル(ナショナルズ):行使(年俸600万ドル)
    ダグ・フィスター(レンジャーズ):破棄(バイアウト50万ドル)
    デービッド・フリース(ドジャース):破棄後(バイアウト50万ドル)後に契約更新
    ブレット・ガードナー(ヤンキース):破棄(バイアウト200万ドル)後に契約更新
    ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス):行使(年俸1450万ドル)
    ブランドン・ガイヤー(インディアンス):破棄(バイアウト25万ドル)
    コール・ハメルズ(カブス):行使(年俸2000万ドル)
    ウィル・ハリス(アストロズ):破棄(バイアウトなし)
    ジョシュ・ハリソン(パイレーツ):破棄(バイアウト100万ドル)
    ジェレミー・ジェフレス(ブリュワーズ):行使(年俸317万ドル)
    ネイト・ジョーンズ(ホワイトソックス):行使(年俸465万ドル)
    姜正浩(カン・ジョンホ:パイレーツ):破棄(バイアウト25万ドル)
    ブランドン・キンツラー(カブス):選手オプションを行使(年俸500万ドル)
    ジョーダン・ライルズ(ブリュワーズ):破棄(バイアウト25万ドル)
    ブライアン・マッキャン(アストロズ):破棄(バイアウトなし)
    マーク・マランソン(ジャイアンツ):オプトアウト行使せず
    マット・ムーア(レンジャーズ):破棄(バイアウト75万ドル)
    ローガン・モリソン(ツインズ):破棄(バイアウト100万ドル)
    ヘラルド・パーラ(ロッキーズ):破棄(バイアウト150万ドル)
    ウィリー・ペラルタ(ロイヤルズ):契約更新
    マーティン・ペレス(レンジャーズ):破棄(バイアウト75万ドル)
    ホゼ・キンターナ(カブス):行使(年俸1050万ドル)
    フェルナンド・ロドニー(アスレチックス):行使(年俸425万ドル)
    クリス・セール(レッドソックス):行使(年俸1500万ドル)
    パブロ・サンドバル(ジャイアンツ):行使(年俸1800万ドル)
    アービン・サンタナ(ツインズ):破棄(バイアウト100万ドル)
    ジェームス・シールズ(ホワイトソックス):破棄(バイアウト200万ドル)
    ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ):行使(年俸800万ドル)
    ヤンハービス・ソラーテ(ブルージェイズ):破棄(バイアウト75万ドル)
    ペドロ・ストロップ(カブス):行使(年俸625万ドル)

    ●選手側に選択権のあるオプションを保有している選手
    エルビス・アンドルース(レンジャーズ):オプトアウト行使せず
    ジェイソン・ヘイワード(カブス):オプトアウト行使せず
    クレイトン・カーショウ(ドジャース):契約更新
    エドゥアルド・ヌニェス(レッドソックス):選手オプションを行使(年俸500万ドル)
    デービッド・プライス(レッドソックス):オプトアウト行使せず
    ヤズマニー・トマス(ダイヤモンドバックス):オプトアウト行使せず

    ●相互に選択権のあるオプションを保有している選手
    ジェイソン・ハメル(ロイヤルズ):球団側が破棄(バイアウト200万ドル)
    マイク・ムスターカス(ブリュワーズ):選手側が破棄
    ホアキム・ソリア(ブリュワーズ):選手側が破棄
    ディナード・スパン(マリナーズ):球団側が破棄(バイアウト400万ドル)

    ●クオリファイング・オファーを提示された選手
    ダラス・カイケル(アストロズ)
    パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)
    A.J.ポロック(ダイヤモンドバックス)
    ヤスマニ・グランダル(ドジャース)
    柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)
    ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
    クレイグ・キンブレル(レッドソックス)

    ●クオリファイング・オファーを提示されなかった主な選手
    ジェッド・ラウリー(アスレチックス)
    チャーリー・モートン(アストロズ)
    マーウィン・ゴンザレス(アストロズ)
    マイケル・ブラントリー(インディアンス)

  • ドジャースのウッドワード三塁コーチがレンジャーズ監督候補に

    2018.11.2 13:30 Friday

     レンジャーズはジェフ・バニスターに代わる新監督探しを続けている。様々な名前が新監督候補として挙げられるなか、日本時間11月2日にはドジャースで三塁ベースコーチを務めるクリス・ウッドワードとの面接を行ったことが明らかになった。

     レギュラーシーズン閉幕後、およそ1ヶ月にわたって新監督候補との面接を続けているレンジャーズ。今週初めにはツインズのベンチコーチであるデレク・シェルトンとの面接を行ったことが報じられていたが、ウッドワードを加え、新監督候補は少なくとも11名となった。

     ウッドワードはブルージェイズ、メッツ、ブレーブス、マリナーズ、レッドソックスで12シーズンにわたってプレイした元内野手。現役引退後はマリナーズで2013年にマイナーの内野コーディネーター、2014年にメジャーの内野コーチ、過去3シーズンはドジャースで三塁ベースコーチを務めた。なお、監督経験は2016年に「2017ワールド・ベースボール・クラシック」の予選でニュージーランド代表を率いただけである。ウッドワードは昨オフ、ヤンキースの監督候補にも挙げられていたが、ヤンキースはアーロン・ブーンを選択した。

     現在判明している11名の候補者のうち、メジャーでの監督経験があるのは、元マリナーズ監督であり、バニスター退任後に監督代行を務めたドン・ワカマツと、前ヤンキース監督のジョー・ジラルディの2人だけ。ジラルディはすでに新監督レースから撤退している。

     その他の7名はアストロズ・ベンチコーチのジョー・エスパーダ、カブス・ベンチコーチのブランドン・ハイド、フィリーズ・三塁コーチのダスティ・ワーサン、エンゼルス・特別アシスタントのエリック・シャベス、レンジャーズ・ファームディレクターのジェイス・ティングラー、そしてデービッド・ベル、ロッコ・バルデッリという顔ぶれ。このうちベルはレッズの新監督、バルデッリはツインズの新監督に就任することが決定しており、11名の候補者のうち新監督レースに残っているのは8名となっている。

  • マリナーズが左腕・ゴンザレスと2年190万ドルで契約合意

    2018.11.2 12:30 Friday

     今季13勝をマークしたマリナーズの先発左腕、マルコ・ゴンザレスが2年190万ドルでマリナーズとの契約合意に至ったことが日本時間11月2日、明らかになった。現時点では球団からの正式な発表はないが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンが伝えている。

     今季がメジャー4年目のシーズンとなったゴンザレスだが、シーズンを通してメジャーでプレイしたのは今季が初めてであり、年俸調停権を得るのは最短で2021年。今季の年俸は55万300ドルであり、通常であれば来季からの2シーズンもメジャー最低保証年俸に近い金額でプレイするはずだったが、マリナーズは契約更新に踏み切り、ゴンザレスの年俸は来季が90万ドル、2020年が100万ドルとなった。

     年俸調停権を取得する以前に、このような形で複数年の契約を結ぶのは極めて異例のことであるが、ゴンザレスはカージナルス時代に厚い投手層に阻まれてメジャーでプレイする機会をなかなか得られなかったという事情があり、マリナーズはそうした事情も踏まえて今回の2年契約を決断したと見られる。

     プロ入り2年目の2014年に早くもメジャーで4勝を挙げたゴンザレスだが、その後カージナルスでは2度しか登板機会がなく、2017年7月にタイラー・オニールとのトレードでマリナーズへ移籍。今季は29試合に先発して自身初の規定投球回に到達し、13勝9敗、防御率4.00、145奪三振と自らの実力を証明してみせた。

     13勝はチーム最多であり、与四球率1.73はコリー・クルーバー(インディアンス)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、同僚のマイク・リークに次いでリーグ4位の好成績。抜群の制球力を武器に、大崩れしない安定したピッチングで来季以降も先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

  • ロイヤルズが新クローザー・ペラルタと1年+オプション1年で契約更新

    2018.11.1 17:55 Thursday

     日本時間11月1日、ロイヤルズは今季途中からクローザーに就任したウィリー・ペラルタと2020年の相互オプションが付属した1年契約を結んだことを発表した。ペラルタの来季契約は年俸300万ドルの球団オプションとなっていたが、オプションの行使・破棄を決断する前に、新たに契約を結び直した格好だ。

     新たな契約では、ペラルタの来季の基本給は225万ドル。関係者の話によると、完了(=リリーフ登板で試合の最後まで投げること)55試合で100万ドルの出来高が支払われるという。この出来高が設定されていることから考えると、ロイヤルズは引き続きペラルタをクローザーとして起用するつもりであると判断していいだろう。また、2020年の契約は年俸700万ドルの相互オプションとなっており、球団側がこれを破棄する場合、ペラルタにバイアウト100万ドルが支払われる。

     ブリュワーズで2012年にメジャーデビューしたペラルタは、2013年に11勝、2014年に自己最多の17勝をマークするなど、キャリアの大半を先発投手として過ごしてきたものの、ロイヤルズに加入した今季はリリーフに専念。開幕直前にDFAとなり、マイナーで開幕を迎えた今季だが、6月中旬にナショナルズへトレードされたケルビン・ヘレーラの後任としてクローザーに抜擢されると、14度のセーブ機会をすべて成功させ、クローザーとしての役割をしっかり果たした。与四球率6.03と制球面には課題を残したものの、防御率3.67、奪三振9.17という数字は及第点と言えるだろう(奪三振率は自己ベスト)。

     なお、ロイヤルズは右腕ネイト・カーンズがAAA級オマハへの降格を拒否してフリーエージェントとなることを選択したこと、左腕ジェリー・バストがウエーバーでカブスにクレームされたことを併せて発表。この2選手の退団により、現時点でロイヤルズの40人ロースターに登録されている選手は37人となった。

  • ヤンキースが生え抜き外野手・ガードナーと1年契約で合意

    2018.11.1 16:30 Thursday

     ヤンキースでチーム最古参のブレット・ガードナーが来季もピンストライプのユニフォームを着ることが決定した。日本時間11月1日、ヤンキースはガードナーの来季契約オプションを破棄したものの、改めて1年契約を結ぶことで合意。オプション破棄のバイアウト200万ドルと基本給750万ドルを合わせて、ガードナーには950万ドルが保証されるようだ。

     メジャー11年目のシーズンとなった今季、カードナーは左翼手兼中堅手として140試合に出場し、打率.236、12本塁打、16盗塁、OPS.690をマーク。2年連続4度目の2ケタ本塁打、6年連続10度目の2ケタ盗塁を記録したものの、打率とOPSはデビュー初年度を除けば自己ワーストの数字であり、35歳という年齢からくる衰えは隠せなかった。しかし、外野守備は相変わらず安定しており、左翼で守備防御点+8、中堅で同+2をマーク。そうした状況を踏まえ、ヤンキースは年俸1250万ドルの球団オプションを破棄したあと、少し年俸を下げる形でガードナーとの再契約にこぎ着けた。

     ガードナーは「シーズンが終わったとき、今後がどうなるかはわからなかった。でも、ヤンキースのユニフォームを着てキャリアを続けられることは嬉しいし、可能ならばヤンキースのユニフォームでキャリアを終えたいと思う。僕にとっては素晴らしい契約だよ」と喜びのコメント。「僕たちにはやり残したことがあるんだ」と来季のワールドシリーズ制覇に向けて意気込んだ。

     ヤンキース残留が決定したガードナーだが、レギュラーとしての出場機会が保証されているわけではない。ヤンキースの外野にはアーロン・ヒックス、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンがおり、ジャコビー・エルズベリーとクリント・フレイジャーも故障から戻ってくるため、熾烈なレギュラー争いが予想される。なお、ガードナーは2005年のドラフトでヤンキースから3巡目指名を受けてプロ入りした生え抜き選手であり、ヤンキースからドラフト指名を受けてヤンキースで1000安打以上を放った選手はサーマン・マンソン、ドン・マティングリー、デレク・ジーター、ホルヘ・ポサダ、ガードナーの5人だけである。

  • ナショナルズが剛腕リリーバー・ローゼンタールと契約へ

    2018.11.1 14:40 Thursday

     関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはかつてカージナルスでクローザーを務めたトレバー・ローゼンタールとの契約合意が目前に迫っているようだ。ローゼンタールはトミー・ジョン手術により今季を全休。契約が成立すれば、今オフのフリーエージェント市場における第1号となる。

     カージナルスのクローザーとして2014年に45セーブ、2015年に48セーブをマークしたローゼンタールだが、2016年は安定感を欠くピッチングが続いて呉昇桓(オ・スンファン)にクローザーの座を奪われ、2017年も11セーブどまり。同年8月に右肘の故障で戦列を離れ、その後トミー・ジョン手術を受けていた。故障が癒えたこともあり、ローゼンタールは10月上旬にカリフォルニアでショーケースを開催し、自慢の速球はコンスタントに90マイル後半、最速で100マイルを計測。ローゼンタールが故障から復活し、コンディションも良好であると判断したナショナルズが獲得に向けて動き出し、契約成立目前となっている。

     ローゼンタールはまだ28歳であり、絶対的クローザーとして君臨していた頃のパフォーマンスを取り戻せるのであれば、ナショナルズ救援陣にとって大きな戦力アップとなる。今オフのナショナルズは、フリーエージェントとなるブライス・ハーパーとの再契約という大きな課題を抱えており、その他の補強ポイントにはそれほど多くの予算を割けない状況。ローゼンタールとの契約条件について詳細は明らかになっていないものの、故障明けのローゼンタールと安価で契約し、金額以上の活躍を見せてくれることを期待しているに違いない。

     ナショナルズはポストシーズン期間中にマーリンズとのトレードを成立させ、カイル・ベアクローを獲得している。いずれも安定感という点には課題を残すものの、ベアクローとローゼンタールの両剛腕リリーバーが、クローザーのショーン・ドゥーリトルへつなぐセットアップ役を務めることになりそうだ。

  • 殿堂入り一発合格の名打者・マッコビーが80歳で死去

    2018.11.1 12:35 Thursday

     メジャー史上屈指の強打の左打者であり、1986年に有資格初年度でアメリカ野球殿堂入りを果たしたウィリー・マッコビーが闘病生活の末、日本時間11月1日に80歳で亡くなった。かつてウィリー・メイズが「彼は私が一緒にプレイしたどの選手よりも遠くへボールを飛ばすことができた」と語ったほどの長打力の持ち主だった。

     1959年にメジャーデビューを果たしたマッコビーは、59試合のみの出場ながら打率.354、13本塁打、OPS1.085の好成績をマークして新人王を受賞。初めて規定打席に到達した1963年に44本塁打を放って初タイトルを獲得すると、1968年からは3年連続でリーグ最高のOPSをマークし、同年から2年連続で本塁打・打点の二冠を獲得したほか、1969年にはMVPに選出された。

     1974年にパドレス、1976年途中にアスレチックスへ移籍したものの、1977年にジャイアンツへ復帰。22年のメジャー生活のうち19シーズンをジャイアンツで過ごし、通算2588試合に出場して2211安打、521本塁打、1555打点を積み上げた。オールスター・ゲームには6度選出され、シーズンMVPに輝いた1969年にはオールスターMVPも獲得。通算521本塁打はナ・リーグの左打者ではバリー・ボンズ(762本塁打)に次ぐ歴代2位の数字であり、通算満塁本塁打18本は歴代5位タイとなっている。

     マッコビーの名前はジャイアンツの本拠地AT&Tパークの右翼席後方にある入り江に残されており、スプラッシュ・ヒットが飛び込むこのエリアは、マッコビー自身がこの球場でプレイしたことがないにもかかわらず、「マッコビー・コーブ」と呼ばれている。

     かつて殿堂入りの名将スパーキー・アンダーソンは、マッコビーについて「彼は球界で最も恐れられた男だ。みんな彼の近くにボールを投げようとしていた。もし彼が600回打席に立って、対戦する投手が真正面から勝負していれば、彼は80本塁打を打ったかもしれないよ」と語っていた。その強打は、「マッコビー・コーブ」の名前とともに、永遠に野球ファンの記憶に刻まれることだろう。

  • 大谷とアクーニャJr.が「ベースボール・ダイジェスト」選出の新人王に

    2018.11.1 11:10 Thursday

     日本時間11月1日、野球専門誌の「ベースボール・ダイジェスト」は今季の両リーグの新人王に大谷翔平(エンゼルス)とロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)を選出した。同誌の新人王は識者7名の投票により選出され、大谷は1位票を6票、アクーニャJr.は満票となる7票を獲得。それぞれ2位以下に大差をつける形となった。

     ア・リーグの新人王争いは大谷とミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)が筆頭候補に挙げられているが、今回の投票では意外な大差がついた。大谷は7名の識者から1位票を6票集め、マーク・クリア、ブライアン・ハービー、ティム・サーモン、ギャレット・アンダーソン、マイク・トラウトに続いて球団史上6人目の受賞者に。投手として4勝2敗、防御率3.31、指名打者として打率.285、22本塁打、OPS.925をマークし、同一シーズンに「15本塁打以上&50イニング以上」を記録したのはベーブ・ルース以来メジャー史上2人目だった。アンドゥハーが2位、グレイバー・トーレス(ヤンキース)とジョーイ・ウェンドル(レイズ)が3位タイにランクインし、ウィリー・アダメス(レイズ)も3位票を1票獲得した。

     アクーニャJr.は7名の識者全員から1位票を獲得し、文句なしの選出。ブレーブスではクレイグ・マクマートリー、デービッド・ジャスティス、ラファエル・ファーカル、クレイグ・キンブレルに続いて球団史上5人目の受賞者となった。4月下旬にデビューしたアクーニャJr.は、左膝の故障により1ヶ月ほど戦列を離れたものの、111試合に出場して打率.293、26本塁打、16盗塁、OPS.917の好成績をマーク。先頭打者アーチを8本放って球団記録を更新し、歴代最年少で5試合連続本塁打も達成した。2位票を6票集めたフアン・ソト(ナショナルズ)が2位にランクイン。ウォーカー・ビューラー(ドジャース)とブライアン・アンダーソン(マーリンズ)にも票が入った。

  • 今オフのFA選手トップ25 菊池雄星が11位にランクイン

    2018.10.31 14:30 Wednesday

     日本時間10月31日、MLB公式サイトでは2004年にメッツでGMを務め、現在は同サイトでコラムニストを務めているジム・デュケットが今オフのフリーエージェント選手トップ25を発表した。マニー・マチャド(ドジャース)、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)、パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)といった有力選手が順当に上位に名を連ねるなか、ポスティング制度でのメジャー挑戦が有力視されている菊池雄星(埼玉西武)が11位にランクインしている。

     デュケットのランキングで1位に選ばれたのは、今季オリオールズとドジャースで打率.297、37本塁打、107打点、OPS.905の好成績を残したマチャドだ。26歳という年齢や、三塁と遊撃を守れること、さらにはクオリファイング・オファーの対象とならないこともあり、総額3億ドル規模の8~10年契約を得ることが予想されている。デュケットはヤンキース、フィリーズ、パドレス、ドジャース、ホワイトソックス、マーリンズを契約先の候補に挙げている。

     2位はハーパー。今季は前半戦で大不振に陥り、シーズン通算では打率.249、34本塁打、100打点、OPS.889という物足りない成績に。デュケットは今季の不振により、ハーパーが史上最高額の超大型契約を得るチャンスを失ってしまったと考えているようだ。契約先の候補としてはナショナルズ、ドジャース、カブス、カージナルス、フィリーズの5球団が挙げられている。

     3位以降はコービン、マイケル・ブラントリー(インディアンス)、クレイグ・キンブレル(レッドソックス)、ダラス・カイケル(アストロズ)、ネルソン・クルーズ(マリナーズ)、ネイサン・イバルディ(レッドソックス)、アダム・オッタビーノ(ロッキーズ)、ウィルソン・ラモス(フィリーズ)と続き、11位に菊池がランクイン。デュケットは菊池が今季、一時的に左肩の故障で戦列を離れたことに触れ、「多くの日本人投手がメジャーの日程に苦労し、故障に悩まされていることを考えると、菊池の獲得を躊躇する球団が出てくるかもしれない」としている。一方で「菊池の投球を見たスカウトの話を聞く限り、西武ライオンズでプレイした左腕はメジャーで先発3番手を担う実力があるようだ」と評価。獲得候補としてはレンジャーズ、ドジャース、ヤンキース、マリナーズ、フィリーズ、パドレスの6球団を挙げた。トップ25の顔ぶれは以下の通り。

    1位 マチャド
    2位 ハーパー
    3位 コービン
    4位 ブラントリー
    5位 キンブレル
    6位 カイケル
    7位 クルーズ
    8位 イバルディ
    9位 オッタビーノ
    10位 ラモス
    11位 菊池
    12位 ヤスマニ・グランダル(ドジャース)
    13位 チャーリー・モートン(アストロズ)
    14位 柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)
    15位 マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)
    16位 A.J.ポロック(ダイヤモンドバックス)
    17位 J.A.ハップ(ヤンキース)
    18位 ジューリス・ファミリア(アスレチックス)
    19位 デービッド・ロバートソン(ヤンキース)
    20位 アンドリュー・ミラー(インディアンス)
    21位 ザック・ブリットン(ヤンキース)
    22位 CCサバシア(ヤンキース)
    23位 ジョシュ・ドナルドソン(インディアンス)
    24位 ダニエル・マーフィー(カブス)
    25位 マーウィン・ゴンザレス(アストロズ)

  • リアルミュートはマーリンズとの契約延長に応じず 代理人発言

    2018.10.31 12:45 Wednesday

     マーリンズの球団再建が進むなか、マーリンズの一員としてのJ.T.リアルミュートの将来は不透明なものとなりつつある。代理人のジェフ・ベリーがMLBネットワーク・ラジオにおいて、リアルミュートがマーリンズとの長期契約に応じない意向であることを明らかにしたのだ。

     ベリーは「彼はスプリング・トレーニングの開始までに違うユニフォームを着ていると思うよ」と語り、リアルミュートが契約延長に応じないことにより、今オフ中に他球団へトレードされる可能性を示唆。今月初め、マーリンズの野球部門社長を務めるマイケル・ヒルは「リアルミュートには現在我々が取り組んでいること(=再建)の中心的存在になってほしい」と語り、リアルミュートとの長期契約を目指す意向を明らかにしていたが、ヒルの想いはリアルミュートには届かなかったようだ。

     マーリンズはリアルミュートを少なくとも2020年まで保有可能であり、メジャー有数の打力を誇る捕手であることや27歳という年齢を考えると、トレード市場で大きな注目を集めることが予想される。今季のリアルミュートは125試合に出場して打率.277、21本塁打、74打点、OPS.825をマーク。本塁打、打点、長打率(.484)、OPSの各部門でキャリアハイを更新し、メジャー5年目にして初めてオールスター・ゲームにも選出された。

     リアルミュートについてはナショナルズが昨オフと今年7月に獲得を目指していたことが報じられており、再建を終えつつあるブレーブスも長期にわたる正捕手候補としてリアルミュート獲得を検討しているようだ。他にもアストロズのジェフ・ルーノウGMが今オフの補強ポイントに捕手を挙げており、リアルミュート争奪戦に加わる可能性は高い。なお、リアルミュートは今オフが2度目の年俸調停となるが、年俸は今季の290万ドルから610万ドル前後へ上昇することが予想されている。

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