English Español 韓国語
  • 2019-2020 ポジション別フリーエージェント選手一覧

    2019.11.10 12:20 Sunday

     2019年のシーズン開幕前には、今オフにフリーエージェントとなる予定だったスター選手の契約延長が続出したが、それでもなお、今オフのフリーエージェント市場には多くのスター選手が名を連ねている。ここでは、今季最多出場のポジションを基準として、フリーエージェント選手をポジション別に紹介する。なお、選手名の後ろの括弧内には、現地時間2020年7月1日時点の年齢と今季のWARを記している。また、【QO】はクオリファイング・オファーを提示された選手であることを表す。

    ◆捕手
    ヤスマニ・グランダル(31歳/5.2)
    ロビンソン・チリーノス(36歳/2.3)
    ジェイソン・カストロ(33歳/1.6)
    トラビス・ダーノウ(31歳/1.6)
    アレックス・アビラ(33歳/1.3)
    ラッセル・マーティン(37歳/1.2)
    オースティン・ロマイン(31歳/0.9)
    スティーブン・ボート(35歳/0.9)
    マーティン・マルドナード(33歳/0.8)
    ヤン・ゴームス(32歳/0.8)
    フランシスコ・セルベリ(34歳/0.1)
    レネイ・リベラ(36歳/0.0)
    ニック・ハンドリー(36歳/-0.3)
    マット・ウィータース(34歳/-0.3)
    ブライアン・ホラデイ(32歳/-0.3)
    ドリュー・ビュテラ(36歳/-0.5)
    ジョナサン・ルクロイ(34歳/-0.5)
    クリス・アイアネッタ(37歳/-0.5)
    ウェリントン・カスティーヨ(33歳/-1.0)

    ◆一塁手
    ハウィー・ケンドリック(36歳/2.9)
    ホゼ・アブレイユ(33歳/1.9)【QO】
    エリック・テームズ(33歳/1.9)
    ミッチ・モアランド(34歳/0.7)
    ニール・ウォーカー(34歳/0.4)
    ジャスティン・スモーク(33歳/0.2)
    ローガン・フォーサイス(33歳/0.2)
    ライアン・ジマーマン(35歳/0.1)
    マット・アダムス(31歳/-0.1)
    ローガン・モリソン(32歳/-0.1)
    ライオン・ヒーリー(28歳/-0.1)
    ジャスティン・ボーア(32歳/-0.4)
    マーク・レイノルズ(36歳/-0.8)
    スティーブ・ピアース(37歳/-0.9)
    ルーカス・デューダ(34歳/-1.0)
    ヨンダー・アロンゾ(33歳/-1.2)

    ◆二塁手
    エリック・ソガード(34歳/2.6)
    ブライアン・ドージャー(33歳/1.7)
    ジョナサン・スコープ(28歳/1.3)
    スターリン・カストロ(30歳/1.3)
    ブロック・ホルト(32歳/1.3)
    ブラッド・ミラー(30歳/1.2)
    ジェイソン・キプニス(33歳/1.1)
    ウィルマー・フローレス(28歳/1.1)
    ベン・ゾブリスト(39歳/0.2)
    コリー・スパンジェンバーグ(29歳/0.1)
    ゴードン・ベッカム(33歳/-0.1)
    エルナン・ペレス(29歳/-0.2)
    ヤンハービス・ソラーテ(32歳/-0.3)
    スクーター・ジェネット(30歳/-0.5)
    ジョシュ・ハリソン(32歳/-0.6)
    クリス・オーウィングス(28歳/-0.8)
    エドゥアルド・ヌニェス(33歳/-1.0)

    ◆三塁手
    アンソニー・レンドン(30歳/7.0)【QO】
    ジョシュ・ドナルドソン(34歳/4.9)【QO】
    マイク・ムスターカス(31歳/2.8)
    アズドゥルバル・カブレラ(34歳/1.9)
    トッド・フレイジャー(34歳/1.9)
    パブロ・サンドバル(33歳/1.0)
    ショーン・ロドリゲス(35歳/0.4)
    ケイレブ・カワート(28歳/-0.2)
    ライアン・フラハティ(33歳/-0.2)
    ジェッド・ジョーコ(31歳/-0.7)
    姜正浩(カン・ジョンホ:33歳/-0.9)
    マーティン・プラド(36歳/-1.2)

    ◆遊撃手
    ホゼ・イグレシアス(30歳/1.6)
    ディディ・グレゴリアス(30歳/0.9)
    アデイニー・エチャバリア(31歳/0.7)
    ジョーディ・マーサー(33歳/0.6)

    ◆左翼手
    ブレット・ガードナー(36歳/3.6)
    マーセル・オズーナ(29歳/2.6)【QO】
    アレックス・ゴードン(36歳/1.3)
    コリー・ディッカーソン(31歳/1.0)
    ラジェイ・デービス(39歳/0.0)
    ヘラルド・パーラ(33歳/-0.2)
    ピーター・ボアジャス(33歳/-0.5)
    カルロス・ゴンザレス(34歳/-0.6)
    マット・ケンプ(35歳/-0.8)
    カーティス・グランダーソン(39歳/-1.4)

    ◆中堅手
    ジャロッド・ダイソン(35歳/1.3)
    ビリー・ハミルトン(29歳/0.4)
    カルロス・ゴメス(34歳/-0.1)
    メイソン・ウィリアムス(28歳/-0.1)
    レオニス・マーティン(32歳/-0.6)
    キーオン・ブロクストン(30歳/-0.8)
    フアン・ラガレス(31歳/-0.8)
    オースティン・ジャクソン(33歳/出場なし)

    ◆右翼手
    ニコラス・カステヤーノス(28歳/2.8)
    コール・カルフーン(32歳/2.5)
    アビサイル・ガルシア(29歳/1.8)
    キャメロン・メイビン(33歳/1.6)
    ヤシエル・プイーグ(29歳/1.2)
    マット・ジョイス(35歳/1.2)
    アダム・ジョーンズ(34歳/-0.1)
    メルキー・カブレラ(35歳/-0.7)
    ジョン・ジェイ(35歳/-0.9)
    ロニー・チゼンホール(31歳/出場なし)

    ◆指名打者
    エドウィン・エンカーナシオン(37歳/2.5)
    ハンター・ペンス(37歳/1.8)
    ハンリー・ラミレス(36歳/-0.2)
    マーク・トランボ(34歳/-0.3)
    ケンドリズ・モラレス(37歳/-0.8)

    ◆先発投手
    ゲリット・コール(29歳/7.4)【QO】
    スティーブン・ストラスバーグ(31歳/5.7)【QO】
    柳賢振(リュ・ヒョンジン:33歳/4.8)
    ザック・ウィーラー(30歳/4.7)【QO】
    ジェイク・オドリッジ(30歳/4.3)【QO】
    マディソン・バムガーナー(30歳/3.2)【QO】
    ホーマー・ベイリー(34歳/2.9)
    マイケル・ピネイダ(30歳/2.7)
    カイル・ギブソン(32歳/2.5)
    コール・ハメルズ(36歳/2.5)
    アダム・ウェインライト(38歳/2.2)
    タナー・ロアーク(33歳/2.0)
    ウェイド・マイリー(33歳/2.0)
    ブレット・アンダーソン(32歳/2.0)
    イバン・ノバ(33歳/2.0)
    マーティン・ペレス(29歳/1.9)
    アンドリュー・キャッシュナー(33歳/1.8)
    ジェイソン・バルガス(37歳/1.8)
    リック・ポーセロ(31歳/1.8)
    フリオ・テーラン(29歳/1.6)
    ジョーダン・ライルズ(29歳/1.6)
    ジオ・ゴンザレス(34歳/1.4)
    リッチ・ヒル(40歳/0.9)
    ダラス・カイケル(32歳/0.8)
    マット・ムーア(31歳/0.5)
    クレイ・バックホルツ(35歳/0.1)
    タイソン・ロス(33歳/0.0)
    フェリックス・ヘルナンデス(34歳/-0.1)
    ヨーリス・チャシーン(32歳/-0.1)
    ジェレミー・ヘリクソン(33歳/-0.1)
    オドリサマー・デスパイネ(33歳/-0.1)
    マイケル・ワカ(28歳/-0.2)
    アレックス・ウッド(29歳/-0.2)
    エディンソン・ボルケス(36歳/-0.2)
    マルコ・エストラーダ(36歳/-0.2)
    シェルビー・ミラー(29歳/-0.2)
    クレイトン・リチャード(36歳/-0.2)
    ドリュー・スマイリー(29歳/-0.3)
    ウェイド・ルブラン(35歳/-0.3)
    マット・ハービー(31歳/-0.3)
    ヘクター・ノエシ(33歳/-0.3)
    アービン・サンタナ(37歳/-0.4)
    ロス・デトワイラー(34歳/-0.6)
    トレバー・ケーヒル(32歳/-0.8)
    デレク・ホランド(33歳/-1.0)
    エドウィン・ジャクソン(36歳/-1.1)

    ◆救援投手
    ウィル・スミス(30歳/1.2)【QO】
    ウィル・ハリス(35歳/1.1)
    セルジオ・ロモ(37歳/1.0)
    クリス・マーティン(34歳/1.0)
    ジェイク・ディークマン(33歳/1.0)
    ダニエル・ハドソン(33歳/0.9)
    サム・ダイソン(32歳/0.9)
    ブランドン・キンツラー(35歳/0.9)
    ドリュー・ポメランツ(31歳/0.7)
    ブラッド・ブラック(34歳/0.7)
    タイラー・クリッパード(35歳/0.7)
    平野佳寿(36歳/0.5)
    ロビー・アーリン(29歳/0.5)
    コリン・マクヒュー(33歳/0.5)
    フアン・ニカシオ(33歳/0.5)
    クレイグ・スタメン(36歳/0.4)
    フェルナンド・ロドニー(43歳/0.4)
    ジョー・スミス(36歳/0.4)
    デービッド・ヘルナンデス(35歳/0.3)
    フランシスコ・リリアーノ(36歳/0.3)
    ジェレミー・ジェフレス(32歳/0.3)
    トニー・シップ(36歳/0.3)
    コリー・ギアリン(34歳/0.3)
    スティーブ・シーシェック(34歳/0.2)
    トミー・ハンター(33歳/0.2)
    ジョシュ・トムリン(35歳/0.2)
    デリン・ベタンセス(32歳/0.1)
    デービッド・フェルプス(33歳/0.1)
    ルーク・グレガーソン(36歳/0.1)
    アーロン・ループ(32歳/0.1)
    トミー・ミローン(33歳/0.1)
    チャド・ベティス(31歳/0.1)
    ニック・ビンセント(33歳/0.1)
    マット・アルバース(37歳/0.0)
    ジェリー・ブレビンス(36歳/0.0)
    ゼイビアー・セデーニョ(33歳/0.0)
    マイク・ダン(35歳/0.0)
    ペドロ・ストロップ(35歳/0.0)
    JCラミレス(31歳/0.0)
    ルイス・アビラン(30歳/-0.1)
    グレッグ・ホランド(34歳/-0.1)
    フェルナンド・アバッド(34歳/-0.1)
    ヘクター・サンティアゴ(32歳/-0.1)
    ネイト・ジョーンズ(34歳/-0.1)
    トニー・バーネット(36歳/-0.1)
    タイラー・ソーンバーグ(31歳/-0.1)
    アローディス・ビスカイーノ(29歳/-0.1)
    ダン・オテロ(35歳/-0.1)
    タイラー・ライオンズ(32歳/-0.1)
    ショーン・ケリー(36歳/-0.2)
    ヘクター・ロンドン(32歳/-0.2)
    パット・ニーシェック(39歳/-0.3)
    呉昇桓(オ・スンファン:37歳/-0.3)
    トレバー・ローゼンタール(30歳/-0.3)
    ミゲル・デルポゾ(27歳/-0.3)
    ウィリー・ペラルタ(31歳/-0.4)
    ザック・デューク(37歳/-0.4)
    ジョニー・ベンタース(35歳/-0.4)
    ニック・トロピアーノ(29歳/-0.4)
    ジャレッド・ヒューズ(34歳/-0.5)
    ルイス・ガルシア(33歳/-0.6)
    アンソニー・スウォーザック(34歳/-0.7)
    コディ・アレン(31歳/-0.7)
    アダム・ウォーレン(32歳/-0.8)
    デレク・ホランド(33歳/-1.0)
    ブランドン・モロー(35歳/出場なし)
    ジョシュ・フィールズ(34歳/出場なし)
    バド・ノリス(35歳/出場なし)
    アディソン・リード(31歳/出場なし)
    トニー・シングラーニ(30歳/出場なし)
    ブライアン・ダンシング(37歳/出場なし)

  • Rソックス・ベッツ残留の可能性も ブルームの手腕に期待

    2019.11.10 10:35 Sunday

     メジャーリーグのなかでも有数の資金力を誇るレッドソックスだが、新しくチーフ・ベースボール・オフィサーに就任したチェイム・ブルームは、就任早々に難しい状況と向き合っている。オーナーのジョン・ヘンリーが来季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以下に抑えたい意向を示しているからだ。それにより、レッドソックスはスター外野手、ムーキー・ベッツのトレード放出が不可避であると見られている。

     昨季アメリカン・リーグのMVPに輝いたベッツは、来季終了後にフリーエージェントとなる。来季は年俸調停期間の最終年となり、今季の年俸2000万ドルからのさらなる昇給が見込まれているため、デービッド・プライス、クリス・セール、J.D.マルティネス、ザンダー・ボガーツ、ネイサン・イバルディ、ダスティン・ペドロイア、ジャッキー・ブラッドリーJr.、エドゥアルド・ロドリゲスの8人で1億5000万ドル以上を要するレッドソックスが、年俸総額削減の目標を達成しつつ、ベッツを保有し続けるのは難しいと見られている。

     しかし、ジ・アスレチックのジェン・マカフリーは、ブルームであれば、この難しい状況にも対処できると指摘する。ブルームは今季まで在籍していたレイズで、過小評価されている選手や格安の年俸ながら才能を秘めた選手を次々に発掘してチームに加え、資金力に恵まれないレイズをヤンキースやレッドソックスと対等に優勝争いを繰り広げる強豪へと押し上げた実績があるからだ。

     今季のレイズは、開幕時点でメジャー最低の年俸総額だったものの、96勝をマークしてワイルドカードを獲得した。ブルームとエリック・ニアンダーGMは、昨季のうちにトミー・ファム、オースティン・メドウズ、タイラー・グラスナウ、崔志萬(チェ・ジマン)をチームに加え、今季はエミリオ・パガーン、ニック・アンダーソン、ヤンディ・ディアス、トラビス・ダーノウ、ギジェルモ・エレディア、マイク・ズニーノ、ヘスス・アギラーらをトレードで獲得して戦力を強化。こうした実績のあるブルームであれば、ベッツをキープしつつ戦力の再構築が可能であるとマカフリーはブルームの手腕を高く評価する。

     資金力がメジャー最低クラスのチームからメジャー最高クラスのチームに移ったブルームは、高く評価されているその手腕をどのように発揮するのか。大方の予想を裏切り、ベッツは来季もレッドソックスでプレイすることになるかもしれない。

  • ナショナルズ・ケンドリックが「ハート&ハッスル賞」に選出

    2019.11.9 14:55 Saturday

     ポストシーズンで勝負強いバッティングを見せ、球団史上初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献したハウィー・ケンドリック(ナショナルズ)が、メジャー30球団の候補者30名のなかからただ1人選出されるメジャー全体の「ハート&ハッスル賞」の受賞者に選出された。ナショナルズから同賞の受賞者が選出されるのは初めてである。

     「ハート&ハッスル賞」は2005年に設立。フィールド上での成績だけでなく、野球に対する情熱を示し、野球の価値・精神・伝統を体現した選手に対して贈られる賞である。まず、30球団からそれぞれ1名が球団別の受賞者として選出され、最終的にそのなかから1名がメジャー全体の受賞者として選出されるという仕組みになっている。

     今季のケンドリックは、ワールドシリーズ第7戦で逆転弾を放っただけでなく、地区シリーズ第5戦では延長10回表に決勝のグランドスラム。その試合の勝者がシリーズの勝者となるポストシーズンの試合で、7回以降に複数の本塁打を放った選手は、ケンドリックが史上初だった。ポストシーズンのみならず、レギュラーシーズンでも素晴らしい活躍を見せ、36歳にして打率.344、17本塁打、62打点、OPS.966と自己ベスト級の好成績をマーク。14年にわたるキャリアでは、通算1722安打を放っている。

     ケンドリックは、受賞スピーチのなかで「素晴らしい人物がたくさんいる候補者のなかで、ハート&ハッスル賞の受賞者に選ばれたことは、本当に恐縮です。本当に名誉なことだと思います」と喜びのコメント。なお、昨季はムーキー・ベッツ(レッドソックス)が同賞を受賞し、殿堂入りの名選手であるクレイグ・ビジオ(元アストロズ)やロイ・ハラデイ(元フィリーズなど)、21世紀を代表する名打者であるアルバート・プーホルス(エンゼルス)、球界最高のスター選手であるマイク・トラウト(エンゼルス)など、錚々たる面々がこれまでに受賞者のリストに名を連ねている。

  • ブレーブスが救援右腕・オデイと再契約 1年225万ドル

    2019.11.9 14:20 Saturday

     日本時間11月9日、ブレーブスはフリーエージェントとなった救援右腕、ダレン・オデイと1年225万ドル+オプション1年(350万ドル)で再契約を結んだことを発表した。今年9月に長期にわたる故障離脱から戦列復帰を果たしたオデイだが、レギュラーシーズン8試合で防御率1.69、ポストシーズン4試合で防御率0.00と好投を続け、ブレーブスとの再契約を勝ち取ることに成功した。

     オデイは、左ハムストリング痛により故障者リスト入りしていた2018年7月にトレードでオリオールズからブレーブスに移籍。その年は移籍後の登板がなく、今季も右前腕痛により開幕から戦線離脱が続いていたが、マイナーでのリハビリ登板を経て9月に復帰し、ポストシーズンも含めて好投を続けた。何度も故障が再発し、一時は現役引退の可能性も囁かれたが、諦めることなくリハビリに取り組み、見事に戦列復帰を果たした。

     すでに37歳となったオデイだが、オリオールズ時代の2014~2015年に2年連続で防御率1点台をマークするなど、実績は十分。また、ブレーブスへ移籍する6ヶ月前に、ブレーブスの本拠地サントラスト・パークから20分ほどの場所に家を購入しており、家族はそこで暮らしている。そうした事情もあって、オデイはブレーブスで長くプレイすることを希望していたが、今回の再契約によりその希望が叶う形となった。

     ブレーブスは、オフシーズン序盤から積極的な動きを見せており、すでに捕手のタイラー・フラワーズ、外野手のニック・マーケイキスとも1年契約で再契約を結んでいる。また、今季途中に加入してクローザーを務めたマーク・マランソンとの契約があと1年残っており、同じく途中加入のシェーン・グリーンも年俸調停期間をあと1年残しているため、来季も引き続きブレーブスでプレイすることが確実。マランソン、グリーン、オデイという実績十分の3人を中心として、来季のブルペンを構築していくことになりそうだ。

  • プラチナグラブ賞 チャップマンとアレナードが昨季に続いて受賞

    2019.11.9 13:30 Saturday

     日本時間11月9日、両リーグのプラチナグラブ賞の受賞者が発表され、アメリカン・リーグはマット・チャップマン(アスレチックス)、ナショナル・リーグはノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。プラチナグラブ賞の受賞者は、両リーグのゴールドグラブ賞各9名のなかからファン投票によって各1名が選出される。両者は高校時代のチームメイトであり、チャップマンは2年連続2度目、アレナードは3年連続3度目の受賞となった。

     2017年6月にメジャーデビューを果たしたチャップマンは、メジャー1年目からハイレベルな三塁守備を披露し、フルシーズン1年目となった昨季は全選手中最高の守備防御点+29をマークしてゴールドグラブ賞、プラチナグラブ賞、フィールディング・バイブル賞、ウィルソン優秀守備選手賞(三塁手部門)、ウィルソン優秀守備選手賞(全体)と守備に関するアウォードを総なめ。今季も三塁手メジャー最高となる守備防御点+18を記録し、ゴールドグラブ賞、フィールディング・バイブル賞、ウィルソン優秀守備選手賞(三塁手部門)に続いてプラチナグラブ賞に2年連続で選出された。

     一方、メジャーデビューから昨季まで6年連続でゴールドグラブ賞を受賞していたアレナードは、守備防御点ではチャップマン、ジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)に次ぐ三塁手メジャー3位タイとなる+8にとどまったが、7年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、プラチナグラブ賞も3年連続で受賞。両リーグから各ポジション1名しか選ばれないフィールディング・バイブル賞とウィルソン優秀守備選手賞ではチャップマンの後塵を拝しているものの、メジャー屈指の三塁守備との評価は揺らいでいない。

     ちなみに、両者はエルトロ高校時代のチームメイトであり、1991年生まれのアレナードが1993年生まれのチャップマンよりも2学年上。当時はチャップマンがアレナードの控えを務めていた。

  • スタントンが爆弾発言 「コールとストラスバーグを獲ろう!」

    2019.11.8 11:55 Friday

     2009年以来となる世界一奪還に向けて、大物選手の獲得が噂される今オフのヤンキース。フリーエージェント市場ではゲリット・コールとスティーブン・ストラスバーグが投手の目玉となっているが、ヤンキースの長距離砲、ジャンカルロ・スタントンは自身に権限があるのならば、両投手を獲得したいと考えているようだ。

     スタントンはTMZスポーツに対して「コールとストラスバーグを獲得してチームが間違った方向に行くなんて有り得ない」と発言。さらに「ヤンキースにスーパースターが多すぎるなんてことはないんだ」とも語り、ヤンキースがコールとストラスバーグの両方を獲得することを望んでいることを明らかにした。

     ヤンキースは今オフ、ルイス・セベリーノ、ジェームス・パクストン、田中将大らが形成する先発ローテーションにエース級の投手を加えることを検討しており、コールとストラスバーグのいずれかを獲得するのは現実的な選択肢と言える。しかし、スタントンの発言通りにフリーエージェント市場の投手の目玉をダブルで獲得するとなれば、球界に大きな衝撃を与えることになるだろう。

     「ゲリットがヤンキースのファンとして育ってきたことは知っているし、彼はヤンキースに来たいと思うんだ。ストラスバーグも僕と同じ年にデビューしたし、僕のいるチームに来たいと思ってくれているんじゃないかな」とスタントン。これはあくまでもスタントンの楽観的な推測に過ぎないが、両者がヤンキース移籍を希望するのであれば、スタントンの補強案が実現する可能性もゼロではないのかもしれない。

     また、スタントンは相次ぐ故障に悩まされ、わずか18試合の出場に終わった今季の失敗を繰り返さないよう、来季に向けての準備をすでに始めているという。スタントンが完全復活を遂げ、コールとストラスバーグが加入すれば、2009年以来11年ぶりとなるワールドシリーズ制覇が現実のものとなるかもしれない。

  • ベッツ獲得候補のメッツ シンダーガードとのトレードも

    2019.11.8 11:25 Friday

     今オフのトレード移籍の可能性が高まっているムーキー・ベッツ(レッドソックス)が、ニューヨークの球団へ移籍する可能性があるという。もちろん、ライバル球団のヤンキースへベッツがトレードされる可能性はゼロに等しく、「ニューヨークの球団」というのはメッツのことである。メッツはレギュラー不在のセンターがチームの大きな弱点の1つとなっており、MLBネットワークのジョエル・シャーマンはその穴を埋めるのにベッツは最適の存在であると指摘している。

     今季のメッツは、フアン・ラガレスの67試合を筆頭に、ブランドン・ニモ、マイケル・コンフォートの3人がセンターで33試合以上にスタメン出場した。しかし、ニモとコンフォートは優れた打撃力を誇るものの、センターの守備は平均を下回り、好守で知られるラガレスは、打撃面が弱く、レギュラー定着には至らなかった。カルロス・ベルトラン新監督には、センターのレギュラー候補として複数のオプションがあるものの、ベッツ獲得はそんな不透明な状況を一変させる可能性を秘めている。

     右翼手としてメジャー最高級の守備力を誇るベッツは、センターでも高水準の守備力を期待できるアスリートであり、シャーマンはハイレベルな攻守を兼ね備えたベッツのことを、メッツにとって「夢のような選択肢である」と表現している。そして、ベッツ獲得のために、先発右腕のノア・シンダーガードを放出するトレードを提案。シンダーガードの年俸はベッツのおよそ3分の1程度であり、年俸削減を目指すレッドソックスのニーズに合致する。ベッツの保有期間が残り1年であるのに対し、シンダーガードは残り2年保有できるため、レッドソックスにとって決して悪くない話だろう。

     また、シャーマンは、レッドソックスが残り2年保有できるシンダーガードを放出することで、さらなる年俸削減と若手有望株の獲得を実現できると指摘する。両軍にとって「WIN-WIN」となりそうなこのトレード案だが、実現する可能性はあるのだろうか。メッツのブロディ・バンワグネンGMがセンターの補強に関してどのような動きを見せるか注目だ。

  • 36歳・ガードナー ヤンキースとの再契約に向けて交渉中

    2019.11.8 10:30 Friday

     日本時間11月8日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ヤンキースはフリーエージェントとなった36歳のベテラン外野手、ブレット・ガードナーとの再契約に向けて交渉を進めているようだ。2005年のプロ入り以降、ヤンキース一筋で活躍してきたガードナーは、ヤンキース残留希望であることを明言していたが、来季もチームの最古参として愛着のあるヤンキースでプレイすることになりそうだ。

     昨オフ、ヤンキースとガードナーは10月末に1年750万ドルで再契約を結んだ。今季のガードナーは、自己ベストとなる28本塁打、74打点、長打率.503をマークし、61本の長打を放つなど実力健在をアピール。チーム事情に合わせて本職の左翼のみならず中堅の守備もこなし、その貢献度は見た目の数字以上に大きかった。正中堅手のアーロン・ヒックスがトミー・ジョン手術を受け、来季の前半戦の大部分を欠場することが確実なため、ガードナーの残留はチームにとって朗報となる。

     先月、ブライアン・キャッシュマンGMは「ブレット・ガードナーに関して言えば、彼の能力について疑いの余地はない。今季はセンターの守備もこなしながら、打撃面でも守備面でも素晴らしいシーズンを過ごしてくれた」と語り、攻守両面でのガードナーのチームへの貢献ぶりを絶賛。「彼が来季、攻守両面で正中堅手に相応しい活躍ができるかどうかと聞かれたら、今季のパフォーマンスに基づいて考えれば、そこに疑いの余地はないと思うよ」と引き続きレギュラーとして起用する意向であることを明らかにしていた。

     今オフ、ヤンキースからはガードナーのほか、デリン・ベタンセス、コリー・ギアリン、ディディ・グレゴリアス、キャメロン・メイビン、オースティン・ロマインがフリーエージェントとなり、CCサバシアは引退。さらに、エドウィン・エンカーナシオンも来季の契約オプションを破棄されてフリーエージェントとなっている。ゲリット・コールなど大物獲得の噂もあるが、キャッシュマンがどのような動きを見せるか注目だ。

  • シルバースラッガー賞の受賞者が発表 トラウト、レンドンらが受賞

    2019.11.8 10:00 Friday

     日本時間11月8日、各ポジションで優れた打撃成績を残した選手に贈られるシルバースラッガー賞の受賞者が発表された。マイク・トラウト(エンゼルス)が7度目、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)、ネルソン・クルーズ(ツインズ)、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)がそれぞれ3度目の受賞となった一方、8人が初受賞。ナ・リーグの投手部門では、7月末にアストロズへ移籍したザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)が選出された。

     シルバースラッガー賞はレギュラーシーズンの成績を対象として、各球団の監督・コーチの投票によって受賞者が決定される。グレインキーは、シーズン途中にトレードでアストロズへ移籍したものの、移籍前の打撃成績が評価され、6年ぶり2度目の受賞。シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を同一シーズンに受賞した投手は、2003年のマイク・ハンプトン(当時ブレーブス)に次いで史上2人目となった。なお、各リーグの各ポジションの受賞者と打撃成績は以下の通り。

    ◆アメリカン・リーグ
    捕手:ミッチ・ガーバー(ツインズ)初
    打率.273 31本塁打 67打点 OPS.995

    一塁:カルロス・サンタナ(インディアンス)初
    打率.281 34本塁打 93打点 OPS.911

    二塁:DJレメイヒュー(ヤンキース)初
    打率.327 26本塁打 102打点 OPS.893

    三塁:アレックス・ブレグマン(アストロズ)初
    打率.296 41本塁打 112打点 OPS1.015

    遊撃:ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)3年ぶり3度目
    打率.309 33本塁打 117打点 OPS.939

    外野:ジョージ・スプリンガー(アストロズ)2年ぶり2度目
    打率.292 39本塁打 96打点 OPS.974

    外野:ムーキー・ベッツ(レッドソックス)2年連続3度目
    打率.295 29本塁打 80打点 OPS.915

    外野:マイク・トラウト(エンゼルス)2年連続7度目
    打率.291 45本塁打 104打点 OPS1.083

    指名打者:ネルソン・クルーズ(ツインズ)2年ぶり3度目
    打率.311 41本塁打 108打点 OPS1.031

    ◆ナショナル・リーグ
    捕手:J.T.リアルミュート(フィリーズ)2年連続2度目
    打率.275 25本塁打 83打点 OPS.820

    一塁:フレディ・フリーマン(ブレーブス)初
    打率.295 38本塁打 121打点 OPS.938

    二塁:オジー・アルビーズ(ブレーブス)初
    打率.295 24本塁打 86打点 OPS.852

    三塁:アンソニー・レンドン(ナショナルズ)5年ぶり2度目
    打率.319 34本塁打 126打点 OPS1.010

    遊撃:トレバー・ストーリー(ロッキーズ)2年連続2度目
    打率.294 35本塁打 85打点 OPS.917

    外野:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)初
    打率.280 41本塁打 101打点 OPS.883

    外野:コディ・ベリンジャー(ドジャース)初
    打率.305 47本塁打 115打点 OPS1.035

    外野:クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)2年連続3度目
    打率.329 44本塁打 97打点 OPS1.100

    投手:ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)6年ぶり2度目
    打率.271 3本塁打 8打点 OPS.883
    ※シーズン途中にアストロズへ移籍し、移籍後は2打数1安打

  • 大手移籍情報サイト 秋山はFA選手45位、Dバックス移籍と予想

    2019.11.7 14:35 Thursday

     埼玉西武ライオンズで走攻守三拍子揃ったリードオフマンとして活躍し、海外フリーエージェント権を行使してメジャーリーグ挑戦を表明した秋山翔吾。今オフのフリーエージェント市場は中堅手が人材難となっており、メジャー移籍が成立する可能性は十分にあると見られている。大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」は、フリーエージェント選手ランキングで秋山を45位とし、2年600万ドルでダイヤモンドバックスと契約すると予想している。

     同サイトでは「中堅手市場が人材不足のため、中堅手の補強を目指すチームにとって秋山が魅力的な人材になるだろう」と分析。来年4月に32歳となる秋山だが、直近5シーズンのうち、打率.296に終わった2016年を除いて打率3割をマークしており、三振率14.3%に対して四球率10.8%を記録するなど、選球眼が優れていることも紹介されている。

     また、3年連続20本塁打以上、5年連続15盗塁以上をマークし、2015年以降の5シーズンで打率.320、出塁率.398、長打率.497を記録している好打者であることにも言及されているが、その一方で32歳のシーズンでメジャーに挑戦する秋山が1年目からメジャーに適応できるかどうかという点を不安視している。「フリーエージェント市場で獲得できるベストの中堅手となる可能性がある一方、満足のいくオファーが得られない場合には、複数年契約で日本に残る可能性もある」と同サイト。日本での実績を踏まえ、メジャーへの適応能力をメジャー各球団がどのように評価するかがポイントとなりそうだ。

     そして、同サイトは「優勝を目指すチームがこのレベルの不確定要素に資金を注ぐことはないだろう」とし、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、インディアンス、ホワイトソックス、マリナーズを移籍先の候補として挙げている。なお、MLB公式サイトではポジションごとのベスト・フリーエージェント選手として、中堅手部門では今季ヤンキースで打率.285、11本塁打、OPS.858をマークしたキャメロン・メイビンを選出している。

  • レンドン&ストラスバーグ ナショナルズ残留の可能性は?

    2019.11.7 13:50 Thursday

     球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたナショナルズからフリーエージェントとなったアンソニー・レンドンとスティーブン・ストラスバーグは、MLB公式サイトのフリーエージェント選手ランキングで2位と3位にランクインするなど、今オフの移籍市場の目玉となっている。とはいえ、ナショナルズも世界一に貢献した生え抜きの投打のスター選手を簡単に手放すようなことはしないはず。両選手がナショナルズに残留する可能性はあるのだろうか。

     ワールドシリーズ制覇の直後にフリーエージェントとなり、他球団へ移籍した生え抜きのスター選手というと、2011年に世界一となったカージナルスのアルバート・プーホルスが思い浮かぶ。プーホルスはカージナルスからのオファーを拒否してエンゼルスへ移籍したが、移籍後の8シーズンで1度しかポストシーズンに進めず、その1度もスイープで敗退。移籍後はポストシーズンで1つも勝てていない。

     今オフは、ナショナルズからフリーエージェントとなったレンドンとストラスバーグが同じ状況に置かれている(ストラスバーグはオプトアウトの権利を行使)。両選手ともクオリファイング・オファーを提示されているが、これを拒否して他球団との交渉に臨むのは確実。データサイト「FanGraphs」によると、現時点でナショナルズの来季の年俸総額は1億2000万ドルほどとなっており、レンドンとストラスバーグにそれぞれ3000万ドル近い年俸を支払うことは不可能ではないが、救援投手、一塁手、二塁手など他の部門の補強ができなくなってしまうため、現実的ではない。ナショナルズが引き留められるのは、どちらか一方ということになりそうだ。

     しかし、大手移籍情報サイトの「MLB Trade Rumors」は、レンドンが7年2億3500万ドル、ストラスバーグが6年1億8000万ドルでナショナルズに残留すると予想。この通りになれば、ナショナルズのファンにとっては最高の展開となるが、王者として迎える初めてのオフシーズンでナショナルズがどのように動くか注目したい。

  • カージナルスが38歳の右腕・ウェインライトと再契約へ

    2019.11.7 12:15 Thursday

     昨オフにカージナルスと結んだ1年契約が終了し、現役引退の可能性も囁かれていたアダム・ウェインライトだが、ジョン・モゼリアック野球部門社長はウェインライトとの再契約に向けて交渉を進めていることを明らかにした。2005年のメジャーデビューからカージナルス一筋でプレイし、通算162勝をマークしてきたベテラン右腕は、来季もカージナルスの先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

     モゼリアックは「双方が契約成立に向けての方法を探しているところだ。今後数週間、我々は契約成立に向けて交渉を進めていくことになるだろう」と語り、ウェインライトとの再契約に向けての動きを進めていることを明言。初めてフリーエージェントとして11月を迎えているウェインライトだが、来季もカージナルスの一員としてプレイすることが極めて濃厚となった。

     2018年に8試合しか投げられなかったことを受け、1年契約で臨んだ今季は、31試合に先発して3年ぶりに規定投球回をクリアし、直近5シーズンで最多となる14勝(10敗)をマーク。特に後半戦は15先発で9勝(3敗)を挙げ、チームの地区優勝に貢献した。「1度だけ先発を回避してしまったけど、1年を通してローテを守ることができた。ポストシーズンでも良いピッチングができた(防御率1.62)」とウェインライトは自身のパフォーマンスについて手応えを口にしていた。

     昨オフ、カージナルスとウェインライトが結んだ契約は、基本給200万ドルに多くの出来高が付属したものだった。しかし、メジャー15年目となる来季の契約は、今季の働きを考えると、基本給が大幅にアップしたものとなるだろう。なお、カージナルスはウェインライトとの再契約が濃厚となったことにより、ジャック・フラハティ、ダコタ・ハドソン、マイルズ・マイコラスと合わせて先発ローテーションの4枠が埋まり、現有戦力または外部からの補強で埋める必要があるのは残り1枠となった。

  • レッドソックス ベッツの代わりにボガーツ放出を検討も

    2019.11.7 11:50 Thursday

     オーナーのジョン・ヘンリーが来季の年俸総額をぜいたく税の課税対象ラインとなる2億800万ドル以下に抑えたい意向を示しているレッドソックスは、オプトアウトの権利を持っていたJ.D.マルティネスが残留を選択。来季のマルティネスの年俸は2375万ドルであり、今季の年俸2000万ドルからのさらなる昇給が確実となっているムーキー・ベッツをチームに残すのは難しいと見られている。ベッツのトレード放出は不可避の状況だが、ESPNのジェフ・パッサンは年俸総額削減の別の方法を提案している。

     チーフ・ベースボール・オフィサーにチェイム・ブルームが就任し、年俸総額の削減を進めようとしているレッドソックスだが、パッサンは多くの関係者の話として、ベッツのトレード放出は難しいとの見込みを示している。高額年俸のベッツに手を出せるチームは限られており、しかも1年後にフリーエージェントとなるベッツを獲得するために複数のトップ・プロスペクトを放出しなければならないとなると、多くの球団が二の足を踏むだろうというのが大方の予想だ。

     そこで、パッサンは2012年にエイドリアン・ゴンザレス、カール・クロフォード、ジョシュ・ベケット、ニック・プントをドジャースへ放出して翌年のワールドシリーズ制覇へ繋げた例を持ち出し、ザンダー・ボガーツ、デービッド・プライス、ネイサン・イバルディを一気に放出してしまうトレードを提案している。ボガーツは来季から6年1億2000万ドルの契約を結んでおり、1年しか保有できないベッツよりも興味を示す球団が増えるのは間違いない。フリーエージェント市場に有力な遊撃手がいないことも追い風となる。そして、有望株を得るのではなく、契約に見合った働きができていないプライスとイバルディを引き取ってもらうことで、トレードを成立させようというわけだ。

     もちろん、ボガーツ、プライス、イバルディの3人をまとめて引き取ることのできるチームは限られるし、レッドソックスもベッツと長期契約を結べる可能性がないのであれば、ボガーツ放出には動かないだろう。パッサンの提案はあくまでも机上の空論に過ぎないが、今オフのレッドソックスの動きには様々な方面から注目が集まっている。

  • レンジャーズが左腕・柳賢振を高評価 獲得を狙う

    2019.11.7 11:10 Thursday

     韓国人左腕の柳賢振(リュ・ヒョンジン)は、29先発で182.2回を投げ、14勝5敗、防御率2.32、163奪三振の好成績で最優秀防御率のタイトルを獲得。サイ・ヤング賞の最終候補3名に名を連ねるなど、自己最高のシーズンを過ごしてフリーエージェントとなった。柳自身はドジャース残留を希望していると見られるが、MLB公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるT.R.サリバンによると、レンジャーズは柳の実力を高く評価しており、獲得に動く可能性があるという。

     現在32歳の柳は、直近2シーズンの合計44先発で防御率2.21という素晴らしい成績を残している。昨オフ、ドジャースからのクオリファイング・オファーを受諾して年俸1790万ドルの1年契約で残留したため、今オフはクオリファイング・オファーの対象外。FanGraphsが算出するWARで、フリーエージェントの先発投手上位6人のうち、クオリファイング・オファーの対象となっていないのは柳だけであり、獲得の際にドラフト指名権を犠牲にする必要がない点も他球団にとって魅力となっている。

     来季から新球場のグローブライフ・フィールドがオープンするレンジャーズは、記念すべき新球場1年目のシーズンに向けて戦力アップを目指している。マイク・マイナーとランス・リンという左右の先発二本柱を擁するレンジャーズは、必ずしもエース級の先発投手を獲得する必要はなく、ゲリット・コールやスティーブン・ストラスバーグよりも低い相場で獲得できる柳はチーム事情にフィットする存在というわけだ。コールやストラスバーグでなく柳を狙うのであれば、弱点である三塁にジョシュ・ドナルドソンなどの好選手を加えることも可能になるだろう。

     大手移籍情報サイトの「MLB Trade Rumors」は、フリーエージェント選手トップ50の移籍先として、柳は3年5400万ドル、ドナルドソンは3年7500万ドルでレンジャーズと契約すると予想している。果たして、この予想は的中するのだろうか。

  • 最優秀守備選手が発表 最優秀守備チームはアストロズ

    2019.11.7 10:50 Thursday

     日本時間11月7日、「Wilson Defensive Player of the Year」の受賞者が発表され、各ポジションから1人ずつ、優れた守備を見せた選手が表彰された。さらに、最優秀守備チームとしてアストロズ、球界からただ1人だけ選出される最優秀守備選手にはロベルト・ペレス(インディアンス)が選出された。

    ◆各ポジションの受賞者
    投手:ザック・グレインキー(アストロズ)
    捕手:ロベルト・ペレス(インディアンス)
    一塁:フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    二塁:コルテン・ウォン(カージナルス)
    三塁:ジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)
    遊撃:アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)
    左翼:デービッド・ペラルタ(ダイヤモンドバックス)
    中堅:ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)
    右翼:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)

     初受賞は、捕手部門のペレス、二塁手部門のウォン、左翼手部門のペラルタ、右翼手部門のジャッジの合計4人。アストロズは初めて最優秀守備チームに選出され、当然ながらペレスが最優秀守備選出にされるのも初めてである。

     遊撃手部門のシモンズは6度目の受賞となり、中堅手部門のケインも4度目。このほか、投手部門のグレインキーが3度目、一塁手部門のフリーマンと三塁手部門のチャップマンは2度目の受賞となっている。

     受賞者や受賞チームは、刺殺数、補殺数、守備率といった伝統的な守備スタッツと守備防御点などの守備指標、さらに「Inside Edge」が提供するスカウトデータをもとにして決定されている。

     最優秀守備選手に選出されたペレスは、全選手中トップとなる守備防御点+29を記録。フレーミングの指標でも優秀な数字をマークし、文句なしの受賞となった。

  • MLB公式サイトによるFA選手トップ20 1位コール、2位レンドン

    2019.11.6 12:45 Wednesday

     MLB公式サイトでは、アンソニー・カストロビンスが今オフのフリーエージェント選手トップ20を公開している。契約オプションやオプトアウトの最新の動向が反映され、J.D.マルティネス(レッドソックス)やダルビッシュ有(カブス)はランキングの対象外に。トップ3はワールドシリーズを戦ったアストロズとナショナルズの選手が独占する結果となった(WARの数値はFanGraphsによるもの。年齢は来季の開幕時点)。

    ◆FA選手トップ20

    1位:ゲリット・コール(29歳・右腕)
    33試合(33先発) 20勝5敗0セーブ 防御率2.50
    212.1回 326奪三振 WHIP0.89 WAR7.4

    2位:アンソニー・レンドン(29歳・三塁手)
    146試合 打率.319 34本塁打 126打点 5盗塁
    出塁率.412 長打率.598 OPS1.010 WAR7.0

    3位:スティーブン・ストラスバーグ(31歳・右腕)
    33試合(33先発) 18勝6敗0セーブ 防御率3.32
    209.0回 251奪三振 WHIP1.04 WAR5.7

    4位:ザック・ウィーラー(29歳・右腕)
    31試合(31先発) 11勝8敗0セーブ 防御率3.96
    195.1回 195奪三振 WHIP1.26 WAR4.7

    5位:マディソン・バムガーナー(30歳・左腕)
    34試合(34先発) 9勝9敗0セーブ 防御率3.90
    207.2回 203奪三振 WHIP1.13 WAR3.2

    6位:ヤスマニ・グランダル(31歳・捕手)
    153試合 打率.246 28本塁打 77打点 5盗塁
    出塁率.380 長打率.468 OPS.848 WAR5.2

    7位:柳賢振(リュ・ヒョンジン:33歳・左腕)
    29試合(29先発) 14勝5敗0セーブ 防御率2.32
    182.2回 163奪三振 WHIP1.01 WAR4.8

    8位:ジョシュ・ドナルドソン(34歳・三塁手)
    155試合 打率.259 37本塁打 94打点 4盗塁
    出塁率.379 長打率.521 OPS.900 WAR4.9

    9位:マーセル・オズーナ(29歳・外野手)
    130試合 打率.241 29本塁打 89打点 12盗塁
    出塁率.328 長打率.472 OPS.800 WAR2.6

    10位:ニコラス・カステヤーノス(28歳・外野手)
    151試合 打率.289 27本塁打 73打点 2盗塁
    出塁率.337 長打率.525 OPS.863 WAR2.8

    11位:ジェイク・オドリッジ(29歳・右腕)
    30試合(30先発) 15勝7敗0セーブ 防御率3.51
    159.0回 178奪三振 WHIP1.21 WAR4.3

    12位:ダラス・カイケル(32歳・左腕)
    19試合(19先発) 8勝8敗0セーブ 防御率3.75
    112.2回 91奪三振 WHIP1.37 WAR0.8

    13位:マイク・ムスターカス(31歳・三塁手)
    143試合 打率.254 35本塁打 87打点 3盗塁
    出塁率.329 長打率.516 OPS.845 WAR2.8

    14位:ディディ・グレゴリアス(30歳・遊撃手)
    82試合 打率.238 16本塁打 61打点 2盗塁
    出塁率.276 長打率.441 OPS.718 WAR0.9

    15位:コール・ハメルズ(36歳・左腕)
    27試合(27先発) 7勝7敗0セーブ 防御率3.81
    141.2回 143奪三振 WHIP1.39 WAR2.5

    16位:ヤシエル・プイーグ(29歳・外野手)
    149試合 打率.267 24本塁打 84打点 19盗塁
    出塁率.327 長打率.458 OPS.785 WAR1.2

    17位:エドウィン・エンカーナシオン(37歳・DH)
    109試合 打率.244 34本塁打 86打点 0盗塁
    出塁率.344 長打率.531 OPS.875 WAR2.5

    18位:ウィル・スミス(30歳・左腕)
    63試合(0先発) 6勝0敗34セーブ 防御率2.76
    65.1回 96奪三振 WHIP1.03 WAR1.2

    19位:アビサイル・ガルシア(28歳・外野手)
    125試合 打率.282 20本塁打 72打点 10盗塁
    出塁率.332 長打率.464 OPS.796 WAR1.8

    20位:マイケル・ピネイダ(31歳・右腕)
    26試合(26先発) 11勝5敗0セーブ 防御率4.01
    146.0回 140奪三振 WHIP1.16 WAR2.7

    ◆次点5人
    ブレット・ガードナー、タナー・ロアーク、フリオ・テーラン、ホゼ・アブレイユ、ウィル・ハリス

    ◆公式TwitterによるFA選手チーム
    捕手:グランダル
    一塁:アブレイユ
    二塁:ジョナサン・スコープ
    三塁:レンドン
    遊撃:グレゴリアス
    左翼:オズーナ
    中堅:ガードナー
    右翼:カステヤーノス
    DH:エンカーナシオン

    控え野手
    ロビンソン・チリーノス、ドナルドソン、ガルシア、ハウィー・ケンドリック、ムスターカス、プイーグ

    先発投手
    バムガーナー、コール、柳、ストラスバーグ、ウィーラー

    救援投手
    デリン・ベタンセス、ハリス、ダニエル・ハドソン、クリス・マーティン、セルジオ・ロモ、スミス

  • アストロズ 初のMVP、サイ・ヤング賞、新人王、3部門制覇なるか

    2019.11.6 11:45 Wednesday

     ナショナルズとのワールドシリーズでは、第7戦までもつれる激戦の末、敗退となったアストロズだが、史上初の快挙を成し遂げるチャンスを残している。それはMVP、サイ・ヤング賞、新人王の「主要アウォード3部門制覇」だ。これまで2部門を制し、残りの1部門が2位だったのは1993年のホワイトソックスなど7チーム。今季のアストロズは3部門すべてを制し、史上初の快挙を成し遂げる可能性がある。

     3部門のうち、新人王はヨルダン・アルバレスの受賞が確実視されており、サイ・ヤング賞もジャスティン・バーランダーとゲリット・コールによる一騎打ち。よって、アストロズの3部門制覇はアレックス・ブレグマンがMVPを受賞できるかどうかにかかっている。MVPはブレグマンとマイク・トラウト(エンゼルス)の一騎打ちになると見られており、ブレグマンがMVPを受賞すれば史上初の3部門制覇が達成され、仮にブレグマンが2位に終わったとしても、「2部門制覇かつ残りの1部門で2位」は史上8チーム目の快挙となる。

     過去、3部門のうち2部門を制したのは52チームあるが、残りの1部門が2位だったのは7チームだけ。しかし、たとえば1993年のホワイトソックスは、MVPをフランク・トーマス、サイ・ヤング賞をジャック・マクダウェルが受賞したものの、新人王2位のジェイソン・バレイは1位票を1票も獲得しておらず、3部門制覇が「惜しかった」とは言えない。

     その点で「惜しかった」と言えるのは、1965年のドジャースと1974年のレンジャーズである。1965年のドジャースは、サンディ・コーファックスがサイ・ヤング賞、ジム・ラフィーバーが新人王を受賞。MVP投票ではトップ3に2人、トップ5に3人がランクインしたものの、1位票を6票獲得したコーファックスは2位に終わり、1位票を9票獲得したウィリー・メイズ(ジャイアンツ)がMVPを受賞した。一方、1974年のレンジャーズは、ジェフ・バローズがMVP、マイク・ハーグローブが新人王を受賞したが、サイ・ヤング賞の投票ではファーガソン・ジェンキンスが惜しくも2位。ジェンキンスは1位票を10票獲得したが、1位票を12票獲得したキャットフィッシュ・ハンター(アスレチックス)が受賞者となった。

     また、1952年にはアスレチックスのボビー・シャンツがMVP、ハリー・バードが新人王を受賞。当時はまだサイ・ヤング賞が存在しなかった(1956年に表彰開始)が、もし同賞があればMVP受賞者のシャンツが選ばれていた可能性が高く、史上初の「3部門制覇」はこのときに成し遂げられていたかもしれない。

  • 4年ぶり地区優勝のカージナルスがシルト監督らと契約延長

    2019.11.6 11:00 Wednesday

     日本時間11月6日、カージナルスは本拠地ブッシュ・スタジアムで記者会見を開き、ビル・デウィットJr.会長がジョン・モゼリアック野球部門社長、マイク・ガーシュGM、マイク・シルト監督との契約を延長したことを発表した。今季4年ぶりの地区優勝を果たし、リーグ優勝決定シリーズまで進出したカージナルスは、継続的な成功のために、チームを牽引するリーダー陣の顔ぶれを維持することを決めた。

     デウィットJr.は「モゼリアックがチーム作りを担うようになって以降、彼とその仲間たちが成し遂げてきたものは素晴らしい」と語り、モゼリアックの手腕に高い評価を与えた。そして、「野球部門を引き続き彼らに任せることができるのはとても幸せなことだし、将来の素晴らしい成功を楽しみにしている」と今後のさらなる成功に期待を寄せた。

     モゼリアックは2007年からカージナルスの野球部門に在籍しており、当初の契約は2020年までだった。今回、3年契約が追加されたことにより、少なくともあと4年は常勝軍団・カージナルスのチーム作りを担うことになる。モゼリアック政権下のカージナルスは、12シーズンで1度も負け越しがなく、7度のポストシーズン進出を果たしている。

     また、ガーシュについては、来季の契約オプションが行使され、さらに2年契約が追加された。2006年からカージナルスの球団組織に在籍しているガーシュは、2017年にGMに就任したが、来季から少なくともあと3年は現在の役職で引き続きモゼリアックとともにチーム作りにおける重要な役割を担うことになる。

     チームを4年ぶりの地区優勝に導き、ナ・リーグの最優秀監督賞の最終候補3名に名を連ねているシルトは、2018年途中にマイク・マシーニー(現ロイヤルズ監督)の解任に伴って暫定監督となり、その後正式に監督に就任。当初の契約は2年間だったが、今回その契約が更新され、来季から2022年までの3年契約を得ることになった。また、今季のコーチ陣全員が来季もチームに留まることも併せて発表されている。

     多くの主力選手との契約が来季以降も残っており、今季とほとんど同じ顔ぶれで来季の戦いに臨むことが予想されるカージナルス。メジャー有数の安定感を誇る強豪は、優れたリーダー陣の下で、来季以降も優勝争いに絡む戦いを見せてくれるに違いない。

  • ブレーブスがマーケイキス&フラワーズと再契約

    2019.11.5 15:45 Tuesday

     日本時間11月5日、ブレーブスは慌ただしい1日を過ごした。今季37本塁打のジョシュ・ドナルドソンにクオリファイング・オファーを提示した一方、長年先発ローテーションの一角を担ってきたフリオ・テーランの来季契約オプションを破棄。さらに、ニック・マーケイキスとタイラー・フラワーズの契約オプションを破棄したうえで、1年契約での再契約を結んだ。

     ブレーブスはテーラン、マーケイキス、フラワーズの来季契約オプションをいずれも破棄したものの、テーランがプロ入り後初めてフリーエージェントとなった一方で、マーケイキスとフラワーズとは再契約を結んだ。両者とも来季契約オプションは年俸600万ドルとなっていたが、これが破棄されたことによりバイアウトの200万ドルを獲得。そのうえで年俸400万ドルの1年契約を結んだため、両者が得る金額はそれぞれ600万ドルとなり、契約オプションが行使された場合と変わらない。ただし、バイアウトの合計400万ドルは年俸総額に加算されないため、ブレーブスは今回の動きによりペイロールに400万ドル分の余裕を持たせることに成功したというわけだ。

     フラワーズは、例年通りのハイレベルなフレーミング技術を披露して投手を助け、打撃面では11本塁打、OPS.733をマーク。今季はブライアン・マッキャン(今季限りで引退)との併用となっていたが、ブレーブスは来季以降の正捕手としてヤスマニ・グランダルの獲得に動く可能性が取り沙汰されており、現時点ではフラワーズは2番手捕手としてチーム構想に入っているようだ。

     一方のマーケイキスは、左手首の骨折により戦線離脱を強いられたものの、469打席でOPS.776とほぼ期待通りの成績をマーク。年齢とともに攻守両面で少しずつ衰えが見え始めており、来季は右打者のアダム・デュバルとの併用、あるいはチームがレギュラー級の外野手を獲得した場合は、控えに回ることになるかもしれない。

  • ブルージェイズがトレードで先発右腕・アンダーソンを獲得

    2019.11.5 15:20 Tuesday

     日本時間11月5日、ブルージェイズはブリュワーズとのトレードを成立させ、今季8勝&通算53勝の実績を誇る31歳の先発右腕、チェイス・アンダーソンの獲得に成功した。投手補強が課題の1つとなっていたブルージェイズだが、早々に動いた形となった。なお、アンダーソンとの交換でAA級の一塁手、チャド・スパンバーガーをブリュワーズへ放出している。

     今季のブルージェイズは、先発投手のコマ不足によりブルペン・デーを多用した結果、21人もの先発投手を起用した。マーカス・ストローマン(メッツ)とアーロン・サンチェス(アストロズ)をシーズン途中で放出し、故障者の続出にも苦しんだことを受け、ブルージェイズはコンスタントな活躍を期待できる先発投手の獲得を模索。メジャーデビューからの6シーズンで8勝以上を5度マークしているアンダーソンをチームに加えることに成功した。

     今季はブルペンからのスタートとなったため、直近5シーズンで最少の8勝&139イニングどまりだったアンダーソンだが、これまで規定投球回到達が1度もない一方で、毎年コンスタントに10勝前後の勝ち星を挙げ、150回近いイニング数をこなしている。被本塁打が多い投手のため、本塁打の出やすい球場が多いア・リーグ東部地区でこれまで通りに活躍できるかどうかは、被弾をいかに防ぐことができるかがポイントとなりそうだ。

     来季のブルージェイズでは、アンダーソンと左膝前十字靭帯断裂の大ケガから復帰するマット・シューメイカーの2人が先発ローテーションの中心となり、そこに今季6勝をマークしたトレント・ソーントンら若手投手が加わって先発ローテーションを形成することになると見られる。なお、アンダーソンの来季の契約は年俸850万ドルの球団オプションとなっているが、ブルージェイズはこれを行使する見込みだ。

     一方、ブリュワーズへ移籍するスパンバーガーは、24歳の一塁手。昨年7月に呉昇桓(オ・スンファン)の交換要員の1人としてロッキーズからブルージェイズに加わった選手であり、今季はAA級で打率.237、13本塁打、OPS.707と今一つの成績に終わった。

« Previous PageNext Page »