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  • ALCS開幕 レイズ・筒香はロースター入りもスタメン外れる

    2020.10.12 09:00 Monday

     日本時間10月12日、アメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズ(アストロズ対レイズ)が開幕し、それに先立って両軍のロースターが発表された。地区シリーズからの変更点としては、レイズはブレット・フィリップス外野手とトレバー・リチャーズ投手を抹消してジョシュ・フレミング投手とホゼ・アルバラード投手を登録。一方のアストロズはチャス・マコーミック外野手を抹消してチェイス・デヨング投手を登録した。

     レイズのケビン・キャッシュ監督が「最大7連戦のリーグ優勝決定シリーズに備えて投手を1人増やす」と発言していたため、筒香嘉智がロースターから漏れる可能性が取り沙汰されていたが、守備固め要員のフィリップスが抹消され、筒香はロースターに残留。しかし、第1戦のアストロズの先発が左腕フランベル・バルデスのため、キャッシュは右打者7人をスタメンに起用し、筒香はベンチスタートとなっている。

     両軍のロースターと第1戦のスタメンは以下の通り。

    レイズ

    ◆投手(14人)
    アルバラード、アンダーソン、カスティーヨ、カーティス、フェアバンクス、フレミング、グラスナウ、ループ、マクラナハン、モートン、スレジャース、スネル、トンプソン、ヤーブロー

    ◆捕手(2人)
    ズニーノ、ペレス

    ◆内野手(6人)
    アダメス、ブロソー、崔志萬(チェ・ジマン)、ディアス、ラウ、ウェンドル

    ◆外野手(6人)
    アロサレーナ、キアマイアー、マーゴ、メドウズ、レンフロー、筒香嘉智

    ◆スタメン
    (三)ブロソー
    (指)アロサレーナ
    (二)ラウ
    (一)ディアス
    (右)レンフロー
    (遊)アダメス
    (左)マーゴ
    (中)キアマイアー
    (捕)ズニーノ
    先発投手:スネル

    アストロズ

    ◆投手(14人)
    デヨング、ガルシア、グレインキー、ジェームス、ハビアー、マカラーズ、パレイデス、プレスリー、レイリー、スクラブ、スニード、テイラー、ウルキディ、バルデス

    ◆捕手(3人)
    マルドナード、ガーノウ、スタッブス

    ◆内野手(6人)
    アルトゥーベ、ブレグマン、コレア、ディアス、グリエル、トロ

    ◆外野手(5人)
    ブラントリー、レディック、スプリンガー、ストロー、タッカー

    ◆スタメン
    (中)スプリンガー
    (二)アルトゥーベ
    (左)ブラントリー
    (三)ブレグマン
    (遊)コレア
    (右)タッカー
    (一)グリエル
    (指)ディアス
    (捕)マルドナード
    先発投手:バルデス

  • NLCS ブレーブス対ドジャース ポジション別戦力比較

    2020.10.11 11:30 Sunday

     ナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズはブレーブス対ドジャースの組み合わせで日本時間10月13日に開幕する(会場はアーリントンのグローブライフ・フィールド)。両軍ともワイルドカード・シリーズと地区シリーズを無敗で突破。地力があり、なおかつ勢いのあるチーム同士の対戦だけに、リーグ優勝決定シリーズは熱戦が予想される。ここではポジション別に両軍の戦力を比較してみよう。

    捕手:ドジャース

     強打の正捕手を抱えている点と実力派の控え捕手を抱えている点で両軍は非常に似ている。ドジャースはウィル・スミスとオースティン・バーンズ、ブレーブスはトラビス・ダーノウとタイラー・フラワーズのコンビ。打撃絶好調のダーノウの勢いも捨てがたいが、ここではわずかにドジャースが上回っていると判断した。

    一塁手:ブレーブス

     このポジションは明確にブレーブスが上回っている。ブレーブスのフレディ・フリーマンはポストシーズンこそ18打数3安打と低調だが、今季は自己ベストの打率.341、OPS1.102をマーク。一方、ドジャースのマックス・マンシーはレギュラーシーズンで打率.212、ポストシーズンでも16打数3安打に終わっている。

    二塁手:ドジャース

     向こう3年間、5年間、10年間のことを考えれば間違いなくブレーブスのオジー・アルビーズのほうが上。しかし、今季はOPS.773とやや低調で、ポストシーズンでもOPS.523にとどまっている。ドジャースのクリス・テイラーもポストシーズンはOPS.498と低調だが、レギュラーシーズンのOPS.842が光る。

    三塁手:ドジャース

     ブレーブスのオースティン・ライリーはレギュラーシーズンでOPS.716、ポストシーズンでもOPS.585と冴えない成績に終わっている。ドジャースのジャスティン・ターナーもポストシーズンではOPS.372と不振だが、レギュラーシーズンではOPS.860をマークしており、ドジャースに軍配が上がる。

    遊撃手:ドジャース

     ブレーブスのダンズビー・スワンソンは今季OPS.809をマークして自己ベストを更新し、ポストシーズンでも2本塁打を放ってOPS.970と好調。しかし、レギュラーシーズンでOPS.943、ポストシーズンでもOPS.947と安定した活躍を見せているドジャースのコリー・シーガーには敵わない。

    左翼手:ドジャース

     ブレーブスのアダム・デュバルは今季16本塁打を放ったが、打率は.237に過ぎず、ポストシーズンでは打率.100と低迷。それに対し、ドジャースのAJ・ポロックはレギュラーシーズンで打率.276、16本塁打をマークし、ポストシーズンでも打率.267、出塁率.353とまずまずの働きを見せている。

    中堅手:ブレーブス

     ドジャースは昨季MVPのコディ・ベリンジャーを擁しているが、今季は打率.239、12本塁打、OPS.789と平凡な成績に終わっており、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.のほうが上だろう。ただし、ポストシーズンではアクーニャJr.のOPS.860に対し、ベリンジャーはOPS.960をマークしている。

    右翼手:ドジャース

     このポジションはムーキー・ベッツを擁するドジャースのほうが間違いなく上。ポストシーズンでも打率.368、OPS1.066と実力を存分に発揮している。一方、ブレーブスのニック・マーケイキスはレギュラーシーズンのOPSが.704に過ぎず、ポストシーズンでも21打数4安打と低迷している。

    指名打者:ブレーブス

     ドジャースは指名打者を固定しておらず、ジョク・ピーダーソンのほか、バーンズがマスクを被るときにスミスが指名打者を務めることもある。ブレーブスにはナ・リーグ二冠王のマーセル・オズーナがおり、ポストシーズンでは打率.227、1本塁打、OPS.636と今一つだが、ブレーブスのほうが上だろう。

    先発投手:ドジャース

     ブレーブスはこれまでの5試合中4試合を完封したが、実績不十分な若手投手が多く、その勢いがどこまで続くか未知数だ。一方のドジャースはウォーカー・ビューラーとクレイトン・カーショウの二枚看板が中心となり、ダスティン・メイをリリーフに回せるほど層が厚い。当然ながらドジャースに軍配が上がる。

    救援投手:ブレーブス

     守護神ケンリー・ジャンセンに不安を抱えるドジャースに対し、ブレーブスは盤石の布陣。ウィル・スミス(ドジャースの正捕手とは別人)とマーク・マランソンの2人は合計26人の打者と対戦して26個のアウトを奪っている。接戦でブルペン勝負になればブレーブスに分がありそうだ。

    総括

     メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは4勝3敗でドジャースの勝利と予想している。

  • ALCS アストロズ対レイズ ポジション別戦力比較

    2020.10.11 10:30 Sunday

     アメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズはアストロズ対レイズの組み合わせで日本時間10月12日に開幕する(会場はサンディエゴのペトコ・パーク)。4年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出したアストロズだが、今季はレギュラーシーズンの勝率が5割を下回っており、「下剋上」を目指すアストロズがリーグ最高勝率のレイズに挑むという構図だ。ここではポジション別に両軍の戦力を比較してみよう。

    捕手:アストロズ

     レイズの正捕手マイク・ズニーノはハイレベルな守備力を持ち、打撃にも一発長打を秘めているが、いかんせん打率が低すぎる(今季の打率は.147)。控え捕手のマイケル・ペレスはポストシーズンで5打数2安打、1本塁打と打撃好調だが、レギュラーシーズンでOPS.727をマークしたマーティン・マルドナードを擁するアストロズのほうが戦力は上だろう。

    一塁手:レイズ

     アストロズのユリ・グリエルは今季の長打率が.384に過ぎず、ポストシーズンでも23打数2安打と不振を極めている。地区シリーズで3本の長打を放った崔志萬(チェ・ジマン)、地区シリーズ第5戦でヤンキースを沈める値千金の一発を放ったマイク・ブロソーを擁するレイズに軍配が上がる。

    二塁手:アストロズ

     レイズのブランドン・ラウはレギュラーシーズンでチームMVPと呼ぶに相応しい活躍を見せたが、ポストシーズンでは26打数2安打と不振に苦しんでいる。一方、レギュラーシーズンで自己最低の打率.219に終わったホゼ・アルトゥーベはポストシーズンで打率.273、2本塁打、OPS.974と復調傾向。よってアストロズ優位と判断した。

    三塁手:アストロズ

     レイズはヤンディ・ディアスがハムストリングに不安を抱えているため、ジョーイ・ウェンドルを正三塁手として起用。19打数6安打とまずまずの働きを見せている。しかし、アストロズのアレックス・ブレグマンはポストシーズンで打率.318、1本塁打、OPS.944と好調。アストロズに軍配を上げざるを得ないだろう。

    遊撃手:アストロズ

     レイズのウィリー・アダメスは攻守のバランスが取れた好選手だが、ポストシーズンでは21打数3安打と精彩を欠いている。一方、アストロズのカルロス・コレアは20打数10安打、4本塁打、12打点と絶好調。アダメスとの比較のみにとどまらず、メジャー全体で見てもトップクラスの活躍を見せている。文句なしでアストロズに軍配が上がる。

    左翼手:レイズ

     アストロズのカイル・タッカーは25打数10安打で打率.400をマークしているが、残念ながら相手が悪かった。レイズのランディ・アロサレーナは6本の長打を含む27打数12安打の大暴れ。打率.400のタッカーも打率.444、OPS1.426をマークしているアロサレーナには敵わない。アロサレーナの勢いがどこまで続くか注目だ。

    中堅手:アストロズ

     レイズのケビン・キアマイアーは球界トップクラスの守備力を持ち、地区シリーズでは田中将大から本塁打を放つなど打撃でも結果を残したが、こちらも相手が悪かった。アストロズのジョージ・スプリンガーは「ポストシーズン男」として知られており、地区シリーズでは4試合で打率.389、2本塁打、OPS1.199の大活躍を見せた。

    右翼手:レイズ

     アストロズのジョシュ・レディックは攻守両面で精彩を欠くシーズンを過ごし、ポストシーズンでも19打数3安打と低迷。一方のレイズはオースティン・メドウズが地区シリーズから復帰し、低打率だったとはいえ2本のアーチを放って昨季33本塁打の実力を見せつけた。好守のマニュエル・マーゴも控えており、戦力はレイズのほうが上だろう。

    指名打者:アストロズ

     レイズはディアス、ハンター・レンフロー、筒香嘉智の3人がポストシーズンで合計25打数3安打と結果を残せていない。一方のアストロズはレギュラーシーズンで打率.300をマークしたマイケル・ブラントリーがポストシーズンでも打率.346、2本塁打、OPS1.047の活躍。遊撃手部門と同様、文句なしでアストロズに軍配が上がる。

    先発投手:レイズ

     アストロズはザック・グレインキー、ホゼ・ウルキディ、ランス・マカラーズJr.の3人がポストシーズン合計21回1/3で15失点(自責点14)という状況。頼れる先発投手はフランベル・バルデスだけだ。ブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、チャーリー・モートン、ライアン・ヤーブローを擁するレイズのほうが質量ともに勝っている。

    救援投手:レイズ

     守護神ロベルト・オスーナの故障もあり、アストロズはライアン・プレスリー以外に実績のある投手がほとんどいないなかでのやりくりを強いられてきた。クリスチャン・ハビアーやエノーリ・パレイデスを中心に健闘しているものの、ニック・アンダーソン、ピート・フェアバンクス、ディエゴ・カスティーヨらを擁するレイズの強力ブルペンには到底敵わない。

    総括

     メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは4勝1敗でレイズの勝利と予想している。

  • レイズが投手増員へ 筒香はロースター外の可能性も

    2020.10.11 09:30 Sunday

     「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシによると、レイズは日本時間10月12日に始まるリーグ優勝決定シリーズのロースターに登録する投手を増やす可能性が高いようだ。ケビン・キャッシュ監督は最大7連戦となる可能性があるリーグ優勝決定シリーズの戦いに備えて投手の増員を検討しているという。投手の増員に伴い、筒香嘉智がロースターから漏れる可能性もありそうだ。

     レイズは地区シリーズのロースターに投手13人、捕手2人、内野手6人、外野手7人を登録。途中で右腕オリバー・ドレイクが故障によりロースターから抹消され、代わりに右腕トレバー・リチャーズがロースター入りした。リーグ優勝決定シリーズでは今季7試合に登板して5勝0敗、防御率2.78の左腕ジョシュ・フレミングや10試合に登板して防御率0.00の左腕ライアン・シェリフなどがロースター入りの候補となる。

     地区シリーズでの野手の起用法を見ると、わずか1試合しか出場機会がなかったハンター・レンフローがロースターから漏れる筆頭候補と言える。ワイルドカード・シリーズ第2戦で満塁本塁打を放ったが、ランディ・アロサレーナの大活躍とオースティン・メドウズの復帰により出場機会を失ってしまった格好だ。

     代走・守備固め要員に過ぎないブレット・フィリップスもロースターから漏れる可能性がある選手の1人と言える。地区シリーズでの出場機会は3試合で2打席だけ。試合の途中からメドウズに代わって右翼の守備に就くケースが多かった。ただし、メドウズが守備に不安を抱えている以上、接戦での守備固め要員としてロースターに残る可能性もあるだろう。

     筒香はリーグ優勝決定シリーズでの出場機会が2試合だけ。出場試合数で見ればレンフローに次いで出場機会が少なかった。第2戦はチャンスに代打で起用されて凡退し、唯一スタメン起用された第3戦では5打数ノーヒット。ワイルドカード・シリーズも含め、ポストシーズンでは8打数ノーヒットに終わっている。レンフロー、フィリップス、筒香のなかから1人または2人がロースターから漏れることになるのではないだろうか。

  • レイズ・ブロソーが決勝弾!12年ぶり地区シリーズ突破!

    2020.10.10 11:30 Saturday

    【ヤンキース1-2レイズ】@ペトコ・パーク

     お互い2勝ずつで迎えたヤンキース対レイズの地区シリーズ第5戦は、両軍投手陣の好投によりロースコアの接戦となり、8回裏にマイク・ブロソーがアロルディス・チャップマンから勝ち越し弾を放ってレイズが2対1で勝利。対戦成績を3勝2敗とし、2008年以来12年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。ヤンキースは中3日で先発したゲリット・コールが6回途中1安打1失点と力投したものの、打線が援護できず。11年ぶりの世界一を目指したが、地区シリーズで敗退となった。

     ヤンキースが中3日のコール、レイズが中2日のタイラー・グラスナウの先発で始まった一戦は、レイズが1回裏に3つの四死球で二死満塁のチャンスを迎えたものの、ジョーイ・ウェンドルが見逃し三振に倒れて無得点。レイズは3回表一死一塁、ヤンキースの打線がひと回りしたところで早くも2番手のニック・アンダーソンを投入し、DJ・レメイヒューを併殺打に仕留めた。

     試合が動いたのは4回表だった。この回先頭のアーロン・ジャッジがアンダーソンの速球を捉え、ライトへの2号ソロを放ってヤンキースが1点を先制。しかし、レイズも5回裏二死からオースティン・メドウズが右中間への2号ソロを放ち、1対1の同点に追い付いた。

     レイズは6回表から3番手のピート・フェアバンクスを投入し、二死一・二塁のピンチを招きながらも無失点。その裏、レイズは先頭のランディ・アロサレーナがレフトへの大飛球を放ったが、勝ち越しアーチかと思われた打球は左翼ブレット・ガードナーの好守に阻まれた。ここでコールの球数が94球に達したため、ヤンキースは2番手のザック・ブリットンを投入。ブリットンはいきなり一死一・二塁のピンチを招いたが、後続を抑えて無失点で切り抜けた。

     フェアバンクスが7回表を三者凡退に抑えると、ヤンキースは7回裏二死一塁の場面でブリットンに代えて早くも3番手としてチャップマンを投入。チャップマンはブランドン・ラウを見逃し三振に仕留めて7回裏を締めくくったが、続く8回裏、途中出場のブロソーがチャップマンの速球を捉えて左中間スタンドへ1号勝ち越しアーチを叩き込んだ。

     8回表から登板していたレイズ4番手のディエゴ・カスティーヨが9回表も無失点に抑え、レイズが2対1で勝利。両軍わずか3安打ずつという手に汗握る接戦を制し、リーグ優勝した2008年以来12年ぶり2度目となるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。勝利投手はカスティーヨ(1勝0敗)。痛恨の一発を浴びたチャップマンが敗戦投手(0勝1敗)となった。なお、レイズの筒香嘉智に出場機会はなかった。

  • リーグ優勝決定シリーズ 日本時間13日までの開始時間が決定

    2020.10.10 10:00 Saturday

     リーグ優勝決定シリーズはアメリカン・リーグが日本時間10月12日、ナショナル・リーグが同13日に開幕する。地区シリーズに続いて中立地での集中開催となり、ア・リーグはサンディエゴのペトコ・パーク、ナ・リーグはアーリントンのグローブライフ・フィールドを使用。メジャーリーグ機構は日本時間10月13日までの試合の開始時間を発表した(以下の日時はいずれも日本時間)。

     ア・リーグは12日の第1戦が午前8時37分プレーボール、13日の第2戦が午前5時7分プレーボールと発表された。現在行われている地区シリーズ第5戦でレイズ(第1シード)とヤンキース(第5シード)のどちらが勝利してもアストロズ(第6シード)が下位シードとなるため、第1戦と第2戦はアストロズが先行で行われる。

     一方、ナ・リーグは13日の第1戦が午前9時8分プレーボールと発表された。対戦カードはすでにドジャース(第1シード)対ブレーブス(第2シード)に決定しており、第1・2・6・7戦はドジャースのホームゲーム、第3・4・5戦はブレーブスのホームゲームとなる。

     今年のリーグ優勝決定シリーズは例年とは異なり、オフ(移動日)を挟まない7連戦で行われるため、エースを第1戦、第4戦、第7戦に投入するような起用法は難しくなる。5連戦の地区シリーズ以上に、各球団の監督・コーチは投手の起用法に頭を悩ませることになるだろう。

     なお、ワールドシリーズは10月21日からアーリントンのグローブライフ・フィールドで行われる。こちらも中立地での集中開催だが、第2戦と第3戦のあいだ、第5戦と第6戦のあいだにオフを設け、例年通りの「2-3-2」のフォーマットで行われることになっている。

  • 殿堂入り左腕・フォードが91歳で死去 ヤンキース史上最多236勝

    2020.10.10 09:00 Saturday

     ヤンキースは日本時間10月10日、球団史上最多の236勝をマークした殿堂入り左腕ホワイティ・フォードが91歳で亡くなったことを発表した。球団の発表によると、フォードは家族に囲まれてレイズとの地区シリーズ第4戦を観戦しながら息を引き取ったという。ヤンキースはフォードの死を悼み、背番号「16」のパッチを付けて地区シリーズ第5戦をプレーしている。

     フォードは16年間のキャリアをヤンキース一筋で過ごし、通算236勝106敗、防御率2.75をマーク。サイ・ヤング賞を受賞したのは1度だけ(1961年)だったが、通算勝率.690は200勝以上の投手では史上1位の数字であり、有資格2年目の1974年に得票率77.8%でアメリカ野球殿堂入りを果たしている。

     1950年にメジャーデビューして9勝1敗、防御率2.81の好成績をマークし、ワールドシリーズ制覇も経験したが、1951年と1952年は朝鮮戦争に従軍して欠場。1953年に復帰すると、いきなり18勝をマークし、チームのワールドシリーズ5連覇に貢献した。

     最多勝を3度(1955年、1961年、1963年)、最優秀防御率を2度(1956年、1958年)獲得するなど、その後も毎年のように好成績を残し、自己最多の25勝&209奪三振をマークした1961年には自身唯一のサイ・ヤング賞を受賞。この年はワールドシリーズでMVPに輝いており、16年間のキャリアでワールドシリーズに11度出場して6度の世界一を経験した。ワールドシリーズ通算10勝、94奪三振、146投球回は現在も最多記録として残っている。

     ノーヒッターは達成できなかったが、1955年には2試合連続で1安打完封を記録。「アメリカ野球学会」の調査によると、これはメジャーリーグ史上5度目の快挙だったという。また、1960~62年にマークしたワールドシリーズ33回2/3連続無失点はベーブ・ルース(29回2/3)の記録を更新し、現在もメジャー記録となっている。

     2018年6月にレッド・シェーンディーンストが死去し、フォードは殿堂入りしている人物のなかでは2番目に高齢な存命者となっていた。なお、最高齢は現在93歳のトミー・ラソーダである。

  • パドレス旋風もここまで ドジャースが3連勝で地区シリーズ突破

    2020.10.9 14:12 Friday

    【ドジャース12-3パドレス】@グローブライフ・フィールド

     今季大躍進で球界を盛り上げ、地区シリーズまで勝ち上がってきたパドレスだったが、その勢いも32年ぶりの世界一を目指すドジャースには及ばなかった。リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけて迎えた地区シリーズ第3戦、ドジャースは1点ビハインドの3回表に5点を奪い、12対3で大勝。レギュラーシーズンでは6勝4敗とほぼ互角だった同地区ライバルのパドレスをスイープで退け、2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

     2回表無死二・三塁からコディ・ベリンジャーの内野ゴロの間に1点を先制したドジャースだが、序盤は継投でバタつく場面が見られた。第1戦でリリーフ登板して2イニングを投げたダスティン・メイをオープナーとして起用し、2回裏からアダム・コラレックを投入。しかし、そのコラレックが満塁のピンチを招いてジェイク・クロネンワースの押し出し四球とトレント・グリシャムのタイムリー内野安打で2点を失い、早々に3番手のフリオ・ウリアスを投入することになった。

     だが、7割を超える勝率でレギュラーシーズンを勝ち抜いたドジャースはその程度では動じなかった。3回表に相手のミス絡みですぐさま同点に追い付くと、無死二塁からジャスティン・ターナーが勝ち越しタイムリー。二死一・二塁からAJ・ポロックとジョク・ピーダーソンにも連続タイムリーが飛び出し、一挙5得点のビッグイニングとなった。

     4回表にウィル・スミスのタイムリー、5回表にムーキー・ベッツの犠飛で1点ずつを追加し、5回終了時点で6点をリード。ウリアスは6回裏にエラー絡みで1点を失ったが、5イニングを被安打1、奪三振6、与四球1、失点1(自責点0)に抑える見事なピッチングを見せた。

     その後、パドレスは得点を奪えず、9回表にスミスのタイムリーとベリンジャーのタイムリー三塁打で4点を追加したドジャースが12対3で勝利。ナショナル・リーグ勝率1位と2位の直接対決をスイープで制し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。。勝利投手はウリアス(1勝0敗)、敗戦投手はパドレス先発のエイドリアン・モレホン(0勝1敗)。なお、パドレスは11人の投手を起用し、ポストシーズン新記録を樹立した。

  • 簡単に終わらないヤンキース 第4戦を制して2勝2敗のタイに

    2020.10.9 11:24 Friday

    【レイズ1-5ヤンキース】@ペトコ・パーク

     レイズがリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけて迎えた地区シリーズ第4戦は、ルーク・ボイトとグレイバー・トーレスに一発が飛び出したヤンキースが5対1で勝利。先発のジョーダン・モンゴメリーから始まる継投もピタリとハマり、対戦成績を2勝2敗のタイとした。明日の第5戦に勝利したほうがアストロズとのリーグ優勝決定シリーズに進出する。

     簡単に終わるわけにはいかないヤンキースは、レイズのオープナーを務めたライアン・トンプソンに対し、2回裏先頭のルーク・ボイトが1号ソロを放って先制。さらに三者連続四球で無死満塁となり、一死後にDJ・レメイヒューの犠飛で2点目を奪った。

     一方、ヤンキース先発のモンゴメリーは、ボールを低めに集め、落ち着いたピッチングを展開。3回表に一死満塁のピンチを招き、ブランドン・ラウのセカンドゴロの間に1点を失ったが、売り出し中のランディ・アロサレーナをサードゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けた。

     モンゴメリーは4回3安打1失点でマウンドを降り、5回表から登板したチャド・グリーンが2イニングをパーフェクト・リリーフ。すると、6回裏一死一塁からトーレスに1号2ランが飛び出し、リードを3点に広げた。

     7回以降は3番手のザック・ブリットンが1回2/3、4番手のアロルディス・チャップマンが1回1/3を無失点に抑え、8回裏にカイル・ヒガシオカのタイムリーで1点を追加して5対1で勝利。シリーズの決着は明日の第5戦に持ち越しとなった。

     勝利投手はグリーン(1勝0敗)、敗戦投手はトンプソン(0勝1敗)。チャップマンには1セーブ目が記録された。なお、ヤンキースのジャンカルロ・スタントンは7回裏の第4打席でレフトへの二塁打を放ち、メジャーリーグ史上初となる「ポストシーズン最初の試合から6試合連続長打」を達成している。また、レイズの筒香嘉智に出場機会はなかった。

  • アストロズ 3勝1敗で4年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出!

    2020.10.9 08:21 Friday

    【アスレチックス6-11アストロズ】@ドジャー・スタジアム

     アストロズが勝率5割未満からの「下剋上」に向けて、ワイルドカード・シリーズに続いて地区シリーズも突破した。アスレチックスとの地区シリーズ第4戦、アストロズは打線が4本塁打を含む14安打11得点と爆発し、11対6で勝利。3勝1敗でアスレチックスを破り、4年連続となるリーグ優勝決定シリーズ進出が決定した。

     アスレチックスがフランキー・モンタス、アストロズがザック・グレインキーの先発で始まった一戦は、アスレチックスが2回表にラモン・ラウレアーノの1号3ランで先制。しかし、アストロズは4回裏にマイケル・ブラントリーの1号2ランで1点差とし、カルロス・コレアに3号3ランが飛び出して一気に試合をひっくり返した。

     アスレチックスは5回表にラウレアーノの2号ソロで1点差に詰め寄ったが、アストロズは直後の5回裏にブラントリーの2号ソロとコレアのタイムリーで2点を追加。6回裏にカイル・タッカーとコレアの連続タイムリーでリードを広げ、7回裏にはホゼ・アルトゥーベが2号2ランを放ってとどめを刺した。

     勝利投手はアストロズ3番手のクリスチャン・ハビアー(1勝0敗)、敗戦投手はモンタス(0勝1敗)。リーグ優勝決定シリーズへ進出したアストロズは、ワールドシリーズ進出をかけてヤンキース対レイズの勝者と対戦する。

     なお、アストロズ対アスレチックスの地区シリーズでは合計24本塁打(12本塁打ずつ)が飛び出し、地区シリーズの記録を更新。従来の記録は、1995年のヤンキース対マリナーズで記録された22本塁打(5試合で両軍11本塁打ずつ)だった。

  • 今オフのクオリファイング・オファーは年俸1890万ドル

    2020.10.9 07:00 Friday

     「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチによると、メジャーリーグ機構は今オフのクオリファイング・オファーの金額を年俸1890万ドル(約20億円)に決定したようだ。同オファーの金額は年俸上位125選手の平均によって定められる。昨オフの1780万ドルから110万ドルのアップとなった。

     現行の労使協定では、同一の選手は1度しかクオリファイング・オファーを受けないことになっている。よって、2014年オフにオリオールズから同オファーを受けたネルソン・クルーズ(ツインズ)、2016年オフにドジャースから同オファーを受けたジャスティン・ターナー(ドジャース)、昨年オフにカージナルスから同オファーを受けたマーセル・オズーナ(ブレーブス)らは今オフ、同オファーを受けることはない。

     今オフはJ・T・リアルミュート(フィリーズ)、トレバー・バウアー(レッズ)、ジョージ・スプリンガー(アストロズ)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)といったスター選手がフリーエージェントとなるが、これらの選手がクオリファイング・オファーを受けるのは確実。彼らは同オファーを拒否したうえで市場に出ることになるだろう。

     フリーエージェント選手の流出によりドラフト指名権の保証を得るためには、フリーエージェント選手にクオリファイング・オファーを提示しておく必要があるが、同オファーを受諾される可能性もある(その場合は自動的に1年契約となる)。今季はコロナ禍でのシーズン開催となり、財政状況に不安を抱えている球団も多いため、年俸1890万ドルに値するか微妙なラインの選手に同オファーを提示することを躊躇する球団が現れることが予想されている。

     よって、マーカス・セミエン(アスレチックス)、ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)、マーカス・ストローマン(メッツ)、アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)、ディディ・グレゴリアス(フィリーズ)といった「当落線上」の選手たちは、クオリファイング・オファーを提示されずに市場へ出ていくことになりそうだ。

  • ブレーブスがまたも完封勝利 3連勝で19年ぶり地区シリーズ突破

    2020.10.9 06:45 Friday

    【ブレーブス7-0マーリンズ】@ミニッツメイド・パーク

     ブレーブスは先発のカイル・ライトが6回3安打無失点の好投を見せ、ワイルドカード・シリーズの第1戦と第2戦、地区シリーズの第2戦に続いて今回のポストシーズンで4度目の完封勝利。マーリンズに7対0で快勝し、3連勝で2001年以来19年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。マーリンズは球団史上初のポストシーズン敗退となった。

     1回表の攻撃で三者凡退に終わったブレーブスは、2回表にマーリンズ先発のシクスト・サンチェスから無死満塁の大チャンスを迎えたものの、左翼コリー・ディッカーソンの好守もあって無得点。しかし、マーリンズの有望株右腕もブレーブスの強力打線を封じることはできなかった。

     ブレーブスは3回表に無死一・三塁のチャンスを迎え、マーセル・オズーナがライトへのタイムリーを放って先制。絶好調のトラビス・ダーノウにはフェンス直撃の2点タイムリー二塁打が飛び出し、一死三塁となったあと、ダンズビー・スワンソンの犠飛で4点目を奪った。

     さらにマーリンズ2番手のトレバー・ロジャースを攻め、4回表にエラー絡みで1点、5回表には一死二塁からスワンソンのタイムリーとアダム・デュバルのタイムリー二塁打で2点を追加。5回終了時点で7対0と大量リードを奪い、スイープでの地区シリーズ突破をほぼ確実なものとした。

     ライトが6イニングを無失点に抑えたあと、7回裏を2番手のA・J・ミンター、8回裏を3番手のジェイコブ・ウェブ、9回裏を4番手のシェーン・グリーンが無失点に抑え、4人の投手による完封リレーが完成。今回のポストシーズン5試合で4度目となる完封勝利を記録し、地区シリーズ突破を決めた。

     勝利投手はライト(1勝0敗)、敗戦投手はサンチェス(0勝1敗)。日本時間10月13日にスタートするリーグ優勝決定シリーズではドジャース対パドレスの勝者と対戦する。

  • 全カード同日決着の可能性 実現すれば24年ぶり2度目の珍事

    2020.10.9 06:00 Friday

     メジャーリーグの地区シリーズは、日本時間10月9日に全てのカードが決着する可能性がある。アメリカン・リーグのレイズとアストロズ、ナショナル・リーグのブレーブスとドジャースが地区シリーズ突破に王手をかけており、この4球団が揃って勝利すれば、1996年以来24年ぶり2度目となる「地区シリーズ全カード同日決着」が実現する。

     ヤンキースと対戦しているレイズは、1勝1敗で迎えた第3戦で田中将大を攻略し、8対4で勝利。対戦成績を2勝1敗としてリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

     ア・リーグのもう1つのカードでは、アスレチックスと対戦しているアストロズが第1戦と第2戦に勝利して地区シリーズ突破に王手。第3戦は7対9で逆転負けを喫したが、2勝1敗で優位の状況は変わらない。

     一方のナ・リーグでは、ブレーブスがマーリンズ、ドジャースがパドレスに2連勝してリーグ優勝決定シリーズ進出に王手。両球団とも日本時間10月9日に行われる第3戦に勝利すれば、スイープでのリーグ優勝決定シリーズ進出が決定する。

     なお、日本時間10月9日午前6時の時点では、ブレーブスがマーリンズを7対0と大量リード(8回表攻撃中)。アスレチックスに先制を許したアストロズも4回裏に5点を奪って逆転に成功した(4回裏攻撃中)。このままリードを守れば、両球団とも地区シリーズ突破となる。

     レイズは第4戦に先立ち、ロースターの変更を発表。故障した右腕オリバー・ドレイクに代わって右腕トレバー・リチャーズが登録された。レイズが地区シリーズを突破した場合、ポストシーズンの規定により、ドレイクはリーグ優勝決定シリーズに出場できない(ワールドシリーズは出場可)。

  • ドジャースがシリーズ突破に王手 ベリンジャーが本塁打キャッチ

    2020.10.8 13:27 Thursday

    【パドレス5-6ドジャース】@グローブライフ・フィールド

     ドジャースは1点リードで迎えた7回表にパドレスのフェルナンド・タティスJr.が放った大飛球を中堅コディ・ベリンジャーが好捕。逆転弾を阻止する見事な本塁打キャッチで試合の流れを呼び寄せ、6対5でパドレスを破った。ドジャースは第1戦から2連勝となり、シリーズ突破に王手。早ければ明日にも2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出が決定する。

     パドレスがザック・デービース、ドジャースがクレイトン・カーショウの先発で始まった一戦は、2回表無死一塁からウィル・マイヤーズのタイムリー二塁打でパドレスが先制。しかし、ドジャースが3回裏に一死一・三塁のチャンスを迎え、コリー・シーガーの2点タイムリー二塁打とマックス・マンシーのタイムリーで3点を奪って逆転に成功した。

     4回裏にはコディ・ベリンジャーに1号ソロが飛び出し、ドジャース3点をリード。ところが、好投を続けていたカーショウが6回表に捕まり、マニー・マチャドの1号ソロ、エリック・ホズマーの1号ソロと二者連続アーチを浴びて1点差に詰め寄られた。

     そして迎えた7回裏、パドレスは二死からトレント・グリシャムが死球で出塁し、続くタティスJr.が放った打球はセンターへの大飛球に。しかし、中堅ベリンジャーがフェンス際でこの打球をもぎ取り、パドレスの逆転を見事に阻止した。

     これで試合の流れを引き寄せたドジャースは、直後の7回裏にジャスティン・ターナーの犠飛とマンシーのタイムリーで2点を追加した。9回表にクローザーのケンリー・ジャンセンが2点を失い、1点差に詰め寄られたが、急遽登板した5番手のジョー・ケリーが後続を抑えて6対5で逃げ切り。2連勝で地区シリーズ突破に王手をかけた。

     勝利投手は6回6安打3失点のカーショウ(1勝0敗)、敗戦投手は5回9安打4失点のデービース(0勝1敗)。ケリーには1セーブ目が記録された。

  • レイズが田中攻略でシリーズ突破に王手 筒香は5打数ノーヒット

    2020.10.8 11:43 Thursday

    【レイズ8-4ヤンキース】@ペトコ・パーク

     1勝1敗で迎えた地区シリーズ第3戦は、レイズがヤンキース先発の田中将大を攻略し、8対4で快勝。対戦成績を2勝1敗としてリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。田中は2本のアーチを浴び、5回途中で降板。レイズの筒香嘉智は「5番・指名打者」で先発出場したが、痛烈な当たりが好守に阻まれる不運もあり、5打数ノーヒットに終わった。

     勝てばシリーズ突破に王手という重要な一戦を任された田中だったが、2回表に連打で二死一・二塁のピンチを招き、9番打者のマイケル・ペレスにタイムリーを浴びて先制点を献上。3回裏にアーロン・ジャッジの犠飛で同点となったものの、4回表無死一・二塁から8番打者のケビン・キアマイアーに1号勝ち越し3ランを浴びた。

     5回表も続投したが、先頭のランディ・アロサレーナに3試合連発となる3号ソロを浴び、ここでアーロン・ブーン監督は田中の交代を決断。73球で4回0/3を投げ、被安打8(うち被本塁打2)、奪三振4、与四球1、失点5という不本意な内容でリリーフ陣にマウンドを譲った。

     レイズ先発のチャーリー・モートンは、決して本調子とは言えないピッチングだったものの、失点は3回裏のジャッジの犠飛と5回裏のアーロン・ヒックスのタイムリー二塁打による2点だけ。5回4安打2失点(自責点1)と試合を作り、レイズは6回表にペレスの1号2ランと崔志萬(チェ・ジマン)のタイムリー二塁打でリードを6点に広げた。

     モートン降板後はレイズのリリーフ陣がヤンキースの反撃をジャンカルロ・スタントンの4号2ラン(ワイルドカード・シリーズから5試合連発)による2点のみに抑え、8対4で快勝。明日の第4戦に勝利すれば、2008年以来12年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出が決定する。勝利投手はモートン(1勝0敗)で、田中が敗戦投手(0勝1敗)となった。

     筒香は田中と2打席対戦してセンターフライとファーストへのファウルフライに倒れた。第3打席は見逃し三振、第4打席は痛烈な打球を放ったものの二塁DJ・レメイヒューの好守に阻まれ(セカンドライナー)、第5打席はショートゴロ。5打数ノーヒットに終わり、ポストシーズン初安打を記録することはできなかった。

  • 3勝先取のシリーズ 2連敗からの3連勝は過去に10度だけ

    2020.10.8 10:00 Thursday

     ポストシーズンの地区シリーズは3勝先取・最大5試合制で行われる。短期決戦ということもあり、初戦からの2連敗は致命傷になりかねないが、2連敗後に3連勝して突破するケースも過去に例がないわけではない。メジャーリーグ公式サイトのマット・ケリーによると、2連敗後の3連勝は過去に10チームが達成しているという。ちなみに、地区シリーズの4カードがすべてスイープ(一方のチームが3連勝)で終わったケースは過去に1度もない。

     今回のポストシーズンでは、アスレチックスがアストロズに2連敗したものの、日本時間10月8日に行われた第3戦に勝利。シリーズ突破の望みを第4戦以降につないだ。また、マーリンズはブレーブスに2連敗。リーグ優勝決定シリーズ進出のために、明日の第3戦は絶対に負けられない戦いとなる。

     2連敗後の3連勝を直近で成し遂げたのは2017年地区シリーズのヤンキース(対インディアンス)だ。トレバー・バウアー(現レッズ)の好投もあり、第1戦で完封負けを喫したヤンキースは、第2戦では5点差を追い付かれ、延長13回の熱戦の末にサヨナラ負け。初戦からの2連敗で崖っぷちに追い込まれた。しかし、田中将大の快投で第3戦を1対0で制すと、第4戦は投打が噛み合って7対3で快勝。第5戦はディディ・グレゴリアス(現フィリーズ)がコリー・クルーバー(現レンジャーズ)から2本塁打を放つ活躍を見せ、5対2で勝利して地区シリーズ突破となった。

     この年のヤンキース以外に2連敗後の3連勝を成し遂げたのは以下の9チーム。アスレチックスやマーリンズがこれらのチームに続けるか注目だ。

    2015年ブルージェイズ(地区シリーズ:対レンジャーズ)
    2012年ジャイアンツ(地区シリーズ:対レッズ)
    2003年レッドソックス(地区シリーズ:対アスレチックス)
    2001年ヤンキース(地区シリーズ:対アスレチックス)
    1999年レッドソックス(地区シリーズ:対インディアンス)
    1995年マリナーズ(地区シリーズ:対ヤンキース)
    1981年ドジャース(地区シリーズ:対アストロズ)

    1984年パドレス(リーグ優勝決定シリーズ:対カブス)
    1982年ブリュワーズ(リーグ優勝決定シリーズ:対エンゼルス)
    ※リーグ優勝決定シリーズは1985年から4勝先取・最大7試合制に変更された

  • パドレス クレビンジャーを地区シリーズのロースターから抹消

    2020.10.8 08:45 Thursday

     パドレスは日本時間10月8日、地区シリーズ第1戦で先発するも2回途中でマウンドを降りたマイク・クレビンジャーを地区シリーズのロースターから抹消したことを発表した。これに伴い、ポストシーズンの規定によりクレビンジャーはリーグ優勝決定シリーズに出場することができない。クレビンジャーの代わりに救援右腕のダン・アルタビラがロースターに登録されている。

     右肘の不調によりカージナルスとのワイルドカード・シリーズを欠場したクレビンジャーは、ドジャースとの地区シリーズでロースターに復帰。第1戦の先発を任されたが、初回を無失点に抑えたあと、2回裏に2球を投げただけでマウンドを降りた。現時点では正式なアナウンスはないが、右肘の故障が再発したものと見られている。

     ポストシーズンの規定では、故障によりロースターから抹消された選手は「次のシリーズ」に出場できないことになっており、パドレスがドジャースを破ってリーグ優勝決定シリーズへ進出した場合、クレビンジャーは出場できない。ただし、パドレスがさらに勝ち進んでワールドシリーズへ進出した場合、クレビンジャーはロースターに復帰可能となる。

     パドレスは第2戦にザック・デービースが先発することを発表しているが、第3戦以降の先発投手は未定。第3戦ではワイルドカード・シリーズ第1戦に先発したクリス・パダックの先発が有力視されているが、シリーズの決着が第4戦以降に持ち込まれた場合、ワイルドカード・シリーズ第3戦と同様に、ブルペン・ゲームでの戦いを強いられることになりそうだ。

  • アストロズ3連勝ならず アスレチックスが一矢報いる逆転勝利

    2020.10.8 08:15 Thursday

    【アスレチックス9-7アストロズ】@ドジャー・スタジアム

     アストロズが2連勝で王手をかけて迎えたアスレチックスとの地区シリーズ第3戦は、アストロズが2点ビハインドの5回裏に一挙5点を奪って逆転に成功。しかし、アスレチックスが7回表にひと振りで同点に追い付き、8回表に2点を勝ち越して熱戦を制した。アスレチックスの守護神リアム・ヘンドリックスは同点の7回裏から登板し、3イニングを無失点に抑える気迫のピッチング。シリーズの決着は第4戦以降に持ち越しとなった。

     アストロズが勝てばシリーズ決着という第3戦は、アスレチックスがヘスス・ルザード、アストロズがホゼ・ウルキディという両若手投手の先発でスタート。1回表にアスレチックスがトミー・ラステラの1号ソロで先制したが、直後の1回裏にアストロズがホゼ・アルトゥーベの1号ソロで同点とし、さらに一死一・三塁からカルロス・コレアの内野ゴロの間に勝ち越しに成功した。

     1点のビハインドを背負ったアスレチックスは、2回表にマーク・キャナの1号ソロで同点とし、4回表にはマット・オルソンが勝ち越しの2号ソロ。5回表にはマーカス・セミエンにも1号ソロが飛び出し、5回までに4本塁打を放つ一発攻勢で2点のリードを奪った。

     しかし、初戦から2連勝と勢いに乗るアストロズは、5回裏無死一塁からアレドミス・ディアスが1号2ランを放って同点。さらに一死一・二塁のチャンスを作り、マイケル・ブラントリー、アレックス・ブレグマン、カイル・タッカーにタイムリーが出て3点を勝ち越した。

     3連敗で終わるわけにいかないアスレチックスも意地を見せ、7回表無死一・三塁からチャド・ピンダーが2号3ランを放って同点。7回裏をヘンドリックスが三者凡退に抑えると、8回表に無死二・三塁のチャンスを作り、ショーン・マーフィーとピンダーの犠飛で2点のリードを奪った。ヘンドリックスは8回裏無死一・二塁のピンチをしのぎ、9回裏を三者凡退に抑えて試合終了。アスレチックスが9対7で勝利し、シリーズの対戦成績を1勝2敗とした。

     勝利投手は3イニングを無失点に抑える力投を見せたヘンドリックス(1勝0敗)。アストロズ4番手のブルックス・レイリーが敗戦投手(0勝1敗)となった。

  • レッズのウィリアムス野球部門社長が辞任 野球以外の活動へ

    2020.10.8 06:45 Thursday

     レッズは日本時間10月8日、ディック・ウィリアムス野球部門社長が辞任したことを発表した。現在49歳のウィリアムスは2006年にレッズに加入し、2015年オフからGM、2016年オフからは野球部門社長を務めていた。ウィリアムスは家族とより多くの時間を過ごすことを望んでおり、シンシナティで野球以外の活動に取り組む予定であると見られている。

     ウィリアムスは「誰も私の選択を理解してくれないと思うが」と前置きしたうえで「私にはレッズ以外に家族がいる。家族は私にとって大きな意味を持つんだ。私には4人の幼い子供がいて、彼らとより多くの時間を過ごすことが必要だと思った」とコメント。最高経営責任者のボブ・カステリーニには8月の時点で辞任の意向を伝えていたという。

     今季のレッズは最終14試合で11勝3敗の猛スパートを見せ、2013年以来7年ぶりとなるポストシーズン進出を達成。しかし、ブレーブスとのワイルドカード・シリーズでは22イニングで1点も取れず、2連敗で敗退した。マイク・ムスターカス、ニック・カステヤーノス、秋山翔吾らを獲得し、得点力の大幅アップを目指したものの、チーム打率.212は両リーグワースト。ウィリアムスが展開した大型補強は期待通りの成果を上げることはできなかった。

     球団の発表によると、ウィリアムスの後任が決定するまでのあいだ、ニック・クロールが引き続きGMを務める予定だという。ただし、新たな野球部門社長の方針次第では、GMの交代が行われる可能性もありそうだ。編成部門のトップの交代は、来季以降の秋山の起用法に影響を与えることになるかもしれない。

  • ブレーブス完封勝利 19年ぶり地区シリーズ突破に王手

    2020.10.8 06:15 Thursday

    【マーリンズ0-2ブレーブス】@ミニッツメイド・パーク

     ブレーブスは新人右腕のイアン・アンダーソンが6回途中まで3安打無失点の好投を見せ、マーリンズに2対0で完封勝利。地区シリーズ第1戦、第2戦に連勝し、2001年以来19年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。ブレーブスは今回のポストシーズンで3度目の完封勝利。ポストシーズンの最初の4試合で3度の完封勝利をマークするのは1905年ジャイアンツ、1966年オリオールズに次いで史上3チーム目の快挙となった。

     ブレーブスは2回裏にマーリンズ先発のパブロ・ロペスからダンズビー・スワンソンが2試合連発となる2号ソロを放って1点を先制。4回裏にはトラビス・ダーノウにも2試合連発の2号ソロが飛び出し、リードを2点に広げた。

     先発のアンダーソンは1回表二死一・二塁のピンチを無失点で切り抜けると、それ以降は6回途中で降板するまでマーリンズに許したヒットは2本だけ。6回2安打無失点の快投を見せたレッズとのワイルドカード・シリーズ第2戦に続いて素晴らしいピッチングを披露した。

     アンダーソン降板後、2番手のダレン・オデイが2つの四死球で二死満塁のピンチを招いたものの、マット・ジョイスをファーストゴロに打ち取って無失点。7回表を3番手のタイラー・マツェック、8回表を4番手のウィル・スミス、9回表を5番手のマーク・マランソンがいずれも無失点に抑え、5人の投手による完封リレーを完成させた。

     6回途中3安打無失点のアンダーソンが勝利投手(1勝0敗)となり、マーリンズ先発のロペスは5回3安打2失点ながら打線の援護がなく敗戦投手に(0勝1敗)。2点リードの最終回を三者凡退で締めくくったマランソンには1セーブ目が記録された。

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