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  • カブスがブライアント放出で求める対価は「ジョークのようだ」

    2020.1.7 15:30 Tuesday

     2015年に新人王、翌2016年にMVPを受賞したスター三塁手、クリス・ブライアントの放出を検討しているカブスだが、カブスが求めるレベルの交換要員を用意できるチームはないと見られている。ある球団でGMを務めていたことのある人物は、NBCスポーツのデービッド・カプランに対して「カブスがブライアントの対価として求めているものはジョークのようだ」と発言。「そんな対価を用意するチームが現れる可能性はない。ノーチャンスだ」とトレード成立の可能性を否定した。

     カプランは、GM経験がある人物から聞いた話として、カブスがブライアント放出の対価としてグレイバー・トーレス(ヤンキース)のような才能豊かな若手メジャーリーガー、もしくはトーレス級の才能を秘めたメジャー昇格が近い若手有望株を求めていることを伝えている。その人物は、カブス側のこの要求を「ジョークのようだ」と表現したという。

     2015年に打率.275、26本塁打、99打点、OPS.858の好成績で新人王に輝いたブライアントは、翌2016年に打率.292、39本塁打、102打点、OPS.939をマークしてMVPに選出。2017年も打率.295、29本塁打、73打点を記録し、OPS.946は自己ベストの数字だった。

     しかし、2018年は左肩の炎症による2度の故障者リスト入りがあり、打率.272、13本塁打、52打点、OPS.834と低迷。昨季は147試合に出場して打率.282、31本塁打、77打点、OPS.903と盛り返したが、メジャー2年目までの順調すぎるほどの成長と活躍を考えると、物足りないシーズンが続いていると言わざるを得ない。

     ある球団首脳は「ブライアントのことは好きだけど、年俸3000万ドル以上を払いたくなるような選手ではない」と語る。スーパースターになり切れないでいるブライアントに対して、カブスの法外な要求に見合う対価を差し出すチームが現れるとは考えにくい。カブスが要求のレベルを引き下げない限り、ブライアントはこのままカブスの一員として今季の開幕を迎えることになるだろう。

  • ナショナルズがテームズ獲得 ドナルドソンへの影響は?

    2020.1.7 14:00 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの一塁手、エリック・テームズと1年400万ドル+相互オプション1年で契約合意に達したようだ。フェインサンドは、テームズの今季の年俸が300万ドル、来季の契約は年俸400万ドルの相互オプションまたはバイアウト100万ドルであることを伝えており、テームズに保証される金額は今季の年俸の300万ドルにバイアウトの100万ドルを加えた400万ドルとなる。

     昨季のテームズは、ブリュワーズで自己最多の149試合に出場し、打率.247、25本塁打、61打点、OPS.851を記録。メジャー復帰1年目の2017年(138試合で打率.247、31本塁打、63打点、OPS.877)には及ばなかったものの、不振だった2018年(96試合で打率.219、16本塁打、37打点、OPS.783)からの巻き返しには成功した。

     ナショナルズは現在、生え抜きのベテラン選手であるライアン・ジマーマンとの再契約に向けて動いており、ジマーマンとの再契約が無事に完了すれば、一塁でジマーマンとテームズのプラトーン起用が予想される。もしジマーマンとの再契約交渉が不調に終わったとしても、ハウィー・ケンドリックとプラトーンを形成することになりそうだ。

     ジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているナショナルズだが、ここにきてスターリン・カストロ、アズドゥルバル・カブレラ、テームズと立て続けに内野手の補強を行っており、これをドナルドソン争奪戦からの撤退に備えた動きと見る向きもある。しかし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ナショナルズがドナルドソンへのオファーを取り下げていないことを伝えている。ただし、ドナルドソン自身はブレーブスとの再契約を望んでおり、依然としてブレーブスがドナルドソン獲得の最有力候補と見られている。

  • ナショナルズがハドソンと再契約 強力ブルペン形成へ

    2020.1.7 13:10 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなった救援右腕、ダニエル・ハドソンと2年1100万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ナショナルズは先日、アストロズのセットアッパーとして活躍したウィル・ハリスを3年契約で獲得しており、昨季のチームの弱点となっていたブルペンが今季はチームの強みとなる可能性が出てきた。

     昨季のナショナルズは救援防御率がメジャー最悪の5.68、救援投手の投球回がメジャー最少だったにもかかわらず、セーブ失敗の数もワースト2位の29度を記録。不安定なブルペンがチームの足を大きく引っ張っていた。しかし、今オフはハリスとの獲得とハドソンとの再契約に成功。ショーン・ドゥーリトルを加えた3人による勝ちパターンの継投は球界有数のものとなった。

     ハドソンは昨季、ブルージェイズで45試合に登板して防御率3.00をマークし、7月末のトレードでナショナルズに加入。移籍後は24試合で防御率1.44とさらに安定感を増し、シーズン終盤からポストシーズンにかけて、右膝の不調により精彩を欠いたドゥーリトルに代わってクローザーを務めた。レギュラーシーズンは合計69試合に登板して9勝3敗、8セーブ、11ホールド、防御率2.47、ポストシーズンでは9試合に登板して1勝0敗、4セーブ、1ホールド、防御率3.72を記録。ワールドシリーズ第7戦では4点リードの最終回を締めくくり、「胴上げ投手」となった。

     今季のナショナルズのブルペンは、勝ちパターンを担うであろう3人のほか、タナー・レイニーとワンダー・スエロが順調に成長し、昨季途中に加入したハンター・ストリックランドとロエニス・エリアスがしっかり実力を発揮すれば、メジャー最高クラスになる可能性を秘めている。少なくとも昨季のようにブルペンの崩壊によって多くの試合を失うことはなさそうだ。

  • オリオールズが正遊撃手を確保 イグレシアスと契約合意

    2020.1.7 12:10 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、オリオールズはフリーエージェントの遊撃手、ホゼ・イグレシアスと1年300万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、2021年の球団オプションが行使された場合、イグレシアスが2年間で得る総額は600万ドルになるという。正遊撃手が不在だったオリオールズにメジャー屈指の好守を誇る30歳の遊撃手が加わることになった。

     昨季のイグレシアスは、レッズの正遊撃手として146試合に出場し、打率.288、11本塁打、59打点、OPS.724をマーク。146試合と530打席はともに自己最多で、そのほかにも安打(145)、得点(62)、本塁打、打点、長打率(.407)などの各部門でキャリアハイを更新した。また、自慢の遊撃守備でも守備防御点+8の好成績をマーク。攻守ともに充実の1年を過ごした。

     昨季のオリオールズは、ルール5ドラフトで加入したリッチー・マーティンを正遊撃手に据えたものの、120試合に出場して打率.208、6本塁打、OPS.581と通用せず、正二塁手のジョナサン・ビヤーが73試合で遊撃手としてスタメン出場した。そのビヤーは今オフのトレードでマーリンズへ去っており、マーティンが遊撃の一番手、ユーティリティ・プレイヤーのパット・バライカが遊撃の二番手という状況になっていたが、無事に正遊撃手を確保。マーティンをマイナーで育成することも可能になった。

     今オフのオリオールズは、レッドソックスと契約したホゼ・ペラザやアスレチックスからパドレスへトレードされたジュリクソン・プロファーの獲得に乗り出すなど、二遊間のグレードアップを目指していた。フリーエージェントのアデイニー・エチャバリアに興味を示していることも報じられていたが、イグレシアスとの契約合意により目標を達成。今オフのフリーエージェント補強は、右腕のコール・スチュワートに続いて2人目となる。

  • 秋山加入のレッズ 2019年の外野手事情を振り返る

    2020.1.7 11:25 Tuesday

     日本時間1月7日、レッズは秋山翔吾と3年2100万ドルの契約を結んだことを正式に発表した。日本プロ野球の埼玉西武ライオンズでは不動の正中堅手として活躍し、6度のゴールデングラブ賞に輝いた秋山だが、レッズでは外野の両翼を守る機会が多くなることが予想されている。レッズにはどんな外野手がいるのか。秋山のライバルは誰なのか。昨季のレッズの外野手事情を簡単に振り返ってみよう(以下の日付はすべて現地時間)。

     昨季のレッズはセンターを本職とする外野手がいない状態で開幕を迎え、レフトはジェシー・ウィンカーとマット・ケンプの併用、センターはスコット・シェブラー、ライトはヤシエル・プイーグという布陣でスタートした。しかし、2017年に30本塁打を放ったシェブラーは5月3日終了時点で打率.123、2本塁打、OPS.475と全く打てず、翌4日にマイナー降格。その後は故障もあり、再昇格できないままシーズンを終えた。また、ケンプも打率.200、1本塁打、OPS.493と低迷し、4月23日に故障者リスト入りして5月4日には解雇。レッズは早々に外野陣の再編を強いられることになった。

     シェブラーに代わって正中堅手となったのが球団内最高の有望株と目されていたニック・センゼルで、5月3日にメジャーデビューを果たし、104試合で打率.256、12本塁打、14盗塁、OPS.742とまずまずの活躍を披露。慣れないセンターの守備でも健闘していたが、右肩の故障により9月7日が最後の出場となった。センゼルが不動のレギュラーとなっていたセンターにはその後、フィリップ・アービンやマイケル・ローレンゼンなどが起用された。

     ケンプが抜けたレフトはウィンカーがメインで起用され、113試合で打率.269、16本塁打、OPS.830をマーク。しかし、左腕には打率.163と相性が悪く、アービンやデレク・ディートリック、ジョシュ・バンミーターらとの併用が続いた。また、ウィンカーは首痛により8月18日の出場が最後となり、それ以降はアービンとバンミーターが出場機会を分け合う形となった。

     ライトのプイーグは100試合で打率.252、22本塁打、14盗塁、OPS.777を記録していたが、7月末の三角トレードでインディアンスへ放出。代わってレギュラーとなったアリスティデス・アキーノは8月に打率.320、14本塁打、OPS1.160の大活躍で月間最優秀選手と月間最優秀新人をダブル受賞したが、9月は打率.196、5本塁打、OPS.619に終わった。

     レッズの40人枠には、アキーノ、アービン、シェブラー、センゼル、バンミーター、ウィンカーのほか、2016年に30盗塁、2018年に24盗塁を記録したトラビス・ジャンコウスキー(パドレスからトレードで加入)、2018年に55試合で出塁率.397をマークしたニック・マルティーニ(パドレスからウエーバーで加入)、昨季AAA級で30本塁打を放ったマーク・ペイトン(ルール5ドラフトで獲得)、24歳のホゼ・シリと合計10人の外野手がおり、秋山と「二刀流」のローレンゼンを含めると外野手は12人。秋山が出場機会を確保するうえで、ライバルは非常に多い。

     右肩の状態に問題がなければセンゼルは引き続きセンターのレギュラーとして起用される見込みであり、秋山は同じ左打者のウィンカーやバンミーター、右打者のアキーノやアービンとともに外野の両翼のレギュラーを争うことが予想される。アキーノが昨年9月のようなバッティングを続けるのであれば、秋山はライトで多くの出場機会を得ることになりそうだ。また、スプリング・トレーニングでセンターでの守備力をアピールできれば、センターに秋山、ライトにセンゼルが入る布陣が採用される可能性もあるだろう。レッズにリードオフマン型の打者がいないことも秋山にとっては追い風となるかもしれない。

  • 秋山がレッズと正式契約 総額2100万ドルの3年契約

    2020.1.7 10:35 Tuesday

     日本時間1月7日、レッズは日本プロ野球の埼玉西武ライオンズから海外フリーエージェント権を行使していた秋山翔吾と3年2100万ドルの契約を結んだことを発表した。3年契約の内訳は、今季の年俸が600万ドル、来季が700万ドル、2022年が800万ドルとなっている。背番号は「4」に決定し、日本時間1月9日に入団会見が行われる予定だ。

     秋山はレッズの150年の歴史において、初めての日本人メジャーリーガーとなる。レッズは昨オフ、環太平洋スカウトとしてジェイミー・ストービック、同部門のマネージャーとしてロブ・フィドラーをチームに加えたが、秋山に興味を持ち始めたのはここ1年の話ではない。ディック・ウィリアムス野球部門社長は「フリーエージェントになるのを期待して、我々は数年間にわたってショウゴの調査をしてきた。彼の打席でのアプローチや外野手としての守備力を気に入っている。我々のチームに足りない部分を補ってくれる存在になるだろう」と期待を口にした。

     レッズは昨季レギュラー定着を果たしたばかりの有望株、ニック・センゼルを引き続き正中堅手として起用する見込みであり、秋山はセンターよりも外野の両翼を守る機会が多くなると予想されている。しかし、センゼルは右肩の手術からの回復途上にあり、センターの控えとして秋山が加入したことはチームにとって非常に心強い。秋山は同じ左打者のジェシー・ウィンカー、右打者のアリスティデス・アキーノやフィリップ・アービンらと外野の両翼のレギュラーを争うことになりそうだ。

     レッズは秋山の出塁能力の高さを高く評価しており、試合に出場する際にはリードオフマンないし二番打者としての起用が有力視される。ライバルは多く、レギュラーの座は保証されていないものの、外野に不動のレギュラーと呼べる存在がいないことも事実。実力を発揮できればレギュラー級の出場機会を確保できるはずだ。球団史上初の日本人メジャーリーガーとして、どんな活躍を見せてくれるか注目したい。

  • フィリーズの豪華な開幕スタメン 番記者が予想

    2020.1.6 13:30 Monday

     フィリーズの新監督に就任したジョー・ジラルディは、開幕に向けた打線の編成について頭を悩ませているという。MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーは、現在ロースターにいる選手が健康に開幕を迎え、今後さらなる戦力補強がないという前提で開幕スタメンの予想を公開(開幕戦は日本時間3月27日、敵地でのマーリンズ戦)。スター選手や若手有望株がズラリと顔を揃える、バランスの取れた強力打線となっている。

     ジラルディは先月、新加入のディディ・グレゴリアスが三番から五番までのどこかに入る予定であることを明らかにした。また、マット・クレンタックGMは23歳のアダム・ヘイズリーに中堅手として多くの出場機会を与える方針であることを明言している。これらを踏まえ、ゾレッキーが予想した開幕スタメンは以下の通りである(成績は2019年のもの)。

    一番・左翼 アンドリュー・マカッチェン(33歳)
    59試合 打率.256 10本塁打 29打点 2盗塁 OPS.834

    二番・捕手 J.T.リアルミュート(28歳)
    145試合 打率.275 25本塁打 83打点 9盗塁 OPS.820

    三番・右翼 ブライス・ハーパー(27歳)
    157試合 打率.260 35本塁打 114打点 15盗塁 OPS.882

    四番・一塁 リーズ・ホスキンス(26歳)
    160試合 打率.226 29本塁打 85打点 2盗塁 OPS.819

    五番・遊撃 ディディ・グレゴリアス(29歳)
    82試合 打率.238 16本塁打 61打点 2盗塁 OPS.718

    六番・二塁 ジーン・セグーラ(29歳)
    144試合 打率.280 12本塁打 60打点 10盗塁 OPS.743

    七番・三塁 スコット・キンガリー(25歳)
    126試合 打率.258 19本塁打 55打点 15盗塁 OPS.788

    八番・中堅 アダム・ヘイズリー(23歳)
    67試合 打率.266 5本塁打 26打点 4盗塁 OPS.720

  • 秋山加入予定のレッズ ローレンゼンの「二刀流」を継続へ

    2020.1.6 12:10 Monday

     レッズのデービッド・ベル監督は昨年9月、自軍のセットアッパーであるマイケル・ローレンゼンの野手起用の機会を大幅に増やした。その経験を踏まえ、今季もローレンゼンの「二刀流」を継続する方針だという。レッズには契約合意が報じられている秋山翔吾以外にセンターを本職とする外野手がおらず、ローレンゼンは秋山の休養日などにセンターを守る機会が多くなりそうだ。

     昨季のローレンゼンは、投手として自己最多の73試合に登板して83回1/3を投げ、1勝4敗、7セーブ、21ホールド、防御率2.92、85奪三振の好成績をマーク。打者としては自己最多の53打席に立ち、48打数10安打、打率.208、1本塁打、6打点、5盗塁、OPS.596という成績を残した。2018年には34打席で31打数9安打、打率.290、4本塁打、10打点、OPS1.043を記録している。

     大学時代に中堅手兼クローザーだったローレンゼンは、プロ入り後に先発投手として育成されたが大成できず、リリーバーに転向。打撃力を活かして代打で起用されるケースは以前から多かったが、昨年9月に起用法が大きく変化し、9月だけで野手として20試合に出場した。シーズン全体では外野手として29試合・89イニングに出場し、代打で6度、代走でも13度起用された。ベルはローレンゼンの「二刀流」の才能を今季も最大限に活用していく方針だ。

     昨年9月4日(現地時間)には、本塁打を放ち、外野の守備に就き、勝利投手になるという、1921年のベーブ・ルース以来98年ぶり史上2人目の快挙を達成。中堅手としてスタメン出場し、7回と8回はセットアッパーとしてマウンドに上がり、9回はクローザーにマウンドを譲ってセンターに戻った試合もあった。以前は野手としての起用は登板不可の日に限られていたが、このように投手と野手を両立する試合が今季はさらに増えることが予想される。

     球団史上初の日本人メジャーリーガーとして秋山が加入し、日本での注目度が増すことが予想されるレッズ。「セットアッパー兼控え外野手」を務めるローレンゼンにも注目が集まることになりそうだ。

  • エンゼルスがクレビンジャー獲得に興味 トレード交渉は難航

    2020.1.6 11:25 Monday

     関係者によると、エンゼルスはエース格の先発投手としてマイク・クレビンジャー(インディアンス)の獲得に興味を示しているようだ。エンゼルスは2011年のドラフト4巡目でクレビンジャーを指名したあと、2014年8月のトレードでインディアンスへ放出しており、トレードが成立すれば6年ぶりの古巣復帰となる。しかし、トレード市場におけるクレビンジャーの価値は極めて高く、トレード交渉は難航が予想される。

     クレビンジャーのトレードに関して初期段階の交渉が行われたものの、本格化するには至らなかったという。インディアンスはクレビンジャー放出の対価として、ジョー・アデル(「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体5位の有望株)にもう1人、別の有望株をつけることを要求。一方のエンゼルスはアデルの放出には消極的だ。

     インディアンスはトレード市場におけるクレビンジャーの価値をフランシスコ・リンドーアより高く設定していると見られる。リンドーアに関するドジャースとのトレード交渉の際にギャビン・ラックス(「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体2位の有望株)を要求したが、クレビンジャーの交換要員としてエンゼルスに「アデル+もう1人」を要求しているからだ。

     リンドーアが2年後にフリーエージェントとなるのに対し、クレビンジャーは3年後。保有可能期間の違いがトレード市場における両者の価値の差となっている。ちなみに、エンゼルスがクレビンジャーを放出して獲得したビニー・ペスターノは、2014年こそ12試合で防御率0.93と結果を残したものの、翌2015年は19試合で防御率5.40に終わり、同年オフにフリーエージェントとなって退団した。

     アンソニー・レンドンを獲得して打線を強化したエンゼルスはエース格の先発投手の獲得が急務となっている。フリーエージェント市場では思うように補強ができず、現在はトレードでの補強を模索中。クレビンジャーのほか、デービッド・プライス(レッドソックス)、ジョン・グレイ(ロッキーズ)、マシュー・ボイド(タイガース)らが獲得候補に挙がっている。

  • スター三塁手・ドナルドソン ブレーブスとの再契約が濃厚に

    2020.1.5 15:20 Sunday

     ブレーブス、ナショナルズ、ツインズの3球団による争いとなっていたジョシュ・ドナルドソンの獲得レースだが、ブレーブスとの再契約が濃厚となった。現在34歳のドナルドソンは、総額1億1000万ドル前後の4年契約を求めていると報じられており、自身の要求に近いオファーを待ち続けていると見られる。ここにきてナショナルズとツインズが撤退に向けた動きを見せ始めており、2球団に遅れて4年契約をオファーしたブレーブスが再契約に成功しそうな気配が漂い始めている。

     スター・トリビューンのフィル・ミラーによると、ドナルドソンはツインズへの移籍には興味を示していないという。ツインズは年平均2000万ドル以上の4年契約をオファーしたと見られるが、獲得の見込みがないことを察知し、すでにドナルドソンに代わる正三塁手候補の獲得に向けて動き始めているようだ。ツインズは今オフ、正一塁手のC.J.クロンが退団しており、三塁手を獲得して正三塁手のミゲル・サノーを一塁へコンバートする方針だ。

     一方、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ドナルドソン側がナショナルズを移籍先の選択肢から排除していないことを伝えている。しかし、ナショナルズはスターリン・カストロ、アズドゥルバル・カブレラと2日連続でフリーエージェントの内野手との契約合意が報じられており、争奪戦から撤退する準備を着々と進めている。プロスペクト内野手のカーター・キーブームも控えており、無理をしてまでドナルドソン獲得を目指すことはなさそうだ。

     以上のことから、現時点ではドナルドソンはブレーブスとの再契約が最有力であると考えられている。以前からドナルドソンはブレーブスとの再契約を望んでおり、頑なに4年契約のオファーを拒絶していたブレーブスも、ここにきて4年契約をオファーしたことが報じられている。相思相愛の関係にある両者が契約合意に達する日は、そう遠くないのかもしれない。

  • パドレスが救援右腕・スタメンとの再契約に合意 2年900万ドル

    2020.1.5 14:10 Sunday

     今オフのパドレスは、左腕のドリュー・ポメランツと右腕のピアース・ジョンソンをチームに加えるなど、有望な若手が多い先発投手陣をサポートすべく、ブルペンの補強に力を入れている。日本時間1月5日には、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から聞いた話として、パドレスが自軍からフリーエージェントとなった救援右腕、クレイグ・スタメンと契約合意に達したことを報じた。モロシによると、契約条件は2年900万ドルで、3年目の球団オプションが付属しているほか、成績に応じた出来高も設定されているようだ。

     現在35歳のスタメンは、昨季パドレスで76試合に登板して82イニングを投げ、8勝7敗、4セーブ、31ホールド、防御率3.29、73奪三振をマーク。2年連続で70試合以上に登板しているリリーバーは、スタメンを含めてメジャー全体で7人だけであり、過去3年間は平均70試合に登板して防御率3.06と安定したパフォーマンスを続けている。

     昨季はナショナル・リーグのセーブ王に輝いたカービー・イエーツにつなぐセットアッパーを務め、自己最多の31ホールドを記録。今季は左腕のポメランツとともに左右のセットアッパー・コンビを形成し、相手打者との相性を考慮しながら勝ち試合の7回または8回を担当することが予想される。

     スタメンは「過去3年間のような活躍を続けたいと思っている。パドレスが勝てるチームに変わっていくのを手助けしたい。このチームはポストシーズン進出に向けて正しい道を進んでいると思っているよ」とコメント。ポメランツの加入によって主戦場が8回から7回に変わる可能性もあるが、「おそらく自分の役割は変わるだろう。でも、マウンドに上がってアウトを取るというのは変わらないよ。素晴らしいブルペンの一員でいられることが楽しみだね」と前向きに捉えているようだ。

     パドレスとの再契約は「簡単な決断だった」と語るスタメン。勝負モードに突入しているパドレスにとって、35歳の鉄腕リリーバーは今季も不可欠な戦力となりそうだ。

  • ナショナルズがカブレラと再契約へ 1年250万ドルとの報道

    2020.1.5 13:40 Sunday

     日本時間1月5日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなった内野手、アズドゥルバル・カブレラと1年250万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ナショナルズは前日にもフリーエージェントの内野手であるスターリン・カストロと契約合意に達しており、内野手の選手層に厚みを加えることに成功した。

     現在34歳のカブレラは、昨季レンジャーズとナショナルズで合計131試合に出場して打率.260、18本塁打、91打点、OPS.783をマーク。三塁手として98試合に出場したほか、二塁手として31試合、一塁手としても3試合に出場した。契約条件は1年250万ドルであることが報じられており、モロシによると、カブレラは打席数に応じて最大50万ドルの出来高を手にすることができるようだ。

     ナショナルズは現在、正三塁手としてジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているものの、カストロとカブレラの獲得は、ドナルドソン争奪戦からの撤退を見据えたものである可能性が高い。もしナショナルズがドナルドソンの獲得に成功すれば、カブレラはカストロ、ハウィー・ケンドリック、有望株のカーター・キーブームらとの併用で、二塁を中心とした内野のユーティリティとして起用されることになる。ドナルドソン争奪戦から撤退するのであれば、一塁・ケンドリック、二塁・カストロ、三塁・カブレラが基本の形となりそうだ。ただし、ナショナルズはライアン・ジマーマンとの再契約に向けて動いていることも報じられている。

     また、MLB公式サイトは、ナショナルズがドナルドソンを獲得できなかった場合にトレードでの三塁手補強に動く可能性に言及しており、クリス・ブライアント(カブス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、カイル・シーガー(マリナーズ)の名前が候補として挙げられている。内野手の頭数は足りているため、現状の戦力で開幕を迎え、状況に応じてシーズン途中での補強が検討される可能性もありそうだ。

  • 「投手・大谷」が打席に立つ可能性 マドン新監督が言及

    2020.1.4 12:05 Saturday

     メジャーリーグでプレイした過去2年間で投打にわたる才能を証明した大谷翔平(エンゼルス)について、新監督に就任したジョー・マドンはその才能を最大限に活用する方針だ。投手としてはトミー・ジョン手術からの復帰イヤー、打者としても左膝の手術から復帰するシーズンとなるため、慎重に議論が進められているものの、大谷の登板時に指名打者制を放棄し、大谷を打席に立たせる計画も浮上しているという。

     ウィンター・ミーティングの期間中、マドンは大谷の登板時に打席にも立たせたいとの意向を示していた。2018年の大谷は、登板する日は打席に立たず、その前後の日も試合に出場しなかったが、登板時に打席に立つようになれば年間で50回前後は打席に立つ機会を増やすことができる。大谷はすでにエンゼルスの中心打者の1人となっており、大谷の打席数を可能な範囲で増やしたいという考えは当然の流れと言えるだろう。

     もちろん、今季の起用法については、手術箇所の回復具合を見ながら判断が下されることになる。ビリー・エプラーGMは、医療チームからの詳細な情報を得てから大谷の起用法を再検討する方針を示しているが、マドンはできる限り大谷の打席数を増やしたいとの意向を明確にしている。大谷のコンディション次第では、登板する日の前後に出場しないというルールにも変更が加えられる可能性もある。

     なお、エンゼルスは大谷が打者としては今季開幕から出場可能であるとの見通しを明らかにしているものの、投手として開幕に間に合うかどうかについての判断には慎重な姿勢を取っている。医療チームからの報告を踏まえ、スプリング・トレーニングのスタートが近付いてきた段階で、チーム内でさらなる議論が行われる見込みだ。大谷のコンディションが良好な場合も、週に1度登板するというルールは変わらないと見られる。

     現在25歳の大谷は、2018年に投手として10試合に先発し、51回2/3を投げて防御率3.31、63奪三振を記録。打者としては2年間で210試合に出場し、792打席で打率.286、40本塁打、123打点、22盗塁、OPS.883をマークしている。

  • 「キューバの大谷」ことコラスがメジャー挑戦目指して亡命か

    2020.1.4 11:30 Saturday

     近いうちに次なる二刀流のスター選手が誕生するかもしれない。メジャーリーグのスペイン語版公式サイト「LasMayores.com」のリポーターであるフランシス・ロメロが伝えたところによると、「キューバの大谷」として知られるオスカー・ルイス・コラスがメジャーリーグ移籍を目指してキューバから亡命したようだ。コラスは外野3ポジションと一塁を守るほか、左投げの投手としてマウンドにも上がる二刀流選手である。

     コラスは現在21歳で、プロ経験も6年に満たないため、メジャーリーグの球団と契約する際には国際アマチュア選手との契約に関するルールに従う必要がある。よって、大谷翔平がそうであったように、高額の年俸を保証するような契約を得ることはできない。コラスが2020年7月2日~2021年6月15日(現地時間)の契約期間にどこかのチームと契約するか、2021年7月2日(現地時間)にスタートする次の契約期間まで待つかは、現時点では不明である。

     1998年生まれの21歳、186センチ・95キロの立派な体格を誇るコラスは、メジャーリーグへ移籍する前にキューバとアメリカ以外の国の居住権を得る必要がある。そうして初めてメジャーリーグのチームと契約可能なフリーエージェント選手として認められ、各チームとの契約交渉が可能となる。今のところ、コラスがどの国へ亡命したのかは明らかになっていない。また、現在はキューバからの派遣選手として日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスに在籍しており、ソフトバンクとの契約の扱いが問題化する可能性もある。

     コラスは昨季、ソフトバンクの二軍で好成績を残し、6月24日に支配下選手登録された。8月18日の埼玉西武ライオンズ戦で一軍デビューを果たし、史上9人目となる「初打席初球本塁打」を達成。一軍では7試合に出場して打率.278、1本塁打、2打点、二軍では66試合で打率.302、11本塁打、46打点を記録した(投手としての登板はなし)。

  • ナショナルズがカストロと2年1200万ドルで契約合意

    2020.1.4 10:45 Saturday

     アンソニー・レンドンやブライアン・ドージャーの退団により内野陣の整備が急務となっているナショナルズは、実績十分の内野手の獲得に成功したようだ。日本時間1月4日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの内野手、スターリン・カストロと2年1200万ドルで契約合意。メジャー10年間で1617安打を放っている29歳の内野手がワールドシリーズ王者に加わることになった。

     フリーエージェントのスター三塁手、ジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているナショナルズだが、フェインサンドによると、今回のカストロ獲得はドナルドソン獲得の動きに影響を与えない見込みだという。ドナルドソン争奪戦では、ナショナルズのほか、ツインズとブレーブスも4年契約のオファーを提示していることが報じられており、ドナルドソンが契約先を決断する日は近いと見られる。

     昨季マーリンズで本職の二塁で117試合に出場したほか、三塁を45試合、遊撃を3試合守ったカストロは、ナショナルズでは内野のユーティリティとしての起用が有力視されている。ナショナルズがドナルドソン獲得に失敗した場合は三塁での起用が増えることが予想されるが、ドナルドソンが加入した場合はハウィー・ケンドリックや有望株のカーター・キーブームと二塁のレギュラー争いを繰り広げることになるだろう。

     昨季のカストロは全162試合に出場して打率.270、22本塁打、86打点、OPS.736をマーク。リーグ10位の172安打を放ち、メジャーデビュー以来10年連続130安打以上を記録している。そのため、まだ20代ながら通算安打数は1600本を超えており、現在のペースを維持できれば30代後半での3000安打達成が見えてくる。

     なお、ナショナルズはドナルドソン獲得を目指しているほか、チーム生え抜きのベテラン一塁手であるライアン・ジマーマンとの再契約に向けて交渉を進めていることも報じられている。

  • ナショナルズが前アストロズの救援右腕・ハリスと契約合意

    2020.1.3 23:40 Friday

     アストロズで5年間にわたって優秀なリリーバーとして活躍し、昨年のワールドシリーズ第7戦でハウィー・ケンドリックに決勝弾を献上してナショナルズの球団史上初のワールドシリーズ制覇に不本意ながらも貢献した男が、ナショナルズに加入することになった。日本時間1月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの救援右腕、ウィル・ハリスと3年契約で合意。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドは3年契約の総額が2400万ドルであることを伝えている。

     昨季のナショナルズのブルペンは、チームの最大の弱点となっていた。メジャー最少の投球イニング数(500回2/3)だったにも関わらず、メジャーワースト2位タイとなる29度のセーブ失敗を記録し、防御率5.68もメジャーワースト2位。アストロズのセットアッパーとして活躍してきたハリスの加入は、ナショナルズにとって大きな戦力アップとなる。

     現在35歳のハリスは、2015年にアストロズへ加入し、そこからの5年間で防御率2.36、WHIP0.99という安定したパフォーマンスを披露。昨季の防御率1.50はアメリカン・リーグのリリーバーのなかでベストの数字だった。故障が少ないのも長所の1つであり、アストロズで過ごした5シーズンのうち、60試合以上に登板したシーズンが4度。また、同期間中にはポストシーズンでも合計23試合に登板している。

     ナショナルズは、左腕のショーン・ドゥーリトルがクローザーを務める見込みであり、ハリスは8回を担当するセットアッパーとして起用されることになりそうだ。ただし、ドゥーリトルが左腕であることを考えると、相手打線とのマッチアップも考慮しながら、ハリスが9回のセーブ機会で登板する場面も増えるかもしれない。

     敵としてナショナルズの球団史上初となるワールドシリーズ制覇に不本意ながらも貢献したハリス。今度はナショナルズの一員として球団史上2度目のワールドシリーズ制覇を目指す。

  • エンゼルスが正捕手を確保 カストロと1年685万ドルで合意

    2020.1.3 23:20 Friday

     日本時間1月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、エンゼルスはフリーエージェントの捕手、ジェイソン・カストロと1年685万ドルで契約合意に達したようだ。エンゼルスは先月初めにケバン・スミスをノンテンダーFAとしたあと、守備力の高い捕手の獲得を目指していた。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     昨季のカストロは、ツインズでミッチ・ガーバーの控えを務め、79試合に出場して打率.232、13本塁打、30打点、出塁率.332、長打率.435をマーク。メジャー通算ではアストロズとツインズで9年間プレイし、825試合に出場して打率.231、86本塁打、292打点、出塁率.313、長打率.390を記録している。アストロズ時代の2013年にはオールスター・ゲーム選出を果たしたが、ツインズ時代の2018年は右膝の故障により19試合のみの出場に終わっていた。

     エンゼルスの新監督に就任したジョー・マドンは、ウィンター・ミーティングの時点で「投手陣と上手く協力し合える捕手」の獲得を望んでいることを明らかにしていたが、その点において32歳で経験豊富なカストロは理想的な存在と言える。フレーミングの指標もメジャー平均を上回っており、メジャー有数のフレーミング技術を誇るマックス・スタッシとの捕手コンビは、チームに安定感をもたらすことだろう。

     今オフのエンゼルスは、補強の目玉としてスター三塁手のアンソニー・レンドンを7年2億4500万ドルの超大型契約で獲得したほか、先発投手陣にはフリーエージェント市場からフリオ・テーラン、トレードではディラン・バンディを獲得。エンゼルスは先発投手のさらなる補強を目指しているものの、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、マディソン・バムガーナー、ダラス・カイケルといった有力な先発投手がすでに市場から姿を消したため、トレードでの補強に乗り出すことが有力視されている。

  • Wソックスの有望株・ロベルト 6年5000万ドルで契約合意

    2020.1.3 23:00 Friday

     大型補強を進めるなか、確固たる正中堅手が不在のホワイトソックスだが、メジャーデビュー前の有望株がレギュラーに抜擢されることが確実となった。日本時間1月3日、ホワイトソックスはプロスペクト外野手のルイス・ロベルトと6年5000万ドルで契約を結ぶことに合意。2025年に6年契約は終了するが、2026年と2027年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっていることが報じられている。

     現在22歳のロベルトは、今季の年俸が150万ドルとなり、来季以降は2021年に350万ドル、2022年に600万ドル、2023年に950万ドル、2024年に1250万ドル、2025年に1500万ドルを得る。2026年と2027年の球団オプションは、それぞれ年俸2000万ドルとなっているようだ。

     ホワイトソックスがメジャーデビュー前の選手と長期契約を結ぶのは今回が初めてではなく、昨年のスプリング・トレーニング期間中にイロイ・ヒメネスと6年4300万ドル+球団オプション2年の契約を結んでいる。ヒメネスはメジャーデビューを果たした昨季、31本塁打を放って大きな期待に応えたが、ロベルトはそのヒメネスとともに長きにわたって外野のレギュラーを務めることになる。

     ロベルトは「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングで全体3位、球団1位にランクインしている球界屈指の有望株であり、昨季はA+級、AA級、AAA級の3階級で合計122試合に出場して打率.328、32本塁打、92打点、36盗塁、OPS1.001の好成績をマーク。28四球に対して129三振を喫するなど、打撃はまだ粗削りだが、ホワイトソックスは今季からレギュラーとして起用することを決断したと見られる。

     「僕は開幕ロースターに名を連ねることができると100%確信している」と語ったロベルト。なお、背番号は昨年のスプリング・トレーニングで着用した「88」を引き続き背負うことが決定している。

  • レンジャーズ ベテラン内野手・フレイジャー獲得を検討か

    2020.1.1 18:15 Wednesday

     新球場元年のシーズンに向けて三塁手の補強を目指すレンジャーズは、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得に乗り出していることが報じられている。また、ダラス・モーニング・ニュースの報道によると、レンジャーズはフリーエージェントの内野手、トッド・フレイジャーの獲得にも興味を示しているようだ。アレナードのトレードが成立する可能性は低いと見られており、フレイジャーはレンジャーズにとって、より現実的な選択肢となるだろう。

     2018年限りで引退したエイドリアン・ベルトレイのように、チームの顔となる三塁手としてアレナードの獲得を望んでいるレンジャーズだが、高額年俸、トレード拒否権、オプトアウト条項などトレード成立に向けての障壁が非常に多く、関係者の大半がアレナードのロッキーズ残留を予想している。そんななかでレンジャーズのチーム状況にフィットする存在となり得るのが現在33歳の内野手、フレイジャーだ。

     フレイジャーはメッツとの契約最終年となった昨季、133試合に出場して打率.251、21本塁打、67打点、OPS.772を記録。不本意な成績(打率.213、18本塁打、59打点、OPS.693)に終わった2018年から盛り返し、まだメジャーのレギュラーとして十分にやれることをアピールした。また、左腕に対して強さを発揮し、打率.294、8本塁打、OPS.913の好成績を残している(対右腕は打率.234、13本塁打、OPS.716)。

     レンジャーズは主力打者に左打ちの選手が多く、ニコラス・カステヤーノスやマーセル・オズーナといった右打ちの外野手の獲得を狙っていることが報じられている。よって、右打ちの三塁手であるフレイジャーは三塁手の補強という点だけでなく右打者の補強という点においても、レンジャーズのニーズに合致する存在である。また、もしアレナードの獲得に成功したとしても、左打ちのロナルド・グスマンとのプラトーンで一塁手として起用することもできる。

     現時点ではアレナードの獲得は現実的な話ではなく、レンジャーズは今後、フレイジャー獲得に向けての動きを本格化させることになるかもしれない。

  • 先発補強終えたツインズ 次はドナルドソン獲得に動く

    2020.1.1 17:20 Wednesday

     日本時間11月5日にマーティン・ペレスの来季オプションを破棄した時点で、先発ローテーションに空きが4枠もあったツインズだが、ジェイク・オドリッジとマイケル・ピネイダの引き留めに成功し、ホーマー・ベイリーとリッチ・ヒルを獲得したことでひとまず先発投手の補強を完了した。ESPNのジェフ・パッサンによると、ツインズは次なる大型補強としてジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているという。

     今オフのツインズは、オドリッジがクオリファイング・オファーを受諾して残留し、ピネイダとも再契約。日本時間1月1日にはベイリーと1年700万ドル、ヒルと1年300万ドルで契約を結び、カイル・ギブソン(レンジャーズと契約)、ペレス(レッドソックスと契約)の穴を埋めることに成功した。出来高が設定されているとはいえ、ベイリーとヒルに保証されている金額は合計1000万ドルに過ぎず、パッサンは安価で先発投手の補強を完了したことにより、ツインズにはドナルドソン獲得を実現するだけの資金があると考えているようだ。

     ツインズは、ナショナルズとともにドナルドソンに対して4年契約をオファーしている球団の1つであることが報じられている。34歳のスター三塁手であるドナルドソンはブレーブスとの再契約を望んでいると見られるが、ブレーブスには4年契約をオファーする意思はなく、他球団への流出が濃厚。ドナルドソンが希望する4年契約をオファーしているナショナルズとツインズの一騎打ちとなる可能性が高い。

     選手の契約情報を詳細に扱う「Cot’s Baseball Contracts」によると、ベイリーとヒルを獲得する前の時点で、ツインズの今季予想年俸総額は1億700万ドルほど。ベイリーとヒルを加えても1億2000万ドルにも満たず、ドナルドソンを獲得するだけの余力は十分にある。なお、ドナルドソンは年平均2500万ドル前後の契約を得ることが予想されており、4年1億ドル前後のラインでの攻防が繰り広げられることになりそうだ。

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