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  • フィリーズの豪華な開幕スタメン 番記者が予想

    2020.1.6 13:30 Monday

     フィリーズの新監督に就任したジョー・ジラルディは、開幕に向けた打線の編成について頭を悩ませているという。MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーは、現在ロースターにいる選手が健康に開幕を迎え、今後さらなる戦力補強がないという前提で開幕スタメンの予想を公開(開幕戦は日本時間3月27日、敵地でのマーリンズ戦)。スター選手や若手有望株がズラリと顔を揃える、バランスの取れた強力打線となっている。

     ジラルディは先月、新加入のディディ・グレゴリアスが三番から五番までのどこかに入る予定であることを明らかにした。また、マット・クレンタックGMは23歳のアダム・ヘイズリーに中堅手として多くの出場機会を与える方針であることを明言している。これらを踏まえ、ゾレッキーが予想した開幕スタメンは以下の通りである(成績は2019年のもの)。

    一番・左翼 アンドリュー・マカッチェン(33歳)
    59試合 打率.256 10本塁打 29打点 2盗塁 OPS.834

    二番・捕手 J.T.リアルミュート(28歳)
    145試合 打率.275 25本塁打 83打点 9盗塁 OPS.820

    三番・右翼 ブライス・ハーパー(27歳)
    157試合 打率.260 35本塁打 114打点 15盗塁 OPS.882

    四番・一塁 リーズ・ホスキンス(26歳)
    160試合 打率.226 29本塁打 85打点 2盗塁 OPS.819

    五番・遊撃 ディディ・グレゴリアス(29歳)
    82試合 打率.238 16本塁打 61打点 2盗塁 OPS.718

    六番・二塁 ジーン・セグーラ(29歳)
    144試合 打率.280 12本塁打 60打点 10盗塁 OPS.743

    七番・三塁 スコット・キンガリー(25歳)
    126試合 打率.258 19本塁打 55打点 15盗塁 OPS.788

    八番・中堅 アダム・ヘイズリー(23歳)
    67試合 打率.266 5本塁打 26打点 4盗塁 OPS.720

  • 秋山加入予定のレッズ ローレンゼンの「二刀流」を継続へ

    2020.1.6 12:10 Monday

     レッズのデービッド・ベル監督は昨年9月、自軍のセットアッパーであるマイケル・ローレンゼンの野手起用の機会を大幅に増やした。その経験を踏まえ、今季もローレンゼンの「二刀流」を継続する方針だという。レッズには契約合意が報じられている秋山翔吾以外にセンターを本職とする外野手がおらず、ローレンゼンは秋山の休養日などにセンターを守る機会が多くなりそうだ。

     昨季のローレンゼンは、投手として自己最多の73試合に登板して83回1/3を投げ、1勝4敗、7セーブ、21ホールド、防御率2.92、85奪三振の好成績をマーク。打者としては自己最多の53打席に立ち、48打数10安打、打率.208、1本塁打、6打点、5盗塁、OPS.596という成績を残した。2018年には34打席で31打数9安打、打率.290、4本塁打、10打点、OPS1.043を記録している。

     大学時代に中堅手兼クローザーだったローレンゼンは、プロ入り後に先発投手として育成されたが大成できず、リリーバーに転向。打撃力を活かして代打で起用されるケースは以前から多かったが、昨年9月に起用法が大きく変化し、9月だけで野手として20試合に出場した。シーズン全体では外野手として29試合・89イニングに出場し、代打で6度、代走でも13度起用された。ベルはローレンゼンの「二刀流」の才能を今季も最大限に活用していく方針だ。

     昨年9月4日(現地時間)には、本塁打を放ち、外野の守備に就き、勝利投手になるという、1921年のベーブ・ルース以来98年ぶり史上2人目の快挙を達成。中堅手としてスタメン出場し、7回と8回はセットアッパーとしてマウンドに上がり、9回はクローザーにマウンドを譲ってセンターに戻った試合もあった。以前は野手としての起用は登板不可の日に限られていたが、このように投手と野手を両立する試合が今季はさらに増えることが予想される。

     球団史上初の日本人メジャーリーガーとして秋山が加入し、日本での注目度が増すことが予想されるレッズ。「セットアッパー兼控え外野手」を務めるローレンゼンにも注目が集まることになりそうだ。

  • エンゼルスがクレビンジャー獲得に興味 トレード交渉は難航

    2020.1.6 11:25 Monday

     関係者によると、エンゼルスはエース格の先発投手としてマイク・クレビンジャー(インディアンス)の獲得に興味を示しているようだ。エンゼルスは2011年のドラフト4巡目でクレビンジャーを指名したあと、2014年8月のトレードでインディアンスへ放出しており、トレードが成立すれば6年ぶりの古巣復帰となる。しかし、トレード市場におけるクレビンジャーの価値は極めて高く、トレード交渉は難航が予想される。

     クレビンジャーのトレードに関して初期段階の交渉が行われたものの、本格化するには至らなかったという。インディアンスはクレビンジャー放出の対価として、ジョー・アデル(「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体5位の有望株)にもう1人、別の有望株をつけることを要求。一方のエンゼルスはアデルの放出には消極的だ。

     インディアンスはトレード市場におけるクレビンジャーの価値をフランシスコ・リンドーアより高く設定していると見られる。リンドーアに関するドジャースとのトレード交渉の際にギャビン・ラックス(「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体2位の有望株)を要求したが、クレビンジャーの交換要員としてエンゼルスに「アデル+もう1人」を要求しているからだ。

     リンドーアが2年後にフリーエージェントとなるのに対し、クレビンジャーは3年後。保有可能期間の違いがトレード市場における両者の価値の差となっている。ちなみに、エンゼルスがクレビンジャーを放出して獲得したビニー・ペスターノは、2014年こそ12試合で防御率0.93と結果を残したものの、翌2015年は19試合で防御率5.40に終わり、同年オフにフリーエージェントとなって退団した。

     アンソニー・レンドンを獲得して打線を強化したエンゼルスはエース格の先発投手の獲得が急務となっている。フリーエージェント市場では思うように補強ができず、現在はトレードでの補強を模索中。クレビンジャーのほか、デービッド・プライス(レッドソックス)、ジョン・グレイ(ロッキーズ)、マシュー・ボイド(タイガース)らが獲得候補に挙がっている。

  • スター三塁手・ドナルドソン ブレーブスとの再契約が濃厚に

    2020.1.5 15:20 Sunday

     ブレーブス、ナショナルズ、ツインズの3球団による争いとなっていたジョシュ・ドナルドソンの獲得レースだが、ブレーブスとの再契約が濃厚となった。現在34歳のドナルドソンは、総額1億1000万ドル前後の4年契約を求めていると報じられており、自身の要求に近いオファーを待ち続けていると見られる。ここにきてナショナルズとツインズが撤退に向けた動きを見せ始めており、2球団に遅れて4年契約をオファーしたブレーブスが再契約に成功しそうな気配が漂い始めている。

     スター・トリビューンのフィル・ミラーによると、ドナルドソンはツインズへの移籍には興味を示していないという。ツインズは年平均2000万ドル以上の4年契約をオファーしたと見られるが、獲得の見込みがないことを察知し、すでにドナルドソンに代わる正三塁手候補の獲得に向けて動き始めているようだ。ツインズは今オフ、正一塁手のC.J.クロンが退団しており、三塁手を獲得して正三塁手のミゲル・サノーを一塁へコンバートする方針だ。

     一方、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ドナルドソン側がナショナルズを移籍先の選択肢から排除していないことを伝えている。しかし、ナショナルズはスターリン・カストロ、アズドゥルバル・カブレラと2日連続でフリーエージェントの内野手との契約合意が報じられており、争奪戦から撤退する準備を着々と進めている。プロスペクト内野手のカーター・キーブームも控えており、無理をしてまでドナルドソン獲得を目指すことはなさそうだ。

     以上のことから、現時点ではドナルドソンはブレーブスとの再契約が最有力であると考えられている。以前からドナルドソンはブレーブスとの再契約を望んでおり、頑なに4年契約のオファーを拒絶していたブレーブスも、ここにきて4年契約をオファーしたことが報じられている。相思相愛の関係にある両者が契約合意に達する日は、そう遠くないのかもしれない。

  • パドレスが救援右腕・スタメンとの再契約に合意 2年900万ドル

    2020.1.5 14:10 Sunday

     今オフのパドレスは、左腕のドリュー・ポメランツと右腕のピアース・ジョンソンをチームに加えるなど、有望な若手が多い先発投手陣をサポートすべく、ブルペンの補強に力を入れている。日本時間1月5日には、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から聞いた話として、パドレスが自軍からフリーエージェントとなった救援右腕、クレイグ・スタメンと契約合意に達したことを報じた。モロシによると、契約条件は2年900万ドルで、3年目の球団オプションが付属しているほか、成績に応じた出来高も設定されているようだ。

     現在35歳のスタメンは、昨季パドレスで76試合に登板して82イニングを投げ、8勝7敗、4セーブ、31ホールド、防御率3.29、73奪三振をマーク。2年連続で70試合以上に登板しているリリーバーは、スタメンを含めてメジャー全体で7人だけであり、過去3年間は平均70試合に登板して防御率3.06と安定したパフォーマンスを続けている。

     昨季はナショナル・リーグのセーブ王に輝いたカービー・イエーツにつなぐセットアッパーを務め、自己最多の31ホールドを記録。今季は左腕のポメランツとともに左右のセットアッパー・コンビを形成し、相手打者との相性を考慮しながら勝ち試合の7回または8回を担当することが予想される。

     スタメンは「過去3年間のような活躍を続けたいと思っている。パドレスが勝てるチームに変わっていくのを手助けしたい。このチームはポストシーズン進出に向けて正しい道を進んでいると思っているよ」とコメント。ポメランツの加入によって主戦場が8回から7回に変わる可能性もあるが、「おそらく自分の役割は変わるだろう。でも、マウンドに上がってアウトを取るというのは変わらないよ。素晴らしいブルペンの一員でいられることが楽しみだね」と前向きに捉えているようだ。

     パドレスとの再契約は「簡単な決断だった」と語るスタメン。勝負モードに突入しているパドレスにとって、35歳の鉄腕リリーバーは今季も不可欠な戦力となりそうだ。

  • ナショナルズがカブレラと再契約へ 1年250万ドルとの報道

    2020.1.5 13:40 Sunday

     日本時間1月5日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなった内野手、アズドゥルバル・カブレラと1年250万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ナショナルズは前日にもフリーエージェントの内野手であるスターリン・カストロと契約合意に達しており、内野手の選手層に厚みを加えることに成功した。

     現在34歳のカブレラは、昨季レンジャーズとナショナルズで合計131試合に出場して打率.260、18本塁打、91打点、OPS.783をマーク。三塁手として98試合に出場したほか、二塁手として31試合、一塁手としても3試合に出場した。契約条件は1年250万ドルであることが報じられており、モロシによると、カブレラは打席数に応じて最大50万ドルの出来高を手にすることができるようだ。

     ナショナルズは現在、正三塁手としてジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているものの、カストロとカブレラの獲得は、ドナルドソン争奪戦からの撤退を見据えたものである可能性が高い。もしナショナルズがドナルドソンの獲得に成功すれば、カブレラはカストロ、ハウィー・ケンドリック、有望株のカーター・キーブームらとの併用で、二塁を中心とした内野のユーティリティとして起用されることになる。ドナルドソン争奪戦から撤退するのであれば、一塁・ケンドリック、二塁・カストロ、三塁・カブレラが基本の形となりそうだ。ただし、ナショナルズはライアン・ジマーマンとの再契約に向けて動いていることも報じられている。

     また、MLB公式サイトは、ナショナルズがドナルドソンを獲得できなかった場合にトレードでの三塁手補強に動く可能性に言及しており、クリス・ブライアント(カブス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、カイル・シーガー(マリナーズ)の名前が候補として挙げられている。内野手の頭数は足りているため、現状の戦力で開幕を迎え、状況に応じてシーズン途中での補強が検討される可能性もありそうだ。

  • 「投手・大谷」が打席に立つ可能性 マドン新監督が言及

    2020.1.4 12:05 Saturday

     メジャーリーグでプレイした過去2年間で投打にわたる才能を証明した大谷翔平(エンゼルス)について、新監督に就任したジョー・マドンはその才能を最大限に活用する方針だ。投手としてはトミー・ジョン手術からの復帰イヤー、打者としても左膝の手術から復帰するシーズンとなるため、慎重に議論が進められているものの、大谷の登板時に指名打者制を放棄し、大谷を打席に立たせる計画も浮上しているという。

     ウィンター・ミーティングの期間中、マドンは大谷の登板時に打席にも立たせたいとの意向を示していた。2018年の大谷は、登板する日は打席に立たず、その前後の日も試合に出場しなかったが、登板時に打席に立つようになれば年間で50回前後は打席に立つ機会を増やすことができる。大谷はすでにエンゼルスの中心打者の1人となっており、大谷の打席数を可能な範囲で増やしたいという考えは当然の流れと言えるだろう。

     もちろん、今季の起用法については、手術箇所の回復具合を見ながら判断が下されることになる。ビリー・エプラーGMは、医療チームからの詳細な情報を得てから大谷の起用法を再検討する方針を示しているが、マドンはできる限り大谷の打席数を増やしたいとの意向を明確にしている。大谷のコンディション次第では、登板する日の前後に出場しないというルールにも変更が加えられる可能性もある。

     なお、エンゼルスは大谷が打者としては今季開幕から出場可能であるとの見通しを明らかにしているものの、投手として開幕に間に合うかどうかについての判断には慎重な姿勢を取っている。医療チームからの報告を踏まえ、スプリング・トレーニングのスタートが近付いてきた段階で、チーム内でさらなる議論が行われる見込みだ。大谷のコンディションが良好な場合も、週に1度登板するというルールは変わらないと見られる。

     現在25歳の大谷は、2018年に投手として10試合に先発し、51回2/3を投げて防御率3.31、63奪三振を記録。打者としては2年間で210試合に出場し、792打席で打率.286、40本塁打、123打点、22盗塁、OPS.883をマークしている。

  • 「キューバの大谷」ことコラスがメジャー挑戦目指して亡命か

    2020.1.4 11:30 Saturday

     近いうちに次なる二刀流のスター選手が誕生するかもしれない。メジャーリーグのスペイン語版公式サイト「LasMayores.com」のリポーターであるフランシス・ロメロが伝えたところによると、「キューバの大谷」として知られるオスカー・ルイス・コラスがメジャーリーグ移籍を目指してキューバから亡命したようだ。コラスは外野3ポジションと一塁を守るほか、左投げの投手としてマウンドにも上がる二刀流選手である。

     コラスは現在21歳で、プロ経験も6年に満たないため、メジャーリーグの球団と契約する際には国際アマチュア選手との契約に関するルールに従う必要がある。よって、大谷翔平がそうであったように、高額の年俸を保証するような契約を得ることはできない。コラスが2020年7月2日~2021年6月15日(現地時間)の契約期間にどこかのチームと契約するか、2021年7月2日(現地時間)にスタートする次の契約期間まで待つかは、現時点では不明である。

     1998年生まれの21歳、186センチ・95キロの立派な体格を誇るコラスは、メジャーリーグへ移籍する前にキューバとアメリカ以外の国の居住権を得る必要がある。そうして初めてメジャーリーグのチームと契約可能なフリーエージェント選手として認められ、各チームとの契約交渉が可能となる。今のところ、コラスがどの国へ亡命したのかは明らかになっていない。また、現在はキューバからの派遣選手として日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスに在籍しており、ソフトバンクとの契約の扱いが問題化する可能性もある。

     コラスは昨季、ソフトバンクの二軍で好成績を残し、6月24日に支配下選手登録された。8月18日の埼玉西武ライオンズ戦で一軍デビューを果たし、史上9人目となる「初打席初球本塁打」を達成。一軍では7試合に出場して打率.278、1本塁打、2打点、二軍では66試合で打率.302、11本塁打、46打点を記録した(投手としての登板はなし)。

  • ナショナルズがカストロと2年1200万ドルで契約合意

    2020.1.4 10:45 Saturday

     アンソニー・レンドンやブライアン・ドージャーの退団により内野陣の整備が急務となっているナショナルズは、実績十分の内野手の獲得に成功したようだ。日本時間1月4日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの内野手、スターリン・カストロと2年1200万ドルで契約合意。メジャー10年間で1617安打を放っている29歳の内野手がワールドシリーズ王者に加わることになった。

     フリーエージェントのスター三塁手、ジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているナショナルズだが、フェインサンドによると、今回のカストロ獲得はドナルドソン獲得の動きに影響を与えない見込みだという。ドナルドソン争奪戦では、ナショナルズのほか、ツインズとブレーブスも4年契約のオファーを提示していることが報じられており、ドナルドソンが契約先を決断する日は近いと見られる。

     昨季マーリンズで本職の二塁で117試合に出場したほか、三塁を45試合、遊撃を3試合守ったカストロは、ナショナルズでは内野のユーティリティとしての起用が有力視されている。ナショナルズがドナルドソン獲得に失敗した場合は三塁での起用が増えることが予想されるが、ドナルドソンが加入した場合はハウィー・ケンドリックや有望株のカーター・キーブームと二塁のレギュラー争いを繰り広げることになるだろう。

     昨季のカストロは全162試合に出場して打率.270、22本塁打、86打点、OPS.736をマーク。リーグ10位の172安打を放ち、メジャーデビュー以来10年連続130安打以上を記録している。そのため、まだ20代ながら通算安打数は1600本を超えており、現在のペースを維持できれば30代後半での3000安打達成が見えてくる。

     なお、ナショナルズはドナルドソン獲得を目指しているほか、チーム生え抜きのベテラン一塁手であるライアン・ジマーマンとの再契約に向けて交渉を進めていることも報じられている。

  • ナショナルズが前アストロズの救援右腕・ハリスと契約合意

    2020.1.3 23:40 Friday

     アストロズで5年間にわたって優秀なリリーバーとして活躍し、昨年のワールドシリーズ第7戦でハウィー・ケンドリックに決勝弾を献上してナショナルズの球団史上初のワールドシリーズ制覇に不本意ながらも貢献した男が、ナショナルズに加入することになった。日本時間1月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの救援右腕、ウィル・ハリスと3年契約で合意。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドは3年契約の総額が2400万ドルであることを伝えている。

     昨季のナショナルズのブルペンは、チームの最大の弱点となっていた。メジャー最少の投球イニング数(500回2/3)だったにも関わらず、メジャーワースト2位タイとなる29度のセーブ失敗を記録し、防御率5.68もメジャーワースト2位。アストロズのセットアッパーとして活躍してきたハリスの加入は、ナショナルズにとって大きな戦力アップとなる。

     現在35歳のハリスは、2015年にアストロズへ加入し、そこからの5年間で防御率2.36、WHIP0.99という安定したパフォーマンスを披露。昨季の防御率1.50はアメリカン・リーグのリリーバーのなかでベストの数字だった。故障が少ないのも長所の1つであり、アストロズで過ごした5シーズンのうち、60試合以上に登板したシーズンが4度。また、同期間中にはポストシーズンでも合計23試合に登板している。

     ナショナルズは、左腕のショーン・ドゥーリトルがクローザーを務める見込みであり、ハリスは8回を担当するセットアッパーとして起用されることになりそうだ。ただし、ドゥーリトルが左腕であることを考えると、相手打線とのマッチアップも考慮しながら、ハリスが9回のセーブ機会で登板する場面も増えるかもしれない。

     敵としてナショナルズの球団史上初となるワールドシリーズ制覇に不本意ながらも貢献したハリス。今度はナショナルズの一員として球団史上2度目のワールドシリーズ制覇を目指す。

  • エンゼルスが正捕手を確保 カストロと1年685万ドルで合意

    2020.1.3 23:20 Friday

     日本時間1月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、エンゼルスはフリーエージェントの捕手、ジェイソン・カストロと1年685万ドルで契約合意に達したようだ。エンゼルスは先月初めにケバン・スミスをノンテンダーFAとしたあと、守備力の高い捕手の獲得を目指していた。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     昨季のカストロは、ツインズでミッチ・ガーバーの控えを務め、79試合に出場して打率.232、13本塁打、30打点、出塁率.332、長打率.435をマーク。メジャー通算ではアストロズとツインズで9年間プレイし、825試合に出場して打率.231、86本塁打、292打点、出塁率.313、長打率.390を記録している。アストロズ時代の2013年にはオールスター・ゲーム選出を果たしたが、ツインズ時代の2018年は右膝の故障により19試合のみの出場に終わっていた。

     エンゼルスの新監督に就任したジョー・マドンは、ウィンター・ミーティングの時点で「投手陣と上手く協力し合える捕手」の獲得を望んでいることを明らかにしていたが、その点において32歳で経験豊富なカストロは理想的な存在と言える。フレーミングの指標もメジャー平均を上回っており、メジャー有数のフレーミング技術を誇るマックス・スタッシとの捕手コンビは、チームに安定感をもたらすことだろう。

     今オフのエンゼルスは、補強の目玉としてスター三塁手のアンソニー・レンドンを7年2億4500万ドルの超大型契約で獲得したほか、先発投手陣にはフリーエージェント市場からフリオ・テーラン、トレードではディラン・バンディを獲得。エンゼルスは先発投手のさらなる補強を目指しているものの、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、マディソン・バムガーナー、ダラス・カイケルといった有力な先発投手がすでに市場から姿を消したため、トレードでの補強に乗り出すことが有力視されている。

  • Wソックスの有望株・ロベルト 6年5000万ドルで契約合意

    2020.1.3 23:00 Friday

     大型補強を進めるなか、確固たる正中堅手が不在のホワイトソックスだが、メジャーデビュー前の有望株がレギュラーに抜擢されることが確実となった。日本時間1月3日、ホワイトソックスはプロスペクト外野手のルイス・ロベルトと6年5000万ドルで契約を結ぶことに合意。2025年に6年契約は終了するが、2026年と2027年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっていることが報じられている。

     現在22歳のロベルトは、今季の年俸が150万ドルとなり、来季以降は2021年に350万ドル、2022年に600万ドル、2023年に950万ドル、2024年に1250万ドル、2025年に1500万ドルを得る。2026年と2027年の球団オプションは、それぞれ年俸2000万ドルとなっているようだ。

     ホワイトソックスがメジャーデビュー前の選手と長期契約を結ぶのは今回が初めてではなく、昨年のスプリング・トレーニング期間中にイロイ・ヒメネスと6年4300万ドル+球団オプション2年の契約を結んでいる。ヒメネスはメジャーデビューを果たした昨季、31本塁打を放って大きな期待に応えたが、ロベルトはそのヒメネスとともに長きにわたって外野のレギュラーを務めることになる。

     ロベルトは「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングで全体3位、球団1位にランクインしている球界屈指の有望株であり、昨季はA+級、AA級、AAA級の3階級で合計122試合に出場して打率.328、32本塁打、92打点、36盗塁、OPS1.001の好成績をマーク。28四球に対して129三振を喫するなど、打撃はまだ粗削りだが、ホワイトソックスは今季からレギュラーとして起用することを決断したと見られる。

     「僕は開幕ロースターに名を連ねることができると100%確信している」と語ったロベルト。なお、背番号は昨年のスプリング・トレーニングで着用した「88」を引き続き背負うことが決定している。

  • レンジャーズ ベテラン内野手・フレイジャー獲得を検討か

    2020.1.1 18:15 Wednesday

     新球場元年のシーズンに向けて三塁手の補強を目指すレンジャーズは、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得に乗り出していることが報じられている。また、ダラス・モーニング・ニュースの報道によると、レンジャーズはフリーエージェントの内野手、トッド・フレイジャーの獲得にも興味を示しているようだ。アレナードのトレードが成立する可能性は低いと見られており、フレイジャーはレンジャーズにとって、より現実的な選択肢となるだろう。

     2018年限りで引退したエイドリアン・ベルトレイのように、チームの顔となる三塁手としてアレナードの獲得を望んでいるレンジャーズだが、高額年俸、トレード拒否権、オプトアウト条項などトレード成立に向けての障壁が非常に多く、関係者の大半がアレナードのロッキーズ残留を予想している。そんななかでレンジャーズのチーム状況にフィットする存在となり得るのが現在33歳の内野手、フレイジャーだ。

     フレイジャーはメッツとの契約最終年となった昨季、133試合に出場して打率.251、21本塁打、67打点、OPS.772を記録。不本意な成績(打率.213、18本塁打、59打点、OPS.693)に終わった2018年から盛り返し、まだメジャーのレギュラーとして十分にやれることをアピールした。また、左腕に対して強さを発揮し、打率.294、8本塁打、OPS.913の好成績を残している(対右腕は打率.234、13本塁打、OPS.716)。

     レンジャーズは主力打者に左打ちの選手が多く、ニコラス・カステヤーノスやマーセル・オズーナといった右打ちの外野手の獲得を狙っていることが報じられている。よって、右打ちの三塁手であるフレイジャーは三塁手の補強という点だけでなく右打者の補強という点においても、レンジャーズのニーズに合致する存在である。また、もしアレナードの獲得に成功したとしても、左打ちのロナルド・グスマンとのプラトーンで一塁手として起用することもできる。

     現時点ではアレナードの獲得は現実的な話ではなく、レンジャーズは今後、フレイジャー獲得に向けての動きを本格化させることになるかもしれない。

  • 先発補強終えたツインズ 次はドナルドソン獲得に動く

    2020.1.1 17:20 Wednesday

     日本時間11月5日にマーティン・ペレスの来季オプションを破棄した時点で、先発ローテーションに空きが4枠もあったツインズだが、ジェイク・オドリッジとマイケル・ピネイダの引き留めに成功し、ホーマー・ベイリーとリッチ・ヒルを獲得したことでひとまず先発投手の補強を完了した。ESPNのジェフ・パッサンによると、ツインズは次なる大型補強としてジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているという。

     今オフのツインズは、オドリッジがクオリファイング・オファーを受諾して残留し、ピネイダとも再契約。日本時間1月1日にはベイリーと1年700万ドル、ヒルと1年300万ドルで契約を結び、カイル・ギブソン(レンジャーズと契約)、ペレス(レッドソックスと契約)の穴を埋めることに成功した。出来高が設定されているとはいえ、ベイリーとヒルに保証されている金額は合計1000万ドルに過ぎず、パッサンは安価で先発投手の補強を完了したことにより、ツインズにはドナルドソン獲得を実現するだけの資金があると考えているようだ。

     ツインズは、ナショナルズとともにドナルドソンに対して4年契約をオファーしている球団の1つであることが報じられている。34歳のスター三塁手であるドナルドソンはブレーブスとの再契約を望んでいると見られるが、ブレーブスには4年契約をオファーする意思はなく、他球団への流出が濃厚。ドナルドソンが希望する4年契約をオファーしているナショナルズとツインズの一騎打ちとなる可能性が高い。

     選手の契約情報を詳細に扱う「Cot’s Baseball Contracts」によると、ベイリーとヒルを獲得する前の時点で、ツインズの今季予想年俸総額は1億700万ドルほど。ベイリーとヒルを加えても1億2000万ドルにも満たず、ドナルドソンを獲得するだけの余力は十分にある。なお、ドナルドソンは年平均2500万ドル前後の契約を得ることが予想されており、4年1億ドル前後のラインでの攻防が繰り広げられることになりそうだ。

  • ツインズが先発補強 ベイリー&ヒルを1年契約で獲得

    2020.1.1 02:55 Wednesday

     日本時間1月1日、ツインズはホーマー・ベイリー、リッチ・ヒルの両投手と1年契約を結んだことを発表した。フリーエージェント市場から次々に有力な先発投手が姿を消すなか、先発投手の補強が急務となっていたツインズは、市場に残る先発投手のなかから右腕・ベイリーと左腕・ヒルを獲得し、先発投手の頭数を揃えた形となった。

     昨季のツインズは、ホゼ・ベリオス、ジェイク・オドリッジ、カイル・ギブソン、マイケル・ピネイダ、マーティン・ペレスの5人が2ケタ勝利をマークしたが、この5人のうち4人がフリーエージェントとなり、ギブソンはレンジャーズ、ペレスはレッドソックスと契約。オドリッジはクオリファイング・オファーを受諾して残留が決まり、ピネイダとも再契約を結んだが、先発投手が2人足りない状況となっていた。

     レッズ時代に2度のノーヒッターを達成しているベイリーは現在33歳。昨季はロイヤルズとアスレチックスで合計31試合に先発して163回1/3を投げ、13勝9敗、防御率4.57、149奪三振をマークした。2ケタ勝利を記録するのはレッズ時代の2012~2013年に続いて自身3度目であり、メジャーで通算13年間プレイして80勝86敗、防御率4.57という成績を残している。

     一方、遅咲きの先発左腕として知られるヒルは現在39歳。昨季は故障で13試合にしか先発できなかったが、58回2/3を投げて4勝1敗、防御率2.45、72奪三振をマーク。今オフの左肘手術の影響で今季は少なくとも6月ごろまで欠場する見込みだが、健康であれば一流のパフォーマンスを期待できる投手である。メジャー15年間で通算65勝42敗、防御率3.82を記録している。

     現地の報道によると、ベイリーの保証金額は700万ドル、ヒルは同300万ドルで、ベイリーは投球イニング数、ヒルは先発登板数と投球イニング数に応じた出来高が設定されているという。なお、ツインズは故障中のヒルと出場停止中のピネイダが復帰するまでの間、ランディ・ドブナックやデビン・スメルツァーといった若手投手を起用して先発ローテーションを回していくと予想されている。

  • 大型補強のWソックス 次なるターゲットはブルペン強化か

    2019.12.31 11:15 Tuesday

     日本時間12月31日、ホワイトソックスはフリーエージェントの先発左腕、ダラス・カイケルとの契約が正式に成立したことを発表した。来季の優勝争い参戦に向けて、今オフは積極的な補強を展開しているホワイトソックスだが、リック・ハーンGMによると、まだ補強は完了していないという。今後はブルペンの強化を目指し、フリーエージェント市場とトレード市場の両方で補強の可能性を探ることになると見られる。

     今オフのホワイトソックスは、メジャーリーグ全体で最も戦力アップに成功したチームと言っても過言ではない。フリーエージェント市場から正捕手としてヤスマニ・グランダル、先発ローテーションの軸となる存在としてカイケルとジオ・ゴンザレスを獲得し、トレードではレンジャーズからノマー・マザーラが加入。このほか、チームの中心的存在であるホゼ・アブレイユと3年5000万ドルで契約を延長し、グランダルの加入で余剰戦力となった感のあるオールスター捕手のジェームス・マッキャンも1年540万ドルでチームに残留させた。

     左腕を苦手とするマザーラとプラトーンを形成する右打ちの外野手の獲得に乗り出す可能性が取り沙汰され、ヤシエル・プイーグらの名前が候補に挙がっていたが、ハーンはマザーラへの信頼を口にしており、レギュラークラスの外野手の獲得に動く可能性は低い。プラトーンが必要となった場合は、スイッチヒッターのレウリー・ガルシアを対左腕要員として起用することになりそうだ。

     ハーンは今後の補強について「ブルペンを改良することが目標になる。まだほとんど手を付けていないエリアだからね」と語り、ブルペンの強化に動くことを明言。補強資金にもまだ余裕があるといい、ウィル・ハリスやスティーブ・シーシェックといったフリーエージェント市場の好リリーバーのほか、トレードでの補強も視野に入れているようだ。

     今オフの大型補強により、一気にアメリカン・リーグ中部地区の優勝候補に浮上した感のあるホワイトソックス。今後のさらなる補強の行方にも注目したい。

  • 秋山の加入によりレッズの遊撃手補強が加速する可能性

    2019.12.31 10:40 Tuesday

     日本時間12月31日、埼玉西武ライオンズから海外フリーエージェント権を行使していた秋山翔吾がレッズと3年契約で合意したことが明らかになった。秋山は、現時点ではセンターを中心に外野3ポジションを守りながらレッズ打線のリードオフマンを務めることが予想されている。また、大手移籍情報サイトの「MLB Trade Rumors」は「秋山の加入はレッズに複数の選択肢をもたらした」とし、レッズが遊撃手補強への動きを加速させる可能性について言及している。

     レッズの外野陣では、左打者の秋山とジェシー・ウィンカー(打率.269、16本塁打、OPS.830)、右打者のニック・センゼル(打率.256、12本塁打、OPS.742)とアリスティデス・アキーノ(打率.259、19本塁打、OPS.891)の合計4人がレギュラークラスの出場機会を得ることが予想されている。埼玉西武では不動の正中堅手として活躍してきた秋山だが、レッズではセンターに固定されるのではなく、チーム事情に応じて外野3ポジションを守ることになると見られる。

     秋山の加入によって注目されるのが、チーム内で最高の有望株と目されるセンゼルの処遇である。本来は三塁手のセンゼルだが、三塁には主砲のエウヘニオ・スアレスがいるため、メジャー1年目となった今季はセンターで起用された。正二塁手としてマイク・ムスターカスが加入したことにより内野復帰の可能性が消滅し、来季も外野手として起用される見込みだが、有望株としての評価が高いうちにトレードで放出される可能性を指摘する関係者もいる。

     レッズは現在、フレディ・ギャルビスがレギュラーを務める予定の遊撃のグレードアップを目指し、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)の獲得に乗り出していることが報じられている。インディアンスはリンドーアをレッズへ放出する際の交換要員のメインピースとしてセンゼルを欲しがると見られており、秋山の加入によってこのトレード交渉が加速する可能性がある。

     センゼルが放出されれば、チーム内にはセンターを本職とする選手がいなくなるため、秋山は「1番・センター」に固定されることになるかもしれない。今後の補強は秋山の出場機会に大きな影響を与える可能性があり、年明けのレッズの動きには注目が集まりそうだ。

  • 秋山がレッズと契約合意 3年2000万ドル以上との報道

    2019.12.31 10:00 Tuesday

     日本時間12月31日、日刊スポーツは秋山翔吾がレッズとの3年契約に合意したことを伝え、アメリカの各メディアもそれに続いて秋山の契約合意を報じた。日刊スポーツは3年1500万ドル以上の契約であることを伝えていたが、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、3年契約の総額は1500万ドルを大幅に上回っており、2000万ドル以上であるという。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     MLB公式サイトのアンドリュー・サイモンは、秋山が埼玉西武ライオンズでプレイした過去5年間でいずれも.385を超える高出塁率をマークしていることを紹介。「この数字がメジャーリーグの舞台でどのように変化するかは興味深い」とツイートしており、レイズに入団した筒香嘉智と同様に、出塁能力の高さを高く評価されている様子がうかがえる。

     レッズは球団最高の若手有望株であるニック・センゼルが正中堅手を務めており、秋山は右翼ないし左翼に回る可能性もある。ただし、センゼルはフランシスコ・リンドーア(インディアンス)をトレードで獲得する際の交換要員としてチームを去る可能性もあり、秋山の獲得によってトレード交渉が加速するのではないかと見る関係者もいる。

     レッズは今オフ、正二塁手としてマイク・ムスターカスを4年6400万ドルの大型契約で獲得したほか、今季アストロズで14勝をマークした先発左腕、ウェイド・マイリーも2年1500万ドルで加入。混戦が予想されるナショナル・リーグ中部地区で上位進出を目指すレッズにとって、秋山は彼らに続く補強となる。

     MLB公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは、秋山が日本球界で高出塁率を維持してきたことを踏まえ、1番ないし2番での起用を予想。また、公式戦に初出場した時点で球団史上初の日本人メジャーリーガーとなることも伝えている。埼玉西武で不動のリードオフマンを務めてきた男の活躍に期待したい。

  • 打線強化目指すレンジャーズ オズーナ獲得に動く可能性も

    2019.12.30 13:20 Monday

     今オフ、正右翼手のノマー・マザーラをトレードでホワイトソックスへ放出したレンジャーズは、ウィリー・カルフーン、ダニー・サンタナ、ジョーイ・ギャロの3人が外野のレギュラーを務めることが予想されている。しかし、この外野陣に右打ちのスラッガーを加える可能性があるようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、レンジャーズがフリーエージェントの外野手、マーセル・オズーナの獲得に乗り出す可能性があることを伝えている。

     ヘイマンは「レンジャーズはニコラス・カステヤーノスとマーセル・オズーナといったスター選手を含む、右打ちの外野手の獲得に動く可能性がある。スーパースターの三塁手であるノーラン・アレナードやジョシュ・ドナルドソンへの関心も報じられているが、獲得のチャンスは大きくない」とツイート。レンジャーズは、左打者が多い打線に右打ちの強打者を加えることを検討しているようだ。

     現在29歳のオズーナは、マーリンズ時代の2017年に打率.312、37本塁打、124打点、出塁率.376、長打率.548という素晴らしい活躍を見せ、同年オフにトレードでカージナルスに加入。ところが、カージナルス加入後は2017年ほどの成績を残すことができず、2年間で打率.263、52本塁打、出塁率.327、長打率.452に終わった。

     しかし、レンジャーズでの4年間で打率.261、出塁率.320、長打率.435を記録したマザーラの穴埋め役としては十分であり、再び2017年のような大活躍を見せる可能性にも期待して、レンジャーズがオズーナの獲得に動く可能性があると見られている。打線の核となる選手は、秋信守(チュ・シンス)、ギャロ、ルーグネッド・オドーアなど左打者ばかりのため、オズーナの加入は左右のバランス改善にも役立つだろう。

     なお、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、オズーナと同じ右打ちの外野手であるカステヤーノスの争奪戦において、レンジャーズを最有力候補に挙げている。すでに先発ローテーションの補強を完了しているレンジャーズがカステヤーノスまたはオズーナを獲得して打線の補強にも成功すれば、アストロズが3連覇中のアメリカン・リーグ西部地区の優勝争いは面白くなりそうだ。

  • オリオールズが今オフ初のFA補強 スチュワートを獲得

    2019.12.30 12:30 Monday

     ディラン・バンディをトレードでエンゼルスへ放出し、その穴を埋める先発投手の補強を必要としていたオリオールズが、今オフ初となるフリーエージェント市場での補強を実現させた。日本時間12月30日、オリオールズはフリーエージェントの右腕、コール・スチュワートと1年契約を結んだことを発表。MASNの報道によると、スチュワートがメジャーのロースターに登録されれば、年俸は80万ドルとなるようだ。

     現在25歳のスチュワートは、2013年のドラフトでツインズから全体4位指名を受けたように、大きな期待を背負ってプロ入りした。メジャーデビューを果たした2018年は8試合(うち4先発)に登板して2勝1敗、防御率3.68とまずまずの成績を残したものの、今季は9試合(うち2先発)で2勝2敗、1ホールド、防御率6.39と成績が大幅に悪化。シーズン終了後にフリーエージェントとなり、新天地を探していた。

     メジャーではリリーフでの登板が過半数を占めているスチュワートだが、マイナーでは先発投手として育成され、A+級とAA級でプレイした2016年には25先発で12勝8敗、防御率2.88の好成績をマーク。通算131試合(うち125先発)に登板して39勝40敗、防御率3.60という成績を残している。

     ウィンター・ミーティングの時点で、ブランドン・ハイド監督とマイク・エリアスGMは、来季に向けて8人の先発ローテーション候補を揃えたい意向を示していた。先発ローテーション入りが確実と見られるジョン・ミーンズとアレックス・カッブのほか、アッシャー・ウォジャハウスキー、デービッド・ヘス、有望株のキーガン・エイキン、ルール5ドラフトで獲得したブランドン・ベイリーとマイケル・ラッカーで7人。ここにスチュワートが加入することで、目標だった8人の先発ローテーション候補を揃えることに成功した。

     チーム最多の161回2/3を投げたバンディだけでなく、2人合計で170回1/3を投げたアーロン・ブルックスとガブリエル・イノアの穴も埋める必要があるオリオールズ。先発ローテーションに空いた大きな穴を無事に埋めることはできるだろうか。

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