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  • 田中所属のヤンキース ロスチャイルド投手コーチを解任

    2019.10.29 17:05 Tuesday

     日本時間10月29日、ヤンキースは2011年から9シーズンにわたって投手コーチを務めてきたラリー・ロスチャイルドとの契約を今季限りで打ち切ることを発表した。ロスチャイルドはヤンキースとの契約を1年残していた。なお、ロスチャイルド以外のコーチ陣の去就については、今のところ明らかになっていない。

     ブライアン・キャッシュマンGMは「10年近くにわたってヤンキースに貢献してくれたことに対し、個人的に感謝したい。この9シーズンの我々の成功のなかで、大きな役割を果たしてくれた」と語り、ロスチャイルドへの感謝を述べた。アーロン・ブーン監督も「ラリーは、私が監督に就任してからの2年間、とても頼りにしていた人物だ。今後の人生の成功を祈りたい」と感謝を口にした。

     現在65歳のロスチャイルドは、選手、コーチ、監督として45年目のシーズンを終えたばかりだった。1990年のレッズと1997年のマーリンズでコーチとしてワールドシリーズ制覇の経験があり、2017年オフにヤンキースとの契約満了を迎えたあと、再契約を結んでいた。今季のヤンキースはリーグ6位の防御率4.31、同4位の1534奪三振をマーク。2014年以降の8861奪三振は、リーグ2位かつメジャー3位の数字であり、ヤンキースはロスチャイルドの指導の下、メジャー有数の投手陣を維持してきた。

     なお、ロスチャイルドは次の仕事を見つけるのに、それほど時間は掛からないと見られている。ロスチャイルドは、ブーンの前の監督であるジョー・ジラルディの時代からヤンキースで投手コーチを務めてきたが、そのジラルディは今オフ、フィリーズの新監督に就任することが決定。ジラルディはロスチャイルドを自軍の投手コーチに招聘する可能性を否定しておらず、「我々が一緒に働いていた期間中、彼は素晴らしい仕事をしてくれたと思っている」とも語っており、ロスチャイルドのフィリーズ投手コーチ就任が有力視されている。

  • 今季低迷のパイレーツ ハンティントンGMの解任が決定

    2019.10.29 15:25 Tuesday

     今季後半戦で25勝48敗に終わり、9年ぶりの地区最下位に沈んだパイレーツ。ボブ・ナッティング会長は大きな変化の必要性が「クリスタルのようにハッキリしている」と発言していたが、その言葉の通り、今オフのパイレーツは首脳陣の刷新を進めている。クリント・ハードル監督、フランク・クーネリー社長に続く「第3弾」として、日本時間10月29日、ニール・ハンティントンGMの解任が発表された。

     社長とGM、そして彼らが雇った監督の3人全員がチームを去ることにより、パイレーツは完全なる新たな時代を迎えることになった。ナッティングは「グラウンドの内外やクラブハウスでの動きを見たり、我々がドラフトで指名して育ててきた選手が他球団で活躍しているのを目にしたりして、我々のファンは飽き飽きし始めている。私もその1人なんだ。今こそ、チームを違う方向に進めていく必要がある」と語り、大胆なチーム改革に乗り出した理由を説明した。

     ナッティングは、8月にはすでにチーム改革の必要を感じ始めていたという。レギュラーシーズン最終戦の前にハードルを解任し、続いて先週にはクーネリーも解任。その時点では、ハンティントンはGMの座に留まっていたが、ナッティングはハンティントンも解任して完全に首脳陣を入れ替えることを決断した。なお、球団社長にはすでにトラビス・ウィリアムスが新しく就任している。

     オフシーズンの移籍市場での動きに向けて、パイレーツはまずハンティントンに代わるGM探しを進めていくことになるが、暫定的にGM補佐のケバン・グレイブスがフロントの指揮を執ることになるという。GMが決まり次第、新監督探しが再開され、その後コーチ陣の顔ぶれも決定し、来季以降のパイレーツの方向性が明らかになってくるだろう。

     クーネリーとハンティントンの下で、パイレーツは20年連続負け越しという不名誉な記録をストップし、1992年以来となるポストシーズン進出も達成。2013年から3年連続でポストシーズン進出を果たし、その躍進ぶりは「ビッグデータ・ベースボール」でも取り上げられた。しかし、球界が進化を続けるなか、その「魔法」も効力がなくなり、首脳陣が総退陣という結果に。新GMと新監督には、球界の進化に適応した新たなチーム作りという難しいタスクが課せられることになりそうだ。

  • FA市場の目玉・コールは西海岸でのプレイを希望か

    2019.10.29 14:00 Tuesday

     ワールドシリーズ第5戦で見事なピッチングを見せ、チームを勝利に導いたゲリット・コール(アストロズ)は、今オフのフリーエージェント市場における最大の目玉選手として大きな注目を集めている。ヤンキースなどが獲得に動く可能性が取り沙汰されているが、MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、コールの同僚であるジョシュ・レディックから聞いた話として、コールが西海岸でのプレイを希望していることを伝えている。

     ローゼンタールは、コール獲得の最有力候補として、ジョー・マドンが新監督に就任したエンゼルスを挙げた。エンゼルスは先発投手の補強が最大の課題となっており、コールを獲得するだけの資金力も有していることがその理由だ。ただし、他にも多くのチームが争奪戦に参戦するであろうことを、ローゼンタールは付け加えている。

     コールは南カリフォルニアで育ち、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)からパイレーツに全体1位指名で入団した。そのコールが、地元に近い西海岸でのプレイを希望するのは当然の流れと言えるだろう。しかし、今季のレギュラーシーズンでの快投のみならず、ポストシーズンでも防御率1.72という見事なパフォーマンスを続けており、契約規模は史上最高レベルになることが予想されている。

     ローゼンタールは「投手史上最大の契約になると思う」と発言。年平均額ではジャスティン・バーランダー(アストロズ)の3300万ドル、契約総額ではデービッド・プライス(レッドソックス)の2億1700万ドルを上回るだろう、というのがローゼンタールの予想である。「彼は29歳でフリーエージェントになる。メジャーリーグの各球団にとって、本当に欲しい選手だと思う」とローゼンタールは話している。

     コールの代理人を務めるスコット・ボラスは、投手史上初となる総額3億ドル以上の契約を目指す可能性もある。どんな契約が誕生するのか、そしてコールはどの球団へ行くのか、ワールドシリーズ終了とともに「コール争奪戦」が幕を開ける。

  • ティングラーがパドレスの新監督に就任 2022年までの3年契約

    2019.10.29 13:35 Tuesday

     日本時間10月29日、パドレスはチームの第21代監督としてジェイス・ティングラーと3年契約を結んだことを発表した。近年のスター選手加入と若手有望株の着実な成長により、再建から勝負モードへと移行しつつあるパドレスは、今年9月に解任されたアンディ・グリーンに代わる新監督を探していた。A.J.プレラーGMは、勝負モードに移行しつつあるチームをティングラーに任せることを決断した。

     プレラーは球団から発表された声明文のなかで、ティングラーについて「ジェイスはコーチ、選手育成、フロントなど様々な側面における経験を持つ人物であり、私たちは彼が才能豊かなロースターを牽引するのに最適な人物であると信じている。選手を成長させたり、選手のポテンシャルをメジャーレベルへ引き上げたりする能力は特に素晴らしく、それが彼を監督に指名した大きな理由の1つだ」とコメント。「ジェイスをチームへ迎え入れて、10月の戦い(=ポストシーズン)を目指すのがとても楽しみだ」とティングラーの手腕に期待を寄せた。

     現在38歳のティングラーは、現役時代の2005年に当時レンジャーズに在籍していたプレラーが、マイナーのルール5ドラフトで獲得した選手だった。2年後にはレンジャーズのドミニカ共和国サマーリーグのチームでコーチとしてのキャリアをスタートし、マイナーのフィールド・コーディネーター、GM補佐、臨時のベンチコーチなど、様々な役職を担ってきた。直近では、レンジャーズのメジャーリーグ部門で選手育成のコーディネーターを務めていた。

     ティングラーは、スペイン語に堪能であり、ドミニカ共和国サマーリーグのほか、アリゾナ・ルーキーリーグ、ドミニカ共和国ウィンターリーグなどで監督を務めた経験がある。しかし、ルーキーリーグ以上での監督経験はなく、いきなりメジャーリーグの監督を任せるのはリスキーな選択でもある。マニー・マチャド、エリック・ホズマーといったスター選手を擁するパドレスを、「ビギナー監督」のティングラーがどのように率いていくのか。プレラーは、大きな賭けに出たと言えそうだ。

  • レッドソックスCBOのブルーム ベッツに関するプランを明言せず

    2019.10.29 12:45 Tuesday

     レッドソックスは、来季の年俸総額をぜいたく税の対象外となる2億800万ドル以下まで削減する方針を明言している。今季の年俸総額は2億4000万ドルほどだったため、新たにベースボール・チーフ・オフィサー(CBO)に就任したチェイム・ブルームは、3000万ドル以上の削減を求められることになる。スター外野手、ムーキー・ベッツのトレード放出の可能性が取り沙汰されるなか、ブルームはどのように動くのだろうか。

     今オフのレッドソックスの動きのなかで、最も注目を集めると見られているのがベッツとJ.D.マルティネスの処遇である。3年連続で打率3割・35本塁打・100打点・OPS.930のラインをクリアしているマルティネスは、オプトアウト(契約破棄)の権利を有しており、さらなる好条件の契約を得るためにフリーエージェントとなることを選択する可能性もある。しかし、近年のフリーエージェント市場は、打撃特化型の選手や30歳を超えた高齢の選手にとって厳しい状況が続いており、マルティネスはレッドソックスに留まることを選択するかもしれない。

     レッドソックスは、年俸総額を目標以内に抑えるためには、マルティネスとベッツの両方をチームに留めておくことは不可能であると明言しており、マルティネスがオプトアウトの権利を行使しないのであれば、ベッツのトレード放出は不可避となる。ベッツは来季終了後にフリーエージェントとなるが、レッドソックスとの契約延長交渉には乗り気でなく、フリーエージェント市場に出て自身の価値を試したい意向を示している。来季の年俸は今季の2000万ドルからさらに上昇するのが確実であり、クリス・セール、デービッド・プライス、ネイサン・イバルディの3人だけでも7900万ドルを要する状況のなか、予算内にベッツを含めるのは不可能だろう。

     ただし、現時点ではブルームはベッツの処遇に関するプランを明言していない。ブルームは「まだ私が把握できていないこともたくさんある。あらゆるオプションを検討していく、くらいのことしか今は言えないよ」と話しており、今後どのように動いていくか大きな注目を集めることになりそうだ。

  • 悲願の世界一へ ドジャースがリンドーアの獲得を検討か

    2019.10.29 12:20 Tuesday

     アンドリュー・フリードマン政権下での5年間、ドジャースは生え抜きの有望株を大切に育て、外部からの補強はフリーエージェントまたは大きな対価を必要としない「レンタル」でのトレードにとどめてきた。しかし、今オフはその方針が変化する可能性がある。関係者によると、ドジャースは1988年以来のワールドシリーズ制覇を成し遂げるために、インディアンスのスター遊撃手、フランシスコ・リンドーアの獲得に動く可能性があるという。

     現在、ドジャースでは2016年新人王のコリー・シーガーが正遊撃手を務めているが、度重なる故障の影響もあり、シーガーは2016年を上回るシーズンを過ごすことができていない。リンドーアを獲得してシーガーを三塁へ回し、守備力に陰りの見られる正三塁手のジャスティン・ターナーを一塁へ回すことも考えられるが、すると強打者のマックス・マンシーか有望株のギャビン・ラックスのいずれかをベンチに置かなければならない。リンドーアを獲得するのであれば、シーガーはインディアンスに移籍するのではないにしても、トレード要員となるのは確実だろう。

     リンドーアは走攻守すべてをハイレベルで兼ね備えたスイッチヒッターであり、明るい性格でムードメーカーとしても魅力的な存在である。「MLB Trade Rumors」の予想では、シーガーの来季年俸は700万ドル前後、リンドーアは1600万ドル前後となっているが、倍以上の金額を支払ってでもシーガーをリンドーアに置き換える価値は十分にあるだろう。ドジャースほどの資金力がないインディアンスにとっても、リンドーアに代わる遊撃手としてシーガーを手に入れられるのであれば、それほど悪い話ではないのかもしれない。なお、両者とも2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定である。

     ドジャースは、チームトップ2の有望株であるラックスとダスティン・メイの放出は拒絶すると見られており、ウィル・スミスの成長により余剰戦力となりつつある有望株捕手のケイベルト・ルイーズ(球団3位の有望株)が、シーガーとともにトレード要員の中心となるだろう。昨オフのトレードでレッズから獲得したジョシア・グレイ(同4位)とジーター・ダウンズ(同5位)にも放出の可能性があるかもしれない。

     悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、スター遊撃手を獲得する大型トレードは実現するのか。今後の動向には大きな注目が集まることになりそうだ。

  • 全30球団 昨オフの最高額FA補強選手の今季は?

    2019.10.28 17:05 Monday

     メジャーリーグはまもなくポストシーズンを終え、数ヶ月間にわたるオフシーズンに突入する。来季以降の戦いに向けて、各球団がトレード市場やフリーエージェント市場で戦力補強を行うことになるが、ここでは昨オフの各球団の補強のうち、最高額の契約でチームに加わったフリーエージェント選手の今季の成績を振り返り、【期待以上】【期待通り】【期待外れ】の3段階で評価してみよう。

    アメリカン・リーグ

    ◆東部地区
    ネイト・カーンズ投手(オリオールズ)
    4試合(2先発) 0勝1敗0セーブ 防御率0.00 5奪三振
    1年80万ドル【期待外れ】
    ※8月上旬に解雇

    ネイサン・イバルディ投手(レッドソックス)
    23試合(12先発) 2勝1敗0セーブ 防御率5.99 70奪三振
    4年6800万ドル【期待外れ】

    DJレメイヒュー二塁手(ヤンキース)
    145試合 打率.327 26本塁打 102打点 5盗塁 OPS.893
    2年2400万ドル【期待以上】

    チャーリー・モートン投手(レイズ)
    33試合(33先発) 16勝6敗0セーブ 防御率3.05 240奪三振
    2年3000万ドル【期待通り】

    クレイ・バックホルツ投手(ブルージェイズ)
    12試合(12先発) 2勝5敗0セーブ 防御率6.56 39奪三振
    1年300万ドル【期待外れ】

    ◆中部地区
    ケルビン・ヘレーラ投手(ホワイトソックス)
    57試合(0先発) 3勝3敗1セーブ 防御率6.14 53奪三振
    2年1800万ドル【期待外れ】

    タイラー・クリッパード投手(インディアンス)
    53試合(3先発) 1勝0敗0セーブ 防御率2.90 64奪三振
    1年150万ドル【期待以上】

    タイソン・ロス投手(タイガース)
    7試合(7先発) 1勝5敗0セーブ 防御率6.11 25奪三振
    1年575万ドル【期待外れ】

    ビリー・ハミルトン外野手(ロイヤルズ)
    93試合 打率.211 0本塁打 12打点 18盗塁 OPS.544
    1年525万ドル【期待外れ】
    ※8月中旬にDFAとなりブレーブスへ移籍

    ネルソン・クルーズ指名打者(ツインズ)
    120試合 打率.311 41本塁打 108打点 0盗塁 OPS1.031
    1年1430万ドル+球団オプション1年1200万ドル【期待以上】

    ◆西部地区
    マイケル・ブラントリー外野手(アストロズ)
    148試合 打率.311 22本塁打 90打点 3盗塁 OPS.875
    2年3200万ドル【期待通り】

    マット・ハービー投手(エンゼルス)
    12試合(12先発) 3勝5敗0セーブ 防御率7.09 39奪三振
    1年1100万ドル【期待外れ】
    ※7月下旬に解雇されアスレチックスへ移籍

    ホアキム・ソリア投手(アスレチックス)
    71試合(1先発) 2勝4敗1セーブ 防御率4.30 79奪三振
    2年1500万ドル【期待外れ】

    菊池雄星投手(マリナーズ)
    32試合(32先発) 6勝11敗0セーブ 防御率5.46 116奪三振
    3年4300万ドル【期待外れ】

    ランス・リン投手(レンジャーズ)
    33試合(33先発) 16勝11敗0セーブ 防御率3.67 246奪三振
    3年3000万ドル【期待以上】

    ナショナル・リーグ

    ◆東部地区
    ジョシュ・ドナルドソン三塁手(ブレーブス)
    155試合 打率.259 37本塁打 94打点 4盗塁 OPS.900
    1年2300万ドル【期待通り】

    セルジオ・ロモ投手(マーリンズ)
    38試合(0先発) 2勝0敗17セーブ 防御率3.58 33奪三振
    1年250万ドル【期待通り】
    ※7月下旬にトレードでツインズへ移籍

    ジューリス・ファミリア投手(メッツ)
    66試合(0先発) 4勝2敗0セーブ 防御率5.70 63奪三振
    3年3000万ドル【期待外れ】

    ブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)
    157試合 打率.260 35本塁打 114打点 15盗塁 OPS.882
    13年3億3000万ドル【期待通り】

    パトリック・コービン投手(ナショナルズ)
    33試合(33先発) 14勝7敗0セーブ 防御率3.25 238奪三振
    6年1億4000万ドル【期待通り】

    ◆中部地区
    クレイグ・キンブレル投手(カブス)
    23試合(0先発) 0勝4敗13セーブ 防御率6.53 30奪三振
    3年4300万ドル【期待外れ】
    ※6月上旬、ドラフト終了後に契約

    ザック・デューク投手(レッズ)
    30試合(0先発) 3勝1敗0セーブ 防御率5.01 18奪三振
    1年200万ドル【期待外れ】
    ※7月上旬に解雇

    ヤスマニ・グランダル捕手(ブリュワーズ)
    153試合 打率.246 28本塁打 77打点 5盗塁 OPS.848
    1年1825万ドル【期待通り】

    姜正浩(カン・ジョンホ)三塁手(パイレーツ)
    65試合 打率.169 10本塁打 24打点 0盗塁 OPS.617
    1年300万ドル【期待外れ】
    ※8月上旬に解雇

    アンドリュー・ミラー投手(カージナルス)
    73試合(0先発) 5勝6敗6セーブ 防御率4.45 70奪三振
    2年2500万ドル【期待外れ】

    ◆西部地区
    アダム・ジョーンズ外野手(ダイヤモンドバックス)
    137試合 打率.260 16本塁打 67打点 2盗塁 OPS.728
    1年300万ドル【期待通り】

    ダニエル・マーフィー一塁手(ロッキーズ)
    132試合 打率.279 13本塁打 78打点 1盗塁 OPS.780
    2年2400万ドル【期待外れ】

    A.J.ポロック外野手(ドジャース)
    86試合 打率.266 15本塁打 47打点 5盗塁 OPS.795
    5年6000万ドル【期待外れ】

    マニー・マチャド三塁手(パドレス)
    156試合 打率.256 32本塁打 85打点 5盗塁 OPS.796
    10年3億ドル【期待外れ】

    デレク・ホランド投手(ジャイアンツ)
    31試合(7先発) 2勝4敗0セーブ 防御率5.90 71奪三振
    1年700万ドル【期待外れ】
    ※7月下旬にトレードでカブスへ移籍

  • 敵地での第5戦を制したアストロズ V確率は82%!

    2019.10.28 13:50 Monday

     本拠地で連敗スタートとなったアストロズは、敵地ナショナルズ・パークで3連勝し、2017年以来2年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけた。MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンスによると、「2-3-2」のフォーマットで行われたポストシーズンのシリーズのうち、最初の4試合で2勝2敗となったケースは55度あり、そのうち38度(69%)は第5戦の勝者がシリーズを制しているという。さらに、そのうち2勝2敗から第5戦をビジターのチームが制したケースは22度あり、18度は第5戦の勝者がそのままシリーズを制覇。今年のアストロズと同じ状況になったチームのうち、実に82%が勝者となっているのだ。

     また、「2-3-2」のフォーマットで行われたポストシーズンのシリーズで、3勝2敗となってホームで第6戦を迎えたチームは46度のうち35度勝者となっている(76%)。ワールドシリーズに限定すると、24度のうち17度となる(71%)。全てのポストシーズンのシリーズにおいて、4勝先取のシリーズで0勝2敗から逆転したケースは14度あり、ワールドシリーズでは1996年のヤンキースが最後。アストロズが今年のワールドシリーズを制すれば、23年ぶりの快挙となる。

     ワールドシリーズ史上、ホームでの最初の2試合に連敗してからシリーズを制したのは、1985年のロイヤルズ、1986年のメッツ、そして1996年のヤンキースの3球団だけ。1996年のヤンキースは2連敗からの4連勝でワールドシリーズ制覇を決めているが、第6戦にエースのジャスティン・バーランダーが先発するアストロズは、そのヤンキースの再現を成し遂げることができるだろうか。球界を代表するエース右腕のピッチングに注目だ。

  • 最優秀救援投手が決定 アはチャップマン、ナはヘイダー

    2019.10.27 15:10 Sunday

     日本時間10月27日、ナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークで行われたワールドシリーズ第4戦の試合開始前に最優秀救援投手の表彰式が行われ、ア・リーグはアロルディス・チャップマン(ヤンキース)が「マリアーノ・リベラ賞」、ナ・リーグはジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)が「トレバー・ホフマン賞」を受賞した。表彰式にはリベラとホフマンも出席し、4人合計で1500セーブ以上という極めて豪華なセレモニーとなった。

     ヘイダーは昨季から2年連続の受賞となり、最優秀救援投手を2年連続で受賞するのは、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)に次いで史上2人目の快挙となった。一方、チャップマンは意外にも初めての受賞であり、ヤンキースからの受賞者は2015年のアンドリュー・ミラーに次いで2人目。受賞者はリベラ、ホフマンのほか、デニス・エカーズリー、ロリー・フィンガース、リー・スミスといった名リリーバーを含む7人の委員による選考によって決定されるが、ヘイダーはカービー・イエーツ(パドレス)やウィル・スミス(ジャイアンツ)、チャップマンはロベルト・オスーナ(アストロズ)やリアム・ヘンドリックス(アスレチックス)を抑えての受賞となった。

     今季のチャップマンは、42度のセーブ機会のうち37度を成功させ、60試合で防御率2.21をマーク。対戦した打者の36.2%を三振に仕留め、被打率.182、被本塁打3本と支配的な投球を見せた。チャップマンは「長い間、ずっと獲りたかった賞だけど、なかなか受賞することができなかった。かつてピンストライプのユニフォームを着ていたマリアーノ(・リベラ)から賞をいただくということは、本当に大きな意味があるんだ」と念願の受賞を喜んだ。

     一方のヘイダーは、自己最多の37セーブを挙げ、そのうち15セーブは4アウト以上を記録したものだった。対戦した打者の47.8%を三振に仕留めたが、これは歴代4位の数字。セーブ数はリーグ2位、WHIP0.81と被打率.155はリーグトップの成績であり、「たくさんの名リリーバーが選考に関わっているのだから、こんなに素晴らしい栄誉はないよ」と受賞の喜びを語った。

  • レッドソックスがフロントのトップにレイズのブルームを招聘へ

    2019.10.26 12:10 Saturday

     日本時間10月25日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドとジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、9月にデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長を解任したレッドソックスは、フロント・オフィスの新たなリーダーとして、レイズで野球部門の上級副社長を務めるチェイム・ブルームを招聘する方針を固めたようだ。MLBネットワークのジョエル・シャーマンが第一報を報じ、現時点では球団からの正式なコメントは発表されていないものの、ブルームはレッドソックスでチーフ・ベースボール・オフィサー(通称CBO)に就任する見込みとなっている。

     ドンブロウスキーの解任後、レッドソックスはブライアン・オハローラン、エディ・ロメロ、ザック・スコットの3人のGM補佐がフロントの指揮を執っていたが、フェインサンドによると、ブルームの下でオハローランがGMに任命され、ロメロとスコットはGM補佐に留まる見込みとなっているようだ。

     現在36歳のブルームは、フェインサンドによると、球団外部の人物としては、レッドソックスが面接を行った唯一の人物であるという。クリエイティブな発想で、メジャー最少クラスの年俸総額で優勝を狙えるチームを築いてきたレイズのノウハウを有するブルームは、年俸総額を削減する方針であるレッドソックスに最適の存在であると見られており、手腕発揮が期待される。

     2005年にインターンとしてレイズ(当時デビルレイズ)に加わったブルームは、2016年に野球部門の上級副社長に昇格。ファーム組織の充実などに手腕を発揮し、昨オフにメッツのGM候補となっていたほか、ツインズやフィリーズからもGM候補として声を掛けられた実績がある。限られた予算のなかでヤンキースやレッドソックスと対等に張り合うだけのチームを作ってきたレイズで培ったノウハウを、2億ドル規模のペイロールを有するレッドソックスでどのように発揮するか注目したい。

  • インディアンス・カラスコがロベルト・クレメンテ賞を受賞

    2019.10.26 10:55 Saturday

     日本時間10月26日、「ロベルト・クレメンテ賞」の受賞者が発表され、カルロス・カラスコ(インディアンス)が選出された。「メジャーリーガーにとって最高の栄誉」と呼ばれるこの賞は、フィールドの内外で多大な社会貢献を行った選手に贈られる。今季、白血病と戦ったカラスコは、自身と同じ白血病の子供たちを支援したり、アフリカや中南米の貧しい地域に多額の寄付をしたりしてきたことを評価され、今回の受賞に至った。

     カラスコは、ワールドシリーズ第3戦の試合開始前に行われた表彰式に登場し、ロブ・マンフレッド・コミッショナーからの表彰を受けた。これまで積極的に社会貢献活動を行ってきたカラスコは、今年7月に白血病の闘病中であることを告白。本拠地プログレッシブ・フィールドで行われたオールスター・ゲームの「Stand Up To Cancer」のコーナーでグラウンドに姿を見せたシーンは、今季のハイライトの1つとなった。

     9月に戦列復帰を果たしたあとは、リリーフで11試合に登板して2勝1敗1セーブ、防御率6.60をマーク。シーズン通算の成績は、23試合(うち12先発)に登板して80イニングを投げ、6勝7敗1セーブ、防御率5.29、96奪三振と平凡なものだったが、病を克服してマウンドに立つ姿は、多くの人々に勇気を与えた。

     カラスコと妻のケリーは、オフシーズンの毎週日曜日に昼食500人分をフロリダ州タンパの自宅からホームレスへ届け、シングルマザーの子供たちが学校に通うために、毎年1万ドルを寄付している。また、同じく5000ドルを退役軍人のために寄付している。ほかには、クリーブランドの学校で子供たちに読み聞かせを行ったり、アフリカの子供たちに靴やシャツを寄付したり、アフリカの貧しい村の人々のために7万ドル以上の寄付を行ったりしてきた。母国ベネズエラへの支援活動を行ったことも評価された。

     2015年から4年連続で2ケタ勝利をマークするなど、実力派右腕として知られるカラスコ。来季は完全復活を遂げ、見事なピッチングで多くの人々を勇気づけてくれることだろう。

  • ゴールドグラブ賞の最終候補者が発表 カージナルスから最多6人

    2019.10.25 16:20 Friday

     日本時間10月25日、各ポジションで優れた守備を見せた選手に贈られるゴールドグラブ賞の最終候補者(各リーグ各ポジション3名)が発表された。ここではその最終候補者54名を一気に紹介する。受賞者は日本時間11月4日に発表予定。なお、各選手のチーム名の後ろの数字は該当ポジションでの守備防御点(Defensive Runs Saved)を表しており、データはFanGraphsによるものとなっている。

    アメリカン・リーグ

    ◆投手
    ホゼ・ベリオス(ツインズ:0)
    マイク・リーク(マリナーズ:2)
    ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス:3)
    ※リークはシーズン途中でダイヤモンドバックスへ移籍

    ◆捕手
    ダニー・ジャンセン(ブルージェイズ:12)
    クリスチャン・バスケス(レッドソックス:5)
    ロベルト・ペレス(インディアンス:29)

    ◆一塁手
    ユリ・グリエル(アストロズ:0)
    マット・オルソン(アスレチックス:13)
    ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ:-3)

    ◆二塁手
    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ:-2)
    DJレメイヒュー(ヤンキース:5)
    ヨルマー・サンチェス(ホワイトソックス:11)

    ◆三塁手
    アレックス・ブレグマン(アストロズ:7)
    デービッド・フレッチャー(エンゼルス:5)
    マット・チャップマン(アスレチックス:18)

    ◆遊撃手
    マーカス・セミエン(アスレチックス:5)
    アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス:14)
    フランシスコ・リンドーア(インディアンス:9)

    ◆左翼手
    ロビー・グロスマン(アスレチックス:4)
    アレックス・ゴードン(ロイヤルズ:1)
    アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス:-3)

    ◆中堅手
    ケビン・キアマイアー(レイズ:13)
    マイク・トラウト(エンゼルス:-1)
    ジャッキー・ブラッドリーJr.(レッドソックス:-1)

    ◆右翼手
    コール・カルフーン(エンゼルス:-1)
    ムーキー・ベッツ(レッドソックス:15)
    ジョシュ・レディック(アストロズ:9)

    ナショナル・リーグ

    ◆投手
    ジャック・フラハティ(カージナルス:3)
    ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス:4)
    アーロン・ノラ(フィリーズ:5)
    ※グレインキーはシーズン途中でアストロズへ移籍

    ◆捕手
    オースティン・ヘッジス(パドレス:22)
    ヤディアー・モリーナ(カージナルス:2)
    J.T.リアルミュート(フィリーズ:11)

    ◆一塁手
    クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス:9)
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:4)
    アンソニー・リゾー(カブス:3)

    ◆二塁手
    オジー・アルビーズ(ブレーブス:8)
    コルテン・ウォン(カージナルス:14)
    アダム・フレイジャー(パイレーツ:6)

    ◆三塁手
    ノーラン・アレナード(ロッキーズ:8)
    アンソニー・レンドン(ナショナルズ:2)
    ジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス:15)

    ◆遊撃手
    ポール・デヨング(カージナルス:14)
    トレバー・ストーリー(ロッキーズ:17)
    ニック・アーメッド(ダイヤモンドバックス:18)

    ◆左翼手
    フアン・ソト(ナショナルズ:1)
    デービッド・ペラルタ(ダイヤモンドバックス:10)
    ハンター・レンフロー(パドレス:7)

    ◆中堅手
    ビクトル・ロブレス(ナショナルズ:22)
    ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ:20)
    ハリソン・ベイダー(カージナルス:13)

    ◆右翼手
    ブライス・ハーパー(フィリーズ:9)
    ジェイソン・ヘイワード(カブス:7)
    コディ・ベリンジャー(ドジャース:19)

  • 選手投票による各賞受賞者が決定 最優秀選手はトラウト

    2019.10.25 14:25 Friday

     日本時間10月25日、選手投票による各賞の受賞者が発表され、両リーグから1名だけ選出される年間最優秀選手にはマイク・トラウト(エンゼルス)が選出された。選手投票では、最優秀選手、最優秀投手、最優秀新人、カムバック賞が各リーグから1名ずつ、年間最優秀選手とマービン・ミラー賞が両リーグから1名だけ選出される。今季はトラウト、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、アンソニー・レンドン(ナショナルズ)の3名が年間最優秀選手の最終候補者となっていた。

     トラウトは、右足の手術により9月の大部分を欠場したものの、自己最多の45本塁打を放ち、打率.291、OPS1.083をマーク。年間最優秀選手とア・リーグの最優秀選手に選出された。ナ・リーグでは、両リーグ最多の126打点を叩き出し、打率.319、34本塁打と自己最高のシーズンを過ごしたレンドンが最優秀選手に選出されている。

     最優秀投手は、ア・リーグがジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ナ・リーグがジェイコブ・デグロム(メッツ)。最優秀新人は、ア・リーグがヨルダン・アルバレス(アストロズ)、ナ・リーグがピート・アロンゾ(メッツ)。カムバック賞には、ハンター・ペンス(レンジャーズ)とジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)が選出された。

     また、フィールド上でのパフォーマンスのみならず、社会貢献も評価の対象となるマービン・ミラー賞は、カーティス・グランダーソン(マーリンズ)が前人未踏となる4度目の受賞(2009年、2016年、2018年、2019年)。グランダーソンは過去10年以上にわたって「グランド・キッズ基金」を通して100万人を超える子供たちに野球の普及活動を行い、貧しい家庭に食事を提供したり、地元シカゴにスポーツ施設を設立したりと積極的な社会貢献活動を行ってきた。その功績が認められ、昨年に続いて2年連続、史上最多の4度目の受賞となった。

  • 前ヤンキース監督のジラルディがフィリーズの新監督に就任

    2019.10.25 13:45 Friday

     日本時間10月25日、フィリーズは自軍の新監督にジョー・ジラルディが就任することを発表した。ジラルディはフィリーズの55代目監督となり、契約は来季から2022年までの3年間。2023年の契約は球団に選択権のあるオプションとなっている。2013年8月にチャーリー・マニュエル監督が退任して以降、4人が監督を務めてきたフィリーズだが、ジラルディ政権でチームを安定させ、今季果たせなかったポストシーズン進出を目指していくことになる。

     フィリーズのマット・クレンタックGMは、ジラルディの監督就任を発表した声明文のなかで「ジョーは強い個性を持ち、監督というポジションをしっかり務めてくれる人物である。また、彼が勝てる監督であることはすでに証明されている。彼とともに働くのがとても楽しみだし、我々のチームを次のレベルへ導くのに適した人物であると信じている」と語り、ジラルディの手腕に期待を寄せた。

     現在55歳のジラルディは、マーリンズで1年(2006年)、ヤンキースで10年(2008~2017年)の監督経験があり、2009年にはフィリーズを4勝2敗で破ってワールドシリーズ制覇を成し遂げた。ジラルディ政権でのヤンキースは、平均91勝をマークし、ポストシーズンに6度進出。リーグ優勝決定シリーズにも4度進出した。

     ゲーブ・キャプラー監督を解任したあと、ジラルディ、ダスティ・ベイカー、バック・ショウォルターの3人に新監督候補を絞っていたフィリーズだが、ブライス・ハーパー、J.T.リアルミュート、アーロン・ノラといった巨大戦力を抱えたチームをジラルディに任せることを決断。ジラルディは「私のキャリアの次のチャプターが楽しみだ。フィリーズは、オーナーやフロントオフィス、選手やファンから勝ちたいという強い気持ちが伝わってくるチームである。これは私の30年近い野球人生と似ているんだ。私は90年代前半にダレン・ドールトン、ジョン・クラック、デーブ・ホリンズといった素晴らしい選手を擁したフィリーズと戦ってきたし、監督として2008~2011年の強力なフィリーズを相手にしてきた。そのような素晴らしいチームに加わることができて、この上なく幸せだ」と新監督就任の喜びを語った。

  • ハンク・アーロン賞の受賞者発表 アはトラウト、ナはイェリッチ

    2019.10.24 11:45 Thursday

     日本時間10月24日、各リーグで優れた打撃成績を残した選手に贈られる「ハンク・アーロン賞」の受賞者が発表され、ア・リーグはマイク・トラウト(エンゼルス)、ナ・リーグはクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が選出された。ミニッツメイド・パークで行われた表彰式には、ロブ・マンフレッド・コミッショナーのほか、ハンク・アーロン、フランク・トーマス、クレイグ・ビジオ、アレックス・ロドリゲス、デービッド・オルティスといった豪華な面々が集結し、両選手の受賞を祝福した。

     トラウトは、ともにリーグトップとなる出塁率.438と長打率.645をマークし、メジャー全体で唯一となる3年連続のOPS1.000超えを達成。自己最多の45本塁打を放ったほか、自身3度目の100打点、自身7度目の100得点をマークし、9月の大半を欠場したにもかかわらず、2014年以来5年ぶり2度目の受賞となった。ヒューストンに来られず、表彰式に出席できなかったトラウトは「この賞を受賞できたことについて、ハンク・アーロン、殿堂入りの名選手の皆さん、そして(投票してくれた)ファンの皆さんに感謝しています。チームメイトやコーチ、家族、そして妻のジェシカのサポートなしでは、この賞を受賞することはできませんでした」とのコメントを発表した。

     一方のイェリッチは、いずれもリーグトップとなる打率.329、出塁率.429、長打率.671をマークし、ナ・リーグでは1998~1999年のラリー・ウォーカー以来となる2年連続の首位打者に輝いたほか、自己最多の44本塁打。自打球での骨折により9月の半分以上を欠場したものの、MVPを受賞した昨季以上の大活躍を見せた。ハンク・アーロン賞は昨季に続いて2年連続2度目の受賞となり、「受賞することができてとても光栄ですし、投票してくださった皆さんに感謝しています」と喜びを口にした。

     なお、ハンク・アーロン賞を複数回受賞するのは、ロドリゲス(4度)、バリー・ボンズ(3度)、オルティス、ホゼ・バティースタ、ミゲル・カブレラ、デレク・ジーター、アルバート・プーホルス、マニー・ラミレス、ジャンカルロ・スタントンに次いで史上10・11人目の快挙となった。

  • マドン退任のカブス 新監督に2016年世界一戦士のロスが就任へ

    2019.10.24 10:55 Thursday

     日本時間10月24日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、カブスは球団OBのデービッド・ロスを新監督に任命する方針を固めたようだ。ESPNのデービッド・キャプランとジェシー・ロジャースが第一報を報じ、早ければワールドシリーズの移動日となる明日(日本時間25日)にも球団から正式に発表される見込みとなっている。現役最後の2年間をカブスで過ごし、チームリーダーとして大きなインパクトを与えた男が、今度は監督としてカブスに戻ってくることになりそうだ。

     42歳のロスは現在もカブスに籍を置いており、セオ・エプスタイン野球部門社長の特別補佐を務めながらESPNのアナリストとしても活躍している。2015年からの2年間はカブスで控え捕手を務め、若手が多いチームにおいてチームリーダーとして存在感を発揮し、2016年のワールドシリーズ制覇に貢献。現在のカブスには当時のチームメイトも多く残っており、ロスはチームメイトと良好な関係を築いていたため、選手側からもロスの監督就任を期待する声が上がっていた。

     ロスは昨オフ、ベンチコーチのブランドン・ハイドがオリオールズの監督に就任した際に、ベンチコーチ候補の1人となっていた。このときは家族と過ごす時間を優先してオファーを断り、ベンチコーチにはマーク・ロレッタが就任。今回はロレッタのほか、一塁ベースコーチのウィル・ベナブル、前ヤンキース監督のジョー・ジラルディ、前フィリーズ監督のゲーブ・キャプラー、アストロズでベンチコーチを務めるジョー・エスパーダらが新監督候補に挙がっていたが、監督経験者やコーチ経験者を差し置いてロスがチームの指揮を任されることになった。

     ロスにとって、まだチームに多く残る「元チームメイト」との関係を、いかに「選手と監督」の関係に切り替えていくことができるかという点が課題となるだろう。ワールドシリーズ制覇時のチームリーダーが、名将ジョー・マドンが去ったあとのチームをどのようにまとめ上げるか注目したい。

  • 「ポスト・マドン時代」に突入するカブス 主力野手の放出を検討か

    2019.10.23 16:30 Wednesday

     カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長は、今オフの補強の方針に関連して、クリス・ブライアントやハビアー・バイエズを含め、トレード交渉の際に「アンタッチャブル」となる選手はいないことを示唆している。2年後の2021年オフにフリーエージェントとなるブライアント、バイエズ、カイル・シュワーバーの3人を中心に、今オフのカブスは積極的にトレード交渉を行うことになりそうだ。

     ジョー・マドンが監督に就任して2年目となる2016年にワールドシリーズ制覇を成し遂げたカブスは、翌2017年にリーグ優勝決定シリーズで敗退し、昨季はワイルドカード・ゲームで敗退。そして、今季はついにポストシーズン進出を逃し、マドンに別れを告げて新たな時代に突入することを選択した(マドンはエンゼルスの監督に就任することが決定)。

     エプスタインは、「ポスト・マドン時代」を迎えるにあたって、現在のロースターを再編する方針を明らかにしており、それほどペイロールに余裕がないことを考えると、年俸の高騰が予想されるブライアント、バイエズ、シュワーバーの「2021年オフFAトリオ」の誰かをトレードで放出することが現実的な選択肢となる。カブスとしてはシュワーバーを放出したいところだが、他球団からの需要を考慮すると、ブライアントまたはバイエズの放出に踏み切る可能性もゼロではない。

     エプスタインは「我々は変化を起こすつもりだよ。この冬は多くのトレード交渉を行うことになるだろう」と語っており、弱点となっているセンターとブルペン、そしてジョン・レスターが衰えを見せ始め、コール・ハメルズがフリーエージェントとなる先発投手陣の補強を進めることになるだろう。

     また、エプスタインは守備に難を抱える正捕手のウィルソン・コントレラスの放出については、「彼にはまだ改善すべきところがあるけれど」と前置きしつつも「彼がいてくれたから我々は成功を収めてきたんだ」と否定的な姿勢をとっている。エプスタインはブライアントまたはバイエズを含む大型トレードを成立させるのか。今オフの注目ポイントの1つとなりそうだ。

  • 打倒・アストロズを目指すヤンキース リンドーア獲得の可能性

    2019.10.22 14:00 Tuesday

     2010年から始まる「2010年代」の10年間で一度もワールドシリーズへ進めなかったヤンキース。特に直近5シーズンで3度もポストシーズンでアストロズに敗れており、2009年以来のワールドシリーズ制覇を実現するためにはアストロズを上回るチームを作り上げることが絶対条件となる。そのため今オフは大型補強を実施する可能性が取り沙汰されているが、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンが補強ターゲットとして挙げているのがインディアンスが誇るスター遊撃手、フランシスコ・リンドーアである。

     ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが作り上げたチームは、激戦のアメリカン・リーグ東部地区において2年連続でレギュラーシーズン100勝を達成。162試合の長いレギュラーシーズンを勝ち抜くことができるだけの力を備えたチームであることはすでに証明済みである。その一方で、ワールドシリーズにあと一歩手が届かない状況が続いていることも事実。そうした状況を踏まえ、シャーマンはゲリット・コール(アストロズ)とともにリンドーアの名前を補強ターゲットとして挙げている。

     リンドーアは2年後の2021年オフにフリーエージェントとなるが、現在の活躍を続けていけば、総額3億ドルを超えるような大型契約を手にするのは確実。インディアンスの会長兼CEOであるポール・ドーランは、インディアンスの球団規模ではリンドーアとの再契約が難しいことを認めている。よって、ヤンキースが差し出す交換要員次第では、トレードが成立する可能性もゼロではないというわけだ。シャーマンは「リンドーアはヤンキースが必要としているものを全て兼ね備えている。両打ちの遊撃手で、パワーとスピードを兼ね備え、三振は少なく、遊撃守備は素晴らしい。ポストシーズンでの度胸も証明済みだ」とリンドーアを絶賛。リンドーア獲得が実現すれば、この上ない戦力補強となるに違いない。

     ヤンキースは、正遊撃手のディディ・グレゴリアスが今季限りでフリーエージェントとなるため、正遊撃手の座は空いている。現時点では、グレイバー・トーレスを二塁から遊撃へ回し、DJレメイヒューを二塁に固定するものと見られているが、今季と同様にトーレスが二塁、レメイヒューが一塁に入れば、リンドーア獲得への障壁とはならない。シャーマンの提言通りにヤンキースのリンドーア獲得は実現するのか。今後の動向に注目が集まりそうだ。

  • MLB公式サイトの専門家によるWS予想 8割以上がアストロズ支持

    2019.10.22 12:55 Tuesday

     日本時間10月23日、いよいよ2019年のワールドシリーズが開幕する。2年ぶり2度目のワールドシリーズ制覇を目指すアストロズと念願の初出場となったナショナルズの対戦となる今回のワールドシリーズは、両軍の強力先発投手陣が注目を集めているが、そのワールドシリーズの行方をMLB公式サイトの専門家46人が予想。全体の80.4%にあたる37人がアストロズのワールドシリーズ制覇を支持する結果となった。

     ジャスティン・バーランダーとゲリット・コールの「300奪三振コンビ」に加え、「最強の先発3番手」のザック・グレインキーを擁するアストロズは、地区シリーズでレイズ、リーグ優勝決定シリーズでヤンキースとの激戦を制し、2年ぶりにワールドシリーズの舞台に戻ってきた。ナショナルズもマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、パトリック・コービン、アニバル・サンチェスと強力な先発陣を擁しているものの、ブルペンの質には大きな差がある。そのあたりが圧倒的アストロズ支持の理由となっているのだろう。専門家46人のワールドシリーズ予想は以下のようになっている。

    アストロズが4勝2敗:24人
    ナショナルズが4勝3敗:7人
    アストロズが4勝1敗:7人
    アストロズが4勝3敗:4人
    ナショナルズが4勝2敗:2人
    アストロズが4勝0敗:2人

     また、勝者予想に加えて、ワールドシリーズMVPの受賞者予想も実施。こちらでは、9試合連続2ケタ奪三振のままレギュラーシーズンを終え、ポストシーズンに入ってからも快投を続けているアストロズのコールが圧倒的な支持を集める結果となった。明日の初戦でシャーザーと投げ合うことがすでに決まっているコール。どんなピッチングを見せてくれるか注目したい。なお、専門家46人のMVP予想は以下の通り。

    ゲリット・コール投手(アストロズ):20人
    マックス・シャーザー投手(ナショナルズ):5人
    アレックス・ブレグマン三塁手(アストロズ):5人
    ジョージ・スプリンガー外野手(アストロズ):4人
    ホゼ・アルトゥーベ二塁手(アストロズ):3人
    カルロス・コレア遊撃手(アストロズ):3人
    アンソニー・レンドン三塁手(ナショナルズ):3人
    スティーブン・ストラスバーグ投手(ナショナルズ):2人
    ヨルダン・アルバレス指名打者(アストロズ):1人

  • バーランダー、シャーザー、サンチェス 元同僚トリオがWSに臨む

    2019.10.21 17:30 Monday

     アストロズとナショナルズによるワールドシリーズは、強力先発陣を擁するチーム同士の対戦として注目を集めている。その先発陣のなかで、アストロズのジャスティン・バーランダー、ナショナルズのマックス・シャーザーとアニバル・サンチェスは、2012年にア・リーグ王者となったタイガースのチームメイトだった。先発ローテーションの順番次第では、2012年ア・リーグ優勝メンバーによる投げ合いが実現する可能性もありそうだ。

     2012年のタイガースでは、バーランダーが17勝、シャーザーが16勝を挙げ、7月にマーリンズからトレードで加入したサンチェスも4勝どまりながら3点台の防御率をマーク。タイガースは、この3人にリック・ポーセロ、ダグ・フィスター、ドリュー・スマイリーを合わせた強力先発陣でア・リーグを制し、ワールドシリーズまで駒を進めた。ワールドシリーズではジャイアンツの前に4連敗で敗退したものの、バーランダーが第1戦、サンチェスが第3戦、シャーザーが第4戦でそれぞれ先発のマウンドに立った。

     それから7年の時が過ぎ、バーランダー、シャーザー、サンチェスの3人は2つのチームに分かれてワールドシリーズで対戦することになった。もしバーランダーが先発する試合でシャーザーまたはサンチェスが先発することになれば、以前のワールドシリーズでチームメイトだった投手同士が別のワールドシリーズで投げ合うのは、2003年にヤンキースでチームメイトだったホゼ・コントレラスとロジャー・クレメンスが2005年のワールドシリーズでそれぞれホワイトソックス、アストロズの先発投手として投げ合って以来史上2度目のこととなる。

     2012年にタイガースで投手コーチを務めていたジェフ・ジョーンズは「どちらのチームに勝ってほしいかを選ぶのは難しいね。彼ら3人全員が良いピッチングをしてくれることを願うよ」とかつての教え子たちにエールを送る。2012年ア・リーグ優勝メンバーである3人のピッチングは、ワールドシリーズの行方を大きく左右することになるだろう。

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