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  • 右腕・チャベスがレンジャーズ復帰 2年契約で合意との報道

    2018.11.28 11:15 Wednesday

     関係者の話によると、レンジャーズは先発とリリーフの両方で使える便利屋右腕、ジェシー・チャベスと2年契約で合意に至ったようだ。まだレンジャーズからの正式な発表はないものの、契約が無事に成立すれば、今年7月にレンジャーズからカブスへトレードされたチャベスにとって半年ぶりのレンジャーズ復帰となる。

     メジャー通算70先発の実績を誇るチャベスだが、今季は2年ぶりにリリーフに専念し、レンジャーズとカブスで計62試合に登板して5勝2敗5セーブ7ホールド、防御率2.55の好成績をマーク。レンジャーズではロングリリーフを担っていたが、カブス移籍後は勝ちパターンの継投の一角を担い、32試合で防御率1.15という見事なパフォーマンスを見せた。防御率2点台をマークしたのはメジャー11年目にして初めてであり、自己ベストのシーズンだったと言っても過言ではないだろう。

     チャベスは現在35歳。メジャー2年目、パイレーツ時代の2009年には自己最多の73試合に登板して15ホールドをマークしたが、2012年途中から3シーズン半にわたって在籍したアスレチックスでは先発にチャレンジ。2014年に自己最多の8勝をマークし、翌2015年は自己最多の157イニングを投げた。今季は与四球率1.60と制球力が格段に向上し、安定したピッチングを展開。この傾向が続くのであれば、来季以降も活躍が期待できそうだ。

     今季はリリーフに専念したチャベスだが、先発へのこだわりを垣間見せることもあった。レンジャーズは現時点で先発ローテーションがマイク・マイナー(今季12勝)の1枠しか埋まっておらず、トミー・ジョン手術からの復活を目指すドリュー・スマイリーやエディンソン・ボルケスが先発ローテーションの有力候補に挙げられている状況である。エンゼルスでプレイした2017年にめった打ちを食らって先発失格となったチャベスにも、先発ローテーション入りのチャンスはあるのではないだろうか。

  • 主力の放出が続くマリナーズ 次はカノーのトレードを模索か

    2018.11.27 17:35 Tuesday

     マリナーズのジェリー・ディポートGMは、ロースターの再編を行って数年後にポストシーズン進出を狙えるチーム作りを進めることを明言しており、すでに正捕手のマイク・ズニーノをレイズ、エース左腕のジェームス・パクストンをヤンキースへ放出した。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、マリナーズは次なるトレードとして、チームの中心打者であるロビンソン・カノーの放出を模索しているようだ。

     マリナーズはカノーの放出に向けて積極的に動いており、すでにヤンキース、メッツと交渉を行ったと見られている。しかし、カノーはまだ5年1億2000万ドルという巨額の契約を残しており、カノーには全球団に対するトレード拒否権も与えられている。また、カノーは今季途中にメジャーリーグの薬物規定に違反して80試合の出場停止処分を受けており、クリーンな選手というイメージも損なわれてしまった。これらの要素を考慮すると、カノーのトレードを実現させるのは極めて困難であると言わざるを得ないだろう。

     マリナーズとヤンキースの間では、カノーとジャコビー・エルズベリーを軸としたトレード交渉が行われたようだが、ヤンキースがマリナーズにカノーの年俸を一部負担することを要求したため、トレード交渉は失速。ヤンキースで完全な不良債権と化しているエルズベリーは、2年4720万ドルの契約を残しているほか、カノー同様に全球団に対するトレード拒否権を有しており、ヤンキースとしては是が非でも放出したい存在なのだが、カノーの残り契約をそのまま引き受けることには抵抗があるようだ。

     一方、メッツは一塁にピーター・アロンゾ、二塁にジェフ・マクニールという有望株がおり、カノーがフィットするチーム状況ではない。ローゼンタールはカノーのメッツ移籍が実現するのは、マリナーズがカノーの残り契約のある程度を負担し、メッツが有望株の放出に応じた場合のみであると指摘している。

     結局のところ、マリナーズがカノーのトレードを実現させるのは極めて困難である。チームを完全に解体するのではなく、カノーを軸としてロースターを再編していくのが現実的な選択肢と言えるのではないだろうか。

  • ヤンキースがブリッドウェル獲得 トレイエスをDFAに

    2018.11.27 15:50 Tuesday

     日本時間11月27日、ヤンキースはウエーバーでエンゼルスから右腕、パーカー・ブリッドウェルを獲得した。ブリッドウェル獲得に伴い、40人ロースターの枠を空けるために内野のユーティリティとして活躍してきたロナルド・トレイエスがDFAに。内野手の層が薄くなったことを考えると、ヤンキースが本格的にマニー・マチャドの獲得レースに参戦する可能性もありそうだ。

     現在27歳のブリッドウェルは、今季こそ5試合(うち1先発)の登板にとどまり、1勝0敗、防御率17.55に終わったものの、昨季は21試合(うち20先発)に登板して10勝3敗、防御率3.64の好成績をマーク。今季は右肘の故障に悩まされ、AAA級でもわずか6試合(すべて先発)の登板で1勝1敗、防御率8.68に終わったが、2017年のピッチングを取り戻せるのであれば、先発のデプスとして貴重な戦力となるはずだ。

     一方のトレイエスは、2016年2月にウエーバーでヤンキースに加入。移籍1年目に自己最多の72試合に出場すると、翌2017年にはさらに自己記録を更新する108試合に出場し、打率.292、3本塁打、36打点、OPS.689をマークして存在感を示した。今季はミゲル・アンドゥハー、グレイバー・トーレスといった若手選手の活躍に押し出され、出場試合数はヤンキース移籍後最少の41。打率.280とパフォーマンス自体は例年通りだったが、若手選手が台頭した結果、出場機会が減少しただけでなく、DFAとなり、40人ロースターから抹消されるに至った。

     ヤンキース公式サイトのデプスチャートによると、トレイエスは二塁と三塁の2番手、遊撃の3番手に位置付けられていた。また、遊撃の1番手であるディディ・グレゴリアスはトミー・ジョン手術により来季の開幕に間に合わないことが確実であり、遊撃の2番手であるトーレスは二塁の1番手となっている。つまり、ヤンキースは遊撃手不在の状況に陥っており、トレイエスがDFAとなったことを受けて、「マチャド獲り」が加速する可能性もありそうだ。

  • パイレーツが外野手補強 チゼンホールと1年契約で合意

    2018.11.27 14:55 Tuesday

     昨オフのパイレーツは、1月にアンドリュー・マカッチェンを放出したものの、後釜をなかなか確保できず、2月下旬にコリー・ディッカーソンを獲得するまで外野陣の顔ぶれが固まらなかった。その反省を生かしたのか、今オフは早々に外野手補強を完了。関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシとジョーダン・バスティアンに語ったところによると、パイレーツはインディアンスからフリーエージェントとなっていたロニー・チゼンホールと1年契約で合意に至ったようだ。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールが契約内容の詳細について伝えており、パイレーツとチゼンホールの契約は、基本給275万ドルの1年契約になっているという。また、チゼンホールの打席数に応じて出来高が設定されており、250・300・350・400打席をクリアする毎に25万ドル、450・500・550・600打席をクリアする毎に50万ドルが追加され、すべてをクリアすればチゼンホールが受け取る額は575万ドルとなる。

     チゼンホールはパイレーツの開幕スタメンに名を連ねる可能性が極めて高いと見られている。なぜなら、正右翼手のグレゴリー・ポランコが9月に受けた肩の手術の影響により少なくとも4月中旬まで、場合によっては6月中旬ごろまで欠場する見通しとなっているからだ。ポランコが万全のコンディションを取り戻したあとは、チゼンホールは正左翼手のコリー・ディッカーソン、正中堅手のスターリング・マーテイ、そして正右翼手のポランコをサポートする外野4番手として起用されることになるだろう。

     パイレーツのニール・ハンティントンGMは、2週間前のトレードでジョーダン・ループロウを放出した際に、外野手の獲得に動く可能性が高いことを示唆していたが、月を跨がないうちに補強が実現。ここ2シーズンは故障が相次ぎ、合計109試合の出場にとどまっているものの、同期間に打率.297、OPS.872をマークしている実力派外野手を獲得することで外野手補強を完了した。

  • 2015年ア・リーグMVPのドナルドソンがブレーブスと1年契約

    2018.11.27 12:20 Tuesday

    日本時間11月27日、ブレーブスはジョシュ・ドナルドソンと1年2300万ドルで契約を結んだことを発表した。2015年にア・リーグMVPに輝くなど球界を代表する三塁手として活躍してきたドナルドソンだが、今季は故障の影響で出場52試合どまり。今回の1年契約は、ブレーブスがドナルドソンの故障による不良債権化のリスクを回避するとともに、ドナルドソンは健康かつ実力が健在であることをアピールして1年後に再びフリーエージェントとなることが可能であり、両者の利害が一致したものとなった。

     ブルージェイズ移籍1年目の2015年に打率.297、41本塁打、123打点、OPS.939の好成績でア・リーグMVPに選出されたドナルドソンは、翌2016年も打率.284、37本塁打、99打点、OPS.953とMVP級の成績をマーク。昨季は113試合の出場にとどまったものの、打率.270、33本塁打、78打点、OPS.944と最低限の働きは見せていた。しかし、今季は3度の故障者リスト入りがあり、出場試合数はわずか52。打率.246、8本塁打、23打点、OPS.801とパフォーマンスも低調で、来月で33歳という年齢もあって、実力を評価しつつも長期契約を不安視する声が多かった。

     そこでブレーブスは、今季から年俸を据え置いた形での1年契約をオファー。自身の実力が健在であることを証明して1年後に再びフリーエージェント市場にチャレンジしたいドナルドソン側と利害が一致し、今回の1年契約が実現した。ドナルドソンは今季途中にブルージェイズからインディアンスへトレードされており、今オフはクオリファイング・オファーの対象とならなかったため、ブレーブスは来オフ、ドナルドソンにクオリファイング・オファーを提示することも可能である。両者にとってメリットのある契約になったと言えるだろう。

     ドナルドソンの加入により、ブレーブスの内野陣は一塁にフレディ・フリーマン、二塁にオジー・アルビーズ、三塁にドナルドソン、遊撃にダンズビー・スワンソンという布陣で確定。正三塁手の座を手中に収めつつあったヨハン・カマルゴは、内野のユーティリティとして起用されることになりそうだ。

  • 今季30本塁打のクロンがウエーバーでツインズへ移籍

    2018.11.27 11:40 Tuesday

     ツインズは今季限りで現役を引退した正一塁手、ジョー・マウアーの穴埋めに成功した。日本時間11月27日、ツインズは先日レイズをDFAとなっていたC.J.クロンをウエーバーでクレーム(=獲得の意思を示すこと)。首位打者3度を誇る巧打者の代役として、今季30本塁打を放った長距離砲がツインズに加わった。

     エンゼルスからレイズへ移籍した今季のクロンは自己最多の140試合に出場し、打率.253、28二塁打、30本塁打、74打点、OPS.816をマーク。守備力も平均レベルを維持しており、データサイトのFanGraphsが算出するWARでは2.1を記録したが、年俸の上昇が予想されることもあり、先日レイズをDFAとなっていた。マウアーが引退し、正一塁手が不在となっていたツインズが、素早くシーズン30本塁打以上を期待できるスラッガーの獲得に動いた格好だ。

     ツインズの正一塁手候補としては、今季ヤンキースとツインズで合計17本塁打を放ったタイラー・オースティンがいるものの、ツインズには確固たる指名打者候補がおらず、クロンとオースティンが一塁と指名打者で出場機会を分け合うことになると見られる。クロンとオースティンはともに右打者であるため、今後ツインズが左打ちの一塁手ないし指名打者を獲得した場合には、プラトーンでの起用が行われる可能性もありそうだ。

     メジャー1年目の2014年に79試合で11本塁打を放ち、長距離砲として期待されたクロンだったが、その後の3シーズンは100試合以上に出場しながらも、いずれも16本塁打どまりと伸び悩みが続いていた。しかし、今季は一気に30本塁打の大台に到達し、127安打、68得点、28二塁打、74打点などの各部門で自己ベストを更新。ようやく長距離砲としての才能を開花させた感がある。ただし、145三振を喫したのに対して四球の数は37にとどまっており、打撃の粗さが改善されなければ、今季の活躍を維持できるかどうかは微妙なところだ。

  • マッキャンがブレーブスと1年契約 6年ぶりの古巣復帰

    2018.11.27 11:00 Tuesday

     古巣・ブレーブスへの復帰を希望していたブライアン・マッキャンが、自身の希望を実現させた。日本時間11月27日、ブレーブスはマッキャンと1年200万ドルで契約を結んだことを発表。マッキャンのもとには他球団からより好条件のオファーが届いていたようだが、ジョージア州出身のマッキャンは、古巣かつ故郷のチームであるブレーブスでプレイしたいという自身の希望を優先し、ブレーブスからのオファーを受け入れた。

     2005年のメジャーデビューから2013年までの9シーズンをブレーブスの一員として過ごしたマッキャンは、2013年オフにフリーエージェントとなってヤンキースへ移籍。ヤンキースで3シーズン、アストロズで2シーズンにわたってプレイし、6年ぶりの古巣復帰が決定した。「正直に言って、僕が2013年オフにブレーブスを離れたとき、復帰できる日が来るなんて想像できなかった」と素直な心情を吐露したマッキャン。「でも、今日は僕のキャリアのなかで最も素晴らしい日だよ」と古巣復帰が実現したことを喜んだ。

     メジャー定着を果たした2006年から昨季まで12シーズン連続で18本塁打以上を放っていたマッキャンだが、今季は右膝の故障による2度の故障者リスト入りがあり、出場は63試合どまり。パフォーマンス自体も打率.212、7本塁打、23打点、OPS.640と精彩を欠いた。34歳という年齢を考えても、フルタイムの正捕手を務めるのは難しく、ブレーブスではタイラー・フラワーズとの併用が予想される。ブレーブスは今季までフラワーズとカート・スズキ(ナショナルズへ移籍)の併用体制を採っていたため、マッキャンはスズキの後釜を務めることになるだろう。

     マッキャンは14シーズンにわたるメジャー生活で通算1670試合に出場し、打率.263、1521安打、270本塁打、973打点、OPS.791をマーク。シルバースラッガー賞6度、オールスター・ゲーム選出7度を誇り、2010年にはオールスターMVPに輝いた。また、2017年にはアストロズでワールドシリーズ制覇も経験している。

  • 大谷所属のエンゼルス ウーテンが打撃コーチ補佐に就任

    2018.11.26 11:45 Monday

     日本時間11月26日、大谷翔平が所属するエンゼルスは、2002年にワールドシリーズを制したときのチームの一員であるショーン・ウーテンが打撃コーチ補佐に就任することを発表した。今季終了後にマイク・ソーシア監督が退任し、ブラッド・オースマスが新監督に就任したエンゼルスは、コーチング・スタッフの組閣作業を進めており、ウーテンは投手コーチのダグ・ホワイト、打撃コーチのジェレミー・リードに続いて3人目となる。

     ウーテンは現在46歳。今季はリードとともにエンゼルスのマイナー組織で若手選手の指導を担当し、打撃コーディネーター補佐を務めていた。ソーシア監督のもとでは、過去3シーズンにわたってポール・ソレントが打撃コーチ補佐を務めていたが、ウーテンはそのポジションに取って代わることになった。

     現役時代のウーテンは、捕手、一塁手、三塁手としてエンゼルスで4シーズン、フィリーズとレッドソックスで各1シーズンの計6シーズンにわたってメジャーでプレイ。メジャー2年目の2001年には79試合に出場して打率.312、8本塁打、32打点、OPS.798の好成績を残し、チームがワールドシリーズを制した2002年にも49試合で打率.292、3本塁打、19打点、OPS.773をマークしたが、自己最多の98試合に出場した2003年は打率.243、7本塁打、32打点、OPS.653と成績を落とし、そのオフにフィリーズへ移籍した。その後、フィリーズ、レッドソックス、ツインズ、パドレス、メッツと毎年のように移籍を繰り返し、2008年にはパドレスに復帰したが、2005年を最後にメジャー復帰を果たすことはできず、2008年限りで現役を引退。メジャーでの通算成績は267試合に出場して打率.272、18本塁打、86打点、OPS.711となっている。

     来季は指名打者に専念することが確実となっている大谷は、リード打撃コーチとウーテン打撃コーチ補佐の指導を受けながら、メジャー2年目のさらなる活躍を目指す。

  • ヤンキースがマチャド獲得のためにスタントン放出を検討か

    2018.11.26 11:20 Monday

     ブライス・ハーパーとともに今オフの移籍市場における目玉選手に位置付けられているマニー・マチャド。打倒・レッドソックスを目指すヤンキースにとって、ハーパーやマチャドのような大物選手は非常に魅力的な存在である。外野のレギュラーが固定されていることを考えると、ハーパーよりもマチャドのほうがヤンキースにフィットする存在であると言えるだろう。そして、マチャド獲得の資金を用意するために、ジャンカルロ・スタントンの放出に動く可能性があることが指摘されている。

     ボストン・グローブのニック・カファルドは、スタントン獲得に興味を示す可能性のある球団としてドジャース、ジャイアンツ、フィリーズを挙げている。ドジャースは打線の核を獲得するようなインパクトのある補強を必要としており、スタントンがドジャースを移籍先の希望の1つに挙げていたことも報じられている。長年、長打力不足に苦しんでいるジャイアンツにとって、スタントンは念願の長距離砲だ。そして、フィリーズはハーパーとマチャドの獲得に向けて積極的であることが報じられているが、スタントン獲得が選択肢の1つとなっていても決して不思議ではない。

     スタントンは2億6000万ドルという巨額の契約を残しているが、これもトレードに向けてそれほど大きなハードルとはならないだろう。なぜならば、ハーパーとマチャドはいずれも総額3億ドルを超えるような超大型契約が予想されており、スタントンを獲得するほうが「お買い得」となる可能性もあるからである。一方、ヤンキースはスタントンを放出することにより、マチャドを獲得するための資金的余裕を作ることができるだろう。

     ヤンキースは正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、来季の開幕に間に合わない可能性が高いため、マチャドを獲得して遊撃に据えたい意向を持っていることが報じられている(グレゴリアス復帰後はマチャドを三塁へ移す)。マチャド獲得に向けてスタントン放出という大きな動きが実現するのか。今後の動向に注目だ。

  • 外野に空きがないヤンキース それでもハーパーを獲得すべき?

    2018.11.26 10:50 Monday

     今オフの移籍市場における最大の目玉であるブライス・ハーパー。総額3~4億ドルという超大型の契約規模が予想されているが、以前からハーパー獲得の大本命と見られていたヤンキースは、昨年のオフシーズンにマーリンズとの大型トレードを成立させてジャンカルロ・スタントンを獲得しており、外野に空きがない状態である。しかし、MLB公式サイトのジム・デュケットは、「ハーパーのような選手が獲得可能であるならば、空きポジションのことは忘れて獲得に動くべきである」と主張する。

     ヤンキースは今オフ、正左翼手のブレット・ガードナーと再契約を結んでおり、左翼にガードナー、中堅にアーロン・ヒックス、右翼と指名打者を兼任する形でスタントンとアーロン・ジャッジという布陣でレギュラーが固まっている。一部ではヤンキースがハーパーを一塁手として獲得する可能性が取り沙汰されているが、デュケットはハーパーの一塁転向には懐疑的だ。むしろ、現有戦力をトレードしてハーパーのポジションを空けるのが現実的な選択肢であると考えている。

     1つ目の選択肢は正中堅手のヒックスをトレードで放出することだ。今オフの移籍市場でヒックスを上回るクオリティの中堅手はA.J.ポロックくらいしか見当たらず、ヒックスは人気物件となる可能性を秘めている。ヒックスを放出すれば、ガードナーを左翼から中堅に回し、スタントンとジャッジを左翼と指名打者で併用することによって、ハーパーのために右翼のポジションを空けることができる。

     2つ目の選択肢はガードナーを控えに回してしまうことだ。控えとしてはやや高価な戦力となってしまうものの、これにより左翼が空き、スタントンとジャッジを右翼から左翼に移してハーパーのために右翼を空けることができる。この場合、クリント・フレイジャーやジャコビー・エルズベリーの出番が完全になくなってしまうため、両者のトレード話が浮上することになるだろう。

     ジャッジ、スタントン、ハーパーが名を連ねる豪華なラインナップは実現するのか。ヤンキースの今後の動きには、球界から大きな注目が集まっている。

  • フリーエージェント市場の「お買い得」候補はラウリー

    2018.11.25 10:35 Sunday

     ブライス・ハーパー、マニー・マチャド、パトリック・コービンといった大物選手たちが注目を集めている今オフのフリーエージェント市場だが、昨オフのマイルズ・マイコラス(カージナルス)やヨーリス・チャシーン(ブリュワーズ)のような「お買い得」物件となる可能性のある選手たちもいる。MLB公式サイトのアンドリュー・サイモンは、自身の記事のなかで今オフの「お買い得」候補を紹介し、その筆頭としてアスレチックスからフリーエージェントとなったジェッド・ラウリーの名前を挙げている。

     若くしてスターの座に登り詰めたハーパーとマチャドを筆頭に、サイ・ヤング賞経験者のダラス・カイケル、大物クローザーのクレイグ・キンブレル、自己最高のシーズンを過ごしたばかりのコービンらが市場を賑わせている今オフだが、これらの大物選手が大型契約を手にして活躍するのはある意味当然のこと。より効率的なチーム強化をするためには、今季のマイコラスやチャシーンのような「お買い得」物件を発掘することがチームにとって重要となる。

     現在34歳のラウリーは、今季アスレチックスで自己最多の157試合に出場して打率.267、23本塁打、99打点、OPS.801の好成績をマーク。初めてオールスター・ゲームに選出され、ア・リーグのMVP投票でも得票したほどの活躍ぶりだった。故障に泣かされ続けてきたキャリアだったが、アスレチックスでプレイした直近2シーズンはいずれも153試合以上に出場。選球眼も優秀で、「打てる二塁手」として魅力的な存在となっている。

     特に、直近2シーズンでは、FanGraphsによると、ハーパーが記録したWAR8.3を上回るWAR8.5を記録。直近2シーズンの働きに限れば、今オフの目玉選手であるハーパーを上回っているのである。メジャー11年のうち、アスレチックス在籍の4年間はいずれも規定打席に到達しているものの、他球団でプレイした7年間は100試合未満の出場に終わるなど、健康面に不安は残るものの、二塁手の補強を目指すチームにとって魅力的な存在であることは間違いなさそうだ。

  • ベイダー台頭のカージナルス 外野手補強に消極的か

    2018.11.25 10:20 Sunday

     カージナルスは今オフのフリーエージェント市場において、ブライス・ハーパーやマイケル・ブラントリーといった大物外野手の獲得に動く可能性が取り沙汰されている。しかし、2018年シーズン、カージナルスの外野には俊足好守の24歳、ハリソン・ベイダーが台頭。外野手よりも内野手の補強に動く可能性が高くなっているようだ。

     カージナルスの外野は現在、正左翼手にマーセル・オズーナ、正中堅手にベイダーがおり、右翼はベテランのデクスター・ファウラーと若手のタイラー・オニールが出場機会を分け合う見込みとなっている。正右翼手としてハーパーやブラントリーを獲得するという選択肢もあるが、ここ数年にわたってチームの補強ポイントとなっている三塁手の獲得に動き、打線のグレードアップを図るのがベターな選択肢だと言えるだろう。

     地元紙セントルイス・ポスト・ディスパッチのベン・フレデリックソンは、カージナルスがベイダーをチームの新たなスター候補生の1人と位置付けており、多くの出場機会を与える方針であることを伝えている。実際、ベイダーは新たなオルタネイト・ユニフォームを披露する際のモデルに選ばれており、NHLセントルイス・ブルースの試合にもチームを代表して参加した。さらに、最新のカージナルス・マガジンの表紙にも選ばれている。

     今季のベイダーは、BABIP.358という幸運に恵まれたこともあり、打率.264、12本塁打、OPS.756と期待以上の打撃成績を残すことができた。この水準を来季以降も維持できるかどうかは未知数だが、ハイレベルな守備と走塁のおかげで、データサイト・FanGraphsが算出しているWARでは3.5を記録。レギュラー選手として文句なしの数字である。

     となるとやはり、カージナルスの補強ポイントは強打の内野手ということになる。2015年ア・リーグMVPのジョシュ・ドナルドソンらが補強のメイン・ターゲットとなるのではないだろうか。

  • カージナルス前監督のマシーニーがロイヤルズのアドバイザーに就任

    2018.11.24 06:50 Saturday

     日本時間11月24日、ロイヤルズはカージナルス前監督のマイク・マシーニーが選手育成部門の特別アドバイザーに就任したことを発表した。48歳のマシーニーは、スカウティングや選手育成を含めた球団運営の様々な面でロイヤルズをサポートすることになるようだ。

     ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは「マイク(・マシーニー)が我々の組織の一員となる機会を得ることができたのは、非常に素晴らしいことだ」と語り、マシーニーの加入を歓迎した。「ベストの野球人を雇うというのが常に我々のポリシーだ。マイクは選手と監督の両方で球界に貢献してきた人物だし、彼の豊富な知識は我々の組織をより良いものにしてくれるだろう。彼が我々の組織にもたらすであろう新たな可能性を、私はとても楽しみにしているよ」とムーアはマシーニーへの期待を口にした。

     マシーニーは現役時代はメジャーを代表する好守の捕手として活躍し、ブリュワーズ、ブルージェイズ、カージナルス、ジャイアンツの4球団で計13シーズンにわたってプレイ。カージナルス時代の2004年にはリーグ優勝を経験し、ワールドシリーズに出場した。2000年、2003年、2004年、2005年と4度のゴールドグラブ賞を受賞し、2003年には捕手では史上3人目となる守備率10割を達成(捕手として100試合以上に出場した選手に限る)。2002年から2004年にかけてマークした252試合連続無失策と1565守備機会連続無失策はメジャー記録となっている。

     2012年から今季途中まではカージナルスの監督を務め、就任初年度から4年連続でポストシーズンに進出。これはメジャー史上初の快挙だった。今季は開幕から93試合(47勝46敗)を消化したところで解任されたものの、チームを率いたすべてのシーズンで白星が先行。通算1065試合で勝率.555(591勝474敗)をマークしている。マシーニーはカージナルスの監督に就任する前にカージナルスの選手育成部門で特別アシスタントを務めた経験があり、来季限りでの退任が予想されているロイヤルズのネッド・ヨスト監督の後任有力候補に躍り出たと言っても良さそうだ。

  • 西武・菊池雄星のポスティング申請日が12月3日に決定

    2018.11.24 06:30 Saturday

     メジャーリーグの各球団は、まもなく日本球界屈指の左腕、菊池雄星(西武)の獲得レースを開始する。ジャパン・タイムスによると、菊池の所属球団である埼玉西武ライオンズは、12月3日にポスティング制度利用の申請を行うことを決定したようだ。

     西武がポスティング制度の利用を申請すると、ただちに菊池はメジャーリーグ全球団との契約交渉が可能になる(交渉期間は30日)。もし菊池がいずれかの球団と契約すれば、その契約総額に応じた譲渡金が西武に対して支払われる。逆に、契約が成立しなければ、菊池は西武に残留することになる。

     昨オフにポスティング制度を利用してエンゼルスへ移籍した大谷翔平は23歳以下だったため、メジャーリーグの規定に従ってアマチュア・フリーエージェントとしてインターナショナル・ボーナスプールの制限内でメジャーリーグの球団と契約する必要があったが、菊池はその制限の対象とはならない。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、今オフのフリーエージェント市場における先発投手のなかで、菊池がパトリック・コービン、ダラス・カイケル、ネイサン・イバルディ、J.A.ハップに次いで5番目に高額な契約を結ぶと予想している。

     MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは今年8月、「菊池は常時92~94マイルの速球を投げ、球速は最速96マイルに達する。日本球界の左腕のなかではこれほどの球速を誇る投手は珍しく、複数のメジャーリーグのスカウトは菊池がメジャーリーグで先発ローテーションの2番手を担うだけのポテンシャルを秘めていると信じている」と菊池を評価した。前述のローゼンタールの予想と合わせて考えると、メジャーリーグの各球団からの菊池に対する評価の高さがうかがえる。

     菊池は2017年にいずれも自己ベストとなる16勝、防御率1.97、217奪三振をマークし、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得(奪三振はリーグ2位)。今季は14勝、防御率3.08、153奪三振とやや成績を落としたが、それでも3部門すべてでリーグ2位にランクインした。日本球界屈指の左腕を獲得するのはどの球団か。いよいよ菊池のメジャーリーグ挑戦が本格的にスタートする。

  • 大谷翔平がセンセーショナルなルーキーイヤーを振り返る

    2018.11.23 06:55 Friday

     ア・リーグの新人王に選出された大谷翔平(エンゼルス)は日本時間11月22日、東京都内で記者会見を行い、センセーショナルな活躍を見せた1年目のシーズンを振り返った。メジャーでも本格的な二刀流にチャレンジし、強烈なインパクトを残した大谷は現在、トミー・ジョン手術のリハビリに取り組んでいる。大谷は、日米の野球の違いについて「野球や文化を含め、すべてが違っていた。パワーも技術もスピードも、総合的にレベルが高いと感じた」と語った。

     スプリング・トレーニングで大谷が苦戦していた時期、世間では大谷のメジャーへの適応について様々な議論が行われていた。「キャンプのとき、メンタルの部分も含め、なかなか思い通りにプレイできなかった。(イチローは)僕のために時間を作ってくれた。そこからメンタルの部分でも技術的にも、より良い形でシーズンに入っていくことができた。(イチローには)すごく感謝している」と、大谷は日本人メジャーリーガーの大先輩・イチローの存在が大きかったことを明らかにした。

     大谷は投手として10先発で51回2/3を投げ、4勝2敗、防御率3.31、63奪三振をマーク。一方、打者としては104試合で打率.285、22本塁打、OPS.925というハイレベルな成績を残した。1人の選手が同一シーズンに「投手として10登板&打者として20本塁打以上」をクリアするのは、あのベーブ・ルース以来のことだった。

     トミー・ジョン手術を受けたことにより、来季は打者としてのプレイに専念することになり、本格的な二刀流の再開は2020年まで待たねばならない。しかし、大谷は「手術後、すべてがすごく順調。最初の1ヶ月ほどは思い通りに右手が使えなくて苦労したけど、今はそれほど不自由することはない。手術を受けて良かったと思っている」とリハビリ生活が順調に進んでいることを明らかにした。

     元ヤンキースの松井秀喜が「日本人としては初めてのホームランバッター」と評するほどの逸材である大谷。打者としてのプレイに専念する来季、どのような成績を残すのか。そして、二刀流が復活する2020年以降、どのような活躍を見せてくれるのか。今後も大きな注目を集めることになりそうだ。

  • キンブレルがFAのRソックス 新守護神はイバルディ?

    2018.11.23 06:30 Friday

     ポストシーズンの見事な活躍でレッドソックスのワールドシリーズ制覇に大きく貢献し、フリーエージェント市場で注目を集める投手の1人となっているネイサン・イバルディ。もちろん、イバルディ獲得に興味を示す球団の大半は、先発投手としてイバルディを獲得することを目指している。しかし、WEEIのジョン・ライダーとスティーブ・バックリーは、レッドソックスがイバルディと再契約を結び、クローザーとして起用するのが最善の選択肢ではないかと主張している。

     ライダーはWEEIのナイトラジオにおいてレッドソックスの来季のクローザーについて語り、「私はネイサン・イバルディが魅力的だと思う」とコメント。「イバルディは(レッドソックスの)クローザーになるだろうか。ジョー・ケリーはどうだろう。彼も現在はフリーエージェントだけど、(ケリーを)その役割(=クローザー)で信用できるとは思えないんだ」と話した。

     バックリーが「(ケリーを)贔屓チームのクローザーにしたいとは思わないよね。イバルディはどうかな」と付け加えると、ライダーは「イバルディは完璧な存在であるように見える。100マイルに達する速球を投げるのだからね」とイバルディを絶賛。「クローザーのなかには巧みな投球術で効率よく打者を打ち取っていく投手がいることも知っているけど、私は速球派のクローザーが好きなんだ。試合の終盤に100マイルの速球を投げられる投手は魅力的だよね」とイバルディをクローザーとして起用する案をプッシュした。

     イバルディはレギュラーシーズンでは通算8試合しかリリーフ登板の経験がなく、9回に投げたのはそのうち3試合だけ。メジャー1年目の2011年(ドジャースに在籍)にホールドを1つ記録しているだけで、セーブどころかセーブ機会すら1つもない。しかし、ライダーが言うように、100マイルに達する速球は非常に魅力的であり、クレイグ・キンブレルが要求する大型契約に応えることができないと見られるレッドソックスにとって、イバルディのクローザー起用は代替案の一つとなる可能性がある。クローザー・イバルディが実現する可能性は、イバルディがクローザー転向を受け入れるか、そして、イバルディがどれほどレッドソックス残留にこだわるか次第と言えそうだ。

  • レイズが今季30本塁打の長距離砲・クロンをDFAに

    2018.11.22 13:10 Thursday

     レイズは2年連続でチームの主力打者を放出する決断をした。ルール5ドラフトに向けてロースター整理を進めるなかで、レイズは今季チーム最多の30本塁打を放ったC.J.クロンをDFAに。昨オフにオールスター選手のコリー・ディッカーソンをDFAとしてパイレーツへ放出したのに続き、今オフもチーム構想から外れることが濃厚な主力打者を自ら手放すことになった。

     ディッカーソンに代わる指名打者として今年2月にエンゼルスからレイズに加入したクロンは、自己最多の140試合に出場して打率.253、30本塁打、74打点、OPS.816をマーク。昨季まで3年連続で16本塁打どまりだったが、ついに殻を破り、一気にシーズン30本塁打の大台に到達した。レイズはクロン以外に15本塁打以上を放った選手がおらず、チーム唯一の長距離砲として存在感を発揮していた。

     レイズのチェイン・ブルームGMはクロンのDFAを決断したことについて「今季のクロンの働きと、チームに対する貢献ぶりを考えると、今回の決断は難しいものだった」とコメント。「クロンが我々のチームに戻ってくることについてドアを閉ざしているわけではないけれど、出場機会を必要としている選手がたくさんいることを考えると、クロンと再契約するのはチーム状況に合わないと思う。今季の彼のパフォーマンスを軽視するわけではないけれど、(チーム内の戦力で)彼の穴を埋めることはできると思っている」と自身の見解を語った。

     今季のクロンの年俸はおよそ230万ドル。今オフが年俸調停の2年目となり、さらなる昇給が見込まれていた。長打力は魅力的だが、それ以外の面での貢献はほとんど期待できないクロンを、今季以上の年俸でスモール・マーケット球団のレイズが抱えておくのはチーム編成に支障をきたしてしまう。レイズがクロンのDFAを決断したのは、決して理解できない話ではない。

     「我々の選手たちが力を合わせることでクロンの貢献分の穴を埋めることはできると思っている」とのブルームの言葉には、独自路線でレッドソックスやヤンキースに対抗できるチームを作り続けている自軍のチーム編成能力への自信がうかがえた。

  • マーリンズがロースター整理のなかでディートリックをDFAに

    2018.11.22 12:30 Thursday

     各球団がルール5ドラフトに向けて40人枠外の選手をプロテクトするために40人枠の整理を進めるなか、マーリンズはツインズとマイナー選手同士のトレードを成立させ、三塁手のブライアン・シェイルズを放出して右腕のニック・アンダーソンを獲得。アンダーソンの枠を空けるために、チーム最古参プレイヤーであるデレク・ディートリックがDFAとなり、40人枠から外された。

     マーリンズが獲得したアンダーソンは28歳の右腕であり、今季はAAA級で4先発を含む39試合に登板して8勝2敗、防御率3.30をマーク。戦力層の薄いマーリンズでは、メジャーデビューを果たすチャンスが大いにありそうだ。一方、マーリンズが放出したシェイルズは2014年のドラフトで4巡目指名を受けた三塁手であり、今季はAA級で打率.258、10本塁打、49打点をマークしていた。

     ディートリックは2013年にメジャーデビューを果たした29歳のユーティリティ・プレイヤーであり、今季は主に左翼手として149試合に出場し、打率.265、16本塁打、45打点、出塁率.330、長打率.421をマークしたレギュラー選手だった。マーリンズファンからの人気も高かったディートリックは死球が多いことでも知られており、今季は21死球。通算では93死球をマークしている。

     マーリンズの外野には有望株のルイス・ブリンソンやモンテ・ハリソンを筆頭に、アイザック・ギャロウェイ、オースティン・ディーン、マグネウリス・シエラと若い選手が多く、一塁手のギャレット・クーパーも左翼を守ることができるため、人員過剰の状態となっていた。チーム再建を進めるなかで、若手選手を優先的に起用する方針のため、すでに年俸調停権を取得しているディートリックがDFAの憂き目にあうこととなった。

     DFAとなった選手はただちに25人枠と40人枠から除外され、7日以内にトレードされるか、リリース(解雇)されるか、ウエーバーに置かれることになる。パンチ力を有したユーティリティ・プレイヤーであるため、ディートリックの獲得に興味を示す球団はゼロではないと見られる。

  • レッズが守護神・イグレシアスと新たな3年契約を締結

    2018.11.22 12:00 Thursday

     日本時間11月22日、レッズはクローザーのライセル・イグレシアスと3年2410万ドルの契約を結んだことを発表した。キューバ出身のイグレシアスは2014年にレッズと7年3200万ドルの契約を結んでいたが、その契約のなかで、メジャー登録日数が3年を超えて年俸調停権を取得した際には契約を破棄して年俸調停に移行できる権利が保証されていた。レッズはそれに対応する形で、イグレシアスと年俸調停権を有する3年間をカバーする契約を結び直した格好だ。なお、イグレシアスがフリーエージェント市場に出るのが最短で2021年オフである点は変わらない。

     今回、新たに3年契約を結び直したことにより、レッズは今後3年間、オフシーズンがやってくるたびにイグレシアスの年俸額を心配する必要はなくなった。もし、イグレシアスが今回の3年契約にサインせず、年俸調停に移行することも選択しなかった場合、2019年と2020年の年俸はそれぞれ570万ドル、2021年は年俸調停の最終年となり、レッズとの交渉のうえで年俸額が定められるはずだったが、レッズのニック・クロールGMとイグレシアスの代理人であるバリー・プレイバーが交渉をまとめたことにより、プレイに集中できる環境が整った。

     クロールは「私はバリーに連絡し、双方が今回の契約を成立させたがっていると感じていた。だから、契約について話し合いを行い、とてもスムーズに交渉が進み、数週間のうちに契約をまとめることができた」と語り、相思相愛であったことを強調。メジャーデビュー以降、21先発を含む184試合に登板して防御率2.97の好成績をマークし、今季も66試合で2勝5敗30セーブ、防御率2.38を記録したクローザーを少なくともあと3年キープできることになった。

     イグレシアスは「これは素晴らしい機会だ。レッズが僕を信頼し、信用してくれていることに感謝している。レッズは僕の第二の故郷だし、今回の契約を成立させたいと思っていた」と契約更新を喜んだ。複数イニングに跨る登板も苦にしない右腕は、デービッド・ベル新監督を迎えるレッズにおいて、来季以降も大きな戦力となるに違いない。

  • 名三塁手・ベルトレイが現役引退を表明 将来の殿堂入り濃厚

    2018.11.21 17:40 Wednesday

     日本時間11月21日、レンジャーズのエイドリアン・ベルトレイ三塁手が今季限りでの現役引退を表明した。ベルトレイは球団がリリースした声明文のなかで「熟慮とたくさんの眠れない夜を重ねた結果、人生を通して取り組んできたこと、つまり、野球という私が愛するゲームをプレイすることから引退するという決断をしました」とコメント。メジャーでの21シーズン目、レンジャーズでの8シーズン目を終えたベルトレイは、シーズン終了時に今季限りでの現役引退の可能性があることを示唆していたが、家族との相談を経て、最終的な決断を下した。

     ベルトレイは歴代14位となる通算2933試合に出場し、同16位の3166安打、同24位の1707打点、同30位の477本塁打を記録。3000安打と400本塁打を達成した史上唯一の三塁手であるだけでなく、通算安打数と通算打点数は三塁手歴代最多、通算本塁打数はマイク・シュミット(548本塁打)とエディ・マシューズ(512本塁打)に次ぐ三塁手歴代3位の数字である。また、三塁守備の名手としても知られており、ゴールドグラブ賞を5度、プラチナグラブ賞を2度獲得。将来的なアメリカ野球殿堂入りが有力視されている。

     レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは「エイドリアンは私がともに仕事をする機会を得た人物のなかでベストの1人だ。彼は殿堂入りに値する選手であり、夫であり、父親だ。彼はレンジャーズの球団組織が新たなレベルに達するのを手助けしてくれたよ」とベルトレイの功績を称え、名三塁手の引退を惜しんだ。

     ベルトレイはもう一度、ワールドシリーズでプレイすることを望んでいたが、タイミングの悪いことに、レンジャーズは2年連続で負け越しており、再建モードに突入している。ドジャース、マリナーズ、レッドソックスでもプレイ経験があるベルトレイだが、レンジャーズ以外でプレイすることには興味を示しておらず、チームが再建に向けて若返りを進めていることもベルトレイの決断を後押ししたのかもしれない。

     ベルトレイは現役期間中、レンジャーズで自己最長の8シーズンにわたってプレイしており、殿堂入りの際にはレンジャーズの帽子を選択する可能性が高い。もしベルトレイの殿堂入りが実現すれば、レンジャーズの選手としてはノーラン・ライアンとイバン・ロドリゲスについで史上3人目となる。

     1994年7月7日(現地時間)にドジャースと契約し、19歳のとき(1998年)にメジャーデビューを果たしてから20年。アメリカ国外出身選手としては史上最多の3166安打を放ち、誰からも愛された名三塁手が、惜しまれながらグラウンドを去る。

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