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  • ナショナルズがディッカーソンと契約合意 1年225万ドル+出来高

    2023.1.11 01:14 Wednesday

     日本時間1月11日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ナショナルズはカージナルスからフリーエージェント(FA)となっていたコリー・ディッカーソンと1年225万ドルで契約合意に至ったようだ。成績に応じた出来高が盛り込まれており、ディッカーソンは出来高を含めて最大300万ドルを手にすることができるという。左打ちのディッカーソンは左腕を苦手としており(昨季は26打数2安打で打率.077)、主に対右腕用の左翼手として起用されることになりそうだ。

     現在33歳のディッカーソンは昨季カージナルスで97試合に出場して打率.267、6本塁打、36打点、OPS.699を記録。3年連続で10本塁打未満に終わっているが、ロッキーズ時代の2014年に24本塁打、レイズ時代の2016年に24本塁打、2017年に27本塁打を放つなど、2014~19年に6年連続2ケタ本塁打をマークした実績があり、メジャー通算134本塁打、OPS.805を記録し、2017年にはオールスター・ゲームにも選出されている。また、パイレーツ時代の2018年に左翼手部門でゴールドグラブ賞も受賞したことがある。

     昨季は右腕に対して打率.286、OPS.743をマークしたが、左腕には打率.077、OPS.258と大苦戦。キャリア通算でも右腕には打率.287、118本塁打、OPS.836を記録しているのに対し、左腕には打率.259、16本塁打、OPS.693と苦しんでおり、ここ数年は対右腕用のプラトーン要員として起用されることが多くなっている。ナショナルズに加わる今季もその起用法に大きな変更はなさそうだ。

     ナショナルズの外野陣はビクター・ロブレスが中堅、レーン・トーマスが右翼のレギュラーに予定されている。ディッカーソンは右打ちのアレックス・コールやストーン・ギャレットとのプラトーンで左翼手として起用されることになるだろう。

  • マーリンズがクエトを獲得へ ロペスら先発投手陣のトレード加速か

    2023.1.11 00:31 Wednesday

     先発投手のトレード放出を検討中であることが報じられているマーリンズが実績十分のベテラン右腕の獲得に成功したようだ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者などが報じたところによると、マーリンズはホワイトソックスからフリーエージェント(FA)となっていたジョニー・クエトと1年850万ドル+球団オプション1年で合意。ベテラン右腕を確保したことにより、パブロ・ロペス、ヘスス・ルザード、トレバー・ロジャースら先発投手陣の放出に向けたトレード交渉が加速しそうだ。

     現在36歳のクエトは昨季ホワイトソックスで25試合(うち24先発)に登板して158回1/3を投げ、8勝10敗、防御率3.35、102奪三振を記録。投球イニング数は18勝5敗、防御率2.79の好成績を残した2016年以降では最も多く、8勝を挙げたのも2017年以来5年ぶりだった。メジャー生活15年で2ケタ勝利6度を含む通算143勝の実績を誇るベテランであり、経験不足の若手が多いマーリンズ先発陣に豊富な経験を還元することも期待される。

     今季の年俸は600万ドル、来季の契約は年俸1050万ドルの球団オプション(またはバイアウト250万ドル)であることが報じられており、クエトには今季の年俸600万ドルとバイアウトの250万ドルを合計した850万ドルが保証される。球団オプションが行使された場合、2年間の総額は1650万ドルになる。

     マーリンズは昨季のサイ・ヤング賞投手であるサンディ・アルカンタラを中心に、ロペス、ルザード、ロジャース、エドワード・カブレラ、ブラクストン・ギャレットなど先発ローテーションの駒が揃っているが、アルカンタラを除く先発投手のトレード放出を検討していることが報じられている。クエトの獲得によって先発投手陣は人員余剰となっており、トレードの噂が絶えないロペスを筆頭に、今後はトレード市場での動きが注目されることになりそうだ。

  • エンゼルスがフィリップスを獲得 「4人目の外野手」として起用へ

    2023.1.10 14:13 Tuesday

     日本時間1月10日、エンゼルスはオリオールズからフリーエージェント(FA)となっていた好守の外野手、ブレット・フィリップスと1年契約を結んだことを発表した。1年120万ドルのメジャー契約であることが報じられており、ロースターの枠を空けるために救援右腕オースティン・ウォーレンがDFAとなった。フィリップスは高い守備力だけでなく、リーダーシップにも定評のある選手。なお、フィリップスの加入により、ジョー・アデルとミッキー・モニアックの2選手は今季の開幕をマイナーで迎えることになりそうだ。

     限られた予算のなかで先発左腕タイラー・アンダーソン、強打の内野手ブランドン・ドルーリー、剛腕リリーバーのカルロス・エステベス、強肩強打のハンター・レンフロー、好打好守のジオ・ウルシェラを獲得し、2014年以来9年ぶりのポストシーズン進出を目指して着実に戦力アップを遂げている今オフのエンゼルス。次なる一手は左翼テイラー・ウォード、中堅マイク・トラウト、右翼レンフローの外野トリオを支える「4人目の外野手」の確保だった。

     現在28歳のフィリップスは、レイズでプレーした2021年に自己最多の119試合に出場し、打率.206、13本塁打、44打点、14盗塁、OPS.727を記録。昨季はレイズで75試合、オリオールズで8試合、合計83試合に出場して打率.144、5本塁打、15打点、7盗塁、OPS.466と大きく成績を落とした。最大の魅力は守備力の高さで、外野での守備防御点は2021年の+11を筆頭に、メジャー6年間すべてプラスの数値を記録。昨季も外野3ポジション合計で+7をマークした。外野3ポジションをどこでもこなせるため、「4人目の外野手」にうってつけの存在だ。

     フィリップスが加入したことにより、アデルとモニアックの両若手外野手はマイナーAAA級でシーズンをスタートする可能性が極めて高くなった。メジャーで「4人目の外野手」として不定期な出場機会を与えるよりも、マイナーでレギュラーとして実戦経験を積ませたいのだろう。なお、メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は「エンゼルスがアデルのトレードを決断する可能性もある」と伝えている。

  • ブルージェイズがベルトと1年930万ドルで合意 主にDHで起用か

    2023.1.10 13:52 Tuesday

     日本時間1月10日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていた34歳のベテラン一塁手、ブランドン・ベルトと1年930万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ベルトはジャイアンツ一筋12年のメジャー生活で2度の世界一に貢献し、通算175本塁打を記録。ブルージェイズの一塁にはブラディミール・ゲレーロJr.がいるため、ベルトは主に対右投手用の指名打者(DH)として起用されることになりそうだ。

     ベルトはメジャー最初の9シーズンで1度も20本塁打以上を記録したことがなく、一塁手としては長打力に欠ける印象のある選手だったが、短縮シーズンの2020年に51試合で打率.309、9本塁打、30打点、OPS1.016の好成績をマーク。翌2021年は故障で97試合の出場にとどまったものの、打率.274、29本塁打、59打点、OPS.975を記録し、前年の活躍がフロックではないことを証明した。しかし、昨季も故障に悩まされ、78試合で打率.213、8本塁打、23打点、OPS.676と低迷。シーズン終了後にFAとなり、現在に至るまで契約が決まらない状況が続いていた。

     ブルージェイズはラインナップが右打者偏重になっていたため、今オフは左打者の補強に力を入れている。トレードでテオスカー・ヘルナンデス、ルルデス・グリエルJr.という2人の右打者を放出し、FAでケビン・キアマイアー、トレードでドールトン・バーショと左打者を補強。さらにベルトも加え、打線の左右のバランスは一気に改善された。

     ブルージェイズにはゲレーロJr.という不動の正一塁手がいるため、ベルトは主に対右投手用のDHを担うことになる。ダニー・ジャンセンがマスクを被るときは正捕手アレハンドロ・カークがDHに回る予定だが、メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は「DHでの打席数はベルトが最も多くなる可能性が高い」と予想。もちろんゲレーロJr.の休養日には慣れ親しんだ一塁の守備に就く機会もあるはずだ。

  • メッツと交渉難航中のコレア ツインズ再契約に向けて交渉が加速か

    2023.1.10 13:24 Tuesday

     日本時間1月10日、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者とダン・ヘイズ記者が報じたところによると、メッツとの契約交渉が難航しているカルロス・コレアは、昨季所属したツインズとの再契約に向けて交渉を加速させているようだ。両記者は「ツインズとコレア陣営の交渉が話し合いが加速し始めた」とリポート。ツインズはコレアとジャイアンツが13年3億5000万ドルの超大型契約で合意する前に10年2億8500万ドルのオファーを提示しており、その後も定期的にコレア陣営とコンタクトを取っていたとみられる。

     オプトアウト(契約破棄)の権利を行使してツインズからフリーエージェント(FA)となったコレアは現在28歳。昨季は136試合に出場して打率.291、22本塁打、64打点、OPS.834をマークした。昨年12月にジャイアンツと13年3億5000万ドルで合意したものの、身体検査をクリアできず破談となり、直後にメッツと12年3億1500万ドルで合意。ところが、メッツの身体検査もクリアできず、契約条件を見直すために交渉が続けられていたが、コレア陣営の姿勢にメッツが「イライラし始めている」ことが報じられていた。

     ジャイアンツとメッツが懸念しているのは、コレアがアストロズのマイナーにいた2014年に骨折し、手術を受けた右足首の状態だ。しかし、コレアはそれ以降、右足首の故障を理由に戦列を離れたことはなく、代理人のスコット・ボラスは一貫して「コレアの足首に問題はない」と主張している。コレア陣営としては、右足首の故障で戦列を離れた実績がない以上、それを理由とした契約条件の引き下げには応じたくないということだろう。

     資金力ではジャイアンツやメッツには敵わないものの、コレアとメッツとの交渉が難航していることにより、コレアと再契約を結ぶチャンスが出てきたツインズ。現時点ではトレード補強したカイル・ファーマーが正遊撃手に予定されているが、このチャンスを生かしてコレアと再契約できるか注目だ。

  • 殿堂入り投票結果発表まで2週間 現時点の得票率トップはローレン

    2023.1.9 12:26 Monday

     2023年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果発表は、日本時間1月25日(現地時間1月24日)に行われる。結果発表まであと2週間ほどとなったが、ライアン・シボドー氏が運営する「ホール・オブ・フェイム・トラッカー」によると、現時点で明らかになっている120人分の投票を集計すると、スコット・ローレン(得票率80.6%)とトッド・ヘルトン(同79.1%)の2人が当選ラインの得票率75%を超えている。このまま2人が当選し、時代委員会で選ばれたフレッド・マグリフとともに、新たな殿堂入り選手となるのだろうか。

     今年の殿堂入り候補者は、前年からの生き残り組(得票率5%以上)14人と新たに有資格者となった14人を合計した28人。ローレンとヘルトンは、前年からの生き残り組のなかでトップ2の得票率(ローレン63.2%、ヘルトン52.0%)を記録していた候補者であり、デービッド・オルティス(殿堂入り)、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、カート・シリング、サミー・ソーサ(いずれも有資格期間10年が終了)の大物5人の名前が投票用紙から消えたなかで、着実に得票率を伸ばしている印象だ。十分に殿堂入りのチャンスはあるだろう。

     大物5人が消えたことにより、他の候補者も得票率を伸ばしており、ビリー・ワグナー(71.3%)、アンドリュー・ジョーンズ(69.8%)、ゲーリー・シェフィールド(68.2%)も当選ラインの得票率75%に迫っている。一方、新たに有資格者となった14人のなかで一番の大物と言われるカルロス・ベルトランは、アストロズ時代の2017年の不正なサイン盗みに関与したことが影響しているのか、現時点での得票率は56.6%にとどまっている。

     今年の殿堂入り候補者のなかで唯一、有資格最終年の10年目を迎えているジェフ・ケントは現時点で得票率49.6%と苦戦中。ステロイド問題がつきまとうアレックス・ロドリゲスとマニー・ラミレスは、それぞれ得票率45.7%、43.4%と支持が広がっていない。ボンズやクレメンスが殿堂入りできなかったことを考えると、この2人の殿堂入りも極めて難しいと思われる。

     また、新たに有資格者となった14人のうち、12人は得票率0%と厳しい現実を突きつけられている。ベルトラン以外に得票しているのは、フランシスコ・ロドリゲス(得票率8.5%)だけ。まずは得票率5%の生き残りラインを超え、次回以降に望みをつなぐことが目標となるだろう。

     なお、現時点で判明しているのは120人分(匿名9人を含む)の投票内容だけであり、これは全体の3分の1程度に過ぎない(投票自体はすでに締め切られている)。ローレンとヘルトンがこのまま当選ライン以上の得票率をキープできるのか、ワグナーやジョーンズがさらに得票率を伸ばして当選ラインを超えるのか、今後の動きが注目される。

  • Wソックスの守護神ヘンドリックス 非ホジキンリンパ腫の治療開始

    2023.1.9 10:53 Monday

     日本時間1月9日、ホワイトソックスの守護神リアム・ヘンドリックスは自身のインスタグラムを更新し、非ホジキンリンパ腫の治療を開始することを公表した。ホワイトソックスのリック・ハーンGMは「リアムがプレーできるかどうかについて、最短でもシーズン開幕前に最新情報が得られる見込みはない」と話しており、今季開幕には間に合わない可能性が高い。オーストラリア代表としてのワールド・ベースボール・クラシック出場も絶望的だろう。SNS上ではヘンドリックスのもとに多くの応援メッセージが届けられている。

     ヘンドリックスは自身のインスタグラムで「私はプロのアスリートとして、自分の立場を利用し、自分自身や妻、家族にとって身近な問題に光を当てることで、できるかぎり最も前向きな目標を達成するよう努めてきました。その考え方に基づき、ここ数日で知った私自身の個人的な健康情報を、私なりの解釈でお伝えしたいと思います」「私は最近、非ホジキンリンパ腫と診断されました。『がん』という言葉を聞いたとき、毎年何百万もの家族がそうであるように、私たち夫婦も衝撃を受けました。しかし、私はこの戦いを受け入れ、これまでの人生における他の困難と同じように、この新たな挑戦を乗り越えていくことを決意しています」「明日から治療が始まりますが、完全に回復し、できるだけ早くマウンドに戻ることができると確信しています。妻、家族、チームメイト、ホワイトソックス球団からのサポートと、医師の治療とケアがあれば、必ず乗り越えられると確信しています」と非ホジキンリンパ腫の治療を受けることを公表し、自身の思いを伝えた。

     これを受け、ハーンGMは「現時点で我々は野球選手としてのリアムではなく、1人の人間としてのリアムのことを思っています。シカゴ・ホワイトソックスの球団組織、スタッフ、チームメイト、そしてもちろんホワイトソックスのファンたちも、これから数ヶ月間、リアムとクリスティのことを応援してくれるでしょう。私はリアムのことをよく知っているので、彼が再びホワイトソックスのために投げてくれると楽観視しています。それまでのあいだ、彼らのプライバシーを尊重しつつ、彼がこの難局に立ち向かうために、彼自身と彼の家族を全力でサポートしていきます」とのコメントを発表。ホワイトソックスはチーム一丸となって、難病に立ち向かうヘンドリックスを応援していく。

  • ブルージェイズの先発5番手は? 現時点での最有力候補は菊池雄星

    2023.1.8 11:04 Sunday

     ブルージェイズは今オフ、メッツからフリーエージェント(FA)となったクリス・バシットを獲得し、アレック・マノア、ケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオスと合わせて強力な先発四本柱が完成した。しかし、先発5番手がまだ固まっておらず、現時点では移籍1年目の昨季に防御率5.19と大きく期待を裏切った菊池雄星が最有力候補となっている。トミー・ジョン手術から戻ってくる予定の柳賢振(リュ・ヒョンジン)や有望株リッキー・ティードマンも控えているが、補強に動く可能性もありそうだ。

     昨季のブルージェイズはベリオス、ゴーズマン、柳、マノア、菊池という開幕ローテーションでスタート。ところが、柳がヒジの故障で6試合しか投げられず、ベリオスと菊池も安定感を欠き、計算できる先発投手がゴーズマンとマノアの2人だけという苦しい状況に陥った。柳の代役としてローテ入りしたロス・ストリップリングが10勝4敗1セーブ、防御率3.01の好成績を残して救世主となったものの、夏場にトレードで補強したミッチ・ホワイトは0勝5敗、防御率7.74と期待を裏切り、菊池はブルペンに配置転換。結局、先発5番手の穴を埋められず、オープナー戦法で乗り切った試合も多かった。

     今オフはジャイアンツへ流出したストリップリングに代わる先発投手としてバシットを獲得したが、昨年6月にトミー・ジョン手術を受けた柳は7月の復帰を目指しており、開幕時の戦力としては計算できない。球団1位の有望株であるティードマンはまだ20歳で、AA級での登板経験は4試合、AAA級での登板経験はなく、今季中にメジャーデビューしてくれれば御の字といったところ。菊池とホワイトが先発5番手を争うという昨季と大差ない状況になっており、メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は「昨季はストリップリングがチームを救ったが、それは毎年起こるようなことではない」と先発陣の層の薄さを不安視する。

     よって、さらなる補強に動く可能性もあるが、FA市場に有力な先発投手はほとんど残っていない。7月に柳が戻ってくることを考えれば、最初の3ヶ月を菊池、ホワイト、元有望株のネイト・ピアソンらで乗り切ることも十分に考えられる。3年3600万ドルの契約を結んでいる菊池にとっては、「不動の先発5番手」の座を手に入れるチャンスであり、特に柳が復帰してくるまでの3ヶ月は重要な期間となる。

  • フィリーズがトレードで球宴2度の左腕ソトとクレメンス四男を獲得

    2023.1.8 10:23 Sunday

     日本時間1月8日、フィリーズはタイガースにマット・ビアーリング、ニック・メイトン、ドニー・サンズの3選手を放出し、グレゴリー・ソトとコディ・クレメンスの2選手を獲得するトレードが成立したことを発表した。フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は「我々は放出した選手のことを気に入っていたから簡単なトレードではなかった。しかし、少なくともあと3年保有できる質の高いリリーバーを手に入れることができた」とコメント。オールスター・ゲーム選出2度の実績を誇るソトはブルペンの中心メンバーとして期待される。

     今回のトレードにおける目玉はフィリーズが獲得したソトだ。27歳の救援左腕で、昨季は64試合に登板して60回1/3を投げ、2勝11敗30セーブ、2ホールド、防御率3.28、60奪三振を記録。2年連続でオールスター・ゲームに選出された。フリーエージェント(FA)になるのは最短で2025年シーズン終了後であり、フィリーズは少なくともあと3年保有可能。今オフのフィリーズはソトのほかにもクレイグ・キンブレル、マット・ストラームらをブルペンに加えており、ホセ・アルバラード、セランソニー・ドミンゲスらも含め、救援投手の層はかなり厚くなった。

     ソトとともにフィリーズへ移籍するクレメンスは、史上最多のサイ・ヤング賞7度を誇るロジャー・クレメンスの四男として知られる26歳の内野手。昨年5月にメジャーデビューし、昨季は57試合に出場して打率.145、5本塁打、17打点、1盗塁、OPS.505という成績だった。

     タイガースが獲得したビアーリングは26歳の外野手で、メジャー2年目の昨季は自己最多の117試合に出場し、打率.246、6本塁打、32打点、7盗塁、OPS.648を記録。左腕に強く、新天地では左打者のオースティン・メドーズやアキル・バドゥーとのプラトーンで起用されることが予想されている。

     メイトンは25歳のユーティリティ・プレーヤーで、昨季は35試合に出場して打率.250、5本塁打、17打点、0盗塁、OPS.855を記録。二塁、三塁、遊撃、左翼、右翼の5ポジションに加え、投手としても2試合に登板した。

     サンズは26歳のプロスペクト捕手で、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではフィリーズの21位にランクインしていた。メジャーでの出場は昨季の3試合(3打数0安打)だけだが、昨季マイナーAAA級では57試合で打率.308、出塁率.413、OPS.841をマークしており、今後の成長が楽しみな選手だ。

  • ドジャースがバウアーのDFAを発表 「慎重に検討したうえで決定」

    2023.1.7 11:19 Saturday

     日本時間1月7日、ドジャースはDV規定違反による出場停止処分が明けたトレバー・バウアーをロースターの40人枠に復帰させるかどうかを判断する期限を迎えた。ドジャースは「DV規定違反に関する調査プロセスが完了し、慎重に検討した結果、彼が今後、我々の組織の一員とならないことを決定しました」とし、バウアーを40人枠に復帰させないことを発表。バウアーはドジャースからDFAとなり、今後はトレードやウエーバーでの移籍が決まらなければ、フリーエージェント(FA)となって自由に移籍先を探すことができる。

     バウアーはDV規定違反によるものでは史上最長となる194試合の出場停止処分を受けていた(当初の324試合から194試合に短縮された)。バウアーは出場停止処分によって2022年シーズンの144試合を欠場し、その前の有給休職期間も含めると、すでに194試合以上の欠場を強いられていたため、即時復帰が可能に(ただし、2023年シーズンの最初の50試合は無給扱いとなる)。ドジャースにはバウアーを復帰させるかどうかを判断する14日間の猶予が与えられ、球団内で検討が重ねられたが、最終的にはバウアーをDFAすることが決定された。

     ドジャースは今後7日以内にバウアーをトレードすることができるが、トレードが成立しなかった場合、バウアーはウエーバー公示されることになる。ウエーバーでも獲得希望球団が現れなければ、バウアーはFAとなる。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「ドジャースはこの2週間、バウアーのトレードを模索していたが、興味を示す球団はなかった」と伝えており、バウアーはこのままFAになることが確実視されている。

     バウアーの今季の年俸は3200万ドルだが、50試合が無給扱いとなるため、その分を減額して約2250万ドルとなる。この金額はドジャースに負担義務があるため、バウアーがFAになったあとに契約する球団は、メジャー最低保証年俸(72万ドル)でバウアーを獲得できる。とはいえ、DV規定違反によってドジャースから追い出される形となったバウアーの獲得に乗り出す球団があるかどうかは現時点では不透明だ。ひょっとすると、バウアーはメジャーリーガーとしての最終登板をすでに終えてしまっているのかもしれない。

  • メッツがコレア陣営との契約交渉にイライラ 白紙撤回を検討中か?

    2023.1.7 10:52 Saturday

    「SNY」のアンディ・マルティノ記者がメッツの内部事情をよく知る関係者から聞いた話として伝えたところによると、メッツはカルロス・コレア陣営との契約交渉について非常にイライラしており、12年3億1500万ドルの合意を完全に白紙に戻し、撤退することも検討しているようだ。マルティノ記者は「交渉は継続中であり、完全に決裂したわけではない」と伝えているが、身体検査で右足首の懸念が明らかになっているにもかかわらず、強気な姿勢を崩さないコレア陣営のスタンスに嫌気がさし始めているのかもしれない。

     コレアは今オフ、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使してツインズからフリーエージェント(FA)となり、ジャイアンツと13年3億5000万ドルの超大型契約で合意。ところが、身体検査をクリアすることができず、当日になって入団会見が延期され、コレア獲得を熱望していたメッツのスティーブ・コーエン・オーナーがその隙を突いて12年3億1500万ドルをオファーし、獲得に成功した。しかし、コレアはメッツの身体検査もクリアできず、契約条件の見直しを強いられることに。メッツとの契約合意からすでに2週間近くが経過しているが、正式な契約成立には至っていない。

     コレアはアストロズのマイナー時代に手術を受けた右足首の状態に不安を抱えているとみられる。ただし、メジャー昇格後に右足首の故障で戦列を離れたことは1度もなく、代理人のスコット・ボラスはそれを根拠として「カルロスの右足首に問題はない」と主張。コレア陣営としては、メジャー昇格後に右足首の故障歴がない以上、右足首の状態を理由に契約条件を引き下げられることは納得がいかないのだろう。

    「ニューヨーク・ポスト」によると、コレア陣営はメッツとの契約交渉が進まないなかで、他球団との話し合いを再開しているという。少なくとも1~2球団がコレア陣営と接触しているようだが、そのうちの1球団はコレアが昨季所属したツインズであるとみられている。メッツを牽制するようなこの動きもメッツをイライラさせる要因の1つとなっているのではないだろうか。

  • 2年目のフリオがスターの仲間入りへ 今季予想WARはメジャー3位

    2023.1.6 15:23 Friday

     日本時間1月6日、メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラー記者は成績予測システム「Steamer」が算出しているフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)の今季予想成績に着目し、「J-Rodの目を見張るような2023年の予想成績」と題した特集記事を公開した。データサイト「Fangraphs」に掲載されている予想によると、ロドリゲスの今季成績は149試合に出場して打率.276、32本塁打、85打点、25盗塁、OPS.839となっており、WARはメジャー3位の5.9と予想されている。

     5.9というロドリゲスの予想WARを上回るのは、メジャー全体でもフアン・ソト(パドレス/7.1)とアーロン・ジャッジ(ヤンキース/6.9)の2人だけ(編集部注:エンゼルスの大谷翔平は野手3.1、投手4.4で合計するとメジャー1位になる)。ロドリゲスは2年連続で「25-25」(=25本塁打&25盗塁)を達成するという予想が出ているが、今季「25-25」を達成すると予想されている選手は、ロドリゲスのほかにロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス/31本塁打&35盗塁)、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ/26本塁打&27盗塁)、ジャズ・チザムJr.(マーリンズ/28本塁打&26盗塁)の3人だけである。守備負担の大きいセンターを守りながらこれだけの成績を残すことができれば、間違いなくMVP争いの一角に食い込んでくるだろう。

     ロドリゲスの予想WAR5.9はマイク・トラウト(エンゼルス/5.6)、アクーニャJr.(5.4)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ/5.4)らを上回っているだけでなく、今オフに大型契約を手にしたトレイ・ターナー(フィリーズ/4.7)、ザンダー・ボガーツ(パドレス/4.5)、ラファエル・デバース(レッドソックス/4.5)らも上回る数字。2年目の選手がこれほど高く評価されるケースは珍しく、ソトはメジャー2年目の2019年に4.3、アクーニャJr.はメジャー2年目の2019年に3.4と予想されていた。ジャッジも新人王に輝いた翌年(2018年)の予想WARは3.9に過ぎず、コディ・ベリンジャー(カブス)も新人王の翌年(2018年)の予想WARは2.5だった。

     アドラー記者はロドリゲスの2年目の好成績を後押しする理由として、昨季のハードヒット率がメジャー全体の上位5%に入っていたこと、バレル率が同10%に入っていたこと、スプリント・スピードが同2%に入っていたこと、センターでのOAA(+9)が4位だったことなどを挙げている。

     走攻守三拍子そろった若き5ツール・プレーヤーのロドリゲスは、2023年のMVP争いにおいて、大谷の最大のライバルとなるかもしれない。

  • ネイト・コルバートが76歳で死去 パドレスの通算本塁打記録保持者

    2023.1.6 14:37 Friday

     日本時間1月6日、パドレスは1971年から3年連続でオールスター・ゲームに選出され、1969年と1972年にチームMVPに輝いたネイト・コルバートが76歳で死去したことを発表した。コルバートはパドレスでプレーした6年間で163本塁打を放ったが、これは現在でも球団記録として残っている。エイドリアン・ゴンザレス(161本塁打)、フィル・ネビン(156本塁打)、デーブ・ウィンフィールド(154本塁打)、トニー・グウィン(135本塁打)らを上回っており、パドレスの隠れた名選手の1人である。

     コルバートの死を受け、パドレスのピーター・サイドラー会長は「我々はパドレスの殿堂入り選手ネイト・コルバートの死去について深く悲しんでいます。このとても困難な状況において、我々の心は彼の妻ケーシーや彼の家族全員とともにあります」とのコメントを発表。「1969年のパドレスの初期メンバーであるネイトは、サンディエゴのスポーツ界における先駆者でした。オールスター・ゲームに3度選出され、パドレスの通算本塁打記録保持者であり、その記録は現在も残っています。フィールド外でもコミュニティに貢献し、恵まれない若者たちに時間を捧げてきました。魅力的な人物であり、心から惜しまれるでしょう」とコルバートの死を悼んだ。

     コルバートは高校卒業後にカージナルスと契約し、ルール5ドラフトで移籍したアストロズで1966年にメジャーデビュー。1968年オフのエクスパンション・ドラフトでパドレスに移り、この年から6年連続で2ケタ本塁打を記録した。特に1970年と1972年は自己最多の38本塁打を放つ活躍。1972年8月1日(現地時間)にはブレーブスとのダブルヘッダーで合計5本塁打、13打点という大暴れを見せたこともあった。

     キャリア終盤は腰痛に悩まされ、1975年はタイガースとエクスポズ(現ナショナルズ)で合計8本塁打、1976年はエクスポズとアスレチックスで合計2本塁打に終わり、現役引退。1999年にパドレスの球団殿堂が設立された際、ランディ・ジョーンズ(元投手)、レイ・クロック(元オーナー)とともに殿堂入り第1号となった。

  • FA市場に残っている各ポジションのベスト選手 公式サイトが特集

    2023.1.6 12:49 Friday

     アーロン・ジャッジがヤンキースと再契約し、ジェイコブ・デグロムがレンジャーズへ移籍するなど、今オフのFA市場は2022年のうちに大物選手の契約がほぼ完了した感がある。とはいえ、まだ市場には多くのFA選手が残っており、メジャーリーグ公式サイトのマニー・ランダワ記者は各ポジションのベストFA選手を選出する特集記事を公開している。なお、ランダワ記者の特集記事では、まだFAの立場ではあるものの、メッツと12年3億1500万ドルで合意したことが報じられているカルロス・コレアは対象外となっている。

     ランダワ記者が選出した「各ポジションのベストFA選手」は以下の通り。

    捕手:ゲーリー・サンチェス(30歳)
    【昨季成績】128試合 打率.205 16本塁打 61打点 2盗塁 OPS.659

    一塁手:ブランドン・ベルト(34歳)
    【昨季成績】78試合 打率.213 8本塁打 23打点 1盗塁 OPS.676

    二塁手:ジョシュ・ハリソン(35歳)
    【昨季成績】119試合 打率.256 7本塁打 27打点 2盗塁 OPS.687

    三塁手:ブライアン・アンダーソン(29歳)
    【昨季成績】98試合 打率.222 8本塁打 28打点 1盗塁 OPS.657

    遊撃手:ホセ・イグレシアス(33歳)
    【昨季成績】118試合 打率.292 3本塁打 47打点 2盗塁 OPS.708

    左翼手:ジュリクソン・プロファー(29歳)
    【昨季成績】152試合 打率.243 15本塁打 58打点 5盗塁 OPS.723

    中堅手:アダム・エンゲル(31歳)
    【昨季成績】119試合 打率.224 2本塁打 17打点 12盗塁 OPS.579

    右翼手:アダム・デュバル(34歳)
    【昨季成績】86試合 打率.213 12本塁打 36打点 0盗塁 OPS.677

    指名打者:トレイ・マンシーニ(30歳)
    【昨季成績】143試合 打率.239 18本塁打 63打点 0盗塁 OPS.710

    先発投手:マイケル・ワカ(31歳)
    【昨季成績】23試合 11勝2敗0セーブ 防御率3.32 127回1/3 104奪三振

    救援投手:アンドリュー・チェイフィン(32歳)
    【昨季成績】64試合 2勝3敗3セーブ 防御率2.83 57回1/3 67奪三振

  • MLB公式サイトが「トレード候補チーム」を選出 大谷翔平の名前も

    2023.1.6 12:09 Friday

     日本時間1月6日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「トレード候補の選手によるオールスター・チーム」を選出する特集記事を公開した。今オフはすでにテオスカー・ヘルナンデス、ショーン・マーフィー、ドールトン・バーショらがトレードで移籍しているが、まだトレード市場には多くの有力選手が残っている。フェインサンド記者が各ポジションから1名ずつ選出した「トレード候補チーム」の選手たちも今後、トレード期限までのあいだにトレード市場を大いに盛り上げてくれそうだ。

     フェインサンド記者は「トレード候補チーム」を選出するとともに、各選手の「バズ・ファクター(盛り上がり度)」を高い・中間・低いの3つに分類。唯一、盛り上がり度が「高い」に分類されたのがDH部門で選出された大谷翔平(エンゼルス)だ。エンゼルスは「今オフ中に放出しない」ことを明言しているが、開幕後にエンゼルスがポストシーズン争いから脱落した場合、トレードの噂が再燃するのは確実。フェインサンド記者は「年俸は3000万ドルと高額だが、ポストシーズン争いが続く後半戦のために獲得を狙う球団が続出するのは間違いない」としている。

     さらに「エンゼルスが大谷をトレード要員にした場合、彼はここ数年(あるいは数十年)で最も人気の高いトレード要員となるだろう」と付け加え、「もしエンゼルスがシーズン終了後に再契約できないと考えているならば、ポストシーズン争いから脱落した状況で大谷を複数のプロスペクトと交換しないのはクレイジーだ」とした。

     なお、フェインサンド記者が選出した「トレード候補チーム」は以下の通り。

    捕手:トラビス・ダーノー(ブレーブス)
    一塁:C・J・クロン(ロッキーズ)
    二塁:グレイバー・トーレス(ヤンキース)
    三塁:エデュアルド・エスコバー(メッツ)
    遊撃:アメッド・ロサリオ(ガーディアンズ)
    外野:ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    外野:ラモン・ローレアーノ(アスレチックス)
    外野:タイラー・オニール(カージナルス)
    DH:大谷翔平(エンゼルス)
    先発:パブロ・ロペス(マーリンズ)
    救援:グレゴリー・ソト(タイガース)

  • パイレーツ・レイノルズにヤンキースなど「多くのチーム」が興味か

    2023.1.6 11:00 Friday

     パイレーツが「フアン・ソトのトレードのような対価を求めている」ことが報じられているブライアン・レイノルズのトレードだが、獲得のハードルが非常に高いからといって、他球団からの関心は薄れていないようだ。「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン記者によると、「多くのチーム」がレイノルズのトレード獲得に関心を示しており、同記者はレイノルズ獲得を狙う可能性のあるチームとしてヤンキース、ドジャース、マリナーズなどを挙げている。今オフ中にレイノルズのトレードは実現するのだろうか。

     ヤンキースは現在、若手のオスワルド・カブレラと7年契約の5年目を迎えたアーロン・ヒックスが正左翼手の座を争う状況。アンドリュー・ベニンテンディとの再契約も選択肢の1つだったが、ぜいたく税の最高税率を課されるラインである年俸総額2億9300万ドルに迫っており、ホワイトソックスが提示した5年7500万ドルに匹敵するオファーを出すことはできなかったようだ。ボウデン記者は「トレードでレイノルズ、FAでジュリクソン・プロファーの獲得を目指す可能性がある」と伝えているが、ぜいたく税の最高税率ラインを超えないためには現有戦力の整理も必要になるだろう。

     コディ・ベリンジャーが退団したドジャースもレイノルズ獲得を狙うチームの1つだが、トレバー・バウアーの出場停止処分が解除され、バウアーの年俸が加算されたことにより、年俸総額がぜいたく税ラインのギリギリのところに迫っている。来オフの大谷翔平獲得に向けてぜいたく税の税率リセットを目指すのであれば、今季はぜいたく税ラインを超えるわけにはいかない。ヤンキース同様、レイノルズ獲得のためには現有戦力の整理が必要だ。

     マリナーズは今オフ、トレードでテオスカー・ヘルナンデスとコルテン・ウォンを補強したが、まだ補強が完了していないことを示唆している。補強ポイントの1つが「打てる左翼手」であり、レイノルズは見事にフィットする。ただし、有望株が次々にメジャーへ昇格していることや、昨夏のルイス・カスティーヨのトレードで複数の有望株を放出したことにより、マイナーの有望株の層は薄くなっており、レイノルズ獲得のためにはメジャーの戦力となりつつある若手を放出することが必要になるかもしれない。

  • コレア陣営が他球団との交渉を再開か 依然としてメッツ移籍が有力

    2023.1.6 10:35 Friday

    「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、メッツとの契約交渉を継続中のカルロス・コレア陣営は、少なくとも1球団との交渉を再開しているようだ。メッツの関係者は「スティーブ・コーエン・オーナーがコレアを逃すとは思えない」と話しており、依然としてメッツ移籍が最有力とみられているが、2週間近く話し合いがまとまらない状況が続いており、代理人のスコット・ボラスは他球団に獲得の意思があるかどうかを確認し始めている模様。メッツが提示している条件次第では、コレアが他球団への移籍を選択する可能性もありそうだ。

     コレアはジャイアンツとの13年3億5000万ドルの大型契約が破談となったあと、メッツと12年3億1500万ドルで合意。しかし、ジャイアンツと同様に、身体検査で右足首の状態に不安があることが判明し、再交渉を強いられている。関係者によると、12年3億1500万ドルという条件が大幅に変わる可能性は低いものの、メッツは故障離脱時のリスクを軽減できる条項を盛り込むことを望んでいるという。ただし、コレアはメジャー昇格後に右足首の故障で戦列を離れたことがなく、「右足首の状態に問題はない」と主張するコレア陣営がどこまで譲歩するかが契約成立のポイントになるとみられる。

     ボラスは過去にも故障リスクを抱えた選手の複数年契約を成立させた実績があり、イバン・ロドリゲス、マグリオ・オルドニェス、J・D・ドリュー、J・D・マルティネスらの契約に、長期離脱した場合に球団側が契約の一部を破棄できるような条項を盛り込んできた。今回もこのような形で決着するとみられているが、コレア陣営としては右足首の故障で長期離脱したことがない以上、大幅な譲歩はしたくないところだろう。

     とはいえ、コレアが再びFA市場に出たとして、総額3億ドル規模の大型契約を得られる可能性は低い。メッツとの契約を成立させることがベストの選択肢であると思われるが、果たして敏腕代理人ボラスはどんな決断を下すのだろうか。

  • 最強か故障者続出か レンジャーズの「イチかバチか」の先発ローテ

    2023.1.5 12:48 Thursday

     昨季メジャーワースト6位の先発防御率4.63に終わったレンジャーズは今オフ、マーティン・ペレスがクオリファイング・オファーを受諾して残留し、FAでジェイコブ・デグロム、アンドリュー・ヒーニー、ネイサン・イオバルディ、トレードでジェイク・オドリッジを獲得。昨オフ補強したジョン・グレイも含め、強力な先発ローテーションが完成した。しかし、故障リスクを抱えた選手も多く、メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガン記者はレンジャーズ先発陣を「イチかバチかのローテーション」と表現している。

     デグロム、ペレス、ヒーニー、イオバルディ、オドリッジ、グレイはいずれも31歳以上。2023年シーズンの平均年齢は33歳に近く、2022年シーズンに故障者リスト入りしなかったのはペレスだけである。とはいえ、故障さえなければメジャー屈指の強力ローテーションであることは間違いなく、データサイト「ファングラフス」による先発投手陣の予想WARでは、ヤンキースの16.7に次ぐメジャー2位の15.6を記録。ブリュワーズ(15.0)、ブレーブス(14.4)、メッツ(13.8)、フィリーズ(13.8)など強豪チームを上回っている。

     個別の数字を見てみると、デグロムの5.5を筆頭に、グレイとヒーニーが2.5、イオバルディが2.3、ペレスが1.8という予想。デグロムは2018年に9.0、2019年に6.9を記録した実績があり、イオバルディは2021年に5.7、ペレスも昨季3.8をマークしている。先発1~5番手に予定されている全員が故障なくシーズンを過ごし、なおかつ実力を十分に発揮すれば、最強ローテーション完成も夢ではないだろう。

     だが、デグロム、ヒーニー、イオバルディ、グレイの4人は昨季合計71試合(うち69先発)しか登板していない。今季も同様の状況になった場合、オドリッジ、デーン・ダニング、コール・ラガンス、グレン・オットーらが代役を務めることになり、大幅グレードダウンは不可避。この可能性も秘めているのが今季のレンジャーズ先発陣なのだ。

     昨オフにグレイ、マーカス・セミエン、コリー・シーガーらを獲得し、今オフはさらにデグロム、ヒーニー、イオバルディらを加えたレンジャーズ。ペイロールは昨季王者アストロズを超え、トップ10入りを果たしているが、この積極補強はどのような結果につながるのだろうか。今季要注目のチームだ。

  • カブスがホズマーと契約合意 支払うのは最低保証年俸72万ドルのみ

    2023.1.5 10:51 Thursday

     日本時間1月5日、レッドソックスを解雇されてフリーエージェント(FA)となっていた33歳のベテラン一塁手エリック・ホズマーがカブスと契約することで合意に至ったことが明らかになった。ESPNのジェシー・ロジャース記者が第一報を伝えた。ホズマーはパドレスと3年3900万ドル分の契約が残っており、カブスが負担するのはメジャー最低保証年俸の72万ドルだけ。ホセ・アブレイユの獲得に失敗するなど正一塁手不在の状況だったが、失敗しても痛くないローリスクの補強で経験豊富な一塁手を手に入れることに成功した。

     ホズマーはメジャーデビューした2011年から7年間、ロイヤルズの正一塁手として活躍し、4度のゴールドグラブ賞を受賞。2015年にはワールドシリーズ制覇を経験し、翌2016年はキャリアで唯一となるオールスター・ゲームにも選ばれた。2017年オフにFAとなり、パドレスと8年1億4400万ドルの大型契約を結んだが、期待に応える活躍を見せることはできず、昨夏にはトレード要員に。当初はフアン・ソトとのトレードでナショナルズへ移籍する予定だったが、ホズマーがトレード拒否権を行使したため、レッドソックスへ移籍することになった。

     昨季はパドレスで90試合、レッドソックスで14試合、合計104試合に出場して打率.268、8本塁打、44打点、OPS.716という極めて平凡な成績に終わった。3年3900万ドル分の残り契約はパドレスが負担することになっていたため、レッドソックスは今季以降もホズマーをメジャー最低保証年俸でキープすることが可能だったが、有望株トリストン・カサスを正一塁手として起用する方針のため、余剰戦力のホズマーを解雇することを決断。オリオールズも興味を示していたようだが、カブスがホズマー獲得に成功した。

     カブスには昨季マイナー3階級で打率.309、36本塁打、119打点、OPS.984をマークした24歳のマット・マービスという有望な一塁手がいるものの、まだAAA級で60試合のプレー経験しかなく、昇格を急ぐのは得策ではない。カブスにとって、ホズマーはいつでも解雇できる存在であり、マービスのメジャーデビューの準備が整うまでのあいだ、ホズマーをつなぎ役として起用していくことになりそうだ。

  • レッドソックスがデバースと契約延長へ 11年3億3100万ドルで合意

    2023.1.5 10:28 Thursday

     レッドソックスは主砲ラファエル・デバースとの年俸調停を回避して年俸1750万ドルの1年契約を結んだことが報じられていたが、その翌日にビッグニュースが飛び込んできた。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスはデバースと11年3億3100万ドルの長期大型契約を結ぶことで合意に至ったようだ。前日の1年1750万ドルの契約に10年3億1350万ドルが追加される形となり、オプトアウト条項は盛り込まれず、全球団に対するトレード拒否権が与えられているという。

     今オフのレッドソックスは、FAとなった正遊撃手ザンダー・ボガーツの引き留めに失敗し、ファンからの不満の声が強まっていたため、デバースとの長期大型契約合意は球団とファンの双方にとって、このうえない朗報となった。契約総額はデービッド・プライスの2億1700万ドルをはるかに上回り、球団史上最高額の契約。三塁手が得た契約としてもメジャー史上最高のものとなった。

     現在26歳のデバースは、2017年7月に20歳でメジャーデビュー。翌2018年にワールドシリーズ制覇を経験すると、2019年は打率.311、32本塁打、115打点、OPS.916の好成績を残し、2021年にも打率.279、38本塁打、113打点、OPS.890をマークした。2021年は自身初のオールスター・ゲームに選出されたほか、シルバースラッガー賞を初受賞し、オールMLBのセカンド・チームにも選ばれた。昨季は打率.295、27本塁打、88打点、OPS.879を記録し、2年連続のオールスター・ゲームに選出されている。

     レッドソックスは2020年2月にムーキー・ベッツをトレードでドジャースへ放出し、今オフはボガーツとJ・D・マルティネスがFAで退団。すでに2018年のワールドシリーズ制覇を経験した野手はデバースしか残っていない(投手はクリス・セール、マット・バーンズ、ライアン・ブレイジャーの3人)。長期大型契約を得たデバースは、今後も球団の顔として、メジャー有数の伝統球団を牽引していくことになった。

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