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  • カージナルス ベンチコーチのマット・ホリデイが家庭の事情で辞任

    2023.1.13 11:24 Friday

     日本時間1月13日、カージナルスは昨年11月にベンチコーチに就任したばかりのマット・ホリデイが辞任し、ジョー・マクユーイングが新たにベンチコーチに就任したことを発表した。関係者の話によると、ホリデイが辞任したのは家庭の事情が理由。ホリデイはメジャー球団のコーチとなり、シーズン中に家族と離れて生活するのではなく、より多くの時間を家族と過ごすことを希望したようだ。マクユーイングは2017~20年にホワイトソックスのベンチコーチを経験。その経験を活かしてオリバー・マーモル監督をサポートしていく。

     カージナルスは今オフ、昨季ベンチコーチを務めたスキップ・シューマッカーがマーリンズの監督に就任するため退団。その後任として、2009~16年に中軸打者として活躍し、2011年にはワールドシリーズ制覇も経験したホリデイがベンチコーチに就任していた。昨年8月に球団殿堂入りを果たすなど、ファンからも愛される存在であるホリデイだが、「メジャーで指導者をやりたい」という希望とともに「できる限り家族のそばにいたい」という気持ちも持っていた。カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は「マットは家庭の事情で辞任した。我々は理解しているよ」とホリデイの気持ちに理解を示した。

     マクユーイングは現役時代、内外野兼任のユーティリティ・プレーヤーとしてメジャーで9年間プレーし、最初の2年間はカージナルスに在籍。1999年は自己最多の152試合に出場し、打率.275、9本塁打、44打点、7盗塁、OPS.730とまずまずの数字を残した。現役引退後はホワイトソックス傘下のマイナー球団で指導者としてのキャリアをスタートし、2012年には三塁ベースコーチとしてメジャー昇格。2017年からベンチコーチとなり、2021年から昨季まで再び三塁ベースコーチを務めていた。

     現役時代の1999年以来24年ぶりにカージナルスに復帰することになったマクユーイングについて、モゼリアック編成本部長は「マットの辞任は損失だけれど、この時期にジョーを雇うことができて興奮している。ベンチコーチの経験があり、カージナルスにも在籍していたことがある。理想的な人材だ」と語り、期待を寄せた。

  • ドジャースが正遊撃手確保 マーリンズとのトレードでロハスを獲得

    2023.1.12 11:08 Thursday

     トレイ・ターナーがフリーエージェント(FA)でフィリーズへ移籍し、二遊間が人材不足となっていたドジャースがようやくターナーに代わる正遊撃手を確保した。日本時間1月12日、ドジャースは球団15位のプロスペクト(若手有望株)だったジェイコブ・アマヤをマーリンズへ放出し、ミゲル・ロハスを獲得する1対1のトレードが成立したことを発表。これにより、二塁から遊撃に回る見込みだったギャビン・ラックスは引き続き二塁を守ることになり、二塁ラックス、遊撃ロハスで今季の二遊間が固まった。

     現在33歳のロハスは昨季マーリンズで140試合に出場して打率.236、6本塁打、36打点、9盗塁、OPS.606を記録。直近5年間のうち短縮シーズンの2020年を除く4度、規定打席に到達し、巧打堅守の正遊撃手としてマーリンズを支えてきた。昨季の打撃成績はレギュラーとしてはやや物足りないものの、守備面ではキャリアハイとなる守備防御点+15をマーク。「Statcast」が算出する守備指標OAAでも+8の好成績を残しており、少なくとも守備面では前任のターナー以上の実力の持ち主だ。

     ベネズエラ出身のロハスはマーリンズと2年1000万ドルの契約を結んでおり、今季が契約最終年。今季の年俸は500万ドルと安価である。また、2014年にドジャースでメジャーデビューを果たしており、9年ぶりの古巣復帰ということに。2014年12月、ドジャースがオースティン・バーンズ、クリス・ハッチャー、アンドリュー・ヒーニー、キケ・ヘルナンデスを獲得したトレードで、ディー・ゴードン、ダン・ヘイレンとともにマーリンズへ放出されて以来のドジャース復帰となった。

     マーリンズが獲得したアマヤは現在24歳の内野手。「MLBパイプライン」による球団別プロスペクト・ランキングではドジャースの15位にランクインしていた。まだメジャー経験はなく、昨季はマイナーAA級とAAA級で合計133試合に出場し、打率.261、17本塁打、71打点、6盗塁、OPS.795を記録。新天地マーリンズでメジャーデビューを目指す。

  • パドレスがネルソン・クルーズと1年100万ドルで合意 対左用DH

    2023.1.12 10:49 Thursday

     パドレスのボブ・メルビン監督は昨季DHに13人もの選手を起用したが、今季は2人のベテランスラッガーがDHを担うことになりそうだ。日本時間1月12日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、パドレスはナショナルズからフリーエージェント(FA)となっていた42歳のベテラン、ネルソン・クルーズと1年100万ドルの格安契約を結ぶことで合意に至ったという。パドレスは今オフ、すでにマット・カーペンターと1年契約を結んでおり、右打者のクルーズと左打者のカーペンターがDHで併用される見込みだ。

     現在42歳のクルーズはメジャー18年間で通算2006試合に出場し、2018安打、459本塁打、1302打点、OPS.859を記録している強打者。シーズン40本塁打以上を4度、シーズン30本塁打以上を8度マークし、オールスター・ゲームに7度選出されているほか、シルバースラッガー賞も4度受賞している。しかし、42歳という年齢もあって衰えが目立つようになっており、昨季はナショナルズで124試合に出場したものの、打率.234、10本塁打、64打点、OPS.650と大きく成績を落とした。

     1年100万ドルという契約条件を見ても、パドレスがクルーズをDHのレギュラーとして考えていないことは明白であり、対左腕用のDHが主な役割になるとみられる。メインのDHとして起用される見込みのカーペンターは現在37歳で、昨季はヤンキースで47試合に出場して打率.305、15本塁打、37打点、OPS1.138の好成績をマーク。今季のパドレスは42歳のクルーズ、37歳のカーペンターという2人のベテランがDHでプラトーンを形成することになる。

     なお、パドレスの球団史上最高齢野手は通算1406盗塁のメジャー記録を持つリッキー・ヘンダーソンで、2001年のレギュラーシーズン最終戦(=トニー・グウィンの現役ラストゲーム)に出場した時点で42歳286日だった。クルーズは日本時間4月15日以降に出場すれば、このヘンダーソンの記録を塗り替える。ちなみに、球団史上最高齢投手はジェシー・オロスコ(2003年)の46歳90日である。

  • アスレチックスが藤浪と1年契約で合意 先発ローテに加わる見込み

    2023.1.12 10:30 Thursday

     日本時間1月12日、「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えたところによると、日本プロ野球の阪神タイガースからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた藤浪晋太郎は、アスレチックスと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。メジャーリーグ公式サイトでアスレチックスを担当するマーティン・ガイエゴス記者は「速い球を投げるこの右腕には複数のチームが興味を示していた。アスレチックスは彼を先発ローテーションに加える見込みだが、それが決め手となったのかもしれない」と伝えている。

     現在28歳の藤浪は阪神で10年間プレーし、通算189試合に登板して994回1/3を投げ、57勝54敗、11ホールド、防御率3.41、1011奪三振を記録。大阪桐蔭高校から2012年のドラフトで1位指名を受け、プロ1年目から3年連続で2ケタ勝利をマークしたが、その後は制球難に陥り、最初の3年で35勝を挙げたのに対し、直近7年では22勝にとどまっていた。しかし、身長197センチ、体重98キロという立派な体格から投げ込む100マイルの速球や威力のあるスプリッターとスライダーはメジャーのスカウトの目にも魅力的に映ったようだ。

     現在のアスレチックスは大規模なチーム再建を進めている最中であり、昨季は60勝102敗でアメリカン・リーグ西部地区の最下位、メジャー全体でもワースト2位の勝率に沈んだ。2ケタ勝利を記録した投手は1人もおらず、規定投球回をクリアしたのも左腕コール・アービン(9勝13敗、防御率3.98)だけという状況。ポール・ブラックバーン、ケン・ウォルディチャック、JP・シアーズ、ジェームス・カプリーリアン、エイドリアン・マルティネス、アダム・オラー、トレードで補強したカイル・ミュラー、FAで補強したドリュー・ルチンスキーらが先発ローテーションの枠を争う予定だが、そこに藤浪も加わることになる。

     なお、「Roster Resource」による現時点の予想ではアービン、ブラックバーン、カプリーリアン、ルチンスキー、藤浪の5人が開幕ローテーション入り。オラーがロングリリーフを担い、ウォルディチャック、ミュラー、シアーズ、マルティネスはマイナーAAA級でスタートするとの予想になっている。

  • Rソックス・ストーリーが右肘手術 復帰時期未定でWBC出場も絶望

    2023.1.11 10:13 Wednesday

     日本時間1月11日、レッドソックスはトレバー・ストーリーが右肘の手術を受けたことを発表した。チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)のハイム・ブルームによると、ストーリーはクリスマス前にスローイングの強度を上げたときから右肘に痛みを感じ始めていたという。「まだ復帰時期はわからない。2023年シーズン中のどこかで復帰できる可能性は排除していない」とブルーム。ストーリーは3月のワールド・ベースボール・クラシックにアメリカ代表として参加する意思を表明していたが、出場は絶望的となった。

     今回ストーリーが受けた手術は、「インターナル・ブレイス」と呼ばれる人工靭帯を使用するものであり、通常のトミー・ジョン手術とは異なる。そのため、ブルームは「トミー・ジョン手術ではないから今季中に復帰できる可能性は残されている」と説明している。レッドソックス移籍1年目の昨季、ストーリーは2度の故障者リスト入りによって94試合しか出場できなかったが、2度の離脱は右肘の故障によるものではなかった。ただし、ロッキーズ時代の2021年には右肘の炎症で故障者リスト入りしており、右肘に爆弾を抱えた状態だったのは間違いないだろう。

     レッドソックスは今オフ、FAとなった正遊撃手ザンダー・ボガーツの引き留めに失敗。さらに正二塁手のストーリーを故障で欠くことになり、二遊間のレギュラーがいなくなってしまった。正中堅手キケ・ヘルナンデスを遊撃に回し、ユーティリティ・プレーヤーのクリスチャン・アローヨを二塁に入れることにより、現有戦力で穴埋めをすることもできるが、ブルームはトレードまたはFAでの補強に動く可能性を示唆している。

     トレードで内野手の補強に動く場合はジョーイ・ウェンドル(マーリンズ)、アメッド・ロサリオ(ガーディアンズ)、ポール・デヨング(カージナルス)らがターゲットとなりそうだ。FA補強に動く場合は、二塁手ならジョシュ・ハリソン、セザー・ヘルナンデス、ルーグネッド・オドーア、遊撃手ならエルビス・アンドルス、ホセ・イグレシアスらがまだ市場に残っている。

  • ツインズがコレアと6年2億ドルで合意! 最大10年2億7000万ドル

    2023.1.11 09:50 Wednesday

     日本時間1月11日、ツインズは自軍からフリーエージェント(FA)となっていたカルロス・コレアと6年2億ドルで再契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、4年分のオプションが付属しており、すべてが行使された場合、10年2億7000万ドルの契約になるという。コレアはジャイアンツとメッツの身体検査をクリアできず、昨季所属したツインズとの再契約で決着。ツインズにとって年数面でも金額面でも球団史上最大のFA契約となった。

     ジャイアンツと13年3億5000万ドル、メッツと12年3億1500万ドルと合意していたコレアだが、いずれも身体検査をクリアできず、ツインズとの契約で保証されるのは6年2億ドル。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、コレアが2028年に575打席以上出場すると、2029年の年俸2500万ドルが保証され、2029年に550打席以上なら2030年は年俸2000万ドル、2030年に525打席以上なら2031年は年俸1500万ドル、2031年に502打席以上なら2032年は年俸1000万ドルで契約が自動更新されるという。コレアが打席数をクリアできなかった場合、ツインズにオプション行使の選択権が与えられるようだ。また、全球団に対するトレード拒否権も盛り込まれている。

     ヘイマン記者によると、コレアが身体検査をクリアできなかったあと、メッツがオファーした条件は6年1億5750万ドルだったという。これは当初の12年3億1500万ドルのちょうど半分であり、メッツは6年分のオプションも含めて12年3億1500万ドルという契約を与えようとしていたとみられるが、6年2億ドルをオファーしたツインズがメッツとの争奪戦を制した形となった。

     今オフのメッツはブランドン・ニモ、エドウィン・ディアスと再契約し、ジャスティン・バーランダー、千賀滉大、ホセ・キンタナらを獲得したが、これらの補強は退団選手の穴埋めという意味合いが強く、コレアは初めて純粋な戦力アップと言える補強になるはずだった。「スティーブ・コーエン・オーナーがコレアを逃すとは思えない」との声も上がっていたが、コレアはツインズとの再契約を選択。コレアを逃したメッツの今後の動きにも注目が集まりそうだ。

  • ナショナルズがディッカーソンと契約合意 1年225万ドル+出来高

    2023.1.11 01:14 Wednesday

     日本時間1月11日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ナショナルズはカージナルスからフリーエージェント(FA)となっていたコリー・ディッカーソンと1年225万ドルで契約合意に至ったようだ。成績に応じた出来高が盛り込まれており、ディッカーソンは出来高を含めて最大300万ドルを手にすることができるという。左打ちのディッカーソンは左腕を苦手としており(昨季は26打数2安打で打率.077)、主に対右腕用の左翼手として起用されることになりそうだ。

     現在33歳のディッカーソンは昨季カージナルスで97試合に出場して打率.267、6本塁打、36打点、OPS.699を記録。3年連続で10本塁打未満に終わっているが、ロッキーズ時代の2014年に24本塁打、レイズ時代の2016年に24本塁打、2017年に27本塁打を放つなど、2014~19年に6年連続2ケタ本塁打をマークした実績があり、メジャー通算134本塁打、OPS.805を記録し、2017年にはオールスター・ゲームにも選出されている。また、パイレーツ時代の2018年に左翼手部門でゴールドグラブ賞も受賞したことがある。

     昨季は右腕に対して打率.286、OPS.743をマークしたが、左腕には打率.077、OPS.258と大苦戦。キャリア通算でも右腕には打率.287、118本塁打、OPS.836を記録しているのに対し、左腕には打率.259、16本塁打、OPS.693と苦しんでおり、ここ数年は対右腕用のプラトーン要員として起用されることが多くなっている。ナショナルズに加わる今季もその起用法に大きな変更はなさそうだ。

     ナショナルズの外野陣はビクター・ロブレスが中堅、レーン・トーマスが右翼のレギュラーに予定されている。ディッカーソンは右打ちのアレックス・コールやストーン・ギャレットとのプラトーンで左翼手として起用されることになるだろう。

  • マーリンズがクエトを獲得へ ロペスら先発投手陣のトレード加速か

    2023.1.11 00:31 Wednesday

     先発投手のトレード放出を検討中であることが報じられているマーリンズが実績十分のベテラン右腕の獲得に成功したようだ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者などが報じたところによると、マーリンズはホワイトソックスからフリーエージェント(FA)となっていたジョニー・クエトと1年850万ドル+球団オプション1年で合意。ベテラン右腕を確保したことにより、パブロ・ロペス、ヘスス・ルザード、トレバー・ロジャースら先発投手陣の放出に向けたトレード交渉が加速しそうだ。

     現在36歳のクエトは昨季ホワイトソックスで25試合(うち24先発)に登板して158回1/3を投げ、8勝10敗、防御率3.35、102奪三振を記録。投球イニング数は18勝5敗、防御率2.79の好成績を残した2016年以降では最も多く、8勝を挙げたのも2017年以来5年ぶりだった。メジャー生活15年で2ケタ勝利6度を含む通算143勝の実績を誇るベテランであり、経験不足の若手が多いマーリンズ先発陣に豊富な経験を還元することも期待される。

     今季の年俸は600万ドル、来季の契約は年俸1050万ドルの球団オプション(またはバイアウト250万ドル)であることが報じられており、クエトには今季の年俸600万ドルとバイアウトの250万ドルを合計した850万ドルが保証される。球団オプションが行使された場合、2年間の総額は1650万ドルになる。

     マーリンズは昨季のサイ・ヤング賞投手であるサンディ・アルカンタラを中心に、ロペス、ルザード、ロジャース、エドワード・カブレラ、ブラクストン・ギャレットなど先発ローテーションの駒が揃っているが、アルカンタラを除く先発投手のトレード放出を検討していることが報じられている。クエトの獲得によって先発投手陣は人員余剰となっており、トレードの噂が絶えないロペスを筆頭に、今後はトレード市場での動きが注目されることになりそうだ。

  • エンゼルスがフィリップスを獲得 「4人目の外野手」として起用へ

    2023.1.10 14:13 Tuesday

     日本時間1月10日、エンゼルスはオリオールズからフリーエージェント(FA)となっていた好守の外野手、ブレット・フィリップスと1年契約を結んだことを発表した。1年120万ドルのメジャー契約であることが報じられており、ロースターの枠を空けるために救援右腕オースティン・ウォーレンがDFAとなった。フィリップスは高い守備力だけでなく、リーダーシップにも定評のある選手。なお、フィリップスの加入により、ジョー・アデルとミッキー・モニアックの2選手は今季の開幕をマイナーで迎えることになりそうだ。

     限られた予算のなかで先発左腕タイラー・アンダーソン、強打の内野手ブランドン・ドルーリー、剛腕リリーバーのカルロス・エステベス、強肩強打のハンター・レンフロー、好打好守のジオ・ウルシェラを獲得し、2014年以来9年ぶりのポストシーズン進出を目指して着実に戦力アップを遂げている今オフのエンゼルス。次なる一手は左翼テイラー・ウォード、中堅マイク・トラウト、右翼レンフローの外野トリオを支える「4人目の外野手」の確保だった。

     現在28歳のフィリップスは、レイズでプレーした2021年に自己最多の119試合に出場し、打率.206、13本塁打、44打点、14盗塁、OPS.727を記録。昨季はレイズで75試合、オリオールズで8試合、合計83試合に出場して打率.144、5本塁打、15打点、7盗塁、OPS.466と大きく成績を落とした。最大の魅力は守備力の高さで、外野での守備防御点は2021年の+11を筆頭に、メジャー6年間すべてプラスの数値を記録。昨季も外野3ポジション合計で+7をマークした。外野3ポジションをどこでもこなせるため、「4人目の外野手」にうってつけの存在だ。

     フィリップスが加入したことにより、アデルとモニアックの両若手外野手はマイナーAAA級でシーズンをスタートする可能性が極めて高くなった。メジャーで「4人目の外野手」として不定期な出場機会を与えるよりも、マイナーでレギュラーとして実戦経験を積ませたいのだろう。なお、メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は「エンゼルスがアデルのトレードを決断する可能性もある」と伝えている。

  • ブルージェイズがベルトと1年930万ドルで合意 主にDHで起用か

    2023.1.10 13:52 Tuesday

     日本時間1月10日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていた34歳のベテラン一塁手、ブランドン・ベルトと1年930万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ベルトはジャイアンツ一筋12年のメジャー生活で2度の世界一に貢献し、通算175本塁打を記録。ブルージェイズの一塁にはブラディミール・ゲレーロJr.がいるため、ベルトは主に対右投手用の指名打者(DH)として起用されることになりそうだ。

     ベルトはメジャー最初の9シーズンで1度も20本塁打以上を記録したことがなく、一塁手としては長打力に欠ける印象のある選手だったが、短縮シーズンの2020年に51試合で打率.309、9本塁打、30打点、OPS1.016の好成績をマーク。翌2021年は故障で97試合の出場にとどまったものの、打率.274、29本塁打、59打点、OPS.975を記録し、前年の活躍がフロックではないことを証明した。しかし、昨季も故障に悩まされ、78試合で打率.213、8本塁打、23打点、OPS.676と低迷。シーズン終了後にFAとなり、現在に至るまで契約が決まらない状況が続いていた。

     ブルージェイズはラインナップが右打者偏重になっていたため、今オフは左打者の補強に力を入れている。トレードでテオスカー・ヘルナンデス、ルルデス・グリエルJr.という2人の右打者を放出し、FAでケビン・キアマイアー、トレードでドールトン・バーショと左打者を補強。さらにベルトも加え、打線の左右のバランスは一気に改善された。

     ブルージェイズにはゲレーロJr.という不動の正一塁手がいるため、ベルトは主に対右投手用のDHを担うことになる。ダニー・ジャンセンがマスクを被るときは正捕手アレハンドロ・カークがDHに回る予定だが、メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は「DHでの打席数はベルトが最も多くなる可能性が高い」と予想。もちろんゲレーロJr.の休養日には慣れ親しんだ一塁の守備に就く機会もあるはずだ。

  • メッツと交渉難航中のコレア ツインズ再契約に向けて交渉が加速か

    2023.1.10 13:24 Tuesday

     日本時間1月10日、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者とダン・ヘイズ記者が報じたところによると、メッツとの契約交渉が難航しているカルロス・コレアは、昨季所属したツインズとの再契約に向けて交渉を加速させているようだ。両記者は「ツインズとコレア陣営の交渉が話し合いが加速し始めた」とリポート。ツインズはコレアとジャイアンツが13年3億5000万ドルの超大型契約で合意する前に10年2億8500万ドルのオファーを提示しており、その後も定期的にコレア陣営とコンタクトを取っていたとみられる。

     オプトアウト(契約破棄)の権利を行使してツインズからフリーエージェント(FA)となったコレアは現在28歳。昨季は136試合に出場して打率.291、22本塁打、64打点、OPS.834をマークした。昨年12月にジャイアンツと13年3億5000万ドルで合意したものの、身体検査をクリアできず破談となり、直後にメッツと12年3億1500万ドルで合意。ところが、メッツの身体検査もクリアできず、契約条件を見直すために交渉が続けられていたが、コレア陣営の姿勢にメッツが「イライラし始めている」ことが報じられていた。

     ジャイアンツとメッツが懸念しているのは、コレアがアストロズのマイナーにいた2014年に骨折し、手術を受けた右足首の状態だ。しかし、コレアはそれ以降、右足首の故障を理由に戦列を離れたことはなく、代理人のスコット・ボラスは一貫して「コレアの足首に問題はない」と主張している。コレア陣営としては、右足首の故障で戦列を離れた実績がない以上、それを理由とした契約条件の引き下げには応じたくないということだろう。

     資金力ではジャイアンツやメッツには敵わないものの、コレアとメッツとの交渉が難航していることにより、コレアと再契約を結ぶチャンスが出てきたツインズ。現時点ではトレード補強したカイル・ファーマーが正遊撃手に予定されているが、このチャンスを生かしてコレアと再契約できるか注目だ。

  • 殿堂入り投票結果発表まで2週間 現時点の得票率トップはローレン

    2023.1.9 12:26 Monday

     2023年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果発表は、日本時間1月25日(現地時間1月24日)に行われる。結果発表まであと2週間ほどとなったが、ライアン・シボドー氏が運営する「ホール・オブ・フェイム・トラッカー」によると、現時点で明らかになっている120人分の投票を集計すると、スコット・ローレン(得票率80.6%)とトッド・ヘルトン(同79.1%)の2人が当選ラインの得票率75%を超えている。このまま2人が当選し、時代委員会で選ばれたフレッド・マグリフとともに、新たな殿堂入り選手となるのだろうか。

     今年の殿堂入り候補者は、前年からの生き残り組(得票率5%以上)14人と新たに有資格者となった14人を合計した28人。ローレンとヘルトンは、前年からの生き残り組のなかでトップ2の得票率(ローレン63.2%、ヘルトン52.0%)を記録していた候補者であり、デービッド・オルティス(殿堂入り)、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、カート・シリング、サミー・ソーサ(いずれも有資格期間10年が終了)の大物5人の名前が投票用紙から消えたなかで、着実に得票率を伸ばしている印象だ。十分に殿堂入りのチャンスはあるだろう。

     大物5人が消えたことにより、他の候補者も得票率を伸ばしており、ビリー・ワグナー(71.3%)、アンドリュー・ジョーンズ(69.8%)、ゲーリー・シェフィールド(68.2%)も当選ラインの得票率75%に迫っている。一方、新たに有資格者となった14人のなかで一番の大物と言われるカルロス・ベルトランは、アストロズ時代の2017年の不正なサイン盗みに関与したことが影響しているのか、現時点での得票率は56.6%にとどまっている。

     今年の殿堂入り候補者のなかで唯一、有資格最終年の10年目を迎えているジェフ・ケントは現時点で得票率49.6%と苦戦中。ステロイド問題がつきまとうアレックス・ロドリゲスとマニー・ラミレスは、それぞれ得票率45.7%、43.4%と支持が広がっていない。ボンズやクレメンスが殿堂入りできなかったことを考えると、この2人の殿堂入りも極めて難しいと思われる。

     また、新たに有資格者となった14人のうち、12人は得票率0%と厳しい現実を突きつけられている。ベルトラン以外に得票しているのは、フランシスコ・ロドリゲス(得票率8.5%)だけ。まずは得票率5%の生き残りラインを超え、次回以降に望みをつなぐことが目標となるだろう。

     なお、現時点で判明しているのは120人分(匿名9人を含む)の投票内容だけであり、これは全体の3分の1程度に過ぎない(投票自体はすでに締め切られている)。ローレンとヘルトンがこのまま当選ライン以上の得票率をキープできるのか、ワグナーやジョーンズがさらに得票率を伸ばして当選ラインを超えるのか、今後の動きが注目される。

  • Wソックスの守護神ヘンドリックス 非ホジキンリンパ腫の治療開始

    2023.1.9 10:53 Monday

     日本時間1月9日、ホワイトソックスの守護神リアム・ヘンドリックスは自身のインスタグラムを更新し、非ホジキンリンパ腫の治療を開始することを公表した。ホワイトソックスのリック・ハーンGMは「リアムがプレーできるかどうかについて、最短でもシーズン開幕前に最新情報が得られる見込みはない」と話しており、今季開幕には間に合わない可能性が高い。オーストラリア代表としてのワールド・ベースボール・クラシック出場も絶望的だろう。SNS上ではヘンドリックスのもとに多くの応援メッセージが届けられている。

     ヘンドリックスは自身のインスタグラムで「私はプロのアスリートとして、自分の立場を利用し、自分自身や妻、家族にとって身近な問題に光を当てることで、できるかぎり最も前向きな目標を達成するよう努めてきました。その考え方に基づき、ここ数日で知った私自身の個人的な健康情報を、私なりの解釈でお伝えしたいと思います」「私は最近、非ホジキンリンパ腫と診断されました。『がん』という言葉を聞いたとき、毎年何百万もの家族がそうであるように、私たち夫婦も衝撃を受けました。しかし、私はこの戦いを受け入れ、これまでの人生における他の困難と同じように、この新たな挑戦を乗り越えていくことを決意しています」「明日から治療が始まりますが、完全に回復し、できるだけ早くマウンドに戻ることができると確信しています。妻、家族、チームメイト、ホワイトソックス球団からのサポートと、医師の治療とケアがあれば、必ず乗り越えられると確信しています」と非ホジキンリンパ腫の治療を受けることを公表し、自身の思いを伝えた。

     これを受け、ハーンGMは「現時点で我々は野球選手としてのリアムではなく、1人の人間としてのリアムのことを思っています。シカゴ・ホワイトソックスの球団組織、スタッフ、チームメイト、そしてもちろんホワイトソックスのファンたちも、これから数ヶ月間、リアムとクリスティのことを応援してくれるでしょう。私はリアムのことをよく知っているので、彼が再びホワイトソックスのために投げてくれると楽観視しています。それまでのあいだ、彼らのプライバシーを尊重しつつ、彼がこの難局に立ち向かうために、彼自身と彼の家族を全力でサポートしていきます」とのコメントを発表。ホワイトソックスはチーム一丸となって、難病に立ち向かうヘンドリックスを応援していく。

  • ブルージェイズの先発5番手は? 現時点での最有力候補は菊池雄星

    2023.1.8 11:04 Sunday

     ブルージェイズは今オフ、メッツからフリーエージェント(FA)となったクリス・バシットを獲得し、アレック・マノア、ケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオスと合わせて強力な先発四本柱が完成した。しかし、先発5番手がまだ固まっておらず、現時点では移籍1年目の昨季に防御率5.19と大きく期待を裏切った菊池雄星が最有力候補となっている。トミー・ジョン手術から戻ってくる予定の柳賢振(リュ・ヒョンジン)や有望株リッキー・ティードマンも控えているが、補強に動く可能性もありそうだ。

     昨季のブルージェイズはベリオス、ゴーズマン、柳、マノア、菊池という開幕ローテーションでスタート。ところが、柳がヒジの故障で6試合しか投げられず、ベリオスと菊池も安定感を欠き、計算できる先発投手がゴーズマンとマノアの2人だけという苦しい状況に陥った。柳の代役としてローテ入りしたロス・ストリップリングが10勝4敗1セーブ、防御率3.01の好成績を残して救世主となったものの、夏場にトレードで補強したミッチ・ホワイトは0勝5敗、防御率7.74と期待を裏切り、菊池はブルペンに配置転換。結局、先発5番手の穴を埋められず、オープナー戦法で乗り切った試合も多かった。

     今オフはジャイアンツへ流出したストリップリングに代わる先発投手としてバシットを獲得したが、昨年6月にトミー・ジョン手術を受けた柳は7月の復帰を目指しており、開幕時の戦力としては計算できない。球団1位の有望株であるティードマンはまだ20歳で、AA級での登板経験は4試合、AAA級での登板経験はなく、今季中にメジャーデビューしてくれれば御の字といったところ。菊池とホワイトが先発5番手を争うという昨季と大差ない状況になっており、メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は「昨季はストリップリングがチームを救ったが、それは毎年起こるようなことではない」と先発陣の層の薄さを不安視する。

     よって、さらなる補強に動く可能性もあるが、FA市場に有力な先発投手はほとんど残っていない。7月に柳が戻ってくることを考えれば、最初の3ヶ月を菊池、ホワイト、元有望株のネイト・ピアソンらで乗り切ることも十分に考えられる。3年3600万ドルの契約を結んでいる菊池にとっては、「不動の先発5番手」の座を手に入れるチャンスであり、特に柳が復帰してくるまでの3ヶ月は重要な期間となる。

  • フィリーズがトレードで球宴2度の左腕ソトとクレメンス四男を獲得

    2023.1.8 10:23 Sunday

     日本時間1月8日、フィリーズはタイガースにマット・ビアーリング、ニック・メイトン、ドニー・サンズの3選手を放出し、グレゴリー・ソトとコディ・クレメンスの2選手を獲得するトレードが成立したことを発表した。フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は「我々は放出した選手のことを気に入っていたから簡単なトレードではなかった。しかし、少なくともあと3年保有できる質の高いリリーバーを手に入れることができた」とコメント。オールスター・ゲーム選出2度の実績を誇るソトはブルペンの中心メンバーとして期待される。

     今回のトレードにおける目玉はフィリーズが獲得したソトだ。27歳の救援左腕で、昨季は64試合に登板して60回1/3を投げ、2勝11敗30セーブ、2ホールド、防御率3.28、60奪三振を記録。2年連続でオールスター・ゲームに選出された。フリーエージェント(FA)になるのは最短で2025年シーズン終了後であり、フィリーズは少なくともあと3年保有可能。今オフのフィリーズはソトのほかにもクレイグ・キンブレル、マット・ストラームらをブルペンに加えており、ホセ・アルバラード、セランソニー・ドミンゲスらも含め、救援投手の層はかなり厚くなった。

     ソトとともにフィリーズへ移籍するクレメンスは、史上最多のサイ・ヤング賞7度を誇るロジャー・クレメンスの四男として知られる26歳の内野手。昨年5月にメジャーデビューし、昨季は57試合に出場して打率.145、5本塁打、17打点、1盗塁、OPS.505という成績だった。

     タイガースが獲得したビアーリングは26歳の外野手で、メジャー2年目の昨季は自己最多の117試合に出場し、打率.246、6本塁打、32打点、7盗塁、OPS.648を記録。左腕に強く、新天地では左打者のオースティン・メドーズやアキル・バドゥーとのプラトーンで起用されることが予想されている。

     メイトンは25歳のユーティリティ・プレーヤーで、昨季は35試合に出場して打率.250、5本塁打、17打点、0盗塁、OPS.855を記録。二塁、三塁、遊撃、左翼、右翼の5ポジションに加え、投手としても2試合に登板した。

     サンズは26歳のプロスペクト捕手で、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではフィリーズの21位にランクインしていた。メジャーでの出場は昨季の3試合(3打数0安打)だけだが、昨季マイナーAAA級では57試合で打率.308、出塁率.413、OPS.841をマークしており、今後の成長が楽しみな選手だ。

  • ドジャースがバウアーのDFAを発表 「慎重に検討したうえで決定」

    2023.1.7 11:19 Saturday

     日本時間1月7日、ドジャースはDV規定違反による出場停止処分が明けたトレバー・バウアーをロースターの40人枠に復帰させるかどうかを判断する期限を迎えた。ドジャースは「DV規定違反に関する調査プロセスが完了し、慎重に検討した結果、彼が今後、我々の組織の一員とならないことを決定しました」とし、バウアーを40人枠に復帰させないことを発表。バウアーはドジャースからDFAとなり、今後はトレードやウエーバーでの移籍が決まらなければ、フリーエージェント(FA)となって自由に移籍先を探すことができる。

     バウアーはDV規定違反によるものでは史上最長となる194試合の出場停止処分を受けていた(当初の324試合から194試合に短縮された)。バウアーは出場停止処分によって2022年シーズンの144試合を欠場し、その前の有給休職期間も含めると、すでに194試合以上の欠場を強いられていたため、即時復帰が可能に(ただし、2023年シーズンの最初の50試合は無給扱いとなる)。ドジャースにはバウアーを復帰させるかどうかを判断する14日間の猶予が与えられ、球団内で検討が重ねられたが、最終的にはバウアーをDFAすることが決定された。

     ドジャースは今後7日以内にバウアーをトレードすることができるが、トレードが成立しなかった場合、バウアーはウエーバー公示されることになる。ウエーバーでも獲得希望球団が現れなければ、バウアーはFAとなる。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「ドジャースはこの2週間、バウアーのトレードを模索していたが、興味を示す球団はなかった」と伝えており、バウアーはこのままFAになることが確実視されている。

     バウアーの今季の年俸は3200万ドルだが、50試合が無給扱いとなるため、その分を減額して約2250万ドルとなる。この金額はドジャースに負担義務があるため、バウアーがFAになったあとに契約する球団は、メジャー最低保証年俸(72万ドル)でバウアーを獲得できる。とはいえ、DV規定違反によってドジャースから追い出される形となったバウアーの獲得に乗り出す球団があるかどうかは現時点では不透明だ。ひょっとすると、バウアーはメジャーリーガーとしての最終登板をすでに終えてしまっているのかもしれない。

  • メッツがコレア陣営との契約交渉にイライラ 白紙撤回を検討中か?

    2023.1.7 10:52 Saturday

    「SNY」のアンディ・マルティノ記者がメッツの内部事情をよく知る関係者から聞いた話として伝えたところによると、メッツはカルロス・コレア陣営との契約交渉について非常にイライラしており、12年3億1500万ドルの合意を完全に白紙に戻し、撤退することも検討しているようだ。マルティノ記者は「交渉は継続中であり、完全に決裂したわけではない」と伝えているが、身体検査で右足首の懸念が明らかになっているにもかかわらず、強気な姿勢を崩さないコレア陣営のスタンスに嫌気がさし始めているのかもしれない。

     コレアは今オフ、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使してツインズからフリーエージェント(FA)となり、ジャイアンツと13年3億5000万ドルの超大型契約で合意。ところが、身体検査をクリアすることができず、当日になって入団会見が延期され、コレア獲得を熱望していたメッツのスティーブ・コーエン・オーナーがその隙を突いて12年3億1500万ドルをオファーし、獲得に成功した。しかし、コレアはメッツの身体検査もクリアできず、契約条件の見直しを強いられることに。メッツとの契約合意からすでに2週間近くが経過しているが、正式な契約成立には至っていない。

     コレアはアストロズのマイナー時代に手術を受けた右足首の状態に不安を抱えているとみられる。ただし、メジャー昇格後に右足首の故障で戦列を離れたことは1度もなく、代理人のスコット・ボラスはそれを根拠として「カルロスの右足首に問題はない」と主張。コレア陣営としては、メジャー昇格後に右足首の故障歴がない以上、右足首の状態を理由に契約条件を引き下げられることは納得がいかないのだろう。

    「ニューヨーク・ポスト」によると、コレア陣営はメッツとの契約交渉が進まないなかで、他球団との話し合いを再開しているという。少なくとも1~2球団がコレア陣営と接触しているようだが、そのうちの1球団はコレアが昨季所属したツインズであるとみられている。メッツを牽制するようなこの動きもメッツをイライラさせる要因の1つとなっているのではないだろうか。

  • 2年目のフリオがスターの仲間入りへ 今季予想WARはメジャー3位

    2023.1.6 15:23 Friday

     日本時間1月6日、メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラー記者は成績予測システム「Steamer」が算出しているフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)の今季予想成績に着目し、「J-Rodの目を見張るような2023年の予想成績」と題した特集記事を公開した。データサイト「Fangraphs」に掲載されている予想によると、ロドリゲスの今季成績は149試合に出場して打率.276、32本塁打、85打点、25盗塁、OPS.839となっており、WARはメジャー3位の5.9と予想されている。

     5.9というロドリゲスの予想WARを上回るのは、メジャー全体でもフアン・ソト(パドレス/7.1)とアーロン・ジャッジ(ヤンキース/6.9)の2人だけ(編集部注:エンゼルスの大谷翔平は野手3.1、投手4.4で合計するとメジャー1位になる)。ロドリゲスは2年連続で「25-25」(=25本塁打&25盗塁)を達成するという予想が出ているが、今季「25-25」を達成すると予想されている選手は、ロドリゲスのほかにロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス/31本塁打&35盗塁)、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ/26本塁打&27盗塁)、ジャズ・チザムJr.(マーリンズ/28本塁打&26盗塁)の3人だけである。守備負担の大きいセンターを守りながらこれだけの成績を残すことができれば、間違いなくMVP争いの一角に食い込んでくるだろう。

     ロドリゲスの予想WAR5.9はマイク・トラウト(エンゼルス/5.6)、アクーニャJr.(5.4)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ/5.4)らを上回っているだけでなく、今オフに大型契約を手にしたトレイ・ターナー(フィリーズ/4.7)、ザンダー・ボガーツ(パドレス/4.5)、ラファエル・デバース(レッドソックス/4.5)らも上回る数字。2年目の選手がこれほど高く評価されるケースは珍しく、ソトはメジャー2年目の2019年に4.3、アクーニャJr.はメジャー2年目の2019年に3.4と予想されていた。ジャッジも新人王に輝いた翌年(2018年)の予想WARは3.9に過ぎず、コディ・ベリンジャー(カブス)も新人王の翌年(2018年)の予想WARは2.5だった。

     アドラー記者はロドリゲスの2年目の好成績を後押しする理由として、昨季のハードヒット率がメジャー全体の上位5%に入っていたこと、バレル率が同10%に入っていたこと、スプリント・スピードが同2%に入っていたこと、センターでのOAA(+9)が4位だったことなどを挙げている。

     走攻守三拍子そろった若き5ツール・プレーヤーのロドリゲスは、2023年のMVP争いにおいて、大谷の最大のライバルとなるかもしれない。

  • ネイト・コルバートが76歳で死去 パドレスの通算本塁打記録保持者

    2023.1.6 14:37 Friday

     日本時間1月6日、パドレスは1971年から3年連続でオールスター・ゲームに選出され、1969年と1972年にチームMVPに輝いたネイト・コルバートが76歳で死去したことを発表した。コルバートはパドレスでプレーした6年間で163本塁打を放ったが、これは現在でも球団記録として残っている。エイドリアン・ゴンザレス(161本塁打)、フィル・ネビン(156本塁打)、デーブ・ウィンフィールド(154本塁打)、トニー・グウィン(135本塁打)らを上回っており、パドレスの隠れた名選手の1人である。

     コルバートの死を受け、パドレスのピーター・サイドラー会長は「我々はパドレスの殿堂入り選手ネイト・コルバートの死去について深く悲しんでいます。このとても困難な状況において、我々の心は彼の妻ケーシーや彼の家族全員とともにあります」とのコメントを発表。「1969年のパドレスの初期メンバーであるネイトは、サンディエゴのスポーツ界における先駆者でした。オールスター・ゲームに3度選出され、パドレスの通算本塁打記録保持者であり、その記録は現在も残っています。フィールド外でもコミュニティに貢献し、恵まれない若者たちに時間を捧げてきました。魅力的な人物であり、心から惜しまれるでしょう」とコルバートの死を悼んだ。

     コルバートは高校卒業後にカージナルスと契約し、ルール5ドラフトで移籍したアストロズで1966年にメジャーデビュー。1968年オフのエクスパンション・ドラフトでパドレスに移り、この年から6年連続で2ケタ本塁打を記録した。特に1970年と1972年は自己最多の38本塁打を放つ活躍。1972年8月1日(現地時間)にはブレーブスとのダブルヘッダーで合計5本塁打、13打点という大暴れを見せたこともあった。

     キャリア終盤は腰痛に悩まされ、1975年はタイガースとエクスポズ(現ナショナルズ)で合計8本塁打、1976年はエクスポズとアスレチックスで合計2本塁打に終わり、現役引退。1999年にパドレスの球団殿堂が設立された際、ランディ・ジョーンズ(元投手)、レイ・クロック(元オーナー)とともに殿堂入り第1号となった。

  • FA市場に残っている各ポジションのベスト選手 公式サイトが特集

    2023.1.6 12:49 Friday

     アーロン・ジャッジがヤンキースと再契約し、ジェイコブ・デグロムがレンジャーズへ移籍するなど、今オフのFA市場は2022年のうちに大物選手の契約がほぼ完了した感がある。とはいえ、まだ市場には多くのFA選手が残っており、メジャーリーグ公式サイトのマニー・ランダワ記者は各ポジションのベストFA選手を選出する特集記事を公開している。なお、ランダワ記者の特集記事では、まだFAの立場ではあるものの、メッツと12年3億1500万ドルで合意したことが報じられているカルロス・コレアは対象外となっている。

     ランダワ記者が選出した「各ポジションのベストFA選手」は以下の通り。

    捕手:ゲーリー・サンチェス(30歳)
    【昨季成績】128試合 打率.205 16本塁打 61打点 2盗塁 OPS.659

    一塁手:ブランドン・ベルト(34歳)
    【昨季成績】78試合 打率.213 8本塁打 23打点 1盗塁 OPS.676

    二塁手:ジョシュ・ハリソン(35歳)
    【昨季成績】119試合 打率.256 7本塁打 27打点 2盗塁 OPS.687

    三塁手:ブライアン・アンダーソン(29歳)
    【昨季成績】98試合 打率.222 8本塁打 28打点 1盗塁 OPS.657

    遊撃手:ホセ・イグレシアス(33歳)
    【昨季成績】118試合 打率.292 3本塁打 47打点 2盗塁 OPS.708

    左翼手:ジュリクソン・プロファー(29歳)
    【昨季成績】152試合 打率.243 15本塁打 58打点 5盗塁 OPS.723

    中堅手:アダム・エンゲル(31歳)
    【昨季成績】119試合 打率.224 2本塁打 17打点 12盗塁 OPS.579

    右翼手:アダム・デュバル(34歳)
    【昨季成績】86試合 打率.213 12本塁打 36打点 0盗塁 OPS.677

    指名打者:トレイ・マンシーニ(30歳)
    【昨季成績】143試合 打率.239 18本塁打 63打点 0盗塁 OPS.710

    先発投手:マイケル・ワカ(31歳)
    【昨季成績】23試合 11勝2敗0セーブ 防御率3.32 127回1/3 104奪三振

    救援投手:アンドリュー・チェイフィン(32歳)
    【昨季成績】64試合 2勝3敗3セーブ 防御率2.83 57回1/3 67奪三振

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