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  • 1月に右肩手術のレッズ・スアレス 開幕に間に合う可能性

    2020.3.10 12:40 Tuesday

     昨季ナショナル・リーグ三塁手新記録かつベネズエラ出身選手新記録となる49本塁打を放ったエウヘニオ・スアレス(レッズ)が、右肩の手術から順調に回復し、レギュラーシーズン開幕に間に合う可能性が出てきた。日本時間3月10日、レッズのデービッド・ベル監督は、スアレスが日本時間3月14日に行われるロッキーズとのオープン戦に出場する予定となっていることを明らかにした。

     ベルは「今のところ、彼は金曜日(日本時間の土曜日)に指名打者として出場する予定だよ」とスアレスの出場予定についてコメント。「スアレスの調整が順調に進めば、オープン戦に出場するのはそれよりも早くなるかもしれない。遅くとも金曜日までには試合に出場することになるだろう。でも、最も可能性が高いのは金曜日かな」とスアレスの実戦復帰プランについて語った。

     昨季、ピート・アロンゾ(メッツ)に次いでメジャー2位となる49本塁打を放ったスアレスだが、フロリダ州にある自宅のプールで負傷し、1月下旬に右肩の手術を受けた。スプリング・トレーニングでは、予定通りにチームに合流したものの、送球をしたり、両手でバットを振ったりする練習については制限がかけられていた。しかし、2月末に送球練習を開始し、その後まもなく両手でのティー打撃も再開。先週末にはチームメイトともに打撃練習を行うことができるところまで回復していた。

     ベルによると、スアレスは「状態は本当に良さそうだ。通常の状態に戻っているように見える。スイングすることについては何の問題もない」という。「スアレスがそういう状態だから、私は実戦復帰が予定より早くなるかもしれないと考えているんだ」とベル。1月下旬に手術を受けた時点では、レギュラーシーズン開幕日前後に復帰できる見込みとなっていたが、開幕まで約2週間のタイミングでオープン戦に出場できることを考えると、手術を受けた時点よりも開幕戦に出場できる可能性は高まったと言えそうだ。

  • ドジャース・カーショウ 自身9度目の開幕投手に決定

    2020.3.10 11:15 Tuesday

     日本時間3月10日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はエース左腕のクレイトン・カーショウを今季の開幕投手に指名した。カーショウが開幕投手を務めるのは自身9度目となり、ドジャースは日本時間3月27日に本拠地ドジャー・スタジアムでジャイアンツと対戦する。なお、開幕2戦目にウォーカー・ビューラー、開幕3戦目にデービッド・プライスが先発することも発表されている。

     カーショウは「(開幕投手を務めるのは)本当に素晴らしいことだよ。毎年指名されているけど、それを軽く受け止めたことは一度もない。名誉なことだからね」と語り、自身9度目の開幕投手に指名されたことを喜んだ。そして、「ただの1試合かもしれないけど、開幕戦に先発するのは名誉なことなんだ。野球の世界では、開幕戦というのは特別だからね。その一部でいられるのは本当に素晴らしいことさ」と開幕戦に向けての意気込みを口にした。

     カーショウは2011年以降、毎年開幕投手に指名されている。昨季は故障の影響によって、その座を柳賢振(リュ・ヒョンジン:現ブルージェイズ)に譲ったため、今回が自身9度目の開幕投手となる。ドジャースでカーショウ以外の投手が開幕投手に指名されたのは、2010年のビセンテ・パディーヤ(2013年に福岡ソフトバンクホークスでプレイ)が最後である。

     現在31歳のカーショウは、サイ・ヤング賞を3度(2011年、2013年、2014年)受賞するなど、球界を代表する先発投手として活躍を続けてきた。近年は故障も目立ち、全盛期を過ぎた感があるものの、昨季は29試合(うち28先発)に登板して16勝5敗、防御率3.03、189奪三振をマーク。依然として一流の先発投手であり続けている。ちなみに、過去8度の開幕戦では防御率1.05という素晴らしい成績を残しており、今回も好投に期待がかかる。

     なお、ロバーツは「これが我々のベストの5人だよ」と語り、開幕ローテーションの4番手にフリオ・ウリアス、5番手にアレックス・ウッドが入る予定であることも明らかにした。

  • インディアンスとリンドーアの契約延長交渉が終了

    2020.3.10 10:30 Tuesday

     今オフ、トレード放出の可能性が盛んに取り沙汰されていたフランシスコ・リンドーア(インディアンス)は、チームとの契約延長交渉について、レギュラーシーズンの準備に集中するために一定のところで区切りをつけたい意向を示していた。そして、日本時間3月10日、開幕まで2週間強となったことを受け、リンドーアはジ・アスレチックのジェイソン・ロイドに対してインディアンスとの契約延長交渉を終了したことを明らかにした。

     先月、インディアンスのクリス・アントネッティ野球部門社長は「本当に難しいシチュエーションだよ。私たちが契約延長を望んでいないわけではないし、フランシスコが望んでいないわけでもない。スモールマーケットの球団が優勝を狙えるチーム作りを続けていくことは本当に難しいことなんだ」と語り、リンドーアと相思相愛でありながらも、決して潤沢とは言えない資金力が契約延長成立に向けての妨げとなっていることを明らかにしていた。

     「お互いに(契約延長について)興味は持っているし、双方が契約延長を実現させたいと望んでいる」とアントネッティは語っていたが、リンドーアとの契約延長や、リンドーアのトレード放出など、様々な選択肢がチームにもたらすメリットとデメリットを吟味するなかで、リンドーアが定めたタイムリミットまでに契約延長を実現させることはできなかった。リンドーアとの契約延長交渉は、今季終了後まで持ち越しとなる。

     「僕はクリーブランドが大好きだ」とインディアンスとの契約延長に前向きな姿勢を示すリンドーアだが、だからといって自身を安売りするつもりは全くないという。先日、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が9年2億1500万ドルで契約を延長したが、リンドーアはイェリッチより若く、大きな故障歴もなく、走攻守三拍子揃った遊撃手という貴重な存在である。イェリッチよりも高額な契約を得るのは確実であり、インディアンスの資金力を考えると、契約延長を実現させるのは難しいかもしれない。

  • アストロズ・バーランダー 右上腕三頭筋の痛みで早期降板

    2020.3.9 14:35 Monday

     日本時間3月9日、メッツとのオープン戦に先発したジャスティン・バーランダー(アストロズ)は4イニングを投げる予定だったものの、右上腕三頭筋に痛みを感じたため、2イニング・29球を投げたところで早期降板となった。アストロズのダスティ・ベイカー監督によると、バーランダーの早期降板は故障を未然に防ぐための判断であるようだが、バーランダーは検査を受ける予定となっている。

     バーランダーは、タイガース時代の2015年にも右上腕三頭筋を痛め、シーズン最初の2ヶ月ほどを欠場した経験がある。オープン戦初登板で97マイルを計測したバーランダーは、自身の球速だけでなく、キャンプ序盤に痛めた股関節の状態に問題がなかったことに満足した様子を見せていたが、オープン戦2度目の登板となったこの日は、球速が91~94マイル程度にとどまっていた。ベイカーによると、バーランダーは2イニング目を投げ終えたあと、投手コーチのブレント・ストロームに痛みを訴えていたようだ。

     ベイカーは「彼が故障しているのかどうかはわからない。今回の措置は故障を予防するためのものだ」とコメント。ただし、「前回の登板と比べて球速が落ちていたことには驚いた。ストロームが私のところへやってきて、バーランダーを交代させるべきだと言ってきたときも驚いたよ」とも語っており、指揮官にとってエース右腕の早期降板は想定外のことだった。

     現在37歳のバーランダーは、昨季34試合に先発して21勝6敗、防御率2.58、300奪三振の好成績をマーク。通算3000奪三振の大台に到達しただけでなく、自身3度目のノーヒッターを達成するなど、充実のシーズンを過ごした。今季はチームから昨季20勝のゲリット・コール(ヤンキース)と同14勝のウェイド・マイリー(レッズ)が抜け、バーランダーとザック・グレインキーの両右腕にかかる負担は大きくなるが、バーランダーが離脱するようなことになれば、アストロズにとっては大きなダメージとなる。

     現時点では、バーランダーとグレインキーの二本柱に加え、トミー・ジョン手術から復帰するランス・マカラーズJr.が3番手、昨季台頭したホゼ・ウルキディが4番手として開幕ローテーションに名を連ね、5番手の座をオースティン・プルーイット、ジョシュ・ジェームス、フランベル・バルデスらが争っているが、バーランダーの状態次第では、アストロズの先発ローテーションを再編を迫られることになるかもしれない。

  • 腰痛のヤンキース・サンチェス 実戦に早期復帰できる見込み

    2020.3.9 13:50 Monday

     日本時間3月6日から7日にかけて、オープン戦で2試合連続マスクを被ったゲーリー・サンチェス(ヤンキース)は、腰に違和感を抱え、予定されていた打撃練習を回避する状況が続いている。軽症と見られるため、MRI検査を行っていないが、日本時間3月10日に予定されているフィリーズとのオープン戦のメンバーには含まれていない。ヤンキースは、強打が自慢の正捕手が近いうちに実戦復帰できると考えているようだ。

     サンチェスは自身のコンディションについて「少し張っていて、少し違和感があるだけだよ」と語り、軽症であることを強調。「今は治療を行っている。2試合連続でマスクを被ったあとだから、少し慎重になったほうがいいと思っているんだ。スプリング・トレーニングだし、まだ慌てる時期ではない。まだ時間はあるからね」とコメントした。

     日本時間3月7日のタイガース戦(11対15で敗戦)でゲリット・コールなどとバッテリーを組み、5イニング出場したサンチェスは、翌8日のオリオールズ戦(1対5で敗戦)でも有望株のデイビー・ガルシアらとバッテリーを組み、5イニング出場した。オリオールズ戦ではパスボール1回のほか、ワイルドピッチが3回もあり、ブロッキングの面で精彩を欠く場面が多く見られた。

     新しく捕手コーチに就任したタナー・スワンソンは、サンチェスが捕球の構えを変更したことが腰の違和感の原因になっている可能性があると指摘する。サンチェスは自身の課題の1つであるフレーミングを改善すべく、スワンソンとともに右膝をついた構えに取り組んでいる。これまでと違う構えで練習やオープン戦に取り組んでいることが、気付かぬうちに腰に負担を与えている可能性は十分にある。

     また、オープン戦でここまで17打数1安打(打率.059)と当たりの出ていないサンチェスだが、打撃不振の原因は腰の状態よりもタイミングの問題だと考えているようだ。サンチェスは「まずは健康な状態を取り戻したい。健康であれば、打撃の調整をしっかりして、理想の状態に持っていくことができると思う」と話している。

  • エンゼルスの開幕投手が昨季4勝の左腕・ヒーニーに決定

    2020.3.9 13:00 Monday

     日本時間3月9日、エンゼルスのジョー・マドン監督は今季の開幕投手をアンドリュー・ヒーニーに決定したことを発表した。ヒーニーは2015年からエンゼルスに在籍しており、先発投手陣のなかでは最古参となるが、開幕投手の大役を務めるのは今回が初めてである。エンゼルスは、日本時間3月27日に敵地ミニッツメイド・パークでのアストロズ戦で2020年のレギュラーシーズンの戦いをスタートする。

     現在28歳のヒーニーは、昨季18試合に先発して95回1/3を投げ、4勝6敗、防御率4.91、118奪三振を記録。左肘の炎症により開幕から故障者リスト入りするなど、2度にわたって戦列を離れ、自身初の規定投球回到達を果たした前年から一転、不本意なシーズンとなってしまった。ヒーニーは2016年7月にトミー・ジョン手術を受け、2017年はリハビリ中、2018年も左肘の炎症により故障者リストに入って開幕を迎えており、先発ローテーションの一員としてシーズンをスタートするのは2016年以来4年ぶりとなる。

     ヒーニーは「開幕投手を目指して一生懸命に取り組んできたから本当に嬉しいよ。開幕ロースターに入ることだけでなく、開幕投手を務めることは先発投手としての目標の1つだからね」とコメント。「僕はこれまでスプリング・トレーニングを健康な状態で過ごすことができなかった」と語るヒーニーにとって、万全のコンディションで開幕を迎えられることは大きな意味を持つ。

     マドンによると、他球団で開幕投手の経験があるフリオ・テーランとディラン・バンディも候補に挙がっていたようだが、ミッキー・キャラウェイ投手コーチと話し合った結果、エンゼルスに長く在籍しているヒーニーが開幕投手に最も相応しいと判断したという。「彼の年齢を考えると、そろそろ本格的に花開く時期がやってきてもいいと思うんだ」とマドン。自身初の開幕投手を務めるヒーニーは、指揮官の期待に応え、エースへと飛躍を遂げることができるだろうか。

  • レッズ・秋山 初の長打を含むマルチヒットで打率.346

    2020.3.9 11:15 Monday

     日本時間3月9日、秋山翔吾(レッズ)はエンゼルスとのオープン戦に「一番・センター」でスタメン出場し、初の長打となるタイムリー二塁打を放つなど、3打数2安打1打点の活躍を見せた。秋山の活躍もあり、序盤から試合を優位に進めたレッズだったが、4点リードの9回表に4点を失い、試合は8対8の引き分けで終了。大谷翔平(エンゼルス)に出場機会はなかった。

     定位置となった感のある「一番・センター」でスタメン出場した秋山は、1回裏の第1打席こそエンゼルス先発の右腕JC・ラミレスの前にファーストゴロに倒れたものの、レッズはマット・デービッドソンの2号2ランで2点を先制。1点差に迫られた直後の3回裏には、先頭の秋山がラミレスからセカンドへの内野安打を放ってチャンスメイクし、二死1・2塁となったあと、ブーグ・パウエルがレッズ2番手の右腕ジェレミー・ローズから1号3ランを放ち、リードを4点に広げた。

     4回裏には一死1・2塁のチャンスで秋山に第3打席が回り、エンゼルス3番手の左腕ヘクター・ヤンからレフトへのタイムリー二塁打を放ってオープン戦初長打&初打点を記録。秋山は6回表開始時の守備交代により、マイケル・シアーニとの交代で試合から退いた。3打数2安打1打点の活躍で、オープン戦の成績は打率.346、出塁率.370、OPS.755となっている。

     秋山が交代した時点で6点をリードしていたレッズだが、試合後半はエンゼルスの反撃に遭い、8対4と4点リードで9回表に突入。6番手の右腕ライアン・ヘンドリックスが無死2・3塁のピンチを招くと、ジェレミア・ジャクソンとケイネル・ペーニャにタイムリーを浴びたほか、ヘンドリックス自身の悪送球も重なり、一挙4点を失って8対8の同点となった。その裏、レッズは二死からミゲル・ヘルナンデスの二塁打で一打サヨナラのチャンスを作ったが、後続が倒れて試合終了。8対8で引き分けとなった。

  • 大谷と秋山が1安打 筒香は3三振 平野は1回無失点

    2020.3.8 10:45 Sunday

     日本時間3月8日、メジャーリーグではオープン戦18試合が行われ、大谷翔平(エンゼルス)はダイヤモンドバックス戦に出場してオープン戦2本目のヒットを放ち、2打数1安打1四球1三振だった。ロイヤルズ戦に出場した秋山翔吾(レッズ)もヒットを放ち、3打数1安打2三振。オリオールズ戦に出場した筒香嘉智(レイズ)は3打席連続三振に倒れた。また、平野佳寿(マリナーズ)はアスレチックス戦に4番手として登板。1イニングを無失点に抑えた。

     ダイヤモンドバックス戦に「二番・指名打者」でスタメン出場した大谷は、1回裏の第1打席でザック・ギャレンから四球を選んで出塁。3回裏の第2打席はギャレンの前に空振り三振に倒れたものの、5回裏の第3打席でステファン・クリクトンからライトへのヒットを放った。大谷がヒットを放つのは、日本時間2月29日のレンジャーズ戦以来4試合ぶり。オープン戦の成績は14打数2安打、打率.143、出塁率.333、OPS.476となった。試合は6対6の引き分けで終了している。

     ロイヤルズ戦に「一番・センター」でスタメン出場した秋山は、2打席連続で空振り三振に倒れたあと、6回表の第3打席でイアン・ケネディからレフトへのヒットを放った。オープン戦の成績は23打数7安打、打率.304、出塁率.333、OPS.638となり、打率3割をキープしているが、まだ長打は出ていない。試合は7対2でロイヤルズが勝利した。

     オリオールズ戦に「五番・レフト」でスタメン出場した筒香は、見逃し三振、空振り三振、空振り三振で3打席連続三振を喫し、3打数ノーヒット。オープン戦の成績は20打数5安打、1本塁打、打率.250、出塁率.348、OPS.798となった。試合はレイズが1対0で完封勝利を収めている。

     平野は、アスレチックス戦に4番手として3点ビハインドの6回表から登板。先頭のショーン・マーフィーをサードゴロ、続くセス・ブラウンをセンターフライに打ち取ったあと、ビマエル・マチンに四球を与えたが、ジョナ・ハイムをファーストゴロに抑え、1イニングを無失点に抑えた。オープン戦はここまで5試合に登板して防御率5.40となっている。試合はアスレチックスが8対4で勝利した。

  • カージナルスがキャンプ離脱&無断帰国のムニョスを解雇

    2020.3.8 10:15 Sunday

     日本時間3月8日、カージナルスはユーティリティ・プレイヤーのジャイロ・ムニョスを解雇したことを発表した。メジャーリーグ公式サイトでカージナルスの番記者を務めるアンネ・ロジャースによると、ムニョスは自身の起用法や出場機会に不満を持ち、チームに無断でキャンプ地を離れ、母国のドミニカ共和国へ帰国。これが解雇の原因となったようだ。ムニョスはフリーエージェントとなり、自身を欲するチームを探すことになる。

     ムニョスは、オープン戦で内野安打を放った際に左ハムストリングを痛め、日本時間3月6日にMRI検査を受ける予定になっていた。しかし、検査当日にムニョスは姿を見せず、カージナルスはムニョスがチームメイトにテキストメッセージを送信していたことにより、帰国していることを知ったという。ジョン・モゼリアック野球部門社長は「彼の代理人から聞いたことをもとに次のステップを考えた結果、彼との関係を断つことがおそらくベストであるという決断に至った」とコメント。ムニョスは昨季の起用法や、予想される今季の起用法に不満を抱いていたと見られる。

     現在25歳のムニョスは、2017年オフのトレードでスティーブン・ピスコッティの交換要員の1人としてアスレチックスからカージナルスに加入。内外野兼用のユーティリティとして2018年は108試合、昨季は88試合に出場し、2年間合計で打率.273、10本塁打、55打点、OPS.723をマークした。今年のオープン戦では、ここまで6試合に出場して打率.375、1本塁打、4打点、OPS1.000を記録。マイク・シルト監督は、オープン戦でのムニョスの活躍を高く評価しており、「今季は出場機会が増える予定だったのに」と残念そうに語った。ただし、出場機会への不満だけが無断帰国の理由であるかどうかは、現時点では不明である。

     今季のカージナルスは、トミー・エドマン、ブラッド・ミラーらが複数ポジションを守るユーティリティ・プレイヤーとして起用される見込み。ムニョスが解雇されたことにより、オープン戦で2本塁打を放っているエドムンド・ソーサにも開幕ロースター入りのチャンスが出てきた。

  • インディアンス・ビーバーが開幕投手に決定 2019年球宴MVP

    2020.3.7 11:15 Saturday

     1年前、シェーン・ビーバー(インディアンス)はスプリング・トレーニングで先発5番手の座を争っていた。しかし、今季は開幕投手としてシーズンを迎えることになった。日本時間3月7日、インディアンスのテリー・フランコーナ監督は、ビーバーに開幕投手を任せる方針を固めたことを発表。ビーバーは現在24歳であり、インディアンスの開幕投手としては2004年のCC・サバシア(当時23歳)以来の若さとなる。

     昨季のビーバーは、34試合(うち33先発)に登板して214回1/3を投げ、2度の完封を含む15勝8敗、防御率3.28、259奪三振の好成績をマーク。地元開催のオールスター・ゲームにも選出され、三者三振の快投でMVPに選出された。自身とともに先発ローテーションの中心となるマイク・クレビンジャーが故障により出遅れが確実となっており、早い段階から開幕投手の最有力候補と目されていた。

     開幕投手を務めることが決定的であることを知らされたビーバーは「大きな意味のあることだよ。僕たちのチームには開幕投手に相応しいピッチングができる投手がたくさんいるからね」と喜びを口にした。2015年以降、「誰が開幕投手を務めるか」ということはインディアンスではあまり議論の対象とはならず、サイ・ヤング賞2度の実績を誇るコリー・クルーバーが昨季まで5年連続で開幕投手を務めていた。しかし、インディアンスは今オフ、クルーバーをトレードでレンジャーズへ放出。今季はビーバーとクレビンジャーの2人が先発ローテーションの中心となる。

     ビーバーはスプリング・トレーニングでここまで3試合に先発して7回2/3を投げ、1勝0敗、防御率0.00、9奪三振、被打率.080、WHIP0.39という素晴らしいピッチングを見せている。まだ24歳という年齢を考えると、さらなる成長も期待でき、今季は球界を代表するエースへと飛躍を遂げるシーズンとなるかもしれない。

  • ヤンキース・ジャッジ 肋骨の骨折が判明し開幕戦出場は絶望的に

    2020.3.7 10:40 Saturday

     スプリング・トレーニングで屋外での打撃練習を行うことができていないアーロン・ジャッジ(ヤンキース)だが、右肩から胸部にかけての違和感の原因を解明すべく複数の検査を受けた結果、右側の第一肋骨の疲労骨折が判明した。今後2週間は練習を中止し、患部の回復具合を観察していくことになるが、アーロン・ブーン監督によると、回復の状況次第では肋骨を取り除く手術を受ける可能性もあるようだ。

     2017年に新人メジャー記録(当時)の52本塁打を放ち、一躍スターダムにのし上がったスラッガーが今季の開幕戦を欠場することが確実となった。ジャッジによると、昨年9月の試合で守備時にダイビングキャッチを試みた際に肋骨を痛めた可能性があるという。そのときの検査では骨折は見つからず、シーズン終盤ということもあってコルチゾン注射を受けてプレイを続けたが、チャールズ・キム医師によると「第一肋骨の骨折はとても珍しい。安静に過ごして回復を待つのがベストの治療法だ。通常は運動を徐々に再開する前に6~8週間待つことを勧めている」とのことだ。

     ジャッジは練習を中止して患部の回復を待つ予定であり、「すでに回復は始まっているよ」と自身の状態を楽観視している。ただし、2週間後に再検査を受けた結果、患部の状態に改善が見られないようであれば、手術を選択する可能性もあるようだ。

     アメリカン・リーグ新人王に輝いた2017年こそ155試合に出場したジャッジだが、翌2018年は112試合、昨季は102試合にしか出場できなかったように、故障に悩まされるシーズンが続いている。今季も開幕からしばらくの間を欠場することが決定的となり、現時点では戦列復帰の見込みは立っていない。

     ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン(右ふくらはぎ痛)、アーロン・ヒックス(トミー・ジョン手術)とレギュラー外野手3人を欠いた状態で開幕を迎えることが確実となったヤンキース。ヒックスに代わってブレット・ガードナーがセンターに入り、両翼の2枠をクリント・フレイジャー、マイク・トークマン、ミゲル・アンドゥハーらが争うことになりそうだ。

  • Rソックス・セール トミー・ジョン手術の可能性を排除せず

    2020.3.6 16:05 Friday

     日本時間3月6日、レッドソックスは先発左腕のクリス・セールが左肘の屈筋を痛めており、投球練習を再開するまで1週間ほど様子を見る方針であることを明らかにした。トミー・ジョン手術の可能性が取り沙汰された時点から考えると、1週間ほどで投球練習を再開できる可能性があるのは明るいニュースと言えるが、セールは左肘のコンディション次第であることを強調。トミー・ジョン手術の可能性を完全に排除することはしなかった。

     セールによると、投球練習を再開した時点でのコンディションにより、今後のプランが決まるという。キャッチボールを開始して左肘のコンディションに問題がなければ、ブルペンでの投球練習や打撃練習での登板に移り、戦列復帰に向けての準備を進めていくことになる。セールが戦列復帰できるのは、これらのハードルをすべてクリアできた場合のみであり、どこかのタイミングで問題が発生すれば、トミー・ジョン手術を受けることを決断する可能性もあるようだ。

     セールは「今はとにかく、左肘の状態が良くなるようにできることをやるだけだ。そして、マウンドに上がってチームの勝利に貢献したい」とコメント。「将来のことはわからない。まずは自分にできることをしっかりやるだけだよ。(トミー・ジョン手術を受けるかどうかは)今後2~3週間のうちに決まるんじゃないかな。タフなシチュエーションだよね」と今後の見通しを語った。

     セールは1年前に5年1億4500万ドルの契約延長を手に入れ、その5年契約は今季からスタートする。昨季は25先発で6勝11敗、防御率4.40という不本意なシーズンを過ごしただけに、今季にかける思いは強かったが、少なくともレギュラーシーズンの最初の数週間を欠場することは確実となった。

     問題は「いつ復帰できるか」ということだが、「トミー・ジョン手術を受けてシーズン全休」という最悪のシナリオとなる可能性が完全に消滅したわけでなはい。セールの左肘のコンディション次第では、レッドソックスの今後のチーム作りのプランに大きな変更が加えられる可能性もありそうだ。

  • ダルビッシュ登板回避 菊池好投、山口3被弾、筒香はノーヒット

    2020.3.6 14:25 Friday

     日本時間3月6日、メジャーリーグではオープン戦15試合が行われ、レンジャーズ戦に先発予定だったダルビッシュ有(カブス)は体調不良により登板を回避した。パドレス戦に先発した菊池雄星(マリナーズ)は3回5奪三振無失点の好投を披露したが、フィリーズ戦に2番手として登板した山口俊(ブルージェイズ)は3本のアーチを浴びて4失点。パイレーツ戦にスタメン出場した筒香嘉智(レイズ)は3打数ノーヒットだった。

     今季の開幕投手候補の1人に挙げられているダルビッシュは、風邪のような症状が出たため、レンジャーズ戦での登板予定を回避。前日から咳が出ていたことをチームに伝え、病院で診察を受けた。新型コロナウイルスへの感染はなく、インフルエンザの検査も陰性だったといい、体調が回復すれば日本時間3月7日に実戦形式の練習で3イニングを投げる予定となっている。なお、カブスはレンジャーズに0対5で敗れた。

     パドレス戦に先発した菊池は、初回を2つの四球を与えながらも無失点で切り抜けると、続く2イニングはいずれも三者凡退。3イニングを投げてヒットを1本も許さず、奪三振5、与四球2、無失点という上々のパフォーマンスを披露した。マリナーズはパドレスに0対3で敗れている。

     フィリーズ戦に3回裏から2番手として登板した山口は、3回裏こそ先頭に四球を与えながらも併殺などで無失点に抑えたものの、4回裏先頭のリーズ・ホスキンスに1号同点ソロを被弾。5回裏にはオースティン・リスティに1号勝ち越しソロ、ブライス・ハーパーに3号2ランを浴び、ホスキンスに二塁打を打たれたところで降板となった。2回1/3を投げて被安打5(うち被本塁打3)、奪三振1、与四球2、失点4という内容で敗戦投手となり、先発5番手争いから一歩後退。ブルージェイズはフィリーズに3対5で敗れた。

     パイレーツ戦に「三番・指名打者」でスタメン出場した筒香は、セカンドゴロ、セカンドライナー、セカンドへの併殺打で3打数ノーヒット。オープン戦の打率は.294となった。レイズはパイレーツに2対1で勝利している。

  • Rソックスが通算58勝の右腕・マクヒューを獲得 2015年に19勝

    2020.3.6 13:55 Friday

     日本時間3月6日、レッドソックスはフリーエージェントの右腕、コリン・マクヒューと基本給60万ドルの1年契約を結んだことを発表した。投球イニング数に応じた出来高が設定されており、マクヒューは最大425万ドルを手にする可能性があるという。なお、マクヒューは右肘の故障からの回復途上にあり、2020年レギュラーシーズンの開幕には間に合わない見込みとなっている。

     デービッド・プライスをトレードで放出し、クリス・セールを故障で欠くレッドソックスが、不安を抱える先発投手陣に通算58勝の実績を誇る右腕を加えることに成功した。マクヒューは、2015年に自己最多の19勝を挙げるなど、2014年から2016年まで3年連続で2ケタ勝利をマーク。2018年はリリーフに回り、58試合に登板して防御率1.99という素晴らしい成績を残した。昨季はアストロズで35試合(うち8先発)に登板して4勝5敗、5ホールド、防御率4.70を記録している。

     レッドソックスのロン・レネキー暫定監督は、マクヒューについて「彼は先発もリリーフもこなすことができる。彼は両方やりたいみたいだよ」と語り、戦列復帰後の起用法について明言を避けた。チーム状況を見極めて、マクヒューが先発とリリーフのどちらにフィットするかを判断する方針だが、先発投手不足の現状を考えると、先発で起用される可能性が高いと言えそうだ。

     ただし、「彼がいつ試合で投げられるかわからない」とレネキーが語ったように、マクヒューは右肘の状態に不安を抱えている。レッドソックスはマクヒューの状態を見て、戦列復帰までのプランを決定する方針だが、少なくともレギュラーシーズン開幕の時点では戦力として考えることができない状況だ。実績は十分なだけに、一刻も早い戦列復帰が待たれる。なお、レッドソックスはマクヒューの加入に伴い、ロースターの枠を空けるために、右腕のヘクター・ベラスケスをDFAとしている。

  • Wソックス・モンカダ 5年7000万ドルで契約延長に合意

    2020.3.6 13:30 Friday

     日本時間3月6日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、ホワイトソックスの若きスター三塁手、ヨアン・モンカダが5年7000万ドルの契約延長に合意したことを報じた。6年目のシーズンは球団オプションとなっており、このオプションが行使された場合、6年間の総額は9000万ドルになるようだ。今オフ、積極的な戦力補強を展開したホワイトソックスだが、その締めくくりは若きスター三塁手との契約延長ということになりそうだ。

     現在24歳のモンカダは、レッドソックス時代から球界トップクラスの有望株として注目を集め、2016年オフのウィンター・ミーティングで成立したトレードによりクリス・セールの交換要員としてマイケル・コペックらとともにレッドソックスからホワイトソックスに加入。移籍3年目となった昨季、132試合に出場して打率.315、25本塁打、79打点、10盗塁、OPS.915と飛躍を遂げ、スター選手の仲間入りを果たしつつある。

     モンカダは、来季が年俸調停期間の1年目のシーズンとなり、2024年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だったが、球団オプションが行使された場合、モンカダがフリーエージェント市場に出るのは2025年シーズン終了後となる。ホワイトソックスは今オフ、モンカダのほかにも、メジャーデビュー前のプロスペクト外野手であるルイス・ロベルトと6年5000万ドル、若手リリーフ左腕のアーロン・バマーと5年1600万ドルで契約を延長している。

     球団外部からの積極的な補強に動くだけでなく、正遊撃手のティム・アンダーソンと2017年のスプリング・トレーニング期間中に6年2500万ドル、若きスラッガーのエロイ・ヒメネスと昨年のスプリング・トレーニング期間中に6年4300万ドルで長期契約を結ぶなど、チームの軸をしっかりと固めているホワイトソックス。モンカダも含め、これらの選手が期待通りの働きを見せれば、黄金期が到来する可能性も十分にあるだろう。

  • 今季から導入の「二刀流ルール」 大谷以外の注目選手は?

    2020.3.5 17:50 Thursday

     メジャーリーグでは今季からロースターに関する制度に変更が加えられ、アクティブ・ロースターが25人から26人に拡大。26人のうち投手は最大13人に制限されるが、新たに登場する「二刀流ルール」(通称・大谷翔平ルール)によって「ツー・ウェイ・プレイヤー(二刀流選手)」に区分された選手は投手としてカウントされない。そのため、大谷(エンゼルス)のような二刀流選手はチームにアドバンテージをもたらすと見られている。大谷以外にはどのような二刀流選手がいるのだろうか。

     ある選手が「ツー・ウェイ・プレイヤー」に区分されるためには、投手として20イニング以上に登板し、野手として20試合以上にスタメン出場して3打席以上に立つ必要がある。大谷は昨季1度も登板していないため、この条件を満たしていないが、「二刀流ルール」の導入初年度ということもあり、今季に限って2018年の成績も考慮され、「ツー・ウェイ・プレイヤー」と認定されている。

     大谷の同僚であるジャレッド・ウォルシュも「一塁手兼投手」として知られているが、昨季の出場機会は投手として5イニング、打者として87打席であり、「ツー・ウェイ・プレイヤー」の条件を満たしていない。メジャーリーグでは今季から野手の登板に制限が設けられており、ウォルシュが野手登録で開幕を迎えた場合、7点差以上の試合か延長戦でしか登板することができない。ウォルシュがこうしたシチュエーションで登板を重ね、20イニングに到達すれば、野手としての出場状況次第ではあるものの、エンゼルスに2人目の「ツー・ウェイ・プレイヤー」が誕生する可能性がある。

     今オフ、トレードでレイズからパドレスへ移籍したジェイク・クロネンワースも「ツー・ウェイ・プレイヤー」の候補の1人だ。昨季はAAA級での406打席で打率.334をマークしただけでなく、7試合に登板して7回1/3を自責点0(失点2)に抑えている。ジェイス・ティングラー監督によると、パドレスはクロネンワースがロースター入りを果たした場合、試合展開次第ではあるが、1週間に1イニング投げさせることを検討しているようだ。

     レッズのマイケル・ローレンゼンも忘れてはならない存在だ。チームの主力リリーバーの1人であるローレンゼンだが、昨季は代打で7試合、代走で13試合に出場するなど、登板した73試合を含め、合計105試合に出場した。投手として83回1/3を投げ、外野手として89イニングで守備に就いたが、打席数はわずか53。レッズは指名打者制のないナショナル・リーグに所属しており、ディック・ウィリアムス野球部門社長は「大谷が指名打者で打席数を稼げるのはアンフェアだと思う」と不満をこぼしている。ローレンゼン自身も「外野の3ポジションを守っているのに二刀流選手として認定してもらえないのは理解できないね」と不満げな様子。チームの外野手の層の厚さを考えると、野手として20試合以上にスタメン出場するのは難しく、ローレンゼンは「ツー・ウェイ・プレイヤー」に認定されないまま二刀流を続けることになりそうだ。

     野手中心になりそうなウォルシュとクロネンワース、投手中心のローレンゼンとは対照的に、大谷と同様に本格的な二刀流にチャレンジする可能性があるのがレイズの有望株ブレンダン・マッケイだ。昨季メジャーデビューを果たしたマッケイは、投手として13試合(うち11先発)に登板したほか、指名打者で1試合、代打で3試合、代走で1試合に出場。打者としての成長が少し遅れており(昨季マイナーで防御率1.10、OPS.629)、打撃がメジャーレベルに到達すれば、大谷に次ぐ本格的な二刀流選手となりそうだ。

     今季開幕時点で「ツー・ウェイ・プレイヤー」と認定されるのは大谷だけだが、数少ない二刀流選手としてウォルシュ、クロネンワース、ローレンゼン、マッケイの活躍にも注目だ。

  • 次の契約延長は誰だ!? MLB公式サイトが8人をピックアップ

    2020.3.5 15:25 Thursday

     2018年ナショナル・リーグMVPのクリスチャン・イェリッチは、ブリュワーズとの契約延長が成立目前となっていることが報じられており、報道通りに9年2億1500万ドルの契約延長が実現すれば、2028年シーズンまでブリュワーズでプレイすることになる。現在のメジャーリーグにおいて、2028年の契約が保証されている選手はマイク・トラウト(エンゼルス)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、ゲリット・コール(ヤンキース)、マニー・マチャド(パドレス)の4人だけ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは、イェリッチの次に長期の契約延長を手にする可能性のある選手として8人の名前をピックアップしている。

     フェインサンドがピックアップした8人のうち、最も早くフリーエージェントとなるのはハビアー・バイエズ(カブス)とトレバー・ストーリー(ロッキーズ)の2人だ。バイエズはカブスと契約延長の交渉を行っていることが報じられているものの、まだ合意には達していない。ストーリーは今オフ、ロッキーズと2年2750万ドルの契約を結んだが、これは年俸調停期間の残り2年をカバーするものであり、2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定であることは変わらない。

     コディ・ベリンジャー(ドジャース)、ラファエル・デバース(レッドソックス)、ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)の3人は、2023年シーズン終了後にフリーエージェントとなる。ベリンジャーは「スーパー2」として年俸調停の対象となり、調停期間1年目の選手としては史上最高額となる年俸1150万ドルで契約を更改。デバースとモンカダの2人はまだ年俸調停権を取得していない。3人のうち、モンカダはホワイトソックスとの契約延長が成立する可能性があることが報じられている。

     残りの3人はフアン・ソト(ナショナルズ)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)、グレイバー・トーレス(ヤンキース)という顔ぶれで、彼らがフリーエージェントとなるのは2024年シーズン終了後である。まだ年俸調停権すら取得していないため、球団としては契約延長を焦る必要はないが、格安での囲い込みを狙って早期の契約延長に動く可能性もある。近年のメジャーリーグではエバン・ホワイト(マリナーズ)、ルイス・ロベルト(ホワイトソックス)など、デビュー前に長期契約を結ぶケースも出てきており、メジャー歴2年未満のソトらが長期契約を手にしても決して不思議ではない。

  • 秋山が初の四番で3打数ノーヒット 筒香、大谷、平野も出場

    2020.3.5 12:45 Thursday

     日本時間3月5日、メジャーリーグではオープン戦15試合が行われ、秋山翔吾(レッズ)はカブス戦に初めて四番打者として出場したが、3打数ノーヒットに終わった。筒香嘉智(レイズ)はブルージェイズ戦で2打数1安打1四球を記録。マリナーズ対エンゼルスの一戦では、平野佳寿(マリナーズ)が1回2安打1失点、大谷翔平(エンゼルス)が2打数ノーヒットだった。

     秋山は、カブスとのオープン戦に「四番・センター」でスタメン出場。2回裏の先頭打者として迎えた第1打席は、カブス先発の右腕タイラー・チャットウッドの前に空振り三振に倒れ、4回裏一死走者なしで迎えた第2打席は右腕クレイグ・キンブレルと対戦してファーストゴロ、6回裏一死走者なしで迎えた第3打席は右腕トレバー・メギルと対戦してレフトライナーに打ち取られた。7回表開始時の守備交代により試合から退き、3打数ノーヒット1三振。オープン戦の成績は打率.235、OPS.513となった。試合は6対6の引き分けで終了している。

     筒香は、ブルージェイズ戦に「二番・サード」でスタメン出場。四球、空振り三振、ショートへの内野安打で2打数1安打1四球1三振を記録し、4回表開始時の守備交代により試合から退いた。試合は9対5でレイズが勝利。筒香のオープン戦の成績は打率.357、OPS1.110となっている。

     大谷は、マリナーズ戦に「四番・指名打者」でスタメン出場。1回裏の第1打席で遊撃J.P.クロフォードのエラーにより出塁したが、3回裏の第2打席では空振り三振に倒れ、6回裏の第3打席で代打を送られて試合から退いた。2打数ノーヒット1三振で、オープン戦の成績は打率.100、OPS.350となっている。また、平野はこの試合の7回裏に5番手として登板し、先頭のホゼ・ロハスに二塁打、続くジャスティン・アップトンにタイムリーを浴びて1失点。後続3人を打ち取り、1回2安打1失点だった。試合は2対0でエンゼルスが勝利している。

  • 通算2003勝のボウチーがWBCフランス代表監督に就任

    2020.3.5 12:15 Thursday

     日本時間3月5日、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは、昨年限りでジャイアンツの監督を勇退したブルース・ボウチーが今月アリゾナ州で行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選でフランス代表の監督を務めることを伝えた。ボウチーはジャイアンツで3度のワールドシリーズ制覇を経験するなど、通算2003勝の実績を誇る名監督であり、将来的なアメリカ野球殿堂入りが有力視されている。

     フランスは、WBC予選でニカラグア、南アフリカ共和国、ブラジル、ドイツ、パキスタンとともに「予選1組」に所属。「予選2組」にはパナマ、イギリス、ニュージーランド、チェコ、フィリピン、スペインの6ヶ国が所属しており、各組上位2ヶ国が本選出場の権利を得る。フランスは、2013年の第3回大会と2017年の第4回大会でともに予選で敗退しており、初の本選出場を目指す。

     フランスのビュサック=フォレ出身のボウチーは、フランス代表の監督に就任することを受けて「(フランス語風に)自分の名前をボーシェイと発音するよ」と笑いながらコメント。昨年、フランス野球連盟の関係者から監督就任を打診され、母国の代表監督を務めることを魅力的に感じたボウチーは、引き受けることを決めたようだ。

     WBC予選を戦うフランス代表のロースターには、メジャーリーグやマイナーリーグでのプレイ経験がある選手も数人含まれており、そのなかには2018年にボウチーが率いたジャイアンツで110試合に出場したアレン・ハンソンの名前もある(現在はマリナーズの招待選手)。

     また、ボウチーの兄ジョーがベンチコーチとして、息子のブレットが投手としてフランス代表に加わる予定となっており、ボウチーはリラックスした状態で母国の代表監督という大役に臨むことができそうだ。ブレットは2014年に父が監督を務めるジャイアンツでメジャーデビュー。父からボールを手渡されてメジャーデビューのマウンドに上がった投手は史上初だった。

  • ブリュワーズ・イェリッチの契約延長が球界に与える影響とは

    2020.3.5 11:25 Thursday

     2017年オフにマーリンズからブリュワーズにトレードされたクリスチャン・イェリッチは、ミルウォーキーの地でさらなる成長を遂げて球界を代表する強打者の1人となり、球団史上最高額となる9年2億1500万ドルでの契約延長が目前になっていることが報じられている。2018年にナショナル・リーグMVPを受賞し、同年から2年連続で首位打者に輝いているイェリッチがブリュワーズとの契約延長に応じたことは、球界にどのような影響を与えるのだろうか。

     まず、ブリュワーズはインディアンスのように自前の主力選手を有望な若手選手と交換して「再建期」と「勝負モード」を交互に繰り返すやり方ではなく、マイク・トラウトと長期大型契約を結んだエンゼルスのように常に勝利を目指す道を選択したと言える。インディアンスは今オフ、サイ・ヤング賞2度の実績を誇るコリー・クルーバーをトレードでレンジャーズへ放出し、スター遊撃手のフランシスコ・リンドーアにもトレードの噂が絶えないが、ブリュワーズはイェリッチの放出ではなく、イェリッチとの長期大型契約を選択した。

     また、ブリュワーズと同じナショナル・リーグ中部地区の球団にとっては、ブリュワーズが常に地区優勝を争うライバルとして存在することを意味する。ブリュワーズがイェリッチを失って戦力ダウンし、「再建期」に突入することは期待できなくなったため、カブスやカージナルスはポストシーズンへ進出するためにブリュワーズに対抗できるチーム作りを継続する必要がある。

     そして、ブリュワーズは単なるスモールマーケットの1球団ではなくなったと言える。現在のブリュワーズは、イェリッチのようなスター選手が留まることを望み、それに相応しい金額の契約をオファーできる球団である。球界を代表するスター選手たちが大型契約を手にして揃ってニューヨークやボストン、ロサンゼルスへ旅立った時代は過去のものとなり、ブリュワーズのような一見「地味」に見える球団でもスター選手と長期大型契約を結ぶことができる時代となっているのだ。

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