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  • オープン戦が開幕 第1号アーチは本塁打王・ソレアー

    2020.2.22 11:40 Saturday

     日本時間2月22日、オープン戦が開幕し、メジャーリーグのチーム同士が対戦した1試合を含む4試合が行われた。レッドソックス、タイガース、ツインズは大学生のチームと対戦していずれも勝利。唯一のメジャーリーグのチーム同士の対戦となったレンジャーズ対ロイヤルズの一戦では、昨季のアメリカン・リーグ本塁打王のホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ)が2020年オープン戦の第1号アーチを放ったものの、レンジャーズが5対4で逆転勝利を収めた。

     レッドソックスはノースイースタン大学と対戦した。5回まで両軍無得点の展開となったが、6回裏にライアン・フィッツジェラルドとジャンツェン・ウィッテのタイムリーで3点を先制し、7回表は7番手のエドゥアルド・バザルドが三者凡退に抑える好投。試合は7イニング制で終了し、レッドソックスは3対0で勝利した。

     タイガースはサウスイースタン大学と対戦した。先発のタリク・スクーバルが2回5奪三振無失点の快投を見せたタイガースだったが、2番手のロニー・ガルシアが4回表に2失点。5回裏にダウェル・ルーゴの2点タイムリーで追い付くも、6回表に遊撃のセルジオ・アルカンタラのタイムリーエラーで2点を勝ち越された。直後の6回裏にフランク・シュウィンデルの2点タイムリー二塁打で同点とし、9回裏には無死1・2塁からダニエル・ピネイロがセンターへのタイムリー二塁打。劇的なサヨナラ勝利となり、なんとか5対4で勝利を収めた。

     ツインズはミネソタ大学と対戦した。序盤から相手のミスなどで得点を重ねたツインズは、1回から3回まで4点ずつを奪い、大量12点をリード。5回裏にラモン・フローレスのタイムリーで2点、6回裏にコディ・アッシーとコディ・イーブスの押し出し四球で2点を追加し、16対0で大勝した(7イニング制)。

     レンジャーズ対ロイヤルズの一戦は、1回裏にロイヤルズがソレアーの1号2ランで先制し、6回裏にはライアン・オハーンにも1号ソロが飛び出して3点をリード。しかし、レンジャーズは7回表にライアン・ドロウのタイムリーで2点差に迫ったあと、ロブ・レフスナイダーの1号2ランで同点に追い付いた。8回裏にカリル・リーのタイムリーで勝ち越しに成功したロイヤルズだったが、9回表に登板した8番手のチャンス・アダムスが二死1・2塁のピンチを招き、ヘンリー・ラモスのタイムリーに味方のエラーが重なって2失点。レンジャーズは土壇場で試合をひっくり返し、5対4で逆転勝利となった。

     なお、明日(日本時間2月23日)は16試合が行われる予定となっており、全30球団が2020年のオープン戦をスタートする。

  • ドジャース・ロバーツ監督 ベッツの1番起用を明言

    2020.2.22 10:55 Saturday

     レッドソックスとの大型トレードで2018年アメリカン・リーグMVPのムーキー・ベッツを獲得したドジャースは、新戦力のスター外野手をリードオフマンに据える方針を固めたようだ。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、ベッツを1番打者として起用する方針を明言。ベッツはメジャーでスタメン出場した通算780試合のうち、562試合に1番打者として出場しており、新天地でも慣れ親しんだ打順で試合に出場することになった。

     ロバーツによると、ベッツは指揮官と話し合いを行った際に「1番を打ちたい」という希望を伝えたという。「彼は1番を打つのが快適みたいだね。今のところ、我々もその方向で考えているよ」とロバーツ。ただし、「右腕と対戦するときは、打線のバランスを考えて、左打者を1番に置いてムーキーに2番を打ってもらうことも考えている」とも語り、「1番・ベッツ」が基本の方針でありながらも、状況に応じてベッツを他の打順に置く可能性があることを否定しなかった。

     また、ベッツの加入により、レギュラーの顔ぶれがある程度固まったと見られるドジャースだが、ロバーツは今季も引き続き、各選手を複数のポジションで起用することを考えているようだ。ロバーツによると、ベッツはライトに固定される見込みだが、コディー・ベリンジャーはセンターと一塁、A.J.ポロックはレフトとセンター、マックス・マンシーは一塁と二塁(場合によっては三塁も)、マット・ビーティは一塁、三塁、レフトで出場する可能性があるという。

     「スタメンを組む方法はたくさんあるよ。クリス・テイラーとキケ・ヘルナンデスはどこでも守れるからね」とロバーツ。内外野のあらゆるポジションを守れる2人のユーティリティ・プレイヤーを最大限に活用しながら、対戦相手に合わせてベストの打線を組む方針は今季も変わらない。質量ともに充実したドジャース打線は、今季も他球団にとって大きな脅威となりそうだ。

  • MLB公式サイトが選手ランキングTOP800の最新版を公開

    2020.2.21 14:55 Friday

     日本時間2月21日、MLB公式サイトでは、選手の成績を使用して遊ぶゲーム「ファンタジー・ベースボール」のユーザー向けに、選手ランキングTOP800の最新版を公開した。TOP3にはクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、マイク・トラウト(エンゼルス)と球界を代表するスター外野手3人の名前が並び、ダルビッシュ有(カブス)が日本人選手最高位となる67位にランクイン。なお、各選手の予想成績は基本的に日本時間2月2日時点のものとなっている。

     ポジション別の最高位の選手を見ていくと、外野手は全体1位のイェリッチ、三塁手は全体5位のノーラン・アレナード(ロッキーズ)、先発投手は全体7位のゲリット・コール(ヤンキース)、遊撃手は全体9位のフランシスコ・リンドーア(インディアンス)、一塁手は全体14位のフレディ・フリーマン(ブレーブス)、二塁手は全体18位のホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、捕手は全体53位のJ.T.リアルミュート(フィリーズ)、指名打者は全体62位のネルソン・クルーズ(ツインズ)、救援投手は全体68位のジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)となっている。

     日本人選手では、67位のダルビッシュが最高位で、12勝、221奪三振、防御率3.87、WHIP1.19との予想が出ている。180位の前田健太(ツインズ)は10勝、156奪三振、防御率4.66、WHIP1.33(移籍したため日本時間2月16日時点の予想)、大谷翔平(エンゼルス)は7勝、123奪三振、防御率3.75、WHIP1.22(5月中旬復帰予定のため日本時間2月16日に予想成績を修正)、193位の田中将大(ヤンキース)は11勝、158奪三振、防御率4.54、WHIP1.29との予想。予想成績が公開されているのは200位までだが、大谷は指名打者として312位、秋山翔吾(レッズ)は360位、筒香嘉智(レイズ)は462位、菊池雄星(マリナーズ)は467位、平野佳寿(マリナーズ)は662位にランクインし、山口俊(ブルージェイズ)は圏外となっている。

     TOP800の全ランキングはこちらで見ることができるので、気になる方はぜひチェックしていただきたい(今後も随時更新される可能性あり)。

  • エンゼルス・プーホルス メジャー20年目のシーズンに臨む

    2020.2.21 13:45 Friday

     通算656本塁打の実績を誇るアルバート・プーホルス(エンゼルス)は、昨季限りで引退したイチローと同じ2001年にメジャーデビューを果たし、今季がメジャー20年目のシーズンとなる。昨季は久しぶりに故障離脱することなくシーズンを過ごし、前年を大幅に上回る93打点をマーク。万全のオフシーズンを過ごしたプーホルスは、40歳でメジャー20年目のシーズンに臨む。

     昨季のエンゼルスは、プーホルスを健康に保つために、一塁手として起用するのを最大で3日連続に制限していた。この起用は狙い通りの結果を生み、プーホルスは1度も故障離脱することなく、2014年以降最多となる98試合で一塁の守備に就き、131試合に出場して打率.244、23本塁打、93打点、OPS.734を記録。メジャー史上初となる通算650二塁打&650本塁打も達成した。

     エンゼルスとの契約は今季を含めて2年残っており、年俸は今季が2900万ドル、来季が3000万ドル。「リハビリとか故障のことを考えずにオフシーズンを過ごすことができるのは素晴らしいね」とプーホルスは充実した表情でキャンプインしており、2014年以来6年ぶりとなるポストシーズン進出を目指して、レギュラーシーズン開幕への準備を進めている。

     プーホルスが10年契約でエンゼルスに加入した2012年以降、エンゼルスがポストシーズンに進出したのは2014年の1度だけ。しかも、この年は地区シリーズでロイヤルズに3連敗を喫した。今季はジョー・マドンを新監督に迎えたほか、アンソニー・レンドンなどの新戦力も加わっており、プーホルスは「素晴らしいと思う。ジョーだけではなくて、新しく加入する選手やコーチ全員が素晴らしいよ」とチームの戦力に手応えを感じている。

     今季も引き続き大谷翔平が指名打者を務めるため、プーホルスは一塁での起用がメインとなる。トミー・ラステラ、マット・サイス、ジャレッド・ウォルシュらと出場機会を争うことが予想されるが、「健康に過ごして、チームが勝つのを手助けするためにプレイするだけだよ」と語るプーホルスは、ポジション争いに敗れるつもりはないようだ。

  • ロイヤルズ・マシーニー新監督 メリフィールドを絶賛

    2020.2.21 13:10 Friday

     ロイヤルズの新監督に就任したマイク・マシーニーは、選手を他の選手と比較することをあまり好まない人物だ。しかし、自軍の主力選手の1人であるウィット・メリフィールドの姿を目にしたとき、元同僚のスター選手の姿を思い出さずにはいられなかったという。マシーニーは、メリフィールドが打席で見せる集中力の高さを、「これまで見てきたなかでベストのプレイヤー」と表現するアルバート・プーホルス(エンゼルス)と比較して称えている。

     マシーニーは「野球選手というものは、打席に立つとき、常に精神的に集中していることが必要なんだ。ウィットはヒットを3本打ったとしても集中し続けている。他の選手は気を抜いてリラックスしてしまうけどね」と語り、メリフィールドを称賛。「プーホルスは10シーズンにわたって最高の選手だった。彼が4打席連続でノーヒットだったとき、5打席目の前には家族ですら話しかけるのを許されないくらいに集中していた」とプーホルスの姿を振り返り、「ウィットにもそのプロフェッショナリズムがある。打席で決して気を抜いたりしないんだ」とメリフィールドの打席での姿勢をプーホルスと重ね合わせた。

     そのことを伝え聞いたメリフィールドは、「プーホルス?本当かい?ワオ!」と驚いた様子を見せつつも喜んだ。「僕の目標は毎年変わらない。より良い選手になり続けることだ」とメリフィールド。過去2シーズン連続でメジャー最多の安打数を記録しているメリフィールドだが、打席で高い集中力を維持し続けることこそが、コンスタントに安打を積み重ねることのできる秘訣なのだろう。

     メリフィールドは「ハンター・ドージャーみたいに飛躍を遂げた選手もいるし、ライアン・オハーンやライアン・マクブルームみたいにブレイクを控えている選手もいる。今季はサルバドール・ペレスが戻ってきて、マイケル・フランコも加わった」と今季の戦いを楽しみにしている。チームリーダーが生え抜きのベテラン選手、アレックス・ゴードンであることは誰もが疑わないところだが、そのゴードンとともにチームを牽引しているのは、間違いなくメリフィールドである。

  • ドジャースの若手左腕・ウリアス 先発4番手定着を目指す

    2020.2.21 12:30 Friday

     かつてのトップ・プロスペクトであるフリオ・ウリアス(ドジャース)にとって、今季はキャリアを左右する重要なシーズンとなるかもしれない。2016年のメジャーデビュー以降、相次ぐ故障に悩まされてきたウリアスだが、今季はウォーカー・ビューラー、クレイトン・カーショウ、デービッド・プライスに続く先発4番手の最有力候補に挙げられている。メキシコ出身の23歳の左腕は、この大きなチャンスをモノにすることができるだろうか。

     デーブ・ロバーツ監督は「フリオが飛躍を遂げて、先発ローテーションに定着するときが来たと思う」と語り、昨季はリリーフでの登板が多かったウリアスに先発ローテーション定着のチャンスを与える方針を明言した。「フリオの課題は1年を通して投げることだ。我々が彼に求めているのは耐久性なんだ」とロバーツ。指揮官もウリアスの能力の高さは認めており、故障離脱さえなければ先発4番手に相応しい活躍を見せることは十分に可能なはずだ。

     ウリアスも「僕のキャリアにとって本当に重要なシーズンになると感じている」と2020年シーズンの重要性を認識している。2016年5月に19歳でメジャーデビューを果たし、この年は15先発を含む18試合に登板して5勝2敗、防御率3.39をマークしたが、翌2017年は5試合(すべて先発)、2018年は3試合(すべてリリーフ)のみの登板に留まった。左肩の故障が癒えた昨季は、DV疑惑による出場停止処分を受けたものの、自己最多の37試合(うち8先発)に登板して4勝3敗、防御率2.49の好成績をマーク。先発ローテーション定着に向けての準備は整ったと言える。

     ドジャースのメキシコ出身の左腕といえば、フェルナンド・バレンズエラが思い浮かぶが、実際にウリアスをバレンズエラと比較する声もある。また、ドジャースが誇るエース左腕、カーショウと比較する声が聞こえた時期もあった。ドジャースのエース左腕の系譜をウリアスは引き継ぐことができるのか。まずは故障なくスプリング・トレーニングを終え、先発ローテーションの一員として開幕を迎えることが目標となる。

  • インディアンス・カラスコが右足に違和感 離脱の可能性も

    2020.2.21 12:05 Friday

     エース右腕のマイク・クレビンジャーが左膝の手術を受け、6~8週間にわたって離脱することになったインディアンスだが、先発ローテーションの一角を担う投手をさらに失う可能性が出てきた。カルロス・カラスコは、日本時間2月20日の練習中に右足の違和感を訴え、同21日に検査を実施。クラブハウスには松葉づえを使って現れた。同22日に詳細な検査結果が判明する予定だが、今のところ、両足に体重をかけることはできているようだ。

     テリー・フランコーナ監督は「彼はスクワットをしているときに右足の上のほうのエリアに違和感を覚えたようだ。それほど大したものではないみたいだけど、まだそれくらいのことしかわかっていない」とコメント。「わからないことについて何かを話すより、今は詳しいことがわかるのを待つしかないね」と語り、検査結果が出てから今後の方針を判断する意向を明らかにした。

     クレビンジャーは、予定通りに回復したとしても、レギュラーシーズンの最初の3週間ほどを欠場する見通しとなっている。インディアンスは、クレビンジャー離脱によって空いた先発ローテーションの穴を、球団内の現有戦力で埋める方針を示していたが、カラスコまでレギュラーシーズン開幕に間に合わない事態となれば、先発ローテーションのクオリティの大幅ダウンは避けられない。

     ただし、主力投手の故障離脱は、開幕ローテーション入りを目指す若手投手にとってはチャンスでもある。エース格のシェーン・ビーバー、昨季の実績から開幕ローテーション入りが有力なアダム・プルッコ、ザック・プリーサック、アーロン・シバーレのほか、ジェフリー・ロドリゲス、ローガン・アレン、スコット・モスらが熾烈な競争を繰り広げることになるだろう。

     昨季も先発投手陣の相次ぐ故障を、選手層の厚さを活かして乗り切ったインディアンス。しかし、まずは白血病を克服して戦列復帰を果たし、今季の完全復活を目指すカラスコが長期離脱するような事態とならないことを祈りたい。

  • ヤンキース・セベリーノ 右前腕痛で調整中断、精密検査へ

    2020.2.21 11:40 Friday

     長期離脱した昨季からの完全復活を目指すルイス・セベリーノ(ヤンキース)をアクシデントが襲った。ブライアン・キャッシュマンGMによると、セベリーノは右前腕の痛みを訴え、キャンプ地での調整を中断しているという。日本時間2月21日にブルペンでの投球練習を行う予定だったセベリーノだが、フロリダ州オーランドへ移動し、日本時間2月22日にチームドクターのクリストファー・アーマッドによる精密検査を受ける予定となっている。

     昨季のセベリーノは、右肩の故障によって戦列復帰が大幅に遅れ、メジャーのマウンドに戻ってきたのは9月後半になってからだった。3度の先発登板で防御率1.50と好投し、ポストシーズンでも1試合に登板したが、ヤンキースはセベリーノを慎重に扱う姿勢を崩さず、オフの間にも2度にわたって精密検査を実施。大きな問題は特に見当たらず、セベリーノの状態は万全になったと考えられていたものの、スプリング・トレーニング序盤でまさかの離脱を強いられることになった。

     セベリーノの状態について、キャッシュマンは「今は全くわからないんだ。大した問題ではないかもしれないし、思っている以上に大きな問題になるかもしれない。まだ検査をしていないからね」とコメント。キャッシュマンによると、セベリーノは主にチェンジアップを投げるときに違和感を覚えており、今回のスプリング・トレーニングでは速球とスライダーを投げることが多くなっていたという。

     アーロン・ブーン監督も「まずは様子を見てからだ。まずは彼の腕に何が起きているかを把握するのが最優先。彼が再びキャンプ地に戻ってくることを願うよ」と話すにとどめた。まだ検査を受けておらず、詳細なコンディションも明らかになっていないため、レギュラーシーズンに間に合うかどうかについては「判断するには早すぎる」と言及を避けた。

     ヤンキースは、昨季チーム最多の18勝を挙げたドミンゴ・ヘルマンがDV問題で出場停止処分を受け、同2位の15勝をマークしたジェームス・パクストンも腰の手術により少なくとも5月まで戦列を離れることが決定的となっている。その穴を埋める若手投手の頭数は揃っているとはいえ、セベリーノまで離脱することになれば、小さくないダメージとなりそうだ。

  • ヤンキース・ブーン監督「スタントンはとても状態が良さそう」

    2020.2.20 13:35 Thursday

     ジャンカルロ・スタントンはヤンキース加入2年目の昨季、左上腕二頭筋と右膝を痛めて2度の故障者リスト入りを経験し、わずか18試合にしか出場できなかった。すでに身体のコンディションは万全に戻っており、スタントンは「満足なオフシーズンを過ごすことができた。必要なことは全部やったつもりだよ」と復活に向けて手応えを感じている。アーロン・ブーン監督も「彼はとても状態が良さそうに見える。今季、ジャンカルロがどんな活躍を見せてくれるか楽しみだね」と復活に太鼓判を押す。

     スタントンはオフシーズンの過ごし方について「様々なトレーニングをたくさん積んできた。休む時間はほとんどなかったよ。シーズンが終わったときはリハビリをしていたし、リハビリを終えたときには普段のオフのトレーニングを開始しないといけなかったんだ」とコメント。キャリアで最もフラストレーションの溜まるシーズンとなった1年を終え、59本塁打を放ってナショナル・リーグのMVPに選出された2017年(当時マーリンズ)の輝きを取り戻すべく、スタントンは燃えている。

     ブーンによると、スタントンは基本的には指名打者での起用となる見込みで、外野の守備に就く機会については「流動的」だという。スタントン自身は、右翼手として37試合、左翼手として36試合、指名打者として86試合に出場した2018年のような起用を想定しているようだ。「チームにとってベストとなることが一番だ。移籍1年目みたいな感じになるんじゃないかな」とスタントンは語る。

     また、アストロズのサイン盗み問題について尋ねられたスタントンは、「アストロズにはアンフェアなアドバンテージがあったのだから、2017年のワールドシリーズ王者の称号は剥奪されるべき(空位となるべき)」と主張。「2017年シーズンにどの球種が来るかわかっていたら、僕は80本以上の本塁打を打てたと思うよ」とサイン盗みが打者にもたらすメリットを強調していた。

  • ツインズ・サノー ドナルドソン加入による一塁転向に意欲を見せる

    2020.2.20 12:55 Thursday

     2016年シーズン、右翼へのコンバートが失敗に終わったミゲル・サノーは、慣れ親しんだ三塁へ戻る際に喜びを隠そうとしなかった。それから4年が経過し、チーム事情が変化するとともに、サノーも人間的に成長した。サノーは依然として不安定な三塁から他のポジションへ移ることを受け入れるだけでなく、自身が守ってきた三塁にジョシュ・ドナルドソンが加入し、自身は一塁へのコンバートを余儀なくされることを前向きに捉えてコンバートへの意欲を見せている。

     サノーはドナルドソンがまだフリーエージェント市場に残っていた時点で、ドナルドソンに対して「僕はあなたのためになら一塁を守るよ。すぐに連絡をしてほしい。僕たちの打線にはあなたが必要なんだ」とのビデオメッセージを送っていた。ドナルドソンがツインズと契約するというニュースを耳にした段階で、母国・ドミニカ共和国で一塁の守備練習を開始し、スプリング・トレーニングでも高いモチベーションを維持して一塁の守備練習に取り組んでいる。

     ロッコ・バルデリ監督は、サノーについて「ミゲルはとてもモチベーションが高いね。できる限り優秀な一塁手になろうと頑張っているみたいだ」とコメント。「彼はまだ攻撃面でも守備面でも自分自身に満足していない。新たなポジションへの挑戦を控えて、彼はしっかり準備をしてキャンプ地へ来てくれた。彼がどのように成長していくか楽しみだね」とサノーのさらなる成長に期待を寄せた。

     昨季は故障の影響で5月中旬からの出場となったものの、105試合に出場して34本塁打、79打点、OPS.923(いずれも自己ベスト)を記録。その活躍を評価され、今年1月には3年3000万ドル+オプション1年の契約延長を手にした。一塁手としての出場は通算31試合(2015年2試合、2017年9試合、2018年11試合、2019年9試合)だけだが、現在の高いモチベーションを維持できれば、今回のコンバートは無事に成功を収めることになるだろう。

  • レンドン流出のナショナルズ ターナーの3番起用を検討か

    2020.2.20 12:25 Thursday

     球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、「ディフェンディング・チャンピオン」として今季に臨むナショナルズには、常に「誰が3番を打つのか」という問題が付きまとっている。昨季ナショナル・リーグの打点王に輝いたアンソニー・レンドンがフリーエージェントとなってエンゼルスへ流出し、その代役となる3番打者は獲得していない。ナショナルズは、不動のリードオフマンであるトレイ・ターナーを1番から3番へ移すことも検討しているようだ。

     ターナーは自身の3番起用の可能性が浮上していることについて「最初は何かのジョークかと思ったけど、今は可能性の一つと考えているよ。特に心配はしていないけど、僕みたいな細くて軽い打者が3番を打つのは面白いよね」とコメント。「もし3番を任せてもらえるなら、それに誇りをもって、チームのために最大限の努力をするよ。1番でも2番でも3番でも、その姿勢は変わらない」と力強く語った。

     昨季のターナーは、開幕直後に右手人差し指の骨折があったため122試合の出場に留まったものの、打率.298、19本塁打(自己最多タイ)、57打点、35盗塁、OPS.850の好成績をマーク。2番で出場した5試合を除き、すべての試合に1番打者としてスタメン出場した。キャリアを通して3番でのスタメン経験はなく、途中出場で1打席に立ったのみだが、4年連続で2ケタ本塁打を記録し、通算OPS.815をマークするなど、打撃力は十分に3番が務まるレベルにあると言えるだろう。

     ただし、デーブ・マルティネス監督は、ターナーとアダム・イートンの「1・2番コンビ」を気に入っており、ターナーを1番に残してスターリン・カストロやハウィー・ケンドリックを3番に置く可能性もある。ターナーが3番に移る場合には、若手のホープであるビクトル・ロブレスが下位打線からリードオフマンに抜擢されることになりそうだ。

     ロブレスがさらなる成長を遂げてリードオフマンに定着すれば、ロブレス、イートン、ターナー、フアン・ソトと並ぶ上位打線は他球団にとって大きな脅威となるだろう。

  • ベッツ加入のドジャース打線 かつての強力打線と比較する声も

    2020.2.20 11:55 Thursday

     昨季のドジャース打線は球団史上最多の279本塁打(ナショナル・リーグ新記録)を放ち、886得点も球団史上2位(ロサンゼルス移転後では最多)の数字だった。今季はムーキー・ベッツが加入し、さらにパワーアップする可能性を秘めている。球団史上最強の打線となる可能性があるのはもちろん、「ビッグレッドマシン時代」のレッズなど、かつての強力打線と比較する声も上がっている。

     ドジャースは1977年に史上初となる「30本塁打カルテット」を誕生させている(ダスティ・ベイカー、ロン・セイ、スティーブ・ガービー、レジー・スミス)。当時はシーズン30本塁打を達成する打者がそれほど多くなかった(リーグで10人だけ)ため、現在とは事情が異なるものの、今年のドジャース打線も「30本塁打カルテット」を誕生させることは十分に可能である(ベッツ、コディ・ベリンジャー、マックス・マンシー、ジョク・ピーダーソン)。デューク・スナイダー、ジャッキー・ロビンソン、ロイ・キャンパネラ、ピー・ウィー・リースという4人の殿堂入り選手を擁して球団史上最多の955得点を叩き出した1953年の打線を超える可能性すらあるかもしれない。

     そんなドジャース打線を、かつての強力打線と比較する声が次々に上がっており、ピート・ローズ、ジョニー・ベンチ、ジョー・モーガン、トニー・ペレスらを擁した「ビッグレッドマシン時代」のレッズ打線、ゴーマン・トーマス、ロビン・ヨーント、ポール・モリター、ベン・オグリビー、テッド・シモンズらを擁した1982年のブリュワーズ打線、アル・オリバー、ウィリー・スタージェル、ロベルト・クレメンテ、ボブ・ロバートソンらを擁した1970年代のパイレーツ打線などが比較対象となっている。

     エース左腕のクレイトン・カーショウは「我慢強さ、三振の少なさ、長打力を兼ね備えている。簡単には凡退してくれない打者ばかりだし、対戦したくないよ」と自軍の打線について語る。30代に突入して全盛期の支配的なピッチングに陰りが見え始めているカーショウにとって、ベッツが加わった強力打線は心強い味方となるに違いない。

  • パイレーツ・レイエス PED使用で80試合の出場停止処分

    2020.2.20 11:25 Thursday

     日本時間2月20日、メジャーリーグ機構はパフォーマンス向上薬(PED)の一種であるボルデノンに陽性反応を示し、メジャーリーグの薬物規定に違反したとしてパブロ・レイエス(パイレーツ)に80試合の出場停止処分を科したことを発表した。レイエスは今年1月に40人枠から外れてパイレーツ傘下のマイナーに在籍しており、メジャーのスプリング・トレーニングにも招待されていない。メジャーリーグ機構の発表によると、今回の出場停止処分はレギュラーシーズン開幕と同時にスタートするようだ。

     ドミニカ共和国出身のレイエスは現在26歳。メジャー2年目となった昨季は自己最多の71試合に出場し、内外野の6ポジション(一塁以外)を守るなどユーティリティ性を発揮したが、打率.203、2本塁打、19打点、OPS.596と打撃面では思うような成績を残すことができなかった。

     通常、レイエスのようにメジャーである程度の出場経験がある選手は、40人枠から外れても招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが多い。しかし、パイレーツはレイエスをスプリング・トレーニングに招待しておらず、メジャーリーグ機構から正式な処分が下される前に、レイエスのPED使用を把握していた可能性もありそうだ。

     また、レイエスが出場停止処分を受けたことによるチームへの影響は限りなく小さいと見られる。パイレーツの40人枠内にはエリック・ゴンザレス、JT・リドル、コール・タッカー、ホゼ・オスーナ、ケビン・クレイマーといったユーティリティ候補がおり、招待選手のジェイク・エルモア、フィリップ・エバンス、ソクラテス・ブリトー、チャーリー・ティルソンらも開幕ロースター入りを狙っている。レイエスが再びメジャーの舞台でプレイするためには、出場停止処分が明けたあと、猛アピールが必要となるだろう。

     なお、メジャーリーグでは先日、アストロズのフランシス・マルテスがレイエスと同じボルデノンへの陽性反応により162試合の出場停止処分を受けたばかりである。

  • カブス・ロス新監督 ブライアントを1番打者として起用へ

    2020.2.20 10:40 Thursday

     デクスター・ファウラーがフリーエージェントとなって宿敵のカージナルスへ流出して以降、リードオフマンを固定することのできていないカブスは、チームの主力打者の1人を1番打者として起用する方針を固めたようだ。キャンプ地でクリス・ブライアントと話し合いの場を設けたデービッド・ロス新監督は、ブライアントに1番打者としての起用を打診。ブライアントもリードオフマンを務めることに前向きな姿勢を示しているという。

     カブスは2017年以降の3シーズンで合計17人のリードオフマンをスタメン起用し、いずれのシーズンも最低10人が1番打者を務めてきた。2018年は合計10人で打率.302、出塁率.366、長打率.454という好成績を残したものの、ベン・ゾブリストが長期欠場してカイル・シュワーバーやジェイソン・ヘイワードらを起用した昨季は合計11人で打率.212、出塁率.294、長打率.383と成績が大幅に悪化。2番以降を打つブライアント、アンソニー・リゾー、ハビアー・バイエズらの強打を活かしきれなかった。

     「リードオフマン不在」がチームの課題であることはロスも把握しており、昨季147試合に出場して出塁率.382、四球率11.7%を記録したブライアントに白羽の矢が立った。ブライアントは昨季1度も1番打者として起用されなかったが、キャリア通算では1番打者として7試合にスタメン出場しており、打率.321、出塁率.387と上々の数字をマークしている。

     また、ロスはときどきリードオフマンを務めることのあったリゾーを2番打者として起用する方針であることも明言した。これにより、カブス打線の1~6番にはブライアント、リゾー、バイエズ、シュワーバー、ウィルソン・コントレラス、ヘイワードがこの順で並ぶことになりそうだ。ブライアントとリゾーによる「ワン・ツー・パンチ」はカブスの名物となるとともに、他球団の投手陣にとって大きな脅威となるに違いない。

  • ヤンキース・アンドゥハー 一塁と外野の守備に挑戦中

    2020.2.19 15:15 Wednesday

     2018年シーズンに大谷翔平(エンゼルス)とアメリカン・リーグ新人王の座を争ったミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)が新たなポジションの練習に取り組んでいる。一塁では内野手からの送球をすくい上げ、外野ではフライをキャッチするためにボールを追いかけている。右肩の故障によって昨季は12試合にしか出場できなかったアンドゥハーだが、守れるポジションを増やし、出場機会を確保することはできるだろうか。

     アンドゥハーは「進歩していると思うよ」と新ポジションの練習が順調に進んでいることを明らかにした。「僕はヤンキースに8~9年間所属しているけど、ずっと三塁を守ってきた。でも、今のところは良い感じに進んでいるよ。きっと上手くいくような気がしている」とアンドゥハー。自身の離脱期間中にジオ・ウルシェラが三塁のレギュラーポジションを獲得してしまったため、アンドゥハーは三塁以外のポジションを守れるようにならなければ出場機会を得ることはできない。自慢の強打を活かすために、新ポジションの練習に必死で取り組んでいる。

     アーロン・ブーン監督は、アンドゥハーについて「私には状態が良さそうに見えるよ」と語っている。指揮官は「良い冬を過ごしたんだろう。彼は試合でプレイするのが大好きだからね。昨季は故障でほとんど試合に出られなかったから、彼が健康にプレイしている姿を見ることができるのは嬉しいよ」とコメント。打率.297、47二塁打、27本塁打、92打点、OPS.855の活躍を見せた2018年から一転、わずか12試合で打率.128、0本塁打、OPS.271に終わったアンドゥハーの復活に期待を寄せた。

     ブライアン・キャッシュマンGMは正三塁手がウルシェラであることを明言しており、アンドゥハーが今季から26人に拡大されるロースターに入るためには複数ポジションを守れるようになることがカギとなる。決して守備が得意とは言えないアンドゥハーだが、開幕ロースター入りに向けた奮闘に注目したい。

  • ジャイアンツ 世界一10周年のイベントにハフを招待せず

    2020.2.19 14:05 Wednesday

     ジャイアンツは日本時間8月17日に本拠地オラクル・パークで、2010年のワールドシリーズ制覇から10周年となることを記念したイベントを開催する。しかし、ジャイアンツは2010年に本塁打とWARでチームトップの数字を記録したオーブリー・ハフをこのイベントに招待しない予定であることを発表した。これは、今オフのハフによる「他人を煽るようなツイート」が原因となっているようだ。

     ジャイアンツは声明文のなかで「今月はじめ、我々はオーブリー・ハフと連絡を取り、2010年のワールドシリーズ制覇から10周年となることを記念したイベントの参加者に彼が含まれないことを通達した」と発表。「オーブリーはソーシャルメディアにおいて、受け入れがたく、我々の組織の価値観に反するようなコメントを発信した。2010年のワールドシリーズ制覇にオーブリーが多くの貢献をしてくれたことには感謝しているが、我々は今回の決断をするに至った」とその理由を説明した。

     ジャイアンツは、ハフの政治的な価値観やそれに関連したツイートが今回のイベントに招待しない理由ではないことを明言している。政治的なツイートよりも、女性を嫌悪したり蔑視したりするようなツイートを行っていることを問題視したようだ。ハフは、ジャイアンツが史上初となるメジャーレベルでの女性コーチとしてアリッサ・ナッケンを採用することを発表した際、「元ソフトボール選手の女性から指導を受けるなんて考えられないよ。ブランドン・クロフォード、ブランドン・ベルト、バスター・ポージー、楽しんでね」と元チームメイト宛てにツイートしていた。

     ハフはジ・アスレチックの取材に応じ、今回の決定について「ショックを受けて落胆している」ことを明らかにした。2010年のハフは、157試合に出場して打率.290、26本塁打、86打点、OPS.891の好成績をマークしていたが、ジャイアンツの今回の決断は、「プロ野球選手であっても、グラウンド上での活躍以上に大切にしなければならないものがある」というメッセージであると言えそうだ。

  • 「今季注目の球種」にダルビッシュのナックルカーブが選出

    2020.2.19 13:35 Wednesday

     日本時間2月19日、メジャーリーグ公式サイトは「2020年に見るのが待ち切れない球種」を特集する記事を公開した。そのなかで真っ先に取り上げられているのが、ダルビッシュ有(カブス)のナックルカーブだ。昨季途中にカブスに加入したクレイグ・キンブレルから教わったというナックルカーブは、ダルビッシュがエース級の大活躍を見せるうえでの大きな武器となるかもしれない。

     クローザーとしては期待はずれの働きしかできなかったキンブレルだが、キンブレルがダルビッシュにナックルカーブを教えたことは、チームに大きな利益をもたらすことになるかもしれない。キンブレルのナックルカーブを魅力的に感じたダルビッシュは、キンブレルに教えを乞うことを決断。キンブレルは昨年8月、メジャーリーグ公式サイトに対して「(ナックルカーブを教えたあと)彼は僕のところへやってきて、『(ナックルカーブを)練習しているよ』と言っていた。僕は『いいね』と返した。それを実際に使おうとしているかどうかはわからなかったけどね。彼は素晴らしいよ。やろうと思ったことは何でもできてしまうんだ」と話していた。

     ダルビッシュはナックルカーブ以外にも、すでに2種類のカーブを投げており、1つは70マイル未満のスローカーブ、もう1つは75マイル前後の一般的なカーブである。ここに80マイル前後のナックルカーブを加えたことでダルビッシュのピッチングは支配力を増し、それが昨季後半戦の快投の一因となっていた。昨季、ダルビッシュのナックルカーブは空振り率47.2%、被打率.086という超一流の数字をマーク。今季もこのナックルカーブを武器に、空振りと奪三振の山を築くことになるかもしれない。

     なお、メジャーリーグ公式サイトは「注目の球種」として、ダルビッシュのナックルカーブ以外に、マックス・フリード(ブレーブス)とザック・ブリットン(ヤンキース)のスライダー、ヘスス・ルザードとA.J.プク(ともにアスレチックス)のファストボール、タイラー・ロジャース(ジャイアンツ)のカーブを挙げている。

  • 「今季のブレイク候補30人」にエンゼルス・大谷が選出

    2020.2.19 13:00 Wednesday

     MLB公式サイトでは、ウィル・レイッチが全30球団から1人ずつ「今季のブレイク候補」である若手選手を選出する記事を公開している。アンソニー・レンドンらを獲得して6年ぶりのポストシーズン進出を目指すエンゼルスからは大谷翔平が選出。レイッチが選出した30人のなかから、2年前のクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)や昨季のケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)のように、大ブレイクを遂げる選手は現れるのだろうか。

     レイッチは、大谷について「彼はポストシーズン進出を目指すチームの一員として、今季の早い段階でマウンドに戻ってくる予定だ。これは我々全員が待ち望んでいたことである」と記している。トミー・ジョン手術のリハビリを終えて二刀流を再開するのはもちろんのこと、ポストシーズン進出を目指すチームで本格的な二刀流にチャレンジするということに、レイッチは注目しているようだ。

     他のチームから選出された選手たちの顔ぶれに目を向けると、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、エロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)、ケストン・ヒウラ(ブリュワーズ)、ニック・センゼル(レッズ)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)など、ルーキーイヤーに一定の活躍を見せた選手たちの名前が目立つ。これらの選手たちがさらなる成長を遂げ、スター選手の仲間入りを果たすことが期待されている。また、昨季デビューしたギャビン・ラックス(ドジャース)は、新人王の最有力候補と目される注目の存在だ。

     レイッチが選出した「今季のブレイク候補」30人の顔ぶれは以下の通り。

    アメリカン・リーグ東部地区
    ジョン・ミーンズ(オリオールズ)
    アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)
    グレイバー・トーレス(ヤンキース)
    ブレンダン・マッケイ(レイズ)
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)

    アメリカン・リーグ中部地区
    エロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)
    オスカー・メルカド(インディアンス)
    ケーシー・マイズ(タイガース)
    アダルベルト・モンデシー(ロイヤルズ)
    バイロン・バクストン(ツインズ)

    アメリカン・リーグ西部地区
    カイル・タッカー(アストロズ)
    大谷翔平(エンゼルス)
    ラモン・ラウレアーノ(アスレチックス)
    ジャスタス・シェフィールド(マリナーズ)
    ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)

    ナショナル・リーグ東部地区
    マイク・ソローカ(ブレーブス)
    サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
    アメッド・ロサリオ(メッツ)
    スコット・キンガリー(フィリーズ)
    ビクトル・ロブレス(ナショナルズ)

    ナショナル・リーグ中部地区
    イアン・ハップ(カブス)
    ニック・センゼル(レッズ)
    ケストン・ヒウラ(ブリュワーズ)
    ミッチ・ケラー(パイレーツ)
    ディラン・カールソン(カージナルス)

    ナショナル・リーグ西部地区
    ルーク・ウィーバー(ダイヤモンドバックス)
    デービッド・ダール(ロッキーズ)
    ギャビン・ラックス(ドジャース)
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    タイラー・ビーディ(ジャイアンツ)

  • マイコラスが2度目のPRP注射 1ヶ月の出遅れが確実に

    2020.2.19 12:30 Wednesday

     日本時間2月19日、右屈筋腱痛を訴えていたマイルズ・マイコラス(カージナルス)が昨季終了後に続いて2度目のPRP注射を受けたことが明らかになった。今後3~4週間はノースローでの調整を行い、3月中旬ごろに再検査を受ける予定となっているため、マイコラスの調整は1ヶ月ほど遅れ、レギュラーシーズン開幕に間に合わないことが確実に。完治した段階でマイナーのキャンプに合流し、戦列復帰に向けた調整を開始することになると見られている。

     エースのジャック・フラハティに次ぐ先発2番手として期待されていたマイコラスの出遅れが確実となったことについて、カージナルスのマイク・シルト監督は「(PRP注射による治療は)彼が右屈筋の問題を解決し、健康にシーズンをスタートするために必要なものだったと考えている」と語り、理解を示した。マイコラスは昨季終了時にもPRP注射を受け、患部の状態は回復したと見られていたものの、キャンプがスタートしてオフの間よりも力を入れて投球した際に痛みが再発したという。なお、MRI検査の結果、靭帯へのダメージがないことが判明しており、手術による長期離脱は回避できる見込みとなっている。

     昨季の開幕投手を務め、今季が4年6800万ドルの大型契約の1年目となるマイコラスが離脱したことにより、カージナルスの先発ローテーションには2枠の空きが生まれたことになる。先発5番手の座を争うと見られていたカルロス・マルティネスと金廣鉉(キム・グァンヒョン)は、マイコラスの離脱により、ともに先発ローテーションの一員として開幕を迎えることが有力に。ただし、ジョン・ガント、ライアン・ヘルスリー、ジェネシス・カブレラ、ダニエル・ポンセデレオン、オースティン・ゴンバーらも開幕ローテーション入りを目指しており、マルティネスと金にその座が保証されているわけではない。

     フラハティ、ダコタ・ハドソン、アダム・ウェインライトに続く先発ローテーションの残り2枠をめぐる争いは、今後激しさを増していくことになりそうだ。

  • Rソックスがベテラン捕手・ルクロイとマイナー契約へ

    2020.2.19 11:50 Wednesday

     日本時間2月19日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、レッドソックスはフリーエージェントのベテラン捕手、ジョナサン・ルクロイとマイナー契約を結ぶことで合意に達したようだ。ルクロイは身体検査を経て正式に契約を結んだあと、招待選手としてスプリング・トレーニングに合流する見込みとなっており、正捕手のクリスチャン・バスケスをサポートする控え捕手の座をケビン・プラウェッキーらと争うことになりそうだ。

     レッドソックスのロン・レネキー暫定監督は、ルクロイとのマイナー契約がまだ正式に発表されていないこともあり、ルクロイについて具体的に言及することを避けた。ただし、「これだけは言える。選手層の厚さというのはとても大切なんだ。特に捕手の層の厚さは大切だ。選手層に厚みを加える動きは何でも歓迎だよ」と語り、経験豊富なベテラン捕手の加入を歓迎する姿勢を示した。

     現在33歳のルクロイは、ブリュワーズ時代の2014年と2016年にオールスター・ゲームに選出された経験があるものの、近年は年齢による衰えが顕著になりつつあり、昨季はエンゼルスとカブスで合計101試合に出場して打率.232、8本塁打、36打点、OPS.660に終わった。2014年に53本の二塁打を放つなど、全盛期には好打と好守を兼ね備えた好捕手として鳴らし、メジャー10シーズンで通算1202試合に出場して打率.274、108本塁打、OPS.751をマークしている。

     レッドソックスでは昨季、バスケスが23本塁打、OPS.798と大ブレイクを遂げ、正捕手の座を不動のものとした。バスケスと正捕手の座を争っていたサンディ・レオンが退団し、代わりにフリーエージェント市場からプラウェッキーを獲得しており、昨季インディアンスで59試合に出場したプラウェッキーが現時点では控え捕手の最有力候補となっている。ルクロイがスプリング・トレーニングで実力をアピールできれば、開幕ロースター入りのチャンスは十分にありそうだ。

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