English Español 韓国語
  • 今季全休のジマーマン ナショナルズと再契約の可能性も

    2020.12.19 11:30 Saturday

     新型コロナウイルスへの感染を懸念して今季プレーしないことを選択したライアン・ジマーマンは現在FAとなっている。地元紙「ワシントン・ポスト」のバリー・スバルーガによると、プロ入り以来ナショナルズ一筋でプレーしてきた36歳のベテランは引退せず、来季もプレーすることを希望しているという。ナショナルズのマイク・リゾーGMはジマーマンと再契約を結ぶ可能性があることを示唆しており、ジマーマンはナショナルズでメジャー16年目のシーズンを迎えられるかもしれない。

     ジマーマンは2005年に誕生(モントリオール・エクスポズから本拠地移転とともに改名)したナショナルズにとって球団史上初のドラフト1巡目指名選手であり、同年9月にメジャーデビューして昨季まで15年間ナショナルズ一筋でプレー。通算1784安打、401二塁打、270本塁打、1015打点などの各部門で球団記録(前身のエクスポズも含む)を保持している。

     長年低迷が続いたあと、2017年に打率.303、36本塁打、108打点、OPS.930と復活を遂げ、8年ぶりのオールスター・ゲーム選出を果たしたが、その後は再び故障に悩まされるシーズンが続き、2018年は85試合で13本塁打。2019年はわずか52試合にしか出場できず、打率.257、6本塁打、27打点、OPS.736に終わった。今季は1年200万ドルでナショナルズと再契約したが、オプトアウト(出場辞退)を選択してプレーしなかった。

     ナショナルズは今オフ、ジマーマン、ハウィー・ケンドリック、エリック・テームズの3人がFAとなり、正一塁手が不在の状況。リゾーは先日、ジマーマン、ケンドリックの両選手と再契約を結ぶことに興味を持っていることを明らかにしていた。ジマーマンは昨オフ、「ナショナルズからのオファーがなければ引退するつもりだった」ことが報じられていたが、今オフも愛着のあるナショナルズと再契約を結び、現役を続行することになるのだろうか。

  • クレビンジャー離脱のパドレス レッズ・グレイに興味

    2020.12.19 11:00 Saturday

     パドレスは今季途中にインディアンスから獲得したマイク・クレビンジャーがトミー・ジョン手術を受け、来季を全休することが確実となっている。それに伴いクレビンジャーの穴を埋める先発投手の獲得を目指しており、「FanSided」のロバート・マレーによると、ソニー・グレイ(レッズ)の獲得に興味を示しているようだ。今オフのレッズは年俸総額の削減を進めており、先発ローテーションの一角を担うグレイの放出にも前向きであることが報じられている。

     現在31歳のグレイは2019年1月にヤンキースからトレードでレッズへ移籍し、2022年までの4年契約(2023年は球団オプション)を結んだ。移籍1年目の2019年は31試合に先発して175回1/3を投げ、11勝8敗、防御率2.87、205奪三振の好成績をマーク。今季は9月に調子を落とし、11先発で5勝3敗、防御率3.70に終わったが、8月末の時点では5勝1敗、防御率1.94を記録していた。

     「ジ・アスレチック」のデニス・リンは先日、来季のパドレスの年俸総額が今季(およそ1億5000万ドル)よりも減額される可能性が高いことを伝えた。リンによると、パドレスはまだ来季の年俸が確定していない選手の予想額を含めると、すでに1億2000万ドルほどの年俸を抱えているという。これに従えば、補強に使える予算は多くて2000万ドル前後ということになるだろう。

     その点において、グレイはパドレスの財政状況にフィットする存在と言える。2021年と2022年の年俸は1000万ドル、2023年の球団オプションも1200万ドルと良心的な金額になっており、パドレスの補強予算内で獲得が可能。最大であと3年保有できるのも大きな魅力だ。その分、トレードでの獲得には大きな対価が必要になることが予想されるが、パドレスは獲得を実現できるだけの若手有望株を抱えている。トレードが実現する可能性は十分にありそうだ。

  • ナショナルズ レッズ・スアレス獲得に向けてトレード交渉

    2020.12.19 10:30 Saturday

     1年前のオフにアンソニー・レンドンがエンゼルスへ流出したナショナルズは今季、「主軸打者」と「正三塁手」という2つの面でその穴を埋めることができなかった。今オフはその課題をクリアするための補強に動くことが確実視されており、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、レッズの正三塁手エウヘニオ・スアレスの獲得に向けてトレード交渉を行っているという。なお、マイク・リゾーGMは先日、クリス・ブライアント(カブス)の獲得に動く可能性を否定していた。

     スアレスはメジャーデビューから毎年順調に本塁打数を増やし、2018年は打率.283、34本塁打、104打点、OPS.892の好成績でオールスター・ゲーム初選出。2019年には打率.271、49本塁打、103打点、OPS.930と自己最高の成績を残した。今季は57試合に出場して打率.202、15本塁打、38打点、OPS.781に終わったが、8月23日(現地時間)以降の33試合に限れば12本塁打、31打点、OPS.942をマークした。

     現在29歳のスアレスは2024年まで総額6600万ドルの7年契約(2025年は球団オプション)を結んでおり、年俸は来季が1050万ドル、2022~24年の3年間が1100万ドル。決して高額とは言えないが、今オフのレッズはアーチー・ブラッドリーをノンテンダーFAとし、ライセル・イグレシアスをトレードでエンゼルスへ放出したほか、ソニー・グレイにもトレード放出の噂が浮上しており、さらなる年俸総額削減のためにスアレスの放出が検討される可能性はある。

     ヘイマンはナショナルズとレッズのトレード交渉の状況について「差し迫ったものは何もない」と伝えており、おそらく交渉はまだ初期段階。ナショナルズがスアレスを獲得するのであれば、若手三塁手のカーター・キーブームはトレード要員となるだろう。また、ナショナルズが放出を拒むであろう若手有望株としてジャクソン・ラトレッジ、ケイド・キャバリの両投手と今季デビューして二塁のレギュラー格として起用されたルイス・ガルシアの名前が挙げられている。

  • バウアーの他球団移籍は確実か 「レッズには高すぎる」と米記者

    2020.12.19 10:00 Saturday

     今季ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞に輝く見事な活躍を見せ、レッズの7年ぶりのポストシーズン進出に大きく貢献したトレバー・バウアーだが、この右腕がレッズに残留する可能性はほとんどなさそうだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは日本時間12月19日、「バウアーはレッズには高すぎる。来年は他のチームで投げることになるだろう。これは驚くことではない」とツイート。レッズにはバウアーを引き留めるだけの資金力がないとの見通しを示した。

     今季のバウアーは11試合に先発して2完封を含む5勝4敗、防御率1.73、100奪三振の好成績をマーク。ダルビッシュ有(カブス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)らとの争いを制し、自身初のサイ・ヤング賞を受賞した。シーズン終了後にはレッズからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を拒否しており、バウアーが他球団と契約した場合、レッズは来年のドラフトで補償指名権を得られる。

     ヘイマンは「レッズはそんなに後悔すべきではない。彼はチームをポストシーズンへ導き、好投し、球団史上初のサイ・ヤング賞をもたらした。さらに(バウアーが他球団へ移籍すれば)ドラフト指名権も獲得できる」と述べ、昨年7月末にバウアーを獲得したトレードが成功だったことを強調。バウアーがレッズに十分な成果をもたらしたとの見解を示した。

     レッズは今オフ、今季途中に獲得したアーチー・ブラッドリーをノンテンダーFAとしたほか、クローザーのライセル・イグレシアスをトレードでエンゼルスへ放出。先発ローテーションからはバウアーとアンソニー・ディスクラファーニがFAとなり、ディスクラファーニはジャイアンツと契約した。さらにソニー・グレイにもトレード放出の噂が浮上している。しかし、レッズはチーム再建に向かおうとしているわけではなく、「戦力と年俸のバランスを整える」ための動きであると見られている。

     遊撃手の補強を今オフの最優先事項に掲げるレッズ。退団した投手の穴埋めも必要だが、今後どのような補強を展開していくのだろうか。

  • ツインズが遊撃手補強に動く? 大物選手獲得の可能性も

    2020.12.19 02:30 Saturday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、ツインズはマイナーの上位階級でプレーするプロスペクト(若手有望株)やルイス・アライズのような若手主力選手をトレードの駒とすることを検討しているようだ。これにより、ホルヘ・ポランコに代わる新たな遊撃手の獲得に動く可能性があるという。その場合、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)やトレバー・ストーリー(ロッキーズ)といったスター遊撃手も候補となりそうだ。

     ツインズでは現在、ポランコが正遊撃手を務めており、2019年は153試合に出場して打率.295、22本塁打、79打点、OPS.841の好成績をマーク。オールスター・ゲーム初選出を果たした。ところが、今季は55試合に出場して打率.258、4本塁打、19打点、OPS.658と成績が悪化。遊撃守備でも2015年から6年連続でマイナスの守備防御点を記録するなど、精彩を欠くシーズンが続いており、ツインズは遊撃手のグレードアップを検討していると見られる。

     現在23歳のアライズは、メジャーデビューした2019年に92試合で打率.334、今季も32試合で打率.321をマークしており、未来の首位打者候補として注目を集める存在。また、アレックス・キリロフ、トレバー・ラーナック、ブレント・ルーカーと外野のプロスペクトがダブついているため、このうちの誰かがトレード要員となる可能性は十分にある。アライズとキリロフ(もしくはラーナック)を中心としたパッケージを用意すれば、リンドーアやストーリーの獲得も決して不可能ではないかもしれない。

     アライズを放出して新たな遊撃手を獲得した場合、ポランコは二塁へのコンバートが濃厚。また、ローゼンタールは「FA選手を獲得することで遊撃手をグレードアップすることもできる」と指摘しており、その1つとして「マーカス・セミエンとの2年契約」を挙げている。ポランコとの契約が少なくとも2023年まで残っているツインズだが、「正遊撃手・ポランコ」に見切りをつけ、遊撃手補強に動くことになるのだろうか。

  • レイズが先発補強 右腕・ワカを1年300万ドルで獲得

    2020.12.19 02:00 Saturday

     レイズは日本時間12月19日、メッツからFAとなった先発右腕マイケル・ワカと年俸300万ドルの1年契約を結んだことを発表した。ワカはカージナルスでの7年間で59勝をマークし、今季1年契約でメッツに加入したが、8試合(うち7先発)に登板して1勝4敗、防御率6.62という自己最悪の成績に。ただし、今季の不振はツキに恵まれなかった結果であることを指摘する声もあり、新天地のレイズで復活を遂げることが期待される。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは今季のワカについて「ツキに恵まれなかったこと」と「守備に足を引っ張られた可能性があること」を指摘している。防御率は6点台後半だったが、実際の打席結果ではなく打球の質から推定される防御率の期待値では4.45を記録。実際の防御率との乖離(2.17)は150人以上の打者と対戦した投手のなかではメジャーで2番目に大きかった。

     また、フォーシームの平均球速は2019年の93.0マイルから93.6マイルへ上昇し、質の高いチェンジアップは今季も健在。昨季、被打率.444と打ち込まれたカーブはほとんど使わなくなり、カッターの使用割合が増加した。このように球種の使用割合にも工夫が見られるようになっており、ツキが好転すれば、大不振だった今季から一転、予想以上の好成績を残す可能性も十分にある。

     今オフ、チャーリー・モートンの引き留めに失敗したレイズだが、ワカの獲得でひとまず穴埋めに成功。ブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、ライアン・ヤーブローと合わせ、先発4枚が揃った。スネルにはトレード放出の噂も浮上しているが、今季好投したジョシュ・フレミングのほか、シェーン・マクラナハン、ブレント・ハニーウェル、ジョー・ライアン、ブレンダン・マッケイといった若手投手も控えており、先発の駒不足に苦しむような事態にはならないだろう。

     カージナルス時代の2015年に17勝、2017年にも12勝をマークしているワカ。新天地・レイズでかつての輝きを取り戻せるか注目だ。

  • ニグロリーグの公式記録認定で歴代最高打率が更新?

    2020.12.18 13:00 Friday

     日本時間12月17日、1920~48年のあいだに運営されていたニグロリーグの7つのリーグがメジャーリーグとして認定されることが発表され、記録の扱いに大きな注目が集まっている。たとえば、黒人初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンは1945年にニグロリーグで26試合に出場して38安打、打率.384をマークしており、これが通算成績に加えられる可能性がある。ニグロリーグが公式記録に追加されることにより、メジャーリーグの歴代記録が大きく変わる可能性もあるのだ。

     データサイト「Seamheads」の集計によると、伝説の強打者ジョシュ・ギブソンは1943年にレギュラーシーズン69試合に出場して打率.466をマークしている。これは1894年にヒュー・ダフィーが記録した.440を上回る歴代最高打率となる。また、アーティー・ウィルソンは1948年に打率.437をマークしており、1941年のテッド・ウィリアムスに代わる「最後の4割打者」となるかもしれない。

     また、ギブソンはニグロリーグで通算打率.361を記録。これはロジャース・ホーンスビーの.358やシューレス・ジョー・ジャクソンの.356を上回っており、タイ・カッブの.367に次ぐ歴代2位の数字となる。まだ記録の扱いについては不透明な部分も多いが、ニグロリーグの伝説の強打者が次々にメジャーリーグの歴代記録ランキングの上位に名を連ねる可能性があるというわけだ。

     さらに「NoNoHitters.com」を運営するダーク・ラマーズによると、ニグロリーグではノーヒッターが24回達成されたことが知られているという。なかには開幕戦やニグロ・ワールドシリーズで達成されたものもあり、これらもメジャーリーグの歴史に加わる可能性がある。また、この24回以外では、1937年にニグロ・ナショナル・リーグのオールスター・ゲームでジョニー・テイラーが達成したノーヒッターがあり、史上唯一のオールスター・ゲームでのノーヒッターとして認定されるかもしれない。

     メジャーリーグでプレーする以前にニグロリーグでプレーした選手の通算成績が変更されるケースも続出するだろう。たとえば、ウィリー・メイズは1948年にニグロリーグで10安打を記録しており、従来のメジャー初安打がメジャー11本目の安打に変更される可能性がある。「5ディケード・プレーヤー」として知られるミニー・ミニョソは通算1963安打で引退しているが、ニグロリーグの3年間で154安打を記録。これを加えると2000安打を超えるため、今後の殿堂入り選考に影響を与える可能性もある。

     今のところ、まだ記録の扱いは確定していないため、これらはあくまでも可能性の話に過ぎない。しかし、ひとたび記録の扱いが確定すれば、世界中の野球ファンを巻き込んだ大騒動となることは間違いなさそうだ。

  • ロイヤルズ・マシーニー監督「地区優勝は現実的な目標」

    2020.12.18 12:30 Friday

     来季に向けてのロイヤルズの姿勢はシンプルだ。「再建は終わった。再びポストシーズンを目指す準備は整った」というものである。デイトン・ムーアGMは今オフ、昨年11月に球団を買収したジョン・シャーマン・オーナーの許可の下で積極的な補強を展開。来季が就任2年目となるマイク・マシーニー監督は「2021年シーズンの地区優勝は現実的な目標だと思っている」と語り、ワールドシリーズ制覇を成し遂げた2015年以来となるポストシーズン進出に意欲を見せている。

     新型コロナウイルスの影響により苦しい財政状況を強いられるなか、今オフのロイヤルズはすでに4人のFA選手と契約。クローザーのグレッグ・ホランドと再契約しただけでなく、カルロス・サンタナ、マイク・マイナー、マイケル・A・テイラーの3人をチームに加え、着々と戦力アップを進めている。

     マシーニーは地区4位に終わった今季について「同地区内の上位チームを相手にしても善戦していたと思う。いろんな部分で少し戦力が足りなかったのかもしれないけどね」とコメント。その一方で「若手選手が大きな成長を示したシーズンだった。彼らの成長に加え、マイナー、テイラー、サンタナ、ホランドのような選手と契約できた」と戦力が充実しつつあることを実感している。

     マシーニーは特にサンタナの加入を喜んでいる。「彼は投手に多くの球数を投げさせることのできる打者だ。彼には何度も苦しめられた記憶がある。彼のチームメイトだった選手から話を聞いたりするけど、本当にいい話ばかりだよ」とマシーニー。サンタナの辛抱強い打撃は発展途上の選手が多いロイヤルズに予想以上の好影響をもたらす可能性がある。

     なお、マシーニーは今オフの補強が終了したとは考えておらず、右打者の多い打線に左打者を加えたいと考えているようだ。今後も補強を進め、なおかつ若手選手たちが期待通りの成長を遂げれば、来季のロイヤルズは久しぶりに上位争いに加わることができるかもしれない。

  • ドジャース マーリンズから放出の右腕・スタネックに興味

    2020.12.18 12:00 Friday

     地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨによると、ドジャースはマーリンズからノンテンダーFAとなった右腕ライン・スタネックに興味を示しているようだ。スタネックは2013年のドラフトでレイズから1巡目(全体29位)指名を受けてプロ入りしており、当時レイズのゼネラルマネージャーを務めていたのがアンドリュー・フリードマン(現・ドジャース編成本部長)だったという縁がある。スタネックは「オープナー」の代表例としても知られている。

     現在29歳のスタネックは、2017年にレイズでメジャーデビューし、メジャー2年目の2018年は59試合に登板して2勝3敗、9ホールド、防御率2.98、奪三振率10.99の好成績をマーク。59試合のうち29試合は「オープナー」として先発のマウンドに立った。リリーフで登板した30試合で防御率2.39と安定したピッチングを見せ、先発した29試合でも防御率3.38とまずまずの成績を残した。

     2019年はレイズで登板した41試合の6割以上にあたる27試合が「オープナー」としての先発登板。この27試合では防御率2.09と前年を上回る好成績を残し、レイズの「オープナー戦法」を支える存在となった。ところが、7月末のトレードでマーリンズへ放出され、移籍後の22試合はすべてリリーフ登板。シーズン通算では63試合で防御率3.97と平凡な成績に終わった。

     今季もブルペンの一員として開幕を迎えたが、開幕直後に発生した新型コロナウイルスのクラスターに巻き込まれて故障者リスト入り。1ヶ月近く戦列を離れたため自己最少の9試合にしか登板できず、防御率7.20と不本意なシーズンを過ごした。サービスタイムが3年に達して年俸調停権を取得した影響もあり、今月上旬にノンテンダーFAとなった。

     なお、スタネックにはヤンキースも興味を示していることが報じられている。レイズで「オープナー」としての地位を築いた右腕をめぐり、東西の「帝国」による争奪戦が繰り広げられるかもしれない。

  • カブス ヤンキースから放出の救援右腕・ホルダーを獲得

    2020.12.18 11:30 Friday

     カブスは日本時間12月18日、ヤンキースからノンテンダーFAとなっていた救援右腕ジョナサン・ホルダーを獲得したことを発表した。現地記者の報道によると、ホルダーの契約は1年75万ドルで、最大15万ドルの出来高が設けられているという。カブスはジェレミー・ジェフレス、ペドロ・ストロップ、ライアン・テペラといった主力リリーバーがFAとなり、ホルダーのほか、ウエーバーでロバート・ストックを獲得するなど、安価な選手で穴埋めを進めている。

     現在27歳のホルダーは、2014年のドラフト6巡目指名でヤンキースに入団し、2016年9月にメジャーデビュー。メジャー2年目の2017年に37試合で防御率3.89、2018年には自己最多の60試合に登板して防御率3.14をマークしていたが、2019年は34試合で防御率6.31、今季も18試合で防御率4.98と精彩を欠き、今月上旬にノンテンダーFAとなっていた。

     なお、ホルダーの契約は「ノン・ギャランティード・コントラクト(非保証契約)」となっており、年俸75万ドルが支払われることが保証されているわけではない。ロースター入りしてシーズン開幕を迎えることができれば75万ドルの全額が保証されるものの、春季キャンプ中に解雇された場合は年俸の一部しか支払われない。

     メジャーリーグ公式サイトによると、春季キャンプの1日目から15日目までのあいだに解雇された場合、解雇手当として30日分の日割り給与が支払われる。また、春季キャンプの16日目から最終日までのあいだに解雇された場合、解雇手当として45日分の日割り給与が支払われる。毎年、春季キャンプがスタートして2週間が経過したあたりで解雇される選手が続出するのはこの制度の影響である。

     よって、ホルダーは現時点で開幕ロースター入りを保証されているわけではない。カブスは今後もリリーバーの補充を進めていくと見られるが、ホルダーが年俸75万ドルを得るためにはロースター争いに勝利することが必要となる。

  • 4年契約のマッキャン「最初からメッツに惹かれていた」

    2020.12.18 11:00 Friday

     ホワイトソックスからFAとなったジェームス・マッキャンは日本時間12月16日、メッツと正式に4年契約を結んだ。関係者によると、4年契約の総額は4060万ドル。2年前にタイガースからノンテンダーFAとなった捕手はホワイトソックスで過ごした2年間を経て今オフ、メッツに不動の正捕手として迎えられることになった。メッツから「補強リストの上位にいる」ことを伝えられたマッキャンは「交渉が始まった最初の瞬間からメッツに惹かれていた」という。

     4年契約を得るまでのマッキャンの道のりは、決して平坦なものではなかった。タイガースで有望な捕手として期待され、正捕手を担ったものの、2017年に打率.220、8本塁打、OPS.581と自己ワーストの成績に終わり、事実上の戦力外と言えるノンテンダーFAに。ホワイトソックスへ移籍した2019年は一転して打率.273、18本塁打、OPS.789をマークし、オールスター・ゲームに初選出されたが、守備面の評価は芳しくなかった。

     しかし、今季は新加入のヤスマニ・グランダルとの併用を強いられながらも、限られた出場機会のなかで打率.289、7本塁打、OPS.896の好成績を残し、前年の打撃成績がフロックでなかったことを証明。さらに、課題の守備面でも成長を示し、特にフレーミングの指標は大幅に改善された。「物事が起こるには理由がある」と語るマッキャンだが、よりよい選手になるために努力を続ける姿勢を高く評価したメッツは、正捕手として彼を迎え入れることを決めた。

     メッツはJ・T・リアルミュートの市場がスローペースであることを考慮し、リアルミュートの動きを待った結果、リアルミュートとマッキャンの両方を取り逃してしまうことを懸念。早めにマッキャンを確保するのが得策と判断したようだ。一方、マッキャンはメッツが大型補強を目指していることをニュースなどで把握。最初にメッツから連絡をもらったとき、「補強リストの上位にいる」ことを聞かされ、交渉の初期段階からメッツに惹かれていたという。

     相思相愛の4年契約。そこに他球団が入り込む余地はほとんどなかったに違いない。

  • ブ軍・ビシェット「レメイヒューは球界で最高の打者だ」

    2020.12.18 10:30 Friday

     ジョージ・スプリンガーを除けば、DJ・レメイヒューは今オフ、ブルージェイズと関連して名前が挙がるケースが最も多い選手の1人である。ブルージェイズの選手たちもレメイヒューのことを高く評価しており、たとえばボー・ビシェットは「レメイヒューは球界で最高の打者だと思う。これまで見てきたなかには彼に近い存在すらいないと思っている」と語っている。ブルージェイズの選手たちは球界屈指の好打者が自軍に加わることを望んでいるようだ。

     ビシェットは日本時間12月17日に同僚ロス・ストリップリングのポッドキャスト番組に出演し、アメリカン・リーグのMVP投票で昨季4位、今季3位にランクインしたレメイヒューのすごさを熱弁した。「これだけは言わせてもらう。レメイヒューは球界で最高の打者だと思う。これまで見てきたなかには彼に近い存在すらいないと思っている。僕が一緒にプレーしたいと思うナンバー1の選手だ」とビシェット。「もしそれが実現すれば最高だね」と自軍のレメイヒュー獲得を望んでいる。

     ストリップリングも投手の立場からビシェットの意見に同意している。「彼は投手にとって最悪の存在だよ。彼がチャーリー・ブラックモン、トレバー・ストーリー、ノーラン・アレナードに挟まれていた時代があったんだぜ?ひどいものだったよ」とロッキーズの強力打線と対戦したドジャース時代を回顧。「彼は本当に素晴らしい選手だよ。彼についていい話しか聞かないしね」とレメイヒューのことを絶賛した。

     レメイヒューについては、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが「彼との再契約が今オフの最優先事項」と話しており、ブルージェイズが獲得するためにはヤンキースとの争奪戦を制する必要がある。ブルージェイズは現在、スプリンガーと交渉中であると見られるが、ビシェットやストリップリングが一緒にプレーすることを希望するレメイヒューをチームに加えることはできるだろうか。

  • メッツがアレナード獲得に動く? トレード成立は期待薄か

    2020.12.17 17:00 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは日本時間12月17日、「ナショナル・リーグの金満球団」がノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得に動く可能性について報じた。その球団はドジャースではない。モロシによると、ジョージ・スプリンガーの獲得に注力していると見られるメッツがアレナード争奪戦においてドジャースよりも優位なポジションに立っているという。モロシが指摘する通り、メッツはアレナード獲得に動くのだろうか。

     関係者によると、メッツとロッキーズは今オフ、連絡を取り合ってはいるものの、トレードについて具体的に話し合いを行っている様子はないという。メッツはジャレッド・ポーターが先日、ゼネラルマネージャーに就任したばかり。ポーターがメッツのチーム状況を把握し、補強に向けて本格的に動き始めるまでにはもう少し時間が必要と見られている。

     モロシは「ロッキーズがゴールドグラブ賞8度の三塁手を放出することを決めた場合、トレード相手の選択肢はほとんどない」と指摘する。アレナードは6年1億9900万ドルもの契約を残しており、来季の年俸は3500万ドル。コロナ禍において、この大型契約を引き受けることができるチームはほんの一握りだ。また、「自軍のフランチャイズ・プレーヤーを同地区のライバル球団へ放出することは考えにくい」とし、アレナードの移籍先としてドジャースではなくメッツを挙げている。

     アレナードはロッキーズのジェフ・ブライディッチGMに不信感を抱いており、来季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使する可能性がある。しかし、コロナ禍において現行の契約を上回るような好条件を得られる可能性は極めて低い。アレナードは全球団に対するトレード拒否権も持っているが、ロッキーズから移籍できるのであれば、この権利を放棄するだろう。その場合、オプトアウトの権利を行使せず、2026年までの契約を全うするのではないだろうか。

     したがって、メッツはアレナードが1年後にオプトアウトするのリスクを気にすることなくトレード交渉に臨めるはずだ。ロッキーズとしても、1年後にオプトアウトの権利を行使してFAとなって去られるより、トレードの対価を得られるほうがいいのは間違いない。また、アレナードの放出に成功すれば、トレバー・ストーリーを引き留める資金を用意できるというメリットもある。

     とはいえ、メッツはスプリンガーに加えて先発投手の獲得も目指しており、スプリンガーとアレナードを獲得してしまうと流石のメッツでも予算オーバーとなる可能性が高い。コロナ禍における異例のオフシーズンでは何が起こっても不思議ではないが、アレナードのトレードが成立する可能性は低そうだ。

  • メッツの右腕・シンダーガード 来年6月ごろに戦列復帰か

    2020.12.17 16:00 Thursday

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は日本時間12月17日、今年3月にトミー・ジョン手術を受けた先発右腕ノア・シンダーガードについて「来年6月」を合理的な復帰予想時期として挙げた。手術から15ヶ月での復帰ということになり、同手術を受けた先発投手の戦列復帰プロセスとしては一般的。よって、開幕延期などがなければ、メッツは来年のレギュラーシーズン開幕をシンダーガードを欠いた状態で迎えることがほぼ確実となった。

     アルダーソンは「今のところ、合理的な復帰予想時期は来年6月のどこかということになると思う。メディカルの報告書や最新の情報を見て判断した。現時点では医学的に示されているものに従うつもりだし、今後どうなるかは様子を見てみよう」と語り、医師の判断を尊重する意向を示している。シンダーガードは先月、自身のインスタグラムにマウンドから投球している様子を投稿しているが、アルダーソンはしっかり準備が整ってから戦列復帰させる方針だ。

     シンダーガードはインスタグラムに投稿した映像を投手コーチのジェレミー・ヘフナーや球団のトレーニング・スタッフにも送信し、ルイス・ロハス監督にはテキストメッセージで状態を報告しているという。ロハスは「私も(インスタグラムの)映像を見たよ。彼からの報告を聞いている限りでは、予定よりも少し早く準備が整っている。彼はハードワーカーだから出来る限りのことを一生懸命にやっているのだろう。我々が期待している通りの回復ぶりだよ」と右腕の現状をポジティブに捉えている。

     現在、メッツで先発ローテーション入りが当確と言えるのはエースのジェイコブ・デグロムとクオリファイング・オファーを受諾して残留したマーカス・ストローマンの2人だけ。シンダーガードは戦列復帰後、この2人とともに先発3本柱を形成することになる。他にはデービッド・ピーターソン、セス・ルーゴ、スティーブン・マッツ、サム・マクウィリアムスらが候補となるが、トレバー・バウアーやジェイク・オドリッジの獲得を狙っているとの報道もある。新戦力の加入とシンダーガードの復帰によって球界有数の強力ローテーションとなる可能性もありそうだ。

  • ニグロリーグがメジャーリーグ公式記録に認定 様々な問題も

    2020.12.17 14:00 Thursday

     メジャーリーグ機構は日本時間12月17日、1920年から1948年までのあいだに運営されていたニグロリーグの7つのリーグについて、メジャーリーグの地位を与えることを決定した。これにより同期間にニグロリーグでプレーしていた約3400人の選手が新たにメジャーリーガーとなり、メジャーリーグの歴史に追加される。ニグロリーグはメジャーリーグに匹敵するレベルだったと言われているが、各種の記録や選手の個人成績の統合については様々な問題があるようだ。

     今回メジャーリーグの地位を与えられるのは以下の7つのリーグである。

    ニグロ・ナショナル・リーグ(1期:1920~31年)
    イースタン・カラード・リーグ(1923~28年)
    アメリカン・ニグロ・リーグ(1929年)
    イースト・ウエスト・リーグ(1932年)
    ニグロ・サザン・リーグ(1932年)
    ニグロ・ナショナル・リーグ(2期:1933~48年)
    ニグロ・アメリカン・リーグ(1937~48年)

     これらのリーグは合計35人の殿堂入り選手を輩出しており、ジョシュ・ギブソン、オスカー・チャールストン、クール・パパ・ベルといった伝説的な選手たちがメジャーリーガーの地位を得ることになる。ただし、ニグロリーグの記録をそのままメジャーリーグの記録と統合すると、歴代のシーズン記録や通算記録にも大きな影響を与える可能性があり、メジャーリーグ機構はエリアス・スポーツ・ビューロー社(メジャーリーグの公式記録を提供する企業)とともに、ニグロリーグの記録の取り扱いについて検討するプロセスを開始した。

     たとえば、ギブソンには「通算800本以上のホームランを放った」という伝説があるが、ニグロリーグの記録を扱う「Seamheads」によると、公式記録として認められているのは238本(ニグロリーグ最多)。これはアール・アベリル、レイ・ランクフォード、J・D・マルティネスと並ぶ歴代264位タイに相当する。また、1920~48年の最多勝利はウィリー・フォスターによる150勝だが、これはディジー・ディーン、リック・ポーセロ、デービッド・プライスらと並んで歴代257位タイとなる。

     最大の問題は打率や長打率といった「率系スタッツ」の扱いだ。3000打席以上の打者のうち、ギブソンは通算打率.365、ジャッド・ウィルソンは.359、チャールストンは.350、ターキー・スターンズは.348をマークしており、テッド・ウィリアムス(.344)やベーブ・ルース(.342)を上回って歴代トップ10にランクインすることになってしまう。ギブソンに至ってはロジャース・ホーンスビー(.358)すらも上回り、タイ・カッブ(.367)に次ぐ歴代2位の数字となる。この扱いが本当に適切なのかどうか、今後議論されることになるだろう。

     もちろん、エキシビションゲームなどの記録は含まれないため、ギブソンの通算本塁打数がバリー・ボンズ(762本)を上回ることはない。通算755本塁打のハンク・アーロンもニグロリーグでプレーして本塁打を放っているが、アーロンがニグロリーグでプレーしたのは1952年のため、アーロンの通算本塁打数が増加することはない。一方、ウィリー・メイズは1948年にニグロリーグでプレーしているため、通算の打撃成績が変更される見込みだ。

     ニグロリーグの記録が最終的にどのように扱われるかはまだ不透明だが、今回の決定によって各種の記録に大きな影響があることだけは間違いなさそうだ。

  • タイガース・ヒンチ新監督 データ全盛時代の難しさを語る

    2020.12.17 13:00 Thursday

     2020年のワールドシリーズ終了とともに1年間の職務停止処分が明け、タイガースの新監督に就任したAJ・ヒンチ(前アストロズ監督)は、監督就任についてタイガースと話を進める一方で、レイズのケビン・キャッシュ監督と連絡を取り合っていたという。主な話題はワールドシリーズでの継投失敗について。キャッシュはワールドシリーズ第6戦でブレイク・スネルを早期降板させたことで大きな批判を浴びたが、ヒンチも昨年のワールドシリーズで同様の経験をしていた。

     ドジャースが1988年以来32年ぶりのワールドシリーズ制覇を決めた第6戦、キャッシュは先発のスネルが素晴らしいピッチングを見せていたにもかかわらず、6回裏一死から9番のオースティン・バーンズにヒットを許し、ドジャース打線が3巡目に入ったところでスネルを降板させた。スネルはその時点で73球しか投げておらず、打たれたヒットも2本だけ。2番手のニック・アンダーソンがドジャースに逆転を許したため、キャッシュの決断は大きな批判を浴びた。

     ヒンチはアストロズの監督を務めていた2019年にワールドシリーズでナショナルズと対戦。お互い3勝ずつで迎えた第7戦、2対0とリードしていた7回表一死から先発のザック・グレインキーがアンソニー・レンドンにソロ本塁打を許し、続くフアン・ソトに四球を与えたところで交代を命じた。ところが、直後に2番手のウィル・ハリスがハウィー・ケンドリックに逆転2ランを被弾。グレインキーも80球、被安打2という快投を見せていたため、継投失敗として批判を受けた。

     現代の球界には膨大なデータが溢れており、監督はそのデータを駆使してベストの判断をすることが求められる。しかし、ヒンチは「それが難しいんだ」と語る。「監督は選手のことを熟知したうえで、持っている全ての情報を駆使して意思決定をしなければならない。でも、測定可能なデータもあれば、そうでないものもある。人間的な要素もたくさんあるんだ。そうしたものとデータを組み合わせて、正しい判断を下さなければならない」とヒンチ。データに頼りすぎてもダメ。自分の直感を信じすぎてもダメ。そのバランスが非常に難しいのだという。

     「私自身はその2つをブレンドした監督だと考えている」とヒンチは言う。「私たちは監督として選手に愛情を注いでいるから、選手たちには成功してもらいたい。でも、それと同時に様々なデータが存在して、現代はそれが意思決定の原動力になっている。それらを上手く組み合わせて戦っていかなければならないんだ」とデータ全盛時代の意思決定の難しさについて語る。

     結果だけを見て采配を批判するのは簡単だ。しかし、その意思決定に至るまでに様々な葛藤や苦悩が存在していることを、我々は忘れるべきではないだろう。

  • ヤンキース・キャッシュマンGM ボイト放出の可能性を否定

    2020.12.17 12:30 Thursday

     ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは日本時間12月17日、DJ・レメイヒューとの再契約が今オフの最優先事項であることを改めて強調した。遊撃守備に不安を抱えるグレイバー・トーレスを二塁へ移すためにルーク・ボイトを放出し、レメイヒューに一塁を守らせる可能性が取り沙汰されているが、「レメイヒューのベストポジションは二塁だ」と語り、今季メジャー最多の22本塁打を放ったボイトの放出を考えていないことを明言した。

     キャッシュマンは「私はレメイヒューとの再契約に向けて動いていることをみなさんに約束します」と語り、レメイヒューとの再契約に向けて交渉中であることを明らかにした。「彼が最優先だ。全体的な優先事項はアメリカン・リーグの代表としてワールドシリーズに出場し、ワールドシリーズに勝つチームを作ることだ」とキャッシュマン。ワールドシリーズ制覇を目指すうえでレメイヒューは必要不可欠な戦力であるというわけだ。

     また、キャッシュマンは自軍からFAとなったブレット・ガードナー、田中将大の両選手とも交渉を行っていることを明らかにした。しかし、あくまでもレメイヒューとの再契約が最優先であり、レメイヒューとの交渉が終わらない限り、他の選手に使える予算が確定しない。ヤンキースは60試合制の短縮シーズンで最大のダメージを受けたチームの1つと言われており、今オフの補強にどれくらいの資金を注ぎ込めるかも不透明である。

     さらに「私の計画では、もしレメイヒューと再契約できたなら、彼には二塁を守ってもらう。彼が真価を発揮するのは二塁だ。守備面でのアドバンテージを享受できるだけでなく、あれだけ打てる選手が二塁にいるのは非常に大きい。これが我々の考えだよ」と語り、レメイヒューを正二塁手として起用する方針であることを断言。よって、レメイヒューとの再契約に成功した場合、一塁ボイト、二塁レメイヒュー、三塁ジオ・ウルシェラ、遊撃トーレスという今季同様の布陣で来季に臨むことになるだろう。

  • ジャイアンツが先発右腕・ディスクラファーニと1年契約

    2020.12.17 12:00 Thursday

     ジャイアンツは日本時間12月17日、レッズからFAとなっていた先発右腕アンソニー・ディスクラファーニと1年契約を結んだことを発表した。「NBCスポーツ・ベイエリア」のアレックス・パブロビッチによると、ディスクラファーニの年俸は600万ドルで、投球イニング数に応じて最大25万ドルの出来高が設けられているという。大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はディスクラファーニが得る契約を1年400万ドルと予想していたが、それを上回る規模の契約を得ることになった。

     現在30歳のディスクラファーニは今季9試合(うち7先発)に登板して1勝2敗、防御率7.22という自己最悪の成績に終わったが、2015年から2019年までの4シーズン(2017年は故障によりメジャーでの登板なし)で34勝をマーク。2019年には自己最多タイの31試合に先発して166回2/3を投げ、9勝9敗、防御率3.89、167奪三振を記録した。ジャイアンツはドリュー・スマイリー(ブレーブスと契約)、タイラー・アンダーソン(FA)、ジェフ・サマージャ(FA)らが退団しており、先発投手の補強を必要としていた。

     ジャイアンツは過去2シーズンにわたってドリュー・ポメランツ、ケビン・ゴーズマン、スマイリーといった投手たちの復活を手助けしており、投手ディレクターのブライアン・バニスターや投手コーチのアンドリュー・ベイリーがどのようにディスクラファーニを再生させるか注目される。また、自身の価値の立て直しを目指すディスクラファーニにとって、投手有利のオラクル・パークを本拠地にできるのは大きなメリットとなるだろう。

     ディスクラファーニの加入により、ゴーズマン、ジョニー・クエイトと合わせて先発ローテーション5枠のうち3枠は確定。ローガン・ウェブやショーン・アンダーソンといったローテ候補もいるが、5人全員が右腕のため、今後は左腕を中心にさらなる先発投手の補強を模索していくと思われる。

  • 捕手補強が急務のレイズ オプション破棄のズニーノと再契約

    2020.12.17 11:30 Thursday

     レイズは40人枠に捕手がロナルド・ヘルナンデス(メジャー経験なし)しかいない状況が続いており、正捕手の確保が急務となっていた。日本時間12月17日、レイズはマイク・ズニーノと年俸200万ドルの1年契約を結んだことを発表。シーズン終了後、ズニーノの年俸450万ドルの来季オプションを破棄していたレイズだが、投手陣からの信頼が厚いズニーノはチームに不可欠な存在であると判断し、呼び戻すことを決めた。

     レイズの発表によると、ズニーノの2022年の契約は年俸が400万ドルから700万ドルのあいだで変動する球団オプションとなっている。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは来季ズニーノが80試合に出場すれば500万ドル、90試合に出場すれば600万ドル、100試合に出場するかトレードされた場合は700万ドルになることを伝えている。また、球団オプションには100万ドルのバイアウトが設けられており、ズニーノに保証される金額は年俸200万ドルとバイアウト100万ドルを合計した300万ドルとなる。

     現在29歳のズニーノは2018年11月にトレードでマリナーズからレイズに加入し、2019年は90試合、今季は28試合に出場。一発長打のあるパンチ力と安定した守備力は健在だが、2年連続で打率が1割台中盤に低迷するなど、打撃の安定性のなさは依然として改善されていない。今季のポストシーズンでも19試合で4本塁打を放ったが、打率.170、出塁率.196とトータルでの貢献度はそれほど高くなかった。

     40人枠内でメジャー経験がある唯一の捕手となったズニーノだが、レイズは今後も捕手の補強に動くと見られており、正捕手の座を確約されているわけではない。シーズン終了後にマイケル・ペレス(ウエーバーでパイレーツへ移籍)とケバン・スミス(FA)の2人が退団しているため、今後はズニーノと併用されるであろう捕手の獲得を目指すことになりそうだ。

  • マリナーズがさらなるブルペン補強 右腕・ミドルトンを獲得

    2020.12.17 11:00 Thursday

     マリナーズのジェリー・ディポートGMがブルペンの補強を進めている。マリナーズは日本時間12月17日、エンゼルスからノンテンダーFAとなっていた救援右腕キーナン・ミドルトンとメジャー契約を結んだことを発表。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはミドルトンの年俸が80万ドル+出来高であることを伝えている。マリナーズは前日にレンジャーズとのトレードでラファエル・モンテロを獲得しており、それに続くブルペン補強となった。

     現在27歳のミドルトンは2013年のドラフトでエンゼルスから3巡目指名を受けてプロ入り。このときにエンゼルスのGMを務めていたのがディポートだった。メジャーデビューした2017年に64試合に登板して6勝1敗3セーブ、10ホールド、防御率3.86の活躍を見せ、翌年は開幕からクローザーを務めて16試合で6セーブ、防御率2.04をマークしたが、右肘を痛めてトミー・ジョン手術。昨年9月に復帰し、11試合で防御率1.17と好投したものの、今季は13試合に登板して0勝1敗、2ホールド、防御率5.25に終わった。

     Statcastのデータによると、ファストボールの平均球速は戦列復帰直後の2019年が94.1マイルだったのに対し、今季は97.1マイルまで上昇。マリナーズはこの数字を見て、健康を維持できれば十分に戦力になると判断したようだ。また、シアトルがあるワシントン州に隣接するオレゴン州のポートランド出身のミドルトンはマリナーズファンとして幼少期を過ごしており、「マリナーズが僕に興味を持っていると知ったとき、(契約を)迷う余地なんて全くなかった」と話している。

     なお、マリナーズはミドルトンの加入に伴いフィリップ・アービンのDFAを発表している。アービンは今年8月下旬にレッズからDFAとなり、9月上旬にウエーバーでマリナーズに加入。2球団合計で37試合に出場し、打率.149、0本塁打、4打点、OPS.481という成績だった。

« Previous PageNext Page »