English Español 韓国語
  • アリエタの新天地はブリュワーズ or ツインズが有力か

    2018.2.13 10:30 Tuesday

     ダルビッシュ有のカブス移籍が決定し、フリーエージェント市場に残されたベストの先発投手となったジェイク・アリエタ。カブスとの再契約の可能性が消滅するなか、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは新天地の有力候補としてブリュワーズとツインズを挙げている。

     ヘイマンによると、アリエタの新天地はブリュワーズが最有力だという。ブリュワーズは以前からアリエタと連絡を取り合っており、エースのジミー・ネルソンが右肩の手術を受けて復帰時期が不透明という事情もある。また、今オフのブリュワーズはロレンゾ・ケインと5年契約を結び、クリスチャン・イェリッチをトレードで獲得するなど、本気でポストシーズン進出を目指す姿勢を明確にしているが、ダルビッシュの獲得に成功したカブスとの戦力差を埋めるためにはアリエタのようなエース級の投手を獲得することが必要だとヘイマンは指摘する。

     ブリュワーズ同様、ツインズもダルビッシュ獲得レースに加わっていたチームの一つだ。エースのアービン・サンタナが右手中指の手術を受け、開幕に間に合わないことが確実となっており、ダルビッシュ獲得に失敗した今、ターゲットをアリエタに変更する可能性は十分にある。しかし、ヘイマンはツインズをアリエタ獲得候補に挙げる一方で、ツインズがアリエタと契約すれば「サプライズ」であると指摘しており、アリエタ獲得の可能性はゼロではないものの、ランス・リンやアレックス・カッブといった先発3番手クラスの投手の獲得へシフトしていく可能性のほうが高そうだ。

     ヘイマンはその他の候補としてナショナルズ、フィリーズ、カージナルスの3球団を挙げている。このなかで注目したいのはフィリーズだ。再建途上というイメージの強いフィリーズだが、カルロス・サンタナと契約したように、徐々に「勝負モード」へ移行する準備を進めている。アンディ・マクフェイル球団社長、マット・クレンタックGM、ジョー・ジョーダン選手育成部長はいずれもオリオールズがアリエタをドラフトで指名したときにオリオールズの球団フロントにいた人物であり、彼らが先発ローテーションの軸としてアリエタの獲得に動く可能性は否定できない。

     2015年に22勝をマークしてサイ・ヤング賞を受賞し、直近3シーズンで54勝を挙げている右腕はどこへ行くのか。ダルビッシュの契約が決まったことにより、近日中にアリエタを巡る市場にも大きな動きが出てくるに違いない。


     関連ニュース

  • マーリンズがFA外野手の獲得を狙う M.カブレラやジェイが候補

    2018.2.12 13:30 Monday

     数多くの主力選手を放出しチームの再建を目指しているマーリンズはスプリングトレーニングが始まるこの時期になってFA選手の獲得を目指すことを明言した。狙うはメジャー経験豊富な外野手だ。

     マーリンズはJ.T.リアルミュートのトレードの見返りに各球団の有望株選手の獲得を目指しながらもFA市場にも参戦する。現在残っているFA選手の中ではメルキー・カブレラをはじめ、ジョン・ジェイが候補に挙げられる。33歳のカブレラは昨年、ホワイトソックスとロイヤルズに在籍し、アベレージヒッターの1人として活躍。シーズン通じては打率.285 17本塁打 85打点の成績を残した。2006年から2009年まではマーリンズのCEOに就任したデレク・ジーター氏とも一緒にプレーしている。

     一方のカブス移籍1年目となったジェイは141試合に出場し打率.296 2本塁打 34打点の成績を残している。彼の魅力は出塁率で昨年は.374を記録。1番打者としての活躍も期待できる。マーリンズは1番打者だったディー・ゴードン、主軸を担っていたスタントンやクリスチャン・イエリッチなど次々と主力がいなくなったことよってまずは外野の中心となる選手の獲得が急務になっている。現在はトレードで獲得した23歳のルイス・ブリンソンや21歳のマグネウリス・シエラなど有望選手がいるが、メジャーで1年間戦うことを考えれば決して戦力が充実しているとはいえない。

     先日行われたマーリンズのファンフェストにおいてドン・マティングリー監督は「デレク・ディートリックを正左翼手として起用する」と発言した。また、ギャレット・クーパーも外野と一塁ができ起用法の選択肢が広がる。今のところは多くの可能性を探っている状態ではあるが、スプリングトレーニングが始まる今、できるだけ早く多くのことを試すことが必要だ。まずは経験がある外野手の獲得でチームの精神的支柱をつくる。果たしてFA市場で誰を獲得するのだろうか。


     関連ニュース

  • アスレチックスがグレイブマンとの年俸調停に勝利

    2018.2.12 12:30 Monday

     スプリングトレーニングが始まる前に選手は今季の年俸について話し合う必要がある。アスレチックスのケンドール・グレイブマンは球団と年俸調停をしてきたものの、彼の希望金額には至らず、今季の年俸は236万ドルに設定されることが決まった。

     アスレチックス3年目となったグレイブマンは昨年、先発として起用されるも2度に渡る故障もあって6勝止まりだった。一昨年は初の2桁勝利を記録したが、本来の力を発揮することができなかった。1年通じての成績は19試合に登板して6勝4敗 防御率4.19だった。

     今回の年俸調停でグレイブマンは260万ドルを希望も実現には至らなかった。その理由として考えられるのは奪三振率の低さで昨年は5.98にとどまっている。2桁勝利を挙げた一昨年と比べると数字は上昇しているが、一般的には低めの数値だ。その代わりにゴロ率51.3%で補ってはいるものの、希望年俸へのアピール材料とはならなかったようだ。

     今回のグレイブマンの年俸調停を終えたことによってチーム内で年俸調停について話し合う選手はいなくなった。これで安心してシーズンに向けての準備が可能になる。年俸の話し合いには敗れたものの、グレイブマンにはシーズンで見返すような活躍を期待したい。


     関連ニュース

  • アリエタのナショナルズ入りは実現するのか

    2018.2.12 11:30 Monday

     今オフのFA市場の中で最大の目玉だったダルビッシュ有のカブス行きが決まった。次に去就が注目されるのはカブスからFAとなっているジェイク・アリエタだ。2015年にサイ・ヤング賞に輝いた右腕はこのままではチームのスプリングトレーニングに参加することができない状態にある。

     以前は「ダルビッシュとアリエタ、どちらを獲る?」といった企画がされたほど注目度が高いアリエタ。どちらも球界を代表する先発投手であり、ダルビッシュが前日に1億2600万ドルの契約に合意したということはアリエタにも同等な価値がつくと見られている。先発投手の補強を目指しているツインズやブリュワーズ、カージナルスやフィリーズなど複数球団から興味をもたれているが、契約には至っていない。そんな中でマックス・シャーザーやスティーブン・ストラスバーグといった強力な先発投手を要するナショナルズの動向にも注目が集まっている。

     ナショナルズは昨年のウインターミーティングの時点でアリエタに対して興味を示してきた。チームのマイク・リゾーGMは先発ローテーションの層を厚くすることを断言しており、特に先発5番手に挙げられるA.J.コールとエリック・フェッディをサポートできる実績のある先発投手の獲得を目指しているところだ。また、アリエタの代理人であるスコット・ボラス氏はナショナルズと深い関係にあり、彼が担当した選手がナショナルズに入団している歴史があることも強みだ。

     ダルビッシュの去就が決まった今、アリエタも決まるだろうと見られているが果たして実現するだろうか。長期契約を望むアリエタに対してダルビッシュと同等の金額を提示できるかがカギとなってくるだろう。また、彼を獲得するにはドラフトの上位指名権を失うというリスクを背負うことになるが、世界一を目指すのなら躊躇はしていられない。もし、ナショナルズがアリエタ獲得となればシャーザーやストラスバーグらともに球界屈指の先発陣となる。他球団も注目していることから争奪戦が続くが、開幕日にはアリエタはどこのユニフォームを着ているのだろうか。


     関連ニュース

  • レイズの先発右腕・オドリッジのトレードに複数球団が興味

    2018.2.12 10:30 Monday

     バッテリー間のスプリングトレーニングまであと3日となった。日本時間2月11日はダルビッシュ有がカブスとの契約に合意との報道が出るとこの日1番の話題となった。今後は数多く残っている選手の去就も決まっていくのではないか。そんな中、レイズのジェイク・オドリッジに対してトレード話がもちあがっている。

     27歳のオドリッジは昨年、2度の故障を経験するもレイズの先発ローテーションの一角として活躍し2年連続となる2桁勝利を挙げた。1年通じての成績は28試合に登板して10勝8敗 防御率4.14だった。これまで先発として4年間、平均30試合で先発した実績は他球団にとっては魅力的だ。

     「The Boston Glove」によるとオドリッジに対してはヤンキースをはじめ、カブスやブリュワーズ、オリオールズやツインズなどの複数球団が興味をもっているとされている。前日にダルビッシュの去就が決定したことで彼の代わりとなる先発投手の獲得が急務となっている。他にもFA市場ではジェイク・アリエタやアレックス・カップ、ランス・リンとした実績ある選手達の名前が残っており多くの選択肢が残されている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によればダルビッシュの獲得を目指していた球団はオドリッジを保険として考えていると伝えている。

     レイズはエースのクリス・アーチャーのトレードを模索中だというが、同時にオドリッジを放出する準備ができているという。もうすぐスプリングトレーニングが始まり、各球団も今季に向けて先発ローテーションを決めていかなければならない時期に差し掛かっている。ダルビッシュの去就が決まった今、FAとトレードで一刻も早く各チームは先発投手を獲得したいところだ。ここにきてオドリッジの価値が急上昇中だ。


     関連ニュース

  • マーリンズがアストロズとリアルミュートのトレード交渉

    2018.2.11 16:45 Sunday

     デレク・ジーターCEOの元、次々と主力選手を放出して大胆な改革を行っているマーリンズは今、J.T.リアルミュートのトレード成立に向けて各球団と交渉を行っている。これまではナショナルズと話をしてきたが、ここにきてアストロズとも交渉の場を設けているという。

     リアルミュートといえばチームの正捕手として君臨している26歳で昨年は自己ベストとなる141試合に出場した。また、打てる捕手としても長打力が魅力で自己最多出場と同時に17本塁打とこれまでのキャリアの中で最も多く一発を打っていた。昨年1年通じての成績は打率.278 17本塁打 65打点だった。チームがジャンカルロ・スタントンやディー・ゴードンといったチームの顔を放出する方針に嫌気がさしてトレードを直訴。退団することは規定路線とされている。

     「シリウスXM」のクレイグ・ミッシュ記者によると「マーリンズはリアルミュートを放出する代わりにカイル・タッカーの獲得を望んでいる」とのこと。タッカーは球団有望株ランキング1位に選出されている外野手で2015年のドラフト会議では1巡目指名(全体5番目)を受けたほどの逸材だ。昨年は2Aまで昇格し、マイナーで120試合で打率.274 25本塁打 90打点を記録した。マーリンズは先日までナショナルズに対し、同じく球団有望株ランキング1位のビクター・ロブレスの放出を要求していた。

     今回の交渉についてはマーリンズとアストロズ双方にプラスに働くと言われている。なぜならマーリンズは以前からマイナー組織に有望選手がおらず、ベースボールアメリカで発表されているマイナー組織ランキングで2年連続29位だったが、先日発表された最新版では19位に上昇した。もし、タッカーが加入となれば下部組織がより改善されるだろう。一方のアストロズにとっては今季オフでFAになる可能性があるブライアン・マッキャンとエバン・ギャティスに備えて捕手を獲得しておくことは良いだろう。果たして交渉は上手くいくのか。今後のリアルミュートの動向に注目だ。


     関連ニュース

  • レッドソックスが昨年38本塁打のモリソンに興味

    2018.2.11 15:45 Sunday

     日本時間2月11日、ダルビッシュ有がカブスと契約合意に至ったという報道が出てこれまで停滞していたFA市場が動き出しそうな雰囲気がある。そんな中でレッドソックスがレイズからFAになっているローガン・モリソンに興味をもっているという。

     30歳のモリソンは強打の一塁手として昨年はヤンキースとの開幕戦で4打数3安打3打点と活躍し、田中将大からも本塁打を記録した。その後も故障もなく自己ベストとなる149試合に出場して打線をけん引した。1年通じての成績は打率.246 38本塁打 85打点だった。シーズン終了後はFAとなり新しい移籍先を探している。今オフのFA市場ではエリック・ホズマーやJ.D.マルティネスといった強打者達のような高評価こそ受けてはいないが、モリソンも38本塁打を記録した実績と武器を持っている。

     既にレッドソックスはマルティネスに対して5年1億ドルの契約を提示したと言われている。もし、彼との交渉が決裂した場合にはモリソン獲得という選択肢は十分にあり得る話だ。また、チームとしては同じ左打ちの一塁手であるミッチ・モアランドとも契約しているため起用法としては指名打者かモアランドとハンリー・ラミレスとの併用という形が有力のようだ。

     今回のモリソンについてはレッドソックスほかロイヤルズやレイズも獲得、再交渉に臨む可能性がある。一塁手の目玉としてはモリソンよりもホズマーとされていりものの、交渉次第によってはモリソン獲得に動く。昨年は最高の成績を記録したことで「今が旬」な選手であると言っても過言ではないだろう。現時点では他の選手の保険として考えられているようだが、モリソンは去就が決まるのならどのような役割でも辞さない覚悟だ。


     関連ニュース

  • カブスがダルビッシュと6年契約で合意

    2018.2.11 14:45 Sunday

     今オフのFA市場で最大の目玉とされてきたダルビッシュ有の去就がついに決定した。争奪戦に勝利したのはカブスで6年総額1億2600万ドルで契約に合意したと複数メディアが報じている。

     長期化された大物選手の去就がついに決定する。カブスをはじめ、ツインズやレンジャーズ、ブリュワーズなど先発陣の補強を目指す各球団から獲得、交渉オファーを受けてきたダルビッシュは時には関係者と直接交渉に臨むなどして去就決定に向けて事を進めてきた。しかし、なかなか決定までには至らずスプリングトレーニング開始直前のこの時まで時間を要していた。

     現地の敏腕記者達からも多くの情報が伝えられている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は「今回のダルビッシュとの契約には最大で1億5000万ドルに達するインセンティブが付いている」とし「ESPN」のジェリー・クラスニック記者によると「契約の中にはオプトアウトとトレード拒否権が含まれている」という。また、ローゼンタール記者はヤンキースはダルビッシュにオファーをしていなかったという情報も伝えている。

     このまま正式にカブス入団となればジョン・レスターやホゼ・キンターナ、カイル・ヘンドリックスらと共に球界屈指の先発陣を形成することになる。チームはジェイク・アリエタとジョン・ラッキーがFAになったことでオフの早い段階からダルビッシュに目をつけており、先日はツインズとの一騎打ちかとも報じられていた。また、チームにはレンジャーズ時代にダルビッシュの専属捕手だったクリス・ジメネスが在籍しており「もし、ダルビッシュが入団すればワールドシリーズを勝ち抜ける」と話している。こうした恋女房の存在も大きいだろう。

     今オフのFA市場で最大の契約になるとみられているダルビッシュ。昨年途中でドジャースに移籍し、世界一まであと少しというところまで進んだが最終戦で打たれてしまい、その夢は断たれた。今回移籍するカブスも2016年には世界一、昨年もリーグ優勝決定シリーズまで進出しており、再び頂点に立つ力を持っている。強力なチームメイト達と共にもう1度、ワールドチャンピオンを目指す。今後はメディカルチェックの結果を待って正式にカブス入団となる。


     関連ニュース

  • ブルージェイズが先発右腕・キャッシュナー獲得に興味

    2018.2.10 17:00 Saturday

     オフは次のシーズンに向けて選手補強を行う時期ではあるが、今回はFAやトレードいった選手移籍市場の動きが遅く、スプリングトレーニング開始がすぐそこに迫っている中で未だに多くの選手の去就が決まっていない。そんな中でブルージェイズが先発のアンドリュー・キャッシュナーに興味をもっているという。

     31歳のキャッシュナーは昨年、レンジャーズの先発ローテーションの一角を担い2013年以来となる自身2度目の2桁勝利を挙げた。前半戦はわずかに4勝と苦しんだものの、後半戦になると調子を取り戻し、7勝を挙げて盛り返した。1年を通じての成績は28試合に登板して11勝11敗 防御率3.40だった。シーズン終了後はFAとなり新たな所属先を探している。

     地区4位と下位に沈んだブルージェイズはチーム打率.240と打線の不調に苦しんだが、先発防御率4.57とこれも上位に喰い込むことができなかった一因と考えられる。チームの先発陣で2桁勝利を挙げたのはマーカス・ストローマン(13勝)とJ.A.ハップ(10勝)、そしてマルコ・エストラーダ(10勝)の3人だけだった。上位に行くためにはもう1人、2桁を期待できる投手が欲しいところだろう。そこでキャッシュナーを候補の1人に挙げているのではないか。MLBネットワークのジョン・モロシ記者も「ブルージェイズはキャッシュナーや他の先発投手に興味をもっている。1年契約でベテラン投手の加入を望んでいる」と伝えている。

     昨年、キャッシュナーの平均球速は93マイルでゴロ率はリーグ平均を上回る48.6%を記録。レンジャーズの本拠地は打者有利な場所にも関わらず、好成績(防御率2.72)を残していた。こうした環境の変化にも対応できる彼の能力も複数球団が注目する理由の1つだろう。それでも今回はブルージェイズが「興味」を持っているだけでまだ正式に去就が決まった訳ではない。キャッシュナー自身も情報が飛び込んできたとはいえ、気が気でないだろう。


     関連ニュース

  • ジャイアンツがスイングマンのD.ホランドとマイナー契約

    2018.2.10 16:00 Saturday

     日本時間2月15日からスタートするバッテリー間のスプリングトレーニング。未だに多くの選手の去就が決まっていない。既に未契約者を集めたトレーニングを行う計画があるなど珍しい事態となっている。開始日が迫る中、ジャイアンツはデレク・ホランドとマイナー契約を結んだ。

     31歳左腕のホランドはホワイトソックス移籍1年目となった昨年はチームの先発ローテーションの一角を担うも勝利に恵まれずにわずか7勝に終わった。再建を目指す中でチーム先発防御率5.09(ア・リーグ13位)と苦しむ中でも奮闘し、投手陣を支えた。1年通じての成績は29試合(26先発)に登板して7勝14敗 防御率6.20だった。レンジャーズ時代には3年連続2桁勝利を記録したが、2013年を最後に2桁勝利を挙げることができていない。

     この報道は「NBCスポーツベイエリア」のアレックス・パブロヴィック氏が伝えたもので「ホランドはメディカルチェックを終えてマイナー契約を結んだ」と自身のTwitterを通じて発表している。パブロヴィック氏によるとジャイアンツのボビー・エバンスGMが「彼は先発ローテーションにもブルペンにも入る準備ができている」と話しており、チームとしてはリリーフ投手探しを続けているという。

     ホランドは先発とリリーフの両方ができるスイングマンとして起用することができるため、チームにとっては選択肢が広がることだろう。しかし、ホランドは近年、度重なる故障の影響で本来の力を発揮できていない。昨年も平均球速がこれまでの93から94マイルだったのが91.1マイルに落ちていたことも懸念されていた。それでも現在のジャイアンツの先発陣はマディソン・バムガーナーをはじめ、ジョニー・クエイトやジェフ・サマージャ、タイ・ブラックやクリス・スクラットンと人数はいるが、まだローテーションが確定した訳ではない。ホランドの起用は不透明な状態ではあるものの、状況によって使い分けができるのは武器の1つといえるだろう。

     果たしてホランドはどのポジションで投げることになるのか。まずはマイナー契約からのスタートになるが、レンジャーズ時代のような輝きを取り戻すため新たな一歩を踏み出す。


     関連ニュース

  • ブルージェイズが元セーブ王のアックスフォードとマイナー契約

    2018.2.10 15:30 Saturday

     チームにとって試合経験豊富な選手の加入はとても心強い。たとえ近年は満足に力を発揮できていなかったとしてもかつてのような輝きを取り戻してほしいところだ。ブルージェイズはセーブ王にも輝いたこともあるジョン・アックスフォードとマイナー契約を結んだ。

     34歳のカナダ出身右腕はメジャー2年目の2010年にブリュワーズで守護神に定着するとその翌年には74試合に登板し、46セーブを挙げてナ・リーグのセーブ王となった。その後も2016年までは60から70試合に登板するなどタフネスさをみせて各所属チームで力を発揮してきた。しかし、昨年はアスレチックスで故障の影響で出場機会を減らし、7月にはチームから解雇されていた。最終成績は22試合に登板して0勝1敗 防御率6.43だった。

     アックスフォードの武器は奪三振能力で通算奪三振率は10.23と高い数値を誇っている。しかし、その一方で制球力に難があり、通算与四球率は4.55と少し高めだ。それでもセーブ王に輝いた実績と493試合に登板したタフネスさはチームにとって大きな力となる。今回は招待選手としてメジャーのキャンプに参加することになるが、アピール次第では守護神やセットアップの有力候補に挙げられる可能性が高い。チームにはロベルト・オスーナをはじめ、ジョー・ビアジーニやアーロン・ループといったメジャーで実績を残しているリリーフ陣もいるためし烈な競争となる。

     開始が近づいているバッテリー間のスプリングトレーニング。今オフは多くの選手の去就が決まっていない中で、昨年7月を最後に所属先がなかったアックスフォードがギリギリで所属先を決めた。マイナー契約からのスタートとなるものの、多くの選手との競争を勝ち抜いてかつての栄光を取り戻してほしい。また新たな挑戦が始まろうとしている。


     関連ニュース

  • レイズがベテラン右腕・ロモと1年275万ドルで再契約

    2018.2.10 15:00 Saturday

     2013年以来のポストシーズン進出を目指すレイズにとって心強いリリーフ投手が今季もチームのユニフォームに袖を通すことになった。レイズは通算570試合登板を誇るセルジオ・ロモと新たに1年275万ドルで再契約をした。

     ロモは昨年、ドジャース移籍1年目で勝利の方程式を担う活躍が期待されていたが、開幕当初から打たれる場面が多く力をなかなか発揮することができなかった。6月には左足首の故障により離脱。すぐに復帰するものの、ジャイアンツ在籍時のような安定した投球をすることができずに7月にはレイズに金銭トレードで移籍した。移籍後はこれまでの不調がウソだったかのような活躍で25試合に登板し2勝0敗 防御率1.47の成績を残した。1年通じては55試合で3勝1敗 防御率3.56だった。シーズン終了後はFAとなり、これまで去就が決まっていなかった。

     昨年のチームリリーフ防御率3.83(ア・リーグ4位)を記録したとはいえ、守護神のアレックス・コロメイにバトンをつなぐまでのリリーフ陣に対して不安の声が挙がっている。現時点ではダン・ジェニングスをはじめ、ホゼ・アルバラードやチャズ・ローといった選手達がいるが、ロモのような経験豊富な選手が1人加入するだけでもチームにとって心強い味方となる。昨年のロモはドジャース時代には打たれている印象が強かったが、シーズンを通じてみると奪三振率9.54と彼の武器は衰えてはいない。

     レイズ移籍後に安定感をみせたロモは果たして、今季は開幕からブルペンを支えることができるか。チームが昨年以上の成績を残すにはベテラン右腕の投球がカギを握っている。


     関連ニュース

  • ツインズが欲するダルビッシュの「三振奪取能力」

    2018.2.9 18:30 Friday

     ダルビッシュ有に正式なオファーを提示したことが報じられているツインズ。メジャーでも有数の「三振奪取能力」を誇るダルビッシュだが、実はこれはツインズ投手陣に最も欠けているものである。ダルビッシュの加入はツインズ投手陣を大きく変貌させる可能性を秘めているのだ。

     ダルビッシュはメジャーデビュー以来、対戦した打者の29.7%から三振を奪っている。これは通算500イニング以上の先発投手としては歴代最高の数字であり、クリス・セール(レッドソックス:29.2%)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ:29.0%)、ランディ・ジョンソン(元ダイヤモンドバックスなど:28.6%)らを上回っている。ダルビッシュがメジャーデビューを果たした2012年以降に限定しても、マックス・シャーザー(ナショナルズ:30.4%)に次いでメジャー2番目となる数字だ。

     一方、ツインズはヨハン・サンタナとフランシスコ・リリアーノがチームを去って以降、「三振奪取能力」の高い先発投手が不在だった。2011年以降、ア・リーグの投手で「120イニング以上かつ三振率20%以上」をクリアしたのは、レイズが延べ22人で最多。インディアンスが同20人、タイガースが同16人、マリナーズが同15人と続くが、ツインズは同3人でリーグ最少である。ツインズの上がオリオールズ、レンジャーズ、ロイヤルズの同8人であることを考えると、ツインズの数字がいかに少ないかがわかるだろう。

     ツインズの3人の顔ぶれは、2011年のスコット・ベイカー(22.5%)、2014年のフィル・ヒューズ(21.8%)、2017年のホゼ・ベリオス(22.6%)。現在もチームに在籍しているヒューズは2015年以降、大きく三振率を低下させており、31歳という年齢を考えても今後の回復は望めないが、昨季ブレイクを果たしたベリオスはツインズに久々に現れた「三振奪取能力」の高い先発投手である。ダルビッシュが加わり、ベリオスとともに先発2本柱を形成すれば、「三振を取れない」というツインズ先発陣のイメージはガラッと変わる。ツインズにとってダルビッシュは、先発ローテーションの柱となるだけでなく、チームのイメージを大きく変える可能性を秘めた存在であると言えそうだ。


     関連ニュース

  • ジャッジ&スタントンの左翼守備をサポートするウィリッツ

    2018.2.9 17:30 Friday

     ヤンキースは春季キャンプでアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンの左翼守備の適性を見極める方針だ。両選手に左翼守備を指導する責任を負うのは、マイナー組織から昇格し、今季から一塁ベースコーチ兼外野インストラクターに就任したレジー・ウィリッツである。

     ウィリッツは「ワクワクするね。(ジャッジとスタントンの共存について)誰もが問題であるかのように尋ねてくるけど、問題なんかではないんだよ。むしろ(指導する機会を与えられて)とても幸運だ」と語り、左翼守備の経験がほとんどない両選手への指導を心待ちにしている様子だった。

     中堅手としてヤンキースに入団したジャッジは、プロ入り後に右翼手に転向し、マイナーでの守備イニングはライトが2463回1/3、センターが74回、レフトが63回。メジャーでは守備に就いた1454回2/3がすべてライトでの出場である。一方のスタントンもマイナーではライトが2102回1/3、センターが408回、レフトが51回2/3となっており、メジャーではライト(8259回)以外の守備に就いたのは1イニング(センター)だけ。両者ともプロ野球選手としてのキャリアを右翼手として過ごしており、本格的に左翼守備に挑戦するのは今春が初めてとなる。

     ウィリッツは現役時代、外野3ポジションを守るスイッチヒッターとして活躍したが、「(右翼手が左翼守備に)慣れるまでには少し時間が掛かるだろうね」と語る。ライン際に切れていく打球はレフトとライトでは打球の回転が逆になるため、最初は対応に戸惑うだろう、というのがウィリッツの見立て。守備位置からの景色やスローイングの向きなどにも違いがあり、両選手は春季キャンプとオープン戦を利用して徐々に慣れていく必要がありそうだ。

     しかし、ウィリッツは両選手の守備能力を高く評価しており、左翼守備への適応についてはそれほど心配していない。両選手をレフトで起用できるようになれば、相手先発が左腕のときにブレット・ガードナーを控えに置くなどの柔軟な起用が可能になるだけに、両選手の左翼守備をサポートするウィリッツの責任は重大だ。


     関連ニュース

  • 20歳にしてレギュラー候補 大きな期待を背負うアクーナ

    2018.2.9 15:30 Friday

     昨季はA+級からスタートしてAAA級まで駆け上がり、階級が上がるごとに成績を向上させていったロナルド・アクーナ(ブレーブス)。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで大谷翔平(エンゼルス)に次ぐ全体2位に選出された有望株は、20歳にしてすでにレギュラー候補として大きな期待を背負っている。

     2015年にブレーブスと契約したアクーナは、手首の故障により2016年シーズンの大半を欠場したものの、昨季はA+級で開幕を迎えて28試合で打率.287、3本塁打、14盗塁、OPS.814をマーク。5月上旬にAA級へ昇格すると、57試合で打率.326、9本塁打、19盗塁、OPS.895の好成績を残し、7月中旬にはAAA級への昇格が決定した。AAA級では54試合で打率.344、9本塁打、11盗塁、OPS.940とさらに成績を向上させ、最終的には3階級合計で打率.325、21本塁打、82打点、44盗塁、OPS.896という見事な成績をマーク。球界有数の有望株として見なされるようになった。

     開幕からの数週間をマイナーで過ごせばフリーエージェントを1年遅らせることができるため、ブレーブスがアクーナを開幕ロースターに登録する可能性は低いと見られている。しかし、招待選手として春季キャンプに参加するアクーナに対してブライアン・スニッカー監督は「彼をキャンプで毎日見られるのは非常に楽しみだ。彼は非常に才能のある若者だからね」と大きな期待を寄せており、オープン戦でのパフォーマンス次第では早期のメジャー昇格も十分に有り得る。主砲のフレディ・フリーマンも「彼が次なるアーロン・ジャッジになってくれるといいね」と語り、マット・ケンプの移籍によりチームに不足している「右のスラッガー」として期待しているほどだ。

     昨季のコディ・ベリンジャー(ドジャース)は4月下旬にメジャーへ昇格し、そこから猛打を発揮して満票でナ・リーグ新人王に輝いた。今季はアクーナが同じようなストーリーを描いてくれるかもしれない。


     関連ニュース

  • DバックスがJ.D.マルティネスへ長期契約のオファーを提示か

    2018.2.9 14:30 Friday

     USAトゥデイのリポートによると、ダイヤモンドバックスがJ.D.マルティネスに対して長期契約のオファーを提示することを検討しているようだ。ダイヤモンドバックスはマルティネスに対して1年契約を提示していたことがすでに報じられており、短期と長期の両面で再契約の可能性を探っていると見られる。

     今オフのマルティネス獲得レースは常にレッドソックスが先頭を走っている状態であり、現在もなおレッドソックスはマルティネス獲得の最有力候補と見られている。ところが、レッドソックスが提示した5年1億2500万ドルのオファーに対してマルティネスは満足しておらず、「レッドソックスがオファーを引き上げなければ、マルティネスがレッドソックスと契約することはない」という話すら浮上しているほど。現在30歳の外野手にとって年平均2500万ドルの5年契約はかなりの好条件と言えるが、打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066という自己最高の成績を残した直後のオフシーズンなだけに、マルティネス(と代理人のスコット・ボラス)はさらなる好条件を手に入れられると踏んでいるのだろう。

     ダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキーと6年2億650万ドルの超大型契約を結んでいるほか、今季終了後にA.J.ポロックとパトリック・コービン、来季終了後にはポール・ゴールドシュミットのフリーエージェントが控えており、マルティネスに超大型契約をオファーするのは難しいと見られている。マルティネスと長期契約を結ぶのであれば、マルティネスが契約期間中に衰えるリスクを背負ったうえで、少なくともゴールドシュミットとの契約延長(ないし再契約)を諦める覚悟が必要だろう。

     となると、マルティネスがダイヤモンドバックスと契約する場合のシナリオは、やはり短期契約ということになる。レッドソックスがオファーを引き上げることなくマルティネス争奪戦から撤退するような展開になれば、現時点では対抗馬は見当たらないだけに、年平均の金額を引き上げた短期契約でダイヤモンドバックスが再契約に成功する可能性もあるのではないだろうか。


     関連ニュース

  • 三塁手補強検討のブレーブスがヌニェス獲得レースに参戦か

    2018.2.9 12:30 Friday

     MLB.comのジェシー・サンチェスによると、ブレーブスがエドゥアルド・ヌニェスの獲得を検討しているようだ。ヌニェスにはレッドソックス、ヤンキース、レイズのア・リーグ東部地区3球団が興味を示していることが報じられていたが、三塁手の補強を検討しているブレーブスが新たに名乗りを上げる形となった。

     昨季のブレーブスは三塁手を固定できなかった。三塁手としての先発出場が最も多かったのは、40試合に先発出場したリオ・ルイーズ。39試合のアドニス・ガルシア、30試合のヨハン・カマルゴ、25試合のブランドン・フィリップス、16試合のフレディ・フリーマン、6試合のジェイス・ピーターソン、3試合のショーン・ロドリゲスとダニー・サンタナがこれに続き、途中出場で1試合だけ三塁を守ったチェイス・ダーノウを合わせると、計9選手が三塁の守備に就いたことになる。

     ブレーブスには将来の正三塁手候補として2015年ドラフト1巡目(全体41位)指名のオースティン・ライリーがおり、昨季はA+級とAA級で計129試合に出場して打率.275、20本塁打、74打点、OPS.786をマークしたが、メジャー昇格はもう少し先の話。現時点ではカマルゴと新加入のチャーリー・カルバーソンがレギュラーの座を争う見込みだが、ここに昨季打率.313、12本塁打、58打点、24盗塁、OPS.801の好成績をマークしたヌニェスが加われば大きな戦力アップとなることは間違いない。ヌニェスは三塁以外にも二塁と遊撃を守ることができるユーティリティ・プレイヤーであり、若手の二遊間コンビ(オジー・アルビーズ&ダンズビー・スワンソン)のサポート役としても重宝するだろう。

     再建が進み、若手選手が中心のチーム構成となりつつあるブレーブスだが、ヌニェスのように起用の幅が広い選手が加わるのはチームの大きな助けとなるはず。ようやく動き始めた感のあるヌニェスの市場。今後の動向に注目だ。


     関連ニュース

  • 先発ローテーション定着に向けて準備を進める左腕・モンゴメリー

    2018.2.9 12:00 Friday

     直近2シーズンを先発・リリーフを兼任する「スイングマン」として過ごしたマイク・モンゴメリー(カブス)は現在、先発5番手の最有力候補と目されている。モンゴメリー自身は「スイングマン」という役割にやりがいを感じつつも、一つの役割に固定されることを望んでいるようだ。

     今オフのカブスは先発ローテーションからジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜け、ロッキーズからフリーエージェントとなったタイラー・チャットウッドを獲得。カブスはダルビッシュ有の獲得を目指すなど、アリエタに代わる先発投手の補強を目指しているが、現時点では空席となっているもう1枠にモンゴメリーが入る予定となっている。

     昨季は先発とリリーフを4度も行き来することになったモンゴメリー。14度の先発登板で5勝5敗、防御率4.15、30度のリリーフ登板で2勝3敗3セーブ、防御率2.49とそれぞれ結果を残したが、「身体的な観点から言うと、(先発とリリーフを行き来するのは)しんどいよ。身体にも腕にも負担がかかる。先発した3日後にリリーフで登板したり、リリーフで複数イニングを投げたりというのは長期間やりたい仕事ではないよね」と本音を口にする。登板を打診され、「今日も投げられる」と快諾してはいるものの、その身体には確実にダメージが蓄積されていたようだ。

     球団の補強具合によっては再びブルペンに回る可能性もあるが、モンゴメリーは移籍の噂を逐一チェックしないようにしているという。「どんな役割でも投げられるように準備をする」と献身的な姿勢を見せつつも、シーズン途中で役割がコロコロ変わるのは避けたいというのが本音。「状況が変われば僕の役割も変わると思うけど、今は先発投手としての準備をしているよ」と1年間先発ローテーションを守ることが今季の目標だ。

     役割がコロコロ変わり、身体に負担がかかる状況のなかで投げ続けてきたモンゴメリーが一つの役割で投げ続けるとどんな成績を残すのか。今季の興味深いトピックの一つとなるかもしれない。


     関連ニュース

  • 昨季ブレイクのグリーンの起用法は? ブーン監督の贅沢な悩み

    2018.2.9 11:30 Friday

     昨季リリーバーとして飛躍を遂げ、シーズン100奪三振を記録した球団史上8人目の救援投手となったチャド・グリーン(ヤンキース)。この右腕をスターターとして使うのか、それともリリーバーとして使うのか。アーロン・ブーン新監督は贅沢な悩みを抱えている。

     昨季のグリーンはジョーダン・モンゴメリーとの先発5番手争いに敗れ、AAA級で開幕。5月のメジャー昇格後はリリーバーとして起用され、昨季の40登板のうち、先発で起用されたのは1試合だけだった。複数イニングをこなせるリリーバーとしてジョー・ジラルディ前監督に重宝され、5勝0敗9ホールド、防御率1.83、被打率.147、奪三振率13.43という見事な成績をマーク。クローザー就任前年(1996年)のマリアーノ・リベラと比較する声が上がるほどの活躍ぶりだった。

     グリーンは「僕は人生を通して先発投手をやってきた」とスプリング・トレーニングでの先発5番手争いに意欲を見せる。現時点では昨季同様、モンゴメリーが最有力と見られているが、アダム・ウォーレンやルイス・セッサ、有望株のチャンス・アダムスも参戦する見込みであり、熾烈な争いが繰り広げられることになるだろう。ただし、グリーンは「どんな役割を任されるとしても、僕はしっかり準備をするよ」と先発に固執するつもりはなく、与えられた役割をしっかりこなす姿勢を示している。

     ブーンは「ワールドシリーズを制覇するためには、充実したブルペンが必要だ」と指摘し、「チャド・グリーンのように複数イニングを投げることができ、アウトを取るだけでなく試合を支配できる投手は、多くのフレキシビリティをもたらしてくれる」とグリーンを高く評価する。ブーンはグリーンを先発5番手争いに参加させる方針だが、心のなかではブルペンにいてほしいと思っているのかもしれない。

     昨季リリーバーとして好成績を残したグリーンの先発再転向を検討できるのは、それだけブルペンが充実している証拠でもある。贅沢な悩みを抱えるブーンは最終的にどのような決断を下すのか。オープン戦での「先発・グリーン」のピッチングに注目だ。


     関連ニュース

  • 7~8球団が興味を示すリン 契約交渉は長期化する見込み

    2018.2.9 11:00 Friday

     トミー・ジョン手術からの復活を遂げ、例年通りに「2ケタ勝利&防御率3点台」をマークしたランス・リン。その安定感は市場でも高い評価を受けているが、まだ契約先が決まっていない。セントルイスの地元紙でカージナルスの番記者を務めるデリック・グールドによると、7~8球団がリンに興味を示しているようだ。

     メジャー定着を果たした2012年以降、トミー・ジョン手術により全休した2016年を除く5シーズンすべてで176イニング以上を投げ、11勝以上&防御率3.97以下をマークしているリンは、メジャー全体でも有数の「計算できる先発投手」である。ただし、ある球団首脳が「我々は彼を先発3~4番手クラスの投手と見なしている」と語るように、エース級と呼べるほどではなく、現在はダルビッシュ有やジェイク・アリエタといったエース級の契約が決まるのを待っている状況だ。ダルビッシュやアリエタを逃したチームが「次善の策」としてリンやアレックス・カッブの獲得に動くというのが一般的な見方である。

     グールドによると、リンに興味を示しているチームにはブリュワーズ、カブス、メッツ、ナショナルズ、オリオールズ、レイズ、ツインズが含まれているという。これらの球団のうち、ブリュワーズはジミー・ネルソン、ツインズはアービン・サンタナを開幕から欠くことが決定的となっており、先発投手の補強に向けて動いている。また、オリオールズは先発ローテーションが2枠しか埋まっておらず、先発投手の補強が急務。カブスとナショナルズは先発4番手まで確定しており、リンを加えることで先発ローテーションのさらなるアップグレードを目論んでいるようだ。メッツはコンディション面に不安を抱える投手が多く、リンのコンスタントな仕事ぶりを評価している模様。レイズは噂されるジェイク・オドリッジのトレードが実現した際に、リンの獲得に動く可能性がある。

     いずれにしても、リンの市場が動き始めるのはダルビッシュやアリエタの契約が決まってからになると見られており、リンの契約先が決まるまでにはもうしばらく時間が掛かりそうだ。


     関連ニュース

« Previous PageNext Page »