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  • ヤンキースが正捕手・サンチェス放出か 地元紙が報じる

    2020.11.13 10:17 Friday

     「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、ヤンキースは今オフ、正捕手ゲーリー・サンチェスへのトレードのオファーを受け付ける姿勢を示しているようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは、ヤンキースがカージナルスからフリーエージェントとなったヤディアー・モリーナの代理人と連絡を取っていることを報じており、ヤンキースがサンチェスの放出を検討していることを裏付ける情報となっている。ヤンキースは正捕手を変更して2021年シーズンを迎えることになるかもしれない。

     メジャーを代表する攻撃型捕手として活躍してきたサンチェスだが、自己最多の34本塁打を放った2019年から一転、今季は49試合に出場して打率.147、10本塁打、24打点、OPS.618という大不振に陥った。守備面の課題が依然として改善されていないだけでなく、波の大きい打撃でも首脳陣を悩ませており、チーム内での評価は下落。ポストシーズン7試合のうちスタメン出場したのは2試合だけだった。

     それでもトレード市場ではある程度の人気を集めると見られている。現在27歳と若く、フリーエージェントとなるまであと2年間保有できる点が最大の魅力。また、2016年からの4シーズンで105本塁打、OPS.847をマークしている打撃力も捕手としては球界屈指であり、オールスター・ゲーム選出2度、シルバースラッガー賞1度の実績は捨てがたい。

     もしヤンキースがサンチェスを放出する方針を固めた場合、モリーナのほか、J・T・リアルミュートやジェームス・マッキャンといったフリーエージェント市場の有力捕手が来季以降の正捕手候補となるだろう。ただし、リアルミュートの獲得には巨額の契約が必要と見られており、実現の可能性は不透明だ。

     また、「ニューヨーク・ポスト」はヤンキースの今オフの最優先事項がDJ・レメイヒューとの再契約であることを指摘。レメイヒューとの再契約が成立するまでのあいだ、大きな動きを見せることはないだろうとの見通しを示している。

  • ニューヨークの2球団が名捕手・モリーナの獲得に興味を示す

    2020.11.13 09:49 Friday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、カージナルスからフリーエージェントとなったヤディアー・モリーナに対してカージナルスのほか、メッツとヤンキースのニューヨーク2球団を含む3~4球団が興味を示しているようだ。ヘイマンは「カージナルス残留が最有力だと思われるが、フリーエージェント市場は何が起こるかわからない」と伝えている。現在38歳のモリーナは2年契約を希望していることが明らかになっている。

     今季のモリーナは新型コロナウイルスの陽性反応による戦線離脱があったものの、42試合に出場して打率.262、4本塁打、16打点、OPS.662を記録。盗塁を11度試みられて5度刺し、盗塁阻止率45.5%をマークした。メジャー17年間をカージナルス一筋で過ごし、通算2025試合に出場して2001安打、オールスター・ゲーム選出9度、ゴールドグラブ賞9度、シルバースラッガー賞1度、ワールドシリーズ制覇2度など輝かしい実績を残している。

     モリーナについては、地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」が「カージナルスはモリーナとの再契約を優先し、モリーナ残留が決まってから次の補強に動くだろう」という関係者の話を紹介している。また、関係者のあいだでは「38歳のモリーナに2年契約をオファーする可能性が最も高いのはカージナルス」と見られているようだ。

     ただし、今オフのフリーエージェントの捕手市場では、J・T・リアルミュートがずば抜けた存在となっており、彼の獲得には巨額の契約が必要となるため、多くの球団がモリーナやジェームス・マッキャンといった「2番手グループ」に目を向ける可能性は十分にある。捕手の補強に費やす予算を抑えることができれば、別のポジションの補強に多くの予算を回せるからだ。

     よって、モリーナをめぐって意外な争奪戦が繰り広げられる可能性もあり、モリーナのカージナルス残留は事前に予想されていたほど簡単には実現しないかもしれない。

  • ブレーブスGM補佐のミナシアンがエンゼルスの新GMに就任決定

    2020.11.13 09:27 Friday

     エンゼルスは日本時間11月13日、ブレーブスGM補佐のペリー・ミナシアンがビリー・エプラーの後任としてGMに就任することを発表した。エンゼルスはエプラー解任後、20人前後の候補者との面談を行い、新GMの人選を進めていた。現在40歳のミナシアンは球団史上13人目のGMとなり、契約期間は4年であることが発表されている。今回の新GM決定のプロセスにおいて、オーナーのアート・モレノを元GMで球団特別補佐のビル・ストーンマンがサポートしたようだ。

     ミナシアンの父ザックはレンジャーズのクラブハウスのアシスタント・マネージャーを務めた経験があり、ミナシアンは8歳の頃からバットボーイとして球界に携わっていた。2003年にはレンジャーズでスカウトとして採用され、2009年にブルージェイズへ移籍。2017年9月からアレックス・アンソポロスの下でブレーブスのGM補佐を務め、エンゼルスでGMのポジションを手にすることになった。

     ミナシアンには2人の兄弟がおり、それぞれナショナルズのクラブハウス・コーディネーター、ジャイアンツのプロ・スカウト部長を務めている。父と兄弟が球界関係者という野球一家に生まれ、野球一家で育ってきたというわけだ。マリナーズGM補佐のジャスティン・ホランダーも最終候補者となっていたが、モレノはミナシアンにチームを任せることを選択した。

     ミナシアンはブルージェイズ時代、ドラフトでノア・シンダーガードやマーカス・ストローマンを獲得する責任者となり、国際フリーエージェント市場ではブラディミール・ゲレーロJr.と契約。2018年から地区3連覇中のブレーブスでは、アンソポロスの右腕的存在として活躍した。

     ミナシアンに求められるのは、エンゼルスを2014年以来となるポストシーズンへ導くことだ。その目標に向けて、ミナシアンは「投手の補強が最優先になると思う」と今後の展望を口にしている。GMの交代により大谷翔平の起用法にも影響があると見られるが、ミナシアンがどのようなチーム作りを進めていくか注目だ。

  • 2020年シーズンのMVP アはアブレイユ、ナはフリーマンが初受賞

    2020.11.13 08:59 Friday

     2020年シーズンの各リーグのMVPが日本時間11月13日に「MLBネットワーク」の番組内で発表され、アメリカン・リーグはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはフレディ・フリーマン(ブレーブス)がそれぞれ初受賞となった。ホワイトソックスからのMVP選出は1994年のフランク・トーマス以来26年ぶり5度目(4人目)、ブレーブスからのMVP選出は1999年のチッパー・ジョーンズ以来21年ぶり7度目(6人目)である。

     アブレイユは全60試合に出場して打率.317、19本塁打、60打点、OPS.987をマーク。60試合制の短縮シーズンでシーズン試合数と同数の60打点を叩き出し、2年連続で打点王のタイトルを獲得した。打点のほか、安打(76)、長打率(.617)、長打(34)、塁打(148)でもリーグ1位の成績を残し、チームリーダーや若手選手のメンターとしての働きも高く評価された。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、キューバ出身選手がMVPを受賞するのは、1965年のゾイロ・ベルサイエス(元広島)、1988年のホゼ・カンセコに次ぐ史上3人目の快挙。また、アブレイユは2014年に新人王を受賞しており、新人王とMVPを受賞するのは史上28人目の快挙となった。

     アブレイユは30人の投票者から1位票21、2位票8、3位票1を集め、合計374ポイントを獲得。1位票8で303ポイントのホゼ・ラミレス(インディアンス)が2位、1位票1で230ポイントのDJ・レメイヒュー(ヤンキース)が3位となり、4位は173ポイントのシェーン・ビーバー(インディアンス)、5位は172ポイントのマイク・トラウト(エンゼルス)だった。

     フリーマンは開幕前に新型コロナウイルスが重症化し、周囲を心配させたものの、全60試合に出場して打率.341、13本塁打、53打点、OPS1.102をマーク。主要部門でリーグ1位となったのは得点(51)だけだったが、打率、出塁率(.462)、長打率(.640)、OPS(1.102)はいずれもフアン・ソト(ナショナルズ)に次ぐリーグ2位の好成績だった。

     ブライアン・スニッカー監督は、開幕時は3番に据えていたフリーマンの打順をシーズン途中に2番へ変更。この采配が見事にハマり、フリーマンは3番で出場した32試合で打率.295、6本塁打、OPS.982だったのに対し、2番で出場した26試合では打率.390、6本塁打、OPS1.202という驚異的な打棒を発揮した。

     フリーマンは30人の投票者から1位票28、2位票2を集め、合計410ポイントを獲得。1位票2のムーキー・ベッツ(ドジャース)が268ポイントで2位となり、マニー・マチャド(パドレス)が221ポイントで3位、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が201ポイントで4位、ソトが172ポイントで5位にランクインした。

  • 2020年シーズンのMVP 日本時間13日午前8時から発表

    2020.11.12 13:00 Thursday

     2020年シーズンの各リーグのMVPが日本時間11月13日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。すでに各リーグのファイナリスト3名(=投票結果の上位3名)は発表されており、アメリカン・リーグは誰が受賞しても初受賞となる。ナショナル・リーグも過去に受賞経験があるのはムーキー・ベッツ(ドジャース)だけ。ベッツはレッドソックス時代の2018年にア・リーグMVPを受賞しており、フランク・ロビンソンに次いで史上2人目の両リーグMVPなるか注目される。

     ア・リーグのファイナリストはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)、ホゼ・ラミレス(インディアンス)の3名。アブレイユは60試合制のシーズンで60打点を叩き出し、2年連続で打点王のタイトルを手にした。打撃成績の各部門でリーグ上位の成績を残したほか、若手選手の多いホワイトソックスをチームリーダーとして牽引した功績も高く評価されている。

     レメイヒューは両リーグ1位となる打率.364をマークし、1900年以降の近代野球では史上初の両リーグ首位打者を達成。出塁率(.421)とOPS(1.011)もリーグ1位だった。ラミレスは直近4シーズンで3度目のファイナリスト入り。2017年と2018年は3位に終わったが、9月に打率.366、10本塁打、OPS1.294と大爆発した今季は、インディアンスでは1953年のアル・ローゼン以来67年ぶりとなるMVP受賞が期待される。

     選手間投票でのア・リーグ最優秀選手にはアブレイユが選ばれているが、FanGraphs版のWARで両リーグ1位タイの3.4を記録したラミレスを最有力候補に挙げる声もあり、1位票の行方は大きく分かれるかもしれない。

     ナ・リーグはベッツ、フレディ・フリーマン(ブレーブス)、マニー・マチャド(パドレス)の3名がファイナリストに選出。ベッツの両リーグMVPに期待したいところだが、最有力候補と目されているのはラミレスと並んでFanGraphs版のWARで両リーグ1位タイの3.4を記録したフリーマンだ。

     主要部門でリーグ1位となったのは得点(51)くらいだが、打率.341、出塁率.462、長打率.640、OPS1.102はいずれもフアン・ソト(ナショナルズ)に次ぐリーグ2位の好成績。開幕前には新型コロナウイルスに感染して重症化し、周囲を心配させたが、選手間投票でナ・リーグの最優秀選手だけでなく両リーグから1名だけ選出される年間最優秀選手にも輝くほどの見事な活躍を見せた。

     ベッツは走塁や守備を加味したトータルの貢献度ではフリーマンに引けを取らないものの、打率が3割に届かないなど、見た目のスタッツではやや分が悪い。MVP投票はレギュラーシーズン終了時に行われているため、ポストシーズンで見せた素晴らしい活躍も選考材料とはならない。

     マチャドも自己ベストの打率.304、リーグ3位タイの16本塁打など好成績を残したが、「パドレスから選ぶならフェルナンド・タティスJr.のほうが相応しい」と言われるなど、インパクトに欠ける印象は否めない。混戦が予想されるア・リーグと対照的に、ナ・リーグはフリーマンの受賞がほぼ確実と言っていいだろう。

  • 来月開催のルール5ドラフト 有望株のプロテクト期限が迫る

    2020.11.12 10:50 Thursday

     日本時間12月11日に開催予定のルール5ドラフトに向けて、他球団への流出を阻止したい選手のプロテクト期限が日本時間11月21日に迫っている。各球団は自軍のルール5ドラフト対象選手が他球団から指名されるのを阻止したい場合、その選手をロースターの40人枠に登録してプロテクトする必要がある。有望株をプロテクトするためにその他の選手をロースターから外さなければならないケースもあり、各球団は戦力の維持と有望株のプロテクトのバランスに頭を悩ませることになる。

     18歳以下で契約した選手は5シーズン以内に40人枠に登録されなければルール5ドラフトで指名可能となる(19歳以上で契約した選手は4シーズン以内)。ルール5ドラフトではプロテクトされなかった選手を移籍金10万ドルを支払って獲得することができる。ただし、獲得した選手は1年を通してメジャーのロースターに登録される必要があり、もしロースターから外れる場合は5万ドルと引き換えに元所属球団へ返還される。

     今年のルール5ドラフトでは、2016年のドラフトで指名された高校生、2016年に18歳以下で国際フリーエージェントとして契約した選手、2017年のドラフトで指名された大学生が主に対象となる。

     「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングの上位100人に入っている選手では、17位のフォレスト・ウィットリー(アストロズ)、20位のマット・マニング(タイガース)、38位のノーラン・ジョーンズ(インディアンス)、51位のテイラー・トラメル(マリナーズ)、73位のブランドン・マーシュ(エンゼルス)、79位のヘラルド・ペルドモ(ダイヤモンドバックス)、81位のジョーダン・バラゾビック(ツインズ)の7人が対象。ただし、上位100人に入るレベルの有望株は過去5年間で全員がプロテクトされており、この7人も期限までに40人枠に登録されることが確実視されている。

     他にもカイル・ミュラー(ブレーブス)、アレックス・ファエド(タイガース)、イバン・ヘレーラ(カージナルス)といった有望株が対象となるが、彼らもプロテクトされる可能性が高い。とはいえ、過去にはルール5ドラフトからオールスター選手が誕生した例も多数あり、各球団にとって他球団で埋もれている才能を発掘するスカウティング力の見せどころとなる。

  • ストローマンとゴーズマンの残留により田中の価値が上昇?

    2020.11.12 09:50 Thursday

     メジャーリーグは日本時間11月12日にクオリファイング・オファーの返答期限を迎え、マーカス・ストローマン(メッツ)とケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)の両右腕が同オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留することを選択した。よって、フリーエージェント市場から2人の先発投手が消えることになり、メジャーリーグ公式サイトは「両右腕の残留によって田中将大の価値が上昇する」「田中はフリーエージェント市場で2番目に優秀な先発投手だ」と伝えている。

     移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」が公開したフリーエージェント選手ランキングによると、先発投手ではトレバー・バウアーが1位、ストローマンが6位、ゴーズマンが9位、田中が10位にランクイン。ストローマンとゴーズマンの両右腕が残留を選択したことにより、田中はバウアーに次ぐ2番手の存在となった。

     今季の田中は開幕前に打球が頭部に直撃するアクシデントがあったものの、10試合に先発して48イニングを投げ、3勝3敗、防御率3.56、44奪三振と例年通りの安定したパフォーマンスを披露。メジャーリーグ公式サイトは「田中は7年間で通算防御率3.74を記録し、ポストシーズンの通算10先発でも防御率3.33をマークしている」と紹介している。

     また、同サイトは田中が新人時代の2014年に右肘の内側側副靭帯を部分断裂したことにも言及。しかし、「トミー・ジョン手術を回避し、その後も肘に関連した問題には悩まされていない」と述べ、フリーエージェントで契約を結ぶ際に大きな問題にはならないとの見通しを示した。

     前出のランキングでは、田中に次ぐ11位にジェイク・オドリッジ、19位にホゼ・キンターナ、22位にジェームス・パクストン、23位にタイワン・ウォーカー、24位にギャレット・リチャーズ、31位にコリー・クルーバー、33位にチャーリー・モートンといった先発投手がランクイン。各球団は田中とこれらの投手を見比べながら、先発投手の補強を行うことになる。

  • ブレーブスが右腕・トムリンと再契約 年俸100万ドルの1年契約

    2020.11.12 09:20 Thursday

     ブレーブスは日本時間11月12日、自軍からフリーエージェントとなった右腕ジョシュ・トムリンと1年契約を結んだことを発表した。現地の報道によると、2021年シーズンの年俸は100万ドルで、2022年シーズンの契約は球団側に選択権のあるオプション(年俸125万ドルまたはバイアウト25万ドル)となっている。制球力抜群のベテラン右腕は、来季も先発とリリーフを兼任するスイングマンとしてブレーブス投手陣をサポートすることになりそうだ。

     インディアンス時代に2ケタ勝利3度の実績があるトムリンだが、2018年は32試合(うち9先発)に登板して2勝5敗、防御率6.14と絶不調。同年オフにフリーエージェントとなり、ブリュワーズとマイナー契約を結んだものの、開幕ロースター入りできずに解雇され、直後にブレーブスとマイナー契約を結んでメジャー昇格を果たした。

     2019年は自己最多の51試合(うち1先発)に登板して2勝1敗2セーブ、7ホールド、防御率3.74と持ち味を発揮。今季は先発陣に故障者が続出した影響で8月後半から9月上旬にかけて先発ローテーションの一角を担い、17試合(うち5先発)に登板して39回2/3を投げ、2勝2敗、1ホールド、防御率4.76、36奪三振をマークした。

     最大の武器は通算与四球率1.31という安定した制球力で、今季の与四球率1.82でさえキャリアで3番目に悪い数字だった。安定した制球力を維持する一方、今季は自己ベストの奪三振率8.17を記録。キャリアを通して被本塁打が多いという欠点はあるものの、ブレーブスは来季もトムリンが戦力になると判断したようだ。

     トムリンはインディアンスで9年、ブレーブスで2年プレーしており、来季がメジャー12年目のシーズンとなる。通算成績は251試合(うち150先発)に登板して65勝56敗2セーブ、8ホールド、防御率4.69、699奪三振となっている。

  • サイ・ヤング賞 アは三冠ビーバー、ナは防御率1位バウアー

    2020.11.12 08:50 Thursday

     日本時間11月12日、サイ・ヤング賞の受賞者が「MLBネットワーク」の番組内で発表され、アメリカン・リーグはシェーン・ビーバー(インディアンス)、ナショナル・リーグはトレバー・バウアー(レッズ)が選出された。満票受賞となったビーバーは、1972年のゲイロード・ペリー、2007年のCC・サバシア、2008年のクリフ・リー、2014年と2017年のコリー・クルーバーに次いで球団史上5人目(6度目)の受賞。一方のバウアーは球団史上初の受賞となった。

     ビーバーは12試合に先発して8勝1敗、防御率1.63、122奪三振の好成績をマーク。勝利・防御率・奪三振で両リーグ1位(勝利は1位タイ)の成績を残し、メジャー全体の投手三冠王は2006年のヨハン・サンタナ以来14年ぶりの快挙となった。

     開幕から62回1/3を投げたところでシーズン100奪三振に到達し、歴代最速記録を更新。また、今季登板した全12試合で8個以上の三振を奪い、開幕から12試合連続8奪三振以上は歴代2位の快記録となった(歴代1位は2000年のランディ・ジョンソンが記録した15試合)。

     満票受賞は2014年のクレイトン・カーショウ以来6年ぶり、ア・リーグでは2011年のジャスティン・バーランダー以来9年ぶり、インディアンスの投手としては初の快挙。210ポイントのビーバーに次いで、2位票18を獲得した前田健太(ツインズ)が92ポイントで2位となり、51ポイントの柳賢振(ブルージェイズ)が3位、50ポイントのゲリット・コール(ヤンキース)が4位、46ポイントのダラス・カイケル(ホワイトソックス)が5位にランクインした。

     バウアーは11試合に先発して5勝4敗ながら防御率1.73、100奪三振をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得。ナ・リーグで唯一の防御率1点台を記録し、WHIP(0.79)、被打率(.159)、完封(2)などの部門でもリーグ1位の成績を残した。

     特にシーズン終盤のピッチングは素晴らしく、最終4先発で29イニング(平均7イニング以上)を投げ、防御率1.24、39奪三振をマーク。シーズン最終登板となった9月23日のブリュワーズ戦は中3日でマウンドに上がり、8回4安打1失点、12奪三振という圧巻のピッチングを披露した。

     バウアーは1位票27を獲得し、合計201ポイント。1位票3のダルビッシュ有(カブス)が123ポイントで2位となり、ジェイコブ・デグロム(メッツ)が89ポイントで3位、ディネルソン・ラメット(パドレス)が57ポイントで4位、マックス・フリード(ブレーブス)が15ポイントで5位にランクインした。

  • QO返答期限 ストローマンとゴーズマンは受諾して残留

    2020.11.12 07:30 Thursday

     日本時間11月12日午前7時、クオリファイング・オファーの返答期限を迎え、マーカス・ストローマン(メッツ)とケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)の両右腕は同オファーを受諾して年俸1890万ドルの1年契約での残留が決定した。一方、トレバー・バウアー、J・T・リアルミュート、DJ・レメイヒュー、ジョージ・スプリンガーの4選手は同オファーを拒否。この4選手が他球団と契約した場合、来年のドラフトにおける指名権の補償と喪失が発生する。

     2017年に13勝9敗、防御率3.09の好成績をマークするなどブルージェイズのエース格として活躍してきたストローマンは、2019年7月下旬にトレードでメッツに加入。今季は左ふくらはぎの故障で出遅れ、フリーエージェントになるための要件(サービスタイム6年)を満たした時点でオプトアウト(出場辞退)を表明し、1試合も登板しなかった。自身のTwitterでクオリファイング・オファーを受諾してメッツに残留することを表明。現在29歳とまだ若いため、来季好成績を残して好条件での複数年契約を目指す。

     来年1月に30歳の誕生日を迎えるゴーズマンはジャイアンツ残留が決定。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドがゴーズマンのクオリファイング・オファー受諾を伝えた。今季は速球とスプリッターのコンビネーションが効果的に機能し、規定投球回には1アウト分だけ届かなかったものの、防御率3.62、奪三振率11.92の好成績をマーク。複数年契約を得られる可能性もあったが、「厳冬」が予想される今オフは年俸1890万ドルの1年契約で残留し、来オフに改めて市場に出るのが得策と判断したようだ。ただし、ジャイアンツと契約を延長する可能性も残されている。

     バウアー、リアルミュート、レメイヒュー、スプリンガーの4選手は1年1890万ドル以上の好条件を市場で得られることが確実なため、クオリファイング・オファーを拒否。返答期限までの期間中も他球団との交渉は可能だったが、同オファーを正式に拒否したことにより、いよいよ本格的に争奪戦がスタートする。

  • いよいよ明日!サイ・ヤング賞が日本時間12日午前8時から発表

    2020.11.11 13:39 Wednesday

     投手に贈られる最高の栄誉、サイ・ヤング賞の受賞者がいよいよ日本時間11月12日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。すでにファイナリストの顔ぶれは発表されており、アメリカン・リーグはシェーン・ビーバー(インディアンス)、前田健太(ツインズ)、柳賢振(ブルージェイズ)、ナショナル・リーグはトレバー・バウアー(レッズ)、ダルビッシュ有(カブス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)という顔ぶれ。特にナ・リーグは僅差の争いになることが予想され、大きな注目が集まっている。

     前田がファイナリストに名を連ねたア・リーグは、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手三冠」に輝いたビーバーの満票受賞が決定的だ。メジャー全体の三冠王は2006年のヨハン・サンタナ(ツインズ)以来14年ぶりの快挙。もちろん、この年のサンタナも満票でサイ・ヤング賞を受賞している。

     前田は規定投球回以上の投手としては1900年以降で歴代2位となるWHIP0.75を記録。2000年のペドロ・マルティネス(レッドソックス)が記録した0.74にはわずかに及ばなかったが、1913年のウォルター・ジョンソン(セネタース)が記録した0.78を上回る素晴らしい数字だった。成績は柳より優れているため、2位にランクインすることが有力視される。

     ビーバーの満票受賞が確実なア・リーグに対し、ナ・リーグのサイ・ヤング賞争いは大混戦だ。最多奪三振のタイトルを獲得したデグロムの3年連続受賞は難しいと見られているが、対戦相手の打線の質を根拠としてデグロムこそ受賞に相応しいと主張する記者もいる。1試合の平均得点がメジャー12位までのチームとデグロムは6度対戦したが、ライバルのバウアーは1度、ダルビッシュも2度しか対戦していないのだ。

     とはいえ、現実的にはバウアーとダルビッシュの一騎打ちになると見られる。バウアーは防御率(1.73)、WHIP(0.79)、被打率(.159)、完封(2)などの部門でリーグ1位の数字をマーク。奪三振(100)と奪三振率(12.33)もデグロムに次ぐ2位の好成績だ。シーズン最終登板では中3日で12個の三振を奪い、8回4安打1失点という見事なピッチングを見せた。リーグ唯一の防御率1点台という数字はもちろん、シーズン終盤の快投も投票者に強烈なインパクトを与えたに違いない。

     一方、最多勝のタイトルを手にしたダルビッシュは、FanGraphs版のWAR(3.0)でリーグ1位の数字をマークしており、「実質的な投球内容はバウアーを上回っている」との声がある。奪三振(93)や奪三振率(11.01)ではデグロムやバウアーの後塵を拝しているが、与四球が少ないため、奪三振と与四球の比率(6.64)は両者よりも優秀。守備や運の要素を排除して算出する疑似防御率FIP(2.23)でもリーグ1位の数字を残している。

     バウアーが優勢との声も聞こえるが、最終的には投票者がどの項目を重視するかという「好み」の問題になるだろう。すでに受賞者をめぐって様々な議論が行われているが、結果発表後も激しい論争が巻き起こることは間違いなさそうだ。

  • クオリファイング・オファーの返答期限は日本時間12日午前7時

    2020.11.11 11:31 Wednesday

     今オフはトレバー・バウアー(レッズ)、J・T・リアルミュート(フィリーズ)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)、ジョージ・スプリンガー(アストロズ)、マーカス・ストローマン(メッツ)、ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)の6人がクオリファイング・オファーを提示された。その返答期限が現地時間11月11日午後5時(日本時間11月12日午前7時)に迫っている。同オファーの金額は年俸上位125選手の平均によって決定され、今オフは同オファーを受諾した場合、年俸1890万ドルの1年契約で残留することになる。

     クオリファイング・オファーを拒否した選手が他球団と契約した場合、その選手を失ったチームにはドラフト指名権の補償、その選手を獲得したチームにはドラフト指名権の喪失が発生する。2012年の制度開始以降、昨オフまでに90人のフリーエージェント選手が同オファーを提示されたが、受諾したのは8人だけ。そのうち2人は昨オフのホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)とジェイク・オドリッジ(ツインズ)である。

     今オフは、バウアー、リアルミュート、レメイヒュー、スプリンガーの4人については同オファーの拒否が確実視されている(バウアーはすでに拒否を表明)。開幕を故障者リストで迎えたあと、フリーエージェントになる条件を満たした時点でオプトアウト(出場辞退)を選択したストローマンは、これまでの実績を考えれば1890万ドルという年俸は割高のように思われるが、まだ29歳という若さを武器に同オファーを拒否して市場に出ることが有力視される。

     決断が最も注目されるのはゴーズマンだ。2017年の11勝がキャリアハイ、200イニング以上は1度もなし、通算防御率4点台という投手に年俸1890万ドルはかなりの好条件のように思われるが、今季は規定投球回に1アウト分だけ届かなかったものの、防御率3.62、奪三振率11.92と自己ベスト級の好成績をマーク。すでに複数の球団が獲得に興味を示しており、複数年契約を得るチャンスでもある。

     受諾の可能性があるのはゴーズマンだけという状況だが、各選手は返答期限までにどのような答えを出すのだろうか。そして、同オファーの返答期限を過ぎれば、いよいよ本格的にフリーエージェント市場での争奪戦が幕を開ける。

  • 左腕・レイと再契約のブルージェイズ さらなる先発補強を目指す

    2020.11.11 10:47 Wednesday

     ブルージェイズは今オフの移籍市場におけるメジャー最初のフリーエージェント契約としてロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結んだ。すでに先発ローテーションの頭数は揃っているが、ロス・アトキンスGMによると、さらなる先発投手の補強を行う可能性があるようだ。また、中堅手や遊撃手の補強に動く可能性も取り沙汰されており、今オフのブルージェイズは最も積極的な補強を展開するチームの1つになると見られている。

     ブルージェイズは現時点で抱えている大型契約が少なく、主力選手の大半は安価な若手選手であるため、補強に使える予算を多く残している。先発ローテーションは現時点で柳賢振(リュ・ヒョンジン)、レイ、有望株ネイト・ピアソン、タナー・ロアーク、ロス・ストリップリングと頭数が揃っているものの、さらなるグレードアップに動く可能性があるようだ。

     アトキンスとマーク・シャパイロ球団社長はインディアンス時代にトレバー・バウアーとの接点があるものの、ブルージェイズはバウアーよりもジェイク・オドリッジや田中将大といった「手頃な」フリーエージェント選手に手を出す可能性が高いと見られている。クオリファイング・オファーの諾否次第ではケビン・ゴーズマンとマーカス・ストローマンも獲得候補になるだろう。

     また、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ブルージェイズは中堅手の獲得を目指しており、ジョージ・スプリンガーやジャッキー・ブラッドリーJr.がそのターゲットになっているという。さらに、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは、ブルージェイズがフランシスコ・リンドーア(インディアンス)をトレードで獲得する可能性があることを指摘している。

     遊撃手補強については、リンドーア獲得の噂がある一方で、「カナディアン・ベースボール・ネットワーク」のボブ・エリオットはブルージェイズがアンドレルトン・シモンズの獲得に興味を示していることを伝えている。いずれにしても、ブルージェイズがさらなる上位進出に向けて積極的な戦力補強を行うつもりであることは間違いなさそうだ。

  • メッツの新オーナーが大型補強を予告 ロハス監督は続投濃厚

    2020.11.11 10:16 Wednesday

     メッツの大ファンとして育ち、愛するチームの新オーナーに就任したスティーブ・コーエンは、日本時間11月11日に会見を行い、「大型マーケットのチームのように振る舞う」こと、要するに大型補強を行う予定であることを明らかにした。また、「3~5年のうちにワールドシリーズで勝てなければ落胆するだろう」と具体的な目標にも言及。フロントオフィスの人員には大規模な入れ替えが行われているが、ルイス・ロハス監督は来季も続投濃厚であることも明らかになった。

     コーエンは事前に明らかにしていた計画通り、前GMのサンディ・アルダーソンを球団社長に起用。アルダーソンの下でフロントオフィスの再編を進めており、ブロディ・バンワグネンGMら主要メンバーがチームを去ることになった。コーエンは資金を「酔っぱらった船乗りのように」使うことは否定したものの、「大型マーケットのチームのように」補強を行うことを明言。新型コロナウイルスの影響により他球団がペイロールを縮小することが予想されるなか、潤沢な資金を持つ自軍が優位に立てると考えているようだ。

     メッツは捕手、先発投手、ブルペンを中心に数多くの補強ポイントを抱えており、J・T・リアルミュートやトレバー・バウアー、ジョージ・スプリンガーといったフリーエージェント市場の注目株のほか、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)などトレード移籍が有力視されるスター選手の獲得にも動くことが予想されている。

     また、就任1年目のシーズンを26勝34敗という成績で終えたロハスは来季も続投することが濃厚となった。アルダーソンは「私の予想では、ロハスは2021年シーズンもメッツの指揮を執るだろう」と話している。ただし、アルダーソンによると、続投することが100%決定したわけではないという。新たにGM(ないし編成本部長)に就任する人物が監督の交代を望んだ場合、新監督を迎える可能性があるからだ。

  • インディアンス 30球団時代で5度目のMVP&CY賞独占なるか

    2020.11.11 09:34 Wednesday

     メジャーリーグの歴史上、MVP、サイ・ヤング賞、新人王の3つを独占したチームは存在しない。今季も3つを独占するチームが誕生しないのは確定している。しかし、インディアンスにはMVPとサイ・ヤング賞の2つを獲得するチャンスが残されている。MVPはホゼ・ラミレス、サイ・ヤング賞はシェーン・ビーバーがファイナリストに名を連ねているからだ。もしインディアンスがこの2つの賞を獲得すれば、30球団時代(1998年以降)では5度目の快挙となる。

     今季のアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞は、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手三冠」に輝いたビーバーの満票受賞が確実視されている。よって、インディアンスが1998年以降5度目の快挙を成し遂げられるかどうかはMVPの行方次第ということになる。

     ア・リーグMVPのファイナリストは、ラミレス、ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)の3名。いずれも好成績を残し、所属チームのポストシーズン進出に大きく貢献したが、受賞確実と言えるほどの決定打がなく、受賞者を予想するのは難しい。

     レイズ(当時デビルレイズ)とダイヤモンドバックスの誕生により30球団制となった1998年以降、MVPとサイ・ヤング賞の2つを獲得したのは、ジャスティン・バーランダーがダブル受賞した2011年タイガースとクレイトン・カーショウがダブル受賞した2014年ドジャースを除くと以下の4チームだけである。

    2002年アスレチックス
    ミゲル・テハーダ(MVP)、バリー・ジート(サイ・ヤング賞)

    2005年カージナルス
    アルバート・プーホルス(MVP)、クリス・カーペンター(サイ・ヤング賞)

    2006年ツインズ
    ジャスティン・モーノー(MVP)、ヨハン・サンタナ(サイ・ヤング賞)

    2013年タイガース
    ミゲル・カブレラ(MVP)、マックス・シャーザー(サイ・ヤング賞)

     なお、MVP、サイ・ヤング賞、新人王の3つのうち2つを獲得し、残り1つが2位だった例は過去に9チーム存在する。そのうち2チームはサイ・ヤング賞を受賞した投手がMVP投票で2位となっているため、それを除外すると過去に7チームだけだ。

     前出の2013年タイガースもそのうちの1チームで、新人王投票でホゼ・イグレシアスが2位。昨季のアストロズもバーランダーがサイ・ヤング賞、ヨルダン・アルバレスが新人王を受賞したものの、アレックス・ブレグマンがMVP投票で惜しくも2位に終わり、史上初の快挙達成はならなかった。

  • 最優秀監督賞 アはキャッシュ、ナはマティングリーが受賞

    2020.11.11 08:55 Wednesday

     日本時間11月11日、2020年シーズンの最優秀監督賞の受賞者が「MLBネットワーク」の番組内で発表され、アメリカン・リーグはケビン・キャッシュ(レイズ)、ナショナル・リーグはドン・マティングリー(マーリンズ)が選出された。両者とも初受賞。レイズからは2008年と2011年に受賞したジョー・マドン(現エンゼルス監督)に次いで2人目(3度目)、マーリンズからは2003年のジャック・マッキーンと2006年のジョー・ジラルディ(現フィリーズ監督)に次いで3人目となった。

     現在42歳のキャッシュは今季がレイズの監督に就任して6年目のシーズン。過去2年間はファイナリストに名を連ねながらも、いずれも3位に終わっていたが、スター不在のチームをリーグ最高勝率(40勝20敗)に導いたことが高く評価され、嬉しい初受賞となった。

     オープナー戦法など球界の常識にとらわれない戦い方で知られるレイズは、今季もキャッシュの下で持てる戦力を最大限に活用。60試合制の短縮シーズンにもかかわらず、59通りのスタメンを組み、史上最多タイとなる12人の投手がセーブを記録した。状況に応じて選手を使い分け、リーグ最高勝率という結果を残したキャッシュの采配は高く評価されている。

     キャッシュは1位票22、2位票5、3位票1で合計126ポイントを獲得。1位票5のリック・レンテリア(ホワイトソックス)が2位、1位票2のチャーリー・モントーヨ(ブルージェイズ)が3位となり、4位のボブ・メルビン(アスレチックス)にも1票だけ1位票が投じられた。

     一方、現在59歳のマティングリーは今季がマーリンズの監督に就任して5年目のシーズン。ドジャースの監督時代(2011~15年)には3度の地区優勝(2013年から3年連続)を成し遂げているが、これまで3位以内に入ったのは1度だけ(2013年に2位)だった。現役時代の1985年にア・リーグMVPを受賞しており、MVPと最優秀監督賞を受賞するのはフランク・ロビンソン、ドン・ベイラー、ジョー・トーレ、カーク・ギブソンに次ぐ史上5人目の快挙となった。

     今季のマーリンズは戦前の予想を覆して31勝29敗でナ・リーグ東部地区2位となり、2003年以来17年ぶりのポストシーズン進出を達成。開幕直後に新型コロナウイルスのクラスターが発生して18選手が陽性となり、ロースターの大幅な入れ替えを強いられたが、それを乗り越えて予想外の快進撃を続けた。

     マティングリーは1位票20、2位票8で合計124ポイントを獲得。1位票6のジェイス・ティングラー(パドレス)が2位となり、3位のデービッド・ロス(カブス)、4位のブライアン・スニッカー(ブレーブス)、5位のデーブ・ロバーツ(ドジャース)、7位のクレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)にも1位票が1票ずつ投じられた。

  • 2020年シーズンの最優秀監督賞 日本時間11日午前8時から発表

    2020.11.10 12:45 Tuesday

     全米野球記者協会の投票によって決定する最優秀監督賞の受賞者が日本時間11月11日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。すでに各リーグのファイナリスト3名(投票の上位3名)は発表されており、アメリカン・リーグはケビン・キャッシュ(レイズ)、チャーリー・モントーヨ(ブルージェイズ)、リック・レンテリア(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはドン・マティングリー(マーリンズ)、デービッド・ロス(カブス)、ジェイス・ティングラー(パドレス)が名を連ねた。

     キャッシュは3年連続のファイナリスト入り。過去2年はいずれも3位にとどまっており、ジョー・マドンに次いで球団史上2人目となる受賞を目指す。ワールドシリーズ第6戦で先発のブレイク・スネルを降板させた継投には批判が集まっているものの、スター不在のレイズをリーグ最高勝率へ導いた手腕は見事。ア・リーグ最優秀監督賞の最有力候補と言えるだろう。

     モントーヨは3年連続で負け越していたブルージェイズを4年ぶりのポストシーズン進出に導いた手腕を評価された。プエルトリコ出身の監督が最優秀監督賞を受賞すれば史上初の快挙となる。レンテリアはホワイトソックスを12年ぶりのポストシーズン進出に導いてファイナリストに名を連ねたが、シーズン終了後に解任。トニー・ラルーサが新監督に就任することが決定している。

     ナ・リーグでは前年105敗から新型コロナウイルスのクラスター発生を乗り越えてポストシーズン進出を果たしたマーリンズのマティングリーに注目。18選手がコロナ陽性となり、ロースターの大幅な入れ替えを強いられて61人もの選手を起用したが、2003年以来17年ぶりのポストシーズン進出を成し遂げた。マーリンズでは過去にジャック・マッキーンとジョー・ジラルディが最優秀監督賞を受賞している。

     ロスは就任1年目で地区優勝を達成。選手の兄貴分としてリーダーシップを発揮し、チームを見事にまとめ上げた。ティングラーも就任1年目から見事な手腕を発揮。10年ぶりのシーズン勝ち越しだけでなく、14年ぶりのポストシーズン進出も達成し、ファイナリストに名を連ねた。

  • レイズからFAのベテラン右腕・モートンに8~10球団が興味

    2020.11.10 11:45 Tuesday

     今オフのフリーエージェント市場において最も注目を集めている投手はトレバー・バウアーだが、多くの球団の視線はバウアー以外の投手にも注がれている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から聞いた話によると、少なくとも8~10球団がベテラン右腕チャーリー・モートンの獲得に興味を示しているようだ。モートンは日本時間10月31日にレイズから来季の契約オプション(年俸1500万ドル)を破棄されてフリーエージェントとなった。

     まもなく37歳の誕生日を迎えるモートンは、自宅から本拠地まで通えるレイズとの再契約が第1希望であると見られる。しかし、レイズが1000万ドルを超える年俸をオファーする可能性は低く、今季防御率6点台だったロビー・レイが年俸800万ドルでブルージェイズと再契約したことを考えると、モートンの価格はレイズの手が届かないところまで高騰する可能性がある。そうなれば他球団にも獲得のチャンスはあるだろう。

     レイズから再契約のオファーがない場合、現役引退という選択をする可能性があることを示唆していたモートンだが、37歳という年齢もあり、現役を続行する場合は1年契約(2022年の契約オプションが付く可能性も)となることが確実視される。各球団のフロントからは「レイズを離れるのであれば、高額で短期間の契約を得られるだろう」「レイが800万ドルで契約したのだからモートンはそれ以上の契約を得られる」との声も聞こえる。

     モートンはレイズ移籍1年目の昨季、自己最多の16勝をマークし、今季は9試合に先発して2勝2敗、防御率4.74を記録。ポストシーズンでは3勝を挙げ、チームの12年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。プレー環境を優先して金額が安くてもレイズ残留を選ぶのか、他球団からの高額オファーを受け入れるのか、あるいは現役引退という選択をするのか。ベテラン右腕の決断には大きな注目が集まりそうだ。

  • メッツはスプリンガーを最優先で獲得すべき NY紙の記者が主張

    2020.11.10 10:45 Tuesday

     大富豪のスティーブ・コーエンが新オーナーに就任したことにより、今オフのメッツは大型補強を行うことが予想されている。フリーエージェント市場でJ・T・リアルミュート、トレード市場でインディアンスのフランシスコ・リンドーアの獲得を狙うのではないかと言われているが、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は、リアルミュートとリンドーアよりもアストロズからフリーエージェントとなったジョージ・スプリンガーの獲得を優先すべきと考えているようだ。

     シャーマンは「スプリンガーは中堅手と右打者が必要というメッツの事情にフィットする」と指摘し、さらに「スプリンガーはバーニー・ウィリアムス(元ヤンキースの名中堅手)と似ているところがたくさんある」とスプリンガー獲得をプッシュする。パワーと忍耐力を兼ね備えた打撃、ポストシーズンでの勝負強さ、安定した守備力、俊足にもかかわらず盗塁が得意ではない点など、数多くの共通点を列挙。メジャー最初の7年間のWAR(Baseball-Reference版)もウィリアムスが24.4、スプリンガーが24.5と酷似している。

     メッツは2011年途中にカルロス・ベルトランをトレードで放出したあと、正中堅手を固定できずに苦しんでいる。2014年にフアン・ラガレスがゴールドグラブ賞を受賞したものの、故障もあって活躍は長続きせず、直近2シーズンはブランドン・ニモが中堅のレギュラー格となっているが、本来は両翼向きの選手だ。

     スプリンガーを獲得すれば、中堅の穴が埋まるだけでなく、人員過多となる両翼の外野手をトレード要員としてリンドーアの獲得に動くこともできる。インディアンスは外野手の貧打に苦しんでおり、ニモやドミニク・スミスをリンドーアの対価に含めれば、インディアンスの補強ポイントにも合致する。

     また、シャーマンはメッツのトップターゲットと見られるリアルミュートについて、これまでの出場試合数の多さや今季終盤に故障欠場があったことなどを理由に、獲得への懸念を表明している。豊富な補強資金を抱えるメッツは、今オフの補強の目玉としていったい誰を選ぶのだろうか。

  • ブルージェイズが中堅手の補強を目指す スプリンガーらが候補

    2020.11.10 10:15 Tuesday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ブルージェイズは今オフ、中堅手の補強を目指しているようだ。ヘイマンが入手した情報によると、ブルージェイズの補強リストにはジョージ・スプリンガーとジャッキー・ブラッドリーJr.の名前があるという。アストロズからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を拒否することが確実視されているスプリンガーには多くの球団が興味を示しているが、ブルージェイズは中堅手の補強を実現することができるのだろうか。

     今季のブルージェイズは左翼ルルデス・グリエルJr.、中堅ランドール・グリチック、右翼テオスカー・ヘルナンデスがオフェンス面で期待以上の働きを見せ、3人合計で39本塁打、OPS.862をマーク。外野トリオの打撃力はチームの強みの1つとなっていた。しかし、Statcastが算出する守備指標OAA(Outs Above Average)では3人揃ってマイナスの数値を記録。同指標が+1のスプリンガーや+7のブラッドリーJr.の獲得に成功すれば、オフェンス面のみならずディフェンス面でも戦力アップを期待できる。

     守備力ではブラッドリーJr.に軍配が上がるものの、やはり戦力として魅力的なのはスプリンガーだろう。2017年に34本塁打、2019年に39本塁打を放ち、今季も51試合で14本塁打、OPS.899を記録。ポストシーズンでの通算本塁打は今季の4本を加えて19本となり、歴代4位タイにランクインしている。スプリンガーの獲得に成功すれば、ブルージェイズの若くてパワフルな打線はさらにパワーアップする。

     なお、ブルージェイズがスプリンガーまたはブラッドリーJr.を獲得した場合、正中堅手のグリチックが右翼へ移ることが予想されている。この場合、今季ブレイクした正右翼手のヘルナンデスはフルタイムの指名打者として起用され、打撃に専念することになりそうだ。

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