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  • アスレチックスの開幕投手は苦労人・バシット 昨季防御率3位

    2021.3.26 13:00 Friday

     日本時間3月26日、アスレチックスのボブ・メルビン監督はクリス・バシットが今季の開幕投手を務めることを発表した。先週からしばしば「開幕投手は誰?」と記者に質問されてきたメルビンはこの日、「開幕投手が誰なのか知りたいかい?」と自ら切り出し、数秒の間をおいて「クリス・バシットだ」と公表。トミー・ジョン手術を乗り越え、30歳になってからメジャー定着を果たした苦労人がキャリア初の大役を務めることになった。

     現在32歳のバシットは昨季11試合に先発して63イニングを投げ、5勝2敗、防御率2.29(リーグ3位)、55奪三振を記録。9月の4先発で3勝0敗、防御率0.34の好成績をマークして月間MVPを初受賞し、サイ・ヤング賞の投票では10ポイントを獲得して8位にランクインした。今年のオープン戦でもここまで3試合に先発して2勝0敗、防御率1.74と好投を続けている。

     先発ローテーションの中心的存在へと成長したバシットだが、そこに至るまでの道のりは決して平坦なものではなかった。2011年のドラフトでホワイトソックスから16巡目指名を受けてプロ入りし、2014年にメジャーデビューを果たしたものの、同年12月にジェフ・サマージャらとのトレードでアスレチックスへ移籍。2015年は86イニングで防御率3.56と好投しながらも1勝8敗と勝ち星に恵まれず、2016年には右肘を痛めてトミー・ジョン手術を受けた。リハビリ中には「もうメジャーで最後のボールを投げ終えてしまったのかもしれない」と思ったこともあったという。

     しかし、2018年にメジャー復帰を果たして2勝を挙げると、翌2019年には自己最多の144イニングを投げて自身初の2ケタ勝利(10勝)をマーク。そして、昨季はリーグ3位の防御率を記録する大ブレイクを遂げた。「トミー・ジョン手術後には復帰できるか疑問に思ったこともあった」とバシット。そうした経験もあり、「ロースターにいられることを当然だと思ったりはしない。メジャーに居続けることがどんなに大変か知っているからね」と決して慢心することはない。

     なお、アスレチックスでは2001年から2006年にかけてティム・ハドソン、マーク・マルダー、バリー・ジートの「ビッグ3」が開幕投手を独占していたが、それ以降の15年間ではバシットが13人目の開幕投手となる。2年連続で大役を担ったのはソニー・グレイ(2014~15年:現レッズ)とケンドール・グレイブマン(2017~18年:現マリナーズ)の2人だけである。

  • ブレーブスの開幕投手はフリード 高校の同僚3人が大役をゲット

    2021.3.26 12:00 Friday

     日本時間3月26日、ブレーブスのブライアン・スニッカー監督はマックス・フリードを今季の開幕投手に指名した。メジャー5年目で初の大役となるフリードは「開幕投手は夢だったし、それを目指して頑張ってきた。今朝、監督が僕のところへ歩いてきて開幕投手に指名してくれたんだけど、本当に特別な瞬間だったよ」と大喜び。2019年は17勝を挙げながらもポストシーズンでブルペンに回される屈辱を味わったが、ついに先発投手としての栄誉を手に入れた。

     現在27歳のフリードは昨季11試合に先発して56イニングを投げ、7勝0敗、防御率2.25、50奪三振の好成績をマーク。シーズン終盤に背中を痛めて戦列を離れたため、規定投球回には届かなかったものの、シーズン最終登板で2本塁打を浴びるまで防御率1点台&被本塁打0をキープし、サイ・ヤング賞の投票では5位にランクインした。ブレーブスの左腕が開幕投手を務めるのは2002年のトム・グラビン以来19年ぶりとなる。

     ブレーブスは昨季の開幕投手マイク・ソローカが昨年8月にアキレス腱断裂の重傷を負い、今季の開幕には間に合わない。また、昨年のポストシーズンで先発の一角を担ったカイル・ライトはすでにマイナー降格が決まっており、開幕ローテーションはフリード、チャーリー・モートン、イアン・アンダーソン、ドリュー・スマイリー、ブライス・ウィルソンの5人で形成されることが決定的となっている。

     なお、フリード、ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、ジャック・フラハティ(カージナルス)の3人はハーバード・ウエストレイク高校時代のチームメイトであり、高校時代からの友人でもある。ジオリトとフラハティの2人はすでに昨季に続いて2年連続の開幕投手を務めることが決定。フリードが開幕投手に指名されたことにより、友人3人が揃って日本時間4月2日の開幕戦に登板することになった。「クレイジーだね」とフリード。「開幕投手に選ばれて、彼らと感情をシェアできるのはとてもクールだよ」と感激した様子で話した。

  • パドレス・ダルビッシュ 2017年以来2度目の開幕投手が決定

    2021.3.26 11:00 Friday

     日本時間3月26日、パドレスのジェイス・ティングラー監督は本拠地ペトコ・パークで行われるダイヤモンドバックスとの開幕戦(日本時間4月2日)にダルビッシュ有が先発することを発表した。ダルビッシュが開幕投手を務めるのはレンジャーズ時代の2017年以来4年ぶり2度目となる。また、開幕2戦目にブレイク・スネルが先発することも決定。「打倒・ドジャース」を目指すパドレスは今オフ獲得した2人のエースで開幕ダッシュを狙う。

     現在34歳のダルビッシュは昨季カブスで12試合に先発して76イニングを投げ、8勝3敗、防御率2.01、93奪三振の好成績をマーク。日本人投手としては初めてとなる最多勝のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞の投票ではトレバー・バウアー(昨季レッズ・現ドジャース)に次ぐ2位にランクインした。前年にサイ・ヤング賞の投票で得票した投手がパドレスの開幕投手を務めるのは2008年のジェイク・ピービー以来のこととなる。

     2014年にダルビッシュが史上最速で通算500奪三振を達成した際に犠牲となったウィル・マイヤーズ(当時レイズ)は、今季からダルビッシュがチームメイトとなり、ダルビッシュに三振を奪われる心配をする必要がない。マイヤーズはダルビッシュについて「今季、彼から三振をしなくて済むのは良いことだね。彼は素晴らしい男だ。このチームの全員が彼のピッチングを見るのを楽しみにしている。かなりたくさんの球種を持っているし、すべての球種をいつでも投げることができる」と語っている。

     ティングラーは先発3番手以降については明言しなかったが、「左腕のスネルを2人の右腕で挟みたい」という考えを持っているという。よって、開幕3戦目は右腕ジョー・マスグローブの先発が有力。なお、ディネルソン・ラメットの調整が遅れているため、開幕ローテーションの残りの2枠にはクリス・パダックとエイドリアン・モレホンが入ると予想されている。

  • 「オープン戦の成績を無視できない選手」にエンゼルス・大谷が選出

    2021.3.25 16:00 Thursday

     日本時間3月25日、メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーはオープン戦で注目すべき成績を残している選手を紹介する特集記事を公開。そのなかに大谷翔平(エンゼルス)の名前も登場する。大谷はここまで打者として10試合に出場して打率.600(25打数15安打)、4本塁打、7打点、長打率1.080、OPS1.701、投手として3試合に先発して0勝2敗、防御率7.88、奪三振率15.75をマークしている。

     アドラーは大谷について「二刀流スターの大谷が帰ってきたようです。オープン戦では打者としてホームランを量産し、投手として奪三振を積み重ねています」と紹介。アドラーが「昨季は打者として不振に陥り、投手としてはほとんど登板できなかったので、大谷は大きな疑問を抱えていました。(その疑問を解決するうえで)オープン戦の活躍が助けとなっています」と述べているように、大谷は二刀流の継続を疑問視する声を打ち消すような見事なパフォーマンスを続けている。

     アドラーは「大谷はすでに468フィート(約142.6メートル)の本塁打を放ち、センター方向や逆方向(レフト方向)へ何本も本塁打を放っていますが、これは絶好調のときに彼がやることです」と打者・大谷の活躍に言及。さらに「投手としてはどうでしょうか? 彼は100マイルと101マイルを計測し、スプリッターで多くの空振りを奪っています。これにより球速(昨季は90マイル台前半まで低下していた)や昨季全くコントロールできなかったベストピッチのスプリッターに関する懸念は解消されました」と投手・大谷の現状にも触れている。

     なお、「オープン戦の成績を無視できない選手」として、大谷のほかには、フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ジェイムソン・タイオン(ヤンキース)、アキル・バドゥー(タイガース)、ジャズ・チザム(マーリンズ)、ケブライアン・ヘイズ(パイレーツ)、ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)、ロビー・レイ(ブルージェイズ)、テジェイ・アントーン(レッズ)、イアン・アンダーソン(ブレーブス)の10人とホワイトソックス救援陣が紹介されている。

  • Rソックスに「恐怖の9番打者」誕生 若き長距離砲・ダルベック

    2021.3.25 12:00 Thursday

     9番打者には通常、「第2のリードオフマン」と呼ばれるような俊足の選手や守備型の捕手・二塁手・遊撃手などが入るケースが多い。しかし、レッドソックスのアレックス・コーラ監督はそんな球界の「常識」に逆らおうとしている。今季のレッドソックスで9番に起用されるのはボビー・ダルベック。昨季80打数で8本塁打を放ち、今年のオープン戦でも16試合で6本塁打、長打率.821、OPS1.221をマークしている長距離砲である。

     現在25歳のダルベックは昨年8月にメジャーデビューし、9月上旬に5試合連続アーチを記録するなど、23試合で8本塁打を量産。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団3位にランクインする有望株であり、新人王候補の1人として期待されている。「Bill James Handbook」では今季36本塁打を打つとの予想。「Baseball Prospectus」も28本塁打との予想を出しており、他球団にとって「恐怖の9番打者」となるに違いない。

     コーラが「9番ダルベック」の構想を持ち始めたのは、2月にアンドリュー・ベニンテンディを放出してフランチー・コルデロを獲得するトレードが成立したときだったという。パワーとスピードを兼ね備えるコルデロを8番に置き、続く9番にダルベックを入れる。才能豊かな2人に過度のプレッシャーを与えず、思う存分にポテンシャルを発揮してほしいというコーラの親心が込められている。

     今季のレッドソックスは新加入のエンリケ・ヘルナンデスがリードオフマンを務め、2番はアレックス・ベルドゥーゴ。中軸にはJ・D・マルティネス、ザンダー・ボガーツ、ラファエル・デバースの3人が入り、ハンター・レンフローが6番、クリスチャン・バスケスが7番を打つ予定だ。コルデロとダルベックが下位打線で自慢のパワーを発揮すれば、上位から下位まで迫力満点の強力打線が完成する。

     「Stathead」のデータによると、9番打者によるシーズン最多本塁打記録は1996年のケビン・エルスター(当時レンジャーズ)による21本。ダルベックがこの記録を塗り替えることができるか注目したい。

  • ジャイアンツの開幕投手はゴーズマン 開幕投手決定は23球団目

    2021.3.25 11:00 Thursday

     日本時間3月25日、ジャイアンツは今季の開幕投手がケビン・ゴーズマンに決定したことを発表した。ゴーズマンが開幕投手を務めるのはオリオールズ時代の2017年に続いて2度目であり、ジャイアンツ移籍後では初めて。また、ゴーズマンと開幕投手を争っていたジョニー・クエイトは開幕2戦目に先発予定。ローテーションの順番通りにいけば、クエイトが日本時間4月10日に行われるロッキーズとの本拠地開幕戦に先発することになる。

     現在30歳のゴーズマンは2019年オフにレッズからFAとなり、1年契約でジャイアンツに加入。昨季はロングリリーフからのスタートとなったものの、開幕直後にローテーション入りを果たし、12試合(うち10先発)に登板して59.2イニングを投げ、3勝3敗、防御率3.62、79奪三振をマークした。

     スプリッターの精度が向上して被打率.097、空振り率49.0%と大きな武器となり、奪三振率11.92は自己ベストを更新。昨季終了後にFAとなったあと、年俸1890万ドルのクオリファイング・オファーを提示され、それを受諾してジャイアンツに残留した。

     なお、ブルージェイズ、アスレチックス、ブレーブス、パイレーツ、ダイヤモンドバックス、ロッキーズ、パドレスの7チームを除く23チームはすでに今季の開幕投手を発表済み。以下のような顔ぶれとなっている。

    オリオールズ:ジョン・ミーンズ(初)
    レッドソックス:エドゥアルド・ロドリゲス(初)
    ヤンキース:ゲリット・コール(3度目)
    レイズ:タイラー・グラスナウ(初)

    ホワイトソックス:ルーカス・ジオリト(2度目)
    インディアンス:シェーン・ビーバー(2度目)
    タイガース:マシュー・ボイド(2度目)
    ロイヤルズ:ブラッド・ケラー(2度目)
    ツインズ:前田健太(初)

    アストロズ:ザック・グレインキー(5度目)
    エンゼルス:ディラン・バンディ(2度目)
    マリナーズ:マルコ・ゴンザレス(3度目)
    レンジャーズ:カイル・ギブソン(初)

    マーリンズ:サンディ・アルカンタラ(2度目)
    メッツ:ジェイコブ・デグロム(3度目)
    フィリーズ:アーロン・ノラ(4度目)
    ナショナルズ:マックス・シャーザー(6度目)

    カブス:カイル・ヘンドリックス(2度目)
    レッズ:ルイス・カスティーヨ(2度目)
    ブリュワーズ:ブランドン・ウッドラフ(2度目)
    カージナルス:ジャック・フラハティ(2度目)

    ドジャース:クレイトン・カーショウ(9度目)
    ジャイアンツ:ケビン・ゴーズマン(2度目)

  • エンゼルス・マドン監督 今季はトラウトを3番打者として起用へ

    2021.3.25 10:00 Thursday

     日本時間3月25日、エンゼルスのジョー・マドン監督はこれまで2番を打つことが多かったマイク・トラウトを今季は3番打者として起用する方向性を固めつつあることを明らかにした。「その方向性で固まりつつあるよ。詳しくは言わないけれど、スリーバッター・ミニマムのルールも多少は考慮に入れている」とマドン。3番トラウト、4番アンソニー・レンドンがいずれも右打者のため、左打者の大谷翔平は2番を打つ機会が増えることが予想される。

     昨季のエンゼルスは1番デービッド・フレッチャー、2番トラウト、3番レンドンの形を基本としてスタートしたが、開幕から2週間が経過したころにはトラウトが3番、レンドンが4番に入り、2番には大谷やトミー・ラステラ(現ジャイアンツ)といった左打者が起用されるケースが増加した。9月に入ると、左打者のジャレッド・ウォルシュの打棒が爆発したため、フレッチャー、ウォルシュ、トラウト、レンドンの1~4番は完全に固定。今季も同様の形が採用されるようだ。

     1番フレッチャー、3番トラウト、4番レンドンと右の好打者が並ぶなかで2番にウォルシュや大谷といった左打者を起用することにより、ワンポイント禁止の現在のルールでは、相手チームはウォルシュや大谷に左投手をぶつけることが難しくなる。「3番トラウト」は2番に入るであろう左打者をプロテクトするための最適の方法と言えるだろう。

     昨季のトラウトは、2番で出場した15試合で打率.300、7本塁打、15打点、出塁率.368、OPS1.034、3番で出場した37試合では打率.274、10本塁打、31打点、出塁率.399、OPS.984を記録。キャリア通算では2番の664試合で打率.301、OPS1.015、3番の385試合で打率.310、OPS1.022をマークしており、打順の変更がトラウトの打棒に大きな影響を与えることはなさそうだ。

     ちなみに、今年のオープン戦では2番の6試合で打率.167、OPS.702に終わっているのに対して、3番の9試合では打率.368、OPS.994をマークしている。

  • パドレスの若きスター・タティスJr. 違和感訴えた左肩は問題なし

    2021.3.25 09:00 Thursday

     サンディエゴの街は安堵したに違いない。パドレスのスター遊撃手、フェルナンド・タティスJr.は日本時間3月24日の試合でショートゴロを処理した際に左肩の違和感を訴えて途中交代したが、ジェイス・ティングラー監督によると、特に問題はなく、数日以内に戦列復帰できる見込みだという。ティングラーは「(左肩の状態は)とても良いみたいだよ。今日の試合にスタメン出場することを希望していたくらいだからね」と話している。

     タティスJr.は日本時間3月24日に行われたレッズとのオープン戦、3回表先頭のジョナサン・インディアのショートゴロを処理した直後に左肩の違和感を訴え、金河成(キム・ハソン)と交代してベンチへ退いた。ティングラーによると、左肩の違和感は打球をバックハンドで捕球した際に生じたものだという。まだオープン戦のため、大事を取って交代させたが、「シーズン中だったらプレーを続行していただろう」とも話している。

     同僚のトミー・ファムは試合後、「(左肩の違和感が)フェイクであってほしい、という考えが僕の頭のなかをよぎった。彼は僕たちが成し遂げようとしていることにおいて大きな役割を担っているからね。彼のような能力を持ち、試合に大きなインパクトを与えられる選手は多くないんだ」と語り、タティスJr.の左肩の状態を心配していたが、指揮官の話を聞く限りでは、故障者リスト入りは回避できそうだ。

     タティスJr.はマイナー時代から肩に不安を抱えており、ティングラーは今後もタティスJr.の肩の状態を注意深く見守っていく方針を明らかにしている。14年3億4000万ドルという超大型契約を結んだタティスJr.だが、心配されるのは162試合制のフルシーズンを戦い抜いた経験がない点。今月上旬には体調を崩して1週間ほど欠場し、復帰直後には内野フライでタッチアップした際に激しいヘッドスライディングで打撲してさらに数試合を欠場した。

     なお、オープン戦ではここまで10試合に出場して打率.391(23打数9安打)、2本塁打、5打点、OPS1.092の好成績をマーク。才能がホンモノであることは間違いないだけに、故障をいかに回避していくかが超大型契約を成功へ導くポイントとなりそうだ。

  • アストロズが先発右腕・マカラーズJr.と5年8500万ドルで契約延長

    2021.3.25 08:00 Thursday

     日本時間3月25日、アストロズがランス・マカラーズJr.と5年8500万ドルで契約を延長することで合意に達したことが明らかになった。マカラーズJr.は今季終了後にFAとなる予定だったが、「ヒューストンは僕が居たい場所だ。ここが僕のホームだからね」と契約延長を希望していた。アストロズでは今季終了後にFAとなるカルロス・コレアもシーズン開幕までに契約を延長することを希望しており、その動向が注目されている。

     現在27歳のマカラーズJr.はトミー・ジョン手術により2019年を全休したものの、昨季は11試合に先発して55イニングを投げ、3勝3敗、防御率3.93、56奪三振と復活。今季も先発ローテーションの一角として期待されている。

     メジャー5年間で通算94試合(うち91先発)に登板して32勝25敗、防御率3.70を記録。2017年にオールスター・ゲーム初選出を果たし、翌2018年には自身初の2ケタ勝利(10勝)をマークしているが、故障が多く、130イニング以上を投げたシーズンは1度もない。5年8500万ドルの契約に見合う活躍をするためには故障を減らし、健康にプレーすることがポイントとなる。

     ちなみに、2017年のワールドシリーズ制覇を経験したメンバーのうち、現在もアストロズに在籍しているのはユリ・グリエル、ホゼ・アルトゥーベ、コレア、アレックス・ブレグマン、フランシス・マルテス、マカラーズJr.の6人だけ。今オフはFAとなったジョージ・スプリンガーを引き留められず、スプリンガーは6年1億5000万ドルの大型契約でブルージェイズへ移籍した。

     アストロズがシーズン開幕前に主力選手と契約を延長するのは珍しいことではなく、2018年3月にアルトゥーベと5年1億5100万ドル、2019年3月にはブレグマンと5年1億ドルで契約延長。なお、アルトゥーベとの契約は球団史上最高額の契約となっている。

  • MLB公式サイトが今年のポストシーズンを予想 ド軍が2連覇?

    2021.3.24 19:00 Wednesday

     日本時間3月24日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは2021年のポストシーズンの行方を詳細に予想する特集記事を公開した。この記事では10月5日(現地時間)にスタートするポストシーズンの戦いを1日ごとに予想し、ポストシーズンが決着する11月2日(現地時間)まで約1ヶ月にわたる戦いの様子が詳細に記されている。いったいレイッチはどのチームが2021年のワールドシリーズを制すると予想したのだろうか。

     レイッチの予想では、ア・リーグはヤンキース、ホワイトソックス、アスレチックスの3チームが地区優勝、ワイルドカードはツインズとブルージェイズ。一方、ナ・リーグはブレーブス、カージナルス、ドジャースの3チームが地区優勝、ワイルドカードはパドレスとメッツとなっている。一発勝負のワイルドカード・ゲームは、ナ・リーグはダルビッシュ有とジェイコブ・デグロムの投げ合いとなり、パドレスが勝利。ア・リーグはブラディミール・ゲレーロJr.の3ランで先制したブルージェイズがツインズを破った。

     地区シリーズはカージナルス対ブレーブス、ドジャース対パドレス、ホワイトソックス対アスレチックス、ヤンキース対ブルージェイズの4カード。このうち3カードが10月11日(現地時間)に決着し、カージナルスが3勝1敗、ホワイトソックスが3勝0敗、ヤンキースも3勝0敗で次のステージへ駒を進めた(カージナルスはシーズン途中にトレバー・ストーリーを獲得したことになっている)。同13日、ドジャースはクレイトン・カーショウの好投でパドレスを破り、3勝2敗でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

     リーグ優勝決定シリーズはア・リーグがヤンキースとホワイトソックス、ナ・リーグがドジャースとカージナルスの対戦。10月18日(現地時間)、ドジャースは4連勝で2年連続のワールドシリーズ進出が決定。カージナルスは1点をリードした第3戦の9回表、守護神ジョーダン・ヒックスがマックス・マンシーに浴びた逆転2ランが致命傷となった。ア・リーグはヤンキースが3勝1敗で王手をかけたあと、ホワイトソックスが意地を見せて2連勝。同22日、ゲリット・コールが好投し、ジャンカルロ・スタントンとアーロン・ジャッジの両大砲に一発が飛び出したヤンキースが第7戦を制し、12年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。

     ドジャースとヤンキースの対戦となったワールドシリーズは、ヤンキースが初戦を制したものの、第2戦はジャスティン・ターナーのサヨナラ犠飛でドジャースが勝利。第3戦はコールが2安打16奪三振で完封し、ヤンキースが2勝1敗とリードを奪ったが、ドジャースは第4戦をトレバー・バウアー、第5戦をカーショウの好投で制し、ワールドシリーズ2連覇に王手をかけた。そして、11月2日(現地時間)にドジャー・スタジアムで行われた第6戦、同点で迎えた9回裏二死満塁カウント3-2の場面でムーキー・ベッツがアロルディス・チャップマンから右翼線へのサヨナラタイムリーを放ち、ドジャースが勝利。58年ぶりに本拠地で世界一を決めたのだった。

  • オープン戦打率.125のキム・ハソン パドレス首脳陣は楽観視

    2021.3.24 18:00 Wednesday

     パドレスの金河成(キム・ハソン)がメジャーへの適応に苦しんでいる。オープン戦はここまで14試合に出場して打率.125(32打数4安打)、出塁率.222、OPS.347で長打は0本。しかし、ジェイス・ティングラー監督は「我々はパニックになっていない」と状況を楽観的に捉えている。「しっかり練習しているし、ボールもよく見えているし、打撃のバランスも良い。多少の調整が必要で、彼はそれに取り組んでいるところだ」と語った。

     現在25歳のキムは昨季、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズで138試合に出場して打率.306、30本塁打、109打点、23盗塁、OPS.921の好成績をマーク。ポスティング制度でメジャー移籍を目指し、パドレスと4年2800万ドルで契約した。

     ティングラーは「(韓国とは)投手の質が完全に異なる。スピードもあるし、変化球も鋭い。慣れるには時間が必要だよ」と焦ることなく、キムの現状を冷静に見つめている。「守備は安定しているし、現状には満足しているよ。打撃面のアジャストには少し時間がかかるかもしれないけどね」と長い目で見守っていく方針だ。

     調整のためにマイナーへ降格させることも可能だが、パドレスはキムを開幕ロースターに登録する方針を固めている。内野の全ポジションを守ることができることに加え、オープン戦の最終週には左翼手として出場予定。ユーティリティ・プレーヤーとしてチームに不可欠な戦力というわけだ。紅白戦でクリス・パダックからフェンス直撃の二塁打を放つなど、打撃面のアジャストが完了しそうな気配も漂い始めている。

     ティングラーは大谷翔平(エンゼルス)の1年目にも言及。大谷はメジャー1年目の2018年、オープン戦11試合で打率.125、0本塁打、1打点、OPS.347に終わったものの、公式戦では104試合で打率.285、22本塁打、61打点、OPS.925をマークしたが、それと同じ道筋をキムが辿る可能性もあるというのだ。「我々はキム(の活躍)にかなりの自信を持っている」と指揮官は25歳の韓国人内野手への信頼を口にした。

  • ロッキーズ・フリーランドが負傷降板 ブラック監督「心配」

    2021.3.24 17:00 Wednesday

     日本時間3月24日、アスレチックスとのオープン戦に先発したカイル・フリーランド(ロッキーズ)は3回裏の先頭打者マーク・キャナへ投球した際に左肩を負傷。グラブを外した右手で左肩の付け根あたりを抑え、フィールドにうずくまった。続投不能となり、バド・ブラック監督とトレーナーに付き添われて降板。ブラックは「肩の後ろ側に痛みがあったみたいだ。良いニュースが聞けるといいんだけどね。心配だよ」と話している。

     フリーランドはこの試合がオープン戦3度目の登板。過去2登板では合計7イニングを無失点に抑えていたが、この日は2回裏一死2・3塁からミッチ・モアランドにタイムリー二塁打を浴びて2点を失った。3回表には今年初めて打席に立ち、レフトライナー。アクシデントが発生したのはその直後の3回裏だった。

     ブラックは「彼はスプリング・トレーニングを通してシーズンに向けた準備を順調に進めてきた。投球練習でも、打撃練習でも、オープン戦の登板でも、登板間の調整でも、このようなことが起きる兆候は全くなかった」と語り、想定外のアクシデントだったことを強調。2018年に17勝を挙げるなど主力投手の1人であり、順調にいけば開幕2戦目に先発することが予想されていただけに、フリーランドの離脱はロッキーズにとって大きな痛手となる。

     ロッキーズは開幕5日目にオフがあるため、先発5番手が初めて必要になるのは4月10日(現地時間)のジャイアンツ戦。よって、開幕ローテーションはヘルマン・マルケス、ジョン・グレイ、オースティン・ゴンバー、アントニオ・センザテラの4人体制となる可能性もある。フリーランドの代役としては、マイナー契約のチチ・ゴンザレスと有望株のライアン・ロリソンの2人が有力候補に挙げられている。

    「穴埋めのことはあとで考える。今はカイルのことだけを考えているよ」とブラック。開幕まで10日を切っており、先発2番手の左腕を欠いてシーズン開幕を迎えることになる可能性は極めて高そうだ。

  • ドジャース・バウアーの発言にマリナーズ監督が冗談と皮肉で反撃

    2021.3.24 16:00 Wednesday

     マリナーズは日本時間3月24日に行われたドジャースとのオープン戦で5回裏にトレバー・バウアーから3本の本塁打を放った。登板後、バウアーは「自分のやりたいことはできた。打者をアウトにしようとしているときには良い考え方ではないけど、5回は登板を終えるために球数を増やすことだけを考えて投げていた」と発言。要するに、3本塁打を浴びた5回裏は真剣に投げていなかったというのだ。この発言に対し、マリナーズのスコット・サービス監督が反論した。

     マリナーズ打線は4回までバウアーの前にわずか1安打に封じられた。サービスはそのバウアーのピッチングを振り返り、「確かに、バウアーは試合序盤から絶好調だった」とコメント。そして、エバン・ホワイト、ホゼ・マルモレホス、ミッチ・ハニガーの3人が本塁打を放った5回裏については「最初の4イニングは我々は打つ気がなかったんだ。打つと決めた5回裏には良い結果が出た」と語り、冗談を交えた皮肉でバウアーの発言に反撃した。

     また、バウアーが以前の試合で片目をつぶって投球していたことを踏まえ、「マリナーズの打者は最初の4イニングは片目をつぶってバッティングをしていたのではないか」と尋ねられた際には「我々の選手たちは最初の4イニングは片目をつぶって打っていたよ。とにかく、最初の4イニングは我々は打つ気がなかったということをわかってほしいんだ」と回答。もちろん、これはジョークだと思われるが、バウアーへの反撃は止まらなかった。

     バウアーはオープン戦での最初の4登板で13.1イニングを投げ、防御率2.03と安定したピッチングを披露。3点以上を失ったのは、5度目の登板となったマリナーズ戦が初めてだった。「真剣に投げなかった」という発言の真偽のほどは定かではないが、少なくともマリナーズ側の気分を害したのは間違いない。マリナーズは約1ヶ月後の4月19~20日(現地時間)に本拠地T-モバイル・パークでドジャースとの対戦が組まれており、バウアーとの再戦となれば大きな注目を集めそうだ。

  • フィリーズ・リアルミュート 戦列復帰初戦の初打席でホームラン

    2021.3.24 15:00 Wednesday

     春季キャンプ開始前の練習中に右手親指を骨折し、シーズン開幕に向けての調整が遅れていたJ・T・リアルミュート(フィリーズ)が日本時間3月24日に行われたブルージェイズとのオープン戦で戦列復帰。「2番・捕手」でスタメン出場し、1回裏の復帰初打席でトミー・ミローンから1号ソロを放つなど、2打数1安打1打点1四球と上々のスタートを切った。また、捕手としても6イニング守備に就き、コンディションが万全であることをアピールした。

     4月1日(現地時間)のブレーブスとの開幕戦に出場することについて疑問を持っているかを尋ねられたリアルミュートは「答えはノーだ。僕は全く疑問を持っていない」と回答。「もちろん、それは僕だけが決めることではない。僕が十分な打席数をこなし、健康面にも問題ないとチームが判断すれば、僕は間違いなく出場するよ。準備ができているかどうかの判断はチーム次第だ」としつつも、「僕は開幕戦に出場できるとかなりの自信を持っている」と強気のコメントを残した。

     リアルミュートはこの日の試合中、二塁へのスローイングも含め、特に故障の影響を感じなかったという。明日は紅白戦に参加し、日本時間3月26日のヤンキースとのオープン戦で再び先発マスクを被る予定となっている。「復帰に十分な時間をかけたから、患部がしっかり回復して、良い状態になっているのだと思う」とリアルミュートは手応えを口にしている。

     昨季も夏季キャンプの3週間という短い期間でシーズンへの準備を整えることを強いられたため、リアルミュートは準備期間の短さをそれほど気にしていない。シーズン開幕まで残り9日というタイミングでの戦列復帰となったが、自身のコンディションさえ万全なら、準備期間が短くても問題ないと考えているようだ。

     今オフはフィリーズと5年1億1550万ドルで再契約。年平均2310万ドルは捕手史上最高額となった。大型契約1年目のシーズンは、開幕戦で先発マスクを被ることができそうだ。

  • Dバックスの右腕・ギャレン 右前腕側部の疲労骨折で戦線離脱

    2021.3.24 14:00 Wednesday

     ダイヤモンドバックスは昨季チーム最高の活躍を見せた先発投手を欠いて今季の開幕を迎えることになった。日本時間3月24日、ザック・ギャレンが右前腕側部を疲労骨折していることが判明。細かな亀裂が入った程度のため、軽いキャッチボールは許可されており、完全なシャットダウンとはならないものの、9日後に迫ったシーズン開幕には確実に間に合わない。あまり前例のない故障であり、トーリ・ロブロ監督は「復帰予定時期は未定」と話している。

     現在25歳のギャレンはメジャー2年目の昨季、12試合に先発して72イニングを投げ、3勝2敗、防御率2.75、82奪三振の好成績をマーク。他の先発投手が故障や不振に苦しむなか、エース級の活躍を見せ、チーム唯一の規定投球回到達を果たした。

     そのギャレンが右腕に異変を感じたのは、日本時間3月11日にピッチングマシンを相手に打撃練習をしていたとき。その後、同13日のエンゼルス戦、同18日のレンジャーズ戦に登板したが、同23日のアスレチックス戦の登板を回避した。ギャレンによると、投球時はカーブを投げるときのみ違和感が発生していたという。

     ロブロは「私にとって、考え得るなかで最高のニュースだった。肘や肩の問題といった他の故障の可能性を考えていたからね」とコメント。ダイヤモンドバックスにとってギャレンの離脱は大きな痛手だが、指揮官が言うように、そのなかで靭帯や腱に異常がなかったのは朗報と言える。

     また、ロブロは打撃練習中にギャレンが負傷したことを受けて、ナ・リーグの指名打者制導入にも言及。「私は(指名打者制がない)ナ・リーグの戦略が好きだ」としつつも、「ナ・リーグでは投手もメジャーの投手に立ち向かう準備をしなければならない。しかし、主力投手が(打撃中に)怪我をしてしまうのは好ましいことではない」と語り、メジャーリーグ機構がナ・リーグでも指名打者制を導入する場合、それを全面的に支持する意向を示している。

  • ツインズの有望株・キリロフ オープン戦不振でマイナー降格

    2021.3.24 13:00 Wednesday

     日本時間3月24日、ツインズはアレックス・キリロフなど複数の若手有望株を代替トレーニング地へ降格させたことを発表した。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団2位にランクインしているキリロフは新人王候補にも挙げられていたが、オープン戦12試合に出場して打率.129、1本塁打、1打点、OPS.440と結果を残せず。カイル・ガーリック、ブレント・ルーカーといった他の外野手が好調なことも影響したとみられる。

     現在23歳のキリロフは2018年にA級とA+級で合計130試合に出場して打率.348、20本塁打、101打点、OPS.970の好成績をマーク。2019年は手首の故障により開幕を故障者リストで迎え、AA級で94試合に出場して打率.283、9本塁打、43打点、OPS.756にとどまったが、昨年のポストシーズンでメジャーデビューを果たし、初安打も記録した。

     今季はエディ・ロサリオ(現インディアンス)が抜けた左翼のレギュラー候補に挙げられていたが、オープン戦で打率1割台に低迷。ポジション争いのライバルとなるガーリックが13試合で打率.333、4本塁打、11打点、OPS1.170、ルーカーが13試合で打率.320、1本塁打、3打点、OPS.893とキリロフを上回る好成績を残しており、ツインズはキリロフを開幕ロースターから外すことを決断した。

     ロッコ・バルデリ監督が「彼は長きにわたってメジャーリーガーとして成功を収める選手だと信じている」と話しているように、ツインズのキリロフへの大きな期待は変わっていない。キリロフが自慢の好打を取り戻し、メジャーでプレーする準備が整ったと判断した時点で、メジャーへ昇格させることになるだろう。

     ただし、キリロフは4月16日(現地時間)までに昇格できなかった場合、1年分のサービスタイム(=172日)を得る可能性が消滅する。その場合、キリロフがFAになるのは1年先延ばしされ、最短でも2027年シーズン終了後となる。

  • ブルージェイズの新守護神・イエーツ TJ手術の可能性大

    2021.3.24 12:00 Wednesday

     日本時間3月24日、ブルージェイズのロス・アトキンスGMは右腕屈筋を痛めている救援右腕カービー・イエーツがトミー・ジョン手術を受ける可能性が非常に高いことを発表した。今オフ、新たなクローザーとして1年550万ドル+出来高でイエーツを獲得したブルージェイズだが、イエーツがトミー・ジョン手術を受ければ今季全休が確定。アトキンスはトレードも含め、球団外部からの補強を行う可能性があることを示唆している。

     当初は「数週間の離脱」が見込まれていたイエーツだが、今季全休がほぼ確実となってしまった。イエーツは大学時代の2006年にトミー・ジョン手術を経験しており、今回が自身2度目となる。2019年にパドレスで41セーブ、防御率1.19、奪三振率14.98の好成績を残し、今季はブルージェイズの新クローザーとして故障に泣いた昨季からの復活を期待されていたものの、1試合も投げずにチームを去ることになりそうだ。

     現有戦力ではジョーダン・ロマノとラファエル・ドリスの2人がクローザーの代役候補の筆頭。ブルージェイズは昨季もクローザーのケン・ジャイルズ(現マリナーズ)を故障で欠き、ロマノは15試合に登板して2勝1敗2セーブ、防御率1.23、ドリスは24試合に登板して2勝2敗5セーブ、防御率1.50を記録。メジャーリーグ公式サイトでは、この2人に加えて、新戦力のタイラー・チャットウッドとデービッド・フェルプスの2人も重要な役割を担う可能性があると予想されている。

     ちなみに、FA市場にはタイガース時代にクローザー経験があり、昨季ブレーブスで28試合に登板して防御率2.60をマークしたシェーン・グリーンがまだ残っている。昨季は離脱したジャイルズの穴をロマノ、ドリス、アンソニー・バース(現マーリンズ)といった現有戦力で埋めたブルージェイズだが、昨季とは異なり、今季は162試合制のフルシーズン。アトキンスはどんな方法でイエーツの穴を埋めるのだろうか。

  • パドレスの若きスター・タティスJr. 左肩の違和感で途中交代

    2021.3.24 11:00 Wednesday

     日本時間3月24日、レッズとのオープン戦に「3番・遊撃」でスタメン出場したフェルナンド・タティスJr.(パドレス)は、3回表の守備時に左肩の違和感を訴えて途中交代した。ジェイス・ティングラー監督によると、タティスJr.は過去にも同様の症状を訴えたことがあるため、それほど心配していないという。「シーズン中ならプレーする、と彼は話していた。大事を取って交代させたという感じだね」と指揮官は話している。

     パドレスは先月、タティスJr.と14年3億4000万ドルという巨額の契約を結んだ。タティスJr.にかかる期待は大きく、故障離脱だけはなんとしても避けたいところ。3回表先頭のジョナサン・インディアのショートゴロを処理した直後に左肩の違和感を訴え、金河成(キム・ハソン)との交代でベンチへ退いたが、深刻な故障ではないとみられている。ティングラーは「明日には良くなっているといいんだけどね」とコメント。パドレスの発表によると、タティスJr.は明日、改めて検査を受ける予定になっているという。

     パドレスとタティスJr.の長期契約に関して懸念されているのが「タティスJr.は162試合のフルシーズンを戦ったことがない」という点だ。2019年は腰の故障で84試合に出場にとどまり、昨季はそもそも60試合制の短縮シーズンだった。メジャー通算143試合で打率.301、39本塁打、98打点、27盗塁、OPS.956という素晴らしい成績を残しているが、フルシーズンでどこまで活躍できるかは未知数。今年のオープン戦でも体調不良やヘッドスライディングによる打撲で欠場した試合があった。

     パドレスは正中堅手のトレント・グリシャムがハムストリング痛、正捕手のオースティン・ノラが左手中指の骨折で開幕戦の出場が微妙な状況となっている。「打倒・ドジャース」に向けた開幕ダッシュのためにも、タティスJr.の離脱によるさらなる戦力ダウンは避けたいところ。明日の検査結果が注目される。

  • カブスの開幕投手はヘンドリックス 昨季は3安打完封勝利

    2021.3.24 10:00 Wednesday

     日本時間3月24日、カブスのデービッド・ロス監督は昨季に続いて今季もカイル・ヘンドリックスが開幕投手を務めることを発表した。ロスは「誰が開幕投手を務めるのか」を尋ねようとした記者が質問を言い終えるのを待たずに「カイル・ヘンドリックスだ」と即答。ヘンドリックスは自身初の開幕投手を務めた昨季、ブリュワーズとの開幕戦で103球、被安打3、奪三振9、無四球という見事な内容の完封勝利をマークした。

     現在31歳のヘンドリックスは昨季12試合に登板して81.1イニングを投げ、6勝5敗、防御率2.88、64奪三振の好成績をマーク。リーグ2位の投球イニング数を記録しながら、わずか8四球しか与えず、与四球率0.89はリーグ1位だった。開幕戦で完封勝利をマークしたあと、次の登板では5回途中6失点と打ち込まれたが、8月以降は10先発中9先発で6イニング以上を投げ、8度のクオリティ・スタートを記録するなど安定感抜群だった。

     カブスでは過去にファーギー・ジェンキンス、ジョン・レスター、リック・サトクリフなど錚々たる面々が2年以上連続で開幕投手を務めている。「そうした人たちと同列に扱ってもらえるのはとても光栄だよ。そうした人たちと同じグループに入ることは僕にとって本当に大きな意味がある」とヘンドリックス。また、キャパシティの20%とはいえ、本拠地リグリー・フィールドに戻ってくるファンの前で投げられることも楽しみにしているという。

     先発2番手以降の順番は未定だが、先発ローテーションの残り4枠にはジェイク・アリエタ、ザック・デービース、トレバー・ウィリアムス、アレック・ミルズが入る見込み。特に新戦力の3人はオープン戦で好調を維持している(アリエタは4先発で防御率2.40、デービースは3先発で防御率0.00、ウィリアムスは4先発で防御率1.32)。ダルビッシュ有を筆頭に多数のローテ投手が抜けたものの、カブス先発陣の崩壊を心配する必要はなさそうだ。

  • 4月の日程が楽なチームと厳しいチーム 開幕ダッシュに影響?

    2021.3.23 19:00 Tuesday

     地区優勝やワイルドカード獲得に向けて、コンテンダーが開幕ダッシュを狙う4月。しかし、試合日程は必ずしも公平には組まれていない。メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーはデータサイト「FanGraphs」が算出している各チームの今季の予想勝率をもとに、4月の日程が楽なチーム(対戦相手の勝率が低い)と厳しいチーム(対戦相手の勝率が高い)を選出。試合日程が開幕ダッシュの行方に影響を与えることになるかもしれない。

     アドラーが「4月の日程に助けられる可能性があるチーム」として挙げたのは、ヤンキース、アストロズ、メッツ、カージナルスの4チーム。対戦相手の勝率は、ヤンキースがメジャー全体で9番目に低い.492、アストロズが同2番目に低い.483、メッツが同5番目に低い.486、カージナルスが同7番目に低い.488となっている。ヤンキースはオリオールズとの対戦が7試合組まれているのが要因。アストロズはタイガース、マリナーズ、ロッキーズとの対戦が合計12試合も組まれている。メッツは優勝候補ブレーブスとの対戦が1度もなく、カージナルスもブレーブスやドジャース、パドレスといった強豪との対戦が全くない。

     一方、「4月の日程に苦しめられる可能性があるチーム」にはブルージェイズ、レイズ、ナショナルズ、フィリーズ、エンゼルス、アスレチックス、インディアンスの7チームが選出。最も対戦相手の勝率が高いのはナショナルズ(.526)で、コンテンダーの5チーム(メッツ、ブレーブス、ドジャース、カージナルス、ブルージェイズ)との対戦が25試合中20試合を占める。ブルージェイズは対戦相手の勝率がメジャー全体で3番目に高い.520、レイズとフィリーズは同6番目に高い.514、インディアンスは同9番目に高い.511、エンゼルスは同10番目に高い.509、アスレチックスは同11番目に高い.505となっている。

     ちなみに、コンテンダーとは簡単に言うと「ポストシーズン進出を目指すチーム」のことである。

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