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  • コレア&スプリンガー 戦列復帰に向けて前進

    2017.8.4 10:34 Friday

     7月18日以降、アストロズは7選手が故障者リスト入りしている。その中にはオールスター選手であるカルロス・コレアとジョージ・スプリンガーも含まれているが、A.J.ヒンチ監督によると故障者の大半は戦列復帰に向けて順調に回復しているとのことだ。

     ヒンチ監督が「少なくともあと1ヶ月は掛かるだろう」と話したのは、左手親指の靱帯を断裂して戦列を離れているコレア。まだバットを振ることはできないものの、走る・投げるといった野球の練習はすでに再開しており、今のところは戦列復帰に向けて順調にプロセスを消化している。厳密な戦列復帰の予定は立っていないが、チーム最多の67打点をマークしているオールスター遊撃手がレギュラーシーズン中に戻ってくるのは間違いなさそうだ。コレア自身も「今すぐ(復帰予定日時を)言うことはできないけど、早く復帰できるといいね。状態はとても良いよ。あとは靱帯が治るのを待つだけさ」と前向きなコメントを残している。

     左大腿四頭筋の違和感を訴えて戦列を離れているスプリンガーは、日本時間8月3日に戦列離脱後初めてグラウンドで全力疾走をした。日本時間8月4日も引き続きトレーニングを行っており、今季ここまで27本塁打を放っているリードオフマンが戦列に復帰する日は近そうだ。しかしながら、故障者リストからの復帰が可能になる日本時間8月5日に戦列復帰する可能性は低いと見られている。

     ヒンチ監督はさらに、右肩の炎症で戦列を離れているウィル・ハリスがまだ投球練習を再開していないことを明らかにした。7月に2度の故障者リスト入りを経験したリリーフ右腕は、投球練習を再開した後、マイナーで数試合のリハビリ登板を経て、戦列復帰を果たすことになりそうだ。


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  • 【戦評】モリーナが2本塁打 カージナルス逃げ切り

    2017.8.3 15:17 Thursday

     ポストシーズン進出に向けて負けられない戦いの続くカージナルス。2位ブリュワーズに対して連敗は避けたいところだが、優勝争いの厳しさを知る経験豊富な男が存在感を発揮し、チームを勝利に導いた。

     「彼は僕たちのキャプテンであり、僕たちのリーダーなんだ」とコルテン・ウォンは語る。「セントルイス・カージナルスはヤディアー・モリーナなんだ。僕たちは彼が向かうところならどこへでも彼についていくよ。彼が行けば僕たちも行くんだ」

     チームメイトから全幅の信頼を置かれているのはヤディアー・モリーナ。8度のゴールドグラブ賞、8度のオールスター選出という実績を誇り、ワールド・ベースボール・クラシックでの活躍により世界的にその名を知られる存在となったメジャーを代表する名捕手だ。35歳という年齢の影響もあり、ここ数年は攻守に精彩を欠く場面も多く見受けられるようになったが、チームメイトからの厚い信頼は変わらない。数日前にはマイク・マシーニー監督が「モリーナは疲れている」といった趣旨の発言をし、それに対してモリーナが反論するというちょっとしたトラブルもあったが、モリーナはグラウンドでの活躍で周囲の雑音を封じ込めた。

     日本時間8月3日のブリュワーズ戦。初回にエリック・テームズに25号ソロを浴びて先制を許したカージナルスだったが、2回表にルーク・ボイトの一塁ゴロの間に同点に追い付くと、4回表、モリーナが右中間へ11号ソロを放ち、勝ち越しに成功した。モリーナは6回表の先頭打者として迎えた次の打席でもレフトスタンドへ12号ソロを叩き込み、この回さらにウォンにも2点タイムリー二塁打が飛び出してカージナルスはリードを4点に広げた。

     その後ブリュワーズも反撃し、カージナルスは1点差に詰め寄られたものの、最後は好調トレバー・ローゼンタールが4アウトセーブで試合を締めくくり、チームに大きな1勝をもたらした。今季2度目の先発となったルーク・ウィーバーはモリーナの好リードにも助けられながら7回途中8奪三振2失点の好投で今季初勝利。名捕手モリーナが攻守に絶大な存在感を見せつけた一戦となった。

     ブリュワーズに勝利し、カブスがダイヤモンドバックスに敗れたため、2位ブリュワーズとの差は2ゲーム、首位カブスとの差は4.5ゲームに縮まった。ポストシーズン進出に向けて厳しい状況であることに変わりはないが、球団フロントは8月中のトレード敢行を示唆しており、可能性が残っている限り、ポストシーズン進出を目指したカージナルスの戦いは続いていく。


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  • アンドリュー・ミラーが右膝蓋腱炎で故障者リスト入り

    2017.8.3 12:58 Thursday

     メジャートップクラスのリリーバーの一人であるアンドリュー・ミラー(インディアンス)が右膝蓋腱炎により10日間の故障者リストに登録された。ミラーは8月2日のレッドソックス戦で同点タイムリーを浴び、0.2回で被安打1、与四死球2と不安定なピッチング。右膝の状態がピッチングに悪影響を及ぼしていたようだ。

     テリー・フランコーナ監督は「現在、状態を確認しているところだよ。チームにとって辛い状況になるか、喜ばしい状況になるかはまだわからない。後者であるといいけどね」と語り、当然のことながらミラーが長期離脱するような事態に陥らないことを望んでいた。

     ミラーは今季ここまで46試合に登板して防御率1.67と、引き続き支配的なピッチングを展開しているものの、6月14日以降だけで与四球10。与四球9の昨季を超える四球をおよそ1ヶ月半の間に与えてしまっていた。ミラーは日本時間8月4日にクリーブランドでMRI検査を受けることになっているが、ここ数週間にわたって右膝の状態が悪く、ピッチングに悪影響を及ぼしていたことを明らかにしている。

     「我々は火曜日の試合後にミラーと話をした。彼が10日後に戻ってきて、リフレッシュできているといいね。そうすればシーズンの残り6~7週間を万全の状態の彼とともに戦うことができる」とフランコーナ監督。イニングを跨ぐ登板も多く、やや酷使気味になっていた部分もあっただけに、故障者リスト入りの10日間がミラーにとって良い休養期間となるかもしれない。

     インディアンスのブルペンにはミラーのほかにも、コディ・アレン、ブライアン・ショウ、ダン・オテロ、ザック・マカリスター、ニック・グッディら優秀なリリーバーが揃い、7月末にはトレードでジョー・スミスも加入した。ミラー不在の期間も問題なく乗り切れるはずだ。なお、ミラーの故障者リスト入りに伴い、25歳の右腕アダム・プルットコがAAA級からメジャーへ昇格している。


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  • マーリンズ・陳偉殷 今季中に戦列復帰の可能性

    2017.8.3 12:25 Thursday

     左前腕の疲労によって5月上旬に故障者リスト入りし、いまだマイナーでのリハビリ登板すら果たせていないマーリンズの陳偉殷(チェン・ウェイン)。しかし、今季中に戦列復帰できる可能性が出てきたようだ。

     陳は日本時間8月3日に、ブルペンで故障者リスト入りしてから初めて変化球を交えた投球練習を行った。いつ復帰できるかという正確な予測はなされていないものの、今季中の戦列復帰に向けて大きく前進している。

     「彼には戻ってきてもらいたいよ」とドン・マティングリー監督。エディンソン・ボルケスがトミー・ジョン手術を受けることになり、先発投手陣の台所事情は苦しくなるばかり。「彼は今日、2度目のブルペン投球を行ったばかりだ。打者を相手に投げる前に、もう一度ブルペンで投げることになるだろう。今季中に戻ってきてくれるといいね」という言葉はマティングリー監督の本音だろう。

     2016年シーズンからマーリンズに加わった陳だが、左肘の故障に苦しみ、昨季は22試合にしか先発できなかった(5勝5敗、防御率4.96)。今季は開幕ローテーションの一角として5試合に先発し、2勝1敗、防御率4.33。左肘に抱える部分断裂が故障者リスト入りの原因となっており、陳本人と球団は左肘のコンディションに細心の注意を払っている。

     現在は痛みなく投げることができているようで、陳も「状態は良いよ」と戦列復帰に向けて手応えを感じている様子。陳は日本時間8月6日にもう一度投球練習を行う予定となっており、それをクリアできれば、来週にも打者相手の投球を開始できる見込みとなっている。

     「今はできること、やらなければならないことをしっかりやって、故障の再発がないように取り組むだけだ」と陳。マーリンズの先発陣は15試合以上に先発した投手がダン・ストレイリー、ホゼ・ウーレイナ、ボルケスの3人しかおらず、先発ローテーションを全く固定できていない状況だ。ここからボルケスが欠け、開幕当初の構想は完全に崩壊してしまった。マティングリー監督のみならず、球団内の誰もが陳の復帰を心待ちにしているに違いない。


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  • ロッキーズの守護神ホランドが台所で指を切るアクシデント

    2017.8.3 12:01 Thursday

     ロッキーズは日本時間8月2日のメッツ戦で守護神のグレッグ・ホランドを登板させなかった。バド・ブラック監督によると「台所でのアクシデント」によって登板できない状態になっていたという。

     今季ここまで両リーグトップの33セーブをマークしているホランドは、試合前日に台所で右手人差し指を切ってしまった。ブラック監督はこれを「a kitchen accident」と呼んでいたが、少なくとも昨日の試合は登板できる状態ではなかったようだ。

     「利き手の指を切ってしまったみたいだね。その日限りの怪我だと思うけど。とりあえず5~6時間くらいは様子を見て、小さな切り傷が登板できる状態まで回復するのを待つ予定だよ」とブラック監督は語っていたが、日本時間8月3日、ホランドは負傷箇所に包帯を巻いて登場。必要であれば登板できる状態にはなっているとのことだ(記事公開時点では登板なし)。

     ちなみに、このようなアクシデントはロッキーズにとって真新しいものではない。2009年にはカルロス・ゴンザレスが皿を片付けていた際にステーキナイフで手を傷つけてしまい、数日間欠場している。

     トミー・ジョン手術の影響で昨季を全休し、1年ぶりにメジャーのマウンドに戻ってきたホランドは、今季ここまで40試合に登板して1勝1敗33セーブ、防御率1.64の好成績をマーク。開幕から2ヶ月連続で月間最優秀救援投手に選出され、3年ぶりのオールスター選手を果たすなど、絶対的守護神としてワイルドカード圏内に位置するチームとって不可欠な戦力となっている。


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  • 7月の月間最優秀救援投手はディアスとハンド

    2017.8.3 11:36 Thursday

     日本時間8月3日、7月の月間最優秀救援投手が発表され、ア・リーグはエドウィン・ディアス(マリナーズ)、ナ・リーグはブラッド・ハンド(パドレス)が選出された。

     ディアスは13試合に登板して防御率1.98、9度のセーブ機会で8セーブをマーク。13.2イニングで21三振を奪い、完全復調をアピールするピッチングで自身初の月間最優秀救援投手に輝いた。守備に依存しない指標から算出される疑似防御率であるFIPはリーグトップの1.18をマークしており、この数字からも支配的なピッチングをしていたことが窺える。7月14日から17日にかけての4連戦では球団史上初となる4日連続セーブを記録。ここ1年に限ればメジャー全体でも初の快挙となった。開幕から3ヶ月連続で防御率3点台後半と安定感を欠いていたディアスだが、7月に入って完全復調。鮮烈なメジャーデビューを飾った昨季のような力強いピッチングが戻ってきており、16年ぶりのポストシーズン進出に向けて厳しい戦いが続くマリナーズにとってこの上なく頼もしい存在だ。

     トレード市場の目玉の一人と目されながらも結局7月末までに放出されなかったハンドは、11試合に登板して防御率0.00。7月下旬からクローザーに回って4セーブを挙げたが、フルタイムのクローザーではない投手としては初の月間最優秀救援投手受賞となった(4月と5月はロッキーズのグレッグ・ホランド、6月はドジャースのケンリー・ジャンセン)。前半戦に42試合で47イニングを投げ、防御率2.30、60奪三振、被打率.202という好成績をマークしてオールスターに初選出され、6月14日のレッズ戦から現在に至るまで20試合連続無失点を継続中。8月1日のツインズ戦で今季7セーブ目をマークし、今季通算の防御率はついに1点台に突入した(1.96)。なお、スライダーは被打率.116と素晴らしい数字を残しており、現在のメジャーリーグにおいて最も優れた球種の一つとなっている。


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  • 7月の月間最優秀新人はグリエルとデヨング

    2017.8.3 11:14 Thursday

     日本時間8月3日、7月の月間最優秀新人が発表され、ア・リーグはユリエスキー・グリエル(アストロズ)、ナ・リーグはポール・デヨング(カージナルス)が選出された。

     グリエルは打率.304(92打数28安打)、5本塁打、20打点、OPS.899をマークし、自身初の月間タイトル受賞となった。28安打、9二塁打、20打点、長打率.565、OPS.899はいずれもルーキーではリーグトップの数字。打率.304は同2位、5本塁打も同3位タイにランクインした。また、月間9二塁打は2000年にランス・バークマンが記録した7月の球団新人記録に並ぶ数字となっている。アストロズの選手による月間最優秀新人受賞は2001年8月のロイ・オズウォルト、2002年7月のカーク・サールース、2007年5月のハンター・ペンス、2014年5月のジョージ・スプリンガー、2014年9月のコリン・マクヒュー、2015年6月のカルロス・コレアに次いで史上7人目。グリエルは今季通算で打率.281、13本塁打、53打点、OPS.781をマークして強力アストロズ打線の一角を担っており、28二塁打は2007年にペンスが記録した球団新人記録にあと2と迫っている。

     日本時間の今日、24歳の誕生日を迎えたデヨングは6月15日のメジャー再昇格後、コンスタントに長打を放ち、今や「3番・遊撃」としてチームに不可欠な戦力となっている。7月は打率.298(94打数28安打)、8本塁打、16打点、OPS.985の好成績をマークし、月間最優秀新人に初選出。6月は30三振に対して1四球しか選べなかったが、7月は同じく30三振を喫しながらも7四球を選び、徐々にメジャーレベルの投手に適応しつつある。今季ここまで54試合に出場して長打率.558を記録。50試合以上に出場しているルーキーで、デヨング以上の長打率をマークしているのはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とコディ・ベリンジャー(ドジャース)の2人だけである。なお、カージナルスの選手が月間最優秀新人に選出されたのは2014年5月のコルテン・ウォン以来3年ぶりとなっている。


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  • 7月の月間最優秀投手はパクストンとヒル

    2017.8.3 10:53 Thursday

     日本時間8月3日、7月の月間最優秀投手が発表され、ア・リーグはジェームズ・パクストン(マリナーズ)、ナ・リーグはリッチ・ヒル(ドジャース)が選出された。

     パクストンの7月はとにかく素晴らしかった。6試合に先発して6勝0敗、防御率1.37の好成績をマークし、自身初の月間MVP受賞。39.1イニングを投げて46三振を奪った一方、与四球は6個にとどめ、被打率.182、WHIP0.79と抜群の数字を残した。また、マリナーズの球団史上初めて月間6勝をマークした投手となっている。7月のパクストンのパフォーマンスは、5月上旬から4週間にわたって戦列を離れる原因となった左前腕の故障から完全に復活したことを証明。4月に5先発で防御率1.39と最高のスタートを切ったパクストンだが、5月と6月は計7先発で防御率5.30。故障の影響がなくなり、7月は再び本来のピッチングをできるようになったと見て差し支えないだろう。今季通算の成績は11勝3敗、防御率2.68。規定投球回にはわずかに届いていないものの、現時点で防御率1位のクリス・セール(レッドソックス:防御率2.70)を僅かに上回っており、最優秀防御率のタイトルも十分に射程圏内である。

     ヒルは5試合に先発して4勝0敗、防御率1.45、K/BB8.00という素晴らしい成績を残し、2016年5月以来自身2度目の月間MVP受賞となった。31イニングを投げて40三振を奪った一方、打たれたヒットは19本、本塁打は2本だけ。7月1日のパドレス戦で7回11奪三振無失点という今季最高のピッチングを披露し、7月の全5先発で相手打線を2点以下に封じ込めた。なお、ドジャースの投手では5月のアレックス・ウッドに続く今季2人目の月間MVP受賞となっている。今季最初の9先発では5イニングが最長だったヒルだが、6月26日のエンゼルス戦で7イニングを投げたのを皮切りに、3試合連続で7イニングを投げ切り、6月まで1度しかなかったクオリティ・スタートを7月は3度記録。奪三振率10.38と三振奪取能力の高さも健在で、今季通算8勝4敗、防御率3.35とナ・リーグ西部地区の首位を走るドジャースに不可欠な戦力となっている。


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  • 7月の月間最優秀選手はアルトゥーベとアレナード

    2017.8.3 10:30 Thursday

     日本時間8月3日、7月の月間最優秀選手が発表され、ア・リーグはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、ナ・リーグはノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。

     アルトゥーベはまさに歴史的な1ヶ月を過ごし、打率.485(99打数48安打)、10二塁打、4本塁打、21打点、OPS1.251という驚異的な成績をマークした。打率.485、48安打、出塁率.523、OPS1.251はいずれも両リーグトップ、長打率.727はリーグトップの数字。月間打率.485はリチャード・ヒダルゴが2000年9月に記録した.476を上回る球団新記録であり、2000年5月のトッド・ヘルトン(.512)、2004年6月のイバン・ロドリゲス(.500)、1980年7月のジョージ・ブレット(.494)、1987年6月のウェイド・ボッグス(.485)に次いで1961年以降では5番目の高打率だった。また、7月の月間打率としてはア・リーグ史上5番目の数字となっている。7月2日から28日にかけて19試合連続安打を記録し、その間の打率は.524(84打数44安打)。また、7月3日から9日にかけて5試合連続3安打という固め打ちを見せ、2016年6月以来自身2度目の月間MVP受賞となった。

     アレナードは打率.389(90打数35安打)、6二塁打、8本塁打、30打点、OPS1.167という好成績を残し、2015年9月以来自身2度目の月間MVPに選出された。ロッキーズの選手では5月に受賞したチャーリー・ブラックモンに続き、今季2人目の受賞。30打点は両リーグトップの数字であり、今季通算の95打点も両リーグトップ。3年連続打点王に向けて視界は良好だ。7月19日のパドレス戦では3イニング連続本塁打を含む5安打7打点の大暴れ。その日からの4試合で大量13打点を荒稼ぎした。今季の得点圏打率は.452と驚異的な数字になっており、本拠地クアーズ・フィールドでは直近20試合でなんと41打点。これは連続したホーム20試合でのナ・リーグ最多記録となっている。2年連続で130打点以上を叩き出しているアレナードだが、今季は140打点以上のペースで打点をマークしており、チームのポストシーズン進出に向けてやはりこの男の打棒は欠かせない。


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  • 【戦評】カブスが5本塁打含む先発全員安打の猛攻で大勝

    2017.8.2 16:52 Wednesday

     カブスがジョン・レスターのメジャー初本塁打を含む5本塁打を放ち、16得点でダイヤモンドバックスに大勝。後半戦は14勝3敗と好調をキープしており、貯金は今季最多の9となった。

     「やっと戻ってきたっていう感じだね」と、この日2本塁打を放ったアンソニー・リゾーはチームの完全復調を実感している。「とても流れがいいし、ここ数年の勢いがようやく戻ってきた。選手の目や気持ちも変わってきている。その理由を一つに絞ることはできないけど、とにかく今はみんながいい状態だよ」

     カブスは初回にアルバート・アルモーラJr.の2点タイムリーで先制すると、2回にはイアン・ハップの14号ソロ、リゾーの25号ツーランなどで4点を追加。3回にはレスターに念願のメジャー初本塁打が飛び出した。レスターは観客からの大歓声にカーテンコールで応え、「今の気持ちは言葉では言い表せないね。とてもいい気分だよ」と喜びを爆発させた。

     3回までに8-1と大量7点をリードし、4回にはレスターがジャック・ラインハイマーから三振を奪って通算2000奪三振に到達。左腕ではメジャー史上25人目であり、通算2000奪三振に到達した試合で本塁打を放ったのはジョン・スモルツ(当時ブレーブス)に次いで史上2人目の快挙となった。

     しかし、この日のレスターは球数が多く、5回は1アウトも取れずにアダム・ロサレスにタイムリー二塁打を浴びたところで降板(104球)。快挙を達成しながらも、味方の大量援護の中で5回すら投げ抜くことができず、レスターにとっては不満の残るピッチングとなった。

     6回に再びカブス打線が爆発。ハビアー・バイエズの14号スリーランなどこの回5安打を集中し、3四球や相手のエラーも絡んで一挙7得点をあげて試合を決めた。7回にはリゾーがこの日2本目となる26号ソロ。結局カブスは先発全員安打となる17安打を放ち、マルチ安打が6人、マルチ打点も6人という猛攻を見せた。

     「僕たちオールスター・ブレイクを経て、別のチームになったような感じだよ。アビラとウィルソンも加わったしね。チームの状態はとてもいいよ。打線は質の高い打撃を続けているし、先発陣もしっかり長いイニングを投げている。今夜を除いてね」とレスターは冗談を交えつつも、リゾーと同様にチームの状態に手応えを感じている。2位ブリュワーズとは2.5ゲーム差。後半戦の勢いを見る限り、この差は今後どんどん広がっていくことになるだろう。今のチーム状態が続くようならワールドシリーズ連覇も決して夢ではない。


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  • 【戦評】セールKOの打撃戦はバスケスの劇的な一発で決着

    2017.8.2 15:57 Wednesday

     両先発がノックアウトされ、オースティン・ジャクソンがハンリー・ラミレスのホームランを奇跡的なキャッチでもぎ取り、クレイグ・キンブレルがセーブに失敗し…と荒れに荒れた日本時間8月2日のレッドソックス対インディアンスの一戦は、乱戦に相応しい劇的な一発で幕を閉じた。

     「初めてなんだ。僕の初めてのサヨナラ打なんだよ」と自身の一打を振り返ったバスケス。インディアンスに2点を奪われ、9-10と逆転を許した直後の9回裏、ミッチ・モアランドが止めたバットはスイングと判定されたものの、これが振り逃げとなってレッドソックスは命拾い。二死一、二塁とチャンスが広がったところで、バスケスがコディ・アレンの速球を捉え、センター左へ2号逆転サヨナラスリーランを叩き込んだ。「今日は父や家族が観戦に来てたんだ。彼らにいいものを見せられて良かったよ」

     今年のレギュラーシーズンはまだ2ヶ月ほど残っているが、レッドソックスにとって、いやメジャーリーグにとって、今季の最も印象的な試合の一つとなったことは間違いないだろう。「プレイステーションのゲームみたいだったよね」とザンダー・ボガーツ。「首位に復帰できたのはいいことだ。僕らが欲していたことだよ。ヤンキースは今日負けた。だから僕たちにとっては完璧な勝利だったね」と首位再浮上を喜んだ。

     痛恨の一発を浴びたアレンは「信じられない試合だったね。もう少し良い球が投げられれば良かったけど。攻撃陣が素晴らしい仕事をしてくれたのに、僕はそれを守ることができなかった」と自身の投球を悔いた。殊勲打のバスケスは「とにかくセンター中心に弾き返すことだけを心掛けていた。カウント2-1からのボールが大きく外れたけど、そのあとも大きなあたりは狙わず、とにかくボールを打ち返すことだけを考えていたんだ」と自身の打席を振り返り、「キツい試合だった。でも諦めずに戦い続けた結果、勝利を手にすることができたんだ」と劇的な勝利の余韻に浸っていた。

     クリス・セールが5回7失点でノックアウトされ、新加入のアディソン・リードが一発を浴び、守護神キンブレルがセーブに失敗するなど、レッドソックスにとって決して満足のいく試合ではなかった。しかし、チームに勢いをもたらす勝ち方であったことは間違いない。ボガーツが話したように、この勝利によって再び首位に浮上したレッドソックス。このまま一気に突っ走っていきたいところだろう。


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  • ロンゴリアが今季6人目のサイクルヒット達成!

    2017.8.2 13:59 Wednesday

     日本時間8月2日に行われたレイズ対アストロズの一戦で、レイズの主砲エバン・ロンゴリアがサイクルヒットを達成した。ロンゴリアは初回に17号先制ツーラン、3回にタイムリー三塁打、7回にシングルヒット、9回に二塁打を放ち、球団史上2人目のサイクルヒット達成となった。

     9回表の第5打席、レフトの左を襲う打球でロンゴリアは二塁を狙った。際どいタイミングだったが、サイクルヒット達成を目指して全力疾走。一度はアウトと判定されたものの、チャレンジの末に判定が覆り、2009年10月2日のヤンキース戦でB.J.アップトンが達成して以来8年ぶり、球団史上2度目のサイクルヒットが達成された。アストロズ戦での達成は2015年8月3日のエイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)以来2年ぶり。また、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークでの達成は史上6人目となった。

     今季のサイクルヒット達成は4月10日のウィル・マイヤーズ(パドレス)、4月25日のトレイ・ターナー(ナショナルズ)、4月29日のカルロス・ゴメス(レンジャーズ)、6月18日のノーラン・アレナード(ロッキーズ)、7月15日のコディ・ベリンジャー(ドジャース)に次いで6人目。1シーズンにサイクルヒットが6度以上達成されたのは20世紀以降では6度目であり、1940年、1976年、2004年と並んで史上3位タイの回数となった(史上最多は1933年と2009年の8度)。


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  • カブスの未来は現在進行中 有望株放出に懸念なし

    2017.8.2 12:22 Wednesday

     カブスは7月のトレード市場でホワイトソックスからホゼ・キンターナ、タイガースからジャスティン・ウィルソンとアレックス・アビラを獲得した一方、彼らの対価として若手有望株を次々に放出。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは全体100位圏内にカブスの選手は1人もいなくなってしまった。しかし、カブスはチームの今後について全く心配していない。カブスの未来は現在進行中なのだ。

     「他のチームと対戦するとき、自分のチームの若さに驚かされるんだ」とジェッド・ホイヤーGM。「我々のチームはかつてプロスペクト・ランキングの全体10位以内や全体15位以内にランクインしていたような選手が各ポジションにいる。彼らはすでに昨年、ワールドシリーズを制覇してチャンピオン・リングを手に入れているんだよ」と若さと実力を兼ね備えた自軍の選手たちについて誇らしげに語った。

     ホイヤーGMは「プロスペクト・ランキングを見て我々の組織を評価するのは難しいと思うよ。多数のプロスペクトをトレードで放出したのは確かだけど、チームの核となる選手はしっかりキープしている。彼らは若くて豊かな才能があり、しかも長期にわたって保有可能なんだ」と語り、たとえマイナーにプロスペクトが不足していようとも、すでにメジャーへ昇格している才能豊かな若手選手たちによって、長期にわたってチーム力を維持することが可能であると考えているようだ。

     昨夏、カブスはアロルディス・チャップマンを獲得するためにグレイバー・トーレスらをヤンキースへ放出した。その時点でトーレスはカブスの球団1位のプロスペクトだった。今夏、カブスはキンターナを獲得するために球団1位のイロイ・ヒメネス、球団4位のディラン・シーズのほか、2人のマイナーリーガーをホワイトソックスへ放出した。さらに、ウィルソンとアビラを獲得するために、ヒメネス放出後に球団1位となっていたジャイマー・キャンデラリオを含む3選手をタイガースへ放出した。しかし、ホイヤーGMはプロスペクト・ランキングでどのように評価されようとも、カブスはワールドシリーズ制覇を狙えるチームであり続けると確信している。主力選手の多くが若さと実力を兼ね備えているからだ。

     さらに、キンターナは球団オプションを含めると2020年まで、ウィルソンは2018年まで保有可能であり、プロスペクトを放出して獲得した選手が今季終了後にすぐフリーエージェントとなるわけではない。現時点での戦力アップと来季以降のチーム作りをしっかり両立させているのだ。「我々は今季のポストシーズン進出に向けて戦力アップしただけでなく、来季以降のこともきちんと考えているんだよ」と自身のチーム作りに絶対の自信を持つホイヤーGM。確固たる信念に基づくチーム作りが継続される限り、カブスの強さは維持されていくことだろう。


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  • 有望株昇格ラッシュ ロサリオとアルビーズがメジャーデビュー

    2017.8.2 11:51 Wednesday

     トレード市場がひと段落し、2017年のレギュラーシーズンは本格的に「後半戦」に突入した。9月にはロースター枠が拡大され、続々とマイナーから若手有望株がメジャーへ昇格してくることになるが、一足先に2人のトップ・プロスペクトがメジャーデビューを果たした。

     メッツではファンからメジャー昇格を望む声が上がっていたアメッド・ロサリオがついにメジャー昇格。日本時間8月2日のロッキーズ戦に「7番・遊撃」で先発出場し、メジャーデビューを果たした。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは全体2位にランクインしている球界屈指の有望株であり、走攻守すべてを兼ね備えたスター遊撃手に成長する可能性を秘めている。

     21歳のロサリオは今季AAA級で94試合に出場し、打率.328、7本塁打、58打点、19盗塁、OPS.833の好成績をマーク。特に打撃面ではここ数年で急成長を遂げている。メッツはアズドゥルバル・カブレラをトレードで放出するのではないかと言われていたものの、結局トレードは成立せず、カブレラ、ニール・ウォーカー、ホゼ・レイエス、ウィルマー・フローレスと内野はやや人材過多。フローレスを一塁、ウォーカーを二塁、カブレラを三塁、ロサリオを遊撃に置き、レイエスが二塁、三塁、遊撃のバックアップに回る形が基本になりそうだ。

     一方、ブレーブスはキュラソー出身の20歳、オジー・アルビーズをメジャーへ昇格させた。日本時間8月2日のドジャース戦に「7番・二塁」で先発出場してメジャーデビューを果たしたアルビーズは、史上初の1997年生まれのメジャーリーガーとなった。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体19位にランクインしているアルビーズは身長175cmと小柄だが、マイナー通算打率.304を誇り、抜群のスピードが最大の武器。将来的にはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)やダスティン・ペドロイア(レッドソックス)のような走攻守三拍子揃った二塁手へ成長する可能性を秘めている。

     今季のブレーブスはブランドン・フィリップスが正二塁手を務めていたが、フィリップスをトレードで放出することができず、アルビーズの出場機会を確保するためにフィリップスを三塁手として起用することも検討しているようだ。アルビーズは遊撃手としてのプレイ経験も豊富だが、遊撃にはダンズビー・スワンソンがいるため、アルビーズは基本的に二塁手としてプレイすることになると見られている。なお、アルビーズは今季AAA級で97試合に出場し、打率.285、9本塁打、41打点、21盗塁、OPS.771をマークしている。

     ポストシーズン争いの行方はもちろんのこと、これから昇格してくるプロスペクトたちの活躍も楽しみな「後半戦」。個人タイトル争い、プロスペクトの活躍など、ポストシーズン争いから脱落してしまったチームにも見どころはたくさんありそうだ。


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  • シャーザー メジャー初本塁打を放った直後に降板

    2017.8.2 11:18 Wednesday

     日本時間8月2日のマーリンズ戦に先発したマックス・シャーザー(ナショナルズ)が首のけいれんを訴え、1イニングを投げただけでマウンドを降りた。球団広報によると、寝違えたことが原因だということで、症状の悪化を防ぐために早期降板を決めたようだ。

     シャーザーは2回裏のマウンドに上がって投球練習をしていたが、ダグアウトを見て「首がダメだ」と合図を送り、ダスティ・ベイカー監督に「投げられない」と告げた。結局、2回裏から左腕マット・グレイスが緊急登板することになった。

     この試合はシャーザーにとって素晴らしいものになるはずだった。1回裏のマーリンズの攻撃をわずか10球で退け、2回表の第1打席ではメジャー初本塁打となる1号スリーランをかっ飛ばしていたのだ。しかし、本塁打を放ってダグアウトに戻った後、シャーザーは自身の首の異変に気付いたようだ。

     ナショナルズは先日、スティーブン・ストラスバーグが右肘の故障で故障者リスト入りしており、さらなる先発投手陣の戦線離脱は避けたいところ。シャーザーは2011年から6年連続で32試合以上に先発しているように、これまで長期の戦線離脱が一度もなく、万が一シャーザーが離脱するような事態になれば、ナショナルズにとって大きな痛手となる。シャーザーの首の状態が軽症であることを祈るばかりである。

     

    ◆先発投手が本塁打を放ち、1イニング以下で降板したのは、1979年5月17日のカブス戦で1回表に本塁打を放ちながら0.1回5失点で降板したランディ・ラーチ(フィリーズ)以来38年ぶり。


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  • ポストシーズンに向けて移籍する可能性がある選手たち

    2017.8.2 10:46 Wednesday

     7月末をもってメジャーリーグのトレード可能期間が終了した。ただし、これはウエーバーを介さないトレードのみが対象となるトレード期限であり、今後トレードが行われなくなることを意味するわけではない。8月以降もウエーバーを介してトレードをすることは可能である。

     8月以降に選手をトレードする場合には、まずは対象選手を「取り消し可能なトレード・ウエーバー」に置く必要がある。すると、ウエーバーに置かれた選手は全球団がクレーム(=獲得の意思を示すこと)可能となり、クレームした球団が現れた場合には、その選手が所属している球団は3つの選択肢から適切なものをチョイスすることになる。

     1つ目はその選手をウエーバーから引き下げることだ。クレームした球団にその選手を流出させたくない場合、球団はウエーバーから選手を引き下げることができる(もちろんトレードは成立しない)。2つ目はその選手をクレームした球団へ引き渡すことだ。この場合、選手の契約はすべて移籍先の球団へ引き継がれる。3つ目はクレームした球団と48時間以内にトレードをまとめることだ。意中の球団のみがクレームした場合、ここでトレードを成立させることになる。

     また、どの球団からもクレームがなく、選手がウエーバーを「通過」した場合、その選手はメジャーの全球団へトレード可能になる。ただし、その選手がポストシーズンに出場する権利を得るためには8月末までにチームに在籍している必要がある(9月以降に移籍した選手はポストシーズンには出場できない)。

     このトレード・ウエーバーは取り消し可能なため、ある選手への他球団からの関心の度合いをチェックするためだけに選手をウエーバーに置くケースもある。ここで得た情報をオフシーズンのトレード戦略に活かしていくわけだ。また、ライバル球団が戦力補強するのを防ぐためにクレームして、トレードに横槍を入れるケースもある(2000年にヤンキースがホゼ・カンセコのレッドソックス移籍を防いだのが代表例)。

     MLB.comのマーク・フェインサンドは8月以降にウエーバーを介したトレードで移籍する可能性がある選手として、以下の11選手の名前を挙げている。

    ジャスティン・バーランダー(タイガース)
    カーティス・グランダーソン(メッツ)
    ジェイ・ブルース(メッツ)
    アズドゥルバル・カブレラ(メッツ)
    ホゼ・バティースタ(ブルージェイズ)
    マルコ・エストラーダ(ブルージェイズ)
    アービン・サンタナ(ツインズ)
    ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ)
    ジャスティン・アップトン(タイガース)
    マイク・ナポリ(レンジャーズ)
    ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)

     ポストシーズンの戦いを見据えて、さらなる補強に動く球団は出てくるのか。今後のトレード市場の動向にも注目だ。


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  • 第17週のMVPはパクストン&ベルトレイとマーゴ

    2017.8.1 17:39 Tuesday

     第17週(7月24日~7月30日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはエイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)とジェームズ・パクストン(マリナーズ)、ナ・リーグはマニュエル・マーゴ(パドレス)が選出された。

     ベルトレイは打率.478(23打数11安打)、1本塁打、5打点、OPS1.239の好成績をマークし、日本時間7月31日のオリオールズ戦で通算3000安打を達成。2015年10月以来自身6度目の週間MVP受賞となった(ア・リーグで4度、ナ・リーグで2度)。ドミニカ共和国出身の選手としては史上初となる通算3000安打を達成したベルトレイだが、長いメジャーリーグの歴史において3000安打、600二塁打、450本塁打をすべてクリアしているのはハンク・アーロン、スタン・ミュージアル、カール・ヤストレムスキー、ベルトレイの4人だけである。また、主に三塁を守った選手で通算3000安打を記録したのはジョージ・ブレット、ウェイド・ボッグスに次いで史上3人目となった。

     パクストンは2試合に先発して13イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.00、18奪三振、無四球という素晴らしい成績を残し、開幕第2週以来今季2度目かつ自身2度目の週間MVP受賞となった。ア・リーグの投手が同一シーズンに複数回の週間MVPを受賞するのは、MVPとサイ・ヤング賞を同時受賞した2011年のジャスティン・バーランダー(タイガース)以来6年ぶりの快挙である。7月は6先発で6勝をマークし、マリナーズ球団史上初の月間6勝を記録。エース級のピッチングでワイルドカード争いに参戦するチームを牽引している。

     マーゴは打率.500(28打数14安打)、3本塁打、6打点、OPS1.464の大活躍で自身初の週間MVPに輝いた。打率.500と14安打はリーグトップ、長打率.964は同3位、3本塁打は同4位タイという活躍ぶりで、パドレスの選手としては昨年10月のハンター・レンフロー以来の受賞となった。第17週の7試合のうち6試合でマルチ安打を記録し、日本時間7月28日のメッツ戦では先頭打者本塁打を含む3安打3打点の活躍。今季すでに4本の先頭打者本塁打を放っており、2011年にウィル・ベナブルが作った球団記録(5本)にあと1と迫っている。右ふくらはぎの故障で5月下旬から1ヶ月にわたって戦列を離れたものの、復帰後は打率.320、OPS.857と好調。今後のさらなる活躍に期待したい。


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  • ダルビッシュがMLB最高勝率のドジャースへ移籍

    2017.8.1 17:05 Tuesday

     勝率.705(=114勝ペース)という驚異的な快進撃を続けているドジャースに、1988年以来となる悲願のワールドシリーズ制覇に向けてのラストピースが加わった。ドジャースは球団4位のプロスペクトであるウィリー・カルフーン、同17位のA.J.アレクシー、同27位のブレンドン・デービスをレンジャーズへ放出し、ダルビッシュ有を獲得した。

     「チームが必要としていたかどうかを判断するのは難しいけど、チームの後押しになる補強ができたと思うよ」とファーハン・ザイディGMはトレード市場における補強を振り返った。レギュラーシーズンでの地区優勝はほぼ確実という状況であり、ポストシーズン進出だけを目標とするのであれば、今回の補強は必要なかったはずだ。トニー・シングラーニ、トニー・ワトソンに加えてダルビッシュを獲得。これは「本気でワールドシリーズ制覇を目指す」というフロントからのメッセージなのだろう。

     昨季のドジャースはポストシーズンで大黒柱クレイトン・カーショウに「おんぶにだっこ」の状態だった。カーショウの奮闘もあって地区シリーズは突破したものの、リーグ優勝決定シリーズで敗退。カーショウの力だけではワールドシリーズを制覇できないどころか、ワールドシリーズ出場すらかなわないことを思い知らされた。ダルビッシュにはレギュラーシーズンでの活躍はもちろんのこと、ポストシーズンにおいてカーショウの負担を軽減し、カーショウとの左右のダブルエースとしての働きが求められていることは間違いない。

     現在ドジャースはアレックス・ウッド、リッチ・ヒル、柳賢振、前田健太、ブロック・スチュワートの5人で先発ローテーションを形成しているが、ここにダルビッシュが加わり、故障者リスト入りしているカーショウとブランドン・マッカーシーも遅かれ早かれ戻ってくる。一時的にローテーションに加わっているスチュワートはともかく、ベストメンバーが揃えば柳や前田の枠すら完全になくなってしまう層の厚さだ。また、左腕に偏っていた先発ローテーションにダルビッシュが加わるのは、左右のバランスという意味でも非常に大きい。

     ドジャースはダルビッシュ獲得の対価としてプロスペクト3名を放出したが、ウォーカー・ビューラー、アレックス・ベルドゥーゴ、ヤディアー・アルバレスという球団TOP3プロスペクトの放出は免れた。球団の将来の「核」を担うであろう選手を放出せずにダルビッシュの獲得に成功した点は高く評価されてしかるべきだ。

     ポストシーズンに進むためではなく、ワールドシリーズを制覇するためにダルビッシュを獲得したドジャース。ダルビッシュはその期待に応えることができるのか。新天地でのピッチングに注目だ。


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  • ヤンキースがソニー・グレイの獲得に成功!

    2017.8.1 16:17 Tuesday

     ヤンキースが28度目のワールドシリーズ制覇に向けて大きなピースを手に入れた。プロスペクト3名をアスレチックスへ放出し、実力派右腕ソニー・グレイの獲得に成功したのだ。グレイは少なくとも2019年まで保有可能ということもあり、買い手・売り手を問わない人気物件となっていたが、最終的には上質なプロスペクト3名を差し出したヤンキースがグレイを手に入れることになった。

     「ファンの支持を得て、このチームには2017年シーズンを特別なものにするチャンスがあり、それに向けて補強を行うべきだと示したんだ」とブライアン・キャッシュマンGM。開幕前は厳しい戦いになることが予想されていた今季のヤンキースだが、アーロン・ジャッジらの期待以上の活躍もあり、現時点で2位レッドソックスに0.5ゲーム差をつけてア・リーグ東部地区の首位を走っている。本来であれば今季は新たな黄金期に向けての「つなぎの年」になるはずだったが、チームの期待以上の快進撃がトレード市場での補強に向かう原動力になったということだろう。

     「俺たちはかつてのヤンキースに戻りつつある。目標はワールドシリーズで勝つことだ」とCCサバシアは語る。グレイの加入により、グレイ、サバシア、田中将大、ルイス・セベリーノ、ハイメ・ガルシア、ジョーダン・モンゴメリーと先発投手が6人になったが、ジョー・ジラルディ監督は6人制ローテーションの採用を否定しており、疲れが見え始めているモンゴメリーが先発ローテーションを外れると見られている。

     「我々は間違いなく戦力アップしたと思う。オーナーやフロントは我々に特別なことを成し遂げるチャンスをくれたんだ。今度は我々がその期待に応える番だね」とジラルディ監督。2014年から2年連続で14勝を挙げ、昨季の不振を脱して安定したピッチングを見せているグレイの加入によって、ポストシーズン進出、そしてワールドシリーズ制覇の可能性はグッと高まった。グレイ、田中、セベリーノという実力派右腕3人をサバシア、ガルシアの両ベテラン左腕がサポートする先発ローテーションはリーグでも有数の顔ぶれだ。

     グレイとのトレードでアスレチックスへ移籍するのはダスティン・ファウラー、ホルヘ・マテオ、ジェームズ・キャプリーリアンの3選手。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングではそれぞれヤンキースの球団4位、8位、12位にランクインしていた。ヤンキースはグレイバー・トーレスやクリント・フレイジャーといったトップ・プロスペクトの放出を拒否。彼らを放出せずにグレイのトレード交渉をまとめた点についてはキャッシュマンGMは評価されるべきだろう。ファウラーとキャプリーリアンは故障により今季絶望となっており、実際に新天地でのプレイを開始するのは来季からの予定。また、俊足のマテオはAA級に合流する予定となっている。


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  • ナショナルズがツインズのクローザー・キンツラーを獲得

    2017.8.1 15:42 Tuesday

     7月中旬にアスレチックスからショーン・ドゥーリトルとライアン・マドソンを獲得してブルペンを補強したばかりのナショナルズが、ブルペンのさらなるグレードアップに動いた。球団17位のプロスペクトであるタイラー・ワトソンとインターナショナル・ボーナス・マネーを放出してツインズからブランドン・キンツラーを獲得した。

     キンツラーは昨季途中からツインズのクローザーに定着し、今季は45試合に登板して2勝2敗28セーブ、防御率2.78をマークしている。28セーブはリーグ2位の数字であり、奪三振率5.36という数字が示すようにシンカーを武器に打たせて取るピッチングを展開する投手だが、圧倒的なピッチングを見せることがない代わりに大崩れすることも少ないのが特長だ。

     現在ナショナルズは8回をマドソン、9回をドゥーリトルに任せるのが基本の勝ちパターンとなっているが、キンツラーの加入により勝ちパターンを再編することになるだろう。現時点ではキンツラーをクローザーとして起用するのが有力と見られているが、ポストシーズンを勝ち抜くために、レギュラーシーズンの残り2ヶ月でベストの起用法を探っていくことになる。マドソンとドゥーリトルの故障歴を考えると、彼ら2人を酷使することはできないため、2人の負担を軽減できるキンツラーの加入はナショナルズにとって非常に大きい。彼ら3人を上手く使いこなし、絶対的な勝ちパターンが形成されれば、ナショナルズがポストシーズンを勝ち抜いていく確率はグッと高まるに違いない。

     マイク・リゾーGMは「ブルペンはとても良くなったと思う」と補強に手応えを感じている。「バランスの取れたブルペンになったよ。左右に関係なく抑えられる左腕(=ドゥーリトル)を獲得できたし、左右に関係なく抑えられる右腕(=キンツラーとマドソン)も獲得できた。彼らは試合終盤の重要なアウトを取るために起用されるだろうね」

     ダスティ・ベイカー監督はキンツラーのことをあまり知らないと認めたが、アシスタント・コーチのジャック・ジョーンズがツインズ時代の同僚であるエディ・グアルダード(ツインズのブルペンコーチ)に連絡を取り、キンツラーについての情報を収集したという。「彼は恐れを知らない男だ。重いシンカーを投げて、あまり四球を出さない。我々のチームにフィットすると思うよ」とベイカー監督はキンツラーの加入を歓迎した。

     ナショナルズからツインズへ移籍するワトソンは2015年のドラフト34位指名で入団した20歳の左腕。今季はA級で17先発を含む18試合に登板し、6勝4敗、防御率4.35を記録。93イニングを投げて98三振を奪っている。


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