English Español 韓国語
  • ポスティング利用でメジャー移籍の巨人・山口 各球団との交渉解禁

    2019.12.4 12:30 Wednesday

     日本プロ野球の読売ジャイアンツからポスティング・システム利用でのメジャーリーグ移籍を目指す山口俊のメジャー挑戦がスタートした。日本時間12月3日、山口はメジャーリーグの各球団との交渉が解禁された。今季セントラル・リーグで最多勝、最高勝率、最多奪三振の三冠に輝いた32歳の右腕とメジャー各球団の交渉期限は、日本時間2020年1月3日午前7時となっている。

     MLB公式サイトでも山口のメジャー挑戦について伝えており、今季は読売ジャイアンツで170イニングを投げて防御率2.91をマークしたこと、先月東京で行われた「WBSC プレミア12」の決勝戦に先発して1回3失点で降板したことなどが紹介されている。2006年に横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)でデビューした山口は、2017年に読売ジャイアンツへ移籍し、日本プロ野球の通算14シーズンで427試合(うち90先発)に登板して防御率3.35、WHIP1.24をマークしている。

     また、同サイトは、山口が読売ジャイアンツでの1年目のシーズンとなった2017年、泥酔して右手の甲を負傷し、治療を受けるために東京都内の病院を訪れたあと、泥酔状態のまま警備員に暴行を加えたり、出入口の扉を損壊したりした疑いが浮上し、球団から出場停止処分を受けて後半戦を棒に振ったことも伝えている。

     今季こそ自己ベストのシーズンを過ごしたとはいえ、過去にメジャーへ移籍して先発ローテーションの一角を担った投手たちと比較すると、日本プロ野球での実績が物足りないことも事実。先発ローテーションの1枠を保証するような契約が得られる可能性は低いと見られており、場合によってはリリーフ要員としての獲得を検討する球団も現れるかもしれない。マイナー契約からのスタートとなる可能性もある。

     なお、今オフは山口のほか、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智と広島東洋カープの菊池涼介もポスティング・システム利用でのメジャーリーグ移籍を目指しており、埼玉西武ライオンズの秋山翔吾は海外FA権を行使している。ウィンター・ミーティング開催により移籍市場の動きが本格化する12月は、これらの日本人選手の動向にも注目だ。

  • ポスティングでメジャー挑戦の広島・菊池 30球団との交渉解禁

    2019.12.4 11:55 Wednesday

     日本プロ野球の広島東洋カープからポスティング・システムを利用してメジャーリーグ移籍を目指している菊池涼介は、日本時間12月3日に全30球団との交渉が解禁された。この29歳の二塁手とメジャー各球団の交渉期限は日本時間2020年1月3日午前7時となる。MLB公式サイトでも菊池のメジャー挑戦について伝えている。

     同サイトは、菊池について「守備のスペシャリストとして知られている」と紹介。今季は広島で138試合に出場して打率.261、36二塁打、13本塁打、出塁率.313、長打率.406をマークし、2012年に22歳でデビューしてからの8シーズンで通算打率.271、出塁率.315、長打率.391を記録していることも伝えている。

     今オフは、フリーエージェント市場に多くの二塁手がおり、ジョナサン・スコープ、ジェイソン・キプニス、ブライアン・ドージャー、スターリン・カストロなどレギュラー級の選手も多い。このほか、ウィルマー・フローレス、エリック・ソガード、ベン・ゾブリストらも名を連ねており、フィリーズからノンテンダーFAとなったセザー・ヘルナンデスも市場に加わった。同サイトは「市場に二塁手が多いことは、菊池が所属先のチームを見つける際に多くの競争があることを意味する」と記しているが、メジャーでの実績があるレギュラー級の二塁手が市場に多く名を連ねていることを考えると、菊池がレギュラー待遇の契約を得るのは難しいかもしれない。

     また、同サイトは「菊池は今オフ、メジャーへ移籍する可能性のある日本人選手のうちの1人である」とし、菊池と同様にポスティング・システムを利用してメジャー移籍を目指す横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智と読売ジャイアンツの山口俊、海外FA権を行使した埼玉西武ライオンズの秋山翔吾の名前も紹介。筒香については「パワフルなバッティングの左翼手」、秋山については「日本での9シーズンでOPS.829を記録している」と言及している。

  • リリーフ左腕・ディークマン 2年750万ドルでアスレチックスへ

    2019.12.4 11:30 Wednesday

     ブルペンの補強が今オフの課題となっているアスレチックスは、今季終了後に自軍からフリーエージェントとなった左腕を呼び戻すことを選択した。日本時間12月4日、アスレチックスはフリーエージェントのリリーフ左腕、ジェイク・ディークマンと2年750万ドル+球団オプション1年で契約を結んだことを発表。ブレイク・トライネンやライアン・バクターがノンテンダーFAとなって退団するなか、高い奪三振率が魅力の左腕を確保した。

     現在32歳のディークマンは、ロイヤルズの一員として今季の開幕を迎え、7月下旬にトレードでアスレチックスに加入。2球団で合計76試合に登板して62イニングを投げ、1勝7敗、31ホールド、防御率4.65、84奪三振をマークした。100マイルに達する速球を武器に奪三振率12.19を記録したものの、与四球率5.66と制球は相変わらず不安定。制球力の向上が安定した活躍へのカギとなる。

     アスレチックスは、バクターをノンテンダーFAとしたことによりリリーフ左腕がT.J.マクファーランドしかいなくなり、実績のあるリリーフ左腕の確保が急務となっていた。ディークマンとの再契約は、そのニーズに合う動きと言える。なお、アスレチックスのボブ・メルビン監督は、相手打者の左右に関係なくディークマンを起用しており、来季から最低対戦打者数のルールが適用されることを考えると、来季も同様の起用法となりそうだ。

     今季のアスレチックスは、メジャーワーストとなる30度のセーブ失敗を喫しており、ディークマンとの再契約はブルペン補強の第一歩に過ぎない。リアム・ヘンドリックス、ユスメイロ・ペティート、ホアキム・ソリア、ルー・トリビーノとある程度の頭数は揃っているが、トライネンの穴を埋めるべく、さらなる補強に動くことが予想される。

     ディークマンはメジャー8シーズンで通算441試合に登板し、128ホールド、防御率3.90をマーク。フィリーズ時代の2014年には71イニングで100個の三振を奪い、レンジャーズ時代の2016年には26ホールド、被打率.189の好成績を残している。

  • ノンテンダーFA 全56選手一覧 今季Gグラブ受賞者も

    2019.12.3 17:45 Tuesday

     メジャーリーグは日本時間12月3日午前10時に年俸調停権を有する選手に対して来季の契約を提示する(テンダーする)期限を迎えた。ここで来季の契約を提示されなかった選手(年俸調停権を持たない選手も含む)は「ノンテンダーFA」となり、他のフリーエージェント選手と同様に、フリーエージェント市場で契約先を探すことになる。今オフは25球団から合計56人の選手がノンテンダーFAとなった。ここではその56人を一覧で紹介する。

     ノンテンダーFAとなった選手のなかには、今季アメリカン・リーグの二塁手部門でゴールドグラブ賞を受賞したヨルマー・サンチェス(ホワイトソックス)や25本塁打のC.J.クロン(ツインズ)、21本塁打のドミンゴ・サンタナ(マリナーズ)、同じく21本塁打のケビン・ピラー(ジャイアンツ)など、レギュラークラスの野手も含まれている。また、ブルージェイズ時代の2016年に最優秀防御率のタイトルを獲得したアーロン・サンチェス(アストロズ)、2018年に防御率0.78をマークしたブレイク・トライネン(アスレチックス)といった好投手もノンテンダーFAとなっている。なお、ナショナルズからノンテンダーFAとなったコーダ・グローバーは26歳の若さで現役引退を表明した。56人のリストは以下の通り。

    アメリカン・リーグ東部地区

    ◆オリオールズ
    なし

    ◆レッドソックス
    ジョシュ・オーシッチ投手
    マルコ・ヘルナンデス内野手

    ◆ヤンキース
    なし

    ◆レイズ
    ギジェルモ・エレディア外野手

    ◆ブルージェイズ
    ジェイソン・アダム投手
    デレク・ロー投手
    ルーク・メイリー捕手

    アメリカン・リーグ中部地区

    ◆ホワイトソックス
    ライアン・バー投手
    ケイレブ・フレア投手
    ヨルマー・サンチェス二塁手

    ◆インディアンス
    ジェームス・ホイト投手
    ケビン・プラウェッキー捕手

    ◆タイガース
    なし

    ◆ロイヤルズ
    ジェシー・ハーン投手
    ウンベルト・アルテアーガ内野手
    チェスラー・カスバート内野手
    エリック・メヒア内野手

    ◆ツインズ
    トレバー・ヒルデンバーガー投手
    C.J.クロン一塁手

    アメリカン・リーグ西部地区

    ◆アストロズ
    アーロン・サンチェス投手

    ◆エンゼルス
    ケバン・スミス捕手

    ◆アスレチックス
    ライアン・バクター投手
    ブレイク・トライネン投手
    ジョシュ・フェグリー捕手

    ◆マリナーズ
    ティム・ベッカム内野手
    ドミンゴ・サンタナ外野手

    ◆レンジャーズ
    イアン・ギボート投手
    黃暐傑(ファン・ウェイチー)投手
    ジェフリー・スプリングス投手

    ナショナルズ・リーグ東部地区

    ◆ブレーブス
    ジョン・ライアン・マーフィー捕手
    チャーリー・カルバーソン内野手
    ラファエル・オルテガ外野手

    ◆マーリンズ
    JT・リドル内野手

    ◆メッツ
    なし

    ◆フィリーズ
    セザー・ヘルナンデス二塁手
    マイケル・フランコ三塁手

    ◆ナショナルズ
    コーダ・グローバー投手
    ハビー・ゲラ投手

    ナショナル・リーグ中部地区

    ◆カブス
    ダニー・ハルツェン投手
    アディソン・ラッセル内野手

    ◆レッズ
    ケビン・ゴースマン投手
    ホゼ・ペラザ内野手

    ◆ブリュワーズ
    アレックス・クラウディオ投手
    ジュニア・ゲラ投手
    ジミー・ネルソン投手
    タイラー・サラディーノ内野手
    トラビス・ショウ三塁手

    ◆パイレーツ
    エリアス・ディアス捕手

    ◆カージナルス
    なし

    ナショナル・リーグ西部地区

    ◆ダイヤモンドバックス
    タイワン・ウォーカー投手
    ケイレブ・ジョセフ捕手
    スティーブン・スーザJr.外野手

    ◆ロッキーズ
    ウェス・パーソンズ投手

    ◆ドジャース
    イミー・ガルシア投手

    ◆パドレス
    ペドロ・アビラ投手
    ミゲル・ディアス投手

    ◆ジャイアンツ
    タイラー・アンダーソン投手
    リコ・ガルシア投手
    ジョーイ・リカード外野手
    ケビン・ピラー外野手

  • フィリーズがフランコとヘルナンデスをノンテンダーFAに

    2019.12.3 16:45 Tuesday

     日本時間12月3日、メジャーリーグはノンテンダー・デッドラインを迎え、フィリーズは2015年から5年間にわたって内野のレギュラーを担ってきたマイケル・フランコとセザー・ヘルナンデスをともにノンテンダーFAとした。ディディ・グレゴリアスの獲得やジーン・セグーラのコンバートの可能性が取り沙汰されており、来季のフィリーズ内野陣は一塁のリーズ・ホスキンスを除いて顔ぶれが一新されることになりそうだ。

     現在27歳のフランコは、強打の大型三塁手として期待されながらも伸び悩みが続いており、大方の予想通りにノンテンダーFAとなった。メジャー6年目となった今季は、123試合に出場して打率.234、17本塁打、56打点、OPS.705という平凡な成績。来季が年俸調停2年目のシーズンとなり、獲得したチームは2年間保有可能である。

     一方のヘルナンデスは、メジャー通算出塁率.352を誇り、今季も不動のレギュラーとして161試合に出場していた。しかし、OPSは一度も.800を超えたことがなく、2016~2018年に平均.366をマークしていた出塁率も今季は.333まで低下。年俸調停期間のラストイヤーとなる来季は1100万ドル前後への昇給が予想されており、フィリーズはその資金を他の補強ポイントに回すのがベターと判断したようだ。

     MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、フィリーズがグレゴリアスとジョシュ・ドナルドソンの代理人と連絡を取り合っていることを伝えている。正遊撃手のセグーラが攻守両面で精彩を欠いたため、グレゴリアスの獲得に成功すれば、グレゴリアスを遊撃に置き、セグーラを二塁ないし三塁へコンバートすることになるだろう。そのうえで正三塁手としてドナルドソンまたはアンソニー・レンドンの獲得に成功すれば、セグーラは二塁に入り、スコット・キンガリーが中堅に回ると見られる。

     チームの内野を長年支えた2選手の放出を決めたフィリーズは今オフ、どのような補強を見せるのだろうか。

  • RソックスがブラッドリーJr.をひとまずキープ レオンは放出

    2019.12.3 16:00 Tuesday

     日本時間12月3日、メジャーリーグの各球団は年俸調停権を有する選手に対し来季の契約を提示する(テンダーする)期限を迎え、レッドソックスはノンテンダーFAとなる可能性が取り沙汰されていたジャッキー・ブラッドリーJr.に対して来季の契約を提示。ひとまずブラッドリーJr.をキープすることを選択した。なお、今季クリスチャン・バスケスが正捕手としての地位を確立したことにより、控え捕手のサンディ・レオンはマイナーの右腕、アデニス・バティースタとのトレードでインディアンスへ放出された。

     レッドソックスの年俸総額削減の方針により、トレードないしノンテンダーFAでの放出が有力視されるなか、レッドソックスは来季の契約を提示してブラッドリーJr.をキープ。今季の年俸855万ドルから来季は1100万ドル前後への昇給が予想されており、今後レッドソックスはブラッドリーJr.の放出に向けてトレード交渉を進めていくことになるだろう。ブラッドリーJr.のトレードが成立すれば、レッドソックスは正左翼手のアンドリュー・ベニンテンディを正中堅手として起用すると見られている。

     なお、ブラッドリーJr.の放出はムーキー・ベッツのトレード交渉の進展次第であり、来季の年俸が2770万ドルと予想されるベッツの放出に成功すれば、ブラッドリーJr.はレッドソックスに留まる可能性もある。ただし、年俸が高額であることや莫大な対価が必要となることから、ベッツのトレードは成立しないと予想する専門家が多い。

     2016年から2017年にかけてバスケスと併用されていたレオンは、バスケスの成長によってチームを追われる形となった。今季の年俸が247.5万ドルだったレオンは、オフシーズン序盤からノンテンダーFAとなることが確実視されており、レッドソックスはトレードでの放出を画策。ノンテンダー・デッドラインを迎える前にインディアンスとのトレードが成立した。

     今季のレオンは、65試合に出場して打率.192、5本塁打、19打点、OPS.548をマーク。一方、交換要員としてレッドソックスに加入するバティースタは21歳の右腕で、ルーキー級で14試合に登板して1勝1敗、防御率7.79という成績を残している。

  • アスレチックス・トライネンがノンテンダーFA 2018年防御率0.78

    2019.12.3 15:20 Tuesday

     日本時間12月3日、アスレチックスは2018年に絶対的守護神として38セーブ、防御率0.78をマークしたブレイク・トライネンに来季の契約をオファーせず、ノンテンダーFAとしたことを発表した。トライネンはノンテンダーFAとなることが有力視され、アスレチックスは期限までにトレードでの放出を試みていたが、トレード交渉は不調に終わり、結局ノンテンダーFAという形で決着した。

     現在31歳のトライネンは、アスレチックスでジェットコースターのような3年間を過ごした。2017年にナショナルズでクローザーとして期待されながらも37試合で3セーブ、防御率5.73に終わったトライネンは、同年7月のトレードでアスレチックスに加入。すると、35試合で13セーブ、防御率2.13と復調し、翌2018年はクローザーを任された。

     この2018年シーズンは歴史の残る快投を披露し、68試合に登板して80回1/3を投げ、9勝2敗、38セーブ、防御率0.78、100奪三振、被打率.158という驚異的な成績をマーク。70イニング以上のリリーバーが防御率0点台をマークするのは、21世紀に入ってからでは2002年のクリス・ハモンド(0.95)、2011年のエリック・オフラハティ(0.98)、2012年のフェルナンド・ロドニー(0.60)に次いでトライネンが4人目であり、アスレチックスでは1990年のデニス・エカーズリー(0.61)以来の快挙だった。

     しかし、今季は右肩痛の影響もあって開幕からなかなか調子が上がらず、6月にはクローザー失格に。与四球率は昨季の2.35から5.68へと大幅に悪化し、57試合で16セーブ、防御率4.91という不本意な成績に終わった。今季の年俸は640万ドルだったが、年俸調停期間のラストイヤーとなる来季は780万ドル前後への昇給が予想されており、アスレチックスはノンテンダーFAとすることを決断した。

     今後はフリーエージェントとなって新天地を探すことになるが、2018年の圧倒的なパフォーマンスは他球団に大きなインパクトを与えており、ブルペンの補強を目指すチームが獲得に動きそうだ。

  • トレードが噂されるパイレーツ・マーテイ 希望は勝てるチーム

    2019.12.3 13:55 Tuesday

     パイレーツからトレードで放出される可能性が取り沙汰されているスターリング・マーテイは優勝争いをできるチームへの移籍を希望しているようだ。マーテイはドミニカ共和国でのインタビューのなかで「もしトレードされるなら、ワールドシリーズ制覇を狙えるチームに行きたいね」と自身の希望を明言した。

     ドミニカ共和国のスポーツ記者であるエクトル・ゴメスによるインタビューのなかで、メッツへ移籍する可能性について問われたマーテイは、優勝争いをできるチームへの移籍を希望していることを明言。そのうえで「メッツは優勝争いができる位置にいると思う。そういうチームでプレイできるのは光栄だね」とメッツへの移籍に対して前向きな姿勢を示した。ただし、「もしトレードが起こらなければ、僕は一生懸命プレイして自分の全てをこのチームに捧げるよ」とも語っている。

     ベン・チェリントンを新GM、デレク・シェルトンを新監督に迎えたパイレーツは、今オフ以降どのようにチーム作りを進めていくかについて、姿勢を明確にしていない。しかし、現在のチーム状況を考えると、来季すぐに優勝争いに加わるのは難しく、市場価値の高い主力選手をトレードして若手有望株を獲得し、チーム再建を行う可能性が高いと見られている。

     走攻守全てを高いレベルで兼ね備え、比較的安価で来季から2年間保有できるマーテイの市場価値は極めて高いものの、フリーエージェント市場に有力な中堅手が不足していることもあり、多くの球団がマーテイ獲得に乗り出すと見られる。メッツのほかにも中堅手の補強を必要としているチームは少なくなく、パイレーツがマーテイをトレードに出すのであれば、熾烈な争奪戦が繰り広げられそうだ。

     マーテイは現在31歳で、今季は132試合に出場して打率.295、23本塁打、82打点、25盗塁、OPS.845をマーク。来季の年俸は1150万ドル、2021年の契約は年俸1250万ドルの球団オプションとなっている。

  • ツインズが今季25本塁打のクロンをノンテンダーFAに

    2019.12.3 13:30 Tuesday

     年俸調停権を有する選手に対して来意の契約を提示する(テンダーする)期限となった日本時間12月3日、ツインズは今季25本塁打を放ったC.J.クロンに対して来季の契約を提示しなかった。これによりクロンはノンテンダーFAとなり、フリーエージェント市場で新天地を探すことになった。

     現在29歳のクロンは、昨オフにレイズからDFAとなり、ウエーバーでツインズに加入。今季は125試合に出場し、打率.253、25本塁打、78打点、OPS.780をマークした。しかし、打率.266、17本塁打、54打点、OPS.821を記録した前半戦に対し、後半戦は右手親指の故障の影響もあって打率.229、8本塁打、24打点、OPS.700と低迷。シーズン終了後には右手親指の手術を受けた。年俸調停期間のラストイヤーとなる来季は今季の年俸480万ドルから770万ドル前後への昇給が予想されており、ツインズは金額に見合う働きが期待できないと判断してノンテンダーFAとすることを決断したようだ。

     空席となった一塁には、三塁守備で安定感を欠くミゲル・サノーがコンバートされる可能性がある。しかし、ロッコ・バルデリ監督はサノーの守備面での最大の武器は肩の強さであると考えており、サノーの守備面での努力を高く評価していることから、サノーを三塁手として起用し続けると見られている。ユーティリティ性が最大の魅力であるマーウィン・ゴンザレスを一塁に固定する可能性も低く、クロンの穴を埋める一塁手の補強に動くことになるだろう。

     フリーエージェント市場にはハウィー・ケンドリック、エリック・テームズ、ミッチ・モアランドといった一塁手がおり、これらの選手の短期契約での獲得が第一の選択肢となりそうだ。また、三塁手市場が充実していることを考えると、サノーを一塁へ本格的にコンバートし、アズドゥルバル・カブレラやトッド・フレイジャーといった三塁手を獲得することが検討されるかもしれない。

  • ジャイアンツがピラーをノンテンダーFAに 秋山のライバルに

    2019.12.3 12:55 Tuesday

     日本時間12月3日午前10時、メジャーリーグの各球団は年俸調停権を有する選手に対して来季の契約を提示する(テンダーする)期限を迎え、ジャイアンツはケビン・ピラーに対する契約の提示を拒否。ピラーはノンテンダーFAとなった。今オフのフリーエージェント市場には有力な中堅手が乏しく、今季ジャイアンツでチーム最多タイの21本塁打を放ったピラーは中堅手の補強を目指す球団からの人気を集めそうだ。

     現在30歳のピラーは、メジャー7年目のシーズンとなった今季、ブルージェイズで5試合に出場して16打数1安打(打率.063)に終わったあと、3選手とのトレードでジャイアンツへ移籍。ジャイアンツでは156試合で打率.264、21本塁打、87打点、14盗塁、OPS.735とまずまずの活躍を見せ、本塁打、得点(82)、安打(157)、二塁打(37)、盗塁などの各部門でチームトップ(本塁打は最多タイ)の成績を残した。

     89三振に対してわずか18四球に終わるなど、課題である打撃の粗さは依然として改善されなかったが、シーズン通算の21本塁打、88打点、OPS.719はいずれもキャリアハイを更新。ただし、2015年から3年連続で守備防御点+15以上をマークした外野守備には衰えが見え始めており、昨季は守備防御点-2、今季も-3に終わっている。

     今オフのフリーエージェント市場には有力な中堅手がほとんどおらず、レギュラークラスと呼べるのは左翼が本職のブレット・ガードナーくらい。そのガードナーもすでに36歳であり、その他にはキャメロン・メイビン、ジャロッド・ダイソン、ビリー・ハミルトン、アダム・ジョーンズなどレギュラーとしては物足りない名前ばかりが並ぶ状況を考えると、ピラーは多くの球団からの人気を集める可能性がある。選手としてのタイプは異なるものの、海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す秋山翔吾のライバルとなるかもしれない。

  • ツインズ・クルーズが最優秀指名打者に選出 今季41本塁打

    2019.12.3 12:30 Tuesday

     日本時間12月3日、今季の最優秀指名打者賞(エドガー・マルティネス賞)の受賞者が発表され、ネルソン・クルーズ(ツインズ)がマリナーズ時代の2017年に続いて自身2度目の受賞となった。39歳のクルーズは、ツインズに加入した今季、打率.311、41本塁打、108打点、OPS1.031という見事な活躍を見せ、シルバースラッガー賞を受賞し、MVP投票でも9位にランクインしていた。

     ツインズのロッコ・バルデリ監督よりも年上のクルーズは、39歳となった今季も全く衰えを見せず、左手首痛による2度の戦線離脱があったにもかかわらず、自身4度目のシーズン40本塁打、同じく自身4度目のシーズン100打点、自己ベストのOPS1.031をマークする素晴らしい活躍を披露。史上最多の307本塁打を放ったツインズの重量打線の軸として、見事な働きを見せた。

     ツインズの選手が最優秀指名打者に選出されるのは、1991年のチリ・デービス、1996年のポール・モリターに続いてクルーズが3人目であり、モリターもクルーズと同じ39歳のシーズンでの受賞だった。記者などによる投票では今季48本塁打で本塁打王のタイトルを手にしたホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ)との争いとなったが、打撃成績の各部門でハイレベルな数字を残したクルーズに軍配が上がった。

     41本塁打と108打点は指名打者としての球団記録となり、OPS1.031は500打席以上の打者ではMVPを受賞した2009年のジョー・マウアーと並ぶ球団タイ記録。39歳以上で40本以上の本塁打を放ったのは、ハンク・アーロンとバリー・ボンズに次いでクルーズが史上3人目である。また、過去6シーズンの平均本塁打数は37本となっており、2010年代に放った346本塁打はメジャー最多の数字である。

     来季の契約は年俸1200万ドルの球団オプションとなっていたが、オフシーズン序盤にツインズはこのオプションを迷わず行使。40歳となる来季も打線の中心としての活躍が期待される。

  • マーリンズがビヤーを獲得 オリオールズとトレード成立

    2019.12.3 12:10 Tuesday

     日本時間12月3日、マーリンズはオリオールズのトレードが成立したことを発表し、マイナーの左腕、イーストン・ルーカスとの交換でジョナサン・ビヤーを獲得した。ビヤーは先日、オリオールズによってウエーバーに置かれていたが、ノンテンダー・デッドラインを迎えたこの日、フリーエージェントとなる直前でマーリンズへの移籍が決定した。

     現在28歳のビヤーは、今季オリオールズで全162試合に出場し、打率.274、24本塁打、73打点、40盗塁、OPS.792の好成績をマーク。20本塁打&40盗塁をクリアしたのは、メジャー全体でビヤーだけだった。ブリュワーズ時代の2016年に62盗塁で盗塁王のタイトルを獲得するなど、同年から4年連続で10本塁打以上&20盗塁以上を記録しているビヤーだが、年俸調停期間のラストイヤーとなる来季は今季の482.5万ドルから大幅な昇給(移籍情報サイト『MLB Trade Rumors』の予想では1040万ドル)が予想されており、オリオールズが再建期間中ということもあって、チーム事情に合わない戦力と見なされていた。

     打線の長打力アップが今オフの最優先課題となっていたマーリンズは、ヘスス・アギラーとビヤーの獲得により、内野の攻撃力アップに成功。ニール・ウォーカー、マーティン・プラド、スターリン・カストロらがチームから抜けているが、アギラーとビヤーはオールスター級の実力者であり、退団した選手たちの穴を埋めて余りある存在だ。なお、二塁には有望株のイサン・ディアスの抜擢を予想する声もあり、ビヤーは三塁や外野で起用される可能性もあるという。

     一方、オリオールズへ移籍するルーカスは今年のドラフトでマーリンズから14巡目指名を受けてプロ入りした23歳の左腕。今季はルーキー級とA級ショートシーズンで13試合(うち9先発)に登板して34回2/3を投げ、1勝2敗、防御率3.63、41奪三振をマークした。

  • マーリンズがアギラー獲得 2018年に35本塁打のスラッガー

    2019.12.3 11:20 Tuesday

     日本時間12月3日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、マーリンズはウエーバーでレイズからヘスス・アギラーの獲得に成功したようだ。球団からも正式に発表された。今季本塁打数メジャー最少、得点数メジャーワースト2位に終わったマーリンズは、2018年に35本塁打を放ったスラッガーを打線に加えることになった。

     アギラーは、日本時間12月3日のノンテンダー・デッドラインに備えたロースター整理に伴い、日本時間11月30日にレイズからDFAとなっていた。マーリンズは今季、ギャレット・クーパー、ニール・ウォーカー、マーティン・プラドらを一塁で併用していたが、来季はアギラー、クーパー(今季107試合で15本塁打、OPS.791)、オースティン・ディーン(今季64試合で6本塁打、OPS.665)らで正一塁手の座を争うことになると見られる。

     ベネズエラ出身のアギラーは現在29歳。インディアンスからブリュワーズへ移籍した2017年にメジャーデビューを果たして133試合で16本塁打を放ち、翌2018年には35本塁打、108打点、OPS.890の好成績をマークしてホームラン・ダービー出場&オールスター・ゲーム選出を果たした。今季は開幕から94試合に出場して打率.225、8本塁打、34打点、OPS.694と調子が上がらず、7月末にトレードでレイズへ移籍。シーズン合計で131試合に出場して打率.236、12本塁打、50打点、OPS.714というメジャー定着後最悪の成績に終わった。

     今季、メジャー全体で史上最多の6776本塁打が乱れ飛ぶなか、マーリンズはわずか146本塁打しか打つことができず、打線の強化が今オフの最優先課題となっていたが、まずは課題解決に向けての第一歩を踏み出した形となった。今後は打線のさらなる強化とともに、もう一つの課題であるブルペンの強化も進めていくことになりそうだ。

  • パドレスがプロファーを獲得 アスレチックスとのトレード

    2019.12.3 11:00 Tuesday

     日本時間12月3日、パドレスはアスレチックスとのトレードが成立したことを発表し、オースティン・アレンと後日指名選手または金銭を放出してジュリクソン・プロファーを獲得した。先週、ブリュワーズとのトレードでルイス・ウリアスを放出したパドレスは、新たな二塁手を必要としていたが、A.J.プレラーGMがその解決策を見つけるまでに長い時間は掛からなかった。

     現在26歳のプロファーは、昨オフの三角トレードでレンジャーズからアスレチックスへ移籍した今季、139試合に出場して打率.218、20本塁打、67打点、9盗塁、OPS.711をマーク。レンジャーズでブレイクを果たした2018年と比較すると、本塁打は同数だったものの、その他の部門では軒並み成績を落とした。しかし、51三振・20四球だった前半戦に対し、後半戦は24三振・28四球とアプローチ面で進歩を見せ、OPSは前半戦の.646から後半戦は.821へ上昇している。

     来季が年俸調停期間のラストイヤーとなることもあり、アスレチックスはプロファーの放出を画策。トレードが成立しなかった場合にはノンテンダーFAとなることが有力視されていたが、無事にパドレスへのトレードが成立した。来季のパドレス内野陣は、一塁にエリック・ホズマー、二塁にプロファー、三塁にマニー・マチャド、遊撃にフェルナンド・タティスJr.が入る布陣となりそうだ。

     一方、アスレチックスへ移籍するアレンは25歳の捕手で、今年5月にメジャーデビュー。メジャーでは34試合に出場して打率.215、0本塁打、3打点、OPS.559に終わったが、AAA級での67試合では打率.330、21本塁打、67打点、OPS1.042という素晴らしい成績を残している。マイナーで3年連続20本塁打以上を放っている強打の捕手だが、パドレスにはフランシスコ・メヒア、オースティン・ヘッジスと若い有望捕手が2人もおり、パドレスは二塁手補強のためにアレンを差し出す形となった。

  • 強打のムスターカスがレッズへ 4年6400万ドルで契約合意

    2019.12.3 10:35 Tuesday

     打線の強化を目指すレッズが通算182本塁打の実績を誇るスラッガーの獲得に成功した。日本時間12月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レッズはフリーエージェントの内野手、マイク・ムスターカスと4年6400万ドルで契約合意。レッズの三塁には今季49本塁打のエウヘニオ・スアレスがおり、ムスターカスは本職の三塁ではなく、二塁手として起用される見込みだ。

     現在31歳のムスターカスは、今季ブリュワーズで143試合に出場して打率.254、35本塁打、87打点、OPS.845をマーク。ロイヤルズ時代の2015年と2017年に続き、自身3度目のオールスター・ゲーム選出を果たした。直近3シーズンで平均34本塁打、OPS.817を記録しているムスターカスだが、過去2年はいずれもフリーエージェント市場で単年契約しか得られず、「三度目の正直」で念願の複数年契約を手に入れた。

     2011年にロイヤルズでメジャーデビューを果たしたムスターカスは、2014年から2年連続でワールドシリーズの舞台を経験し、2015年には正三塁手としてワールドシリーズ制覇に貢献。2017年オフにフリーエージェントとなったあと、単年契約でロイヤルズに残留し、2018年途中にブリュワーズへトレードされ、オフにフリーエージェントとなって単年契約を結んで今季もブリュワーズでプレイした。

     レギュラー内野手のホゼ・ペラザがノンテンダーFAとなったことにより、レッズは一塁にジョーイ・ボットー、二塁にムスターカス、三塁にスアレス、遊撃にフレディ・ギャルビスを置く布陣で来季の開幕を迎える可能性が高い。今季球団新記録の227本塁打を放ちながらも、前年から微増の701得点に留まったレッズは今オフ、打線の強化を目指しており、ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックスと契約)の獲得には失敗したものの、左打ちのスラッガーを打線に加えることに成功した。

  • ブリュワーズ 最優秀救援投手・ヘイダーの放出を検討

    2019.12.2 15:05 Monday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールがジ・アスレチックで公開した記事によると、ブリュワーズは、まだ4年間保有可能であるにもかかわらず、2年連続でナショナル・リーグの最優秀救援投手(トレバー・ホフマン賞)に選出されたジョシュ・ヘイダーへのトレードのオファーを受け入れる姿勢を示しているという。メジャー屈指の奪三振マシンとして知られる25歳の左腕は来季、別のチームでプレイすることになるかもしれない。

     ローゼンタールによると、ブリュワーズがヘイダーの放出を検討しているのには2つの大きな理由があるという。1つ目は、ヘイダーが今オフ、「スーパー2」として年俸調停の資格を得ることだ。通常、メジャーリーガーはサービスタイム(簡単に言うとメジャー登録日数)が3年に達しないと年俸調停の資格を得ることができない。しかし、サービスタイムが2年以上3年未満の選手のなかで、サービスタイムが上位22%の選手は「スーパー2」として年俸調停の資格を得ることができるのだ。

     ヘイダーは今オフ、「スーパー2」として大幅な昇給が予想される。今季も含めた直近2シーズン、ヘイダーは複数イニングに跨る登板などによりかなりの負担を強いられており、勤続疲労や登板過多によるパフォーマンス低下の危険性も指摘されている。ローゼンタールは「サラリーが上昇してパフォーマンスが低下するのが、ブリュワーズにとって最悪のシナリオだ」とし、「ヘイダーがいつまでヘイダーでいられるかを、ブリュワーズは考える必要がある」と提言している。

     2つ目の理由は、今オフのフリーエージェント市場には優秀なリリーバーが少なく、ヘイダーを極めて高値で売ることができるということだ。昨オフ、マリナーズはまだ4年間保有できるエドウィン・ディアスを大型契約の残るロビンソン・カノーとセットでメッツへ放出したが、それでも複数のトップ・プロスペクト(ジャレッド・ケレニックとジャスティン・ダン)を含むパッケージを獲得することができた。メジャートップクラスのリリーバーであり、なおかつ過去2シーズンにわたって素晴らしい活躍を見せているヘイダーを放出すれば、マリナーズ以上の対価を得ることも可能だろう。

     一流リリーバーの獲得を希望するチームは、トレードでのヘイダー獲得を検討し始めるかもしれない。獲得には莫大な対価が必要となるため、交渉は簡単には成立しないと見られるが、今後の動きに注目したい。

  • 左肘炎症で離脱のRソックス・セール 投球練習を再開へ

    2019.12.2 14:05 Monday

     年俸総額削減を目指し、スター外野手のムーキー・ベッツのトレード放出の可能性など、ネガティブな話題の多い今オフのレッドソックスに明るいニュースが飛び込んできた。チーフ・ベースボール・オフィサーのチェイム・ブルームによると、左肘の炎症により8月でシーズンを終えたクリス・セールは、ジェームス・アンドリュース医師から投球練習を再開する許可を得たようだ。

     8月にアンドリュース医師の診察を受け、PRP注射での治療に踏み切ったセールは、先週フロリダ州ペンサコーラのアンドリュース医師のもとを訪れて再検査を受けた。その結果、左肘は順調に回復しており、アンドリュース医師からは投球練習再開のゴーサインが出たという。今後は来春のスプリング・トレーニングを万全の状態で迎えるために、調整を進めていくことになる。

     先月行われたGM会議の際、レッドソックスのブライアン・オハローランGMは「リハビリは今のところ、順調に進んでいるよ。クリスは我々が望んでいた状態にいる」とセールが順調に回復していることを明らかにしていた。その後も左肘の炎症が再発することはなく、スムーズに投球練習再開までたどり着くことができたようだ。

     現在30歳のセールは、今年3月に2020年から始まる総額1億4500万ドルの大型契約にサイン。ところが、今季は開幕からの6先発で0勝5敗、防御率6.30に終わるなど、なかなか本来のピッチングを披露することができず、5月と6月は防御率2点台を記録したものの、7月と8月は防御率5点台となり、日本時間8月14日のインディアンス戦での登板を最後にシーズンを終えた。

     今季は218個の三振を奪って7年連続のシーズン200奪三振を達成したとはいえ、25先発で6勝11敗、防御率4.40という自己ワーストのシーズンに。来季からは大型の5年契約がスタートするだけに、チームの再浮上のためにも、2018年までのようなエース級のピッチングを取り戻すことが望まれる。

  • 中堅手補強目指すブルージェイズ マーテイと秋山は対象外

    2019.12.2 12:45 Monday

     中堅手が今オフの補強ポイントの1つとなっているブルージェイズだが、海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す秋山翔吾やトレード放出の可能性が取り沙汰されているスターリング・マーテイ(パイレーツ)の獲得には興味を示していないことが明らかになった。トロント・スターのグレガー・チズホルムは「数週間にわたって球団内外の人々と会話をして情報収集した結果、彼らはマーテイと秋山を(中堅手補強の)解決策とは考えていないことがわかった」と伝えている。

     ブルージェイズが撤退したマーテイ争奪戦だが、来季の年俸が1150万ドル、2021年の契約が年俸1250万ドルの球団オプションとなっているスター外野手に興味を示すチームは少なくなく、メッツ、カブス、フィリーズ、ドジャースなどが獲得候補に挙げられている。

     ピッツバーグ・トリビューン・レビューのジョン・ペロットは、マーテイ放出の際にメッツから得る交換要員としてフランシスコ・アルバレス捕手(メッツ5位の有望株)、デービッド・ピーターソン投手(同7位)、ドミニク・スミス一塁手の名前を挙げた。カブスからはミゲル・アマヤ捕手(カブス2位の有望株)、アドベルト・アルゾレイ投手(同5位)、アルバート・アルモーラJr.外野手の3人を得ることを提案。フィリーズからはエニエル・デロスサントス投手(フィリーズ7位の有望株)、ミッキー・モニアック外野手(同8位)、ラファエル・マーチャン捕手(同13位)の3人が交換要員として名前を挙げられている。

     また、ジ・アスレチックのジム・ボウデン(レッズとナショナルズの元GM)は、マーテイの移籍先にドジャースを推薦。右打者の補強を目指しているドジャースは、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)やフランシスコ・リンドーア(インディアンス)の獲得を検討しているものの、ボウデンは「マーテイは両者よりも対価が小さくて済む」としている。そして、「マーテイをセンターにおいて、A.J.ポロックをレフトに回す。マーテイには打線のトップを任せたいね」と具体的な起用法についても言及した。

  • 年俸削減目指すRソックス 複数の大物含む超大型トレードも

    2019.12.2 12:20 Monday

     レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーに就任したチェイム・ブルームは、来季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以内に抑えることを求められている。しかし、スター外野手のムーキー・ベッツの放出が難航し、年俸総額削減の目標を達成できる見込みは今のところ立っていない。そんななか、MLBネットワークのジョエル・シャーマンは、ニューヨーク・ポストで公開した記事で複数の大物選手を含む超大型トレードを提案している。

     シャーマンは、2012年の夏にレッドソックスがエイドリアン・ゴンザレス、ジョシュ・ベケット、カール・クロフォードらをドジャースへ放出して総額2億5800万ドルの削減に成功し、翌2013年のワールドシリーズ制覇へ繋げたことを例に挙げ、同様の超大型トレードをエンゼルスと実施することを提案。エンゼルスは、フリーエージェント市場の最大の目玉選手であるゲリット・コール争奪戦の大本命に挙げられているが、シャーマンは「エンゼルスが優勝争いをするには、コール1人ではなく、(複数の大物選手を獲得することで)スーパースターのマイク・トラウトの周りをしっかり固めなければならない」と指摘する。

     シャーマンが提案するのは、ベッツのほか、ネイサン・イバルディ(残り3年5100万ドル)とデービッド・プライス(残り3年9600万ドル)をエンゼルスへ放出するというものだ。エンゼルスがこれらの選手の年俸を引き受けるのであれば、ベッツ獲得に必要な交換要員のグレードを大幅に下げることができる、とシャーマンは考える。これによって、エンゼルスはトラウトのサポート役となるスター選手(ベッツ)と複数の先発投手(イバルディとプライス)を獲得することができ、レッドソックスは一気に年俸総額削減の目標を達成することができるというわけだ。

     これは、あくまでもシャーマン個人の提案に過ぎないが、ベッツのトレードを実現するには、交換要員のグレードを下げるためのこうした工夫も必要となるのかもしれない。

  • チーム解体を進めるオリオールズ マンシーニは残留希望

    2019.12.2 11:50 Monday

     再建期に突入しているオリオールズは、今オフもチームの解体を進めている。今季メジャー唯一の「20本塁打&40盗塁」をマークしたジョナサン・ビヤーはウエーバーに置かれ、退団が確実に。先発ローテーションの中心である右腕、ディラン・バンディも放出に向けてトレード交渉が行われていることが報じられている。そんななか、27歳の主砲、トレイ・マンシーニは「チームに残りたい」という自身の希望を口にした。

     今季のマンシーニは、154試合に出場して打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899の好成績をマーク。メジャー4年目にして自己最高のシーズンを過ごし、安打(175)、二塁打(38)、得点(106)、本塁打、打点、四球(63)、出塁率(.364)、長打率(.535)、OPSなどの各部門でキャリアハイの数字を残した(5試合のみの出場だったメジャー1年目を除く)。

     マンシーニは、来季が年俸調停1年目のシーズンとなるため、オリオールズはマンシーニをあと3年(2022年まで)保有することができる。そのため、オリオールズとしては無理に放出する必要はないものの、今季の活躍と保有可能期間の長さから、マンシーニの獲得に関心を示すチームが存在するのも事実。再建期に突入したオリオールズが納得する交換要員を提示するチームが現れれば、トレードが成立する可能性もある。

     夏場にも放出の可能性が取り沙汰されていたマンシーニは「今年のオールスター・ブレイクのときと同じ気持ちだよ。僕はここでプレイし続けたい。僕がコントロールできることではないけど、チャンスがあるならそうしたいね」とコメント。オリオールズに残留希望であることを改めて明言した。

     マンシーニはさらに、退団が確実となっているビヤーについて「彼は球界で最も過小評価されている選手だよ」と発言。「ビヤーもそうだけど、僕はディラン(=バンディ)と来季も一緒にプレイしたいと思っている」とも語った。マイク・エリアスGMは、マンシーニについて「彼にはこのチームにいてほしい」と語っていたが、中長期的な構想のもと、どんな決断を下すのだろうか。

« Previous PageNext Page »