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  • ブルージェイズ・ビシェット メジャー史上6人目の快挙達成なるか

    2021.8.12 10:00 Thursday

     2年ぶりの本拠地トロント帰還を果たしたブルージェイズでひそかに注目を集めている選手がいる。若き正遊撃手のボー・ビシェットだ。今季ここまで111試合に出場して打率.292、20本塁打、77打点、OPS.815と自慢の強打を発揮しているビシェットだが、走塁面では17盗塁を記録して成功率100%をキープ。盗塁死の正確な記録が残っている1951年以降、シーズン20盗塁以上で成功率100%を記録した選手は5人しかおらず、ビシェットは史上6人目の快挙達成なるか注目されている。

     1951年以降の70年間でシーズン20盗塁以上かつ成功率100%を記録した選手は以下の5人だ。

    1988年 ケビン・マクレイノルズ 21盗塁
    1994年 ポール・モリター 20盗塁
    2009年 チェイス・アトリー 23盗塁
    2012年 クインティン・ベリー 21盗塁
    2013年 アルシデス・エスコバー 22盗塁

     今季10盗塁以上で成功率100%の選手はビシェットを含めて4人。グレゴリー・ポランコ(パイレーツ)が13盗塁、アメッド・ロサリオ(インディアンス)が12盗塁、ニッキー・ロペス(ロイヤルズ)が10盗塁を記録しているが、17盗塁のビシェットが「史上6人目」に最も近い位置につけている。

     ビシェットのスプリント・スピード(平均28.1フィート/秒)はメジャー平均(27.0フィート/秒)を上回っているものの、特別早いわけではなく、遊撃手のなかでも18位タイに過ぎない。また、一塁からのリードも決して大きくないというデータが出ている。さらに、マイナー時代の成績を見ても、盗塁成功率が特別高い選手というわけではなかった。つまり、今季の盗塁成功率100%という数字は、ビシェットが盗塁が成功する可能性の高いシチュエーションを正確に判断できるようになったことの証と言えるのではないだろうか(今季のビシェットは17盗塁のうち8盗塁を捕手の送球なしで決めている)。

     ブラディミール・ゲレーロJr.の打棒に注目が集まっている今季のブルージェイズだが、ビシェットの盗塁に注目してみるのも面白いかもしれない。

  • ドジャース・ベッツ 右臀部の炎症で今季2度目の故障者リスト入り

    2021.8.12 09:00 Thursday

     日本時間8月12日、ドジャースはムーキー・ベッツ外野手を右臀部の炎症により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ベッツは同7月26日に同様の症状で故障者リスト入りし、同8月2日に戦列復帰を果たしたばかりだった。2014年のメジャーデビュー以降、ベッツが故障者リスト入りしたのは2015年(脳震盪)と2018年(左腹部痛)の2度だけだったが、後半戦がスタートしてから1ヶ月も経過しないうちに今季2度目の故障者リスト入りとなってしまった。

     現在28歳のベッツは今季がドジャースに移籍して2年目のシーズン。今季はここまで87試合に出場して打率.277、17本塁打、44打点、7盗塁、出塁率.378、長打率.521、OPS.899をマークしている。特に後半戦に入ってからは好調で、8試合に出場して打率.484、4本塁打、OPS1.500と打ちまくっていたが、右臀部の炎症がコンスタントな出場を妨げている。

     デーブ・ロバーツ監督はベッツの状態について「何も変わっておらず、快方には向かっていない。明らかに彼は失望しているし、フラストレーションを感じている。我々は引き続きこの問題に取り組んでいくが、(故障者リスト入りによる)休養を取ることでいい結果が得られることを願っているよ」とコメント。ベッツはロサンゼルスで専門家の診察を受けることになっているようだ。

     ベッツの故障者リスト入りは最終出場の翌日、日本時間8月9日にさかのぼって適用されており、最短で同19日に復帰が可能。ただし、ロバーツは「彼が(故障者リスト入りから)11日目に復帰できるかどうかは誰にもわからない」と復帰時期の明言を避けた。「今はとにかく痛みや違和感が和らぐことを期待しているよ」と万全の状態を取り戻すことを優先させる方針だ。

     首位ジャイアンツを4ゲーム差で追う状況のなか、主力のベッツを失うことになったドジャース。ロバーツは「我々には才能のある選手がたくさんいる。自分たちができることに集中し、いい野球をすることが大切だ」と自軍の選手たちへの信頼を口にした。

  • タティスJr.が戦列復帰に向けて着々 打撃練習&外野の守備練習

    2021.8.10 11:30 Tuesday

     左肩の部分脱臼により日本時間8月1日に故障者リスト入りしたフェルナンド・タティスJr.(パドレス)が戦列復帰に向けて着々と準備を進めている。タティスJr.は日本時間8月10日、打撃練習で約50スイングを実施し、いつものようにラインドライブを打ち続けただけでなく、レフト2階席を越える特大の一発も披露。その後は外野の守備練習を行い、センターでフライをキャッチしたほか、ライトの守備位置ではウェイン・カービー外野守備コーチのマンツーマン指導を受けた。戦列復帰後は外野を守る可能性が高まっている。

     パドレスの球団内部では「タティスJr.に長期にわたって活躍してもらうためには遊撃から外野にコンバートすることがベストの方法である」と考えられている。今季のタティスJr.は何度も左肩の故障を繰り返しており、守備面での負担を軽減するために、戦線離脱の期間を利用して外野へのコンバートが検討されているようだ。

     まだ戦列復帰の準備は整っておらず、最短期間(10日間)での戦列復帰は実現しない見込み。タティスJr.は外野へのコンバートに前向きな姿勢を示しており、タティスJr.への外野守備の指導を任されているカービーも「彼はボールがバットから放たれる瞬間をよく見ている。ボールへの反応は非の打ち所がない。経験不足の部分は彼のスピードが補ってくれるだろう」と及第点を与えている。コンバートの最終決定権はA・J・プレラーGMとジェイス・ティングラー監督が握っており、決断が注目される。

     タティスJr.はセンターとライトの守備練習に取り組んでいるが、これは「左翼手としては肩が強すぎる」というカービーの判断によるもの。タティスJr.のスピードや強肩を生かすには、レフトを守らせるのは勿体ないというわけだ。若きスター遊撃手として今季ここまで87試合に出場し、打率.292、31本塁打、70打点、23盗塁、OPS1.024の好成績を残しているタティスJr.だが、戦列復帰後はそのパワーとスピードを外野で発揮することになりそうだ。

  • ロッキーズ「ファンの人種差別的発言はなかった」と調査結果を発表

    2021.8.10 10:30 Tuesday

     日本時間8月9日にクアーズ・フィールドで行われたマーリンズ対ロッキーズの試合で、観客が9回裏のマーリンズの守備時にマーリンズのルイス・ブリンソン外野手に対して人種差別的発言を浴びせたことが問題視されていたが、ロッキーズは徹底した調査を行った結果、「ファンの人種差別的発言はなかった」との結論を発表した。ロッキーズの調査によると、人種差別的発言に聞こえた言葉は、ロッキーズの球団マスコットである「ディンガー」の名前を叫んだものだったという。

     ロッキーズは「我々はファンやメディア、放送局からの電話やメール、ビデオクリップなどを含む徹底的な調査を行った結果、ファンはロッキーズの球団マスコットであるディンガーの写真を撮ろうとして、ディンガーに振り向いてもらうために叫んでいたのであり、人種差別的発言があったわけではないとの結論に至りました」との声明を発表。「我々はクアーズ・フィールドのすべてのファン、選手、ゲストに対して包括的な環境を提供することに努めており、軽蔑的な言葉を使用したファンはクアーズ・フィールドから退場させられます」と付け加えた。

     該当の試合が行われた8月8日(現地時間)の夕方、人種差別的発言と思われる動画がツイッターで公開され、拡散されて大きな話題となった際、ロッキーズは人種差別的発言と思われる行為を非難するとともに、詳細な調査を行うことを明らかにしていた。放送中は複数のマイクを使用するが、マイクによってはファンの歓声を拾わないように設計されているため、ファンの歓声が記録されている数本のマイクに絞って調査が行われた。放送局から提供された映像には、人種差別的発言としたと思われていたファンが選手のいるフィールドではなく、球団マスコットのディンガーのほうを見ながら、ディンガーの注意を引くジェスチャーをして叫んでいる様子が映っていたという。

     この映像とマイクが拾った音声、さらに近くにいたファンからの聞き取り調査などを総合的に判断し、ロッキーズは「ファンの人種差別的発言はなかった」との結論を出した。

  • 第19週の週間MVPは2週連続のスプリンガーと打棒爆発のクロン

    2021.8.10 10:00 Tuesday

     日本時間8月10日、2021年シーズン第19週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグは2週連続でジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、ナ・リーグはC・J・クロン(ロッキーズ)が選出された。自身4度目の週間MVP選出となったスプリンガーはブルージェイズの球団史上初となる2週連続の受賞。週間MVPを2週連続で受賞するのはメジャー全体では昨年8月のマニー・マチャド(パドレス)以来である。一方、自身初の週間MVPに輝いたクロンはロッキーズではジョシュア・フエンテスに続いて今季2人目となった。

     スプリンガーは8試合に出場して打率.364(33打数12安打)、3二塁打、1三塁打、3本塁打、11打点、出塁率.389、長打率.788、OPS1.177の好成績をマーク。8月4日(現地時間)のインディアンス戦で今季2本目となる初回初球先頭打者アーチを放ったが、これは2007年のアレックス・リオスと2014年のホゼ・レイエスに次ぐ球団史上3人目の快挙だった。また、8月3~4日(現地時間)のインディアンス戦で2試合連続の先頭打者アーチを放ったが、これは1983年のダマソ・ガルシア、2000年のホゼ・クルーズ、2016年のデボン・トラビスに次ぐ球団史上4人目の快挙。さらに、8月8日(現地時間)のレッドソックス戦では8回裏にマット・バーンズから14号逆転3ランを放ち、チームを逆転勝利に導いた。

     クロンは5試合に出場して打率.556(18打数10安打)、1二塁打、4本塁打、16打点、出塁率.636、長打率1.278、OPS1.914と打棒爆発。出場した5試合中4試合でマルチ安打&マルチ打点を記録し、うち2試合でマルチ本塁打も記録した。特に8月8日(現地時間)のマーリンズ戦では満塁弾を含む2本塁打7打点の大暴れ。1試合7打点は自己最多で、ロッキーズでは2019年のトレバー・ストーリー以来であり、1シーズンに3本の満塁弾を放つのは球団史上初の快挙となった。また、マーリンズ3連戦では13打点を荒稼ぎ。3連戦で13打点は1999年のラリー・ウォーカーに並ぶ球団タイ記録であり、打点が公式記録となった1920年以降、3連戦で8得点以上&13打点以上を記録するのはメジャー史上初の快挙だった。

  • マーリンズ・アルバレス オリンピック史上6人目の快挙を達成

    2021.8.8 09:00 Sunday

     東京五輪の野球は日本時間8月7日に決勝戦が行われ、日本がアメリカを2対0で破って金メダルを獲得した。アメリカは惜しくも銀メダルに終わったが、夏季五輪でメダルを獲得したことによりオリンピック史上6人目となる快挙を達成した選手がいる。マーリンズのエディ・アルバレス内野手だ。アルバレスは2014年のソチ五輪に出場し、スピードスケートの5000メートルリレーで銀メダルを獲得。夏季五輪と冬季五輪の両方でメダルを獲得した史上6人目のアスリートとなった。

     現在31歳のアルバレスは、一度はスケートを離れて野球に転向したものの、2012年に再びスケートに戻り、プロ入り前の2014年にスピードスケートのアメリカ代表チームの一員としてソチ五輪に出場。その後、再び野球に転向し、2014年6月にドラフト外でホワイトソックスと契約したという異色の経歴の持ち主である(昨年マーリンズでメジャーデビュー)。

     スピードスケートのアメリカ代表チームの一員としてオリンピックに出場したキューバ系アメリカ人はアルバレスが初めてだった。また、野球以外の種目でオリンピックに出場した選手がメジャーの舞台でプレーするのはジム・ソープ(1913~19年にジャイアンツなどでプレー)以来のこと。ソープは1912年のストックホルム五輪で走り幅跳び、走り高跳び、五種競技、十種競技の4種目に出場して十種競技で金メダルを獲得し、野球以外にも複数のスポーツで活躍したアスリートだった。

     アルバレスは野球のアメリカ代表チームの一員として東京五輪に出場することが決まった時点で、夏季五輪と冬季五輪の両方に出場するというアメリカ史上11人目の快挙を成し遂げていたが、夏季五輪と冬季五輪の両方でメダルを獲得したのはアメリカ史上3人目。オリンピックの歴史上でもわずか6人目という快挙となった。

     開会式でアメリカ代表の旗手を務め、正二塁手として全6試合に出場して大会ベストナインにも選ばれたアルバレス。金メダルという目標は達成できなかったものの、間違いなくオリンピックの歴史にその名を刻んだ。次の目標は昨季に続くメジャー昇格、そしてメジャー定着ということになりそうだ。

  • タイガースがスコープと契約延長 2年1500万ドルとの報道

    2021.8.8 08:00 Sunday

     日本時間8月8日、タイガースは今季終了後にFAとなる予定だったジョナサン・スコープ内野手との契約を2年延長したことを発表した。スコープは7月末のトレード・デッドラインでトレード候補に挙げられていたが、タイガースはスコープを放出しなかった。この時点ですでに契約延長を検討していたとみられる。直近2年間はタイガースと1年契約を結んでいたスコープだが、今回の契約は2年1500万ドルと報じられており、1年目が終了した時点でオプトアウト(=契約破棄)することが可能となっているようだ。

     今季がメジャー9年目のスコープだが、2013年9月に21歳でメジャーデビューしているため、まだ29歳。今季終了後に30歳の誕生日を迎える。今季はここまで107試合に出場して打率.289、18本塁打、64打点、OPS.801をマーク。本職の二塁ではなく、一塁での出場が多くなっているが、キャリアハイのシーズンを過ごした2017年(打率.293、32本塁打、105打点、OPS.841)以来の好成績を残し、タイガース打線のなかで存在感を発揮している。

     タイガースのアル・アビラGMはスコープについて「彼は我々のチームに加わって以来、常にプロフェッショナルで、我々がタイガースのユニフォームを着てほしいと思っているタイプの選手である」とコメント。「彼はフィールド上で活躍しているだけでなく、若い選手が多いなかでリーダーシップも発揮している。我々は彼の貢献が今後も数年間続くことを期待しているんだ。今回の契約延長は我々が勝てるチームに戻るための大きな一歩であり、彼は大きな役割を果たしてくれると思う」とスコープへの期待を述べた。

     スコープは「僕はデトロイトに残りたいと思っていたから、今日は僕にとって本当にエキサイティングな日だよ」と契約延長が実現したことに大喜び。「A・J・ヒンチ監督やスコット・クールボー打撃コーチをはじめ、僕を信じてくれたタイガースの人々に心から感謝している。このチームでプレーできることは最高の幸せだ。このチームより行きたい場所はないし、契約延長が実現したことにとても興奮しているよ」とタイガースへの強い愛着を口にした。

  • パドレスに朗報 タティスJr.は「誰もが思っているより状態がいい」

    2021.8.7 13:00 Saturday

     ナ・リーグ西部地区の優勝争いでジャイアンツとドジャースを追う立場にあるパドレスに朗報だ。左肩の炎症で故障者リスト入りしているスター遊撃手、フェルナンド・タティスJr.が早期戦列復帰できる可能性が高まっているのだ。タティスJr.は「誰もが思っていたよりも回復している。かなりいい感じだよ」と自身の左肩の状態について語り、ジェイス・ティングラー監督も「彼はいつも驚異的な回復力を見せてくれる。3~4日前の状態を考えると、大きく前進しているように見えるよ」と話した。

     現在22歳のタティスJr.はメジャー3年目の今季、87試合に出場して打率.292、31本塁打、70打点、23盗塁、OPS1.024の好成績をマークし、現時点ではナ・リーグMVPの最有力候補と目されている。しかし、7月30日(現地時間)のロッキーズ戦で走塁時に左肩を負傷して故障者リスト入り。「4月に戦列を離れたときよりも痛みがある」ことが報じられ、手術を受けて今季絶望となる可能性もあるとみられていたが、どうやら最悪のケースは回避できるようだ。

     タティスJr.によると、医師からは「万が一、もう一度脱臼したとしても、肩にはこれ以上のダメージはないだろう」と言われているという。よって、完治させるためにシーズンが終了してから手術を受ける可能性はあるものの、今すぐに手術が必要というわけではないようだ。タティスJr.は「(今回の故障は)とても痛かった。でも、故障は野球の一部であり、起こる可能性があるものだ。僕は絶対に今季中に戦列に戻るよ」と戦列復帰への強い意思を口にする。

     タティスJr.の離脱後、パドレスは正二塁手のジェイク・クロネンワースを遊撃に回したり、控え内野手の金河成(キム・ハソン)を起用したりして遊撃の穴を埋めているものの、本塁打、盗塁、長打率、OPSの4部門でリーグトップの数字を記録しているスター遊撃手の穴は簡単に埋まるものではない。逆転優勝を実現できるかどうかは、タティスJr.の復帰時期にかかっていると言っても過言ではなさそうだ。

  • 故障離脱中のドジャース・カーショウ 復帰は「9月のどこか」

    2021.8.7 10:00 Saturday

     左前腕の炎症で戦列を離れているクレイトン・カーショウ(ドジャース)が9月までメジャーのマウンドに戻ってこない可能性が高くなった。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、カーショウの復帰時期について「9月のどこかになるだろう」とコメント。カーショウは7月下旬にサンフランシスコで実戦形式の投球で3イニングを投げた際、まだ故障箇所に痛みが残っていた。これにより、8月に入って再び実戦形式の投球を行うはずだった予定が変更され、代わりにキャッチボールを行った。

     カーショウが故障者リストに登録されたのは7月7日(現地時間)。それから1ヶ月が経過しようとしている。カーショウの戦列復帰のメドが立たないなか、ドジャースは先発の頭数を増やすための補強を敢行し、マックス・シャーザー、ダニー・ダフィー、コール・ハメルズといったベテラン投手を次々に獲得。ただし、ダフィーは故障中、ハメルズは実戦復帰に向けた調整段階のため、カーショウと同様に、メジャー合流には時間がかかる。加入後すぐにチームの戦力となっているのはシャーザーだけという状況だ。

     ドジャースの先発ローテーションは、シャーザー、ウォーカー・ビューラー、フリオ・ウリアスの3人が強力な三本柱を形成。カーショウ、ダフィー、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイが故障中、トレバー・バウアーがセクハラ問題で離脱中のため、今季の大半をブルペンで過ごしてきたデービッド・プライスが4番手のスポットに入っている。プロスペクト先発右腕のジョサイアー・グレイはシャーザーとのトレードでナショナルズへ放出しており、故障者が復帰するまでのあいだは、5番手のスポットはブルペンデーを活用しながらしのぐことになりそうだ。

     現在33歳のカーショウは今季18試合に先発して106回1/3を投げ、9勝7敗、防御率3.39、127奪三振を記録。決して悪くない数字だが、防御率3.39はメジャーデビューした2008年(防御率4.26)を除けば自己ワーストである。今季限りで3年9300万ドルの大型契約が終了してFAとなるため、将来の殿堂入り候補である名左腕に対してドジャースがどんなオファーを出すか注目される。

  • アスレチックス・ローレアーノ 薬物規定違反で80試合出場停止

    2021.8.7 09:00 Saturday

     日本時間8月7日、メジャーリーグ機構のコミッショナー事務局はアスレチックスのラモン・ローレアーノ外野手に80試合の出場停止処分を科したことを発表した。ローレアーノはメジャーリーグ機構の薬物規定でパフォーマンス向上薬(PED)に指定されているナンドロロンに陽性反応を示したという。現在27歳のローレアーノは今季がメジャー4年目のシーズン。ここまで88試合に出場して打率.246、14本塁打、39打点、12盗塁、OPS.760をマークしていた。

     ローレアーノの出場停止処分を受けて、ローレアーノが所属するアスレチックスは「我々は今回の出場停止処分を知って失望しました。我々はメジャーリーグ機構の薬物規定を全面的に支持しており、出場停止期間終了後、ラモンを迎え入れる予定です」との声明を発表。ローレアーノの80試合の出場停止処分のうち、27試合は今年のポストシーズンと来年のレギュラーシーズンに持ち越される。たとえば、アスレチックスが今年のポストシーズンで10試合を戦えば、ローレアーノは来季開幕から17試合出場停止ということになる。

     今回の出場停止処分について、ローレアーノ自身もメジャーリーグ選手会を通して声明を発表。「私は意図的に禁止薬物を摂取し、私が生涯愛してきたゲームをリスクに晒すようなことはしません。ナンドロロンの陽性反応が出たことを知ったときはショックでした」と故意にPEDを摂取したことを否定し、「私はこれまでPEDについての教育を受けてきました。球場でパフォーマンスを発揮するために、そのような物質は必要ありません。私の成功はすべて、ハードワークや集中力、そしてゲームへの献身によってもたらされたものです」とPEDの力を借りた成功ではないことを強調した。

     さらに、「チームメイトや球団スタッフ、そしてオークランドの地域社会やファンの皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びします」と関係者への謝罪を述べた。アスレチックスはトレード・デッドラインでスターリング・マーテイを獲得後、マーテイを中堅に据えてローレアーノを右翼に回し、左翼マーク・キャナ、中堅マーテイ、右翼ローレアーノで外野のレギュラーが固定されていたが、ローレアーノの離脱により、右翼はマーテイ加入前と同様に、スティーブン・ピスコッティやセス・ブラウンなど複数の選手を併用していくことになりそうだ。

  • 球宴選出10度の名捕手・モリーナがカージナルスとの契約延長を希望

    2021.8.6 09:30 Friday

     地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールド記者が伝えたところによると、今季キャリア10度目のオールスター・ゲーム選出を果たした名捕手ヤディアー・モリーナは、オフにカージナルスとの契約が切れる前に契約延長を希望しているようだ。モリーナは昨オフ、自身初のFAとなったが、今年2月まで契約がまとまらなかった。「あれは大変だった。二度と経験したくないよ」と語るモリーナは、近いうちにカージナルスと来季の契約について話し合いを開始したいと考えているという。

     モリーナはカージナルスでもう1年プレーすることを希望している。昨オフにFAとなった際は2年契約を希望していたため、「2022年までプレーしたい」というモリーナの希望は変わっていない。昨オフはなかなか好条件のオファー(あるいはカージナルスからのオファー)を得られず、現役引退を検討した時期もあったという。最終的に1年900万ドルでカージナルスと再契約したが、昨オフのような思いをしないために、再びFAになる前に契約延長を実現させたいと考えているようだ。

     現在39歳のモリーナは今季、足の故障に悩まされながらも82試合に出場して打率.254、8本塁打、43打点、3盗塁、OPS.676を記録。打撃面での貢献度はメジャー平均を下回っているが、盗塁阻止率42.1%をマークし、守備防御点でもプラスの数値を記録するなど、ゴールドグラブ賞9度の実績を誇る守備力は健在だ。アダム・ウェインライトとともにチームの精神的支柱となっており、カージナルスも契約延長を前向きに考えているとみられる。

     カージナルスが「モリーナの後継者」として期待するイバン・ヘレーラは今季マイナーAA級で苦戦中。来季メジャー定着するとは考えにくく、「2022年まで正捕手モリーナ、2023年から正捕手ヘレーラ」という流れを作るうえでもモリーナとの契約延長はチーム状況にフィットする。モリーナは「心身ともに健康で、プレーを続行する準備はできている」と話しており、来季も背番号4の赤いユニフォームを着てプレーする名捕手の姿を見ることができそうだ。

  • レッズ・カステヤーノスが戦列復帰 秋山翔吾は出場機会減へ

    2021.8.6 08:30 Friday

     日本時間8月6日、レッズは7月16日(現地時間)のブリュワーズ戦で右手首に死球を受け、微細骨折により戦列を離れていたニック・カステヤーノスを故障者リストから復帰させた。チームトップの打率.329とOPS.965をマークしている強打者は、早速この日のパイレーツ戦に「3番・ライト」でスタメン出場。カステヤーノスの復帰で外野のレギュラー3人が揃ったため、カステヤーノスの離脱中に出番が増えた秋山翔吾は出場機会を減らすことになりそうだ。

     カステヤーノスは今季86試合に出場して打率.329、18本塁打、59打点、OPS.965の好成績をマーク。ドジャースのトレイ・ターナー(打率.322)やパドレスのアダム・フレイジャー(同.314)を上回るハイアベレージを記録し、首位打者レースの先頭を走っている。7月16日(現地時間)のブリュワーズ戦で死球を受けたあと、当初はX線検査により「骨に異常なし」と診断されていたが、痛みが引かないためCTスキャンを実施したところ微細骨折が判明。故障者リストに登録され、2週間以上を欠場することになった。

     今季のレッズは左翼ジェシー・ウィンカー、中堅タイラー・ネークイン、右翼カステヤーノスの3人が外野のレギュラーを務めていたが、カステヤーノスの離脱中は秋山とアリスティデス・アキーノの出番が増加。「中堅・秋山、右翼ネークイン」もしくは「中堅ネークイン、右翼アキーノ」という布陣で戦う試合が大半を占めた。秋山は出場した直近7試合で打率.375(16打数6安打)を記録するなど調子を上げていたが、主砲の戦列復帰により出場機会が減少することが予想される。

     なお、レッズはこの日、ブレーブスから解雇されてFAとなっていたエンダー・インシアーテとマイナー契約を結んだことを発表。現在30歳のインシアーテは左打ちの外野手で、2016~18年に3年連続でゴールドグラブ賞を受賞した実績を持つ。ここ3シーズンは不振が続いているが、似たタイプの秋山にとってライバルの1人となりそうだ。

  • エンゼルス・レンドンが今季絶望に 7年契約2年目は出場58試合

    2021.8.5 10:30 Thursday

     故障に悩まされ続けたアンソニー・レンドン(エンゼルス)の2021年シーズンが正式に終了した。日本時間8月5日、エンゼルスはレンドンが右股関節の手術を受けて今季絶望となることを発表。レンドンは左ハムストリングを痛めて7月上旬に故障者リスト入りしたが、離脱は長引かず、比較的早期に復帰できることが期待されていた。左ハムストリングの故障からの回復に努めているうちに股関節の問題が発生したとみられる。7年2億4500万ドルの大型契約の2年目はわずか58試合しか出場できなかった。

     現在31歳のレンドンは今季58試合に出場して打率.240、6本塁打、34打点、OPS.712を記録。出場試合数は短縮シーズンとなった昨季を除けば自己最少であり、打率は自己ワースト、OPSも2015年の.707に次いでキャリアで2番目に低い数字だった。昨季は52試合に出場して打率.286、9本塁打、31打点、OPS.916とまずまずの成績を残したが、今季は故障により出場機会が限られただけでなく、出場した試合でも低調なパフォーマンスに終始した。

     ジョー・マドン監督は「ハムストリングの状態がよくなかったため、もう少し詳しく調べてみた結果、股関節に問題があるという結論になったのだと思う。ハムストリングの故障が股関節に影響したというのはよくわからないが、そうなってしまった以上、治療しなければならない」と困惑した様子でコメント。「ハムストリングと股関節の故障がどれくらい関係しているかはわからない。彼は熱いプレーをする選手だが、今季はそれができなかった」と残念そうに語った。

     今季のエンゼルスは、マイク・トラウトとレンドンという2人の中心打者を長期にわたって欠いた状態での戦いを強いられている。大谷翔平の投打にわたる活躍もあり、現在も勝率5割前後の位置をキープしているが、徐々に若手中心の戦いにシフトしつつある。「故障を乗り越えて、来季に向けて100%の準備をしてほしい」とレンドンにエールを送ったマドン。7年契約で加入したスター三塁手は早くも正念場を迎えている。

  • アスレチックスが元主砲のクリス・デービスとマイナー契約

    2021.8.5 10:00 Thursday

     日本時間8月5日、アスレチックスはレンジャーズから解雇されてFAとなっていたクリス・デービスとマイナー契約を結んだことを発表した。デービスは昨季まで5年間アスレチックスでプレーし、今年2月にエルビス・アンドルース、アラミス・ガルシアとのトレードでジョナ・ハイム、デーン・アッカーとともにレンジャーズへ移籍。レンジャーズでは22試合に出場して打率.157、2本塁打、5打点、OPS.596と期待に応える働きを見せることはできなかった。

     アスレチックスの発表によると、デービスはアリゾナ・コンプレックス・リーグのロースターに登録された。最後にメジャーの試合に出場してから2ヶ月近くが経過しているため、ルーキー級の試合で実戦感覚を取り戻すことになる。ボブ・メルビン監督は「彼がこのチームの戻ってきてくれて嬉しい。AAA級でどうなるか見てみたい」と話しており、実戦感覚を取り戻したあとはAAA級に合流してメジャー復帰に向けた準備を進めていくようだ。

     現在33歳のデービスはブリュワーズで3年間プレーしたあと、2016年からアスレチックスに加入。移籍1年目に42本塁打102打点を記録すると、2017年は43本塁打110打点、2018年は48本塁打123打点と数字を伸ばし、2018年には本塁打王のタイトルも獲得した。ところが、2019年シーズンの守備時に左の臀部と脇腹を痛めて以降、パフォーマンスが急激に悪化し、2019~21年の3シーズンで合計27本塁打にとどまっている。2015~18年に4年連続で打率.247を記録して話題になったが、2019~21年は打率も.212と急降下した。

     メルビンは「彼はここで全盛期を過ごした。ファンにも愛されていた。彼にとって特別な場所であり、戻ってきたいと思っていたことは知っている。今季中のどこかで彼がプレーする姿を見ることができたらいいね」とコメント。かつての本塁打王は慣れ親しんだオークランドの地で復活を遂げることができるだろうか。

  • ドジャースが通算163勝のベテラン左腕・ハメルズと1年契約

    2021.8.5 09:30 Thursday

     日本時間8月5日、ドジャースは37歳のベテラン左腕コール・ハメルズと1年契約を結んだことを発表した。契約内容の詳細は明らかにされていないが、ハメルズには100万ドルのサラリーが保証され、1先発ごとに20万ドルのボーナスが支払われることが報じられている。ドジャースはトレード・デッドラインの補強でマックス・シャーザーとダニー・ダフィーを獲得しているが、レギュラーシーズン最終2ヶ月の戦いに備え、さらに選手層を厚くするための補強を敢行した。

     現在37歳のハメルズは15年間のメジャー生活で9度の2ケタ勝利をマークし、通算163勝の実績を誇る左腕。直近では、2019年はカブスで27試合に登板して7勝7敗、防御率3.81をマークしたが、ブレーブスと契約した昨季は左上腕三頭筋の腱炎や左肩の疲労により1試合しか投げられず、0勝1敗、防御率8.10に終わった(シーズン0勝はメジャー15年目で初めて)。

     ドジャースはクレイトン・カーショウとトニー・ゴンソリンが故障、トレバー・バウアーがセクハラ問題により戦列を離れており、先発の頭数が不足。この課題を解決するためにシャーザー、ダフィー、そしてハメルズを獲得したわけだが、故障中のダフィーは9月まで戦列に戻れないとみられており、ハメルズもマイナーでの調整登板が必要だ。しばらくのあいだはシャーザー、フリオ・ウリアス、ウォーカー・ビューラー、デービッド・プライスの4人に加え、ブルペンデーを活用しながらローテを回していくことになるだろう。

     ハメルズはまずアリゾナにあるドジャースのスプリング・トレーニング施設に向かう予定となっており、ここでスタミナを取り戻すためのトレーニングを行う。その後、マイナーでの調整登板を経て、メジャーに合流するとみられる。メジャーリーグ公式サイトでドジャースを担当するフアン・トリビオ記者は「ハメルズがメジャーで先発できるようになるまで少なくとも数週間が必要だろう」と伝えている。

  • 2022年シーズンの日程発表 日本時間4月1日に全チーム一斉開幕

    2021.8.5 09:00 Thursday

     日本時間8月5日、メジャーリーグ機構は2022年レギュラーシーズンのスケジュールを発表した。開幕日は3月31日(日本時間4月1日)で全30球団が一斉に2022年シーズンの戦いをスタートする。オールスター・ゲームは7月19日(同20日)にドジャー・スタジアムで開催。また、インターリーグ(交流戦)はア・リーグ東部地区とナ・リーグ中部地区、ア・リーグ中部地区とナ・リーグ西部地区、ア・リーグ西部地区とナ・リーグ東部地区の対戦となった。

     大谷翔平が所属するエンゼルスは、開幕19試合のうち17試合が同地区球団との対戦という日程でスタート。敵地でのアスレチックス4連戦で開幕を迎え、4月7日(日本時間8日)からのアストロズ4連戦が本拠地エンゼル・スタジアムでの最初のカードとなる。

     エンゼルスは5月下旬から6月前半にかけて厳しい日程が組まれており、ブルージェイズ、ヤンキース、フィリーズ、レッドソックス、メッツといった東部地区の強豪チームとの対戦が続いたあと、6月14~15日(同15~16日)にはドジャースと「フリーウェイ・シリーズ」の2連戦を戦う。

     もしエンゼルスがポストシーズン争いに残っていれば、8月下旬から9月上旬にかけて行われるブルージェイズ、ヤンキース、アストロズとの対戦がキーポイントになる可能性がある。

     4月15日(日本時間16日)には毎年恒例の「ジャッキー・ロビンソン・デー」が行われ、全30球団の試合が予定されている。ロビンソンの古巣であるドジャースは、本拠地で秋山翔吾が所属するレッズと対戦する予定だ。

     オールスター・ブレイク明けの7月21日(日本時間22日)に組まれている試合は、ドジャー・スタジアムでのジャイアンツ対ドジャースの1試合のみ。前田健太が所属するツインズは、ほとんどのチームが後半戦をスタートする7月22日(同23日)がオフのため、7月23日(同24日)に敵地でのタイガースとのダブルヘッダーから後半戦スタートという珍しいスケジュールになっている。

     レギュラーシーズン最終日は10月2日(日本時間3日)。この日は全30球団の試合が行われ、15試合のうち12試合は同地区球団同士の対戦が組まれた。

  • ア・リーグMVP本命は大谷 「歴史上に前例のないパフォーマンス」

    2021.8.4 10:00 Wednesday

     トレード・デッドラインが終了し、レギュラーシーズンが残り2ヶ月となるなか、メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは各リーグのMVP、サイ・ヤング賞、新人王という主要3アウォードについて「本命」「対抗馬」「ダークホース」を選出した。ハリガンが選んだア・リーグMVPの本命は大谷翔平(エンゼルス)。ハリガンは「大谷のパフォーマンスは歴史上に前例がない。投手としての貢献を考慮しなくても有力なMVP候補だ」と大谷の今季ここまでの活躍を称えている。

     ハリガンは大谷がメジャートップの37本塁打に加え、240塁打、15盗塁、OPS1.028といった好成績を残していることを紹介。「大谷が投手として80イニングを投げ、防御率3.04、100奪三振を記録しながら、打者としてこれだけの成績を残しているという事実は、彼のシーズンをただ単に素晴らしいというだけでなく、伝説的なものへと押し上げている」と述べた。

     対抗馬に選ばれたのはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)。ハリガンは「ゲレーロJr.は22歳にして、殿堂入り選手の父親が達成できなかった2つのことを成し遂げるかもしれない。シーズン50本塁打の達成とメジャートップのOPSを記録することだ」と述べ、さらに「三冠王を狙える位置につけている」と付け加えた。しかし、「それでも大谷の歴史的な活躍を上回るには不十分かもしれない」とMVP争いでは大谷が優位との見解を示している。

     そして、MVP争いのポイントとして「大谷は勢いを保ったまま、そして健康を保ったまま今季を終えることができるのか」ということを挙げた。ハリガンの見解では大谷がMVPの本命ではあるものの、ゲレーロJr.をMVP候補から完全に除外するには至っていないという。ハリガンは「このMVP争いは歴史に残るものになるかもしれない」とも記している。

     ちなみに、ア・リーグMVPのダークホースに選ばれたのはマット・オルソン(アスレチックス)とラファエル・デバース(レッドソックス)の2選手。他の5部門は以下のようになっている。

    ◆ナ・リーグMVP
    本命:フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    対抗馬:マックス・マンシー(ドジャース)
    対抗馬:フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    対抗馬:トレイ・ターナー(ドジャース)
    ダークホース:マニー・マチャド(パドレス)
    ダークホース;バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    ダークホース:クリス・ブライアント(ジャイアンツ)
    ダークホース:ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    ダークホース:フアン・ソト(ナショナルズ)

    ◆ア・リーグサイ・ヤング賞
    本命:ランス・リン(ホワイトソックス)
    対抗馬:カルロス・ロドン(ホワイトソックス)
    対抗馬:ゲリット・コール(ヤンキース)
    ダークホース:クリス・バシット(アスレチックス)
    ダークホース:ショーン・マネイア(アスレチックス)
    ダークホース:ロビー・レイ(ブルージェイズ)

    ◆ナ・リーグサイ・ヤング賞
    本命:ザック・ウィーラー(フィリーズ)
    対抗馬:ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)
    対抗馬:フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)
    対抗馬:コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    対抗馬:ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
    対抗馬:マックス・シャーザー(ドジャース)
    対抗馬:ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)
    ダークホース:ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    ダークホース:ジョー・マスグローブ(パドレス)
    ダークホース:トレバー・ロジャース(マーリンズ)

    ◆ア・リーグ新人王
    本命:アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
    対抗馬:ルイス・ガルシア(アストロズ)
    対抗馬:ケーシー・マイズ(タイガース)
    対抗馬:エリック・ハース(タイガース)
    対抗馬:エマニュエル・クラセイ(インディアンス)
    ダークホース:シェーン・マクラナハン(レイズ)
    ダークホース:ローガン・ギルバート(マリナーズ)
    ダークホース:ランディ・アロザレーナ(レイズ)
    ダークホース:アキル・バドゥー(タイガース)

    ◆ナ・リーグ新人王
    本命:トレバー・ロジャース(マーリンズ)
    対抗馬:ジョナサン・インディア(レッズ)
    ダークホース:イアン・アンダーソン(ブレーブス)
    ダークホース:ジャズ・チザムJr.(マーリンズ)

  • ハート&ハッスル賞の各チームの受賞者が決定 エ軍はフレッチャー

    2021.8.4 09:30 Wednesday

     メジャーリーグ同窓組合(MLBPAA)は日本時間8月4日、「ハート&ハッスル賞」の各チームの受賞者を発表した。この賞は野球への情熱を示し、野球の価値や精神、伝統を最もよく体現している現役選手を称えるものであり、メジャーリーグの各賞のなかで唯一、OB選手の投票によって選ばれる。投票はオールスター・ブレイクの前に行われており、各チームから1名ずつ、合計30名の受賞者が決定。この30名のなかから総合受賞者として1名が選出され、11月中旬に「MLBネットワーク」で発表される予定となっている。

     MLBPAAはチームごとに選考委員会を結成し、フィールド内外で発揮される情熱や意欲、仕事ぶりをもとに、各チームと関係の深いOB選手の投票によって各チームから1名ずつを選出。シーズン終了後、これらのOB選手に現役選手を加えた投票で総合受賞者1名が選出される。昨季は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により「ハート&ハッスル賞」の表彰は行われなかった。

     過去の総合受賞者と今季の各チームの受賞者の顔ぶれは以下の通り。

    ◆過去の総合受賞者
    2005年 デービッド・エクスタイン
    2006年 クレイグ・ビジオ
    2007年 クレイグ・ビジオ
    2008年 グレイディ・サイズモア
    2009年 アルバート・プーホルス
    2010年 ロイ・ハラデイ
    2011年 トリー・ハンター
    2012年 マイク・トラウト
    2013年 ダスティン・ペドロイア
    2014年 ジョシュ・ハリソン
    2015年 アンソニー・リゾー
    2016年 トッド・フレイジャー
    2017年 ブレット・ガードナー
    2018年 ムーキー・ベッツ
    2019年 ハウィー・ケンドリック

    ◆今季の各チームの受賞者
    セドリック・マリンズ(オリオールズ)
    ラファエル・デバース(レッドソックス)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    ジョーイ・ウェンドル(レイズ)
    マーカス・セミエン(ブルージェイズ)

    ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    ロビー・グロスマン(タイガース)
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    ホルヘ・ポランコ(ツインズ)

    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    デービッド・フレッチャー(エンゼルス)
    マット・オルソン(アスレチックス)
    ミッチ・ハニガー(マリナーズ)
    アイザイア・カイナーファレファ(レンジャーズ)

    オジー・オルビーズ(ブレーブス)
    ミゲル・ロハス(マーリンズ)
    ケビン・ピラー(メッツ)
    ロナルド・トレイエス(フィリーズ)
    トレイ・ターナー(ナショナルズ)

    ハビアー・バイエズ(カブス)
    ニック・カステヤーノス(レッズ)
    ウィリー・アダメス(ブリュワーズ)
    アダム・フレイジャー(パイレーツ)
    トミー・エドマン(カージナルス)

    エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    ライアン・マクマーン(ロッキーズ)
    クリス・テイラー(ドジャース)
    ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)

  • 借金2のエンゼルス 若手の積極起用で来季以降を見据えた戦いに

    2021.8.3 14:30 Tuesday

     地区最下位を独走するレンジャーズとの4連戦の初戦を落とし、借金2となったエンゼルス。ワイルドカード圏内(現時点のワイルドカード2位はアスレチックス)とは7.5ゲーム差がついており、2014年以来7年ぶりとなるポストシーズン進出は厳しい状況となりつつある。そんななか、エンゼルスは日本時間8月2日にリード・デトマーズ、同3日にはクリス・ロドリゲスとジョー・アデルという有望株を相次いでメジャーに昇格させた。来季以降を見据えた戦いをスタートしたとみられている。

    ◆投手陣

     今季のエンゼルスはディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、アレックス・カッブ、大谷翔平、ホゼ・キンターナ、グリフィン・キャニングという6人の先発ローテーションでシーズンをスタートした。しかし、昨季エース格の活躍を見せたバンディは一発病が再発して先発の役割を果たせず、毎年のようにブレイクを期待されているヒーニーも不安定なピッチングを続けるだけ。新戦力のキンターナは期待を大きく裏切り、若手のキャニングも先発ローテーション定着には至らなかった。

     そうした状況のなか、エンゼルスはバンディやキンターナを先発ローテーションから外し、24歳のパトリック・サンドバルや23歳のホゼ・スアレスを先発に登用。7月下旬に再昇格した25歳のハイメ・バリアも2試合連続で好投し、来季以降への光明が見え始めてきた。大谷とともに先発の柱となっていたカッブの故障離脱は痛手だが、ヒーニーの放出とカッブの離脱に伴い、2020年ドラフト1巡目指名のデトマーズと今季リリーフで活躍したあとマイナーで先発投手としての調整を行っていたロドリゲスが昇格。27歳の大谷が最年長という非常に若いローテーションが形成された。

     リリーフ陣の整備という大きな課題は残ったままだが、複数の若手投手の台頭により、少なくとも先発陣については「外部から中途半端な投手を補強して頭数を揃える」というフェーズは脱出した印象。今季の残り2ヶ月の大半の試合では、これらの若手投手が先発のマウンドに上がることになりそうだ。

    ◆野手陣

     マイク・トラウトを筆頭に、アンソニー・レンドン、アルバート・プーホルス、ジャスティン・アップトンと年俸2000万ドル以上の高額年俸選手を4人も抱えていたエンゼルス打線だが、大谷とジャレッド・ウォルシュの活躍により5月上旬にプーホルスを戦力外とすることを決断。トラウトが5月中旬から長期離脱し、レンドンが3度も故障者リスト入りし、アップトンも好調だった6月下旬から1ヶ月ほど戦列を離れたため、「完全体」の強力打線をほとんど組めないまま8月を迎えることになってしまった。大谷とともに奮闘していたウォルシュが7月下旬に故障者リスト入りしたのも大きな痛手となっている。

     ウォルシュやレンドンの穴はフィル・ゴスリンやジャック・メイフィールドといった「拾い物」で埋めているが、なかなかトラウトが戻ってこない外野には後半戦に入って有望株のブランドン・マーシュが昇格。打撃面で苦しんでいるものの、中堅手として連日スタメンに名を連ねている。また、開幕からマイナー暮らしが続いていたアデルもついに昇格。ジョー・マドン監督はアップトンを途中加入のアダム・イートンと併用し、アデルに多くの出場機会を与える方針を明らかにしており、少なくともトラウト復帰までのあいだはマーシュとアデルが外野のレギュラー3枠のうち2枠を占めることになりそうだ。

     マドンは「今季を諦めたわけではない」と話しているものの、来季以降を見据えた戦いに突入したことは明白。若手を積極的に起用しながら勝利を目指しつつも、来季以降に向けた戦力の見極めをしっかり行い、オフの補強に向けた準備を進めていくことになる。そのなかで、ファンの関心はチームの勝敗ではなく、若手のプレーや大谷の個人成績に向けられることになるだろう。

  • 第18週の週間MVPは本領発揮のスプリンガーと7本塁打のボットー

    2021.8.3 10:00 Tuesday

     日本時間8月3日、2021年シーズン第18週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、ナ・リーグはジョーイ・ボットー(レッズ)が選出された。今季からブルージェイズに加入したスプリンガーはアストロズ時代に2度受賞しており、自身3度目の週間MVP受賞。一方、7月の月間MVPにも選ばれたボットーは、2018年4月以来3年ぶり、自身6度目の週間MVP受賞となった。

     スプリンガーは7試合に出場して打率.400(25打数10安打)、5二塁打、3本塁打、7打点、出塁率.516、長打率.960、OPS1.476の好成績をマーク。今季は故障もあって開幕からなかなか実力を発揮できなかったが、ようやく本領発揮の1週間となった。7月31日(現地時間)のロイヤルズ戦で通算40本目の先頭打者アーチを含む2本塁打を記録したが、先頭打者アーチを40本以上放つのはメジャー史上8人目の快挙。ブルージェイズの選手が週間MVPを受賞するのはブラディミール・ゲレーロJr.に続いて今季2人目となった。

     ボットーは6試合に出場して打率.375(24打数9安打)、7本塁打、11打点、出塁率.448、長打率1.250、OPS1.698の好成績をマーク。7月24~30日(現地時間)にメジャー史上8人目となる7試合連続本塁打を記録し、この7試合で9本塁打を量産した。この期間中、「8安打連続本塁打」を記録したが、これは2001年にマーク・マグワイアがマークした「11安打連続本塁打」に次ぐメジャー史上2位タイの記録。また、7試合のスパンで9本塁打、15打点、6四球を記録するのは1998年のマグワイアに次いで史上2人目である。7月31日(現地時間)のメッツ戦で放ったライトへの大飛球はフェンス直撃のシングルヒットとなり、惜しくも8試合連続本塁打のメジャータイ記録はならず。レッズの選手が週間MVPを受賞するのはウェイド・マイリーに続いて今季2人目となった。

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