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  • サイ・ヤング賞候補の投げ合いはバウアーに軍配 ダルビッシュ2敗目

    2020.9.10 12:45 Thursday

    【レッズ3-0カブス】@リグリー・フィールド

     トレバー・バウアー(レッズ)とダルビッシュ有(カブス)というサイ・ヤング賞候補同士の投げ合いが注目された一戦は、ダルビッシュが初回に先制3ランを浴びたのに対し、バウアーは8回途中まで無失点に抑える見事なピッチングを披露。ダルビッシュとの投げ合いを制し、チームを3対0の完封勝利に導いた。

     1回表にマイク・ムスターカスの4号3ランで3点の援護をもらったバウアーは、カブス打線を相手に4回までノーヒット投球。5回裏先頭のビクトル・カラティーニに初安打を許したものの、この回も打者3人で無失点に抑え、8回裏に二死一・三塁のピンチを招いて降板するまでカブスに得点を与えなかった。

     8回途中まで112球を投げて被安打3、奪三振10、無四球、無失点という見事なピッチングを見せ、防御率は1.74まで向上。6回3失点で防御率1.77となったダルビッシュを抜き去り、一気にリーグ2位へ浮上した。その他の部門でも、WHIP0.79はリーグ1位、71奪三振と被打率.155はリーグ2位にランクインしている。

     一方のダルビッシュは1回表一死からニック・カステヤーノスとジェシー・ウィンカーに連続四球を与え、エウヘニオ・スアレスを見逃し三振に仕留めたあと、ムスターカスに4号3ランを被弾。次打者・秋山翔吾にも内野安打を許したが、6回98球を投げて許したヒットはこの2本だけだった。

     バウアーは今季4勝目、3番手のライセル・イグレシアスは今季6セーブ目をマーク。ダルビッシュは6回98球を投げて被安打2、奪三振9、与四球3、失点3という内容で今季2敗目(7勝)を喫した。

     秋山は「6番・レフト」で先発出場し、ダルビッシュと対戦した2打席はショートへの内野安打(エラーで二塁へ進塁)とファーストゴロ(チャレンジの末、内野安打がアウトに)。第3打席は空振り三振に倒れたものの、第4打席でレフトへのヒット(直後に牽制死)を放ち、4打数2安打で今季の打率は.220、OPSは.595となった。

  • ヤンキース快勝で5連敗ストップ 新人右腕・ガルシアが初勝利

    2020.9.10 11:20 Thursday

    【ヤンキース7-2ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

     5連敗中で勝率5割となっていたヤンキースがブルージェイズに7対2で快勝。新人デイビー・ガルシアが7回5安打2失点の好投で苦しむチームを救い、グレイバー・トーレスが4打点を叩き出して21歳の新人右腕を援護した。地区2位ブルージェイズと地区3位ヤンキースの直接対決はブルージェイズの2勝1敗で終了。両軍のゲーム差は2となった。

     ヤンキースがガルシア、ブルージェイズがタナー・ロアークの先発で始まった「2位攻防3連戦」の第3戦は、2回表にトーレスが2号ソロを放ち、ヤンキースが先制。2回裏にガルシアがデレク・フィッシャーに1号2ランを献上し、ブルージェイズに逆転を許したものの、3回表にDJ・レメイヒューの5号ソロですぐさま同点に追い付いた。

     5回表には2番手のロス・ストリップリングを攻め、ルーク・ボイトのタイムリーとトーレスの2点タイムリー二塁打で3点を勝ち越し。デビュー3戦目のガルシアは7回95球を投げて被安打5、奪三振6、無四球、失点2という見事なピッチングを披露した。

     8回裏を2番手のザック・ブリットンが無失点に抑えると、9回表には4番手のショーン・リードフォーリーから一死一・三塁のチャンスを作り、クリント・フレイジャーのタイムリーなどで2点を追加。その裏を3番手のアロルディス・チャップマンが三者三振に抑え、連敗を5でストップした。

     チームを救う快投を見せたガルシアはメジャー3度目の先発で記念すべきメジャー初勝利(1敗)をマーク。一方のブルージェイズは連勝が3でストップし、ストリップリングに今季3敗目(3勝)が記録された。

  • ロベルト・クレメンテ・デー ダルビッシュも背番号「21」でプレー

    2020.9.10 10:00 Thursday

     日本時間9月10日、メジャーリーグでは名選手ロベルト・クレメンテの功績を称え、19度目のロベルト・クレメンテ・デーが行われている。クレメンテが現役時代に在籍したパイレーツでは選手・コーチ全員が背番号「21」のユニフォームを着用。それ以外のチームでもプエルトリコ出身の選手らが背番号「21」のユニフォームでプレーしている。

     背番号「21」のユニフォームを着用しているプエルトリコ出身の選手はハビアー・バイエズ(カブス)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、カルロス・コレア(アストロズ)、マーティン・マルドナード(アストロズ)、エドウィン・ディアス(メッツ)、キケ・ヘルナンデス(ドジャース)、ジョー・ヒメネス(タイガース)、クリスチャン・バスケス(レッドソックス)といった顔ぶれ。ヤディアー・モリーナ(カージナルス)は今日試合がないため、明日の試合で「21」を着用する予定となっている。

     これ以外にも背番号「21」でプレーすることを希望した選手・コーチがおり、球団がユニフォームを準備できるのであれば「21」を着用することが許可されている。本拠地リグリー・フィールドのレッズ戦に先発しているダルビッシュ有(カブス)も背番号「21」のユニフォームを着用しており、「21」でプレーすることを希望したものとみられる。

     クレメンテはメジャーデビュー前の1954年11月にドジャースからパイレーツへ移籍し、メジャー昇格後は18年間パイレーツ一筋でプレー。通算2433試合に出場し、3000安打、打率.317、240本塁打、オールスター・ゲーム選出15度、ゴールドグラブ賞12度、首位打者4度、1966年MVP、ワールドシリーズ制覇2度、1971年ワールドシリーズMVPなど輝かしい実績を残した。

     1972年12月にニカラグアで発生した地震の支援活動へ向かう際、飛行機が墜落して38歳で事故死。特例として翌1973年3月にアメリカ野球殿堂入りが決定した。慈善活動などに積極的に取り組んだ選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞はメジャーリーガーたちにとってMVPに匹敵するほどの名誉ある賞となっている。

  • リン好投でレンジャーズ連敗ストップ 大谷4打数1安打で打率.194

    2020.9.9 13:00 Wednesday

    【エンゼルス1-7レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

     5連勝中のエンゼルスと6連敗中のレンジャーズの対戦は、アンドリュー・ヒーニーとランス・リンというエース同士の投げ合いとなり、リンの好投により7対1でレンジャーズが快勝。自身の連敗も2で止めたリンは今季5勝目(2敗)をマークし、ヒーニーは今季3敗目(3勝)を喫した。

     リンは1回表二死からマイク・トラウトのヒットとアンソニー・レンドンの死球で一・二塁のピンチを招いたものの、大谷翔平を空振り三振に仕留めて無失点。3回表以外は毎回走者を出し、5回表にはジャレッド・ウォルシュに2号ソロを浴びたが、114球の熱投で7イニングを4安打1失点に抑えた。

     リンはこれで昨季から34先発連続100球以上となり、投手の球数が公式にカウントされるようになった1988年以降、レンジャーズでは最長記録。メジャー全体でも4番目の記録となっている。ジャスティン・アップトンに2度ぶつけるなど、3つの死球を与えたが、内角攻めを厭わない気迫のピッチングでチームと自身の連敗を同時にストップさせた。

     打線は2回裏にエルビス・アンドルースの2号ソロで先制し、2点リードで迎えた5回裏は無死二・三塁からイサイアー・カイナーファレファとニック・ソラックの犠飛で2点を追加。その後もロナルド・グーズマンのタイムリー、イーライ・ホワイトの犠飛で追加点を奪い、7対1の快勝となった。

     「5番・指名打者」で先発出場した大谷は、右腕リンに対して1回表の先制機で空振り三振に倒れたが、4回表の第2打席はレフトへのヒットを放ち、今季7個目の盗塁に成功。6回表の第3打席は1-6-3の併殺打に打ち取られ、8回表の第4打席は2番手の右腕ジョナサン・ヘルナンデスの前にピッチャーゴロに終わり、4打数1安打1盗塁で今季の打率は.194、OPSは.659となった。

  • ミルズ好投でカブス完封勝利 レッズ・秋山は2安打1四球

    2020.9.9 12:40 Wednesday

    【レッズ0-3カブス】@リグリー・フィールド

     地区首位を快走しながらもカイル・ヘンドリックスとダルビッシュ有以外の先発投手の不甲斐なさが目立っている今季のカブスだが、今日の試合ではアレック・ミルズが6回4安打無失点の好投でチームを完封勝利に導いた。好投したミルズは今季4勝目(3敗)、4番手のジェレミー・ジェフレスは今季6セーブ目を記録。レッズ先発のタイラー・マーリーは10三振を奪う力投を見せたが、7回4安打3失点で今季2敗目(1勝)を喫した。

     ミルズは初回を三者凡退に抑えたあと、2回表に秋山翔吾のヒットなどで二死一・二塁のピンチを背負ったが、ホゼ・ガルシアを空振り三振に仕留めて無失点。すると、直後の2回裏に二死一・二塁からデービッド・ボーティがタイムリー三塁打を放ち、カブスが2点を先制した。

     カブスは3回裏にもハビアー・バイエズにタイムリー三塁打が飛び出し、3点をリード。ミルズは3回表を三者凡退に抑えたあと、4回以降は毎回走者を出したものの、粘り強いピッチングでレッズに得点を許さなかった。

     ミルズ降板後は、デュエイン・アンダーウッドJr.、ライアン・テペラ、ジェフレスが各1イニングを無失点に抑えて完封リレーが完成。3対0でレッズを破り、地区2位のカージナルスとのゲーム差を3に広げた。

     「7番・センター」で先発出場した秋山は、右腕マーリーに対して2回表の第1打席でチャンスを広げるレフトへのヒット、5回表はイニングの先頭打者としてレフトへのヒットを放ち、7回表もイニングの先頭打者として四球を選んだものの、いずれも得点にはつながらず。9回表の第4打席は右腕ジェフレスの前にレフトフライに倒れ、3打数2安打1四球で今季の打率は.210、OPSは.581となった。

  • ブルージェイズ接戦制す 山口2勝目、ヤンキース勝率5割に

    2020.9.9 12:30 Wednesday

    【ヤンキース1-2ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

     昨季のヤンキースは故障者続出のなかで「次のヒーローが現れる」を合言葉に103勝をマークしたが、それと同じような戦いぶりをブルージェイズがヤンキースに見せつけた。テオスカー・ヘルナンデスの故障者リスト入りによってチャンスを得たジョナサン・デービスが今季初打席で1号2ラン。これが決勝点となり、ブルージェイズはヤンキースを2対1で破った。

     ポストシーズン進出に向けた戦いが続くなか、ブルージェイズは今季14本塁打を放っているヘルナンデスが戦線離脱。過去2試合はキャバン・ビジオを二塁から外野に回して穴を埋めていたが、今日の試合では今季初出場となったデービスが大きな仕事をやってのけた。

     2回裏、ブルージェイズは二死からジョー・パニックがセンターへのヒットで出塁し、続くデービスが今季初打席で左中間への1号2ランを放って2点を先制。ヤンキース先発のJ・A・ハップの好投もあり、その後は追加点を奪えなかったが、投手陣がヤンキース打線を5安打1得点に抑え、2対1で接戦を制した。

     先発のタイワン・ウォーカーが無失点ながら4回88球で降板したブルージェイズは、5回表から2番手として山口俊を投入。山口は連打と四球でいきなり無死満塁のピンチを招き、一死後にマイク・トークマンの犠飛で1点を失ったが、このピンチを最少失点で切り抜け、6回表は二死からDJ・レメイヒューにヒットを許したものの、無失点に抑えた。

     山口は2回37球を投げて被安打3、奪三振3、与四球1、失点1という内容で今季2勝目(3敗・防御率3.98)をマーク。ブルージェイズ5番手のラファエル・ドリスが今季3セーブ目を記録し、10個の三振を奪う力投を見せたハップは打線の援護がなく今季2敗目(1勝)を喫した。

     ヤンキースに連勝したブルージェイズは、ヤンキースとのゲーム差を3に広げ、首位レイズまで3.5ゲーム差に接近。一方のヤンキースは5連敗で貯金がなくなり、背後からオリオールズが0.5ゲーム差に迫るなど、ポストシーズン進出に向けて黄信号が灯り始めている。

  • ソト復帰のナショナルズが2連勝 筒香は4打数1安打1打点

    2020.9.9 12:00 Wednesday

    【レイズ3-5ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

     ナショナルズは左肘痛で5試合を欠場したフアン・ソトが「4番・指名打者」でスタメン復帰。1回裏に先制点を叩き出したほか、1安打2四球で3度出塁する活躍を見せ、チームを2連勝に導いた。ナショナルズ先発のアニバル・サンチェスが今季2勝目(4敗)、5番手のダニエル・ハドソンが今季9セーブ目をマーク。レイズ先発のライアン・ヤーブローは今季3敗目(0勝)を喫した。

     ナショナルズは初回に一死二・三塁のチャンスを作り、ソトのサードゴロの間に1点を先制。2回裏にブロック・ホルトとカーター・キーブームの連続二塁打で2点目を奪い、3回裏にはソトの内野安打などで一死満塁とし、アズドゥルバル・カブレラの犠飛とジョシュ・ハリソンのタイムリーでリードを4点に広げた。

     レイズは4回裏二死二塁の場面でソトを敬遠し、続くカート・スズキを打ち取ってピンチを脱出。6回表に崔志萬(チェ・ジマン)のタイムリー、筒香嘉智のタイムリー二塁打などで3点を返し、1点差に詰め寄った。

     しかし、ナショナルズは直後の6回裏に一死二・三塁のチャンスを迎え、トレイ・ターナーのショートゴロの間に1点を追加。ソトは再び敬遠され、スズキがショートゴロに倒れてさらなる追加点を奪うことはできなかったが、終盤3イニングをリリーフ陣が無進展に抑えて5対3で逃げ切った。

     「5番・サード」で先発出場した筒香は、右腕サンチェスの前に第1打席はセンターフライ、第2打席はピッチャーゴロに倒れたものの、6回表無死一・二塁のチャンスで迎えた第3打席は2番手の右腕ワンダー・スエロからレフトへのタイムリー二塁打。第4打席は4番手の右腕タナー・レイニーの前に3球で空振り三振を喫し、4打数1安打1打点で今季の打率は.196、OPSは.742となった。

  • ブレーブス・フリードがIL入り サイ・ヤング賞候補の1人

    2020.9.9 11:20 Wednesday

     ブレーブスは日本時間9月9日、ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞候補の1人であるマックス・フリードを腰椎の左側の筋肉の痙攣(けいれん)によって10日間の故障者リストに登録したことを発表した。アレックス・アンソポロス野球部門社長は「短期間で復帰できると信じている」と語り、アンソポロスによると、フリードも同様の発言をしているようだ。

     フリードの故障者リスト入りは日本時間9月7日に遡って適用されており、最短で日本時間9月17日に復帰可能となる。よって、先発を1回スキップするだけで済む見込みだが、ブレーブスは先発投手のコマ不足に苦しんでおり、リーグ3位の防御率1.98をマークしているフリードの離脱は大きな痛手となる。

     フリードは今季9試合に先発して50イニングを投げ、6勝0敗、防御率1.98、47奪三振の好成績をマーク。本塁打をまだ1本も打たれておらず、ダルビッシュ有(カブス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)らとともにサイ・ヤング賞候補の1人に挙げられている。

     日本時間9月6日のナショナルズ戦で今季最多の3失点を喫し、フォーシームの平均球速はシーズン最初の8先発での93.9マイルから90.9マイルへ低下。腰の張りを感じながら投球していたことが判明し、ナショナル・リーグ東部地区の首位に立つブレーブスは、フリードに無理をさせるのではなく、故障者リストに登録することを決断した。

     今季のブレーブスはエース格のマイク・ソローカがアキレス腱を断裂して離脱するなど、先発投手のコマ不足に苦しんでおり、5イニング以上を投げた試合が3度以上ある投手はフリードだけ。ブルペンからロビー・アーリンやジョシュ・トムリンを先発に回し、なんとかやりくりをしている状況である。

     フリードの離脱期間中、ブレーブスはカイル・ライトなどの若手投手でその穴を埋めることになる。ただし、フリードの復帰予定時期の前後には、開幕から欠場が続いていたコール・ハメルズも復帰できる予定となっており、シーズン最後の2週間は台所事情が少し楽になりそうだ。

  • 週間MVP発表 ブルージェイズ・グリエルJr.とブレーブス・オズーナ

    2020.9.9 11:00 Wednesday

     メジャーリーグ機構は日本時間9月9日、週間MVPの受賞者を発表し、アメリカン・リーグはルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ)、ナショナル・リーグはマーセル・オズーナ(ブレーブス)が選出された。グリエルJr.は自身初の週間MVP受賞。一方のオズーナはマーリンズ時代の2017年に2度、カージナルス時代の2018年に1度受賞しており、通算4度目の受賞となった。

     グリエルJr.は打率.467(30打数14安打)、2本塁打、3二塁打、6打点、OPS1.282の好成績をマーク。日本時間9月7日のレッドソックス戦でキャリア2度目の1試合4安打を記録するなど、コンスタントに安打を積み重ねた。

     「シーズン序盤は調子が良くなかったけど、今は安定して結果を残せるようになっている。センター中心の打撃を心掛けて、今はそれを実践できていると思う。残りの試合でもこれを続けていきたい」とグリエルJr.。ブルージェイズの選手が週間MVPを受賞するのは昨年8月のブラディミール・ゲレーロJr.以来となった。

     オズーナは打率.464(28打数13安打)、5本塁打、4二塁打、13打点、OPS1.674とハイペースで長打を量産。日本時間9月2日のレッドソックス戦では自身初の1試合3本塁打を記録した。

     1年契約でブレーブスに加入した今季は、41試合に出場して打率.311、13本塁打、36打点、OPS1.039と自己ベスト級の成績を残し、チームの41試合中35試合で4番を務めている(残りの6試合は3番)。ブレーブスの選手が週間MVPを受賞するのは昨年4月のロナルド・アクーニャJr.以来となった。

  • ナ・リーグのサイ・ヤング賞は誰? MLB公式が4人の候補を紹介

    2020.9.8 14:00 Tuesday

     メジャーリーグの公式Twitterアカウントは日本時間9月8日、「あなたはナ・リーグのサイ・ヤング賞に誰を選びますか?」というツイートに4枚の画像を添付し、4人の候補を紹介した。候補に挙げられたのはジェイコブ・デグロム(メッツ)、マックス・フリード(ブレーブス)、ダルビッシュ有(カブス)、ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)の4人。このツイートにはユーザーから様々な意見が寄せられている。

     このツイートでは4人の候補の成績(防御率、奪三振、奪三振率、被打率)が紹介されており、その成績は以下の通り。

    デグロム:防御率1.69、奪三振70、奪三振率13.13、被打率.177
    フリード:防御率1.98、奪三振47、奪三振率8.46、被打率.206
    ダルビッシュ:防御率1.44、奪三振63、奪三振率11.34、被打率.200
    ギャレン:防御率1.80、奪三振54、奪三振率9.72、被打率.182

     なお、このうちギャレンは日本時間9月8日のジャイアンツ戦に登板して6回途中4失点で今季初黒星。「デビューから23先発連続自責点3以下」のメジャー記録がついにストップし、各部門の成績は防御率2.29、奪三振60、奪三振率9.82、被打率.190となった。

     投手成績の主要部門を見ると、防御率はダルビッシュが1位、デグロムが2位、フリードが3位、ギャレンが7位。奪三振はデグロムが1位、ダルビッシュが5位、ギャレンが8位タイ、フリードが15位。最多勝争いでは、7勝(1敗)のダルビッシュが1位、6勝(0敗)のフリードが2位タイ、3勝(1敗)のデグロムが13位タイ、1勝(1敗)のギャレンが80位タイとなっている。

     データサイト「Baseball-Reference」が算出する総合指標WARでは、ギャレンが2.8で1位、フリードが2.7で2位、ダルビッシュが2.5で3位、デグロムが1.8で6位にランクイン。一方、データサイト「FanGraphs」が算出するWARでは、ダルビッシュが2.1で1位、デグロムが2.0で2位、フリードが1.8で3位、ギャレンが1.2で16位となっている(WARはともに日本時間9月8日の試合が行われる前の時点のもの)。

     ユーザーの意見では、ダルビッシュまたはデグロムを支持する声が多い。防御率ではダルビッシュ、奪三振ではデグロムに分があり、勝利数ではダルビッシュがデグロムを大きくリードしているため、ダルビッシュを支持する声が目立つのは事実。しかし、デグロムはリリーフ陣に勝利を消されたケースが3度、無失点ながら打線も無得点だったケースが1度あるため、両者のパフォーマンスにはほとんど差がないと指摘する声もある。

     また、この4人以外の候補としてトレバー・バウアー(レッズ)やクレイトン・カーショウ(ドジャース)の名前を挙げる声もある。バウアーはリーグ4位の防御率2.05、同7位の61奪三振をマークし、カーショウは故障で出遅れたため規定投球回に届いていないものの、5勝1敗、防御率1.50の好成績を残している。バウアーは「質」、カーショウは「量」の面でダルビッシュやデグロムに劣るため、受賞するのは難しいと思われるが、記者投票の用紙に名前が記される可能性は十分にあるだろう。

     今季ここまでのパフォーマンスから判断する限りでは、ダルビッシュとデグロムの一騎打ちという状況。ただし、10~12試合ほどしか登板機会がない短縮シーズンでは1回の「炎上」が命取りとなるため、ダルビッシュとデグロムの今後のピッチング次第では他の投手にもチャンスはある。とはいえ、ダルビッシュが日本人投手初の快挙に向けて好位置につけていることは間違いない。そして、快挙達成への最大のライバルは史上3人目の3年連続受賞を目指すデグロムということになりそうだ(グレッグ・マダックスとランディ・ジョンソンが4年連続受賞)。

  • ア・リーグ東部地区2位争い 6回裏10得点でブルージェイズ先勝

    2020.9.8 11:55 Tuesday

    【ヤンキース7-12ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

     アメリカン・リーグ東部地区2位のブルージェイズと3位のヤンキースは今回の3連戦が今季初対戦。シーズン最後の20試合のうち10試合が両軍の直接対決となっている。その初戦はブルージェイズが4点ビハインドの6回裏に一挙10得点のビッグイニングを作って大逆転。12対7でヤンキースを破り、3位とのゲーム差を2に広げた。

     先発の柳賢振(リュ・ヒョンジン)がルーク・ボイトの14号ソロ、アーロン・ヒックスの4号ソロ、ミゲル・アンドゥハーの1号ソロなどで5回までに5点を失い、劣勢を強いられたブルージェイズだったが、4点ビハインドで迎えた6回裏に打線が爆発。ヤンキースの勝ちパターンを担うチャド・グリーンとアダム・オッタビーノに猛攻を浴びせ、チームとしては10年ぶりとなる1イニング10得点を記録した。

     グリーンから2つの四球とランドール・グリチックのヒットで一死満塁のチャンスを作り、ラウディ・テレズの打球を一塁ボイトがファンブルしてまず1点。代わったオッタビーノからブラディミール・ゲレーロJr.、ルルデス・グリエルJr.、トラビス・ショウがタイムリーを放ち、ダニー・ジャンセンの4号グランドスラムでビッグイニングを締めくくった。

     ゲレーロJr.はタイムリーを放った直後、キャリア初の盗塁をマーク。ジャンセンが放った一発は今季チーム初のグランドスラムとなっただけでなく、ジャンセンにとってキャリア初のグランドスラムとなった。また、ヤンキースのリリーフ陣が1イニングに10点以上を奪われるのは実に88年ぶりのことだった。

     まさかの逆転負けを喫したヤンキースは4連敗となり、貯金はわずか1に。ポストシーズンの第8シード争いでは、オリオールズが1.5ゲーム差、タイガースとマリナーズが2ゲーム差に迫っており、4年連続のポストシーズンに向けて正念場を迎えている。

  • シャーザー7回無失点で今季4勝目 筒香は4打数無安打で打率.194

    2020.9.8 10:15 Tuesday

    【レイズ1-6ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

     昨季王者ながらナショナル・リーグ東部地区の最下位に低迷するナショナルズは、エース右腕のマックス・シャーザーがアメリカン・リーグ最高勝率を誇るレイズを相手に7回無失点の好投。7イニング以上を無失点に抑えるのは今季2度目となり、筒香嘉智とは3打席対戦して無安打に抑え、チームを勝利に導いた。

     シャーザーは1回表一死一・二塁のピンチを無失点で切り抜けると、その後も毎回のように走者を出したものの、要所を締めるピッチングを展開。7回104球を投げて被安打6、奪三振8、与四球1、無失点という内容で日本時間8月29日のレッドソックス戦以来となる今季4勝目(2敗)をマークした。

     打線はレイズ先発のチャーリー・モートンから2回裏に一死一・三塁のチャンスを作り、カーター・キーブームのショートゴロの間に1点を先制。3回裏にはトレイ・ターナーのタイムリーとカート・スズキのタイムリー二塁打で追加点を奪い、リードを3点に広げた。

     投手がモートンから2番手のトレバー・リチャーズに交代した6回裏にはジョシュ・ハリソンのタイムリーとマイケル・A・テイラーのタイムリー二塁打でさらに3点を追加。レイズの反撃をランディ・アロサレーナの4号ソロによる1点のみに抑えて6対1で快勝し、レイズ先発のモートンには今季2敗目(1勝)が記録された。

     筒香は「6番・サード」で先発出場し、シャーザーと3打席対戦してレフトフライ、レフトフライ、サードゴロ。9回表の第4打席は3番手のウィル・ハリスの前にセンターライナーに倒れ、4打数ノーヒットで今季の打率は.194、OPSは.742となった。

  • フィリーズがタイブレーク制す セグーラ決勝弾含む4安打5打点

    2020.9.8 09:30 Tuesday

    【フィリーズ9-8メッツ】(延長10回タイブレーク)@シティ・フィールド

     フィリーズは6点を先行しながらもメッツに逆転を許したが、新人アレック・ボームが8回表に同点タイムリーを放ち、10回表にはジーン・セグーラが勝ち越しの5号2ラン。メッツとの熱戦を制して連敗を2で止め、今季20勝に到達した。

     普段は試合開始の30~45分前に完全にユニフォームに着替えるセグーラだが、この日は早く球場に着いたため、試合開始の90分前には完全に着替えを終えていた。ロッカールームで準備万端のセグーラを見かけたリーズ・ホスキンスが何本ヒットを打つつもりかを尋ねたところ、セグーラは「5本」と回答。残念ながら5本には届かなかったものの、セグーラは4安打5打点の大活躍でチームを勝利に導いた。

     フィリーズは初回に一死満塁のチャンスを迎え、セグーラが走者一掃のタイムリー二塁打を放って3点を先制。ホスキンスが2回表に9号2ラン、J・T・リアルミュートが5回表に10号ソロを放ち、6点をリードした。ところが、5回裏に4本の二塁打で3点を返されると、7回裏にはディディ・グレゴリアスの悪送球の間に2点差とされ、ジェフ・マクニールには2号逆転3ランを献上。リリーフ陣が踏ん張れず、メッツに逆転を許した。

     しかし、8回表二死一・二塁からボームのタイムリーで7対7の同点に追い付くと、10回表にはセグーラがこの試合4本目のヒットとなる5号勝ち越し2ラン。10回裏のメッツの反撃をブランドン・ニモのタイムリーによる1点のみに抑え、9対8で逃げ切った。

     フィリーズ5番手のブランドン・ワークマンが今季初勝利(1敗)、6番手のヘクター・ネリスが今季3セーブ目を記録。メッツ5番手のミゲル・カストロは今季初黒星(1勝)を喫した。20勝17敗でナショナル・リーグ東部地区2位につけているフィリーズは、明日から5度のダブルヘッダーを含む「20日間で23試合」というシーズン終盤の戦いが幕を開ける。

  • マリナーズ6連勝 左腕・ゴンザレスが7回2失点で今季5勝目

    2020.9.8 08:50 Tuesday

    【レンジャーズ4-8マリナーズ】@T-モバイル・パーク

     残り3週間となった2020年のレギュラーシーズンだが、2001年を最後にポストシーズンと縁がないマリナーズは19年ぶりのポストシーズン進出を狙える位置につけている。レンジャーズ4連戦の最終戦はエース左腕のマルコ・ゴンザレスが7回4安打2失点の好投。4連戦をスイープし、今季最長の連勝を6に伸ばした。

     マリナーズは8月末のトレード・デッドラインでタイワン・ウォーカー(ブルージェイズ)やオースティン・ノラ(パドレス)を放出し、明確に「売り手」として動いていた。ところが、直近16試合で12勝4敗という予想外の快進撃。この試合が終了した時点で、地区2位のアストロズとのゲーム差は2.5に縮まった。

     ゴンザレスが3回まで打者9人をパーフェクトに抑えると、カイル・シーガーが初回に7号2ラン、ディラン・ムーアが3回裏に6号ソロを放ち、3点を先行。ゴンザレスは4回表に二死一・三塁のピンチを背負い、ジョーイ・ギャロのタイムリー二塁打で2点を失ったが、7回102球を投げて失点はこの2点だけだった。

     ゴンザレスが失点した直後の4回裏には、二死満塁からムーアのタイムリー二塁打で3点を追加し、再び満塁となってタイ・フランスが2点タイムリー。一挙5点を追加して試合の行方を決定付け、リリーフ陣が最終回に2点を失ったものの、8対4で快勝を収めた。

     好投したゴンザレスは今季5勝目(2敗)をマーク。防御率3.02、与四球率0.71という安定感が光っている。マリナーズ4番手のヨハン・ラミレスが今季3セーブ目を記録し、レンジャーズ先発のコルビー・アラードは4回途中5安打8失点の乱調で開幕5連敗となった。

  • ブルージェイズ 今季ブレイクのヘルナンデスが故障者リスト入り

    2020.9.8 08:30 Tuesday

     ブルージェイズは日本時間9月8日、今季ブレイクを遂げたテオスカー・ヘルナンデスを左腹斜筋痛により10日間の故障者リストに登録した。日本時間9月6日のレッドソックス戦で14号アーチを含む5打数3安打の活躍を見せたヘルナンデスだが、胸部の張りを訴えて翌日の試合を欠場。日本時間9月8日のヤンキース戦の開始前に故障者リスト入りが発表された。

     2017年途中にアストロズからブルージェイズに加入したヘルナンデスは、2018年に22本塁打、2019年に26本塁打を放ったものの、いずれも打率は2割3分台で、OPSも8割に満たなかった。しかし、今季はここまで39試合に出場して打率.308、14本塁打、27打点、5盗塁、OPS.995の好成績をマーク。三振の多さは相変わらずだが、ハイペースで本塁打を量産するだけでなく打率も大幅にアップさせ、打線の軸として見事な活躍を見せていた。

     ヘルナンデスの離脱によって空席となったライトのポジションにはキャバン・ビジオが起用されているが、ビジオが外野に回ることによって内野の層が薄くなるため、右膝を痛めて戦列を離れているボー・ビシェットの復帰がさらに重要となる。メジャー2年目のビシェットは、今季ここまで14試合に出場して打率.361、5本塁打、13打点、4盗塁、OPS1.063の大活躍。正遊撃手のビシェットが復帰すれば、穴埋めとしてショートを守っているジョー・パニックをセカンドへ戻し、ビジオをライトに固定できるというわけだ。

     また、8月末にトレードで補強したジョナサン・ビヤーや今年7月にメジャーデビューしたサンティアゴ・エスピナルも複数のポジションを守れるため、ヘルナンデスの離脱に伴って出場機会が増加する可能性がある。外野の控えにはデレク・フィッシャーもおり、少なくともチャーリー・モントーヨ監督がコマ不足に悩むことはないだろう。

     ヤンキースをかわしてアメリカン・リーグ東部地区2位に浮上したブルージェイズは、残り20試合のうち10試合がヤンキースとの直接対決となっている。シーズン終盤の重要な戦いを前に、主力打者の1人であるヘルナンデスを欠くのは痛手だが、チーム一丸となってその穴を埋めることになりそうだ。

  • リプケンの大記録から25年 現在の最長はメリフィールドの288試合

    2020.9.7 12:30 Monday

     カル・リプケンJr.がルー・ゲーリッグのメジャー記録を更新する2131試合連続出場を達成した1995年9月6日(現地時間)から丸25年が経過した。リプケンはその後、1998年9月19日まで全ての試合に出場し、2632試合連続出場という不滅の大記録を樹立。その期間中に記録した2632試合出場と11453打席はもちろんメジャー最多の数字である。メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは、リプケンの連続試合出場期間中に各部門でトップの成績を残したチームや選手を特集している。

     チーム部門では、ヤンキースが1414勝で最多。ただし、勝率5割未満のシーズンが5度(1982年、1989~92年)もあり、ポストシーズン進出は1995年まで待たねばならなかった。ポストシーズン進出回数ではブレーブスの7度が最多(リプケンの記録ストップ後の1998年は含まない)。ワールドシリーズ出場回数でもブレーブスの4度(1991~92年、1995~96年)が最多となっている。ワールドシリーズ制覇の回数ではブルージェイズ(1992~93年)とツインズ(1987年、1991年)の2度が最多だ。

     投手部門では、歴代最多登板(1252試合)のジェシー・オロスコが981試合に登板して1位。ジャック・モリスは133完投で1位となっている。また、ロジャー・クレメンスは447先発、3258回2/3、232勝、3127奪三振と4部門でトップ。リー・スミスは通算478セーブのうち475セーブをリプケンの連続試合出場期間にマークしている。

     打者部門では、2001年限りでリプケンとともに引退したトニー・グウィンが2921安打で1位。首位打者のタイトルも7度獲得した。本塁打は451本のマーク・マグワイアがトップ。マグワイア以外に400本を超えているのはバリー・ボンズ(409本)だけだ。リッキー・ヘンダーソンは1616四球、1718得点、1060盗塁の3部門で1位。ウェイド・ボッグスは538本の二塁打を放ち、リプケン(534本)をわずかに上回った。

     そして、リプケンは1494打点と4593塁打でメジャートップの数字を記録。MVPを2度、シルバースラッガー賞を8度、ゴールドグラブ賞を2度獲得しているように、攻守両面でハイレベルな実力を維持し続けたからこその連続試合出場だったと言えるだろう。

     なお、現在継続中の記録ではウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)の288試合連続出場が最長。リプケン以降ではミゲル・テハーダが2000年から2007年にかけて歴代5位の1152試合連続出場を記録しており、メリフィールドがどこまで記録を伸ばせるか注目したい。

  • 通算3023安打&938盗塁のルー・ブロックが81歳で死去

    2020.9.7 12:00 Monday

     リッキー・ヘンダーソンに抜かれるまで通算938盗塁のメジャー記録を持っていたルー・ブロックが日本時間9月7日に亡くなったことが明らかになった。81歳だった。ブロックが現役時代に所属したカージナルスとカブスは、同日にリグリー・フィールドで行われた試合前にブロックへ黙祷を捧げた。

     ブロックは1961年にカブスでメジャーデビューしたものの、出塁率は3割そこそこ、盗塁も1963年の24個が最多とあまりパッとしない選手だった。そこで、カブスは伸び悩みが続くブロックを1964年途中にトレードでカージナルスへ放出。しかし、このトレードが転機となってブロックは球史に残る名選手へ成長し、このトレードは「カブス史上最悪のトレード」と呼ばれることもある。

     1964年途中にカージナルスへ移籍後、103試合に出場して打率.348、12本塁打、33盗塁、OPS.915の好成績をマークしたブロックは「1番・レフト」で不動のレギュラーに定着。1966年からの9年間で8度の盗塁王に輝き、35歳のシーズンだった1974年には118盗塁のメジャー新記録(当時)を樹立した(これが最後の盗塁王)。

     1979年限りで引退するまでカージナルスでプレーを続け、40歳のシーズンとなった現役ラストイヤーは120試合に出場して打率.304、123安打、21盗塁をマークして史上14人目の通算3000安打を達成。背番号「20」はカージナルスの永久欠番となり、1985年には有資格初年度でアメリカ野球殿堂入りも果たした(得票率79.7%)。

     3000本以上の安打を放ちながら打撃タイトルに縁はなかったが、オールスター・ゲームに6度選出されたほか、1964年と1967年にはワールドシリーズ制覇も経験。シーズン118盗塁と通算938盗塁は現在もメジャー歴代2位の大記録として残っている。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「ルーは球界で最もエキサイティングな選手の1人であり、史上14人目の3000安打を達成したほか、長年にわたってシーズンと通算の盗塁記録を保持していた。3度のワールドシリーズの活躍でもよく知られていた。球界を代表する素晴らしい選手であり、彼のことは誰も忘れないだろう」とブロックの死を悼んだ。

     カージナルスのオーナーであるウィリアム・O・デウィットJr.も「ルー・ブロックはセントルイス・カージナルスの球団組織において最も尊敬されるメンバーの1人であり、カージナルスのユニフォームを着た最高の人物の1人だった。誰もが彼のことを永遠に覚えているだろう」と追悼のコメントを発表した。

  • マリナーズ・シーガーが球団史上4位の1256安打 平野今季初セーブ

    2020.9.7 11:30 Monday

    【レンジャーズ3-4マリナーズ】@T-モバイル・パーク

     マリナーズは先発の新人右腕ジャスティン・ダンが6回4安打2失点の好投を見せ、レンジャーズに4対3で勝利。今季最長の5連勝となり、地区2位のアストロズとのゲーム差を3に縮めた。一方のレンジャーズは5連敗。勝率.333はレッドソックス、パイレーツと並ぶメジャーワーストタイとなっている。

     投打とも若手や新人の活躍が目立つマリナーズだが、それを精神的支柱として支えているのがチーム一筋10年目のベテラン三塁手、カイル・シーガーだ。初回に通算1255安打目となる6号先制2ランを放って球団史上4位のジェイ・ビューナーに並ぶと、4回裏には通算1256本目のヒットを放ち、単独4位に浮上。シーガーの上にはイチロー(2542安打)、エドガー・マルティネス(2247安打)、ケン・グリフィーJr.(1843安打)と「レジェンド」しかいない。

     「とても恐れ多いよ。そのグループに名を連ねることができたことをとても誇りに思うし、光栄だね。本当に素晴らしい選手ばかりだから、その一員になれたことを誇りに思う」とシーガー。スタメン出場したシーガー以外の8人の合計が513安打であることを考えると、シーガーの実績はチームで突出している。

     しかし、マリナーズは若手や新人がロースターの大部分を占める状況のなかで、直近15試合で11勝を記録し、シーズン最初の40試合を18勝22敗(地区3位)で乗り切った。4連敗中の2位アストロズとは3ゲーム差。この勢いのまま、大逆転でのポストシーズン進出が実現するかもしれない。

     ダンが今季3勝目(1敗)をマークし、レンジャーズ先発のジョーダン・ライルズは今季4敗目(1勝)。マリナーズの平野佳寿は2点リードの9回表に登板し、ロナルド・グーズマンに2号ソロを浴びたものの、3つの三振を奪い、今季初セーブ(防御率4.50)をマークした。

  • パイレーツが逆転サヨナラ勝ち レッズ・秋山は守備のみ出場

    2020.9.7 11:00 Monday

    【レッズ2-3xパイレーツ】@PNCパーク

     メジャー最低勝率に沈むパイレーツがレッズのクローザー、ライセル・イグレシアスを攻略し、逆転サヨナラ勝ちを収めた。1点ビハインドで迎えた9回裏に3連打で同点。一死後、エリック・ゴンザレスがライトへの犠飛を放ち、三塁走者のコール・タッカーがサヨナラのホームを踏んだ。

     タッカーが「投手陣が頑張ってくれた日は試合に勝たなければならない。今日のようにね。ゴンザレスの犠飛で投手陣の頑張りに報いることができて本当に良かった」と語ったように、勝利の立役者となったのはレッズ打線をわずか3安打に封じた投手陣だった。

     先発のチャド・クールは3回表にニック・カステヤーノスに12号先制2ランを浴び、3回2安打2失点で降板したものの、2番手のジェフ・ハートリーブは2回1安打無失点の好リリーフ。3番手以降の4投手(サム・ハワード、クリス・ストラットン、ニック・ターリー、リチャード・ロドリゲス)はいずれも1イニングを無安打無失点に抑え、レッズに追加点を許さなかった。

     打線は3回裏二死二塁からブライアン・レイノルズのタイムリーで1点を返したあと、無得点が続いていたが、8回裏に一死一・二塁のチャンスを作り、イグレシアスの登板を前倒しにさせたことが功を奏した。このチャンスは生かせなかったものの、回を跨いで2イニング目に突入したイグレシアスに3連打を浴びせて同点。一死後、ゴンザレスが犠飛を放ち、劇的なサヨナラ勝ちとなった。

     パイレーツ6番手のロドリゲスが今季初勝利(2敗)をマークし、イグレシアスは今季3敗目(2勝)。なお、レッズの秋山翔吾は8回裏からセンターの守備に就いたものの、打席に立つ機会はなかった。

  • レイズが逆転サヨナラ アロサレーナ2本塁打、筒香は代打で三振

    2020.9.7 10:30 Monday

    【マーリンズ4-5xレイズ】(延長10回タイブレーク)@トロピカーナ・フィールド

     レイズはタイブレークの10回表に1点を勝ち越されたものの、10回裏に崔志萬(チェ・ジマン)のタイムリー二塁打とブランドン・ロウの犠飛で2点を奪って逆転サヨナラ勝ち。2本塁打を含む3安打を放ったランディ・アロサレーナの活躍が目立った。レイズ5番手のジョン・カーティスが今季3勝目(0敗)をマーク。マーリンズ4番手のブランドン・キンツラーは今季3敗目(1勝)を喫した。

     投手育成に定評のあるレイズは、これまでトレードで有望な投手を放出することを拒んできた。しかし、今年1月にカージナルスからホゼ・マルティネスとアロサレーナを獲得した際、交換要員として有望株のマシュー・リベラトーリを放出。メジャーでの実績はマルティネスのほうが上だが、レイズが本当に欲しかったのはアロサレーナだった。

     マルティネスの放出に伴いメジャー昇格を果たしたアロサレーナは、この試合が今季6試合目の出場。初回の第1打席でマーリンズ先発のトレバー・ロジャースから2号ソロを放つと、6回裏の第3打席でも再びロジャースから3号ソロ。8回裏には3番手のイミー・ガルシアからショートへの内野安打を放ち、3安打2打点の活躍を見せた。

     ケビン・キャッシュ監督はアロサレーナについて「彼は間違いなく才能のある選手だよ。パワーがあり、素晴らしいバットスピードでボールを強く叩いている。本当に印象的な活躍をしてくれているね」と語る。出場した6試合で15打数7安打(打率.467)、3本塁打、OPS1.622という見事な活躍を見せているアロサレーナは、リーグ最高勝率をマークするレイズをさらなる高みへ押し上げる存在となるかもしれない。

     なお、レイズの筒香嘉智は3対3の同点で迎えた7回裏に代打で登場し、2番手のブラッド・ボックスバーガーの前に空振り三振。1打数ノーヒットで今季の打率は.202、OPSは.770となった。

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