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  • スタントンの第一希望はドジャース?

    2017.11.28 18:36 Tuesday

     オフシーズンが始まった直後から話題の中心となっているジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)。全球団に対するトレード拒否権を持っているため、スタントンが希望する移籍先に注目が集まっていたが、どうやらスタントンはドジャースへの移籍を希望しているようだ。

     スタントン獲得に関してはジャイアンツとカージナルスが積極的な姿勢を見せており、すでにこの2球団は正式なオファーをマーリンズに提示している。この2球団以外にもドジャース、レッドソックスなど少なくとも8球団が争奪戦に加わっていると見られるが、カリフォルニア州出身のスタントンはドジャース・ファンとして育ったこともあり、地元のドジャースでプレイすることを望んでいるようだ。しかし、ドジャースはスタントンを獲得せずとも来季はぜいたく税対象の上限(1億9700万ドル)を超えてしまうことが予想されており、スタントン獲得にあまり積極的な姿勢を見せていない。

     ぜいたく税の問題がなければ、ドジャースにとってスタントン獲得は悪い話ではない。2019年オフにフリーエージェントとなるヤシエル・プイーグに代わって長期的にレギュラーを務めることができる右翼手を得ることができるうえに、スタントンの莫大な契約を引き受ける代わりにスコット・カズミアー、ブランドン・マッカーシーといった余剰気味の先発投手を引き取ってもらうこともできるだろう。しかし、やはりぜいたく税の問題が大きなハードルとなっている。

     スタントンがどの球団への移籍を拒否するのかについては現時点では明らかになっておらず、積極的に動いているジャイアンツやカージナルスとのトレードが成立する可能性もある。しかし、スタントンの第一希望がドジャースである以上、ドジャースとマーリンズの間のトレード交渉が完全に決裂するまでは他球団へのトレードは実現しない可能性が高い。

     争奪戦が長期化するようであれば、スタントン獲得を狙う球団はJ.D.マルティネスやロレンゾ・ケインといったフリーエージェント市場の物件に目を移していく可能性もある。そうなれば自ずとスタントンの価格も下落してしまうため、マーリンズとしては争奪戦が繰り広げられているうちにトレードをまとめてしまいたいところだろう。マーリンズのフロント陣の手腕が問われるオフシーズンとなりそうだ。


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  • メッツが若手のサポート役としてリンドの獲得を検討か

    2017.11.28 17:40 Tuesday

     ルーカス・デューダを放出し、有望株のドミニク・スミスを一塁に据えたメッツだったが、打率が2割にすら満たなかった期待外れのパフォーマンスにより有望株への信頼は揺らいでいる。ESPNによると、メッツはスミスのサポート役としてアダム・リンドの獲得を検討しているようだ。

     メッツは今年7月下旬にデューダをレイズへ放出。8月中旬にスミスがメジャー昇格を果たし、デューダ放出で空いた一塁に収まった。今季AAA級では114試合で打率.330、16本塁打、76打点、OPS.905という好成績を残したスミスだったが、メジャーでは49試合で9本塁打を放ったものの、打率.198、OPS.658と苦戦。特に左投手に対しては打率.129、0本塁打、OPS.437と手も足も出ないような状態だった。

     そこでスミスのサポート役として浮上したのがリンドだ。リンドは今季1年契約でナショナルズに加入し、7年ぶりにレフトの守備に挑戦するなど116試合に出場。限られた出場機会のなかで打率.303、14本塁打、59打点、OPS.875の好成績をマークし、2009年にシルバースラッガー賞を受賞した打撃力がまだ錆びついていないことを存分にアピールした。代打でも48打席で打率.356、4本塁打と存在感を発揮。スミスのサポート役や教育係としてはうってつけの存在だろう。

     リンド獲得に関してひとつハードルがあるとすれば、スミスとリンドがともに左投手を苦手とする左打者であることだ。スミスとリンドでプラトーンを形成することはできないため、リンドに出場機会を与えるためにはスミスの出場機会を犠牲にすることになる。ただし、同じ左打者であるからこそサポートできる部分もあり、リンドが出場機会にこだわらないのであればメッツにも獲得のチャンスはある。リンドのようなベテラン選手を加入させることにより、スミスら若手選手に好影響を与えることも十分に考えられるため、メッツにとって悪くない投資になるのではないだろうか。


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      10月10日 2017年メッツ名場面集

  • ブレーブスがノンテンダー期限までにM.アダムスを放出か

    2017.11.28 16:25 Tuesday

     ノンテンダーの期限が日本時間12月2日に迫っているなか、フレディ・フリーマンという球界を代表する一塁手を抱えるブレーブスは、今季途中にフリーマン離脱の穴を埋めるために獲得したマット・アダムスの放出を画策しているようだ。

     メジャー各球団は保有権を持つ選手(=メジャー登録日数が6年未満の選手)に対して、日本時間12月2日までに来季の契約を結ぶ意思があるかどうかを伝えなければならない。来季の契約を提示(=テンダー)された選手はそのままチームに残り、契約を提示されなかった選手はノンテンダーFAとなって自由に新たな所属先を探すことになる。年俸調停権を持ち、球団側が判断する適正年俸を超えるであろう選手がノンテンダーFAとなるケースが非常に多く、ときには意外な選手が市場に出回ることもある。

     M.アダムスはメジャー登録日数が5年33日となり、今オフが年俸調停3年目。今季の年俸は280万ドルだったが、今季は131試合に出場して20本塁打、OPS.841とキャリアハイ級のシーズンを過ごしており、来季の年俸は460万ドル前後になることが予想されている。今季のM.アダムスは出場機会を増やすためにレフトの守備にも挑戦したが、基本的には一塁しか守れない選手。M.アダムスを一塁に置くためにフリーマンを一時的に三塁に回したブレーブスだが、来季は再びフリーマンを一塁に固定する方針であり、M.アダムスは完全にフリーマンの控えになってしまう。フリーマンは故障さえなければ150試合以上に出場する選手であり、M.アダムスがブレーブスに残るのであれば代打起用が中心になる。そのような選手に460万ドルの年俸を支払うのは適正とは言えず、ブレーブスがM.アダムスの放出を検討するのは当然の流れである。

     しかし、ノンテンダーFAで流出させてしまうとブレーブスは見返りを得ることができない。そのため、ブレーブスはノンテンダーの期限までにトレードを成立させることを目指しているというわけだ。ESPNはM.アダムスが最もフィットするチームとしてインディアンスを挙げている。ほかにもエンゼルス、レンジャーズ、レイズ、レッドソックス、ロイヤルズといった一塁ないし指名打者に空きがあるチームがM.アダムスの獲得を検討することになりそうだ。


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  • 年俸削減を目指すレイズが高額年俸主力選手の放出を検討か

    2017.11.28 15:22 Tuesday

     レイズは2018年以降に向けて年俸総額の削減を目指している。タンパベイ・タイムズのマーク・トプキンによると、レイズは今オフ中に少なくとも2人以上の主力選手、特に高額年俸の主力選手をトレードで放出する可能性があるようだ。

     トプキンは放出される可能性が高い選手として先発投手のジェイク・オドリッジ、クローザーのアレックス・コロメイ、指名打者兼外野手のコリー・ディッカーソンの3人を挙げている。この3人はいずれも年俸調停権を持っており、来季の年俸はオドリッジが650万ドル、コロメイが550万ドル、ディッカーソンが640万ドルとの予想。27歳のオドリッジは今季28試合に先発し、10勝8敗、防御率4.14をマークしており、ツインズなど先発投手の補強を目指している球団が獲得を検討しているとの報道がある。28歳のコロメイは両リーグ最多の47セーブを挙げて初タイトルを獲得。カブスやカージナルスなど、クローザーの補強を目指すチームが獲得に乗り出すはずだ。同じく28歳のディッカーソンは自己最多の150試合に出場して打率.282、27本塁打、62打点、OPS.815をマーク。前半戦は打率.312、OPS.903の好成績を残し、ファン投票でオールスター・ゲームに選出された。少なくともあと2シーズンは保有可能であり、打線強化を目指すチームが獲得に動くだろう。

     また、トプキンは前述の3人の放出により、レイズが本格的な再建に乗り出す可能性も指摘している。その際には3年連続230奪三振以上を記録し、オプションを含めると2021年まで契約を残しているエース右腕のクリス・アーチャーや、メジャー10シーズンで9度の20本塁打以上を記録し、オプションを含めると2023年まで契約を残している看板選手のエバン・ロンゴリアも放出候補となるだろう。

     現時点ではオドリッジとコロメイがトレード交渉の中心になっていると見られており、また、アーチャーについても以前から放出の噂が絶えないという状況。ジャンカルロ・スタントンの放出に向けて交渉を進めているマーリンズとともに、今オフのトレード市場ではフロリダ州に本拠地を置く2球団が大きな役割を担うことになりそうだ。


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  • レッドソックスに大谷獲得のチャンスは? 番記者が回答

    2017.11.28 14:29 Tuesday

     メジャーリーグの大半の球団を巻き込む形で繰り広げられている大谷翔平の争奪戦。MLB公式サイトではファンから寄せられた「レッドソックスに大谷獲得のチャンスはあるのか」という質問に、レッドソックスの番記者を務めるイアン・ブラウンが回答している。

     数多くの球団が大谷獲得に乗り出すなか、ブラウンは「レッドソックスが争奪戦に加わっているチームの一つであることは間違いない」としている。しかし、レッドソックスは大谷獲得に使えるインターナショナル・ボーナスプールが46万2500ドルしか残っておらず、300万ドル以上のボーナスプールを残すレンジャーズ、ヤンキース、ツインズや、150万ドル以上のボーナスプールを残すパイレーツ、マーリンズ、マリナーズなどに後れを取る形となっている。ブラウンはこれが「ボストンにとっての障壁」であると述べている。

     そして、レッドソックスの強みとして、松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、田澤純一、上原浩治といった日本人選手が在籍し、活躍してきた球団であることを挙げている。そうした歴史があるため、日米の文化的なギャップについても寛容であり、日本人選手が快適にプレイできる環境であることを強調。現在はレッドソックスに所属している日本人選手はいないものの、日本人の考え方や日本の文化を理解してくれる球団であることは、きっと大谷にとってもポジティブな要素となるに違いない。

     さらに、大谷獲得に向けて「球団内での役割について説得力のある交渉をしていかなければならない」と指摘。ブラウン自身は大谷が二刀流を実現できる環境を望んでいると推測しており、レッドソックスがそのような環境を整備できるかどうかが交渉のカギを握ることになるだろう。レッドソックスの先発ローテーションにはクリス・セール、デービッド・プライスといった大物先発投手がおり、彼らを差し置いて大谷優先の先発ローテーションを編成するのは難しいかもしれない。このあたりが大谷獲得に向けての最大のハードルになるかもしれない。


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  • ツインズ・朴炳鎬が韓国球界復帰へ

    2017.11.28 12:30 Tuesday

     2015年オフにポスティング・システムを利用してメジャーに挑戦し、ツインズと4年1200万ドルの契約を結んだ朴炳鎬(パク・ビョンホ)だが、その契約を満了することなく古巣のネクセン・ヒーローズへ復帰することが確実となった。

     韓国メディアが報じたところによると、朴とネクセンは年俸140万ドルの1年契約で合意に至ったようだ。朴とツインズの契約はあと2年(総額650万ドル)残っているが、これを解除して朴の韓国球界復帰を後押しする方向で交渉が進められている模様。今のところツインズからの公式発表はないものの、ツインズが朴をリリース(解雇)したあと、ネクセンが朴と契約を結ぶことになるだろう。

     2011年途中にLGツインズからネクセンへ移籍したことをきっかけに頭角を現し、2012年から4年連続で本塁打と打点の二冠王に輝いた朴。2012年と2013年はMVPに選出され、2014年と2015年には韓国球界初となる2年連続50本塁打をクリア。2015年の146打点は歴代最多記録だった。その実績を引っ提げてメジャーに挑戦し、入札金1285万ドル+4年1200万ドルでツインズに入団したものの、1年目は62試合で12本塁打を放ちながらも.191という低打率でオールスター・ブレイクを待たずしてマイナー降格。今年2月には40人枠から外され、今季は一度もメジャーでプレイしなかった。今季AAA級では111試合に出場したが、打率.253、14本塁打、60打点、28四球に対して130三振。一度もメジャー昇格のチャンスを与えられなかったのも納得の数字である。

     ツインズとの契約はあと2年残っており、今回の動きは多少の驚きとともに報じられている。しかし、ツインズの一塁にはジョー・マウアーがおり、正三塁手のミゲル・サノーは指名打者や一塁手として出場することも少なくない。さらにはケニーズ・バルガスやロビー・グロスマンも指名打者候補として控えている状況であり、朴の出場機会は極めて限定的なものになることが予想されていた。朴が出場機会を求めて韓国球界復帰という決断に至ったことは想像に難くない。

     西岡剛、朴とアジア出身選手の補強にことごとく失敗しているツインズだが、今オフは大谷翔平やダルビッシュ有の獲得を目指していることが報じられている。ツインズでアジア出身選手が活躍する日が来ることを楽しみに待ちたい。


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  • エンゼルスが二塁のグレードアップを目指す

    2017.11.28 12:01 Tuesday

     内野手の補強を目指しているエンゼルスのスティーブ・マートーンGM補佐が日本時間11月27日にMLBネットワーク・ラジオに出演。ジム・デュケットとジム・ボウデンにインタビューを受けるなかで、二塁のグレードアップがチームの最優先課題であることを明らかにした。

     今オフのエンゼルスは内野手の補強、特に二塁と三塁のグレードアップを目指していることがすでに報じられてきた。補強リストの最上位にはロイヤルズからフリーエージェントとなった強打の三塁手、マイク・ムスターカスが名を連ねていると見られていたが、マートーンによるとエンゼルスは現在、二塁のグレードアップを最優先課題として動いているようだ。

     「我々が最優先に考えているのは二塁だ。ここ数年、我々が苦しんできた部分だからね」とマートーン。今季、エンゼルスの二塁手はメジャーワーストのOPS.592に終わり、大きな穴となっていた。シーズン途中にブレーブスからブランドン・フィリップスを獲得したが、フィリップスはシーズン終了後にフリーエージェントに。現在はトレード市場でイアン・キンズラー(タイガース)を狙っているほか、フリーエージェント市場ではニール・ウォーカーやザック・コザートにも興味を示している。また、ディー・ゴードン(マーリンズ)やセザー・ヘルナンデス(フィリーズ)の獲得に動く可能性も報じられている。

     一方、エンゼルスはムスターカス獲得レースの本命と見られていたが、三塁については大型補強を回避することになりそうだ。マートーンはルイス・バルブエナを一塁ではなく三塁で起用する方針であり、バルブエナとプラトーンを形成する右打ちの三塁手の獲得を目指している。トッド・フレイジャーやエドゥアルド・ヌニェスの名前が獲得候補に挙げられており、ここ2シーズンをエンゼルスで過ごしたユネル・エスコバーと再契約を結ぶ可能性も残されている。

     外野はジャスティン・アップトン、マイク・トラウト、コール・カルフーンの3人で盤石であり、捕手にはゴールドグラブ受賞者のマーティン・マルドナード、指名打者にはベテランスラッガーのアルバート・プーホルスがいる。内野のグレードアップに成功すれば、なかなかの強力打線が完成することになりそうだ。


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  • アスレチックスがスモリンスキーとの調停を回避し1年契約

    2017.11.28 11:20 Tuesday

     右肩の手術を受けた影響で今季の大部分を欠場し、ノンテンダー候補の一人と見られていたジェイク・スモリンスキーが年俸調停を回避してアスレチックスと年俸77万5000ドルの1年契約で合意。来季も引き続きアスレチックスの一員としてプレイすることになった。

     現在28歳のスモリンスキーは今年3月に右肩の手術を受けたため、今季を全休することが予想されていた。しかし、回復が予想以上にスムーズで、9月1日に戦列復帰。16試合に出場し、打率.259(27打数7安打)、OPS.607をマークした。試合勘を取り戻すためにウィンターリーグでもプレイしているが、こちらでは13試合に出場して打率.184に終わっている。

     2016年には自己最多の99試合に出場し、打率.238、7本塁打、27打点、OPS.644をマーク。レフトで11試合、センターで48試合、ライトで18試合に先発出場し、外野の準レギュラーとしてチームに貢献した。メジャー通算では215試合に出場して打率.243と平凡な数字に終わっているが、対左投手に限れば.299の高打率をマークしている。

     現時点では、スモリンスキーはライトで左打者のマット・ジョイスとプラトーンを組む可能性が高い。また、スモリンスキーはセンターやレフトも守れるため、ダスティン・ファウラー、チャド・ピンダー、ブーグ・パウエル、マーク・キャナといったレギュラー候補たちと出場機会を争うことになりそうだ。

     アスレチックスはライオン・ヒーリーをマリナーズへ放出し、主砲のクリス・デービスをレフトから指名打者へ移す予定。そのため、レフトを守れるスラッガーの獲得を目指しているが、今回のスモリンスキーとの契約は外野手の補強に失敗した際の保険とも言えるだろう。また、アスレチックスはスモリンスキー以外にも、デービス、マーカス・セミエン、ジョシュ・フェグリー、ケンドール・グレイブマン、ブレイク・トライネン、クリス・ハッチャー、リアム・ヘンドリックスの7人が年俸調停権を持っている。


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  • 岩隈がマリナーズとマイナー契約

    2017.11.28 11:01 Tuesday

     右肩の故障により今季の大部分を欠場した岩隈久志がマイナー契約でマリナーズに残留することが決定した。日本時間11月28日に球団が岩隈との契約を公式発表。右肩の状態さえ万全ならば、メジャー7年目の開幕をマリナーズの一員として迎えることは間違いなさそうだ。

     今季の岩隈は5月上旬までに6試合に先発し、0勝2敗、防御率4.35をマーク。右肩の故障により5月上旬に故障者リスト入りし、結局そのまま戦列に戻ることはできなかった。マリナーズはシーズン終了後に岩隈との来季オプション(年俸1000万ドル)を破棄。バイアウト100万ドルを支払ったうえで再契約に動いていることが報じられていたが、最終的にはマイナー契約で合意に至った。

     岩隈は9月下旬に右肩の手術を受けており、スプリング・トレーニング開始前後まで本格的な投球はできないと見込まれている。帰国するまでセーフコ・フィールドでリハビリを行っていた岩隈は、スプリング・トレーニングまで引き続きリハビリに取り組むことになるだろう。「いつ復帰できるかわからないけど、新しいシーズンの開幕に間に合えばいいなと思っている」と岩隈は先週話していた。

     2012年にマリナーズに加入した岩隈は、今季までの6シーズンで63勝39敗、防御率3.42をマーク。63勝、防御率3.42、勝率.618、与四球率1.88、K/BB3.86はいずれも同期間のア・リーグトップ10に入る好成績であり、リーグ有数の先発投手として安定した活躍を見せてきた。今季は右肩の故障により実力を発揮できなかったものの、故障が癒えれば再び安定したピッチングを見せてくれるはずだ。

     今オフのマリナーズは投手の補強を目指しているものの、現時点では岩隈をマイナー契約で残留させたのみ。岩隈のほか、フェリックス・ヘルナンデス、ジェームス・パクストン、マイク・リーク、エラスモ・ラミレス、アリエル・ミランダ、アンドリュー・ムーア、マルコ・ゴンザレスらが先発ローテーション候補となっている。


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  • FAまであと1年 トレードされる可能性のある選手たち

    2017.11.27 18:32 Monday

     1年後にフリーエージェントとなる選手はチーム状況次第で今オフ中または来季中にトレードされる可能性がある。MLB.comのマーク・フェインサンドはトレードされる可能性のある選手として10人をピックアップし、紹介している。

     MLB.comでは昨季も同様の記事をアップし、ジェイ・ブルース、ザック・コザート、ウェイド・デービス、ダニー・エスピノーザ、トッド・フレイジャー、ハイメ・ガルシア、マット・ガーザ、カルロス・ゴンザレス、J.D.マルティネス、アニバル・サンチェスの10人をトレード候補に挙げた。この10人のうち、デービスとエスピノーザはオフ中に、ブルース、フレイジャー、ガルシア、マルティネスの4人はシーズン中にトレード。最後まで放出されなかったのはコザート、ガーザ、ゴンザレス、サンチェスの4人だけだった。

     今回、フェインサンドがトレード候補に挙げたのは次の10人。ただし、オプトアウト権を行使してフリーエージェントになる可能性がある選手は対象外となっている。真っ先に名前を挙げられたのはイアン・キンズラー(タイガース)。再建期に突入したタイガースがキンズラーの放出に動いていることはすでに報じられており、メッツやエンゼルスが獲得を狙っている。今オフ中にトレードが成立する可能性は極めて高い。2位にはケルビン・ヘレーラ(ロイヤルズ)、3位にはザック・ブリットン(オリオールズ)という左右のクローザーがランクイン。ロイヤルズ、オリオールズとも来季のポストシーズン進出を目指す姿勢を見せているが、今オフの補強が上手くいかなかった場合や来季の戦いぶりが思わしくない場合にはクローザーの放出に動くことになるだろう。

     4位はアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)、5位はブライアン・ドージャー(ツインズ)、6位はデービッド・ロバートソン(ヤンキース)、7位はネルソン・クルーズ(マリナーズ)、8位はジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)、9位はマニー・マチャド(オリオールズ)、そして10位にはアダム・ジョーンズ(オリオールズ)がランクイン。これらの選手の所属球団はロイヤルズやオリオールズと同様に来季のポストシーズン進出を目指す姿勢を見せており、今オフ中にトレードが成立する可能性は低い。ただし、契約延長交渉が不調に終わった場合や、同地区ライバルが補強に成功しポストシーズン進出が難しくなった場合など、チーム内外を含めた状況の変化により、放出への動きが一気に加速する可能性もある。

     昨季の10人と比較すると、今季の10人には大物選手がズラリと顔を並べている。仮に、昨季のように10人中6人がトレードされれば、各地区の勢力図は大きく動くことになるだろう。球界を揺るがす大型トレードは実現するのか。すべてはチーム状況次第ということになりそうだ。

  • 元フィリーズのキューバ人右腕が母国で交通事故死

    2017.11.27 17:41 Monday

     2014年にフィリーズで6試合に登板したキューバ人右腕、ミゲル・アルフレッド・ゴンザレスが日本時間11月24日に母国キューバで交通事故により死亡していたことが明らかになった。34歳という若さだった。

     キューバ代表の一員として活躍していたゴンザレスは、2013年2月にエルサルバドルへの亡命に成功。その後メキシコへ移り、同年8月末にフィリーズと3年1200万ドル+オプション1年で契約を結んだ。キューバ時代の実績などから即戦力投手として期待され、一時は6000万ドルを超える契約を手にするのではないかとの噂も流れたが、コンディションや年齢への不安から最終的に3年1200万ドルに落ち着いたという事情があった。

     2013年はマイナーでもプレイせず、2014年は右肩の炎症により開幕から故障者リスト入り。A+級、AA級、AAA級での調整を経て、9月3日にメジャー昇格を果たしたが、6試合にリリーフ登板して0勝1敗、防御率6.75、被打率.346と期待外れのパフォーマンスに終わった。翌2015年も右肩の故障に悩まされ、マイナーで6試合に投げただけ。メジャーでの登板機会は2014年9月27日が最後となり、3年1200万ドルの期待に応えることができないまま、2016年3月末にフィリーズを解雇された。その後の行方は明らかになっていなかったが、母国で交通事故により死亡していたことが判明。元所属球団のフィリーズは球団公式Twitterで「フィリーズ球団は元投手、ミゲル・アルフレッド・ゴンザレスの死を知り、悲しみに暮れています。困難な時間を過ごすご家族の皆様にお悔やみ申し上げます」とツイートし、哀悼の意を表した。

     現時点では事故の詳細は明らかになっていないものの、今年1月にはアンディ・マーテイとヨーダノ・ベンチュラがドミニカ共和国で相次いで交通事故死し、およそ半月前にはロイ・ハラデイが飛行機事故で死亡。早すぎる死が相次いでいることが残念でならない。


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  • ブリュワーズが元アスレチックスの救援右腕とマイナー契約

    2017.11.27 16:28 Monday

     今季は期待以上の躍進を遂げ、来季に向けての戦力補強を目指すブリュワーズだが、今オフ最初の獲得選手は今季メジャーデビューを果たしたばかりの30歳のリリーフ右腕だった。ブリュワーズはカッターを武器とするリリーフ右腕、マイケル・ブレイディとマイナー契約で合意に至ったようだ。

     現時点では球団からの公式発表はないものの、ブレイディはマイナー契約でブリュワーズと合意。契約にはスプリング・トレーニングへの招待が含まれており、ブレイディは来春のスプリング・トレーニングに招待選手として参加することになる。

     2009年のドラフトでマーリンズから遊撃手として24巡目(全体728位)で指名されてプロ入りしたブレイディは、プロ1年目にルーキーリーグで打率0割台に終わると早くも投手転向を決断。投手転向1年目の2010年にA級ショートシーズンで26試合に登板して防御率1.59の好成績を残すと、A級、A+級、AA級ではクローザーを務めた。2014年4月にウエーバーでエンゼルスへ移籍し、2015年オフにはユネル・エスコバーとのトレードでトレバー・ゴットとともにナショナルズへ。2016年オフにフリーエージェントとなってアスレチックスと契約し、30歳にしてようやくメジャー昇格のチャンスを手にした。

     今年6月17日にメジャー初昇格を果たすと、3日後のアストロズ戦でメジャーデビュー(1回1失点)。その後は降格と昇格を3度繰り返し、最終的にメジャーでは16試合に登板して31回2/3を投げ、0勝0敗0セーブ、防御率5.68、24奪三振、被打率.270をマークした。AAA級では8先発を含む17試合に登板し、3勝1敗0セーブ、防御率3.21と安定したピッチング。マイナー通算与四球率1.47が示すように、安定した制球力が大きな武器となっている。

     ピッチングはカッターが中心。カッターは被打率.196とメジャーの舞台でも通用したが、フォーシームが被打率.382とめった打ちを喰らい、カーブも被打率.500と打ち込まれるなど、カッターに次ぐ球種を確立することができなかった。マイナーでは先発経験もあり、ロングリリーフも十分に務まるだけに、メジャー定着に向けて第2の球種を確立することが課題となりそうだ。


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  • マーリンズが選手層強化 リベラ&シャックとマイナー契約

    2017.11.27 15:33 Monday

     新オーナーグループの経営方針により、年俸総額の削減に動いているマーリンズ。来季の躍進のためには安価で獲得した「掘り出し物」の活躍が必要不可欠だが、日本時間11月25日、マーリンズはメジャー経験のある2選手とマイナー契約を結んだことを発表した。

     マーリンズとマイナー契約を結んだのは内野手のヤディエル・リベラと外野手のJ.B.シャック。今回のマイナー契約にはスプリング・トレーニングへの招待が含まれており、両選手は招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを目指して競争することになる。開幕ロースターに残れなかった場合は、そのままマイナーでプレイし続けてメジャー昇格の機会を待つか、フリーエージェントとなって新たな契約先を探すのが通常のパターンである。

     リベラは現在25歳。2015年にブリュワーズでメジャーデビューを果たし、この年は7試合、昨季は自己最多の35試合、そして今季は1試合に出場した。メジャーでの通算成績は打率.183(82打数15安打)、0本塁打、3打点、OPS.434。マイナーでも通算打率は.240止まりであり、打撃面で多くを期待できる選手ではない。守備では遊撃が本職ながら、二塁と三塁も守ることができ、内野のユーティリティとしての働きが期待できる。JTリドルやミゲル・ロハスといった内野手が開幕ロースター入りに向けてのライバルとなりそうだ。

     一方のシャックは現在30歳。2011年にアストロズでメジャーデビューを果たし、2013年にはエンゼルスで自己最多の129試合に出場して打率.293、2本塁打、39打点、OPS.697をマークした。その後はインディアンス、ホワイトソックスを渡り歩き、ツインズとマイナー契約を結んだ今季はメジャーでの出場機会がなかった。今季AAA級では123試合に出場し、打率.259、4本塁打、37打点、OPS.693をマークしている。レフトを中心に外野3ポジションを守ることができるため、現時点では退団したイチローの穴埋め候補1番手と言える存在だ。


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  • イーシアーが現役引退を否定 他球団で現役続行へ

    2017.11.27 14:28 Monday

     ドジャースから来季の契約オプションを破棄され、フリーエージェントとなったアンドレ・イーシアー。35歳のベテラン外野手は家族や友人に現役引退の意思を伝えたと報じられたが、「全く事実ではない」と完全否定。来季の現役続行に意欲を見せている。

     イーシアーは今季限りで2012年6月に結んだ5年8500万ドルの契約が終了。来季の契約は年俸1750万ドルの球団オプションとなっていたが、ドジャースはバイアウト250万ドルを支払ってこのオプションを破棄し、イーシアーはキャリアで初めてフリーエージェントとなった。スロースタートなフリーエージェント市場において、イーシアーに対して明確に獲得の意思を示している球団はないが、MLB.comでドジャースの番記者を務めるケン・ガーニックによるとすでに数球団がイーシアー獲得に関心を寄せているという。

     2005年オフにアスレチックスからドジャースへトレードされたイーシアーは、メジャー昇格後12シーズンをドジャース一筋で過ごしてきた。通算1455試合に出場し、1367安打、打率.285、162本塁打、687打点、OPS.822をマーク。2009年にシルバースラッガー賞、2011年にゴールドグラブ受賞を受賞しており、162本塁打は球団史上12位、687打点は同13位の数字である。

     昨季は足、今季は腰の故障に苦しみ、ここ2シーズンでの出場は38試合のみ。今季は22試合に出場し、打率.235、2本塁打、3打点、OPS.757という成績に終わった。それでもポストシーズンのロースターには名を連ね、限られた出場機会のなかで打率.308、1本塁打、2打点、OPS.938と存在感を示したのは流石の一言である。

     ここ数年のパフォーマンスを見る限り、完全なレギュラーを任せるのは難しく、対右投手用のプラトーン要員として起用するのがベストだろう。実力が衰えているわけではなく、すでに数球団が関心を寄せているように、獲得に動く球団は少なからずあるはず。ドジャース一筋で過ごしてきたベテラン外野手は来季、どの球団のユニフォームを着てプレイすることになるのだろうか。


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  • レンジャーズ フィスター獲得後も先発投手補強を継続

    2017.11.27 12:33 Monday

     穴だらけの先発ローテーションの補強が最優先課題となっている今オフのレンジャーズ。日本時間11月27日にダグ・フィスターと1年契約で合意したことが報じられているが、フィスター獲得後もアレックス・カッブ、ランス・リンらをターゲットに、引き続き先発投手の獲得を目指す方針だ。

     現時点で来季の先発ローテーションの座が確定しているのはコール・ハメルズ(今季11勝6敗、防御率4.20)とマーティン・ペレス(同13勝12敗、防御率4.82)の2枠だけ。ここにフィスター(同5勝9敗、防御率4.88)が加わることが決まったが、まだ少なくとも2枠が空いている状況だ。今季18先発のニック・マルティネス、同15先発のA.J.グリフィンも候補だが、どちらも今季の防御率は5点台後半。彼らが先発ローテーションに入るようでは優勝争いは難しいだろう。

     そうした事情もあり、レンジャーズはフィスター獲得後も先発投手の補強を継続する方針である。候補となっているのはレイズからフリーエージェントとなったカッブ(同12勝10敗、防御率3.66)と、カージナルスからフリーエージェントとなったリン(同11勝8敗、防御率3.43)の2人。どちらも元所属球団からクオリファイング・オファーを提示されており、また、獲得にはフィスター以上のコストを要するのは確実だが、2ケタ勝利と防御率3点台を計算できる両投手は先発ローテーションの立て直しを目指すレンジャーズにとって大きな戦力となるに違いない。ただし、両投手とも獲得に乗り出している球団は多く、激しい争奪戦が予想される。

     さらに、レンジャーズがジェイク・アリエタ(同14勝10敗、防御率3.53)や大谷翔平といったトップクラスの先発投手の獲得を検討しているとの報道もある。獲得に莫大な資金を必要としない大谷はもちろんのこと、各球団が獲得を見送る可能性のあるアリエタの価格が下がれば、レンジャーズが手を伸ばす可能性はゼロではない。

     カッブ、リン、アリエタ、そして大谷。これらの投手のなかから2人を獲得することができれば、ポストシーズン進出を狙うチームに相応しい先発ローテーションが形成される。2年ぶりのポストシーズン進出に向けて、ジョン・ダニエルズGMの腕の見せ所となりそうだ。


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  • ツインズ・レバインGM「大谷獲得が最優先」

    2017.11.27 12:02 Monday

     ツインズは大谷翔平争奪戦に全力を注ぐ方針だ。日本時間11月27日、ツインズのサッド・レバインGMはMLBネットワーク・ラジオに登場し、大谷獲得が今オフの最優先事項であることを明言した。

     レバインGMはツインズのようなスモールマーケット球団にとって、大谷のようなトップクラスの素材を獲得するチャンスを逃すわけにはいかないと考えているようだ。「彼はあと2年、日本でプレイすればより多くのお金を得られるのに、今すぐにメジャーリーグの舞台で競争することを望んでいる。これはミネソタのような球団にとっては非常にワクワクすることだよ。彼を獲得するチャンスがあるんだからね」

     今オフから施行されている新たな労使協定により、各球団は大谷獲得の際にインターナショナル・ボーナスプールの範囲内で契約金を用意することができる。ツインズはおよそ310万ドルを残しており、これは350万ドル程度を残しているヤンキースとレンジャーズに次いでメジャーで3番目に多い金額である。つまり、ツインズは金銭的には大半の球団よりも優位に立っているのだ。あとはレバインGMが「大谷は自分を成長させることのできる環境を求めている」と語るように、大谷が求めている環境を準備できるか否かが大谷獲得の成否を左右することになる。ツインズはそこに全力を注ぐ方針、要するに大谷獲得に向けて万全の受け入れ態勢を整える方針だ。

     大谷獲得についてはア・リーグの球団のほうが有利ではないかと見る向きが多い。中5日で先発のマウンドに立ち、登板と登板の間に指名打者として打席に立つことができるからだ。ツインズだけでなく、すでに大谷獲得に全力を注ぐことを明言しているマリナーズや、ツインズ以上のインターナショナル・ボーナスプールを持つヤンキースとレンジャーズはいずれもア・リーグの球団。大谷争奪戦はこれらのア・リーグの球団を中心に展開していくことになるのではないだろうか。大谷はどこへ行くのか。今後の動向から目が離せない。


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  • 不運な今季を終え、来季盛り返す可能性のある打者たち

    2017.11.27 11:23 Monday

     Statcastの導入により、打率、本塁打、打点といった旧来の指標のみでなく、様々な視点から打者を分析・評価することが可能になった。MLB.comのマット・ケリーはそうしたデータを見ながら「今季は不運であり、来季盛り返す可能性のある打者」をピックアップし、紹介している。

     まずはムーキー・ベッツ(レッドソックス)。MVP投票2位にランクインした昨季に比べると物足りないシーズンを過ごしたベッツだが、強い打球(初速95マイル以上)の数はメジャーで7番目に多かった。しかし、その過半数がアウトになっており、アウトになった強い打球の数はメジャー3位タイ。三振を減らした一方で四球を大幅に増やすなど、アプローチ面では進化を見せており、強い打球が少しでも多くヒットになれば、来季再びMVPレースに参戦する可能性もありそうだ。

     続いてはミゲル・カブレラとニコラス・カステヤーノスのタイガース・コンビ。両打者とも本拠地コメリカ・パークの広さの犠牲となり、飛距離380フィート以上の打球で10アウト以上を献上した5打者のうちの2人となった。また、ヒットになる可能性が50%以上の打球がアウトになったケースも非常に多く、両打者ともツキに恵まれないシーズンを過ごしたことは否めない。カブレラについては故障や年齢も不振の原因と見られているが、コンディションさえ万全ならば来季はカステヤーノスとともにタイガース打線を牽引してくれるはずだ。

     他に名前を挙げられているのはロビンソン・カノー(マリナーズ)、マニー・マチャド(オリオールズ)、ミッチ・モアランド(元レッドソックス、現在はフリーエージェント)の3人。年齢による衰えが懸念されるカノーだが、強い打球はメジャーで3番目に多かった。昨季と比べて三振を減らし、四球を増やすなど、アプローチ面に衰えは見られず、来季再びMVP級の活躍を見せる可能性は十分にある。マチャドは6月末の時点で打率.216の大不振に喘いでいたが、それ以降は復調。前半戦の不振はツキに恵まれなかった部分も大きく、フリーエージェント前のラストイヤーとなる来季は大爆発が期待できるかもしれない。モアランドはデータから導き出される想定打率(.270)と実際の打率(.246)のギャップがメジャーで4番目に大きかった。それだけツキに恵まれなかったことの証であり、フリーエージェント市場では意外な「お買い得物件」になる可能性がある。

     ツキに恵まれて好成績を残した選手がいれば、ツキに恵まれず成績を落とした選手もいる。そして、それを見極め、適切な戦力補強を施すのが各球団のGMらの腕の見せ所となる。各GMが今後、どのような動きを見せるのか。ややスロースタートな今オフの、今後の動向に注目だ。

  • 投手補強目指すレンジャーズがフィスターと1年契約へ

    2017.11.27 10:39 Monday

     投手補強が急務となっていたレンジャーズが、レッドソックスからフリーエージェントとなっていたダグ・フィスターと2019年のオプションが付いた1年契約で合意に至ったようだ。球団からの公式発表はないものの、年俸は350万ドルで、そこに出来高が付く形になると見られている。

     昨オフ、アストロズからフリーエージェントとなったフィスターはなかなか契約先が見つからず、今年5月にエンゼルスとマイナー契約。しかし、エンゼルスではメジャー昇格のチャンスを得ることができず、およそ1ヶ月後にウエーバーでレッドソックスへ移籍してメジャー昇格を果たした。レッドソックスでは15先発を含む18試合に登板し、5勝9敗、防御率4.88をマーク。例年と比べて奪三振率が大幅に上昇した一方で与四球率が悪化し、良くも悪くも自分らしいピッチングができない一年だった。ポストシーズンではアストロズの地区シリーズ第3戦に先発したが、2回途中3失点でノックアウトされている。

     フィスターは来年2月に34歳の誕生日を迎えるベテラン右腕。2009年にマリナーズでメジャーデビューを果たし、タイガース、ナショナルズ、アストロズ、レッドソックスと計5球団で9シーズンにわたってプレイしてきた。通算成績は82勝85敗1セーブ、防御率4.88。マリナーズとタイガースでプレイした2011年にはリーグ4位の防御率2.83をマークし、ナショナルズでプレイした2014年には自己最多の16勝を挙げている。

     打者を圧倒する球威の持ち主ではないものの、シンカーを中心とした配球でゴロを打たせるピッチングを展開。2011年以降に900イニング以上を投げた62投手のうち、フィスターのゴロ率49%は9番目に高い数字である。今季は制球がやや不安定だったが、通算与四球率は2.08と安定。今季ア・リーグでワースト3位となる与四球率3.51に終わったレンジャーズ投手陣において、安定した制球力を誇るフィスターは貴重な存在となりそうだ。


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  • B.ハーディが年俸調停を回避しタイガースと1年契約

    2017.11.26 11:00 Sunday

     オフになるとFA市場に出ている選手の争奪戦がし烈になる一方で所属選手との契約更新も行う。今季の最下位から巻き返しを狙うタイガースはブレイン・ハーディと新たに1年契約を結んだと発表した。

     今季のハーディはメジャーとマイナーを行き来しながらも中継ぎの一角として35試合に登板し1勝0敗 防御率5.94の成績を残した。左腕ということもあり登板数は少ないながらもワンポイントリリーフなど貴重な役割をこなした。これまでの4年間は164試合すべてリリーフとして登板し9勝4敗 防御率3.62を記録している。

     今回、年俸調停を避けて新たな契約を結んだハーディ。年俸調停は球団と選手双方が年俸希望額を提示した上で中立な立場の人間がどちらかの希望額を決定するものでオフになると100人以上の選手が調停申請するが、実際には今回のハーディのように調停を避ける場合が多い。選手は3年間メジャーに在籍すれば年俸調停の権利を得ることができる。

     ハーディと新たな契約を結んだタイガースは同時にケビン・カマー(アストロズ3A)とマーク・モンゴメリー(カージナルス3A)の両右腕など計4人の選手とマイナー契約を結び招待選手として来季のスプリングトレーニングに参加させることも発表した。


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  • 今季79試合登板のショウに2球団から入団オファー

    2017.11.25 15:38 Saturday

     オフシーズンにおいて注目の1日を挙げるとすれば感謝祭の翌日にあたる「ブラック・フライデー」だろう。日本時間11月25日はまさしくその日にあたり、過去には球界を驚かせる移籍があった。今オフのFA市場でも多くの選手の名前が挙がる中、ブライアン・ショウ(インディアンス)に2球団から入団オファーが届いたという。

     今季のショウは79試合に登板して4勝6敗 26ホールド 防御率3.52とリリーフ陣の一角を担い2年連続の地区優勝に貢献、ポストシーズンでも3試合で防御率1.50とシーズンを通じてチームを支えてきた。オフになるとチームメイトのジェイ・ブルースやカルロス・サンタナと共にFAとなり新しい移籍先を探しているところだった。

     クリーブランドの地元紙「クリーブランド・プレーンディーラー」によるとオファーをした球団名は公表されていないものの、どちらも複数年契約を提示しているという。その中の1つとしてメッツが有力とされており、新指揮官となったミッキー・キャラウェイ監督は今季までインディアンスの投手コーチとしてショウを指導していた。

     ショウの魅力は5年連続70試合以上に登板したタフネスさでこの期間の合計378試合登板は他のリリーフ投手達を凌ぐ数字となっている。また、この5年間の通算成績は21勝22敗 防御率3.11 WHIP 1.19と安定した数字を残しており、リリーフの補強を目指すチームにとっては心強い味方になるだろう。

     11月に30歳の誕生日を迎えたばかりのショウ。これからが本当の働き盛りだ。果たして来季はどこのユニフォームを着ているのか、今後の動向に注目したい。


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