English Español 韓国語
  • ブルージェイズがトレードで先発右腕・アンダーソンを獲得

    2019.11.5 15:20 Tuesday

     日本時間11月5日、ブルージェイズはブリュワーズとのトレードを成立させ、今季8勝&通算53勝の実績を誇る31歳の先発右腕、チェイス・アンダーソンの獲得に成功した。投手補強が課題の1つとなっていたブルージェイズだが、早々に動いた形となった。なお、アンダーソンとの交換でAA級の一塁手、チャド・スパンバーガーをブリュワーズへ放出している。

     今季のブルージェイズは、先発投手のコマ不足によりブルペン・デーを多用した結果、21人もの先発投手を起用した。マーカス・ストローマン(メッツ)とアーロン・サンチェス(アストロズ)をシーズン途中で放出し、故障者の続出にも苦しんだことを受け、ブルージェイズはコンスタントな活躍を期待できる先発投手の獲得を模索。メジャーデビューからの6シーズンで8勝以上を5度マークしているアンダーソンをチームに加えることに成功した。

     今季はブルペンからのスタートとなったため、直近5シーズンで最少の8勝&139イニングどまりだったアンダーソンだが、これまで規定投球回到達が1度もない一方で、毎年コンスタントに10勝前後の勝ち星を挙げ、150回近いイニング数をこなしている。被本塁打が多い投手のため、本塁打の出やすい球場が多いア・リーグ東部地区でこれまで通りに活躍できるかどうかは、被弾をいかに防ぐことができるかがポイントとなりそうだ。

     来季のブルージェイズでは、アンダーソンと左膝前十字靭帯断裂の大ケガから復帰するマット・シューメイカーの2人が先発ローテーションの中心となり、そこに今季6勝をマークしたトレント・ソーントンら若手投手が加わって先発ローテーションを形成することになると見られる。なお、アンダーソンの来季の契約は年俸850万ドルの球団オプションとなっているが、ブルージェイズはこれを行使する見込みだ。

     一方、ブリュワーズへ移籍するスパンバーガーは、24歳の一塁手。昨年7月に呉昇桓(オ・スンファン)の交換要員の1人としてロッキーズからブルージェイズに加わった選手であり、今季はAA級で打率.237、13本塁打、OPS.707と今一つの成績に終わった。

  • マティングリー、トミー・ジョンら10人が殿堂入り候補に

    2019.11.5 13:00 Tuesday

     日本時間11月5日、アメリカ野球殿堂は2020年の殿堂入り選考で対象となる10人の候補者の顔ぶれを明らかにした。2016年以降、ベテランズ委員会による選考は4つの時代区分に従って行われており、今回は1970~1987年の「Modern Baseball Era」が対象となっている。選考委員16名から75%以上(12票以上)の票を得ると殿堂入りとなり、ウィンター・ミーティング期間中の日本時間12月9日に投票結果が発表される予定である。

     今回の選考対象となったのは、ドワイト・エバンス、スティーブ・ガービー、トミー・ジョン、ドン・マティングリー、マービン・ミラー、サーマン・マンソン、デール・マーフィー、デーブ・パーカー、テッド・シモンズ、ルー・ウィテカーの10人。このうち、ミラーは選手ではなく、選手会の理事としてメジャーリーガーの地位向上に大きく貢献した人物である。「Modern Baseball Era」を対象とした前回の投票(2018年)では、得票率43.8%で落選となった。

     主にレッドソックスで活躍したエバンスは、ゴールドグラブ賞8度、シルバースラッガー賞2度の実績を誇る名右翼手で、通算2446安打、385本塁打を記録。殿堂入りの記者投票では、2年目(1998年)の10.4%が最高で、翌1999年に3.6%に終わって投票対象外となった。ドジャースとパドレスでプレイしたガービーは、10度のオールスター・ゲーム選出経験を誇り、1974年にはナ・リーグMVPに選出。通算2599安打、272本塁打を記録したが、記者投票では初年度(1993年)の41.6%が最高で、ラストチャンスの15年目(2007年)は21.1%に終わり、落選となった。

     ジョンは、ドジャースなど6球団で26シーズンにわたってプレイし、通算288勝をマーク。肘の手術から奇跡の復活を遂げ、「トミー・ジョン手術」にその名を残している。記者投票では15年目(2009年)の31.7%が最高で、2018年の「Modern Baseball Era」の投票でも得票率は50%に届かなかった。現在マーリンズで監督を務めるマティングリーは、ヤンキース一筋で14シーズン活躍した一塁手で、ゴールドグラブ賞9度、シルバースラッガー賞3度のほか、1985年にはア・リーグMVPを受賞。通算打率.307、2153安打、222本塁打を記録しているが、記者投票では初年度(2001年)の28.2%が最高で、15年目(2015年)は9.1%に終わり、2018年の「Modern Baseball Era」の投票でも50%未満に終わった。

     マンソンもヤンキース一筋でプレイした選手であり、正捕手かつキャプテンとして活躍。1970年に新人王、1976年にア・リーグMVPを受賞したが、現役期間中の1979年に飛行機事故で死亡した。記者投票では初年度(1981年)の15.5%が最高で、15年目(1995年)は6.5%に終わり、ベテランズ委員会の選考でも殿堂入りのラインを超えることができていない。ブレーブス時代の1982~1983年に2年連続でナ・リーグMVPに輝いたマーフィーは、ゴールドグラブ賞5度、シルバースラッガー賞4度、通算398本塁打の実績を誇る名外野手。記者投票では2年目(2000年)の23.2%が最高で、15年目(2013年)は18.6%に終わり、2018年の「Modern Baseball Era」の投票でも50%未満だった。

     パイレーツなどで活躍したパーカーは、並外れた強肩を武器とした右翼手で、パイレーツ時代の1977~1978年に2年連続の首位打者を獲得し、1978年にはナ・リーグMVPを受賞。記者投票では2年目(1998年)の24.5%が最高で、15年目(2011年)は15.3%に終わり、2018年の「Modern Baseball Era」の投票でも50%に届かなかった。2018年の「Modern Baseball Era」の投票で殿堂入りにあと1票だったシモンズは、ブリュワーズなどで活躍した両打ちの捕手で、オールスター・ゲームに8度選出。通算2472安打、248本塁打を記録したが、記者投票では初年度(1994年)で3.7%に終わり、投票対象外となった。

     ウィテカーは、タイガース一筋で活躍した名二塁手で、1978年に新人王を受賞し、シルバースラッガー賞を4度、ゴールドグラブ賞を3度獲得。通算2369安打、244本塁打をマークした。しかし、記者投票では初年度(2001年)で2.9%に終わり、翌年から投票対象外に。なお、球史に残る名二遊間コンビを組んだアラン・トラメルは、前回の「Modern Baseball Era」の投票で殿堂入りを果たしている。

  • コール、レンドンら10人がクオリファイング・オファーを受ける

    2019.11.5 12:15 Tuesday

     日本時間11月5日、各球団がフリーエージェント選手に対してクオリファイング・オファーを提示する期限を迎え、10人の選手がオファーを受けた。今オフのクオリファイング・オファーは年俸1780万ドル(1年契約)となっており、選手たちは今後10日間以内にオファーを受諾するか否かを決断する。なお、この制度が導入されて以降、延べ80人の選手がオファーを受けてきたが、受諾した選手はわずか6人だけである。

     今季の所属球団からクオリファイング・オファーを受けたのは、ゲリット・コール(アストロズ)、ジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)、マーセル・オズーナ(カージナルス)、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)、ウィル・スミス(ジャイアンツ)、ザック・ウィーラー(メッツ)、アンソニー・レンドン(ナショナルズ)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)、ジェイク・オドリッジ(ツインズ)、ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)の10人。このうち、スミスとオドリッジはオファーを受諾する可能性があると見られており、オズーナとアブレイユは受諾するか否かに関わらず、新たに複数年契約を結ぶ可能性が取り沙汰されている。

     また、ニコラス・カステヤーノス(カブス)やヤシエル・プイーグ(インディアンス)は今季途中にトレードで移籍しているため、クオリファイング・オファーの対象外となっており、以前にクオリファイング・オファーを提示されたことのあるダラス・カイケル(ブレーブス)、エドウィン・エンカーナシオン(ヤンキース)、柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)、ヤスマニ・グランダル(ブリュワーズ)、マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)らに対してはクオリファイング・オファーを提示することができない。

     クオリファイング・オファーを提示されなかった主な選手は、コール・ハメルズ(カブス)、リック・ポーセロ(レッドソックス)、ブレット・ガードナー(ヤンキース)、ディディ・グレゴリアス(ヤンキース)、ウィル・ハリス(アストロズ)といった顔ぶれとなっている。

  • J.D.マルティネスはオプトアウトせず レッドソックス残留へ

    2019.11.5 11:40 Tuesday

     オプトアウトの権利を有し、その動向が注目されていたJ.D.マルティネス(レッドソックス)だが、日本時間11月5日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、マルティネスはオプトアウトの権利を行使しないことを決断したようだ。これにより、レッドソックスはムーキー・ベッツをトレードで放出する動きを加速させると見られている。

     9月下旬、レッドソックスのオーナーであるジョン・ヘンリーは、今季およそ2億4000万ドルだった年俸総額を来季はぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以下に抑えたい意向を明らかにした。レギュラーシーズン終了後には、球団社長のサム・ケネディが「(年俸総額削減の目標を達成するためには)ベッツとマルティネスの両者を来季もチームに留めておくのは難しい」と発言。それ以降、両者のうち少なくとも1人が今季限りでチームを去る可能性が取り沙汰されてきた。

     今回、マルティネスがオプトアウトの権利を行使せず、引き続きレッドソックス打線の中心を担うことを決断したことにより、レッドソックスが年俸総額削減の目標を達成するためにはベッツの放出が不可避となった。ベッツは来季終了後にフリーエージェントとなるが、レッドソックスとの契約延長には積極的ではなく、フリーエージェント市場で自身の価値を試したい意向を示しており、レッドソックスは走攻守三拍子揃ったメジャー屈指のオールラウンド・プレイヤーとの交換で複数の若手有望株の獲得を狙うことになるだろう。

     ただし、いくらベッツが優秀な選手であるとはいえ、トレード交渉がスムーズに進むとは限らない。レッドソックスは複数のトップクラスの若手有望株を欲すると見られるが、ベッツの来季年俸は今季の2000万ドルからさらに上昇し、2500万ドルを超えることが予想されており、1年後にはフリーエージェントとなってチームを去ることが確実。高額年俸のベッツを1年保有するだけのために、複数の若手有望株を放出するリスクを負うチームが現れるかどうかは不透明だ。

     チーフ・ベースボール・オフィサーに就任したチェイム・ブルームのチーム作りは、ベッツの放出によりスムーズなスタートを切ることができるのか。今後の動向には間違いなく大きな注目が集まることになるだろう。

  • MVP、サイ・ヤング賞など主要4アウォードの最終候補者が発表

    2019.11.5 11:15 Tuesday

     MVP、サイ・ヤング賞、最優秀監督賞、新人王の4つのアウォードは、全米野球記者協会(BBWAA)の投票によって受賞者が決定される。投票はレギュラーシーズン終了時にすでに完了しており、ポストシーズンでの活躍は選考の対象とはならない。日本時間11月5日、各アウォードの最終候補者3名(要するに獲得ポイント数の上位3名)の顔ぶれが明らかになった。

     日本時間11月12日に発表予定の新人王では、ア・リーグからヨルダン・アルバレス(アストロズ)、ブランドン・ロウ(レイズ)、ジョン・ミーンズ(オリオールズ)、ナ・リーグからピート・アロンゾ(メッツ)、マイク・ソローカ(ブレーブス)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)の3名が選出。ア・リーグはわずか369打席で27本塁打を放ったアルバレス、ナ・リーグは新人史上最多の53本塁打を放ったアロンゾの受賞が確実視されている。

     同13日に発表予定の最優秀監督賞では、ア・リーグからロッコ・バルデリ(ツインズ)、アーロン・ブーン(ヤンキース)、ケビン・キャッシュ(レイズ)、ナ・リーグからクレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)、マイク・シルト(カージナルス)、ブライアン・スニッカー(ブレーブス)の3名が選出。いずれもワイルドカード以上でポストシーズン進出を果たしたチームの指揮官だが、ワールドシリーズで指揮を執ったA.J.ヒンチ(アストロズ)とデーブ・マルティネス(ナショナルズ)は最終候補には残らなかった。

     同14日に発表予定のサイ・ヤング賞では、ア・リーグからゲリット・コール(アストロズ)、チャーリー・モートン(レイズ)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ナ・リーグからジェイコブ・デグロム(メッツ)、柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)の3名が選出。ア・リーグはコールとバーランダーの一騎打ちが予想され、ナ・リーグはデグロムの2年連続受賞が有力視されている。

     同15日に発表予定のMVPでは、ア・リーグからアレックス・ブレグマン(アストロズ)、マーカス・セミエン(アスレチックス)、マイク・トラウト(エンゼルス)、ナ・リーグからコディ・ベリンジャー(ドジャース)、アンソニー・レンドン(ナショナルズ)、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)の3名が選出。セミエンを除く5人全員に受賞のチャンスがあると見られており、誰が受賞するのか全く予想の難しい展開となっている。

  • ストラスバーグFAのナショナルズ レンドンの再契約を優先か

    2019.11.4 11:20 Monday

     昨オフ、4年連続30先発未満に終わったスティーブン・ストラスバーグは30歳となり、1年後にオプトアウトの権利を行使する可能性は低いと見られていた。しかし、今季は最多勝のタイトルを手にしただけでなく、ポストシーズンでも活躍し、ワールドシリーズではMVPを受賞。4年1億ドルの契約を破棄してフリーエージェントになるという強気の選択をした。ナショナルズは、MVP級の活躍で打線を牽引したアンソニー・レンドンも今オフ、フリーエージェントとなっているが、両者をチームに留めるのは予算面から現実的ではなく、レンドンとの再契約を優先することになりそうだ。

     ストラスバーグとレンドンは、ともに総額2億ドルを超えるような大型契約を手にする可能性がある。ナショナルズは、マックス・シャーザーをあと2年、パトリック・コービンをあと5年保有できるため、ストラスバーグが抜けたとしても少なくともあと2年は強力な先発二本柱を形成することができる。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ナショナルズは昨オフ退団したブライス・ハーパー(フィリーズ)とは異なり、レンドンを「替えの利かない存在」と認識しており、チーム状況も併せて考えると、レンドンとの再契約が最優先事項となるのは間違いない。

     ただし、ヘイマンはナショナルズがストラスバーグとの再契約を諦めていないことも伝えている。従来の契約では、年平均2500万ドル(4年1億ドル)を得ることになっていたストラスバーグだが、ナショナルズはそれを上回る年俸を提示する意思があるという。ヘイマンはシャーザーの年平均3000万ドル(7年2億1000万ドル)やザック・グレインキー(アストロズ)の年平均3400万ドル(6年2億650万ドル)を比較対象として挙げているが、これに近い金額をナショナルズがオファーできるのであれば、残留の目もあるかもしれない。

     球団史上初の世界一に輝いたナショナルズは、投打の主力選手を来季以降もキープできるのか。その動向には大きな注目が集まっている。

  • MLB公式サイトがアウォード受賞者を予想 MVPは熾烈な争いに

    2019.11.4 10:30 Monday

     日本時間11月4日、今季のゴールドグラブ賞の受賞者が発表され、アウォード受賞者の発表シーズンが幕を開けた。日本時間11月12日からは4日連続で新人王、最優秀監督、サイ・ヤング賞、MVPの受賞者が発表される予定だが、MLB公式サイトではその受賞者を予想。ア・リーグのMVPとサイ・ヤング賞、ナ・リーグのMVPでは、それぞれ2人の最有力候補者による熾烈な争いが予想されている。

     今回の予想では、各賞の「最有力候補者」と「その他の候補者」の名前を挙げる形で受賞者を予想。ア・リーグでは、新人王にヨルダン・アルバレス(アストロズ)、最優秀監督にアーロン・ブーン(ヤンキース)、ナ・リーグでは、サイ・ヤング賞にジェイコブ・デグロム(メッツ)、新人王にピート・アロンゾ(メッツ)、最優秀監督にデーブ・マルティネス(ナショナルズ)が単独で「最有力候補者」に選出された一方、先述の3部門では「最有力候補者」に2人の名前が挙げられ、熾烈な争いになることが予想されている。

     ア・リーグのMVPは、マイク・トラウト(エンゼルス)とアレックス・ブレグマン(アストロズ)の2人が「最有力候補者」となった。すでにMVPを2度受賞しているトラウトは、今季も打率.291、45本塁打、OPS1.083の好成績をマーク。しかし、故障の影響で9月の大部分を欠場し、出場試合数はブレグマンのほうが22試合も多い。ブレグマンは、打率.296、41本塁打、OPS1.015の好成績で両リーグ最多の107勝を挙げたチームの地区優勝に大きく貢献しており、その点を考慮するのであれば、ブレグマンにより多くのポイントが集まるかもしれない。

     ア・リーグのサイ・ヤング賞は、アストロズのチームメイトであるジャスティン・バーランダーとゲリット・コールの一騎打ち。バーランダーは最多勝、コールは最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得したが、今季両者が残したスタッツはほぼ互角。投票権を持つ各記者が何を重視するかによって明暗が分かれることになるだろう。なお、バーランダーは2011年に受賞経験があり、2016年と2018年も僅差の2位。一方のコールは2015年の4位が最高である。バーランダーの過去の受賞経験や2度も僅差で2位になっていることがどのように作用するかも注目されている。

     ナ・リーグのMVPは、コディ・ベリンジャー(ドジャース)とクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)の2人が「最有力候補者」となっている。ベリンジャーは、打率.305、47本塁打、115打点、15盗塁、OPS1.035と自己最高の成績を残し、昨年MVPに輝いたイェリッチも、打率.329、44本塁打、97打点、30盗塁、OPS1.100と昨季以上の好成績をマーク。イェリッチが自打球による骨折で9月の大半を欠場したことがどのように影響するだろうか。また、打率.319、34本塁打、126打点、5盗塁、OPS1.010をマークしたアンソニー・レンドン(ナショナルズ)が両者の争いに割って入る可能性もありそうだ。

  • ゴールドグラブ賞の受賞者が決定 アレナードが7年連続の受賞

    2019.11.4 10:00 Monday

     日本時間11月4日、各ポジションで最も優れた守備を見せた選手に贈られるゴールドグラブ賞の受賞者が発表された。ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)、ザック・グレインキー(アストロズ)といったお馴染みの顔ぶれが選出された一方、ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)らが初受賞。捕手と二塁手は両リーグとも初受賞となった。

     2019年のゴールドグラブ賞の受賞者は以下の通り。ナ・リーグの外野手3人など、合計8人が初受賞となった一方、アレナードはメジャーデビューから7年連続7度目の受賞。メジャー1年目から7年連続受賞はイチロー(10年連続)に次いで史上2人目であり、内野手では史上初の快挙となった。また、ナ・リーグの捕手部門はJ.T.リアルミュート(フィリーズ)が初受賞。最終候補者の1人だったヤディアー・モリーナ(カージナルス)の10度目の受賞はならなかった。

    ◆アメリカン・リーグ
    投手:マイク・リーク(マリナーズ:初)
    捕手:ロベルト・ペレス(インディアンス:初)
    一塁:マット・オルソン(アスレチックス:2年連続2度目)
    二塁:ヨルマー・サンチェス(ホワイトソックス:初)
    三塁:マット・チャップマン(アスレチックス:2年連続2度目)
    遊撃:フランシスコ・リンドーア(インディアンス:3年ぶり2度目)
    左翼:アレックス・ゴードン(ロイヤルズ:3年連続7度目)
    中堅:ケビン・キアマイアー(レイズ:3年ぶり3度目)
    右翼:ムーキー・ベッツ(レッドソックス:4年連続4度目)
    ※リークはシーズン途中にダイヤモンドバックスへ移籍

    ◆ナショナル・リーグ
    投手:ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス:6年連続6度目)
    捕手:J.T.リアルミュート(フィリーズ:初)
    一塁:アンソニー・リゾー(カブス:2年連続3度目)
    二塁:コルテン・ウォン(カージナルス:初)
    三塁:ノーラン・アレナード(ロッキーズ:7年連続7度目)
    遊撃:ニック・アーメッド(ダイヤモンドバックス:2年連続2度目)
    左翼:デービッド・ペラルタ(ダイヤモンドバックス:初)
    中堅:ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ:初)
    右翼:コディ・ベリンジャー(ドジャース:初)
    ※グレインキーはシーズン途中にアストロズへ移籍

  • チャップマンがヤンキース残留へ 来季から3年4800万ドル

    2019.11.3 13:55 Sunday

     日本時間11月3日、ヤンキースが剛腕クローザー、アロルディス・チャップマンとの新契約で合意に至ったことが明らかになった。ESPNのジェフ・パッサンが自身のTwitterで第一報を伝えた。チャップマンはオプトアウトの権利を有しており、ヤンキースとの契約延長を得られないのであれば、この権利を行使してフリーエージェントになる可能性が取り沙汰されていた。

     チャップマンはヤンキースと5年8600万ドルの契約を結んでおり、2年3000万ドルの契約を残している。5年契約の3年目を終えた今オフ、オプトアウトすることが可能となっていたが、パッサンによると、残りの契約に1年1800万ドルを加えることで合意。これにより、チャップマンとヤンキースの残り契約は3年4800万ドルとなり、オプトアウトすることなく2022年までヤンキースのクローザーを務めることが確定した。

     今季のチャップマンは60試合に登板して57イニングを投げ、3勝2敗37セーブ、防御率2.21の好成績をマーク。球速の低下などを指摘されているものの、奪三振率13.42は救援投手リーグ4位と依然として高水準を維持しており、対戦した235人の打者のうち36.2%を三振に仕留めるなど、支配的な投球を続けている。アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦では、ホゼ・アルトゥーベに痛恨のサヨナラ弾を浴びたが、球界屈指のクローザーであるという評価は変わっていない。

     チャップマンが退団した場合、今季66試合で防御率1.91をマークしたザック・ブリットンが代わりにクローザーを務めることが有力視されていたが、チャップマンの残留により来季もブリットンからチャップマンに繋ぐ必勝リレーが維持されることになった。アダム・オッタビーノ、トミー・ケインリー、チャド・グリーンなど、他のリリーバーも充実しており、来季も強力救援陣はヤンキースの大きな武器となりそうだ。

  • チームの英雄・オルティス ベッツ&マルティネスの残留を希望

    2019.11.3 13:40 Sunday

     レッドソックスが誇るレジェンド、デービッド・オルティスは、ムーキー・ベッツとJ.D.マルティネスの両者が来季もチームの一員としてプレイすることを望んでいるようだ。レッドソックスは、来季の年俸総額をぜいたく税の対象外となる2億800万ドル以下に抑える方針であることを明らかにしており、両者の去就は今オフの最大の注目ポイントの1つとなっている。

     ベッツは1年後にフリーエージェントとなるが、レッドソックスとの契約延長には関心を示しておらず、フリーエージェント市場に出て自身の価値を確かめたい意向を明らかにしている。そのため、レッドソックスが今オフのうちにベッツをトレードで放出してしまう可能性が取り沙汰されている。一方のマルティネスは、オプトアウトの権利を有しており、残り3年6250万ドルの契約を破棄してフリーエージェントとなる可能性がある。

     レッドソックスの球団首脳は、年俸総額削減の目標を達成するために、両者をチームに留めておくのは難しいと考えており、マルティネスがオプトアウトの権利を行使しないのであれば、ベッツの放出が確実視される。しかし、オルティスは「彼にはこのチームにいてほしい。ムーキーは我々が必要とするエンジンの1つなんだ。彼が長くこのチームにいられるように、フロントオフィスやオーナーが動いてくれるといいんだけどね」と語り、ベッツの重要性を訴えるとともに、チームに残留することを希望した。

     一方、マルティネスについては「彼は打線の核であり、替えの利かない存在だ」とコメント。「我々にはJ.D.が必要なんだ。彼は素晴らしい選手だ。私がこのチームで引退したように、彼にもそうなってほしいと思っている」と語り、来季以降も引き続きチームの中心打者として活躍することに期待を寄せた。

     「ビッグ・パピ」からのこのラブコールは、両者の去就にどんな影響を与えるのか。マルティネス、そしてフロントオフィスの決断に注目が集まりそうだ。

  • ナショナルズ・ストラスバーグがオプトアウト権を行使してFAに

    2019.11.3 13:10 Sunday

     日本時間11月3日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、今年のワールドシリーズMVPに輝いたスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)がオプトアウトの権利を行使してフリーエージェントとなる意向を固めたようだ。ストラスバーグは4年1億ドルの残り契約を破棄し、さらなる好条件の契約を目指す。

     今季のストラスバーグは、18勝6敗、防御率3.32の好成績をマークして最多勝のタイトルを手にしただけでなく、ポストシーズンでも5勝0敗の大活躍。現在31歳であることを考えると、フリーエージェント市場に出て大型契約を得るには最善にして最後のチャンスであり、オプトアウトの権利を行使するのは当然の判断とも言える。

     ナショナルズがストラスバーグに対してクオリファイング・オファーを提示するのは間違いなく、他球団がストラスバーグを獲得する場合は来年のドラフトにおける指名権の喪失や補償が発生する。多くの球団による争奪戦が予想される一方、ナショナルズと再契約を結ぶ可能性もあり、ナショナルズの球団関係者のなかにはストラスバーグの引き留めに自信を見せる者もいるようだ。

     2009年のドラフトで全体1位指名を受けてナショナルズに入団したストラスバーグは、翌2010年にメジャーデビューを果たし、今季までの10年間で112勝58敗、防御率3.17をマーク。オールスター・ゲーム選出には3度選出され、2017年にはサイ・ヤング賞の投票で3位にランクインした。今年のポストシーズンでは防御率1.98、奪三振47、与四球4と素晴らしいパフォーマンスを見せ、球団史上初となるワールドシリーズ制覇に大きく貢献。特に「負ければ敗退」のワールドシリーズ第6戦で見せた9回途中2失点の快投は見事だった。

     メジャーを代表する右腕は、どんな金額でどのチームと契約するのか。いよいよストラスバーグ争奪戦が幕を開ける。

  • ヤンキース・チャップマン 契約延長を得られなければ退団を検討か

    2019.11.2 10:40 Saturday

     ヤンキースの守護神、アロルディス・チャップマンの決断の日が迫っている。ヤンキースと2年3000万ドルの契約を残しているチャップマンは、オプトアウトの権利を有しており、その権利行使のデッドラインは日本時間11月3日まで。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、チャップマンが引き続きヤンキースでプレイすることに興味を持っているものの、速やかに契約延長を得られないのであればオプトアウトの権利行使も辞さない構えであることを伝えている。

     チャップマンがオプトアウトの権利を行使した場合、ヤンキースがチャップマンに対してクオリファイング・オファー(年俸1780万ドルの1年契約)を提示するのは確実。ただし、チャップマンはそれを拒否し、フリーエージェント市場に出ることになるだろう。もしヤンキースがフリーエージェント市場の最大の目玉であるゲリット・コール(今季アストロズ)の獲得を希望するのであれば、ぜいたく税のラインを考慮してチャップマンの引き留めを断念する可能性もある。

     今季のチャップマンは、37セーブ、防御率2.21、57イニングで85奪三振の好成績をマークし、ア・リーグで最も優れたリリーバーに贈られる「マリアーノ・リベラ賞」を受賞。しかし、それはヤンキースとの契約延長を保証するものではなく、チャップマンの球速は依然としてメジャートップレベルであるものの、以前のように平均100マイルに達することはなくなっており、来年2月に32歳になることを考えても、ヤンキースが現状以上の契約延長に積極的でないことも理解できる。

     強力なブルペンを擁するヤンキースは、チャップマンが退団してもチーム内に新たなクローザー候補がおり、ザック・ブリットンがクローザーを務め、アダム・オッタビーノ、チャド・グリーン、トミー・ケインリーらが最上位のセットアッパーとなるだろう。場合によっては、4度のオールスター・ゲーム選出経験がありながら、相次ぐ故障により今季は1試合のみの登板に終わったデリン・ベタンセスとの再契約を検討するかもしれない。

  • マーリンズが正二塁手・カストロの契約オプションを破棄

    2019.11.2 10:10 Saturday

     今季、全162試合に出場したスターリン・カストロだが、マーリンズでプレイする期間は終わりを迎えたようだ。日本時間11月2日、マーリンズはカストロの来季の契約オプション(年俸1600万ドル)を破棄したことを発表。カストロにはバイアウトの100万ドルが支払われ、カストロはフリーエージェントとなって新たな所属先を探すことになる。

     今季のカストロは、後半戦に打率.302、16本塁打、52打点、OPS.892の活躍を見せ、シーズン通算では打率.270、22本塁打、86打点、OPS.736をマーク。本塁打数と打点数で自己ベストを更新するなど、正二塁手として上々の働きを見せた。より安価な契約でマーリンズに残留する可能性はゼロではないものの、マーリンズが大規模な球団再建を進めていることを考えると、その可能性は極めて低いと言えるだろう。

     マーリンズは、今年7月にトレードでカストロの放出を画策したものの、高年俸がネックとなり、交渉がまとまらなかった経緯がある。カストロは優勝争いと無縁のマーリンズで2年間を過ごしたこともあり、優勝争いができるチームでのプレイを希望していると見られており、MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロは、年俸700万ドル前後での契約を得られるだろうと見込んでいる。

     今季の成績は決して悪いものではなく、正二塁手としての獲得を検討する球団は少なくないはずだ。フリサロは、アンソニー・レンドンとハウィー・ケンドリックのどちらか一方、または双方が退団した場合のナショナルズを移籍先の候補の1つに挙げている。すでに通算1470試合、1617安打の実績がありながら、まだ29歳と若い点も魅力的な要素となるだろう。

     カブスでメジャーデビューして6年間プレイしたあと、2016年から2年間ヤンキースで正二塁手を務めたカストロは、2017年オフにジャンカルロ・スタントンが移籍する大型トレードの交換要員の1人としてマーリンズに移籍。チーム状況に不満を抱えながらも2年間レギュラーとして活躍したが、来季はどのチームでプレイすることになるのだろうか。

  • メッツの新監督に元スター外野手のベルトランが就任

    2019.11.2 09:45 Saturday

     日本時間11月2日、メッツは自軍の新監督にカルロス・ベルトランが就任することが決定したことを発表した。契約期間は3年で、4年目は球団側に選択権のあるオプションとなっている。プエルトリコ出身のベルトランは、メッツ史上初のラテンアメリカ出身の監督となる。日本時間11月5日に本拠地シティ・フィールドで記者会見が行われる予定だ。

     球団史上、最も活躍したフリーエージェント移籍選手の1人であるベルトランは、そのリーダーシップを高く評価され、監督就任を希望する声が高まっていた。CEOのジェフ・ウィルポンは「彼がチームに戻ってきてくれることについて、我々はとてもワクワクしているし、きっと我々の熱狂的なファンたちも同じだと思う」と語り、ベルトランの監督就任を歓迎した。

     ベルトランは2005年に7年1億1900万ドルの大型契約でメッツに加入し、契約最終年の途中でトレード放出されるまでの6年半の間に打率.280、149本塁打、100盗塁を記録。オールスター・ゲームにも5度選出された。2011年7月にザック・ウィーラーとのトレードでジャイアンツへ移籍し、アストロズ時代の2017年にはワールドシリーズ制覇を経験。引退後は、ヤンキースで特別アドバイザーを務めていた。

     先月、アストロズ時代の同僚であるカルロス・コレアが「彼は素晴らしい監督になると思うよ。彼が監督になれば、クラブハウスの雰囲気が一変すると思う。彼は若い選手たちに野球への取り組み方など様々なことを教えてくれる」と語ったように、現役時代のリーダーシップに対する評価は極めて高く、監督としての手腕は未知数であるものの、その手腕には大きな期待が集まっている。

     ベルトランは、メッツでの監督業にのみ興味を示していたため、その希望が叶う形での監督就任となった。ベルトラン以外には、ジョー・ジラルディ(フィリーズの監督に就任)、エドゥアルド・ペレス、ティム・ボガー、デレク・シェルトンらが新監督候補に挙がっていた。

  • ダルビッシュはオプトアウトせず カブスの番記者がレポート

    2019.11.1 15:25 Friday

     メジャーリーグはワールドシリーズを終え、正式にオフシーズンに突入した。その初日となった日本時間11月1日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ダルビッシュ有(カブス)はオプトアウトの権利を行使せず、来季も引き続きカブスでプレイする意向を固めたという。同サイトでカブスの番記者を務めるジョーダン・バスティアンが伝えている。

     シーズン終了時、ダルビッシュはカブスのことを自身と家族にとって「完璧な環境」であると表現し、オプトアウトの権利の行使には否定的な姿勢を示していた。カブスとの6年契約の2年目を終え、4年8100万ドルの契約を残すダルビッシュだが、オプトアウトの権利を行使することなく、引き続きカブスの一員としてプレイすることになりそうだ。

     カブスは今オフ、先発左腕のコール・ハメルズがフリーエージェントとなるため、ダルビッシュがオプトアウトの権利を行使すれば、先発ローテーションに2つの大きな穴が開くところだった。ジョン・レスターとカイル・ヘンドリックスは来季もカブスとの契約があり、ホゼ・キンターナも年俸1050万ドルの球団オプションを行使されることが確実なため、先発ローテーション5枠のうちダルビッシュを含めた4枠は、来季も同じ顔ぶれになる。アドベルト・アルゾレイとアレック・ミルズが先発5番手の座を狙うが、ハメルズの穴は外部からの補強で埋める可能性もあるだろう。

     今季のダルビッシュは、31試合に先発して178回2/3を投げ、6勝8敗、防御率3.98、229奪三振、56与四球をマーク。前半戦で防御率5.01に終わったのに対し、後半戦は81回2/3で防御率2.76、118奪三振という素晴らしいパフォーマンスを見せ、四球をわずか7個しか与えなかった。後半戦の奪三振率(37.8%)はリーグ最高で、メジャー全体でもゲリット・コール(アストロズ)とジャスティン・バーランダー(アストロズ)に次ぐ数字だった。

     カブス残留を決断したと見られるダルビッシュ。来季はカブスのエースとして、サイ・ヤング賞争いに名乗りを上げるくらいの活躍を期待したい。

  • アスレチックスが鉄腕リリーバー・ペティートの契約オプションを行使

    2019.11.1 13:45 Friday

     日本時間11月1日、アスレチックスがリリーフ右腕、ユスメイロ・ペティートの来季の契約オプション(年俸550万ドル)を行使したことが明らかになった。今オフの最初の動きとして、アスレチックスは信頼できるベテラン右腕を来季もチームに留めることを決めた。

     現在34歳のペティートは、メジャー13年目となった今季も衰えの兆候を見せず、自己最多かつリーグ最多の80試合に登板して83イニングを投げ、5勝3敗、29ホールド、71奪三振、防御率2.71、WHIP0.81の好成績をマーク。ペティートはシーズン終了後にアスレチックスに残留希望であることを明言しており、ボブ・メルビン監督も自軍のブルペンにおけるペティートの重要性を強調していたため、複数イニングをこなせる鉄腕の残留は、選手とチームの双方にとって最高の結果となった。

     ペティートは、レイズとのワイルドカード・ゲームに敗れたあと、「ここでは気持ちよくプレイすることができる。このチームでプレイし続けたい。この2年間は特別なものだった。来年はもっと特別なものになるチャンスがあると思うんだ」と語り、チームへの愛着を口にしていた。今季のアスレチックスは、昨季のブルペンを支えたブレイク・トライネンとルー・トリビーノの両投手が不振に陥り、苦しい台所事情のなかでの戦いを強いられた。そのなかでペティートは素晴らしいパフォーマンスを見せ、71個の三振を奪ったのに対して与えた四球は10個だけ。WAR2.2は自己ベストの数字だった。

     ペティートの契約オプションを行使した一方、アスレチックスはリリーフ左腕、ジェイク・ディークマンの来季の契約オプションを破棄したことを明らかにした。ディークマンは、ブルペンの戦力アップのために7月下旬にロイヤルズからトレードで加入したものの、自慢のスピードで打者を圧倒する一方、制球難に苦しむ場面も多々見られた。アスレチックス移籍後は、28試合に登板して20回1/3を投げ、1勝1敗、13ホールド、21奪三振、16与四球、防御率4.43という成績だった。

  • レンジャーズがカスティーヨを獲得 オプション破棄で退団濃厚

    2019.11.1 12:45 Friday

     日本時間11月1日、レンジャーズはホワイトソックスとのトレードでウェリントン・カスティーヨ捕手を獲得した。しかし、このトレードはレンジャーズのインターナショナル・スロットマネーの増額が目的であり、カスティーヨはまもなく来季の契約オプション(年俸800万ドル)を破棄され、フリーエージェントになると見られている。

     今回のトレードで、レンジャーズはマイナーのジョナ・マクレイノルズ内野手兼外野手をホワイトソックスへ放出し、カスティーヨとインターナショナル・スロットマネー25万ドルを獲得した。レンジャーズは来夏のインターナショナルFA市場での補強に向けてインターナショナル・スロットマネーの増額を目指しており、マイナーの選手を放出してカスティーヨの契約を引き受ける代わりにインターナショナル・スロットマネーを獲得する形となった。

     現在32歳のカスティーヨは、メジャー歴10年を誇る経験豊富な捕手であり、今季はホワイトソックスで72試合に出場して打率.209、12本塁打、41打点、OPS.684をマーク。2017年12月にホワイトソックスと2年1500万ドルの契約を結び、契約最終年となる今季は禁止薬物の使用により80試合の出場停止処分を受けていた。来季の契約は年俸800万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドルとなっており、レンジャーズは50万ドルを支払ってカスティーヨの契約オプションを破棄する見込みである。

     一方、ホワイトソックスが獲得したマクレイノルズは、2016年のドラフトでレンジャーズから13巡目指名を受けて入団した23歳の内野手兼外野手で、プロ4年目の今季はA級ショートシーズンで56試合に出場して打率.239、6本塁打、32打点、OPS.718をマーク。今季のメインポジションは三塁だったが、内外野の全ポジションで出場経験があり、打撃力が向上すればユーティリティ・プレイヤーとして重宝する存在になりそうだ。

  • ヤンキースがエンカーナシオンの契約オプションを破棄 今季34本塁打

    2019.11.1 11:55 Friday

     日本時間11月1日、ヤンキースは通算414本塁打のスラッガー、エドウィン・エンカーナシオンの来季の契約オプション(年俸2000万ドル)を破棄したことを発表した。エンカーナシオンにはバイアウトの500万ドルが支払われ、エンカーナシオンはフリーエージェントとなって新たな所属先を探すことになる。

     今季のエンカーナシオンは、マリナーズとヤンキースで合計109試合に出場し、打率.244、34本塁打、86打点、OPS.875をマーク。8年連続の30本塁打以上を達成したが、右手首の骨折により1ヶ月にわたって戦列を離れたため、同期間では最少の出場試合数に終わり、86打点も同期間では最少だった。また、ポストシーズンでも8試合で打率.161、0本塁打、OPS.536と全く戦力にならなかった。

     エンカーナシオンは、2017年に3年6000万ドルの契約でインディアンスに加入し、マリナーズ、ヤンキースと渡り歩いて今季が3年契約のラストイヤー。8年連続30本塁打以上は継続中の記録としてはメジャー最長だが、起用法が指名打者と一塁に限定されること、来季の契約オプションが年俸2000万ドルと高額なことなどから、契約更新を見送られる形となった。今後はフリーエージェント市場で新天地を探すことになるが、長打力こそ健在であるものの、年齢的な衰えが見え始めており、厳しいオフシーズンを過ごすことになるかもしれない。

     また、ヤンキースは、アーロン・ヒックスが日本時間10月31日にロサンゼルスでニール・エラトラシュ医師によるトミー・ジョン手術を受けたことを併せて発表。リハビリには8~10ヶ月を要する見込みであり、順調にいけば戦列復帰は来年の6月~8月ごろとなる。少なくとも来季の開幕には間に合わず、来季の開幕からの数ヶ月を欠場することが確実となった。さらに、ヤンキースは生え抜きのベテラン、ブレット・ガードナーがフリーエージェントとなっており、そちらの動向も注目されている。

  • 前カージナルス監督のマシーニーがロイヤルズの新監督に就任

    2019.11.1 11:25 Friday

     日本時間11月1日、ロイヤルズは自軍の新監督に前カージナルス監督のマイク・マシーニーが就任したことを発表した。ロイヤルズは、2015年にチームをワールドシリーズ制覇へ導いたネッド・ヨスト監督が今季限りで退任。その後任探しを進めていたが、マシーニーが球団史上第17代の監督に就任することが決定した。

     現在49歳のマシーニーは、昨季終了後にデイトン・ムーアGMの特別アドバイザーとしてロイヤルズに加入。それから11ヶ月が経過し、ムーアに自身の手腕を認めさせて監督就任に至った。

     ムーアは「彼のリーダーシップには誰もが驚いているし、彼を1人の人間として誰もがリスペクトしている。マイクをカンザスシティ・ロイヤルズの新たな監督として紹介できる日がやってきたことを我々は喜んでいるんだ」と語り、マシーニーの手腕に期待を寄せた。

     現役時代のマシーニーは、ゴールドグラブ賞を4度受賞した名捕手だった。2013年からカージナルスの監督を務め、史上初となる「監督就任から4年連続でポストシーズン進出」を達成。しかし、ポストシーズンでは21勝22敗と思うような結果を残せず、2018年は開幕93試合で47勝46敗と低迷し、シーズン途中で解任となった。カージナルスの監督としての通算成績は591勝474敗となっている。

     カージナルスの監督としてのラストイヤーとなった2018年には、選手の扱いに関する問題点も報じられ、今回の監督就任に対して批判的な声があるのも事実。しかし、マシーニーはそれらの批判を受け入れたうえで「セントルイスで起こったあらゆることに対して謝罪するつもりはない。人間というものは、それぞれ自分の意見を持っているものだからね。後悔はしていないよ」と語った。

     毎年優勝争いに加わっていたカージナルスとは異なり、ロイヤルズでは再建途上のチームを任されることになる。マシーニーがカージナルスの監督としての経験を生かし、どのようにロイヤルズを育てていくか注目したい。

  • 真の名手たち フィールディング・バイブル賞の受賞者が発表

    2019.11.1 10:40 Friday

     日本時間11月1日、ベースボール・インフォ・ソリューションズは今季のフィールディング・バイブル賞の受賞者を発表した。この賞は、各種の守備指標をもとに12人の専門家からなる委員会による投票で各ポジションから1名ずつ受賞者が選出され、通常の9ポジションのほかに「マルチ・ポジション」部門があるのが特徴。各ポジションから1名のみの選出であるため、真の守備の名手が選出される賞となっている。

    ◆フィールディング・バイブル賞
    投手:ザック・グレインキー(アストロズ)
    捕手:ロベルト・ペレス(インディアンス)
    一塁:マット・オルソン(アスレチックス)
    二塁:コルテン・ウォン(カージナルス)
    三塁:マット・チャップマン(アスレチックス)
    遊撃:ニック・アーメッド(ダイヤモンドバックス)
    左翼:デービッド・ペラルタ(ダイヤモンドバックス)
    中堅:ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)
    右翼:コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    マルチ:コディ・ベリンジャー(ドジャース)

     今季ダイヤモンドバックスとアストロズでプレイしたグレインキーは、昨季に続いて2年連続の受賞。ワールドシリーズ第7戦でも見せたように、フィールディング能力は抜群だ。ペレスは全選手中1位の守備防御点29を記録。フレーミング技術も優秀で、文句なしの受賞となった。オルソンは一塁手1位の守備防御点13を記録し、満票での選出。2年連続の受賞となった。二塁手1位の守備防御点14を記録したウォンも同様に満票かつ2年連続の受賞。チャップマンも三塁手1位の守備防御点18を記録し、2年連続で選出された。アーメッドは遊撃手1位の守備防御点18を記録し、自身初の受賞。アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)の連続受賞を6年でストップさせた。

     左翼部門はペラルタとマイケル・ブラントリー(アストロズ)が同ポイントで並んだが、最多の1位票を獲得したペラルタが初受賞。ケインは2年連続の受賞となり、中堅手部門では同賞史上初の快挙となった。ベリンジャーは右翼手部門とマルチ・ポジション部門をダブル受賞。同一シーズンに2部門で同賞を受賞するのは史上初の快挙であり、右翼、一塁、中堅の各ポジションを高いレベルでこなした守備力が正当に評価される結果となった。

« Previous PageNext Page »