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  • ナ・ソンボムのポスティングは不成立 NCダイノス残留へ

    2021.1.10 12:00 Sunday

     韓国プロ野球のNCダイノスからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していたナ・ソンボムは日本時間1月10日午前7時にメジャーリーグ球団との交渉期限を迎えたが、契約合意には至らず、NCダイノス残留が決定したことが明らかになった。今オフ、ポスティング制度を利用した選手でメジャーリーグ移籍が成立しなかったのは、西川遥輝(日本ハム)、菅野智之(巨人)に続いてナ・ソンボムが3人目となる。

     ナ・ソンボムは韓国球界を代表する強打者として活躍し、毎年安定して打率.320・25本塁打・100打点前後の数字をマーク。2015年に自己最多の135打点と23盗塁、2017年に自己ベストの打率.347とOPS1.000を記録し、昨季は自己最多の34本塁打を放って打率.324、112打点、OPS.987の好成績を残したが、前年の右膝の故障によりスピードが失われたこと(昨季3盗塁)、指名打者としての出場機会が増加していたこと、そして31歳という年齢がメジャーリーグ移籍に向けてのハードルになったとみられる。

     外野手の移籍市場はジョージ・スプリンガーとマーセル・オズーナを筆頭にまだほとんど動いておらず、外野手の補強を目指すチームには多くの選択肢が残されている。ポジションが外野の両翼に限定され、なおかつメジャーリーグでの実績が全くない31歳の選手に興味を示すチームはほとんどなかったようだ。

     ナ・ソンボムは今季終了後にフリーエージェントの権利を行使することができるため、1年後のオフに改めてメジャーリーグ移籍を目指す可能性がある。メジャーリーグ移籍を実現させるためには、まず今季NCダイノスで昨季以上の圧倒的な成績を残すことが必要になるだろう。

     なお、韓国球界からは先発左腕のヤン・ヒョンジョンもフリーエージェント権を行使してメジャーリーグ移籍を目指している。希望通りのオファーは届いていないようだが、開幕に向けた準備を進めるために今月中旬までに去就を決断する方針だ。

  • パドレス タティスJr.に11年3億2000万ドルを提示か

    2021.1.10 11:30 Sunday

     複数のメディアは日本時間1月10日、パドレスがフェルナンド・タティスJr.との契約延長成立に向けて前進していることを報じた。ドミニカ共和国のメディアは、パドレスがタティスJr.に対して11年3億2000万ドルの超大型契約をオファーしていることを伝えている。もしこの契約が成立すれば、チームメイトのマニー・マチャド(10年3億ドル)を上回る、メジャーリーグ史上6番目の超大型契約が誕生することになる。

     パドレスとタティスJr.の双方が契約延長に興味を示していることは以前から報じられていたが、その契約はメジャーリーグの歴史に残る超大型契約となりそうだ。総額3億ドルを超える契約はマチャドを含めて過去に6例。タティスJr.の総額3億2000万ドルの契約が実現すれば、マチャドの契約を7位に押しやってメジャーリーグ史上6位にランクインする。

    マイク・トラウト 4億2650万ドル(2019~30年)
    ムーキー・ベッツ 3億6500万ドル(2021~32年)
    ブライス・ハーパー 3億3000万ドル(2019~31年)
    ジャンカルロ・スタントン 3億2500万ドル(2015~27年)
    ゲリット・コール 3億2400万ドル(2020~28年)
    ※フェルナンド・タティスJr. 3億2000万ドル(2021~31年)
    マニー・マチャド 3億ドル(2019~28年)

     パドレスのA・J・プレラーGMは、トップクラスの年俸総額を誇るチームとなる準備ができていることを明言していたが、その言葉通り、近年はマチャド、ウィル・マイヤーズ、エリック・ホズマーらと次々に大型契約を結び、今オフは韓国球界から金河成(キム・ハソン)、トレードでブレイク・スネルとダルビッシュ有を獲得。ここにタティスJr.の超大型契約が加わろうとしている。

     早ければ来週中にも契約延長が成立すると予想する声もあり、タティスJr.が名実ともに「パドレスの顔」となる日が刻一刻と近付いている。

  • Rソックスがベニンテンディ放出か 本格的なトレード交渉中

    2021.1.10 11:00 Sunday

     「ジ・アスレチック」のジム・ボウデンによると、レッドソックスはアンドリュー・ベニンテンディの放出に向けて複数のチームと本格的なトレード交渉を行っているという。まだトレード成立目前という状況には達していないものの、レッドソックスはベニンテンディとの交換で投手と外野手のプロスペクト(=若手有望株)を欲しがっているとみられる。「WEEI」のロブ・ブラッドフォードのもとにも同様の情報が届いているようだ。

     現在26歳のベニンテンディは2015年のドラフト1巡目(全体7位)指名でレッドソックスに入団。2017年シーズン開幕前には「ベースボール・アメリカ」のプロスペクト・ランキングで全体1位に選出されるなど、球界を代表する好打者に成長することを期待された有望株だった。

     2016年8月にメジャーデビューを果たし、2017年は151試合に出場して打率.271、20本塁打、90打点、20盗塁、OPS.776を記録。メジャー2年目で早くも「20-20(20本塁打&20盗塁)」を達成し、新人王投票ではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次ぐ2位となった。

     2018年は自己ベストの103得点、41二塁打、出塁率.366をマークするなど、148試合に出場して打率.290、16本塁打、87打点、21盗塁、OPS.830と上々の成績を残したが、メジャー4年目の2019年は138試合に出場して打率.266、13本塁打、68打点、10盗塁、OPS.774と成績が悪化。昨季は胸郭を痛めて長期離脱し、14試合で打率.103、0本塁打、1打点、1盗塁、OPS.442と自己最悪の成績に終わった。

     ブラッドフォードによると、ベニンテンディの獲得に興味を示しているチームは、短縮シーズンだった昨季よりも2019年までの成績を重視しているという。今季の年俸は660万ドルと決して高額ではなく、フリーエージェントまであと2年保有できるため、「元ナンバーワン有望株」のポテンシャルを信じて獲得に動くチームは少なくなさそうだ。

  • フィリーズがジャイアンツから救援右腕・クーンロッドを獲得

    2021.1.10 10:30 Sunday

     フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は日本時間1月10日、ジャイアンツへ2020年ドラフト4巡目指名のカーソン・ラグスデールを放出して救援右腕のサム・クーンロッドを獲得するトレードが成立したことを発表した。昨季ブルペンが完全に崩壊したフィリーズは今オフ、J・T・リアルミュートとの再契約を最優先課題としつつも救援投手の補強を進めており、すでに3球団トレードでレイズから左腕ホゼ・アルバラードを獲得している。

     現在28歳のクーンロッドは2014年ドラフト5巡目指名でジャイアンツに入団。メジャーデビューした2019年は33試合に登板して5勝1敗、防御率3.58とまずまずの成績を残したが、昨季はメジャー初セーブと初ホールドを記録したものの、18試合に登板して0勝2敗3セーブ、3ホールド、防御率9.82と成績が大幅に悪化した。

     「Statcast」のデータによると、昨季4シームを50球以上投げた投手のうち、クーンロッドの平均球速98.4マイルは5位にランクイン。また、シンカーを50球以上の投げた投手のうち、平均球速97.6マイルは9番目の数字となっている。しかし、両球種とも被打率3割台中盤と打ち込まれており、抜群の球速を生かせるピッチングの取得が急務となっている。与四球率が2年連続で4を超えているため、制球力の向上も必要不可欠だ。

     一方、フィリーズからジャイアンツへ移籍することになったラグスデールは現在22歳。昨年のドラフト4巡目指名で南フロリダ大学からプロ入りしたため、まだマイナーでのプレー経験はない。

     大学でトミー・ジョン手術を経験しており、2019年は1試合も投げられなかったが、昨年は4試合に先発して防御率2.84、37奪三振(奪三振率17.53)を記録。制球力の向上が課題とされている。「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングではフィリーズの30位にランクインしていた。

  • ナショナルズがシュワーバー獲得 1年1000万ドルとの報道

    2021.1.10 10:00 Sunday

     ナショナルズは日本時間1月10日、カブスからノンテンダーFAとなっていたカイル・シュワーバーと1年契約を結んだことを発表した。今オフ、パイレーツとのトレードでジョシュ・ベルを獲得したナショナルズだが、さらなる打線強化のために左翼または右翼を守れる外野手の補強を目指していることが報じられていた。シュワーバーが加入したことにより、昨季首位打者に輝いたフアン・ソトは右翼に固定されることになりそうだ。

     昨季まで6年間カブスでプレーし、2019年には自己最多の38本塁打を放ったシュワーバーだが、昨季は59試合に出場して打率.188、11本塁打、24打点、OPS.701と大不振。昨年12月にノンテンダーFAとなっていた。

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、今回の契約には2022年の相互オプション(年俸1100万ドル)が付属しているという。今季の年俸が700万ドル、相互オプションのバイアウトが300万ドルとなっており、シュワーバーに保証される金額はこれらを合計した1000万ドルということになる。

     年俸調停期間の3年目を迎えたシュワーバーは今季の年俸が701万~930万ドルになると予想されていたが、カブスからノンテンダーFAとなったことにより、予想以上の金額を保証される契約を得ることができた。

     ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は以前、カブスでコーチを務めており、シュワーバーは「デービー(=マルティネスの愛称)は野球について僕に大きな影響を与えてくれた。ナショナルズに加わることができて嬉しいし、デービーのためにプレーするのが楽しみだよ」とナショナルズ移籍を第1希望に考えていたことを明らかにした。

     ナショナルズでは若き主砲のソトが2018年から正左翼手を務めてきたが、マイナー時代は主に右翼を守っており、昨季の最終6試合も右翼手として起用されていた。守備に不安を抱えるシュワーバーに左翼以外のポジションを守らせるのは難しいため、ソトは右翼に固定される見込みとなっている。

  • リンドーア逃したブルージェイズ ストーリーを狙う可能性は?

    2021.1.9 12:30 Saturday

     あらゆるフリーエージェント選手への関心が報じられているブルージェイズは今のところ、最大の補強がロビー・レイとの再契約(1年800万ドル)という状況である。しかし、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスによると、フランシスコ・リンドーア獲得に向けてインディアンスにトレードのオファーを提示していたようだ。リンドーア獲得に失敗したブルージェイズは、同じくスター遊撃手であるトレバー・ストーリー(ロッキーズ)獲得に動くのだろうか。

     カストロビンスが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはリンドーアの交換要員として「まだ未熟ながら大きな可能性を秘めた有望株」を中心としたパッケージを提示していたようだ。しかし、インディアンスは即戦力と有望株のバランスが取れたメッツからのオファーを選択。ブルージェイズはリンドーアを獲得することができなかった。

     ブルージェイズはヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューの獲得に動いていることも報じられており、内野手の補強を目指していることは間違いない。もちろん、レメイヒューと大型契約を結ぶ可能性も残されているが、カストロビンスが「ダークホースの選択肢」として挙げるのがトレードでのストーリー獲得だ。

     ナショナル・リーグ西部地区では地区8連覇中のドジャースが黄金期を謳歌しているだけでなく、パドレスが大型補強を敢行している。こうした状況のなかでロッキーズはチーム再建へと舵を切る可能性があり、ノーラン・アレナードやストーリーの放出が取り沙汰されている。ロッキーズが放出したがっているのはアレナードだが、高額年俸などのハードルがあり、放出しやすい&よりよい対価を得られるのはストーリーであるとみられている。

     ストーリーはリンドーア同様、1年後のオフにフリーエージェントとなる。リンドーア獲得に動いていたブルージェイズは、補強ターゲットをストーリーに変更する可能性もありそうだ。

  • ブルージェイズが右腕・コールとマイナー契約で再契約

    2021.1.9 12:00 Saturday

     ブルージェイズは日本時間1月9日、自軍からノンテンダーFAとなっていたA・J・コールとマイナー契約で再契約したことを発表した。招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを争うことになる。メジャー昇格の場合の年俸は100万ドルで、投球イニング数に応じて最大20万ドルの出来高が設けられているという。また、5月15日までにメジャーへ昇格できない場合、他球団でのプレー機会を模索するために契約を破棄できる権利も含まれているようだ。

     現在29歳のコールは昨年12月にノンテンダーFAとなったものの、昨季のブルージェイズにおいて最も信頼できるリリーバーの1人だった。昨季は24試合に登板して23.1イニングを投げ、3勝0敗1セーブ、2ホールド、防御率3.09、20奪三振を記録。昨季ブルージェイズで20イニング以上を投げたリリーバーのうち、コールより防御率が良かったのはラファエル・ドリスとトーマス・ハッチの2人だけである。

     コールは2010年のドラフト4巡目指名でナショナルズに入団し、2015年にメジャーデビュー。2018年途中にヤンキースへ移籍し、2019年はインディアンス、2020年はブルージェイズでプレーした。ナショナルズ時代は先発も務めていたが、ヤンキース移籍以降はリリーフに専念。メジャー通算では103試合(うち19先発)に登板して14勝10敗3セーブ、2ホールド、防御率4.65という成績を残している。

     リアム・ヘンドリックスやブラッド・ハンドといったトップクラスのクローザーに興味を示しているブルージェイズだが、現時点ではドリスもしくはジョーダン・ロメロがクローザーの有力候補。今後の補強次第ではあるものの、コールはハッチ、ライアン・ボルッキ、アンソニー・ケイ、トレント・ソーントンといった若手投手やメジャー2年目を迎える山口俊などと開幕ロースター入りを争うことになりそうだ。

  • メッツがドルーリーとマイナー契約 タープリーも獲得

    2021.1.9 11:30 Saturday

     インディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得したばかりのメッツは日本時間1月9日、ブルージェイズからフリーエージェントとなっていたブランドン・ドルーリーとマイナー契約を結んだことを発表。また、マーリンズからウエーバーでスティーブン・タープリーを獲得した。タープリーは先日、マーリンズがロス・デトワイラーと1年契約を結んだ際にDFAとなり、40人枠から外されていた。

     現在28歳のドルーリーはダイヤモンドバックス時代に正二塁手の座を獲得し、2018年2月の三角トレードでヤンキースへ移籍。同年7月にはJ・A・ハップとのトレードでビリー・マッキニーとともにブルージェイズへ移籍した。

     ダイヤモンドバックスで順調な成長を見せていたため、ヤンキースやブルージェイズでも活躍が期待されていたものの、3年間で打率.205、OPS.600と期待を大きく裏切るパフォーマンスに終始。2019年は内外野のあらゆるポジションを守りながら120試合に出場したが、打率.218、15本塁打、41打点、OPS.642に終わり、昨季は21試合で打率.152、0本塁打、1打点、OPS.358と自己最悪の1年を過ごした。

     メッツはインディアンスとのトレードでアメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネスを放出して内野手の層が薄くなっているため、ドルーリーを獲得することでその穴をカバー。ダイヤモンドバックス時代のような打撃を取り戻すことができれば、ユーティリティ・プレーヤーとして開幕ロースター入りのチャンスがあるかもしれない。

     一方のタープリーは現在27歳。メジャーデビューした2018年からの2年間はヤンキースでプレーし、昨季はマーリンズで12試合に登板して2勝2敗1セーブ、2ホールド、防御率9.00に終わった。メッツの40人枠にはリリーフ左腕がタープリーのほかにダニエル・ザモーラしかいないため、タープリーにとっては大きなチャンスとなりそうだ。

  • ヤンキースが通算78勝の右腕・チャシーンとマイナー契約

    2021.1.9 11:00 Saturday

     ヤンキースがメジャー通算78勝の実績を誇る33歳のベテラン右腕、ヨーリス・チャシーンとマイナー契約を結んでいたことが明らかになった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メジャーに昇格した場合の年俸は80万ドルで、最大20万ドルの出来高が設けられているという。ヤンキースはゲリット・コール以外の先発ローテーションの顔ぶれが不透明となっており、チャシーンはスプリング・トレーニングで開幕ローテーション争いに加わることになりそうだ。

     チャシーンはメジャーで12年間プレーし、ロッキーズで最初の6年間をプレーしたあとは毎年のように所属チームを変えている。ロッキーズ時代に2度の2ケタ勝利をマークし、2017年はパドレスで13勝、2018年はブリュワーズで自己最多の15勝を挙げたものの、2019年は開幕からの19先発で3勝10敗、防御率5.79と大不振。シーズン途中でブリュワーズを解雇され、レッドソックス移籍後も6試合(うち5先発)で0勝2敗、防御率7.36に終わった。

     昨季はツインズとマイナー契約を結んだものの、7月中旬に解雇。その後、2016年に在籍した古巣・ブレーブスとメジャー契約を結び、7月26日のシーズン初登板では3.2回1安打無失点の好投でシーズン初勝利をマークしたが、7月31日の登板で1.1回5安打4失点と打ち込まれ、ただちに40人枠から外された。昨季の登板はこの2試合だけだった。

     チャシーンはヤンキースで先発ローテーションの1枠もしくはロングリリーフの座を争うことになるとみられている。トミー・ジョン手術明けのルイス・セベリーノが開幕に間に合うか不透明なため、長期出場停止明けのドミンゴ・ヘルマンやメジャー2年目のデイビー・ガルシア、メジャー3年目のマイケル・キングが予想ローテーションに名を連ねている状況。このまま目立った補強がなければ、チャシーンにもチャンスがあるかもしれない。

  • メッツがブライアント獲得を検討か 上位有望株の放出は拒否

    2021.1.9 10:30 Saturday

     メッツは日本時間1月8日にフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得したが、トレード交渉を行っていた相手はインディアンスだけではなかったようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマによると、メッツはクリス・ブライアント獲得に向けてカブスとトレード交渉を行っていたという。ただし、サンディ・アルダーソン球団社長は自軍のトップ・プロスペクトを放出するつもりがないことを明言している。

     メッツはインディアンスとのトレードで若手内野手2名(アメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネス)に加えて「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングで9位にランクインしていたジョシュ・ウルフと同10位だったイサイアー・グリーンを放出。しかし、同ランキング上位8選手の放出は回避した。

     プーマによると、カブスは19歳の捕手、フランシスコ・アルバレスを「非常に気に入っている」という。この選手は前述のランキングで2位にランクインしている有望株だ。ジャレッド・ポーターGMは「トレードするつもりがない有望株が5~6人いる」ことを明らかにしており、アルバレスもこのなかに含まれているとみられる。

     ブライアントは昨季こそ34試合で打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644と不本意な成績に終わったものの、メジャー最初の5シーズンでOPS.901をマーク。メッツの正三塁手にはJ・D・デービスが予定されているものの、ブライアントが本来の実力を発揮すれば大幅なアップグレードとなるだろう。

     問題は2000万ドル前後と予想されるブライアントの年俸だ。メッツはぜいたく税ラインまであと3200万ドルほどしか余裕がなく、ジョージ・スプリンガーを獲得すれば、ブライアントを獲得したうえで年俸総額をぜいたく税ライン以内に収めるのはほぼ不可能となる。アルダーソンは「超えてはいけないラインとは考えていない」と発言しているが、今後もカブスとの交渉を継続していくのだろうか。

  • ドジャーブルーの血が流れる男・ラソーダが93歳で死去

    2021.1.9 10:00 Saturday

     ドジャースで21シーズンにわたって監督を務め、日本では野茂英雄がメジャーリーグに挑戦したときの監督としても知られるトミー・ラソーダが日本時間1月8日に93歳で亡くなったことが明らかになった。1948年にドジャースへ移籍し、途中1年だけドジャースを離れたものの、昨季がドジャースの一員として過ごす71年目のシーズン。「私の身体にはドジャーブルーの血が流れている」との名言で知られる男は、ドジャースの32年ぶりのワールドシリーズ制覇を見届けてこの世を去った。

     現役時代は左投げの投手で、1945年にフィリーズと契約してプロ野球選手としてのキャリアをスタート。1948年11月にマイナーリーグ・ドラフトでドジャースへ移籍し、この世を去るまで続くドジャースとの長い関係がスタートした。1954年にメジャーデビューしたが、メジャーでは1勝もできず、メジャーでの最後のシーズンとなった1956年はアスレチックスでプレー。1957年5月にドジャースへ復帰し、1960年限りで引退してスカウトに転身した。

     その後、マイナーの監督やメジャーの三塁ベースコーチを経て、1976年9月にウォルター・オルストンの後任としてドジャースの監督に就任。1996年7月に健康上の理由で退任するまで21シーズンにわたって監督を務め、通算1599勝1439敗(勝率.526)、1981年と1988年にはワールドシリーズ制覇を経験した。1997年にベテランズ委員会の選考でアメリカ野球殿堂入り。2000年のシドニー五輪ではアメリカ代表の監督を務め、金メダルを獲得した。

     ラソーダは昨年11月に病院の集中治療室に入り、年明けに退院したことが報じられたばかりだった。自宅で心肺停止に陥り、搬送先の病院で死亡が確認されたという。なお、ラソーダはアメリカ野球殿堂入りしている存命中の人物のなかで最高齢だったが、ラソーダが亡くなったことにより、現在89歳のウィリー・メイズが最高齢となった。

  • ドジャースがイエーツに興味 ヘンドリックスからは撤退か

    2021.1.8 12:30 Friday

     ドジャースは今オフ、コリー・クネーベルとトミー・ケインリーをチームに加え、ブレイク・トライネンと再契約を結ぶなど、ブルペンを中心に戦力補強を進めている。さらなるブルペンの補強としてリアム・ヘンドリックスやブラッド・ハンドといったトップクラスのクローザーに興味を示していることが報じられているが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨによると、ドジャースはカービー・イエーツにも目を向けているようだ。

     今オフのフリーエージェント市場においてベストのリリーバーと評価されているのはヘンドリックスだが、ヘンドリックスは4年契約を希望しているという。ドジャースはヘンドリックスに興味を示す一方、31歳のヘンドリックスと長期契約を結びたいとは考えておらず、カスティーヨによると、ドジャースはヘンドリックスの争奪戦から撤退する可能性が高まっているという。

     その一方でドジャースの補強ターゲットとして浮上しているのがイエーツだ。現在33歳のイエーツは2019年に両リーグ最多の41セーブ、防御率1.19、WHIP0.89、奪三振率14.98と素晴らしい成績を残したものの、昨季は右肘の炎症に悩まされ、わずか6試合しか登板できず、2セーブ、防御率12.46に終わった。よって、ヘンドリックスやハンドほどの好条件でなくとも獲得可能であるとみられている。

     ドジャースは過去にも前年不振だったリリーバーを短期の契約で獲得した例があり、たとえば昨オフはアスレチックスからノンテンダーFAとなったトライネンと1年1000万ドルで契約。トライネンは昨季チーム最多タイの27試合に登板してチームに貢献した。また、昨季開幕直前にはロッキーズを解雇されたジェイク・マギーを獲得。マギーは24試合に登板して防御率2.66をマークし、貴重な戦力となった。

     トライネンやマギーと同じように、ドジャースがイエーツの復活に期待して獲得に動く可能性は十分にありそうだ。

  • リンドーア獲得のメッツ 次なる補強はスプリンガーか

    2021.1.8 12:00 Friday

     スティーブ・コーエンが新オーナーに就任したメッツは今オフ、マーカス・ストローマンがクオリファイング・オファー(1年1890万ドル)を受諾して残留し、ジェームス・マッキャンと4年4000万ドル、トレバー・メイと2年1550万ドルで契約。さらに、日本時間1月8日にはインディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得した。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツはジョージ・スプリンガー獲得を選択肢から排除していないという。

     リンドーアとカラスコの加入により、今季のメッツの年俸総額には3000万ドル以上が加算されることになるが、ヘイマンは「2人の高額年俸選手を獲得したあともメッツはスプリンガー獲得を選択肢から排除していない。スプリンガーには勝負強さ、クラブハウスでの存在感、センターを守れるという3つの魅力があり、メッツとブルージェイズの2球団が獲得レースの本命とみられている」と伝えている。また、メッツが今季終了後にフリーエージェントとなるリンドーアとの契約延長を目指す可能性もある。

     一方、「SNY」のアンディ・マルティノは「もちろん予算には限界がある。メッツがスプリンガーを獲得するためにはトレードで(高額年俸選手を放出して)年俸総額を削減する必要がある」と指摘。中堅手の補強を目指すメッツはスプリンガーだけでなく、ジャッキー・ブラッドリーJr.とも交渉を行っていることが報じられており、大型契約が必要なスプリンガーを回避してターゲットをブラッドリーJr.に変更することになるかもしれない。

     ただし、サンディ・アルダーソン球団社長は「ぜいたく税のライン(=年俸総額2億1000万ドル)を超えていけないとは考えていない」と発言している。ワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作るうえで必要な戦力であれば、ぜいたく税のラインを超えて獲得してもいいと考えているようだ。

  • モリーナのカージナルス残留は「不可避」と地元紙が言及

    2021.1.8 11:30 Friday

     ヤディアー・モリーナは今オフ、キャリアで初めてフリーエージェントとなったが、球界関係者は「モリーナがカージナルス以外のユニフォームを着る姿は想像できない」と声を揃える。そんななか、地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールド記者によると、カージナルスとモリーナの再契約は「不可避」な情勢となりつつあるようだ。グールドは他球団が入り込む余地が残っていることに言及しつつも、カージナルス残留の可能性が高まっていることを伝えている。

     2004年のメジャーデビューから昨季まで17シーズンにわたってカージナルス一筋でプレーしてきたモリーナは現在38歳。オールスター・ゲーム選出9度、ゴールドグラブ賞9度、ワールドシリーズ制覇2度などの輝かしい実績を誇り、昨季は通算2000試合出場と2000安打を達成した。将来のアメリカ野球殿堂入りが有力視されている現役選手の1人である。

     モリーナは2017年4月に3年6000万ドルで契約を延長し、この3年契約が終了する2020年シーズン限りで現役を引退する意向を明らかにしていたが、昨季が新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなったことを受け、前言を撤回。あと2年現役を続けることを希望している。グールドによると、モリーナはカージナルス残留を希望しており、財政上の事情から今オフここまで目立った動きを見せていないカージナルスが動き始めれば、モリーナとの再契約が一気に成立する可能性もある。

     グールドは「他のチームが高額なオファーを提示してモリーナを奪い去っていく可能性は残っている」としつつも、モリーナがカージナルスに残留する可能性が高いと考えているようだ。一方、もう1人のベテラン選手、アダム・ウェインライトについては「モリーナほど確実ではない」という。また、カージナルスは契約オプションを破棄したコルテン・ウォンとの再契約にも興味を示していることが報じられており、そちらの動向にも注目が集まっている。

  • アストロズが救援右腕・スタネックを獲得 1年110万ドル

    2021.1.8 11:00 Friday

     アストロズは日本時間1月8日、マーリンズからノンテンダーFAとなっていた救援右腕ライン・スタネックと1年契約を結んだことを発表した。スタネックは「間違いなく良いチームだし、優勝を狙うチャンスがあると思う。アストロズのチーム運営を本当に気に入っている。データ分析や選手育成の部門も素晴らしいからね。良いプレーをして勝利に貢献したい」とアストロズ加入に喜びのコメント。年俸は110万ドルであることが報じられている。

     現在29歳のスタネックは2017年にレイズでメジャーデビューし、2019年途中にマーリンズへ移籍。メジャー4年間で通算152試合に登板し、うち56試合に先発しているが、これは全てレイズ時代にオープナーとして登板したものである。マーリンズ移籍後はオープナーとしての登板は1度もなく、昨季は9試合に登板して防御率7.20、奪三振率9.90、与四球率7.20と不安定なパフォーマンスに終始。また、開幕直後に発生した新型コロナウイルスのクラスターに巻き込まれ、約1ヶ月にわたって戦列を離れた。

     アストロズは今オフ、ロベルト・オスーナ、クリス・デベンスキー、ブラッド・ピーコックらがフリーエージェントとなってブルペンから抜けており、スタネックにはその穴を埋める働きが期待される。ライアン・プレスリー、ジョー・スミス、ブルックス・レイリー、ブレイク・テイラー、エノーリ・パレイデスらとともにブルペンの一角を担うことになるだろう。スタネックにはヤンキースやドジャースも興味を示していた。

     なお、アストロズはブルペンのさらなる強化を目指しており、ブラッド・ハンド、アレックス・コロメイ、リアム・ヘンドリックス、トレバー・ローゼンタールといったトップクラスのクローザーに興味を示していることが報じられている。昨季は故障者の続出により無名の若手ばかりが並ぶブルペンでの戦いを強いられたため、その反省を生かし、ブルペンの層を厚くしておきたいと考えているようだ。

  • メッツがリンドーア&カラスコを獲得 2対4の大型トレード

    2021.1.8 10:30 Friday

     スティーブ・コーエンが昨年11月にメッツを買収したときからメッツがフランシスコ・リンドーアの獲得に動く可能性が取り沙汰されていたが、日本時間1月8日、遂にメッツのリンドーア獲得が実現した。メッツはインディアンスへアンドレス・ギメネス、アメッド・ロサリオ、ジョシュ・ウルフ、イサイアー・グリーンの4選手を放出してリンドーアとカルロス・カラスコの2選手を獲得するトレードが成立したことを発表。大幅な戦力アップに成功した。

     リンドーアは現在27歳で、オールスター・ゲーム選出4度、ゴールドグラブ賞2度、シルバースラッガー賞2度の実績を誇るメジャーを代表するスター遊撃手。昨季は打率.258、8本塁打、27打点、OPS.750とやや低調だったが、2018年は38本塁打、25盗塁、2019年にも32本塁打、22盗塁を記録している。今季の年俸は2000万ドル前後まで上昇することが予想され、1年後のオフにフリーエージェントとなるため、インディアンスは放出を画策していた。

     カラスコは現在33歳の右腕で、2015年から4年連続で2ケタ勝利を記録。2019年に白血病を克服してカムバック賞を受賞し、昨季はリーグ7位の防御率2.91をマークした。少なくとも2022年まで、オプションを含めると2023年まで契約が残っているため、今季終了後にマーカス・ストローマン、ノア・シンダーガード、スティーブン・マッツがフリーエージェントとなるメッツにとって非常にありがたい存在だ。

     インディアンスへ移籍するのは若手4選手。25歳のロサリオは過去3年間、メッツの正遊撃手を務めてきたが、リンドーアと入れ替わる形でインディアンスへ移ることになった。22歳のギメネスは昨季メジャーデビュー。インディアンスでは正二塁手を務めることになりそうだ。20歳のウルフは2019年ドラフト2巡目指名の右腕。19歳のグリーンは2020年ドラフト2巡目指名の外野手。ともにメジャー経験はない。

  • 菅野メジャー球団と契約合意に至らず 巨人残留が決定

    2021.1.8 10:00 Friday

     ポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していた菅野智之(巨人)は、日本時間1月8日午前7時にメジャーリーグ球団との交渉期限を迎えたが、契約合意には至らず巨人残留が決定した。巨人は菅野に対して1年ごとにオプトアウト(契約破棄)できる条項が盛り込まれた4年契約をオファーしていることが報じられており、菅野は1年後のオフに再びメジャーリーグ移籍を試みることになりそうだ。

     菅野には複数のチームが興味を示していたものの、菅野の希望に合うオファーを提示するチームは現れなかった。一時はメッツが最有力候補に挙げられていたものの、希望する価格帯で獲得できないことが判明すると早々に撤退。インディアンスからのカルロス・カラスコ獲得にシフトした。レッドソックスは菅野よりジェイク・オドリッジ獲得を優先。ブルージェイズとパドレスは菅野獲得に向けて動いていたようだが、菅野の希望する条件には届かなかった。

     今オフのフリーエージェント市場は、昨季サイ・ヤング賞に輝いたトレバー・バウアー以外にエース級の先発投手がおらず、菅野について「バウアーに次ぐレベルの投手」と評価する声もあった。しかし、バウアーのほか、オドリッジ、田中将大、ジェームス・パクストン、コリー・クルーバー、ホゼ・キンターナなど多くの選択肢が市場に残っているなか、メジャーでの実績が全くない菅野に大金を投じるのはリスキーだと判断されたのだろう。

     また、31歳という菅野の年齢も各球団から大型契約を敬遠される原因になったとみられる。近年のメジャーリーグはよほどの好選手でない限り、30歳を過ぎた選手との大型契約を回避する傾向があるからだ。1年後のオフには年齢をさらに1つ重ねた状態で市場に出ることになるため、今オフ以上のオファーを得られる保証はない。「年齢的に(メジャーリーグ移籍は)今オフが最後のチャンス」という声も出ていたくらいだ。1年後のオフ、菅野のもとにはどんなオファーが届くことになるのだろうか。

  • ナ・ソンボムとヤン・ヒョンジョン 韓国2選手も交渉難航

    2021.1.7 17:00 Thursday

     今オフ、韓国球界からはパドレスと4年契約を結んだキム・ハソンのほか、ナ・ソンボムとヤン・ヒョンジョンの2人もメジャーリーグ移籍を目指している。ポスティング制度を利用しているナのメジャーリーグ球団との交渉期限は日本時間1月10日午前7時に迫っているが、獲得に動いているチームに関する報道はない。一方、フリーエージェントの権利を行使しているヤンは年俸が保証されるメジャー契約を求めているものの、現時点では希望通りのオファーは届いていないようだ。

     現在31歳のナは昨季NCダイノスで130試合に出場して打率.324、34本塁打、112打点、3盗塁、OPS.987の好成績をマーク。スコット・ボラスが代理人を務めており、現在はボラスが所有するトレーニング施設(カリフォルニア州ニューポートビーチ)でトレーニングを行っている。右膝の重傷により長期欠場した2019年シーズンから完全復活を遂げたものの、ポジションが外野の両翼もしくは指名打者に限定されるため、獲得を狙うチームは現れていない。ボラスは「彼は5ツール・プレーヤーだ。パワーのある打撃は良く、守備も上手い。あまり知られていないが走ることもできる」とアピールを続けているが、西川遥輝(日本ハム)と同様にポスティング不成立となる可能性が高そうだ。

     一方、現在32歳のヤンは韓国球界を代表する投手として活躍を続けてきたが、16勝8敗、防御率2.29の好成績をマークした前年から一転、昨季は起亜タイガースで31試合に先発して11勝10敗、防御率4.70と不本意な成績に終わった。代理人によると、2021年シーズンに向けた準備をするために1月中旬までには去就を決断する予定だという。ヤンはマイナーに降格しても1年間の年俸が保証されるメジャー契約を求めており、メジャーとマイナーで年俸が異なる「スプリット契約」を受け入れるつもりはないようだ。一方、マイナー降格拒否条項の有無にはこだわらないという。

     2選手とも希望通りのオファーがなく、メジャーリーグ移籍に向けて苦戦している様子が報じられているが、無事にメジャーリーグ移籍を実現させることはできるだろうか。

  • 菅野に大きな動きなし 交渉期限は日本時間8日午前7時

    2021.1.7 15:30 Thursday

     菅野智之(巨人)のメジャーリーグ球団との交渉期限まで残り24時間を切っているものの、現地からは交渉が進展している様子などは伝わってこない。菅野と同様にポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を実現させた有原航平(レンジャーズ)とキム・ハソン(パドレス)は交渉期限の数日前に契約合意が報じられていたが、菅野はその段階に達していない状況だ。巨人残留の可能性も取り沙汰されるなか、菅野のメジャーリーグ挑戦の行方に注目が集まっている。

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは菅野について「沢村賞2度という実績に相応しい価値(の契約)を得ようとしているように見える」と伝えている。その比較対象に挙げられているのが、2年前のオフに菊池雄星がマリナーズと結んだ4年5600万ドル(厳密には3年4300万ドル+年俸1300万ドルの選手オプション)という契約だ。菅野側はこの条件を最低ラインとしているのではないかとの見方が出ている。

     最新情報ではブルージェイズが菅野獲得に向けて「強力なオファー」を提示したことが報じられているが、依然として菅野側の希望条件には届いていないという。菅野は今年で32歳になるが、ダルビッシュ有(パドレス)、前田健太(ツインズ)、田中将大(ヤンキース)といった日本人投手と比べて年齢を重ねた状態でのメジャーリーグ挑戦となっていることも好条件のオファーを得られない原因になっているとみられる。

     巨人は菅野に対してオプトアウト条項付きの4年契約を提示していることが報じられており、これが事実であれば、菅野は1年後のオフに改めてメジャーリーグ移籍を目指すことが可能である。ただし、それは年齢をさらに重ねることを意味するため、今オフ以上のオファーを得られる保証はない。元日の渡米後、大きな動きがないまま交渉期限を迎えようとしている菅野だが、日本時間1月8日午前7時のデッドラインまでにどんな決断を下すのだろうか。

  • キム・ハソン「パドレスはメジャーリーグでベストのチーム」

    2021.1.7 12:30 Thursday

     パドレスは4年2800万ドルの契約を結んだ金河成(キム・ハソン)の入団記者会見を日本時間1月6日にオンラインで開催した。キムはパドレスにはエリック・ホズマー(一塁)、ジェイク・クロネンワース(二塁)、マニー・マチャド(三塁)、フェルナンド・タティスJr.(遊撃)という素晴らしい内野手がいることに言及しつつも「僕は内野のどのポジションでも守ることができる」と出場機会の確保に意欲を見せ、2021年シーズンに新人王を受賞することを目標に掲げた。

     そもそもキムはなぜ内野のレギュラーが固定されているチームへの移籍を選択したのか。キムはこれについて「パドレスはコンテンダー(=優勝争いをするチーム)であるだけでなく、今季ワールドチャンピオンになる可能性のあるチームだ。僕は勝てるチームの一員になりたいと思っていた。だからサンディエゴ・パドレスに入団した」とコメント。レギュラーとしてプレーできることが確約されていることよりもワールドシリーズ制覇に近いことを優先したようだ。

     これはパドレスがキムに求めていた役割でもある。内野のレギュラーが固定されているとはいえ、不調の選手や故障者が発生しないとは限らない。また、昨季の60試合制から今季は再び162試合制に戻される。A・J・プレラーGMが「昨季はまさしくスプリントだった。今季は再びマラソンに戻される。選手たちをフレッシュな状態に保っていかなければならない」と語っているように、レギュラーに匹敵する実力を持つ控え選手の存在は極めて重要になる。

     もちろん、クロネンワースやキムが外野に回る可能性もあり、プレラーは春季キャンプで適性を見極める方針を明言している。キムは「いろんなことを学び、選手として成長していきたい」と意欲を口にした。「サンディエゴ・パドレスはメジャーリーグでベストのチームであり、そのチームに加われるのは本当に光栄だ」と語ったキム。メジャー1年目はどんなシーズンになるだろうか。

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