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  • ロイヤルズ ホズマー&ムスターカスとの再契約を目指す

    2017.11.13 12:27 Monday

     エリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、ロレンゾ・ケイン、ジェイソン・バルガス、アルシデス・エスコバー、マイク・マイナーと多くの主力選手がフリーエージェントとなっているロイヤルズだが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンが報じたところによると、ロイヤルズはホズマーとムスターカスとの再契約を目指しているようだ。

     ロイヤルズからフリーエージェントとなった選手たちのなかでも、ホズマー、ムスターカス、ケインの3人は引く手あまたの注目株。この3人はいずれも2014年のリーグ優勝と2015年のワールドシリーズ制覇に貢献した中心選手であり、ロイヤルズからクオリファイング・オファーを提示されている。3人ともクオリファイング・オファーを拒否するのは確実と見られており、また、ロイヤルズは2018年シーズンに向けて年俸総額を削減する方向で動いているものの、ホズマーとムスターカスについては引き留めに全力を注ぐ方針だ。

     正一塁手、主軸打者、チームリーダーとまさにチームにとって不可欠な存在であるホズマーは、2008年のドラフトで全体3位指名を受けて入団して以降、ロイヤルズ一筋のプロ生活を送ってきた。今季は打率.318、25本塁打、94打点、OPS.882の好成績をマーク。打率とOPSは自己ベスト、本塁打は自己最多タイの数字であり、シルバースラッガー賞を初受賞。堅守も健在で、2年ぶりにゴールドグラブ賞に返り咲いた(通算4度目)。現在28歳とまだ若く、長期にわたる大型契約が予想される。

     現在29歳のムスターカスは今季自己最多の38本塁打を放ち、ロイヤルズの球団記録を更新。85打点やOPS.835も自己ベストであり、右膝前十字靭帯断裂の重傷により長期欠場した昨季から見事復活を果たして選手間投票によるカムバック賞に選出された。四球の少ないフリースインガーである点、30本塁打以上のシーズンが今季のみである点など不安要素もあるが、長打力のある三塁手ということでフリーエージェント市場では少なからず人気を集めそうだ。

     一方でロイヤルズはケインとの再契約については消極的だ。すでに31歳とホズマーやムスターカスに比べて高齢であることや、他球団との争奪戦により年俸が高騰しそうなことがその理由であると言われている。走攻守三拍子揃った好選手のケインだが、来季は8年ぶりにロイヤルズ以外のユニフォームを着ることになるだろう。

     勝負モードを継続するのか、再建に向けて舵を取るのか、今後の動向が注目されるロイヤルズ。ホズマー、ムスターカスとの再契約も含め、2015年のワールドシリーズ王者を築き上げたデイトン・ムーアGMはどのような決断を下すのだろうか。


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  • 大谷翔平 メジャーでの二刀流について「まずは各球団の話を聞く」

    2017.11.13 11:50 Monday

     今オフのメジャー挑戦を明言した大谷翔平(北海道日本ハム)。二刀流に注目が集まる大谷だが、今のところ「二刀流をやるチャンスを与えられるかどうかはわからない。まずは各球団の話を聞かないといけない」と慎重な姿勢を貫いている。

     代理人が決定し、日本時間11月11日には北海道日本ハムがポスティング・システムを利用してのメジャー挑戦を容認したとの報道が出るなど、ここ数日で大谷のメジャー挑戦を巡る情勢は大きく動き始めている。今後は代理人が大谷獲得を希望する各球団との面談を行い、二刀流に関するプランを含め、各球団の方針を聞くようだ。

     昨オフに定められた新労使協定により、25歳未満の海外選手はマイナー契約のみに制限される。マイナー契約を結んだあとメジャー昇格を果たしても、年俸は最低保証額である54万5000ドル前後からのスタートになることが確実。大谷は年俸以外に契約金を受け取ることができ、プールマネーの残高が最も多いのはレンジャーズ(353万5000ドル)だと言われている。ただし、契約金の多少が契約先を決める際の決定的な要素になるとの見方は少なく、いかに大谷の希望に沿う環境を用意できるかが勝負を分けそうだ。

     「高校を卒業したとき、二刀流を応援してくれる人はほとんどいなかった。でも今は栗山(英樹)監督を含め、多くの人が応援してくれている。応援してくれる人たちのためにベストを尽くしたいと思っているけれど、まずはメジャー各球団の話を聞きたい」と大谷は語る。メジャーの舞台でも二刀流を継続したいという想いを持ちつつも、メジャー各球団が何をベストと考えるかについて幅広く話を聞くつもりでいる。

     おそらく現在の日本球界で最大のスター選手である大谷は、さらなる向上を目指している。自身のスキルを磨き、さらに成長していくためにメジャーリーグがベストの舞台だと感じているのだ。「僕にはまだまだ足りないものがたくさんある。自分が成長できる環境に身を置きたい」というのが大谷の希望だ。果てしない向上心を持つ大谷のハートを射止めるのはいったいどのチームなのか。今オフのメイン・トピックの一つである「大谷争奪戦」がいよいよ本格的に幕を開けようとしている。


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  • 2017年シーズン 「最高の球種」はどれだ!?

    2017.11.13 11:12 Monday

     メジャーリーグの2017年レギュラーシーズンでは計72万4625球が投じられた。アロルディス・チャップマン(ヤンキース)の時速104マイルの速球からフェルナンド・アバッド(レッドソックス)の時速50マイル台のチェンジアップまで、その球速は様々だ。MLB公式サイトでは球種ごとに「今季最高の使い手」を選出し、紹介している。

     Statcastを使って集計されたデータを基に、フォーシーム、ツーシーム(シンカーを含む)、カーブ(ナックルカーブを含む)、スライダー、チェンジアップの5球種について分析。球種ごとに「今季最高の使い手」が選出され、紹介されている。

     フォーシーム部門で選出されたのはチャド・グリーン(ヤンキース)。メジャー2年目の今季は40試合に登板して5勝0敗、防御率1.83という見事な成績を残した。フォーシームは最速99.4マイル、平均95.8マイルと球速自体も一流だが、何よりすごいのが毎分2484回転という平均スピンレートである。これはメジャーでもトップクラスの数字であり、打者からするとまさに浮き上がってくるような感覚。フォーシームは被打率.109、空振り率39.8%と驚異的な数字をマークしており、今季の奪三振率13.43という好成績も納得だ。次点にはクレイグ・キンブレル(レッドソックス)、クリス・セール(レッドソックス)、アンソニー・スウォーザック(ブリュワーズ)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)が選出されている。

     ツーシーム部門ではダラス・カイケル(アストロズ)が選出。低めへ制球されるツーシームで凡打の山を築き、ツーシームでのゴロ率は80.2%という驚異的な水準に達している。次点としてリチャード・ブライアー(オリオールズ)、J.A.ハップ(ブルージェイズ)、ジョー・ケリー(レッドソックス)、ブラッド・ピーコック(アストロズ)が挙げられている。

     カーブ部門ではコリー・クルーバー(インディアンス)が選出。今季までインディアンスで投手コーチを務めたミッキー・キャラウェイ(現メッツ監督)はこのボールをスライダーと呼んでいたが、クルーバー自身はカーブと呼んでいる。平均84.4マイルを誇るクルーバーのカーブは「球界最高のボール」との呼び声もあり、今季の被打率はわずか.104。MLB公式サイトのマット・ケリーは「球界最高のボールであるということに反論するのは困難だ」と最高級の賛辞を送っている。次点にはザック・ゴッドリー(ダイヤモンドバックス)、ランス・マカラーズJr.(アストロズ)、チャーリー・モートン(アストロズ)、デービッド・ロバートソン(ヤンキース)の4人が挙げられているものの、クルーバーが頭一つ抜けていると言っても過言ではないだろう。

     スライダー部門ではマックス・シャーザー(ナショナルズ)が選出。シャーザーは昨季からスライダーの使用頻度を上げているが、今季もそのアプローチを継続し、被打率.138、空振り率52.6%という素晴らしい数字をマークした。ストライクゾーン内に限定しても被打率はわずか.156に過ぎず、空振り率は40%近い水準。イチロー(マーリンズ)が体勢を崩しながら空振りしたシーンも印象的だ。次点にはカルロス・カラスコ(インディアンス)、ブラッド・ハンド(パドレス)、アンドリュー・ミラー(インディアンス)の3人が挙げられている。

     チェンジアップ部門ではスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)が選出。地区シリーズの2試合で、カブス打線はストラスバーグのチェンジアップに対して15打数0安打12三振と文字通り完璧に封じ込まれた。90マイル前後の球速が出るストラスバーグのチェンジアップを速球と区別するのは至難の業。カブスの主砲アンソニー・リゾーは「彼は浮き上がる速球と沈むチェンジアップを投げるんだ。どうやって打てばいいかわからないよ」とお手上げ状態だった。次点にはルイス・カスティーヨ(レッズ)、カラスコ、ダニー・サラザー(インディアンス)、シャーザーが選出されている。

  • 大谷のメジャー挑戦表明 今後の日本人選手の道しるべに

    2017.11.12 16:54 Sunday

     オフシーズン中の話題の1つとして選手の移籍情報が挙げられる。毎年のように世界中から選手達がメジャーを目指して入団してくる。今年は日本でも挑戦を表明する選手が数多くいる中、その動向が注目されているのは大谷翔平だ。

     今季の大谷は右足首の故障の影響により不完全燃焼な年となったものの、投手としては5試合に登板して3勝2敗 防御率3.20の成績を残し一方の野手では65試合で打率.332 8本塁打 31打点だった。シーズン中はメジャー各球団のスカウトが視察に訪れるほど彼の二刀流は常に海を越えて注目の的だった。オフになると北海道日本ハムがポスティングシステムの行使を容認、そして前日11日に大谷自身が正式にメジャー挑戦を表明した。

     挑戦表明会見では「継続してきたものをさらに伸ばしていきたい」と二刀流の継続を明言していた大谷。既に移籍に向けた準備を開始しており代理人は青木宣親や田澤純一を手掛けた「CAAスポーツ」のネズ・バレロ氏に決定している。アメリカ現地ではダイヤモンドバックスをはじめ、ヤンキースなど複数球団が獲得に興味、または名乗りをあげており争奪戦必至の状態だ。

     FOXスポーツの敏腕記者のジョン・モロシ氏は「大谷の移籍は今後、日本人選手がメジャーを目指す道しるべになるだろう」と話している。先日、MLBとNPBがこれまで続けてきたポスティングシステムの改定交渉が大筋合意に達したばかり。今オフはこれまでの譲渡金の最大2000万ドルのルールは継続し、来季オフから施行される予定だという。大谷の移籍によって今後の手続きがスムーズに行われる見通しとなった。

     昨年締結された「新労使協定」では25歳以下の国際FA選手の契約金は上限475万ドルに設定されており前所属球団でどれだけ好成績を残していてもマイナー契約からスタートすることになる。それでも23歳の大谷は以前「お金ではない」と自身の夢の実現を優先する気持ちを表明している。

     アメリカに渡ってからも二刀流は継続できるのか。指名打者制が使えるア・リーグ、もしくは投手として出場しながら打席に立つナ・リーグか、来季はどこのチームのユニフォームに袖を通しているのか多くのファンがその結果を心待ちにしている。

  • 今季の最優秀守備選手にバクストンが選出

    2017.11.11 18:16 Saturday

     オフシーズンとなり選手の移籍情報に注目が集まる中で今季活躍した選手の表彰も同時に行われている。前日のシルバースラッガー賞に続き、最優秀守備選手が発表されツインズのバイロン・バクストンが選ばれた。

     メジャー3年目を迎えたバクストンは中堅のレギュラーに定着するとキャリアハイの140試合に出場、打率.253 16本塁打 51打点の成績を残した。2012年にドラフト1巡目(全体2番目)で入団したバクストンは2014年から2年連続で「MLB.com」の有望株ランキング1位に選出された逸材で飛躍が期待されていた選手だった。彼の魅力は俊足と高い守備力であり、走塁面は今季、2015年以来球界最速となる13秒85でベースを一周しランニング本塁打を記録したこともある。

     そしてもう1つの武器である守備面が評価され今回、球界一の守備力と認定された。この賞は2012年に制定され、自らの守備でどれほどの失点を防いだかを評価する守備防御点(DRS)をはじめ、どれだけ難しい守備や送球をしたかの回数などで選手が決定される。今季のパクストンは137試合で中堅を守り、1143イニングを守って失策はわずかに5のみでその守備率は.988と高数値を残した。

     これまで有望選手と期待されながらなかなか殻を破ることができなかったバクストン。今季は打撃や走塁、守備とすべての面で成績が向上し、チームの中心選手に成長した。打撃面では8月の最終週で週間MVPとなり走塁面ではランニング本塁打や6本の三塁打、守備面では中堅部門でゴールドグラブ賞にも選出された。今季は本人にとってよいシーズンとなったが、真価が問われるのは来季以降だ。名実ともにチームの顔になれるかどうかは今後の活躍にかかっている。


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  • 36歳ウェインライト 念願のシルバースラッガー初受賞

    2017.11.10 17:15 Friday

     オールスター・ゲーム選出(3度)、ゴールドグラブ賞(2度)、最多勝(2度)など数々の栄光を手にし、ワールドシリーズ制覇も経験。サイ・ヤング賞の投票でも2位に2度、3位に2度ランクインするなど華々しいキャリアを送ってきたアダム・ウェインライト(カージナルス)だが、欲しながらも手に入れることができていないタイトルが一つだけあった。しかし、36歳のベテラン右腕はメジャー12年目にしてようやくそのタイトル、シルバースラッガー賞を手に入れた。

     今季のウェインライトは50打席で打率.262(42打数11安打)、2本塁打、11打点、OPS.731をマークし、自身初のシルバースラッガー賞に選出された。シルバースラッガー賞は1980年に設立されたが、カージナルスの投手が受賞したのはボブ・フォーシュ(1980年、1987年)とジェイソン・マーキー(2005年)に次いで3人目(4度目)となる。

     本業のピッチングでは防御率5.11という不本意な成績に終わったウェインライトだが、バッティングでは18打点を叩き出した昨季に続いて好成績をマーク。50打席以上の投手の中で打率.262、長打率.452、OPS.731はいずれもメジャートップであり、2本塁打と11打点は全投手中最多タイの数字だった。得点圏では打率.462(13打数6安打)の猛打を発揮。2本塁打はいずれも得点圏で放ったものだった。

     4月21日のブリュワーズ戦では3回表に特大の逆転ツーランを放ち、4回表の2点タイムリーと合わせて4打点の大暴れ。5イニングを2失点に抑えて今季初勝利をマークした。6月1日のドジャース戦では2回裏に先制ツーランを放ち、6イニングを無失点に抑える好投。チームはそのまま2対0で勝利した。なお、今季の2本塁打を加えて通算10本塁打となったが、これは現役投手ではヨバニ・ガヤード(通算12本)とマディソン・バムガーナー(通算17本)に次ぐ3人目の快挙(その後トラビス・ウッドが2本塁打を追加して通算11本としている)。本業のピッチングは衰えを隠せなくなりつつあるウェインライトだが、バッティングではむしろ輝きを増している。

     来季がカージナルスとの契約最終年。バッティングで好成績を残すのに越したことはないが、やはり本業のピッチングで輝く姿を見せてもらいたい。


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  • アーロン・ブーンがヤンキースの新監督候補に浮上

    2017.11.10 16:23 Friday

     10シーズンにわたって監督を務めたジョー・ジラルディが解任され、ヤンキースの新監督探しは今オフの最大の関心事の一つとなっている。日本時間11月9日に現ベンチコーチのロブ・トムソンが面接を受けるなど、すでに新監督探しは始まっており、日本時間11月10日には新監督候補として新たにアーロン・ブーンの名前が浮上した。

     ESPNのバスター・オルニーによると、トムソン、デービッド・コーン、ジョン・フラハティといったすでに報じられている候補者たちに加え、ブーンが新監督候補に浮上したようだ。MLB.comのマーク・フェインサンドもこの事実を認めている。

     44歳のブーンは現在、ESPNの「サンデー・ナイト・ベースボール」で解説者を務めている。メジャーでは1997年から2009年にかけて通算12シーズン(全休した2004年を除く)にわたってプレイし、通算1152試合に出場して打率.263、126本塁打、555打点、107盗塁、OPS.751を記録。2003年7月末にトレードでレッズからヤンキースに加入し、同年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦では延長11回裏にティム・ウェイクフィールドからサヨナラ本塁打を放ってチームをワールドシリーズへ導いた。しかし、翌2004年2月にバスケットボールで遊んでいた最中に左膝の靱帯を断裂。バスケットボールは契約で禁止されていたため、同年3月に解雇された。球団史に残る劇的なホームランを放った一方で、契約違反となるバスケットボールでの大怪我で解雇。これがヤンキース時代のブーンである。

     また、ブーンはメジャー屈指の野球一家の一員として知られており、祖父・レイ、父・ボブ、兄・ブレットはいずれも元メジャーリーガーである。兄のブレットは2001年から2005年途中までイチローとともにマリナーズでプレイしていたため、日本のメジャーリーグ・ファンの中にも覚えている人は多いはずだ。

     指導者経験はないものの、44歳と比較的若く、若手主体のチームとなりつつあるヤンキースを率いるのに適した人物であることは間違いない。伝説の一発を放った男が名門球団を率いる可能性も十分にありそうだ。


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  • アストロズ 今オフはブルペンのグレードアップに照準

    2017.11.10 15:05 Friday

     優勝パレードを終え、2017年シーズンの王者・アストロズもオフシーズンを迎えている。主力選手のほとんどは来季以降も契約が残っており、大物選手の補強に動く可能性は限りなく低い。チームの弱点を補うような動きが中心となりそうだ。

     アストロズからフリーエージェントとなったのは指名打者のカルロス・ベルトラン、外野手のキャメロン・メイビン、救援左腕のフランシスコ・リリアーノ、救援右腕のルーク・グレガーソンとタイラー・クリッパードの5選手。クリッパード以外の4選手はポストシーズンのロースターに名を連ねていたが、チームに大打撃を与えるような流出はない。

     ポストシーズンでも露呈したように、アストロズの最大の弱点はブルペンである。ポストシーズンではジャスティン・バーランダー、ランス・マカラーズJr.、チャーリー・モートンといった先発投手をリリーフで起用することによってブルペン崩壊を乗り切ったが、この起用法をシーズンを通して続けるわけにはいかない。特にリリアーノの退団により救援左腕がトニー・シップのみという状況に陥っており、セットアッパーを任せられるような救援左腕を獲得しておきたいところだろう。そこで獲得候補となるのがマイク・マイナー、ブーン・ローガン、トニー・ワトソンといった投手たち。特にマイナーはクローザーを担える能力があることを今季証明しており、クローザーのケン・ジャイルズに対する保険も兼ねてぜひとも獲得したい投手だ。また、先発投手がやや人員過剰となっており、先発投手とのトレードで救援投手の補強に動くことも考えられる。

     もう一つ、補強に動く可能性があるのがレフトだ。今季は最終的にマーウィン・ゴンザレスがレギュラーに定着したものの、本来は内外野兼用のユーティリティとしてフレキシブルに起用したい選手。デレク・フィッシャーをレギュラーに抜擢するのも一つの方法だが、ジャロッド・ダイソンやハウィー・ケンドリックといった準レギュラー級の実力を誇るベテラン外野手を加えておいて損はないだろう。

     ワールドシリーズを連覇したチームは1998~2000年のヤンキース以降現れておらず、アストロズは来季18年ぶりの快挙に挑むことになる。ジェフ・ルーノウGMはどのような補強プランを立てているのか。敏腕GMの今オフの動きに注目したい。


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  • ロイヤルズ ホズマーの後釜はモリソン?

    2017.11.10 14:33 Friday

     ロイヤルズはエリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、ロレンゾ・ケインの3選手にクオリファイング・オファーを提示しているが、最終的には3選手ともロイヤルズに残留しないだろうとの見方が強まっている。そんななか、ホズマーの穴を埋める一塁手として名前が挙がっているのがレイズからフリーエージェントとなったローガン・モリソンだ。

     フリーエージェントとなった選手は契約先を決める際、年俸やワールドシリーズ制覇の可能性といった条件のほかに地元の球団であるかを考慮することがある。故郷の球団でプレイすることを希望する選手は決して少なくないのだ。モリソンはミズーリ州カンザスシティ出身。ロイヤルズにとってはまさに「ご当地選手」なのである。

     日本時間11月10日、MLBネットワーク・ラジオに出演したモリソンはロイヤルズへの憧れを口にした。「(ロイヤルズの一員としてプレイすることは)夢が叶うってことだよ。子供のとき、父親がよくカウフマン・スタジアムへ連れて行ってくれたんだ。野球を初めて見たのはカウフマン・スタジアムだったよ。毎日ロイヤルズのユニフォームを着られるのは僕にとってとても大きなことだね」

     カンザスシティで生まれたモリソンは、父・トーマスが米軍に従事していたこともあり、幼少時代はアメリカ中を転々としていた。しかし、モリソンは毎年夏になるとカンザスシティへ帰っていたし、トーマスは息子にジョージ・ブレットの偉大さを語っていた。トーマスは7年前に肺がんで亡くなってしまったが、いつしかブレットはモリソンにとって憧れの存在となっていた。

     モリソンは「ロイヤルズでプレイしたい」という願望を隠そうとしない一方で、「何が起こるかを見守るだけだよ」とあくまでも冷静にフリーエージェント市場の動きを見つめている。ホズマーにはレッドソックスなどが興味を示しており、マネーゲームになればロイヤルズに勝ち目はない。今季38本塁打、85打点、OPS.868など各部門でキャリアハイの成績を残したモリソンがホズマーの穴埋め候補として浮上するのはそれほど不思議なことではないだろう。早ければ今オフにもモリソンの夢が叶うかもしれない。


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  • 強打者獲得を目指すメッツ ブルース、モリソンらが候補か

    2017.11.10 12:52 Friday

     外野に空きポジションがあり、正一塁手候補として期待されるドミニク・スミスの将来性に疑問符が付きつつある中、メッツは外野ないし一塁を守ることのできる強打者の獲得を目指しているようだ。ニューヨーク・ポストのマイク・プーマが伝えている。

     現時点で予想されている来季のメッツの布陣は捕手がトラビス・ダーノウ、一塁がスミス、二塁がアズドゥルバル・カブレラ、三塁がウィルマー・フローレス、遊撃がアメッド・ロサリオ、外野は左からヨエニス・セスペデス、ブランドン・ニモ(フアン・ラガレス)、マイケル・コンフォートという形である。首脳陣はスミス、ロサリオ、ニモといった若手選手に多くのチャンスを与える方針を明らかにしているが、プーマによるとジェイ・ブルース、ローガン・モリソン、アダム・リンドといった強打者の獲得に動く可能性もあるようだ。

     ブルースは昨年8月から今年8月までメッツに在籍しており、メッツにとっては馴染みのある選手である。今季はメッツとインディアンスの2球団で計146試合に出場し、打率.254、36本塁打、101打点、OPS.832をマーク。外野と一塁の両方を守れるのも魅力的だ。ただし、ブルースが5年9000万ドル程度の契約を希望しているという報道もあり、どこまで実現可能性があるかは微妙なところである。

     モリソンとリンドは今季安価な1年契約でプレイし、それぞれ好成績をマークした。モリソンは新天地のレイズでブレイクを果たし、キャリアハイを大幅に更新する38本塁打、85打点、OPS.868をマーク。好成績を引っ提げて好条件の契約を狙っているに違いないが、打率は.246と低く、今季の好成績がフロックという可能性もあり、比較的リスクの大きな物件であることは否めない。リンドはナショナルズの控え一塁手兼左翼手として301打席のみの出場ながら打率.303、14本塁打、59打点、OPS.875と存在感を発揮。ブルースやモリソンと比較すると獲得に必要な費用も少ないため、メッツにとってはお手頃な物件かもしれない。しかし、左打ちという点がスミスやニモと被ってしまうため、起用しづらいのが難点だ。

     スミスは今年8月にメジャーデビューを果たし、49試合に出場して打率.198、9本塁打、26打点、OPS.658という寂しい成績。AAA級では114試合で打率.330をマークしており、このまま打率1割台の選手として終わってしまうとは思えないが、メッツがスミスの将来性をどのように判断するかが、強打者獲得への動きを大きく左右することになりそうだ。


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      10月10日 2017年メッツ名場面集

  • 世界一目指すドジャース 今オフの目標は選手層の補強

    2017.11.10 12:11 Friday

     29年ぶりのワールドシリーズ制覇にあと1勝届かなかったドジャースだが、来季のワールドシリーズ制覇に向けての戦いはすでに始まっている。今オフは主力選手の離脱がほとんどないため、フロント陣は選手層の補強により世界一を狙えるロースターを整備することを目指しているようだ。

     昨オフはケンリー・ジャンセン、ジャスティン・ターナー、リッチ・ヒルといった主力選手がフリーエージェントとなり、彼らとの再契約に多大な労力と予算を費やした。チェイス・アトリーも含め、フリーエージェントとなった主力選手の引き留めに尽力した一方で、外部からの補強はトレードで獲得したローガン・フォーサイスくらい。地区4連覇を成し遂げていたチームの戦力を維持した、という印象が強いオフシーズンだった。

     今オフのドジャースは主力選手の大半に来季以降の契約が残っており、目立ったフリーエージェントはダルビッシュ有、ブランドン・モロー、トニー・ワトソンくらい。彼らの穴埋めをしたうえで、戦力的に薄い部分を補っていくことが今オフの課題となるだろう。

     今季レギュラーを固定できなかったレフトについては何らかの動きがあると見られる。レギュラー候補として左打ちのジョク・ピーダーソンやアンドリュー・トールズがいるため、彼らとプラトーン起用できる右打ちの外野手を加えるのが理想だろう。今季はフランクリン・グティエレスにその役割が期待されていたが、故障もあって出場はわずか35試合のみ。ただし、チーム内にはキケ・ヘルナンデスがおり、ヘルナンデスとピーダーソンのプラトーンで乗り切れるという判断になれば、大物選手の加入は考えにくい。

     また、ダルビッシュとモローがフリーエージェントとなるため、先発投手とセットアッパーの穴埋めが必要になる。先発投手についてはフリオ・ウリアス、スコット・カズミアー、ブランドン・マッカーシー、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ウォーカー・ビューラーとチーム内のオプションも多く、優先度としてはやや低い。セットアッパーについてはポストシーズンで奮闘したモローと再契約できるのが理想だが、モローが他球団へ流出するようであればスティーブ・シーシェックらが獲得候補となりそうだ。また、ワトソンがフリーエージェントとなっており、左腕リリーバーの補充も必要かもしれない。

     選手層が厚く、チーム内に様々なオプションを抱えているため、補強が急務というポジションは少ないドジャースだが、ワールドシリーズ制覇のためには各ポジションの底上げも必要になる。大谷翔平獲得の可能性も含め、アンドリュー・フリードマン野球部門社長、ファーハン・ザイディGMらがどのような判断をし、どのような動きを見せるのか。世界一を目指すチーム作りに注目だ。


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  • フリーエージェントの契約先予想 ダルビッシュはカブス行き?

    2017.11.10 11:22 Friday

     フリーエージェント市場が開幕し、各選手の移籍先予想や予想契約額など様々な話題が飛び交うようになりつつある。MLB.comのリチャード・ジャスティスは今オフのフリーエージェント選手TOP15について移籍先予想を発表している。

     ランキング第1位のJ.D.マルティネスは過去4年間平均でOPS.936をマークしている強打者である。ジャスティスはレッドソックス、カージナルス、エンゼルス、ブリュワーズ、フィリーズなどが攻撃力アップを目指しているとしつつも、契約先にはジャイアンツを挙げている。「得点数でメジャー29位、本塁打数でメジャー最下位に終わり、今オフ最も積極的に攻撃力補強を目指している」ことがその理由である。

     ランキング第2位はダルビッシュ有。トミー・ジョン手術からの復帰後、48先発で防御率3.70、WHIP1.15をマークしており、先発投手としては今オフのフリーエージェント市場でトップクラスの評価を得ている。ジャスティスは「ワールドシリーズでの不本意な2先発がフリーエージェント市場における彼の価値をより興味深いものとしている」としつつも、「数球団にとって彼がナンバーワンのターゲットであることに変わりはないだろう」と評価。契約先としてカブスを予想している。

     そのカブスからフリーエージェントとなったジェイク・アリエタが第3位にランクイン。過去4年間平均で防御率2.67をマークしているアリエタだが、これはメジャー2位の好成績である。ジャスティスはアリエタがテキサスクリスチャン大学出身であること、テキサス州オースティン周辺に住んでいることなどを理由に、レンジャーズとの契約を予想。「左腕のコール・ハメルズとともに左右のエースコンビを結成するだろう」とコメントしている。

     以下、4位のエリック・ホズマーはレッドソックス、5位のマイク・ムスターカスはエンゼルス、6位のロレンゾ・ケインはジャイアンツ、7位のウェイド・デービスはカブス(再契約)、8位のグレッグ・ホランドはカージナルス、9位のランス・リンはブリュワーズ、10位のザック・コザートはロイヤルズ、11位のアレックス・カッブはツインズ、12位のカルロス・サンタナはインディアンス(再契約)、13位のローガン・モリソンはマリナーズ、14位のジェイ・ブルースはブルージェイズ、15位のマイク・マイナーはアストロズとの契約が予想されている。ジャスティスの予想通りになるのか、はたまたサプライズ契約が待っているのか。オフシーズンはまだ始まったばかりだが、今後の動きに注目だ。

  • シルバースラッガー賞発表 ジャッジら8選手が初受賞

    2017.11.10 10:54 Friday

     日本時間11月10日、攻撃面で優れたパフォーマンスを発揮した選手を表彰するシルバースラッガー賞の受賞者が発表され、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)ら8選手が初受賞となった。ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)とバスター・ポージー(ジャイアンツ)は受賞者中最多となる4度目の受賞となっている。

     両リーグの本塁打王であるジャッジとジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)を筆頭に、各リーグの各ポジションで素晴らしい活躍を見せた選手たちがほぼ順当に選出された。ア・リーグでは捕手部門のゲーリー・サンチェス(ヤンキース)、一塁手部門のエリック・ホズマー(ロイヤルズ)、三塁手部門のホゼ・ラミレス(インディアンス)、遊撃手部門のフランシスコ・リンドーア(インディアンス)、外野手部門のジャッジとジョージ・スプリンガー(アストロズ)、ナ・リーグでは外野手部門のマーセル・オズーナ(マーリンズ)と投手部門のアダム・ウェインライト(カージナルス)が初受賞。ナ・リーグ三塁手部門のノーラン・アレナード(ロッキーズ)は3年連続3度目、ア・リーグ二塁手部門のアルトゥーベは4年連続4度目の受賞となっている。

     ア・リーグでは出塁率(.442)とOPS(1.071)でリーグトップの数字をマークしたマイク・トラウト(エンゼルス)が選外となり、2012年からの連続受賞は5年連続でストップ。一方、ナ・リーグでもリーグトップの出塁率(.454)とOPS(1.032)をマークしたジョーイ・ボットー(レッズ)がポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)との争いに敗れ、受賞を逃している。シルバースラッガー賞は監督・コーチの投票によって決定されるが、優勝争いを繰り広げたチームと下位に沈んだチームの印象度の違いが投票結果に表れたということだろう。なお、各リーグの受賞者は以下の通り。

     

    アメリカン・リーグ
    捕手:ゲーリー・サンチェス(ヤンキース:初)
    一塁:エリック・ホズマー(ロイヤルズ:初)
    二塁:ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ:4年連続4度目)
    三塁:ホゼ・ラミレス(インディアンス:初)
    遊撃:フランシスコ・リンドーア(インディアンス:初)
    外野:アーロン・ジャッジ(ヤンキース:初)
    外野:ジャスティン・アップトン(エンゼルス:3年ぶり3度目)
    外野:ジョージ・スプリンガー(アストロズ:初)
    指名:ネルソン・クルーズ(マリナーズ:2年ぶり2度目)

     

    ナショナル・リーグ
    捕手:バスター・ポージー(ジャイアンツ:2年ぶり4度目)
    一塁:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス:2年ぶり3度目)
    二塁:ダニエル・マーフィー(ナショナルズ:2年連続2度目)
    三塁:ノーラン・アレナード(ロッキーズ:3年連続3度目)
    遊撃:コリー・シーガー(ドジャース:2年連続2度目)
    外野:ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ:3年ぶり2度目)
    外野:マーセル・オズーナ(マーリンズ:初)
    外野:チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ:2年連続2度目)
    投手:アダム・ウェインライト(カージナルス:初)


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  • カージナルス・スタントンが誕生する可能性はあるのか

    2017.11.9 18:42 Thursday

     今オフの注目選手といえばナ・リーグ二冠王のジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)である。スタントンはフリーエージェントではないが、新オーナーグループのもとで年俸総額削減を目指すマーリンズから放出されるのは確実と見られており、他球団にとっては獲得可能な選手の一人。なかでもカージナルスがスタントン獲得に動く可能性がさかんに取り沙汰されているが、スタントンのカージナルス移籍が実現する可能性はあるのだろうか。

     まず、スタントンが「入手可能」であることに疑いの余地はない。マーリンズの新オーナーグループは年俸総額の削減に動くことを明言しており、スタントン、ディー・ゴードン、マーティン・プラドの3名が放出候補として具体的に名前を挙げられている。特にスタントンには巨額の契約が残っており、スタントンを放出しないことには年俸総額削減の目標を達成するのは不可能だ。

     次に、スタントンの契約状況はどのようになっているのだろうか。スタントンは3年前に13年3億2500万ドルというメジャーリーグ史上最高額の契約を結んだ。その契約がまだ10年分残っており、残り契約の総額は2億8500万ドルにも上る。2018年からは年俸が2500万ドルに跳ね上がり、2023年からの3年間は3200万ドルとなる。さらに2028年は年俸2500万ドルの球団オプションとなっており、球団がオプションを破棄する場合にはバイアウトとして1000万ドルが支払われる。また、2020年シーズン終了後にはオプトアウトが可能となっており、スタントンがより好条件の契約を求めて現行の契約を破棄する可能性も残されている。

     そして、マーリンズがスタントンを放出する際には年俸負担は不可避であるとの見方が多い。残り10年2億8500万ドルという巨額の契約をそのまま受け入れる球団など存在しないからだ。実際、今年8月にスタントンがウエーバーにかけられた際、獲得を希望する球団は現れなかった。

     では、マーリンズはスタントンの対価として何を求めるのだろうか。スタントンは現在のメジャーリーグにおいてトップクラスのスラッガーの一人であり、獲得に際しては相当なパッケージが必要になることは間違いない。ただし、そのパッケージの質についてはマーリンズがスタントンの年俸をどれだけ負担するかに左右されるはずだ。マーリンズが年俸の負担を嫌がれば、その分だけ交換要員の質は落ちることになる。カージナルスとトレード交渉をする際には、有望な若手投手とスタントンの代わりとなる外野手を要求するに違いない。その要求に応えるだけの選手層がカージナルスにはある。

     仮にカージナルスがスタントン獲得に成功すれば、「打線の中軸を担える打者」という今オフの補強ポイントを見事にクリアしたことになる。レフトにデクスター・ファウラー、センターにトミー・ファム、ライトにスタントンが入る形が基本となり、スティーブン・ピスコッティやランドール・グリチックはポジションを失う。この2選手のうち少なくとも片方はスタントンの交換要員に含まれる可能性が高い。スタントンの交換要員にならなくとも、もう一つの課題である投手補強のために放出されることになるだろう。

     カージナルスはアレックス・レイエスを筆頭にルーク・ウィーバー、ジャック・フラハティなど多数の若手有望株(投手)を抱えており、先発投手の補強が急務となっているマーリンズにとってはうってつけのトレード相手である。カージナルス側に獲得の意思があればトレードを成立させることは不可能ではなさそうだが、スタントン獲得は多数の有望株を失うことを意味する。耐久性に不安が残るスタントンに対してカージナルスがどれだけの価値を見出しているかがトレード実現に向けてのポイントとなりそうだ。カージナルス以外にもスタントン獲得を検討している球団は多数あり、どのようなビッグ・トレードが成立するのか、今後の動きに注目だ。


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  • 投手補強のためにカブスがヘイワード放出を検討中?

    2017.11.9 17:30 Thursday

     先発ローテーションの軸であるジェイク・アリエタとクローザーのウェイド・デービスがフリーエージェントとなり、投手の補強が急務となっている今オフのカブス。投手を獲得できるのであればトレードの対価としてゴールドグラブ賞5度の名手、ジェイソン・ヘイワードを放出する可能性もあるようだ。

     MLB.comのフィル・ロジャースはカブスが投手補強に動くうえでの最適なトレード相手としてジャイアンツを挙げている。ジャイアンツは今オフ、長打力不足の解消を最優先課題としているが、外野の守備力の向上も課題の一つ。4年連続5度目のゴールドグラブ賞を受賞したヘイワードはまさにうってつけの存在というわけだ。カブスがジャイアンツから獲得する投手として、ロジャースは先発右腕のジェフ・サマージャとクローザーのマーク・マランソンの名前を挙げている。

     もちろん、現時点でこのようなトレード話が進展しているわけではなく、ロジャースが双方のチーム事情を考慮したうえで提示したトレード案の一つにすぎない。トレードを成立させるうえで最大の障壁がヘイワードの大型契約であり、向こう6年間で1億4750万ドルという契約が残っているうえに、来季までは全球団に対するトレード拒否権が含まれている。カブスにヘイワード放出の意思があろうとも、ヘイワード自身がトレードを承諾しない限りトレードは成立しないのだ。また、ヘイワードの外野守備は超一流だが、今季も打率.259、11本塁打、OPS.715という物足りない成績に終わるなど、その打撃力は大型契約に見合ったものとは言えない。放出に際してはカブスがある程度の金額を負担することになるだろう。

     ただし、サマージャとマランソンも2人合わせて1億740万ドルの契約が残っており、金額的に全く釣り合っていないわけではない。ジャイアンツは守備面での衰えが顕著なディナード・スパンを来季はセンターからレフトへコンバートする予定であり、現時点ではセンターのポジションが空席となっている。主にライトを守ってきたヘイワードだが、センターを守れるだけの守備力を持ち合わせており、レフトにスパン、センターにヘイワード、ライトにハンター・ペンスが入る布陣が実現しても不思議ではない。また、カブスの野手は若手の台頭によりやや人材がダブついており、ヘイワードの放出は戦力の整理という点でも大きな意味を持ちそうだ。

     一方、ジャイアンツはサマージャとマランソンを放出したとしても、球団内に穴埋めのオプションを持っている。サマージャの穴埋め候補としては2014年ドラフト1巡目指名の24歳右腕、タイラー・ビーディがおり、マランソンに代わるクローザーとしては今季マランソン不在時に代役を務めたサム・ダイソンがいる。

     実現可能性はともかく、ヘイワード、サマージャ、マランソンを軸としたトレードが両球団の補強ポイントにマッチしていることは間違いない。ロジャースが提案するこのトレードが今後実現に向けて動き出していくのか。オフシーズンは始まったばかりだが、今後の動向が楽しみだ。


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  • ヤンキースの新監督探しがスタート 面接1人目はトムソン

    2017.11.9 16:34 Thursday

     日本時間11月9日、ヤンキースが新監督探しへのプロセスをスタートさせた。多数の候補者との面接が予定されているなか、先陣を切ったのは28シーズンにわたって球団に在籍し、今季までベンチコーチを務めていたロブ・トムソンだ。

     現在54歳のトムソンは今季がヤンキースの一員として過ごす28年目のシーズンとなった。1988年シーズンを最後に現役を退いたトムソンは1990年、26歳の若さでヤンキース傘下A級の三塁ベースコーチに就任。そこから球団フロントや選手育成部長などを経て、2008年からはヤンキースでコーチを務めてきた(2009~2014年の6年間は三塁ベースコーチ、それ以外はベンチコーチ)。2010年オフにはブルージェイズの監督候補となり、今年5月にジョー・ジラルディが娘の卒業式のためにチームを離れた際には1試合だけ指揮を執っている。

     さらに、球団OBであるデービッド・コーンとジョン・フラハティも監督業に興味を示している。両者とも新監督就任に意欲を見せ、監督業に興味を持っていることをブライアン・キャッシュマンGMに伝えたようだ。コーンは「もし話があれば、面接を断るつもりはないよ。難しい仕事だけど、名誉ある仕事だし、適切な人物を見つけるためにプロセスを踏まなければならないことも理解している」とコメント。フラハティも「キャッシュマンGMに自分が興味を持っているということを知っておいてもらいたかったんだ。これから何が起ころうとも、僕はすべて受け入れるよ」と語っている。

     キャッシュマンGMは誰が候補者として浮上しているのか、誰と面接予定なのか、といったことについては「候補者について話すつもりはない」と沈黙を貫いている。現地メディアの報道ではトムソン、コーン、フラハティのほか、ジェイ・ベル、ジェリー・ヘアーストンJr.、トレイ・ヒルマン、ラウル・イバニェス、ピート・マッカニン、ジョシュ・ポール、アル・ペドリク、トニー・ペーニャ、レジー・ウィリッツらの名前が挙げられており、新監督決定にはもうしばらく時間が掛かりそうな気配が漂っている。


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  • 引退が噂されたラッキーは来季も現役続行へ

    2017.11.9 15:03 Thursday

     39歳のベテラン右腕、ジョン・ラッキーの現役生活はまだ終わらないようだ。MLB.comのジョン・ポール・モロシ、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ラッキーは現役を引退せず、2018年シーズンもプレイを続ける意向だという。

     今季のラッキーは30先発を含む31試合に登板し、12勝12敗、防御率4.59をマーク。全休した2012年を除くと14シーズン連続の2ケタ勝利となったが、リーグ最多の36本塁打を浴び、トミー・ジョン手術から復帰した2013年以降では防御率が初めて4点台に突入するなど衰えも目に付いた。しかし、後半戦だけを見れば14試合(うち13先発)で7勝3敗、防御率3.75とまずまずの成績。被本塁打も前半戦から半減させており、通算188勝の実力がまだ健在であることをアピールした。ポストシーズンではブルペンに回り、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズではキャリア初となる連投も経験。今季限りでカブスとの2年3200万ドルの契約が終了し、現在はフリーエージェントとなっている。

     今後について問われた際、ラッキーは「結論を出す前にまずは家族と話し合いたい」とだけコメントしていた。この2年間チームメイトとしてプレイしたジェイク・アリエタは「彼はまだ時速92~94マイルの速球を投げることができるし、変化球にも威力がある。身体も健康だよ」とラッキーの現役続行に太鼓判。カブスはアリエタとラッキーの2人がフリーエージェントとなり、先発ローテーションが2枠空いている状況となっているため、ラッキーが現役続行を決断すれば、カブスがラッキーとの再契約に動く可能性もありそうだ。

     2002年にエンゼルスでメジャーデビューを果たし、今季がメジャー15年目(全休した2012年を除く)となったラッキー。2ケタ勝利に届かなかったのはデビューイヤーの2002年(18先発で9勝)のみであり、翌年からは毎年2ケタ勝利をマークしてきた。残り12勝に迫った通算200勝のマイルストーンがラッキーの現役続行へのモチベーションとなっていることは間違いなさそうだ。


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  • 今季36本塁打のブルース 希望額は5年9000万ドルか

    2017.11.9 14:31 Thursday

     メッツで29本塁打を放ったあと、8月上旬にトレードでインディアンスへ移籍し、シーズントータルでは自己最多となる36本塁打を放ったジェイ・ブルース。ESPNのジェリー・クラスニックによると、ブルースは総額8000万~9000万ドルの5年契約を希望しているようだ。

     来季の開幕直後に31歳の誕生日を迎えるブルースはメジャー3年目が終了した2010年オフにレッズと6年5100万ドル+オプション1年の契約を結んでいたため、フリーエージェントとして迎えるオフは今回が初めてである。今季はメッツで103試合に出場し、打率.256、29本塁打、75打点をマークしたあと、インディアンスへ移籍。移籍後は43試合で打率.248、7本塁打、26打点に終わったが、シーズントータルの36本塁打は自己最多、101打点は自己2番目の数字だった。ヤンキースとの地区シリーズでは2本塁打を放つなど存在感を発揮。なお、昨年8月にもレッズからメッツへトレードされており、2年連続でシーズン途中の移籍を経験することになった。

     ブルースが報道通りに総額8000万~9000万ドルの5年契約を要求するようであれば、インディアンスと再契約を結ぶ可能性は極めて低くなる。インディアンスはすでにマイケル・ブラントリーとの年俸1200万ドルのオプションを行使しており、カルロス・サンタナにはクオリファイング・オファー(年俸1740万ドルの1年契約)を提示中。今季開幕時の年俸総額はメジャー18位と予算規模のそれほど大きくないインディアンスにとって、ここにブルースを加えるのは困難であるとの見方が多い。サンタナがクオリファイング・オファーを拒否して他球団へ流出すれば一塁のポジションが空くため、そこにブルースが入れば今季の打線をほぼ維持することが可能になるが、トレバー・バウアー、コディ・アレンら年俸調停組の年俸アップも予想されており、インディアンスがブルースと再契約を結ぶ可能性は低そうだ。また、最終的には昨オフにジョシュ・レディック(アストロズ)が結んだ契約(4年5200万ドル)程度に落ち着くのではないかと予想する声もあり、コンスタントに30本塁打以上を期待できるスラッガーの動向に注目が集まっている。


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  • 選手間投票による各賞が発表 年間最優秀選手はアルトゥーベ

    2017.11.9 12:30 Thursday

     日本時間11月9日、選手間投票によって決定される各賞の受賞者が発表され、両リーグから1名だけが選出される年間最優秀選手にはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)が選出された。2年連続の選出は2008~2009年のアルバート・プーホルス、2012~2013年のミゲル・カブレラに次いで史上3人目となった。

     選手間投票による「プレイヤーズ・チョイス・アウォーズ」が設立されたのは1992年。この年はカムバック賞のみだったが、翌1993年に各リーグの優秀選手、1994年に各リーグの優秀投手と優秀新人が追加されるなど、徐々に表彰部門を増やし、今年で26回目を迎えた。

     アルトゥーベは今季153試合に出場して打率.346、24本塁打、81打点、32盗塁の好成績をマーク。打率.346は両リーグトップの数字であり、2年連続3度目の首位打者に輝いた。ポストシーズンでは全18試合に先発出場して打率.310、7本塁打、14打点をマークし、球団史上初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献。文句なしの年間最優秀選手受賞と言っても過言ではないだろう。

     また、フィールド上でのパフォーマンスやコミュニティへの貢献を通して他者を元気づけた選手に贈られるマービン・ミラー賞にはアンソニー・リゾー(カブス)が選出された。リゾーは今季のロベルト・クレメンテ賞も受賞しており、フィールド内外での活動を評価される2つの賞をダブル受賞したことになる。

     さらに、2015年に設立されたばかりの「マジェスティック・オルウェイズ・ゲーム・アウォード」にはノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。その他、ア・リーグでは優秀選手にアルトゥーベ、優秀投手にコリー・クルーバー(インディアンス)、優秀新人にアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、カムバック賞にマイク・ムスターカス(ロイヤルズ)が選出。一方、ナ・リーグでは優秀選手にジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)、優秀投手にマックス・シャーザー(ナショナルズ)、優秀新人にコディ・ベリンジャー(ドジャース)、カムバック賞にライアン・ジマーマン(ナショナルズ)が選出されている。


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  • ナショナルズ 新監督支えるベンチコーチにヘイルを招聘へ

    2017.11.9 12:00 Thursday

     監督初挑戦となるデーブ・マルティネスが新監督に就任したナショナルズは、新監督を支えるべく、経験豊富なコーチ陣を形成し始めている。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが報じたところによると、ベンチコーチにはダイヤモンドバックスで監督を務めた経験のあるチップ・ヘイルが就任するようだ。

     現在52歳のヘイルは2015年からの2年間、ダイヤモンドバックスの監督を務めた。2年間で148勝176敗(勝率.457)に終わり、2016年シーズン終了後に解任されたが、監督を務めた経験のあるヘイルはマルティネス新監督のサポート役としてうってつけの存在だろう。今季はアスレチックスで三塁ベースコーチを務めていたが、2012年からの3年間は同じくアスレチックスでベンチコーチを務めた経験もある。また、2006年にはダイヤモンドバックス傘下AAA級ツーソンを率いて91勝53敗の好成績を残し、パシフィックコースト・リーグの最優秀監督に選出されている。

     ナショナルズはマルティネスの監督就任決定後からコーチ陣の編成に取り組んでおり、打撃コーチにはケビン・ロングの就任が決まっている。ロングはヤンキースで8年間、メッツで3年間打撃コーチを務めてきた経験豊富なコーチであり、ナショナルズがマルティネスをサポートする布陣として経験を重視している様子がうかがえる。なお、ロングとヘイルは今オフ、他球団の監督候補に挙げられていた。

     さらに、三塁ベースコーチにはボビー・ヘンリーが留任する見込みとなっている。ダスティ・ベイカー監督の解任とともにコーチ陣も一度は全員が解任されたが、ワシントン移転前の2003年から球団に在籍する古株であるヘンリーは引き続き球団に留まることになったようだ。なお、ベイカー政権でのコーチで球団に留まるのはヘンリーのみになると見られている。

     監督、ベンチコーチ、打撃コーチ、三塁ベースコーチが決まった一方で、投手コーチ、一塁ベースコーチ、ブルペンコーチはいまだ空席。コーチ陣の顔ぶれが固まるまでにはもう少し時間が掛かりそうだ。


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