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  • エンゼルスの新戦力・レンドン 開幕戦欠場の可能性も

    2020.7.19 13:00 Sunday

     エンゼルスの今年の補強の目玉であるアンソニー・レンドンだが、開幕戦を万全の状態で迎えられるかどうかは微妙な状況だ。レンドンは日本時間7月16日に行われた紅白戦でのスイング時に腹斜筋の張りを訴え、それに対処する状況が続いている。ジョー・マドン監督は日本時間7月19日、「万全の状態で開幕を迎えられるチャンスはある」としつつも、それを断言することはできなかった。

     7年契約でエンゼルスに加入したレンドンは「状態は良いよ」と口にしてはいるものの、2日連続で紅白戦のスタメンから外れた。レンドン自身はそれほど深刻には捉えていないが、マドンは「腹斜筋の故障は厄介になる可能性がある」と懸念を表明。日本時間7月25日に敵地オークランド・コロシアムで行われるアスレチックスとの開幕戦にレンドンが出場できるかどうかは不透明だ。

     マドンは「状態は良いと彼は言っているけれど、実際のところはわからない。とにかく辛抱強く待つしかないね。わからないことを推測するようなこともしたくない」と率直な心情を吐露。「彼が開幕に間に合うと信じたいけれど、もし間に合わないのであればプランBを準備しないといけないね」とレンドン不在のケースに備えた準備を進めていく方針を明らかにした。

     レンドン不在で開幕を迎える場合、マドンはデービッド・フレッチャーを二塁から三塁へ移し、二塁にトミー・ラステラを起用すると見られている。アスレチックスの開幕投手は右腕のフランキー・モンタスに決定しており、レンドンが間に合う場合でも、右打者のフレッチャーではなく、左打者のラステラが優先的に起用されるかもしれない。

     レンドンは昨年、ナショナルズで打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010の好成績をマークして打点王のタイトルを獲得し、球団史上初のワールドシリーズ制覇にも貢献。7年2億4500万ドルの超大型契約で加入したエンゼルスではマイク・トラウトや大谷翔平とともに打線の中心として期待されているだけに、開幕に間に合わないようなことがあれば、エンゼルスにとって大きな痛手となる。

  • ヘルマンが現役引退を撤回 「僕は逃げないと約束する」

    2020.7.19 12:00 Sunday

     自身のインスタグラムで現役引退の可能性を示唆していたドミンゴ・ヘルマン(ヤンキース)だが、1日足らずのうちにそれを撤回し、謝罪のメッセージを投稿した。ヘルマンは、自分がいない状況のなかでチームメイトがシーズン開幕に向けて準備を進めている様子を目にして、精神的に不安定になっていたことを明らかにした。

     ヘルマンは日本時間7月19日、前日に続いて自身のインスタグラムを更新。「チームメイト、ヤンキース球団、そしてファンの皆さん、昨夜は不安にさせるような投稿をしてしまい、大変申し訳ありません。この1年間は、僕の家族と僕自身にとって非常にタフでしたが、全ての責任は僕にあります。チームメイトがシーズンに向けて準備をしているのにチームメイトと一緒にいられず、僕は大きなダメージを受けました。彼らを失望させてしまうことを知りながら、昨夜は感情に任せてしまいました」と謝罪した。

     ヘルマンはDV規定に違反したことにより81試合の出場停止処分を受けており、うち18試合を昨年中に消化。まだ63試合分が残っており、60試合制で行われる2020年レギュラーシーズンには出場できない。ただし、昨年のポストシーズンを欠場しているため、今年のポストシーズンに出場することは認められている。

     来月28歳の誕生日を迎えるヘルマンは、メジャー3年目となった昨年、27試合(うち24先発)に登板して143イニングを投げ、18勝4敗、防御率4.03、153奪三振をマーク(勝率.818は両リーグ最高)。打線の援護に恵まれながら着実に白星を積み重ね、チームの快進撃の立役者の1人となっていた。

     ヤンキースは2020年シーズン終了後にジェームス・パクストン、田中将大、J・A・ハップの3人がフリーエージェントとなって退団する可能性があるため、ヘルマンはトミー・ジョン手術から戻ってくるルイス・セベリーノと同様、ヤンキースにとって貴重な先発要員となる。ヘルマンが「野球は僕の人生です。逃げないと約束します」と現役引退を撤回したことは、ヤンキースにとって朗報と言えそうだ。

  • エンゼルスの救援右腕・アンダーソンがトミー・ジョン手術へ

    2020.7.18 13:05 Saturday

     エンゼルスは日本時間7月18日、救援右腕のジャスティン・アンダーソンが右肘の内側側副靭帯を断裂しており、トミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。ビリー・エプラーGMは声明文のなかで、アンダーソンが最近受けたMRI検査によって靭帯の断裂が判明したことを公表。手術はテキサス州ダラスでキース・マイスター医師によって行われる。

     現在27歳のアンダーソンは、2014年のドラフト14巡目指名でエンゼルスに入団し、2018年4月にメジャーデビュー。この年は57試合に登板して55.1イニングを投げ、3勝3敗、4セーブ、22ホールド、防御率4.07、67奪三振、被打率.214とまずまずの成績を残したが、昨年は54試合に登板して47イニングを投げ、3勝0敗、1セーブ、13ホールド、防御率5.55、被打率.232と成績を落としていた。

     2年連続で与四球率が6を上回っているように、制球面に課題を残すアンダーソンだが、通算奪三振率11.17という力強いピッチングは魅力的。通算防御率4.75とはいえ、2年連続で50試合以上に登板しているアンダーソンは、投手陣に不安を抱えるエンゼルスにとって貴重な戦力の1人であり、トミー・ジョン手術による離脱は小さくない痛手となりそうだ。戦列復帰は早くても来年の後半戦以降となる。

     メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボリンガーは日本時間7月18日、開幕ロースター30人の顔ぶれを予想。ブルペンは11人前後の構成になると見られており、ハンセル・ロブレス、タイ・バットリー、キャム・ベドロージアン、キーナン・ミドルトン、ノエ・ラミレス、ライアン・バクターの6人を「開幕ロースター入り当確」とした。

     アンダーソンの離脱により、残りの5枠前後をマイク・マイヤーズ、ジェイコブ・レイム、ジェイコブ・バーンズ、ルーク・バード、カイル・ケラー、ホビー・ミルナー、ニール・ラミレスらが争うことになりそうだ。

  • 昨年18勝のヤンキース・ヘルマン 現役引退を示唆

    2020.7.18 12:35 Saturday

     昨年18勝を挙げたドミンゴ・ヘルマン(ヤンキース)は日本時間7月18日、自身のインスタグラムを更新し、「僕は野球を離れます。みなさんありがとう」とコメント。現役引退の可能性を示唆した。

     現在27歳のヘルマンは、メジャーリーグ機構が定めるドメスティックバイオレンスの規定に違反したことにより、81試合の出場停止処分を受けている。その処分がまだ残っているため、今年のレギュラーシーズンには出場できないものの、昨年のポストシーズンを出場停止処分によって欠場したため、今年のポストシーズンには出場可能であることが報じられていた。

     移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」のジェフ・トッドは「何がヘルマンの決断を促進したのかは明らかになっていない。心変わりする可能性があるかどうかも不明だ」と伝えている。まだ27歳であることを考えると、出場停止処分を経てメジャーで活躍するチャンスは十分にある。ロースターについて何らかの決定を下さない限り、ヘルマンの保有権はヤンキースにあるため、メジャー復帰への扉は開かれたままとなるだろう。

     ヘルマンはメジャー3年目の昨年、27試合(うち24先発)に登板して143イニングを投げ、18勝4敗、防御率4.03、153奪三振をマーク。サービスタイムはまだ2年を少し超えたところであり、ヤンキースは今年を除いてヘルマンを少なくともあと4年保有することができる。

     ヤンキースは今年限りで田中将大とジェームス・パクストンがフリーエージェントとなり、J・A・ハップも今年の成績次第では来年のオプションが行使されず、フリーエージェントとなる。主力クラスの先発投手を3人同時に失う可能性があるため、ヘルマンは来年以降のチームにとって必要な戦力であると言える。今オフの移籍市場での戦力補強にも大きな影響を与える可能性があるだけに、ヘルマンの決断の行方には大きな注目が集まりそうだ。

  • ロッキーズがマギーとショウを解雇 大型補強は大失敗

    2020.7.18 11:55 Saturday

     ロッキーズは日本時間7月18日、リリーフ左腕のジェイク・マギーとリリーフ右腕のブライアン・ショウを解雇したことを発表した。両者とも2017年オフに3年2700万ドルの契約を結んでおり、今年まで契約が残っているものの、ロッキーズは今年のサラリーの支払い義務を負う形で両者の解雇に踏み切った。

     2017年にナショナル・リーグ西部地区3位ながらワイルドカードを獲得したロッキーズは同年オフ、さらなる戦力補強のためにブルペンの大型補強を敢行。ウェイド・デービスを3年5200万ドル、ショウを3年2700万ドルで獲得し、マギーとも3年2700万ドルで再契約を結んだ。総額1億ドル以上の大型補強だった。

     しかし、この大型補強は期待通りの結果とはならず、デービスは2018年こそリーグ最多の43セーブを記録したものの、昨年は防御率8点台の大不振でクローザーの座を剥奪。マギーは2018年が防御率6.49、昨年は防御率4.35、ショウも2年連続で防御率5点台と安定感を欠き、昨年のロッキーズは地区最下位のパドレスから1ゲーム差の地区4位に終わった。

     33歳のマギーと32歳のショウにとって、今年は今後のキャリアを左右する重要なシーズンとなるはずだったが、60試合中23試合以上に登板すると来年の契約(年俸900万ドル)が自動更新されるという事情もあり、ロッキーズは今年のサラリーを負担したうえで解雇することを決断。登板試合数を考慮しながら両者を起用するより、解雇してしまうほうがチームにとって好都合であると判断したようだ。

     なお、ジェフ・ブライディッチGMは、両者の解雇を発表する一方で、マイナー契約を結んでいたダニエル・バード、クリス・オーウィングス、マット・ケンプの3人が開幕ロースターの30人枠に登録される予定であることも明らかにした。バードが最後にメジャーでプレーしたのは2013年4月。実に7年ぶりのメジャー復帰となる。

  • プイーグがコロナ感染 ブレーブスとの契約白紙に

    2020.7.18 11:35 Saturday

     2020年シーズンの出場を辞退したニック・マーケイキスの代役としてフリーエージェントのヤシエル・プイーグと契約合意に達したブレーブスだったが、プイーグがブレーブスの一員としてプレーする姿は見られない可能性が高くなった。プイーグは日本時間7月18日、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことを公表。これを受け、ブレーブスはプイーグとの契約を白紙に戻したようだ。

     プイーグは陽性反応を示したものの、現在は無症状で、「野球をプレーできるようになったら、すぐにお会いしましょう」とのメッセージも残している。とはいえ、プレー再開には検査で2度陰性となることが必要であり、どれくらいの時間がかかるかは不透明。よって、ブレーブスはプイーグを戦力構想から外し、別の方法でマーケイキスの穴を埋めることを選択した。

     ブレーブスとプイーグが契約合意に達した時点では、マーセル・オズーナを指名打者に固定し、プイーグは対右腕時にレフト、対左腕時にライトを守ることが予想されていた。プイーグとの契約が白紙となったことで、ブレーブスはまず、オズーナの起用法を再考する必要がある。

     メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは、対右腕時にオズーナがレフトを守る可能性があることに言及。対左腕時はアダム・デュバルをレフトで起用し、オズーナを指名打者に回すことができる。

     プイーグが加入すれば、対左腕時にエンダー・インシアーテをスタメンから外し、ロナルド・アクーニャJr.をライトからセンターへ回すことも可能だったが、現時点ではセンターのインシアーテとライトのアクーニャJr.は不動のレギュラーとなりそうだ。

     いずれにしても当初の構想から外野手が1人欠けているため、ブレーブスは新たな外野手の獲得を検討する可能性がある。三塁のレギュラーを争っているオースティン・ライリーとヨハン・カマルゴが外野を守る機会も増えるかもしれない。

  • 田中がブルペンで約30球 日本時間30日に初登板か

    2020.7.17 17:20 Friday

     打球を頭部に受けるアクシデントから順調な回復を見せている田中将大(ヤンキース)は日本時間7月17日、本拠地ヤンキー・スタジアムのブルペンで投球練習を行い、約30球を投げた。マット・ブレイク投手コーチによると、日本時間7月30日の本拠地開幕戦(対フィリーズ)で先発させる構想があるようだ。

     田中の投球練習の様子を目にしたブレイクは「我々が当初予想していたよりも力を入れて投げることができていた。本当に安心しているよ」と語り、田中の元気な姿にひと安心。「ブルペンでは88~91マイルくらい出ていた。着実にステップを消化しているし、すべての球種を投げていたね。復帰後1回目のブルペンとしては上出来だよ。彼の現状には本当に安心している」と田中の調整が順調に進んでいることを明らかにした。

     田中は日本時間7月20日にもう1度ブルペンでの投球練習を行い、打者と対戦できる状態であるかを判断される。このまま順調に調整が進んでいけば、日本時間7月30日のヤンキー・スタジアムでの本拠地開幕戦(対フィリーズ)で先発する可能性があると見られている。

     ブレイクは「本拠地開幕戦では5人目の先発投手が必要になる」とコメント。シーズン開幕戦の翌日がオフのため、開幕投手を務める予定のゲリット・コールは中4日で開幕5戦目に先発することができる。よって、5人目の先発投手が必要になるのは開幕6戦目。この本拠地開幕戦が田中の今季初登板の舞台となる可能性があるというわけだ。

     「まずはマサ(の身体)が今後数日間でどんな反応を示すかを確認する必要がある。(本拠地開幕戦での登板について)話には出ているけどね。」とブレイク。「最初は30人の選手を連れていけるから、15~16人の投手を用意できる。彼が復帰するまでのあいだ、少しフレキシブルに投手を起用できるんじゃないかな」と語っており、田中の不在期間中、投手を柔軟に起用して田中の穴を埋める構想を持っているようだ。

  • 「優勝本命」から「その他大勢」まで 30球団を格付け

    2020.7.17 14:35 Friday

     メジャーリーグの2020年シーズンの開幕が1週間後に迫っている。メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは全30球団を「優勝本命」から「その他大勢」まで7つのランクに格付け。2020年シーズンの勢力図がひと目でわかるようになっている。

     ペトリエロによる7つのランク分けは以下の通り。

    【1】世界一だけを目指す優勝本命
    ドジャース、ツインズ、ヤンキース

    【2】アストロズ

    【3】有力なコンテンダー
    アスレチックス、ブレーブス、メッツ、ナショナルズ、レイズ

    【4】当落線上のコンテンダー
    エンゼルス、ブリュワーズ、カージナルス、ダイヤモンドバックス、フィリーズ、レッズ

    【5】今後の方向を模索中
    カブス、インディアンス、レッドソックス、ロッキーズ

    【6】戦力アップ中の注目チーム
    ブルージェイズ、パドレス、レンジャーズ、ホワイトソックス

    【7】その他大勢
    ジャイアンツ、マリナーズ、マーリンズ、オリオールズ、パイレーツ、ロイヤルズ、タイガース

     ペトリエロが世界一だけを目指す優勝本命に挙げたのがドジャース、ツインズ、ヤンキースの3チームだ。ドジャースはムーキー・ベッツやブレイク・トライネン、ツインズはジョシュ・ドナルドソンや前田健太、ヤンキースはゲリット・コールを獲得して世界一を狙う戦力を整えている。

     それを追う勢力として2番手に位置付けられているのがアストロズ。サイン盗み騒動の影響やコールの退団などネガティブな要素もあるが、強力打線やジャスティン・バーランダーとザック・グレインキーの二本柱は健在。昨年100勝以上を記録したのはここまでに挙げた4チームのみである。

     3番手グループには「有力なコンテンダー」としてアスレチックス、ブレーブス、メッツ、ナショナルズ、レイズの5チームが登場。メッツ以外の4チームは昨年ポストシーズンに進出し、ナショナルズは球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。どのチームもポストシーズン進出を十分に狙える戦力を擁している。

     エンゼルス、フィリーズなど6チームが含まれる4番手グループもポストシーズン進出を狙えるチームばかりだ。ブリュワーズ、カージナルス、レッズとナショナル・リーグ中部地区に所属するチームが3つも含まれており、この地区の混戦具合を象徴している。ドジャースと同地区のダイヤモンドバックスはワイルドカードが現実的な目標か。

     5番手グループにはスター選手を擁しつつ、チーム再建も視野に入れている4チームが登場。レッドソックスはすでにベッツをドジャースへ放出したが、クリス・ブライアント(カブス)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)の動向にも注目が集まるだろう。

     6番手グループの4チームは、若手や新戦力の活躍次第ではポストシーズン進出を狙える位置にいる。7番手グループには再建中の7チームが含まれているが、60試合制の短縮シーズンではスタートダッシュ次第で予想外の躍進を見せる可能性もある。ペトリエロの予想とは大きく異なる、大波乱のシーズンとなるかもしれない。

  • 投手による本塁打はバムガーナーの一発が最後になるのか?

    2020.7.17 13:25 Friday

     昨年、メジャーリーグの投手で最後に本塁打を打ったのはマディソン・バムガーナー(当時ジャイアンツ、今年からダイヤモンドバックス)だった。今年はナショナル・リーグでも初めて指名打者制が導入され、投手が打席に立つ機会は限りなくゼロに近くなる。もし来年以降も両リーグで指名打者制が導入されるのであれば、投手が本塁打を打つシーンはもう見られないかもしれない。投手による本塁打はバムガーナーの一発が最後になってしまうのだろうか。

     1972年10月3日(現地時間)、オリオールズのロリック・ハリソンはレギュラーシーズン最終戦の6回表にメジャー初本塁打を放った。この年、アメリカン・リーグで投手が放った22本塁打のうちの1本に過ぎず、この試合を観戦したファンは「歴史」を目撃したなど思っていなかったに違いない。しかし、結果的にこの一打は指名打者制導入前にア・リーグの投手が放った最後の本塁打となった。

     それから50年近い年月が流れ、ナ・リーグからも投手による本塁打が消えようとしている。当時ルーキーだったハリソンとは異なり、バムガーナーは「強打の投手」として広く知られる選手だ。ジャイアンツでの最終登板となった昨年9月24日(現地時間)のロッキーズ戦、バムガーナーは3回裏に通算19本目の本塁打を放った。この一発が昨年、投手が放った最後の本塁打だった。

     打者有利と言われるチェイス・フィールドを本拠地とするダイヤモンドバックスへ移籍し、さらなる本塁打量産も期待されたバムガーナーだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴った動きのなかでナ・リーグにも指名打者制が導入されることが決定。来年以降もナ・リーグに指名打者制が導入されるかどうかは未定だが、投手が打席に立つ時代は完全に終わりを迎えることになるかもしれない。

     「僕は言われたことをやるだけさ。今はピッチングに集中するよ」と語ったバムガーナーだが、「最後に本塁打を打った投手」として歴史に名を残すことになるのだろうか。

  • 「MLB Back on the Field ビデオコンテスト」開催決定!

    2020.7.17 13:00 Friday

     日本時間7月17日、アドビ株式会社とMLBによるキャンペーンとして「MLB Back on the Field – ビデオコンテスト -」を開催することが発表され、応募作品の受付がスタートした。これはMLBから提供された映像素材を使用して、アドビが提供するソフトでMLBの開幕を祝う動画を制作するものであり、入賞者にはNIKEのレプリカユニフォームやNew Eraのキャップなどが贈呈される。

     新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて開幕が延期されていたMLBが日本時間7月24日にいよいよ開幕する。そこでアドビ株式会社は、日本人メジャーリーガーやMLBのスーパースターたちのプレー映像素材を使用したMLBの開幕を祝う映像を、一般の方々から広く募集するビデオコンテストを開催することを決定した。

     参加者は、MLBから提供された映像素材を使用して、「Adobe Premiere Pro」もしくは「Adobe After Effects」で動画を制作。それをコンテスト専用のWebサイトへアップロードすることで応募完了となる。応募規約など、ビデオコンテストの詳細は専用Webサイトにてご確認いただきたい。

     応募期間は本日から日本時間8月13日23時59分59秒まで。グランプリ1名にはNIKEのレプリカユニフォーム、New Eraのキャップ、Adobe Creative Cloudのコンプリートプラン1年分が贈呈され、準グランプリ3名と優秀賞3名にも賞品が用意されている。入賞者はMLB Japanの公式SNSアカウント(TwitterとInstagram)で発表される予定だ。

     MLBの2020年シーズンは、大谷翔平(エンゼルス)の二刀流復活などで大きな注目を集めること間違いなし。このビデオコンテストに参加して、2020年シーズンの開幕を盛り上げよう!

  • マリナーズの有望株外野手・ロドリゲスが左手首を亀裂骨折

    2020.7.17 12:15 Friday

     「MLB Pipeline」によるプロスペクト・ランキングで全体18位にランクインしている有望株外野手のフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)が左手首を亀裂骨折したことが判明した。日本時間7月16日に本拠地T-モバイル・パークで行われた紅白戦のあと、練習中にダイビングをした際に負傷。60人枠に登録され、メジャーリーガーとともに貴重な時間を過ごしていた19歳の有望株外野手だったが、残念な形で2020年シーズンを終えることになってしまった。

     身長193センチ、体重102キロという19歳らしからぬ立派な体格を誇るロドリゲスは、昨年A級とA+級の2階級合計で打率.326、12本塁打、69打点、OPS.929の好成績をマーク。死球で左手を亀裂骨折したため、84試合のみの出場にとどまったものの、18歳でA+級に到達して結果を残したこともあり、球界有数の有望株と見なされるようになった。

     今年は60人枠に登録され、メジャーリーガーとともに夏季キャンプに参加。メジャーのロースターに登録される可能性はほとんどなかったが、メジャーリーガーとともに過ごす夏季キャンプで貴重な経験を積んでいた。シーズン開幕後はAAA級の本拠地であるタコマでトレーニングを行う予定だったが、その2ヶ月間はリハビリに費やすことになりそうだ。

     スコット・サービス監督によると、紅白戦のあと、打球判断を伴った走塁練習を行っていたという。緩いライナーがライトを守っていたロドリゲスの前に飛び、ダイビングキャッチを試みたロドリゲスは手首を地面にぶつけ、負傷してしまったようだ。「アクシデントが起こってしまったのは残念だ」とサービスは語ったが、全力プレーの結果でもあり、誰も責められない。

     「こういう出来事は誰に対しても起きてほしくないし、貴重な経験を積んでいる最中の若手選手ならなおさらだ。しばらくのあいだ、彼は我慢しなければならないね」と指揮官は無念そうに語った。

  • パドレスがブルペン補強 コルデロら放出で左腕・ヒルを獲得

    2020.7.17 11:30 Friday

     日本時間7月17日、パドレスとロイヤルズの両球団からトレードが成立したことが発表された。パドレスは外野手のフランチー・コルデロと右腕のロナルド・ボラーニョスの2人をロイヤルズへ放出し、左腕のティム・ヒルを獲得。ドリュー・ポメランツやエミリオ・パガーンの加入によって強化されたブルペンをさらにグレードアップさせるトレードとなった。

     パドレスに加入するヒルは30歳のサイドハンド左腕。2018年に28歳でメジャーデビューしていきなり70試合に登板し、昨年は46試合で2勝0敗、1セーブ、9ホールド、防御率3.63を記録。対右打者の通算被打率.259、被本塁打7、被OPS.766に対し、対左打者では被打率.211、被本塁打1、被OPS.524と好成績を残しており、左打者キラーとして期待できる存在である。

     クローザーのカービー・イエーツを中心に、ポメランツ、パガーン、マット・ストラーム、クレイグ・スタメン、ピアース・ジョンソン(元・阪神)など充実の戦力を誇るパドレスのブルペンだが、変則左腕の加入により層の厚みが増し、バリエーションもさらに豊富になった。

     一方、ロイヤルズへ移籍するコルデロは25歳の外野手で、メジャー2年目の2018年には40試合で7本塁打を記録。昨年は右肘痛による長期離脱で9試合のみの出場に終わったものの、パンチ力と外野3ポジションを守るユーティリティ性を持ち合わせた有望株である。また、ボラーニョスは昨年メジャーしたばかりの23歳の右腕。90マイル台後半に達する速球を中心としたピッチングを展開し、昨年はA+級とAA級の2階級合計で13勝7敗、防御率3.66をマークしている。

     ヒルはあと5年保有できるとはいえ、すでに30歳。チーム再建途上のロイヤルズにとって、必ずしも長期的に必要な選手ではなく、ヒルをチームに留めておくよりも若手有望株2人の可能性にかけることを選択した形のトレードとなった。

  • レッズ・秋山はレフト中心の起用か メジャー生活に適応中

    2020.7.17 11:05 Friday

     レッズ史上初の日本人メジャーリーガーとなる秋山翔吾は、新しい環境への適応を強いられつつも、実戦で着実に結果を残している。紅白戦では日本時間7月13日の試合で二塁打2本を含む3安打を放っただけでなく、同16日の試合でも二塁打を記録。結果を残しつつも「まだ快適だとは思っていない」と語る秋山について、メジャーリーグ公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンが現状をリポートしている。

     今年1月に3年2100万ドルの契約を結び、リードオフマンとして期待される秋山は、新型コロナウイルスの感染拡大による中断期間をロサンゼルスで過ごし、週5日のペースでトレーニングに取り組んできた。秋山自身は現状について「試合では結果としてヒットが出るようになってきたけど、今の一番の収穫はレッズの素晴らしい投手陣を相手に毎日のように打席に立てていることだと思う」と語っている。

     アラン・ジンター打撃コーチ(元・西武)からの評価も上々だ。「彼は中断期間もルーティーンを継続していたし、徐々に慣れてきたようだ。異国の地で大きな期待を背負ってスタートするのは簡単なことではないけど、彼は上手くやっていると思う」とジンター。「彼は素晴らしいチームメイトだし、(実力以上のことをせず)ありのままの自分でいようとしている」と秋山の印象を口にした。

     ここ数日はレフトの守備に就く機会が目立っている秋山だが、日本時間7月16日の紅白戦ではセンターを守った。「まだ十分に慣れたわけではないけど、プレーをするなかで見える景色や風には徐々に慣れてきた」と秋山。デービッド・ベル監督は昨年センターへコンバートしたばかりのニック・センゼルを引き続きセンターで起用したい意向を示しており、秋山はレフト中心の起用が予想されるが、「1試合1試合を大事にしていきたい」と前向きなコメントを残している。

     攻守とも徐々にメジャーに適応し、チームメイトや首脳陣とも良好な関係を築いている秋山。およそ1週間後にはいよいよメジャー1年目のシーズンが幕を開ける。

  • カブスの開幕投手はヘンドリックス ダルビッシュは2戦目

    2020.7.17 10:35 Friday

     カブスのデービッド・ロス監督は日本時間7月17日、2020年シーズンの開幕投手にカイル・ヘンドリックスを指名したことを発表した。ヘンドリックスは日本時間7月25日に本拠地リグリー・フィールドで行われるブリュワーズとの開幕戦に先発する。また、ヘンドリックスと開幕投手の座を争っていたダルビッシュ有が翌26日の開幕2戦目に先発することも併せて発表された。

     ロスは先発投手を全員集めたミーティングの場で、開幕投手をヘンドリックスに任せることを発表した。ヘンドリックスは「みんなが集まって僕を祝福してくれるのはとてもクールだった。僕はこのチームでずっとジョン・レスターを目標にしてきたし、彼からたくさんのことを学んだ」と指揮官の心遣いに感謝。昨年まで3年連続で開幕投手を務めていた先輩左腕の名前も挙げた。

     過去5年間でカブスの開幕投手を4度務めたレスターは、今年も先発ローテーションの中心的存在になると見られていた。しかし、ロスは今年3月、開幕投手の候補をヘンドリックスとダルビッシュの2人に絞ったことを明言。レスターの実績や格よりも、現在の実力を重視した結果の判断だった。

     日本時間7月15日に行われた紅白戦でヘンドリックスとダルビッシュが先発。ダルビッシュが60球で4回途中までしか投げられなかったのに対し、ヘンドリックスは70球で7回途中までを1安打無失点に抑える快投を見せた。おそらくこの快投が決め手となったのだろう。

     ロスは「ヘンドリックスが打者3巡目を抑えられないと言う人もいたけど、私はそれを聞いて笑っていた。彼は大舞台を恐れるような男でもない」とヘンドリックスへの信頼を口にした。ロスは現役時代の2015~16年をカブスの一員として過ごしている。2016年はヘンドリックスが最優秀防御率のタイトルを獲得したシーズンだ。

     2012年7月、カブスはベテラン右腕のライアン・デンプスターをレンジャーズへ放出してクリスチャン・ビヤヌエバ(現・日本ハム)とヘンドリックスを獲得。それから8年が経過し、信頼できる先発投手へと成長したヘンドリックスがいよいよ開幕戦のマウンドに立つ。

  • 背番号別のWARランキング 1位に輝いたのは…?

    2020.7.16 15:40 Thursday

     メジャーリーグ史上、最も優秀な成績を収めたのはどの背番号なのだろうか。この問いに応えるべく、メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは背番号別にWARを集計し、ランキングを作成した。ペトリエロの集計の結果、アルバート・プーホルス(エンゼルス)など数多くの名選手を輩出してきた背番号「5」が1位に輝いた。

     ペトリエロはデータサイト「Baseball-Reference」のデータをもとにランキングを作成したが、フルタイムで背番号が採用されたのは1929年のヤンキースが初めてとされており、たとえばベーブ・ルースの全盛期の数字は今回の集計の対象外となっている。

     また、シーズン途中での移籍により背番号が変わった場合、移籍前と移籍後の数字を別々の背番号で集計。同一チームに在籍してシーズン途中で背番号が変わった場合は、キャリアでもっと長い期間つけた背番号で集計されている。

     「0」と「00」を別の背番号として集計し、「00」から「99」までの背番号のうち、着用した選手がいない「86」「89」「92」の3つを除いた98個の背番号が今回のランキングの対象となった。集計結果は以下の通り。

    1位:「5」(WAR 1909)
    主な選手:アルバート・プーホルス、ジョージ・ブレット、ジェフ・バグウェル、ブルックス・ロビンソン、ジョニー・ベンチ、ジョー・ディマジオ

    2位:「6」(WAR 1821)
    主な選手:スタン・ミュージアル、アル・ケーライン、サル・バンドー、ウィリー・ウィルソン、トニー・オリーバ

    3位:「24」(WAR 1809)
    主な選手:ウィリー・メイズ、リッキー・ヘンダーソン、ケン・グリフィーJr.、ミゲル・カブレラ、ドワイト・エバンス

    4位:「11」(WAR 1775)
    主な選手:エドガー・マルティネス、バリー・ラーキン、ルイス・アパリシオ、トビー・ハラー、カール・ハッベル

    5位:「7」(WAR 1766)
    主な選手:ミッキー・マントル、イバン・ロドリゲス、クレイグ・ビジオ、ケニー・ロフトン、ジョー・マウアー、J・D・ドリュー

    6位:「21」(WAR 1736)
    主な選手:ロジャー・クレメンス、ウォーレン・スパーン、ロベルト・クレメンテ、サミー・ソーサ、アーキー・ボーン

    7位:「15」(WAR 1731)
    主な選手:ディック・アレン、カルロス・ベルトラン、ティム・ハドソン、ダスティン・ペドロイア、レッド・ラフィング、サーマン・マンソン

    8位:「25」(WAR 1684)
    主な選手:バリー・ボンズ、ジム・トーメイ、ラファエル・パルメイロ、バディ・ベル、トミー・ジョン、マーク・マグワイア

    9位:「4」(WAR 1667)
    主な選手:ルー・ゲーリッグ、メル・オット、ルーク・アプリング、デューク・スナイダー、ポール・モリター

    10位:「19」(WAR 1635)
    主な選手:ロビン・ヨーント、トニー・グウィン、ジョーイ・ボットー、ボブ・フェラー、ビリー・ピアース

    11~20位
    「22」「10」「16」「9」「3」「23」「17」「8」「1」「12」

    21~30位
    「18」「14」「28」「20」「2」「27」「29」「30」「31」「33」

    31~40位
    「35」「32」「34」「26」「36」「44」「41」「13」「37」「40」

    41~50位
    「39」「38」「45」「48」「49」「43」「46」「47」「51」「42」

    51~60位
    「50」「55」「53」「52」「54」「56」「57」「58」「59」「61」

    61~70位
    「62」「60」「63」「99」「66」「65」「75」「0」「72」「67」

    71~80位
    「79」「74」「64」「68」「73」「71」「88」「70」「96」「97」

    81~90位
    「77」「91」「00」「85」「90」「93」「94」「80」「78」「83」

    91~98位
    「98」「76」「81」「84」「82」「95」「87」「69」

  • メッツのエース右腕・デグロム MRI検査は異常なし

    2020.7.16 15:00 Thursday

     2年連続でナショナル・リーグのサイ・ヤング賞を受賞しているジェイコブ・デグロム(メッツ)が日本時間7月16日にMRI検査を受けた結果、特に異常は見つからなかった。デグロムは前日に行われた紅白戦で先発したものの、腰の張りを訴えてわずか1イニングで降板。状態が心配されていたが、ひとまず最悪の事態は回避できたようだ。

     ルイス・ロハス監督は、現地時間火曜日の夜も水曜日の朝もデグロムと直接会話する機会はなかったという。「今のところ、何日か様子を見れば大丈夫なんじゃないかな」とロハスは語り、デグロムもMRI検査を受けるために本拠地シティ・フィールドを離れるまで、医療スタッフやトレーニングスタッフとともに練習を行っていたが、指揮官の言葉通り、大きな問題は見つからなかった。

     とはいえ、ロハス自身はデグロムのような投手が1試合でも登板を回避することの重大さを認識している。60試合制の短縮シーズンでは、通常の162試合制と比較すると、1試合が3倍近い重要性を持つため、デグロムが離脱するようなことになれば、そのダメージの大きさは計り知れない。MRI検査で異常が見つからなかったため、デグロムはこのまま順調にいけば、日本時間7月25日に本拠地シティ・フィールドで行われるブレーブスとの開幕戦に先発することになるだろう。

     もしデグロムが開幕に間に合わなかった場合は、マーカス・ストローマンが代役として開幕投手を務めると見られる。デグロムが先発ローテーションの2周目まで戻って来られない場合は、デービッド・ピーターソン、ウォーカー・ロケット、コリー・オズウォルトらが40人枠内の代役候補となる。また、ロハスはマイナー契約を結んでいるエラスモ・ラミレスの存在にも言及している。

     いずれにしても、すべてはデグロムの回復状況次第である。「彼の状態をチェックしていかなければならない。毎日少しずつ状況がわかってくるだろう」と指揮官は今後の見通しについて語った。

  • レンジャーズ カルフーン、元中日・ロドリゲスら開幕に間に合わず

    2020.7.16 14:30 Thursday

     レンジャーズは正左翼手のウィリー・カルフーンと3人のリリーバーを欠いた状態で開幕を迎える可能性が高くなった。一方、右足首を痛めている正捕手ロビンソン・チリーノスは、日本時間7月25日に本拠地グローブライフ・フィールド(新球場)で行われるロッキーズとの開幕戦に間に合う見込みとなっている。

     カルフーンは臀部を痛めており、ジョン・ダニエルズGMは復帰を急がせない方針を明言している。昨年83試合で21本塁打、OPS.848と飛躍の兆しを見せたカルフーンを欠くのは痛手だが、クリス・ウッドワード監督はカルフーン欠場のあいだ、メジャー2年目のニック・ソラック(新人王資格あり)で穴を埋めるつもりのようだ。

     一方、ブルペンからはジョエリー・ロドリゲス、ブレット・マーティン、ラファエル・モンテロの3人がシーズン開幕を故障者リストで迎えることになりそうだ。2年契約で加入した左腕ロドリゲス(元中日)は広背筋を痛めて調整が遅れている。ダニエルズによると、回復は順調で、大幅な出遅れはない見込みだが、開幕には間に合わない可能性が高い。

     左腕マーティンは新型コロナウイルスの陽性反応を示し、チームとは別行動となっている。ダニエルズによると、体調は順調に回復しており、まもなくチームに合流できる見込みだが、「故障者リストで開幕を迎えることになる」と明言した。

     ロドリゲスとマーティンの両左腕の欠場により、チーム内における貴重なリリーフ左腕となるテイラー・ハーンは開幕ロースター入りする可能性が極めて高い。ジョー・パランボとコルビー・アラードの両左腕も先発ではなくブルペンの一員として開幕ロースター入りのチャンスがありそうだ。

     また、昨年の後半戦にセットアッパーとして安定した働きを見せた右腕モンテロは、ドミニカ共和国で妻の出産に立ち会っていたためチームへの合流が遅れ、ダニエルズは「開幕までに準備は整わないだろう」と出遅れを示唆している。おそらくシーズン最初の週を欠場することになりそうだ。

  • マドン監督 有望株・アデルの昇格を急がない方針

    2020.7.16 13:55 Thursday

     エンゼルスの球団組織内で最高のプロスペクト(若手有望株)と評されているジョー・アデルが夏季キャンプでアピールを続けている。しかし、ジョー・マドン監督はアデルのメジャー昇格を急がない方針を明言。アデルの早期昇格について慎重な姿勢を示した。

     「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングでメジャー全体6位にランクインしているアデルは、今週エンゼル・スタジアムで行われた紅白戦でホゼ・ロドリゲスから本塁打、ディラン・バンディから三塁打、キーナン・ミドルトンから二塁打を放つなど長打を連発。しかし、マドンは紅白戦の結果に一喜一憂することなく、「彼にはまだ取り組むべき課題がある」とアデルの現状を冷静に分析している。

     マドンは「彼は進歩している。メジャーリーガーに近付きつつある」と一定の評価を与えつつも、「彼のような若者について焦りすぎてはいけない。準備がしっかり整うまで待つべきだ」と発言。エンゼルスでは、2011年にAA級からメジャーへ昇格したマイク・トラウトがマイナーに逆戻りとなった例もあり、AA級で60試合、AAA級で27試合の出場経験しかないアデルにはもう少し経験を積ませたいと考えているようだ。

     「この男は間違いなく、将来の主力選手となるだろう。でも、何度も言うけれど、急ぐ必要はないんだ」とマドン。「やるべきことを全てクリアして、それからメジャーリーガーになるべきだ。これまでにも急ぎすぎてダメになった選手をたくさん見てきた。急いでしまうと、本当に優秀な選手を失ってしまう可能性がある」と改めてアデルの昇格を急がない方針を強調した。

     マドンの発言から判断する限り、アデルが開幕ロースター入りする可能性は極めて低い。よって、エンゼルスは右翼のレギュラーにブライアン・グッドウィンを起用することになるだろう。グッドウィンが期待に応えられず、アデルが着実に成長を続けている場合、満を持してアデルの登場ということになりそうだ。

  • アストロズ・バーランダー 自身12度目の開幕投手に

    2020.7.16 13:30 Thursday

     アストロズのダスティ・ベイカー監督は日本時間7月16日、2020年シーズンの開幕投手にジャスティン・バーランダーを起用することを発表した。昨年アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したバーランダーは、今回がキャリア12度目の大役となる。アストロズは日本時間7月25日に本拠地ミニッツメイド・パークでマリナーズと開幕戦を戦う。

     アストロズは2013年にナショナル・リーグ中部地区からア・リーグ西部地区に移って以降、1度も開幕戦で敗れていない。昨年はバーランダーが史上14人目となる11度目の開幕投手を務め、前年のサイ・ヤング賞受賞者であるブレイク・スネル(レイズ)との投げ合いを制した。

     今年2月、バーランダーは「開幕戦は毎年、自分にとっての初めての開幕戦を思い出させてくれるんだ。あのときの興奮は決して忘れないよ。球界全体にとって特別な1日だと思う」と語っていた。春季キャンプの時点ではコンディション面に不安を抱えていたが、新型コロナウイルスによる中断期間中に股関節の手術を受け、万全の状態で2020年シーズンの開幕を迎えられることになった。

     現在37歳のバーランダーは昨年、34試合に先発して223イニングを投げ、21勝6敗、防御率2.58、300奪三振の好成績をマーク。WHIP 0.80は過去100年間で2番目という素晴らしい数字だった。キャリア初のシーズン300奪三振も達成し、9月には自身3度目のノーヒッターも成し遂げた。

     なお、開幕投手を12度以上務めたのは過去に9人だけ。バーランダーは、トム・シーバー(16度)、スティーブ・カールトン、ランディ・ジョンソン、ウォルター・ジョンソン、ジャック・モリス(いずれも14度)、ロジャー・クレメンス、ロビン・ロバーツ(いずれも13度)、グローバー・アレクサンダー、バート・ブライレブン(いずれも12度)という球史に残る名投手たちの仲間入りを果たすことになる。

  • アストロズ・スミスが制限リスト入り 出場辞退の可能性も

    2020.7.16 10:30 Thursday

     アストロズは日本時間7月16日、ベテラン救援右腕のジョー・スミスを制限リストに登録した。ダスティ・ベイカー監督によると、スミスは家庭の事情により、まだ夏季キャンプに合流していないという。スミスは2020年シーズンの出場を辞退する可能性もあり、アストロズは制限リストに登録してスミスの最終的な決断を待つことになった。

     スミスは、母親がハンティントン病(治療法のない致命的な神経障害)による闘病生活を続けていることを公表しており、まだチームに合流できていないのはこれが原因であると見られている。ただし、チームの関係者によると、スミスは2020年シーズンの出場辞退を決めたわけではなく、アストロズはスミスの最終的な決断を待っている状況だ。

     ベイカーは「戻ってきてくれるなら歓迎するけど、今はジョー不在で戦うことを考えている」とコメント。「彼はこのチームの重要な戦力だ。選手たちはジョーがいないことを残念に思うだろうが、選手たちは各自がやるべきことをしっかり認識しているよ」と選手たちへの信頼も口にした。

     スミスは昨年の前半戦を左アキレス腱の手術からのリハビリに費やしたものの、復帰後は28試合に登板して25イニングを投げ、1勝0敗、4ホールド、防御率1.80、22奪三振と安定したパフォーマンスを披露。メジャー13年間で50試合以上に登板したシーズンが11度もある鉄腕リリーバーである。

     昨年のポストシーズンでは10試合に登板して防御率3.12を記録。登板した10試合のうち8試合は無失点に抑えた。シーズン終了後にフリーエージェントとなったが、アストロズはチームに必要な戦力と判断し、昨年12月に2年800万ドルで再契約。それだけに、スミスが出場辞退を決断するようであれば、アストロズにとっては痛手となる。

     なお、メジャーリーグではすでに、マイク・リーク(ダイヤモンドバックス)、ライアン・ジマーマン(ナショナルズ)、ジョー・ロス(ナショナルズ)、イアン・デズモンド(ロッキーズ)、タイソン・ロス(フリーエージェント)、ウェリントン・カスティーヨ(ナショナルズ)、デービッド・プライス(ドジャース)、フェリックス・ヘルナンデス(ブレーブス)、ニック・マーケイキス(ブレーブス)、ヘクター・ノエシ(パイレーツ)、バスター・ポージー(ジャイアンツ)、ジョーダン・ヒックス(カージナルス)、マイケル・コペック(ホワイトソックス)の13人が2020年シーズンの出場辞退を発表している。

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