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  • MLB公式サイトが「トレード候補チーム」を選出 大谷翔平の名前も

    2023.1.6 12:09 Friday

     日本時間1月6日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「トレード候補の選手によるオールスター・チーム」を選出する特集記事を公開した。今オフはすでにテオスカー・ヘルナンデス、ショーン・マーフィー、ドールトン・バーショらがトレードで移籍しているが、まだトレード市場には多くの有力選手が残っている。フェインサンド記者が各ポジションから1名ずつ選出した「トレード候補チーム」の選手たちも今後、トレード期限までのあいだにトレード市場を大いに盛り上げてくれそうだ。

     フェインサンド記者は「トレード候補チーム」を選出するとともに、各選手の「バズ・ファクター(盛り上がり度)」を高い・中間・低いの3つに分類。唯一、盛り上がり度が「高い」に分類されたのがDH部門で選出された大谷翔平(エンゼルス)だ。エンゼルスは「今オフ中に放出しない」ことを明言しているが、開幕後にエンゼルスがポストシーズン争いから脱落した場合、トレードの噂が再燃するのは確実。フェインサンド記者は「年俸は3000万ドルと高額だが、ポストシーズン争いが続く後半戦のために獲得を狙う球団が続出するのは間違いない」としている。

     さらに「エンゼルスが大谷をトレード要員にした場合、彼はここ数年(あるいは数十年)で最も人気の高いトレード要員となるだろう」と付け加え、「もしエンゼルスがシーズン終了後に再契約できないと考えているならば、ポストシーズン争いから脱落した状況で大谷を複数のプロスペクトと交換しないのはクレイジーだ」とした。

     なお、フェインサンド記者が選出した「トレード候補チーム」は以下の通り。

    捕手:トラビス・ダーノー(ブレーブス)
    一塁:C・J・クロン(ロッキーズ)
    二塁:グレイバー・トーレス(ヤンキース)
    三塁:エデュアルド・エスコバー(メッツ)
    遊撃:アメッド・ロサリオ(ガーディアンズ)
    外野:ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    外野:ラモン・ローレアーノ(アスレチックス)
    外野:タイラー・オニール(カージナルス)
    DH:大谷翔平(エンゼルス)
    先発:パブロ・ロペス(マーリンズ)
    救援:グレゴリー・ソト(タイガース)

  • パイレーツ・レイノルズにヤンキースなど「多くのチーム」が興味か

    2023.1.6 11:00 Friday

     パイレーツが「フアン・ソトのトレードのような対価を求めている」ことが報じられているブライアン・レイノルズのトレードだが、獲得のハードルが非常に高いからといって、他球団からの関心は薄れていないようだ。「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン記者によると、「多くのチーム」がレイノルズのトレード獲得に関心を示しており、同記者はレイノルズ獲得を狙う可能性のあるチームとしてヤンキース、ドジャース、マリナーズなどを挙げている。今オフ中にレイノルズのトレードは実現するのだろうか。

     ヤンキースは現在、若手のオスワルド・カブレラと7年契約の5年目を迎えたアーロン・ヒックスが正左翼手の座を争う状況。アンドリュー・ベニンテンディとの再契約も選択肢の1つだったが、ぜいたく税の最高税率を課されるラインである年俸総額2億9300万ドルに迫っており、ホワイトソックスが提示した5年7500万ドルに匹敵するオファーを出すことはできなかったようだ。ボウデン記者は「トレードでレイノルズ、FAでジュリクソン・プロファーの獲得を目指す可能性がある」と伝えているが、ぜいたく税の最高税率ラインを超えないためには現有戦力の整理も必要になるだろう。

     コディ・ベリンジャーが退団したドジャースもレイノルズ獲得を狙うチームの1つだが、トレバー・バウアーの出場停止処分が解除され、バウアーの年俸が加算されたことにより、年俸総額がぜいたく税ラインのギリギリのところに迫っている。来オフの大谷翔平獲得に向けてぜいたく税の税率リセットを目指すのであれば、今季はぜいたく税ラインを超えるわけにはいかない。ヤンキース同様、レイノルズ獲得のためには現有戦力の整理が必要だ。

     マリナーズは今オフ、トレードでテオスカー・ヘルナンデスとコルテン・ウォンを補強したが、まだ補強が完了していないことを示唆している。補強ポイントの1つが「打てる左翼手」であり、レイノルズは見事にフィットする。ただし、有望株が次々にメジャーへ昇格していることや、昨夏のルイス・カスティーヨのトレードで複数の有望株を放出したことにより、マイナーの有望株の層は薄くなっており、レイノルズ獲得のためにはメジャーの戦力となりつつある若手を放出することが必要になるかもしれない。

  • コレア陣営が他球団との交渉を再開か 依然としてメッツ移籍が有力

    2023.1.6 10:35 Friday

    「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、メッツとの契約交渉を継続中のカルロス・コレア陣営は、少なくとも1球団との交渉を再開しているようだ。メッツの関係者は「スティーブ・コーエン・オーナーがコレアを逃すとは思えない」と話しており、依然としてメッツ移籍が最有力とみられているが、2週間近く話し合いがまとまらない状況が続いており、代理人のスコット・ボラスは他球団に獲得の意思があるかどうかを確認し始めている模様。メッツが提示している条件次第では、コレアが他球団への移籍を選択する可能性もありそうだ。

     コレアはジャイアンツとの13年3億5000万ドルの大型契約が破談となったあと、メッツと12年3億1500万ドルで合意。しかし、ジャイアンツと同様に、身体検査で右足首の状態に不安があることが判明し、再交渉を強いられている。関係者によると、12年3億1500万ドルという条件が大幅に変わる可能性は低いものの、メッツは故障離脱時のリスクを軽減できる条項を盛り込むことを望んでいるという。ただし、コレアはメジャー昇格後に右足首の故障で戦列を離れたことがなく、「右足首の状態に問題はない」と主張するコレア陣営がどこまで譲歩するかが契約成立のポイントになるとみられる。

     ボラスは過去にも故障リスクを抱えた選手の複数年契約を成立させた実績があり、イバン・ロドリゲス、マグリオ・オルドニェス、J・D・ドリュー、J・D・マルティネスらの契約に、長期離脱した場合に球団側が契約の一部を破棄できるような条項を盛り込んできた。今回もこのような形で決着するとみられているが、コレア陣営としては右足首の故障で長期離脱したことがない以上、大幅な譲歩はしたくないところだろう。

     とはいえ、コレアが再びFA市場に出たとして、総額3億ドル規模の大型契約を得られる可能性は低い。メッツとの契約を成立させることがベストの選択肢であると思われるが、果たして敏腕代理人ボラスはどんな決断を下すのだろうか。

  • 最強か故障者続出か レンジャーズの「イチかバチか」の先発ローテ

    2023.1.5 12:48 Thursday

     昨季メジャーワースト6位の先発防御率4.63に終わったレンジャーズは今オフ、マーティン・ペレスがクオリファイング・オファーを受諾して残留し、FAでジェイコブ・デグロム、アンドリュー・ヒーニー、ネイサン・イオバルディ、トレードでジェイク・オドリッジを獲得。昨オフ補強したジョン・グレイも含め、強力な先発ローテーションが完成した。しかし、故障リスクを抱えた選手も多く、メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガン記者はレンジャーズ先発陣を「イチかバチかのローテーション」と表現している。

     デグロム、ペレス、ヒーニー、イオバルディ、オドリッジ、グレイはいずれも31歳以上。2023年シーズンの平均年齢は33歳に近く、2022年シーズンに故障者リスト入りしなかったのはペレスだけである。とはいえ、故障さえなければメジャー屈指の強力ローテーションであることは間違いなく、データサイト「ファングラフス」による先発投手陣の予想WARでは、ヤンキースの16.7に次ぐメジャー2位の15.6を記録。ブリュワーズ(15.0)、ブレーブス(14.4)、メッツ(13.8)、フィリーズ(13.8)など強豪チームを上回っている。

     個別の数字を見てみると、デグロムの5.5を筆頭に、グレイとヒーニーが2.5、イオバルディが2.3、ペレスが1.8という予想。デグロムは2018年に9.0、2019年に6.9を記録した実績があり、イオバルディは2021年に5.7、ペレスも昨季3.8をマークしている。先発1~5番手に予定されている全員が故障なくシーズンを過ごし、なおかつ実力を十分に発揮すれば、最強ローテーション完成も夢ではないだろう。

     だが、デグロム、ヒーニー、イオバルディ、グレイの4人は昨季合計71試合(うち69先発)しか登板していない。今季も同様の状況になった場合、オドリッジ、デーン・ダニング、コール・ラガンス、グレン・オットーらが代役を務めることになり、大幅グレードダウンは不可避。この可能性も秘めているのが今季のレンジャーズ先発陣なのだ。

     昨オフにグレイ、マーカス・セミエン、コリー・シーガーらを獲得し、今オフはさらにデグロム、ヒーニー、イオバルディらを加えたレンジャーズ。ペイロールは昨季王者アストロズを超え、トップ10入りを果たしているが、この積極補強はどのような結果につながるのだろうか。今季要注目のチームだ。

  • カブスがホズマーと契約合意 支払うのは最低保証年俸72万ドルのみ

    2023.1.5 10:51 Thursday

     日本時間1月5日、レッドソックスを解雇されてフリーエージェント(FA)となっていた33歳のベテラン一塁手エリック・ホズマーがカブスと契約することで合意に至ったことが明らかになった。ESPNのジェシー・ロジャース記者が第一報を伝えた。ホズマーはパドレスと3年3900万ドル分の契約が残っており、カブスが負担するのはメジャー最低保証年俸の72万ドルだけ。ホセ・アブレイユの獲得に失敗するなど正一塁手不在の状況だったが、失敗しても痛くないローリスクの補強で経験豊富な一塁手を手に入れることに成功した。

     ホズマーはメジャーデビューした2011年から7年間、ロイヤルズの正一塁手として活躍し、4度のゴールドグラブ賞を受賞。2015年にはワールドシリーズ制覇を経験し、翌2016年はキャリアで唯一となるオールスター・ゲームにも選ばれた。2017年オフにFAとなり、パドレスと8年1億4400万ドルの大型契約を結んだが、期待に応える活躍を見せることはできず、昨夏にはトレード要員に。当初はフアン・ソトとのトレードでナショナルズへ移籍する予定だったが、ホズマーがトレード拒否権を行使したため、レッドソックスへ移籍することになった。

     昨季はパドレスで90試合、レッドソックスで14試合、合計104試合に出場して打率.268、8本塁打、44打点、OPS.716という極めて平凡な成績に終わった。3年3900万ドル分の残り契約はパドレスが負担することになっていたため、レッドソックスは今季以降もホズマーをメジャー最低保証年俸でキープすることが可能だったが、有望株トリストン・カサスを正一塁手として起用する方針のため、余剰戦力のホズマーを解雇することを決断。オリオールズも興味を示していたようだが、カブスがホズマー獲得に成功した。

     カブスには昨季マイナー3階級で打率.309、36本塁打、119打点、OPS.984をマークした24歳のマット・マービスという有望な一塁手がいるものの、まだAAA級で60試合のプレー経験しかなく、昇格を急ぐのは得策ではない。カブスにとって、ホズマーはいつでも解雇できる存在であり、マービスのメジャーデビューの準備が整うまでのあいだ、ホズマーをつなぎ役として起用していくことになりそうだ。

  • レッドソックスがデバースと契約延長へ 11年3億3100万ドルで合意

    2023.1.5 10:28 Thursday

     レッドソックスは主砲ラファエル・デバースとの年俸調停を回避して年俸1750万ドルの1年契約を結んだことが報じられていたが、その翌日にビッグニュースが飛び込んできた。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスはデバースと11年3億3100万ドルの長期大型契約を結ぶことで合意に至ったようだ。前日の1年1750万ドルの契約に10年3億1350万ドルが追加される形となり、オプトアウト条項は盛り込まれず、全球団に対するトレード拒否権が与えられているという。

     今オフのレッドソックスは、FAとなった正遊撃手ザンダー・ボガーツの引き留めに失敗し、ファンからの不満の声が強まっていたため、デバースとの長期大型契約合意は球団とファンの双方にとって、このうえない朗報となった。契約総額はデービッド・プライスの2億1700万ドルをはるかに上回り、球団史上最高額の契約。三塁手が得た契約としてもメジャー史上最高のものとなった。

     現在26歳のデバースは、2017年7月に20歳でメジャーデビュー。翌2018年にワールドシリーズ制覇を経験すると、2019年は打率.311、32本塁打、115打点、OPS.916の好成績を残し、2021年にも打率.279、38本塁打、113打点、OPS.890をマークした。2021年は自身初のオールスター・ゲームに選出されたほか、シルバースラッガー賞を初受賞し、オールMLBのセカンド・チームにも選ばれた。昨季は打率.295、27本塁打、88打点、OPS.879を記録し、2年連続のオールスター・ゲームに選出されている。

     レッドソックスは2020年2月にムーキー・ベッツをトレードでドジャースへ放出し、今オフはボガーツとJ・D・マルティネスがFAで退団。すでに2018年のワールドシリーズ制覇を経験した野手はデバースしか残っていない(投手はクリス・セール、マット・バーンズ、ライアン・ブレイジャーの3人)。長期大型契約を得たデバースは、今後も球団の顔として、メジャー有数の伝統球団を牽引していくことになった。

  • メッツとコレアの契約 「劇的に異なったもの」になる可能性が浮上

    2023.1.4 10:55 Wednesday

     現在の球界で最も注目されているトピックは「カルロス・コレアはいつ正式にメッツの一員になるのか」ということだ。メッツとコレアは12年3億1500万ドルの大型契約で合意したものの、身体検査で右足首の状態に不安があることが判明。その後も両者は契約成立に向けて交渉を継続中だ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は「今週中にすべてが解決されるだろう」との見通しを示したが、「劇的に異なったものになる可能性がある」と現在行われている交渉のなかで契約条件の見直しが行われる可能性を示唆している。

     メッツとコレアの契約交渉は決裂する可能性も残されているが、メッツにとってはコレアがFA市場で獲得可能な最後の大物選手であり、コレアにとっては再びFA市場に戻ったところで好条件の契約を得られない可能性が高いため、両者が歩み寄って契約を成立させるだろうとみられている。ローゼンタール記者は「メッツがコレアとの契約から手を引く気配はない」とリポート。ただし、「12年3億1500万ドルを全額保証することはないだろう」とも伝えている。

     有力な妥協案は、コレアが右足首の故障で長期離脱した場合に、メッツが12年契約の一部を破棄できるような条項を盛り込むことだ。コレア側にとっては契約の価値を下げることになるため、代理人のスコット・ボラスはこのような条項を盛り込むことを好まないだろう。しかし、ボラスは以前、イバン・ロドリゲスやJ・D・マルティネスの複数年契約を実現させた際に、故障離脱があった場合に契約期間を短縮できるという条項を盛り込んだことがある。契約を成立させるための最後の手段として、ボラスがこのような条項を盛り込むことを受け入れる可能性は十分にある。

     コレアはメッツに加入した場合、本職の遊撃ではなく三塁を守る予定だ。そのため、昨季の正三塁手エデュアルド・エスコバーが余剰戦力となり、ローゼンタール記者は「メッツはエスコバーをトレードするだろう。ペイロール削減のために複数のトレードが行われる可能性もある」と指摘。コレアとの交渉が決着すれば、メッツが今度はトレード市場の主役となるかもしれない。

  • レッドソックスがデバースとの年俸調停を回避 契約延長交渉は継続

    2023.1.4 10:35 Wednesday

     レッドソックスは正三塁手ラファエル・デバースとの長期契約を目指しているが、まずは今オフの年俸調停を回避し、今季の契約について合意したようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスとデバースは1年1750万ドルで合意。現在26歳のデバースは今季終了後にフリーエージェント(FA)となる予定だが、レッドソックスは若き主砲がFAで流出するのを防ぐために、今後もデバースとの契約延長に向けて交渉を継続していく方針だ。

     ドミニカ共和国出身のデバースは、2017年にメジャーデビュー。2019年に打率.311、32本塁打、115打点、OPS.916、2021年に打率.279、38本塁打、113打点、OPS.890をマークするなどレッドソックスの主砲として活躍し、昨季は141試合に出場して打率.295、27本塁打、88打点、OPS.879を記録した。オールスター・ゲーム選出2度、シルバースラッガー賞1度の実績を誇り、2018年にはワールドシリーズ制覇も経験。今季終了時には27歳だが、これだけの実力を持つ選手が27歳の若さでFA市場に出てくるのは、他球団にとって非常に魅力的だ。

     そうした事情もあり、レッドソックスはデバースがFAになる前に長期契約を結ぶべく、交渉を進めているが、球団側の提示額と選手側の希望額には依然として大きな開きがあることが報じられている。レッドソックスは2020年2月にスター選手のムーキー・ベッツをトレードでドジャースへ放出し、今オフは正遊撃手ザンダー・ボガーツの引き留めにも失敗(FAでパドレスへ移籍)。スター選手の流出が相次ぐなかで、ファンからの不満の声も強まっており、なんとかデバースとの長期契約を実現させたいところだろう。

     なお、2018年のワールドシリーズ制覇を経験した選手で現在もレッドソックスに残っているのは、デバース、クリス・セール、マット・バーンズ、ライアン・ブレイジャー(元広島のブレイシア)の4人だけとなっている。

  • ダイヤモンドバックスがロンゴリアを獲得へ 1年400万ドルで合意

    2022.12.31 11:01 Saturday

     日本時間12月31日、ダイヤモンドバックスがジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていたベテラン三塁手エバン・ロンゴリアと1年400万ドル+出来高100万ドルで合意したことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトでダイヤモンドバックスを担当するスティーブ・ギルバート記者が関係者から得た情報として伝えた。ロンゴリアはジャイアンツから年俸1300万ドルの球団オプションを破棄されてFAとなり、古巣レイズへの復帰にも興味を示していたが、自宅のあるアリゾナを本拠地とするダイヤモンドバックスへの移籍を選択した。

     現在37歳のロンゴリアはレイズの看板選手として2008年のメジャーデビューから2017年まで10年間活躍し、2018年以降はジャイアンツでプレー。ジャイアンツ移籍後は毎年故障者リスト入りするなど、フル稼働できないシーズンが続いており、今季は89試合に出場して打率.244、14本塁打、42打点、OPS.767と平凡な成績に終わった。2008年に新人王を受賞し、この年から3年連続でオールスター・ゲームに選出。シルバースラッガー賞1度、ゴールドグラブ賞3度の実績を誇り、メジャー15年間で通算1883安打、331本塁打、1131打点をマークしている。

     ダイヤモンドバックスと1年400万ドルという格安の契約を結んだロンゴリアだが、ジャイアンツから年俸1300万ドルの来季オプションを破棄され、バイアウトの500万ドルを手にすることが決まっている。よって、ロンゴリアは最低でも900万ドル、出来高を含めれば最大1000万ドルを得ることができる。バイアウトの500万ドルを得ていたことで、年俸などの金額面よりも「自宅に近い」という環境面を重視して新天地を決めることができたのだろう。

     今季のダイヤモンドバックスは、三塁はジョシュ・ロハスの85試合、DHはケテル・マルテの37試合が最多スタメン出場だった。両ポジションとも不動のレギュラーがいるわけではなく、左打者のロハスと右打者のロンゴリアでプラトーンを組むことも可能なため、ロンゴリアには三塁手兼DHとしてレギュラークラスの出場機会が与えられることになりそうだ。

  • マーリンズがセグーラと契約合意 2年1700万ドル+オプション1年

    2022.12.30 01:12 Friday

     日本時間12月29日、マーリンズがフィリーズからオプション破棄でフリーエージェント(FA)となっていた球宴選出2度の二塁手ジーン・セグーラと2年1700万ドル+オプション1年の契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。地元紙「マイアミ・ヘラルド」のクレイグ・ミッシュ記者によると、2023年の年俸が650万ドル、2024年の年俸が850万ドルで、2025年は年俸1000万ドルのオプション(またはバイアウト200万ドル)となっているが、オプションの種類は現時点では不明だという。

     現在32歳のセグーラは、今季フィリーズで98試合に出場して打率.277、10本塁打、33打点、13盗塁、OPS.723を記録。6月に右人差し指の骨折で長期離脱した影響もあり、デビューイヤーの2012年以来10年ぶりに規定打席に届かなかった。メジャー11年間で通算1479安打、107本塁打、205盗塁の実績を誇り、ブリュワーズ時代の2013年とマリナーズ時代の2018年にオールスター・ゲーム選出。ダイヤモンドバックス時代の2016年にはリーグ最多の203安打を放っている。

     2019年までは遊撃手としての出場がほとんどだったが、2020年からは二塁がメインポジションに。ただし、マーリンズの二塁には今季オールスター・ゲーム初選出を果たした人気者ジャズ・チザムJr.がいるため、チザムJr.が他のポジションへコンバートされない限り、セグーラは二塁ではなく三塁を守ることが予想されている(チザムJr.を遊撃に移し、セグーラが二塁に入るパターンも考えられる)。ちなみに、セグーラは2020年に三塁手として24試合(うちスタメン21試合)に出場した経験がある。

     マーリンズの二遊間には、セグーラとチザムJr.のほかにジョーイ・ウェンドルとミゲル・ロハスがいるものの、この2選手は2023年シーズン終了後にFAとなる。FA市場から有力な遊撃手が消えたため、マーリンズは遊撃手の補強を必要としているチームに対してウェンドルまたはロハスのトレードを持ち掛ける可能性もありそうだ。

  • レッドソックスがクルーバーを獲得へ 1年1000万ドル+オプション

    2022.12.30 00:47 Friday

     日本時間12月29日、レッドソックスはレイズからフリーエージェント(FA)となっていた先発右腕コリー・クルーバーと1年1000万ドル+球団オプション1年(年俸1100万ドル)の契約を結ぶことで合意に至った。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えた。レッドソックスは今オフ、ネイサン・イオバルディやリッチ・ヒルを失っており、先発投手の確保が急務に。インディアンス(現ガーディアンズ)時代に2度のサイ・ヤング賞に輝いたベテラン右腕をチームに加えることになった。

     レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるハイム・ブルームは、12月上旬の時点で「先発投手の補強が最優先」と話していた。ところが、レッドソックスは救援投手(ケンリー・ジャンセン、クリス・マーティン、ジョエリー・ロドリゲス)や野手(吉田正尚、ジャスティン・ターナー)の補強には成功したものの、先発投手の補強はなかなか実現せず。有力な先発投手がFA市場から消えていくなか、年末になってようやくクルーバーの獲得に成功した。

     現在36歳のクルーバーは2013~18年の6年間で5度の2ケタ勝利をマークし、うち4度は18勝以上を挙げるなど、メジャーを代表する好投手として活躍したが、2019年以降は故障続きで低迷。1年800万ドルでレイズに加わった今季は4年ぶりに規定投球回をクリアしたものの、31先発で164イニングを投げ、10勝10敗、防御率4.34、139奪三振と平凡な成績に終わった。年齢を考えると、ここから全盛期のようなパフォーマンスを取り戻すのは難しいと思われる。

     レッドソックスの先発陣は、現時点ではクリス・セール、ニック・ピベッタ、ギャレット・ウィットロック、クルーバー、タナー・ハウク、ジェームス・パクストンという顔ぶれ。若手のブライアン・ベヨも7人目の先発投手として控えているが、故障明けの投手やブルペンから転向する投手が大半を占め、稼働量を計算できない投手が非常に多いのが気になるところだ。

  • ブレーブスがマーフィーと契約延長! 6年7300万ドル+オプション

    2022.12.28 12:30 Wednesday

     日本時間12月28日、ブレーブスは今オフの三角トレードで獲得したばかりの正捕手ショーン・マーフィーと6年7300万ドルで契約を延長したことを発表した。2029年の球団オプション(年俸1500万ドル/バイアウトなし)が付属しており、このオプションが行使された場合、7年8800万ドルの契約となる。年俸は2023年が400万ドル、2024年が900万ドル、2025~28年の4年間はいずれも1500万ドルであることが公表されている。ブレーブスは少なくとも2028年までメジャー屈指の実力派捕手を確保することに成功した。

     現在28歳のマーフィーは、2019年にアスレチックスでメジャーデビューし、3年目の2021年にゴールドグラブ賞を受賞。4年目の今季は自己最多の148試合に出場し、打率.250、18本塁打、66打点、OPS.758をマークした。ハイレベルな守備に加え、捕手としては上位の打撃力も兼ね備えており、今オフのトレード移籍が確実になった際には、複数のチームが争奪戦を展開。最終的にはブレーブスがブリュワーズを巻き込む形で三角トレードを成立させ、獲得に成功した。

     ブレーブスは若手野手との長期契約を連発しており、すでにオースティン・ライリーと10年2億1200万ドル+オプション1年、マット・オルソンと8年1億6800万ドル+オプション1年、ロナルド・アクーニャJr.と8年1億ドル+オプション2年、マイケル・ハリス2世と8年7200万ドル+オプション2年、オジー・オルビーズと7年3500万ドル+オプション2年の契約を結んでいる。また、今季ハリス2世と新人王を争った右腕スペンサー・ストライダーとも6年7500万ドル+オプション1年で契約を延長した。

     オプションを含めると、オルビーズは2027年、アクーニャJr.は2028年、マーフィーとストライダーは2029年、オルソンは2030年、ハリス2世は2032年、ライリーは2033年まで保有権があり、ブレーブスは今後も長期的に安定してポストシーズン争いに絡むチームとなっていきそうだ。

  • メッツとコレアは交渉継続 契約成立の可能性は「55%」と地元記者

    2022.12.28 11:03 Wednesday

     メッツはカルロス・コレアと12年3億1500万ドルの大型契約で合意したものの、正式契約前の身体検査で右足首の状態に不安があることが判明。代理人のスコット・ボラスを含めたコレア側との交渉を継続しているようだが、メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、両者が解決策を見つけられるかどうかは不透明だという。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者は、メッツとコレアのあいだで契約が成立する可能性について「55%」と伝えている。

     ツインズからフリーエージェント(FA)となったコレアは当初、ジャイアンツと13年3億5000万ドルで合意したことが報じられた。ところが、身体検査で右足首の状態に不安があることが判明し、入団会見が急遽延期に。その後、メッツとの契約合意が報じられたものの、メッツの身体検査をパスすることもできなかった。こうした状況のなか、他球団からのオファーも届いているようだが、現時点ではコレア側はメッツとの交渉を優先しているとみられる。

     メッツとしては、事前に右足首の状態に不安があることが判明している以上、右足首の故障で長期離脱されてしまうリスクを回避したいというのが本音だろう。敏腕代理人として知られるボラスは以前、故障のリスクを抱えるJ・D・マルティネスとレッドソックスのあいだで5年1億1000万ドルの契約を成立させたことがあったが、このときはマルティネスが不安を抱えていた右足の故障で「60日以上離脱した場合」や「2年間で120日以上離脱した場合」などにレッドソックスが最後の2年分の契約を破棄できる条項が盛り込まれていた。

     よって、コレアの場合も右足首の故障で長期離脱した場合にメッツが長期契約の後半部分を破棄できるような条項を盛り込むことで双方が妥協することになるかもしれない。プーマ記者によると、コレア側は契約年数(12年)や契約総額(3億1500万ドル)を変更することには前向きではないという。メッツ側のリスクを軽減するような条項を盛り込むことで決着するのか、今後の動向が注目される。

  • パイレーツがヒルと1年800万ドルで合意 来年43歳のベテラン左腕

    2022.12.28 10:11 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、パイレーツはレッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていた左腕リッチ・ヒルと1年800万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ベン・チェリントンGMは今月中旬にビンス・ベラスケスを獲得したあと、さらなる先発補強を目指す方針を明らかにしていたが、その通りの動きとなった。1980年3月11日生まれのヒルは、アルバート・プホルス(1980年1月16日生まれ)の引退によって現役最年長選手となっており、来年3月に43歳の誕生日を迎える。

     ヒルは今季レッドソックスで26試合に先発して124回1/3を投げ、8勝7敗、防御率4.27、109奪三振を記録。30代後半を迎えてから開花した遅咲きの選手であり、3年連続2ケタ勝利(2016~18年)を挙げたピーク時のような活躍を期待するのは酷だが、2021年にレイズとメッツで合計32試合(うち31先発)に登板して158回2/3を投げ、7勝8敗、防御率3.86、150奪三振をマークしたように、先発ローテーションの一角を担うことができるレベルの実力を現在も維持している。

     パイレーツは新加入のヒルとベラスケスのほか、23歳のロアンシー・コントレラス、26歳のミッチ・ケラー、29歳のJT・ブルベイカーの5人で先発ローテーションを形成するとみられており、ほかにも来年1月に24歳となるルイス・オルティス、来年3月に25歳となるヨハン・オビエドらが候補。さらに、有望株のクイン・プリースター(22歳)やマイク・バローズ(23歳)も控えており、今季のホセ・キンタナがそうであったように、経験豊富なヒルが彼らに与える影響力の大きさは計り知れない。

     もしヒルが前半戦で好成績を残すようであれば、今季のキンタナと同様に、トレード・デッドラインで他球団の有望株と交換することもできる。若手投手のメンターとしても、夏場を見据えたトレード要員としても、パイレーツのチーム状況にフィットする補強になったと言えるのではないだろうか。

  • レンジャーズがイオバルディと2年3400万ドルで合意 強力先発陣に

    2022.12.28 09:52 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レンジャーズはレッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていた先発右腕ネイサン・イオバルディと2年3400万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。3年目の契約は成績に応じたベスティング・オプション(条件を満たせばオプションが保証される)となっているほか、出来高も盛り込まれているようだ。レンジャーズは今オフ、ジェイコブ・デグロムらを獲得しており、強力な先発ローテーションが完成した。

     現在32歳のイオバルディは、今季レッドソックスで20試合に先発して109回1/3を投げ、6勝3敗、防御率3.87、103奪三振を記録。メジャータイ記録の1イニング5被本塁打を喫するなど一発病が目立ち、故障にも悩まされたが、与四球率1.65と安定した制球力は今季も健在だった(与四球率は3年連続で1個台)。2021年には32先発で182回1/3を投げてキャリア2度目の規定投球回をクリアし、11勝9敗、防御率3.75、195奪三振をマーク。この年は自身初のオールスター・ゲームにも選出されており、故障さえなければ先発2番手クラスの働きを期待できる投手だ。

     イオバルディはレッドソックスからのクオリファイング・オファーを拒否しており、レンジャーズは来年のドラフト指名権を喪失する。デグロムを獲得したときに、すでに2番目に高い順位の指名権と国際ボーナスマネー50万ドルを手放しているレンジャーズだが、イオバルディ獲得により、さらに3番目に高い順位の指名権と国際ボーナスマネー50万ドルを失うことになった。

     レンジャーズは今オフ、FA市場でデグロムとアンドリュー・ヒーニー、ブレーブスとのトレードでジェイク・オドリッジを獲得し、マーティン・ペレスはクオリファイング・オファーを受諾して残留。昨オフに獲得したジョン・グレイもおり、イオバルディの加入によって、デグロム、ペレス、グレイ、イオバルディ、ヒーニー、オドリッジと強力な先発ローテーションが完成することになった。同地区のエンゼルスにとっても厄介な相手となりそうだ。

  • エンゼルスが先発補強へ イオバルディとクルーバーの両右腕に興味

    2022.12.25 11:16 Sunday

    「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、エンゼルスはネイサン・イオバルディとコリー・クルーバーの両先発右腕に興味を示しているという。今オフのエンゼルスは、大谷翔平、パトリック・サンドバル、ホセ・スアレス、リード・デトマーズと先発ローテーション6枠のうち4枠が埋まった状態でスタートし、ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていた左腕タイラー・アンダーソンを獲得。まだローテが1枠空いている状況であり、そこに実績十分のベテラン右腕を加えようとしているようだ。

     現在32歳のイオバルディは、現在FA市場に残っている選手のなかでベストの選手と評価されている。比較的故障の多い選手で、メジャー11年間で規定投球回到達と2ケタ勝利はいずれも2度。しかし、2021年には32先発で182回1/3を投げて11勝9敗、防御率3.75、195奪三振をマークし、自身初のオールスター・ゲームに選出されている。今季はレッドソックスで20試合に先発して109回1/3を投げ、6勝3敗、防御率3.87、103奪三振という成績だった。

    「WEEI」のロブ・ブラッドフォード記者によると、イオバルディにはエンゼルス、パドレス、レンジャーズなど少なくとも5球団が興味を示しているようだ。イオバルディはレッドソックスからクオリファイング・オファーを受けているため、獲得したチームは来年のドラフト指名権を失うことになる。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はエンゼルスがイオバルディを獲得した場合に「2番目に高い順位の指名権と国際ボーナスマネー50万ドルを失う」と伝えている。

     一方、現在36歳のクルーバーはメジャー通算113勝を挙げ、インディアンス(現ガーディアンズ)時代に2度のサイ・ヤング賞を受賞するなど、実績ではイオバルディを大きく上回る。2019~21年の3シーズンは相次ぐ故障に悩まされ、24先発で7勝のみに終わったが、今季はレイズで31試合に先発して164イニングを投げ、10勝10敗、防御率4.34、139奪三振を記録。故障と年齢の影響で衰えが目立つものの、先発5~6番手なら十分に務まるはずだ。

     今オフはハンター・レンフロー、ジオ・ウルシェラ、ブランドン・ドルーリーを獲得し、打線の底上げに成功しているエンゼルス。2014年以来のポストシーズン進出に向けて、さらなる補強を目指す。

  • メッツもコレアの右足首の状態に懸念 契約締結に向けて再交渉中か

    2022.12.25 10:58 Sunday

     ツインズからオプトアウトの権利を行使してフリーエージェント(FA)となったカルロス・コレアと12年3億1500万ドルの大型契約で合意したメッツだが、身体検査の結果、移籍交渉が破談となったジャイアンツと同様に、コレアがマイナー時代に手術を受けた右足首の状態に懸念を示しているようだ。メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、メッツ側とコレア側はこの問題に対処するために再交渉中だという。妥協点を見つけ、無事に契約締結にこぎつけることはできるだろうか。

     コレアは当初、ジャイアンツと13年3億5000万ドルというメッツを上回る条件で合意していた。ところが、身体検査の結果、ジャイアンツがコレアの健康状態に懸念を示し、入団会見が急遽延期される事態に。詳細は明かされていないものの、ジャイアンツはコレアがマイナー時代の2014年に手術を受けた右足首の状態を不安視していたとみられる。

     コレアの代理人を務めるスコット・ボラスは「カルロスには何の問題もない」とコレアのコンディションが万全であることを主張。ジャイアンツとの合意を白紙に戻したうえで、ジャイアンツに再交渉の機会を与えたものの、結局合意には至らず、その隙を突いてコレア獲得を熱望していたメッツのスティーブ・コーエン・オーナーがコレアを手に入れることに成功した。

     ところが、そのメッツすらも身体検査の結果に懸念を示すという事態に。コレア側としては、メッツとの合意を白紙に戻して再びFAになったとしても、ジャイアンツとの合意を白紙に戻してメッツが控えていたときとは異なり、同様の大型契約を得られる保証はなく、なんとかメッツとの契約をまとめたいところだろう。メッツ側は右足首の故障で離脱しなかった場合のオプションなどを設け、なるべくリスクを減らした形で契約することを目指すとみられる。

     コーエン・オーナーが獲得を熱望していたコレアは、どのような契約でメッツに加わることになるのだろうか。今後の動向に注目だ。

  • 通算394セーブのキンブレルがフィリーズ移籍 1年1000万ドルで合意

    2022.12.24 11:33 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、フィリーズはドジャースからフリーエージェント(FA)となっていた救援右腕クレイグ・キンブレルと1年1000万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。来年5月に35歳の誕生日を迎えるキンブレルは現役最多の通算394セーブを挙げており、これは歴代7位の数字。来季はマリアーノ・リベラ、トレバー・ホフマン、リー・スミス、フランシスコ・ロドリゲス、ジョン・フランコ、ビリー・ワグナーに次ぐ史上7人目の通算400セーブを目指す。

     キンブレルはドジャースに加入した今季、63試合に登板して60イニングを投げ、6勝7敗22セーブ、2ホールド、防御率3.75、72奪三振を記録。ブレーブス時代(2010~14年)、パドレス時代(2015年)、レッドソックス時代(2016~18年)は球界を代表するクローザーとして素晴らしい活躍を見せたが、カブス移籍後は2019年に防御率6.53、翌2020年も防御率5.28と大きく成績を落とし、シカゴ2球団でプレーした2021年に防御率2.26と復調の気配を見せたものの、今季も以前のような支配的なピッチングを取り戻すことはできなかった。それでもドジャースのデーブ・ロバーツ監督は辛抱強くクローザーとして起用。しかし、9月にはクローザー失格となり、地区シリーズのロースターからも外された。

     キンブレルの代名詞とも言える奪三振率だけを見てみても、メジャー最初の12年間で1度も13を下回ったことがなかったものの、今季は10.80と大幅に低下。1イニングに1つ以上の三振を奪っているとはいえ、通算奪三振率14.36と比較すれば寂しい数字だ。

     今季の成績を考えれば、キンブレルにクローザーの座は確約されず、ブルペンの駒の1人という立場からのスタートになることが予想される。史上7人目の通算400セーブまであと6。セランソニー・ドミンゲスやホセ・アルバラードとのクローザー争いを制し、将来のアメリカ野球殿堂入りに向けてセーブを積み上げていくことはできるだろうか。

  • ブルージェイズがバーショ獲得! グリエルJr.と有望株モレノを放出

    2022.12.24 11:16 Saturday

     日本時間12月24日、ブルージェイズは正左翼手ルルデス・グリエルJr.と有望株捕手ガブリエル・モレノをダイヤモンドバックスへ放出し、強打好守のドールトン・バーショを獲得するトレードが成立したことを発表した。ブルージェイズはアレハンドロ・カーク、ダニー・ジャンセン、そしてモレノとメジャーレベルの捕手を3人抱えていたため、今オフ中に誰か1人をトレードすることが有力視されていたが、22歳のモレノがチームを去ることに。そして、今オフの補強ポイントであった「左打ちの外野手」を手に入れることに成功した。

     現在26歳のバーショは、今季ダイヤモンドバックスで151試合に出場して打率.235、27本塁打、74打点、16盗塁、OPS.745を記録。右翼手として守備防御点14、中堅手として同5をマークするなど、外野手としての守備力も非常に高く、ブルージェイズはすでに名手ケビン・キアマイアーも獲得しているため、外野の守備力は大きくグレードアップすることになりそうだ。バーショの特徴は、今季の31試合(うちスタメン18試合)も含め、メジャー3年間で通算82試合(同61試合)に捕手として出場していること。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、同一シーズンに捕手として30試合以上、外野手として90試合以上に出場した選手は今季のバーショがメジャー史上5人目だった。

     ブルージェイズの球団ナンバーワン有望株だったモレノは、今年6月にメジャーデビューを果たし、今季はメジャーで25試合に出場して打率.319、1本塁打、7打点、OPS.733を記録。マイナーAAA級でも62試合で打率.315、3本塁打、39打点、OPS.806と安定感のある打撃を見せた。カーソン・ケリーとの正捕手争いとなるが、新天地でメジャー定着を目指すことになる。

     現在29歳のグリエルJr.は、今季ブルージェイズで121試合に出場して打率.291、5本塁打、52打点、3盗塁、OPS.743を記録。正左翼手として活躍してきたが、トレードのピースとしてダイヤモンドバックスへ移ることになった。ダイヤモンドバックスの主力には右打者が少ないため、打線のバランスを取るうえで効果的な補強となりそうだ。

  • ジャイアンツがロジャースを3年3300万ドルで獲得へ 双子が同僚に

    2022.12.24 01:11 Saturday

    「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、ジャイアンツはブリュワーズからフリーエージェント(FA)となっていた救援左腕テイラー・ロジャースと3年3300万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ロジャースは史上10組目の「双子メジャーリーガー」として知られており、弟のタイラーはジャイアンツに所属しているアンダーハンドの救援右腕である。タイラーとテイラーのロジャース兄弟がチームメイトとなり、来季からジャイアンツのブルペンを支えていくことになった。

     今月32歳になったばかりのロジャースは、昨季まで6年間ツインズで活躍していたが、今季開幕直前のトレードでパドレスへ移籍。トレード・デッドラインでジョシュ・ヘイダーとのクローザー同士の交換でブリュワーズへ移籍した。2球団合計で66試合に登板して64回1/3を投げ、4勝8敗31セーブ、4ホールド、防御率4.76、84奪三振という不本意なシーズンを過ごし、防御率はメジャー7年間で自己ワースト。一方、31セーブはキャリアハイの数字だった。

     今年4月11日(現地時間)には、兄テイラーがパドレス、弟タイラーがジャイアンツの選手として同じ試合に登板。双子が同じ試合で登板するのはメジャー史上2度目だったが、1度目のオブライエン兄弟(1956年パイレーツ)は同じチームでプレーしており、双子が別々のチームで投げ合うのは史上初のことだった。双子が同じ試合に登板したのはメジャー史上2度だけだが、来季はロジャース兄弟によるリレーも見られる可能性が高そうだ。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、双子が同じ年に同じチームでプレーしたのは過去に3例あるという。1915年ブレーブスのシャノン兄弟、1953年と1955~58年パイレーツのオブライエン兄弟、そして1990年アスレチックスのカンセコ兄弟だ。兄テイラーがジャイアンツに加わったことにより、来季はメジャー史上4組目となる双子チームメイトの誕生が確実となった。

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