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  • ヤンキースがヘッドリー&ミッチェルをパドレスへ放出

    2017.12.13 10:46 Wednesday

     日本時間12月13日、ヤンキースはチェイス・ヘッドリーとブライアン・ミッチェルをパドレスへ放出し、ジャバリ・ブラッシュを獲得するトレードを成立させた。ヤンキースは来季の年俸総額をぜいたく税対象となる上限以内に抑えることを目指しており、このトレードには年俸削減の狙いがあると見られている。

     ヤンキースからパドレスへ移籍するのは三塁手のヘッドリーと右腕のミッチェル。ヘッドリーは2005年のドラフトでパドレスから2巡目(全体66位)指名を受けてプロ入りし、2012年には打率.286、31本塁打、115打点、17盗塁、OPS.875の好成績をマークして打点王&シルバースラッガー賞を獲得。2014年7月のトレードでヤンキースへ移籍してきたが、3年半ぶりの古巣復帰となった。今季は打率.273、12本塁打、61打点、OPS.758を記録。シーズン途中から一塁へコンバートされたが、パドレスでは正三塁手として起用されることになりそうだ。ミッチェルは26歳の若手右腕。今季は20試合(うち1先発)に登板して1勝1敗1セーブ、防御率5.79に終わったが、昨季は5度の先発で防御率3.24をマーク。A.J.プレラーGMはミッチェルが先発候補の一人であることを明言している。

     一方、パドレスからヤンキースへは外野手のブラッシュのほか、ヘッドリーの年俸(1300万ドル)の一部として50万ドルが送られる。ブラッシュは今季61試合に出場して打率.213、5本塁打、16打点、OPS.675をマーク。2015年にマイナーで32本塁打を放ったように長打力が魅力の選手だが、穴の多い打撃が災いしてメジャー定着には至っていない。ジャンカルロ・スタントンの獲得に成功したヤンキースは外野手の層が厚く、厳しい競争にさらされることになりそうだ。

     ヘッドリーを放出して三塁が空いたヤンキースは今季途中に加入し、シーズン終了後にフリーエージェントとなったトッド・フレイジャーとの再契約を目指す可能性がある。あるいは三塁を球団内の若手有望株で賄い、ヘッドリー放出で浮いた資金を利用して先発投手の獲得に動くかもしれない。まだ補強すべきポイントはいくつか残っており、今後もブライアン・キャッシュマンGMは積極的に動いていくことになるだろう。


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  • マーリンズ ゴードン、スタントンに続いてオズーナ放出か

    2017.12.12 16:37 Tuesday

     年俸総額を9000万ドルまで削減する方針を掲げているマーリンズはディー・ゴードンをマリナーズ、ジャンカルロ・スタントンをヤンキースへ放出した。しかし、まだ目標額には達しておらず、次はマーセル・オズーナの放出に向けて動き始めているようだ。

     MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めているジョー・フリサロによると、スタントン争奪戦が決着したことによりオズーナのトレード市場が形成され始めているという。すでに6~8球団がオズーナ獲得に興味を示しているとの報道もあり、スタントン争奪戦から脱落したジャイアンツとカージナルスのほか、ナショナルズなどがオズーナ争奪戦に加わっていると見られている。

     今季のオズーナは自己最多の159試合に出場し、打率.312、37本塁打、124打点と打撃3部門で自己最高の成績を残すなどキャリアハイのシーズンを過ごした。当然ながらOPS.924も自己最高の数字であり、従来の自己ベスト(2016年の.773)を大幅に更新。シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をともに初受賞し、充実のシーズンとなった。今季の年俸は350万ドルだったが、年俸調停2年目を迎える今オフは1100万ドル前後まで上昇することが予想されており、放出候補の一人となっている。

     マーリンズの現時点での来季年俸総額(予想)は1億1600万ドル前後となっており、目標額到達までにあと2600万ドル前後を削減する必要がある。オズーナを放出してもまだ目標額とは1500万ドルほどの開きがあり、マーティン・プラド(来季年俸1350万ドル)、ブラッド・ジーグラー(同900万ドル)といったベテラン選手の放出を模索することになりそうだ。三塁手の補強を検討しているジャイアンツにオズーナとプラドをセットで放出したり、リリーフ投手の補強を目指しているカージナルスにオズーナとジーグラーをセットで放出したりするような展開も十分に有り得る。ゴードンのトレードで球界を驚かせ、スタントンのトレードで球界を騒がせたマーリンズだが、もうしばらくオフシーズンの話題の中心に居続けることになりそうだ。


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  • メッツのもとにハービー獲得希望のオファーが届く

    2017.12.12 15:39 Tuesday

     過去2シーズンのパフォーマンスはマット・ハービー(メッツ)の価値を大きく下落させたに違いない。しかし、メッツのもとには2年前の2015年にメジャートップクラスのパフォーマンスを見せていた先発右腕の獲得を希望するトレードのオファーが届いているようだ。

     トミー・ジョン手術からの復帰初年度となった2015年に189回1/3を投げて13勝8敗、防御率2.71、188奪三振という好成績を残したハービーはその後、本来のピッチングを取り戻すことができずにいる。故障の影響もあり、2016年は92回2/3を投げて4勝10敗、防御率4.84、今季はさらに成績が悪化し、92回2/3を投げて5勝7敗、防御率6.70に終わった。しかし、ハービーのポテンシャルを高く評価する球団は多く、メッツのもとにはレンジャーズとオリオールズを含む複数球団からのオファーが届いているという。

     メッツのサンディ・アルダーソンGMは今オフの補強ポイントとして二塁手とリリーフ投手を挙げており、ハービーとのトレードで二塁手やリリーフ投手を獲得するという選択肢もある。実際、レンジャーズは正二塁手候補としてかつてのナンバーワン有望株であるジュリクソン・プロファーを交換要員として提示しており、オリオールズはリリーフ右腕のブラッド・ブラックやダレン・オデイの放出を検討しているようだ。しかし、二塁手・リリーフ投手ともハービーを放出せずとも補強を行えるのも事実である。二塁手はジョシュ・ハリソン(パイレーツ)、セザー・ヘルナンデス(フィリーズ)、ジェイソン・キプニス(インディアンス)とトレード市場に人材が豊富であり、リリーフ投手はブライアン・ショウ、アディソン・リード、トミー・ハンターらがまだフリーエージェント市場に残っている。

     そして何より、このタイミングでハービーを放出してしまうのは、エース級の才能を有する投手を安売りすることになってしまう。メッツの先発投手の層がそれほど厚くないことを考えても、よほど魅力的なオファーがなければメッツがハービーの放出を急ぐ必要はないだろう。「我々はブルペンの補強を最優先に考えている」と語るアルダーソンにとってハービー放出の優先度が低いことだけは間違いなさそうだ。


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      10月10日 2017年メッツ名場面集

  • レンジャーズ ダルビッシュ再獲得の可能性を排除せず

    2017.12.12 15:10 Tuesday

     ここ数年、ジョシュ・ハミルトン、マイク・ナポリなど過去に在籍した選手を再獲得してきたレンジャーズは今年7月にドジャースへ放出したダルビッシュ有の再獲得を検討しているようだ。資金面の問題もあり、可能性は高いとは言えないものの、両者ともその可能性を完全に排除してはいない。

     レンジャーズがダルビッシュを獲得するにあたっての最大の障壁は資金面である。しかし、ジョン・ダニエルズGMは「(レンジャーズとダルビッシュの)関係は良好だよ。球団内の多くのメンバーがまだ彼と連絡を取り合っている。フリーエージェントの選手と契約する際の通常の障壁以外のものは存在しないよ」と語っており、条件さえ整えばダルビッシュの再獲得に前向きな姿勢を示している。

     ダルビッシュの代理人を務めるジョエル・ウルフはレンジャーズがダルビッシュとの再契約に興味を持ち、ダルビッシュも古巣復帰に対してオープンであることを把握している。ダルビッシュはテキサスでの日々をエンジョイしていたし、まだダラス近郊に自宅を構えているという事情もある。「彼はテキサスで様々なことを経験した」とウルフは語る。「彼ら(=ダルビッシュの家族)はダラスを愛している。シーズン終了後、彼らはダラスに戻ってきたんだ。でも彼は去就についてはオープンだ。彼は勝てるチームでプレイし、ワールドシリーズでもう一度自分の価値を証明することを望んでいる。彼は来季が自分にとってのベストイヤーになると感じているみたいだよ」

     レンジャーズは先発ローテーションが1枠空いており、マット・ブッシュの先発転向案が浮上している。しかし、レンジャーズがポストシーズン進出やワールドシリーズ制覇を目指すのであればダルビッシュのようなエース級の投手が必要だろう。今オフのフリーエージェント市場においてダルビッシュはジェイク・アリエタとともに最高級の先発投手と目されている。そして、レンジャーズはこれまでに築いてきた関係性を重視し、アリエタよりダルビッシュを好んでいるようだ。

     資金面の問題さえクリアできれば、ダルビッシュのレンジャーズ復帰には何のハードルもないように思われる。ひょっとすると、来季は再びレンジャーズのユニフォームに身を包んで好投するダルビッシュの姿が見られるかもしれない。


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  • 元日本ハムのマーティンがレンジャーズと2年契約

    2017.12.12 14:32 Tuesday

     今季まで2年間北海道日本ハムでプレイし、メジャー復帰が噂されていたクリス・マーティンがレンジャーズと2年400万ドルで契約合意に至ったことが明らかになった。マット・ブッシュの先発転向が検討されるなか、ブルペンの一員として活躍することが期待されている。

     2014年にロッキーズでメジャーデビューを果たし、2015年はヤンキースでプレイしたマーティンは2015年オフに北海道日本ハムと契約。2016年は52試合に登板して2勝0敗21セーブ19ホールド、防御率1.07、今季は40試合に登板して0勝2敗1セーブ29ホールド、防御率1.19をマークし、通算防御率1.12、WHIP0.67と素晴らしい成績を残したが、今季終了後に退団が決まっていた。

     今オフのレンジャーズは先発、リリーフを問わず投手の補強が急務となっており、すでにダグ・フィスターとマイク・マイナーを獲得。球団オプションを破棄して一度はフリーエージェントとなったトニー・バーネットとも再契約を結んだ。ジョン・ダニエルズGMは今季リリーバーとして再起を遂げたマイナーを先発ローテーションの一角として起用する方針を明らかにしているほか、セットアッパーないしクローザーとして奮闘してきたブッシュにも先発転向が浮上している。日本球界で圧倒的なピッチングを展開してきたマーティンにはブッシュの穴を埋めるような活躍を期待したいところだろう。

     現時点でのレンジャーズ投手陣は、先発ローテーションがコール・ハメルズ、マーティン・ペレス、マイナー、フィスター、ブッシュ、ブルペンはマーティン、バーネットのほかホゼ・レクラーク、キーオニー・ケラ、ジェイク・ディークマン、アレックス・クラウディオといった顔ぶれになっている。マイナーの先発再転向、ブッシュの先発転向は未知数であり、保険として実績ある先発投手をもう1~2枚加えておきたいところか。ブルペンも頭数が不足しており、引き続き補強に動くことになるだろう。ダニエルズの忙しいオフシーズンはまだまだ続きそうだ。


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  • ロッキーズが強打堅守の一塁手・サンタナの獲得に興味

    2017.12.12 12:54 Tuesday

     ロッキーズはフリーエージェント市場において強打堅守の一塁手、カルロス・サンタナの動向を注視しているようだ。ジェイ・ブルースやローガン・モリソンへの関心も報じられるなか、ロッキーズはサンタナに対して最も熱い視線を注いでいるという。

     今季のサンタナは154試合に出場して打率.259、23本塁打、79打点、OPS.818をマーク。自己最多の34本塁打を放ち、OPS.865をマークした昨季と比較するとやや物足りないシーズンとなったが、88四球を選んで出塁率.363をマークしたようにハイレベルな選球眼は今季も健在。また、初の守備タイトルとなる「ウィルソン年間優秀守備選手」に一塁手部門で選出され、打撃だけの選手でないことを大いにアピールした。

     サンタナの最大の魅力が安定感のある打撃であることは間違いないが、ロッキーズにとっては堅実な一塁守備も大きな魅力となる。ロッキーズの内野陣は二塁のDJレメイヒュー、三塁のノーラン・アレナード、遊撃のトレバー・ストーリーと名手揃い。難しい打球を好捕することも多く、それに伴う送球は一塁手にとって難しいボールとなることが多い。過去2シーズンはマーク・レイノルズが正一塁手として奮闘していたが、平均レベルのレイノルズに代わって好守のサンタナが加わることにより、ロッキーズの内野守備がさらに安定感を増すことは間違いない。サンタナの加入は攻守両面でロッキーズに大きな戦力アップをもたらすだろう。

     また、ロッキーズがサンタナの獲得に成功すれば、現時点で正一塁手の最有力候補となっているイアン・デズモンドを外野に回すことができる。ロッキーズはカルロス・ゴンザレスがフリーエージェントとなり、外野が一枠空いている。サンタナを獲得すれば一塁と外野の空席を一気に埋めることができ、まさに「一石二鳥」というわけだ。サンタナには今季まで所属していたインディアンスのほか、レンジャーズ、パドレス、フィリーズ、レッドソックス、マリナーズなどが興味を示していると報じられているが、いったいどのチームがこの強打堅守の一塁手を手に入れるのだろうか。


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  • フィリーズがニーシェックと2年契約で合意 半年ぶりの復帰へ

    2017.12.12 12:20 Tuesday

     37歳のベテランリリーバー、パット・ニーシェックは7月下旬にロッキーズへ放出された際、フィリーズへの復帰願望を口にしていた。そして、その願いは間もなく実現する。日本時間12月12日、フィリーズとニーシェックは2年契約で合意に至ったようだ。

     現地の報道によると、フィリーズとニーシェックは総額1600万ドル以上の2年契約で合意に至り、あとは身体検査の結果を待つのみだという。フィリーズはニーシェックとの契約合意についてまだコメントを発表していないが、日本時間12月15日のウィンター・ミーティング終了までには正式に発表される見込みとなっている。「我々はある選手とゴールラインに立っていると思うよ」とマット・クレンタックGMもニーシェックとの契約がほぼ完了していることを明らかにした。

     ニーシェックの獲得は先発投手に大金を投じず失点を減らすフィリーズの取り組みの一部となる。再建途中のフィリーズは優勝争いに加わる準備ができるまで先発投手に大金を投じるつもりはない。言い換えれば、今オフ、ジェイク・アリエタやダルビッシュ有といったトップクラスの先発投手はもちろん、長期契約を模索しているであろうランス・リンやアレックス・カッブといった先発投手の獲得に動く可能性も極めて低い。「準備が整うまであと1人、あと2人足りないくらいかなと感じたときには財布を開けて、必要な補強を行うつもりだよ。でも、今は目指す場所へ辿り着くために若手選手の成長を待つ段階だ。ジミー・ロリンズ、チェイス・アトリー、ライアン・ハワード、コール・ハメルズらのときも同じだった。まずは若手選手たちにチャンスを与える必要があるんだよ」とクレンタックは若手選手の出場機会の減少につながるような補強を行う可能性を明確に否定した。

     フィリーズの先発ローテーションにはアーロン・ノラ、ジェラッド・アイコフ、ビンス・ベラスケス、ニック・ピベッタといった若手投手がズラリと名を連ねており、ブルペンを強化することにより彼らの成長をサポートすることができる。打線にはニック・ウィリアムス、リーズ・ホスキンス、J.P.クロフォード、ホルヘ・アルファロら有望株が台頭しており、フィリーズの再建はスムーズに進んでいるに見える。経験豊富かつ実力十分なニーシェックの復帰はチーム再建への大きな手助けとなるはずだ。


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  • ヤンキースがパイレーツのエース右腕の獲得に動く?

    2017.12.12 11:52 Tuesday

     ヤンキースは2008年のドラフトでゲリット・コール(パイレーツ)を1巡目(全体28位)指名した。しかし、コールは大学進学を選択し、3年後のドラフトでパイレーツから全体1位指名を受けてプロ入り。そのコールがヤンキースへ移籍する可能性が浮上した。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、先発投手の補強を目指すヤンキースはコールの獲得を検討しているようだ。これは必ずしもトレードの成立が迫っていることを意味するわけではなく、そもそも今オフ中にトレードが実現する保証もない。パイレーツはまだコールを2年間保有可能であり、来季の予想年俸は750万ドル前後とリーズナブルなため、放出を急ぐ必要はないからだ。ただし、パイレーツがコールへのオファーに耳を傾けていることだけは事実である。

     パイレーツは昨オフ、同じ状況にいたアンドリュー・マカッチェンを放出しなかった。今オフのコールに関しても同様の対応を取ることが予想されているが、パイレーツが本格的な再建に乗り出すことを決断すれば話は変わってくる。その場合にはトレード価値を落とさぬよう、なるべく早い時期にコールとマカッチェンの放出に動くはずである。ヤンキースはジャンカルロ・スタントンの獲得により外野が人員過剰となっており、クリント・フレイジャーなどの若手外野手を交換要員として獲得することも可能だろう。

     仮にパイレーツがコールを放出しても、パイレーツが先発のコマ不足に悩むことはない。ジェイムソン・タイオン、イバン・ノバ、チャド・クール、トレバー・ウィリアムス、スティーブン・ブロールト、タイラー・グラスナウと先発候補は豊富におり、マイナーにもニック・キンガム、クレイ・ホームズ、ミッチ・ケラーらが控えている。また、「トレードによって組織を強化できるなら、トレードを検討する可能性はあるよ」とニール・ハンティントンGMは何らかのトレードが行われる可能性を否定していない。ひとたびパイレーツが再建へ向かうことを決断すれば、コールのヤンキース移籍は一気に加速するかもしれない。


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  • スタントン移籍はドンブロウスキーのプランに影響なし

    2017.12.12 11:17 Tuesday

     宿敵・ヤンキースにジャンカルロ・スタントンが加入したレッドソックスだが、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長に焦りの色は見えない。ドンブロウスキーはスタントンのヤンキース移籍がレッドソックスの補強プランに影響を及ぼさないことを強調している。

     「スタントンがヤンキースへ移籍したことによる影響はないよ。彼は確かに凄い選手だけど、それが我々の行動を変化させることはない。我々はすでにベストの球団になるために動き始めているんだからね」とドンブロウスキー。レッドソックス・ファンは宿敵の大型補強を目の当たりにして一刻も早い戦力補強を求めるかもしれないが、ドンブロウスキーの目標はあくまでも2018年シーズンの開幕日までにチームを完成させることだ。ドンブロウスキーは「(ウィンター・ミーティングの)4日間で全ての課題が解決できるとは思わない」と語り、補強を焦らない方針を明確にしている。

     レッドソックスの最優先課題は打線の核となるスラッガーを獲得することだ。獲得候補として名前を挙げられているのはJ.D.マルティネスとエリック・ホズマー。しかし、ドンブロウスキーは「外野陣には満足している」と語っており、アンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツの外野陣を動かす意思はない。マルティネスがレッドソックスに加入する場合、ほぼ指名打者に固定されることになり、それをマルティネスが受け入れるかどうかがポイントとなりそうだ。また、ホズマーについてはレッドソックスが求めているような典型的なスラッガータイプの打者ではない。ただし、「我々はメイクアップやリーダーシップを重視している」とドンブロウスキーは語っており、そうした面を高く評価されるホズマーがレッドソックスに加わる可能性は十分にある。

     「我々が倒さなければならないのはヤンキースだけではない。我々の目標は地区優勝ではなくワールドシリーズを制覇することなのだから、アストロズやインディアンス、その他のポストシーズンに出場するチームを倒さなければならないんだ」と語るドンブロウスキーは2018年シーズンの開幕日までにどのようなチームを作り上げるのか。今後の動きに注目が集まっている。


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  • ヤンキースがスタントン獲得を正式発表 背番号は「27」

    2017.12.12 10:38 Tuesday

     日本時間12月12日、ヤンキースはマーリンズからジャンカルロ・スタントンを獲得したことを正式に発表し、入団記者会見が行われた。背番号はマーリンズ時代と同じ「27」に決定。MVP受賞者が直後のオフにトレードされるのは2003年オフのアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ→ヤンキース)以来のことである。

     「僕はここにいることができて、そしてヤンキースの一員になることができて嬉しいよ。僕の人生、僕のキャリアにおいて、この新たなチャプターは素晴らしいものになるだろう」とスタントン。「楽しく、新鮮で、ダイナミックなものになると思う。ただ、それと同時に、これは野球なんだ。良いときも悪いときもあるし、より大きなスケールでそれらに対処していかなくてはならないだろう。でも、マイアミでプレイしていたのと同じスポーツなんだ。スケールが大きく、より多くの注目が集まるという違いはあるけどね」と大都市・ニューヨークへの移籍について語った。

     スタントン争奪戦に積極的な姿勢を見せていたのはジャイアンツとカージナルスの2球団。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはこの2球団が積極的に動いているのを目にし、スタントン獲得のチャンスはないと考えていたという。しかし、スタントンはこの2球団への移籍を拒否。勝てるチームでプレイすることを希望するスタントンがトレード拒否権を破棄する移籍先として挙げたのはアストロズ、カブス、ドジャース、ヤンキースの4球団だけだった。「彼らは勝者だからね。若くて強い。これからも長く優勝争いを続けるだろう。僕は長い間、負け続けてきた。その環境を大きく変えて勝者になりたかったんだ」とスタントンは移籍先をこの4球団だけに絞った理由を明らかにした。また、スタントンは2020年シーズン終了後にオプトアウトできる権利を持っているが、これを行使するつもりはないという。

     スタントン自身はライト以外のポジションを守ることに前向きな姿勢を示しているが、キャッシュマンによるとヤンキースはスタントンとアーロン・ジャッジをライトと指名打者で使い分ける方針だ。「スタントンは我々に得点をもたらしてくれるだろう。スタントン、ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、グレッグ・バード、ディディ・グレゴリウスが同じ打線にいるなんて、ファンはワクワクするだろうね」とハル・スタインブレナー共同オーナーは新戦力の活躍に期待を寄せていた。


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  • エンゼルスの先発ローテーション&DH事情を探る

    2017.12.11 18:42 Monday

     1900年以降、投手・野手の両方で15試合以上に出場した選手はレイ・カルドウェル(1918年)、ベーブ・ルース(1918年、1919年)、ジョニー・クーニー(1924年)の3人しかいない。エンゼルスは大谷翔平をどのように起用していくのだろうか。ここではエンゼルスの先発ローテーション&DH事情を探ってみる。

     まずは先発ローテーションを見ていこう。大谷はおそらくギャレット・リチャーズとともに先発1&2番手を担うことになると思われる。ビリー・エプラーGMは大谷の日本プロ野球からメジャーリーグへの適応をスムーズにするために6人制ローテーションを導入することを示唆しており、週に1度、中6日で登板していた北海道日本ハム時代に近い登板間隔で先発のマウンドに立つことになりそうだ。リチャーズのほか、マット・シューメイカー、タイラー・スキャッグスら他の先発投手も故障が多く、コンディション面に不安を抱えているため、登板間隔が広がるだけでなく、おのずと1人あたりのシーズンを通しての投球イニング数が少なくなる6人制ローテーションの導入は先発投手陣全体にメリットをもたらすに違いない。

     次はDHについて見ていく。今季のエンゼルスはアルバート・プーホルスが142試合でDHを務め、その他はマイク・トラウトが6試合、ルイス・バルブエナが2試合、ジェフリー・マーテイとユネル・エスコバーが各1試合という顔ぶれだった。足の状態が良くないプーホルスがDHにほぼ固定される形となったが、ビリー・エプラーGMは大谷をDHとして起用するためにプーホルスに一塁を守らせる機会を増やす方針だ。「私はアルバート(・プーホルス)が一塁を守るのが好きだということを知っている。本来であれば過去2シーズンももっと一塁の守備に就くはずだったが、コンディションが整わなかったんだ」と語り、来季はプーホルスがより多くの試合で一塁の守備に就くことを期待している。大谷は登板と登板の間に2~3試合DHとして出場することになりそうだ。

     仮に6人制ローテーションで1年間ローテーションを守り、登板間に3試合DHとして出場すれば、投球イニング数は150前後、打席数は300~350程度になることが予想される。これは日本でのベストシーズンとなった2016年と大差ない数字だ(140イニング、382打席)。エプラーの構想がスムーズにハマれば、出場機会についての問題は見当たらない。あとは大谷が実力を発揮するだけだ。


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  • 大谷獲得のエンゼルス ベテラン左腕・サバシアの獲得に興味

    2017.12.11 17:44 Monday

     大谷翔平の獲得に成功したエンゼルスはポストシーズンに進出できるチームを作るために先発ローテーションにベテラン投手を加えることを検討している。ニューヨーク・ポストのジョージ・A・キングによると、エンゼルスはCCサバシアの獲得に興味を示しているようだ。

     ヤンキース9年目となった今季、サバシアは27試合に先発して14勝5敗、防御率3.69をマーク。投球回は148回2/3止まりであり、規定投球回には届かなかったものの、4年ぶりの2ケタ勝利をマークして通算237勝の実力が健在であることを印象付けた。ヤンキースも年俸1100万ドル前後の1年契約でサバシアを呼び戻すことを検討しているようだが、もしカリフォルニア州ヴァレーホ出身のサバシアがエンゼルスと契約すれば、プロ入り後初めて西海岸に戻ってくることになる。

     エンゼルスは大谷の獲得に伴い6人制ローテーションを導入する予定だ。現時点でのエース格はギャレット・リチャーズで、2番手に大谷が入り、3番手以降はマット・シューメイカー、JCラミレス、タイラー・スキャッグス、パーカー・ブリッドウェルといった顔ぶれになることが予想されているが、今季チームで唯一規定投球回に到達したリッキー・ノラスコとチーム3位の138イニングを投げたジェシー・チャベスはフリーエージェント。リチャーズ、シューメイカー、スキャッグスには故障リスクがあるほか、今季11勝のラミレスと同10勝のブリッドウェルも先発としての実績は1年だけという状況であり、全盛期ほどではないにしても先発3~4番手クラスの働きを確実に計算できるサバシアは大きな戦力となるはずだ。

     また、6人制ローテーションを導入すれば、各先発投手に要求される投球回数は150イニング前後となる。2013年を最後に200イニングをクリアしていないサバシアにとって、ほぼ間違いなく6人制ローテーションを導入するエンゼルスは適した環境なのかもしれない。いずれにしてもエンゼルスは実績ある先発投手の獲得に動くはず。ビリー・エプラーGMが誰をチョイスするのか注目したい。


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  • レッドソックスがシュワーバー獲得を検討中?

    2017.12.11 16:43 Monday

     打線の中軸のアップグレードを目指している今オフのレッドソックス。同地区ライバルのヤンキースがジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の獲得に成功し、宿敵との優勝争いを制するためには打線の軸となる強打者が必要だ。そして、獲得候補の一人としてカイル・シュワーバー(カブス)の名前が浮上している。

     オフシーズン当初からレッドソックスのメインターゲットはフリーエージェントのJ.D.マルティネスないしエリック・ホズマーであると目されている。しかし、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長は就任以来、トレードによる大型補強を進めてきた。フリーエージェント市場の動きを注視しつつ、ドンブロウスキーが強打者獲得の大型トレードを仕掛けたとしても決して驚きではない。

     ESPNのスコット・ローバーによると、レッドソックスはシュワーバーの獲得に興味を示しているようだ。ムーキー・ベッツ、ダスティン・ペドロイア、ザンダー・ボガーツ、ハンリー・ラミレスと上位打線には右打者が並んでおり、左打者のシュワーバーが加入すれば左右のバランスを向上させることができる(ボガーツ、アンドリュー・ベニンテンディ、ベッツ、シュワーバー、ラミレス、ラファエル・ディバースといったジグザグ打線も可能)。また、外野守備を苦手とするシュワーバーにとってア・リーグの球団へ移籍して指名打者を務めるのは間違いなくベストの選択肢である。

     カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長はグラウンド外の部分においてもシュワーバーを高く評価しており、トレードについては消極的な態度をとっている。不調のシーズンでさえ30本塁打を放ったスラッガーを簡単に手放すつもりはないようだ。しかし、ドンブロウスキーには「デービッド・プライス放出」という切り札がある。カブスはジェイク・アリエタに代わる先発ローテーションの柱を探しており、ジョー・マドン監督とジム・ヒッキー投手コーチはレイズ時代にプライスを指導していたという縁もある。また、プライスはボストンのメディアとの関係が悪化しており、レッドソックス加入後のプライスが期待通りのパフォーマンスを見せることができていないという現状を考えると、シュワーバーとプライスを軸とした超大型トレードが成立する可能性はゼロではないだろう。

     日本時間12月11日にスタートしたウィンター・ミーティング。同15日までの5日間のうちに、全米を揺るがす超大型トレードが成立するかもしれない。


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  • パイレーツが若き剛腕クローザー・リベロとの契約延長を検討か

    2017.12.11 15:43 Monday

     今季急成長を遂げ、73試合に登板して21セーブ&14ホールド、防御率1.67という好成績をマークしたフェリペ・リベロ(パイレーツ)。日本時間12月12日にリベロの代理人が球団フロントと面会の場を設ける予定となっており、契約延長に向けての話し合いが行われることになりそうだ。

     「僕はもうしばらくここ(=パイレーツ)にいたいんだ。ここはとても居心地がいい。だから、あと数年はここにいたいんだよ」とトレード候補に挙げられることもあるリベロはパイレーツへの愛着を語る。メジャー3年目を終えたリベロはまだメジャー登録日数が3年に達していないものの、いわゆる「スーパー2」の対象となり、すでに年俸調停権を手にしている。来季の年俸は310万ドル前後になることが予想されているが、少なくともあと4年、2021年までは保有可能であり、パイレーツとしては契約延長を急ぐ必要はない。

     しかし、早期に契約延長を結ぶことによるメリットもある。リベロ側のメリットは毎年契約のことを心配する必要がなくなることだ。契約を延長してしまえば年俸調停に煩わされることはなくなるし、故障や不振により不本意なシーズンを過ごした場合にも当初の契約額は保証される。要するに、野球に集中できるというメリットがあるわけだ。一方、パイレーツ側のメリットは故障や不振のリスクを負う代わりに毎年契約を更新する場合よりも安価で契約を結ぶことができることだろう。リベロの今後の成長次第ではお買い得な契約となる可能性も秘めている。

     リベロは代理人が球団フロントと面会した翌日、日本時間12月13日に代理人と話し合う予定だ。なお、リベロは先日代理人をスコット・ボラスからフランシス・マルケスに変更しているが、この決定はリベロの姉によるものだという。「代理人というのは野球選手としての僕だけでなく、僕の家族全員を代表する必要があるんだ。だから(代理人が変わったのは)良いことだと思うし、姉も満足していた。姉はなんでも知っているよ」とリベロ。果たして、パイレーツはリベロの姉が満足する条件を用意し、今季飛躍を遂げた剛腕クローザーと契約延長を結ぶことができるだろうか。


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  • モリーナがプエルトリコでチャリティ・イベントを開催

    2017.12.11 14:47 Monday

     短い時間だったかもしれないが、プエルトリコの人々は困難を忘れ、休日を楽しむことができたに違いない。プエルトリコ出身のスター選手、ヤディアー・モリーナ(カージナルス)がサンフアンでチャリティ・イベントを開催し、2万人以上のファンを楽しませた。

     日本時間12月10日、プエルトリコ・サンフアンのヒラム・ビソーン・スタジアムでホームラン競争とセレブリティ・ソフトボール・チャリティ・ゲームが開催された。このイベントはモリーナとモリーナの妻であるワンダ・トーレスによって2010年に設立された非営利組織「ファウンデーション4」の支援のもとで行われ、今回が2度目。「多くの選手が自分の時間を犠牲にして集まってくれたこと、プエルトリコの人々に幸せを届けることができたことをとても嬉しく思う」とモリーナが語ったように、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、ハビアー・バイエズ(カブス)、アレックス・コーラ(レッドソックス監督)、カルロス・デルガード、エドウィン・ディアス(マリナーズ)など現役・OBを問わずプエルトリコ出身のメジャーリーガーがズラリと顔を揃えた。

     今季限りで現役を退いたカルロス・ベルトランも参加予定だったが、ニューヨークで初雪が降り、飛行機が欠航となってしまったため、イベント会場に顔を出すことはできなかった。しかし、ビデオメッセージで欠席の理由を伝えるなど、プエルトリコの人々のために最大限の誠意を示していた。もちろん、プエルトリコが世界に誇る「モリーナ三兄弟」の長男・ベンジーと次男・ホゼも出席。これらの選手たちの協力もあり、プエルトリコのハリケーン被害者への支援金は20万ドルを超えたという。

     チャリティのソフトボールにはプエルトリコ出身の著名人も多数参加。イベントは大いに盛り上がり、大成功で幕を閉じた。今年3月のワールド・ベースボール・クラシックではプエルトリコ代表のメンバー全員が髪を金色に染め、一致団結して準優勝を果たしたが、今回もプエルトリコの人々の絆が大いに感じられるイベントとなった。


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  • ロッキーズの捕手補強が完了 アイアネッタが古巣復帰

    2017.12.11 12:32 Monday

     今季途中に加入し、正捕手として活躍したジョナサン・ルクロイとの再契約を目指していることが報じられていたロッキーズだが、最終的には馴染みのあるベテラン捕手と契約合意に至った。日本時間12月9日、ロッキーズはクリス・アイアネッタと2年契約を結んだことを発表した。

     ロッキーズのジェフ・ブリディッチGMは捕手の補強が今オフの最優先課題の一つであることを明らかにしていた。ルクロイとの再契約交渉を進めていると見られていたが、2006年から2011年までロッキーズでプレイしていた34歳のベテラン捕手を呼び戻すことでロッキーズの「捕手問題」は決着した。

     今季のアイアネッタはジェフ・マシスやクリス・ハーマンとの併用になるなか、89試合に出場して打率.254、17本塁打、OPS.865をマーク。限られた出場機会のなかで自己最多に迫る17本塁打を放ち、OPSは2008年(.895)に次ぐ自己2番目の数字だった。前回在籍時には6シーズンで打率.235、63本塁打、OPS.788をマーク。当時に比べると特に守備面で安定感が増しており、控え捕手と上手く併用しながら起用すれば今季同様の好パフォーマンスが期待できるはずだ。

     ロッキーズは今季、トニー・ウォルターズとトム・マーフィーの併用でシーズンを乗り切る方針だったが、マーフィーが右前腕の骨折で出遅れる誤算。ライアン・ハニガンやダスティン・ガーノウにも出場機会が与えられたものの、チームがポストシーズン進出を目指す戦いを続けるなかで捕手の補強が必要となり、ルクロイの獲得に動いたという経緯があった。チームに安定感をもたらしたルクロイのパフォーマンスを高く評価し、ロッキーズは再契約に動いていたが、どうやら合意には至らなかったようだ。

     「プランA」のルクロイを諦め、早々に「プランB」のアイアネッタを獲得する形となったが、決して悪い選択ではない。7年ぶりに古巣に戻ってきたベテラン捕手が、若手投手が顔を揃える先発ローテーションをしっかりサポートしてくれることを期待したい。


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  • タイガースが先発右腕・ファイアーズを1年契約で獲得

    2017.12.11 12:04 Monday

     アストロズからノンテンダーFAとなったマイク・ファイアーズは複数年契約のオファーを蹴り、単年契約で勝負することを選択した。日本時間12月9日、タイガースはファイアーズと年俸600万ドルの1年契約を結んだことを発表した。

     ファイアーズはブリュワーズ時代に先発投手として台頭し、2015年途中にアストロズへ移籍。移籍後4度目の登板でノーヒッターを達成し、翌2016年には自身初の2ケタ勝利(11勝)をマークするなど、先発ローテーションの一角として活躍してきたが、今季は29試合(うち28先発)に登板して8勝10敗、防御率5.22に終わった。与四球率3.64は自己ワーストの数字であり、与死球13もリーグ最多と安定感を欠き、被本塁打32本も自己ワースト。6月から7月にかけて好投を続け、一時は防御率を3点台半ばまで向上させたが、8月に防御率7.44、9月に防御率16.00と崩れ、最終的な防御率は5点台となってしまった。

     ファイアーズのもとには数球団から2年契約のオファーが届いていたそうだが、ファイアーズはこれを拒否し、単年契約を選択。もちろん、自己ワースト級の成績に終わった今季から挽回し、来オフ、より好条件の複数年契約を得たいという思惑があることは間違いない。しかし、ファイアーズはタイガースと契約することを選択した大きな理由の一つとしてクリス・ボジオ投手コーチの存在を挙げている。ファイアーズはブリュワーズのマイナー時代にボジオの指導を受け、好成績を残した過去がある。「彼の存在がタイガースと契約した理由の一つだよ」とファイアーズは語っている。

     ファイアーズの加入により、タイガースの先発ローテーションはマイケル・フルマー、マシュー・ボイド、ジョーダン・ジマーマン、ファイアーズ、ダニエル・ノリスと一応の形はできあがった。ただし、タイガースはファイアーズ同様に不本意なシーズンを過ごしたクリス・ティルマンにも興味を示していることが報じられており、ボイド、ノリスといった若手投手のサポート役として実績のある投手を加える可能性はありそうだ。


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  • カージナルスがベテラン右腕・グレガーソンと2年契約

    2017.12.11 11:30 Monday

     メジャー通算623登板(年平均69登板)を誇る鉄腕リリーバーが9年ぶりにプロ入り時の古巣に復帰することになった。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、カージナルスは33歳のベテラン右腕、ルーク・グレガーソンと2年契約で合意に至ったようだ。

     グレガーソンはアストロズとの契約最終年となった今季、ここ3シーズンで最多となる65試合に登板し、2勝3敗1セーブ18ホールド、防御率4.57をマークした。61イニングで自己ワーストの13本塁打を浴びた影響で、防御率は自身初の4点台。昨季までのキャリアワーストが3.28(2016年)だったことを考えると、きわめて不本意なシーズンとなった。被打率(.257)もキャリアで2番目に悪く、あまり良いところのないシーズンだったが、奪三振率は10.33と高水準を維持した。

     ローゼンタールによるとカージナルスとの契約は2年1100万ドルで、3年目(2020年)は成績に応じて自動的に行使されるベスティング・オプションになっているという。パドレス時代はセットアッパーとして活躍し、2010年にはリーグ最多の40ホールドを記録。アストロズへ移籍した2015年にはクローザーとして31セーブを挙げ、通算防御率3.02、被打率.216と優秀な数字を残している。2006年のドラフトでカージナルスから28巡目(全体856位)指名を受けてプロ入りし、2009年シーズンの開幕前に後日指名選手としてパドレスへ放出されており、9年ぶりの古巣復帰となった。

     今オフのカージナルスは呉昇桓(オ・スンファン)、ザック・デューク、フアン・ニカシオ、トレバー・ローゼンタールとリリーバー4人が退団しており、打線の核となる強打者とともにブルペンの補強が最優先課題となっていた。まずはウィンター・ミーティングを前にグレガーソンの獲得に成功したが、ここ数年のパフォーマンスを見る限り、グレガーソンをクローザーに据えることは考えにくい。カージナルスのブルペン補強は今後もまだまだ続いていきそうだ。


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  • カブスがブルペン補強 剛腕・モローと合意目前に

    2017.12.11 10:58 Monday

     ひょっとすると、ドジャースで復活を遂げた剛腕リリーバーがカブスの新たなクローザーとなるかもしれない。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、カブスはドジャースからフリーエージェントとなったブランドン・モローとの契約合意が目前に迫っているようだ。

     33歳のモローはドジャースに加入した今季、45試合に登板して6勝0敗2セーブ、防御率2.06、被打率.194、WHIP0.92という見事な成績を残し、自己ベストのシーズンを過ごした。平均球速97.7マイルの速球を武器に、レギュラーシーズンでの被本塁打はゼロ。ポストシーズンではチームの15試合中14試合に登板する奮闘ぶりで、チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献した。今季の大活躍もあり、フリーエージェントとなったモローにはセットアッパーやクローザーの獲得を目指す球団からの関心が集まっていたが、どうやらカブスがこの剛腕のハートを射止めたようだ。

     カブスはクローザーのウェイド・デービスのほか、上原浩治やブライアン・ダンシングがフリーエージェントとなっており、ジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜けた先発陣同様にブルペン陣の補強が急務となっていた。モローはメジャー2年目、マリナーズ時代の2008年に10セーブを挙げた実績があり、今季のパフォーマンスを考えても、このままカブスがモローをクローザーに据えても決して不思議ではない。ただし、カブスはウィンター・ミーティングにおいてデービスの代理人と面会する予定を立てており、現時点ではモローをセットアッパーとして起用する方針のようだ。また、セットアッパーやクローザーとして十分な実績のあるアディソン・リードの獲得にも興味を示しているという。

     カブスはすでにラッキーの穴埋め役としてタイラー・チャットウッドを獲得しており、チャットウッド、モローという今オフの注目株2人をチームに加えることに成功した。大谷翔平(エンゼルス)こそ取り逃したものの、今オフのカブスの補強は今のところ順調に進んでいると見ていいだろう。


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      10月26日 2017年カブス名場面集

  • スタントンのヤンキース移籍が球団間で合意 ジャッジと共演へ

    2017.12.10 13:33 Sunday

     ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)がカージナルスとジャイアンツへの移籍を拒否し、振り出しに戻ったかに思われたスタントン争奪戦。しかし、争奪戦は急展開を見せた。マーリンズとヤンキースはスタントンのトレードについて球団間で合意に達したようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンはマーリンズとヤンキースの間でのトレード交渉が「完了した」ことを報じた。スタントンは全球団へのトレード拒否権を有しているため、最終的にはスタントン自身の受諾が必要となるが、スタントンの希望移籍先にヤンキースが含まれているのは既報のとおりであり、ヤンキース移籍が実現することはほぼ間違いない。マーリンズはスタントンのトレードで二塁手のスターリン・カストロと有望株2名(右腕のホルヘ・グスマン、遊撃手のホゼ・ディバース)を獲得する模様だ。

     また、このトレードによりヤンキースはスタントンの年俸の一部としてマーリンズから3000万ドルを譲り受けるとの情報が出ているが、MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、この3000万ドルはスタントンが2020年シーズン終了後にオプトアウトの権利を行使せず、ヤンキースに残留した場合にのみ支払われるようだ。残り10年2億9500万ドルの契約をヤンキースが全うする場合にのみ支払われるということになる。

     そして、スタントンのヤンキース移籍により、今季ナ・リーグ本塁打王(59本塁打)のスタントンとア・リーグ本塁打王(52本塁打)のアーロン・ジャッジという「111本塁打コンビ」が完成する。ここにゲーリー・サンチェスとディディ・グレゴリウスを加えると今季合計169本塁打となり、ジャイアンツ(128本塁打)、パイレーツ(151本塁打)、ブレーブス(165本塁打)、そして同地区ライバルのレッドソックス(168本塁打)を上回る。チームメイトが同一シーズンに50本塁打以上を放った例は1961年のヤンキース(ロジャー・マリスとミッキー・マントル)しかなく、スタントンとジャッジの競演はまさに歴史的な出来事となる。

     スタントンがトレードを拒否した直後の、まさに「電光石火」とも言うべきヤンキースのスタントン獲得劇。今オフの動向、そして来季以降の戦いに大きなインパクトを与えることは間違いない。


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