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  • 【WS第5戦】スリーランの応酬 試合は同点のまま終盤へ

    2017.10.30 13:04 Monday

     アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われているワールドシリーズ第5戦。好投手同士の投げ合いのため投手戦が予想されたものの、4回裏、5回表、5回裏に連続でスリーランが飛び出す予想外の展開となり、試合は7対7の同点で7回表に突入している。

     第1戦と同じマップアップとなったこの試合。アストロズ先発のカイケルは第1戦の雪辱を果たしたいところだったが、立ち上がりに制球が定まらず、1安打と2四球で一死満塁のピンチを背負ってしまう。コディ・ベリンジャーこそ空振り三振に抑えたものの、ローガン・フォーサイスがレフトへのタイムリーを放ち、ドジャースが2点を先制。その後、ヤシエル・プイーグの打席中にユリ・グリエルの送球ミスにより1点を加え、ドジャースは初回に3点を先制した。

     一方のカーショウはホゼ・アルトゥーベから三振を奪うなど、アストロズ打線を三者凡退に抑える安定した立ち上がり。カイケルも初回以降は立ち直り、3回まではスムーズに試合が進んでいった。ところが4回表、カイケルは一死からフォーサイスに二塁打を浴びると、二死後にオースティン・バーンズにタイムリーを打たれ、リードを4点に広げられてしまう。しかしその裏、アストロズはカーショウから一死一、二塁のチャンスを作り、カルロス・コレアのタイムリー二塁打で1対4。続くグリエルは初球を豪快に振り抜き、レフトスタンドへ同点スリーランを叩き込んだ。

     5回表、アストロズは前のイニングから登板していたルーク・グレガーソンに代えてコリン・マクヒューを投入。しかし、ワールドシリーズ初登板となったマクヒューは制球が定まらず、いきなり二者連続で四球を与えてしまう。キケ・ヘルナンデスこそ見逃し三振に抑えたものの、ベリンジャーが勝ち越しスリーラン。ドジャースは前の回に4点差を追い付かれたものの、ベリンジャーの一発により再び3点のリードを奪うことに成功した。

     ところが、カーショウがピリッとしない。5回裏二死走者なしから二者連続で四球を与え、デーブ・ロバーツ監督はカーショウ交代を決断。しかし、代わった前田健太がアルトゥーベにスリーランを浴び、試合は再び同点となった。なお、1試合に3本のスリーランが飛び出したのはワールドシリーズ史上初の出来事。6回は両チームとも無得点に終わり、7対7の同点のまま試合は終盤に突入した。

  • フィリーズ新監督はキャプラーに決定か

    2017.10.30 12:29 Monday

     ピート・マッカニン監督を解任し、新監督探しを続けているフィリーズだが、どうやらゲーブ・キャプラー新監督誕生の瞬間が近付いているようだ。現地の報道によると、早ければ日本時間10月31日にも正式に監督就任が発表される可能性があるという。

     キャプラーは日本時間10月28日にフィラデルフィアへ戻り、2度目の面接を受けた。フィリーズ傘下AAA級で監督を務めているダスティ・ワーサン、前レッドソックス監督のジョン・ファレルもすでに2度目の面接を終えており、この3人が最終候補者となったと見られているが、2度目の面接によりキャプラーが最有力候補としての地位を固めたようだ。

     42歳のキャプラーは現在、ドジャースで選手育成部門のディレクターを務めている。ドジャースのアンドリュー・フリードマン野球部門社長からその手腕を高く評価されており、フリードマンは「彼は素晴らしい監督になるだろう」と語っていたほどだ。しかし、当初はフィリーズ新監督の有力候補の一人としては見られていなかった。キャプラーの監督経験は2007年にレッドソックス傘下A級のチームを率いた1年だけ。フィリーズは監督経験の豊富な人物を求めていたのである。

     ところが、キャプラーはフィリーズにとって非常に魅力的な存在だった。キャプラーが監督に就任すれば、フィリーズでは1996年に38歳の若さで監督に就任したテリー・フランコーナ(現インディアンス監督)以来の若さとなるが、若手選手の多いフィリーズにおいては選手とのコミュニケーションが取りやすくなり、チームに好影響を及ぼすに違いない。また、キャプラーがデータ分析や栄養学にも興味を持ち、知識を有していることもチームの方針とマッチしたようだ。

     ケン・モッカ、チャーリー・マニュエル、トーリ・ロブロ(現ダイヤモンドバックス監督)など、日本プロ野球を経験したメジャーリーグの監督は過去にも数名存在するが、キャプラーも2005年に巨人でプレイした経験がある。また一人、日本プロ野球を経験した監督が誕生しようとしている。


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  • アスレチックス・マックスウェル 女性に銃を突き付けて逮捕

    2017.10.30 11:49 Monday

     現地時間10月28日の夜、アスレチックスの若手捕手ブルース・マックスウェルがアリゾナ州スコッツデールの自宅で、食品の配達に来た女性に銃を突き付けた疑いで逮捕された。この件についてアスレチックスは以下の声明を発表している。

     「我々は今回の出来事を知って失望した。この状況と進行中の調査を深刻に受け止めている。現在、関係当局からの情報を収集しており、現時点ではこれ以上のコメントは差し控えさせていただく」

     このニュースを最初に報じたAP通信とTMZスポーツによると、マックスウェルは凶器と治安紊乱(びんらん)行為を伴った攻撃的な行為により逮捕された。スコッツデール警察によるとマックスウェルは最初の裁判出廷まで警察の監視下に置かれるようだ。

     26歳のマックスウェルは昨年7月にメジャーデビューを果たしたばかりの若手捕手。今季は76試合に出場して打率.237、3本塁打、22打点、OPS.663をマークし、捕手としての先発出場62試合はチーム最多の数字だった。アメリカのスポーツ界では人種差別への抗議として国歌斉唱の際に片膝をつく行為が広がっているが、マックスウェルはレギュラーシーズン終盤、メジャーリーガーとしては初めて片膝をついた選手として注目を集めていた。


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  • ナショナルズ デーブ・マルティネスが新監督就任へ

    2017.10.30 11:10 Monday

     ナ・リーグ東部地区を独走で制しながらカブスとの地区シリーズに敗れ、2017年シーズンを終えたナショナルズ。2年連続地区シリーズ敗退という結果を受けてダスティ・ベイカー監督が解任され、後任探しが続いていたが、カブスのベンチコーチを務めているデーブ・マルティネスと3年契約で合意に至ったと報じられている。

     マルティネスは現在53歳。現役時代は外野手で、16年間で9球団を渡り歩いたジャーニーマンだった。通算成績は1919試合に出場して打率.276、91本塁打、580打点、183盗塁、OPS.730。現役晩年の2000年には1シーズンで3度もトレードされ、4球団を渡り歩いたこともある。右膝の故障により2002年シーズンを全休し、現役引退を発表。2006年と2007年はデビルレイズ(現レイズ)でスプリングトレーニングのインストラクターを務め、2008年からベンチコーチとなった。2015年にジョー・マドン監督がレイズからカブスに移ると、マルティネスもマドンとともにカブスへ移籍し、計10シーズンにわたってマドン監督のもとでベンチコーチを担当。いわば「マドンの右腕」として監督未経験ながら高い評価を受けてきた。そのため、ここ数年は毎年のように他球団の監督候補に挙がっていたが、今回満を持してナ・リーグ東部地区王者のナショナルズで監督に初挑戦することになったのだ。なお、現地の報道によると3年契約+オプション1年になると見られており、ナショナルズが監督に与えた契約としては史上最長のものとなる。

     マルティネス以外には前レッドソックス監督のジョン・ファレル、メッツ打撃コーチのケビン・ロングらが候補に挙げられていたが、当初からマルティネスが最有力候補と見られていた。マルティネスはフランク・ロビンソン、マニー・アクタ、ジム・リグルマン、デービー・ジョンソン、マット・ウィリアムス、ベイカーに続くナショナルズ第7代監督となる。マルティネスに課されたタスクはただ一つ、ナショナルズを球団史上初のワールドシリーズ制覇に導くことだけである。名将・マドンのもとで学んだマルティネスがどのような指揮を見せるのか。来季のナショナルズには要注目だ。


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  • ワールドシリーズ第5戦 王手をかけるのはどちらだ!?

    2017.10.30 10:35 Monday

     アレックス・ウッドとチャーリー・モートンによる投手戦の末、9回表に一挙5点を挙げたドジャースが勝利を手にしたワールドシリーズ第4戦。対戦成績は2勝2敗のタイとなり、日本時間10月30日に第5戦が行われている。

     第4戦をドジャースが制したことにより、今年のワールドシリーズはミニッツメイド・パークでの第5戦を終えたあと、舞台を再びドジャー・スタジアムへ移すことが確定した。リーグ優勝決定シリーズが4勝先取制となった1985年以降、リーグ優勝決定シリーズまたはワールドシリーズが2勝2敗のタイとなったケースは28度あるが、うち18度は第5戦に勝利したチームがシリーズを制している。さらに2勝2敗のタイとなったあと、ビジターのチームが第5戦に勝利したケースは10度あるが、うち9度はそのチームがそのままシリーズを制している。これは第6戦以降をホームで戦えるというアドバンテージがあるからだろう。現在行われている第5戦にドジャースが勝利すれば、ドジャースは29年ぶりのワールドシリーズ制覇に大きく前進することになる。一方、2勝2敗のタイとなったあとにホームのチームが第5戦を制したケースは18度。しかし、第6戦以降をビジターで戦わなければならないため、18度のうちシリーズを制したのは9度に留まっている。アストロズはここから2勝を積み上げ、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げることができるだろうか。

     また、両チームとも今年のポストシーズンではここまでホームで1敗しかしていない。ドジャースはホームで5勝1敗(敗戦はワールドシリーズ第2戦のみ)、アストロズはホームで7勝1敗(敗戦はワールドシリーズ第4戦のみ)だ。アストロズが第4戦で勝利していれば、史上初の8勝0敗となるところだったが、残念ながら快挙達成はならなかった。しかし、第5戦に勝利すれば、2002年のエンゼルスに次いで史上2チーム目の8勝1敗となる。この年のエンゼルスはワールドシリーズ制覇を成し遂げており、アストロズにとってはポジティブなデータである。

     注目の第5戦は現在、3回までを終了して3対0でドジャースがリード。第5戦を制してワールドシリーズ制覇に王手をかけるのはどちらのチームか。試合の行方に注目だ。

  • ドジャースが最終回に5得点 対戦成績を2勝2敗のタイに戻す

    2017.10.29 13:06 Sunday

     ドジャースとアストロズによるワールドシリーズはアストロズが対戦成績を2勝1敗とした状態で第4戦を迎えた。中盤まで投手戦が展開された。この試合は1本の本塁打から動き出したがドジャースが終盤の猛攻で6対2と勝ち越し、対戦成績を2勝2敗のタイとした。

     この日の先発はアレックス・ウッドとチャーリー・モートン。ウッドは去るカブスとのリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦で投げて以来となる久々の登板となった。対するモートンはヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)で先発し、勝利投手となってチームをこの大舞台へと導いている。今季のウッドは中6日以上の登板では5勝1敗 防御率2.81と好成績、モートンもキャリアハイとなる14勝や奪三振率10.00など飛躍を遂げたシーズンとなった。この両者の投げ合いによって試合は中盤までは動かなかった。

     注目の両者の立ち上がり。モートンは初回、先頭打者のクリス・テイラーに安打を許すも捕手のブライアン・マッキャンの盗塁阻止などがあり、無失点で切り抜けた。一方のウッドは16球を要するもアストロズ打線を3者凡退に抑えてこちらも上々の立ち上がりをみせた。ここからウッドはギアを上げていく。四球で走者こそ出してしまうが自慢の緩急を巧みに使い、相手打線に的を絞らせずに5回終了時まで安打を許さなかった。

     ノーヒッターへの期待も高まる中、試合が動いたのは6回裏のアストロズの攻撃。2死から打席に立ったジョージ・スプリンガーがウッドのナックルカーブを捉えてこれを左翼スタンドへと運んだことでついに均衡が破れ、この試合で初めて得点が入った。被弾したウッドはこれで降板となり、リリーフ陣にマウンドを譲った。失点したとはいえ、打たれた安打はこの1本のみの好投を披露した。

     点を返したいドジャースは先制を許した直後の7回表、1死からコディ・ベリンジャーが二塁打で出塁するとここで代わったばかりのアストロズの2番手、ウィル・ハリスを攻める。2死となるものの、続くローガン・フォーサイスが値千金の適時打を放って1対1の同点に追いついた。その後は9回表に無死一・二塁の場面からベリンジャーが適時二塁打で2対1と勝ち越しに成功するとジョク・ピーダーソンの本塁打などで一挙5点を取って試合を決めた。

     一方のアストロズは最終回にアレックス・ブレグマンの本塁打で意地をみせるも攻撃はここまで。先制した1点を守り切れず世界一に王手をかけることができなかった。対戦成績をタイとした両者は世界一王手をかけて第5戦に臨む。明日の先発はクレイトン・カーショウとダラス・カイケルと発表されている。


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  • 年間最優秀リリーバーはキンブレルとジャンセン

    2017.10.29 10:53 Sunday

     ドジャースとアストロズによるワールドシリーズも折り返しの第4戦を迎えた。その試合前には年間を通じて最優秀なリリーフ投手を表彰する「Reliever of the Year」が発表され、ア・リーグはクレイグ・キンブレル(レッドソックス)、ナ・リーグはケンリー・ジャンセン(ドジャース)が選ばれた。

     この賞にはリーグによって別名がつけられている。ア・リーグはヤンキース一筋で歴代1位の652セーブを記録したマリアーノ・リベラの名前をとって「マリアーノ・リベラ賞」、一方でナ・リーグは主にパドレスで活躍し、歴代2位の601セーブを誇るトレバー・ホフマンの名前を冠にした「トレバー・ホフマン賞」と呼ばれている。今年選出された2人は共に2度目の受賞となりキンブレルはブレーブス時代の2014年、ジャンセンは昨年に続いて2年連続となった。

     今季のキンブレルは67試合に登板し5勝0敗35セーブ 防御率1.43と抜群の安定感を誇った。セーブ成功率は90%であり、主にフォーシームとナックルカーブの2球種でチームを勝利に導いてきた。来季に9セーブを記録すると通算300セーブとなり1つの大台に到達する。ジャンセンは捕手から投手に転向した経験がありながらも2012年から毎年25セーブ以上を記録してきた。昨年はキャリアハイとなる47セーブを記録するが、惜しくも1位にはなることはできなかった。そして迎えた今季は65試合に登板し5勝0敗41セーブ 防御率1.32の成績を残した。セーブ成功率は98%で念願だった自身初のセーブ王にも輝いた。今年の41セーブによって通算セーブ数は230となった。

     受賞が決まったキンブレルは「受賞は嬉しいが直接、リベラから賞を受け取ることができなくて残念だよ。でも僕は常に彼(リベラ)のことを尊敬している」と語り、そしてジャンセンは「この賞で最高のリリーバーになったことが認められた。僕はキンブレルをはじめ、すべてのリリーフ投手や偉大なクローザー達に感謝しなければならない」とコメントを残している。

     今回は共に地区優勝を決めたチームからの選出となった。彼らの活躍なしではチームは頂点に立つことができなかっただろう。既にレッドソックスは監督が代わり、既に来季に向けて動き出している。ドジャースはまさに今、29年ぶりの世界一を目指してアストロズとのワールドシリーズに臨んでいるところだ。来季以降も彼らの登板から目が離せない。


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  • ダルビッシュ4失点KO アストロズがホーム7連勝

    2017.10.28 13:56 Saturday

     球場をアストロズの本拠地、ミニッツメイド・パークに移して行われたドジャース対アストロズのワールドシリーズ第3戦。今ポストシーズンではホームで負けなしのアストロズが5対3で勝利して今シリーズ2連勝を飾った。

     この日はダルビッシュ有とランス・マッカラーズJr.の投げ合いとなった。ダルビッシュはミニッツメイド・パークで通算6試合に登板し4勝1敗 防御率2.16と相性が良い球場での登板、その一方でマッカラーズJr.は去るヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)ではリリーフ登板し、4回を投げて胴上げ投手になっている。お互いに良いイメージがある場所での両者の立ち上がりに注目が集まった。

     先にマウンドに上がったマッカラーズJr.はドジャース打線を簡単に3者凡退で抑えるとダルビッシュはいきなり先頭打者のジョージ・スプリンガーに二塁打を浴びてしまう。しかし、ここからが得点圏被打率.221と低い数値を誇るダルビッシュの真骨頂だ。続くアレックス・ブレグマンを内野ゴロに抑えると今ポストシーズンでのホーム打率.591を記録しているホゼ・アルトゥーベはフライアウトに打ち取る。そして4番のカルロス・コレアも抑えてこの回を無失点で切り抜けた。

     ホームアドバンテージがあるアストロズは2回裏、ダルビッシュに襲いかかる。この回の先頭打者として登場したユリエスキ・グリエルが本塁打を放って先制するとその後は二塁打や四球で無死一・二塁のチャンスをつくると続く、マーウィン・ゴンザレスの適時打でさらに1点を加えた。ダルビッシュは2死まではとるものの、マウンドを降りるまでには4点を失っていた。1回2/3を投げて6被安打4失点とメジャー移籍後最短となるイニングでマウンドを降りることになった。彼の降板後は2番手として前田健太が登場し後続を抑えた。

     登板した前田は安打を1本許すも2回2/3を投げて無失点とポストシーズンで好リリーフを継続し味方の反撃を待った。ドジャース打線は3回表にコリー・シーガーの内野ゴロで1点を返すも3番手のトニー・ワトソンが1点を失って1対5とリードを広げられてしまう。それでも打線は6回表、マッカラーズJr.を攻めて1死一・三塁のチャンスをつくった。ここでアストロズは2番手、ブラッド・ピーコックにスイッチするもヤシエル・プイーグの内野ゴロと暴投で2点を失う。これでドジャースは3対5と2点差に詰め寄った。

     途中登板で失点したピーコックだったが、3回2/3のロングリリーフでセーブを記録。今ポストシーズンで防御率8.44と不安定だった男がこの日は見違えるかのような大活躍でチームを勝利に導いた。これでホーム7連勝となったアストロズは球団初の世界一に向けてさらに勢いが増した。次戦の先発はアレックス・ウッドとチャーリー・モートンと発表されている。ここでドジャースが巻き返しをみせるのか、それともアストロズが王手をかけるのか戦いの行方が注目される。


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  • リゾがロベルト・クレメンテ賞を受賞

    2017.10.28 10:47 Saturday

     ワールドシリーズで盛り上がりをみせているメジャーリーグでは現在、段階的にタイトル獲得者の表彰を行っている。本日のワールドシリーズ第3戦前には慈善活動に尽力する選手を表彰するロベルト・クレメンテ賞の受賞者が発表され、アンソニー・リゾ(カブス)が選ばれた。

     リゾは2012年からガン研究に従事している人やガンと闘う家族を支援するために「アンソニー・リゾ ファミリーファウンデーション」を設立した。最近では日本時間9月30日に病院に350万ドルの寄付を行ったり、支援プログラムをつくるなど全面的に協力している。

     リゾ自身はレッドソックスのマイナーでプレーしていた2008年に悪性腫瘍のホジキンリンパ腫に冒された経験があり、これを克服したことがきっかけでこの慈善団体を設立している。今回の受賞を通じて「僕がこのような賞をもらうことになるなんて驚きだよ。多くのチームや組織の方々のおかげでガンと闘う家族達の支援ができている」と喜びを語っている。

     これからもリゾの活動は続いていく。「病院訪問を通じて多くの子供達や家族の顔をみているけどその様子から本人の異変がわかるんだ。自分も病気にかかった経験があるからね。彼らに寄り添っていきたいと思う。僕の情熱でもある野球を通じてできることを精一杯やりたい」と意気込んでいた。


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  • カージナルスの来季コーチ陣が決定 マダックスが投手コーチ就任

    2017.10.27 15:02 Friday

     日本時間10月27日、投手コーチ探しを続けていたカージナルスは前ナショナルズ投手コーチのマイク・マダックスが投手コーチに就任することを発表した。また、球団傘下で15シーズンにわたって投手コーチを務めてきたブライアン・エバースガードがブルペンコーチに就任することになり、これで来季のコーチ陣の顔ぶれが固まった。

     レギュラーシーズン終了後に2012年から6シーズンにわたって投手コーチを務めたデレク・リリキストを解任し、後任探しを進めていたカージナルス。後任候補としてレイズを退団したジム・ヒッキーらの名前も浮上していたが、ジョン・モゼリアック野球部門社長が最終的に選択したのは3球団で計15シーズンにわたって投手コーチを務めた実績を誇るマダックスだった。

     「我々はマイク(・マダックス)をカージナルスの球団組織に迎えることができてとてもワクワクしています」とモゼリアック。マダックスはブリュワーズ(2003-2008)、レンジャーズ(2009-2015)、ナショナルズ(2016-2017)の3球団で投手コーチを務め、レンジャーズ時代にはダルビッシュ有の指導にもあたっていたため、日本のメジャーリーグファンにも馴染みの存在である。殿堂入りの名投手グレッグ・マダックスの兄であることばかりが強調されるが、投手コーチとしても確かな手腕を持っており、ナショナルズのここ2年間のチーム防御率3.70はメジャー全体で4位の数字。ナショナルズは今季ナ・リーグの防御率TOP5に3人を送り出しており、レンジャーズはマダックス在籍期間にチーム奪三振数で球団歴代1~4位の数字を叩き出している。

     カージナルスが投手コーチ探しを開始した時点では、マダックスの名前は候補者リストに入っていなかったが、ナショナルズがダスティ・ベイカー監督を解任し、その他のコーチ陣とも契約を更新しないことを決定したことにより事情が変わった。モゼリアックは投手コーチに求めるものとして先進的なデータを活用できること、現代の戦術や分析に対する理解があること、投手陣の最適化に関するスキルを持ち合わせていることなどを挙げていたが、それにピタリと当てはまる存在がマダックスだった。

     なお、カージナルスは先日、マイク・シルトが三塁ベースコーチからベンチコーチに配置転換され、空席となった三塁ベースコーチにはホゼ・オケンドーが復帰。球団OBのウィリー・マギーも役職は未定ながらコーチとしてチームに加わることが発表されており、マダックスの投手コーチ就任、エバースガードのブルペンコーチ就任により、来季のコーチ陣の顔ぶれが確定した。


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  • ブリュワーズ アンダーソンと契約延長&ソガードと再契約

    2017.10.27 14:28 Friday

     日本時間10月27日、ブリュワーズはチェイス・アンダーソンと2年1175万ドル+球団オプション2年で契約延長に合意したことを発表。さらに、今季終了後にフリーエージェントとなる予定だったエリック・ソガードと年俸240万ドルの1年契約を結んだことが明らかになった。

     今季がブリュワーズ2年目となったアンダーソンは25試合に先発して12勝4敗、防御率2.74の好成績をマーク。6月下旬に左腹斜筋を痛めて故障者リスト入りし、2ヶ月近く戦列を離れたため、規定投球回には届かなかったものの、自身初の2ケタ勝利をマークするなど自己ベストのシーズンを過ごした。デービッド・スターンズGMは「我々は今季のパフォーマンスが今後も継続されるだろうと判断した」と語っており、来季以降も先発ローテーションの一角として今季同様の活躍が期待される。1175万ドルの内訳はサイン・ボーナスが100万ドル、2018年の年俸が425万ドル、2019年の年俸が600万ドル、2020年の球団オプションが破棄された場合のバイアウトが50万ドル。なお、球団オプションは2020年が年俸850万ドル、2021年が年俸950万ドルとなっており、2021年の球団オプションが破棄された場合にもバイアウト50万ドルが支払われる。

     昨年12月にマイナー契約でブリュワーズに加入したソガードは5月中旬に2年ぶりのメジャー復帰を果たし、94試合に出場して打率.273、3本塁打、18打点、OPS.770。37三振に対して45四球を選び、出塁率は.393と4割近い数字をマークした。今季は二塁を中心に三塁、遊撃、レフトの計4ポジションを守ったが、「僕はどんなことでもやる準備ができているよ。今季は自分のユーティリティぶりをアピールできたと思う。求められたポジションでプレイするよ」とソガード本人が語っているように、来季も今季同様にユーティリティぶりを発揮してくれるはずだ。ソガードとの再契約について現時点では球団からの公式発表はないものの、年俸240万ドルに最大65万ドルのインセンティブが付属した契約になると見られている。

     若手選手の成長もあって予想外の躍進を遂げた今季のブリュワーズ。来季はいよいよ本格的にポストシーズン進出を目指すシーズンとなるが、2011年以来となるポストシーズン進出に向けて着々と戦力の整備が進められている。


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  • ダルビッシュをよく知るアストロズ打線だが・・・

    2017.10.27 12:41 Friday

     ワールドシリーズ第3戦、1回裏にジョージ・スプリンガー(アストロズ)が打席に入ると、60フィート6インチ(約18.44m)先には見慣れた顔が見えるはずだ。しかし、現在のダルビッシュ有(ドジャース)はアストロズ打線が知るダルビッシュではない。

     「対戦経験というのは多ければ多いほど良いものだ。より正確に相手のことを知ることができる」と語るのはアストロズのベテラン捕手、ブライアン・マッキャンだ。マッキャンはヤンキース時代の2014年に2試合、アストロズに加入した今季も2試合、ダルビッシュと対戦している。通算11打数2安打(打率.182)に終わっているが、「準備はできているよ」とダルビッシュ攻略に自信を見せる。

     アレックス・ブレグマンもマッキャンと同様、ダルビッシュ攻略に自信を覗かせる。「このチームの選手たちはみんなダルビッシュのことをよく知っているし、彼のボールのことも知っていると思うよ。彼と戦う準備はできている」

     アストロズは今季、ダルビッシュと6月に2度対戦している(当時のダルビッシュはレンジャーズ所属)。レンジャーズの本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンで行われた6月2日の試合では、5回表にカルロス・コレアがダルビッシュから先制スリーランを放ち、7対1で勝利(ダルビッシュは5回3失点)。一方、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われた6月12日の試合ではダルビッシュに7回までわずか1安打に封じ込まれ、1対6で敗れている(ダルビッシュは7回1失点)。このときの対戦経験がダルビッシュ攻略に生きる、というのがアストロズ側の考えだが、現在のダルビッシュは当時のダルビッシュではなく、いわば「新型のダルビッシュ」なのである。

     ダルビッシュはドジャース移籍後、メカニクスに調整を加えた。調整が完了するまでの間、打ち込まれる試合が続いた時期もあったが、レギュラーシーズン最後の3先発では19回1/3を投げて被安打9、奪三振21、与四球1という素晴らしい内容で防御率0.47をマーク。ポストシーズンでも2先発で2勝0敗、防御率1.59としっかり結果を残している。知っている投手だが、知らない投手。それがアストロズ打線にとってのダルビッシュなのだ。

     A.J.ヒンチ監督は「どんな投手と対戦しようとも、打つべき球を打つだけだよ。ボール球を振らずに、ストライクゾーンに投げさせること。それが大切だ」と相手投手攻略の心構えを語る。ダルビッシュを攻略すれば球団史上初のワールドシリーズ制覇がグッと現実味を増すだけに、明日の第3戦はシリーズの流れを大きく左右する大事な一戦となりそうだ。


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  • ゴールドグラブ賞 ファイナリスト発表

    2017.10.27 12:10 Friday

     日本時間10月27日、ゴールドグラブ賞のファイナリスト(各ポジション3名、計54名)が発表された。受賞者は日本時間11月8日に発表される予定となっており、また、受賞者の中から各リーグ1名がプラチナ・グラブ賞に選出される。

     各ポジションで最も優れた守備を見せた選手に贈られるゴールドグラブ賞のファイナリストが発表された。球団別に見るとレッドソックス、ロイヤルズ、レッズの3球団から最多の4名が選出。ア・リーグの投手部門と中堅手部門は誰が選ばれてもゴールドグラブ賞初受賞となる。両リーグの本塁打王であるアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)がファイナリストに名を連ねている点も注目に値するだろう。

     ア・リーグでは捕手部門のサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、二塁手部門のダスティン・ペドロイア(レッドソックス)、左翼手部門のアレックス・ゴードン(ロイヤルズ)がそれぞれ5度目の受賞を目指す。一方、ナ・リーグでは2008年から8年連続で受賞していたヤディアー・モリーナ(カージナルス)が捕手部門で2年ぶり9度目、三塁手としてデビューイヤーから4年連続受賞のメジャー記録を誇るノーラン・アレナード(ロッキーズ)が5年連続5度目、ジェイソン・ヘイワード(カブス)が4年連続5度目の受賞を目指すなど、お馴染みの面々も各リーグの各ポジションで名を連ねている。ファイナリスト54名は以下のとおり。

     

    ア・リーグ

    ●投手
    クリス・セール(レッドソックス)
    マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)
    アレックス・カッブ(レイズ)

    ●捕手
    ヤン・ゴームズ(インディアンス)
    マーティン・マルドナード(エンゼルス)
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)

    ●一塁手
    カルロス・サンタナ(インディアンス)
    エリック・ホズマー(ロイヤルズ)
    ミッチ・モアランド(レッドソックス)

    ●二塁手
    ブライアン・ドージャー(ツインズ)
    イアン・キンズラー(タイガース)
    ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)

    ●三塁手
    マニー・マチャド(オリオールズ)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    エバン・ロンゴリア(レイズ)

    ●遊撃手
    エルビス・アンドルース(レンジャーズ)
    アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)
    フランシスコ・リンドーア(インディアンス)

    ●左翼手
    ブレット・ガードナー(ヤンキース)
    アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)
    ジャスティン・アップトン(エンゼルス)

    ●中堅手
    ロレンゾ・ケイン(ロイヤルズ)
    ケビン・ピラー(ブルージェイズ)
    バイロン・バクストン(ツインズ)

    ●右翼手
    コール・カルフーン(エンゼルス)
    ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)

     

    ナ・リーグ

    ●投手
    R.A.ディッキー(ブレーブス)
    ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)
    ザック・デイビーズ(ブリュワーズ)

    ●捕手
    バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    タッカー・バーンハート(レッズ)

    ●一塁手
    ジョーイ・ボットー(レッズ)
    ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
    アンソニー・リゾー(カブス)

    ●二塁手
    DJレメイヒュー(ロッキーズ)
    ディー・ゴードン(マーリンズ)
    ベン・ゾブリスト(カブス)

    ●三塁手
    ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    デービッド・フリーズ(パイレーツ)

    ●遊撃手
    フレディ・ギャルビス(フィリーズ)
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
    コリー・シーガー(ドジャース)

    ●左翼手
    ヘラルド・パーラ(ロッキーズ)
    アダム・デュバル(レッズ)
    マーセル・オズーナ(マーリンズ)

    ●中堅手
    ビリー・ハミルトン(レッズ)
    マイケル・テイラー(ナショナルズ)
    エンダー・インシアーテ(ブレーブス)

    ●右翼手
    ヤシエル・プイーグ(ドジャース)
    ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
    ジェイソン・ヘイワード(カブス)


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  • ヤンキース 契約満了のジラルディ監督が退任

    2017.10.27 11:34 Friday

     日本時間10月27日、ヤンキースは今季限りで4年契約が終了したジョー・ジラルディ監督がチームを去ることを発表した。ジラルディは2008年から10シーズンにわたってヤンキースの監督を務め、地区優勝3回、ワイルドカード獲得3回、ワールドシリーズ制覇1回を成し遂げた。

     「10年間、この組織のために熱心に働いてくれたこと、貢献してくれたことに対してジョー(・ジラルディ)に感謝したい。この組織は慎重かつ冷静な判断のもと、様々なことを決定している。そして我々は今回、新たな監督を探すことを決断したんだ」とブライアン・キャッシュマンGMは事実上のジラルディ解任を明らかにした。現地の報道によると、ジラルディは引き続きヤンキースの監督を務めることを希望していたが、ハル・スタインブレナー共同オーナーら球団側がジラルディとの契約を更新しないことを決めたようだ。「私を信頼し、このような素晴らしい機会を与えてくれたことに対してスタインブレナー・ファミリーに感謝したい。私を雇い、常にチームの強化に努めてくれたブライアン・キャッシュマンGMとその他のスタッフにも感謝している」とジラルディは語った。

     ジラルディは10年間にわたるヤンキースでの監督生活で通算910勝710敗を記録。2009年にはワールドシリーズ制覇を成し遂げた。なお、通算910勝はジョー・マッカーシー(1460勝)、ジョー・トーレ(1173勝)、ケーシー・ステンゲル(1149勝)、ミラー・ハギンス(1067勝)、ラルフ・ハウク(944勝)に次ぐ球団史上6位の数字である。2009年、2011年、2012年にア・リーグ東部地区で地区優勝を果たし、2010年、2015年、2017年にはワイルドカードを獲得。計6度のポストシーズン進出のうち、2009年には球団史上27度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。監督就任時は背番号「27」を背負っていたが、ワールドシリーズ制覇後は球団史上28度目のワールドシリーズ制覇を目指して背番号を「28」に変更。しかし、28度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げる日はやってこなかった。

     レッドソックスはすでにアレックス・コーラの監督就任が決定しており、ヤンキースとレッドソックスがともに新監督のもとで開幕を迎えるのは1992年以来となる。また、ヤンキース、レッドソックスのほかにナショナルズもダスティ・ベイカー監督の退任が決まっており、ポストシーズンに進出した3球団で監督が交代するのは史上初の出来事となった。

     アル・ペドリク、トニー・ペーニャ、ロブ・トムソンといった球団内部の人材のほか、ケビン・ロング、ブラッド・オースマス、ドン・マティングリー(現マーリンズ監督)らの名前が新監督候補として挙げられているが、メジャー屈指の伝統球団はジラルディに代わる監督に誰を指名するのだろうか。今後の動向に注目だ。


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  • ダルビッシュを第3戦まで温存した理由とは?

    2017.10.27 10:54 Friday

     ドジャースは今ポストシーズン、クレイトン・カーショウ、リッチ・ヒル、ダルビッシュ有の順で先発ローテーションを形成している。エース左腕・カーショウに次ぐ右のエースと称されるダルビッシュがなぜ2番手でなく3番手に回っているのか。その理由をMLB.comのマイク・ペトリエロが分析している。

     ナ・リーグ西部地区の首位を独走していたドジャースが若手有望株を放出してまでダルビッシュの獲得に動いたのは、ある種のサプライズだった。なぜならドジャースはポストシーズン進出をほぼ確実なものにしていたからである。しかし、ドジャースはカーショウだけではポストシーズンを勝ち抜けないことを昨季までの経験から学んでいた。ドジャースのダルビッシュ獲得はあくまでもポストシーズンを見据えたものであり、29年ぶりのワールドシリーズ出場を成し遂げた今、その判断は間違っていなかったと言えるだろう。

     では、ドジャースはなぜ今ポストシーズンにおいてダルビッシュを先発ローテーションの3番手として起用しているのだろうか。ワールドシリーズ第3戦はアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われるが、ダルビッシュはこの球場で通算6試合に先発し、防御率2.16という好成績を残している。ただ、これをダルビッシュが3番手に回っている理由に挙げるのは安易すぎる。これだけではNLDSとNLCSでダルビッシュが第3戦に回ったことの説明がつかないからだ。

     これを説明するためにはダルビッシュやアストロズよりも、ヒルに注目する必要がある。デーブ・ロバーツ監督はポストシーズン開幕前、「ヒルをホームで投げさせたい。彼はホームで何度も良い投球をしているからね。ダルビッシュはホームでもアウェイでも良い投球をしてくれている」と話していた。ヒルは今季ホームでの14先発で防御率2.77をマークした一方、アウェイでの11先発では防御率4.06。また、ヒルはフライ性の打球が多いフライボール・ピッチャーであり、投手有利のドジャー・スタジアムと相性が良い投手なのだ。そのため、ロバーツ監督はダイヤモンドバックスとのNLDSでヒルを本拠地での第2戦、ダルビッシュを敵地での第3戦に先発させる決断をした。

     ヒルをホームで投げさせたいという指揮官の思惑はその後も変わっていないが、NLCS以降のローテ順については「上手くいっている状態を維持したい。(ローテ順を変えなければ)投手たちは準備のスケジュールやルーティーンを守ることができる」という指揮官の配慮も働いている。NLDSで決めたローテ順をわざわざ変更してまで投手たちのルーティーンを狂わせる必要はないというわけだ。仮にワールドシリーズでヒルとダルビッシュの順番を入れ替えると、ヒルの登板間隔は2週間近くも空いてしまうことになる。登板間隔が空きすぎることを避けようとするのは当然の判断だろう。

     最後に、ダルビッシュのミニッツメイド・パークでの通算成績を額面通りに受け取るのも危険である。通算6先発のうちの4試合は2014年以前のものであり、ジョージ・スプリンガーやカルロス・コレアはまだアストロズのラインナップにいなかったのだ。とはいえ、昨季はミニッツメイド・パークで7回無失点、今季も6月12日の登板で7回1失点と好投しており、相性が良い球場であることは間違いない。日本時間10月28日に行われるワールドシリーズ第3戦。ダルビッシュの好投に期待したい。


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  • フィリーズ 新監督候補との一次面接がほぼ終了

    2017.10.26 17:53 Thursday

     ピート・マッカニン監督を解任し、新監督探しを続けているフィリーズ。今週中にも新監督候補者たちとの一次面接を終え、来週はファイナリストたちとの最終面接を行って新監督を決定すると見られている。

     現地の報道によると、フィリーズは新監督について現時点ではいかなる決定も行っていないようだ。日本時間10月26日には前レッドソックス監督のジョン・ファレルとの面接を行ったが、まだ様々な選択肢を検討中だという。

     USAトゥデイが日本時間10月26日に報じたところによると、フィリーズは球団傘下AAA級で監督を務めているダスティ・ワーサンに照準を定めつつあるという。球団傘下の若手選手を熟知しているだけでなく、リース・ホスキンス、ニック・ウィリアムス、ホルヘ・アルファロといった有望株がメジャー昇格を果たしたにもかかわらずチームをプレーオフへ導いた手腕を高く評価されており、当初から新監督有力候補の一人と見られていた。ワーサンがファイナリストに残ることは間違いなさそうだ。

     また、ドジャースの選手育成部門でディレクターを務めているゲーブ・キャプラーもファイナリストに残ることが確実視されている。メジャーで12シーズンのプレイ経験があるキャプラーは2005年には巨人でもプレイ。38試合に出場して打率.153、3本塁打に終わり、シーズン途中で帰国した。2007年にはレッドソックス傘下A級で監督を務めた経験があり、2015年オフにはドジャースの監督候補にも挙がっていた(最終的にデーブ・ロバーツが就任)。

     ワーサンとキャプラー以外の候補者についてはファイナリストに残れるか否かは不透明である。アスレチックスの三塁ベースコーチであるチップ・ヘイル、ジャイアンツの前三塁ベースコーチであるフィル・ネビン、インディアンスの前投手コーチであるミッキー・キャラウェイらがすでにフィリーズとの面接を終えているが、この中ではキャラウェイがメッツの新監督に就任。今日面接を終えたばかりのファレルを含め、フィリーズの新監督探しにはもう少し時間が掛かりそうだ。


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  • ヤンキース・ジラルディ監督 今季限りで退任の可能性も

    2017.10.26 16:44 Thursday

     今季まで10シーズンにわたってヤンキースを率いたジョー・ジラルディ監督。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによるとジラルディは日本時間10月26日にブライアン・キャッシュマンGMと会談の場を設け、今後について話し合ったようだ。ジラルディが今季限りで退任する可能性も取り沙汰されている。

     今季は若手選手を辛抱強く起用しながら耐え抜くシーズンになると予想されていたヤンキース。しかし、アーロン・ジャッジを筆頭にルイス・セベリーノ、ゲーリー・サンチェスら若手選手がチームを牽引し、ワイルドカード獲得&リーグ優勝決定シリーズ進出という予想外の快進撃を見せた。惜しくもリーグ優勝にはあと1勝届かなかったものの、キャッシュマンGMはシーズン終了後にジラルディの手腕に高評価を与えており、続投は既定路線かと思われていた。

     「監督を務めるのは楽しいし、シーズンを戦うこと、選手たちと関係を築くことにもやりがいを感じている」と語ったジラルディだが、彼が常々強調しているのが家族の存在である。采配を疑問視されると周囲からの批判の矛先はジラルディ自身だけでなく、家族に向けられることもあるという。「妻や子供たちに害が及ぶことを心配しているんだ。家族が攻撃されるなんてアンフェアだよね。私の子供たちは私と同じように攻撃的なところがあるから、私はいつも彼らを守ってあげなければならないんだよ」

     だからこそ、ジラルディは自身の去就を決める際に家族の意見を最優先に考える。シーズン終了後、自身の去就について問われた際にも「まずは家族と話し合ってから」とその姿勢を崩すことはなかった。また、ジラルディはヤンキースの監督という仕事に魅力を感じているとしつつも、他のポジションから野球に触れてみたいという願望も持っているようだ。

     「何をするにしても、家族が多くの犠牲を払ってくれているからこそ私は仕事をすることができるんだ。だから、まず最初に家族と話し合う必要があるんだよ」と語ったジラルディ。家族との話し合い、キャッシュマンGMとの話し合いを経て、どのような結論を出すのだろうか。


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  • 【戦評】試合終盤に点取り合戦 アストロズが熱戦制しタイに

    2017.10.26 14:34 Thursday

     6回裏にコリー・シーガーの勝ち越しツーランが飛び出し、3対1と2点をリードした状況でマウンドには守護神のケンリー・ジャンセン。ほとんどのドジャース・ファンは勝利を確信したに違いない。しかし、野球の神様はワールドシリーズ第2戦をあっさりと終わらせるようなことはしなかった。8回以降、ドジャー・スタジアムの観客席が沸く劇的なシーンが何度も訪れたのだ。

     8回表のアストロズの攻撃。先頭のアレックス・ブレグマンが二塁打で出塁すると、デーブ・ロバーツ監督は迷わずジャンセンを投入した。ところが、ホゼ・アルトゥーベの二塁ゴロで一死三塁となったあと、カルロス・コレアがセンターへのタイムリー。NLDS第3戦から続いていたドジャースの救援投手陣による連続無失点は28イニングでストップした。さらに9回表、先頭のマーウィン・ゴンザレスがカウント0-2からのカッターを捉え、左中間へ飛び込む起死回生の同点弾。レギュラーシーズンでセーブ失敗がわずか1度しかなかった絶対的守護神から不振に陥っていたユーティリティ・プレイヤーが一発を放ち、アストロズは土壇場で同点に追い付いた。

     試合は3対3の同点で延長戦に突入。ドジャースはジャンセンに代えてジョシュ・フィールズを投入したが、アルトゥーベとコレアに二者連続の一発が飛び出し、アストロズが2点を勝ち越し。その後のピンチはトニー・シングラーニがなんとか抑えたものの、試合は決まったかに思われた。ところがその裏、ドジャースは先頭のヤシエル・プイーグが左中間へ豪快な一発を叩き込んで1点差。その後、二者連続三振で追い込まれたものの、ローガン・フォーサイスが四球で出塁すると暴投の間に二塁へ進み、キケ・ヘルナンデスのライト前ヒットで同点のホームを踏んだ。ドジャース・ナインが見せる驚異の粘りに、ドジャー・スタジアムは大いに沸いた。

     ところが延長11回表、ドジャースはワールドシリーズからロースター入りを果たしたブランドン・マッカーシーを投入したものの、先頭のキャメロン・メイビンがセンターへのヒットで出塁すると、続くジョージ・スプリンガーが右中間への勝ち越しツーラン。打った瞬間はセンターフライかと思われた打球がグングン伸び、そのままスタンドへ突き刺さった。ドジャースはその裏、二死走者なしからチャーリー・カルバーソンが一発を放って意地を見せたが、最後はプイーグが空振り三振に倒れて試合終了。延長戦に入って両軍合計5本塁打が飛び出すという史上稀に見る熱戦をアストロズが制し、対戦成績を1勝1敗のタイとした。

     この試合では両軍合わせて8本の本塁打が飛び出したが、これはワールドシリーズ史上最多記録。また、延長戦での5本塁打はレギュラーシーズン、ポストシーズンを含めて史上最多の数字だった。ワールドシリーズの舞台は移動日を1日挟んでアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークへ。第3戦ではドジャースはダルビッシュ有、アストロズはランス・マカラーズJr.が先発予定となっている。


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  • ロバーツ監督が頭を悩ませる指名打者の人選

    2017.10.26 13:04 Thursday

     ワールドシリーズ第3戦からの3試合はアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われるため、指名打者制が採用される。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は誰を指名打者に起用するのか、まだ決めかねているようだ。

     日本時間10月26日、ロバーツ監督はジョク・ピーダーソン、アンドレ・イーシアー、ヤスマニ・グランダルの3人が指名打者の候補であることを明らかにした。「指名打者について考えているけど、(誰を起用するかは)まだ決めていないんだ。ジョク(・ピーダーソン)、(アンドレ・)イーシアー、(ヤスマニ・)グランダルの3人が候補だね」

     当初は腰痛によりNLCSを欠場し、ワールドシリーズで戦列復帰を果たしたコリー・シーガーが敵地では指名打者を務めるのではないかと見られていた。しかし、シーガーの状態が予想以上に良く、指名打者として起用する必要がなくなったため、ロバーツ監督は新たに指名打者候補を探さねばならなくなったのだ。「今日(のワールドシリーズ第2戦で)状況が変わらなければ、シーガーを遊撃手として起用しない理由はないよ」とロバーツ監督は敵地でもシーガーを引き続き遊撃手として起用する方針を明らかにしている。

     今季のドジャースはア・リーグとの交流戦のうち10試合を敵地で戦い、うち5試合でジャスティン・ターナーを指名打者として起用した。その5試合でチームは4勝1敗を記録したが、ロバーツ監督はターナーを指名打者としてではなく三塁手として起用することを明言している。その他の5試合ではチェイス・アトリー(3試合で2勝1敗)、コディ・ベリンジャー(1試合で0勝1敗)、シーガー(1試合で1勝0敗)が指名打者を務めたが、ロバーツ監督の発言を聞く限りでは、この3人も指名打者として起用される可能性は低い。

     第3戦と第4戦ではランス・マカラーズJr.、チャーリー・モートンという右腕と対戦することになるため、ピーダーソンとイーシアーがレフトと指名打者のいずれかに入る可能性が高い。グランダルを指名打者として起用してしまうと控えの捕手がいなくなるという事情もあるため、レフトにピーダーソン、指名打者にイーシアーが入る布陣を採用するのではないだろうか。


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      10月25日 【戦評】カーショウ好投&ターナー勝ち越し弾 ドジャースが先勝

      10月24日 コリー・シーガー ワールドシリーズのロースター入りへ

      10月23日 リーグ優勝決定シリーズの最優秀ブルペンはドジャース

      10月23日 ドジャース シーガーの遊撃手としての復帰に自信

      10月23日 25日からワールドシリーズ ダルビッシュは第3戦で先発予定


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  • アストロズ 第3戦と第4戦はALCS第7戦好投コンビを投入

    2017.10.26 12:19 Thursday

     日本時間10月26日、アストロズのA.J.ヒンチ監督は本拠地ミニッツメイド・パークで行われるワールドシリーズ第3戦にランス・マカラーズJr.、第4戦にチャーリー・モートンを先発させる予定であることを明らかにした。

     「A.J.(ヒンチ監督)はワールドシリーズが始まる前、僕に第3戦で投げる可能性が高いと言ってくれたんだ。だからこの数日間は第3戦に向けてしっかり準備をしてきたよ」と語ったのはALCS第7戦で2番手として6回から登板し、4回6奪三振無失点の快投でセーブを記録したマカラーズJr.。「調子は良いよ。準備はできているし、本拠地のミニッツメイド・パークで投げられるのも楽しみだね」と大舞台での登板を心待ちにしていた。

     ヒンチ監督は「この2人は我々が本当に信頼を置いている投手だ。もしシリーズが第6戦や第7戦まで進めば、ランス(・マカラーズJr.)はもう一度投げるチャンスがあるだろうね。ホームに戻り、ランスを先発に送り出せるのは我々に大きなエネルギーをもたらしてくれるだろう」とマカラーズJr.の好投に期待を寄せている。マカラーズJr.は「今は第3戦に集中しているけど、第7戦のことを考えていないと言ってしまうと嘘になる。だって、打席に立つチャンスがあるんだぜ」と語り、そのコメントからはシリーズを早々に終わらせまいという強い意志が感じられた。

     第4戦で先発予定のモートンはALCS第7戦で先発し、5回無失点の好投でチームの勝利に大きく貢献。ALCS第3戦では4回途中7失点と打ち込まれ、敗戦投手となってしまったものの、大一番で勝負強さを見せ、ポストシーズン初勝利をマークした。初戦を落とし、第2戦もリードを奪われる展開になるなど、過去2シリーズとは違ってワールドシリーズでは苦しいスタートとなっているアストロズだが、まだまだ挽回のチャンスはある。そして、挽回のためにはALCS第7戦で完封リレーを成し遂げたマカラーズJr.とモートンの好投が必要だ。ヒンチ監督が期待を寄せる右腕コンビのピッチングに注目したい。


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