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  • 2020年レギュラーシーズン さらなる開幕延期が決定

    2020.3.17 10:50 Tuesday

     疾病対策センター(CDC)の要請を受け、メジャーリーグ機構は日本時間3月17日、2020年レギュラーシーズンの開幕を当初の予定よりもさらに延期することを発表した。CDCは日本時間3月16日、今後8週間にわたって50人以上が集まるイベントの開催を自粛することを要請。日本時間3月27日に開幕予定だったレギュラーシーズンは、少なくとも2週間延期されることが発表されていたが、CDCの要請に従うのであれば、開幕は早くても5月中旬以降となる。

     日本時間3月17日、メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは、全30球団との電話会議を行い、CDCの要請に従ってレギュラーシーズンの開幕をさらに延期することを決定した。メジャーリーグ機構は、レギュラーシーズンのスケジュールのプランについて、ファンに対して最新の情報を随時公開していく方針を明らかにしており、シーズン開幕後、可能な限り多くの試合を開催する方針は各球団とも変わっていないという。

     マンフレッドは電話会議のあと、新型コロナウイルスの感染拡大の動向を見守るしかない立場であることを強調。セントルイス・ポスト・ディスパッチのデリック・グールドに対して「現時点では代替の開幕日についてアナウンスすることはできない」と語り、具体的なスケジュールへの言及を避けた。「事態がどのように変化していくかを見守るしかない。選手やファンの安全を確保したうえで、可能な限り多くの試合を開催したい」とマンフレッドは語った。

     電話会議のなかでは、メジャーリーグ選手会とのあいだで各球団のキャンプ施設の扱いについても話し合いが行われた。チーム内での感染拡大を防ぐため、チーム単位での組織的な練習については自粛が求められているものの、選手が個人で練習する際の練習場所を確保するため、キャンプ施設自体は開放されることになる。各球団は感染拡大の予防策を講じたうえで、選手に対してキャンプ施設を開放することになるだろう。

  • フィリーズがベネズエラ出身の18歳プロスペクトを獲得へ

    2020.3.16 16:10 Monday

     フィリーズは、ベネズエラ出身の18歳のプロスペクト外野手、ジョスワル・ガルシアと契約合意に達したようだ。まだ球団からの正式な発表は行われていないものの、関係者の話として、契約金が250万ドル前後になる見込みであることが報じられている。ガルシアは俊足と守備力を高く評価されており、リードオフマンを任せることのできる俊足好守の中堅手へと成長することが期待されている。

     現在18歳のガルシアは、2019~2020年の国際フリーエージェント契約期間(現地時間2019年7月2日にスタート)がスタートした時点で契約する予定だったものの、年齢の問題によりメジャーリーグの球団との契約ができない状態となっていた。最近になってメジャーリーグの球団と契約できる状態になり、フィリーズが獲得に成功した。

     ガルシアは身体能力の高さと強肩に定評があり、ハイレベルなスピードと守備力を兼ね備えた中堅手へと成長する可能性を秘めている。直近の60ヤード走(約55メートル)では6.3秒という好タイムをマーク。打者としてはバットにボールを当てるコンタクト能力に長けており、外野手の間を抜く二塁打や三塁打を量産するタイプと見られる。身体が成長していくにつれて長打力も増していくことが期待される。

     将来的には打線のリードオフマンを務め、盗塁王のタイトルを争うような選手へと成長することが期待されている。メイクアップ(人間性)や野球センスの面でも評価が高く、将来が非常に楽しみな選手である。なお、フィリーズは現在の国際フリーエージェント契約期間ですでに33人のプロスペクトと契約を結んでおり、契約金の総額は210万ドル前後と推定されている。ちなみに、現在の国際フリーエージェント契約期間における最大の目玉選手だったジェイソン・ドミンゲス外野手は、契約期間がスタートした現地時間2019年7月2日にヤンキースが契約金510万ドルで獲得に成功している。

  • 「40-40」と同等の難易度 隠れた大記録「20-20-20-20」

    2020.3.16 12:55 Monday

     メジャーリーグの世界で「40-40」(40本塁打&40盗塁)の達成者が過去に4人しかいないことは広く知られている。昨季はロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)やクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が記録達成に挑戦したものの、5人目の達成者となることはできなかった。その「40-40」と同様に、過去に4人しか達成者がいない隠れた大記録がある。「20-20-20-20」(20二塁打&20三塁打&20本塁打&20盗塁)である。

     「20-20-20-20」の達成者は「40-40」と同様に、長いメジャーリーグの歴史上、わずか4人しかいない。つまり、「40-40」と同等の難易度を誇る大記録と言っても差し支えないだろう。過去に4人しかいない「20-20-20-20」の達成者だが、最後にこの記録が達成された2007年には各リーグで達成者が誕生。カーティス・グランダーソン(当時タイガース)は38二塁打、23三塁打、23本塁打、26盗塁を記録し、ジミー・ロリンズ(フィリーズ)は38二塁打、20三塁打、30本塁打、41盗塁をマークしてナショナル・リーグMVPに選出された。

     グランダーソンとロリンズの記録達成から遡ること50年。1957年にはジャイアンツのスター外野手、ウィリー・メイズが26二塁打、20三塁打、35本塁打、38盗塁をマークして史上2人目の「20-20-20-20」達成者となっている。メジャーリーグ史上初めて「20-20-20-20」を達成したのは1911年にカブスでプレイしたフランク・シュルトであり、30二塁打、21三塁打、21本塁打、23盗塁を記録してロリンズ同様にナショナル・リーグMVPを受賞した。

     2000年以降、シーズン20三塁打を記録した選手は、グランダーソン(2007年に23本)とロリンズ(2007年に20本)のほかにクリスチャン・グスマン(2000年に20本、当時ツインズ)しかおらず、「20三塁打」は「40本塁打」や「40盗塁」よりもはるかに達成が難しい記録となっている。パワーとスピードを兼ね備えていても、長打の多くが本塁打となってしまう選手が「20-20-20-20」を達成するのは難しく、5人目の達成者の候補となる選手は限られる。

     メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは、史上5人目の達成者となる可能性のある選手として、オジー・アルビーズ(ブレーブス)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、バイロン・バクストン(ツインズ)、トミー・エドマン(カージナルス)、ギャレット・ハンプソン(ロッキーズ)、アダルベルト・モンデシー(ロイヤルズ)、ルイス・ロベルト(ホワイトソックス)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)、トレイ・ターナー(ナショナルズ)の9人の名前を挙げている。

  • ブレグマンらアストロズの選手が続々と寄付を発表

    2020.3.16 12:05 Monday

     オープン戦が中止、レギュラーシーズン開幕が延期となり、自身のプレイでファンに勇気や希望を与えることができない状況となるなか、メジャーリーガーによる寄付の動きが広まっている。アストロズでは、アレックス・ブレグマン、ランス・マカラーズJr.、ジョージ・スプリンガーといった主力選手たちが、地元ヒューストンのコミュニティを助けるために寄付の動きを見せている。

     オールスター三塁手のブレグマンは日本時間3月15日、自身のTwitterでヒューストン・フードバンクに対して、隔離されている人々のために1000個分のフードキットを寄付することを発表。ヒューストン・フードバンクによると、フードキット1つで28食分の食事が提供できるという。フリーランチに頼らざるを得ない学生たちに食事を提供するために使われるようだ。ブレグマンは「少しでもいいので私たちのコミュニティを助けるのに手を貸してください」と支援の輪を広げることを呼び掛けている。

     マカラーズJr.もブレグマンに続いて日本時間3月16日、自身のTwitterでヒューストン・フードバンクに1万食分の食事を寄付することを発表した。「ヒューストンは必要なときにはいつも協力し合うんだ。僕たちに加わってください!」とブレグマン同様に、さらなる支援を呼び掛けた。

     ブレグマンとマカラーズJr.が食事の面での支援を発表している一方、オールスター外野手のスプリンガーは日本時間3月15日、代理人を通して、新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントのキャンセルなどで被害を受けた本拠地ミニッツメイド・パークの従業員に対して10万ドルを寄付したことを報道陣に明らかにした。

     新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、メジャーリーグはオープン戦を中止し、レギュラーシーズンの開幕を少なくとも2週間延期することを発表。シーズン開幕は5月下旬~6月あたりまでずれ込むことが有力視されており、メジャーリーガーによるコミュニティ支援の動きは今後も拡大していきそうだ。

  • 2020年レギュラーシーズン 「6月まで開幕延期」が現実味

    2020.3.16 11:25 Monday

     新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオープン戦を中止し、レギュラーシーズンの開幕を少なくとも2週間延期することを発表しているメジャーリーグだが、当初の予定から2週間遅れとなる日本時間4月10日の開幕はほぼ絶望的な状況となっている。複数の現地記者はメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)にあたる日本時間5月26日ごろの開幕を予想。しかし、アメリカの疾病対策センターは50人以上のイベントの開催を今後8週間自粛することを要請しており、選手たちの準備期間も考えると、「6月開幕」が現実味を帯び始めている。

     USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールとMLBネットワークのジョン・ヘイマンは、アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、メジャーリーグのレギュラーシーズン開幕がメモリアル・デーあたりまでずれ込む可能性があることを伝えた。ヘイマンは「6月を迎えるまでに開幕することができるのであれば歓迎されることになるだろう」といった趣旨のコメントをしており、4月中の開幕はほぼ絶望、5月中に開幕できれば御の字といった状況になっている。

     野球ライターのロバート・マレーによると、メジャーリーグ選手会は選手たちに対し、新型コロナウイルスへの感染を防ぐために、今後4~6週間は最も安心して過ごせる場所で生活することを推奨している。メジャーリーグ機構は、感染拡大を防ぐために、各チームに対してキャンプ地や本拠地でのチーム単位での練習を行わないよう要請すると見られており、すでにキャンプ施設を閉鎖することを発表したチームもある。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタールとエバン・ドレリッチは「レギュラーシーズンが4月中に開幕する可能性は低い」と伝えていたが、その通りの結果となりそうだ。

     日本時間3月16日には、アメリカの疾病対策センターが50人以上のイベントの開催を今後8週間自粛することを要請したことが明らかになり、レギュラーシーズン開幕は少なくとも8週間後(日本時間5月10日)あたりまでずれ込むことが確実となった。選手たちの準備期間も考えると、8週間後すぐに開幕できる可能性は低く、ナイチンゲールやヘイマンらが言及しているメモリアル・デー前後での開幕も難しいかもしれない。「6月開幕」が現実味を帯び始めてきたと言えそうだ。

     開幕が5月下旬や6月までずれ込むことになれば、各チーム162試合のスケジュールを維持することは絶望的であり、試合数を削減した形でレギュラーシーズンが行われることになるだろう。ポストシーズンのフォーマットに変更が加えられる可能性もある。それに伴い、選手のサービスタイム(≒メジャー登録日数)など、調整しなければならない問題も多く、レギュラーシーズン開幕に向けて問題は山積みとなっている。

  • ヤンキース傘下のマイナーリーガーの新型コロナ感染が判明

    2020.3.16 10:35 Monday

     日本時間3月16日、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、ヤンキース傘下のマイナーリーガー1名が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。選手名は明らかにされていないものの、キャッシュマンによると、そのマイナーリーガーの症状は快方に向かっているという。新型コロナウイルスへの感染が明らかになるのは、マイナーリーグも含めたメジャーリーグの世界では今回のケースが初めてである。

     キャッシュマンによると、そのマイナーリーガーは現地時間金曜日の朝に球団に電話して発熱と疲労を訴え、練習施設には姿を見せなかった。チームのメディカルスタッフが体温をチェックしたあと、インフルエンザと連鎖球菌性咽頭炎の検査を行ったが、結果はどちらも陰性だった。そのあと、タンパ総合病院でヤンキースの関係者として初めて新型コロナウイルスの検査を受け、現地時間土曜日にフロリダ州タラハシーの研究所によって検査結果が報告され、陽性であることが判明した。

     感染したマイナーリーガーの症状は改善しているものの、キャッシュマンによると、隔離された状況が続いているという。また、若い選手であるため、メジャーリーガーとの接触は一切なかったようだ。メディア関連部門のディレクターであるジェイソン・ジロによると、そのマイナーリーガーはメジャーリーガーが使用するジョージ・M・スタインブレナー・フィールドには一度も足を踏み入れておらず、メジャーリーガーとの接触は報告されていないという。

     感染者が発生したことを受けて、ヤンキースはマイナーリーガーが使用する施設を閉鎖し、消毒作業を行うことを決定した。また、全てのマイナーリーガーとコーチ数名、スタッフ数名について、現地時間3月25日まで隔離することを決定。隔離された選手たちは、ホテルの部屋で弁当を受け取り、「チームワークス」と呼ばれるアプリを通して球団側と定期的にコミュニケーションを取ることになっている。

  • 開幕延期のメジャーリーグ 開幕は早くても5月か

    2020.3.15 12:45 Sunday

     メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは、メジャーリーグ選手会のトニー・クラークとともに、新型コロナウイルスの感染拡大によるレギュラーシーズンの開幕延期によってもたらされる諸問題について議論を続けている。そのなかにはもちろん、レギュラーシーズンの開幕時期も含まれているが、まだ具体的な見通しは立っていない。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタールとエバン・ドレリッチは、レギュラーシーズンの開幕は早くても5月に入ってからになると考えているようだ。

     マンフレッドとクラークが議論している諸問題のなかには、選手のサラリーやサービスタイム(簡潔に言えば「メジャー登録日数」のようなもの)の扱いも含まれていると見られる。通常、サービスタイムが3年に達すると年俸調停の権利を獲得し、6年に達するとフリーエージェントになる。サービスタイムでは172日が1年として換算されるが、レギュラーシーズンが短縮されて172日未満となった場合、フルシーズン出場したにも関わらず、1年分のサービスタイムとして換算されない可能性がある。すると、年俸調停の権利を獲得したり、フリーエージェントになったりするのが1年遅れる選手も出てくるため、選手のサラリーにも影響を与えることになる。

     また、選手には(1)キャンプ地に残る、(2)チームの本拠地へ戻る、(3)自宅へ戻る、という3つの選択肢が与えられているが、これについて「2020年のレギュラーシーズンを安全に迎えるためのベストの方法なのか?」と疑問視する声も上がっている。選手を分散させてしまうと、全ての選手をキャンプ地にとどめている場合と比較して、各選手の状況の把握などに余計な労力を費やすことになってしまう。場合によっては、新型コロナウイルスに感染するリスクが高まるケースもあるだろう。

     アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大が終息し、各地の安全が確認されるまでレギュラーシーズンを開幕させるのは難しいと見られる。もちろん、オープン戦が中止となるなか、各チームがレギュラーシーズンを戦う準備を整えることも必要だ。そうしたことを考えると、「少なくとも2週間の開幕延期」と発表されているレギュラーシーズンだが、開幕までには予想以上の時間がかかることになるかもしれない。

  • エンゼルス・大谷は投球練習を継続 エプラーGMが明言

    2020.3.15 12:00 Sunday

     新型コロナウイルスの感染拡大を受けてメジャーリーグではレギュラーシーズンの開幕が延期され、選手たちには(1)キャンプ地に残る、(2)チームの本拠地へ戻る、(3)自宅へ戻るという3つの選択肢が与えられている。エンゼルスは誰がキャンプ地に残り、誰がキャンプ地を離れるのかを整理しているところだが、ビリー・エプラーGMによると、大谷翔平は当初の予定だった5月のメジャーのマウンド復帰を目指し、投球練習を継続する予定となっているようだ。

     エンゼルスはキャンプ地のアリゾナに残ることを選択した選手のために施設を開放し、野手であれば打撃練習や守備練習、投手であればブルペンでの投球練習、そして選手全体に向けてコンディション調整のトレーニングや筋力トレーニング、さらには医療サポートや食事を提供できるように準備を行っている。本拠地エンゼル・スタジアムに戻ることを選択した選手に対しても、同様の対応がとられるようだ。エプラーによると、ジョー・マドン監督はアリゾナに残るかアナハイムへ戻るかをまだ決めていないという。

     大谷はまだ100%の投球練習を行うことのできる状態ではないものの、準備が整い次第、打者と対戦する形式の投球練習を開始するようだ。キャンプ中は力をセーブした状態での投球練習を行っており、直近では日本時間3月12日にブルペンで60球ほどを投じた。投手としてはトミー・ジョン手術からの復帰初年度となるため、球数などを厳密に管理された状態での調整が続いているが、まだ100%の力で投げられる状態には至っていない。

     当初はマイナーでの調整登板を行い、5月中旬ごろにメジャーのマウンドに立つ予定だった大谷だが、開幕が延期になったことにより、レギュラーシーズン開幕後の早い段階でメジャーに復帰できる可能性も出てきた。開幕の時期にもよるが、マイナーでの調整登板の代わりにキャンプ地や本拠地で実戦形式の調整を進めることができれば、マイナーでの調整登板を経ずにメジャーのマウンドに立つ可能性もあるのではないだろうか。

  • 新型コロナ感染拡大による開幕延期 選手たちの反応は?

    2020.3.14 11:20 Saturday

     アメリカ国内の新型コロナウイルス感染拡大を受け、メジャーリーグはスプリング・トレーニング(オープン戦)の中止とレギュラーシーズンの開幕延期を決定した。この決定を受け、各チームの選手や監督がファンなどに向けてコメントを発表している。ここではその一部を紹介する。

     ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「これは野球より大きな規模の、類のない状況だ。世界のために我々一人ひとりが行動していかなければならない。我々ももちろん協力するし、できる限りの最善を尽くすよ」とコメント。球界を代表するスター選手であるエンゼルスのマイク・トラウト外野手は「今の状況が永遠に続くわけではありません。野球、スポーツ、人生を愛する人々のために、僕たちはすぐに戻ってきます。予防をしっかりして健康でいてください」とツイートした。

     球界を代表するスター遊撃手のフランシスコ・リンドーア(インディアンス)は「社会全体が協力し、お互いに助け合わなければならないときだ。人間だからときには喧嘩することもあるけど、今はお互いが助け合う良い機会だと思う」と語り、助け合うことの重要性を強調。マリナーズの菊池雄星投手は「球界だけでなく、世界中の人々にとって今、最も重要なのは健康と安全です。正直なところ、ここ数週間はこのことがずっと頭のなかにありました。球団は病気の予防についてずっと話し合っていたし、テレビをつければいつもコロナのニュースを伝えていました。スポーツの世界でも試合やシーズンが中止になっているし、コロナのことは常に考えていました」と話した。

     メッツでは、ピート・アロンゾ一塁手、マーカス・ストローマン投手、ティム・ティーボウ外野手などが自身のTwitterで世界中の人々の健康を願うメッセージを発信。フィリーズのリーズ・ホスキンス一塁手は「今回のことは、この先の人生でずっと覚えていると思う。世界の動きが止まってしまうような出来事だからね。健康と安全を第一に考えるべきだし、それが最も大切だと思う」と語った。パドレスのエリック・ホズマー一塁手による「映画のなかにいるような気分だよ」というコメントが、現在のメジャーリーグが置かれている状況を端的に表現していると言えるだろう。

  • 開幕延期のメジャーリーグ 選手はキャンプ地離脱が可能に

    2020.3.14 10:30 Saturday

     日本時間3月14日、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会によるミーティングが行われ、新型コロナウイルスの感染拡大により開幕延期が決定されるなか、選手たちはキャンプ地であるフロリダやアリゾナを離脱してチームの本拠地や自宅へ戻ることが可能となった。メジャーリーグ機構は発表した声明文のなかで「選手や球団関係者、そしてキャンプ地となっている地域のコミュニティのことを最優先に考えた結果である」と述べている。

     選手たちには、(1)キャンプ地周辺にとどまる、(2)チームの本拠地へ戻る、(3)自宅へ戻る、という3つの選択肢が与えられることになる。レッドソックスのチーフ・ベールボール・オフィサーであるチェイム・ブルームは「キャンプ地にとどまる選手たちに対しては、施設を開放する予定となっている。キャンプ地にとどまる全ての人々にクリーンで安全な環境を提供できるように、あらゆる予防策を講じるつもりだ」とコメント。これと同様に、各チームでキャンプ地の施設が選手たちに開放される見込みだ。

     大半の選手はキャンプ地にとどまってトレーニングを続けることを望んでおり、ザック・ブリットン投手によると、ヤンキースの選手たちは満場一致でキャンプ地にとどまることを決定したようだ。また、アメリカ国内で新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、選手たちは不必要な移動を回避するよう通達を受けている。各チームとメディアとのあいだのやりとりも、電話による会見という形で行われることになっている。

     シーズン開幕延期の決定以降の動きはチームによって様々であり、レイズ、マリナーズ、フィリーズはチームミーティングを実施。インディアンス、ブレーブス、アスレチックスは非公式の練習を行ったことが報じられている。レッズのメディア関連部門の副社長であるロブ・ブッチャーは、ユニフォームが暗いロッカールームにかけられたままとなり、椅子は全て空席で、テレビモニターの電源もオフとなっている様子の写真をTwitterに投稿。「(キャンプ地の)駐車場のゲートも閉まっていた。本当に空っぽなんだ。こんなの今までに見たことがないよ」とブッチャー。キャンプ地の様子を見て、前例のない異常事態であることを改めて実感したようだ。

  • オリオールズ・マンシーニ 大腸がん手術からの復活を目指す

    2020.3.13 15:55 Friday

     オリオールズの中心打者の1人であるトレイ・マンシーニが日本時間3月13日に大腸から悪性腫瘍を摘出する手術を受けていたことが明らかになった。オリオールズによると、先週マンシーニが大腸の内視鏡検査を受けた際に悪性腫瘍が発見されていたという。復帰時期については来週中に明らかになる見込みだ。

     オリオールズは声明文のなかで「マンシーニが大腸から悪性腫瘍を摘出する手術を受け、その手術が無事に終了した」ことを報告。マンシーニがチームを離脱した理由について、オリオールズは具体的に言及することを避けていたが、声明文によると「トレイと彼の家族はプライバシーを尊重してくれたことについて感謝している」とのことだ。

     マンシーニは「いただいたたくさんの愛とサポートのおかげで、とても困難な時期を乗り越えることができた」とコメント。「私には想像し得るなかでベストの家族や友人、ファンやチームメイトがいる。私をサポートしてくれたオリオールズのフロントオフィスやトレーナー、医療スタッフにも本当に感謝している。たくさんの優しい言葉を投げかけてくれた全ての人々に感謝しているし、野球という大好きなスポーツに復帰するのがさらに楽しみになった」と自身を支えてくれた多くの人々へ感謝を述べた。

     現在27歳のマンシーニは、2016年9月にメジャーデビューを果たし、5試合で3本塁打を放つ活躍を見せた。翌2017年からはメジャーに定着し、2年連続で24本塁打を記録。そして、メジャー4年目の昨季は飛躍のシーズンとなり、打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899という自己ベストのシーズンを過ごした。今季が年俸調停期間1年目のシーズンとなり、今季の年俸は475万ドル。オリオールズは2022年シーズンまでマンシーニを保有することができる。

     マンシーニは日本時間3月3日のレイズとのオープン戦を最後にチームを離脱。今年のオープン戦は5試合に出場して14打数4安打、打率.286、2打点、OPS.571という成績だった。

  • レギュラーシーズン開幕延期 知っておくべき5項目

    2020.3.13 13:15 Friday

     新型コロナウイルスの感染拡大により、オープン戦を中止してレギュラーシーズンの開幕を少なくとも2週間延期することを決定したメジャーリーグ。選手やファンの健康と安全を最優先に考え、前例のない決断が下された。メジャーリーグ公式サイトでは、レギュラーシーズンの開幕延期を受けて、アンソニー・カストロビンスが「知っておくべき5項目」を簡潔にまとめてくれている。ここではその5項目を紹介する。

    【1】レギュラーシーズンはいつ開幕するのか
    現時点では具体的な開幕時期について言及されていない。日本時間3月27日に予定されていた開幕が少なくとも2週間延期されるということがわかっているだけである。新型コロナウイルスの感染拡大について、今後の動向を見ながら、適切なタイミングで判断が行われる予定となっている。

    【2】開幕延期によるスケジュール変更の可能性
    メジャーリーグ機構は、開幕延期となったレギュラーシーズンについて、短縮シーズンの可能性も含め、様々な選択肢を準備していると見られる。できるだけ早くレギュラーシーズンを再開し、予定通りのスケジュールを消化するのが理想ではあるものの、状況に応じて臨機応変に対応する姿勢を示している。

    【3】スプリング・トレーニングへの影響
    日本時間3月13日午前5時をもって、予定されていたオープン戦は全てキャンセルとなった。また、アリゾナ州ツーソンで開催される予定だったワールド・ベースボール・クラシックの予選も延期となることが決定している。

    【4】マイナーリーグへの影響
    日本時間4月10日に開幕予定だったマイナーリーグも、メジャーリーグの決定を受けて、シーズンの開幕を延期することを決定している。

    【5】レギュラーシーズン開幕に向けた選手の準備
    球団によって対応が異なっているものの、すでに今後数日間のプランを明らかにしているチームもある。たとえば、ダイヤモンドバックスは日本時間3月14日からキャンプ施設を選手に開放し、練習を行うことができる環境を準備する。ブリュワーズは日本時間3月14日と17日に任意参加の練習を行うようだ。マリナーズはレギュラーシーズン開幕までキャンプ地のアリゾナ州ピオリアにとどまり、練習を行う予定となっているが、その様子は一般公開されない見込みとなっている。

  • オープン戦中止&開幕延期 選手やファンの健康と安全を最優先

    2020.3.13 12:40 Friday

     日本時間3月13日、メジャーリーグ機構は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、オープン戦の残り試合を全てキャンセルし、日本時間3月27日に予定されていたレギュラーシーズンの開幕を少なくとも2週間延期することを発表した。この決定は、全30球団との電話会議とメジャーリーグ選手会との協議を経て、発表されるに至った。

     メジャーリーグ機構は今回の決定が選手や球団関係者、ファンの健康と安全を最優先に考えた結果であることを明言している。レギュラーシーズンのスケジュールについては、短縮シーズンの可能性も含め、様々な選択肢を準備していると見られるが、新型コロナウイルスの今後の動向を見ながら、適切なタイミングで判断を下すとしている。臨機応変に対応しつつも、できるだけ早く予定通りのスケジュールに戻すことが目標となっている。

     メジャーリーグ機構は声明文のなかで「選手や関係者、ファンの健康と安全よりも重要なものはない」と述べ、専門家の意見を聞きながらベストの対策を取っていくことを明言した。プロバスケットボール(NBA)は選手に感染者が確認されたことを受け、日本時間3月12日にレギュラーシーズン中断を発表。日本時間3月13日にはプロアイスホッケー(NHL)とプロサッカー(MLS)もシーズンの中断を決めた。大学スポーツ界でもシーズンの中断やイベントの中止が相次いで発表されている。

     マーリンズCEOのデレク・ジーターは「これは前例のない事態であり、選手やファンのことを最優先に考えて前例のない決断が下された」とコメント。レイズのケビン・キアマイアー外野手は「僕たちはプレイしたいけど、それと同時に、現在の状況がいかにクレイジーなものかを認識する必要がある。こんなことが起こるなんて思っていなかったけど、自分自身や家族、周りの人々のために今回の決断を受け入れなければならない」と心境を吐露した。

     いくつかの球団は、キャンプ地にとどまって練習を続ける意向を示している。ただし、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、練習の様子は一般向けには公開されない可能性が高い。メジャーリーグ選手会のトニー・クラークは声明文のなかで「選手たちはフィールド上で戦うことができないことに落胆している。しかし、それと同時に健康と安全の重要性も認識している」と述べた。

  • オープン戦中止が決定 シーズン開幕は最低2週間の延期に

    2020.3.13 05:00 Friday

     日本時間3月13日、メジャーリーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、30球団との電話会議とメジャーリーグ選手会との協議の結果、スプリング・トレーニング(オープン戦)を中止し、レギュラーシーズン開幕を少なくとも2週間延期することを決定した。選手や球団関係者、そしてファンの健康と安全を第一に考えた結果、今回の決断に至った。

     メジャーリーグ機構は、今後も新型コロナウイルスの感染拡大の動向を注視し、レギュラーシーズン開幕について判断する方針だ。オープン戦が中止となったため、各球団の活動に関するガイドラインについては、数日以内にアナウンスされる見込みとなっている。日本時間3月13日午前5時以降に予定されていたオープン戦は全てキャンセルとなり、アリゾナ州ツーソンで開催予定だったワールド・ベースボール・クラシックの予選も開催延期が決まっている。

     メジャーリーグ機構と各球団は、レギュラーシーズンのスケジュールに関して、様々なプランを準備していると見られる。できるだけ早くレギュラーシーズンを開幕させて、予定通りの試合数を消化できるのが理想だが、短縮シーズンなどの可能性も含め、状況に合わせて臨機応変に対応していくことになるだろう。今後のスケジュールについては、適切なタイミングでアナウンスされる予定となっている。

  • メジャーリーグは予定通り開幕できるのか 現時点の状況は?

    2020.3.12 16:40 Thursday

     新型コロナウイルスの感染拡大は、アメリカのプロスポーツ界にも影響を与え始めており、日本時間3月12日、選手への感染が確認されたプロバスケットボール(NBA)はシーズン中断を発表した。現時点では、メジャーリーグは日本時間3月27日に開幕予定のレギュラーシーズンについて、どのような対応を取るか明確にしていないものの、新型コロナウイルスの感染拡大によって小さくない影響が出ることは間違いなさそうだ。

     レギュラーシーズンを予定通り日本時間3月27日に開幕するとしても、いくつかの球団は本拠地での公式戦開催が不可能な状況に陥っており、何らかの対応を取ることが不可避となっている。たとえば、マリナーズは本拠地シアトルのあるワシントン州が3月末まで250人以上が集まるイベントの開催を禁止しており、本拠地での開幕戦開催を断念。ESPNのジェフ・パッサンによると、キャンプ地のアリゾナ州で開幕戦を開催することが有力視されているようだ。

     また、パッサンはカリフォルニア州が3月中に250人以上が集まるイベントの開催を自粛することを要請したことも伝えている。これにより、3月中にカリフォルニア州でのホームゲームが予定されているドジャース、パドレス、アスレチックスは他地域でのホームゲーム開催や試合スケジュールの変更を強いられることになる。

     パッサンによると、メジャーリーグは日本時間3月14日に電話会議を予定しているという。ここで新型コロナウイルスの感染拡大を受けた対応が議論されることになるだろう。ただし、NBAがすでにシーズン中断を発表し、プロアイスホッケー(NHL)も明日(日本時間3月13日)に何らかの発表を行う見込みとなっているなか、メジャーリーグも予定を前倒しして新型コロナウイルスの感染拡大への対応を発表する可能性があるようだ。遅くとも数日以内にメジャーリーグからも何らかの発表が行われることになるだろう。

  • ジャイアンツの開幕投手は復活を目指す右腕・クエイト

    2020.3.12 15:40 Thursday

     日本時間3月12日、ジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督は、日本時間3月27日のドジャースとの開幕戦に34歳のベテラン右腕、ジョニー・クエイトを先発させることを発表した。クエイトがジャイアンツで開幕投手を務めるのは今回が初めてだが、レッズ時代の2012~2015年に4年連続で開幕投手を務めた経験があり、クエイトはこの4試合で1勝1敗ながら防御率0.64の好成績をマークしている。ちなみに、ドジャースとの通算対戦成績は20先発で7勝9敗、防御率3.53となっている。

     クエイトは、ジャイアンツ移籍1年目の2016年に32先発で18勝5敗、防御率2.79、198奪三振という見事な活躍を見せたものの、翌2017年以降は故障に苦しむシーズンが続き、2018年8月にトミー・ジョン手術を受けた。その影響で昨季は9月まで戦列復帰を果たすことができず、登板は4試合のみ。この4度の先発で合計16イニングを投げ、1勝2敗、防御率5.06、13奪三振、被打率.196を記録した。

     今年のオープン戦では、ここまで3試合に先発して0勝2敗、防御率12.79、被打率.448とめった打ちを食らっているものの、キャプラーは「10年間の実績と2週間の成績、どちらを信頼するかと言われたら前者だろう。彼には成功を収めてきた実績がある。身体のコンディションも良好だし、良いときのジョニー・クエイトを見ることができると思うよ」とクエイトへの信頼を口にする。2ケタ勝利6度、通算126勝というクエイトの実績が、開幕投手の決め手となったようだ。

     なお、開幕投手争いでクエイトのライバルとなっていたジェフ・サマージャが開幕2戦目に先発する予定であることも併せて発表されている。現在35歳のサマージャは、昨季32試合に先発して11勝12敗、防御率3.52をマーク。今季がジャイアンツとの5年9000万ドルの大型契約のラストイヤーとなる。

  • ツインズの開幕投手は右腕・ベリオス 2年連続2度目

    2020.3.12 14:10 Thursday

     日本時間3月12日、ツインズのロッコ・バルデリ監督は今季の開幕投手にホゼ・ベリオスを指名したことを発表した。ベリオスが開幕投手を務めるのは昨季に続いて2年連続2度目となる。なお、ツインズは敵地オークランド・コロシアムでアスレチックスと開幕4連戦を戦う予定だが、オークランドが3月末まで1000人以上が集まる大規模イベントの開催を禁止することを発表したため、開幕4連戦の開催地が変更となる可能性がある。

     バルデリは「ベリオスは以前、開幕投手を務めたことがある。今季もう一度、開幕投手を務めることになるだろう」と語り、昨季に続いて今季もベリオスに開幕投手を任せることを明らかにした。「彼は準備ができている。状態はとても良さそうに見える。開幕戦は彼が登板するのに相応しい舞台だと思うんだ」と指揮官はベリオスのコンディションに太鼓判を押す。

     現在25歳のベリオスは、2016年にメジャーデビューを果たし、翌2017年に自身初の2ケタ勝利となる14勝をマーク。2018年には初めて規定投球回をクリアし、12勝11敗、防御率3.84、202奪三振を記録した。自身初の開幕投手を務めた昨季は、開幕戦で8回途中2安打10奪三振無失点の快投を披露してシーズン初勝利を挙げる幸先の良いスタートを切り、最終的には自身初の200イニングを突破して14勝8敗、防御率3.68、195奪三振をマーク。2年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、ツインズのエースへと成長を遂げた。

     ツインズの投手が2年連続で開幕投手を務めるのは、直近10年間ではカール・パバーノ(2011~2012年)とアービン・サンタナ(2016~2017年)に続いてベリオスが3人目となる。今季のツインズ先発陣は、ベリオスを軸として、ジェイク・オドリッジ、前田健太、ホーマー・ベイリーの4人で先発4番手までは確定。マイケル・ピネイダ(PED使用により出場停止)とリッチ・ヒル(左肘手術)が不在のため、現在は先発5番手の座をめぐって熾烈な競争が繰り広げられている。

  • ジャイアンツが本拠地でのオープン戦開催をキャンセル

    2020.3.12 13:40 Thursday

     日本時間3月12日、ジャイアンツはホームタウンのサンフランシスコが今後2週間にわたって1000人以上が集まる大規模イベントの開催を禁止することを発表したことを受け、日本時間3月25日に本拠地オラクル・パークで予定されていたアスレチックスとのオープン戦の開催をキャンセルすることを発表した。代替の試合などについては、現在、メジャーリーグ機構や対戦相手のアスレチックスとのあいだで調整を行っているようだ。

     ジャイアンツはサンフランシスコでの大規模イベントが禁止されたことを受け、声明文を発表。そのなかで「コミュニティの健康を安全を第一に考えている」ことを表明し、新型コロナウイルスによる影響を注視してメジャーリーグ機構や関係する各機関と相談した結果、「3月24日(現地時間)にサンフランシスコのオラクル・パークで開催予定だったアスレチックスとのオープン戦を行わない」ことを決定したと発表した。

     ジャイアンツによると、1000人以上が集まる大規模イベントの開催が禁止される期間中には、このアスレチックスとのオープン戦以外にオラクル・パークでの大規模イベントは予定されていないという。また、キャンセルされるアスレチックスとのオープン戦に代わる試合については「メジャーリーグ機構やアスレチックスとのあいだで調整中」であるとし、「できるだけ早く情報をお伝えできるようにする」と発表した。

     新型コロナウイルスの影響はメジャーリーグにも広がり始めており、250人以上が集まるイベントの3月中の開催をワシントン州が制限したことを受け、マリナーズは本拠地T-モバイル・パークでの開幕戦の開催を断念したことを発表。キャンプ地のアリゾナや、対戦相手のレンジャーズの本拠地であるグローブライフ・フィールド(新球場)での開催の可能性も含め、対応を検討中だという。NBAでは選手1名に新型コロナウイルスの感染者が確認されたため、シーズンを中断することが発表されており、メジャーリーグが無事に開幕を迎えられるか雲行きが怪しくなり始めている。

  • エンゼルスの大谷起用プラン 5月中旬の復帰後は毎週水曜日に登板か

    2020.3.12 12:55 Thursday

     投手としてのメジャー復帰は5月中旬ごろが想定されている大谷翔平(エンゼルス)だが、エンゼルスは大谷復帰後の起用プランを具体的に考え始めているようだ。メジャー1年目の2018年は毎週日曜日(日本時間の月曜日)に登板していた大谷だが、エンゼルスのジョー・マドン監督によると、大谷が投手としてメジャー復帰を果たしたあと、毎週水曜日(日本時間の木曜日)に登板させるプランが浮上しているという。

     今季からの新ルールにより、大谷は開幕からメジャーで指名打者として試合に出場しつつ、投手としてマイナーで調整登板を行うことが可能になった。よって、レギュラーシーズン開幕から投手としての復帰の準備が整うまでのあいだは、メジャーでは指名打者に専念し、マイナーでは投手としてメジャー復帰の準備を進めていくことになる。

     そして、エンゼルスは大谷が投手としてメジャーに復帰する際、毎週水曜日(日本時間の木曜日)に登板させるプランを持っている。マドンはこのプランについて「水曜日は(大谷を登板させるのに)良い日だと思うんだ。水曜日がどのような日であるかを考えれば、このプランが理にかなっていることを理解できるだろう」とコメント。エンゼルスは木曜日(日本時間の金曜日)に試合がないケースが多く、試合がない日を大谷の登板翌日の休養にあて、金曜日(日本時間の土曜日)には大谷を指名打者として起用できるというわけだ。

     マドンはこのプランを確約したわけではないが、このプランに従うのであれば、大谷の投手としてのメジャー復帰は、翌日が「試合のない木曜日(日本時間の金曜日)」となっている日本時間5月14日の本拠地でのナショナルズ戦か、同5月28日の本拠地でのインディアンス戦が有力。そこからは週に1度のペース(中6日)で登板することが予想される。

     マドンは「まずは健康であることが第一だ。もし彼が健康であれば、見るのが本当に楽しみな、特別な存在だよ」と大谷への期待を口にした。

  • マリナーズが本拠地での開幕戦開催を断念 キャンプ地での開幕も

    2020.3.12 12:20 Thursday

     日本時間3月11日、250人以上が集まるイベントの3月中の開催をワシントン州が制限したことを受け、マリナーズは日本時間3月27日からのレンジャーズとの開幕4連戦と、同31日からのツインズ3連戦を本拠地T-モバイル・パークで開催することを断念した。マリナーズのジョン・スタントン会長によると、これらの7試合をキャンプ地のアリゾナで開催する案と、敵地テキサスとミネソタでホームゲームとして開催する案が浮上しているようだ。

     新型コロナウイルスの感染拡大が、いよいよメジャーリーグにも影響を与え始めている。スタントンによると、マリナーズはキャンプ地アリゾナでの開幕、敵地テキサスでの開幕のほか、本拠地シアトルでの無観客での開幕も選択肢に入れているようだ。ただし、選手などの健康に直結する問題のため、本拠地シアトルでの無観客試合を選択する可能性は低いと見られる。

     また、アリゾナ州のピオリア・スタジアムで開幕を迎えるためには、アリゾナ州に本拠地を置くダイヤモンドバックスと、ピオリアのキャンプ施設をシェアしているパドレスの許可が必要になるという。スタントンは、ダイヤモンドバックスとパドレスの両球団が協力的な姿勢を示してくれていることを明らかにしている。

     マリナーズが敵地テキサスでの開幕を選択した場合、レンジャーズは新球場グローブライフ・フィールドでの初めてのホームゲームを迎える前に、マリナーズとの開幕4連戦を新球場で戦うことになるが、レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは必要であれば新球場を貸し出す準備が整っていることを明言。レンジャーズの新球場での初めての公式戦がレンジャーズのホームゲームとならない可能性も出てきた。

     なお、日本時間3月27日に行われる開幕戦では、マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチローが始球式を行う予定となっていたが、開幕戦の開催地が変更になった場合、イチローの始球式の予定も変更される可能性がありそうだ。

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