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  • ドジャース&ブレーブス トレードの狙いを探る

    2017.12.18 10:49 Monday

     日本時間12月17日、ブレーブスがマット・ケンプをドジャースへ放出し、エイドリアン・ゴンザレス、ブランドン・マッカーシー、スコット・カズミアー、チャーリー・カルバーソンの4選手を獲得するという衝撃のトレードが成立した。このトレードの狙いはいったい何だったのだろうか。

     今回のトレードは戦力的な意味合いよりも経済的な意味合いの方が強いと見られている。カルバーソンはまだ年俸調停権を手にしていないが、ケンプとゴンザレスの来季年俸は2150万ドル(ケンプの年俸のうち300万ドルはパドレスが負担)、マッカーシーは1000万ドル、カズミアーは1600万ドルといずれも高額だ。また、ドジャースからブレーブスへ金銭450万ドルも譲渡されている。

     ドジャースの最大の目的はぜいたく税の課税対象とならないように来季の年俸総額を1億9700万ドル以下に抑えることだ。長らく打線の軸として活躍してきたゴンザレスだが、今季は故障の影響もあって出場は71試合のみ。打率.242、3本塁打、30打点、OPS.642という不本意な成績に終わり、一塁のレギュラーポジションを新人のコディ・ベリンジャーに奪われてしまった。カズミアーは今季が3年契約の2年目となったが、股関節の故障が完治せず全休。マッカーシーは19試合(うち16先発)に登板して6勝を挙げたものの、故障の多さは相変わらずだった。ケンプはまだ契約が2年残っているが、ドジャースはケンプの残り契約を引き受けてでも来季の年俸総額を削減したかったのである。

     一方のブレーブスは今回のトレードにより球団ナンバーワン有望株のロナルド・アクーナにポジションを用意できただけでなく、故障さえなければ2ケタ勝利を期待できる先発投手2名とメジャー最低年俸で雇える控え内野手1名を獲得することができた(ゴンザレスはすでにDFAとなっている)。来季だけを見ればブレーブスの年俸負担額は大きく増えることになるが、ゴンザレス、マッカーシー、カズミアーの3選手の契約はいずれもあと1年であり、来オフには影響を与えない。むしろ、2019年のケンプの年俸負担がなくなったため、来オフは動きやすくなった。また、マッカーシーやカズミアーが好調なシーズンを過ごした場合、シーズン途中でトレードすることも可能だろう。

     来季の年俸総額を抑え、ぜいたく税を回避することで来オフに動きやすくなったドジャース。2019年のケンプの契約をドジャースに引き取ってもらうことで来オフに動きやすくなったブレーブス。将来を見据えた際の利害が一致したトレードと言えそうだ。


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  • ドジャースがブレーブスと1対4のトレード敢行

    2017.12.17 21:22 Sunday

     惜しくもワールドシリーズ制覇を逃したドジャースはブレーブスと大型トレードを敢行した。以前、チームに在籍していたマット・ケンプを獲得した見返りとしてエイドリアン・ゴンザレスをはじめとする計4選手と金銭を送ったことを発表した。

     ドジャースが放出したのはゴンザレスの他にスコット・カズミアーやブランドン・マッカーシー、チャーリー・カルバーソンの面々。ゴンザレスやカズミアー、マッカーシーは故障の影響で不本意のシーズンを送った。カルバーソンはナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)で打率.455とコリー・シーガーが抜けた穴を埋める活躍でチームをワールドシリーズへと導いていた。

     一方で獲得したケンプは2014年までドジャースに所属していた経験があり、9年間で打率.292 182本塁打 648打点の成績を残した。2011年には39本塁打 126打点と二冠に輝いたこともある。今季はブレーブスで右太ももの故障に苦しみ115試合に出場し打率.276 19本塁打 64打点に終わっている。

     今回のトレードでドジャースはぜいたく税の対象となるチーム年俸総額1億9700万ドルを下回る見込みとなった。これまではこの金額を5年連続で超えておりペナルティとして3000万ドルを支払っていた。特に残り1年契約を残していたゴンザレスは2150万ドルと高額であり、なおかつコディ・ベリンジャーの台頭により来季の出場機会の減少は避けられないこともあって本人がトレード拒否権を破棄し、今回のトレード成立につながった。

     これでドジャースは年俸支出を抑え、今後の球団経営も見据えたトレードを成功させた。


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  • フィリーズがインディアンスのC.サンタナを獲得

    2017.12.16 19:05 Saturday

     日本時間12月16日、ナ・リーグ東地区最下位からの巻き返しを狙うフィリーズにとって心強い選手の加入が決まった。今年のインディアンスの地区連覇に貢献したカルロス・サンタナと3年6000万ドル+4年目は1750万ドルの球団オプションで契約を結んだ。

     インディアンスの主力の1人として活躍したサンタナは打率.259 23本塁打 79打点と前年よりも成績を落としたものの、1度も故障者リスト(DL)入りすることなく打線をけん引し、チームを地区連覇に導いた。今季は守備面でも評価を受けてウィルソン社主宰の「ディフェンシブ・オブ・ザ・イヤー」にも選出されている。シーズン終了後はクオリファイング・オファーを受けるも拒否しFAとなっていた。

     フィリーズがサンタナ獲得に至った理由としては通算出塁率.365とOPS.810の数値の高さが挙げられる。チームはサンタナのように選球眼がよく、出塁し得点チャンスを生み出せる打者を望んでおり、まさに彼は補強ポイントに合った選手といえる。チームはフレディ・ガルビスをパドレスに放出したばかり。サンタナには新星のリズ・ホスキンスをはじめ、オドゥベル・ヘレーラやセザー・ヘルナンデスらと共に打線をけん引していく役割が期待されている。

     大型打者の獲得に成功したフィリーズが次に狙うのは若き先発投手でその候補としてはゲリット・コール(パイレーツ)やクリス・アーチャー(レイズ)、ダニー・ダフィー(ロイヤルズ)の名前が挙げられている。今季の先発防御率は4.80(ナ・リーグ10位)で2桁勝利を挙げたのは12勝のアーロン・ノラ唯一人だった。次にフィリーズに加入する選手は果たして誰になるだろうか。


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  • レンジャーズがトレードでM.ムーアを獲得

    2017.12.16 16:42 Saturday

     この数日で多くの選手の移籍が決まったメジャーリーグ。日本時間12月16日も球界に動きがあった。先発補強を目指しているレンジャーズは複数のマイナー選手とのトレードでジャイアンツのマット・ムーアの獲得を発表した。

     チームが最下位と低迷する中で先発ローテーションの一角を守ったムーアだったが、今季は32試合に登板して6勝15敗 防御率5.52の成績だった。また、負け数や防御率はナ・リーグワーストであり本人にとっては悔しいシーズンとなった。

     レンジャーズのジョン・ダニエルズGMはムーアの獲得について「彼はまだ28歳と若い左腕だ。それにこの2年で400イニング近く(実際は372回2/3)投げた実績もある。ア・リーグでも成功してくれると期待しているよ」と話している。以前、ムーアはレイズにも在籍していたこともありア・リーグも経験済だ。

     今オフはレッドソックスのダグ・フィスターとロイヤルズのマイク・マイナーを獲得し先発陣の層を厚くしているレンジャーズ。今後も先発投手の獲得を目指し、チーム内ではダルビッシュ有を呼び戻す案も浮上している。ほかに注目される選手としてはダイヤモンドバックスのザック・グレインキーやカブスのジェイク・アリエタなど実績ある名前が挙げられている。果たしてレンジャーズが次に狙うのは誰なのだろうか。


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  • マチャド争奪戦 ホワイトソックスが積極的な姿勢を見せる

    2017.12.15 18:39 Friday

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、オリオールズのもとにはマニー・マチャドの獲得を希望するトレードのオファーが数球団から届いているようだ。MLB公式サイトでオリオールズの番記者を務めるブリタニー・ギロリーはオリオールズが5球団とトレード交渉を行い、交渉に進展があったことを伝えている。

     マチャドにはヤンキース、ジャイアンツ、レッドソックス、カージナルスなどが興味を示していることが報じられているが、最も積極的な姿勢を見せているのはホワイトソックスだという。ホワイトソックスのリック・ハーンGMはマチャド獲得に向けての動きについてコメントを避けたものの、MLBネットワークのケン・ローゼンタールはホワイトソックスがルーカス・ジオリトとマイケル・コペックのいずれかを交換要員に含める方針であることを伝えている。現在ホワイトソックスは再建の真っ只中であり、ハーンは「我々が目指す方向は変わらない」と話しているが、若さと実力を兼ね備えたマチャドには大きな魅力を感じているようだ。

     メジャー昇格後は三塁手としての出場がほとんどを占めているマチャドだが、これはオリオールズの遊撃に好守のJ.J.ハーディがいたからであり、実はマチャド自身は本職の遊撃での出場を希望している。ハーディは今季終了後にフリーエージェントとなったものの、オリオールズには今季途中に加入して好成績をマークしたティム・ベッカムがおり、マチャドがオリオールズに残留する場合は来季も引き続き三塁を守る可能性が高い。現在マチャド獲得に動いている球団も遊撃に穴はなく、いずれにしても来季マチャドがフルシーズン遊撃手としてプレイする可能性は低そうだ。

     まだ25歳ながらゴールドグラブ賞をすでに2度受賞し、3年連続30本塁打以上を放っているマチャドの獲得にはかなりの対価が必要になる。マチャドは1年後にフリーエージェント市場に出ることになるが、その前に契約延長に応じる可能性は低いと見られており、1年限りの戦力補強に多数の有望株を差し出すことを躊躇する球団もあるだろう。もちろん、マチャドを獲得して来季途中に放出することも可能だが、それはオリオールズも同じ。マチャド争奪戦に参加する球団は様々な要素を考慮に入れながら、トレード交渉を進めていくことになるはずだ。


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  • 大谷加入のエンゼルス 三塁にコザート獲得を検討か

    2017.12.15 17:20 Friday

     大谷翔平に続いてタイガースからイアン・キンズラーを獲得し、「打倒・アストロズ」に向けての準備を着々と整えているエンゼルス。次なる補強ターゲットは三塁手であると見られているが、MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、エンゼルスは遊撃手のザック・コザートを三塁手として獲得することを検討しているようだ。

     エンゼルスが内野のさらなる補強に向けて動き始めている。今季レッズで122試合に出場して打率.297、24本塁打、63打点、OPS.933の好成績をマークし、コリー・シーガー(ドジャース)を抑えてファン投票でオールスター・ゲーム初選出を飾ったコザートを、本職の遊撃手としてではなく三塁手として獲得するプランが浮上したようだ。近年のコザートはメキメキと打撃力を伸ばしており、昨季は16本塁打を放ってキャリアハイを更新。今季はさらにそれを上回り、打撃3部門で自己ベストの成績をマークした。遊撃の守備ではメジャーデビューを果たした2011年から7年連続でプラスの守備防御点を記録。同期間での守備防御点+56はアンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)の+163、ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)の+71に次いでメジャーの遊撃手で3番目の数字となっている。

     しかし、コザートはメジャー昇格後は遊撃以外のポジションを守っておらず、マイナーでも二塁を2007年に6試合、2008年に1試合守っているだけ。堅守に定評のあるコザートとはいえ、プロ入り後未経験の三塁でどこまで実力を発揮できるかは未知数である。エンゼルスはコザートの獲得に興味を示す一方で、ヤンキースからパドレスへトレードされたばかりのチェイス・ヘッドリーの獲得に動いていることも報じられており、純粋な三塁手の補強を目指すのであればヘッドリーのほうがフィットする可能性は高い。

     もしエンゼルスが三塁手としてコザートを獲得すれば、一塁にアルバート・プーホルスまたはC.J.クロン、二塁にキンズラー、三塁にコザート、遊撃に名手・シモンズと安定感抜群の内野が完成する。そうなれば大谷にとって心強い味方となることは間違いない。


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  • レッドソックスがマルティネス&ホズマーの両獲りを目指す?

    2017.12.15 16:29 Friday

     打線強化のために強打者の獲得を目指しているレッドソックスだが、まだ強打者の獲得には至っていない。現地の報道によると、レッドソックスはフリーエージェント市場でJ.D.マルティネスとエリック・ホズマーの両獲りを目指しているようだ。

     ジャンカルロ・スタントンが宿敵・ヤンキースへ移籍し、マーセル・オズーナのカージナルス移籍も決定。強打者の獲得を目指すレッドソックスの選択肢は少しずつ減り始めている。マルティネスとホズマーの両獲りに動く可能性が報じられているレッドソックスだが、ボストン・ヘラルドによると、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長はこの報道について肯定も否定もしなかったという。

     今季のマルティネスは故障で出遅れた影響もあって489打席のみの出場にとどまったものの、打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066の好成績をマーク。特にダイヤモンドバックス移籍後は62試合で29本塁打、65打点と打ちまくり、シーズン通算の長打率.690はメジャートップの数字だった。ホズマーはスラッガーというよりは好打者タイプの選手であり、今季は打率.318、25本塁打、94打点、OPS.882をマーク。打率とOPSは自己ベスト、本塁打数は自己最多タイの数字であり、初めてシルバースラッガー賞を受賞した。

     レッドソックスの外野はアンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツの3人で埋まっており、一塁または指名打者にはハンリー・ラミレスがいる。ここにマルティネスとホズマーが加わると5つの枠を6人で争うことになり、6人のうち1人が余剰戦力となってしまう。そのため、マルティネスとホズマーの両獲りを現実的でないとする見方もあるが、打線の強化を目指すのであればマルティネスとホズマーを両獲りし、ブラッドリーJr.をトレードに出してしまうのも一つの選択肢となるだろう。

     マルティネスを逃せば40本塁打クラスのスラッガーを獲得することがほぼ不可能となるレッドソックス。ドンブロウスキーは「パワーヒッターを打線に加えるのは素晴らしいことだ。でも、パワーヒッターなしでも点を取ることはできる。2015年にワールドシリーズを制覇したロイヤルズがそうだった」と語っているが、マルティネスがチームのニーズに最もフィットする存在であることは間違いない。果たしてドンブロウスキーはどのような決断を下すのか。今後の動向に注目だ。


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  • ブルージェイズにドナルドソン放出の意思なし

    2017.12.15 15:30 Friday

     日本時間12月15日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールはカージナルスがジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)の獲得を目指していることを報じた。しかし、ブルージェイズはドナルドソン放出について消極的な姿勢を崩しておらず、トレード成立の見込みは立っていない。

     打線のグレードアップを目指すカージナルスがドナルドソンを獲得候補の一人に挙げていることは、これまでにもたびたび報じられてきた。ブルージェイズはドナルドソン放出の可能性を完全に否定したわけではないものの、ロス・アトキンスGMが「我々がより良いチームを作ろうとするならば、ジョシュ(・ドナルドソン)がいない状況は想像しがたい」と語ったように、少なくともドナルドソン放出を前向きに考えている様子はない。「彼なしでより良いチームを作っていくのは極めて困難だろう。彼は球界のベスト・プレイヤーの一人なのだから」という言葉からもうかがえるように、アトキンスはチームがポストシーズン進出を目指すうえでドナルドソンは不可欠な戦力であると認識しているのだ。

     ドナルドソンとブルージェイズの間で契約延長に関する交渉が行われている気配はなく、ドナルドソンは来季終了後にフリーエージェントとなる可能性が極めて高い。ドナルドソンの放出が有り得るとすれば、ブルージェイズが来季のポストシーズン争いから脱落した場合だろう。ただし、ヤンキースとレッドソックスが充実した戦力を整えるなかでポストシーズン進出を目指すのは決して簡単なことではなく、アレックス・コロメイやエバン・ロンゴリア、クリス・アーチャーらの放出が噂されているレイズのように、ブルージェイズが来季のポストシーズン進出を諦めて将来を見据えたチーム作りに乗り出す可能性はゼロではない。

     マーセル・オズーナの獲得に成功したカージナルスはさらなる打線の補強として内野のグレードアップに目を向けており、マニー・マチャド(オリオールズ)にも興味を示している。同じ強打の三塁手であるマチャドの行方も、ドナルドソンの動向に大きな影響を与えることになりそうだ。


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  • タイガースがトラメルの「3」とモリスの「47」を永久欠番に

    2017.12.15 14:29 Friday

     ベテランズ委員会の選考により殿堂入りを決めたアラン・トラメルとジャック・モリス。日本時間12月15日、タイガースは球団OBである両選手の功績を称え、トラメルの「3」とモリスの「47」を永久欠番とすることを発表した。セレモニーはそれぞれ8月に行われる予定となっている。

     トラメルは1977年のメジャーデビューから現役ラストイヤーの1996年まで合計20シーズンをタイガース一筋で過ごし、通算2365安打を記録。オールスター・ゲームに6度選出されたほか、ゴールドグラブ賞を4度、シルバースラッガー賞を3度受賞し、リーグを代表する遊撃手として活躍した。モリスはトラメルと同じく1977年にメジャーデビューを果たし、1990年まで合計14シーズンにわたってタイガースに所属。その後はツインズ、ブルージェイズ、インディアンスを渡り歩き、通算254勝をマークした。1984年には投打の主力選手としてタイガースをワールドシリーズ制覇に導き、トラメルはワールドシリーズMVPを受賞。モリスはツインズ時代の1991年、ブルージェイズ時代の1992年にもチャンピオン・リングを手にしており、1991年にはワールドシリーズMVPに選出されている。

     同じ年に元チームメイトが同じチームのキャップを被って殿堂入りを果たすのは、1984年にドジャースのチームメイトだったピー・ウィー・リースとドン・ドライスデールが同時に殿堂入りを果たして以来のこととなる。タイガースではモリスの退団以降「47」を背負った選手はおらず、事実上の欠番状態となっていたが、日本時間8月13日のツインズ戦の開始前に行われるセレモニーを経て正式に永久欠番となることが決まった。トラメルの「3」は2007~2008年にゲーリー・シェフィールド、2014年から今季までイアン・キンズラーが背負っていたが、キンズラーのエンゼルス移籍により現在は空き番号。日本時間8月27日のホワイトソックス戦の開始前に行われるセレモニーを経て正式に永久欠番となる。

     「3」と「47」が加わり、タイガースの永久欠番はアーニー・ハーウェル(背番号なし・ブロードキャスター)、タイ・カッブ(背番号なし)、チャールズ・ゲリンジャーの「2」、ハンク・グリーンバーグの「5」、アル・ケーラインの「6」、スパーキー・アンダーソンの「11」、ハル・ニューハウザーの「16」、ウィリー・ホートンの「23」、ジャッキー・ロビンソンの「42」(全球団共通)と合わせて11個となった。


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  • カージナルスがピスコッティ放出を正式発表 若手2選手を獲得

    2017.12.15 12:28 Friday

     日本時間12月15日、カージナルスはアスレチックスとの間でトレードが成立したことを正式に発表。好打の外野手、スティーブン・ピスコッティをアスレチックスへ放出し、ヤイロ・ムニョス、マックス・シュロックの若手内野手2名を獲得した。

     トレードが合意に達したことが報じられながらも、アスレチックスが放出する2選手がなかなか明らかにならないなど、成立に向けて最終調整が進められていた今回のトレード。最終的にはアスレチックスが球団13位の有望株であるムニョスと同17位のシュロックをカージナルスへ放出することで決着した。

     アスレチックスは来季、クリス・デービスを指名打者にほぼ固定することを検討しており、外野手の補強を目指していた。もともと外野手が余剰気味となっていたところにマーセル・オズーナが加入し、外野手を整理することを目指していたカージナルスと利害が一致した格好だ。また、ピスコッティの母が筋萎縮性側索硬化症を発症しているという事情もあり、カージナルスはピスコッティの故郷であるカリフォルニア州プレザントン周辺に本拠地を置くアスレチックスまたはジャイアンツへのトレードを優先的に考えていたようだ。

     ムニョスはドミニカ共和国出身の22歳。今季はAA級とAAA級で計112試合に出場し、打率.300、13本塁打、68打点、22盗塁、OPS.794をマークした。479打席でわずか21四球というアプローチ面には改善の余地を残すものの、自己ベストの打率&OPSをマークするなど順調に成長を遂げている。本職は遊撃だが、今季は三塁とセンターでも20試合以上に出場しており、マイナーでは一塁以外の内外野6ポジションを守った経験がある。少なくともパンチ力とスピードを兼ね備えたユーティリティ・プレイヤーとしての活躍が期待できるはずだ。

     シュロックは2015年のドラフトでナショナルズから13巡目(全体404位)指名を受け、2016年8月のトレードでアスレチックスへ移籍した23歳の二塁手。今季はAA級で106試合に出場し、打率.321、7本塁打、46打点、OPS.801をマークした。マイナー通算打率.324をマークしている一方、1219打席でわずか100三振というバットコントロールの良さが魅力であり、「2番・二塁」を担うような選手へ成長することが期待される。

     戦力面においてもそれ以外の部分においても大きな意味を持つ今回のトレード。両球団とピスコッティの家族にとって良い結果となることを願いたい。


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  • ルール5ドラフトが終了 全体1位は23歳外野手・レイエス

    2017.12.15 12:02 Friday

     ウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月15日にルール5ドラフトが行われ、メジャーリーグ・フェイズでは15球団から計18人の選手が指名を受けた。指名された選手の大半は投手だったが、全体1位でタイガースから指名を受けたのはダイヤモンドバックス傘下に所属していた23歳の外野手、ビクトル・レイエスだった。

     ルール5ドラフトの対象となるは18歳以下で入団し5年が経過した選手と19歳以上で入団し4年が経過した選手。これらの選手が他球団から指名されるのを避けるためにはメジャーの40人枠に登録する必要があり、40人枠から漏れた選手は他球団が指名可能となる。ルール5ドラフトのメジャーリーグ・フェイズで指名した選手は翌シーズンの全期間、メジャーの25人枠に登録する必要があり(故障者リストに登録することはできる)、25人枠から外す場合には元の所属チームへ返還しなければならない。また、ルール5ドラフトで指名した選手をトレードすることも可能である。

     タイガースから全体1位指名を受けたレイエスは今季ダイヤモンドバックス傘下AA級でプレイした23歳の外野手。126試合に出場して打率.292、4本塁打、51打点、18盗塁、OPS.731をマークしたように俊足と巧打がウリの選手である。外野3ポジションを守ることができるため、控え外野手としてメジャーで1年間プレイすることになるだろう。ジャイアンツは全体2位で右腕のフリアン・フェルナンデス、フィリーズは全体3位で右腕のニック・バーディを指名。メジャーリーグ・フェイズで指名された18選手のうち、投手兼外野手のアンソニー・ゴーズを含めると15選手が投手だった。なお、メジャーリーグ・フェイズで指名された18選手は以下の通り。

     

    1巡目
    1位 タイガース ビクトル・レイエス外野手
    2位 ジャイアンツ フリアン・フェルナンデス投手
    3位 フィリーズ ニック・バーディ投手(パイレーツへトレード)
    4位 ホワイトソックス カルロス・トッシ外野手(レンジャーズへトレード)
    5位 レッズ ブラッド・ケラー投手(ロイヤルズへトレード)
    6位 メッツ バーチ・スミス投手(ロイヤルズへトレード)
    7位 ブレーブス アニエロ・ゴメス投手
    8位 パイレーツ ジョーダン・ミルブレイス投手
    9位 オリオールズ ネスター・コルテス投手
    10位 マーリンズ エリーザー・ヘルナンデス投手
    11位 マリナーズ マイク・フォード内野手
    12位 エンゼルス ルーク・バード投手
    13位 ツインズ タイラー・キンリー投手
    14位 ダイヤモンドバックス アルバート・スアレス投手
    15位 アストロズ アンソニー・ゴーズ投手兼外野手

     

    2巡目
    16位 オリオールズ ペドロ・アラウホ投手
    17位 マーリンズ ブレット・グレーブス投手

     

    3巡目
    18位 オリオールズ ホゼ・メサ投手

  • 通算300セーブのベテラン右腕・ロドニーがツインズへ

    2017.12.15 11:21 Friday

     来季もポストシーズン進出を目指すべくクローザーを探していたツインズは、ひとまず通算300セーブの実績を誇るフェルナンド・ロドニーを獲得することでクローザーの補強を完了した。身体検査を経て1年契約が正式に発表される見込みとなっている。

     今季のロドニーは新天地・ダイヤモンドバックスでクローザーを務め、61試合に登板して5勝4敗39セーブ、防御率4.23をマーク。日本時間9月23日のマーリンズ戦でマークした今季39セーブ目で史上28人目となる通算300セーブを達成した。日本時間4月27日のパドレス戦で5失点の大炎上を喫するなど4月は6セーブを挙げながらも防御率12.60と大乱調だったが、5月以降は防御率2.38と安定。特に5月と6月は2ヶ月連続で自責点ゼロを継続するなど絶好調だった。来年3月に41歳の誕生日を迎えるロドニーだが、年齢的な衰えの兆候は見られず、来季も試合を締めくくったあとに弓を引くポーズが何度も見られるはずだ。現地の報道によると、今回の契約は年俸450万ドルの1年契約。出来高により年俸は最大600万ドルまで上昇し、2019年の球団オプションも付属しているという。

     今季のツインズは7月末のトレード・デッドラインでクローザーのブランドン・キンツラーをナショナルズへ放出。その後はトレバー・ヒルデンバーガー、アラン・ブーズニッツら若手投手を起用しながらなんとかやりくりをしていた。ホールド王のテイラー・ロジャースはいるものの、クローザー経験のあるグレン・パーキンスやキンツラー放出後にクローザーを務めたマット・ベライルはフリーエージェントとなっており、ロドニー以外が全員20代という若いブルペンに経験豊富なベテランリリーバーを加えておきたいところだろう。サッド・レバインGMは右腕・左腕にかかわらず、今後もブルペンの補強を進めていく方針を明らかにしており、リリーバーを少なくともあと1~2人獲得することになりそうだ。


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  • カブスがさらなるブルペン補強 右腕・シーシェックを獲得

    2017.12.15 10:44 Friday

     投手陣の補強を進めているカブスにまた一人、実績のあるリリーバーが加わることになった。日本時間12月15日、カブスが通算121セーブの実績を誇るリリーフ右腕、スティーブ・シーシェックと2年契約で合意に至ったことが明らかになった。

     今季のシーシェックは故障者リストで開幕を迎え、5月中旬に戦列復帰。マリナーズで23試合に登板して防御率3.15、被打率.183をマークしたあと7月下旬にレイズへトレードされ、移籍後は26試合で防御率1.09、被打率.153と見事なピッチングを披露した。シーズントータルでは49試合に登板して3勝2敗1セーブ15ホールド、防御率2.01、被打率.167の好成績をマーク。防御率は3試合にしか登板しなかったデビューイヤー(2010年)を除けば自己ベストの数字だった。

     今オフのカブスはすでに右腕のブランドン・モローと左腕のダリオ・アルバレスをブルペンに加えており、ブルペンの補強はシーシェックが3人目。フリーエージェントとなったクローザーのウェイド・デービスとの再契約を模索しているが、デービスが他球団へ流出した場合、モローがクローザーとなり、シーシェックはセットアッパーを務めることになるだろう。

     セオ・エプスタイン野球部門社長は「先発投手市場はフリーエージェントにおいてもトレードにおいても少しスロースタートになっていると感じている。我々は辛抱強く(補強に)取り組むつもりだよ。先発とリリーフの両面で補強の可能性を探っていく」と話しており、今後も引き続き投手の補強を進めていくことになりそうだ。先発ローテーションからはジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜け、タイラー・チャットウッドを3年契約で獲得したものの、まだ1枠空いている状況。獲得候補としてはアレックス・カッブの名前が浮上している。

     同地区のカージナルスも積極的に補強を進めており、地区王者のカブスも決してうかうかしてはいられない。まずはアリエタに代わる先発投手の獲得とクローザーの確保が最優先の課題となるだろう。


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  • ナショナルズがキンツラーと再契約 強力ブルペンを維持

    2017.12.14 18:35 Thursday

     日本時間12月14日、ナショナルズが今季途中に加入し、シーズン終了後にフリーエージェントとなった救援右腕、ブランドン・キンツラーと2年契約で合意に至ったことが明らかになった。キンツラーとの再契約によりナショナルズは今季途中に獲得した3投手による勝ちパターンの継投を来季も維持できることになった。

     今季のキンツラーはツインズのクローザーとして開幕から安定したピッチングを続け、ツインズでは45試合に登板して2勝2敗28セーブ、防御率2.78をマーク。自身初のオールスター・ゲーム選出も経験した。7月末にトレードでナショナルズに加入すると、同じく途中加入のライアン・マドソン、ショーン・ドゥーリトルとともに勝ちパターンの継投を形成し、主に7回を担当するセットアッパーとして27試合に登板して10ホールド、防御率3.46をマーク。シーズントータルでは自己最多の72試合に登板し、4勝3敗29セーブ、防御率3.03という成績だった。

     今季のナショナルズは当初から不安視されていたブルペンが開幕から機能せず、チームの大きな穴となっていた。7月末のトレード・デッドラインでツインズからキンツラー、アスレチックスからマドソンとドゥーリトルを獲得し、ようやく勝ちパターンの継投が確立。勝ちパターンが確立されたことにより、チームの戦いに安定感がもたらされた。キンツラーとの再契約により7回・キンツラー、8回・マドソン、9回・ドゥーリトルの継投を来季も維持できることになり、今季前半戦のように勝てる試合を落とすケースは激減するはずだ。

     ナショナルズの次なる補強ターゲットはおそらく先発投手。先発5番手のジョー・ロスが今年7月にトミー・ジョン手術を受け、その後はベテランのエドウィン・ジャクソンでなんとか凌いでいたものの、現時点ではチームに数少ない穴となっている。エリック・フェッディら若手投手を抜擢するのも一つの選択肢だが、ワールドシリーズ制覇を目指す以上、補強に動くのではないだろうか。アダム・リンド、スティーブン・ドリュー、ハウィー・ケンドリックらの退団により控え野手の層も薄くなっており、こちらも補強が必要な状況となっている。


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  • ピスコッティがアスレチックスへ 難病患う母のもとでプレイ可能に

    2017.12.14 17:26 Thursday

     日本時間12月14日、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはカージナルスとアスレチックスの間でトレードが合意に達したことを報じた。アスレチックスはマイナー2選手を放出し、カージナルスから好打の外野手、スティーブン・ピスコッティを獲得する見込みである。

     現時点で両球団からの正式な発表はなく、アスレチックスからカージナルスへ移籍するマイナー2選手も明らかになっていないが、現地の報道を見る限り、トレードが合意に達したことは間違いない。マーセル・オズーナの獲得により外野がさらに人員過剰となったカージナルスと、クリス・デービスを指名打者に固定するために外野手を欲していたアスレチックスの利害が一致。トレード交渉は以前から行われていたが、カージナルスのオズーナ獲得が決定し、トレード交渉が合意に向けて加速した格好だ。

     現在26歳のピスコッティはメジャー定着1年目となった昨季、153試合に出場して打率.273、22本塁打、85打点、OPS.800をマーク。今季開幕直前には6年3375万ドルで契約を延長するなど主軸打者としての活躍を期待されていたが、今季は故障の影響もあって107試合で打率.235、9本塁打、39打点、OPS.708に終わった。トミー・ファムの台頭やオズーナの加入によりすでに定位置を失っており、メジャー3年目を終えたばかりでありながらアスレチックスへトレードされることとなった。

     なお、今回のトレードには戦力補強以外の意味合いも込められていることが報じられている。ピスコッティはカリフォルニア州プレザントン出身。プレザントンで暮らすピスコッティの母・グレッチェンが今年のはじめに難病の筋萎縮性側索硬化症を患っており、ピスコッティは今回のトレードにより母のもとでプレイすることが可能になった。カージナルスはピスコッティのトレード交渉を開始するにあたり、プレザントン近郊に本拠地を置くアスレチックスまたはジャイアンツへのトレードを最優先に考えていたという。

     トレードに関しては戦力面での損得ばかりが語られがちだが、今回のトレードがカージナルスとアスレチックスの両球団のみならず、ピスコッティの家族にとっても幸せなものとなることを祈るばかりである。


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  • リリーバーの契約が続々決定 アストロズはスミスを獲得

    2017.12.14 16:33 Thursday

     今季のワールドシリーズ王者であるアストロズが収穫なしでウィンター・ミーティングを終えることはなかった。日本時間12月14日、アストロズは救援右腕のジョー・スミスと2年契約で合意に至ったことを発表。明日、本拠地ミニッツメイド・パークで入団記者会見が行われる予定となっている。

     現在33歳のスミスはサイドハンドの救援右腕。2007年にメッツでメジャーデビューを果たして以降、37試合のみの登板に終わった2009年を除いて少なくとも53試合以上に登板しており、2007年~2017年の698登板はメジャー全体で最多の数字である。今季は1年契約でブルージェイズに加入し、7月末に古巣インディアンスへ移籍。2球団合計で59試合に登板し、3勝0敗1セーブ22ホールド、防御率3.33と例年通りの安定したパフォーマンスを披露した。

     アストロズのジェフ・ルーノウGMは「我々は投手の補強、特にブルペンの補強を最優先に考えている」と語っていたが、まずはスミスを獲得することにより今季限りでフリーエージェントとなりカージナルスと契約したルーク・グレガーソンの穴を埋めた格好だ。ルーノウは「先発投手を1~2人ブルペンに回すことも考えている」とも語っており、さらなるブルペンの補強を行わない可能性を示唆したが、ブルペンの左腕不足は深刻。計算できるリリーフ左腕がトニー・シップしかいないという状況であり、フェルナンド・アバッド、ホルヘ・デラローサ、ブライアン・ダンシング、フランシスコ・リリアーノらをターゲットとしてリリーフ左腕の補強に動くことになるだろう。

     「我々は3年前、(ルーク・)グレガーソンと(パット・)ニーシェックに投資をした。2年前には(ケン・)ジャイルズを獲得する大型トレードを成立させた。これからもブルペンを最重要視していくつもりだよ。この方針はきっと変わらないだろう」とルーノウ。打線と先発ローテーションに大きな穴はなく、ブルペンの充実度がワールドシリーズ連覇のカギを握っていると言っても良さそうだ。


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  • マリナーズが救援右腕・ニカシオと2年契約で合意

    2017.12.14 16:00 Thursday

     マリナーズのジェリー・ディポートGMは実績のあるセットアッパーの獲得を目指していたが、日本時間12月14日、ディポートのセットアッパー探しが終了した。マリナーズは救援右腕のフアン・ニカシオと2年1700万ドルで契約合意に至ったようだ。

     現時点ではマリナーズからの公式発表はないものの、MLBネットワークのボブ・ナイチンゲールによると、マリナーズとニカシオは総額1700万ドルの2年契約を結ぶことで合意。現在ニカシオは故郷のドミニカ共和国へ帰国しており、身体検査を受けたうえで早ければ来週前半にも正式に契約が発表される見込みとなっている。

     ニカシオは今季、パイレーツで65試合、フィリーズで2試合、カージナルスで9試合に登板。シーズントータルではナ・リーグ最多となる76試合に登板し、5勝5敗6セーブ22ホールド、防御率2.61の好成績をマークした。今季はマイナー時代も含めてキャリアで初めてリリーフに専念し、先発登板は1度もなし。カージナルス移籍後はクローザーを務め、4度のセーブ機会をすべて成功させた。

     ニカシオについてはカージナルスも再契約に向けて積極的に動いており、ニカシオ自身もカージナルスへの復帰願望を口にしていたが、最終的にはマリナーズが争奪戦に勝利。ディポートはニカシオとの契約についてコメントを避けたものの、「我々は90マイル台後半の速球を投げることができ、なおかつ複数イニングをこなす能力のあるリリーバーを少なくとも2枚、できれば3枚揃えるつもりだ。現代の野球ではそれが必要なんだ」とブルペンの重要性を語った。90マイル台後半の速球とスライダーを武器とするニカシオはまさにディポートが求めていた戦力であり、クローザーのエドウィン・ディアスへ繋ぐセットアップを担うことになるだろう。

     マリナーズのブルペンはディアス、ニカシオのほか、ニック・ビンセント、デービッド・フェルプス、マーク・ゼプチンスキー、ジェームズ・パゾスと頭数は揃っており、ダン・アルタビラら若手投手やショーン・アームストロングら新戦力も控えている。今オフの補強によりグッと層が厚くなったブルペンはマリナーズの大きな武器となるかもしれない。


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  • マーリンズがボルケスを解雇 マイナー契約で復帰の可能性も

    2017.12.14 15:33 Thursday

     日本時間12月14日、マーリンズはトミー・ジョン手術により来季の大半を欠場することが確実となっているエディンソン・ボルケスを解雇したことを発表した。今年6月にノーヒッターを達成したボルケスだが、8月にトミー・ジョン手術。マーリンズは40人枠に空きを作るためにこの右腕を解雇することを決断した。

     先発ローテーションの一角として2年2200万ドルでマーリンズに迎え入れられたボルケスは移籍1年目の今季、17試合に先発して4勝8敗、防御率4.19をマーク。開幕7連敗を喫したあと、5月下旬からの7先発で4勝1敗、防御率3.02と持ち直したが、7月上旬に左膝痛で故障者リスト入りし、その後右肘の故障が発覚してトミー・ジョン手術を受けることになった。

     マイケル・ヒル野球部門社長はボルケスの代理人と面会し、リハビリのためにマイナー契約で再契約を結ぶことに前向きであることを伝えたという。「我々はボルケスと再契約を結び、キープしておきたいと考えている。リハビリの経過を観察し、来年の夏の終わりごろに彼のコンディションを見極めたいね」とヒルは再契約に向けて動くことを明言。なお、2年契約を結んでいたボルケスの来季年俸は1300万ドル。マーリンズはボルケスを解雇したものの、来季年俸については支払いの義務がある。

     ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、ディー・ゴードン(マーリンズ)、マーセル・オズーナ(カージナルス)を次々に放出し、年俸総額の削減を進めているマーリンズにとって、ボルケスの年俸1300万ドルは大きな負担であるに違いない。多少の不良債権であれば年俸の一部を負担したうえでトレードすることも可能だが、投げることすらできないボルケスの場合はそのような手段を取ることはできないからだ。「我々は連絡を取り続けることに合意した。願わくば彼と再契約を結び、リハビリを続けることができたらいいね」とヒルは語ったが、マーリンズは少しでも元が取れることを祈っているに違いない。


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  • メッツがブルペン補強 右腕・スウォーザックと2年契約

    2017.12.14 14:30 Thursday

     ブルペンの補強を目指していたメッツは今季飛躍を遂げたアンソニー・スウォーザックと2年1400万ドルで契約合意に至った。サンディ・アルダーソンGMはスウォーザックの獲得により今オフのブルペン補強が完了したことを示唆している。

     メッツは今オフの最優先事項としてリリーバーの補強を挙げていた。ブライアン・ショウ(ロッキーズと契約)やトミー・ハンター(フィリーズと契約)と交渉していることが報じられていたが、いずれも獲得に失敗。最終的に、今季ブレイクを果たしたスウォーザックに2年契約を与えることで獲得に成功した。

     今季のスウォーザックはホワイトソックスとのマイナー契約から開幕ロースター入りを果たし、5月中旬まで防御率0.00を維持するなど期待以上の好投を披露。ホワイトソックスでは41試合に登板して防御率2.23、被打率.216の好成績を残し、7月下旬にナ・リーグ中部地区で優勝争いを繰り広げていたブリュワーズに加入した。移籍後も29試合で防御率2.48、被打率.202と安定したピッチングに変化はなく、シーズントータルでは70試合で6勝4敗2セーブ27ホールド、防御率2.33というキャリアハイの成績を残した。

     ツインズ時代の2013年にロングリリーバーとして96イニングを投げ、防御率2.91をマークした実績こそあるものの、ミドルリリーバーとしての実績は実質1年だけ。ブリュワーズのデービッド・スターンズGMが「リリーバーというものは一般的に評価が難しいんだ。今季のスウォーザックのように予想されなかったシーズンを過ごす選手もいるからね」と語るように、好成績を残したリリーバーが翌年も引き続き好成績を残す保証はなく、逆もまたしかりである。メッツがスウォーザックに与えた2年契約はある種のギャンブルとも言えるだろう。

     アルダーソンはジューリス・ファミリアを絶対的なクローザーとは見なしておらず、ファミリアとスウォーザックにAJラモスとジェリー・ブレビンスを加えた4投手によるクローザー争いが繰り広げられる可能性が高い。現時点でハッキリしているのは、スウォーザックがファミリア、ラモス、ブレビンスとともにメッツの勝ちパターンを担うであろうことだけである。


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      10月10日 2017年メッツ名場面集

  • 大谷に頼もしい味方 エンゼルスがキンズラーを獲得!

    2017.12.14 13:04 Thursday

     大谷翔平を獲得し、一気に勝負モードへと向かっているエンゼルスはチーム最大の穴となっていた二塁にオールスター・ゲーム選出4度の実績を誇るベテランを加えることに成功した。日本時間12月14日、エンゼルスはマイナー2選手との交換でタイガースからイアン・キンズラーを獲得した。

     現在35歳のキンズラーはメジャー通算234本塁打&225盗塁の実績を誇り、2016年にはゴールドグラブ賞を受賞。走攻守三拍子揃ったメジャーを代表する二塁手である。今季は自己ワーストの打率.236&OPS.725に終わったものの、22本塁打&14盗塁とパワー&スピードは健在。トレード市場で最も実績のある二塁手であり、エンゼルスのほかにもメッツ、ブリュワーズなどが獲得に興味を示していた。

     エンゼルスはキンズラーの来季年俸1100万ドルを全額負担。その一方で、タイガースが獲得した2選手はトロイ・モンゴメリー(外野手・エンゼルス有望株ランキング20位)とウィルケル・ヘルナンデス(右腕・同24位)であり、エンゼルスが年俸を全額負担する代わりに交換要員のランクは抑えられた感がある。キンズラーの移籍拒否リストにはエンゼルスも含まれていたが、キンズラーがエンゼルスへの移籍を受諾し、トレードは成立に至ったようだ。

     キンズラーはメジャー屈指の名手、アンドレルトン・シモンズと二遊間コンビを組むことになり、30球団トップクラスの守備力を誇る二遊間コンビが完成した。捕手は今季ゴールドグラブ賞を初受賞したマーティン・マルドナード、センターにはメジャー最高のオールラウンド・プレイヤーであるマイク・トラウトがおり、この強力なセンターラインは大谷にとって頼もしい味方となるはずだ。

     エンゼルスの次なる補強ターゲットは二塁同様に穴となっていた三塁だ。現時点ではルイス・バルブエナが正三塁手の筆頭候補となっているが、現地の報道によるとエンゼルスはよりハイグレードな三塁手を獲得すべく動いているようだ。ワールドシリーズ王者のアストロズが君臨するア・リーグ西部地区だが、エンゼルスだけでなくマリナーズやレンジャーズもポストシーズン進出を目指して補強を進めており、来季要注目の地区となりそうな気配が漂っている。


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