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  • 開幕直前のパワーランキング 1位はドジャースで変わらず

    2020.7.21 13:10 Tuesday

     日本時間7月24日のレギュラーシーズン開幕を3日後に控え、メジャーリーグ公式サイトでは最新版のパワーランキングを公開した。前回の発表時と比較すると、上位4チーム(1位ドジャース、2位ヤンキース、3位アストロズ、4位ツインズ)の顔ぶれは変わらず。前回5位のブレーブスと入れ替わる形で、前回6位のレイズが5位に浮上した。

     「故障がなければ」という注釈付きではあるものの、チャーリー・モートン、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーという強力な先発三本柱を抱えるレイズ。しかし、6位から5位に浮上したのは、ブレーブスの戦力ダウンが最大の要因であると見られる。

     ブレーブスは、主砲のフレディ・フリーマンが新型コロナウイルスに感染した影響で調整が遅れており、ニック・マーケイキスの穴埋めとして獲得に動いたヤシエル・プイーグとの契約は白紙に戻った。投手陣では、新戦力のコール・ハメルズとウィル・スミスの出遅れが決定的となっている。

     順位が最も大きく変動したのは、秋山翔吾が所属するレッズ。前回の14位から3ランクアップとなる11位にランクインした。投打とも目立った故障者が発生しておらず、ソニー・グレイとルイス・カスティーヨを中心とした先発投手陣、秋山やニック・カステヤーノス、マイク・ムスターカスを加えた打線など、充実の戦力で開幕を迎えられそうなことがその理由だろう。

     今回発表された最新のパワーランキングは以下の通り(チーム名の後ろのカッコ内は前回の順位)。

    1位 ドジャース(1位)
    2位 ヤンキース(2位)
    3位 アストロズ(3位)
    4位 ツインズ(4位)
    5位 レイズ(6位)
    6位 ブレーブス(5位)
    7位 アスレチックス(7位)
    8位 ナショナルズ(8位)
    9位 カージナルス(9位)
    10位 カブス(10位)
    11位 レッズ(14位)
    12位 インディアンス(11位)
    13位 メッツ(13位)
    14位 フィリーズ(12位)
    15位 ブリュワーズ(16位)
    16位 ダイヤモンドバックス(15位)
    17位 エンゼルス(17位)
    18位 レッドソックス(18位)
    19位 パドレス(19位)
    20位 ホワイトソックス(20位)
    21位 ブルージェイズ(21位)
    22位 レンジャーズ(22位)
    23位 ロッキーズ(24位)
    24位 ジャイアンツ(23位)
    25位 マーリンズ(25位)
    26位 ロイヤルズ(26位)
    27位 パイレーツ(27位)
    28位 マリナーズ(28位)
    29位 タイガース(30位)
    30位 オリオールズ(29位)

  • アスレチックス 期待の新人左腕・パクが左肩痛でIL入り

    2020.7.21 12:35 Tuesday

     アメリカン・リーグ新人王候補の一角に挙げられるA・J・パク(アスレチックス)のメジャー初先発の機会は、しばらくお預けとなりそうだ。アスレチックスは日本時間7月21日、左肩痛を理由にパクを故障者リストに登録したことを発表。左肩を痛めたパクはチームを離れ、ロサンゼルスでニール・エラトラシュ医師の診察を受けた。

     パクは「MLB Pipeline」による球団別プロスペクト・ランキングで3位に名を連ね、先発ローテーションの一角として新人王候補にも挙げられていた。メジャーデビューした昨年は10試合すべてにリリーフで登板し2勝0敗、2ホールド、防御率3.18をマーク。ボブ・メルビン監督は、現時点ではパクの復帰予定時期について明言を避けている。

     前出のランキングで1位のヘスス・ルザードも、開幕から先発ローテーションの一角を担う予定だったが、新型コロナウイルスに感染した影響で調整が遅れており、ブルペンの一員として開幕を迎える予定となっている。アスレチックスは、昨年ブレイクしたフランキー・モンタスが開幕投手を務め、ノーヒッター経験者のショーン・マネイア、昨年15勝のマイク・ファイアーズ、昨年10勝のクリス・バシットで先発4番手までは当確。パクとルザートが欠けた穴は、昨年5勝を挙げたダニエル・メンデンが埋めることになりそうだ。

     メルビンはパクについて「彼にとって悔しいことだと思う。春の時点で肩の痛みを感じていて、中断期間が彼に利益をもたらすと思っていたけど、先日登板したときに再び痛みが出てしまった」とコメント。ルザードについては「急がせるつもりはない。もちろんローテの一員として考えているけど、まずは先発できるように調整を進めるのが最優先。彼をローテに入れるタイミングは今ではないし、我々は焦らないよ」と語っている。

     アスレチックスは日本時間7月25日から始まる本拠地オークランド・コロシアムでの開幕4連戦でエンゼルスと対戦。3戦目では大谷翔平(エンゼルス)の2年ぶりの登板が予想されている。

  • メッツ・ラウリーがIL入り 昨年は出場9試合のみ

    2020.7.21 11:55 Tuesday

     新型コロナウイルスの影響による3ヶ月以上の中断期間は、ジェッド・ラウリー(メッツ)の故障が癒えるのに十分ではなかったようだ。メッツは日本時間7月21日、左膝の違和感を理由にラウリーを故障者リストに登録したことを発表。ラウリーは今週中に医者の診察を受け、故障の原因についてさらなる詳細な情報を得る予定となっている。

     2018年にアスレチックスで23本塁打、99打点、OPS.801の好成績を残し、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たしたラウリーは、同年オフに2年2000万ドルでメッツに加入。しかし、左膝や右ふくらはぎの故障に悩まされ、わずか9試合しか出場できず、8打席でヒットを1本も打てなかった(7打数ノーヒット4三振)。

     2年契約の2年目を迎えた今年も、コンディションは万全には程遠く、故障者リスト入りが決定した。「プロとして、グラウンドに立つことができるように全力を注ぐ。僕に言えるのはこれだけだ」とラウリー。「チームの一員になりたい。チームに貢献したい。そのために僕はメッツと契約したのだから」と切実に語った。

     ラウリーは昨年までメジャーで12年間プレーし、100試合以上に出場したシーズンが4度ある(2013年、2014年、2017年、2018年。規定打席到達もこの4度だけ)が、いずれもアスレチックス在籍時。アスレチックスでは正遊撃手ないし正二塁手として見事な働きを見せてきたものの、他球団へ移ると故障が相次ぎ、まともにプレーできないという不思議な状況が続いている。

     メッツは二塁にロビンソン・カノー、三塁にジェフ・マクニール、遊撃にアメッド・ロサリオというレギュラーがおり、ラウリーは健康を取り戻したとしても、二塁と三塁の控えに過ぎない。年俸の大部分を負担したうえで、正二塁手不在のアスレチックスへトレードしてしまう手もあるが、まともにプレーできない状態ではそれも不可能だ。ラウリーは今年もほとんどプレーできないまま、メッツでの2年間を終えることになってしまうかもしれない。

  • 「感染症の第一人者」ファウチ医師が2020年開幕戦で始球式

    2020.7.21 11:15 Tuesday

     メジャーリーグの2020年シーズンは、日本時間7月24日に首都ワシントンD.C.で行われるヤンキース対ナショナルズの一戦で幕を開ける。その一戦で、アメリカにおける「感染症の第一人者」として知られるアンソニー・ファウチ医師(アメリカ国立アレルギー・感染症研究所所長)が始球式を務めることが発表された。

     ナショナルズは日本時間7月21日、2020年シーズンの開幕戦でファウチ医師が始球式を務めることを発表。ファウチ医師について、ナショナルズの「スーパーファン」と紹介し、ファウチ医師はナショナルズからの始球式への招待を快諾したようだ。

     ナショナルズは声明文のなかで「ファウチ医師は、新型コロナウイルスによるパンデミックの期間中、そして彼の偉大なキャリアを通して、我々の国にとって真のチャンピオンです。2020年シーズンの開幕を迎え、ワールドシリーズ王者のタイトルを防衛する戦いを始めるときに、彼を称えるのは非常に相応しいことです」と述べた。

     ファウチ医師はブルックリンで育ち、ワシントンD.C.に50年間住んでいる。今年5月、ナショナルズがチャンピオンリングのデザインを公開した際、お祝いのメッセージを送った人物の1人だった。ナショナルズのフェイスマスクを着用した姿の写真も撮影されており、ナショナルズの熱狂的なファンであることがうかがえる。

     ファウチ医師による始球式を終えたあと、日本時間7月24日午前8時8分にヤンキース対ナショナルズの一戦がスタート。ゲリット・コール(ヤンキース)とマックス・シャーザー(ナショナルズ)という豪華な投げ合いで、メジャーリーグの2020年シーズンは幕を開ける。

  • ジャイアンツ ロンゴリアとベルトが開幕IL入りへ

    2020.7.21 10:45 Tuesday

     ジャイアンツは内野の両コーナーのレギュラーを欠いてドジャースとの開幕戦を迎えることが確実となった。ゲーブ・キャプラー監督は日本時間7月21日、正三塁手のエバン・ロンゴリアと正一塁手のブランドン・ベルトが故障者リストに入って開幕を迎える見込みであることを公表。ロンゴリアは右の腹斜筋、ベルトは右のかかとを痛めて調整が遅れている。

     キャプラーは敵地オークランド・コロシアムで行われるアスレチックスとのエキシビションマッチを控え、「ブランドンとエバンが開幕に間に合うのは現実的ではないと思っている」とコメント。両者がまだ全力疾走できる段階でないことを明らかにし、少なくとも開幕からの数日間を欠場する見込みであることを明言した。

     現在34歳のロンゴリアは、昨年129試合に出場して打率.254、20本塁打、69打点、OPS.762を記録。本塁打数はチーム3位、打点数はチーム2位にランクインし、今年も打線の中軸を担う予定だった。

     一方のベルトは現在32歳。昨年はチーム最多タイの156試合に出場して打率.234、17本塁打、57打点、OPS.742をマークし、本塁打数は自己ベストまであと1本に迫る数字だった(2015年と2017年に18本塁打)。

     ロンゴリアに代わる三塁手候補には、ウィルマー・フローレス、パブロ・サンドバル、マウリシオ・デュボン、ドノバン・ソラーノらが挙げられている。また、フローレスとサンドバルは、ダリン・ラフやオースティン・スレイターとともに、ベルトに代わる一塁手候補にもなっている。

     なお、日本時間7月24日に敵地ドジャー・スタジアムで行われる開幕戦で、ジャイアンツは左腕クレイトン・カーショウと対戦する予定。ベルトは通算60打数4安打(打率.067)、29三振とカーショウを大の苦手としているため、開幕を健康な状態で迎えていたとしても、開幕戦のスタメンから外れていたかもしれない。

  • ロッキーズ・バードは7年ぶり 長期ブランクから復帰した選手たち

    2020.7.20 14:00 Monday

     ロッキーズは日本時間7月18日にダニエル・バードが開幕ロースター入りする予定であることを発表した。イップスによる制球難もあり、2013年4月を最後にメジャーの舞台から姿を消したバードにとって、実に7年ぶりのメジャー復帰となる。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは、長期ブランクを経てメジャー復帰を果たした選手を特集する記事を公開しており、そのなかには日本プロ野球経験者も含まれている。

     2009年にレッドソックスでメジャーデビューしたバードは、翌2010年に自己最多の73試合に登板して防御率1.93の好成績をマーク。32ホールドはリーグ最多だった。2011年には前年を上回る34ホールドを記録したものの、先発に転向した2012年から極度の制球難に悩まされるようになり、メジャーリーガーとしてのキャリアは2013年限りで終了。その後もマイナーでプレーを続けたが、2014年にはA級で4試合に登板して奪ったアウトは2つだけ、与四球9、与死球7、失点13で防御率175.50というとんでもない数字を残している。

     2018年にはダイヤモンドバックスで選手のメンター兼メンタル技術コーチを務めたバードだが、2019年シーズン終盤にメジャーリーガーとキャッチボールをするなかで現役復帰を決断。ロッキーズとマイナー契約を結び、見事に開幕メジャーを勝ち取った。バードが最後にメジャーのマウンドに立ったのは2013年4月27日(現地時間)。ちなみに、この翌日にロッキーズのチームメイト、ノーラン・アレナードはメジャーデビューを果たしている。

     バードのメジャーリーガーとしてのキャリアには2014年から2019年まで6年に及ぶ空白があったことになるが、メジャーの歴史上、6年のブランクというのは決して珍しいことではない。しかし、最初のメジャー在籍時にある程度の実績を残したうえで、長期ブランクを経て復帰した選手となれば、メジャーの歴史上でもその数はそれほど多くはない。

     エリアス・スポーツ・ビューロー社のリサーチによると、メジャーで5年以上プレーし、5年以上のブランクを経て復帰した選手は、1990年以降6人だけだという。1980年にサイ・ヤング賞の投票で2位にランクインする活躍を見せたマイク・ノリスは、酷使の影響もあって1983年限りでメジャーの舞台から姿を消したが、1990年に復帰してリリーフで14試合に登板。1981年から1986年にかけて4チームで28試合に登板したスティーブ・ファイアオビッドは、1987年からの5シーズンをAAA級で過ごし、1992年にメジャーで3試合に登板した。

     1990年にワールドシリーズMVPを受賞するなどレッズのエースとして活躍したホゼ・リーホは、1995年にトミー・ジョン手術を受けてから肘の故障が相次ぎ、事実上の引退状態に。2001年の殿堂入り投票で1票を獲得したが、同年8月に悲願のメジャー復帰を果たした。殿堂入り投票で得票してから復帰するのはミニー・ミニョソ以来となる珍事。翌2002年は31試合に登板して5勝を挙げ、この年限りでユニフォームを脱いだ。

     ジェイソン・レーンは2005年に26本塁打を放つなど、一時はアストロズのレギュラー外野手として活躍したが、翌年以降は急激に成績が悪化し、2007年を最後にメジャーの舞台から姿を消した。その後、投手に転向して独立リーグでプレーし、2013年7月にパドレスと契約。2014年に7年ぶりのメジャー復帰を果たし、3試合に登板して防御率0.87と好投したが、メジャーでの登板は1年限りだった。

     記事中で紹介されている6人のうち、残りの2人は日本プロ野球経験者である。エクスポズの主力選手として活躍したウォーレン・クロマティは、1984年から1990年まで巨人で7年間プレー。1991年にロイヤルズでメジャー復帰を果たし、69試合に出場して打率.313をマークした。一方、1994年から1998年までの5年間に4球団で193試合に出場したロベルト・ペタジーニは、1999~2002年にヤクルト、2003~04年に巨人でプレー。2005年にメジャー復帰を果たし、この年はレッドソックスで18試合、翌2006年はマリナーズで31試合に出場した。なお、ペタジーニは2006年限りで引退したあと、2008年にメキシカンリーグで現役復帰。韓国のLGツインズや日本のソフトバンクでもプレーし、2010年限りで改めて引退した。

     長期ブランクを経て復帰した6人は、復帰後のメジャー生活が1年ないし2年で終了している。イップスを乗り越えてメジャー復帰を実現させたバードは現在35歳。7年ぶりのメジャーの舞台でどのようなピッチングを見せるか注目したい。

  • 開幕戦で好成績を残した選手たち 防御率1位はカーショウ

    2020.7.20 12:30 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは日本時間7月20日、開幕戦の通算成績で各部門1位の選手を紹介する特集記事を公開した。エリアス・スポーツ・ビューロー社のサポートのもと、原則として1900年以降の開幕戦が集計の対象となっている。今年、自身9度目の開幕投手を務めるクレイトン・カーショウ(ドジャース)は防御率で歴代1位にランクインしている。

    先発登板数

     最多はトム・シーバーの16回。2失点以下の試合と7イニング以上を投げた試合がそれぞれ8回ずつあり、メッツ時代の11回の開幕戦では防御率2.13をマークしている。次点はジャック・モリス、ウォルター・ジョンソン、ランディ・ジョンソン、スティーブ・カールトンの14回。現役最多は今年、自身12度目の開幕投手を務めるジャスティン・バーランダー(アストロズ)となっている。

    奪三振

     14回の先発登板で107奪三振を記録したランディ・ジョンソンが最多。2位のトム・シーバー(81奪三振)に大差をつけており、2ケタ奪三振を4度マークしているのも歴代最多である。現役最多はジャスティン・バーランダーの69奪三振。

    勝利数

     先発登板数で2位タイ、奪三振で3位(79)のウォルター・ジョンソンが歴代最多の9勝をマーク。1913~17年には5年連続勝利を記録し、これには5完投と3完封が含まれている(失点の合計は3)。現役最多はクレイトン・カーショウの5勝。

    防御率

     自責点が両リーグで公式記録となった1913年以降、開幕戦で5回以上先発した投手のなかでベストの防御率を記録しているのはクレイトン・カーショウ。これまでの8回の先発登板のうち、2失点以上の登板は1度だけ(2015年に3失点)で、防御率1.05という素晴らしい成績を残している。ちなみに、今年の開幕戦でカーショウと対戦するジョニー・クエイト(ジャイアンツ)は先発4回で防御率0.64を記録しており、4回以上先発した投手のなかでベストの数字となっている。

    出場試合数

     最多はピート・ローズの23試合。1963年から1985年まで23年連続で開幕戦に出場した。2位はカール・ヤストレムスキーとハンク・アーロンの22試合、現役最多はアルバート・プーホルス(エンゼルス)の19試合。ちなみに、出場した開幕戦で勝利した回数は、ベーブ・ルースとブルックス・ロビンソンの15回が最多である。

    本塁打

     アダム・ダン、ケン・グリフィーJr.、フランク・ロビンソンの3人が歴代最多タイの8本塁打を記録。ロビンソンは8本すべてを異なる試合で放ったが、グリフィーJr.は1試合2本塁打が1回(1997年)、ダンは2回(2005年と2007年)ある。現役最多はアルバート・プーホルスとブライス・ハーパー(フィリーズ)の5本塁打。

    打率

     ギャビー・ハートネットとエイドリアン・ゴンザレスが45打数21安打、ジェフ・ケントが60打数28安打でいずれも打率.467を記録。50打席以上の選手のなかでは歴代最高打率となっている。30打席以上の現役選手では、スターリン・カストロ(ナショナルズ)の.382が最高。ブライス・ハーパーも.375をマークしている。

    安打

     開幕戦に23回出場して17試合で安打を放ったピート・ローズが歴代最多の31安打。うち11試合でマルチ安打を記録している。次点はジョー・ジャッジ、ジェフ・ケント、カール・ヤストレムスキーの28安打。現役最多はアルバート・プーホルスの20安打となっている。

    打点

     アダム・ダンの21打点が歴代最多。2005年に5打点、2009年と2011年にも4打点を記録し、この3試合で13打点を荒稼ぎした。2位はブラディミール・ゲレーロの19打点、3位タイはフランク・ロビンソンとジェフ・ケントの18打点、現役最多はアルバート・プーホルスの15打点である。

  • Rソックスの右腕・マクヒューが出場辞退 2015年に19勝

    2020.7.20 11:50 Monday

     投手陣のコマ不足が顕著なレッドソックスにおいて、先発もリリーフもこなせるコリン・マクヒューは貴重な戦力と見なされていた。ところが、日本時間7月20日、マクヒューがレッドソックス投手陣の救世主となる可能性は消滅した。33歳の右腕・マクヒューは、2020年シーズンの出場辞退を決めたことを明らかにした。

     レッドソックスは今年3月、年俸60万ドルの1年契約でマクヒューを獲得。マクヒューは右屈筋腱痛を抱えていたため、契約時点では7月ごろの戦列復帰を期待されていた。つまり、回復が順調であればシーズン開幕から登板できるはずだったが、回復具合は今一つ。ロン・レネキー監督によると、マクヒューの出場辞退の決断は、新型コロナウイルスよりも右腕のコンディションのほうが大きく影響しているという。

     「彼の右腕は彼が望んでいた状態にならなかったようだ」とレネキー。「彼はある程度の期間を故障者リストで過ごさなければならないことを認識している。パンデミックの状況において、故障者リストに入るより自宅で家族と過ごすほうが安心だと考えたようだ。それが彼の決断さ」とマクヒューの出場辞退の理由を説明した。

     マクヒューは日本時間7月19日、レネキーにテキストメッセージを送り、出場辞退の意思を伝えたという。レネキーは「我々は彼の決断をサポートするよ。彼にとってタフな決断だったことは理解しているし、(その決断を)私に伝えるのも大変だったと思う。でも彼は、これが彼自身と彼の家族にとってベストの選択であると判断したんだ」と語り、マクヒューの決断に理解を示した。

     2012年にメッツでメジャーデビューしたマクヒューは、ロッキーズを経て2014年にアストロズへ加入し、いきなり11勝&防御率2.73の好成績をマーク。2015年には19勝&203.2イニングという自己最高の成績を残した。2018年はリリーフで58試合に登板して防御率1.99の好成績。昨年は故障の影響もあって調子が上がらず、先発で8試合、リリーフで27試合に登板して4勝5敗、5ホールド、防御率4.70という成績だった。

  • 大谷が紅白戦で5回1失点 今年は投手10試合&DH33試合

    2020.7.20 11:20 Monday

     大谷翔平(エンゼルス)がレギュラーシーズン開幕前最後の登板を終えた。日本時間7月20日の紅白戦に先発した大谷は、5イニングを投げて奪三振6、与四球4、失点1と上々のピッチングを披露。1週間後の日本時間7月27日のアスレチックス戦でメジャー復帰のマウンドに立つことが予想され、今年は毎週日曜日(日本時間では月曜日)に登板することになりそうだ。

     大谷はチームメイトに死球を与えてしまうことを恐れ、紅白戦で投げるのがあまり好きではないという。その影響もあるのか、この日も5イニングで4つの四球を与えるなど制球面に課題を残したが、紅白戦での3度の登板のなかでは間違いなくベストの出来。日曜日に登板、火曜日から金曜日に指名打者で出場という起用法が予想される2020年シーズンに向けて準備は整った。

     「(メジャーの)マウンドに戻れるのはとても楽しみ」と大谷。「(復帰までに)2年近くかかった。開幕戦は打者として出場する準備をして、最初の2試合に勝って3戦目に向けて勢いを付けられたらいいなと思う。3戦目に先発することになると思うので」と敵地オークランド・コロシアムでの開幕3戦目に先発予定であることを明らかにした。

     今年の大谷の起用法は、アメリカン・リーグ新人王に選出された2018年と同じ形となる。エンゼルスは今年、月曜日に試合がない週が3週もあり、大谷を日曜日に先発させることで大谷欠場のダメージを最小限に抑えることができる。登板日となる日曜日の前後(土曜日と月曜日)は欠場し、火曜日から金曜日に指名打者としてラインナップに名を連ねることになりそうだ。

     メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボリンガーは、この大谷の起用法をエンゼルスのスケジュールに当てはめ、「彼が健康を維持すれば、10試合に先発し、指名打者として33試合にスタメン出場することになる」と伝えている。大谷自身も「日曜日に先発するのがベストの選択肢だと思う。オフは月曜日が一番多いので」とコメント。本格的に二刀流を再開するメジャー3年目のシーズンがいよいよスタートする。

  • タイガース・ジマーマンがIL入り 今季絶望の可能性も

    2020.7.19 14:00 Sunday

     ジョーダン・ジマーマンはタイガースとの5年1億1000万ドルの契約のラストイヤーを迎えているが、今年1試合も登板できないままタイガースでのキャリアを終える可能性が出てきた。タイガースは日本時間7月19日、ジマーマンを右前腕痛により45日間の故障者リストに登録したことを発表した。

     2012年から2015年までナショナルズで4年連続2ケタ勝利をマークし、5年契約でタイガースに加入したジマーマンだったが、移籍後の4年間で規定投球回に到達したシーズンは1度もなく、移籍1年目の2016年に記録した9勝が最多。勝利数は毎年減少し、昨年は23試合に先発して1勝13敗、防御率6.91という悲惨な成績に終わった。20先発以上で1勝以下かつ13敗以上は、1900年以降では4人目のことだった(4人のなかで防御率はワースト)。

     右前腕痛は昨年から続いており、夏季キャンプでも思うようなピッチングができない状態が続いていた。しかし、手術を受ければ2020年シーズンの登板は絶望となり、現在34歳であることを考えるとキャリア終了に直結する可能性もあるため、ジマーマンは手術を受けずに治療することを決断。ロン・ガーデンハイアー監督は、ジマーマンが今年復帰してマウンドに上がる可能性を排除していない。

     シーズンが60試合に短縮されたことにより、通常60日間の故障者リストも45日間に短縮されており、ジマーマンはシーズン終盤に復帰できる可能性がある。しかし、ケーシー・マイズら有望株のシーズン途中でのメジャー昇格が予想されており、もし復帰できたとしても、今年限りでチームを去ることが確実なジマーマンに先発のチャンスが与えられるかどうかは不透明だ。

     タイガースは、ダニエル・ノリスが新型コロナウイルスの陽性反応によりチームに合流できておらず、トミー・ジョン手術から戻ってくるマイケル・フルマーは慎重な調整が続いている。ジマーマンの離脱により先発投手の頭数が不足しており、ガーデンハイアーは先発ローテーションの一角にオープナーを起用する可能性を示唆した。

  • カナダ政府 トロントでのレギュラーシーズン開催を承認せず

    2020.7.19 13:30 Sunday

     カナダのトロントに本拠地を置くブルージェイズは日本時間7月19日、本拠地ロジャース・センターでのレギュラーシーズン開催がカナダ政府から承認されなかったことを発表した。ブルージェイズは今後、2020年シーズンの本拠地を確定するプロセスを進めていくことになる。現時点では、AAA級の本拠地であるニューヨーク州バッファローとA+級の本拠地であるフロリダ州ダニーデンが候補に挙がっているようだ。

     マーク・シャパイロ球団社長は今回のカナダ政府の決定について「話し合いが始まった当初から、ファンを含む関係者全員の安全が最優先事項だった。ブルージェイズ球団はカナダ政府の決定を完全に尊重している」とコメント。「この夏、我々がロジャース・センターで試合を行うことはないが、これまでと同様の誇りと情熱を持って2020年シーズンを戦っていく。カナダの地で、再びファンの前でプレーできる日が待ち遠しい」と決意を口にした。

     ブルージェイズは現在、本拠地ロジャース・センターで夏季キャンプを行っているが、これは厳格な隔離生活のもとで行われており、選手たちはロジャース・センターと、球場に隣接したホテルを行き来するのみとなっている。ブルージェイズはレギュラーシーズン中もこのプロトコルに従い、ビジター球団もそれに従わせることで本拠地でのシーズン開催をカナダ政府に求めていたが、その提案は認められなかった。

     ブルージェイズの選手たちだけがプロトコルを遵守すればいい夏季キャンプとは異なり、シーズン中は何度もビジター球団が国境を越えることになる。もちろん、ブルージェイズもカナダとアメリカを何度も行き来することになる。両国間の不要不急の往来が制限されている以上、カナダ政府はブルージェイズからの提案を承認するわけにはいかなかった。ただし、新型コロナウイルスの感染リスクが低下していけば、ポストシーズンをトロントで開催できる可能性はあるようだ。

     すでにレギュラーシーズン開幕まで1週間を切っている。ブルージェイズは今後、2020年シーズンの本拠地を確定するプロセスを早急に進めていくことになる。なお、本拠地開幕戦は日本時間7月30日(対ナショナルズ)に予定されている。

  • エンゼルスの新戦力・レンドン 開幕戦欠場の可能性も

    2020.7.19 13:00 Sunday

     エンゼルスの今年の補強の目玉であるアンソニー・レンドンだが、開幕戦を万全の状態で迎えられるかどうかは微妙な状況だ。レンドンは日本時間7月16日に行われた紅白戦でのスイング時に腹斜筋の張りを訴え、それに対処する状況が続いている。ジョー・マドン監督は日本時間7月19日、「万全の状態で開幕を迎えられるチャンスはある」としつつも、それを断言することはできなかった。

     7年契約でエンゼルスに加入したレンドンは「状態は良いよ」と口にしてはいるものの、2日連続で紅白戦のスタメンから外れた。レンドン自身はそれほど深刻には捉えていないが、マドンは「腹斜筋の故障は厄介になる可能性がある」と懸念を表明。日本時間7月25日に敵地オークランド・コロシアムで行われるアスレチックスとの開幕戦にレンドンが出場できるかどうかは不透明だ。

     マドンは「状態は良いと彼は言っているけれど、実際のところはわからない。とにかく辛抱強く待つしかないね。わからないことを推測するようなこともしたくない」と率直な心情を吐露。「彼が開幕に間に合うと信じたいけれど、もし間に合わないのであればプランBを準備しないといけないね」とレンドン不在のケースに備えた準備を進めていく方針を明らかにした。

     レンドン不在で開幕を迎える場合、マドンはデービッド・フレッチャーを二塁から三塁へ移し、二塁にトミー・ラステラを起用すると見られている。アスレチックスの開幕投手は右腕のフランキー・モンタスに決定しており、レンドンが間に合う場合でも、右打者のフレッチャーではなく、左打者のラステラが優先的に起用されるかもしれない。

     レンドンは昨年、ナショナルズで打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010の好成績をマークして打点王のタイトルを獲得し、球団史上初のワールドシリーズ制覇にも貢献。7年2億4500万ドルの超大型契約で加入したエンゼルスではマイク・トラウトや大谷翔平とともに打線の中心として期待されているだけに、開幕に間に合わないようなことがあれば、エンゼルスにとって大きな痛手となる。

  • ヘルマンが現役引退を撤回 「僕は逃げないと約束する」

    2020.7.19 12:00 Sunday

     自身のインスタグラムで現役引退の可能性を示唆していたドミンゴ・ヘルマン(ヤンキース)だが、1日足らずのうちにそれを撤回し、謝罪のメッセージを投稿した。ヘルマンは、自分がいない状況のなかでチームメイトがシーズン開幕に向けて準備を進めている様子を目にして、精神的に不安定になっていたことを明らかにした。

     ヘルマンは日本時間7月19日、前日に続いて自身のインスタグラムを更新。「チームメイト、ヤンキース球団、そしてファンの皆さん、昨夜は不安にさせるような投稿をしてしまい、大変申し訳ありません。この1年間は、僕の家族と僕自身にとって非常にタフでしたが、全ての責任は僕にあります。チームメイトがシーズンに向けて準備をしているのにチームメイトと一緒にいられず、僕は大きなダメージを受けました。彼らを失望させてしまうことを知りながら、昨夜は感情に任せてしまいました」と謝罪した。

     ヘルマンはDV規定に違反したことにより81試合の出場停止処分を受けており、うち18試合を昨年中に消化。まだ63試合分が残っており、60試合制で行われる2020年レギュラーシーズンには出場できない。ただし、昨年のポストシーズンを欠場しているため、今年のポストシーズンに出場することは認められている。

     来月28歳の誕生日を迎えるヘルマンは、メジャー3年目となった昨年、27試合(うち24先発)に登板して143イニングを投げ、18勝4敗、防御率4.03、153奪三振をマーク(勝率.818は両リーグ最高)。打線の援護に恵まれながら着実に白星を積み重ね、チームの快進撃の立役者の1人となっていた。

     ヤンキースは2020年シーズン終了後にジェームス・パクストン、田中将大、J・A・ハップの3人がフリーエージェントとなって退団する可能性があるため、ヘルマンはトミー・ジョン手術から戻ってくるルイス・セベリーノと同様、ヤンキースにとって貴重な先発要員となる。ヘルマンが「野球は僕の人生です。逃げないと約束します」と現役引退を撤回したことは、ヤンキースにとって朗報と言えそうだ。

  • エンゼルスの救援右腕・アンダーソンがトミー・ジョン手術へ

    2020.7.18 13:05 Saturday

     エンゼルスは日本時間7月18日、救援右腕のジャスティン・アンダーソンが右肘の内側側副靭帯を断裂しており、トミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。ビリー・エプラーGMは声明文のなかで、アンダーソンが最近受けたMRI検査によって靭帯の断裂が判明したことを公表。手術はテキサス州ダラスでキース・マイスター医師によって行われる。

     現在27歳のアンダーソンは、2014年のドラフト14巡目指名でエンゼルスに入団し、2018年4月にメジャーデビュー。この年は57試合に登板して55.1イニングを投げ、3勝3敗、4セーブ、22ホールド、防御率4.07、67奪三振、被打率.214とまずまずの成績を残したが、昨年は54試合に登板して47イニングを投げ、3勝0敗、1セーブ、13ホールド、防御率5.55、被打率.232と成績を落としていた。

     2年連続で与四球率が6を上回っているように、制球面に課題を残すアンダーソンだが、通算奪三振率11.17という力強いピッチングは魅力的。通算防御率4.75とはいえ、2年連続で50試合以上に登板しているアンダーソンは、投手陣に不安を抱えるエンゼルスにとって貴重な戦力の1人であり、トミー・ジョン手術による離脱は小さくない痛手となりそうだ。戦列復帰は早くても来年の後半戦以降となる。

     メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボリンガーは日本時間7月18日、開幕ロースター30人の顔ぶれを予想。ブルペンは11人前後の構成になると見られており、ハンセル・ロブレス、タイ・バットリー、キャム・ベドロージアン、キーナン・ミドルトン、ノエ・ラミレス、ライアン・バクターの6人を「開幕ロースター入り当確」とした。

     アンダーソンの離脱により、残りの5枠前後をマイク・マイヤーズ、ジェイコブ・レイム、ジェイコブ・バーンズ、ルーク・バード、カイル・ケラー、ホビー・ミルナー、ニール・ラミレスらが争うことになりそうだ。

  • 昨年18勝のヤンキース・ヘルマン 現役引退を示唆

    2020.7.18 12:35 Saturday

     昨年18勝を挙げたドミンゴ・ヘルマン(ヤンキース)は日本時間7月18日、自身のインスタグラムを更新し、「僕は野球を離れます。みなさんありがとう」とコメント。現役引退の可能性を示唆した。

     現在27歳のヘルマンは、メジャーリーグ機構が定めるドメスティックバイオレンスの規定に違反したことにより、81試合の出場停止処分を受けている。その処分がまだ残っているため、今年のレギュラーシーズンには出場できないものの、昨年のポストシーズンを出場停止処分によって欠場したため、今年のポストシーズンには出場可能であることが報じられていた。

     移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」のジェフ・トッドは「何がヘルマンの決断を促進したのかは明らかになっていない。心変わりする可能性があるかどうかも不明だ」と伝えている。まだ27歳であることを考えると、出場停止処分を経てメジャーで活躍するチャンスは十分にある。ロースターについて何らかの決定を下さない限り、ヘルマンの保有権はヤンキースにあるため、メジャー復帰への扉は開かれたままとなるだろう。

     ヘルマンはメジャー3年目の昨年、27試合(うち24先発)に登板して143イニングを投げ、18勝4敗、防御率4.03、153奪三振をマーク。サービスタイムはまだ2年を少し超えたところであり、ヤンキースは今年を除いてヘルマンを少なくともあと4年保有することができる。

     ヤンキースは今年限りで田中将大とジェームス・パクストンがフリーエージェントとなり、J・A・ハップも今年の成績次第では来年のオプションが行使されず、フリーエージェントとなる。主力クラスの先発投手を3人同時に失う可能性があるため、ヘルマンは来年以降のチームにとって必要な戦力であると言える。今オフの移籍市場での戦力補強にも大きな影響を与える可能性があるだけに、ヘルマンの決断の行方には大きな注目が集まりそうだ。

  • ロッキーズがマギーとショウを解雇 大型補強は大失敗

    2020.7.18 11:55 Saturday

     ロッキーズは日本時間7月18日、リリーフ左腕のジェイク・マギーとリリーフ右腕のブライアン・ショウを解雇したことを発表した。両者とも2017年オフに3年2700万ドルの契約を結んでおり、今年まで契約が残っているものの、ロッキーズは今年のサラリーの支払い義務を負う形で両者の解雇に踏み切った。

     2017年にナショナル・リーグ西部地区3位ながらワイルドカードを獲得したロッキーズは同年オフ、さらなる戦力補強のためにブルペンの大型補強を敢行。ウェイド・デービスを3年5200万ドル、ショウを3年2700万ドルで獲得し、マギーとも3年2700万ドルで再契約を結んだ。総額1億ドル以上の大型補強だった。

     しかし、この大型補強は期待通りの結果とはならず、デービスは2018年こそリーグ最多の43セーブを記録したものの、昨年は防御率8点台の大不振でクローザーの座を剥奪。マギーは2018年が防御率6.49、昨年は防御率4.35、ショウも2年連続で防御率5点台と安定感を欠き、昨年のロッキーズは地区最下位のパドレスから1ゲーム差の地区4位に終わった。

     33歳のマギーと32歳のショウにとって、今年は今後のキャリアを左右する重要なシーズンとなるはずだったが、60試合中23試合以上に登板すると来年の契約(年俸900万ドル)が自動更新されるという事情もあり、ロッキーズは今年のサラリーを負担したうえで解雇することを決断。登板試合数を考慮しながら両者を起用するより、解雇してしまうほうがチームにとって好都合であると判断したようだ。

     なお、ジェフ・ブライディッチGMは、両者の解雇を発表する一方で、マイナー契約を結んでいたダニエル・バード、クリス・オーウィングス、マット・ケンプの3人が開幕ロースターの30人枠に登録される予定であることも明らかにした。バードが最後にメジャーでプレーしたのは2013年4月。実に7年ぶりのメジャー復帰となる。

  • プイーグがコロナ感染 ブレーブスとの契約白紙に

    2020.7.18 11:35 Saturday

     2020年シーズンの出場を辞退したニック・マーケイキスの代役としてフリーエージェントのヤシエル・プイーグと契約合意に達したブレーブスだったが、プイーグがブレーブスの一員としてプレーする姿は見られない可能性が高くなった。プイーグは日本時間7月18日、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことを公表。これを受け、ブレーブスはプイーグとの契約を白紙に戻したようだ。

     プイーグは陽性反応を示したものの、現在は無症状で、「野球をプレーできるようになったら、すぐにお会いしましょう」とのメッセージも残している。とはいえ、プレー再開には検査で2度陰性となることが必要であり、どれくらいの時間がかかるかは不透明。よって、ブレーブスはプイーグを戦力構想から外し、別の方法でマーケイキスの穴を埋めることを選択した。

     ブレーブスとプイーグが契約合意に達した時点では、マーセル・オズーナを指名打者に固定し、プイーグは対右腕時にレフト、対左腕時にライトを守ることが予想されていた。プイーグとの契約が白紙となったことで、ブレーブスはまず、オズーナの起用法を再考する必要がある。

     メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは、対右腕時にオズーナがレフトを守る可能性があることに言及。対左腕時はアダム・デュバルをレフトで起用し、オズーナを指名打者に回すことができる。

     プイーグが加入すれば、対左腕時にエンダー・インシアーテをスタメンから外し、ロナルド・アクーニャJr.をライトからセンターへ回すことも可能だったが、現時点ではセンターのインシアーテとライトのアクーニャJr.は不動のレギュラーとなりそうだ。

     いずれにしても当初の構想から外野手が1人欠けているため、ブレーブスは新たな外野手の獲得を検討する可能性がある。三塁のレギュラーを争っているオースティン・ライリーとヨハン・カマルゴが外野を守る機会も増えるかもしれない。

  • 田中がブルペンで約30球 日本時間30日に初登板か

    2020.7.17 17:20 Friday

     打球を頭部に受けるアクシデントから順調な回復を見せている田中将大(ヤンキース)は日本時間7月17日、本拠地ヤンキー・スタジアムのブルペンで投球練習を行い、約30球を投げた。マット・ブレイク投手コーチによると、日本時間7月30日の本拠地開幕戦(対フィリーズ)で先発させる構想があるようだ。

     田中の投球練習の様子を目にしたブレイクは「我々が当初予想していたよりも力を入れて投げることができていた。本当に安心しているよ」と語り、田中の元気な姿にひと安心。「ブルペンでは88~91マイルくらい出ていた。着実にステップを消化しているし、すべての球種を投げていたね。復帰後1回目のブルペンとしては上出来だよ。彼の現状には本当に安心している」と田中の調整が順調に進んでいることを明らかにした。

     田中は日本時間7月20日にもう1度ブルペンでの投球練習を行い、打者と対戦できる状態であるかを判断される。このまま順調に調整が進んでいけば、日本時間7月30日のヤンキー・スタジアムでの本拠地開幕戦(対フィリーズ)で先発する可能性があると見られている。

     ブレイクは「本拠地開幕戦では5人目の先発投手が必要になる」とコメント。シーズン開幕戦の翌日がオフのため、開幕投手を務める予定のゲリット・コールは中4日で開幕5戦目に先発することができる。よって、5人目の先発投手が必要になるのは開幕6戦目。この本拠地開幕戦が田中の今季初登板の舞台となる可能性があるというわけだ。

     「まずはマサ(の身体)が今後数日間でどんな反応を示すかを確認する必要がある。(本拠地開幕戦での登板について)話には出ているけどね。」とブレイク。「最初は30人の選手を連れていけるから、15~16人の投手を用意できる。彼が復帰するまでのあいだ、少しフレキシブルに投手を起用できるんじゃないかな」と語っており、田中の不在期間中、投手を柔軟に起用して田中の穴を埋める構想を持っているようだ。

  • 「優勝本命」から「その他大勢」まで 30球団を格付け

    2020.7.17 14:35 Friday

     メジャーリーグの2020年シーズンの開幕が1週間後に迫っている。メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは全30球団を「優勝本命」から「その他大勢」まで7つのランクに格付け。2020年シーズンの勢力図がひと目でわかるようになっている。

     ペトリエロによる7つのランク分けは以下の通り。

    【1】世界一だけを目指す優勝本命
    ドジャース、ツインズ、ヤンキース

    【2】アストロズ

    【3】有力なコンテンダー
    アスレチックス、ブレーブス、メッツ、ナショナルズ、レイズ

    【4】当落線上のコンテンダー
    エンゼルス、ブリュワーズ、カージナルス、ダイヤモンドバックス、フィリーズ、レッズ

    【5】今後の方向を模索中
    カブス、インディアンス、レッドソックス、ロッキーズ

    【6】戦力アップ中の注目チーム
    ブルージェイズ、パドレス、レンジャーズ、ホワイトソックス

    【7】その他大勢
    ジャイアンツ、マリナーズ、マーリンズ、オリオールズ、パイレーツ、ロイヤルズ、タイガース

     ペトリエロが世界一だけを目指す優勝本命に挙げたのがドジャース、ツインズ、ヤンキースの3チームだ。ドジャースはムーキー・ベッツやブレイク・トライネン、ツインズはジョシュ・ドナルドソンや前田健太、ヤンキースはゲリット・コールを獲得して世界一を狙う戦力を整えている。

     それを追う勢力として2番手に位置付けられているのがアストロズ。サイン盗み騒動の影響やコールの退団などネガティブな要素もあるが、強力打線やジャスティン・バーランダーとザック・グレインキーの二本柱は健在。昨年100勝以上を記録したのはここまでに挙げた4チームのみである。

     3番手グループには「有力なコンテンダー」としてアスレチックス、ブレーブス、メッツ、ナショナルズ、レイズの5チームが登場。メッツ以外の4チームは昨年ポストシーズンに進出し、ナショナルズは球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。どのチームもポストシーズン進出を十分に狙える戦力を擁している。

     エンゼルス、フィリーズなど6チームが含まれる4番手グループもポストシーズン進出を狙えるチームばかりだ。ブリュワーズ、カージナルス、レッズとナショナル・リーグ中部地区に所属するチームが3つも含まれており、この地区の混戦具合を象徴している。ドジャースと同地区のダイヤモンドバックスはワイルドカードが現実的な目標か。

     5番手グループにはスター選手を擁しつつ、チーム再建も視野に入れている4チームが登場。レッドソックスはすでにベッツをドジャースへ放出したが、クリス・ブライアント(カブス)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)の動向にも注目が集まるだろう。

     6番手グループの4チームは、若手や新戦力の活躍次第ではポストシーズン進出を狙える位置にいる。7番手グループには再建中の7チームが含まれているが、60試合制の短縮シーズンではスタートダッシュ次第で予想外の躍進を見せる可能性もある。ペトリエロの予想とは大きく異なる、大波乱のシーズンとなるかもしれない。

  • 投手による本塁打はバムガーナーの一発が最後になるのか?

    2020.7.17 13:25 Friday

     昨年、メジャーリーグの投手で最後に本塁打を打ったのはマディソン・バムガーナー(当時ジャイアンツ、今年からダイヤモンドバックス)だった。今年はナショナル・リーグでも初めて指名打者制が導入され、投手が打席に立つ機会は限りなくゼロに近くなる。もし来年以降も両リーグで指名打者制が導入されるのであれば、投手が本塁打を打つシーンはもう見られないかもしれない。投手による本塁打はバムガーナーの一発が最後になってしまうのだろうか。

     1972年10月3日(現地時間)、オリオールズのロリック・ハリソンはレギュラーシーズン最終戦の6回表にメジャー初本塁打を放った。この年、アメリカン・リーグで投手が放った22本塁打のうちの1本に過ぎず、この試合を観戦したファンは「歴史」を目撃したなど思っていなかったに違いない。しかし、結果的にこの一打は指名打者制導入前にア・リーグの投手が放った最後の本塁打となった。

     それから50年近い年月が流れ、ナ・リーグからも投手による本塁打が消えようとしている。当時ルーキーだったハリソンとは異なり、バムガーナーは「強打の投手」として広く知られる選手だ。ジャイアンツでの最終登板となった昨年9月24日(現地時間)のロッキーズ戦、バムガーナーは3回裏に通算19本目の本塁打を放った。この一発が昨年、投手が放った最後の本塁打だった。

     打者有利と言われるチェイス・フィールドを本拠地とするダイヤモンドバックスへ移籍し、さらなる本塁打量産も期待されたバムガーナーだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴った動きのなかでナ・リーグにも指名打者制が導入されることが決定。来年以降もナ・リーグに指名打者制が導入されるかどうかは未定だが、投手が打席に立つ時代は完全に終わりを迎えることになるかもしれない。

     「僕は言われたことをやるだけさ。今はピッチングに集中するよ」と語ったバムガーナーだが、「最後に本塁打を打った投手」として歴史に名を残すことになるのだろうか。

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