アダム・ジョーンズが古巣オリオールズの特別アドバイザーに
2025.1.28 11:43 Tuesday
日本時間1月28日、オリオールズは長年主力選手として活躍したアダム・ジョーンズが「GM付特別アドバイザー兼コミュニティアンバサダー」として球団に復帰することを発表した。ジョーンズはマイク・エライアスGMへの助言を行うだけでなく、メジャー・マイナーを問わず球団全体との関りを持ち、さらには球団主催のプロジェクトにも参加して地域コミュニティとの連携も深めていく役割を担う。今後は「球団の顔」として様々なイベントに出席するジョーンズの姿が見られそうだ。
現在39歳のジョーンズは2006年にマリナーズでメジャーデビューし、2008年から2018年まで11年間オリオールズでプレー。オリオールズ在籍中はオールスター・ゲーム選出5度、シルバースラッガー賞1度、ゴールドグラブ賞4度と見事な活躍を見せた。2019年にダイヤモンドバックスでプレーしたあと、日本球界で2年間活躍し、2023年9月にオリオールズの一員として正式に現役引退を表明。メジャー通算14年間で1823試合に出場し、1939安打、打率.277、282本塁打、945打点、97盗塁、OPS.771をマークした。
今回の古巣復帰にあたり、ジョーンズは「現役引退後、オリオールズと築いてきた関係が今回、このような素晴らしいパートナーシップにつながったことを嬉しく思います。大好きな野球に携わる機会を得るだけでなく、球界最高のGMの1人から野球の運営面を学ぶことができるのは本当に名誉なことです。オリオールズに貢献できることを嬉しく思いますし、自分の経験をすべて還元し、チームの成功を手助けしたいです」とのコメントを発表。「ボルティモアは私にとって、常に特別な意味を持つ街であり、今回のユニークな役割は大好きな街への恩返しを可能にしてくれるでしょう。この特別な機会を最大限に活かしたいと思います」と意気込みを述べた。
エライアスGMも「アダムは選手としての在籍期間中、フィールドの内外でオリオールズの素晴らしい代表者でした。彼を正式にチームに迎えられることを嬉しく思います」とジョーンズの復帰を歓迎。「彼の経験や専門知識、見識を生かして、球団の持続的な成功に貢献してくれることを期待しています」と語った。