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  • キャッシュマンGM ブーン監督の10年以上の長期政権を希望

    2020.12.5 12:30 Saturday

     20年以上にわたってヤンキースのゼネラルマネージャー(GM)を務めるブライアン・キャッシュマンは、アーロン・ブーン監督が10年以上の長期政権を築くことを希望している。キャッシュマンは「FOXニュース」のウィル・ケインに対して「私は3人の監督とともに仕事をしてきた。ジョー・トーレと10年、ジョー・ジラルディと10年だ。ブーンにも10年以上監督を務めてもらいたいね」と発言。ブーンは来季限りで契約が終了するが、キャッシュマンは契約延長を視野に入れているようだ。

     現在47歳のブーンは、ジラルディの解任に伴って2017年12月にヤンキースの監督に就任。2018年に100勝62敗(地区2位)、2019年に103勝59敗(地区優勝)の好成績を残し、監督就任から2年連続100勝以上はメジャー史上初の快挙となった。ただし、2018年は世界一となったレッドソックスの前に地区シリーズで敗退(1勝3敗)。2019年はリーグ優勝決定シリーズでアストロズに敗れた(2勝4敗)。

     今季は33勝27敗で地区2位となり、ブーンは監督就任から3年連続でポストシーズン進出を達成。しかし、インディアンスとのワイルドカード・シリーズこそ2連勝で突破したものの、地区シリーズではレイズとの熱戦の末、2勝3敗で敗退し、またしてもワールドシリーズへ駒を進めることはできなかった。地区シリーズ敗退後、ヤンキースはブーンの契約オプションを行使することを決定し、ブーンは来季も続投することが決まった。

     ブーンはヤンキースの監督を務めることについて「私はこの組織の一員でいられることをとてもありがたく思っている。非常に名誉なことであり、とてもエンジョイしているよ。自分の地位について心配したことはない。毎年結果を残すことで解決できると思っているからね」と話している。毎年のように故障者が続出しながらもチームを3年連続でポストシーズンに導いている手腕には一定の評価が与えられているとはいえ、10年以上の長期政権を築くためには、そろそろワールドシリーズ制覇という「結果」が必要になってくるかもしれない。

  • ヤンキースは先発投手補強を急がない? 田中の動向にも影響か

    2020.12.5 12:00 Saturday

     今オフのヤンキースは田中将大、ジェームス・パクストン、J・A・ハップの3人がフリーエージェントとなり、先発投手の補強が急務と見られていた。ところが、他球団が徐々に先発投手の補強を進めていくなか、ヤンキースはここまで目立った動きを見せていない。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンが「ヤンキースは先発投手を補強する必要性に対処するために急いでいる様子はない」と伝えているように、ヤンキースは先発投手の補強を急ぐつもりはないようだ。

     シャーマンは「ヤンキースが先発投手市場で非常におとなしくしているため、代理人たちは驚いている」とも伝えている。積極的に先発投手の補強を行うと見られていたヤンキースが予想に反する動きを見せていることは、多くの関係者を驚かせているようだ。先発投手では、すでにロビー・レイ(ブルージェイズ)、ドリュー・スマイリー(ブレーブス)、チャーリー・モートン(ブレーブス)、マイク・マイナー(ロイヤルズ)が契約を決めている。

     ヤンキースは昨オフに9年3億2400万ドルでゲリット・コールを獲得しており、今季10試合に先発したジョーダン・モンゴメリーと合わせて今季の先発ローテーションのうち2人が来季もチームに残る。出場停止処分を受けていたドミンゴ・ヘルマンとトミー・ジョン手術を受けたルイス・セベリーノが復帰し、若手有望株のデイビー・ガルシアとクラーク・シュミットがローテーションに加われば、先発の頭数を揃えることはできる。そうした事情もあり、ヤンキースは市場の動きを静観しているのかもしれない。

     とはいえ、2009年以来のワールドシリーズ制覇を目指すためには、コール以外にも信頼できる先発投手が必要であり、ヤンキースはフリーエージェント市場ないしトレード市場で先発投手を1~2人獲得することが有力視されている。もちろん、田中との再契約も選択肢に含まれるだろう。とはいえ、ヤンキースが静観しているあいだにも市場は動き続けており、ヤンキースが先発投手の補強を急ぐ姿勢を見せないことは、田中の動向にも影響を与えそうだ。

  • メッツが昨季15勝の先発右腕・オドリッジの獲得に興味

    2020.12.5 11:30 Saturday

     メッツはツインズからフリーエージェントとなった救援右腕トレバー・メイを2年1550万ドルで獲得したが、過去3年間をメイのチームメイトとして過ごした先発右腕にも興味を示しているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、メッツは先発右腕ジェイク・オドリッジの獲得に興味を示しているという。ただし、シャーマンはメッツ以外の球団(再契約を目指すツインズを含む)のほうがオドリッジ獲得に向けて先行していることも伝えている。

     現在30歳のオドリッジは、レイズ時代に3度の2ケタ勝利をマークした実績がある。2018年2月にトレードでツインズに加入し、移籍1年目は7勝どまりだったものの、2019年は30試合に先発して159回を投げ、15勝7敗、防御率3.51、178奪三振の好成績をマーク。オールスター・ゲームにも初めて選出された。シーズン終了後にフリーエージェントとなり、ツインズはクオリファイング・オファーを提示。市場に出れば複数年契約を得られる可能性もあったが、オドリッジは同オファーを受諾して年俸1780万ドルの1年契約で残留した。

     ところが、今季は故障と不調が重なり、わずか4試合しか登板できず、0勝1敗、防御率6.59という不本意なシーズンに。「2年連続で好成績を残して好条件の複数年契約を得る」という狙いは見事に失敗してしまった。しかし、今オフのフリーエージェント市場はトレバー・バウアー以外にエース級の先発投手がいないため、オドリッジには「2番手グループ」の1人として複数の球団から関心が寄せられている。

     オドリッジが好成績を残した2019年にツインズで投手コーチ補佐を務めていたのが、現在メッツで投手コーチを務めるジェレミー・ヘフナーだった。復活を目指すオドリッジが再びヘフナーの指導の下でプレーすることを希望する可能性はある。ただし、メッツの先発投手補強の「本命」はバウアーと見られており、オドリッジはバウアー獲得に失敗した場合の「プランB」ということになりそうだ。

  • 通算79勝の長身右腕・ヤングがレンジャーズGMに就任

    2020.12.5 11:00 Saturday

     レンジャーズは日本時間12月5日、メジャー通算13シーズンで79勝を挙げた208センチの長身右腕、クリス・ヤングがゼネラルマネージャー(GM)に就任したことを発表した。レンジャーズではこれまでジョン・ダニエルズが編成本部長とGMを兼任していたが、ダニエルズは編成本部長として球団にとどまり、ヤングはその直属の部下となる。ダニエルズは「シーズン終了後にオーナーと話したとき、GMを別に設けることによってチームに様々なメリットがあると判断した」と説明した。

     現在41歳のヤングは引退後、メジャーリーグ機構の上級副社長を務めていた。テキサス州ダラスで生まれ、現在もダラスに住んでおり、地元球団のレンジャーズで球団史上9人目のGMに就任することになった。「レンジャーズに加わることにとてもワクワクしている。僕はダラスで生まれ、レンジャーズを応援しながら育ったからね」とヤング。「ジョンから基本的なことを学んでいきたい。優勝チームを創り上げるという目標を達成できると信じているよ」と意気込みを語った。

     レイ・デービス・オーナーによると、編成本部長とGMを別に設けることについて、シーズン終了後にダニエルズから打診があったという。デービスは快諾し、GM探しをスタート。「多くのメジャーリーグ関係者のなかからクリス・ヤングと接触する機会があり、彼がGMとして適任であると判断した。ジョンとクリスが来季以降創り上げていく球団の将来をとても楽しみにしているよ」と今後への期待を口にした。

     名門・プリンストン大学出身のヤングは、2004年にレンジャーズでメジャーデビューし、2005年に自身初の2ケタ勝利となる12勝をマーク。パドレスへ移籍した2006年は11勝を記録し、2007年には自身唯一のオールスター・ゲーム選出も果たした。故障により2013年はメジャーでの登板がなかったが、2014年はマリナーズで自己最多タイの12勝を挙げて復活。2015年はロイヤルズで11勝を挙げ、ワールドシリーズ制覇も経験した。通算成績は79勝67敗、防御率3.95、1062奪三振。メッツのGM候補にも挙げられていたが、家族と過ごす時間のことも考慮し、地元球団のレンジャーズでGMを務めることを選択した。

  • ノンテンダーFA MLB公式サイトが注目の8人を紹介

    2020.12.4 13:00 Friday

     メジャーリーグは日本時間12月3日の午前10時に「ノンテンダー・デッドライン」を迎え、59人の選手がノンテンダーFAとなった(うち4人はすでに再契約)。クリス・ブライアント(カブス)やゲーリー・サンチェス(ヤンキース)など、ノンテンダーFAとなる可能性が取り沙汰されていた大物選手はノンテンダーFAにならなかったが、60人近いノンテンダーFAのなかにはレギュラークラスの選手も多く含まれている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは8人をピックアップしている。

    カイル・シュワーバー(現在27歳・今季年俸701万ドル)

     カブスからノンテンダーFAとなった外野手。2019年にいずれも自己ベストの打率.250、38本塁打、92打点、OPS.871をマークするも、今季は59試合に出場して打率.188、11本塁打、24打点、OPS.701と大不振。守備に不安を抱えるため、アメリカン・リーグのチームが指名打者として獲得に動く可能性も。カブスは再契約の可能性があることを示唆している。

    アダム・デュバル(32歳・325万ドル)

     ブレーブスからノンテンダーFAとなった外野手。今季は57試合に出場して打率.237、16本塁打(リーグ3位タイ)、33打点、OPS.833をマーク。来季ナショナル・リーグで指名打者制が採用されるか不透明なため、ノンテンダーFAの憂き目に遭ったと見られる。サービスタイムが5年未満のため、獲得したチームはFAまで2年間保有することが可能である。

    エディ・ロサリオ(29歳・775万ドル)

     ツインズからノンテンダーFAとなった外野手。ノンテンダーFAとなる前にウエーバー公示されたが、獲得を希望する球団は現れなかった。2019年に32本塁打、109打点、今季も57試合で13本塁打、42打点をマークしたが、出塁率が低く、守備があまり得意でないという欠点も抱える。フェインサンドは「1月まで契約が決まらないかも」と指摘している。

    ノマー・マザーラ(25歳・556万ドル)

     ホワイトソックスからノンテンダーFAとなった外野手。まだ若いが、デビューが早かったため来季終了後にFAとなる。2016年から3年連続20本塁打、2019年も19本塁打を放っていたが、ホワイトソックスへ移籍した今季は42試合で打率.228、1本塁打、15打点、OPS.589と大不振。アプローチ面にも改善は見られず、若さだけが魅力という状況になりつつある。

    デービッド・ダール(26歳・247万5000ドル)

     ロッキーズからノンテンダーFAとなった外野手。FAまであと3年間保有できるため、ロッキーズの決断は驚きだった。昨季は打率.302をマークし、自身初のオールスター・ゲーム選出。ただし、故障が非常に多く、規定打席到達の経験は1度もない。今季も故障に泣かされ、24試合に出場して打率.183、0本塁打、9打点、OPS.470という自己最悪の成績に終わった。

    アーチー・ブラッドリー(28歳・410万ドル)

     レッズからノンテンダーFAとなった救援右腕。今年8月末のトレードでレッズに加入し、移籍後は6試合に登板して防御率1.17と好投。今オフ中にライセル・イグレシアスを放出してブラッドリーをクローザーに据えると予想する声もあった。直近4シーズンで221試合に登板して防御率2.95を記録しており、FA市場で人気を集めるリリーバーの1人となりそうだ。

    マイケル・フランコ(28歳・295万ドル)

     ロイヤルズからノンテンダーFAとなった三塁手。昨オフはフィリーズからノンテンダーFAとなっていた。今季は全60試合に出場してリーグ3位タイの16二塁打を放つなど、打率.278、8本塁打、38打点、OPS.778とまずまずの成績。今オフのFA市場は三塁手の層が薄いため、三塁手の補強を必要とするチームからの注目が集まることが予想されている。

    トラビス・ショウ(30歳・400万ドル)

     ブルージェイズからノンテンダーFAとなった三塁手兼一塁手。昨オフはブリュワーズからノンテンダーFAとなっていた。86試合でOPS.551に終わった前年よりマシだったとはいえ、今季も50試合で打率.239、6本塁打、17打点、OPS.717と低調。2017~18年は2年連続で30本塁打以上を記録しており、FA市場の三塁手の層が薄いことが幸いするかも。

  • 冬季リーグを負傷離脱の有望株・フランコ 深刻な故障は回避

    2020.12.4 12:00 Friday

     レイズが誇るトップ・プロスペクトのワンダー・フランコは、右上腕二頭筋の炎症と右肩の痛みにより、ドミニカ共和国で行われているウィンター・リーグを途中離脱した。フランコはフロリダへ戻り、医師による検査を受けていたが、日本時間12月4日に検査の結果が判明。肩や上腕二頭筋のエリアに構造上のダメージがないことが明らかになった。有望株のフランコが故障で長期離脱する可能性がなくなったことは、レイズにとって朗報と言えそうだ。

     フランコが深刻な故障を回避したことはレイズにとって明るいニュースとなったが、レイズはウィンター・リーグの残りの試合にフランコを出場させない方針を固めている。順調にいけば、来春のスプリング・トレーニングを100%の状態で迎えられる予定だ。フランコがロースター外の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加するかは不透明だが、オープン戦で出場機会を得ることは確実視されている。フランコは先日、2021年シーズン中にメジャーデビューするのが目標であることを明言していた。

     フランコは負傷離脱するまで、レオネス・デル・エスコヒードの一員として「2番・遊撃」で起用された。現在19歳で、ウィンター・リーグ参加選手のなかでは最も若い部類だったにもかかわらず、5試合に出場して打率.350(20打数7安打)、1本塁打、2打点、1盗塁、出塁率.435、OPS.935の好成績をマーク。遊撃の守備でも好プレーを披露した。

     マイナーでは2019年にA級とA+級の2階級合計で114試合に出場して打率.327、9本塁打、53打点、18盗塁、出塁率.398、OPS.885をマーク。35三振に対して56四球を選んだように、年齢からは考えられないほどの洗練されたアプローチを誇り、その打撃力には高い評価が与えられている。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングでは全体1位にランクイン。2021年シーズン中のメジャーデビューが有力視されているが、デビュー時期次第では新人王争いに加わってもおかしくないくらいの有望株である。

  • Rソックスとロッキーズでマイナーリーガー同士のトレードが成立

    2020.12.4 11:30 Friday

     レッドソックスは日本時間12月4日、ロッキーズとのトレードが成立し、マイナーリーグ左腕のヨアン・アイバーを放出してマイナーリーグ内野手のクリスチャン・コスを獲得したことを発表した。ともにメジャー経験はなく、現在23歳のアイバーは2018年に外野手から投手へ転向し、2019年はA級とA+級でプレー。一方、現在22歳のコスは2019年にルーキー級でプレーし、二塁、三塁、遊撃の3ポジションでそれぞれ13試合以上にスタメン出場した。

     レッドソックスからロッキーズへ移籍したアイバーは、ドミニカ共和国出身の23歳で、2013年7月に外野手としてレッドソックスと契約。母国・ドミニカ共和国のサマー・リーグでプロ野球選手としてのキャリアを開始したが、課題の打撃力がなかなか向上せず、2017年はA-級とA級で合計80試合に出場して打率.230、2本塁打、32打点、7盗塁、12四球、105三振、OPS.589に終わった。

     その後、外野手としてのキャリアに見切りをつけ、強肩を生かして2018年から投手に転向。ルーキー級からの再スタートとなったが、2019年にはA級とA+級で合計44試合(すべてリリーフ)に登板して56回2/3を投げ、1勝3敗、10ホールド、防御率4.61、70奪三振をマークしている。

     一方、ロッキーズからレッドソックスへ移籍したコスは、2019年のドラフトでロッキーズから12巡目指名を受けてプロ入り。プロ1年目の2019年はルーキー級で53試合に出場し、打率.332、11本塁打、51打点、10盗塁、出塁率.447、OPS1.052の好成績をマークした。

     守備面では二塁手として18試合、三塁手として18試合、遊撃手として13試合にスタメン出場。合計10失策とミスは多かったものの、大学時代には外野の両翼を守った経験もあり、内外野の多くのポジションを守れることはメジャー昇格を目指すうえで強みの1つとなりそうだ。

  • RソックスがツインズからノンテンダーFAのロサリオに興味

    2020.12.4 11:00 Friday

     ツインズからノンテンダーFAとなったエディ・ロサリオは、60人近いノンテンダーFAのなかでベストの選手の1人である。そのロサリオに対し、すでに興味を示している球団があるようだ。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは日本時間12月4日、レッドソックスがロサリオの獲得に興味を示していることを伝えた。ロサリオは2017年のワールド・ベースボール・クラシックにプエルトリコ代表で出場したが、同代表のGMを務めていたのがレッドソックスのアレックス・コーラ監督だった。

     レッドソックスが今オフ補強すべきなのは、間違いなく投手だ。今季は打線がリーグ5位の292得点を記録したのに対し、投手陣はリーグ14位のチーム防御率5.58と崩壊。チームが地区最下位に沈む最大の原因となっていた。しかし、正中堅手のジャッキー・ブラッドリーJr.がフリーエージェントとなっており、その穴を埋める外野手を獲得する必要もある。

     ロサリオはツインズで正左翼手を務めていたため、レッドソックスがロサリオを獲得した場合、正左翼手のアンドリュー・ベニンテンディを中堅に移して左翼にロサリオを入れると見られる(右翼はアレックス・ベルドゥーゴ)。とはいえ、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークの左翼には巨大なフェンス「グリーンモンスター」があり、慣れが必要なポジションである。レッドソックスはベニンテンディを左翼に残すことを好むかもしれない。

     では、正右翼手のベルドゥーゴを中堅に移し、右翼にロサリオを入れるのはどうだろうか。フェンウェイ・パークは右翼後方が広くなっており、右翼手には広い守備範囲が求められる。また、「ペスキー・ポール」が立つ右翼線が極端に短いなど、複雑な形をしているため、こちらも守備に不安を抱える選手が簡単に守れるポジションではない。レッドソックスがロサリオの獲得を検討するうえで、あまり守備が得意でないことが大きなハードルとなる可能性もありそうだ。

     現在29歳のロサリオは、2019年に打率.276、32本塁打、109打点、OPS.800の好成績をマーク。今季は57試合に出場して打率.257、13本塁打、42打点、OPS.792という成績だった。

  • ヤンキースが「プランB」としてブラントリー獲得に興味

    2020.12.4 10:30 Friday

     ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなった好打者、DJ・レメイヒューとの再契約を今オフの最優先事項としているが、レメイヒューは最も人気のあるフリーエージェント選手の1人であり、無事に再契約できる保証はない。そんななか、レメイヒューとの再契約に失敗した場合に備え、「プランB」を準備しているようだ。「ESPN」のバスター・オルニーは日本時間12月4日、ヤンキースがオールスター・ゲーム選出4度の実績を誇る好打者、マイケル・ブラントリーに興味を示していることを伝えた。

     ヤンキースの現在のロースターを眺めてみると、アーロン・ヒックスはスイッチヒッターだが、主力選手のほとんどが右打者であり、左打者は控え一塁手のマイク・フォード、控え二塁手のタイラー・ウェイド、控え外野手のマイク・トークマンくらいしか見当たらない。オルニーは「ヤンキースにはより多くの左打者が必要だ」と指摘し、ヤンキースがこれまでにコンタクトを取った左打者の1人としてブラントリーの名前を挙げている。

     しかし、オルニーは「ヤンキースがレメイヒューとブラントリーの両方と契約するのを想像するのは難しい」とも伝えている。この2人と契約すると、来季の年俸総額がぜいたく税ラインを超過してしまうのは確実だからだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは10月の段階で「ヤンキースは2021年の年俸総額をぜいたく税ライン未満に収めようとするだろう」と伝えていた。もしこれが事実であれば、ヤンキースは今オフの補強に3000万ドルほどしか使えないことになる。

     ヤンキースは田中将大、ジェームス・パクストン、J・A・ハップの3人がフリーエージェントとなり、先発投手も補強する必要がある。よって、レメイヒューとブラントリーの両方と契約するのは間違いなく不可能であり、メジャー通算打率.297を誇る好打者・ブラントリーはレメイヒューとの再契約に失敗した場合の「プランB」と考えるのが自然だろう。

  • 捕手の補強を目指すメッツ マッキャンに4年契約を提示か

    2020.12.4 10:00 Friday

     ブルペンの補強として右腕トレバー・メイを獲得したメッツが次に獲得するのは新たな正捕手となりそうだ。「FanSided」のロバート・マレーと「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンが日本時間12月4日に伝えたところによると、メッツはジェームス・マッキャンの獲得に向けて本格的な交渉を行っているという。マレーは「交渉成立が近付いているわけではないが、マッキャンは4年契約を得る可能性が高まっている」と伝えており、メッツはマッキャンに4年契約をオファーしていると見られる。

     ヘイマンによると、ホワイトソックスからフリーエージェントとなった30歳のマッキャンには複数の球団が興味を示しているが、最もマッキャン獲得に近い位置にいるのがメッツだという。メッツは今オフ、ウィルソン・ラモスの来季の契約オプション(年俸1000万ドル)の行使を拒否。ラモスの退団により、新たな正捕手を獲得する必要がある。

     メッツはフィリーズからフリーエージェントとなったスター捕手、J・T・リアルミュートを獲得するチームの「本命」に挙げられていたが、リアルミュートよりもマッキャンの獲得を優先しているという。これには捕手の補強に費やすコストを抑え、トレバー・バウアーやジョージ・スプリンガーといった他のポジションの大物選手を獲得したいという狙いがあるようだ。

     マッキャンはホワイトソックス移籍1年目の2019年に打率.273、18本塁打、60打点、OPS.789という自己最高の成績を残してオールスター・ゲーム初選出。今季は新加入のヤスマニ・グランダルとの併用となり、31試合の出場にとどまったが、打率.289、7本塁打、15打点、OPS.896と前年以上の打撃成績をマークし、課題のフレーミングでも指標を大きく向上させたため、多くの球団から正捕手候補として注目されるようになった。

     今季は2番手捕手に甘んじたマッキャンだが、来季どこかのチームで正捕手を務めるのは間違いない。そのチームはメッツとなるのだろうか。

  • エンゼルスのイグレシアス獲得が移籍市場に与える影響は?

    2020.12.3 18:00 Thursday

     エンゼルスは日本時間12月3日、オリオールズとのトレードが成立したことを発表し、新たな正遊撃手としてホゼ・イグレシアスを獲得することに成功した。投手陣に大きな不安を抱えるエンゼルスにとって、補強ポイントの1つだった遊撃手の補強を年俸350万ドルのイグレシアスで済ませることができた意味は非常に大きい。なぜなら投手補強のために多くの資金を残すことができたからだ。エンゼルスのイグレシアス獲得は今後の補強プランや移籍市場の動向にどんな影響を与えるのだろうか。

     今季のイグレシアスはオリオールズで39試合に出場して打率.373、3本塁打、24打点、OPS.956の好成績をマーク。オリオールズがシーズン終了に来季の契約オプションを行使していたため、来季の年俸は350万ドルで確定している。二遊間のどちらかのポジションをデービッド・フレッチャーに任せるとして、フレッチャーと二遊間コンビを形成する内野手をフリーエージェント(FA)市場から獲得しようとすれば、この価格では獲得できなかっただろう。イグレシアス獲得によってエンゼルスは投手補強のために多くの資金を残すことができ、また、マーカス・セミエン、ディディ・グレゴリアス、DJ・レメイヒューといった内野手は補強リストから消えたと思われる。

     イグレシアスの年俸を加えると、現時点でのエンゼルスの年俸総額は約1億5600万ドルとなり、今季と同等の水準まで2000万ドルほど、ぜいたく税ラインまでは5000万ドルほどの余裕がある。来季限りでアルバート・プーホルス、2022年限りでジャスティン・アップトンの大型契約が終了するため、エース級の先発投手を獲得することも十分に可能だ。近年は中堅クラスの先発投手を複数獲得する補強戦略をとってきたが、トレバー・ケーヒル、マット・ハービー、フリオ・テーランなど失敗のほうが多く、トレバー・バウアー獲得へ舵を切ったとしても決して不思議ではない。

     シモンズ、グレゴリアス、セミエンといったFAの遊撃手にとって、遊撃手補強を必要とするチームが1つ減ったことは大きな痛手だ。グレゴリアスがFAとなったフィリーズ、セミエンがFAとなったアスレチックスのほか、レッズも遊撃手補強を必要としており、ヤンキースやジャイアンツも遊撃手補強に動く可能性があると見られているが、複数のスター遊撃手がFAとなる1年後のオフまで待つチームが現れる可能性もある。現在FAの遊撃手にとっては厳しいオフシーズンとなるかもしれない。

  • ジャイアンツとブルージェイズが二冠王・オズーナ獲得に興味

    2020.12.3 16:00 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、今季ナショナル・リーグで本塁打王と打点王の二冠に輝いたマーセル・オズーナに対してジャイアンツとブルージェイズが興味を示しているようだ。ただし、ジャイアンツがオズーナ獲得に乗り出すかどうかはナ・リーグの指名打者制の動向次第と見られる。また、ブルージェイズは外野手の補強としてジョージ・スプリンガーを第1希望に挙げており、オズーナはスプリンガー獲得に失敗した場合の「プランB」であると考えられている。

     現在30歳のオズーナは、今季ブレーブスで全60試合に出場して打率.338、18本塁打、56打点、OPS1.067の好成績をマーク。指名打者として39試合、左翼手として19試合、右翼手として2試合に出場しており、ナ・リーグの指名打者制の動向に影響を受ける選手の1人と言われている。来季もナ・リーグで指名打者制が採用される見込みであることが一部で報じられているが、まだ正式なアナウンスはなく、不透明な状況が続いている。

     ジャイアンツは今季、マイク・ヤストレムスキーやアレックス・ディッカーソンといった外野手が予想以上の活躍を見せたため、外野手によるOPS.862はメジャー4位の好成績だった。一方、指名打者のOPS.596はメジャーワースト4位の数字となっており、来季もナ・リーグで指名打者制が採用されるのであれば、指名打者を任せられる強打者の補強が必要不可欠となる。

     ブルージェイズの外野手はジャイアンツを上回るOPS.873(メジャー3位)を記録。主にラウディ・テレズとブラディミール・ゲレーロJr.の2人が指名打者と一塁で併用されていた。現有戦力でもそれなりの打線は組めるものの、今オフは余裕のあるペイロールを生かして積極的な補強を行う予定。スプリンガーを獲得した場合は、ランドール・グリチックを中堅から右翼、テオスカー・ヘルナンデスを右翼から指名打者へ移し、オズーナを獲得した場合は、オズーナをそのまま指名打者として起用することが予想される。

  • ノンテンダーFA回避のために数十万ドルの減俸を受け入れる選手も

    2020.12.3 15:00 Thursday

     メジャーリーグは日本時間12月3日の午前10時に「ノンテンダー・デッドライン」を迎えた。これは各球団が来季の契約が確定していない選手に対して契約の意思を示す期限であり、対象となる選手は「新たな契約に合意する」「契約を提示されて年俸調停のプロセスのなかで来季の年俸を決定する」「トレードされる」「ノンテンダーFAとなる」の4つに分類される。すでに来季の契約に合意した選手のなかには、ノンテンダーFAとなることを回避するために減俸を受け入れた選手もいた。

     新型コロナウイルスの影響で今季が無観客開催になった影響で各球団は大きなダメージを受けており、今オフの移籍市場は冷え込むことが予想されている。よって、選手たちはノンテンダーFAとなったあと、新たな契約をスムーズに見つけられる保証はない。ノンテンダーFAとなることを回避するために、たとえばブリュワーズのオーランド・アルシア(今季年俸220万ドル)は1年200万ドル、オマー・ナルバエス(272万5000ドル)は1年250万ドル、マニー・ピーニャ(185万ドル)は1年165万ドルという球団からの減俸提示を受け入れ、チームに留まることを選択した。

     また、ブリュワーズではダニエル・ボーグルバック(58万900ドル)も1年140万ドルで残留が決定。ジョシュ・ヘイダー(410万ドル)とブランドン・ウッドラフ(63万3100ドル)の両投手は、球団から来季の契約をオファーされたものの、まだ金額面での合意には至っておらず、今後の年俸調停のプロセスのなかで来季の年俸を決定していくことになる。アレックス・クラウディオ(175万ドル)、ベン・ギャメル(140万ドル)、ジェイス・ピーターソン(56万3500ドル)の3選手は契約更新を拒否され、ノンテンダーFAとなった。

     元クローザーのコリー・クネーベル(512万5000ドル)もノンテンダーFAとなることが確実視されていたが、期限ギリギリでドジャースとのトレードが成立。ブリュワーズはクネーベルの年俸を「高すぎる」と判断したが、ドジャースはそうではなかった。クネーベルは年俸調停権を保持したままドジャースへ移籍しており、今後は年俸調停のプロセスのなかで来季の年俸が決定する。

  • ドミンゴ・サンタナがヤクルトへ 2017年30本塁打のスラッガー

    2020.12.3 14:00 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは日本時間12月3日、自身のTwitterでインディアンスからフリーエージェントとなったドミンゴ・サンタナが東京ヤクルトスワローズと契約合意に達したことを伝えた。年数や金額といった契約条件の詳細はまだ明らかになっていない。サンタナは今年8月末にDFAとなってインディアンスの40人枠から外れ、代替キャンプ地へ降格。シーズン終了後、年俸500万ドルの来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなっていた。

     現在28歳のサンタナは、昨年12月にマリナーズからノンテンダーFAとなり、今年2月にインディアンスと1年150万ドル+オプション1年で契約。正右翼手として開幕を迎えたものの、24試合に出場して打率.157、2本塁打、12打点、OPS.583に終わり、メジャーでの出場は8月29日(現地時間)のカージナルス戦が最後となった。今オフは移籍市場の冷え込みが予想されているため、サンタナは日本で好成績を残してメジャーに復帰する道を選択したと見られる。

     サンタナが自己最高の成績を残したのはブリュワーズ時代の2017年で、この年は151試合に出場して打率.278、30本塁打、85打点、15盗塁、OPS.875をマークした。しかし、178三振を喫した打撃の粗さや外野3ポジション合計で守備防御点-10に終わった守備の拙さを懸念され、ブリュワーズは同年オフにクリスチャン・イェリッチとロレンゾ・ケインを獲得。そのため、サンタナはブレイクしたにもかかわらず定位置を失い、2018年12月にトレードでマリナーズへ放出された。

     2019年はマリナーズの一員として来日し、日本での開幕戦で逆転グランドスラムを放つなど、開幕4試合で3本塁打を放つ最高のスタート。ところが、その後は失速し、結局121試合に出場して打率.253、21本塁打、69打点、8盗塁、OPS.770と2017年を下回る成績に終わった。また、守備面でも精彩を欠き、左翼で守備防御点-10、右翼で同-6と投手陣の足を引っ張った。

     三振は多いものの、今季自己最高の四球率15.5%を記録するなど選球眼は悪くなく、メジャー通算打率.255に対して出塁率.341を記録。逆方向にも一発を放てる長打力は文句のつけようがなく、日本の投手に適応できれば本塁打を量産するに違いない。心配なのはやはり守備面。動きが悪いだけでなく、2019年に12失策(守備率.940)を記録したようにミスも多く、大きな穴となってしまう可能性もあるだろう。

  • ノンテンダーFA期限 ツインズ・ロサリオら59選手が新たにFAに

    2020.12.3 12:00 Thursday

     メジャーリーグは日本時間12月3日の午前10時に「ノンテンダー・デッドライン」を迎え、カイル・シュワーバー(カブス)、デービッド・ダール(ロッキーズ)、アーチー・ブラッドリー(レッズ)、エディ・ロサリオ(ツインズ)、アダム・デュバル(ブレーブス)、マイケル・フランコ(ロイヤルズ)といった有力選手を含む59人がノンテンダーFAとして新たにフリーエージェント市場に加わった。これらの選手のなかには日本や韓国の球団に助っ人外国人として加わる選手も現れるかもしれない。

     今オフは新型コロナウイルスの影響で各球団が収入の減少に悩まされていることもあり、例年以上に多くの選手がノンテンダーFAとなることが予想されていた。しかし、ノンテンダーFAとなることを回避するために減俸を受け入れて契約合意に達する選手も現れたため、結局のところノンテンダーFAの人数は例年並みの59人に落ち着いた。59人のなかにはすでに元の所属球団と再契約を結んだ選手もいる。「AP通信」によると、ノンテンダーFAとなった59人の顔ぶれは以下の通り(球団別に紹介。ポジションは主なもの。年齢は現時点)。

    ◆オリオールズ
    ハンザー・アルベルト(二塁手・28歳)

    ◆レッドソックス
    なし

    ◆ヤンキース
    ジョナサン・ホルダー(救援右腕・27歳)

    ◆レイズ
    エドガー・ガルシア(救援右腕・24歳)

    ◆ブルージェイズ
    トラビス・ショウ(三塁手・30歳)
    A・J・コール(救援右腕・28歳)

    ◆ホワイトソックス
    ノマー・マザーラ(右翼手・25歳)
    カルロス・ロドン(先発左腕・27歳)

    ◆インディアンス
    デライノ・デシールズ(中堅手・28歳)
    タイラー・ネークイン(右翼手・29歳)
    ジェフリー・ロドリゲス(先発右腕・27歳)

    ◆タイガース
    なし

    ◆ロイヤルズ
    マイケル・フランコ(三塁手・28歳)
    ジェイソン・グーズマン(遊撃手・22歳)
    エリック・メヒア(ユーティリティ・26歳)
    ババ・スターリング(中堅手・28歳)
    フォスター・グリフィン(先発左腕・25歳)
    カルロス・サナブリア(救援右腕・23歳)

    ◆ツインズ
    マット・ウィスラー(救援右腕・28歳)
    エディ・ロサリオ(左翼手・29歳)

    ◆アストロズ
    なし

    ◆エンゼルス
    ジャスティン・アンダーソン(救援右腕・28歳)
    マット・アンドリース(救援右腕・31歳)
    キーナン・ミドルトン(救援右腕・27歳)
    ホビー・ミルナー(救援左腕・29歳)
    ハンセル・ロブレス(救援右腕・30歳)

    ◆アスレチックス
    なし

    ◆マリナーズ
    なし

    ◆レンジャーズ
    ジミー・ハーゲット(救援右腕・27歳)
    スコット・ハイネマン(中堅手・27歳)
    ダニー・サンタナ(ユーティリティ・30歳)

    ◆ブレーブス
    アダム・デュバル(左翼手・32歳)

    ◆マーリンズ
    ライン・スタネック(救援右腕・29歳)
    ホゼ・ウレーニャ(先発右腕・29歳)

    ◆メッツ
    アリエル・フラード(先発右腕・24歳)
    ポール・シーウォルド(救援右腕・30歳)
    チェイセン・シュリーブ(救援左腕・30歳)
    ニック・トロピアーノ(先発右腕・30歳)

    ◆フィリーズ
    なし

    ◆ナショナルズ
    なし

    ◆カブス
    アルバート・アルモラJr.(中堅手・26歳)
    カイル・シュワーバー(左翼手・27歳)
    ホゼ・マルティネス(一塁手・32歳)
    ライアン・テペラ(救援右腕・33歳)
    カイル・ライアン(救援左腕・29歳):カブスと1年契約
    ダニエル・ウィンクラー(救援右腕・30歳):カブスと1年契約

    ◆レッズ
    R・J・アラニース(救援右腕・29歳)
    アーチー・ブラッドリー(救援右腕・28歳)
    カート・カサリ(捕手・32歳)
    カイル・ファーマー(ユーティリティ・30歳):レッズと1年契約
    ブライアン・グッドウィン(中堅手・30歳)

    ◆ブリュワーズ
    ベン・ギャメル(右翼手・28歳)
    ジェイス・ピーターソン(ユーティリティ・30歳)
    アレックス・クラウディオ(救援左腕・28歳)

    ◆パイレーツ
    クレイ・ホームズ(救援右腕・27歳)

    ◆カージナルス
    ジョン・ブレビア(救援右腕・30歳)
    ランヘル・ラベロ(一塁手・28歳)

    ◆ダイヤモンドバックス
    なし

    ◆ロッキーズ
    デービッド・ダール(左翼手・26歳)
    チチ・ゴンザレス(先発右腕・28歳)
    トニー・ウォルターズ(捕手・28歳)

    ◆ドジャース
    なし

    ◆パドレス
    グレッグ・ガルシア(二塁手・31歳)

    ◆ジャイアンツ
    タイラー・アンダーソン(先発左腕・30歳)
    ダニエル・ロバートソン(ユーティリティ・26歳)
    メルビン・アドン(救援右腕・26歳)
    リコ・ガルシア(救援右腕・26歳)
    チャドウィック・トロンプ(捕手・25歳)

  • ドジャースがブリュワーズから救援右腕・クネーベルを獲得

    2020.12.3 11:30 Thursday

     ドジャースは日本時間12月3日、後日指名選手または金銭とのトレードでブリュワーズから救援右腕コリー・クネーベルを獲得したことを発表した。クネーベルはブリュワーズから来季の契約をオファーされず、ノンテンダーFAとなる見込みであることが報じられていたが、ノンテンダーの期限ギリギリでドジャースとのトレードが成立。クネーベルはノンテンダーFAとはならず、年俸調停権を保持したままドジャースへ移籍することになった。

     現在29歳のクネーベルは、メジャー4年目の2017年に大ブレイク。76試合に登板して76回を投げ、1勝4敗39セーブ、11ホールド、防御率1.78、126奪三振という素晴らしい成績を残し、オールスター・ゲームにも選出された。しかし、翌2018年は57試合で16セーブ、防御率3.58と成績を落とし、2019年はトミー・ジョン手術により全休。復活を目指した今季は15試合に登板して15回を投げ、防御率6.08、与四球率5.40と不安定なピッチングに終始した。

     クネーベルは今季の年俸が512万5000ドルだったが、今季の成績を考えると大幅な上昇は期待できない。ブリュワーズにとって年俸が500万ドルを超えるリリーバーを抱えるのは大きな負担になってしまうが、ドジャースには年俸500万ドル以上のリリーバーを抱える余裕が十分にある。クネーベルが2017年のようなパフォーマンスを取り戻すことを期待し、獲得を決めたようだ。

     ドジャースはクローザーのケンリー・ジャンセンが年齢的な衰えによる不安を抱えており、クネーベルが復活を果たせば、ジャンセンがクローザー失格となる場合に備えた「保険」となる。ドジャースは昨オフ、アスレチックスからノンテンダーFAとなったブレイク・トライネンを獲得してセットアッパー兼ジャンセンの「保険」として起用しており、クネーベルも同じような役割を担うことになるのではないだろうか。

  • フィリーズ・セグーラがトレード候補に浮上 複数球団が興味

    2020.12.3 11:00 Thursday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ジーン・セグーラ(フィリーズ)の名前がトレード候補として浮上しているようだ。「FanSided」のロバート・マレーは複数球団がフィリーズと交渉を行っていること、さらに、そのうちの1球団がブルージェイズであることを伝えている。セグーラは今季、ディディ・グレゴリアスの加入により正遊撃手の座を失い、二塁と三塁を兼任する形でレギュラーの1人としてプレーしていた。

     2016年にダイヤモンドバックスで打率.319、20本塁打、33盗塁、OPS.867の好成績をマークしたセグーラは、同年オフのトレードでマリナーズへ移籍。マリナーズでは2年連続で打率3割をクリアし、2018年には5年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出も果たした。ところが、フィリーズ移籍1年目の2019年は打率.280、12本塁打、10盗塁、OPS.743と平凡な成績に終わり、遊撃の守備でも自己ワーストの20失策。もともと守備の上手い選手ではなかったため、今季は開幕から三塁手、アレック・ボームの昇格後は二塁手として起用され、54試合に出場して打率.266、7本塁打、2盗塁、OPS.769という成績だった。

     セグーラはエンゼルス→ブリュワーズ→ダイヤモンドバックス→マリナーズ→フィリーズとすでに4度のトレードを経験している。マリナーズ時代の2017年6月に5年契約を結んでおり、契約期間は残り2年。2021年と2022年の年俸はいずれも1425万ドル、2023年の契約は年俸1700万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)となっている。

     フィリーズは高額年俸のセグーラの放出に成功すれば、J・T・リアルミュートと再契約を結ぶための資金に少し余裕ができる。ただし、近年精彩を欠くセグーラをトレードで放出するためには、フィリーズがセグーラの年俸の一部を負担することが必要と見られている。

  • カブスが昨季38本塁打の大砲・シュワーバーをノンテンダーFAに

    2020.12.3 10:40 Thursday

     カブスは日本時間12月3日、2019年に自己最多の38本塁打を放ったカイル・シュワーバーに対して来季の契約をオファーすることを拒否し、シュワーバーがノンテンダーFAとなったことを発表した。カブスからはシュワーバーのほか、アルバート・アルモラJr.、ホゼ・マルティネス、ライアン・テペラの3選手もノンテンダーFAに。テペラは今季、投票権を持つ記者のミスにより、ナショナル・リーグのMVP投票で10位票を1票獲得したことが話題となっていた。

     カブスでは2016年ナ・リーグMVPのクリス・ブライアントがノンテンダーFAとなるかどうかが注目されていたが、カブスはブライアントの復活に期待して来季の契約をオファー。ひとまずカブス残留が決定した。ただし、今後カブスがトレードでのブライアント放出に動く可能性は残されている。カブスはブライアントのほか、ハビアー・バイエズ、ビクトル・カラティーニ、ウィルソン・コントレラス、イアン・ハップの4選手にも来季の契約をオファー。また、コリン・レイ、カイル・ライアン、ダン・ウィンクラーの3投手とはすでに年俸調停を回避して1年契約を結んでいる。

     現在27歳のシュワーバーは、昨季38本塁打、92打点、OPS.871と自己最高のシーズンを過ごしたものの、今季は59試合に出場して打率.188、11本塁打、24打点、OPS.701と大不振。今季の年俸は700万ドルだったが、年俸と成績が見合っておらず、カブスがコロナ禍の減収の影響で年俸総額の削減を目指すなかでノンテンダーFAの有力候補に挙げられていた。あまり守備の得意な選手ではないため、今後の動向は来季もナ・リーグで指名打者制が採用されるかどうかに影響されそうだ。

     アルモーラJr.は今季28試合に出場して打率.167、OPS.465と大不振。8月末のトレードでレイズから加入したマルティネスは移籍後21打数ノーヒットと全く戦力にならなかった。テペラはチーム2位の21試合に登板して防御率3.92を記録。なお、ジェッド・ホイヤー編成本部長は「シュワーバーがカブスのレジェンドであることに疑いの余地はない」と語り、再契約の可能性がゼロではないことも明らかにした。

  • 今季16本塁打のブレーブス・デュバルがノンテンダーFAに

    2020.12.3 10:20 Thursday

     ブレーブスは日本時間12月3日、今季チーム2位の16本塁打を放ったアダム・デュバルに来季の契約をオファーすることを拒否し、デュバルがノンテンダーFAとなったことを発表した。ブレーブスでデュバルを上回る本塁打数を記録したのはナショナル・リーグ本塁打王に輝いたマーセル・オズーナ(18本塁打)だけで、デュバルの16本塁打はリーグ3位タイの数字だった。今回の決断には来季ナ・リーグで指名打者制が採用されるか不透明であることが影響しているようだ。

     現在32歳のデュバルは、今季ナ・リーグで指名打者制が採用されたことによってオズーナが指名打者として起用されるケースが増えたため、正左翼手の座を獲得。57試合に出場して打率.237、出塁率.301ながら16本塁打、33打点、長打率.532、OPS.833と自慢のパワーを発揮した。レッズ時代の2016年にはいずれも自己最多となる33本塁打、103打点をマークしてオールスター・ゲームに選出され、翌2017年も31本塁打、99打点を記録。2019年にはブレーブスで41試合のみの出場ながら10本塁打、長打率.567、OPS.882の好成績を残した。

     決して打つだけの選手ではなく、強肩を武器に2017年には15補殺を記録。2016~18年の3シーズンで合計30補殺をマークし、守備防御点でも2016年に+17、2017年に+11、2018年にも+17の好成績を残した。今季も左翼の守備では守備防御点+2と安定したパフォーマンスを披露。ただし、右翼で守備防御点-2に終わったため、外野トータルでの守備防御点は0となっている。

     ブレーブスはオズーナとの再契約を目指しているが、来季もナ・リーグで指名打者制が採用されることがまだ決まっていない。オズーナが残留して指名打者制が不採用となった場合、デュバルは余剰戦力となってしまうため、ブレーブスは来季年俸が470万ドル前後と予想されるデュバルに来季の契約をオファーするのは得策でないと判断したようだ。

  • エンゼルスが遊撃手補強 オリオールズからイグレシアスを獲得

    2020.12.3 10:00 Thursday

     エンゼルスは日本時間12月3日、マイナー2投手とのトレードでオリオールズからホゼ・イグレシアスを獲得したことを発表した。エンゼルスは2016年から5シーズンにわたって正遊撃手を務めたアンドレルトン・シモンズがフリーエージェントとなったため、新たな遊撃手の補強を必要としていた。イグレシアスはメジャー9年目の今季、規定打席には届かなかったものの、打率.373をマークする予想外の大活躍を見せ、一時は「打率4割」への挑戦が注目されていた。

     キューバ出身のイグレシアスは現在30歳。レッドソックスでメジャーデビューしたあと、タイガースへ移籍して定位置を獲得。2015年には規定打席不足ながら打率.300をマークし、自身唯一のオールスター・ゲーム選出を果たしている。レッズに移籍した2019年は自己最多の11本塁打を放つなど、打率.288、59打点、OPS.724と打撃開眼。今季はさらに数字を伸ばし、39試合に出場して打率.373、3本塁打、24打点、OPS.956をマークした。

     打撃成績が向上している一方で、今季は自慢の守備面でやや精彩を欠き、2016年に+10、2019年にも+7を記録していた守備防御点は、今季-2まで悪化。ただし、わずか1失策とミスは少なかった。年齢的にもここから守備指標が大幅に向上することは期待できないため、今季ほどの打撃成績を期待するのは酷だとしても、近年好調な打撃面でどこまで活躍できるかがポイントとなりそうだ。なお、すでにオリオールズが来季の契約オプションを行使しているため、来季の年俸は350万ドルで確定している。

     オリオールズが獲得したジーン・ピントとギャレット・ストーリングスはいずれも右腕で、ストーリングスは「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングでエンゼルスの21位にランクインしていた。ピントはベネズエラ出身の19歳で、2019年はドミニカ共和国のサマー・リーグでプレー。一方のストーリングスは2019年ドラフト5巡目指名でプロ入りした23歳で、まだマイナーでのプレー経験はない。

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