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  • キャリア最高の一発 モリーナがクレメンテに捧げるホームラン

    2020.9.11 12:30 Friday

     一塁ベースの手前で小躍りした姿が、その喜びの大きさを象徴していた。日本時間9月11日のタイガース戦、ロベルト・クレメンテに敬意を表して背番号「21」のユニフォームでプレーしたヤディアー・モリーナ(カージナルス)は、2回裏の第1打席でレフトスタンドの最前列へ飛び込む3号先制2ラン。この一発がキャリアのどの位置にランクするかを尋ねられたモリーナは「一番上だよ」と答え、キャリア最高の一発を喜んだ。

     メジャーリーグでは日本時間9月10日にロベルト・クレメンテ・デーが開催され、プエルトリコ出身の選手たちが「21」を着用してプレーしたが、カージナルスは試合がなかった。そのため、モリーナは1日遅れで「21」を着用。「良い試合をして勝ちたいと思っていた。でも、それと同時に、何か特別なことをしたいと思っていた」と語ったモリーナは、第1打席で見事に本塁打を放ち、「ただただ幸せだし、あの瞬間に感謝している。本当に光栄だよ」と喜びを爆発させた。

     本塁打を放ったモリーナは、一塁ベースの手前で小躍りし、嬉しそうにベースを一周。ホームインする直前には右袖に付けられた「21」のパッチにキスをし、ホームインの直後には右腕を天に掲げた。若きエースのジャック・フラハティが「彼はそれほど頻繁に感情を表に出す選手じゃないと思っていた。でも、彼はとても興奮していたし、それを目にするのは楽しかったよ」と語るほど、モリーナの全身からその喜びの大きさが伝わってきた。

     ラテンアメリカ人の選手たちにとってクレメンテは最大のアイドルの1人であり、クレメンテに憧れてメジャーリーグの舞台を目指した選手も少なくない。モリーナも例外ではなく、「クレメンテは信じられないくらいに素晴らしい男だ。もちろん、フィールド上での活躍はみんなが知っている。でも、フィールド外でも人々を助ける活動に取り組んでいた。プエルトリコだけでなく、他のラテンアメリカの国々も支援していたんだ。彼からたくさんのことを学ぶことができる」と熱弁する。モリーナはクレメンテの影響もあって慈善活動に積極的に取り組み、2018年にはロベルト・クレメンテ賞を受賞している。

     この一発が通算158号となり、ジョニー・マイズを抜いて球団歴代10位に浮上したモリーナにとって、クレメンテに捧げたこの一発はキャリア最高の本塁打となった。名捕手・モリーナの活躍もあり、カージナルスはダブルヘッダー第1試合に12対2で大勝。ただし、モリーナが欠場した第2試合ではリリーフ陣が崩れ、3対6で逆転負けを喫した。

  • Rソックス新人が5試合連発 途中出場の筒香は3打数無安打

    2020.9.11 11:40 Friday

    【レッドソックス4-3レイズ】@トロピカーナ・フィールド

     レッドソックスは2度リードを奪いながら2度とも追い付かれたが、3対3の同点で迎えた7回表にラファエル・デバースが勝ち越しタイムリーを放ち、4対3で勝利。レッドソックス2番手のライアン・ウェバーが今季初勝利(2敗)、5番手のマット・バーンズが今季5セーブ目をマークし、レイズ4番手のピート・フェアバンクスは今季2敗目(4勝)を喫した。

     レッドソックスは3回表にデバースの10号2ランで先制。8月中旬まで打率1割台に低迷していたデバースだが、それ以降は本来のパフォーマンスを取り戻し、直近15試合で打率.373、6本塁打、19打点と好調を維持している。

     4回裏にハンター・レンフローの7号ソロとブランドン・ラウの11号ソロで同点に追い付かれたが、直後の5回表に新人ボビー・ダルベックが6号勝ち越しソロ。ダルベックはこれで5試合連発となり、新人では球団史上初の快挙(4試合連発も初)。また、デビュー10試合で6本塁打を放つのも球団史上初となっている。

     ダルベックの一発で勝ち越した直後、5回裏にオースティン・メドウズのタイムリー二塁打で再び同点に追い付かれたものの、7回裏に一死一・二塁のチャンスを迎え、好調のデバースが勝ち越しタイムリー。これが決勝点となり、地区首位のレイズを4対3で破った。

     ベンチスタートとなったレイズの筒香嘉智は、5回裏に「2番・指名打者」のランディ・アロサレーナの代打として登場。センターフライ、見逃し三振、空振り三振で3打数ノーヒットに終わり、今季の打率は.190、OPSは.723となった。

  • ロイヤルズ大勝 新人シンガーがあわやノーヒッターの快投

    2020.9.11 11:15 Friday

    【ロイヤルズ11-1インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

     ロイヤルズの新人右腕ブレイディ・シンガーが2018年ドラフト1巡目(全体18位)指名に相応しい見事なピッチングを披露した。8回裏二死からオースティン・ヘッジスにヒットを許すまでインディアンス打線を無安打に封じ、あわやノーヒッターの快投。チームを11対1の大勝に導いた。

     シンガーは5回まで毎回の7三振を奪い、許した走者は四球による1人だけ。6回裏は凡打3つで三者凡退、7回裏は二死から四球を与えたものの、凡打3つで無失点に抑え、ノーヒッターを継続したまま8回裏を迎えた。

     8回裏は6番タイラー・ネークインをレフトフライ、7番ジョシュ・ネイラーをファーストゴロに打ち取り、ノーヒッターまであと4アウトに迫ったが、8番ヘッジスがフルカウントからの6球目をライト前へ弾き返し、快挙達成はならず。しかし、9番デライノ・デシールズを3球で空振り三振に仕留め、自己最多の119球を投じた登板を締めくくった。

     ロイヤルズはシンガーをドラフトで指名する際、投手としての才能だけでなく、内に秘める闘志を高く評価していたという。高校時代からシンガーを追いかけてきたエリアスカウトのジム・バックリーは「今まで見てきたなかで最も競争心のある投手だと思う」とコメント。初安打を許した直後、デシールズを3球でねじ伏せたシーンなどはその象徴と言えるだろう。

     ロイヤルズ打線はエドワード・オリバレスの3号ソロ、マイケル・フランコの7号3ラン、アダルベルト・モンデシーの2号3ランなどで大量11点を奪い、シンガーを援護。8回1安打無失点のシンガーは今季2勝目(4敗)をマークし、インディアンス先発のアーロン・シバーリは6回7安打4失点で今季5敗目(3勝)を喫した。

  • アストロズ・バーランダーが今月中に復帰の可能性 指揮官が示唆

    2020.9.11 10:50 Friday

     今季初登板のあと右前腕痛で故障者リスト入りしたジャスティン・バーランダー(アストロズ)がレギュラーシーズン終了までに戦列復帰する可能性があるようだ。ダスティ・ベイカー監督は日本時間9月11日、「もしすべてが順調にいけば、彼は今月の終わりごろに復帰できるだろう」と語り、バーランダーが今月中に復帰する可能性があることを明らかにした。

     現在37歳のバーランダーは、日本時間9月10日にブルペンで50~55球を投じた。ベイカーはバーランダーが復帰に向けたプロセスを着実に消化していると考えており、先発・ブルペンともコマ不足の状況が続く投手陣の救世主として期待がかかる。

     バーランダーは日本時間7月25日、マリナーズとの開幕戦に先発して6回3安打2失点で勝利投手となったものの、右前腕痛で故障者リスト入りし、今季の登板はこの1試合だけ。一部では今季絶望と報じられていたが、バーランダーは自身のTwitterでこの報道を否定し、今季中の戦列復帰を目指していた。

     昨季のバーランダーは、34試合に先発して223回を投げ、自身3度目のノーヒッターを含む21勝6敗、防御率2.58、300奪三振という自己ベスト級の好成績をマーク。同僚ゲリット・コール(現ヤンキース)との争いを制し、8年ぶり2度目のサイ・ヤング賞を受賞した。

     アストロズは計算できる投手がほとんどいないなかで、アメリカン・リーグ西部地区2位ながら22勝23敗と非常に苦しい戦いを強いられている。バーランダーが復帰できれば、レギュラーシーズンの残り試合、そしてポストシーズンの戦いに向けて、このうえない戦力補強となりそうだ。

  • アスレチックスが首位独走 2位アストロズと6.5ゲーム差に

    2020.9.11 10:30 Friday

    【アストロズ1-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム

     アメリカン・リーグ西部地区首位のアスレチックスと2位アストロズによる直接対決は、アスレチックスが6回裏にマット・オルソンの12号2ランで逆転に成功。3対1でアストロズを破り、5連戦を4勝1敗で終えた。今季の直接対決10試合はアスレチックスが7勝3敗で勝ち越し。アスレチックスが2位に6.5ゲーム差をつけるのは、2013年9月25日(現地時間)以来7年ぶりのことである。

     ホゼ・ウルキディ(アストロズ)とショーン・マネイア(アスレチックス)の好投により5回まで両軍無得点となった一戦は、6回表にアストロズが連打で無死一・三塁のチャンスを迎え、マーティン・マルドナードの併殺打の間に1点を先制。しかし、直後の6回裏にアスレチックスがオルソンの一発で試合をひっくり返し、7回裏にはチャド・ピンダーのタイムリーで3点目を奪った。

     マネイアは7回2安打1失点の好投で今季4勝目(2敗)。8回表を2番手のジェイク・ディークマン、9回表を3番手のリアム・ヘンドリックスが無失点に抑え、ヘンドリックスには今季12セーブ目が記録された。一方、6回2安打2失点と好投したウルキディは、オルソンの一発に泣き、今季初黒星(0勝)を喫している。

     アスレチックスのボブ・メルビン監督は「5試合のうち4試合も勝てたのは大きい。投手陣も打線もよく頑張ってくれたし、これは我々が求めていた結果だ」と満足げ。7年ぶりの地区優勝に向けて、マジックナンバーは「10」となった。

     敗れたアストロズは22勝23敗と黒星が先行。地区4連覇が非常に厳しい状況となっているだけでなく、このまま不甲斐ない戦いが続くようであれば、ポストシーズン進出を逃す可能性すらありそうだ。

  • イチローと右中間コンビを形成したキャメロンの息子がメジャー昇格

    2020.9.10 16:00 Thursday

     マイク・キャメロンがマリナーズの中堅手としてコメリカ・パークで守備に就いてから20年の年月が経過し、同球場にキャメロンという名の外野手が戻ってきた。マイクの息子であるダズ・キャメロン(タイガース)は日本時間9月10日にメジャー昇格を果たし、ブリュワーズ戦に「7番・ライト」でメジャーデビュー。23歳の有望株のメジャーリーガーとしてのキャリアがいよいよスタートした。

     マイク・キャメロンの名を「イチローの相方」として覚えている野球ファンも多いだろう。マイクはケン・グリフィーJr.がレッズへ移籍した際の交換要員の1人として2000年にマリナーズへ加入し、フリーエージェントとなってメッツへ移籍するまで4年間マリナーズで正中堅手として活躍。2001~03年にはイチローと右中間コンビを形成し、2001年と2003年はゴールドグラブ賞を受賞した(パドレス移籍後の2006年にも受賞)。

     その血を引くダズは、俊足好守、パンチ力、粗い打撃と非常に父に似たタイプの選手である。2015年のドラフトで全体37位指名を受けてアストロズに入団し、2017年8月末にジャスティン・バーランダーの交換要員の1人としてタイガースへ移籍。昨季はAAA級で120試合に出場して打率.214、13本塁打、43打点、17盗塁、152三振、OPS.707をマークした。大物選手とのトレードで移籍した点も父と共通している。

     メジャー昇格の知らせを聞いたとき、ダズは「信じられなかった」と大喜びし、父に電話で報告したという。マイナーキャンプ地のトレドのコーチ陣がロン・ガーデンハイアー監督にダズの順調な成長ぶりを伝え、それを聞いた指揮官はダズのメジャー昇格を決断。「私は彼ら(マイナーのコーチ陣)を信頼している。彼らは一生懸命に選手たちを育ててくれているんだ。今回はダズが昇格する番になった。彼が何を学んできたかを見るのが楽しみだね」とマイナーへのコーチ陣への信頼とダズへの期待を口にした。

     ブリュワーズでマイクの同僚だったクレイグ・カウンセル(ブリュワーズ監督)は、当時小学生だったダズが球場のセンター付近を走り回る様子を見て「何か特別な才能を持っている」と感じたという。「マイクは喜んでいるだろうね。父親にとってこんなに嬉しいことはないよ」とかつての同僚の気持ちを代弁した。

     デビュー戦は3打数ノーヒットに終わり、チームはカウンセル率いるブリュワーズに0対19で大敗。ダズのデビュー戦はほろ苦いものとなってしまったが、ゴールドグラブ賞3度、オールスター・ゲーム選出1度、1700安打、278本塁打、297盗塁など輝かしい実績を残した偉大な父にどこまで近づけるか楽しみだ。

  • ブレーブスがリーグ新の29得点 デュバル3本塁打9打点の大暴れ

    2020.9.10 14:00 Thursday

    【マーリンズ9-29ブレーブス】@トゥルイスト・パーク

     ブレーブスはアダム・デュバルが今月2度目の1試合3本塁打を達成するなど、打線が23安打29得点と大爆発。先発のトミー・ミローンが4回途中8失点で降板したのを物ともせず、マーリンズに29対9で大勝した。ブレーブス2番手のグラント・デイトンが今季2勝目(0敗)、3番手のブライス・ウィルソンがメジャー初セーブを記録。マーリンズ先発のパブロ・ロペスは今季4敗目(3勝)を喫した。

     ブレーブスの選手たちが塁上を駆け巡り、三塁ベースコーチのロン・ワシントンは大忙しの1日だった。それもそのはず、1試合29得点は近代野球(1900年以降)におけるナショナル・リーグ記録を更新。2回裏に記録した1イニング11得点は今季メジャー最多の数字となった。

     5回までに22点を奪ったブレーブスは、6回裏にロナルド・アクーニャJr.が走者一掃の3点タイムリー二塁打を放ち、ミルウォーキー・ブレーブス時代の1957年9月2日(対カブス)に記録した1試合23得点の球団記録を更新。5回までに22得点を記録するのは、1978年6月26日のオリオールズ戦で5回までに24点を奪ったブルージェイズ以来42年ぶりの快挙となった。

     デュバルは日本時間9月3日のレッドソックス戦に続いて今月2度目の1試合3本塁打を達成。10日以内のスパンで2度の1試合3本塁打を達成するのは、ナ・リーグでは1938年のジョニー・マイズ(当時カージナルス)以来82年ぶりの快挙であり、同じ年の9月に2度の1試合3本塁打を達成するのは、メジャー史上初の快挙となった。

     また、1試合3本塁打を2度達成するのは球団史上初の快挙。これまで1試合3本塁打を複数回達成したブレーブスの選手は1人もいなかった。さらに、デュバルは2回裏に11号2ラン、5回裏に12号3ラン、7回裏に13号グランドスラムを放ったが、1試合で2ラン、3ラン、グランドスラムをこの順に放ったのはメジャー史上初の快挙である。

     ブレーブスはスタメン9人のうち、デュバルを含む8人がマルチ安打、そのうち5人が3安打を放ち、デュバルは9打点、フレディ・フリーマンも6打点を叩き出す大活躍。29得点のうち18得点は本塁打によるものだったが、これはメジャータイ記録となっている。「29対9」というスコアで試合が終わるのはメジャー史上初だった。

  • 新人躍動のレンジャーズが逆転勝利 大谷4打数1安打で打率.195

    2020.9.10 13:15 Thursday

    【エンゼルス3-7レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

     レンジャーズはジョン・キングがメジャー初勝利、イーライ・ホワイトがメジャー初安打、レオディ・タベラスがメジャー初本盗を記録するなど、新人選手たちが躍動。1点ビハインドの5回裏に一挙5点を奪って逆転に成功し、エンゼルスを7対3で破った。3番手として登板したキングは2回1失点(自責点0)で嬉しいメジャー初勝利(0敗)。エンゼルス先発のフリオ・テーランは5回途中5失点で開幕3連敗となった。

     地区最下位に沈むレンジャーズはすでに来季以降を見据えた戦いにシフトしており、この試合では5人の新人選手をスタメンに起用。先発のカイル・コディも通算5試合目の登板だった。コディは初回にアンソニー・レンドンに先制タイムリーを許し、3回途中1失点で降板。4回表には遊撃アンダーソン・テヘーダ(新人)のタイムリーエラーにより1点を追加された。

     しかし、4回裏無死二塁からニック・ソラック(新人)のタイムリーで1点を返すと、5回裏にはホワイトのタイムリー二塁打、ソラックの犠飛、ジョーイ・ギャロのタイムリー、ルーグネッド・オドーアの押し出し四球、ロナルド・グーズマンの押し出し死球で5点を奪って逆転に成功。6回裏には一死一・三塁からイサイアー・カイナーファレファとタベラスがダブルスチールを成功させ、7点目を奪った。

     その後、5番手のブレット・マーティンがマット・サイスに1号ソロを浴びて1点を返されたものの、エンゼルスの反撃をその1点のみに抑えて7対3で逆転勝利。チームが低迷するなかでチャンスを得ている新人選手たちの活躍もあり、6連敗をストップさせたあと2連勝となった。

     エンゼルスの大谷翔平は「5番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席でバットを折りながらもライトへのヒットを放ったが、3回表一死満塁の第2打席は空振り三振。5回表の第3打席も空振り三振、7回表の第4打席はレフトライナーに倒れ、4打数1安打で今季の打率は.195、OPSは.654となった。

  • サイ・ヤング賞候補の投げ合いはバウアーに軍配 ダルビッシュ2敗目

    2020.9.10 12:45 Thursday

    【レッズ3-0カブス】@リグリー・フィールド

     トレバー・バウアー(レッズ)とダルビッシュ有(カブス)というサイ・ヤング賞候補同士の投げ合いが注目された一戦は、ダルビッシュが初回に先制3ランを浴びたのに対し、バウアーは8回途中まで無失点に抑える見事なピッチングを披露。ダルビッシュとの投げ合いを制し、チームを3対0の完封勝利に導いた。

     1回表にマイク・ムスターカスの4号3ランで3点の援護をもらったバウアーは、カブス打線を相手に4回までノーヒット投球。5回裏先頭のビクトル・カラティーニに初安打を許したものの、この回も打者3人で無失点に抑え、8回裏に二死一・三塁のピンチを招いて降板するまでカブスに得点を与えなかった。

     8回途中まで112球を投げて被安打3、奪三振10、無四球、無失点という見事なピッチングを見せ、防御率は1.74まで向上。6回3失点で防御率1.77となったダルビッシュを抜き去り、一気にリーグ2位へ浮上した。その他の部門でも、WHIP0.79はリーグ1位、71奪三振と被打率.155はリーグ2位にランクインしている。

     一方のダルビッシュは1回表一死からニック・カステヤーノスとジェシー・ウィンカーに連続四球を与え、エウヘニオ・スアレスを見逃し三振に仕留めたあと、ムスターカスに4号3ランを被弾。次打者・秋山翔吾にも内野安打を許したが、6回98球を投げて許したヒットはこの2本だけだった。

     バウアーは今季4勝目、3番手のライセル・イグレシアスは今季6セーブ目をマーク。ダルビッシュは6回98球を投げて被安打2、奪三振9、与四球3、失点3という内容で今季2敗目(7勝)を喫した。

     秋山は「6番・レフト」で先発出場し、ダルビッシュと対戦した2打席はショートへの内野安打(エラーで二塁へ進塁)とファーストゴロ(チャレンジの末、内野安打がアウトに)。第3打席は空振り三振に倒れたものの、第4打席でレフトへのヒット(直後に牽制死)を放ち、4打数2安打で今季の打率は.220、OPSは.595となった。

  • ヤンキース快勝で5連敗ストップ 新人右腕・ガルシアが初勝利

    2020.9.10 11:20 Thursday

    【ヤンキース7-2ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

     5連敗中で勝率5割となっていたヤンキースがブルージェイズに7対2で快勝。新人デイビー・ガルシアが7回5安打2失点の好投で苦しむチームを救い、グレイバー・トーレスが4打点を叩き出して21歳の新人右腕を援護した。地区2位ブルージェイズと地区3位ヤンキースの直接対決はブルージェイズの2勝1敗で終了。両軍のゲーム差は2となった。

     ヤンキースがガルシア、ブルージェイズがタナー・ロアークの先発で始まった「2位攻防3連戦」の第3戦は、2回表にトーレスが2号ソロを放ち、ヤンキースが先制。2回裏にガルシアがデレク・フィッシャーに1号2ランを献上し、ブルージェイズに逆転を許したものの、3回表にDJ・レメイヒューの5号ソロですぐさま同点に追い付いた。

     5回表には2番手のロス・ストリップリングを攻め、ルーク・ボイトのタイムリーとトーレスの2点タイムリー二塁打で3点を勝ち越し。デビュー3戦目のガルシアは7回95球を投げて被安打5、奪三振6、無四球、失点2という見事なピッチングを披露した。

     8回裏を2番手のザック・ブリットンが無失点に抑えると、9回表には4番手のショーン・リードフォーリーから一死一・三塁のチャンスを作り、クリント・フレイジャーのタイムリーなどで2点を追加。その裏を3番手のアロルディス・チャップマンが三者三振に抑え、連敗を5でストップした。

     チームを救う快投を見せたガルシアはメジャー3度目の先発で記念すべきメジャー初勝利(1敗)をマーク。一方のブルージェイズは連勝が3でストップし、ストリップリングに今季3敗目(3勝)が記録された。

  • ロベルト・クレメンテ・デー ダルビッシュも背番号「21」でプレー

    2020.9.10 10:00 Thursday

     日本時間9月10日、メジャーリーグでは名選手ロベルト・クレメンテの功績を称え、19度目のロベルト・クレメンテ・デーが行われている。クレメンテが現役時代に在籍したパイレーツでは選手・コーチ全員が背番号「21」のユニフォームを着用。それ以外のチームでもプエルトリコ出身の選手らが背番号「21」のユニフォームでプレーしている。

     背番号「21」のユニフォームを着用しているプエルトリコ出身の選手はハビアー・バイエズ(カブス)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、カルロス・コレア(アストロズ)、マーティン・マルドナード(アストロズ)、エドウィン・ディアス(メッツ)、キケ・ヘルナンデス(ドジャース)、ジョー・ヒメネス(タイガース)、クリスチャン・バスケス(レッドソックス)といった顔ぶれ。ヤディアー・モリーナ(カージナルス)は今日試合がないため、明日の試合で「21」を着用する予定となっている。

     これ以外にも背番号「21」でプレーすることを希望した選手・コーチがおり、球団がユニフォームを準備できるのであれば「21」を着用することが許可されている。本拠地リグリー・フィールドのレッズ戦に先発しているダルビッシュ有(カブス)も背番号「21」のユニフォームを着用しており、「21」でプレーすることを希望したものとみられる。

     クレメンテはメジャーデビュー前の1954年11月にドジャースからパイレーツへ移籍し、メジャー昇格後は18年間パイレーツ一筋でプレー。通算2433試合に出場し、3000安打、打率.317、240本塁打、オールスター・ゲーム選出15度、ゴールドグラブ賞12度、首位打者4度、1966年MVP、ワールドシリーズ制覇2度、1971年ワールドシリーズMVPなど輝かしい実績を残した。

     1972年12月にニカラグアで発生した地震の支援活動へ向かう際、飛行機が墜落して38歳で事故死。特例として翌1973年3月にアメリカ野球殿堂入りが決定した。慈善活動などに積極的に取り組んだ選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞はメジャーリーガーたちにとってMVPに匹敵するほどの名誉ある賞となっている。

  • リン好投でレンジャーズ連敗ストップ 大谷4打数1安打で打率.194

    2020.9.9 13:00 Wednesday

    【エンゼルス1-7レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

     5連勝中のエンゼルスと6連敗中のレンジャーズの対戦は、アンドリュー・ヒーニーとランス・リンというエース同士の投げ合いとなり、リンの好投により7対1でレンジャーズが快勝。自身の連敗も2で止めたリンは今季5勝目(2敗)をマークし、ヒーニーは今季3敗目(3勝)を喫した。

     リンは1回表二死からマイク・トラウトのヒットとアンソニー・レンドンの死球で一・二塁のピンチを招いたものの、大谷翔平を空振り三振に仕留めて無失点。3回表以外は毎回走者を出し、5回表にはジャレッド・ウォルシュに2号ソロを浴びたが、114球の熱投で7イニングを4安打1失点に抑えた。

     リンはこれで昨季から34先発連続100球以上となり、投手の球数が公式にカウントされるようになった1988年以降、レンジャーズでは最長記録。メジャー全体でも4番目の記録となっている。ジャスティン・アップトンに2度ぶつけるなど、3つの死球を与えたが、内角攻めを厭わない気迫のピッチングでチームと自身の連敗を同時にストップさせた。

     打線は2回裏にエルビス・アンドルースの2号ソロで先制し、2点リードで迎えた5回裏は無死二・三塁からイサイアー・カイナーファレファとニック・ソラックの犠飛で2点を追加。その後もロナルド・グーズマンのタイムリー、イーライ・ホワイトの犠飛で追加点を奪い、7対1の快勝となった。

     「5番・指名打者」で先発出場した大谷は、右腕リンに対して1回表の先制機で空振り三振に倒れたが、4回表の第2打席はレフトへのヒットを放ち、今季7個目の盗塁に成功。6回表の第3打席は1-6-3の併殺打に打ち取られ、8回表の第4打席は2番手の右腕ジョナサン・ヘルナンデスの前にピッチャーゴロに終わり、4打数1安打1盗塁で今季の打率は.194、OPSは.659となった。

  • ミルズ好投でカブス完封勝利 レッズ・秋山は2安打1四球

    2020.9.9 12:40 Wednesday

    【レッズ0-3カブス】@リグリー・フィールド

     地区首位を快走しながらもカイル・ヘンドリックスとダルビッシュ有以外の先発投手の不甲斐なさが目立っている今季のカブスだが、今日の試合ではアレック・ミルズが6回4安打無失点の好投でチームを完封勝利に導いた。好投したミルズは今季4勝目(3敗)、4番手のジェレミー・ジェフレスは今季6セーブ目を記録。レッズ先発のタイラー・マーリーは10三振を奪う力投を見せたが、7回4安打3失点で今季2敗目(1勝)を喫した。

     ミルズは初回を三者凡退に抑えたあと、2回表に秋山翔吾のヒットなどで二死一・二塁のピンチを背負ったが、ホゼ・ガルシアを空振り三振に仕留めて無失点。すると、直後の2回裏に二死一・二塁からデービッド・ボーティがタイムリー三塁打を放ち、カブスが2点を先制した。

     カブスは3回裏にもハビアー・バイエズにタイムリー三塁打が飛び出し、3点をリード。ミルズは3回表を三者凡退に抑えたあと、4回以降は毎回走者を出したものの、粘り強いピッチングでレッズに得点を許さなかった。

     ミルズ降板後は、デュエイン・アンダーウッドJr.、ライアン・テペラ、ジェフレスが各1イニングを無失点に抑えて完封リレーが完成。3対0でレッズを破り、地区2位のカージナルスとのゲーム差を3に広げた。

     「7番・センター」で先発出場した秋山は、右腕マーリーに対して2回表の第1打席でチャンスを広げるレフトへのヒット、5回表はイニングの先頭打者としてレフトへのヒットを放ち、7回表もイニングの先頭打者として四球を選んだものの、いずれも得点にはつながらず。9回表の第4打席は右腕ジェフレスの前にレフトフライに倒れ、3打数2安打1四球で今季の打率は.210、OPSは.581となった。

  • ブルージェイズ接戦制す 山口2勝目、ヤンキース勝率5割に

    2020.9.9 12:30 Wednesday

    【ヤンキース1-2ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

     昨季のヤンキースは故障者続出のなかで「次のヒーローが現れる」を合言葉に103勝をマークしたが、それと同じような戦いぶりをブルージェイズがヤンキースに見せつけた。テオスカー・ヘルナンデスの故障者リスト入りによってチャンスを得たジョナサン・デービスが今季初打席で1号2ラン。これが決勝点となり、ブルージェイズはヤンキースを2対1で破った。

     ポストシーズン進出に向けた戦いが続くなか、ブルージェイズは今季14本塁打を放っているヘルナンデスが戦線離脱。過去2試合はキャバン・ビジオを二塁から外野に回して穴を埋めていたが、今日の試合では今季初出場となったデービスが大きな仕事をやってのけた。

     2回裏、ブルージェイズは二死からジョー・パニックがセンターへのヒットで出塁し、続くデービスが今季初打席で左中間への1号2ランを放って2点を先制。ヤンキース先発のJ・A・ハップの好投もあり、その後は追加点を奪えなかったが、投手陣がヤンキース打線を5安打1得点に抑え、2対1で接戦を制した。

     先発のタイワン・ウォーカーが無失点ながら4回88球で降板したブルージェイズは、5回表から2番手として山口俊を投入。山口は連打と四球でいきなり無死満塁のピンチを招き、一死後にマイク・トークマンの犠飛で1点を失ったが、このピンチを最少失点で切り抜け、6回表は二死からDJ・レメイヒューにヒットを許したものの、無失点に抑えた。

     山口は2回37球を投げて被安打3、奪三振3、与四球1、失点1という内容で今季2勝目(3敗・防御率3.98)をマーク。ブルージェイズ5番手のラファエル・ドリスが今季3セーブ目を記録し、10個の三振を奪う力投を見せたハップは打線の援護がなく今季2敗目(1勝)を喫した。

     ヤンキースに連勝したブルージェイズは、ヤンキースとのゲーム差を3に広げ、首位レイズまで3.5ゲーム差に接近。一方のヤンキースは5連敗で貯金がなくなり、背後からオリオールズが0.5ゲーム差に迫るなど、ポストシーズン進出に向けて黄信号が灯り始めている。

  • ソト復帰のナショナルズが2連勝 筒香は4打数1安打1打点

    2020.9.9 12:00 Wednesday

    【レイズ3-5ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

     ナショナルズは左肘痛で5試合を欠場したフアン・ソトが「4番・指名打者」でスタメン復帰。1回裏に先制点を叩き出したほか、1安打2四球で3度出塁する活躍を見せ、チームを2連勝に導いた。ナショナルズ先発のアニバル・サンチェスが今季2勝目(4敗)、5番手のダニエル・ハドソンが今季9セーブ目をマーク。レイズ先発のライアン・ヤーブローは今季3敗目(0勝)を喫した。

     ナショナルズは初回に一死二・三塁のチャンスを作り、ソトのサードゴロの間に1点を先制。2回裏にブロック・ホルトとカーター・キーブームの連続二塁打で2点目を奪い、3回裏にはソトの内野安打などで一死満塁とし、アズドゥルバル・カブレラの犠飛とジョシュ・ハリソンのタイムリーでリードを4点に広げた。

     レイズは4回裏二死二塁の場面でソトを敬遠し、続くカート・スズキを打ち取ってピンチを脱出。6回表に崔志萬(チェ・ジマン)のタイムリー、筒香嘉智のタイムリー二塁打などで3点を返し、1点差に詰め寄った。

     しかし、ナショナルズは直後の6回裏に一死二・三塁のチャンスを迎え、トレイ・ターナーのショートゴロの間に1点を追加。ソトは再び敬遠され、スズキがショートゴロに倒れてさらなる追加点を奪うことはできなかったが、終盤3イニングをリリーフ陣が無進展に抑えて5対3で逃げ切った。

     「5番・サード」で先発出場した筒香は、右腕サンチェスの前に第1打席はセンターフライ、第2打席はピッチャーゴロに倒れたものの、6回表無死一・二塁のチャンスで迎えた第3打席は2番手の右腕ワンダー・スエロからレフトへのタイムリー二塁打。第4打席は4番手の右腕タナー・レイニーの前に3球で空振り三振を喫し、4打数1安打1打点で今季の打率は.196、OPSは.742となった。

  • ブレーブス・フリードがIL入り サイ・ヤング賞候補の1人

    2020.9.9 11:20 Wednesday

     ブレーブスは日本時間9月9日、ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞候補の1人であるマックス・フリードを腰椎の左側の筋肉の痙攣(けいれん)によって10日間の故障者リストに登録したことを発表した。アレックス・アンソポロス野球部門社長は「短期間で復帰できると信じている」と語り、アンソポロスによると、フリードも同様の発言をしているようだ。

     フリードの故障者リスト入りは日本時間9月7日に遡って適用されており、最短で日本時間9月17日に復帰可能となる。よって、先発を1回スキップするだけで済む見込みだが、ブレーブスは先発投手のコマ不足に苦しんでおり、リーグ3位の防御率1.98をマークしているフリードの離脱は大きな痛手となる。

     フリードは今季9試合に先発して50イニングを投げ、6勝0敗、防御率1.98、47奪三振の好成績をマーク。本塁打をまだ1本も打たれておらず、ダルビッシュ有(カブス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)らとともにサイ・ヤング賞候補の1人に挙げられている。

     日本時間9月6日のナショナルズ戦で今季最多の3失点を喫し、フォーシームの平均球速はシーズン最初の8先発での93.9マイルから90.9マイルへ低下。腰の張りを感じながら投球していたことが判明し、ナショナル・リーグ東部地区の首位に立つブレーブスは、フリードに無理をさせるのではなく、故障者リストに登録することを決断した。

     今季のブレーブスはエース格のマイク・ソローカがアキレス腱を断裂して離脱するなど、先発投手のコマ不足に苦しんでおり、5イニング以上を投げた試合が3度以上ある投手はフリードだけ。ブルペンからロビー・アーリンやジョシュ・トムリンを先発に回し、なんとかやりくりをしている状況である。

     フリードの離脱期間中、ブレーブスはカイル・ライトなどの若手投手でその穴を埋めることになる。ただし、フリードの復帰予定時期の前後には、開幕から欠場が続いていたコール・ハメルズも復帰できる予定となっており、シーズン最後の2週間は台所事情が少し楽になりそうだ。

  • 週間MVP発表 ブルージェイズ・グリエルJr.とブレーブス・オズーナ

    2020.9.9 11:00 Wednesday

     メジャーリーグ機構は日本時間9月9日、週間MVPの受賞者を発表し、アメリカン・リーグはルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ)、ナショナル・リーグはマーセル・オズーナ(ブレーブス)が選出された。グリエルJr.は自身初の週間MVP受賞。一方のオズーナはマーリンズ時代の2017年に2度、カージナルス時代の2018年に1度受賞しており、通算4度目の受賞となった。

     グリエルJr.は打率.467(30打数14安打)、2本塁打、3二塁打、6打点、OPS1.282の好成績をマーク。日本時間9月7日のレッドソックス戦でキャリア2度目の1試合4安打を記録するなど、コンスタントに安打を積み重ねた。

     「シーズン序盤は調子が良くなかったけど、今は安定して結果を残せるようになっている。センター中心の打撃を心掛けて、今はそれを実践できていると思う。残りの試合でもこれを続けていきたい」とグリエルJr.。ブルージェイズの選手が週間MVPを受賞するのは昨年8月のブラディミール・ゲレーロJr.以来となった。

     オズーナは打率.464(28打数13安打)、5本塁打、4二塁打、13打点、OPS1.674とハイペースで長打を量産。日本時間9月2日のレッドソックス戦では自身初の1試合3本塁打を記録した。

     1年契約でブレーブスに加入した今季は、41試合に出場して打率.311、13本塁打、36打点、OPS1.039と自己ベスト級の成績を残し、チームの41試合中35試合で4番を務めている(残りの6試合は3番)。ブレーブスの選手が週間MVPを受賞するのは昨年4月のロナルド・アクーニャJr.以来となった。

  • ナ・リーグのサイ・ヤング賞は誰? MLB公式が4人の候補を紹介

    2020.9.8 14:00 Tuesday

     メジャーリーグの公式Twitterアカウントは日本時間9月8日、「あなたはナ・リーグのサイ・ヤング賞に誰を選びますか?」というツイートに4枚の画像を添付し、4人の候補を紹介した。候補に挙げられたのはジェイコブ・デグロム(メッツ)、マックス・フリード(ブレーブス)、ダルビッシュ有(カブス)、ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)の4人。このツイートにはユーザーから様々な意見が寄せられている。

     このツイートでは4人の候補の成績(防御率、奪三振、奪三振率、被打率)が紹介されており、その成績は以下の通り。

    デグロム:防御率1.69、奪三振70、奪三振率13.13、被打率.177
    フリード:防御率1.98、奪三振47、奪三振率8.46、被打率.206
    ダルビッシュ:防御率1.44、奪三振63、奪三振率11.34、被打率.200
    ギャレン:防御率1.80、奪三振54、奪三振率9.72、被打率.182

     なお、このうちギャレンは日本時間9月8日のジャイアンツ戦に登板して6回途中4失点で今季初黒星。「デビューから23先発連続自責点3以下」のメジャー記録がついにストップし、各部門の成績は防御率2.29、奪三振60、奪三振率9.82、被打率.190となった。

     投手成績の主要部門を見ると、防御率はダルビッシュが1位、デグロムが2位、フリードが3位、ギャレンが7位。奪三振はデグロムが1位、ダルビッシュが5位、ギャレンが8位タイ、フリードが15位。最多勝争いでは、7勝(1敗)のダルビッシュが1位、6勝(0敗)のフリードが2位タイ、3勝(1敗)のデグロムが13位タイ、1勝(1敗)のギャレンが80位タイとなっている。

     データサイト「Baseball-Reference」が算出する総合指標WARでは、ギャレンが2.8で1位、フリードが2.7で2位、ダルビッシュが2.5で3位、デグロムが1.8で6位にランクイン。一方、データサイト「FanGraphs」が算出するWARでは、ダルビッシュが2.1で1位、デグロムが2.0で2位、フリードが1.8で3位、ギャレンが1.2で16位となっている(WARはともに日本時間9月8日の試合が行われる前の時点のもの)。

     ユーザーの意見では、ダルビッシュまたはデグロムを支持する声が多い。防御率ではダルビッシュ、奪三振ではデグロムに分があり、勝利数ではダルビッシュがデグロムを大きくリードしているため、ダルビッシュを支持する声が目立つのは事実。しかし、デグロムはリリーフ陣に勝利を消されたケースが3度、無失点ながら打線も無得点だったケースが1度あるため、両者のパフォーマンスにはほとんど差がないと指摘する声もある。

     また、この4人以外の候補としてトレバー・バウアー(レッズ)やクレイトン・カーショウ(ドジャース)の名前を挙げる声もある。バウアーはリーグ4位の防御率2.05、同7位の61奪三振をマークし、カーショウは故障で出遅れたため規定投球回に届いていないものの、5勝1敗、防御率1.50の好成績を残している。バウアーは「質」、カーショウは「量」の面でダルビッシュやデグロムに劣るため、受賞するのは難しいと思われるが、記者投票の用紙に名前が記される可能性は十分にあるだろう。

     今季ここまでのパフォーマンスから判断する限りでは、ダルビッシュとデグロムの一騎打ちという状況。ただし、10~12試合ほどしか登板機会がない短縮シーズンでは1回の「炎上」が命取りとなるため、ダルビッシュとデグロムの今後のピッチング次第では他の投手にもチャンスはある。とはいえ、ダルビッシュが日本人投手初の快挙に向けて好位置につけていることは間違いない。そして、快挙達成への最大のライバルは史上3人目の3年連続受賞を目指すデグロムということになりそうだ(グレッグ・マダックスとランディ・ジョンソンが4年連続受賞)。

  • ア・リーグ東部地区2位争い 6回裏10得点でブルージェイズ先勝

    2020.9.8 11:55 Tuesday

    【ヤンキース7-12ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

     アメリカン・リーグ東部地区2位のブルージェイズと3位のヤンキースは今回の3連戦が今季初対戦。シーズン最後の20試合のうち10試合が両軍の直接対決となっている。その初戦はブルージェイズが4点ビハインドの6回裏に一挙10得点のビッグイニングを作って大逆転。12対7でヤンキースを破り、3位とのゲーム差を2に広げた。

     先発の柳賢振(リュ・ヒョンジン)がルーク・ボイトの14号ソロ、アーロン・ヒックスの4号ソロ、ミゲル・アンドゥハーの1号ソロなどで5回までに5点を失い、劣勢を強いられたブルージェイズだったが、4点ビハインドで迎えた6回裏に打線が爆発。ヤンキースの勝ちパターンを担うチャド・グリーンとアダム・オッタビーノに猛攻を浴びせ、チームとしては10年ぶりとなる1イニング10得点を記録した。

     グリーンから2つの四球とランドール・グリチックのヒットで一死満塁のチャンスを作り、ラウディ・テレズの打球を一塁ボイトがファンブルしてまず1点。代わったオッタビーノからブラディミール・ゲレーロJr.、ルルデス・グリエルJr.、トラビス・ショウがタイムリーを放ち、ダニー・ジャンセンの4号グランドスラムでビッグイニングを締めくくった。

     ゲレーロJr.はタイムリーを放った直後、キャリア初の盗塁をマーク。ジャンセンが放った一発は今季チーム初のグランドスラムとなっただけでなく、ジャンセンにとってキャリア初のグランドスラムとなった。また、ヤンキースのリリーフ陣が1イニングに10点以上を奪われるのは実に88年ぶりのことだった。

     まさかの逆転負けを喫したヤンキースは4連敗となり、貯金はわずか1に。ポストシーズンの第8シード争いでは、オリオールズが1.5ゲーム差、タイガースとマリナーズが2ゲーム差に迫っており、4年連続のポストシーズンに向けて正念場を迎えている。

  • シャーザー7回無失点で今季4勝目 筒香は4打数無安打で打率.194

    2020.9.8 10:15 Tuesday

    【レイズ1-6ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

     昨季王者ながらナショナル・リーグ東部地区の最下位に低迷するナショナルズは、エース右腕のマックス・シャーザーがアメリカン・リーグ最高勝率を誇るレイズを相手に7回無失点の好投。7イニング以上を無失点に抑えるのは今季2度目となり、筒香嘉智とは3打席対戦して無安打に抑え、チームを勝利に導いた。

     シャーザーは1回表一死一・二塁のピンチを無失点で切り抜けると、その後も毎回のように走者を出したものの、要所を締めるピッチングを展開。7回104球を投げて被安打6、奪三振8、与四球1、無失点という内容で日本時間8月29日のレッドソックス戦以来となる今季4勝目(2敗)をマークした。

     打線はレイズ先発のチャーリー・モートンから2回裏に一死一・三塁のチャンスを作り、カーター・キーブームのショートゴロの間に1点を先制。3回裏にはトレイ・ターナーのタイムリーとカート・スズキのタイムリー二塁打で追加点を奪い、リードを3点に広げた。

     投手がモートンから2番手のトレバー・リチャーズに交代した6回裏にはジョシュ・ハリソンのタイムリーとマイケル・A・テイラーのタイムリー二塁打でさらに3点を追加。レイズの反撃をランディ・アロサレーナの4号ソロによる1点のみに抑えて6対1で快勝し、レイズ先発のモートンには今季2敗目(1勝)が記録された。

     筒香は「6番・サード」で先発出場し、シャーザーと3打席対戦してレフトフライ、レフトフライ、サードゴロ。9回表の第4打席は3番手のウィル・ハリスの前にセンターライナーに倒れ、4打数ノーヒットで今季の打率は.194、OPSは.742となった。

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