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  • 最後の1枠をめぐる争い 「ファイナル・ボート」候補選手

    2017.7.3 12:11 Monday

     日本時間7月3日に最終枠を除くオールスター・ゲームのロースターが発表された。両リーグの32人目の選手は「ファイナル・ボート」によって選出される。投票はすでに始まっているが、改めて両リーグの最終候補5選手をチェックしておこう。

    アメリカン・リーグ
    ①エルビス・アンドルース(レンジャーズ)
    打率.302(324-98) 11本塁打 50打点 20盗塁 OPS.825
    過去2度(2010年、2012年)オールスター選出を経験しているアンドルース。今季は打撃好調で、11本塁打はすでに自己最多を更新している。3番打者として活躍する俊足巧打の遊撃手が、レンジャーズでは2012年のダルビッシュ有以来となる「ファイナル・ボート」でのオールスター選出を目指す。

    ②ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    打率.314(303-95) 5本塁打 39打点 9盗塁 OPS.821
    昨年のオールスター・ゲームでは先発メンバーに名を連ねたボガーツ。2年連続でシルバースラッガー賞を受賞している好打の遊撃手で、今季も3割を超える高打率をマークしている。2015年の「ファイナル・ボート」では僅差で敗れたが、レッドソックスでは2007年の岡島秀樹以来となる「ファイナル・ボート」でのオールスター選出を果たし、チームの「ファイナル・ボート」4連敗をストップさせたいところ。

    ③ディディ・グレゴリウス(ヤンキース)
    打率.310(229-71) 10本塁打 36打点 2盗塁 OPS.822
    デレク・ジーター引退後の正遊撃手として活躍するグレゴリウス。昨季は20本塁打、OPS.751と自己最高の成績をマークしたが、今季はさらなる成長を見せ、昨季を上回る好成績をマークしている。ヤンキースから「ファイナル・ボート」で選出されたのは2010年のニック・スウィッシャーが最後。チーム7年ぶりの「ファイナル・ボート」選出を目指す。

    ④ローガン・モリソン(レイズ)
    打率.256(273-70) 24本塁打 57打点 1盗塁 OPS.945
    ワイルドカード争いに参戦するレイズに大きく貢献しているモリソン。ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ)、ヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)らとともに今季飛躍を遂げた一塁手の一人であり、24本塁打はすでに自己最多を更新している。レイズからの「ファイナル・ボート」選出となると2008年のエバン・ロンゴリア以来9年ぶり。自身初のオールスター出場なるか。

    ⑤マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)
    打率.270(289-78) 22本塁打 49打点 0盗塁 OPS.853
    キャリアハイのペースで本塁打量産中のムスターカス。22本塁打はすでに自己最多タイの数字であり、スティーブ・バルボニが1985年に記録した球団記録(36本塁打)の更新も見えてきた。ムスターカスは2015年に「ファイナル・ボート」でオールスター初出場を果たしており、2度目の「ファイナル・ボート」選出となればシェーン・ビクトリーノ(2009年、2011年)に次いで史上2人目となる。

    ナショナル・リーグ
    ①ジャスティン・ボーア(マーリンズ)
    打率.285(242-69) 18本塁打 53打点 1盗塁 OPS.908
    苦手の左腕を攻略し、本格開花の兆しを見せているボーア。このままのペースでいけば、自己最多の23本塁打、73打点(ともに2015年)、OPS.824(2016年)を更新するのはほぼ間違いない。マーリンズから「ファイナル・ボート」で選出された選手はいまだゼロであり、候補に名を連ねるのも2003年のルイス・カスティーヨ、2004年のフアン・ピエール以来である。

    ②クリス・ブライアント(カブス)
    打率.263(278-73) 16本塁打 32打点 6盗塁 OPS.901
    ファン投票でノーラン・アレナード(ロッキーズ)に競り負け、「ファイナル・ボート」に回ることになったブライアント。昨季のMVPだが、ここまではやや物足りない成績に終わっている。前年MVPがオールスターに選出されなければ2008年のジミー・ロリンズ以来となる。また、カブスから「ファイナル・ボート」で選出されたのは2014年のアンソニー・リゾーが唯一である。

    ③アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    打率.298(265-79) 16本塁打 50打点 4盗塁 OPS.954
    アレナードとブライアントの陰に隠れながら好成績をマークしているレンドン。データサイトFanGraphsが算出しているWARではメジャー全体で8位にランクインしており、規定打席以上の三塁手では両リーグトップの数字となっている。ナショナルズは「ファイナル・ボート」で過去5戦全敗。レンドンが球団史上初となる「ファイナル・ボート」でのオールスター選出を目指す。

    ④マーク・レイノルズ(ロッキーズ)
    打率.286(283-81) 19本塁打 61打点 1盗塁 OPS.900
    メジャー11年目にして初となるオールスター出場を目指すレイノルズ。ここまでの19本塁打はすでに2015年以降での自己最多、61打点は2014年以降での自己最多であり、6年ぶりのシーズン30本塁打を十分に狙えるペースとなっている。ダイヤモンドバックス時代の2009年にも「ファイナル・ボート」の候補になったが、そのときはビクトリーノに惨敗。好調の今季はそのリベンジとなるか。

    ⑤ジャスティン・ターナー(ドジャース)
    打率.382(212-81) 7本塁打 31打点 2盗塁 OPS1.029
    規定打席不足ながら.382という驚異的な高打率をマークしているターナー。30歳近くになってから開花し、名門球団の中心選手へと登り詰めた苦労人でもある。昨季の48四球、107三振に対して今季は26四球、25三振と高打率以外にも打者としての成熟がうかがえる。DFAやノンテンダーFAを経験した男がオールスター初出場を果たせば、多くの選手に勇気を与えることになるだろう。

     投票は日本時間7月7日午前5時(金)まで。また、投票結果は同午前7時に発表される予定となっている。お気に入りの選手をオールスター・ゲームに送り込む最後のチャンス。投票はお早めに。


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  • 第88回オールスター・ゲーム 出場メンバー決定

    2017.7.3 11:05 Monday

     日本時間7月12日(水)にマイアミのマーリンズ・パークで開催される第88回オールスター・ゲーム。夢の球宴を彩る豪華なロースターの全貌が明らかになった(最終枠は除く)。

    ●ファン投票による選出
    アメリカン・リーグ
    捕手 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    一塁 ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ)
    二塁 ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    三塁 ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    遊撃 カルロス・コレア(アストロズ)
    外野 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    外野 マイク・トラウト(エンゼルス)
    外野 ジョージ・スプリンガー(アストロズ)
    DH コリー・ディッカーソン(レイズ)
    ナショナル・リーグ
    捕手 バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    一塁 ライアン・ジマーマン(ナショナルズ)
    二塁 ダニエル・マーフィー(ナショナルズ)
    三塁 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    遊撃 ザック・コザート(レッズ)
    外野 ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
    外野 チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    外野 マーセル・オズーナ(マーリンズ)

     ア・リーグの最多得票はジャッジ(448万8702票)、ナ・リーグの最多得票はハーパー(463万306票)となった。ナショナルズの選手が全体トップとなるのは初の快挙である(エクスポズ時代を含めると1982年のゲーリー・カーターに次いで2人目)。また、ジャッジはヤンキースの新人選手としては2003年の松井秀喜以来となるファン投票でのオールスター選出となった。

     トップに変動があったのはア・リーグの一塁手部門と三塁手部門。一塁手部門ではスモークがエリック・ホズマー(ロイヤルズ)を抜いて30歳にして初めてのオールスター選出となった。また、三塁手部門ではトップを走っていたミゲル・サノー(ツインズ)がなんと3位に後退。2位のジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)を僅差でかわし、ラミレスがオールスター出場の切符を手にした。

    ●選手間投票による選出
    アメリカン・リーグ
    先発 クリス・セール(レッドソックス)
    先発 ダラス・カイケル(アストロズ)
    先発 アービン・サンタナ(ツインズ)
    先発 ジェイソン・バルガス(ロイヤルズ)
    先発 ルイス・セベリーノ(ヤンキース)
    救援 クレイグ・キンブレル(レッドソックス)
    救援 アンドリュー・ミラー(インディアンス)
    救援 デリン・ベタンセス(ヤンキース)
    捕手 ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    一塁 ヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)
    二塁 スターリン・カストロ(ヤンキース)
    三塁 ミゲル・サノー(ツインズ)
    遊撃 フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
    外野 ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
    外野 アビサイル・ガルシア(ホワイトソックス)
    外野 マイケル・ブラントリー(インディアンス)
    DH ネルソン・クルーズ(マリナーズ)
    ナショナル・リーグ
    先発 クレイトン・カーショウ(ドジャース)
    先発 マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    先発 ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)
    先発 ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)
    先発 カルロス・マルティネス(カージナルス)
    救援 ケンリー・ジャンセン(ドジャース)
    救援 グレッグ・ホランド(ロッキーズ)
    救援 ウェイド・デービス(カブス)
    捕手 ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    一塁 ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
    二塁 DJレメイヒュー(ロッキーズ)
    三塁 ジェイク・ラム(ダイヤモンドバックス)
    遊撃 コリー・シーガー(ドジャース)
    外野 コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    外野 ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
    外野 マイケル・コンフォート(メッツ)

     ファン投票1位と選手間投票1位の選手が重複した場合は選手間投票2位の選手が繰り上げとなるため、上記の選手たちが必ずしも選手間投票1位の選手ではないことにご注意いただきたい。選手間投票によって選出された選手たちも、ファン投票によって選手たちに勝るとも劣らない豪華な顔ぶれとなっている。ベリンジャーは球団史上初となるメジャー1年目でのオールスター選出となった。また、投手にはファン投票がないため、ここで選ばれた計16投手が現在のメジャーリーグにおけるトップの投手たちであると考えて差し支えないだろう。

    ●コミッショナー事務局による選出
    アメリカン・リーグ
    投手 ダルビッシュ有(レンジャーズ)
    投手 マイケル・フルマー(タイガース)
    投手 コリー・クルーバー(インディアンス)
    投手 ランス・マカラーズJr.(アストロズ)
    野手 ジョナサン・スコープ(オリオールズ)
    ナショナル・リーグ
    投手 ブラッド・ハンド(パドレス)
    投手 コリー・クネーベル(ブリュワーズ)
    投手 パット・ニーシェック(フィリーズ)
    投手 スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    野手 ジョシュ・ハリソン(パイレーツ)
    野手 エンダー・インシアーテ(ブレーブス)
    野手 ジョーイ・ボットー(レッズ)

     ファン投票と選手間投票で1人も選出されなかったのはオリオールズ、タイガース、レンジャーズ、ブレーブス、フィリーズ、ブリュワーズ、パイレーツ、パドレスの8球団。これらの球団から各1人が選出され、さらにクルーバー、ストラスバーグ、ボットーといった実力者も球宴メンバーに名を連ねた。ダルビッシュは2012年、2013年、2014年に続く3年ぶり4度目のオールスター選出となった。

     球団別に見ると、最多はヤンキース、インディアンス、アストロズ、ナショナルズの5人。ダイヤモンドバックス、ロッキーズ、ドジャースの3球団から各4人が選出され、激しい首位争いを繰り広げるナ・リーグ西部地区3球団の勢いが反映される結果となった。

     各リーグの32人目の選手を選出する「ファイナル・ボート」がすでに開始されており、専用サイトのほか、テキストメッセージやTwitterでの投票も可能となっている。投票は日本時間7月7日(金)午前5時に締め切られる。

     オールスター・ゲーム当日まであと9日。今年はどんなドラマが生まれるのか、夢の球宴を楽しみに待とう。


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  • インターナショナルFAが解禁

    2017.7.3 10:13 Monday

     日本時間7月3日はメジャーリーグである一大イベントがある。それは先日行われたドラフト会議で対象外だったドミニカ共和国やキューバ、メキシコ出身選手達と契約ができる日だ。既に以前から「MLBPipeline.com」では有望選手ベスト30を発表しており、そのほとんどが16歳の選手達で占められている。彼らは巨額の契約金ととも夢のメジャーの舞台を目指して階段を登っていくことになるのだ。

     「インターナショナルFA」とは何のことなのか。これはメジャーリーグのドラフト会議で指名対象となるアメリカ・カナダ・プエルトリコ出身以外の選手達がメジャー球団と契約できるようになることだ。ただし、今回は「アマチュア選手限定」となるためプロリーグでプレーしている日本や韓国、台湾の選手は対象外となる。この理由から今回のFAではドミニカ共和国やキューバ出身選手らが大半を占めているのだ。

     近年はこうした有望選手達との契約金が高騰したこともあり、各球団に予算がつけられ一定の金額を超えた場合には罰則が与えられる。去る2015年にレッドソックスがヨアン・モンカダ(現ホワイトソックス)を獲得した際には3150万ドルで契約をしたが、予算を超えたために最終的には罰金も含めて6300万ドルを支払うことになってしまった。このインターナショナルFAは戦力均衡を目的とし、勝率による順位が下位のチームが有利になるように決められているが、こうして資金がある球団も惜しみなく大金をつぎ込む。

     ちなみに昨年、予算を超えてしまった球団は30万ドル以上の金額を出して選手を獲ることができない。その球団はアスレチックス・アストロズ・ブレーブス・カージナルス・カブス・ドジャース・ジャイアンツ・ナショナルズ・パドレス・レッズ・ロイヤルズだ。

     そして解禁になった今回、すでに多くの選手がチームと契約を果たしている。今回有望株ランキングトップ3の選手を紹介する。カッコ内は契約した球団。

    ○ワンダー・サムエル・フランコ(レイズ)

     両打ちの遊撃手でスピードと広い守備範囲を武器とするドミニカ共和国の16歳。1番打者タイプであり、有望株ランキングでは堂々の1位にランクインしている。将来的には打力を活かすことも考え、二塁手として育てるプランもあるようだ。ちなみに彼はエリック・アイバー(パドレス)の甥でもある。

    ○ダニエル・フローレス(レッドソックス)

     パワーと強肩を兼ね備えた両打ちの16歳捕手。スカウトによれば守備でのフットワークの軽さや送球の良さを買っているという。チームをけん引する正捕手となる可能性を十分に秘めている。

    ○ジェフリー・マルテ(ツインズ)

     ドミニカ共和国出身で守備範囲の広さが武器の遊撃手。スカウトは彼の打球反応の速さとフットワークの軽さを絶賛しているという。その一方で課題は打撃。彼はライナー性の打球を打つことに特化しているが、徐々にパワーをつけ本塁打を打てるまでに成長すれば打って守れる球界を代表する選手になる可能性が高い。

  • 明日発表 球宴メンバーはどのように選ばれる?

    2017.7.2 17:00 Sunday

     第88回オールスター・ゲームのロースターがいよいよ明日発表される(両軍31選手。32人目の選手は最終投票により選出される)。今年はワールドシリーズのホーム・アドバンテージがオールスター・ゲームの勝利リーグに与えられる制度がなくなっただけでなく、ロースター決定のシステムにも監督推薦の廃止という大きな変更があった。夢の球宴に出場する選手がどのように選出されるのか、ここで整理しておきたい。

     まず、以前は34人(投手を13人以上含む)だったロースター枠が今年は32人(投手12人・野手20人)となっている。指名打者制を導入しているア・リーグは9人、ナ・リーグは8人がファン投票によって選出され、故障などの理由がない限りはファン投票で選出された選手がそのままスターティング・メンバーを務める。よって、ア・リーグは残り23人、ナ・リーグは残り24人となる。

     次に選手間投票によって投手8人(先発投手5人・救援投手3人)と各ポジションの控え選手(ア・リーグ9人、ナ・リーグ8人)が選出される。選手間投票1位の選手がすでにファン投票によって選出されている場合は、選手間投票2位の選手が繰り上げとなる。この段階でア・リーグは残り6人、ナ・リーグは残り8人となる。

     監督推薦の廃止により、ア・リーグ5人(投手4人・野手1人)とナ・リーグ7人(投手4人・野手3人)はコミッショナー事務局によって選出される。オールスター・ゲームには全30球団から少なくとも1人が選出されることになっており、ファン投票と選手間投票での選出がなかった球団の選手はここで選出されることになる。ただし、故障などによって出場辞退者が出た場合、代替選手を同一球団から選出する必要はなく、結果的にオールスター・ゲームに出場する選手がゼロになる球団が現れる可能性はある。

     そして、ファンによる最終投票によって両軍の32人目の選手が選出され、オールスター・ゲームのロースターが決定する。最終投票は両リーグとも野手5人が候補者としてMLBによって選出され、ファンはその各5人の中からオールスター・ゲーム出場にふさわしい各1人を選出することになる。過去には松井秀喜、岡島秀樹、ダルビッシュ有といった日本人選手たちもこの最終投票によって球宴への切符を手にしている。

     このほか、故障などによる出場辞退者が発生した場合の代替選手の選出方法についても細かいルールが定められているが、明日のロースター発表には直接関係ないため、ここでは割愛させていただく。マーリンズの本拠地で初開催となる今年のオールスター・ゲーム。両軍のロースターがどのような顔ぶれになるのか、明日の発表を楽しみに待とう。


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  • 有望選手がデビューするヤンキース 次の昇格者は!?

    2017.7.1 11:26 Saturday

     ア・リーグ東地区2位につけているヤンキースは最近になって故障者が続出している。投手ではCCサバシア、野手ではスターリン・カストロやマット・ホリディ、アーロン・ヒックスなど普段はレギュラーとして試合に出場している選手達だ。故障については致し方ない部分もあるが、チームとしては彼らがいない状態でも試合に臨まなければならない。そのため、ヤンキースではマイナーリーグから多くの有望選手がメジャーデビューを果たすことになった。

     そこで最近、メジャーデビューを果たした選手を紹介していく。

    ○タイラー・ウェブ

     26歳左腕の彼は今季、中継ぎとしてトリプルAで3勝を挙げた実績を買われて日本時間6月23日にメジャー昇格を果たした。これまで4試合に登板し、4.1回を投げて防御率2.08の成績を残している。

    ○タイラー・ウェード

     22歳の遊撃手である彼は今季トリプルAでOPS(出塁率+長打率)は.833を記録。また、内外野どこでも守れる器用さが魅力だ。日本時間6月28日に昇格をすると自身2試合目となった翌日のホワイトソックス戦では待望のメジャー初安打を放っている。

     ○ミゲル・アンドゥ―ハー

     22歳の三塁手で日本時間6月29日に昇格を果たすとその日のホワイトソックス戦で7番指名打者として即スタメンで起用され、4打数3安打4打点と鮮烈なデビューを飾った。その翌日に再びマイナー落ちとなったものの、わずか1日で再度メジャーに出戻りという形となった。

     ○ダスティン・ファウラー

     22歳の左打ち外野手で今季はトリプルAで70試合に出場し13本塁打 13盗塁と長打とスピードを兼ね揃える選手として日本時間6月30日にメジャーに上がった。その日の試合では即6番ライトでスタメン出場するも1回裏の守備でファウルボールを追いかけスタンドとグラウンドを隔てる手すりに激突し大けがを負ってしまった。検査の結果、右膝の大けがに見舞われ今季の復帰は難しくなった。

     現在、チーム内では投手・野手を合わせ8人が故障している。そこでまた新たに有望選手を昇格させることを示唆しているという。それはヤンキースでの有望株ランキング2位に入っているクリント・フレイザーだ。

     2013年のドラフト1巡目でインディアンスに入団したフレイザーは現在、22歳で本職はレフトだ。入団初年度はルーキーリーグで44試合に出場し5本塁打、OPSは.868を記録するという将来性豊かな選手といえるだろう。昨夏にアンドリュー・ミラーを放出する見返りとしてフレイザーを獲得したヤンキースでは主に彼をトリプルAに置き、修行を積ませてきた。今季は73試合に出場して12本塁打と自慢の長打力を発揮している。

     まだ正式な昇格は決まってはいないが、主力選手の相次ぐ故障で十分に彼にもメジャーに昇格する機会はある。


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  • 現役選手が選ぶ「HRダービーで見たい選手」とは

    2017.6.30 19:01 Friday

     ホームラン・ダービーでは球界を代表するスラッガーたちの圧倒的なパフォーマンスを見るのはもちろんのこと、ファウルゾーンなどのフィールド上でお祭り騒ぎを見せるメジャーリーガーたちの様子を楽しむこともできる。では、ホームラン・ダービーを楽しむ側の選手たちは、どの選手をホームラン・ダービーで見たいのだろうか。ホームラン・ダービーで最も見たい現役選手、ホームラン・ダービーで見てみたかった過去の選手を現役選手たちに聞いてみた。

     まずは現役選手部門。得票数は以下の通りとなった。

    アーロン・ジャッジ(ヤンキース) 11票
    ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ) 10票
    ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ) 3票
    コディ・ベリンジャー(ドジャース) 2票
    ブライス・ハーパー(ナショナルズ) 2票
    イチロー(マーリンズ) 2票
    クリス・デービス(アスレチックス) 1票
    トッド・フレイジャー(ホワイトソックス) 1票
    マーセル・オズーナ(マーリンズ) 1票
    ミゲル・サノー(ツインズ) 1票
    スコット・シェブラー(レッズ) 1票
    マイク・トラウト(エンゼルス) 1票
    マイク・ズニーノ(マリナーズ) 1票

     球界を代表するスラッガーたちの名前がズラリと並ぶ中、イチローが2票を獲得し、堂々の4位タイにランクインした。昨年マーリンズの打撃コーチを務めていたバリー・ボンズは「イチローはホームラン・ダービーで優勝できる」と発言していたが、イチローの打撃練習は現役メジャーリーガーたちに大きなインパクトを与えているようだ。「対戦したときに打撃練習を見たことがあるんだ。彼が参加すれば面白いと思うよ」とダニー・エスピノーザ(エンゼルス)は語る。トレバー・ウィリアムス(パイレーツ)も「イチローが参加して凄いパフォーマンスを見せれば、とんでもなく面白いよね」とイチローのパフォーマンスに期待していた。

     カイル・シーガー(マリナーズ)はチームメイトであるマイク・ズニーノの名前を挙げた。「ズニーノはみんなが思っている以上にパワーがあるんだよ」

     一方、過去の選手の得票数は以下の通り。

    バリー・ボンズ 5票
    マーク・マグワイア 4票
    ベーブ・ルース 4票
    ケン・グリフィーJr. 3票
    ミッキー・マントル 2票
    ハンク・アーロン 2票
    アダム・ダン 1票
    アンドレス・ガララーガ 1票
    フアン・ゴンザレス 1票
    ジョシュ・ハミルトン 1票
    ジョン・ジャーハ 1票
    デービッド・オルティス 1票
    サミー・ソーサ 1票
    テッド・ウィリアムス 1票

     すでにジャッジとサノーが出場を表明している今年のホームラン・ダービー。ベリンジャーの出場も濃厚と見られている。昨年はスタントンの圧倒的なパフォーマンスに沸いたが、今年はどのようなドラマが待っているのだろうか。


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  • 【戦評】逆転負けのナショナルズに痛手 ターナー右手首骨折

    2017.6.30 16:44 Friday

     ブレイク・トライネンが9回表二死から3点を奪われ、痛恨の逆転負けを喫したナショナルズ。さらに、メジャー最多の35盗塁をマークしている韋駄天トレイ・ターナーが右手首を骨折したという衝撃のニュースが飛び込んできた。

     7回裏の打席でペドロ・ストロップから死球を受けたターナー。痛みで顔を歪めつつも、そのまま試合に残り、9回表開始時にダブルスイッチで交代するまでプレイを続けたが、その後のX線検査によって骨折が判明した。

     今季はブレーブスの強打者フレディ・フリーマンがターナーと同様に死球による骨折で長期間にわたって戦列を離れている。フリーマンはまもなくマイナーでのリハビリ出場を開始し、オールスター・ブレイクまでには戦列復帰できる見込みとなっているが、故障者リスト入りから戦列復帰までに2ヶ月近くを要したことになる。ナショナルズはターナーに関して現時点での復帰時期は未定だと発表しているが、フリーマンの例を参考にすると、復帰は早くても8月後半以降になるだろう。

     幸い、チームは地区2位のブレーブスに9.5ゲーム差をつけて首位を快走しているため、ターナーの故障離脱が「ポストシーズン逸」に繋がる可能性は限りなく低い。しかし、6月に入って1試合4盗塁を2度も記録するなど、月間22盗塁と持ち前のスピードを生かして走り回っていたターナーの離脱による戦力ダウンは計り知れない。ターナーらのスピードを生かした機動力野球で相手を翻弄する試合も目立っていただけに、チームの戦略にも少なくない影響を与えることになりそうだ。

     ターナーの離脱中はウィルマー・ディフォーないしスティーブン・ドリューが代役を務めることになると見られている。ディフォーはここまで46試合に出場して打率.194、1本塁打、1盗塁、OPS.519。マイナー通算178盗塁の実績があるとはいえ、ターナーの穴を埋めるのはやや荷が重いかもしれない。34歳のベテラン・ドリューはここまで29試合に出場して打率.333、1本塁打、15打点、OPS.842の好成績をマーク。代打の切り札としても存在感を発揮しているが、開幕直後に右ハムストリング痛で故障者リスト入りするなどコンディション面に不安を抱えており、常時出場は難しいかもしれない。ただ、ターナー離脱の数週間のために、外部からレギュラー級の遊撃手を連れてくるのも現実的ではないだろう。

     試合に負けただけでなく、メジャーを代表するスピードスターまでも失ってしまったナショナルズ。不安定なブルペン陣に解決の糸口が見つからない中、さらなる試練と直面することになり、本当の意味での「チーム力」が試されることになりそうだ。


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  • 【戦評】今月絶好調のクルーバー 12奪三振の快投

    2017.6.30 16:09 Friday

     日本時間6月2日に戦列復帰して以降、見事なパフォーマンスを続けているコリー・クルーバー(インディアンス)が、日本時間6月30日のレンジャーズ戦でも圧巻のピッチングを見せた。これで6月は6先発で4勝0敗、防御率1.26。43イニングで64三振を奪い、被打率.150、WHIP0.67という圧倒的な内容で、月間MVPをほぼ手中に収めたと言っても過言ではないだろう。

     「彼は凄まじかったね」とテリー・フランコーナ監督もエースの好投を絶賛した。「彼の努力の成果だと思うよ。決して運によるものではない。素晴らしいよ。我々はこれを必要としていたんだ」

     初回にノマー・マザーラに11号先制ソロを浴びはしたものの、レンジャーズ打線に連打を許さず、8イニングを投げて打たれたヒットは僅か3本。カルロス・ゴメスからの3三振を筆頭に7人の打者から計12三振を奪い、これで4試合連続の2桁奪三振となった。なお、通算1041奪三振はルイス・ティアントと並んで球団史上10位タイの数字となっている。

     クルーバーを援護したい打線は、3回裏にフランシスコ・リンドーアの内野ゴロと相手先発アンドリュー・キャッシュナーの暴投で逆転。さらに、6回裏にはエドウィン・エンカーナシオンのタイムリーとロニー・チゼンホールの2点タイムリーツーベースで3点を追加し、エースに十分な援護点をプレゼントした。

     昨季リーグ優勝のチームに大砲エンカーナシオンが加わり、決してレベルが高くないア・リーグ中部地区で独走もあり得るのではないかと言われていたインディアンスだが、ここまでは開幕前の予想とは違う展開になっている。しかし、クルーバーという確実に勝利を計算できる大黒柱が確立した今、快進撃を開始する準備は整ったと言ってもいいだろう。6月が終わりを迎え、レギュラーシーズン後半の3ヶ月を迎えるメジャーリーグ。いよいよ「本命」の快進撃が幕を開けるかもしれない。


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  • 【戦評】マイナー落ち経験のグリチックが5打点の大暴れ

    2017.6.30 15:24 Friday

     カージナルスが好調ダイヤモンドバックスとの3連戦に勝ち越した。延長戦の末、初戦を落としたものの、そこから2連勝。マイク・マシーニー監督は「これは大きい。ただの2勝じゃない。我々がしっかり覚えておかなければならないシリーズになった。これが俺たちがしなければならないことだったんだ、こうあるべきだったんだ、ってね」と浮上のきっかけになりそうな手応えを感じたようだ。

     今日の試合のヒーローは間違いなくランドール・グリチックだろう。1点を勝ち越された直後の7回表に7号逆転スリーランをレフトスタンドへ叩き込むと、8回表にはリードを6点に広げる2点タイムリーツーベースを放ち、3安打5打点の大暴れ。5月末にはAアドバンス級への「3階級降格」という屈辱を味わったが、スイングやアプローチに調整を加え、日本時間6月26日にメジャーへ戻ってきた。そこからの5試合で打率.318、3本塁打、9打点、OPS1.148と大活躍。この活躍が一時的なものでないことを願うばかりだが、マイナーで過ごした期間は決して無駄ではなかったようだ。

     投げては2試合連続で7失点を喫していたランス・リンが強打のダイヤモンドバックス打線を相手に6回3失点と試合を作り、実に日本時間5月24日以来となるクオリティ・スタートを記録した。開幕直後には「生涯カージナルス」を希望していたリンだが、カージナルスが低調な戦いを続けていることもあって、トレード・デッドラインでの放出候補として盛んに名前が取り沙汰されるようになっている。しかし、自身の好投でチームを勝利に導けば、その分だけ放出の可能性は低くなり、カージナルスで過ごせる期間は長くなるはずだ。

     借金4とチーム状態は決して良いとは言えないが、地区首位のブリュワーズとはまだ3.5ゲームしか離れていない。カージナルスの本来の野球ができるのであれば、まだ半分以上残っているシーズンで追い付くことは十分に可能なはずだ。マシーニー監督が感じた手応えはホンモノなのか。まずはオールスター・ブレイクまでの10試合の戦いぶりに注目したい。


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  • 現役最年長選手・コローンが事実上の戦力外に

    2017.6.30 11:34 Friday

     ブレーブスは今季新加入のベテラン右腕、バートロ・コローンにDFA(事実上の戦力外)を通告した。日本時間6月29日のパドレス戦に先発し、4回6失点で今季8敗目を喫したコローンは試合後にジョン・コッポレラGM、ブライアン・スニッカー監督と面会して今回の措置を伝えられたようだ。今後は10日以内にウエーバーまたはトレードでの獲得を望むチームが現れるのを待つことになるが、今季大不振の現役最年長選手を欲する球団は現れないとの見方が強く、このままリリース(解雇)され、FAになると見られている。

     昨季まで3シーズンを過ごしたメッツからFAとなり、1年契約でブレーブスに加入したコローンだったが、ここ数年の安定したパフォーマンスが影を潜め、6月上旬までの12先発で2勝7敗、防御率7.78と大乱調。その後、左腹斜筋痛を理由に故障者リスト入りし、日本時間6月29日のパドレス戦で戦列復帰を果たしたばかりだったが、復帰戦でも期待外れのピッチングに終わり、チームはこれ以上コローンに先発機会を与える必要はないと判断したようだ。

     チームにはフリオ・テーラン、R.A.ディッキー、ハイメ・ガルシア、マイク・フォルティネビッチと4人の先発投手がおり、コローンの故障離脱中に代役を務めていた新人ショーン・ニューカムも好投中。そのため、先発ローテーションには空きがなく、また、44歳のコローンをブルペンに配置転換するのも得策ではないと判断されたため、今回の措置に至ったという。コローンの退団により、今季4先発で防御率1.48と好投を続けているニューカムがしばらくの間は先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

     通算235勝の実績を誇るコローンだが、今季のパフォーマンス(2勝8敗、防御率8.14)や44歳という年齢を考えると、獲得に興味を示す球団が多数現れることは考えにくい。「彼がまたチャンスを得られるといいな」とフレディ・フリーマンは語ったが、コローンは現役生活最後の登板をすでに終えてしまったのかもしれない。


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  • もう一つの球宴 フューチャーズ・ゲーム出場選手が決定

    2017.6.30 10:58 Friday

     各球団のプロスペクト(若手有望株)が集合するフューチャーズ・ゲーム。昨年はダンズビー・スワンソン(ブレーブス)、アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)、ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)など現在メジャーで活躍する若手選手たちが出場していた。「スターダムへの登竜門」とも言われるフューチャーズ・ゲームの今年の出場選手が発表された。

     両軍の出場選手は以下の通り。選手名・所属のうしろに丸数字で球団内のプロスペクト・ランキングと、全体トップ100にランクインしている選手はその順位を付記した。昨年MVPを獲得したヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)をはじめ、球団1位や全体トップ100圏内のプロスペクトも数多く名を連ねており、MLBファン必見の一戦となりそうだ。

    アメリカ選抜(監督:チャールズ・ジョンソン)
    投手
    ビュー・バロウズ(タイガース傘下)③
    ジョン・ドゥプランティアー(ダイヤモンドバックス傘下)⑧
    ジャック・フラハティ(カージナルス傘下)⑤・全体97位
    フォスター・グリフィン(ロイヤルズ傘下)⑳
    ジミー・ハーゲット(レッズ傘下)⑰
    ブレット・ハニーウェル(レイズ傘下)②・全体23位
    マイケル・コペック(ホワイトソックス傘下)③・全体11位
    トリストン・マッケンジー(インディアンス傘下)③・全体48位
    A.J. プク(アスレチックス傘下)②・全体58位
    タナー・スコット(オリオールズ傘下)⑩
    捕手
    ザック・コリンズ(ホワイトソックス傘下)⑦・全体69位
    チャンス・シスコ(オリオールズ傘下)①・全体86位
    内野手
    ブライアン・アンダーソン(マーリンズ傘下)③
    ボー・ビシェット(ブルージェイズ傘下)⑤・全体99位
    ニック・ゴードン(ツインズ傘下)①・全体41位
    リズ・ホスキンス(フィリーズ傘下)⑬
    スコット・キンガリー(フィリーズ傘下)⑪
    ライアン・マクマホン(ロッキーズ傘下)⑤
    ブレンダン・ロジャース(ロッキーズ傘下)①・全体10位
    ニック・センゼル(レッズ傘下)①・全体20位
    外野手
    ルイス・ブリンソン(ブリュワーズ傘下)①・全体13位
    デレク・フィッシャー(アストロズ傘下)④・全体71位
    コリー・レイ(ブリュワーズ傘下)②・全体22位
    ブライアン・レイノルズ(ジャイアンツ傘下)③
    カイル・タッカー(アストロズ傘下)②・全体28位

    世界選抜(監督:エドガー・レンテリア)
    投手
    ドミンゴ・アセベド(ヤンキース傘下)⑫
    ヤディアー・アルバレス(ドジャース傘下)①・全体40位
    ハイメ・バリア(エンゼルス傘下)⑧
    ルイス・エスコバー(パイレーツ傘下)⑬
    タイロン・ゲレーロ(マーリンズ傘下)⑰
    ジョナサン・ヘルナンデス(レンジャーズ傘下)⑱
    ハイロ・ラボート(タイガース傘下)⑲
    カル・クアントリル(パドレス傘下)②
    マイク・ソローカ(ブレーブス傘下)④・全体65位
    チアゴ・ビエイラ(マリナーズ傘下)⑩
    捕手
    フランシスコ・メヒア(インディアンス傘下)②・全体34位
    トマス・ニドー(メッツ傘下)⑩
    内野手
    ヨルダン・アルバレス(アストロズ傘下)⑭
    ラファエル・ディバース(レッドソックス傘下)①・全体12位
    マウリシオ・デュボン(ブリュワーズ傘下)⑨
    ルシウス・フォックス(レイズ傘下)⑭
    ブラディミール・ゲレーロ Jr.(ブルージェイズ傘下)①・全体27位
    ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス傘下)①・全体1位
    ジョシュ・ネイラー(パドレス傘下)⑬
    アメッド・ロサリオ(メッツ傘下)①・全体3位
    外野手
    ロナルド・アクーナ(ブレーブス傘下)⑦・全体88位
    エステバン・フロリアル(ヤンキース傘下)⑮
    イロイ・ヒメネス(カブス傘下)①・全体8位
    ビクター・ロブレス(ナショナルズ傘下)①・全体5位
    アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース傘下)②・全体51位


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  • 投票締切まであと3時間! ファン投票最終中間発表

    2017.6.30 10:00 Friday

     日本時間6月30日午後12時59分が締め切りとなる、第88回オールスター・ゲームのファン投票。投票締め切りまで3時間を切っている。投票締め切りに先立って、ファン投票の最終中間発表が行われた。ここにきてトップが入れ替わった部門もあり、最後の最後まで熾烈な争いが繰り広げられている。

     最も激しい争いとなっているのがア・リーグ三塁手部門。1位のミゲル・サノー(ツインズ)を約3万票の差で2位のホゼ・ラミレス(インディアンス)が追い、さらにラミレスから約6万票のところに3位のジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)が迫っている。

     同じく三つ巴の争いとなっているのがア・リーグ指名打者部門。ここにきてコリー・ディッカーソン(レイズ)がトップに立ったが、それを約6万票差で2位のネルソン・クルーズ(マリナーズ)が追い、さらにそこから約5万票のところに3位のエドウィン・エンカーナシオン(インディアンス)が迫っているという状況だ。

     一方、ナ・リーグでは三塁手部門のトップが入れ替わり、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)がクリス・ブライアント(カブス)を抜いてトップに浮上した。2人の差は約10万票。アレナードがかなり優位なポジションに立ったと言えそうだ。

     さらに一塁手部門では1位のライアン・ジマーマン(ナショナルズ)と2位のアンソニー・リゾー(カブス)が約7万票差の接戦を繰り広げ、遊撃手部門でも1位のザック・コザート(レッズ)を2位のコリー・シーガー(ドジャース)が約10万票の差で追っている。

     ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)に続いてサノーがホームラン・ダービーへの出場を表明するなど、徐々に盛り上がりを見せつつある今年のオールスター・ゲーム。夢の球宴への切符を手にするのはどの選手なのか。最終枠を除く各リーグ31人の出場選手は日本時間7月3日に発表される予定となっている。


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  • 【戦評】アンドゥハーが鮮烈デビュー! 田中6勝目

    2017.6.29 16:36 Thursday

     アーロン・ヒックス、スターリン・カストロに続いて勝負強い打撃でチームに貢献していたマット・ホリデイまでもが離脱。故障者が続出し、苦しい状況が続くヤンキースだが、ホリデイの故障者リスト入りに伴ってメジャー昇格を果たしたミゲル・アンドゥハーが球団史に残る鮮烈なデビューを飾った。

     日本時間6月29日のホワイトソックス戦。この日のヤンキースは「6番・一塁」に本来捕手であるオースティン・ロマイン、「7番・指名打者」に今日メジャーへ昇格したばかりのアンドゥハー、「8番・レフト」にカストロの故障者リスト入りに伴って昨日メジャーへ昇格したばかりのタイラー・ウェイドが入るという、苦しい台所事情が反映されたラインナップを組まざるを得なかった。

     しかし1回表、相手先発のカルロス・ロドンの制球難に遊撃ティム・アンダーソンの失策が絡んで1点を先制すると、二死満塁のチャンスでメジャー初打席のアンドゥハーがセンター前へタイムリーを放ち、2点を追加。いきなり3点のリードを奪うことに成功する。

     先発の田中将大が5回裏にメルキー・カブレラに2点タイムリーを浴びて1点差に迫られたものの、直後の6回表にウェイド、ロナルド・トレイエス、ブレット・ガードナーの3者連続タイムリーとアーロン・ジャッジの27号ツーランが飛び出して一挙5得点。打線が見事に繋がり、一気に試合を決めた。

     9回表にはディディ・グレゴリウスに9号ツーラン、アンドゥハーに2点タイムリーツーベースが飛び出し、さらに4点を追加。9回裏にタイラー・ウェブがアダム・エンゲルに2号ソロを浴びて1点を失ったものの、ヤンキースが12-3で快勝し、田中は6回2失点で今季6勝目(7敗)をマークした。

     アンドゥハーは4打数3安打4打点の大活躍。1四球と合わせてデビュー戦で4出塁はヤンキースでは1947年4月26日のラルフ・ハウク以来70年ぶり、デビュー戦での4打点は打点が公式記録となった1920年以降では球団最多記録となった。また、デビュー戦で3安打かつ3打点以上も球団初の快挙となっている。

     「メジャー初打席が満塁で回ってきたのに、彼はベテラン選手のように振る舞っていたよね。以前からずっとメジャーにいるような感じだった。見ていて楽しかったよ」と今季大活躍中のジャッジはアンドゥハーの初打席を振り返ったが、ベテランの離脱に伴って若手が次々に台頭してくる今季のヤンキースはやはり以前のヤンキースとはどこか違う。若手のイキのいい活躍とベテランの経験が上手く融合すれば、5年ぶりの地区優勝、そして8年ぶりのワールドシリーズ制覇も決して夢ではなさそうだ。


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  • 【戦評】黄載鈞(ファン・ジェギュン)デビュー戦で決勝弾!

    2017.6.29 15:37 Thursday

     今年1月にマイナー契約でジャイアンツに加入した韓国人内野手の黄載鈞(ファン・ジェギュン)。開幕からAAA級でのプレイが続いていたが、契約上の都合もあって日本時間6月29日にメジャー昇格。昨季韓国球界で打率.335、27本塁打、113打点、25盗塁をマークした大型内野手が、デビュー戦で早速輝きを放った。

     日本時間6月29日のロッキーズ戦、ブルース・ボウチー監督はファンを「5番・三塁」でスタメン起用した。2回裏のメジャー初打席は5球目のスライダーを打って三塁ゴロに倒れ、一死一、三塁のチャンスで回ってきた4回裏の第2打席も投手ゴロに終わったものの、メジャー初打点を記録。続く6番ニック・ハンドリーが3号ツーランを放って逆転に成功したジャイアンツだったが、6回表にロッキーズの新人マイク・トーチマンにメジャー初安打初打点となるタイムリーを浴びて同点に追い付かれてしまう。

     ファンの第3打席は3-3の同点に追い付かれた直後の6回裏、二死走者なしの場面で回ってきた。カウント2-0からの3球目、真ん中付近に甘く入ったチェンジアップを逃さなかった。打った瞬間それと確信した打球は左中間スタンド中段へ飛び込む勝ち越し弾。開幕からAAA級でメジャー昇格の日を待ち続けた男が、デビュー戦で最高の仕事をやってのけた。

     「我々は皆、彼が経験してきたこと、そしてここに来るために韓国を去ったということを知っているよ。彼は夢を叶え、大きなホームランを打ったんだ」とボウチー監督。ファン自身も「本当に信じられない。これまでにもいくつもの素晴らしい経験をしてきたけど、まだ信じられないよ。どんなに特別か、言葉では言い表せないね」と興奮を隠しきれない様子だった。

     8回裏にも1点を追加したジャイアンツは先発のタイ・ブラック以下、4投手の継投でリードを守り抜き、ロッキーズ3連戦をスイープ。守護神マーク・マランソンが今季2度目の故障者リスト入りとなるなど、明るい話題の少ない今季のジャイアンツだが、ファンの活躍が数少ない光明となるかもしれない。なお、地区最下位のジャイアンツにスイープを喫したロッキーズはこれで8連敗となった。


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  • 【戦評】マリナーズ 守護神の乱調で逆転負け

    2017.6.29 14:32 Thursday

     日本時間6月19日からの6連勝で一時は貯金を2まで増やしたものの、そこからの3連敗で再び借金生活となったマリナーズ。両リーグ最低勝率のフィリーズ相手に連敗は避けたいところだったが、昨日の試合で0.2回4失点の大炎上となった守護神エドウィン・ディアスがリードを守ることができなかった。

     フェリックス・ヘルナンデス(マリナーズ)とマーク・ライターJr.(フィリーズ)の両先発で始まったこの試合。1回裏にマリナーズが4番ネルソン・クルーズのタイムリーで先制すると、フィリーズは3回表に9番タイ・ケリーの1号ツーランなどで3点をあげて逆転に成功する。しかし、マリナーズは4回裏に5番カイル・シーガーの9号ソロと7番ダニー・バレンシアの8号ソロで同点に追い付くと、5回裏には3番ロビンソン・カノーに14号ソロが飛び出し、本塁打攻勢で逆転。その後は両軍の投手陣が踏ん張り、マリナーズが4-3と1点をリードした状況で最終回を迎えた。

     ここでマリナーズのスコット・サービス監督は守護神ディアスを迷わず投入。前日の乱調があったにもかかわらず、守護神への信頼は変わっていなかった。ところが、ディアスは9回表の先頭打者、4番トミー・ジョセフにカウント3-2からの速球をレフトスタンドへ運ばれ、あっという間に同点に追い付かれてしまう。さらに、二死から7番キャメロン・パーキンスを歩かせ、まさかのボークで二死二塁。そして、8番アンドリュー・ナップにライトへのヒットを浴び、勝ち越し点を献上してしまった。

     「1点差の9回にエドウィン・ディアスが投げていれば、たいていの場合は安心するだろう。今日はたまたまピッチングが良くなかっただけだよ」とサービス監督はディアスをかばったが、昨日は自身のエラーから崩れて4失点、今日は先頭打者に同点弾を浴び、ボーク後に決勝点を献上と、投球内容は決して褒められたものではない。登板間隔が空いたことを指摘する声もあるが、「100%準備はできていた」とディアス自身はその影響を否定する。「いくつか失投があった。失投をすれば打たれるのは当然だよ」

     サービス監督はクローザー交代を否定したが、ディアスが本来のピッチングを取り戻せないようだと、ワイルドカード獲得に向けての戦いは厳しいものになりそうだ。


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  • ロイヤルズGM「買い手に回ることを検討中」

    2017.6.29 11:49 Thursday

     低調なスタートを切り、また、今季終了後にFAとなる主力選手を多く抱えていることもあって、7月末のトレード・デッドラインで売り手に回ることが濃厚と見られていたロイヤルズが買い手に回る可能性が出てきた。

     オーナーのデービッド・グラス、スカウト部門のスタッフ数名と共にタイガースの本拠地コメリカ・パークを訪れたデイトン・ムーアGMは、ポストシーズン進出を狙える位置にいる場合、買い手に回ることを検討中であると明言した。

     「グラス・オーナーは我々のニーズに常にとても協力的です。ペイロールについても常にとても寛容です。もちろん、ペイロールを増やさずにチームを向上させる方法を模索するつもりですが、それはペイロールを増やさないことを意味するわけではありません」とポストシーズン進出に向けて、オーナーの協力のもと、現有戦力によるやり繰りだけでなく、外部からの補強も視野に入れているようだ。

     ムーアGMは現有戦力でもポストシーズン進出を争えると自信を持っている一方で、エリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、ロレンゾ・ケイン、ジェイソン・バルガス、アルシデス・エスコバーといった今オフFAになる主力選手たちを簡単に手放すつもりはないと語っている。「我々は他球団と同様に、FA選手と契約できるように競争するつもりです。私の考えでは、我々は彼ら(=ロイヤルズからFAになる選手たち)と契約するのに最も良いポジションにいます。なぜなら他球団よりも彼らのことをよく知っているからです」

     この動きは7月末までにロイヤルズから放出されるであろう選手の獲得を狙っていた他球団の動きにも影響を与えるはずだ。スタートダッシュ失敗から巻き返し、ワイルドカードのみならず地区優勝も視界に入りつつあるロイヤルズがどのような動きを見せるのか。そして、それに伴って他球団がどう動いていくのか。多くの球団にポストシーズン進出の可能性があり、様々な思惑がうごめく今年のトレード・デッドラインは例年以上に面白くなりそうだ。


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  • マリナーズ スマイリーがトミー・ジョン手術へ

    2017.6.29 11:28 Thursday

     先発ローテーションの一角として期待していた投手に故障が相次いでいる今季のマリナーズ。その中で唯一、今季の登板がなかったドリュー・スマイリーがトミー・ジョン手術を受けることが決定した。

     スマイリーは今年1月にカルロス・バルガス、マレックス・スミス、ライアン・ヤーブローの3選手とのトレードでマリナーズに加入。本拠地セーフコ・フィールドにフィットするフライボール・ピッチャーであり、新天地での飛躍が期待されていた。3月にはアメリカ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシックにも出場し、2次ラウンドのベネズエラ戦で先発して4.2回3安打8奪三振1失点(自責点0)の好投でチームの勝利に大きく貢献。しかしその後、左腕屈筋痛で開幕前に故障者リスト入りしていた。

     スマイリーは実戦復帰に向けて調整中で、実戦形式の練習で登板するところまで回復していた。しかし、登板後に左腕の状態が良くないことを訴え、診断の結果、トミー・ジョン手術が必要だという判断に至ったようだ。一般的に、トミー・ジョン手術からの戦列復帰には12~15ヶ月が必要だと言われており、スマイリーの戦列復帰は早くても来年のオールスター前後ということになる。

     今季はフェリックス・ヘルナンデス、岩隈久志、ジェームズ・パクストン、スマイリー、ヨバニ・ガヤードの5人で先発ローテーションを形成する構想だったマリナーズ。しかし、ブルペン降格となったガヤード以外の4投手はすでに故障者リスト入りを経験しており、スマイリーは今季全休が確定。岩隈もまだ戦列復帰を果たせていない。マリナーズは苦しい戦いながらもなんとかワイルドカード争いに加わっているが、ワイルドカード獲得を諦めないのであれば、7月末のトレード・デッドラインまでに先発投手の補強に動く必要がありそうだ。積極的にトレードを行うことで知られるジェリー・ディポートGMがどのような動きを見せるのか注目したいところである。


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  • 同僚批判のモンテロが事実上の戦力外に

    2017.6.29 10:39 Thursday

     日本時間6月28日のナショナルズ戦でトレイ・ターナーの4盗塁を含む7盗塁を許したジェイク・アリエタとミゲル・モンテロのバッテリー。試合後、モンテロは7盗塁を許した責任をアリエタに押し付けるような発言をしたが、試合から一夜明け、カブスはモンテロにDFA(事実上の戦力外)を通告した。

     午前中にセオ・エプスタイン球団社長から電話をもらったというモンテロは「おそらく何かが起こるだろうとは思っていた。僕は理解しているよ、本当に。僕が責任を取って、これからチームが浮上していくなら、僕も嬉しいよ。彼らには成功してほしいんだ」と語り、DFAの通告に対して驚きはなく、チームの判断を受け入れている様子だった。

     昨日の試合で7盗塁を許し、今季の盗塁阻止率が.031(32-1)まで落ち込んだモンテロは試合後、「盗塁が僕の責任になっちゃうなんて酷いよね。しっかり見ればわかると思うけど、投手が僕に(盗塁を刺すための)時間を与えてくれないんだよ。それが『モンテロは盗塁を刺せないぞ!』ってなっちゃうんだ。けど、実際は投手が走者を釘付けにできていないだけなんだよ」と、盗塁を刺せない原因を投手陣に押し付けるような発言をしていた。

     その後、モンテロは昨日の試合でバッテリーを組んだアリエタと会話を交わしたという。アリエタに謝罪したうえで、アリエタ自身も「起こったことを言っただけだし、それは正しいよ。走者に対して良い仕事ができなかった」とモンテロに同意したそうだ。モンテロはチームメイトとの関係が良好であることを明言し、DFAの通告後には自身のTwitterでシカゴの街、カブスのファン、そして球団に対する感謝の気持ちを述べている。

     しかし、モンテロとチームメイトの関係がどうであれ、モンテロの試合後の発言はエプスタイン球団社長にとって受け入れられるものではなかった。「我々は選手たちに、たとえそれが自分の失敗ではないにしても、責任を受け入れて、ステップアップしていってほしい。支え合えるチームメイト同士であってほしいんだ」と語ったエプスタイン球団社長は、ジョー・マドン監督や数名の選手たちと話した後、モンテロのDFAを決断した。モンテロの発言を聞いてからDFAを決断するまでに、それほど時間は掛からなかったという。

     「我々の目標を成し遂げるために、様々なことを考慮した結果、これが正しい選択だと判断したんだ」とマドン監督。今季のモンテロはウィルソン・コントレラスに次ぐ二番手捕手という位置付けながら、4月は打率.394、OPS1.035という好成績をマークしていた。しかし、その後はバットが湿りがちで、盗塁もほとんど刺せない状況に陥っていたため、遅かれ早かれ戦力外にはなっていたのかもしれない。「モンテロは現在我々のチームが抱えている問題の全責任を負ったわけではない。彼をスケープゴートにすべきではない」とエプスタイン球団社長は語ったが、今回の騒動をきっかけに、モンテロの希望通りに、チーム状態が上向いていくことを願うばかりである。


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  • 【戦評】前田健太 7回無失点の好投で今季6勝目!

    2017.6.28 17:11 Wednesday

     先発ローテーションの5投手に1日ずつの休養を与えるためにスポット・スターター(谷間の先発)として起用された前田健太(ドジャース)が今季最高のピッチングを披露し、6勝目をマークした。

     前日の試合で10連勝がストップしたドジャース。前田が打たれて連敗となれば少なからず嫌な流れになるところだったが、そんな心配は無用だった。立ち上がりはボールが先行することもあり、エンゼルス打線の早打ちに助けられた部分もあったが、92球で今季自己最長となる7イニングを投げ抜き、打たれたヒットは4本。6三振を奪った一方で四球は1つも与えず、今季12度目の先発にして初の無失点という見事なピッチングを披露した。

     「この3試合か4試合くらい、前田は積極的に攻めているよね。ストライクゾーンを積極的に攻めて、打者を受け身にしている。速球もとても良い。コマンドも優秀だ。今夜はスライダーもカーブもキレがあって、レパートリーが豊富だったね。相手打線は前田に対してまともにスイングできていなかったよ。7イニングも投げてくれたけど、これは我々が新たな連勝を始めるのに必要だったんだ」とデーブ・ロバーツ監督は前田の好投を絶賛した。

     先発ローテーションの一角を担っていたブランドン・マッカーシーが故障者リスト入りしたこともあり、今後も前田には先発の機会が与えられると見られている。エンゼルスのマイク・ソーシア監督が「彼はとてもよくコーナーを攻めていたね。緩急もしっかり使えていた。様々な球種を駆使して、我々の打線を苦しめていたよ。上手く攻略できず、7イニングも投げられてしまった」と前田に対する完敗を認めていたように、今日のようなピッチングができるのであれば、先発ローテーション復帰には何の問題もないだろう。

     ドジャース打線は5回までエンゼルスの先発ジェシー・チャベスに無得点に封じられていたものの、6回裏に4番コディ・ベリンジャーのタイムリーと6番ジョク・ピーダーソンの7号スリーランで一挙4得点。今日の前田にはこの4点で十分だった。

     「素晴らしい試合だった。我々は豊富な先発投手陣を抱えている。前田は自分がコントロールできることを理解していると思うし、彼はそれに責任を持ち、しっかり結果を残してくれると信じているよ」とロバーツ監督は前田の先発ローテーション復帰については口を濁したが、今日の快投は首脳陣に対する大きなアピールとなったに違いない。


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  • 【戦評】代打・イチローが勝ち越しタイムリー!

    2017.6.28 16:33 Wednesday

     同点に追い付かれた直後の7回裏、代打で登場したイチローのメジャー通算3051本目のヒットが決勝タイムリーとなり、マーリンズがメッツとの同地区対決を制した。

     ドン・マティングリー監督は「イチローについて知っていることは、常に準備ができているということだよ」と語る。「彼はどんな状況に対しても準備ができているんだ。試合の後半で起用しても、1日だけスタメンで起用しても、彼は準備ができている」とマティングリー監督が全幅の信頼を置くベテランのバットがチームに決勝点をもたらした。

     イチローが逆方向へ放った打球の初速はStatcastによると時速87.8マイル(約141.3km/h)。ヒットになる可能性はたった29%という打球だったが、その打球は綺麗に三遊間を抜けていった。

     その後、マーリンズは一死満塁とチャンスを広げ、3番クリスチャン・イェリッチがセンター前へ2点タイムリー。イチロー、イェリッチという左打者が、メッツで最も安定感のあるリリーフ左腕であるジェリー・ブレビンスを攻略し、チームを勝利に導いた。

     イチローは6試合連続安打のあと、7試合連続で無安打に終わっていたが、これで再び2試合連続安打。相変わらず代打での出場が大半を占めているが、6月は28打数9安打(打率.321)と、打率1割台に終わった過去2ヶ月と比べて明らかに調子は上がっている。正左翼手であるマーセル・オズーナら主力選手の放出が噂される中、復調傾向にあるイチローの存在はチームにとってより貴重なものとなっていくに違いない。


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