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  • エンゼルス・トラウト MVP投票で4位以下は3年ぶり2度目

    2020.11.4 13:30 Wednesday

     日本時間11月3日に発表されたアメリカン・リーグのMVPのファイナリスト3名のなかにマイク・トラウト(エンゼルス)の名前はなかった。これにより、トラウトはメジャー定着を果たした2012年以降では2017年に続いて自身2度目となるMVP投票での4位以下が確定した。トラウトは2012年から2019年までの8年間でMVPを3度受賞し、2位が4度、4位が1度。今季のファイナリスト3名にはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)、ホゼ・ラミレス(インディアンス)が選出された。

     40試合しか出場しなかったメジャー1年目の2011年を除き、トラウトがMVP投票での順位が最も低かったのは2017年(4位)。この年は打率.306、33本塁打、72打点、22盗塁の好成績をマークし、出塁率.442、長打率.629、OPS1.071はいずれもリーグ1位の数字だったが、故障により114試合にしか出場できなかったことが大きく響いた。

     現在29歳のトラウトは、2014年、2016年、2019年とすでにMVPを3度受賞しており、これはメジャー歴代2位タイの記録。これを上回るのは7度受賞したバリー・ボンズ(元ジャイアンツなど)だけである。

     また、トラウトは8年連続でMVP投票の5位以内にランクインしているが、「エリアス・スポーツ・ビューロー」によると、これはメジャー記録。日本時間11月13日に発表される投票結果で4位または5位にランクインすれば、この記録をさらに更新することになる。

     今季のトラウトは53試合に出場して打率.281、17本塁打、46打点を記録。新人王に輝いた2012年から8年連続で11盗塁以上をマークしていたが、今季は1盗塁にとどまり、5年連続4割以上だった出塁率は.390、3年連続で10割以上だったOPSも.993と例年に比べるとやや低調なパフォーマンスに終始し、守備面でも精彩を欠いた。

  • ニューヨーク2球団によるリアルミュート争奪戦が勃発か

    2020.11.4 12:30 Wednesday

     フィリーズからフリーエージェントとなったJ・T・リアルミュートは、今オフのフリーエージェント市場における最大の注目選手の1人である。トップ・プロスペクトのシクスト・サンチェスを放出してまでリアルミュートを獲得したフィリーズが再契約を目指しているほか、スティーブ・コーエンを新オーナーに迎えて豊富な資金を有するメッツもリアルミュートの獲得を目指している。「MLBネットワーク・ラジオ」のスティーブ・フィリップスによると、ここにヤンキースも加わり、ニューヨーク2球団による争奪戦が勃発する可能性もあるようだ。

     今オフのフリーエージェント市場において、リアルミュートの次に有力な捕手として挙げられているのはヤディアー・モリーナやジェームス・マッキャン。つまり、一線級の捕手の獲得を目指す球団にとって、獲得候補はリアルミュートの一択という状況なのだ。

     フィリーズのジョン・ミドルトン・オーナーはトップ・プロスペクトを放出してまで獲得したリアルミュートとの再契約を望んでいるものの、コロナ禍のなかでどれくらいの資金をリアルミュートに投入できるか不透明な状況。メッツを移籍先の最有力候補に挙げる声は非常に多い。

     その一方、ヤンキースがリアルミュート獲得に動く可能性を指摘する声もある。前出のフィリップスのほか、「ジ・アスレチック」のジム・ボウデンもリアルミュートが最もフィットするチームとしてヤンキースの名前を挙げている。

     ヤンキースは正捕手ゲーリー・サンチェスをあと2年保有できるものの、依然として守備難を克服できないだけでなく、今季は49試合で打率.147、10本塁打、24打点、64三振、OPS.618という深刻な打撃不振に苦しんだ。シーズン終盤からポストシーズンにかけての戦いでは、控え捕手のカイル・ヒガシオカに正捕手の座を明け渡す有り様だった。

     こうした事情もあり、ヤンキースがサンチェスをトレードで放出したうえでリアルミュートを獲得する可能性が取り沙汰されている。ニューヨーク2球団は球界ナンバーワン捕手を巡って火花を散らすことになるのだろうか。

  • FA市場で「不作」の三塁手 ブライアントとアレナードに注目

    2020.11.4 12:00 Wednesday

     アンソニー・レンドン(エンゼルス)、ジョシュ・ドナルドソン(ツインズ)、マイク・ムスターカス(レッズ)がフリーエージェントとなった昨オフに比べ、今オフのフリーエージェント市場では三塁手の人材不足が目立っている。ジャスティン・ターナーはドジャースとの再契約が有力視されており、それに続くのはジェッド・ジョーコ、エリック・ソガード、トッド・フレイジャーといった顔ぶれだ。よって、三塁手の補強を目指す球団はトレード市場に目を向けると見られている。

     三塁手の補強が必要であると言われているのは、ブレーブス、ブルージェイズ、ナショナルズ、タイガースなど。これらの球団は、フリーエージェント市場だけでなくトレード市場での三塁手の補強も検討するに違いない。そのトレード市場で注目を集める存在になると見られているのがクリス・ブライアント(カブス)とノーラン・アレナード(ロッキーズ)だ。

     アレナードは2026年までの8年契約を結んでいるが、来季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を有している。よって、ロッキーズは「フリーエージェントまで残り1年」の選手と同等の扱いをする可能性がある。一方、ブライアントは来季終了後にフリーエージェントとなる。よって、両者とも今オフ中に放出される可能性があると見られている。

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、カブスは来季の年俸総額を大幅に削減したいと考えているという。今季の年俸が1860万ドルだったブライアントの放出に成功すれば、その目標の達成に大きく近付くことができる。ブライアントは昨オフ、フリーエージェントを遅らせるために意図的にメジャーデビューを遅らされたことをめぐって球団と争っており、球団との関係が良好でないこともトレードでの放出を後押しする。

     しかし、今オフは新型コロナウイルスの影響もあって年俸総額の削減を目指している球団が多く、高額年俸選手を放出する際には足元を見られる可能性が高い。ブライアントは高額年俸に加えて、34試合で打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644という自己最悪のシーズンを過ごしており、カブスが期待するほどの対価は確実に得られない。カブスが対価を高望みすれば、昨オフのようにトレードは成立せず、ブライアントは来季もカブスの一員としてプレーすることになるだろう。

  • Gグラブ賞決定に使用された守備指数 前田は2位、秋山は3位

    2020.11.4 11:30 Wednesday

     今季のゴールドグラブ賞の選考は、監督・コーチによる投票が行われず、アメリカ野球学会が算出する「SABR Defensive Index」(略称SDI)という守備指数に基づいて受賞者が決定された。すでにアメリカ野球学会のホームページではSDIのランキングが公開されており、前田健太(ツインズ)はアメリカン・リーグ投手部門2位、秋山翔吾(レッズ)はナショナル・リーグ左翼手部門3位で惜しくも受賞を逃す結果となった。

     1957年に創設されたゴールドグラブ賞は、各球団の監督とコーチによる投票により受賞者が決定されてきた(自軍の選手には投票不可)が、2013年からSDIも考慮されるようになった。とはいえ、SDIが選考に占める割合は25%に過ぎず、監督・コーチによる投票の結果が75%という大部分を占めていたため、フィールド上での印象などに左右される部分も大きかった。

     しかし、今季は60試合制という短縮シーズンでの開催となり、しかもレギュラーシーズンは同地区内での対戦のみとなった。監督・コーチは限定された球団の選手のプレーしか目にしていないため、ゴールドグラブ賞の選考における監督・コーチによる投票は中止。例年25%だったSDIが占める割合を100%としてゴールドグラブ賞の選考が行われた。

     アメリカ野球学会のホームページで公開されているランキングを見れば一目瞭然だが、ランキングで上位の選手が順当にファイナリストに名を連ね、ランキングで1位の選手がゴールドグラブ賞の受賞者に選ばれている。ファイナリスト発表の際、レイズの名手ケビン・キアマイアーの名前がないことに驚きの声が上がったが、キアマイアーはア・リーグ中堅手部門で4位。ア・リーグ全体で8位という好成績ながら、キアマイアーより優れた数値を記録した中堅手が3人もいたため、ファイナリストから漏れる結果となった。

     SDIは守備指標の代表とも言える守備防御点(DRS=Defensive Runs Saved)のほか、UZR(=Ultimate Zone Rating)、RED(=Runs Effectively Defended)、DRA(=Defensive Regression Analysis)、TZR(=Total Zone Rating)といった各種の守備指標、さらにはStatcastが集計したデータなどを総合して算出されている。こうしたデータと実際のプレーを見た印象との乖離は存在するかもしれないが、今季は「SDIで1位の選手がゴールドグラブ賞」という極めてわかりやすい選考となった。

  • ゴールドグラブ賞の受賞者が決定 前田と秋山は受賞ならず

    2020.11.4 11:00 Wednesday

     日本時間11月4日、ゴールドグラブ賞の受賞者が発表され、ファイナリストに名を連ねていた前田健太(ツインズ)と秋山翔吾(レッズ)は惜しくも受賞を逃した。今季は監督・コーチによる投票が行われず、アメリカ野球学会が算出する守備指標に基づいて受賞者が決定。その影響もあったのか、多くの初受賞者が誕生する結果となった。

     アメリカン・リーグでは一塁手部門のエバン・ホワイト(マリナーズ)と中堅手部門のルイス・ロバート(ホワイトソックス)がメジャー1年目での受賞。新人一塁手による受賞は同賞創設以来初の快挙となった。また、今季限りで現役引退のアレックス・ゴードン(ロイヤルズ)は4年連続8度目の受賞となった。

     ナショナル・リーグでは三塁手部門のノーラン・アレナード(ロッキーズ)がメジャー1年目から8年連続8度目の受賞。これを上回るのはメジャー1年目から10年連続で受賞したイチロー(元マリナーズなど)だけである。各リーグの受賞者は以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    投手 グリフィン・キャニング(エンゼルス)初
    捕手 ロベルト・ペレス(インディアンス)2年連続2度目
    一塁 エバン・ホワイト(マリナーズ)初
    二塁 セザー・ヘルナンデス(インディアンス)初
    三塁 イサイアー・カイナーファレファ(レンジャーズ)初
    遊撃 J・P・クロフォード(マリナーズ)初
    左翼 アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)4年連続8度目
    中堅 ルイス・ロバート(ホワイトソックス)初
    右翼 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)初

    ナショナル・リーグ

    投手 マックス・フリード(ブレーブス)初
    捕手 タッカー・バーンハート(レッズ)3年ぶり2度目
    一塁 アンソニー・リゾー(カブス)3年連続4度目
    二塁 コルテン・ウォン(カージナルス)2年連続2度目
    三塁 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)8年連続8度目
    遊撃 ハビアー・バイエズ(カブス)初
    左翼 タイラー・オニール(カージナルス)初
    中堅 トレント・グリシャム(パドレス)初
    右翼 ムーキー・ベッツ(ドジャース)5年連続5度目

  • 名捕手の後継者として期待されるカージナルスの有望株・ヘレーラ

    2020.11.3 11:23 Tuesday

     カージナルスが次代の正捕手候補として期待する有望株イバン・ヘレーラはヤディアー・モリーナ、バスター・ポージー、サルバドール・ペレスに憧れながらパナマで育った。プレーするときはいつも彼らの真似をし、それ以外の時間は彼らとチームメイトになることがどんなものかを想像した。もしこのうちの誰かに会えたらどんな会話をするかを考えたりもした。だから、カージナルスから契約のオファーがあったとき、マーリンズからも声が掛かっていたが、契約を決断するのに長い時間はかからなかった。

     ヘレーラは「僕がカージナルスを選んだのは、毎年勝ち越している球団であるということと、いつかメジャーリーガーになってヤディアー・モリーナと一緒にプレーし、彼から学びたいと思ったからだ」と語る。「モリーナの存在は僕がカージナルスを選んだ大きな理由だよ」とカージナルスとの契約を決断した理由を明らかにした。

     2016年7月2日に契約金20万ドルでサインしたヘレーラは現在、球団別のプロスペクト・ランキングでカージナルスの4位にランクインしている。来季はAA級でプレーすることが予想されるが、モリーナと一緒にプレーするという目標を達成できるかどうかは今オフのモリーナの去就次第だ(モリーナは今オフ、キャリア初のフリーエージェントとなった)。もしモリーナが他球団と契約した場合、アンドリュー・キズナーが正捕手となり、ヘレーラの目標は叶わないだろう。

     とはいえ、ヘレーラの目標は部分的には達成されている。夏季キャンプではモリーナの姿を見て、できる限り多くのことを吸収しようとした。レギュラーシーズンが開幕してマイナーキャンプ地へ移動したあとも、自身のメンターでありヒーローでもあるモリーナと連絡を取り合おうと努力した。

     「ほぼ毎日(モリーナと)一緒にトレーニングをしたし、彼はたくさんのアドバイスをくれた」とヘレーラ。「そのアドバイスは今後のキャリアにおいて大いに役立つと思う。基本的なことからメンタルの部分まで、たくさんのことを学ぶことができた。ディフェンスの基本についてもたくさんの話をした」とモリーナと過ごした時間はヘレーラにとってかけがえのない財産となっている。

     「打撃先行型の捕手」として注目を集めたヘレーラにとって、守備力の向上はメジャー昇格に向けての大きなポイントとなる。マイナー通算打率.309、昨オフに参加したアリゾナ秋季リーグでも打率.324と打撃面では着実に結果を残しており、守備力の向上が進めばメジャー昇格の日はグッと近付くはずだ。

     ここ最近のヘレーラは、早起きして朝8時にはジムにいて2時間のトレーニングを行い、打撃練習と守備練習を日常的に行っているほか、週に2度のペースでスローイングの練習にも取り組んでいるという。2021年シーズンの開幕に向けて、より完成度の高い選手になるために努力を続けている。

     「2020年は多くのメジャーリーガーやマイナーリーガーにとって大変な1年だった。つらかったけど、その経験から何かポジティブなものを得なければならない。僕はこの1年でたくさんのことを学ぶことができた。これからもポジティブにやっていくよ」とヘレーラ。20歳の有望株の目はすでに来季以降の戦いを見据えている。

  • メッツがトレードでカブス・ダルビッシュの獲得を狙う?

    2020.11.3 10:30 Tuesday

     スティーブ・コーエンが新オーナーとなったメッツは、今オフの移籍市場で積極的な戦力補強を展開することが予想されている。そんななか、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は、メッツがダルビッシュ有(カブス)の獲得に動く可能性に言及した。同記者によると、カブスは年俸総額の大幅削減を望んでおり、ダルビッシュがトレード要員となる可能性があるという。

     コーエンは北米プロスポーツ史上最高額でメッツを買収し、多くの球団オーナーが新型コロナウイルスの影響による減収でコストカットを目指しているなか、最も裕福なオーナーとなった。シャーマンは「(コーエンにとって)移籍市場で優位な立場になるためにベストのタイミングだ」と述べ、今オフのメッツが大型補強を行う可能性について言及した。

     今オフは年俸総額の削減を目指す球団が、例年よりも少ない対価で高額年俸選手の放出に動く可能性があると言われている。メッツはフランシスコ・リンドーア(インディアンス)の獲得を狙っていると見られるが、先発投手の補強も急務となっており、それを踏まえてシャーマンは「メッツがダルビッシュの獲得に動く可能性がある」と伝えている。

     ダルビッシュは今後3年間で5900万ドル分の契約を残している。カブスは来季終了後にハビアー・バイエズ、クリス・ブライアント、アンソニー・リゾー、カイル・シュワーバーと主力野手が一斉にフリーエージェントとなるため、それに備えなければならない。

     カブスがブライアントやシュワーバーの放出に動く可能性もあるが、メッツの補強ポイントには合致しない。シャーマンは「コーエンがダルビッシュと合わせてクレイグ・キンブレルも引き取ることを提案すれば、カブスはダルビッシュの放出を真剣に考える可能性がある」と具体的なトレード案にも言及した。

     なお、シャーマンはメッツが獲得に動く可能性のある選手として、リンドーアとダルビッシュのほか、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)とノーラン・アレナード(ロッキーズ)の名前も挙げている。

  • 大手移籍情報サイトが田中のヤンキース残留を予想 3年3900万ドル

    2020.11.3 10:11 Tuesday

     大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」は日本時間11月3日、今オフのフリーエージェント選手トップ50を契約予想とともに発表し、10位にランクインした田中将大はヤンキースと3年3900万ドルで再契約するとの予想になった。同サイトは、田中がヤンキースと再契約しなかった場合の移籍先の候補として同じニューヨークに本拠地を置くメッツのほか、カブス、ブレーブス、ジャイアンツ、エンゼルス、ブルージェイズ、ナショナルズ、フィリーズ、レッドソックス、ホワイトソックスを挙げている。

     同サイトはまず、ヤンキースが7年前にポスティング料2000万ドルを支払ったうえで田中と7年1億5500万ドルの大型契約を結んだことを紹介。メジャーで18度の先発を終えた時点で右肘の内側側副靭帯を部分断裂したことにも言及したが、「ドクターたちは手術は必要ないと話した。それから6年以上が経過したが、田中はトミー・ジョン手術を必要としていない」と大きな問題にならなかったことを伝えた。

     同サイトは、サイ・ヤング賞の投票で7位にランクインした2016年をピークとして、田中がヤンキースで計算できる先発投手として活躍してきたことを紹介。2016~19年の4年間は平均30試合に先発し、今季も開幕前に打球を頭部に受けるアクシデントがあったものの、それを除けば健康にシーズンを過ごしたことを伝えた。

     キャリアを通して被本塁打が多い傾向がある一方、「非の打ち所がないコントロールを持っている」と田中の制球力を絶賛。「7年前ほどワクワクする存在ではないものの、ヤンキースという人気球団で4.00未満の防御率を記録してきた能力の高さは多くの球団から関心を集めるだろう」と今オフの動向について言及した。また、クオリファイング・オファーを提示されず、獲得の際にドラフト指名権の喪失が発生しないことも田中の人気を後押しする要素として挙げている。

     そして、同サイトの契約予想は「ヤンキースと3年3900万ドルで再契約」というもの。ヤンキースは同サイトの予想通り、田中の引き留めに動くのだろうか。今後の動向に注目だ。

  • MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞のファイナリスト発表

    2020.11.3 09:52 Tuesday

     日本時間11月3日、「MLBネットワーク」の番組内で全米野球記者協会の投票によって決まる各賞(MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞)のファイナリストが発表された。投票はレギュラーシーズン終了時に終了しており、ファイナリストとは投票結果の上位3名を指す。日本人選手では、前田健太(ツインズ)がアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞、ダルビッシュ有(カブス)がナショナル・リーグのサイ・ヤング賞のファイナリストに名を連ねた。

     最終的な受賞者は日本時間11月10日から13日にかけて4日連続で新人王、最優秀監督賞、サイ・ヤング賞、MVPの順に発表される。各賞のファイナリスト3名の顔ぶれは以下の通り。

    新人王(日本時間11月10日発表)

    ◆ア・リーグ
    クリスチャン・ハビアー(アストロズ)
    カイル・ルイス(マリナーズ)
    ルイス・ロバート(ホワイトソックス)

    ◆ナ・リーグ
    アレック・ボーム(フィリーズ)
    ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)

    最優秀監督賞(日本時間11月11日発表)

    ◆ア・リーグ
    ケビン・キャッシュ(レイズ)
    チャーリー・モントーヨ(ブルージェイズ)
    リック・レンテリア(ホワイトソックス)

    ◆ナ・リーグ
    ドン・マティングリー(マーリンズ)
    デービッド・ロス(カブス)
    ジェイス・ティングラー(パドレス)

    サイ・ヤング賞(日本時間11月12日発表)

    ◆ア・リーグ
    シェーン・ビーバー(インディアンス)
    前田健太(ツインズ)
    柳賢振(ブルージェイズ)

    ◆ナ・リーグ
    トレバー・バウアー(レッズ)
    ダルビッシュ有(カブス)
    ジェイコブ・デグロム(メッツ)

    MVP(日本時間11月13日発表)

    ◆ア・リーグ
    ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)
    DJ・レメイヒュー(ヤンキース)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)

    ◆ナ・リーグ
    ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    マニー・マチャド(パドレス)

  • ダルビッシュがサイ・ヤング賞のファイナリスト3名に選出!

    2020.11.3 09:18 Tuesday

     日本時間11月3日、全米野球記者協会の投票によって決定される各賞(MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞)のファイナリスト3名が発表され、ダルビッシュ有(カブス)はトレバー・バウアー(レッズ)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)とともにナショナル・リーグのサイ・ヤング賞のファイナリスト(記者投票の上位3名)に名を連ねた。サイ・ヤング賞の受賞者と投票結果は日本時間11月12日に発表される。

     今季のダルビッシュは12試合に先発して76イニングを投げ、8勝3敗、防御率2.01、93奪三振の好成績をマーク。日本人投手として初の最多勝に輝いたほか、防御率はリーグ2位、奪三振はリーグ4位タイ、WHIP0.96はリーグ4位、奪三振率11.01はリーグ8位、与四球率1.66はリーグ2位と各部門で上位に名を連ねた。

     ダルビッシュはメジャー2年目の2013年(当時レンジャーズ)に自己最多の277奪三振をマークして最多奪三振のタイトルを獲得し、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞の投票で2位にランクインしたが、サイ・ヤング賞の投票で得票したのはこの年以来。日本人投手では2位が最高順位であり、もしダルビッシュが受賞すれば史上初の快挙となる。

     最大のライバルとなるのは、最優秀防御率のタイトルを獲得したバウアー。今季は11試合に先発して73イニングを投げ、5勝4敗ながら防御率1.73、100奪三振、WHIP0.79という素晴らしい成績をマークした。

     また、過去2年の受賞者であるデグロムもファイナリストに名を連ね、史上3人目となる3年連続受賞の可能性を残している。今季は12試合に先発して68イニングを投げ、4勝2敗、防御率2.38、104奪三振、WHIP0.96という成績で、昨季に続いて最多奪三振のタイトルを獲得した。

  • 前田がサイ・ヤング賞のファイナリスト3名に選出!

    2020.11.3 08:22 Tuesday

     日本時間11月3日、全米野球記者協会の投票によって決定される各賞(MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞)のファイナリスト3名が発表され、前田健太(ツインズ)はシェーン・ビーバー(インディアンス)、柳賢振(ブルージェイズ)とともにアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞のファイナリスト(記者投票の上位3名)に名を連ねた。サイ・ヤング賞の受賞者と投票結果は日本時間11月12日に発表される。

     今季のア・リーグは、ビーバーが開幕から快投を続け、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の三冠を獲得。満票でサイ・ヤング賞を受賞することが確実視されている。とはいえ、ツインズ移籍1年目に素晴らしい成績を残した前田がファイナリストに名を連ねたことは快挙と言っていいだろう。

     今季の前田は11試合に先発して66回2/3を投げ、6勝1敗、防御率2.70、80奪三振の好成績をマーク。WHIP0.75はビーバーを上回ってリーグ1位となり、防御率はリーグ5位、勝利数はリーグ4位タイ、奪三振はリーグ7位、奪三振率10.80はリーグ5位、与四球率1.35はリーグ3位にランクインした。また、日本時間8月19日のブリュワーズ戦ではあわやノーヒッターの快投も披露した。

     ビーバーは12試合に先発して77回1/3を投げ、8勝1敗、防御率1.63、122奪三振をマーク。投手三冠に輝くのは2011年のジャスティン・バーランダー(当時タイガース・現アストロズ)とクレイトン・カーショウ(ドジャース)以来、この3部門でいずれも両リーグ1位の成績を残すのは2006年のヨハン・サンタナ(当時ツインズ)以来の快挙となった。

     4年8000万ドルの大型契約でブルージェイズに加入した柳は、12試合に登板して67イニングを投げ、5勝2敗、防御率2.69、72奪三振という安定したピッチングを披露。大型契約の期待に応える見事な活躍を見せた。

  • 今オフのFA市場 各ポジション最高の選手をMLB公式サイトが選出

    2020.11.2 12:30 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは日本時間11月2日、今オフのフリーエージェント市場における各ポジション最高の選手を選出する特集記事を公開した。今季大不振のカルロス・サンタナが選ばれた一塁、衰えが顕著なライアン・ブラウンが選ばれた右翼、エース級とは呼べないJ・A・ハップが選ばれた先発左腕などは人材に乏しいことが読み取れる。ここでは各ポジションの「ベスト」に選ばれた選手と「残りのうちのベスト」に選ばれた選手の顔ぶれを紹介する。

     各ポジションの「ベスト」に選出された選手と今季の成績は以下の通り。

    捕手 J・T・リアルミュート
    打率.266 11本塁打 32打点 4盗塁 OPS.840

    一塁 カルロス・サンタナ
    打率.199 8本塁打 30打点 0盗塁 OPS.699

    二塁 DJ・レメイヒュー
    打率.364 10本塁打 27打点 3盗塁 OPS1.011

    三塁 ジャスティン・ターナー
    打率.307 4本塁打 23打点 1盗塁 OPS.860

    遊撃 ディディ・グレゴリアス
    打率.284 10本塁打 40打点 3盗塁 OPS.827

    左翼 マーセル・オズーナ
    打率.338 18本塁打 56打点 0盗塁 OPS1.067

    中堅 ジョージ・スプリンガー
    打率.265 14本塁打 32打点 1盗塁 OPS.899

    右翼 ライアン・ブラウン
    打率.233 8本塁打 26打点 1盗塁 OPS.769

    指名 ネルソン・クルーズ
    打率.303 16本塁打 33打点 0盗塁 OPS.992

    先発右腕 トレバー・バウアー
    5勝4敗0セーブ 防御率1.73 73.0回 100奪三振

    先発左腕 J・A・ハップ
    2勝2敗0セーブ 防御率3.47 49.1回 42奪三振

    救援右腕 リアム・ヘンドリックス
    3勝1敗14セーブ 防御率1.78 25.1回 37奪三振

    救援左腕 ブラッド・ハンド
    2勝1敗16セーブ 防御率2.05 22.0回 29奪三振

     「残りのうちのベスト」として名前を挙げられた選手は以下の通り。

    ◆捕手
    ジェームス・マッキャン
    ヤディアー・モリーナ
    カート・スズキ
    ジェイソン・カストロ

    ◆一塁手
    ミッチ・モアランド
    トッド・フレイジャー
    エリック・テームズ
    ダニエル・マーフィー

    ◆二塁手
    エンリケ・ヘルナンデス
    トミー・ラステラ
    セザー・ヘルナンデス
    ジュリクソン・プロファー
    ジョナサン・スコープ

    ◆三塁手
    ブラッド・ミラー
    ブロック・ホルト

    ◆遊撃手
    マーカス・セミエン
    アンドレルトン・シモンズ

    ◆左翼手
    ジョク・ピーダーソン
    マイケル・ブラントリー
    ロビー・グロスマン
    ブレット・ガードナー

    ◆中堅手
    ジャッキー・ブラッドリーJr.
    ジェイク・マリズニック
    ケビン・ピラー

    ◆右翼手
    アダム・イートン
    ジョシュ・レディック
    ジェイ・ブルース

    ◆指名打者
    エドウィン・エンカーナシオン
    秋信守
    マット・ケンプ

    ◆先発右腕
    田中将大
    マーカス・ストローマン
    ジェイク・オドリッジ
    タイワン・ウォーカー

    ◆先発左腕
    ブレット・アンダーソン
    ジョン・レスター
    ジェームス・パクストン
    ホゼ・キンターナ
    ロビー・レイ

    ◆救援右腕
    アレックス・コロメイ
    シェーン・グリーン
    マーク・マランソン
    グレッグ・ホランド
    ジェレミー・ジェフレス
    ブランドン・キンツラー
    トレバー・ローゼンタール

    ◆救援左腕
    ホゼ・アルバレス
    アンドリュー・チェイフィン
    ショーン・ドゥーリトル
    アーロン・ループ
    ジェイク・マギー
    トニー・ワトソン
    ジャスティン・ウィルソン

  • FA選手トップ25 1位はリアルミュート、田中は11位にランクイン

    2020.11.2 12:00 Monday

     日本時間11月2日、契約オプションとオプトアウトの行使期限を迎え、本格的にオフシーズンの移籍市場がスタートした。今オフ最大の注目株となるはずだったムーキー・ベッツ(ドジャース)は今季開幕前に12年3億6500万ドルの超大型契約を結んだが、多くの契約オプションが破棄されたことにより、多くの有力選手がフリーエージェントとなっている。メジャーリーグ公式サイトではフリーエージェント選手のトップ25選手をランキング形式で紹介している。

     1位に選出されたのは、フィリーズからフリーエージェントとなったJ・T・リアルミュートだ。昨オフはヤスマニ・グランダルが4年7300万ドルでホワイトソックスと契約を結んだが、リアルミュートはこれを上回る規模の契約を得ることが確実視されている。今回の市場でリアルミュートに次ぐ捕手がジェームス・マッキャン、ヤディアー・モリーナくらいのレベルであることを考えると、優秀な捕手を補強したいチームからの人気がリアルミュートに集中すると見られる。

     2位はトレバー・バウアー、3位はジョージ・スプリンガー、4位はDJ・レメイヒューといずれも元所属球団からクオリファイング・オファーを提示された選手がランクイン。同オファーを提示された残り2人は、マーカス・ストローマンが6位、ケビン・ゴーズマンが21位となっている。

     同オファーの対象でない選手のうち、最上位にランクインしたのは、5位のマーセル・オズーナ。昨オフは複数年契約のオファーを断って1年1800万ドルでブレーブスに加入し、本塁打と打点の二冠に輝く大活躍を見せた。今オフは好条件での複数年契約を狙うはずだ。

     ヤンキースからフリーエージェントとなった田中将大は11位にランクイン。先発投手ではバウアーとストローマンに次ぐ3番目の評価となっている。日本球界復帰の可能性も取り沙汰されているが、計算できる先発3番手として興味を示す球団は少なくないだろう。また、韓国球界からのメジャー挑戦を表明したキム・ハソンは16位にランクインしている。

     トップ25の顔ぶれは以下の通り。

    1 J.T.リアルミュート捕手
    2 トレバー・バウアー投手
    3 ジョージ・スプリンガー外野手
    4 DJ・レメイヒュー二塁手
    5 マーセル・オズーナ外野手
    6 マーカス・ストローマン投手
    7 マーカス・セミエン遊撃手
    8 ディディ・グレゴリアス遊撃手
    9 マイケル・ブラントリー外野手
    10 ジャスティン・ターナー三塁手
    11 田中将大投手
    12 ジェームス・パクストン投手
    13 リアム・ヘンドリックス投手
    14 ジャッキー・ブラッドリーJr.外野手
    15 タイワン・ウォーカー投手
    16 キム・ハソン遊撃手
    17 コルテン・ウォン二塁手
    18 チャーリー・モートン投手
    19 ネルソン・クルーズ指名打者
    20 アンドレルトン・シモンズ遊撃手
    21 ケビン・ゴーズマン投手
    22 マイク・マイナー投手
    23 ジョク・ピーダーソン外野手
    24 ジェイク・オドリッジ投手
    25 トミー・ラステラ二塁手

  • コーラ前監督がRソックス新監督のファイナリストに 2年ぶり復帰か

    2020.11.2 11:30 Monday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは関係者から聞いた話として、レッドソックス前監督のアレックス・コーラがレッドソックス新監督のファイナリストに含まれていることを伝えた。2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いたコーラだが、アストロズのベンチコーチ時代にサイン盗みに関与していたことが明らかになり、1年間の職務停止処分を受けて今年1月にレッドソックスの監督を解任されていた。監督就任が決定すれば2年ぶりの復帰となる。

     今季のレッドソックスは、コーラの解任を受けてロン・レネキーがベンチコーチから暫定監督を経て正式に監督に就任したものの、投手陣が崩壊してアメリカン・リーグ東部地区の最下位(24勝36敗)に沈んだ。シーズン終了後にレネキーの退任が発表され、レッドソックスは新監督探しを進めている。

     ヘイマンによると、新監督のファイナリストとなっているのは5名。カルロス・メンドーサ(ヤンキースのベンチコーチ)、ドン・ケリー(パイレーツのベンチコーチ)、ジェームス・ローソン(マーリンズのベンチコーチ)、サム・フルド(フィリーズの選手情報コーディネーター)、そしてコーラという顔ぶれだ。

     新監督候補として噂されていたウィル・ベナブル(カブスの三塁ベースコーチ)、ルイス・ウルエタ(ダイヤモンドバックスのベンチコーチ)、スキップ・シューマッカー(パドレスの助監督)、マイク・ベル(ツインズのベンチコーチ)らはファイナリストに名を連ねることができなかったようだ。

     今オフ、新監督探しを行っていたのはレッドソックス、ホワイトソックス、タイガースの3球団。このうち、ホワイトソックスはトニー・ラルーサ、タイガースはAJ・ヒンチの監督就任がすでに決定しており、監督の座が空席なのはレッドソックスのみとなっている。すでにファイナリスト5名まで絞り込みが進んでおり、近日中にも新監督が発表されそうだ。

  • J・D・マルティネスはオプトアウトせず Rソックスに残留

    2020.11.2 11:00 Monday

     レッドソックスの強打者、J・D・マルティネスはオプトアウト(契約破棄)の権利を行使せず、2022年シーズンまでレッドソックスの一員としてプレーすることが決定した。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンが第一報を伝えた。2018年2月にレッドソックスと5年1億1000万ドルで契約したマルティネスは2年3875万ドル分の契約を残しており、2021年と2022年の年俸はいずれも1937万5000ドルとなっている。

     レッドソックスとマルティネスの5年契約には、2年目終了時点の2019年オフと3年目終了時点の今オフにオプトアウトの条項が盛り込まれていた。しかし、マルティネスは2年連続でオプトアウトの権利を行使せず、レッドソックスにとどまることを選択。オプトアウトの意思がないことをシーズン終盤に示唆していたが、その通りの結果となった。

     マルティネスは今季大不振に陥ったため、オプトアウトの権利を行使しないのは当然の判断と言える。昨季まで3年連続で打率3割、35本塁打、100打点、OPS.930をクリアしていたが、今季は54試合に出場して打率.213、7本塁打、27打点、OPS.680という大不振。試合中のビデオルームの使用が禁止され、映像を見て打撃を微調整することができなくなったことが不振の原因とも言われている。

     契約の残り2年も1900万ドルを超える高額年俸となっており、レッドソックスとしてはマルティネスが復調できなければ大きな痛手となる。もしマルティネスが復調して以前の強打を取り戻せば、ラファエル・デバース、ザンダー・ボガーツ、アレックス・ベルドゥーゴらとともに形成する上位打線は他球団にとって大きな脅威となるだろう。

     なお、レッドソックスはマーティン・ペレスの年俸625万ドルの来季オプションを行使しなかったことを発表。また、ジャッキー・ブラッドリーJr.に対してクオリファイング・オファーを提示しなかった。

  • サプライズ? ジャイアンツが右腕・ゴーズマンにQOを提示

    2020.11.2 10:30 Monday

     日本時間11月2日、クオリファイング・オファーを提示された6選手の顔ぶれが明らかになったが、ジャイアンツがケビン・ゴーズマンに同オファーを提示したことは驚きとともに報じられた。ゴーズマンの今季の年俸は900万ドル。もしゴーズマンが同オファーを受諾すれば、年俸1890万ドルの1年契約でジャイアンツに残留することになり、年俸は倍増以上の大幅アップとなる。なお、ジャイアンツはゴーズマンとの複数年契約を目指しているようだ。

     現在29歳のゴーズマンは、今季12試合(うち10先発)に登板して59回2/3を投げ、3勝3敗、防御率3.62、79奪三振をマーク。勝ち星は伸びなかったが、被打率.221、WHIP1.11、奪三振率11.92、与四球率2.41という数字が示すように投球内容自体は非常に安定していた。

     ジャイアンツは現時点で先発ローテーション5枠のうち3枠(ジョニー・クエイト、ローガン・ウェブ、タイラー・アンダーソン)しか埋まっておらず、今オフは先発投手の補強が必要な状況。今季チームで最も安定したピッチングを見せたゴーズマンとの再契約を望んでおり、ゴーズマン自身もジャイアンツとの再契約に興味を示しているようだ。

     ゴーズマンは今年9月、「(ジャイアンツに)戻りたいと思っている。ここでは快適にプレーできるから残留には前向きな気持ちだよ。本当にこのチームが好きなんだ」とコメント。今季の出場を辞退したバスター・ポージーについて「彼が来季戻ってきてくれるといいな。僕がジャイアンツと契約するのを決めたのは彼の存在が大きな理由だからね」と語っていた。

     ゴーズマンは10日以内にクオリファイング・オファーを受諾するか拒否するかを決めなければならない。おそらく、その期間中にもジャイアンツとゴーズマンのあいだで複数年契約に向けた交渉が行われるだろう。交渉が不調に終わって1年1890万ドルで残留してもらっても構わない、他球団へ流出した場合にもドラフトの補償指名権が得られる、とジャイアンツが考えているからこその同オファー提示だったのではないだろうか。

  • バウアー、レメイヒューら6選手にクオリファイング・オファー提示

    2020.11.2 10:00 Monday

     日本時間11月2日午前7時にクオリファイング・オファーの提示期限を迎え、トレバー・バウアー、DJ・レメイヒュー、ジョージ・スプリンガー、J・T・リアルミュート、マーカス・ストローマン、ケビン・ゴーズマンの6人が元所属球団から同オファーを提示された。同オファーを受けた選手は10日以内に受諾するか拒否するかを選択。同オファーを受諾した場合は年俸1890万ドルの1年契約で元所属球団に残留することになる。

     クオリファイング・オファーを提示された選手が同オファーを拒否し、市場に出て他球団と契約を結んだ場合、翌年のドラフトにおける指名権の補償や喪失が発生する。

    指名権の補償

    【1】収益分配制度において収益分配金を受け取っているチームは、同オファーを拒否して市場に出た選手が他球団と総額5000万ドル以上の契約を結んだ場合、1巡目と戦力均衡ラウンドAのあいだに補償指名権を得る。総額5000万ドル以下の場合は戦力均衡ラウンドBのあとの補償指名権となる。今オフはバウアーに同オファーを提示したレッズのみがこのグループに該当する。

    【2】収益分配制度において収益分配金を受け取っていないチームは、同オファーを拒否して市場に出た選手が他球団と契約した場合、契約の規模に関係なく戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権を得る。今オフはリアルミュートのフィリーズ、ストローマンのメッツ、ゴーズマンのジャイアンツがこのグループに該当する。

    【3】年俸総額が規定のラインを超過してぜいたく税を支払っているチームは、同オファーを拒否して市場に出た選手が他球団と契約した場合、契約の規模に関係なく4巡目のあとに補償指名権を得る。今オフはレメイヒューのヤンキース、スプリンガーのアストロズがこのグループに該当する。

    指名権の喪失

     同オファーを拒否して市場に出た選手と契約した場合、その球団は1つ以上のドラフト指名権を喪失する。ただし、現行の労使協定ではその球団が持つ最上位の指名権は保護されることになっている。

    【1】年俸総額が規定のラインを超過してぜいたく税を支払っているチームは、2番目と4番目に高い順位の指名権と国際ボーナスプール100万ドルを喪失する。2人目と契約した場合、3番目と6番目に高い順位の指名権が失われる。該当するのはアストロズ、カブス、ヤンキースの3球団。

    【2】収益分配制度において収益分配金を受け取っているチームは、3番目に高い順位の指名権を喪失する。2人目と契約した場合、4番目に高い順位の指名権が失われる。該当するのはブリュワーズ、ダイヤモンドバックス、インディアンス、マリナーズ、マーリンズ、オリオールズ、パドレス、パイレーツ、レイズ、レッズ、ロッキーズ、ロイヤルズ、タイガース、ツインズの14球団。

    【3】ぜいたく税を支払わず、収益分配金も受け取っていないチームは、2番目に高い順位の指名権と国際ボーナスプール50万ドルを喪失する。2人目と契約した場合、3番目に高い順位の指名権と国際ボーナスプール50万ドルが追加で失われる。該当するのはエンゼルス、アスレチックス、ブルージェイズ、ブレーブス、カージナルス、ドジャース、ジャイアンツ、メッツ、ナショナルズ、フィリーズ、レンジャーズ、レッドソックス、ホワイトソックスの13球団。

  • MLB選手会がフリーエージェント公示した全179選手 チーム別一覧

    2020.11.1 11:30 Sunday

     メジャーリーグ選手会はオフシーズン初日に147人の選手をフリーエージェントとして公示した。その後、来季の契約オプションの破棄によって日本時間10月30日に13人、同10月31日に15人、同11月1日に4人が追加され、フリーエージェント選手は179人となっている。ここでは179人のフリーエージェント選手を今季の所属チーム別に整理して一覧形式で紹介する。

    アメリカン・リーグ東部地区

    ◆オリオールズ(2人)
    ブライアン・ホラデイ捕手
    ウェイド・ルブラン投手

    ◆レッドソックス(3人)
    ジャッキー・ブラッドリーJr.外野手
    ルスネイ・カスティーヨ外野手
    コリン・マクヒュー投手

    ◆ヤンキース(6人)
    ブレット・ガードナー外野手
    J・A・ハップ投手
    エリック・クラッツ捕手
    DJ・レメイヒュー二塁手
    ジェームス・パクストン投手
    田中将大投手

    ◆レイズ(3人)
    アーロン・ループ投手
    チャーリー・モートン投手
    マイク・ズニーノ捕手

    ◆ブルージェイズ(8人)
    チェイス・アンダーソン投手
    アンソニー・バース投手
    ケン・ジャイルズ投手
    ジョー・パニック二塁手
    ロビー・レイ投手
    マット・シューメイカー投手
    ジョナサン・ビヤー遊撃手
    タイワン・ウォーカー投手

    アメリカン・リーグ中部地区

    ◆ホワイトソックス(5人)
    アレックス・コロメイ投手
    ジャロッド・ダイソン外野手
    エドウィン・エンカーナシオン一塁手
    ジオ・ゴンザレス投手
    ジェームス・マッキャン捕手

    ◆インディアンス(5人)
    ブラッド・ハンド投手
    セザー・ヘルナンデス二塁手
    サンディ・レオン捕手
    オリバー・ペレス投手
    カルロス・サンタナ一塁手

    ◆タイガース(5人)
    C・J・クロン一塁手
    イバン・ノバ投手
    オースティン・ロマイン捕手
    ジョナサン・スコープ二塁手
    ジョーダン・ジマーマン投手

    ◆ロイヤルズ(4人)
    アレックス・ゴードン外野手=引退
    マット・ハービー投手
    グレッグ・ホランド投手
    イアン・ケネディ投手

    ◆ツインズ(9人)
    エイレ・アドリアンザ遊撃手
    アレックス・アビラ捕手
    タイラー・クリッパード投手
    ネルソン・クルーズ指名打者
    マーウィン・ゴンザレス三塁手
    リッチ・ヒル投手
    トレバー・メイ投手
    ジェイク・オドリッジ投手
    セルジオ・ロモ投手

    アメリカン・リーグ西部地区

    ◆アストロズ(4人)
    マイケル・ブラントリー外野手
    ブラッド・ピーコック投手
    ジョシュ・レディック外野手
    ジョージ・スプリンガー外野手

    ◆エンゼルス(2人)
    アンドレルトン・シモンズ遊撃手
    フリオ・テーラン投手

    ◆アスレチックス(10人)
    マイク・ファイアーズ投手
    ロビー・グロスマン外野手
    リアム・ヘンドリックス投手
    トミー・ラステラ二塁手
    ジェイク・ラム三塁手
    T・J・マクファーランド投手
    マイク・マイナー投手
    ユスメイロ・ペティート投手
    マーカス・セミエン遊撃手
    ホアキム・ソリア投手

    ◆マリナーズ(3人)
    ディー・ゴードン二塁手
    ケンドール・グレイブマン投手
    平野佳寿投手

    ◆レンジャーズ(8人)
    ジェシー・チャベス投手
    秋信守外野手
    デレク・ディートリック二塁手
    コリー・クルーバー投手
    ジェフ・マシス捕手
    フアン・ニカシオ投手
    アンドリュー・ロマイン遊撃手
    エディンソン・ボルケス投手

    ナショナル・リーグ東部地区

    ◆ブレーブス(10人)
    タイラー・フラワーズ捕手
    シェーン・グリーン投手
    コール・ハメルズ投手
    アデイニー・エチャバリア遊撃手
    ニック・マーケイキス外野手
    マーク・マランソン投手
    ダレン・オデイ投手
    マーセル・オズーナ外野手
    パブロ・サンドバル三塁手
    ジョシュ・トムリン投手

    ◆マーリンズ(7人)
    ブラッド・ボックスバーガー投手
    フランシスコ・セルベリ捕手=引退
    ローガン・フォーサイス二塁手
    マット・ジョイス外野手
    ブランドン・キンツラー投手
    ショーン・ロドリゲス二塁手
    ニック・ビンセント投手

    ◆メッツ(14人)
    ヨエニス・セスペデス外野手
    ロビンソン・チリーノス捕手
    トッド・フレイジャー三塁手
    ジャレッド・ヒューズ投手
    ジェッド・ラウリー二塁手
    ジェイク・マリズニック外野手
    エドゥアルド・ヌニェス三塁手
    リック・ポーセロ投手
    エラスモ・ラミレス投手
    ウィルソン・ラモス捕手
    レネイ・リベラ捕手
    マーカス・ストローマン投手
    マイケル・ワカ投手
    ジャスティン・ウィルソン投手

    ◆フィリーズ(9人)
    ホゼ・アルバレス投手
    ジェイク・アリエタ投手
    ジェイ・ブルース外野手
    ディディ・グレゴリアス遊撃手
    トミー・ハンター投手
    デービッド・フェルプス投手
    J・T・リアルミュート捕手
    デービッド・ロバートソン投手
    ブランドン・ワークマン投手

    ◆ナショナルズ(9人)
    アズドゥルバル・カブレラ三塁手
    アダム・イートン外野手
    ショーン・ドゥーリトル投手
    ブロック・ホルト二塁手
    ハウィー・ケンドリック一塁手
    アニバル・サンチェス投手
    カート・スズキ捕手
    エリック・テームズ一塁手
    ライアン・ジマーマン一塁手

    ナショナル・リーグ中部地区

    ◆カブス(10人)
    アンドリュー・チェイフィン投手
    タイラー・チャットウッド投手
    ダニエル・デスカルソ二塁手
    ビリー・ハミルトン外野手
    ジェレミー・ジェフレス投手
    ジェイソン・キプニス二塁手
    ジョン・レスター投手
    キャメロン・メイビン外野手
    ジョシュ・フェグリー捕手
    ホゼ・キンターナ投手

    ◆レッズ(4人)
    トレバー・バウアー投手
    アンソニー・ディスクラファーニ投手
    フレディ・ギャルビス遊撃手
    タイラー・ソーンバーグ投手

    ◆ブリュワーズ(4人)
    ブレット・アンダーソン投手
    ライアン・ブラウン外野手
    ジェッド・ジョーコ三塁手
    エリック・ソガード三塁手

    ◆パイレーツ(3人)
    クリス・アーチャー投手
    デレク・ホランド投手
    キーオニー・ケラ投手

    ◆カージナルス(5人)
    ブラッド・ミラー三塁手
    ヤディアー・モリーナ捕手
    アダム・ウェインライト投手
    マット・ウィータース捕手
    コルテン・ウォン二塁手

    ナショナル・リーグ西部地区

    ◆ダイヤモンドバックス(4人)
    ジョン・ジェイ外野手
    マイク・リーク投手
    ヘクター・ロンドン投手
    ヤズマニー・トマス外野手

    ◆ロッキーズ(6人)
    ドリュー・ビュテラ捕手
    マット・ケンプ外野手
    ダニエル・マーフィー一塁手
    クリス・オーウィングス二塁手
    ケビン・ピラー外野手
    AJ・ラモス投手

    ◆ドジャース(8人)
    ペドロ・バイエズ投手
    エンリケ・ヘルナンデス二塁手
    ジェイク・マギー投手
    ジミー・ネルソン投手
    ジョク・ピーダーソン外野手
    ブレイク・トライネン投手
    ジャスティン・ターナー三塁手
    アレックス・ウッド投手

    ◆パドレス(5人)
    ジェイソン・カストロ捕手
    ジュリクソン・プロファー二塁手
    ギャレット・リチャーズ投手
    トレバー・ローゼンタール投手
    カービー・イエーツ投手

    ◆ジャイアンツ(4人)
    トレバー・ケーヒル投手
    ケビン・ゴーズマン投手
    ドリュー・スマイリー投手
    トニー・ワトソン投手

  • パイレーツ・アーチャーら4選手がオプション破棄によりFAに

    2020.11.1 11:00 Sunday

     メジャーリーグ選手会は日本時間11月1日、クリス・アーチャー(パイレーツ)ら4人の選手が来季オプションを破棄されたことによってフリーエージェントとなったことを発表した。これにより、前日までの175人と今回の4人を合わせてフリーエージェント選手は179人となった。2018年7月に若手有望株3人を放出してレイズからアーチャーを獲得したパイレーツだったが、アーチャーはパイレーツでプレーした1年半(今季は全休)で6勝12敗、防御率4.92に終わり、大失敗のトレードとなってしまった。

     日本時間11月1日にフリーエージェント公示された4人の選手は以下の通り。

    クリス・アーチャー投手(パイレーツ)
    ダニエル・デスカルソ二塁手(カブス)
    デービッド・フェルプス投手(フィリーズ)
    デービッド・ロバートソン投手(フィリーズ)

     レイズのエースとして活躍してきたアーチャーは、2018年7月にオースティン・メドウズ、タイラー・グラスナウ、シェーン・バズの3人とのトレードでパイレーツに加入。パイレーツとしては、やや成績を落とし気味だったアーチャーが復調することを期待してのトレードだったが、アーチャーはその後復調できず、今季は胸郭出口症候群の症状を改善するための手術を受けて全休した。

     メドウズとグラスナウはレイズの主力選手へ成長し、バズも球界全体でトップ100に入るプロスペクトとして高い評価を受けているため、結果的にパイレーツにとって大失敗のトレードとなった。来季オプションは年俸1100万ドルとなっていたが、これが破棄され、アーチャーにはバイアウトの25万ドルが支払われる。

     2年契約でフィリーズに加入したロバートソンも期待に応えられなかった選手の1人だ。ヤンキースとホワイトソックスでクローザーやセットアッパーとして活躍し、故障の少なさも魅力だったが、フィリーズ加入1年目の2019年に7試合に登板しただけで右肘を故障。結局、トミー・ジョン手術を受けることになり、今季は1試合も登板できなかった。来季オプションは年俸1200万ドルとなっていたが、フィリーズはこれを破棄。ロバートソンにはバイアウトの200万ドルが支払われる。

  • メッツがストローマンにクオリファイング・オファー提示か

    2020.11.1 10:30 Sunday

     スティーブ・コーエン氏を新オーナーに迎えたメッツは先発投手の補強が急務となっている。現在、チームにはジェイコブ・デグロムとデービッド・ピーターソンの2人しか計算できる先発投手がいないからだ。そんな状況のなかで、メッツが自軍からフリーエージェントとなったマーカス・ストローマンに対して年俸1890万ドルのクオリファイング・オファーを提示するという見方が強まっている。ただし、ストローマンは同オファーを拒否して市場に出る可能性が高いと見られている。

     メッツの関係者はストローマンへのクオリファイング・オファーについて言及を避けたが、チーム事情から判断すると、ストローマンへの同オファーの提示は理にかなっていると言える。デグロムとピーターソン以外の先発候補としてはセス・ルーゴやスティーブン・マッツがいるものの、前者はシーズンを通して先発を務めた経験がなく、後者は今季大不振に陥った。メッツが優勝争いに加わるうえで先発投手の補強は必要不可欠だ。

     クオリファイング・オファーを受諾された場合、その選手の年俸は1890万ドルとなり、決して安いとは言えない金額である。しかし、多少値が張ったとしてもメッツにとってストローマンは必要な存在であり、同オファーを拒否されて他球団へ流出した場合はドラフトでの補償指名権を得ることもできる。メッツにとって、ストローマンへ同オファーを提示するのは非常に理にかなっている。

     もちろん、リスクがないわけではない。ストローマンは2019年にブルージェイズで21試合に先発して防御率2.96をマークし、7月下旬のトレードでメッツに加入。ところが、メッツ移籍後は11先発で防御率3.77と平凡なパフォーマンスに終始した。また、今季は開幕から故障者リスト入りし、フリーエージェントに必要なサービスタイムを得るやいなや、新型コロナウイルスへの懸念を理由として出場辞退を表明。このやり方には多くの批判が集まった。

     つまり、ストローマンが最後に一線級の先発投手として活躍した時期からすでに1年半が経過しているのだ。もしストローマンが以前のようなパフォーマンスを取り戻せなければ、年俸1890万ドルは高すぎる買い物となってしまうが、メッツは最終的にどのような判断を下すのだろうか。

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