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  • 2021年シーズンの日程発表 「9.11」にヤンキース対メッツ

    2020.7.10 11:30 Friday

     メジャーリーグ機構は日本時間7月10日、2021年レギュラーシーズンの日程を発表した。4月1日(現地時間、以下すべて同じ)に開幕して10月3日に閉幕するスケジュールとなっており、シーズン開幕日に全球団の試合が組まれるのは1968年以来53年ぶり。シーズン最終日は15試合のうち12試合が同地区の対戦となっており、シーズン終盤までポストシーズン争いがもつれた場合、シーズン最終カードは大いに盛り上がりそうだ。

     シーズン開幕日となる4月1日は、15試合のうち10試合が同地区の対戦となっている一方、レイズ対マーリンズ、ツインズ対ブリュワーズ、マリナーズ対ジャイアンツとインターリーグの対戦も3試合組まれている。4月2日は6試合のみが予定されており、4月3日は再び15試合、4月4日は13試合が組まれている。

     インターリーグの対戦は、東部地区同士、中部地区同士、西部地区同士で行われる。9月10~12日にはメッツの本拠地シティ・フィールドでヤンキース戦が予定されており、2001年の同時多発テロ事件から20年となる節目の年に、初めて9月11日にニューヨークを本拠地とする球団同士の対戦が行われることになった。この2球団は独立記念日を含む週末(7月2~4日)にもヤンキー・スタジアムで対戦する予定だ。

     ドジャースは4月9~11日のナショナルズ3連戦がホーム開幕シリーズとなる。最終戦までもつれる熱戦となった2019年ナショナル・リーグ地区シリーズの再戦だ。また、ブレーブスは父の日を含む週末(6月17~20日)に本拠地トゥルイスト・パークにカージナルスを迎える。こちらも最終戦までもつれた2019年ナ・リーグ地区シリーズの再戦となる。

     第91回オールスター・ゲームは7月13日にアトランタのトゥルイスト・パークで行われる。同球場でのオールスター開催は初めて。アトランタでの開催はターナー・フィールドで行われた2000年以来21年ぶりとなる。

  • 2020年の大胆予想 アストロズがトレードでスター選手を補強?

    2020.7.9 19:00 Thursday

     異例の60試合制で行われる2020年シーズンの開幕が15日後に迫っている。メジャーリーグ公式サイトのリチャード・ジャスティスは、60試合制の2020年シーズンに関する「ワイルドな予想」として7つの項目をピックアップ。その1つとして、アストロズが8月末のトレード・デッドラインで大型補強を展開する可能性について言及した。

     ジャスティスは「アストロズほどワールドシリーズ制覇に向けてのモチベーションが高いチームはない」と指摘する。サイン盗みスキャンダルによって2017年のワールドシリーズ制覇の正当性を疑問視されるなか、球団オーナーのジム・クレインは今年もう1度チャンピオンリングを勝ち取れば、チームの実力を証明することができると考えているようだ。

     こうした事情もあってジャスティスはクレインが8月末のトレード・デッドラインでの大型補強にゴーサインを出す可能性が高いと考えており、獲得候補としてジェイク・アリエタ(フィリーズ)、マイク・マイナー(レンジャーズ)、J・T・リアルミュート(フィリーズ)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)といった具体的な名前を挙げている。

     ジャスティン・バーランダーとザック・グレインキーの二枚看板を抱えているとはいえ、ゲリット・コール(ヤンキース)が抜けた先発投手陣には少なからず不安があり、フィリーズやレンジャーズがポストシーズン争いから脱落した場合、実績十分のアリエタやマイナーはチーム事情にフィットする存在となるだろう。

     また、好守のマーティン・マルドナードと再契約を結んだとはいえ、他のポジションと比べると捕手のクオリティが落ちるため、フィリーズとの契約延長交渉が不調に終わった場合、リアルミュートも絶好の補強ターゲットとなる。フィリーズとしては、契約延長が成立せず、なおかつ早々にポストシーズン争いから脱落してしまった場合、有望株とのトレードで一旦リアルミュートを放出し、オフに再契約を狙うことも選択肢に入れるべきだろう(ヤンキースのアロルディス・チャップマンと同じパターン)。

     リンドーアの獲得は、遊撃にカルロス・コレアがいるため現実的ではないものの、ジャスティスは「どんなことも選択肢から排除することはできない」と述べ、クレインが全力でワールドシリーズ制覇を狙いに来ることを予想している。

  • アクーニャJr. 22歳以下で80本塁打&70盗塁なら史上4人目

    2020.7.9 18:35 Thursday

     異例の60試合制で行われる2020年シーズンだが、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)は過去にアレックス・ロドリゲス、アンドリュー・ジョーンズ、マイク・トラウト(エンゼルス)の3人しか達成していない大記録を達成する可能性がある。それは22歳以下での通算80本塁打&70盗塁だ。

     現在22歳のアクーニャJr.は、昨年までのメジャー2年間で67本塁打&53盗塁を記録。21歳以下で通算60本塁打&50盗塁を達成したのはアクーニャJr.のほかにロドリゲス、トラウト、ケン・グリフィーJr.だけである。

     今年3月、ブライアン・スニッカー監督はアクーニャJr.について「以前より身体が大きくなり、力強さも感じられる」と語っていた。また、アクーニャJr.自身は今年2月、同僚のオジー・アルビーズに対してメジャー史上初となる「50-50(50本塁打&50盗塁)」を目指すことを宣言していた。

     残念ながら60試合制の短縮シーズンで「50-50」を達成するのは現実的ではなく、大記録への挑戦は来年以降に持ち越しとなる。しかし、60試合で13本塁打以上かつ17盗塁以上を記録すれば、ロドリゲス、ジョーンズ、トラウトに次ぐ史上4人目の快挙が達成される。

     また、アクーニャJr.は60試合制のシーズンで「20-20」を達成する可能性も秘めている。過去25年間、シーズン中の60試合のスパンのなかで「20-20」を達成したのは1998年のロドリゲス、2004年のカルロス・ベルトラン、2006年のアルフォンゾ・ソリアーノ、そして昨年のアクーニャJr.の4人だけだ。

     22歳のシーズンまでにロドリゲスは106本塁打&97盗塁、トラウトは98本塁打&102盗塁、ジョーンズは80本塁打&74盗塁を記録。アクーニャJr.にとってジョーンズはブレーブスの先輩でもある。メジャー3年目となる今年、アクーニャJr.が偉大な先輩たちの仲間入りを果たすことができるか注目だ。

  • フィリーズ・ノラ チーム合流遅れるも開幕投手筆頭候補

    2020.7.9 17:55 Thursday

     3年連続2ケタ勝利をマークしているアーロン・ノラ(フィリーズ)は、新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者となったため、チームの夏季キャンプへの合流が遅れていた(ノラ自身は陰性)。しかし、合流後は調整が順調に進んでいることをアピールしており、ジョー・ジラルディ監督はエース右腕の状態に満足するとともに、開幕投手の筆頭候補であることを明言した。

     チームへの合流が遅れたノラだが、直近3年間で41勝をマークしているエース右腕は日本時間7月25日に本拠地シチズンズバンク・パークで行われるマーリンズ戦に先発することを見据えて調整を進めている。

     ジラルディはノラの状態について「彼は本当に状態が良さそうだ」とコメント。「彼が我々の開幕投手になる可能性は高いと思う。もし例年通りにスプリング・トレーニングが行われて開幕していたら、開幕投手は彼だったからね」とノラが開幕投手の筆頭候補であることを明言した。

     ただし、ジラルディは「不公平のないように言っておくと、彼は1週間近く合流が遅れたから状態をしっかり見極める必要がある」とも語っている。「彼の現在の状態には満足しているよ。でも、彼にはシーズンを通して快適にプレーしてもらいたいんだ」と無理に開幕に間に合わせるのではなく、あくまでもシーズンを通して高いパフォーマンスを維持することが最優先であることを強調した。

     「開幕戦で投げるとしても、3戦目や4戦目で投げるとしても、年間12試合くらいは先発の機会がある。8月には8日間で休みが3日間もあるから、先発の順番はそこで調整できるし、それほど気にしていない。開幕までに準備が万全になれば、彼は開幕戦で投げることになるだろう」とジラルディ。なお、ノラの調整が間に合わない場合は新戦力のザック・ウィーラーが代役の有力候補となるが、ウィーラーは開幕日前後に第1子の誕生を控えており、開幕戦で登板できるかどうかは不透明だ。

  • メジャーの満塁男 vs おかわり君 日本の満塁男は凄かった

    2020.7.9 17:25 Thursday

     昨年、パシフィック・リーグの打点王に輝いた中村剛也(埼玉西武)は満塁時の35打席で32打数17安打、打率.531、4本塁打、49打点という驚異的な成績を残し、通算満塁本塁打を20本の大台に乗せた。「おかわり君」こと中村の、この驚異的な満塁男ぶりを上回る打者はメジャーリーグに存在するのだろうか。過去の成績をさかのぼり、メジャーの満塁男と中村を比較してみよう。

     まず手始めに、満塁本塁打の本数を比較してみよう。日本プロ野球史上最多となる通算20本のグランドスラムを放っている中村だが、メジャーではアレックス・ロドリゲス(25本)、ルー・ゲーリッグ(23本)、マニー・ラミレス(21本)の3人が中村を上回る本数を記録している。単年では1987年のドン・マティングリーと2006年のトラビス・ハフナーが記録した6本が最多。一方の中村は2015年と昨年の4本がシーズン最多である(日本のシーズン記録は1950年の西沢道夫による5本)。

     では、シーズン記録に目を移そう。昨年のメジャーでは、ジャッキー・ブラッドリーJr.(レッドソックス)とJ・T・リアルミュート(フィリーズ)の24打席が満塁時では最多だった。2ケタの安打を記録したのはウィルソン・ラモス(メッツ・11本)とDJ・レメイヒュー(ヤンキース・10本)の2人だけ。打点はマイク・トラウト(エンゼルス・26打点)が最多。中村の35打席、17安打、49打点という数字がいかに異常であるかがよくわかる。

     データサイト「Baseball-Reference」で打者の状況別打撃成績のデータが完全に揃っている1973年までさかのぼっても、満塁で35打席以上の打者は2000年のデービッド・セギー(39打席)と同年のジョン・オルルド(36打席)しかいない。両者とも150試合以上に出場しており、135試合で35打席という中村の満塁からの愛されっぷりは異常だ。

     安打数では1992年のマイク・デベロー、1996年のブライアン・ジョーダン、1999年のトッド・ジールが記録した13安打が最多。デベローは打点部門でもトップの数字(38打点)を記録しており、29打席で25打数13安打、打率.520、2本塁打、38打点という好成績を残しているが、いずれの部門でも中村に及ばない。

     近年のメジャーで中村に匹敵するレベルの満塁男と言えるのは、2009年のアルバート・プーホルスくらいだろう。この年のプーホルスは21打席で17打数10安打、3二塁打、5本塁打、35打点、OPS2.171という凄まじい成績を残した。なお、打率だけを見れば前出のジョーダンが24打席で19打数13安打、打率.684という驚異的な数字をマークしている。

     質と量のバランスを考えると、昨年の中村は日米球界を通して史上最高クラスの満塁男ぶりを見せたと言っても過言ではないだろう。ロドリゲスの通算満塁本塁打記録まであと5本。ここまできたら記録更新を期待せずにはいられない。

  • 打率4割への挑戦 選球眼抜群のレッズ・ボットーに注目

    2020.7.9 14:05 Thursday

     異例の60試合制で行われる2020年シーズンの開幕が15日後に迫っている。メジャーリーグ公式サイトのリチャード・ジャスティスは、60試合制の2020年シーズンに関する「ワイルドな予想」として7つの項目をピックアップ。その1つとして4割打者誕生の可能性に言及し、注目すべき選手としてジョーイ・ボットー(レッズ)の名前を挙げた。

     メジャー4年目の2010年にナショナル・リーグMVPを受賞するなど、メジャーを代表する強打者として輝かしいキャリアを送ってきたボットーも36歳。長打力の衰えが目立ち、昨年は自己ワーストの打率.261に終わるなど、ここ2年間は打率が3割に届かないシーズンが続いている。

     しかし、そんななかでもハイレベルな選球眼は維持しており、2018年は打率.284だったにもかかわらず、108個の四球を選んで出塁率.417はリーグ最高。昨年も76四球を記録し、出塁率.357は打率を大きく上回った。

     ジャスティスは「ボットーの四球を選ぶ能力が打率4割への挑戦を後押しする」と指摘する。たとえば、ボットーは2012年に60試合のスパンで打率.376(205打数77安打)を記録したことがある。この期間中、ボットーは45個の四球を選んでいたため打数が少なく、5打数分の凡打が安打に変わっていれば打率は4割に乗っていた。

     打数が少なくなれば安打1本で打率を大幅に上げることができるため、打率4割を達成する可能性も高くなる、というのがジャスティスの考え方だ。ボットーのように四球を選ぶ能力が高い打者は、周りの打者と比べて打数が少なくなる。よって、打率4割を達成するために必要な安打の数も少なくなるというわけである。

     今年のレッズは投打とも戦力が充実し、ワールドシリーズ制覇のダークホースに挙げられるほどの存在となっている。そのなかでボットーは高いモチベーションを保ったままプレーできるに違いない。ニック・カステヤーノスやマイク・ムスターカスなど、自分の周りに強打者が増えていることも好材料だ。今年9月に37歳となるボットーだが、そのバットには大きな注目が集まっている。

  • 16連勝中のヤンキース・コール メジャー記録は24連勝

    2020.7.9 13:25 Thursday

     9年3億2400万ドルという投手史上最高の超大型契約でヤンキースに加入したゲリット・コールは、昨年5月27日からレギュラーシーズン16連勝を継続している。これは15人が並ぶメジャー歴代10位タイの記録だが、60試合制で行われる2020年シーズン中にメジャー記録を更新する可能性がある。メジャー記録は1936年7月17日から1937年5月27日にかけてカール・ハッベルがマークした24連勝だ。

     異例の60試合制で行われる2020年シーズンだが、5人のローテーションで戦うのであれば先発投手1人あたり12試合前後の登板機会があることになる。16連勝中を継続中のコールは、開幕8連勝でハッベルに並び、開幕9連勝でメジャー記録を塗り替えることができる。

     1934年のオールスター・ゲームにおける5者連続三振で知られるハッベルは、1936年7月17日から16連勝のままシーズンを終了。シーズン最後の15登板では13勝0敗2セーブ、防御率1.93という驚異的な活躍を見せた。翌1937年は開幕からの8登板で8勝0敗、防御率1.73をマーク。前年からの連勝記録は24まで伸びた。

     ハッベルは1936年に自己最多の26勝をマークし、最多勝と最優秀防御率の二冠を獲得して3年ぶり2度目のMVPを受賞。1937年は自己最多の159奪三振でキャリア唯一の奪三振王となり、2年連続3度目の最多勝にも輝いた。ハッベルにとって、キャリアの絶頂期に近い時期に樹立した大記録だった。

     ハッベルに最も迫ったのは、1958年6月7日から1959年8月30日にかけて22連勝を記録したロイ・フェイスだ。ただし、先発投手だったハッベルとは異なり、フェイスはリリーフでの登板だけで22連勝をマークした。1958年は5月末時点で0勝2敗だったが、その後5勝を挙げてシーズンを終え、翌1959年は開幕から17連勝。この年の勝率.947(18勝1敗)は歴代最高記録である。

     なお、3位タイはルーブ・マーカード(1911~12年)、ロジャー・クレメンス(1998~99年)、ジェイク・アリエタ(2015~16年)による20連勝、6位タイはジョニー・アレン(1936~37年)、デーブ・マクナリー(1968~69年)、ヨハン・サンタナ(2004~05年)、ホゼ・コントレラス(2005~06年)による17連勝となっている。

  • ブルージェイズの先発5番手 山口を含む右腕3人による争い

    2020.7.9 12:25 Thursday

     2020年シーズンの開幕を15日後に控え、各球団では熾烈なポジション争いが繰り広げられている。メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは、注目のポジション争いのなかから7つをピックアップ。その1つに山口俊が加わっている「ブルージェイズの先発5番手争い」を挙げた。

     ブルージェイズの先発投手陣には柳賢振(FAでドジャースから加入)、タナー・ロアーク(FAでアスレチックスから加入)、チェイス・アンダーソン(トレードでブリュワーズから加入)の3人が加わり、昨年好スタートを切るも故障に泣いたマット・シューメイカーと合わせてローテーションの4番手までは確定と見られている。

     残りの1枠をライアン・ボルッキやT・J・ゾイクといった若手も含めて複数の投手で争う状況となっており、ハリガンは有力候補としてトレント・ソーントン、山口、ネイト・ピアソンという3人の右腕を挙げた。

     26歳のソーントンはメジャーデビューした昨年、32試合(うち29先発)に登板してチーム最多の154.1イニングを投げ、6勝9敗、防御率4.84、149奪三振を記録。昨年の働きぶりを考えればソーントンが最有力候補であることは間違いない。

     しかし、今春のオープン戦では23歳のピアソンが猛アピール。球界トップクラスの有望株と評価される才能を遺憾なく発揮し、4試合(うち1先発)で7イニングを投げ、防御率1.29、11奪三振、被打率.091という圧巻のピッチングを披露した。能力的に見ればピアソンが開幕ローテーションに抜擢されても決して不思議ではない。

     他に候補がいる以上、オープン戦の4試合で防御率9.00、被打率.316と打ち込まれた山口はブルペンに回る可能性が高い。日本でクローザーを務めた経験があることも山口のブルペン起用を後押しする要素となるだろう。ただし、先発4番手までの投手はいずれも故障リスクが高く、山口に先発のチャンスがないわけではない。

     開幕から1週間が経過すれば、フリーエージェントを1年先延ばしにする形でピアソンを昇格させることができるため、開幕時の先発5番手はソーントンが務め、8月上旬にはピアソンが取って代わることになるのではないだろうか。

  • カブスは強打のシュワーバーをDHに固定しない方針

    2020.7.9 11:55 Thursday

     2020年シーズンはナショナル・リーグにも指名打者制が導入され、ダルビッシュ有が所属するカブスでは昨年38本塁打を放ったカイル・シュワーバーが指名打者の最有力候補に挙げられている。しかし、デービッド・ロス監督は指名打者の枠をフレキシブルに使いたい意向であり、平均レベルの外野手へと成長しているシュワーバーを指名打者に固定するつもりはないようだ。

     シュワーバーは日本時間7月9日、ZOOMでのメディア対応のなかで「みんなが僕のことを指名打者として見ていることは知っているよ」とコメント。しかし、その一方で「でも、外野の守備には就くつもりだし、ベストを尽くして良いプレーをしたい」と外野守備への意欲も示した。

     プロ入り前から打撃力を高く評価されていたシュワーバーだが、指名打者制のないナ・リーグのカブスに入団し、捕手から外野手へコンバート。左翼の守備ではレギュラー定着1年目の2017年こそ守備防御点マイナス7と苦戦したものの、2018年はプラス3、昨年もマイナス3と平均レベルまで守備力を向上させており、正確なスローイングで走者を刺す場面も目立っている。

     こうしたシュワーバーの成長もあり、ロスは「カイルのことを外野の穴とは考えていない」と語る。「カイルより守備の上手い外野手はいるけれど、彼だって堅実な守備ができる選手だ。彼に外野を守らせることをためらったりはしないよ」と指揮官はシュワーバーの外野守備への信頼を口にする。

     ロスは主力選手の疲労具合や相手投手との相性など様々な要素を考慮して指名打者の枠をフレキシブルに活用する方針を示しており、シュワーバーが指名打者に固定される可能性は低い。故障明けのスティーブン・スーザJr.や正捕手のウィルソン・コントレラスが指名打者として起用されるケースもあるだろう。

     とはいえ、シュワーバーは指名打者で出場した通算22試合で打率.299、9本塁打、20打点、OPS1.046の好成績を残しており、敵地で指名打者を務めた2016年のワールドシリーズでも16打数7安打を記録。「指名打者・シュワーバー」の活躍を知るファンたちがシュワーバーの指名打者としての出場が増えることを期待するのは仕方のないことなのかもしれない。

  • 内外野4ポジションで出場機会を狙うヤンキース・アンドゥハー

    2020.7.9 11:20 Thursday

     2018年に大谷翔平(エンゼルス)とアメリカン・リーグ新人王を争ったミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)は昨年、右肩の故障で12試合にしか出場できず、レギュラーの座を失った。今年は控え選手としてのスタートとなるが、本職の三塁のほか、一塁と外野の両翼の守備にも挑戦し、複数ポジションを守ることで出場機会の増加を狙っている。

     7ヶ月前、母国ドミニカ共和国にあるヤンキースの球団施設で練習を行っていたとき、アンドゥハーはアーロン・ブーン監督からある提案を受けた。それは「外野を守れるようになればメジャーのロースターに残れる可能性が高くなる」というものだった。

     アンドゥハーはその提案を受け入れるだけでなく、積極的に外野守備の練習に取り組むことで指揮官を驚かせた。スプリング・トレーニングの時点で「外野の両翼で試合に出場できるだろう」との評価を受けていたが、それから数ヶ月が経過し、アンドゥハーはさらに自信を増しているようだ。

     「今は以前よりも快適にプレーできているよ。タンパでのスプリング・トレーニングのときと比較すると、さらに練習を重ねる時間があったから、外野の守備にも慣れることができた」とアンドゥハー。「たくさん練習したし、コーチにいろいろ教えてもらったし、すべてのアドバイスに耳を傾けている」という言葉からは努力への自信が感じられる。

     2018年に打率.297、47二塁打、27本塁打、92打点、OPS.855という好成績をマークして新人王投票で2位にランクインしたアンドゥハーだが、昨年は12試合にしか出場できず、打率.128、OPS.271と低迷。故障離脱中に正三塁手の座をジオ・ウルシェラに奪われ、ブライアン・キャッシュマンGMは今年もウルシェラを正三塁手として起用する方針を明言している。

     アンドゥハーは正三塁手への返り咲きを諦めてはいないものの、メジャー残留のためには何でもやるつもりだ。「一塁、外野、三塁を守ることができれば、フレキシブルに起用してもらえるし、出場機会も増えると思う」と内外野の複数ポジションを守ることに意欲を見せている。

  • レッズはグレイに決定 各球団の開幕投手の決定状況は?

    2020.7.9 10:50 Thursday

     レッズのデービッド・ベル監督は日本時間7月9日、2020年シーズンの開幕投手に昨年11勝を挙げたソニー・グレイを指名したことを発表した。レッズは日本時間7月25日に本拠地グレートアメリカン・ボールパークでタイガースと2020年シーズンの開幕戦を戦う予定となっている。

     昨年途中にトレバー・バウアー、オフシーズンにウェイド・マイリーを獲得し、2ケタ勝利を期待できる投手が5人揃ったレッズ先発陣。そのなかから指揮官が開幕投手に選んだのはグレイだった。昨年は7本以上のヒットを打たれた登板が1度もなく、リーグ5位の防御率2.87をマーク。特に最終16先発では8勝3敗、防御率1.99という見事な活躍を見せた。

     ベルはグレイについて「彼が成長していることを否定する余地はない。彼はリーダーだ。それに加えて、昨年は素晴らしいシーズンを過ごした」と語る。グレイは先発2番手として開幕を迎えるルイス・カスティーヨとともにシーズン200奪三振を達成したが、「200奪三振コンビ」の誕生は球団史上初の快挙だった。

     レッズはグレイ、カスティーヨ、バウアー、マイリー、アンソニー・ディスクラファーニの5人がこの順番で先発ローテーションを形成し、長期連戦時の6人目の先発としてタイラー・マーリーやルーカス・シムズがスタンバイすることになると見られている。

     なお、レッズ以外では、エンゼルス(アンドリュー・ヒーニー)、レンジャーズ(ランス・リン)、ドジャース(クレイトン・カーショウ)、マリナーズ(マルコ・ゴンザレス)の4球団がすでに開幕投手を発表。スプリング・トレーニングの中断前には、カージナルス(ジャック・フラハティ)、インディアンス(シェーン・ビーバー)、ジャイアンツ(ジョニー・クエイト)、ツインズ(ホゼ・ベリオス)の4球団も開幕投手を指名していた。

     カブスのデービッド・ロス監督はスプリング・トレーニングの時点で開幕投手候補をダルビッシュ有とカイル・ヘンドリックスの2人に絞り込んでいた。ダルビッシュが開幕投手を務めれば、レンジャーズ時代の2017年以来3年ぶり2度目となる。

  • 現時点での練習試合スケジュール 「サブウェイ・シリーズ」も

    2020.7.8 14:50 Wednesday

     メジャーリーグ各球団は、レギュラーシーズン開幕までの夏季キャンプ期間中に最大3試合まで他球団との練習試合を行うことが許可されている。ヤンキースは日本時間7月8日、同じニューヨークに本拠地を置くメッツとの練習試合を2試合開催することを発表した。日本時間7月19日午前8時10分からシティ・フィールド、同20日午前8時5分からヤンキー・スタジアムで「サブウェイ・シリーズ」の対戦が行われる。

     ヤンキースとメッツの対戦のほかに現時点で発表されている練習試合のスケジュールは以下の通り(日時はすべて日本時間、対戦カードの後者がホーム)。

    7月19日(日)
    午前7時5分 フィリーズ対ナショナルズ

    7月20日(月)
    午前7時5分 オリオールズ対フィリーズ
    午前9時5分 ホワイトソックス対カブス
    午前10時10分 ダイヤモンドバックス対ドジャース

    7月21日(火)
    午前7時5分 フィリーズ対ヤンキース
    午前7時5分 ナショナルズ対オリオールズ
    午前9時10分 カブス対ホワイトソックス
    午前10時40分 ダイヤモンドバックス対ドジャース
    開始時間未定 エンゼルス対パドレス

    7月22日(水)
    午前7時5分 オリオールズ対ナショナルズ
    午前7時40分 タイガース対レッズ
    午前9時5分 ロッキーズ対レンジャーズ
    午前10時40分 エンゼルス対ドジャース

    7月23日(木)
    午前7時10分 タイガース対レッズ
    午前8時5分 ツインズ対カブス
    午前9時5分 ロッキーズ対レンジャーズ
    午前9時10分 ブリュワーズ対ホワイトソックス
    午前10時40分 パドレス対エンゼルス

  • レッズ・バウアー「できるだけ多く投げたい」 中3日を希望

    2020.7.8 13:35 Wednesday

     メジャーきっての理論家として知られるトレバー・バウアー(レッズ)は、異例の60試合制で行われる2020年シーズンに関する「計算」をすでに終えているようだ。「すべての試合が2.7試合分の価値がある。負け投手になったり、初回に打ち込まれたりしたら、通常の2.7試合を無駄にすることになる」とバウアーは語る。「その重要性は大好きだし、そうした環境のなかで成長できる」と2020年シーズンの開幕を心待ちにしている。

     バウアーは昨年7月末の三角トレードでインディアンスからレッズに加入。レッズはバウアーを獲得するためにヤシエル・プイーグのほか、2人の有望株(スコット・モスとテイラー・トラメル)を手放した。

     移籍後は10度の先発で2勝5敗、防御率6.39と期待外れのパフォーマンスに終わり、昨年はシーズン通算で11勝13敗、防御率4.48。前年は12勝6敗、防御率2.21の好成績で自身初のオールスター・ゲーム選出も果たしていただけに、昨年は不本意な1年となってしまった。

     2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなるバウアーだが、「トレードを正当化することやフリーエージェントとなったあとのことを考えたりはしていない」と語る。「僕は投げたいんだ。マウンドで自分の能力を最大限に発揮し、勝利に貢献することだけを考えている」とあくまでの2020年シーズンに集中していることを強調した。

     「できるだけ多く投げたい」と語るバウアーは先日、4日ごとの登板、つまり「中3日」で登板したいと考えていることを明言した。ポストシーズンを含めても最大3ヶ月間の戦いであり、登板間隔が短くても問題ないと考えているようだ。

     デービッド・ベル監督とデレク・ジョンソン投手コーチは異例のシーズンのなかで、投手の起用法について様々なプランを検討しており、バウアーの要望が通る可能性もゼロではない。「投球イニングは多ければ多いほうがいい。球数は多ければ多いほうがいい」と語るバウアーがどのように起用されるか注目したい。

  • ドジャースの開幕投手はカーショウ ロバーツ監督が明言

    2020.7.8 12:05 Wednesday

     ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、新型コロナウイルスの影響によってスプリング・トレーニングが中断される前の時点で、今年の開幕投手にクレイトン・カーショウを指名していたが、4ヶ月が経過した現在もその方針に変わりはなく、改めてカーショウを開幕投手に指名した。カーショウは7月23日(現地時間)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるジャイアンツとの開幕戦で先発する。

     カーショウが開幕投手を務めるのは2011年以降の10年間で9度目。昨年は左肩の炎症によって開幕戦で投げられず、開幕投手は8年連続でストップしていた(昨年の開幕投手は柳賢振)。ちなみに、カーショウが開幕投手に定着する前は、ビテンセ・パディーヤ(2010年)、黒田博樹(2009年)、ブラッド・ペニー(2008年)らが開幕投手を務めている。

     今年がメジャー13年目のシーズンとなるカーショウは、日本時間7月7日に行われた紅白戦でロス・ストリップリングと投げ合い、4イニングを投げた。「全盛期を過ぎた」と言われることが多くなっているものの、それでも昨年は29試合(うち28先発)に登板して178.1イニングを投げ、16勝5敗、防御率3.03、189奪三振をマーク。頼れるスターターであることに変わりはなく、8度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、サイ・ヤング賞の投票では8位にランクインした。

     開幕戦の舞台となるドジャー・スタジアムでは、昨年16試合に先発して10勝2敗、防御率2.89の好成績をマーク。ジャイアンツ戦では、昨年は1勝2敗に終わったものの、防御率2.37とピッチング自体は安定しており、通算でも23勝12敗、防御率1.74と好相性を誇っている。

     チーム内では若手右腕のウォーカー・ビューラーも台頭しているが、簡単にエースの座を譲るわけにはいかない。新加入のデービッド・プライスが今年の出場を辞退したこともあり、先発投手陣の柱としてカーショウにかかる期待は大きい。

  • 大谷が紅白戦で2年ぶり登板 3回1失点も制球面に課題

    2020.7.8 11:40 Wednesday

     エンゼルスは日本時間7月8日、夏季キャンプ初の紅白戦を行い、大谷翔平とアンドリュー・ヒーニーが先発した。大谷が実戦で登板するのはトミー・ジョン手術を受ける前の最終登板である2018年9月2日以来。本拠地エンゼル・スタジアムでの登板は同年6月6日以来である。大谷は制球に苦しみ、8つの四球を与えたが、3イニングを1安打1失点に抑えた。

     非公式の記録ではあるものの、大谷の「復帰登板」は3回51球を投げてストライクは15球だけ。奪三振1、与四球8、与死球1、暴投6という大荒れの内容で、打たれた唯一の安打は3回にトミー・ラステラに許したタイムリーヒットだった。

     しかし、まだシーズン開幕前の調整段階であり、大谷自身はこの数字をさほど気にしていない。「問題なく球数を投げることができて良かった。ブルペンで投げるのとは全然違うし、味方に投げる経験のないので、そのあたりの違いはある。(次の登板が)3日後か4日後かわからないけれど、しっかり調整したい」と前向きなコメントを残した。

     制球面には課題を残したものの、実戦のなかですべての球種を一通り投げるなど、収穫もあった。「今日は全球種を投げることができた。次の登板ではもう少ししっかり狙ったところへ投げられるようにしていきたい」と大谷。シーズン開幕からの「二刀流」に向けて、まずは「復帰登板」という大きな一歩を踏み出した、といったところだろうか。

     ジョー・マドン監督は、大谷が身体的な問題なく登板を終えたことに満足した様子を見せたものの、「制球面がダメだった。本来よりもキレがなかった」と注文を付けることも忘れなかった。投手コーチのミッキー・キャラウェイは「望んでいた結果ではなかった」としつつも、「現時点ではそれほど心配していないよ」と語った。

     公式戦での復帰登板は、開幕3戦目の敵地アスレチックス戦が予想されている。その「Xデー」まであと19日。いよいよ「二刀流」復活へのカウントダウンが始まった。

  • 2020年シーズンのスケジュール 7つの注目ポイント

    2020.7.7 19:15 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間7月7日、2020年シーズンのスケジュールを発表した。異例の60試合制で行われる2020年シーズンのスケジュールについて、メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスとマット・ケリーが7つの注目ポイントを紹介している。

    【1】今年の総移動距離はレンジャーズが14706マイルでトップ。2位はアストロズ(13954マイル)、3位はマリナーズ(11813マイル)、4位はアスレチックス(11363マイル)だが、2011年以降は9年連続でマリナーズとアスレチックスのどちらかが1位だった。なお、総移動距離が最も少ないのはブリュワーズ(3962マイル)である。

    【2】マーリンズは60試合のうち52試合を昨年の勝率が5割以上のチームと戦うことになった。その割合は86.7%に達し、1969年の地区制導入以降では歴代最高である(これまでの最高は1970年パドレスの85.2%)。一方、ドジャースとアスレチックスは昨年の勝率が5割以上のチームとの対戦が60試合中17試合のみとなっている。

    【3】開幕カードでヤンキースとナショナルズ、タイガースとレッズ、レンジャーズとロッキーズが対戦。開幕カードにインターリーグの対戦が3つ含まれるのは2016年以来4年ぶり2度目のことである。また、シーズンの最終カードにはインターリーグの対戦が7つも組まれている。

    【4】現在の労使協定では最大20連戦までしか組むことができないが、今年はブレーブス、マリナーズ、タイガース、ツインズ、ロッキーズ、ブルージェイズ、フィリーズの7球団のスケジュールに20連戦が含まれている。このうちブレーブス、マリナーズ、タイガースの3球団は開幕からの20連戦となっている。

    【5】パドレスは9月に1度しかカリフォルニア州を離れない。9月18~20日(現地時間)に敵地シアトルでマリナーズとの3連戦が組まれているものの、その他の試合はサンディエゴでのホームゲーム、敵地でのエンゼルス戦、アスレチックス戦、ジャイアンツ戦のため、すべてカリフォルニア州での試合となる。

    【6】フィリーズとパイレーツは1887年5月30日(現地時間)のダブルヘッダーから始まり、133年連続で合計2297回対戦してきた。しかし、東部地区所属のフィリーズと中部地区所属のパイレーツはレギュラーシーズン中に対戦しないため、ポストシーズンで顔を合わせない限りこの記録はストップすることになる。

    【7】今年のカブスは金曜日(現地時間)のデーゲームが1試合も予定されていない。カブスの本拠地リグリー・フィールドで初めてのナイターが行われたのが1988年。それ以降も金曜日のデーゲームは存続していたが、球団史上初めて金曜日のデーゲームが行われないシーズンとなる。

  • 7人の「特徴的な選手」 ヤンキース・ジャッジらが選出

    2020.7.7 18:25 Tuesday

     マイク・トラウト(エンゼルス)のようなオールラウンド・プレーヤーは非常に魅力的だが、そうした選手は数多く存在するわけではない。しかし、1つのツールやスキルだけを取り出せば、トラウトよりも魅力的な選手は多数存在する。メジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレアは特徴的なスキルを備えた選手として7人をピックアップしている。

    最も強い打球を打つ選手

     アーロン・ジャッジ(ヤンキース)は球界トップクラスのパワーを持つ選手である。昨年の打球の平均初速95.9マイルはメジャー最高。2018年の94.7マイル、2017年の94.9マイルも同様にメジャー最高だった。

    最も悪球打ちが上手い選手

     好成績を残すためにはボール球に手を出さないのが鉄則だが、コリー・ディッカーソン(マーリンズ)には当てはまらない。Statcastのデータによると、昨年200打席以上の選手のうち、ストライクゾーン外のボールを追いかけた打席でプラスの得点を叩き出しているのはディッカーソンだけ。タイラー・ネークイン(インディアンス)がプラスマイナスゼロ、残りの298人は全員がマイナスの数値となっている。しかもディッカーソンはゾーン内(+7)とゾーン外(+5)で同レベルの数字を記録しているから驚きだ。

    最も三振をしない選手

     近年のメジャーリーグでは三振の数が右肩上がりとなっているが、ウィリアンス・アストゥディーヨ(ツインズ)の三振率はわずか3.9%である。これは昨年200打席以上の選手で最も低かった。2番目に低いのは同僚のルイス・アラエスだが、それでもアストゥディーヨの2倍近い数字。アストゥディーヨより三振率が低い選手を見つけるためには1999年(トニー・グウィンが3.1%)までさかのぼらなければならない。

    最も足が速い選手

     昨年のスプリント・スピード1位は時速30.8マイルを記録したティム・ロカストロ(ダイヤモンドバックス)だった。盗塁を17度試みてすべて成功させ、メジャーデビューから22連続盗塁成功を継続中。また、わずか250打席で22死球を記録するなど、「最も死球が多い選手」という一面も持ち合わせている。

    最もボールを逸らさない選手

     強肩かつフレーミング技術に優れた捕手として知られるロベルト・ペレス(インディアンス)は、昨年118試合に出場して1度もパスボールを記録しなかった。ペレスより多くの試合に出場してパスボールがゼロだった捕手は過去に3人だけ。投手の起用人数や変化球の種類が増えていることを考えると驚異的な記録と言える。

    最も速い球を投げる選手

     メジャーリーグの世界において「速球王」はアロルディス・チャップマン(ヤンキース)の代名詞だったが、ジョーダン・ヒックス(カージナルス)がその座を奪った。昨年は故障により28.2イニングしか投げられなかったが、100マイル以上206球はメジャー最多。トミー・ジョン手術のリハビリを終え、今年中に戦列復帰を果たす予定となっている。

    最も変化が大きい球を投げる選手

     横方向への変化が大きいスライダーを「フリスビー・スライダー」と呼ぶことがあるが、チャズ・ロー(レイズ)が投げるスライダーは「フリスビー・スライダー」と呼ぶに相応しいボールだ。横方向の変化幅22.8インチはメジャー最高。ちなみにホームベースの幅は17インチである。

  • レイズ・筒香の調整は順調 一時帰国が良い気分転換に

    2020.7.7 17:25 Tuesday

     メジャー1年目のシーズンに向けて準備を進めている筒香嘉智(レイズ)。オープン戦では28打数で13三振を喫するなど、メジャーへの適応に苦しむ場面も見られたが、日本への一時帰国を経て、開幕に向けて順調に調整中だ。メジャーリーグ公式サイトでレイズの番記者を務めるフアン・トリビオが筒香の現状についてレポートしている。

     新型コロナウイルスの感染拡大によってスプリング・トレーニングが中断される前、筒香は異なる言語や文化に適応するだけでなく、日本とは異なる打撃練習のルーティーンなど、グラウンド内でも様々な適応を求められた。

     中断期間は日本へ帰国して家族とともに過ごすことを選択したが、「リセットして、調整をして、アメリカに戻ったときにより良い選手になるために何ができるのかを考える時間が必要だった」とコロナによる中断を前向きに捉えていた。「今は多くのことがスムーズになっているし、2月や3月と比べて良くなっている」と一時帰国が良い気分転換になったようだ。

     ケビン・キャッシュ監督は「彼のスイングは本当に良い。特別なパワーを持っている」と筒香のバットに期待を寄せる。また、複数のポジションを守れる選手を巧みに使い分けるレイズにおいて、2年1200万ドルで入団した筒香も例外ではなく、筒香は主に三塁と左翼の守備練習に取り組み、汗を流している。

     筒香はスプリング・トレーニングと夏季キャンプの違いについて「(本拠地の)トロピカーナ・フィールドで練習できるのが一番大きいと思う」と語る。また、「チームメイトとまた会話ができていることも非常に大きい」とも話しており、チームメイトと良好な関係を築くことができているようだ。

     「グラウンドで自分の存在を証明し、良いパフォーマンスをしてコロナで苦しんでいる人たちを元気づけたい」と力強く意気込みを口にした筒香。日本で通算205本塁打を放ったスラッガーは今年、どんな活躍を見せてくれるのだろうか。

  • 新スケジュールで最も得をしたのは秋山所属のレッズ?

    2020.7.7 14:10 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは、当初の162試合制のスケジュールと新たに発表された60試合制のスケジュールを比較し、対戦相手の予想勝率をもとに、スケジュール変更によって「得をするチーム」と「損をするチーム」を分析。最も得をするのは秋山翔吾が所属するレッズ、最も損をするのは菊池雄星と平野佳寿が所属するマリナーズという結果になった。

     レッズが所属するナショナル・リーグ中部地区のチームは、今年の交流戦でヤンキースやレイズといった強豪が所属するアメリカン・リーグ東部地区のチームと対戦する予定だった。また、リーグ内でも東部地区のブレーブスやナショナルズ、西部地区のドジャースと対戦しなければならなかった。

     ところが、スケジュール変更によってこれらの強豪との対戦はなくなり、代わりにア・リーグ中部地区のチームと対戦することに。ロイヤルズやタイガースの戦力が大きく劣るため、対戦相手の予想勝率は大幅に低下。特にレッズは、交流戦のライバルとしてタイガースを指定され、6試合が組まれているため、スケジュール変更の恩恵を最大限に受けることになった。

    対戦相手の予想勝率の下落幅が大きいチーム
    レッズ(-.012)
    カージナルス(-.008)
    ツインズ(-.008)
    インディアンス(-.008)
    カブス(-.007)
    ブリュワーズ(-.006)

     一方、マリナーズはアストロズやアスレチックスといった強豪と同地区のため、当初から厳しいスケジュールでの戦いを強いられていた。ところが、ア・リーグ中部地区のチームとの対戦がなくなり、ドジャースが所属するナ・リーグ西部地区と対戦することになったため、対戦相手の予想勝率はさらに上昇。スケジュール変更の結果、最も不利益を被るチームとなってしまった。

    対戦相手の予想勝率の上昇幅が大きいチーム
    マリナーズ(+.009)
    レンジャーズ(+.006)
    ダイヤモンドバックス(+.006)
    エンゼルス(+.006)
    ジャイアンツ(+.005)
    ロッキーズ(+.005)

     得をするのは中部地区のチームばかりだが、これは言い換えれば、下位球団相手の取りこぼしが命取りになることを意味する。当然のことだが、秋山が所属するレッズ、前田健太が所属するツインズ、ダルビッシュ有が所属するカブスにとって、ポストシーズン進出のためにはロイヤルズ、タイガース、パイレーツといった下位球団から確実に白星を重ねることが重要となる。

  • レッドソックス前GM ナッシュビルへの球団誘致組織に加入

    2020.7.7 13:05 Tuesday

     ESPNは日本時間7月7日、レッドソックス前GMのデーブ・ドンブロウスキーがテネシー州ナッシュビルへメジャーリーグ球団を誘致すべく活動しているミュージックシティ・ベースボール合同会社に加入したことを報じた。同社のウェブサイトによると、ドンブロウスキーの肩書はベースボール・アドバイザーとなっている。

     ドンブロウスキーは、声明文のなかで「ナッシュビルがメジャーリーグ球団の本拠地となる準備ができていることは私にとって明白である。ミュージックシティ・ベースボールはこの地に球団を誘致するというスマートでエキサイティングな決断をしている」とコメント。「ニグロリーグ野球博物館とのつながりから地域社会のサポートまで、ミュージックシティ・ベースボールは強固な基盤を築いている」と述べ、ナッシュビルへの球団誘致に意欲を示した。

     現在63歳のドンブロウスキーは、2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇へ導いたものの、翌2019年にチームの不振の責任を取らされる形で解任された。1978年にホワイトソックスで球団フロントの一員としてのキャリアを開始し、1988年にはエクスポズでGMに就任(31歳でのGM就任は当時史上最年少)。マーリンズ時代の1997年に自身初のワールドシリーズ制覇を経験し、タイガースでも2度のリーグ優勝を成し遂げた。

     ミュージックシティ・ベースボール合同会社は2019年に設立され、今後数年間のうちに、エクスパンションで誕生する新球団をナッシュビルへ誘致すること、または既存の球団をナッシュビルへ移転させることを目的としている。同社の顧問にはデーブ・スチュワートやトニー・ラルーサといった球界の大物も名を連ねている。

     「ナッシュビルは野球に深いルーツがあり、新型コロナウイルスによる不安定な情勢のなか、ミュージックシティ・ベースボールがこの街を再興させるうえで重要な役割を担うことができると信じている」とドンブロウスキー。「私も、妻のカリーも、ナッシュビルのコミュニティの一員となることをとても楽しみにしている」と意気込みを口にした。

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