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  • 名門・ヤンキース 「単年成績ベストナイン」の顔ぶれは?

    2021.1.5 18:00 Tuesday

     日本時間1月5日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のビートライター(番記者)が担当球団の「単年成績ベストナイン」を選出した。これは単年の個人成績をもとに、各ポジションで球団史上最高の成績を残した選手を選出する企画だ。ヤンキースはブライアン・ホーク記者が担当し、2019年に史上初の満票でアメリカ野球殿堂入りを果たしたマリアーノ・リベラ、2020年に準満票で殿堂入りしたデレク・ジーターら球史に残るスター選手たちが順当に選出された。

     ホークは救援投手部門のリベラについて「リベラのベストシーズンを選ぶのは、自分の子供のなかから一番のお気に入りを選べと言われるのに似ている」と述べているように、選考にはかなり悩んだようだ。単純にWARが最も高いシーズンを選ぶとジョン・ウェッテランドにつなぐセットアッパーを務めた1996年になるが、自己最多の53セーブを記録したのは2004年である。2004年のほか、1999年と2001年にも最多セーブのタイトルを獲得しているが、ホークは「自己ベストのK/BB12.83とWHIP0.67を記録した」ことを根拠に2008年をベストシーズンとして選出。ただし、ヤンキースはこの年、1993年以来15年ぶりにポストシーズン進出を逃している(1994年はストライキのため開催なし)。

     遊撃手部門のジーターは両リーグ最多の219安打を放ち、リーグ2位の打率.349、リーグ3位の出塁率.438をマークした1999年が選ばれた。また、右翼手部門で選出されたベーブ・ルースは、ヤンキース移籍2年目の1921年に左翼手として132試合に出場しているため、左翼手部門でも選出されている。ホークが選んだヤンキースの「単年成績ベストナイン」の顔ぶれは以下の通り。

    捕手:ヨギ・ベラ(1956年)
    140試合 打率.298 30本塁打 105打点 3盗塁 OPS.911

    一塁手:ルー・ゲーリッグ(1927年)
    155試合 打率.373 47本塁打 175打点 10盗塁 OPS1.240

    二塁手:トニー・ラゼリ(1929年)
    147試合 打率.354 18本塁打 106打点 9盗塁 OPS.991

    三塁手:アレックス・ロドリゲス(2007年)
    158試合 打率.314 54本塁打 156打点 24盗塁 OPS1.067

    遊撃手:デレク・ジーター(1999年)
    158試合 打率.349 24本塁打 102打点 19盗塁 OPS.989

    左翼手:ベーブ・ルース(1921年)
    152試合 打率.378 59本塁打 171打点 17盗塁 OPS1.359

    中堅手:ミッキー・マントル(1956年)
    150試合 打率.353 52本塁打 130打点 10盗塁 OPS1.169

    右翼手:ベーブ・ルース(1927年)
    151試合 打率.356 60本塁打 164打点 7盗塁 OPS1.258

    指名打者:ジェイソン・ジアンビ(2002年)
    155試合 打率.314 41本塁打 122打点 2盗塁 OPS1.034

    先発投手:ロン・ギドリー(1978年)
    35試合 25勝3敗0セーブ 防御率1.74 273.2回 248奪三振

    救援投手:マリアーノ・リベラ(2008年)
    64試合 6勝5敗39セーブ 防御率1.40 70.2回 77奪三振

  • マリナーズの「単年成績ベストナイン」 2004年イチローが選出

    2021.1.5 17:00 Tuesday

     日本時間1月5日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のビートライター(番記者)が担当球団の「単年成績ベストナイン」を選出した。これは単年の個人成績をもとに、各ポジションで球団史上最高の成績を残した選手を選出する企画だ。マリナーズは昨年限りでの引退を表明したグレッグ・ジョンズ記者が担当し、右翼手部門では2004年のイチローが選出。2019年にアメリカ野球殿堂入りを果たしたエドガー・マルティネスは三塁手と指名打者の2部門で選ばれている。

     2004年のイチローは161試合に出場して打率.372、8本塁打、60打点、36盗塁、OPS.869を記録。ジョンズは「イチローは(メジャー1年目の)2001年にアメリカン・リーグMVPと新人王を受賞したが、ジョージ・シスラーのメジャー記録を84年ぶりに更新する262安打を記録し、両リーグ最高かつ自己ベストの打率.372をマークしたシアトルでの4年目のシーズンのほうが優れていた。当時30歳のイチローは、10年連続オールスター・ゲーム選出と10年連続ゴールドグラブ賞の4年目だった。さらに36個の盗塁を記録し、19度の敬遠はリーグ最多だった」とこの年のイチローの活躍を振り返った。

     三塁手と指名打者の2部門で選ばれたマルティネスのほか、遊撃手部門で1996年のアレックス・ロドリゲス、中堅手部門で1997年のケン・グリフィーJr.、先発投手部門で1995年のランディ・ジョンソンとマリナーズの歴史に名を残すスター選手たちが勢ぞろい。ジョンズが選んだマリナーズの「単年成績ベストナイン」の顔ぶれは以下の通りである。

    捕手:ダン・ウィルソン(1996年)
    138試合 打率.285 18本塁打 83打点 1盗塁 OPS.774

    一塁手:アルビン・デービス(1984年)
    152試合 打率.284 27本塁打 116打点 5盗塁 OPS.888

    二塁手:ブレット・ブーン(2001年)
    158試合 打率.331 37本塁打 141打点 5盗塁 OPS.950

    三塁手:エドガー・マルティネス(1992年)
    135試合 打率.343 18本塁打 73打点 14盗塁 OPS.948

    遊撃手:アレックス・ロドリゲス(1996年)
    146試合 打率.358 36本塁打 123打点 15盗塁 OPS1.045

    左翼手:ラウル・イバニェス(2006年)
    159試合 打率.289 33本塁打 123打点 2盗塁 OPS.869

    中堅手:ケン・グリフィーJr.(1997年)
    157試合 打率.304 56本塁打 147打点 15盗塁 OPS1.028

    右翼手:イチロー(2004年)
    161試合 打率.372 8本塁打 60打点 36盗塁 OPS.869

    指名打者:エドガー・マルティネス(1995年)
    145試合 打率.356 29本塁打 113打点 4盗塁 OPS1.107

    先発投手:ランディ・ジョンソン(1995年)
    30試合 18勝2敗0セーブ 防御率2.48 214.1回 294奪三振

    救援投手:エドウィン・ディアス(2018年)
    73試合 0勝4敗57セーブ 防御率1.96 73.1回 124奪三振

  • FAの救援右腕・ヘンドリックスがブルージェイズの施設を訪問

    2021.1.5 13:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、アスレチックスからフリーエージェントとなっている救援右腕リアム・ヘンドリックスは日本時間1月5日にフロリダ州ダニーデンにあるブルージェイズの球団施設を訪問したようだ。そこでブルージェイズのマーク・シャパイロ球団社長と面会したとみられる。なお、ヘンドリックスにはブルージェイズのほか、ホワイトソックスやドジャースも興味を示していることが報じられている。

     フェインサンドによると、ヘンドリックス獲得に向けて動き始めたブルージェイズに加え、ホワイトソックスも本格的にヘンドリックスの獲得を狙っているという。また、「FanSided」のロバート・マレーはドジャースがヘンドリックスに「強い興味」を持っていることを伝えている。

     オーストラリア出身のヘンドリックスは現在31歳。メジャーデビューした2011年から2013年までツインズでプレーしたあと、2013年オフに3度のウエーバー移籍でカブス、オリオールズを経てブルージェイズに加入。2014年7月にダニー・バレンシアとのトレードでロイヤルズへ移籍したが、同年10月のトレードでブルージェイズに復帰した。2016年からの5年間はアスレチックスでプレー。今オフ、ブルージェイズと契約すれば6年ぶりの古巣復帰となる。

     ヘンドリックスはブルージェイズ時代の2015年に58試合で5勝0敗、防御率2.92の好成績をマーク。アスレチックス移籍後、最初の3年間は平凡な成績に終わったが、2019年に自己最多の75試合に登板して4勝4敗25セーブ、防御率1.80をマークして一流リリーバーの仲間入りを果たし、昨季も24試合で3勝1敗14セーブ、防御率1.78と好成績を維持した。

     昨季はマリアーノ・リベラ賞(アメリカン・リーグ最優秀救援投手賞)を受賞しただけでなく、「オールMLBチーム」のファースト・チームにも選出。今オフのフリーエージェント市場ではベストのリリーバーと評価され、複数のチームから関心を寄せられている。

  • 史上初の黒人女性コーチが誕生 Rソックスのビアンカ・スミス

    2021.1.5 12:30 Tuesday

     レッドソックスは日本時間1月5日、ビアンカ・スミスがマイナーリーグ・コーチに就任したことを発表した。プロ野球の長い歴史において、黒人女性がコーチを務めるのは史上初のことである。スミスがレッドソックスのコーチに就任することは先週の時点で地元紙「ボストン・グローブ」によって報じられていたが、レッドソックスが球団の公式Twitterで正式に発表。史上初の黒人女性コーチの誕生を祝福するとともに歓迎した。

     スミスは日本時間1月5日に「MLBネットワーク」の番組内でインタビューを受け、「この機会をいただけたのは本当に素晴らしいことです」とコーチ就任を喜んだ。「まだ頭のなかを整理することができていません。実際にフィールド上でコーチとして働き始めるまで、実感することはないかもしれません」とスミス。「この野球というゲームに興味を持っている他の女性にも影響を与える素晴らしい機会だと思います。若い頃には考えもしなかったようなことです。自分の力を発揮するチャンスをいただけたことに本当に興奮しています」と意気込みを口にした。

     キム・アングが今オフ、マーリンズで北米4大プロスポーツでは史上初となる女性GMに就任するなど、球界における女性の活躍の場はどんどん広がっている。現在29歳のスミスは、2018年からウィスコンシン州のキャロル大でアシスタントコーチ兼打撃コーディネーターを務めてきた。それ以前には、2013年から2017年までケース・ウエスタン・リザーブ大で野球運営ディレクターを務め、2018年にはダラス大でアシスタントコーチを務めたこともある。2012年に卒業したダートマス大ではソフトボールをプレーしていた。

     また、スミスはレンジャーズとレッズの野球運営部門でインターンも経験している。レッドソックスのコーチとしての仕事をフロリダ州フォートマイヤーズにある球団の選手育成施設を拠点としてスタートさせ、主に野手を担当する予定となっているようだ。黒人女性コーチのパイオニアとして、スミスの活躍に期待したい。

  • 菅野争奪戦から撤退のメッツ 昨季セーブ王のハンドに興味

    2021.1.5 11:30 Tuesday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツは菅野智之(巨人)の争奪戦から撤退する一方で、インディアンスから契約オプションを破棄されてフリーエージェントとなった救援左腕ブラッド・ハンドに興味を示しているようだ。ハンドは2017年から3年連続でオールスター・ゲームに選出され、昨季は両リーグ最多となる16セーブを記録。しかし、インディアンスの財政事情によりオプションを行使されず、現在フリーエージェントとなっている。

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は「もしハンドがウエーバー公示されていた時点で私が現在の地位に就いていれば、ウエーバーでハンドを獲得していただろう」と語っている。インディアンスはハンドの契約オプションを破棄する前にハンドをウエーバー公示したが、獲得の意思を示す球団は現れなかった。このとき、メッツはまだスティーブ・コーエンによる球団買収が正式に成立しておらず、アルダーソンも球団社長に就任していなかった。

     昨季のハンドはインディアンスで23試合に登板して22イニングを投げ、2勝1敗16セーブ、1ホールド、防御率2.05、29奪三振の好成績をマーク。16度のセーブ機会をすべて成功させ、自身初となる最多セーブのタイトルを獲得した。ところが、ヤンキースとのワイルドカード・シリーズ第2戦では1点リードの9回表に登板したものの、2点を奪われて敗戦投手に。これが昨季唯一のセーブ失敗となった。

     メッツのクローザーにはエドウィン・ディアスがいるものの、ディアスは昨季10度のセーブ機会でわずか6セーブ。防御率1.75、奪三振率17.53を記録してメッツ移籍1年目の大不振から脱出したとはいえ、クローザーとしての信頼度には欠けた。メッツがハンドを獲得した場合、安定感のあるハンドにクローザーを任せ、勝負所での信頼度に欠けるディアスはセットアッパーに回される可能性もありそうだ。

  • ジャイアンツ 正捕手・ポージーの控えとしてカサリを獲得

    2021.1.5 11:00 Tuesday

     ジャイアンツは日本時間1月5日、レッズからノンテンダーFAとなっていたカート・カサリと1年契約を結んだことを発表した。メジャーリーグ公式サイトでジャイアンツの番記者を務めるマリア・グアルダードはカサリの年俸が150万ドルであることを伝えている。ジャイアンツは2020年シーズンの出場を辞退したバスター・ポージーが今季は正捕手として戦列に戻ってくる予定であり、カサリはポージーの控えを務めることになりそうだ。

     現在32歳のカサリは、昨季レッズで31試合に出場し、打率.224、6本塁打、8打点を記録。打率はキャリア通算を下回ったが、15打席に1本というハイペースで本塁打を放ち、四球の数も多かったため、出塁率.366、長打率.500、OPS.866という好成績となった。メジャー通算ではレイズで4年、レッズで3年の合計7年間プレーし、328試合に出場して打率.230、37本塁打、105打点、OPS.728をマークしている。

     昨季のジャイアンツは、正捕手のポージーが出場辞退を表明したため、ジョーイ・バート、チャドウィック・トロンプ、タイラー・ハイネマンという経験不足の捕手陣で戦わざるを得なかった。球界トップクラスの有望株として期待されていたバートだが、AAA級を経験しないままメジャーへ昇格したため、ハイレベルな投手への適応に大苦戦。33試合に出場して打率.233、0本塁打、7打点、OPS.609という期待外れの成績に終わった。ジャイアンツはカサリを獲得したことにより、バートにマイナーでの実戦経験を積ませる時間を与えることが可能になった。

     現在、ジャイアンツの40人枠内にはポージー、カサリ、トロンプ、バートと4人の捕手がいる。ノンテンダーFAとなったあとに再契約したトロンプはマイナー・オプションが残っているため、ジャイアンツは正捕手・ポージー、控え・カサリの体制で2021年シーズンの開幕を迎えることになりそうだ。

  • ヤンキース、Rソックスなど数球団がプイーグに興味を示す

    2021.1.5 10:30 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、昨オフからフリーエージェントの状態が続いているヤシエル・プイーグに対してヤンキース、レッドソックス、アストロズ、マーリンズ、オリオールズなどが興味を示しているようだ。プイーグは現在、トロス・デル・エステの一員としてドミニカ共和国のウィンター・リーグに参加しているが、右足の故障によりレギュラーシーズンでは5試合しか出場できなかった。

     現在30歳のプイーグは、2012年に7年4200万ドルの契約でドジャースに加入し、2013年にメジャーデビュー。2018年まで6年間ドジャースでプレーしたあと、2018年12月にレッズへトレードされ、2019年7月に再びトレードされてインディアンスへ移籍した。2019年はレッズとインディアンスの2球団で合計149試合に出場し、打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785という成績だった。

     2019年シーズン終了後にフリーエージェントとなったプイーグだが、なかなか契約先が見つからず、レギュラーシーズン開幕を目前に控えた昨年7月にようやくブレーブスと契約合意。ところが、プイーグが新型コロナウイルスに陽性反応を示したことが判明し、契約合意は白紙撤回となった。その後、ブレーブスはシーズン出場辞退を表明していたニック・マーケイキスが前言を撤回してチームに復帰したため、プイーグを獲得する必要がなくなり、結局プイーグはどのチームとも契約できないまま2020年シーズンを終えた。

     フェインサンドは「プイーグに興味を示しているチームの興味の度合いは様々」であることを伝えており、まだ具体的に交渉が進展している様子はみられない。マーリンズとオリオールズは昨オフにもプイーグの獲得を狙っていたことが報じられており、昨オフに続いてプイーグの獲得を検討しているようだ。昨オフは出来高重視(=基本給が低い)のオファーを嫌い、結果的に「浪人」することになってしまったプイーグだが、今オフは無事に契約先を見つけることができるだろうか。

  • メッツが菅野争奪戦から撤退 交渉期限は8日午前7時

    2021.1.5 10:00 Tuesday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンと「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは日本時間1月5日、読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している菅野智之の争奪戦からメッツが撤退したとみられることを伝えた。メッツはジャイアンツ、ブルージェイズなどとともに菅野の獲得に乗り出していることが報じられていた。菅野とメジャーリーグ球団の交渉期限は日本時間1月8日午前7時に迫っている。

     ヘイマンはメッツが菅野と交渉を行っていたことを伝える一方で「彼らの主な焦点は他の場所にあるようだ」と述べている。シャーマンはシンプルに「メッツは現在、菅野の争奪戦に加わっていない」と報じるにとどまっているが、菅野の争奪戦に加わっていることが報じられていたメッツが撤退したことは間違いなさそうだ。

     交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っていることもあり、ヘイマンは「菅野はまもなく決断を下すだろう」と伝えている。巨人が菅野に対して4年契約をオファーしたことも報じられているが、大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が実施している読者アンケートでは1万6000以上の票が集まった段階で巨人残留を予想する声は10%程度。ほとんどのファンが菅野のメジャーリーグ移籍を予想している。

     ただし、このアンケートで約24%の票を集めるなど、菅野の移籍先の最有力候補とみられていたメッツが撤退したことにより、争奪戦の行方は混沌としている。このアンケートではブルージェイズ、ジャイアンツ、「その他のメジャーリーグ球団」という3つの選択肢が14%台の得票率で「2位グループ」を形成し、得票率12%台のレッドソックスが5位。ダルビッシュ有を獲得したパドレスと有原航平を獲得したレンジャーズも選択肢に含まれているが、巨人残留を下回る得票率にとどまっている。

     ファンの予想通り、ブルージェイズ、ジャイアンツ、レッドソックスのいずれかが争奪戦を制するのか。あるいは移籍市場に付き物の「ミステリー・チーム」が現れるのか。菅野の争奪戦はまもなく決着のときを迎える。

  • ロッキーズはストーリーを放出すべき? 米記者が言及

    2021.1.4 17:00 Monday

     今オフのトレード市場で最も注目を集めている遊撃手といえばフランシスコ・リンドーア(インディアンス)だ。インディアンスの財政事情により、リンドーアは「今季開幕時に間違いなく別のチームのユニフォームを着ているだろう」と言われている。「ESPN」のバスター・オルニーは「ロッキーズのトレバー・ストーリーにも同様のことが言える」と指摘。ストーリーとの契約延長が実現しない場合、トレードで放出すべきと考えているようだ。

     ストーリーはリンドーアと同様に今季終了後にフリーエージェントとなる。ところが、ロッキーズはノーラン・アレナードと巨額の契約を結んでいるというチーム事情もあり、ストーリーとの契約延長を実現させることができていない。契約延長のための資金を捻出するにはアレナードを放出することが必要だが、「ストーリーはアレナードを放出して優勝を諦めたチームに残りたがらないのでは」と予想する声もある。

     ストーリーは昨季59試合に出場して打率.289、11本塁打、28打点、15盗塁、OPS.874をマークし、自身初となる盗塁王のタイトルを獲得。2018年から2年連続で打率.290・35本塁打・20盗塁・OPS.900のラインをクリアし、オールスター・ゲームとシルバースラッガー賞にも2年連続で選出された。「打者天国」と呼ばれる本拠地クアーズ・フィールドの恩恵を受けていることは否定できないが、球界を代表するスター遊撃手の1人である。

     オルニーは「ロッキーズはストーリーに残留の意思があるかどうかを早急に確認する必要がある。もし契約延長の意思がないのであれば、フリーエージェントとなって退団してしまう前にトレードのパートナーを見つけるべきだ」と主張する。もし本当にロッキーズがストーリーを売りに出すのであれば、リンドーアの獲得を検討しているチームがストーリーにターゲットを変更する可能性もあるだろう。

     ロッキーズはアレナードを放出する可能性も取り沙汰されているが、チームが誇る2大スターについて、どんな決断を下すのだろうか。

  • 2020年にブレイクした選手 5位に前田健太が選出

    2021.1.4 16:00 Monday

     メジャーデビューを果たしたばかりの選手からメジャーで長いキャリアを持つベテラン選手まで、様々な選手が2020年シーズンにブレイクを遂げ、見事な活躍を見せた。メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは「2020年にブレイクした選手」をランキング形式で1位から25位まで紹介。上位に新人王資格を持つ若手選手がズラリと並ぶなか、トップ5の最後の1枠となる5位には、新天地・ツインズで素晴らしい活躍を見せた前田健太が選出された。

     ハリガンは前田について「ドジャースで先発とブルペンを行き来する4年間を過ごしたあと、昨年2月にツインズへトレードされ、2020年はミネソタのエースとなった。両リーグ1位のWHIP0.75を記録したほか、66.2イニングを投げて6勝1敗、防御率2.70、80奪三振、10与四球をマークし、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位にランクインした」と紹介。新人王資格を持たない選手のなかでは最上位となった。

     1位にはデビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)、3位にはカイル・ルイス(マリナーズ)と両リーグの新人王がランクイン。4位は昨年8月下旬にメジャーデビューし、レギュラーシーズンでもポストシーズンでも先発ローテーションの一角を担って安定感抜群のピッチングを見せたイアン・アンダーソン(ブレーブス)が選出された。

     そして、2位にはランディ・アロザレーナ(レイズ)が選出。8月末までメジャーに昇格できなかったものの、レギュラーシーズン76打席で7本塁打を放ち、ポストシーズンでは新記録となる29安打と10本塁打を記録。打率.377、出塁率.442、長打率.831、OPS1.273という驚異的な活躍を見せ、チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献したことが高く評価された。

     ハリガンが選出した1位から25位までの顔ぶれは以下の通り。

    1位 デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)
    2位 ランディ・アロザレーナ(レイズ)
    3位 カイル・ルイス(マリナーズ)
    4位 イアン・アンダーソン(ブレーブス)
    5位 前田健太(ツインズ)
    6位 テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    7位 フリオ・ウリアス(ドジャース)
    8位 コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    9位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス)
    10位 マックス・フリード(ブレーブス)
    11位 ドノバン・ソラーノ(ジャイアンツ)
    12位 ドミニク・スミス(メッツ)
    13位 ルーク・ボイト(ヤンキース)
    14位 ディネルソン・ラメット(パドレス)
    15位 ジャイマー・キャンデラリオ(タイガース)
    16位 フランベル・バルデス(アストロズ)
    17位 ディラン・バンディ(エンゼルス)
    18位 アレック・ボーム(フィリーズ)
    19位 ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    20位 トラビス・ダーノウ(ブレーブス)
    21位 トレント・グリシャム(パドレス)
    22位 イアン・ハップ(カブス)
    23位 カイル・タッカー(アストロズ)
    24位 ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)
    25位 ジェームス・カリンチャック(インディアンス)

  • ダルビッシュのトレードがバウアーの市場価値にも影響か

    2021.1.4 10:30 Monday

     今オフのフリーエージェント市場において唯一のエース級の先発投手と目されているのが昨季サイ・ヤング賞を受賞したトレバー・バウアーだ。年平均3000万ドルを超えるような大型契約を手にする可能性が取り沙汰されている一方、「ESPN」のバスター・オルニーは「ダルビッシュ有のトレードがバウアーの市場価値にネガティブな影響を与える可能性がある」と指摘する。ダルビッシュの対価としてカブスが得た交換要員がポイントとなっているようだ。

     カブスは昨季サイ・ヤング賞投票で2位にランクインしたダルビッシュと専属捕手のビクトル・カラティーニの2人をパドレスへ放出し、昨季リーグ2位タイの7勝を記録したザック・デービースと有望株4名の合計5選手を獲得した。ただし、カブスが獲得した有望株4名のうち3名は10代の選手で、残りの1名もまだ20歳。メジャー昇格まであと数年はかかると見られる選手ばかりだった。カブスは昨季メジャー有数の活躍を見せ、契約をあと3年も残している先発投手を放出したにもかかわらず、パドレスの球団内でトップクラスの評価を受けている有望株を1人も獲得することができなかったのだ。

     オルニーはこのダルビッシュのトレード、つまりダルビッシュの市場価値(交換要員)が予想されていたよりも低かったことがバウアーの市場価値にもネガティブな影響を与える可能性があると考えているようだ。バウアーはダルビッシュより5歳も若く、ダルビッシュが2015年に受けたトミー・ジョン手術のような故障歴もないが、オルニーは「ダルビッシュの(交換要員としてカブスが得た)平凡な見返りは、バウアーが希望している金額を下回る条件で契約することの前兆かもしれない」と述べている。

     一部では年平均3600万~4000万ドルの5~6年契約を希望していることが報じられているバウアーだが、ダルビッシュの市場価値がそれほど高くなかったことを考えると、希望通りの契約を手にするのは難しそうだ。

  • 通算88勝の右腕・ヒューズが現役引退を表明 2ケタ勝利4度

    2021.1.4 10:00 Monday

     ヤンキースなどで通算88勝を記録した右腕フィル・ヒューズは日本時間1月4日に自身のTwitterを更新し、現役引退を表明した。現在34歳のヒューズはヤンキース、ツインズ、パドレスの3球団で合計12シーズンにわたって活躍。2018年8月にパドレスを解雇されたあとは無所属の状態が続いており、メジャーでの登板は2018年8月8日(現地時間)のブリュワーズ戦が最後となった(リリーフで3イニングを投げて3安打2失点)。

     ヒューズは「ここ数年は事実上の引退状態でしたが、正式に野球からの引退を発表したいと思います。たくさんの浮き沈みがある12年間でしたが、自分が成し遂げてきたことを振り返ると、信じられないくらいに誇りに思います」と述べ、現役引退を正式に発表。2004年のドラフトでヤンキースから1巡目(全体23位)指名を受けて幕を開けたキャリアに終止符を打った。

     2007年にメジャーデビューしたヒューズは、2009年に自己最多の51試合(うち7先発)に登板して8勝3敗3セーブ、18ホールド、防御率3.03の好成績を残してメジャー定着。翌年は自己最多の18勝をマークし、オールスター・ゲームにも選出された。2012年に2度目の2ケタ勝利となる16勝を挙げ、2013年オフにフリーエージェントとなってツインズへ移籍。ツインズでは2014年に16勝、2015年に11勝と2年連続の2ケタ勝利をマークした。

     ところが、ツインズ移籍3年目の2016年に1勝7敗、防御率5.95の大不振に陥ると、翌年も4勝3敗ながら防御率は5.87。その後も以前のようなピッチングを取り戻すことはできず、2018年途中にパドレスへ放出され、2019年まで契約を残していたにもかかわらず、2018年8月に解雇された。

     メジャー12年間の通算成績は先発で211試合、リリーフで79試合に登板して1291イニングを投げ、88勝79敗3セーブ、18ホールド、防御率4.52、1040奪三振となっている。

  • パドレス・プレラーGM タティスJr.との長期契約を希望

    2021.1.4 09:30 Monday

     パドレスのA・J・プレラーGMはブレイク・スネル、ダルビッシュ有、金河成(キム・ハソン)の獲得に成功し、今オフの主役に躍り出た。しかし、プレラーにはまだ大きな仕事が残っている。自軍の若きスター遊撃手、フェルナンド・タティスJr.との契約延長交渉だ。プレラーは「シーズン開幕前のどこかのタイミングで交渉をまとめることができたらいいなと思っている」と語り、今季開幕までにタティスJr.との契約延長を目指す方針を明らかにした。

     プレラーによると、パドレスはオフシーズンの前半でチームの戦力アップを行い、年明けからはタティスJr.との契約延長交渉に取り組む予定を立てていたという。年末にスネル、ダルビッシュ、キムを相次いで獲得し、「オフシーズンの前半にチームの戦力アップを行う」という目標は見事に達成。今後は戦力の足りない部分を補いつつ、タティスJr.との交渉を進めていくことになる。

     「我々はすでに初期段階の話し合いを行い、双方が契約延長に興味を持っていることを確認している」とプレラー。タティスJr.は来オフに年俸調停権を取得し、2024年シーズン終了後に25歳でフリーエージェントとなる予定だ。他球団ではロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が2026年までの8年1億ドル(+オプション2年)の契約を結んでいるが、アクーニャJr.と同様に、タティスJr.もパドレスと契約を延長するのであれば、30歳前後までをカバーするような長期契約となる可能性が高い。

     ここまでの補強に高い評価が与えられ、2021年シーズンに最も注目を集めそうなチームとなりつつあるパドレス。タティスJr.との契約延長に成功すれば、100点満点どころか120点満点のオフシーズンとなるだろう。

  • 巨人が菅野に4年契約をオファーか 米記者が伝える

    2021.1.4 09:00 Monday

     読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している菅野智之のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールが関係者から得た情報によると、菅野はメジャーリーグ球団からオファーを受けているだけでなく、巨人からも4年契約を提示されているという。ただし、メジャーリーグ球団のほうがより高額なオファーを提示しているようだ。

     ローゼンタールは巨人がオファーしている4年契約には3つのオプトアウトが含まれていることを伝えている。オプトアウトとは契約を破棄する権利のことであり、4年契約に3つのオプトアウトが含まれているということは、菅野には毎年シーズン終了後にフリーエージェントとなる権利が与えられるということになる。要するに、巨人は4年契約の途中でも菅野が海外FA権を行使してメジャーリーグに挑戦することを認めたということだ。

     今オフの移籍市場は新型コロナウイルスの影響もあり、現時点で3年以降の契約を結んだのはパドレスの金河成(キム・ハソン)とメッツのジェームス・マッキャンだけ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは巨人が3つのオプトアウトを含む4年契約をオファーしたことにより、菅野が希望通りの契約を得られない場合、巨人残留を選択する可能性もあると指摘する。ローゼンタールは菅野の去就が今後1~2日のうちに決まるとの見通しを伝えている。

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは菅野獲得の有力候補としてブルージェイズ、ジャイアンツ、メッツの3球団を挙げている。メジャーリーグ移籍の夢を叶えるのか、それとも今オフは巨人に残留して来オフ以降に再び挑戦するのか。菅野はまもなく決断のときを迎える。

  • 2021年最初のパワーランキング 1位は昨季王者・ドジャース

    2021.1.3 11:30 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトは2021年最初のパワーランキング(各チームの戦力順位)を発表し、1位には昨季32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースが選出された。このランキングは同サイトのライター9人の投票に基づいて決定されている。ブレイク・スネル、ダルビッシュ有、金河成(キム・ハソン)を獲得したパドレスはドジャースに次ぐ2位にランクイン。アメリカン・リーグの球団の最高順位はヤンキースの3位となった。

     今オフ、コリー・クネーベルとトミー・ケインリーの両救援右腕を獲得した程度の動きしかないドジャースだが、メジャー最強チームとの評価は不変だった。同サイトは「ジャスティン・ターナーやエンリケ・ヘルナンデスなど数人の選手を失う可能性があるものの、2021年シーズンに向けて十分な戦力が揃っている」とドジャースの戦力に高い評価を与えている。

     2位のパドレスについては「スネルとダルビッシュを獲得してメジャー最高の先発ローテーションになった」と評価。3位のヤンキースについては「(特に補強を必要としていない)ドジャースとは異なり、ゲリット・コールに次ぐ先発投手の補強が必要だが、DJ・レメイヒューの去就が決まらないせいでオフシーズンの動きがスローペースになっている」と指摘した。

     4位には昨季リーグ優勝決定シリーズでドジャースを苦しめたブレーブス、5位には前田健太が所属するツインズがランクイン。ただし、5位ツインズと6位ホワイトソックスは僅差だったという。1位から30位までのランキングは以下の通り。

    1位 ドジャース
    2位 パドレス(ダルビッシュ有)
    3位 ヤンキース
    4位 ブレーブス
    5位 ツインズ(前田健太)
    6位 ホワイトソックス
    7位 アスレチックス
    8位 メッツ
    9位 ブルージェイズ(山口俊)
    10位 レイズ(筒香嘉智)
    11位 インディアンス
    12位 カージナルス
    13位 アストロズ
    14位 フィリーズ
    15位 カブス
    16位 レッズ(秋山翔吾)
    17位 マーリンズ
    18位 ブリュワーズ
    19位 エンゼルス(大谷翔平)
    20位 ジャイアンツ
    21位 マリナーズ(菊池雄星)
    22位 ナショナルズ
    23位 レッドソックス
    24位 タイガース
    25位 ロイヤルズ
    26位 ダイヤモンドバックス
    27位 ロッキーズ
    28位 レンジャーズ(有原航平)
    29位 オリオールズ
    30位 パイレーツ

  • 両翼を守る外野手の補強を目指すマーリンズ 選択肢は豊富

    2021.1.3 11:00 Sunday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、マーリンズは両翼を守る外野手の補強を検討しているようだ。マーリンズの外野には左翼にコリー・ディッカーソン、中堅にスターリング・マーテイがおり、また、主力野手が極端に右打ちに偏っているため、ヘイマンは「左打ちの右翼手が理想的」と指摘。フリーエージェント市場には左打ちの外野手が非常に多いため、マーリンズは豊富な選択肢のなかから自軍にフィットする選手を選ぶことができそうだ。

     外野の両翼を守るフリーエージェント選手として最高ランクに位置するのは昨季本塁打と打点の二冠に輝いたマーセル・オズーナだが、メジャーを代表するスモールマーケット球団のマーリンズがこのクラスの選手に手を出すことはないだろう。3年連続打率3割のマイケル・ブラントリーも市場に出ているが、間違いなく複数年契約が必要であり、マーリンズが獲得に動く可能性は低い。

     よって、マーリンズのターゲットはジョク・ピーダーソン、カイル・シュワーバー、エディ・ロサリオといった選手たちになるだろう。いずれも右翼でのプレー経験は少ないが、大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「打撃面で十分に貢献できると判断すれば、マーリンズは彼らを右翼に置く可能性もある」と指摘している。右翼でのプレー経験が豊富な選手のなかから選ぶのであれば、ジョシュ・レディックやノマー・マザーラが候補となりそうだ。

     元ヤンキースの大スター、デレク・ジーターがマーリンズを率いていることを考えると、ブレット・ガードナーの獲得に動く可能性もゼロとは言い切れない。また、昨季右翼手としてチーム最多の22試合にスタメン出場したマット・ジョイスを呼び戻すことも考えられる。

     チーム内にはギャレット・クーパー、ルイス・ブリンソン、ハロルド・ラミレス、マグネウリス・シエラ、モンテ・ハリソン、ヘスス・サンチェスなど多くのレギュラー候補がおり、補強せず現有戦力にチャンスを与える可能性もありそうだ。

  • ドジャースがレメイヒューに興味 大型補強のパドレスに対抗か

    2021.1.3 10:30 Sunday

     ヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューについてヤンキースとメッツのニューヨーク2球団による一騎打ちを予想する声も出ているが、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ドジャースもレメイヒューに興味を持ち続けているようだ。昨季32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースだが、今オフは同地区のパドレスが大型補強を展開。それに対抗すべく、レメイヒューを獲得して戦力アップを狙っているのかもしれない。

     ヤンキースはアーロン・ブーン監督とブライアン・キャッシュマンGMが声を揃えて「レメイヒューとの再契約が最優先」であることを明言しているが、ヤンキースの提示額とレメイヒューの希望額のあいだには大きな開きがあることが報じられている。相思相愛と見られるヤンキースとレメイヒューのあいだにメッツやブルージェイズが入り込む余地があると考えられているのはそのためだが、ドジャースもその動向を注視しているようだ。

     メジャーリーグ公式サイトはドジャースのレメイヒュー獲得について「フリーエージェントとなっているジャスティン・ターナーとエンリケ・ヘルナンデスの動向次第だろう。ただし、後者は他球団に移籍する可能性が高いと見られている」と指摘。ドジャースがターナーと再契約せずにレメイヒューを獲得した場合、レメイヒューはターナーに代わる正三塁手として起用されることになるだろう。

     また、ドジャースはコディ・ベリンジャー、マックス・マンシー、クリス・テイラーといった主力選手のポジションを固定せず、チーム状況に合わせてフレキシブルに起用することでも知られており、本職の二塁のほかに三塁と一塁を守れるレメイヒューも同様の形で起用される可能性がある。

     同地区のパドレスが大型補強を展開するなかで、ドジャースが戦力アップのために何も手を打たないとは考えにくく、レメイヒューを獲得できなかったとしても、何らかの補強が行われることだけは間違いないだろう。

  • ツインズなど5球団が救援右腕・コロメイに興味を示す

    2021.1.3 10:00 Sunday

     昨季ホワイトソックスのクローザーとして12セーブ&防御率0.81をマークしたアレックス・コロメイについて、今オフは目立った動きが報じられていなかったが、「5アイウィットネス・ニュース」のダレン・ウルフソンによると、ツインズが獲得に向けて動き始めているという。また、「FanSided」のロバート・マレーは、コロメイに興味を示しているチームとして、ツインズに加えてナショナルズ、レッドソックス、アストロズ、ホワイトソックスを挙げている。

     現在32歳のコロメイはレイズ時代の2016年に37セーブ&防御率1.91の好成績を残してオールスター・ゲームに初選出。2017年にはメジャー断トツの47セーブを記録し、最多セーブのタイトルを手にした。その後、2度のトレードによりマリナーズを経てホワイトソックスに加入し、2019年は自身3度目となるシーズン30セーブを達成。昨季は21試合に登板して22.1イニングを投げ、2勝0敗12セーブ、防御率0.81、16奪三振の好成績をマークした。

     全投球の大半をカッターと4シームが占める「2ピッチ・ピッチャー」であり、昨季はこの2球種しか投げなかった。通算奪三振率8.17という数字が示すように、クローザーのわりに奪三振が少ないのも特徴である。昨季は自己ベストの防御率0.81を記録し、本塁打を1本も打たれなかったが、ツキに恵まれていたことを指摘する専門家もおり、評価は見た目の数字ほど高くない。32歳という年齢も懸念材料となっているようだ。

     ツインズは過去2シーズンにわたってテイラー・ロジャースがクローザーを務めているが、昨季は自己ワーストの防御率4.05に終わるなど安定感を欠く場面も目立った。トレバー・メイ、タイラー・クリッパード、セルジオ・ロモ、マット・ウィスラーといった救援投手がフリーエージェントとなったため、コロメイを獲得してロジャースをセットアッパーに戻すことも検討しているのかもしれない。

  • 田中「全ての球団の中から考える」 MLB公式サイトも伝える

    2021.1.3 09:30 Sunday

     「NJ.com」のランディ・ミラーは「田中将大はヤンキースと再契約しない場合、日本復帰を検討する可能性がある」「コンテンダー(=優勝争いをするチーム)ではないチームとの契約には興味を持っていない」といったことを伝えていたが、田中は日本時間1月2日に自身のTwitterを更新してこの報道を否定。契約先の候補を限定せず、興味を示してくれている全てのチームのなかから考えていることを明言した。メジャーリーグ公式サイトもこの田中のツイートについて伝えている。

     田中は「自分自身の今後について、ヤンキース、または日本でプレーする以外の選択肢はないといった内容の記事が一部メディアで報道されていますが、そのような事実はありません。この段階では、来季プレーをしたいチームを限定しておらず、自分に興味を持ってくださる全ての球団の中から考えています。(原文ママ)」とツイート。ミラーが伝えた内容を明確に否定した。

     今オフの移籍市場では、すでにマイク・マイナー(2年1800万ドル)、チャーリー・モートン(1年1500万ドル)、ドリュー・スマイリー(1年1100万ドル)、ロビー・レイ(1年800万ドル)、アンソニー・ディスクラファーニ(1年600万ドル)といった先発投手がすでに契約を手にしており、田中は年平均1200万ドル前後の契約が予想されている。2年2400万ドルあるいは3年3600万ドルあたりが決着ラインとなりそうだ。

     なお、ヤンキースは2020年シーズンの首位打者に輝いたDJ・レメイヒューとの再契約を最優先課題としており、レメイヒューの去就が確定するまで他の補強に動けない状況が続いている。レメイヒュー自身もヤンキース残留を希望していると見られるが、ヤンキースの提示額とレメイヒューの希望額のあいだには大きな開きがあるという。メッツやドジャースが争奪戦に加わる可能性があることも報じられており、ヤンキースにとって予断を許さない状況となっている。

  • 菅野が最終決定に向けて渡米 MLB公式サイトも伝える

    2021.1.3 09:00 Sunday

     読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指して菅野智之のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っている。そんななか、菅野が元日に渡米していたことがスポーツ報知などの報道で明らかになった。代理人のジョエル・ウルフと合流してメジャーリーグ球団との最終交渉も含め、決断に向けたミーティングなどを行うと見られており、メジャーリーグ移籍へのプロセスはいよいよ最終段階を迎えている。

     メジャーリーグ公式サイトは日本時間1月3日、「メジャーリーグ球団との交渉期限まで1週間を切り、菅野は渡米している。最終決定を下すためだと思われる。日本のスポーツ報知によると、菅野は金曜日に渡米して代理人のジョエル・ウルフと合流し、興味を示しているチームとのミーティングを行う可能性があるようだ」と伝えた。

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは、菅野に対してブルージェイズ、パドレス、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックスなどが興味を示していることを伝えていたが、このうちパドレスはブレイク・スネルとダルビッシュ有を獲得したことにより菅野争奪戦から撤退する可能性が高いと見られている。それでも依然として複数のチームが菅野獲得を狙っており、ポスティング不成立が発表された西川遥輝(北海道日本ハムファイターズ)のような事態にはならないだろう。

     「ESPN」のカイリー・マクダニエルは12月上旬に公開したフリーエージェント選手ランキングのなかで菅野が2年2400万ドルの契約を手にすることを予想していたが、大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「メジャーリーグ球団が先発2~3番手を任せられる投手であると判断した場合、3年契約になる可能性や年平均の金額が上昇する可能性もある」と伝えている。複数のチームによる争奪戦となっていることを考慮すると、3年4000万ドル前後が決着ラインとなるかもしれない。

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