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  • フィリーズのクレンタックGMが辞任 5年間で1度も勝ち越せず

    2020.10.4 10:30 Sunday

     マット・クレンタックのフィリーズGMとしてのキャリアは5年で幕を閉じることになった。フィリーズは日本時間10月4日、クレンタックがGMを「辞任」したことを発表。2015年10月のGM就任以来、レギュラーシーズンで勝ち越すこと、ポストシーズンへ進出すること、マイナー組織を充実させることなどを目指してきたが、満足のいく成果を上げることはできなかった。契約を2年残しており、事実上の解任となる。

     クレンタックが行った最大の戦力補強は、なんといっても2018年オフのブライス・ハーパー獲得だ。これにはオーナーのジョン・ミドルトンの意向が強く働いたとはいえ、フィリーズはハーパー獲得のために13年3億3000万ドルという巨額の契約を用意した。

     また、同年オフにはマーリンズとのトレードでJ・T・リアルミュートの獲得にも成功。しかし、このトレードには球界トップクラスの有望株だったシクスト・サンチェスを放出するという痛みも伴った。また、新型コロナウイルスの影響で3月中旬から約4ヶ月にわたって球界の動きが止まったため、リアルミュートとの契約延長は実現しておらず、今オフ他球団へ流出してしまう可能性もある。

     クレンタックのGM就任から3年連続で負け越したフィリーズは、ハーパーやリアルミュートが加入した2019年も勝率5割が精一杯。今季は最終8試合で1勝7敗と急失速し、またしてもポストシーズン進出を逃した。結局、クレンタック政権の5年間では2019年の勝率5割が最高成績だった。

     ミドルトンは公式声明のなかで「私はこれまでにも勝つことが重要だということを公言してきた。これはフィラデルフィアに限った話ではなく、すべての都市、すべてのスポーツにおいて同様だ。マットは我々の球団組織に多大な貢献をしてくれたが、10月に野球をするという目標を達成することはできなかった。その結果、野球部門に新たなリーダーが必要だということで意見が一致した」と述べた。新たなGMが決定するまでのあいだ、クレンタックの右腕的存在だったネッド・ライスが暫定GMを務めることが発表されている。

     コロナ禍が続くなか、新たなGMの決定までにどれくらいの時間を要するか見通しは立っていない。フィリーズは喫緊の課題であるリアルミュートの複数年契約について、暫定GMのライスを中心に臨むことになりそうだ。

  • 地区シリーズ進出8球団の戦力をMLB公式サイトがランク付け

    2020.10.3 16:00 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのリチャード・ジャスティスは日本時間10月3日、ワイルドカード・シリーズを突破して地区シリーズに進出した8球団の戦力を「打線」「ローテーション」「ブルペン」「守備」「ベンチ」の5部門に分けて1位から8位までランク付けする特集記事を公開した。

    打線
    1位 パドレス
    2位 ヤンキース
    3位 ブレーブス
    4位 ドジャース
    5位 レイズ
    6位 アストロズ
    7位 アスレチックス
    8位 マーリンズ

     打線はパドレスが1位に選出。フェルナンド・タティスJr.がシーズン終盤のスランプを脱して輝きを取り戻し、彼が牽引した打線はカージナルスとのワイルドカード・シリーズ3試合で6本塁打を含む31安打19得点を記録。8球団のなかで現在最も勢いのある打線となっている。

    ローテーション
    1位 レイズ
    2位 ドジャース
    3位 ブレーブス
    4位 アストロズ
    5位 ヤンキース
    6位 マーリンズ
    7位 アスレチックス
    8位 パドレス

     ローテーションはブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、チャーリー・モートンの三本柱を擁するレイズが1位に選出。クレイトン・カーショウが快投したドジャースが2位、レッズ打線を無得点に封じたブレーブスが3位に入った。パドレスは8位という評価になったが、地区シリーズからはディネルソン・ラメットとマイク・クレビンジャーの両右腕が復帰できる見込みだ。

    ブルペン
    1位 レイズ
    2位 ブレーブス
    3位 パドレス
    4位 ヤンキース
    5位 アスレチックス
    6位 ドジャース
    7位 マーリンズ
    8位 アストロズ

     ブルペンもレイズが1位に選出。クローザー級の実力を持つ投手が多数おり、決まった形にとらわれず状況に応じて最適の投手をマウンドに送り込める点が最大の武器だ。ブレーブスはレッズとのワイルドカード・シリーズ2試合を完封したことで投手陣の評価が急上昇。3試合連続でフル稼働したパドレス救援陣の奮闘も見事だった。

    守備
    1位 ドジャース
    2位 レイズ
    3位 アストロズ
    4位 パドレス
    5位 ヤンキース
    6位 ブレーブス
    7位 マーリンズ
    8位 アスレチックス

     内外野とも全く穴のないドジャースが1位に選出。右翼ムーキー・ベッツは球界トップクラスの守備力を持ち、エンリケ・ヘルナンデスとクリス・テイラーがシェアする二塁も安定している。2位のレイズも名手ケビン・キアマイアーを中心に堅守。3位アストロズは遊撃カルロス・コレア、中堅ジョージ・スプリンガーらが形成するセンターラインが強固だ。

    ベンチ
    1位 ドジャース
    2位 レイズ
    3位 アスレチックス
    4位 パドレス
    5位 ヤンキース
    6位 ブレーブス
    7位 アストロズ
    8位 マーリンズ

     選手層の厚さでドジャースに敵うチームはない。複数のポジションを守れるユーティリティ・プレーヤーも多く、アンドリュー・フリードマン野球部門社長が作り上げたロースターはどんな状況にも対応できる。2位のレイズは崔志萬(チェ・ジマン)やヤンディ・ディアスの復帰で戦力アップ。3位のアスレチックスもチャド・ピンダーやマーク・キャナが控える充実の戦力だ。

    【参考】5部門の平均順位
    1位 レイズ(2.2)
    2位 ドジャース(2.8)
    3位タイ ブレーブス(4.0)
    3位タイ パドレス(4.0)
    5位 ヤンキース(4.2)
    6位 アストロズ(5.6)
    7位 アスレチックス(6.0)
    8位 マーリンズ(7.2)

  • 名投手・ギブソンが84歳で死去 1968年に歴代最高の防御率1.12

    2020.10.3 14:26 Saturday

     カージナルス一筋17年のキャリアで通算251勝をマークして1981年にアメリカ野球殿堂入りを果たした名投手ボブ・ギブソンが日本時間10月3日、膵臓がんとの戦いの末、84歳で亡くなったことが明らかになった。奇しくもギブソンが現役時代を過ごしたカージナルスがパドレスに敗れて2020年シーズンの戦いを終えた日がギブソンの命日となった。

     ギブソンは1959年にメジャーデビューし、1975年限りで現役を引退するまで17年間にわたってカージナルス一筋でプレー。通算251勝、投球イニング3884回1/3、3117奪三振、255完投、56完封などはいずれも球団記録となっており、オールスター・ゲーム選出9度、ゴールドグラブ賞9度のほか、1968年にサイ・ヤング賞とMVPを同時受賞し、1970年にもサイ・ヤング賞を受賞した。

     特に1968年はギブソンのキャリアハイとしてだけでなく、「メジャーリーガーの最高のシーズン」の1つとして知られており、「投手の年」と言われるほど投高打低の環境のなかでライブボール時代以降では歴代最高となる防御率1.12を記録。6月に5試合連続完封を達成するなど、この前後に12先発連続完投勝利(うち8完封)&自身15連勝をマークし、10試合で90イニングを投げてわずか2失点(防御率0.20)という驚異のパフォーマンスを見せたこともあった。

     3度出場したワールドシリーズでは、1964年(対ヤンキース)に2勝、1967年(対レッドソックス)に3勝をマークしてMVPを受賞。1968年は惜しくもタイガースに敗れ、自身3度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げることはできなかったが、3試合に先発して2勝1敗、防御率1.67とエースの名に恥じないピッチングを披露した。ワールドシリーズでの通算9先発では7勝2敗、防御率1.89、8完投、2完封という凄まじい成績が残っている。

     カージナルスは日本時間9月7日に通算3023安打&938盗塁をマークしたルー・ブロックも81歳で死去。ブロックがカージナルスに加入した1964年途中からギブソンが引退する1975年まで、この2人はチームメイトとしてプレーした。1ヶ月足らずのうちにカージナルスのレジェンド2人が立て続けにこの世を去った。

     なお、日本時間10月3日はギブソンが1968年のワールドシリーズ第1戦で17奪三振の5安打完封という見事なピッチングを見せてからちょうど52年が経過した日だった。

  • 地区シリーズ進出の8チームが出揃う 全カードが同地区対決に

    2020.10.3 11:45 Saturday

     メジャーリーグは日本時間10月3日にワイルドカード・シリーズが終了し、地区シリーズに進出する8チームが出揃った。アメリカン・リーグ中部地区の3チーム、ナショナル・リーグ中部地区の4チームがいずれも敗退し、地区シリーズの4カードはいずれも同地区対戦に。地区シリーズはア・リーグが日本時間10月6日、ナ・リーグが翌7日に開幕する。

     ア・リーグは第1シードのレイズが第8シードのブルージェイズを2勝0敗、第2シードのアスレチックスが第7シードのホワイトソックスを2勝1敗で破り、地区シリーズに進出。第5シードのヤンキースは第4シードのインディアンス、第6シードのアストロズは第3シードのツインズをそれぞれ2勝0敗で破り、下位シードからの地区シリーズ進出を成し遂げた。

     地区シリーズでは東部地区1位のレイズと同2位のヤンキースがサンディエゴのペトコ・パーク、西部地区1位のアスレチックスと同2位のアストロズがロサンゼルスのドジャー・スタジアムで対戦する。

     一方のナ・リーグは第1シードのドジャースが第8シードのブリュワーズ、第2シードのブレーブスが第7シードのレッズをいずれも2勝0敗、第4シードのパドレスが第5シードのカージナルスを2勝1敗で破り、地区シリーズに進出。下位シードでワイルドカード・シリーズを突破したのは第3シードのカブスを2勝0敗で破った第6シードのマーリンズのみとなった。

     地区シリーズでは西部地区1位のドジャースと同2位のパドレスがアーリントンのグローブライフ・フィールド、東部地区1位のブレーブスと同2位のマーリンズがヒューストンのミニッツメイド・パークで対戦。ポストシーズンで敗退経験がないマーリンズ(過去2度のポストシーズンはいずれも世界一)がどこまで勝ち上がるか注目だ。

  • パドレスが2勝1敗でWCシリーズ突破 9人の投手が完封リレー

    2020.10.3 11:30 Saturday

    【カージナルス0-4パドレス】@ペトコ・パーク

     ディネルソン・ラメット、マイク・クレビンジャーという先発ローテーションの二本柱を欠いたパドレスが層の厚いブルペンを武器に、初戦黒星からの2連勝でワイルドカード・シリーズを突破した。先発投手がおらず、第3戦はブルペン・ゲームでの戦いを強いられたが、9人の投手による継投でカージナルス打線をシャットアウト。地区シリーズでは同地区ライバルのドジャースと対戦する。

     初戦を制したあと、第2戦で逆転負けを喫したカージナルスは、満を持してエースのジャック・フラハティが先発。2回裏に二死満塁、4回裏には一死一・二塁のピンチを迎えたが、要所を締めて4回まで無失点に抑えた。

     一方のパドレスは36歳のクレイグ・スタメンがナショナルズ時代の2010年以来となる先発のマウンドに上がり、1回2/3を無失点。3回表二死満塁のピンチは3番手のピアース・ジョンソンがディラン・カールソンを空振り三振に仕留め、5回表二死一・二塁のピンチは5番手のオースティン・アダムスがポール・ゴールドシュミットを見逃し三振に抑えた。

     試合の均衡が破れたのは5回裏。パドレスは一死からフェルナンド・タティスJr.が二塁打を放ってチャンスを作り、二死後にエリック・ホズマーが左中間を破るタイムリー二塁打を放って1点を先制した。

     パドレスは6回表を6番手のルイス・パティーニョ、7回表を7番手のエミリオ・パガーンが無失点に抑えると、7回裏にはカージナルスの守備のミスに乗じて2点を追加。8回表を8番手のドリュー・ポメランツが無失点に抑えたあと、8回裏にジェイク・クロネンワースが1号ソロを放ち、9回表は9番手のトレバー・ローゼンタールが締めくくった。

     勝利投手はアダムス(1勝0敗)、敗戦投手はフラハティ(0勝1敗)。パドレスはラメットとクレビンジャーの両右腕がドジャースとの地区シリーズから復帰できる見込みとなっており、レギュラーシーズンでも熾烈な地区優勝争いを繰り広げた両軍の対戦は大きな注目を集めそうだ。

     なお、両リーグの中部地区から合計7チームがワイルドカード・シリーズに進出したが、カージナルスの敗退により中部地区のチームは全滅となった。

  • MVPのトロフィーから初代コミッショナーの名前を削除へ

    2020.10.3 10:00 Saturday

     全米野球記者協会は日本時間10月3日、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの最優秀選手(MVP)に与えられるトロフィーからケネソー・マウンテン・ランディス(初代コミッショナー)の名前を削除することを決定した。2020年シーズンのMVPに与えられるトロフィーは無名となり、2021年以降については同協会が変更を検討している。

     同協会のポール・サリバン代表によると、過去のMVP受賞者であるバリー・ラーキンとテリー・ペンドルトンの2人が初代コミッショナーの名前がトロフィーに刻まれていることに不快感を示したという。ランディスは1920年から1944年までの在任期間中、黒人選手がメジャーリーグでプレーすることを許可せず、球界にカラーバリアを築いた張本人と言われている。

     ラーキンとペンドルトンのほか、マイク・シュミットも初代コミッショナーの名前をトロフィーから削除することに賛成し、今年7月、同協会の長年のメンバーであるケン・ローゼンタールがこの問題について提案。オンラインでの議論のあと、同協会のメンバーによる投票が行われ、2020年シーズンのMVPに与えられるトロフィーから初代コミッショナーの名前を削除することが決定された。

     ランディスはMVPに自身の名前が冠せられることが決定した1ヶ月後、1944年11月に死去。その3年後、1947年に初の黒人メジャーリーガーとしてジャッキー・ロビンソンがデビューしているが、球界のカラーバリアが破られたのはランディスの死と無関係ではないと言われている。シュミットは「野球の歴史のなかで、カラーバリアを築いて人種差別を助長した人物を挙げるなら、ランディスが候補になるだろう」と初代コミッショナーを批判した。

     なお、新たにMVPに冠せられる名前についてはすでにいくつかの候補が挙がっており、両リーグでMVPを受賞した唯一の選手であるフランク・ロビンソンのほか、ニグロリーグのスター選手だったジョシュ・ギブソン、カラーバリアを破ったジャッキー・ロビンソンなどが含まれているようだ。

  • ダルビッシュ7回途中2失点 カブス2連敗でWCシリーズ敗退

    2020.10.3 06:40 Saturday

    【マーリンズ2-0カブス】@リグリー・フィールド

     過去2度のポストシーズン出場でいずれもワールドシリーズ制覇を成し遂げているマーリンズは、やはりポストシーズンに強かった。悪天候により延期されたワイルドカード・シリーズ第2戦、マーリンズはカブス先発のダルビッシュ有から2点を奪い、2対0で完封勝利。ナショナル・リーグ中部地区の覇者を相手に2連勝で地区シリーズ進出を決めた。地区シリーズではブレーブスと対戦する。

     マーリンズの新人右腕シクスト・サンチェスとの投げ合いとなったダルビッシュは、12球で三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せ、3回までに許した走者は四球による1人だけ。4回表無死一・二塁のピンチを併殺打と空振り三振で切り抜けると、5回表と6回表はいずれも三者凡退に抑え、打線の援護を待った。

     しかし、サンチェスもダルビッシュに負けず劣らずの好投を見せ、3回まで1安打ピッチング。4回裏に連続四球でピンチを招き、ジェイソン・ヘイワードにライトへのヒットを許したが、右翼マット・ジョイスの好返球で走者の生還を阻止した。5回裏も二死満塁のピンチを背負ったが、カイル・シュワーバーをレフトフライに打ち取って無失点。6回裏は2番手のブラッド・ボックスバーガーが三者凡退に抑え、試合は両軍無得点のまま終盤に突入した。

     7回表、ダルビッシュは簡単に二死を取ったものの、ギャレット・クーパーに低めのスライダーを捉えられ、痛恨の被弾。さらに二塁打と敬遠で一・二塁のピンチとなり、左手小指骨折のスターリング・マーテイに代わってスタメン起用されたマグネウリス・シエラにライトへのタイムリーを浴びて2点目を失ったところで降板となった。

     カブスはその後、マーリンズのリリーフ陣を攻略できず、9回裏はマーリンズのクローザー、ブランドン・キンツラーから先頭のヘイワードが二塁打を放ったものの、後続3人がいずれも三振に倒れて試合終了。マーリンズが5人の投手の継投でカブス打線をシャットアウトし、地区シリーズ進出を決めた。

     勝利投手はボックスバーガー(1勝0敗)、敗戦投手はダルビッシュ(0勝1敗)で、キンツラーが1セーブ目を記録。両リーグの中部地区からポストシーズンに進出したチームは、すでにツインズ、インディアンス、ホワイトソックス、カブス、レッズ、ブリュワーズの敗退が決まり、このあとカージナルスがパドレスとの第3戦に敗れると、7チームが全滅ということになる。

  • カーショウが13奪三振の快投 ドジャース地区シリーズ進出決定

    2020.10.2 14:20 Friday

    【ブリュワーズ0-3ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     ドジャースはエース左腕のクレイトン・カーショウが8回93球を投げて被安打3、奪三振13、与四球1、無失点という安定感抜群の素晴らしいピッチングを披露。5回裏にオースティン・バーンズのタイムリーとムーキー・ベッツのタイムリー二塁打で3点を奪ってブリュワーズを3対0で破り、2連勝でワイルドカード・シリーズを突破した。日本時間10月7日に開幕する地区シリーズではカージナルス対パドレスの勝者と対戦する。

     カーショウは「ポストシーズンが苦手」というイメージを払拭する見事なパフォーマンスを見せた。13奪三振はポストシーズンでの自己最多タイ。ドジャースでは1963年のサンディ・コーファックス(15奪三振)、1953年のカール・アースカイン(14奪三振)に次ぐ球団史上3位タイの記録となった。

     カーショウが快投を続けるなか、ドジャース打線はブリュワーズ先発のブランドン・ウッドラフの前に4回まで無得点に抑えられていたが、5回裏に二死一・二塁のチャンスを迎え、バーンズとベッツの連続タイムリーで3点を先制。結局、これがこの試合で得点が入った唯一のイニングとなり、ドジャースはカーショウからブルスダル・グラテロルにつなぐリレーで3点のリードを守り抜いた。

     カーショウが勝利投手(1勝0敗)、ウッドラフが敗戦投手(0勝1敗)となり、グラテロルはポストシーズン初セーブを記録。1988年以来32年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を目指すドジャースが、まずは危なげなく世界一に向けての第一関門を突破した。

  • パドレスが一発攻勢で逆転勝利 タティスJr.&マイヤーズが2本塁打

    2020.10.2 12:30 Friday

    【カージナルス9-11パドレス】@ペトコ・パーク

     負ければ敗退が決定するパドレスは、最大4点をリードされる苦しい展開となったものの、試合後半の一発攻勢で逆転勝利。11対9でカージナルスを破り、シリーズの決着は明日の第3戦に持ち込まれた。パドレスのフェルナンド・タティスJr.とウィル・マイヤーズがそれぞれ2本塁打を記録。ポストシーズンで同一球団の2選手が2本塁打を放つのは、1932年ワールドシリーズのベーブ・ルースとルー・ゲーリッグ(ヤンキース)以来の快挙となった。

     カージナルスがアダム・ウェインライト、パドレスがザック・デービースの先発で始まった一戦は、この試合がポストシーズン通算100試合目の出場となったヤディアー・モリーナのタイムリーでカージナルスが初回に1点を先制。2回表にはハリソン・ベイダーとコルテン・ウォンの1号2ランで3点を追加し、リードを4点に広げた。

     パドレスは4回裏に2点を返したが、カージナルスは6回表にデクスター・ファウラーのタイムリー二塁打などで2点を奪い、再び4点をリード。しかし6回裏、ここまで要所で抑えられていたフェルナンド・タティスJr.に1号3ラン、マニー・マチャドに二者連発となる1号ソロが飛び出し、パドレスが一気に同点に追い付いた。

     さらに7回裏、パドレスはウィル・マイヤーズが勝ち越しの1号ソロを放ち、タティスJr.にも2打席連発の2号2ランが飛び出して3点をリード。8回表にベイダーとウォンの犠飛で1点差に迫られたが、8回裏にマイヤーズが2打席連発の2号2ランを放ち、再びカージナルスを突き放した。

     カージナルスは9回表先頭のポール・ゴールドシュミットの2号ソロで1点を返し、さらに無死一・二塁のチャンスを作ったが、後続3人が倒れて試合終了。パドレスが11対9で4時間19分に及ぶ熱戦を制し、対戦成績を1勝1敗とした。勝利投手はパドレス7番手のエミリオ・パガーン(1勝0敗)、敗戦投手はカージナルス6番手のダニエル・ポンセデレオン(0勝1敗)。パドレス9番手のトレバー・ローゼンタールに1セーブ目が記録された。

  • アスレチックス逆転勝利 2勝1敗で地区シリーズ進出を決める

    2020.10.2 08:30 Friday

    【ホワイトソックス4-6アスレチックス】@オークランド・コロシアム

     アメリカン・リーグのワイルドカード・シリーズで唯一第3戦までもつれたホワイトソックスとアスレチックスの対戦は、アスレチックスが6対4で逆転勝利。西部地区の覇者が2勝1敗で地区シリーズ進出を決めた。アスレチックスはツインズを破ったアストロズ(西部地区2位)と地区シリーズで対戦する。

     試合はホワイトソックスがデーン・ダニング、アスレチックスがマイク・ファイアーズの先発で始まったが、デニングが1回途中、ファイアーズが2回途中で降板し、両軍とも多数のリリーバーを投入する総力戦に。ホワイトソックスは2回表にルイス・ロバートの特大1号ソロで先制し、3回表にはロバートのタイムリーとノマー・マザーラのタイムリー二塁打でリードを3点に広げた。

     しかし、アスレチックスは4回裏二死一塁からショーン・マーフィーが1号2ランを放ち、反撃を開始。さらに二死満塁とチャンスを広げると、マーク・キャナとマット・オルソンが二者連続で押し出し四球を選び、逆転に成功した。

     ホワイトソックスは直後の5回表にマザーラのタイムリーで同点に追い付いたが、アスレチックスは5回裏に二死満塁のチャンスを迎え、チャド・ピンダーのタイムリーで2点を勝ち越し。6回以降はホワイトソックスに得点を許さず、最後は前日の試合で49球を投げたクローザーのリアム・ヘンドリックスが3つのアウトをすべて三振で奪う力投を見せ、試合を締めくくった。

     アスレチックスがポストシーズンのシリーズを突破するのは2006年の地区シリーズ(ツインズに3連勝)以来14年ぶり。アスレチックス3番手のフランキー・モンタスが勝利投手(1勝0敗)、ホワイトソックス7番手のエバン・マーシャルが敗戦投手(0勝1敗)となり、ヘンドリックスに1セーブ目が記録された。

  • レッズ終戦 ブレーブスが2試合連続完封で地区シリーズへ

    2020.10.2 04:20 Friday

    【レッズ0-5ブレーブス】@トゥルイスト・パーク

     ブレーブスは先発した新人右腕イアン・アンダーソンが6回2安打無失点の好投を見せ、3人のリリーバーも各1イニングをパーフェクト。レッズ打線を2試合連続でシャットアウトし、2連勝で地区シリーズ進出を決めた。ブレーブスがポストシーズンのシリーズを突破したのは2001年の地区シリーズ以来19年ぶりとなった。

     レッズがルイス・カスティーヨ、ブレーブスがアンダーソンの先発で始まった一戦は、レッズが2回表二死満塁のチャンスで無得点に終わるなど、両軍無得点のまま5回裏に突入。ブレーブスは5回裏二死一塁からロナルド・アクーニャJr.が左中間を真っ二つに破るタイムリー二塁打を放ち、1点を先制した。

     6回表をアンダーソン、7回表を2番手のウィル・スミス、8回表を3番手のクリス・マーティンが三者凡退に抑えると、8回裏にレッズ3番手のライセル・イグレシアスを攻め、マーセル・オズーナの1号2ランとアダム・デュバルの1号2ランで4点を追加。4番手のマーク・マランソンが9回表のレッズの攻撃を三者凡退に抑え、地区シリーズ進出が決定した。

     レッズはポストシーズン初戦から22イニング連続無得点となり、歴代ワースト記録を更新。レギュラーシーズン中の貧打をポストシーズンでもそのまま引きずり、1点も取れないまま敗退が決まった。

     勝利投手はアンダーソン(1勝0敗)、敗戦投手は6回途中6安打1失点のカスティーヨ(0勝1敗)。なお、「1番・レフト」で先発出場したレッズの秋山翔吾は、レフトフライ、ライトフライ、空振り三振、セカンドゴロで4打数ノーヒットだった。

  • マーリンズ対カブスの第2戦が延期 ダルビッシュはスライド登板

    2020.10.2 04:00 Friday

     日本時間10月2日に予定されていたマーリンズ対カブスのワイルドカード・シリーズ第2戦は天候不良のため延期が発表された。メジャーリーグ公式サイトによると、今日の試合で先発する予定だったシクスト・サンチェス(マーリンズ)とダルビッシュ有(カブス)がスライドして明日の試合に先発するようだ。

     現時点では、明日の第2戦は日本時間3時8分に試合開始の予定。ただし、ワイルドカード・シリーズの他のカードがすべて終了し、明日の試合がマーリンズ対カブスの1試合のみとなる場合、試合開始時間は日本時間8時8分に変更される。

     また、カブスが第2戦に勝利した場合、第3戦は日本時間10月4日に行われる(試合開始時間は未定)。第3戦はパブロ・ロペス(マーリンズ)とジョン・レスター(カブス)が先発する予定だ。

  • マーリンズに痛手 マーテイが死球で左手小指骨折

    2020.10.2 03:00 Friday

     カブスとのワイルドカード・シリーズ第1戦に勝利したマーリンズだが、オールスター・ゲーム出場経験のある主力外野手を第2戦以降欠くことが濃厚となった。第1戦で左手に死球を受けたスターリング・マーテイが小指を骨折していることが判明。マーテイは死球を受けたあと、代走を送られて途中交代していた。

     8年間プレーしたパイレーツを離れ、ダイヤモンドバックスで今季の開幕を迎えたマーテイは、8月末のトレードでマーリンズに加入。途中移籍があった影響で今季メジャー単独トップとなる61試合に出場し、打率.281、6本塁打、27打点、10盗塁、OPS.770をマークした。

     マーリンズ移籍後は28試合で打率.245にとどまり、決して期待に応えたとは言えない成績だったが、実績の少ない若手が多いマーリンズにおいて数少ないスター選手だっただけに、地区シリーズ進出を目指すマーリンズにとって痛手となることは間違いない。

     マーテイ以外の選手では、ルイス・ブリンソンやモンテ・ハリソンがセンターを守ることができるが、ドン・マティングリー監督はダルビッシュ有対策として左打者のマグネウリス・シエラを第2戦のセンターに起用。ただし、悪天候の影響により第2戦は明日に延期されることがすでに発表されている。

  • ドジャースが初戦を制す 32年ぶり世界一に向けて好発進

    2020.10.1 14:30 Thursday

    【ブリュワーズ2-4ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     ナショナル・リーグのワイルドカード・シリーズが日本時間10月1日に開幕し、メジャー最高勝率のドジャースはギリギリで第8シードに滑り込んだブリュワーズと対戦。ブリュワーズ先発のブレント・スーターの乱調もあって2回までに3点を先行し、最終的には4対2で勝利した。ドジャースが最後にワールドシリーズを制したのは1988年。それ以来32年ぶりとなる世界一に向けて好スタートを切った。

     ドジャースは1回裏先頭のムーキー・ベッツが二塁打で出塁すると、2つの四球で一死満塁のチャンス。ここでウィル・スミスが押し出し四球を選んで1点を先制し、二死後にAJ・ポロックの押し出し四球でリードを2点に広げた。2回裏は先頭のクリス・テイラーと続くベッツが連続二塁打を放ち、1点を追加。スーターは二死後にマックス・マンシーを歩かせたところで降板したが、レギュラーシーズン31回2/3でわずか与四球5だった男が1回2/3で5つの四球を与える大乱調だった。

     ドジャース先発のウォーカー・ビューラーは3回までに6つの三振を奪い、無失点に抑える好投を見せていたが、4回表二死二塁からオーランド・アルシアに1号2ランを被弾。しかし、5回表から登板した2番手のフリオ・ウリアスが3回無失点の好リリーフを見せ、7回裏にコリー・シーガーの1号ソロで貴重な追加点を奪った。

     2点リードの8回表は3番手のブレイク・トライネン、9回表は4番手のケンリー・ジャンセンが走者を出しながらも無失点に抑え、4対2で試合終了。ウリアスが勝利投手(1勝0敗)、スーターが敗戦投手(0勝1敗)となり、ジャンセンに1セーブ目が記録された。

  • 田中6失点もヤンキースが執念の逆転勝利で地区シリーズへ

    2020.10.1 14:15 Thursday

    【ヤンキース10-9インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

     悪天候により試合開始が遅れ、試合開始直後にも悪天候によって中断されたヤンキース対インディアンスの一戦は、その空模様が象徴するかのように点を取り合うシーソーゲームとなった。ヤンキースは1点を勝ち越された直後の9回表に今季セーブ成功率100%のブラッド・ハンドから2点を奪い、10対9で逆転勝利。2連勝でワイルドカード・シリーズ突破を決め、地区シリーズでレイズと対戦する。

     ヤンキース先発の田中将大は1回裏一死からセザー・ヘルナンデスとホゼ・ラミレスに連続二塁打を浴びて先制点を献上し、中断をはさんでジョシュ・ネイラーに2点タイムリー二塁打、ロベルト・ペレスにタイムリーを許していきなり4失点。続く3イニングは無安打無失点に抑えたが、5回裏無死一・二塁の場面で交代となり、ラミレスの同点タイムリー二塁打でこの二者が生還したため、6失点が記録された。

     2回表にジャンカルロ・スタントンの2号ソロ、4回表にジオ・ウルシェラの1号グランドスラムが飛び出して一時は逆転に成功したヤンキースだったが、5回終了時点で6対6の同点。6回表にゲーリー・サンチェスの1号2ランで勝ち越したものの、7回裏にジョーダン・ループロウの2点タイムリー二塁打で追い付かれ、8回裏には5番手のアロルディス・チャップマンがヘルナンデスにタイムリーを浴び、勝ち越しを許した。

     しかし、ヤンキースは9回表にハンドから無死満塁のチャンスを作り、一死後にサンチェスがセンターへの犠飛を放って同点。続くDJ・レメイヒューがセンターへ抜けるタイムリーを放ち、土壇場で逆転に成功した。9回裏はチャップマンが無失点に抑えて試合終了。シーソーゲームを制したヤンキースが地区シリーズ進出を決めた。

     田中は77球で4回0/3を投げ、被安打5、奪三振3、与四球3、失点6という内容。チャップマンが勝利投手(1勝0敗)、ハンドが敗戦投手(0勝1敗)となった。

  • 「休養十分」のカージナルスが先勝 地区シリーズ進出に王手

    2020.10.1 10:10 Thursday

    【カージナルス7-4パドレス】@ペトコ・パーク

     カージナルスは1回表に4点を奪って試合の主導権を握り、パドレスに7対4で勝利。敵地でのワイルドカード・シリーズ初戦を制し、地区シリーズ進出に王手をかけた。ディネルソン・ラメットとマイク・クレビンジャーを故障で欠くパドレスは、先発のクリス・パダックが3回途中6失点でノックアウトと大誤算。14年ぶりのポストシーズンで後のない状況に追い込まれた。

     「休養十分」のカージナルスが故障者2人に代わって初戦の先発のマウンドに上がったパダックに襲いかかった。1回表一死一塁からポール・ゴールドシュミットが1号2ランを放つと、ヤディアー・モリーナのタイムリーとマット・カーペンターの犠飛で2点を追加。鮮やかな速攻で一挙4点を先制した。

     2点差に追い上げられた3回表には一死二・三塁からポール・デヨングとカーペンターの連続タイムリーで2点を奪い、再び2点リードで迎えた9回表にはデクスター・ファウラーがダメ押しのタイムリー。先発の金廣鉉(キム・グァンヒョン)が4回途中3失点で降板したあと、リリーフ陣が走者を出しながらも粘り強いピッチングでリードを守り、7対4でパドレスを破った。

     今季のカージナルスは開幕から5試合を消化後、チーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、17日間にわたってシーズンが中断。シーズン再開後は44日間で11度のダブルヘッダーを含む53試合を消化する超過密日程での戦いを強いられ、その間オフはわずか2日しかなかった。

     レギュラーシーズン終了後、2日間試合がなかったが、超過密日程を乗り越えてポストシーズンにたどり着いたカージナルスにとって待望の「休養」。試合巧者ぶりは広く知られており、ようやく例年通りのスケジュールで戦うことができるカージナルスは、ポストシーズンの台風の目となるかもしれない。

  • レイズが柳賢振を攻略 2連勝で地区シリーズ進出が決定

    2020.10.1 08:30 Thursday

    【ブルージェイズ2-8レイズ】@トロピカーナ・フィールド

     球団史上初のワールドシリーズ制覇に向けて、アメリカン・リーグ最高勝率のレイズがまずは第1関門のワイルドカード・シリーズを突破した。ブルージェイズ先発の柳賢振(リュ・ヒョンジン)を攻略して8対2で快勝し、2連勝でワイルドカード・シリーズを突破。地区シリーズではヤンキース対インディアンスの勝者と対戦する。

     レイズは初回に連打で一死一・三塁のチャンスを作り、ヤンディ・ディアスは空振り三振に倒れたものの、マニュエル・マーゴのタイムリーで1点を先制。2回裏は無死一塁からマイク・ズニーノが1号2ランを放ってリードを3点に広げると、二死一・二塁から遊撃ボー・ビシェットのエラーで満塁となり、ハンター・レンフローがレフトへの1号グランドスラムを放って柳をノックアウトした。

     先発のタイラー・グラスナウが3回表先頭のダニー・ジャンセンに1号ソロを浴びて1点を失ったものの、3回裏一死一塁からランディ・アロサレーナがタイムリー二塁打を放ち、すぐさま1点を追加。グラスナウは5回表先頭のジャンセンに2打席連続の一発を浴びたが、6イニングをこの2失点だけに抑え、最後の3イニングは3人のリリーバーが無失点に抑えた。

     グラスナウが6回86球を投げて被安打6、奪三振8、与四球1、失点2の好投で勝利投手(1勝0敗)となり、柳は2回途中8安打7失点(自責点3)で敗戦投手に(0勝1敗)。なお、レイズの筒香嘉智はブルージェイズの先発が左腕の柳だったためベンチスタートとなり、最後まで出場機会はなかった。

  • アスレチックスが辛くも逃げ切り 勝負の行方は第3戦へ

    2020.10.1 08:00 Thursday

    【ホワイトソックス3-5アスレチックス】@オークランド・コロシアム

     アスレチックスは9月の月間MVPを受賞したクリス・バシットが7回までホワイトソックス打線を無得点に抑える好投を披露。8回以降にホワイトソックスの反撃に遭ったものの、なんとか5対3で逃げ切り、対戦成績を1勝1敗とした。明日の第3戦に勝利したチームがアストロズとの地区シリーズに進出する。

     アスレチックスはホワイトソックス先発のダラス・カイケルから初回いきなり二死満塁のチャンスを迎え、二塁ニック・マドリガルのタイムリーエラーで2点を先制。2回裏にマーカス・セミエンが1号2ラン、4回裏にクリス・デービスが1号ソロを放ち、5点をリードした。

     7回まで無失点に抑えていたバシットは、8回表先頭のティム・アンダーソンにヒットを許したところで降板。アスレチックスのボブ・メルビン監督はここでクローザーのリアム・ヘンドリックスを投入したが、一死後にヤスマニ・グランダルに2号2ランを浴び、3点差に詰め寄られた。

     ヘンドリックスは9回表も続投し、連続三振で簡単に二死を取ったものの、連打と四球で満塁のピンチ。メルビンはここでヘンドリックスを諦め、3番手のジェイク・ディークマンがマウンドに上がったが、グランダルの押し出し四球で2点差となり、打席にはアメリカン・リーグ打点王のホゼ・アブレイユを迎えた。

     一打同点、長打が出れば逆転というこの場面で、アブレイユは初球を打ってセカンドゴロ。アスレチックスが辛くも逃げ切り、勝負の行方は第3戦に持ち込まれた。勝利投手はバシット(1勝0敗)、敗戦投手はカイケル(0勝1敗)で、ディークマンが1セーブ目を記録。敗れたホワイトソックスだが、ヘンドリックスに49球を投げさせたことが明日のアドバンテージとなりそうだ。

  • ブレーブスが延長13回の死闘を制す フリーマンがサヨナラ打

    2020.10.1 07:30 Thursday

    【レッズ0-1ブレーブス】(延長13回)@トゥルイスト・パーク

     ブレーブスは両軍無得点で迎えた13回裏一死一・三塁のチャンスで主砲フレディ・フリーマンがセンターへのタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。4時間39分にわたる延長13回の死闘を制した。一方、敗れたレッズはブレーブスの2倍近い11安打を放ったものの、再三のチャンスを生かせず。なお、11回まで両軍無得点が続いたのはポストシーズン史上初のことだった。

     ブレーブスは先発のマックス・フリードが7回6安打無失点の安定したピッチングを展開。それに対し、レッズ先発のトレバー・バウアーは8回途中で球数が100球を超えて降板するまでに12個の三振を奪い、7回2/3を2安打無失点に抑える素晴らしいピッチングを披露した。

     レッズは11回表に二死からニック・カステヤーノスの二塁打と2つの四球で満塁のチャンスを作ったが、マイク・ムスターカスが空振り三振に倒れて無得点。続く12回表には無死一・三塁の絶好機を迎えたものの、カイル・ファーマー、タッカー・バーンハート、フレディ・ギャルビスが三者連続三振に倒れた。

     レッズは13回表にも一死から連打と四球で満塁のチャンスを作ったが、アリスティデス・アキーノが空振り三振、ホゼ・ガルシアがショートゴロに倒れて先制ならず。その裏、ブレーブスが一死一・三塁のチャンスを迎え、フリーマンがセンターへのタイムリーを放って試合に終止符を打った。

     勝利投手はブレーブス8番手のA・J・ミンター(1勝0敗)、敗戦投手はレッズ5番手のアーチー・ブラッドリー(0勝1敗)。レッズは16三振、ブレーブスは21三振を喫し、両軍合計37三振はポストシーズン新記録となった。

     レッズの秋山翔吾は11回表一死走者なしの場面でニック・センゼルの代打として登場したが、内角高めの速球にバットが空を切って空振り三振。そのままセンターの守備に就き、12回表二死二・三塁のチャンスで代打ギャルビスを送られた。

  • 17年ぶりのポストシーズン マーリンズが2本塁打で逆転勝利

    2020.10.1 07:00 Thursday

    【マーリンズ5-1カブス】@リグリー・フィールド

     2003年以来17年ぶりのポストシーズン進出となったマーリンズは、カブス先発のカイル・ヘンドリックスの前に6回までわずか2安打に封じられていたものの、1点ビハインドの7回表に2本のアーチで5点を奪い、5対1で逆転勝利。過去2度のポストシーズンでいずれも世界一になっているマーリンズがワイルドカード・シリーズの初戦を制した。

     マーリンズ先発のサンディ・アルカンタラ、カブス先発のヘンドリックスがいずれも好投し、4回まで両軍無得点。5回裏二死からイアン・ハップが1号ソロを放ち、カブスが1点を先制したものの、試合はロースコアの投手戦となった。

     マーリンズは7回表一死から連打で一・二塁のチャンスを作り、コリー・ディッカーソンがセンター左への1号3ランを放って逆転に成功。カブスはここでヘンドリックスを諦め、2番手のジェレミー・ジェフレスを投入したが、マーリンズはヘスス・アギラーに1号2ランが飛び出し、リードを4点に広げた。

     アルカンタラは6回2/3を3安打1失点に抑える好投を見せ、2番手のリチャード・ブライアーが打者1人を抑えたあと、8回裏を3番手のイミー・ガルシア、9回裏をクローザーのブランドン・キンツラーが無失点に抑えて試合終了。マーリンズが地区シリーズ進出に王手をかけた。

     勝利投手はカブス打線をハップのソロ本塁打による1点のみに抑えたアルカンタラ(1勝0敗)。6回まで無失点ピッチングを続けたヘンドリックスは7回表に痛恨の逆転弾を浴び、敗戦投手(0勝1敗)となった。

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