English Español 韓国語
  • ハンク・アーロン賞のファイナリストが発表 大谷、トラウトも選出

    2022.10.18 06:14 Tuesday

     日本時間10月18日、メジャーリーグ機構はハンク・アーロン賞のファイナリスト(各リーグ8名)を発表した。ハンク・アーロン賞は各リーグでレギュラーシーズン中に攻撃面で最も優れたパフォーマンスを見せた選手に与えられる賞であり、ハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算714本塁打のメジャー記録を破ってから25周年にあたる1999年に表彰がスタート。殿堂入り選手によって構成される選考委員会の投票にファン投票の結果を加味して受賞者が決定される。

     アメリカン・リーグからはラファエル・デバース(レッドソックス)、ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)、ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)、ヨーダン・アルバレス(アストロズ)、大谷翔平(エンゼルス)、マイク・トラウト(エンゼルス)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)の8名が選出された。アストロズとエンゼルスから2名ずつ選出されており、従来の「各球団から1名ずつノミネート」という制約はどうやら撤廃されたようだ。

     ナショナル・リーグからはオースティン・ライリー(ブレーブス)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、フレディ・フリーマン(ドジャース)、ピート・アロンソ(メッツ)、カイル・シュワーバー(フィリーズ)、ノーラン・アレナド(カージナルス)、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、マニー・マチャド(パドレス)の8名が選出。こちらもドジャースとカージナルスから2名ずつ選出されている。

     ファン投票はハンク・アーロン賞の特設サイトですでにスタート。日本時間10月25日午後1時に締め切られる。なお、ハンク・アーロン賞の選考委員会はチッパー・ジョーンズ、ペドロ・マルティネス、ジョン・スモルツ、ジョニー・ベンチ、クレイグ・ビジオ、エディ・マレー、ロビン・ヨーント、そしてケン・グリフィーJr.と殿堂入り選手がズラリと名を連ねる豪華なメンバーとなっている。

  • 大豊作の1年 MLB公式サイトによる「新人ベストナイン」が決定!

    2022.10.17 09:31 Monday

     日本時間10月17日、メジャーリーグ公式サイトで主にプロスペクト(若手有望株)の情報を扱う「MLBパイプライン」は2022年シーズンの「新人ベストナイン」を発表した。今季はメジャー史上で見ても新人の活躍が目立ち、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、アドリー・ラッチマン(オリオールズ)、マイケル・ハリス2世(ブレーブス)など大豊作と言っても過言ではない1年。「新人ベストナイン」は1stチームと2ndチームが選出され、鈴木誠也(カブス)は2ndチームの外野手部門に名を連ねた。

     データサイト「ファングラフス」が算出する総合指標WARでは、今季の新人野手は合計54.9を記録。これは1900年以降ではクリス・ブライアント、フランシスコ・リンドーア、カルロス・コレアらが活躍した2015年の75.1に次ぐメジャー史上2位の数字だったという。また、新人投手も合計46.4を記録。こちらは史上18位の数字だった。

    「MLBパイプライン」が選出した「新人ベストナイン」の1stチームと2ndチームは以下の通り。

    1stチーム
    捕手:アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
    一塁手:ジョーイ・メネセス(ナショナルズ)
    二塁手:ブレンダン・ドノバン(カージナルス)
    三塁手:ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
    遊撃手:ジェレミー・ペーニャ(アストロズ)
    外野手:フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
    外野手:マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
    外野手:スティーブン・クワン(ガーディアンズ)
    指名打者:ビニー・パスカンティーノ(ロイヤルズ)
    先発投手:スペンサー・ストライダー(ブレーブス)
    先発投手:ジョー・ライアン(ツインズ)
    先発投手:ニック・ロドロ(レッズ)
    先発投手:リード・デトマーズ(エンゼルス)
    先発投手:ジョージ・カービー(マリナーズ)
    救援投手:アレクシス・ディアス(レッズ)
    救援投手:フェリックス・バティースタ(オリオールズ)

    2ndチーム
    捕手:MJ・メレンデス(ロイヤルズ)
    一塁手:ホセ・ミランダ(ツインズ)
    二塁手:クリストファー・モレル(カブス)
    三塁手:エマニュエル・リベラ(ダイヤモンドバックス)
    遊撃手:オニール・クルーズ(パイレーツ)
    外野手:ジェイク・マカーシー(ダイヤモンドバックス)
    外野手:オスカー・ゴンザレス(ガーディアンズ)
    外野手:鈴木誠也(カブス)
    指名打者:ブライソン・ストット(フィリーズ)
    先発投手:ハンター・グリーン(レッズ)
    先発投手:エドワード・カブレラ(マーリンズ)
    先発投手:ロアンシー・コントレラス(パイレーツ)
    先発投手:ブラクストン・ギャレット(マーリンズ)
    先発投手:グラハム・アッシュクラフト(レッズ)
    救援投手:ヨアン・デュラン(ツインズ)
    救援投手:ブロック・バーク(レンジャーズ)

  • ツインズ・コレアがオプトアウト権行使へ 「正しい判断だと思う」

    2022.10.14 04:35 Friday

     今季ツインズに加入して正遊撃手として活躍したカルロス・コレアはオプトアウト(契約破棄)の権利を行使して再びFA市場に出ていくつもりのようだ。「この1年は健康状態も良かったし、僕は今28歳でキャリアの全盛期だ。オプトアウト権を行使するのは正しい判断だと思う」とコレア。ツインズとは3年1億530万ドルの契約を結んでいるが、今季と来季の終了後にオプトアウト権を行使できる条項が含まれており、コレアはこれを行使して大型契約を目指すことになる。

     2015年新人王、オールスター・ゲーム選出2度、2017年ワールドシリーズ制覇、ゴールドグラブ賞1度、プラチナグラブ賞1度といった実績を持つコレアは、今季ツインズで136試合に出場して打率.291、22本塁打、64打点、OPS.834をマーク。データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARは5.4を記録し、首位打者のルイス・アライズを上回ってチームトップの数字だった。ただし、遊撃での守備防御点は昨季の20から3へ後退し、守備面では期待されたほどの貢献はできなかった。

     コレアは「僕はこのチームが大好きだ。この球団組織が大好きなんだ」とツインズへの愛着を口にする一方、「でも、それと同時に、僕は息子や家族の面倒をしっかりと見てあげたい。僕がどういう選手なのか、どういう人間なのか、野球に対してどれほどの情熱や愛情を持っているのか、そういうことをツインズがしっかり見てくれていることを願うよ。しっかりと話し合いをしていきたい」とコメント。より良い契約を得るためにオプトアウト権を行使するという選択は「非常にシンプルなものだ」と話している。

     今オフはトレイ・ターナー(ドジャース)やダンズビー・スワンソン(ブレーブス)がFAとなり、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)もオプトアウト権を行使してFA市場に出てくる可能性がある。昨季に続いて豊作の遊撃手市場となりそうだ。

  • 専門誌「ベースボール・ダイジェスト」が選ぶMVPにジャッジが選出

    2022.10.14 03:49 Friday

     日本時間10月14日、野球専門誌「ベースボール・ダイジェスト」は今季の表彰選手の投票結果を発表し、年間最優秀選手にアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、年間最優秀投手にサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)、年間最優秀救援投手にエドウィン・ディアス(メッツ)が選出された。昨年の年間最優秀選手に選ばれた大谷翔平(エンゼルス)はジャッジに次ぐ2位。22人の投票者の1位票は、ジャッジが18票、大谷が4票と大差がついた。

     投票は野球記者のほか、元選手・監督・球団幹部などを含む合計22人によって行われ、ジャッジは1位票を18人、2位票を4人から獲得。合計62ポイント(1位票=3ポイント、2位票=2ポイント、3位票=1ポイント)で年間最優秀選手に選ばれた。残りの1位票はすべて大谷に入り、大谷は1位票を4人、2位票を16人、3位票を1人から獲得して合計45ポイント。ただし、3位までに大谷の名前を書かなかった投票者も1人いた。

      ジャッジは157試合に出場して打率.311、62本塁打、131打点、16盗塁、OPS1.111をマークし、1961年ロジャー・マリスによるシーズン61本塁打のアメリカン・リーグ記録を61年ぶりに更新。ア・リーグ東部地区を制したチームの戦いを牽引し、シーズン最終盤まで三冠王の可能性を残した(最終的に打率はリーグ2位)。「ベースボール・ダイジェスト」の年間最優秀選手は54年の歴史を誇るが、ヤンキースからの選出は1978年ロン・ギドリー、2006年デレック・ジーターに続いてジャッジが3人目である。

     大谷は157試合に出場して打率.273、34本塁打、95打点、11盗塁、OPS.875を記録し、投手としても15勝9敗、防御率2.33、219奪三振をマーク。「2ケタ本塁打&2ケタ勝利」や「規定打席&規定投球回」といった偉業を次々に達成し、昨季に続いて歴史的なシーズンを過ごした。ただし、今回の投票結果がそうであったように、ア・リーグのMVP争いではジャッジが優勢とみられている。

     なお、年間最優秀選手の投票では、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)が3位にランクイン。4位にはノーラン・アレナド(カージナルス)、フレディ・フリーマン(ドジャース)、ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)、オースティン・ライリー(ブレーブス)の4人が並んだ。

  • アストロズのピート・プティラGM補佐がジャイアンツのGMに就任

    2022.10.12 03:35 Wednesday

     日本時間10月11日、ジャイアンツが今オフ初の「大型補強」を敢行した。ファーハン・ザイディ編成本部長のもとでGMを務める人物として、アストロズのピート・プティラGM補佐を採用したのだ。現在33歳のプティラはアストロズで12シーズンを過ごし、GM補佐まで昇進。タイガースの編成本部長に就任したスコット・ハリス前GMの後任を務めることになるが、プティラは3年前にハリスがジャイアンツのGMに採用された際、最終面接まで残ったファイナリストの1人だった。

     プティラがGM補佐を務めた3年間でアストロズは230勝154敗(勝率.599)を記録。これはドジャース(260勝124敗、勝率.677)に次ぐメジャー2位の好成績である。ザイディ編成本部長は「ピートに関して我々が本当に興奮していることの1つは、彼が選手育成の面で豊富なバックグラウンドを持っているということだ。マイナーだけでなく、メジャーでも継続的な選手育成に手腕を発揮してきた。それがアストロズでの成功につながったんだ」とプティラの手腕を絶賛。ジャイアンツもメジャー昇格後の育成に力を入れており、プティラはそのチーム方針にピタリと当てはまる人材だったというわけだ。

     プティラはウエストバージニア大学でスポーツマネジメントの学士号を取得し、2011年にインターンとしてアストロズの加入。その後、順調にキャリアを重ね、2019年にはGM補佐に昇進した。そして、ジャイアンツでついにGMに就任。プティラはジャイアンツのGMに就任することについて「とてもワクワクしているよ。ジャイアンツとの面接のなかで、彼らがあらゆる分野で向上しようとする姿勢に感心させられた。私の仕事は最高の選手を獲得し、選手を育て、彼らをサポートする方法を見つけ出すことだ。アストロズに感謝しつつ、新しいチャプターをスタートすることにワクワクしている」と語っている。

     球団新記録の107勝をマークした昨季から一転、勝率5割にとどまった今季のジャイアンツ。ザイディ編成本部長とプティラGMのコンビがどのようにチームを立て直していくか注目したい。

  • フィリーズがトムソン監督と2年契約 就任後65勝46敗の好成績残す

    2022.10.12 02:33 Wednesday

     日本時間10月11日、フィリーズはロブ・トムソン暫定監督と2年契約を結び、トムソンが正式に監督に就任することを発表した。今季のフィリーズは開幕から51試合を消化して22勝29敗となったところでジョー・ジラルディ監督を解任。トムソンがベンチコーチから暫定監督に就任し、111試合で65勝46敗の好成績を残してチームを2011年以来11年ぶりのポストシーズン進出に導いた。ワイルドカード・シリーズでは中部地区王者のカージナルスを2勝0敗で撃破。その手腕が認められ、正式に監督に就任することになった。

     トムソンは注目を浴びることが嫌いな人物である。今年8月に59歳の誕生日を迎えたとき、「誕生日を祝われるのは好きじゃないんだ」と話した。夏のある日、アリゾナでブライス・ハーパーが「ロブと一緒に戦おう」と書かれたTシャツを着て打撃練習をしていたときも嬉しそうな表情は見せなかった。「本当のことを言えば、私は野球ができればそれでいいんだ。私ではなく、選手と試合にスポットライトを当ててほしい」。それがトムソンのスタンスである。

     トムソンはヤンキースの球団組織で28年間(1990~2017年)を過ごし、うち10年間はメジャーでベンチコーチや三塁ベースコーチを務めた。2017年オフにジラルディが解任されたあと、監督の採用面接を受けたが、ヤンキースはジラルディの後任としてアーロン・ブーンを選択。トムソンはその時点で「メジャーの監督になる」という夢を諦めたという。しかし、ザック・ウィーラー、ニック・カステヤノス、ハーパーらフィリーズの主力選手が口を揃えて絶賛するこの男を他球団が放っておくわけもなく、フィリーズで「メジャーの監督になる」という夢を叶えることになった。

     前任のジラルディは選手たちに緊張感を与えるタイプの監督だったが、トムソンは愛想がよく、親しみやすいタイプの監督で、試合前にはクラブハウスで選手たちと雑談をする時間を作ることもある。トムソン就任後、フィリーズは最初の8試合に勝利し、16試合で14勝の快進撃。あっという間にポストシーズン争いに加わった。フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長にとって、トムソンから「暫定」の肩書を外すことは当然の選択だったというわけだ。

  • ブレーブスがまたも早期囲い込み 新人右腕ストライダーと6年契約

    2022.10.10 22:47 Monday

     日本時間10月10日、ブレーブスは新人右腕スペンサー・ストライダーと6年7500万ドルで契約延長したことを発表した。2029年の契約は年俸2200万ドルの球団オプション(またはバイアウト500万ドル)となっており、このオプションが行使された場合、7年間の総額は9200万ドルとなる。ブレーブスは先日、新人外野手のマイケル・ハリス2世と8年7200万ドル+オプション2年の長期契約を結んだばかり。またしても若手選手の早期囲い込みに成功した。

     球団の発表によると、ストライダーの年俸は来季と2024年が100万ドル、2025年が400万ドルで、2026年は2000万ドル、2027年と2028年は2200万ドルと一気にアップ。ストライダーは2027年シーズン終了後にFAとなる予定だったが、今回の6年契約によってFAが1年先延ばしとなり、球団オプションが行使された場合には2年先延ばしということになる。

     ストライダーは今季がメジャー2年目だが、まだ新人王の資格を有しており、31試合(うち20先発)に登板して131回2/3を投げ、11勝5敗、防御率2.67、202奪三振の好成績をマーク。シーズン130イニングの時点で200奪三振に到達し、ランディ・ジョンソンが持っていたメジャー最速記録を塗り替えた。また、200奪三振以上の投手が被安打100本未満(ストライダーは被安打86本)でシーズンを終えるのは史上初の快挙だった。こうした活躍もあり、ストライダーはハリス2世とともにナショナル・リーグ新人王の有力候補に挙げられている。

     地区5連覇を達成し、マット・オルソン、ロナルド・アクーニャJr.、オジー・オルビーズ、オースティン・ライリー、ハリス2世、ストライダーといった主力選手と長期契約を結んでいるブレーブス。彼らが期待通りの成長や活躍を続ける限り、昨季26年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたブレーブスの黄金期はまだまだ続きそうだ。

  • 41歳・ウェインライトの去就は未定 「近いうちにわかるだろう」

    2022.10.10 13:04 Monday

     ワイルドカード・シリーズでフィリーズに2連敗を喫し、2022年シーズンの戦いを終えたカージナルス。アルバート・プホルス、ヤディアー・モリーナという2人のレジェンドは現役ラストゲームを終え、ユニフォームを脱いだ。そんななかで注目されるのがもう1人の大ベテラン、アダム・ウェインライトの去就だ。「みんな尋ねてくるけれど、まずは何が起こるか見てみよう。現役続行なら近いうちにわかるだろう」とウェインライト。自分のなかで答えは出しているようだが、まだ公表するには至っていない。

     2021年は17勝7敗、防御率3.05という好成績を残しただけに、現役を続行することに迷いはなかった。今季は11勝12敗、防御率3.71と成績が悪化。故障で長期離脱したシーズンを除けば、黒星が先行したのはキャリアで初めてのことだった。8月末の時点では防御率3.09をマークしていたが、9月以降はなかなか腕の疲労が回復せず、6試合に先発して2勝3敗、防御率7.22と不本意なパフォーマンス。ポストシーズンでは登板機会がなかった(第3戦に先発予定だったとみられる)。

     ウェインライトは「ポストシーズンで登板機会がないことは好きじゃない」と言う。「2つの捉え方ができると思う。1つは『精一杯頑張った結果なのだから仕方ない』と考えることだ。もう1つは『二度と起こらないように』とモチベーションにすることだ」とウェインライト。もしウェインライトが前者のように考えているのなら現役引退の可能性が高い。後者のように考えているのなら現役を続けるはずだ。ただし、ウェインライトは自身の立場を明らかにはしなかった。

     同僚のマイルズ・マイコラスはウェインライトに現役を続けてもらえるよう働きかけを行っているという。「すでに『また春に会おう』と伝えてあるんだ。コーチとしてじゃなくてね。ヤディやアルバートと同様に替えのきかない存在だから。現役続行という選択をしてくれることを願っているよ」とマイコラス。ウェインライトは以前、少年時代の憧れだったジョン・スモルツがキャリア晩年にカージナルスのユニフォームを着たことについて「正しく見えなかった」と話していたことがあり、他球団での現役続行は考えていない様子。カージナルス一筋のまま引退するか、カージナルスで現役を続けるかの二択になりそうだ。

     ウェインライトにとって最大の問題はキャリアの大部分でバッテリーを組んだモリーナが来季はいないことだろう。「もし現役を続けるとしたら、今までと同じようにはいかないだろうね」とウェインライトも自身の置かれた状況を理解している。「もし引退するとしたら、キャリアを通して史上最高のキャッチャーに受けてもらっていたことになるね」と語るウェインライトだが、自身の去就についてどんな決断を下すのだろうか。

  • ヤンキース・チャップマン 練習欠席で地区シリーズのロースター外に

    2022.10.10 08:21 Monday

     かつてメジャー最高の剛腕として鳴らしたアロルディス・チャップマンはヤンキースの一員としての最後の1球をすでに投げ終えたのかもしれない。日本時間10月10日、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはチャップマンが地区シリーズのロースターから外れることを明言。同8日に行われた参加必須のチーム練習を欠席したことに対する処分だという。「1年のこの時期には全力で戦う必要がある。(チャップマンが練習を欠席したのは)とても残念だ」とキャッシュマンGMは語った。

     ヤンキースは日本時間10月6日にレギュラーシーズンの戦いを終え、翌日はオフが設けられていた。チャップマンは同8日のチーム練習までにニューヨークに戻ることを条件に、自宅のあるマイアミ地域へ行くことを許可されたが、ニューヨークに戻らずマイアミに滞在。チーム練習に合流して実戦形式の打撃練習に登板する予定だったチャップマンだが、アーロン・ブーン監督によると、練習を欠席したことについて「受け入れられる言い訳はなかった」という。

     キャッシュマンGMによると、チャップマンには罰金が科されたようだ(金額は非公開)。また、ブーン監督はチャップマンに対して「地区シリーズのあいだは家にいろ」とロースターから外れることを通達したという。キャッシュマンGMは「ロースター入りするために必死に戦っている選手たちがいる。まだロースターが決まっていないにもかかわらず、彼は練習を欠席することを選択したんだ。自分がGMに就任してから参加必須のチーム練習をサボった例は思いつかないよ」と困惑気味に話した。

     リーグ優勝決定シリーズ以降にチャップマンがロースターに登録される可能性が完全に消滅したわけではない。とはいえ、キャッシュマンGMは「あらゆることを考慮すれば、彼がロースターから外れるのは驚くようなことではない」と話しており、今回の「練習欠席事件」も含めると、ヤンキースが勝ち進んだとしてもチャップマンがロースターに復帰する可能性は低いのではないだろうか。「今いるメンバーで戦っていく」とキャッシュマンGM。クレイ・ホームズ、スコット・エフロス、ジョナサン・ロアイシガ、ルー・トリビーノらがブルペンの中心となりそうだ。

  • パドレスがダルビッシュ有との契約延長に興味 地元紙記者が報じる

    2022.10.9 07:07 Sunday

     地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、パドレスはダルビッシュ有との契約延長に向けて交渉を開始したいと考えているようだ。現在36歳のダルビッシュは現在6年1億2600万ドルの契約を結んでおり、来季が6年契約のラストイヤー。あと何年現役を続けるつもりなのか、あと何年メジャーでプレーするつもりなのか、といったことは不明だが、ダルビッシュがメジャーでのプレー続行を希望した場合、少なくともパドレスは契約延長に前向きだ。

     ダルビッシュは今季30試合に先発して194回2/3を投げ、16勝8敗、防御率3.10、197奪三振の好成績をマーク。昨日のワイルドカード・シリーズ第1戦ではメッツを相手に7回1失点の好投を見せ、チームの勝利に大きく貢献した。2017年オフにドジャースからFAとなり、6年1億2600万ドルでカブスと契約。2020年オフにパドレスへトレードされ、契約最終年となる来季の年俸は1800万ドルである。

     36歳という年齢を考えると、契約延長が成立したとしても長期にはならず、1~2シーズン分の契約を現在の契約に追加するような形になるとみられる。パドレスは今季終了後にショーン・マネイアとマイク・クレビンジャーがFAとなり、ニック・マルティネスも選手オプションを行使せずにFAとなる可能性がある。ジョー・マスグローブと5年1億ドルの契約を結んだとはいえ、ブレイク・スネルも来季終了後にはFAとなる予定であり、先発投手の頭数を確保する意味でもダルビッシュとの契約延長はチーム状況にフィットする。

     これまでメジャーで10シーズンプレーし、最多勝1回、最多奪三振1回、オールスター・ゲーム選出5回といった実績を積み重ねてきたダルビッシュ。今季までに通算95勝を挙げており、来季中の100勝到達が濃厚だが、パドレスとの契約延長が実現すれば、野茂英雄が持つ日本人最多勝記録(通算123勝)を更新する可能性もありそうだ。ダルビッシュ自身の意思も含め、今後の動向が注目される。

  • 通算700本塁打達成のプホルス 大不振の6月に引退を検討していた

    2022.10.8 02:20 Saturday

     史上4人目の通算700本塁打を達成するなど、2022年レギュラーシーズンの終盤戦を大いに沸かせたアルバート・プホルス(カージナルス)だが、快挙達成の瞬間は訪れない可能性があったようだ。プホルスはメジャーリーグ公式サイトによる取材のなかで「シーズンを全うせずに引退する可能性があった」ことを告白。開幕前には「22年目のシーズンをプレーすべきか何度も自問自答した」というプホルスだが、周囲のサポートもあり、シーズン途中でユニフォームを脱ぐことはなかった。

     6月のプホルスは13試合に出場してわずか6安打、打率.158、0本塁打、2打点、OPS.425と悲惨な成績だった。思うようなスイングができず、周囲のサポートがなければシーズン途中での現役引退を決断していた可能性があったという。しかし、プホルスは「頑張ろうって決めたんだ。大不振が1年中続くわけではなく、遅かれ早かれ良い方向に向かうだろうとわかっていたからね」と引退を踏みとどまった。詳細は明らかにされていないものの、シーズン中に決定的な転機があり、プホルスはそこから一気に復調。8月に8本塁打、9月に7本塁打を量産し、最終的には通算703本塁打まで数字を伸ばした。

     通算700本塁打のマイルストーンについて無関心を装ってきたプホルスだが、「多くの人々のために達成したいと思っていたから、本当に辛かったんだ」と本音を口にした。「私のことを愛してくれて、私のキャリアをいつも支えてくれる人たちがいる。その人たちのために達成したかった。プレッシャーという言葉は使いたくないけれど、本当に達成したいと思っていた」とプホルス。そうした思いを持っていたからこそ、思うようなスイングができなかった6月はより一層辛かったのかもしれない。

     通算700本塁打を達成して喜びを爆発させたプホルスだが、もう1つ目標がある。それはもちろん、カージナルスが11年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げることだ。メジャー有数の常勝軍団として知られるカージナルスだが、プホルスがエンゼルスへ移籍した2012年以降は1度も頂点に辿り着いていない。「最後の年だからベストを尽くしたい。そして、そのベストというのは優勝を勝ち取ることだ」とプホルス。大不振を乗り越えて劇的な復活を遂げた42歳のスラッガーはチームを11年ぶりの頂点へと導くことができるのか。球史に残る名打者が有終の美を飾ることができるか注目だ。

  • 62号を放ったヤンキース・ジャッジらが今季最後の週間MVPに選出!

    2022.10.8 01:36 Saturday

     日本時間10月7日、メジャーリーグ機構は2022年レギュラーシーズン最終週の週間MVPを発表し、アメリカン・リーグはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とJ・D・マルティネス(レッドソックス)、ナショナル・リーグはマット・オルソン(ブレーブス)が選出された。ジャッジは今季3度目、キャリア通算7度目の受賞。マルティネスは昨年4月以来キャリア通算10度目の受賞となり、オルソンは意外にも今回が初受賞となった。

     ジャッジは9試合に出場してわずか6安打に終わったが、そのうちの2本がホームラン。1961年ロジャー・マリスに並ぶ61号、そのマリスの記録を更新する62号を放ったことが評価され、週間MVPに選ばれた。9試合で打率.231、2本塁打、3打点に終わったジャッジだが、2度の申告敬遠を含む12四球と勝負を避けられ、出塁率は.487の高水準。そのため、OPSも.949と上々の数字だった。

     マルティネスは9試合に出場して打率.353(34打数12安打)、3二塁打、4本塁打、7打点、OPS1.183の好成績をマーク。今季は低調なシーズンとなったが、シーズン最終戦で2本塁打4打点の活躍を見せるなど、いい形で2022年レギュラーシーズンを締めくくった。最後の9試合で5度のマルチ安打を記録し、打率を.269から.274、OPSを.763から.790へ上昇させてシーズンを終えた。

     オルソンは9試合に出場して打率.375(32打数12安打)、1二塁打、6本塁打、11打点、OPS1.416と大爆発。ブレーブス移籍1年目は好不調の波が激しいシーズンとなったが、2年連続となる30本塁打100打点をクリアし、OPSも辛うじて8割台(.802)に乗せた。日本時間9月29日のナショナルズ戦から4試合連続アーチを記録。特にメッツとの首位攻防3連戦では全試合で本塁打を放ち、ライバルをスイープして逆転で地区優勝を果たす原動力となった。

  • レギュラーシーズン終了 アーロン・ジャッジは三冠王ならず

    2022.10.6 11:06 Thursday

     日本時間10月6日、メジャーリーグの2022年レギュラーシーズンが終了し、各部門のタイトルホルダーが確定した。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)は本塁打、打点の2冠を獲得したものの首位打者のタイトルをルイス・アライズ(ツインズ)に譲り、2012年にミゲル・カブレラが達成して以来の三冠王はならず。最後まで争っていたナ・リーグの首位打者はジェフ・マクニール(メッツ)が1厘差でフレディ・フリーマン(ドジャース)をかわして初タイトルを獲得した。また、投手部門ではトミー・ジョン手術から復帰のジャスティン・バーランダー(アストロズ)が2冠達成、昨年0勝のカイル・ライト(ブレーブス)が最多勝獲得の快挙を達成している。

     各リーグ主要部門のタイトルホルダーは以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ◆首位打者
    ルイス・アライズ(ツインズ).316

    ◆本塁打王
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)62

    ◆打点王
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)131

    ◆盗塁王
    ホルヘ・マテオ(オリオールズ)35

    ◆最多勝
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)18

    ◆最優秀防御率
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)1.75

    ◆最多奪三振
    ゲリット・コール(ヤンキース)257

    ◆最多セーブ
    エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)42

    ナショナル・リーグ

    ◆首位打者
    ジェフ・マクニール(メッツ).326

    ◆本塁打王
    カイル・シュワーバー(フィリーズ)46

    ◆打点王
    ピート・アロンソ(メッツ)131

    ◆盗塁王
    ジョン・バーティ(マーリンズ)41

    ◆最多勝
    カイル・ライト(ブレーブス)21

    ◆最優秀防御率
    フリオ・ウリアス(ドジャース)2.16

    ◆最多奪三振
    コービン・バーンズ(ブリュワーズ)243

    ◆最多セーブ
    ケンリー・ジャンセン(ブレーブス)41

  • エンゼルスがネビン監督代行の正式就任を発表 来季1年契約

    2022.10.6 07:23 Thursday

     日本時間10月6日、エンゼルスはフィル・ネビン暫定監督と来季の1年契約を結び、2023年は正式に監督としてシーズンを迎えることを発表した。3塁コーチとして今シーズンを迎えたネビンは、12連敗中の現地6月7日に解任されたジョー・マドンの後を受けて暫定監督に就任し、最終戦を残して105試合で46勝59敗。トータルでは負け越しているものの、8月1日以降は30勝29敗と一定の結果を残していた。

     ネビンは監督続投が決まったことについて「とても興奮している。ペリー(ミナシアンGM)から昨夜呼ばれた時は少し緊張したが、彼に感謝した。そして、監督を任せてくれたアート(モレノオーナー)、ジョン・カーピノ(クラブ会長)、そしてエンゼルスに関わる全ての人に感謝したい。私が思い描いていたような展開ではなかったが、特別な人たちから素晴らしい機会を与えられたと思っています。」とコメント。また、チームについて「我々には世界最高の選手たちがいて、彼らの周囲にはいいサポートグループがいる。“健康ならやれる”と思われているのも知っているし、能力のある人物がたくさんいるんだ。」と話した。

     ネビンの続投は選手からも好評で、正式発表後のシーズン最終戦2時間前には祝賀会が開かれたとのこと。正捕手のマックス・スタッシは「彼は素晴らしい仕事をした。彼は野球人で、選手と勝利に関わる全てのことを気にかけている。監督として適任であり、彼と戦えることに興奮している。」とコメント。今季大きく成績を伸ばしたテイラー・ウォード外野手も「フィルは素晴らしい監督だと思う。彼は僕らをやる気にさせ、団結させてくれる。」と述べた。

     メジャーで12年間プレーし、マイナー、メジャーで様々な役割を経てチャンスをものにしたネビンの残留決定は選手からも歓迎されているが、マイク・トラウトと大谷翔平という2人のスターを抱えるチームにとって、来季はより勝利が求められる。今季地区首位のアストロズから32ゲーム、プレーオフ進出ラインから13ゲーム離されたチームを立て直せるか、ネビン監督の手腕に注目が集まる。

  • 9月の各賞受賞者が決定 ダルビッシュは月間最優秀投手に選出

    2022.10.4 09:25 Tuesday

     日本時間10月4日、メジャーリーグ機構は9月の各賞受賞者を発表し、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)がアメリカン・リーグ、エドゥアルド・エスコバー(メッツ)がナショナル・リーグの月間最優秀選手に選出された。月間最優秀投手はアレック・マノア(ブルージェイズ)とダルビッシュ有(パドレス)、月間最優秀新人はスティーブン・クワンとマイケル・ハリス2世(ブレーブス)、月間最優秀リリーバーはエマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)とカミロ・ドバル(ジャイアンツ)が選出されている。

     ジャッジは25試合に出場して打率.417、10本塁打、17打点、30四球をマーク。日本時間9月29日の試合ではアメリカン・リーグ記録に並ぶシーズン61号本塁打を放ち、月間OPS1.434と2位の選手を258ポイントも引き離す圧倒的な打撃で5月、6月に続き今年3回目の月間MVP受賞となった。

     エスコバーは26試合に出場して打率.340、8本塁打、24打点、OPS1.043をマーク。メッツの選手が月間MVPを受賞するのは2010年6月にデービッド・ライトが受賞して以来、実に12年ぶり。エスコバー自身にとってはキャリア初の受賞となった。

     マノアは6試合に先発して41イニングを投げ4勝0敗、防御率0.88、33奪三振をマーク。全登板で2失点以内に抑え、無失点が3度と抜群の安定感を見せてチームのワイルドカード進出に貢献した。

     ダルビッシュは6試合に先発して39回を投げ、5勝1敗、防御率1.85、44奪三振をマーク。現地9月12日から18日の週では2試合に登板し計14回無失点の内容で週間MVPを受賞するなど、マノア同様チームのプレーオフ進出に貢献。次回はワイルドカード初戦での登板が予想される。

     クワンは28試合に出場して打率.325、3本塁打、14打点、OPS.804をマーク。8月まで115試合出場で本塁打わずか3本だったが、パワーの面でも成長を見せ、レフトの守備でもチームに貢献するなど地区優勝を果たしたガーディアンズにとって欠かせない戦力となっている。

     ハリス2世は26試合に出場して打率.324、6本塁打、19打点、OPS.912をマーク。先月に続き2か月連続での受賞となり、直近4か月で3度の受賞と5月終盤のデビュー以来鮮烈な活躍を見せている。

     クラセは17試合に登板して16回を投げ、1勝1敗10セーブ、防御率2.25、16奪三振をマーク。2か月連続今季3度目(キャリア4度目)の受賞となった。2017年に同賞が設立されて以来、4度の受賞はリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)に並ぶ3位タイの記録となっている。

     ドバルは13試合に登板して13回を投げ、2勝0敗9セーブ(成功率100%)、防御率1.38、16奪三振をマーク。3か月連続受賞となっていたエドウィン・ディアス(メッツ)の記録をストップし、昨年9月以来1年ぶり自身2度目の受賞となった。

  • 休養中のホワイトソックス・ラルーサ監督が退任へ 米紙が報道

    2022.10.3 10:20 Monday

     アメリカの大衆紙「USAトゥデイ」は、日本時間10月4日にギャランティード・レート・フィールドで行われる試合で、ホワイトソックスの指揮官トニー・ラルーサ氏の勇退が発表されることを報道した。今週78歳の誕生日を迎えるラルーサ監督は、現地8月30日に健康上の問題からチームを離れており同9月24日に今シーズンの残り全試合を休養することが発表されていた。ホワイトソックスの監督には2021年シーズンから就任し、まだ来季も契約を残している状況だった。

     ホワイトソックスはラルーサ監督就任初年度の昨年こそ93勝69敗で地区優勝したものの、ディビジョンシリーズではアストロズの前に4連敗で敗退。今季は159試合を消化して79勝80敗でポストシーズン進出を逃すなど苦しいシーズンを送っていた。監督退任に関して球団から正式なリリースは出ていないものの、一部の選手はこの日の試合後にコメント。リリーバーのジョー・ケリーは「彼は綺麗な形での勇退を選んだ。まだ50歳なら違う判断になっていただろう。彼のためにもう少しいいパフォーマンスができればよかったが、我々は選手としてやるべきパフォーマンスが出来なかった。」と語り、2年目の外野手アンドリュー・ボーンは「彼は健康に留意する必要があり、それが何よりも先決。彼が知っていることを学べるのはとても光栄なことだったし、とても助けになった。」とコメントした。

     ラルーサ氏は1979年にホワイトソックスで監督としてのキャリアをスタートすると、1989年にはアスレチックスの監督として自身初のワールドシリーズ制覇。1996年から率いたカージナルスでは7度の地区優勝を果たし、2006年と2011年にはワールドシリーズ制覇と黄金時代を築き上げた。背番号10はカージナルスの永久欠番となっており、2014年にはベテランズ委員会の選考で野球殿堂入り。監督として通算2899勝はコニー・マックの3731勝に次ぐ歴代2位の数字であり、通算勝率.536、年間最優秀監督4度受賞とチームを勝利に導いてきた名将が惜しまれながらグラウンドを去る。

  • エンゼルスが大谷と来季契約合意 調停3年目の選手として史上最高額

    2022.10.2 07:50 Sunday

     日本時間10月2日、エンゼルスは来季で調停期間3年目を迎える大谷翔平との調停を回避し、年俸3000万ドルの1年契約で合意したことが明らかになった。調停3年目の選手としては2020年にムーキー・ベッツが結んだ1年2700万ドルを超える史上最高額で、大谷にとっては2021-22シーズンの2年850万ドルから大きなジャンプアップとなっている。

     現在28歳の大谷は今季ここまで投手として161イニングを投げて防御率2.35、213奪三振、打者としては152試合に出場して打率.276、34本塁打、94打点でOPS.888と昨年に続き二刀流として歴史的なシーズンを送っており、投打にエンゼルスを牽引している。過去に例を見ない活躍を見せているため調停となれば難しいプロセスを経ることが予想されていたが、そのような状況を回避する契約合意となった。

     エンゼルスはこの契約により来季の年俸総額が約1億3300万ドルまで確定している。昨シーズンおよび今シーズンの年俸総額はおよそ1億8000万ドル程度のため、例年通りであればオフの補強費は最大でも5000万ドル程度と潤沢とはいえない額。また、オーナーであるアート・モレノ氏がチームの売却を模索していることがすでに明らかになっており、その動向も含めて不透明なオフシーズンを迎えることになりそうだ。

  • 今季で引退のカージナルス・モリーナがWBCプエルトリコ代表監督就任

    2022.9.30 08:11 Friday

     日本時間9月30日、プエルトリコ野球協会は、今季限りでの引退を表明しているカージナルスのヤディアー・モリーナが、2023年に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でプエルトリコ代表の監督を務めることを発表した。プエルトリコは1次ラウンドでD組に所属しており、ベネズエラ、ドミニカ共和国、イスラエルに予選から勝ち上がったチームを加えた5チームの中から勝ち上がりを目指す。

     モリーナは2006年に開催された第1回大会に23歳で出場すると、2009年、2013年、2017年と過去全大会に出場。直近2大会では連続で準優勝を果たしており、個人でも連続でベストナイン表彰を受賞するなど大会の顔ともいえる存在。過去の大会でもチームを牽引する役割を担うなどプエルトリコ代表にとってもその存在は大きく、今大会は監督に立場を変えて悲願の初優勝に挑戦する。

     メジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレア記者によると、モリーナはこの冬ベネズエラ・プロ野球リーグに所属するチームの監督に就任し、大会で指揮をとる前に経験を積む予定となっている。プエルトリコ代表はメッツのクローザーとして充実したシーズンを送っているエドウィン・ディアスや、タイガースの内野手ハビアー・バイエスがすでに参加を表明しているほか、前回大会でアメリカ代表として優勝に貢献したカブスのマーカス・ストローマンもプエルトリコにチームを移して参加する意向を示しており、悲願達成へ着々と準備を進めている。

  • 現地金曜日からのナ東首位攻防3連戦 ハリケーン接近のため日程協議

    2022.9.29 10:15 Thursday

     ナショナル・リーグ東部地区で現在同率首位に立つブレーブスとメッツだが、ハリケーン「イアン」のフロリダ湾岸接近により、現地時間金曜日からアトランタで予定されている直接対決3連戦の開催が危ぶまれている。この状況にともない、メジャーリーグ機構はハリケーンがこの3連戦に影響を与えた場合の緊急対応策を協議しているようだ。現在の予報によると、ハリケーンは現地水曜日未明にフロリダに上陸し、ジョージア州方面に北上する見込み。金曜日から土曜日にかけては風の強度こそ弱まるものの、かなりの雨が降る模様だ。

    ジョージア州アトランタの気象予報は以下の通り(全て現地時間)
    木曜日 概ね晴れ、最大風速25マイル(約40キロ)
    金曜日 午後2時以降降水確率30%、夜には50%に増加
    土曜日 日中から夜にかけて降水確率40-50%
    日曜日 午後2時以降30%の確率でにわか雨

     メジャーリーグ機構の協議で現在挙がっている選択肢では、金曜日の試合をデイゲームに変更するか、日曜日にダブルヘッダーを行うパターンが有力。また、あまり望ましい選択肢とは考えられていないものの、1試合ないしは2試合を順延とし、レギュラーシーズン最終日を終えて優勝チームが決まらなかった場合に、順延となった試合を最終日翌日の現地10月6日木曜日に開催するという可能性もあるようだ。なお、過去のハリケーン接近時に行ったような中立地での試合開催は、ブレーブスにとって試合の面でも財政的な面でも負担となるため検討されていない模様。

     試合日程がどのように変更されるかは両チームの命運を大きく左右することになりそうだ。日程に変更がない場合、ブレーブスはマックス・フリード、カイル・ライト、チャーリー・モートンの3人、メッツはクリス・バシット、ジェイコブ・デグロム、マックス・シャーザーの3人と両チームとも有力投手の先発が予想されている。この3連戦で先発した投手は、地区優勝を逃した場合でも10月7日から開催されるワイルドカードゲームに中4日以上で登板することができるが、10月6日に試合が順延した場合、その試合に先発した投手のワイルドカードゲーム出場は難しく、両チームとも難しい選択を迫られることとなる。

     両チームは今日行われる試合後にアトランタに移動し、メジャーリーグ機構の決定を待つ予定となっているが、最終決定は現地金曜日の朝までずれ込む可能性もあり、両チームともギリギリまで予報を注視する週末となりそうだ。ファンにとっても注目の3連戦だが、まずはハリケーンの動向と機構の判断により注目が集まる。

  • 昨季王者のブレーブスがホワイトハウス訪問 バイデン大統領と面会

    2022.9.27 09:00 Tuesday

     ワールドシリーズ制覇から約1年が経過しようとしている日本時間9月27日、ブレーブスはワールドシリーズ王者の恒例行事であるホワイトハウス訪問を実施した。ジョー・バイデン大統領にワールドシリーズ制覇を報告し、バイデン大統領の名前が入った背番号46のユニフォームを贈呈(第46代大統領のため)。ブレーブスのアレックス・アンソポロス編成本部長は「現実離れしているよね。ステージの上に立つと震えが止まらなかった。信じられないくらいに名誉なことだよ」と感動を口にした。

     ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「多くの人々がホワイトハウス訪問の機会を得られるわけではない。(ホワイトハウス関係者の)すべての人々から感銘を受けたし、そのなかにブレーブスのファンがいたことはとても嬉しかったね」とコメント。ホワイトハウスのスタッフの女性がスニッカー監督に近づき、スニッカー監督がマイナーで指揮を執っていた1999~2001年に球団マスコットの仕事をしていたことを伝える場面もあった。

     実はバイデン大統領はフィラデルフィアのスポーツチームを応援しており、ジル夫人も熱心なフィリーズファンとして知られている。バイデン大統領は前日の試合でフィリーズがブレーブスに敗れたことに言及し、「妻はハッピーではなかった」と笑いを誘った。しかし、「昨季のブレーブスはオールスター・ブレイクまで勝率5割を超えた日が1度もなかった。CNNの放送では優勝の確率は0.4%と言われていた。そこから大逆転したんだ。簡単なことではなかったと思う」と語り、昨季後半戦以降のブレーブスの快進撃を称えた。

     スニッカー監督は今回のホワイトハウス訪問について「我々が経験したことは特別であり、全員を集めることができればよかったんだけれどね」とコメント。故障離脱中のアダム・デュバルやオジー・オルビーズは参加したものの、フレディ・フリーマン、ジョク・ピーダーソン、ホルヘ・ソレアといった他球団へ移籍した優勝の立役者たちが参加できなかったことを残念がっていた。

« Previous PageNext Page »