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  • 千賀滉大がメッツと5年7500万ドルで合意 超強力先発ローテが完成

    2022.12.12 00:55 Monday

     日本時間12月12日、海外FA権を行使していた千賀滉大がメッツとの契約合意に至ったことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、契約条件は5年7500万ドルで、全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれているほか、5年契約の3年目が終了する2025年オフにオプトアウトできる権利も与えられているという。ジェイコブ・デグロムら3人の先発投手がFAとなったメッツだが、ジャスティン・バーランダー、ホセ・キンタナに続いて千賀も獲得し、超強力ローテーションを形成することに成功した。

     大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーの資金力を最大限に活用し、今オフもエドウィン・ディアスと5年1億200万ドル、ブランドン・ニモと8年1億6200万ドルで再契約し、ジャスティン・バーランダーを2年8666万ドル+オプション1年、ホセ・キンタナを2年2600万ドル、デービッド・ロバートソンを1年1000万ドルで獲得するなど、移籍市場に積極的に資金を投じているメッツ。さらなる補強として千賀の獲得に成功し、バーランダー、マックス・シャーザー、キンタナ、カルロス・カラスコ、千賀という極めて強力な先発ローテーションが完成した。

     千賀を獲得する前の時点で、すでに来季の年俸総額がメジャー史上初の3億ドルを突破していたメッツだが、千賀を加え、来季の推定年俸総額は約3億3500万ドルに到達。ぜいたく税のルールに基づく計算では、年俸総額は約3億5000万ドルとなっている。「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、このままいけばメッツは7000万ドル以上のぜいたく税を支払うことになり、これはパイレーツ、オリオールズ、アスレチックスなど他球団の年俸総額を上回る金額だ。

     とはいえ、ディアス、ニモと再契約し、デグロム、クリス・バシット、タイワン・ウォーカーの代わりにバーランダー、キンタナ、千賀を獲得したのは、今オフFAとなった選手の穴を埋め、今季101勝を挙げたチームの戦力をキープしたに過ぎない。同地区には5連覇中のブレーブス、メッツ同様に積極補強を見せるフィリーズもおり、「3億ドル以上の年俸総額でも地区3位になる可能性がある」と指摘する声もある。多額の資金を愛するメッツに投入しているコーエン・オーナーは、1986年以来となる悲願のワールドシリーズ制覇を成し遂げることができるのか、大きな注目が集まりそうだ。

  • 球界屈指の名手・キアマイアー ブルージェイズと契約合意との報道

    2022.12.12 00:35 Monday

     日本時間12月11日、ブルージェイズがレイズからフリーエージェント(FA)となっていた名手ケビン・キアマイアーと契約合意に至ったことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者など、複数の米メディアが伝えた。キアマイアーはレイズから年俸1300万ドルの球団オプションを破棄され、FAとなっていたが、ブルージェイズと合意した契約条件は現時点では不明。長年、敵として戦ってきた同地区のライバル球団でセンターのレギュラーを務めることになりそうだ。

     現在32歳のキアマイアーは、今季レイズで63試合に出場して打率.228、7本塁打、22打点、6盗塁、OPS.650を記録。10年間のメジャー生活をレイズ一筋で過ごし、ゴールドグラブ賞を3度受賞しているように、球界屈指の守備力を誇る名手だが、故障が非常に多く、規定打席をクリアできたのは2015年の1度だけである。それ以降の7シーズンでは、2019年の480打席が最多。400打席を超えたのも2016年(414打席)、2017年(421打席)、2019年の3度しかない。

     データサイト「ファングラフス」によると、キアマイアーは中堅手として通算DRS(守備防御点)134を記録。これはアンドレルトン・シモンズ(遊撃で201)、エイドリアン・ベルトレイ(三塁で200)、ヤディアー・モリーナ(捕手で184)、ノーラン・アレナド(三塁で155)、ジェイソン・ヘイワード(右翼で146)、アルバート・プホルス(一塁で138)に次ぐメジャー歴代7位の数字であり、しかも上位6選手がいずれも10000イニング以上出場しているのに対し、キアマイアーは7000イニング未満でこれだけの数字を積み重ねている。

     守備固めとして起用するには惜しい存在であり、少なくとも対右腕時にはセンターのレギュラーとして起用されるだろう。「ロースター・リソース」はサンティアゴ・エスピナルとキアマイアーがプラトーンを組み、対右腕時に二塁ウィット・メリフィールド、中堅キアマイアー、対左腕時に二塁エスピナル、中堅メリフィールドという布陣になることを予想している。

  • 調停前ボーナスが確定 最高はWソックス・シースの245万7246ドル

    2022.12.10 11:29 Saturday

     今年3月に合意した新しい労使協定において、年俸調停権取得前の若手選手に対し、成績やアウォード投票結果に応じてボーナスを支給する新制度が導入された。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、100選手にボーナスが支給され、そのうち11選手は100万ドル以上をゲット。メジャー最低保証年俸が70万ドルであることを考えると、若手選手にとって非常に大きな収入だ。最高額はディラン・シース(ホワイトソックス)の245万7426ドルだった。

     この新制度は、ボーナス用のプール金5000万ドルを選手の成績やアウォード投票結果に応じて配分・支給するというものである。「成績」の部分については、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会の合意のもとで算出された独自の総合指標「WAR」が用いられる。成績上位の選手に対して3875万ドル、アウォード投票上位の選手に対して1125万ドル、合計5000万ドルが支給された。

     100万ドル以上のボーナスを得た11選手は以下の通り。

    ディラン・シース(ホワイトソックス)245万7426ドル
    ヨーダン・アルバレス(アストロズ)238万1143ドル
    アレック・マノア(ブルージェイズ)219万1023ドル
    ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)167万875ドル
    フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)155万850ドル
    マイケル・ハリス2世(ブレーブス)136万1435ドル
    エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)135万4962ドル
    アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)130万8805ドル
    アドリー・ラッチマン(オリオールズ)117万7555ドル
    カイル・タッカー(アストロズ)114万6555ドル
    スペンサー・ストライダー(ブレーブス)107万7294ドル

     このほか、ウィル・スミス(ドジャース)とライアン・ヘルズリー(カージナルス)の2人も100万ドルにわずかに届かない程度のボーナスを得た。また、ショーン・マーフィー(アスレチックス)とトミー・エドマン(カージナルス)の2人は70万ドル以上のボーナスを獲得した。

     50万ドル以上のボーナスを得た選手はほかに11人おり、スティーブン・クワン(ガーディアンズ)、ボー・ビシェット(ブルージェイズ)、アレハンドロ・カーク(ブルージェイズ)、ネスター・コルテス(ヤンキース)、ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)、シェーン・マクラナハン(レイズ)、カル・ローリー(マリナーズ)、ドールトン・バーショ(ダイヤモンドバックス)、ニコ・ホーナー(カブス)、トリストン・マッケンジー(ガーディアンズ)、トニー・ゴンソリン(ドジャース)という顔ぶれ。なお、ボーナスを獲得した選手には日本時間12月24日までに各球団から支払いが行われ、そのあとコミッショナー事務局から各球団への払い戻しが行われることになっている。

  • ジャッジ再契約の舞台裏 すべては記者の速報ツイートから始まった

    2022.12.10 10:45 Saturday

     9年3億6000万ドルの超大型契約で残留することが決まったアーロン・ジャッジだが、ヤンキースはもともとジャッジに8年契約をオファーしていた。9年契約のオファーが提示されたのは、現地の記者によって「ジャイアンツ移籍濃厚」との速報がツイートされたあとだったという。その時点でまだジャイアンツとの合意には至っていなかったが、このフライングツイートがなければ、ジャッジはジャイアンツへ移籍していた可能性がある。メジャーリーグ公式サイトでヤンキースを担当するブライアン・ホーク記者が再契約の舞台裏を伝えている。

     ジャッジがジャイアンツへ移籍するかもしれない。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMのところにマンチェスター・グランド・ハイアットのスイートルームにいた球団関係者から連絡が入った。キャッシュマンはまず、その情報が信頼できるソースからのものであるかどうかを確認。「ジャイアンツ移籍濃厚」とツイートした記者は、ジャッジのファーストネームを「アーソン」と書き間違えていたものの、ツイッターの認証マークがついた有名記者であり、「アーソン」という書き間違えを除けば、その情報は正当なものであるように思われた。

     キャッシュマンは次に、ジャッジの代理人を務めるページ・オドルに連絡を取り、「まだ(ジャイアンツとの)合意には至っていない」との情報を得た。しかし、「ジャイアンツが9年契約をオファーした」との情報が流れており、キャッシュマンはヤンキースに残された時間が少ないことを感じ取っていた。

     ジャッジがパドレスとの交渉のためにサンディエゴに到着したとき、ヤンキースからのオファーはまだ8年契約だった。パドレスはなんと10年4億ドルの超大型契約をオファー。ジャイアンツファンとして育ち、リッチ・オリーリアやバリー・ボンズに憧れていたジャッジは、代理人のオドルとともに、パドレスからのオファーに驚いたという。

     ヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナーはイタリアで休暇中だったが、キャッシュマンからの連絡を受け、休暇を中断。「ジャッジ争奪戦」の動向を注視していた。ヤンキースはジャイアンツが9年契約をオファーしていることは把握していたが、パドレスが10年契約をオファーしていることは知らなかったとみられる。

    「最後の一押しが必要」と考えたキャッシュマンからの連絡を受けたスタインブレナーは、ジャッジに直接連絡を取り、「ヤンキースの一員でいたいのか?」と単刀直入に質問。ジャッジはイエスと答えたが、9年契約を要求した。ヤンキース一筋でキャリアを終えたい。ジャッジの望みを改めて認識したスタインブレナーは9年契約にゴーサインを出した。これですべてが決着したというわけだ。

     ジャイアンツとの合意に至る前に「ジャイアンツ移籍濃厚」の情報が世に出なければ、ヤンキースが9年契約をジャッジにオファーすることはなかったかもしれない。ヤンキース8年契約、ジャイアンツ9年契約、パドレス10年契約という競争のなかで、ジャッジはジャイアンツやパドレスへの移籍を選択していたかもしれない。結果的には誤報となった「ジャイアンツ移籍濃厚」の速報ツイートだが、ヤンキースはこのツイートに救われていたのだ。

  • メッツがニモと8年1億6200万ドルで再契約へ ロバートソンも獲得

    2022.12.9 11:19 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、メッツは自軍からフリーエージェント(FA)となっていたブランドン・ニモと8年1億6200万ドルで再契約することで合意に至ったようだ。また、フィリーズからFAとなっていたベテラン救援右腕、デービッド・ロバートソンと1年1000万ドルで合意したことも報じられている。なお、この2選手を加えたことにより、メッツの来季の年俸総額は史上初となる3億ドルを超えることが確実となった。

     現在29歳のニモはメジャー7年目の今季、151試合に出場して打率.274、16本塁打、64打点、3盗塁、出塁率.367、OPS.800を記録。過去に出塁率4割超えを3度マークするなど、通算出塁率.385という出塁能力の高さを評価され、打率3割やシーズン20本塁打の経験が1度もないにもかかわらず、8年1億6200万ドルという大型契約を得ることになった。今オフの移籍市場に有力な中堅手が少なく、メッツはニモとの再契約に失敗した場合、スターリング・マルテを中堅に移すことも検討していたようだが、来季も中堅ニモ、右翼マルテの布陣で戦うことになりそうだ。

     現在37歳のロバートソンは、今季カブスとフィリーズで合計58試合に登板して63回2/3を投げ、4勝3敗20セーブ、3ホールド、防御率2.40、81奪三振をマーク。かつてはヤンキースとホワイトソックスでセットアッパーやクローザーとして活躍した選手だが、故障を乗り越えて見事に復活を遂げた。新天地メッツでは絶対的守護神エドウィン・ディアスへつなぐセットアッパーの役割を担うとみられる。

     今オフのメッツはサイ・ヤング賞2度のエース、ジェイコブ・デグロムとの再契約に失敗したものの、ジャスティン・バーランダーやホセ・キンタナを獲得。ここにニモとロバートソンも加わり、Roster Resourceによると、来季の推定年俸総額は3億2200万ドルに達している。もちろん、これはメジャー史上最高額だ。

  • ドジャースがヘイワードとマイナー契約へ 来季の年俸は2200万ドル

    2022.12.9 10:25 Friday

     カリフォルニア州サンディエゴで開催されたウィンター・ミーティングで目立った動きを見せなかったドジャース。1年後のオフに超大型契約で大谷翔平を獲得するために、年俸総額をぜいたく税ライン以下に抑え、ペナルティの税率をリセットすることを狙っているのではないか、と予想する声も出ている。そんななか、カブスから解雇された33歳のベテラン外野手、ジェイソン・ヘイワードとマイナー契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。なお、来季の年俸2200万ドルはカブスに負担義務がある。

     ヘイワードはカブスとの8年1億8400万ドルの契約があと1年残っていたが、カブスでの居場所を失い、「若手の出場機会を確保する」「ヘイワードに別のチームでプレーするチャンスを与える」という2つの目的のために、8年契約の満了を待たずに解雇が決まった。よって、カブスにはヘイワードの年俸を負担する義務が残っており、ヘイワードがメジャー昇格を果たした場合、来季の年俸2200万ドルのうち、ドジャースが負担するのはメジャー最低保証年俸の72万ドルだけである。

     ゴールドグラブ賞5度、オールスター・ゲーム選出1度、ワールドシリーズ制覇1度といった実績を誇るヘイワードは、ブレーブスで正右翼手として活躍し、2015年に1シーズンだけ在籍したカージナルスでは自己最高のWAR6.9(ベースボール・リファレンス版)をマーク。その活躍を評価され、大型契約でカブスに加入したものの、カブス移籍後の7シーズンでOPS+が100を超えたのは、短縮シーズンの2020年(129)の1度だけだった。今季は48試合に出場して打率.204、1本塁打、10打点、1盗塁、OPS.556という自己最悪の成績。右膝を痛め、6月下旬の出場を最後にシーズンを終えた。

     ドジャースは右翼ムーキー・ベッツ以外の外野のレギュラーが固まっておらず、ヘイワードにもチャンスがあるとみられる。ただし、ぜいたく税ラインまで4500万ドルほどの余裕があるため、何らかの補強に動くことは間違いないだろう。なお、フレディ・フリーマンとはブレーブス時代の同僚であり、フリーマンは自身のインスタグラムを更新してヘイワードのドジャース加入を歓迎している。

  • メッツがキンタナを2年契約で獲得へ 次の補強ターゲットは千賀か

    2022.12.9 00:34 Friday

     ウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月8日、メッツは今オフ2人目の先発投手の補強に成功した。メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、メッツはカージナルスからフリーエージェント(FA)となっていた先発左腕ホセ・キンタナと2年2600万ドルで合意。ジャスティン・バーランダーに続く先発投手の補強となった。メッツは今オフ、ジェイコブ・デグロム、クリス・バシット、タイワン・ウォーカーと3人の先発投手がFAになっており、まだ先発投手の補強は完了していないとみられている。

     来年1月に34歳の誕生日を迎えるキンタナはコロンビア出身。昨季はエンゼルスとジャイアンツでプレーしてキャリア初の0勝に終わったものの、今季はパイレーツとカージナルスで合計32試合に登板して165回2/3を投げ、6勝7敗ながら防御率2.93、137奪三振の好成績をマークした。規定投球回到達はカブス時代の2019年以来3年ぶり。防御率2点台はメジャー11年目で初めてだった。

     ホワイトソックス時代には200イニング前後を計算できるイニングイーターとして活躍した投手であり、2013~16年に4年連続で200イニングをクリア。2013~19年に7年連続で170イニング以上を投げ、2016~19年には4年連続で2ケタ勝利をマークした。昨季は1勝もできない自己最悪のシーズンとなり、今季は1年200万ドルという格安契約でパイレーツに加入したが、見事に復活。カージナルス移籍後、ワイルドカード・シリーズでは第1戦の先発という大役も任された。

     キンタナの加入により、メッツの先発ローテーションはマックス・シャーザー、バーランダー、キンタナ、カルロス・カラスコで4番手まで確定。最後の1枠をデービッド・ピーターソンとタイラー・メギルが争うことになるが、海外FA権を行使してメジャー移籍を目指している千賀滉大に強い興味を示していることが報じられている。1986年以来の頂点を目指すメッツの補強はまだまだ続きそうだ。

  • パドレスがボガーツと大型契約で合意 30歳の11年契約は史上最長に

    2022.12.9 00:00 Friday

     フィリーズと合意したトレイ・ターナー、ヤンキースとの再契約で合意したアーロン・ジャッジといった大物FA選手を獲り逃したパドレスがウィンター・ミーティング最終日、最後の最後でド派手な補強を実現させた。メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、パドレスはレッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていた強打の遊撃手ザンダー・ボガーツと11年2億8000万ドルで合意に至ったという。全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれた一方、オプトアウトの権利は含まれていないようだ。

     オランダ領アルバ出身のボガーツは現在30歳。ESPNによると、11年契約は30歳以上の選手が得た契約としては史上最長だという。契約満了時にボガーツは41歳になっており、その時点で遊撃手を務めている可能性は限りなく低い。にもかかわらず、なぜフェルナンド・タティスJr.と金河成(キム・ハソン)という2人の遊撃手を抱えているパドレスがボガーツの獲得に動いたのか。おそらく正三塁手マニー・マチャドが来季終了後にオプトアウト可能であることが関係しているとみられる。

     FAとなったボガーツは遊撃を守り続けることにこだわりを持っていたことが報じられており、遊撃にボガーツが入ることで、タティスJr.は外野、キムは二塁へのコンバートが有力。これに伴って正二塁手ジェイク・クロネンワースは一塁へ移ることになる。ただし、来季終了後にマチャドがオプトアウトの権利を行使してFAとなり、パドレスが再契約に失敗した場合、空いた三塁にボガーツが入ることも考えられる。いずれにしても、11年契約の後半には遊撃以外のポジションに移ることになるだろう。

     ボガーツは今季レッドソックスで150試合に出場し、打率.307、15本塁打、73打点、OPS.833をマーク。打率3割はキャリア4度目、OPS.800以上は同6度目であり、2年連続5度目のシルバースラッガー賞を受賞した。来年4月にタティスJr.が出場停止から復帰したあと、タティスJr.、フアン・ソト、マチャド、ボガーツが並ぶパドレスの上位打線は他球団にとって大きな脅威となるに違いない。

  • カージナルスが正捕手を確保 コントレラスと5年8750万ドルで合意

    2022.12.8 11:12 Thursday

     19年間チーム一筋でプレーし、ワールドシリーズ制覇2度、ゴールドグラブ賞9度、プラチナグラブ賞4度などの輝かしい実績を残した名捕手ヤディアー・モリーナが今季限りで引退したカージナルスは、今オフ正捕手の確保が急務となっていた。トレードとFAの両面で実力派捕手の獲得を狙っていたが、ウィンター・ミーティング最終日を迎えた日本時間12月8日、その補強が完了。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、カブスからFAとなったウィルソン・コントレラスと5年8750万ドルで合意したようだ。

     現在30歳のコントレラスはベネズエラ出身で、カージナルスのライバル球団であるカブスの正捕手として活躍してきた。2016年にワールドシリーズ制覇を経験し、今季を含めてオールスター・ゲームに3度選出。特に今季はブレーブスに在籍する弟ウィリアムとともに球宴選出を果たした。今季の成績は、カブスで113試合に出場して打率.243、22本塁打、55打点、4盗塁、OPS.815。メジャー7年間で20本塁打以上とOPS.800以上を各4度記録するなど、捕手としてはトップクラスの打撃力を誇っている。

     5年8750万ドルという契約は、カージナルス在籍経験がない選手が得たものとしては史上最高。同じくカブスからFAとなったデクスター・ファウラーが2016年オフに得た5年8250万ドルを上回った。モリーナ以前もマイク・マシーニー、トム・パグノージ、トニー・ペーニャといった守備型の選手が正捕手を務めてきただけに、打撃優先のコントレラスの守備面には不安が残るものの、オリバー・マーモル監督が「彼は勝つことが大好きなんだ」と語っているように、勝利への強い執念という部分も高く評価されたようだ。

     カージナルスがモリーナの後釜としてコントレラスを選択したのは、単なる「正捕手」だけでなく、ポール・ゴールドシュミットとノーラン・アレナドの両主砲を支える「援護砲」としての役割も期待しているからだろう。おそらく「5番・捕手」での起用がメインになると思われるコントレラス。それはつまり、今季限りで引退したモリーナとアルバート・プホルスという両レジェンドが担っていた役割を1人で担うことになる。カージナルス新時代を牽引する主力の1人として、期待は極めて大きい。

  • ルール5ドラフト開催 メジャーリーグ部門では15人が指名を受ける

    2022.12.8 09:59 Thursday

     ウィンター・ミーティング最終日を迎えた日本時間12月8日、各球団が条件を満たした他球団の選手を獲得できるルール5ドラフトが開催された。ロースターに空きがあるチームはルール5ドラフトに参加することができ、メジャーリーグ部門で他球団の選手を指名した場合、移籍金として10万ドルを支払うことになる。ただし、その選手は来季1年を通してメジャーのアクティブ・ロースターに登録しておく必要があり、何らかの理由でロースターから外れる場合は、5万ドルと引き換えに元の所属チームへ返却される。

     今回のルール5ドラフトでは、メジャーリーグ部門で15選手、マイナーリーグ部門で67選手が指名を受けた。メジャーリーグ部門で全体1位の指名権を持っていたナショナルズ(今季ワースト勝率)は、レッドソックス傘下に所属していた右腕サッド・ウォードを指名。現在25歳のウォードは2018年ドラフト5巡目でレッドソックスに入団し、今季はルーキー級からAA級まで4階級で合計13試合に先発して51回1/3を投げ、防御率2.28、奪三振率11.57と上々のピッチングを見せた。また、全体2位の指名権を持っていたアスレチックスは、ドジャース傘下に所属していた26歳の強打の一塁手ライアン・ノダを指名している。

     メジャーリーグ部門で指名された15選手は以下の通り。全員が1巡目で指名され、2巡目以降の指名はなかった。

    1位 ナショナルズ サッド・ウォード(右腕:レッドソックス)
    2位 アスレチックス ライアン・ノダ(一塁手:ドジャース)
    3位 パイレーツ ホセ・ヘルナンデス(左腕:ドジャース)
    4位 レッズ ブレイク・セイボル(外野手:パイレーツ)
    5位 ロイヤルズ ロースター満員のため指名権なし
    6位 タイガース メイソン・イングラート(右腕:レンジャーズ)
    7位 レンジャーズ ロースター満員のため指名権なし
    8位 ロッキーズ ケビン・ケリー(右腕:ガーディアンズ)
    9位 マーリンズ ニック・エンライト(右腕:ガーディアンズ)
    10位 エンゼルス ロースター満員のため指名権なし
    11位 ダイヤモンドバックス ロースター満員のため指名権なし
    12位 カブス 指名せず
    13位 ツインズ 指名せず
    14位 レッドソックス 指名せず
    15位 ホワイトソックス ニック・アビラ(右腕:ジャイアンツ)
    16位 ジャイアンツ 指名せず
    17位 オリオールズ アンドリュー・ポリティ(右腕:レッドソックス)
    18位 ブリュワーズ ガス・バーランド(右腕:ドジャース)
    19位 レイズ 指名せず
    20位 フィリーズ ノア・ソング(右腕:レッドソックス)
    21位 パドレス ホセ・ロペス(左腕:レイズ)
    22位 マリナーズ クリス・クラーク(右腕:カブス)
    23位 ガーディアンズ 指名せず
    24位 ブルージェイズ 指名せず
    25位 カージナルス ウィルキング・ロドリゲス(右腕:ヤンキース)
    26位 ヤンキース 指名せず
    27位 メッツ ザック・グリーン(右腕:ヤンキース)
    28位 ブレーブス 指名せず
    29位 アストロズ 指名せず
    30位 ドジャース 指名せず

  • レッドソックスが吉田正尚を獲得へ 5年9000万ドルで合意との報道

    2022.12.8 09:35 Thursday

     メジャーリーグ各球団にポスティング公示されたばかりの吉田正尚(オリックスバファローズ)が驚きのスピードで夢のメジャー移籍を実現させたようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスは吉田と5年9000万ドルの大型契約を結ぶことで合意に至ったという。日米間で定められているポスティング制度を利用した移籍のルールに従い、オリックスには譲渡金として1537万5000ドルが支払われる見込みとなっている。

     あっという間の決着だった。ヤンキースやマリナーズなどが獲得に動くとみられていた吉田だが、レッドソックスが電光石火の大型契約オファーで獲得に成功。今季オリックスで119試合に出場し、打率.335、21本塁打、88打点、出塁率.447、長打率.561、80四球に対してわずか41三振という抜群の成績を残した吉田のハイクオリティなバッティングが極めて高い評価を得た形となった。5年9000万ドルの契約は、昨オフ鈴木誠也がカブスと結んだ5年8500万ドルを上回るものとなる。

     レッドソックスは今季、アレックス・バーデューゴが左翼手として98試合、右翼手として51試合にスタメン出場。右翼で最も多くの試合にスタメン出場したジャッキー・ブラッドリーJr.(59試合)はすでにチームを去っているため、バーデューゴが右翼、吉田が左翼に入る布陣が有力だ。吉田には2023年シーズン開幕までのあいだに左翼後方にそびえるグリーンモンスターに適応することが求められる。

     今オフのレッドソックスは、ジョエリー・ロドリゲス、クリス・マーティン、ケンリー・ジャンセンを補強して課題のブルペン強化に成功。吉田を獲得し、外野のレギュラー3人(吉田、エンリケ・ヘルナンデス、バーデューゴ)も固まった。ザンダー・ボガーツとJ・D・マルティネスがFAとなったため、打線の迫力は低下しており、次は正遊撃手ボガーツとの再契約交渉に注力していくことになりそうだ。

  • Rソックスがクローザーを確保 ジャンセンと2年3200万ドルで合意

    2022.12.8 01:19 Thursday

     ESPNのジェフ・パッサン記者によると、レッドソックスはブレーブスからフリーエージェント(FA)となっていた救援右腕ケンリー・ジャンセンと2年3200万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。球界を代表するクローザーの1人であり、通算391セーブはクレイグ・キンブレル(通算394セーブ)に次ぐ現役2位の数字。今季は5年ぶり2度目となる最多セーブのタイトルを手にした。レッドソックスは今季、勝ちパターンを確立できず、ブルペン崩壊に苦しんだだけに、待望の守護神獲得となった。

     現在35歳のジャンセンは、12年間プレーしたドジャースを離れ、今季はブレーブスで65試合に登板して64イニングを投げ、5勝2敗41セーブ、防御率3.38、85奪三振を記録。防御率は2019年の3.71に次いでキャリアで2番目に悪い数字だったが、リーグ最多の41セーブを挙げ、ブレーブスの地区5連覇に貢献した。

     メジャー13年のキャリアで40セーブ以上を4度、30セーブ以上を8度マークしており、通算391セーブを記録。これはマリアーノ・リベラ(652セーブ)、トレバー・ホフマン(601セーブ)、リー・スミス(478セーブ)、フランシスコ・ロドリゲス(437セーブ)、ジョン・フランコ(424セーブ)、ビリー・ワグナー(422セーブ)、キンブレル(394セーブ)に次ぐ史上8位の数字。来季中に通算400セーブの大台を突破するのは確実であり、将来的にはアメリカ野球殿堂入りする可能性もありそうだ。

     ポストシーズンでの実績も十分で、通算59試合に登板して3勝2敗20セーブ、2ホールド、防御率2.20をマーク。ドジャース時代の2020年にはワールドシリーズ制覇も経験した。

     レッドソックスは今オフ、ジャンセンのほかにもクリス・マーティンとジョエリー・ロドリゲスを獲得してブルペンを整備。ジョン・シュライバー、タナー・ハウクといった現有戦力もおり、一気にグレードアップする可能性を秘めている。

  • ジャッジが9年3億6000万ドルでヤ軍残留へ 史上最大のFA契約に

    2022.12.8 00:32 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていた今季ア・リーグMVPのアーロン・ジャッジは9年3億6000万ドルの超大型契約で残留することを決断したようだ。ヤンキースとジャイアンツが激しい争奪戦を繰り広げ、終盤にはパドレスも参戦していたようだが、ジャッジはヤンキースの一員としてキャリアを全うすることを選んだ。史上最大のFA契約となり、全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれていることも報じられている。

     9年3億6000万ドル。この巨額の契約が現在のジャッジの価値を物語っている。開幕前に7年2億1350万ドルの契約延長オファーを蹴って迎えた今季は、157試合に出場して打率.311、62本塁打、131打点、16盗塁、OPS1.111という驚異的な成績をマーク。大谷翔平(エンゼルス)との争いを制し、ア・リーグMVPに選出された。

     総額3億6000万ドルという超大型契約は、ブライス・ハーパーがフィリーズと結んだ13年3億3000万ドルを超え、FA史上最高額。また、野手として年平均4000万ドルの大台に乗った初めての選手となった(投手ではマックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーがともに年平均4333万ドルでメッツと契約している)。

     ジャッジはカリフォルニア州リンデン出身で、子供のころはジャイアンツファン、特に当時の正遊撃手リッチ・オリーリアが好きだった。そうした事情もあり、ジャイアンツへの移籍を予想する声もあったが、ジャッジが選んだのはヤンキース残留。2009年を最後にワールドシリーズの舞台から遠ざかっている「球界の盟主」を再び頂点に導くというミッションを背負うことになった。

     なお、ジャッジは来季からヤンキースのキャプテンに就任し、ユニフォームに「C」のマークを付ける見込みだという。ヤンキースのキャプテンはデレック・ジーター以来。過去にはベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、サーマン・マンソン、ロン・ギドリー、ドン・マティングリーといった名選手たちが務めてきた。

  • カブスが先発補強 今季14勝の右腕タイオンと4年6800万ドルで合意

    2022.12.8 00:14 Thursday

     今オフ、少なくとも1人は実績のある先発投手を補強したいと考えていたカブスが先発補強を実現させた。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、カブスはヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていた先発右腕ジェイムソン・タイオンと4年6800万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。元MVPのコディ・ベリンジャーと1年1750万ドルで合意するなど、今オフも積極的に動いているカブス。74勝88敗で地区3位に終わった今季からの浮上を目指す。

     現在31歳のタイオンは、今季ヤンキースで32試合に先発して177回1/3を投げ、14勝5敗、防御率3.91、151奪三振をマーク。4年ぶり2度目の規定投球回到達を果たし、14勝は自己最多タイだった。マイナー時代の2014年とメジャー昇格後の2019年にトミー・ジョン手術を受け、2017年には精巣がんの疑いで離脱するなど、キャリアを通じて故障や病気に悩まされてきたタイオンだが、健康時の実力は折り紙付き。キャリアハイのシーズンとなったパイレーツ時代の2018年には191イニングを投げて14勝10敗、防御率3.20、179奪三振の好成績を残している。

     カブスは昨オフ、3年7100万ドルの契約でマーカス・ストローマンを獲得。このストローマンとタイオン、実績十分のカイル・ヘンドリックスの3人が先発三本柱を形成することになる。今季台頭したジャスティン・スティール、キーガン・トンプソン、ヘイデン・ウェスネスキー、ハビアー・アサッドらが残りの2枠を争う構図だが、カーター・ホーキンスGMは「投手というものは何人いても十分ではない。できる限り層を厚くしたい」と話しており、さらなる補強に動く可能性もある。

     今オフのカブスは、大物遊撃手の獲得を狙っているほか、FAとなったウィルソン・コントレラスに代わる正捕手の確保も急務となっている。ホーキンスGMはベリンジャーとタイオンの契約が正式に成立したあとも忙しい日々を送ることになりそうだ。

  • 吉田正尚がポスティング公示 ベルら有力選手の移籍も続々と決定

    2022.12.7 12:40 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者によると、ポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す吉田正尚(オリックスバファローズ)が日本時間12月7日午後10時にポスティング公示されることがメジャー各球団へ通達されたようだ。メジャー30球団との交渉期間は45日間、交渉期限は日本時間1月21日午前7時となる。また、サンディエゴで開催されているウィンター・ミーティングは3日目を迎え、ジョシュ・ベル、ミッチ・ハニガーなど有力FA選手の移籍先が続々と決まっている。

     現在29歳の吉田は、今季オリックスで119試合に出場して打率.335、21本塁打、88打点、OPS1.008の好成績をマーク。1996年以来26年ぶりとなる日本一に貢献した。41三振に対して80四球という打撃技術の高さには米球界からも注目が集まっており、左打ちの外野手を欲するヤンキースなどが獲得に動くことが予想されている。

     今季ナ・リーグのシルバースラッガー賞をDH部門で受賞したベルは、2年3300万ドルの契約でガーディアンズと合意したことが報じられている。2023年シーズン終了後にオプトアウトできる権利が盛り込まれているようだ。現在30歳のベルは、今季ナショナルズとパドレスで合計156試合に出場して打率.266、17本塁打、71打点、OPS.784を記録。ナショナルズ時代の2019年にはキャリアハイの打率.277、37本塁打、116打点、OPS.936をマークした。

     マリナーズからFAとなったハニガーは、3年4350万ドルでジャイアンツと合意したことが報じられている(2024年シーズン終了後にオプトアウト可能)。現在31歳のハニガーは、今季マリナーズで57試合のみの出場に終わり、打率.246、11本塁打、34打点、OPS.737と不本意なシーズンを過ごした。2021年には自己最多の39本塁打、100打点を記録しており、新天地で復活を目指す。なお、ジャイアンツは今オフ、外野手を2人補強することを狙っており、ア・リーグMVPのアーロン・ジャッジの争奪戦にも加わっている。

     フィリーズは4年7200万ドルで右腕タイワン・ウォーカーと合意し、先発陣の補強に成功した。現在30歳のウォーカーは、今季メッツで29試合に先発して157回1/3を投げ、12勝5敗、防御率3.49、132奪三振を記録。7年ぶり2度目の2ケタ勝利を達成した。なお、フィリーズは救援左腕マット・ストラームとも2年1500万ドルで合意間近と報じられており、11年3億ドルで合意したトレイ・ターナーも含め、積極的な補強を展開している。

  • 初のドラフト・ロッタリー開催 全体1位指名権はパイレーツが獲得

    2022.12.7 10:56 Wednesday

     日本時間12月7日、ウィンター・ミーティングが行われているカリフォルニア州サンディエゴでメジャーリーグ史上初となるドラフト・ロッタリーが開催され、パイレーツが2023年ドラフトにおける全体1位指名権を獲得した。ロッタリーの抽選対象となるのは全体1位から6位までの指名権で、ポストシーズン進出を逃した18チームがロッタリーに参加。なお、全体7位以降の指名権はロッタリーの抽選対象とならず、2022年レギュラーシーズンの勝率が低い順に割り振られている。

     ドラフト・ロッタリーの結果は以下の通り(カッコ内はロッタリーがなかった場合の指名順)。

    1 パイレーツ(3)
    2 ナショナルズ(1)
    3 タイガース(6)
    4 レンジャーズ(7)
    5 ツインズ(13)
    6 アスレチックス(2)
    7 レッズ(4)
    8 ロイヤルズ(5)
    9 ロッキーズ(8)
    10 マーリンズ(9)
    11 エンゼルス(10)
    12 ダイヤモンドバックス(11)
    13 カブス(12)
    14 レッドソックス(14)
    15 ホワイトソックス(15)
    16 ジャイアンツ(16)
    17 オリオールズ(17)
    18 ブリュワーズ(18)

     ロッタリーの恩恵を受けたのは、指名順が上がったパイレーツ(3位から1位)、タイガース(6位から3位)、レンジャーズ(7位から4位)、ツインズ(13位から5位)の4チーム。逆にナショナルズ(1位から2位)、アスレチックス(2位から6位)、レッズ(4位から7位)、ロイヤルズ(5位から8位)の4チームはもともと全体6位以内の指名権を持っていたが、指名順を下げる結果となった。

     ロッタリーでツインズが13位から5位に大幅ランクアップした影響により、ロッキーズ(8位から9位)、マーリンズ(9位から10位)、エンゼルス(10位から11位)、ダイヤモンドバックス(11位から12位)、カブス(12位から13位)も1つずつ指名順を落としている。14~18位の指名順には変動がなかった。

  • デグロム獲得のレンジャーズ 左腕ヒーニーと2年2500万ドルで合意

    2022.12.7 10:33 Wednesday

     ジェイコブ・デグロムを5年契約で獲得したレンジャーズがさらなる先発補強に動いた。日本時間12月7日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レンジャーズはドジャースからフリーエージェント(FA)となっていた先発左腕アンドリュー・ヒーニーと2年契約を結ぶことで合意に至ったという。契約条件は2年2500万ドルと報じられているが、出来高の条件をクリアすることで最大3700万ドルになるようだ。また、1年目のシーズン終了後にオプトアウトできる権利も盛り込まれている。

     現在31歳のヒーニーは、今季16試合(うち14先発)に登板して72回2/3を投げ、4勝4敗、防御率3.10、110奪三振を記録。故障もあってフル稼働できなかったものの、フォーシーム、カーブ、チェンジアップが主体のピッチングからフォーシームとスライダーが主体のピッチングに変更し、確かな手ごたえをつかんだ。規定投球回には届いていないが、防御率3.10、被打率.214、WHIP1.09、奪三振率13.62、K/BB5.79はいずれもキャリアハイの数字である。

     エンゼルス時代の2018年には30試合に先発して180イニングを投げた経験があり、エンゼルス時代の「量」とドジャース移籍後の「質」が組み合わされば、先発2~3番手クラスの好成績を残しても決して不思議ではない。レンジャーズの先発ローテーションにはデグロム、ヒーニー、ジェイク・オドリッジが新加入し、マーティン・ペレスがクオリファイング・オファーを受諾して残留。昨オフ4年契約を結んだジョン・グレイと合わせ、先発5枚が揃って一気にグレードアップした。

     ヒーニーはメジャー2年目の2015年から2021年途中までエンゼルスでプレー。来季からはレンジャーズの一員として慣れ親しんだア・リーグ西部地区に戻ってくることになった。かつての同僚である大谷翔平やマイク・トラウトとの対戦にも注目だ。

  • カブスが元MVPベリンジャーを獲得 1年1750万ドルで合意との報道

    2022.12.7 10:15 Wednesday

     2019年にナショナル・リーグのMVPに輝いたあと、故障の影響もあって苦しいシーズンが続いている男が新天地で復活を目指すことになった。日本時間12月7日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、カブスはドジャースからノンテンダーFAとなっていたコディ・ベリンジャーと契約合意に至ったという。契約条件は1年1750万ドルと報じられている。来季ベリンジャーはメジャー2年目を迎える鈴木誠也と右中間コンビを形成することになりそうだ。

     現在27歳のベリンジャーは、メジャーデビューした2017年に132試合で打率.267、39本塁打、97打点、10盗塁、OPS.933の好成績を残し、新人王を受賞。翌2018年は162試合に出場して打率.260、25本塁打、76打点、14盗塁、OPS.813とやや数字を落としたが、2019年は156試合で打率.305、47本塁打、115打点、15盗塁、OPS1.035という自己最高の成績をマークし、MVPに選ばれた。

     新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなった2020年は56試合で打率.239、12本塁打、30打点、6盗塁、OPS.788という成績。この年のポストシーズンで本塁打を放って同僚と激しくハイタッチした際に右肩を脱臼したことが影響したのか、2021年以降の2シーズンは合計239試合に出場して打率.193、29本塁打、104打点、17盗塁、OPS.611と極度の打撃不振に陥り、今年11月にドジャースからノンテンダーFAとなっていた。

     センターの守備では今季OAA6をマークしており、打撃不振のなかでも安定した守備力は健在。よって、かつての打棒を取り戻すことさえできれば、1年1750万ドルの契約は大バーゲンとなる。カブスでも正中堅手を務めることが予想されるが、新天地で輝きを取り戻し、1年後のFA市場で好条件の大型契約を手にすることはできるだろうか。

  • ヤンキースがケインリーと2年1150万ドルで合意 3年ぶり古巣復帰

    2022.12.7 02:14 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースはドジャースからフリーエージェント(FA)となっていた救援右腕トミー・ケインリーと2年1150万ドルで契約合意に至ったようだ。ケインリーは2010年ドラフト5巡目でヤンキースに入団し、他球団でプレーしたあと、2017~20年にヤンキースでプレーしており、ヤンキースに在籍するのは今回が3度目となる。ケインリーにはレッドソックスも興味を示していたが、ヤンキースが宿敵との争奪戦を制した。

     現在33歳のケインリーは、今季ドジャースで13試合に登板して12回2/3を投げ、0勝0敗1セーブ、1ホールド、防御率2.84、14奪三振を記録。ヤンキース時代の2020年に右肘を痛めてトミー・ジョン手術を受け、ドジャースと結んだ2年契約の1年目にあたる2021年は全休したが、リハビリを終えて今年5月に戦列復帰を果たした。その後、右前腕の炎症で再び長期離脱となったが、9月中旬に復帰。5月の4登板は防御率6.75と不安定だったが、9月以降は9登板で防御率1.04と好投して完全復活をアピールし、ポストシーズンでも3試合に登板した。

     ケインリーは2013年オフのルール5ドラフトで指名を受け、ヤンキースからロッキーズへ移籍。翌2014年にメジャーデビューし、ホワイトソックスを経て、2017年7月のトレードで古巣ヤンキースに復帰した。2019年には自己最多の72試合に登板して3勝2敗、27ホールド、防御率3.67をマーク。勝ちパターンの一角を担った時期もあり、3年ぶりのヤンキース復帰となる来季もブルペンの中心メンバーの1人として活躍が期待される。

     ヤンキースのブルペンは、今季メジャー3位となる救援防御率2.97を記録。アロルディス・チャップマン、ザック・ブリットン、チャド・グリーンらがFAとなったものの、彼らは主力メンバーではなかったため、戦力面での影響はそれほど大きくない。ケインリーはクレイ・ホームズ、ジョナサン・ロアイシガ、ワンディ・ペラルタ、ルー・トリビーノ、ロン・マリナチオ、ルーカス・リットキーらとともに強力ブルペンを形成することになる。

  • 最優秀リリーバーの受賞者が決定 アはクラセ、ナはディアスが選出

    2022.12.7 01:51 Wednesday

     日本時間12月7日、各リーグの年間最優秀リリーバーが発表され、アメリカン・リーグのマリアーノ・リベラ賞はエマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)、ナショナル・リーグのトレバー・ホフマン賞はエドウィン・ディアス(メッツ)が受賞した。ディアスはマリナーズ時代の2018年にマリアーノ・リベラ賞を受賞しており、両リーグでの受賞はクレイグ・キンブレルに次いで史上2人目の快挙(最優秀リリーバーの表彰は2014年開始)。一方のクラセは初受賞となった。

     年間最優秀リリーバーの発表に先駆けて、日本時間12月6日には「オールMLB」の発表が行われたが、1stチームの救援投手部門はクラセとディアスの2人が選出。その2人がそのまま順当に各リーグの年間最優秀リリーバーにも選出される形となった。

     現在24歳のクラセはメジャー3年目の今季、77試合に登板して72回2/3を投げ、3勝4敗42セーブ、防御率1.36、77奪三振の好成績をマーク。自身初のオールスター・ゲーム選出を果たし、最多セーブのタイトルも獲得した。42セーブは両リーグ最多の数字であり、登板試合数77は同最多タイ、完了試合数67も同最多。相手打者を打率.167に抑え、与四球もわずか10個(与四球率1.24)と安定感抜群のピッチングを見せた。今季ガーディアンズは開幕前の「ホワイトソックス本命」との予想を覆し、4年ぶりの地区優勝を成し遂げたが、その快進撃は守護神クラセなしには有り得なかった。

     現在28歳のディアスはメジャー7年目の今季、61試合に登板して62イニングを投げ、3勝1敗32セーブ、4ホールド、防御率1.31、118奪三振の好成績をマーク。17.13という驚異的な奪三振率を記録し、これは60イニング以上の投手としてメジャー史上最高の数字だった。被打率.160と相手打者を圧倒し、与四球率も過去3年の3.41、4.91、3.30から今季は2.61と大きく改善。絶対的守護神としてシーズン101勝を挙げたメッツを支え、シーズン終了後に一旦はFAとなったものの、5年1億200万ドル+オプション1年の大型契約でメッツ残留が決まっている。

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