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  • コンフォート争奪戦 ブラントリー再契約合意のアストロズは撤退か

    2022.12.19 12:10 Monday

     日本時間12月19日、アストロズが自軍からフリーエージェント(FA)となっていたマイケル・ブラントリーと再契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。左翼のポジションが空いていたため、FAのマイケル・コンフォートに興味を示していることが報じられていたアストロズだが、これでコンフォート争奪戦からは撤退することになりそうだ。右肩の手術を受け、無所属のまま今季を全休したコンフォートには、レンジャーズ、メッツなど複数の球団が興味を示していることが報じられている。

     現在29歳のコンフォートは2015年にメッツでメジャーデビューし、自己最多の33本塁打、92打点を記録した2019年まで毎年本塁打と打点を増やすなど、強打の外野手として活躍。2017年はオールスター・ゲーム選出を果たし、短縮シーズンとなった2020年には打率.322、9本塁打、31打点、OPS.927の好成績を残して「オールMLB」のセカンド・チームに選出された。ところが、シーズン終了後にFAを控え「勝負の年」となった2021年は打率.232、14本塁打、55打点、OPS.729と低迷。クオリファイング・オファーを拒否して市場に出る選択をしたものの、右肩を故障した影響もあり、結局無所属のまま1年を過ごすことになった。

     代理人を務めるスコット・ボラスによると、コンフォートは「オプトアウト付きの短期契約」を求めているという。つまり、複数年の契約を保証してもらいつつも、早い段階で好成績を残した場合には、オプトアウトの権利を行使して再びFAとなり、さらなる大型契約を狙いたいということだ。全休明けの選手としてはかなり強気な要求と言えるだろう。

    「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、レンジャーズ、メッツ、アストロズがコンフォート獲得に興味を示していることを報じていたが、このうちアストロズはブラントリーとの再契約を選択し、コンフォート争奪戦からの撤退が濃厚。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、マーリンズもコンフォート獲得に興味を示しているようだ。オフシーズンの早い段階ではヤンキースやマリナーズからの関心も報じられていたが、メジャーリーグ公式サイトによると、この2球団が引き続きコンフォート獲得を狙っているかどうかは不明だという。今季を全休したコンフォートをめぐる争奪戦はどんな結末を迎えるのだろうか。

  • アストロズがブラントリーと再契約 アルバレスと左翼/DHで併用

    2022.12.19 11:08 Monday

     日本時間12月19日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、今季王者のアストロズは自軍からフリーエージェント(FA)となっていた35歳のベテラン外野手、マイケル・ブラントリーと1年1200万ドル+出来高400万ドルで再契約することで合意に至ったようだ。今季は故障の影響で64試合の出場にとどまったブラントリーだが、メジャー通算打率.298を誇る打撃は安定感抜群。来季も主砲ヨーダン・アルバレスと左翼/DHで併用されることになりそうだ。

     ブラントリーは2009年にインディアンス(現ガーディアンズ)でメジャーデビューし、故障による長期欠場のシーズンもあったものの、2014年、2017年、2018年と3度のオールスター・ゲーム選出を果たすなど、チームの主力選手として活躍。2018年オフにFAとなり、2年3200万ドルの契約でアストロズに移籍してきた。

     移籍1年目の2019年は打率.311、22本塁打、90打点、OPS.875の好成績を残し、3年連続となるオールスター・ゲーム選出。翌2020年は新型コロナウイルスのパンデミックの影響で60試合制の短縮シーズンとなったが、46試合に出場して打率.300、5本塁打、22打点、OPS.840と引き続き安定したパフォーマンスを見せ、オフにFAとなったあと、2年3200万ドルで再契約した。

     アストロズ3年目の2021年は打率.311、8本塁打、47打点、OPS.799でインディアンス時代の2018年から4年連続となる打率3割をマークし、自身5度目のオールスター・ゲーム選出。今季は右肩の手術を受け、6月下旬でシーズン終了となってしまったが、64試合で打率.288、5本塁打、26打点、OPS.785と好打は健在だった。

     アストロズ移籍後は左翼手として4年連続でプラスの守備防御点を記録しているように、守備は不得意ではないものの、体力面を考えると、左翼手としてフル出場するのは難しい。過去2シーズンと同様に、主砲アルバレスと左翼/DHの枠を分け合いながらレギュラーとして試合に出場することになると思われる。

  • Rソックスがジャスティン・ターナー獲得へ DHがメインの見込み

    2022.12.19 10:49 Monday

     日本時間12月19日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスはドジャースからフリーエージェント(FA)となっていた38歳のベテラン三塁手、ジャスティン・ターナーと契約合意に至ったようだ。様々な情報が錯綜しており、まだ正式な契約条件は不明だが、2024年の選手オプションが付属した1年契約で、2年間の総額は2200万ドル前後になるとみられている。レッドソックスの三塁にはラファエル・デバースがいるため、ターナーはDHでの起用がメインとなりそうだ。

     ターナーは2009年にオリオールズでメジャーデビューし、メッツ移籍後に控え内野手としてメジャー定着。この頃は長打力に欠けるユーティリティ・プレーヤーに過ぎなかった。しかし、「フライボール・レボリューション」の先駆者の1人として打撃改造に取り組み、2014年のドジャース移籍後に才能が一気に開花。2021年まで8年連続でOPS.832以上をマークするなど、中心打者の1人として現在のドジャース黄金期を支えてきた。今季は128試合に出場して打率.278、13本塁打、81打点、3盗塁、OPS.788を記録。2017年と2021年にオールスター・ゲーム選出を果たし、2020年にはワールドシリーズ制覇を経験している。

     今季のターナーは三塁手としてのスタメン出場が66試合にとどまり、DHとして61試合にスタメン出場した。レッドソックスにはデバースという不動の正三塁手がおり、DHのJ・D・マルティネスがFAとなってドジャースへ移籍したため、ターナーはマルティネスとちょうど入れ替わるような形でレッドソックスのDHを務めることになる。守備に就く場合は、有望株トリストン・カサス(左打者)とプラトーンを組むような形で一塁を守ることになりそうだ(ターナーは右打者)。

     レッドソックスの現在のロースターにはドジャース出身者が多く、ターナーは再びエンリケ・ヘルナンデス、アレックス・バーデューゴ、ケンリー・ジャンセン、クリス・マーティンらとともにプレーすることになる。

  • 大物FA選手の契約が続々決定する今オフ 市場に残る有力選手は誰?

    2022.12.18 12:49 Sunday

     今オフはフリーエージェント(FA)市場が非常にスムーズに動いている。日本時間12月18日にダンズビー・スワンソンが7年1億7700万ドルの大型契約でカブスと合意し、移籍情報専門サイト「MLBトレード・ルーマーズ」によるFA選手トップ20の全員が契約を決めた。MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者が選んだFA選手トップ20を見ても、市場に残っているのは18位のネイサン・イオバルディだけ。まだ補強ポイントを残しているチームは多いが、FA市場には誰が残っているのだろうか。

    「MLBトレード・ルーマーズ」はFA選手トップ50を公開しており、市場に残っている選手のなかで最上位は23位のイオバルディ。MLB公式サイトのFA選手トップ20で唯一市場に残っているのもイオバルディ(18位)であり、2ケタ勝利2度&通算67勝の実績を誇る32歳の右腕が「現在獲得可能な最高のFA選手」であることは間違いなさそうだ。今季は故障もあって20試合の先発にとどまったが、6勝3敗、防御率3.87、与四球率1.65、K/BB5.15とまずまずのパフォーマンス。先発2~3番手として獲得を狙うチームは出てくるはずだ。

     2019年に30セーブ、今季も31セーブを挙げたテイラー・ロジャースもまだ市場に残っている。「MLBトレード・ルーマーズ」のFA選手ランキングでは、イオバルディに次ぐ24位にランクイン。現在32歳で、今季はパドレスとブリュワーズの2チームで合計66試合に登板して防御率4.76と安定感を欠いた。メジャー史上10組目の双子選手としても知られている。

     さらに「MLBトレード・ルーマーズ」のFA選手トップ50を見ていくと、33位のジュリクソン・プロファー、37位のブランドン・ドルーリー、39位のアンドリュー・チェイフィン、40位のジーン・セグーラ、41位のマイケル・ワカ、43位のマイケル・ブラントリー、44位のマイケル・コンフォート、45位のアダム・オッタビーノ、47位のジャスティン・ターナー、48位のコリー・クルーバー、50位のドリュー・ルチンスキーが市場に残っている。

    「MLBトレード・ルーマーズ」のFA選手トップ50圏外では、エルビス・アンドルス、ブランドン・ベルト、マット・カーペンター、ジョニー・クエト、藤浪晋太郎、ザック・グレインキー、クレイグ・キンブレル、エバン・ロンゴリア、セス・ルーゴ、トレイ・マンシーニ、マット・ムーア、ウィル・マイヤーズ、ゲーリー・サンチェスらもまだ獲得可能だ。

     戦力に穴を残しているチームは、これらのFA選手を獲得してその穴を埋めるか、自軍の有望株を犠牲にしてトレードでの戦力アップを図ることになる。1人でリーグや地区の勢力図を変えるような大物FA選手は残っておらず、今後はトレード市場に注目が集まっていくことになるかもしれない。

  • ドジャースがDH専門のマルティネス獲得 来年の大谷獲得に現実味

    2022.12.18 10:43 Sunday

     日本時間12月18日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ドジャースはレッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていたJ・D・マルティネスと1年1000万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。マルティネスは今季1試合も守備に就いていない「DH専門」の選手。ドジャースが「DH専門」の選手を、しかも1年契約で獲得したということは、来オフFAになる大谷翔平(エンゼルス)の獲得を本気で狙っている可能性が高そうだ。

     現在35歳のマルティネスはアストロズから放出されてタイガースへ移籍した2014年にブレイク。2017~19年に3年連続で打率3割、35本塁打、100打点をクリアするなど、メジャーを代表する強打者の1人として安定した活躍を続けてきた。オールスター・ゲーム選出5度、シルバースラッガー賞3度の実績を誇り、レッドソックス時代の2018年にはワールドシリーズ制覇を経験。3度のシルバースラッガー賞のうち2度は、打率.330、43本塁打、130打点、OPS1.031の好成績を残してMVP投票4位となった2018年に外野手部門とDH部門でダブル受賞したものである。

     しかし、OPS.940をマークした2019年を最後にOPSが9割に届かないシーズンが続いており、今季はレッドソックスで139試合に出場して打率.274、16本塁打、62打点、OPS.789と平凡な成績。前半戦に打率3割をマークしていたため、自身5度目のオールスター・ゲームに選ばれたものの、後半戦は打率.233、OPS.701と大きく成績を落としており、年齢的な衰えも懸念されている。

     今オフのドジャースは、ぜいたく税のペナルティ税率のリセットを視野に入れているのか、ここまでは比較的地味な補強に終始している。元MVPのコディ・ベリンジャーをノンテンダーとし、スター遊撃手のトレイ・ターナーとの再契約を見送るなど、年俸総額は大幅に削減されている。1年契約で加入するマルティネスは、来オフの大谷獲得までの「つなぎ役」ということになるかもしれない。

  • FA市場最後の大物スワンソンはカブス 7年1億7700万ドルで合意

    2022.12.18 10:24 Sunday

     日本時間12月18日、カブスがブレーブスからフリーエージェント(FA)となっていたダンズビー・スワンソンと7年1億7700万ドルの大型契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。今オフは大物FA選手の契約がスムーズに決まり、スワンソンはFA市場に残っていた「最後の大物」。カブスはジェイソン・ヘイワード(今オフ解雇)の8年1億8400万ドルに次ぐ球団史上2番目の大型契約を提示し、今オフのFA市場における「遊撃手ビッグ4」の一角を獲得することに成功した。

     現在28歳のスワンソンは2015年ドラフト全体1位指名でダイヤモンドバックスに入団。ブレーブスにトレードされたあと、2016年にメジャーデビューし、2017年から6年間、不動の正遊撃手として活躍してきた。短縮シーズンの2020年に自己ベストのOPS.809をマークし、2021年は自己最多の27本塁打を放ってワールドシリーズ制覇に貢献。今季は全162試合に出場して打率.277、25本塁打、96打点、18盗塁、OPS.776の好成績を残し、オールスター・ゲーム初選出&初のゴールドグラブ賞と充実のシーズンを過ごした。

     カブスの遊撃にはニコ・ホーナーがいるものの、スワンソンの加入により、ホーナーは二塁へ移るとみられる。スタットキャストが算出する守備指標OAAでホーナーは今季+13の好成績をマーク。これを上回ったのが+21を記録したスワンソンだった。ホーナーは2020年に二塁手としてゴールドグラブ賞のファイナリストに選ばれており、ホーナーとスワンソンが形成する二遊間はメジャーでもトップクラスの守備力を持つことになるだろう。

     今オフのカブスはスワンソンのほかにも、コディ・ベリンジャー、ジェイムソン・タイオン、ブラッド・ボックスバーガーらを獲得して戦力を強化。ただし、ウィルソン・コントレラス、アンソニー・リゾ、クリス・ブライアントといった2016年のワールドシリーズ制覇を経験した主力選手が抜けた穴が埋まっているとは言い難く、カージナルスやブリュワーズと地区優勝を争うためには、さらなる補強が必要だ。

  • RソックスがホズマーをDFA 残り3年3900万ドルはパドレスが負担

    2022.12.17 11:20 Saturday

     日本時間12月17日、レッドソックスはマイナー右腕のジェイコブ・ウォレスをロイヤルズへ放出して救援右腕ワイアット・ミルズを獲得するトレードを成立させた。これに伴い、ロースターの枠を空けるために33歳のベテラン一塁手エリック・ホズマーがDFAとなったことが発表された。レッドソックスは来季から有望株トリストン・カサスを一塁のレギュラー格として起用する見込みであり、左打ちのカサスと右打ちのボビー・ダルベックのプラトーン起用が有力。若手で一塁が埋まり、ホズマーは余剰戦力となっていた。

     ホズマーは今季パドレスとレッドソックスで合計104試合に出場して打率.268、8本塁打、44打点、OPS.716を記録。メジャー12年間で通算1731安打、196本塁打、879打点を積み重ね、オールスター・ゲーム選出1度、シルバースラッガー賞1度、ゴールドグラブ賞4度といった実績を誇る。また、ロイヤルズ時代の2015年にはワールドシリーズ制覇を経験し、翌2016年のオールスター・ゲームではMVPに輝いている。

     2017年オフにロイヤルズからFAとなり、パドレスと8年1億4400万ドルで契約したホズマーが今年8月にレッドソックスへトレードされたのは、明確な理由があった。メジャーリーグには「サービスタイム10年以上の選手が5年連続で同じチームに在籍した場合、完全なトレード拒否権が与えられる」というルールがあり、ホズマーは今季がパドレスでの5年目のシーズンだった。

     つまり、パドレスは今季中にホズマーをトレードしなければ、本人の同意なしにトレードすることができなくなってしまう状況だった。10球団に対するトレード拒否権を持っていたホズマーは、当初ナショナルズへの移籍を拒否。その後、拒否権の対象でなかったレッドソックスへ放出された。このとき、パドレスはホズマーの残り契約の大部分を負担することに同意しており、レッドソックスが負担するのはメジャー最低保証年俸に該当する部分だけ。ホズマーはまだ3年3900万ドル分の契約を残しているが、これはパドレスに負担義務があり、ホズマーを新たに獲得するチームはメジャー最低保証年俸を負担するだけで済む。

     メジャー最低保証年俸は来季以降、2023年が72万ドル、2024年が74万ドル、2025年が76万ドルと推移する。この金額であれば、ホズマーの獲得を検討する球団は出てくるかもしれない。

  • ツインズがギャロと1年1100万ドルで合意 ケプラーの放出が加速か

    2022.12.17 10:52 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ツインズはドジャースからフリーエージェント(FA)となっていた大砲ジョーイ・ギャロと1年1100万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。今季のツインズは20本塁打以上の打者がバイロン・バクストン(28本塁打)とカルロス・コレア(22本塁打)の2人しかいなかったが、コレアはFAでジャイアンツへ移籍。来季からの新ルール、守備シフト制限の恩恵を受けるとみられるギャロは、打撃面でコレアの穴を埋める働きが期待される。

     現在29歳のギャロはレンジャーズ時代に2年連続40本塁打を記録したこともあるパワーヒッターだが、2020年以降は打率が2割にすら届かないシーズンが続いており、今季はヤンキースとドジャースで合計126試合に出場して打率.160、19本塁打、47打点、3盗塁、OPS.638という寂しい成績。410打席で163三振を喫し、三振率は39.8%に達した。選手の育成力に定評のあるドジャースでも復調できず、シーズン通算の出塁率もメジャー定着後初めて3割にすら届かなかった(.280)。

     2019年と2021年にオールスター・ゲーム選出を果たしているギャロの魅力はアーチを量産する長打力だけでなく、2020~21年には2年連続でゴールドグラブ賞を受賞。メジャー昇格後、外野手としての守備防御点がマイナスになったシーズンは1度もなく、2020年には+13、2021年にも+15の好成績を残している。ただし、今季は外野3ポジション合計で+4と例年に比べるとやや低調だった。昨季自身初の2ケタ(14)を記録した補殺も今季は4にとどまっている。

    「左打ちの外野手」というのはツインズが補強を必要としていた部分ではなく、すでにマックス・ケプラー、アレックス・キリロフ、トレバー・ラーナック、マット・ウォルナー、ニック・ゴードンと戦力がダブついている。ケプラーには他球団からの関心が報じられており、ギャロの加入によってケプラーをトレードで放出する動きが加速することになるかもしれない。

  • ホワイトソックスがベニンテンディを獲得へ 5年7500万ドルで合意

    2022.12.17 10:31 Saturday

    「ESPN」のジェシー・ロジャース記者によると、ホワイトソックスはヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていた球宴外野手アンドリュー・ベニンテンディと5年7500万ドルで契約合意に至ったようだ。ホワイトソックスは2015年のドラフトでベニンテンディを狙っていたが、1つ前の指名権でレッドソックスに入団。実に7年越しでのベニンテンディ獲得が実現した。なお、5年7500万ドルの契約は、ヤスマニ・グランダルの4年7300万ドルを上回り、総額ではホワイトソックス史上最大のFA契約ということになる。

     現在28歳のベニンテンディは今季の開幕をロイヤルズで迎え、93試合に出場して打率.320、3本塁打、39打点、4盗塁、OPS.785と自慢の好打を発揮。メジャー7年目で初のオールスター・ゲーム選出を果たした。7月下旬のトレードでヤンキースへ移籍したが、33試合で打率.254、2本塁打、12打点、4盗塁、OPS.734とあまり調子が上がらず、9月上旬には右手首の炎症で故障者リスト入り。戦列復帰できないままシーズンを終えた。今季トータルの成績は126試合で打率.304、5本塁打、51打点、8盗塁、OPS.772となり、自身初の打率3割をマークした。

     ロイヤルズ移籍1年目の2021年にゴールドグラブ賞を受賞するなど、左翼の守備も安定しており、7年間のメジャー生活で守備防御点がマイナスになったのは2019年(-3)の1度だけ。ホワイトソックスは主砲ホセ・アブレイユがFAでアストロズへ移籍したため、外野での出場が多かったアンドリュー・ボーンを本職の一塁に固定する見込みであり、左翼にベニンテンディが入り、エロイ・ヒメネスをDHに移すことで外野の守備力は間違いなくグレードアップするだろう。

     ホワイトソックスの新監督に就任したペドロ・グリフォルは今季ロイヤルズでベンチコーチを務めていた。ベニンテンディが新天地にホワイトソックスを選んだのは、グリフォル新監督の存在が影響しているのかもしれない。

  • メッツがさらなる補強 2021年球宴選出の捕手ナルバエスと契約合意

    2022.12.16 11:20 Friday

     メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者が関係者から得た情報によると、メッツはブリュワーズからフリーエージェント(FA)となっていたオマー・ナルバエスと契約合意に至ったようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は契約条件について「2023年が年俸800万ドル、2024年は年俸700万ドルの選手オプション」と伝えている。つまり、ナルバエスには2年1500万ドルの契約が保証され、1年後にオプトアウト(契約破棄)の権利が与えられているということになる。

     現在30歳のナルバエスはベネズエラ出身。マリナーズ時代の2019年に打率.278、22本塁打、OPS.813をマークするなど、好打の捕手として知られており、ブリュワーズ移籍2年目の2021年には打率.266、11本塁打、OPS.743を記録し、自身初のオールスター・ゲームに選出された。以前は守備面に大きな不安を抱えていたが、ブリュワーズ移籍後にフレーミングが大きく上達。今やメジャー屈指のフレーミング技術を誇る捕手となっており、今季は84試合に出場して打率.206、4本塁打、23打点、OPS.597と打撃面では苦戦したものの、守備面では3年連続でプラスとなる守備防御点を記録した。

     今季のメッツはトマス・ニードとジェームス・マッキャンを併用。シーズン終盤には強打の有望株フランシスコ・アルバレスがメジャー昇格を果たし、来季はこの3人が正捕手の座を争うものとみられていた。しかし、ナルバエスの加入によってメジャーレベルの捕手が4人となり、まだ21歳のアルバレスはもう少しマイナーで経験を積むことになりそうだ。好守のニードに対し、4年4060万ドルで加入したマッキャンは2年連続で攻守両面で精彩を欠いており、余剰戦力としてトレードに出される可能性もある。

     なお、「Roster Resource」の計算によると、ナルバエスを加えたことで、メッツの来季の年俸総額は3億4000万ドルを突破。ぜいたく税のルールに基づいた計算では3億5000万ドルの大台を突破している。

  • Dバックスがマクガフ獲得を発表 2年625万ドル+オプション1年

    2022.12.16 10:32 Friday

     日本時間12月16日、ダイヤモンドバックスは日本プロ野球の東京ヤクルトスワローズを退団してメジャー復帰を目指していた右腕スコット・マクガフを獲得したことを発表した。「FanSided」のロバート・マレー記者によると、契約条件は2年625万ドルで、2025年の相互オプション(年俸400万ドル/バイアウト75万ドル)が付属しているという。なお、マクガフの入団に伴い、2021年にメジャー初先発(通算4度目の登板)でノーヒッターを達成したタイラー・ギルバートがDFAとなった。

     現在33歳のマクガフは2015年にマーリンズでメジャーデビューを果たし、この年は6試合に登板して防御率9.45を記録。その後はマイナー暮らしが続き、2019年から活躍の場を日本に移していた。ヤクルトでは4年間プレーし、最初の2年間は主にセットアッパー、その後の2年間は主にクローザーとして活躍。2021年は66試合に登板して3勝2敗31セーブ、14ホールド、防御率2.52の好成績で日本一に貢献し、今季も55試合に登板して2勝2敗38セーブ、4ホールド、防御率2.35と活躍してリーグ2連覇に貢献した。また、アメリカ代表の一員として東京五輪にも出場している。

     ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは、ブルペンのグレードアップを今オフの最優先課題に掲げており、すでにカルロス・バルガス、コール・サルサー、ミゲル・カストロを獲得。ここにマクガフを加え、ブルペンの新戦力は今オフ4人目となった。ヘイゼンGMはマクガフについて「獲得できて嬉しい。彼は日本でプレーした数年間で多くの試合を締めくくった経験があり、我々はそれを評価した」と語っている。

     ダイヤモンドバックスのブルペンには通算262セーブの実績を誇るマーク・メランソンがいるものの、今季は3勝10敗18セーブ、防御率4.66と打ち込まれており、クローザーの地位は不動ではない。ヤクルト時代と同様の活躍を見せることができれば、マクガフにもクローザー定着のチャンスはありそうだ。

  • ヤンキースが左腕ロドン獲得 6年1億6200万ドルの大型契約で合意

    2022.12.16 10:12 Friday

     日本時間12月16日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が伝えたところによると、ヤンキースはジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていた先発左腕カルロス・ロドンと6年1億6200万ドルの大型契約を結ぶことで合意に至ったようだ。この契約には全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれていることが報じられている。昨季ホワイトソックスでブレイクし、今季ジャイアンツでキャリアハイのシーズンを過ごしたオールスター左腕がヤンキースの先発ローテーションに加わることになった。

     現在30歳のロドンは、2014年ドラフト全体3位という高評価でホワイトソックスに入団。メジャーデビューした2015年から2年連続9勝を挙げたものの、その後は故障に悩まされ、大成できないまま2020年オフにノンテンダーFAとなった。

     しかし、ホワイトソックスと再契約した2021年に突如ブレイク。24試合に登板して132回2/3を投げ、13勝5敗、防御率2.37、185奪三振という好成績を残し、自身初のオールスター・ゲームに選出されただけでなく、サイ・ヤング賞投票では5位にランクイン。4月のインディアンス(現ガーディアンズ)戦ではノーヒッターも達成した。

     2年4400万ドルの契約でジャイアンツに移籍した今季は、31試合に先発して178イニングを投げ、14勝8敗、防御率2.88、237奪三振をマーク。6年ぶり2度目となる規定投球回をクリアして自己最多の14勝&237奪三振を記録し、2年連続でオールスター・ゲームに選出され、サイ・ヤング賞投票では6位にランクイン。オフにオプトアウトの権利を行使してFAとなり、大型契約を目指していた。

     ヤンキースはこれでゲリット・コール、ロドン、ネスター・コルテス、ルイス・セベリーノという先発四本柱が確立。今季途中にトレードで獲得したフランキー・モンタスが本来のピッチングを取り戻せば、5人全員がオールスター級という極めて強力な先発ローテーションとなる。

  • ロレンゼンが1年850万ドルでタイガースへ エンゼルス残留は消滅

    2022.12.15 10:46 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、タイガースはエンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた右腕マイケル・ロレンゼンと1年850万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。最大150万ドルの出来高が設けられており、ロレンゼンは最大1000万ドルを手にすることができるという。エンゼルスとの再契約に球団、選手の双方が興味を示していることが報じられていたが、ロレンゼンがエンゼルスに残留する可能性はなくなった。

     現在30歳のロレンゼンは、今季エンゼルスに1年契約で加入し、メジャーデビュー後初めてとなるフルタイムの先発投手に挑戦。5月末の時点で5勝2敗、防御率3.19とまずまずの結果を残していたが、6月に防御率6.35と打ち込まれ、7月には右肩を痛めて長期離脱。結局、シーズントータルでは18試合に先発して97回2/3を投げ、8勝6敗、防御率4.24、85奪三振という平凡な成績に終わった。10試合以上に先発したのはレッズでメジャーデビューした2015年(27登板中21先発)以来7年ぶり。投球イニング数が90を超えたのも7年ぶりだった。

     1年850万ドルという契約条件から判断する限り、タイガースもロレンゼンを先発投手として起用するつもりだと思われる。タイガースは今オフ、マリナーズからFAとなった左腕マシュー・ボイドと1年1000万ドル+出来高100万ドルで契約しており、先発投手の補強はロレンゼンが2人目。ボイドはもともとタイガースの先発ローテーションの一角を担っていた投手であり、2021年以来2年ぶりの古巣復帰となっている。

     タイガースの先発ローテーションは、エデュアルド・ロドリゲス、ボイド、ロレンゼンで5枠中3枠が確定。ケーシー・マイズがトミー・ジョン手術、タリック・スクーバルが屈筋腱の手術を受けたため、残りの2枠には今季後半戦に台頭してきたマット・マニング、トミー・ジョン手術で今季を全休したスペンサー・ターンブルが入ることが予想されている。

  • ドジャースがシンダーガード獲得へ 1年1300万ドルで合意との報道

    2022.12.15 10:25 Thursday

     先発投手の確保が急務となっていたドジャースがようやく補強に動いた。メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ドジャースはフィリーズからフリーエージェント(FA)となっていた右腕ノア・シンダーガードと1年1300万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。「ジ・アスレチック」でドジャースを担当するファビアン・アルダヤ記者によると、シンダーガードは他球団から複数年契約のオファーを得ていたものの、ドジャースの投手育成法に興味があり、ドジャースとの単年契約を選んだという。

     現在30歳のシンダーガードは、今季エンゼルスとフィリーズで合計25試合(うち24先発)に登板して134回2/3を投げ、10勝10敗、防御率3.94、95奪三振を記録。メッツ時代はシーズン200奪三振を2度マークするなど、剛腕として鳴らしたが、故障明けのシーズンとなった今季は打たせて取るピッチングに専念。奪三振率6.35はキャリアワーストの数字だったが、与四球率2.07、被本塁打率0.94と安定したピッチングを見せた。

     ドジャースは今オフ、チームの象徴であるクレイトン・カーショウと再契約を結んだものの、タイラー・アンダーソンとアンドリュー・ヒーニーがFAとなり、前者はエンゼルス、後者はレンジャーズへ移籍。ジャスティン・バーランダーの獲得にも失敗(メッツへ移籍)し、このまま補強がなければ、先発5番手はライアン・ペピオ、マイケル・グローブ、アンドレ・ジャクソン、ボビー・ミラー、ギャビン・ストーンといった若手たちに競わせなければならない状況だった。

     先発ローテーションの1~4番手には、フリオ・ウリアス、カーショウ、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンが入り、シンダーガードは先発5番手として開幕を迎える見込み。投手育成に定評のあるドジャースで今季のアンダーソンやヒーニーのような成長を見せることができれば、来オフは今回蹴った条件以上の複数年契約を手に入れることができるはずだ。

  • ジャイアンツがコレア獲得 FA史上2番目となる超大型契約で合意

    2022.12.14 14:41 Wednesday

     アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の獲得に失敗したジャイアンツがついに大物FA選手を射止めた。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ジャイアンツはオプトアウト権を行使してツインズからフリーエージェント(FA)となっていたカルロス・コレアと13年3億5000万ドルの超大型契約で合意に至ったようだ。遊撃手としてはフランシスコ・リンドーア(メッツ)の10年3億4100万ドルを上回る史上最高額。FA契約としてはジャッジの9年3億6000万ドルに次ぐ2位の金額となった。

     昨オフ、アストロズからFAとなり、ツインズと3年1億530万ドルの契約を結んだコレアだったが、この契約には毎年オフにオプトアウト権を行使できる条項が盛り込まれていた。現在28歳のコレアは、今季ツインズで136試合に出場して打率.291、22本塁打、64打点、OPS.833を記録。昨季に続いて攻守両面で安定した活躍を見せ、シーズン終了後にオプトアウト権を行使した。

     昨オフにアストロズからFAとなった際、コレアはアストロズから5年1億6000万ドルの再契約オファーを提示されていたが、これを蹴ってツインズと契約。コレアの今季の年俸は3510万ドルだったため、アストロズからの5年契約のオファーを拒否した結果、ツインズとジャイアンツから合計14年3億8510万ドルの契約を得たことになった。自分の実力に自信を持ち、5年契約を蹴ったコレアの判断は正しかったと言える。

     ジャイアンツは昨季限りでバスター・ポージーが引退し、新たな「球団の顔」を必要としていた。地元出身のジャッジ獲得を目指したものの、ヤンキースとの争奪戦に敗北。しかし、その資金をコレアに投入することで念願のスター獲得を実現させた。多くのFA選手とは異なり、コレアはまだ20代。ジャイアンツは今後、コレアのチームの中心に据え、新たな黄金期を築くためのチーム作りを進めていくことになる。

  • 年俸総額3億ドル超のメッツがコレアに興味 リンドーアと三遊間か

    2022.12.14 12:34 Wednesday

     アーロン・ジャッジ、トレイ・ターナー、ザンダー・ボガーツなど次々に大型契約が成立する今オフのFA市場において、まだ市場に残っている最大の注目選手がカルロス・コレアだ。ターナーやボガーツよりも若いため、彼らを上回るような長期大型契約を手にする可能性があるとみられている。再契約を目指すツインズや大物遊撃手を欲しがっているカブスが熱心にコレアを追いかけているようだが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、すでに年俸総額が3億ドルを突破しているメッツもコレア獲得に興味を示しているようだ。

     ローゼンタール記者は「煙がある。どれくらい大きな炎かはわからないけれどね」というメッツ関係者のコメントを紹介。「火のない所に煙は立たぬ」という諺があるように、少なくともスティーブ・コーエン・オーナー、ビリー・エプラーGMら首脳陣がコレア獲得を検討していることは間違いなさそうだ。ただし、エプラーGMはこの件に関してコメントを避けている。

     今オフのメッツは、エドウィン・ディアス、ブランドン・ニモの両選手と大型の再契約を結び、ジャスティン・バーランダー、千賀滉大、ホセ・キンタナらを補強。ぜいたく税のルールに基づいて計算した年俸総額は史上初の3億ドルを優に超えて3億5000万ドルに迫っており、ぜいたく税のペナルティを含めると、コーエン・オーナーは来季だけで4億2000万ドル以上を支払う計算となる。そこにコレアを加えようとしているのだから驚きだ。

     コレアの魅力は攻守にハイレベルな実力を持っていること、現在28歳と若いこと、そしてクオリファイング・オファーの対象ではないこと。来オフ以降もコレア以上の大物選手が市場に出てくる可能性はあるが、そうした選手は間違いなくクオリファイング・オファーの対象となり、獲得するためにはドラフト指名権を犠牲にしなければならない。それを避けるために、今のうちにコレアを確保しておくという選択も間違いとは言えないだろう。

     なお、メッツの正遊撃手にはコレアと同じプエルトリコ出身のフランシスコ・リンドーアがいるため、メッツがコレアを獲得した場合、WBCプエルトリコ代表と同じように、三塁コレア、遊撃リンドーアの布陣になるとみられる。

  • ロイヤルズが左腕ヤーブロー獲得 1年300万ドルと米記者が伝える

    2022.12.14 11:44 Wednesday

     日本時間12月14日、ロイヤルズはレイズからノンテンダー・フリーエージェント(ノンテンダーFA)となっていた左腕ライアン・ヤーブローを獲得したことを発表した。契約条件の詳細は発表されていないが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は関係者から得た情報として、1年300万ドルと伝えている。レイズで「オープナー戦法の申し子」として活躍してきたヤーブローは、新天地ロイヤルズで先発ローテーションの一角を担う見込み。なお、ヤーブロー加入に伴い、右腕ワイアット・ミルズがDFAとなった。

     現在30歳のヤーブローはメジャー5年目の今季、レイズで20試合(うち9先発)に登板して80イニングを投げ、3勝8敗、防御率4.50、61奪三振を記録。2度の故障者リスト入りや3度のマイナー降格もあり、短縮シーズンだった2020年を除くと、メジャー昇格後初めて投球イニング数が100に届かなかった。

     メジャーデビューした2018年にいきなり16勝をマークし、翌2019年も11勝。2021年にも9勝を挙げたが、オープナーが1~2イニングを投げたあとに長いイニングを投げる「バルクガイ」として手にした白星も多かった。メジャー通算127登板のうち、先発は59試合だけで、残りの68試合はリリーフで投げているが、リリーフでも平均4イニング近くを記録しており、ロングリリーフが非常に多いのが特徴だ。

     ロイヤルズは2018年のドラフト1巡目でブレイディ・シンガー(全体18位)、ジャクソン・コワー(全体33位)、ダニエル・リンチ(全体34位)、クリス・ブービッチ(全体40位)と4人の投手を指名したこともあり、彼らの成長とともに投手王国を形成することを目指していたが、現時点で期待通りの成長を見せているのはシンガーだけ。リンチは今季4勝13敗、防御率5.13、ブービッチも今季3勝13敗、防御率5.58と大きく負けが先行し、コワーは7度のリリーフ登板で防御率9.77と打ち込まれた。計算できる先発投手がシンガーくらいしか見当たらない状況のなか、ヤーブローは先発ローテーションの一角として期待される。

  • 元阪神のジョンソンがロッキーズへ 1年500万ドルで合意との報道

    2022.12.14 11:06 Wednesday

     日本時間12月14日、ロッキーズは日本プロ野球の阪神タイガースでも活躍した救援右腕ピアース・ジョンソンと1年契約を結んだことを発表した。球団は契約条件の詳細を明らかにしていないが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、1年500万ドルの契約だという。ロッキーズは今オフ、ブルペンの中心的存在だったカルロス・エステベスがFAとなり、エンゼルスと2年1350万ドルで契約。ジョンソンはその穴を埋める働きを期待されることになる。

     現在31歳のジョンソンはコロラド州デンバー出身であり、来季は地元球団でプレーすることになった。2017年にカブスでメジャーデビューしたが、1試合のみの登板に終わり、翌2018年はジャイアンツでプレーして37試合に登板。2019年は来日して阪神で活躍し、58試合に登板して2勝3敗、40ホールド、防御率1.38の好成績を残した。

     阪神での活躍が認められ、2年500万ドル+オプション1年でパドレスと契約。短縮シーズンの2020年は24試合で防御率2.70と安定したピッチングを披露し、2021年も63試合で3勝4敗、12ホールド、防御率3.22とまずまずの働きを見せたが、今季は右前腕の故障もあって精彩を欠き、15試合の登板で1勝2敗、6ホールド、防御率5.02と不本意なシーズンとなった。

     ロッキーズはすでに守護神ダニエル・バードと2年1950万ドルで契約を延長しており、今年8月にウエーバーでディネルソン・ラメット、今年11月には同じくウエーバーでブレント・スーターを獲得してブルペンを強化。2年連続で47試合に登板している左腕ルーカス・ギルブレスや故障からの復帰が待たれるタイラー・キンリーらもおり、ブルペンの整備を着々と進めている。とはいえ、エステベスの抜けた穴は小さくなく、守護神バードへつなぐ8回担当のセットアッパーとして、ジョンソンへの期待は大きい。

  • ガーディアンズが来季の正捕手を確保 ズニーノを1年契約で獲得へ

    2022.12.14 10:45 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、捕手の補強を必要としていたガーディアンズは、レイズからフリーエージェント(FA)となっていたマイク・ズニーノと1年600万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ショーン・マーフィーの獲得を狙っていたとみられるガーディアンズだが、マーフィーは三角トレードでアスレチックスからブレーブスへ移籍することが決定。捕手市場が大きく動き始めるなかで、強打好守のズニーノを1年契約で確保することに成功した。

     現在31歳のズニーノは、2012年ドラフト全体3位指名でマリナーズに入団するなど、トップ・プロスペクトとして大きな期待を背負った選手だった。2013年には早くもメジャーデビューを果たし、2014年には打率1割台ながら22本塁打を記録。その後も低打率ながら長打力を発揮して2017年に25本塁打、OPS.840をマークし、2018年にも20本塁打を放った。2018年オフのトレードでレイズへ移籍し、2021年には自己最多の33本塁打を放ってオールスター・ゲーム初選出。ただし、今季は左肩の手術を受け、36試合で打率.148、5本塁打、16打点、OPS.499という自己ワースト級の成績に終わった。

     長打力だけが魅力の選手というわけではなく、2021年にはフレーミングの指標やポップタイム(捕球してから送球するまでに要する時間)など、守備面の各部門でもメジャー上位の数字を記録。マリナーズ時代の2018年にキャリアハイの守備防御点11を記録し、メジャー10年間で守備防御点がマイナスになったのは2度だけと安定した守備力を発揮している。健康面の問題さえなければ、ガーディアンズにとって大きな戦力となることは間違いない。

     ガーディアンズには次代の正捕手候補として現在22歳のボー・ネイラーというプロスペクトがおり、ズニーノはネイラーのメジャー定着までの「つなぎ役」を担うとみられる。マーフィーはFAまでの保有期間が3年残っていたが、1年契約のズニーノであれば、ネイラーのメジャー定着をブロックすることはない。その点において、ズニーノはガーディアンズのチーム事情にフィットする存在と言えるだろう。

  • ジャイアンツがさらなる先発補強 ストリップリングと2年契約合意

    2022.12.14 10:25 Wednesday

     左腕ショーン・マナイアと2年2500万ドルで合意したことが報じられ、先発投手の補強を終えたとみられていたジャイアンツだが、さらなる先発補強に動いた。日本時間12月14日、ジャイアンツはブルージェイズからフリーエージェント(FA)となっていた右腕ロス・ストリップリングと2年契約を結んだことを発表。契約条件は2年2500万ドルで、内訳は契約ボーナス500万ドル、2023年の年俸750万ドル、2024年の年俸1250万ドルとなっている。これでカルロス・ロドンと再契約する可能性は完全に消滅したと思われる。

     現在33歳のストリップリングは、今季ブルージェイズで32試合(うち24先発)に登板して自己最多の134回1/3を投げ、10勝4敗1セーブ、防御率3.01、111奪三振の好成績をマーク。開幕当初はスイングマン(先発とリリーフを兼任する立場)という扱いだったが、柳賢振(リュ・ヒョンジン)の故障もあって6月以降はローテーションに定着し、最終的には自身初の2ケタ勝利を達成した。ホセ・ベリオスと菊池雄星が不振に陥るなど、苦しい状況が続いた今季のブルージェイズ先発陣において、救世主のような働きを見せたシーズンだった。

     ジャイアンツはエース格のローガン・ウェブを筆頭に、アレックス・カッブ、アンソニー・ディスクラファーニ、アレックス・ウッド、マナイア、ストリップリング、ジェイコブ・ジュニスと7人の先発候補を抱えたことになる。ジュニスはスイングマンを担当すると思われるが、健康面に不安を残すディスクラファーニが問題なく開幕を迎えた場合、6人の先発候補をどのように起用するか注目される。

     なお、ストリップリングは2016年のメジャーデビューから2020年途中にブルージェイズへトレードされるまで、ドジャースで先発とリリーフを兼任する「便利屋」として使われていた投手であり、2年半ぶりにナ・リーグ西部地区に復帰することになる。2018年には33試合(うち21先発)で8勝6敗、3ホールド、防御率3.02を記録し、オールスター・ゲームにも選出されている。

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