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  • ベルトレイの健康管理を最優先に考えるレンジャーズ

    2018.3.6 17:30 Tuesday

     今季開幕直後に39歳の誕生日を迎えるエイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)は、現在もチームにとって欠かせない戦力である。ジェフ・バニスター監督は開幕から2ヶ月にわたってベルトレイを欠くことになった昨季の反省を生かし、ベルトレイの健康管理を最優先に考えながら開幕への準備を進めている。

     ベルトレイは日本時間3月6日に行われたジャイアンツ戦が、今春のオープン戦初出場となった。「4番・三塁」で先発出場し、レフトへのヒットとセンターへの二塁打で2打数2安打。調整が順調に進んでいることを印象付けた。

     オープン戦が始まってからすでに10日以上が経過しているが、レンジャーズがベルトレイにスローペースの調整を容認しているのには理由がある。昨春、ベルトレイはキャンプが始まる前、カリフォルニアでトレーニングを行っていた際に右ふくらはぎを痛め、その状況のなかでワールド・ベースボール・クラシックへの出場を試みたものの、負傷箇所の状態を悪化させてしまった。そして、レギュラーシーズン最初の2ヶ月を欠場。レンジャーズはこの反省を生かし、「開幕戦に間に合えばいい」というスタンスで、ベルトレイにスローペースでの調整を容認しているのである。

     健康ならば攻守両面でトップクラスの実力を維持しているベルトレイだが、加齢とともに故障が増えており、春季キャンプやオープン戦での調整を焦らせないというのは賢明な判断だと言える。もちろん、「経験豊富なベルトレイは開幕までの準備の仕方を熟知している」という首脳陣からの信頼も、この方針には影響しているようだ。ベルトレイも「準備が整うまでに40打席も50打席も経験する必要はないよ」と自身の調整ペースに自信を見せている。

     そして、今季バニスターが目指すのは「万全のコンディションのベルトレイとともに出来るだけ多くの試合を戦うこと」である。攻守両面で不可欠な戦力であるベルトレイのコンディションを良好に保つため、今季は例年以上に休養日を与えたり、指名打者での起用が増えたりする可能性もある。ベルトレイは「ワールドシリーズまでの180試合を戦うつもりで準備しているよ」と意気込みを口にするが、今季は適度な休養を与えられながら、攻守両面でチームに貢献していくことになりそうだ。


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  • 開幕まで3週間強 フリーエージェント市場には誰が残っている?

    2018.3.6 15:30 Tuesday

     日本時間3月29日のレギュラーシーズン開幕まであと23日。先月中旬ごろからフリーエージェント市場にもようやく大きな動きが出始め、各球団の今季の陣容が固まりつつある。しかし、まだフリーエージェント市場には多くの有力選手が残っている。ここではフリーエージェント市場に残る有力選手をザッとチェックしてみよう。

     まずは内野手。昨季30本塁打、97打点をマークしたマーク・レイノルズはロッキーズとの再契約が噂されているが、まだ契約成立には至っていない。8年連続で12本塁打以上を放っているニール・ウォーカーは本職の二塁以外に一塁と三塁も守れる貴重な存在だが、契約に関する具体的な話は聞こえてこない。昨季ロイヤルズの球団新記録となる38本塁打を放ったマイク・ムスターカスも、三塁手を欲しているチームが少ないという不運もあり、まだ契約が決まらない。好守のJ.J.ハーディ、経験豊富なブランドン・フィリップスらも市場に残ったままだ。

     続いて外野手。イチローはマリナーズへの復帰がほぼ確定したが、ジョン・ジェイ、ホゼ・バティースタ、マット・ホリデイ、メルキー・カブレラ、カルロス・ゴンザレスといった実力者がまだ市場に残っている。衰えが顕著なバティースタやホリデイはともかく、ジェイ、カブレラ、ゴンザレスはまだまだレギュラーとしてやれる選手であり、契約条件を高望みしなければ契約先は見つかるはずだ。ジェイソン・ワースやアンドレ・イーシアーについては、このまま契約が決まらなければ現役引退を選択する可能性もあるのではないだろうか。

     捕手ではジョナサン・ルクロイの契約がまだ決まらない。昨季は不本意なシーズンを過ごしたものの、2年前には24本塁打を放ってオールスター・ゲームに選出されており、今季はバウンスバックを期待できる。ナショナルズが獲得に興味を示しているとの報道もあるが、開幕までに無事に所属先を見つけることはできるだろうか。

     最後は投手。先発投手ではジェイク・アリエタ、ランス・リン、アレックス・カッブら好投手がまだ市場に残っている。彼らの契約が決まらないことには、ジェレミー・ヘリクソン、ジョン・ラッキー、R.A.ディッキーといった先発4~5番手クラスの投手の契約も決まらない可能性が高く、「大物選手の契約成立待ち」という状況がいまだ続いている。救援投手は昨季のセーブ王であるグレッグ・ホランドのほか、タイラー・クリッパード、ドリュー・ストーレンらが新天地を探している。上原浩治については日本球界復帰が濃厚との報道も出ており、今後の動向に注目したい。


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  • アストロズ・バーランダー 自身10度目&移籍後初の開幕投手に

    2018.3.6 14:30 Tuesday

     先発ローテーションに開幕投手経験者が3人いるという状況のなか、アストロズのA.J.ヒンチ監督はジャスティン・バーランダーに開幕投手を任せることを決断した。バーランダーはタイガース時代に開幕投手を9度務めており、今回が自身10度目、アストロズ移籍後では初の開幕投手となる。

     タイガース時代の2008~2014年、2016~2017年に合計9度の開幕投手を務めているバーランダーは、「優秀な選手が揃ったこのチームで開幕投手に指名されるのは、非常に光栄なことだよ。正直に言って、選んでもらえるとは思っていなかった。開幕投手に指名されるのは、いつだって光栄だね」と喜びを口にした。昨年8月末にタイガースからアストロズへ移籍し、レギュラーシーズンでは5勝0敗、防御率1.06という圧巻のパフォーマンス。ポストシーズンでもリーグ優勝決定シリーズでMVPに選出されるなど好投を続け、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

     ヒンチは「良い投手ばかりだから、誰を選んでも悪い選択にはならなかった。開幕投手の経験がある投手が3人もいたから、1人に決めるのは難しかったけど、同時に簡単な決断でもあった。バーランダーには輝かしい実績があるし、アストロズに来てからも見事なピッチングを続けていたからね」と開幕投手にバーランダーを選んだ理由を説明。「バーランダーと同様に素晴らしいピッチングをしている」と評したダラス・カイケルには開幕2戦目の先発を任せる方針であることも明らかにした。

     3年連続でアストロズの開幕投手を務めていたカイケルだが、今季の開幕投手がバーランダーに決まったことに異論はない。「彼は開幕投手に相応しいと思うし、彼になら喜んで開幕投手の座を譲るよ。僕は開幕戦のお祭り騒ぎを楽しみながら、バーランダーのピッチングを見守ることにしようかな」とカイケルはバーランダーについて語る。

     バーランダー&カイケルという左右のダブル・エースに、パイレーツからゲリット・コールが加わり、ランス・マカラーズJr.、チャーリー・モートンが4番手&5番手に控えるという豪華な先発ローテーションを擁するアストロズ。今季もワールドシリーズ制覇の有力候補であることは間違いなく、連覇に向けて、バーランダーの好投で幸先の良いスタートを切りたいところだ。


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  • アクーナの開幕ロースター入りは有り得るのか? 番記者が回答

    2018.3.6 12:30 Tuesday

     大谷翔平(エンゼルス)と並んで球界トップクラスのプロスペクトと評され、ここまでのオープン戦でも打率.435、1本塁打、OPS1.084と評判通りの好成績をマークしているロナルド・アクーナ(ブレーブス)。ベネズエラ出身の20歳外野手が開幕ロースターに名を連ねる可能性はあるのか。MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボウマンがファンからの質問に回答している。

     ファンから寄せられた「アクーナが最近の活躍を今後も続けた場合、ブレーブスは彼を開幕ロースターに入れる可能性はあるのか」との質問に対し、ボウマンは「その可能性は低い」と断言した。その理由としてボウマンが挙げているのは「アクーナのメジャーデビューを数週間遅らせれば、アクーナがフリーエージェントになるのを1年先延ばしにできる」というものである。

     メジャーリーグではサービスタイム(=メジャー在籍期間)が6年に達すると、選手はフリーエージェントの権利を得る。このサービスタイムはメジャー在籍期間172日が1年とカウントされるため、デビューイヤーのメジャー在籍期間を172日未満に抑えれば、フリーエージェント権の取得が1年先延ばしになるのである。具体的に言うと、アクーナが今季の開幕ロースターに名を連ね、今後6年間マイナーに降格することなくプレイし続けた場合、アクーナは2023年シーズン終了後にフリーエージェントとなる。しかし、今季のメジャー昇格を数週間遅らせるだけで、アクーナがフリーエージェント権を得るのは最速でも2024年シーズン終了後になるのだ。

     ブレーブスが今季の優勝争いに加わることが予想され、アクーナの力を一刻も早く必要としているのであれば、アクーナを開幕ロースターに入れるという選択をする可能性もあるだろう。しかし、今季のブレーブスはそのような状況にはない。アクーナのフリーエージェント権取得を無駄に1年早めるよりも、デビューを遅らせて1年でも長くチームに居てもらう方がチーム状況に合っているのである。

     オープン戦で印象的な活躍を続けるアクーナだが、今季の開幕はAAA級で迎えることになりそうだ。なお、ボウマンはアクーナのメジャー昇格時期として、本拠地サントラスト・パークで試合が行われる日本時間4月17~23日の間を予想している。


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  • アンドゥハーは開幕ロースターに残れるか? 番記者が回答

    2018.3.6 12:00 Tuesday

     ここまでのオープン戦で打率.421、4本塁打、OPS1.579という大活躍を見せ、開幕ロースター入りに向けて猛アピールを続けているミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)。この若手三塁手が開幕ロースター入りを果たす可能性はどれくらいあるのか。MLB公式サイトでヤンキースの番記者を務めるブライアン・ホッチがファンからの質問に回答している。

     ファンから寄せられた「アンドゥハーの活躍を過大評価したくはないが、この活躍により彼は開幕ロースターに残れるのだろうか」という質問に対し、ホッチは「アンドゥハーがこの活躍を続けるようであれば、開幕ロースターから外すことは難しいだろう」と回答。ブライアン・キャッシュマンGMはダイヤモンドバックスからブランドン・ドルーリーを獲得した際、ドルーリーを正三塁手として起用する方針を明らかにしたが、ホッチは「それは最終決定ではない」とし、残りのオープン戦での活躍次第ではアンドゥハーにも正三塁手の座を勝ち取るチャンスがあると分析している。

     しかし、今後は少しずつ各球団のロースター・カットが進んでいき、マイナーレベルの投手と対戦する機会は減少していく。このなかでこれまで同様の好成績を残せるかどうかが、開幕ロースター入りに向けてのポイントになるとホッチは指摘する。また、高評価を得ている打撃はともかく、不安定な三塁守備を不安視する声も多く、拙守を理由に開幕ロースター入りを逃す可能性があると見る向きもあるようだ。

     アーロン・ブーン監督は「誰が試合に出ても、良い結果が得られるような状況になっていると感じている。我々には優れた選択肢がたくさんある。ドルーリーはすでに良い選手だし、さらに成長できると思う。アンドゥハーは素晴らしい活躍を見せてくれている。ロナルド・トレイエスやダニー・エスピノーザも控えている」とハイレベルな正三塁手争いに手応えを感じている様子だった。


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  • ブレーブスが金銭トレードで一発長打が魅力のシンプを獲得

    2018.3.6 11:30 Tuesday

     日本時間3月6日、ブレーブスは金銭トレードでレイズからライアン・シンプを獲得したことを発表した。シンプは昨年12月にマイナーリーガーとのトレードでパドレスからレイズへ移籍したばかりだったが、日本時間3月4日にカルロス・ゴメスの正式契約に伴いDFAとなっていた。

     「本塁打か三振か四球か」の打撃で知られる三塁手が、内野のデプスを欲していたブレーブスに加わった。メジャーデビューを果たした2016年に89試合で20本塁打、OPS.869をマークしたシンプは、昨季の開幕を正三塁手として迎えたが、本塁打こそコンスタントに出るものの、それを上回る驚異のペースで三振を重ね、打率.158、三振率35.5%という数字を残して6月上旬にAAA級降格。AAA級でも打率は上がらず、打率.202、19本塁打、三振率37.0%に終わり、2016年にAAA級で打率.355、15本塁打、三振率17.3%をマークした活躍は、完全に過去のものとなってしまったようだ。

     ブレーブスがシンプの獲得に動いたのは、内野のデプスが不足気味というチーム事情が影響している。今季は一塁に主砲のフレディ・フリーマン、二塁に飛躍が期待されるオジー・アルビーズ、三塁にヨハン・カマルゴ、遊撃にダンズビー・スワンソンという布陣が予定されているが、スワンソンが昨季同様に不振に喘ぐようであればカマルゴが遊撃に回る可能性がある。若手三塁手のリオ・ルイーズはオープン戦で25打数4安打、11三振と精彩を欠いており、新加入のチャーリー・カルバーソンは内野のユーティリティとしてベンチに置いておきたい存在。要するに、スワンソンないしカマルゴにアクシデントが発生すると大幅な戦力ダウンを強いられるような状況であり、内野のデプス強化につながる補強の可能性を探っていたのだ。

     シンプはまだマイナー・オプションを残しており、ここまで14打数ノーヒットに終わっているオープン戦での巻き返しがない限りはマイナーで開幕を迎えることが確実。しかし、長いシーズンのどこかで必ずシンプの力が必要になるときがやってくるはずだ。


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  • カージナルスが正遊撃手・デヨングと6年2600万ドルで契約延長

    2018.3.6 11:00 Tuesday

     日本時間3月6日、カージナルスは昨季の新人王投票で2位にランクインしたポール・デヨングと6年2600万ドルで契約を延長したことを発表した。メジャー歴1年未満の選手へ与えられた契約としては、ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)の6年2500万ドルを上回って歴代最高額の契約となった。

     チームが開いた記者会見のなかで、今回の契約が総額2600万ドルの6年契約であること、2024年と2025年の契約は球団オプションとなっていることが発表された。現地の報道によると、カージナルスが球団オプションを全て行使した場合、今回の契約は8年5150万ドルになるという。サービスタイム(=メジャー在籍期間)が1年未満の選手に対してこれほどの大型契約が与えられることは珍しく、マイケル・ガーシュGMは過去の数少ない例を参考に今回の契約をまとめたことを明言。この契約は、カージナルスのデヨングへの大きな期待の表れと言っても過言ではないだろう。

     昨季のデヨングは、初打席初本塁打の鮮烈なデビューを飾り、108試合に出場して打率.285、25本塁打、OPS.857をマーク。シーズン終盤には「3番・遊撃」に定着し、25本塁打は遊撃手の球団新人記録を更新した。ジョン・モゼリアック野球部門社長はデヨングの理解力や適応能力を高く評価していることを明らかにし、今後の活躍に期待を寄せた。

     なお、カージナルスは2008年から昨季までの10シーズンで9人の遊撃手が開幕スタメンに起用されており、モゼリアックが「私がカージナルスに来てから、いつも遊撃手を探していた」と語るほど、遊撃の人材難に苦しんできた。デヨングが直近11シーズンで10人目の開幕遊撃手となることはほぼ確実だが、最大2025年までの契約を結んだことにより、遊撃の人材難には終止符が打たれるはずだ。

     「(今回の契約は)カージナルスが僕を信頼してくれたことの証だと思う。今度は僕がその期待に応えたいね」とデヨングは今後に向けての意気込みを力強く語っていた。


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  • イチローが6年ぶりのマリナーズ復帰へ 1年間のメジャー契約

    2018.3.6 10:30 Tuesday

     背番号51の安打製造機が6年ぶりにシアトルの街に戻ってくる。日本時間3月6日、マーリンズから契約オプションを破棄されてフリーエージェントとなっていたイチローが、古巣・マリナーズと1年間のメジャー契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。イチローはヤンキースへトレードされた2012年7月以来6年ぶりのマリナーズ復帰となる。

     カルロス・ゴンザレス、メルキー・カブレラ、ジョン・ジェイなど多くの実力派外野手が市場に残るなか、優先順位が低いと見られていたイチローの契約が、古巣・マリナーズへの復帰という形で決定した。正式契約までに身体検査をパスする必要があるため、まだ球団からのオフィシャルな発表はないものの、ESPNの報道によると、今回の契約はマイナー契約ではなくメジャー契約だという。マリナーズは現時点で40人枠が埋まっており、イチローの加入が正式に決まった場合、40人枠を空ける必要がある。

     今季のマリナーズはレフトにベン・ギャメル、センターにディー・ゴードン、ライトにミッチ・ハニガーが入る布陣が基本となり、4人目の外野手としてギレルモ・エレディアも控えているが、現時点で順調に調整を進めているのは新加入のゴードンだけ。ギャメルは右腹斜筋を痛めて4~6週間の離脱を強いられることになり、ハニガーは手の痛み、エレディアは肩の手術で調整が遅れている。こうした状況のなかで彼らをサポートする外野手が必要となり、外野3ポジションを守ることができ、経験豊富なイチローに白羽の矢が立ったというわけだ。

     イチローはメジャー1年目の2001年から2012年途中までの11シーズン半をマリナーズで過ごし、MVP(2001年)、新人王(2001年)、オールスター・ゲームMVP(2007年)、シルバースラッガー賞3回、ゴールドグラブ賞10回、首位打者2回、盗塁王1回など数々の栄光を手にしてきた。当時は不動の1番打者として活躍したが、今回は4人目ないし5人目の外野手として、決して盤石とは言えない外野陣のサポート役を担うことになりそうだ。

     なお、マリナーズがチームのレジェンドを現役晩年に呼び戻すのは今回が初めてではなく、歴代最高得票率で殿堂入りを果たしたケン・グリフィーJr.も一度チームを離れたあと、現役最後の2シーズンを再びマリナーズで過ごしている。イチローの復帰により、6年ぶりに「マリナーズの背番号51」が復活することはほぼ確実。慣れ親しんだシアトルの街で、球史に残る安打製造機は大きな注目を集めることになりそうだ。


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  • オリオールズ・デュケットGM 今季に全力を注ぐことを断言

    2018.3.5 18:30 Monday

     マニー・マチャドら主力選手を放出して再建に向かう可能性も取り沙汰された今オフのオリオールズだが、ダン・デュケットGMはその道を選択しなかった。主力選手の多く、バック・ショウォルター監督、そして自分自身が契約最終年を迎える今季に全力を注ぐことを断言した。

     ここまでの春季キャンプ、オープン戦で印象に残った選手を問われたデュケットは、ハンター・ハービー、DJスチュワート、ライアン・マウントキャッスル、タナー・スコット、チャンス・シスコといった若手選手の名前を挙げたあと、「マニー・マチャドは素晴らしいシーズンを送ると思うよ」と付け加えた。マチャドは今季が契約最終年となり、シーズン終了後にフリーエージェント市場に出ていくことが確実視されている。また、契約最終年を迎えているのはマチャドだけではなく、アダム・ジョーンズ、ザック・ブリットン、ブラッド・ブラックといった主力選手、そしてショウォルターとデュケットの監督&GMコンビも今季がラストイヤーとなる。

     彼らを軸に、直近6シーズンで3度のポストシーズン進出を果たしたオリオールズ。彼ら全員が揃って戦うのはおそらく今季が最後になるということもあり、デュケットは「私は将来のことよりも今季に集中している」とラストイヤーにもう一度、ポストシーズンへ進出することを目指している。同地区のヤンキースとレッドソックスが戦力を充実させ、オリオールズのポストシーズン進出が難しいと予想されるなかで、マチャドら主力選手を放出せず、逆にアンドリュー・キャッシュナーやクリス・ティルマンと契約して戦う態勢をを整えたのは、本気でポストシーズン進出を狙うという強い意志の表れと言っていいだろう。

     ポストシーズン進出が難しい状況になった途端に再建へ向かうチームが増えているなか、デュケットは最後まで戦い抜く道を選択した。この選択がオリオールズにとって吉と出るのか凶と出るのか。その答えは7ヶ月後に明らかになっているはずだ。


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  • センター転向のゴードン 新ポジションに順調に適応中

    2018.3.5 17:30 Monday

     今季からマリナーズに加入し、新ポジションとなるセンターに挑戦しているディー・ゴードン。すでにオープン戦でセンターの守備に就いているが、同僚のベン・ギャメルが「キャリアを通して外野手だったみたいだよ」と語るように、不慣れさを感じさせない見事なプレイを見せている。

     昨年12月、マリナーズがマーリンズからゴードンを獲得した際、疑問の声が多数上がった。マリナーズには不動の正二塁手であるロビンソン・カノーがいるからだ。しかし、その疑問はすぐに解決することになる。ジェリー・ディポートGMがゴードンをセンターで起用する方針であることを明言したのだ。それ以来、ゴードンは一流の外野手になるために必死に外野守備のトレーニングを積んできた。

     まだオープン戦序盤ということもあり、ダイビングキャッチを試みるシーンや、全力のスローイングで走者を刺しに行くシーンは見られないが、守備機会を無難にこなしている。また、打撃練習中には外野の守備に入り、スライディングキャッチを披露したり、フェンス際の打球を上手く処理したりしている。外野守備を担当するクリス・プリエトは、ゴードンの外野守備に一定の評価を与えるとともに、不安視されている肩の強さも「正中堅手として十分なレベルである」と語っている。

     メジャーのキャンプに参加している有望外野手のブレイデン・ビショップは、「彼が今まで外野守備をやったことがないなんて信じられないよ。彼は素晴らしいアスリートだね」とゴードンの適応能力の高さに驚きを隠さない。「素晴らしいね。たぶん大丈夫だろうとは思っていたけど、予想以上の出来だよ」とスコット・サービス監督もゴードンの守備に合格点を与えている。

     サービスはゴードンの外野転向がスムーズに進んでいる理由として「野球IQの高さ」を挙げている。「彼は投球ごとにポジションを変えているし、スイングの軌道を読んでいる。送球先の判断も正しくできているよ」とサービス。おそらく、二塁や遊撃で複雑なプレイを経験してきたことが、センターの守備にも生かされているのだろう。

     「1番・センター」にゴードンが上手くハマるかどうかは、今季のマリナーズの戦いを大きく左右する重要なポイントである。ここまでの状況を見る限り、マリナーズは理想的な「1番・センター」を手に入れたと言えそうだ。


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  • ナショナルズの控え捕手争い ベテラン・モンテロ vs 24歳・セベリーノ

    2018.3.5 15:30 Monday

     ナショナルズの新監督に就任したデーブ・マルティネスが開幕までに決めなければならないことの一つが、マット・ウィータースの控え捕手を誰に任せるかということである。その候補と見られるミゲル・モンテロとペドロ・セベリーノが春季キャンプとオープン戦でアピールを続けている。

     ナショナルズは捕手の補強に動く可能性が取り沙汰されながら、今のところ補強は実現していない。このまま開幕を迎えれば、昨季同様にウィータースが正捕手を務めることになるが、ホゼ・ロバトンの退団により控え捕手の座は空席となっている。そして、控え捕手として開幕ロースター入りを狙っているのが、マイナー契約を結んで招待選手として春季キャンプに参加しているモンテロと、MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングで20位にランクインしているセベリーノだ。

     モンテロはダイヤモンドバックスとカブスで正捕手を務めた経験があり、2ケタ本塁打を放ったシーズンが通算7度。直近ではカブスでプレイした2015年に打率.248、15本塁打、OPS.754をマークした。昨季はカブスで控え捕手として開幕を迎え、シーズン途中にブルージェイズへ放出。結局、2009年以降では最少となる76試合にしか出場できず、打率.216、6本塁打、OPS.656という不本意な成績に終わった。マルティネスはカブスのベンチコーチ時代にモンテロとともに戦っており、「彼はベテランだ。準備の方法もよく知っている。彼は試合をコントロールできる捕手だよ」と豊富な経験に信頼を寄せている。

     一方、セベリーノは2015年9月にメジャーデビューを果たし、昨季まで3年連続でメジャーへ昇格しているものの、メジャー経験は通算35試合だけ。しかし、強肩を含めて捕手としての守備能力の高さには定評があり、メジャーでの出場経験を積んでいけば、一流の守備型捕手に成長する可能性を秘めている。「彼はまだ学んでいる最中だけど、非常にアスレチックな選手だ。私はその点を気に入っているよ」とマルティネスはセベリーノへの期待を口にする。

     控え捕手として開幕ロースター入りを勝ち取るのはどちらになるのか。34歳のベテラン捕手と24歳の若手捕手の争いに注目だ。


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  • アレナードの契約延長交渉は今季終了後まで持ち越し

    2018.3.5 14:30 Monday

     球界屈指の三塁手であるノーラン・アレナード(ロッキーズ)は、今季終了後までチームとの契約延長交渉に応じない意向を示した。アレナードは今季のチームに手応えを感じており、2年連続のポストシーズン進出に向けて試合に勝つことを最優先に考えている。

     アレナードは2017年1月にロッキーズと2年2950万ドルで契約を結んでおり、今季の年俸は1750万ドル。今季限りで2年契約が満了し、来季は年俸調停4年目のシーズンとなる。ロッキーズとしては今季を含めてアレナードをあと2年保有できるため、必ずしも契約延長を急ぐ必要はないが、アレナードが引き続き好成績を残すようであれば、来季以降の年俸はさらに上昇することが予想される。2年後にはフリーエージェントとなるため、流出を防ぐためにも早めに契約を延長しておきたいところだが、少なくとも今オフ中に契約延長がまとまる可能性はなくなった。

     アレナードは「今年のシーズンが終わるまでは何も起こらないと思うよ。僕たちは良いチームになっているし、勝つことに集中しているんだ」と語り、今季の戦いに集中することを明言。3年連続で37本塁打以上&130打点以上を叩き出し、デビューイヤーから5年連続でゴールドグラブ賞を受賞している三塁手の契約延長交渉は、今季終了後まで持ち越しとなる。

     昨季のロッキーズはカイル・フリーランド、ヘルマン・マルケスら若手投手の成長により、ワイルドカードを獲得して8年ぶりにポストシーズンへ進出。今オフはウェイド・デービスとブライアン・ショウを獲得してブルペンを強化し、さらなる上位進出を目指すための戦力を整えた。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドの恩恵を受けて、得点力は毎年高水準を維持しているだけに、投手陣の出来次第では打倒・ドジャースも決して夢ではない。勝つことに集中するアレナードが牽引するロッキーズは、今季もナ・リーグ西部地区の戦いを面白くしてくれそうだ。


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  • パドレスの有望株・タティスJr.が4安打5打点の大暴れ!

    2018.3.5 12:30 Monday

     今年1月に19歳の誕生日を迎えたばかりながらメジャーの春季キャンプに招待選手として参加しているフェルナンド・タティスJr.(パドレス)。オープン戦でもその非凡な才能をフルに発揮しており、日本時間3月5日のホワイトソックス戦では4打数4安打5打点の大活躍を見せた。

     パドレスが7対6で逃げ切ったこの試合。「7番・遊撃」で先発出場したタティスJr.は1回表の第1打席で2点タイムリーを放つと、3回表の第2打席でライトへのヒット(その後盗塁に成功)、5回表の第3打席でレフトへのタイムリー、7回表の第4打席でレフトへの2点タイムリー二塁打を放ち、4打数4安打5打点の大活躍。この日の活躍により、オープン戦の打率は.381、OPSは1.125まで上昇した。

     「とても良い感じだったよ」とこの日のパフォーマンスを振り返ったタティスJr.。現在はマーク・マグワイア打撃コーチの指導のもと、スイングの安定性を高める練習に取り組んでおり、「成果が出ているみたいだね」と手応えを感じている。昨季は18歳ながら早くもAA級に到達し、A級のミッドウエスト・リーグではリーグ史上初めて18歳で20本塁打&20盗塁をクリア。リーグ最多の75四球を選ぶなど、打席でのアプローチもすでに成熟している。

     オープン戦でいくら好成績を残しても、パドレスがまだ19歳の有望株を開幕ロースターに入れることは考えにくいが、メジャーの春季キャンプに参加し、メジャーリーガーとともにオープン戦に出場して好成績を残していることは、タティスJr.にとって大きな自信となるはずだ。今季はAA級からのスタートが濃厚だが、この自信がさらなる好成績につながれば、20歳を迎える前にメジャー昇格を果たす可能性も十分にある。メジャー史上唯一となる「1イニング2満塁本塁打」を記録し、メジャー通算113本塁打を放ったフェルナンド・タティスを父に持つタティスJr.の才能は、間違いなくホンモノだ。


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  • ダイヤモンドバックスのクローザー争いに平野も参戦中

    2018.3.5 12:00 Monday

     フェルナンド・ロドニー(ツインズ)がチームを去り、空席となっているダイヤモンドバックスのクローザーの座。トーリ・ロブロ監督は「クローザーの座は広く開かれている」と明言しており、ブラッド・ボックスバーガー、平野佳寿、アーチー・ブラッドリーの3人がその座をかけて競争を続けている。

     3人のなかで最初にオープン戦で登板したのはボックスバーガーだった。日本時間2月24日のロッキーズ戦で1イニングを投げて無失点。しかし、その後は腕の痛みを訴えてオープン戦での登板を回避しており、ブルペンで投球練習を行うに留まっている。投球練習後、ボックスバーガーは「感触は良かった」と話していたが、まだ実戦復帰の予定は立っていない。

     平野はオープン戦最初の2登板で計2イニングを投げて3失点と崩れたが、3度目の登板となった日本時間3月5日のカブス戦では1イニング無失点の好投。ジェイソン・ヘイワード、ハビアー・バイエズ、ウィルソン・コントレラスの3人を三者凡退に打ち取った。「これまでで一番良かったね。速球のコマンドが特に良かった。球速は把握してないけど、今はそれほど気にする必要はない。狙ったところに投げられていたと思うよ」とロブロは平野のピッチングを振り返った。

     昨季セットアッパーとして活躍したブラッドリーは、最初の登板こそ1イニングを無失点に抑えたものの、次の登板では1回1/3を投げて4失点。チェンジアップを試しながらのピッチングとなったが、うまく機能しなかった。しかし、平野の後を受けて登板したカブス戦では2イニング無失点の好投。この日は速球とカーブだけを投げた。

     今のところ、際立って好パフォーマンスを発揮している選手はおらず、クローザー争いは一進一退の攻防が続いている。「今は結果よりも投げているボールを見ている」と語るロブロだが、最終的に誰をクローザーに指名するのだろうか。ボックスバーガーの実戦復帰後に競争は激化することになりそうだ。


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  • 再建進めるホワイトソックスがムスターカス獲得に動く可能性

    2018.3.5 11:30 Monday

     チーム再建を進めているホワイトソックスがマイク・ムスターカスの獲得に動く可能性が浮上した。USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールはホワイトソックスがムスターカスと連絡を取り続けていることを伝えており、サプライズ補強が実現するかもしれない。

     クリス・セール、デービッド・ロバートソン、トッド・フレイジャーといった主力選手をここ数年で次々に放出し、対価としてプロスペクトを獲得してチーム再建を進めているホワイトソックス。ポストシーズン進出を狙えるチームになるまでにはあと1~2年は必要だというのが大半の見方であり、大物選手の獲得に動くことはないと見られていたが、大物選手が売れ残っているなかで方針を転換する可能性が出てきた。

     MLB.comのジョン・ポール・モロシはホワイトソックスが戦力補強を行う場合、獲得するのは野手になるとの見通しをリポート。ナイチンゲールのリポートと合わせると、ホワイトソックスの補強リストにムスターカスの名前が含まれていることは間違いなさそうだ。

     実際、ホワイトソックスは三塁手の補強を必要としており、今季のレギュラー候補はヨルマー・サンチェスとマット・デービッドソンという状況。打力を要求されるポジションでありながら、両者とも昨季はリーグ平均以下の打撃成績に終わっており、ムスターカスの獲得は間違いなくアップグレードになる。また、昨年のドラフト全体11位指名で入団したジェイク・バーガーが春季キャンプ中に左アキレス腱を断裂し、今季全休が確定。これによりメジャー昇格が1年先延ばしになり、2~3年程度の契約であればムスターカスを獲得するのは理にかなっている。

     今オフ、ホワイトソックスはマニー・マチャド(オリオールズ)の獲得にも名乗りを上げており、三塁手を欲していることは間違いない。価格が下がりつつあるムスターカスを獲得するのか、それとも1年待ってマチャドやジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)の獲得を狙うのか。レギュラーシーズン開幕まで4週間を切ったが、まだストーブリーグは終わらない。


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  • アスレチックス復帰のモスがDFAに 現役引退の可能性も

    2018.3.5 11:00 Monday

     日本時間3月5日、アスレチックスはウエーバーでレッズからハイロ・ラボートを獲得し、40人枠を空けるためにブランドン・モスをDFAとしたことを発表した。モスは1月末のトレードで4年ぶりのアスレチックス復帰を果たしたばかりだった。

     モスにとって2度目のアスレチックス生活は、わずか5週間で終わりを迎えることになった。1月末にジェシー・ハーン、ヒース・フィルマイヤーとの2対2のトレードでライアン・バクターとともにロイヤルズから加入したばかりだったが、ウエーバーで獲得したラボートの枠を用意するためにDFA。モスはメジャー12年目に向けて新天地を探すことになるが、チャンスを与えてくれる球団が見つからない場合には現役引退という選択をする可能性もあるようだ。

     そもそも、1月末のトレード成立時からアスレチックスのモス獲得を疑問視する声は上がっていた。今季のアスレチックスは主砲のクリス・デービスを指名打者に固定する方針を固めており、外野の両翼にはマット・ジョイスとスティーブン・ピスコッティ、一塁にはマット・オルソンがいる。モスが守れるポジションに空きはなく、チーム編成上、浮いた存在となっていた。40人枠が埋まっているアスレチックスが新戦力を獲得する場合、枠を空けるために誰かを40人枠から外す必要があるが、そのファースト・チョイスとなったのがモスというわけだ。

     アスレチックスが獲得したラボートは、最速97マイルに達する速球を武器とする23歳のリリーフ左腕。昨年9月にタイガースでメジャーデビューを果たし、6試合に登板して防御率4.50、被打率.200をマークした。デービッド・フォーストGMは「彼の球速は素晴らしい。昨季は制球難で苦しんだけど、素晴らしい腕を持っている。我々は左腕のデプスが欲しかったんだ」とラボート獲得の狙いを説明。なお、ラボートは2日前にウエーバーでタイガースからレッズへ移籍したばかりであり、3日間で3チームに所属することになった。


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  • ホワイトソックスがリリーフ左腕・ロスJr.とマイナー契約

    2018.3.5 10:30 Monday

     日本時間3月5日、レンジャーズとレッドソックスでブルペンの一角を担ってきたロビー・ロスJr.がホワイトソックスとのマイナー契約に合意したことが明らかになった。昨季は故障により8試合のみの登板に留まったロスJr.は招待選手として春季キャンプに参加し、開幕ロースター入りを目指すことになる。

     昨季のホワイトソックスはトミー・ケインリーやアンソニー・スウォーザックといった無名の投手が好投を続けて前半戦のブルペンを支え、夏場のトレードでは彼らと引き換えに若手有望株を獲得することに成功した。今季も同様の展開を狙っているのか、すでにホアキム・ソリア、ルイス・アビラン、ブルース・ロンドン、ロブ・スケーヒル、ゼイビアー・セデーニョといったリリーバーをトレードやマイナー契約で掻き集めているが、そのなかにロスJr.も加わることになった。

     レンジャーズでメジャーデビューを果たした2012年に58試合に登板して6勝0敗、防御率2.22の好成績をマークしたロスJr.は、2015年1月にアンソニー・ラナウドとのトレードでレッドソックスへ移籍した。レッドソックスでは2年連続で54試合に登板するなど貴重なリリーフ左腕として活躍していたが、昨季は左肘の炎症で長期離脱したあと、8月下旬にはヘルニアの手術を受けてシーズン終了。結局、自己最少となる8試合にしか登板できず、防御率7.00、被打率.324という不本意なシーズンを過ごした。

     故障の影響なのか、昨季は速球の平均球速が前年から2.5マイル(約4キロ)も低下していたが、ロスによると身体のコンディションは問題なく、キャンプ合流後すぐに実戦形式の打撃練習に登板する準備もできているという。実戦形式の練習やオープン戦で打者を相手に投球するなかで試合感覚を取り戻すことができれば、実績のあるリリーフ左腕として貴重な戦力となるはずだ。

     レギュラーシーズン開幕まで4週間を切り、開幕ロースター争いは激しさを増していくことになりそうだ。


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  • Wソックスの有望株・コペックが2試合連続の好投

    2018.3.4 18:00 Sunday

     メジャーリーグのオープン戦の見どころの1つとして各球団の有望選手が開幕ロースター入りを目指して奮闘している姿が挙げられる。球界を代表する投手から本塁打を記録したり100マイル近い速球を投げたりと今後の活躍が期待される。ホワイトソックスのマイケル・コペックもその1人だ。

     21歳のコペックは2014年のドラフト会議でレッドソックスから1巡目指名(全体33番目)を受けた逸材で2016年12月にクリス・セールが絡む1対4のトレードによってホワイトソックスへと移籍した。昨年は2Aで開幕を迎えると自慢の速球を武器に22試合に登板して8勝を挙げた。3Aにも昇格して経験を積み、メジャー昇格まであと一歩という位置にいる。マイナーで1年通じての成績は25試合で9勝8敗 防御率2.88だった。MLB.comが発表している球団別有望株ランキングでは2位にランクインされている。

     日本時間3月4日に行われたロイヤルズとのオープン戦で今季2度目の先発マウンドに立ったコペック。初回、安打と暴投で無死二塁といきなりのピンチを迎えてしまうが、彼はまったく動じていなかった。3番打者のアルシデル・エスコバーをゴロに仕留めて1死三塁となるも後続を三振と左飛に抑えて無失点スタートとなった。

     2回表の味方の攻撃で2点の援護をもらったコペックだったが、その裏の投球でも再びピンチとなる。1死からライアン・ゴインズに三塁打を打たれて初回とまったく同じ状況となる。その後は三振と四球で2死一・三塁となるが、迎えたドリュー・ビューテラを空三振に抑えてまたも相手に点を与えることはなかった。3回裏は1死から味方の失策で走者を出したところで交代となった。その後の投手が点を取られたためにコペックに失点が付いたが2回1/3を投げて2安打1失点(自責点なし)となった。試合は9対5でホワイトソックスが勝利した。

     試合を振り返ったコペックは「自分のパフォーマンスに満足しているよ。何度かピンチを迎えたけどそこをしっかりと切りぬけることができたからよかったね」と話していた。彼の武器は90マイル後半の速球だが、この試合では空振りを取るためにスライダーやチェンジアップも試したという。スライダーの曲がりもよく手ごたえを掴んだコペックは次回登板に向けて準備を進める。先日、MLBPipelineから発表されたファームシステムランキングでホワイトソックスは全30球団中3位に入った。コペックをはじめ、数多くの有望選手がいるチームは果たしてどのような戦いをみせてくれるのだろうか。


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  • レンジャーズのハメルズがチームの先発6人制に懐疑的

    2018.3.4 16:00 Sunday

     開幕まで1ヶ月を切り、徐々に主力選手達もオープン戦に登場してくる。同時にチームによっては先発ローテーションの枠を増やすなど試行錯誤をする時期でもある。そんな中でレンジャーズも先発6人制を実施する予定ではあるがこれに異論を唱えたのはエースのコール・ハメルズだ。

     ハメルズはメジャー12年間で通算147勝を挙げている経験豊富な左腕。レンジャーズでは2年連続2桁勝利を記録するエースでありチームにとって欠かせない存在だ。これまでのキャリアを振り返っても8年、200イニング以上を投げておりでスタミナもあるまさに試合をつくる先発投手といえるだろう。彼は日本時間3月4日に行われたジャイアンツとのオープン戦に先発するも2回1/3を投げて5安打4失点、2本の本塁打を浴びるなど課題の残る結果となった。

     試合後、先発6人制について話したハメルズは「これは野球の一部ではない。これまでマイナーリーグを通じて試合への準備の仕方や調整法を学んできた。そして自分で試行錯誤して今の方法にたどり着いたんだ。これまで6人制のための調整をしたことがなかったし、する必要もなかった」と話した。確かに今の方法で実績を残してきている中で急に変えることになれば心配するだろう。

     ハメルズはシーズン33、34試合に先発することを想定してトレーニングを行っているという。ジェフ・バニスター監督はたとえ6人制でも1年に32先発は可能とみているが、ハメルズは「これまで行ってきた調整法は自分自身のものだ。このおかげで200イニングを投げることができるし、そう簡単には変えることはできない」と強気の姿勢をみせている。

     近年のハメルズは投球に磨きをかけようと直球とチェンジアップを組み合わせた緩急を武器にしようとしている。その探求心をバニスター監督も讃えており、今回の先発6人制に対しても理解を求めているという。「私はコールと話し合ってこのチームがさらに良い方向に進むためにどうすべきかを考えていきたい」と前向きだ。


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  • ジャイアンツ・ロンゴリア 実践4試合目は本塁打を含む2安打

    2018.3.4 15:00 Sunday

     オープン戦が始まり、今季から新天地に移籍した選手達も新しいユニフォームを着て試合に出始めている。そんな中でレイズからジャイアンツに移籍したエバン・ロンゴリアも日本時間3月4日のレンジャーズ戦に出場し、三塁の守備にも就いた。

     昨年12月に1対4の大型トレードでジャイアンツに移籍したロンゴリアはメジャー生活10年間を過ごしたレイズから離れ、心機一転のシーズンとなる。指名打者制がないナ・リーグへの移籍となるが、これまで通り三塁手としての活躍が期待されている。昨年も三塁は142試合で守っており、問題はないだろう。

     迎えたレンジャーズ戦でロンゴリアは「3番・三塁」としてスタメン出場し、2打数2安打1打点と幸先のよいスタートを切った。初回、ジョー・パニックの先頭打者本塁打で1点を返して迎えた1死走者なしの場面でロンゴリアのジャイアンツ初打席を迎えた。ここで経験豊富な左腕のコール・ハメルズとの対決も四球を選んだ。続く3回裏の第2打席は先頭打者として登場すると初球を捉えて三塁への内野安打となり、早くも移籍後初安打を記録した。その後、ジャイアンツ打線はロンゴリアの安打をきっかけに3得点し、6対3と逆転に成功した。

     ロンゴリアの活躍はこれだけでは終わらない。4回裏の第3打席は2死走者なしの場面。相手投手は3番手のマット・ブッシュに代わっていたが、ブッシュの初球を右翼スタンドへと運んでチームをさらに勢いづかせる本塁打を放った。この回の打席が終わったところでロンゴリアはお役御免となりベンチへと退いた。守備の方も無難にゴロを処理して失策はなし。良い形で試合を終えた。

     ブルース・ボウチー監督はベテラン組にはゆっくりとシーズンに向けて準備をしてほしいと考えていたようで試合前日にはロンゴリアと試合に出場するかどうか話し合っていたという。ロンゴリアは「試合に出る準備はできている」と話したことでスタメン出場が決まり、本塁打を含む活躍をみせた。これをみたボウチー監督も「彼はプロだ」と絶賛。チームも9対4で勝利して良い1日となった。


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