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  • フィリーズがグレゴリアス獲得 内野補強完了でレンドンからは撤退

    2019.12.11 11:15 Wednesday

     複数の関係者の話によると、フィリーズはフリーエージェントの遊撃手、ディディ・グレゴリアスと1年1400万ドルで契約合意に達したようだ。5年1億1800万ドルの大型契約で加入した先発右腕のザック・ウィーラーに続く大物フリーエージェント選手の獲得により、フィリーズは内野手の補強を完了。興味を示していることが報じられていたアンソニー・レンドンとジョシュ・ドナルドソンの両三塁手の争奪戦からは撤退することが確実となった。

     「デレク・ジーターの後継者」として2015年からヤンキースの正遊撃手を務めてきたグレゴリアスは現在29歳。レギュラー定着後、毎年着実に成長を遂げ、2017年に打率.287、25本塁打、87打点、OPS.796、翌2018年にも打率.268、27本塁打、86打点、OPS.829の好成績をマークしていたが、トミー・ジョン手術明けの今季は82試合の出場にとどまり、打率.238、16本塁打、61打点、OPS.718と不本意なシーズンを過ごした。

     これまでの実績を考えれば複数年契約を手にしてもおかしくない選手だが、グレゴリアスは単年契約を結んで来季の活躍で自身の価値を取り戻し、1年後のフリーエージェント市場で改めて好条件の複数年契約を手にすることを望んだようだ。なお、グレゴリアスはヤンキース時代の2015~2017年に続き、再びジョー・ジラルディ監督の下でプレイすることになる。

     正二塁手のセザー・ヘルナンデスと正三塁手のマイケル・フランコをノンテンダーFAとしたフィリーズだが、グレゴリアスの加入によって内野手の補強は完了したと見られる。一塁には引き続きリーズ・ホスキンスが入り、新加入のグレゴリアスが遊撃に。これに伴って正遊撃手のジーン・セグーラは二塁か三塁にポジションを移すことになり、セグーラが守らないほうのポジションにスコット・キンガリーが入る。今後は残りの予算で投手の補強を進めることになりそうだ。

  • 史上初の「オールMLBチーム」 1stチームにトラウト、コールら選出

    2019.12.11 10:50 Wednesday

     2019年シーズンの各ポジション最高の選手で形成する「オールMLBチーム」を選出するという史上初の試みが行われ、ノミネートされた90名を対象にファンと選考委員会による投票が実施された。サンディエゴで開催されているウィンター・ミーティング2日目となった日本時間12月11日、その投票結果が発表され、「1stチーム」と「2ndチーム」の各16名の顔ぶれが明らかになった。選出された選手の顔ぶれと今季の成績は以下の通り(チームは今季の最終所属)。

    ◆1stチーム

    【捕手】J.T.リアルミュート(フィリーズ)
    打率.275 25本塁打 83打点 9盗塁 OPS.820

    【一塁手】ピート・アロンゾ(メッツ)
    打率.260 53本塁打 120打点 1盗塁 OPS.941

    【二塁手】DJ・レメイヒュー(ヤンキース)
    打率.327 26本塁打 102打点 5盗塁 OPS.893

    【三塁手】アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    打率.319 34本塁打 126打点 5盗塁 OPS1.010

    【遊撃手】ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    打率.309 33本塁打 117打点 4盗塁 OPS.939

    【外野手】マイク・トラウト(エンゼルス)
    打率.291 45本塁打 104打点 11盗塁 OPS1.083

    【外野手】コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    打率.305 47本塁打 115打点 15盗塁 OPS1.035

    【外野手】クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
    打率.329 44本塁打 97打点 30盗塁 OPS1.100

    【指名打者】ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    打率.311 41本塁打 108打点 0盗塁 OPS1.031

    【先発投手】ゲリット・コール(アストロズ)
    20勝5敗 防御率2.50 WHIP0.89 326奪三振

    【先発投手】ジャスティン・バーランダー(アストロズ)
    21勝6敗 防御率2.58 WHIP0.80 300奪三振

    【先発投手】ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    11勝8敗 防御率2.43 WHIP0.97 255奪三振

    【先発投手】マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    11勝7敗 防御率2.92 WHIP1.03 243奪三振

    【先発投手】スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    18勝6敗 防御率3.32 WHIP1.04 251奪三振

    【救援投手】カービー・イエーツ(パドレス)
    41セーブ 防御率1.19 WHIP0.89 奪三振率14.98

    【救援投手】ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    37セーブ 防御率2.62 WHIP0.81 奪三振率16.41

    ◆2ndチーム

    【捕手】ヤスマニ・グランダル(ブリュワーズ)
    打率.246 28本塁打 77打点 5盗塁 OPS.848

    【一塁手】フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    打率.295 38本塁打 121打点 6盗塁 OPS.938

    【二塁手】ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    打率.298 31本塁打 74打点 6盗塁 OPS.903

    【三塁手】アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    打率.296 41本塁打 112打点 5盗塁 OPS1.015

    【遊撃手】マーカス・セミエン(アスレチックス)
    打率.285 33本塁打 92打点 10盗塁 OPS.892

    【外野手】ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    打率.280 41本塁打 101打点 37盗塁 OPS.883

    【外野手】フアン・ソト(ナショナルズ)
    打率.282 34本塁打 110打点 12盗塁 OPS.949

    【外野手】ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
    打率.295 29本塁打 80打点 16盗塁 OPS.915

    【指名打者】ヨルダン・アルバレス(アストロズ)
    打率.313 27本塁打 78打点 0盗塁 OPS1.067

    【先発投手】ザック・グレインキー(アストロズ)
    18勝5敗 防御率2.93 WHIP0.98 187奪三振

    【先発投手】柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)
    14勝5敗 防御率2.32 WHIP1.01 163奪三振

    【先発投手】ジャック・フラハティ(カージナルス)
    11勝8敗 防御率2.75 WHIP0.97 231奪三振

    【先発投手】チャーリー・モートン(レイズ)
    16勝6敗 防御率3.05 WHIP1.08 240奪三振

    【先発投手】マイク・ソローカ(ブレーブス)
    13勝4敗 防御率2.68 WHIP1.11 142奪三振

    【救援投手】アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
    37セーブ 防御率2.21 WHIP1.11 奪三振率13.42

    【救援投手】リアム・ヘンドリックス(アスレチックス)
    25セーブ 防御率1.80 WHIP0.97 奪三振率13.13

  • 中日退団のロドリゲスが2年550万ドルでレンジャーズと契約合意

    2019.12.10 12:35 Tuesday

     2018年から2シーズンにわたって日本プロ野球の中日ドラゴンズでプレイしたリリーフ左腕、ジョエリー・ロドリゲスが総額550万ドルの2年契約でレンジャーズと合意したことが明らかになった。サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティングの初日となった日本時間12月10日、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシが自身のTwitterで第一報を伝えた。

     ドミニカ共和国出身のロドリゲスは現在28歳。日本球界2年目となった今季は64試合に登板して60回1/3を投げ、3勝4敗、1セーブ、41ホールド、防御率1.64、77奪三振の好成績をマークして最優秀中継ぎ投手(最多ホールドポイント)のタイトルを獲得。中日側は引き留めを目指していたものの、ロドリゲス本人のメジャー志向が強く、保留者名簿を外れて自由契約となっていた。中日でプレイした2年間の通算成績は90試合、3勝7敗、2セーブ、50ホールド、防御率1.85となっている。

     ロドリゲスは2009年3月にパイレーツと契約し、2014年12月にアントニオ・バスタードとのトレードでフィリーズへ移籍。2016年にメジャーデビューを果たして12試合で防御率2.79をマークするも、翌2017年は26試合で防御率6.33に終わり、6月中旬にレンジャーズへ放出された。レンジャーズではメジャーに昇格できないままシーズン終了後にフリーエージェントとなり、2018年はオリオールズのマイナーでプレイしていたが、7月下旬に中日への移籍が決定。メジャー2年間では通算38試合に登板して1勝2敗、6ホールド、防御率5.40という成績を残している。

     レンジャーズは今オフに入ってカイル・ギブソン、ジョーダン・ライルズ、ニック・グッディと投手の補強を続けており、ロドリゲスの獲得もその流れに沿ったものとなる。課題である三塁手補強ではアンソニー・レンドンの獲得を目指しており、そちらの動向も注目される。

  • レンドン争奪戦はレンジャーズとドジャースによる一騎打ちか

    2019.12.10 11:45 Tuesday

     今オフのフリーエージェント市場における最高の野手として超大型契約を手にすることが予想されているアンソニー・レンドンだが、そのマーケットは縮小傾向にある。スティーブン・ストラスバーグと再契約を結んだナショナルズはレンドン争奪戦から脱落した可能性が高く、三塁にトップ・プロスペクトを抱えるフィリーズも大物三塁手との長期契約には乗り気でない。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、レンジャーズとドジャースによる実質的な一騎打ちを予想している。

     ストラスバーグとの再契約に成功したナショナルズは、依然としてレンドンとの再契約を諦めない姿勢を見せている。しかし、筆頭オーナーのマーク・ラーナーは先日、NBCスポーツに対して「ストラスバーグとレンドンの両方をチームに留めることは資金的に不可能である」といった趣旨の発言をしており、レンドン側の要求に見合うだけの大型契約をオファーすることは難しいと見られる。ストラスバーグとの再契約には当初から自信を見せていたナショナルズだが、レンドン引き留めに対する自信は感じられない。

     また、正三塁手のマイケル・フランコをノンテンダーFAとしたフィリーズも、レンドンやジョシュ・ドナルドソンといった大物三塁手に興味を示していることが報じられているが、ヘイマンはフィリーズがレンドン獲得を本気で狙うことはないと考えている。フィリーズの三塁には「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングで1位のアレック・ボームが控えており、レンドンないしドナルドソンを長期契約で獲得することは、ボームのメジャー昇格の機会をブロックすることを意味する。フィリーズはボーム昇格までの「つなぎ役」を探すことになるだろう。

     そうした状況を踏まえ、ヘイマンはレンジャーズとドジャースの2球団がレンドン争奪戦の「主役」になる見込みであることを報じている。代理人のスコット・ボラスは7年契約のオファーを求めているようだが、この2球団はレンドンに対してどんなオファーを準備しているのだろうか。

  • ブリュワーズがクラウディオと再契約 ウエーバーでロドリゲス獲得

    2019.12.10 11:15 Tuesday

     40人枠に32人しかいない状態でウィンター・ミーティング初日を迎えたブリュワーズは、2選手の獲得に成功した。自軍からノンテンダーFAとなったリリーフ左腕、アレックス・クラウディオと1年175万ドル+出来高で再契約を結び、ウエーバーでタイガースからユーティリティ内野手のロニー・ロドリゲスを獲得。40人枠にはまだ6つの空きがあり、ウィンター・ミーティング期間中にさらなる補強に動くことになりそうだ。

     現在27歳のクラウディオは、今季メジャー最多かつ球団タイ記録となる83試合に登板し、2勝2敗、22ホールド、防御率4.06をマーク。来季の年俸は220万ドル前後になることが予想されていたが、ブリュワーズはこれを嫌ってノンテンダーFAとし、予想を下回る金額で再契約を結ぶ形となった。

     クラウディオは、昨年のウィンター・ミーティング期間中にレンジャーズからブリュワーズに加入。当初は相手打者の左右に関係なく、セットアッパー的な役割を期待されていたが、左打者を打率.218に抑えたのに対し、右打者には打率.274と相対的に打ち込まれ、83試合で62イニングという数字が示すように、対左のワンポイント的な役割を担うケースも多かった。来季からは最低対戦打者数のルールが適用され、純粋な対左のワンポイントとしての起用は難しくなるため、右打者対策が課題となるだろう。

     一方のロドリゲスは27歳の内野手で、内野の4ポジションのほか、外野の両翼でも各1試合の出場経験があるユーティリティ・プレイヤーである。メジャー2年目の今季は84試合に出場して打率.221、14本塁打、43打点、OPS.690をマーク。アメリカン・リーグ最少の149本塁打に終わったタイガースにおいて、14本塁打はチーム2位の数字だった。ブリュワーズはユーティリティのエルナン・ペレスがマイナー降格を拒否してフリーエージェントとなっており、ロドリゲスにはその穴を埋める働きが期待される。

  • ストラスバーグが記録更新 最大の目玉・コールは3億ドル超えか

    2019.12.10 10:50 Tuesday

     日本時間12月10日、スティーブン・ストラスバーグがナショナルズと7年2億4500万ドルの超大型契約を結ぶで合意に達し、契約総額と年平均額での投手史上最高額を更新することになった。しかし、フリーエージェント市場にはまだ最大の目玉であるゲリット・コールが残っている。近日中にコールが再び記録を更新し、ストラスバーグの新記録は短命に終わることが確実視されている。

     関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ストラスバーグが早々に市場から消えたことにより、コールもウィンター・ミーティングの期間中に契約を決める可能性が高まっているという。コールとストラスバーグに次ぐ3番手という位置付けだったザック・ウィーラー(フィリーズと契約)もすでに市場から消えており、絶対的エース獲得を目指すチームの関心はコールに集中している状況だ。

     ストラスバーグの契約合意前の時点では、ジ・アスレチックのジェイソン・スタークが伝えたように、コールが8年2億8000万ドル(年平均3500万ドル)の超大型契約を手にすると予想する球団幹部もいた。しかし、ストラスバーグが契約総額と年平均額で投手史上最高額を更新する超大型契約を手に入れたことにより、コールはそれ以上の契約を手にすることが確実に。MLBネットワークのジョン・ヘイマンとジョエル・シャーマンはともに、コールが総額3億ドルを超える9~10年契約を得る可能性があることを伝えている。

     ヘイマンは「(コールは)9~10年契約が目標になる。現在29歳でストラスバーグより22ヶ月も若く、故障歴もない。総額3億ドルは十分に射程圏内で、それ以上の契約を得る可能性もある」とツイート。シャーマンも「9年3億2400万ドル(年平均3600万ドル)」という具体的な数字を挙げて、コールがストラスバーグを上回る巨額の契約を手にすることを予想している。いずれにしても、ストラスバーグの「総額2億4500万ドル」と「年平均3500万ドル」は近いうちに更新されることになりそうだ。

  • ジョーンズがオリックス移籍か 通算282本塁打のスター外野手

    2019.12.10 10:15 Tuesday

     オールスター・ゲーム選出5度の実績を誇るスター外野手が、来季から日本プロ野球でプレイすることになるかもしれない。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ダイヤモンドバックスからフリーエージェントとなったアダム・ジョーンズがオリックスバファローズと複数年契約について交渉中であるという。交渉がまとまって契約が合意に達すれば、今週中にも契約成立が正式発表される見込みとなっている。

     現在34歳のジョーンズは、マリナーズで2年、オリオールズで11年、ダイヤモンドバックスで1年、合計14年のメジャー経験があり、通算1939安打、282本塁打、オールスター・ゲーム選出5度、2013年シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞4度の実績を誇るスター外野手である。2013年と2017年にはアメリカ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシックにも出場している。

     2003年のドラフトでマリナーズから全体37位指名を受け、2006年にメジャーデビュー。2008年2月にエリック・ベダードとの1対5のトレードでキャム・ミコライオ(元広島東洋カープなど)、ジョージ・シェリル、クリス・ティルマンらとともにオリオールズへ移籍したあと才能を開花させ、オリオールズの中心選手へと成長を遂げた。2011年から7年連続で25本塁打以上を放ち、2013年には自己最多の108打点をマーク。オールスター・ゲームには2009年に初選出され、2012年からは4年連続の選出となった。

     2018年シーズン終了後にフリーエージェントとなり、今季は年俸300万ドルの1年契約でダイヤモンドバックスに加入。オリオールズ時代に4度のゴールドグラブ賞を受賞したセンターではなく、ライトにポジションを移し、137試合に出場して打率.260、16本塁打、67打点、OPS.728をマークした。

     攻守とも全盛期に比べるとパフォーマンスが落ちており、年齢的にも好条件のオファーを得られる見込みが薄いことから日本行きを決断したと見られる。四球が少なく、低出塁率のフリースインガーである点は気になるものの、実績は十分。無事に契約が成立すれば、チーム浮上の切り札として活躍が期待される。

  • ストラスバーグがナショナルズ残留 投手史上最高の超大型契約

    2019.12.10 09:55 Tuesday

     サンディエゴで開催されているウィンター・ミーティングの初日となった日本時間12月10日、衝撃のニュースが飛び込んできた。ゲリット・コールと並んで今オフのフリーエージェント市場における最大の目玉となっていたスティーブン・ストラスバーグが、ナショナルズと7年契約で再契約を結ぶことに合意したのだ。その総額は、投手史上最高額となる2億4500万ドルであることが報じられている。

     ストラスバーグが手にする7年2億4500万ドル(年平均3500万ドル)の超大型契約は、2つの記録を更新することになる。1つ目は投手による契約の「総額」で、デービッド・プライス(レッドソックス)の2億1700万ドルを更新。2つ目は投手による契約の「年平均額」で、こちらはザック・グレインキー(アストロズ)の約3440万ドルを更新。ただし、まだ市場にはコールが残っており、ストラスバーグによる新記録は短命に終わることが確実視されている。

     ストラスバーグは現在31歳。今季は33先発で209イニングを投げて18勝6敗、防御率3.32の好成績をマークし、最多勝のタイトルを獲得。ポストシーズンでの6登板(うち5先発)でも5勝0敗、防御率1.98の快投を見せ、アストロズとのワールドシリーズでは2勝を挙げてMVPに選出された。今回の契約には全球団に対するトレード拒否権が含まれており、38歳のシーズンまでストラスバーグがナショナルズでプレイすることが確実となった。

     なお、自軍からフリーエージェントとなった2人のスター選手(ストラスバーグとアンソニー・レンドン)のうち片方しか引き留められない可能性が高いことが報じられていたナショナルズだが、ストラスバーグとの契約合意後もレンドンとの再契約に意欲的な姿勢を示しているという。MLB公式サイトのアリソン・フーターは「ペイロールに両者を引き留めるだけの余裕があるかどうかは今後決定される」と伝えている。今後はコールが得る契約の規模、そしてレンドンの行方に注目が集まりそうだ。

  • カブス 強打の外野手・カステヤーノスとの再契約は困難か

    2019.12.9 14:30 Monday

     MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、カブスは今季途中に加入して51試合で打率.321、21二塁打、16本塁打、OPS1.002の大活躍を見せたニコラス・カステヤーノスとの再契約を検討しているようだ。しかし、MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、ペイロールに問題を抱えるカブスは1~2人の主力選手を放出しなければカステヤーノスとの再契約は困難であると指摘する。

     ローゼンタールはジ・アスレチックで公開した自身の記事のなかで「カブスの関係者は低価格のフリーエージェント選手の代理人に対してさえ、本格的な交渉を開始する前にロースターを整理して資金を捻出しなければならないことを伝えている」と報じている。カブスは今季、ぜいたく税の対象となる年俸総額のラインを超過しており、必要な補強を施せば来季もそのラインを超過することが確実。年俸総額の削減が検討されており、クリス・ブライアントやウィルソン・コントレラスといった主力選手にトレード放出の噂が持ち上がっているのはそのためである。

     MLB公式サイトでカブスの番記者を務めるジョーダン・バスティアンによると、2021年オフにフリーエージェントとなる予定のハビアー・バイエズと契約延長交渉が行われている一方、同じタイミングでフリーエージェントとなるブライアントとカイル・シュワーバー、翌2022年オフにフリーエージェントとなるコントレラスには放出の可能性があるという。このほか、タイラー・チャットウッド、アルバート・アルモーラJr.、デービッド・ボーディ、ダニエル・デスカルソ、イアン・ハップ、クレイグ・キンブレル、ホゼ・キンターナらもトレード要員となる可能性があるようだ。

     今季タイガースとカブスで合計151試合に出場して打率.289、27本塁打、73打点、OPS.863をマークしたカステヤーノスには、カブス以外に少なくとも4球団が興味を示していると見られている。カステヤーノスは、カブスがロースターを整理して資金を捻出する前に市場から消えてしまう可能性が高そうだ。

  • ムスターカス獲得のレッズ グレゴリアスの獲得も狙う

    2019.12.9 13:55 Monday

     レッズは正二塁手としてマイク・ムスターカスを4年6400万ドルで獲得したことにより、内野手の補強を完了したと見られていた。一塁には元MVPのジョーイ・ボットー、三塁には主砲のエウヘニオ・スアレス、遊撃には年俸550万ドルのオプションが行使されたフレディ・ギャルビスがいるからだ。しかし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、レッズはムスターカス獲得後も引き続き、フリーエージェントの遊撃手、ディディ・グレゴリアスの獲得に興味を示しているという。

     30歳のギャルビスと29歳のグレゴリアスは、少なくとも今季に限れば大差ない打者だった。ブルージェイズとレッズで合計147試合に出場したギャルビスは、打率.260、23本塁打、70打点、OPS.734をマークし、「OPS+」の数値では92を記録(メジャー平均は100)。一方、29歳のグレゴリアスは、ヤンキースで82試合に出場して打率.238、16本塁打、61打点、OPS.718をマークし、「OPS+」は87だった。

     しかし、ギャルビスの「OPS+」がメジャー8年間で一度も100を超えたことがない(今季の92が自己最高)のに対し、グレゴリアスは2016年から2018年まで97→106→124を記録。トミー・ジョン手術明けの今季は低調なパフォーマンスに終始したものの、本来はメジャー平均を上回る打撃成績を期待できる選手であり、レッズはグレゴリアスを獲得することで内野手全体のさらなる打撃力アップを目指しているのだろう。グレゴリアスを獲得できれば、二塁と遊撃で堅実な守備を期待できるギャルビスを内野のバックアップに置いておくことも可能になる。

     今季は投手力の向上に成功した一方で、メジャー25位の701得点と得点力不足に苦しんだため、少しでも打線全体の打撃力をアップさせたいというレッズの狙いは理解できる。なお、レッズはグレゴリアスに加え、外野手の補強としてニコラス・カステヤーノスとマーセル・オズーナの獲得にも興味を示していることが報じられている。

  • 敏腕代理人・ボラス レンドンへの7年契約のオファーを求める

    2019.12.9 13:25 Monday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールが複数のチームの関係者から聞いた話によると、敏腕代理人として知られるスコット・ボラスは、自身の顧客であるフリーエージェントの三塁手、アンソニー・レンドンの獲得を狙うチームに対して7年契約のオファーを求めているようだ。MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンスは、レンドンに対してレンジャーズが強い関心を示していることに触れつつも、レンドンがドジャースと契約すると予想している。

     2010年代中盤以降のドジャースは、資金力に物を言わせた大型補強に走ることなく、7年連続ナショナル・リーグ西部地区優勝&ワールドシリーズ進出2度という成功を収めてきた。外部からのフリーエージェント補強では、昨オフのA.J.ポロックとの総額5500万ドルの契約が目立つ程度で、同じく昨オフにクレイトン・カーショウとの再契約に投じた総額9300万ドルの契約がフリーエージェント選手との最高額の契約となっている。

     しかし、ローゼンタールは今オフのドジャースがこれまでと異なるアプローチで補強に動く可能性があると指摘する。ぜいたく税の対象となるラインまでペイロールにはかなりの余裕があり、過去2年にわたってぜいたく税の対象ラインを下回ったことで、超過した場合のペナルティの税率もリセットされている。ローゼンタールは「2014年10月に始まったアンドリュー・フリードマン政権下で、ペイロールがこんなにもフレキシブルな状態になったのは初めてだ。今オフのドジャースは欲しいものを何でも手に入れることができる」と言う。

     ローゼンタールは自身の予想として、ボラスが顧客の価値を最大化するために、ゲリット・コールを最大額のオファーが予想されるヤンキースと契約させ、コールを逃したエンゼルスにはスティーブン・ストラスバーグに大金を積ませ、レンドンにはドジャースとの大型契約を結ばせる、とのシナリオを描いている。

     フリーエージェント市場でコール、ストラスバーグ、レンドン。トレード市場でムーキー・ベッツ(レッドソックス)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、クリス・ブライアント(カブス)。「欲しいものを何でも手に入れることができる」状態のドジャースは、ボラスの希望通り、レンドンに対して7年契約のオファーを提示するのだろうか。

  • 大物FA右腕・コール争奪戦は8年2億8000万ドルが決着ラインか

    2019.12.9 12:30 Monday

     今オフのフリーエージェント市場における最大の目玉であるゲリット・コールは、投手史上最高額の契約を手にすることが確実視されている。これまでの最高額はデービッド・プライス(レッドソックス)が手にした総額2億1700万ドルの契約だが、それを一気に6000万ドル以上更新する可能性もあるようだ。

     ジ・アスレチックのジェイソン・スタークによると、先発投手の補強を目指している球団の幹部のなかには、コールが総額2億8000万ドルの8年契約を手に入れると予想する者もいるという。これが実現すれば年平均3500万ドルの契約となり、コールはプライスが持つ「総額」での投手史上最高額を更新するだけでなく、ザック・グレインキー(アストロズ)が持つ「年平均」での投手史上最高額(約3440万ドル)も上回ることになる。

     日本時間12月9日には、コールに対して7年2億4500万ドルのオファーが提示されたとの報道が出回ったが、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、まだコールのもとには正式なオファーは届いていないという。しかし、7年2億4500万ドルも年平均3500万ドルであり、コールを狙う各球団が年平均3500万ドルの7~8年契約を基準としてオファーを検討していることは間違いなさそうだ。

     なお、日本時間12月8日には、ESPNのジェフ・パッサンが今後数日以内にコールに対して各球団からの最初のオファーが届く見込みであることを報じていた。パッサンによると、ヤンキース、エンゼルス、ドジャースの3球団がコール獲得の最有力候補と見られており、ヤンキースはコールに対して記録的な大型契約をオファーすることについて「オーナーレベルからの許可」が下りているという。ヤンキースは今オフの最重要課題にコール獲得を挙げているとの報道もあり、ヤンキースはコール獲得に全力を注ぐ可能性が高い。ヤンキースが提示するであろう巨額のオファーに他球団がどこまで対抗できるかがポイントとなりそうだ。

  • 右腕・ゲラがダイヤモンドバックスと1年265万ドルで契約合意

    2019.12.9 12:05 Monday

     複数の関係者によると、ダイヤモンドバックスはフリーエージェントの右腕、ジュニア・ゲラと2021年の球団オプションが付属した1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ブリュー・クルー・ボールのカイル・レスニュースキーが第一報を伝え、アリゾナ・リパブリックのニック・ピエコロはゲラの2020年の年俸が255万ドル、2021年の球団オプションには10万ドルのバイアウトが設定され、ゲラに保証されている総額が265万ドルであることを伝えている。

     現在34歳のゲラは、来季が年俸調停期間1年目のシーズンとなるが、年俸の高騰を嫌ったブリュワーズからノンテンダーFAとなっていた。来季から3年間が年俸調停期間となる。

     今季のゲラはメジャー定着後初めてリリーフに専念し、ブリュワーズで自己最多の72試合に登板して83回2/3を投げ、9勝5敗、3セーブ、20ホールド、防御率3.55をマーク。9勝はメジャー定着を果たした2016年に並ぶ自己最多タイの数字だった。

     メジャー2年目の2016年に20先発で9勝3敗、防御率2.81の好成績を残し、翌2017年には開幕投手に抜擢されたものの、2017年は1勝4敗、防御率5.12、2018年も6勝9敗、防御率4.09と低調なシーズンを過ごし、今季はブルペンに回されていた。今季は4アウト以上の登板が23度もあり、ダイヤモンドバックスでも使い勝手の良いリリーバーとして重宝しそうだ。

     なお、ゲラは2001年にブレーブスと契約したものの、A級どまりで2008年にメッツへ移籍。ここでもAA級にすら到達できず、その後はスペインリーグやアメリカ独立リーグ、メキシカンリーグ、イタリアリーグなどでプレイしていた苦労人である。マイナー契約でホワイトソックスに加わった2015年に30歳でメジャーデビューを果たし、ウエーバーでブリュワーズへ移籍して2016年にようやくメジャー定着。35歳となる来季は新天地での活躍に期待したい。

  • マービン・ミラーとテッド・シモンズの殿堂入りが決定

    2019.12.9 11:30 Monday

     ウィンター・ミーティング開始の前夜(現地時間12月8日の夜)、「Modern Baseball Era」の候補者10名を対象としたアメリカ野球殿堂入りの投票結果が発表され、メジャーリーグ選手会初代専務理事を務めたマービン・ミラーとカージナルスなどで好打の捕手として活躍したテッド・シモンズが殿堂入りを決めた。16名の選考委員から最低12票(得票率75%)を獲得する必要があったが、ミラーは12票、シモンズは13票を獲得したことが報じられている。

     今回の投票ではミラー、シモンズのほか、ドワイト・エバンス、スティーブ・ガービー、トミー・ジョン、ドン・マティングリー、サーマン・マンソン、デール・マーフィー、デーブ・パーカー、ルー・ウィテカーの合計10名が候補となっていた。タンパベイ・タイムズのマーク・トプキンによると、次点はエバンスで8票(得票率50%)。パーカーが7票、ガービーとウィテカーが6票で続き、ジョン、マティングリー、マンソン、マーフィーの4人は3票以下に終わったという。

     ミラーは1966年から1982年までメジャーリーグ選手会の初代専務理事を務め、選手会を「世界最強の労働組合」と呼ばれる地位まで押し上げた人物として知られている。史上初の労使協定の締結、最低保証年俸の増額、フリーエージェント制度の導入、年俸調停制度の創設など、メジャーリーガーの待遇改善に大きく貢献。前回の「Modern Baseball Era」の投票(2017年)では7票(得票率43.8%)に終わっていたが、ようやくその功績が殿堂入りという形で認められることになった。なお、ミラーは2012年に95歳で亡くなっている。

     一方のシモンズは、前回の投票で1票届かず殿堂入りを逃していたが、そのリベンジを果たした形となった。カージナルス、ブリュワーズ、ブレーブスで21シーズンにわたって活躍したシモンズは、通算2472安打、打率.285、483二塁打、248本塁打、1389打点をマークした好打の捕手で、1982年にはブリュワーズのワールドシリーズ進出に貢献。オールスター・ゲーム選出8度の実績を誇り、カージナルス時代の1980年には打率.303、21本塁打の好成績でシルバースラッガー賞を受賞した。全米野球記者協会の投票では有資格1年目の1994年に得票率3.7%に終わり、記者投票の対象外となっていたものの、捕手として通算1771試合に出場した頑丈さや通算出塁率.348といった数字が近年再評価されていた。

     全米野球記者協会による殿堂入り投票の結果は、日本時間2020年1月22日に発表される予定。また、日本時間2020年7月27日にはクーパーズタウンで殿堂入りセレモニーが開催される。

  • 軟式の日本一決まる

    2019.12.9 10:29 Monday

     日本最大の軟式野球オープン大会「MLB ドリームカップ 2019 supported by XEBIO Group」の決勝戦が現地12月7日(土)にサンディエゴ、ペトコパークで行われた。タイブレーク形式に突入した8回に試合を制したのは新潟ブロック代表の小千谷名球会だった。

     小雨の中始まった決勝戦は、2回にSouth Beansが1点先制、5回に小千谷名球会が1点取り返し、試合時間2時間を超えた時点でスコア1-1の同点で7回が終了。小千谷名球会は得点に繋がりそうな飛田野のフェンス際レフトフライを2連続で放ったが、5回まで1安打で抑えられていた。しかし、タイブレーク形式(一死満塁)でスタートした8回表のトップバッター井上のランナー一掃のタイムリースリーベースヒットで4-1となった。3点差を埋めなければいけないSouth Beansは、同じ一死満塁の条件で、監督兼選手を務める面手を代打で出すが、おしくもライトフライ。ツーアウトから、打席に立った村田が同点に戻すかと思われる外野手の頭上を越える長打が放つが、ワンバウンドスタンド入りのエンタイトルツーベースで2得点。残りのランナーは2塁・3塁ストップとなった。二死二三塁、1点取れば同点、2点取ればサヨナラ勝ちとドラマチックな展開となるが、最後はセンターフライに打ち取られ、4-3で試合が終わった。

     ローリングスのゴールドグラブMVP賞は、8回の決勝打を放った井上が受賞した。

     試合のハイライト映像含む、決勝戦のまとめ動画は、大会特派員のトクサンTVのチャンネルにてご覧いただけます。

     大会公式ホームページ:https://www.xebiodreamcup.com/

     大会公式Instagram: https://www.instagram.com/mlbdreamcup/

     大会公式Facebook: https://www.facebook.com/mlbdreamcup/

  • ウィーラー流出のメッツ 獲得候補に元サイ・ヤング賞右腕が浮上

    2019.12.8 12:00 Sunday

     自軍からフリーエージェントとなったザック・ウィーラーの引き留めに失敗(フィリーズと5年1億1800万ドルで契約)したメッツは、先発ローテーションの残り1枠を埋める補強が必要となっている。今季リリーフを務めたセス・ルーゴとロバート・グセルマンにスプリング・トレーニングで先発5番手の座を競わせる可能性もあるが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、メッツはフリーエージェントの先発右腕、リック・ポーセロとの交渉を行っているようだ。

     タイガース時代の2009年に20歳でメジャーデビューを果たしたポーセロは、6年連続2ケタ勝利&規定投球回到達の実績を残して2014年オフにトレードでレッドソックスへ移籍。2015年4月には4年8250万ドルの契約延長を手にした。レッドソックス2年目の2016年に22勝4敗、防御率3.15の好成績でアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞し、2018年にも17勝をマーク。しかし、今季はメジャー11年間で10度目の2ケタ勝利となる14勝を挙げたものの、自己ワーストの防御率5.52に終わるなど精彩を欠いた。

     現在30歳のポーセロはメジャーでの11シーズンをすべてアメリカン・リーグで過ごしており、リーグが変わることが好影響を及ぼすことを期待する関係者もいる。なお、メジャー11年間での通算成績は343試合(うち339先発)に登板して149勝118敗、防御率4.36、1507奪三振。すべてのシーズンで最低27試合に先発し、規定投球回に到達している。

     メッツの先発ローテーションは、ウィーラーが流出したものの、現時点でジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガード、マーカス・ストローマン、スティーブン・マッツの4枠は確定している。残る1枠を現有戦力または外部からの補強で埋めることになるが、ここにポーセロが入って本来の実力を発揮できれば、メジャー有数の強力な先発ローテーションが形成される。

  • コール争奪戦がいよいよ本格化へ ヤンキースなど3球団の争い

    2019.12.8 11:25 Sunday

     今オフのフリーエージェント市場における最大の目玉であるゲリット・コールの争奪戦がいよいよ本格化のときを迎えようとしている。すでに複数の球団との面会を終えているコールだが、ESPNのジェフ・パッサンによると、今後数日のうちにコールに対して具体的なオファーが提示され始める可能性があるようだ。投手史上最高額での契約が予想されるコールに対し、各球団はどんなオファーを提示するのだろうか。

     パッサンは、コールへ「記録的な契約」をオファーすることについて、ヤンキースはオーナーからゴーサインが出ていることを報じている。これまでの投手史上最高額の契約は、デービッド・プライスが2015年オフにレッドソックスと結んだ総額2億1700万ドル(7年契約)だが、ヤンキースのコールへのオファーは少なくとも総額2億2000万ドル以上になると見られる。また、年平均の金額で見ると、プライスと同じ2015年オフにザック・グレインキーがダイヤモンドバックスと結んだ6年2億650万ドルが最高であり、年平均3441万6666ドルとなる。コールが年平均でも史上最高額を求めるのであれば、「7年2億4500万ドル」や「8年2億8000万ドル」(どちらも年平均3500万ドル)といったオファーが基準となるかもしれない。

     コールは現在29歳。今季はアストロズで33試合に先発して20勝5敗、防御率2.50、326奪三振の好成績をマークし、最優秀防御率と最多奪三振の二冠を獲得。サイ・ヤング賞の投票では同僚のジャスティン・バーランダーに次ぐ2位にランクインし、ポストシーズンでも5先発で4勝1敗、防御率1.72の快投を見せた。

     パッサンによると、ヤンキース、エンゼルス、ドジャースの3球団がコール獲得の最有力候補となっており、その他の球団の資金力を考えると、実質的にコール争奪戦はこの3球団に絞られたと見ていいかもしれない。コールはカリフォルニア州出身であり、エンゼルスとドジャースには「地の利」があるものの、コールは西海岸のチームを優遇しない姿勢を明確にしている。最終的には純粋な金額面での勝負ということになりそうだ。

  • レンジャーズがライルズと契約合意 ギブソンに続く先発補強

    2019.12.7 13:25 Saturday

     レンジャーズが来週サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティングに先行して、先発投手の補強を続けている。日本時間12月7日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールが伝えたところによると、レンジャーズはフリーエージェントの先発右腕、ジョーダン・ライルズと2年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。まだレンジャーズからの正式な発表は行われていないものの、ESPNのジェフ・パッサンは総額1600万ドルの2年契約であることを報じている。

     現在29歳のライルズは、今季パイレーツとブリュワーズで合計28試合に先発して141イニングを投げ、12勝8敗、防御率4.15、146奪三振をマーク。奪三振数が投球イニング数を上回ったのは、メジャー9年目にして初めてのことだった(奪三振率9.32)。

     パイレーツでの17先発では5勝7敗、防御率5.36と平凡な成績に終わったものの、7月下旬にコディ・ポンセとのトレードでブリュワーズへ移籍したあとはエース級の大活躍でチームのワイルドカード獲得に大きく貢献。移籍後の11先発では7勝1敗、防御率2.45という好成績をマークした。

     9年間のキャリアでは、アストロズ、ロッキーズ、パドレス、ブリュワーズ、パイレーツの5球団で合計245試合(うち143先発)に登板し、43勝60敗、2セーブ、8ホールド、防御率5.11、奪三振率6.89、与四球率3.12という成績を残している。

     レンジャーズは今オフ、すでにツインズからフリーエージェントとなっていたカイル・ギブソンと3年契約を結んでおり、先発投手の補強はライルズが2人目となる。これでマイク・マイナー、ランス・リンと合わせて先発4番手までの顔ぶれが確定し、残る1枠はコルビー・アラード、アリエル・ジュラード、ブロック・バーク、ジョー・パランボといった若手投手による争いとなることが予想される。今後は最大の課題である三塁手の補強に向けて、トップ・ターゲットであることが報じられているアンソニー・レンドンの獲得に本腰を入れることになりそうだ。

  • パドレスとレイズのトレードが正式発表 ファムがパドレスへ

    2019.12.7 12:45 Saturday

     日本時間12月7日、成立目前と報じられていたパドレスとレイズによるトレードが両球団から正式に発表された。パドレスはレイズからトミー・ファムとジェイク・クロネンワースの2人を獲得。一方のレイズはパドレスからハンター・レンフロー、ゼイビアー・エドワーズ、後日指名選手の3人を獲得することになった。

     今回のトレードはパドレスが勝負モードに突入していることの証と言える。今オフは、すでにプロスペクト内野手のルイス・ウリアスをブリュワーズへ放出しており、さらに今回のトレードで同じくプロスペクト内野手のエドワーズも放出。ブリュワーズからは外野のレギュラー候補としてトレント・グリシャム、先発ローテーション候補としてザック・デービースを獲得し、ウリアス放出で空いた二塁にはアスレチックスからノンテンダーFA候補となっていたジュリクソン・プロファーを加えている。さらに、フリーエージェント市場ではリリーフ左腕のドリュー・ポメランツを獲得し、今回のトレードであと4年保有できるレンフローを放出して保有期間あと2年のファムを獲得。この動きはパドレスのA.J.プレラーGMが来季の優勝争いを見据えていることの証にほかならない。

     現在31歳のファムは、今季レイズで145試合に出場して打率.273、21本塁打、68打点、25盗塁、OPS.818をマーク。通算出塁率は.373の高水準で、パドレスの選手が規定打席以上でこのレベルの出塁率を記録したのは2012年のチェイス・ヘッドリー(出塁率.376)が最後である。新天地では「一番・レフト」での起用が有力視されている。また、クロネンワースは25歳の遊撃手兼右腕で、今季AAA級で打率.334をマークしてチームMVPに選出されたほか、投手としても95マイル前後の速球を武器に7回1/3を2失点(自責点0)に抑えている。

     レイズへ移籍するレンフローは28歳の長距離砲で、今季は自己最多の33本塁打をマーク。守備面でも好成績を残し、ゴールドグラブ賞の左翼手部門でファイナリスト3名に選出された。20歳のエドワーズは「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団5位・全体72位にランクインしていた有望株で、今季はA級とA+級での合計123試合で打率.322、34盗塁をマーク。この2人に加え、後日指名選手1名がパドレスからレイズへ移籍する。

  • 世界一の立役者・ケンドリックがナショナルズと再契約へ

    2019.12.7 11:55 Saturday

     日本時間12月7日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなったハウィー・ケンドリックと1年625万ドル+相互オプション1年で再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ポストシーズンで複数回にわたって試合を決める重要な一打を放ち、チームを球団史上初のワールドシリーズ制覇に導いた男がナショナルズに戻ってくる。

     ケンドリックは現在36歳。今季は121試合に出場して規定打席未満ながら打率.344、17本塁打、62打点、OPS.966という見事な活躍を披露。各部門で自己最高の成績をマークした。

     ポストシーズンでは、ドジャースとの地区シリーズ第5戦で延長10回に決勝のグランドスラムを放ち、カージナルスとのリーグ優勝決定シリーズではOPS1.012の活躍でMVPを受賞。さらに、アストロズとのワールドシリーズ第7戦で右翼ポール直撃の逆転弾を放つなど、ポストシーズンを通して勝負強さを発揮し、ナショナルズが球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げる原動力となった。

     今オフ、ナショナルズからは多くの主力選手がフリーエージェントとなったが、すでにケンドリックのほか、ヤン・ゴームスとも再契約を結び、ライアン・ジマーマンと再契約を結ぶことも確実視されている。今後はスティーブン・ストラスバーグ、アンソニー・レンドンという投打のスター選手との再契約交渉を進めていくことになるが、どちらか一方しか引き留められないとの見方が有力だ。

     今季のナショナルズは、36歳のケンドリックのコンディション面に配慮しながら起用してハイ・パフォーマンスを引き出したが、来季も同様の起用法になることが予想される。適度な休養を与えながら、チーム状況に合わせて一塁、二塁、三塁の各ポジションで起用していくことになるだろう。また、「ベイビー・シャーク」でチームを盛り上げたヘラルド・パーラが日本プロ野球の読売ジャイアンツと契約したため、来季は今季以上にチームの盛り上げ役としての働きも期待されそうだ。

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