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  • ヤンキース・田中はALDS第2戦に先発へ

    2018.10.5 12:30 Friday

     明日、日本時間10月6日から行われるヤンキースとレッドソックスによる地区シリーズ。第2戦には田中将大が登板することが明らかになった。これはアーロン・ブーン監督が発表したもので明日の初戦には左腕のJ.A.ハップが先発する。

     レギュラーシーズン最終登板となった日本時間9月27日のレイズ戦では5回途中4失点で敗戦投手となり、結果的には5年連続2桁勝利を挙げたとはいえポストシーズンでの投球は不安視されていた。チームはアスレチックスとのワイルドカードゲームを制したことで田中は再び、登板する機会を得た。昨年のポストシーズンでは3試合に登板し2勝、防御率0.90と驚異的な成績を残してリーグ優勝決定シリーズ進出に貢献した。昨年のような投球をチームやファンは期待している。

     今季、田中はレッドソックス戦に4試合に登板し1勝0敗と無敗なものの、防御率7.58と不安定な成績が残っている。特に注意しなければならないのはアンドリュー・ベニンテンディ、ムーキー・ベッツ、そしてザンダー・ボガーツの3人だ。この3人は今季、田中との対戦では打率5割を超えており、特にベニンテンディとベッツはそれぞれ一発を放っている。彼らが上位打線を担う可能性が高く、田中好投のためには苦手としている3人を抑えることができるかがカギとなる

     激闘の舞台となるフェンウェイ・パークで田中はブルペンに入り、35球を投じて念入りに調整を行った。ワイルドカードゲーム終了直後には「やり返す機会ができたので、このチャンスをものにしたいですね」と話していた田中は第2戦の先発に向けて闘志を燃やしている。ちなみにレッドソックスは初戦にクリス・セール、第2戦にデービッド・プライスをマウンドに送ることを決めている。果たしてヤンキースはライバル対決を制することができるのか注目だ。

  • エプスタインが不仲説を一蹴 カブス・マドン監督が続投へ

    2018.10.4 17:35 Thursday

     カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長は世間で取り沙汰されているジョー・マドン監督との不仲説を「正しくない」と一蹴し、マドンの役割が来季も変わらないことを明言。来季も引き続きマドンがカブスの指揮を執ることが確実になった。

     エプスタインは本拠地リグリー・フィールドで行われたシーズン終了後の記者会見において「ジョー(・マドン)のステータスは変わらないよ」とマドンの続投を明言。「彼はこのチームの監督だ。私はそれにとても満足しているよ」とコメントした。

     敏腕記者として知られるケン・ローゼンタールはマドンとエプスタインが「必ずしもいつも同じ考えを持っているわけではない」とし、昨年ヤンキースがジョー・ジラルディを解任したように、カブスがより若い監督を招へいする可能性があることを示唆。しかし、エプスタインは「全部を読んだわけではないけど」と前置きしつつも、「私とマドンの間に個人的な不仲が存在するというのは全く正しくないよ」と語り、ローゼンタールの主張を真っ向から否定した。さらに「我々は良い関係を築けている。野球について全てのことに関して同じ意見を持っているわけではないけど、むしろそうあるべきだと思う。監督は私のイエスマンではないし、私は監督のイエスマンではないんだ」と持論を展開した。

     今季のカブスはブリュワーズとの1ゲーム・プレーオフに敗れ、第1ワイルドカードとしてポストシーズンに進出。しかし、ロッキーズとのワイルドカード・ゲームでは延長13回の熱戦の末に惜敗し、シーズンが終了した。とはいえ、レギュラーシーズンでマークした95勝はブリュワーズに次ぐリーグ2位の好成績であり、マドンが監督に就任した2015年以降、カブスは4年連続で92勝以上をマークしてポストシーズンに進出。毎年しっかり結果を残している手腕は見事である。来季のカブスは就任5年目のシーズンを迎えるマドンのもとで、2016年以来となるワールドシリーズ制覇を目指すことになりそうだ。

  • オリオールズがショウォルター&デュケットを解任 新体制へ

    2018.10.4 15:55 Thursday

     今季両リーグワーストの115敗を喫したオリオールズはバック・ショウォルター監督とダン・デュケット野球部門副社長(実質的なGM)が今季限りで球団を去ることを発表した。チーム再建に向けて新たな体制でのチーム作りに着手することを決断したようだ。

     球団は公式発表のなかで、デュケットに代わる編成責任者を球団の外部から招へいする意向を明らかにした。デュケットの後任が決まるまでの間は選手育成部門のディレクターであるブライアン・グラハムが暫定的にデュケットの後任を務めることになっている。

     ショウォルターは2010年途中からオリオールズの監督を務め、2012年からはデュケットとのコンビを結成。2人が築き、育て上げたチームは2012年からの5シーズンで3度のポストシーズン進出を果たしたが、2016年のワイルドカード・ゲームで敗退すると、チームは崩壊の一途を辿った。今季は47勝115敗という屈辱的な成績で地区最下位に低迷。シーズン115敗は球団ワースト記録だった。

     今季のオリオールズは開幕から負けが大きく先行し、早々にポストシーズン進出争いから脱落。マニー・マチャド、ザック・ブリットン、ケビン・ゴーズマン、ジョナサン・スコープ、ダレン・オデイといった主力選手を次々に放出し、再建に向けて舵を切った。今後は新たな編成責任者と監督のもとで本格的なチーム再建を進めていくことになる。

     編成責任者、監督とも現時点では具体的な名前は挙がっておらず、オリオールズはチーム再建に適した人物を球団の外部を中心に探していくことになる。近年は「勝負モード」のシーズンが続いていたため、マイナー組織もそれほど充実しているとは言えず、今季の主力大放出に伴って獲得した若手有望株らを軸としたチーム作りが進められていくはずだ。ショウォルター&デュケットによる一時代が終わり、一度もポストシーズンに進出できなかった2000年代のような厳しい時期が続くことになるかもしれない。

  • カブス・ラッセルに40試合の出場停止処分 異議申し立てせず

    2018.10.4 15:50 Thursday

     カブスの正遊撃手であるアディソン・ラッセルがメジャーリーグのドメスティック・バイオレンス(DV)や性的暴行・児童虐待に関する規定に違反したとして40試合の出場停止処分を科され、これを受け入れた。今回の出場停止処分は日本時間9月22日に遡って適用される。

     昨年6月、ラッセルの前妻であるメリッサ・レイディ・ラッセルに対するDV疑惑が発覚し、MLB機構は調査を開始したものの、当時は前妻が疑惑について口を開くことを拒否したため、詳細な調査には至らなかった。しかし、今年9月に前妻がDVに関する詳細をブログで公開したため、MLB機構は再び調査を開始。ラッセルはDV疑惑を否定していたが、調査の結果、DVの事実が認められ、今回の処分に至った。ラッセルは異議申し立てを行わず、今回の処分を受け入れている。

     日本時間10月4日、ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「入手可能な証拠を再検証した結果、ラッセル氏が(MLBの)ポリシーに違反しており、我々は規則に従って40試合の出場停止処分を科さねばならないと結論付けた」とする声明を発表。カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長は「我々はMLB機構の調査結果と処分を受け入れたラッセルの決断を支持する」と語り、ラッセルの再起をサポートしていく意向を示した。

     2016年に21本塁打、95打点をマークしてチームのワールドシリーズ制覇に貢献したラッセルだが、昨季は故障の影響もあって12本塁打、43打点と成績を落とし、今季は自己最高の打率.250をマークしたとはいえ5本塁打、38打点と不本意な成績。遊撃の守備では守備防御点+13(4年連続プラス2ケタ)と例年通りの好守を見せていたが、エプスタインは「ラッセルは再びカブスでプレイするか」との問いに「わからない」と答えており、ラッセル同様の出場停止処分が明ける前にブルージェイズからアストロズへトレードされたロベルト・オスーナのように戦列復帰時に違うユニフォームを着ている可能性もありそうだ。

  • ブレーブスとドジャースが5年ぶりにNLDSで対戦

    2018.10.4 15:40 Thursday

     日本時間10月4日、ワイルドカードゲームが終了し、次なる舞台は地区シリーズだ。ナ・リーグから始まる今シリーズはまずロッキーズとブリュワーズが、次にブレーブスとドジャースによる対戦が予定されている。

     ブレーブスとドジャースの両軍がポストシーズンで対戦するのは実に5年ぶりで当時はドジャースが3勝1敗でリーグ優勝決定戦に駒を進めた。雪辱に燃えるブレーブスは敗れた時以来、5年ぶりのポストシーズンに進出。今季はフレディ・フリーマンといった主力を筆頭に新人王候補のロナルド・アクーニャJr.もチームをけん引。そのおかげもあってチーム打率.257とリーグ2位の好成績を残した。また、投手陣においては特に先発陣が好調でチーム防御率もリーグ2位となる3.50を記録。強力投手陣を引っ張ったのはマイク・フォルティネビッチ、ショーン・ニューカムの2桁勝利コンビだ。中でもフォルティネビッチは今地区シリーズの初戦の先発を任されており、今季は自己ベストとなる13勝、202奪三振と飛躍の年を過ごしたことからその勢いのまま勝利投手を狙う。

     対するドジャースはロッキーズとのワンデープレーオフに勝利してなんとか地区6連覇を果たした。打線ではマックス・マンシーが台頭、夏のトレードでマニー・マチャドを獲得して補強するだけではなく、過去には世界一を経験しているデービッド・フリースなど経験豊富のベテランらを獲得して短期決戦に備えてきた。そして今回、大事な先発を任されたのはエースのクレイトン・カーショウではなく、リュ・ヒョンジンだ。リュは故障もあり15試合の登板に終わったものの、7勝、防御率1.97と安定した成績を残しており、9月の投球をみても最後は自身3連勝でレギュラーシーズンを締めくくっている。

     今季の両軍の対戦成績は5勝2敗でドジャースが勝ち越し。昨年、世界一まであと少しのところまで勝ち進んだドジャースとしては2013年当時のように確実に勝利したいところ。接戦となった場合には前田健太登板の可能性もあり、彼の力投にも期待がかかる。一方のブレーブスはベテランと若手の力を融合させ、まず初戦を獲る。

  • NLDS開幕戦はロッキーズとブリュワーズが激突

    2018.10.4 14:30 Thursday

     ポストシーズンが開幕してはや数日、一発勝負のワイルドカードゲームが終了して次は地区シリーズを控えている。先陣を切るのはナ・リーグでロッキーズはブリュワーズと対戦することになっている。

     ロッキーズは前日に行われたカブスとのワイルドカード・ゲームで延長13回に及ぶ死闘を競り勝ち勢いに乗っている。決勝打を放ったトニー・ウォルターズをはじめ、今季はサイクル安打も記録したチャーリー・ブラックモン、4年連続100打点のノーラン・アレナード、古巣に戻ってきたマット・ホリデイなど役者がそろう。その一方で投手陣はレギュラーシーズンでのチーム防御率4.33(ナ・リーグ12位)と下位に沈んでおり不安要素が残る。パド・ブラック監督は大事な初戦の先発にポストシーズン初登板となるアントニオ・センザテラの名前を挙げている。

     対するブリュワーズをけん引するのはナ・リーグMVPが有力視されているクリスチャン・イエリッチだ。今季は2度に渡るサイクル安打、自身初の3割30本100打点などチーム躍進の原動力となっている。ブリュワーズはリーグトップの124盗塁と同リーグ2位の218本塁打など長打と足で相手をかき回す。投手陣では先発では今季15勝のヨーリス・チャシーン、ブルペンではジェレミー・ジェフレス、コリー・クネーベル、ジョシュ・ヘイダーといったリーグ2位となるブルペン防御率3.47と安定感を誇っている。

     今季の両軍の対戦成績は5勝2敗とブリュワーズが勝ち越している。良いイメージがあるブリュワーズだが、ロッキーズに主力の故障はなく万全な体制で戦えることもあってブラックモンをはじめ、強力打線を抑えていく必要がある。対するロッキーズはセンザテラがどのくらい長いイニングを投げることができるかがカギとなるだろう。注目の初戦は日本時間10月5日、午前6時7分にプレーボールだ。

  • 来年のドラフト全体1位指名権は今季115敗のオリオールズへ

    2018.10.3 16:55 Wednesday

     2018年のレギュラーシーズンが終了したことにより、勝率に従って来年のドラフトの指名順が決定した。全体1位指名権を手にしたのは両リーグワーストの115敗を喫したオリオールズ。ベン・マクドナルドを指名した1989年のドラフト以来、球団史上2度目の全体1位指名権獲得となった。

     オリオールズは2007年のドラフトから6年連続で全体5位以内の指名権を獲得し、2007年全体5位でマット・ウィータース、2008年全体4位でブライアン・マティス、2009年全体5位でマット・ホブグッド、2010年全体3位でマニー・マチャド、2011年全体4位でディラン・バンディ、2012年全体4位でケビン・ゴーズマンを指名。MLBの収益が拡大していることに伴い、全体1位指名の契約金として800万ドル以上の金額が割り当てられる見込みである。

     104敗を喫したロイヤルズは全体2位指名権を獲得。ロイヤルズは過去に全体1位指名権を1度、全体2位指名権を2度獲得しており、2005年全体2位でアレックス・ゴードン、2006年全体1位でルーク・ホッチェバー、2007年全体2位でマイク・ムスターカスを指名している。いずれもチームの主力として活躍した選手であり、来年のドラフトでもチームの核となる選手の獲得を狙う。

     全体3位以降は勝率順にホワイトソックス、マーリンズ、タイガースと続いていくが、今年のドラフトで1巡目指名選手と契約できなかった補償としてブレーブスに全体9位、ダイヤモンドバックスに全体26位、ドジャースに全体31位の指名権が与えられている。また、フリーエージェント選手の獲得に伴う補償により、各球団の指名順は変動する可能性がある。現時点での1巡目指名順は以下の通り。

    1.オリオールズ
    2.ロイヤルズ
    3.ホワイトソックス
    4.マーリンズ
    5.タイガース
    6.パドレス
    7.レッズ
    8.レンジャーズ
    9.ブレーブス(補償)
    10.ジャイアンツ
    11.ブルージェイズ
    12.メッツ
    13.ツインズ
    14.フィリーズ
    15.エンゼルス
    16.ダイヤモンドバックス
    17.ナショナルズ
    18.パイレーツ
    19.カージナルス
    20.マリナーズ
    21.ブレーブス
    22.レイズ
    23.ロッキーズ
    24.インディアンス
    25.ドジャース
    26.ダイヤモンドバックス(補償)
    27.カブス
    28.ブリュワーズ
    29.アスレチックス
    30.ヤンキース
    31.ドジャース(補償)
    32.アストロズ
    33.レッドソックス

  • ハンク・アーロン賞の候補者が発表 ファン投票スタート

    2018.10.3 16:00 Wednesday

     日本時間10月3日、各リーグで打撃面において最も目覚ましいパフォーマンスを見せた選手に贈られる「ハンク・アーロン賞」の最終候補者30名が発表された。この賞はハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を更新した25周年を記念して1999年に設立。受賞者はワールドシリーズ期間中に発表される予定となっている。

     最終的な受賞者はアーロン自身、殿堂入り選手6名、そしてファンによる選考・投票を経て決定される。殿堂入り選手6名はロベルト・アロマー、ジョニー・ベンチ、クレイグ・ビジオ、ケン・グリフィーJr.、エディ・マレー、ロビン・ヨーントという豪華な面々であり、アーロン自身による選出されている。昨季はホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)とジャンカルロ・スタントン(当時マーリンズ・現ヤンキース)が受賞。なお、ファン投票はすでに開始されており、MLB公式サイトの特設ページから投票が可能である。最終候補者30名の顔ぶれは以下の通り。

    オリオールズ:アダム・ジョーンズ
    レッドソックス:J.D.マルティネス
    ヤンキース:ジャンカルロ・スタントン
    レイズ:ジョーイ・ウェンドル
    ブルージェイズ:ジャスティン・スモーク

    ホワイトソックス:ホゼ・アブレイユ
    インディアンス:ホゼ・ラミレス
    タイガース:ニコラス・カステヤーノス
    ロイヤルズ:ウィット・メリーフィールド
    ツインズ:エディ・ロサリオ

    アストロズ:アレックス・ブレグマン
    エンゼルス:マイク・トラウト
    アスレチックス:クリス・デービス
    マリナーズ:ミッチ・ハニガー
    レンジャーズ:ジョーイ・ギャロ

    ブレーブス:フレディ・フリーマン
    マーリンズ:J.T.リアルミュート
    メッツ:マイケル・コンフォート
    フィリーズ:リーズ・ホスキンス
    ナショナルズ:アンソニー・レンドン

    カブス:ハビアー・バイエズ
    レッズ:スクーター・ジェネット
    ブリュワーズ:クリスチャン・イェリッチ
    パイレーツ:グレゴリー・ポランコ
    カージナルス:マット・カーペンター

    ダイヤモンドバックス:ポール・ゴールドシュミット
    ロッキーズ:トレバー・ストーリー
    ドジャース:マックス・マンシー
    パドレス:フランミル・レイエス
    ジャイアンツ:エバン・ロンゴリア

  • 9月の表彰選手が発表 大谷が月間最優秀新人に選出

    2018.10.2 15:10 Tuesday

     日本時間10月2日、9月の表彰選手が発表され、月間最優秀選手にマイク・トラウト(エンゼルス)とクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、月間最優秀投手にブレイク・スネル(レイズ)とヘルマン・マルケス(ロッキーズ)、月間最優秀新人に大谷翔平(エンゼルス)とフアン・ソト(ナショナルズ)、月間最優秀救援投手にブレイク・トライネン(アスレチックス)とコリー・クネーベル(ブリュワーズ)がそれぞれ選出された。

     トラウトは24試合に出場して打率.329(76打数25安打)、8本塁打、16打点、OPS1.153をマークし、昨年4月以来自身4度目の月間MVPに選出。OPS1.153はレイズのトミー・ファム(OPS1.180)に次ぐリーグ2位の好成績であり、20四球を選んで出塁率は.469の高水準だった。イェリッチは打率.352(88打数31安打)、10本塁打、33打点、OPS1.307の猛打を見せ、自身初の月間MVPを受賞。月間10本塁打はトレバー・ストーリー(ロッキーズ)、ルーク・ボイト(ヤンキース)と並んで両リーグ最多タイの数字であり、33打点を荒稼ぎした。

     スネルは6試合に先発して5勝0敗、防御率1.26という素晴らしい成績を残し、2ヶ月連続の月間最優秀投手に選出。35回2/3を投げて53三振を奪うなど投球内容も充実しており、最終的には最優秀防御率と最多勝の二冠に輝いた。マルケスは5試合に先発して3勝1敗、防御率2.14の好成績をマークし、自身初となる月間最優秀投手を受賞。今季は自己最多の14勝をマークし、シーズン奪三振の球団記録を更新するなど、充実の1年を過ごした。

     大谷は24試合に出場して打率.310(87打数27安打)、7本塁打、18打点、OPS1.003をマークし、4月に続いて今季2度目の月間最優秀新人に選出。8月にも打率.328(61打数20安打)、6本塁打、18打点、OPS1.095の好成績をマークしており、打者としてのポテンシャルの高さを見せつけた後半戦となった。ソトは26試合に出場して打率.283、6本塁打、20打点、OPS.908をマークし、6月、7月に続いて今季3度目の月間最優秀新人を受賞。19歳のシーズンを打率.292、22本塁打、70打点、OPS.923という素晴らしい成績で終えた。

     トライネンは11試合に登板して3勝0敗4セーブ、防御率0.00という見事な活躍で5月に続いて今季2度目の月間最優秀救援投手に選出。今季は全ての月で防御率0~1点台を維持し、9勝2敗38セーブ、防御率0.78という驚異的な成績を残した。クネーベルは15試合に登板して1勝0敗2セーブ、防御率0.00という圧巻のパフォーマンス。15回1/3を投げて32三振を奪うなど、7~8月の不振を完全に脱し、見事な活躍で昨年8月以来自身2度目となる月間最優秀救援投手に選出された。

  • 2018年のレギュラーシーズンが終了 マイコラス最多勝

    2018.10.2 13:00 Tuesday

     日本時間10月2日、2018年のレギュラーシーズン全日程が終了し、両リーグのタイトルホルダーが確定した。最終日まで三冠王の可能性を残していたクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)は4打数3安打1打点の活躍を見せたものの、本塁打で3位タイ、打点で2位タイにとどまり、タイトルは首位打者のみに。また、マイルズ・マイコラス(カージナルス)はナ・リーグ最多タイの18勝をマークし、メジャー復帰1年目で最多勝のタイトルを手にした。

     両リーグのタイトルホルダーは以下の通り(★は両リーグトップを示す)。

    【ア・リーグ】
    首位打者:ムーキー・ベッツ(レッドソックス)打率.346★
    本塁打王:クリス・デービス(アスレチックス)48本塁打★
    打点王:J.D.マルティネス(レッドソックス)130打点★
    盗塁王:ウィット・メリーフィールド(ロイヤルズ)45盗塁★
    最優秀防御率:ブレイク・スネル(レイズ)防御率1.89
    最多勝:ブレイク・スネル(レイズ)21勝★
    最多奪三振:ジャスティン・バーランダー(アストロズ)290奪三振
    最多セーブ:エドウィン・ディアス(マリナーズ)57セーブ★

    【ナ・リーグ】
    首位打者:クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)打率.326
    本塁打王:ノーラン・アレナード(ロッキーズ)38本塁打
    打点王:ハビアー・バイエズ(カブス)111打点
    盗塁王:トレイ・ターナー(ナショナルズ)43盗塁
    最優秀防御率:ジェイコブ・デグロム(メッツ)防御率1.70★
    最多勝:ジョン・レスター(カブス)18勝
    マイルズ・マイコラス(カージナルス)18勝
    マックス・シャーザー(ナショナルズ)18勝
    最多奪三振:マックス・シャーザー(ナショナルズ)300奪三振★
    最多セーブ:ウェイド・デービス(ロッキーズ)43セーブ

  • エンゼルス・大谷のトミー・ジョン手術が無事に終了

    2018.10.2 11:45 Tuesday

     日本時間10月2日、エンゼルスのビリー・エプラーGMは大谷翔平のトミー・ジョン手術が無事に終了したことを発表した。今回の手術はロサンゼルスでニール・エラトラシュ医師によって行われた。

     エプラーは「医師は彼が目にしたものについて満足していたし、回復のプロセスについても自信を持っているようだった」と語り、大谷の手術が無事に終了したことを報告した。今回のトミー・ジョン手術により大谷が再びメジャーのマウンドに立つのは2020年まで待たねばならないことはほぼ確実。来季の大谷はリハビリに取り組みつつ、指名打者として多くの出場機会を得ることになるだろう。

     「現時点で判断するのは難しい」とエプラーが語ったように、2019年シーズンに大谷が打者としてどれくらいの出場機会を得られるかどうかは不透明だ。打者としての出場が投手としてのリハビリに悪影響を及ぼすと判断されれば、打者としての出場機会が非常に限られたものになる可能性もある。しかし、一般的には投手よりも野手のほうがトミー・ジョン手術からの戦列復帰は早く、昨季途中にトミー・ジョン手術を受けたグレイバー・トーレス(ヤンキース)は今年4月にメジャーデビューを果たして正二塁手として活躍。今年5月にトミー・ジョン手術を受けたコリー・シーガー(ドジャース)も来季は開幕からフル稼働できる見込みである。

     今季の後半戦で示したように、投手としてチームに貢献できなくとも打者として貢献できるのが「二刀流」をこなす大谷の魅力でもある。打者として104試合に出場し、打率.285、22本塁打、OPS.925の好成績をマークした大谷の打棒はチームに不可欠であり、1年間打者に専念したときにどのような成績を残すのかという点にも大きな注目が集まることになるだろう。充実のルーキーイヤーを終えたばかりの大谷だが、トミー・ジョン手術が無事に終了し、来季に向けての準備はすでに始まっている。

  • メッツのキャプテン・ライトの引退試合 最後の雄姿に大歓声

    2018.9.30 17:00 Sunday

     キャプテンが地元ファンとお別れだ。メッツは日本時間9月30日に行われたマーリンズ戦でチームのキャプテンを務めるデービッド・ライトの引退試合が行われ、メッツ関係者はじめ、多くのファンが彼の雄姿を見届けた。故障の影響で2016年を最後にメジャーの舞台に立てていなかったが、今季2度目の出場となる今試合では「3番・三塁」としてスタメン出場した。

     ライトは2001年ドラフト会議でメッツから1巡目指名(全体38番目)を受けて入団すると2004年に初めてのメジャー昇格を果たした。2年目からは三塁手としてチームを支えオールスター7回、シルバースラッガー賞2回など輝かしい実績を残してきた。メッツ一筋にプレーしキャプテンとしてチームの精神的支柱としても大きな存在だったが、近年は故障に悩まされた。今季はマイナーでプレーものの、体の状態が良くないことから事実上の引退ともとれる記者会見を行っていた。

     迎えた本拠地、シティ・フィールドでのマーリンズ戦。3番打者として出場すると1死三塁で迎えた初回の打席ではトレバー・リチャーズと対戦し四球を選んだ。続く4回の第2打席は先頭打者として登場すると2球目を打って一塁へのファウルフライに倒れ、5回の守備時にベンチに退いた。その際には球場は大歓声に包まれ、彼の功績を称えた。試合は両軍無得点のまま延長13回に突入。2死一・二塁からオースティン・ジャクソンの適時二塁打でサヨナラ勝ちを収めてライトに勝利をプレゼントした。

     プロ選手になったときから今日までメッツの組織の中でプレーしてきた。今日のメジャーリーグではトレードが積極的に行われているが、全盛期のときも故障で苦しんでいたときも同じチームで一喜一憂した。近年は思うような成績を残せていなかったが、ミッキー・キャラウェイ監督は「ライトでなければ名誉を得ることができなかっただろう。ぜひ、彼を見習うべきだ」と選手としてだけではなく、人間性も高く評価している。今季でユニフォームを脱ぐことになるが、いつまでもライトの心はメッツの中にあることだろう。

  • ブルージェイズ有望株・ビシェットが故障でアリゾナ秋季リーグ不参加

    2018.9.29 11:00 Saturday

     レギュラーシーズンもあと数日で終了し、プレーオフを控えているメジャーリーグ。その裏では各球団の有望選手が集まるアリゾナ秋季リーグも開催される。選手達にとっては今リーグでの活躍が来季メジャー昇格への足掛かりとなるが、残念ながらその機会を逃すことになる者もいる。

     ブルージェイズの有望選手の1人であるボー・ビシェットが膝と肘の故障で参加予定だったアリゾナ秋季リーグを欠場することが発表された。ビシェットは現在20歳の遊撃手で2016年ドラフト会議でブルージェイズから2位指名を受けて入団すると今季は2Aでプレーし131試合に出場、打率.286 11本塁打 74打点の成績を残した。MLBが発表している有望株ランキングトップ100では9位に入っている。

     チーム関係者によるとビシェットについて「イースタンリーグのプレーオフ終了後に痛みを覚えた。(アリゾナ秋季リーグは欠場するが)オフシーズンや春季キャンプには影響ないはずだ」と話している。ブルージェイズはビシェットの代わりに23歳の二塁手であるサンティアゴ・エスピナルがアリゾナ秋季リーグに参加すると発表した。エスピナルは今年6月に金銭トレードで加入。主に1Aと2Aでプレーし合計124試合に出場し打率.297 10本塁打 60打点の成績を残しており着実に成長している選手だ。

     アリゾナ秋季リーグは将来の球界を背負って立つ選手達が集まる場所であり、来季の新人王候補も出現する。昨年はロナルド・アクーニャJr.が今リーグで打率.325 7本塁打 16打点と猛打を振るった。今季はブレーブスを地区優勝を導き、自身もナ・リーグの新人王候補となっている。ビシェットについてもアクーニャJr.のような活躍が期待されたものの、プレーができないことは残念。まずは回復に専念し完全復活を目指す。

  • レギュラーシーズン残り3日 ポストシーズン争いの行方は

    2018.9.28 18:15 Friday

     2018年のレギュラーシーズンは残り3日となり、ア・リーグではポストシーズン進出の5球団が決定。しかし、まだワイルドカード・ゲームのホームフィールド・アドバンテージは確定しておらず、ナ・リーグに至っては2地区で優勝が決まっていない。熾烈なポストシーズン争いはどのような結末を迎えるのだろうか。

     ア・リーグは東部地区をレッドソックス、中部地区をインディアンス、西部地区をアストロズが制し、ヤンキースとアスレチックスの2球団がワイルドカードを獲得。地区シリーズではレッドソックス対ワイルドカード、インディアンス対アストロズの対戦が確定している。ワイルドカード首位を争うヤンキースとアスレチックスは2ゲーム差。ヤンキースのワイルドカード首位確定へのマジックナンバーは「1」となっており、ヤンキースが1勝するか、あるいはアスレチックスが1敗でもすれば、ワイルドカード・ゲームの開催地はヤンキー・スタジアムに決定する(最終カードでヤンキースはレッドソックス、アスレチックスはエンゼルスと対戦)。

     ナ・リーグは東部地区のブレーブスのみが地区優勝を決めている。中部地区は首位カブスを2位ブリュワーズが、西部地区は首位ロッキーズを2位ドジャースがそれぞれ1ゲーム差で追っており、カブスとロッキーズのマジックナンバーはともに「3」。最終カードでカブスはカージナルス、ブリュワーズはタイガース、ロッキーズはナショナルズ、そしてドジャースはジャイアンツと対戦する。ワイルドカード争いでは2位ドジャースと3位カージナルスが1ゲーム差となっており、こちらも目の離せない状況。なお、現時点でリーグ最高勝率はカブス、2位はブリュワーズとなっており、地区シリーズではブレーブスと西部地区の王者、中部地区の王者とワイルドカードが対戦することになる可能性が高い。

     ナ・リーグは地区首位やワイルドカード2位に複数のチームが並ぶ可能性があり、ワンゲーム・プレーオフが行われる可能性もゼロではない。全米が注目する最後の3日間がいよいよ明日からスタートする。

  • FA市場最大の注目株・ハーパー ナショナルズ残留希望か

    2018.9.26 10:10 Wednesday

     今季終了後にフリーエージェントとなり、史上最高規模の契約を手にするのではないかと噂されているブライス・ハーパー(ナショナルズ)。しかし、本人はナショナルズの一員としてプレイし続けたいという願望を持っているようだ。

     2010年のドラフトでナショナルズから全体1位指名を受けてプロ入りしたハーパーは、2012年4月に19歳でメジャーデビュー。この年は22本塁打を放つ活躍で新人王に輝き、2015年には打率.330、42本塁打、OPS1.109の大活躍でナ・リーグMVPに選出された。ハーパーの入団後、チームは4度のポストシーズン進出を果たし、ハーパーはチーム最大のスター選手、チームの看板選手であるだけでなく、球界を代表するスター選手の1人へと成長。25歳のスター選手がフリーエージェント市場に出てくるケースは非常に珍しく、その契約規模には大きな注目が集まっている。

     ハーパーは「ドジャースでプレイすることがどんな感じなのかはわからない。ヤンキースでプレイすることがどんな感じなのかもわからない。僕が知っているのはワシントンD.C.(=ナショナルズ)のことだけだからね」と語っており、プロ入りから8シーズンを過ごしたナショナルズに愛着を感じている様子。「自分が球団の(将来的な)プランに含まれているのかどうかはわからないけど、もしプランに僕が含まれているのであれば、ぜひともここに残りたいね」と残留願望を口にしている。

     「僕はビクトル・ロブレスやフアン・ソト、アダム・イートンの隣でプレイしたいと思っている。でも、球団のプランに含まれているかどうかはわからない。プランに含まれていないのであれば、(残留するために)僕にできることはないよ」とハーパーは語る。前半戦は打率.214と打撃不振に苦しんだものの、そのなかでも23本塁打を放ち、後半戦は打率.294と復調。シーズン通算では34本塁打を放ち、自身初となる100打点にも到達した。フィリーズやドジャースといった資金力が豊富な球団が獲得を検討していることが報じられているが、ナショナルズとハーパーはどのような決断を下すのだろうか。

  • エンゼルス・大谷 今季終了後にトミー・ジョン手術へ

    2018.9.26 09:30 Wednesday

     日本時間9月26日、エンゼルスは右肘の内側側副靱帯に損傷が見つかっている大谷翔平がオフシーズンの最初の週にトミー・ジョン手術を受ける予定であることを明らかにした。来季の大谷は打者一本でプレイすることになりそうだ。

     日本時間9月3日のアストロズ戦で投手としての戦列復帰を果たした大谷だが、その後MRI検査を受けた結果、右肘の内側側副靱帯の損傷が発覚。球団はトミー・ジョン手術を受けることを推奨したが、大谷は決断を保留していた。最終的には球団の勧めに従い、トミー・ジョン手術を受けることを決断したようだ。この決断により、大谷が来季、投手としてプレイできないことはほぼ確定。しかし、指名打者としての出場は可能であると見られており、来季は投手としてのリハビリを続けながら打者一本でプレイすることになるだろう。

     トミー・ジョン手術を受けた場合、一般的に打者は投手よりも早く戦列に戻ることができ、たとえば昨季途中に利き腕ではないほうのトミー・ジョン手術を受けたグレイバー・トーレス(ヤンキース)は今年4月にメジャーデビューを果たし、大谷と新人王を争う活躍を見せている。また、今年5月にトミー・ジョン手術を受けたコリー・シーガー(ドジャース)は来季の開幕ロースターに名を連ねることが確実視されている。ほかにもザック・コザート(エンゼルス)、ミゲル・サノー(ツインズ)、クリスチャン・バスケス(レッドソックス)といった選手がトミー・ジョン手術を受けているが、いずれも1年以内に戦列復帰を果たしている。

     現在、大谷はア・リーグ新人王の最有力候補に挙げられている。長打率.564は300打席以上の打者では7位の好成績であり、投手としても10先発で51回2/3を投げて防御率3.31、63奪三振を記録。投打両面でインパクトのある活躍を見せ、ミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)、トーレスらライバルよりも高い支持を得ているようだ。

  • ヤンキースに痛手 正遊撃手・グレゴリウスの右手首負傷が発覚 

    2018.9.24 11:00 Monday

     歓喜の裏で今後が心配なニュースが飛び込んできた。ヤンキースの正遊撃手のディディ・グレゴリウスが右手首を負傷していたことが発表され、ポストシーズンでプレーすることができずこのまま今季絶望となる可能性が出てきた。前日の試合でチームはワイルドカードを獲得し世界一への挑戦権を得たばかりだった。

     日本時間9月23日に行われたオリオールズ戦でヤンキースは延長戦を制して勝利。その際にサヨナラのホームを踏んだのがグレゴリウスでアーロン・ヒックスの二塁打で一気に生還した際に右手首を痛めたという。その直後はガッツポーズをし、試合後の祝賀会でも痛みを感じることはなかったというが、日付が変わった現在では痛みがあるとのこと。本人は状態をトレーナーに報告したことで負傷が明らかになった。

     これを受けて日本時間9月24日の同対戦ではグレゴリウスは欠場し、彼の代わりにアデイニー・エチャバリアが遊撃手として出場したが、チームは3-6で敗れた。グレゴリウスの状態についてアーロン・ブーン監督は「彼がポストシーズンを戦えるかどうかは様子を見なければならない。まだ何とも言えない状態だ。ディディは偉大な選手であり彼が抜けたことがチームに何を意味するかみんなわかっている」とコメントしている。また、前日にサヨナラ打を放ったヒックスは「ディディがケガをしているなんて知らなかったよ。彼はチームにとって必要不可欠な選手なんだ。守備面でも頼りにしている。」と驚いた様子だった。

     気になるところは今後はプレーができるどうか。グレゴリウス本人によると現時点では手術する可能性は低いという。ブーン監督が言うように数日間のケガの回復具合を見なければならない。もし、復帰することができれば安心だが、その逆の場合は大きな痛手となる。ワイルドカードを獲得しこれからという時に気がかりな出来事だが、まずはチーム一丸となってレギュラーシーズンを走りきる。

  • ブレーブスが5年ぶりとなるナ・リーグ東地区制覇

    2018.9.23 13:30 Sunday

     5年ぶりの頂点だ。ブレーブスは日本時間9月23日、本拠地で行われた試合でフィリーズを5-3で退け2013年以来、18回目の地区優勝を果たした。試合前まで3連勝中と好調のチームは序盤から4得点とリードを広げるも後半に1点差に詰め寄られるがなんとか逃げ切り勝利。優勝が決まった瞬間、球場内は歓喜に包まれた。

     今回、ブレーブスは地区2位のフィリーズとの4連戦。初戦開始前の時点ではマジック6からのスタートも連勝したおかげもあり、3戦目を迎えた日本時間9月23日の時点で優勝に王手をかけていた。そして運命の今試合、初回から満塁のチャンスをつくるとヨハン・カマルゴが2点適時打を放ち先制。続く2回には2死一・三塁からフレディ・フリーマンのタイムリーでさらなる追加点を挙げて4-0とリードを広げ主導権を握った。先発のマイク・フォルティネビッチは四球で走者こそ背負うも6回まで相手打線を無安打に抑える好投をみせて勝利をアシストする。

     フィリーズは7回、先頭のオドゥベル・ヘレーラに安打が飛び出し、ノーヒッターを阻止すると続く8回には1死満塁からセザー・ヘルナンデス、リズ・ホスキンスの連続適時打で瞬く間に1点差まで詰め寄った。だが、その直後のブレーブスの攻撃ではカート・スズキの貴重な適時打により2点リードとして最終回はアローディス・ビスカイーノが締めチームを勝利に導いた。

     今季はロナルド・アクーニャJr.の台頭やフリーマンの復活などチームに勢いを与える話題が多い。そのフリーマンは試合後「今年の春季キャンプの最初の週が終わったときスペシャルなことができる選手達が揃っていると感じた」とコメント。また、ブレーブスのブライアン・スニッカー監督も「選手達は信じられないことをやってくれた」と喜びの声を語っている。ブレーブスは本拠地がサントラスト・パークになってからわずか2年での優勝、そしてナ・リーグで今季地区優勝1番乗りを決めた。古豪復活へ、チームの本当の戦いはこれからだ。

  • DLから復帰のバウアーが先発で2回途中無失点

    2018.9.22 11:10 Saturday

     今季一番乗りで地区優勝を果たしたインディアンスに心強い味方が帰ってきた。右足の骨折により故障者リスト(DL)入りしていたトレバー・バウアーが日本時間9月22日のレッドソックス戦で先発し、2回途中無失点で見事な復活登板を果たした。

     バウアーは今季もチームの先発ローテーションの一角として8月時点で2桁12勝、防御率2.22と好成績を収めていたが、日本時間8月12日のホワイトソックス戦で勝利投手もホゼ・アブレイユの打球が直撃し右足骨折となった。離脱期間は4週間から6週間とされ、テリー・フランコーナ監督や医療スタッフは早期復帰が可能とコメントを残していた。静養しながらも着実に準備、実践形式の練習を経て今回の復帰に至った。

     迎えた本拠地でのレッドソックス戦。先発マウンドに立ったバウアーは初回、1死からブランドン・フィリップスを四球で出塁を許すも2死後に捕手、ヤン・ゴームズのアシストもあり無失点に抑えた。そして2回、先頭のJ.D.マルティネスを三球三振に仕留めたが、続く打者に2者連続安打を浴びたところで降板となった。彼からマウンドを託されたタイラー・オルソンがピンチを脱してバウアーは無失点で復帰登板を飾った。

     予定通りに事が進めばバウアーの次回登板は日本時間9月26日のホワイトソックスになる見込み。今回無事に復帰できたことが第一歩、そしてバウアー自身が勝利を挙げることができれば地区シリーズに向けて勢いづくだろう。次はより長いイニングを投げて完全復活を印象づけたいところだ。

  • Rソックスがメッツとの接戦を制し3年連続地区優勝へマジック「2」

    2018.9.17 13:30 Monday

     3年連続の地区優勝まであと少しだ。日本時間9月17日に行われたレッドソックスとメッツによる交流戦は終盤に勝ち越したレッドソックスが逃げ切って勝利。これでチームは今季103勝目を挙げ、同時に優勝へのマジックナンバーを「2」とした。

     前日にインディアンスがひと足先に地区優勝を決めていることもあり、今季唯一の100勝超えをしているレッドソックスとしてはこちらも早く優勝を決めたいところ。今試合の先発はエースのクリス・セール。そしてメッツもジェイコブ・デグロムを先発させたことで緊迫した投手戦が予想された。そして先制したのはホームのレッドソックスだった。1死一・三塁からムーキー・ベッツの犠牲フライで先制すると続くブロック・ホルトに2ランが飛び出して一挙3得点を挙げて試合の主導権を握った。

     セールはわずか3イニングで降板もブルペン陣の細かい継投で4-3となんとか1点差を守り切って勝利した。対するメッツはデグロムが7回3失点の好投、打線では6回にマイケル・コンフォートが適時二塁打、7回にはアメッド・ロサリオにも適時打が飛び出し一時は同点としたが8回、アンドリュー・ベニンテンディに決勝の犠牲フライを許して許して接戦をモノにすることができなかった。

     これでマジック2となったレッドソックスだったが、心配な出来事も起こっている。それは今試合でベッツが左わき腹を痛めて途中交代したことだ。試合後、アレックス・コーラ監督によると彼の状態は良いとのことで日本時間9月19日からのヤンキース3連戦には出場できる見込みだという。敵地、ヤンキー・スタジアムでの3連戦となるがライバルの目の前で地区優勝を決める可能性が高い。本日の試合で先発したセールも試合後に「(3年連続の地区優勝は)素晴らしいことだよ。できればホームで達成したかったけどそれは難しい。それでもどこにいても楽しむことができると思うよ」と優勝目前の心境を語っている。チームは次なる勝利に向けて全力を尽くす。

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