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  • インディアンス・カラスコが右足に違和感 離脱の可能性も

    2020.2.21 12:05 Friday

     エース右腕のマイク・クレビンジャーが左膝の手術を受け、6~8週間にわたって離脱することになったインディアンスだが、先発ローテーションの一角を担う投手をさらに失う可能性が出てきた。カルロス・カラスコは、日本時間2月20日の練習中に右足の違和感を訴え、同21日に検査を実施。クラブハウスには松葉づえを使って現れた。同22日に詳細な検査結果が判明する予定だが、今のところ、両足に体重をかけることはできているようだ。

     テリー・フランコーナ監督は「彼はスクワットをしているときに右足の上のほうのエリアに違和感を覚えたようだ。それほど大したものではないみたいだけど、まだそれくらいのことしかわかっていない」とコメント。「わからないことについて何かを話すより、今は詳しいことがわかるのを待つしかないね」と語り、検査結果が出てから今後の方針を判断する意向を明らかにした。

     クレビンジャーは、予定通りに回復したとしても、レギュラーシーズンの最初の3週間ほどを欠場する見通しとなっている。インディアンスは、クレビンジャー離脱によって空いた先発ローテーションの穴を、球団内の現有戦力で埋める方針を示していたが、カラスコまでレギュラーシーズン開幕に間に合わない事態となれば、先発ローテーションのクオリティの大幅ダウンは避けられない。

     ただし、主力投手の故障離脱は、開幕ローテーション入りを目指す若手投手にとってはチャンスでもある。エース格のシェーン・ビーバー、昨季の実績から開幕ローテーション入りが有力なアダム・プルッコ、ザック・プリーサック、アーロン・シバーレのほか、ジェフリー・ロドリゲス、ローガン・アレン、スコット・モスらが熾烈な競争を繰り広げることになるだろう。

     昨季も先発投手陣の相次ぐ故障を、選手層の厚さを活かして乗り切ったインディアンス。しかし、まずは白血病を克服して戦列復帰を果たし、今季の完全復活を目指すカラスコが長期離脱するような事態とならないことを祈りたい。

  • ヤンキース・セベリーノ 右前腕痛で調整中断、精密検査へ

    2020.2.21 11:40 Friday

     長期離脱した昨季からの完全復活を目指すルイス・セベリーノ(ヤンキース)をアクシデントが襲った。ブライアン・キャッシュマンGMによると、セベリーノは右前腕の痛みを訴え、キャンプ地での調整を中断しているという。日本時間2月21日にブルペンでの投球練習を行う予定だったセベリーノだが、フロリダ州オーランドへ移動し、日本時間2月22日にチームドクターのクリストファー・アーマッドによる精密検査を受ける予定となっている。

     昨季のセベリーノは、右肩の故障によって戦列復帰が大幅に遅れ、メジャーのマウンドに戻ってきたのは9月後半になってからだった。3度の先発登板で防御率1.50と好投し、ポストシーズンでも1試合に登板したが、ヤンキースはセベリーノを慎重に扱う姿勢を崩さず、オフの間にも2度にわたって精密検査を実施。大きな問題は特に見当たらず、セベリーノの状態は万全になったと考えられていたものの、スプリング・トレーニング序盤でまさかの離脱を強いられることになった。

     セベリーノの状態について、キャッシュマンは「今は全くわからないんだ。大した問題ではないかもしれないし、思っている以上に大きな問題になるかもしれない。まだ検査をしていないからね」とコメント。キャッシュマンによると、セベリーノは主にチェンジアップを投げるときに違和感を覚えており、今回のスプリング・トレーニングでは速球とスライダーを投げることが多くなっていたという。

     アーロン・ブーン監督も「まずは様子を見てからだ。まずは彼の腕に何が起きているかを把握するのが最優先。彼が再びキャンプ地に戻ってくることを願うよ」と話すにとどめた。まだ検査を受けておらず、詳細なコンディションも明らかになっていないため、レギュラーシーズンに間に合うかどうかについては「判断するには早すぎる」と言及を避けた。

     ヤンキースは、昨季チーム最多の18勝を挙げたドミンゴ・ヘルマンがDV問題で出場停止処分を受け、同2位の15勝をマークしたジェームス・パクストンも腰の手術により少なくとも5月まで戦列を離れることが決定的となっている。その穴を埋める若手投手の頭数は揃っているとはいえ、セベリーノまで離脱することになれば、小さくないダメージとなりそうだ。

  • ヤンキース・ブーン監督「スタントンはとても状態が良さそう」

    2020.2.20 13:35 Thursday

     ジャンカルロ・スタントンはヤンキース加入2年目の昨季、左上腕二頭筋と右膝を痛めて2度の故障者リスト入りを経験し、わずか18試合にしか出場できなかった。すでに身体のコンディションは万全に戻っており、スタントンは「満足なオフシーズンを過ごすことができた。必要なことは全部やったつもりだよ」と復活に向けて手応えを感じている。アーロン・ブーン監督も「彼はとても状態が良さそうに見える。今季、ジャンカルロがどんな活躍を見せてくれるか楽しみだね」と復活に太鼓判を押す。

     スタントンはオフシーズンの過ごし方について「様々なトレーニングをたくさん積んできた。休む時間はほとんどなかったよ。シーズンが終わったときはリハビリをしていたし、リハビリを終えたときには普段のオフのトレーニングを開始しないといけなかったんだ」とコメント。キャリアで最もフラストレーションの溜まるシーズンとなった1年を終え、59本塁打を放ってナショナル・リーグのMVPに選出された2017年(当時マーリンズ)の輝きを取り戻すべく、スタントンは燃えている。

     ブーンによると、スタントンは基本的には指名打者での起用となる見込みで、外野の守備に就く機会については「流動的」だという。スタントン自身は、右翼手として37試合、左翼手として36試合、指名打者として86試合に出場した2018年のような起用を想定しているようだ。「チームにとってベストとなることが一番だ。移籍1年目みたいな感じになるんじゃないかな」とスタントンは語る。

     また、アストロズのサイン盗み問題について尋ねられたスタントンは、「アストロズにはアンフェアなアドバンテージがあったのだから、2017年のワールドシリーズ王者の称号は剥奪されるべき(空位となるべき)」と主張。「2017年シーズンにどの球種が来るかわかっていたら、僕は80本以上の本塁打を打てたと思うよ」とサイン盗みが打者にもたらすメリットを強調していた。

  • ツインズ・サノー ドナルドソン加入による一塁転向に意欲を見せる

    2020.2.20 12:55 Thursday

     2016年シーズン、右翼へのコンバートが失敗に終わったミゲル・サノーは、慣れ親しんだ三塁へ戻る際に喜びを隠そうとしなかった。それから4年が経過し、チーム事情が変化するとともに、サノーも人間的に成長した。サノーは依然として不安定な三塁から他のポジションへ移ることを受け入れるだけでなく、自身が守ってきた三塁にジョシュ・ドナルドソンが加入し、自身は一塁へのコンバートを余儀なくされることを前向きに捉えてコンバートへの意欲を見せている。

     サノーはドナルドソンがまだフリーエージェント市場に残っていた時点で、ドナルドソンに対して「僕はあなたのためになら一塁を守るよ。すぐに連絡をしてほしい。僕たちの打線にはあなたが必要なんだ」とのビデオメッセージを送っていた。ドナルドソンがツインズと契約するというニュースを耳にした段階で、母国・ドミニカ共和国で一塁の守備練習を開始し、スプリング・トレーニングでも高いモチベーションを維持して一塁の守備練習に取り組んでいる。

     ロッコ・バルデリ監督は、サノーについて「ミゲルはとてもモチベーションが高いね。できる限り優秀な一塁手になろうと頑張っているみたいだ」とコメント。「彼はまだ攻撃面でも守備面でも自分自身に満足していない。新たなポジションへの挑戦を控えて、彼はしっかり準備をしてキャンプ地へ来てくれた。彼がどのように成長していくか楽しみだね」とサノーのさらなる成長に期待を寄せた。

     昨季は故障の影響で5月中旬からの出場となったものの、105試合に出場して34本塁打、79打点、OPS.923(いずれも自己ベスト)を記録。その活躍を評価され、今年1月には3年3000万ドル+オプション1年の契約延長を手にした。一塁手としての出場は通算31試合(2015年2試合、2017年9試合、2018年11試合、2019年9試合)だけだが、現在の高いモチベーションを維持できれば、今回のコンバートは無事に成功を収めることになるだろう。

  • レンドン流出のナショナルズ ターナーの3番起用を検討か

    2020.2.20 12:25 Thursday

     球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、「ディフェンディング・チャンピオン」として今季に臨むナショナルズには、常に「誰が3番を打つのか」という問題が付きまとっている。昨季ナショナル・リーグの打点王に輝いたアンソニー・レンドンがフリーエージェントとなってエンゼルスへ流出し、その代役となる3番打者は獲得していない。ナショナルズは、不動のリードオフマンであるトレイ・ターナーを1番から3番へ移すことも検討しているようだ。

     ターナーは自身の3番起用の可能性が浮上していることについて「最初は何かのジョークかと思ったけど、今は可能性の一つと考えているよ。特に心配はしていないけど、僕みたいな細くて軽い打者が3番を打つのは面白いよね」とコメント。「もし3番を任せてもらえるなら、それに誇りをもって、チームのために最大限の努力をするよ。1番でも2番でも3番でも、その姿勢は変わらない」と力強く語った。

     昨季のターナーは、開幕直後に右手人差し指の骨折があったため122試合の出場に留まったものの、打率.298、19本塁打(自己最多タイ)、57打点、35盗塁、OPS.850の好成績をマーク。2番で出場した5試合を除き、すべての試合に1番打者としてスタメン出場した。キャリアを通して3番でのスタメン経験はなく、途中出場で1打席に立ったのみだが、4年連続で2ケタ本塁打を記録し、通算OPS.815をマークするなど、打撃力は十分に3番が務まるレベルにあると言えるだろう。

     ただし、デーブ・マルティネス監督は、ターナーとアダム・イートンの「1・2番コンビ」を気に入っており、ターナーを1番に残してスターリン・カストロやハウィー・ケンドリックを3番に置く可能性もある。ターナーが3番に移る場合には、若手のホープであるビクトル・ロブレスが下位打線からリードオフマンに抜擢されることになりそうだ。

     ロブレスがさらなる成長を遂げてリードオフマンに定着すれば、ロブレス、イートン、ターナー、フアン・ソトと並ぶ上位打線は他球団にとって大きな脅威となるだろう。

  • ベッツ加入のドジャース打線 かつての強力打線と比較する声も

    2020.2.20 11:55 Thursday

     昨季のドジャース打線は球団史上最多の279本塁打(ナショナル・リーグ新記録)を放ち、886得点も球団史上2位(ロサンゼルス移転後では最多)の数字だった。今季はムーキー・ベッツが加入し、さらにパワーアップする可能性を秘めている。球団史上最強の打線となる可能性があるのはもちろん、「ビッグレッドマシン時代」のレッズなど、かつての強力打線と比較する声も上がっている。

     ドジャースは1977年に史上初となる「30本塁打カルテット」を誕生させている(ダスティ・ベイカー、ロン・セイ、スティーブ・ガービー、レジー・スミス)。当時はシーズン30本塁打を達成する打者がそれほど多くなかった(リーグで10人だけ)ため、現在とは事情が異なるものの、今年のドジャース打線も「30本塁打カルテット」を誕生させることは十分に可能である(ベッツ、コディ・ベリンジャー、マックス・マンシー、ジョク・ピーダーソン)。デューク・スナイダー、ジャッキー・ロビンソン、ロイ・キャンパネラ、ピー・ウィー・リースという4人の殿堂入り選手を擁して球団史上最多の955得点を叩き出した1953年の打線を超える可能性すらあるかもしれない。

     そんなドジャース打線を、かつての強力打線と比較する声が次々に上がっており、ピート・ローズ、ジョニー・ベンチ、ジョー・モーガン、トニー・ペレスらを擁した「ビッグレッドマシン時代」のレッズ打線、ゴーマン・トーマス、ロビン・ヨーント、ポール・モリター、ベン・オグリビー、テッド・シモンズらを擁した1982年のブリュワーズ打線、アル・オリバー、ウィリー・スタージェル、ロベルト・クレメンテ、ボブ・ロバートソンらを擁した1970年代のパイレーツ打線などが比較対象となっている。

     エース左腕のクレイトン・カーショウは「我慢強さ、三振の少なさ、長打力を兼ね備えている。簡単には凡退してくれない打者ばかりだし、対戦したくないよ」と自軍の打線について語る。30代に突入して全盛期の支配的なピッチングに陰りが見え始めているカーショウにとって、ベッツが加わった強力打線は心強い味方となるに違いない。

  • パイレーツ・レイエス PED使用で80試合の出場停止処分

    2020.2.20 11:25 Thursday

     日本時間2月20日、メジャーリーグ機構はパフォーマンス向上薬(PED)の一種であるボルデノンに陽性反応を示し、メジャーリーグの薬物規定に違反したとしてパブロ・レイエス(パイレーツ)に80試合の出場停止処分を科したことを発表した。レイエスは今年1月に40人枠から外れてパイレーツ傘下のマイナーに在籍しており、メジャーのスプリング・トレーニングにも招待されていない。メジャーリーグ機構の発表によると、今回の出場停止処分はレギュラーシーズン開幕と同時にスタートするようだ。

     ドミニカ共和国出身のレイエスは現在26歳。メジャー2年目となった昨季は自己最多の71試合に出場し、内外野の6ポジション(一塁以外)を守るなどユーティリティ性を発揮したが、打率.203、2本塁打、19打点、OPS.596と打撃面では思うような成績を残すことができなかった。

     通常、レイエスのようにメジャーである程度の出場経験がある選手は、40人枠から外れても招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが多い。しかし、パイレーツはレイエスをスプリング・トレーニングに招待しておらず、メジャーリーグ機構から正式な処分が下される前に、レイエスのPED使用を把握していた可能性もありそうだ。

     また、レイエスが出場停止処分を受けたことによるチームへの影響は限りなく小さいと見られる。パイレーツの40人枠内にはエリック・ゴンザレス、JT・リドル、コール・タッカー、ホゼ・オスーナ、ケビン・クレイマーといったユーティリティ候補がおり、招待選手のジェイク・エルモア、フィリップ・エバンス、ソクラテス・ブリトー、チャーリー・ティルソンらも開幕ロースター入りを狙っている。レイエスが再びメジャーの舞台でプレイするためには、出場停止処分が明けたあと、猛アピールが必要となるだろう。

     なお、メジャーリーグでは先日、アストロズのフランシス・マルテスがレイエスと同じボルデノンへの陽性反応により162試合の出場停止処分を受けたばかりである。

  • カブス・ロス新監督 ブライアントを1番打者として起用へ

    2020.2.20 10:40 Thursday

     デクスター・ファウラーがフリーエージェントとなって宿敵のカージナルスへ流出して以降、リードオフマンを固定することのできていないカブスは、チームの主力打者の1人を1番打者として起用する方針を固めたようだ。キャンプ地でクリス・ブライアントと話し合いの場を設けたデービッド・ロス新監督は、ブライアントに1番打者としての起用を打診。ブライアントもリードオフマンを務めることに前向きな姿勢を示しているという。

     カブスは2017年以降の3シーズンで合計17人のリードオフマンをスタメン起用し、いずれのシーズンも最低10人が1番打者を務めてきた。2018年は合計10人で打率.302、出塁率.366、長打率.454という好成績を残したものの、ベン・ゾブリストが長期欠場してカイル・シュワーバーやジェイソン・ヘイワードらを起用した昨季は合計11人で打率.212、出塁率.294、長打率.383と成績が大幅に悪化。2番以降を打つブライアント、アンソニー・リゾー、ハビアー・バイエズらの強打を活かしきれなかった。

     「リードオフマン不在」がチームの課題であることはロスも把握しており、昨季147試合に出場して出塁率.382、四球率11.7%を記録したブライアントに白羽の矢が立った。ブライアントは昨季1度も1番打者として起用されなかったが、キャリア通算では1番打者として7試合にスタメン出場しており、打率.321、出塁率.387と上々の数字をマークしている。

     また、ロスはときどきリードオフマンを務めることのあったリゾーを2番打者として起用する方針であることも明言した。これにより、カブス打線の1~6番にはブライアント、リゾー、バイエズ、シュワーバー、ウィルソン・コントレラス、ヘイワードがこの順で並ぶことになりそうだ。ブライアントとリゾーによる「ワン・ツー・パンチ」はカブスの名物となるとともに、他球団の投手陣にとって大きな脅威となるに違いない。

  • ヤンキース・アンドゥハー 一塁と外野の守備に挑戦中

    2020.2.19 15:15 Wednesday

     2018年シーズンに大谷翔平(エンゼルス)とアメリカン・リーグ新人王の座を争ったミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)が新たなポジションの練習に取り組んでいる。一塁では内野手からの送球をすくい上げ、外野ではフライをキャッチするためにボールを追いかけている。右肩の故障によって昨季は12試合にしか出場できなかったアンドゥハーだが、守れるポジションを増やし、出場機会を確保することはできるだろうか。

     アンドゥハーは「進歩していると思うよ」と新ポジションの練習が順調に進んでいることを明らかにした。「僕はヤンキースに8~9年間所属しているけど、ずっと三塁を守ってきた。でも、今のところは良い感じに進んでいるよ。きっと上手くいくような気がしている」とアンドゥハー。自身の離脱期間中にジオ・ウルシェラが三塁のレギュラーポジションを獲得してしまったため、アンドゥハーは三塁以外のポジションを守れるようにならなければ出場機会を得ることはできない。自慢の強打を活かすために、新ポジションの練習に必死で取り組んでいる。

     アーロン・ブーン監督は、アンドゥハーについて「私には状態が良さそうに見えるよ」と語っている。指揮官は「良い冬を過ごしたんだろう。彼は試合でプレイするのが大好きだからね。昨季は故障でほとんど試合に出られなかったから、彼が健康にプレイしている姿を見ることができるのは嬉しいよ」とコメント。打率.297、47二塁打、27本塁打、92打点、OPS.855の活躍を見せた2018年から一転、わずか12試合で打率.128、0本塁打、OPS.271に終わったアンドゥハーの復活に期待を寄せた。

     ブライアン・キャッシュマンGMは正三塁手がウルシェラであることを明言しており、アンドゥハーが今季から26人に拡大されるロースターに入るためには複数ポジションを守れるようになることがカギとなる。決して守備が得意とは言えないアンドゥハーだが、開幕ロースター入りに向けた奮闘に注目したい。

  • ジャイアンツ 世界一10周年のイベントにハフを招待せず

    2020.2.19 14:05 Wednesday

     ジャイアンツは日本時間8月17日に本拠地オラクル・パークで、2010年のワールドシリーズ制覇から10周年となることを記念したイベントを開催する。しかし、ジャイアンツは2010年に本塁打とWARでチームトップの数字を記録したオーブリー・ハフをこのイベントに招待しない予定であることを発表した。これは、今オフのハフによる「他人を煽るようなツイート」が原因となっているようだ。

     ジャイアンツは声明文のなかで「今月はじめ、我々はオーブリー・ハフと連絡を取り、2010年のワールドシリーズ制覇から10周年となることを記念したイベントの参加者に彼が含まれないことを通達した」と発表。「オーブリーはソーシャルメディアにおいて、受け入れがたく、我々の組織の価値観に反するようなコメントを発信した。2010年のワールドシリーズ制覇にオーブリーが多くの貢献をしてくれたことには感謝しているが、我々は今回の決断をするに至った」とその理由を説明した。

     ジャイアンツは、ハフの政治的な価値観やそれに関連したツイートが今回のイベントに招待しない理由ではないことを明言している。政治的なツイートよりも、女性を嫌悪したり蔑視したりするようなツイートを行っていることを問題視したようだ。ハフは、ジャイアンツが史上初となるメジャーレベルでの女性コーチとしてアリッサ・ナッケンを採用することを発表した際、「元ソフトボール選手の女性から指導を受けるなんて考えられないよ。ブランドン・クロフォード、ブランドン・ベルト、バスター・ポージー、楽しんでね」と元チームメイト宛てにツイートしていた。

     ハフはジ・アスレチックの取材に応じ、今回の決定について「ショックを受けて落胆している」ことを明らかにした。2010年のハフは、157試合に出場して打率.290、26本塁打、86打点、OPS.891の好成績をマークしていたが、ジャイアンツの今回の決断は、「プロ野球選手であっても、グラウンド上での活躍以上に大切にしなければならないものがある」というメッセージであると言えそうだ。

  • 「今季注目の球種」にダルビッシュのナックルカーブが選出

    2020.2.19 13:35 Wednesday

     日本時間2月19日、メジャーリーグ公式サイトは「2020年に見るのが待ち切れない球種」を特集する記事を公開した。そのなかで真っ先に取り上げられているのが、ダルビッシュ有(カブス)のナックルカーブだ。昨季途中にカブスに加入したクレイグ・キンブレルから教わったというナックルカーブは、ダルビッシュがエース級の大活躍を見せるうえでの大きな武器となるかもしれない。

     クローザーとしては期待はずれの働きしかできなかったキンブレルだが、キンブレルがダルビッシュにナックルカーブを教えたことは、チームに大きな利益をもたらすことになるかもしれない。キンブレルのナックルカーブを魅力的に感じたダルビッシュは、キンブレルに教えを乞うことを決断。キンブレルは昨年8月、メジャーリーグ公式サイトに対して「(ナックルカーブを教えたあと)彼は僕のところへやってきて、『(ナックルカーブを)練習しているよ』と言っていた。僕は『いいね』と返した。それを実際に使おうとしているかどうかはわからなかったけどね。彼は素晴らしいよ。やろうと思ったことは何でもできてしまうんだ」と話していた。

     ダルビッシュはナックルカーブ以外にも、すでに2種類のカーブを投げており、1つは70マイル未満のスローカーブ、もう1つは75マイル前後の一般的なカーブである。ここに80マイル前後のナックルカーブを加えたことでダルビッシュのピッチングは支配力を増し、それが昨季後半戦の快投の一因となっていた。昨季、ダルビッシュのナックルカーブは空振り率47.2%、被打率.086という超一流の数字をマーク。今季もこのナックルカーブを武器に、空振りと奪三振の山を築くことになるかもしれない。

     なお、メジャーリーグ公式サイトは「注目の球種」として、ダルビッシュのナックルカーブ以外に、マックス・フリード(ブレーブス)とザック・ブリットン(ヤンキース)のスライダー、ヘスス・ルザードとA.J.プク(ともにアスレチックス)のファストボール、タイラー・ロジャース(ジャイアンツ)のカーブを挙げている。

  • 「今季のブレイク候補30人」にエンゼルス・大谷が選出

    2020.2.19 13:00 Wednesday

     MLB公式サイトでは、ウィル・レイッチが全30球団から1人ずつ「今季のブレイク候補」である若手選手を選出する記事を公開している。アンソニー・レンドンらを獲得して6年ぶりのポストシーズン進出を目指すエンゼルスからは大谷翔平が選出。レイッチが選出した30人のなかから、2年前のクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)や昨季のケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)のように、大ブレイクを遂げる選手は現れるのだろうか。

     レイッチは、大谷について「彼はポストシーズン進出を目指すチームの一員として、今季の早い段階でマウンドに戻ってくる予定だ。これは我々全員が待ち望んでいたことである」と記している。トミー・ジョン手術のリハビリを終えて二刀流を再開するのはもちろんのこと、ポストシーズン進出を目指すチームで本格的な二刀流にチャレンジするということに、レイッチは注目しているようだ。

     他のチームから選出された選手たちの顔ぶれに目を向けると、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、エロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)、ケストン・ヒウラ(ブリュワーズ)、ニック・センゼル(レッズ)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)など、ルーキーイヤーに一定の活躍を見せた選手たちの名前が目立つ。これらの選手たちがさらなる成長を遂げ、スター選手の仲間入りを果たすことが期待されている。また、昨季デビューしたギャビン・ラックス(ドジャース)は、新人王の最有力候補と目される注目の存在だ。

     レイッチが選出した「今季のブレイク候補」30人の顔ぶれは以下の通り。

    アメリカン・リーグ東部地区
    ジョン・ミーンズ(オリオールズ)
    アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)
    グレイバー・トーレス(ヤンキース)
    ブレンダン・マッケイ(レイズ)
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)

    アメリカン・リーグ中部地区
    エロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)
    オスカー・メルカド(インディアンス)
    ケーシー・マイズ(タイガース)
    アダルベルト・モンデシー(ロイヤルズ)
    バイロン・バクストン(ツインズ)

    アメリカン・リーグ西部地区
    カイル・タッカー(アストロズ)
    大谷翔平(エンゼルス)
    ラモン・ラウレアーノ(アスレチックス)
    ジャスタス・シェフィールド(マリナーズ)
    ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)

    ナショナル・リーグ東部地区
    マイク・ソローカ(ブレーブス)
    サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
    アメッド・ロサリオ(メッツ)
    スコット・キンガリー(フィリーズ)
    ビクトル・ロブレス(ナショナルズ)

    ナショナル・リーグ中部地区
    イアン・ハップ(カブス)
    ニック・センゼル(レッズ)
    ケストン・ヒウラ(ブリュワーズ)
    ミッチ・ケラー(パイレーツ)
    ディラン・カールソン(カージナルス)

    ナショナル・リーグ西部地区
    ルーク・ウィーバー(ダイヤモンドバックス)
    デービッド・ダール(ロッキーズ)
    ギャビン・ラックス(ドジャース)
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    タイラー・ビーディ(ジャイアンツ)

  • マイコラスが2度目のPRP注射 1ヶ月の出遅れが確実に

    2020.2.19 12:30 Wednesday

     日本時間2月19日、右屈筋腱痛を訴えていたマイルズ・マイコラス(カージナルス)が昨季終了後に続いて2度目のPRP注射を受けたことが明らかになった。今後3~4週間はノースローでの調整を行い、3月中旬ごろに再検査を受ける予定となっているため、マイコラスの調整は1ヶ月ほど遅れ、レギュラーシーズン開幕に間に合わないことが確実に。完治した段階でマイナーのキャンプに合流し、戦列復帰に向けた調整を開始することになると見られている。

     エースのジャック・フラハティに次ぐ先発2番手として期待されていたマイコラスの出遅れが確実となったことについて、カージナルスのマイク・シルト監督は「(PRP注射による治療は)彼が右屈筋の問題を解決し、健康にシーズンをスタートするために必要なものだったと考えている」と語り、理解を示した。マイコラスは昨季終了時にもPRP注射を受け、患部の状態は回復したと見られていたものの、キャンプがスタートしてオフの間よりも力を入れて投球した際に痛みが再発したという。なお、MRI検査の結果、靭帯へのダメージがないことが判明しており、手術による長期離脱は回避できる見込みとなっている。

     昨季の開幕投手を務め、今季が4年6800万ドルの大型契約の1年目となるマイコラスが離脱したことにより、カージナルスの先発ローテーションには2枠の空きが生まれたことになる。先発5番手の座を争うと見られていたカルロス・マルティネスと金廣鉉(キム・グァンヒョン)は、マイコラスの離脱により、ともに先発ローテーションの一員として開幕を迎えることが有力に。ただし、ジョン・ガント、ライアン・ヘルスリー、ジェネシス・カブレラ、ダニエル・ポンセデレオン、オースティン・ゴンバーらも開幕ローテーション入りを目指しており、マルティネスと金にその座が保証されているわけではない。

     フラハティ、ダコタ・ハドソン、アダム・ウェインライトに続く先発ローテーションの残り2枠をめぐる争いは、今後激しさを増していくことになりそうだ。

  • Rソックスがベテラン捕手・ルクロイとマイナー契約へ

    2020.2.19 11:50 Wednesday

     日本時間2月19日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、レッドソックスはフリーエージェントのベテラン捕手、ジョナサン・ルクロイとマイナー契約を結ぶことで合意に達したようだ。ルクロイは身体検査を経て正式に契約を結んだあと、招待選手としてスプリング・トレーニングに合流する見込みとなっており、正捕手のクリスチャン・バスケスをサポートする控え捕手の座をケビン・プラウェッキーらと争うことになりそうだ。

     レッドソックスのロン・レネキー暫定監督は、ルクロイとのマイナー契約がまだ正式に発表されていないこともあり、ルクロイについて具体的に言及することを避けた。ただし、「これだけは言える。選手層の厚さというのはとても大切なんだ。特に捕手の層の厚さは大切だ。選手層に厚みを加える動きは何でも歓迎だよ」と語り、経験豊富なベテラン捕手の加入を歓迎する姿勢を示した。

     現在33歳のルクロイは、ブリュワーズ時代の2014年と2016年にオールスター・ゲームに選出された経験があるものの、近年は年齢による衰えが顕著になりつつあり、昨季はエンゼルスとカブスで合計101試合に出場して打率.232、8本塁打、36打点、OPS.660に終わった。2014年に53本の二塁打を放つなど、全盛期には好打と好守を兼ね備えた好捕手として鳴らし、メジャー10シーズンで通算1202試合に出場して打率.274、108本塁打、OPS.751をマークしている。

     レッドソックスでは昨季、バスケスが23本塁打、OPS.798と大ブレイクを遂げ、正捕手の座を不動のものとした。バスケスと正捕手の座を争っていたサンディ・レオンが退団し、代わりにフリーエージェント市場からプラウェッキーを獲得しており、昨季インディアンスで59試合に出場したプラウェッキーが現時点では控え捕手の最有力候補となっている。ルクロイがスプリング・トレーニングで実力をアピールできれば、開幕ロースター入りのチャンスは十分にありそうだ。

  • マーリンズの新戦力・ビヤーにセンター起用プランが浮上

    2020.2.18 16:25 Tuesday

     マーリンズはオリオールズから獲得した新戦力のジョナサン・ビヤーをセンターで起用することを検討しているようだ。昨季はオリオールズで二塁と遊撃を行ったり来たりしたビヤーだが、ドン・マティングリー監督はレギュラー未定のセンターに「フィールドで最高のアスリートの1人」と評価するビヤーを起用することを検討しているという。ビヤーはメジャー7年間で8試合(うちスタメン6試合)しかセンターを守った経験がないものの、スプリング・トレーニングの出来次第ではマーリンズの正中堅手となる可能性もありそうだ。

     マーリンズは攻撃力の最大化を最優先に考えており、ビヤーのセンター起用は他の選手との兼ね合いとなる。正中堅手候補となるのは2018年1月にクリスチャン・イェリッチとのトレードでブリュワーズから獲得したルイス・ブリンソンだが、この25歳の若手外野手は2018年こそ109試合で11本塁打を放ったものの、昨季は75試合で打率.173、0本塁打、OPS.457という悲惨な成績に終わった。大きな期待を背負っていたこの「元プロスペクト」がスプリング・トレーニングでレギュラー起用に相応しい結果を残すようであれば、ビヤーは当初の予定通りに内野を守ることになるだろう。

     マーリンズの二遊間にはイサン・ディアスとミゲル・ロハスがおり、特に2年連続で規定打席に到達して昨年9月に2年契約を結んだロハスは不動のレギュラーと言える存在。23歳のディアスは昨季メジャーデビューを果たしたばかりであり、ディアスがメジャーのレベルに苦戦するようであれば、ビヤーが二塁を守る機会が増えるかもしれない。ディアスが早い段階でメジャーに適応すれば、ブライアン・アンダーソンを右翼に固定し、ビヤーは正三塁手として起用されることになりそうだ。

     昨季24本塁打&40盗塁をマークしたビヤーは、そのパワーとスピードだけでなく、ユーティリティ性の面でもマーリンズにとって貴重な戦力となっている。ビヤーは「僕はチームのためにここにいるんだ。どこでも守るつもりだよ」と力強くコメントした。

  • インディアンスがリンドーアとの契約延長交渉を継続中

    2020.2.18 14:20 Tuesday

     今オフのトレード市場における目玉の1人だったフランシスコ・リンドーアは、インディアンスとの契約延長交渉を継続しているようだ。リンドーアは以前からインディアンスへの愛着を口にしており、「インディアンスでワールドシリーズを制覇すること」が最優先であると明言している。決して資金力に恵まれた球団ではないインディアンスがリンドーアを引き留めつつ、限られた資金なかでワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作ることは簡単なタスクではないが、インディアンスはその困難なタスクに取り組もうとしている。

     リンドーアは、レギュラーシーズン開幕が近付くなかで周囲の雑音をシャットアウトし、「僕の今年の目標はインディアンスで勝つことだ」と自身の目標を明言した。「僕はここで勝ちたい。クリーブランドに居たいと思っている。ここはホームだから。多くの選手とトレードされるためにプレイしているのではない。僕は勝つためにプレイしているんだ」とリンドーア。あくまでもインディアンスでワールドシリーズを制することが最優先であると強調した。

     リンドーアが莫大な金額の契約を求めなかったとしても、インディアンスがリンドーアを引き留めるのは決して簡単なことではない。クリス・アントネッティ野球部門社長は「本当にハードなシチュエーションだよ。スモールマーケットで優勝を狙えるチームを作るのは本当に大変なんだ。もちろんリンドーアを引き留めたいし、お互いがそれ(契約延長の成立)を望んでいるけど、最大のチャレンジになるだろうね」とコメント。アントネッティはリンドーアのチームへの愛着を認識したうえで、資金力の面からリンドーアとの契約延長を決して楽観視していない。

     3月に入れば、リンドーアは契約延長交渉を一旦ストップして、レギュラーシーズンに向けた準備に集中することになるだろう。今季前半戦のインディアンスの戦い次第では、7月のトレード戦線で再び移籍の可能性が浮上するかもしれない。果たしてアントネッティは、自身が「最大のチャレンジ」と表現するリンドーアとの契約延長を無事に成立させることができるのだろうか。なお、インディアンスはリンドーアの強打を活かすべく、今季はリードオフマンではなく2番や3番を打たせる機会を増やすことも検討しているようだ。

  • ユーティリティ・プレイヤーのホルトがブリュワーズと契約合意

    2020.2.18 13:50 Tuesday

     日本時間2月18日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールが報じたところによると、ブリュワーズはフリーエージェントのユーティリティ・プレイヤー、ブロック・ホルトとの契約合意に達したようだ。契約条件の詳細は、現時点では明らかになっておらず、身体検査を経て正式に契約成立が発表される見込みとなっている。内外野兼用のユーティリティ・プレイヤーとしてレッドソックスで7シーズンにわたって活躍したホルトは、フリーエージェント市場に残る有力選手の1人となっていた。

     ホルトは現在31歳で、昨季は87試合に出場して打率.297、3本塁打、31打点、OPS.771をマーク。開幕直後に右目の角膜を損傷して2ヶ月近く戦列を離れたため、出場試合数は3ケタに届かなかったものの、打率.297と出塁率.369は自己ベストの数字だった。また、ユーティリティ性も健在で、二塁を60試合(スタメン56試合)守ったほか、一塁で11試合(同3試合)、遊撃で6試合(同3試合)、右翼で6試合(同5試合)、三塁で4試合(同3試合)、左翼で4試合(同3試合)に出場した。

     ブリュワーズの内野陣は、一塁にライアン・ブラウンとジャスティン・スモーク、二塁にケストン・ヒウラ、三塁にエリック・ソガードとジェッド・ジョーコ、遊撃にオーランド・アルシアとルイス・アルシアがおり、ライオン・ヒーリーやロニー・ロドリゲスも控えている。よって、ホルトがレギュラーとして起用される可能性は低く、レッドソックス時代と同様にチーム事情に合わせて複数のポジションを守ることになるだろう。

     ホルトは2009年のドラフトでパイレーツから9巡目(全体265位)指名を受けてプロ入りし、2012年にメジャーデビュー。同年オフにマーク・マランソンらとのトレードでジョエル・ハンラハンとともにレッドソックスに加入した。メジャー8シーズンでの通算成績は639試合、552安打、打率.271、23本塁打、OPS.714となっている。

  • ブレーブス・フリーマン「目標はワールドシリーズ制覇だけ」

    2020.2.18 12:00 Tuesday

     ブレーブスの主砲、フレディ・フリーマンはチームが再びワールドシリーズ制覇を目指す時期にきたと考えているようだ。フリーマンは「昨季もそのチャンスがあったと思っている。僕たちは良いチームだったからね。でも、自分も含めて(ポストシーズンで)実力を発揮できなかったんだ」と語り、「僕たちは再び素晴らしいチームになったと思う。(今季は)ワールドシリーズを制するか何も得られないかのどちらかだ」とワールドシリーズ制覇だけを目指していることを力強く宣言した。

     現在30歳のフリーマンは、今季を故障なく終えると通算出場試合数が1500に到達する可能性がある。ブレーブスの長い歴史において、1500試合以上に出場しているのは8人だけ(フリーマンは1346試合で球団史上12位)。しかし、オールスター・ゲーム出場4度、シルバースラッガー賞1度、ゴールドグラブ賞1度など輝かしい実績を誇るフリーマンは、ワールドシリーズどころかリーグ優勝決定シリーズに出場した経験すらない。昨季はそのチャンスだったが、レギュラーシーズン終盤に右肘を痛め、カージナルスとの地区シリーズでは本領を発揮できず、チームも2勝3敗で敗退してしまった。

     右肘のコンディションはすでに万全となっており、フリーマンが昨季のリベンジに臨む準備は整っている。今季はツインズへ移籍したジョシュ・ドナルドソンに代わってカージナルスからマーセル・オズーナが加入し、フリーマンは「彼が打線の中軸にいてくれるのは大きいよ。僕は彼のことを打率.240の打者とは考えていない。彼のおかげで僕たちの打線はさらに強力になると思う」とオズーナの加入を歓迎する。また、ロナルド・アクーニャJr.とオジー・アルビーズという若きスターコンビの活躍にも期待を寄せているようだ。

     昨季は打率.295、38本塁打、121打点、OPS.938というMVP級の大活躍を見せたフリーマン。その活躍を再現し、今季こそはチームをワールドシリーズ制覇へ導きたいところだ。

  • アストロズの右腕・マルテス 2度目のPED使用で162試合の出場停止

    2020.2.18 11:05 Tuesday

     日本時間2月18日、メジャーリーグ機構はアストロズのフランシス・マルテスがパフォーマンス向上薬(PED)の一種であるボルデノンに陽性反応を示し、メジャーリーグが定める薬物規定に違反したとして162試合の出場停止処分を科したことを発表した。マルテスは2018年8月に受けたトミー・ジョン手術からの復活を目指した昨季にも薬物規定に違反して80試合の出場停止処分を受けており、PED使用で出場停止処分を受けるのは今回が2度目となる。今回の処分により、マルテスは今季の全試合を欠場することが確定した。

     アストロズは声明文のなかで「我々の組織内では、選手たちはメジャーリーグ機構が定める薬物規定を指導されています。選手がその規定を破ってしまったことは残念です」とのコメントを発表。「フランシスが今回の経験から学び、前進してくれることを期待します。アストロズは今後もメジャーリーグの薬物規定を全面的に支持していきます」と付け加え、マルテスの「更生」に期待を寄せた。

     現在24歳のマルテスは、2014年7月末のトレードでマーリンズからアストロズに加入。2017年にメジャーデビューを果たし、この年は先発4試合を含む32試合に先発して5勝2敗、2ホールド、防御率5.80をマークした。翌2018年はマイナースタートとなり、夏場にトミー・ジョン手術を受けてシーズン終了。昨季はマイナーで3試合に登板しただけに終わり、メジャー復帰を果たすことはできなかった。今回の処分により、今季もメジャーで登板できないことが確定し、メジャー復帰は来季まで持ち越しとなる。

     マルテスは「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングで2016年に全体29位にランクインしたことのある「元プロスペクト」であり、2016年にはAA級で9勝6敗、防御率3.30、奪三振率9.41の好成績をマーク。2度目の出場停止処分を経て「更生」し、メジャーのマウンドに戻ってくることを期待したい。

  • 地区2連覇中のブレーブス 監督&GMとの契約延長を発表

    2020.2.18 10:45 Tuesday

     日本時間2月18日、ナショナルリーグ東部地区を2年連続で制しているブレーブスは、ブライアン・スニッカー監督とそれを支えるコーチ陣との契約を2021年シーズンまで延長したことを発表した。また、アレックス・アンソポロスGMが野球部門の副社長から社長に昇進し、契約が2024年まで延長されたことも併せて発表された。再建期を脱して「勝利の伝統」を取り戻しつつあるブレーブスは、チームに地区2連覇をもたらした現行体制を維持して1995年以来のワールドシリーズ制覇を目指すことになった。

     テリー・マクガーク会長は「アレックスが今後数年間、アトランタ・ブレーブスの野球部門をリードしてくれることをとても嬉しく思う」と語り、アンソポロスとの契約延長を喜んだ。「我々の組織に加わって以降、アレックスはブレーブスファンが待ち望んでいる勝利の伝統を継続してくれている」とその手腕を称え、今後への期待を寄せた。

     2017年から指揮を執っているスニッカーにアンソポロスが加わり、現行の「スニッカー&アンソポロス体制」となったのは2018年。2015年から2017年までの3年間でメジャーワースト3位となる勝率.427に終わったブレーブスは、この体制の下で勝負モードに転じ、昨季まで2年連続でナショナル・リーグ東部地区を制している。「2年連続で地区優勝していることは、ブライアンと彼のスタッフのリーダーシップやインパクトを象徴している。彼らが2021年シーズンまでブレーブスを率いてくれると知って嬉しいよ」とアンソポロスはスニッカーとの契約延長を歓迎した。

     2018年にナショナル・リーグの最優秀監督に選出され、昨季も同賞の投票で2位にランクインしたスニッカーは、契約が今季限りで満了する予定だったが、その契約が2021年まで延長されることになった。現在64歳のスニッカーは、今季がブレーブスの球団組織で過ごす44年目のシーズンとなる。今季のブレーブスは地区2連覇中の「スニッカー&アンソポロス体制」で地区3連覇、そしてワールドシリーズ制覇を目指す。

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