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  • タイガースがロマインと1年契約で合意 ヤンキース・田中の女房役

    2019.12.13 13:40 Friday

     ウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月13日、タイガースは正捕手候補の獲得に成功した。関係者によると、タイガースは1年410万ドルでフリーエージェントの捕手、オースティン・ロマインと契約合意に達したという。今季までヤンキースで田中将大の女房役を務めていた好捕手が、いよいよ正捕手の座を手にすることになるかもしれない。

     現在31歳のロマインは、2014年から2017年までタイガースで内野のユーティリティとして活躍したアンドリュー・ロマインの弟である。ヤンキースでは正捕手のゲーリー・サンチェスに次ぐ2番手捕手という扱いだったが、タイガースでは今季58試合でマスクを被ったグレイソン・グライナーとの正捕手争いが予想される。また、ロマインを獲得したことにより、タイガースはプロスペクト捕手のジェイク・ロジャースにAAA級での実戦経験を積ませることが可能になった。

     過去4シーズンにわたってヤンキースの2番手捕手を務め、70試合前後に出場してきたロマインは、今季72試合に出場して打率.281、8本塁打、35打点、OPS.748をマーク。打率、出塁率(.310)、長打率(.439)、OPSはいずれもキャリアハイの数字だった。また、定評のある守備面でも安定した働きを披露。田中とは15試合でバッテリーを組んで防御率2.70の好投を引き出し、通算でも39試合で防御率2.77と相性が良かった。

     今季のタイガースはジェームス・マッキャンの移籍によって正捕手を固定できず、スタメンマスクはグライナーの57試合が最多という状況だっただけに、ロマインには正捕手定着の期待がかかる。近年は打撃面でも成長を遂げており、守備面で本来の実力をしっかり発揮できれば、定位置獲得はそれほど難しくないはずだ。ヤンキースで多くの好投手とバッテリーを組んできた経験を活かし、タイガースの若手投手の成長に貢献することも期待される。

  • ルール5ドラフト メジャーリーグ・フェイズで11選手が移籍

    2019.12.13 13:10 Friday

     ウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月13日、ルール5ドラフトが開催され、メジャーリーグ・フェイズで11人、マイナーリーグ(AAA級)・フェイズで42人の選手が指名を受けた。メジャーリーグ・フェイズでの指名11人は2000年以降では2番目に少ない人数であり、上位5人を含む8人が右腕だった。来季からロースター枠が26人に拡大されることもあり、ルール5ドラフトの活性化を予想する声もあったが、予想通りの結果とはならなかった。ここではメジャーリーグ・フェイズで指名を受けた11人の今季の成績を紹介する。

    1巡目1位指名:ロニー・ガルシア(タイガース)
    右腕/21歳/ヤンキースから獲得
    【A+級・AA級】
    25試合(24先発)4勝13敗0セーブ 防御率4.01
    130.1回 129奪三振 45与四球 WHIP1.23

    1巡目2位指名:ブランドン・ベイリー(オリオールズ)
    右腕/25歳/アストロズから獲得
    【AA級】
    22試合(17先発)4勝5敗0セーブ 防御率3.30
    92.2回 103奪三振 41与四球 WHIP1.22

    1巡目3位指名:スターリング・シャープ(マーリンズ)
    右腕/24歳/ナショナルズから獲得
    【R級・A-級・AA級】
    12試合(12先発)5勝4敗0セーブ 防御率3.53
    58.2回 52奪三振 15与四球 WHIP1.30

    1巡目4位指名:スティーブン・ウッズ(ロイヤルズ)
    右腕/24歳/レイズから獲得
    【A+級】
    18試合(12先発)9勝3敗0セーブ 防御率1.88
    86.1回 79奪三振 33与四球 WHIP1.20

    1巡目5位指名:ヨハン・ラミレス(マリナーズ)
    右腕/24歳/アストロズから獲得
    【A+級・AA級】
    27試合(15先発)4勝7敗1セーブ 防御率3.99
    106.0回 158奪三振 74与四球 WHIP1.30

    1巡目6位指名:マーク・ペイトン(レッズ)
    外野手/28歳/アスレチックスから獲得
    【AAA級】
    118試合 打率.334 30本塁打 97打点 7盗塁
    出塁率.400 長打率.653 OPS1.053

    1巡目7位指名:ダニー・ヒメネス(ジャイアンツ)
    右腕/25歳/ブルージェイズから獲得
    【A+級・AA級】
    45試合(0先発)7勝3敗10セーブ 防御率2.59
    59.0回 93奪三振 21与四球 WHIP1.12

    1巡目8位指名:ビマエル・マチン(フィリーズ)
    遊撃手/26歳/カブスから獲得
    【AA級・AAA級】
    129試合 打率.295 7本塁打 65打点 8盗塁
    出塁率.390 長打率.412 OPS.802

    1巡目9位指名:トレバー・メギル(カブス)
    右腕/26歳/パドレスから獲得
    【A+級・AA級・AAA級】
    39試合(0先発)2勝2敗6セーブ 防御率3.86
    60.2回 87奪三振 22与四球 WHIP1.40

    1巡目10位指名:ジョナサン・アラウズ(レッドソックス)
    遊撃手/21歳/アストロズから獲得
    【A+級・AA級】
    115試合 打率.249 11本塁打 55打点 6盗塁
    出塁率.319 長打率.388 OPS.707

    2巡目11位指名:マイケル・ラッカー(オリオールズ)
    右腕/25歳/カブスから獲得
    【AA級・AAA級】
    36試合(1先発)0勝3敗1セーブ 防御率4.18
    79.2回 93奪三振 25与四球 WHIP1.32

  • ヤンキースがガードナーと1年1250万ドル+オプション1年で再契約

    2019.12.13 12:00 Friday

     関係者によると、日本時間12月13日、ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなったベテラン外野手、ブレット・ガードナーと1年1250万ドル+球団オプション1年で再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ヤンキース生え抜きのガードナーは、ヤンキースの一員としてキャリアを全うしたいとの意思を明確にしていたが、メジャー13年目となる来季も引き続きヤンキースでプレイすることになった。

     ガードナーは現在36歳。年俸950万ドルでプレイした今季は28本塁打、74打点、長打率.503で自己ベストの数字を叩き出し、その結果、OPS.829もキャリアハイを更新した。また、本職のレフトだけでなく、故障者が続出したチーム事情に合わせて100試合近くセンターも守り、打撃面のみならず、守備面での貢献度も非常に大きかった。

     MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、今回の契約でガードナーに保証される金額は、契約ボーナスが200万ドル、来季の年俸が800万ドル、2021年の球団オプションのバイアウトが250万ドルで、合計1250万ドルとなる。2021年の球団オプションが行使された場合、年俸は1000万ドルとなることが報じられている。

     レフトでメジャー有数の守備力を誇るガードナーだが、正中堅手のアーロン・ヒックスがトミー・ジョン手術を受けて少なくとも来年6月ごろまで復帰できないため、来季は正中堅手として開幕を迎えると見られる。ヒックスが復帰して本来のパフォーマンスを取り戻せば、ガードナーはセンターからレフトへ移ることになるだろう。

     サンディエゴで開催されていたウィンター・ミーティングは、日本時間12月13日に終了。ヤンキースは今オフの補強の大本命だったゲリット・コールとの巨額契約(9年3億2400万ドル)と必須事項だったガードナーとの再契約という大きな成果を手にしてサンディエゴを去ることになった。

  • メッツがさらなる先発補強 ポーセロと1年1000万ドルで合意

    2019.12.13 11:30 Friday

     メッツの先発投手補強は、マイケル・ワカとの契約合意だけでは終わらなかった。関係者によると、メッツは日本時間12月13日にフリーエージェントの右腕、リック・ポーセロと1年1000万ドルで契約合意。すでにワカも含めて実績のある先発投手を5人抱えているメッツだが、2016年にアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したポーセロを加え、先発投手の層はさらに厚みを増した。

     メッツのブロディ・バンワグネンGMは「ここ数週間の間、先発投手の層が薄いことについてたくさんの議論を交わしてきたんだ。でも、(ワカとポーセロの獲得によって)状況は一変したと思う。我々は球界で最も先発投手の層が厚いチームになったと思うよ」と自軍の補強への手応えを口にした。

     今月下旬に31歳の誕生日を迎えるポーセロは、タイガースとレッドソックスでプレイした11年のキャリアで10度の2ケタ勝利をマーク。すべてのシーズンで規定投球回をクリアし、レッドソックス時代の2016年に22勝4敗、防御率3.15の好成績でサイ・ヤング賞を受賞したほか、2018年にも17勝7敗、防御率4.28をマークしてチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。今季は14勝を挙げた一方で自己ワーストの防御率5.52に終わったものの、メッツは新投手コーチのジェレミー・ヘフナーの下でポーセロが復調できると考えているようだ。

     ジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガード、マーカス・ストローマンの三本柱は不動と見られ、スティーブン・マッツ、ワカ、ポーセロの3人で先発ローテーションの残り2枠を争うことが予想される。ただし、関係者によるとコンディション面に問題がなければメッツはワカとポーセロを先発で起用する方針であり、両投手が順調であればマッツにはブルペン転向またはトレード放出の可能性が浮上する。バンワグネンは「(先発投手陣が)みんな健康なら、次の動きを考えないといけないだろう。嬉しい悩みになるといいね」と語っており、メッツの先発ローテーション争いの行方は来年のスプリング・トレーニングで大きな注目を集めそうだ。

  • ルール5ドラフト開催 日本時間13日午前2時スタート

    2019.12.12 18:35 Thursday

     ウィンター・ミーティングの最終日となる日本時間12月13日午前2時からルール5ドラフトが開催される。これは一定の規定を満たした40人枠外の選手を他球団が獲得できる制度であり、過去には元サイ・ヤング賞投手のヨハン・サンタナ、元MVPのジョシュ・ハミルトン、シェーン・ビクトリーノ、ダン・アグラ、ホアキム・ソリア(アスレチックス)といったスター選手たちがルール5ドラフトによる移籍を経験している。今季最低勝率のタイガースから勝率順に指名が行われる。

     選手をルール5ドラフトからプロテクトするためには、18歳以下で契約した選手は5年以内、19歳以上で契約した選手は4年以内に40人枠に登録しておく必要がある。ルール5ドラフトのメジャーリーグ・フェイズで他球団の選手を獲得する場合、指名した球団は移籍金として10万ドルを支払い、獲得した選手を1年間25人枠に登録しておかなければならない。獲得した選手が25人枠から外れる場合、5万ドルと引き換えに選手を前所属球団へ返還する。

     指名はレギュラーシーズンの勝率が低いチームから行われ、今年はタイガース、オリオールズ、マーリンズ、ロイヤルズ、ブルージェイズが全体5番目までの指名権を持っている。なお、ルール5ドラフトは40人枠に空きがあるチームのみ参加可能であり、40人枠がフルに埋まっているチームは指名することができない。

     今年のルール5ドラフトで最も注目を集めているのは、「MLB Pipeline」が公開している球団別プロスペクト・ランキングでブリュワーズの3位にランクインしている先発右腕、ザック・ブラウンである。今季はAAA級で116回2/3を投げて防御率5.79に終わったものの、威力のあるカーブへの評価は高く、沈むタイプの速球と伸びのあるフォーシームを使い分けて打者を翻弄する。

     ブラウンのほかには、シンカーを武器にナショナルズのマイナーでゴロを量産したスターリング・シャープ、ドジャースのA+級で2018年に24本塁打、109打点を叩き出し、今季はAA級で打率.301をマークしたクリスチャン・サンタナなどが有力なドラフト候補となっている。ルール5ドラフトで指名された選手のなかから来季、予想外の大活躍を見せる選手が現れるかもしれない。なお、指名順は以下の通り。

    1.タイガース
    2.オリオールズ
    3.マーリンズ
    4.ロイヤルズ
    5.ブルージェイズ
    6.マリナーズ
    7.パイレーツ
    8.パドレス
    9.ロッキーズ
    10.エンゼルス
    11.ホワイトソックス
    12.レッズ
    13.ジャイアンツ
    14.レンジャーズ
    15.フィリーズ
    16.カブス
    17.レッドソックス
    18.ダイヤモンドバックス
    19.メッツ
    20.ブリュワーズ
    21.カージナルス
    22.ナショナルズ
    23.インディアンス
    24.レイズ
    25.ブレーブス
    26.アスレチックス
    27.ツインズ
    28.ヤンキース
    29.ドジャース
    30.アストロズ

  • 三塁手補強を目指すレンジャーズ ドナルドソン獲りに全力か

    2019.12.12 17:25 Thursday

     日本時間12月12日、フリーエージェントの大物三塁手、アンソニー・レンドンが7年2億4500万ドルの超大型契約でエンゼルスと合意した。これにより、レンドン獲得を目指していたレンジャーズはターゲットの変更を余儀なくされた。フリーエージェント市場に残るもう1人のスター三塁手、ジョシュ・ドナルドソンの獲得に全力を注ぐことになりそうだ。

     レンジャーズは今週、レンドンの代理人を務めるスコット・ボラスとの交渉の場を設け、レンドン獲得に向けて正式なオファーを提示したと見られている。しかし、残念ながらレンジャーズが提示したオファーはエンゼルスのものには及ばなかったようだ。エンゼルスは大物右腕のゲリット・コール(ヤンキースと契約合意)の獲得に失敗したあと、ターゲットをレンドンに変更して攻勢をかけていた。

     今オフのフリーエージェント市場における有力三塁手のうち、レンドンのほか、マイク・ムスターカスもすでにレッズとの契約を決めている。よって、ドナルドソンが「最後の大物三塁手」となり、レンジャーズとしては是が非でも手に入れたいところ。しかし、ブレーブスはドナルドソンとの再契約を目指しており、レンドンを失ったナショナルズも三塁手を必要としている。当然ながら、レンジャーズはここでも競争を強いられることになる。

     ドナルドソンは、今季ブレーブスで155試合に出場して打率.259、37本塁打、94打点、OPS.900をマーク。52試合で8本塁打に終わった前年からの見事な復活を遂げ、ナショナル・リーグのカムバック賞を受賞した。すでに34歳だが、華麗な復活を遂げたことにより、4年契約を得る可能性を指摘する声もある。

     来季から新球場のグローブライフ・フィールドがオープンするため、今オフはすでにカイル・ギブソン、ジョーダン・ライルズ、ジョエリー・ロドリゲス、ニック・グッディを獲得するなど積極的な動きを見せているレンジャーズ。補強ポイントである三塁にドナルドソンを加えることはできるだろうか。

  • ロッキーズのスター三塁手・アレナードにトレードの可能性が浮上

    2019.12.12 16:25 Thursday

     ある関係者によると、ロッキーズは自軍が誇るスター三塁手、ノーラン・アレナードへのトレードのオファーを受け付ける姿勢を見せているという。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは「ノーラン・アレナードがトレードされる可能性は極めて低い」と指摘しているが、もしトレードが実現すれば、記録的な超大型契約ラッシュに沸いたここ数日以上のインパクトを球界に与えることになるかもしれない。

     モロシはアレナードがフィットするチームとしてドジャースの名前を挙げている。ゲリット・コール(ヤンキースと契約合意)、アンソニー・レンドン(エンゼルスと契約合意)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズと再契約)の「ビッグ3」がすでに契約を決め、スーパースターはフリーエージェント市場から姿を消した。今後はフランシスコ・リンドーア(インディアンス)やクリス・ブライアント(カブス)といったトレード市場の大物たちが補強ターゲットとなるが、もちろんアレナードも候補の1人となるだろう。ただし、モロシはロッキーズが同地区ライバルのドジャースへアレナードをトレードする可能性について否定的だ。

     アレナードは7年2億3400万ドル分の契約を残しているが、レンドンが7年2億4500万ドルの契約を手にしたことを考えると、スーパースター級の三塁手を欲するチームにとって、この金額はさほど問題にはならないだろう。しかし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはアレナードが2021年シーズン終了後にオプトアウト可能であることがトレード成立への障壁になると指摘する。残り2年しか保有できない可能性がある選手に対して莫大な対価を支払う球団はないというわけだ。この点について、ヘイマンは「オプトアウトの権利を放棄させる代わりに保証される契約期間を1年プラスする」ことをアイデアとして提示している。

     直近5シーズンで3度の本塁打王、2度の打点王に輝き、メジャーデビューから7年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているアレナード。ドジャースのほか、レンジャーズ、ブレーブス、ナショナルズなど、三塁手を欲しているチームは少なくないが、トレード交渉が進展する可能性はあるのだろうか。

  • 本塁打急増に関する調査結果 原因は「縫い目の不安定さ」と発表

    2019.12.12 15:50 Thursday

     日本時間12月12日、今季の本塁打急増についてボーリング・グリーン大学のジム・アルバート博士、マサチューセッツ工科大学のペコ・ホソイ博士、イリノイ大学のアラン・ネイサン博士、ワシントン州立大学のロイド・スミス博士がメジャーリーグ機構から委託されて独立して調査した結果の報告書が公開され、打者が打球の発射角度と初速度に焦点を当て始めていることに加え、ボールの縫い目の高さの不安定さが影響を与えていた可能性があることが明らかになった。

     報告書によると、本塁打急増の原因の60%はボールの縫い目の高さの不安定さによるものであるという。縫い目が低いボールによって空気抵抗が減少し、打球の飛距離が伸びていたというわけだ。また、残りの40%は打者のアプローチの変化に由来するものであると発表されている。

     そして、空気抵抗の減少に占める縫い目の高さの不安定さの影響はおよそ35%であるという。ただし、空気抵抗が減少する原因の残りの65%については特定できなかったようだ。ボールの形状や表面の滑らかさなど、あらゆる要素が検証されたものの、空気抵抗の減少との相関は見られないとの結論に至っている。

     ただし、今回の報告書は実験室での測定から得られた結果をまとめたものであり、グラウンドの泥や球場の湿度など、他にも影響を与える可能性がある要素は存在する。ボールに付着した泥が球威に影響を与えることは判明しており、この点については調査が継続されるようだ。また、ポストシーズンで本塁打生産ペースが鈍化した原因について、今回の報告書では確固たる回答がなされていない。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「野球の変動性は、天然素材を使用した人工製品を使用していることの産物だと思う。それは野球というスポーツの魅力の一つだ」と語り、ボールによって縫い目の高さに差異があることへの理解を求めた。ひとまず調査結果が発表されたものの、シーズン中から各球団の投手たちが「ボールが飛びすぎること」への不満を漏らし、「飛ぶボール」に変わっている可能性について言及しており、今回の調査結果がすんなりと受け入れられるかどうかは微妙なところだ。

  • アストロズが正遊撃手・コレアのトレード放出を検討か

    2019.12.12 14:25 Thursday

     アストロズは来季の年俸総額がぜいたく税の対象ラインとなる2億800万ドルを超える可能性が高いことを受け、正遊撃手のカルロス・コレアをトレードで放出することを検討しているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが伝えている。なお、コレアの今季の年俸は500万ドルで、年俸調停期間2年目となる来季の年俸は「MLB Trade Rumors」によると740万ドルと予想されている。

     メジャー5年目となった今季、コレアはマッサージによる肋骨の骨折によって5月下旬から2ヶ月ほど戦列を離れ、夏場にも背中の違和感で1ヶ月ほど欠場したため、自己最少の75試合にしか出場できなかった。そのなかで打率.279、21本塁打、59打点、OPS.926をマークし、オールスター級の実力が健在であることを証明したものの、メジャー5シーズンで規定打席に到達したのは1度だけであり、常にコンディション面の不安が付きまとっている。

     来季のアストロズは、ジャスティン・バーランダーとザック・グレインキーの2人だけで6800万ドル以上、ホゼ・アルトゥーベが2900万ドル、マイケル・ブラントリーが1600万ドル、アレックス・ブレグマンとジョシュ・レディックが各1300万ドルという契約を抱えているほか、年俸調停期間のラストイヤーを迎えるジョージ・スプリンガーの年俸が2140万ドル前後まで跳ね上がることが予想されており、年俸総額がぜいたく税の対象ラインを超えるのはほぼ確実。その一方で今オフは複数の投手と正捕手の獲得を目指しており、ジェフ・ルーノウGMはトレードによる補強資金の捻出が必要であることを明言している。

     ジム・クレイン・オーナーはぜいたく税の対象ラインを超過しても構わないといった趣旨の発言をしているが、ルーノウは今オフ、どう動くのか。2012年のドラフトで全体1位指名を受けたスター遊撃手がトレードで放出されるとなれば、今オフ屈指のビッグニュースとなることは間違いない。

  • 放出か契約延長か 主力選手の処遇が注目されるカブス

    2019.12.12 14:05 Thursday

     今オフのカブスは難しい選択を強いられている。2016年のワールドシリーズ制覇に貢献した選手たちの多くがすでに年俸調停期間に突入し、年俸が徐々に高騰。今季に続いて来季も年俸総額がぜいたく税の対象ラインとなる2億800万ドルを超えるのは確実と見られており、主力選手の1~2人をトレードで放出しなければ最低限の補強すらままならない状況なのだ。そのため、今オフのカブスには常にトレードの噂が付きまとっているが、その一方でカブスは主力選手との契約延長も視野に入れているようだ。

     カブスの主力選手のうち、クリス・ブライアント、ハビアー・バイエズ、カイル・シュワーバーの3人はいずれも2021年シーズン終了後、ウィルソン・コントレラスは2022年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定である。また、2021年の球団オプション(年俸1650万ドル)の行使が確実視されるアンソニー・リゾーもブライアントらと同じタイミングでフリーエージェントとなる。

     来季の予想年俸はブライアントが1850万ドル、バイエズが930万ドル、シュワーバーが800万ドル、コントレラスが450万ドルとなっており、カブスはバイエズとの契約延長交渉を開始する一方で、ブライアントの放出を検討していることがさかんに報じられている。なお、ブライアントは意図的にメジャーデビューを遅らされた2015年の扱いについて正式な判断を待っているところであり、ブライアント側の主張が認められた場合、来季終了後にフリーエージェントとなる。

     ジェッド・ホイヤーGMは主力選手の一部と契約延長に向けた交渉を行っていることを明らかにしているが、ブライアント、バイエズ、シュワーバー、コントレラス、リゾーの全員と契約を延長するのは現実的な話ではない。次代の中心となる若手有望株の獲得を狙って主力選手のトレード放出に踏み切るのは当然の判断と言えるだろう。

     とはいえ、ポストシーズン進出を狙える位置にいるカブスが完全なるチーム解体に向かうとは考えにくい。フロント陣には短期的な戦力強化と中長期的な戦力構築のバランスを見極めたうえで、主力選手の処遇について判断することが求められそうだ。

  • 大物三塁手・レンドンが大谷の同僚に 7年2億4500万ドルで合意

    2019.12.12 12:55 Thursday

     日本時間12月12日、フリーエージェントの大物三塁手、アンソニー・レンドンが大谷翔平が所属するエンゼルスとの契約合意に至った。各メディアは総額2億4500万ドルの7年契約であることを一斉に報じている。この金額は今季までチームメイトだったスティーブン・ストラスバーグが先日ナショナルズと結んだ契約と同額となる。

     USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、今回の7年2億4500万ドルの超大型契約には全球団に対するトレード拒否権が含まれている一方、オプトアウトは含まれていないという。また、後日支払いの繰り延べ金も含まれていないようだ。敏腕代理人のスコット・ボラスは、マイク・ムスターカス(レッズ)の6400万ドル、ストラスバーグの2億4500万ドル、ゲリット・コール(ヤンキース)の3億2400万ドルに続いて大型契約を手に入れることになった。

     今季のレンドンは、ナショナルズで146試合に出場して打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010の好成績をマーク。打点王のタイトルを獲得したほか、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たし、5年ぶり2度目のシルバースラッガー賞を受賞しただけでなく、「オールMLBチーム」の1stチームに三塁手部門で選出された。

     レンドンは現在29歳。直近3シーズンはいずれも打率3割をクリアしており、直近6シーズンで20本塁打以上と80打点以上を5度ずつ記録。今季の打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010はいずれもキャリアハイの数字である。三塁の守備も安定しており、直近6シーズンで守備防御点がマイナスだったのは1度だけ。今季はゴールドグラブ賞(三塁手部門)のファイナリスト3名に名を連ねた。

     エンゼルスではマイク・トラウトと大谷の間に入って三番、あるいはトラウトと大谷に続く四番を打つことが予想される。コールの獲得には失敗したエンゼルスだが、今オフのフリーエージェント市場における最高の野手を手に入れることに成功した。

  • ドジャースが1年1000万ドルで救援右腕・トライネンを獲得

    2019.12.12 12:40 Thursday

     日本時間12月12日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ドジャースはフリーエージェントの救援右腕、ブレイク・トライネンと1年1000万ドルで契約合意に達したようだ。昨季はアスレチックスの守護神として驚異的な活躍を見せたトライネンだが、今季は大きく成績を落とし、今月初めにノンテンダーFAとなっていた。ドジャースではセットアッパーとしての起用が予想される。

     トライネンは現在31歳。アスレチックス加入2年目となった昨季は68試合に登板して9勝2敗、38セーブ、防御率0.78、被打率.158という驚異的な活躍を見せたものの、今季は右肩の不調や前年の疲労の影響もあり、57試合で16セーブ、防御率4.91、被打率.257と大きく成績を落とした。年俸調停期間のラストイヤーとなる来季は、今季の640万ドルから780万ドル前後への昇給が予想されていたが、アスレチックスはノンテンダーFAとすることを決断。予想額を大きく上回る条件でドジャースとの契約合意に至った。

     ドジャースはペドロ・バイエズ、ジョー・ケリーといった試合終盤を担う投手が安定感を欠いており、トライネンが復活を遂げれば極めて大きな戦力となる。クローザーのケンリー・ジャンセンは今季、自己ワーストの防御率3.71に終わったが、デーブ・ロバーツ監督は自軍のクローザーがジャンセンであることを明言しており、トライネンはセットアッパーとして開幕を迎えることになりそうだ。

     ドジャースは今オフ、ゲリット・コール(ヤンキースと契約合意)やスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズと再契約)といった大物投手の獲得に失敗しており、トライネンが初めての大きな補強となる。1988年以来となる悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、フリーエージェント市場やトレード市場で有力選手の獲得を狙っていることが報じられており、今後どんな大型補強が飛び出すか注目だ。

  • 韓国MVPの右腕・リンドブロムが3年900万ドル超でブリュワーズへ

    2019.12.12 12:10 Thursday

     2016年オフに韓国球界からエリック・テームズを獲得して一定の成功を収めたブリュワーズは、またしても韓国球界で大活躍した元メジャーリーガーの獲得に動いた。関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ブリュワーズは32歳の右腕、ジョシュ・リンドブロムと3年912万5000ドルで契約合意に達したようだ。ESPNのジェフ・パッサンによると、出来高も含めるとリンドブロムは1800万ドル以上を手にする可能性があるという。

     2011年にドジャースでメジャーデビューを果たしたリンドブロムは、翌2012年にドジャースとフィリーズで合計74試合に登板して22ホールド、防御率3.55をマーク。しかし、2013年はレンジャーズで8試合、2014年はアスレチックスで1試合のみの登板に終わり、2015年から活躍の場を韓国へ移した。

     韓国プロ野球のロッテジャイアンツに入団したリンドブロムは、2年連続で2ケタ勝利をマークし、その実績を引っ提げて2017年はパイレーツでメジャー復帰。ところが、4試合で防御率7.84と打ち込まれ、同年7月にはロッテに復帰して12試合で5勝を挙げた。斗山ベアーズに移籍した2018年からは素晴らしい活躍を見せ、2018年は15勝4敗、防御率2.88で最優秀防御率のタイトルを獲得。今季は20勝3敗、防御率2.50、189奪三振とさらに成績を向上させ、最多勝と最多奪三振の二冠に輝いたほか、MVPにも選出された。

     3年ぶりのメジャー復帰となるリンドブロムは、ブランドン・ウッドラフ、エイドリアン・ハウザー、エリック・ラウアーらとともに先発ローテーションの一角を担うことが期待されている。今季、韓国球界からダイヤモンドバックスに加わったメリル・ケリーは13勝14敗、防御率4.42とまずまずの成績を残しており、リンドブロムのピッチングにも注目が集まりそうだ。

     なお、ブリュワーズにはブレント・スーター、コービン・バーンズ、フレディ・ペラルタなどその他の先発候補もいるが、デービッド・スターンズGMは今オフ中に複数の投手をチームに加える方針を明らかにしており、今後さらなる補強に動くことが予想される。

  • ブルージェイズが先発右腕・ロアークと2年2400万ドルで合意

    2019.12.12 11:40 Thursday

     日本時間12月12日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ブルージェイズはフリーエージェントの先発右腕、タナー・ロアークと2年2400万ドルで契約合意に達したようだ。今オフ、ブルージェイズはトレードでブリュワーズからチェイス・アンダーソンを獲得しており、実績のある先発投手の補強はロアークが2人目となる。

     今季のブルージェイズは故障者の続出もあって21人もの先発投手を起用し、ルーキーやオープナーを起用せざるを得ないケースも多々見られた。そのため、メジャー定着後の6シーズンで30先発以上&規定投球回到達を5度マークしているロアークはチームのニーズに合致する存在であり、補強のターゲットとなっていた。

     現在33歳のロアークは、2013年にナショナルズでメジャーデビューを果たし、翌2014年に15勝10敗、防御率2.85、2016年にも16勝10敗、防御率2.83の好成績をマーク。2017年にはアメリカ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシックに参加し、準決勝の日本戦で4回2安打無失点の好投を披露した。

     2017年は自身3度目の2ケタ勝利となる13勝をマークしたが、翌2018年は自己ワーストの15敗を喫し、同年オフにトレードでレッズへ移籍。今季はレッズとアスレチックスで合計31試合に先発して165回1/3を投げ、10勝10敗、防御率4.35、158奪三振という成績だった。

     ロアークの獲得が今オフのフリーエージェント市場における初めての補強となったブルージェイズだが、投打ともに穴は多く、今後もさらなる補強に動くと見られている。先発ローテーションも新加入のロアークとアンダーソン、復活を目指すマット・シューメイカーで3枠は確定しているものの、残り2枠は若手投手による競争も含めて流動的であり、ロアークのような計算できるベテラン投手をさらに加える可能性もありそうだ。

  • ロッキーズが救援右腕・オバーグと契約延長 3年1300万ドル

    2019.12.12 11:10 Thursday

     日本時間12月12日、ロッキーズは救援右腕、スコット・オバーグとの年俸調停を回避して3年1300万ドル+オプション1年で契約を延長したことを発表した。オバーグは現在29歳で、メジャー5年目の今季は49試合に登板して防御率2.25の好成績をマーク。2023年の球団オプションの金額は800万ドルであることが報じられているが、オバーグの活躍次第ではオプションも含めて最大4年2600万ドルとなる可能性があるようだ。

     2015年にメジャーデビューを果たしたオバーグは、来季が年俸調停期間2年目のシーズンとなる。そのため、今回の3年契約は年俸調停期間の最後の2年とフリーエージェント期間の最初の1年をカバーするものであり、球団オプションが行使された場合、オバーグが初めてフリーエージェントとなるのは2023年シーズン終了後となる。

     メジャー最初の3シーズンで防御率5.05に終わったオバーグは、2018年に56試合で8勝1敗、14ホールド、防御率2.45の好成績をマーク。今季も前年同様の安定したパフォーマンスを披露し、一時は不調のウェイド・デービスに代わってクローザーにも抜擢され、49試合で6勝1敗、5セーブ、8ホールド、防御率2.25をマークした。しかし、右腕の血栓の影響により8月中旬でシーズン終了。ただし、ロッキーズのジェフ・ブリディッチGMはオバーグが万全の状態に回復していることを明らかにしている。

     来季のロッキーズはクローザーのデービスが3年5200万ドルの大型契約のラストイヤーを迎えるが、バド・ブラック監督はクローザーを誰に任せるかを明言していない。ブラックは「競争させるつもりだよ」と話しており、スプリング・トレーニングでより優れたパフォーマンスを見せた投手に9回を任せることになりそうだ。

     着実に成長を遂げ、直近2年間はブルペンの中心として見事なピッチングを見せているオバーグ。来季以降も契約延長に応える好投を期待したい。

  • メッツが先発5番手を確保 右腕・ワカと1年300万ドルで合意

    2019.12.12 10:40 Thursday

     ザック・ウィーラーがフリーエージェントとなって同地区ライバルのフィリーズへ流出したメッツは、先発ローテーションに空いた穴を埋め得る存在の獲得に成功したようだ。日本時間12月12日、メッツはカージナルスからフリーエージェントとなった先発右腕、マイケル・ワカと1年300万ドルで契約合意。2015年に17勝をマークするなど通算59勝の実績を誇る右腕が先発5番手としてメッツに加入する。

     MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、ワカに保証されている金額は300万ドルだが、来季の成績に応じて最大700万ドルの出来高が設定されており、ワカは最大1000万ドルを受け取る可能性があるという。メッツはまだワカとの契約を正式に発表しておらず、身体検査を経て、契約成立が正式にアナウンスされる見込みとなっている。

     現在28歳のワカは2012年のドラフトで全体19位指名を受けてカージナルスに入団。翌2013年に早くもメジャーデビューを果たし、メジャー3年目の2015年には自己最多の17勝をマークするなどメジャーを代表する若手先発右腕として順調に成長を遂げていた。しかし、その後の4年間は肩、腹斜筋、膝といった相次ぐ故障に悩まされ、2ケタ勝利は2017年(12勝)の1度だけ。今季も29試合(うち24先発)に登板して126回2/3を投げ、6勝7敗、防御率4.76、104奪三振という不本意な成績に終わった。

     わずか15先発に終わった2018年に4月から6月にかけて8連勝を記録したように、コンディションさえ万全であれば先発5番手の枠にとどまらない活躍を期待できるだけに、新天地メッツでの完全復活に期待したい。

     なお、ワカを獲得したことにより、メッツの先発ローテーションの顔ぶれはジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガード、マーカス・ストローマン、スティーブン・マッツ、ワカの5人で確定。セス・ルーゴとロバート・グセルマンにも先発5番手の座を競わせる構想があるようだが、最終的には今季同様にブルペンに回ることになるだろう。

  • ヤンキース・コール 年平均3600万ドルはメジャー史上最高額

    2019.12.11 18:30 Wednesday

     日本時間12月11日、今オフのフリーエージェント市場における最大の目玉選手であるゲリット・コールが9年3億2400万ドルという超大型契約でヤンキースと合意した。契約総額はナショナルズと再契約を結んだスティーブン・ストラスバーグの7年2億4500万ドルを上回る投手史上最高額。年平均額3600万ドルは投手のみならず、野手を含めてもメジャーリーグ史上最高額となった。

     メジャーリーグ史上に残る超大型契約の内訳は、毎年3600万ドルが9年間支払われ、ストラスバーグなど一部の大型契約に見られる後日支払いの繰り延べ金も含まれていないという。また、全球団に対するトレード拒否権が付与され、契約5年目となる2024年のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)が可能となっているようだ。

     選手の契約情報に詳しいサイト「Cot’s Baseball Contracts」によると、総額3億2400万ドルは、フリーエージェント選手の契約としては昨オフにフィリーズと契約したブライス・ハーパー(総額3億3000万ドル)に次いで史上2位。在籍球団との契約延長を含めても、コールを上回るのはエンゼルスのマイク・トラウト(総額4億2650万ドル)とヤンキースのジャンカルロ・スタントン(総額3億2500万ドル:契約延長時はマーリンズ在籍)だけであり、史上4位の巨額契約となっている(投手では史上最高額)。また、年平均3600万ドルは、トラウトの約3550万ドル(12年4億2650万ドル)を上回って史上最高額であり、文字通りメジャーリーグの歴史に残る凄まじい契約となった。

     現在29歳のコールは、2024年シーズン終了時には34歳になっており、オプトアウトの権利を行使してフリーエージェントになったとしても、4年1億4400万ドルの残り契約を上回るオファーを得るのは難しいだろう。よって、コールは38歳となる2028年までヤンキースでプレイすることが確実になったと言える。「終身契約」とも言える今回の9年契約の期間中に、コールは何度のワールドシリーズ制覇をヤンキースにもたらすことができるのだろうか。

  • Rソックス・プライス 先発投手補強目指す球団からの関心を集める

    2019.12.11 17:25 Wednesday

     フリーエージェント市場から有力な先発投手が次々に消えている状況は、年俸総額削減を目指すレッドソックスにとって追い風になるかもしれない。ESPNのジェフ・パッサンによると、複数のチームがレッドソックスの先発左腕、デービッド・プライスのトレードでの獲得を検討しており、MLB公式サイトのマーク・フェインサンドも同様の事実があることを報じている。先発投手の補強を目指すチームはトレード市場にも目を向け始めているようだ。

     フリーエージェント市場からはゲリット・コール、スティーブン・ストラスバーグの「ビッグ2」のみならず、ザック・ウィーラーやコール・ハメルズらも姿を消した。コールやストラスバーグの獲得に失敗したチームはエース級の先発投手を確保すべく、プライスのトレードについてレッドソックスに問い合わせを始めているという。

     従来の投手史上最高額の契約(7年2億1700万ドル)を手にしたプライスは、まだレッドソックスとの契約を3年残している(各年3200万ドル)。レッドソックスは現時点で2億2000万ドル前後と予測される年俸総額をぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以内まで削減することを目指しており、プライスの放出に成功すればその目標は一気に達成される。

     コール獲得の最有力候補の1つだったエンゼルスは、有望株とのセットでベテラン内野手のザック・コザートを放出してまで「コール資金」を準備していたため、エース候補としてプライス獲得に動く可能性があると見られている。プライスが2008年のメジャーデビューから2014年途中のタイガース移籍まで、ジョー・マドン監督(当時レイズ監督、来季からエンゼルス監督)の下でプレイしていたこともプラスに作用するかもしれない。

     今季は故障の影響もあって22先発で7勝5敗、防御率4.28と不本意なシーズンを過ごしたプライスだが、2009年から2016年まで8年連続2ケタ勝利、2018年にも16勝をマークするなど実績は十分。すでに34歳という年齢は不安材料ではあるものの、獲得可能なエース級の先発投手は限られており、今後の注目株となりそうだ。

  • ドジャースが先発投手補強のターゲットをバムガーナーに変更

    2019.12.11 16:25 Wednesday

     ゲリット・コール(ヤンキースと契約合意)の獲得に失敗したドジャースは、先発投手補強のターゲットを同地区ライバルのジャイアンツからフリーエージェントとなった左腕、マディソン・バムガーナーに変更したと見られる。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタールが伝えている。

     ナショナル・リーグ西部地区で7年連続優勝し、クレイトン・カーショウとウォーカー・ビューラーの左右の両エースのほか、前田健太、フリオ・ウリアス、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイなど多くの先発候補を抱えているドジャースだが、地区優勝にとどまらず1988年以来となる悲願のワールドシリーズ制覇を成し遂げるためには、先発投手の補強が必要であると感じているようだ。

     コールのほか、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズと再契約)、ザック・ウィーラー(フィリーズと契約)がフリーエージェント市場から消えた今、自軍からフリーエージェントとなった柳賢振(リュ・ヒョンジン)とバムガーナーが市場に残るトップ級の先発投手となっており、ドジャースはバムガーナーの獲得を目指す一方で、柳との再契約にも関心を示している。

     2010年、2012年、2014年と3度のワールドシリーズ制覇に貢献し、ジャイアンツのエース左腕として活躍してきたバムガーナーは現在30歳。今季は34試合に先発して207回2/3を投げ、9勝9敗、防御率3.90、203奪三振をマークした。故障に泣いた過去2年から復活を遂げ、惜しくも2ケタ勝利には届かなかったものの、3年ぶりに200投球回と200奪三振をクリア。キャリアで初めてフリーエージェントとなった今オフ、総額1億ドル以上の契約を狙っていることが報じられている。

     一方、現在32歳の柳は、今季29試合に先発して182回2/3を投げ、14勝5敗、防御率2.32、163奪三振の好成績で最優秀防御率のタイトルを獲得。オールスター・ゲームに初選出され、韓国人投手として初めてオールスター・ゲームの先発を務めた。

  • Wソックスがレンジャーズとのトレードでマザーラを獲得

    2019.12.11 15:25 Wednesday

     関係者がMLB公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるT.R.サリバンに伝えたところによると、ホワイトソックスはレンジャーズとのトレードで強打の外野手、ノマー・マザーラを獲得することに成功したようだ。サリバンは交換要員として、レンジャーズがプロスペクト外野手のスティール・ウォーカーを獲得する見込みであることを報じている。その後、両球団から1対1の交換トレードが正式に発表された。

     2016年に20歳でメジャーデビューを果たしたマザーラは、この年から3年連続で20本塁打をマーク。メジャー2年目の2017年には自己最多の101打点を叩き出した。しかし、本格的なブレイクのときを迎えるには至らず、今季は自己最少の116試合の出場にとどまり、本塁打も初めて20本に届かなかった(19本)。ただし、打率.268と長打率.469は自己ベストの数字であり、その結果、OPSでも自己ベストの.786をマークしている。

     マザーラの魅力はなんといってもパワー満点の打撃であり、今季はStatcast導入後メジャー最長飛距離となる505フィートの特大アーチも放っている。しかし、唯一の長所である打撃で伸び悩みが続いており、年俸調停期間2年目に突入して今季年俸330万ドルからの昇給(「MLB Trade Rumors」の予想では570万ドル)が見込まれていることもあって、レンジャーズはトレードでの放出を画策していた。

     ホワイトソックスのリック・レンテリア監督は、マザーラについて「彼はパワフルな男だよ」と語っている。左投手を苦手としていることもあり、新天地ホワイトソックスではスイッチヒッターのレウリー・ガルシアと併用される可能性もありそうだ。

     一方、レンジャーズへ移籍するウォーカーは23歳の外野手で、2018年ドラフト2巡目指名でホワイトソックスに入団。今季はA級とA+級で合計120試合に出場し、打率.284、10本塁打、62打点、13盗塁、OPS.811をマークした。

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