【戦評】青木3安打!アストロズが50勝一番乗り
2017.6.23 15:37 Friday

日本時間6月23日のアスレチックス戦。2回表に8点をあげるなど、2回までに大量10点をリードしたアストロズがアスレチックスの反撃をなんとか凌ぎ、両リーグ最速で50勝に到達した。
1回表の第1打席で死球を受けた1番ジョージ・スプリンガーが代走を送られて交代し、ホゼ・アルトゥーベが欠場する中でも、アストロズ打線の破壊力は健在だった。どこからでも点が取れるアストロズ打線がアスレチックス先発のジェシー・ハーンに襲いかかり、1回表は無死満塁からの連続犠牲フライで2得点。2回表には打者11人を送り込む猛攻を見せ、スプリンガーの代走として途中出場したジェイク・マリズニックの10号スリーラン、6番マーウィン・ゴンザレスの13号スリーランなどで大量8点を追加した。
5回以降はアスレチックスの反撃に遭い、8回裏には4本の二塁打に四球や暴投が絡んで6点を奪われて12-9と3点差に追い上げられたものの、最後は万能リリーバーのクリス・デベンスキーが三者連続三振で締めて試合終了。「9番・レフト」で先発出場した青木宣親も今季3度目となる1試合3安打を記録し、チームの50勝到達に貢献した。
「シーズンが終わるまで何も安心できないけど、こんなに早く50勝に到達できたのは素晴らしいことだね」とA.J.ヒンチ監督だが、「40勝だろうが、50勝だろうが、そんなにいろいろと語ることはない。我々はできる限り多くの白星を手にできるように、前進し続けるだけだよ」と気を引き締めていた。
古巣アスレチックスを相手に7号ソロを含む3長打を放つ活躍を見せた2番ジョシュ・レディックは「古巣と対戦する時は、いつだって良いプレイをしたいものだよ」と自身の活躍に満足げ。「たとえ4打数ノーヒットだろうと、4打数4安打だろうと、試合に勝つことが一番楽しいんだ。だから今日は良かったよ」とシーズン50勝目を振り返った。
2位マリナーズに12.5ゲーム差をつけア・リーグ西部地区の首位を独走するアストロズ。リーグ内には40勝に到達しているチームすら僅か1つしかない(レッドソックス40勝)。今後はポストシーズンを勝ち抜くことを考えて、不安の残る投手陣の補強に動くことになりそうだ。
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