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ナショナルズがドゥーリトルとマドソンを獲得

2017.7.17 10:57 Monday

 オールスターが終了し、7月末までのトレード期間までに各球団とも補強を目指している。先日はカブスがホワイトソックスからホゼ・キンターナを獲得し、先発陣の強化に成功した。そのキンターナは日本時間7月17日のオリオールズ戦で登板し、7回12奪三振無失点で移籍後初勝利を挙げた。その一方でナ・リーグ東地区1位のナショナルズはアスレチックスからショーン・ドゥーリトルとライアン・マドソンをトレードで獲得した。

 ドゥーリトルは30歳の左腕投手でアスレチックスではリリーフを務め、今季は23試合に登板して1勝3セーブ 防御率3.38の成績を残している。セーブ数こそ少ないものの、2014年には22セーブを挙げた実績を持つ。また、マドソンは36歳の右腕投手で今年は40試合で2勝4敗1セーブ 防御率2.06を記録。通算では86セーブとこちらも抑え経験十分な投手だ。

 今年のナショナルズはチーム打率.279をはじめ、515得点など打撃成績ではナ・リーグトップの成績を記録しているものの、一方のリリーフ防御率は5.31とリーグ最下位に落ち込んでいる。特にシーズン前から守護神が固定できず、セーブ失敗数はナ・リーグワースト3位の「14」を数える。この状況を改善しようと7月初旬には通算437セーブを誇る「K・ロッド」ことフランシスコ・ロドリゲスとマイナー契約を結ぶも、メジャー昇格とはならず日本時間7月17日に1Aチームで解雇通告している。

 今回のトレードではナショナルズは見返りとしてリリーフ陣の一角を担っていたブレイク・トライネンと2人の有望選手を放出した。チームのマイク・リゾGMによると「我々はトレード期限までにするべきことを終えた」と言及しつつも選手調査は継続して行っていくという。

 念願の守護神経験がある選手らの獲得に成功したナショナルズ。現在も地区首位を維持しているが、今後の戦いのことを考慮してもドゥーリトルとマドソンの活躍こそが後半戦を勝ち抜くカギとなってくる。連覇に向けてチームに心強い味方を得た。


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