レッドソックスの有望株ディバースがメジャー昇格へ
2017.7.24 10:37 Monday
昨年8月2日にメジャー昇格を果たしたアンドリュー・ベニンテンディに続き、レッドソックスのトップ・プロスペクトが2年連続で真夏にデビューすることになりそうだ。レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長は日本時間7月24日の試合後、ラファエル・ディバースをメジャーに昇格させることを発表した。
ディバースはドミニカ共和国出身の20歳の三塁手。2013年8月にレッドソックスと契約し、2014年はルーキー級、2015年はA級、2016年はAアドバンス級と順調にマイナーの階段を上り、今季はAA級で開幕を迎えた。ここで77試合に出場して打率.300、18本塁打、OPS.944としっかり結果を残し、フューチャーズ・ゲーム後にAAA級へ昇格。ここでも9試合に出場して打率.400、2本塁打、OPS1.047と好成績を残し、あとはメジャー昇格を待つのみとなっていた。
ドンブロウスキー野球部門社長によると、MLB全体12位のプロスペクトであるディバースは明日(日本時間7月25日)から始まる敵地でのマリナーズ3連戦でメジャーのロースターに登録される見込み。ジョン・ファレル監督はディバースを先発出場させることを示唆しており、デビュー戦で2010年サイ・ヤング賞右腕のフェリックス・ヘルナンデスと対戦することになる。ドンブロウスキー野球部門社長は「彼に必要以上のプレッシャーをかけるつもりはない。彼はおそらく打線の下位を打つことになるだろう。自分らしく、彼のできることをやってくれればいいさ」と語っている。
レッドソックスは三塁手の補強を目指してトッド・フレイジャーの獲得に動いていたが、同地区ライバルのヤンキースに攫われ、三塁手補強は失敗。また、パブロ・サンドバルをDFAの末にリリースした。現在は三塁をデベン・マレーロとブロック・ホルトの2人で賄うような形になっているが、今後は主にディバースが起用されることになりそうだ。まずはトレード期限までの1週間で、現段階のディバースがメジャーで通用するかを見極めることになる。「無理に三塁手を補強しなくて良かった」と思わせるような活躍に期待したい。
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