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ブリュワーズが中継ぎ右腕・スウォーザックを獲得

2017.7.26 10:29 Wednesday

 後半戦に入ってからやや元気のないブリュワーズだが、ポストシーズン戦線に踏みとどまるために戦力補強に動いている。日本時間7月26日、ホワイトソックスへ25歳の外野手、ライアン・コーデルを放出し、アンソニー・スウォーザックを獲得するトレードが成立した(記事公開時点では公式発表なし)。

 スウォーザックは今年1月にマイナー契約でホワイトソックスに加入し、開幕ロースター入り。開幕から15試合連続無失点を記録するなど、ここまで41試合に登板して4勝3敗1セーブ、防御率2.23の好成績をマークし、31歳にしてキャリアハイのシーズンを過ごしている。ブリュワーズはクローザーのコリー・クネーベルが驚異的なペースで奪三振を積み重ね、セットアッパーのジェイコブ・バーンズやジャレッド・ヒューズも頑張ってはいるものの、救援防御率4.23はリーグ9位と今一つ。開幕から安定感のある投球を続けているスウォーザックの加入は戦力アップになるとともに、クネーベル、バーンズらの負担を軽減してくれることだろう。

 一方、ホワイトソックスへ放出されることになったコーデルはAAA級でプレイする25歳の外野手。昨年9月にジョナサン・ルクロイが絡んだトレードの後日指名選手としてレンジャーズからブリュワーズへ移籍し、今季はAAA級で68試合に出場して打率.284、10本塁打、OPS.855という成績を残している。ブリュワーズにはルイス・ブリンソン、ブレット・フィリップスという外野のトップ・プロスペクトがおり、正右翼手のドミンゴ・サンタナも少なくとも2021年まで保有可能。ブリュワーズではポジションに空きがない状況だったため、このトレードはコーデル自身にとっても悪い話ではないと思われる。

 ブリュワーズはブルペンの戦力アップに成功し、ホワイトソックスはマイナー契約で拾った31歳の中継ぎ投手との交換でメジャー昇格が目前に迫った若手外野手を手に入れることができた。少なくとも現時点では両球団にとってメリットのあるトレードだと言えそうだ。


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