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ブレーブス 有望株・スワンソンがAAA級降格へ

2017.7.27 13:09 Thursday

 ブレーブスは日本時間7月27日の試合後、ダンズビー・スワンソンとアーロン・ブレアをAAA級グウィネットへ降格されたことを発表した。正遊撃手として期待され、新人王候補に挙げる声もあったスワンソンだが、その大きな期待に応えることはできず、出直しを強いられることになった。

 2015年のドラフトでダイヤモンドバックスから全体1位指名を受けてプロ入りし、同年12月にシェルビー・ミラーらとの3対2のトレードでエンダー・インシアーテ、ブレアとともにブレーブスに加入したスワンソン。プロ2年目となった昨年8月にメジャーデビューを果たし、38試合に出場して打率.302、3本塁打、OPS.803の好成績をマークしたため、今季は正遊撃手&新人王候補として期待されていたが、ここまで95試合に出場して打率.213、6本塁打、OPS.599と不振に苦しんでいた。

 スワンソンは4月の月間打率が.156、5月が.216と開幕から調子が上がらず、6月に.306と復調したかに思われたものの、7月は.125の大不振。ヨハン・カマルゴが台頭してきたこともあり、7月に入ってからはスタメンの座を明け渡すことも多くなっていた。

 スワンソンは昨季、Aアドバンス級からAA級を経て、飛び級でメジャーへ昇格。AAA級を経験せず、AA級でも84試合で打率.261、OPS.745と満足のいく成績を残せていなかったため、メジャー昇格は時期尚早ではないかという声も上がっていた。メジャー昇格後に結果を残したため、一時的にそのような声は聞かれなくなっていたものの、今季の成績を見る限り、やはりメジャー昇格は時期尚早だったのだろう。

 今後はAAA級で実戦経験を積みながら、主に打撃面でメジャーで通用する技術を身につけていくことになる。挫折を経験せずにスーパースターの座へ登り詰めていく選手など滅多にいないだけに、スワンソンにもこの挫折を乗り越え、スター選手へと成長を遂げてくれることを期待したい。


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