先発補強のヤンキース 新人左腕・モンゴメリーがAAA級降格
2017.8.7 10:50 Monday
7月末にアスレチックスから右腕ソニー・グレイ、ツインズから左腕ハイメ・ガルシアを獲得し、田中将大、ルイス・セベリーノ、CCサバシア、ジョーダン・モンゴメリーと合わせて先発投手6人を抱えていたヤンキース。球団は開幕直後にメジャーデビューを果たし、先発ローテーションの一角を担っていた新人左腕をAAA級へ降格させることを決断した。
4月12日のレイズ戦でメジャーデビューを果たしたモンゴメリーは、支配的ではないものの大崩れの少ないピッチングで今季ここまで21試合に先発して7勝6敗、防御率4.05をマーク。6月には5先発で4勝0敗、防御率2.59という素晴らしいピッチングを見せた。しかし、疲れが見え始めたのか、7月は6先発で防御率5.90と失速。8月5日のインディアンス戦では5回までに7三振を奪い、被安打3、失点1という好投を見せたものの、リリーフ陣の登板間隔が空いていたため、65球を投げただけで降板を命じられていた。
ヤンキースはモンゴメリーに投球イニング制限を設けているかどうかを明言していないが、昨季マイナーのレギュラーシーズンとポストシーズンで計152イニングを投げたのが自己最多であるモンゴメリーは、今季マイナーで5イニング、メジャーで115.2イニングを投げており、このまま先発ローテーションの一角として投げ続ければ今月中にも昨季の投球イニングを上回ってしまう。球団としては来季以降も先発ローテーションの一角を担う存在であるモンゴメリーに必要以上の負担をかけることを避けたいという思惑もあるのだろう。
2投手の加入について問われたモンゴメリーは「素晴らしいよ。僕たちは優秀な投手を2人も手に入れた。彼らは僕たちの戦いを大いに助けてくれると思うよ。僕たちはより良いチームになったんだ」と2投手の加入を歓迎。先発ローテーションの一角として奮闘してきた新人左腕からバトンを受け取った2投手がヤンキースをポストシーズンへ導くことができるのか。ヤンキースの今後の戦いに注目したい。
関連ニュース
関連動画
7月30日 圧巻の投球! 田中がメジャー自己最多の14奪三振
7月29日 田中を強力援護! ジャッジの33号本塁打
7月28日 アーロン・ジャッジ サヨナラの輪の中で歯が欠ける
7月28日 ガードナーのサヨナラ弾 「不敗神話」継続中!
7月22日 後半戦待望の一発 ジャッジが今季31号本塁打