併殺打のはずが… ダブルエラーでベース一周
2017.8.21 15:29 Monday

「とても幸運だった」とマーカス・セミエン(アスレチックス)は振り返ったが、日本時間8月21日に行われたアスレチックス対アストロズの一戦で併殺打になるはずのショートゴロが「ランニング本塁打」になってしまうという珍しいプレイがあった。
1回表のアスレチックスの攻撃。先頭のブーグ・パウエルがライトへのヒットで出塁し、無死一塁でセミエンに打席が回ってきた。セミエンの打球は三遊間へのゴロ。ショートのアレックス・ブレグマンがこれを捕球し、二塁封殺を狙ったものの、送球が逸れ、この間に一塁走者のパウエルは一気にホームイン。ライトのジョシュ・レディックからの返球をカットした一塁のマーウィン・ゴンザレスは三塁を狙ったセミエンを刺すために三塁へ送球したが、これが再び悪送球となり、セミエンも生還してアスレチックスが2点を先制した。記録はもちろんランニング本塁打ではなく、ショートへの内野安打+ブレグマンのエラー+ゴンザレスのエラー。「一塁走者の足が速いとショートは焦っちゃうんだよ」とセミエンが語ったように、パウエルの快足が生んだ「ランニング本塁打」だった。
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