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地区優勝を決めたナショナルズ 今後のプランは?

2017.9.13 11:35 Wednesday

 開幕から安定感のある戦いを続け、両リーグ一番乗りで地区優勝を決めたナショナルズ。レギュラーシーズンはまだ18試合残っており、球団史上初のワールドシリーズ出場に向けて、この期間を利用して準備を進めていくことになりそうだ。

 ダスティ・ベイカー監督に求められることは次の2つだ。1つ目は選手のコンディション管理をしっかり行い、万全のチーム状態でポストシーズンを迎えること。2つ目は勝率でドジャースを抜き、ポストシーズンにおけるホームフィールド・アドバンテージを確保すること。ベイカー監督は「当初の予定どおりに戦い続けるよ。試合に勝ち続けて、良い流れをキープしないとね」と気を引き締めていた。

 最優先事項はポストシーズンに向けて、選手のコンディションを整えることだろう。日本時間8月29日に戦列復帰を果たしたばかりのジェイソン・ワースは左肩の状態に不安を抱えており、6試合で計20打数ノーヒットに終わった後、欠場が続いている。左膝の故障により戦列を離れているブライス・ハーパーの復帰時期も、ポストシーズンにおけるナショナルズの戦いを大きく左右するに違いない。ベイカー監督によるとハーパーは着実に復帰に向けて前進しており、近日中にも野球活動を再開する見込みだという。

 そして、各選手に適度な休養を与えつつも、ポストシーズンにおける戦いを少しでも有利にするために戦い続けなければならない。ポストシーズンではレギュラーシーズンの勝率が高い球団にホームフィールド・アドバンテージが与えられるからだ。日本時間9月12日の全試合が終了した時点でナショナルズの勝率.615はメジャー2位。メジャー1位のドジャースとは3.5ゲーム差である。ドジャースを上回ってメジャー1位の勝率でレギュラーシーズンを終えれば、ポストシーズンの各ラウンドでホームフィールド・アドバンテージを得ることができる。しかし、大型連勝中のインディアンスや8月末に戦力補強に成功したアストロズも僅差で後を追っており、全く気の抜けない状況だ。球団史上初のワールドシリーズ出場、そしてワールドシリーズ制覇に向けて、できる限り多くの白星を積み重ねていくことが必要になる。

 地区優勝はワールドシリーズ制覇に向けてのスタートラインに立ったことを意味するに過ぎない。22年の監督生活の中で一度もワールドシリーズ制覇の経験がないベイカー監督には、的確な舵取りが求められることになるだろう。


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